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金融機関観察スレッド

2817とはずがたり:2017/02/20(月) 21:39:44
>>2816-2817
単独での生き残りは難しい局面に
 しかも、吉原理事長時代から、「城南は商売が荒っぽくなった」と言われ続けている。実際、京浜工業地帯などを営業基盤としていながら、近年も貸出金は低迷し続けていた。ようやく、ここに来て貸出増強の動きを強めているものの、その営業姿勢が問題になっている。
 「城南と並行メーンの取引をしていた企業に対して、突然、城南の役員がやってきて、城南への借り入れの一本化を求めるどころか、そうしないと取引をやめかねないと強調した」
 ある信金幹部は呆れ顔で、城南信金のセールスぶりを訴えている。そうした行動は係数になって現れてきている。今年度前半戦で城南信金は貸出金を前年比増にもっていったが、その一方では、貸出金利回りは1.53%という低さなのだ。前年度も既に東京圏内では最も低いレベルになっていたが、それをさらに下回る低さである。もちろん、東京圏内の信金で、最も低い水準だ。
 「地道な活動を捨てて、他の金融機関の融資をダンピング的な格安金利で奪い取っているためだ」
 都内の中堅信金のトップは不快感をあらわにこう語っている。まさに迷走に歯止めがかからない状況と言えそうだ。
 そうした中で、金融庁が2月、城南信金に対するガバナンス検査に着手したという事実はやはり、決して軽視できない出来事である。「金融庁は近年、顧客企業の事業性を評価する取り組みを求めているが、城南は完全にそれと真逆の経営をしている」という信金関係者は「それだけでもアウトに近い」とすら言い切っている。その上、経営の二重構造のような事態が発生しているとすれば、何をかいわんや、である。
 城南信金の経営地盤である京浜地区は、神奈川県の横浜銀行と、東京の東日本銀行の経営統合によって競争関係ががらりと変わり始めている。城南はこの二つの勢力の挟み撃ちが必至と言っていい。そうした中での舵取りに対して、金融庁はどう臨もうとしているのか。
 「城南単独路線は厳しい」。早くも信金業界では、こんな声すら飛び交い始めている。ただし、周辺の信金にとっては、「経営内容はともかく、城南はあまりに大きい」存在である。「一信組での合併は不可能に近い」(信金関係者)とすれば、複数の信金が関与することになるのか。そうなれば、信金業界は一挙に再編機運の渦の中に巻き込まれることになる。
 つまり、この先のことは極めて視界不良というわけだが、少なくとも、中興の祖、故・小原鐵五郎氏が草葉の陰で涙を流していることだけは間違いない。


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