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ロシア・韃靼・ユーラシアスレ

2260OS5:2023/12/27(水) 23:43:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/adc0b4006c710534b315ed354f447610503a57cf
アルメニア・アゼルバイジャン首脳が会談 9月のナゴルノ紛争後初
12/27(水) 19:50配信


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時事通信
26日、ロシア・サンクトペテルブルクで、独立国家共同体(CIS)非公式首脳会議に参加したアルメニアのパシニャン首相(右)とアゼルバイジャンのアリエフ大統領(AFP時事)

 ロシア北西部サンクトペテルブルクで、独立国家共同体(CIS)非公式首脳会議に参加したアルメニアのパシニャン首相とアゼルバイジャンのアリエフ大統領が26日、個別に会談した。

 アゼルバイジャンが9月に係争地ナゴルノカラバフで軍事作戦を実施し、アルメニア系勢力が事実上降伏して以降、両首脳が会うのは初めて。

 インタファクス通信によると、アルメニア高官は「(アゼルバイジャン側と)和平に関する問題を協議した」と説明した。ロシアは会談の場所と機会の提供を通じて仲介した形で、同国のペスコフ大統領報道官は「(両首脳は)和平交渉の最終段階、平和条約の調整に向けて完全に用意ができている」と述べ、緊張緩和を歓迎した。

2261とはずがたり:2024/01/06(土) 20:03:39
ナワリヌイ氏、西シベリアの刑務所で見つかる 盟友「メールもない」
https://www.asahi.com/articles/ASRDT7QNSRDTUHBI02C.html?ref=tw_asahi
ウクライナ情勢
2023年12月25日 23時20分

 所在不明だったロシアの反政権派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏が、ロシア西シベリア北部のヤマロ・ネネツ自治管区にある刑務所に収容されていることが25日わかった。ナワリヌイ氏の広報担当者がSNSで明らかにした。ナワリヌイ氏は12月6日から所在不明となり、同氏の弁護団が行方を捜していた。

 広報担当者はX(旧ツイッター)に「我々はナワリヌイ氏を見つけた。ヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所にいる。今日、弁護士が彼と会った。アレクセイは元気だ」と投稿した。

 同自治管区は一部が北極圏に含まれる極寒地。ナワリヌイ氏の盟友のイワン・ジュダーノフ氏はXで「永久凍土の地域にある厳しい環境で、たどり着くのも難しい。受刑者向けのメールシステムもない」と投稿した。やはり盟友のレオニード・ボルコフ氏も「世界からの最大レベルの孤立だ」とした。

 ナワリヌイ氏はモスクワ東方の刑務所に収容されていたが、弁護士が面会を拒まれた後、所在が不明に。今年8月に「過激派組織の創設」などの罪で禁錮19年の判決を受け、より管理の厳しい刑務所に移されるとみられていた。

2262OS5:2024/01/22(月) 07:43:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/aca97dd669c7555e67ce73b161173f947d9ffca9
共産党、大統領選で存在感 戦争協力、政権に「従順」 レーニン没後100年・ロシア
1/22(月) 7:02配信

時事通信
21日、モスクワ「赤の広場」で、死去100年を迎えたレーニンの肖像(右)を掲げて献花式に臨む共産党支持者(AFP時事)

 ロシア革命を率いた旧ソ連最初の指導者レーニンが死去して21日で100年を迎えた。

 ソ連崩壊前に共産党一党独裁は消え、後継のロシア共産党は現在、政権に従順な最大の「体制内野党」に甘んじている。ただ、政権与党「統一ロシア」などの支持を受けたプーチン大統領の圧勝が確実視される今年3月の大統領選で独自候補を擁立するなど、一定の組織力と存在感を残している。

 ◇次点に警戒心
 「永久保存」処置が施されて1世紀となる遺体が安置されている、モスクワ「赤の広場」のレーニン廟(びょう)。共産党は節目の21日に献花を実施。これに先立つ声明で「レーニンの思想は不滅」「大義は生き続ける」と訴えた。

 党は今でこそプーチン政権を支え、ウクライナ侵攻は「勝つか負けるか」(ジュガーノフ委員長)が重要だと戦争協力している。しかし、1990年代は下院第1党としてエリツィン政権を脅かし、96年大統領選はジュガーノフ氏が次点の大接戦となった。

 今回出馬したハリトノフ下院極東・北極圏発展委員長は、2004年大統領選で次点の候補。昨年12月の党大会で「少なくとも2位を目指す」と述べる一方、プーチン氏に勝つ意気込みかどうかをメディアに問われると「何とも言えない」と言葉を濁した。

 共産党はおおむね従順とはいえ、18年に年金改革反対の論陣を張るなど、いつ政権に歯向かうかは分からない。無所属候補として超党派で臨むプーチン氏の圧勝が予想される次期大統領選での得票数は、党勢を示す指標となる。独立系メディアは最近、選挙のコントロールを画策する政権が、2位の座を共産党ではなく極右・自由民主党の候補に与えたい意向と報道。共産党への警戒心が残ることをうかがわせた。

 ◇プーチン氏からは低評価
 「ロシア1000年の歴史で最も傑出した政治家・国家指導者の一人」。現地メディアは没後100年に際し、レーニンをこう描写した。政府系の世論調査でも「レーニンについて知らない」という回答は2%にすぎず、世代や党派を超えて評価されている。

 プーチン氏の祖父は、レーニンが最晩年に過ごしたモスクワ郊外の別荘で料理人を務めていたとされる。プーチン氏とレーニンのつながりを示す逸話が語られるのは、ロシア国民の「レーニン人気」を反映してのことだ。

 だが、欧米諸国から「ソ連復活をもくろんでいる」と指摘されることもあるプーチン氏自身のレーニンへの評価は低い。22年のウクライナ侵攻直前の演説では「レーニンがウクライナをつくった」と主張した。ウクライナは旧ロシア帝国の一部だったが、旧ソ連内で共和国の地位を得て、崩壊によって独立したという歴史観を展開。「ロシア固有の領土」だとして侵攻を正当化した経緯がある。

2263OS5:2024/01/29(月) 20:17:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee6c8242c8a3846de576195b2c4f52473c2b00fd
ロシア大統領選挙で唯一の反戦派「候補」、反プーチン支持集める…氷点下8度の中で署名の列
1/29(月) 17:48配信


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読売新聞オンライン
ナデジュジン氏=AP

 3月のロシア大統領選の立候補予定者で唯一ウクライナ侵略に反対する元下院議員ボリス・ナデジュジン氏(60)が、反政権派の支持をじわりと集めている。通算5選が確実視されるプーチン大統領の批判票の受け皿に押し上げようと、出馬に必要となる署名に訪れた人々の行列が連日各地にできた。露当局が出馬を認めるかどうかが焦点になる。

 ナデジュジン氏は中道右派政党「市民イニシアチブ」から擁立された。ウクライナ侵略は「致命的な誤りで破滅的な決定だ」と訴える。プーチン政権を批判し、2015年に暗殺されたボリス・ネムツォフ元第1副首相の顧問を務めていた。

氷点下に冷え込むモスクワで、反戦を訴えるナデジュジン氏の出馬を実現させようと署名する人々(22日)

 22日昼過ぎ、氷点下8度のモスクワ中心部。ナデジュジン氏の事務所前では約50人が行列をつくり、署名を待っていた。大学生のクリスティーナさん(20)とマリアさん(20)は「他に投票したい候補がいない」と危機感を抱いたという。

 ロシアではウクライナ侵略に関する抗議活動が原則禁じられ、露軍への批判も非合法化されている。署名は事実上「反戦リスト」になり、当局に報復される恐れがある。しかし、クリスティーナさんは「自分の声を届け、現状を変えたい」と語った。

 独立系世論調査機関レバダ・センターの昨年11月調査では、ウクライナ侵略を「支持する」との回答が74%を占めた。プーチン政権は侵略開始後、言論統制を強めており、ロシア社会で反戦を公言するのは容易ではない。

 それでも署名の輪が広がり、ナデジュジン氏の陣営は26日、約20万人の署名を集めたと発表した。出馬には10万人を上回るなど条件を満たした署名が必要で、1月末が提出期限となっている。中央選挙管理委員会が署名の有効性を検証し、出馬の可否を決める。

 大統領選は3月15〜17日の3日間、投票が行われる。プーチン氏は高い投票率の下で圧勝し、ウクライナ侵略への「国民の信任」をアピールしたい考えとみられる。投票率アップには一定の対抗馬が必要だが、ナデジュジン氏の出馬で反戦世論が極度に高まる事態もプーチン氏は容認できない。脅威と映れば、露当局が書類の不備などを理由に出馬を認めない可能性がささやかれる。
 年金生活者のウラジーミルさん(71)も、ナデジュジン氏の出馬に署名した。貧困にあえぎ、やむなく軍に志願して前線に向かった知人がいるという。「仮にナデジュジンが不出馬でも投票に行く。誰かが私の名前でプーチンに入れないよう無効票にする」と話した。

 プーチン氏批判の急先鋒(せんぽう)で収監中の反政権指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏らもナデジュジン氏を支援する。英紙フィナンシャル・タイムズは「ほとんどの反戦運動家が投獄されるか、亡命するか、死亡した。残された選択肢がナデジュジン氏だ」と指摘した。

2264OS5:2024/01/29(月) 23:14:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a76c66aaed3a1ada89e1ed8f0d05114bc2f1dbe
ウクライナ、武器調達を巡る59億円の汚職摘発 EU加盟に向け対策強化中
1/29(月) 10:50配信
ウクライナの情報機関である保安局(SBU)は1月28日、同国軍による総額約4000万ドル(59億円)相当の武器購入において汚職を摘発したと発表した。同国が目指している欧州連合(EU)加盟交渉には、汚職対策の強化など広範な法的・経済的基準を満たす必要がある。

