したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

自民党スレ

897チバQ:2015/10/21(水) 22:42:24
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151021/k10010277851000.html
自民 野田前総務会長 次回の総裁選立候補に意欲
10月21日 20時26分

自民党の野田聖子前総務会長は名古屋市で講演し、「次回の自民党総裁選挙では、きちんとスタートラインに立って、オーソドックスな選手としてゴールしたい」と述べ、安倍総理大臣の後継を目指して、次回の総裁選挙に立候補したいという考えを示しました。
この中で野田前総務会長は、先月の自民党総裁選挙で、みずからが立候補を模索したことに関連して、「次の総裁選挙まで、じっくりと腰を据えて、広がりのある仲間をつくりたい。次回はきちんとスタートラインに立って、皆さんをどぎまぎさせないようなオーソドックスな選手として、ゴールしたい」と述べ、安倍総理大臣の後継を目指して、次回の総裁選挙に立候補したいという考えを示しました。
そのうえで、野田氏は「これからの子どもたちが、この国で生きていくためのインセンティブ作りをしなくてはならない。子どもたちを育て、子どもたちが歩ける道を残していくということを、やり遂げていきたい」と述べ、子育て支援の充実や人口減少対策などに積極的に取り組む考えを示しました。

898チバQ:2015/10/21(水) 23:30:58
http://www.sankei.com/politics/news/151021/plt1510210001-n1.html
2015.10.21 01:00
【政界徒然草】
石破派(水月会)が早くも資金難…事務所に常駐職員も置けず 心酔する「角さん」流に近づけるか?





(1/3ページ)

「水月会」結成を発表する石破茂地方創世担当相=9月28日、東京都千代田区永田町(斎藤良雄撮影)
 旗揚げしたばかりの石破派(水月会、会長・石破茂地方創生担当相)が早くも資金難に直面している。東京・永田町の国会近くにある派閥事務所に常駐の職員を置けず、毎週木曜の例会以外は閉まったまま。活動費の工面もままならぬようで、他派閥からは「人集めよりも、金集めでつまずくのではないか」と冷ややかな声も漏れている。

 国会のほど近く、弁護士事務所や公認会計士事務所などが入るオフィスビルの一室に、石破氏は派閥事務所を構えた。だが、日中でも入り口のドアはロックされ、中はひっそりとしている。

 「所属議員にはそれぞれカードキーが配られた」

 石破派の若手議員は、自嘲気味に語る。「用事があるときに、勝手に使ってくれ」ということのようだ。

 他派閥も国会周辺に事務所を構えており、いずれも常駐の職員を置いている。派閥の資金管理に来客対応、パーティーや研修会の準備などをこなしている。石破派幹部の一人は「これから最も大変なのが資金集めだ」とこぼす。

 他の7派閥をみると、一番の集金力を誇るのは最大勢力の細田派だ。平成25年分の政治資金収支報告書によると、細田派(当時は町村派)の収入は2億923万円。2位は岸田派の1億9116万円で、それに1億5987万円の二階派が続く。各派とも大きな資金源は年に一度開催する政治資金パーティーだ。

 石破派も来年からパーティーの開催を検討しているが、派内に難色を示す議員もいる。「1人200枚」といったパーティー券販売のノルマが課せられるからだ。販売ノルマを敬遠して派閥に加わらない議員も多く、石破派がパーティーを開催すれば、派内で離反者を生む恐れもある。

 もともと石破氏は、田中角栄元首相が率いた田中派(現額賀派)の事務所職員として政治の世界に飛び込んだ。石破氏は「派閥事務所で田中先生にお仕えしているときに政治の何たるかを学んだ」と周囲に語る。かつて産経新聞のインタビューでは、田中氏の思い出をこう振り返っている。

 「私が派閥事務所で働いていたころのことだが、ある方の葬儀が終わったときに、田中先生から『初七日のときにも花を出せ』といわれたことがある。私が『葬儀にも行かれたし、花も出したし、香典もお包みしているから、もういいのではないですか』と答えたら、『だからお前はダメなんだ』と叱られた。『葬儀のときはみんな気が動転している。親類や知人がたくさん来てガヤガヤしているから、悲しみに暮れる時間もない。初七日とか四十九日とか、みんながいなくなったあとに初めて、ああ死んじゃったんだと悲しさを実感する。そのときに花は出すんだ』と」

 田中派は田中氏の卓越した気遣いと桁外れの集金力で、所属議員が最盛期には140人を超えた。田中氏はロッキード事件で受託収賄罪に問われた後も絶大な影響力を維持し、私邸が東京・目白にあったことから「政治は目白御殿で動いている」といわれたほどだ。

 その田中氏は求心力をどう高めていったのか。石破氏はインタビューでこうも語っている。

 「田中先生がカネだけであの地位まで行ったとは思わない。先生は人を大切にした。だから、心酔した人たちがいっぱいいた。しかし、あまりに偉大すぎて、私にはとてもまねできない」

 田中氏の薫陶を受けた石破氏が立ち上げた新派閥。在りし日の田中氏と「派閥領袖」という同じ立場に立ち、「首相」のポストを狙う石破氏が、まねすべきことは少なくないはずだ。

(政治部 力武崇樹)

899チバQ:2015/10/21(水) 23:39:57
http://www.sankei.com/politics/news/151019/plt1510190003-n1.html
2015.10.19 07:19
【砂防会館物語(上)】
長老が暗闘する伏魔殿 安倍首相の総裁選無投票再選でも…

ブログに書く1




(1/3ページ)

故田中角栄元首相や中曽根康弘元首相ら大物政治家が事務所を構えてきた「砂防会館」。老朽化のため建て替えられることになった=8月、東京・平河町(画像を一部加工しています、酒巻俊介撮影)
 今年結党60周年を迎える自民党を、陰で支えてきた建物が国会近くにある。田中角栄、中曽根康弘両元首相といった自民党の大物政治家が事務所を構えた「砂防会館」(東京都千代田区平河町)だ。かつては党本部も置かれ、権力闘争の舞台ともなったが、本館は建て替えのため来年4月以降に取り壊される。長老たちが暗闘し、明暗を分けた“権力の牙城”をめぐるドラマを証言で振り返る。

■ ■

 「志帥会に入りたいという議員の希望はあるが、数ばかり増やしてもしようがない。一致結束が大事だ」

 自民党二階派(志帥会)の会長である二階俊博総務会長は8日、内閣改造直後、同派の在京議員懇談会でこう語った。表情には、総裁選で派閥として結束して素早く動き、林幹雄経済産業相のポストを勝ち取った自信がうかがえた。

 二階派は事務所を砂防会館本館2階に置いている。

 二階氏は9月の党総裁選で無投票再選の流れをつくった立役者の一人だ。4月に再選支持を早々と表明。8月の派閥研修会では同派議員35人の署名を集め、推薦状を作成し、安倍晋三首相に手渡した。出馬を模索した野田聖子前総務会長に対しては7月に出馬を思いとどまるよう促した。

 これに対し「無投票は国民の失望を招く」として野田氏の出馬を模索したのが、平成24年に衆院議員を引退した後も砂防会館本館4階に個人事務所を置く古賀誠元幹事長だ。

 岸田派(宏池会)名誉会長として同派に影響力を持つ古賀氏は派内中堅・若手はもちろん、他派閥へも野田氏の推薦人になるよう働きかけた。

 しかし、同じ砂防会館に陣取る二階氏に先手を打たれ、古賀氏の党内工作は難航した。一時、立候補に必要な20人の推薦人を野田氏が集めたとの情報が永田町を駆け巡ったが、総裁選を行うことで首相の「1強」状態を牽制(けんせい)するという古賀氏の構想はついえた。

 二階氏は周辺に、古賀氏について「影響力を発揮したいなら、引退しなきゃよかったんだ」と冷ややかに語ったという。

■ ■

 「派閥は戦う集団でなければダメだ。ただの寄り合い所帯では人の役にも立たない。来年は戦う集団になってほしい」

 9月26日に東京都内のホテルで開かれた額賀派(平成研究会)研修会の懇親会で、笹川堯元総務会長は派閥運営に苦言を呈した。

 額賀派はかつて砂防会館に事務所を置いて「鉄の結束」で一時代を築いた田中派の流れをくむ。だが、橋本龍太郎元首相を最後に総裁候補を欠いている。

 会長の額賀福志郎元財務相と砂防会館本館3階に事務所を置く青木幹雄元参院議員会長の間では、総裁選のたびに、こんな会話が交わされているという。

 額賀氏「総裁選に出たいと思っているのですが…」

 青木氏「まあムリだわね。カネはあんの?」

 額賀氏に総裁選出馬経験はない。9月の総裁選でも、額賀派は首相に再選支持を伝えるのが8月27日まで遅れ、二階派のような注目を集められなかった。

■ ■

 第2次安倍政権発足以降、「反安倍の拠点」として砂防会館がにわかに耳目を集めた時期もあった。

 というのも、政権奪還前の24年の党総裁選で二階、古賀、青木各氏はいずれも安倍首相以外の陣営にくみした。同じ総裁選で石原伸晃元幹事長を支援した森喜朗元首相も一時期、砂防会館本館4階に個人事務所を構え、青木氏らとの交流が取り沙汰されていたからだ。

 首相は二階氏を総務会長として重用することで「戦略的互恵関係」(二階氏周辺)を確立し、外相には岸田氏を起用して古賀氏との分断も図った。森氏はその後、事務所を移転。「反安倍勢力」の拠点はもはや砂防会館にはない。

■砂防会館■

 一般社団法人全国治水砂防協会(会長・綿貫民輔元衆院議長)が本部を置き、管理運営する。本館は地上5階地下2階建てで、昭和59年には別館A、平成5年には別館Bが完成。協会の事務局や会議室などのほかは、主に貸事務室などとして運用されている。

900チバQ:2015/10/21(水) 23:40:40
http://www.sankei.com/politics/news/151020/plt1510200002-n1.html
2015.10.20 07:00
【砂防会館物語(中)】
「今太閤」田中角栄首相を生んだ戦後政治史の舞台

ブログに書く1




(1/4ページ)

ロッキード事件で、砂防会館の田中角栄事務所を家宅捜索する東京地検の係官ら =昭和51年7月27日、東京・平河町
 砂防会館は、東京・永田町の自民党本部から国道246号を隔て、歩いて数分のところにある。昭和32年8月に完成した地上5階地下2階の本館に、2棟の別館が隣り合っている。このうち本館が、平成23年の東日本大震災で窓ガラスが割れるなど耐震性に問題が生じたため、今年2月に立て替えが決まり、30年度中に新会館が完成する予定だ。

 砂防会館本館には完成まもなく、資金繰りの関係もあり、昭和30年の保守合同で誕生した自民党が2、3階に入居した。自民党を取材する記者クラブを「平河クラブ」と呼ぶのは、砂防会館の建つ東京・平河町に由来する。

 昭和41年、自民党が現在の党本部に移転すると、空いた2階、3階に中曽根康弘、田中角栄両元首相が派閥事務所を構えた。田中氏の後援会「越山会」のほか、4階には中曽根氏の個人事務所もあった。後に首相となる両氏が事務所を構えたことで、砂防会館は戦後政治史の暗闘の舞台となることを宿命付けられたといってもいいだろう。

 43年に中曽根氏の秘書となった与謝野馨元官房長官(77)は、「第1次角福戦争」といわれるポスト佐藤栄作を、田中氏と福田赳夫元首相が争った47年の自民党総裁選の激しさを覚えている。田中氏は同年5月、69人で事実上の田中派を結成し、砂防会館に入居していた。総裁選を前に田中-中曽根会談が極秘裏に行われたのは、4階の中曽根事務所だった。

 与謝野氏によると、会談は1時間弱行われた。会談後、中曽根氏は「田中氏は早口で、『ほとんどみんなが自分を支持している』と紙を見ながら説明していた」と話したという。総裁選は当初、田中、福田両氏が互角だった形勢が、キャスチングボートを握っていた中曽根派の支持を得たことで田中氏が優位に立ち、後に「今太閤」と呼ばれる田中首相が誕生した。

 与謝野氏によると「当時、同じ建物にあっても、両事務所は一切、付き合いがなかった」という。会談当日は、休日で記者の姿もなく、田中氏の早坂茂三秘書から「水を用意してください」といわれたことを不思議と覚えている。会談で中曽根氏は田中氏支持を明確にしなかったが、与謝野氏は「会えば、それで支持ということだったのだろう。政治家同士が会談するということの意味の大きさに驚いた」と振り返った。

901チバQ:2015/10/21(水) 23:40:58
 田中氏は首相就任から約3カ月後の47年9月、中国を電撃的に訪問、日中共同声明を発表し、日中国交正常化を実現した。そのころ、砂防会館では、田中氏の秘書を23年間務めることになる朝賀昭氏(72)が、個人事務所の私室に、家庭に普及する黎(れい)明(めい)期(き)にあったビデオの録画装置を持ち込んでいた。“親(おや)父(じ)”の雄姿を録画するためだ。

 朝賀氏は「当時の機械は机ほども大きくて、運ぶのも録画するのもひと苦労だった。留守の親父の部屋で秘書みんなで、当時の中国の周恩来首相と飛行場で握手しているところなんかを『緊張しているね』なんて言いながら見た。たかがビデオなんだけど、生まれて初めて録画したのが歴史的な場面ということで、感慨深かった」と語る。

 帰国後、録画された映像を砂防会館の個人事務所のテレビで見た田中氏は、「いい顔しているな。この機械は、(映画を映す)幻灯機みたいなもんだ」と満足げだったという。

 しかし、首相としての田中氏の栄華は長くは続かない。49年、金脈問題で総辞職し、51年7月27日、ロッキード事件で東京地検に外為法違反容疑で逮捕された。このとき、砂防会館にも、東京地検の強制捜査が入った。朝賀氏は当時の様子を「戦場のようだった」と表現し、振り返った。

 「地検はなにもかもを持っていった。でも、いくつも部屋がある中で、検事が最初、親父の私室の捜査令状を持ってないのに入ろうとしたから『令状はあるか』という話になって、ひともんちゃくあって小一時間捜査がストップした」

 逮捕後、田中氏は個人事務所を砂防会館から引き払い、近隣のビルに移した。側近には「俺は責任を取って出ていくが、お前たちは残れ」と言い残したため、田中派の事務所などは砂防会館に残った。

 ただ、田中氏はこの年12月の衆院選では16万8522票でトップ当選。選挙の強さと砂防会館に残る田中派の鉄の結束を背景に、むしろ“闇将軍”として政界への影響力を強めていくことになる。

902チバQ:2015/10/21(水) 23:41:52
http://www.sankei.com/politics/news/151021/plt1510210009-n1.html
2015.10.21 14:00
【砂防会館物語(下)】
主役は田中派から中曽根派へ 派閥の象徴 歴史に幕

ブログに書く1




(1/4ページ)

ロッキード事件で、砂防会館の田中角栄事務所を家宅捜索する東京地検の係官ら =昭和51年7月27日、東京・平河町
 自民党の派閥政治の栄枯盛衰を見つめてきた砂防会館(東京都千代田区平河町)。昭和から平成にかけ、田中派から中曽根派へと主役が移り変わった舞台は、今静かに歴史の幕を下ろそうとしている。

 ■田中曽根内閣

 「協力したこともあれば相反したこともあるが、際立った政治家だった」

 中曽根康弘元首相(97)は平成21年12月の記者会見で、首相就任までの経緯を脳裏に浮かべつつ、田中角栄元首相を述懐した。

 昭和49年12月に発足した三木武夫内閣では、田中氏は三木降ろしに動き、中曽根氏は政権側。54年、田中氏の強い影響で「角影内閣」と呼ばれた大平正芳内閣では、大平降ろしを目指した中曽根氏と田中氏が「四十日抗争」といわれた政争で相まみえた。

 両氏が再び交じり合ったのが、中曽根氏や安倍晋太郎元外相ら4人が争った57年の自民党総裁選だ。田中氏は中曽根氏支持を決め、派閥に支援を指示した。

 砂防会館を運営する全国治水砂防協会会長の綿貫民輔元衆院議長(88)は当時、田中派に所属。「当時派内では、過去に反目した経緯などから、反中曽根が多かった」と振り返る。

「後に副総裁になる金丸信氏が『親父のいうことに反対のやつは出ていけ』と締めた。砂防会館の本館の玄関にみんなが集まったところに中曽根氏が来て、『みんなで応援しよう』と。あれで勢いづいた」

 ■必勝、田中派選挙

 かつて田中派は「田中総合病院」「田中軍団」と呼ばれた。石破茂地方創生担当相(58)は58年3月、田中氏の誘いで事務局職員となった。

 石破氏は、壁一面に北海道から沖縄県までの選挙区に自民党候補者の名前を書き、田中派の候補を赤い枠で囲うよう指示された。派閥幹部による応援演説のため、全国の新聞を取り寄せ選挙区情勢を分析した資料作りも命じられた。

 石破氏は「歩いた家、握った手の数しか票は出ないという田中氏の教えを、秘書まで徹底していた。自分が自民党幹事長のとき、これを根付かせたかった」と体得した政治哲学を語る。9月28日に立ち上げた石破派の事務所も、一時砂防会館に置くことを検討した。

903チバQ:2015/10/21(水) 23:42:10
 一方石破氏は、61年に初当選後は中曽根派に所属。重鎮の江藤隆美元運輸相から「ワシらは地鶏じゃ。エサは自分で探して歩かなくちゃいけんのじゃ」と諭され、面倒見のいい田中派と自主自立の中曽根派との文化の違いを感じたという。

 ■田中派が分裂

 58年12月の衆院選を経た後、田中派は最大の121人にふくれあがり、59年4月には手狭になった派閥事務所を砂防会館の別館に移した。最盛期を迎える裏で、派内では若手を中心に、大平、鈴木善幸、中曽根各氏という別派閥の首相を担ぎ、自派の後継者を育てないように見えた田中氏への不満が渦巻いていた。

 不満は60年2月、竹下登元首相らを中心に発足した派中派勉強会「創政会」として爆発する。小沢一郎氏といった子飼い議員も参画すると、田中氏は同月、脳梗塞を発症。田中派は62年、二階堂進氏のグループと、竹下派に分裂した。

 綿貫氏は「分裂時に砂防会館事務所の取り合いになり、全国治水砂防協会会長だった西村英一元厚相が『どちらも出ていけ』と一喝した」と語る。その後は両派が田中派の“正統後継”を主張して砂防会館に出入りしたが、平成6年4月の小渕派の退去で、田中派の流れをくむ派閥はすべて姿を消した。

 ■中曽根氏の栄華も…

 田中派の崩壊とともに、砂防会館の象徴は中曽根氏となった。しかし、63年にリクルート事件が直撃し、渡辺美智雄元副総理が中曽根派を継いだ後も、平成6年の村山富市首相指名の際に渡辺氏自身が造反するなど迷走し、派閥は10年に分裂。中曽根氏も15年10月、砂防会館の事務所を訪ねてきた小泉純一郎首相(当時)に事実上の引退勧告を受け、21年には砂防会館の事務所を閉鎖した。

 現在、砂防会館に派閥事務所を置くのは自民党の二階俊博総務会長(76)が率いる二階派のみで、かつてのにぎわいはない。

 石破氏は建て替えについて「派閥政治の象徴だった。ひとつの歴史が終わる」と遠くを見つめる。1年生議員時代、田中派に属した二階氏もこう語る。

 「政治の歴史の大きなページを占めただけに、感慨深い。新しい立派な砂防会館が建立され、新しい政治の一ページを開くだろう」

(この連載は沢田大典が担当しました)

904名無しさん:2015/10/22(木) 07:22:43
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015102000948
鴻池氏、安倍首相と会食し「陳謝」

 安倍晋三首相は20日夜、安全保障関連法を審議した参院特別委員会の与党メンバーらと東京都内の焼き肉店で会食した。出席した鴻池祥肇委員長によると、首相は「(安保法成立で)世界的にも日本の評価が上がった。皆さんのおかげだ」とメンバーをねぎらったという。これに対し、野党に配慮した委員会運営が目立った鴻池氏は「官邸の悪口を言ったり、いろいろとすみませんでした」と応じた。(2015/10/20-22:41)

905名無しさん:2015/10/24(土) 15:18:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151024-00000001-asahik-soci
(時時刻刻)首相の改憲戦略“白紙” 推進本部長、船田氏から森英氏へ 参院選で争点化、回避
朝日新聞デジタル 10月24日(土)5時30分配信 (有料記事)

 安倍晋三首相がめざす憲法改正の旗振り役となる自民党憲法改正推進本部長に、「専門家」ではない森英介・元法相が起用された。来夏の参院選をにらみ、国論を二分する改憲の争点化を避けようと、「色がついていない」人物を選んだ。ただ、野党との合意形成で改正論議を進めようとした前任の船田元衆院議員が更迭されたことで、首相の改憲戦略も「白紙」に戻った形だ。

 ■党幹部「あえて憲法の素人選んだ」
 「万機公論に決すべし。やっぱり、合意形成に重点を置くというのが、僕が選ばれた理由だと思う」
 憲法改正推進本部長への就任が決まった森氏は23日昼、党本部で記者団に語った。……
本文:2,354文字

906名無しさん:2015/10/24(土) 16:32:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date4&k=2015102100913
文科部会長に木原稔氏=「報道圧力」の処分終了で-自民

 自民党は21日、政務調査会の文部科学部会長に木原稔衆院議員を充てる方針を固めた。木原氏は6月に安倍晋三首相を応援する有志勉強会「文化芸術懇話会」を主宰。報道機関への圧力を求める発言が出た問題で党青年局長を更迭された。役職停止1年の処分も受けたが、その後3カ月に短縮され、処分期間は終了した。 
 同党はこのほか、財務金融部会長に上野賢一郎、厚生労働部会長に古川俊治、外交部会長に橋本岳、法務部会長に丸山和也の各氏をそれぞれ内定。小泉進次郎氏の農林部会長起用と併せて23日の総務会で正式に決定する。(2015/10/21-22:05)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date3&k=2015102200900
船田憲法本部長更迭へ=後任に森元法相-自民

 自民党は22日、船田元憲法改正推進本部長を交代させ、後任に森英介元法相を起用する方針を固めた。先の通常国会で、衆院憲法審査会の参考人として船田氏が推薦した憲法学者が安全保障関連法を「憲法違反」と批判。同法成立の障害になったとの見方から船田氏の責任を問う声が党内で根強く、事実上の更迭とみられる。 
 一方、安倍晋三首相が打ち出した「1億総活躍社会」実現の具体策を検討するため新設する「1億総活躍推進本部」の本部長には、逢沢一郎前衆院議院運営委員長を充てる方針。いずれも23日の総務会で決定する。(2015/10/22-21:26)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date3&k=2015102200646
自民岸田派が政策勉強会=存在感アピール狙う

 自民党岸田派(宏池会)が22日、定期的な政策勉強会を始めた。保守色が強い安倍政権下で、リベラル勢力が集う同派には埋没を懸念する声がある。先の内閣改造で同派の閣僚が会長である岸田文雄外相のみにとどまったことへの不満もあり、勉強会を通じて存在感をアピールしていく狙いがありそうだ。
 初会合では、同派の山本幸三衆院議員が景気対策について講義。終了後の在京議員懇談会であいさつした岸田氏は「宏池会としての思い、考え方を定義し、共有していく試みを続けていきたい」と呼び掛けた。今後も講師を月1〜2回のペースで招いて勉強会を続ける。(2015/10/22-16:58)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&k=2015102300903
「反省なき民主」と批判=石破氏

 石破茂地方創生担当相は23日付の自身のブログで、共産党との選挙協力を検討する民主党に関し、「なぜあのような政権しか運営できなかったのかとの反省のないままに、選挙のみに目を向けた野党連携を模索するのだとすれば、自殺行為に等しい」と批判した。さらに「野にある時こそ政策を磨き、支持を広げる好機だということを忘れてはいないだろうか」とも記した。(2015/10/23-21:28)

907名無しさん:2015/10/24(土) 16:32:27
>>906

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&k=2015102300895
「経済で結果出す」=自民ポスター

 自民党が内閣改造を受け、新たなポスターを製作することが23日、分かった。来年の参院選を見据え、「経済で、結果を出す」がキャッチコピー。ポスター下部には、「1億総活躍社会へ」と、安倍政権の新たな看板政策を記した。27日に発表する。(2015/10/23-21:18)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&k=2015102300756
党人事も官邸肝煎り=小泉氏起用、船田氏更迭-自民

 自民党は23日、小泉進次郎前内閣府政務官を農林部会長に充てる人事を正式決定した。国民的人気の高い小泉氏起用は、首相官邸の強い意向が働いており、環太平洋連携協定(TPP)交渉の大筋合意を受けた「攻めの農業」実現への役割を期待する。一方、党執行部は船田元・党憲法改正推進本部長を事実上更迭し、改憲論議を仕切り直すが、野党側との合意形成に向けた展望は開けていない。

 菅義偉官房長官は23日の記者会見で、小泉氏について、「(TPP対策を通じ)守るべき点は守りながら、攻めの農業も展開したい。そういう意味ではうってつけの人事だ」と期待を寄せた。
 小泉氏自身は農林部会長を希望していなかったとされるが、自民党の稲田朋美政調会長が菅長官と相談しながら人選した。党内からは「絶妙な人事。彼はTPP推進論者だ」(若手)と評価の声が上がる一方、農家対策の最前線に立つことから執行部の一人は「人気だけでどうにかなる仕事ではない」と述べ、力量が試されると指摘した。小泉氏に党内調整で汗をかかせるのは、「将来の宰相候補」として経験を積ませる意味合いもあるとみられる。
 一方、船田氏をめぐっては、安全保障関連法をめぐる国会審議で憲法論争を過熱させた「A級戦犯」として党内で責任を問う声が多かった。衆院憲法審査会の6月の参考人質疑で同法を「違憲」と断じた憲法学者の人選に関与したためで、首相周辺は「事件の責任を取らせた」と明言した。 
 船田氏の後任には森英介元法相を起用。森氏は記者団に「国民の合意形成に最重点を置いて臨みたい」と意欲を語ったが、安倍晋三首相が経済最優先の姿勢を示していることから、憲法改正は「しばらく動かない」(中堅)との見方が強まっている。
 船田氏は野党との協調路線を重視してきた。民主党幹部は「船田氏と野党との信頼関係はどうでもいいということだろう。森氏とは一切話に応じない。話は全て船田氏を通じて聞く」と述べ、自民党をけん制した。(2015/10/23-18:28)

