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インド・天竺・中洋スレ

1とはずがたり:2014/05/26(月) 19:32:11
"中洋"は梅棹忠夫の「文明の生態史観」より。
インド亜大陸とその周辺のスレ。

国際政治・世界事情の印度関連レス
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/?q=%A5%A4%A5%F3%A5%C9

828OS5:2024/08/13(火) 09:30:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f9bcf6bb5cbac7fc61cdebb9aa163a49bf20102
暫定政権が船出、分断修復目指す ハシナ体制崩壊1週間 バングラデシュ
8/11(日) 19:05配信
時事通信
バングラデシュ暫定政権首席顧問のムハマド・ユヌス氏(中央)=8日、ダッカ(EPA時事)

 【ニューデリー時事】バングラデシュで反政府デモ激化を受けてハシナ政権が倒れてから12日で1週間。

【写真】バングラデシュの首相公邸に押し寄せたデモ隊

 社会の動揺が収まらない中、ノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌス氏をトップとする暫定政権が船出した。同氏は知名度は抜群だが政治経験はなく、行政手腕は全くの未知数。困難な局面で国民の分断修復と、今後総選挙を経て誕生する新政権への円滑な権力移行が求められている。

 ◇45分前に決断
 急転直下だった。5日、全国で抗議活動を行っていた多数のデモ隊がハシナ首相の辞任を求め、首都ダッカの首相公邸に押し寄せようとしていた。地元報道によると、警察幹部は「もはや警察でも持ちこたえられない」とハシナ氏に説明。同氏はいったんは辞任を拒んだが、最終的にデモ隊到着の約45分前に了承。ヘリコプターで隣国インドに脱出し、約15年続いた政権はあっけなく崩壊した。

 ハシナ氏は経済を高成長に導いた一方、反体制派を次々に拘束。独裁的な手法に不満が高まっていた。デモのきっかけとなった公務員採用の優遇措置は失業に苦しむ若者にとって受け入れ難く、治安部隊が実弾を用いてデモ鎮圧を図ったことで先鋭化した。

 ◇党派性排し団結に重点
 8日発足した暫定政権にはデモを呼び掛けた学生団体リーダーも名を連ねた一方、政党の指導者は含まれていない。党派性を排し、団結を示すことに重点が置かれたとみられる。首席顧問に就いたユヌス氏は貧困層向けの無担保少額融資を手掛ける「グラミン銀行」の創設者。同銀行と共に2006年にノーベル平和賞を授与された。

 ジャハンギルナガル大学のアル・マスード・ハサヌザマン教授(政治学)はユヌス氏に関し、「尊敬され、新鮮で信頼できる選択肢と見なされている。重大な難局に直面しているが、ユヌス氏の国際的なコネクションは活用すべき利点だ」と指摘する。

 ただ、国内で少数派のヒンズー教徒への襲撃が相次いでいる他、ハシナ前政権下で任命された政府機関幹部らの辞任が続くなど暫定政権発足後も混乱は続いている。ユヌス氏は10日、大学での集会で「誰も(少数派に)危害を加えることはできない」と語り、暴力行為をやめるよう訴えた。

 国外に逃れたハシナ氏の最終目的地はロンドンとみられていたが、英国は亡命に難色を示しているとされる。インドにとっては、同氏の滞在が長引けばバングラデシュとの関係がこじれかねず、その扱いが懸案となっている。バングラデシュは地政学的な要衝にあり、中国も浸透を狙う。最大の2国間援助国である日本も情勢を注視している。

829OS5:2024/09/20(金) 08:09:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/e42d738b864e587ba293fdeb212567c9f8a925b6
投票所での「ゾウ害」懸念 爆竹で対策 スリランカ大統領選
9/20(金) 7:06配信
時事通信
スリランカ中部ハバラナで、道路を渡る野生のゾウ=4月13日(AFP時事)

 【コロンボ時事】スリランカで21日に行われる大統領選で、野生のゾウが投票所を訪れる有権者の邪魔をする事態が懸念されている。

 ゾウはスリランカを象徴する動物だが、作物を食い荒らしたり人を襲ったりする「ゾウ害」も深刻化。当局は有権者の安全確保に向け対策を講じている。

 地元紙デーリー・ミラー(電子版)によると、中部クルネガラの選挙区だけでも約100の投票所で、有権者とゾウが鉢合わせする危険がある。選管幹部は同紙に、野生生物保護当局と連携し「有権者が安全に投票所を訪れて選挙権を行使できるよう、担当者が爆竹を持って待機している」と語った。

 英BBC放送によれば、スリランカでは昨年、176人がゾウに襲われ命を落とした。一方、同年に死んだゾウ470頭の半数は、人間によって殺された。農地の拡大でゾウの生息域が狭まっていることが、双方の被害拡大をもたらしているとされる。

 世論調査によると、大統領選では野党・人民解放戦線(JVP)のディサナヤカ党首が先行。野党・統一人民戦線(SJB)のプレマダサ党首が続き、現職ウィクラマシンハ氏が3番手で追う展開となっている。

830OS5:2024/09/20(金) 17:52:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/fbd50a28756ed5afc9f990ee0080b035e5416205
スリランカ、21日に大統領選 三つどもえ、経済再建策の変更も
9/20(金) 16:07配信

共同通信
20日、スリランカ北部ジャフナで、大統領選関連の案内板を確認する警察官ら(ロイター=共同)

 【ニューデリー共同】インド洋の島国スリランカで21日、大統領選が投開票される。各種世論調査では、ウィクラマシンハ大統領(75)と野党候補2人が三つどもえの争いを展開している。政権が主導してきた経済再建策の評価が争点で、路線変更の可能性もある。

 2022年の経済危機で当時のラジャパクサ政権が崩壊し、ウィクラマシンハ氏が後継大統領に就任してから初の直接選挙。スリランカは中東とアジアを結ぶシーレーン(海上交通路)の要衝にあり、中国とインドが浸透を図る。選挙結果はインド洋情勢にも影響を与える。

 ウィクラマシンハ氏は、財政赤字脱却のため増税を含めた緊縮財政を進め、国際通貨基金(IMF)から30億ドル(約4270億円)の支援を取り付けた。しかし増税で生活の負担が増し、国民の間には不満が広がる。

 現地の各種世論調査では、野党・人民解放戦線(JVP)のディサナヤカ党首(55)、野党・統一人民戦線(SJB)のプレマダサ党首(57)がウィクラマシンハ氏と競う情勢になっている。

831OS5:2024/09/22(日) 21:25:40
>>693-698あたりが前回
https://news.yahoo.co.jp/articles/15a5150932f3f2a436b55280f5996ec2c77cbb36
現職落選、野党2候補残る 大統領選は再集計に スリランカ
9/22(日) 14:37配信


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時事通信
21日、スリランカの最大都市コロンボで、大統領選の投票を終えた野党・人民解放戦線(JVP)のディサナヤカ党首(中央)(EPA時事)

 【コロンボ時事】スリランカ大統領選は22日、開票が進められ、過半数を得る候補がいなかったため、得票上位2人の再集計が行われた。

【図解】スリランカ

 地元メディアが伝えた。再集計に残ったのは約40%を得た左派野党・人民解放戦線(JVP)のディサナヤカ党首(55)と約34%の中道野党・統一人民戦線(SJB)のプレマダサ党首(57)。中道右派の現職ウィクラマシンハ氏(75)らは落選した。

 スリランカの大統領選では、有権者は投票用紙の候補者欄に当選してほしい順に1〜3の番号を記すことができ、再集計で上位2人の票数に反映される。選挙には40人弱が立候補。再集計にもつれ込んだのは初めてとなった。

 第1集計で最多票を得たディサナヤカ氏は現政権の緊縮財政路線や汚職のまん延を批判。クリーンなイメージを打ち出して支持を広げた。国際通貨基金(IMF)との合意の一部見直しに言及しており、当選すれば日本が取りまとめを後押しした債務再編にも影響が及ぶ可能性がある。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/80e08f0110b963f6eebf82f993231dcf1adff582
スリランカ大統領選開票で現職が落選 IMFとの再交渉掲げる野党2候補の争いに
9/22(日) 19:59配信


産経新聞
【コロンボ=岩田智雄】インド洋の島国、スリランカで21日に投票された大統領選挙は22日、開票作業が進み、最初の集計で過半数を得た候補がなく、上位の野党候補2人の票を再集計することになった。ウィクラマシンハ大統領は落選し、今後、経済危機にあるスリランカを支援する国際通貨基金(IMF)や債権国との関係に影響が出る可能性がある。

投票時の第2、3選択候補の票数を含めて当選者を決める。上位2人は左派連合・国民人民勢力(NPP)を率いる野党・人民解放戦線(JVP)のディサナヤカ党首(55)と最大野党、統一人民戦線(SJB)のプレマダサ党首(57)。

ウィクラマシンハ氏は、IMFや中国、日本など債権国の協力を得て経済再建を進めた。実績への評価はあるが、増税など痛みを伴う改革や政治家の汚職疑惑が国民の反発を招いた。野党候補2人は、改革を巡りIMFとの再交渉を掲げる。

初回集計で優勢のディサナヤカ氏はマルクス・レーニン主義者で国政指導の経験がなく、国際社会とどう関係を築くのか見通せない。インドでは対中傾斜への警戒感もくすぶる。プレマダサ氏は、IMFを主導する米国や欧州との距離が近く中国とは疎遠とされる。

スリランカは、巨額債務で2022年にデフォルト(債務不履行)に陥った。中国に南部ハンバントタ港の運営権を引き渡したのは「債務の罠(わな)」の典型とされる。

832OS5:2024/09/22(日) 21:26:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c04a7c6f73db933a407138bf0a79e85bd8a6159
スリランカ大統領選、政権交代へ
9/22(日) 17:10配信

朝日新聞デジタル
スリランカ最大都市のコロンボで2024年9月21日、大統領選挙の投票後に報道陣の取材に応じる左派勢力・国民の力を率いるディサナヤカ氏(中央)ら=石原孝撮影

 コロナ禍で経済危機が起きたスリランカで21日に実施された大統領選挙は、野党の主要候補2人が得票数を伸ばし、政権交代が確実になった。地元メディアによると、左派勢力・国民の力(NPP)を率いる野党候補のディサナヤカ氏の当選が有力視されている。


 物価上昇などで国民の負担が大きくなるなか、財政の健全化を進めてきた現職のウィクラマシンハ大統領は敗北が決定。低所得層向けの減税などを訴えた野党候補に支持が集まったとみられる。

 選挙管理委員会などによると、38人が立候補。22日午後4時現在、ディサナヤカ氏の得票率は約42%に。統一人民戦線(SJB)のプレマダサ党首が約32%で続き、ウィクラマシンハ氏は約17%にとどまった。

 スリランカでは、有権者が投票する際に、第1〜3希望まで候補者名を記入できるしくみ。選管や地元メディアによると、当選するには得票率が50%を超える必要があるが、今回はいずれの候補も達しなかったため、上位2人に絞り、2回目の集計をし、第2、第3希望としての得票も足し合わせた総数が多い方が当選するという。

朝日新聞社

833OS5:2024/09/22(日) 21:26:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a7e2fe518f3644558ab6c41f4dc51b91c3913b6
スリランカ大統領選、3候補が接戦か 物価上昇、経済再建は道半ば
9/21(土) 17:00配信

朝日新聞デジタル
スリランカ最大都市のコロンボで2024年9月21日、大統領選挙の投票所で列をなす人々=ロイター

 コロナ禍後の経済危機で財政破綻(はたん)し、政変が起きたスリランカで21日、大統領選挙が実施された。物価上昇で国民の不満が高まるなか、財政や経済の再建にどう取り組むか。中国とインドが主導権を競うなか、選挙結果に注目が集まっている。

【写真】スリランカ最大都市のコロンボで2024年9月21日、大統領選挙で投票したことを示す小指のインクを報道陣に見せるウィクラマシンハ大統領=AP

 大統領選には38人が立候補し、3人の有力候補の接戦が予想される。結果は一両日中にも判明する見通しだ。

 最大都市コロンボの投票所で投票した自営業のナドラジャ・ヤルドレイさん(70)は、経済の回復を求めた。

 「物価の上昇がひどく、ガスは数年前の3倍近くに値上げされた。給与は変わらず、生活は苦しくなる一方だ」と嘆いた。

 スリランカ政府は他国や国際市場からお金を借り、空港や港などのインフラ整備を進めてきた。だが、コロナ禍で主要産業の観光業が低迷し、他国からの送金も減少。外貨不足で燃料や医療品を買えず、1日最大10時間近い停電も頻発した。

 抗議デモが拡大し、2022年7月に当時の政権が崩壊。後継のウィクラマシンハ大統領は、国際通貨基金(IMF)などに支援を要請し、付加価値税を引き上げるなどして、財政健全化を目指した。

朝日新聞社

834OS5:2024/09/23(月) 01:17:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b0e9989a8ca61c7a425d1afac3ea2af0fe2d664
スリランカ大統領選、左派野党党首が当選 親中傾斜か、地元メディア報道
9/23(月) 0:18配信