ウクライナ保安局(SBU)は、武器購入を巡る汚職を摘発したと発表。その規模は約59億円だという。
SBUによると、国防省の現・元高官や武器製造会社が関与していた。
汚職は2022年8月、ロシアによる侵攻が始まってわずか半年の間に、武器製造会社リビウ・アーセナルとの迫撃砲弾10万発の契約で行われていた。資金は前払いで支払われ、一部は海外に送金されたが、武器は届かなかった。
声明によれば、5人が法的手続きの第1段階「嫌疑通知」を受け、容疑者の1人は国外へ出ようとして拘束された。
発表は28日に行われた。ロシアの侵攻を受け、疲れ切っているウクライナ国内からの反響は必至だ。
同国が望むEU加盟交渉や米国からの資金援助においては、汚職のまん延が問題視されている。
軍内部の腐敗は、ウクライナでは特に微妙な問題だ。昨年は、国防省の食料調達を巡る汚職疑惑で、レズニコフ国防相が監督責任を問われて解任された。

2265OS5:2024/02/01(木) 08:06:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/09e13ab424fdf9bfb2335c9a7b6de13ebaea2105
ゼレンスキー大統領、国民からの信頼厚い軍総司令官を解任か…後任の候補の陸軍司令官らは固辞
1/31(水) 10:54配信
読売新聞オンライン
ザルジニー総司令官=ロイター

 英紙フィナンシャル・タイムズと英BBCロシア語版などは30日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が、軍制服組トップのワレリー・ザルジニー総司令官に別なポストを提示し、総司令官を解任する方針を直接伝達したと報じた。両氏はこれまでも不協和音が伝えられてきた。ザルジニー氏は代替ポストへの転出を拒否したとされており、曲折する可能性がある。

【写真】ウクライナのウメロフ国防相

 報道によると、ゼレンスキー氏は29日、ルステム・ウメロフ国防相を交えてザルジニー氏と会談し、解任する方針を伝えた。国防関連の顧問などへの就任を打診したという。ザルジニー氏の解任について、大統領府や国防省は発表していない。解任に伴う大統領令も出していない。

 後任には、国防省のキリロ・ブダノフ情報総局長やオレクサンドル・シルスキー陸軍司令官らが取りざたされているが、いずれも固辞しているという。

 ザルジニー氏は2021年7月に軍総司令官に就任し、翌22年2月に始まったロシアのウクライナ侵略への抵抗を指揮してきた。昨年12月の世論調査では、ザルジニー氏を信頼するとの回答が88%で、ゼレンスキー氏(62%)を上回るなど人気が高い。

2266OS5:2024/02/07(水) 16:24:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ea44a0d443c5116bbc76198d7e441ad9b8d55de
ウクライナ、敵に「国民の誇り」塩奪われる…露が岩塩鉱占領で輸出国から輸入国に
2/7(水) 7:00配信
読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 【ヨハネスブルク=笹子美奈子】ロシアの侵略を受けるウクライナが、塩の純輸出国から輸入国に転落した。欧州有数の岩塩鉱がある東部ドネツク州の激戦地バフムト近郊ソレダルをロシア軍に占領されたためで、アフリカから安価な塩の輸入を始めた。塩の純輸入国だったロシアは生産量が増えたが、敵に塩を送る気配はなさそうだ。

 ウクライナはロシアによる侵略まで塩の純輸出国で、20か国以上に輸出していた。欧州最大級の製塩所があるソレダルの塩は、国内生産の90%以上を占めていた。ウクライナ国営通信などによると、ソレダル占領で製塩所が生産停止に陥り、西部ザカルパッチャ州の塩鉱床の開発を始めた。

 しかし、地質上の問題や財政難などで、運搬用のトンネル建設が頓挫。本格的な稼働には至らず、工事完了まであと1年かかる見込みだという。同州知事が昨年12月、地元メディアに明らかにしたところでは、ソレダルの生産停止後、ポーランドから一時輸入したが割高で、低価格なアフリカ産の輸入に切り替えた。ボルシチなどのスープが食卓に並ぶウクライナでは、味の決め手となる塩へのこだわりが強いという。米紙ニューヨーク・タイムズはソレダルについて「ウクライナ国民の誇りで、食卓の象徴の喪失」と伝えている。

 タス通信によると、ロシアの2023年の塩の生産量は前年比10・5%増で国内市場をまかなえる量となり、中国などの友好国への輸出を増やしたという。

2267OS5:2024/02/08(木) 09:06:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/55116ebf0ab82816f001e1a12e06c6b29c47b789
アゼルバイジャンで前倒し大統領選で現職アリエフ氏が「圧勝」で5選果たす
2/8(木) 8:48配信

産経新聞
南カフカス地方の旧ソ連構成国、アゼルバイジャンで7日、前倒し大統領選(任期7年)が行われた。タス通信によると、同国中央選管は7日夜、開票率約54%の時点で現職のアリエフ大統領(62)が約92%の票を獲得したとする暫定開票結果を発表。アリエフ氏が圧勝で5選を確実とした。発表された投票率は約77%だった。

大統領選にはアリエフ氏を含む計7人が出馬。アリエフ氏を除く6人の得票率はいずれも1〜2%程度にとどまった。

2003年から同国大統領を務めるアリエフ氏は昨年12月、本来は来年10月に予定された大統領選を前倒しで実施することを発表。隣国アルメニアとの長年の係争地「ナゴルノカラバフ自治州」を昨年秋に奪還し、国民からの支持が高まった中で再選を果たすことで、自身の政治基盤を盤石にする思惑が指摘された。

アゼルバイジャンは昨年9月、国際法上は同国領であるナゴルノカラバフ自治州で軍事作戦を行い、自治州の主要部を実効支配してきたアルメニア系住民の行政府「ナゴルノカラバフ共和国」に勝利。「共和国」を解散に追い込み、自治州の支配権を回復した。

2268OS5:2024/02/09(金) 22:49:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/ddbb7d51f649e90b90ebf51472cc3980c48f2411
ゼレンスキー氏、軍司令官を解任 笑顔の写真添え「円満」アピールも
2/9(金) 1:45配信

朝日新聞デジタル
ウクライナのゼレンスキー大統領が2024年2月8日、SNSに投稿したザルジニー司令官と握手する写真=ゼレンスキー氏のSNS投稿から

 ウクライナのゼレンスキー大統領は8日夜、ウクライナ軍トップのザルジニー司令官と面会したとSNSで発表した。「ザルジニー司令官に、我々のチームの一員として残ってくれることを提案した」と記し、司令官としては解任を決めたことを示唆した。

 ゼレンスキー氏は、ロシアによるウクライナへの全面侵攻が続いた2年間のザルジニー氏の働きについて謝意を伝えたと投稿。その上で「私たちは、ウクライナ軍が必要としている刷新や、誰が新たな指導部の一員になるかを話し合った。そうした刷新の時はいまだ」と書き込んだ。

 2人は昨年11月、戦況をめぐって対立が表面化。さらに最大50万人とされる追加動員についても意見の不一致が伝えられていた。

 投稿では、ザルジニー氏が提案された具体的な役職や、受諾したかについては触れられていない。ただ、ピースサインをするザルジニー氏と笑顔で握手する画像を添えており、「円満交代」をアピールした。(キーウ=藤原学思)

朝日新聞社

2269OS5:2024/02/10(土) 14:18:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/bda544c61c87d87c5c753a165fb6a54e9aa813b0
ウクライナ、結束にほころび 軍総司令官解任「ロシア利する」 権力闘争の指摘も
2/10(土) 7:15配信

時事通信
ウクライナのゼレンスキー大統領=1月22日、キーウ(キエフ)(EPA時事)

 【キーウ時事】ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、軍トップのザルジニー総司令官を解任した。

【写真】ウクライナ軍総司令官を解任されたザルジニー氏

 長らく続いていた政権と軍トップの反目に終止符を打った形だが、ロシアの軍事侵攻から間もなく2年となる中、ウクライナが誇る結束にほころびが生じつつある実態を露呈した。一部の国民や将兵が解任に反発するのは必至で、「ロシアを利するだけだ」と危惧する声も出ている。

 ◇不信が噴出
 「兵士を増員できないウクライナの国家機関と比べ、ロシアは追加動員で大きな優位性を謳歌(おうか)している」。ザルジニー氏は米CNNテレビ(電子版)に1日掲載された寄稿で、追加動員に後ろ向きな政権をこう批判した。

 ゼレンスキー氏は昨年12月、軍指導部から最大50万人の追加動員を提案されたが、支持しなかったと述べた。ザルジニー氏は「具体的数字を示して要請したことはない」とこれに反論。国民の不評を買う追加動員を巡り、責任の押し付け合いを演じた。

 両者の確執はかなり前から水面下で続いていたとされる。ゼレンスキー氏は特に、国民の人気が高いザルジニー氏の政治的野心を警戒していた。昨年6月に始めた反転攻勢が大きな成果を生まず、戦況が行き詰まったことで、蓄積した互いへの不信が噴き出たもようだ。

 ◇後任は「旧ソ連型」
 ゼレンスキー氏は8日の国民向け演説で「残念ながら、地上戦では目標達成に失敗した」と説明。その上で「南部戦線での停滞感や東部ドネツク州での苦戦が国民の士気に影響を与えている」として、軍首脳部の刷新が必要だと理解を求めた。

 ただ、こうした主張とは裏腹に、ロシアへの抵抗を指揮してきたザルジニー氏の退場により、国民や将兵の間に不安が広がる恐れがある。報道によれば、後任のシルスキー陸軍司令官は、ロシア軍の猛攻の末に制圧された東部バフムトの死守を主張し、多くの兵士を失った。兵士の間では「旧ソ連型の司令官」として人望がないとされる。

 ゼレンスキー氏は、解任は政局の問題ではないとも強調した。だが、次世代の政治家育成などを掲げるウクライナのNGO「国益擁護ネットワーク・ANTS」の共同創設者ワシル・セヒン氏は「ロシア侵攻当初は国全体が団結していたが、2年がたち、一部の政治家が権力争いに興じ始めた」と指摘。「不和が表面化し、大統領府への権力集中も進んでいる」と懸念を口にした。

2270OS5:2024/02/14(水) 21:07:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/a68d49e513379869371aff024af7073d0677c34a
書類の国名変更間に合わず、65万人が法的に中ぶらりんに 北マケドニア
2/14(水) 18:22配信

AFP=時事
きりに覆われた北マケドニアの首都スコピエの丘(2023年1月2日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】北マケドニアで13日、政府の不手際により、国名変更に伴う運転免許証など公的書類の変更手続きが間に合わず、市民約65万人が法的にあいまいな状態に陥った。

