16年度社債発行額は過去最大の11兆5089億円、前年度から65%増加
「前向きで戦略的な資金」の調達が増加、金利低下追い風-みずほ証
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2016年度の社債引き受けランキングでトップだったみずほ証券は、今年度も社債発行が好調とみており、引き受け業務の担当者を2桁増員する考えだ。
ブルームバーグのデータによると、16年度の国内社債発行総額は前年度から65%増加し、過去最大の11兆5089億円。日本銀行が昨年1月にマイナス金利政策を決定したため、金利が一段と低下し起債意欲が高まった。主幹事別のシェアは26%のみずほ証券が前年度の4位から一気に順位を上げて、2年ぶりに首位に返り咲いた。2位は三菱UFJモルガン・スタンレー証券、3位はSMBC日興証券となった。
豊島頭取は、「当行は2016年4月より、期間4年の第26次中期経営計画『ADVANCE AS ONE 〜地域・お客さまとともに、持続的成長を実現するために〜』をスタートさせました。ここでは、目指す姿を『存在意義の発揮』としています」と意気込みを語る。金融商品の拡充をはじめとする新しい取り組みが、その一助になるに違いない。