産経新聞
【コロンボ=岩田智雄】インド洋の島国、スリランカで21日に投票された大統領選挙は22日、左派連合・国民人民勢力(NPP)を率いる野党・人民解放戦線(JVP)のディサナヤカ党首(55)が現職のウィクラマシンハ大統領(75)らを破って当選した。スリランカの選挙管理委員会が発表した。

経済危機への対応策が争点だったが、スリランカを支援する国際通貨基金(IMF)や債権国との今後の関係が注目される。

ウィクラマシンハ氏は、IMFや中国、日本など債権国との合意で経済再建を進めたが、増税など痛みを伴う改革や政治の汚職疑惑が国民の反発を招き、落選した。

ディサナヤカ氏は、改革を見直すため、IMFとの再交渉を掲げる。ただ、NPPは国会(一院制、225議席)に3議席しか持たない。地元メディアによると、同氏は当選を受け、早期に解散総選挙に打って出ることを改めて表明した。

JVPは、マルクス・レーニン主義を掲げ、1970〜80年代に武装闘争を展開した歴史がある。現在は穏健化しているとはいえ、国政指導者としての経験がないディサナヤカ氏が国際社会とどう関係を築くのか見通せない。隣国インドでは対中傾斜への警戒感がくすぶる。

スリランカは、巨額債務で2022年にデフォルト(債務不履行)に陥り、中国に南部ハンバントタ港の運営権を引き渡したのは「債務(さいむ)の罠」の典型とされる。

835OS5:2024/09/23(月) 01:26:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/56baecffd882dec0adda3b40bed05f954b57bbce
スリランカ大統領選挙、野党・人民解放戦線のディサナヤケ党首が勝利…初の再集計で三つどもえ制す
9/22(日) 21:45配信


読売新聞オンライン
22日、大統領選で勝利し、スリランカの最大都市コロンボの選挙管理委員会事務所に到着した人民解放戦線党首のディサナヤケ氏=AFP時事

 【ニューデリー=浅野友美】スリランカで21日に行われた大統領選で、左派連合トップで野党・人民解放戦線のアヌラ・ディサナヤケ党首(55)が勝利した。同国選管当局が22日、発表した。1回目の集計で過半数を獲得した候補者がおらず、得票上位の野党候補2人で再集計が行われていた。現職ラニル・ウィクラマシンハ大統領(75)は1回目の集計で得票率が3位で、敗北した。

 ディサナヤケ氏は初当選が決まった22日夜、X(旧ツイッター)に「スリランカの歴史を塗り替える準備は整った。手を取り合い、この未来を共に切り開こう」と投稿した。

 物価高などに国民の反発が強まる中、貧困層の負担軽減を主張した野党候補に支持が集まった。ウィクラマシンハ氏は経済の安定化に向け、国際通貨基金(IMF)から財政支援を引き出して増税などで財政再建を進めたが、国民の不満を抑えきれなかった。

21日、スリランカの最大都市コロンボで投票を済ませた統一人民戦線党首のプレマダサ氏=AP

 選挙は事実上の三つどもえで、野党の主要候補はディサナヤケ氏と、最大野党統一人民戦線のサジット・プレマダサ党首(57)。1回目の集計で得票率は、ディサナヤケ氏が約42%、プレマダサ氏が約33%だった。ウィクラマシンハ氏は約17%で、脱落した。

 大統領選で、有権者は上位3位まで優先順位をつけて投票した。1回目で過半数を得た候補者がおらず、上位2人に絞り込み、「2位」以下でその候補に投じられた票も加えて当選者を決めた。再集計の結果、ディサナヤケ氏はプレマダサ氏に約120万票の差をつけた。大統領選が再集計にもつれ込んだのは初めて。

 大統領選は経済再建や国民生活の向上が争点となった。ディサナヤケ氏は、IMFの支援の条件となっている財政再建が国民の生活苦につながっているとして再交渉する方針を掲げるなどして支持を広げた。プレマダサ氏も税負担軽減を唱えたが、及ばなかった。

 国力を高める隣国インドとの関係を巡っては、ウィクラマシンハ氏が連携を重視してきたのに対し、ディサナヤケ氏は警戒感を持っている。政権交代で、対印関係が見直される可能性がある。大統領の任期は5年。

836OS5:2024/09/23(月) 20:40:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e3d0e107df655fd2c2122791fb740fadce3d291
スリランカ新大統領が就任 「国を方向転換させ、安定した政府作る」
9/23(月) 14:11配信

産経新聞
【コロンボ=岩田智雄】インド洋の島国、スリランカで21日に投票された大統領選挙で、当選した左派連合・国民人民勢力(NPP)を率いる野党・人民解放戦線(JVP)のディサナヤカ党首(55)が23日、新大統領に宣誓就任した。

ディサナヤカ氏は22日、現職のウィクラマシンハ大統領(75)らを破って当選した。ウィクラマシンハ氏は、スリランカを支援する国際通貨基金(IMF)や中国、日本など債権国の支援で経済再建を進めたが、増税など痛みを伴う改革や政治家の汚職疑惑が国民の反発を招き、落選した。

ディサナヤカ氏は、改革を見直すため、IMFとの再交渉を掲げる。当選を受け同氏は22日夜、記者団に「この国を方向転換させ、安定した政府を作れると信じている」と述べた。NPPは国会(一院制、225議席)に3議席しか持たず、同氏は早期に解散総選挙に打って出る方針。

JVPは、マルクス・レーニン主義を掲げ、1970〜80年代に武装闘争を展開した歴史がある。現在は穏健化しているとはいえ、国政指導者としての経験がないディサナヤカ氏が国際社会とどう関係を築くのか見通せない。隣国インドでは対中傾斜への警戒感がくすぶる。

837OS5:2024/09/24(火) 08:04:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/62007661a071d7e85d00008e685f75c0faff0ac6
刷新期待も手腕未知数 再建策見直しか、新大統領就任 スリランカ
9/24(火) 7:12配信

時事通信
23日、スリランカの最大都市コロンボで就任宣誓式に臨むディサナヤカ新大統領(手前)=大統領府提供(AFP時事)

 【ニューデリー時事】スリランカ大統領選を制した左派野党・人民解放戦線(JVP)のディサナヤカ党首(55)が23日、新大統領に就任した。

【ひと目でわかる】スリランカ

 汚職撲滅と政治改革を訴え、国内には刷新への期待感があるが手腕は未知数。経済再建策の見直しで混乱が生じる可能性もある。

 「政治家への国民の全幅の信頼を取り戻すため、全力を尽くす」。AFP通信によると、ディサナヤカ氏は最大都市コロンボの大統領府で行われた就任宣誓後、そう強調した。

 同氏率いるJVPは穏健化したとはいえ、かつて多数派シンハラ人の民族主義を掲げる極左勢力だった。1970〜80年代に2度の反政府暴動を引き起こし、多数の死者を出した。

 地元シンクタンク「国家平和評議会」のジェハン・ペレラ理事長は「JVPは潜在的な過激組織と見なされていたが、今回は違った。国民は主流政治にうんざりしていた」と勝因を分析。2022年、経済危機を受けた抗議デモの高まりで当時の大統領が失脚したものの、与党が変わらなかったことへの不満も大きかったと語った。

 一方、ディサナヤカ氏は国際通貨基金(IMF)による支援プログラムの見直しを公約に掲げる。主要債権国の一つである日本側には、貸し付けた資金の返済時期や再開したばかりの円借款事業への影響を危惧する声もある。

 外交スタンスにも不透明さがある。スリランカはシーレーン(海上交通路)の要衝にあり、隣国インドや中国が浸透を競ってきた。JVPのイデオロギーや反インドを掲げてきた経緯から中国への接近を強めるとの見方もあるが、外交筋はディサナヤカ氏が今年2月に訪印するなど最近の外遊を踏まえ、印中間でバランスを取る「中立路線の基本は維持されるだろう」と話した。

838OS5:2024/09/25(水) 07:53:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/d1bc1a8c096fa38abfd6a51a8ec06a8a24b6ef54
スリランカ大統領 就任翌日に議会を解散、再び選挙へ
9/25(水) 7:00配信

朝日新聞デジタル
スリランカ最大都市のコロンボで2024年9月22日、大統領選挙で当選を決めた後に選挙管理委員会の事務所から出てきたディサナヤカ氏=AP

 経済危機が起きたスリランカの大統領選挙で当選したばかりの左派勢力・国民の力(NPP)を率いるディサナヤカ氏は24日夜、議会(一院制、定数225)を解散した。11月14日に総選挙が実施される。NPPの政党の国会議員は現在、3人しかいないため、所属議員を増やして政権運営をスムーズにする狙いがある。



 ディサナヤカ氏は9月21日に行われた大統領選で当選し、23日に就任した。解散に先立って自身が防衛相や財務相などの大臣職を兼務すると発表。NPP側の国会議員、アマラスリヤ氏を首相に指名し、法相や教育相、貿易相なども兼務させた。

 スリランカはコロナ禍で外貨収入が急減し、経済危機に陥った。当時のラジャパクサ政権は2022年春、他国からの借金を返せなくなる債務不履行(デフォルト)になったと発表し、その後、政権は崩壊した。

 後を継いだウィクラマシンハ氏は、付加価値税を引き上げるなどして緊縮財政を取りつつ、国際通貨基金(IMF)から4年で総額約30億ドルの支援を取り付けた。日本政府も、スリランカ政府と各国による債務再編の交渉を主導。今年7月には円借款の貸し付けを再開した。

 ただ、国民からは「物価上昇が深刻だ」などと不満の声が相次ぎ、政権の支持率は低迷。一方のNPPは大統領選で、IMFと支援条件などについて再交渉していくと強調。汚職の撲滅や低所得者層向けの減税を通じた格差の是正を進めていくなどと訴え、勝利を収めた。

朝日新聞社

839OS5:2024/09/25(水) 14:21:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/bcb41f636d8982567c18fa676f8851f3f64f1576
スリランカ新大統領が国会を解散、11月14日に総選挙、3議席からの勢力拡大狙う
9/25(水) 12:59配信


産経新聞
スリランカのディサナヤカ新大統領は24日、国会(一院制、225議席)を解散した。11月14日に総選挙が行われる。党首を務める人民解放戦線(JVP)が参加する左派勢力・人民の力(NPP)は国会で3議席しかない。21日の大統領選で勝利した同氏はかねて、就任後早期に国会を解散し、総選挙に打って出ることを表明していた。

スリランカは巨額の対外債務を抱えデフォルト(債務不履行)に陥り、経済危機にある。ディサナヤカ氏は大統領選で、国際通貨基金(IMF)や中国、日本など債権国の支援を得て増税などを伴う経済改革を進めた現職のウィクラマシンハ大統領らを破って当選。改革を見直すためIMFとの再交渉を掲げているが、自身の政策を推進するため、国会での勢力拡大を狙う。

新たな国会は11月21日に招集される予定。任期は5年。(岩田智雄)

840OS5:2024/10/05(土) 17:18:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b3efdd1a57b9eea7b7cb11c5aaca73d8cec0716
スリランカ新大統領は異色な左派の一匹狼
10/5(土) 10:10配信

ニューズウィーク日本版
マルクス主義者の過去は捨て去ったが、行く手には3つの障害が立ちはだかる
就任宣誓式を終えて演説するディサナヤカ新大統領(9月23日) SRI LANKA PRESIDENT MEDIAーREUTERS

9月21日のスリランカ大統領選で左派のアヌラ・クマラ・ディサナヤカが勝利したことは、政治の刷新を願う国民に大きな希望をもたらした。

【動画】倍返し...ヘビにかまれるも、2度かみ返して死に至らしめたインド人男性

ディサナヤカは「王朝政治」的な腐敗からの脱却を公約し、有力な政治家一族のいずれとも関係がない。2022年、当時のゴタバヤ・ラジャパクサ大統領は深刻な経済危機から国民の激しい抗議デモに遭い、国外脱出後に辞任したが、ディサナヤカはこの反政府行動にも参加している。

腐敗一掃を目指す上で、新大統領は国民の支持を頼りにできる。だが、行く手には3つの勢力が立ちはだかる。野党勢力、経済界、少数民族だ。

ディサナヤカは実は複雑な人物だ。メディアではマルクス主義者と呼ばれ、彼が率いる人民解放戦線(JVP)は1970〜80年代に反政府暴動を起こしている。

だが、ディサナヤカは革命家ではない。既にその過去を捨て去り、かつてJVPが異を唱えた体制内に身を置いている。現在55歳の彼は20年以上にわたって国会議員であり、短期間だが閣僚も務めた。

国会での議席は3議席
それでも、ディサナヤカはこの国の政治家としては異色だ。大統領選の主な対立候補3人を見れば分かる。現職大統領のラニル・ウィクラマシンハ、野党指導者で元大統領の息子サジット・プレマダーサ、ラジャパクサ家の一員であるナマル・ラジャパクサだ。