 北マケドニアは27年間、国名として使っていた「マケドニア」が自国の地域名だと主張してきた隣国ギリシャと対立していたが、2018年に国名を「北マケドニア」に変更することでギリシャと合意が成立した。

 運転免許証やパスポートなど公的な書類に記載されている旧国名「マケドニア」の有効期限は12日までとされていた。

 移行期間は長期にわたったものの、手続きは途中で何度も中止された。官僚主義的な制度と相まって、数万件の申請を処理する能力がなかったとみられ、政府機関には長蛇の列ができた。

 当局は今週、急いで期限延長を約束したが、旧国名の書類が国外で使えるかどうかは明らかにしていない。

 だが、タラト・ジャフェリ(Talat Xhaferi)暫定首相は、事態を重大視しない様子を見せ、13日の発表では「65万人全員がきょう外国に行く必要がないことを期待している」と述べた。

 ソーシャルメディアでは、政府の対応に対する不満が広がっている。あるユーザーはX(旧ツイッター)に、「政府は『そんな重要でない』ことなんて気にしていない」と書き込んだ。【翻訳編集】 AFPBB News

2271OS5:2024/02/16(金) 09:37:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/23214fff67bd1d953b67c572ac71e152da658cf8
プーチン氏、5選確実 長期政権で侵攻続行 ロシア大統領選まで1カ月
2/16(金) 7:05配信
時事通信
ロシアのプーチン大統領=14日、モスクワ(EPA時事)

 3月15日から3日間投票されるロシア大統領選が1カ月後に迫った。

 リベラル派を弾圧し、政権批判の芽を摘んだプーチン大統領(71)の通算5選は確実。2020年の憲法改正で任期がリセットされ、さらに2期12年の続投も可能だ。プーチン氏は、長期政権に道を開いた上で、ウクライナ侵攻を継続する構えだ。


 「投票用紙に掲載されるのは4人」。中央選管のパムフィロワ委員長は今月8日、唯一反戦を唱える独立系のナジェジディン元下院議員(60)の出馬は認められないと発表。ナジェジディン氏を除く4人の候補者の名前を記した投票用紙のデザインが翌日、公表された。

 プーチン氏以外に出馬を容認されたのは、最大野党・共産党のハリトノフ下院極東・北極圏発展委員長(75)▽極右・自由民主党党首のスルツキー下院外交委員長(56)▽政党「新しい人々」のダワンコフ下院副議長(39)―の3人。各党とも政権に従順な「体制内野党」と呼ばれ、プーチン氏の脅威になり得ない。

 プーチン氏は過去と同様、候補者討論会への不参加を決めた。ペスコフ大統領報道官は13日、「現職大統領は非常に多忙だ」と理由を説明し、「国民はプーチン氏の発言を毎日聞いている」と付け加えた。公務を伝える国営テレビの報道などで十分で、他候補と対等の立場で論戦を交わす必要はないと示唆した形だ。

 4人という候補者数は、メドベージェフ前大統領が当選した08年大統領選と並んで「過去最少」となる。ナジェジディン氏をはじめとする独立系は排除され、戦争に反対する声なき声はかき消された。リベラル票は行き場を失っている。

 18年の前回選挙で出馬を認められなかった反体制派指導者ナワリヌイ氏は、禁錮19年の判決を受けて収監中。有権者に対し、ボイコットせず、プーチン氏以外の候補に投票するようSNSで呼び掛けている。しかし、効果は限定的とみられ、逆に政権が目指す投票率アップに寄与しかねないというジレンマを抱える。

2272OS5:2024/02/18(日) 09:42:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/efce258a7ec1419cb8a44ed88bedbde323fc942d
政治生命、ロシアに懸ける 毒殺未遂・獄死のナワリヌイ氏 プーチン政権批判でカリスマ
2/18(日) 0:30配信

時事通信
ロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏=2012年5月、モスクワ

 ロシア極北で獄死した反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏は、通算3、4期目のプーチン政権批判の急先鋒(せんぽう)だった。


 2020年の毒殺未遂後、療養先ドイツにとどまるとみられたが、政治生命を懸け、拘束されると分かっていてあえて21年に帰国。「勇気、忍耐力、楽観主義」(人権団体)から一目置かれ、一定のカリスマを誇った。

 ◇虎の尾踏む
 プーチン大統領が首相から返り咲く12年、モスクワで大規模デモが吹き荒れた。クレムリン(大統領府)に近い会場に身長190センチ弱の男が姿を見せると、参加者は「ナワリヌイ氏だ」と声を弾ませた。

 ブロガーとして政権与党「統一ロシア」を「詐欺師と泥棒の党」と糾弾し、閉塞(へいそく)を感じる都市部の中間層から喝采を浴びた。既存メディアではなく、SNSを通じた情報発信は新しかった。反汚職を看板とした人気は「ポピュリスト」のそれだったと言える。

 13年モスクワ市長選に出馬を許され、クレムリンは国民の不満の「ガス抜き」に利用していたほど。しかし、批判の矛先を政権与党からプーチン氏周辺に向けてエスカレートさせ、虎の尾を踏む形となった。

 ロシアが14年にウクライナに軍事介入し、南部クリミア半島を一方的に「併合」すると、反戦がテーマの一つに。15年、戦争反対を唱えた盟友のネムツォフ元第1副首相が凶弾に倒れた。ナワリヌイ氏は暗殺現場を訪れたり、追悼デモを先導したりした。

 22年にウクライナへの本格侵攻が始まった際は既に獄中。ソ連崩壊の一因となったアフガニスタン侵攻と同じだ―。開戦直前にこう警告した上で「現実問題からロシア国民の関心をそらす」のが狙いだと主張した。

 ◇「諦めるな」と遺言
 プーチン氏が大統領1期目に就任したのは47歳。旧ソ連国家保安委員会(KGB)出身のスポーツマンで、若さと強さが「売り」だったが、1カ月後の大統領選で通算5選を目指す今は71歳だ。自分が失ったものを、47歳のナワリヌイ氏が持っていると感じたとしても不思議ではない。

 国際社会の非難にさらされるロシアの獄死事件は、内務省高官の巨額横領を暴露した弁護士マグニツキー氏(09年)以来。反体制派の死亡はネムツォフ氏暗殺以来で、プーチン氏は重い十字架を背負ったことになる。

 「諦めないでほしい」。ナワリヌイ氏は自身を追った22年公開の米ドキュメンタリー映画で「もし殺されたと仮定して、国民への遺言はあるか」と質問されてこう答えていた。ロシア人がこの言葉にどう反応するかが問われている。

2273OS5:2024/02/20(火) 07:19:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/722f8433c5e5c82e5c2e66309b015e22bb487155
ロシア野党、5万人規模のナワリヌイ氏追悼デモ計画 当局と衝突も
2/20(火) 6:26配信

朝日新聞デジタル
ロシア・サンクトペテルブルクで2024年2月16日、反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の死去後、ソ連時代の政治弾圧の慰霊碑に置かれた花と同氏の写真=ロイター

 ロシアの中道右派政党「市民イニシアチブ」が19日、獄中で死去したロシアの反政権派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏を追悼する5万人規模のデモ計画をモスクワ市に申請した。独立系メディアが伝えた。3月に予定されるデモ計画は拒否される公算が大きいが、実施されれば、同月中旬の大統領選を前に当局との衝突に発展する可能性がある。

【写真】「殺されても、あきらめないで」 ナワリヌイ氏、受賞映画で「遺言」

 デモは3月2日午後に実施される計画で、プーチン大統領の最大の政敵と呼ばれ、2015年にモスクワ中心部で射殺された野党指導者のボリス・ネムツォフ氏も追悼する。

 主催者には、書類の不備で大統領選への立候補を却下された女性ジャーナリストでリベラル系のエカテリーナ・ドゥンツォワ氏も名を連ねた。市民イニシアチブからはボリス・ナジェージュジン氏が大統領選への立候補を目指しているが、ロシア中央選管が今月、候補者登録を却下していた。

■当局「遺体の検査に14日間」

 ロシアでは反政権派への弾圧にもかかわらず、ナワリヌイ氏を追悼し、献花などをする動きが広がっている。警察も警戒を強め、人権団体OVDインフォによると、19日までに約400人が拘束された。

 モスクワ市がデモの開催申請を拒否しても、一部の支持者が強行し、当局と衝突する事態も予想される。大勢が拘束されれば、プーチン政権への批判がさらに高まることになる。

 一方、ナワリヌイ氏の報道担当者であるキラ・ヤルミシュ氏は19日、当局がナワリヌイ氏の母と弁護団に遺体の引き渡しを拒否し、「14日間、化学的な検査をする」と伝えたことをX(旧ツイッター)で明らかにした。

 ヤルミシュ氏は「殺人の痕跡を隠蔽(いんぺい)するために、ナワリヌイ氏の遺体を隠した。検査は見え透いたウソだ」と非難した。

朝日新聞社

2274OS5:2024/02/25(日) 20:52:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/079f8d067acfff6f8740b6650d38a71fef51fbf8
<ウクライナ侵攻2年>ウクライナでの「戦果」盛んにアピール プーチン氏、圧勝の5選狙う
2/23(金) 21:03配信

毎日新聞
戦略爆撃機の試乗飛行を終えた直後のロシアのプーチン大統領=露中部カザンで2月22日、スプートニク通信・ロイター

 ロシアのプーチン政権がウクライナへの軍事侵攻を始めてから24日で2年。前線ではロシアが攻勢に出る中、ウクライナは米国の軍事支援が滞るなど、苦しい状況にある。近い将来、この戦争は収束できるのか。

【写真特集】侵攻から2年 ウクライナは今

 プーチン大統領は3月半ばの露大統領選を見据え、戦果の誇示に努めている。そのさなか、政権にとって都合の良いタイミングで伝えられたのが、ウクライナ東部ドネツク州の要衝アブデーフカの制圧という「朗報」だった。