908名無しさん:2015/10/24(土) 16:32:54
>>907

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&k=2015102300753
自民の新体制

 自民党が23日の総務会で決めた主な人事は以下の通り。(敬称略)
 幹事長代理 末松信介▽経理局長 吉川貴盛▽国際局長 田中和徳▽団体総局長 西村明宏▽地方組織・議員総局長 坂本哲志▽女性局長 高階恵美子▽青年局長 牧原秀樹▽労政局長 森英介▽遊説局長 堀井学▽両院議員総会長 尾辻秀久▽党紀委員長 山東昭子▽政調会長代理 愛知治郎、野村哲郎
 〔本部長〕憲法改正推進本部長 森英介▽1億総活躍推進本部長 逢沢一郎
 〔部会長〕内閣 中根一幸▽国防 大塚拓▽総務 橘慶一郎▽法務 丸山和也▽外交 橋本岳▽財務金融 上野賢一郎▽文部科学 木原稔▽厚生労働 古川俊治▽農林 小泉進次郎▽水産 長谷川岳▽経済産業 田中良生▽国土交通 秋元司▽環境 森雅子(2015/10/23-18:27)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&k=2015102300430
1億活躍本部長に逢沢氏=部会長人事も決定-自民

 自民党は23日午前の総務会で、安倍晋三首相が掲げる「1億総活躍社会」実現に向けた具体策を検討する「1億総活躍推進本部」を新設し、本部長に逢沢一郎衆院国家基本政策委員長を充てる人事を正式に決めた。船田元憲法改正推進本部長は交代させ、後任に森英介元法相を起用した。
 政務調査会の各部会長人事も決定。環境部会長に森雅子元少子化担当相、農林部会長に小泉進次郎前内閣府政務官、文部科学部会長に木原稔衆院議員をそれぞれ充てることを決めた。 
 このほかの部会長人事は次の通り。(敬称略)
 内閣 中根一幸▽国防 大塚拓▽総務 橘慶一郎▽法務 丸山和也▽外交 橋本岳▽財務金融 上野賢一郎▽厚生労働 古川俊治▽水産 長谷川岳▽経済産業 田中良生▽国土交通 秋元司(2015/10/23-12:20)

909名無しさん:2015/10/24(土) 17:16:26
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&k=2015102300852
再稼働「どうかしている」=小泉元首相

 小泉純一郎元首相は23日、横浜市内で講演し、原発再稼働について「中間貯蔵施設もなかなかできない。再稼働させたら、また捨て場所がない。どうかしている」と述べ、安倍政権が進めるエネルギー政策を改めて批判した。
 また、2016年4月の電力小売り全面自由化に触れ、「風力も太陽光もあり、当然、原発を電源にした電気より安い料金が出てくる。国民も企業経営者も安い方を買い、原発会社の収益が上がらなくなる」との見方を示した。(2015/10/23-19:59)

910名無しさん:2015/10/24(土) 18:29:52
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151021/k10010277851000.html
自民 野田前総務会長 次回の総裁選立候補に意欲
10月21日 20時26分

自民党の野田聖子前総務会長は名古屋市で講演し、「次回の自民党総裁選挙では、きちんとスタートラインに立って、オーソドックスな選手としてゴールしたい」と述べ、安倍総理大臣の後継を目指して、次回の総裁選挙に立候補したいという考えを示しました。
この中で野田前総務会長は、先月の自民党総裁選挙で、みずからが立候補を模索したことに関連して、「次の総裁選挙まで、じっくりと腰を据えて、広がりのある仲間をつくりたい。次回はきちんとスタートラインに立って、皆さんをどぎまぎさせないようなオーソドックスな選手として、ゴールしたい」と述べ、安倍総理大臣の後継を目指して、次回の総裁選挙に立候補したいという考えを示しました。
そのうえで、野田氏は「これからの子どもたちが、この国で生きていくためのインセンティブ作りをしなくてはならない。子どもたちを育て、子どもたちが歩ける道を残していくということを、やり遂げていきたい」と述べ、子育て支援の充実や人口減少対策などに積極的に取り組む考えを示しました。

911名無しさん:2015/10/24(土) 18:35:39
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151023/k10010279741000.html
自民 憲法改正推進本部長 船田氏を交代
10月23日 12時14分

自民党は、先の通常国会の衆議院憲法審査会で、党推薦の学識経験者が安全保障関連法は憲法違反にあたるという認識を示したことを巡って、党内で責任を問う声も出ていた船田元憲法改正推進本部長を交代させ、後任に森英介元法務大臣を充てることを決めました。
自民党は、第3次安倍改造内閣の発足を受けて党内の人事を進めていて、23日の総務会で主なポストの人事を決定しました。このうち、憲法改正推進本部長は、船田元元経済企画庁長官を交代させ、後任に森英介元法務大臣を充てることになりました。
船田氏を巡っては、先の通常国会で行われた衆議院憲法審査会の参考人質疑で、船田氏が人選に関わった自民党推薦の学識経験者が、安全保障関連法は憲法違反にあたるという認識を示し、法律の合憲性に焦点があたり法案審議に影響を与えたとして党内で責任を問う声も出ていました。
また、安倍総理大臣が掲げる「一億総活躍社会」の実現に向けた具体策を検討する「一億総活躍推進本部」の本部長には、谷垣幹事長に近い逢沢一郎元国会対策委員長が就くことになりました。
このほか、TPP=環太平洋パートナーシップ協定交渉の大筋合意を受け、国内農業対策などを検討する農林部会長に小泉進次郎前復興政務官を、環境部会長に森まさこ元少子化担当大臣を、それぞれ充てることなども決めました。
船田氏「事実上の更迭」
今回の人事について、船田氏は記者団に対し、「先の通常国会で、安全保障関連法に関する議論が厳しくなった引き金を引いた責任は私にあり、事実上の更迭と受け止めなければならない。集団的自衛権の一部行使容認は合憲と思っているが、ぎりぎりのラインを模索したものであって、国民的には非常に分かりにくい議論になってしまったのではないかと強く思っており、今後、政府・与党で国民に説明を続けていかなければいけない。憲法改正は自民党だけではできず、後任の森氏には、自民党だけで先行して走ってしまうのではなく、各党の意見もしっかり聞きながら改正準備を進めてほしい」と述べました。
森氏「相当な覚悟持って臨む」
一方、船田氏の後任の森元法務大臣は、党本部で記者団に対し、「突然のことだが、憲法改正はいちばん大事な課題であり、相当な覚悟を持って臨まなければいけない。国民の合意形成をはかることに最重点を置いて臨みたい」と述べました。

912名無しさん:2015/10/24(土) 20:52:30
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015102400163
自民・岸田氏、池田元首相しのぶ=「経済への大転換実現」

 自民党岸田派(宏池会)会長の岸田文雄外相は24日、広島県竹原市で開かれた宏池会創始者の池田勇人元首相の没後50周年記念式典に出席した。岸田氏はあいさつで、「戦後の歴史において、政治の時代から経済の時代という大転換を実現し、所得倍増計画を実行して高度成長期へと進んでいった。スケールの大きさを改めて感じる」などと池田氏をしのんだ。
 自民党内でリベラル勢力と目される岸田派は、保守色の強い安倍政権の下で存在感が希薄とも指摘される。式典で岸田氏は「今のわれわれはどうあるべきか、ぜひ思いをめぐらせていかなければならない」とも語り、独自色の発揮を誓っていた。(2015/10/24-15:49)

913名無しさん:2015/10/24(土) 22:22:49
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151022-00000002-sasahi-pol
鍵握る小泉純一郎&進次郎 電力自由化で脱原発シナリオ〈週刊朝日〉
dot. 10月22日(木)7時8分配信

 福島の原発事故以来、閉塞した状況を一変させる可能性を秘めた“ビッグバン”が来春に迫る。8兆円の市場をもたらすとされる電力完全自由化だ。だが、最大のリスクは再稼働を急ぐ安倍政権の原発回帰政策──。小泉純一郎、進次郎親子はそれに待ったをかけられるか?

 原発の電気を優先して流し、地域間の連携も不十分なために太陽光などの再エネ業者の新規参入が電力会社によって制限されてきたことは、本誌がくり返し報じてきたとおり。ルールづくりがなかなか進まず、状況が改善されるかも不透明なため、参入に踏み切れない再エネ業者も多いという。

 正念場を迎える公正なルールづくりの最大の障害になりそうなのが、安倍政権の原発回帰政策だ。安倍政権は7月に、30年度の電源構成を正式決定したが、依然として原発をベースロード電源とし、原子力の比率を20〜22%と定めている。

「この比率を維持しようとすると、必然的に原則40年の運転期間を超えた10基前後の老朽原発を動かさざるを得ない。安倍首相は口では『電力自由化、原発依存度の可能な限りの低減』と言いながら、逆行している」(経産省関係者)

 小泉氏はそんな安倍政権の政策を10月14日の講演でこう批判した。

「国が支援してくれないと原発が成り立たないと、推進論者が言っているんですよ。国民の税金の支援がなかったら原発はもうやっていけない。そう白状したのも同じです」

 露骨だったのが、10月の内閣改造の人事だ。党内の数少ない脱原発・再エネ推進派とみられていた河野太郎衆院議員が行革相・国家公安委員長として入閣。同時に、歯に衣着せぬ言動で政府のエネルギー政策を批判してきた同氏のブログ「ごまめの歯ぎしり」が閲覧不能となり、リニューアルされたブログからは、以前の記述が削除された。

 もう一つ注目されたのが、国民的人気を誇る小泉進次郎氏をめぐる人事だ。安倍首相は進次郎氏を復興政務官から退かせ、自民党農林部会長という「雑巾がけポスト」に異動させた。

 進次郎氏は人事直前の9月末、東京都内の講演でエネルギー政策について「どう原発をやめていけるのかという方向性で考えていくべきだ」と、安倍首相の原発回帰路線に異を唱えたばかり。そんな進次郎氏を、事実上“干した”格好だ。

 なんとも寒々しい流れを変える術はないのか。進次郎氏の父・純一郎氏と共闘し、脱原発運動に取り組む河合弘之弁護士は語る。

「世界の潮流を見れば、脱原発と再エネの普及は表裏一体の関係。再エネが普及すれば、脱原発も実現する。ドイツやデンマークであれほど脱原発政策が進んだのは、国民や経済界が再エネに対し、安全で経済合理性もあると十分信頼しているからです」

 それにいち早く気づき、主張してきたのが小泉氏だと河合弁護士は言う。

 確かに、小泉氏が続けている全国行脚のルートを見ると、単に脱原発を訴えるだけでなく、再エネにゆかりの地を選んでいることがわかる。昨年11月には大分県の九州電力八丁原地熱発電所を視察。今年3月には福島県の太陽光発電会社「会津電力」の招きに応じて喜多方市内で講演した。

 6月には、鹿児島市七ツ島で京セラ子会社が運用するメガソーラー施設や、新潟市で県と昭和シェル石油が共同プロジェクトで運用する「新潟雪国型メガソーラー」を精力的に視察した。

 今月29日には新たに、北海道函館市で再エネについての講演を行う予定だ。

「函館から津軽海峡を挟んでわずか23キロ先には、建設中の大間原発がある。事故が起きたらあっという間に放射性物質が飛んでくるため、函館市の工藤寿樹市長が建設差し止め訴訟を起こしています。小泉氏の函館訪問はその激励の意味もあります」(事務局関係者)

914名無しさん:2015/10/24(土) 22:22:59
>>913

 小泉氏の講演のタイトルは決まって「日本の歩むべき道」。再エネの普及が進めば、おのずと原発は不要になるという「道」を、一貫して指し示しているのだ。

 小泉親子が再び表舞台に躍り出る日は来るのか。『小泉純一郎・進次郎秘録』(イースト新書)の著書があるジャーナリストの大下英治氏がこう語る。

「自民党も10年先を考えたら人材がいない。福島に誰よりも通った進次郎氏は、いずれ堂々と脱原発を主張し始めるでしょう。その点で方向性は純一郎氏と一致しているが、政治で親に頼ろうとは思っていない。進次郎氏は自分が中心になって古い自民党を内部から変えるつもりでしょうが、それでも変わらないなら党を去り、脱原発も主張の一つとする新党をつくることもあり得るかもしれない」

 小泉氏は9月に伊方原発の再稼働阻止のため、愛媛県松山市へ乗り込んで行った講演後、本誌に語った。

「進次郎は毎月、被災地へ出かけ、事故後の悲惨な状況をよくわかっています。私が原発ゼロだからと言って強制はしませんが、進次郎はよく私の講演を聴いているようですね。ああ、わかっているのかということで、あえて、言わないようにしています」

(本誌取材班=小泉耕平、上田耕司)

※週刊朝日 2015年10月30日号より抜粋

915名無しさん:2015/10/24(土) 22:39:23
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151022-00045958-gendaibiz-pol
進次郎「2021年決起説」を追う!〜安倍内閣と距離を置いた自民党のプリンスの複雑な胸の内
現代ビジネス 10月22日(木)7時1分配信

「執拗」な安倍首相
 10月7日に行われた内閣改造は、安倍首相の執拗な「封じ込め人事」が目立ったという一言に尽きる。

 ライバルの石破茂地方創生相や、政権批判発言が目立つ河野太郎内閣府特命担当相、それにポスト安倍の一人とも言われる岸田文雄外相・谷垣禎一幹事長らを内に取り込むことで、動きを封じ求心力や忠誠度を高め、「一強」をより強固にしたのだった。

 内閣改造が迫った9月末、自民党の若手議員がこんなエピソードを明かしてくれた。安倍首相の人事について自らの経験を踏まえての見通しだった。

 「かつて自分が雑誌でほんの少し政権批判したら、安倍さん本人や側近から圧力があって、『選挙で協力しないように団体などに言う』と脅されたことがあるんです。私のような一人前にもならない小さな敵でも徹底して潰すという手法で、いま党内でリベラル派が黙っているのもそれが分かっているからでしょう」

 つまり、「小さな敵も容赦せずに潰す、あるいは封じ込める」という徹底した「したたか人事」が、安倍首相の真骨頂だとこの若手議員は言うのだ。私はある派閥領袖からもこうした手法についての話を聞いた。その領袖は「外で考えている以上に、党内はみんなが怖がっている」ともつぶやいた。

 そうした視点で見ると、第三次安倍改造内閣人事の意図はわかりやすい。たとえば石破地方創生担当相の留任。石破氏はかつて総裁選で決選投票までもつれ込んだ「最大のライバル」だが、国会終了直後に石破派(水月会)を立ち上げ、今後は首相を狙うことを宣言した。

 実は、安倍首相はこのとき激怒し、側近らに「(石破は自分と)戦うつもりなのか」と話したという。にもかかわらず、留任させたことが、「したたか人事」の骨頂だと、安倍首相に近い自民党ベテラン議員が解説する。

 「『安倍vs石破』は踏み絵の応酬でした。まず仕掛けたのが石破さん。『派閥を立ち上げ宣戦布告したこの私を登用する勇気があるか』と。これに対して安倍さんは留任という逆踏み絵を返した。

 『留任要請を断って党内で非主流派になる勇気があるのか。あなたについてきた19人も全員干し上げることになる』と暗黙のプレッシャーをかけた。最後は、仲間にも迷惑をかけることをおそれた石破さんが留任を受け入れ、安倍さんの勝ちとなった。今後石破さんの発言はかなり抑え込まれることになりますね」

916名無しさん:2015/10/24(土) 22:39:53
>>915

河野太郎入閣の「本当の理由」
 留任させた岸田文雄外相に対しても、安倍首相のきついお叱りと圧力がかかっているのだという。改造前は5人の閣僚を擁した岸田派だが、激減してたった一人しか入閣できなかった。そこにも安倍首相の「執拗性」がみられるのだ。

 自民党幹部が言う。

 「岸田外相は今回の総裁選で早くから安倍首相を支持していましたが、前の派閥オーナーの古賀誠元幹事長が、岸田派の若手に『野田聖子(元総務会長)の推薦人になれ』と働きかけました。

 岸田氏は必死で収拾を図りこれを阻止しましたが、安倍首相はそんな騒ぎを起こしたこと自体を問題視しています。入閣が一人にとどまったのは、『岸田さん、日ごろからもう少しちゃんとやってくださいよ』という信賞必罰と見ていい」

 そして、反原発などたびたび安倍政権を批判していた河野太郎氏が公務員改革担当相・国家公安委員長として入閣したことも、巧妙な「封じ込め」だという。

 「太郎氏の後援会はお父さん(洋平氏)の時代から続いていますが、彼らは太郎氏に『お父さんのように自民党を飛び出さないこと』『自民党の中で出世して欲しい』と伝えてきた。河野さんもそうした年配の後援会の人たちの声にずっと縛られてきたところがある。

 そんな情報が安倍首相の耳に入り、入閣を打診すれば太郎氏も後援会への気遣いから受けざるを得ないだろうし、内閣に入れば今後原発再稼動が続く中で反原発の過激な発言も抑えざるを得なくなる、という計算があったと言っていい」(自民党選対関係者)

 なるほど、「恐ろしいほど見事な人事カードの使い方」(前出ベテラン)であり、権力闘争は大勝利。党内基盤を封圧人事でますます固めたことで、安倍首相にとっては今回の内閣改造は成功なのだろう。

 ただし、その安倍首相でさえ扱い切れなかったのが、小泉進次郎衆議院議員の処遇だ。

「自民党批判」を繰り出した進次郎の狙い
 今回首相周辺は、「支持率を上げるためにも、過激な言動を抑えこむためにも、進次郎氏の入閣はありだ」と9月ごろから漏らしていた。

 だが、進次郎氏は改造を目前にした9月末に、突然、講演会の場や地元紙のインタビューで、安保法制での自民党の驕りを批判したり、原発政策に言及したりして、政権批判ともとれる発言を繰り出したのだ。

 「本人は入閣するつもりはまったくなかった。そこからが進次郎氏の駆け引きのうまさですね。もし安倍首相が入閣を打診したあとにそれを断るようなことになれば、安倍首相が恥をかくことになる。

 ならばその前に、間接的な場所と表現で、『私は入らない』とはっきり表明し、おまけに首相への気遣いも見せつけたのです。そこまでやられては安倍首相も諦めざるを得なくなる」(自民党若手議員)

 なぜ進次郎氏は入閣の道を選ばなかったのか。

 本人は「実力が伴わない」などと謙遜しているが、私は、これまで取材・ウオッチしてきた中で、進次郎氏はいまの安倍政権が進める政策や理念とは明らかに違う路線と時間軸をしっかりと持っているからだと推察している。それがある以上、安倍政権下に組することはできない、ということだ。

 進次郎氏は、2011年の震災で自主的に被災地に入って以来、復興に取り組むことがライフワークとなっている。永田町で「震災の記憶」が風化する中、彼はいまでも被災地に通い続けている。

 11年の暮れに、進次郎氏は私に、「被災地に通って政治の原点が分かりました。困った人を助けるという当たり前のことなんです。私は10年間通って復興に結果を出したい」と語り、その姿勢をずっと通している。

 そんな中で、昨年ごろから「進次郎・2021年決起説」なるものが、進次郎氏と交流のある地方議員やシンクタンク関係者の間でまことしやかにささやかれるようになった。東京五輪の翌年にあたるが、進次郎氏自身、「五輪後に日本は人口減や景気後退で大変なことになる。自分たちの世代の出番」と話している。

 さらに2021年は、くしくも震災から10年という節目の年でもある。進次郎氏の時間軸がすべて合致する年、というわけだ。その時、進次郎氏は暗澹たる日本の未来をどうするか、仲間たちとともに政権構想をまとめ、決起すると私は思っている。

917名無しさん:2015/10/24(土) 22:40:19
>>916

安倍首相の「反撃」
 その中身は恐らく、少子高齢化対策や、地方自治体再編、税収の落ち込みをどうリカバーするかといったものになるはずだ。もちろん被災地東北の原発は廃炉、そしてエネルギー政策は「反原発」だ。

 また幸福や生き方の概念もしっかり考え直し、厳しい現実を直視し身の丈に合った未来の日本を構想するはずだ。もちろん、安倍政権が掲げる「時代錯誤の成長」や「強い日本」などは幻想だと切り捨てるだろう。

 「成長戦略は見通しが甘いし、原発についても進次郎氏の本音は反原発で、とにかくいまの自民党とは明らかに方向感が違う。自らの世代の政権構想が自民党に受け入れられない場合、党を飛び出して『この指とまれ』で新しい政治勢力を作る可能性もある」(前出若手議員)

 ただ、今回の進次郎氏をめぐる改造人事の応酬には続きがある。

 結果的に入閣を固辞された形の安倍首相サイドは、結局、進次郎氏を党の農林部会長に就けた。進次郎氏も「二度は拒否できなかった」(前出若手議員)ようだが、このポストは、TPPの合意によって今後予想される国内の農業関係者などの反発を一手に引き受ける役目だ。失敗すれば来年の参院選で批判票になってしまう。「安倍首相の仕返し。厳しいポスト」(同)ということだ。

 進次郎氏は「現場主義者」であり、世論に真摯で敏感。しばしば感度の鈍い安倍政権や自民党そのものに批判を向ける稀有な存在だ。見据えているのはさらに先の日本。これからも制約された役職に甘んじることなく、次世代の旗手として進んで欲しいものだ。

鈴木哲夫

918名無しさん:2015/10/25(日) 11:26:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151024-00050073-yom-pol
岸田氏「ポスト安倍」意欲…派閥の統率力は課題
読売新聞 10月25日(日)9時22分配信

 「ポスト安倍」の候補とされる岸田外相が自民党内の足場固めに腐心している。

 自ら会長を務める名門派閥「宏池会」が頼りだが、派の統率力には課題も残る。

 「政治で大切なものが二つあると言われている。一つは政策で、もう一つは政局だ」

 岸田氏は24日、広島県竹原市で行われた宏池会創設者・池田勇人元首相の没後50年記念式典でこう述べた。「敵を作らない性格」(若手)とされる岸田氏なりの表現で、首相候補としての意欲をにじませたとみられる。

 しかし、岸田氏が率いる宏池会は一枚岩とは言い難い。9月の自民党総裁選では、安倍首相再選を支持した岸田氏と、野田聖子前総務会長の出馬を画策した前会長の古賀誠元幹事長らがさや当てを演じた。この日の出席者は、宏池会の議員45人のうち、林芳正前農相、宮沢洋一・自民党税制調査会長ら17人にとどまった。

 ◆宏池会=池田勇人元首相が、1957年に創設した自民党の派閥。「軽武装・経済重視」のハト派路線を歩み、池田、大平正芳、鈴木善幸、宮沢喜一の4首相を輩出した。麻生派、谷垣グループも宏池会の流れをくむ。

919名無しさん:2015/10/25(日) 11:31:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151024-00000064-san-pol
船田氏後任に森元法相 憲法改正議論の先行き見通せず
産経新聞 10月24日(土)7時55分配信

 ■自民、参院選へ「ソフト戦略」

 自民党は23日の総務会で、船田元(はじめ)憲法改正推進本部長を交代させ、後任に森英介元法相を充てる人事を決定した。森氏は温和な人柄で知られ、改正項目の絞り込みに向け、その調整能力に期待する声は多い。ただ、これまで憲法改正に向けた具体的な議論に関わったことがないだけに、改正に向けた与野党協議を野党が振り出しに戻すことへの懸念も出始めている。

 「適材適所と執行部が判断した。立派な人事だ」

 二階俊博総務会長は23日の記者会見で森氏に期待感を示した。森氏も記者団に「国民の合意形成に重点をおいて(改正の議論に)臨みたい」と意欲を示した。

 前任の船田氏に対しては、衆院憲法審査会で与党側の参考人に安全保障関連法の違憲論を展開させる失策を犯し、責任を問う声が上がっていた。

 また、船田氏は野党の合意を得やすいとして、財政規律条項、大災害時などの対応を定める緊急事態条項の創設を優先的な改正項目に掲げていたが、党内からは「9条改正から進めるべきだ」などと異論も出ていた。

 森氏について党幹部は「決して憲法改正に造詣が深いとはいえないが、党内融和のためには適任だ」と指摘。「改正へ前進させるためには、本部長が議論の前に具体的な改正項目を口に出さない方がいい」と語っている。

 ただ森氏の起用で、与野党協議は先行きを見通せなくなっている。民主党の枝野幸男幹事長は23日、記者団に「自民党は後任に、長年の積み重ねと関係ない人を置いた。話し合いで物事が進む状況ではなくなった」と批判した。衆院憲法審査会の野党筆頭幹事として船田氏と交渉を重ねた民主党の武正公一衆院議員も産経新聞の取材に「与野党間の合意形成に向けた丁寧な議論の中心にいたのが船田氏。退任は残念だ」と述べた。

 もっとも「改憲推進派」のイメージが薄い森氏の抜擢(ばってき)は、来年夏の参院選対策でもある。野党側に「自民党は9条を改正し、戦争に突き進もうとしている」などといった印象操作をさせないといった狙いもあるようだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151023-00000109-mai-pol
<自民>改憲論抑制へ 憲法本部長に森氏、参院選争点避け
毎日新聞 10月23日(金)23時51分配信

 自民党は23日の総務会で、船田元(はじめ)憲法改正推進本部長の後任に森英介元法相を起用することを了承した。森氏は当選9回のベテランだが、工学博士で、これまで憲法問題に積極的に関わってきたわけではない。党内では「安倍晋三首相が来年夏の参院選までは改憲でアクセルを吹かせるつもりはないというメッセージ」(閣僚経験者)という見方が出ている。

 森氏は総務会後、「人脈を生かし、国民の合意形成に最重点を置いて臨みたい」と記者団に決意を語った。

 今回の本部長交代は、先の通常国会の衆院憲法審査会で、自民党推薦の憲法学者が安全保障関連法を「違憲」と表明したのがきっかけ。人選を主導した船田氏の事実上の更迭人事だった。ただ、船田氏に対しては「憲法にあれほど知識と経験のある人はいない。野党も船田さんだから協議に応じてきた」と党内に同情論もあり、引き続き推進本部の要職にとどまる可能性は残っている。

 首相は7日の記者会見で「時代が求める憲法の姿について国民的な議論を深めていきたい」と述べ、改憲に重ねて意欲を示した。しかし、同党幹部は「改憲を声高に叫んで参院選の票になるのか」と指摘。改憲に積極的な別の議員も「急ぐ話ではない」と述べ、森氏のもとで改憲論議はペースダウンするという見方を示す。