この中で反汚職を掲げれば、ディサナヤカは必然的に一匹狼になる。しかもJVPは国会で3議席しか占めていない。

国会で過半数の議席を握るのはラジャパクサ一族が率いる政党で、225議席中145議席を占める。ほかにプレマダーサの野党が54議席を押さえている。

過去に超党派の妥協に応じたことがないディサナヤカは、法案審議で野党から支持されない恐れがある。9月24日、彼は議会を解散し、11月に総選挙を実施すると発表。選挙後に与党の影響力は強まるかもしれないが、それでも野党の妨害はなくならないだろう。

ディサナヤカは、マルクス主義者の過去に神経をとがらせる経済界との関係を築くのも難しいかもしれない。経済政策に関する現在の立場も近年の大統領とは違っていることを、経済界は懸念する。

経済界がもう1つ心配するのは、IMFの支援条件を再交渉するというディサナヤカの公約だ。目的は貧困層の負担を軽くすることだが、国にとって重要な国際機関との間で緊張が高まる恐れがある。

新大統領は少数民族、特に最大の集団であるタミル人の支持も必要としている。しかし長年の内戦の中で、JVPが政府による残虐なタミル人弾圧を無条件で支持したことを多くの人は忘れていない。

彼にとってベストの選択肢は最もシンプルなものでもある。否定的な見方をする相手と向き合うことだ。

就任演説では結束を呼びかけた。党派の垣根を越えれば、法案通過の可能性は高まる。経済界や外国人投資家の懸念に耳を傾けるのもいいだろう。少数民族の代表と頻繁に接触すれば、安心感はさらに増す。

対立する勢力との交渉は、ディサナヤカ自身の利益になるばかりではない。経済の足元が不安定ななか、結束への努力は国益にかなうだろう。

From Foreign Policy Magazine

841OS5:2024/10/06(日) 02:36:42
4010 OS5 2024/09/23(月) 19:07:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e3d0e107df655fd2c2122791fb740fadce3d291
スリランカ新大統領が就任 「国を方向転換させ、安定した政府作る」
9/23(月) 14:11配信

産経新聞
【コロンボ=岩田智雄】インド洋の島国、スリランカで21日に投票された大統領選挙で、当選した左派連合・国民人民勢力(NPP)を率いる野党・人民解放戦線(JVP)のディサナヤカ党首(55)が23日、新大統領に宣誓就任した。

ディサナヤカ氏は22日、現職のウィクラマシンハ大統領(75)らを破って当選した。ウィクラマシンハ氏は、スリランカを支援する国際通貨基金(IMF)や中国、日本など債権国の支援で経済再建を進めたが、増税など痛みを伴う改革や政治家の汚職疑惑が国民の反発を招き、落選した。

ディサナヤカ氏は、改革を見直すため、IMFとの再交渉を掲げる。当選を受け同氏は22日夜、記者団に「この国を方向転換させ、安定した政府を作れると信じている」と述べた。NPPは国会(一院制、225議席)に3議席しか持たず、同氏は早期に解散総選挙に打って出る方針。

JVPは、マルクス・レーニン主義を掲げ、1970〜80年代に武装闘争を展開した歴史がある。現在は穏健化しているとはいえ、国政指導者としての経験がないディサナヤカ氏が国際社会とどう関係を築くのか見通せない。隣国インドでは対中傾斜への警戒感がくすぶる。

842OS5:2024/10/07(月) 17:51:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ba9622a5f369d2e820d5f36bedd86f050d25723
パキスタン南部の国際空港近くで爆発、中国人含む3人死亡・11人負傷…「バルチスタン解放軍」が犯行声明
10/7(月) 17:38配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 【ニューデリー=浅野友美】パキスタン南部カラチの国際空港近くで6日夜に爆発があり、地元紙ドーンによると、中国人を含む3人が死亡し、11人が負傷した。パキスタンからの分離独立を狙う武装組織「バルチスタン解放軍(BLA)」が犯行声明を出した。

 在パキスタン中国大使館によると、死者2人と負傷者1人はカラチ近くで火力発電事業に従事する中国人だった。車で移動中に狙われたという。

 発電事業は中国の巨大経済圏構想「一帯一路」の一環で、反発するBLAは近年、中国人を相次いで襲撃している。

843OS5:2024/10/08(火) 21:43:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/78b9ad11f6e27dbc45b3c7bd44e7cdf48b0d6411
カシミールで与党敗北 州廃止後初、反発根強く 印
10/8(火) 21:26配信

時事通信
 【ニューデリー時事】インド北部ジャム・カシミール議会選(定数90)が8日開票され、国政与党インド人民党(BJP)に対抗する地域政党・国民評議会と国政最大野党・国民会議派が合わせて過半数を獲得した。

 議会選は同名の州が5年前に廃止され、連邦直轄地となって以来初めて。州廃止を主導したBJPの敗北で、住民の根強い反発が浮き彫りになった。

 投票は9月以降3段階に分けて実施。カシミール地方は隣国パキスタンとの係争地で、今回の選挙結果が地域情勢に影響を及ぼす可能性もある。

 40超の議席を得て第1党となった国民評議会は、州廃止に伴い剥奪された自治権の回復を訴えている。ただ、国政ではBJPが与党連合を主導しており、実現は困難とみられている。

844OS5:2024/11/14(木) 14:58:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/2640d01dc33fe37525ff0775db6f47c728d08a83
スリランカ総選挙、投開票 与党過半数が焦点
11/14(木) 14:44配信

時事通信
 【ニューデリー時事】スリランカ議会(一院制、定数225)選挙の投票が14日、行われた。

 即日開票され、15日中にも大勢が判明する見通し。9月に就任したディサナヤカ大統領率いる左派勢力・国民の力(NPP)は解散前わずか3議席で、政権の安定運営のため過半数獲得を目指す。議員の任期は5年。

 約2年前に事実上のデフォルト(債務不履行)に陥って以来初となった9月の大統領選で、ディサナヤカ氏は緊縮財政の緩和や汚職取り締まりなどを掲げ勝利した。財政再建に向け国際通貨基金(IMF)と合意した内容の一部見直しも主張している。

 ディサナヤカ氏は就任直後に議会を解散。「今後5年間で農村部の開発と農村住民の経済・社会的地位の向上に取り組む」と訴えてきた。

 解散前の最大勢力は、スリランカ人民戦線(SLPP)の145議席。長く政界を牛耳ったSLPPのマヒンダ・ラジャパクサ、その弟ゴタバヤ両元大統領、同党の支援を受けてきたウィクラマシンハ前大統領は今回出馬しなかった。

845OS5:2024/12/27(金) 09:35:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/054ac9e807560d5610fe917dc310d79a63ff2d61
インドのシン前首相死去、92歳 高成長かじ取り担った「解放者」
12/27(金) 2:41配信

共同通信
インドのマンモハン・シン前首相

 【ニューデリー共同】インドの経済改革を推進し、2000年代の高成長のかじ取りを担ったマンモハン・シン前首相が26日、首都ニューデリーの病院で死去した。インド政府が発表した。92歳。死因は明らかにされていない。社会主義的経済を自由化し、インドをIT産業中心の躍動する新興国に育て上げ「インド経済の解放者」と呼ばれた。

 現パキスタンのパンジャブ地方生まれで、インドの少数派シーク教徒。英ケンブリッジ大やオックスフォード大で学び、経済学者として名をはせ、1970年代のインディラ・ガンジー政権時代から経済政策を首相に指南した。82〜85年、中央銀行であるインド準備銀行総裁に就任、90年代のラオ政権では財務相を務めた。

 上院議員を経て2004年5月、国民会議派の総選挙勝利に伴い首相就任。14年5月、インド人民党のモディ氏の就任まで2期10年務めた。

 日本との関係強化も進めた。首相時代に度々訪日し、年1度ペースの日印首脳会談を定着させた。14年にインド人として初めて桐花大綬章を受章した。

846OS5:2025/01/05(日) 20:26:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/6cad938e25dae6a815a4300e1bd4b2b6af097065
インドのモディ首相「定年」縛られず 29年まで任期全う目指す 後継レースに関心も
1/5(日) 7:29配信
時事通信
インドのモディ首相=2024年11月、ニューデリー(AFP時事)

 【ニューデリー時事】インドのモディ首相は今年9月に75歳の誕生日を迎える。

 所属する与党インド人民党(BJP)で「定年」とされる年齢だが、モディ氏はこの内規に縛られず2029年までの3期目任期全うを目指しているようだ。一方、後継レースを巡る議論も熱を帯びてきた。

 ◇長老に引退迫った過去
 モディ氏自身は過去にアドバニ元副首相らBJP長老に対し、75歳以上を理由に事実上引退を迫ったことがある。政治アナリストのスミット・ピール氏は内規はあるとしつつ、「こうした決まりや原則には常に例外が存在する」と話す。あるBJP関係者は「75歳定年」は長老を追い出すための方便にすぎないと語り、「29年までは間違いなくモディ氏だ」と断言した。

 BJPは昨年の総選挙で単独過半数を割り込み、友党との連立で多数派を維持した。モディ氏の求心力も以前より落ちたと指摘された。ただ、同関係者によれば総選挙後に実施された北部ハリヤナや西部マハラシュトラといった重要州の議会選をBJPが制したことで力を取り戻しつつあるという。

 ◇腹心対聖職者
 首相在任期間に制限はないが、モディ氏は29年に予定される次回総選挙の際に、息のかかった政治家に禅譲するとの見方がある。筆頭は、同氏が西部グジャラート州首相だった時からの腹心アミト・シャー内相(60)。地元メディアが実施した昨年8月の世論調査で、モディ氏の後継となるBJPの首相候補として最も人気を集めた。

 配下に警察や情報機関を抱え、国内で唯一イスラム教徒が多数派だった北部ジャム・カシミール州の自治権剥奪を主導したこわもてだ。ただ「2番手だからこそ輝く」(外交筋)と、後継説を疑問視する声もある。

 もう1人の有力候補は、2億人超と州別で最多の人口を抱える北部ウッタルプラデシュ州のヨギ・アディティヤナート州首相(52)。オレンジ色の服をまとうヒンズー教の聖職者でもある。

 モディ氏がグジャラート州を経済発展に導いたように、アディティヤナート氏もウッタルプラデシュ州の開発に力を注いでいる。同調査ではシャー氏に次ぐ人気を得た。表立って首相への意欲は示していないが、別の外交筋は27年の次期同州議会選で勝てば「29年の総選挙で首相候補に名乗りを上げる」とみる。

 シャー氏とアディティヤナート氏は先の総選挙で候補者擁立を巡り確執があったとささやかれた。次期首相候補選びではBJPの支持母体であるヒンズー至上主義団体・民族義勇団(RSS)の意向も大きく左右しそうだ。インドは今年にも名目GDP(国内総生産)で4位の日本を抜くとの予測もある。国力が増す中、後継レースに内外の注目が集まっている。

847OS5:2025/02/05(水) 20:36:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/42693ed3fbd393e98ee3666b36368ba47869e109
首都圏議会選、投票 庶民党の政権維持焦点 インド
2/5(水) 19:13配信

時事通信
5日、インド・ニューデリーで、デリー首都圏議会選の投票を終えた庶民党トップのケジリワル氏(AFP時事)

 【ニューデリー時事】任期満了に伴うインドのデリー首都圏議会選(定数70)の投票が5日、行われた。

 同議会は国政では野党の庶民党が多数派で、モディ首相率いる国政与党インド人民党(BJP)が挑む構図。庶民党が3回連続で勝利し、政権を維持するかが焦点だ。開票は8日。

 庶民党は支持基盤の貧困層向けに、水道や電気の無料供給といった福祉策の拡充を訴えた。一方、BJPは庶民党が腐敗していると批判してきた。前回2020年の選挙で庶民党は62議席、BJPは8議席だった。

848OS5:2025/02/06(木) 08:00:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a1b61adba7789ea3594cb848c965da0dfaeccec
前首相巡り狭まる包囲網 政権崩壊半年、早期選挙求める声 バングラデシュ
2/6(木) 7:05配信


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時事通信
バングラデシュのハシナ前首相=2024年1月、ダッカ(EPA時事)

 【ニューデリー時事】バングラデシュでハシナ政権が崩壊して5日で半年。

 隣国インドに脱出したハシナ前首相に対する捜査の包囲網は、母国で着々と狭まっている。一方、ノーベル平和賞受賞者のユヌス首席顧問率いる暫定政権に対しては、国内外から早期の総選挙実施を求める圧力が高まりつつある。

 地元報道によると、バングラデシュの特別法廷は1月上旬、反対勢力の拉致や拘束を含む「強制失踪」に関与した容疑で、ハシナ氏に新たな逮捕状を発付した。国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは同月下旬に公表した報告書で、ハシナ氏が約15年に及んだ統治下で強制失踪や殺害を直接命じたケースがあると指摘した。

 ハシナ氏には昨年10月、政権打倒につながったデモを治安部隊を使い暴力的に鎮圧しようとしたなどとして、「人道に対する罪」の容疑で最初の逮捕状が出された。さらに同氏やその親族を対象に、原発建設を巡る巨額横領といった複数の汚職事件の捜査も進んでいるとされる。

 暫定政権は昨年12月、刑事責任追及のため、ハシナ氏の身柄引き渡しを正式に求める書簡をインド政府に送付した。インド外務省のジャイスワル報道官は定例記者会見で、書簡を受け取ったことを認めつつ「現時点で(コメントを)付け加えることはない」と述べるにとどめた。

