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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

1414名無しさん:2016/08/06(土) 16:30:14
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080300042&g=pol
安保の理論的支柱=高村正彦氏横顔

 弁護士出身で外相、法相、防衛相などを歴任した。安全保障関連法では党内の理論的支柱として公明党との協議を担い、論議をけん引。安倍晋三首相の信頼も厚い。皮肉を交えた独特の言い回しで野党を批判することもしばしばで、憲法改正をめぐる民進党の岡田克也代表の主張を「デマの類い」と断じ、岡田氏を激怒させた。今年もロシア、中国を訪問するなど議員外交にも積極的。少林寺拳法5段で武道に明るく、相撲の横綱審議委員会委員も務める。74歳。(無派閥)
◇高村正彦氏略歴
 高村 正彦氏(こうむら・まさひこ)中大法卒。法相、防衛相、外相。衆院山口1区、当選12回、74歳。(無派閥)(2016/08/03-04:59)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080300043&g=pol
政局観鋭いベテラン=二階俊博氏横顔

 県議出身の党人派で、党内外に豊富な人脈を持つベテラン。2015年の自民党総裁選でいち早く安倍晋三首相支持を表明するなど、独自の政局観を持つ。党内第5派閥の長ながら、幹事長の座を射止めた。参院選後には首相の総裁任期延長に言及し、党内からは「一歩先を行っている」と驚きの声も。一方で「古いタイプの政治家」との評もあり、党の顔としての発信力などが課題となりそうだ。国土強靱(きょうじん)化が持論。津波防災の必要性を訴え、国連「世界津波の日」制定に尽力した。77歳。(二階派)
◇二階俊博氏略歴
 二階 俊博氏(にかい・としひろ)中大法卒。運輸相、経済産業相、党総務会長。衆院和歌山3区、当選11回。77歳。(二階派)(2016/08/03-05:00)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080300044&g=pol
安定感買われ再登板=細田博之氏横顔

 政権奪還前の2012年に総務会長を務めており、安定感を買われて再登板となった。選挙制度に通じ、衆院選の「1票の格差」是正に向けた選挙制度改革関連法の成立に尽力した。同法に盛られた新たな定数配分方法「アダムズ方式」には批判的な立場だったが、首相官邸の意向に従い、導入に踏み切った。官房長官や幹事長など要職を歴任しており、経験は豊富だが、押しの弱さは衆目の一致するところ。日本コントラクトブリッジ連盟の会長も務める。72歳。(細田派)
◇細田博之氏略歴
 細田 博之氏(ほそだ・ひろゆき)東大法卒。官房長官、党幹事長、党総務会長。衆院島根1区、当選9回。72歳。(細田派)(2016/08/03-05:00)

1415名無しさん:2016/08/06(土) 16:31:00
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080300045&g=pol
政策通の仕事師=茂木敏充氏横顔

 政策全般に明るく、実務能力の高さから「仕事師」として知られる。2014年9月に選対委員長に就任。2度の大型国政選挙で勝利に貢献したが、東京都知事選では保守分裂選挙を回避できなかった。読売新聞記者や外資系コンサルタントなどを経て、旧日本新党から政界へ。自民党入党後は金融担当相、党政調会長や経済産業相など重要ポストを歴任してきた。安倍晋三首相とはゴルフ仲間。先の参院選ではDVD鑑賞で息抜きした。60歳。(額賀派)
◇茂木敏充氏略歴
 茂木 敏充氏(もてぎ・としみつ)ハーバード大院修了。党選対委員長、経済産業相、党政調会長。衆院栃木5区、当選8回。60歳。(額賀派)(2016/08/03-05:02)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080300046&g=pol
首相に近い改憲派=古屋圭司氏横顔

 3代続く政治家の家系に育ち、成蹊高・大の後輩に当たる安倍晋三首相の父、故晋太郎氏の秘書として下積みを経験した。思想・信条が近い首相と同様、憲法改正に熱心に取り組むほか、北朝鮮による日本人拉致問題にも長年携わり、拉致問題担当相を務めた。今年は性的少数者(LGBT)をめぐる課題を議論する党の特命委員長に就き、仕事の幅を広げた。初の党四役入りで、選挙指揮の手腕も未知数と言え、真価が問われそうだ。趣味はクラリネット演奏。63歳。(無派閥)
◇古屋圭司氏略歴
 古屋 圭司氏(ふるや・けいじ)成蹊大経卒。経済産業副大臣、党広報本部長、国家公安委員長。衆院岐阜5区、当選9回。63歳。(無派閥)(2016/08/03-05:02)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080300373&g=pol
総裁任期延長で検討機関=憲法改正に慎重対応-自民・二階新幹事長

 自民党の二階俊博幹事長は3日午前、新執行部の発足を受けて党本部で記者会見し、最長2期6年に限られる党総裁任期の延長について、「極めて重要な問題なので、何か機関を設けて議論をする場をつくっていくことが大事だ。一定の期間を設けて結論を出していくのがいい」と述べ、党内に検討機関を設置する考えを示した。
 党内の一部には、安倍晋三首相が党総裁の任期切れを迎える2018年9月以降も続投することを期待する声がある。
 二階氏は、憲法改正に関しては「首相と時間をかけて話し合っていかないといけない。どのような取り組みをしていくかは、慎重の上にも慎重に対応していくのは当然のことだ」と指摘。また、「野党とできるだけ時間をかけて話し合っていく姿勢が大事だ」とも語った。 
 今後の党運営については、「首相を支えて党が一致団結し、国民と党員の要望、期待に応えていく」と述べ、挙党態勢の構築に努める意向を表明した。(2016/08/03-12:50)

1416名無しさん:2016/08/06(土) 16:33:31
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080300417&g=pol
自民新執行部の会見要旨=内閣改造

 3日発足した自民党新執行部の記者会見要旨は次の通り。
 高村正彦副総裁 新鮮な緊張感を持って結束して国民に約束した政策を前に進めることができるように頑張っていく。
 二階俊博幹事長 安倍晋三首相を支えて党が一致団結し、国民と党員の要望、期待に応えていく。憲法改正は、首相と時間をかけて話し合っていかないといけない。どのような取り組みをしていくかは、慎重の上にも慎重に対応していくのは当然のことだ。野党とできるだけ時間をかけて話し合っていく姿勢が大事だ。党総裁の任期延長は、党として極めて重要な問題なので、何か機関を設けて議論をする場をつくっていくことが大事だ。一定の期間を設けて結論を出していくのがいい。(東京都知事選で小池百合子都知事を応援した議員の処遇について)選挙は感情の問題も混じってくるから、冷却期間を置くのが政治の手法だ。
 細田博之総務会長 党の意思決定機関である総務会で議論を尽くし、政策を決め法案その他の充実を図る伝統を守ってやっていきたい。
 茂木敏充政調会長 最大の使命は参院選で約束した公約の実現だ。アベノミクスを強力に推し進めて経済のパイを拡大し、成長と分配の好循環を実現したい。働き方改革と経済構造改革の特命委員会を設置して幅広く検討したい。
 古屋圭司選対委員長 10月に東京と福岡で実施される衆院補欠選挙に万全の準備をしたい。衆院選はいつあるか分からないが、当選1、2回の若い議員を選挙に強い政治家に育てていくよう、党本部と各都道府県連が連携していきたい。(2016/08/03-13:06)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080300246&g=pol
安倍首相「新鮮な緊張感を」=自民新体制が始動

 自民党は3日午前、党本部で臨時総務会を開き二階俊博幹事長ら新執行部人事を了承、新体制が始動した。安倍晋三首相(党総裁)は初役員会で「新鮮な緊張感を持って政策を前に進めよう」と政権運営への協力を要請、党の結束を確認した。
 首相は臨時総務会で「参院選の結果を受け、私たちが進めている経済政策を力強く前に進めていけという国民の声に応えていくため、党役員人事を一新する」と説明。二階氏は就任記者会見で、「党を挙げてエネルギーにあふれる党運営をやっていけるよう努力していきたい」と強調した。
 茂木敏充政調会長は「最大の使命は、参院選で約束した公約の実現だ。アベノミクスを強力に推し進め、成長と分配の好循環を実現したい」と抱負を語った。
 総務会長だった二階氏は、臨時総務会で「総務各位にはご協力いただいた。任務の重要性に鑑み、(党運営の)中心的な役割として引き続きご指導を心からお願いしたい」と述べた。後任の細田博之総務会長は「党の最高意思決定機関として総務会で頑張っていきたい」と語った。
 党本部では古屋圭司選対委員長と、復興相として初入閣する今村雅弘元農林水産副大臣が同じエレベーターに乗り合わせ、握手を交わした。両氏は2005年に郵政民営化法に反対票を投じ、自民党離党を余儀なくされ、その後復党した。
 一方、政調会長から防衛相に転じる稲田朋美氏は事務所で記者団に「きのうから防衛白書を読み始めた。あまり面白くはない」と苦笑いしつつ、「今まで経済、経済でやってきたが頭を切り替える」と気を引き締めていた。 (2016/08/03-13:17)

1417名無しさん:2016/08/06(土) 16:50:51
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080300924&g=pol
任期延長、年内にも結論と二階自民幹事長=岸田氏「気の早い話」

 自民党の二階俊博幹事長は3日、安倍晋三首相の党総裁任期の延長について、年内にも結論を出すのが望ましいとの見解を明らかにした。「政治スケジュールとしてはそれくらいのテンポだ。この問題はずっと引っ張ってやる問題ではない」と記者団に述べた。二階氏は任期延長を検討する機関を党内に設ける意向を示している。
 一方、「ポスト安倍」候補の一人と目される岸田文雄外相は同日の記者会見で「(総裁再選から)まだ1年もたっていない段階で、3年間の任期のさらに先の話をするのは、ずいぶん気の早い話ではないか」と述べ、現段階で議論するのは時期尚早との認識を示した。(2016/08/03-22:33)

1418名無しさん:2016/08/06(土) 19:20:11
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080100111&g=pol
自民幹事長に二階氏=谷垣氏は交代

 安倍晋三首相(自民党総裁)は、3日に予定する内閣改造・自民党役員人事で、頸髄(けいずい)損傷で入院中の谷垣禎一幹事長を交代させ、後任に二階俊博総務会長(77)を充てる方針を決めた。既に二階氏に伝え、同氏は就任を受諾した。与党幹部が1日、明らかにした。首相は当初、谷垣氏の続投も模索したが、職務継続は困難と判断。当選11回のベテランで調整力と安定感に定評がある二階氏を起用することにした。

 首相は1日午前、二階氏と首相官邸で面会。二階氏はこの後、記者団に対し、今後の党運営について「新しい態勢ができたら、内閣と一体となって取り組んでいく」と語った。幹事長交代を決断したことを踏まえ首相は、同日午後の党役員会で、改造・党人事の一任を取り付け、調整を急ぐ。
 二階氏は衆院和歌山3区選出。運輸相や経済産業相を歴任、二階派会長を務めている。総務会長としては、安全保障法制整備や消費税の軽減税率導入などで党内の意見集約に尽力した。 
 二階氏はまた、首相の2015年9月の自民党総裁再選にいち早く支持を打ち出したほか、最近も首相の総裁任期延長を容認する発言をするなど、節目ごとに首相を支える姿勢を鮮明にしてきた。公明党とも太いパイプを持つ。
 谷垣氏は7月16日に東京都内で趣味のサイクリング中に転倒し、入院して手術を受けた。安静状態が続き、退院や職務復帰のめどが立っておらず、谷垣氏は首相に辞意を伝えていた。
 一方、内閣改造では、麻生太郎副総理兼財務相(75)、菅義偉官房長官(67)、岸田文雄外相(59)をそれぞれ続投させる意向だ。(2016/08/01-12:19)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080100423&g=pol
安倍首相「おごらず結束を」=参院単独過半数回復で

 安倍晋三首相(自民党総裁)は1日の党両院議員総会であいさつし、先の参院選勝利で同党が27年ぶりに単独過半数を回復したことに触れ、「私の政治生活より長い年月だ。一度失った国民の信頼を再び勝ち取るには、四半世紀以上の年月が必要だったということだ」と強調した。
 その上で首相は「決して数におごることなく、緊張感を持って責任を果たしていかなければならない。力を合わせて頑張っていこう」と結束を呼び掛けた。(2016/08/01-14:33)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080100561&g=pol
甘利氏、辞任後初めて国会に

 自民党の甘利明前経済再生担当相は1日、金銭授受問題で1月末に閣僚を引責辞任後初めて、衆院本会議に出席した。甘利氏は本会議後、「多くの皆さんにご心配とご迷惑をお掛けし、改めておわびする。今まで以上に日本のために身を削ってやっていく」と記者団に語った。
 甘利氏は閣僚辞任後、睡眠障害の療養を理由に半年余り国会を欠席。この間、野党は同問題などをめぐり甘利氏の国会招致を要求していた。 
 東京地検は5月、甘利氏を不起訴処分とした。(2016/08/01-16:06)

