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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

4007チバQ:2020/01/23(木) 13:38:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200122-00000083-mai-pol

古賀誠氏「ポスト安倍で岸田応援団に」 テレビ番組で発言 「菅氏推し」から軌道修正


1/22(水) 22:40配信

毎日新聞







古賀誠氏「ポスト安倍で岸田応援団に」 テレビ番組で発言 「菅氏推し」から軌道修正


古賀誠氏=福岡市博多区で2019年8月2日、徳野仁子撮影


 自民党岸田派(宏池会)名誉会長の古賀誠元幹事長は22日、BS―TBSの番組で、「ポスト安倍」候補として、派閥会長の岸田文雄政調会長を推す考えを示した。昨春以降、菅義偉官房長官を推す発言を繰り返していたが、軌道修正した形だ。

 古賀氏は「何のために総理を目指すのかさえ発信してくれれば実現したい。応援団にはなる」と述べ、岸田氏を支える考えを強調。菅氏を推した発言については「当時は(岸田氏が2018年総裁選への出馬を)決断しなかったことへの不満が含まれていたのかもしれない」と釈明し、「岸田さんは意欲を示しているが、菅さんは残念ながら明確ではない。岸田さんの方が先行していくだろう」と述べた。【飼手勇介】

4008名無しさん:2020/01/23(木) 22:10:48
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASN1R6GR5N1RUTFK01G.html
夫婦別姓ヤジ、杉田議員は取材拒否 自民は特定に応じず
2020/01/23 19:53朝日新聞

夫婦別姓ヤジ、杉田議員は取材拒否 自民は特定に応じず

23日朝、自民党本部を出る杉田水脈衆院議員(中央)。ヤジに関する記者団からの問いには答えなかった=鬼原民幸撮影

(朝日新聞)

 衆院代表質問で選択的夫婦別姓に関する質問の際に自民党議員から「それなら結婚しなくていい」というヤジがあったとされる問題で、野党は23日の衆院議院運営委員会の理事会で事実関係の確認を求めた。自民党側は「ヤジは確認していない」とし、党に持ち帰り報告すると回答した。

 野党はヤジを飛ばしたのは、杉田水脈(みお)衆院議員とみられると指摘している。杉田氏は同日、自民党本部や国会内で記者団から事実関係を問われたが、取材に応じなかった。

 ヤジは22日の衆院代表質問で、国民民主党の玉木雄一郎代表が「速やかに選択的夫婦別姓を実現させるべきだ」と述べた際に飛んだ。23日の議運委理事会で立憲民主党が「杉田さんのヤジだったのか確認してほしい」と要求。また、立憲の安住淳国会対策委員長は23日の自民党の森山裕国対委員長との会談で、「国会議員の品位を傷つける。看過できない」と伝えた。ただ、森山氏は会談後、記者団に「今のところ(杉田氏に)問い合わせる予定は国対としてはない」と語った。

 杉田氏は同日午前から、記者団に「杉田さんのヤジなのですか」「意図はなんですか」などとたびたび事実関係を問われたが、携帯電話で話し続けるなどして、質問に答えなかった。

4009チバQ:2020/01/24(金) 11:00:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200124-00000045-dal-ent

杉田水脈議員「エア電話ウケる」「液晶真っ暗」と揶揄される…毎回電話中で取材お断り


1/24(金) 10:53配信

デイリースポーツ







杉田水脈議員「エア電話ウケる」「液晶真っ暗」と揶揄される…毎回電話中で取材お断り


杉田水脈議員(2014年撮影)


 選択的夫婦別姓導入に関する野党の衆院代表質問時に「だったら結婚しなくていい」とのヤジを飛ばしたと、野党側から名指し批判されている、自民党・杉田水脈衆院議員(52)が、報道陣の前に姿をみせるたびに電話を耳に当てて回答しない様子を、24日のフジテレビ「とくダネ!」などが伝えた。

 エレベーターの中で、テレビカメラに取り囲まれたまま、杉田議員が電話を続ける場面も。

 ネット上では一斉に「絶対、電話してないやろww」「エア電話ウケる」とのイジりが入った。

 意見を述べたり、説明を行うべき立場にあるが、頑なに回答しない態度が裏目に出たか、通話の相手は不明ながら、「電話のフリド下手」「繋がってないのに通話できるなんて素晴らしい」と揶揄する声が続いた。

 スマホの画面を指して「電話真っ暗」「液晶真っ暗だったけどあれ通話中か?」との指摘も入り、「画面が真っ黒なのは耳にスマホ当てるとそうなる」としたうえで「まああれは演技」と断じるコメントもみられる。

4010チバQ:2020/01/28(火) 16:50:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200127-00000068-asahi-pol

杉田氏、夫婦別姓ヤジは「玉木氏がひどいこというから」


1/27(月) 22:28配信

朝日新聞デジタル







杉田氏、夫婦別姓ヤジは「玉木氏がひどいこというから」


23日朝、自民党本部を出る杉田水脈衆院議員(中央)。ヤジに関する記者団からの問いには答えなかった=鬼原民幸撮影


 選択的夫婦別姓に関する国会質問の際に自民党議員から「それなら結婚しなくていい」というヤジが飛んだ問題で、安倍晋三首相は27日の衆院予算委員会で「国会対策委員会に対応をゆだねたい」と、具体的な言及を避けた。自民党はこの日も野党が求めた事実関係の確認に応じなかった。

【写真】衆院本会議に臨む杉田水脈氏

 ヤジは22日の衆院代表質問で、国民民主党の玉木雄一郎代表が「速やかに選択的夫婦別姓を実現させるべきだ」と述べた際に飛んだ。野党は自民党の杉田水脈(みお)氏によるヤジだと指摘している。野党関係者によると、玉木氏の質問後、杉田氏は玉木氏に「玉木氏がひどいことをいうから(ヤジを飛ばした)」などと述べていたという。野党は、衆院議長に発言の特定と撤回を促すよう要請している。

 27日の予算委では、立憲民主党の大串博志氏がヤジについて「選択的夫婦別姓や多様性に関する政府の方針にも関わる。事実関係を確認してほしい。ヤジを述べたのは杉田氏ではないか」と問うた。

 これに首相は「調査する立場にない。一般論では、議事進行を妨げる不規則発言はお互いに慎まなければならない」などと述べるにとどめた。
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朝日新聞社

4011チバQ:2020/01/29(水) 14:40:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200129-00000218-fct-l07

北塩原村 村議会議員を逮捕(福島県)


1/29(水) 13:14配信

福島中央テレビ






福島中央テレビ

無許可でタクシー行為を行ったとして北塩原村の村議会議員が逮捕された。
道路運送法違反の疑いで逮捕されたのは北塩原村の村議会議員で会社役員の池田睦宏容疑者(48)。
池田容疑者は昨年11月頃、計4回にわたり、経営する会社のバスを使い許可を得ずにタクシー行為などを行い、乗客から運賃などを徴収していた疑い。
池田容疑者は昨年4月に行われた選挙で初当選した村議会議員。

4012チバQ:2020/02/06(木) 13:22:43
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200206-00000002-pseven-soci

菅官房長官辞任なら自民党内で「菅の乱」も 安倍一強終焉か


2/6(木) 7:00配信

NEWS ポストセブン







菅官房長官辞任なら自民党内で「菅の乱」も 安倍一強終焉か


追い詰められたかに見える菅氏だが…(時事通信フォト)


 自民党の「河井夫妻」をめぐる公職選挙法違反容疑での捜査をはじめ、“影の総理”とまで言われた菅義偉官房長官にさまざまな逆風が吹き、「2月辞任説」と「6月辞任説」という具体的な見立てまで飛び出している。実際、自民党のなかにも、菅氏の辞任を望む声もあるという。

【写真】渦中の河井克行・案里夫妻
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「菅氏を辞めさせたい」勢力には、安倍晋三首相-麻生太郎副総理-今井尚哉官房長官(現在は総理首席秘書官だが、菅氏の次の官房長官との声もある)という新たな政権中枢ラインの形成と、党務は二階俊博幹事長を交代させて岸田文雄幹事長が握る陣容を想定していることが透けて見えてくる。
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 しかし、ひとたび菅氏が野に下れば、安倍首相にとって強敵として立ちはだかるはずだ。菅義偉という政治家の本質は、体制の変革を求める根っからの改革派で「乱」を好む。
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 その政治経歴を見ると、小渕派時代は総裁選で小渕恵三氏に反旗を翻した梶山静六氏に従った。その後、宏池会に移ってからは、「加藤の乱」に参加して森内閣不信任案に欠席するなど「造反」の繰り返しだ。それがゆえに党内長老からは“反骨精神が過剰な要注意人物”とも見られていた。
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 安倍首相には忠実に仕えているように見えるが、それも体制改革で一致したからだ。菅氏は内閣人事局をつくって官僚の人事権を掌握し、官僚主導政治を政治主導に転換させた。それが安倍長期政権の原動力となった。政治ジャーナリストの藤本順一氏が言う。
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「いま政治を動かしているキーマンは菅さんです。官房長官を解任すれば、安倍さんは霞が関ににらみが利かなくなる。スキャンダルを防いでいた防波堤がなくなり、間違いなく安倍長期政権は瓦解に向かい始める」
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 そうなった時、切り捨てられた菅氏が安倍首相に忠誠を尽くし、政権を支える理由はなくなる。菅氏に近い二階派ベテラン議員が“菅の乱”が起きると予言する。
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「これまで自民党内に反安倍勢力といえるものはなかったが、菅官房長官の更迭、岸田幹事長となれば、政権中枢を追われた形の菅、二階、それに竹下派や大乱を望む石破派、改憲反対の谷垣グループなど非主流派を加えて党内に大きな反安倍勢力ができる。そうなると安倍一強の時代ははっきり終わる」
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 総裁選は安倍首相の鶴の一声で岸田氏に決まるという状況ではなくなる。
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「菅さんが引き立ててきた河野太郎や小泉進次郎といった発信力の強い政治家の存在感も高まる。自民党に権力闘争が蘇れば政治は安倍の次の時代に進む。だから、“菅辞任情報”は菅さんにとっても都合がいいとさえ言える」(二階派ベテラン)
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 追い詰められたかにみえる菅氏にとって、官房長官辞任の一手は、実は安倍政治をひっくり返すという大政局の始まりにつながる。そう見ると、辞任情報は逆の意味を帯びる。
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「私が辞めたら政権の命運は尽きる。それでもいいのか」
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 菅氏が安倍首相に突きつけた“最後通牒”かもしれない。
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※週刊ポスト2020年2月14日号

4013チバQ:2020/02/06(木) 13:27:36
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200205-00000003-pseven-soci

幹事長が近付く岸田政調会長 「スキップしそうな足取り」の声


2/5(水) 7:00配信

NEWS ポストセブン







幹事長が近付く岸田政調会長 「スキップしそうな足取り」の声


岸田氏が元気になった?(時事通信フォト)


 永田町で菅義偉官房長官の辞任説が流れているという。公職選挙法違反容疑で検察の捜査を受けている河井案里・参院議員と、夫で菅氏の側近の河井克行・前法相への捜査をはじめとした、数々の官邸への逆風がその背景にある。そんななか、自民党内にも、菅氏の失脚を待ち望む政治家たちがいるという。菅氏の辞任説が流れるとにわかに元気になったのが岸田文雄・自民党政調会長だ。
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 岸田氏は昨年の参院選でお膝元の広島で岸田派重鎮議員の対立候補に河井案里氏を擁立されて敗北し、内閣改造では悲願の幹事長就任を阻止されるなど菅氏にことごとく煮え湯を飲まされてきた。
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 それが攻守一転、菅側近である河井夫妻、菅原一秀・前経産相が釈明会見を開くと、「説明は十分ではない」と真っ先に批判し、地元の広島でも、案里氏が議員辞職した場合の補欠選挙に備え、選挙準備を急いでいる。
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「何事も慎重で動きが遅い岸田さんが、議事堂をスキップしそうな足取りで歩いている」(番記者)
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“これで幹事長が近づいた”という心中がダダ漏れだという見方だ。これまで「ポスト安倍は菅官房長官。岸田はまだ早い」と言っていた“親分”の古賀誠・岸田派名誉会長が、菅氏に逆風が吹くや一転、「岸田の応援団になる」と秋波を送ってきたことも足取りを軽くしている理由だろう。
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 安倍首相の政敵、石破茂・元幹事長も意気軒昂になってきた。政権の不祥事対応を「国民に対する説明責任が恐ろしく欠けている」とラジオ番組で批判し、憲法改正に必要な国民投票法改正案をめぐっては、「金持ちの政党がばんばんCMを流せば勝っちゃう。金のある方が勝つ憲法改正はおかしい」と講演で野党の主張に同調してみせた。
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「石破氏は菅さんが官房長官を辞任すれば、安倍政権は長くないと読んでいる。勝負のときが近づいていると張り切りだした」(石破派議員)
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 こちらは大乱を待っている。
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※週刊ポスト2020年2月14日号

4014チバQ:2020/02/12(水) 15:48:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200209-00010004-jij-pol

【点描・永田町】立憲・国民“合流破談”の虚しさ


2/9(日) 19:02配信

時事通信







【点描・永田町】立憲・国民“合流破談”の虚しさ


立憲民主党の枝野幸男代表(右)と国民民主党の玉木雄一郎代表=いずれも1月22日、国会内


政治ジャーナリスト・泉 宏

 令和2(2020)年の政局で最初の舞台となる通常国会召集時に、立憲民主党と国民民主党の合流協議が頓挫したことが、安倍晋三首相らを安堵(あんど)させている。

【図解】政党支持率の推移〜立憲、国民は何%?〜

 巨大与党に対峙(たいじ)する「ワンチームの“1強野党”」(立憲若手)を目指して、年をまたいで交渉を続けた両党だが、国会召集翌日の1月21日に出した結論は「当面、合流は見送り」という「事実上の破談」(同)だった。

 吸収合併か対等合併かという「合流の原点」で折り合えなかったのが理由だが、背景には「バラバラといわれた旧民主党のDNA」(共産党幹部)が見え隠れするだけに、両党の合流推進派の間には「変わらない体質」(国民若手)への虚しさが広がっている。

 「野党が大きな塊になって、政権交代の受け皿になる」との共通目標を掲げて昨年末以来、公式、非公式の党首会談を重ねてきたのが枝野幸男・立憲民主、玉木雄一郎・国民民主の両代表。交渉不調を受けて「通常国会の対応を優先する」と口をそろえたが、どちらも無力感を隠せない表情だった。

 当面両党は、昨秋結成した統一会派を基盤に「スキャンダルまみれの安倍政権を攻撃する」(立憲幹部)ことで、改めて合流への環境を整備したい考えだ。ただ、認識の違いが再確認されたことで「時間をかけても合意は困難」(立憲民主幹部)との見方が支配的だ。
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【点描・永田町】立憲・国民“合流破談”の虚しさ


会談に臨む立憲民主党の福山哲郎幹事長(右)と国民民主党の平野博文幹事長=1月21日、衆院議員会館


 「合流見送り」を決めたのは、党首会談を踏まえた21日の福山哲郎・立憲民主、平野博文・国民民主両幹事長の会談。

 国民民主が20日の両院議員総会で決めた「両党の合流協議継続」を受けて、平野氏は改めて立憲民主の協力を求めたが、福山氏は「ここまで詰めてきたものが受け入れてもらえなかったのは非常に残念」と、協議打ち切りを通告した。

 両幹事長は会談後、「ぎりぎりのラインで折り合わなかった」(福山氏)、「国会に専念し、その中で合流に向けたうねりが起こることを期待する」(平野氏)などとして、幹事長レベルでの意見交換は続ける考えを示した。

 その一方で、主役のはずの枝野、玉木両代表は憮然(ぶぜん)とした表情で多くを語らず、22日の衆院本会議での代表質問でも、枝野氏は「疑惑追及」、玉木氏は「政策論争」を軸とするなど、党首としてスタンスの違いも際立たせた。


「枝野氏に助けられた」と首相

 立憲、国民などに分散した旧民主・民進党系勢力も、「バラバラでは永遠に野党のまま」(無所属の会幹部)との危機感は共有している。

 だからこそ、1強を誇示してきた安倍政権が相次ぐスキャンダルで動揺しているのを「絶好のチャンス」として、首相の早期解散断行に備えて合流協議に踏み出したのだ。

 しかも、幹事長協議では比例代表の統一名簿作成など具体的な合流案も確認していたのに、枝野、玉木両党首の党名や合流方式をめぐる「インテリ同士の意地の張り合い」(国民若手)が、事実上の破談につながったとみられている。

 与野党攻防緊迫化の中での野党再結集の失敗は、「与党にとっては朗報」(自民国対)だ。
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【点描・永田町】立憲・国民“合流破談”の虚しさ


衆院本会議に臨む立憲民主党の枝野幸男代表(中央)と国民民主党の玉木雄一郎代表(左)。右は国民民主党の小沢一郎氏=1月22日、国会内


 自民党の二階俊博幹事長は「合流しようがしまいが、どうぞご自由に」と無関心を装ったが、「桜を見る会」や「IR汚職」で苦境に立つ首相は、「枝野氏に助けられた」と周辺に漏らしたとされる。

 「与党の嫌がることをするのが野党の役割」(自民長老)との永田町の政治論から見ると、今回の合流見送りは「わざわざ敵に塩を送った」(同)と揶揄(やゆ)されている。

 立憲、国民両党からは、玉木氏と枝野氏を互いに非難する声も噴き出すあたりは、「まさに旧民主党の宿痾(しゅくあ)」(首相経験者)とも見えるだけに、このままでは“野党の星”とされる枝野、玉木両氏のリーダーとしての器量が厳しく問われかねない。

(時事通信社「地方行政」2月3日号より)

4015チバQ:2020/02/17(月) 23:32:39
https://www.asahi.com/articles/ASN2G6QKHN2FUTFK01H.html
岸田氏、「選挙に弱い」払拭なるか 正念場の静岡選挙
有料記事

西村圭史、増山祐史

2020年2月14日 20時26分

 「ポスト安倍」に名乗りを上げる自民党の岸田文雄政調会長が、静岡の選挙に注力している。衆院静岡4区では、派閥の議員の死去に伴う補欠選挙を4月に控え、同5区でも他派閥の議員らと議席を奪いあう。岸田氏は昨夏の参院選で派閥の現職4人を落選させており、選挙に弱いイメージを払拭(ふっしょく)できるかが問われる。

派閥幹部の「弔い選挙」に檄
 「宏池会(岸田派)にとっても大切な補欠選挙。力を合わせて勝利したい」。13日、岸田氏は派閥の会合で4区補選の檄(げき)を飛ばした。

 補選は、昨年末に死去した岸田派の事務総長を務めた望月義夫元環境相の「弔い選挙」。望月氏の後継として県議が出馬予定だが、野党も統一候補の擁立を探る。必勝を期す岸田派は、4月に予定されていた政治資金パーティーを延期し、派閥所属の国会議員を続々と投入する予定だ。

ここから続き
 背景にあるのは昨夏の参院選の「敗北」だ。現職4人を落選させた岸田氏に、自民党内では「岸田さんは選挙の顔にならない」という見方が広がった。

 安倍晋三首相が「桜を見る会」の問題などで批判にさらされるなか、元々自民党が議席を持っていた補選を落とせば、政権にさらなる打撃となりかねない。党幹部の一人は「負ければ岸田さんの総裁の目は厳しくなる」と語る。

自民党入りめざす細野豪志氏と対決
 岸田氏は隣の静岡5区でも難題を抱える。岸田派の吉川赳氏は、前回2017年の衆院選で無所属の細野豪志氏と争い落選。昨年、比例東海ブロックの議員の辞職で繰り上げ当選した。岸田氏は11日に静岡入りし、吉川氏の国政報告会に出席。「吉川さんの政治生命がかかっている」と支援を呼びかけた。

 5区が注目されるのは、細野氏が次回の選挙後に自民党入りをめざしているからだ。細野氏はいま、二階俊博幹事長率いる二階派に特別会員として所属する。二階氏は「選挙の際には細野陣営にはせ参ずる」と明言し、党幹部が候補者の支援をめぐって対立する異例の事態も予想される。

 ポスト安倍をめざす岸田氏にとって、党の実力者である二階氏との衝突は避けたい一方、派閥候補の当選をめざすのは領袖(りょうしゅう)の責務でもある。野党も5区に候補者擁立を検討しており、岸田派の関係者は「どうなるか先行きが見えない」。党幹部は岸田氏について「いつも問われ続けているが、今はまさに正念場だ」と語る。(西村圭史、増山祐史)

4016名無しさん:2020/02/20(木) 23:01:17
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20200220-OYT1T50106/
開成高OB議員・官僚の会、岸田氏が出席…足場固め着々
2020/02/20 08:42
 自民党の岸田政調会長は19日夜、東京都内のホテルで開かれた母校の開成高校出身の同党議員や官僚でつくる「永霞会」の総会に出席した。


 岸田氏は会長を務めており、メンバーは約550人。この日は北村滋国家安全保障局長があいさつし、会の開催を祝して寄せた安倍首相のメッセージを代読した。会合は2017年9月の設立以来、2回目。

4017名無しさん:2020/02/20(木) 23:18:20
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200220-00070309-gendaibiz-pol
安倍よ、ただで済むと思うな…菅官房長官「最後の逆襲」が始まった
2/20(木) 10:01配信現代ビジネス
安倍よ、ただで済むと思うな…菅官房長官「最後の逆襲」が始まった
写真:現代ビジネス
 政権の終わりが見えてきたと思ったら、一枚岩だったはずの政権幹部たちの関係が異様なまでに軋み始めている。自分が死ぬか、相手が死ぬか。五輪まで半年、永田町で本格抗争の号砲が鳴った。

総理に呼ばれなくなった
 「もう、あの人も終わりだよな」

 ある自民党のベテラン議員が言う。官房長官・菅義偉のことである。官邸の守護神と言われたのも今は昔。

 定例の記者会見では、記者の質問にもまるで上の空。「すみません、もう一回言って?」を繰り返すシーンは、毎度のこと。回答に窮し事務方からペーパーを差し込まれることも増えた。

 この4ヵ月、菅はさんざんだった。菅原一秀や河井克行といった「側近」を無理矢理入閣させたものの、一気にスキャンダルに見舞われた。

 重用してきた官僚が不倫騒動に追い込まれ、自分が肩入れしてきたIR問題でも、10年ぶりの国会議員逮捕という騒動に巻き込まれた。すべて菅の周りで醜聞が出たことから、「菅潰し」の声が囁かれた。

 総理候補など夢のまた夢、スキャンダル処理にほとほと疲れた菅は、「このままやけくそで辞任するんじゃないか?」と噂を立てられる始末だ。

 安倍総理との関係も決定的に軋みだした。昨年末から、菅が安倍に呼ばれる機会が減った。もちろん、朝、官邸で顔は合わせるものの、安倍は視線を合わせない。

 要人との同席回数や接触時間は、かねてから菅との不仲が囁かれる今井尚哉秘書官のほうが格段に多くなった。

 安倍に嫌われたのか。自分を嵌めたのは、今井ではなくて、安倍なのではないか。疑心暗鬼が、菅の胸中を交錯している。

 官邸に2つあった危機管理ラインのもと、菅と今井は、修復不能な関係に陥った。今井は「菅さんは信用できないよ。総理の寝首をかく男だしね」と公言し、菅も「総理にぶら下がり会見なんてやらせて、本当にあのバカ」と今井を批判。だが、安倍は今井を選んだ。

 「今井が官僚だからですよ。政治家とちがって、主君に取って代わろうとすることはありえない。総理にとって菅さんは不気味だが、今井は安心して使える。その結果、安倍総理と菅さんは『官邸内別居』状態になってしまった」(安倍側近)

 このままでは、菅の政治家生命は終わる。頻繁に行っていた夜の会合も鳴りを潜め、菅の側近議員も「まったく誘われなくなったね。何をしているんだろう」と言う。表情も乏しくなり、抜け殻のようだ。

 だが、これは演技だ。

 『仮名手本忠臣蔵』に出てくる大星由良之助の一力茶屋のシーンを覚えているだろうか。連日酒を飲み、昼行灯そのものの大星は、ここで敵を油断させ、討ち入りのタイミングを見計らう。

 慎重に五感を働かせていれば、どんなときにも運は巡ってくる――後ろ盾もない横浜市議から出発した叩き上げの菅は、それがわかっているのだ。俺をバカにして、ただで済むと思うなよ。「逆襲」への兆しはかすかに出てきている。

 1月21日、廃棄していたはずの「桜を見る会」の3年分の資料が、突然見つかった。

 会場設営の契約書などが、内閣府総務課に残っていたというのだ。これまでの説明とはまったく異なるが、これは菅を後押しする官僚の「反乱」だった可能性が高い。官邸職員の証言。

 「桜の件は、けっきょく安倍さん自身の問題なわけです。安倍後援会が850人も招待され、昭恵枠まで膨大にあった。

 すべて『廃棄』でウヤムヤにするつもりが、ここでわざわざ資料が出てくるというのは、菅さんに世話になった官僚が、菅復権のために、あえて出したとしか考えられない」

4018名無しさん:2020/02/20(木) 23:18:59
ぜんぶ、俺のせいか?
 最近の「菅潰し」は、人事権を握ってきた菅に恨みを持つ官僚が荷担してきたという見方がある。一方で、アメとムチを使い分ける菅に「人事で世話になった」と感謝の感情を持っている官僚も多い。前出の職員が言う。

 「菅さんにとっては、資料が突然出てきたのは大きな援軍でしょう。総理が追及されるきっかけになるし、『桜』対応を振り付けてきた今井氏にとっても失点となります」

 菅が入閣させた前法相・河井克行と妻の案里についてはどうか。すでに広島地検は家宅捜索だけでなく秘書をはじめ30名以上の事情聴取まで行っている。しかし、もともと、河井夫妻は安倍総理との関係が深い。

 「河井氏は『菅銘柄』と言われてきましたが、実際には河井さんは『安倍派』といっていい。案里氏の出馬も、対立候補の溝手顕正元参院議員を、安倍総理が大嫌いだったことからごり押ししたもの。菅さんは後から従っただけ」(自民党代議士)

 だが河井が法務大臣を辞任する段になると安倍は「菅さんが大丈夫といったから」「菅さん自身が何度も選挙区に入ったでしょう。だから問題ないと思っていた」と菅に責任転嫁している。

 そのような事情があるからこそ、週刊文春が報じた「参院選前、1億5000万円が自民党から河井陣営に振り込まれていた」という事実は、菅にとっては有利に働く。

 カネの主体は党なのだ。官房長官である菅には関係ない。むしろ安倍銘柄であることがクローズアップされていくだろう。

安倍よ、ただで済むと思うな…菅官房長官「最後の逆襲」が始まった
Photo by GettyImages
二階とのタッグ
 「さらに、次期検事総長と目されてきた東京高検検事長の黒川弘務氏が、2月8日の誕生日をもって定年退官する可能性が高まってきたのが、菅氏にとって追い風です。

 『官邸の門番』としてさまざまな政治案件を握りつぶしてきた黒川氏が消えれば、菅氏も『黒川がいなければ、私も手を出せません』と堂々と安倍総理に言える。

 稲田(伸夫)検事総長は、『黒川がやめれば、8月の任期までバンバン事件をやる』と語っているため、河井夫妻の立件は確定的になるでしょう」(政治部デスク)

 大臣経験者の逮捕となれば、政権への打撃は大きい。菅と安倍のどちらがダメージを受けるか? 安倍のほうだろう。

 IR問題についても、実は安倍のなかでは危ない時限爆弾がある。逮捕された秋元司が、細田派の有力議員の名前を具体的に挙げ、カジノ企業との癒着を検察に話しているという。

 「具体的に、安倍に近い現職大臣の名前と、その人物が受け取った2000万円という金額も話している」という噂で永田町は持ちきりだ。

 これまで挙げてきた「追い風」は、今のところ、静かなさざ波にすぎない。どう活かすかは、菅次第。しかも、先手を打たれるかもしれない。

 「総理には、年内に内閣改造を行って、菅さんを閣外に出すという思いもあるようだ。後任には甘利明氏の名前が上がってきている」(安倍側近)

 実際には、「菅以外に、安倍さんの防波堤がつとまる政治家はいない。安倍さんとしては、菅に内閣を守らせつつ、力だけは着実に削いでいくという戦略だ」(閣僚経験者)という見方が強い。

 いずれにせよ、菅は座して死を待つことはできない。チャンスがくれば、官房長官を辞任し、派閥を立ち上げるだろう。

 援軍は多い。なにせ、睡眠時間まで削って会合を行い、飼い慣らしてきた「隠れ菅派」の議員は優に50人を超える。いまの菅を支えるのは、幹事長の二階俊博である。

 「二階さんは今年になっても、何かにつけて菅さんの携帯に電話を入れて、ねぎらったりアドバイスをしたりしています。総理は、去年9月の人事で、いったん本気で二階幹事長更迭を計画しましたから、二階さんは安倍への警戒心を募らせているのです」(自民党幹部)

 安倍に切られそうになった実力者2人が、タッグを組み始めているのだ。

 目下、安倍が4選を狙わないかぎり、岸田文雄への総理禅譲はほぼ確定的だとされる。

 「岸田さんと犬猿の仲である菅さんは、ついに『タダの人』になる。そうなるくらいなら、自分が総裁選に出馬するか、あるいは同じ神奈川選出の河野太郎か小泉進次郎を担いで政権をつくり、幹事長に就き『キングメーカー』として生きながらえるしかない」(菅派議員)

 隠れ菅派に加え、二階派はもちろん、岸田を見捨てた古賀誠率いる宏池会の古賀グループ、さらに竹下派や石破派も戦列に加わる――。人数的には、不可能ではない。針に糸を通すような繊細なやり方で、最後の一手を下す。

 裏切られたなら、裏切り返すだけ。菅はいま、牙を研ぎ続けている。

 (文中敬称略)

 「週刊現代」2020年2月1日・8日合併号より

週刊現代(講談社)

4019とはずがたり:2020/03/02(月) 09:10:36
「極めて危機的」“ポスト安倍”が現状を懸念[2020/02/28 10:05]
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000177461.html

 「ポスト安倍」に名を連ねる自民党の岸田政調会長や石破元幹事長らが都内で会談し、自民党を取り巻く状況について「極めて危機的だ」との認識で一致しました。

 会合には岸田氏や石破氏のほか、石原元経済財政担当大臣と中谷元防衛大臣も出席しました。石破氏によりますと、東京高検の黒川検事長の定年延長問題について「非常に批判が強く、やり方についてかなり問題がある」との意見が出たということです。また、新型コロナウイルスに対する政府の対応への批判も「予想以上のものがある」と語りました。一方、安倍総理大臣が来月2日から全国の小学校などを臨時休校にするよう要請したことについて、中谷氏は「党の方にはほとんど相談なく、テレビで知った。きちんと議論を重ねてやっていくべきだ」と苦言を呈しました。

4020チバQ:2020/03/02(月) 23:35:27
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2020030201002600.html
「高齢者は歩かない」とやじ 参院予算委で自民松川るい氏
2020/03/02 21:46共同通信

「高齢者は歩かない」とやじ 参院予算委で自民松川るい氏

自民党の松川るい参院議員

(共同通信)

 参院予算委員会で2日、立憲民主党の蓮舫氏が小中高校への休校要請に関連し高齢者施設を対象にしなかった理由を政府にただしたところ、自民党の松川るい参院議員が「高齢者は歩かない」とやじを飛ばした。委員会後、記者団に発言を認め「舌足らずで誤解を与える表現だった。高齢者の皆さんに不快な思いをさせ、率直に反省している」と陳謝した。立民の福山哲郎幹事長は国会内で記者団に「少し問題がある」と指摘した。

 松川氏は発言の趣旨について「施設の高齢者は介護が必要というイメージだった。出掛ける頻度が子どもほど活発でなく、扱いが異なる合理性はあるとの意味だった」と釈明した。

4021チバQ:2020/03/02(月) 23:36:21
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-200302X872.html
山本防衛副大臣、在京当番でホテル泊=宿舎入居せず、公費120万円
2020/03/02 20:17時事通信

 防衛省は2日、山本朋広副大臣が大規模災害などに備えて東京23区内に待機する「在京当番」のため同省近くのホテルに宿泊し、公費約120万円が支出されていたと発表した。山本氏は都内の議員宿舎には入らず、神奈川県内の自宅で居住を続けていた。

 防衛省によると、同省がホテルの部屋を確保。山本氏は防衛副大臣を2度務めており、2017年8月〜18年10月の在任中に134回(約108万円)、19年9月以降は12回(約10万円)宿泊した。記録が残る過去5年で、山本氏以外に在京当番のためホテルを利用した例はないという。

 河野太郎防衛相は、ホテル泊に伴う公費支出を問題視し、議員宿舎に入るよう指示。山本氏は現在、東京都港区の衆院青山議員宿舎に居住している。

4022チバQ:2020/03/03(火) 14:43:36
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200303-00000027-jij-soci

河井案里参院議員の秘書ら逮捕 車上運動員に超過報酬 公選法違反容疑・広島地検


3/3(火) 7:46配信

時事通信







河井案里参院議員の秘書ら逮捕 車上運動員に超過報酬 公選法違反容疑・広島地検


報道陣に囲まれながら広島地検に向かう河井案里参院議員の秘書(中央)=3日午前、広島市


 自民党の河井克行前法相の妻、案里参院議員(広島選挙区)の陣営をめぐる選挙違反事件で、広島地検は3日、昨年7月の参院選で車上運動員に法定上限を超える報酬を支払ったとして、公選法違反(運動員買収)容疑で案里氏の公設第2秘書、立道浩容疑者(54)ら3人を逮捕した。

 
 昨年10月に浮上し、克行氏が法相辞任に追い込まれた問題は、案里氏の秘書の逮捕に発展した。公選法は、買収の罪で秘書らの有罪が確定するなどした場合、候補者本人が関与していなくても当選無効となる「連座制」が適用されると規定している。

 地検は同日午前、参院議員会館内の案里氏の事務所と、衆院第2議員会館内の克行氏の事務所を捜索。午後には広島市にある案里氏の事務所の捜索に入った。

 他に逮捕されたのは、克行氏の政策秘書、高谷真介(43)、無職脇雄吾(71)両容疑者。

 逮捕容疑は昨年7月、ウグイス嬢と呼ばれる参院選の車上運動員に対し、法定上限の日当(1万5000円)を超える報酬を支払った疑い。

4023チバQ:2020/03/09(月) 19:24:55
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200306-00000591-san-pol

自民、党員獲得順位公表へ 7年ぶりの減少で危機感


3/6(金) 18:45配信

産経新聞







自民、党員獲得順位公表へ 7年ぶりの減少で危機感


自民党・二階俊博幹事長=3日午前、国会内(春名中撮影)


 自民党の昨年の党員数が7年ぶりに減少に転じたことに執行部が危機感を募らせている。統一地方選と参院選が重なる12年に一度の「亥年選挙」の影響で、党員獲得への意識が低下したとの見方もある。とはいえ、現状を放置すれば組織基盤の弱体化につながりかねない。党は近く所属議員が獲得した党員数を公表して危機感を共有、反転攻勢のきっかけにしたい考えだ。(広池慶一)

 「大変残念ながら党員が減ってしまった。ご指導をいただければありがたい」

 党員獲得の総責任者である山口泰明組織運動本部長は6日の党会合で、全国の都道府県連幹部にこう呼びかけた。2日の役員会では昨年の党員数が前年比1万4581人減の108万6298人になったと報告。2つの大型選挙によって党員獲得活動が低調になったとの見方を示した。

 一方、二階俊博幹事長は3日の記者会見で「組織を通じて党員募集をしっかりやって、心配に及ばないようにしたい」と強調。党員数の目標に関しては「まずは元へ取り返すことが大事だ」と語った。 

 党員は「満18歳以上で日本国籍を有する方」が対象で、総裁選への投票など党活動に参加できる資格がある。野党時代は70万人台(非公表)まで落ち込んだが、政権復帰後の平成25年から6年連続で増加。近年は「120万党員」を目標に掲げて全国会議員に1千人以上の獲得ノルマを課し、達成できない場合は不足党員1人につき2千円の罰金を命じたことも話題になった。

 ただ、昨年は選挙が続いたことに加え、自然災害が多発し、千葉県など複数の県で党員が減少。7年ぶりの後退のショックは大きく、5日の岸田派(宏池会)会合では「二階氏が『何としても今年中に挽回しろ』と言っている。引き締めて頑張っていこう」と号令がかかった。

 政府・与党は、新型コロナウイルスの感染拡大で内閣支持率が急落するなど逆風にさらされている。執行部は党員獲得数の順位を明らかにすることで所属議員の自覚を促し、強い組織へと再生したい考えだ。

4024チバQ:2020/03/11(水) 19:10:11
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-609913.html
「参院竹下派」を激怒させ、世耕弘成の野望が潰えた日
2020/02/26 05:56デイリー新潮

「参院竹下派」を激怒させ、世耕弘成の野望が潰えた日

逃げ足は速かった?