 ハシナ氏は逃亡以降、公の場に姿を見せておらず、インド政府の保護下にあるとされる。両国は犯罪人引き渡し条約を結んでいるものの、政治的問題も絡むだけに、インドが要請に応じるかは不透明だ。

 ユヌス氏の他、反政府デモを率いた学生らが運営する暫定政権に対しては、前政権下で弾圧を受けたバングラデシュ民族主義党(BNP)を中心に早期の総選挙実施を求める声が上がっている。ユヌス氏は、国内の制度改革を終えた後の今年末から来年前半に行われるとの見通しを示した。

 デモの遠因となった若者の失業問題は依然として深刻で、国内では「政権打倒」に伴う高揚感が薄れている。シンクタンク「国際危機グループ」は「暫定政権にとっての(国民との)蜜月期間は、今や完全に終わった」と指摘。「国民の政治への信頼を回復するには、自由で公正かつ平和的な選挙が最も重要だ」と強調した。

849OS5:2025/02/09(日) 12:50:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/83f0374c79c6827cdcdea0d7abf9224747d94be2
インド首都のインフラ整備強調 議会選勝利でモディ首相
2/9(日) 5:23配信
共同通信
インド人民党(BJP)本部でデリー首都圏議会選の勝利を喜ぶモディ首相=8日、ニューデリー(ロイター=共同)

 【ニューデリー共同】インドのモディ首相は8日、デリー首都圏(州に相当)議会選で自身が率いるインド人民党(BJP)が勝利したことを受け、首都ニューデリーのBJP本部で演説し「デリーは国の玄関であり、最高の都市インフラを整備すべきだ」と述べた。

 首都圏議会の定数は70。選挙管理委員会によると、BJPの議席は8から48に躍進。第1党だった庶民党は62から22に減らした。他の政党は議席を獲得できなかった。

 庶民党を率いるケジリワル氏は反汚職を掲げてきたが、昨年の総選挙直前に汚職容疑で逮捕され、支持を失った。逮捕後、務めていた首都圏政府の首相を辞任し、今回の選挙で落選した。


https://news.yahoo.co.jp/articles/b06622bc38c71d12ed0ab801ddcd9eccb5a00591
インド首都圏議会選、国政与党が過半数獲得へ モディ首相の後押しに
2/8(土) 22:00配信

朝日新聞
ニューデリーで2025年2月8日、デリー首都圏議会選でインド人民党が勝利する見通しとなったことを祝う党の支持者=ロイター

 インドのデリー首都圏議会選挙が8日に開票され、モディ首相率いる国政与党のインド人民党(BJP)が定数70の過半数を獲得し、政権を奪還する見通しとなった。同日、インドの主要メディアが相次いで報じた。BJPが同議会で与党となるのは1998年以来で、国内でモディ氏の影響力が強まりそうだ。

 モディ氏は同日、X(旧ツイッター)に「開発と良き統治が勝利した」と投稿した。

 一方、前回62議席を獲得した現与党の庶民党(AAP)は、第2党に転落する見通し。2024年まで首都圏政府の首相を務めた党首のアルビンド・ケジリワル氏は議席を失った。地元紙タイムズ・オブ・インディアはAAPの敗因について、「反汚職」を旗印としてきた同氏が24年に汚職容疑で逮捕され、後に首相を辞任したことにより、同氏と党が「取り返しのつかないダメージに苦しんだ」と報じた。

 同氏は、モディ氏に批判的な野党の有力指導者のひとりとしても知られる。今回の敗北は、国政野党にとっても痛手となる。(バンコク=伊藤弘毅)

朝日新聞社

850OS5:2025/02/26(水) 13:02:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d99432f54aae16431738ef28ae9414f60321400
「地獄で生きている」 インドで100年続く火災の真実
2/26(水) 5:30配信
 乾いた砂地から炎と煙が立ち上がっていた。インド東部ジャルカンド州ダンバードにあるジャリア炭田では、地下火災が100年以上前から続いている。「地獄で生きているようなものだ」。炭鉱周辺で暮らす住民の権利擁護団体「ジャリア炭田を救う委員会」のラジブ・シャルマ代表(55)はそう語る。なぜ地下火災はこれだけ長期にわたって続いているのか。

 ジャリア炭田は約280平方キロメートルに及ぶ大規模炭田だ。石炭省は2021年時点で火災の発生地点は27カ所、影響を受けている地域は1・8平方キロメートルに上るとしている。

 権利擁護団体のシャルマ氏によると、火災によって地下の一部が空洞になり、これまでに複数の住民が地盤崩壊によって死傷した。インドメディア「ヒンドゥスタン・タイムズ」は17年5月、地盤が崩れて地下の空洞に落下した父子が死亡したと報じた。

 地下火災がくすぶる地域にある集落で暮らすシャンティ・デビさん(50)は「家の下の地盤が崩れて炎にのまれてしまったらと思うと、恐ろしい」と話す。

 ジャリア炭田では1890年代に民間業者による採掘が始まり、1970年代に国有化された。現地で火災が初めて確認されたのは1916年にさかのぼる。原因は明らかになっていないが、石炭を採掘し終えた後に放置された炭鉱から発火した可能性などが指摘されている。

 石炭省は「国有化前の炭鉱は、利益追求型の手法で炭鉱が運営されていた」とした上で「安全や環境への配慮はほとんどなく、深刻な土壌の劣化と地盤沈下、炭鉱火災や、そのほかの社会環境問題が生じた」としている。

 これまでに不活性ガスを注入するなどの消火作業が進められてきたが、火災を消し止めるには至っていない。当局は現在、火災の影響を受けている地域で住民の移転を進めるとともに、石炭の採掘を急いでいる。インド工科大ダンバード校のディーラジ・クマール教授は「(燃料となる)石炭を採掘し尽くせば、火災もなくなるだろう」と話した。【ダンバードで川上珠実】

851OS5:2025/04/04(金) 16:48:20
https://www.sankei.com/article/20250404-RRZOS6GBQRFPBJIKQ2ZQ4LYWZU/
〝民主主義のデパート〟インドの知恵 選挙時、指の爪に紫色のインク塗って二重投票防ぐ
国際舞台駆けた外交官 岡村善文氏(17)
2025/4/4 10:00
公に目にする記者会見の裏で、ときに一歩も譲れぬ駆け引きが繰り広げられる外交の世界。その舞台裏が語られる機会は少ない。戦後最年少(50歳)で大使に就任し、欧州・アフリカ大陸に知己が多い岡村善文・元経済協力開発機構(OECD)代表部大使に、40年以上に及ぶ外交官生活を振り返ってもらった。

公用語の数、実に18も
混み合うインドの市場。インドの人口は中国を抜いて世界一(ロイター)
混み合うインドの市場。インドの人口は中国を抜いて世界一(ロイター)
《1995年末、インドの首都ニューデリーにある日本大使館に赴任した》 

インドの多様性には驚きました。広大で、今や世界一の人口を抱え、公用語だけで18もある。地域によって多様なのは当然です。 

デリーの街を歩くと、角を右に曲がるか左に曲がるかで、全く異なる世界が眼前に広がっていた。人種や宗教が多様なだけでなく、極端な貧富の差があり、食生活、服装、生活様式、何もかも違う人々が同じ生活空間を共有していました。 

インドでは古くから、あらゆる職業が特定の人々によって担われていた。たとえば、インドで商業を営む人のほとんどが「マルワリ」という北西部ラジャスタン州から来た人々。洗濯業は「ドビ」、大工は「スータル」、鋳物は「カマラ」…。分業は、ヒンドゥー教のカーストという身分制度に組み込まれ、インド経済を支えてきました。 

カースト間の差別は厳しく、職業選択の自由がない、と批判されています。それでもカーストに属している限り、誰も失業することはない。誰にも帰るべき共同体があり、自分の役割がある。長きにわたり、カーストは経済と社会の安定に寄与したことは疑いようがありません。

カースト存在しない情報産業
《伝統社会のきつい縛りがあるはずのインドの経済が最近、発展しつつある》 


製造業が拡大し、情報産業も発展しています。あるインド人が「工場労働やコンピューターを扱う仕事に、該当するカーストがないからだ」と教えてくれました。 

カーストの束縛を嫌った若い世代は、どんどん新規産業に乗り出している。職業選択を制約するカーストが、近代産業への人材供給を促進した、という逆説があるようです。

インド北部バラナシのガンジス川の川岸(共同)
インド北部バラナシのガンジス川の川岸(共同)
民主主義に誇り
《そんな多様なインドで、人々は民主主義に誇りを持っているという》 

国全体で政党による民主主義制度を維持しているだけでなく、28州(当時)で州首相を選挙で選んでいました。 

ある州では二大政党が政権交代をし、別の州では連立政権。地方政党は力強く、南西部ケララ州や東部ベンガル州では共産党が政権を取っていた。「インドはまるで民主主義のデパートだ」との思いを強くしました。

852OS5:2025/04/04(金) 16:48:34

選管の権威は絶対
驚いたのは、途上国にありがちな「選挙が不正に行われた」という異議や開票後の騒乱がほとんどなかったことです。選挙管理委員会への信頼が高く、その権威は絶対でした。

当時、首都でさえ、戸籍や住民票が存在しなかった。道端で寝ている家族が多数いました。選挙に必要な有権者登録はどうするのか。そして、公正な選挙をどう実現しているのか。インドは、独特の知恵を持っていました。 

選挙期間が始まると、多数の政党は街や村に繰り出します。選挙運動とともに重要なのは、投票者を集めること。自分の党の候補者に投票する人を訪ね、名前を聞いて、一覧表にまとめる。居住者はもちろん、道端に寝ている人にも声を掛け、出来上がった一覧表を選管に提出します。選管はこれらの各政党からの一覧表を集約すれば、選挙人名簿が作れるわけです。 

各政党、バスで有権者を運ぶ
《いよいよ投票日。各政党はバスを仕立て、自分の党に投票してくれるはずの人々を投票所に運ぶことまでしたという》 

選管は選挙人名簿にその人の名前があるかを見て、あれば投票用紙を渡します。投票用紙には、政党のシンボルマークと候補者の名前が並び、そこにチェックを入れれば投票は完了。文字を知らなくても投票できます。

ただ、それでは複数の政党の一覧表に違った名前で登録しておけば、1人で何回も投票できるじゃないか、との疑問がわきます。 

1週間消えぬ紫のインク
それを防ぐために知恵があります。投票すると、指の爪に紫色のインクが塗られる。このインクは私も試しに塗ってもらったところ、1週間ぐらい消えませんでした。指にインクが塗られていれば、もう投票は認められない。こうして、二重投票を防いでいたわけです。投票日が終わるころには、皆が爪にインクを付けて歩いている。 

それぞれの国に、それぞれの流儀があり制度がある。それらには由来や背景があり、私たちの常識だけで価値判断をしてはいけない。インドはインドの知恵で生きているようでした。(聞き手 黒沢潤)


〈おかむら・よしふみ〉 1958年、大阪市生まれ。東大法学部卒。81年、外務省入省。軍備管理軍縮課長、ウィーン国際機関日本政府代表部公使などを経て、2008年にコートジボワール大使。12年に外務省アフリカ部長、14年に国連日本政府代表部次席大使、17年にTICAD(アフリカ開発会議)担当大使。19年に経済協力開発機構(OECD)代表部大使。24年から立命館アジア太平洋大学副学長を務める。

853OS5:2025/04/10(木) 07:13:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec4e416e118b6dc0d7fd10995b35ecb0044aee3c
高まる王制復活論 デモ頻発、政権は元国王訴追辞さず ネパール
4/10(木) 7:10配信

時事通信
8日、ネパール首都カトマンズで行われた王党派のデモに参加したクシュブ・オリさん(本人提供・時事)

 【ニューデリー時事】2008年に共和制へ移行したネパールで、王制復活を求める声が勢いを増している。

 王党派による大規模デモが頻発。政権は暴力行為を扇動したとして、同年退位した元国王の刑事訴追も辞さない構えを見せている。

 「今の政治は汚職がまん延し、指導者は国の問題に真剣に取り組んでいない。若者は仕事を求め海外に流出している」。8日、首都カトマンズで行われたデモを主催した野党・国民民主党の指導者の一人、クシュブ・オリさん(31)はこう述べ、「国のさらなる危機を防ぐには王制復活が必要だ」と力を込めた。

 首都では3月28日にも大規模なデモが発生。デモ隊の一部が家屋に放火するなど暴徒化し、当局は外出禁止令を出した。デモ隊と治安部隊との衝突で地元記者を含め2人が死亡、約70人が逮捕された。

 ネパールは内戦や民主化運動を経て08年、王制を廃止して共和国となった。共和制移行の過程で政教分離も決めた。その後、王制復活を求めるデモはたびたび起きたものの、直近の発端はギャネンドラ元国王の今年2月の演説だった。