 23日の総務会では、小泉進次郎農林部会長など、政務調査会の各部会長人事も正式に決まった。【高橋克哉】

920名無しさん:2015/10/25(日) 11:31:47
>>919

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151023-00000534-san-pol
船田元氏激白「更迭と受け止めている」自民党憲法改正推進本部長退任 憲法学者の「安保法制は違憲」発言めぐり
産経新聞 10月23日(金)14時23分配信

 自民党は23日の総務会で、船田元(はじめ)憲法改正推進本部長を交代させ、後任に森英介元法相を充てる人事を決定した。船田氏は同日、国会内で産経新聞などの取材に応じ、本部長交代について「事実上の更迭と私自身も受け止めなければいけない」と述べた。

 衆院憲法審査会の6月の参考人質疑では、船田氏が選考に関わった自民党推薦の憲法学者が安全保障関連法案を「違憲」と指摘し、その後の安保審議が停滞。党内から船田氏の責任を問う声が上がっていた。

 船田氏の発言は次の通り。

 「(本部長交代は)事実上の更迭と私自身も受け止めなければいけない。理由は言うまでもないが、6月に行われた衆院憲法審査会における参考人質疑の中で、わが党が推薦した参考人が『安保法制は違憲である』と発言した。責任は人選に加わった私にある」

 「結果として安保法制の反対論に影響を与える結果をもたらし、長い国会にもなった。厳しい議論の引き金を引いたことは大変残念だし、反省を続けてきた。従って今回の人事はきちんと受け止めて、身を処さなければいけないと感じた」 「ただ、今回の集団的自衛権の行使を一部容認する憲法解釈については、早晩、憲法問題の観点から議論されることは当然あったと思う。私の状況によってそれが早めにあらわれた」 「一部容認は合憲、憲法解釈の範囲内だと思っているが、かなりぎりぎりのラインを模索しようとしたものだ。国民的にはわかりにくい議論になってしまった。政府・与党として責任をもって、時間をかけて国民に説明を続けなければならないと思う」

 「自民党だけで憲法改正はできない。民主党をはじめ野党の皆さまも含め、できるだけ幅広い合意を得ながら憲法改正の準備をしなければいけない。それを基本として本部長としてやってきたつもりだ。森先生には特にこのことをお願いして、自民党だけ先行して走るのではなく、全体を見ながら、各政党の意見をしっかりと聞きながら進めていただきたい」

 「憲法問題はライフワークの一つ。今後とも憲法改正に携わっていきたい」

921名無しさん:2015/10/25(日) 11:42:29
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151021-00000084-mai-pol
<自民・野田氏>次期総裁選に意欲 
毎日新聞 10月21日(水)20時12分配信

 自民党の野田聖子前総務会長は21日、名古屋市内で開かれた「ミッドランド毎日フォーラム」(毎日新聞社主催)で講演した。3年後に想定される党総裁選に関し、「スタートラインに立って、オーソドックスな選手としてゴールしたい。一から出直しをさせてもらっている」と述べ、出馬に意欲を示した。

 さらに「水面下で仲間と良い政策を作っていこうと考えている。来年からリスタートを切っていきたい」と表明。先の総裁選で野田氏の出馬準備の支援に回った国会議員らとともに、次回総裁選に向けた準備に着手する考えを示した。来年1月ごろに複数の政策勉強会を設立する考え。

 また、臨時国会開会の是非に関し、「政府の『1億総活躍』の内容も分からない。PRの場を作って構わない」と語り、開会が望ましいとの考えを示した。【田中裕之】

922名無しさん:2015/10/25(日) 11:55:47
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151025-00045956-gendaibiz-pol
税調会長交代人事に透ける安倍政権の思惑 なぜ宮沢氏が必要だったのか?
現代ビジネス 10月25日(日)11時1分配信

そもそも宮沢氏とは何者か
 自民党税調会長が、野田毅氏から宮沢洋一氏に交代した。

 この人事をめぐっては、野田氏が欧州型の軽減税率導入に慎重派で、公明党と対立。公明党との軽減税率に関する協議をすすめるため、安倍晋三首相が「聖域」だった税調の人事をいじくったとされている。

 が、実は話はそう単純ではなく、この人事には別の思惑が隠されている。

 その思惑を知る鍵は、後任の宮沢氏にある。野田氏同様、財務官僚の出身だが、そもそもどんな人物なのか。

 宮沢氏は華麗なる宮沢一族の一人。宮沢氏にとって、元首相の宮澤喜一氏は伯父、父の宮沢弘氏は元法相、外務大臣の岸田文雄氏はいとこである。財務省の中には宮沢一族と姻戚関係になる官僚が数多くおり、その家系図を把握しておくのが財務省関係者の必須知識になっているくらいだ。

 とはいえ、'74年に大蔵省に入省した宮沢氏は、省内でメインストリームを歩んできたわけではない。金融や国際関係など、いつ政治家に転出してもいいように、すぐに穴埋めができるポストが多かった。

 政治家になってからも、順風満帆とはいえない。'00年に元首相の宮澤喜一氏の地盤を引き継ぎ、初当選。この時点で'93年から政治家になっていたいとこの岸田氏には、大きく水をあけられていた。

 さらに'09年総選挙では民主党の和田隆志氏に敗れた上、比例復活もならず、'10年参院に鞍替えせざるをえなかった。ちなみに和田氏は元財務官僚で、かつては宮沢氏の部下。宮沢氏には「選挙に弱い」というイメージが定着した。

 その宮沢氏を今回の人事で税調会長という大役に抜擢。これは、宮沢氏の「選挙に弱い」という特徴を活かすためにほかならない。

軽減税率をまとめなければならないワケ
 宮沢氏はいま参院議員だが、来年7月に改選となる。さらに来年は、'17年4月からの消費再増税の是非を判断する。宮沢氏はその上で、参院の改選選挙に対応しなければいけない。

 つまり、4月までに何としても与党内で軽減税率案をまとめなければ、選挙の準備ができないのだ。

 安倍首相は財務省にも圧力をかけている。彼らは軽減税率をできる限り避けたいと考えているが、消費増税とセットとなれば話は別。安倍首相は消費増税をエサに出す代わりに、軽減税率を飲ませるよう動いている。

 さらにこんな背景もある。

 前述したとおり、税調には首相でもなかなか口を出せなかった。しかし安倍首相は、昨年の解散・総選挙で、党の公認権を背景に、消費増税の延期に強硬に反対する野田氏を一発で黙らせ、賛成に転じさせてみせた。

 もし軽減税率をまとめられなければ、宮沢氏は参院選挙でどうなるか。それがわかっているからこそ、宮沢氏は必死に軽減税率をまとめるだろう。

 安倍政権は、与党と財務省の協議を見守っていればいい。さらに、消費増税と軽減税率で与党・財務省がまとまっても、参院選の前にどのような公約を作るかは、安倍政権のさじ加減というフリーハンドを残す。今回の人事から、そんな安倍政権のスタンスが透けて見える。

 宮沢氏の選挙事情の弱みなどをうまく使い、財務省と与党を協議させながら、消費増税の最終決断は確保するという、絶妙な人事をした。

 『週刊現代』2015年10月30日号より

ドクターZ

923チバQ:2015/10/26(月) 20:44:06
http://www.sankei.com/west/news/151026/wst1510260044-n1.html
2015.10.26 12:03

武藤氏に辞職勧告提出へ 自民県連





 未公開株購入をめぐる知人男性とのトラブルが報じられ、8月に自民党を離党した武藤貴也衆院議員(滋賀4区)について、自民党滋賀県第4選挙区支部の役員らは議員辞職を求める方針を決めた。党県連はこれを受け、近く役員会を開き、正式に方針を決定する。

 同支部は、武藤氏が支部長を務めていたが、武藤氏の離党を受けていったん解散。今後、上野賢一郎衆院議員(滋賀2区)を支部長代行として、改めて政治団体として届け出る方針。

924チバQ:2015/10/28(水) 22:05:32
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20151029k0000m010122000c.html
<自民党>TPP対策作り本格化 農業票確保狙う

21:41毎日新聞

 ◇総合対策本部の初会合を開く

 自民党は29日、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)総合対策本部の初会合を開き、農業を中心とした対策作りを本格化させる。安倍政権では重要政策の方針を首相官邸主導で決める「政高党低」のスタイルが定着しているが、来年夏の参院選で支持基盤の農業票をつなぎとめるため、党の存在感をアピールしようと懸命だ。

 TPPは工業や知的財産分野など多岐にわたるが、自民党の選挙に死活的に影響するのは農業だ。このため、対策本部の本部長代理は西川公也元農相が就任したほか、幹事長に吉川貴盛元副農相を配置するなど、幹部には農水族議員をずらりと並べた。

 こうした面々が農業対策の実質的な議論を取り仕切る半面、全国各地でTPPの内容を説明するため、発信力の高い若手議員もそろえた。中でも、幹部が「首相の息子が2人も来てくれた」と喜ぶのが、当選3回の小泉進次郎農林部会長と当選2回の福田達夫農林部会長代理だ。農政の専門家ではない若手2人の登用は、対外的な発信力を期待されているためだ。小泉氏らは来月上旬、全国数カ所で説明会を開き、現場の声を聴くことにしている。

 対策本部は来月20日までに党の政策をまとめ、政府が同25日にも決定する対策大綱に反映させたい考えだ。

 今後の議論では、2015年度補正予算案の編成をにらみ、コメ農家などへの保護策を求める声が強まりそうだ。27日の党農林関係部会では「長期的に農家が安心する対策が必要だ」などの意見が相次いだ。

 しかし、1993年に決着した関税貿易一般協定(GATT)ウルグアイ・ラウンド交渉では、対策費として総額6兆円超を計上したが、温泉施設建設などに使われ、「ムダ遣い」と批判された苦い経験がある。

 小泉氏は「カンフル剤のようなことはやってはいけないと全員が共有している」と述べ、従来型の保護策には批判的だ。政府の経済財政諮問会議は、農地集約による規模拡大や輸出促進など農業の体質を強化する対策を重視しており、意見集約は難航しそうだ。

 自民党関係者は「ムダ遣いと批判されるとしても、参院選に向けて相当額の対策費を投じるはずだ」と語る。【中島和哉】

 ◇自民党TPP総合対策実行本部の構成

本部長   稲田朋美政調会長

本部長代行 塩谷 立政調会長代行

本部長代理 西川公也元農相★

副本部長  宮腰光寛元副農相★ら

幹事長   吉川貴盛元副農相★

幹事    小泉進次郎氏ら全部会長

事務局長  西村康稔前副内閣相

(★は農林族議員)

シェアツイート

925チバQ:2015/10/28(水) 22:20:10
http://www.sankei.com/politics/news/151028/plt1510280030-n1.html
2015.10.28 19:28

自民・古賀元幹事長「権力は奪うもの」 岸田氏に苦言





 自民党岸田派で名誉会長を務める古賀誠元幹事長は28日、東京都内で講演し、安倍晋三首相の後継をうかがう「ポスト安倍」の一人と目される岸田文雄外相に苦言を呈した。「育ちがいいから何か頼りない。権力は待っていて来るものではなく、奪いにいかなければならない」と述べた。

 党農林部会長の小泉進次郎氏にも言及し「立派な方。根性がある。親(小泉純一郎元首相)の背中を見ていたらそうなるのだろう」と評価した。

 9月の党総裁選で安倍首相(総裁)の無投票再選を支持した岸田氏に対し、古賀氏は無投票を避けようと野田聖子前総務会長の出馬を後押ししようとした経緯がある。

926チバQ:2015/10/29(木) 22:21:45
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-151029X047.html
農業予算、抑制狙う=TPP対策に「小泉人気」も―自民執行部

19:58時事通信

 自民党執行部は、環太平洋連携協定(TPP)の農業分野の国内対策で、財政出動を抑制する方針だ。野党から「ばらまき」と批判されるのをかわす狙いがあり、「攻めの農業」の側面を強調、小泉進次郎農林部会長の国民的人気にも期待する。ただ、来年夏に参院選を控え、従来型の予算を求める意見は党内で根強く、2015年度補正予算編成をにらんだ綱引きが激しくなりそうだ。

 29日のTPP総合対策実行本部の初会合。谷垣禎一幹事長はTPP大筋合意について「日本の経済再生にとっても切り札だ」と述べ、意義を力説した。同時に「地域でいろいろな不安があることは事実。その心配を克服して日本の農業や地域がしっかり元気を出していけるような政策を打ち出す必要がある」と語った。党は来週以降、各部会での議論を加速、11月20日に提言を決定して政府に申し入れる方針だ。

 農業の市場開放では苦い経験がある。1993年末に妥結、コメ市場を開放したウルグアイ・ラウンド(多角的貿易交渉)では、約6兆円を投じたが、大半が公共事業に費やされ、競争力強化につながらなかった。執行部は安易な予算膨張を抑え込み、構造改革に力点を置く対策を取りまとめたい考えだ。

 TPPの意義や農業対策の説明で矢面に立つ小泉氏は、党内の不満を和らげる役割を担いそうだ。小泉氏は記者団に「日本の農業のあるべき姿とは何なのかということも含めて、これからしっかり議論して詰めていきたい」と述べた。会合後、ある議員は小泉氏に駆け寄り、参院選での応援を依頼。農業票が逃げる恐れのある選挙区については、「小泉人気」でてこ入れを図る図式だ。

927チバQ:2015/10/31(土) 08:55:18
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20151030-OYT1T50022.html
「保守本流」結束に不安、勉強会の冒頭出席5人
2015年10月30日 10時51分
 自民党岸田派(宏池会、45人)は29日、「保守本流」とされる宏池会の今後のあり方を考えるため、所属議員を対象とした勉強会を東京都内の派閥事務所で初めて開いた。


 だが、冒頭からの出席者は岸田氏を含めて5人にとどまり、結束に不安を残す結果となった。

 29日は、朝日新聞の星浩特別編集委員が招かれて講演した。講演後に定例の派閥会合を同じ部屋で開いたが、会合までに入室した議員を含めても計20人程度しか集まらず、岸田氏は「勉強会は第2弾、第3弾とあるので奮って参加してほしい」と渋面で語った。

 岸田氏は「ポスト安倍」の有力候補と目されているが、派内には「もっと存在感を出してほしい」(若手)と統率力不足を指摘する向きもある。同派名誉会長の古賀誠・元幹事長は28日の講演で、岸田氏を「品がいいから何か頼りない。権力は待っていて来るものではなく、奪いに行かないといけない」と皮肉った。

928名無しさん:2015/10/31(土) 12:31:57
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151031-00010001-shincho-pol
無報酬だと開き直る「森元総理」は百害あって老害の人〈週刊新潮〉
BOOKS&NEWS 矢来町ぐるり 10月31日(土)8時1分配信

 蜃気楼のように幻であってほしいと願いたくなるほど、読むに堪(た)えない繰り言記事だった――。10月16日、初秋の冷たい雨が東京を襲った晩。スポーツ記者たちの間では、その日の天候に似て、「湿った」言い分が載ったある記事が話題になっていた。毎日新聞の夕刊の2面に、東京五輪組織委員会会長にして、「シンキロウ」の異名を誇る森喜朗元総理(78)のインタビューが大々的に掲載されたのである。

 ***

〈森喜朗元首相の胸中やいかに〉

 こう題された問題のインタビュー記事では、当然、新国立競技場やエンブレムを巡る「東京五輪ゴタゴタ」が話題の中心となったが、森氏はこう言い放ったのだった。

〈この件(エンブレム問題)に関しては(武藤敏郎)事務総長らが報酬の一部を自主返納する処分を決めました。私は無報酬だから、返納しようがない。女房からもらった小遣いを差し出すんですか〉

 あたかも、無報酬で献身的に頑張っているこの私に文句をつけるなんてけしからん、と言わんばかりに開き直ってみせたわけである。他にも、

〈責任とれ、責任とれ、辞めろ、辞めろと責められるが、辞めて済むなら辞めますよ〉

〈組織をまとめあげるまでが私の役割だと思っている。あと3年はちゃんとやるよ〉

 こう述べ、要は会長を辞するつもりなどないと、高らかに宣言したのだ。

「組織委員会の会長というのは、お飾りの名誉職ではなく実務職であり、極めて責任の重い立場です。無報酬だから……と、自慢げに語ること自体がおかしい」

 と、スポーツ評論家の玉木正之氏は一蹴する。

「彼はインタビューの中で『私は、応援団だ』とも言っていますが、五輪を成功に導く一番の責任者である会長が、応援団であるはずがない。これでは、まるで他人事です。自分の立場が分かっておらず、改めて、森さんが会長ではダメだとの思いを強くしました」

■「不遜さが潜んでいる」
 そもそも、先に紹介したように森氏は、

〈私は無報酬〉

 と、ボランティアなのかと誤解してしまいそうな物言いをしているが、一方で、件(くだん)のインタビューではこうも“告白”している。

〈私は日当をプールしていて、盆や暮れなどに(組織委員会の)宴会を開いている〉

 実際、組織委員会に確認すると、

「(森氏に)業務を執行した理事として日当1万円を支給しております」

 やはり、森氏はしっかりと日当をもらっていたのである。無論、その日当はあくまで労働の対価であり、つまり相応の働きを前提にしたものであるはずだ。それを彼が宴会費用に充てているからといって、同情に値するものではない。奢(おご)ってくれるからといって、ダメ上司はダメ上司。問題とすべきは、森氏が職責を全(まっと)うできているか否かの一点なのである。

 スポーツジャーナリストの谷口源太郎氏が呆れる。

「『辞めて済むなら辞めます』との発言には、スポーツ界のドンである自分を誰もクビになどできはしない、という不遜さが潜んでいるように感じます。こういう心持ちだから、森さんは自己批判ができないのでしょうね。会長の座に留まるべきではありません」

 老害はただ消え去るのみ。

「ワイド特集 唇寒し秋の風」より
※「週刊新潮」2015年10月29日

SHINCHOSHA All Rights Reserved.

929名無しさん:2015/10/31(土) 12:59:55
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151026-00010001-shincho-pol
大阪府連幹部を騙ってハガキ郵送「佐藤ゆかり」代議士の私文書偽造〈週刊新潮〉
BOOKS&NEWS 矢来町ぐるり 10月26日(月)8時0分配信

 よほど水が合わないのか、とかくこの人は騒がしい。昨年暮れの総選挙を機に、大阪府の枚方市に地盤を移したばかりの佐藤ゆかり代議士(54)である。去る10月5日、彼女は自民党大阪府連の幹部の名前を騙って地元党員に往復ハガキを送っていた。当事者は私文書偽造だと今も怒り心頭だ。

 ***

「佐藤さんが“枚方市支部長が不在なので臨時支部会が開催できない。府連会長の権限なら開催できるから、権限を委任して欲しい”と言うのを受け入れただけ。僕の名前でハガキを送るとか、僕が支部会を開くなんて絶対に認めてない。あくまで“自分でやるならどうぞ”と、こういう話です」

 憤懣やる方ない様子で語るのは、10月12日まで自民党大阪府連会長を務めた竹本直一代議士(74)だ。

「知人から知らせを受けて、佐藤さんに電話をしたら、“確認のメールを送ってある”と言う。僕はメールなんかしないから、“そんなのは見ていないし、とにかく話が違うじゃないか”と抗議をした。それでもきちんと説明しないんだよね。本当に迷惑な話だよ」

 佐藤氏が送った往復ハガキの差出人の欄には確かに、

〈自由民主党大阪府支部連合会 会長 竹本直一〉

 とある。内容は、

〈枚方市支部臨時大会を開催いたします。支部規約に則り支部長以下役員選任を議題とし、自民党議員団による役員人事案を議案とします。枚方市支部では出来成元氏の後任支部長が空席のため、大阪府連会長名で招集致しました〉

 ところが、返信先には佐藤事務所の住所が印字されている。これが佐藤氏による、無印私文書偽造の動かぬ証拠というワケである。

■勘違い
「どうやら私の任期を勘違いしているようなんです」

 枚方市支部長の出来成元(できしげちか)・元府議が、佐藤氏の“暴走”の理由を説明する。出来氏はこれまで、枚方市支部の運営や市議の活動方針を巡って佐藤氏と激しく対立してきた。

「私が支部長に内定したのが2013年の6月で、正式就任は14年4月。任期は2年なので、来年4月までは私が支部長。ところが佐藤さんは、任期は内定した時からと思い込んでいて、今年の6月で任期は切れたと主張している。私を辞めさせたいんでしょうね」

 自民党の大阪府連は出来氏の言い分を認め、今も彼が正式な支部長と回答した。そこで刑法が専門の日大名誉教授の板倉宏氏に聞くと、

「権限を委任されたからといって、委任者の名前を使って良いということにはなりません。佐藤さんは竹本氏から委任されたことを明記した上で、自分の名前でハガキを出すべきでした。無印私文書偽造は1年以下の懲役ないし10万円以下の罰金ですが、この場合は執行猶予付きの懲役6カ月というところでしょう」

 当の佐藤氏の回答は、

「竹本府連会長名による大会招集は、自民党本部顧問弁護士からの意見書に沿っており、竹本会長とも明確に合意決定されています」

 国替えから1年たらずで四面楚歌。騒動は尾を引きそうだ。

「ワイド特集 子供だましの代償」より
※「週刊新潮」2015年10月22日号

SHINCHOSHA All Rights Reserved.

930名無しさん:2015/10/31(土) 13:17:59
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151029-00010003-shincho-pol
1年経って説明責任を果たした「小渕優子」元経産相のデタラメ〈週刊新潮〉
BOOKS&NEWS 矢来町ぐるり 10月29日(木)8時30分配信

 あれから1年が経ったが、何も進歩していなかった……。小渕優子元経産相(41)のデタラメ政治資金が本誌(「週刊新潮」)報道で明るみに出たのは昨年10月。元秘書2人に有罪判決が下されたことを受けて、今月19日、小渕氏側が独自に政治資金問題を調査するために立ち上げた「第三者委員会」が記者会見を行ったのだが、浮き彫りとなったのは相変わらずの「お嬢様体質」だった。

 ***

「ひどい会見でした。これで説明責任を果たせたと思っているのでしょうか」

 と呆れるのは、さる大手メディアの記者だ。

「そもそも小渕さんが出席しなかった上に、『(小渕氏は不正を)全く知らなかった』と片づけられた。弁護士らで構成される第三者委員会が報告書を読み上げた後の質疑応答も、『上から目線』で不愉快極まりないものでした」

 例えば記者から、第三者委員会を設置したのは小渕氏個人なのか、それとも事務所なのかとの質問が上がると、第三者委員会側は、

「小渕代議士の意を受けてのこと。それ以上にあります?」

 こう、つっけんどんに答え、記者が続けて、

「第三者委員会の先生方はボランティアではないはずです。報酬の問題もある」

 と突っ込むと、

「金銭的なことについて、答える必要はないのでは。いつも、第三者委員会にはそれを聞くんですか?」

 事件に手を染めたのは小渕氏サイドであるのに、あたかも追及する報道陣が悪いかのような「でかい態度」を見せたのである。

すべきだった3点セット
 ベテラン政治ジャーナリストが解説する。

「結局、総理経験者を父親に持つ小渕さんの『高いプライド』は、秘書が有罪になっても変わらず、その影響で彼女の周りも偉ぶっているということですよ」

 実際、彼女が所属する平成研(額賀派)のある議員秘書が、こう耳打ちする。

「政治資金問題が発覚した2カ月後の昨年12月に総選挙が行われましたが、自民党本部は、選挙の前に小渕さんを議員辞職させるか、あるいは離党させるかの検討をしました。そうすれば、一応、責任を取ったことになりますし、彼女は圧倒的に選挙に強いので、現職の立場で戦わなくても、また無所属として戦っても当選は間違いなかった。そのため党本部は、“親心”から議員辞職するか離党するかしたほうがいいと判断したんです」

 ところが小渕氏には、

「そのつもりが全くなく、結果、今に至るも何も責任を取っていないとの批判に晒されています。お嬢様育ちの彼女は、自分が傷を負うことは亡父の名前を傷つけることに繋がるという感覚を持っていて、『挫折』を異様に嫌うんです」(同)

 政治評論家の浅川博忠氏が断じる。

「小渕さんがすべきだったことは、まず何度でも記者会見を開いて説明責任を果たし、次に大臣辞任、そして議員辞職の3点セットでした。しかし、彼女は大臣を辞任しただけ。説明をしなくても、時の流れが問題を解決してくれるだろうという安易な考えが透けて見える対応で、小渕さんは若くして一生の負の遺産を背負ってしまった」

 第三者委員会の会見翌日、ようやく小渕氏本人が会見を行ったが、「(説明不足に)忸怩(じくじ)たる思いがある」と、やはり説明責任は果たされなかった。とことん、唇の開き方を知らないようだ。

「ワイド特集 唇寒し秋の風」より
※「週刊新潮」2015年10月29日号

SHINCHOSHA All Rights Reserved.