(デイリー新潮)

 派閥政治が終わったと言われて久しい永田町で存在感を誇示したのは、竹下派こと「平成研究会」である。

 今月8日、参院の麻生派、細田派、岸田派が合同で勉強会を設けようとしたものの、竹下派の横ヤリで頓挫したと報じられた。

 異例の3派合同勉強会のミソは、竹下派の名前が入っていないことで、

「麻生派が、影響力の強い参院竹下派を外して、参院での自分たちの存在感を高めようとしたのです。そこに参院幹事長で細田派の世耕弘成さんなども加わり、10日には『参院賢人会』と称して初会合が予定されていた」(政治部記者)

 参院竹下派といえば、かつて“参院のドン”と呼ばれた青木幹雄氏や昨年10月に死去した吉田博美前参院幹事長のもと、隠然たる影響力を党内に及ぼしてきたことで知られる。

「吉田さんの没後も強い力を持ち続ける参院竹下派は、幹事長に就任した世耕さんにとって目の上のタンコブ。渡りに船と麻生派の画策に乗ったと見られている」

 ところが、

「参院幹事長代理を務める石井準一参院議員ら竹下派の幹部がこれに猛反発。“ならば竹下派は、参院予算委員会の理事を全員降ろす”と、世耕さんの喉元に匕首(あいくち)を突き付けたのです」

 慌てたのは世耕氏。

「首相のヤジで衆院が荒れる中、参院が内輪揉めでは、自らの沽券(こけん)にかかわる。即座にそろばんを弾いて翻意したのでしょう」

 虎の尾を踏んづけた世耕氏。本業で存在感を示せるのは、いつになるやら。

「週刊新潮」2020年2月27日号 掲載

4025チバQ:2020/03/16(月) 11:27:46
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200316-00613458-shincho-pol

“俺を捕まえていいのか”“大臣を呼ぶぞ!” 「武田良太国家公安委員長」秘書の暴行逮捕


3/16(月) 11:00配信

デイリー新潮







“俺を捕まえていいのか”“大臣を呼ぶぞ!” 「武田良太国家公安委員長」秘書の暴行逮捕


武田良太国家公安委員長


 酔っ払いがタクシー運転手に絡んで手を上げる。繁華街では珍しくない光景だが、こと今回はそれでは片付くまい。何しろ被疑者は国家公安委員長の「秘書」であり、父親も政財界でつとに知られた大立者という。ところがこの一件、なぜか新聞・テレビでは報じられず――。

 ***
.

 巷では日常茶飯事のトラブルでも、登場人物いかんで、その様相は一変する。

 ことが起きたのは2月26日の夜、9時半頃だった。現場は東京・日本橋。飲食店の連なる一方通行の路上を、体格のよい男がふらふらと歩いてきた。

「男は泥酔していて、道路わきに停車していた個人タクシーの車体を、突然蹴り始めました。異変に気付いた運転手が車を降りてとがめると『俺は何もしていない』『俺には国会議員がついているんだ』などと騒ぎ出したのです」

 とは、当日の目撃者。

「口論ののち、男はその場から逃げ出そうとし、阻もうとした運転手の顔や胸めがけて拳を振り上げたのです」(同)

 運転手は、体格で勝る狼藉者に引きずられるような格好となり、通りすがりの会社員風男性3〜4人が間に割って入った。が、

「男は彼らに『さわるな庶民!』と罵声を浴びせ、『俺は大臣の秘書だ。大臣を呼ぶぞ』と延々叫び続けていました」

 さらに数分後、

「揉み合いを目にした近くの飲食店の従業員が止めに入りました。彼は男を落ち着かせようとガードレールの方へ誘導したのですが、男はその従業員にも数回、殴りかかっていました」

 ほどなくパトカー1台と自転車数台、総勢10人ほどの制服警官が到着。が、主役のボルテージは上がりっ放しで、

「『僕は不当な扱いを受けています』と訴えかけたかと思えば『お前らは東大を出られないからいつまでも制服警官のままなんだよ』と毒づくなど、支離滅裂だった。野次馬は20人ほどに膨れ上がっていて、『大臣はまだ来ないのか』などと、ヤジも飛んでいましたね」

 暴力を振るわれた運転手と従業員の事情聴取を終え、騒動発生から30分弱、ようやく男はパトカーで連行されていったのだが、

「最後まで『俺は国家公安大臣の秘書だぞ』『俺を捕まえていいのか』『大臣を呼ぶぞ』と繰り返し、最後は車内で笑みを浮かべながら連行されていきました」

 人騒がせな酔漢は、器物損壊と暴行容疑で警視庁中央署に逮捕された。ところが、実際にこの男の所持品から、現職の国家公安委員長・武田良太代議士の「秘書」であるという名刺が見つかったのだ。そこには、こう記載されていた。

〈自民党幹事長特別補佐兼幹事長代理 武田良太 秘書 白川由仁〉

 国家公安委員会は、国務大臣である委員長と5人の委員で構成されており、HPではその役割として、

〈警察行政の政治的中立性の確保〉

〈警察運営の独善化の防止〉

 とある。つまりは警察機構の「お目付け役」であり、そのトップに武田大臣が就いているわけだ。自らの秘書が警察沙汰を起こしていたとなれば、バツが悪いことこの上ない。

 さる自民党関係者が明かすには、

「今回逮捕された男は、秘書といっても公設はおろか、私設秘書でもありません。いわば武田大臣との個人的な関係で仕事を頼まれている“裏の秘書”といった立場だったのです。もちろん、武田事務所にも出入りしていました」

 さらに続けて、

「彼の本業は、政界では知らぬ人のない父親が関係する会社の役員です」

 というのだ。
結納にも同席して

 その男の父親とは、長らく政財界に重きをなす実業家の白川司郎氏。原子力発電関連の警備会社などの経営に携わり、斯界に隠然たる力を持つ大立者である。実際にこれまでも、

〈白川氏やその側近らは、施設用地の買収だけではなく、青森県むつ市に誘致する段階から東京電力に先行して重要な役割を果たしていたという。地元関係者は白川氏らを「東電の影」と呼んだ〉(「朝日新聞」2013年7月16日朝刊)

〈東京電力、ゼネコン、そして警備会社会長の白川司郎氏らの関係は、国税当局の税務調査や検察当局の捜査を取材する過程で、何度か垣間見えたことがある〉(「朝日新聞」同年7月28日朝刊)

 などと報じられてきた。そんな人物の息子が、なぜ武田大臣の“裏の秘書”に収まっているのか。先の自民党関係者は、

4026チバQ:2020/03/16(月) 11:28:09
「武田大臣は大学を卒業後、亀井(静香)さんの秘書に就きました。また、白川(司郎)さんはかつて三塚(博)さんの秘書だったこともあり、同じ派閥だった亀井さんとも親しくなった。そうした経緯で委員長と白川さんも昵懇になり、白川さんは『(武田大臣を)将来は総理にしたい』と、折に触れて口にしていました。表向き名を出してはいませんが、白川さんは有力な後援者として大臣を支えているのです」

 2人をつないだ形の亀井元運輸相に尋ねると、

「白川は友達だけど、息子のことは知らないな。その子が暴行事件を起こしたって、俺には関係ない話だ。(武田大臣を白川氏に紹介したかは)いちいち過去の関係は覚えてないよ」

 というのだが、先の関係者が続けて、

「資金の集め方を含め、政治家としての基本を亀井さんから叩き込まれた武田大臣は03年に初当選を果たします。その後は党内で力をつけ、16、17年と続けて獲得党員数が1万人を超えるなど、トップの成績を残している。そうした手腕が買われて昨年秋に初入閣を果たすわけですが、それには、白川さんの力添えも大きいと言われています」

 白川氏との間柄を物語るエピソードとして、

「由仁君が数年前に結婚した時のことです。両家の結納が、安倍総理も行きつけの新橋のすし店で交わされました。その時、なぜか親族でもない武田さんも駆け付けたので、新婦側は『国会議員と知り合いなのか』と驚いたといいます」(白川家を知る関係者)

 大事なタニマチの御子息ゆえ「秘書」として受け入れたというわけだ。

4027チバQ:2020/03/16(月) 11:28:26

「お目付け役」への忖度か

 が、その新郎の実態は、絵にかいたようなドラ息子だったという。この関係者が続ける。

「由仁君は当時、お父さんの関係する複数の会社の役員報酬で、月に数百万円の収入を得ていました。それでも家には金を入れようとせず、銀座や六本木で飲み歩いていたのです。電車には乗らず移動はもっぱらタクシー。酒好きな上に肉が好物で、体重は増える一方でした」

 そんな生活が長続きするはずもなく、

「結婚生活は1年ほどで破綻。2年前には離婚しています」(同)

 挙句、繁華街で虚勢を張って逮捕というのだから処置なし。ところが不思議なことに、今回の事件は一切、公式発表されておらず、メディアでも報じられていないのだ。

 一般に、軽微な犯罪であれば発表に至らないケースはままあるが、被疑者や被害者の属性によって、公共性や報道による公益性を帯びる事案であればその限りではない。この点、警視庁広報課に問うと、

「一般論として、公表については事件ごとに個別に検討し、適切に判断することとしております」

 あるいは「お目付け役」の大切な身内ゆえ、例のごとく忖度が働いたのか。

 政治アナリストの伊藤惇夫氏は、

「上から下まで、長期一強政権のゆるみ・たるみ・おごりの中に浸っているとしか思えません」

 そう呆れながら、

「まともな秘書であれば議員に迷惑を掛けまいという思いを持つはずです。そもそも、秘書といってもパーティ券を売り捌かせるために名刺だけ使わせている可能性もあります。今回は、本人も秘書だと認めているのだから、何のためにそんな名刺を持たせていたのか。武田大臣には、説明責任がありますよ」

 白川氏が代表取締役を務める会社は、

「(息子の逮捕については)プライバシーに関わる事ですので、お答えは差し控えさせて頂きます」

 そう言うのみ。が、武田委員長の事務所に聞くと、

「(事務所に出入りしていた)事実は一切ございません」

 などと、あたかも無関係であるかのような回答。一方で、白川氏が有力な後援者であることについては、

「数多くの方々とお付き合いはございますが、個別の交友関係についてはお答えを差し控えさせていただきます」

 自身のお膝元がこんな調子では、国家の公安どころではないはずだ。

「週刊新潮」2020年3月12日号 掲載
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新潮社

4028チバQ:2020/03/18(水) 15:44:20
https://mainichi.jp/articles/20200318/ddm/012/010/055000c

焦点
ポスト安倍「凪状態」 新型コロナ一色 自民両院議員総会
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会員限定有料記事 毎日新聞2020年3月18日 東京朝刊

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自民党の党大会に代わる両院議員総会に臨む安倍晋三首相(左端)、岸田文雄政調会長(右から2人目)ら=東京都千代田区で2020年3月17日午後6時3分、藤井達也撮影

 自民党は17日、党本部で両院議員総会を開き、2020年運動方針を採択した。新型コロナウイルスの感染拡大がなければ、安倍晋三首相(党総裁)の来年9月の総裁任期満了をにらんだ「ポスト安倍」の動きや、首相が宿願とする憲法改正の具体的な取り組みが顕在化する機会だったが、そうした機運は雲散霧消。各種世論調査で安倍政権の感染防止対応が一定程度評価されていることもあり、党内は事態の推移を様子見する「凪(なぎ)」状態だ。

 自民党は8日に東京都内のホテルで党大会を開く予定だったが、感染拡大を受け延期を決定。運動方針採択のために、党大会に次ぐ意思決定機関の両院議員総会を開いた。
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4029チバQ:2020/03/19(木) 13:03:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200319-00000022-jij-pol

東京五輪延期なら政局直撃 「ポスト安倍」戦略、衆院解散左右 首相4選? 退陣論も


3/19(木) 7:10配信

時事通信



 新型コロナウイルス感染拡大のあおりで7月24日からの東京五輪・パラリンピックが予定通りに開催できなければ、日本の政局を直撃するのは必至だ。

 延期される場合、開催時期がいつになるかで安倍晋三首相(自民党総裁)の衆院解散戦略が左右される。「ポスト安倍」候補の動きにも影響が出そうだ。

 ◇花道論、幻か
 衆院議員の任期満了は来年10月21日で、新型ウイルスが猛威を振るう前は、衆院解散は東京五輪・パラリンピックが終わる今秋以降が有力視されていた。首相の党総裁任期も来年9月末までだが、政界では首相が年内にも余力を残して退陣し、岸田文雄政調会長にバトンタッチする「禅譲」論も取り沙汰されていた。

 仮に五輪が1年延期されれば、この「五輪花道論」は幻となりそうだ。「21年五輪」は首相の総裁任期に収まり、自民党閣僚経験者は「安倍氏は21年五輪まで首相を続け、すぐ岸田氏に譲ってそのまま解散だ」と予測した。

 もっとも、こうしたシナリオについて岸田派中堅は「岸田氏としては、きつい。首相になってすぐに総選挙で、解散のフリーハンドがない」と危惧する。ポスト安倍候補には茂木敏充外相、加藤勝信厚生労働相、河野太郎防衛相、小泉進次郎環境相らの名も挙がるが、衆院選が直後に控える総裁選では、「選挙の顔」として一般の人気が最も高い石破茂元幹事長が、選挙地盤の弱い若手らの支持を集めるとの見方もある。

 「石破総裁」を阻止するため、首相が「コロナ克服五輪の実現」を掲げて今秋から来年初めに衆院を解散する展開も考えられる。その場合、来年9月の総裁選直後に衆院議員の任期が満了する政治日程がリセットされ、石破氏の優位が薄れるためだ。

 ◇禅譲シナリオに暗雲
 2年延期だと状況はさらに複雑になる。首相の現在の総裁任期を越えるからだ。政府関係者は「首相も東京五輪が終わるまでは続けようとする」とみる。閣僚経験者も「総裁任期は(22年9月まで)1年延長だ。首相はその前に経済対策を打ち出して衆院解散するだろう」と指摘した。

 首相が一定程度経済を立て直し、世論の支持を得るようならば、総裁4選論の流れが加速し、岸田氏への禅譲論が不透明になる可能性もある。

 一方、過去の五輪は中止となったことはあるが、延期となった例はない。首相は、予定通りの時期でなくとも「完全な形で実施」する方針だが、最終決定権は国際オリンピック委員会(IOC)にあり、日本の事情がどこまで配慮されるかは分からない。

 自民党の鈴木俊一総務会長は2月の講演で、7月に五輪が開催できなかった場合、政権の「政治責任」につながるとの見方を披露。もしも中止となれば経済的な損失は計り知れず、「首相は即退陣だ」(自民中堅)という声もある。

4030チバQ:2020/03/19(木) 15:22:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200318-00000611-san-pol

首相と岸田氏が総裁選、新型コロナ、五輪で意見交換


3/18(水) 22:29配信

産経新聞



 安倍晋三首相は18日夜、東京都内のホテルで、「ポスト安倍」候補の1人に掲げる自民党の岸田文雄政調会長と会食した。総裁選を含む党内情勢、新型コロナウイルスの感染拡大に対処するための経済対策、東京五輪・パラリンピックなどについて意見交換した。新型コロナに対応するための政府と与野党による協議会設置に関して、首相は「聞いていなかった」と話したという。

4031チバQ:2020/03/22(日) 14:45:49
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200322-00000007-jij-pol

自民党細田派、「ポスト安倍」で決め手欠く 下村、西村、稲田氏ら意欲


3/22(日) 7:14配信

時事通信



 安倍晋三首相(自民党総裁)の出身派閥で党内最大の細田派(細田博之会長、97人)が、「ポスト安倍」の対応に苦慮している。

 下村博文選対委員長(65)や西村康稔経済再生担当相(57)、稲田朋美幹事長代行(61)らが意欲を示すが、衆目の一致する有力候補はいない。一方、首相は岸田派会長の岸田文雄政調会長を後継候補に推すと目され、細田派の方針は当面定まりそうにない。

 「自民党の『おじさん政治』をぶっ壊す」。稲田氏は19日のTBSのCS番組収録でこう宣言。これまでの保守的な主張だけでなく、女性政策などでも発信を強めるなど、次期総裁選へ存在感を高めていく構えだ。

 稲田氏は細田派内の基盤に乏しく、周辺に「20人の推薦人を集めるのは容易でない」と漏らす。他派閥の協力は必須で、二階派会長の二階俊博幹事長とは良好な関係を築く。12日夜には東京都内で竹下派幹部とも意見交換した。

 下村氏は昨年の党役員人事で念願の「四役入り」を果たし、総裁選出馬の足掛かりを築いた。最近は細田派内の若手らと懇談を重ねており、関係者は「派内の面倒を見ることで上を狙っている」との見方を示す。

 西村氏も「意欲がある」(細田派幹部)とされる。自民党が下野した直後の2009年総裁選に出馬経験があり、派閥横断の勉強会を毎週開催するなど、党内の人脈拡大に余念がない。周辺には「今は新型コロナウイルスへの対応が最優先だ」と語っており、担当の経済分野を通じて存在感を発揮したいとの思惑も透ける。

 もっとも、3氏に対する党内の評価は、いずれも「総裁候補には物足りない」(中堅)と厳しい。首相の「意中の人」が岸田氏とされる中、細田派ベテランは「岸田氏を支援して派の影響力を発揮した方がいい」と指摘。「細田派として総裁選は1回休んで、幹事長を狙うべきだ」(中堅)との声もある。

 細田派は12年総裁選で、首相と当時派閥会長だった町村信孝氏(元衆院議長、故人)が争う「分裂選挙」を余儀なくされた。このため、次期総裁選は結束して臨みたいとの本音ものぞく。

 一方、細田派幹部の一人は次期総裁選に向け、当選回数別の懇談会を開き、意見聴取を始めたことを明かした。「総裁候補を出さなければ、他派閥の草刈り場になってしまう」との危機感からだ。

 派内に依然影響力を保つ森喜朗元首相は、2月発売の月刊誌「文芸春秋」のインタビューで「安倍さんに続けてもらうことが最も国益にかなう」と述べ、首相の党総裁4選を支持した。

4032チバQ:2020/03/24(火) 17:12:10
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200324-00339393-toyo-bus_all

五輪延期で不透明化する「ポスト安倍」レース


3/24(火) 17:01配信

東洋経済オンライン







五輪延期で不透明化する「ポスト安倍」レース


東京五輪・パラリンピックの延期が濃厚になってきた。写真は2019年7月の五輪1年前のイベントで並んで歩くIOCのバッハ会長(右)と安倍晋三首相(左)(写真:ロイター/アフロ)


 世界が注目する今夏の東京五輪・パラリンピックの開催延期が事実上固まった。国際オリンピック委員会(IOC)が延期を視野に「4週間以内に結論」を表明、安倍晋三首相も「延期容認」の姿勢を打ち出したからだ。

 延期後の新たな開催時期は今後の検討次第で、関係者の間では「年内」「1年後」「2年後」の3案が浮上している。これを受けて、安倍首相の今後の政権運営のカギとなる衆院の解散時期も含めた政治日程も様変わりし、「ポスト安倍」の構図も一段と不透明感が増してきた。
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■コロナの感染収束が五輪開催の前提に

 IOCのバッハ会長は3月22日(現地時間)の臨時理事会で、新型コロナウイルスの世界的感染拡大を踏まえ、東京五輪について延期を含めて検討すると発表した。日本政府や大会組織委員会、東京都などと協議したうえで、今後4週間以内に結論を出す方針だ。中止は「誰の助けにもならない」(バッハ会長)と議題にはしない。

 これを受けて安倍首相は、23日の参院予算委員会集中審議の冒頭に「アスリートの皆さんのことを第一に考え、延期の判断も行わざるをえない」と答弁。さらに、大会組織委会長の森喜朗元首相に、コロナウイルスに打ち勝った証しとして開催することと完全な形での実施などの考えを説明。森氏を通じてバッハ会長に伝えたことも明らかにした。
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 安倍首相は16日のG7首脳とのテレビ会議で「打ち勝つ証し」と表現していたが、23日の答弁では「打ち勝った証し」と過去形の表現に軌道修正し、感染の収束が開催の前提となるとの考えをにじませた。

 五輪は過去に戦争のため中止されたことがあるが、延期の前例はない。安倍首相と盟友関係にあるアメリカのトランプ大統領が「安倍首相の決断に任せる」などと発言していることもあり、主催国のリーダーとしての決断力をアピールし、与野党も安倍首相の対応を支持する声が大勢だ。
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 ただ、安倍首相にとって開催延期が今後の政権運営を大きく左右することになる。安倍首相の自民党総裁としての任期は2021年9月末まで。しかも、現在の衆院議員の任期満了はその直後となる2021年10月21日だ。このため、「いつまで延期されるかで、解散時期やポスト安倍レースの構図も変わる」(自民長老)ことは間違いない。

 今回のコロナ大流行の収束は「誰にも見通せない」(専門家会議有力メンバー)だけに、4月中旬までに出されるIOCの決断も「見切り発車とならざるをえない」(JOC関係者)とみられている。


■年内開催なら首相に複数の選択肢

 延期3案のうち、年内開催案は政府や組織委、東京都にとって「いちばん打撃が少ない延期」(組織委関係者)だ。もちろん、年内といっても9月から10月の初秋から、11月から12月にかけての晩秋までの幅がある。ただ、政治日程からみれば、解散時期も含め「首相は複数の選択肢を手にする」(自民幹部)ことになる。

 安倍首相にとって、2021年9月の任期切れに向けた政権運営の最大の武器は衆院解散だ。仮に五輪を年内に開催するとなれば、安倍首相にとって五輪閉幕直後の年末から2021年夏にかけて解散を断行するチャンスが生まれることになる。コロナの収束に成功し、五輪も開催して経済もV字回復する中での解散となれば自民党の勝利も見込め、それによって安倍4選論が急浮上する可能性もある。
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 さらに、これまで取り沙汰されていた「五輪花道論」という五輪閉幕直後の勇退も選択肢となり、状況次第では意中の後継候補とされる岸田文雄政調会長への事実上の禅譲も可能となる。コロナショックで経済が低迷する中、政治空白につながる総裁選実施を回避する大義名分もある。

 これに対し、1年延期の場合は状況が大きく変わる。世界的なコロナの収束が遅れれば、安倍首相にとって五輪前の解散権行使は難しい。その場合、五輪開催直後の安倍首相による解散断行か、自民総裁選を実施したうえでの新総裁(首相)による任期満了選挙が選択肢となる。
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 開催日程がほぼ1年延期となれば、パラリンピックの閉幕は9月初め。となれば、閉幕直後に解散するには、9月中下旬に予定される総裁選の延期が必要になる。ただ、その場合でも本格総裁選とせざるをえず、「反安倍」の立場を維持して国民的人気が高い石破茂元幹事長の当選の可能性も広がる。

 もちろん、総裁選に先立つ衆院選で自民勝利となれば安倍首相の続投論が浮上する可能性があるが、事前に総裁公選規程を改正していない限り続投は困難だ。

4033チバQ:2020/03/24(火) 17:12:25

 さらに複雑なのが2年延期のケースだ。安倍首相にとってコロナの収束次第で2020年末から2021年夏までの解散断行が選択肢となる。仮に2021年6月に想定される通常国会閉幕時に解散して、国政選挙7連勝となれば「4選論」か「五輪閉幕後までの総裁任期1年延長論」が浮上しそうだ。

 その場合は「首相の本音とされる院政への道も開ける」(細田派幹部)が、「選挙に負ければ即退陣」(自民長老)ともなりかねない。

 その一方で、それぞれのケースでポスト安倍の構図も変わる。最有力候補とされる岸田、石破両氏に加え、党内有力者の菅義偉官房長官、茂木敏充外相、加藤勝信厚労相、河野太郎防衛相、さらに小泉進次郎環境相や初の女性首相を目指す野田聖子元総務会長と多士済々。ただ、それぞれの立ち位置がコロナ対応などで変化している。
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■ポスト安倍候補は多士済々だが…

 永田町で本命視されている岸田氏は、党の政策責任者として超大型経済対策策定で指導力を発揮できれば、低迷が際立つ同氏の支持率が上向く可能性がある。これに対し、各種世論調査での「次の首相にふさわしい政治家」でトップに立つ石破氏は、党所属国会議員票と全国党員・党友票が「1対1」となる本格総裁選の実施が当選へのカギとなる。

 この両氏と並んで有力視されてきた菅氏は「2019年秋に、菅氏側近とされる2閣僚の連続辞任などで安倍首相との関係にひびが入った」(自民幹部)とされ、コロナ対応でも失速が目立つ。また、環境相就任後に「セクシー発言」などで批判された小泉氏も、「次どころか10年後を見据えて新規まき直しが必要」との見方が支配的だ。
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 茂木氏は外相としての手腕の評価が高いが、自らが所属する竹下派内での求心力は「まだ不足している」(同派幹部)のが実態だ。同派同僚でもある加藤氏はコロナ対応の先頭に立つが、「官僚臭が抜けず、決断力不足を露呈した」(閣僚経験者)とこちらも脱落ムードだ。

 2019年9月に外相から防衛相に転身した河野氏は総裁選出馬への意欲を隠さない。ただ、所属派閥・麻生派の領袖である麻生太郎副総理兼財務相が「一般常識に欠けている」などと指摘し、「出馬しても当選は困難」(自民幹部)との見方が多い。さらに、野田氏は前回総裁選時と同様に「20人の推薦人集めが課題」とされ、「出てもお飾り候補」(自民長老)とみられている。
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 現在五輪関係者の間で最も有力視されている1年延期となれば、安倍首相が任期どおり退陣するのか、そして総裁選前の解散断行で「続投への勝負」に出るのか、さらには総裁公選規程を変えられるのか、といった不確定要素が絡んでくる。こうしてみると、結局は「首相の腹次第」(自民長老)となりそうだ。
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泉 宏 :政治ジャーナリスト

4034チバQ:2020/03/24(火) 17:14:06
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200323-00000564-san-pol

産経・FNN合同世論調査 ポスト安倍、首相本人が再浮上、自民支持層では石破氏に大差


3/23(月) 18:04配信

産経新聞







産経・FNN合同世論調査 ポスト安倍、首相本人が再浮上、自民支持層では石破氏に大差


次の首相にふさわしいのは?