 元国王はその中で「国を守り、繁栄させるためには全ての市民の団結が必要だ」と訴えた。王党派は、元国王が政治体制転換に向けた運動を呼び掛けていると捉え、政争に明け暮れる既存政治家への不満を背景に急速に勢いづいた。

 デモで死者が出たこともあり、共和制擁護派の与党・統一共産党(UML)を率いるオリ首相は3月31日、議会の演説で「元国王であっても犯罪行為は免責されない」と述べた。

 地元の政治アナリスト、チャンドラ・デブ・バッタ氏は、政権がデモ隊を「反憲法派」と見なしたことで対立が先鋭化したと指摘。王制廃止は国民投票を経ず決まったため、「正当な手続きが踏まれていないことに深刻な懸念を抱いている人が相当数いる」と語った。

854OS5:2025/04/12(土) 21:14:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/cfa064e5a7afcee0a6d184d9ed9dbfef289948e7
ポリオ撲滅、「陰謀説」と難民で困難に パキスタン、減少一転し感染者増加
4/12(土) 8:00配信
共同通信

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パキスタン北西部ペシャワル近郊でポリオのワクチンを子どもに接種する医療従事者(中央)=2025年2月(AP=共同)

 ウイルスが神経を侵して手足をまひさせ、一生の障害を引き起こすポリオ(小児まひ)。野生株が残る世界2カ国のうちパキスタンで2024年の感染者数が70人を超え、2020年以来の水準となった。撲滅できない理由は、もう1カ国の隣国アフガニスタンと往来が多いことに加え、国境地帯に潜むイスラム武装勢力が「陰謀説」を広げ、ワクチン接種を拒む住民もいるからだ。(共同通信イスラマバード支局=和田真人)

【写真】百日ぜき菌 激しいせきが特徴の感染症「百日ぜき」流行し始める

 ▽テロの恐れ

 首都イスラマバードから北に車で約4時間。アフガンと国境を接する北西部カイバル・パクトゥンクワ州の小さな診療所に警察の護衛を受けた車両が到着した。降りてきたのは国際協力機構(JICA)の母子保健支援事業を請け負うアイ・シー・ネット(さいたま市)の日本人3人だ。テロが相次ぐ同州で、関係者は安全確保に細心の注意を払う。

 冷蔵庫のワクチンの保存状態をチェック。妊婦や子どもの予防接種の重要性を説明する紙芝居を地元女性保健ワーカーと共に練習した。保健ワーカーのナディアさんは「教育を受けてない人が多いので、絵なら理解しやすい」とうなずいた。

 ▽砕かれた期待

 カイバル・パクトゥンクワ州はポリオ感染が目立つ地域だ。パキスタン政府によると、ポリオ感染者は2019年に全国で147人確認された後、減少に転じた。2021年2月から1年間はゼロとなり撲滅の期待が高まった。だが、結局2022年は20人確認され、2023年は6人だった。

 政府の緊急時対応センターのハック氏は、下水道の未整備や予防接種率の低さに加え「難民の往来」を課題に挙げる。

 アフガンでは旧ソ連侵攻以降、政情不安が続く。2001年の米中枢同時テロ後に外国部隊が駐留、2021年8月にイスラム主義組織タリバンが復権した。パキスタンには300万人前後のアフガン難民がいるとされる。

 ▽偽情報

 パキスタンとアフガンの国境地帯では伝統的な部族社会が根強く残り、政府の監視の目が届きにくい。拠点としている武装勢力がワクチンは「子どもたちを不妊にさせる西側諸国の陰謀」と偽情報を拡散。予防接種従事者を攻撃し、1990年代から従事者や警備の警察官ら200人以上が殺害されたという。

 ハック氏は治安とともに、偽情報を信じる住民の「接種拒否」も問題となっていると明かした。

 撲滅への壁は高い。アイ・シー・ネットの現場リーダー池田高治さんは「母子保健の大切さが十分に理解されていない。住民自身が互いの意識を高め合えるよう支援していきたい」と地道な活動が近道だとの考えを示した。

855OS5:2025/04/13(日) 21:06:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/62baed4f05bf6889d05c5615fee4a9193f7be048
アフガン出身者の送還拡大 対象80万人、人道危機の懸念 パキスタン
4/13(日) 19:03配信


時事通信
アフガニスタン国境に近いパキスタンの町チャマンで出発を待つ、移民やその荷物を乗せたトラック=11日(AFP時事)

 【ニューデリー時事】パキスタン政府が4月に入り、暫定的に滞在を認めてきた隣国アフガニスタン出身者の国外退去に着手した。

 国連によると、1日以降、約1万4100人を強制送還しており、国際社会では人道危機を招くとして反対する声が上がっている。

 送還されたマンスール・ナザリさん(49)は、妻と子供5人の7人家族。今はアフガン東部ナンガルハル州に身を寄せる。「家族を養うため仕事を探しているが、簡単ではない。食べ物や住む場所もない」と嘆く。

 パキスタンには紛争や政情不安に見舞われたアフガンから多数の人が逃れてきた。しかしパキスタン政府は2023年秋、国内で起きたテロにアフガン出身者が関与していたことを受け、治安の安定を名目に滞在許可を持たないアフガン人の一斉送還を開始。この措置により、約80万人が帰還を強いられたとされる。

 さらにパキスタン政府は今年1月、「アフガン市民カード(ACC)」と呼ばれる身分証明書の保有を条件に一時滞在を認めてきた約80万人についても、送還対象に含めると決定した。ACCは公的書類を持たずに入国したアフガン人に発行されてきたが、制度運用を全廃した形だ。

 ACC所持者の退去期限は3月末。従わない場合は強制送還すると定めており、パキスタンで約15年間暮らしてきたナザリさんも対象の一人だった。

 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは、イスラム主義組織タリバンがアフガンの実権を握った21年8月以来、同国の人権状況は悪化の一途をたどっていると指摘。「帰還民は、失業や崩壊した医療に直面する」と訴え、強制送還に反対している。

856OS5:2025/04/16(水) 07:29:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffc019f61e0ec17a3f9b70c9942969d53b01e5ae
「E5系」と「E3系」無償譲渡へ 日本からインドに、26年にも
4/16(水) 7:08配信
時事通信
JR東日本の東北新幹線「E5系」(写真左)と「E3系」

 【ニューデリー時事】インド西部で建設中の日本の新幹線方式を導入した高速鉄道に関し、日本が軌道や架線の点検用に、JR東日本の東北新幹線などで使われた「E5系」と「E3系」を1編成ずつ、インドに無償で譲渡する方針であることが15日、関係者への取材で分かった。

 車両に検測装置を搭載し、2026年初めにも納入する。

 日印両政府は高速鉄道の運行車両として30年代初頭にJR東の次期新幹線「E10系」を採用する方針。しかし、インド政府が目指す27年8月の部分開業には間に合わない。

 E5系・E3系の譲渡は点検任務そのものに加え、日本政府肝煎りのプロジェクト開業時に日本の車両が現地にあるという状況も重視したようだ。高温や粉じんの影響を含む走行時のデータを収集し、将来的にE10系をインドで現地生産する際に役立てる狙いもある。

 E10系導入までは、速度を引き上げる改造を施したインドの準高速列車を運行させる予定。

 運行車両を巡ってはE5系の採用が既定路線だったが、高額な見積もりや納期の遅れにインド側が難色を示し、自国の車両使用にかじを切りつつあった。譲渡はE10系とともに日本側が局面を変える打開策として昨年末に提案。インド側がおおむね受け入れる意向を示していた。

 高速鉄道は西部のムンバイ―アーメダバード間の約500キロを結ぶ。総事業費は当初見積もりで約1.8兆円。円借款でその8割程度を手当てするが、事業費の膨張が見込まれている。今後のモディ首相来日と日印首脳会談に合わせ、両政府はE10系導入を可能とする新たな円借款の枠組みを創設する方針。

 日本の新幹線技術が国外で初めて導入された台湾高速鉄道(台湾新幹線)には、車両に障害物が接触しないかを調べる「建築限界測定車」として、初代新幹線「0系」が無償譲渡された。

857OS5:2025/04/24(木) 17:46:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/4891170ee6bf3b21b2c1b4e76698c8c618813893
カシミール、印パ対立の根源 19年には越境テロを機に空爆の応酬
4/24(木) 13:07配信

毎日新聞
インダス水系の支流で船をこぐ住民=インド側カシミールで2017年11月12日午後5時15分、金子淳撮影

 インド北部カシミール地方であった銃撃テロ事件を受け、インド外務省は23日、テロ事件と隣国パキスタンとの間につながりがあったとして、印パ間でインダス川の水資源の配分を定めた「インダス川水利条約」の履行を即時停止すると発表した。インダス水系はパキスタンにとって死活的に重要な水源のため、印パ間の緊張が増すのは必至だ。

 カシミール地方は1947年にインドとパキスタンが独立して以来、両国が領有権を争う係争地であり、印パ紛争の根本的な原因となってきた。3分の2をインド、3分の1をパキスタンが実効支配しているが、インド側では80〜2000年代、インドからの分離独立やパキスタンへの併合を求める武装組織による激しい武力闘争が起きた。近年はパキスタンを拠点とする複数のイスラム過激派によるテロ事件も相次いでいる。

 16年にはインド軍基地で兵士18人が殺害されるテロがあり、インド軍は第3次印パ戦争(71年)以来初めてパキスタン側カシミールに越境し、報復攻撃を実施した。19年にも治安部隊40人が死亡する自爆テロが起き、インドがパキスタン領内を空爆した。このときはパキスタン軍の報復も招き、核保有国同士の衝突が激化する懸念が強まった。

 今回のテロ事件は22日、カシミールの観光地パハルガムで発生し、インド人観光客ら26人が銃撃されて死亡した。モディ政権は近年、カシミールでの観光開発を進めてきたことから、観光客が標的になったことへの怒りも大きいとみられる。

 印シンクタンク「南アジア・テロポータル」によると、犯行声明を出した武装組織「カシミールレジスタンス」は、パキスタンを拠点とするイスラム過激派「ラシュカレ・トイバ」(LeT)の分派とされる。LeTは08年に160人以上が殺害されたムンバイ同時多発テロを実行したことで知られ、パキスタンの軍情報機関ISIとのつながりも指摘されている。【カイロ金子淳】

858OS5:2025/05/04(日) 19:11:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/a28542c2eee4ca49ff132f0f3969a14d77741edb
大統領が「世界最長」会見 祈りを挟み15時間 モルディブ
5/4(日) 18:58配信

時事通信
3日、首都マレで記者会見を行うモルディブのムイズ大統領=大統領府提供(AFP時事)

 【コロンボAFP時事】インド洋の島国モルディブのムイズ大統領(46)が3日から4日にかけ、約15時間にわたる記者会見を行った。

 同国政府は「大統領による記者会見としては世界最長」としている。これまでの記録は、2019年10月にウクライナのゼレンスキー大統領が行った約14時間の会見とされる。

 ムイズ氏は3日午前10時に記者会見を開始。短い祈りの中断を挟んで14時間54分間、二十数人の記者からの「多岐にわたる質問に応えた」(大統領府)。記者には食事が提供されたという。

 記者会見は「世界報道の自由の日」に合わせて実施。大統領府は「ムイズ氏は社会におけるメディアの重要な役割を理解しており、事実に基づくバランスの取れた公平な報道の重要性を強調した」としている。

 国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」が2日発表した最新の「世界の報道自由度ランキング」では、モルディブは180カ国・地域中、104位だった。

859OS5:2025/05/07(水) 06:21:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/c41edfcf715c7e98ae359a12c9cf4f81e7491152
インド軍が係争地のパキスタン側に攻撃 26人犠牲テロへの報復
5/7(水) 6:08配信

毎日新聞

 インド国防省は7日、インド軍がパキスタンと領有権を争うカシミール地方の実効支配線を越え、パキスタン側にあるテロリストのインフラ施設9カ所を攻撃したと発表した。

 カシミール地方のインド側の支配地域で22日、観光客ら26人が犠牲になったテロ事件があり、インドが報復した形となった。インド国防省は声明で「我々の行動は焦点を絞った、慎重な、エスカレーションのない性質のものだ」とし、パキスタンの軍事施設は標的にしていないとしている。【ニューデリー松本紫帆】

860OS5:2025/05/07(水) 16:37:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/e80336b0153a9da9136e863cc3f22e5a7aa8c1d6
カシミール問題とは インドとパキスタンが80年近く領有権争う
5/7(水) 10:16配信


 インド軍は7日、パキスタンと領有権を争うカシミール地方の実効支配線を越え、パキスタンの支配地域などの「テロリストのインフラ施設」を攻撃したと発表した。カシミール地方を巡っては、印パ両国が長年、領有権を主張し、対立の火種になっている。

【写真】壁が破られ…攻撃を受けたとみられる建物

 印パ対立の発端は1947年の独立時にさかのぼる。印パは元々同じ英領インドだったが、イスラム教徒が多数派の地域がパキスタン、ヒンズー教徒が多数派の地域がインドとして独立した。当時、500カ所以上あった「藩王国」と呼ばれる自治領も印パのいずれかに帰属した。