1419名無しさん:2016/08/06(土) 19:38:30
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080100722&g=pol
安倍首相、二階氏の幹事長起用で安定重視=任期延長めぐり党内警戒も-自民人事

 安倍晋三首相(自民党総裁)が、入院中の谷垣禎一幹事長の続投をあきらめ、後任に二階俊博総務会長を充てる方針を決めた。公明党とパイプが太く、調整力に定評がある重量級を党の要に据え、引き続き安定的な政権運営を図るのが狙いだ。残り2年となった首相の党総裁任期延長に向けた布石との見方もあり、党内には警戒感も出ている。
 二階氏は1日、首相と官邸で二人きりで約20分間、会談した。二階氏はこの後、「党のこと(人事)はまだこれからだ。日を改めてとなる」と記者団をけむに巻いたが、首相と人事構想を話し合ったとの観測が一気に広がった。
 自転車で転倒し負傷した谷垣氏の早期復帰が困難視される中、幹事長ポストには岸田文雄外相も取り沙汰されていた。ただ、ある閣僚は「最初から二階さんが一番良いと思っていた」と指摘。「岸田幹事長」になれば、「ポスト安倍」レースが動きだすとして「党内バランスがおかしくなる」と語った。閣僚経験者も「岸田幹事長では石破茂地方創生担当相と(次期総裁をめぐる)戦争が始まる」と述べ、党内の不安定化に懸念を示した。
 二階氏は昨年の総裁選で首相支持をいち早く打ち出し、無投票再選の流れをつくった。安全保障関連法など重要政策も、官邸と連携しながら党内を取りまとめてきた。国会対策の経験や党内外の人脈が豊富で、秋の臨時国会から本格化する憲法改正論議でも調整役が期待されそうだ。
 総裁任期は党則で2期6年までと規定され、2018年9月で任期満了となる。二階氏は先の参院選後、任期延長は「あってもいい」と容認する考えを示していたこともあり、任期延長に向けた議論が加速化する可能性もある。石破派議員は「任期延長の布石だろう。そんな見え透いた人事をやっていいのか」と疑問視。岸田派中堅も「好き勝手にやられてしまう」と二階氏が自派の勢力拡大に動くことに警戒感を示した。
 一方、公明党の山口那津男代表は1日、二階氏について「わが党と大変長い交流がある。コミュニケーションを取れると期待している」と記者団に語った。 (2016/08/01-18:57)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080100767&g=pol
「故鳩山氏は憧れの的」=しのぶ会で菅長官

 自民党の派閥横断勉強会「きさらぎ会」は1日、同会を主宰し6月21日に死去した故鳩山邦夫元総務相をしのぶ会を都内のホテルで開いた。菅義偉官房長官はあいさつで「鳩山先生は与野党問わず信頼され、憧れの的だった。この会は安倍政権を応援してくれる最大の勢力であり、安倍晋三首相も感謝してもしきれない」と故人を悼んだ。
 しのぶ会には国会議員約80人が出席。参列を予定していた安倍晋三首相は「公務のため」として姿を見せなかった。きさらぎ会は新たに菅氏を顧問、塩崎恭久厚生労働相ら11人を世話人として会を運営していくことを決めた。 (2016/08/01-20:13)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080200537&g=pol
小池氏処分に慎重姿勢=関係改善の必要性強調-自民・二階氏

 自民党幹事長に起用されることが決まっている二階俊博総務会長は2日の記者会見で、東京都知事選で同党推薦候補を破った小池百合子新知事との関係について、「改善が必要ではないという意見など、あり得るわけがない」と述べ、修復の必要性を強調した。その上で、小池氏への処分は慎重に検討する意向を明らかにした。

 二階氏は「小池知事に都民の圧倒的な支持があったのは事実だ。党としても厳粛に認めることが大事だ」と指摘した。
 小池氏に対しては、何らかの処分を求める声も党内にある。二階氏は「党として規律もある」とする一方で、「(2日の党総務会では)一定の冷却期間を置きながら改善を図るべきだという意見が大勢を占めた」と語った。 (2016/08/02-14:48)

1420名無しさん:2016/08/06(土) 19:39:19
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080200847&g=pol
石破氏、背水の閣外=支持拡大見通せず

 石破茂地方創生担当相が、安倍晋三首相からの閣内残留の打診を断り、閣外に去る。「石破首相」を待望する周囲には遅すぎる決断で、石破氏にとっても「背水の陣」であることは否めない。今後、「ポスト安倍」に向け、いかに求心力を高め、党内の支持を広げていくか、石破氏は正念場を迎える。

 「3年半、幹事長と閣僚をやった。もういいだろう。2年後の総裁選には出る」。石破氏は親しい議員に、首相の党総裁任期が切れる2018年秋の総裁選出馬を明言した。2日の閣議後会見でも「自民党に多様な意見があることは大事だ」と述べ、政権の対抗軸として自らの旗を立てることに意欲をにじませた。
 集団的自衛権をめぐり、石破氏は国家安全保障基本法の制定を求めるなど、首相と微妙な溝があったが、閣僚在職中は「閣内不一致」を問われないように持論を抑えていた。石破派内では、「憲法改正でも安全保障でも言いたいことが言えない状態になっている」(幹部)と、閣外に出るよう求める声が強まっていた。
 もっとも、石破氏周辺からは、「何で今なんだ。昨年、閣外に出ていればよかった」との声も漏れる。石破氏は昨年10月の人事でも閣内にとどまり、存在感が乏しかった。党内には「石破氏は内閣から出ようが出まいが、変わらない」(無派閥中堅)との冷ややかな見方があるのも事実だ。
 今後、石破氏は昨年9月に結成した「石破派」を母体に政権獲得へ動きだす。ただ、石破氏に明確な展望があるわけではない。ある党三役経験者は、今回の判断によって「最大派閥の細田派を敵に回すことになる」とみる。今後、石破氏が総裁選に向け「反安倍」で動けば、党内で「石破つぶし」の動きが出てくる可能性もある。 (2016/08/02-19:34)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080200003&g=pol
二階幹事長、細田総務、茂木政調=石破氏は閣外へ-稲田氏入閣、高市・塩崎氏留任

 安倍晋三首相は3日の内閣改造・自民党役員人事で、けがで入院中の谷垣禎一幹事長の後任に二階俊博総務会長(77)、総務会長に細田博之幹事長代行(72)、政調会長に茂木敏充選対委員長(60)をそれぞれ起用する方針を固めた。高村正彦副総裁(74)は留任させる。稲田朋美政調会長(57)は入閣の方向で、高市早苗総務相(55)と塩崎恭久厚生労働相(65)は続投が固まった。去就が注目されていた石破茂地方創生担当相は農林水産相就任を固辞し、閣外に去ることになった。
 首相は1日の党役員会で、改造・党人事の一任を取り付けた。首相はこれと前後して、二階、細田、茂木各氏と首相官邸で相次いで面会。各ポストへの就任を要請したとみられ、残りの人事を固めるため、詰めの調整を急ぐ。
 細田氏は衆院島根1区選出で当選9回。最大派閥細田派を率い、堅実な実務能力が党内でも評価されている。現在は、頸髄(けいずい)損傷で入院した谷垣氏の職務を肩代わりしている。
 稲田氏は衆院福井1区選出で当選4回。3期目で行革担当相として初入閣し、その後も政調会長に抜てきされた。稲田氏は、当選4回で党四役に加え、2度目の閣僚を経験することになる。首相には、「ポスト安倍」候補の一人として稲田氏を育てる狙いもあるとみられる。

 茂木氏は、衆院栃木5区選出で当選8回。金融担当相などを務め、野党時代に政調会長を経験した。政権復帰後は経済産業相に就任。2014年9月に選対委員長に就き、同12月の衆院選と先の参院選で与党勝利に貢献した。
 石破氏は18年9月の首相の党総裁任期満了に伴う総裁選出馬に意欲を示し、閣外で準備に専念する考えを周辺に伝えている。首相と距離を置くことで、政権の不安定要因になる可能性もある。
 内閣改造で首相は、麻生太郎副総理兼財務相(75)、菅義偉官房長官(67)、岸田文雄外相(59)を続投させる方針。一方、公明党の山口那津男代表は1日の与党党首会談で、石井啓一国土交通相(58)の留任を要請。首相はこれを受け入れる考えだ。 
 自民党内では、このほか入閣候補として松野博一元文部科学副大臣(53)、松本純政調会長代理(66)らの名が取り沙汰されている。(2016/08/02-00:59)

1421名無しさん:2016/08/06(土) 23:13:11
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160801/k10010616361000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_123
首相 自民党幹事長に二階氏を充てる方針 岸田外相を留任へ
8月1日 4時30分
安倍総理大臣は、内閣改造と自民党の役員人事で焦点となっている自民党の幹事長について、けがで入院している谷垣氏の後任に二階総務会長を充てる方針を固めました。また、ロシアのプーチン大統領の日本訪問の実現など、外交課題が山積していることから、岸田外務大臣を留任させることも新たに決めました。
安倍総理大臣は、新しい参議院議長など参議院の構成を決める臨時国会を1日、召集し、3日、内閣改造と自民党の役員人事を行う方針です。
このうち、焦点となっている自民党の幹事長について、安倍総理大臣は、参議院選挙で陣頭指揮にあたり、党内の意見集約にも力を発揮してきた谷垣幹事長を続投させたい考えでしたが、谷垣氏がサイクリング中に転倒してけがで入院し、復帰の見通しが立たないことから、交代も視野に入れて検討を進めてきました。その結果、谷垣氏を交代させ、後任に、谷垣氏とともに党内の意見の取りまとめ役を担ってきた二階総務会長を充てる方針を固め、就任を打診しました。関係者によりますと、二階氏もこれを受け入れたということです。
一方、安倍総理大臣は、内閣改造で岸田外務大臣を留任させることも新たに決めました。安倍総理大臣としては、ロシアのプーチン大統領の日本訪問の実現や、慰安婦問題をめぐる日韓両政府の合意の履行など、外交課題が山積していることから、第2次安倍内閣の発足当初から外務大臣を務めてきた岸田氏の留任を決めたものと見られます。
安倍総理大臣は、これまでに岸田氏同様、第2次安倍内閣発足当初から政権を支えてきた麻生副総理兼財務大臣と菅官房長官の留任を決めています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160801/k10010616531000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_121
自民 二階氏 幹事長就任要請を受け入れ
8月1日 10時09分
自民党の二階総務会長は、東京都内で記者団に対し、3日に行われる党の役員人事を前に、安倍総理大臣から幹事長への就任を打診され、受け入れたことを明らかにしました。
安倍総理大臣は3日、内閣改造と自民党の役員人事を行う方針で、焦点となっている党の幹事長について、谷垣幹事長がサイクリング中に転倒してけがで入院し復帰の見通しが立たないことから、交代も視野に入れて検討を進めてきました。
こうしたなかで自民党の二階総務会長は1日朝、東京都内で記者団が「党の役員人事で幹事長に就任ということか」と質問したのに対し、「はい。結構だ」と述べ、安倍総理大臣から幹事長への就任を打診され、受け入れたことを明らかにしました。
二階氏「日を改めて」
自民党の二階総務会長は、安倍総理大臣と総理大臣官邸で会談したあと、記者団が、「安倍総理大臣から、内閣改造や党役員人事の話はあったのか」と聞かれ、「安倍総理大臣からは、そういう件に関しては日を改めて、またご相談したいということだった」と述べました。
そして、二階氏は、1日、臨時国会が召集されたことに関連し、「私もできるだけ早い機会に谷垣幹事長にお見舞い申し上げたい。そして、今後の党の運営についても、ご意見を十分承って、対応していかないといけない。今までも党の三役として、事あるごとに相談してきたので、その延長線上で考えていきたい」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160801/k10010616831000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_114
首相 数におごらず緊張感持ち政権運営
8月1日 14時18分
安倍総理大臣は自民党の両院議員総会であいさつし、参議院で27年ぶりに単独過半数を確保したことに関連して、数におごることなく、緊張感を持ちながら政権運営にあたる考えを強調しました。
この中で安倍総理大臣は、自民党が参議院で27年ぶりに単独過半数を確保したことに関連して「27年というのは、私の政治生活よりも長い年月で、一度失った国民の信頼を再び勝ち取るためには四半世紀以上の年月が必要だったということだ。われわれは決してこの数におごることなく謙虚に、そして細心の注意を払いながら、常に緊張感を持って責任を果たしていかなければいけない」と述べました。
また安倍総理大臣は、2日に閣議決定する新たな経済対策について「世界経済のリスクに立ち向かい未来への投資を大胆に行うため力強い対策にしていく。安定的な政治基盤の上で、しっかりと結果を出していこう」と呼びかけました。
一方、サイクリング中に転倒してけがで入院している谷垣幹事長は1日も衆議院本会議などを欠席し、総会では細田幹事長代行が谷垣氏に代わってあいさつに立ちました。