 産経新聞社とFNNの合同世論調査で、次の首相にふさわしい政治家を尋ねたところ、安倍晋三首相が昨年9月の調査以来のトップに返り咲いた。今年2月の前回調査などでは自民党の石破茂元幹事長にリードを許していたが、新型コロナウイルスの感染拡大が欧州や米国で深刻化する中、政府の感染防止対策が評価されたようだ。

 首相は前回調査より3・8ポイント増の18・8%で、石破氏の18・5%や小泉進次郎環境相の9・8%を抑えた。自民党支持層に限れば、39・3%の支持を集め、石破氏の19・7%を大きく突き放した。

 首相が要請した小中高校の一斉休校や大規模イベントの自粛といった感染防止に向けた対策が評価され、支持につながったとみられる。新型コロナウイルスをめぐる政府の対応について「評価する」と答えたのは首相の支持層では77・2%に上り、石破氏支持層の44・1%を大きく上回った。

 2月に政府の感染症対策本部の会合を欠席した小泉氏は落ち込んでいたが、今回は一定程度回復した。立憲民主党の枝野幸男代表は前回の6・0%から4・9%に落ち込んだ。

4035チバQ:2020/03/24(火) 17:15:05
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200323-00000005-pseven-soci

“派閥政治”が失われ自民党内が弛緩、自浄作用が消滅した


3/23(月) 7:00配信

NEWS ポストセブン







“派閥政治”が失われ自民党内が弛緩、自浄作用が消滅した


安倍一強は続く(イラスト/井川泰年)


 新型コロナウイルス問題への対応で右往左往する安倍政権。以前であれば自民党内から後継者の話題があがり、ポスト安倍への動きが活発になるものだった。ところが、新しいリーダーが決まりそうな気配が見られない。派閥がなくなり、「独裁」状態になったことでダイナミズムが失われた政治の不毛について、経営コンサルタントの大前研一氏が考察する。
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 新型コロナウイルス問題で安倍晋三政権が右往左往している。対応が後手後手に回り、安倍首相が思いつきの場当たり的な対策を連発して危機管理能力が驚異的に低いことを露呈した。
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 さらに検察官定年延長問題や「桜を見る会」答弁などで安倍首相の強引な政権運営が取り沙汰され、急激な景気悪化と株安・円高で「経済の安倍」の金看板にも影が差している。
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 にもかかわらず、どさくさに紛れて、国民の私権を制限できる「緊急事態宣言」を首相が国会の承認なく出せるようにするなど、安倍首相は“独裁者”への道を邁進している。このため、野党だけでなく与党内からも政権批判の声が上がり始めているのだ。
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 いよいよ「安倍一強」が崩れて“ポスト安倍”の動きが本格化してもよさそうな情勢だが、いかんせん自民党内に有力な後継者候補は見当たらない。
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 たとえば、安倍首相からの禅譲を期待しているとも言われてきた岸田文雄政調会長は、存在感が薄くて知名度も低い。石破茂元幹事長は、評論家のようなことばかり言っていて、石にかじりついてでも首相になるという気迫が感じられない。菅義偉官房長官は、事実上の「菅派」とされる菅原一秀経済産業相と河井克行法相の「政治とカネ」の問題に伴う辞任、河井氏の妻・案里参議院議員の公設秘書らによる公職選挙法違反事件などで影響力に大きく陰りが出ている。小泉進次郎環境相は、早くも底の浅さが露見した。いずれも、帯に短し襷に長しで“ポスト安倍”としては力不足だ。
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 従来の日本の政治=自民党政治は「一強」ではなく「派閥(ムラ)」が牛耳り、常に派閥間で熾烈な党内抗争を繰り広げていた。


 政権派閥の首相が政策で失敗したりスキャンダルを起こしたりすれば、すぐに他の派閥が蠢いて政権交代の党内圧力をかけ、カラーが異なる別派閥の「領袖」を首相に担いで国民の批判をかわしながら政権を維持してきた。いわゆる「三角大福中」(三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫、中曽根康弘)や「安竹宮」(安倍晋太郎、竹下登、宮澤喜一)の時代であり、当時は派閥が若手の人材を育成する役割も担っていた。
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 私は退陣後の竹下元首相から夜の会食で有名料亭に呼ばれたことがある。そこには、首相になる前の小渕恵三さんが同席していて、竹下さんは「小渕を首相にしてやってください。彼が首相にならないと、私は死んでも死にきれません」と頭を下げた。竹下さんにとっては後継者の小渕さんを首相にすることが残された自分の使命であり、それが派閥の論理だったのである。それ以前から私は小渕さんと親しかったので、竹下さんに頼まれなくても応援できることは何でもするつもりだったが、その夜の竹下さんの表情には鬼気迫るものがあった。

4036チバQ:2020/03/24(火) 17:15:28

 つまり、かつての自民党の実態は派閥という名の小政党の集合体であり、党内には派閥間のパワーゲームによるダイナミズムがあったのである。組閣人事には派閥の意向が強く反映され、経済や外交などの政策は派閥によって異なり、官僚やマスコミも別々の派閥・政治家とつながっていた。このため派閥同士は絶えず緊張関係にあり、ライバル派閥の政権に対する追及は野党以上に厳しかった。
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 ところが、今は派閥が弱体化し、単なるサークルのような緩い集団になってしまった。これは小選挙区制導入の影響が大きい。派閥の役割と政治家のスケールが小さくなって派閥抗争がなくなった代わりに総理総裁や幹事長の権限が強くなり、党内の“自浄作用”が失われたのである。
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 結果、安倍政権下ではロシアとの北方領土問題や北朝鮮の拉致問題など外交的には全く成果がなく、経済的にはスローガンを連発するだけで景気は悪化する一方。憲法改正も実現できず、大々的にぶち上げた政策のほとんどは雲散霧消した。そんな“蜃気楼”のような安倍政権を「歴代最長」まで延命させてしまった。

 しかし、今は新型コロナウイルス禍という“国難”で日本政治の貧困と不毛がまさに国家を危機に陥れている。“モリカケ桜”で綻び、コロナで完全に国を誤った方向に導いている安倍政権の暴走を、与党も野党も止めることができない。令和の世に新しいリーダーが降臨することを願わずにはいられない。
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●おおまえ・けんいち/1943年生まれ。マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社長、本社ディレクター等を経て1994年退社。現在、ビジネス・ブレークスルー代表取締役会長、ビジネス・ブレークスルー大学学長などを務める。最新刊は小学館新書『経済を読む力「2020年代」を生き抜く新常識』。ほかに『日本の論点』シリーズ等、著書多数。
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※週刊ポスト2020年4月3日号

4037チバQ:2020/03/24(火) 17:17:27
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200323-00036681-bunshun-pol

“ポスト安倍”は「岸田氏・菅氏のタッグ」発言が波紋 古賀誠元幹事長79歳の“人たらし”


3/23(月) 6:00配信

文春オンライン







“ポスト安倍”は「岸田氏・菅氏のタッグ」発言が波紋 古賀誠元幹事長79歳の“人たらし”


運輸大臣、幹事長、選対委員長などを歴任した古賀誠氏 ©文藝春秋


 菅義偉官房長官が「安倍政権はまだ1年数カ月ある」と淡々と語れば、岸田文雄政調会長も「まだ記事を読んでいない」と言葉少な。「ポスト安倍」候補の2人が記者団に答えたのは、岸田派で名誉会長を務める古賀誠元幹事長(79)のインタビュー記事への感想だ。

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 古賀氏は10日発売の 月刊誌「文藝春秋」 で「菅さんと岸田会長がタッグを組めば、強い」と語り、「岸田政権」で、菅氏を幹事長や官房長官に据える案を披露。

「菅氏が普段、岸田氏を『何をやりたいのか分からない』と馬鹿にしているのは周知の事実。だが古賀氏はそんな2人をあえてくっつけようとしている」(政治部記者)。菅、岸田両氏は古賀氏の政治的思惑を感じ取り、踏み込んだ発言を避けた。

 8年前に引退した古賀氏だが、その政治力はなお強い。今も古賀氏の政治団体には年間7000万円の収入があり、繰越金は6億円を超える。この資金力に加え、古賀氏は政界指折りの「人たらし」だ。宴席があれば豪華な土産を用意し、熨斗に「心ばかり 古賀誠」と記す。2018年の党総裁選を控えた安倍晋三首相から、ひそかに会食に誘われた際は、首相に、スーツ仕立て券30万円分を手土産として渡した。

 ここぞという時のカネの使い方を熟知する古賀氏。対照的なのは皮肉にも、派を譲った岸田氏だ。新型コロナウイルスが問題化した直後、徹夜で働く外務省職員に差し入れたのは栄養ドリンクとカップ麺。高級寿司を差し入れた二階俊博幹事長とのギャップもあって、「古賀氏なら、どーんと差し入れたはずなのに」と困惑気味の不満が漏れた。
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望月元環境相の葬儀でも鮮明になった古賀氏と岸田氏の差

 古賀氏はスーツにタツノオトシゴのブローチをつける。岸田派の事務総長で昨年末に亡くなった望月義夫元環境相が生前、辰年生まれの古賀氏の誕生日にプレゼントしたものだ。その望月氏の葬儀でも、新旧領袖の違いが鮮明になった。「望月先生」と呼び、淡々と用意した紙を読み上げた岸田氏に対し、古賀氏は永田町での綽名の「もっちゃん」と何度も呼びかけ、会場はむせび泣いた。地元での綽名の「よっちゃん」とも時に呼びかけ、地元関係者への配慮まで見せつけた。

 政治部デスクは言う。

「岸田氏は首相になれてもお人形。古賀氏からの親離れを勧め、岸田政権を牛耳ろうと目論む安倍&麻生に、麻生太郎財務相と犬猿の仲の古賀氏がそうはさせまいと、同じく麻生氏と関係の悪い菅氏を抱き込んだ岸田政権像を示して見せたのでしょう」

 古賀氏は昨秋『憲法九条は世界遺産』なる自著を上梓したほどの改憲反対派。人形遣いの座をめぐる戦いは早くも過熱しつつある。
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「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年3月26日号

4038チバQ:2020/03/28(土) 23:51:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200328-00000508-san-pol

「二階」対「岸田」 新型コロナ緊急経済対策めぐり自民内で激しい綱引き   


3/28(土) 19:00配信

産経新聞







「二階」対「岸田」 新型コロナ緊急経済対策めぐり自民内で激しい綱引き   


自民党総務会に臨む二階俊博幹事長と岸田文雄政調会長(右)=2月14日、国会内(春名中撮影)


 新型コロナウイルスの感染拡大に対処する政府の緊急経済対策をめぐり、自民党の二階俊博幹事長と岸田文雄政調会長が激しい駆け引きを繰り広げている。岸田氏は安倍晋三首相から指示を受けて党内議論を進めているが、二階氏は今月17日、突然、政府と与野党による連絡協議会の設置をぶち上げた。過去最大級の対策を策定し、「ポスト安倍」としての存在感を示そうとしている岸田氏にとっては寝耳に水で、面目をつぶされた格好だ。

【表】「自粛生活」で気をつけるべきこと

 「首相の意向をうかがい、大筋の方向性では一致した。党内でもしっかりと議論をさせたい」

 岸田氏は17日午前、首相から経済対策の取りまとめを指示された後、首相官邸で記者団にこう語り、表情を引き締めた。

 岸田氏は首相からの指示に先立ち、令和2年度補正予算案の編成を見据えた対策の取りまとめを党のそれぞれの部会に指示しており、対応をさらに加速させようとしていた。

 ところが同日午後、国会内の公明党役員室から出てきた岸田氏の表情はいつになく硬くなっていた。対策策定への意気込みを聞こうと待ち構えた記者団の問いかけにもほとんど答えず、足早に国会内の別の部屋に入っていった。

 岸田氏の不機嫌の理由は、公明党の斉藤鉄夫幹事長から「こんな話がある」と協議会の設置を知らされたからだ。

 岸田氏は党の政策責任者だが、事前に協議会の話を知らされていなかった。岸田氏周辺は、二階氏の動きが表面化する前に岸田氏が首相から指示を受けていたことを取り上げ、「本当によかった。その前にやられていたらかなりまずかった」と胸をなでおろした。

 協議会の設置は、表向き、対策に取り組む姿勢を見せたい野党の要請に与党が応じる形をとっている。ただ、実際に水面下で主導していたのは二階氏だ。意向を踏まえた自民党の森山裕国対委員長が、立憲民主党の安住淳国対委員長に根回しして実現した。

 岸田氏は、同日夕の記者会見で、協議会と党の政調会で議論の住み分けをどうするのか問われ、こう強調した。

 「(協議会が)どういうことをされるのか承知はしていない。党としては政調会長のもとでしっかり経済対策をまとめてもらいたいとの総理の指示だったので、しっかり議論をまとめ政府に提出し、政府が対策に反映させる。そのように努力する。それに尽きる」

 翌18日、二階氏の側近の林幹雄幹事長代理と森山氏が、党本部の政調会長室に岸田氏を訪ねた。協議会設置の“事後連絡”に、岸田氏は「協議会は政策を議論する場ではない」とクギを刺した。この時、政調会長室は「ピリピリした雰囲気」(政調幹部)に包まれ、「手柄を争っている場合ではない」(二階氏周辺)という幹事長室との間に緊張が走ったという。

 協議会は、新型コロナ対策に関わりたい野党と、野党にも責任を負わせることで政府・与党への批判を分散しつつ、補正予算案の編成などを円滑に進めたい与党の思惑が一致したものだ。ただ、協議会が政策決定にどの程度、関与できるのかは見通せない。

 19日に開かれた協議会の初会合には、自民、公明両党から新型コロナ対策本部の幹部が出席し、立憲民主党など野党5党は各党の政策責任者が出席した。与党の政策責任者である岸田氏と石田祝稔政調会長は出席しなかった。

 与党内には「与党が練った対策を野党に『良いところ取り』されるだけだ」「野党を入れると相対的に与党の存在感が低くなってしまう」と警戒する声がある。一方、野党でも対策の規模や消費税の扱いなど主張に隔たりがある。

 政府の経済対策の事業規模は、民間資金の活用分なども加えて30兆円を上回る見通しだ。「インパクト」を求める岸田氏は国民の手に届く具体策として現金給付を「有力な案」として掲げている。

 しかし、二階氏は「何かあるたびに現金を給付しなければいけないということではダメだ」と否定的だ。自民党は週明けにも経済対策を取りまとめるが、岸田氏と二階氏のせめぎあいは激しくなる一方だ。(長嶋雅子)

4039チバQ:2020/03/29(日) 22:49:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200329-00010006-jij-pol
【点描・永田町】“炎上”森法相が政権の「お荷物」に
3/29(日) 19:08配信時事通信
【点描・永田町】“炎上”森法相が政権の「お荷物」に
衆院法務委員会で国会が混乱したことを陳謝する森雅子法相=3月13日、国会内
 “コロナショック”による国会審議の混乱を、「支離滅裂答弁」で加速させているのが森雅子法相だ。安倍晋三首相の“盾”として、有識者も首を傾げる東京高検検事長の定年延長を「適法な手続き」と強弁し続ける森氏だが、苦し紛れの果ての「東日本大震災の時に検察官は逃げた」との“とんでも答弁”で野党側を激高させ、首相の厳重注意を受けて「撤回」と「謝罪」に追い込まれた。森氏は前代未聞の「定年延長」を閣議決定した際の法務省の手続きを野党にただされると、答弁を二転三転させた揚げ句「口頭で決裁した」と開き直って野党から辞任要求を突き付けられ、与党内からも「もはや安倍政権のお荷物」と非難されている。

【図解】今後の主な政治日程

 有名な女性歌手と同じ呼び名の「モリマサコ」として、中央政界にデビューしたのが森氏。東北大法学部卒、27歳で司法試験を突破して人権派弁護士として活動し、2006年福島県知事選落選を経て、07年参院選福島選挙区で初当選した。現在3期目だが、その間参院議員としては異例の2度の入閣を果たし、稲田朋美元防衛相と並んで首相の“秘蔵っ子”と目されている。このため、妻の陣営の公選法違反疑惑で昨年10月末に辞任した河井克行前法相の後任として起用された際は、予党内でも「首相の“お友達”人事」と揶揄する声が広がった。

 弁護士出身で司法に精通していることが起用の理由とされただけに、森氏自身も自信満々で国会答弁に臨み、当初は「強かな答弁ぶり」(自民国対)が一定の評価も得ていた。しかし、「司法の独立を侵す」と野党や世論の批判が巻き起こった黒川弘務東京高検検事長の定年延長問題で追及の矢面に立たされると、それまでの“鉄面皮”な答弁ぶりの反作用で野党の集中砲火を浴び、法律家なのに答弁を二転三転させて“火だるま”状態となった。

【点描・永田町】“炎上”森法相が政権の「お荷物」に
森雅子法相の国会答弁を厳重注意した後、記者団に説明する安倍晋三首相=3月12日、首相官邸
「検察官逃げた」答弁に首相も厳重注意
 そこで飛び出したのが件の「検察官逃げた」発言。3月9日の参院予算委で、定年延長問題での野党議員の執拗な追及に苛立ち、唐突に「検察官は福島県いわき市から市民が避難していない中で最初に逃げた」などと答弁したことが、その後の国会全面空転を招いた。そもそもこの発言は、東日本大震災の際の福島県での検察官の行動についての法務省公式見解を真っ向から否定するもので、12日に首相から厳重注意を受けた森氏は、13日の衆院法務委員会で「個人的見解を述べた。法務省が認定した事実を確認するべきだった」として発言を撤回、陳謝した。ただ、その後の答弁でも「はぐらかしや詭弁と説明拒否」(立憲民主幹部)を続けて「火に油を注ぐ状態」(自民国対)を招いている。

 そもそもこの問題は、政官界で「官邸の守護神」などと呼ばれている黒川氏について、政府が1月末に前例のない定年延長を閣議決定したのが発端。だからこそ野党側は「司法の独立を崩壊させる脱法行為」(共産党幹部)などと反発、手続きの正当性や決定までの経過を明らかにするよう担当閣僚の森氏に迫ったが、重要人事では本来あり得ない「口頭決裁」まで持ち出し、「ひたすら隠蔽を図った」(同)ことが国会混乱につながった。

 首相を支える細田派幹部で、森氏と同様に首相側近を自任する世耕弘成参院幹事長は、森氏の問題答弁を「非常に軽率、猛省を求めたい」としながら続投を認めた。しかし、与党内には「辞任させないと、国会運営が持たない」(国対幹部)との不安も広がる。ただ、コロナ対応で悪戦苦闘の首相にとって「法相辞任は政権危機を加速させかねない」(閣僚経験者)だけに、苦悩は深まるばかりだ。【政治ジャーナリスト・泉 宏】

4040チバQ:2020/03/30(月) 20:46:36
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2003300027.html
自民・石破元幹事長、次期首相へ自信深めるも足下固まらず
2020/03/30 19:24産経新聞

自民・石破元幹事長、次期首相へ自信深めるも足下固まらず

石破茂氏

(産経新聞)

 自民党の石破茂元幹事長が「次の首相」を問う世論調査で岸田文雄政調会長らライバルに差をつけている。とはいえ、後押ししているのは自民党総裁選の投票権を持たない野党支持層が目立ち、自民党議員には派閥の枠を超えて強固な“アンチ石破”が少なくない。(奥原慎平)

 「自民党を1回出たから信用ならん。顔が怖い。『常に言うことが正論で、世の中はそんなものではない』というところもあるかもしれない」

 石破氏は30日に都内の日本外国特派員協会で行った記者会見でこう述べ、党内で評価が高まらない理由を自己分析した。新型コロナウイルスをめぐる政府の対応について「中国からの入国制限はもっと早く行うべきだった」などと述べたが、一時は盛んだった安倍晋三首相への批判は抑制的だった。首相が2月末以降、計3回開いた記者会見についても「予定時間でおしまいではなく、進化は遂げつつある」と評価した。

 余裕も感じさせる石破氏の自信の源は最近の世論調査だ。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が21、22両日に行った合同世論調査で、石破氏は首相の18・8%をやや下回る18・5%で2位を確保。小泉進次郎環境相は9・8%、首相の「意中の人」とされる岸田氏は2・9%にとどまった。他の調査も似た傾向で、首相を除けば石破氏が抜きんでている。

 しかし、調査結果を細かく分析すると実像は異なる。自民党支持層に限れば石破氏は19・7%で、首相の39・3%の半分程度。逆に石破氏には立憲民主党(21・9%)、共産党(35・9%)、れいわ新選組(39・4%)と野党支持層からの支持が高い。

 自民党内には人付き合いが淡泊な石破氏を敬遠する議員が少なくない。平成24年の総裁選で石破氏を推した中堅は「会食に招待してもカラオケで1980年代のアイドルの曲を歌ってすぐに帰るだけ。ねぎらいもなく、顔すら向けない」と、リーダーとしての器量に疑問を呈する。

 石破派関係者は「石破氏は世論調査の結果に自信を深めている。選挙地盤の弱い若手から支持が流れるだろう」ともくろむが、弱点とされる身内との交わりは相変わらず低調のようだ。

4041チバQ:2020/03/31(火) 17:38:48
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200331-00546724-fsight-pol

「新型コロナ」が大きく変えた「安倍後継」と「解散」


3/31(火) 10:45配信

新潮社 フォーサイト





「新型コロナウイルス」が経済や社会全体に及ぼす影響が、深刻化しつつある。

 もちろん政治の世界も例外ではない。良いことでも悪いことでもなんでも利用しようとするのが、政治の世界だ。新型コロナも当然、政治的な視点で扱われる。

 国会の質疑は、新型コロナ対策に関して蜂の巣をつついたような騒ぎだ。

 野党は安倍内閣の対応策に一応の協力姿勢を見せつつも、細かい失策をつつき、ここぞとばかりに攻撃中。政府の対応が遅れれば「後手後手に回っている」と批判し、早めの対応をとればとったで、「本当に効果があるのか」などと政権の責任追及に余念がない。

 一方の安倍晋三政権も右往左往。さらに自民党内各勢力も、自民党総裁選に向けて新型コロナの影響による政治的な損得勘定で動き始めており、与野党ともに一種の興奮状態にある。


■「発生責任」のない政権の強み

 大手新聞各紙、通信社の3月の世論調査結果がほぼ出そろった。1月、2月、3月の内閣支持率の推移は次の通りだ。

『朝日新聞』38→39→41、『読売新聞』52→47→48、『産経新聞』45→36→41、『共同通信』49→41→50、『時事通信』40→39→39(単位は%、一部調査は小数点以下四捨五入)。

 この世論調査の結果をみるかぎり、国民は政権に対して比較的冷静な反応を示している。

 安倍内閣の支持率はほとんど下落していないどころか、逆に3月に入って上昇に転じた。次の首相候補の第1位に、安倍首相本人が返り咲いたという一部の調査結果もある。安倍首相と周辺は、ほっと胸をなでおろしているにちがいない。

 調査結果をみるかぎり、学校の一斉休校などの安倍内閣のウイルス対策は、一定の評価を得ているとみていい。ただ、こうした支持率の推移は、大規模災害時などによくみられる現象でもある。

 2011年3月の東日本大震災を振り返ってみる。当時は菅直人内閣だった。

 この地震に伴う津波が原因で起きた福島第1原子力発電所事故への対応について、菅首相ら政権幹部の対応は迷走し、強い批判を浴びた。事故の余波は今も続いている。

 ところが、大震災発生前後の世論調査を比較してみると、多くの世論調査で内閣支持率は地震発生後のほうが発生前を上回っていたのだ。

 天変地異と今回の新型コロナウイルスのような感染症を同一の基準で議論するのは少し乱暴だが、この2つに共通していることがある。震災後の復旧や復興、ウイルスの感染防止対策などには、当然、政府が責任をもって取り組まなければならないが、地震やウイルスの発生そのものについては政府に責任がほとんどない、という点である。

 つまり、対応の責任はあるが、発生の責任はない――。

 これが政権の強みだ。

 被災地復興も感染症対策も、国民は政府に頼らざるを得ない。政府はその組織と国家予算を使って対策に真正面から取り組むことができる。野党や民間企業にはなかなかできないことが、政府にはできる。これは、対野党という面で言えば、政権与党にとって大きなアドバンテージになる。

 さらに、政府の対応が全面的に評価できるものではなかったとしても、少しずつでも努力して前進する姿は、国民から高評価を得やすい。なにしろ、発生は政府の責任ではないのだ。

4042チバQ:2020/03/31(火) 17:39:05
■「安倍1強」の終焉を予告

 だが、このことだけをもって安倍内閣が今後も安泰だと考えるのは早計である。なぜなら、大震災と感染症は、被害が拡大する時間的な要素がまったく異なるからである。

 大震災は、発生時点もしくはその直後数日間が最悪の状態であって、その後は対応が早いか遅いかの違いはあったとしても、復旧、復興は進み、しだいに状況は改善されていく。

 これに対して、今回の新型コロナは発生以降、徐々に被害が拡大している。日本や世界は今、最悪の状況に向かっている途中なのかもしれない。

 被害の拡大は、政府の新型コロナ対策の失敗を意味する。失敗すれば当然、国民の批判の矛先は現内閣に向けられるだろう。

 そういう意味では、新型コロナ対策は、安倍内閣の命運をかけた戦いだと言っていい。

 安倍政権はこれまで学校休校、入国制限、渡航制限、特措法制定など様々な対策を立案し実行に移してきた。これらは国民からそれなりに支持されている。

 だが、安倍首相の足元の自民党内からはこんな声も聞こえてくる。

「首相の一連のコロナ対策は、『僕はリーダーシップとっていますよ』というアピールにみえる」

 皮肉を込めてこう話すのは、自民党中堅議員だ。アピールだろうがポーズだろうがパフォーマンスだろうが、効果的な施策が打ち出されているのならば、ケチをつけられる謂れはない。

 だが、政策的にはそうであっても、政局的には少し違った視点からみる必要がある。

 野党ではなく身内の自民党内からこういう声が上がること自体が、安倍1強時代の終焉を予告し、政局の大きな節目が近づいてきた兆候ととらえることができるからだ。


■重要な意味を持つ「安倍・岸田会談」

 また、この中堅議員は、押しも押されもせぬポスト安倍の有力候補である岸田文雄自民党政調会長に比較的近い人物だったので、自民党内でその意図について様々な憶測を呼んだ。自民党総裁選をにらんだ布石のように聞こえたからだ。

 仮に安倍首相が新型コロナ対策に失敗した場合、政権の求心力は衰える。そういう事態に備えて、次の首相を目指す岸田氏は戦略の変更を迫られている。これまで岸田氏は安倍首相に歩調を合わせることで、禅譲路線を貫いてきたからだ。

 安倍首相から事実上の後継指名を受けることこそ、これまでの岸田氏にとって首相の座への近道だった。

 岸田氏は有力候補だとはいえ、岸田派が抱える議員数はそれほど多くない。多数決による自民党総裁選を見据えて、岸田氏としては安倍首相を擁する党内最大派閥の細田派の支援はほしい。

 だが、安倍首相が失脚した場合、その路線は裏目に出るかもしれない。安倍首相の影響力が低下すれば、細田派が一枚岩の対応をとれるとはかぎらないからだ。

 このため、今の岸田氏にとっては、安倍首相が今後も安定的に政治力を維持した場合の保険として禅譲路線を維持しつつも、そうならなかった場合に備えて、安倍首相や首相周辺から嫌われない程度に独自色を打ち出す戦略が求められる。

「安倍首相の力を借りなくても、岸田氏こそ首相にふさわしい人物だと思ってもらえること」(岸田氏周辺)

 が重要になるからだ。

4043チバQ:2020/03/31(火) 17:39:21
 その意味で、新型コロナ対策こそ、岸田氏が政治的手腕を発揮する絶好の機会なのだ。

 今、岸田氏は自民党の政策担当責任者として、与党の新型コロナ対策を仕切り、政府の対策に強い影響を及ぼし得る地位にある。

 政府は3月20日、「新型コロナウイルス感染症対策本部」を開いて、小中学校の4月からの授業再開などの方針を固めた。4月には緊急経済対策を発表する予定だ。

 これに先立つ3月16日、岸田氏は記者会見に臨み、報道陣から政府の経済対策に関する見解を問われた。

「国民の皆さんに直接届く政策を用意する必要があるということは感じている。さらに、規模についても、いろんな議論がある。昨年末にも大規模な経済対策を策定したが、現状はそれをはるかに超える規模が求められているのではないか。リーマンショックの例なども参考にしながら、思い切った内容が求められるということを感じている」

 昨年末に決まった26兆円の規模を「はるかに超える」経済対策は、すでに政府内で検討されていた内容かもしれない。

 だが、それを岸田氏が公言したことの政治的な意味は小さくない。

 その翌々日、岸田氏は東京都内のホテルで安倍首相と会談し、緊急経済対策について話し合った。安倍首相と歩調を合わせている姿をみせつけるとともに、岸田氏自身の強い意思も感じられた。

 この会談は、安倍首相と一体となって新型コロナ対策に取り組む姿勢をみせつつ、独自の積極姿勢も打ち出しておきたい今の岸田氏にとってきわめて重要な意味をもっていたのだった。


■難しくなった「解散時期」

 新型コロナと自民党総裁の関係をめぐって微妙な空気が漂っているのは、岸田氏周辺にかぎったことではない。

 世論調査では安倍首相本人と並ぶ人気を誇る石破茂元自民党幹事長の周辺からは、安倍首相の新型コロナ対策への批判が公然と語られるようになってきた。

 また、自民党は党内に「新型コロナウイルス関連肺炎対策本部」を設置して、政府への提言などをまとめている。新型コロナ対策は与党としての強みを示す絶好機でもあるから力が入るのは当然だ。

 だが、この会議も一枚岩ではない。実行本部のメンバーの一部からは、安倍首相の新型コロナ対策への不満が漏れ始めている。


■「寝耳に水だった」

 学校の一斉休校などの思い切った施策は、自民党側には、ほんの少数の議員を除いて事前の相談がなかったと、このメンバーは話している。 

 東京五輪・パラリンピックの1年程度の延期が決まったことで、今後の政治日程も混沌としてきた。

 日本にとって数十年に一度のビッグイベントである東京五輪開催前の政治的混乱をできるかぎり回避するため、衆院解散は五輪後になると、これまで言われてきた。だが、五輪が延期され、衆院解散の実施時期の選定はきわめて難しくなった。

 安倍首相の自民党総裁任期は来年9月まで。さらに、衆院議員の任期が切れるのが来年10月。五輪が来年夏に延期された場合、その夏から秋にかけて大イベントが集中することになる。

 もちろん、衆院解散は首相の専権事項であり、極端に言えばいつでも解散することができる。だが、新型コロナの影響で景気が悪化しつつある中では、なかなか解散はしにくい。

4044チバQ:2020/03/31(火) 17:45:45
■足並みがそろわない「消費税問題」

 安倍政権にとって問題なのは、景気の減速が単純に新型コロナのせいばかりだとは言い切れない点だ。

 内閣府が2月17日に発表した2019年10〜12月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、実質前期比1.6%減だった。年率換算は6.3%減である。この数字を受けて、野党は色めき立った。

「大幅なGDPの減少、マイナスとなった。これはまさに予測を大幅に超える数字だと言われているし、このままでは国民の暮らしは大変な困難になり、日本は大不況に陥る可能性が出てきたと思う。(中略)やはり消費税の増税が決定的な悪影響を与えたことは間違いないと思う。増税によって景気が悪化した以上、減税に踏み切る、この決断をするべきだと思う」

 この日、国会内で記者会見した共産党の小池晃書記局長は語気を強めて、安倍内閣の経済政策を批判した。

 共産党に指摘されるまでもなく、世論はもちろん安倍首相本人も景気悪化の原因の1つが消費税増税にあることに気づいていたはずだ。

 その約1カ月後、今度は10〜12月期のGDPの改定値が発表された。結果は、年率換算で7.1%減。速報値から大きく下方修正されたのだった。野党はさらに勢いづいた。

 3月9日の参院予算委員会で立憲民主党の吉川沙織氏がGDPの下方修正に関する見解を問いただしたのに対して、安倍首相は次のように答弁した。

「全体としては、主に個人消費が消費税率引き上げに伴う一定程度の反動減に加え、台風や暖冬の影響を受けたことから前期比マイナスとなっています。その上で、足元で新型コロナウイルスの感染が世界的な広がりをみせる中、海外からの観光客減少に加え、工場の製造ラインを維持できるのかといった不安も拡大しているところであります」

 この答弁は実に奇妙である。安倍首相は消費税増税の影響を認めつつも、後半部分で新型コロナの影響に言及している。

 だが、昨年10〜12月期には新型コロナの存在は知られていなかった。あのころ、新型コロナの影響とはまったく関係なく景気は減速していたのだ。

 無関係の話題を持ち出してきて、議論を紛らわすのは安倍首相のよく使う手ではあるが、いずれにしても景気低迷の下で衆院選を実施すれば、消費税が間違いなく主要な争点になる。野党が主張してきた消費税減税に対抗するには、「自民党も消費税減税を打ち出すしかない」(自民党若手議員)という声も強まってきている。

「リーマンショック級の出来事がないかぎり、消費税は引き上げる」(菅義偉内閣官房長官)

 これは、昨年10月に消費税率を10%に引き上げるに際して、安倍政権サイドがよく使った言い回しである。

 今年に入っての「新型コロナショック」による景気への影響は、リーマンショックを超えると言われている。それならば、安倍政権としては消費税を8%に戻す口実にはなるはずだ。

 だが、政権内の足並みはそろっていない。

 麻生太郎財務相は自らが率いる自民党麻生派の例会で次のように発言している。

「リーマンブラザーズ並みのショックとかなんとか言っているけど、あの時は市場に金がなくなりましたから。今市場に金は余っとる」

4045チバQ:2020/03/31(火) 17:46:02

■様変わりする選挙手法

 新型コロナの影響で、選挙の戦い方そのものも様変わりしそうだ。自民党細田派の派閥総会では、細田博之会長が、次のように警告を発している。

「われわれ政治家だから、常に握手する慣行がある。握手は最も濃厚な接触の1つだから。私は議運委員長には、各党の政治家に万が一媒体にならないように握手は控えるようにと。大きな声でしゃべるのはしょうがないが握手は控えたらどうかと思うが、これは別途議論してもらいたい」