 カシミール地方は藩王国の一つで、住民の多くがイスラム教徒だったが、藩王はヒンズー教徒だった。

 藩王が印パへの帰属先を明らかにしない中、パキスタンが先手を打って軍事侵攻すると、藩王はインドに支援を求めるとともに、インドへの帰属を表明。領土問題に発展し、第1次印パ戦争(47〜49年)を招いた。

 この時、インド軍がカシミールの約3分の2を実効支配し、国連の仲介で停戦協定が結ばれた。65年の第2次、東パキスタン(現バングラデシュ)の独立を巡る71年の第3次印パ戦争を経て、72年のシムラ協定で、現在まで続く「実効支配線」が画定した。

 98年には、印パ両国が競うように核実験を強行し、地域の対立は核保有国同士の摩擦へと発展した。

 パキスタンはカシミール地方の帰属について、国連が関与した形での住民投票で決めるべきだとの立場をとる。一方、インドは両国による「2国間問題」との姿勢で国際社会の仲裁や関与を拒否している。

 長年、両国の主張に大きな変化はなく、解決に向けた糸口が見いだせない状況が続いている。【ニューデリー松本紫帆】

861OS5:2025/05/07(水) 20:53:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/a484cdfeba1144c0083424bd16cc0b8b96704a0f
パキスタンが観光地「攻撃」、インドで報復論高まり武力衝突に発展か
5/7(水) 20:18配信

毎日新聞
インドからとみられるミサイル攻撃で損壊した建物を調べる兵士=カシミール地方のパキスタン支配地域で2025年5月7日、AP

 インドとパキスタンが7日、カシミール地方の領有権問題を背景に武力衝突した。両国とも全面的な衝突は避けたい意向だが、報復の応酬となって事態が悪化する恐れもあり、状況は予断を許さない。

【写真】壁が破られ…攻撃を受けたとみられる建物

 今回の攻撃の直接のきっかけとなったのは、4月22日にカシミールのインド側支配地域の一つ、ジャム・カシミール地方で起きたテロ事件だった。渓谷や山に囲まれた風光明媚(めいび)な観光地で「インドのスイス」とも呼ばれるパハルガムで、武装組織が観光客らに向かって銃を乱射し、26人が死亡した。

 インドのモディ首相は2014年の就任以降、カシミールの治安回復を優先課題に掲げてきた。パキスタン側からの「越境テロの抑止」を重要な課題として掲げ、テロに対して断固とした措置を取ると強調してきた。

 16年にはインド軍基地で兵士18人が殺害されるテロがあり、インド軍は第3次印パ戦争(1971年)以来初めてパキスタン側カシミールに越境して、報復攻撃を実施。19年にも治安部隊40人が死亡する自爆テロが起き、インドがパキスタン領内を報復として空爆した。

 またカシミールの「紛争地」のイメージを払拭(ふっしょく)して、観光や産業の振興も図っており、23年5月には、カシミール地方のスリナガルで主要20カ国・地域(G20)観光ワーキンググループ会合を開催している。それだけに観光客を狙った4月のテロは大きな衝撃で、国内でも報復論が高まっていた。

 ただインド軍は今回、パキスタンの軍事施設を標的にしておらず、エスカレーションを回避する手段が取られたとも強調。「この作戦は、インドが加害者の責任を追及しつつ、不要な挑発を避ける決意を強調するものだ」と慎重な姿勢も示している。

 一方、パキスタンはテロへの関与を否定した上で、「全ての責任はインド側にある」と非難し、今後、国際社会の場でも自国への支持を呼びかけていく意向だ。双方の非難合戦が続く中で、事態収束への糸口は見えていない。【ニューデリー松本紫帆】

862OS5:2025/05/09(金) 09:54:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/cea803648a60aad6921926769bcbce0c6fbd2525
「彼らと握手をするな」激化する印パ対立、観光客に人気の軍同士の国境セレモニーにも変化
5/9(金) 7:00配信

産経新聞
カシミール地方で4月に起きたテロ後に激化しているインドとパキスタンの対立は、印パ両軍が国境で66年間続けてきた毎夕の国旗降納式のあり様を変えた。インドはセレモニーで行うパキスタン側指揮官との握手を禁止。パキスタン側も同様の措置を取り、両国の相互不信の高まりを示す形となった。印メディアなどが伝えた。

カシミール問題、宗教対立で3度の戦争 核保有はインド172発、パキスタン170発

セレモニーは毎夕、インド北部パンジャブ州アタリとパキスタン中部パンジャブ州ワガが接する国境付近で行われる。世界中から旅行客が訪れる人気の観光スポットだ。

セレモニーでは、印パ両側の建物から、カーキ色の軍服を着たインド軍の国境警備隊と黒の軍服を着たパキスタン軍のレンジャー部隊がそれぞれ、脚を伸ばしたまま高く振り上げる「グースステップ」で国境に向かって歩いていく。国境に到着すると両軍の兵士は調子を合わせてそれぞれの国旗を降ろし、最後に指揮官同士が強く握手を交わす。

観光客は、国境を挟んで両側に設けられた円形の観覧場所からセレモニーを見学できる。約30分間のショーは「両国のライバル関係や兄弟愛を象徴する」として、毎日数千人の観光客を引き付けてきた。

しかし、4月のテロ事件を受けてインド側は同地の検問所を即時閉鎖。同月24日にはセレモニーでの「パキスタン側との象徴的な握手を一時停止する」とした。

現地からの報道は、規模縮小後のセレモニーを見学したインド人が「今後(の印パ関係は)どうなるか分からない」と懸念する声を伝えている。

863OS5:2025/05/11(日) 20:55:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ae0e889cb2bde87cb27cca9055a04e17f38c4a9
前与党の活動禁止 前首相らの裁判終結まで バングラデシュ
5/11(日) 20:31配信

時事通信
バングラデシュのハシナ前首相=2024年7月、ダッカ郊外(同国首相府提供・AFP時事)

 【ニューデリー時事】バングラデシュ暫定政権は11日までに、テロ対策法に基づき、国外逃亡したハシナ前首相の前与党アワミ連盟(AL)のあらゆる活動を禁止すると発表した。

 期間はハシナ氏らAL幹部の裁判が終結するまでという。同国の特別法廷は「人道に対する罪」などの容疑でハシナ氏に逮捕状を出している。

 ハシナ氏は昨年8月、反政府デモの高まりを受け隣国インドに脱出。政権が崩壊した。その後同国で事実上の亡命生活を送っており、帰国のめどは立っていない。

 ユヌス首席顧問率いる暫定政権は、AL関係者に対する刑事訴追の動きを強めている。ALは暫定政権を「ファシスト」と呼び、強く非難する声明を発表。決定には従わず、今後も活動を継続する方針を示している。

864OS5:2025/05/11(日) 21:07:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a3aea737341a08791fd7c5b160c631685c3ac26
反撃成功で「感謝の日」 カシミール、停戦に不信感も パキスタン
5/11(日) 19:06配信
 【ニューデリー時事】パキスタンではインドへの反撃作戦「成功」(シャリフ首相)を祝って11日が「感謝の日」に指定され、各地で犠牲者への祈りがささげられた。

 10日の停戦合意発表後には市民らが街頭に繰り出し、国旗を振ったり花火をしたりして喜びをあらわにした。

 パキスタンでは「インドの『戦争ヒステリー』にふさわしい方法で応え、屈服させた」(ドーン紙)など、インドに勝利したとの論調が支配的。一方、インド側に高揚感は薄く、メディアはパキスタンの「停戦破り」に重きを置いた。

 民間人の犠牲者も出た係争地カシミール地方。パキスタン側支配地域ムザファラバードで暮らすITコンサルタントのビラル・シャビールさんはAFP通信に「停戦は前向きな一歩」としつつ、「戦争で亡くなるのは兵士だけでなく、多くは民間人。今回はカシミールの人々だったはず」と話した。

 インド側のスリナガルに住む男子学生(28)は時事通信に「停戦合意後にもかかわらず昨夜攻撃があり、多くの住人がパニックとなり泣きだす人もいた。また攻撃があるのではないか」と、不信感を隠さなかった。

865OS5:2025/05/21(水) 20:42:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbf92aaddf2ffe02ee41f7c325ae9e77f2e3f68b
パキスタン陸軍参謀長、元帥昇格へ インド軍「撃退」を評価
5/21(水) 6:37配信
時事通信
パキスタンのムニール陸軍参謀長=14日、同国北東部シアルコット(軍統合広報局提供・AFP時事)

 【ニューデリー時事】パキスタン政府は20日、軍部トップであるムニール陸軍参謀長の元帥昇格を承認した。

【写真】パキスタン軍の中国製戦闘機「殲10C(J10C)」

 先のインド軍との軍事衝突で「国の安全を確保し、敵を撃退した」(首相府)功績を評価した。

 地元メディアによると、元帥は陸軍最高位の名誉称号。1959年に同称号を得た軍事政権のアユブ・カーン大統領(当時)以来、ムニール氏で2人目となる。

866OS5:2025/05/24(土) 07:39:42
>>824>>827とか
https://news.yahoo.co.jp/articles/17e9d71722d6ca8f0923ab744257168591eda66e
ユヌス首席顧問が辞任検討 選挙時期巡り軍と対立か バングラデシュ
5/23(金) 7:56配信
時事通信
バングラデシュのユヌス首席顧問=3月14日、南東部コックスバザール(AFP時事)

 【ニューデリー時事】バングラデシュのメディアは22日、暫定政権のユヌス首席顧問が辞任を検討していると報じた。

 後ろ盾となってきた軍や政党と次期総選挙の実施時期を巡って対立していることが主な理由とみられる。

 ユヌス氏は選挙制度の改革を終えた後、来年6月までに選挙を実施する考えを示している。しかし、報道によるとザマン陸軍参謀長は21日、軍の会合で今年12月までに行う必要があると主張。「選挙で選ばれていない政権が国の針路を決めるべきではない」と訴えた。

867OS5:2025/06/08(日) 20:26:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/c17cd5436b80e1392aa6705a9eb2de7e4f65d0de
バングラ暫定政権トップのユヌス氏、来年4月前半に総選挙実施と発表
6/7(土) 9:52配信

産経新聞
バングラデシュ暫定政権のユヌス首席顧問は6日、国民向けの演説で、次期総選挙を来年4月前半に行うと発表した。

同国では昨年8月、ハシナ首相が強権政治に反発する学生主導のデモを受けて辞任しインドに逃亡。ノーベル平和賞受賞者のユヌス氏をトップとする暫定政権が発足していた。主要政党のバングラデシュ民族主義党(BNP)や軍は、年内の総選挙実施を要求している。

一方、ハシナ氏率いるアワミ連盟は政治活動を禁止され、事実上、選挙に参加できなくなっている。(岩田智雄)

868OS5:2025/06/22(日) 00:28:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d9b5f2f62ecc7f0418bd0a1cfd968cc35fbee60
元飛び地国家、54年前に戦火も関係改善 パキスタンとバングラデシュ、敵の敵は味方
6/21(土) 8:00配信


共同通信

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握手するパキスタンのシャリフ首相(左)とバングラデシュ暫定政権トップのユヌス氏=2024年12月、エジプト・カイロ(パキスタン政府提供、共同)

 1971年までインドを挟んだ飛び地国家だったバングラデシュとパキスタンが関係改善を進めている。昨年から続くバングラデシュとインドの確執がきっかけ。パキスタンとインドはカシミール地方の領有権争いを抱える「宿敵」で、2025年5月も大規模な武力衝突が起きた。「敵の敵は味方」の構図での関係改善だが、課題は残っており、一筋縄ではいきそうにない。(共同通信イスラマバード支局=和田真人)

 「15年ぶりの復活」。2025年4月18日付のパキスタン主要紙がこぞって付けた見出しだ。バングラデシュの首都ダッカで前日開かれた両国外務次官協議を伝えた。パキスタン政府は発表で「友好的で、関係を復活させる両国の決意が反映された」と自賛した。

 バングラデシュは元々、1947年に英領インドからパキスタンが分離独立した際、東パキスタン州となった地域だ。1970年総選挙で自治権拡大を求めるアワミ連盟(AL)が勝利、1971年3月に内戦に突入し、パキスタンはALのムジブル・ラーマン党首を逮捕。インドの介入で「第3次印パ戦争」に発展し、1971年12月、パキスタン軍の降伏を経てバングラデシュが独立した。

 インド寄りの政策が続き、1975年に暗殺されたラーマン氏の長女ハシナ氏は2009年から4期連続首相を務め、インドとの関係を深めていった。

 転機はバングラデシュで2024年7月以降に激化した学生と治安部隊の衝突。学生側は独立戦争功労者の親族らに対する公務員採用優遇枠の撤廃を求め、死者は千人を超えたとされる。ハシナ氏は2024年8月にインドに脱出。政権は崩壊し、ハシナ氏は今もインド滞在中だ。バングラデシュ側は人道に対する罪で逮捕状を出したが、インドは身柄引き渡しに応じていない。

