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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

3557チバQ:2019/01/30(水) 17:46:01
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190130-00050015-yom-pol
細野豪志氏、二階派の特別会員「新たな火種に」
1/30(水) 10:14配信 読売新聞
 自民党の二階派(44人)が無所属議員を引き入れる手法で勢力を伸ばしている。今月末には民進党出身の細野豪志・元環境相(当選7回)が「特別会員」として入会する見通しとなった。細野氏が地盤とする衆院静岡5区には、岸田派(48人)出身の元議員が出馬を目指しており、派閥間対立に発展する可能性もある。

 二階派を率いる二階幹事長は29日の記者会見で、細野氏の二階派入りについて、「決まっているわけではない。これからだ」と述べ、明言を避けた。一方で、細野氏が将来、自民党に入る可能性を問われると、「本人の希望、県連、地域、周囲……。党は四囲(しい)の情勢を判断して決める」と語り、含みを持たせた。

 二階氏は細野氏を31日の派閥会合に出席させ、細野氏の二階派入りの了承を取り付ける考えだ。同派幹部は29日、「『認めない』という話にはならないだろう。二階氏がオーケーと言えばオーケーだ」と語り、既定路線であることを強調した。

 二階氏は2012年12月に伊吹文明衆院議長から同派会長を引き継ぐと、無所属議員を特別会員として迎え入れるなど、「来る者拒まず」(同派幹部)の姿勢で勢力拡大を図ってきた。

 例えば、民主党政権で外務副大臣を務めた山口壮衆院議員(兵庫12区)や、05年の郵政民営化関連法の採決で造反し、離党した小泉龍司衆院議員(埼玉11区)らは二階派の特別会員を経て自民党入りし、正規の会員となった。

 細野氏も周囲に「将来的には自民党入りを目指す」と伝えており、二階派関係者は「次期衆院選で勝利すれば追加公認する可能性がある」と展望を語る。

 ただ、細野氏と選挙で争ってきた衆院静岡5区の自民党関係者は反発しており、岸田派も警戒を強めている。静岡5区の総支部長は岸田派が後押しする吉川赳・元衆院議員が務め、再起に意欲を示しているためだ。

 岸田、二階両派は衆院山梨2区で保守分裂選挙を繰り広げてきたが、27日に投開票された山梨県知事選では共闘し、二階派が後押しする長崎幸太郎・前衆院議員を当選に導いた。岸田派内では「両派の対立が解消できたばかりなのに、新たな火種となりかねない」という懸念が広がっている。

3558チバQ:2019/01/31(木) 09:56:20
https://www.asahi.com/articles/ASM1X51NHM1XUTFK01H.html
麻生派・竹下派、自民党「第2派閥」に 56人で並ぶ
二階堂勇 2019年1月29日01時42分
 自民党の麻生派と竹下派が56人で並び、ともに「第2派閥」となった。麻生派が議員の死去や失職で所属議員を減らしたのに対し、竹下派が昨秋1人増えたためだ。

 麻生派が56人になったのは、所属する大見正衆院議員(比例東海)が27日告示の愛知県安城市長選(2月3日投開票)に立候補し、自動失職したため。衆院比例東海ブロックで繰り上げ当選する予定の青山周平氏は、党内最大派閥の細田派に入る見通しだ。

 麻生派は2017年7月、旧山東派や、谷垣グループから離脱した佐藤勉・元総務相を中心とするグループの大半と合流し、59人の第2派閥となった。しかし、昨年12月に鴻池祥肇(こうのいけよしただ)・元防災相(参院兵庫)、北川知克・元環境副大臣(衆院大阪12区)が相次いで死去し、57人になっていた。

 これに対し、竹下派は昨秋まで55人だったが、無派閥だった園田博之氏(衆院比例九州)の死去を受け、昨年11月に繰り上げ当選した宮崎政久氏が加わり、1人増えた。(二階堂勇)

3559チバQ:2019/01/31(木) 10:14:50
https://www.sankei.com/premium/news/190129/prm1901290005-n1.html
【政界徒然草】岸田氏、ポスト安倍へ続く試練 細野氏自民入り、参院広島など…
2019.1.29 01:00プレミアム

「ポスト安倍」に意欲を見せる自民党の岸田文雄政調会長(61)に試練が押し寄せている。岸田派(宏池会、48人)の元衆院議員と静岡5区で対立してきた無所属の細野豪志元環境相(47)の自民党入りが浮上しているほか、夏の参院選でおひざ元の広島から2人目の党公認候補を擁立する動きもあるためだ。安易に認めれば派閥会長のメンツに関わるが、次期総裁選に向けては他派との関係や党の方針も無視できないだけに、難しいかじ取りを迫られている。

山梨で二階派と結束も

 「山梨でせっかくうまくいっているのに…」

 岸田派の国会議員は細野氏が自民党入りを模索していることについて、こうため息を漏らす。

 細野氏は旧民主党政権で環境相などを歴任した。二階俊博幹事長(79)が自民党入りに前向きで、細野氏も水面下で二階派(志帥会、44人)の関係者らと接触しているという。

 ただ、細野氏は岸田派に所属する吉川赳元衆院議員(36)と衆院静岡5区で議席を争い、勝利してきた経緯がある。仮に選挙区を変わらずに細野氏が自民党入りし、吉川氏と競合する事態となれば、岸田氏の派閥会長としての求心力にも関わる。

 27日に投開票された山梨県知事選では、自民党が推薦した新人で元衆院議員の長崎幸太郎氏(50)が当選した。

 長崎氏は二階派の特別会員であり、岸田派にとっては、堀内詔子衆院議員(53)や義父の光雄元通産相と衆院山梨2区で激しく議席を争った因縁の相手だった。

 しかし、党が知事選での推薦を決めたことを受け、岸田派も告示前から秘書を常駐させるなど、長崎氏を全面的にバックアップ。岸田氏自身、4度も応援のために山梨入りし、党の結束に尽力した。派閥に所属する森屋宏参院議員(61)が山梨選挙区で出馬を予定する参院選につなげる狙いもあった。

 長崎氏の当選が決まった27日夜、二階氏は記者団に「分裂では良い結果は出ない。一丸となって戦うと、この結果が出たから、大変内心喜んでいる」と満足げに語った。

 岸田氏が次期首相を目指すうえで、他派との連携は欠かせない。山梨県知事選で二階派との対立も解消されたかにみえるだけに、細野氏の入党が新たな火種になる恐れがある。

 別の岸田派の議員は「党所属議員が足りないわけでも(細野氏が)自民党に貢献したわけでもない。なぜ今、入党させる必要があるのか」と恨み節を漏らす。

3560チバQ:2019/01/31(木) 10:15:09
おひざ元に殴り込み

 さらに、岸田氏の頭を悩ませるのが次期参院選の広島選挙区をめぐる動きだ。同選挙区では、岸田派の溝手顕正前参院懲罰委員長(76)が党公認を受け、出馬を予定する一方、党が2人目の候補擁立を検討している。

 改選2人区の同選挙区は、これまで与野党が議席を分け合ってきた。ただし、これまでは自民党候補が野党候補に大差をつけており、参院選で苦戦が予想される自民党としては、勝てる地域でできるだけ議席を確保したい事情がある。

 しかし、岸田派関係者は「派閥のおひざ元に殴り込みをかけるようなものだ」と厳しく批判する。広島は派閥を立ち上げた池田勇人元首相の地元であり、岸田氏のほか、宮沢洋一党税制調査会長(68)、寺田稔衆院議員(61)ら所属議員を多く擁している。

 過去に地元県議など2人目の候補を擁立する動きがあったが、いずれも見送られてきた。野党が候補を一本化できなければ2人当選する可能性があるものの、接戦になった場合、現職の溝手氏が苦戦する懸念もある。

 もっとも、今回は首相官邸が2人目擁立に前向きとされる。安倍晋三首相(64)からの「禅譲」も視野に入れる岸田氏としては一概にはね付けることもできにくい。

 岸田派には「党勢拡大という意味では2人出すのも理解できる。溝手さんの当選に力を尽くすだけ」と容認論がある一方、「会長の地元でやられるのは派閥として面白くない」と不満もくすぶる。

 「これから予定される参院選、今後の衆院選、さまざまな選挙にプラスの影響を与えるのではないかと期待している」

 27日夜、山梨県知事選の勝利を受け、記者団にこう語った岸田氏。ポスト安倍に向け、険しい道が続く。

(政治部 田村龍彦)

3561チバQ:2019/01/31(木) 11:01:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190131-00000027-at_s-l22
細野氏、選挙区替えなら「政治家辞める」 自民へ入党を希望
1/31(木) 9:49配信 @S[アットエス] by 静岡新聞SBS
細野氏、選挙区替えなら「政治家辞める」 自民へ入党を希望
細野豪志氏
 民主党政権で環境相などを務め、無所属のまま自民党二階派入りする見通しになった細野豪志衆院議員(静岡5区)が30日、都内で静岡新聞社の単独取材に応じ、選挙区替えが取りざたされていることについて「静岡5区以外での活動は全く考えていない。5区を離れる時は政治家を辞める」と述べた。

 自民への入党を希望する意向も明らかにした。次期衆院選の党候補者となる5区支部長には既に元職吉川赳氏が就いていて、今後、党内対立の火種になる可能性がある。

 細野氏は、県外を含めて選挙区を替えるのではないかとの見方が一部に出ていることについて「考えたことはない。地元に貢献したい」と強く否定した。吉川氏や地元の自民関係者に対しては「厳しい意見を持つ人と、しっかりと対話していく」と話した。

 自民の衆院会派入りや入党に関しては「調整が進んでいない」と具体的な時期の明言を避けたが、「政策を実現するために自民の皆さんと一緒にやっていきたい」と入党に意欲を示した。

 民主党や希望の党の幹部として自民と選挙で戦ったにもかかわらず自民入りを希望することへの批判については「内政は弱者の立場で外交安保は現実的という理念や政策は貫くが、その政策を実現する手段は方針転換する。批判は甘んじて受ける」と述べた。

静岡新聞社

3562チバQ:2019/01/31(木) 11:15:51
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190131-00059599-gendaibiz-pol
深層レポート「麻生太郎が政治の表舞台から去る日」
1/31(木) 7:00配信 現代ビジネス
深層レポート「麻生太郎が政治の表舞台から去る日」
写真:現代ビジネス
 7年目を迎えた安倍政権において、強烈な存在感を示してきた麻生太郎副総理兼財務相。だが、ここにきて地元・福岡でも中央政界でも、その影響力を一気に失いかねない状況に追い込まれつつある。

 麻生氏は今年で79歳。年齢からくる判断力の衰えもあり、永田町では「いよいよ、政治の表舞台から去る日も近い」との見方さえ広がってきた。

深層レポート「麻生太郎が政治の表舞台から去る日」
松山政司・前一億総活躍相(Photo by gettyimages)
地元・福岡で発生した「異変」
 まず、地元・福岡の「麻生体制」が、いま崩壊の危機にある。

 麻生氏はこの10年近く、福岡県議会の実力者である蔵内勇夫・自民党福岡県連会長(元県議会議長)とタッグを組んで、福岡県の政財界を支配してきた。とりわけ、福岡県連内のライバルだった山﨑拓元幹事長や古賀誠元幹事長が引退した後、直近の5年余は、麻生氏の「一強体制」が続いている。

 麻生氏は2019年夏の参院選について「福岡選挙区は前回から改選議席が3に増えたのだから、自民党が2人立てるのは当然だ」と主張してきた。

 今回、福岡で改選を迎える自民現職は松山政司・前一億総活躍相である。

 福岡青年会議所理事長・日本青年会議所会頭などを務めていた1990年代には「麻生氏の直系」といわれた松山氏だが、2001年の参院選初出馬にあたり古賀氏を頼って以来、麻生氏との関係が悪化。今回も麻生氏は、松山氏の存在が面白くないが故に、次期参院選での2人擁立を強く主張してきた。実際、女性候補の擁立を模索するなど、新人の選定作業も進めていた。

 ところが、これがあっさり頓挫する。麻生派幹部でもある甘利明自民党選対委員長が昨年12月18日、公明党の佐藤茂樹選対委員長と会談。「自民党は福岡選挙区で公認候補を松山氏1人に絞る」ことと、「公明党の新人に推薦を出す」ことを正式に約束し、公表したのだ。

 遡ること数カ月前、麻生氏は昨秋の時点で、九州・沖縄の創価学会のトップである山本武・主任副会長に対し、「参院福岡選挙区は、自民党から2人擁立したい」との考えを伝え、理解を求めていた。

 公明党が擁立する新人候補を当選させるためには、保守票の取り込みが必須になる。自民党から2人立てば公明党の苦戦は免れない。

 平静を保ちながら麻生氏の意向を聞いた山本氏だったが、周辺にはその後「前回(参院選の時)は麻生派の現職が改選だったので、麻生氏は自民党から2人目が出てこないよう、裏で『公明党も誰か擁立してほしい』と促してきた。それなのに、今度は自民党から2人立てたいなんて、身勝手にも程がある」「ウチをいいように利用するのは許せない」と、怒りをぶちまけた。

 ご存知の読者は少ないかもしれないが、山本氏はかつて、創価学会に批判的な姿勢をとっていた山﨑拓氏を「土下座させた男」として、永田町では名を知られた存在である。現在の創価学会を実質的に動かす8人の主任副会長のうち、ただひとり地方組織から選ばれている大物だ。

 その山本氏が12月上旬、業を煮やして密かに動いた。自民党の甘利選対委員長と直に接触し、「もし自民党が福岡で2人立てるようなことがあれば、九州・沖縄各県で自民候補への推薦を一切出さない」と宣告したのだ。

 これに甘利氏は「私の政治生命をかけて、福岡の公認候補は1人に絞る。麻生派の私が言うのだから、大丈夫だ」と約束。前述した、公明党の佐藤選対委員長との会談につながった。私怨から複数候補擁立にこだわる麻生氏を、麻生派幹部でもある甘利氏が、学会と組んで裏切った形だ。

県知事選でも、思惑が外れた
 一方、今年4月に行われる福岡県知事選でも、地殻変動が起きようとしている。

 麻生氏は現在2期目の小川洋知事について、「次の選挙で必ず交代させる」と周辺に繰り返してきた。

 かつて麻生内閣で内閣広報官も務めた経産官僚の小川氏を、8年前の県知事選で擁立し当選させたのは、ほかならぬ麻生氏だ。

 ところが、保守分裂選挙となった2016年の衆院福岡6区の補欠選挙で、麻生氏が直々に頼んだ応援演説を小川氏が「ドタキャン」する事件が起こる。それ以来、両者の関係は悪化。小川氏が予算陳情で上京しても、麻生氏は面会を一貫して拒否し、福岡県内の各種会合で同席しても目も合わせない関係となった。

 麻生氏は「次の選挙で、小川も終わりだ」と「小川下ろし」を規定路線と考えてきた。ところが昨年末から、麻生氏の思惑とは全てが逆に動き始める。

3563チバQ:2019/01/31(木) 11:17:28
 自民党福岡県連は12月29日の選対委員会で、県知事選の候補者公募に応じた3人を面接し、元厚生労働官僚の武内和久氏を推薦候補とすることを決めた。

 実は麻生氏は、昨年の早い時期から「小川にかわる次の候補者は武内」と内々に決めていた。発表が年末までずれ込んだのは、地元民放の情報番組にコメンテーターとして出演していた武内氏の知名度をさらに上げるため、麻生氏が腹心の選対メンバーらに命じ、決定を引き延ばしたことが背景にあったとみられる。

 一方、小川知事は麻生氏と争っても立候補する意向を固め、これに先立つ12月16日、福岡県を訪れた菅義偉官房長官に「不退転の決意で知事選に臨む」と伝えた。

 このとき、県連関係者は「麻生氏と犬猿の仲である菅氏に支援を求めるなんて、完全に麻生氏への宣戦布告だ」と漏らしていた。

 公明党は1月末現在も態度を表明していないものの、前出の創価学会・山本氏は昨年末、「とくに失点もない現職知事を、麻生氏の私怨だけを理由に降ろすなどあり得ない。小川知事を支援する」と周辺に明言。これを聞いた小川氏は、さらに意を強くした。

 麻生氏に近い地元財界人は、この事態について「(麻生氏は)自民党が良い候補者を出せば公明党も乗ってくるし、そうなれば小川知事も自ら出馬を断念すると思っていたようだ」と漏らす。

 風向きも、麻生氏にとって厳しくなっている。

 自民党本部が1月12日からの3日間に行った世論調査では、小川支持が57%に対して、武内支持はわずか11%。麻生氏側近の大家敏志副幹事長(参院議員)らは「現時点では単なる知名度調査にすぎない」と強気の姿勢を崩さないが、県内の自民党国会議員は、二階派の武田良太副幹事長を筆頭に約半数は小川氏を支援する方向だ。

 自民党県議の間でも「小川3選が確実なのに、麻生氏の身勝手に付き合わされてはたまらない」と、水面下で麻生離れの動きが広がる。加えて、長年の盟友である蔵内県連会長も本音は麻生氏の対応に批判的という。

 麻生氏は、創価学会の怒りを買ったことをきっかけに、地元・福岡での影響力を一気に失いかねない情勢まで追い込まれているのだ。

財務官僚も「見切った」
 一方で安倍政権における麻生氏は、昨年の森友学園をめぐる財務省の決裁文書改竄問題でも、自らの責任はウヤムヤにして乗り切り、安倍首相の盟友として存在感を維持しているかにみえる。

 SPを連れて自宅周辺を速歩する毎朝の日課も、夜の会食後に高級ホテルのバーで葉巻を燻らせるのも以前のまま。とても「後期高齢者」とは思えない。

 だがここ数年、消費税率アップの先送り、軽減税率の導入、衆院の解散時期をめぐる綱引き等々、菅官房長官と意見が対立する問題では、麻生氏は菅氏にことごとく敗北している。昨年発覚した財務次官のセクハラ問題の処理で、対応が後手後手に回るなど、判断力の衰えも隠せなくなってきた。

 実は、麻生氏の足元にいる財務官僚たちは、昨年9月の自民党総裁選後の内閣改造の際、「財務相を岸田文雄政調会長に交代させてほしい」との意向を密かに安倍首相に伝えていた。岸田氏は次期首相の有力候補ともいわれる。権力の動向に敏感な財務官僚たちは、78歳の麻生氏にもう見切りをつけているのだ。

 麻生氏が率いる麻生派は、一昨年、三木派以来の伝統派閥である山東派を吸収合併するなどして自民党内第2派閥に躍り出た。だが、派内に後継者はまったく見当たらず、派閥そのものが存続の危機にさらされている。

 同派では、河野(洋平・元衆院議長)グループ時代からの麻生氏側近である森英介元法相が会長代理、松本純元国家公安委員長が事務局長を務めるが、いずれも総裁候補どころか、派閥領袖への意欲にも資金力にも欠ける。

3564チバQ:2019/01/31(木) 11:17:51
 一昨年、自らに近い4人の議員とともに同派に加わった前出の甘利氏もいるが、派内ではいまだ浮いた存在のままで、人望も薄い。

 では、麻生氏にとって「兄貴分」だった河野洋平氏の長男・河野太郎氏はどうか。

 震災後に反原発を主張するなど自民党内では「異端児」「変人」と見られてきた太郎氏だが、一昨年、外相に抜擢されて一躍「総裁候補」と見做されるようになった。しかし麻生氏は、側近たちを前に「太郎はもっと礼儀や社会常識を身につける必要があるな」と突き放す。

 政権内で何かと麻生氏と対立する菅氏が、神奈川県連つながりで太郎氏を可愛がり、総裁候補として推す意向を隠さないことが面白くないのだろう――そう周辺は推察する。ただ太郎氏は、派閥の継承には全く興味を示さず、同派議員たちとの会食さえほとんどしない。

麻生派「四分五裂」の可能性
 麻生氏は、鈴木善幸元首相の娘である妻の千賀子氏から「早く息子に(議席を)譲ってほしい」と以前からせっつかれているが、一代で築いた大派閥を維持するためにも、少なくとも次期衆院選には立候補する考えといわれる。

 その後のプランについて、複数の麻生派幹部は「鈴木善幸元首相の長男で、麻生氏の義弟にあたる鈴木俊一元五輪担当相を派閥の後継者にすることを考えているようだ」と語る。閣僚を2回務め、性格も温厚な鈴木氏であれば、総裁候補とはならずとも、派閥のまとめ役としては座りがいいというのだ。

 安倍首相の自民党総裁任期は再来年、2021年の9月まで。このままいけば、「ポスト安倍」の総裁選は麻生氏の引退前に行われる。

 もちろん、いまや「麻生再登板」を本気で考える議員は麻生派内でもほぼ皆無だ。「ポスト安倍」政権の下でも影響力を維持するために、次は誰を担ぐべきか――派内には河野氏のほかに首相候補が不在であることから、麻生氏の悩みは深い。

 麻生氏は年明け早々の1月10日、ホテルオークラで岸田文雄氏と会食した。もとは同じ宏池会=旧宮沢派である岸田派との合併による「大宏池会構想」が頓挫してからも、麻生氏は岸田氏と定期的に酒食を共にしている。

 それは麻生氏が、次の総裁選で岸田氏を担ぐことを有力な選択肢として考えているからにほかならない。だが、総裁への意欲を隠さない河野氏がそれに反発し、総裁選に出馬する事態になれば、若手を中心に河野氏への支持が派内で広がり、麻生派は四分五裂する可能性が高い。

 麻生氏はいま、地元・福岡でも中央政界でも一気に影響力を失いかねない瀬戸際に立たされ、築き上げた党内第2派閥も砂上の楼閣と化しつつある。

 傘寿を目前にして、政治家人生の花道を飾ることができるのか――。

 (戸坂弘毅・ジャーナリスト、文中一部敬称略)

3565チバQ:2019/02/01(金) 09:34:33
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190201-00010001-fnnprimev-pol
“二大政党やめた” 元プリンス細野氏の自民二階派入りの弁 記者の「政治的信頼を損ねる行動では」との質問に答えは…
2/1(金) 8:05配信 FNN PRIME
“二大政党やめた” 元プリンス細野氏の自民二階派入りの弁 記者の「政治的信頼を損ねる行動では」との質問に答えは…
写真:FNN PRIME
元民主党のプリンス細野氏 自民・二階派入りへの批判にどう答えた?
民主党政権で環境担当大臣を務め、プリンスとして民主党の将来を背負うと目されていた細野豪志衆院議員が、自民党入りを目指し、まずは自民党の二階幹事長が率いる二階派に入ることが1月31日決まった。

【写真】自民党・二階派入りした細野豪志氏の表情は…

二階派の総会で、特別会員としての派閥入りが認められた細野氏は、派閥事務所前で報道陣の取材に応じた。民主党の中核にいて二大政党制を標榜し、自民党から政権を奪うことを目指していた、細野氏がなぜ一転自民党入りを目指すことになったのか、説明に注目が集まった。細野氏は次のように口を開いた。

「ただいま志帥会(二階派)の例会で特別会員としての入会を認められました。志帥会の皆さんとの縁は二階会長というのがある。二階先生と話す中で私が考えていることを実現できるのではと入会をお願いしたという経緯です」

細野氏はこのように二階氏との縁を強調した上で、二階派入り決断の経緯と理由に言及した。

「正直申してこれまで非自民で長く活動してきたので、私自身がこの判断をするというのは相当私なりに決断が必要だったし、何度も自分の中で反問したというのがある。その中で私がやりたいこと・理念を本当にやるためには、一歩踏み出すべきではないかとこういう判断をした」

細野氏が二階派入りして前に進めたいと強調した「理念」とは
細野氏が二階派入りの理由としてあげた“私のやりたいこと・理念”とは何のことなのか?

「内政においては弱い者の立場に立つ、そして多様性を大事にする、外交安全保障については、しっかりと現実主義に立って物事を前に進めていくという考え方だ。こういう考えを志帥会の皆さんと勉強させていただいて、前に進めることができるのであれば、難しい判断だが仲間に入れていただきたいとお願いをした。いろいろ厳しい批判はあると思うが、そこも含めてしっかり受け止めて、しっかり勉強していきたいし、政策の実現に努めていきたい」

ついに明言した自民党入りへの思い
細野氏は、二階派の「特別会員」になるものの、当面は無所属での活動になる。一方で、自民党内には、かつて野党の中心人物の1人として自民党政権を攻撃してきた細野氏を迎え入れることへの反発の声が根強い。それでも細野氏は次のように、自民党入りを目指す考えを明言した。

「当然だが非自民でやってきたので地元も含めて厳しい意見の人がいると思う、そういった方々の理解をいただく必要があるのでそこは私が努力していかないといけない。政策を実現するという意味で自民党の皆さんと一緒にやっていきたい、自民党入りを目指していきたいという思いは持っている」

自民党岸田派や鈴岡県連との調整は?
しかし、自民党内でもとりわけ細野氏への反発が強いのが、岸田派と静岡県連だ。細野氏の選挙区である静岡5区には、細野氏とこれまで戦ってきた自民党岸田派所属の吉川赳元議員がいる。そして静岡の自民党県連関係者は、落下傘候補でありながら選挙に強い細野氏に、これまでさんざん煮え湯を飲まされてきたため、仮に細野氏が自民党入りするにしても、細野氏が静岡5区に居座ることは許容できないスタンスだ。しかし細野氏は次のように言い切った。

「私は静岡5区の出身ではないが、ちょうど20年前に全くゼロからスタートして20代だったが皆さんに育てていただいて政治家として鍛えていただいた。私の思いは選挙区で政策を実現する上でも一歩を踏み出したいという思いで決断した。選挙区を動くというのは私の選択肢には全くありません。選挙区を出るということは私が政治家を辞める時だ」

3566チバQ:2019/02/01(金) 09:35:13
細野氏のこれまでの発言との整合性を記者が質問
一方で、細野氏の今回の決断は、これまでの自らの政治行動を一変させるもので、過去の発言とも整合性が取れない。その点について記者からの質問が相次いだ。まず、政権交代可能な二大政党制を目指すとしてきた考えを変えたのか聞かれると「率直にその通りだ」と答えた上で、こう続けた。

「もともと私は保守二大政党論者だ。外交安全保障はお互いに話し合えるように状況を作ったほうがいいと言ってきた。残念ながら民進党の安全保障政策が私の考えと会わなくて党を出て希望の党をつくった。ただ残念ながら希望の党は消滅する中で、私はやりたい政策をやるためには二大政党というやり方ではなくて、まずは志帥会に入って実現していくべきだと判断した。したがって二大政党と言っていたことを変えたではないかという批判はその通りで率直に受け止めるしかない。私の思いは政策理念、やりたいことは変わらないしこれからも変えない。それをやる手段として二大政党ではない選択をしたということ」

二階幹事長肝いりの国土強靭化はバラマキ?
続いて、細野氏が、二階幹事長の看板政策である国土強靭化政策を「公共工事のバラマキだ」と批判してきたこととの整合性を聞かれると、こう答えた

「長く自民党以外の立場で活動してきたので様々な発言をしてきたと思う。そこは出直しのつもりでやらないといけない。理念としての災害対応、災害に強いまちづくりという意味では考え方に賛同できる。もともと私は阪神淡路大震災の時、現地でボランティアをして政治家を志した。あとは政治家として一番私が問われたのは東日本大震災。ああいう災害対応をどうやるのかが政治の最大の課題、それを二階会長が国土強靭化と仰っているのだろうと理解している。そこはしっかりやらなければならない」

続いて、細野氏が、二階幹事長の看板政策である国土強靭化政策を「公共工事のバラマキだ」と批判してきたこととの整合性を聞かれると、こう答えた

「長く自民党以外の立場で活動してきたので様々な発言をしてきたと思う。そこは出直しのつもりでやらないといけない。理念としての災害対応、災害に強いまちづくりという意味では考え方に賛同できる。もともと私は阪神淡路大震災の時、現地でボランティアをして政治家を志した。あとは政治家として一番私が問われたのは東日本大震災。ああいう災害対応をどうやるのかが政治の最大の課題、それを二階会長が国土強靭化と仰っているのだろうと理解している。そこはしっかりやらなければならない」

3567チバQ:2019/02/01(金) 09:35:25
政治的信頼を損ねる行動ではとの問いに細野氏は…
そして記者からは、細野氏の行動を問う、この日もっとも厳しい質問が飛んだ。

記者「細野さんの方針転換については、細野さんは民主党・非自民の中核的存在だった。それが自民党側に急遽一転してくるのは政治的な信頼を損ねる行動ではないか」

痛いところを突かれたのかもしれない。硬い表情で質問を聞き終えた細野氏は質問にストレートに答えずに、前日の国会での代表質問でのエピソードで切り返した。

「昨日代表質問を聞いていて感じたが、枝野代表も玉木代表も思いを述べていて、立派な代表質問だったと思う。ただ、んっと思ったのは、(児童)虐待のことに触れたのは二階会長だけだった。政治の役割は何かと考えた時に本当に弱い立場の人に手を差し伸べることが大事。虐待はもっとも弱い子供たちですから。それを野党ではなく与党でやれるのであれば、政治家として大きな役割だと思った。私の理念は変えずに前に進めることでいろんな思いを寄せていただいた皆さんに応えていきたい」

その上で細野氏は、現在の野党の状況を問われ、「友人も多いし、いま私の立場で野党について論評するのは控える」とした上で、「外交安全保障は現実主義でやっていかなければ、政権を担うというのは難しい。そういったことも含めて私の考え、理念と合致する政党が今の野党にはどうしてもない。そのうえでの今回の判断だ」と安全保障政策をめぐる野党の現状も、自民党入りの理由だと説明した。

そして派閥事務局が設定した質問数を超えた時点で、細野氏が原発事故担当閣僚などとして向き合ってきた原子力政策について聞かれると、時間がないと告げ、取材は終わりとなった。

各方面からの批判に細野氏の今後の説明と行動は…
細野氏の行動については、野党から「本当に節操がない」「18年間言ってきたことは何だったのか」との批判の声の一方で、立憲民主党の枝野代表らは「関心もない」と冷ややかだ。

自民党の静岡県連関係者も「絶対おかしいし都合がよすぎる。選挙民も裏切っている」という批判し、地元の有権者を取材しても、支持する声もある一方で、やはり厳しい声が多かった。

細野氏の弁がこうした批判に対する説明として十分だったかどうかはともかく、厳しい声を払しょくして自民党の政治家としてかつての輝きを取り戻すまでの道のりが険しいのは間違いない。

3568チバQ:2019/02/01(金) 11:44:05
https://digital.asahi.com/articles/ASM104H1SM10UTFK009.html?rm=462
「うろうろ迷惑だ」 二階派・細野氏、自民の火種に?
有料記事

明楽麻子 2019年1月31日20時53分
 自民党の二階俊博幹事長率いる二階派(44人)は31日、民主党政権の中核を担った無所属の細野豪志衆院議員(静岡5区)が「特別会員」として入会することを了承した。細野氏は自民への入党を探るが、党内からは不満が出ており、今後火種となりそうな情勢だ。

 国会近くの砂防会館であった二階派の定例会合。細野氏は「ゼロから勉強して仲間になれるように頑張りたい」とあいさつした。

 大派閥を率いた田中角栄元首相の薫陶を受けた二階氏にとって、「数は力」は政治信条の一つ。これまでも、民主党政権で外務副大臣を務めた山口壮衆院議員や、自民党を離党した無所属議員を特別会員として受け入れ、自民党入党後に派閥の正会員とする手法をとってきた。党内では、細野氏についても次期衆院選後の入党の可能性が取りざたされる。

 ただ、非自民を掲げてきた細野氏への風当たりは強い。萩生田光一幹事長代行は31日のインターネット番組で、「自民党政治を批判してきた振る舞いが間違っていたなら、国民に知らしめるべきだ。説明なしにうろうろされるのは迷惑だ」と厳しく批判した。

 ログイン前の続き選挙区事情も細野氏の立場を複雑にする。静岡5区には、再起をねらう自民党岸田派の元職がいるためだ。細野氏は31日、記者団に「自民党入りを目指したい。選挙区を動くことは私の選択肢にない」と明言した。

 岸田、二階両派は衆院山梨2区で分裂選挙を繰り広げてきたが、27日投開票の山梨県知事選で連携し、二階派が推す長崎幸太郎・前衆院議員を勝利に導いたばかり。岸田派内からは「タイミングが悪すぎる」との声が漏れる。同派を率いる岸田文雄政調会長は31日、記者団に「直接聞いていないので申し上げることはない」と言葉少なに語った。(明楽麻子)

3569チバQ:2019/02/01(金) 17:32:17
https://biz-journal.jp/2019/01/post_26502.html
2019.01.31
連載
永田町の「謎」 現役議員秘書がぶっちゃける国会ウラ情報
細野豪志議員、自民党“入党”に地元も激怒?民進党を潰した戦犯、自らの延命第一
文=神澤志万/国会議員秘書