1422名無しさん:2016/08/06(土) 23:16:26
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160801/k10010617071000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_109
自民役員人事 総務会長に細田氏 政調会長に茂木氏
8月1日 17時24分
安倍総理大臣は、3日行う内閣改造と自民党の役員人事で、自民党の政務調査会長に茂木選挙対策委員長を、総務会長に細田幹事長代行を起用する意向を固めました。また、内閣改造で、高市総務大臣、塩崎厚生労働大臣、公明党の石井国土交通大臣の留任を内定したほか、稲田政務調査会長を重要閣僚に充てる方向で調整に入りました。
安倍総理大臣は、3日、内閣改造と自民党の役員人事を行うことにしていて、これを前に、1日、自民党の二階総務会長や茂木選挙対策委員長らと会談したほか、夕方には、公明党の山口代表との党首会談に臨むなど、調整を本格化させています。
こうしたなか、安倍総理大臣は焦点の自民党の幹事長について、谷垣幹事長を続投させたい考えでしたが、けがで入院し復帰の見通しが立たないことから谷垣氏を交代させ、後任に二階総務会長を充てる方針を固め、二階氏は、安倍総理大臣からの就任要請を受け入れました。
二階氏は、1日昼前、総理大臣官邸で安倍総理大臣と会談したあと、記者団に対し、「今後の党の運営についても、ご意見を十分承って対応していかないといけない。今までも党の三役として相談してきたので、その延長線上で考えていきたい」と述べました。
これに続き、安倍総理大臣は、政務調査会長に茂木選挙対策委員長を、二階氏の後任の総務会長に細田幹事長代行を起用する意向を固めました。
安倍総理大臣としては、二階氏に加え、政策通として知られる茂木氏を政務調査会長に起用するとともに、幹事長や官房長官を歴任し、政治経験が豊富で、みずからの出身派閥を率いる細田氏を総務会長に据えることで、引き続き、安定的な党運営を行いたい狙いがあるものとみられます。
また、安倍総理大臣は、内閣改造で、高市総務大臣、塩崎厚生労働大臣に加え、公明党の山口代表の要請を踏まえて、石井国土交通大臣の留任を内定したほか、稲田政務調査会長を、重要閣僚に充てる方向で調整に入りました。
安倍総理大臣はこれまでに第2次安倍内閣発足当初から政権を支えてきた麻生副総理兼財務大臣、菅官房長官、岸田外務大臣の留任を決めています。
自民 役員人事を安倍首相に一任
自民党は、1日夕方、国会内で役員会を開き、3日の内閣改造と合わせて行われる、党の役員人事を、自民党総裁の安倍総理大臣に一任することを決めました。
この中で、安倍総理大臣は、「あさって、内閣改造と党の役員人事を合わせて行う考えだ。この際、人事を私に一任願いたい」と述べ、党の役員人事を、党総裁の安倍総理大臣に一任することを決めました。
細田幹事長代行「起用考えていると言われた」
自民党の細田幹事長代行は、安倍総理大臣と総理大臣官邸で会談したあと、記者団に対し「安倍総理大臣から、役員人事で党の総務会長への起用を考えていると言われた」と述べました。ただ細田氏は「私は何も返事はしなかった。あさって全体が発表になるまで、こう決まったと言うわけにはいかない」とも述べました。

1423名無しさん:2016/08/06(土) 23:19:28
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160802/k10010617611000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_103
首相 自民党三役人事固める 石原大臣は留任で調整
8月2日 6時06分
安倍総理大臣は、3日に行う内閣改造と自民党の役員人事で、幹事長に二階総務会長、総務会長に細田幹事長代行、政務調査会長に茂木選挙対策委員長を起用することを内定し、党三役を固めました。また、内閣改造で新たに石原経済再生担当大臣を留任させる方向で調整に入りました。
安倍総理大臣は3日の内閣改造と自民党の役員人事を前に、1日、公明党の山口代表との党首会談を行ったのに続き、自民党の役員会で党の役員人事について一任を受けました。
そして、これまでの調整で安倍総理大臣は焦点の自民党の幹事長について、谷垣幹事長の復帰の見通しが立たないことから谷垣氏を交代させ、後任に二階総務会長を充てるほか、総務会長に細田幹事長代行、政務調査会長に茂木選挙対策委員長を起用することを内定し党三役を固めました。
また内閣改造で、高市総務大臣、塩崎厚生労働大臣、石井国土交通大臣の留任を決めたのに続き、新たに石原経済再生担当大臣を留任させる方向で調整に入りました。さらに、稲田政務調査会長については、重要閣僚で処遇する方針です。
一方、安倍総理大臣は石破地方創生担当大臣に対して引き続き閣内にとどまるよう打診しましたが、石破氏はみずからが率いる派閥から次の自民党総裁選挙に立候補することも視野に閣外に出るよう求める声が根強いことなどから固辞しており、引き続き調整が行われる見通しです。
安倍総理大臣は、これまでに第2次安倍内閣発足当初から政権を支えてきた麻生副総理兼財務大臣、菅官房長官、岸田外務大臣の留任を決めており、今回の内閣改造では、内閣の骨格がほぼ維持される方向となりました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160802/k10010618081000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_098
石破氏“閣外で政権構想練る作業に集中したい”
8月2日 12時21分
石破地方創生担当大臣は閣議のあとの記者会見で、3日の内閣改造で、安倍総理大臣に対し、閣内にとどまるのを固辞する考えを伝えたことに関連し、閣外に出て「ポスト安倍」をにらんで政権構想を練る作業に集中したいという考えをにじませました。
安倍総理大臣は、3日の内閣改造で、石破地方創生担当大臣に対し、引き続き閣内にとどまるよう打診しましたが、石破氏は、みずからが率いる派閥から次の自民党総裁選挙に立候補することを視野に閣外に出るよう求める声が根強いことなどから固辞しました。
これに関連し、石破大臣は閣議のあとの記者会見で、「人事は総理大臣の専権事項であり、いろいろな意見を踏まえて最終的に安倍総理大臣が決定する。そこにいろいろな意見を申し述べることは当然ある」と述べました。
そのうえで、石破大臣は「自民党内に多様な意見があるということは大事だ。9年間、与えられたポストで全身全霊を尽くしてきたが、なお足らざるところ、政策面において錬磨を図らなければならないところは多々あると認識している」と述べ、今回の改造では閣外に出て、「ポスト安倍」をにらんで政権構想を練る作業に集中したいという考えをにじませました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160802/k10010618331000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_095
自民 二階氏 小池新都知事と関係改善図るべき
8月2日 14時47分
自民党の二階総務会長は記者会見で、東京都の小池百合子知事が党の推薦を受けずに都知事選挙に立候補して当選したことに関連して、「都民の圧倒的な支持があったのは事実だ」と述べ、関係改善を図ることが望ましいという考えを示しました。
東京都の小池百合子知事は、先の都知事選挙に自民党の推薦を受けずに立候補して、党が推薦した候補を破って当選し、党内から「党の方針に反する行為だ」などとして処分を求める意見が出ています。
これに関連して、二階総務会長は記者会見で、「今回の選挙では、小池氏に対して東京都民の圧倒的な支持があったのは事実で、自民党としても結果を厳粛に受け止めることが大事だ」と述べました。そのうえで、二階氏は「総務会では、一定の冷却期間を置いて、関係改善を図るべきだという意見が大勢を占めていた。逆に、関係改善が必要ないという意見がありえるわけがない」と述べ、小池知事と関係改善を図ることが望ましいという考えを示しました。

1424名無しさん:2016/08/06(土) 23:56:31
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160803/k10010619461000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_069
首相 自民党役員人事を一新
8月3日 9時57分
安倍総理大臣は、3日の内閣改造に先立って、午前中、自民党の役員人事を行い、幹事長に二階総務会長、総務会長に細田幹事長代行、政務調査会長に茂木選挙対策委員長、選挙対策委員長に古屋・元国家公安委員長を起用し、高村副総裁を再任する人事を正式に決めました。
安倍総理大臣は、午後の内閣改造に先だって、午前中、自民党の役員人事を行いました。

安倍総理大臣は、党本部の総裁室で、幹事長に二階総務会長、総務会長に細田幹事長代行、政務調査会長に茂木選挙対策委員長、選挙対策委員長に古屋・元国家公安委員長をそれぞれ起用することや、高村副総裁を再任する人事を正式に伝えました。

さらに、国会対策委員長に竹下・前復興大臣を、幹事長代行に下村・総裁特別補佐を、それぞれ起用することになり、こうした人事は、先ほど臨時の総務会で正式に了承されました。

一方、自民党は、河村・衆議院議院運営委員長の後任に、佐藤国会対策委員長を推すことも決めました。安倍総理大臣は総務会で、「先の参議院選挙の結果を受けて、私たちの経済政策を力強く前に進めていけという国民の声に応えていくために、役員人事を一新することにした」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160803/k10010619821000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_061
自民党役員人事 正式決定
8月3日 12時06分
安倍総理大臣は、自民党の役員人事を行い、幹事長に二階俊博氏、総務会長に細田博之氏、政務調査会長に茂木敏充氏、選挙対策委員長に古屋圭司氏を起用し、高村正彦副総裁を再任する人事を正式に決めました。二階幹事長は記者会見で、安倍総理大臣の党総裁としての任期の延長について「一定の期間を設けて結論を出していくのがいいと思う」と述べ、できるだけ早く検討に入る考えを示しました。
安倍総理大臣は、午前中、自民党本部の総裁室で、幹事長に二階俊博氏、総務会長に細田博之氏、政務調査会長に茂木敏充氏、選挙対策委員長に古屋圭司をそれぞれ起用することや、高村正彦副総裁を再任する人事を正式に伝えました。さらに、国会対策委員長に竹下亘・前復興大臣を、幹事長代行に下村博文・総裁特別補佐を、それぞれ起用することになり、こうした人事は、午前9時半から開かれた臨時の総務会で正式に了承されました。

安倍総理大臣は総務会で、「先の参議院選挙の結果を受けて、私たちの経済政策を力強く前に進めていけという国民の声に応えていくために、役員人事を一新することにした」と述べました。

これを受けて、午前10時半から、新体制で初めての役員会が開かれ、その後、新執行部がそろって記者会見に臨みました。

この中で、高村副総裁は、「安倍総理大臣からは、新鮮な緊張感を持って政策を前に進めよという指示があった。全党結束して、国民に約束した政策を前に進められるよう頑張っていく」と述べました。

二階幹事長は、「微力ではあるが、全党あげてエネルギーあふれる党運営をやっていきたい。安倍総理大臣を支えて一致団結して取り組んでいきたい」と述べました。また、二階氏は、憲法改正について、「慎重な上にも慎重に対応するのは当然だ。野党とできるだけ時間をかけて話をする姿勢が大事だ」と述べました。さらに、二階氏は、安倍総理大臣の党総裁としての任期の延長について、「極めて重要な問題なので、議論する場を設けることが大事だと思っている。こういう政治課題はダラダラとするものではなく、一定期間を設けて結論を出していくのがいいと思うので、できるだけ早く対応できるようにしたい」と述べました。

細田総務会長は、「議論を尽くし、法案や政策の充実を図る自民党の伝統を守っていきたい」と述べました。

茂木政務調査会長は、「最大の使命は、参議院選挙で約束した公約の実現であり、アベノミクスを強力に進め、成長と分配の好循環を作っていく。未来への投資を実現する経済対策を検討していく。働き方改革と経済の構造改革を検討する特命委員会を設置したい」と述べました。

古屋選挙対策委員長は、「10月に行われる東京と福岡の衆議院の補欠選挙には、万全の態勢で臨みたい。参議院選挙では勝利したが、次の衆議院選挙に向けて、選挙に強い政治家を育てられるように取り組みを進めたい」と述べました。

1425名無しさん:2016/08/06(土) 23:57:55
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160803/k10010620171000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_055
退任の石破氏 ポスト安倍の政権構想づくりへ
8月3日 16時22分
退任する石破地方創生担当大臣は、臨時閣議のあとの記者会見で、安倍総理大臣の後継を目指す考えを改めて示したうえで、今後、政権構想づくりに向けて、幅広く政策を検討する考えを示しました。
石破地方創生担当大臣は、今回の内閣改造で、安倍総理大臣から、閣内にとどまるよう打診されましたが、みずからが率いる派閥から次の自民党総裁選挙に立候補することを視野に入れて、閣外に出るよう求める声が根強いことなどから固辞し、退任することになりました。