 暫定政権トップにノーベル平和賞受賞者ユヌス氏が2024年8月就任すると、9月と12月に相次いでパキスタンのシャリフ首相と会談。2025年1月にはバングラデシュ軍の幹部がパキスタンを訪問した。パキスタン軍トップと会談し、同国政治に強い影響力を持つ軍が関係改善を支持していることが裏付けられた。貨物船の直接運航が始まり、旅客機の直行便も開始の見通しだ。

 しかし「戦後処理」が残っているのも事実。外務次官協議でバングラデシュ側は、独立闘争時の虐殺行為への公式謝罪や、独立まで共有していた45億ドル(約6500億円)超の資産の引き渡しをパキスタン側に求めた。

 外交が専門のパキスタン人記者は「現在のパキスタン国内にいる独立派を勢いづかせることにつながるため、バングラデシュとの関係改善はそう簡単ではない」と冷めた見方だ。

869OS5:2025/07/17(木) 16:54:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/631fcf33f6bcf7254693c96ca733a27c08f7bc9e
インド首都近郊にディズニーランド?  州トップ表明、土地確保も
7/17(木) 15:24配信

時事通信
米カリフォルニア州アナハイムのディズニーランド=2015年7月(AFP時事)

 【ニューデリー時事】インドの首都ニューデリーに隣接する北部ハリヤナ州に、同国初の「ディズニーランド」を誘致する計画が浮上した。

 州トップは観光振興に向けた「ゲームチェンジャー」になると意気込んでいる。

 ハリヤナ州のサイニ首相が今月上旬、テーマパークの建設計画を表明。地元メディアによると、既に米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニー社側と協議を始めており、同州マネサールに約2平方キロの用地を確保したという。

 マネサールは日系を含め多くの企業が製造拠点を構える工業都市。サービス業のアカシュ・シンさん(25)は「いいアイデア。ハリヤナだけでなく周辺州からも観光客が訪れるだろう。飲食店ももっと進出してくるはず」と経済効果に期待を表した。

870OS5:2025/08/05(火) 10:25:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/d73507a01e9101a2f254a87ce020a46497e8d24f
暫定政権、薄氷の国家運営 選挙時期で反発、対中接近も バングラ・ハシナ政権崩壊1年
8/5(火) 7:06配信

時事通信

バングラデシュ暫定政権のユヌス首席顧問=2024年10月、ダッカ(EPA時事)

 【ニューデリー時事】バングラデシュでハシナ政権が崩壊して5日で1年。

 ノーベル平和賞受賞者のユヌス首席顧問率いる暫定政権は、強権的支配の再来を防ごうと国内の改革を急いでいる。しかし、総選挙の早期実施を求める主要政党や軍と対立。薄氷の国家運営が続く。

【写真】バングラデシュの首都ダッカで、自由で公平な選挙実施を求める集会に参加するイスラム政党の支持者ら=7月19日

 ◇一時辞任検討
 「目標は明確だ。全てのバングラデシュ人が平和と誇り、自由や尊厳を持って暮らせる社会を築くことだ」。7月29日、ユヌス氏は首都ダッカで開かれたイベントでそう強調した。

 昨夏、公務員採用の優遇問題に端を発した反政府デモはハシナ首相の辞任要求へと拡大。約15年にわたった長期政権が倒れた。デモに加わった学生ら推定1400人が治安部隊との衝突で死亡。その後、暫定政権トップに迎えられたのが、政治経験はないものの知名度の高いユヌス氏だった。

 だが、今年に入り政治的な対立が目立ち始めた。ユヌス氏は憲法や司法制度を含めた改革を終えた後に総選挙を行うとしたのに対し、前体制下で弾圧を受けたバングラデシュ民族主義党(BNP)は早期実施を要求。暫定政権の後ろ盾だった軍のトップも「選挙で選ばれていない政権が国の針路を決めるべきではない」と、公然と反対した。

 ユヌス氏は5月、対立激化を受け一時辞任を申し出たが、周囲の説得で踏みとどまったとされる。最終的に来年4月前半に総選挙を行うと表明したものの、前倒しを求める声は収まっていない。

 ◇前首相に実刑判決
 一方で、隣国インドに逃亡したハシナ氏に対する訴追の動きが進む。バングラデシュの特別法廷は7月、同氏不在の中、法廷侮辱罪で禁錮6月の判決を言い渡した。同氏が率いた前与党アワミ連盟(AL)は活動を禁じられた。

 6月に流通が始まった新紙幣では、ハシナ氏の父で「建国の父」故ラーマン初代大統領の肖像画が消えた。社会での「ハシナ色一掃」が進む。

 ◇近隣関係再構築
 外交面ではハシナ氏の引き渡しに応じないインドと関係に亀裂が生じた一方、中国に接近。次期総選挙で躍進が有力視されるBNPやイスラム政党の代表者も最近北京を訪れている。かつて戦火を交えたパキスタンとは直行便の再開やビザ制限の緩和を打ち出した。

 インド・デリー大学のシャム・ジャミル研究員(政治学)は「インド政府はベンガル湾地域での中国の拠点拡大を警戒し、バングラデシュとパキスタンの接近にも不安を募らせている。特に地政学的バランスを揺るがす可能性のある防衛やインフラ整備に関する取引を注視している」と指摘した。

871OS5:2025/09/09(火) 11:10:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a8690442140c6bce7e951c8e50625758588151
「最もパワフルな女性」のバングラ前首相 明るみになる「裏の顔」
9/9(火) 5:00配信

毎日新聞

岸田文雄首相との会談に臨むバングラデシュのハシナ首相(肩書は当時)=首相官邸で2023年4月26日午後6時42分、竹内幹撮影

 バングラデシュで昨年8月、当時のシェイク・ハシナ首相(77)が市民の大規模デモをきっかけに辞任に追い込まれ、インドに逃亡した。ハシナ氏は世界的な女性リーダーと評価されたこともあったが、現在は在職中の反体制派の抑圧など、人権侵害で厳しい批判にさらされている。

【写真】暫定政権のムハマド・ユヌス首席顧問と握手する石破首相

 ハシナ氏は「建国の父」と呼ばれるムジブル・ラーマン初代大統領の長女として生まれた。1975年の軍事クーデターでラーマン氏が殺害され、インドに亡命。その後、アワミ連盟(AL)の党首に選出されて帰国し、96年には首相に就任した。2001年まで務めた後、09年に返り咲いて長期政権を築いた。

 ◇経済成長、貧困削減で実績

 在任中は外国からの投資を呼び込み、年率7%前後の経済成長を達成することも多く、貧困削減を進めた。17年に隣国ミャンマーの少数派イスラム教徒「ロヒンギャ」が同国内で迫害された際には、約70万人を難民として受け入れ、国際社会からも評価された。

 米経済誌フォーブスの「世界で最もパワフルな女性」の100人の中にも、度々選ばれた。

 ただ在任中から、野党の政治家や支持者を多数拘束するなど強権的な姿勢が問題視されていた。野党は選挙で不正が行われていると告発し、24年1月には、主要野党のバングラデシュ民族主義党(BNP)が総選挙をボイコットした。

 ◇デモで政権崩壊

 政権崩壊の引き金となったのは、公務員採用の優遇措置を巡って起きた学生中心の抗議デモだった。

 71年にパキスタンから独立したバングラは、退役軍人の親族を公務員採用で優遇する措置を続けた。政府は市民の抗議を受けて18年に廃止したが、24年6月に高等裁判所が復活を認める判断を示した。

 バングラでは若者の失業率が高く激しい反発が起きたほか、治安部隊によるデモ隊への実弾使用などの映像が交流サイト(SNS)で拡散し、抗議活動は激化した。24年8月、首相公邸が市民に占拠され、ハシナ氏は隣国インドに亡命した。

 ハシナ政権下では、反体制派らが突然、拉致・拘束されて行方不明になる事件が多発し、地元メディアはその被害者は約1400人に上ると報じている。

 さらにハシナ氏はデモ隊の弾圧で多数を死傷させたとして、「人道に対する罪」などバングラ国内で複数の罪に問われている。

 バングラでは現在、ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス首席顧問が暫定政権を率いている。憲法や選挙制度などの改革を掲げ、26年2月にも総選挙を行う見通しだ。【ニューデリー松本紫帆】

872OS5:2025/09/09(火) 23:24:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc2e4e0490933c29a961230b3fb3c2b4404ce195
ネパールでSNS禁止への抗議デモ激化 親中のオリ首相が辞任、軍事パレードにも出席
9/9(火) 20:37配信

産経新聞
ヒマラヤの国ネパールで、政府が一部のSNSを禁止したことに反発する市民の抗議デモが激化し、9日までにデモ隊と警官隊の衝突で19人が死亡した。オリ首相(73)は同日、混乱の責任をとって辞任した。

ネパール政府は4日、政府が求める登録手続きをしていないSNSを禁止すると発表した。ロイター通信によると、フェイスブックなど複数のサイトが対象になった。偽のIDを使ったユーザーが憎悪や噂を拡散し、サイバー犯罪を働いているとし、社会の調和を乱していると説明した。

抗議デモは8日、全土で激化。デモ隊は政府の汚職とSNS禁止を非難し、国会議事堂に侵入しようとした。政府は同日、SNSの禁止を撤回する一方、夜間外出禁止令を出し、市民の反発は高まっていた。

オリ氏は、ネパール統一共産党(UML)党首で、昨年7月に首相に就任。最初の外遊先に慣例を破ってインドではなく中国を選び、中国寄りの政策を鮮明にしていた。ヒマラヤ山脈を挟む中国とネパールを結ぶ鉄道の建設を推進したほか、今月3日に北京で行われた抗日戦勝80年の記念行事の軍事パレードにも出席した。(岩田智雄)

873OS5:2025/09/10(水) 19:27:20
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025091000181&g=int
大統領、デモ隊に自制呼び掛け 暴徒化で放火も、軍展開へ―ネパール
時事通信 外信部2025年09月10日14時30分配信
9日、カトマンズにあるネパール政府庁舎に集まるデモ参加者ら(AFP時事)
9日、カトマンズにあるネパール政府庁舎に集まるデモ参加者ら(AFP時事)


 【ニューデリー時事】ネパール政府による主要なSNS規制に端を発した大規模デモを受け、ポーデル大統領は9日の声明で「私は(デモに加わる若者との)対話に前向きで面会の用意がある」とした上で、自制を求めた。これに先立ち政府はSNS規制を解除した。オリ首相も辞任したが、デモ隊は政府機関に放火するなど暴徒化。混乱が収まっていない。

 軍トップのシグデル陸軍参謀長も同日夜、国民向けのテレビ演説でデモ参加者に対話を呼び掛けた。軍はまた、警備や治安維持のため各地に部隊を展開させると発表した。

 大統領や参謀長は次期首相の選出プロセスには触れず、国家運営の先行きは不透明な状況となっている。

 首都カトマンズでは9日、デモ隊が当局の外出禁止令を無視して路上に殺到。閣僚の執務室が入る行政庁舎や最高裁、オリ氏の自宅にも火を放った。首都の国際空港は閉鎖された。8日はデモ隊と警官隊との衝突で全土で少なくとも19人が死亡した。

 ターク国連人権高等弁務官は「治安部隊が最大限の自制を働かせ、さらなる流血と被害を避けるよう強く求める」との声明を出した。

 隣国のインド政府は事態を受け、状況が安定するまでネパール渡航を延期するよう自国民に勧告。日本政府は滞在者に不要不急の外出を控えるよう呼び掛けている。

874OS5:2025/09/10(水) 19:28:30
https://www.yomiuri.co.jp/world/20250909-OYT1T50139/
ネパール首相が辞任表明…SNS禁止巡り大規模抗議デモ、首都カトマンズなどで19人死亡
2025/09/09 18:13 (2025/09/09 19:32更新)

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青木佐知子
 【ニューデリー=青木佐知子】ロイター通信などによると、ネパールのカドガ・オリ首相は9日、首都カトマンズなどで19人が死亡した抗議デモの激化を受け、辞任した。デモは、政府が4日から実施していたSNSの使用禁止や、汚職の横行に抗議する若者らが8日に始めたもので9日も続いていた。

ネパールのオリ首相=タイ外務省提供、AP
 オリ氏は「問題解決に向けた対応のため、本日付で首相の職を辞任する」とした書簡をラム・チャンドラ・ポーデル大統領に出し、受理された。これに先立ち、ネパール政府は、偽情報などの拡散を防ぐため、期限内に当局への登録をしなかったとしてフェイスブックやユーチューブなどSNSへの接続を遮断する措置を撤回すると発表した。


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 カトマンズでは9日、外出禁止令にもかかわらず、多くの人々が議会や政権幹部らの邸宅の周りに集まり、抗議デモを続けた。一部が議会になだれ込んだほか、建物に放火するなどした。デモの激化を受け、一部の閣僚はヘリで自宅から脱出し、カトマンズの国際空港は閉鎖された。

 統一共産党の党首だったオリ氏は2024年7月、主要政党のネパール会議派と連立を組み、4度目の首相に就任した。デモを受け、内相が8日に引責辞任したほか、政府の対応に反発して農相が9日に辞任するなど、オリ氏の退陣を求める声が高まっていた。

875OS5:2025/09/10(水) 19:37:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/05076f0e7f5fd45a229d04108dc1e79cf2b3540c
ネパール首都で若者暴徒化「コントロール不能」 議会や警察に放火
9/9(火) 22:56配信