 アブデーフカは、ウクライナ軍が2014年から続いた親露派武装勢力との戦闘でも守り抜いてきた拠点だ。「抵抗の象徴」でもあったが、ウクライナ軍は今月17日に撤収を表明。プーチン氏は20日、ショイグ国防相に「疑う余地のない戦果だ」と語り、その様子を国営テレビなどが盛んに報じた。

 昨年2月に「特別軍事作戦」開始1年を迎えた当時、ロシア軍は各地の前線で苦戦を強いられており、政権は目立った行事を催さなかった。現在のプーチン氏の姿とは対照的だ。今月29日には年次教書演説が予定され、戦線での優勢を一層アピールするものとみられる。

 こうした姿からは、間近に迫る大統領選を圧倒的な得票で制したい思惑が透けて見える。今回の選挙には他に3人の立候補者がいるが、いずれも政権に協調的な「体制内野党」からの出馬。プーチン氏の通算5選が確実視されている。それでも、政権は国内での警戒感を緩めていない。

 大統領選では当初、ウクライナでの作戦継続を批判する元下院議員のナデジディン氏が立候補を目指していた。1月に候補登録へ必要な署名を集めた際には、モスクワなどで支持者らの長蛇の列ができ、異論を持つ人々の存在が可視化された。2月16日に反体制派指導者のナワリヌイ氏が北極圏の刑務所で獄死すると、各地で追悼の動きが広がった。動員兵の早期帰還を訴える妻たちの活動も続く。

 政権は「危険」とみなす動きは封じる姿勢で、来る選挙を通じて体制強化を図る狙いとみられる。【モスクワ山衛守剛】

2275OS5:2024/02/25(日) 21:17:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8e067b1d57c63d05930fa8bbad355432f326137
ベラルーシ下院選、反政権派「茶番」 ルカシェンコ氏7選出馬へ
2/25(日) 20:41配信


時事通信
25日、ミンスクで記者団に向かって話すベラルーシのルカシェンコ大統領(左)=同国大統領府提供(AFP時事)

 旧ソ連構成国ベラルーシで25日、下院選(定数110)の投票が行われた。

 「欧州最後の独裁者」と呼ばれるルカシェンコ大統領の統治が1994年から30年間に及び、議会は政権の決定を承認するのみ。投獄や国外追放の形で弾圧されている反政権派は選挙に参加すらできず、「茶番」と非難している。

 ルカシェンコ氏は反政権派に反発。国営ベルタ通信によると、投票後に記者団に対し、2025年大統領選に7選出馬すると明言した。

2276OS5:2024/02/26(月) 08:19:04
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-_world_europe_S4M5W2ZBNJMUFDOBHWQY4ZNFX4.html
ウクライナ軍の戦死者「3万1000人」 ゼレンスキー大統領が異例の公表 負傷者数は「機密」
2024/02/26 01:43産経新聞

ロシアの侵略を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は25日、24日で3年目に入った露軍との戦いで、これまでにウクライナ軍の「3万1000人が戦死した」と明らかにした。25日に開かれた記者会見での発言をウクライナメディアが伝えた。

ウクライナ側が自軍の戦死者数に言及するのは、ポドリャク大統領府長官顧問が2022年12月に「約1万〜1万3000人だ」と明らかにして以来、初めてとみられる。

ゼレンスキー氏は、負傷者数は軍事機密だとした。露軍の損害については戦死者が18万人、負傷者が最大50万人だとする推計も公表。ウクライナ軍の損害の方がはるかに少ないと強調した。

2277OS5:2024/02/28(水) 09:38:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/ddb7f9c94fcf1ecf6ae5c28a91e9a69648183445
眠らせない、懲罰房300日、100日連続でプーチン氏の演説聞かされる…ナワリヌイ氏のあまりに過酷な受刑生活 死因は最も「簡便」な病名
2/27(火) 11:02配信
47NEWS
2022年5月、収監先から映像を通じて裁判に出席したナワリヌイ氏(ロイター=共同)

 ロシアの反政府活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏が2月16日、収監先の北極圏の刑務所で、47歳で死亡した。当局から死因について詳細な説明はなく、さまざまな臆測が流れるが、刑務所での過酷な環境が同氏の健康を損ない命を脅かしていたとの指摘が相次ぐ。ロシアの受刑者の人権問題にも厳しい目が向けられている。(共同通信=太田清)


ナワリヌイ氏が収監されていた刑務所=2023年12月、ロシア北部ヤマロ・ネネツ自治管区(ロイター=共同)

 ▽ウクライナ当局「死因は血栓症」

 焦点となっているのはナワリヌイ氏の死因。同氏は2020年8月、シベリアのトムスクからモスクワに向かう機内で体調不良を訴え、その後、ドイツの病院に移送。検査の結果、旧ソ連が化学兵器として開発した神経剤「ノビチョク」を使用した毒殺未遂だったとの疑いが強まった。

 このため、今回も暗殺だったのではとの見方もささやかれるが、国営メディア「ロシア・トゥデー」は死亡の直後、消息筋の話として死因は血栓症だと伝えた。当局はまた、刑務所を訪れた母親と弁護士に対して、死因は「突然死症候群」だと説明した。

 しかし、受刑者やその家族を支援するために設立された団体「服役するルーシ」メンバーのイワン・イワノフ氏は、人権・汚職問題を中心としたニュースを伝えるサイト「タキエ・ジェラ(ロシア語で『そういうことだ』の意)」に対し、「司法解剖もしないのに、死因を血栓症と断定することはできない。血栓症は刑務所当局にとり、最も簡便な診断だ」と主張。

モスクワでの集会に参加したナワリヌイ氏=2020年2月(ロイター=共同)

 さらに、ロシアの刑務所・拘束施設を運営する連邦刑執行庁元職員で人権活動家のアンナ・カレトニコワ氏はフェイスブックに、同庁の医師が「死因としての血栓症は(そうではないと)証明するのが難しく、どのような死亡例にも適用できる、万能で便利な病名だ」と話したことを紹介した。

 一方、ウクライナ国防省のブダノフ情報総局長は2月25日、具体的な情報源は明らかにしなかったものの、ナワリヌイ氏の死因は血栓によるもので、自然死だったと語った。ある程度裏付けられた情報だとしている。ウクライナメディア、ウクラインスカ・プラウダが伝えた。

 ▽嫌がらせ

 ナワリヌイ氏やその弁護士の主張によると、収監された同氏は刑務所当局からさまざまな「嫌がらせ」を受けていた。

 最初に収監されたモスクワ東方ウラジーミル州の刑務所では、「逃亡の恐れのある」受刑者とされ、守衛が毎夜、1時間おきに見回りに来て顔を懐中電灯で照らし、大声で房内にいることを確認するため眠ることができなくなった。

 同氏は21年3月末、激しい背中の痛みと足の感覚のまひに襲われ、医師の受診を求めたが拒否されたためハンガーストライキを開始。健康状態は悪化し4月には、モスクワの医師ら30人超がナワリヌイ氏の受診を認めるよう求める公開書簡を発表。ようやく受診が実現した。

 23年1月にも高熱と激しいせきに苦しみ、投薬や入院を求めたが拒否され、500人近い医師らがプーチン大統領に対する公開書簡で、適切な医療提供を訴えた。同氏は結局回復したが、体重を7キロ減らすなど衰弱した。

 精神的な矯正措置も行われた。ナワリヌイ氏は23年7月、X(旧ツイッター)で、同年2月の議会でのプーチン大統領の演説を100日間連続強制的に聞かされたと語った。刑務所当局の目的は「社会に対する敬意ある態度を養成するため」だったという。

2278OS5:2024/02/28(水) 09:38:34
 ▽整然と実行された殺人

 22年6月に同じウラジーミル州にある警備態勢がより厳しい刑務所に移送された後、懲罰房に入れられることが頻発した。ナワリヌイ氏の広報担当者キーラ・ヤルムイシさんによると、その回数は計27回に及び、死亡の2日前に命じられた16日間の最後の懲罰房入りが終われば、計308日となるはずだった。

2022年1月、ナワリヌイ氏の収監に抗議して、ベルリンのロシア大使館前に設けられたロシアの懲罰房の実物大模型。中央に立つのはナワリヌイ氏の弟オレグ氏(ゲッティ=共同)

 ナワリヌイ氏側の主張によると、懲罰の対象となった「罪」はいずれも軽微なもので、これほどの回数の懲罰房入りの理由には当たらない。

 例を挙げると、「上着のボタンを留めない」「刑務所職員にきちんと自己紹介をしない」「廊下を歩く際に腕を後ろに回す規則を守らない」「同房者に猥雑な言葉で話しかけた」などの理由で、最大16日間の懲罰房入りを命じられたという。

 懲罰房は独房で十分な冷暖房もなく、特に昨年12月に移送された北極圏の刑務所では寒さが厳しかったことが想像できる。受刑者は睡眠以外は横になることを禁じられる。差し入れや面会、衣服など所持品の持ち込みは許されず、房外に出られるのは散歩のため1日1時間だけ。食事は1回10分間に制限される。「服役するルーシ」のイワノフ氏は「これは拷問に等しい」と批判する。

 ロシアの人権団体「OVDインフォ」はナワリヌイ氏の死後、「ナワリヌイ氏の死亡は計画的に、整然と実行された殺人だ。劣悪な環境の刑務所で、彼を毒殺したり暴力行為で殺害したりする必要はなかった。単に(彼が死ぬのを)待つだけで良かった」との声明を発表した。

 ▽はびこる暴力

 刑務所当局による受刑者に対する不当な措置はかねて問題となっていた。

 ロシア大統領の人権問題諮問機関メンバーで人権活動家のエバ・メルカチョワ氏によると、最高検察庁は2022年、全国の刑務所で483件の懲罰房処分が不法と認められ、1893件の懲戒措置が無効とされたことを明らかにした。

 同年中に刑務所職員が受刑者に「肉体的な力」を行使した例は3892回、催涙ガスや電気ショックなど「特殊材料」を使用した例は5482回に上り、うち207件が法令違反だったとされた。

 受刑者の死亡数が多いことも指摘されている。ロシアメディアRBKは21年4月、スイスのローザンヌ大学が欧州評議会に対し行った、ロシアの刑務所に関する報告を伝えた。2019年にロシアの刑務所で死亡した受刑者は2420人で、受刑者1万人当たりの指数で見ると、同評議会加盟国の中央値を2倍近く上回っていた。