 こうした政界全体の雰囲気を受けて、実際の選挙はどうなっているか。

 望月義夫元環境相の逝去に伴う衆院静岡4区補欠選挙が、4月26日に投開票を迎える。すでに事実上の選挙戦は激しさを増している。

「新型コロナウイルスの影響で集会等もまったくできませんし、また握手も自粛をしております。そういう中でやりにくい選挙で今、ちょっとまあ、何となく手探りでやっているような状況でございます」

 自民党の牧野京夫参院議員(参院静岡県選挙区選出)は、衆院静岡4区補選の現状について、3月11日に国会内で開かれた自民党参院議員総会でこのように報告した。

 この選挙には、自民党公認候補以外にも、無所属の野党統一候補らが出馬する予定だが、どの立候補予定者も事情は同じ。これまでとは違った選挙戦にとまどいを隠せない。

「企業・団体回りも嫌がられる危険性がある。回ることで嫌われて、集票の面で逆効果になることさえある」

 との懸念を募らせている。

 そこで各党が力を入れ始めたのが、インターネットを使った発信だ。公職選挙法で禁じられているメールの活用を除いて、「フェイスブック」、「ツイッター」、「インスタグラム」、「ユーチューブ」など、各党はありとあらゆる活動方法を研究し、実施に移している。ネット選挙では、立憲民主党のような組織力で劣る政党が、自民党や公明党のような動員力に優れている政党と互角に渡り合えるとの指摘もある。

 いずれにしても、各政党ともに新型コロナに振り回されている状況にあるのは間違いない。感染が拡大するのか収束するのか。収束するならいつ収束するのか。それしだいで、今後の政治日程が影響を受けるのはもちろんのこと、新型コロナが安倍政権の命運さえ左右する状況になってきた。

4046チバQ:2020/04/01(水) 09:43:55
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200401-00000004-kana-soci

【新型コロナ】「志村さんまでヘイトに悪用」 森法相が非難


4/1(水) 5:00配信

カナロコ by 神奈川新聞







【新型コロナ】「志村さんまでヘイトに悪用」 森法相が非難


国会で答弁する森雅子法相(資料写真)


 新型コロナウイルスに感染したコメディアンの志村けんさんの死に伴い、インターネット上で「殺したのは中国人」といったへイトスピーチが横行している問題で、森雅子法相は31日、「新型コロナウイルスに関連して不当な差別や偏見があってはならないのは言うまでもない」との見解を示し、悪質で暴力につながりかねない危険なヘイトスピーチを非難した。

【まとめ】新型コロナウイルスの衝撃

 衆院法務委員会で共産党の藤野保史氏(比例北陸信越)の質問に答えた。藤野氏は「亡くなった志村さんまでヘイトに悪用する動きがある。新型コロナへの不安はどんな形で噴き出すか分からない。今こそ特定の人種や民族を攻撃する行為は許されないと、強いメッセージを政府として発するべきだ」と迫った。

 志村さんの訃報を受け、ツイッターなどでは「怒りの矛先を中国人に向けるべき」「日本に来た中国人全員死刑」などと中国人を敵視し、虐殺まで扇動するヘイト投稿が相次いでいる。
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神奈川新聞社

4047チバQ:2020/04/01(水) 16:17:18
https://www.jiji.com/jc/v4?id=202003skkt0001
新型コロナ対応で浮かんだ亀裂 菅氏「失権」 重み増す今井補佐官
枝野氏の違和感


新型コロナウイルスの感染拡大を受けて開かれた与野党党首会談。中央は安倍晋三首相、右は公明党の山口那津男代表、左は立憲民主党の枝野幸男代表=2020年3月4日、国会内【時事通信社】


新型コロナウイルスの感染拡大を受けて開かれた与野党党首会談。中央は安倍晋三首相、右は公明党の山口那津男代表、左は立憲民主党の枝野幸男代表=2020年3月4日、国会内【時事通信社】

 新型コロナウイルスへの対応をめぐり、首相官邸の政策決定のあり方に永田町や霞が関官僚から「異変」を指摘する声が上がっている。経緯をたどると浮かび上がるのは、「ポスト安倍」をにらんで生じている官邸内の亀裂の深刻さだ。関係者の話から、舞台裏の動きを探った。

(2020年3月19日配信)

  ◇  ◇

 4日夕刻、国会内で行われた与野党党首会談で、立憲民主党の枝野幸男代表は互いに「気が合わない」と認め合う安倍晋三首相を相手に20分近く法解釈をめぐって長広舌を振るった。

 話題となったのは、政府が野党に早期成立の協力を求めた改正新型インフルエンザ等対策特措法。目線すら合わせない首相の一方、眠たげでも話の要所でうなずく自民党の二階俊博幹事長の姿に、枝野氏は腹の中で苦笑いしつつ、もう一つの思いを強くした。

 「やはり、菅がいないな」

 特措法は、政府提出の形が採られた。協力を呼びかけるのであれば、内閣の大番頭とされる菅義偉官房長官が同席してもおかしくない。ただ目の前に居並んだのは与党幹部らで、枝野氏の目には「不自然」と映った。

 こうした違和感を枝野氏が抱いたのは、霞が関を含む人脈から「菅長官と今井尚哉首相補佐官の対立が深刻」とする情報が寄せられたことも影響している。

 官邸内の異変が広く浸透することとなったのは、折しも新型ウイルスの感染拡大のさなか。文部科学省との調整が付かないまま、2月27日に首相は電撃的に全国小中学校などに対する休校措置を要請したが、政府関係者によると今井氏は菅氏不在の内部会議でこの対応を発案。国民行動を左右する重要政策の判断にも関わらず、「危機管理の要」には事後承諾で済まされたという。

 「官邸主導」と呼ばれる安倍政権の運営には特徴がある。首相は思い入れの深い外交分野に深く関与する一方、内政分野全般は菅長官や首相側近の今井氏による総合調整に任せることが多かった。菅氏もかつて「この内閣で本当のことを知っているのは、総理以外は俺と今井だけだ」と語っていた。

台頭する経産省ライン


首相官邸に入る安倍晋三首相(右)と今井尚哉秘書官=2018年4月9日、東京・永田町【時事通信社】


首相官邸に入る安倍晋三首相(右)と今井尚哉秘書官=2018年4月9日、東京・永田町【時事通信社】

 振りかえれば、「桜を見る会」をめぐっても、鉄壁とも言われた菅氏の説明ぶりはいつになくたどたどしい印象を与えていた。先の政府関係者は「桜関連の対応は安倍事務所と今井補佐官で仕切っている。菅氏はそこでの決定事項を伝えられている形」と明かす。

 ラインの一角を占めていた菅氏の「空白」を埋めるように、新型コロナ対策で台頭しているのが今井補佐官ら、経済産業省出身の官邸官僚ら。先の休校要請のほか、第2弾の緊急対応策実施を表明した2月29日の首相会見の内容は彼らを中心に突貫作業で取りまとめられた。

 霞が関幹部は、緊急対応策に当たって今井氏らの突出ぶりを示すエピソードを明かした。

 新型コロナの拡大に伴う需要増により、医療機関でのマスク不足も深刻化。今井氏の指示を受けた官邸官僚は医療用マスクを「2500万枚」確保するよう、厚生労働省に要請した。

 ただ、中国からのマスク輸入が減少したことで、厚労省は「2500万枚には根拠がなく、実現は難しい」と官邸側に再考を求め、結局1500万枚を順次医療機関に配布することで折り合った。

 厚労省は急きょ、国が保有するマスク250万枚を医療機関に放出するとしたが、新型コロナは全世界に拡大、従来のマスク輸出国も次々と禁輸措置を検討している。同省は、一般用マスクの医療用への転用をメーカーに打診。ただ実現しても、一般用マスクの供給減につながる可能性もあり、「今井氏の仕切りは強引過ぎる」と先の幹部は話した。

4048チバQ:2020/04/01(水) 16:17:55
決め手は「電撃婚」

 かつて「俺と今井だけ」と菅氏が称した両氏の関係は、どこでこじれたのか。別の政府関係者は、「決定的だったのは官邸での小泉進次郎氏の結婚発表だった」と指摘する。

 昨年8月、小泉氏は夫人となる滝川クリステル氏を伴って官邸で菅氏を訪ね、「電撃婚」を公表。「総理にも会っていったら」との菅氏の言葉に従い、予定にはなかった首相とも面会した。

 当時、菅氏は「令和おじさん」として知名度が高まり、「次期首相」にも擬されるように。自民党内では事実上の「菅派」と位置付けられる若手グループの活動が活発化した。


記者会見する菅義偉官房長官=2019年12月9日、首相官邸【時事通信社】


記者会見する菅義偉官房長官=2019年12月9日、首相官邸【時事通信社】
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 同年9月の内閣改造・自民党役員人事に当たって、菅氏は首相の意中だった「岸田文雄幹事長」起用案をつぶし、太いパイプを持つ二階俊博幹事長の留任を実現。人事の駆け引きが続く中、菅氏の振り付けによる官邸内での人気政治家のパフォーマンスに、「首相と心中する」と公言する今井氏は「黒子としての立場を離れ、『ポスト安倍』を見据えた菅氏の変化を見て取った」(政府関係者)という。

麻生氏の危惧


衆院予算委員会の冒頭、全国の小中高校の臨時休校について発言する安倍晋三首相(手前)=2020年2月28日、国会内【時事通信社】


衆院予算委員会の冒頭、全国の小中高校の臨時休校について発言する安倍晋三首相(手前)=2020年2月28日、国会内【時事通信社】

 国内での感染収束の見通しはなく、政府も一丸での対応を余儀なくされている。菅氏も例外ではなく、「コネクティングルーム出張」で一躍有名人となった腹心の和泉洋人首相補佐官が中小企業向け金融支援策などの具体化に携わっている。

 とはいえ一度歯車がくるった菅、今井両氏の関係が修復する兆しは見えず、「今やまともな話が成り立たない」(霞が関幹部)。新型コロナによる流動的要素も残るが、秋にも行われるとされる内閣改造では官房長官交代と、満を持しての「岸田幹事長」起用論が取り沙汰される。

 菅氏はかねて「岸田さんで選挙は乗り切れない」との立場。首相は後継として岸田氏への傾倒を強めており、取り巻く状況は厳しさを増すようにも見えるが、与党幹部は「首を切られる前に自ら辞めれば話は違う。新型コロナの収束めどが立った辺りで、政府対応の責任を取って辞任すると言えば、一気に政局の中心になる」と指摘する。

 2004年には当時の在任最長記録を更新する中、年金未納問題の責任を取り官房長官を突如として辞任し、後に首相となった福田康夫氏の例もある。福田氏辞任も、北朝鮮の拉致問題をめぐり、小泉純一郎首相や安倍幹事長(いずれも当時)との対立が顕在化したタイミングだった。

 露わになった亀裂の深刻さを最も敏感に受け止めているのは麻生太郎副総理兼財務相のようだ。麻生氏は最近、周辺にこう話したという。「あまり菅を追い詰めるなよ。野に放てばどう転ぶか分からねえぞ」。

4049チバQ:2020/04/01(水) 21:47:24
今年最大のエイプリールフール
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200401/k10012362911000.html
1住所当たり2枚の布マスクを配布の方針 安倍首相
2020年4月1日 20時23分

新型コロナウイルスの感染拡大でマスクの品薄状態が続いていることから、安倍総理大臣は政府の対策本部で、全国のすべての世帯を対象に1つの住所当たり2枚ずつ、布マスクを配布する方針を明らかにしました。

この中で、安倍総理大臣は国内の感染状況について「新規感染者数は都市部を中心に急増しており、爆発的感染拡大、いわゆるオーバーシュートが見られている諸外国に比べ、感染者数の拡大スピードは緩慢なものの、すでに医療提供体制がひっ迫しつつある地域もある」と述べました。

そして、品薄状態が続くマスクについて、「布マスクは洗剤で洗うことで、再利用が可能なことから、急激に拡大しているマスク需要に対応するうえで、極めて有効だ」と述べました。

そのうえで、全国すべての世帯を対象に日本郵政のシステムを活用し、1つの住所当たり2枚ずつ、布マスクを配布する方針を明らかにしました。

再来週以降、感染者数の多い都道府県から順次、配布するとしています。また、必要な経費は今年度の補正予算案に盛り込むとしています。

さらに、安倍総理大臣は新学期からの学校再開に向けた新たなガイドラインについて、「文部科学省には、地域や学校現場で円滑な対応が行われるよう周知徹底を図るとともに、必要な支援を行ってもらいたい」と指示しました。

そして、休校が続く場合には仕事を休まざるを得なくなった保護者への助成や、学童保育などへの支援も続ける考えを示しました。

一方、1日の専門家会議の提言でバーやナイトクラブなどへの出入りを控えることが指摘されたことから、「引き続き、『密閉』『密集』『密接』の3つを避ける行動の徹底など感染拡大防止に向けた協力を改めてお願いしたい」と呼びかけました。

4050チバQ:2020/04/02(木) 13:39:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200331-00050230-yom-pol

首相、対策本部に麻生氏と同席せず…閣僚は2班に分け交互出席へ


3/31(火) 20:40配信

読売新聞オンライン



 安倍首相は31日の閣僚懇談会で、新型コロナウイルスの感染リスクを分散するため、自らが本部長を務める政府対策本部に麻生副総理兼財務相を出席させず、閣僚も2チームに分けて交互に出席させる考えを示した。西村明宏官房副長官が同日の記者会見で明らかにした。

 政府は対策本部以外の会議でも、出席者の削減やマスク着用などの対策に乗り出す。首相は早速、この日の夕方に首相官邸で開かれた政府の経済財政諮問会議にマスクを着用して出席し、あいさつした。

 国会も、1日に安倍首相と全閣僚が出席して行う参院決算委員会で、閣僚席の間隔を広げ、委員も席を空けて座る対応をとる。自民、立憲民主両党の参院国会対策委員長が31日、合意した。

 自民党は、法案などを審議する部会について、緊急を要するもの以外は開催しない方針だ。ほとんどの派閥も、週1回の定例会合の中止を決めた。

4051チバQ:2020/04/02(木) 13:40:01
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200330-00000594-san-pol

自民・石破元幹事長、次期首相へ自信深めるも足下固まらず


3/30(月) 19:29配信

産経新聞







自民・石破元幹事長、次期首相へ自信深めるも足下固まらず


石破茂氏


 自民党の石破茂元幹事長が「次の首相」を問う世論調査で岸田文雄政調会長らライバルに差をつけている。とはいえ、後押ししているのは自民党総裁選の投票権を持たない野党支持層が目立ち、自民党議員には派閥の枠を超えて強固な“アンチ石破”が少なくない。(奥原慎平)

 「自民党を1回出たから信用ならん。顔が怖い。『常に言うことが正論で、世の中はそんなものではない』というところもあるかもしれない」

 石破氏は30日に都内の日本外国特派員協会で行った記者会見でこう述べ、党内で評価が高まらない理由を自己分析した。新型コロナウイルスをめぐる政府の対応について「中国からの入国制限はもっと早く行うべきだった」などと述べたが、一時は盛んだった安倍晋三首相への批判は抑制的だった。首相が2月末以降、計3回開いた記者会見についても「予定時間でおしまいではなく、進化は遂げつつある」と評価した。

 余裕も感じさせる石破氏の自信の源は最近の世論調査だ。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が21、22両日に行った合同世論調査で、石破氏は首相の18・8%をやや下回る18・5%で2位を確保。小泉進次郎環境相は9・8%、首相の「意中の人」とされる岸田氏は2・9%にとどまった。他の調査も似た傾向で、首相を除けば石破氏が抜きんでている。

 しかし、調査結果を細かく分析すると実像は異なる。自民党支持層に限れば石破氏は19・7%で、首相の39・3%の半分程度。逆に石破氏には立憲民主党(21・9%)、共産党(35・9%)、れいわ新選組(39・4%)と野党支持層からの支持が高い。

 自民党内には人付き合いが淡泊な石破氏を敬遠する議員が少なくない。平成24年の総裁選で石破氏を推した中堅は「会食に招待してもカラオケで1980年代のアイドルの曲を歌ってすぐに帰るだけ。ねぎらいもなく、顔すら向けない」と、リーダーとしての器量に疑問を呈する。

 石破派関係者は「石破氏は世論調査の結果に自信を深めている。選挙地盤の弱い若手から支持が流れるだろう」ともくろむが、弱点とされる身内との交わりは相変わらず低調のようだ。

4052チバQ:2020/04/05(日) 12:27:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200405-00010001-chugoku-l35

布マスク「安倍友優遇」とデマ 名指しの地元業者「国から注文などないのになぜ…」と困惑


4/5(日) 6:30配信

中国新聞デジタル







布マスク「安倍友優遇」とデマ 名指しの地元業者「国から注文などないのになぜ…」と困惑


山口県から受注した子ども用マスクの製造を急ピッチで進める中村被服の社員たち


 安倍晋三首相が全国約5千万世帯に布マスクを2枚ずつ配布すると表明したことを巡り、首相の地元山口県の企業に受注させるのではないかとの風評がインターネット上に飛び交っている。国とは別に県から布マスクの大量受注を受けたことで、名指しで中傷を受ける防府市の中村被服は「国から注文などなくデマが広がっている」と困惑する。

【動画】立体マスクの作り方

 同社は幼稚園や保育園の制服メーカー。抗菌仕様の給食服の生地を転用したマスクを製造している。県は3月23日、県内の幼稚園や保育施設などへ布マスク12万枚を配ることを表明。1人あたり2枚が行き渡るよう同社に製造を委託した。

 安倍首相は4月1日、各世帯への布マスク配布を表明。直後からネット上に同社を名指しして「桜を見る会の次のお友達はマスク製造会社」「この非常時でも安倍友優遇」「しょぼい布マスクすら地元利権」などと批判が拡散した。

 中村顕社長(53)が異変に気付いたのは2日昼。社員から「社長、安倍首相の友達だと大変なことになってます」と知らされた。「まったく個人的な付き合いはないのに。なぜ、こんなことに」と中村社長。県のマスク製造を始めた直後に経済産業省からマスクの製造について問い合わせがあったが、弟の大二郎専務(51)は「なんでそんなことを聞くのか尋ねたが『答えられない』と教えてもらえなかった。国から作ってくれとも言われていない」と首をかしげる。

 その後も「なぜ、あなたの会社が受注するのか」との電話が寄せられ、ホームページにアクセスが殺到。社内のメールサーバーもつながりにくい状態に陥った。中村社長は「マスク不足で困っている子どものために県の仕事を受けたのに。今は子どもたちのために頑張って作るだけ」と話している。
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中国新聞社

4053チバQ:2020/04/05(日) 12:34:50
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020040301114&g=pol

安倍首相、「緊急事態宣言」で苦悩 経済に影響、補償も課題―新型コロナ


2020年04月04日07時29分
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参院本会議で改正新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく政府対策本部の設置について報告する安倍晋三首相=3日午前、国会内

参院本会議で改正新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく政府対策本部の設置について報告する安倍晋三首相=3日午前、国会内

 新型コロナウイルスの感染拡大などをめぐり質疑が行われた2、3両日の衆参両院本会議で、安倍晋三首相は焦点となっている緊急事態宣言の発令に慎重な姿勢を崩さなかった。宣言は私権制限を伴う重い判断となるが、医療関係者や地方自治体からは発令を求める声が出ており、首相は難しい対応を迫られている。

 「全国的かつ急速なまん延という状況には至っていない」。首相は3日の参院本会議で、緊急事態宣言発令の要件は満たしていないとの認識を重ねて示した。「必要な状況になればちゅうちょなく行う」とも語った。
 緊急事態宣言は改正新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく措置で、首相が地域と期間を定めて発令する。対象地域の都道府県知事は外出自粛の要請やイベント中止の指示などが可能となる。感染者数が増え、医療崩壊への懸念が高まっている東京都の小池百合子知事は3日の記者会見で「(宣言を)出すと都にとって大きなパワーになる」と語った。
 日本医師会は1日、一部地域での病床の不足を踏まえ、「医療危機的状況宣言」を発表。医師資格を持つ国会議員でつくる超党派議員連盟でも3日の会合で、発令を求める声が相次いだ。財界内にも「さらなる外出抑制には緊急事態宣言しかない」との意見がある。
 しかし、政府内では慎重論が強い。宣言が発令された場合、自粛ムードが一層高まり、日本経済へのさらなる影響は避けられない。政府関係者は「経済への打撃を考えたら、そう簡単にできる話ではない」と語る。
 野党からも「宣言を出さない理由が理解できない」(立憲民主党の枝野幸男代表)との声が上がるが、「補償とセット」との意見が大勢だ。これに対し、首相は3日の参院本会議で「個別の損失を直接補償することは困難だ」との認識を示した。ただ、「自粛」頼みの状況が続けば、事業者などの政府への不満がさらに強まる可能性もある。
 首相は緊急事態宣言について、感染状況を注視しながら慎重に判断するとみられる。しかし、今後感染拡大が地方都市にも飛び火すれば、「全国的なまん延」となりかねない。このため、自民党内からは「来週にも宣言があるかもしれない」(幹部)との観測も出ている。

4054チバQ:2020/04/07(火) 19:30:41
2018年 >>2990>>2994
2019年 >>3647
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200407-00000041-mai-pol

自民党党員獲得ノルマ ベストワンは堀内詔子衆院議員、ワーストは…


4/7(火) 12:33配信

毎日新聞







自民党党員獲得ノルマ ベストワンは堀内詔子衆院議員、ワーストは…


自民党本部=東京都千代田区で、曽根田和久撮影


 自民党は6日、党所属国会議員に課していた1国会議員あたり1000人の党員獲得運動の結果を公表した。「120万党員獲得運動」の一環として、各議員に昨年割り当てた結果をまとめた。6日の二階俊博幹事長の記者会見の際に、山口泰明組織本部長が「ベスト10」と「ワースト9」の氏名を発表した。目標を達成した議員は前年比10ポイント増の約90%だったという。

 「ベスト10」は、

 ①堀内詔子衆院議員(山梨2区)

 ②二階俊博幹事長(和歌山3区)

 ③武田良太国家公安委員長(福岡11区)

 ④森山裕国対委員長(鹿児島4区)

 ⑤野田毅衆院議員(熊本2区)

 ⑥鷲尾英一郎衆院議員(17年衆院選で新潟2区で当選)

 ⑦寺田稔副総務相(広島5区)

 ⑧茂木敏光外相(栃木5区)

 ⑨宮腰光寛衆院議員(富山2区)

 ⑩城内実衆院議員(静岡7区)。

 下位10人のうち1人は「選挙区内の党員数4000人」という別の目標を「9割達成」していることを評価して公表を控え、残る9人は「武士の情け」(山口氏)で順位ではなく50音順で公表された。

 石井浩郎参院議員(秋田選挙区)、石川昭政衆院議員(茨城5区)、泉田裕彦衆院議員(新潟5区)、門山宏哲衆院議員(千葉1区)、小寺裕雄衆院議員(滋賀4区)、高木啓衆院議員(比例東京ブロック)、武村展英衆院議員(滋賀3区)、丹羽秀樹衆院議員(愛知6区)、穂坂泰衆院議員(埼玉4区)【野間口陽】

4055名無しさん:2020/04/07(火) 22:20:02
枝野野田岡田あたりが自民党に入党し党内の不満分子が離党すればだいぶスッキリするのだが

4056チバQ:2020/04/10(金) 17:27:33
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200410-00010003-nishinpc-pol

国会議員、地元入り苦悩 自民党は「控えて」 地方の実情「反映せねば」


4/10(金) 10:03配信

西日本新聞







国会議員、地元入り苦悩 自民党は「控えて」 地方の実情「反映せねば」


イメージ


 新型コロナウイルス特措法に基づく政府の緊急事態宣言を受け、自民党の二階俊博幹事長は9日、党所属の国会議員に対し、地元選挙区に戻っての政治活動を控えるよう通知を出した。「人と人の接触を最大8割減らす」との政府要請に呼応するものだが、全国に感染が広がる中、議員には地域ごとの切実な声を国政に届ける使命があり、地方選挙も控える。ジレンマは深い。

【写真】「侍マスク」口コミで広がり…静かな反響

 議員は通常、平日は国会で活動し、週末には地元選挙区に帰る。だが、政府が国民に向け、東京都などから地方への移動自粛を求めていることから、二階氏は「(議員が)選挙区に入れば、選挙区民からも誤解を受けかねない」と通知。代わりに、インターネットやスマートフォンを活用して地元とコミュニケーションを取るよう呼び掛けた。世耕弘成参院幹事長も「国民の模範となる必要がある」と足並みをそろえた。

 現実には、通知をそのまま守るのは難しそうだ。「幅広い業種の事業主や個人から、『直接話を聞いてほしい』との電話やメールがひっきりなしに来る。応じないわけにはいかない」。緊急事態宣言の対象地域である衆院福岡2区選出の鬼木誠議員はこう話し、今週末も地元に帰るという。「もちろん密閉、密集、密接の『3密』は避けるが、地方の実情をくみ取り国政に反映させなければ」と訴える。

 自民党鹿児島県連会長として、鹿児島市議選の告示を12日に控える森山裕国対委員長も9日、記者団に「今週末は鹿児島県関係の国会議員8人のうち、私を含む2人だけが地元に帰り、残りは東京にとどまることを決めた」と説明。来週以降は帰郷を控える意向も示した。 (下村ゆかり)

4057チバQ:2020/04/12(日) 15:33:50
そりゃそうだwww
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020041100279&g=pol
全閣僚外遊見送りの公算 大型連休、新型コロナ対応で
2020年04月11日20時34分


 4月下旬からの大型連休を利用して例年行われてきた首相や閣僚の外遊は、今年は全て取りやめとなる公算が大きくなった。新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言を安倍晋三首相が発令し、感染防止への対応が急務になっていることに加え、海外でもウイルスが猛威を振るっているためで、「連休外交」が凍結されるのは極めて異例だ。

 首相は、ロシア政府から招待された5月9日にモスクワで行われる対ドイツ戦勝75周年記念式典への出席を見送る方向だ。平和条約締結に向けた日ロのトップ外交は足踏みすることになる。
 東京など7都府県が対象の緊急事態宣言の期間は5月6日まで。このため、首相周辺は「連休中もコロナ対策だ」と説明、首相は感染症対策本部を開催するなどしてウイルス対応に専念するとみられる。
 茂木敏充外相は、アルゼンチンなど中南米諸国の訪問を検討していたが、取りやめた。外相時代から外国訪問に積極的な河野太郎防衛相も、感染の深刻化を受けて国内にとどまる予定だ。
 政府関係者は「コロナ対策で国際便も十分に飛んでいない状況では、閣僚外遊は難しいだろう」と説明する。
 一方で、大型連休中の閣僚外遊が日本の国際舞台での存在感発揮に一定程度寄与していたことも事実だ。こうした状況に、外務省幹部は「外遊を再開できるのは早くても(6月17日が会期末の)国会閉会後だが、世界の感染状況次第でどうなるか分からない」と嘆いている。

4058チバQ:2020/04/12(日) 16:53:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec50106657d9aa9782208d173f01cb0bd3f254c4
国会議員、地元帰る?東京留まる?選挙は? 職責と感染防止のはざまで
4/12(日) 11:00配信

京都新聞
【資料写真】国会議事堂

 東京と地元の往来を巡り、京都、滋賀選出の国会議員で対応が分かれている。「非常時だからこそ地元の声を」と帰省する人がいる一方で「自分や周囲の感染リスクを高める」と自重する人も。職責と感染防止の兼ね合いに悩みつつ、会員制交流サイト(SNS)などを活用する動きも広がっている。

 緊急事態宣言の対象区域では不要不急の外出や地方への移動自粛を要請している。これを受け、自民党は9日、二階俊博幹事長名で党所属国会議員に対し地元入りを慎む通知を出した。
 自民の本田太郎衆院議員(京都5区)は地元選挙区で新規の感染者が出たことを踏まえ、予定していた今週末の帰省を見送った。「不要不急の判断が難しく悩ましい。感染の状況や仕事の内容、地元の理解が得られるかどうかも含め慎重に判断したい」と話す。自民の小鑓隆史参院議員(滋賀選挙区)は「地元で行事の中止が相次いでいる」として当面東京にとどまる。
 野党も多人数の会合は取りやめ、密閉、密集、密接の「3密」を避ける行動を議員に呼び掛けている。無所属の山井和則衆院議員(比例近畿)は「元気であってもウイルスが潜伏している可能性がある」と往来を控える。地盤の府南部は感染者数が比較的多く「帰ってこいという支援者からの声は皆無」。自身のフェイスブックで国政報告を動画で配信したり、市民の困りごとを受け付けている。
 一方、今週末も地元へ帰る議員はいる。地域の声を聞いて国会で反映させるのは本分であり、有権者との結びつきを強める意味でも地元活動は不可欠だ。複数の自民議員は「断れない用事があるので仕方ない。来週からは自粛したい」と理解を求める。ベテラン議員の1人は「東京の議員宿舎にいてもすることがない」と本音を漏らす。
 不要不急となりにくいのが選挙。衆院静岡4区補欠選挙(14日告示)の応援で12日に街頭演説を予定する共産党の穀田恵二選対委員長(比例近畿)は「人を集めることはせず、遠目から見てもらう。安倍首相が選挙はすると言っている以上、感染拡大防止対策をしつつやるしかない」と話す。

4059チバQ:2020/04/12(日) 22:02:13
https://digital.asahi.com/articles/ASN365WG1N33UTFK02G.html?iref=pc_rensai_article_long_209_prev
首相に逆風、「石破雪崩」起きるか 政権の行方占う軸に

石井潤一郎

2020年3月6日 20時00分
 政府と自民党、それぞれの支柱として手を携えたのも今は昔。安倍晋三首相(65)と石破茂元幹事長(63)を分かつ溝はいま、政権の行方を占う対立軸と化している。

 2月12日午後、衆院第1委員室。与党席に座る石破氏は憮然(ぶぜん)とした表情で、予算委員長席に詰め寄る野党議員の猛抗議を聞いていた。

 その直前、野党議員に「タイは頭から腐る。そろそろ首相自身の幕引きだ」と批判された首相は「意味のない質問だよ」とヤジを飛ばした。続く野党の質疑で首相が「質問ではなく罵詈(ばり)雑言の連続。こんなやりとりでは無意味と申し上げた」とヤジを正当化すると、石破氏は首をかしげた。

 翌13日昼の石破派の例会で、石破氏はこんなあいさつをした。「私が議員になった頃は『七三の構え』の教えがあった。国会運営は野党に7割、罵詈雑言を浴びせられようが平身低頭。自民党にはそういう知恵があった」。そして、周辺にこう漏らした。「総理は、おれとは色々な意味で違う人なんだな」

 2012年9月、野党自民党の総裁選を制した首相は、敗れた石破氏を幹事長に起用した。「政権を奪還するための強力な布陣」と自賛し、3カ月後に政権に復帰。安倍、石破両氏は、二人三脚で政権運営にあたった。それから7年余り。党総裁任期の満了が近づく首相と、多くの世論調査で「ポスト安倍」候補のトップに立つ石破氏は、いま視線も合わせないほどに仲が冷え込む。

 昨年末、首相はBSテレ東の番組で「自民党は人材の宝庫」と語り、ポスト安倍候補として岸田文雄政調会長(62)、茂木敏充外相(64)、菅義偉官房長官(71)、加藤勝信厚生労働相(64)の名を次々と挙げた。「石破さんはどうですか」と司会者に振られた首相はこう応じた。「チャレンジ精神にあふれた方だろうと思う」

 首相周辺は、その首相の言葉を「石破さんに対する皮肉」と解説。首相への対決姿勢もあらわな石破氏に対する当てこすりだったとする。

首相と石破氏、異なる系譜 主張も対照的

 政治家一家に育ち、中国地方で父親の地盤を受け継いで政界入りした両氏。ともに「保守」を標榜(ひょうぼう)するが、たどった系譜は大きく異なる。

 首相の「保守」像には、祖父・岸信介元首相の影響が色濃くにじむ。後の保守本流路線の基底をなす「軽武装・経済重視」の吉田茂元首相に対抗し、自主憲法の制定をめざした岸氏。その思いを継ぐ首相は、現行憲法を「押しつけ憲法」と捉える「右派路線」を一貫して歩んだ。所属する派閥・清和会では早くから首相候補と目され、06年に1度目の首相に就任。初の戦後生まれの首相だった。