朝日新聞

閣僚らの家が放火されるなど、カトマンズ市内ではあちこちから煙が上がった=2025年9月9日、ラミチャネ・ソムナート通信員撮影

 ネパール政府が主要なSNSアプリを使えなくしたことに抗議する若者らのデモが拡大して警官隊と衝突し、オリ首相の辞任表明に発展した。首都カトマンズでは9日、怒った若者が暴徒化し、制御不能の状態になっている。

【写真】ネパールのオリ首相が辞任 SNS閉鎖めぐる反発、抑えられず

 首都に住む朝日新聞のラミチャネ・ソムナート通信員は「若者は外出禁止令を無視して早朝から警察や政府機関に放火している。興奮状態で、誰もコントロールできなくなっている」と語った。

 同通信員によると、首都南部バイセパティ地区では、1年ほど前に40億ルピー(約40億円)の公金で建てられたばかりの閣僚用の住宅街に群衆が殺到した。その数は3千から4千人。軍は閣僚や家族を救出するため、3〜4機のヘリコプターを飛ばした。混乱でなかなか着陸できず、警告発砲した。救出が終わり、ヘリが飛び立つと、群衆は家々に放火した。一帯は黒煙に包まれている。

朝日新聞社

876OS5:2025/09/10(水) 19:38:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/b35feedd0a99a1fba3f6a62b203fd49b49e71e23
親中派首相の軍事パレード参加に波紋 大統領は日本配慮で欠席 ネパール
9/1(月) 7:03配信
時事通信

ネパールのオリ首相=4月2日、バンコク(EPA時事)

 【ニューデリー時事】ネパールのオリ首相は、中国政府が9月3日の「抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利80周年」記念日に北京で実施する軍事パレードに参加する予定だ。

【ひと目でわかる】ネパール

 しかし、主要な開発援助国である日本の心証を害するとしてネパール国内で波紋が広がっている。

 「長きにわたる開発パートナーの日本を傷つける必要はない」。地元政治アナリストのチャンドラ・デブ・バッタ氏はそう述べ、オリ氏の出席に反対する。その上で、ネパール首脳の参加を望む中国の思惑について「変化する地政学的状況の中、(新興・途上国の)『グローバルサウス』が自国側についていることを示そうとしている」と分析した。

 ネパールは中国とロシアが主導する上海協力機構(SCO)の対話パートナー国。オリ氏は8月31日に中国・天津で開幕するSCO首脳会議にも出席する。昨年7月に就任した同氏は「親中派」と目され、就任後初の外遊先には慣例を破ってインドより先に中国を訪れた。

 ネパール政府筋によると、SCOやパレードには当初、同国のポーデル大統領が招待されたが、日本に配慮し断った。日本政府から今回、パレードに要人が参加しないよう要請があったという。ポーデル氏は2020年、日・ネパール関係強化に寄与したなどとして旭日大綬章を受章した「親日派」として知られている。

 在ネパール日本大使館の担当者は、参加自粛を要請したかについて「今は答えられない」としている。

877OS5:2025/09/11(木) 07:42:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/e52004333be9342cfaa2f644e2f7f3f1f81da27e
ネパールSNS禁止抗議デモ、軍が乗り出し鎮静化…専門家「汚職などで蓄積していた不満爆発」
9/10(水) 21:22配信

読売新聞オンライン

カトマンズでは政府がSNS利用禁止を撤回した後も、抗議が続いた(9日)=AP

 【ニューデリー=青木佐知子】ネパール政府がSNSの使用を禁止したことをきっかけに全国に広がった抗議デモは10日、軍が治安維持に乗り出したことで沈静化した。9日にカドガ・オリ首相が辞任しており、新たな体制作りが焦点となるが、先行きは不透明だ。

 AFP通信などによると、首都カトマンズでは10日も外出禁止令が出された。地元紙ヒマラヤン・タイムズによると、ラム・チャンドラ・ポーデル大統領は9日、「全ての関係者に対話に応じるよう求める」との声明を出した。政権移行などには言及しなかった。

 ロイター通信などは関係者の話として、デモ参加者らが、元最高裁長官のスシラ・カルキ氏に暫定政権トップへの就任を求めていると報じた。

 8日に始まったデモは一部が暴徒化し、9日には議会や最高裁判所、政治家の自宅に放火するなどした。オリ氏は避難し、所在は明らかになっていない。ロイター通信によると、10日時点での死者数は25人、負傷者は600人超に上る。

 インドのネルー大学のサンジェイ・バルドワジ教授(国際関係)は「禁止措置は、政治家の汚職や深刻な失業問題で蓄積していた不満が爆発するきっかけとなった。人々は政治改革を求めており、次の選挙まで暫定政権が設立される可能性がある」と指摘する。

878OS5:2025/09/11(木) 09:08:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/a11fc374d7b464d7771131a48b46e8252a246dbc
暫定首相候補に元最高裁長官ら 囚人1万3000人超脱走 ネパール
9/11(木) 6:51配信
時事通信

10日、カトマンズで放火されたホテルの前を警戒するネパール軍兵士(EPA時事)

 【ニューデリー時事】ネパールでSNS規制を発端とした大規模デモによってオリ首相が辞任したことを受け、デモの中核を担った若者側は10日、暫定政権発足に向け軍と協議した。

 カルキ元最高裁長官を暫定首相に推薦する声が強かったものの、首都カトマンズのシャハ市長を推すグループもあり、軍は候補者の集約と再度の協議を求めた。

 73歳のカルキ氏は2016年に女性として初めて最高裁長官に就いた。インドメディアのインタビューで「国益のために働く」用意があると述べ、就任要請を受け入れる意向を示した。35歳のシャハ氏は22年に無所属候補として市長に初当選。ラッパーとしての経歴を持ち、若者の人気は高い。

 10日は軍が警備のため主要都市に展開。市街地からデモ隊は排除され、カトマンズの国際空港は運航を再開した。しかし、警察は8日に始まった抗議行動で暴徒が各地の刑務所を襲撃し、1万3500人超の収容者が脱走したと発表。治安のさらなる悪化が懸念されている。

879OS5:2025/09/12(金) 11:49:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/dae5e94ee326c21b82b845dc7022ea758a11109e
首相有力候補、軍トップと面会 選出へ協議続く ネパール
9/11(木) 19:38配信

時事通信

ネパールのカルキ元最高裁長官=2016年8月、カトマンズ(AFP時事)

 【ニューデリー時事】ネパールの大規模デモでオリ首相が辞任したことを受け、デモの中核を担った若者側から暫定首相の最有力候補に挙げられたカルキ元最高裁長官(73)が11日、軍トップのシグデル陸軍参謀長と面会した。

 首相選出に向けた協議が続いているが、別の政治家を推薦する声もあり、見通しは不透明だ。

 本来なら次期首相は憲法上、下院第1党のネパール会議派(NCP)の議員から選ばれる。しかし既存政党が信頼を失っており、軍は若者側の要求をのまなければ混乱を収束できないと考えているもようだ。NCPを含む政党や市民団体は憲法にのっとった手続きの履行を求めている。

880OS5:2025/09/13(土) 23:07:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4390caeec90be337ed0586250015922d2c86821
Z世代らデモで50人超死亡 ネパール暫定政権首相にカルキ氏
9/13(土) 20:39配信

朝日新聞

ネパールの首都カトマンズの大統領官邸で、暫定首相の就任式に出席したスシラ・カルキ氏=2025年9月12日、AP

 政治の腐敗にZ世代の若者らを中心とした抗議デモが広がり、首相が退任したネパールで12日、暫定政権首相に元最高裁判所長官のスシラ・カルキ氏(73)が選ばれ、首都カトマンズで就任式が開かれた。デモは一部が暴徒化し、議会が放火されるなどしてこれまでに50人超が死亡した。混乱が続く中、政治改革の道筋をつける重責を担う。

 軍と大統領、若者代表らの3日間の議論を経て首相が決まった。カルキ氏は2016〜17年に、ネパールでは女性初の最高裁長官を務めた。地元英字紙カトマンズ・ポストによると、12年に当時現職の通信大臣に汚職による有罪判決を出したほか、レイプや殺人容疑のかかった軍関係者の調査を指示し、有罪判決につなげるなど、汚職などの犯罪への断固たる姿勢で評価されてきたという。就任式には、副大統領や最高裁長官らのほか、デモに参加したZ世代の代表らも出席。Z世代の団体の一つ「Hami Nepali」(スダン・グルン代表)は「変革のために共に戦い、この日を迎えたすべての人、変化を信じた全ネパール国民に感謝する。これは我々の勝利だ」との声明をSNSに投稿した。

朝日新聞社

881OS5:2025/09/13(土) 23:11:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/7afcc1e3e398b3ecf1ea743d466ad5f59c453d70
暫定首相にカルキ元最高裁長官 Z世代推薦、来年3月に総選挙 ネパール
9/12(金) 23:55配信

時事通信

12日、ネパールの首都カトマンズで、暫定首相に任命され、就任宣誓式に臨むスシラ・カルキ氏(AFP時事)

 【ニューデリー時事】ネパールの大規模デモでオリ首相が辞任したことを受け、スシラ・カルキ元最高裁長官(73)が12日、暫定首相に就任した。

 下院は解散され、来年3月5日に総選挙が行われる。カルキ氏をトップとする暫定政権は総選挙を経て新政権に移行するまで、混乱に陥った国のかじ取りを担う。

 カルキ氏は2016〜17年、女性として初の最高裁長官を務めた。退官後は反汚職運動に携わり、クリーンなイメージで知られる。今回のデモの中核を担った「Z世代」と呼ばれる10〜20代の若年層から推薦された。ネパールの「首相」に女性が就くのは初めて。

882OS5:2025/09/14(日) 20:20:59
めちゃくちゃ三すくみ状態なんですね

ネパール会議派(NCP) インド寄り デウバ氏
統一共産党(UML) 中国寄り オリ氏
共産党毛沢東主義派(毛派) 中国寄りダハル氏


2018年
>>375
UMLオリ首相 毛派も与党入
>>644
NCPデウバ首相

2022年
>>717総選挙
毛派ダハル首相 UMLも与党入

2024年
>>812 UMLオリ首相 NCPも与党入

883OS5:2025/09/14(日) 20:22:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/32f04406ff306a40f3444a34d20aaea505a424a2
不公平への怒り、政権崩壊導く ネパール、雇用不足に苦しむZ世代 南アジアで「革命」連鎖
9/14(日) 19:04配信
時事通信

ネパールの大規模デモで襲撃されたオリ前首相の政党本部。オリ氏を指して「殺人者」との落書きがある=12日、カトマンズ

 【ニューデリー時事】ネパールの大規模デモでオリ政権が倒れ、カルキ元最高裁長官が暫定政権の首相に就いた。

 政変をもたらしたデモの背景には、政府によるSNS規制だけでなく、政治家の腐敗に加え、富や就労機会がエリート層に偏っていることへの若者の怒りがあった。

 ◇「ネポキッズ」拡散
 破壊されたまま放置された車や、壁が黒くすすけた建物。首都カトマンズの街中には激しいデモの爪痕が残る。8日以降、10〜20代の「Z世代」を中核としたデモ隊の一部が暴徒化。デモ参加者ら70人超が死亡した。「K.P(オリ氏)は殺人者」。辞任した首相が率いた政党本部にはそう落書きされていた。

 デモに参加した大学生プラシャンサ・シャルマさん(23)は「オリ政権は若者を代表していない。自らの権力や家族を守るためだけに忙しくしていた」と憤る。ネパールでは近年、同じ顔ぶれが交代で政権を握る時期が続いた。オリ氏の首相登板は3度目だった。

 デモの前には、政治指導者の子供が海外で派手な生活を送る様子を取り上げた動画がSNSで拡散。ネット上で「ネポティズム(縁故主義)」をもじって「ネポキッズ」と呼ばれ、デモが激化する要因になったようだ。

 「彼らは壊れた体制や不平等の象徴。普通の若者はどんなに一生懸命勉強しても、政治家のコネがなければ良い仕事を見つけるのは難しい」とシャルマさんは語る。

 人口約3000万人のネパールはアジア最貧国の一つ。多くの若者は仕事を求め、国外に流出している。世界銀行によれば、昨年の同国における15〜24歳の失業率は20.8%に上った。

 ◇相次ぐ「革命」
 2022年のスリランカ、昨年のバングラデシュ。南アジアでは、若者を中心としたデモで高齢の指導者が追放される「革命」が相次いでいる。スリランカは外貨枯渇に伴う経済危機、バングラデシュは公務員採用の優遇問題がきっかけだった。事情はそれぞれ異なるが、働きたくても就労先がない若年層の不満の高まりが根底にあると指摘されている。

 南アジア地域研究を専門とするインド・ネール大のガデ・オムプラサド准教授は、これらの国々では人口ピラミッドで若年層が膨らんだ形になる「ユース・バルジ(若年層の膨張)」が見られると指摘。「失業が非常に深刻な問題になる共通の課題を抱えている」と分析した。


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