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 国会議員秘書歴20年以上の神澤志万です。

 1月28日、第198回国会が開会しました。会期は6月26日までの150日間を予定しています。今回は年明けから浮上した厚生労働省の統計問題に注目が集まったことで「統計国会」とも揶揄され、早くも与野党の攻防が始まっています。

 今年は皇位継承や参議院議員選挙などの大きな政治イベントが相次ぐので、政府・与党は提出法案を絞ったようですが、安倍晋三首相の施政方針演説も特筆するような内容はなく、そのため統計問題がクローズアップされてしまったようです。野党(特に立憲民主党)の追及への対応次第では、開会早々に国会が止まる事態にもなりかねない雰囲気です。

平成最後の国会開会式に予約殺到

 平成最後の通常国会ということもあり、今年の開会式には「天皇陛下をお迎えする式をぜひ参観したい」という方がとても多かったです。陛下は、この開会式をとても大切にされてきました。前立腺がんの手術後に一度だけ皇太子殿下に「お言葉」の代読をお願いされた以外は、憲法を尊重して必ず開会式にお越しくださっています。今回も、定例の健康診断の検査の予定をずらしてのご来臨と報道されましたね。

 開会式は、旧貴族院だった参議院の議場で行われます。陛下の御席は参議院にしかありません。通常の本会議の傍聴は当日の申し込みでもおおむね大丈夫ですが、開会式だけは事前の申し込み手続きが必要です。今回は特に人気が高かったので、早い時期から参議院警務部は予約の注意事項について全事務所に告知していました。

 申し込みの受付は電話予約のみで、衆参の議運(議院運営委員会)理事会で開会式の日程が了承された翌日の10時から始まります。今国会の場合、衆議院の議運理事会では1月18日に開会式の日程の了承が行われましたが、参議院は「政府の統計問題への対応の悪さ」を理由に、野党は開会式の日程について議題にもあげませんでした。

 翌週も参議院の議運理事会は断続的に開かれましたが、なかなか日程が了承されず、ギリギリの24日にようやく了承されて25日と決まりました。遠方からの参観を希望していた方々は、予約が取れたかどうかわからずにやきもきされたと思います。

 さて、やっと予約受付が始まった25日10時。秘書たちも、みな必死で警務部へ電話しました。その結果、予約申し込みが殺到し、参議院警務部の電話が混線、衆議院から参議院への内線自体がつながらない事態になりました。

 参観証は議員事務所ごとに3枚まで予約が可能なのですが、それも合計180枚まで。先着順なので、早ければ60事務所で打ち切られてしまいます。ちなみに、現在は衆議院465議員・参議院242議員・欠員2議員で、あわせて707の議員事務室があります。そのうち1割以下にしか参観証が交付されないので、超激戦でした。

野田聖子議員が“大人気”だったワケ

 開会式は13時から行われ、議場が開場されるのは1時間前の12時からです。プレミアがついた参観証を持った180名の方々が参議院の通用門から傍聴者用入り口を通り、厳しい荷物検査を受け、コートや荷物、ポケットの中のものまでロッカーに預けてから議場に案内されます。

 傍聴席は180人全員が座ることができないので、30人くらいは立ち見状態で開始を待ちます。待っている間に、礼装した衛視さんが議場内をゆっくりと歩いて警備している姿を見たり、傍聴席担当の衛視さんから注意事項の説明を受けたりするのも、貴重な経験になると思います。
 開始15分前になると議員席の扉が開錠され、衆参の国会議員たちが続々と入ってきます。開会式の日は和装の議員も多く、とても華やかです。著名な議員を見つけるのも、楽しみのひとつになると思います。

 議員たちの座席も決まっていないので、空いている席を探すためにウロウロしたり、時間ギリギリに入場して後ろのほうで立ったまま陛下の到着を待ったりする議員もいます。「平成最後」ということでいつもは列席しない議員も参列したので、例年よりも立ち見組が多かったです。

3570チバQ:2019/02/01(金) 17:32:38
 開会すると、国会議員も傍聴者も全員起立し、ずっと立ったままです。衆議院議長が両議院を代表して式辞を述べ、陛下からお言葉を賜るのが通例になっています。

 陛下は「国会が、当面する内外の諸問題に対処するに当たり国権の最高機関として、その使命を十分に果たし、国民の信託に応えることを切に希望します」と述べられました。細かい部分は報道されないため、機会があればぜひ足を運んでいただきたいです。

 式の終了後に陛下をお見送りしてからは、恒例の和装振興議員連盟の写真撮影会がありました。女性議員では圧倒的に野田聖子・和装議連事務局長が人気で、党派を超えて撮影依頼が多く、そのたびに笑顔で応じていました。水色のさわやかなお着物で、とても素敵でした。女性議員の議員バッジはたいてい帯揚げにつけるのですが、野田議員は帯に直でつけていて、みなさんからいじられていました。

社民党にすり寄る立憲民主党のお粗末さ

 開会式が終わると、衆参両院で安倍首相をはじめ大臣の施政方針演説が行われます。神澤としては、安倍首相が韓国軍のレーダー照射問題の件で「日本政府として韓国と対話での解決に向けて取り組む」などと発言してくれれば国民の関心も高くなるのにと思っていたのですが、残念ながら言及したのは統計問題でしたね。

 統計問題の原因は単なる人手不足です。根本的な解決策は人材の補給以外にないと思います。統計を取るほうも取られるほうも人手が足りなかっただけでしょう。そして、それをひとりの職員のせいにして終わらせようとしている厚労省の対応もよくありません。「職員のせいじゃないだろ」と思ってしまいます。

 また、それを「与党攻撃のチャンス」とばかりに追及を続ける立憲民主党にも疑問がありますね。そもそも、立憲民主党は「数合わせ」については否定的だったのに、国民民主党が自由党と会派を結成して参議院の野党第一党になったとたん、社民党にすり寄りました。「『数合わせ』なんてダメだって偉そうに言ってたよね?」と永田町の女性秘書たちはみんなあきれています。
細野豪志議員、自民党二階派入りの裏事情

 もっとあきれたのは、無所属のまま自民党会派入りすると見られている細野豪志議員です。民主党政権時には環境大臣や党幹事長を歴任した細野議員ですが、二階派に「特別会員」として入会する見通しが報じられました。

 二階俊博議員は「来るもの拒まず」で有名で、派閥には“やらかし議員”が多いことも知られています。もはや説明不要の片山さつき内閣府特命担当大臣のほか、失言で知られる桜田義孝大臣(東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当)、さらには“路チュー騒動”の中川郁子議員(当時)と門博文議員、不倫スキャンダルの宮崎謙介議員と金子恵美議員夫妻(いずれも当時)など“スター”がそろっています。そして、二階派の会合や秘書会は正直楽しいです。

 しかし、同じ選挙区内で自民党の議員同士を競わせるようなことを平気でする二階議員には「なんか違うんじゃないかな」と思ってしまいます。同じ政党の秘書同士なのに、総選挙の時期になると微妙な間柄になってしまうこともあり、つらく感じることもあります。

 実は、無所属の議員を二階派に入れて当選したら自民党入党を認めるという手法は、二階議員の得意技なのです。今回の細野議員も、そういうことなのでしょう。とはいえ、細野議員の選挙区には、すでに自民党として活動を続けている候補者がいるのです。ただ、その候補が次の選挙で当選するかは微妙で、細野議員が当選する可能性のほうが高いです。そうなれば、必然的に細野議員の自民党入りは確実ということになります。

 こうした二階議員の手法については派閥内でもあきれる声があがっているようですが、自民党の幹事長なので誰も意見できないのでしょう。

 また、細野議員にも疑問があります。今の秘書の方々の処遇はどうするつもりなのでしょうか。たとえば、同じように民主党から自民党へ無所属で会派入りした松本剛明議員は、自民党に移ったときに、それまでの秘書をみんなクビにしました。もし細野議員も同じようなことをするのであれば、許せないです。

ニュースサイトで読む: https://biz-journal.jp/2019/01/post_26502_3.html
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3571チバQ:2019/02/01(金) 17:32:51
 そもそも、希望の党への電撃移籍もなんだったのでしょうか。民進党の「顔」だったのに、2017年8月に急に離党して翌月には希望の党に入り、総選挙では民進党出身者の公認をめぐって多くの候補者が出馬すらできない事態になってしまいました。その人たちの無念を、細野議員は受け止める責任があります。
 自分の政治生命の延命のためだけに自民党入りなんて、選挙区の支援者たちも受け入れられないでしょう。すでに「地元の反発」を危惧する報道も出始めています。ただ、その一方で「与党議員として政治活動をしたい」という気持ちも理解できます。与党の議員でないとできないことも多いからです。

 神澤の友人の50代の女性秘書は、参院選の出馬オファーを何度も受けているそうです。彼女いわく「私もいい年齢になったから、出馬も考えなくはない。でも、本気で勝負するなら与党からがいい。若ければ野党で経験を積むことも考えられるかもしれないけど、もう私にはそういう時間はないから。しょせん、私は野党が女性候補者を増やしたいがための数合わせ要員なの」とのこと。

 数合わせの国会運営を許してはいけないと思います。自分の政治生命より、国民や日本のために尽力する。そういう国会議員を求めて、神澤はこれからも国会の中心からレポートしていきたいと思います。

 平成最後の結び年、新元号元年の2019年。今年もよろしくお願いいたします。
(文=神澤志万/国会議員秘書)

3572とはずがたり:2019/02/02(土) 20:09:13
自民・竹下派が第2派閥に並ぶ=麻生派1減、ともに56人に
2019年01月29日17時05分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019012900967&g=pol


 自民党竹下派が党内第2派閥の麻生派と所属議員数で並んだ。両派はそれぞれ56人。麻生派メンバーが先に告示された愛知県安城市長選に立候補して衆院議員を自動失職、1減となったためで、1人差で追っていた竹下派が浮上した形だ。
加藤氏、「ポスト安倍」に浮上=竹下派で力学変化-自民

 麻生派は昨年12月、所属していた鴻池祥肇元防災担当相と北川知克元環境副大臣が相次いで死去し、57人に減っていた。一方、竹下派は昨年11月に無派閥の園田博之元官房副長官(衆院比例九州)の死去に伴い、同派所属の宮崎政久氏が繰り上げ当選。計56人となっていた。(2019/01/29-17:05)

3573とはずがたり:2019/02/02(土) 21:38:30
中島岳志の「自民党を読む」(5)岸田文雄
当たり障りのないことを言う天才。何をしたいのかが極めて不明瞭。本当にリベラルか?

中島岳志 東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2018122900001.html
2019年01月06日

3574チバQ:2019/02/03(日) 15:47:19
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190202-00000003-sasahi-pol
「弱み」につけ込まれた? 細野豪志氏「自民党二階派」入りの内幕〈AERA〉
2/2(土) 11:24配信 AERA dot.
「弱み」につけ込まれた? 細野豪志氏「自民党二階派」入りの内幕〈AERA〉
細野豪志氏 (c)朝日新聞社
 野党第1党で要職を歴任した細野豪志元環境相が自民党二階派に入る。孤立と権力志向という弱さを二階俊博幹事長につけ込まれたという。

【細野氏のこれまでの歩みと、「弱み」につけ込んだ?二階氏はこちら】

*  *  *
 これでは「節操がない」と有権者ばかりか、国会議員から責められても仕方がない。自民党二階派(志帥会)の「特別会員」となった無所属・細野豪志元環境相(47)のことだ。1月31日に開かれた二階派の定例会出席後に記者の取材に応じた細野氏は、平身低頭。神妙な面持ちで、派閥を率いる二階俊博幹事長への忠誠を語った。

「二階先生といろんな話をする中で、私が考えていることを実現できるのではないかと考えるようになった」

 この会見の様子をテレビで眺めていたある野党幹部は一言、こうつぶやいた。

「軍門に降ったな」

 旧民主党政権では原発担当相や環境相、党幹事長を歴任。旧民進党では代表代行も務めた。しかし、憲法改正に関する見解の相違を理由に離党すると、その後は、小池百合子・東京都知事らと旧希望の党を結党し、政権奪取を試みるが失敗。その上、野田佳彦前首相ら旧民主党の「三権の長」経験者を念頭に、希望の党の公認申請は「ご遠慮頂くのがいい」と発言した自身の責任を取り、以後、無所属での活動を強いられていた。旧民主党時代に立ち上げた派閥「自誓会」で行動を共にした国会議員は、細野氏の心中をこう察する。

「自らも主導した政変で2017年に野党第1党(民進党)を解体させた戦犯であり、完全に野党内では孤立していました。自業自得としか言いようがありませんが、この時点で早々と野党に未練はなかったのではないでしょうか。経済政策はともかく安全保障の分野では、野党の中枢にいたころから極めて自民党に近い感覚を持っていました
から」

 発言や立場をたびたび変える姿勢は有名。細野氏を古くから知る後援会の関係者は、民主党政権下で遭遇した11年の東日本大震災以降、細野氏の権力志向は強まったと語る。

「首相補佐官という立場で原発事故に遭遇し、政権を握らなければ政治は動かせない現実を思い知ったのだと思います。下野してもマインドは与党のままでした」
 細野氏は党内改革ではなく、野党共闘によって安倍政治と対峙する路線を強める執行部と反目。14年に発表した「わが民主党改革宣言」の論文の中で、民主党の弱点を「党内ガバナンスの欠如」とし、「いざという時にまとまる人間関係を自民党から学んで良い」と自民党を引き合いに執行部を批判した。

 細野氏の与党マインドと野党内で失った居場所。この弱みにつけ込んだのが二階氏だった。野党幹部が「軍門に降った」と語ったのは、無所属の議員をそのまま入会させ、派閥の拡大をもくろむなど独自色の強い二階派は、野党に居場所のない議員にとって格好の受け皿だからだ。細野氏を迎えれば、同じ境遇の旧民主党保守派の議員へのサインにもなる。ただ自民党内の反発は強い。二階氏が当然予想された反発を押してでも細野氏を迎え入れた決断の真意を、ある与党議員はこう語る。

「次の総裁を自らの派閥から誕生させたい思いが二階氏にはある。だから、来る者拒まずの姿勢で懐の深い印象を世間に与えたい。とはいえ、おそらく細野氏の政治手腕そのものに二階氏の関心はない。自民党ではなく、派閥のために仕事をさせられる細野氏は、統一地方選、参議院選挙を通じて、それ相応の『踏み絵』を踏まされる。次の自らの選挙で自民党の公認がもらえなければ、細野氏の政治生命は絶たれるだろう」

 細野氏は静岡5区以外での活動は全く考えていないとし、5区を離れるときは政治家をやめると明言している。(編集部・中原一歩)

※AERA 2019年2月11日号

3575チバQ:2019/02/04(月) 18:36:04
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019020400775&g=pol
「子供産まぬ方が問題」=麻生氏また発言、撤回
2019年02月04日17時05分

衆院予算委員会で答弁する麻生太郎副総理兼財務相=4日午後、国会内
 麻生太郎副総理兼財務相は4日の衆院予算委員会で、「子供を産まなかった方が問題」との自身の発言について、「一部だけが報道され誤解を与えた」と釈明し、撤回した。立憲民主党会派の大串博志氏への答弁。麻生氏は2014年にも同趣旨の発言をして批判を浴びた経緯がある。
 麻生氏は3日の福岡県での講演で、少子高齢化問題に触れる中で「年寄りは年を取った方が悪いみたいなことを言う変なのがいっぱいいるけど、それは間違っている」と述べた上で「子供を産まなかった方が問題なんだから」と発言した。
 立憲民主党の辻元清美国対委員長は4日、記者団に「麻生節では済まされない。人権感覚、全くなしだ」と批判。共産党の小池晃書記局長は記者会見で「麻生氏の辞書に『反省』という言葉はない」と非難した。(2019/02/04-17:05)

3576チバQ:2019/02/05(火) 10:48:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190204-00000593-san-pol
細野氏、自民入りに意欲 二階派幹部も「政界トップに」
2/4(月) 21:06配信 産経新聞
細野氏、自民入りに意欲 二階派幹部も「政界トップに」
あいさつする細野豪志氏=4日午後、東京都千代田区(古厩正樹撮影)
 自民党二階派(志帥会)に特別会員として入会した無所属の細野豪志元環境相=衆院静岡5区=は4日、東京都内で政治資金パーティーを開き、「自民党の中で自分の政策の実現を目指す」と改めて自民党入党に意欲を示した。

 旧民主党政権で要職を務めた細野氏は、現在の野党は立憲民主党が軸となり、参院選では共産党と選挙協力する可能性があると強調。「安全保障の信条、憲法改正の考え方がどうしても合わない。野党に入る選択肢はあり得なかった」と語り、支援者に二階派入りへの理解を求めた。

 「北朝鮮、北方領土の問題もある中で安倍外交は本当によく頑張っていると思う」とも述べた。

 パーティーには二階派を代表して河村建夫会長代行が出席。「政界では昨日の友は今日の敵であり、昨日の敵は今日の友ということもある」と述べた。「これまでの経験を政界に生かし、いずれトップに立っていただきたい」と「将来の総裁候補」としての期待感も示した。パーティーに野党議員は出席しなかった。

3577チバQ:2019/02/06(水) 11:49:32
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-556276.html
細野豪志の二階派入り、地元からは“来るなら自民党員辞める”の声
2019/02/06 05:57デイリー新潮

細野豪志の二階派入り、地元からは“来るなら自民党員辞める”の声

されど選挙は強い(撮影・上森清二)

(デイリー新潮)

 1月28日に召集された通常国会。初日から不穏な動きをする議員を発見した。細野豪志(ごうし)元環境相(47)だ。

「院内で河村建夫(たけお)元官房長官に細野さんがヘコヘコ頭を下げて、『また相談させてください』と言っていたんです。河村さんは自民党二階派の重鎮で、同派の会長代行。本気で二階派に入るつもりなんだと驚きました」(自民党関係者)

 細野氏は民進党時代、静岡県知事選に欲を出すも結局は出馬を取りやめ、小池旋風が吹けば希望の党へと乗り移り、古巣の同志の「排除」を主導して顰蹙(ひんしゅく)を買った。今では野党改編の流れからあぶれて無所属。ついたあだ名は、“モナチュー”改め“ウソ野豪志”。

 そんな流浪の政治屋が最後に泣きついたのが、まさかの自民党だったのだ。

「昨年末、二階幹事長の懐刀である林幹雄(もとお)幹事長代理と極秘で会食しています。先日の山梨県知事選でも、二階派の長崎幸太郎氏の応援に駆けつけて、裏方仕事に勤しんでいた。1月31日の派閥定例会で入会が承認された」(政治部デスク)

 地元・静岡では、細野氏の元秘書で国民所属県議のSNSが話題になっていた。

「先日、県議が事務所開きをした際の写真を載せていたのですが、細野さんからの選挙応援の為書きが写っていなかった。常に行動を共にしていた細野さんの為書きを載せないのは訣別の意思表示では、と囁かれました」(地元関係者)

 県議本人に聞けば、

「写真に写ってなかっただけで飾ってはいました。今回の件は、言いようがないし、答えが見つからない」

 と、かなり歯切れが悪い。対照的に舌鋒鋭く批判するのは、自民党県連の関係者。

「新年会では、細野さんが来るなら党員を辞めるという声が続出しました。辛酸をなめさせられてきた相手を、突然応援するなんてできませんからね。彼も逆風を感じ取り、福島や新潟など他の選挙区に逃げるって話も聞こえてきてます」

 本人は取材に“選挙区替えなら政治家辞める”と答えているが……。4月の統一地方選で、自民党候補の応援に回れるかが踏絵になるが、来られても迷惑との声も。踏絵さえ踏ませてもらえそうにない。

「週刊新潮」2019年2月7日号 掲載

3578チバQ:2019/02/06(水) 22:04:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190206-00000081-asahi-pol
「二階さんもやり過ぎだ」 細野氏の派閥入会、軋轢生む
2/6(水) 20:57配信 朝日新聞デジタル
「二階さんもやり過ぎだ」 細野氏の派閥入会、軋轢生む
細野豪志氏の自民党二階派入りをめぐる主な発言
 非自民を掲げてきた細野豪志衆院議員=静岡5区=が自民党二階派(志帥会、44人)に入ったことをめぐる騒動が収まらない。自民党静岡県連の国会議員団は6日、細野氏と議席を争ってきた元職の支援を続ける方針を決定。10日の党大会を前に、党幹部を巻き込んだ軋轢(あつれき)が生じている。

 自民党本部で6日にあった静岡県連(会長・牧野京夫参院議員)の会合には、衆参9人の国会議員が集まった。議題は、衆院静岡5区で争ってきた細野氏の二階派入りへの対応だ。

 会合では「党のあり方が問われている」などと批判が続出。牧野氏は会合後、記者団に「全員一致で吉川(赳・元衆院議員)さんを支援することを決めた」と説明した。会合に出席したベテランの一人は「派閥だからって何をしてもいいわけじゃない。二階(俊博・幹事長)さんもやり過ぎだ」と吐き捨てた。

 旧民主党出身の細野氏は同派入りを足がかりにした自民入党をねらう。同派を率いる二階氏は5日の記者会見で「自民党は謙虚に受け入れる雅量がなければダメだ」と述べ、細野氏の入党を歓迎した。

 ただ、静岡5区では岸田文雄政調会長率いる岸田派(宏池会、48人)の吉川氏が次期衆院選に向けて活動中。細野氏は別の選挙区からの立候補を強く否定しており、調整もままならない事態に陥っている。岸田氏は6日、視察先の群馬県内で記者団の取材に応じ、「マスコミ情報しか持っていない」と不快感をにじませ、「静岡5区には正式な自民党の支部長がいる。宏池会のメンバーだ。支部長、宏池会の同志は大事にしなければならない」と牽制(けんせい)した。

3579とはずがたり:2019/02/07(木) 16:28:34
「麻生さん、常識は元々欠けていましたけど…」山崎拓氏
http://news.livedoor.com/article/detail/15984142/
2019年2月6日 18時58分 朝日新聞デジタル

■山崎拓・元自民党副総裁(発言録)

 (麻生太郎・副総理兼財務相についてどう思うか問われ)麻生さんは浮世離れした政治家じゃないかと思う。

 常識は元々欠けていましたけど、最近はちょっとぼけ老人になりましたね。恵まれて育ちすぎて、上から目線でずっときているから、ああいう発言が次々出てくる。(6日、文化放送で)

3580チバQ:2019/02/08(金) 15:41:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190208-00000021-asahi-pol
首相、石破派除く6派閥と「極秘」会合 裏口から公邸へ
2/8(金) 7:56配信 朝日新聞デジタル
 安倍晋三首相は6日夜、自民党7派閥のうち石破派を除く6派閥の事務総長らと首相公邸で会食した。首相を支持した昨秋の党総裁選の慰労が名目だが、公邸の裏口からひそかに入り、取材に対し、会合自体を否定する出席者もいる異例の会合となった。

 出席者によると、会合では国会で野党から追及を受けている統計不正問題や、細野豪志衆院議員の二階派入りなどが話題になった。参院選情勢についても意見交換し、首相は「参院選で1人区を落とさないように結束してがんばろう」などと話したという。

 ただ、この日の会合については首相周辺から箝口令(かんこうれい)が敷かれ、首相の出身派閥である細田派事務総長の下村博文・元文部科学相は7日、記者団に「昨日はそういうことはしていないと正式に言う」と否定した。総裁選で首相支持と石破茂・元幹事長支持でわかれた竹下派も参加しており、石破派からは「何が(総裁選が終われば)ノーサイドだ」と反発の声が上がった。(明楽麻子)

朝日新聞社

3581チバQ:2019/02/11(月) 11:13:42
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1902100005.html
【自民党大会】自民・谷垣禎一氏が党大会でスピーチ 参院選出馬布石?
2019/02/10 11:44産経新聞

【自民党大会】自民・谷垣禎一氏が党大会でスピーチ 参院選出馬布石?

自民党大会に出席した元総裁の谷垣禎一氏=10日午前、東京都港区(鴨川一也撮影)

(産経新聞)

 谷垣禎一前自民党幹事長は10日、都内のホテルで開かれた党大会でスピーチし、「世界は大きな変動に見舞われている。わが国が新しい道を切り開くのは、自民党が安定した政治を作っていくことだ」と述べ、4月の統一地方選や夏の参院選の勝利に向けて党員・党友らに協力を求めた。

 谷垣氏は車いすに乗って登壇、平成28年7月の幹事長在任中の自転車事故について「私の不注意から大けがを負った。突然、仕事ができなくなり、迷惑をかけたことをおわびする」と述べた。

 また「いま楽しみにしているのは東京五輪・パラリンピック、なかんずくパラリンピックだ」と述べた。その上で「自分が障害を負うと、障害は一人一人によって抱えている課題が全部違うと感じる。パラアスリートがそれぞれ課題をどう乗り越え、どう勇気を振り絞って大会に挑戦するのか、ぜひ拝見したい。それが私にも勇気を与えてくれる」と語った。「来年を機会にバリアフリーが大きく前進するように心から祈っている」とも述べた。

 一方で谷垣氏は「政治を引退する決意をした」と改めて明言した。

 谷垣氏をめぐっては、安倍晋三首相周辺などからは「夏の参院選比例代表の目玉候補に」との声も上がっている。稲田朋美筆頭副幹事長が谷垣氏にスピーチを依頼した経緯があり、ある党幹部は「出馬への地ならしだ」とも語る。顧問を務める谷垣グループ(有隣会、約20人)にも待望論が根強い。

 公明党の山口那津男代表は党大会で、谷垣氏に「これからも大所高所からご指導、ご鞭撻(べんたつ)をいただきたい」と述べた。

3582チバQ:2019/02/12(火) 10:52:47
https://news.goo.ne.jp/article/fnn/nation/fnn-00423110HDK.html
二階氏は谷垣演説に涙 「対韓国生ぬるい」「細野問題」で青年局から批判も 自民党大会で見た党内の異論と活力
2019/02/12 07:00FNN PRIME

二階氏は谷垣演説に涙 「対韓国生ぬるい」「細野問題」で青年局から批判も 自民党大会で見た党内の異論と活力

二階氏は谷垣演説に涙 「対韓国生ぬるい」「細野問題」で青年局から批判も 自民党大会で見た党内の異論と活力

(FNN PRIME)

鬼門の“亥年選挙”安倍首相は必勝を誓う

2月10日、自民党は都内のホテルに約3500人の国会議員・地方議員・党員らを集めて党大会を開催した。安倍首相は演説で、「12年前(2007年)のいのしし年、亥年の参議院選挙はわが党は惨敗した。当時の総裁だった私の責任であります。このことは片時たりとも忘れたことはありません」と述べた。

自民党大会で挨拶する安倍首相(2月10日)

その上で、2007年の参議院選挙の敗北が、2009年に民主党政権を誕生させたとして、「わが党の敗北によって、あの悪夢のような民主党政権が誕生した。決められない政治、経済は失速し後退し、低迷した。人口が減っていくんだから、成長なんかできないと諦めていた、あの時代に戻すわけにはいかないんです!」と語気を強め、「まなじりを決して、戦い抜いていく先頭に立つ決意だ」と春の統一地方選挙、夏の参議院選挙での必勝を誓った。

この安倍首相の民主党批判に関しては、石破元幹事長から「我々として現に戒めないといけないのは、ほら、あの民主党に比べれば良いでしょという、過去に終わった政権のことを引き合いに出して自分たちは正しいんだというやり方。私は危ないと思います」との批判も飛び出した。それでも安倍首相としては、負けられない選挙を前に、野党批判はあえて強調したかった点だったのだと見られる。

自民党・石破元幹事長

谷垣氏の演説に二階幹事長は“涙” 「復帰・復活を期待」

党大会には毎年、特別ゲストが出席するが、今年は自転車事故で頚髄損傷の大けがをし、政界から身を引いた谷垣前総裁がスピーチを行った。

自民党・谷垣前総裁が車いすで登壇

「世界のどこをみても大きな変動に見舞われています。わが国はその中で新しい道を切り開いていかなければならないと思います。わが国が新しい道を切り開いていくのは、自民党が今までの経験と、国民の間にどれだけ根をおろせるかと、さらに精進をして安定した政治を作っていくことではないか。病床にいながら、そのことをつくづく感じている毎日でございます」

2009年に民主党が政権を奪取し、自民党が野党に転落した苦しい時代に、自民党を総裁としてけん引してきた谷垣氏の挨拶に、会場では涙する人たちの姿も見受けられた。

自民党・谷垣前総裁

また、党大会後に記者団の取材に答えた、二階幹事長は涙し、嗚咽しながら、谷垣氏が元気な姿で一般党員の前で演説できたことを喜び、「復活・復帰を私は期待している」と政界への復帰を引き続き期待していく考えを示した。谷垣氏は1983年8月の補欠選挙で初当選し、二階氏はその4か月後の12月に行われた第37回衆議院選挙で初当選をしている。二階氏としては、同じ時代を政治家として過ごしてきた“同志”としての思いが強く、最近も周辺に「彼には国に果たすべき責任がある」と谷垣氏ことを熱く語っていたとのことで、谷垣氏の演説に感極まったのではないかと言われている。

自民党・二階幹事長

3583チバQ:2019/02/12(火) 10:53:27
首相への登竜門“青年局長” 岸田氏「私の前は安倍首相です(笑)」

自民党は党大会に合わせて、前日に各種のイベントを開催している。もはや恒例となった自民党本部前の屋台村は、東京が降雪の予報となったことを受け、急遽本部内の食堂で開催された。

また若手議員らの会議なども開かれ、45歳以下の国会議員や地方議員などで構成する「全国青年部長・青年局長合同会議」には、第32代青年局長の岸田文雄政調会長、第41代青年局長の萩生田幹事長代行が、党執行部として出席した。この中で、普段は慎重な物言いの岸田政調会長だが、後輩たちを前にしてリップサービスする一幕があった。

「第4代青年局長は竹下登元首相、第5代青年局長は宇野宗佑元首相、そして第6代青年局長は海部俊樹元首相、こうした青年局長の先輩方が、その順番で総理大臣に就任したと。青年局長は(首相への)登竜門だから頑張れと、激励をしていただきました。この話を紹介した上で、ちなみに申し上げるなら、私の前の31代青年局長は安倍晋三首相であります(笑)、というとマスコミが少し喜ぶかなと(笑)」

自民党・岸田政調会長(2月9日)

自らがポスト安倍の有力候補であるとちゃっかりアピールしたこの発言に、会場からは笑いが起きた。さらに岸田氏は青年局長当時の思い出として、「昼間の会議は荒れに荒れて、ずいぶん突き上げられました。夜は一転して懇親会。大いに飲み上げて、盛り上がりました。私も、今と違ってあの当時、酒をいくら飲んでも酔うような気がしなかった。本当に有意義なひと時でした。今でもあの当時の思い出を振り返って、懐かしく思い、そうした人間関係を大事にして、今も仕事をしています」と述べ、永田町指折りの酒豪として知られる自身のエピソードも披瀝し、後輩たちへのメッセージとした。

萩生田氏「青年局は党内野党で良い。時の執行部の顔色を見るな」

また萩生田幹事長代行は、自らが八王子市議、東京都議として経験を積んできたことを踏まえ、「私も政治の原点は皆さんと同じ、青年局・青年部の活動でした。このフロアで結構吠えていましたからね(笑)」と述べた。

自民党・萩生田幹事長代行

その上で、東京都青年部長当時の逸話として、会議中に落ち着かず、頻繁に出入りを繰り返す若手国会議員に対して「全国の青年局のみんなは飛行機や新幹線を乗り継いで、1日がかりでこの会議に真剣に出ているんだ!選挙区と名前だけ言って帰るならもう入ってこなくていいから!」と、当時自民党所属だった現大阪府知事の松井一郎氏らと共に文句を言ったエピソードを披露。「私もそうだったように、皆さんも自民党の青年局は党内野党で良いんだと思います。時の執行部の顔色なんか見る必要は全くありません。それぞれ地域で、最も身近な国民、市民の皆さんに接している皆さんですから、その肌感覚を、ややもすれば、永田町の空気にだんだん染まってきてしまう我々に、生の声で伝えていただくことが青年局の大きな役割だ!」と後輩たちを激励した。

青年局「韓国の対応生ぬるい!細野問題はやめてほしい!」

自民党 青年部・青年局 女性局合同会議(2月9日)

この先輩の訓示が影響したのかは定かではないが、現在の第49代青年局長の佐々木紀衆議院議員は、この会合の後に開かれた、「青年部・青年局、女性局合同全国大会」で、安倍首相、二階幹事長が出席する中、執行部に向けて次のように要望した。