931名無しさん:2015/10/31(土) 14:00:55
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date4&k=2015102800649
「安倍独裁」を懸念=自民・古賀氏

 自民党の古賀誠元幹事長は28日、東京都内で講演し、安倍晋三首相の政権運営に異論を唱える声が自民党内に乏しいことに関し、「政党政治の危機であり劣化だ。1党支配が独裁政治に変わっていく怖さが潜んでいる」と懸念を示した。
 古賀氏は、「党内でチェックアンドバランス機能が働く工夫が必要だ」とも指摘。「OBが外で声を出すだけでなく、中でほえなければいけない」などと語り、現役の議員に奮起を促した。 (2015/10/28-15:47)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date3&k=2015102900993
函館で原発ゼロ訴え=小泉元首相

 小泉純一郎元首相は29日、北海道函館市内で講演し、安倍晋三首相が2013年の国際オリンピック委員会(IOC)総会で、東京電力福島第1原発の汚染水問題の状況が「制御されている」と明言したことを念頭に「2年ぐらい前にどこかの誰かがコントロールされていると言っていたが、いまだにコントロールされていない」と批判した。
 安倍政権が進める原発政策については「原発をいかに残すかという方向へ進んでいる」と指摘。「原発ゼロは国民の意思と政治の決断があればできる」と改めて強調した。
 函館市は大間原発(青森県大間町)の30キロ圏内に位置し、建設差し止めを求める訴訟を起こしている。講演に先立ち、小泉氏は細川護熙元首相とともに、工藤寿樹市長と懇談したほか、市役所から双眼鏡で大間原発を視察した。(2015/10/29-21:33)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date3&k=2015102900942
農業予算、抑制狙う=TPP対策に「小泉人気」も-自民執行部

 自民党執行部は、環太平洋連携協定(TPP)の農業分野の国内対策で、財政出動を抑制する方針だ。野党から「ばらまき」と批判されるのをかわす狙いがあり、「攻めの農業」の側面を強調、小泉進次郎農林部会長の国民的人気にも期待する。ただ、来年夏に参院選を控え、従来型の予算を求める意見は党内で根強く、2015年度補正予算編成をにらんだ綱引きが激しくなりそうだ。
 29日のTPP総合対策実行本部の初会合。谷垣禎一幹事長はTPP大筋合意について「日本の経済再生にとっても切り札だ」と述べ、意義を力説した。同時に「地域でいろいろな不安があることは事実。その心配を克服して日本の農業や地域がしっかり元気を出していけるような政策を打ち出す必要がある」と語った。党は来週以降、各部会での議論を加速、11月20日に提言を決定して政府に申し入れる方針だ。
 農業の市場開放では苦い経験がある。1993年末に妥結、コメ市場を開放したウルグアイ・ラウンド(多角的貿易交渉)では、約6兆円を投じたが、大半が公共事業に費やされ、競争力強化につながらなかった。執行部は安易な予算膨張を抑え込み、構造改革に力点を置く対策を取りまとめたい考えだ。
 TPPの意義や農業対策の説明で矢面に立つ小泉氏は、党内の不満を和らげる役割を担いそうだ。小泉氏は記者団に「日本の農業のあるべき姿とは何なのかということも含めて、これからしっかり議論して詰めていきたい」と述べた。会合後、ある議員は小泉氏に駆け寄り、参院選での応援を依頼。農業票が逃げる恐れのある選挙区については、「小泉人気」でてこ入れを図る図式だ。 
 ただ、財政支援の要望が下火になるかは見通せない。会合では、伊藤信太郎衆院議員(宮城4区)が先の宮城県議選での共産党躍進に触れつつ「農業者の反発、自民党への不信が強い」と指摘。ベテラン議員の一人は会場を出た後、同僚議員に「結局はカネがどれだけ付くかだ」と語りかけた。今後の党内議論で、農水族議員らから農家保護へ予算増を求める圧力が強まる可能性もある。(2015/10/29-20:00)

932名無しさん:2015/10/31(土) 16:26:48
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151028/k10010285691000.html
古賀氏「1強多弱は独裁政治に変わる怖さ」
10月28日 16時56分

自民党の幹事長などを務めた古賀誠氏が東京都内で講演し、自民党の現状について、集団的自衛権の行使容認などを巡る党内論議が不十分だと批判したうえで、「自民党の1強多弱は独裁政治に変わる怖さが潜んでいる」と指摘しました。
この中で、古賀誠氏は自民党の現状について、「安全保障関連法で、集団的自衛権を認めるか、認めないかについて、2日や3日で党内に問うこと自体、おかしな政党になってきている」と述べ、集団的自衛権の行使容認などを巡る党内論議が不十分だと批判しました。そのうえで古賀氏は、「自民党の『1強多弱』が広がっているが、1党支配には独裁政治に変わる怖さが潜んでいる。独裁政治は太平洋戦争のような大きな事件を起こしたが、安全保障法制の議論を見て、いつか来た道に帰るのではないかと思った」と述べました。
また古賀氏は、みずからが名誉会長を務める岸田派の岸田外務大臣と林前農林水産大臣について、「権力は待っていて来るものではなく、奪わないといけない。そういう気迫と気概は常に持たないといけない」と述べ、安倍総理大臣の後継を目指すよう促しました。

933名無しさん:2015/10/31(土) 22:31:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151031-00000535-san-pol
おおさか維新結党 「クルクル猫の目のように変わっているんじゃ…」自民・二階総務会長
産経新聞 10月31日(土)17時4分配信

 【北京=沢田大典】自民党の二階俊博総務会長は31日、結党大会を開いた「おおさか維新の会」について「あの人たちの政治活動、政治行動はクルクル変わる」と批判した上で、国政に与える影響に関しては「過敏に反応する必要はない」と述べた。訪問先の北京で記者団に語った。

 「結党から60年たっている自民党と対等にやろうと思ったら5年や6年は辛抱して一つの政党でいなきゃだめだ。しょっちゅうクルクルクルクル猫の目のように変わっているんじゃ…」と述べ、「長く続くように祈りたい」と皮肉った。

 おおさか維新は地方分権を主要政策に掲げているが、二階氏は「足腰の強い基盤を築いてからだ。いきなり東京や大阪といった大都会から『地方分権だ』と上から言っても、どれほどの成果をもたらすかも見守らないといけない」と疑問を投げかけた。

 府知事・市長の大阪ダブル選(11月22日投開票)については「勝つことを目標に、周辺の県も動員してしっかりやっていきたい」と語った。

934チバQ:2015/11/01(日) 20:17:59
http://www.sankei.com/politics/news/151101/plt1511010002-n1.html
2015.11.1 07:00
【政界徒然草】
「俺が自民党の中心だ!」と豪語する“異端児”河野太郎行革相 でも出足は意外に安全運転?





(1/3ページ)

予算の無駄遣いに切り込む決意を示す河野太郎行政改革担当相=10月23日、東京都千代田区永田町(斎藤良雄撮影)
 第3次安倍改造内閣でちょっとした「サプライズ」となったのが河野太郎行政改革担当相の初入閣だ。祖父は河野一郎元副総理、父は河野洋平元衆院議長という政界サラブレッドながら、原発政策で政権の方針に異を唱えるなど、自民党内で「異端児」扱いされてきたからだ。ただ、閣僚としてのスタートは安全運転モード。期待された「発信力」を発揮するにはまだ至っていない。

 「それは間違っている。私があるべき自民党の中心だと思ってますから。私を異端児だという人は、本来あるべき自民党の中心からずれている人たちじゃないか」

 河野氏は10月下旬の報道各社のインタビューで、「異端児と呼ばれていることをどう感じているか」との質問に猛反論した。持論を率直に、摩擦を恐れず訴えるやり方が王道だと言いたかったのか。「当然、言うことは言う」と、今後もスタイルは曲げない考えを強調した。

 異端児との評価を受けてきたのは理由がある。国会の法案採決で党の方針に従わないこともあり、とりわけ近年は党内の数少ない「脱原発派」として、原発再稼働などに公然と異を唱えてきたからだ。

 入閣後にあった自身のパーティーでは、所属する派閥の領袖、麻生太郎副総理兼財務相から「河野太郎とかけて釧路ととく。その心は湿原(失言)が多い」とちゃかされる始末。起用が「もろ刃の剣だ」(閣僚経験者)と見る向きもある。

 それでも安倍首相は、河野氏の「突破力と発信力」に期待を寄せている。党の行革推進本部長として、内閣府や内閣官房の組織見直し法案などに尽力したことも評価されたようだ。

 しかし、新人閣僚として、今のところ安全運転を決め込んでいる。

 脱原発の持論はひとまず封印したようで、「首相は『長期的には原発の依存度を下げる』と言っていた。ベクトルは同じ方向だ」と政府方針と齟齬がないことを強調。「政府の一員である以上、決まったことは誠実に実行する」とも明言した。

 さらに、原発政策などで「閣内不一致」との追及を避けるため、自身のブログ「ごまめの歯ぎしり」の過去記事を閲覧できなくした。内閣改造の前日には資産報告書の記載ミスも修正。入念に“身辺整理”をした形跡が伺える。

 兼務する防災担当相としては、日本に寄港した米軍原子力艦船で事故があった場合の住民避難基準を改める方針を打ち出し、「閣外で言ってできなかったことが『こうやろう』といえば既定路線になる」と手応えを語る。

 行革でも「五輪の便乗予算をしっかり取り上げたい」とし、2020年の東京五輪・パラリンピックだけでなく、教育やエネルギー、地方創生などの分野でも予算の無駄遣いに切り込むと宣言した。

 「らしさ」を垣間見せた場面といえるが、先行きはそう楽ではなさそうだ。行革など内閣府の閣僚は手足となる実動部隊が少なく足場が弱いため、首相らの強いバックアップがなければ人目を引く成果は出しにくい。知名度も実績もある石破茂地方創生担当相が苦戦しているように、存在感を失って「埋没」の憂き目を見ることにもなりかねない。

 原発政策の整合性や、ブログの問題には野党が追及の構えをみせる。五輪を見据えたサイバー攻撃対策など国家公安委員長としての仕事も山積。また、インフラ整備が重要な防災と、無駄遣いに目を光らせる行革という担務は相反しかねず、「そこは非常に難しい議論だ」と大きなため息をつく場面もあった。

 「チャンスがあれば挑戦したい」。入閣後のテレビ出演では「ポスト安倍」への意欲も語り、9月の自民党総裁選でも立候補を検討したと明かした。遠大な目標へ向け、最初の見せ場となるのが11月11〜13日に行われる秋の行政事業レビューだ。国民の関心も高い五輪予算などにどう切り込み、無駄削減の成果を上げられるかが焦点となる。

(政治部 千葉倫之)

935名無しさん:2015/11/01(日) 21:07:41
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151101/k10010291031000.html
谷垣幹事長 民主・共産の協力模索をけん制
11月1日 17時40分

自民党の谷垣幹事長は神戸市で講演し、来年の参議院選挙に向けて共産党が民主党に選挙協力を呼びかけていることに関連して、「これを受けたら、民主党は一体何をやる政党なのかという疑問が出てくる」と指摘し、野党側の動きをけん制しました。
来年の参議院選挙を巡って、共産党は安全保障関連法を廃止するための「国民連合政府」の樹立構想を前提に、民主党などと選挙協力を進めることを呼びかけています。
これに関連して、谷垣幹事長は「共産党は『平和安全法制』を巡り、上手に立ち回り、民主党に選挙協力をしてもいいよと甘いささやきをしている。これを受けたら、民主党は一体何をやる政党なのかという疑問が出てきて、野党第一党として、自民党に対抗する力を作ることは永久にできなくなる」と指摘し、野党側の動きをけん制しました。
また、谷垣氏は、31日に結党大会を開いた新党「おおさか維新の会」について、「関西が頑張るために、大阪に引っ張ってもらわないと困ることが多々あるが、何をやるか分からない党を伸ばすわけにはいかない」と批判しました。

936名無しさん:2015/11/01(日) 21:31:11
http://www.asahi.com/articles/ASH7X6CR6H7XUTFK01K.html
「都会自民党と田舎自民党で党首を」 自民・山本有二氏
2015年7月28日20時17分

■山本有二・自民党衆院議員

 改正公職選挙法は疑問だ。地元高知では、すでに(来夏の参院選の)自民党候補者を決めている。これは重たい。なのに、こういう手続きをひっくり返すのは、やらない方が良い。

 TPPにしても、合区にしても、政策に地域性が色濃く出てくる時代が来た。地方は合区に反対だし、TPPは大反対。一方、消費者ばかりいる大都会はTPPに大賛成。こういう地域性による大きなコントラストが際立ってきた以上、同じ自民党というくくりでは、うまく対応できなくなりつつある。「都会自民党」と「田舎自民党」で党首をそれぞれいただいて、支持の多い方が総理をするのも案ではないか。

 (合区によって)徳島の人を高知で一票入れろという、竹に木を接ぐようなことが何の抵抗もなく1、2週間で決められる党は大丈夫かなと思う。実際、まじめに選挙に取り組んでいる人が作った法律とは思えない。(参院定数を10増10減する改正公職選挙法の成立を受けて、記者団に)

937名無しさん:2015/11/03(火) 11:45:11
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151102-00050137-yom-pol
「無派閥連絡会」再結成へ…石破氏応援の別動隊
読売新聞 11月3日(火)9時17分配信

 自民党の浜田靖一元防衛相ら無派閥の国会議員約10人が、石破派の発足で9月に解散した「無派閥連絡会」の再結成を検討していることが分かった。

 メンバーの多くが石破地方創生相を支持しており、次期党総裁選への出馬準備を進める石破氏を支える派閥の「別動隊」となりそうだ。

 メンバーは5日に東京都内で準備会合を開催し、今月中旬の再結成を予定している。石破派の20人と合わせて、石破氏を支持する議員グループは総勢で約30人となる見通しだ。

 元々の無派閥連絡会は、2012年の党総裁選で石破氏を支持した無派閥議員約50人が設立した。石破氏が9月に派閥を発足させた際、無派閥連絡会などから20人が参加したが、浜田氏や小此木八郎・党国会対策委員長代理ら十数人は派閥に加わらなかった。

938名無しさん:2015/11/03(火) 11:45:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151102-00000050-san-pol
“一番槍”二階氏に自民戦々恐々 日中改善へ風穴自負 先見性評価も手法強引
産経新聞 11月2日(月)7時55分配信

 【北京=沢田大典】日中首脳会談がソウルで開かれた1日、自民党の二階俊博総務会長は訪問先の北京で記者団に答え、首脳会談をもっと頻繁に行うよう安倍晋三首相に促した。二階氏は両国の関係改善の突破口を開いたと自負しており、党内でも課題に突破口を開く“一番槍(やり)”として存在感が高まっている。ただ、議員の公認ゴリ押しなど、その槍が党側に突き刺さるケースもあり、警戒する声も少なくない。

 「習近平国家主席との首脳会談は、実現するのが当たり前。安倍首相の決意と見識に期待したい」

 二階氏は1日、同行記者団にこう強調。同日開かれた安倍首相と李克強首相の会談についても「いろいろ話題になることがおかしい。日本政府はもっと頻繁に、普通に話し合える環境を作る努力をすべきだ」と注文を付けた。

 二階氏は今回の訪中で、10月30日には中国要人の居住区がある中南海に招かれ、外交担当トップの楊潔●国務委員と会談。31日には、文化担当トップの劉延東副首相の隣で2時間以上もNHK交響楽団の公演を聴くなど、厚遇を受けた。

 ただ二階氏は一連の会談で、南シナ海で中国が建設する人工島周辺を米イージス駆逐艦が航行した事案などの懸案事項には触れずじまい。二階氏は「私がしゃしゃり出てどうこうする必要はない」と“役割分担”を強調するが、「日本の与党幹部が黙認したようにみられかねない。中国に政治利用されたのでは」(自民党中堅議員)と冷めた目でもみられている。

 首相は、10月の党役員人事で二階氏を留任させたが、評価するのは「先見性を持って流れを作る手腕」(首相周辺)だ。7月には党内でいち早く新国立競技場の整備計画の見直しを唱え、9月の党総裁選前には、二階派研修会で首相の無投票再選を支持する署名を他派に先駆けて集約。出馬を模索していた野田聖子前総務会長を牽制(けんせい)した。

 ただその「一番槍」が鋭すぎて、党内で波紋を広げることも少なくない。

 民主党離党を表明した松本剛明元外相(衆院兵庫11区)について、二階氏は「もともと自民党から出るべき人だと思っていた」とエールを送る。衆院兵庫12区には民主党を離党して自民党二階派に入った山口壮元外務副大臣もおり、「松本氏も二階派で自民党入りを目指すのでは」(閣僚経験者)との臆測もある。

 二階氏は平沼赳夫、園田博之両衆院議員の自民党復党が認められたことを受け、二階派に所属する無所属の長崎幸太郎、小泉龍司両衆院議員の復党を強く求めている。両氏の選挙区には自民党現職がおり、執行部は対応に苦慮している。

 ある自民党幹部は「平成28年度予算案の編成過程で、二階氏はライフワークの『国土強靱(きょうじん)化』を実現するため、公共工事や土地改良事業へ予算を多く配分するよう激しく動いている」とも語る。鋭すぎる矛先は一歩間違えば自民党内の規律も乱しかねず、党幹部は戦々恐々としている。

●=簾の广を厂に、兼を虎に

939チバQ:2015/11/03(火) 17:09:33
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/168144
ホステスに続き女性市議も? 不倫疑惑の中山泰秀議員を直撃

2015年10月31日
クラブホステスとの「お持ち帰り」不倫現場の写真を週刊文春に報じられた自民の中山泰秀衆院議員(45)。大阪府知事、市長のダブル選を控え、地元の最高責任者、党府連会長にまさかの醜聞だが、どうやら普段からお盛んなようだ。

「取材に来る女性記者やキャスターを手当たり次第に食事に誘い、プレゼント攻勢。気を引くのに必死です」(自民党関係者)

 中山議員の進撃は止まらず、“身内”の女性政治家とまで「いい仲」だと吹聴して回っているともっぱらのウワサだ。

 お相手は大阪府内の自民系市議のA氏。30代の独身で、党府連女性局などに所属している。黒髪を肩まで伸ばした清楚な美女だ。10歳ほども年下の女性議員にまで触手を伸ばしているなら、中山議員もいい度胸だが、真偽のほどはどうなのか。まずA氏に直接電話すると――。

「アハハハハ。そんなこと初めて聞きましたよ。中山先生と初めてお会いしたのは、私が初当選した05年ごろだったと思います。府連の仕事でご一緒したことはありますが、2人で食事に行ったことすらありませんよ。週刊誌の報道を見た時は、『大変だなぁ』と思いました」

 快活な話しぶりで記者の質問を一笑に付したA氏。中山事務所に問い合わせると、中山議員本人が慌てた様子で直接、日刊ゲンダイに電話をかけてきた。

「全くもって事実無根です。そんなウワサ、生まれて初めて聞きました。ビックリしています。接点といえば、彼女の選挙の応援で講演したことが数回あるくらいです。ご両親から『お見合い相手を紹介してほしい』とお願いされたくらいですよ。特別な感情? あるわけないでしょう」

 時折、笑いながら話す中山議員の声はとっても“エネルギッシュ”。不惑を過ぎて、なお旺盛とはうらやましい。

940名無しさん:2015/11/04(水) 07:23:10
>>937

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151103-00010002-jindepth-pol
[山田厚俊]【石破氏支援別動隊、再結成検討】〜今後の政局の序章〜
Japan In-depth 11月3日(火)23時45分配信

自民党内で、9月に解散した「無派閥連絡会」が再結成を検討しているのだという。同連絡会は元々、2013年に石破茂地方創生担当相に近い議員約30人で結成された。
しかし、9月に石破派「水月会」が結成されたのを機に解散となった。

同連絡会は、石破派に合流しなかった浜田靖一元防衛相や小此木八郎党国対委員長代理ら約10人で結成され、石破氏支援の別動隊になるとの見方がある。

永田町関係者は語る。

「今の石破派は衆参合わせて20人。こちらに合流しなかった元連絡会のメンバー約10人が、次期総裁選に名乗りをあげる石破氏を支える別動隊となりそうです」

とはいえ、石破氏は先の総裁選で早々に出馬しないことを宣言し、内閣改造でも留任人事を受け入れたことで顰蹙を買ったご仁だ。党内での評価も高くない。果たして、次期総裁への階段を踏むための援護射撃となりうるのか。

重要閣僚を歴任した、ある自民党OBはこう語った。

「今の自民党は、安倍晋三首相に従うだけの党になり下がっている。このままでは、日本国自体が沈没する。一方で、野党はご覧の通りのありさまで、野党再編は待っていてもこない。ならば、自民党内で保守本流派閥を作り変えて、来たるべき2大保守政党制に備えることが賢明だ。この動きは、その第1弾だと見ていい」

なんと今回の動きは、自民党というコップの中の勢力争いではなく、今後の政局の決め手になる動きの序章だと指摘するのだ。そのウラには、何人かの大物議員や大物OBの姿もチラホラ見える。

「安倍首相退陣後は、経済も国際関係もどん底が予想される。次の首相は誰がなっても大変。小さな権力争いではなく、政治体制を根本から変える気概がなくてはいけない」(前出・自民党OB)

果たして、停滞続きだった政治が動き出す日は近いのか。

山田厚俊(ジャーナリスト)

941名無しさん:2015/11/04(水) 21:26:53
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151104-00000008-sasahi-pol
「本気で思っているんです」小泉進次郎 今の「関心事」は〈AERA〉
dot. 11月4日(水)11時41分配信

 政府を去っても何かと動向が注目される、小泉進次郎氏。国会は開かれなくてもちゃんと活動しています。今の関心は……

 相変わらず期待を集める進次郎氏が今、関心を寄せていることがある。「寄付」だ。寄付文化がない、と言われがちな日本で、もっと寄付のことを考えてもらうきっかけとし、根付かせよう。

 そんな思いから、人に贈り物をすることの多い12月を「寄付月間」にしようと、NPOや企業などが集まって活動を始めた。ロゴマークつきのピンバッジを作ったり、イベントを開催したりして、さまざまな形でPRする。この活動に、進次郎氏も大きな期待を寄せているという。

 長らく東日本大震災の復興に取り組んできた進次郎氏。今でも毎月のように被災地に足を運んでいる。その中で、寄付の重要性を感じたのか──。

 と思いきや、寄付に思いを致すようになったルーツはその生い立ちにあった。

 進次郎氏の父はご存じ、元首相の純一郎氏だ。進次郎氏が1歳の時に離婚し、地元の横須賀に彼を引き取った。

「おやじは本当に、子どもの僕から見てもものすごい親ばかで(笑)、愛してくれたんですけど、仕事でいないことも多い。だから僕は、親戚や近所の人に本当にお世話になって、育てられました。もし自分に家族もなく、地域の人たちの支えもなかったら、政治家にもなっていなかったと思うし、今の自分はないと思う。これって共助だと思うけど、共助の発想って寄付と同じですよね」

 日本人の寄付への意識について、「災害があったりすると寄付するんだけど、一過性で終わってしまう。それがとても残念で。底上げされないんですよね」と話す進次郎氏。こんなアイデアを温めている。

「社会のあちこちに1円専用貯金箱がおいてある。一人1日1円寄付したら、日本の人口からして1日1億円になる。1年で360億円です」

 この額は、来年度の厚生労働省による子どもの貧困対策等のための予算要求額である366億円に匹敵する。

「国の予算を使わずに政策が実現できるんですよ。クリスマスにはサンタクロースのプレゼントのように、どこかに役立てられるといい。とてもすてきなことだと思う」

 僕は本気で思っているんです、と念を押した。

※AERA  2015年11月9日号より抜粋

942名無しさん:2015/11/04(水) 22:28:37
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015110400941
自民幹部と結束確認=安倍首相

 安倍晋三首相は4日夜、首相公邸で、自民党の谷垣禎一幹事長、二階俊博総務会長ら党幹部と懇談し、今後の政権運営に向けた結束を確認した。出席者によると、軽減税率や先の日中、日韓首脳会談なども話題に上った。会合後、谷垣氏は記者団に「和やかな雰囲気だった。団結を高めるということだ」と語った。
 これとは別に、自民党各派閥の事務総長が東京都内のホテルで会談し、来年夏の参院選をめぐり意見交換した。9月に発足した石破派の古川禎久氏も参加した。(2015/11/04-22:03)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2015110400702
「遅れたが進んでいる」=小泉元首相

 小泉純一郎元首相は4日、日本郵政グループ3社が東京証券取引所にそろって上場したことについて「これからちゃんと目標に向かって進んでもらいたい」と語った。小泉政権時に郵政民営化法を成立させてから10年が経過したことを踏まえ、「長い。振り返ってみて、あの反対の中、よくできた。遅ればせながら、だんだんと進んでいる」と評価した。東京都内で記者団に語った。(2015/11/04-16:55)

943名無しさん:2015/11/05(木) 22:28:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151104-00000175-jij-pol
南沙「日本に無関係」=野田聖子氏
時事通信 11月4日(水)23時55分配信

 自民党の野田聖子前総務会長は4日夜のBS日テレの番組で、中国が進める南シナ海の人工島造成について「直接日本には関係ない。南沙(諸島)で何かあっても、日本は独自路線で対中国の外交に徹するべきだ」と述べた。
 同島近海では米国が艦船を航行させ中国をけん制、日本政府も支持を表明したばかりで、発言は波紋を呼びそうだ。
 野田氏は次期総裁選への出馬に意欲を示しており、自身の外交政策を問われる中で発言した。野田氏は「南沙の問題を棚上げするぐらいの活発な経済政策とか、お互いの目先のメリットにつながるような2国間交渉をやっていかなければいけない」とも語った。

945名無しさん:2015/11/05(木) 23:05:28
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015110500896
無派閥の新グループ目指す=石破派「別動隊」か-自民・浜田氏ら

 石破茂地方創生担当相に近いものの、石破派の結成には加わらなかった自民党の浜田靖一元防衛相ら無派閥議員有志が5日、会合を開き、新たなグループづくりに乗り出した。
 会合に出席したのは、石破氏がかつて主導し、石破派結成に伴い解散した旧無派閥連絡会のメンバーで、浜田氏や小此木八郎、梶山弘志両氏ら計10人。グループづくりは表向き、国会情報などの共有を目的としているが、実質的には石破派の「別動隊」との見方もある。 
 旧無派閥連絡会は30人規模の勢力だったが、9月結成の石破派は20人にとどまり、浜田氏らは参加を見送っていた。浜田氏が野田聖子前総務会長らと開いていた有志勉強会のメンバーにも連携を呼び掛ける。(2015/11/05-19:54)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151105/k10010295291000.html
自民 浜田元防衛相ら無派閥議員が会合
11月5日 17時18分

自民党の浜田元防衛大臣ら党内の無派閥議員およそ10人が5日、会合を開きました。浜田氏らは石破地方創生担当大臣に近い議員らで作っていた会に参加していましたが、この会合は石破氏を支援するものではなく、国会運営などの情報交換の場だとしています。
会合には浜田・元防衛大臣、小此木・国会対策委員長代理、梶山・元国土交通副大臣ら党内の派閥に所属していないおよそ10人が出席しました。
この中で浜田氏は「これまで10年余り、無派閥議員の有志でグループを作って情報交換を続けており、引き続き政策や国会運営などの情報交換をしていきたい」と述べました。そして、およそ1時間、昼食を取りながら意見交換しました。
出席者の多くは、石破地方創生担当大臣に近い無派閥の議員らで作っていた会に参加していたことから、記者団が「石破派の別動隊という見方もあるが」と質問したのに対し、浜田氏は「それは全く考えてない。石破氏を次の総理大臣にしたいかどうかを参加の基準にするものではなく、派閥に入っていない人が情報交換する場だ」と述べました。

946名無しさん:2015/11/05(木) 23:26:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151101-00000013-asahi-pol
「権力の怖さを一番実感した時?それは今」 古賀誠さん
朝日新聞デジタル 11月1日(日)9時30分配信

■職業としての政治 マックス・ヴェーバー〈著〉

(思い出す本 忘れない本 元自民党幹事長・古賀誠さん)