 「服役するルーシ」は受刑者の死亡例の多くがストレスによる自殺に加え、結核やエイズなど刑務所内でまん延する疾病に対して十分な医療を受けられないことが原因であるとして、刑務所の環境改善を訴えている。

     ×     ×     ×

 アレクセイ・ナワリヌイ氏 モスクワ州出身の反体制活動家。改革派野党ヤブロコの党員となり政治活動を開始。その後、反汚職闘争基金を立ち上げ、プーチン政権や与党「統一ロシア」の幹部らの不正蓄財疑惑などを独自調査で暴き、インターネット上で告発。違法デモを呼びかけたなどとして何度も逮捕された。21年1月、治療を受けたドイツから帰国時に空港で当局に拘束された。モスクワの裁判所は同年2月、過去の経済事件の有罪判決の執行猶予手続きに違反したとして実刑適用を決め、刑務所に収監された。23年8月には、過激派団体を創設した罪などで新たに懲役19年を言い渡された。

2279OS5:2024/03/04(月) 21:01:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ccea867f979da3d3b93f3fc79900146bae82d6a
ナワリヌイ氏の墓に献花絶えず…政権寄りメディアは中傷プロパガンダ展開、「欧米が関与」の主張も
3/4(月) 20:12配信

読売新聞オンライン
3日、モスクワで、ナワリヌイ氏の墓に献花をする人々=ロイター

 ロシア北極圏の刑務所で2月に死亡した反政権運動指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏のモスクワにある墓には1日の葬儀後、多くの人が献花に訪れている。

【動画】ナワリヌイ氏葬儀、教会近くに数千人の市民…モスクワ南東部

 露独立系メディアによると、3日には数百メートルの献花の列ができ、墓の周りが花で埋め尽くされた。「あなたは人々に希望を与えた」という感謝の言葉、「我々は屈しない」とプーチン政権への抵抗を続ける意思を示すメッセージを添えたものもあった。

 露国営メディアは、ナワリヌイ氏の葬儀についてほとんど報じていない。ロイター通信によると、ドミトリー・ペスコフ大統領報道官は4日、葬儀に関する記者の質問に「言うことは何もない」と答えた。

 プーチン政権に近いメディアは、ナワリヌイ氏を中傷するプロパガンダを展開している。死亡に欧米が関与したという荒唐無稽な主張も流れている。

2280OS5:2024/03/05(火) 07:49:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/eee39a2a89f3e089322ad1a5bad34c5b14ba6bff
「新顔」ダワンコフ氏が次点か リベラル票の受け皿に ロシア大統領選まで2週間
3/5(火) 7:06配信
時事通信
ロシア大統領選候補ダワンコフ氏の選対本部前を歩く人々=1月17日、モスクワ(EPA時事)

 ロシア大統領選は15〜17日の投票まで2週間を切った。

 ウクライナ侵攻が続く中、通算5選を目指すプーチン大統領の圧勝がほぼ確実な情勢で、誰が次点になるかに注目が集まっている。支持を広げているのは、4年前に誕生した政党「新しい人々」のダワンコフ下院副議長(40)だ。

 「新しい人々の時代!」。候補者のポスターが珍しいモスクワで、ダワンコフ氏は資金を投じて異例の広告を掲示。2月末のプーチン氏による年次教書演説の直後には、国営テレビでダワンコフ氏のCMが流れた。

 大統領選は2008年と並んで過去最少となる4人の争いで、プーチン氏以外はいずれも政権に従順な「体制内野党」の候補。政権がコントロールする選管当局は、選挙に正統性を持たせるために形式的な「競争」を演出しつつ、反戦を訴えるリベラル派2人の立候補を認めなかった。その結果、行き場を失った票がダワンコフ氏に流れそうだ。

 こうした「新顔」はリベラル票などの「受け皿」とするために、プーチン政権が管理する選挙で毎回登場している。ダワンコフ氏は政権の影響下にあるが、2月上旬にリベラル派のナジェジディン氏の出馬が却下されると「公約を引き継ぐ」用意があることを示した。

 反体制派指導者ナワリヌイ氏の死亡についても、大統領選の候補者で最初に言及。「若くて強い人が獄死するのは悲劇だ」と同情を表明した。

 ウクライナ侵攻については「平和と(停戦)交渉」を求めると明言。ダワンコフ氏を「反戦候補」と見なさず、投票するか決めかねているリベラル派へのアピールを狙ったとみられる。ただ、プーチン氏もウクライナを揺さぶるため「停戦交渉」を示唆しており、両者の立場は決して矛盾していない。

 ナジェジディン氏は最近公表した世論調査結果で、立候補した場合の予想得票率は「プーチン氏82%、2位のナジェジディン氏10%」だったと指摘した。出馬できない現状では「プーチン氏85%、2位のダワンコフ氏9%」。自身の支持票の一部が流れ、ダワンコフ氏の得票率は2倍になると分析している。

2281OS5:2024/03/13(水) 02:36:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/476831d7f164912438f7da0d3ad23c139da53e65
極右の退潮顕著 世論調査出そろう ロシア大統領選
3/12(火) 20:32配信

時事通信
ロシア大統領選に立候補した(左から)ダワンコフ、プーチン、スルツキー、ハリトノフの4氏(AFP時事)

 ロシア大統領選(15〜17日投票)は11日、世論調査を公表できる期限を迎え、最後の結果が出そろった。

 政府系の2調査機関によると、事前予想の通り、プーチン大統領が得票率80%以上で4候補中トップ。むしろ注目されているのは今後の政界を占う2位以下の順位で、かつて一定の人気があったポピュリズム政党の極右・自由民主党の退潮が顕著だ。

 自由民主党の「顔」としてカリスマ性を誇ったジリノフスキー前党首は新型コロナウイルスに感染した末、2022年春に死去。今回は党首を継いだスルツキー下院外交委員長が出馬した。「ジリノフスキー氏の事業は生きている」と訴えたが、人気は伸び悩む。

 プーチン氏以外の3人は政権に従順な「体制内野党」の候補。ただ、選挙をコントロールする政権は最大野党・共産党の伸長を警戒しており、自由民主党を使ってけん制すべく「2位の座をスルツキー氏に与えたい考え」(独立系メディア)と伝えられていた。

 政府系の全ロシア世論調査センターによると、得票率予想は▽プーチン氏(82%)▽共産党のハリトノフ下院極東・北極圏発展委員長(6%)▽政党「新しい人々」のダワンコフ下院副議長(6%)▽スルツキー氏(5%)―の順番。

 やはり政府系の世論基金によれば▽プーチン氏(80.8%)▽ハリトノフ氏(5.7%)▽スルツキー氏(5.6%)▽ダワンコフ氏(4.6%)―と続く。リベラル派2人が立候補できず、行き場を失った票の一定数が「新顔」のダワンコフ氏に流れると分析されており、スルツキー氏には不利だ。

 政権が次点候補としてスルツキー氏を推しているとすれば、筋書き通りにいかない公算が大きい。プーチン氏の通算5選はほぼ確実としても、政権の「票読み」に疑問符が付くことになる。

2282OS5:2024/03/13(水) 02:37:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/e22a640070e4b820043658fb09c7d9103549a1d6
プーチン氏「圧倒的支持」演出へ 15〜17日にロシア大統領選、ウクライナ侵略を正当化
3/12(火) 18:42配信
ロシアで15〜17日、2022年2月のウクライナ全面侵攻後で初めてとなる大統領選(任期6年)が行われる。反戦派の出馬予定者は事前に排除され、現職のプーチン大統領(71)を強く批判する候補者は不在。プーチン氏の通算5選が確実視されている。選挙はプーチン氏への圧倒的支持を演出し、ウクライナ侵略を民意として正当化するための「形式的儀式」となる見通しだ。

【グラフィックで見る】国際秩序を決める選挙イヤー

候補者は、政権与党「統一ロシア」の支援を受ける無所属のプーチン氏のほか、共産党のハリトノフ下院議員(75)▽極右の自由民主党のスルツキー党首(56)▽2020年設立の政党「新しい人々」のダワンコフ下院副議長(40)-の4人。プーチン氏を除く3人は政権との対立を避ける「体制内野党」の候補で、もとより勝利を目指していない。

ロシアでは2月、過去に毒殺未遂に遭った反体制派指導者、ナワリヌイ氏が北極圏の刑務所で獄死した。大統領選を巡っては、ウクライナ侵略に反対するナデジディン元下院議員が出馬を表明したものの、提出書類の不備を理由に候補者登録を認められなかった。

ウクライナ侵攻後、報道統制は極限まで進んでおり、政権に批判的な言動をする知識人らは軒並みスパイと同義の「外国の代理人」に指定されている。自由な政治競争は全く望めない状況だ。

露政府系「全露世論調査センター」の直近の調査によると、有権者の75%がプーチン氏に投票すると回答した。露独立系機関「レバダ・センター」の調査でもプーチン氏の支持率は86%に達する。

ただ、ロシアでは世論調査に応じるのは十数人に1人程度とされ、応じる人も政権に批判的な回答を避ける傾向がある。この前提の上で、プーチン氏の統治が安定を生んでいると考えたり、政権の保守路線に共鳴したりする人が多いことが高い支持率につながっている。公務員や国営企業の従業員、その家族など国民の約半数が国家財政に依存しているという社会構造も作用しているとみられる。

露国外に拠点を置く独立系露語メディア「メドゥーザ」によると、政権は投票率の最低目標を70%に設定。公務員や国営企業の従業員、統一ロシア党員といった人々を動員し、投票率を高めようとしている。ロシアの選挙では、当局による投票率や得票率の操作も長年疑われてきた。

今回の大統領選は、ロシアが22年9月に併合を宣言したウクライナ東部ドネツク、ルガンスク両州、南部ヘルソン、ザポロジエ両州の露軍占領地域でも投票が行われる。選挙実施を通じて4州併合の正当化と既成事実化を図る構えだ。

2283OS5:2024/03/13(水) 02:40:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd242aea49a5796bb9061c7e23c4ee57bc213b2b
アルメニア首相、ロシア主導の軍事同盟に「最後通告」 脱退に言及
3/12(火) 20:04配信