「レーダー照射事案をはじめとした、韓国への対応が生ぬるいのではないか。もっと厳しく政府には当たってほしいという意見もありました。また、いわゆる細野問題、静岡5区では我々の青年局の仲間が、野党の閣僚経験者(細野豪志氏)を相手に頑張っている、その努力をないがしろにするようなことはやめてほしいとの意見もありました。憲法改正の覚悟を持ってほしい、伝えて欲しいという意見も出ておりました。これらはいずれも党員の声、国民の声として、この場で執行部の皆様にお伝えしたいと思います。青年局は、時には党内野党として発言し、行動していきます。これができることも自民党の底力であり、活力だと思っております」

自民党青年局長・佐々木衆院議員

3584チバQ:2019/02/12(火) 10:54:07
自民党大会にあたっては、こうしたプレイベントが前日に開催され、地方議員からの意見などを聞く機会が持たれている。党大会当日には、来賓の挨拶や党務報告以外にも、優秀党員や優秀組織、党勢拡大の特別表彰なども行われている。

ある自民党の重鎮議員は「自民党の強さは、地方組織の強さ」と語っている。過去には政権を失い野党に転落したことや、離党者が続出するなど苦しい時代もあったが、そのたびに這い上がってきた力の源泉は、こうした地方組織や団体だといわれると、「なるほどな」と思う所がある。安倍一強ともいわれる中、こうした地方組織が活力をもって、「永田町に染まらない」意見を伝えることの重要さも感じ取れる場だった。

(政治部 自民党担当キャップ 中西孝介)

3585とはずがたり:2019/02/12(火) 15:43:50

石破派除外会合に不快感=自民幹事長
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190212-00000032-jij-pol
2/12(火) 11:14配信 時事通信

 自民党の二階俊博幹事長は12日午前の記者会見で、安倍晋三首相が党内7派閥のうち石破派を除く6派事務総長と首相公邸で会食したことについて、「みんなが愉快に思うか。内緒でやるほどのことではないではないか。(会合を)仕切った人は反省していると思う」と述べ、不快感を示した。

3586チバQ:2019/02/12(火) 18:54:38
https://www.asahi.com/articles/ASM2D34VBM2DUTFK007.html
首相「なぜ民主の名変えた?」 「悪夢」発言を撤回せず
2019年2月12日10時05分
 衆院予算委員会は12日、安倍晋三首相と全閣僚が出席して基本的質疑が行われた。

 立憲民主党会派の岡田克也氏は、首相が10日の自民党大会で民主党政権時代を「悪夢」と呼んだことを問題視。「私たちは自民党政権の重荷を背負いながら政権運営をしてきた」として首相に発言の撤回を求めた。

 これに対し首相は「少なくともバラ色の民主党政権ではなかったのは事実だろう」とした上で、「岡田さんは反省がないのか。我々は政権を失ったときに深刻に反省した」と強調。さらに「悪夢でないというなら、なぜ民主党という名前を変えたのか。イメージが悪いから変えたんだろうと推測する人たちがたくさんいる」と反論した。

 岡田氏は「本当に自民党政権時代を反省したらあんな言葉は出てこない」とさらに撤回を求めたが、首相は「例えば財政赤字についていえば、それぞれ必要があって行ったことで漫然と行ったわけではない。覚悟して出さなければならない時はある」とかわした。

https://mainichi.jp/articles/20190212/k00/00m/010/054000c
首相、「悪夢」発言の撤回拒否 予算委で岡田克也氏と応酬
毎日新聞2019年2月12日 10時59分(最終更新 2月12日 11時09分)
 安倍晋三首相は12日の衆院予算委員会で、10日の自民党大会で民主党政権時代を「悪夢」とした発言の撤回を、立憲民主党会派の岡田克也氏から求められ「党総裁として、そう考えている。少なくともばら色の民主党政権ではなかった」と述べ、拒否した。
 岡田氏は「悪夢」発言に関し「政党政治で頭から相手を否定して議論が成り立つのか。全否定するようなレッテル貼りはやめてほしい」と批判した。岡田氏は民主党政権時代に副総理や外相などの要職を務めている。

 首相は「採決で『アベ政治を許さない』と全否定したプラカードを持っていたのはどこの党だったのか」と応酬を繰り広げた。(共同)

3587チバQ:2019/02/14(木) 10:31:17
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-556660.html
細野豪志の“自民党入り” 去りゆくプリンスへ「贈る言葉」
2019/02/14 08:01デイリー新潮

細野豪志の“自民党入り” 去りゆくプリンスへ「贈る言葉」

細野豪志氏

(デイリー新潮)

「盟友」「政敵」10人が「細野豪志」へ贈る言葉(1/2)
「簡単に『自民党へ』なんて言えません」「自民入り? 立場は変わりません」。細野豪志代議士(47)が1年以内に受けたインタビューでの発言である。その彼が先日、堂々簡単に立場を変え、「二階派」に入会した。去りゆくプリンスへ「盟友」「政敵」が「贈る言葉」。

 ***

 細野氏の「二階派」入会が認められた前日、1月30日。永田町の議員会館では挨拶回りをするご本人の姿が見られたという。

 さる野党関係者によれば、

「ビシッと決めたスーツ姿で、野党サイドの事務所を回っていました。“こういう決断になり、申し訳ありません”と頭を下げていましたね。議員がいない事務所には、名刺にメッセージを書いて置いていく。とにかく腰が低く、ペコペコしていた。その後は自民党の事務所も回っていました」

 どんな仕事もそつなくこなす、総務系サラリーマン。どんな相手とも寄り添える八方美人。永田町での細野氏の評価はこんなところだが、こうした挨拶の振る舞いひとつとっても、如才なさは変わらず垣間見える。しかし、逆に過剰なそれが“軽さ”“芯の無さ”の表れとも指摘されてきたが。

 民間シンクタンクに勤めていた細野氏が政界入りしたのは、2000年のこと。民主党から旧静岡7区(現静岡5区)で初当選を果たした。184センチの身長とルックス、京大法学部卒の頭脳。山本モナとの路チュー騒動でミソを付けたものの、次第に頭角を現し、党では役員室長、内閣では環境相などの大臣や首相補佐官を歴任。下野後も、幹事長や政調会長を務め、自らの派閥も立ち上げるなど、党の華の時代に中枢を占め続けていたワケだ。

忘れられなかった権力の味
 それが暗転するのは、2017年。憲法改正に対するスタンスを巡って党と対立し、離党。続いて小池新党「希望の党」に参画したものの、

「民進党との合流の際、“三権の長を務めた方は参加をご遠慮いただく”と述べ、同志たちから大反発を招きました。結局、これが党分裂の原因のひとつとなりました」(政治部デスク)

 総選挙で「希望」が惨敗した後は、後継の国民民主党に参加せず、無所属に。そしてこの1月、事実上の自民党入りを果たしたのだ。

「権力の味が忘れられなかったということでしょう」

 とは、さる政治ジャーナリストの解説である。

「彼は選挙に強いですから、無所属でも当選は出来る。しかし、国会では何も出来ません。常に日の当たる場所にいた彼には、耐えられるものではありませんでした。そんな時に手を差し伸べたのが二階幹事長です」

 二階氏が、野党からこぼれ落ちたメンバーを次々引き込み、派閥を拡大してきたことはよく知られている。

「細野さんの有力後援者に、田中角栄さんの元秘書がいます。この人が旧田中派出身で旧知の二階さんに、細野さんを紹介した。二階さんとしては、断る理由は何もありません。話はとんとん拍子に進んだようです」(同)

3588名無しさん:2019/02/14(木) 10:31:38
「安倍政権はグロテスク」
 細野氏は当選以来、一貫して「二大政党制の実現」「自民党政治の打破」を旗印にしてきた。

〈今や自民党から穏健な保守勢力は消え去り、国家主義が跋扈している〉〈安倍総理の思想は、保守というより国家主義への回帰〉

 細野氏が2013年に著した『未来への責任』の中の言葉である。「安倍政権の権力行使はグロテスク」「日本の民主主義を救うのは民主党しかない」とまで述べたことも。

 政治家ってそんなものだろう、と思いつつも、ここまで悪口を言っていた政党に頭を垂れるとは、その変わり身の早さには驚きを禁じ得ないが、この“昨日の同志”について、かつての盟友たちは何を思っているのか。

 まずは、

「寄らば大樹、ということですよね」

 と嘆息するのは、希望の党の松沢成文代表である。松沢代表は、民主党と希望の党で細野氏と行動を共にしたが、

「今の『希望の党』を作った時に、彼を誘ったんです。“一緒にやろうよ。小さくても今は頑張っていけばいつか必ずチャンスは来るから”と。それでも結局、彼は逃げちゃった」

 この時点で自民党志向なのかな、と思ったという。

「細野さんはまだ若くて先も長いので、大きなところに入っていかないと出世できないと判断したんでしょう。小さいところで闘うのはツライと思って来なかったんでしょうね。でもベンチャービジネスだって最初は小さいもの。アップルのようにガレージの中で始めた会社が世界規模の大企業になることもある」

 47歳は政界ではまだ年若。なのに挑戦の気概に欠けると喝破するのである。

「人相が悪く…」「弱い。薄い」
 続いて、

「彼は昔と比べて、人相が悪くなりましたね。思うままにいかないことが続いたせいでしょうか」

 と揶揄するのは、民進党時代に席を同じくした、立憲民主党の有田芳生・参院議員である。

「彼の選択は、俗っぽく言うと、自己実現が出来れば、どこの党でもいいってことでしょう。そのためなら利用するものは平気で利用する。かつてあれだけ批判していた自民党でもいい。よく言えばプラグマティストということになるんでしょうが。そういう意味では驚きはない。ただ、普通は恥ずかしくてなかなか出来ないことですよね。まぁわかったことは、彼がリーダーだというのは、マスコミが作った虚像だということ」

 とこちらは、節操のなさをど真ん中から指摘する。

 一方で、

「政策より権力を取る、というのはありだ。それをやらないのではダメ」

 と逆にその姿勢を誉めるのは、亀井静香・元運輸相である。亀井氏は民主党政権時、金融担当大臣に就任し、国民新党として連立を組んでいた。もっとも、亀井氏とて彼を評価しているわけではない。問うのは、彼の“重み”である。

「でも、細野は自民党に頭下げて入れてもらっているでしょ。それがダメなんだ。本当なら、三顧の礼で迎えられるくらいの器量を持たないと。これでは党と党の間をウロチョロしているだけだよ。政治家としての印象? 弱い弱い。薄い薄い。人相の通りだよ。頭はいいんだろうけどもっと迫力がないと。その上で自民に呼ばれて初めて意味がある」

 言葉は乱暴だが、なるほど頷けるところも少なくない話である。

(2)につづく

「週刊新潮」2019年2月14日号 掲載

3589名無しさん:2019/02/14(木) 10:35:00
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2019021300077.html
桜田五輪相が池江選手への発言を謝罪 「本人の危機感薄く、どう引導渡すか…」と自民党幹部
2019/02/13 18:47AERA dot.

桜田五輪相が池江選手への発言を謝罪 「本人の危機感薄く、どう引導渡すか…」と自民党幹部

桜田義孝五輪相(c)朝日新聞社

(AERA dot.)

 桜田義孝五輪相は13日の衆院予算委員会で、競泳の池江璃花子選手の白血病公表に対し「本当にがっかり」と発言したことについて「配慮を欠いた。おわびをして撤回をする」と述べた。野党の辞任要求については「職務を全力で全うするつもりだ」と拒否した。



 桜田五輪相は12日、池江選手について「日本が本当に期待している選手ですから、非常にがっかりしている」、「1人リードする選手がいると、みんなその人につられて全体が盛り上がるので、そういった盛り上がりが若干、下火にならないか心配している」などと発言。

 波紋を広げ、衆院予算委員会で野党に「選手というのはメダルをとるためだけの駒なのでしょうか」などと追及された。

 野党は「あなたができる責任の取り方は、直ちに今やめることです。それ以外ない」と迫ったが、桜田五輪相は「職務を全うする」とかわした。
野党側は任命権者である安倍晋三首相にもその資質をただしたが、「しっかりと職務を果たしてもらいたい」と述べた。

 しかし、自民党では桜田五輪相に対し、あきらめムードが漂っているという。

「去年、大臣になって集中砲火受けて、とにかくなんでも、隣にいる官僚に聞く、自分で答えないと徹底していた。いくら公衆の面前であろうが、恥も外聞も関係なしで、少しでもわからないと、すぐに官僚に聞いたり、代わりに答えさせたりしていた。ぶら下がりはできるだけ応じない、 聞かれても事務方から答えさせると徹底していたが、最近、悪いクセが出てきた。昨年の危機を乗り切り、変な自信がついてきたか、オレの答弁もさまになってきたと、と自慢し、調子いいこと言い始めていた矢先に、やっちまった」(自民党幹部)

 4月の統一地方選までわずかな微妙な時期だけに厳しい声も相次いでいるという。

「これまで二階(俊博)幹事長も誰にも失敗はあるからとずっと庇っていた。 そして、自分では記者に答えるなと指示していた。それがこの失言でしょう。 二階派からももう庇えない、選挙に影響が出ると危惧する声が上がっている。ただ、桜田さんを切れば、次は片山さん(さつき地方創生相)と目に見えている。どう引導を渡すかだな。ただ、桜田本人はまだ今回の発言に対し、イマイチ危機感を持ってない。どうして?って感じだそう。これがより深刻な問題ですよ」(二階派幹部)

 誰が、桜田五輪相に引導を渡すのか…。(取材班)

3590とはずがたり:2019/02/15(金) 18:47:07

桜田義孝五輪大臣(今度、初入閣)が我孫子の一市民に放った言葉 「おい、お前、国に逆らう気なのか!」
https://blog.goo.ne.jp/shirakabatakesen/e/67c2c83c77d227f346a0d6a75eeaf100

桜田よしたか物語
https://sakurada-yoshitaka.jp/wp-content/themes/main/images/sakurada_monogatari.pdf

3591チバQ:2019/02/18(月) 20:09:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190217-00000544-san-pol
傘寿の自民・二階俊博幹事長 「二階の後に二階なし」も派後継者不在
2/17(日) 22:04配信 産経新聞
傘寿の自民・二階俊博幹事長 「二階の後に二階なし」も派後継者不在
自民党の二階俊博幹事長
 自民党の二階俊博幹事長が17日、80歳の誕生日を迎えた。平成28年に歴代最高齢で幹事長に就任後、総裁任期の延長や自身が率いる二階派(志帥会、44人)の拡大を進めるなど豪腕ぶりを発揮している。同派ベテランは「二階の後に、二階なし」と手腕を高く評価するが、言葉の裏には後継者不在への危機感も垣間見える。(大島悠亮)

 二階氏は17日、山梨県昭和町を訪れ、1月の同県知事選で当選した長崎幸太郎知事の実父の「お別れ会」に参列した。二階氏は長崎氏の当選に向け総力戦で戦い、長崎氏の父は当選報告を受けた直後の1月28日未明に亡くなった。

 長崎氏は二階派の特別会員でもある。同派には新たな特別会員も加わった。旧民主党政権で要職を務めた無所属の細野豪志元環境相=衆院静岡5区=だ。

 「志帥会は厳しいぞ。しっかり勉強して頑張れ」

 細野氏の派閥入りが了承された1月31日、二階氏は細野氏をこう激励した。将来的な自民党入りも視野に入れる。静岡5区は岸田派(宏池会、48人)所属で落選中の吉川赳元衆院議員が支部長で、党内に波紋が広がるが、二階氏は「現職議員だって地元の動きが悪ければ、差し替えられることがある」と意に介さない。

× × ×

 二階氏の35年超に及ぶ国会議員の歩みは平坦(へいたん)ではなかった。田中角栄元首相の田中派(現竹下派)候補として初当選した二階氏は田中氏の「最後の弟子」にあたり、数年間とはいえ政治手法などを間近で学んだ。二階氏は田中氏から学んだこととして周囲に「人を大切にするということだ。今でも毎日振り返る」と語る。

 その後、自民党を離れ、選挙で自民党と対決したこともある。自民党を飛び出した過去を持ちながら、復帰後に党要職を務め続ける希有(けう)な存在だ。

 「来るものは拒まず」の姿勢を貫く二階氏は過去にも山口壮元外務副大臣や平野達男元復興相ら旧民主党出身者を積極的に受け入れ、周囲を驚かせた。過去を問わない背景には、多くの政党を渡り歩いた自身の経験もある。

× × ×

 二階氏は派閥拡大について「結果論だ」と語り、その先の目標を明確にしていない。二階派関係者は「あの世代の政治家にとって『政治は数、数は力』だ。いずれは派内から総裁を輩出し、総裁派閥になることを腹の中では考えているはずだ」と代弁する。悩みは派内に衆目が一致する総裁候補がいないことだ。

 二階氏が身を引いた場合の後を誰が担うのかも不透明だ。二階氏を支える林幹雄幹事長代理や河村建夫元官房長官の名が挙がるが、二階派ベテランは「いずれも人望はあるが、優しすぎる。二階氏のような力業は難しいのではないか」と話す。高齢に伴う健康不安は常につきまとう。派閥関係者は総裁候補不在の現状を嘆き、こうつぶやいた。

 「二階氏が、もう10歳若ければ…」

3592チバQ:2019/02/18(月) 20:12:34
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13897941.html?_requesturl=articles%2FDA3S13897941.html&rm=150
(底流2019)自民党 ポスト安倍、駆け引き過熱 知事選巡り麻生・二階・岸田3氏
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2019年2月18日05時00分
 安倍政権の「柱」がきしんでいる。

 1月30日、自民党本部4階の赤じゅうたんの奥にある幹事長室。幹事長の二階俊博の前に、急きょ福岡から呼び出された県連幹部が並んだ。

 県連は、4月の知事選で現職支持か新顔支持かで割れていた。現職は2011年、地元選出の実力者で副総理兼財務相の麻生太郎の強い後押しでログイン前の続き当選を果たしたが、16年の衆院福岡6区補選で麻生の推す候補を応援しなかったことなどから関係が悪化。今回、麻生は新顔の支援に動いた。

 一方、公明党や地元経済界は現職寄りで、二階が率いる二階派の議員らも現職を支持。党が実施した情勢調査では、現職優位の結果が出ていた。

 ■福岡の調整難航

 両陣営が譲らず、候補者調整は難航した。「麻生のメンツ」(麻生周辺)か、「勝てる候補」か――。党幹部から「麻生さんも困ったものだ」との声が漏れる中、二階の本命は勝てる候補、つまり現職だった。

 だが、この日の幹事長室で選挙対策委員長の甘利明が告げた裁定は「新顔推薦」。麻生に軍配を上げた。

 裁定を聞く二階は笑みを浮かべるのみで、ほとんど言葉を発しなかった。

 腹の中は違った。

 麻生が首相の安倍晋三らに「推薦をもらえなければ副総理を辞める」と訴えていたといううわさを、後日伝え聞いた二階は言い放った。「辞めたらいいんだ!」

 現政権は、麻生と官房長官の菅義偉、二階の3本柱が安倍を支える。だが、3人の実力者のつながりは弱く、時に緊張をはらむ。福岡知事選をめぐる甘利の裁定に口を挟まなかった二階の真意を、周辺はこう解説する。「新顔が負ければ麻生の失点。麻生の政治力に傷がつくだけだ」

 二階のふるまいもまた党内のあつれきを生む。

 無所属の衆院議員、細野豪志の二階派入りは波紋を呼んだ。非自民を掲げ、民主党政権の中核を担った細野を、まずは無所属のまま二階派の「特別会員」として受け入れ、次期衆院選後に入党させるというシナリオだ。当然、党内からは「説明なしにうろうろされるのは迷惑だ」(萩生田光一幹事長代行)など不満が噴き出した。

 二階の政治信条は「数は力」。数を確保するためなら政治スタンスの異なる勢力との協力を躊躇(ちゅうちょ)しない。昨秋も国民民主党の取り込みに動き、細野と新党を立ち上げて自民党に挑んだ東京都知事の小池百合子とも会合を重ねる。「我々は道を歩いている人にも『自民党へ入党してください』と呼びかけている」とうそぶく二階に、細野入党を迷う理由はない。

 ただ、細野の衆院静岡5区では、岸田派に所属する自民党元職が再起をねらう。二階は、派閥を率いる政調会長の岸田文雄にも知らせないまま一気に細野の派閥入会を認めた。「ほかの集団がいろんなことを言うだろうが、お話として聞いておく。我々は選挙に勝たなきゃしょうがない」

 立場をなくしたのが岸田だ。

 1月27日投開票の山梨県知事選で岸田は4回、二階が推す候補のために現地でマイクを握った。岸田、二階両派の衆院選の候補者調整をめぐる過去の恩讐(おんしゅう)を乗り越えての選挙戦だっただけに、「タイミングが悪すぎる」(岸田派議員)との不満が相次ぐ。しかし幹事長として党内で強大な権力を持つ二階を前に、岸田は「何も聞いていない」としか言わないままだ。

 そんな岸田に麻生が触手を伸ばす。

 2月8日、午後。朝から続いた衆院予算委員会での審議を終え、麻生はひそかに岸田を誘い、東京都内で会った。コーヒーを口にすると、麻生がさっそく切り出した。

 「福岡知事選、よろしくな」

 新顔への党推薦を決めても、現職は戦う姿勢を崩さない。現地では支援団体の引きはがしなどの熾烈(しれつ)な暗闘が続く。岸田は、「そうですね」とだけ答えた。

3593チバQ:2019/02/19(火) 15:12:58
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(底流2019)自民党 怒る石破氏、参院選後に的 青木氏「後継」の去就が焦点
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2019年2月19日05時00分
 堰(せき)を切ったように批判の言葉が続いた。

 10日、自民党大会後の東京都内のホテル。記者団に囲まれた元幹事長の石破茂は、党総裁の首相、安倍晋三の演説にかみついた。

 「『悪夢のような民主党政権』と。国民が求めているのは民主党に対する批判ではない」

 「企業の利益が史上最高と言われる中にあってログイン前の続き、実質賃金は史上最高になったのか。国民の実感と乖離(かいり)を起こしている」

 「(演説では)『自衛隊の募集に協力しない自治体があるから憲法を変える』という論法だった。憲法違反なので自衛隊の募集に協力しませんという自治体を寡聞にして存じない」

 石破は、昨秋の総裁選で「正直、公正」を掲げ、一騎打ちとなった安倍の政策や政治姿勢を批判。地方票(党員・党友)で45%を獲得し、国会議員票でも50票台とみていた両陣営の予想を上回る73票を得た。だが、その後の人事では、自身を含め、石破派の大半が政府や党の要職から外された。「冷や飯」(石破派幹部)の境遇下、表立っての安倍批判はこらえてきた。

 激しい批判に転じたきっかけは、6日夜に石破派を除外した6派閥の事務総長らが、安倍と公邸で「極秘」会食に臨んだことだ。「総裁選後はノーサイド」とは言いがたい事態に、堪忍袋の緒が切れた。記者団には「どんな意図があったか知らないが、堂々とやるべきだ。裏口から入るとか、日程に載せないとか。そういう姿勢はあんまりいいと思わない」と不快感を隠さなかった。

 ■「ドン」から激励

 自民党本部のほど近く、かつて田中角栄、中曽根康弘ら首相経験者や派閥が事務所を構え、権力闘争の舞台となってきた砂防会館。昨年12月19日午後、緊張した面持ちの石破が菓子折りを手に向かったのは、「参院のドン」と呼ばれた青木幹雄の事務所だ。総裁選後初めてこぎ着けた青木との面会だった。

 昨年の総裁選前まで、石破と青木は年に数回顔を合わせる程度で、それほど近い関係ではなかった。青木は次期参院選は安倍では戦えないと判断。総裁選では石破支持にまわり、青木の意を受けた参院竹下派も石破支持で動いた。国会議員の支持の少ない石破にとって青木の支援は貴重だ。面会の最大の目的は支援継続をとりつけることだった。

 応接室のソファに腰掛けた青木は身を乗り出し、こう予言した。「参院選は一番の山場だわね。下手したら(自民党で40人近くいる)改選の1回生の半分は負けるわね」。総裁選での地方票「45%」は、安倍陣営の締め付けでも抑えられなかった政権批判だと意気投合。青木から「元気でがんばれや」と送り出された石破は、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 地方には6年を超えて政権を運営してきた安倍への「飽き」や「不満」がたまっており、夏の参院選の結果次第では出番が回って来る――。そうした現状分析が石破陣営を支える。石破派幹部は「高下駄(げた)を履いた政権。小石でもあったら一気にこける」と意気軒高だ。

3594チバQ:2019/02/19(火) 15:13:11
 ■比例区か引退か

 そうした戦略のカギを握るもう一人の人物がいる。

 党参院幹事長の吉田博美。青木の後継的存在だ。政界を退いて久しい青木が今もなお、永田町で影響力を保つのは、参院自民党をまとめ上げる吉田が、現職でいることが大きい。

 山口県出身で安倍とも良好な関係を築く吉田。石破とは深いつながりはなかったが、総裁選では青木の意を酌んで水面下で石破票の取りまとめに動き、国会議員票の上積みに貢献した。

 その吉田は今夏の参院選で改選を迎える。自らの選挙区である長野では立候補しない意向を表明。残された選択肢は比例区での立候補か引退だ。

 1月9日午前の砂防会館。青木は日本歯科医師連盟会長の高橋英登に頭を下げた。「吉田を頼む。10万票、お願いできないか」。吉田が参院選比例区で立候補する条件を整えようと青木は様々な団体票獲得に動く。

 吉田は毎週水曜日になると、政治の師と仰ぐ青木のもとを訪れる。ただ、青木から参院選への出馬を促されても、吉田は「自分の進退は自分で決める」と答えているという。

 遠からず明らかになる吉田の決断は、ポスト安倍を見据えて動く石破と青木の戦略を大きく左右することになる。=敬称略(岡本智)

3595チバQ:2019/02/19(火) 15:14:22
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190219-00000000-mai-pol
安倍首相「次の総裁候補は岸田氏」 野田氏「私もいる」
2/19(火) 1:31配信 毎日新聞
安倍首相「次の総裁候補は岸田氏」 野田氏「私もいる」
安倍晋三首相(右)と自民党の岸田文雄政調会長=根岸基弘撮影
 安倍晋三首相は18日夜、自民党の岸田文雄政調会長や野田聖子衆院予算委員長、根本匠厚生労働相ら当選同期の衆院議員と東京都内で会食した。出席者によると、昨秋に自民総裁に3選している首相が「次は出ない。次の総裁候補は岸田氏だよね」と語りかける場面があった。岸田氏は無言で、当時推薦人がそろわず総裁選出馬を断念した野田氏から「私もいる」との声も出たという。

 会食では、統計不正問題なども話題に上ったが「大変なごやかだった」(別の出席者)という。岸田氏は昨秋の総裁選出馬を見送って安倍政権を支えているだけに、首相の発言には岸田氏へのリップサービスの面もありそうだ。【影山哲也】

3596チバQ:2019/02/20(水) 14:01:14
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190220-00557038-shincho-pol
自民党「田畑代議士」離党騒動の真相 被害女性が “盗撮被害”と“告訴”を独占告白
2/20(水) 12:00配信 デイリー新潮
自民党「田畑代議士」離党騒動の真相 被害女性が “盗撮被害”と“告訴”を独占告白
田畑代議士
 豊田真由子や宮崎謙介、中川俊直の各氏が名を連ねる2012年初当選「魔の3回生」に、新たな顔ぶれである。2月15日に突如、自民党に離党届を提出した田畑毅代議士(46)。その真相を“被害女性”が告白する。

【音声】田畑代議士を問い詰めた被害者捨て身の録音音声

 ***

自民党「田畑代議士」離党騒動の真相 被害女性が “盗撮被害”と“告訴”を独占告白
被害女性が独占激白
 名古屋市在住の20代会社員・中村清美さん(仮名)が、田畑代議士を被告訴人とした書面を愛知県警に提出したのは、今月6日のことだった。「準強制性交等罪」での告訴である。

「田畑さんがクリスマスイブにしたことを私は絶対に許しませんし、しっかりと社会的制裁を受けてもらうべきだと思います」

 と語るのは、中村さん本人だ。田畑代議士とはSNSを通じて知り合い、昨年10月頃から交際をスタートしたという。ちなみに田畑代議士は、離婚歴ありの独身の身だ。

 交際当初から、中村さんは田畑代議士に対して、ある“疑惑”を抱いていたという。

「スマホで動画を撮る時って“ピコン”ていう小さな電子音が必ず鳴るじゃないですか。その音が会話をしている最中などに聞こえてくるんです」

 性行為前に、田畑代議士が不自然にスマホを立てかけようとしていたこともあった。さらには避妊をめぐる身勝手な言動もあったため、徐々に別れたい気持ちに傾いていた折に、“イブ”が訪れた。

 この日、居酒屋、焼肉屋とハシゴし、記憶をなくすまで飲んでしまったという中村さん。気付いたときには、全裸で自宅にいたという。傍らには、肌着姿の田畑代議士が。この時は不審に思うことなく田畑代議士と接した中村さんだったが、ささいなことで喧嘩に発展。その流れで件の盗撮についても問い詰めた。

「“盗撮してるでしょ。消してよ”って言ったんです。そしたら田畑さん、“はいはい消します消します”って……」

 その“軽さ”に信用ができず、中村さんは田畑代議士のスマホを取り上げる。そこに収められていたのは、盗撮動画の数々。台所に立つ姿や電話中の姿に加え、性行為の様子を隠し撮りしたものまで……。さらに彼女を茫然とさせたのは、

「まさに“今夜”の動画もあったんです。全裸で横たわる私の姿が舐めるように写されていて……」

 泥酔して意識がないのをいいことに、田畑代議士は避妊具なしの行為に一方的に及んだという。先述のとおり、以前から身の危険を感じていたという中村さんは、この夜のやりとりを記録していた。その一部はデイリー新潮で公開中である。

 告訴状を提出した理由について、中村さんはこういう。

「レイプや盗撮もそうですが、その後の彼のやり方が酷いと思ったからです。年明け、彼の弁護士から文書が来ました。そこには“お詫びの気持ちとして100万円をお支払いしたい”って……」

 札束で頬を叩かれた気分だった、と中村さんは振り返る。

 田畑代議士は、自民党を離党する意向を示しているものの、依然、議員バッジはつけたまま。取材を申し込んだが、締め切りまでに回答はなかった。21日発売の週刊新潮で詳しく報じる。

「週刊新潮」2019年2月28日号 掲載

3597チバQ:2019/02/24(日) 12:31:25
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190223-00000536-san-pol
一番のファン…陰で支えた二階氏夫人の献身
2/23(土) 17:19配信 産経新聞
一番のファン…陰で支えた二階氏夫人の献身
各界から多くの参列者が訪れた自民党二階俊博幹事長の妻、怜子さんを偲ぶ会=23日午後、和歌山県御坊市(大島悠亮撮影)
 自民党の二階俊博幹事長の妻、怜子さんを偲(しの)ぶ会が23日、和歌山県御坊市の同市民文化会館で営まれた。昨年12月、77歳で亡くなった怜子さんは政治の表舞台に出ることは少なかったが、地元の支援者と信頼関係を築き、陰ながら夫を支えた。

 「決して前に出すぎることなく、周囲を優しく気遣う方だった」。新生党時代から二階氏と行動を共にする江崎鉄磨元沖縄北方担当相は怜子さんをこう振り返る。

 二階氏と怜子さんは父親同士が友人で、和歌山の同じ小中高校で過ごした。怜子さんが大学進学で上京した際、二階氏が都内を案内したことがきっかけで距離が縮まり、東京・神保町の古本屋でデートを重ねた。恋愛結婚だった。

 「私は政治の世界は嫌いだけど、いずれ(二階氏が)政治の道に進むとは思っていた」

 怜子さんは生前、結婚当時を振り返り、周囲にこう語っていた。2人の結婚生活は東京都国立市の4畳半一間・風呂なしの部屋からスタート。覚悟はしていたものの、二階氏が初めて和歌山県議選に挑戦しようとした際は「反対はできない」と再認識し、重圧で声が出なくなった。

 二階氏からは「お前を選挙で街頭に立たせなければいけなくなったなら、俺は政治を辞める」と言われていたという。だが、怜子さんは「事務所や後援会の人が動き回ってくれている。彼らの言うことを聞こう。主人の言うことは聞かない」と決め、自発的に地元の支援者らを回り、絆を強めた。車の運転が得意で、二階氏を乗せて東京-和歌山間を移動する間が夫婦の時間だった。

 「主人は本当に仕事一筋。演説が上手で、主人の演説が始まると、どんなときでも聞きにいきました」。怜子さんは二階氏のよき妻であり、一番のファンでもあった。平成16年に肺がんを発症し、手術や抗がん剤治療を続けていたという。多忙を極める二階氏だが、亡くなる2日前、半日ほど夫婦水入らずの時間を過ごすことができたという。(大島悠亮)