 衆議院議員に初当選した時、田中六助先生(元自民党幹事長)の私邸に呼んでいただき、マックス・ヴェーバーの『職業としての政治』を手渡されました。「今まで勉強を全然やっていないだろうから、政治家の基本だけは勉強しなきゃだめだよ。これを何十回でもいいから読みなさい」と言って。先生の本はぼろぼろで、いっぱい線が引かれていた。最初は「ずいぶん古いものを」と思った。でも、約束したからと、借りた本をお返しして自分でも買いました。それから、もう何百回と読みました。一番、読んでいて記憶に残るのはトイレなのでトイレにも1冊置いています(笑)。

 節目節目で、読むたびに印象に残るところの違う本。今でも全部を理解できたとは思いません。でも、頭のどこかに引っかかって瞬時の判断を助けてきてくれた。

 政治とは何か。権力とは何か。政治を行うことは、悪魔の力と手を結ぶようなことだと書かれています。だからこそ、政治家は禁欲し、規範を持たなければいけないとも。情熱は必要だけど「事物と人間に対して距離を置いて見る」ことのできる判断力も必要だと。胸は燃えていても、頭は冷めていないといけないということを教えてもらいました。

朝日新聞社

947名無しさん:2015/11/07(土) 12:48:44
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&k=2015110600639
行革推進本部長に桜田氏=自民

 自民党は6日午前の総務会で、行政改革推進本部長に桜田義孝氏を充てるなどの人事を決めた。主な人事は次の通り。(敬称略)
 人事局長 北川イッセイ▽新聞出版局長 塚田一郎▽財務委員長 鈴木俊一▽中央政治大学院長 岩屋毅
 〔本部長など〕国家戦略本部長 川崎二郎▽北朝鮮による拉致問題対策本部長 古屋圭司▽党・政治制度改革実行本部長 平沢勝栄▽道州制推進本部長 原田義昭▽東日本大震災復興加速化本部長 額賀福志郎▽選挙制度改革問題統括本部長 細田博之▽日本経済再生本部長 稲田朋美▽外交再生戦略会議議長 高村正彦▽外交・経済連携本部長 衛藤征士郎▽2020年オリンピック・パラリンピック東京大会実施本部長 橋本聖子▽安全保障法制整備推進本部長 江渡聡徳▽女性活躍推進本部長 上川陽子▽地方創生実行統合本部長 鳩山邦夫(2015/11/06-16:18)

948チバQ:2015/11/08(日) 00:53:29
1427 チバQ 2015/11/04(水) 22:15:46
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1511030027.html
小泉進次郎氏、試練の秋 「脱ポピュリスト」の道 重責の農林部会長

11月03日 21:43産経新聞

小泉進次郎氏、試練の秋 「脱ポピュリスト」の道 重責の農林部会長
(産経新聞)
 自民党の小泉進次郎農林部会長が党の将来を背負う政治家に成長できるか、正念場を迎えている。部会では環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の大筋合意を受けた国内対策の策定に向けた調整も担当することになる。知名度は抜群だが、世論受けする言葉が目立ち「ポピュリスト(大衆迎合主義者)」と批判されたこともあるだけに、党執行部には複雑な利害の調整役を経て、大きく脱皮してほしいとの期待もある。

 「果汁がすごい。甘い」

 小泉氏は2日、静岡市の選果場で出荷前のミカンを頬張り、顔をほころばせた。小泉氏は小雨の降りしきる中、近くのミカン畑も訪問。30代の若手農家が「米国のオレンジ市場を奪うくらいのおいしいミカンを作る」と語りかけると、小泉氏は「若い皆さんが意欲を持てるよう私たちも頑張っていく」と応じた。

 小泉氏は1日、山梨県内のブドウ農園も視察。10月23日の部会長就任から間もない時期に「ブドウ」「ミカン」と果樹園を巡ったのにはわけがある。

 今回の合意で、ブドウは7・8〜17%の関税が協定発効と同時撤廃、ミカンと競合するオレンジは、16〜32%の関税が発効後段階的に引き下げられ、8年目には撤廃が決まった。党は、コメなど農産品重要5分野を「守った」と自負するが、果樹農家などを中心に合意への不満も渦巻いている。小泉氏が早速、果樹農家の視察に赴いたのはこのためだ。

 とはいえ小泉氏自身、農林分野は門外漢だ。部会長就任は自ら手を挙げたわけではない。若手議員からの推薦をもとに稲田朋美政調会長からの指名を受けてのことだった。

 党では今後、ほぼ連日、小泉氏が部会長として取り仕切るかたちで合同会議を開き、TPP関係の農業対策をまとめる。政策立案や関係予算の効果的な獲得のため党農林族幹部による「インナー会議」での根回し、財務省や農林族議員の間での調整力も試される。

 初仕事となった10月27日の農林関係合同会議では「ひとつ明らかなことがある。それは(ここにいる)だれよりも、農林の世界に詳しくないということです」と殊勝に頭を下げた。

 一方で、10月29日の合同会議では、政府の備蓄米運用期間(5年)の短縮計画を後押しするため、小泉氏が「5年間保管されていた古米の試食会を開こう」と提案。期間短縮は、TPPの大筋合意で新設された米国産と豪州産米の輸入枠を吸収するための苦肉の策だが、農林族幹部からは「古株には浮かばないアイデア。難題解決の環境を整えようとした」とまずは評価の声があがった。このほかにも、農業改革に積極的な若手農業者へのヒアリングや、青年局時代の活動をもとに“農林版キャラバン隊”も発案。進次郎カラーも打ち出しつつある。

 党にとってTPPは、来年夏の参院選に向け懸念材料となっている。宮城県議選(10月25日投開票)では、共産党がTPP合意を批判する選挙戦を展開し、改選前から倍増の8議席を獲得した。TPPに対する不安感が広がれば参院選でも悪影響が出かねない。

 小泉氏の部会長起用は、農林系の「広告塔」の役割を担わせ、現場の不安払拭を図る狙いもある。

 ただ今回の起用は単なる「客寄せパンダ」の目的だけではない。党幹部は「小泉氏自身が一皮むけるための試練だ」と力を込める。

 高村正彦党副総裁は10月下旬、党本部ですれ違った小泉氏の腕をつかみ、副総裁室に招き入れた。高村氏はかねて、小泉氏が復興政務官在任中に安全保障関連法をめぐり、政府や党を批判したことに強い不快感を抱いていた。

 高村氏は「政府と党が共闘している最中に、政府の立場にある者が後ろから味方に向けて鉄砲を撃ってはならない」と指摘。「本当に国民を安全にしたいと考えるなら、世論と同じレベルで動いたのではプロの政治家とはいえない。単なるポピュリストだ」などと切々と諭した。

 街頭演説での人気ぶりは「安倍晋三首相に匹敵するほど高い」(党選対幹部)小泉氏。一方で、党内には「自分のことばかり考えがちで、頭を下げて政策をまとめるような骨太の政治力に乏しい」(別の党幹部)との批判も少なくない。

 TPPに絡む利害調整を担う部会長職は「将来の首相候補に育てるうえでも、修業の場として最適」(首相周辺)というわけだ。小泉氏自身、記者団に、正念場に挑む決意をこう語る。

 「予想外の立場で、真価が問われる」

 (力武崇樹、田中一世)

949名無しさん:2015/11/08(日) 13:28:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151106-00000006-maiall-pol
<自民党>「無派閥」始動 石破派に加わらなかった10人
毎日新聞 11月6日(金)10時41分配信

 自民党の浜田靖一元防衛相ら無派閥の国会議員10人が5日、国会近くのホテルで会合を開いた。いずれも石破茂地方創生担当相に近い議員で結成していた「無派閥連絡会」の元メンバーで石破派には加わらなかった議員。毎週水曜に集まり情報交換する「無派閥有志の会」として活動する方針を確認した。石破氏は参加しない予定で、次期総裁選で石破氏支援に回るのか、別の動きを見せるのか注目されそうだ。

 出席したのは浜田氏のほか、小此木八郎、梶山弘志、石田真敏の各氏ら。石破派発足時に「脱派閥を訴えていた石破氏には似つかわしくない」などとして参加しなかった。

 浜田氏は、将来的に有志の会として石破氏を支援するかについて記者団に「あくまでも情報交換の場であり、全く考えていない」と否定した。

 中心メンバーの浜田氏と小此木氏は、総裁選出馬に意欲を示す無派閥の野田聖子前総務会長とも近いことで知られる。当面は支援する議員を特定せずに活動するものとみられる。【田中裕之】

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20151106-00000000-jnn-pol
自民、無派閥議員が再集結
TBS系(JNN) 11月6日(金)2時38分配信
 自民党内で、どの派閥にも所属しない議員たちが会合を開き、今後、定期的に無派閥の議員を集めて会合を開くことを決めました。

 5日の会合には、これまで石破地方創生担当大臣のグループに所属していたものの、石破氏が9月に立ち上げた「石破派」には加わらなかった浜田元防衛大臣や小此木国対委員長代理など10人が参加しました。

 これまで派閥に所属していない議員の情報交換の場として、石破氏を中心に「無派閥連絡会」という会が開かれてきました。しかし、「石破派」の立ち上げに伴って、これが解散したため、浜田氏らが新しい情報交換の場を設けようと呼びかけました。

 「無派閥連絡会で派閥に行かなかった方々に、急に情報とる場がなくなっちゃったので、その情報を収集、提供する場を水曜日にやりますけど、いかがですかという呼びかけをしただけなので、特に他意はございません」(浜田靖一 元防衛相)

 石破氏に近い議員が多いものの、「石破派の別動隊ではない」としていて、「ポスト安倍」として石破氏を推すかどうかを基準に集まるグループではないと説明しています。(05日18:43)
最終更新:11月6日(金)2時38分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151106-00000001-asahi-pol
自民無派閥議員、定期的に会合へ 「石破応援団」の声も
朝日新聞デジタル 11月6日(金)0時18分配信

 自民党の浜田靖一元防衛相ら派閥に入らない国会議員約10人が5日、国会近くのホテルで会合を開き、情報交換の場として定期的に活動していくことを決めた。9月に石破派を立ち上げた石破茂地方創生相に近い議員が多く、浜田氏は「石破派の別動隊ではない」と説明するものの、石破派からは「石破応援団はありがたい」との声も出ている。

 浜田氏ら派閥に属さない議員は以前から意見交換の場を持っていた。石破氏が議員約40人でつくった「無派閥連絡会」がなくなり、石破派に入らなかった若手議員が国会情報などが入らずに困っているため、浜田氏が参加を呼びかけた。

朝日新聞社

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151105-00000572-san-pol
石破派別動隊が発足か 石破氏に近い無派閥グループが若手も吸収
産経新聞 11月5日(木)20時39分配信

 石破茂地方創生担当相に近い自民党の浜田靖一元防衛相らがつくる無派閥議員のグループは5日、国会近くのホテルで会合を開き、メンバーに若手議員を加える方針を確認した。浜田氏らは石破派に入っていないものの、グループが拡大すれば、次期自民党総裁選では、石破氏を支持する石破派の「別動隊」となる可能性もある。

 無派閥のグループは、浜田氏のほか小此木八郎、梶山弘志、御法川信英の各氏ら約10人が参加する「無派閥有志の会」。石破氏は参加していない。

 参加者は石破派の結成に伴って、9月に解散した無派閥連絡会のメンバーなどで、いずれも党内の派閥に属していない。これまでも、情報交換を目的に定期的に会合を開催してきた。

 浜田氏らは、石破派の結成の際、「脱派閥を提唱してきた石破氏に派閥は似合わない」などと参加を見送った経緯がある。

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は5日の記者会見で、記者団に「『ポスト安倍晋三首相』を目指す動きの表面化をどう思うか」と問われ、「本当に表面化しているのか。そう思っていない」と反論する一幕もあった。

950チバQ:2015/11/12(木) 20:24:20
http://www.sankei.com/politics/news/151112/plt1511120016-n1.html
2015.11.12 18:33

岸田派に「副会長」新設 改造で不遇→不満のガス抜き?

ブログに書く0





岸田文雄外相
 自民党岸田派(宏池会)は12日の会合で、新たに「副会長」ポストを設け、竹本直一元財務副大臣や山本幸三元経済産業副大臣ら5人を充てることを決めた。10月の内閣改造で初入閣できなかった竹本、山本両氏らをささやかながら処遇し、ガス抜きを図る狙いもありそうだ。

 会長の岸田文雄外相は会合で「宏池会は45人のメンバーがいながら役職が少なかった」と説明した。ほかには根本匠元復興相、望月義夫前環境相、岸宏一参院予算委員長が就いた。

 改造前の岸田派は、座長の林芳正前農林水産相ら5閣僚を輩出したが、改造後の入閣は岸田氏のみ。派内では「宏池会は戦闘力がない」(幹部)との危機感が募っており、ポスト新設は派を鍛える目的もあるようだが、「まずは岸田氏自らが戦わなければ戦闘力は高まらない」(中堅)と冷めた見方もある。

951チバQ:2015/11/12(木) 21:21:05
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20151112k0000m010137000c.html
<自民党>麻生派と山東派13日合併協議 党内第3の派閥へ

00:38毎日新聞

 自民党の麻生派(36人)と山東派(10人)が合併に向けた協議を本格化することが分かった。両派会長の麻生太郎副総理と山東昭子元参院副議長が13日に会談し、来夏の参院選に向けた協力について協議したうえで、来春以降の合併に向けた話し合いに入る方針を確認する。

 両派が合併すれば岸田派(45人)を抜き、細田派(95人)、額賀派(53人)に続く党内第3派閥に浮上する。「ポスト安倍」をにらみ、党内で影響力を拡大する狙いがある。

 両派の合併構想は、2012年に山東派(当時は高村派)を率いていた高村正彦副総裁と麻生氏の間で浮上した。しかし、高村氏の後を継いだ大島理森衆院議長は、旧三木派・河本派から続くリベラル派閥の伝統を重視。合併構想が棚上げになった経緯がある。

 関係者によると、両派のこれまでの水面下の協議で、麻生氏が「オーナー役」となり、山東氏が会長に就く新体制案が浮上しているという。次期総裁選への対応については、合併後の党内情勢を踏まえて判断することになりそうだ。【田中裕之、野原大輔】

952チバQ:2015/11/12(木) 21:21:37
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-151112X033.html
「農林族の失敗」と反省の弁=コメ市場開放のUR対策―谷津元農水相

20:58時事通信

 環太平洋連携協定(TPP)の大筋合意を受けた国内対策を検討する自民党の農林水産関係会議は12日、谷津義男元農水相を招き、コメ市場開放に伴い1994年に決定したウルグアイ・ラウンド(多角的貿易交渉、UR)対策をめぐり意見交換した。

 総事業費が6兆100億円に上ったUR対策について谷津氏は、「まさか温泉を掘るとは思わなかった」「農林族の失敗だ」などと発言。TPP対策を議論する現役議員に対し「農家が意欲を持ってやっていけるものをつくり上げてほしい」とエールを送った。

953名無しさん:2015/11/12(木) 22:13:09
http://www.asahi.com/articles/ASHCD4TVDHCDUTFK00B.html
「大阪の選挙、自民を推すと決めている」石破地方創生相
2015年11月12日15時16分

■石破茂・地方創生相

 大阪の知事選挙、市長選挙、私も都合をつけて手伝いに入ろうと思っている。党として知事選も市長選も(自民推薦の候補を)推すと決めている。マスコミ的には(安倍晋三首相や菅義偉官房長官が大阪維新の会と近いので)面白いというか、注目する節もあるかもしれない。だが、私が政調会長、幹事長時代に大勢の方が維新に移られて、地方議員の方も国会議員の方もおられ、非常につらい思いをした。その中にあって、自民党の立場をきちんと訴える方々を支援していきたい。(派閥の会合のあいさつで)

954名無しさん:2015/11/12(木) 22:45:36
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015111200274
麻生・山東派会長が13日に会談=自民

 自民党の麻生太郎副総理兼財務相と山東昭子元参院副議長が13日に会談する。同党関係者が12日明らかにした。両氏はそれぞれ麻生派(36人)、山東派(10人)を率いており、来夏の参院選での協力を確認し、将来的な派閥合併についても意見交換する見通し。 (2015/11/12-11:16)

955名無しさん:2015/11/14(土) 17:32:14
>>954

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&k=2015111300974
麻生・山東派合併へ協議=自民

 自民党麻生派(36人)会長の麻生太郎副総理兼財務相と山東派(10人)会長の山東昭子元参院副議長が13日夜、東京都内のホテルで会談した。両派の将来的な合併を目指し、協議を続けることを確認。来夏の参院選で、候補者擁立などで協力することでも一致した。 
 両氏には、麻生派の松本純事務局長、山東派の江渡聡徳事務総長が同席。会談後、松本氏は記者団に「合併に向けて努力したい」と述べ、江渡氏も「そういう関係になるのが一番いい」と語った。(2015/11/13-23:00)

956名無しさん:2015/11/14(土) 17:45:07
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&k=2015111300542
総務会長代理に鈴木氏ら=自民

 自民党は13日、総務会長代理に鈴木俊一元環境相と中川雅治参院議員を充てる人事を決めた。(2015/11/13-14:38)

957名無しさん:2015/11/14(土) 17:55:42
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2015111400255
自民、15日結党60年=29日に記念式典

 自民党は15日、結党から60年を迎える。29日に東京都内のホテルで記念式典を開き、安倍晋三首相(党総裁)が演説。これまでの足跡を振り返りつつ、党の未来像を打ち出す考えだ。
 自民党は1955年11月15日、当時の自由党と日本民主党の「保守合同」により誕生し、初代総裁には故鳩山一郎氏が就任。安倍首相は第25代総裁となる。
 「55年体制」と呼ばれる長期単独政権をほぼ一貫して維持し、戦後日本の政治・経済をけん引した。93年に野党に転落し、94年に政権復帰したものの、2009年に再び下野、12年に安倍総裁の下で政権に返り咲いた。憲法改正を党是に掲げるが、実現には至っていない。 
 29日の式典には、歴代総裁や党所属国会議員、地方議員ら約4000人が参加。来賓として公明党の山口那津男代表が出席する。(2015/11/14-14:39)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2015111400280
派閥全盛から「安倍1強」へ=党内力学様変わり-自民党

 自民党は1955年の結党以来、現在の安倍晋三総裁を含め計22人の首相を輩出した。かつての自民党政権で、大きな影響力を行使したのは派閥の存在だ。派閥の数や領袖(りょうしゅう)の名の一字を取って「8個師団」「三角大福中」などと称されたほど。だが、今の派閥に全盛期の面影はない。安倍首相が政権運営の主導権を握る「安倍1強」体制を構築、党内力学は様変わりした。
 ◇総主流派に
 「8個師団」と呼ばれたのは結党直後、岸信介氏や池田勇人氏らが率いた8派閥。「三角大福中」とは三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫、中曽根康弘各氏が領袖の5大派閥だ。当時の派閥は、それぞれの領袖を首相に担ぐことが最大の目的で、党内で多数派を形成するため激しい権力闘争を展開。中でも旧田中派は、豊富な資金力を武器に絶大な権勢を振るった。
 現在も党内には安倍首相の出身派閥である細田派を筆頭に8派閥が存在し、石破派を除く各派が「三角大福中」の流れをくむ。しかし、派閥の領袖として「総裁候補」と目されるのは、岸田文雄外相と石破茂地方創生担当相の2人にとどまる。9月の総裁選では全派閥が安倍首相再選を支持し、「総主流派」体制が鮮明になった。
 首相は10月の内閣改造で官邸主導の人事を貫き、派閥の衰退ぶりがくっきりと浮かび上がった。「聖域」とされた党税制調査会長を野田毅氏から宮沢洋一氏に交代させたのも官邸の意向。国会運営でも、与党側が召集時期や会期延長幅を差配していた時期が長かったが、今は官邸が実質的な決定権を握る。「われわれは官邸の下請けだ」。党国対幹部は、政府が党よりも優位に立つ「政高党低」を自嘲気味に認める。
 ◇「存在理由分からない」
 「選挙制度が中選挙区制から小選挙区制に変わったということが、派閥の在り方を全く変えた」。9月に自前の派閥を結成したばかりの石破氏は、13日の記者会見でこう指摘した。
 かつての派閥は、衆院選で自民党から複数の候補が同一選挙区に立つ中選挙区制の下、勢力拡大のためカネをつぎ込み、党内で競い合ったが、1994年の政治改革関連法成立で状況が一変。定数1の小選挙区制導入で党の公認権を執行部が一手に握ることになり、政党助成法により政治資金を配分する権限も執行部が掌握した。
 その執行部を決めるのが首相であり、「党の顔」である首相が一定の内閣支持率を維持すれば、党側が逆らうのは容易ではない。小泉純一郎元首相や安倍首相はその好例と言える。
 次期総裁候補を抱える岸田派からは、「派閥は大将(領袖)を首相にしようという集団だ。本来の仕事をしよう」(若手)と、「岸田首相」実現を目標とする動きも出始めた。石破派も、石破氏が首相の座を目指して結成したという意味で、本来の派閥の性格に近い。
 しかし、9月の総裁選で、岸田氏はあえて安倍首相に挑もうとせず、石破氏も首相の総裁再選を待って派閥を結成した。権力闘争に及び腰な派閥の実情に、無派閥議員からは「全派閥が現職首相を支持するなら、派閥の存在理由がよく分からない」との声も漏れている。(2015/11/14-15:32)

958名無しさん:2015/11/14(土) 17:57:44
>>957

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2015111400287
自民党の歩み

1955年11月 自由党と日本民主党が合併し、自由民主党結党
  56年 4月 初代総裁に鳩山一郎氏
  60年 6月 日米新安保条約発効。岸信介首相が辞意表明
     12月 池田勇人内閣、所得倍増計画を閣議決定
  72年 7月 田中角栄氏が福田赳夫氏を破り総裁に
  76年 7月 田中氏、ロッキード事件で逮捕(三木武夫首相)
  78年12月 総裁予備選で、福田首相を破った大平正芳氏が総裁に
  80年 5月 大平内閣不信任案可決。衆院解散
      6月 大平氏が急死
  86年 7月 衆参同日選で圧勝(中曽根康弘首相)
  89年 4月 竹下登首相、リクルート事件で辞意表明
  93年 6月 宮沢喜一内閣不信任案が可決。小沢一郎氏らが離党し自民分裂
      7月 自民、衆院選で過半数割れ、下野へ。河野洋平氏、総裁に
  94年 6月 社会、新党さきがけ両党との村山連立内閣発足
  96年 1月 橋本龍太郎内閣発足
2000年 4月 緊急入院した小渕恵三首相の後継総裁に森喜朗氏
  06年 9月 安倍晋三氏が麻生太郎、谷垣禎一両氏を破り総裁に
  09年 8月 衆院選で119議席の惨敗(麻生首相)。野党転落
      9月 総裁選で谷垣氏が総裁に
  12年 9月 安倍氏が総裁選で勝利し総裁再登板
     12月 衆院選で圧勝し政権奪還
  15年 9月 安倍氏が無投票で総裁再選
(注)肩書は当時(2015/11/14-16:02)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2015111400288
自民党の歴代総裁一覧

 初代 鳩山一郎 (1956年 4月〜   12月)
 2代 石橋湛山 (  56年12月〜57年 3月)
 3代 岸信介  (  57年 3月〜60年 7月)
 4代 池田勇人 (  60年 7月〜64年12月)
 5代 佐藤栄作 (  64年12月〜72年 7月)
 6代 田中角栄 (  72年 7月〜74年12月)
 7代 三木武夫 (  74年12月〜76年12月)
 8代 福田赳夫 (  76年12月〜78年12月)
 9代 大平正芳 (  78年12月〜80年 6月)
10代 鈴木善幸 (  80年 7月〜82年11月)
11代 中曽根康弘(  82年11月〜87年10月)
12代 竹下登  (  87年10月〜89年 6月)
13代 宇野宗佑 (  89年 6月〜    8月)
14代 海部俊樹 (  89年 8月〜91年10月)
15代 宮沢喜一 (  91年10月〜93年 7月)
16代 河野洋平 (  93年 7月〜95年 9月)
17代 橋本龍太郎(  95年10月〜98年 7月)
18代 小渕恵三 (  98年 7月〜2000年4月)
19代 森喜朗  (  00年 4月〜01年 4月)
20代 小泉純一郎(  01年 4月〜06年 9月)
21代 安倍晋三 (  06年 9月〜07年 9月)
22代 福田康夫 (  07年 9月〜08年 9月)
23代 麻生太郎 (  08年 9月〜09年 9月)
24代 谷垣禎一 (  09年 9月〜12年 9月)
25代 安倍晋三 (  12年9月〜       )
(注)カッコ内は在任期間(2015/11/14-16:02)

959名無しさん:2015/11/14(土) 17:58:38
>>958

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2015111400289
公明頼みの政権維持=選挙支援不可欠に-自民

 1993年の非自民8党派による細川連立政権誕生を受け、自民党は結党以来初めて野党に転落した。その後、翌年の政権復帰や政権基盤強化で、重要な役割を果たしてきたのが他党との連立だ。とりわけ公明党と連立を組んでからは両党の「融合」が進み、選挙では公明党の支援抜きには戦えなくなっているのが現実だ。
 下野していた自民党は94年、基本政策の異なる社会党などとの連立という離れ業で政権に返り咲いた。「自社さ」連立解消後、99年に自由党と連立。さらに公明党を加え「自自公」政権が発足した。2003年からは「自公」政権となり、公明党との連携は、野党期を挟み16年に及ぶ。
 自民党が公明党との連立を維持し続ける理由の一つは、衆院小選挙区比例代表並立制の存在だ。公明党の支持母体である創価学会の票は1小選挙区に「1万〜3万票」とされる。選挙で当落線上にいる自民党候補にとっては喉から手が出るほど欲しい票だ。
 実際、自民党は昨年の衆院選で、小選挙区で223議席を獲得したが、各当選者の獲得票から単純に2万票を差し引くと、60人が次点となり落選する結果となる。ある自民党のベテランが「最後に危ないとなれば、やはり学会票に頼ってしまう」と打ち明けるように、公明党への「依存体質」は深まるばかりだ。
 参院選でも「1人区」で自民党は学会票を頼りにしているが、それ以上に国会での過半数維持に公明党が欠かせないという事情がある。1989年の参院選で惨敗して以降、自民党が単独過半数を回復したことはない。参院で与党少数という「ねじれ」状況で、政権運営が困難を極めたのは記憶に新しい。衆院選と参院での多数派形成の両方で、公明党・創価学会が自民党の生殺与奪の権を握っているとも言える。
 もっとも、公明党にしても、政策実現で支持者にアピールできる与党の立場を捨てて野党に転じる選択肢は今のところない。不満はあっても自民党に対する「ブレーキ役」としての存在感を示すことに徹している。「自民党は薬をどう売るかを考える。公明党は副作用はないか考えるということだ」。公明党幹部は今の自公関係をこう例えてみせた。