 石破氏の原点は、田中角栄元首相の書生経験だ。中曽根派などの禄も食(は)んだが、「権力を抑制的に使うのが『保守本流』と教えられてきた」と、吉田元首相の流れをくむ田中派の教えを忘れない。1993年に宮沢喜一内閣への不信任決議案に賛成票を投じて離党、4年後に復党した経緯があり、「党が苦しい時に逃げた」(幹事長経験者)との批判もつきまとう。

 2人の信頼関係が大きく損なわれたのが、14年秋の内閣改造・党役員人事だ。

 翌年の通常国会で、集団的自衛権行使の一部容認などを盛り込む安全保障関連法の成立を期していた首相。担当大臣の人選に悩んだ末、白羽の矢を立てたのが安保通の石破氏だった。

 そのころ、首相周辺では幹事長としての石破氏の調整力や根回しの手腕を疑問視する声も上がっていた。石破氏は閣僚へのスライドを「体のよい更迭」と受け止めた。首相の内々の打診に言葉を濁し、出演したラジオ番組で「首相と100%(安全保障の考えが)一緒の人が答弁するのが一番いい」と主張。記者会見でも「(担当相になれば)閣内不一致になる」と不満を漏らした。

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4060チバQ:2020/04/12(日) 22:02:38
 「任命権者に先んじて人事を語るのはあり得ない」。菅官房長官は首相に石破幹事長の交代を進言。首相も「ラジオで幹事長の続投を求められても困る」と漏らした。9月上旬の人事で、石破氏は幹事長を外れ地方創生相に横滑りした。石破氏に近い議員は要職から外され、首相と思想や信条の近い側近たちが政権中枢に集まった。

総裁再選直後の石破派結成、首相絶句
 「この件さえなければ、それ以降の安倍政権に違った展開もあり得た」。現職閣僚のひとりはそう振り返る。

 それから安倍、石破両氏の距離は遠ざかる一方だ。

 15年9月上旬、首相が総裁に無投票で再選された翌日に会議で官邸を訪れた石破氏は、記者団に石破派の立ち上げを表明した。それを聞いた首相は「総裁再選直後に派閥結成を表明するとは……」と言葉を詰まらせた。

 その3年後の18年9月の総裁選で、石破氏は3選をめざす1強首相にただ1人挑んだ。森友・加計学園の問題で首相が批判にさらされる中、石破氏はキャッチフレーズに「正直、公正」を掲げ、首相の政治姿勢に疑義を突きつけた。国会議員票で支持が広がらなかった石破氏は首相に敗北。その後の人事で、石破派の大半が政府や党の要職に就けなかった。首相への忖度(そんたく)が広がる党内で、石破氏をとりまく面々は居場所を失っていった。

「石破氏支援を」 側近の頼みに菅氏は
 そしていま、首相は「桜を見る会」の問題や東京高検検事長の定年延長問題、新型コロナウイルス対応の迷走などで、激しい逆風にさらされる。首相の総裁任期といまの衆院議員の任期の満了はともに21年秋。権力の流動化に備える政界のキーマンたちは、「次」への布石を打ち始めている。

 1月末のある夜、都心のホテルのレストラン。石破派会長代行の山本有二・元農林水産相(67)は政権の番頭・菅官房長官と向き合った。

 誘いをかけた山本氏の用件は明快だった。「次の総裁選、石破さんを支援してもらえないだろうか」。ステーキをほお張りながらのお願いに、菅氏もはっきりと応じた。「任期が終わるまで安倍さんを支えます」

 この晩、ポスト安倍レースをめぐる両者の主張が交わることはなかったが、石破氏と距離を置いていた菅氏が山本氏との会食に応じたことを、石破氏側は大きな収穫と受け止めた。

「石破雪崩」なら「安倍4選」で… 思惑渦巻く
 ポスト安倍にふさわしいのは誰かを問うた朝日新聞の2月の世論調査で石破氏を挙げた人は25%。この1年ほど、調査を重ねるごとに期待値が上がる。

 「今の政権と違うスタンスなのが私なので、そういうことになるのかな」。2月3日のBS番組で、石破氏はポスト安倍をめぐる世論について、そんな分析を披露した。

 ただ、首相批判も辞さない石破氏の姿勢に自民党内の忌避感は根強い。当の首相は、政権復帰時から首相を支える岸田政調会長への期待感を隠さない。「岸田さんの面倒をみてほしい。腹心がなかなかいないんだ」。ある首相側近には、そんな依頼もしている。細田派幹部は「総理は石破さんだけは総裁にしたくない」と、首相の思いを代弁する。

 だが、自民党内の一部では、次の衆院選を前に石破氏への世論の期待感がさらに高まれば、かつての「小泉純一郎フィーバー」のような「石破雪崩」が起きかねないとの見方も出始めている。その流れが強まったとき、阻止できるのは党総裁任期をさらに延長する「安倍4選」だけ。そう語る党幹部もいる。

 政権の足元が揺れるなか、次の総裁選びの節目が迫り来る。首相と石破氏の因縁が、自民党の行方を左右するのは間違いない。(石井潤一郎)

4061チバQ:2020/04/12(日) 22:06:15
12月の記事だけど
https://digital.asahi.com/articles/ASMDB5T7HMDBUTFK01W.html?iref=pc_rensai_article_long_209_prev
総理の器「耐えること」 足場固める岸田氏にちらつく影
西村圭史、石井潤一郎

2019年12月14日 7時00分
 政権の座を譲り受ける「禅譲」路線に現実味はあるのか。「ポスト安倍」をめざす自民党の岸田文雄政調会長(62)が、岐路に立っている。

 勤労感謝の日の11月23日、岸田氏は福井市内の大学で講演していた。

 「出身は広島ですが、福井とはありがたいご縁をたくさんいただいています」。岸田氏は昨年秋、福井で後援会を立ち上げた。前日22日には、兵庫で後援会を新設。地元・広島を除く地方後援会は7カ所に増え、来年は熊本でも立ち上げる計画だ。

 安倍晋三首相(65)が「後継」に目しているとされる岸田氏の視線は、いま地方を向く。永田町では「ポスト安倍の最右翼」(細田派幹部)との呼び声も高い岸田氏だが、ポスト安倍を問う世論調査では、これまで3度の総裁選に挑んだ石破茂・元幹事長(62)に水をあけられている。

 総裁選は国会議員票と党員・党友による「地方票」で決する。世論に近いとされる地方票で、昨年秋の総裁選で45%の得票を得た石破氏にどう対抗するか。岸田氏の課題は明白だった。

 8月末、岸田氏は東京・月島でその石破氏と、もんじゃ焼きをつついていた。同世代の党の面々による、7月生まれの岸田氏のための遅めの誕生会だった。

 「岸田さん、このままでいいと思うの」。石破氏は岸田氏にそう問いかけた。いまの日本社会と政治のありようをどう考えるのか。率直な意見交換を求めたのだ。「いや、このままでいいとは思わない」。そう応じた岸田氏に、石破氏は「ではどうするの」と重ねて問うた。だが、岸田氏はそれには直接答えずに笑顔を浮かべた。

 歯切れが良い理想家肌の石破氏と、慎重な言い回しが多い実務家肌の岸田氏。気が置けない食事の席でも、2人の振る舞いは変わらなかった。

持ち上げる麻生氏
 岸田氏の地方戦略は党内にあつれきも生んでいる。

 「私の後援会のなかでハレーションが起きています」。福井市を地盤とする稲田朋美・幹事長代行(60)は昨年秋、福井で後援会をつくろうとした岸田氏に不快感を伝えた。首相の出身派閥の細田派に所属する稲田氏にも、安倍首相は将来の首相候補としての期待を託す。稲田氏としては、足元で支持拡大をめざす岸田氏の動きは見過ごせなかった。

 ただ、岸田派の関係者は、「細田派全体が稲田氏を推すことはないだろう」とみる。地方進出に向けて、ある程度のあつれきは覚悟する構えだ。

 その背景には、優勢な派閥勢力図がある。

 今のところ「岸田推し」とみられているのは、岸田氏率いる岸田派(47人)に加え、第3派閥の麻生派(53人)だ。安倍首相の後ろ盾を得て、最大派閥の細田派(97人)の支援も見込めば、衆参で約400人いる議員の半数を抑えることができる。総裁選の立候補に必要な20人の推薦人を自派でまかなうこともできない石破派(19人)との差は圧倒的だ。

 岸田氏は、党内の足場固めに余念がない。

 「俺が政調会長のときは、全国の党員アンケートをしたんだ」。11月中旬、東京・赤坂の料亭。岸田氏は、麻生太郎副総理(79)の言葉に耳を傾けた。麻生氏は元首相としての経験を踏まえ、岸田氏に全国に足を運ぶよう促したという。

 麻生氏は12月発売の「文芸春秋」のインタビュー記事で、ポスト安倍に岸田氏の名を挙げた。やはりポスト安倍に名が上がる菅義偉官房長官(71)については、「安倍さんの代わりになろうとするオーラは特に感じない」としながら、岸田氏を「選挙も強いし、思想信条もチャラチャラしていない」と持ち上げた。

 岸田氏は、2012年の総裁選を機に分裂した谷垣禎一・元総裁が名誉顧問の谷垣グループ(24人)にも秋波を送る。11月下旬に都内であったグループの会合には、岸田派中堅の姿があった。同グループは他派閥との掛け持ちが認められているため、自派の議員を投入して「架け橋」とする考えだ。

4062チバQ:2020/04/12(日) 22:06:38
繰り返されるすれ違い
 だが、不安要素もある。

 「いったい何を根拠に言っているのか」。11月下旬、岸田氏は周りにいら立ちをぶつけた。直前にあった党幹部の会議で二階俊博幹事長(80)が、政府が編成する今年度補正予算の規模について「10兆円を下らない」と打ち出したのだ。党の政策責任者として議論を重ねていた岸田氏は、二階氏から事前に何も聞かされていなかった。

 党三役である2人のすれ違いは、それまでも繰り返されてきた。

 10月の台風の後、岸田氏が被災地に足を運んでの視察を検討すると、それに先駆けて二階氏はヘリコプターで視察に飛んだ。首相が意欲を示す憲法改正についても、岸田氏が地方から改憲機運を盛り上げようと「地方政調会」を企画すると、二階氏はそれに先んじて地元・和歌山で千人規模の大集会を開いた。

 両者の溝が広がったのが、9月の内閣改造・党役員人事だ。安倍首相は当初、党の要である二階幹事長を交代させ後任に岸田氏を据えようとしたが、二階派(47人)の猛反発で果たせなかった経緯がある。これがその後もしこりを残した。「どんな仕事をやってきたんだ?」。岸田氏に向けられる二階氏の視線は、冷ややかだ。

 岸田派が恐れるのは、岸田氏と距離を置く二階氏と菅氏に手を組まれ、敵対されることだ。無派閥の議員には、菅氏を支援する複数の有志グループがある。党内きってのけんか上手の2人が、百人規模の手勢を率いて向かってきたら……。「そういう事態になる前に、議員票を固めて数で圧倒するしかない」。岸田氏を支持する派閥の幹部はそう語る。

「飛べないハト」の声も
 「想像するに、耐えることだと思います」。11月初旬のBSフジの番組で「総理の器」について問われた岸田氏は、そう語った。

 岸田派の別名は宏池(こうち)会。安倍首相の祖父・岸信介元首相の後を継いだ池田勇人元首相が創設し、軽武装・経済優先という戦後日本の基本政策を支えた。17年8月に外相から政調会長に横滑りした際、岸田氏は「首相が保守。あえて言えばタカ派。私はリベラル、ハト派」と語り、ポスト安倍レースに向け首相との違いを語ったこともある。

 それから2年余。岸田氏が昨秋の総裁選に立候補せず、「禅譲」路線の色合いが強まるなかで、党内からは「飛べないハト」などと揶揄(やゆ)する声も上がる。

 臨時国会が閉幕した12月9日夜、都内のイタリアンレストランに岸田派のメンバーが顔をそろえた。

 「次こそ総裁選に出て下さい」。若手がテーブルを回る岸田氏に求めると、岸田氏は「おう」と笑顔で応じた。「岸田政権に向けて頑張りましょう」。そんなかけ声も上がった。「We are the champion」「We love FUMIO」。店内には、そんな言葉と共に岸田氏や派閥メンバーの写真をあしらったパネルが掲げられた。

 新年に地元・広島の神社に初詣した後、記者団の取材に答えるのが最近の岸田氏の慣例だ。今年1月には「政治の安定、信頼回復という観点から、1強状態からの脱却を考えていかなければならないのではないか」と述べた。

 安倍首相の総裁任期切れまで2年を切った。次の年初に岸田氏は何を語るのか。正念場である。(西村圭史、石井潤一郎)

4063チバQ:2020/04/12(日) 23:09:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ad2c5b38f67b463f89f181451d4c1a7b0dbb336
コロナ危機の背後で急加速する「ポスト安倍」レース
4/10(金) 6:01配信

現代ビジネス
写真:現代ビジネス

 緊急事態宣言により、コロナ対策は新たな段階に入った。

 しかし、4月7日の安倍晋三総理大臣の記者会見は相変わらずだった。プロンプターに映し出された原稿を読み上げ、予定調和の質問に答える従前の形式である。

 ルーズベルト大統領が大統領就任演説で使ったフレーズ(我々が恐怖すべきことはただ1つ、恐怖そのものなのである)や、メルケル独首相に倣い、市井で頑張る人々の個別具体的職業をあげて感謝をするものの、その言葉は全て「借り物」だとわかってしまう。そこに、未知なるウィルスに闘いを挑むといった迫力は感じられない。

 会見を見ている人々には安倍支持、不支持を問わず「今日こそは、なんらかのサプライズがあるかも」との期待感があったはずだ。

 さすがにことここまできたら、危機感をあらわにし、感情をぶつけてくる瞬間があるのではないか。もしくはすでに痛み始めている国民生活に理解を示し、一律交付金等に多少の深堀りがあるのではないか、と。しかし何の変化もなく過ぎていく。

 予定調和が崩れたのは会見中継の最終盤、手を挙げた外国人記者が指名され、新型コロナウイルス感染拡大への対策が失敗した場合、責任をどう取るかと問われた一瞬ぐらいか。

 「私が責任を取ればいいというものではありません」

 そこだけはついついいいかっこしいで口を滑らした「私や妻が関係していたということになれば、それはもう間違いなく総理大臣も国会議員もやめる」とし、公文書改ざんへとつながる森友問題を誘発したことから学んだのだろうが、この発言もすでに幾度も予行練習はされていたのだろう。

「コロナ会見」は「ポスト安倍」の予備選挙
 「ステイ ホーム」

 安倍総理による緊急事態宣言と記者会見が終わると、画面は小池百合子東京都知事の会見に切り替わる。

 小池知事は会見が始まるとまずは東京都の感染者数を発表したのち、「大事なことですから、もう一度言わせてください」として右手の人差し指を示して、いつものようにネイティブ風にカタカナ語を発した。

 安倍総理同様、プロンプターに映し出される原稿を読んでいることは自明だが、二人の差は明確だ。

 キャスターとしてのキャリアを考えれば当然なのだが、どこかでこの風景は既視感がある。そう、それはまるで大統領指名選挙や大統領選で中継される候補たちの姿なのだ。

 実際、今、私たちが何を見せられているのは、次の次、いや、もしかしたら次の総理を決めるレース=「ポスト安倍」の予備選なのではないだろうか。

 少なくとも小池知事にとっては、日々の会見はまたとない、絶好のアピールの機会でもある。


「総理大臣」の座に最も近づいた女性政治家
〔PHOTO〕gettyimages

 この国で、総理大臣の座に「あと一歩」まで近づいたのは、後にも先にもたった二人しかいない。

 一人は土井たか子氏。1989年の与野党逆転が起こった参議院選挙後、参議院で首班指名を得たが、ねじれ国会の中で衆議院の優越により、衆議院で指名された海部俊樹が両院協議会を経て就任することとなった。

 悲願は達成できなかったものの、国会の本会議の場で、あと一歩で総理の座が見えたという意味では土井を超えた女性政治家はいない。

 そしてもう一人こそ、小池百合子だ。2007年、福田康夫が突如総理と自民党総裁の座を辞すと発表。小池氏はこの際の総裁選に立候補する。当選すれば即、その場で総理大臣が決まる。結局は麻生太郎が当選するが、その後民主党への政権交代に至るのはご承知のとおりである。

 土井たか子氏と小池百合子氏については、岩本美砂子三重大学教授が詳細な比較論考を準備中と聞く。そちらも楽しみに待ちたい。

 土井氏が亡くなった今、国家権力の最も近くでその座を掴もうとした経験者は小池氏以外には存在しないということだ。

 小池氏は2017年、自ら希望の党を立ち上げ、再び総理を狙う道程を歩き始めたと思われたが、得意の会見での失言による失速以降は一時期の勢いは鳴りを潜めていたようにも見える。

 しかし、どういう巡り合わせか、まずは灼熱の東京オリンピックのマラソンコース移転問題で、続いて新型コロナ対策で、またもや小池氏が日本の政治の中心でスポットライトの下にいるのである。

4064チバQ:2020/04/12(日) 23:10:06
「おっさん迎合」からの脱皮
〔PHOTO〕gettyimages

 小池氏は40歳で政界へ進出、日本新党→ 新進党→自由党→保守党→自民党と出入りの多い道を歩んで来た。

 権力を持つ男性に近づき、その威力がなくなると見たら次の権力者に移る。そう揶揄もされてきた。組織の中でポジションを得るために、小池氏は自らの持てるポテンシャルを全て使ってきたのだろう。

 ただ、彼女は組織をまとめたり、その中でリーダーとなるタイプではない。つまり、メディアを使って国民に訴えかける大統領タイプの政治家なのだ。

 そうした前提に立つと都知事選挙はまさに大統領選挙と同様で、議院内閣制で衆議院議員の中から総理大臣を選ぶ選挙とは根本的に戦い方が違う。

 政党内政治ではなく、政党組織の外にいる大衆を味方につけて勝ち抜いていく。つまりもはや党内の気に食わないおっさんに気を遣ったり、迎合する必要は全くない。むしろ逆で、そうした権力と戦うことで自分の価値を際立たせることができる。

 小池氏は衆議院時代、決して女性に人気がある政治家ではなかったし、特別女性政策を進めるわけでもなかった。選挙の際にはその実感もあったことだろうと思う。

 しかし、都知事選挙では大転換が起こる。主婦層を含む女性たちが圧倒的に支持された。前時代的なおっさんに立ち向かうことで、票が集まるという経験をしたのである。

 それまで気を遣い、時間を使ってきたおっさんの機嫌取りというコストがなくなり、もしかすると小池氏は今が一番政治家として仕事ができているのかもしれない。

 地方政治には本当は興味がないのではないか等も言われるところだが、まさに感染症対策等の公衆衛生は国家レベルの課題であり、他国とも対話していかなければならない。日本のリーダーとして世界から認知をされるための、またとないチャンスなのだ。

 後述するように、小池氏にとって、この課題が巡っていたことで、新たなエネルギーの蓄電をしているようにも見える。

「女子の本懐」=I shall return
 小池氏は防衛大臣就任から辞任までの55日間を綴った著作『女子の本懐』(文春文庫)で自らの「行動パターン」の原理原則を明らかにしている。

 (1)映像での映り方を逆算し、1日3回の「お召し替え」も辞さず
(2)「偉そう」と思われても、なりきる。むしろ威厳を持ってあたらねば、相手が困るので、偉そうであるべき
(3)肩肘張って女性のトップを迎え入れるのは男性側
(4)考えられる全てを準備……他

 これらにはテレビでの経験が圧倒的に役立つとしている。

 防衛大臣就任時に「肩肘張って」彼女を迎え入れた人がいる。当時「防衛省の天皇」守屋武昌次官だ。

 守屋氏は百合子氏の初登庁日は女性自衛官が花束で出迎えるセレモニーを発案、週刊誌のグラビア取材には、大臣のバックに選りすぐりの“イケメン”自衛官を揃えたという。

 もちろん狙いは小池氏に取り入り、異例とも言える5年目に突入した在任期間をさらに延長しての続投を確保することだったが、小池氏はすでに東京地検が守屋氏を調べているという情報を得て、別の後任人事を進める。

 そこからの大バトルは小池氏に政治的挫折を味わわせることとなる。国会ではテロ特措法延長の問題もあり、混乱の責任をとって防衛大臣を辞めることになるだ。

 「女ヘンの二文字『嫉妬』を男ヘンに変えてほしい」

 防衛大臣辞任の痛手は小池氏にいずれのときにかのリベンジを誓わせた。

 「最後に、『I shall return』の気持ちで、これからも頑張っていきたいと思っている」

 退任会見をこう締めくくった小池氏は、『女子の本懐』でこうつけ加えている。

 「『to where(どこに)』ということは言わなかったが……」

 そのときの首相は安倍晋三氏である。

4065チバQ:2020/04/12(日) 23:10:31
「コロナ対策」こそ「ポスト安倍」レース
 小池氏にとっては、すでに政治的フェーズは変わっているのかもしれない。

 日々の露出は「ポスト安倍」レースそのものだ。小池氏は岸田氏、石破氏といった想定される相手候補に大きく水をあけ、安倍総理と対等、それ以上に能力があるのだ、危機管理ができるのだとアピール三昧だ。

 4月7日の緊急事態宣言のときに小池氏は近所からもらったという手作りマスクをつけてきたが、寸足らずのマスクをつけた安倍総理と比較対象のコントラストを見せつける演出意図もあったに違いない。

 実際にはこの日安倍総理はあのマスクは非着用だったが、ずっと威厳がある、自分の方が危機管理ができるのだと対照となるような戦略だったのだろう。

 「ポスト安倍」は安倍総理と競ってこそ、獲得できるのだと確信しているに違いない。つまりたとえ岸田氏になっても、皆はすぐに安倍時代を懐かしく思い出すはずだ。

 そこに安倍氏とともに残像するのは自分である。その際には安倍氏よりずっと能力のある自分こそが総理にふさわしいと誰もが思い出すであろう、と。

本命であり大穴
 現在の東京の状況は3月の3連休前に対処すべきことが未然に防げなかったことの結果とされ、小池知事は感染者が増大した非難を受ける立場にもあった。

 しかし連休明けにはオリンピックの延期が決定するとケロっとした顔で「このままではロックダウンを招く」との表現で翌週末の外出自粛などを呼び掛けた。

 こうした小池知事の一連の言動は官邸を刺激し、国と都の対立構造と緊張状態を作った上で、むしろそれをテコに危機対応能力をアピールする意図もあるのだろう。都知事選時に培ったノウハウはここでも生きている。

 加えて言えば、希望の党で失敗した経験から、再び自分が悪者にならないようにと考えているはずだ。もし今後、コロナ対策がうまくなかった場合、非難の矛先は国、つまり安倍総理に向くよう、常に闘う構図でのシナリオをしっかり準備しているのである。

 呼吸困難から肺炎に至る新型コロナウイルス患者の症状は、小池知事にとっては「苦しい、苦しい」といって叫びながらもがいた肺がん末期の母親の姿(『自宅で親を看取る 肺がんの母は一服くゆらせ旅立った』幻冬舎)と重なる部分もあり、自分の使命を今一度確認しているに違いない。

 昨年11月の小池氏のツイッターにはその母親をともに自宅で看取りった17歳の愛犬についての記載がある。長寿犬を育てたとして表彰状をもらったことを、母への思いの吐露とともに嬉しそうに報告している。

 この愛犬は小池氏が自民党に移り、2003年、小泉内閣で環境大臣に就任した時に宝塚市のペットショップで購入したという。名前は「総理」からとり「ソウちゃん」。母ともに政治的野心を確認する存在なのだろう。

 我が家のアイドルも11月で17歳になりました。これぞChoju!  長寿犬を育てたとして表彰状をいただきました。ソウちゃんに感謝状を出したいくらいです!  母の看取りの手伝いもしてくれたし。 pic.twitter.com/9EaQUw77Do

― 小池百合子 (@ecoyuri) November 24, 2019

 小池氏にとっては「I shall return」の「to where(どこに)」、行くべき場所はそのときから、いやもっとずっと前から決まっているのである。

 手作りマスクの奥には、都民を守ろうとするリーダーの包容力を演じつつも、この場を最大限に利用して女性初の総理大臣に、本命ならぬ大穴で駆け上がろうとする新たなドラマの始まりが透けて見えるのである。

井戸 まさえ

4066チバQ:2020/04/13(月) 09:54:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200413-00000505-san-pol

鳩山二郎衆院議員の男性秘書が新型コロナ感染 国会議員秘書では初


4/13(月) 9:39配信

産経新聞







鳩山二郎衆院議員の男性秘書が新型コロナ感染 国会議員秘書では初


国会議事堂


 自民党の鳩山二郎衆院議員(福岡6区)の60代の男性秘書が新型コロナウイルスに感染したことが13日、分かった。党関係者が明らかにした。東京・永田町に勤務する国会議員秘書の感染が確認されたのは今回が初めて。

 関係者によると、男性は1週間ほど前に発熱。臭いが分からなくなる「嗅覚障害」などの症状もあり、10日にPCR検査を受けた結果、11日に陽性と確認された。13日から入院する見通し。衆院事務局には13日午前に届け出た。

4067チバQ:2020/04/13(月) 10:12:19
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200413-00000006-pseven-soci

首相と都知事の暗闘 安倍政権はなぜ理髪店を特別扱いするか


4/13(月) 7:05配信

NEWS ポストセブン







首相と都知事の暗闘 安倍政権はなぜ理髪店を特別扱いするか


理髪店を巡って利権争いが発生(写真/JMPA)


「国家的な危機にあたり、ウイルスとの戦いに皆さんの力をお借りしたい」。4月7日、会見を開いた安倍晋三首相は国民にそう語りかけた。しかし、首相が戦っていた相手は、新型コロナウイルスではなかったようだ。


 緊急事態宣言の発令はなぜ遅れたのか──。その裏側には、国民そっちのけで繰り広げられた安倍首相と小池百合子・東京都知事との権力闘争があった。
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◆「理髪店」を強調
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 コロナ危機の中で総理大臣と東京都知事の暗闘が繰り広げられている。緊急事態宣言で後手に回った安倍首相は、宣言発表後の記者会見で異例の言及をした。
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「理髪店は休業要請の対象とは考えていない。理容、美容は国民の安定的な生活の確保のために事業継続することが必要なサービスだ」
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 宣言を発令すれば多くの業種に影響が出る。そんな中で、なぜ理髪店を名指しして「休業させない」と強調したのか。それは小池百合子・東京都知事に向けた強烈な牽制だった──。
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 バトルの引き金を引いたのは小池氏のほうだ。経済に深刻な影響が出ることを懸念して緊急事態宣言に慎重な安倍首相に対し、小池氏は“それなら勝手にやらせてもらう”とばかりに4月3日の会見で、宣言が出された場合の都の対応を発表する。“官邸はいつまでぐずぐずしているのか”とばかりに強引に歯車を動かしたのだ。
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「このままでは小池が何をしでかすかわからない」
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 安倍首相のもとには側近から“小池の暴走”を心配する情報が伝えられた。東京都が事実上のロックダウンとなる強力な規制を用意しているという内容だった。
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 それを受けて首相は4月5日の日曜日、菅義偉・官房長官、西村康稔・コロナ担当相、腹心の今井尚哉・総理補佐官らを官邸に招集し、緊急事態宣言の発令を決断する。
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「総理からは“小池に行き過ぎた規制をさせるな”という指示が出されたそうです。官邸の新型コロナ感染症対策本部にも伝えられた」(官邸官僚)
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 しかし翌6日、官邸が恐れていた事態が起きる。「首相が緊急事態宣言を発令する意向を固めた」という一報が流れると、東京都は待ってましたとばかりに「緊急事態措置(案)」として休業を要請する業種をまとめたリストを発表する。

4068チバQ:2020/04/13(月) 10:12:36

 そのなかに「理髪店」が含まれていた。閣内で真っ先に批判の声を上げたのは安倍側近の衛藤晟一・一億総活躍相だ。
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「理髪店に対する規制はあるはずがない」
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 衛藤氏は全国理容生活衛生同業組合連合会の支援を受けていることで知られる。東京都との調整役である西村大臣も、小池都知事にリストの見直しを申し入れた。
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 ところが、ただちに休業を要請する方針だった小池氏はクビを縦に振らず、調整は難航する。“小池が強行するかもしれない”──慌てた官邸は非常手段を取る。
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 3月28日に発令したばかりの新型コロナの「基本的対処方針」の内容を改定し、緊急事態宣言で自宅で過ごす国民に不可欠なサービスとして「事業継続を要請する」業種を指定した。そこに百貨店、レストラン、喫茶店などと並んで「理美容」(理容室と美容院)を盛り込んだのだ。
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 理髪店は、東京都のリストでは休業要請の対象、政府のリストでは事業継続要請の対象と真逆の扱いになった。
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 そうやって準備を整えたうえで、安倍首相は冒頭の会見で「休業させない」と言い切ったのだ。小池氏は直ちに行なうはずだった休業要請を先送りし、政府との調整を余儀なくされ、娯楽施設などへの休業要請が大幅に遅れることになった。
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 10日には、東京都が休業実施を要請する対象業種を発表し、理美容店の営業は認められたが、休業の是非は措くとして、安倍政権が理髪店をそこまで特別扱いするのはなぜか。
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 全国に理容室は約12万店、美容院は約25万店。産業分野としてみると決して大きいわけではないが、多くの議員が選挙になれば業界の支援を受け、自民党の有力な支持基盤として知られる。元経産官僚で『日本人を縛りつける役人の掟 「岩盤規制」を打ち破れ!』などの著書がある原英史氏が、理美容業界と政界の結びつきを解説する。
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「理容や美容業界は政治力が強い。全国に多くの店舗があり、理髪店の店主は昔から地域の商店会のメンバーというケースが多い。政治家にすれば商店会の票のとりまとめにつながる。理容、美容関連の生活衛生議員連盟は自民党でも力がある議連で、そのメンバーの政治家が役所に働きかけ、規制緩和がなかなか進まない現実がある」
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 生活衛生議連は理容、美容に加えて興行、旅館、飲食業、喫茶などコロナでとくに深刻な影響を受けている16業種の組合が支持基盤で、会長の伊吹文明・元衆院議長、副会長の鈴木俊一・元五輪相らメンバーに自民党重鎮が名を連ねる。感染対策に対しても政府に業界への支援を訴えてきた。
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 安倍首相も父・晋太郎氏以来、地元・山口の理容組合と関係が深いと報じられ、官邸に表敬訪問を受けたこともある(「理美容ニュース」)。
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 小池氏の休業要請方針は、安倍首相や自民党実力者からすると「俺たちの票田を潰すつもりか」と見えたはずだ。
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※週刊ポスト2020年4月24日号

4069チバQ:2020/04/13(月) 22:05:50
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20200413k0000m040217000c.html
「政府の広報が下手すぎ」 自民内からも次の新型コロナ対策求める声
2020/04/13 21:35毎日新聞

「政府の広報が下手すぎ」 自民内からも次の新型コロナ対策求める声

自民党本部=東京都千代田区で2019年5月16日、曽根田和久撮影

(毎日新聞)

 経済対策を巡っては、与党内にも「規模の割にインパクトが薄い」「制度が複雑で分かりにくい」といった不満が渦巻き、13日の自民党役員会では「政府の広報が下手すぎて、中身がしっかり伝わっていない」と苦言を呈する発言も出た。「次の対策」を求める声が早くも上がっている。

 自民党の稲田朋美幹事長代行は9日に安倍晋三首相と首相官邸で面会し、党内の議員連盟「女性議員飛躍の会」がまとめた提言を手渡した。1世帯30万円の現金給付に関し「不公平感が出ないように」と共働き世帯や別居中の女性などへの配慮を要求。稲田氏は面会後、記者団に「一律給付をこれからやるなら、マイナンバーカードの普及策とセットにすべきだ」と次の経済対策を見据えた発言もした。

 事業規模で過去最大級の108兆円の経済対策に関しても、「有権者は自分たちがどんな支援を受けられるかに関心があるのであって、規模感なんて気にしていない」(自民中堅)との声が漏れる。今回は当初、「一律の現金給付」が模索されただけに、給付対象の限定やわかりにくい要件への落胆は大きい。