石破氏は、3日の臨時閣議のあとの記者会見で、「安倍政権が続く間は、いかなる立場であれ支えるのは自民党所属国会議員の責務だ。そして、次の政権に代わるときに何を示すかを錬磨していくのも、国家国民に対する責務だ」と述べ、安倍総理大臣の後継を目指す考えを改めて示しました。

そのうえで、石破氏は「人口急減社会、超高齢化社会の中で、抜本的な改革とは何かについて考えていく。税制や財政政策など、大きな仕組みをどうするか、自分なりに答えを出していかなければならない」と述べ、政権構想づくりに向けて、幅広く政策を検討する考えを示しました。

また石破氏は、自民党内に、再来年9月までとなっている安倍総理大臣の党総裁としての任期の延長を検討すべきだという意見があることについて、「仮に延長され、今の総裁が『もっとやる』と言っても、ほかに候補者が出れば、それは党員、国会議員が投票によって決めることになる」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160803/k10010620481000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_048
首相「総裁任期延長について全く考えていない」
8月3日 19時49分
安倍総理大臣は、みずからの自民党総裁としての任期の延長について、二階幹事長ができるだけ早く検討に入る考えを示したことに関連して、「私の任期はまだ2年残っており、まだまだ課題が山積しており、その仕事を果たしていくことに全力を尽くしていきたい。任期の延長については、全く考えていない」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160804/k10010620711000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_042
自民 二階幹事長 総裁の任期延長問題 年内メドに結論得たい
8月4日 4時22分
自民党の二階幹事長は3日夜、東京都内で記者団に対し、再来年9月までとなっている安倍総理大臣の党総裁としての任期の延長について、年内をメドに結論を得たいという考えを示しました。
自民党の総裁は党則で、任期が3年で連続2期まで務めることができると定められ、現在2期目の安倍総理大臣の任期は、再来年の平成30年9月までとなっていて、二階幹事長は先に任期の延長を検討すべきだという考えを示しています。
二階氏は3日夜、記者団に対し、党内に任期の延長問題を議論する組織を設置したいとしたうえで、「党内の意見をよく聞いて結論を得たいが、政治スケジュールのテンポとしては、ずっと引っ張ってやる問題ではない」と述べ、年内をメドに結論を得たいという考えを示しました。
また、任期の延長の在り方について、二階氏は「『ここでもう辞める』という決まりがあるよりも、任期がまだあるというゆとりがあってもいいのではないか」と述べ、連続2期までとされている党則の定めを変更することも選択肢の1つだという認識を示しました。
一方、岸田外務大臣は初閣議のあとの記者会見で、「3年間の任期のうち、まだ1年もたっていない。任期のさらに先のことを今から話すのは、まだ、ずいぶん気の早い話ではないか」と述べました。

1426チバQ:2016/08/07(日) 09:41:57
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201608/CK2016080702000125.html
「ポスト安倍」から不快感 「総裁任期延長」二階氏が言及

2016年8月7日 朝刊


 自民党の二階俊博幹事長は就任早々、総裁任期の延長に言及した。念頭に置くのは「連続二期六年まで」との党則の改正。実現すれば、安倍晋三首相が三選を目指して出馬することが可能になる。「ポスト安倍」をうかがう議員からは時期尚早との声も出ている。 (篠ケ瀬祐司、大野暢子)
 首相の自民党総裁としての任期は二〇一八年九月に満了する。昨年に再選されたので、党則通りならば、あと二年ほどで総裁任期が切れる。首相は三日の会見で、任期延長について「全く考えていない」と述べた。
 二階氏は同日の会見で総裁任期の延長について「議論する場をつくることが大事だ」と発言。その後のBSフジ番組で、首相が三期目を目指し出馬することが可能になる党則改正を念頭に置いていると明らかにした。二階氏は年内をめどに議論をまとめたい考えだ。
 仮に党則が改正され、首相が三選されれば、任期満了は二〇二一年九月。二〇年の東京五輪・パラリンピックを首相として迎えることができる上、意欲を示す任期中の改憲にも、時間的な余裕が生まれる。
 さらなる長期政権の可能性も出てくるだけに、首相の後継を狙う議員は、党則改正を巡る議論に警戒感を強めている。
 首相の入閣要請を断り、総裁選に向けた準備に入った石破茂前地方創生担当相は四日、記者団に「今党内で議論をすべきは経済がきちんと回るようにすることだ」と、任期延長に疑問を示した。
 閣内にとどまった岸田文雄外相も三日の記者会見で「先のことを話すのは気の早い話ではないか」と不快感を示した。

1427名無しさん:2016/08/07(日) 11:46:23
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160804/k10010621531000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_032
自民各派 人事を評価の一方で配慮求める声も
8月4日 15時45分
自民党の各派閥の会合で、今回の内閣改造や党役員人事について、「大変重厚で、安心できる態勢になった」と評価する意見が出された一方、入閣などを果たせなかった議員にも配慮した党運営を行っていく必要があるという声も出されました。
このうち、山東元参議院副議長は「『安倍政権維持安定内閣』という感じで、党の役員人事も含め、大変重厚で安心できる態勢になった。先の東京都知事選挙に関連して国会議員らへの処分を求める声なども出ているが、ホットな戦いが終わったところなので、冷静になって今後のことを考えるときではないか」と述べました。

一方、二階幹事長は「派閥のメンバーの人事がいい成績に終わってよかったが、政治でいちばん難しいのはジェラシーだ。われわれが喜んでいる間に、そうも思っていない人たちが必ずいるはずで、そういう人たちにも心を配る必要がある」と述べました。

また、岸田外務大臣は「入閣を果たした一方で、残念な思いをした人も大勢いることを忘れてはならない。ただ、立ち止まることなく次に進まなければならず、秋に控える臨時国会などに向け一致結束して、それぞれの立場でしっかり仕事をしていくことが重要だ」と指摘しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160804/k10010621581000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_030
石破氏 二階幹事長の総裁任期延長論をけん制
8月4日 16時32分
石破前地方創生担当大臣は記者団に対し、自民党の二階幹事長が安倍総理大臣の自民党総裁としての任期延長問題で、年内をめどに結論を得たいとしていることについて、「議論すべき課題の優先順位を間違えてはいけない」と述べ、けん制しました。
安倍総理大臣の自民党総裁としての任期が再来年9月までとなっていることについて、二階幹事長は任期の延長を検討すべきだとして、党内にこの問題を議論する組織を設け、年内をめどに結論を得たいという考えを示しています。

これについて、石破前地方創生担当大臣は国会内で記者団に対し、「任期の延長がいい、悪いという問題以前に、われわれがやらなければならないことを、きちんと認識することが国民の信頼に応えることにつながる」と述べました。そして、石破氏は「党内で議論すべき課題の優先順位を間違えてはいけない。今やるべきなのは大胆な金融緩和の先にあるものは何なのか、財政出動がどう経済をよくしていくのかといった議論だ」と述べ、けん制しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160805/k10010622211000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_023
自民党総裁の任期延長めぐり発言相次ぐ
8月5日 4時00分
安倍総理大臣の自民党総裁としての任期の延長をめぐって、二階幹事長が年内をめどに結論を得たいとしているのに対し、石破前地方創生担当大臣がけん制し、岸田外務大臣が時期尚早だという認識を示すなど、党内で発言が相次いでいます。
自民党の総裁は、党則で任期が3年で連続2期までと定められており、平成24年に再び総裁に選出され、現在2期目の安倍総理大臣が総裁を務めることができるのは、現在の党則では、再来年、平成30年9月までとなっています。
これについて、二階幹事長は、総務会長当時から、任期の延長を検討すべきだとしており、4日も、党内に協議機関を設けて速やかに検討に入り、「連続2期まで」という党則を見直すことも含め、年内をめどに結論を得たいという考えを示しました。
二階氏の発言について、稲田防衛大臣は「総裁任期は自民党の内規にすぎない。年内に検討されるというのであれば、前向きに考えている」と述べました。
これに対し石破前地方創生担当大臣は4日、「任期の延長がいい悪いという問題以前に、やらなければならないことをきちんと認識すべきで、優先順位を間違えてはいけない」と述べ、二階氏をけん制しました。
また、岸田外務大臣は3日、「3年の任期のうち、まだ1年も立っていない。任期のさらに先のことを今から話すのは、ずいぶん気の早い話ではないか」と述べ、疑問を呈しました。
こうしたなか、安倍総理大臣と自民党の旧執行部のメンバーによる会合が4日夜、東京都内で開かれ、出席者から「安倍総理大臣に限らず、総裁任期の在り方そのものを議論してはどうか」という意見が出されるなど、総裁任期の延長を巡って、党内で発言が相次いでいます。

1428名無しさん:2016/08/07(日) 12:57:30
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080400917&g=pol
総裁任期延長に賛意=稲田防衛相

 稲田朋美防衛相は4日の報道各社のインタビューで、安倍晋三首相の自民党総裁任期が2018年9月に切れることを受けた任期延長の是非に関し、「総裁任期は自民党の内規にすぎない。(延長について)検討されるならば、前向きに考えている」と述べた。「安定した政権が続くことは、日本の存在感を世界に示すものだ」とも語った。 (2016/08/04-21:17)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080400678&g=pol
小池氏「厳罰」は見送り=関係修復優先、石原氏らは辞任-自民

 自民党東京都連の石原伸晃会長(経済再生担当相)ら執行部5人が4日、都知事選大敗の責任を取って辞任する意向を示した。選挙直後は進退を明確にしていなかったが、ようやくけじめを付けた。一方、党の方針に従わずに立候補した小池百合子都知事や支援者を除名するよう求める声があったが、二階俊博幹事長は小池氏との関係修復を優先。厳しい処分は見送る意向だ。
 4日の都連会合では、石原氏のほか、幹事長の内田茂都議ら幹部が引責辞任する考えを表明。石原氏は出席した国会議員に「皆で一生懸命頑張ったが、結果が伴わなかった」と説明した。辞任は5日の会合で正式に了承する運び。
 都知事選では、自民党衆院議員だった小池氏が都連の了承を得ないまま出馬。都連が擁立した元総務相の増田寛也氏を大差で破った。石原氏は2日の記者会見で、「知事選は党本部マター。責任者は(党)幹事長だ」などと発言していたが、3日に内閣改造・自民党役員人事が終わったことを受け、責任を明確にした。
 一方、小池氏は4日、首相官邸と自民党本部を訪れ、安倍晋三首相、二階幹事長と相次ぎ会談。都政推進に向けた協力を求め、連携を確認した。選挙戦では自民都連を徹底批判してきた小池氏だが、記者団には「党本部とは戦っていない」と語り、政権との協調をアピールした。 
 自民党は党紀委員会などで、小池氏や支援した議員らへの処分を検討する。ただ、都民の圧倒的支持を受けた小池氏に重い処分をするのは困難なのも事実だ。二階幹事長は4日、記者団に「都民の審判が下ったので、このことを出発点にして考えていかないといけない。もう『撃ち方止め』で、協力していかなければならない」と語った。(2016/08/04-17:04)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080400519&g=pol
総裁任期延長論をけん制=「優先順位間違えるな」-石破氏

 石破茂前地方創生担当相は4日、自民党の二階俊博幹事長が安倍晋三総裁(首相)の任期延長に積極的な発言を繰り返していることに関し、「まだ3年任期の1年も過ぎていない。今やるべきことの優先順位を間違えてはいけない」と述べ、強くけん制した。閣僚退任を受けて早速、執行部と一線を画す姿勢を鮮明にした形だ。衆院議員会館で記者団の質問に答えた。
 自民党則は総裁任期を2期6年と定めており、安倍総裁の任期は2018年9月に満了。二階氏は延長に関する協議機関を設置して年内に結論を出したいとの考えを示している。これに対し、石破氏は「やらねばならないことをきちんと認識することが国民の信頼に応えることだ」と主張した。 
 また、石破氏は4日、内閣府職員に対する離任あいさつで「国の在り方を根本から変えていかないと次の時代に日本国を残すことはできない。その思いでこれから先もやっていきたい」と述べ、「ポスト安倍」への意欲をにじませた。(2016/08/04-16:17)

1429名無しさん:2016/08/07(日) 12:57:41
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080400623&g=pol
二階氏、謙虚さ呼び掛け=自民

 自民党二階派会長の二階俊博幹事長は4日の派閥会合で、自身の幹事長就任や同派議員2人の入閣に関し、「政治で一番難しいのはジェラシーだ。われわれは喜んでいるが、そう思っていない人が党内に必ずいる」と述べ、謙虚な言動に努めるよう呼び掛けた。

 新任閣僚が1人にとどまった岸田派会合では、会長の岸田文雄外相が「残念な思いをした方々も大勢いることを忘れてはならない」と語った。 (2016/08/04-15:56)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080400600&g=pol
平野達男氏が二階派入り=自民