◇自民、連立政権の枠組み
1983年12月 新自由クラブと連立政権
  94年 6月 自民、社会、新党さきがけ3党の村山連立政権
  99年 1月 自民、自由両党の連立政権
     10月 公明党を加え、自自公連立政権
2000年 4月 自由党が連立離脱、連立維持派が保守党(02年12月から保守新党)
         結成。
         自公保連立政権
  03年11月 自民党と保守新党が合併し、自公連立政権
  12年12月 政権復帰し、自公連立政権

(2015/11/14-16:06)

960名無しさん:2015/11/14(土) 18:08:24
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151114/k10010305271000.html
麻生氏と山東氏会談 派閥合流視野に連携確認
11月14日 4時43分

自民党の麻生副総理兼財務大臣と山東元参議院副議長が会談し、党内での影響力を高めるため、両氏が会長を務める派閥の将来的な合流も視野に、協議を続けていくことを確認しました。
麻生副総理兼財務大臣が会長を務める麻生派と、山東元参議院副議長がことし4月に会長に就任した山東派は、3年前から、合同の勉強会を開くなど連携を強めています。こうしたなかで、麻生副総理と、山東元副議長は、13日夜、東京都内で、両派の幹部の松本元官房副長官と江渡前防衛大臣も同席して会談しました。
そして、来年夏の参議院選挙に向けて、比例代表の候補者の擁立や支援などで、連携して対応していくことで一致しました。そのうえで、党内での影響力を高めるため、両派の将来的な合流も視野に、協議を続けていくことを確認しました。
会談後、松本氏は記者団に対し、「合流について、いつまでに何をどうするかという結論には至っていないが、引き続き、議論していくことを確認した。結婚に例えるならば、結納の前の段階だ」と述べました。

961名無しさん:2015/11/14(土) 21:55:57
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151113-00010007-jisin-pol
小泉進次郎が戦う“官邸のイジメ”&“火中の農家”
女性自身 11月13日(金)6時2分配信

 日本の農業とともに、将来の宰相候補が正念場を迎えている。「将来に対する不安、そして今回の(TPP)合意内容に対する怒り」(JA=全国農業協同組合中央会・奥野長衛会長)という発言を皮切りに、11団体トップが、各5分という短い時間のなか、思いの丈をぶちまける。それを取り仕切るのが、自民党農林部会長に就任した小泉進次郎氏(34)だ。

 11月6日に開かれた会合では、司会を務める小泉氏が「部屋の中、たいへん暑くなっておりますので、団体の皆さま、どうぞ上着を脱いでください。先生方も……」と気を遣う場面があった。連日、自民党本部9階の会議室で開かれる農林関係の合同部会は、ごった返す人と熱気で季節外れの暑さに包まれる。無理もない。TPP合意は、各農業団体にとって死活問題だからだ。日本農業新聞では、「安倍内閣支持18%」(農政モニター調査)という衝撃的な数字が報じられた。

 だが、小泉氏自身「自分でも予想外の立場。真価が問われる」と語ったように、農林分野はまったくの門外漢。この人事には、「安倍官邸によるイジメ」という見方が広がっている。

「10月の改造人事の目玉として入閣説が流れたが、進次郎氏は、“僕にはまだ雑巾がけの期間がある”と先手を打った。この“入閣拒否”発言で、安倍首相の面子は潰されたようなもの。その意趣返しが農林部会長への起用というわけです」(ベテラン秘書)

 知名度は抜群だが、小泉氏の政治的力量は未知数だ。党幹部から「ポピュリスト(大衆迎合主義者)」と批判されたこともある。

「進次郎氏が農業団体や族議員による要望のとりまとめに失敗すれば、“やはりたんなるポピュリスト”ということになる。成功すれば、“異例の人事だが、安倍首相の目に狂いはなかった”ということになり、官邸にとって、どっちに転んでもよい」(前出のベテラン秘書)

 農林部会長を引き受けることは、まさに「火中の栗」を拾うようなものだ。だからこそ「度胸だけはあることを示した」(自民党関係者)という声も上がる。とはいえ、ただ補助金を積み上げ、農業団体や族議員を満足させればいいわけではない。11月4日の農林関係の会合後、小泉氏は「今回、仕上げていく対策は、けっしてバラマキと言われないものにしなければいけない」と語った。

 安倍政権への批判をも辞さない姿勢を保つためには、結果を出す必要がある。6日からは、農家の声を直接聞くため全国行脚。さらに農林部会で対策を取りまとめるのは17日まで、という強行スケジュールだ。政治ジャーナリストの角谷浩一氏が次のように話す。

「本気で農政改革に踏み出せば、ベテラン議員の“かわいがり(イジメ)”も激しくなる。TPP推進派と反対派の代理戦争に巻き込まれるわけですから。小泉氏なりの改革ができるか、族議員や農業団体に屈するか。小泉氏にとって本当の正念場ですよ」

(週刊FLASH11月24日号)

962名無しさん:2015/11/15(日) 11:17:34
>>957

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2015111500002
自民、15日に結党60年=29日に記念式典

 自民党は15日、結党から60年を迎えた。29日に東京都内のホテルで記念式典を開き、安倍晋三首相(党総裁)が演説。これまでの足跡を振り返りつつ、党の未来像を打ち出す考えだ。
 谷垣禎一幹事長は15日、談話を発表し「わが党は先人たちの英知と苦心により戦後の焦土から経済大国をつくりあげ、国際貢献に努めてきた。戦後70年を経て、未来を見据えた大胆な改革を進めていく」と訴えた。
 自民党は1955年11月15日、当時の自由党と日本民主党の「保守合同」により誕生し、初代総裁には故鳩山一郎氏が就任。安倍首相は第25代総裁となる。
 「55年体制」と呼ばれる長期単独政権をほぼ一貫して維持し、戦後日本の政治・経済をけん引した。93年に野党に転落し、94年に政権復帰したものの、2009年に再び下野、12年に安倍総裁の下で政権に返り咲いた。憲法改正を党是に掲げるが、実現には至っていない。 
 29日の式典には、歴代総裁や党所属国会議員、地方議員ら約4000人が参加。来賓として公明党の山口那津男代表が出席する。(2015/11/15-00:06)

963名無しさん:2015/11/15(日) 11:46:36
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151115/k10010306551000.html
立党60年の自民 歴史検証の組織設置へ
11月15日 5時27分

15日、立党60年を迎えた自民党は、節目の年に改めて日本の近現代の歴史を学び直そうと、今月中にも、谷垣幹事長をトップとして日清戦争以降の歴史を検証する組織を設けることにしています。
自民党は、昭和30年11月15日に当時の自由党と日本民主党が合同した、いわゆる「保守合同」で創立されてから15日で60年を迎え、今月29日に記念の式典を開くことにしています。
こうしたなか自民党は、節目の年に日本の近現代の歴史を学び直そうと、今月中にも谷垣幹事長をトップとする総裁直属の組織を設けることにしています。
新たな組織では、日清戦争から太平洋戦争に至る経過や、今の憲法の制定過程、それに、戦後のGHQ=連合国軍総司令部の占領政策などについて学識経験者から見解を聞き、検証することにしています。
ただ党内には、「アメリカや中国、韓国に警戒感を抱かせるおそれがある」と懸念する声もあることから、意見の取りまとめや提言は行わない方針です。

964名無しさん:2015/11/15(日) 12:06:51
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151115-00046376-gendaibiz-pol
自民党「金権政治」の起源〜憲法改正の挫折、そして「所得倍増」の時代へ 「戦後レジームの正体」第8回(前編)
現代ビジネス 11月15日(日)8時1分配信

大物たちの黒い金脈
 1955(昭和30)年に自由民主党が結成されたときに、憲法の「自主的改正」が党是とされたことは前々回記したが、それと同時に選挙制度の改正が主目標として掲げられた。中選挙区制を廃止して小選挙区制を導入するということになったのである。

 当時は中選挙区制で一つの選挙区から3〜5人の議員を選出することになっていたのだが、政権を持続するには複数の当選者が必要で、必然的に自民党の候補者の間で同士討ちになる。社会党や共産党とは選挙民の発想が異なるが、自民党の候補者の間では発想、政策に違いがないので、より激しい、凄まじい同士討ちにならざるを得ない。

 それに、発想、政策に違いがない戦いになると、情実因縁、サービス、利害誘導などの競争、もっと露骨に言えば、選挙戦のためにいかに金を使うか、その金額をいかに増やせるかの戦いになる。つまり金権選挙にならざるを得なくなる。

 たとえば鳩山一郎には、戦争中に上海で軍部の物資調達にあたっていて、その資金をそっくり日本に持ち帰った児玉誉士夫との闇のつながりがあり、岸信介には満州以来の巧みな濾過装置を経た金脈があった。

 また河野一郎、大野伴睦など自民党の幹部たちも、それぞれに黒い金脈を持っていて、それを有することが幹部の資格でもあった。しかも時代とともに金権の規模が増大した。

 さらに、選挙での同士討ちの激しさから、党内の融和と結束が乱れ、反主流派、非主流派などの派閥が公然と主流派に叛旗を翻すことになったのである。

 それに対して小選挙区制ならば、候補者は一つの選挙区で一人の公認候補となるので、金権選挙にならず、党内の結束力が高まると考えられたのだ。

小選挙区制度導入の狙い
 中選挙区制のもとでの同士討ちの問題を痛感していた一人が、同じ山口二区で実弟の佐藤栄作と争っていた岸信介であった。岸は次のように述べている。

 「われわれが選挙において一番激しく闘うのは何であるかというと、社会党とじゃない、同じ政党の間における闘いですね。それは大体支持する票が同じなんです。それをあっちでとるかこっちでとるか――社会党の票はなかなかとれないから、同じ政党内の票をとり合う。ところが、小選挙区にすれば……あくまでも社会党、反対党と闘うということにしていけば、党内の統制はある程度つく」(岸信介・御手洗辰雄対談『風聲』55年7月号)

 鳩山内閣は、小選挙区制の導入を急いだ。自民党に選挙制度調査特別委員会が設置されて、岸幹事長の腹心の川島正次郎が委員長に就任した。もっとも区割りと定数をめぐっては党内で紛糾したが、なんとか定数497、一人区457、二人区20という内容の小選挙区法案を作成して、1956年3月19日に、第24回国会に提出した。

 これに対して社会党は「小選挙区制は憲法改正と保守政権維持の陰謀である」(鈴木茂三郎委員長)として猛然と反対した。

 たしかに、勝者総取りの小選挙区制は、最大政党にとってきわめて有利な選挙制度であり、当時の衆議院の議席は自民党が299、社会党が154であったが、小選挙区制が導入された場合には、自民党が400議席を獲得することが予想された。となると、自民党は憲法改正の発議に必要な3分の2の議席を確保することになる。

 もっとも、4月18日に、衆議院の公職選挙法改正に関する調査特別委員会で、鳩山首相は次のように発言している。

 「憲法を改正するために小選挙区制を選んだわけではございません。小選挙区制は二大政党のあり方においては一番いい制度だと思いまして、小選挙区制をこの際やっていきたいと思ったのであります」

 しかし、社会党はもちろん、マスメディアも国民の多くも、この言葉を信用しなかった。鳩山内閣は、同じ第24回国会に憲法調査会法案もまた提出していたからである。そして岸は後年、小選挙区制の導入を目指した理由として、次のように回想している。

 「社会党は自民党が小選挙区制によって議席の三分の二以上を獲得し、憲法を改正するのが狙いだと宣伝した。私はもしそうなるならば保守合同の効果は満点であり政治家の冥利に尽きると思った」(『岸信介回顧録』廣済堂出版)

965名無しさん:2015/11/15(日) 12:07:39
>>964

党内反主流派の抵抗
 だが社会党がいかに猛反対しても、議席数で社会党を大きく上回る自民党は、小選挙区法案を成立させられたはずである。

 ところが、憲法改正を包み隠した不自然な小選挙区法案に対してマスメディアも世論も批判を高め、当初は小選挙区制の導入を支持していた財界でさえ批判的になった。

 もっとも、たとえ野党やマスメディア、世論が反対しても、衆・参両院とも議席数に勝る自民党は、いわば数の力で押し切れたはずである。また自民党は数の力で押し切ることを何度も重ねている。なぜ、それをしなかったのか。

 「ここで決定打となったのが、自民党の反主流派の動きである。小選挙区制が導入されれば、公認権を有する党執行部の統制力が強まり、党組織が集権化してしまう。そのため、池田勇人をはじめとする吉田派や三木武夫などの旧改進党系は、岸幹事長ら主流派が推進する小選挙区法案に批判的な態度をとった。

 そして、社会党が閣僚への不信任決議案や牛歩戦術などを駆使して抵抗するなか、自民党執行部が強行採決を決意すると、吉田派の益谷秀次衆議院議長は、社会党と謀って議場を混乱させ、流会に持ち込んだ。小選挙区法案は結局、六月三日に参議院で審議未了・廃案になった」(『自民党政治の変容』中北浩爾、NHKブックス)

 小選挙区法案が失敗した最大の原因は、自民党の執行部が国会議員や派閥を統御できなかったことで、そもそも中選挙区制では、党内の融和と結束が乱れ、執行部が統率力を持てないことが問題であるとして、そのために小選挙区制の導入を図ったのだが、まさに中選挙区制の弊害が露呈して、反主流派、非主流派が公然と主流派に叛旗を翻して企図が潰されてしまったのである。

 岸たちは、もちろんそれで断念したのではなく、区割りや定数を考え直すことで、何とか反主流派を説得するか、あるいは封じ込めるかして小選挙区制の導入を図らなければならないとの意を強くした。

 1956年10月に日ソ交渉を終えて鳩山首相が辞意を表明すると、12月14日に、岸、石橋湛山、石井光次郎の三者による総裁公選が実施された。そして2、3位連合の成立によって石橋が首相となったのだが、体調を壊して辞任し、1957年2月25日に岸が首相になった。

 岸は「小選挙区で一人一区になれば党内の派閥も解消するだろうし、またなんといっても二大政党の下では一人一区制が原則であることは何人も認めるところだろう」と、小選挙区制を導入する意図を繰り返し表明した。そして、7月に臨時国会を召集して小選挙区法案を提出し、成立させたうえで、8月か9月はじめに解散、総選挙を実施するというシナリオを書いた。

966名無しさん:2015/11/15(日) 12:11:36
>>965

世論の要望に応えたつもりが
 ところが、このシナリオは実行に移されなかった。

 「第一次岸内閣は7月10日に内閣改造を行いましたが、党内融和を図るために派閥均衡主義をとらざるを得ず、小選挙区制を導入するための十分な統制力を欠いていることが明白になったからです。そこで岸首相は、次の総選挙は中選挙区制のままで実施し、勝利を収めて政権を強化したうえで、小選挙区法案を国会に提出することにしたのです」

 中北浩爾が私に説明した。

 鳩山首相のときに、急いで小選挙区制の導入を図って手痛い失敗をしたために、慎重を期したのである。もっとも、岸首相は小選挙区制導入の前段として派閥の解消を図ろうとした。だが、岸首相の意図が伝わると、逆に派閥の動きは活発化した。

 自民党の各派閥は勢力拡大のため、自派の候補者のために党の公認の獲得、選挙資金の提供、応援演説の実施を行い、さらには票とカネの獲得のために、農協、日本遺族会、日本医師会など各種団体とのつながりを密接にした。

 また、それぞれの候補者も、中選挙区制では同じ自民党の候補者と激しい同士討ちになるために、派閥の支援に依存せざるを得なかったのである。

 岸、石橋、石井の総裁選がカネで票を奪い合う金権選挙であったと前回記したが、1958年5月に実施された総選挙は、各派閥への露骨な利益誘導選挙となった。

 そして、この総選挙で自民党は勝利を収めた。保守系無所属を入れて298議席で、結党時の299議席をほぼ守った。対する社会党は166議席で、政権獲得の見通しは当面なくなった。

 第二次内閣を組織するにあたって、岸は派閥均衡主義はとらず、派閥の希望やその内部の序列を無視して閣僚を選び、派閥に打撃を与えた。岸としては、小選挙区制導入のために、党執行部の統制力を強化したのである。

 小選挙区制を導入して獲得議席を大幅に伸ばし、そしてGHQが押し付けた憲法を改正する。これが岸の確固たるスケジュールであった。

 だが、総選挙後に駐日アメリカ大使のダグラス・マッカーサー二世と会談を重ねる中で、岸は日米安保条約改定に先に取り組むことにした。前回も記したように、小選挙区制導入には強く反対している社会党が不平等な安保条約の改正を求め、経済界も望んだうえ、マッカーサー駐日大使から、相当の条約改正が可能だとの感触を得たのである。

 だから、繰り返しになるが、岸はいわば世論の要望に応えるつもりで安保条約改定に取り組んだのであった。そして、アメリカ大統領の訪日の約束も取り付けて、国民の支持が高まったところで小選挙区制を導入し、さらに総選挙を行って、念願の憲法改正を行うことにしたのである。

 安保条約改定については、あらためて記すが、60年の安保条約改定は、岸が予想もしていなかった大騒動となり、岸は安保改定と心中するかたちで首相を辞めざるを得なかった。そのために小選挙区制導入も憲法改定もできないで終わってしまったのである。

967名無しさん:2015/11/15(日) 12:12:17
>>966

所得倍増政策の時代へ
 1960年7月19日、池田勇人内閣が発足した。

 安保条約についてはあらためてくわしく記すが、私は、実は岸首相の「安保条約改定」は、日本を戦争に巻き込むための改悪だと思い込み、連日のように「安保反対デモ」に参加していた。そのために反安保デモへの疲れと、新安保条約が成立した虚脱感から、政界の展開にはほとんど無関心だった。

 そんな私にとって衝撃だったのは、10月12日に日比谷公会堂で行われた立会演説会で、演説中の浅沼稲次郎社会党委員長が17歳の山口二矢に刺殺された出来事であった。

 いくつかの新聞は、刺殺事件と自民党との関係を示唆していたが、私が池田首相に関心を抱いたのは、10月18日の臨時国会の冒頭で、池田首相が浅沼委員長に対する追悼演説を行い、日本労農党時代の同志が浅沼のためにつくった歌まで披露したことだった。

 沼は演説百姓よ
よごれた服にボロカバン
きょうは本所の公会堂
あすは京都の辻の寺

 そして、あらためて池田首相について調べて、彼が「寛容と忍耐」を内閣のモットーとし、料亭での宴会には出ない、ゴルフも一切やらないと決め、野党に対しても報道陣に対しても「低姿勢」で、「所得倍増政策」を打ち出したことを知った。憲法改正や小選挙区制などを掲げて、安保騒動を引き起こした岸信介を反面教師にしたのである。

 11月20日の総選挙を前に、池田は所得倍増政策の具体的なシナリオを発表した。

 一、61年度から3年間、年平均9パーセントの成長率を維持する。
一、64年度の国民総生産を20兆円にする。59年度の1.4倍(現実は31兆円に達し約2倍)とする。国民一人当たりの平均所得は64年度は17万円(現実は25万円)で、4年間に1.5倍(現実は約2倍)となる。とくに低所得者層は4倍となる。

 さらに社会保障、減税、経済二重構造の是正などをうたった。そして、もちろん憲法改正も小選挙区制の導入もしないと繰り返し明言した。

 社会党などの野党にとっても文句のつけようのないやり方で、メディアも池田のペースに巻き込まれて、浅沼暗殺という、自民党にとっては逆風を浴びるかたちの事件もあったが、前回の選挙より当選者数を9議席上回る快勝となった。

 実は、私は60年11月に結婚した。借りたアパートは四畳半一間、もちろん風呂もトイレもなかった。そして家具といえばリンゴ箱に板を置いて、それが私のデスクであった。

 半年後、共働きなので、買った食物が腐らないように小型の電気冷蔵庫を買い、時間をおいて電気掃除機を買い、やがて電気洗濯機を買った。ささやかだが、着実に家財道具が増え、豊かさが増していると実感できた。そして64年の東京オリンピックのときにはテレビを買い、部屋も六畳に替わった。

 池田首相の所得倍増政策は、池田が示した数字よりも現実の数字の方が増え、国民は成長を実感できていたのである。

968名無しさん:2015/11/15(日) 12:13:15
>>967

「六・四」「七・三」では憲法を改正すべきではない
 62年11月に、池田首相がヨーロッパ諸国を回ったとき、日本の各紙が「フランスのドゴール大統領に、池田首相はトランジスタラジオのセールスマンといわれた」と書いた。池田が、日本製品の売り込み、つまり商売しか考えていないという批判を込めた紹介だった。

 そのことについて、池田首相の秘書官でヨーロッパにも同行した伊藤昌哉(故人)にかつて問いをぶつけたことがある。

 「それは全く違っていて、ドゴールだけでなく、西ドイツのアデナウアー首相にも、英国のマクミラン首相、イタリアのファンファーニ首相にも、日本経済を予想以上に高く評価され、池田は自信を強めた」のだと彼は答えた。

 そして伊藤は、まるで池田が乗り移ったように演説を始めた。

 ――かつて日本は、朝鮮半島、満州・中国、そしてアジアの国々に武力進出して世界の非難を浴びた。非難を浴びるだけでなく無残な敗戦に追い込まれた。しかし、日本の武力進出は、つまるところは資源と安い労働力と市場を獲得するのが目的だった。かつては、そういうかたちでしか国力の拡大、経済の発展、繁栄が得られなかったのだ。

 だが、ヨーロッパ各国の首脳と胸を開いて話し合うことで、池田は経済が外交の武器になると確信した。ヨーロッパ全体をダイナミックに活動させているEEC(ヨーロッパ経済共同体)の現実を見て、軍事力そのものを競うパワー・ポリティクスの時代からエコノミック・ポリティクスの時代に変わっていると実感した。

 そしてパワー・ポリティクスの岸政権からエコノミック・ポリティクスに転換した池田の政策が正解だったと、強い自信を得た――

 池田は、首相になる以前から、外交というのは自由陣営から信頼され、共産陣営から畏敬されることだと考えていたのだが、ヨーロッパで軍隊のないことをまったく批判されず、日中LT貿易(62年11月に取り交わされた覚書に基づく日中総合貿易)で北京政府が池田への評価を高めたことで、自分は間違っていなかったと再確認できたのだ。

 そして、池田の側近だった宮澤喜一(故人)は、「池田内閣は、社会党を敵視せず、対話の相手と考えていた」と語り、「私は今の憲法でわが国はけっこうやってゆけると思っており、(中略)世論が六・四とか七・三とか、そういう分れ方をしそうな場合には、改正はすべきであるまい。かりに押し切って改正が成立しても、そのような経過をたどった改正は、その後の国民生活に到底定着しない」と述懐した(『社会党との対話 ニュー・ライトの考え方』宮沢喜一、講談社)。

969名無しさん:2015/11/15(日) 12:14:05
>>968

途中退場
 64年は、池田首相が絶頂に向かって駆け登ったかに見えた年であった。4月に日本はIMF(国際通貨基金)八条国となり、OECD(経済協力開発機構)に正式に加盟した。国際社会で先進国としての地位を確立したのである。

 7月には自民党総裁選でライバルの佐藤栄作を破って三選を果たした。少なくとも66年7月までは引き続き権力の座を確保することになったのである。

 9月には名神高速道路が部分開通し、10月1日にはぎりぎりオリンピックに間に合わせて東海道新幹線が開業した。東京大改造が行われ、都心と羽田空港を結ぶ首都高速道路も開通した。そして10月10日にアジアではじめてのオリンピック大会が東京で開幕した。日本が世界に向かって高度経済成長の成功をぶち上げた大イベントであった。

 ところが、総裁三選を果たした直後から、池田は喉の異状を訴え始めた。そして9月9日、東京築地のがんセンターに入院した。喉頭がんであった。

 10月10日、池田首相はオリンピック開会式に出席した。テレビ中継で見る顔は元気そうだったが、これが池田が首相として国民の前に姿を見せた最後となった。

 オリンピックの会期中に、池田は辞意を固めていたが、オリンピックの盛り上がりに水を注すのを恐れ、閉会式の翌日、10月25日に首相辞任の意思を表明した。

 そして後継総裁には、佐藤栄作、河野一郎、藤山愛一郎の3人が強い意欲を示したが、結局佐藤栄作が推薦されたのだった。

 (後編につづく)

田原 総一朗

970チバQ:2015/11/15(日) 23:34:16
http://www.sankei.com/politics/news/151113/plt1511130033-n1.html
2015.11.13 14:37
【自民党60年 立党の精神は今(上)】
悲願の改憲、突破口手探り





(1/3ページ)

昭和30年11月15日に都内で開かれた自由民主党の結成大会(「自由民主党二十年の歩み」から複写)
首相「だれもが欠陥と思うところから」

 「憲法改正の進め方は2つある。一つは、憲法改正の時期が今すぐには来ないことを前提に、イデオロギー的な対立がどこにあるのかをあぶり出していくやり方。もう一つは、日本に改憲の経験がないことを考えて、誰がみても欠点だと思うところから手を付けるやり方。どちらを望まれるか」

 10月7日の第3次安倍晋三改造内閣発足から数日後。自民党の憲法改正推進本部長人事をめぐり、首相官邸で安倍と向き合った自民党幹事長の谷垣禎一は、おもむろに切り出した。

 谷垣が「私は後者がいいと思うが…」と付け加えると、安倍は「私も谷垣さんと同じだ。初めての国民投票で否決されたら、改憲は当分できない。だれもが欠陥や欠点と思うところから始めざるを得ない」と応じた。

 「イデオロギー的な対立」とは、戦争放棄と戦力の不保持を定めた9条をめぐる論争だ。自衛権や自衛隊の存在が「違憲」との解釈も成り立つ現行条文の改正は急務といえるが、野党を中心に反発が根強い。

 「9条改正」を心に秘める安倍が谷垣に同調したことは、初めての憲法改正に向け現実的な一歩を踏み出すことを決意したことを意味する。

×  ×  ×
 

 昭和30年、旧日本民主、自由党の「保守合同」で誕生した自民党は、党の基本姿勢である「綱領」に「自主独立の完成」を掲げた。政策の基本方針を示す「政綱」には「現行憲法の自主的改正」を明記し、以後、「自主憲法制定が自民党の党是」といわれるようになる。いわば憲法改正は自民党の「一丁目一番地」だ。