 東京都の小池百合子知事が営業自粛に協力した中小企業に50万〜100万円の「協力金」を支払う方針を示したことへの焦りも大きい。自民の閣僚経験者は「政府も雇用調整助成金拡充などの事業者対策はかなり打っているが、『協力金』は分かりやすい」と漏らす。

 補正予算案の国会審議すら始まらないうちに追加対策の議論に移ってしまうと、野党から補正の組み替えを求められかねない。このため与党内で追加対策を求める声は抑制的だが、既に追加対策ありきの「頭の体操」(自民中堅)が始まっている。【飼手勇介】

4070チバQ:2020/04/15(水) 22:47:34
https://www.asahi.com/articles/ASN4G6D4CN4GUTFK00W.html?iref=com_rnavi_srank
IT相「しょせんは民間の話」 はんこのデジタル化
坂本純也

2020年4月14日 19時17分
 竹本直一IT相は14日の記者会見で、日本の「はんこ文化」がテレワーク(在宅勤務)の妨げになっているとの指摘について「民・民の取引で支障になっているケースが多い」との認識を示した。ただ具体的な対応策については「民間で話し合ってもらうしかない」と述べるにとどめた。

 政府が出勤者を最低7割減らすよう企業に要請するなか、書類に決裁印が必要などの理由から出社せざるを得ないケースが課題となっている。竹本氏はこの日の会見で、役所の届け出はデジタル化が進んでおり、「役所との関係ではそういう問題は起きない」と説明。「しょせんは民・民の話だ」と語った。

 竹本氏は行政手続きのデジタル化を進める担当大臣だが、「日本の印章制度・文化を守る議員連盟」(はんこ議連)の会長も務める。昨年9月の就任会見では印鑑とデジタル化について問われ、「共に栄えるためにはどうすればいいかということに知恵を絞っていきたい」と述べていた。(坂本純也)

4071チバQ:2020/04/15(水) 22:49:37
https://www.asahi.com/articles/ASN4G3D42N4GUTFK003.html
自民・船橋氏の家族が感染 赤坂宿舎で同居、登院を自粛
新型コロナウイルス

2020年4月14日 10時22分
 自民党の船橋利実衆院議員(比例北海道)は14日、衆院赤坂議員宿舎で同居する家族が、新型コロナウイルスに感染したと文書で発表した。自身も「保健所の調査に全面的に協力する」とし、調査終了まで国会への登院を控えるという。

 発表によると、船橋氏の家族は13日に感染が判明。勤務先での感染が疑われており、症状は軽いという。同日中に衆院に報告し、宿舎の消毒も行われた。

4072チバQ:2020/04/16(木) 13:54:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200416-00000034-asahi-soci

自民・木原誠二衆院議員の秘書が感染 勤務先は議員会館


4/16(木) 13:38配信

朝日新聞デジタル



 衆院事務局は16日、自民党の木原誠二衆院議員(東京20区)の50代の男性秘書が新型コロナウイルスに感染したと発表した。秘書は東京・永田町の衆院第1議員会館内の事務所に勤務していた。

 木原氏によると、秘書は7日以降は在宅勤務だったが、15日にPCR検査で感染が判明したという。

4073チバQ:2020/04/16(木) 22:46:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a22d970cdf34c4b8c3f2006883d6a33e0af5cfd
10万円給付 存在感示す公明、自民はガバナンスの危機 迷走に野党は批判
4/16(木) 21:14配信

産経新聞
安倍晋三首相との面会を終え記者団の取材に応じる公明党・山口那津男代表(中央)=15日午前、首相官邸(春名中撮影)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急経済対策で、政府は令和2年度補正予算案の組み替えによる1人当たり一律10万円給付へと方針を転換した。当初の「減収世帯などへの30万円給付」への批判に危機感を強めた公明党が、一律給付に慎重な安倍晋三首相に政治決断を迫って存在感を示した一方、補正予算案成立後の追加対策での対応を求めていた自民党ははしごを外された形となり、党の政策決定のあり方を疑問視する声も出ている。

 「2次補正ではダメですよ」

 公明の山口那津男代表は16日、首相との電話でこう述べ、補正予算案に組み込まれた「世帯30万円給付」を取りやめ、組み替えにより同党が求める一律10万円の現金給付を実施するよう重ねて求めた。「30万円」を強行すれば収入判定を迫られる地方自治体に事務負担を課すことに加え、国民からの支持も得られないとの認識も懇々と伝えた。

 15日に行われた自民との幹事長、政調会長協議でも不退転の決意を示した。山口氏は交渉に当たる党幹部に「理はこちらにある。主張をしっかり通すように」とハッパをかけ続けた。

 ただ、当初の補正予算案は、公明でも党内手続きを経て了承した。それでも「ちゃぶ台返し」に踏み切った背景には世論からの強い不満がある。支持母体の創価学会からも、一律給付について「譲るな」との督励が繰り返し届いた。もともと公明は1人10万円を提案していただけに、補正予算案には党中堅・若手にも不満がくすぶっていた。

 そんな状況で飛び出したのが、14日の自民の二階俊博幹事長の発言だった。二階氏は所得制限の必要性を唱えつつも「1人10万円給付」を表明し、これを奇貨とした。公明幹部は「二階氏が言うなら流れができる。1人10万円を実現するチャンスだと捉えた」と振り返る。

 対照的なのが自民の岸田文雄政調会長だ。岸田氏は党の政策責任者として難産の末、経済対策の党内議論を取りまとめた。党本部で6日、政府案を議論した会議では世帯30万円への批判が相次ぎ、当選3回の安藤裕衆院議員が「経済対策の体をなしていない。撤回し、自民党は下野した方がいい」と訴えるなど若手を中心に不満が続出した。

 10日には別の3回生らが新型コロナを受けて歳費の削減を求める提言への賛同者を募り二階氏に提出。世論を気にする選挙基盤の弱い若手が浮足立ち始めていた。党内の不満を抑えた上で了承した補正予算案が覆る事態は、「ポスト安倍」を目指す岸田氏にとって厳しい事態となる。

 もっとも、「1人10万円」をぶち上げた二階氏も、所得制限を設けた上で追加の経済対策での実施を求めていたが、最終的に公明の主張が通った。自民が得意としてきた党内ガバナンス(統治)が危うくなっている事態に、岸田氏周辺はこうつぶやいた。

 「党で一度決まったものが覆るなんて滅茶苦茶(めちゃくちゃ)だ。自民が崩れ始めている」

(石鍋圭、長嶋雅子)



 野党は16日、緊急経済対策に盛り込む現金給付をめぐり、政府・与党が迷走したことを一斉に批判した。野党は早い段階から、手続きに時間のかからない国民1人当たり10万円の一律給付を求めてきたが、政府は一貫して拒んできただけに「安倍晋三内閣は総辞職すべきだ」(野党幹部)と強気の構えを見せている。

 「自己否定だし、朝令暮改だ。首相も内閣も信用できなくなる。責任を取らないといけない」

 立憲民主党の安住淳国対委員長は記者団にこう述べ、閣議決定した令和2年度補正予算案の組み替えを厳しく批判した。野党はかねて国民1人当たり一律10万円の給付を訴えていただけに、首相の方針転換に攻勢を強めた。共産党の志位和夫委員長も記者会見で「(1世帯30万円の給付案は)破綻した。すべての人に10万円を配る方がスピードの面でも公平性の面でも合理的だ」と胸を張った。

 野党は16日、政府との連絡協議会であらためて10万円の一律給付を要求。さらに立民など主要野党の幹事長・書記局長は、補正予算案を独自に組み替え、共同提案することで一致した。

 強気の背景には世論の追い風がある。布マスクの全世帯配布などに批判が強いとみており、報道各社の直近の世論調査でも安倍内閣の支持率は軒並み低下しているからだ。立民幹部は「政府が決めた予算案を土壇場でひっくり返すのはクーデターだ。首相は与党側から内閣不信任案を突き付けられた」と言い放った。 (千田恒弥)

4074チバQ:2020/04/17(金) 11:36:08
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200415-00000014-pseven-soci

「マスク2枚配布」以外にも…国家を危うくした怪物官僚列伝


4/15(水) 16:05配信

NEWS ポストセブン







「マスク2枚配布」以外にも…国家を危うくした怪物官僚列伝


安倍首相と並ぶ今井氏(時事通信フォト)


「戦後最大の危機」に臨んで安倍晋三首相の混乱ぶりが際立っている。突然の全国一斉休校要請で並みいる大臣たちを驚かせ、唐突にマスク2枚配布を言い出して国民を唖然とさせた。緊急事態宣言をめぐっては「まだそういう事態には至っていない」と渋りながら、一転、発表即日に公布するという場当たり対応で混乱に拍車をかけた。
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 そんな安倍首相を陰から動かしているとされるのが今井尚哉・総理首席秘書官兼総理補佐官ら官邸官僚たちだ。
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 経産官僚から「総理の分身」と呼ばれる首席秘書官に起用されて以来8年間、今井氏は常に首相のそばに仕え、昨年秋からは「政策企画の総括担当」の総理補佐官を兼務して国政全般ににらみを利かせる立場に就いた。
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「今井ちゃんはなんて頭がいいんだ。頭の中を見てみたい」
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 首相はその才を高く買い、コロナ対策にあたっても今井氏の献策を採用するといわれる。だが、官僚が分を越えて政治家以上の権勢を振るうのは正常な国のあり方とはいえない。過去、権力が集中した“怪物官僚”が政治を主導して混乱を招いたことは何度もあった。
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◆次官交代を「拒否」
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 平成初めの混乱期、政治腐敗で行き詰まった自民党長期政権を倒して細川護熙連立政権が発足(1993年)。
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 期待を集めた細川政権がわずか8か月で倒れる原因をつくったのが、当時、霞が関で「10年に1人の大物次官」と呼ばれた斎藤次郎・大蔵事務次官だ。連立政権の中心人物、小沢一郎・新生党代表幹事と太いパイプを持ち、細川首相に国民福祉税の創設を強く迫った。
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 細川首相の総理首席秘書官を務めた成田憲彦・元駿河台大学学長は舞台裏をこう振り返っている。
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「大蔵省は政権発足時から何回も隠密に細川さんに会い、消費税引き上げの必要性を説明した。(中略)細川さんは妥協として、消費税は廃止して福祉のための税金にするということで国民福祉税になった」(日経新聞2012年1月3日付電子版インタビュー)
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 1994年2月3日の午前1時、細川首相は異例の深夜緊急会見を開いて税率7%の「国民福祉税」を創設すると発表した。


 しかし、これに与党第一党の社会党が激しく反発、8党派の寄り合い所帯だった政権は内部崩壊を起こし、細川氏は2か月後に退陣を表明する。国民の期待を集めた政権交代はこうして潰えた。
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 かつて「防衛省の天皇」と呼ばれたのが守屋武昌・元防衛事務次官だ。
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 小泉内閣時代の2003年に次官に就任すると人事で側近を重用し、後継次官候補の官僚を次々に左遷し、「次官1年、長くても2年」の霞が関の慣行を破って異例の4年にわたって次官にとどまって権勢を恣にした。
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 その陰で、守屋氏は防衛商社と癒着、夫婦同伴の旅行やゴルフ接待を受けて防衛省の防衛装備品の納入で便宜を図っていた(辞任後に汚職事件に発展)。
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 第一次安倍内閣の小池百合子・防衛大臣が就任直後に守屋次官の交代と新次官人事を内定すると、反発した守屋氏はなんとこれを拒否する。守屋氏は官邸に根回ししてイエスマンを自分の後任の次官に据えようと工作し、防衛省内で“内乱”を起こしたのだ。

4075チバQ:2020/04/17(金) 11:36:29

◆菅直人氏、野田佳彦氏を籠絡した官僚
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「消費税は上げない」と国民に公約して政権をとった民主党内閣は、消費税増税という国民への裏切りで瓦解した。
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 その立役者が菅内閣と野田内閣の2代にわたって財務事務次官を務めた勝栄二郎氏だ。この人物の“凄み”は、政治家に増税推進と引き換えに権力を与えたことである。
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「官僚は大バカ」と言っていた菅直人氏は、鳩山内閣の副総理兼財務相に就任すると増税反対派から増税派に変身。鳩山政権の後を継いで首相になると突然「消費税10%」を掲げ、東日本大震災が発生すると復興の前に「復興増税」を決めた。裏にいたのが勝次官である。
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 シロアリ演説(*)で知られた野田佳彦氏も同じ手法で籠絡された。財務相になると増税推進派に転じ、菅首相の失脚後、首相に就任すると民自公3党合意で消費税10%へのレールを敷いた。
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【*2009年の衆院選の演説で、天下り官僚をシロアリにたとえて「シロアリを退治して、天下り法人をなくして、天下りをなくす。そこから始めなければ消費税を引き上げる話はおかしいんです」などと語っていた】


 菅氏と野田氏に共通するのは、財務大臣を務めて増税派に転向し、総理の座を射止めたことである。
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◆「総理が無能だと官僚がのさばる」
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 今井氏には先達がいる。24年前、通産官僚から橋本龍太郎首相の総理首席秘書官となり、橋本行革に辣腕を振った江田憲司氏(元民進党代表代行)だ。
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 橋本首相が行革の目玉に掲げたのは、明治以来の中央省庁の大再編であり、1府22省庁あった中央官庁を1府12省庁に半減させるものだ。当然、霞が関や族議員あげた猛反対を呼び、金融行政と財政を分離して財務省に“格下げ”となる大蔵省は徹底抗戦した。
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 その中央省庁再編を取り仕切った江田氏は、「橋本の森蘭丸」と呼ばれて批判の矢面に立たされた。
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 森蘭丸とは、織田信長のお気に入りの小姓で秘書役を務め、織田家の有力部将たちから「蘭丸に睨まれると信長様の覚えが悪くなる」と恐れられたと伝えられている。
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 まさにかつての江田氏は現在の今井氏とそっくりな立場にいた。総理秘書官に振り回される現在の政治状況をどうみているのか―─江田氏本人はこう語った。
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「私自身も橋本総理秘書官のときは今の今井さんのように官邸を牛耳っていると随分と批判をされたが、私も彼も、あくまで総理の命を受けて総理を補佐している。今回の新型コロナ対策でも安倍総理に意見具申しているのでしょうが、だからといって今井さんが勝手に政策を差配しているわけではなく、あくまで最終判断は安倍総理が行なっている。その政策がまちがっているとすれば、安倍総理を批判すべきでしょう」
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 そのうえでこう警鐘を鳴らす。
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「確かに、官僚に操られている政治家は多い。それが一国のトップ、総理だったら大変です。だから政治家がもっと賢くならねばならない。政治家、総理が無能だと、権力官僚がのさばることになる」
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 かつて日本は「政治は三流、官僚一流」といわれて優秀な官僚が国を支えた。それがいまや総理の側に仕える官僚が国難にあたって「マスク2枚」の知恵しか出せない。いつの間にか「政治も官僚も三流」に成り下がったのか。
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※週刊ポスト2020年4月24日号

4076チバQ:2020/04/17(金) 13:03:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200417-00050168-yom-pol

自民・大塚拓議員の秘書が感染…国会内勤務の議員秘書で3例目


4/17(金) 12:47配信

読売新聞オンライン



 衆院事務局は17日、内閣府副大臣を務める自民党の大塚拓衆院議員(埼玉9区)の30代の女性秘書が新型コロナウイルスに感染したと発表した。国会内で勤務する議員秘書の感染が確認されたのは3例目。

 事務局などによると、秘書は今月6日から自宅待機しており、16日に感染が確認された。大塚氏本人は6日以降、秘書と接触しておらず、発熱などの症状はないという。

4077チバQ:2020/04/17(金) 15:15:14
https://www.sankei.com/politics/news/200416/plt2004160039-n1.html
混乱続いた末の現金給付決着 公明は一律、官邸や自民は難色 補正組み替えでも温度差


2020.4.16 20:01|
 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済対策として、16日に固まった所得制限などを設けない一律の現金給付は、与党内で早くから議論されてきた。安倍晋三首相や麻生太郎副総理兼財務相らは慎重だったが、世論の反発を意識した公明の強い働きかけにより、政府は異例の方針転換に踏み切ることになった。

 「リーマン・ショックの時も給付金を行った。あの時の経験を鑑みれば、ターゲットをある程度、置いて思い切った給付を行っていくべきだ」

 首相は3月28日、令和2年度補正予算案の編成指示にあたっての記者会見でこう述べ、給付は制限が必要だとの考えを示していた。首相が言及した麻生政権時(平成21年)の1万2千円の定額給付金は貯蓄に回るなど効果が乏しく、麻生氏も今回、「二度と同じ失敗はしたくない」と一律給付に反対した。

 与党内で「制限なし」を求める声は強かったが、自民の岸田文雄政調会長らはいったん制限付きの内容で党内をまとめ、3月末に首相に提言。4月7日に閣議決定した補正予算案は「減収世帯へ30万円」となった。しかし世論の反発は強く、野党も「給付に不公平が生じる」などと一斉に批判。政府は10日に支給基準を見直す方針を示すなど、混乱は続いた。

 14日には自民の二階俊博幹事長が所得制限を設けた上での10万円給付を政府に求める考えを表明。公明の山口那津男代表は15日、首相に一律給付を迫り、自公幹部で調整が始まった。首相や自民は当初、補正予算成立後の対応を想定したが、公明の要求を受け入れ、16日に異例の補正予算案組み替えを指示した。


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 国民民主は3月18日、日本維新の会は同25日に「一律10万円」を含む提言を公表。野党統一会派も4月2日に政府に申し入れており、結果的に野党の主張が通った形にもなった。

4078名無しさん:2020/04/17(金) 20:11:09
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASN4K54G9N4KUTFK00T.html
「自民も訴えてきた」10万給付で岸田氏ツイート
2020/04/17 15:41朝日新聞

「自民も訴えてきた」10万給付で岸田氏ツイート

記者会見で質問に答える自民党の岸田文雄政調会長=2020年3月9日午後、国会内、西村圭史撮影

(朝日新聞)

 自民党の岸田文雄政調会長が16日夜、自身のツイッターで、新型コロナウイルス対策として政府が国民への一律10万円給付を決めたことについて、「自民党としても当初から訴えてきた」と発信した。撤回した減収世帯に対象を絞った30万円給付案を主導したのは岸田氏だっただけに、党内やネット上などで疑問の声が上がっている。

 岸田氏はツイッターで、「皆様の暮らしを守るために、自民党としても当初から訴えてきた10万円一律給付を前倒しで実施することを総理が決断しました」などと発信。「あとはスピード、全力で取り組みます」と早期の給付を目指す考えを強調した。

 実際に、自民党内でも10万円の一律給付を求める声は根強くあったが、岸田氏が今月3日、安倍晋三首相との会談で「一定水準まで所得が減少した世帯に1世帯30万円支給すべきだ」と進言し方針が決まった。それでも、党内の反対意見は収まらなかったが、岸田氏が「今後の追加対策でさらなる現金給付を政府に求める」と説得し、自民党として了承した経緯がある。

 岸田氏のツイートに対し、細田派の中堅は「あんなことやらないほうがいい」。岸田派内からも「負け惜しみみたいだ。振る舞いがなっていない」(衆院中堅議員)との声が上がった。ネット上では「岸田さんは反対していたんじゃないのか。国民はそう思っている」「自分たちの手柄みたいに言わないで」「世論に押されただけでしょ」などの批判が相次いだ。

 次の自民党総裁選で「ポスト安倍」を目指す岸田氏は、課題とされる発信力強化のため、今月からツイッターを始めたばかりだった。フォロワー数は今のところ2千数百ほどだ。(西村圭史)

4079名無しさん:2020/04/17(金) 20:12:16
https://digital.asahi.com/articles/ASN4H7DNGN4HUTFK00L.html?pn=6
批判を気にした与党、唐突な10万円給付案 官邸が当惑
岡村夏樹、木村和規、大久保貴裕

2020年4月15日 23時16分
 自民党の二階俊博幹事長と公明党の山口那津男代表が足並みをそろえて政府に新たな現金給付の実施を求めた。対象を絞った30万円給付が国民の不評を買っており、与党が政府を突き上げた形だ。政府は補正予算成立後に対応を検討する方針だが、給付時期や所得制限の有無など課題も多い。

 一律の現金給付は、もともと与党からの要請が強かった案だったが、政府は慎重だった。首相としてリーマン・ショックの対応に当たった麻生太郎財務相は、経済対策として実施した「定額給付金」(1人あたり1万2千〜2万円)を例に、一律給付は貯金に回るだけで効果がないと反対していた。

 政府内には「金持ちにまで支給する必要はない」(政府高官)との指摘もあり、最終的に「薄く広く配るより、本当に困っている人に手厚く配る方が大事だ」(財務省幹部)として、減収後の月収が一定の条件を満たした人の世帯を対象に現金30万円を給付することになった。

10万円給付、首相「方向性持って検討」 山口氏提案に
与党からも不満噴出
 だが評判は散々だった。対象範囲が狭く、制度が複雑なため、野党だけでなく、自公の若手・中堅議員からも「不十分だ」と不満が噴出した。二階氏や山口氏の発言はそうした不満を反映している。

ここから続き
 現時点では、政府は1次補正予算の成立を待って追加の現金給付の検討に入る方針だが、課題は少なくない。所得制限がなく高額所得者も支給の対象になれば、「バラマキ」との批判は避けられない。官邸幹部は「みんなにばらまくというわけにはいかないだろう」と話す。

 財源の問題もある。補正予算案では緊急経済対策の財源として建設国債と赤字国債を計16・8兆円追加で発行。所得制限次第だが、一律で10万円を給付しようとすれば十数兆円が必要となる見込みだ。赤字国債でまかなうとしても、すでに巨額の借金がのしかかる国の財政がさらに悪化することは避けられない。

 手元に届くまでの期間も見通せない。安倍首相は緊急経済対策を決定した7日の民放の番組で、一律の現金給付を見送った理由を「国民に10万円ずつとの案もあった。これだと(給付に)3カ月かかる」と説明。一度は見送った案を実施することになれば、首相の政策判断の甘さも指摘されることにもなりそうだ。

一律給付、時期や規模に課題
 来週に補正予算案の国会審議入りを控える異例のタイミングで与党が突きつけた10万円給付案。口火を切ったのは自民党の二階俊博幹事長だった。

 14日、党本部で記者団に「速やかに実行に移すよう政府に強力に申し入れる」と、所得制限を設けた上での給付を求める考えを表明。さらに公明党の山口那津男代表は15日、安倍晋三首相に所得制限を設けない「1人10万円」の実現を直談判。記者団に「国民が先が見通せず困っている状況に励ましと連帯のメッセージをしっかりと伝えるべきだ」と語った。

 直近の報道各社の世論調査では、内閣支持率が軒並み落ち込んだ。所得制限を設ける政府の対策への評価は割れ、対策の規模そのものが不十分との声も多い。

 自民党からは、政府が目玉に据える「1世帯30万円」の現金給付が先に公表された直後から「実際にもらえる人は少ない」との異論が相次ぎ、「足りなければ次の経済対策も考えていく必要がある」(鈴木俊一総務会長)との注文が出ていた。

 元々「1人10万円」の給付を求めていた公明党でも、先の経済対策の発表後に中堅・若手らが「国民全員に一律現金給付が王道」(岡本三成衆院議員)と公然と異論を突きつけた。14日の両党の幹事長、国会対策委員長の会談では、公明党側が世論の批判を懸念し、「政権はこのままで大丈夫か」との危機感を伝えたという。

 15日午後、両党の幹事長、政調会長らが夜まで断続的に協議を行った。公明側は、10万円を速やかに給付するため、今回の補正予算案に組み入れるよう要求。自民側は難色を示し協議は持ち越しとなった。

 政府・与党はこれまで大型連休前の予算案成立を見込んでいたが、予算案を組み替えれば遅れは必至だ。協議後、自民の岸田文雄政調会長は記者団に「平行線。引き続き補正予算の準備を進める」と述べるにとどめた。(岡村夏樹、木村和規、大久保貴裕)

一律現金給付の主な課題
・所得制限を設けるのか。設ける場合は線引きをどうするのか

・国民の手元に届く時期はいつか。迅速な給付が可能か

・国の財政負担がさらに増大

・一律給付に慎重だったこれまでの政策との整合性は

4080チバQ:2020/04/17(金) 20:16:30
https://digital.asahi.com/articles/ASN4J76W1N4JUTFK00M.html?pn=9
1人10万円、土壇場の修正「首相のメンツ丸つぶれ」


清宮涼、安倍龍太郎

2020年4月16日 22時30分
 新型コロナウイルスに対する経済対策として政府が打ち出した「減収世帯への30万円給付」が一転、「国民1人10万円の給付」に変わった。世論の不満を受けた与党に押し切られる形で、安倍晋三首相が目玉政策の修正に追い込まれた。提出まぎわの補正予算案を組み替える異例の事態だ。

 異例ずくめの展開だった。

 「スピーディーに、国民の窮状を受け止めて政治判断が必要だ」。16日午前、公明党本部であった党の幹部会合で、山口那津男代表は緊急経済対策を見直す必要を改めて訴えた。その直前に首相と電話で協議して補正予算案の組み替えを求めたことも明らかにし、「結果を見守りたい」と語った。

 同じころ、衆院では週明けに始まる予定だった補正予算案の審議日程などを協議する予算委員会の理事懇談会が、公明が出席を拒んで中止となっていた。「連立を組んでいる党のやることか」。自民内からは、そんな悲鳴が上がった。

 一方、首相は山口氏との協議後、首相官邸で麻生太郎副総理兼財務相に続き、自民党の二階俊博幹事長、岸田文雄政調会長ら政権幹部と相次いで会談した。政府が経済対策の目玉に据えていた、減収世帯に30万円を給付する案に世論の反発は強く、修正を迫る公明党は一歩も引かない強硬姿勢を示していた。

 首相は公明党の主張をほぼ丸のみし、麻生氏らに予算案の修正を指示。減収世帯への30万円案を主導した岸田氏は会談後、記者団に「首相から調整するよう努力しろと言われた」と、硬い表情で繰り返した。

世間との感覚のズレ? 与党内から不満
 政府と一体となって予算案や法案を国会で成立させる役割を担う与党が、合意した経済対策の中身や予算案の修正を迫るのは極めて異例だ。公明党がそれでも主張を押し通した背景には、支持母体である創価学会内の強い不満があったと同党関係者は話す。

ここから続き
 元々公明党は、1人10万円給付案を政府に求めていた。減収世帯への30万円案が固まった後も、支持者から「もらえる人が少なすぎる」「これでは選挙は戦えない」といった声が寄せられ続けた。そんな中、自民党の二階氏が14日、記者団に対し10万円の給付案について「大変強い要望が集まっている。速やかに実行に移すよう政府に強力に申し上げる」などと表明。公明党はこれを機に、一気に政府への攻勢を強めた。

 自民党内でも16日、10万円給付案を評価する声が相次いだ。党本部であったコロナ対策本部の役員会後、田村憲久本部長は「一律10万円かそれ以上を配ったほうがいいと多くの意見があった」と説明した。若手議員による勉強会では「10万円給付を出来るだけ早く実現することを求めたい」(安藤裕・衆院議員)との要望が出た。

 与党内からは、肝いりの経済対策が土壇場で修正を強いられた首相の求心力低下を指摘する声もじわりと広がる。

 ベテラン議員は、首相が全世帯への配布を決めた「マスク2枚」や、ミュージシャンの星野源さんの楽曲「うちで踊ろう」とともにSNSに投稿した首相の動画なども合わせ、「首相ら政権中枢の世間との感覚のズレが明らかになっている」と指摘。官邸幹部は「30万円給付を推し進めた首相と岸田政調会長のメンツは丸つぶれだ」と話した。(清宮涼、安倍龍太郎)

4081チバQ:2020/04/18(土) 11:22:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/bdcca3c77c1537391c82b0d6e4ca520e618d0c8c
政策スピード不足 官僚の壁 一律給付に財務省反対
4/18(土) 0:50配信

産経新聞
財務省の庁舎正面=東京都千代田区霞が関(飯田英男撮影)

 安倍晋三首相は17日の記者会見で、新型コロナウイルス感染拡大の阻止に向け「国民皆でこの状況を連帯し、乗り越える」と訴えた。2月29日以降、記者会見の回数は5回に上る。だが、都市部を中心に感染者数は増え続け、緊急経済対策に盛り込んだ現金給付では減収世帯への30万円の給付から国民1人当たり現金10万円の一律給付に方針転換するなど迷走を重ねた。首相の思惑とは逆に、政権への批判は強まっている。

 首相官邸の政策決定にスピード感が欠けるのは、前例踏襲を常とする官僚が壁になっているためだ。

 感染の有無を調べるPCR検査について、首相は再三、1日当たりの検査能力の引き上げを指示したが、厚生労働省は軽症者の入院が増えて重症者支援が遅れれば医療崩壊を起こすと難色を示してきた。新型コロナは感染しても軽症か無症状の人が多い。検査ができないままでは、国民の不安が強まるのは当然だ。

 新型コロナ感染症に治療効果が期待される新型インフルエンザ治療薬「アビガン」の承認手続きやオンライン診療でも、副作用への懸念から、医師免許を持つ幹部職員らが「立ちはだかった」(政府関係者)とされる。

 現金給付をめぐっては、財務省が国民全員を対象にすれば、「大企業や年金生活者など打撃のない人にも配るのは不公平だ」と主張した。官邸は一律給付が膨大な財源を必要とすることも考慮し、対象を減収世帯に限り、1世帯当たり30万円の給付に傾いた。

 だが、首相が要請した全国の小中高校などの休校や外出自粛による在宅勤務で、家庭では食費など想定外の支出がかさんでいる。企業は先行きへの不安から今後の賃上げに慎重になるのは必至だ。消費税率10%も家計の重しになるだろう。首相はこうした国民感情を重視し、緊急事態宣言の対象区域を全国に拡大したのを機に10万円の一律給付に転じた。17日の記者会見で首相は「もっと判断を早くしておけばよかった」と率直に語った。

 「私たちにはもっとできることがある。目の前の現実に立ち向かうだけではなく、未来を変えることだ」。首相は会見でこう協力を呼びかけた。ただ、5月の大型連休を過ぎても感染者数が高止まりし続ければ、首相が要請した国民の努力も巨額の経済対策も水泡に帰する。来年7月に延期した東京五輪・パラリンピックの開催も危ぶまれる。首相は自らの判断が国家の命運を握る覚悟を持ち、果敢に対応すべきだ。(小川真由美)

4082チバQ:2020/04/18(土) 11:28:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/272c5d1d54f95d638db35fb3e3261280912fc5ee
「3月の大分旅行」で安倍昭恵氏のインスタ炎上 首相の説明にも「そこじゃない」
4/17(金) 22:56配信

デイリースポーツ
 安倍昭恵氏

 安倍晋三首相の昭恵夫人が国内で新型コロナウイルス感染が拡大していた3月中旬、大分県を旅行していたと週刊文春が報じて物議を醸している中、更新が2月上旬から止まっている昭恵氏のインスタグラムにも批判のコメントが殺到し、炎上状態になっている。

 昭恵氏のインスタグラムは、2月9日に宮城県気仙沼市の飲食店で「ランチ」をしたとして店舗前で記念撮影した写真が投稿されているのを最後に更新されていない。ところが、この9週間前の無関係な投稿に対しても、「大分旅行」報道があった今月15日以降に続々とコメントが書き込まれている。

 17日夜には「先程の総理の会見も上っ面にしか聞こえなくなってしまいました。反省し誠意を持って国民に謝罪してください」「花見と大分旅行と開いた口が閉じません。見直してください、あなたの行動が民度を下げています」「#赤木さんを忘れない→#安倍さんを忘れたい」「外出控えろって旦那が言ってるよ」などのコメントが書き込まれた。

 週刊文春の記事によると、昭恵氏は3月15日に約50人の団体ツアーと共に大分県宇佐市の宇佐神宮を参拝。ツアーの主催者に「コロナで予定が全部なくなったので、どこかへ行こうと思っていた」と連絡し、参拝のみに合流したという。昭恵氏は3月下旬にも知人らと桜の下での集合写真が報じられており、危機感が薄いと批判が強まっている。

 安倍首相は17日の衆院厚生労働委員会で野党議員の質問に対し、「事前に本人より聞いていた」とし、団体ツアーに参加したのではなく、参拝のみ団体と合流し、それ以外の観光などは行っていないと説明。3月15日は東京都が外出自粛を要請する前であり、問題はないとした。

