ただ、auがAndroidフィーチャーフォンであるAQUOS Kをどのような位置付けにするのかは、まだはっきりと定まっていないようにも見える。そのことが料金プランに現れており、フィーチャーフォンの料金プランではなく、スマートフォンの料金プランから「AQUOS K スタート割」で月額1000円を割り引く仕組みをとっている。
LINE MUSICの無料キャンペーンは、8月9日までの期間限定だったために利用者が一斉にサービスを打ち切られた格好になり、不満が相乗効果で高まっている。その点、AWA MusicやApple Musicはユーザーごとに登録から90日間お試しできるので、不満が爆発するようなことにはならないだろう。
注意しなければならないのは、Apple Musicは90日を経過すると自動的に有料プランに移行されてしまうことだ。有料プランへの移行を望まない場合、お試し期間が終わったらすぐに解約しなければならない。
LINE MUSICに関して若者から批判的な意見が出ている状況は、LINEの主要なユーザー層が10〜20代であることを考えると、好ましくないのではないか。加えて、LINE MUSICは取り扱っていない人気アーティストが多く、有料プランへの移行を促すにはマイナスイメージがある。例えば、宇多田ヒカルやB’z、スピッツ、Mr.Children、サザンオールスターズ、DREAMS COME TRUE、BUMP OF CHICKENなど、広い世代から支持されているアーティストの曲が聴けないのだ。