3598チバQ:2019/02/24(日) 22:16:20
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190224-00010004-jij-pol
【点描・永田町】波紋広げる細野氏の二階派入り
2/24(日) 19:01配信 時事通信
【点描・永田町】波紋広げる細野氏の二階派入り
報道陣の取材に応じる細野豪志元環境相=1月31日、東京・平河町
 民主党政権で環境相などを務めた細野豪志衆院議員(無所属・静岡5区)の二階派入りが、政界に波紋を広げている。非自民のホープと期待を集めた同氏が、自民党入りを前提に幹事長派閥に加わるという「百八十度の変身」に、旧民主党時代の同僚らはあきれ、自民党内からもブーイングが巻き起こっている。

【国会議員情報】細野 豪志(ほその・ごうし)氏

 細野氏が、自民党第5派閥の二階派に「特別会員」として入会したのは、1月31日の同派総会。細野氏自身も出席してあいさつし、記者団に「難しい判断だった。批判はあるが受け止め、勉強していきたい」と語った。

 同氏は自民入党の意欲も隠さないが、同派領袖(りょうしゅう)の二階俊博幹事長は「県連、地域の情勢も判断して党が決める」としており、当面は自民系無所属で活動を続けることになる。

 細野氏は、2000年衆院選で民主党議員(当時)として20代の若さで中央政界入りし、現在は当選7回・47歳の「働き盛り」の政治家だ。長身に加えハンサムで弁が立つこともあって、“空中分解”するまで自民党と対峙(たいじ)した民主党と民進党で、要職を歴任した。

 17年夏には「政権交代可能な二大政党をつくる」と民進党を離党し、当時は飛ぶ鳥落とす勢いだった小池百合子東京都知事の希望の党立ち上げに参画して、一躍「時の人」となった。

 しかし、同年秋の衆院選での同党敗北に、選挙前の民進党一部有力議員に対する「排除発言」への反発も重なって、野党の“希望の星”の座を追われ、居場所のない無所属議員に甘んじてきた。

 その細野氏をスカウトしたのが“寝業師”で知られる二階氏。「政界の孤児」となっていた細野氏に「政策を実現したいなら仲間に入れ」と誘いをかけ、細野氏も「寄らば大樹の陰」とばかりに二階派入りを決断したとされる。

 二階氏自身も自民党を離党して新進党、自由党、保守党などを渡り歩いた末に復党した経験を持ち、同氏が率いる二階派は、勢力拡大も狙って保守系無所属や旧民主党系議員らを次々と入会させていることで、「政界の駆け込み寺」とも呼ばれている。

静岡で「岸田・二階派戦争」再燃
 ただ、知名度の高い細野氏の自民党入りには、同党内から反発や不満が噴出している。

 二階氏は「野党で活躍していた人が志を新たにして『自民党へ入る』と言っている。これをもっと謙虚に受け止めなければならない」と自民入りを推し進める構えだが、細野氏と衆院静岡5区で議席を争ってきた吉川赳元衆院議員を抱える岸田派では、領袖の岸田文雄政調会長が「(党として)どうあるべきかを丁寧に考えていくべきだ」と、細野氏の入党には反対する姿勢だ。

 細野氏が当選を続けてきた静岡5区では、吉川氏が自民公認候補となる党支部長だ。「静岡5区で育ててもらったので、ここでの活動は絶対に変えられない」とする細野氏が入党すれば、激しい公認争いが勃発する。

 同区で細野氏と対決してきた吉川氏は、12年衆院選では比例復活したものの14年、17年の衆院選では落選しているだけに、「自民入党を目指すなら議員辞職すべきだ」と気色ばみ、吉川氏を支援する自民党静岡県連も「あり得ない話」(幹部)と猛反発する。

 岸田、二階両派は、党公認をめぐる山梨2区での派閥争いを、1月の山梨県知事選への二階派前議員の転出・当選で「解消」したばかり。このため、岸田派だけでなく二階派でも、対立再燃への危機感もあって細野氏に対する視線は冷たい。

 そもそも自民打倒を叫んできた政治家の変身を、これまでの支持者らが受け入れるかどうかも不透明。細野氏は4日、自らの政治資金パーティーで「これからがいばらの道」と語ったが、今後の「駆け込み寺」での修業も極めて厳しそうだ。

(政治ジャーナリスト・泉 宏)

〔時事通信社「地方行政」2月18日号より〕

3599チバQ:2019/02/25(月) 00:01:48
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190221-00000070-mai-pol
田畑毅氏離党、自民が了承 党執行部、「魔の3回生」に苦慮
2/21(木) 20:54配信 毎日新聞
田畑毅氏離党、自民が了承 党執行部、「魔の3回生」に苦慮
田畑毅衆院議員=名古屋市の愛知県庁で2017年10月3日、斎川瞳撮影
 自民党は21日の党紀委員会で、女性関係を巡るトラブルを理由に田畑毅衆院議員(46)=比例代表東海ブロック、当選3回=が提出していた離党届を受理することを決めた。田畑氏を巡っては、交際していた女性が準強制性交容疑の告訴状を愛知県警に提出。与野党から議員辞職を求める声があがっている。同党では、2012年衆院選で初当選した当選3回の衆院議員によるトラブルが多発しており、執行部は苦慮している。

 「皆さんにいろいろな面でご迷惑をかけ、大変残念。責任者として本当に申し訳なく思っている」。田畑氏が所属する党二階派の二階俊博幹事長は21日、党紀委に先立つ派閥会合で陳謝した。田畑氏は12年衆院選の初当選組。同期の議員は過去に問題発言やトラブルを頻繁に起こしており、「魔の3回生」と呼ばれている。

 執行部は、田畑氏の早期の離党で同党への影響を最小限にとどめたい考えだ。しかし、野党は「離党では済まない問題で、本人が身の処し方を決めるべきだ」(国民民主党の大塚耕平代表代行)と議員辞職を求めて攻勢を強めている。

 一方、与党もこの問題が長引き、来年度予算案審議や春の統一地方選に与える影響を懸念している。田畑氏の地元の自民党愛知県連の藤川政人会長は21日、「決して許されるものではなく、到底看過できない」とし、議員辞職を求める上申書を党本部に提出。林幹雄幹事長代理は「議員辞職は田畑氏本人が結論を出すことだ」と述べるにとどめた。【竹内望】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190221-10000968-nksports-soci
自民党が田畑氏離党届受理 愛知県連は議員辞職要求
2/21(木) 20:45配信 日刊スポーツ
自民党は21日、元交際女性から準強制性交容疑の告訴状を愛知県警に出された田畑毅衆院議員(46=比例東海)の離党届を受理した。

党紀委員会の山東昭子委員長が、会見で発表した。

4月の統一地方選や衆院補選、夏の参院選を前に、深刻な女性問題を起こした田畑氏をかばう声はない。委員からは、最も重い除名を求める声もあったが、現状では田畑氏と女性の間で主張が食い違うことや、男女間の問題であることを踏まえて「この辺(離党)が妥当だろうということになった」(山東氏)が、「甘いのではないか」(党関係者)と疑問の声もある。

一方で、山東氏は「政治とは関係ないところで離党につながったことは残念でならない」と強調。「党紀委は辞職を促す場ではなく、政治家の出処進退はあくまで自分で判断するもの」と述べ、田畑氏を突き放した。「選挙イヤー」を意識したスピード決着になったが、党紀委に先立ち、田畑氏が所属する自民党愛知県連が、議員辞職させるよう文書で要請。実際の党内は、「離党では済まない」との空気が大勢だ。

ただ、田畑氏が辞職すると、所属する二階派会長の二階俊博幹事長が無所属のまま入会させた細野豪志衆院議員と、繰り上げ当選となる吉川赳氏が同じ静岡5区のため、同じ選挙区で競合する議員が2人生まれる異常事態になる。二階氏に忖度(そんたく)した田畑氏が、辞職に踏み切れるのか不透明との見方もある。二階氏は派閥会合で「誠に申し訳ない」と謝罪した。

田畑氏の地元では、地方議員が同氏と写ったポスターの作り直しを迫られている。

影響は拡大する一方だが、田畑氏は依然公の場に現れず、説明責任も果たしていない。【中山知子】

3600チバQ:2019/02/26(火) 18:58:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190225-00000624-san-pol
自民、細野氏の二階派入会に渦巻く不満「無節操」
2/25(月) 21:54配信 産経新聞
自民、細野氏の二階派入会に渦巻く不満「無節操」
細野豪志元環境相の主な過去発言
 細野豪志元環境相が自民党二階派に特別会員として入会し、入党も目指していることに、党内で不満がうずまいている。細野氏が安倍晋三首相をはじめ、自民党政権を激しい口調で批判してきたためだ。過去の言動を挙げて「無節操」との指摘もあり、一部の自民党幹部は細野氏に説明責任を求めている。(沢田大典)

 「コメントの通りです」

 平成18年10月、女性タレントとの不倫を報じられた細野氏は、記者団にこう繰り返していた。事前に「深く反省しております」とのコメントを出したが、事実関係の説明はなかった。

 時を経て、細野氏はまた説明責任を求められる立場となった。

 先月31日、細野氏の二階派入りが了承されると、萩生田光一幹事長代行は今月4日の記者会見で「野党幹部として政権批判をしてきたのだから、自分の言動を国民に説明したらどうか」と厳しく指摘した。

 確かに、安倍首相が党総裁に返り咲いた24年以降、細野氏は旧民主党幹事長や政調会長などを歴任し、政権批判を繰り広げてきた。

 同年11月、細野氏は「消えた年金問題が出たときの首相は安倍さんだ」と言及。安倍首相の経済政策「アベノミクス」に関連し「建設国債を日銀に引き受けさせるのは、戦争のときにやった手法だ」とも批判した。同年衆院選では、安倍首相について「首相になるべき人物か疑問を持っている」などと訴えていた。

 憲法改正に前向きな細野氏だが、自民党が24年4月に発表した憲法改正草案を「グロテスク」と表現している。集団的自衛権行使を一部容認する安全保障関連法をめぐる与野党攻防の際にも、細野氏は27年6月の自身のブログに娘を登場させ、徴兵制の可能性が「彼女たちにとっては現実」と不安をあおった。

 細野氏は29年衆院選で「政権交代可能な二大政党制を作りたい」と語り、東京都の小池百合子知事らと希望の党を立ち上げた。ここから約1年半しか過ぎていないことも自民党内の反発を増幅させている。

 そもそも、細野氏は議員が党を移ることに批判的だった。24年10月には「選挙で勝てそうだから、得だからということで移るということは、議員の本質的な役割としてあるべきではない」とも述べている。

 国会議員の「世襲」に関しても主張が変遷している。19年9月のブログで「2世を否定する意識はほとんどなくなった」などと記していたが、24年11月には「自民党幹部は世襲ばかり。私は自分の力でこの世界に入った。親のすねをかじって政治家になったのとは全く違う」と断じた。

 細野氏は24年12月「将来の日本を担う人は自民党にはいない」とも語っている。その自民党に入党を目指す以上、説明責任をどう果たすのか。党内外で注目が集まる。

3601チバQ:2019/03/01(金) 17:25:31
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190301-00268559-toyo-bus_all
麻生、二階、菅、「安倍政権3本柱」にあつれき
3/1(金) 16:00配信 東洋経済オンライン
麻生、二階、菅、「安倍政権3本柱」にあつれき
安倍首相(中央)を支える菅官房長官(左)と麻生財務相(右)の間にあつれきが出ている。写真は2018年6月の中央防災会議に出席する安倍首相ら(写真:時事通信)
 米朝首脳会談や統計不正をめぐる国会の与野党攻防に注目が集まる中、ここにきて安倍晋三政権を支える麻生太郎副総理兼財務相、二階俊博自民党幹事長、菅義偉官房長官の「3本柱」のあつれきが永田町の話題となっている。3人のそれぞれの行動や発言ぶりが党内外での批判や反発を招いていることに加え、お互いの政治的対立にもつながっているからだ。

 麻生、二階、菅の3氏は、首相が政権の骨格として、多くの政治課題での対応を委ねている実力者だ。ただ、首相と3氏の個人的な距離がそれぞれ異なっている上、「ポスト安倍」での戦略や立場の違いが水面下での権力闘争につながり、安倍1強体制にすきま風が吹く原因とみられている。

■岸田、二階両派の抗争が再燃

 衆院予算委通過をめぐる与野党攻防が大詰めを迎えた27日、女性問題で自民党を離党した田畑毅衆院議員(比例代表東海ブロック)が衆院に議員辞職願を提出した。同氏の辞職により、同党比例名簿に従って元職の吉川赳氏が繰り上げ当選する。二階派の田畑氏は2012年衆院選で初当選し、現在当選3回で、いわゆる「魔の3回生」の1人だ。同氏は知人女性から準強制性交容疑で愛知県警に刑事告訴され、与党からも議員辞職要求が噴出したことから辞職に追い込まれた。

 単なるスキャンダル辞職以上の騒動となったのは、繰り上げ当選する吉川氏が岸田文雄政調会長の率いる岸田派所属で、衆院静岡5区での自民公認となる党支部長を務めているのが理由だ。1月末に同区選出で旧民主党出身の細野豪志元環境相(無所属)が二階派に「特別会員」として入会して自民入党を目指しているため、次期衆院選での同区公認候補をめぐる岸田、二階両派の派閥抗争が激化するからだ。

 細野氏の二階派入会以来、静岡5区の公認をめぐる両派のさや当てはすでに始まっている。岸田氏は25日の吉川氏の後援会会合で「吉川氏を静岡5区でぜひ押し上げてほしい」と拳を振り上げた。ただ、同区では細野氏が3回連続で吉川氏を圧倒した実績があり、二階氏は翌26日の記者会見で「(静岡5区では)有権者の判断を尊重する」と語った。二階氏は25日夜に都内で細野氏と会食して選挙戦略などを話し合っており、岸田氏をけん制した格好だ。

 二階、岸田両派は衆院山梨2区で激しい保守分裂選挙を展開してきたが、1月下旬の山梨県知事選で共闘、勝利したことで対立を解消した。しかし、今回の静岡5区での公認争いで派閥抗争が再燃した形だ。自民党内からは「直属議員の監視・教育もできない幹事長が、自派の勢力拡大にまい進するのは横暴だ」(閣僚経験者)との批判が相次ぎ、首相周辺からも「二階氏はやり過ぎ」との批判が漏れるが、二階氏は「どこ吹く風」(側近)とされる。

 二階氏とは次元が違うが、「知事選でのごり押し」(自民選対)が批判されているのが麻生氏だ。4月7日に投開票される統一地方選前半戦の焦点の一つとなる福岡県知事選で、麻生氏が新人の武内和久氏を自民党本部の推薦とするべく首相らを押し切ったからだ。自民党が前2回の知事選で支援した現職の小川洋知事に対し、麻生氏が小川降ろしを狙って元厚生労働官僚の武内氏を擁立したが、地元の二階派所属衆院議員らが現職支援に回ったことで同知事選は保守分裂選挙となっている。

 事前の党世論調査で小川氏が圧倒的にリードしていたこともあって、首相や二階氏は小川氏を推薦したい考えだったが、麻生氏が「だめなら閣僚を辞める」と凄んだこともあって武内氏推薦を渋々受け入れたのが実態だ。首相側近の甘利明選対委員長は推薦決定後、「この決断は異例中の異例」と首をすくめるばかりだった。

3602チバQ:2019/03/01(金) 17:25:57
■菅氏は「質問排除」発言が問題に

 今回の麻生氏のごり押しは2016年の衆院福岡6区補選で、麻生氏が擁立した新人候補を小川知事が応援しなかったことが原因だ。ただ、この補選で圧勝した別の新人を応援したのが二階、菅両氏で、それが今回知事選での保守分裂の遠因ともされる。麻生氏に反発する地元の二階派議員は党本部の推薦手続きを「瑕疵だらけだ」と批判し、政界引退後も地元で影響力を持つ山崎拓元副総裁や古賀誠元幹事長らともに党決定に反して現職支援に全力を挙げている。二階氏も周辺に「(武内氏は)勝手に負ければいい」と不快感を示したとされ、「選挙結果次第で麻生氏と二階氏の対立が深刻化する」(自民幹部)のは避けられそうもない。

 その一方、政府のスポークスマンである菅氏は26日の記者会見で、特定の記者に「あなたに答える必要はない」と質問排除につながりかねない発言をした。この記者は、いわゆる「モリ・カケ問題」などで菅氏を問い詰めてきたことで知られ、昨年末には官邸側がこの記者の質問内容は事実誤認だとして、官邸の記者クラブに対応を申し入れるという異例の事態となった。菅氏の発言は、この記者が「会見は何のための場か」と質問したのに答えたものだ。

 菅氏は27日に改めて発言の趣旨を問われると、「26日は2回にわたり同趣旨の質問があったので、あえて繰り返す必要はないということで(必要はないと)申し上げた」と強張った表情で説明し、発言撤回は拒否した。先に河野太郎外相が日ロ交渉に絡んで「次の質問どうぞ」を連発して謝罪した経緯もあり、立憲民主党の辻元清美国会対策委員長は「記者に圧力をかける。誠実に答えない。官房長官として失格だ」と厳しく批判。首相サイドにも「官房長官が傲慢にみえると、内閣のイメージダウンにつながる」との不安が広がっている。

 こうした3氏の言動やあつれきが永田町の耳目を集めるのは「3人の実力者の主導権争い」(細田派幹部)との見方が多いからだ。3氏の首相との距離は三者三様だ。麻生氏は首相の長年の盟友で後見人も自認し、「首相の精神安定剤」と呼ばれている。二階氏は首相と主義主張が異なるが、「首相を支持することで党内影響力を拡大している」(自民幹部)ことに加え、「剛腕だけに首相も切るに切れない関係」(同)とみられている。無派閥の菅氏は第1次政権以来、重要閣僚などで首相を支え続け、「人事などで辣腕を振るい、霞が関を支配する官邸主導の張本人」(財務省幹部)との評がもっぱらだ。

 政界では「敵の敵は味方」「昨日の敵は今日の友」が常識で、とくに派閥領袖など実力者の人間関係は「めまぐるしく変化するのが当たり前」(自民長老)とされる。3氏もこれまでの政局で対立と連携を繰り返してきたが、第2次安倍政権発足以降は、首相支持を前提に協力することで、それぞれの立場を強めてきた。自民党内では「昨年9月の総裁3選で首相の任期が区切られたことで、麻生氏ら実力者3氏の主導権争いが始まった」(自民幹部)と解説する向きが多い。

3603チバQ:2019/03/01(金) 17:26:11
■狙いはキングメーカー

 二階氏80歳、麻生氏78歳、菅氏70歳と、3氏とも首相(64歳)よりかなり年上だ。ただ、麻生氏は副総理兼財務相に就任した際、側近に「首相が突然退陣したら受け皿になる」と胸を張ったとされる。また、二階氏も第2次政権発足の段階では「機会があれば総裁選に挑戦も」と意欲も見せた。一方菅氏は、岸田氏、石破茂元幹事長、加藤勝信総務会長と並んで一部メディアで「岸(岸田)破(石破)義(菅)信(加藤)」などと紹介されるなど、ポスト安倍の一角に名が挙がっている。ただ、現状では「3氏の共通項はポスト安倍でのキングメーカー狙い」(自民長老)との見方が支配的だ。

 首相側近の加藤勝信総務会長は27日の講演で「国民から『さらに』という声が出てくれば、そうした状況が生まれるかもしれない」と首相の総裁4選論にも触れた。これは2月10日の自民党大会後に二階氏が「4選」に言及したことを踏まえたものだ。首相は「次はない」と笑って否定するが、「これもポスト安倍での神経戦の一環」(首相経験者)とみる向きが多い。ただ、麻生氏ら3氏のあつれきが深まれば、現在の安倍1強体制も揺らぐだけに、参院選後の党・内閣人事も含めて首相の頭痛の種ともなりそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

3604チバQ:2019/03/05(火) 08:39:33

7178 :チバQ :2019/03/05(火) 08:39:10
https://www.asahi.com/articles/ASM3464JPM34UTFK01D.html
自民・二階幹事長、小池知事の支援表明 次期知事選
2019年3月4日20時52分
自民党の二階俊博幹事長が4日の記者会見で、東京都の小池百合子知事が次期知事選に立候補した場合、「全面的に協力する」と表明した。小池氏は都議会の運営などで自民都連と対立関係にあり、二階氏の意向が党内で反発を呼ぶことは必至だ。

 二階氏は4日、党本部で小池氏と会談。小池氏は「(東日本大震災の)被災地の木材を東京のオリパラ(五輪・パラリンピック)などの施設に記念植樹できないかという依頼を(二階氏から)受けていて、その返答をお持ちした」と記者団に述べた。

 二階氏はその後の記者会見で、小池氏と都知事選の話題があったかを問われ、「もっと崇高な話をした。ただ、都知事選に小池知事が出馬することになれば、全面的に協力するのは当たり前。実績を見てわかるじゃないですか」と主張。「(小池氏に知事選で)勝つ自民党の公認候補というのはどんな人がいますか。今、活動してなきゃだめですよ」などと述べた。

 小池氏は2016年の都知事選で自民推薦候補らを相手に圧勝。地域政党「都民ファーストの会」を率いた17年夏の都議選でも自民と対抗し、自民党内に遺恨が残った。一方、同年秋の衆院選の際につくった新党「希望の党」は失速。18年11月には、二階氏が仲介して自民都連幹部に「過去の選挙では言葉が過ぎた部分もあった」と伝え、陳謝した。

 それでも両者の溝は埋まらず、都議会では対立が続く。都連幹部は二階氏の発言に「勝手に何を言っているんだ」と反発した。党幹部からも「ハレーションが起きるだろう」との声が相次いだ。

https://www.sankei.com/politics/news/190304/plt1903040019-n1.html
安倍首相、二階幹事長言及に「早いな」 小池都知事への「協力」発言めぐり
2019.3.4 21:42
 安倍晋三首相(自民党総裁)は4日夜、首相公邸で開かれた与党幹部らとの会合で、二階俊博幹事長が来年夏の東京都知事選で小池百合子知事に協力すると述べたことについて「(知事選への言及が)早いな」と驚いた様子を見せた。出席者が明らかにした。

 二階氏は同日の記者会見で、小池氏が再選を目指して都知事選に立候補した場合に「協力するのは当たり前」と発言した。

 この日の会合には自民党の森山裕、公明党の高木陽介両国対委員長や菅義偉官房長官らが出席し、夏の参院選などについても話題に上がったという。

3605とはずがたり:2019/03/05(火) 17:52:31
安倍に近い大阪は牽制して東京自民と全面対決中の小池には容認と二階流ですなあ。

「小池知事以外の選択肢ない」二階氏発言に反発も
[2019/03/05 14:54]
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000149087.html

 自民党の二階幹事長は来年の東京都知事選で自民党が支持する候補者について、前回の選挙では対立候補だった小池都知事以外の選択肢はないという考えを改めて示しました。

 自民党・二階幹事長:「他に選択はありますか。今の知事に勝てる候補者を出しますか。それ以外の選択があれば別だけれども、そんなものあるわけないじゃないですか」
 都知事の任期が満了する1年以上前にあたる今の時期に候補者に言及した理由について、二階幹事長は「選挙は早く対応しないとだめだ」と説明しました。一方で、自民党は東京都議会では野党のため、小池知事と対立しています。二階幹事長の考えに対し、都連の幹部らが反発していることについて、二階幹事長は「機会があれば喜んで話し合う」と述べました。一方、都政で小池知事と協力関係にある公明党の山口代表は「知事選において予断を持ってものを言う立場にはない」と話しました。

安倍首相、二階幹事長言及に「早いな」 小池都知事への「協力」発言めぐり
https://www.sankei.com/politics/news/190304/plt1903040019-n1.html
2019.3.4 21:42政治政局

 安倍晋三首相(自民党総裁)は4日夜、首相公邸で開かれた与党幹部らとの会合で、二階俊博幹事長が来年夏の東京都知事選で小池百合子知事に協力すると述べたことについて「(知事選への言及が)早いな」と驚いた様子を見せた。出席者が明らかにした。

 二階氏は同日の記者会見で、小池氏が再選を目指して都知事選に立候補した場合に「協力するのは当たり前」と発言した。

 この日の会合には自民党の森山裕、公明党の高木陽介両国対委員長や菅義偉官房長官らが出席し、夏の参院選などについても話題に上がったという。

3606チバQ:2019/03/06(水) 11:37:13
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190306-00000010-jij-pol
二階氏「独断」、反発招く=力添え、細野氏に続き小池氏も-自民
3/6(水) 7:06配信 時事通信
二階氏「独断」、反発招く=力添え、細野氏に続き小池氏も-自民
記者会見する自民党の二階俊博幹事長(左)=5日、国会内
 自民党の二階俊博幹事長が来年夏に想定される東京都知事選で小池百合子知事の再選支持を表明し、党内の反発を招いている。

【国会議員情報】二階 俊博(にかい としひろ)

 二階氏は先に、無所属の細野豪志元環境相を二階派に迎え入れ、細野氏と競合する元職を抱える岸田派の反感を買ったばかり。「独断専行」とも映る二階氏の言動は、党運営に影を落としかねない状況だ。

 「他に選択はあるのか。今の知事に勝てる候補者を出せるのか。勝てなきゃ意味がない」。二階氏は5日の記者会見で、前日に続き、小池氏が都知事選に立候補すれば全面的に協力する考えを示した。

 自民党は2016年の都知事選で小池氏に敗れ、17年の都議選でも小池氏が当時代表だった地域政党「都民ファーストの会」に惨敗を喫した。自民党都連の小池氏に対する遺恨は根強く、開会中の都議会でも双方は激しく対立している。

 二階氏の狙いについて、周辺には「早く自民党の候補者を立てろという叱咤(しった)激励」との解説もある。しかし、党内は真意を図りかねているのが実態で、波紋が広がっている。党幹部の一人はあきれ気味に「みんな怒っている」と語り、都連所属の中堅衆院議員は「100%あり得ない」と断じた。

 二階氏は1月、旧民主党政権で要職を歴任した細野氏を派閥に特別会員として引き込み、将来の自民党入党を後押しする構えも見せている。細野氏の地盤の衆院静岡5区には岸田派所属の元職がおり、同派は反発しているが、意に介する様子はない。

 二階氏の言動に党内には「やり過ぎだ」との声が広がりつつある。党幹部の一人はこうつぶやいた。「参院選が終われば幹事長は代えればいい」。

3607名無しさん:2019/03/08(金) 22:12:32
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190214-00010734-bunshun-pol
細野豪志に続け!? 小池百合子氏はなぜ二階幹事長を絶賛するのか
2/14(木) 7:00配信 文春オンライン
 小池百合子東京都知事(66)が、年明け早々「次の都知事選に向けて選対の体制を整えて」と周辺に指示し、再選へ向けて意欲満々だという。週末には、普段なら知事が出席しないような小さなイベントにも顔を出すなど、知事選に向けた地ならしを始めている。

 そんな中、彼女のある言動が注目を集めている。無所属のまま自民党二階派入りした細野豪志元環境相と、それを受け入れた二階俊博幹事長を称える発言を繰り返しているのだ。2月1日の記者会見でも細野氏を「希望の党立ち上げで、中心的な役割を果たしてくれた。大変責任感の強い方」と絶賛。さらに二階氏を「色々な人を寛容に受け止められる方。山梨県知事選でも長崎幸太郎さんを二階先生がケアされて知事になった。二階先生のような寛容な方が減ってきている」と持ち上げた。

 実は昨年末も、二階氏に重病説が流れると小池氏は自民の中堅議員らに電話で「二階さんと連絡がとれないの。一体どうなっているの?」と何度も訊ねていた。

なぜ小池氏は「二階先生」を持ち上げるのか
 こうした小池氏のすり寄りについて、東京都の幹部は「来夏の都知事選で、さすがに自民の推薦はもらえなくても、せめて対立候補を擁立しないでほしい、との淡い期待を込めて二階さんを頼っているのだろう。一昨年の衆院選で安倍政権を倒しに行った小池さんが自民党で頼れるのは、新進党以来の長い付き合いで、清濁併せ呑む二階さんぐらいしかいない」と解説する。

 ただ頼みの二階氏を巡っては、「参院選後にも幹事長交代か」との見方が燻ぶる。後継候補の一人が安倍政権の大番頭・菅義偉官房長官だ。菅氏は周囲に「小池って人は、信用できない女狐だね」などと漏らすこともあり、“犬猿の仲”なのは周知の事実。菅氏が選挙の全権を握れば、小池氏の淡い期待は儚く潰え、強力な対抗馬を立てられて再選に黄信号が灯るだろう。

 そうした危機感からか、政府の拉致問題対策本部と東京都の共催で2月9日に開かれた「北朝鮮拉致問題解決を願う都民の集い」では、拉致問題担当相を兼ねる菅氏を前に、小池氏が笑顔を振りまいて同席する珍しい場面も見られた。

 一方、秋波を受ける二階氏は満更でもないのか、10日の自民党大会に小池氏を独断で呼ぼうとし、萩生田光一幹事長代行らの怒りを買ったという。当の小池氏は、彼女一流の嗅覚で空気を読んだのだろう、姿を現すことはなかった。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年2月21日号

3608チバQ:2019/03/10(日) 19:52:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190310-00394113-okinawat-oki
「あまりにひどい」波紋広がる防衛相発言 自分の言葉で語る“岩屋流” 際立つ沖縄との乖離
3/10(日) 5:15配信 沖縄タイムス
「あまりにひどい」波紋広がる防衛相発言 自分の言葉で語る“岩屋流” 際立つ沖縄との乖離
 岩屋毅防衛相の国会や記者会見での名護市辺野古の新基地建設を巡る発言が波紋を広げている。「米軍普天間飛行場を返還するため」という目的を説明しようというのが本心とみられるが、現状は辺野古に固執する政府方針と「辺野古反対」の民意との乖離(かいり)を浮き彫りにしている。(東京報道部・大城大輔)

【沖縄は決起せよ】橋下徹氏が書いた「政治的けんか」の指南書

防衛族 衆院8期目 麻生派
 岩屋氏は早稲田大の雄弁会出身で、ゆっくりとした語り口が特徴。自民党内で国防部会長や安全保障調査会長を歴任した「防衛族」議員だ。衆院8期目で麻生派に所属。安保法制の与党協議主要メンバーで法整備を推し進める一方、「自衛隊のリスクは高まる」と、リスク増を認めない安倍政権に異を唱えたこともある。

 大臣就任後、記者会見などでは想定問答を集めた紙に目を落とさず、自身の言葉で語ることもしばしば。政権にとって重要課題である沖縄に関する答弁も岩屋流だ。「南西地域を守ることは沖縄を守ることであり、沖縄を守ることは日本を守るということだ」などの言い回しもある。

 「辺野古反対」が多数を占めた県民投票の結果を受けた2月26日の記者会見では、「沖縄には沖縄の民主主義があり、国には国の民主主義がある。それぞれに民意に対して責任を負っている。沖縄の民意はしっかり受け止めないといけないが、国も民主的に選挙された国会によって内閣が構成され、時の政権は日本の国の安全保障という大きな責任を負っている」と言葉をつないだ。

 記者団に「国は強大な力を持っているということを示そうとしているのか」と詰められると、「そういうことではない。沖縄の皆さんにも多くの悩みはあると思うが、国は国で悩み、考えながらこの政策を進めている」と言葉を選んだ。

「1日も早い普天間返還を」
 「辺野古に移設し、普天間飛行場を全面返還する」という政府方針の説明を尽くそうとする中、今月5日の参院予算委員会では「かねてより事業を継続させていただきたいと決めていた」と、県民投票前に辺野古の工事続行を決めていたと明かし、「あまりにひどい発言だ。直接民主主義の趣旨を理解していない」(謝花喜一郎副知事)と強い反発を買った。

 防衛省関係者は「自分の言葉で伝えようとするのは長く防衛に関わってきた岩屋さんらしい」と評する。事前決定の発言は「一日も早く普天間を返還したいという思いの中での発言だ」と解説した。

 説明する姿勢は見せるも、工事を強行している実態は変わらず民意との乖離が際立つ。軟弱地盤の改良工事が必要となり工事は長期化することが確実で、普天間の早期返還も不透明だ。

 県幹部は「政府は『沖縄に寄り添う』というが、それはまやかしだ」と批判した。

3609チバQ:2019/03/10(日) 20:18:06
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190309-00000504-san-pol
またやらかした「魔の3回生」…細野豪志氏が予言していた自民党の人材難
3/9(土) 19:55配信 産経新聞
またやらかした「魔の3回生」…細野豪志氏が予言していた自民党の人材難
細野豪志元環境相(古厩正樹撮影)
 平成24年衆院選で初当選した自民党議員が、またやらかした。交際していた女性から準強制性交罪で刑事告訴された田畑毅氏(46)=二階派(志帥会)=の議員辞職が、1日の衆院本会議で認められた。同期当選組は29年衆院選をはさみ「魔の2回生」「魔の3回生」と呼ばれる。若手の人材難は深刻といえるが、この事態を「予言」していた人物がいた。自民党入りを目指し、二階派の特別会員となった細野豪志元環境相(47)だ。