 自民党二階派は4日の会合で、先月23日に入党した平野達男元復興相(参院岩手)の入会を了承した。同派所属議員は、二階俊博幹事長を含め37人となる。(2016/08/04-15:28)

1430名無しさん:2016/08/07(日) 14:53:13
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080400390&g=pol
石原都連会長ら引責辞任=小池氏処分は慎重判断-自民

 自民党東京都連会長を務める石原伸晃経済再生担当相は4日午前、都連幹部の会合で、先の都知事選で推薦候補が敗北した責任を取り、会長辞任を表明した。内田茂幹事長(都議)ら他の幹部4人もそろって辞任し、けじめを付ける。
 小池百合子都知事は同日、就任あいさつで自民党本部を訪れ、二階俊博幹事長と会談。知事選対応をめぐる小池氏の処分問題について、二階氏は「ぎりぎりやり合うことは意味をなさない」と慎重に判断する意向を示した。
 小池氏は二階氏に対し、自らを支援した自民党の若狭勝衆院議員や一部区議らの処分について「ぜひ寛容にしてほしい」と要請。二階氏は「すぐに答えは出ない」と述べ、時間をかけて検討する方針を説明した。 (2016/08/04-13:06)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080500403&g=pol
小池氏支援は「除名相当」=最終決定持ち越し-自民都連

 自民党東京都連は5日午前、党本部で会合を開き、都知事選で小池百合子知事を支援した党所属区議らの処分について、都連党紀委員会が4日に「除名相当」と判断したことが報告された。ただ、最終決定は党本部の対応を踏まえて下すことになった。
 会合では、既に辞意表明していた石原伸晃会長(経済再生担当相)ら執行部5人の辞任も了承した。都知事選で推薦候補が大敗した責任を取る。辞任するのは、石原氏や都連の内田茂幹事長(都議)、下村博文会長代行、鴨下一郎政調会長、平沢勝栄総務会長の5人。都連は速やかに新執行部の選定作業に入る。 (2016/08/05-12:49)

1431名無しさん:2016/08/07(日) 17:39:29
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20160613-OYT1T50100.html?from=ycont_top_txt
野中氏の自民復党を決定…民主政権下、自ら離党
2016年06月14日 06時23分

 自民党は13日の党紀委員会で、野中広務元官房長官を復党させることを決めた。

 野中氏は民主党政権下の2011年、全国土地改良事業団体連合会(全土連)会長を務めていたが、関連予算を大幅減額される方針を示されたため、「政治的中立」を宣言して自ら離党していた。党内には綿貫民輔元衆院議長の復党を求める声もあるが、05年の郵政民営化関連法採決の際に造反して除名処分を受けており、対応は未定だ。

2016年06月14日 06時23分 Copyright c The Yomiuri Shimbun

1432名無しさん:2016/08/07(日) 22:07:35
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080700151&g=pol
石破氏、地方行脚を再開=「ポスト安倍」へ活動本格化

 先の内閣改造で残留を固辞し、閣外に出た自民党の石破茂元幹事長が地方行脚を再開した。「ポスト安倍」をにらんだ活動を本格化させた形だ。ただ、党内が「安倍1強」体制で結束する中、これに背を向けた石破氏への視線は冷ややかで、支持を広げられるかは見通せない。
 石破氏は7日、那覇市で開かれた日本青年会議所の会合に出席。「自民党衆院議員」の肩書で、一から再出発する姿勢をうかがわせた。
 石破氏の強みは、根強い地方の人気。安倍晋三首相と決選投票で争った2012年総裁選の第1回投票では、獲得した党員票で首相ら他候補を圧倒した。幹事長から地方創生担当相に転じた後も、ほぼ毎週末、地方を訪問。足場固めを忘れなかった。この約2年間で福井県を除く46都道府県に足を運んだという。9日も大阪府を訪れる予定だ。
 「未来永劫(えいごう)続く政権はない。いつか代わるときに誰か準備していないといけない」。石破氏は今月4日のBS番組で「ポスト安倍」への意欲を改めて表明。地方の人気の維持に努め、「次」への備えを怠らない構えを見せた。
 課題は議員の支持拡大だ。幹事長時代から付きまとう「面倒見が悪い」とのイメージを拭いきれずにいる。今回の「閣外離脱」にも、党内で評価する声は石破氏周辺を除き、ほとんど聞かれない。9月初旬に自ら率いる派閥の研修会を開き、まずは足元固めに専念する。
 強まる首相の総裁任期延長論にどう向き合うかも問われる。任期延長を主導する二階俊博幹事長らを石破氏は「違和感がある」とけん制するが、風向きは当面、変わりそうにない。
 石破氏が閣内残留を固辞すると、首相は石破派幹部の山本有二氏を農林水産相として閣内に取り込んだ。石破氏周辺は同派分断を図る対応と捉え、「岸田文雄外相への禅譲はあるかもしれないが、石破氏にはない」と不安を口にした。首相の「次」を狙う姿勢を鮮明にした石破氏を、いばらの道が待ち構えている。

◇石破茂氏の歩み(初入閣以降)
2002年 9月 小泉内閣で防衛庁長官として初入閣               
  07年 9月 福田内閣で防衛相に就任                    
  08年 9月 自民党総裁選に出馬し、5人中最下位。麻生内閣で農林水産相に就任
  09年 9月 衆院選惨敗で下野した自民党の政調会長に就任          
  12年 9月 党総裁選に出馬し、安倍晋三氏に敗北。安倍総裁の下で党幹事長に就
         任                              
     12月 衆院選圧勝で第2次安倍内閣発足。幹事長続投          
  13年 7月 参院選で自民圧勝                       
  14年 8月 安倍首相から就任を打診された安全保障法制担当相について、ラジオ
         番組で辞退する意向を明言                   
      9月 幹事長を退任し、地方創生担当相に就任             
  15年 9月 新派閥「水月会」を旗揚げ                   
  16年 8月 内閣改造で閣内残留を固辞し、地方創生相を退任         
(2016/08/07-15:37)

1433チバQ:2016/08/09(火) 19:39:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160809-00000084-asahi-pol

幹事長代理に林幹雄・望月義夫の両氏 自民党役員人事

朝日新聞デジタル 8月9日(火)18時10分配信



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 自民党は9日、幹事長代理に林幹雄・前経済産業相と望月義夫・元環境相を充てる役員人事を決めた。二階俊博幹事長が率いる二階派の林氏と、岸田文雄外相が会長を務める岸田派の望月氏に加え、筆頭副幹事長には細田派の西村康稔・元内閣府副大臣を据え、派閥間のバランスを取った。西村氏は党総裁特別補佐を兼ねる。

 政務調査会長代理は田村憲久氏、小野寺五典氏、新藤義孝氏の閣僚経験者らを留任させ、森山裕・前農水相らを起用する。国会対策委員会は、小此木八郎委員長代理が留任、高木毅・前復興相が筆頭副委員長に就く。選挙対策副委員長には宮腰光寛、西川公也両衆院議員らを充てた。

1434チバQ:2016/08/09(火) 19:39:30
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160809-00000009-pseven-soci

安倍首相 菅氏から安倍-下村ラインへ組み替え視野に

NEWS ポストセブン 8月9日(火)7時0分配信



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安倍首相 菅氏から安倍-下村ラインへ組み替え視野に


安倍首相の思惑は?


 8月3日の内閣改造・自民党役員人事で長老政治家・二階俊博氏が幹事長に起用されたが、その背景には安倍晋三・首相の総裁任期の延長があるとされる。
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 自民党の党則では「2期6年」が最長と定められているが、2020年の東京五輪を安倍首相で迎えるために「総裁任期延長論」が出ているのだ。それを通すべく、自民党各派に顔の利く二階氏を重職に起用したという論である。だが、その一方で、別の狙いもささやかれている。いまや安倍首相を脅かす力をつけてきた菅義偉・官房長官への牽制だ。ベテラン政治部記者はこう読み取っている。
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「今回の改造で菅さんが推していた大臣候補が1人も入閣しなかったことに驚いた。安倍総理は明らかに“菅離れ”を始めている」
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 本誌前号では、幹事長人事をめぐって官邸は入院中の谷垣禎一氏の留任を求めたことを報じた。その背景には、ベッドから動けない谷垣氏を留任させることで菅氏が党務もコントロールしようとする思惑がある。
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 だが、安倍首相は谷垣氏が留任を固辞するとすかさず二階氏を後任に据えた。キャリアでも党内への影響力でも菅氏を上回る二階氏に党務を任せることで、「菅氏の党務への口出しを防いだ」(同前)のである。
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 注目すべきは幹事長代行に安倍首相と家族ぐるみの付き合いで「筆頭お友だち」の下村博文・元文科相が抜擢されたことだ。安倍側近はこう見る。
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「もともと総理は気心知れた下村さんをいずれ官房長官に据えたいと考えていたが、文科相時代に不祥事で失脚してしまった(※注)。その下村さんを復権させたのは、二階さんの下で任期延長の根回しをさせ、次の内閣改造で官房長官への起用をにらんだ人事だ」
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【※注/下村氏は文科相時代、無届けの政治団体で献金を受け取った疑惑など政治資金問題が相次ぐなか、新国立競技場の旧計画が白紙撤回となり、2015年10月の内閣改造を機に大臣を退任した】
.

 任期延長に備えて、これまでの安倍―菅ラインから、安倍―下村ラインへのコンビの組み替えを視野に入れているというのである。
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“包囲網”を敷かれた菅氏の対抗手段として取り沙汰されるのは、「影の総理」が「表の総理」になる──つまりポスト安倍に名乗りを上げるということだ。そうなればなおのこと、安倍首相との対立は避けられない。
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※週刊ポスト2016年8月19・26日号

1435チバQ:2016/08/10(水) 18:10:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160810-00056741-okinawat-oki

落選した島尻前沖縄相を大臣補佐官に起用へ 政府検討

沖縄タイムス 8月10日(水)5時0分配信

 【東京】政府が島尻安伊子前沖縄担当相を内閣府の大臣補佐官として起用する方向で調整に入ったことが9日、分かった。沖縄振興の分野を担当し、鶴保庸介沖縄担当相に助言する役割を担う。政府関係者が明らかにした。

 島尻氏は7月の参院選沖縄選挙区で落選。今月3日の内閣改造で沖縄担当相を退任した。

 島尻氏は第5次の沖縄振興特別措置法(沖振法)の成立や西普天間住宅地区跡地での国際医療拠点構想に深くかかわり、沖縄担当相時代には沖縄の子どもの貧困対策事業の予算確保と同施策展開に尽力するなど、沖縄振興に精通している。5年目の折り返しを迎えた沖振法の後期に向けた取り組みなどについて助言するとみられる。

 大臣補佐官は2014年4月に成立した公務員制度改革関連法で新設された特別職。政策の立案などに関し大臣を補佐し、助言する役割を担う。

1436名無しさん:2016/08/11(木) 14:52:31
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080900449&g=pol
自民広報本部長に平沢勝栄氏=幹部人事を了承

 自民党は9日の総務会で、広報本部長に平沢勝栄氏、組織運動本部長に山口泰明氏を充てるなどの人事を了承した。
 他の主な人事は次の通り。(敬称略)
 幹事長代理 林幹雄、望月義夫▽筆頭副幹事長 西村康稔▽人事局長 福岡資麿▽経理局長 吉川貴盛▽情報調査局長 平井卓也▽国際局長 田中和徳▽財務委員長 鈴木俊一▽国対委員長代理 小此木八郎▽国対筆頭副委員長 高木毅▽両院議員総会長 尾辻秀久▽政調会長代理 田村憲久、小野寺五典、新藤義孝、森山裕、梶山弘志、愛知治郎、野村哲郎▽衆院議員総会長 金子一義▽党紀委員長 山東昭子▽中央政治大学院長 岩屋毅(2016/08/09-11:57)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080900478&g=pol
自民、内閣部会を2部制に

 自民党は9日の総務会で、政務調査会の内閣部会を第1部会と第2部会に分割することを了承した。省庁横断的な政策課題が増え、内閣部会の所管案件が急増していることを踏まえた措置。今回の党役員人事から運用を開始し、来年の党大会で関連の党則改正を行う。
 同部会の分割は、茂木敏充政調会長が提案。細田博之総務会長はこの後の記者会見で、「案件が多いので、改善して速やかに、よく審議を尽くすことが必要だ」と述べた。所管の割り振りは今後検討する。(2016/08/09-12:40)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080900818&g=pol
対決か協調か、早くもさや当て=自民執行部があいさつ回り