 首相の釈明について、ツイッターでは「とっくに休校になってますよね、この時期。子供達は健気に家に閉じこもってますよ」「ツアー参加じゃないとか国民が問題にしているのはそこじゃない」などの指摘が続いた。

4083とはずがたり:2020/04/18(土) 21:51:11

岸田氏、メンツ丸つぶれ=肝煎り「30万円」撤回で―新型コロナ経済対策
2020/04/17 20:02時事通信
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-200417X608.html

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済対策として、安倍晋三首相は減収世帯への30万円給付を撤回し、全国民への一律10万円給付を決めた。公明党の主張を全面的に受け入れたためだが、30万円給付を主導した自民党の岸田文雄政調会長のメンツは丸つぶれとなった。今後の「ポスト安倍」レースに向け、求心力低下は避けられそうにない。

 「公明党が言えばひっくり返すというのはどういうことか」。10万円給付を議論する17日の党会合。出席者から不満の声が相次ぐ中、岸田氏は黙って耳を傾けていたという。

 30万円給付をめぐり、岸田氏は政府・与党内調整の最終局面で首相と直談判。政府が検討していた20万円から、10万円の上乗せを勝ち取るなど、存在感を発揮した。しかし、支給の手続きが複雑で条件も厳しかったため、与野党から批判が集中。最後は首相からはしごを外される形で、方針転換を余儀なくされた。

 岸田氏は16日夜、自身のツイッターで「自民党も当初から訴えてきた10万円一律給付を首相が決断した」と主張した。実際、党内にも一律給付を求める声はあったが、最終的な党提言には盛り込まれなかった。このため、党ベテランは「歴史の書き換えだ」と冷ややか。ネット上でも「うそ言わないで」といった批判が殺到した。

 政策責任者として指導力不足を露呈した格好の岸田氏に対し、党内の風当たりは厳しい。閣僚経験者は「党は政府の下請けではない」と酷評。党中堅は「岸田氏も終わりだ」と述べ、将来の首相候補としての力量を疑問視した。

4084チバQ:2020/04/19(日) 15:19:45
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-200418X660.html
揺らぐ1強、力学変化=コロナで混迷、安倍政権
2020/04/18 15:02時事通信

 安倍晋三首相が新型コロナウイルス対応に苦戦し、政府の危機対応は混迷を深めている。感染を封じ込める医療対応や、国民生活を守る経済対策は後手に回り、出口は見えないまま。「安倍1強」体制は揺れ、政権内の力学変化もささやかれる。

 「長期戦も予想される中でウイルスとの闘いを乗り切るためには、何よりも国民との一体感が大切だ」。首相は17日の記者会見で、外出自粛など国民の協力を訴えた。同時に、首相官邸が主導した目玉政策の「収入減少世帯への30万円給付」が、公明党の反対によって「国民1人10万円給付」に急きょ変わった「混乱」を認めて陳謝した。

 首相は2012年の政権復帰以来、国政選挙で勝利を重ねて1強体制を築き、危機管理や国会対応に臨んできた。だが、コロナ問題では十分な手を打てていないとの厳しい見方が広がる。医療従事者への高性能マスクなどが不足し、経済対策もスピード感に欠けるためだ。

 背景には、危機対応の要だった菅義偉官房長官が重要政策決定から「外されている」(自民党閣僚経験者)ことや、政府・与党の連携が十分機能していないことがあるとみられる。

 これまでは菅長官が公明党の支持母体である創価学会幹部とのパイプを生かし、同党との調整役を担ってきた。公明党関係者は現金給付をめぐる迷走に「菅長官と学会幹部のパイプは機能していなかった。首相が周辺とだけで決めた結果だ。第1次政権と同じだ」と断じた。

 不評を買う布マスク2枚配布も含め、首相の対応は経済産業省出身の秘書官ら「官邸官僚」が主導。一斉休校など事前に与党への根回しがないケースも目立ち、与党側は不満を強めている。

 自民党内には「秘書官が首相日程を絞り、若手議員はなかなか会えない。首相の感覚がどんどんずれていく。役人だけで物事を決めている」(石破派ベテラン)との不満も。閣僚経験者は「首相は菅長官ではなく、官僚の言うことしか聞かなくなっている」と語った。

 首相にとって、1年延期となった来年の東京五輪・パラリンピックの成功が至上命令。コロナ禍収束に全力を挙げ、経済対策にまい進することで活路につなげたい考えだ。

 しかし、報道各社の世論調査でも内閣支持率は下落傾向にあり、感染収束の先行きが見えない中で、態勢の立て直しは容易ではない。首相の自民党総裁任期は来年9月までだが、同党中堅は「政権末期だ。野党がだらしないことに救われている」と指摘。政府高官は「安倍政権もいよいよ終盤。コロナ収束とともに退陣か衆院解散・総選挙になるだろう」と予想した。

4085チバQ:2020/04/19(日) 15:33:10
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020041900122&g=pol
自民党の二階幹事長、通算在職2位に 9月に首位「角栄」越えも
2020年04月19日14時15分


自民党の二階俊博幹事長=3月4日、国会内
自民党の二階俊博幹事長=3月4日、国会内

 自民党の二階俊博幹事長(81)の通算在職日数が22日で1359日となり、森喜朗元首相の記録を抜いて歴代2位となる。今年9月8日まで務めれば、政治の師と仰ぐ田中角栄元首相の最長記録を塗り替える。

 二階氏は、谷垣禎一前幹事長の後任として2016年8月に就任し、相次ぐ国政選挙を勝利に導き、安倍晋三首相を支えている。首相の党総裁4選論を重ねて唱え、7月に東京都知事選を控える小池百合子知事とも良好な関係を維持している。
 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた10万円の現金給付では、14日に経済対策として政府に求める考えを表明し、政策転換の流れをつくった。

4086チバQ:2020/04/19(日) 15:37:22
独断と迷走の安倍政権 与党内からも「末期の様相」

2020年4月18日 7時30分
 新型コロナウイルスの感染拡大を止めるため、安倍晋三首相は17日の記者会見で改めて全国の国民の協力を求めた。新型コロナ対応では、一度決めた方針や政策を首相自身が覆し、現場の混乱をまねいたケースも目立つ。いま政権内ではなにが起きているのか。

独断が「成功体験」
 「やるべきことは、今まですべてやってきたつもりだ。至らない点はあったとは思うが、これからも全力を尽くして努力していきたい」。首相は記者会見で、16日に指示した補正予算案の組み替えを始めとする新型コロナ対応について、自らの評価を問われてこう答えた。

 閣議決定した補正予算案の国会提出直前の組み替えに限らず、新型コロナ対応では、一度決まった政府方針が、首相の政治判断で覆る例が目立つ。

 はじめはイベント開催をめぐる方針だった。2月25日にまとめた政府の基本方針では、「現時点で全国一律の自粛要請を行うものではない」と明記。だが、その翌日、首相は全国的なスポーツ・文化イベントの2週間の自粛要請を突如、打ち出した。

 学校の臨時休校でも、自治体に判断を委ねると定めた基本方針を2日後に覆し、法的根拠なく、全国一斉の休校要請を出した。首相の側近の萩生田光一文部科学相とも事前に綿密な調整をした形跡はなく、専門家の意見も聴いていないなかでの「独断」だった。

ここから続き
 しかし、官邸内ではこの休校要請は「成功体験」と受け止められた。報道各社の世論調査では休校要請を評価する声が多く、首相自らも17日の記者会見で「全国の一斉休校は、私は判断として正しかったと思っている」と断言した。

 ある政府関係者は、今回の緊急事態宣言の全国拡大と一律10万円の現金給付への変更も、その体験が大きく影響していると解説する。

 「(緊急事態宣言の)対象地域の外に人が流れていくなら、全国に広げた方がいいよ」。政府高官によると、首相は先週後半、宣言の全国拡大を口にしていた。だが、加藤勝信厚生労働相ら多くの関係者が「(都道府県ごとに区域を判断する新型コロナ対応の)法律の立てつけが変わってしまう」などと反対した。

専門家や官僚、蚊帳の外?
 緊急事態宣言をめぐって意見が分かれるなか、降ってわいたのが、現金給付をめぐる自民党の二階俊博幹事長と公明党の巻き返しだった。

 現金給付では、首相の頭にはもともと「全国民に一律10万円」があった。それが「減収し、生活に困る世帯に30万円」となったのは、麻生太郎財務相や財務省の強い反対があったためだ。しかし、財務省の意見を採用した結果、30万円給付は世間から「もらえる人が少ない」「要件が分かりにくい」といった強い批判を呼んだ。

 「批判されているのは、役人の言った通りにした政策ばかりだ。どうせ批判されるなら思った通りにやった方がいい」。政権幹部は首相の心情をこう代弁する。その姿勢は、専門家や政策に精通する各省庁の官僚の知見が政策決定に反映されなくなっていく危険をはらむ。

 首相は16日午前、一律10万円給付と緊急事態宣言の全国拡大を政治決断した。

 そんな首相自身も宣言解除に向けた「出口戦略」が描けているわけではない。首相会見に同席した政府の諮問委員会の尾身茂会長は「感染が仮に下火になってもまったくゼロになるということはありえない」と指摘した。

 そもそも首相が言及した「大型連休中の人の移動」が実際に最小化され、効果が分析できるのは連休後で、官邸幹部の一人は「(解除の時期は)全く分からない」と厳しい見方を示す。大型連休後も住民への外出自粛の要請が続くのか問われた首相も、こう語るしかなかった。「断定的なことを申し上げることはできない」

4087チバQ:2020/04/19(日) 15:37:41

混乱の背景に政権内のパワーバランス変化
 安倍政権の新型コロナ対応をめぐる混乱の背景には、発足当初から政権を支えてきた力学の変容があるとの見方がある。

 従来、政権の危機管理は菅義偉官房長官、杉田和博官房副長官が政官の双方から担ってきた。菅氏は二階俊博幹事長や公明党との間にパイプがあり、杉田氏のもとには各省庁の情報が集まってくる。

 しかし、首相が2月に全国一斉の休校要請を決断した際には、首相の側近である首相補佐官が中心となり、担当する萩生田光一文部科学相だけでなく、菅、杉田両氏も蚊帳の外に置かれた。地域経済への打撃を懸念する両氏は、今回の緊急事態宣言の全国拡大にも慎重姿勢だったが、顧みられることはなかった。

 首相は全世帯への配布を表明した「マスク2枚」に加え、ミュージシャンの星野源さんの楽曲「うちで踊ろう」とともに自宅でくつろぐ動画をSNSに投稿。世間との感覚のズレに批判が相次いだ。マスクは官邸官僚の発案だとされるが、官邸幹部が止めに入ることはなかった。菅氏は記者会見で「ツイッターでは過去最高の35万を超える『いいね』をいただくなど多くの反響がある」と首相をかばうしかなかった。

 報道各社の世論調査では内閣支持率は軒並み下落傾向にある。新型コロナに翻弄(ほんろう)され、迷走する政権には、与党内からも「政権末期の様相だ」との声が漏れるようになった。

 「ポスト安倍」をめぐるレースへの影響は避けられない。世論調査でポスト安倍候補の筆頭にあげられる石破茂・元自民党幹事長に加え、新型コロナ対応をめぐって強気の発言を繰り返す東京都の小池百合子知事が存在感を増す。一方、首相が後継者と目しているとされる岸田文雄政調会長は、自らがまとめた世帯当たりの30万円給付案が、公明党だけでなく身内の自民党からもひっくり返される事態となり、「大きな傷を負った」(自民党ベテラン)とみられている。

4088チバQ:2020/04/19(日) 16:20:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d14063e958c985e654905947817b5026f449e6c
安倍首相、遅すぎる「コロナ対応」のワケ 「ポスト安倍」をめぐり、菅氏との関係が…
4/18(土) 16:56配信

夕刊フジ
安倍首相(左)と、菅長官は「国難」に一致結束して取り組むべきだ

 【ニュースの核心】

 新型コロナウイルスに対する、安倍晋三政権の対応に批判が高まっている。「布マスク2枚の配布」に加えて、遅れた「緊急事態宣言」の発令、緊急経済対策のみすぼらしさ、直近では歌手とのコラボ動画と、いずれも評判が悪い。

 振り返れば、安倍政権の対応は、最初からギクシャクしていた。

 例えば、中国・武漢から邦人を救出したチャーター機の費用1人8万円は当初、本人負担のはずだったのに、途中で政府負担に変えた。

 英国船籍のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」では、対応した官僚に何人もの感染者を出したうえ、感染の可能性を完全に排除できない乗客の下船と帰宅を認めてしまった。

 中国に対する入国制限は当初、湖北省と浙江省に限定し、中国全土に広げたのは、習近平国家主席の「国賓」訪日延期の発表と同時だった。「中国に遠慮した」とみられても、仕方がない。

 PCR検査は今ごろになって、韓国や米国のような「ドライブスルー方式を検討」と言っている。

 極めつけは、緊急事態宣言の遅れと中身が乏しい経済対策である。各社世論調査によれば、8割前後が「宣言は遅すぎた」と答えている。遅れたのは「経済対策とセットで発表」と考えたからだろう。

 だが、対策の中身を見れば、経済を下支えする「真水」の一般会計歳出は16兆円程度にとどまった。国内総生産(GDP)比で3%だ。米国の対策は真水がGDP比で10%に上っている。3%では、まったく力不足だ。

 なぜ、こんな事態になってしまったのか。

 個別の理由は同じでないとしても、「政権内部の力学変化」と無関係とは思えない。例えば、4月2日付の朝日新聞は「経済官庁出身の官邸官僚」が安倍首相に布マスクを提案した、と報じている。「ハハーン」と思った読者も多いだろう。「危機管理の要」であるはずの菅義偉官房長官が外され、代わりに官邸官僚が仕切り役になっているのだ。

 小中高校への休校要請でも、菅氏や萩生田光一文科相は事前の相談にあずかっていなかった、という。休校要請自体は評価できるが、官房長官を重要な意思決定プロセスから外したのだとすれば、明らかに異例である。

 なぜ、菅氏が遠ざけられたのか。

 それには、「ポスト安倍」をめぐる思惑が背景にある。安倍首相は、自民党の岸田文雄政調会長を後継に推しているが、菅氏は岸田氏に消極的とされる。永田町では「路線の違いが、盤石だった安倍・菅関係にヒビを入れた」という観測がもっぱらだ。

 霞が関ににらみを利かせていた菅氏の存在感が薄くなれば、反動で財務省など官僚の発言権が強くなるのは当然である。その結果、緊急事態宣言が遅れ、経済対策は薄味になってしまった。

 最近の首相動静を見る限り、菅氏は休日も安倍首相との重要会議に出席しており、関係修復の兆しも見える。2月7日発行号の本コラムで書いたが、繰り返そう。

 いまは駆け引きをしている場合ではない。首相官邸は政治休戦して、新型コロナ対策に集中すべきだ。

 ■長谷川幸洋(はせがわ・ゆきひろ) ジャーナリスト。1953年、千葉県生まれ。慶大経済卒、ジョンズホプキンス大学大学院(SAIS)修了。政治や経済、外交・安全保障の問題について、独自情報に基づく解説に定評がある。政府の規制改革会議委員などの公職も務めた。著書『日本国の正体 政治家・官僚・メディア-本当の権力者は誰か』(講談社)で山本七平賞受賞。ユーチューブで「長谷川幸洋と高橋洋一のNEWSチャンネル」配信中。

4089チバQ:2020/04/19(日) 18:02:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/39c854425acc2765df6067613e67f848e86e5fc8
自民・谷衆院議員が重傷 車がガード突き破り田んぼに転落
4/19(日) 16:58配信

神戸新聞NEXT
谷公一氏=19年3月16日撮影

 19日午後0時40分ごろ、兵庫県養父市八鹿町小佐の県道交差点で乗用車がガードパイプを突き破り、道路脇の田んぼに転落した。兵庫県警養父署によると、助手席に乗っていた自民党の谷公一衆院議員(68)と、運転していた事務所スタッフの男性(65)が病院に搬送された。谷氏は左足の痛みを訴え、重傷のもよう。スタッフの男性も命に別条はないという。

 同署によると、現場は丁字路の交差点で、曲がりきれずにガードパイプに衝突したとみて事故原因を調べている。

4090チバQ:2020/04/20(月) 11:42:54
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200420-00000002-pseven-soci

菅官房長官 安倍首相との関係微妙で「やってられるか」状態か


4/20(月) 7:05配信

NEWS ポストセブン







菅官房長官 安倍首相との関係微妙で「やってられるか」状態か


迷走ぶりに一強が揺らぐ(時事通信フォト)


 非常時には強力な政権基盤を持つ「強い総理」でなければ危機を乗り切ることは難しい。新型コロナ危機にあたって国民は「一強」と呼ばれる安倍晋三・首相のリーダーシップに期待した。


 安倍内閣は大臣を首相のイエスマンで固め、官僚はいちいち指示しなくても総理の意向を忖度して動く。それは平時には批判の対象になるが、危機にはトップの号令一下、政府が一致団結して危機対応に当たる“原動力”になると思われたからだ。
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 ところが、この総理はやることなすこと国民の神経を逆なでしている。466億円の“アベノマスク”に続いて、今度はギターを弾きながら歌うミュージシャン・星野源と、私邸のソファーで愛犬を抱いてくつろぐ自分のコラボ動画をツイッターに投稿し、たちまち「貴族動画」「現代のルイ16世」と批判が殺到した。総理の女房役の菅義偉・官房長官は記者会見で“火消し”に追われた。
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「星野源さんが歌を公開したことに総理が共感をし、今般の配信を行なった。若者に外出を控えてもらいたい旨を訴えるにあたり、SNSでの発信は極めて有効。過去最高の35万を超える『いいね』をいただくなど、大きな反響があり、多くの皆様にメッセージが伝わることを期待している」
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 そう擁護した。
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「いや、あの会見はとても総理を擁護しているようには見えなかったな」
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 自民党ベテランは、菅氏の様子に別の印象を持ったという。
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「菅さんが総理を本気で守るときはもっと高圧的で断定的な言い方をする。加計学園問題では文科省資料を『怪文書みたいなもの』と一刀両断してみせた。それに比べて、今回は役人のメモをボソボソと読み上げただけ。マスクもコラボ動画も安倍側近官僚の入れ知恵といわれており、菅さんは役人を重用する総理と距離を置きたいんじゃないか」
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 これまで菅氏は安倍政権の大黒柱として国の危機管理に手腕を発揮してきた。とくに「初動が早く、指示も的確だった」と官僚に強い印象を残しているのが4年前の熊本地震(2016年4月14日)の対応だ。


 一報を受けると真っ先に官邸に駆けつけ、被害状況の把握と応急対策を指示し、発生から1時間半後には官邸で対策会議を開く準備を整えた。
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 時には総理の“女房役”として耳に痛いことも直言する。昨年秋、萩生田光一・文科相の「身の丈」発言で英語民間試験を導入する大学入試改革に批判が高まると、菅氏は「今からでは間に合わない」という文科省官僚の抵抗を押し切って安倍首相に導入延期を進言し、延期を決断させて批判を封じ込めた。
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 しかし、首相は菅氏が「令和おじさん」として注目されると警戒して次第に遠ざけるようになり、今回のコロナ危機では、菅氏は安倍首相から危機管理の指揮権も情報さえも与えられていない。

4091チバQ:2020/04/20(月) 11:43:20

◆安倍官邸への決別宣言
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 それを物語るのが、安倍首相が全国一斉休校要請を突然発表したとき、休校に慎重だった菅氏が決定を直前まで知らされていなかったことだ。最終判断は発表当日(2月27日)、官房長官がいない席で、首相と今井尚哉・総理補佐官らごく一部の側近だけで決定されたとされる。
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 菅氏自身がその経緯を参院予算委員会でこう説明している。
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「どうするか(首相と)議論した。『最終的には首相のご判断ですよ』とも申し上げた。4〜5日間議論して、首相がその日午後、判断されたと聞いた」
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 全国の小中高校を休校させるには文科省、総務省をはじめ多くの役所が関係する。その重大な決定を行なう会議に、「行政各部の総合調整」を所掌事務とする内閣官房長官が呼ばれないというのは異例中の異例だった。
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 菅氏に近い議員は、それ以上に菅氏が自ら内情を明らかにしたことに驚いたという。
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「菅さんの反対を総理が聞き入れなかったことはこれまでも何度もあったが、そのやりとりを一切言わないのが菅さんの基本姿勢でした。しかし、今回は裏事情を国会で答弁し、しかも自らが“部外者”であったことを隠しもしなかった。安倍官邸との関係が悪化し、国の重要な決定が官房長官抜きで決められることに、“やってられるか”と感じているからでしょう。こんな体制では感染対策は無理だという批判、安倍官邸に対する決別宣言だと感じた」


 官房長官が国政の重要事項に関与できなくなれば、残る仕事は毎日2回の定例会見を行なう“ただのスポークスマン”だ。
.

「君、君たらざれば、臣、臣たらず」
.

 中国の法家の書「管子」にある言葉だ。
.

 政権を支えてきたと自負する菅氏が、安倍首相の仕打ちに屈辱を感じなかったはずがない。菅氏は首相を“支え甲斐がない上司だ”と愛想を尽かした。それからの官房長官会見は精彩がなく、会見でも役人が書いたメモを棒読みするばかりになった。政権を支えるモチベーションを失っていることが傍目に見て取れる。
.

「総理の動画アップについても菅さんが相談を受けていたら止めていたでしょうが、知らされないまま、批判を浴びると会見で説明責任だけ押し付けられた。菅さんは感染対策が一段落した時点で官房長官を辞任する腹を固めているでしょう」(同前)
.

 こうして総理と官房長官が「官邸内別居」の状態になったことが、政府のコロナ対応を迷走させていく。政治ジャーナリスト・野上忠興氏が指摘する。
.

「安倍首相は“強いリーダー”像を掲げてはいるが、もともとトップダウン型ではなく、バランス型の総理。政策判断ではブレーンや部下が提案した案のうちどれにするかを選ぶ。その案に役人が反対すれば官僚人事を握る菅官房長官が抵抗をはねのけて実行していくという役割分担だった。だが、決定するのは安倍、実行するのは菅という政権運営の仕組みが崩れ、口うるさい“女房役”がいなくなった安倍首相が自ら危機管理の司令塔になると、政府の方針がコロコロ変わるようになった」
.

 この肝心なときに官邸は機能不全に陥った。
.

※週刊ポスト2020年5月1日号

4092チバQ:2020/04/20(月) 22:11:31
逆ダチョウ倶楽部か・・・
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2004200026.html
全閣僚と自民党国会議員は10万円給付を辞退 二階氏「共感得られる形で」
2020/04/20 20:24産経新聞

全閣僚と自民党国会議員は10万円給付を辞退 二階氏「共感得られる形で」

官邸入りする自民党・二階俊博幹事長=20日、首相官邸(春名中撮影)

(産経新聞)

 安倍晋三首相(自民党総裁)は20日の党役員会で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急経済対策として行う1人当たり一律10万円の現金給付について、全閣僚が受け取りの辞退を申し合わせたと説明した。一方、党は所属する全国会議員に関し、受け取りの申請を行わない方針を固めた。役員会で、対応が二階俊博幹事長に一任された。

 二階氏は記者会見で「国会議員が受け取るということではなく、できるだけ皆さんの共感が得られるような形で処理したい」と説明。「政治家の寄付禁止と整合させる問題があるが、理解が得られるように努力したい」とも述べた。

 役員会では、出席者から10万円の現金給付について「党として統一した行動をとる必要がある」との意見が出たという。一部の党幹部からはすでに、受け取り辞退を求める声も上がっている。

4093チバQ:2020/04/20(月) 22:12:57
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2004200024.html
【新型コロナ】「ポスト安倍」明暗…傷ついた岸田氏、菅氏も存在感なく、西村氏の存在感は向上
2020/04/20 19:39産経新聞

 新型コロナウイルスへの対応策をめぐり、自民党の「ポスト安倍」候補の明暗が目立ってきた。政府が20日、閣議決定をやり直した令和2年度補正予算案をめぐる攻防などをひもとくと、各候補の現状もうっすら見えてくる。

 今回、大きく傷ついたのが自民党の岸田文雄政調会長だ。

 補正予算案に盛り込む現金給付の在り方をめぐり、岸田氏は当初、国民への一律給付を主張していた。しかし、財務省や麻生太郎副総理兼財務相らの反対論を考慮し、一度は自民党内の異論を抑え、大幅な減収があった世帯などに絞る案をまとめた。

 岸田氏を有力な後継候補と位置付ける安倍晋三首相も、一時は岸田氏の要請を受け入れる形で、給付額を世帯当たり「20万円」から「30万円」に上積みする配慮をみせた。

 それだけに、補正予算案を7日に閣議決定した後、首相が二階俊博幹事長や公明党のちゃぶ台返しを受け入れ、国民1人当たり一律10万円の現金給付へと方針転換したのは「ダメージが大きい」(岸田氏周辺)。自民党の政策立案の責任者として、今後も求心力を維持できるか、正念場を迎えている。

 一方、菅義偉官房長官は全国の小中高校への休校要請で最終決定に関与せず「首相との間にすきま風が吹いたか」と揶揄(やゆ)された。ただ、首相が布製マスク2枚の配布を決めた際や、シンガーソングライターの星野源さんとのコラボ動画投稿で批判が集まったときには、記者会見で手堅く首相をフォローするなど、政権運営に携わる姿勢は以前と変わっていない。

 しかし、政策面ではもっぱら各省庁間の調整役に特化し、中核となって具体策を練り上げるような動きは見られない。現金給付の攻防に深く関わった岸田氏らにくらべると、存在感がかすんでいる印象を受ける。

 「ポスト安倍」候補として存在感を高めたのは、経済と新型コロナの両方の対策を担った西村康稔経済再生担当相だ。緊急事態宣言の発令を早くから首相に進言し、休業要請をめぐる協議では小池百合子東京都知事と渡り合った。

 西村氏は、「地方創生臨時交付金」を都道府県知事が休業要請に応じた事業者に支給する「協力金」の財源として活用できるように調整した。官僚側は「休むだけで一律に交付するのは、地方創生になじまない」などと消極的だったが、西村氏は先週後半、北村誠吾地方創生担当相と交渉し、実現にこぎつけた。

 同じ閣僚でも、茂木敏充外相は、感染拡大に伴い各国が講じる入国拒否などにより、見せ場となる外交活動が制約されて苦しんでいる。

 3月にロシアのラブロフ外相を迎え、日露間の最大の課題である平和条約締結交渉を前進させる考えだったが、来日日程はいまだ見えていない。世界貿易機関(WTO)改革の方向性を打ち出すべく出席を模索した6月のカザフスタンでのWTO閣僚会議も中止が決まった。

 ただ、海外に残る邦人の帰国をめぐっては自ら各国の外相らに掛け合い、帰国手段の道筋をつけるなど、指導力を発揮している。

 各候補が悲喜こもごもの動きを見せる中、政府や党の要職にない石破茂元幹事長への支持は高まっている。11、12両日に行った産経新聞社とFNNの合同世論調査では、次の首相にふさわしい政治家として、石破氏が20・2%の支持を集め、2カ月ぶりにトップに立った。

 最近の石破氏は、首相への批判は抑え、対応策をメディアなどで発信することに努めている。17日付のブログでは「早急に為(な)すべきこと」として「重症患者の急増による医療崩壊の回避」など7項目を提言した。

4094チバQ:2020/04/21(火) 11:55:07
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200421-00134361-fnnprimev-pol

「全国民に10万円」めぐる自公連立21年目の大喧嘩!安倍×山口×二階・岸田…緊迫48時間の舞台裏


4/21(火) 11:30配信

FNN.jpプライムオンライン







「全国民に10万円」めぐる自公連立21年目の大喧嘩!安倍×山口×二階・岸田…緊迫48時間の舞台裏


FNNプライムオンライン


「減収世帯へ30万円」から一転「すべての国民へ10万円」なぜ急転

4月16日夜、安倍首相は首相官邸で行われた新型コロナウイルス対策会議の場で、特措法に基づく緊急事態宣言の対象区域をこれまでの7都府県から全国に拡大すると発表した。そしてそれに伴う緊急経済対策として次のように述べた。

【画像】全国民一律10万円給付に転換の背景

「全国すべての国民の皆様を対象に、一律1人あたり10万円の給付を行う方向で、与党において再検討を行っていただくことと致します」

すべての国民に10万円ずつ現金を配るというのだ。しかし、経済対策としての現金給付に関しては、『収入が減少した世帯を対象とした30万円の現金給付』が既に7日に閣議決定され、実行に向けた補正予算案の編成が大詰めを迎えていた。「減収世帯」から「すべての国民」への対象変更。緊急経済対策の最大の目玉とも言える現金給付をめぐるこの大転換の陰で、いったい何が起きていたのか。舞台裏では安倍首相、自民党の二階幹事長、岸田政調会長、そして山口代表率いる公明党との間での凄まじい暗闘が繰り広げられていた。
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発端は自民党・二階幹事長の「一律10万円現金給付」発言

すべての発端は、一律10万円の給付表明の2日前、14日の午後5時半頃に遡る。自民党の二階幹事長が緊急記者会見を開き、冒頭に次のように切り出した。

「経済対策では、一律10万円の現金給付を求める等の切実な声があります。できることは速やかに実行に移せるように、自民党としての責任を果たしてまいりたい」

政府が目指す「一世帯30万円の現金給付」の後に、さらに「一律10万円の現金給付」が必要だと突然ぶち上げたのだ。二階氏は、その理由を、新型コロナウイルス感染症が日本経済や家計に大きな打撃を与えている現状をあげた上で、「国民に安心の気持ちを持ってもらうため」だと強調した。

この背景について政府関係者は、「自民党の若手を中心に、一世帯30万円の給付の仕方に不満がたまっていた」と説明しており、政府内でも「一律給付の方がスッキリして早い」と呼応する声もあるとした。さらに、自民党関係者も「これで党の存在感を示すことが出来る」とのその狙いを語った。

しかしこの発言は、「見切り発車だ」との指摘も聞かれた。党内から「聞いていない」「補正予算が成立する前に、追加の現金給付の話を持ち出すと混乱する」などと懸念の声も噴出した。また実際に経済対策を担う官邸関係者に話を聞いても「二階幹事長の提案は報道で知った、何もわからない」と漏らしていた。まさに二階氏の独断だったようだ。

そして、この二階氏の発言に大きな衝撃を受けたのが公明党だった。

怒り心頭の公明党…“蚊帳の外”からの逆襲

実は、現金給付を巡っては、公明党はすでに3月の時点で、「すべての国民に一律10万円の現金給付」を提言していたのだ。しかし、今月3日、自民党の岸田政調会長と安倍首相との会談で「収入が減少した世帯を対象とした30万円の現金給付」が一気に決まった。

しかも、当日朝に支給額は1世帯20万円との情報が流れた中で、1世帯30万円に増額した形となったこの決定について、ある幹部は「総理は岸田さんに花を持たせたかったのだろう」と、安倍首相が後継候補として考えている岸田氏の見せ場を作る演出だとの見方を示した。

一方で、主張が退けられる格好となった公明党には動揺が走った。党内からは「給付の基準がわかりづらい」「国民の期待に応えられていない」などの異論が噴出。それに加えて、一部の幹部からは「与党なのに意思決定のプロセスに関われていない」「公明党は蚊帳の外だ」などと、党の存在感を示せていないことについて執行部への不満の声が聞かれた。

それでも何とか与党としての足並みを揃えるべく、「一世帯30万円の現金給付」で党内をまとめた矢先の二階氏の10万円支給発言だった。

公明党内では「一律10万円の現金給付は公明党が先に主張していたことだ」として、一気に不満が爆発した。公明党にしてみれば、自民党によって諦めさせられた自分たちの提案を、今度は自民党が自らの手柄にしようとしたと映っても仕方がない状況であり、支持者の不満を抑えるためにも一人10万円給付を自らの手で直ちに実現する必要性に迫られた。

4095チバQ:2020/04/21(火) 11:55:36
山口代表が直談判、一律10万円支給を要求

翌15日午前、山口代表は急きょ首相官邸を訪れ、安倍首相との与党党首会談を行った。そして会談終了後、次のように述べ「一律10万円の現金給付」を安倍首相に迫ったことを明かした。