【表】自民党「魔の3回生」の主な不祥事

 田畑氏が衆院に辞職届を提出した翌日の2月28日、東京・平河町のビルの一室。二階派の例会で、二階俊博幹事長(80)は「このごろは、なんだか痛める日が多いように思う」とこぼした。

 関係者によると、マスコミ退席後は、田畑氏の同期議員が「こういうときだからこそ、田畑氏を支えていこう」などと述べ、同調する議員が続いた。仲間同士の結束が固い二階派らしい場面だ。二階派最高顧問の伊吹文明元衆院議長(81)は「この場ではよいが、外に出たらそういうことを言わないように」とたしなめた。

 例会には細野氏も出席していた。田畑氏の辞職を受け繰り上げ当選する吉川赳元衆院議員(36)=岸田派(宏池会)=は、静岡5区で細野氏と争っている。渦中となった細野氏は記者団に「選挙はお互いにしっかり戦う」と語った。

 民主党、民進党、希望の党で自民党と対決してきた細野氏は、党幹部として自民党を批判し続けてきただけに、説明責任を問う向きは多い。「魔の3回生」が初当選した24年12月衆院選では、民主党政調会長としてこう語っていた。

 「誰が将来の日本を担うのか。自民党にそんな人はいない。民主党には人材がいる」

 当時、細野氏がこう主張していた背景は、主に自民党の「世襲議員」の多さへの批判だった。24年11月には国会で「自民党幹部は世襲ばかりだ。私は自分の力でこの世界に入った。親のすねをかじって政治家になったのとは全く違う」と熱弁した。

 先代から、地盤(後援会などの組織)、看板(名前や顔)、カバン(資金)の「三バン」を受け継げる世襲議員は選挙に有利で、自民党は世襲議員が多くなりがちだ。29年衆院選で小選挙区で自民党から当選した218人のうち、世襲議員は72人と33%を占め、他党に比べ突出していた。

 24年初当選組の世襲議員では、中川秀直元幹事長(75)の次男、俊直氏(48)=細田派(清和政策研究会)=が29年4月に不倫問題で経済産業政務官を辞任。自民党を離党し、同年12月の衆院選で出馬を断念した例がある。

 自民党では、世襲の多さが党の閉鎖性や不公平さを印象づけるなどとして、有志議員がたびたび見直しを検討した。菅義偉官房長官(70)や河野太郎外相(56)はその急先鋒だった。

 世襲批判を避けるように広く導入されている候補者の「公募」の問題点も指摘されている。

 妻の妊娠中にタレント女性と不倫していたことが発覚して議員辞職した宮崎謙介氏(38)=二階派=や、未公開株をめぐる金銭トラブルなどを週刊誌に報じられ自民党を離党した武藤貴也氏(39)=麻生派(当時の為公会)=らが公募組だ。

 公募に関しては、政党の主張に合うように書類を作成して候補者となる例や、公募の形を取りながら結果的に世襲候補が選ばれる例も目立つという。

 あるベテラン議員は「自民党は地元密着の政党だ。国会議員や地方議員が地元で有望な人を発掘して、候補者として選ぶべきだ」と訴えた。昔は派閥が候補の発掘機能を果たしていたが、衆院小選挙区制になってから党本部主導の公募がトレンドとなり、「政治家が小粒になった」として、手法を見直すべきだと主張した。

 一方、細野氏は18年10月に女性タレントとの路上キスを報じられながら、衆院の連続当選を7回に延ばし、二階氏は「総裁候補だ」と持ち上げている。この強さは、政治家には求められるもののひとつなのかもしれない。(政治部 沢田大典)

 ※平成24年衆院初当選組の派閥は、自民党議員時代の所属

3610チバQ:2019/03/10(日) 21:23:11
http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/609388.html
二階幹事長、静岡県入り 同行の細野氏「手足となり働く」
(2019/3/10 10:55)
建設中の橋などについて細野豪志元環境相(左)に質問する自民党の二階俊博幹事長(中央右)=9日午後、富士市内
建設中の橋などについて細野豪志元環境相(左)に質問する自民党の二階俊博幹事長(中央右)=9日午後、富士市内
 自民党の二階俊博幹事長が9日、静岡県入りし、1月に同党入りを目指して二階派に入った無所属の細野豪志氏(衆院静岡5区)を伴って沼津市内の会合に出席した。8日には同党の岸田文雄政調会長が静岡市で個人後援会発足の会合を開いたばかり。静岡5区で過去3回、細野氏と議席を争った吉川赳元衆院議員が所属する岸田派は細野氏の同党入りに反発していて、対立する派閥の領袖(りょうしゅう)が前後して本県に入り、けん制し合った格好だ。
 二階氏は沼津市で、自らが秘書を務めた旧静岡2区選出の衆院議員で建設相などを務めた故遠藤三郎氏の関係者による会合に出席した。あいさつした細野氏は二階氏を「私よりも地元を理解しているし実力も持っている」と持ち上げ、「二階幹事長の手足となって働きたい」と改めて自民党入りを目指す考えを示した。
 二階氏は細野氏の会派入りなどには触れなかったものの、秘書時代を振り返り「(自分は他県出身者だが)『よそもの』と言われたことがない。静岡の人は心が広くて、私をすっぽり包むように受け入れてくれた」と述べ、県外出身の細野氏を支援する考えをにじませた。二階氏と細野氏は会合の後、富士市を訪れて国道工事の現場も視察した。
 一方、吉川氏は12日に比例東海から繰り上げ当選する見通し。岸田氏は8日の会合後、報道陣の取材に応じ、細野氏について「まだ自民党の議員ではない。吉川氏に支部長として頑張ってもらいたい」と述べ、吉川氏支援の立場を強調した。

3611とはずがたり:2019/03/11(月) 08:03:58

細野氏「二階先生の手足となって働きたい」
2019年3月9日15時43分
https://www.asahi.com/articles/ASM394VHJM39UTFK004.html?ref=newspicks

 自民党の二階俊博幹事長が9日、静岡県入りした。自らが秘書を務めていた故・遠藤三郎衆院議員の関係者らとの会合に出席。1月末に二階派に入った無所属の細野豪志衆院議員=衆院静岡5区=も同席した。

 細野氏は会合で二階派入りしたことに触れ「長く非自民にいたので、批判があることは当然。それを乗り越えても貢献をしたい。二階先生にご指導いただいて、手足となって地元のために働きたい」とあいさつした。

 細野氏は会合後、記者団から選挙区の変更について問われたが、「ここ以外でやるという話になれば政治家をやめる」と改めて否定した。

 衆院静岡5区で細野氏と議席を争ってきた自民党の吉川赳(たける)・元衆院議員(岸田派)は、田畑毅衆院議員=比例東海ブロック=の辞職に伴い、比例東海ブロックから繰り上げ当選する見通しだ。

3612チバQ:2019/03/13(水) 13:52:32
https://www.sankei.com/politics/news/190312/plt1903120038-n1.html
安倍総裁4選論、自民に急浮上 求心力維持…二階氏「十分あり得る」
2019.3.12 22:34政治政策
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安倍晋三首相の自民党総裁連続4選をめぐる主な発言
安倍晋三首相の自民党総裁連続4選をめぐる主な発言
 自民党内で安倍晋三首相の党総裁連続4選論が急浮上している。二階俊博幹事長は12日の記者会見で「十分あり得る」と明言した。総裁任期は「連続3期9年まで」となっており、党則改正が必要だ。首相の任期は平成33年9月末までで、任期後半の求心力を維持する狙いがありそうだ。野党は「悪夢だ」などと批判している。(沢田大典)

 二階氏は12日の会見で「党内外や海外からの支援もあり、この状況では十分あり得る。首相は党員の期待に応えて頑張っている」と述べた。内閣支持率が堅調で、首相がトランプ米大統領やプーチン露大統領らと良好な関係を築いていることなどが念頭にあるとみられる。

 もっとも「ポスト安倍」候補とされる岸田文雄政調会長や茂木敏充経済再生担当相らを牽制する狙いもあり、「余人をもって替え難いというときには、何ら問題はない」と強調した。

 菅義偉官房長官は会見で「自民党総裁としての任期はまだ始まったばかりなので、一つ一つの政策課題にしっかり取り組んでいきたい」と述べるにとどめた。

 4選をめぐっては、二階氏側近の林幹雄幹事長代理が2月18日、首相との会合で「あり得る」と漏らしたのをはじめ、首相に近い加藤勝信総務会長も2月と3月の講演で重ねて触れた。首相自身は2月28日の衆院予算委員会で「自民党のことは自民党においてしっかりと議論していく」と述べ、否定はしていない。

 二階氏は、29年3月の党大会で決まった総裁任期を「連続2期6年」から「連続3期9年」とする党則改正を主導した。昭和61年7月の衆参同日選で自民党が大勝し、当時の中曽根康弘首相の任期が1年間延長になった例もある。

 首相が目指す憲法改正や北朝鮮による日本人拉致問題の解決、ロシアとの平和条約締結といった課題は今回の任期中に実現するか見通せない。若手参院議員は「4選があれば、求心力をもって課題にじっくり取り組める」と語った。

ただ、党内には4選論が世論の反発を招き、「おきゅうを据える選挙」といわれる参院選に悪影響を与えかねないとの警戒感もある。吉田博美参院幹事長は12日の会見で「議論すること自体がまだ早い」と述べた。

 一方、首相批判を続けている石破茂元幹事長に近い中堅議員は「受けて立つよ。いいんじゃない」と述べ、総裁選で首相に3度挑戦する構えを見せる。

 野党からも発言が相次いだ。共産党の小池晃書記局長は会見で「悪夢だ。論外中の論外だ。連続する選挙で、口にできなくなるような結果を出したい」と批判し、日本維新の会の馬場伸幸幹事長は会見で「(二階氏は)党の人材不足を痛感しているのではないか」と指摘した。

3613チバQ:2019/03/14(木) 13:44:57
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1903130046.html
竹下派統率、変わる茂木敏充氏 トップ不在で若手掌握に汗
2019/03/13 22:44産経新聞

竹下派統率、変わる茂木敏充氏 トップ不在で若手掌握に汗

【自民党竹下派パーティー】降壇する際、壇上から写真撮影に応じる平成研究会の茂木敏充会長代行=13日午後、東京都港区(川口良介撮影)

(産経新聞)

 自民党第2派閥の竹下派(平成研究会、56人)は13日夕、都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。竹下亘会長は食道がんの治療に専念しており、派を代表してあいさつしたのは会長代行の茂木敏充経済再生担当相。トップ不在の間、派内を統率できるかどうかは「極めて優秀だが部下や後輩に厳しい」と評された茂木氏にとって「ポスト安倍」に向けた試金石にもなる。(田中一世)

 「トランプ米大統領が『手ごわそうだ』という人はあまり世の中にいない」

 パーティーに来賓として出席した安倍晋三首相(党総裁)は、昨年、日米の通商交渉の担当閣僚として茂木氏を紹介した際、トランプ氏が語った言葉を引用し、茂木氏を持ち上げた。

 当の茂木氏は自らの主張は抑え「皆さまの大きなご支援を参院選でたまわりたい」と頭を下げた。

 首相は茂木氏の手腕を高く買い、要職に起用し続けてきた。周囲には後継候補として岸田派(宏池会)会長の岸田文雄政調会長とともに茂木氏の名を挙げる。

 しかし、派内では慕う仲間が少ないとも言われ、衆目一致するリーダーと認知されていなかった。昨年、額賀福志郎元財務相からの会長交代劇では、主導した参院側(21人)と対立し、首相にたしなめられた。

 茂木氏はこの頃からイメージチェンジを図ったようだ。最近は派の議員と当選期別に懇親会を重ねる。2月下旬、中華料理店に若手を招き、悩みに耳を傾けつつ「会長不在だが、動揺せずに一枚岩でやっていこう」と宴を締めた。参加者は「茂木さんはかなり変わった」と語る。

 参院側を率いる吉田博美参院幹事長も茂木氏を立てており、派閥運営は今のところ順調といえる。引退後も参院側に影響力を持つ青木幹雄元参院議員会長は茂木氏中心の態勢に難色を示したが、吉田氏が「任せてほしい」と抑えた。

 ただ、青木氏や参院側の一部には「反茂木」感情が根強く残る。しかも、派内にはライバルとなりそうな加藤勝信総務会長がいる。

 加藤氏は最近「高みを見据えたい」とポスト安倍への意欲を見せ、青木氏との関係も良好だ。信頼感ゆえか、首相は13日のパーティーで2度も「加藤幹事長」と呼び間違えた。同派幹部は「能力や面倒見の面で茂木氏が本命、加藤氏が対抗馬」と解説する。

 竹下氏の復帰は夏の参院選後になる公算が大きい。政治決戦における茂木氏の献身ぶりに、竹下派だけでなく自身の命運がかかる。

3614チバQ:2019/03/14(木) 13:45:47
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-190313X532.html
自民・竹下派、揺らぐ結束=参院選へ正念場
2019/03/13 19:05時事通信

 自民党第2派閥の竹下派(56人)の結束が揺らいでいる。昨年の党総裁選で対応が割れたしこりに加え、派閥会長の竹下亘前総務会長の病気療養による「不在」が長期化し、「鉄の結束」を誇った往時の存在感はない。参院議員の割合が比較的多い竹下派にとって、夏の参院選は求心力維持に向けて正念場となりそうだ。

 竹下派は13日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開催。会長代行の茂木敏充経済再生担当相が「われわれは日本政治の中枢で、さまざまな政策を立案、実現してきた」と強調し、「竹下会長から『4月の統一地方選、夏の参院選に、一丸となって取り組んでほしい』との伝言を受けている」と結束を訴えた。

 竹下派は昨年4月、参院側が額賀福志郎元財務相に会長交代を迫る「お家騒動」を経て、額賀派から衣替えして発足した。同年9月の党総裁選では結束できず、茂木氏や加藤勝信総務会長らが安倍晋三首相、竹下氏や吉田博美参院幹事長らが石破茂元幹事長をそれぞれ支持した。

 この時の不協和音を拭えないまま、竹下氏が今年1月、食道がんを公表し、治療に入った。復帰までの派閥運営は茂木、吉田、額賀3氏中心の「集団指導体制」としたが、茂木、吉田両氏は政権の要職にあり、閥務に集中しづらい状況だ。

 竹下派の参院議員21人のうち、夏に改選を迎えるのは吉田氏を含む10人。自民党の苦戦も予想されている上、参院を束ねる吉田氏の去就がはっきりせず、参院選の結果によっては派の足並みがさらに乱れかねない。

 故小渕恵三首相(当時)を最後に、竹下派は20年近く総裁派閥の座から遠ざかっている。「ポスト安倍」候補に茂木、加藤両氏も取り沙汰されるが、いずれも派が一致して推す状況にはない。

 恵三氏の次女の小渕優子元経済産業相を将来の首相候補と期待する向きもあるが、過去の政治資金問題による閣僚辞任の影響が尾を引いている。

3615とはずがたり:2019/03/14(木) 20:14:54

自民・竹下派、揺らぐ結束=参院選へ正念場
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190314-00000025-jij-pol
3/14(木) 7:16配信
時事通信

 自民党第2派閥の竹下派(56人)の結束が揺らいでいる。

 昨年の党総裁選で対応が割れたしこりに加え、派閥会長の竹下亘前総務会長の病気療養による「不在」が長期化し、「鉄の結束」を誇った往時の存在感はない。参院議員の割合が比較的多い竹下派にとって、夏の参院選は求心力維持に向けて正念場となりそうだ。

 竹下派は13日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開催。会長代行の茂木敏充経済再生担当相が「われわれは日本政治の中枢で、さまざまな政策を立案、実現してきた」と強調し、「竹下会長から『4月の統一地方選、夏の参院選に、一丸となって取り組んでほしい』との伝言を受けている」と結束を訴えた。

 竹下派は昨年4月、参院側が額賀福志郎元財務相に会長交代を迫る「お家騒動」を経て、額賀派から衣替えして発足した。同年9月の党総裁選では結束できず、茂木氏や加藤勝信総務会長らが安倍晋三首相、竹下氏や吉田博美参院幹事長らが石破茂元幹事長をそれぞれ支持した。

 この時の不協和音を拭えないまま、竹下氏が今年1月、食道がんを公表し、治療に入った。復帰までの派閥運営は茂木、吉田、額賀3氏中心の「集団指導体制」としたが、茂木、吉田両氏は政権の要職にあり、閥務に集中しづらい状況だ。

 竹下派の参院議員21人のうち、夏に改選を迎えるのは吉田氏を含む10人。自民党の苦戦も予想されている上、参院を束ねる吉田氏の去就がはっきりせず、参院選の結果によっては派の足並みがさらに乱れかねない。

 故小渕恵三首相(当時)を最後に、竹下派は20年近く総裁派閥の座から遠ざかっている。「ポスト安倍」候補に茂木、加藤両氏も取り沙汰されるが、いずれも派が一致して推す状況にはない。

 恵三氏の次女の小渕優子元経済産業相を将来の首相候補と期待する向きもあるが、過去の政治資金問題による閣僚辞任の影響が尾を引いている。

3616チバQ:2019/03/19(火) 15:07:25
https://www.dailyshincho.jp/article/2019/01250558/?all=1
ボスにがん発覚でも… 「竹下派」後継者に疑問符がつく「茂木敏充」
政治週刊新潮 2019年1月24日号掲載

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竹下亘
竹下亘会長(他の写真を見る)

 後顧の憂いを絶てぬまま病に臥(ふ)したのは、自民党竹下派(平成研)の竹下亘会長(72)である。今月9日、食道がんの治療に専念すると公表したのだ。

 政治部記者によれば、

「竹下さんは、早ければ数カ月で職場復帰できると話していますが、逆に言えば、1カ月や2カ月で退院できるような病状ではないということ。何せ酒と煙草をこよなく愛する人でしたから、遅かれ早かれこうなるのは覚悟していたのかもしれませんが……」

 ご存知の通り、竹下派は衆参合わせて56人の議員を擁する大派閥。当然、会長の不養生の後始末は、自身の覚悟云々では済まされない。

「竹下さんは病気療養中も会長職にはとどまるものの、派閥の運営は経済再生相の茂木敏充さんと参院幹事長の吉田博美さんの“集団指導体制にする”と話していました。留守を任された茂木さんは、早くも後継者としてのやる気を見せていますが、果たしてコトがそう上手く運ぶかどうか」

 その理由はというと、

「何せ人望がないんですよ。東大経済学部卒で当選も9期連続と能力は高いのですが、短気で怒りっぽく人が寄りつかない」(同)

茂木敏充
茂木敏充経済再生相(他の写真を見る)

 さらに、後継者としての資質に首を傾げるのは、さる自民党関係者で、

「彼は昨年の総裁選で、石破支持を要請したかつての参院のドンこと青木幹雄さんの意向を無視して、早々に安倍支持を打ち出した。それで、参院竹下派の反感を買ってしまったのです」

 平成研では、伝統的に参院の力が強く、

「現在の参院竹下派を取りまとめている吉田さんは、今夏の参院選で選挙区からの不出馬を決めており、政界引退もちらついている。吉田さんという要を失えば、参院竹下派が空中分解し、彼らが茂木さんの会長就任にノーを突きつける、というシナリオも現実味を帯びてきます」(同)

 留守預かりの間に徳を積めるかどうか……。

3617さきたま:2019/03/23(土) 09:45:22
内容的にはこちらか。

2936 :さきたま :2019/03/23(土) 09:44:04
旧民主出身の鷲尾衆院議員が自民入党
毎日新聞2019年3月22日 19時45分(最終更新 3月22日 20時00分)
https://mainichi.jp/articles/20190322/k00/00m/010/208000c

 自民党は22日、旧民主党出身で無所属の鷲尾英一郎衆院議員(新潟2区)の入党を了承した。新潟2区では2017年衆院選で鷲尾氏に敗れた細田健一氏(比例代表北陸信越ブロック)が党支部長を務めており、執行部は細田氏との競合を回避する方針。ただ、党内には野党議員の入党に反発も出ている。

 これに先立ち、自民党青年局長の佐々木紀衆院議員は同局会合で、鷲尾氏ら旧民主党出身の国会議員の入党の動きが相次いでいることに関し「簡単に入党を認めることは看過できない」と指摘。青年局として党執行部に慎重な対応を申し入れる意向を表明した。

 佐々木氏は「なんで自民党を批判していた人が今さら入ってくるのか。おかしいじゃないか」と批判。入党プロセスを明確にする▽党員・支援者への説明責任を果たす▽自民現職は次期衆院選で従来と同じ選挙区から立候補する――の3点を求める考えを示した。【田辺佑介】

3618チバQ:2019/03/26(火) 19:18:47
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190326/k10011861131000.html
自民 石破派から議員1人退会の意向 次の総裁選へ痛手
2019年3月26日 14時07分

ポスト安倍を目指す自民党の石破元幹事長の派閥から、衆議院議員1人が退会する意向を示し、次の総裁選挙をにらんで態勢固めを図る石破派にとって痛手となりそうです。

衆議院比例代表北陸信越ブロック選出で、石破元幹事長の派閥に所属する石崎徹議員は26日、石破派の幹部と面会し「初心に返って、政策の幅を広げるため、無派閥で出直したい」などとして、派閥を退会する意向を伝えました。

石破派は、今後、幹部が対応を協議することにしています。

石破派は、石破氏本人を含め国会議員20人が所属していますが、石崎氏が退会すれば、19人となります。

自民党の総裁選挙に立候補するためには、国会議員20人の推薦人が必要で、去年9月の総裁選挙で、石破氏は、みずからの派閥に加え、竹下派の参議院側や無派閥の議員らから推薦を得て立候補しました。

次の総裁選挙をにらんで態勢固めを図る石破派にとっては痛手となりそうです。

石崎議員「当面は無派閥で」
自民党の石崎徹衆議院議員は記者会見し、石破元幹事長らと26日面会し、派閥の退会届を提出したことを明らかにしました。

そのうえで、「派閥にとらわれることなく、さまざまな政策課題に取り組んでいきたいという思いが強くなった。平成の時代が終わろうとしていて、社会全体が大きな節目を迎えることも判断材料の1つだ。去年9月の総裁選挙は石破氏への恩返しのつもりで頑張った。当面は無派閥で活動したい」と述べました。

3619チバQ:2019/03/26(火) 22:00:05
https://www.asahi.com/articles/ASM3V4RZPM3VUTFK00W.html
石破派、痛い若手退会 冷遇状態から立て直しのさなか
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岡本智 2019年3月26日20時52分
 自民党の石破茂・元幹事長率いる石破派(水月会、20人)から、石崎徹衆院議員=比例北陸信越、3期目=が退会する見通しとなった。昨秋の党総裁選で安倍晋三首相に敗れ、冷遇状態からの立て直しを図る石破派にとって、大きな痛手となる。

 石崎氏は26日、石破氏に派閥退会の意向を直接伝えた。石破氏は慰留したものの、石破派事務総長の田村憲久・元厚生労働相に退会届を提出。その後の記者会見で「派閥にとらわれることなく、様々な政策課題に取り組んでいきたいとの思いを強くした」と説明した。当面は無派閥で活動するという。派閥幹部が協議のうえ、退会を認める。

 石破氏は、昨秋の総裁選で「正直、公正」を掲げ、一騎打ちとなった安倍首相の政策や政治姿勢を批判。石破派に加え、参院竹下派などの支援で党員・党友の地方票45%を獲得し、国会議員票でも50票台とみていた両陣営の予想を上回る73票を得て存在感を示した。

 ところが、その後の内閣改造・党役員人事では、自身を含め、石破派に所属する議員の大半が外された。参院竹下派との連携の継続を模索した「合同勉強会」は実現しなかった。今年2月には、石破派を除外した6派閥の事務総長らが首相と公邸で「極秘」会食に臨んでいたことが発覚した。

 ログイン前の続きそれでも石破氏は、「地方票45%」を糧に、次期総裁選を視野に入れた地方行脚を開始。「選挙の恩は選挙で返す」と、4月の統一地方選や夏の参院選に活路を求め、総裁選で支援を受けた議員の地元を中心に、休日返上で選挙応援に走り回る。「地方人気をテコに国会議員を動かす」(石破派幹部)とのねらいだ。

 とはいえ、派閥の「数」の積み重ねが総裁選の勝敗を左右するなか、もともと20人の小所帯からの離脱は石破氏の求心力にも影響しかねない。石破氏は周囲に、「(石崎氏が)自分で決断したことだ。自分で責任を取ればいい。もう何も言わない」と語った。

 党内では石破派への冷めた反応が相次ぐ。総裁選で首相を支持した閣僚経験者は「あと2、3人は(派閥から)出るんじゃないか」と指摘。石破氏を支持した参院議員からも「石破氏に期待ができなくなったら去っていく人が出てくるのも当然だ」との声が上がる。(岡本智)

3620チバQ:2019/03/27(水) 14:17:50
https://news.yahoo.co.jp/byline/azumiakiko/20190327-00119738/
二階幹事長に健康不安説! 迷走する発言と後継者不在の悩み
安積明子 | 政治ジャーナリスト
3/27(水) 8:00
体調不良で部屋から出られない
 二階俊博幹事長が倒れた―。3月26日午前に行われた役員連絡会に姿を見せないことで、自民党本部はちょっとした騒ぎになった。自民党関係者はこう述べている。

「どうも体調が悪くて自室から出られず、宿舎で安静にしているそうです」

 2月17日に80歳になった二階氏には、“健康不安”の噂がつきまとう。3月4日に小池百合子東京都知事と自民党本部で会い、「東京都知事選に小池知事が出馬すれば、全面的に協力するのは当たり前」と述べた時もそうだった。

小池知事にしてやられた?
 これについて「何を考えているんだ!」という批判が上がった一方で、「小池知事以上の候補を早く探せと自民党都連にはっぱをかけたということだ」との騒ぎを鎮静化する声も聞こえた。だが冷静に見る側からも、「小池知事にやられたのではないか」と疑問も出ていた。

 この日の都議会は荒れていた。午前に東京都議会の経済港湾委員会が開かれ、築地市場跡地の再開発を巡る知事への一問一答方式での質問が行われたが、2017年の東京都議会選挙直前に築地市場跡地の「食のテーマパーク」化を宣言して都民ファーストを躍進させた小池知事が、希望の党が振るわなかった衆院選後の11月には「ひとつの考え方だ」と一気にトーンダウンしたことに、自民党都議が激しく追及していた。

「都議会での紛糾を助けてもらおうと、小池知事が二階幹事長に急遽面会を要請した。旧来の知り合いである小池知事の懇願に、二階幹事長が抗えなかったのだろう」

 自民党東京都連関係者はこう述べている。実際に二階氏は、6日に公明党の斉藤鉄夫幹事長や高木陽介国対委員長と会談した際に、「もう(小池擁護の)発言しない」と宣言した。しかし15日には小池知事と会食して、緊密な関係を見せつけた。「昨年末に奥さんが亡くなったので、二階幹事長も寂しいのではないか」-そんな声も聞こえている。

辞職した田畑前議員も二階氏を無視?
 そのような二階氏の側に常に寄り添うのは、林幹雄幹事長代理だ。「林代理の主な仕事は二階氏の発言をチェックして、訂正することだ」-これは自民党議員から直接聞いた言葉だ。

 実際にSNSで知り合った女性とのトラブルで議員辞職した田畑毅前衆議院議員は、2月15日に離党届を二階幹事長ではなく林代理に提出している。

「離党届というのは幹事長のところに持ってくるものだ。私は受け取っていないし、その様子を聞いたこともない」

「こういう話題になった以上は、本人が釈明に来るというか、お詫びに来るとかがあっても当然だ」

 2月18日の会見で二階氏は、このように田畑氏への不満を述べている。しかも田畑氏は二階派に所属していた。

 もっとも党内の求心力を維持するために、二階氏は勢力拡大に努めている。細野豪志氏や鷲尾英一郎氏など元民進党の衆議院議員を傘下に入れ、山梨県知事選を勝利に導き、いち早く「安倍4選」も提唱した。しかし懸念は地元・和歌山の選挙だ。

有望な後継者不在という悩み
 長男の俊樹氏は2016年5月の御坊市長選に出馬。小泉進次郎氏や稲田朋美氏などが次々と応援に入る華々しい選挙戦を展開したが、7期目を目指した75歳(当時)の柏木征夫市長に9375票対5886票で敗北した。次男・直哉氏は二階氏が経済産業大臣の時に秘書官に就任し、後継者として有望視されていたが、役員を務めていた企業がトラブルを起こしたというハンディがある。三男・伸康氏が航空会社を退職し、2014年から二階氏の秘書を務めているが、まだ選挙区を譲るまでに至っていない。

 そういう事情のためだろうか。二階氏が一貫してぶれないのは、大阪維新の会への批判だ。3月4日には「思い上がっているのではないか」「もっと謙虚にやって下さいと要望したい」と皮肉った。

 というのは、和歌山県と大阪府は同じ近畿圏内にあるため、大阪維新の会の台頭は二階氏の選挙にも影響する。ましてや後継者問題を抱える二階氏にとって、黙ってはいられないものだ。

 このように古いタイプの政治家として、その存在感を発揮してきた二階氏。しかし最近は、それも限界に来ているように見えなくもない。だが二階氏という「一角」がなくなれば、党内の勢力バランスが一気に崩れる危険もあり、自民党はなかなか悩ましい。

3621チバQ:2019/03/29(金) 16:58:56
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20190328-OYT1T50335/
石破氏、足元グラグラ…「冷遇」に求心力低下か
9 時間前
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 自民党の石破茂・元幹事長率いる石破派は28日の幹部会で、石崎徹衆院議員(比例北陸信越、当選3回)の派閥退会届を受理した。昨年末には古川禎久衆院議員が事務総長を辞任しており、「ポスト安倍」をうかがう石破氏の足元は揺らいでいる。

 石破氏は幹部会後に開いた派の全体会合で石崎氏の退会を報告し、「同志だった絆を大切にし、石崎氏の大成を願いたい」と述べた。石破氏によると、石崎氏は「政策集団(派閥)にとらわれることなく、自らの政策の幅を広げたい」と退会の理由を説明したという。石崎氏は当面、無派閥で活動する。

 石破氏は昨年9月の党総裁選で安倍首相の政策や政治姿勢を強く批判し、直後の内閣改造・党役員人事で派のメンバーの多くが冷遇された。関係者によると、石崎氏は周囲に「自分の活動が評価されない」と不満を漏らしていた。

 石崎氏の退会で、派は19人に減った。党総裁選への立候補には20人の推薦人が必要だ。派の事務総長を務める田村憲久・元厚生労働相は会合後、記者団に「仲間を増やしていこうという意識はある」と語った。

 派内では昨年12月にも、古川氏が石破氏の慰留を振り切って事務総長を辞任した。石破氏の求心力に疑問符が付きかねない事態が続き、派内から「後を追う者が出なければいいが」(若手)と懸念する声も出ている。

 一方、他派閥は冷ややかだ。首相の出身派閥である細田派のベテラン議員は「石破氏に期待できなければ人は去る。極めて自然なことだ」と突き放した。

3622チバQ:2019/04/02(火) 17:27:21
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190402-00000005-pseven-soci
参院選で菅vs二階vs麻生が激突 安倍自民怨恨の人間関係
4/2(火) 7:00配信 NEWS ポストセブン
参院選で菅vs二階vs麻生が激突 安倍自民怨恨の人間関係
悲願の幹事長就任は叶うか?(時事通信フォト)
 夏の参院選は自民党の大苦戦が予想されている。選挙分析に定評がある政治ジャーナリスト・野上忠興氏は、自民党幹部たちは「20議席減」の“大敗”を覚悟していると読む。

【写真】統一地方選のカギを握る男

「自民党は6年前の参院選で大量当選(65議席)した議員たちが改選を迎えるため、今回は大幅に議席を減らすのは確実。甘利明選対委員長は、『目標は自公で安定多数』と語っているが、それは自民党が20議席減の大敗で40議席台しか取れなくても達成可能な数字です」

 だが、議席を20も減らせば、選挙の指揮を執る二階俊博・幹事長の引責辞任論が浮上するのは避けられない。参院選後の内閣改造・党人事は「幹事長ポスト争奪戦」が焦点になる。

“影の総理”として官邸を仕切る菅義偉・官房長官は次は幹事長を希望するとみられており、岸田文雄・政調会長も幹事長就任が悲願だ。麻生太郎・副総理も自分の派閥から後釜の幹事長を出そうと虎視眈々と狙っている。