 これには、時代背景も大きく影響している。現行憲法は形式的には明治憲法の改正手続きがとられたが、連合国軍総司令部(GHQ)が短期間で作成した原案がベースになっている。そのため、27年4月28日に日本が独立を回復した際には「独自の憲法を改めて制定すべきだ」と考える国民も多かった。

 だが、戦後の荒廃からの経済復興を重視した首相の吉田茂は、自主防衛や前提となる憲法改正には消極的だった。こうした吉田に対する不満が、後に首相を務める鳩山一郎や岸信介らを突き動かし、保守合同を推し進める原動力となった。

 鳩山の孫で元総務相の鳩山邦夫は「一郎には自前の憲法を持たなくては、真の独立国家ではないという思想があった」と語る。鳩山を支え、自身も首相時代に憲法改正を目指した岸は、35年の日米安全保障条約改定と引き換えに退陣、その後はしばらく憲法改正の機運が後退した。

971チバQ:2015/11/15(日) 23:35:07

×  ×  ×
 

 岸の孫である安倍にとっても、憲法改正は悲願だ。第1次政権下の平成19年5月には、憲法改正の具体的な手続きを定めた国民投票法を成立させ、第2次政権下の26年6月には同法を改正し、投票年齢を4年後に「18歳以上」に引き下げ、憲法改正への法的な環境を整えた

 ただ、安倍自身に憲法改正の具体的な道筋が描けているとは言い難い。

 24年9月の党総裁選で憲法改正を目指すことを明言し、再登板を果たした安倍は当初、改正の発議要件を定めた96条の改正に意欲を示していた。「他国よりも厳しい」とされる要件を緩和することで、9条の改正に弾みをつける狙いだったが、連立政権を組む公明党が「96条改正が9条改正にストレートに結びつくと心配する声もある」(代表の山口那津男)と反発。安倍は方針を転換した。

 その後は、集団的自衛権の行使を容認する安全保障法制の整備に軸足を移す。今年9月には安保関連法を成立させたが、それが一時的にせよ、憲法改正への機運をしぼませることにもなっている。

 外相の岸田文雄は10月5日、山梨県富士吉田市で開いた岸田派研修会で、すかさず「当面、9条の改正は考えない」と主張。山口も同月28日、BS11の番組収録で「すぐに憲法改正をする必要は遠のいた」と指摘した。

 安倍は11月10日の衆院予算委員会で「21世紀において国民の命と平和な暮らしを守っていくうえでは、9条の改正を行うことが必要であろう」と強調したが、「現段階においては、国民的な議論を深めていくことが大切ではないか」と憲法改正については慎重な言い回しにとどめた。谷垣への同調も「現実路線転換」の延長線上にある。(敬称略)


 

 自民党は15日、昭和30(1955)年の立党から60年を迎える。東西の冷戦下、「保守勢力の結集」を目指して結党され、「自主憲法制定」を党是に掲げてきた。だが、半世紀以上を経た今も自主憲法制定はもちろん、部分的な改正すらできていない。憲法をめぐる自民党の「過去」を振り返り「未来」を展望する。

972チバQ:2015/11/15(日) 23:35:50
http://www.sankei.com/premium/news/151114/prm1511140030-n1.html
2015.11.14 15:38
【自民党60年 立党の精神は今(下)】
遠のく9条先行改正 安倍首相「60年かけてもできないなんて」 





(1/4ページ)

「今こそ憲法改正を!1万人大会」でガンバローコールをする櫻井よしこ・美しい日本の憲法をつくる国民の会共同代表(中央)ら=10日、東京都千代田区の日本武道館(野村成次撮影)
 自民党が昭和30年の結党時、政綱に掲げた「自主憲法制定」は今も党の基本姿勢の中核をなす「党是」だが、一貫して前面に掲げてきたわけではない。東西冷戦下で繰り広げられた安保闘争や学生運動を前に、左翼陣営による格好の標的となったからだ。

 憲法改正に意欲的だった岸信介は32年から約3年半政権を担ったが、日米安保条約改定後に退陣し、手をつけられなかった。後の池田勇人や佐藤栄作らは「憲法改正は緊急性がない」として経済発展を重視した政権運営を続けた。

 再び改憲が表に出るのは60年、結党30年の節目に中曽根康弘の下でまとめられた「新政策綱領」だ。中曽根は「自民党は自主憲法制定を立党以来の党是としている」との一文を入れた。

 その理念は後継の総裁にも受け継がれ、平成17年、小泉純一郎の下で策定した「新綱領」は「近い将来、自立した国民意識のもとで新しい憲法が制定されるよう、国民合意の形成に努める」と明記。野党転落時に谷垣禎一の下で改めた「平成22年綱領」は「日本らしい日本の姿を示し、世界に貢献できる新憲法の制定を目指す」と宣言した。

 「結党以来、『日本らしい保守主義』を守ることが自民党の存在意義だった。憲法改正には、その全てが詰まっている」。22年綱領の作成に携わった党重鎮の一人はそう振り返った。

  
×  ×  ×

 「憲法改正」で一致する自民党内だが、各論では足並みがそろわない。特にどの条項から改正するかでは「野党と協調し現実的に可能な部分から議論すべきだ」とする「協調路線」と「対立を恐れず堂々と議論すべきだ」とする「正面突破路線」とに分かれる。

 今年6月2日の憲法改正推進本部会合では「9条こそ自民党の一丁目一番地」「9条改正でなければ国民の改憲運動のエネルギーがわき上がらない」と9条の先行改正を求める意見が相次いだ。

 早期改正を目指す国民も、戦力の不保持を定める9条に問題意識を抱く。有識者らでつくる「美しい日本の憲法をつくる国民の会」が今月10日に都内で開いた「今こそ憲法改正を! 1万人大会」では、ジャーナリストの櫻井よしこらが口々に9条改正の必要性を訴えた。

 だが、大会にビデオメッセージを寄せた首相の安倍晋三は個別の条項には触れず「私たち自身の手で憲法をつくるという精神こそが新しい時代を切り開く」と呼びかけただけだった。

973チバQ:2015/11/15(日) 23:36:33
 9条改正は安倍の悲願だが、今は「私の使命は改正の道筋をつけること」と周囲に「現実路線」を強調する。一方で「60年かけても目標を達成できないなんてねえ」と不満も漏らしている。安倍の総裁任期は平成30年9月末まで。残された時間は長くはない。

  
×  ×  ×

 11月4日朝、自民党憲法改正推進本部長の森英介は国会内にある前本部長の船田元の事務所を訪れた。就任間もない森は、これまでほとんど憲法改正の議論に参加したことがない。野党との協議の経過や主要な論点について、船田に教えを請うたのだ。

 「地道な合意形成が結局は近道だ」。船田が野党との協調を重視した経緯を説明すると、森も「議論が激しく対立する9条からでなく、私も野党と合意できるところからやっていく」とその方針を受け継ぐことを約束した。

 党内に早期の9条改正を求める意見が多いことは、船田も森も承知している。しかし、自民党が改正案の発議に必要な衆参両院で3分の2以上の勢力を単独で持たない限りは、「平和の党」を旗印とする連立政権のパートナー、公明党や野党と協調路線を取らざるを得ない。イデオロギー対立を招く9条改正を押し出さないことで、他党を議論の席につかせる思惑もある。

 衆院憲法審査会では、与党筆頭幹事を担う船田の協調姿勢もあり、大災害時の政府の対応を定める緊急事態条項や環境権などの新しい人権、財政規律条項の創設を中心に議論を進めることが野党との共通認識となりつつあった。

 ところが今年6月、船田は憲法審の参考人質疑で、自身も選考に関わった自民党推薦の憲法学者に安全保障関連法を「違憲」と指摘される失態を演じる。そして与党内から責任を問われ、憲法改正推進本部長の職を追われた。

 責任者が入れ替わる異常事態に、党内では「改正論議そのものが振り出しに戻りかねない」(閣僚経験者)と危機感も強まっている。安倍と谷垣が「協調路線」で足並みをそろえた今、60年貫いた「党是」にどう挑むのか。まずは来年夏の参院選が試金石となる。(敬称略)



 この連載は力武崇樹、水内茂幸、清宮真一、豊田真由美が担当しました。

974名無しさん:2015/11/16(月) 23:52:46
>>964

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151116-00046377-gendaibiz-pol
なぜ佐藤栄作は、誰もが無理だと思っていた「沖縄返還」を実現できたのか 「戦後レジームの正体」第8回(後編)
現代ビジネス 11月16日(月)11時1分配信

 ←前編「所得倍増の時代」はこちら

佐藤栄作首相の同時代の評価
 私は率直に言って、佐藤栄作首相に対してはよい印象を持っていなかった。A級戦犯で逮捕された岸信介の弟という負の前提がある上に、池田勇人のような明るさ、開放的なイメージがなく、高圧的で閉鎖的な政治家だと捉えていた。

 あらためて、佐藤首相についての新聞や雑誌の論評を集めると、「官僚的独善」「権力的」「陰険で内向的」「冷酷」「ハラ黒い」など、みごとに負のキーワードが氾濫している。私の佐藤に対する印象も、多分こうした論評に影響されていたのだろうが、あらためて象徴的な出来事を記す。

 65年6月22日、佐藤内閣は日韓国交正常化を実現させた。かつて植民地化していて、戦後20年間の空白状態だった韓国との国交を正常化させたのである。

 ところが、国会は社会、公明、民社、共産党などの強烈な反対で事実上の審議凍結が続き、最後は議長の抜き打ち発議で自民党だけの強行採決となった。

 全野党、そして労働組合や全学連の学生たち、さらに多くのメディアが日韓条約を不当だと攻撃した何よりの理由は、「韓国が朝鮮における唯一の合法的な政府」だと明記したことであった。

 この条約は北朝鮮を排除していて、南北分断を正当化しており、米、日、韓で、北朝鮮、中国の封じ込めをはかる帝国主義的な条約だという批判がメディアに氾濫したのである。

 朝日新聞は、「日本政府は、何が故にこの時期に、譲歩をあえてしながら妥結を急がねばならなかったのか」と疑問を投じ、毎日新聞も「北朝鮮の存在を無視し、南北対立を激化して、統一を阻害する恐れあり」と強く批判している。

 実は、当時日本のメディア、言論界では、韓国は軍事独裁国であり、北朝鮮こそが理想的な国家だとする意識がほぼ定着していた。そして私自身も、率直にいってそうした風潮に違和感はなかった。日韓条約は、いわば世論の大顰蹙を買った岸首相の安保条約改定の延長線上の出来事として捉えられ、私自身もそう認識していたのである。

 ここで、佐藤首相からは逸脱することになるが、私自身の認識の錯綜について記しておきたい。

 1960年、岸内閣の安保改定騒ぎのとき、私は連日のようにデモ隊に参加して「安保反対、岸ヤメロ」と叫んでいた。

 くわしいことはあらためて記すが、私は恥ずかしいことに吉田安保についても岸安保についても全く無知で、岸首相が巣鴨から釈放されたとき、アメリカとの密約があって、安保改定は日本をアメリカの戦争に巻き込むためだ、と思い込んでいたのである。デモ隊では、それが共通認識になっていたのだ。

 私が岸首相に悪感情を抱いていたのは、A級戦犯、つまり戦争荷担者であることと、もう一つは、憲法改正を強く主張する政治家であったためである。

 もちろん、現憲法はGHQが密室作業によってつくり上げて、日本を再び戦争のできない国にするのが目的であったことはわかっていたが、同時に日本を理想的な民主主義国にしようとしていて、その点では、主権在民、基本的人権から信教、結社、言論、表現の自由まで、日本人の発想を大きく超えた素晴らしい憲法だと、私は捉えていた。

 実を言えば、そのことに自信はなく、著名な京大教授であった高坂正堯氏(故人)から、1970年の秋(当時助教授)に「戦争には敗れたけれど、あの憲法にはしびれたねえ」と言われて、やっと我が意を得たり、と自信をつけたのである。

975名無しさん:2015/11/16(月) 23:53:12
>>974

私はずっと誤解していた
 話を戻す。佐藤首相について、私は、当然兄の岸信介と同様に憲法改正、再軍備論者だと思い込んでいた。

 私が、そんな佐藤首相を見直すきっかけになったのは、64年7月10日、池田政権下で行われた自民党総裁選に佐藤が挑戦したときの政権構想である「明日へのたたかい」を読んだときであった。なお、この総裁選は池田が勝って三選を果たした。

 私が「明日へのたたかい」を読んだのは、佐藤政権が終わった後で、佐藤の秘書官だった楠田實に見せられたのである。

 一読して驚いた。

 「明日へのたたかい」の本文冒頭に、いきなり、何と「戦争を前提に物事を考えていた時代は終わった。(中略)もはや戦争のない方向に動いていることを、われわれは感じる。(中略)わが国は、(※筆者注 東西)いずれの陣営とも、いずれの国とも、平和共存することを内外に明らかにしたいと考える。(中略)日米安保体制は、現状変更をしない」と強調していた。

 この政権構想を読んで、私の佐藤観は一変した。池田首相は経済重点主義で異色だが、佐藤は、憲法を改正して、イギリスやフランスのような普通の軍隊を有する国にしようと考えているものと捉えていたのである。

 「戦争を前提に物事を考えていた時代は終わった。(東西)いずれの陣営とも、いずれの国とも、平和共存することを内外に明らかにしたい」というのは、反戦平和を掲げる社会党、共産党ですら、およびもつかない平和主義である。社会党や共産党はアメリカ、ヨーロッパ、韓国などを敵視していた。

 さらに、佐藤は憲法問題でも「現行憲法の平和、国民主権、基本的人権などの精神をより守り抜かねばならない」として、明確な護憲路線を打ち出していた。

 くりかえし記すが、私が「明日へのたたかい」を読んだのは佐藤政権が終わった後で、佐藤政権をずっと誤った目で見ていたのである。

沖縄返還の実現
 その佐藤の業績で取り上げなければならないのは沖縄返還の実現であろう。

 65年8月、佐藤首相は日本の首相として戦後初めて沖縄を訪問し、「沖縄の祖国復帰が実現しないかぎり、戦後は終わらない」と言い切った。だが、このときマスメディアの多くは、無責任な、その場限りの思いつき発言として冷ややかに受け止めた。

 たとえば、朝日新聞東京版は朝刊に「首相に厳しい“沖縄の現実”」という見出しを掲げ、同夕刊では、佐藤がデモ隊を回避するために、予定していた琉球東急ホテルではなく、米軍司令部に宿泊したことを厳しく批判した。読売新聞も同様である。

 そして「人気取りを狙った思いつき発言に縛られて、佐藤の焼身自殺になる」と心配する声が佐藤陣営内に高まった。つまり沖縄返還など実現するはずがない、そんなことはあり得ないと、外務省を含めた関係者、専門家たちは思い込んでいたのである。

 だが、「沖縄の祖国復帰」発言は、決してその場限りの思いつきではなかった。64年7月に池田三選阻止に挑戦したとき、すでに佐藤の政権構想の主柱の一つとなっていたのである。

 それにしても、佐藤は、なぜ先輩の誰もが手を出さなかった沖縄返還に取り組もうとしたのか。

 楠田實(故人)に問うた。

 「吉田茂さんの助言が大きかったと思う。吉田さんはサンフランシスコ講和条約で、沖縄に対するアメリカの統治を承知せざるを得なかった。しかし、ダレスとの交渉で『残存主権は日本にある』と認めさせた。つまり沖縄返還の手がかりを残すことに成功したわけです。

 池田(勇人)は高度成長という時流に乗っただけで、国家の立て直しについてはすべて先延ばしにした。吉田さんも、池田はその程度の人間だと考えていて期待していなかった。だから、佐藤に『せっかくおれがつくった手がかりなのだから、ぜひお前がものにせよ』と言ったのではないですか」

 楠田にこの話を聞いたのは、2003年6月で、彼が亡くなる3ヵ月前のことであった。楠田の話には説得力があった。

 そして佐藤はアメリカとの交渉を粘りに粘って、「焼身自殺」とさえいわれた沖縄返還を実現させた。

 71年6月、沖縄返還協定が調印され、72年1月にアメリカのサンクレメンテで行われた佐藤・ニクソン会談で5月15日の沖縄返還が決まった。「核抜き、本土並み」の返還であった。

976名無しさん:2015/11/16(月) 23:53:37
>>975

二つの密約
 そして退陣後の74年12月に、非核三原則(核をつくらない、持たない、持ち込ませない)で高い評価を受け、日本人初のノーベル平和賞を授与された。

 だが、後日、沖縄返還に関する「核抜き、本土並み」という日米合意には、重大な二つの密約が存在していたことが明らかになった。

 一つは、佐藤の密使として返還交渉の舞台裏で働いた若泉敬(当時は京都産業大学教授)が『他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス』(文藝春秋)という書で記した密約である。その一節を引用する。

 「向うが(※筆者注 核の再持ち込みを)どうしても書いたもので保証してくれ、と固執して譲らない場合は、――その可能性は非常に高いのですが、一つの方法として、合意議事録にして残し、首脳二人がイニシァルだけサインするというのはどうですか。

 絶対に外部には出さず、他の誰にも話さず、ホワイトハウスと首相官邸の奥深くに一通ずつ、極秘に保管するということでは」

 「向うは絶対、外部には出さんだろうな」

 「それは、大丈夫です。強く念を押し、確認してきています。心配なのは、むしろ、こっちですよ」

 「それは大丈夫だよ。愛知(※筆者注 外相)にも言わんから。破ったっていいんだ。一切、言わん」

 もう一つは、毎日新聞記者の西山太吉が追及した、沖縄返還に関する日本側の「裏負担」のことで、2億ドルに上ったと報じられている。

 それにしても、若泉敬は94年になって、なぜ「秘密協定」の内幕を露呈する書を出版したのだろうか。楠田實に問うた。

 「若泉さんは、ぼくに『すべては墓場まで持っていく』と約束していた。佐藤さんもそのつもりだったと思います。

 ところがある日若泉さんから手紙で、『あなたには墓場まで持っていくという約束をしていたが、申しわけないけど本に書いて発表することにした』と言ってきた。ぼくは『歴史の一ページなのだから、歴史は正しく伝えたほうがよい』と否定しませんでした。歴史を偽るわけにはいきません」

 楠田は私をまっすぐに見て言った。私は、その3ヵ月後に死去することになる楠田の目に、尋常ならぬ覚悟の重さを感じていた。

 (次回につづく)

田原 総一朗

977名無しさん:2015/11/17(火) 22:10:15
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151117/k10010309371000.html
自民 軽減税率協議を幹事長レベルに格上げ
11月17日 13時52分

消費税の軽減税率を巡る与党協議が平行線となっていることを受けて、自民党の谷垣幹事長と宮沢税制調査会長らが会談し、事態の打開を図るため、現在、自民・公明両党の税制調査会の幹部で行っている協議を幹事長レベルに格上げすることで一致しました。
消費税の軽減税率を巡る自民・公明両党の協議では、税率を軽減する対象品目について、自民党が財源への影響を最小限に抑えるため「生鮮食品」に絞り込むべきだとしているのに対し、公明党は国民の税の負担感を軽くするため、「生鮮食品」に「加工食品」も加えるよう求め平行線が続いています。
こうしたなか、自民党の谷垣幹事長や高村副総裁ら党幹部と宮沢税制調査会長が会談し、事態の打開を図るため、現在、両党の税制調査会の幹部で行っている協議を幹事長レベルに格上げすることで一致しました。
これに先立って谷垣幹事長は記者会見で、「自民・公明両党で意見の開きがあるが、精力的に詰めていかなければならない。来年度予算案の編成などの日程に支障を来さないように全力を挙げたい」と述べました。

978名無しさん:2015/11/17(火) 22:27:21
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151117-00010003-shincho-soci
時ならぬ「鳩山一郎」騒動に揺れる南房総「館山市」〈週刊新潮〉
デイリー新潮 11月17日(火)8時30分配信

“友愛”を唱えた政治家ゆかりの土地が、街を揺るがす騒動の舞台となった。

 千葉県・南房総の館山市議会では、今月9日に「鳩山荘」を当面は売却しないという市の方針が示された。

「鳩山荘」とは、自民党初代総裁を務め、日ソ国交回復に尽力した鳩山一郎元首相が、昭和初期に建てた別荘跡地にある旅館だ。鳩山家は1957年に土地を市に寄贈。建物は新築され国民宿舎として蘇り、15年前に民間へ賃貸する形で「鳩山荘 松庵」としてリニューアルした。が、所有者である市は、今年6月に一般競争入札による借家権付きの売却を発表。これに借主のホテル運営会社が難色を示したため、賃貸契約が切れたままの営業が続いている。

 市側の言い分はこうだ。

「昨秋の台風で建物が破損したので工費を見積もったところ、約4000万円かかることが分かりました。今後の維持費などを考慮すると一般競争入札にして手放すのが適切と判断したのですが、当面は売却を見送り、借主と協議を続けます」

 で、鳩山荘の運営会社・LANIリゾーツの鈴木健一郎社長(67)はこんな意見。

「昨年の時点で市から随意契約で売却の打診があったのですが、急に白紙となりました。一般競争入札では、弊社が改装費に2億円を投じてきた取り組みが反映されず納得できません。運営に携わることになったのも、祖父が旅館業の傍ら地元の村長でもあり、鳩山家に別荘の管理を任されていたご縁があってこそ。一郎先生による“友愛”の書は、今も当館に飾ってございます」

 市から借り受ける際には、鈴木社長が鳩山家へ挨拶に出向いたと振り返る。

「鳩山安子さんにも“鈴木さんの末裔なら”と喜んで頂いていたのですが……」

 一方の市側も、鳩山邦夫元総務相から、売却の了承を得たと主張する。

「市長から財政が厳しいので売却する旨の説明を受けたのは事実ですが、私共は土地を寄贈した以上、口を出す立場になく困惑しております」(鳩山邦夫事務所)

 一郎氏から数えれば、孫の世代に勃発した騒動の行方は如何に――。

※「週刊新潮」2015年11月19日号

SHINCHOSHA All Rights Reserved.

979チバQ:2015/11/18(水) 22:10:43
http://www.sankei.com/politics/news/151118/plt1511180001-n1.html
2015.11.18 01:00
【経済インサイド】
小泉進次郎の登場で自民党農林部会の雰囲気一変 「ミニ小泉劇場」に農業団体もタジタジ





(1/4ページ)【経済インサイド】

農水戦略調査会・農林部会合同会議を終え、記者に囲まれる小泉進次郎農林部会長=10月27日午後、東京・永田町の自民党本部(酒巻俊介撮影)
 自民党の小泉進次郎衆院議員が農林部会長に就任して以降、党の農林関係会合の雰囲気が一変した。農業団体などの要望や意見を受け、シャンシャンと終わるような感じはない。今は小泉氏が出席者に質問を投げかけ意見を引き出せば、自ら提案もする。会の終わりには「本日の感想」も忘れない。年配の農水族議員が仕切っていた会合は、今や“小さな小泉劇場”となり、若きリーダーの言動に出席者全員が目を見張る。

                   ◇

 「なぜ地方の農業団体の声が東京に上がってこないのか。そこにボクは危機を感じる」

 「畜産クラスター協議会が補助金を出すということだが、それが本当に農業者の所得向上につながっているのか?」

 「農業者が経営者になるという声に対し、経済界や産業界は警戒心がものすごく強い。本当に皆さんは経済界の敵ですか?」

 11月6日から始まった環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の国内対策の策定に向けた農業関係者からの意見聴取会。これまでの農林関係会合では聞き流されていたような意見や要望に対し、小泉氏が次々と疑問や指摘を投げかける。農業界の構造や仕組みにメスを入れるような鋭い“進次郎節”に、出席している農業関係者や農水省幹部が緊張した面持ちで回答を探る。

 とはいえ、真面目一辺倒でもなく、チーズの話題で「私は臭いチーズが好きです」と冗談を言って場を和ませれば、「会場は暑いので、皆さん遠慮せず上着を脱いでください」と周囲への配慮も忘れない。出席者からは「緊張感はあるけど、楽しさもある。良い議論ができている」と好感を得ているようだ。

                  ◇

 一方で、提案も積極的に行い、自ら率先して実行に移す行動力もある。TPP対策に向け11月上旬に行った、農業改革に積極的な若手農業者への意見聴取会や、青年局時代の活動をもとにした「農林版キャラバン隊」などは小泉氏の発案で実施されたものだ。

 会合でも一方的に質問を投げかけるだけではない。10月29日の会合では、政府の備蓄米運用期間(5年)の短縮計画を後押しするため、小泉氏が「5年間保管されていた古米の味がどんなものか知るために、試食会を開こう」と提案。11月10日の若手農業者との会合では、「(プロの農業経営者を育てるため)農業の経営学修士号(MBA)のようなものを考えたい」とアイデアを出せば、「女性の農業参入を促すため女性農業者だけを集めた意見交換会も行おう」と呼びかけ、若手農業者だけでなく女性農業者の心もつかんだ。

980チバQ:2015/11/18(水) 22:11:10
 そして会の終わりには、その日の会合の感想を述べる。「今日、最も印象的だった発言は〜だ」や「今日は最も心を打たれた」などと話すことで、その会合の意義や手応えを自分なり解釈する。

 こうした小泉氏の一連の言動に、農林族幹部や農水省関係者からは「古株には浮かばない斬新なアイデア。農水行政を変えようとする意気込みを感じる」と評価する声も多い。前農林部会長の齋藤健農水副大臣も「年配の農水族の方々だと意見を言うときに身構える人もいるが、小泉さんだと若い人の意見も引き出しやすい」と称賛する。

 「ひとつ明らかなことがある。それは(ここにいる)誰よりも、農林の世界に詳しくないということです」。初仕事となった10月27日の農林関係合同会議では謙虚に話した小泉氏だが、就任1カ月も立たないうちに、すでに農林部会は進次郎カラーに染まりつつある。

 ただ、知名度は抜群だが、世論受けする言葉が目立ち「ポピュリスト(大衆迎合主義者)」とも批判されたことのある小泉氏。複雑な利害が絡む農業分野で、党執行部農林族、農業団体などを調整する役割としての力を発揮できるかは、まだまだ未知数だ。

 来夏の参院選でTPPは党にとっての懸念材料となっている。小泉氏の部会長起用は、農林系の「広告塔」の役割を担わせ、農業現場の不安払拭を図る狙いもある。今後打ち出すTPP対策が農業者からの支持を得ることができれば、党内での存在感と影響力はこれまで以上に増すことは間違いない。農林部会長としての働きぶりが、小泉氏が党の将来を背負う政治家に成長できるかどうかの試金石となりそうだ。(西村利也)

981名無しさん:2015/11/18(水) 23:18:26
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2015111800869
谷垣氏の講演中止=慶応大

 自民党の谷垣禎一幹事長が23日に予定していた慶応大学園祭での講演が中止となっていたことが18日、分かった。自民党側は「オファーをいただいたが、主催者側から取りやめの連絡があった」と説明。学園祭の実行委員会によると、経済に関する講演を依頼したものの、自民党側と折り合いが付かなかったという。 (2015/11/18-20:27)

982チバQ:2015/11/19(木) 21:55:38
http://www.sankei.com/politics/news/151119/plt1511190032-n1.html
2015.11.19 18:54

「女心を分かっていない」 野田前総務会長が「希望出生率1.8」に注文

ブログに書く0




 自民党の野田聖子前総務会長は19日のTBS番組収録で、第3次安倍晋三改造内閣の目玉政策「1億総活躍社会」に掲げた「希望出生率1.8」の実現について、「女心を分かっていない」と批判した。

 野田氏は、「数ありきではなく、女性や若い人たちが『産んでも大丈夫』というおぜん立てをまずラインナップ(列挙)することが本来あるべき姿だ」と指摘。「『1.8を使え』と言う(首相の周囲に)問題がある」とも述べた。

 野田氏は、政府・与党が召集を見送った臨時国会で、「1億総活躍社会の実現」を議論するべきだったと主張。一方で、首相が進めてきた「女性の活躍推進」は「方向性は間違っていない」と評価した。

983チバQ:2015/11/19(木) 21:56:30
http://www.sankei.com/politics/news/151119/plt1511190001-n1.html
2015.11.19 13:00
【政界徒然草】
「口は達者だから頑張る」…子離れできない古賀誠氏 ありがた迷惑な政界OBが多すぎるのでは?





