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金融機関観察スレッド

2883とはずがたり:2017/05/03(水) 17:24:36
>>2882-2883
「このほか、来店不要で利用できる商品の拡充など、若年層のお客様に、さらに活用していただける銀行を目指していきます」と豊島頭取は力を込める。

地方創生を実現する産業創出支援にも力を入れる

地方創生が日本の大きなテーマになっている。各地域の金融機関に対する期待も大きい。

清水銀行の本店がある静岡市は、中世には今川氏の城下町として、江戸時代には徳川家康が駿府に城を構え、大御所として政治を行ったことから大いに栄えた。

当時、江戸から多くの職人が招かれたこともあって、同市は製造業を主体とするものづくり産業が発達した。だが今、これらの企業を取り巻く環境は厳しくなっている。円高や人口減少、少子高齢化などの動向をはじめ、グローバル化の進展にともなう生産拠点の海外進出なども相次いでいる。

豊島頭取は「東京などの大都市圏に進学した若者がなかなか帰ってきてくれないというのも地元にいる人たちの悩みです。もちろん、帰ってきてもらうには魅力的な産業がなければなりません。産業創出の支援などにも引き続き力を入れていきます」と語る。

「さらに」と豊島頭取は続ける。「その鍵になるのが人材です。当行はこれまでも、人材を重要な経営資源ととらえ、その育成に努めてきました。今後も、お客様の事業を理解した上で、最適なソリューションを提供するとともに、若手行員を含め、行員一人ひとりの意見を尊重し、前例のないことにも積極的に挑戦していきます」と話す。

静岡県清水区を舞台にしたアニメ『ハルチカ〜ハルタとチカは青春する〜』のCMやポスター制作のタイアップなど、地元のブランディング向上につなげる活動も好評だ。

地域企業の資金調達なども視野に
「存在意義の発揮」を目指す

SBI証券は、地域金融機関との連携を推進し、今後5年で預かり資産を5倍に伸ばす起爆剤にする意気込みだ。また2015年には、同グループのSBIインベストメントがフィンテック分野の有望ベンチャーに投資する「FinTechファンド」を設立し、清水銀行も出資を行っている。この親密な関係が、今回の金融商品仲介業でのサービス提携にもつながった。

豊島頭取は、「当行は2016年4月より、期間4年の第26次中期経営計画『ADVANCE AS ONE 〜地域・お客さまとともに、持続的成長を実現するために〜』をスタートさせました。ここでは、目指す姿を『存在意義の発揮』としています」と意気込みを語る。金融商品の拡充をはじめとする新しい取り組みが、その一助になるに違いない。

同行に限らず、そもそも地銀は地域密着型の営業で顧客と厚い信頼関係を築いている。SBI証券と提携することで「業界屈指の格安手数料で最高水準のサービス」を、これまで投資に縁のなかった地方の投資初心者層・若年層・資産形成層の顧客に提供し、安心して利用できるようになる。SBI証券が地方銀行と提携するのは清水銀行が初めてだが、今後の「ベンチマーク」としても今回の提携が注目されることになりそうだ。

豊島頭取は「地域金融機関としての原点は地域の産業の育成です。インターネットの活用で実績のあるSBIグループとの連携により、将来的には地域の企業の情報発信や資金調達などでも支援できるようにしたいと考えています」と抱負を語る。同行のさらなる挑戦に大いに期待したいところだ。


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