 しかし、二階氏は選挙に負けても幹事長の座を譲る気はない。二階氏が大阪で菅氏、福岡で麻生氏との代理戦争を仕掛けたのは、「地方選で2人を敗北させ、参院選後の“二階降ろし”を防ぐための戦術」(自民党ベテラン)と見られている。

 幹事長の座を脅かすもうひとりの政敵、岸田氏にも参院選で露骨に“ケンカ”を吹っかけた。岸田氏の地元・広島選挙区(改選2)には岸田派現職がいるにもかかわらず、二階氏は「2議席独占は可能だ」と自民党から2人目の候補を公認した。自民党候補同士の“骨肉の争い”を強いられる岸田派議員は「うちの派閥に刺客を送ってきた」とカンカンだ。

 そればかりか、二階氏は旧民主党の細野豪志氏(衆院静岡5区)、鷲尾英一郎氏(衆院新潟2区)をスカウトして党内の批判を浴びながら、参院選ではさらに旧民主党の元議員3人を二階派から比例代表に出馬させるという野党人材を利用した派閥拡大戦略に走っている。

「政治家は当選すれば正義。二階さんは派閥の勢力拡大で幹事長留任の足場を固めながら、静岡と新潟の野党陣営の要だった細野と鷲尾を引き抜いて野党の参院選準備を混乱させようとしている」(二階派議員)

 まさに自分の立場を守るために、党内紛争の十字路で敵にも味方の自民党にも鉄砲を撃ちかけている。不気味なのは、安倍晋三首相がそんな二階氏の“ケンカ上等”に高みの見物で、事態収拾に動かないことだ。

「総理は菅官房長官の力が突出するのを警戒しており、実力者たちが互いに足を引っ張り合うのはむしろ都合がいいと考えている」(安倍側近官僚)

 そうなると対立の連鎖は参院選の先、来年の東京都知事選へと続いていく。

 都知事選は小池百合子・都知事が二階氏の「全面支援」で再選をめざしているのに対し、小池氏と五輪の主導権争いをしてきた森喜朗・元首相―麻生副総理の文教族ラインは橋本聖子氏ら対立候補を擁立する構え。そこに菅氏とパイプが太い橋下徹氏が出馬すれば、それこそ二階vs麻生vs菅の三つ巴の大混戦に発展する。

 新元号で最初の国政選挙を3か月後に控え、日本政治は安定の時代から群雄相食む時代に突入する。

※週刊ポスト2019年4月12日号

3623チバQ:2019/04/02(火) 18:00:27
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190326-00011115-bunshun-pol
成り上がり茂木 VS. 小渕家の姫 竹下派の「跡目争い」勃発
3/26(火) 6:00配信 文春オンライン
成り上がり茂木 VS. 小渕家の姫 竹下派の「跡目争い」勃発
安倍首相と同じ93年初当選の9回生 ©共同通信社
 自民党竹下派の政治資金パーティーが、3月13日に都内ホテルで開かれた。竹下亘会長が食道がん療養で不在の中、一人高揚していたのが会長代行の茂木敏充経済再生相(63)。「安定政権を作ることが外交、経済、社会保障といった様々な課題解決の上でも重要だ」と声を張り上げた。

 同じく会長代行で「参院のドン」、吉田博美党参院幹事長は欠席。足を痛め、車イスに乗る吉田氏は今夏、改選を迎えるが不出馬説が有力。実力者が次々と力を失う中、パーティーでカメラを向けられピースサインをする茂木氏に、派閥領袖への意欲が滲んだ。

 茂木氏といえば、以前は「パワハラ男」として有名だった。官僚との打ち合わせで、自分と違うタイミングで資料をめくる音が響くと「うるさい!」と一喝。レクに訪れる官僚たちは緊張で震えたという。朝が弱く不機嫌なことでも有名で、記者も朝方は寄りつかなかった。早朝の会議に遅刻し、おまけに酒臭かったため谷垣禎一元総裁から面罵されたこともある。

 東大から丸紅、ハーバード大大学院に入り直して読売政治部記者、さらに米コンサル大手マッキンゼーと華麗なる経歴を誇り、政策に強く英語も堪能で能力は高いが人望は皆無。そんな評が定着していた茂木氏だが、最近変化が見えている。予算成立時、汗をかいた党側にあんパンを差し入れたり、若手議員を誘って飲み会を開いたり。

 記者との接し方も然り。かつては好き嫌いが明確で「利用しがいがある」か「付き合っておかないと怖い」と思った記者とだけ付き合っていたが、最近は自らブリーフを行うようになった。以前は一度の説明で理解できない記者には露骨に不快感を示したが、今は繰り返し説明し、笑顔で「Do you understand?」。参院選後には念願の外相就任も噂される。

 そんな茂木氏の対抗馬が、小渕優子元経済産業相だ。小渕恵三元首相の愛娘で34歳で初入閣。早くから「女性宰相候補」「いずれは小渕派へ大政奉還」といわれたが、2014年に「政治とカネ」問題で経産相を辞任。秘書が有罪判決を受けて以降、表舞台から遠ざかった。ただ最近は沖縄サミットを開催した父の志を継ぎ、党沖縄振興調査会長に就任。今も4月の沖縄三区補選のために飛びまわる。

“地盤、看板、鞄”もなく日本新党から成り上がり、名門派閥を手中に収めんとする茂木氏に、姫の逆襲はあるか。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年3月28日号

3624チバQ:2019/04/04(木) 16:43:12
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190403-00000094-asahi-pol
「忖度」発言の塚田副大臣、政府や自民にも更迭論
4/3(水) 23:14配信 朝日新聞デジタル
「忖度」発言の塚田副大臣、政府や自民にも更迭論
塚田一郎国土交通副大臣
 本州と九州を新たに結ぶ道路事業の調査で、安倍晋三首相と麻生太郎副総理の意向を「忖度(そんたく)した」と発言し、撤回した自民党麻生派の塚田一郎国土交通副大臣(55)は3日、国会答弁で「我を忘れて事実と異なる発言をした。行政の信頼性をゆがめた」と陳謝した。菅義偉官房長官は塚田氏を厳重注意し、安倍首相は塚田氏の続投を明言したが、政府自民党内にも更迭を求める声が出ている。

 塚田氏は北九州市で1日にあった集会で、自民党の吉田博美参院幹事長から「首相と副総理の地元事業なんだよ」と言われたことを紹介し、「国直轄の調査に引き上げた。私が忖度した」と発言した。3日の衆院厚生労働委員会では、発言が「事実と異なる」として改めて撤回し、陳謝。そのうえで昨年12月20日、国交省副大臣室で吉田氏と会談したことは認めた。

 一方、吉田氏は3日、塚田氏が紹介した自身の言葉について「発言した事実はない」とするコメントを発表。ただ、会談に同席した同省関係者によると、道路事業が話題となり、吉田氏が塚田氏に「僕も一生懸命やるし、国の仕事だよね」などと陳情したという。

 菅氏は3日の記者会見で、塚田氏に対し、2日午後に厳重注意したことを明かした。首相は3日の衆院内閣委員会で「まずは本人からしっかり説明すべきで、そのことを肝に銘じて職責を果たしてもらいたい」と述べ、続投させる考えを示した。

 しかし、政府内には「辞めたほうがいい」(官邸幹部)、自民党内にも「国会で徹底追及される。辞めさせたほうがいい」(参院幹部)との声が出ている。立憲民主党など野党6党は3日、塚田氏の辞任要求で一致した。

朝日新聞社

3625チバQ:2019/04/05(金) 09:45:05
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190404-00000068-mai-pol
忖度発言、地元統一選に影響 アピール材料が一転、疑惑の的に
4/4(木) 20:23配信 毎日新聞
忖度発言、地元統一選に影響 アピール材料が一転、疑惑の的に
下関北九州道路の位置
 統一地方選のさなかに飛び出した、安倍晋三首相と麻生太郎副総理兼財務相の地元を結ぶ下関北九州道路での「忖度(そんたく)」発言が、地元の選挙戦にも余波を広げている。自民参院議員の塚田一郎副国土交通相(新潟選挙区、麻生派)の発言を巡り、自民候補の陣営からは悪影響への懸念が聞こえる一方、野党陣営は「敵失」に乗じ批判を強めている。

 「あんなことを言わなくてもいいのに」。福岡県北部で県議選を戦う自民候補の陣営関係者は気をもんだ。

 地元自治体や経済界が求める下関北九州道路は、財政難から2008年に計画が凍結されたが、19年度予算で国は再び調査費を計上。自民関係者が困惑するのは、事業推進がアピール材料だったが、一転して疑惑の的になったからだ。県内の麻生氏の勢力圏で県議選を戦う保守系候補は「自分の選挙に必死の中、世間から『政治家はみんな利益誘導する』とみられかねない」と迷惑がった。

 野党側は攻撃材料を得て争点化を図る。対岸の山口県下関市で議席を争う県議選の野党系候補の陣営幹部は「安倍さんは問題発言した人を処分しないから図に乗っているようにしか思えない。こういう政治は変えなくてはいけない」と批判。立憲民主福岡県連も「政治の私物化」と指摘し、3日の統一選候補の合同個人演説会で取り上げて問題視するなど攻勢を強めている。

 影響は、保守分裂選挙の福岡県知事選にも及んでいる。

 自民推薦で新人の武内和久氏(47)の陣営関係者は「選挙に関係ない。我々は有権者と毎日触れあうだけだ」と打ち消しに必死だ。小川洋氏(69)は現職として下関北九州道路推進の立場。国直轄の調査移行を実績として訴えてきただけに、陣営関係者は「下関北九州道路の問題を政争の具にするなど許されない。我々は正々堂々と政策として(必要な道路だと)訴えていく」と話した。

 一方で、共産推薦の新人、篠田清氏(70)は「(武内氏と小川氏の)2人とも下関北九州道路の推進を表明している。忖度政治のもとで、大型開発に熱中するような県政でいいのか」と保守系の両候補を矛先に批判を強めている。【西嶋正法、下原知広、近藤綾加】

 ◇「本当の話、許されない」

 塚田氏は発言を撤回し謝罪したが辞任要求は拒否している。政権の「緩み」との指摘もある今回の問題を有権者はどう受け止めているのか。

 福岡市中央区の公園で花見をしていた同市の無職の男性(67)は「(塚田氏は)本当の話をしたのだと思う。政治家として許されないし、責任は取るべきだ」としつつ「自民党を支持するのは変わらないし、それは知事選でも同じ。自民党はもっとしっかりしてほしい」と注文をつけた。

 同市の会社員の男性(47)は「発言を撤回するのは当たり前。安倍首相は早めに辞任させた方が良いのではないか」と語った。

 「(事実ではなかったという)言い訳は苦し紛れにしか聞こえない。公共事業を正当な理由なく進めてはいけない」と問題視するのは同市の会社員の男性(24)。「このままでは自民がやりたいようにやってしまう」と統一選の投票先は自民党を避けるつもりで「野党がもっと頑張ってほしい」と漏らした。【佐野格】

 ◇塚田副国交相の「忖度」発言

 大家(敏志)さんが、私が逆らえない吉田博美参議院の幹事長と一緒に、私の副大臣室にアポを取って来られました。地元の要望がある。これが下関北九州道路です。実はこれ、11年前に凍結されているんです。下関は誰の地盤ですか。安倍晋三総理ですよ。安倍総理から麻生副総理の地元でもある北九州への道路の事業が止まっとるわけです。大家敏志が来てですね、「副大臣、これ何とかしてもらいたい」。吉田幹事長が私の顔をみて「塚田分かってるな。これは総理の地元と副総理の地元の事業なんだよ」と。私すごく物分かりがいいんです。すぐ忖度します。分かりましたと。総理とか副総理がそんなこと言えません。そんなこと実際ないんですよ。森友とかいろいろ言われてますけど。でも私は忖度します。今回の新年度予算に国で直轄の調査計画に引き上げました。できるだけ早く、皆さまのもとに下関から橋が通ってこられるように頑張りたいと思います。=1日の北九州市内の集会で。一部を抜粋

3626チバQ:2019/04/05(金) 16:18:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190405-00000044-kyodonews-pol
忖度発言、塚田国交副大臣を更迭 野党、任命責任追及
4/5(金) 9:47配信 共同通信
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忖度発言、塚田国交副大臣を更迭 野党、任命責任追及
記者会見で謝罪する塚田一郎国交副大臣=5日午前11時59分、国交省
 塚田一郎国土交通副大臣(55)=参院新潟選挙区=は5日、道路整備を巡り「安倍晋三首相や麻生太郎副総理(兼財務相)が言えないので、私が忖度した」と発言した問題の責任を取って辞表を提出した。国交省で記者団に明らかにした。事実上の更迭で、統一地方選や衆院大阪12区、沖縄3区補欠選挙への影響を抑えるための判断とみられる。夏の参院選を控え安倍政権への打撃となるのは必至で、野党は首相の任命責任を追及。政府は牧野京夫元国交副大臣を充てる方針を固めた。

 森友、加計学園に続き、政権への忖度問題が与野党論戦の焦点になる。

3627チバQ:2019/04/09(火) 15:29:09
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190408-00000083-mai-pol
菅官房長官、高まる存在感 北海道知事選で大勝 派閥領袖は「失速」
4/8(月) 21:00配信 毎日新聞
菅官房長官、高まる存在感 北海道知事選で大勝 派閥領袖は「失速」
統一地方選で浮沈する政権内での立場
 統一地方選の大阪、福岡、島根の3府県知事選で派閥領袖(りょうしゅう)が支援した自民党推薦候補が敗北する中、唯一の与野党対決となった北海道知事選で新人擁立を後押しして大勝につなげた菅義偉官房長官(70)の存在感が政権内で高まっている。

 福岡では麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相(78)が現職に対抗する新人擁立を主導し、党本部推薦をもぎ取った。だが古賀誠、山崎拓両元幹事長や、過半数の党所属衆院議員・県議が現職支援に回る分裂選挙に突入し大敗。5日には麻生派の塚田一郎元副国土交通相が「忖度(そんたく)」発言で辞任に追い込まれた。

 島根では竹下派会長の竹下亘前総務会長(72)と最大派閥・細田派の細田博之会長が新人を推したが、竹下氏の直系県議らが造反し、別の新人に敗れた。

 二階派会長の二階俊博幹事長(80)は大阪府知事・大阪市長のダブル選挙の支援で選挙期間中3回現地入りしたが、いずれも地域政党「大阪維新の会」に敗北。二階氏は地元・和歌山県議選で元秘書の現職が共産党新人に敗れる痛手も負った。

 領袖の中央での力は、地元を制する政治力が基盤だ。今回、地元の基盤が傷ついた領袖の中央での影響力に影が差す可能性がある。

 対照的に「連勝」したのが菅氏だ。8日の記者会見で菅氏は北海道知事選に触れ、「全国最年少の知事。幅広い声を反映させ新たな道政に取り組んでいただける」と語り、前夕張市長の新人、鈴木直道氏(38)への期待を隠さなかった。菅氏は昨年8月に鈴木氏と直接会い出馬の決断を後押し。選挙戦最終日の6日に札幌市で街頭演説するなど精力的に支援した。菅氏の地元・神奈川県知事選でも支援した現職が3選した。

 派閥領袖が「失速」する中、菅氏は1日の新元号「令和」発表で脚光を浴び、注目度が高まる。1989年に「平成」を発表した当時の小渕恵三官房長官はその後、首相に上り詰めた。菅氏は派閥に属していないが「ポスト安倍」として取りざたされるのは確実だ。

 早速、二階氏が10日発売の月刊「文芸春秋」のインタビューで官房長官としての手腕を評価し「そういうこと(『ポスト安倍』の総裁候補)にも十分堪えうる人材だ」と発言。菅氏は8日の会見で「私自身、今まで発言しているように全く考えていない」と苦笑いを浮かべて打ち消してみせたが、注目が増すのは確実だ。

 ただ、菅氏は大阪市長に当選した維新代表の松井一郎氏と近く、大阪ダブル選に精力を注いだ二階氏と対照的に静観の姿勢を貫いた。菅氏の「維新優遇」への党内の不満も強まっており、二階氏は8日の会見で「党が真剣にやっている最中に意識的にサボタージュするというようなことがあったとすれば、けしからんことだ」と暗にけん制した。【高橋克哉、竹内望】

3628チバQ:2019/04/09(火) 15:46:25
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190409-00275727-toyo-bus_all
統一地方選、安倍政権「実力者3人」に明暗
4/9(火) 5:40配信 東洋経済オンライン
統一地方選、安倍政権「実力者3人」に明暗
大阪ダブル選挙で当選確実となり、記者会見する地域政党「大阪維新の会」の松井一郎氏(左端)と吉村洋文(同2人目)(写真:時事通信)
 「亥年選挙」の初戦となった統一地方選前半戦の11道府県知事選、6政令市長選などが7日、投開票された。

 最大の焦点だった大阪府知事・市長ダブル選は、大阪都構想実現を目指して立場を入れ替えて立候補した吉村洋文前同市長(43)と松井一郎前大阪府知事(55)の大阪維新コンビが、自民党を軸とする「維新包囲網」を突破して圧勝した。

 一方、自民実力者も絡む激しい保守分裂選挙となった福岡県知事選では、現職の小川洋知事(69)が、麻生太郎副総理兼財務相の意向を踏まえて自民党本部が推薦した新人候補を圧倒的大差で退けて3選を果たした。今回の知事選で唯一の与野党対決として注目された北海道知事選は、与党が推薦した新人の鈴木直道前夕張市長(38)が、同じ新人で野党統一候補となった石川知裕元衆院議員(45)に大差をつけて初当選した。

■野党は参院選の態勢を立て直し

 与野党が「反維新」で結集した大阪と、地元の「反麻生連合」が結成された福岡に、安倍晋三首相の政権運営とも絡んで永田町の関心が集中したが、大阪では維新が勝利、福岡では麻生氏の落胆ぶりが際立った。

 首相や自民党首脳にとってどちらも苦い結果だが、維新との太いパイプを維持する首相官邸や、候補擁立での麻生氏のごり押しに不満を隠さなかった自民党本部は、「ある程度予想されたこと」(選対幹部)と冷静に受け止めている。投開票直前に事実上更迭された塚田一郎・前国土交通副大臣の「忖度(そんたく)発言」の影響が軽微だったこともあって、安堵の表情を浮かべている。一方、唯一の与野党対決で敗れ、選挙戦全般でも存在感が希薄だった主要野党の意気は上がらず、野党共闘の困難さも浮き彫りになったことで、参院選に向けての態勢立て直しを迫られている。

 大阪ダブル選で吉村、松井両氏が予想を超えて圧勝したことで、大阪での維新人気の根強さを見せつけた。同時に行われた府議選では維新が過半数を獲得、市議選でも過半数まで2議席と勢力を拡大した。「悲願の大阪都構想実現への展望も開けた」(維新幹部)ことは間違いない。主要野党も巻き込み、与党は維新降ろしをもくろんだが、維新側の「野合批判」と陣営内の足並みの乱れによる惨敗に意気消沈している。

 ただ、維新創業者の橋下徹・元大阪市長は安倍首相と親しく、菅義偉官房長官は松井氏と太いパイプを持っている。安倍政権に協力的で改憲勢力でもある維新が「大ばくちに勝って生き残った」(官邸筋)ことを、首相官邸は内心では好感しているとみられている。松井氏らは2025年の大阪万博開催でも政府との連携を強めており、「今後も首相官邸と維新の協力は不可欠」(政府筋)だからだ。

 一方、保守分裂となった福岡県知事選は、現職の小川氏が自民推薦の新人で厚労省出身の武内和久氏(47)にトリプルスコアをつけて圧勝した。武内氏は、麻生氏が強引な手法で自民党本部の推薦を取り付けた候補者だが、地元の二階派国会議員や山崎拓元副総裁、古賀誠元幹事長らによる「反麻生連合」の前になすすべもなく敗れ去った。

■「反麻生」圧勝で麻生氏の求心力低下も

 過去2回の知事選では、麻生氏が先頭に立って小川氏を支援したが、保守分裂選挙となった2016年の衆院福岡6区補選での小川氏の対応に激怒した麻生氏が、子飼いの武内氏擁立に走ったのが内輪もめの原因だ。ただ、麻生氏が「失政」と批判した8年間の小川県政が、県民には高い評価を受けていたこともあり、麻生氏のごり押しへの嫌悪感も重なって小川氏の地滑り的大勝となった。

 選挙期間中、小川氏を支援する自民議員らを「造反者」と攻撃した麻生氏だが、県民から突き付けられた選挙結果には「誠にふがいなく、我々の力不足だったと心からお詫び申し上げる」と苦虫をかみ潰したような表情で頭を下げた。自民党内では「わざわざ党本部を負け戦に引きずりこんだ麻生氏の罪は大きい。責任を取るべきだ」(選対幹部)との声も相次ぐ。安倍政権内部での麻生氏の求心力低下は避けられそうもない。

3629チバQ:2019/04/09(火) 15:46:45
 総務省出身の新人同士が激突した島根県知事選は、自民地元県議の多くが推した丸山達也氏(49)が、地元国会議員全員が支援した自民党推薦の大庭誠司氏(59)に競り勝った。

 島根は故竹下登元首相や青木幹雄元参院議員会長が築いた強固な選挙地盤から「竹下・青木王国」と呼ばれてきた。今回も故竹下氏の実弟で自民竹下派を率いる竹下亘前総務会長が大庭氏の推薦を決めたが、分裂選挙に敗れ、竹下・青木王国の崩壊が現実のものになった。竹下氏が病気療養中で、青木氏の威光にも陰りが見えていたが、今回の選挙結果は竹下派の後継争いも絡んで、自民党内の権力構造の変化にもつながりそうだ。

 保守分裂選挙ばかりが目立った今回知事選で、参院選の前哨戦として注目されたのが、与野党全面対決となった北海道知事選だ。現職の参院選転出で新人同士の戦いとなった同知事選は、自民党が擁立し与党推薦候補となった鈴木氏が、野党統一候補の石川氏に60万票超の大差をつけた。

 都庁職員だった鈴木氏は財政破綻した夕張市に乗り込んで市政を改革した実績と手腕を買われて知事候補に推されたが、選考過程での地元の自民党国会議員の不満もあって、選挙戦には不安も抱えていた。これに対し、主要野党が小沢一郎自由党代表の元秘書でもあった石川氏を統一候補に担ぎ、共産党とも連携して与党打倒を狙った。

 北海道は前回衆院選でも与野党が議席を分け合う結果を出してきた地域だけに、今回の大差の敗北を「善戦」と評価した立憲民主党の長妻昭選対委員長に対し、野党内でも「負け方がひどすぎる。これでは参院選も戦えない」(国民幹部)との声が噴出している。このため、野党共闘の前途に暗雲が垂れ込め始めている。

 今回の統一選前半戦は、1強を誇示する安倍政権や自民党にとって「参院選への不安要素が拡大した」(自民選対)ことは否定できないが、それ以上に野党の共闘戦略の乱れや脆弱さが際立った。与党内には「結果的に、参院選も与党が優位となるはず」(公明党幹部)との安堵感も広がっている。

■菅官房長官の存在感が拡大

 ただ、安倍首相の今後の政権運営に波乱要因が拡大したことは間違いない。政権の3本柱と呼ばれる麻生、二階、菅各氏の立ち位置の違いや感情的対立が露呈したからだ。

 首相の盟友を自認する麻生氏は、政権内での存在感の低下につながる可能性が少なくない。選挙の最高責任者だった二階氏も、大阪での維新圧勝や保守分裂選挙の頻発で、幹事長としての指導力が問われている。立場上選挙戦の前面には立たなかった菅氏は、与野党対決の北海道を制した鈴木氏を「菅氏主導で擁立した」(自民道連)とされ、維新を率いる松井氏との連携も含めて「政権の要としての存在感が拡大した」(閣僚経験者)との見方も広がる。

 「大阪春の陣」と騒がれた自民と維新の戦いも、「一皮めくれば、菅氏が笑って二階氏が泣いた」(自民選対)という構図にもみえる。選挙戦の最中に、二階氏の仕掛けで首相の総裁4選論が浮上したが、その一方で新元号「令和」決定に絡んで「菅後継」説も取り沙汰されるなど、3本柱の力関係にも変動が目立つ。

 安倍首相は当面、首脳外交や天皇陛下退位・新天皇即位の皇室行事に専念する構えだが、自民党の苦戦が予想される9日告示の衆院大阪12区と同沖縄3区の両補欠選挙の結果や、参院選での実力者の貢献ぶりは注視せざるをえない。参院選後に想定される自民党役員・内閣改造人事での「骨格維持か人心一新かの重要な判断材料」(自民長老)となるからだ。それだけに、今回の選挙戦では冷静さを装った安倍首相も「これからは心中穏やかには過ごせない」(側近)のが実情だ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

3630チバQ:2019/04/10(水) 19:41:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190410-00010005-nishinpc-soci
自民に亀裂、修復なるか パワーバランス変化 参院選にくすぶる「火種」
4/10(水) 11:51配信 西日本新聞
自民に亀裂、修復なるか パワーバランス変化 参院選にくすぶる「火種」
福岡県知事選で、支援してきた武内和久氏の敗戦を伝えるテレビ速報を見つめる麻生太郎副総理兼財務相=7日午後8時、福岡市博多区
 20年ぶりの「紙幣刷新」を発表する晴れの場にも笑顔はなかった。

 9日朝、麻生太郎副総理兼財務相は財務省で記者会見し、1万円札などの紙幣刷新について説明。福岡県知事選で支援した新人が大敗した受け止めを問われると、「政府の立場で今、答弁していますんですね…」と渋りながら「自民党福岡県連の立場というのであれば、責任を感じている」とだけ答えた。

【写真】落選が確実となった武内和久氏にねぎらいの言葉を掛ける麻生氏

 麻生氏側近は「安倍晋三首相の総裁3選を真っ先に支持したのも麻生氏。首相との関係は揺らがない」と語るが、自民党第2派閥の領袖(りょうしゅう)の影響力低下を懸念する声は強まるばかりだ。

   ◇    ◇

 麻生氏の会見直後。自民党の二階俊博幹事長が国会内で記者会見に臨んだ。

 二階氏は10日発売の月刊誌「文芸春秋」のインタビューで「ポスト安倍」候補の一人に菅義偉官房長官の名前を挙げた。理由を問われると、「多くの候補が出てくると思うが、その1人として一例を挙げた」と語り、菅氏を持ち上げた。

 菅氏は麻生氏とは対照的に、北海道知事選で新人擁立を後押しして勝利に導いたほか、地元の神奈川県知事選でも支援した現職が3選。新元号「令和」の発表で知名度も上げ、「ポスト安倍」として光が当たる。

 一方の二階氏。全面支援した大阪府知事、大阪市長のダブル選で自民推薦候補が敗北。地元の和歌山県議選御坊市選挙区(定数1)で元秘書の自民現職が共産新人に破れ、「二階王国」の崩壊を印象づけた。

 緊張関係をはらみながら「3本柱」(与党関係者)で政権を支えてきた麻生、二階、菅の3氏だが、パワーバランスに微妙な変化が生じている。

   ◇    ◇

 故竹下登元首相が保守の固い地盤を築いた島根でも自民党県連は分裂、党推薦候補が敗れた。対立候補を支援した自民党町議は「激しい戦いだったもんだから、すぐに皆で一緒にやっていくのは一筋縄にはいかないね」とこぼす。徳島、福井両県知事選でも自民は分裂し、しこりを残した。

 今年は統一地方選と参院選が同じ年に行われる12年に1度の亥(い)年。前回の2007年は閣僚の不祥事や失言が重なり、統一地方選後に総崩れして参院選に惨敗、第1次安倍政権の退陣につながった。

 今回の統一地方選前半戦では自民党は堅調だったが、「火種」はいくつも残る。党幹部は「地方では政権への不満がたまっており、閣僚の失言や不祥事が相次ぐ。12年前と雰囲気は似ている」と警戒する。

 「結果については真摯(しんし)に受け止め、(統一地方選)後半戦、必勝を期して全力で臨んでまいりたい」。参院選まで約3カ月。亥年選挙のトラウマを抱える首相は8日、政府、与党の幹部会合で力を込めた。

西日本新聞社

3631チバQ:2019/04/10(水) 23:36:43
https://www.asahi.com/articles/ASM4B6VYTM4BUTFK01H.html
桜田五輪相を更迭 被災地議員を「復興以上に大事」発言
有料記事

2019年4月10日21時35分
 桜田義孝五輪相は10日夜、東日本大震災で被災した岩手県出身の自民党衆院議員のパーティーであいさつし、議員の名前を挙げ「復興以上に大事」などと発言した。その後、記者団に釈明したが、被災地軽視と言える発言への批判が高まり、辞表を提出した。事実上の更迭とみられる。

 安倍政権にとっては忖度(そんたく)発言で塚田一郎・前国土交通副大臣が辞任したばかり。相次ぐ発言をきっかけとした更迭は政権にとって痛手となる。後任には衆院岩手2区選出の鈴木俊一前五輪相(麻生派)を起用する。

 安倍晋三首相は辞表を受理した後、記者団に「任命責任は私にある。国民の皆様におわび申し上げる」と述べた。桜田氏は「被災者の気持ちを傷つけた話をしてしまい申し訳ない。それだけでは十分でないと感じ、辞表を提出した」と話した。

 発言は、同日夜、東京都内であった高橋比奈子衆院議員(比例東北)のパーティーのあいさつ。桜田氏は来年の東京オリンピック・パラリンピック開催で多くの訪日客が訪れるとし、「おもてなしの心を持って、復興に協力していただければ、ありがたい。そして、復興以上に大事なのは、高橋さんでございます」と語った。

 桜田氏は今年2月にも、競泳の池江璃花子選手が白血病を公表したことに「がっかりしている」などと発言し、その後、謝罪、撤回した。この日のあいさつでは、乾杯前だったことに触れ「がっかりしているんじゃないかと(みなさんが)思ってですね。がっかりという言葉は禁句なんですけど」とも述べた。

 桜田氏はパーティー出席後、記者団に対し、いったんは「言ったことありません。記憶にありません」と釈明。その後、首相官邸を訪れ、辞表を提出した。安倍首相も同日夜、急きょ官邸に戻り、政権幹部と対応を協議。桜田氏の辞表を受け入れた。

 二階派に所属する桜田氏は千葉…

3632チバQ:2019/04/10(水) 23:38:18
https://www.sankei.com/politics/news/190410/plt1904100037-n1.html
桜田義孝五輪相、問題発言で辞任 後任に鈴木俊一氏再起用
2019.4.10 20:47
桜田義孝五輪相(69)は10日夜、東京都内で開かれた自民党所属国会議員のパーティーで東日本大震災の被災者を傷つける発言をしたとして安倍晋三首相に辞表を提出した。首相は受理し、後任に鈴木俊一元五輪相(65)を充てる方針を決めた。

 道路整備をめぐる「忖度(そんたく)」発言で塚田一郎元国土交通副大臣が事実上更迭された直後の辞任となった。閣僚の辞任は第2次安倍内閣以降、8人目。平成29年4月には当時の今村雅弘復興相が東日本大震災の被害を「まだ東北で良かった」と発言した責任を取って辞任している。

 桜田氏は10日夜、岩手県出身の高橋比奈子衆院議員(比例東北)のパーティーで、出席者らを前に「復興以上に大事なのは高橋さんだ」と発言した。「おもてなしの心を持って、復興を協力していただければありがたい」とも語った。

 桜田氏は3月にも千葉県柏市の集会で、東日本大震災の津波被害で沿岸部の高速道路や国道が各地で不通になったにもかかわらず「健全に動いていたから良かった」と発言した。

 桜田氏は首相官邸で首相に辞表を提出した後、記者団に「被災者の気持ちを傷付けるような発言をして申し訳ない。発言の撤回だけでは十分でないと思うので責任を感じ(首相に)辞表を提出した」と述べた。

 首相も記者団の取材に応じ「被災地の皆さまに首相として、この発言に深くおわび申し上げたい。任命責任は首相たる私にある」と述べた。

3633チバQ:2019/04/10(水) 23:51:54
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201904100001137.html
「USBはよく分からない」/桜田氏過去の問題発言
[2019年4月10日22時31分]

桜田義孝五輪相(18年11月6日撮影)
桜田義孝五輪相(18年11月6日撮影)

桜田義孝五輪相(69)が10日、安倍晋三首相に辞表を提出した。同日、都内で行われた高橋比奈子衆院議員(比例東北)のパーティーで「復興以上に大事なのは高橋さんだ」などと発言。これまで、不適切な発言が相次いだ責任を取る必要があると判断した。同大臣の過去の主な問題発言は、以下の通り。