朝日新聞デジタル
アルメニアのパシニャン首相=ロイター

 アルメニアのパシニャン首相は12日の記者会見で、ロシア主導の軍事同盟「集団安全保障条約機構」(CSTO)が、アルメニア領の防衛義務を果たさない場合は「脱退する」と語った。ロシアのインタファクス通信が伝えた。隣国アゼルバイジャンからの攻撃への支援がないと不満を募らせ、ロシア側に「最後通告」を突きつけた形だ。

 パシニャン氏は「アルメニアの領土がどこで、(CSTOの防衛の)責任範囲がどこかという問題が残っている」とロシア側に回答を求め、満足できなかった場合は脱退するとした。

 アルメニアは昨年、アルメニア系住民が実効支配していたアゼルバイジャン領ナゴルノ・カラバフをアゼルバイジャンに奪還されたほか、同国軍に領土の一部を占領された。軍事支援の要請に応じないCSTOへの不満が高まり、すでに昨年後半から会議などへの参加を凍結。米欧への接近を図っている。

朝日新聞社jp/articles/cd242aea49a5796bb9061c7e23c4ee57bc213b2b

2284OS5:2024/03/21(木) 09:08:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/104eb678910fceca15b5f8a9869343c1ab46867a
プーチン時代30年へ 強権ロシアの「民主主義」 不安排除、ルールなき選挙〔深層探訪〕
3/21(木) 7:00配信
時事通信
公邸で大統領選の電子投票を行ったロシアのプーチン大統領=15日、モスクワ郊外(AFP時事)

 2000年の就任以来、ロシアを強権統治するプーチン大統領が通算5選を決めた。有権者から新たに託された任期は30年まで。ウクライナ侵攻中の言論弾圧で圧勝は予想されたが、不安要素を徹底的に排除し、西側諸国から見ればルールなき選挙戦を展開。この国のシステムが「民主主義」たり得るのか、大きな疑念を残した。

 ◇欧米より未熟
 勝つか敗れるかではなく、いかに勝つか―。15日付の独立新聞は社説で、政権がプーチン氏に従順な野党候補との「無風選挙」をお膳立てしたことを踏まえ、ロシアではいまだに圧勝か否かが関心事になっていると指摘。51%対49%の勝利でも「正統性」を保証する欧米の民主主義と比べて未熟だと、暗に批判した。

 そうした風潮が、プーチン氏の「過剰防衛」につながっているもようだ。政権は18年の前回大統領選で反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の出馬を認めず、20年の毒殺未遂を経て翌21年に投獄。今年2月に死に至らしめた。

 今回も中央選管は「反戦」を唱えるリベラル派のナジェジディン氏らの出馬を却下。国営テレビに公正な選挙報道の姿勢は見られず、プーチン氏の地方遊説だけを「公務」として放映し続けた。

 ロシアの選挙の実態は、共産党独裁のソ連時代と実質的には変わらない。体制が決めた候補を承認するだけの「信任投票」という意識が強く、今回の選挙でも国民の多くはプーチン氏に一票を投じた。モスクワ中心部で16日、朝の散歩がてら投票所に足を運んだ中年女性は「もちろんプーチン氏に入れた」と目を輝かせた。

 ◇組織票固めに宝くじ
 ただ、事前に勝者が分かっている選挙は有権者の関心と投票率の低下をもたらし、結果の正統性を損ないかねないジレンマも生じる。政権はこの大統領選から初めて電子投票を併用。期間も平日からの3日間に延ばし、組織票がフル稼働する仕組みとした。

 初日の15日朝には、電子投票が集中しシステム障害が発生。「前例のない数の投票希望者がいる」。当局は誇らしげだったが、不正に目を光らせる民間選挙監視団体「ゴロス」は「職場で強制的に投票が行われた」証拠だと非難した。

 「当選350万本」。予算が潤沢なモスクワでは、電子投票でポイント(金券)が付与される「宝くじ」を実施した。有権者700万人強の半分に行き渡る数で、初回は1000ルーブル(約1600円)の獲得を保証。買収まがいのキャンペーンを展開した。

 投票所に使われた公共施設内にはプーチン氏の肖像が掲げられた。これに関しては「特定候補」に肩入れしていると選挙監視員が問題視。写真を白い布で覆うケースが見られたが、それでも「選挙運動ではなく、国家の象徴だ」として撤去されなかった場所もある。

 ◇政権交代は未経験
 ロシアは選挙を通じた政権交代の経験がなく、プーチン氏もエリツィン元大統領に後継指名された。政権を脅かす政治家は立候補が認められず、反体制派はデモなどで意思表示するしかない。ロシアが侵攻するウクライナのゼレンスキー政権をプーチン氏は「ネオナチ」と決め付けるが、おおむね選挙ごとに大統領が代わる同国では民主主義が機能している。

 「(米大統領選は)ますます非文明化が進んでいる」。プーチン氏は国営メディアのインタビューで、民主党と共和党の対立で米社会が二分された選挙戦をこう表現。自身は国民の信任を得ているとでも言いたげに「米国の政治制度は民主的と言えない」と主張した。(時事)

2285OS5:2024/03/26(火) 23:47:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3942a4e60033c3a596b6404fddbd52f673e8f6f
旧ソ連最貧国タジキスタン、ロシア出稼ぎ100万人 IS浸透の過去
3/26(火) 20:00配信

朝日新聞デジタル
モスクワの裁判所で2024年3月24日、ガラス張りの被告人席に座る襲撃事件の容疑者=AP

 モスクワ郊外で130人以上が死亡したコンサート会場の襲撃事件で、容疑者の4人は中央アジア・タジキスタン出身とされる。タジキスタンは旧ソ連の最貧国で、ロシアに100万人以上の出稼ぎ労働者がいるという。以前は生活苦から過激派組織「イスラム国」(IS)に傾倒し、戦闘員に志願した若者も多かった。

 タジキスタンはソ連崩壊にともない1991年に独立した。日本の約40%の国土は9割以上が山岳地帯。人口は約1千万人で、80%以上がイラン系のタジク人。多くがイスラム教徒だ。

 92年、イスラム勢力などが旧共産党の体制派と対立して内戦状態になった。体制派のラフモン現大統領が権力を握り、いまも独裁体制を続けている。

 ロシア大統領府などによると、ロシア国内の出稼ぎ労働者は120万人で、ウズベキスタンに次ぐ多さだという。ロシアメディアによると、タジキスタンの国内総生産(GDP)の3割が、ロシアを中心に外国からの送金が占めるという。

 世界銀行によると、タジキスタンの2022年の1人当たりのGDPは1054ドル(約16万円)と、ロシアのわずか約7%、日本の3%だ。

朝日新聞社

2286OS5:2024/03/26(火) 23:48:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f36674d4c7b434d324c610ec9ff6664f9f4760f
プーチン氏、露銃乱射テロのウクライナ関与説に再び言及 新たに3人起訴 死者139人に
3/26(火) 9:34配信
産経新聞
ロシアのプーチン大統領(古厩正樹撮影)

ロシアの首都モスクワ近郊のコンサート施設で起きた銃乱射テロで、プーチン大統領は25日、治安当局高官らが出席するビデオ会議を開いた。プーチン氏はイスラム過激派が事件を実行したとした上で、「依頼主に関心がある」「(事件で)誰が利益を得たのか。悪行はキエフ政権(ウクライナ)による一連の企ての一環に過ぎないのかもしれない」などと述べ、事件の首謀者としてウクライナを疑う姿勢を改めて示した。


タス通信によると、露捜査当局は25日、実行犯としてテロ罪で既に起訴したタジキスタン国籍の男4人に住居や自動車を提供したとして、新たに男3人を同罪で起訴した。3人はロシアに在住するタジク出身の親子。父親はタジク国籍で、息子2人は露市民権を保持している。息子の一人は容疑を否認しているという。

また、捜査当局は同日、事件の死者数が139人に増えたと発表した。

事件ではイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出し、事件現場で実行犯が撮影したとする動画も公開した。一方、ウクライナは事件への関与を否定。米国もウクライナが関与した形跡はないとしている。

しかし、プーチン氏はこの日のビデオ会議で「中東情勢の解決に向けて努力しているロシアをイスラム過激派が攻撃対象とするのは疑わしい」などと発言。「反攻作戦に失敗したキエフ政権が国民にまだ負けていないとアピールするために」事件を組織した可能性があるとも主張した。

プーチン氏は23日にも、実行犯とウクライナの間で「国境通過のための窓口が用意されていた」と主張。ロシアは事件をウクライナに結び付け、国民のウクライナへの敵意をあおると同時に同国の信用を低下させる思惑だとみられる。

2287OS5:2024/03/31(日) 17:04:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/6eafd17d23ed53164c941b9e3114e6a2d23205b1
高官更迭続くウクライナ、政権内不和か 「ロシアと変わらぬ」危惧も
3/31(日) 11:38配信

毎日新聞
相次いで軍や政権の高官を交代させてきたウクライナのゼレンスキー大統領=トルコのイスタンブールで2024年3月8日、AP

 ロシアから侵攻されているウクライナでは、軍や政権の高官が相次いで更迭されている。2月にザルジニー軍総司令官が交代させられたことに続き、3月26日、ダニロフ国家安全保障国防会議書記も解任された。度重なる要職の交代は、政権内部の結束にほころびが生じている可能性も示す。

 ダニロフ氏は、ゼレンスキー大統領が議長を務め、主要閣僚が参加する国家安保国防会議を統括。大統領側近と位置づけられながらも、欧米諸国を相手にして歯にきぬ着せぬ物言いを続けてきた。

 2月下旬に毎日新聞の取材に応じた際にも「西側諸国はロシアを恐れ過ぎている」と発言。解任理由は明かされていないが、一連の発言が問題視されたともみられている。近く駐ノルウェー大使に転出するとも報じられている。

 今回の解任劇に先立ち、ゼレンスキー氏がザルジニー氏を更迭した背景には、その人気を脅威に感じていたとの指摘もある。2023年12月の世論調査で、ザルジニー氏の支持率は88%を記録し、ゼレンスキー氏の62%を上回った。

