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2004年参院選スレ
1268
:
とはずがたり
:2006/10/07(土) 21:30:43
田舎だから昔から投票率が高いと思ってましたが意外にも「1960年代ごろから林業が衰退し、土木業が中心になるにつれ、60〜70%だった投票率は80、90%と上がった」んですな。衰退が土木業=自民党依存を生みだしたのか。
投票率全国一続く利賀村 <とやま参院選04>
http://www2.asahi.com/2004senkyo/localnews/TKY200407040208.html
利賀村は国政選挙の投票率で全国一が続いている。いずれも選挙区で01年参院選97.73%(全国平均56.44%)、03年衆院選96.24%(同59.86%)。だが、11月に合併で南砺市となり、衆院解散などがない限り、村としては最後の国政選挙となる。なぜ村民の選挙への関心は、これほど高いのか。
利賀村の有権者数は約770人。03年衆院選で棄権したのは、たった29人だった。「病人や高齢者以外は投票に行く」と村民は口をそろえる。
「何もしなくても投票していただけるので……」。村選管も投票率アップのための啓発活動には力を入れていない。
●林業から土木へ
元々は林業の村。出稼ぎに行く人も多かった。「昔の生活は苦しかった。多くの人が村を出ていった」と、坂上地区の区長をする米倉毅さん(68)は振り返る。
1960年代ごろから林業が衰退し、土木業が中心になるにつれ、60〜70%だった投票率は80、90%と上がった。自民党支持が断トツで、03年衆院選比例区では投票者の8割が自民に入れた。
利賀村は山に囲まれている。冬は深い雪に閉ざされ、かつては隣の八尾町や井波町に行く途中に、雪崩に遭って亡くなる人も多かった。
しかし、国の補助事業で幹線道路やトンネル、ダムが造られた。村商工会の野原基外事務局長(55)は言う。「政治家に陳情する時、村を気にしてもらうには高い投票率が必要だった」
●「村良くしたい」
村に住む郷土史家の浦辻一成さん(48)は「村民には村を良くしたいという切実な願いがあり、政治はそれに応えてくれるという思いがある。だから関心が高い」と分析する。
「村を良くしたいから投票に行く」と村民は口々に言う。都市部での投票率低下が理解できない。米倉さんは「成人した東京の孫が投票に行かなかったら、きっちりしぼってやる」。
投票したかどうかも、すぐにわかってしまう。他の町から引っ越してきた女性は、「後で『投票しなかったの?』などと言われるのも嫌だし」。
●合併で埋没不安
11月の合併を控え、地区の集会では区長が「最後だからしっかり投票を」と訴える。合併すれば「旧利賀村」の投票率の高さは、ほかの旧町村に埋没する可能性が高い。
「利賀の声が、今までのように政治に届かなくなるかもしれない」。村役場の職員(40)は心配する。でも、今回の参院選を含め、今後も投票には行くつもりだ。「習性みたいなものですから」
(07/04)
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