◆「自分でパソコンを打つことはない」(18年11月14日)衆議院内閣委員会で、立憲民主党の今井雅人議員から「パソコンは使うか」と質問され「25歳の時から自分で独立し、そういうことは常に従業員、秘書に指示をしてやっているので、自分でパソコンを打つということはない」と断言。サイバーセキュリティー基本法改正案の担当閣僚として不適格と指摘されると「私1人で決めることではない。私の事務所、国の総力を挙げて総合的にやること。落ち度がないと自信を持って言える」と反論

◆「USBはよく分からない」(同日)同委員会で、国民民主党の斉木武志議員からUSB(パソコンなどに周辺機器を接続する規格)メモリーを使ったイラン核施設サイバー攻撃事件を例に挙げた、日本の原発に関する質問を受けた。その中で「使う場合は穴を入れるらしいですけど、細かいことは私はよく分かりませんので、専門家に答えさせます」とUSBを知らないと明言

◆「世界に私の名が知られた」(同21日)同委員会で「自分でパソコンを打つことはない」と発言したことが世界各国で報じられたことに「世界に私の名が知られた。いいか悪いかは別として、有名になったんではないか」と主張

◆「せいご」(同日)14日の同委員会で、斉木議員から「(USBを)知らないで、どのように危険を判断するのか」と質問され「事務所では使っていない」と答弁。その中て官僚原稿を読む際、制御システムの「制御」を「せいご」と読む場面が何度も見られた

◆「スマートフォンは使うがパソコンは諦めた」(同22日)同委員会で、今井議員からスマートフォンは使うかと聞かれ「便利なので1日に何回も使っている」とポケットから得意げにスマホを取り出したが、パソコンは「教室に行ったが、忙しくて自ら覚えるのはやめようと(思った)」と諦めたと発言

◆「答弁書を、間違いのないように読むことが最大の仕事」(同日)斉木議員から、官僚が用意した答弁書の読み上げばかりだと批判され「多くのスタッフの協力に基づく答弁書を、間違いのないように読むことが最大の仕事だ」と述べた

◆「国防省」(同日)同委員会で防衛省を「国防省」と言い間違える場面も

◆「いしまきし」(9日)参院内閣委で、宮城県石巻市の東京五輪・パラリンピック関連イベント欠席の理由を聞かれ「いしまきし」と答弁。2回目はいったん「いしまきし」と言い「いしのまきし」と言い直したが3回目も間違い。

3634チバQ:2019/04/11(木) 10:30:56
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190411-00000012-jij-pol
政権中枢、力学変化の兆し=菅氏に存在感、揺らぐ麻生・二階氏-統一選
4/11(木) 7:10配信 時事通信
政権中枢、力学変化の兆し=菅氏に存在感、揺らぐ麻生・二階氏-統一選
記者会見する菅義偉官房長官=10日午後、首相官邸
 統一地方選前半の結果を受け、安倍政権中枢の力学に変化の兆しが出てきた。

 後ろ盾となった首長選などをめぐり、菅義偉官房長官は勝利して存在感を高める一方、敗北を喫した麻生太郎副総理兼財務相と二階俊博自民党幹事長は求心力が揺らいでいる。安倍晋三首相を支える3氏の明暗は、今後の政権運営に影響を与えそうだ。

 「私自身は全く考えていない」。菅氏は10日の記者会見で、党内外から「ポスト安倍」の一人に挙げる声が出始めたことへの感想を問われ、こう語った。新元号「令和」の発表を務めた菅氏は、「令和おじさん」として一躍注目を集めている。

 菅氏は北海道知事選で、新人の擁立などに積極的に関与。6日には北海道入りし支持を訴え、知事選で唯一の与野党対決を約65万票の大差で制した。首相は「野党が強い地域でこれだけの差が出るとは」と喜んだという。

 大阪府知事・市長のダブル選で地域政党「大阪維新の会」が勝利したことも、菅氏にとってプラスに働きそうだ。菅氏は、新市長に当選した維新の松井一郎代表と近く、引き続き国会運営などで協力を期待できるからだ。

 これに対し、麻生氏は福岡県知事選で、強引な新人の擁立が党内の分裂を招き、現職に100万票近い大差で惨敗した。投開票日の直前に、麻生派の塚田一郎参院議員が「忖度(そんたく)」発言で国土交通副大臣を辞任したことも、劣勢に追い打ちをかけた。

 麻生氏は「誠にふがいなく、力不足だった」と陳謝。党県連最高顧問を辞任する意向も示した。党内には「麻生氏はやり過ぎだ」(関係者)と不満の声がくすぶる。

 二階氏は大阪ダブル選の期間中、3度も現地入りしたが及ばなかった。さらに、お膝元の和歌山県議選でも、元秘書の現職が共産党新人に敗れた。党内からは、影響力の衰えを指摘する声が上がった。

 統一選の余波は党の派閥にも及んだ。島根県知事選では、竹下派会長の竹下亘前総務会長らが推した新人が、県議らの反旗により敗北。故竹下登元首相が強固な地盤を築いた「竹下王国」の陰りを印象付けた。

3635チバQ:2019/04/11(木) 21:46:46
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190411/soc1904110013-n1.html
問答無用!安倍首相の逆鱗に触れた“失言大臣”桜田氏 「復興より議員」発言から2時間で更迭へ (1/2ページ)
2019.4.11
 安倍晋三首相は10日夜、桜田義孝五輪相(衆院千葉8区、自民党二階派)を事実上、更迭した。これまでも、桜田氏は失言を繰り返してきたが、東日本大震災(2011年)の被災地を傷つける暴言が、逆鱗に触れた。安倍首相は、被災地復興を「政権の最重要課題」と位置付けており、来年には「復興五輪」を控えている。夏の参院選への影響も踏まえて、発言からわずか2時間で電撃決着を図った。

 「復興以上に大事なのは、高橋さんだ」

 桜田氏は、自民党の高橋比奈子衆院議員(比例東北)のパーティーで、こうあいさつした。全体を聞くと、被災地を地盤とする高橋氏への支援を求める内容だが、冒頭部分はさすがに「復興軽視」だと問題視された。

 記者団が早速、真意をただした。桜田氏はいったんは「記憶にありません」とはぐらかしたが、批判は一気に広まった。

 桜田氏には、以前から言語処理能力に疑問符が付いていた。競泳の池江璃花子選手による白血病公表を「がっかりした」と述べたり、被災地の宮城県石巻市を国会答弁で3回にわたり「いしまきし」と言い間違えるなど、失言と謝罪を繰り返してきた。

 だが、被災地に関わる失言は次元が違う。

 安倍首相は2年前にも、「(東日本大震災が)まだ東北だったから、よかった」という暴言を吐いた今村雅弘復興相(当時)を即刻更迭している。今回も問答無用で、桜田氏は辞表を提出するほかなかった。

 安倍首相は同日夜、「任命責任は私にある。全閣僚が復興相だとの認識を再確認し、今後も東北の復興に全力を傾けたい」と官邸でわびた。後任は、鈴木俊一元五輪相を再登板させた。

 安倍内閣では5日、塚田一郎前国土交通副大臣が、山口、福岡両県を結ぶ「下関北九州道路」事業をめぐり、安倍首相や麻生太郎副総理兼財務相を「忖度(そんたく)した」と発言し、辞任したばかり。

 統一地方選後半戦と衆院大阪12区、沖縄3区の補欠選挙の最中、夏の参院選も見据えて、これ以上、「辞任ドミノ」を広げるわけにはいかないという危機感が、今回の即断劇につながった。

 政治評論家の小林吉弥氏は「桜田氏の発言は論外であり、政治家の自覚がなさすぎる。彼に限らず、政治家全体の言葉が軽すぎる。塚田発言も論外だ。『安倍一強』ゆえ、党内に緩みが出ていることは否定できない。今一度、襟を正す必要がある」と語っている。

3636チバQ:2019/04/12(金) 10:44:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190411-00000598-san-pol
桜田氏更迭「危機感足りない」 大型選挙への影響懸念
4/11(木) 20:30配信 産経新聞
桜田氏更迭「危機感足りない」 大型選挙への影響懸念
自民党役員会へ向かう岸田文雄政調会長=8日午後、国会内(春名中撮影)
 桜田義孝前五輪相が東日本大震災をめぐる失言で事実上更迭されたことを受け、政府・与党には11日、危機感が広がった。道路整備をめぐる「忖度(そんたく)」発言で辞任した塚田一郎元国土交通副大臣に続く失態で、21日投開票の衆院大阪12区と沖縄3区の両補欠選挙や夏の参院選に響きかねないからだ。自民党幹部は痛手を最小限に食い止めようと、党内を引き締めている。

 「統一地方選後半戦に臨むところで水を差されたのは否めない。長期政権だけに、いつ国民が愛想を尽かすかという危機感が足りない」

 石原派(近未来政治研究会)会長の石原伸晃元幹事長は派の会合でこう苦言を呈した。

 11日の各派の会合では、桜田氏の失言に対する批判が続出した。

 岸田派(宏池会)会長の岸田文雄政調会長も「あってはならない発言。政権、与党の気の緩みがあるのではないか」と訴えた。細田派(清和政策研究会)の下村博文元文部科学相は「(問題が)立て続けで、今後に非常に影響する。引き締めてやらないと大変厳しい」と呼びかけた。

 とりわけ沈痛な空気に包まれたのが、桜田氏が所属する二階派(志帥会)だ。東日本大震災に絡む失言での閣僚辞任は「まだ東北で良かった」と発言した今村雅弘元復興相に続く2人目。同派の河村建夫元官房長官は「閣僚はもちろん、国会議員は日頃から言葉に気をつけていかなければならない」と注意を促した。

 公明党の山口那津男代表も11日の中央幹事会で「(塚田氏の辞任後に)与党として気を引き締めて、と申し上げた矢先だ。怒りを禁じ得ない」と指弾し、「二度とないよう政府には厳しく申し上げていく」と強調した。

 厳しい批判の声が上がるのは、衆院の2補選や統一地方選後半戦、夏の参院選へのダメージを懸念しているからだ。安倍晋三首相が10日夜、桜田氏の失言から2時間で更迭を即決したのも、早期の幕引きで影響を最小限に抑えようという危機感による。

 自民党内からは、閣僚の不祥事や失言が相次ぎ自民党が惨敗した平成19年の参院選を引き合いに「嫌な流れだ」(党中堅)との声も漏れ始めている。

 桜田氏はこれまでも閣僚としての資質が問われてきたが、首相は、昨年9月の自民党総裁選で支持を受けた二階俊博幹事長への配慮もあり、二階派の桜田氏をかばい続けてきた。

 自民党関係者は「派閥推薦型や入閣適齢期を重視しすぎる人事はもう止めるべきだ。失敗したときのリスクが大きすぎる」と語った。(長嶋雅子)

3637チバQ:2019/04/12(金) 10:45:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190412-00000013-jij-pol
就任半年、実績なく自滅=過去の教訓も学ばず-桜田氏
4/12(金) 7:14配信 時事通信
就任半年、実績なく自滅=過去の教訓も学ばず-桜田氏
辞表を提出後、取材に応じる桜田義孝五輪担当相(中央)=10日夜、首相官邸
 就任わずか半年で五輪担当相を更迭された自民党の桜田義孝衆院議員は、相次ぐ失言で「抜群」の存在感を示す一方、開催まで1年余りに迫った2020年東京五輪・パラリンピックの担当閣僚としては実績を残せなかった。

 震災復興をめぐっては過去の閣僚もたびたび軽率な言動で批判されてきたが、こうした教訓に学ばず「被災者を傷つけるような発言」(桜田氏)で自滅した。

 桜田氏は昨年10月の内閣改造で初入閣後、緊張感を欠く言動で注目を浴び続けた。サイバーセキュリティー基本法の担当閣僚にもかかわらず、国会答弁で「自分でパソコンを打つことはない」と開き直った
 国会答弁では資料を棒読みすることが多かったが、質問と関係ない別の答弁書を間違って読んだり、「防衛省」を「国防省」などと誤読したりする場面も目立った。

 五輪啓発イベントには精力的に出席したが、政策面で指導力を見せることもなかった。記者会見で北朝鮮の五輪参加への対応を問われた際は、なぜか「(所管)分野外だ」と明言。その後、政府関係者が「事実誤認」と訂正する一幕もあった。

 東日本大震災後、歴代内閣は復興を政権の最重要課題と位置付けてきたが、被災者の感情を逆なでする言動が繰り返された。安倍内閣では今村雅弘復興相(当時)が「まだ東北で良かった」と発言して辞任。石原伸晃環境相(同)は、原発事故の除染で出た汚染土の中間貯蔵施設建設をめぐり「最後は金目でしょ」と述べた後、謝罪した。

 東京五輪は「復興五輪」と位置付けられているだけに、五輪のイメージダウンや、被災地との溝が生まれることも懸念される。桜田氏の後任に任命された自民党の鈴木俊一衆院議員は記者団に「被災地と五輪の距離を縮め、真に復興五輪になるよう仕事をしたい」と強調した。

3638とはずがたり:2019/04/15(月) 14:15:29

耄碌して抑制の効かなくなった麻生は国益を損ねてるけどまあ仕方が無い。

麻生副総理が自民党福岡県連最高顧問を辞任へ 県知事選の対応で引責
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1904090024.html
2019/04/09 15:04産経新聞

 麻生太郎副総理兼財務相が、自民党福岡県連の最高顧問を辞任する意向を県連幹部に伝えたことが9日、分かった。保守分裂選挙となった7日の県知事選で、党が推薦した候補が敗れた責任をとる。22日の県連執行部会で承認される見通し。

 県知事選をめぐり県連は過去2回の選挙で支援した現職の小川洋氏を推さず、党本部は元厚生労働官僚の新人、武内和久氏を推薦したが大差で敗れた。

 新人候補擁立にこだわった麻生氏は7日、福岡市内で支援者に対し「残念ながら当選させ切れなかったことは誠にふがいなく、われわれの力不足だった」と陳謝した。麻生氏は8日に県連の蔵内勇夫会長に最高顧問を辞任する考えを伝えたという。

 知事選での敗北を受け、県連ではすでに蔵内氏が会長を辞任する意向を表明している。

3639チバQ:2019/04/15(月) 18:48:30
https://www.sankei.com/politics/news/190415/plt1904150001-n1.html
【政界徒然草】福岡知事選で動かなかった「ポスト安倍」岸田氏
2019.4.15 01:00政治政局
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安倍晋三首相に面会するため、首相官邸に入る自民党の岸田文雄政調会長=4月8日、首相官邸(春名中撮影)
安倍晋三首相に面会するため、首相官邸に入る自民党の岸田文雄政調会長=4月8日、首相官邸(春名中撮影)
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 保守分裂となった7日投開票の福岡県知事選。「ポスト安倍」候補で岸田派(宏池会・49人)会長の岸田文雄政調会長(61)もまた厳しい判断を迫られた。派の国会議員や古賀誠名誉会長(78)は現職を支援していたが、党推薦の新人を推す麻生派(志公会・56人)会長の麻生太郎副総理兼財務相(78)から応援のために福岡入りするよう再三要請されていたためだ。だが、最終的に岸田氏は動かなかった。なぜか。

 岸田氏は2日、東京・永田町の砂防会館に古賀氏を訪ねた。関係者によると、当時、岸田氏の気持ちは麻生氏の要請に応え、福岡入りに傾いていたが、古賀氏は否定的だった。

 知事選の勝敗が見えている中で、岸田氏を福岡に入れようとする麻生氏の狙いは何か。派をばらばらにしたいからではないのか-。古賀氏はそう不信感を持っていた。

 岸田氏にとって、有力派閥である麻生派との連携は次期総裁選を考えるうえで無視できない選択肢だ。麻生氏とは定期的に2人で会食する仲でもあり、知事選の応援も麻生氏本人や周辺から強く要請されていた。

 知事選は早い段階から現職の圧勝が有力視され、麻生氏は厳しい立場に立たされていた。その状況下で党三役の岸田氏が福岡入りすれば、麻生氏のメンツは立ち、恩を売れる。

 麻生派の議員も「総裁選を考えても両派の関係は間違いなく良くなる。夏の参院選(福岡選挙区)で出馬する岸田派の現職を一丸となって支援できる」と期待を示した。岸田派内の一部にも支持する声があった。

■派閥内は否定的

 しかし、現在も派内に影響力を保つ古賀氏や、派内の大半の議員は岸田氏の福岡入りに否定的だった。

 幹部の1人は「同じ派閥で会長と名誉会長が違う候補を応援するのはおかしい」と漏らす。ベテランも「負ける選挙に総裁候補がわざわざ行く必要はない。その程度で麻生さんが本当に恩を感じるのか」と疑問を呈していた。

 知事選では、岸田派の福岡選出の国会議員4人のうち2人が現職、2人が新人の応援にまわった。だが、全員が岸田氏の福岡入りには反対した。

 最終的に、岸田氏は福岡入りを見送った。竹下派(平成研究会・56人)との関係も考慮し、島根県知事選の応援に入る案も一時浮上したが調整がつかず、立ち消えになった。

 岸田派幹部は「総裁選まではまだ時間がある。勝負時まで変に動かず、どの派閥とも敵対しないでやっていくのも戦略の一つだ」と語る。

 他の議員も、麻生氏と反麻生派の有力OBや議員が複雑に対立する福岡の特殊事情に触れ、「二階俊博幹事長(80)や麻生派の甘利明選対委員長(69)も応援に入らなかった」と岸田氏の決断を評価する。

 一方、岸田氏の福岡入りに賛成した議員は「それなら、次の総裁選までにどんな戦略を描いているのか」と落胆する。

 「首相を目指す人間がリスクを取れなくてどうする。古賀さんを説得できずに、トランプ米大統領を説得できるはずがない」

 袖にされた形の麻生氏周辺からも早速、批判の声が上がりはじめた。

 そんな中、古賀氏は8日のBS番組で、岸田氏について「ポスト安倍の一人ということは否定しない」としつつ「必ずしもポスト安倍でなければいけないということではない」と言及した。さらに、自身と親しい菅義偉(すが・よしひで)官房長官(70)もポスト安倍の一人との見方も披露した。

 岸田派幹部は「岸田さんへの叱咤(しった)激励だ」と分析するが、派内には知事選をめぐる対応が両者の関係に影響を与えたとみる向きもある。

 派をまとめつつ、他派との連携をいかに構築していくか-。今回の知事選を通じ、岸田氏がポスト安倍を目指すうえで避けて通ることのできない課題が浮き彫りになったといえる。

 「気宇壮大(きうそうだい)」

 自民党が製作したカレンダーの「4月」には、岸田氏が揮毫(きごう)した力強い字が記されている。「心意気がよく度量の広い」(大辞泉)という意味には、岸田氏のどんな思いが映し出されているのだろうか。(政治部 田村龍彦)

3640チバQ:2019/04/17(水) 09:25:38
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190417-00000003-asahik-pol
石破氏の応援行脚、摩擦 「総裁選の恩」参院竹下派を優遇
4/17(水) 5:30配信 有料 朝日新聞デジタル
石破氏の応援行脚、摩擦 「総裁選の恩」参院竹下派を優遇
石破氏が応援に入った自民分裂選挙の構図
 統一地方選で全国行脚を進める自民党の石破茂・元幹事長の応援が一部でハレーションを生んでいる。自民系候補が分裂した余波を受けた格好だが、「ポスト安倍」を狙う石破氏にとっては地方人気が頼りでもあるだけに、石破派内からは懸念の声も上がる。

 ■地方議員反発「義理欠く行動」
 石破氏は、昨秋の自民党総裁選で安倍晋三首相に一騎打ちを挑み、党員・党友の地方票45%を獲得。首相には敗れたものの、「選挙の恩は選挙で返す」と、総裁選で支援を受けた参院竹下派の議員の地元を中心に、選挙応援に走り回る。
 自民党の国会議員が推す党推薦候補と県議の大半が支持する候補との事実上の一騎打ちとなった島根県知事選(7日投開票)。……

3641チバQ:2019/04/17(水) 09:30:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190415-00000572-san-pol
安倍首相が石原慎太郎、亀井静香両氏と会食
4/15(月) 22:19配信 産経新聞
安倍首相が石原慎太郎、亀井静香両氏と会食
安倍晋三首相(春名中撮影)
 安倍晋三首相は15日夜、東京都内で石原慎太郎元東京都知事、亀井静香元金融担当相、衛藤晟一首相補佐官と会食した。衞藤氏によると、自民党が公認候補を擁立している衆院大阪12区補欠選挙(21日投開票)や外交について意見を交わしたほか、夏の参院選も話題に上り「今度は大変だ。簡単にはいかない」などの意見が出たという。

3642 チバQ:2019/04/21(日) 21:42:55

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190419-00000514-san-pol
「昨日の敵は今日の友」相次ぐ旧民主組の入党に反発する自民党青年局の理

4/19(金) 11:09配信��
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自民党の二階俊博幹事長(右)主導で旧民主党議員の引き抜きが続く。細野豪志元環境相が代表例だ(大島悠亮撮影)

 昨日の敵は今日の友-。旧民主党に籍を置いた議員による自民党入党や入党希望が相次いでいる。入党した鷲尾英一郎衆院議員(42)=新潟2区=や、二階派(志帥会)入りした無所属の細野豪志元環境相(47)=静岡5区=が代表例だ。党内では、二階俊博幹事長(80)が主導する一連の動きに、45歳以下の党員で構成される党青年局が反発するという世代間抗争の様相も呈している。どちらに「理」があるのか。

【表】自民党「魔の3回生」の主な不祥事

 ■「現職の国会議員いる」

 「自民党を地方で支えてきた皆さんにすれば、苦しいときに自民党を批判していた人たちが今さら入ってくるのはおかしい、納得がいかないのではないか」

 自民党の佐々木紀(はじめ)青年局長(44)=衆院石川2区=は3月22日、党本部で開かれた青年局の会合でこう訴えた。

 佐々木氏は「現職の国会議員がいる選挙区もある。簡単に入党を認めるのは看過できない」とも語った。その上で(1)プロセスを明確にする(2)説明責任を果たす(3)比例復活も含め前回衆院選小選挙区で立候補した現職を同じ選挙区で党公認とする-ことなどを求める提言をまとめたい考えを示した。4月21日の統一地方選後半戦終了後に、議論を本格化させる。

 提言は事実上、新潟2区で細田健一衆院議員(54)=比例北陸信越、静岡5区で吉川赳(たける)衆院議員(37)=比例東海=の公認を求める内容だ。佐々木氏と細田氏は細田派(清和政策研究会)、吉川氏は岸田派(宏池会)にそれぞれ所属しており、二階派を牽制(けんせい)する意味合いもある。

 佐々木氏の念頭にあったのは、平成29年衆院選での埼玉11区の例だ。24、26年の両衆院選で自民党公認だった細田派所属の今野智博前衆院議員(43)は党公認を得られず、復党が認められた二階派所属の小泉龍司国際局長(66)と無所属同士で争って落選した。

 佐々木氏自身は26年衆院選以来全3回の当選を小選挙区で果たしているが、同期には不祥事が相次ぎ、「魔の3回生」と呼ばれる。追い風の選挙しか経験しておらず、その中でも比例復活組に関しては、二階氏が「差し替え」の可能性に言及している。佐々木氏の発言は、これに対する若手らの危機感を代弁した形だ。

 3月22日の青年局の会合では、旧民主党経験者への反感や、「差し替え」に対する若手の危惧を象徴するような発言があった。

 出席者によると、山本朋広国防部会長(43)=比例南関東=は「自民党議員は党議拘束がかかった法案で造反すれば、最悪、除名処分にもなる。他党の議員は毎回、造反しているようなものだ」と訴えた。「3〜5年間、法案への投票行動をみるなど、経過期間を置いたほうがよいのでは」とも指摘した。

 山本氏は4回の当選のすべてで小選挙区で敗れ、比例代表で復活当選している。山本氏が地盤としている神奈川4区では、旧みんなの党代表だった浅尾慶一郎前衆院議員(55)が自民党に入党し、29年衆院選では山本氏が自民党公認、浅尾氏が無所属で戦い、立憲民主党の早稲田夕季衆院議員(60)が漁夫の利を得る形で小選挙区を制した。

 山本氏は周囲に「僕は相手が落選しているから吉川さん、細田さんらとは違う」と話しており、青年局会合では「(自民党公認を希望する者同士の)予備選という考え方もある」と述べた。

 ■目立つ比例復活組

 当事者である吉川氏は、今回の件について言葉が少ない。青年局の会合後、記者団には「経過を見守りたい」と述べるにとどめた。関係者によると、会合では「(自民党公認を意味する)支部長選任規定を精査した方がよい」などと語ったという。

 衆院選に3回当選した吉川氏だが、24、26、29年の各選挙で小選挙区ではすべて細野氏に敗れ、比例復活を果たした。自民党には2回連続小選挙区で落選した者は原則として公認しないルールがあるが、形骸化している。吉川氏が寡黙なのは、今後、青年局の提言と引き換えに、このルールを厳密に適用されたら抗弁できなくなるという負い目もありそうだ。

 若手も一枚岩ではない。二階派に所属する中曽根康隆衆院議員(37)=比例北関東=は同じ会合で、「公認に関する自民党のルールは、あってないような面もある。その選挙区で『この人に出てほしい』という声があれば認められるような制度作りも必要だ」と強調した。

3643 チバQ:2019/04/21(日) 21:43:17

 新陳代謝の重要性を語ったものだが、中曽根氏自身、29年衆院選で群馬1区からの出馬を模索した経緯がある。「比例復活も含め前回衆院選で小選挙区で立候補した現職を同じ選挙区で党公認とする」とする青年局の提言は、自らの足かせとなりかねないのだ。

 党総務会では3月26日、細野氏らの入党問題について議論が交わされた。佐々木氏は「自民党を非難していた議員の入党を簡単に認めるべきでない」などと訴え、村上誠一郎元行政改革担当相(66)が同調した。

 これに対し、林幹雄幹事長代理(72)は「地元県連の了承のもと、入党が認められた。党の懐の深さを示すものだ」と主張。平沢勝栄元内閣府副大臣(73)も「とにかく選挙に勝つことだ」と述べた。両氏は二階派に所属しているため、ある若手は「二階派は勢力拡大のために、今後も旧民主党議員をどんどん入党させるのではないか」と不満を漏らした。

 選挙区での公認は議員の生殺与奪を握っている。安倍内閣の支持率が堅調に推移し、野党の影響力が一向に上向かない中、今後も自民党の公認問題をめぐり、党内の派閥間や世代間で骨肉の争いが繰り広げられるのは間違いない。(政治部 沢田大典)

3644チバQ:2019/04/23(火) 18:34:29
932 :チバQ :2019/04/23(火) 18:32:46
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASM4Q73LRM4QUTFK01V.html
自民・吉田参院幹事長、政界引退へ 健康状態など考慮
2019/04/22 22:11朝日新聞

自民・吉田参院幹事長、政界引退へ 健康状態など考慮

自民党の吉田博美参院幹事長

(朝日新聞)

 自民党の吉田博美・参院幹事長(69)が今夏の参院選に立候補せず政界を引退する意向を固め、22日、周辺に伝えた。23日に記者会見をして説明する。長野選挙区を後進に譲り、比例区での立候補を検討したが、健康状態などを考慮した。参院を取り仕切る実力者の引退は、政権運営にも影響を与える可能性がある。

 吉田氏は、金丸信・元自民党副総裁の秘書や長野県議を経て、2001年の参院選長野選挙区で初当選。3期連続で当選を重ね、今夏の参院選で改選を迎える。だが、昨年10月に元衆院議員を後継指名して同選挙区からの立候補を断念。比例区への転出か、政界引退かの検討を重ねてきた。

 国会では、政治の師と仰ぐ青木幹雄・元参院議員会長と気脈を通じて参院自民党をまとめ、野党との水面下交渉などで力を発揮。安倍晋三首相や二階俊博幹事長ら政権幹部からの信任も厚く、党内からは比例区転出による現役続行を求める声が相次いでいた。青木氏も比例区での当選に向け、後ろ盾となる業界団体からの支援が得られるよう調整に奔走した。

 ところが、有力な支援団体は見つからず、吉田氏の体調がすぐれない状態も続いた。関係者によると、吉田氏は足が思うように動かせなくなった。当初は杖をついて歩いていたが最近は車いすを欠かせず、リハビリや検査入院などを繰り返している。昨年12月の記者会見では「体力、気力が十分の選挙ができるのか疑問」と話していた。


933 :チバQ :2019/04/23(火) 18:33:51
https://www.sankei.com/politics/news/190422/plt1904220097-n1.html
自民・吉田参院幹事長、参院選不出馬へ 体調不良で引退決断
2019.4.22 23:01政治政局

 自民党の吉田博美参院幹事長(69)は22日、改選を迎える夏の参院選に立候補せず、政界を引退する意向を固めた。23日の記者会見で表明する。自身の健康状態を踏まえ、出馬は困難と判断した。

 吉田氏は参院自民党の人事や国会運営を取り仕切っており、党内では出馬を求める声が強かった。不出馬を決めたことで参院の権力構造が大きく変わる事態は避けられず、安倍晋三首相の参院選後の政権運営にも影響しそうだ。

 吉田氏は昨年10月、地盤の参院長野選挙区(改選数1)で出馬せず、元衆院議員に選挙区を譲ると表明した。比例代表で出馬するか引退するかを3月末に決断する意向だったが、脚の具合が悪化。検査に時間を要し、判断を先送りしていた。

 一部の党幹部は特定の比例代表候補を優先的に当選させる「特定枠」の適用を検討したが、吉田氏は「選挙区に候補を擁立できない合区対象県の候補に適用すべきだ」として固辞した。

 吉田氏は故金丸信・元副総理の秘書や長野県議などを経て平成13年に初当選し、現在3期目。青木幹雄元参院議員会長の下で頭角を現し、26年に参院国対委員長、28年に参院幹事長に就任した。竹下派(平成研究会)の会長代行も務めている。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019042301009&g=pol
自民・吉田参院幹事長、政界引退を正式表明=参院選不出馬、政権運営に影響も=
2019年04月23日18時20分


記者会見する自民党の吉田博美参院幹事長=23日午後、国会内

 自民党の吉田博美参院幹事長は23日、国会内で記者会見し、改選を迎える夏の参院選には立候補せず、政界を引退する考えを正式に表明した。足のけがに加え、脳腫瘍も発覚して25日に手術する予定だと明かし、「この健康状態では選挙運動は難しい。出馬しない決断をした」と語った。参院自民党を取り仕切る吉田氏の引退は、安倍晋三首相の政権運営に影響する可能性がある。
 車いすで会見に臨んだ吉田氏は、参院議員の18年で最も印象に残るエピソードとして、参院国対委員長時代の2015年に成立した安全保障関連法を挙げた。「大変厳しい委員会運営だった。私にとって一番の大仕事だった」と振り返った。

記者会見を終え、退室する自民党の吉田博美参院幹事長=23日午後、国会内

 吉田氏は、参院の実力者として法案処理などに力を発揮。昨年10月には長野選挙区からの不出馬を表明したが、党内からは比例代表での現役続行を求める声が出ていた。ある政権幹部は「存在感があった。吉田氏の穴は手痛い」と指摘。公明党幹部は「いつも配慮してくれた。本当に残念だ」と引退表明を惜しんだ。
 吉田氏は会見で、参院の今後の在り方について、「衆院との違いを出すハウスとして、野党との話し合いの中で丁寧に粘り強くやってほしい」と述べ、与野党協調の重要性を訴えた。

3645チバQ:2019/04/24(水) 13:06:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190424-00000502-san-pol
大阪4重選で惨敗自民、読みも甘くまとまらず
4/24(水) 7:00配信 産経新聞
大阪4重選で惨敗自民、読みも甘くまとまらず
大阪府・市議選の結果
 維新政治の息の根を止める-。こう意気込んで臨んだ大阪府知事・市長のダブル選と府議・市議選で、自民党が大敗を喫し、組織の立て直しを迫られている。停滞していた大阪都構想の議論を進めるため、知事と市長の立場を入れ替えてダブル選に持ち込むという大阪維新の会の奇策に、候補者選定の段階から後手に回った自民府連。選挙では、安倍晋三首相(総裁)の大阪入りはかなわず、維新との関係で首相官邸との温度差も垣間見えた。一連の結果を受け、府連の左藤章会長は辞職の意向を示しているが、自民関係者からは「府連の立て直しは10年かかっても無理」と、ため息ばかりが聞こえてくる。

■甘かった見通し

 今回の“4重選挙”では、「大阪の成長を止めるな」という分かりやすいフレーズで、これまでの改革や実績をアピールした維新が戦略勝ちし、無党派層から保守層まで幅広く浸透。府議選では31ある1人区のうち8割で勝利を収めた。市議選でも過半数に迫る40議席まで積み上げることに成功した。

 対する自民は、府議選では選挙前の24から15、市議選では同19から17と大幅に議席を減らした。「そもそも戦ったこと自体が間違いかもしれない。われわれに力がなかったということに尽きる」。自民府連の幹部は、ショックを隠しきれない様子で語った。