 2割弱の領土がロシアに占拠されている事態を踏まえ、ゼレンスキー政権は当初3月末に予定されていた大統領選を延期させた。今後、どこかの段階で選挙を実施する場合、ザルジニー氏が競争相手になるとの観測が消えていない。この点を考慮したのか、解任された後のザルジニー氏は駐英大使に任じられて、国内から遠ざけられる形となった。

 ザルジニー氏の解任を巡っては、戦況についてのメディアへの情報発信などで意見の相違があった可能性もある。

 ザルジニー氏は23年11月の英誌エコノミストのインタビューで、「戦況が行き詰まった」と発言したが、ゼレンスキー氏がすぐに否定。両者の不和が明るみに出た。

 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は同年12月、大統領府や軍関係者の証言を基に、国内への投資や支援を呼び込むために報道統制を強めて楽観的な戦況を伝えようとする大統領府と、より現実に即した情報発信を主張する軍との間に溝が生まれていると指摘していた。

 ゼレンスキー氏への権力の集中を懸念する声も出ている。ウクライナ最高会議(議会)野党のホンチャレンコ議員は23年12月の独有力誌シュピーゲルに「ウクライナではゼレンスキー氏とイエルマク大統領府長官の2人がすべてを決めている」と証言。首都キーウ(キエフ)のクリチコ市長は「私たちはいずれ、1人の男性の機嫌にすべてが左右されるようになり、もはやロシアと変わらなくなるだろう」と危惧した。

 国力で劣るウクライナがロシアへの抵抗を続けてこられた理由の一つには、国内が結束してきた点が挙げられている。一方でロシアによる侵攻開始以来、ウクライナ政府はテレビ局を統制下に置き、政権批判が生まれにくい状況となっている。【ブリュッセル宮川裕章】

2288OS5:2024/04/18(木) 09:36:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/0052a94d8f323c77aa79d81d2fbd5fc67b8a3314
親欧州与党が第1党 大統領派野党に勝利 クロアチア総選挙
4/18(木) 8:24配信

時事通信
 【ロンドン時事】旧ユーゴスラビアのクロアチアで17日、議会(一院制、定数151)選挙が行われた。

 ロイター通信が伝えた選挙管理委員会の暫定結果によると、親欧州派のプレンコビッチ首相率いる中道右派のクロアチア民主同盟が65議席で、第1党の座を維持する見通し。

 ミラノビッチ大統領が影響力を持つ野党の社会民主党が率いる中道左派連合は42議席。ミラノビッチ氏はウクライナへのさらなる支援に反対しており、政権を奪取すれば、ハンガリーやスロバキアなどロシア寄りの姿勢を見せる近隣諸国と足並みをそろえる可能性も指摘されていた。

2289OS5:2024/04/29(月) 20:13:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/19588af8901412ed9f7b64776ecd688194765373
ウクライナ軍総司令官、苦戦認める 「ロシア軍が複数方面で戦術的成功」
4/29(月) 7:16配
ロシアによるウクライナ侵略で、ウクライナ軍のシルスキー総司令官は28日、「露軍があらゆる前線で活発な攻勢を展開し、いくつかの方面で戦術的成功を収めている」とSNS(交流サイト)で発表し、自軍の苦戦を認めた。同氏は「過去1週間、各前線で激戦が続き、戦局は劇的に動いている」とも述べた。

【写真】ロシア軍の超音速戦略爆撃機「ツポレフ22M3」

米シンクタンク「戦争研究所」は25日、「米国の軍事支援が到着してウクライナ軍が戦力を回復させる前に、露軍が攻勢に出ている」と分析。シルスキー氏の発表はこれを裏付けた形だ。

シルスキー氏は、東部ドネツク州アブデーフカの北西方面が「最も困難な状況」にあるとし、この方面でウクライナ軍が後退していることを認めた。一方で、露軍のさらなる前進を防ぐために損耗した部隊の交代を進めていると説明した。

シルスキー氏は、現在の最大の焦点となっているドネツク州チャソフヤル方面も「激戦地のままだ」と述べた。チャソフヤルは、ウクライナ側が保持する同州の主要都市クラマトルスクやスラビャンスクを守る防衛線の一角。露軍がチャソフヤルを制圧した場合、主目標とするドネツク州全域の制圧に近づく。

シルスキー氏は、東部ハリコフ州や南部ザポロジエ州の戦況も緊迫しているものの、両方面では露軍に目立った前進を許していないとした。

ウクライナは現在、米軍事支援や今後の追加動員で戦力を回復させ、将来的な反撃につなげたい構えだ。ただ、専門家の間では、ウクライナはこれらの措置で劣勢を相当程度解消できるものの、優勢を得るまでには至らないとの見方が強い。

2290OS5:2024/05/01(水) 21:32:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f5c6be1bfa2c1880cacb570276f247cdf721781
ロシア、同盟国アルメニアの「離反」にいらだち 縮む影響圏、係争地から部隊撤収
5/1(水) 16:55配信



産経新聞
ロシア国旗

南カフカス地方の旧ソ連構成国、アルメニアに対する同盟国ロシアの影響力が急速に低下している。ロシアは4月、アルメニアが係争地ナゴルノカラバフを巡る紛争でアゼルバイジャンに敗北したのを受け、カラバフに駐留させていた停戦維持部隊の撤収を余儀なくされた。アルメニアはロシアとの同盟解消を示唆する一方、欧米への接近を加速。ロシアはアルメニアの「離反」にいらだちを募らせている。


停戦維持部隊の撤収はペスコフ露大統領報道官が4月17日に発表。ペスコフ氏は理由を「地政学的現実の変化」だと説明した。

カラバフはアゼルバイジャン領だが、現地で多数派のアルメニア系住民がソ連末期に帰属変更を求め、両国が30年間以上にわたって対立してきた。2020年秋に両国の大規模衝突が起きた際、停戦を仲介したロシアは停戦維持部隊の現地駐留を両国に認めさせ、「勢力圏」とみなす南カフカスで影響力を拡大することに成功した。

しかし昨年9月、トルコの支援で軍備を増強したアゼルバイジャンが電撃的な作戦でカラバフを制圧。これによって露停戦維持部隊の存在意義は失われた形となっていた。

アルメニアのパシニャン首相は、加盟国支援の義務を果たさなかったとして露主導の軍事同盟「集団安全保障条約機構」(CSTO)とロシアを繰り返し批判。昨年11月のCSTO首脳会議を欠席した。

今年2月には「アルメニアはCSTOへの参加を凍結した」と述べ、ロシアのウクライナ侵略について不支持も明言。4月22日には「なぜ同盟にとどまる必要があるのかという国民の質問に私は答えられない」と、アルメニアがCSTOから離脱する可能性を示唆した。

パシニャン氏はロシアから距離を置く一方で欧米への接近を強めている。4月5日にはブリンケン米国務長官、欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長らとブリュッセルで会談した。EUはアルメニアに今後4年間で2億7千万ユーロ(約453億円)を支援すると発表した。

こうした動きにロシアは反発している。露外務省のザハロワ報道官は4月、パシニャン氏の対露非難を「無根拠だ」と批判。アルメニアと欧米が軍事協力でも合意したとの報道があるとし、「アルメニアはロシアに釈明すべきだ。理想は(合意の)取り消しだ」と述べた。「欧米の狙いはロシアとアルメニアの関係破壊だ」とも主張した。

露下院のスルツキー国際問題委員長も4月、「パシニャン氏はアルメニアにウクライナの道を歩ませている」と述べ、ロシアがアルメニアに武力行使する可能性さえちらつかせた。

2291OS5:2024/05/07(火) 09:28:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7bfd190c197aadd7fd1ff76f88864a4c475236c
「外国の代理人」を選挙から排除、ロシア下院可決 現職は権限剝奪
5/7(火) 6:00配信

朝日新聞デジタル
キルギスの首都ビシケクで2023年10月、同国大統領との会談前に歓迎セレモニーに出席するロシアのプーチン大統領=AP

 ロシア下院は6日、ロシア語でスパイの意味がある「外国の代理人」に指定された個人に対し、国や地方自治体の選挙への立候補を禁じる法案を可決した。上院の採決後、プーチン大統領が署名して成立する。ロシアではウクライナ侵攻への反対を表明したジャーナリストらが指定されており、選挙から完全に排除されることになる。

 ロシア語では「外国の代理人」は、「米欧のスパイ」だと解釈される。立候補する人は必要な書類の提出前に、「外国の代理人」リストから削除される必要がある。現職の首長や議員に適用された場合は、法律の施行から180日以内にリストから削除されなければ、任期満了を待たずに解職となる。

 ロシアで「外国の代理人」制度が設けられたのは2012年。当初は「外国の金銭的支援」を受ける団体が対象だったが、その後、個人にも拡大。ウクライナ侵攻後の22年12月には「外国の影響下にある」だけで指定が可能になり、公務員などへの就職ができなくなった。

■政権批判を封じる手段

 政府は「外国の干渉を排除する狙い」と主張するが、実際は人権団体や独立系メディア、外国系メディアなどを対象に、政権批判を封じる手段として使われてきた。

 すでに3月の大統領選では、反戦を訴えた候補者は書類の不備などを理由に排除された。今後は「外国の代理人」に指定することで、反政権派を完全に選挙から排除し、強権体制を一段と固める可能性が高い。

朝日新聞社

2292OS5:2024/05/07(火) 19:59:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/94e8f2b72b7f737de850edffd80f56e0c4406727
ロシアのプーチン氏5期目就任 スターリン超え30年まで 運命「自国で決める」
5/7(火) 19:18配信

時事通信
7日、モスクワで就任宣誓を行うロシアのプーチン大統領(AFP時事)

 ロシアのプーチン大統領は7日、通算5期目の就任宣誓を行った。

 ウクライナ侵攻が3年目に入った中で国内を引き締め、3月の大統領選で得票率約87%で圧勝。2030年までの新たな任期を全うすれば、首相時代(08〜12年)を含む権力掌握の期間は、独裁者スターリンの29年を超え、旧ソ連以来の指導者で最長となる。

 プーチン氏は就任演説で「ロシアの運命は自ら決める」と強調。侵攻や対ロシア制裁を念頭に「われわれは深刻な課題に直面している」とし、ロシアを信頼する国と関係を強化する一方、西側諸国との対話は拒否しないと述べた。