 自民党の二階俊博幹事長ら新執行部は9日、国会内で民進党など野党各党にあいさつ回りをした。秋の臨時国会を前に、両党幹部が早くもさや当てする場面もみられた。
 民進党の長妻昭代表代行は「衆参で改憲勢力が3分の2を占めたので、慎重にじっくりと議論を」と注文。これに対し、自民党の高村正彦副総裁は「公明党が改憲勢力ならば、民進党も改憲勢力ではないのか」と切り返した。
 一方、茂木敏充政調会長が同席していた蓮舫代表代行に「代表かと思った」と声を掛けると、蓮舫氏が「困ることを言わないでほしい」と苦笑いする一幕も。
 最後に二階氏が「(国会の)会期の終わりごろに激突するようなやり方はまずい。最初から話し合っていくことが大事だ」と締めくくり、与野党協調を呼び掛けた。(2016/08/09-18:04)

1437名無しさん:2016/08/11(木) 19:51:29
古い記事

http://president.jp/articles/-/11230
内閣府特命担当大臣 森まさこ -「苦労人」の強さと弱さ
政治・社会 2013.11.23
鹿吉 大基
PRESIDENT 2013年12月2日号

内閣府特命担当大臣 森まさこ(もり・まさこ)
1964年、福島県生まれ。東北大学卒業後、95年に弁護士登録。ニューヨーク大学客員研究員、金融庁課長補佐を経て、2007年参議院選挙初当選。昨年12月より現職。

父親が大きな負債を抱え、苦労して大学まで進んだ。借金返済に協力してくれた弁護士の姿に魅せられ同じ道へ。1995年に独立。消費者問題に強い人権派弁護士として活躍する。結婚し、2女の母親だ。家族の協力もあってアメリカに留学。帰国後は金融庁に入り、貸金業規制法の改正に奔走した。「弱者救済」がモットーだという。

こんな活躍が自民党の目にとまり、福島県知事選に出馬。落選するも、2007年の参院選で初当選を果たす。東日本大震災以降は、被災地代表として支援を訴え、民主党政権を責め立てた。その迫力も買われて第2次安倍政権では当選1回ながら少子化対策・消費者担当大臣に抜擢。少子化支援の軸を育児から婚活へ大転換した。「子供を生むにはまず結婚。結婚した人への援助を厚く」という発想は興味深い。

一方で、苦学して成功した反動か、他人に厳しい。また時として苦労は人から品性を奪うというが、政治家としてまだ駆け出しながら、「威張る、怒る、怒鳴る」の3拍子。かなり怖い。国会やテレビ出演で想定外の質問が出ると、スタッフの役人を「聞いていない。準備不足」と責めて人前でも大声で怒鳴り上げる。食事する時間がないといっては、こともあろうに警護のSPに弁当を買いにいかせる始末。

そのくせ9月に特定秘密保護法案の担当大臣に就任してテレビ各局から番組出演の依頼が来ると、それを拒否する弱い一面も見せる。役人に聞くと「予期せぬ質問には答える力がない」。「弱者救済」の前に、まずは周囲の信頼を得る力量が必要のようだ。

「頭はいいが人望がない」とは政治家全体の傾向だが、このままでは女性登用をアピールしたい安倍総理の人身御供で終わってしまう。人間力アップのために、もう一苦労お願いしたい。

1438チバQ:2016/08/11(木) 23:52:09
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1608100024.html
「動」の自民・二階俊博幹事長 ロケットスタート 総裁任期延長、小池氏処分で積極発信 「静」の谷垣氏と対照的
08月10日 22:29産経新聞

 自民党の二階俊博幹事長が早くも存在感を発揮している。谷垣禎一前幹事長の負傷を受けた突然の就任から10日で1週間が経過したが、安倍晋三首相の党総裁任期延長論を主導し、敵対した小池百合子東京都知事への処分問題では慎重姿勢を鮮明にするなど発信力を強めているからだ。目立つことを嫌う「静」の谷垣氏とは対照的な「動」の二階氏に、党内では期待と警戒が交錯している。

 二階氏は10日、予算要望のため党本部を訪れた沖縄県の翁長雄志知事と向き合い、こう語った。

 「できるだけのことをして寄り添って歩んでいくことが大事だ。私も機会をみて沖縄を訪問したい」

 翁長氏らの野党勢力「オール沖縄」と自民党は先の参院選でも対決し、決して円満な関係とは言えない。だが、二階氏は会談後、記者団に「基地の問題も平和の問題もみんな自民党に責任がある。しっかりした対応をしていく」と断言した。「敵対勢力」をも取り込む老練な二階氏との面会を終えた翁長氏は、表情を緩めて党本部を後にした。

 一方、幹事長就任当日の3日、党本部の一室では即時対応を求める二階氏の怒号が響いた。「明日じゃ意味がない。たるんでいる。今日やるよう調整しろ」

 3日朝、北朝鮮が発射した弾道ミサイルの弾頭部分が日本の排他的経済水域(EEZ)に落下。事務方は4日に対策本部を開くつもりだったが、これに二階氏が激怒した。会合は3日夕に前倒しされ、中堅議員は「初日にガツンとやられた職員らには緊張感が走ったのでは」と語る。

 消費税の10%再増税先送りを首相に提言するなどの“一番やり”で知られた二階氏の言動は幹事長に就いても変わらない。3日には総裁任期延長論を提唱。都知事選で党推薦候補を破った小池氏とは4日に面会し「撃ち方やめだ」と処分に慎重な姿勢を強調した。

 対照的に谷垣氏は黒子型で、会見で自身の見解を明確にすることを避けた。財政再建派としてこだわりを持っていた消費税増税も最後は首相の決断に従った。ただ、党内には二階氏の総裁任期延長論について「早い」(下村博文幹事長代行)と戸惑う声も漏れる。首相の出身派閥の細田派からは、幹事長室に下村氏や西村康稔総裁特別補佐が送り込まれた。

 「二階氏が暴走しないよう監視の役割もあるのでは」(ベテラン議員)との見方もあり、強すぎる個性はスタンドプレーに陥る懸念もはらむ。(沢田大典、豊田真由美)

1439チバQ:2016/08/12(金) 00:07:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160811-00000067-san-pol
動いた二階氏 自民幹事長就任1週間 沖縄知事懐柔、職員に怒号…暴走には懸念
産経新聞 8月11日(木)7時55分配信

動いた二階氏 自民幹事長就任1週間 沖縄知事懐柔、職員に怒号…暴走には懸念
自民党・二階俊博幹事長の就任後の発(写真:産経新聞)
 自民党の二階俊博幹事長が早くも存在感を発揮している。谷垣禎一前幹事長の負傷を受けた突然の就任から10日で1週間が経過したが、安倍晋三首相の党総裁任期延長論を主導し、敵対した小池百合子東京都知事への処分問題では慎重姿勢を鮮明にするなど発信力を強めているからだ。目立つことを嫌う「静」の谷垣氏とは対照的な「動」の二階氏に、党内では期待と警戒が交錯している。(沢田大典、豊田真由美)

                  ◇

 二階氏は10日、予算要望のため党本部を訪れた沖縄県の翁長雄志(おなが・たけし)知事と向き合い、こう語った。

 「できるだけのことをして寄り添って歩んでいくことが大事だ。私も機会をみて沖縄を訪問したい」

 翁長氏らの野党勢力「オール沖縄」と自民党は先の参院選でも対決し、決して円満な関係とは言えない。だが、二階氏は会談後、記者団に「基地の問題も平和の問題もみんな自民党に責任がある。しっかりした対応をしていく」と断言した。「敵対勢力」をも取り込む老練な二階氏との面会を終えた翁長氏は、表情を緩めて党本部を後にした。

 一方、幹事長就任当日の3日、党本部の一室では即時対応を求める二階氏の怒号が響いた。「明日じゃ意味がない。たるんでいる。今日やるよう調整しろ」

 3日朝、北朝鮮が発射した弾道ミサイルの弾頭部分が日本の排他的経済水域(EEZ)に落下。事務方は4日に対策本部を開くつもりだったが、これに二階氏が激怒した。会合は3日夕に前倒しされ、中堅議員は「初日にガツンとやられた職員らには緊張感が走ったのではないか」と語る。

 消費税の10%再増税先送りを首相に提言するなどの“一番やり”で知られた二階氏の言動は幹事長に就いても変わらない。3日には総裁任期延長論を提唱。都知事選で党推薦候補を破った小池氏とは4日に面会し「撃ち方やめだ」と処分に慎重な姿勢を強調した。

 対照的に谷垣氏は黒子型で、会見で自身の見解を明確にすることを避けた。財政再建派としてこだわりを持っていた消費税増税も、最後は首相の決断に従った。

 ただ、党内には総裁任期延長論について「早い」(下村博文幹事長代行)と戸惑う声も漏れる。首相の出身派閥の細田派からは、幹事長室に下村氏や西村康稔総裁特別補佐が送り込まれた。「二階氏が暴走しないよう監視の役割もあるのでは」(ベテラン議員)との見方もあり、強すぎる個性はスタンドプレーに陥る懸念もはらむ。

1441名無しさん:2016/08/12(金) 06:52:33
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20160811k0000m010082000c.html
<臨時国会>召集日で政府・自民に距離 民進代表選からみ
08月10日 21:09毎日新聞

 秋の臨時国会の召集日が固まらない。審議日数を確保したい政府側は9月13日召集を検討しているが、自民党内では同15日の民進党代表選に配慮して、9月26日召集とすべきだとの意見が強い。国会運営をめぐる方針の違いが背景にあり、新しく就任した自民党の二階俊博幹事長の試金石にもなりそうだ。

 二階氏は9日の記者会見で「臨時国会の召集は政治的テーマとしては一番大事だ。民進党のことは十分頭に入れて対応していきたい」と述べ、召集日は柔軟に対応する意向を示した。民進党に譲歩する姿勢を見せることで、法案審議への協力を引き出したいとの思惑がある。自民党は26日召集、会期末を12月上旬とする検討を始めている。

 政府は臨時国会で、2016年度第2次補正予算案を成立させた後、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の承認案と関連法案、消費増税を再延期するための税制改正関連法案などの重要法案の成立を目指している。特にTPP承認案は先の通常国会で与野党が激しく対立したため、臨時国会でも審議の難航が予想される。国連総会など安倍晋三首相の外交日程も多いこともあり、13日召集を模索してきた。

 思惑が外れたのは、民進党代表選の日程が15日に決まったからだ。民進党は当初、7日投開票で予定していたが、党員・サポーターの登録作業の遅れなどから、日程を後ろにずらした。臨時国会が13日召集になると、代表質問は15日になる可能性がある。民進党は代表質問に新執行部で臨みたいことから、代表選後の召集を与党に要請している。

 国会日程は各党の党首選を避けて組まれるのが慣例。民進党国対幹部は、仮に召集が代表選より前になれば「開会式だけ出て初めからガチンコだ。代表質問も欠席だ」と述べ、対決姿勢を強める構えだ。

 政府がなお9月中旬の召集にこだわるのは、重要法案を成立させたうえで、12月上旬の日程に余裕を残し、年内解散のフリーハンドを維持するためとの見方もある。閣僚経験者は「年末にいろいろな余地を残しておくことが大事なのだろう」と政府の狙いを分析している。【高橋恵子、朝日弘行】

 ◇◆臨時国会で政府が成立を目指す主な法案

・16年度第2次補正予算案

・消費増税再延期の税制改正関連法案

・TPP承認案と関連法案

・年金制度改革関連法案

・労働基準法改正案

1442名無しさん:2016/08/13(土) 21:04:57
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160809/k10010628851000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_030
自民 改憲議論は野党に配慮し丁寧に
8月9日 20時33分
自民党の二階幹事長ら新執行部は野党各党に就任のあいさつを行い、民進党が憲法改正については国会で慎重に議論するよう求めたのに対し、自民党は野党にも配慮しながら丁寧に議論を進めていく考えを伝えました。
自民党の二階幹事長ら新執行部は国会内で野党各党に就任のあいさつを行いました。このうち、民進党を訪れた際に長妻代表代行が憲法改正について、「いわゆる改憲勢力が衆参両院で3分の2の議席を占めているが慎重にじっくり議論するよう差配してほしい」と求めました。
これに対して二階氏は、「国会終盤に与野党が激突するようなやり方は好ましくない。最初から野党側とも十分に話し合いながらやっていきたい」と述べたほか、茂木政務調査会長も、「まずは議論を始めることが重要で、真摯(しんし)に対応したい」と述べ、野党側にも配慮しながら丁寧に議論を進めていく考えを伝えました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160810/k10010630081000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_022
自民幹事長 沖縄振興予算確保に党として協力
8月10日 14時35分
自民党の二階幹事長は沖縄県の翁長知事と党本部で会談し、来年度も、今年度と同様、3000億円台の沖縄振興予算の確保などへの協力を求められたのに対し、「政権与党として責任がある」と述べ、党としても協力していく考えを伝えました。
来年度・平成29年度予算案の概算要求を前に東京を訪れた沖縄県の翁長知事は、総理大臣官邸に続いて、自民党本部を訪れ、今年度と同様、3000億円台の沖縄振興予算を確保することなどを盛り込んだ要望書を二階幹事長に手渡しました。そして、翁長知事は「自民党といろいろな話し合いができる関係を作りたい」と述べ、要望の実現に向けた協力を求めました。
これに対して、二階氏は「政権与党には、予算のほか、基地や平和の問題も含めて責任があるので、しっかり対応していきたい」と応じ、協力していく考えを伝えました。
会談のあと、二階氏は記者団に対し、「沖縄の将来を考えて、党としても、寄り添って歩んでいくことが大事だ。機会を見て沖縄を訪れるとともに、政府とも綿密に調整を行い、希望に沿うよう努力していきたい」と述べました。
これに先だって、翁長知事は高村副総裁にも協力を要請し、高村氏は「沖縄には安全保障の面でお世話になっている」と述べたうえで、振興予算と基地の問題は切り離して対応すべきだという考えを示しました。