 そもそも見通しが甘かった。高い発信力を誇った維新前代表の橋下徹氏はすでに政界を去り、選挙前には「維新にこれまでのような勢いはない」と楽観視する声もあった。

 ダブル選では準備不足も否めなかった。ある自民市議は「知事と市長が辞職するとは思っていなかった」と話す。

 知事だった維新代表の松井一郎氏と、大阪市長だった吉村洋文氏(維新政調会長)は、都構想の住民投票に協力を求めていた公明党との交渉が決裂したことを受け、3月8日に記者会見し、任期途中の辞職と入れ替え選への立候補を表明した。

 ただ正式表明はこの日になったものの、昨年末の時点ではダブル選に挑む覚悟を固めていたとされる。「最終的には公明が維新に折れると思っていた」(自民市議)というように政局の筋読みを誤り、それが候補者擁立の遅れにつながってしまった。

 ■内部の不協和音も

 維新への追い風が急速に吹き始めた選挙戦では、内部の不協和音も聞こえ始めた。

 その一つが、党内の温度差だ。二階俊博幹事長が複数回応援に駆け付け「自民党は力の限り応援する」と挙党態勢をアピールしたのに対し、安倍首相や菅義(よし)偉(ひで)官房長官が選挙中に大阪入りすることはなかった。維新は国政において貴重な改憲勢力。菅氏と松井氏はかねて親交が深く、維新との関係性に配慮したがための静観だったとみられている。

 これには地元議員からは不満が続出。「維新は党首が出て戦っているんだから、こっちも党首が出てきてくれないと。なかなか五分の戦いにはならない」(府連幹部)、「官邸が維新との関係を優先し、中途半端なことをした。もっと協力してほしかった」(大阪市議)と恨み節が漏れる。

 公明党も党本部が府本部と距離を置き、山口那津男代表が大阪で、自民が擁立したダブル選候補を応援することはなかった。地元の陣営関係者は「有権者はこちらが本気がどうかをよくみている。中央が熱を入れていないというのが伝わっている」と悔しがった。

3646チバQ:2019/04/24(水) 13:07:18
■維新にどう対峙するか

 ダブル選の余波は、府議・市議選にも伝わった。平成に入ってから府議会では40前後、市議会では30前後の議席をそれぞれ保ってきたが、今回の府議選で自民は、平成23年に次いで少ない15議席となった。

 一方、両議員選でも大きく勢力を伸ばした維新は、「民意が示された」と都構想の協議再開へ意欲をみせている。府議選で過半数の議席を獲得した維新は、都構想の制度案を議論する法定協議会でも過半数の委員確保が確実となり、制度案を単独でまとめることが可能になった。松井氏は夏までに法定協を再開したい意向を示し、「スケジュールありきではなく、反対派の意見も聞きたい」と他会派に秋波を送る。

 ただ、仮に法定協で制度案が可決されても、住民投票の実施には府市両議会で過半数の賛成が必要。維新は、市議会では過半数にあと2議席届かず、松井氏は多数派工作に乗り出す考えを示している。

 維新前代表の橋下徹氏も自身のツイッターで自民の大阪市議団に対し、維新と組んで都構想の推進を促すなど、“側面支援”の動きもみられる。

 維新に今後どう対峙(たいじ)していくのか-。自民市議団幹部は選挙後、「住民投票に賛成することはないというのははっきり言える」と強調。「大阪市民が、いばらの道をいくというのが都構想。1票をいただき負託を得ている以上、賛成することはない」と断言した。

 今回の惨敗に火だねはくすぶる。府連幹部は「官邸を含めてとことん戦えたなら別だが、無理だった。あまりに敵が巨大だった」と吐露。これまで反対一辺倒だった住民投票への向き合い方についても再考せざるを得ないのではとの見解を示した。

3647 チバQ:2019/05/06(月) 07:50:28
>>2999
https://www.sankei.com/smp/politics/news/190423/plt1904230016-s1.html
党員獲得数1位は堀内氏 自民が国会議員ランキング

2019.4.23 11:33政治政局

 自民党の山口泰明組織運動本部長は23日の記者会見で、党所属国会議員の昨年1年間の党員獲得数ランキングを発表した。トップは堀内詔子衆院議員(山梨2区)だった。2位は二階俊博幹事長(和歌山3区)、3位は野田毅元自治相(熊本2区)と続いた。目標に設定した党員1000人以上の獲得は、国会議員全体の約8割が達成したという。
 そのほかの上位は、4位・森山裕国対委員長(鹿児島4区)▽5位・寺田稔副幹事長(広島5区)▽6位・宮腰光寛沖北相(富山2区)▽7位・茂木敏充経済再生担当相(栃木5区)▽8位・根本幸典衆院議員(愛知15区)▽9位・城内実衆院議員(静岡7区)▽10位・中曽根康隆衆院議員(比例北関東ブロック)-となった。

 ワースト10については「その中に参院選の関係者がいる」(山口氏)として、夏の参院選後に公表する。

3648チバQ:2019/05/10(金) 20:09:01
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190509-00000590-san-pol
二階氏、参院選へ「党内融和」 幹事長続投へ試金石
5/9(木) 22:00配信 産経新聞
二階氏、参院選へ「党内融和」 幹事長続投へ試金石
【政治 自民党志帥会(二階派)パーティー】パーティーで乾杯する自民党の二階俊博幹事長(中央)=9日午後、東京都千代田区(古厩正樹撮影)
 ■負の連鎖

 自民党二階派(志帥会、43人)を率いる二階俊博幹事長は9日、都内で開いた同派の政治資金パーティーで、夏の参院選に党の総力を挙げて臨む考えを重ねて示した。自民党は4月の大阪府知事・大阪市長のダブル選と衆院大阪12区、沖縄3区の両補欠選挙で敗れた“負の連鎖”を断ち切りたいところ。二階氏にとって、参院選の勝敗は幹事長職の続投を左右する試金石となるとの見方もあるだけに、危機感も強い。

 「内外に極めて重要な問題が山積している。われわれには一つ一つ丁寧に答えていく義務がある」

 二階氏はパーティーで、党が安倍晋三政権を支え、政治の安定化に取り組む意向を訴えた。

 来賓として駆けつけた安倍首相も「こういう人を大黒柱という。自民党の安定感はまさに二階氏が幹事長であるからこそだ」と持ち上げた。首相は、2月の自民党大会で口にしたフレーズを再び使いながら「(かつて)民主党政権が誕生し、混迷を極めた。悪夢が舞い戻ることのないように参院選に勝ち抜く」とも語った。

 二階氏は平成28年8月、歴代最年長の77歳5カ月で党幹事長に就任した。昨年9月の党総裁選では「連続2期」までだった総裁任期を「連続3期」に延ばす党則改正を主導して首相の連続3選の流れを作った。

 今年に入り、連続4選の可能性について言及したのも「首相のレームダック(死に体)化を防ぐための高度な判断」(政府高官)との見方もある。

 しかし、最近は両者の足並みがそろわない場面もみられた。4月の大阪ダブル選では、憲法改正で協力を仰ぎたい日本維新の会への配慮から、首相や菅義偉(すがよしひで)官房長官は選挙応援に入らず静観した。自民推薦候補はいずれも敗れ、二階氏は「(官邸の)サボタージュがあったとすれば、けしからん」と非難した。

■官邸と足並み

 今年は統一地方選と参院選が重なる12年に1度の「亥年選挙」で、選挙疲れから地方組織の動きが鈍るとされる。12年前の第1次安倍政権下では「消えた年金問題」などで大敗を喫している。二階氏は二の舞いを避けるため、党と官邸との足並みをそろえ、引き締めを図りたい考えだ。

 パーティーには、岸田派(宏池会、49人)を率いる岸田文雄政調会長ら各派の領袖(りょうしゅう)も出席した。岸田派は旧民主党出身の細野豪志元環境相=衆院静岡5区=が二階派に入り、岸田派の議員が所属する同区をめぐって対立している。しかし岸田氏は「二階氏の下、心を一つに政治決戦に臨まなければならない」と訴え、党内融和を演出した。

 衆参同日選もささやかれる中、自民党を勝利に導けば、二階氏の「次」も見えてきそうだ。(大島悠亮)

3649チバQ:2019/05/14(火) 16:31:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190514-00010006-nishinpc-soci
石破氏「ポスト安倍」へ正念場 苦言が不評、支持低迷
5/14(火) 11:51配信 西日本新聞
石破氏「ポスト安倍」へ正念場 苦言が不評、支持低迷
石破茂元幹事長=2018年撮影
 自民党の石破茂元幹事長(62)が「ポスト安倍」候補として正念場を迎えている。13日には都内で自身が率いる派閥のセミナーと政治資金パーティーを開き、次期党総裁選に改めて意欲を示したものの、国会議員の支持は広がりを欠く。存在感をアピールする政権運営への苦言も、主要派閥から「党内野党」とやゆされる状況で、求心力を高める戦略は描けていない。

 「総裁選でいろんな考え方、いろんな選択肢を提示することは、国民政党であるわが党が党員に対して果たす責任だ」。石破氏は13日のパーティーで昨年9月の総裁選を振り返りつつ、「ポスト安倍」への意欲を強くにじませた。

 安倍晋三首相が連続3選を果たした昨年9月の総裁選で石破氏は地方票(党員・党友票)の45%を獲得。地方での根強い人気を示し、課題は国会議員への支持拡大とされる。ただ、この日のパーティーは二階俊博幹事長や加藤勝信総務会長ら党幹部を除けば、他派閥であいさつのマイクを握ったのは2人だけ。首相も姿を見せなかった。

 首相に直球勝負を挑み知名度を上げた石破氏だが、首相がなお求心力を維持する中で党内での立ち位置は微妙だ。3月には若手衆院議員が派閥を退会。派閥は現在19人で、総裁選出馬に必要な20人の推薦人を自前で確保できない。

 しかも総裁選で唯一、組織だって石破氏を支援した参院竹下派をまとめる吉田博美参院幹事長が夏の参院選への不出馬を表明した。石破氏支持を吉田氏に求めた青木幹雄元参院議員会長も、自民分裂選挙となった地元の島根県知事選で影響力の低下がささやかれる。

 パーティーでは参加者から「昨年より人数が減ったのでは」との声も漏れた。地方人気を追い風に、国会議員の「石破ファン」をどう増やすか。石破派議員の一人は、「本の虫」である石破氏の立ち回り方について「とにかく酒を飲めとは言わないが、他派閥の議員ともっと付き合った方がいい」と気をもむ。

西日本新聞社

3650とはずがたり:2019/05/15(水) 18:16:32
現実見ないで安倍凄いってのに心地よくなってるの多過ぎるしな。。

石破氏、苦言が不評、支持低迷 「ポスト安倍」へ正念場
https://web.smartnews.com/articles/fTTv2kGUybq
西日本新聞

 自民党の石破茂元幹事長(62)が「ポスト安倍」候補として正念場を迎えている。13日には都内で自身が率いる派閥のセミナーと政治資金パーティーを開き、次期党総裁選に改めて意欲を示したものの、国会議員の支持は広がりを欠く。存在感をアピールする政権運営への苦言も、主要派閥から「党内野党」とやゆされる状況で、求心力を高める戦略は描けていない。

 「総裁選でいろんな考え方、いろんな選択肢を提示することは、国民政党であるわが党が党員に対して果たす責任だ」。石破氏は13日のパーティーで昨年9月の総裁選を振り返りつつ、「ポスト安倍」への意欲を強くにじませた。

 安倍晋三首相が連続3選を果たした昨年9月の総裁選で石破氏は地方票(党員・党友票)の45%を獲得。地方での根強い人気を示し、課題は国会議員への支持拡大とされる。ただ、この日のパーティーは二階俊博幹事長や加藤勝信総務会長ら党幹部を除けば、他派閥であいさつのマイクを握ったのは2人だけ。首相も姿を見せなかった。

 首相に直球勝負を挑み知名度を上げた石破氏だが、首相がなお求心力を維持する中で党内での立ち位置は微妙だ。3月には若手衆院議員が派閥を退会。派閥は現在19人で、総裁選出馬に必要な20人の推薦人を自前で確保できない。

 しかも総裁選で唯一、組織だって石破氏を支援した参院竹下派をまとめる吉田博美参院幹事長が夏の参院選への不出馬を表明した。石破氏支持を吉田氏に求めた青木幹雄元参院議員会長も、自民分裂選挙となった地元の島根県知事選で影響力の低下がささやかれる。

 パーティーでは参加者から「昨年より人数が減ったのでは」との声も漏れた。地方人気を追い風に、国会議員の「石破ファン」をどう増やすか。石破派議員の一人は、「本の虫」である石破氏の立ち回り方について「とにかく酒を飲めとは言わないが、他派閥の議員ともっと付き合った方がいい」と気をもむ。

=2019/05/14付 西日本新聞朝刊=

3651チバQ:2019/05/20(月) 15:10:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190518-00000502-san-pol
菅官房長官の「令和おじさん」ブームで政権にきしみ
5/18(土) 11:00配信 産経新聞
菅官房長官の「令和おじさん」ブームで政権にきしみ
新元号「令和」を発表する菅義偉官房長官=4月1日、首相官邸(春名中撮影)
 菅義偉(すが・よしひで)官房長官が「令和おじさん」として「ポスト安倍」候補に急浮上したのを受け、安倍晋三政権の屋台骨が揺れている。菅氏は平成24年12月の第2次安倍政権発足後から一貫して首相の黒子役に徹し、首相の座を目指す意欲の一端も感じさせなかった。だが、歴史的な新元号発表と官房長官としての異例の米国訪問を行って一気に知名度を上げたことで、政府・自民党内では、菅氏への警戒感が急速に強まっている。

 「確かに知名度はあがりましたよね」。菅氏は4月1日に新元号「令和」を自身の手で発表してから数日後、周囲にこう語り、満足そうな表情を浮かべた。

 「令和おじさん」の勢いはすさまじい。同月13日、東京・新宿御苑で首相が開いた「桜を見る会」では菅氏と記念撮影を求める来場者が相次ぎ、菅氏は名刺の束を用意して終始笑顔を絶やさず撮影に応じた。

 同月28日には動画配信サイトのイベントに参加し、観衆から大歓声があがった。菅氏は会場に向かって「こんなに注目されるとは思わなかった」とうれしそうに語った。

 菅氏は普段から口数が少なく、感情を表に出すことはめったにない。それゆえ「菅氏があんなにうれしそうな表情をするのに驚いた」(自民党閣僚経験者)と話す人は多い。菅氏は記者会見で「ポスト安倍」への意欲を聞かれると「全く考えていない」と繰り返すが、今、その言葉を信じる人は永田町にいないだろう。

3652チバQ:2019/05/20(月) 15:10:57
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 4月の統一地方選の結果も菅氏への警戒感を増幅させた。大阪府知事選・市長選のダブル選は日本維新の会が圧勝したが、菅氏は維新の結党に深く関わった。国会運営では与野党対決型の法案採決でたびたび維新の協力を得て「強行採決」との批判をかわすなど、菅氏と維新代表の松井一郎大阪市長は盟友だ。ダブル選で維新の存在感が高まる一方、自民党は大阪府議・市議選で議席を減らしたことで、党内から「得したのは菅氏だけ」(中堅)との恨み節が聞かれるようになった。

 さらに、安倍政権で菅氏と互角の影響力を持つ麻生太郎副総理兼財務相は、保守分裂になった同月の福岡県知事選で擁立に関わった新人候補が大惨敗を喫した。首相の党総裁連続3選の布石を打った二階俊博幹事長も、地元の和歌山県議選の御坊市選挙区(定数1)で、二階氏の元秘書の現職県議が共産党の新人に敗れた。一連の選挙で麻生、二階両氏の影響力が衰えたことで、相対的に菅氏の存在感は高まった。

 一方、新元号「令和」の発表後、官邸にも波風が立っている。ある政府関係者は「官邸の中は抜き差しならない状況になっている」と話す。

 平成の御代替わりでは、昭和天皇の崩御が伴ったこともあり、「平成」の発表は小渕恵三官房長官(当時)が行い、首相は書面で談話を出すのみだった。今回は上皇さまがお元気な中での改元であるため、安倍首相自らが新元号を公表する案が検討され、実際に複数の政府高官が首相と菅氏に進言した。

 しかし、最終的に首相の判断で菅氏が新元号を発表することが決まった。

 菅氏は年下の首相に対し、常に敬語を使う。観光振興による成長戦略や携帯電話料金の値下げなど“菅案件”と呼ばれる政策は、首相の看板政策である「アベノミクス」が目指すデフレからの脱却が目的だ。首相はそうした菅氏の献身と貢献を誰よりも理解している。だからこそ、新元号発表という「せっかくの晴れ舞台」(首相)を菅氏に譲ったのだ。

 ただ、数年前から、首相が全幅の信頼を置く今井尚哉首相秘書官と菅氏に対しては、自民党や経済官庁の中で「どちらが決定権を持つのかわかりにくい」などと戸惑いが広がっている。菅氏が「ポスト安倍」として影響力を増すようになったことで、首相と菅氏の真意とは別に、永田町や霞が関の思惑もからみ、官邸内の主導権争いは激化するだろう。

 菅氏の5月上旬の米国訪問がひときわ注目されたのは、内政を一手に引き受けてきた菅氏が、首相の“独壇場”である外交に進出したとみられたためだ。

 菅氏は米国滞在中、ペンス副大統領やポンペオ国務長官、シャナハン国防長官代行の米政権中枢と相次いで会談。訪米直前までトランプ大統領に面会するとの観測が根強く残り、「菅氏がトランプ氏と一瞬でも会ったら政権は終わりだ」(関係者)という声も出ていた。今回の訪米は表向き目新しい成果はなかったが、菅氏が周囲に「こんなものでしょう」とそっけないのは、首相への配慮だろうか。

 安倍政権は、首相と「日米同盟」に例えられる盟友の麻生氏と、官僚を掌握し政策実行力で首相を支えてきた菅氏との絶妙なパワーバランスの上に続いてきた。それだけに「令和おじさん」ブームが政権運営に与える影響は小さくない。

 菅氏が万一、自民党の岸田文雄政調会長や石破茂元幹事長、河野太郎外相など「ポスト安倍」といわれる面々を追い抜いて首相の座を射止めれば、党内の勢力図は大きく塗り替えられる。夏の参院選の結果次第で菅氏が政界の台風の目になる可能性もあり、今後の動向に目が離せない。(政治部 小川真由美)

3653チバQ:2019/05/20(月) 15:11:42
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190518-00562037-shincho-pol
「令和おじさん」がポスト安倍に急浮上 菅官房長官のアキレス腱とは
5/18(土) 10:00配信 デイリー新潮
「令和おじさん」がポスト安倍に急浮上 菅官房長官のアキレス腱とは
ポスト安倍に急浮上
 4月1日、新元号「令和」発表という「歴史的な瞬間」の舞台に立ち、一躍「ポスト安倍」の有力候補に浮上した菅義偉官房長官。その地味な政権の「黒子役」が5月9〜12日の訪米で華々しい外交デビューも果たした。このまま後継首相レースのトップランナーとしてゴールを切れるのか――。しかし「政界一寸先は闇」。先はまだまだ長いのである。

「裏を返せば官房長官を歴代最長の6年以上もやっているのに、驚くほど国民にはなじみがなかったということだ。新元号発表までは歴代で最も“無名”の官房長官だったかもしれない」

 自民党のベテラン秘書は、ライジングスターたる菅氏をそう評する。

 このところ永田町、霞ヶ関での菅氏の“株”はうなぎ登りだ。「令和おじさん」の愛称も女子高生たちの間で一気に広がるなど、菅氏が知名度を上げるうえでも令和効果は予想以上に大きかった。出所不明の「菅内閣」の閣僚名簿も永田町に流れた。

 そして、その余韻に浸っての訪米だった。菅氏の海外出張は4年前の10月、在沖縄米海兵隊の移転先となる米領グアムを訪問して以来のことだ。拉致問題担当相として北朝鮮による拉致問題解決に向けて日米の連携を確認する――というものだったが、それはあくまで表向きの理由にすぎなかった。

「米国側も菅氏を日本の『政権ナンバー2』、いや『政権ナンバー1.5』とみなして厚遇してくれた。トランプ米政権は今後、菅氏の存在を重視してくるだろう」

 外務省関係者は、先の菅氏の訪米をそう総括する。

 菅氏は10日、目玉だったトランプ政権ナンバー2のペンス副大統領との会談や国連本部での講演をこなし、訪米日程を終えた。

 ペンス氏とは北朝鮮の短距離弾道ミサイル発射や日本人拉致問題、在日米軍再編など幅広い分野で連携することで一致した。安倍政権の要として存在感を増す菅氏には米側も9日、シャナハン国防長官代行、ポンペオ国務長官ら政権幹部が相次いで会談に応じ、強固な日米関係を演出した。

 本来、日本の政権ナンバー2は副総理を兼務する麻生太郎財務相だが、危機管理担当で外交の表舞台に立つことは稀な菅氏を、米側は「青田買い」よろしく破格のもてなしで迎え入れたようである。

 折しも7月上旬に、安倍晋三首相が「無条件」で金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との日朝首脳会談を行う方向で調整中とされる。むろんその実現には、米側からお墨付きを得るのは不可欠である。それだけに官邸も、外務省から鈴木量博北米局長、金杉憲治アジア大洋州局長、山上信吾経済局長の3局長を揃って菅氏に同行させる「首相級の異例の陣立て」(官邸筋)を敷いた。

 かくして菅氏は、ご満悦そのもので、ニューヨークでの“締め”の記者会見で「(米側と)拉致問題の早期解決や米軍再編の着実な推進に向けて連携を確認することができた。大変有意義だった」と成果を強調してみせた。

 その外交成果の具体的な中身は不明だが、ポスト安倍をめぐる菅氏の存在を世に知らしめるだけの大きな効果はあったといえる。

3654チバQ:2019/05/20(月) 15:12:05
「ポスト安倍」最右翼の死角
「次(の総理)は菅さんかな」。昨年9月の自民党総裁選後、安倍首相が周囲にそう漏らしたとされる。

 当の菅氏は訪米直前、記者にポスト安倍に向けての意欲を問われ「全くありません」と改めて否定したが、政界でそれを額面通りに受け取る空気はない。

 菅氏に近い官邸筋いわく「菅氏には、自らを支える若手グループは自民党内にあるが、派閥という強固な支持母体がない。本人もポスト安倍を狙う上で“数”はどうしても必要だと十分承知している。いずれ大勝負に出る。早ければ夏の参院選後に動くのではないか」。

 やはり「総理のイス」に対して菅氏は野心満々ということらしい。

「目の前に極上の女性(最高権力)が現れたら、その気にならない男(政治家)はいない」。自民党の閣僚経験者は、いささか下品な表現ながら、菅氏の立場をそう解説する。

 しかし「総理を目指さない政治家」「裏方がはまり役」と評されてきた菅氏が、かくもスポットライトを浴び始めたのも、岸田文雄政調会長や石破茂元幹事長、野田聖子元総務会長らポスト安倍候補の誰もが生彩を欠き、ドングリの背比べ状態だからにほかならない。

 菅氏は秋田県のイチゴ農家の長男に生まれたが、家業を継ぎたくないとの一心で高校卒業後に上京した。2年間の工場勤務後、法政大学に進み、卒業後はサラリーマンや国会議員秘書、横浜市議を経て国政に転身した。二世・三世議員が跋扈する自民党にあっては数少ない「たたき上げ」の一人である。

 その地味すぎる政治家が、官房長官の最長在任記録を更新し続け、今や霞ヶ関を掌握した。安倍政権の屋台骨を支えてきた実績と安定感からも、ポスト安倍の最右翼に挙げる向きも強まっているが、死角はないわけではない。解説するのは自民党の閣僚経験者だ。

「ポスト安倍として浮上したのが時期尚早だった。早いアドバルーンは落ちていくのが運命だ。安倍首相の自民党総裁任期(2021年9月)まで2年余り。それまでに官邸を巻き込んだ失政やスキャンダルで安倍退陣となれば、菅氏も連帯責任で退場を余儀なくされる」

 こう解説する自民党閣僚経験者が続ける。

「菅氏が首相の座を射止めるのは、せいぜい安倍氏が第一次政権と同様に体調不良で辞めるときに限られる。ただ、安倍氏の意中の後継者は、兄弟のように仲が良い加藤勝信総務会長だ。乳母日傘(おんばひがさ)の安倍氏は、育ちや匂いが違う菅氏にはバトンをつなぎたくないだろう」

 自民党の中堅議員も手厳しい。

「菅氏は人望がなく陰険で、そもそも首相の器ではない。あの相変わらずの身なりでオーラがなく、まさに明るい農村ならぬ『暗い農村』といった感じ。選挙の候補者調整で強引に我を通すなどの手法も党内で反発を買っており、菅氏がポスト安倍レースに最後まで残ることはない」

 そんな菅氏にとって最も怖いのは、自身や周辺の「政治とカネ」などをめぐるスキャンダルだろう。

「たたけばホコリが出る身だろうが、今まで鉄壁の防御で尻尾をつかませなかった。警察庁出身の杉田和博官房副長官を通じて警察組織をがっちり押さえ込んでいるようだ。しかし、首相候補となればメディアの目もより厳しくなる。多くの週刊誌も手ぐすねを引いている。実は菅に関する疑惑のネタは尽きないから……」。警察関係者はそう声を潜める。

“わけあり”の「成り上がり者」が土壇場で奈落の底に落ちる――。作家・松本清張が代表作「砂の器」などで描いた主人公はそんな末路をたどる。

 はたして「菅政権」は日の目を見るのだろうか。

週刊新潮WEB取材班

2019年5月18日 掲載

新潮社

3655チバQ:2019/05/21(火) 11:01:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190521-00000501-san-pol
竹下派続く受難 竹下氏療養、吉田氏引退…茂木氏に負担
5/21(火) 0:42配信 産経新聞
竹下派続く受難 竹下氏療養、吉田氏引退…茂木氏に負担
自民党の竹下亘総務会長=東京・永田町の自民党本部(斎藤良雄撮影)
 自民党第3派閥の竹下派(平成研究会、55人)が非常事態にある。会長の竹下亘前総務会長は今年1月から食道がんの治療に専念し、派の参院側(20人)を束ねる吉田博美会長代行(党参院幹事長)は脳腫瘍が見つかり、夏の参院選への不出馬を表明した。かつて最大派閥として権勢をふるった平成の名を冠する名門派閥は、受難が続く中で令和を迎えた。

 16日には参院選で派閥を挙げて所属候補の支援態勢を整えるため、派としての選対本部を立ち上げた。本部長に就いた茂木敏充経済再生担当相(同派会長代行)は同日の派閥定例会合で「(候補者以外の)衆参の議員が自分の選挙だという思いで取り組めば勝利につながる」と強調した。

 同派は平成の最初の11年間で竹下登、橋本龍太郎、小渕恵三の3氏が首相を務めたが、その後は遠ざかり、最大派閥の座も細田派(清和政策研究会、97人)に譲っている。参院選では改選の現職9人に加え、新人4人を当選させて派の勢力を拡大し、名門復活に弾みをつけたい考えだ。

 昨年1、2月に起きた額賀福志郎元財務相から竹下氏への会長交代劇も、参院選を意識して吉田氏ら参院側が主導した動きだった。竹下氏の兄は平成研の前身の経世会を旗揚げした登氏。吉田氏らは竹下氏を会長に担ぐことで自民党支持者に利く「竹下ブランド」の復活に期待した。しかし、竹下氏は参院選を前に療養に入り、本格的な復帰は参院選後になる公算が大きい。

 吉田氏自身も4月23日、参院選に出馬しない考えを明らかにした。記者会見では「平成研に総理・総裁を狙える人材が登場してみんなで仲良くやっていくことが大事だ」と派閥再興を願った。早期の現場復帰を目指しているが、参院選をもって引退する。同派幹部は「吉田さんが党参院幹事長として自民党の参院全体を動かしていたことが平成研の影響力の大きさにつながっていた。(引退は)非常に痛い」と語る。

 派内では、確実に当選できる比例代表の「特定枠」で処遇されていた同派所属の島田三郎参院議員が今月8日に死去した。参院選の前哨戦となった4月の衆院沖縄3区補欠選挙では、同派の島尻安伊子元沖縄北方担当相が野党統一候補に敗れた。

 現在の竹下派は、もう一人の会長代行である茂木氏が牽引(けんいん)せざるを得ない状況にある。参院選では海外出張を抑えて同派の候補者の応援に奔走する構えだ。しかし、参院側の勢力が衰えれば、竹下派は土台から揺らぎかねない。(田中一世)

3656チバQ:2019/05/21(火) 18:06:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190521-00010005-fnnprimev-pol
“失言防止マニュアル”だけじゃなかった! 野党も羨む!?自民党の“遊説虎の巻”が面白い!
5/21(火) 17:01配信 FNN.jpプライムオンライン
“失言防止マニュアル”だけじゃなかった! 野党も羨む!?自民党の“遊説虎の巻”が面白い!
写真:FNN PRIME
賛否両論の“失言防止マニュアル”は「遊説ハンドブック」の号外だった
自民党の遊説局が5月10日に全ての所属国会議員や、夏の参議院選挙の候補者に配布した、「『失言』や『誤解』を防ぐには」と題したいわゆる“失言防止マニュアル”。FNNも含め様々なメディアが、賛否両論を交え取り上げた。

「発言は切り取られることを意識する」
「タイトルに使われやすい『強めのワード』に注意」

【写真】自民党が作った“選挙虎の巻”・・・画像を見る

マニュアルは、こうした見出しをつけた上で、「説明を端折ったり、言葉遣いが荒くなったりしないように」「歴史認識、政治信条に関する個人的見解や事故や災害に関し配慮に欠ける発言には特に気をつけるように」などと注意喚起し「誰もがスマートフォンで写真や映像を発信できることを意識しましょう」と呼びかけている。

自民党議員について「復興以上に大事」と発言して更迭された桜田前五輪担当相や、安倍首相と麻生副首相を「忖度した」と発言して辞任した塚田前国交副大臣の舌禍の記憶が残る中で、自民党としては夏の参議院選挙に向け引き締めを図る狙いがあるとみられるが、「よく読むと勉強になる」との声が党内から挙がる一方で、野党はもちろん自民党の閣僚経験者からも「レベルが低い」といった否定的見方も出ている。

このように物議を醸した“失言防止マニュアル”だが、実はこれは「号外」として配られたものであり、これよりも詳細に遊説のコツなどがまとめられた【遊説活動HANDBOOK】が存在しているのをご存じだろうか。これがなかなか面白いのだ。

演説の“ビールケースのステージ”は理想
「歩いた家の数しか、票は出ない。握った手の数しか、票は出ない」
「行動する事は少しも恐れはしない。恐れるのは、ただ無為に時を過ごす事だけだ」

ハンドブックの冒頭には、田中角栄元首相とウィンストン・チャーチル元英国首相の言葉が大きく書き込まれている。そして、「政治に携わろうとする者は昼夜を問わず自らの足で歩き、有権者と言葉を交わし、指が腫れるほどの握手を繰り返す。そこまでして私たちが得なければいけないもの、それは有権者からの『信頼』です」とした上で、ハンドブックには遊説活動のコツが具体的に4つの点にまとめられている。それを1つ1つ見ていきたい。

1「遊説のスタイルを考える」
1番目の項目では、自民党の様々な遊説の形が紹介されている。北海道では「お茶懇」として、お茶の間を借りて、地元政治家と有権者が語り合う“集会スタイル“がとられていることが紹介され「陣営からの細かいお願いを地域毎に浸透させる際に有用」「意見交換の後は皆で写真撮影としっかり握手」などと指南が書かれている。

また、「商店街の練り歩きとスポット演説」の組み合わせの遊説スタイルが紹介され「地元の商店街という場所柄、お客さんや通行人、またお店で働く皆さんはその地域に居住する有権者の可能性が高く、活動の効果が期待できます」と利点が示されている。

その上で演説の際には「ビールケースなどをステージに使い、聴衆と近い目線で話ができることが理想です。最後に一人ひとりとしっかり握手することをお忘れなく」と、安倍首相がビールケースのステージで演説している写真付きで説明がされている。

他にもこれまでの効果的な取り組みが紹介され、番外編としては、家族で演説会に行けるような環境を整えていくことの必要性が指摘されていた。
筆者としては小泉進次郎議員が「赤ちゃんが泣いてもいい。子どもが走り回ってもいい。」というコンセプトで取り組んでいる「0才からの活動報告会」を取材した際、新しい時代を感じたことを思い出した。
また、「過密スケジュールで握手する時間が十分に取れない」時には「ハイタッチ」がおススメとも説明されている。ちなみに、安倍首相も、演説などの際に聴衆とのハイタッチを多用している。


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