 就任式はモスクワの大クレムリン宮殿で実施。プーチン氏は20年から務めるミシュスチン首相の続投を提案し、近日中に下院で承認される見通し。プーチン政権の当面の課題は、侵攻を財政面で支えるための増税や兵士の追加動員だ。

 内閣の陣容については「骨格が維持される」(マトビエンコ上院議長)とみられているが、ラブロフ外相は在任が20年に及んでおり、いずれ後任人事が取り沙汰されそうだ。ショイグ国防相は側近が汚職容疑で最近拘束され、足元が揺らいでいる。

2293OS5:2024/05/09(木) 08:50:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/ebbab23aeec62b25eef984c9bb8dc912ae996a6d
アルメニア、ロシア主導の軍事同盟への資金拠出を停止 隠せぬ不信感
5/9(木) 5:00配信

朝日新聞デジタル
モスクワのクレムリンで2023年5月、会談に臨むロシアのプーチン大統領(左)とアルメニアのパシニャン首相=ロイター

 ロシアの同盟国アルメニアの外務省は8日、ロシア主導の軍事同盟「集団安全保障条約機構」(CSTO)への資金拠出を停止すると明らかにした。インタファクス通信が伝えた。アルメニアは隣国アゼルバイジャンとの紛争をめぐり、CSTOが支援しないことに不満を示しており、「ロシア離れ」が加速している。


 報道によると、アルメニア外務省は2024年のCSTOの予算への参加を「控える」という。すでに昨年末、CSTOの会議や演習への参加停止も決めていた。

 背景にある隣国アゼルバイジャンとの紛争では昨年、ソ連崩壊前後からアルメニア系住民が実効支配していたアゼルバイジャン領ナゴルノ・カラバフを奪還された。

朝日新聞社

2294OS5:2024/05/09(木) 17:36:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/2fd9a665436dc931f1ed24eac785104a8098f841
北マケドニア総選挙、保守系野党が圧勝 EU加盟に影響の可能性も
5/9(木) 15:23配信

朝日新聞デジタル
2024年5月8日、北マケドニアの首都スコピエで、総選挙の勝利を祝うVMRO―DPMNEのフリスティヤン・ミツコスキ党首=AP

 欧州連合(EU)への加盟を目指すバルカン半島の北マケドニアで8日、議会総選挙(一院制、定数120)の投開票があり、保守系野党のVMRO―DPMNEが親EU与党の社会民主同盟に圧勝し、第一党となった。VMRO―DPMNEもEU加盟を掲げるが、加盟をめぐって対立してきた隣国ギリシャやブルガリアに対して厳しい姿勢を示しており、今後の加盟プロセスに影響を与える可能性もある。


 総選挙とあわせて投開票された大統領選でも、同党が支持するゴルダナ・シルヤノフスカ・ダフコワ氏(70)が現職のステボ・ペンダロフスキ氏(61)を破って初当選を果たした。同国で女性が大統領に就任するのは初めて。大統領の役割は儀礼的な職務にとどまる。

 2005年にEUの加盟候補国となった北マケドニアは、旧国名の「マケドニア」が自国の地域名だとするギリシャの反発を受け、19年に現在の国名に変更した。これによって20年に北大西洋条約機構(NATO)の加盟を果たし、22年に隣国のアルバニアとともにEUとの加盟交渉を開始していた。

 だが、今度はブルガリアが、交渉の条件として北マケドニアに住むブルガリア系住民を少数民族として認めるための憲法改正を行うよう要求。社会民主同盟は応じる姿勢を示していたが、VMRO―DPMNEは反対している。(イスタンブール=根本晃)

朝日新聞社

2295OS5:2024/05/10(金) 10:58:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2c9118aa15c2c6b8436c0401a3b147d1957543c
ゼレンスキー氏、警護局トップを解任 自らの「暗殺計画」と関連か
5/10(金) 7:44配信

朝日新聞デジタル
ゼレンスキー大統領らに対する暗殺計画で使われそうになっていたとみられる武器。ウクライナ保安局(SBU)が7日に公表した=SBUのウェブサイトから

 ウクライナのゼレンスキー大統領は9日、要人の警備を担当する国家警備局のトップを解任する大統領令を出した。理由は明らかにされていないが、自らを含む複数の幹部に対する暗殺計画疑惑で、同局の大佐2人が逮捕されたことを受けての対応とみられる。


 解任されたのは、2019年から国家警備局長を務めていたセルヒー・ルディ氏。ウクライナ保安局(SBU)は7日、ロシア連邦保安局(FSB)と共謀してゼレンスキー氏やSBU長官らを暗殺する計画を立てていたとして、国家警備局の大佐2人を反逆やテロ準備の疑いで逮捕したと発表していた。

 ゼレンスキー氏の暗殺計画は、これまで何度も明らかになっている。3月にはイタリアの公共放送「RAI」のインタビューに対し、自らに対する暗殺計画について「10回以上あった」と述べていた。(キーウ=藤原学思)

朝日新聞社

2296OS5:2024/05/10(金) 15:07:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ca4297d50bc53129f82366574eb7818fedfbf0f
ミシュスチン首相が続投 プーチン政権5期目内閣 ロシア
5/10(金) 14:38配信

時事通信
9日、モスクワの「赤の広場」で、言葉を交わすロシアのミシュスチン首相(左)とウォロジン下院議長(AFP時事)

 ロシアのウォロジン下院議長は10日、通算5期目入りしたプーチン大統領が、2020年から務めるミシュスチン首相の続投を提案したと明らかにした。

 下院は同日の本会議でミシュスチン氏本人からの報告を踏まえ、人事を承認。「内閣改造」は最小限にとどまる見通しだが、現在71歳のプーチン氏の後継体制を占う上で陣容が注目されている。

 マトビエンコ上院議長は先に「内閣の骨格は維持される」と説明。ラブロフ外相やショイグ国防相は当面留任するという見方が有力だ。

 プーチン氏は3月中旬の大統領選前のインタビューで、ミシュスチン氏の仕事ぶりに「非常に満足している」と評価。ウクライナ侵攻の中、増税に向けて調整に当たらせるとみられる。

2297OS5:2024/05/13(月) 08:50:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b21d76036b3a269d725abad547c6f595a95f950
ロシア、ショイグ国防相を交代へ 後任にベロウソフ第1副首相
5/13(月) 6:46配信


産経新聞
ロシアのプーチン大統領は12日、通算5期目の任期入りに伴う内閣改造の一環として、国防相にベロウソフ第1副首相を充てることを柱とした人事案を露上院に送付した。上院が12日、発表した。ベロウソフ氏は経済戦略の専門家として知られており、ウクライナ侵略を続けるロシアは「軍需経済」を推し進め、欧米主導の対露制裁に対抗していく思惑を鮮明にした。

人事案によると、ショイグ国防相はこれまでパトルシェフ氏が務めてきた国家安全保障会議書記に転じる。ラブロフ外相やナルイシキン対外情報局(SVR)長官、ボルトニコフ連邦保安局(FSB)長官ら他の国防・治安系省庁のトップは再任となる。パトルシェフ氏の処遇には言及されていない。人事案は近く上院で承認される見通し。 露憲法は副首相や経済・文化分野などの閣僚の人選権を首相と下院に与える一方、国防相や外相など重要閣僚に関しては大統領が上院と協議して任命すると規定。11日にはミシュスチン首相が、ベロウソフ氏の後任の第1副首相にマントゥロフ副首相兼産業貿易相を充て、技術開発や産業振興を指揮させるとする人事案を下院に送付していた。

2298OS5:2024/05/13(月) 09:44:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/53520d710629eb32c99e7a384772af95837516ba
ロシアのショイグ国防相、内閣改造で交代へ…側近の汚職スキャンダルが影響か
5/13(月) 4:29配信
 タス通信によると、通算5期目の任期に入ったロシアのプーチン大統領は12日、内閣改造で、セルゲイ・ショイグ国防相を交代させる方針を示した。後任にはアンドレイ・ベロウソフ第1副首相を充てる。ショイグ氏は先月、側近が収賄容疑で逮捕されていた。国防相の交代は、3年目を迎えるウクライナ侵略にも影響を及ぼしそうだ。


 ニコライ・パトルシェフ安全保障会議書記が退任し、ショイグ氏は、その後任に就く見通しだという。

 ショイグ氏は2012年から国防相を務めてきた。露民間軍事会社「ワグネル」創設者のエフゲニー・プリゴジン氏と対立し、一時、影響力低下が指摘されたが、ワグネル解体を経て、政権内で再び立場を強めていた。

 だが、先月、側近の1人であるティムール・イワノフ国防次官が収賄の疑いで逮捕された。国防省の業務に関する契約で不正な利益を得た疑いが持たれている。ショイグ氏の退任には、側近の汚職スキャンダルが影響した可能性がある。

 新たに国防相に就くベロウソフ氏は、2020年から副首相の筆頭である第1副首相を務めてきた。プーチン氏の側近で、経済の専門家として知られる。プーチン政権が取り組む経済の立て直しや国民生活の向上などを担ってきた。

2299OS5:2024/05/15(水) 11:09:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/f1efe9ab31eb4c5abe7a919397dddf3c23b832cd
ベロウソフ国防相任命 ショイグ氏後任、経済学者 ロシア
5/15(水) 8:11配信
時事通信
14日、モスクワで任命に当たり演説するロシアのベロウソフ新国防相(AFP時事)

 ロシアのプーチン大統領は14日、ショイグ氏後任の国防相に第1副首相だったベロウソフ氏を正式に任命した。


 上院は13、14両日、通算5期目就任に伴ってプーチン氏が提案した軍・治安機関などのトップ人事の協議を終えた。

 ベロウソフ氏は経済学者で、強大な軍事力を保有するロシアで異例の人事。経済発展相、大統領補佐官(経済担当)を歴任し、2020年からミシュスチン首相の内閣で第1副首相を務めた。米ブルームバーグ通信が関係者の話として伝えたところによると、ベロウソフ氏は国防相就任の要請に驚いたものの、長らく仕えるプーチン氏に心酔しているため同意したという。


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