1443名無しさん:2016/08/14(日) 09:54:47
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160806-00000040-jij-pol
安倍首相、任期延長に布石=「1強」に波乱も-内閣改造・自民役員人事〔深層探訪〕
時事通信 8月6日(土)8時28分配信

 3日の内閣改造・自民党役員人事で、安倍晋三首相は政権の骨格を維持しつつ、党内各派にも一定の配慮を示し、安定重視の姿勢をにじませた。2018年9月に切れる党総裁任期の延長に向け、布石を打ったとの観測も広がる。一方、「ポスト安倍」候補と目されてきた石破茂氏が閣外に去り、「次」への意思を鮮明にした。首相に対する不満の受け皿となる可能性もあり、「安倍1強」体制には波乱の予感も漂う。

 
 ◇ぎらつく二階氏起用
 「盤石の態勢を築くことができた。この道を力強く前へ進んでいく」。首相は3日、再改造内閣発足後の記者会見でこう自賛した。

 首相は今回の改造で、盟友の麻生太郎副総理兼財務相や腹心の菅義偉官房長官を続投させるとともに、山東派を除く派閥・グループから人材を登用。適齢期を迎えた各派の「入閣待機組」にも、19ある閣僚枠のうち8ポストをあてがい、党内の期待に応えようと努力する姿勢を示した。

 ひときわ注目を集めているのが、首相の総裁任期延長論を唱える二階俊博氏の幹事長起用だ。首相は谷垣禎一前幹事長の続投を模索し、二階氏はいわば「次善の策」。だが、谷垣氏留任の場合でも、二階氏は引き続き総務会長として党内ににらみを利かせ、長期政権を後押しするとみられていた。「二階幹事長ということは総裁任期延長だ」。首相周辺が解説する通り、幹事長交代で結果的にこうした思惑がよりぎらつく形となった。

 背景にあるのは首相が悲願とする憲法改正だ。残り2年余りの総裁任期の間に衆参で改憲発議して、国民投票につなげられるかは見通せない。「在任中の改憲」を掲げる首相にとって、任期延長は有力な選択肢となる。首相の出身派閥である細田派幹部は「任期満了1年前から政権は死に体化する。残り2年といっても、実質は1年しかない」と指摘。党内論議を急ぐ必要があると説く。

 そんな声に呼応するかのように、二階氏は就任会見で、総裁任期延長について「何か機関を設けて議論をする場をつくっていくことが大事だ。一定の期間を設けて結論を出していくのがいい」と述べ、具体的な政治課題として取り組む意向を明確にした。

 ◇「石破つぶし」辞さず
 一方、首相は石破氏が農林水産相ポストを固辞し、閣外に出る決意が固いとみるや、すかさず手を打った。石破派幹部の山本有二氏を閣内に引き入れたのだ。首相周辺は「石破氏を完全に野に放つと大変なことになる。山本氏は抑止力として入れた」と狙いを明かす。いざとなれば「石破つぶし」も辞さない構えだ。

 これに対し、石破氏は今月1日、国会近くのホテルで自らの派閥会合を開催。出席者を前に「政権構想づくりを充実させたい」とポスト安倍への意欲を鮮明にした。今後、自派の勉強会の頻度を上げるなど準備を本格化させる構えだ。

 自民党内では先の東京都知事選の際、党推薦候補と争った小池百合子氏に石破氏が協力しているのではないかとの臆測が広がった。今後、小池氏が党都連と対決する中で石破氏が連携すれば、「反安倍」勢力の核になるとの見方もある。

 当面は「安倍1強」の状況に変化はなく、石破氏が存在感を示すのは難しいとの見方が党内の大勢だが、内閣支持率が現在の水準を維持できる保証はない。首相が総裁任期を延長し、長期政権への「切符」を手に入れられるのかも見通せない。

 「これで明確な対抗軸ができる。党内のパワーバランスも徐々に変わってくる」(ベテラン議員)。石破氏の新たな動きに、党内からはこんな声も聞こえてくる。

1444名無しさん:2016/08/14(日) 09:59:02
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160808-00010009-agora-pol
参議院〜都知事選〜二階幹事長、安倍一強時代の終焉へ --- 渡瀬 裕哉
アゴラ 8月8日(月)16時30分配信

自公日VS野党共闘で政局は「55年体制」に逆戻りへ
2009年の民主党による国政選挙を通じた政権交代の幻想から目が覚めない政治関係者は、いまだに与野党という枠で政局を語る癖が抜けていません。しかし、野党共闘によって野党第一党の民進党が著しい「左傾化」を歩む中、日本の政治は「55年体制」に近いものに先祖返りしたと感じています。

55年体制とは1955年に成立した自民党・社会党の2つの万年与党・万年野党の間で行われてきた八百長のような政治体制であり、同体制下にあって日本の政権交代は「自民党内の派閥による疑似的な政権交代」によって行われてきました。

現在、野党共闘によって完全に時代遅れの左翼臭を漂わせる野党側が政権を取り戻す可能性が皆無となったことで、中選挙区と小選挙区比例代表制という選挙制度の違いはあるものの、部分的に派閥闘争による政治力学が復活したと看做すことができると思われます。

政局上の野党の存在感が希薄化した参議院議員選挙、総裁派閥である清和会による東京都・金城湯池支配の終わり、非主流派の台頭を印象付ける内閣改造・党人事など、安倍政権の屋台骨である自民党内の不安定化要因は非常に大きなものになりつつあります。

非主流派・二階幹事長の誕生、細田総務会長就任に見るパワーバランスの変化
最も注目すべき政局上の変化は、二階幹事長の誕生、です。安倍政権と距離が必ずしも近くない二階氏が幹事長という要職、つまり自民党の公認権の差配や政党助成金などの分配を決定できる立場についた意味は極めて重いものです。また、選挙対策委員長に首相に近い古屋圭司氏を置いたものの、古屋氏の所属派閥が二階派である点も注目に値します。

つまり、自民党議員の死活的な利益である「選挙」に関する部分は全て非主流派である二階派がおさえる形となっています。これは自民党内において清和会の影響力が徐々に低下していくことを意味しており、小泉政権から続く自民党・清和会一強時代の終わりにつながる一手となった可能性があります。

消費税増税見送りも含めて、首相官邸と財務省と近しい関係にある谷垣・麻生らの宏池会系派閥との間に隙間風が吹いており、小泉政権以来大枠として継続してきた清和会+宏池会の一部による連合の枠組みが崩れ始めています。

清和会の派閥の領袖である細田氏を総務会長に充てる必要があるほどに同派の人材が不足しつつある中、選挙対策委員長の経験を積んだ茂木政調会長(平成研)、古屋・現選挙対策委員長は自民党の将来的な中核を担う人材になるものと推測されます。

1445名無しさん:2016/08/14(日) 10:00:29
>>1444

自民党内の勢力構造の変化が大阪・東京に影響を与える可能性も
また、野党側に対するインパクトとしても二階幹事長の人事は非常に大きな意味を持っています。首相官邸が大阪維新と極めて近い関係を維持していることは周知の事実ですが、維新と二階氏が犬猿の仲であることから官邸と自民党の間に維新に対する方針の違いが目立つようになる可能性があります。

一方、東京都においてはオリンピック利権を巡って、清和会の事実上のドンである森元首相に反旗を翻した小池新都知事が誕生しました。それに伴って清和会やそれに近いポジションを維持してきた都連5役が職を辞する事態となっています。

そのため、大阪とは事情が異なり、東京側では非主流派の旗が立つ可能性が出てきています。二階幹事長は政党遍歴の過程で政治行動をともにしてきた小池氏に対して党との関係修復に前向きな姿勢を取り続けています。また、安倍首相に対する総裁選の対抗馬として名前が取り沙汰された野田聖子氏が小池氏に都知事選の早い段階でエールを送っていたことは印象的な出来事でした。

大阪・東京の両地域で地域政党の誕生が現実化するかどうかは予断を許さないものの、自民党という軸で見た場合、大阪・東京の政局上の利害は必ずしも一致しておらず、中長期的には全国的な基盤形成に失敗した大阪維新は衰退し、東京・小池勢力にとっては勢力拡大に向けてやや有利な風が吹いているものと思われます。

安倍政権が小池氏以来の女性大臣である稲田氏を防衛相に持ってきたことは、清和会の次期総理候補の育成プランの一環であるとともに、必ずしも安倍政権と近い関係とは言えない小池氏に対する当てこすりの面もあるのではないかと推察されます。いずれにせよ、自民党内での勢力バランスの変化は大阪・東京という二大都市における政局構造の変化に強い影響を与えていくことになるでしょう。

安倍首相の地位は安泰か?、衆議院解散のタイミングで新たな政局の展開へ
野党は「アベ政治を終わらせる」という意味不明なスローガンを掲げ続けてきましたが、仮にアベ政治なるものが安倍政権を意味するのであれば、アベ政治は野党の掛け声ではなく自民党内の政変で倒れる可能性が出てきました。

与党で衆参両院の3分の2の議席を確保したことは、結果として安倍政権の安定性を揺るがすほどに議席を取りすぎてしまったと言えるのかもしれません。野党の存在が無意味化・陳腐化する中で、自民党内での権力闘争が再び活気を取り戻してきた状況となっています。

安倍首相にとっては伝家の宝刀である衆議院解散のみが政権維持のための切り札として残っている状況です。同政権の宿願である憲法改正発議または北方領土返還交渉いずれかを成就するために、安倍政権が残された政治資源をどのように使っていくのか興味深い展開となっています。


本記事の内容は所属機関とは関係なく渡瀬個人の見識に基づくものです。取材依頼や講演依頼などはyuya.watase02までお願いします。

渡瀬 裕哉

1446名無しさん:2016/08/14(日) 10:10:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160808-00050222-yom-pol
自民党の古賀誠・元幹事長、内閣改造を語る
読売新聞 8月8日(月)23時49分配信

 自民党の古賀誠・元幹事長は8日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、3日の内閣改造で留任した岸田外相や、安倍首相からの閣内残留の要請を固辞した石破茂・前地方創生相らについて語った。

 古賀氏は、「ポスト安倍」候補と目される岸田、石破両氏の次期総裁選への戦略について、「石破氏は一兵卒として求心力を高めようということだろう。岸田氏は外相として実績を積み上げて『ポスト安倍』に照準を合わせるやり方だ」と指摘。その上で、「どちらが良いという問題ではない。それぞれの戦略や個性の違いだ」と述べた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160809-00000582-san-pol
民進党代表選 自民・二階俊博幹事長 臨時国会の日程考慮の考え示す
産経新聞 8月9日(火)12時11分配信

 自民党の二階俊博幹事長は9日の記者会見で、民進党代表選(9月15日投開票)について「十分頭に入れて対応していきたい」と述べ、9月13日にも召集される臨時国会の日程調整において考慮する考えを示した。

1447名無しさん:2016/08/14(日) 10:13:19
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160809-00098279-diamond-soci
内閣改造人事が暗示する「成長戦略不発」と「女性首相」
ダイヤモンド・オンライン 8月9日(火)8時0分配信

 安倍晋三首相は、内閣改造・党役員人事を行い、第3次安倍再改造内閣が発足した。首相は最優先課題は経済だとして、麻生太郎副総理・財務相や菅義偉官房長官、石原伸晃経済財政・再生相ら主軸の経済閣僚を留任させて、「成長戦略を一気に加速する」と宣言した。

● 「安倍人事」最大の焦点 幹事長交代を考える

 今回の「安倍人事」の最大の焦点は、自民党幹事長の谷垣禎一氏から二階俊博氏への交代だろう。安倍首相は、ケガで入院している谷垣幹事長を、「余人をもって代えがたい」と続投させようと検討したという。しかし、谷垣幹事長が固辞したため、二階総務会長を後任に充てる人事を決断した。この交代が、今後の経済政策の運営や政局に与える影響は大きい。