「先が見通せず困っている状況に、連帯のメッセージをしっかり伝えるべきだ」

これに対して安倍首相も「方向性を持って検討する」と一定の理解を示したという。山口氏は「総理に決断を促した。総理には積極的に受け止めて頂いたものと理解している」と強調し、一律10万円の現金給付実現への手ごたえを語った。

加えて、前日の二階発言について問われた山口氏は、「二階さんがどういう意図でお話になったのか伺っていない。公明党は独自に今日、総理に要望した」とあくまで公明党独自の提言であるとし、二階氏の発言は全くの別物だと強調してみせた。


与党決裂!?の声も…岸田氏肝いり「減収世帯に30万円」撤回巡る自民・公明の攻防

この会談を受けて午後4時、自民・公明両党の幹事長、政調会長が出席しての緊急会合が国会内で開かれた。自民党側は二階氏・岸田氏が顔をそろえた。議題は、一律10万円支給のタイミングと、収入減少世帯への30万円給付の扱いだった。

公明党はスピードを重視して、「一世帯30万円の現金給付を取りやめた上で、一律一人10万円給付の速やかな実施」を主張し、閣議決定目前の補正予算案を組み替えるよう求めた。対する自民党はというと岸田氏肝いりの収入減少世帯への30万円給付を取り下げるわけにはいかない。そこで「一世帯30万円の現金給付を行ったあとに追加として一人10万円給付を実施する」として、一律給付を否定はしないものの、混乱を避けるためにもまずは決定事項である減収世帯への給付を優先すべきだとした。

主張は真っ向から対立し、会談は断続的に4時間以上続いた。そして終了後、足早に部屋をあとにした公明党幹部に対して、自民党幹部は一向に部屋から出てくる様子がなかった。この様子に「与党決裂か!」との声も聞こえ始める中、自民党の岸田政調会長が報道陣の前に姿を現し、次のように述べた。

「結論としましては平行線でありました。よって引き続き補正予算の準備は続けていくということになります。今日は以上です」

一見、協議継続ともとれる内容の発言だが、補正予算の準備を続けていくということは、これまで通りの減収世帯案を目指すということに変わりなく、すなわち公明党の案には応じられないとの姿勢を岸田氏は示したのだ。自民党関係者からは「岸田さんが何とか守り抜いた」との安堵の声が漏れた。しかし、公明党の覚悟の度は自民党の想像を遙かに超えていた。
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山口氏が安倍首相に伝えた覚悟…予算案組み替え決まる

翌16日朝、状況は一変する。動いたのは、再び公明党の山口那津男代表だった。山口氏は安倍首相に電話し「政治決断が必要だ」と迫った。このとき、山口氏はこの一律10万円給付が直ちに実現しなければ補正予算案に賛成できないとの強い覚悟を示したとされる。与党である公明党が予算案に賛成できないとなれば、連立の根底を覆す事態となる。これに安倍首相は「検討する」と応じたという。そして安倍首相は、まず麻生財務大臣と、続いて自民党の二階幹事長と岸田政調会長らと首相官邸へと相次いで面会した。

麻生氏はこれまで一律の現金給付には、自らが首相だった際の定額給付金を教訓に、「貯蓄に回ってしまい経済効果が薄い」などと一貫して否定的だったが、「党で話し合って決めてくれるのであれば」と補正予算案組み替えを容認した。

そして、二階氏と岸田氏は首相との面会後、並んで記者団の前に立ち、堅い表情の岸田氏は「引き続き調整の努力をするように安倍首相から指示された」とだけ、言葉少なに語った。

この後ほどなくして安倍首相から10万円の現金給付へ向けた「補正予算案の組み替え」の指示が出されたという。そして夕方には安倍首相から山口氏へ「所得制限をつけない」形での10万円の現金給付実施の意向が伝えられた。安倍首相が自らの決定を覆し公明党の主張を丸呑みすることが決定した瞬間だった。

4096チバQ:2020/04/21(火) 11:55:52

与党内闘争に「こんな時に恥ずかしい」と身内からはため息も

自民党幹事長の一言に端を発し、ついには公明党代表が首相に進退をかけ直談判するまでに至った今回の「現金給付」めぐる与党内攻防。ある自民党関係者はこの稀にみる展開を振り返り、とにかく公明党は「一律10万円の現金給付の一点張りだった」「公明党の本気を感じた」という。

しかし、ここまで両党の主張がこじれた原因の根底には、自民党と公明党という2つの政党間の意地やプライドといった極めて内向きの理由が存在する。ある関係者は「こんな時に身内でやりあって恥ずかしい」とため息交じりにこぼしたほどだ。また、安倍一強・官邸主導と言われて久しい中で、これほど与党が安倍官邸を揺さぶり、政権の方針を変えさせたことは第二次安倍政権下ではなかった。今回のことをきっかけに政府与党内にパワーバランスの変化が生じる可能性もある。

新型コロナウイルスの感染拡大という未曽有の国難に対して、まさに国をあげての正念場だと言われる中、今回の「現給給付」をめぐる一連の動きが真に国民に向き合った結果の行動だったかは疑問が残る部分もある。政府与党には、すべての国民に10万円の現金を配ることが「政策」ではなく「政局」だったと言われないだけの丁寧な説明が今後求められる。

(フジテレビ政治部)
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福井 慶仁

4097チバQ:2020/04/22(水) 21:56:47
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/200422/dom2004220003-n1.html
心もとない岸田氏、評論家みたいな石破氏…コロナ対応で混乱“ポスト安倍”戦線に異変あり!? 「一律10万円給付」で男をあげたのは… (1/2ページ)
2020.4.22
 安倍晋三政権が、新型コロナウイルスをめぐる対応で混乱した。国民生活を守る経済対策では、閣議決定した「減収世帯への30万円給付」が撤回され、「国民1人当たり一律10万円給付」になった。一連の過程で「ポスト安倍」候補の誰が評価を上げ、逆に下げたのか。政治評論家の小林吉弥氏が論評した。

 「自民党も当初から訴えてきた10万円一律給付を前倒しで実施することを総理が決断した」

 岸田文雄政調会長は急転直下で、政府・与党の国民給付の方針が変わった16日、自らのツイッターでこう発信した。

 岸田氏は「減収世帯への30万円支給」で党内の意見集約に奔走し、存在感を示した。だが、お蔵入りになり、ツイッターには《うそ言わないで》などと批判が殺到した。

 小林氏は「岸田氏は心もとない。『この国難で、自民党はカネは出すぞ!』と、大胆な政策を発信すべき立場なのに、男を下げた。風当たりも強くなるだろう。ただ、党内派閥の力学を考えれば、最有力候補に変わりはない」と分析する。

 菅義偉官房長官は、側近の河井克行前法相夫妻をめぐる選挙違反事件もあってか、最近、存在感が薄い。

 小林氏は「今回の給付策の意思決定では外されていたようだ。一連の事件が逆風となった。『ポスト安倍』としてはどうか…」と指摘する。

 石破茂元幹事長は17日、自らのブログに「ここ数日の動きを見ると、混迷・混乱の度が高まっているように思えて心配だ」と、まるで評論家のように書き込んだ。

 ただ、産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の直近の世論調査(11〜12日)では、「次の首相にふさわしい政治家は?」の質問で1位になった。

 小林氏は「石破氏はいま、下手に前に出ないのが得策と考えているようだ。新型コロナウイルスの感染が拡大する現状への不満が、相対的に評価を上げている可能性がある」と語る。

 「ポスト安倍」では、河野太郎防衛相らの名前も挙がるが、小林氏は「唐突感がある」と語るにとどめた。

 安倍首相の党総裁としての任期が来年9月に迫るなか、誰が「ポスト安倍」にふさわしいのか。

 小林氏は「『ポスト安倍』の争点は、コロナ禍からの日本をどう立て直すかだ。誰がやるにも、未曽有の重責を背負っての船出で、相当の腕力がいる。簡単ではない」と語っている。

4098チバQ:2020/04/22(水) 22:01:05
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/200422/dom2004220003-n1.html
心もとない岸田氏、評論家みたいな石破氏…コロナ対応で混乱“ポスト安倍”戦線に異変あり!? 「一律10万円給付」で男をあげたのは… (1/2ページ)
2020.4.22
 安倍晋三政権が、新型コロナウイルスをめぐる対応で混乱した。国民生活を守る経済対策では、閣議決定した「減収世帯への30万円給付」が撤回され、「国民1人当たり一律10万円給付」になった。一連の過程で「ポスト安倍」候補の誰が評価を上げ、逆に下げたのか。政治評論家の小林吉弥氏が論評した。

 「自民党も当初から訴えてきた10万円一律給付を前倒しで実施することを総理が決断した」

 岸田文雄政調会長は急転直下で、政府・与党の国民給付の方針が変わった16日、自らのツイッターでこう発信した。

 岸田氏は「減収世帯への30万円支給」で党内の意見集約に奔走し、存在感を示した。だが、お蔵入りになり、ツイッターには《うそ言わないで》などと批判が殺到した。

 小林氏は「岸田氏は心もとない。『この国難で、自民党はカネは出すぞ!』と、大胆な政策を発信すべき立場なのに、男を下げた。風当たりも強くなるだろう。ただ、党内派閥の力学を考えれば、最有力候補に変わりはない」と分析する。

 菅義偉官房長官は、側近の河井克行前法相夫妻をめぐる選挙違反事件もあってか、最近、存在感が薄い。

 小林氏は「今回の給付策の意思決定では外されていたようだ。一連の事件が逆風となった。『ポスト安倍』としてはどうか…」と指摘する。

 石破茂元幹事長は17日、自らのブログに「ここ数日の動きを見ると、混迷・混乱の度が高まっているように思えて心配だ」と、まるで評論家のように書き込んだ。



 ただ、産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の直近の世論調査(11〜12日)では、「次の首相にふさわしい政治家は?」の質問で1位になった。

 小林氏は「石破氏はいま、下手に前に出ないのが得策と考えているようだ。新型コロナウイルスの感染が拡大する現状への不満が、相対的に評価を上げている可能性がある」と語る。

 「ポスト安倍」では、河野太郎防衛相らの名前も挙がるが、小林氏は「唐突感がある」と語るにとどめた。

 安倍首相の党総裁としての任期が来年9月に迫るなか、誰が「ポスト安倍」にふさわしいのか。

 小林氏は「『ポスト安倍』の争点は、コロナ禍からの日本をどう立て直すかだ。誰がやるにも、未曽有の重責を背負っての船出で、相当の腕力がいる。簡単ではない」と語っている。

4099チバQ:2020/04/23(木) 13:31:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200422-00000561-san-pol

自民・二階幹事長、在職歴代2位に 衰えぬ影響力、軋轢も


4/22(水) 19:02配信

産経新聞







自民・二階幹事長、在職歴代2位に 衰えぬ影響力、軋轢も


自民党・二階俊博幹事長(春名中撮影)


 自民党の二階俊博幹事長(81)の通算在職日数が22日、1359日となり、森喜朗元首相を抜いて歴代2位となった。9月8日まで務めれば「政治の師」と仰ぐ田中角栄元首相を抜いて最長となる。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急経済対策では「10万円給付」実現へのきっかけをつくった二階氏。その政治力は党内の多くの議員を引きつける一方、軋轢(あつれき)も生んでいる。(広池慶一)

 「多くの皆さんのご意見を吸収して、円満に運営していくことが大事だ」

 20日の記者会見で歴代2位の感想を問われた二階氏はこう答えた。政府が減収世帯などへの30万円給付から一律10万円給付へと方針転換したことには「自民党は国民の声に寄り添いながら政治を運営している」と語った。菅義偉(すが・よしひで)官房長官は22日の記者会見で「政府にとっては極めて頼もしい幹事長だ」と持ち上げた。

 10万円給付をめぐっては、党内でも実現を求める声が根強かったが、財務省が激しく抵抗。岸田文雄政調会長が安倍晋三首相と30万円給付で合意した後に開かれた6日の政調全体会議では、給付対象が絞られたことに反対論が噴出した。

 党関係者によると、この頃、30万円給付について連日、1千件を超える苦情が党本部に殺到した。こうした状況を踏まえ、二階氏は14日、記者団に「一律10万円の現金給付を求める切実な声がある」と発言。これに公明党が乗る形で首相に方針転換を決断させた。

 「30万円給付」への不満の高まりと比例するように、二階氏の政治力に頼る動きが増えた。

 10日には世論の動向を気にした衆院当選3回の若手が歳費削減を求める提言への賛同者を募り二階氏に提出。二階氏も前向きに応じ、歳費を1年間、2割削減する与野党合意の流れを作った。

 また、医師資格を持つ冨岡勉政調副会長らは15日、新たな新型コロナ関連対策本部の設置を二階氏に要望。快諾した二階氏は党本部での看板掛けで「対策の先頭に立っていただきたい」と激励した。

 ただ、こうした動きは岸田氏らの神経を逆なでしている。「30万円給付」ではしごを外される形になった上、政調のもとに設けられているのとは別の新型コロナ関連対策本部が頭越しに設置されたためだ。岸田氏は周囲に「政調と違う動きをしたら許さん」と語るなど警戒を強める。政府・与党は追加の経済対策も検討しているが、幹事長室と政調会長室の綱引きは続きそうだ。

4100チバQ:2020/04/23(木) 13:32:46
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200419-00000014-sasahi-pol

現金給付「二階幹事長の乱」に敗れた岸田文雄政調会長 ポスト安倍が遠のく…〈週刊朝日〉


4/19(日) 18:43配信

AERA dot.







現金給付「二階幹事長の乱」に敗れた岸田文雄政調会長 ポスト安倍が遠のく…〈週刊朝日〉


安倍首相に提言をした岸田政調会長(C)朝日新聞社


 新型コロナウイルス対策で安倍官邸と与党のスッタモンダの挙句、「減収世帯に30万円」から「国民1人当たり10万円」に変更された国民への現金給付。

 安倍晋三首相の意をくみ「減収世帯に30万円」で自民党内の意見集約に奔走した岸田文雄・政調会長の株が暴落している。

「これで首相の椅子は遠のいたね……」

 こう肩を落とすのは、自民党の岸田派所属の国会議員だ。4月3日、首相官邸で安倍首相と会談した岸田氏は当初、収入が減った世帯に20万円だった政府案を30万円に上積みするよう安倍首相に直談判。

「ご了解いただいた」と誇らしげに記者団に語っていたものだった。

 しかし、公明党と組み、突然「1人当たり10万円給付」を要求した二階俊博幹事長の発言で風向きが一変。30万円給付案はお蔵入りとなり、岸田氏のメンツは丸つぶれとなった。

「ポスト安倍と言われつつ、知名度がイマイチな岸田氏に30万円給付をまとめさせることで、華をもたせてあげようという思いが安倍首相にはあった。それなのに二階幹事長から強烈なパンチをもらってしまった…」(自民党のベテラン議員)

 安倍首相の自民党総裁として任期は来年9月、衆議院の任期は来年10月までとなる。すでに自民党総裁3選の安倍首相はそろそろ「後継」の品定めをする時期だ。

 戦後最長の在任期間を誇る安倍首相だが、森友、加計問題など大きなピンチがあり、それをしのいで支え続けたのが、盟友の麻生太郎財務相だ。

「安倍首相は政策を引き継いでくれ、かつ自身の派閥・清和会や麻生派(志公会)が支援できる人物に後継を託したいと思っている。清和会は現在97人。麻生派は55人。そこに、岸田派46人が加われば、ほぼ大勢が決する。麻生派と岸田派はもともと同門の宏池会。麻生氏も岸田氏なら反対はしないので、三者の思惑が一致している。最有力候補に岸田氏が躍り出るはずだったのに…」(前出・岸田派所属の国会議員)

 だが、そんな動きの蚊帳の外にされた二階幹事長が公明党とタッグを組み、猛烈に巻き返し、「1人当たり10万円給付」を安倍首相にねじ込み、急転直下で認めさせた。

 岸田氏は同17日、「1人当たり10万円」を一律給付に転じた経緯を党会合で説明したが、「公明党から言われて転換したのか」など厳しい声が相次いだ。

 岸田氏の地元は、河井克行前法相夫妻の公職選挙法違反事件で揺れる広島だ。地元ではかねてから岸田氏への次期首相待望論が高い一方、知名度やキャラクターを不安視する声もあった。

「河井夫妻の公職選挙法違反事件で、岸田氏にも近い広島県議、市議らが広島地検から事情を聞かれるなど、地元はひっくり返っている。30万円給付の手柄で地元の空気も変わると思っていたが、ダメになって『やっぱり岸田先生じゃいけんのかのう』というガッカリした声が聞かれる」(自民党の広島県議)

 そんな声を気にしてか、岸田氏は自身のTwitterで30万円給付案がひっくり返されたにもかかわらず、<皆様の暮らしを守るために、自民党としても当初から訴えてきた10万円一律給付を前倒しで実施することを総理が決断しました>とつぶやいているのである。

 前出の広島県議がこう言う。

「ポスト安倍と言われながら、それだけの器があるのかと心配されていた。岸田氏が地元に帰ってくると、『この選挙区でオレに勝てそうな候補者が出てくるか』と決まって聞くそうです。会議に参加している秘書らが『先生の相手になる者は誰もいません』と言うと、嬉しそうに笑うといいます。衆院広島1区は8回連続で岸田氏が圧勝ですよ。首相を狙うには、あまりに器が小さいと危惧されています」

 ポスト安倍の最有力とみられていた岸田氏が一歩後退となるとポスト安倍レースは混沌とする。

「岸田氏は今回の失態で脱落まではいかないが、求心力はかなり落ちたね。今、安倍首相が後継候補と考えているのは、河野太郎防衛相(麻生派)、茂木敏充外相(竹下派)、加藤勝信厚労相(竹下派)。ただ、年代的に少し若いので、つなぎ役として自民党の鈴木俊一総務会長(麻生派)も適任ではとの声が聞こえますね。お父さんは鈴木善幸元首相で麻生氏とは身内ですしね」(前出・自民党のベテラン議員)

 岸田氏は巻き返せるか。(今西憲之)

※週刊朝日オンライン限定記事

4101チバQ:2020/04/26(日) 00:25:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/bcaa0141fb52090ca52983fbeecff7be117e6cd9
馳浩氏が少女団体のセクハラ抗議に謝罪「意識に残ってないが、事実ならば大変申し訳ない」
4/25(土) 22:20配信

スポーツ報知
馳浩氏

 自民党の馳浩元文部科学相(58)が、虐待などの被害を受けた10代の女性らを支援する団体を視察した際に、セクハラ行為などがあったと抗議された問題で、馳氏は25日、自身のホームページに「いきなり大勢の男性が若年少女支援の現場に参集した事に多大な不安感と不愉快な思いをさせた事となり、おわびします」との謝罪文を掲載した。

【写真】陳情を受ける馳浩議員

 馳氏は22日、議員や秘書ら十数人で、虐待や性暴力の被害に遭った10代女性を支援する一般社団法人「Colabo(コラボ)」が行う「移動式カフェ」の活動を視察。その際、カフェ設営の作業中に、10代少女の後ろを通った馳氏が、「ちょっとどいて」と言いながら少女の腰を左右から触ったなどといった抗議文を、同団体が24日にツイッターに公開し騒ぎとなっていた。

 セクハラ行為に関し、馳氏は「ご指摘のように、移動の際に後ろを通って、『ちょっとどいて』と言いながら腰に手を当てたかどうかは、全く意識に残っておりません」としながらも、続けて「しかしながら、それが事実ならば大変申し訳ない事であり、心より深くお詫び申し上げます。」と同ホームページで謝罪した。

4102チバQ:2020/04/28(火) 11:58:38
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200428-00623661-shincho-pol

コロナ「10万円給付」の舞台裏 グラつく公明党に「二階幹事長」の助け舟


4/28(火) 5:58配信

デイリー新潮







コロナ「10万円給付」の舞台裏 グラつく公明党に「二階幹事長」の助け舟


二階俊博幹事長


 急転直下、新型コロナウイルスに対する経済対策が、減収世帯への30万円給付から1人10万円の一律給付へと変わったのは、今月15日のことだった

【写真】聖教新聞の配達を読売新聞が担当することになったワケとは
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 この日午前中、公明党の山口那津男代表が安倍総理に官邸で直談判。山口氏は“連立離脱もあり得る”と啖呵を切り、ついに“下駄の雪”の汚名返上かと映った。ところが、

「公明の面目躍如と言うには出来すぎていますよ」

 と、自民党の中堅議員。

「山口さんが官邸で総理と膝詰めをする前日、二階さんが自身の囲みでシレっと“1人10万円の一律給付をすべきだ”と声を上げた。これを引き金に公明が反撃の狼煙(のろし)を上げたと報じられていますが、党内には出来レースとみるムキも」

 一体どういうことか。

「二階さんは“一律10万円”を打ち出しはしたが、所得制限を設け、30万円給付に続く追加対策であることを条件としていました。一方、公明党の方は“ただちに”“全員に”であり、結果的に二階さんの発言が“公明の勝ち”という形を際立たせることになった」

 そんな強いアピールが必要なほど、公明党の足元はグラついているという。

「実は、支持母体の創価学会はもう2カ月も前から全国の会館で集会を開けていません。ちょうど2カ月ほど前、韓国・大邱の新興宗教でクラスターが発生しましたが、学会の上層部はこの轍を踏むことを異様に警戒しているのです。公明党の選挙は各地区での集会が命ですから、現状では勝負にならず、学会員たちを喜ばせる“バラマキ”が必須かつ死活問題だった」

 またも公明―学会の“身内の都合”で政策と国費がもてあそばれたわけだ。

「週刊新潮」2020年4月30日号 掲載

4103チバQ:2020/04/30(木) 15:09:09
536 :チバQ :2020/04/30(木) 14:56:50
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020043000714&g=pol
深沢氏が岸田派入会 自民
2020年04月30日14時29分


 自民党岸田派は30日の例会で、先の衆院静岡4区補欠選挙で初当選した深沢陽一氏の入会を了承した。同派の所属議員は47人となり、二階派と並び党内第4派閥となった。

4104チバQ:2020/04/30(木) 15:22:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/db88c4bc3e96549e52ab17bae1aa6c52eb3a5a72
コロナ禍で揺れる安倍官邸 危うい「菅官房長官外し」と「今井補佐官の独壇場」
4/30(木) 6:34配信

デイリー新潮
菅官房長官

 新型コロナウイルスの危機管理対応で迷走する安倍晋三政権。緊急経済対策を出すその前後の重要な局面。私の取材で官邸のキーマンの名前が2度も出てきた。今井尚哉首相補佐官兼秘書官だ。

 緊急経済対策は事業規模で108兆円(その後117兆円に修正)だったが、安倍首相に近く閣僚経験もある与党ベテラン議員が官邸の様子をこう明かした。

「108兆円には条件付きの1世帯30万円の現金支給も入っていて評判は散々だったが、方向性を決めたメンバーは4人だった。それは安倍首相、麻生太郎財務相、財務官僚、そして、今井氏だ。この4人が官邸に集まって最終的にすり合わせたようだ」

 また、3月中旬、自民党若手議員勉強会のメンバーが「消費税減税」「中小企業への全額補償」など大胆な独自の政策をまとめ、安倍首相に直接手渡したいと官邸に申し入れた。するとしばらくして、新型コロナ担当大臣の西村康稔経済再生担当相から若手議員のところに連絡があったという。

「安倍首相には直接会えない。今井さんの判断だ。私が会ってみなさんの提案について話を聞く」

 結局彼らは西村氏に政策を手渡したのだった。

 なぜ会わせなかったのか。「緊急経済対策を取りまとめようとしていたまさにさ中で、若手の要望を首相が直接受け止めるとそれが世論を喚起し、まとめようとしている中身に影響すると困るというのが今井氏の判断」(西村氏周辺)

 その緊急経済対策は4月7日に出された。そもそもこの対策は、新型コロナ感染で7都府県に最初の緊急事態宣言を出す大きな節目に、安心材料として同時に打ち出す大型の対策という意味があった。極めて重要で予算総額や内容は安倍政権の危機管理の勝負どころでもあった。その主導的な立場だったのが何度もその名前が出た今井氏であったのは明らかだ。

 これまで安倍内閣は別名“経産省内閣”とも言われてきた。今井氏は経産省出身。政権の看板も1億総活躍など生産性をメインにしたものばかり。本来政権運営では財布を握っている財務省が発言力を持っているのだが経産省優位の構図だった。ところが、今回の経済対策は、本来は対立関係にある経産省系譜の今井氏と財務省は歩調を合わせたという。首相への面会を拒否された自民党若手議員が言う。

「108兆円というが、社会保険の猶予や昨年の補正予算の残りなどがカウントされ真水は20兆円行かない。現金給付も30万円と大きく見せているが条件を付けて結果的に抑えるというのはいかにも財務省的。今井さんも官僚出身だからその辺のノウハウは同じ。しかも、いま新型コロナの陰に隠れているが、森友問題で自殺した職員の遺族が訴えを起こした。今後の裁判で安倍首相は財務省にまた守ってもらうことになる。今井さんが経済対策で財務省の声を聞き入れたのはそんな背景があると思う」

 一方でこの30万円は、与党である自民党と公明党に火をつけた。官邸主導に甘んじてきた与党だが、「二階幹事長も公明党も、今井氏主導の中身に怒った」(二階派幹部)のである。二階幹事長が一律10万円の給付を政府に申し入れることを発表。続いて連立を組む公明党も声を上げ所得制限なしで一律10万円を主張。山口那津男代表は官邸に乗り込んだ。安倍首相も、布マスク配布や星野源とのコラボ動画などで支持率も下がってきていたことからこれに乗ったのである。そう言えば、マスクも動画も「今井氏のお墨付き」(前出若手)とされる。今井氏の打った手は悉く世論の批判の対象になってしまったということだ。前出二階氏幹部は「今井氏の新型コロナでの失策は1年半以内に(任期が切れて)必ず来る選挙にももろに影響する。与党としてどんどん動いて官邸にモノを言う。自民党vs今井だ」と話す。

 このように経済対策は一見今井氏と財務省の完全な敗北だがもちろん黙っているはずはない。自民党ベテラン議員がこんな見方をした。

4105チバQ:2020/04/30(木) 15:22:39
「今井氏や財務省は、30万円政策は失敗ではなかったという大義を作った。それが安倍首相が突然全国一斉に出した緊急事態宣言ではないか。つまりこれからはすべての国民に外出自粛をお願いすることになる。だから国民一人一人に一律10万円給付することに政策が変わっただけだと。全国には感染者が少ない県などもあるのになぜ一斉に出したのか疑問の声があちこちで上がっていたが、そうした狙いがあるんじゃないか。そんな芸当ができるのは今井氏しかいない」

 新型コロナをめぐって今後も官邸中枢と与党の対立は続くだろう。

 権力構図の変化はほかにもある。今井氏の官邸内の最大のライバル・菅義偉官房長官との距離感だ。

 菅氏は第二次安倍政権発足以来危機管理を負ってきたのだが、同じく安倍首相にぴったりと寄り添う今井氏の危機管理とバッティングすることが多かった。連立与党ベテラン議員が話す。

「この二つの危機管理は性質が違う。菅氏は政権を守ろうとし、今井氏は安倍首相個人を守ろうとする。たとえば閣僚人事で問題があったら菅氏は政権のために切るべきと主張するが、今井氏は首相に傷がつかないことを第一に考え、任命した安倍首相への責任に及ぶからしばらく様子を見るべきと進言する。結果的にズルズルと留任させてしまい支持率が下がってしまうことにもなる。にもかかわらず安倍首相は自分を慮ってくれるから今井氏を取る。菅氏が忸怩たる思いをした場面は何度かあった」

 またこのベテランの話では、今井氏は昨年の春、新元号会見以来菅氏が力をつけポスト安倍にも名前が挙がり始めたことに警戒感を抱き始めたのではないかという。今後ポスト安倍政局の難しい舵取りの中で、菅氏の存在が壁になるという意味だ。そして、昨秋の菅氏の側近2人の大臣辞職をきっかけに今井氏と菅氏の溝は深まり、桜を見る会問題処理では今井氏が首相のぶら下がり会見を行うことなどについて菅氏に相談をしなかったという。菅氏を遠ざける動きは新型コロナ感染でも同様だ。

「今井氏は菅氏とは十分話を詰めずに学校休校やイベント自粛などを首相に進言した。緊急経済対策の詰めも菅氏を外して4人でやった」(前出連立与党ベテラン)

 また、安倍首相は西村経済再生相を担当にして連日記者会見させているが、本来ならあれは「官房長官の仕事」(同ベテラン)なのだ。西村氏は経産省出身で今井氏の後輩。「今井氏に気を遣うのは当たり前。菅氏に代わって西村氏を前面に出しているのも実質的な菅外し」(同)なのだという。

 菅氏は官邸内のゴタゴタを口外しないが、最近菅氏をよく知る財界関係者が「そんな扱いなら職を辞したらどうか」と言うと静かに笑ったという。今後、権力闘争でどんな立ち位置を取るのか。いずれにしても、官邸の危機管理に携わる2人、今井氏と菅氏との確執が続く限り不安定な官邸の意思決定が続くだろう。

 新型コロナで政権基盤が揺らぎ始めた。

鈴木哲夫/ジャーナリスト

4106チバQ:2020/04/30(木) 17:21:57
https://www.excite.co.jp/news/article/Bizjournal_202004_post_154686/
安倍首相“コロナ失態”連発、ついに菅官房長官が呆れる…定例会見も“投げやり”に
ビジネスジャーナル2020年4月28日 18:40
 新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、毎日行われる菅義偉官房長官の定例記者会見は毎日行われている。

「会見での発言に気合が感じられない。『何で俺がこんなことに答えなきゃいけないのか』という本音が透けて見える」(メディア関係者)

 それは、安倍晋三首相が肝入りの“政策”で顕著だ。シンガーソングライターの星野源がインスタグラムにアップした動画「うちで踊ろう」にコラボするかたちで載せた安倍首相の動画に批判が殺到した一件では、4月13日の会見でこう発言。

「過去最高の35万以上もの『いいね』など多くの反響をいただいた」

 菅長官が安倍首相を擁護したと解説したメディアもあったが――。

「首相が国民に向けてメッセージを出すのに、ただ反響があったからいい、というものではない。さすがに菅さんも呆れているんだな、と感じた」(自民党中堅議員)

 全世帯に布マスク2枚を配布する「アベノマスク」に関するやりとりでもそうだ。不良品が問題になり納入業者2社が未配布分を全量回収する事態となったが、菅長官は24日の会見で、布マスク配布は「国民の不安解消の政策目的」だと従来からの答弁を繰り返し、配布中止など見直すべきではないかと問われると、「そうしたことは考えていない」の一言。政府の忠実なスポークスマンに徹しているといえば聞こえはいいが、「どこか投げやりな印象」(前出の自民党中堅議員)だった。

 安倍首相と菅長官の関係は、昨年来、微妙だ。きっかけは、昨年5月の改元で菅長官が「令和おじさん」として知名度を上げ、「ポスト安倍」にも名前が上がるようになったこと。安倍首相が菅長官への警戒感を強めるなか、小泉進次郎環境相が結婚相手の滝川クリステルさんを官邸で菅氏に紹介したことが、ひとつの決定打になった。当初、「進次郎氏が滝クリを安倍首相に紹介」と報じられたが、実際は菅氏の“ついでに”安倍首相に面会したもので、安倍首相が腹を立てていたという報道も出た。

変わる官邸内の力学
 しかし、そんな菅長官も、子飼いの2大臣、菅原一秀前経産相と河井克行前法相が公職選挙法違反疑惑で辞任したことで失脚。官邸内の力学が変わった。

「新型コロナの対応には、いまや菅さんはほとんど加わらず、旗振り役は今井尚哉首相補佐官です。全国の小中高校の一斉休校もアベノマクスもそうでした。それに、危機管理は官房長官マターなのだから担当大臣だって官房長官が就くのが自然なのに、西村康稔経済再生担当相になった」(自民党関係者)

 なかでも象徴的なのが、緊急経済対策のための補正予算案の最終調整という、政権にとって重要な場面に菅長官が加わっていなかったことだ。当初の「条件付き1世帯30万円給付」が盛り込まれていた108兆円の補正予算案は、安倍首相、今井補佐官、麻生太郎財務相、太田充財務省主計局長の4人で内容の詰めの協議が行われたという。

 首相と官房長官は「夫婦」に例えられるが、今の安倍政権は「官邸内別居」の状態。本来、総力戦で闘わなければならない国難を、そんなことで乗り越えられるのか。

(文=編集部)


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