(1/3ページ)

古賀誠元自民党幹事長(イラスト・筑紫直弘)
 政界引退後も表舞台で発信を続ける古賀誠元自民党幹事長に、安倍晋三首相や党幹部が頭を痛めている。先の通常国会で成立した安全保障関連法や9月の党総裁選をめぐって首相に批判的な言動を繰り返し、政府・自民党関係者の神経をとがらせた。党内第3派閥の岸田派(宏池会)でも存在感は健在で、「岸田派は実質的に今も『古賀派』だ」(党幹部)とささやかれる。古賀氏が発信をやめない理由とは-。

 「私も3年前の暮れの選挙で第一線を退く決意をした。本来はゴルフをやったり碁をやったり、温泉めぐりをやった方が、本当は世の中のためにはいいんじゃないかと思うが、あまりにも今、政党政治が劣化してきている気がするものだから…」

 10月下旬。都内で講演した古賀氏は、引退した後も政治的発言を続けている理由について語り始めた。「政党政治の劣化」の例として挙げたのは、集団的自衛権の行使を限定的に可能にした安保関連法をめぐる政府・自民党の対応だ。

 「『憲法改正あるべき。閣議によって解釈変更なんかでやる問題ではない』とずっと言い続けてきた私の本心は、政党政治という日本の伝統ある政治が、どんどんどんどん政党が劣化していって、政党の劣化の行く先は独裁政治に走り、そして政治の貧困を招く。このことが一番怖いことなんだということだ」

 「日米の強固な抑止という考え方は私も認めるが、それよりももっと憲法9条、平和主義を貫くことの方が、将来のわが国の平和、国の存立と国民の生命財産を守るという意味では大切なことだ。この両論の議論をしっかりとやらないところに政党政治の劣化が起きてきていると言わざるを得ない」

 引退後も元気なのは古賀氏だけではない。安倍首相の「戦後70年談話」を批判する村山富市氏、韓国やウクライナなどで安倍政権の外交路線と真逆の言動を繰り返す鳩山由紀夫氏、「原発ゼロ」を主張する小泉純一郎、細川護煕両氏ら、元首相たちも積極的にメディアに登場し、持論を展開している。

 安保関連法に関しても、山崎拓元自民党副総裁、藤井裕久元財務相、武村正義元官房長官らが6月、当時衆院で審議中だった安保関連法に反対する記者会見を都内で開き、成立に向けた環境整備を急いでいた政府・与党幹部を戸惑わせた。

 ただ、古賀氏は宏池会の名誉会長という肩書のまま今も政局に関与してきている。実際、9月の党総裁選では、岸田派会長の岸田文雄外相が安倍首相(総裁)の再選を支持したにもかかわらず、出馬に意欲を示していた野田聖子前総務会長への支援を若手に呼び掛け、派内に混乱を招いた。

 岸田氏は「宏池会を草刈り場にはさせない」と造反防止に奔走し、これまで良好な師弟関係を維持してきた古賀氏に初めて表立って“反抗”した。結果的に派内を首相支持でほぼまとめ上げ領袖としての面目を保ったが、古賀氏との間で股裂き状態になった若手もいて、派内にしこりを残した。

 10月上旬には、岸田氏が派閥研修会で「当面、憲法9条は改正することを考えない」と発言したことが古賀氏への配慮と受け取られた。首相も「岸田氏はまだ古賀氏の呪縛から解かれていない」と漏らしたとされ、党幹部は「古賀氏は岸田氏が気を使わずに済むよう立ち去るべきだ。でないと岸田氏がイニシアチブを発揮できない」と語る。

 それでも、当の古賀氏はどこ吹く風。「もうしばらく口は達者だから元気で頑張っていく」とさらなる発信に意欲を示す。党内には「われわれ現役の議員は選挙で落選するリスクを負いながら政治を担っている。古賀氏にはそのリスクはないではないか」との反発も起きている。

 別の党幹部は皮肉混じりにつぶやいた。「何かものを言うなら議員バッジを着けて堂々と言えばいい。古賀氏は次の選挙に出るのか?」

(政治部 豊田真由美)

984名無しさん:2015/11/19(木) 22:44:20
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2015111900507
今村雅弘氏が二階派入り=自民

 自民党二階派は19日の会合で、今村雅弘衆院議員(比例九州)の入会を決めた。これにより、同派は党三役のため一時的に離脱中の二階俊博総務会長を含め、衆院28人、参院7人の計35人となった。(2015/11/19-14:41)

985名無しさん:2015/11/19(木) 22:47:19
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2015111900889
自主憲法制定を=奥野元法相

 今年102歳を迎えた奥野誠亮元法相は19日、日本記者クラブで講演し、現行憲法について「今は恥ずかしい憲法だ。改正ではなく、日本の状態、世界の状態を頭に置いた新しい憲法をつくることが最大の政治課題だ」と述べ、自主憲法制定の必要性を訴えた。また、1931年の満州事変に触れ、「侵略戦争ではない。なぜ世界に謝るのか、不愉快でしょうがない」と語った。
 奥野氏は、63年衆院選に旧奈良全県区から自民党公認で出馬し、初当選。当選13回。文相や国土庁長官を歴任し、2003年に政界を引退した。地盤の奈良3区は長男の信亮氏が継いでいる。(2015/11/19-20:20)

986名無しさん:2015/11/19(木) 23:26:25
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151119-00010000-cyzozk-soci
自民党・野田毅税調会長クビの裏にナベツネの“寝技”あり!政権の裏を知る新聞記者座談会
サイゾー 11月19日(木)14時20分配信 (有料記事)

政権の裏側を知る“彼ら”のボヤキ節
権力の監視役たる新聞業界に相も変わらず吹きすさぶすきま風。新聞業界のドンは吠えてみせれども、現場記者がドンに向ける視線は冷ややか。1000万プレイヤーの朝日新聞からさえ、“業界脱出”する者が続出だというが、はてさて、その嘆き節の背景には何があるのか。全国紙の現役記者達による覆面座談会、開催!

【座談会参加者】
A:全国紙ベテラン記者 
B:全国紙中堅記者
C:全国紙中堅記者
D:全国紙若手記者

A 今年の国会で最大の焦点となった安全保障関連法が成立してから、2カ月近くがたつ。国会での審議中は集団的自衛権の行使が憲法違反に当たると憲法学者たちが大騒ぎする問題も飛び出して、安倍政権の支持率は急落したけど、成立後は持ち直し【1】の気配が見えてきた。

B 政権の内部からは「内閣改造やTPPの交渉妥結などの成果が評価された」という自画自賛の声が聞こえてくるけど、霞が関の官僚に聞くと「何もやってないから、国民の関心が薄れただけでしょ」という冷ややかな声が返ってくる。実際、今回の内閣改造で入閣した新閣僚は、カレンダー配布問題が飛び出した島尻安伊子・沖縄北方担当相、談合企業からの献金問題や過去の暴力団関係者との交際疑惑が浮上した森山裕農水相、さらには下着泥棒疑惑を週刊新潮に報じられた高木毅復興相と、問題児ばかり。自民党関係者からは「身体検査を本当にしているのか」といったぼやき声が聞こえてくる。

A 高木さんについては、選挙区内での香典支出問題まで出てきた。政府の身体検査なんて、内閣情報調査室に出向している警察官僚あたりが過去のメディア記事や政治資金収支報告書をざっと調べるだけみたいだからね。

C まあ、今回の内閣改造でわかったのは、留任した人たち以外はどうでもいいということ。安倍晋三首相、麻生太郎財務相、甘利明経済再生担当相に岸田文雄外相と菅義偉官房長官。結局この5人のあたりですべてを決めていて、あとは当選回数などに基づいて大臣ポストを割り振っているだけ。

 TPPについても、マスコミが比較的好意的だったのは、担当の甘利さんが普段から記者対応が丁寧で接待にもずいぶん頑張っていることが効いたとも。マスコミ側も、最後の閣僚交渉が行われた米国のアトランタまでわざわざ大量の記者を派遣したから、頑張って盛り上げる記事を書かないといけないという事情もあったようだ。
本文:3,665文字

987チバQ:2015/11/20(金) 23:29:09
http://www.sankei.com/economy/news/151120/ecn1511200037-n1.html
2015.11.20 20:16

自民TPP対策 予算獲得へプラス面強調、事業官庁が全面支援 財務省は警戒、せめぎあいも

ブログに書く0




(1/2ページ)

TPP対策を議論する自民党の総務会=20日午前、東京・永田町の党本部
 自民党が正式決定したTPP対策は、安倍晋三政権が成長戦略の柱と位置づけるTPPのプラス面を並べた内容になった。党から政府への提言という体裁をとりつつも、実際は各省庁が予算獲得に向けて事業を“逆提言”した側面が強い。事業費の膨張を警戒する財務省は既に予防線を張っており、今後の予算化に向けてせめぎ合いが繰り広げられそうだ。

 TPPを契機に大企業だけでなく中小企業も積極的に海外展開する「新輸出大国」を目指す-。自民党の対策では、関税を始め各国の貿易障壁が取り除かれるTPPの好機を最大限生かす攻めの姿勢を強調した。

 ただ、個々の対策に目新しさは少ない。日本貿易振興機構(ジェトロ)を通じた中小企業の海外展開支援や、政府のトップセールスによるインフラ輸出の支援など、既存事業をTPPと結びつけ、所管省庁の存在感をアピールした格好だ。

 提言は自民党の各部会が提出した対策案を集約して作られた。10月5日の大筋合意から約1カ月半でまとめる短期決戦とあって、所管省庁が全面的に後押しした。「提言に入れば予算折衝で有利なお墨付きを得られる」(経済官庁幹部)だけに役所側も意欲的だ。


 一方、査定する財務省も黙ってはいない。4日開かれた財政制度等審議会(財務相の諮問機関)の分科会では、補助金頼みの農業から脱却し、低コストの生産体制で輸出拡大を図るよう注文を付けるなど、水面下の攻防が始まっている。

 安価な外国産農産物の流入など農家への打撃ばかりが強調されるなか、政府内では「TPPの恩恵をもっと分かりやすく発信したい」(経済産業省幹部)との意識が強い。だが、現時点では夢のある“お題目”ばかりが先行し、世界最大の自由貿易圏がもたらす前向きな変化が国民に十分伝わっているとは言い難い。

 自民党の二階俊博総務会長は20日の記者会見で「国民が納得できるまで真摯な取り組みが必要だ」と強調した。今後、対策の具体化を通じ、政府が省益ではなく国益をどこまで追求できるかがその試金石となる。

(田辺裕晶)

988名無しさん:2015/11/21(土) 21:20:46
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&k=2015112000604
歴史検証組織の設置決定=自民

 自民党は20日の総務会で、結党60年に合わせ、歴史を検証する安倍晋三首相(総裁)直属の組織「歴史を学び未来を考える本部」を設置することを決めた。結党60年記念式典を開く29日付で発足させる。本部長には谷垣禎一幹事長が就く。
 検証組織は、極東国際軍事裁判(東京裁判)が示した歴史認識に疑問を呈してきた稲田朋美政調会長が設置を目指してきた。ただ、米欧やアジア諸国から「歴史修正主義」との誤解を招きかねないとの懸念から、対象は限定せず、報告書も作成しない見通し。谷垣氏は総務会で「歴史を客観的に学ぶ場として設置する」と説明した。 (2015/11/20-15:40)

989名無しさん:2015/11/21(土) 21:50:40
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151120/k10010313681000.html
自民 衆院予算委員長など人事内定
11月20日 13時56分

自民党は20日の総務会で、先の内閣改造などに伴って、衆議院予算委員長に竹下亘前復興大臣を、災害対策特別委員長に野田聖子前総務会長を推すなどとした衆議院の委員長などの人事を内定しました。
それによりますと、新たに常任委員長に推すことが内定したのは、内閣委員長に西村康稔氏、法務委員長に葉梨康弘氏、外務委員長に岸信夫氏、財務金融委員長に宮下一郎氏、文部科学委員長に谷川弥一氏、農林水産委員長に小里泰弘氏、国土交通委員長に谷公一氏、環境委員長に赤澤亮正氏、安全保障委員長に左藤章氏、国家基本政策委員長に浜田靖一氏、予算委員長に竹下亘氏、議院運営委員長に河村建夫氏です。
また、特別委員長などでは、災害対策特別委員長に野田聖子氏、政治倫理・公職選挙法改正に関する特別委員長に山本公一氏、拉致問題特別委員長に今津寛氏、消費者問題特別委員長に江崎鐵磨氏、東日本大震災復興特別委員長に今村雅弘氏、原子力問題調査特別委員長に三原朝彦氏、地方創生に関する特別委員長に山本幸三氏、政治倫理審査会長に渡海紀三朗氏を推すことも新たに内定しました。
一方、公明党も、総務委員長に遠山清彦氏を経済産業委員長に高木美智代氏を、それぞれ推すことを内定しています。
これらの人事は、来年1月4日に召集される予定の通常国会で正式に決まる見通しです。

990チバQ:2015/11/23(月) 19:57:10
http://www.sankei.com/politics/news/151121/plt1511210008-n1.html
2015.11.21 09:03

高木氏に見切り!?「自民が復興主導」 加速化本部、被災地のベテラン議員で一変

ブログに書く2




(1/2ページ)
 自民党の東日本大震災復興加速化本部(本部長・額賀福志郎元財務相)が幹部の大半を入れ替え、復興相や環境相の経験者といった強力な顔ぶれに改めた。女性下着窃盗疑惑や政治資金問題で批判にさらされる高木毅復興相を後方からサポートするのかと思いきや、実態は党が復興政策で主導権を握って推進するための布石といえる。(千田恒弥)



 「地元の会合で復興の話ができない。すぐ下着窃盗疑惑や政治資金の話になってしまう…」

 被災地選出の自民党議員は高木氏へのいらだちとともにこうため息を漏らす。

 来年夏に参院選を控える中、被災地で争点になるのは「復興」そのものだ。しかし、自民党は今月15日の福島県議選で宮城県議選に続き議席を後退させた。

 高木氏は復興相就任直後に一連の疑惑が発覚、今月10、11両日の衆参予算委員会では事実関係の釈明に追われ、被災地の「復興」は置き去りにされた感がある。

 高木氏は一連の疑惑にもめげず、せっせと被災地に足を運び続けるが、「辞めるか辞めないか分からない復興相とどう付き合ってよいのか」と地元首長を戸惑わせるばかりだ。

 党復興加速化本部はこの隙に乗じ、幹部人事を一新。実質的なナンバー2である本部長代理に根本匠元復興相を起用したほか、顧問に竹下亘前復興相、望月義夫前環境相、石原伸晃元環境相ら関係閣僚経験者を並べた。地域別の担当でも福島県に根本氏、岩手県に鈴木俊一元環境相、宮城県に小野寺五典元防衛相ら震災当時からがれきの中をかけずり回ってきた地元選出の“エキスパート”を据え、地域の要望をくまなくつかみ取る考えだ。

 ある閣僚経験者は「実務型の人事で、復興は自民党主導で進めていくというメッセージだ」と解説。首相官邸が政策を主導する「政高党低」を巻き返す狙いもある。

 政府・与党が臨時国会の召集見送りを決定したため、高木氏は当面、野党の徹底追及を逃れた。ただ、震災で自身も家族を失った民主党の黄川田徹元復興副大臣は「震災から5年間の集中復興期間を総括し、次の5年間のプランを語れる人が就任すべきだ。高木氏は適任なのか」と疑問を呈する。政府・与党内ですら「高木氏には『(問題について)説明を尽くしてほしい』としか言っていない」(官邸筋)と突き放した見方もある。

 「われわれは与党として政府が言いづらいことも言って、道を切り開いていかなければならない」

 19日の復興加速化本部会合で額賀氏は、こう言葉に力を込めた。党が復興政策の主導権をつかむ“決意”がにじみ出ていた。

991チバQ:2015/11/23(月) 20:00:36
http://www.sankei.com/politics/news/151122/plt1511220001-n1.html
2015.11.22 08:00
【安倍政権考】
呆れた不見識…自民・野田聖子氏の「南シナ海は関係ない」発言に批判の嵐 首相目指す資格問う声も…





(1/4ページ)

自民党総裁選への出馬を断念、記者会見する野田聖子前総務会長=9月8日、衆院第1議員会館(酒巻俊介撮影)
 もう首相の座は諦めたのだろうか? 自民党の野田聖子前総務会長が、南シナ海で中国が進める岩礁埋め立てなどを「直接日本と関係ない」と発言したことに対し、党内で厳しい批判が起きている。南シナ海は重要な日本のシーレーン(海上輸送路)である上、「国際法を無視して強引に領土・領海の拡張を図る中国への基本的認識があまりにも低すぎる」(党幹部)からだ。野田氏に近い議員ですら、「首相を目指す資質が欠けた…」とあきれている。

 問題の発言は、11月4日放送のBS日テレ番組で飛び出した。野田氏は今後の日本外交について「日本に力を持ってして外交を進める余力はない。対話に次ぐ対話だ」と主張。特に南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島で人工島造成や軍事拠点化を進める中国に対しては「南沙の問題を棚上げにするくらいの活発な経済政策のやりとりとか、互いの目先のメリットにつながる2国間交渉をしなければならない」と力説した。その上で「(南沙は)直接日本に関係ない」と言い放ったのだ。「南沙で何かあっても、それは日本に対してのメッセージでない」との見解も示している。

 言うまでもなく、日本は原油輸入の約8割を中東地域に依存しており、そのうち約9割が南シナ海を経由して運ばれてくる。経済産業省幹部は「南沙で有事があり、日本のタンカーが周辺を航行できなくなった場合、フィリピンの東側を大きく遠回りできたとしても輸送日数の長期化に伴う原油高は避けられない」と指摘する。南シナ海沿岸には東南アジア有数のコンテナ船のハブ港も多く、有事となれば工業製品を輸入する日本のビジネスモデルにも影響が出かねない。

 そもそも野田氏の発言には、軍事力と外交や経済がどういう相関関係をなしているのか、決定的な認識不足があると言わざるを得ない。

 平成27年版の防衛白書によれば、中国の国防費は5年連続で10%以上増えた。公表された国防費だけでも、1988年度から27年間で約41倍だ。中国が南沙で横暴な態度を取るのは、軍事力の整備に比例しているのは明らかだ。中国公船による尖閣諸島(沖縄県石垣市)での領海侵入や、東シナ海の日中中間線付近でガス田開発を進める姿勢にもつながる。

 野田氏は番組で「貿易や人的交流、科学技術の供与など、まず日本の得意分野で中国との溝を埋めるべきだ」とも指摘した。発言の背景には「安倍晋三首相が日中関係の改善に後ろ向きだったことへの不満」(野田氏周辺)もあるのだろう。

 しかし、日本の国益を損ないかねない振る舞いに目をつむり、優しく接するだけでは国民の安全は守れない。これは外交の基本中の基本だ。そもそも野田氏は、日米安全保障条約の役割をどう理解しているのだろうか。9月の自民党総裁選で野田氏の推薦人になることを了承したある議員は、今回の発言に「民主党の鳩山由紀夫元首相や、韓国の朴槿恵大統領と雰囲気が重なり、頭がクラクラした」と肩を落とした。

992チバQ:2015/11/23(月) 20:02:14
 野田氏は意見の多様性を否定しがちな党内をズバッと批判する一方、若手女性議員らへの世話、気配りを欠かさない人物だ。党内では「姉御」と呼ばれ、信望もある。安倍首相もそんな野田氏を見込んで、党三役に抜擢したのはわずか3年前のことだ。

 確かに、組織には「多様性」は必要だろう。しかし国民の安全に責任を持つ一国のトップリーダーを目指すなら、許される多様性の範囲にも限度がある。鳩山氏のように道理が通じない“宇宙”にこのまま行ってしまうと、簡単には戻れないだろう。

(政治部 水内茂幸)



 野田氏のBS番組での外交に関する主な発言は以下の通り。

 「今回、安倍首相が久しぶりに日中韓や、日中・日韓の首脳会談ができたことは本当にうれしく思っている。日本の将来を考えると、これだけ労働力(人口)がなくなるということは、力を持って外交を進めていく余力はない。対話につぐ対話が大切だ」

 「日本は何よりも科学技術をはじめとして、経済力も勝っている。そこを武器として取り組んでいかなければならないのでないか。中国も韓国も、私たちと同様に経済に不安を抱えている。そこが1つの突破口となる。それについて、南沙の問題を棚上げにするくらいの活発な経済政策のやりとりや、お互いの目先のメリットにつながるような2国間の交渉などをやっていかなければならない。大人の知恵として」

 --経済の関係が深くなっても、中国は埋め立てをやめないのでないか

 「そこは直接日本に関係ありません。あまりそんなに(南沙問題に)コミットすることはないわけで、むしろ日本ができることは、貿易または人的交流、科学技術の供与とか、そういう得意分野で中国との溝を埋めていくことが今一番に求められることだと思っている」 

 「今、確かに安全保障法制はできたが、まだまだ不完全。国民にとっても100%応援していただける環境にない。このまま自衛隊の人に無理やり何かをさせることは、逆に今後の自衛隊の動きを阻むことになる。それとリンクさせずに、ここは冷静に、南沙で何かあっても、それは日本に対してのメッセージでない。日本は独自路線で対中国、対韓国との日本らしい外交をしていくことに徹すべきだ」

993チバQ:2015/11/23(月) 20:54:56
http://mainichi.jp/select/news/20151122k0000m010044000c.html
インドネシア:二階氏に観光業者ら1000人同行
毎日新聞 2015年11月21日 19時49分

 自民党の二階俊博総務会長が20日深夜、観光分野で日本とインドネシアの交流を促進するため、首都ジャカルタを訪問した。観光業界関係者ら約1000人が同行。25日までの滞在中、訪日観光をPRするシンポジウムや夕食会、商談会などの催しがめじろ押しだ。

 人口約2億5000万人を擁し、中間層が拡大するインドネシアからの訪日客を増やし、旺盛な旅行消費を日本の経済活性化につなげる狙いがある。

 インドネシアは9月、ジャワ島の高速鉄道計画で日本の新幹線案を退け中国案を採用。同行筋によると、一時ぎくしゃくした両国関係の修復を図る目的もある。(共同)

994チバQ:2015/11/25(水) 00:06:21
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20151124-567-OYT1T50016.html
二階氏外遊、高まる存在感…首相も人事で配慮

11月24日 09:27読売新聞

二階氏外遊、高まる存在感…首相も人事で配慮
会談前にインドネシアのジョコ大統領と握手する二階総務会長(左)(ジャカルタ市内で)=岡部雄二郎撮影 【読売新聞社】
(読売新聞)
 自民党の二階総務会長が、安倍首相(党総裁)との良好な関係を背景に、存在感を高めている。

 二階氏が豊富な国際人脈を駆使して日中関係の改善などに尽力する一方、首相も人事などで二階氏に一定の配慮を見せるなど、「相互依存」が深まっている。

 インドネシアを訪問中の二階氏は23日、ジョコ大統領とジャカルタ市内で会談し、経済・観光分野の交流を加速させる考えで一致した。二階氏は今回、企業関係者ら約1100人を引き連れて訪問、現地への進出を促した。

 二階氏は「議員外交であり、政府とは関係ない」としているが、今回の訪問には、「インドネシアの高速鉄道計画で新幹線が受注に失敗して以降冷え込んでいる両国関係を取り持つ狙いがある」(党関係者)とされる。大統領との会談では、「(結果は)残念だが、新幹線がすべてではない。今後もインフラ整備などで要望があれば積極的に対応したい」と伝えた。二階氏は今年5月には、約3000人とともに訪中し、 習近平 シージンピン国家主席と面会。首相の親書を手渡し、関係改善を促した。

995名無しさん:2015/11/25(水) 02:29:11
皆さん、オワコン社長をよろしくお願いします。気に入ったらチャンネル登録!!
http://www.youtube.com/watch?v=aSMLi2uOkvk
http://www.youtube.com/watch?v=cbwrnLKERpA
http://www.youtube.com/watch?v=gPevsHpSj-Y
http://www.youtube.com/watch?v=9ekKaVB5uHg
http://www.youtube.com/watch?v=cP0NAOzKQAE
http://www.youtube.com/watch?v=hekgfuTcX6o
http://www.youtube.com/watch?v=1uzYFjN7z5E

996名無しさん:2015/11/28(土) 10:20:56
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201511/2015112400334&g=pol
ダブル選敗北、次に生かす=谷垣自民幹事長

 自民党の谷垣禎一幹事長は24日の党役員会で、大阪府知事・大阪市長ダブル選で同党推薦候補が敗れたことについて、「残念だ。真摯(しんし)に受け止め、分析して、次の選挙に生かしていきたい」と述べた。茂木敏充選対委員長は「支持層を十分に固められなかったことなど敗因をしっかり分析しなければいけない」と語った。 (2015/11/24-11:39)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板