 この連載では、谷垣幹事長と二階総務会長の関係を論じたことがある(第89回p3)。それは、財政再建派の重鎮・谷垣幹事長と、族議員のリーダーで「国土強靭化推進」の二階総務会長は「水と油」のように思われるが、意外にいい関係だということだった。国土強靭化の積極的財政出動策は、10%への消費増税を見込んだものだったからだ。消費増税の必要性について、谷垣幹事長と二階総務会長の考えは、実は一致していたといえた。

 実際、アベノミクスは財務省と財政再建派によって進められてきた(第82回)。「第1の矢(金融緩和)」は財務省出身の黒田東彦日銀総裁、「第2の矢(財政出動)」は財務省主導だった(第61回p2)。アベノミクス「第1の矢」「第2の矢」は増税実現の環境整備のためだったともいえるのだ。

 もっとも、財政再建派の政治家は、将来の増税の布石とはいえ、「第1の矢」「第2の矢」のために財政再建が遅れることに不満だった。だが、谷垣幹事長は、財政再建派の不満を抑える役割を果たしてきた。誠実な人柄で知られ、政界での人望も厚い谷垣幹事長(第44回)が、アベノミクスを支持する姿勢を貫いていたために、財政再建派は、表立ってアベノミクスに反旗を翻せなかったのだ。

 しかし、2014年4月の消費税率5%から8%の引き上げこそ、予定通り行われたが、10%への引き上げは2015年10月、2017年4月と続けて延期された。しかし、谷垣幹事長は、首相の決断に対して、全く無力であることを晒してしまった(第133回p5)。

 谷垣幹事長は、昨年末の消費増税に伴う軽減税率導入決定の際にも、安倍首相の決断に対して無力であった(第121回p2)。この谷垣幹事長の「非力」さに対して、財政再建派の不満が溜まりつつあった。財政再建派の急先鋒・園田博之氏は、「このまま谷垣幹事長を支えても無駄だ」と吐き捨てていたという。

1448名無しさん:2016/08/14(日) 10:13:44
>>1447

 繰り返すが、安倍首相は、谷垣禎一という政治家を「余人をもって代えがたい」と高く評価していた。法相や幹事長として、集団的自衛権の限定的行使容認、安保法制、そしてアベノミクスの推進と、自らの政治家としての思想信条を抑えて、一貫して首相を支えてきたからだ。

 しかし、その谷垣幹事長を交代させなければならなくなった。当初、細田博之幹事長代理や、岸田文雄外相の幹事長起用が取りざたされたが、最終的に二階総務会長の起用となったのは、谷垣幹事長では抑えきれなくなっていた財政再建派の不満を、更に強く抑え込む腕力のある政治家が求められたということだ。

● 評価二分の中でアベノミクスを断行するには 二階新幹事長の強力な政治力が必要だ

 参院選での与党大勝で、アベノミクスの継続は一応有権者のお墨付きを得たように思われる。しかし、実際のアベノミクスの評価は、国論を二分しているといえる(第133回)。

 アベノミクス推進派は、景気悪化の理由を、2014年4月の5%から8%への消費増税と中国などの海外要因であるとし、金融緩和による雇用の改善を根拠としてアベノミクスは成功していると主張している。一方、アベノミクス反対派は、景気悪化は国際経済の悪化も消費増税も関連がないと指摘し、景気悪化の真因は実質賃金の下落であるとする。そして、実質賃金の減少は、高齢化の進展による労働人口の減少、経済の先行きに確信が持てず設備投資や賃金引き上げを行えない企業経営という構造問題であるとする。

 しかし、評価が真っ二つであるにもかかわらず、安倍首相は、「この道しかない」と、アベノミクスを更に進めることを決定し、事業規模28兆円超の経済対策を閣議決定した。リニア中央新幹線の開業前倒しなど「21世紀型のインフラ整備」、訪日客を4000万人に増やすための大型クルーズ船向けの港湾整備や羽田空港の強化、「条件不利地域の振興」など従来型の公共事業、農業は環太平洋経済連携協定(TPP)対策の一環としての農産物輸出基地の整備、中小企業の資金繰り支援などが盛り込まれた。

 反対論を抑えて、経済対策を断行するには、賛成派と反対派のバランスをとるのではなく、「族議員のドン」二階新幹事長の強力な政治力を無制限に使う必要がある。新幹事長人事には、安倍首相の明確な意図が込められている。

1449名無しさん:2016/08/14(日) 10:14:04
>>1448

● 経済閣僚の留任で金融・財政政策を徹底的に行う一方で 成長戦略は、単なる「支持率調整」でしかない

 安倍首相は、麻生副総理・財務相・金融相、菅官房長官、石原伸晃経済財政担当相、塩崎恭久厚労相らを留任させ、第二次安倍政権発足時の経産相だった茂木俊充氏を政調会長に起用した。これらも、明らかにアベノミクスの継続を意図したものである。

 早速、麻生財務相は、黒田東彦日銀総裁と異例の会談を行い、2016年度に2.4兆円の発行を予定している40年債で数千億円上積みし、それを日銀が市場を通じて買い入れる検討を始めた。日銀が政府に返済不能の資金を供給する「ヘリコプターマネー」を市場参加者に連想させて、円安・株高を促進する狙いだという見方がある。少なくとも、政府・日銀が一体となって金融・財政政策を徹底的に行うという強い姿勢を示すことにはなる。

 しかし、金融・財政政策がいずれ効果が切れてしまう「時間稼ぎ」に過ぎないものだということは、安倍首相も理解しているはずだ(第51回p6)。今回の経済対策でも、「働き方改革」や「産業構造改革」、そして人工知能(AI)やロボット、モノとインターネットがつながるIoTを活用した新ビジネスの創出支援や社会制度改革などの「第4次産業革命」が含まれた。だが、内閣改造からは、安倍政権の本気度は見られない。

 「働き方改革担当相」を、加藤勝信一億層活躍相が兼務することになった。「一億総活躍担当相」は、どう英訳するのかわからない仰々しい肩書だが、働き方改革担当相も、それに劣らずよくわからない。加藤氏はそれ以外にも、「女性活躍担当相」「再チャレンジ担当相」「拉致問題担当相」「国土強靱化担当相」「内閣府特命担当相(少子化対策男女共同参画)」を兼務してきた。しかし、まるで一貫性のなさそうなこれらの業務には、「国民の支持を受けやすい課題」という共通点がある。加藤氏は事実上「支持率調整担当相」であり、首相官邸に陣取って、支持率が下がりそうになったらタイミングよく国民に受ける政治課題を出していくのが真の役割といえる(第122回)。

 また、成長戦略を担当する経済産業相に起用された世耕弘成氏も、小泉純一郎政権期から長きにわたって、自民党の広報戦略を担ってきた人物だ。初入閣で、成長戦略のかじ取りをする力量は未知数だ。だが、成長戦略を「支持率調整」に使いたい首相の意図だけはよくわかる。

1450名無しさん:2016/08/14(日) 10:14:30
>>1449

 これまで、成長戦略は遅々として進まなかった(第131回)。「第4次産業革命」は米国やドイツの後塵を拝している分野だ(第113回)。だが、残念ながら、今回の内閣改造からは、安倍政権の成長戦略に対する意欲が、まるで感じられないのである。

● 安倍首相は「任期延長」後、 日本初の女性首相が誕生するか

 今回の安倍人事のもう1つの焦点が、2018年9月の安倍首相の党総裁任期終了後の「ポスト安倍」を巡る動きだった。有力候補とされる岸田外相は留任し、石破茂地方創生相は閣外に去った。しかし、安倍首相は2人のどちらにも首相の座を譲るつもりはないように思われる。

 二階新幹事長は、安倍首相の党総裁任期延長について、「(安倍首相が)余人をもって代えがたしという状況が生まれてくれば、大いに検討に値する」と前向きな考えを示している。筆者は、安倍首相の任期延長はリアリティがあると思う。2020年に東京五輪開催という、特別な時期である。五輪前に首相交代しないほうがいいという考えは、国民に理解されやすいと思うからだ。

 安倍首相の任期が1期3年延びれば、首相の退陣は2021年9月となる。そうなると、かつての小泉元首相が麻生氏、谷垣氏、高村正彦現副総裁を「中二階」と呼んで使い捨てたように、岸田外相、石破前地方創生相を飛ばして、次の世代が後継候補に浮上するのではないだろうか。

 ズバリ言えば、安倍首相の意中の後継首相候補は、稲田朋美氏だ。彼女を防衛相に起用したことから、首相独特のあまり「日本的」ではない人材育成の考え方が示されているからだ。

 日本的な人材育成の「常識」では、稲田氏が安倍首相の意中の後継候補なら、防衛相にすることはない。保守的な思想信条を持つ稲田氏の起用には、中国・韓国が早くも批判を展開している。また、その保守的な言動に対して、マスコミの鋭い突っ込みが既に始まっている。稲田氏にとって防衛相は難しいポストだ。だが、首相は稲田氏にとって難しいポストだからこそ、あえて起用したのだろう。

1451名無しさん:2016/08/14(日) 10:15:12
>>1450

 前回の小池百合子東京都知事誕生の論考でも触れたが、世界がこれまでの常識が全く通じないような激動の時代に入った今、日本的な年功序列の組織の論理の中で、静かに意見を言わず、上の指示に従い、順番が来るのを待っているような人材が指導的な立場になる時代は終わった(第137回)。安倍首相はそう考えているはずである。

 なぜなら、安倍首相自身、保守的な思想信条や政策が常に国内外の批判に晒されてきた。外交でも、中国の拡張主義など難局に直面してきた。日本の現役の政治家では唯一、首相の座から一度追われて、雌伏の時を経て返り咲いてもいる。首相は、他の政治家が経験していない「修羅場」をくぐってきた政治家である。

 安倍首相は、従来の日本の人材育成策のような、年功序列の中で大事に育てるようなやり方をよしとしないはずだ。修羅場を経験して、乗り切った人物にこそ後継を任せたいと考え、あえて稲田氏に試練を与えるのだろう。

 稲田防衛相は、安倍首相の厳しい人材育成策に応える力量がある。党政調会長として、性的少数者の差別解消を目的としたLGBT法案の検討の際には、「LGBTは『左翼』の運動ではなく『人権』の問題だ」と主張し、「彼らが誤解に苦しんでいるのなら、自分らしく生きられる社会を作らねばならない」と述べた。また、「女性活躍」の政策を推進し、保育士の待遇を7%アップする緊急対策を策定するなど、保育の受け皿拡大を民主党政権時の倍以上のスピードで進めてきた。稲田氏は、自らの保守的な思想信条を超えて、現実的な政策対応をする経験を積んでいるのだ。

 アンゲラ・メルケル独首相、テリーザ・メイ英首相、小池百合子東京都知事に続いて、蓮舫氏が民進党代表になり、ヒラリー・クリントンが米大統領になる可能性は低くない。「女性指導者」は世界的なブームといえるが、安倍首相の稲田防衛相起用には、単なるブームを超えた本気が感じられる。

 ちなみに、2021年の総裁選で、稲田防衛相に対抗するのは、野田聖子元郵政相となるだろう。彼女もまた、郵政民営化を巡り小泉首相(当時)に反抗して離党したり、安倍首相に対抗して唯一、総裁選に出馬しようとしたり、さまざまな「修羅場」をくぐり、一人で闘える女性政治家である。今後、アベノミクスが危機に陥るような事態になれば、「順番待ち」の政治家には首相は務まらなくなる。修羅場の経験値が高い、野田氏の出番が来ることになる。「安倍一強」の後、日本初の女性首相が誕生する可能性は高いと考える。

上久保誠人

1452名無しさん:2016/08/14(日) 11:10:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160812-00000155-mai-pol
<辺野古移設>目立つ政府の強硬 「振興予算リンク論」展開
毎日新聞 8月12日(金)22時41分配信

 沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、7月の参院選沖縄選挙区で前沖縄・北方担当相の島尻安伊子氏が落選して以降、首相官邸の強硬姿勢が目立つようになっている。基地問題と沖縄振興予算は「関連しない」としてきた従来の姿勢を転換し、関連があるとの「リンク論」を展開。政府と沖縄の司法闘争が年明けに決着すれば、すぐに埋め立て工事に着手する構えだ。

 「沖縄はしっかりと前に進んでいる」

 菅義偉官房長官は10日、2017年度の予算要望で官邸を訪れた翁長雄志知事と向き合った際に、近年の沖縄の経済成長や雇用改善をたたえ、今後も沖縄振興に力を入れる考えを強調した。しかし政府が支出する来年度の沖縄振興予算は「3000億円台確保」の政府方針は維持するものの、沖縄側が求める今年度当初予算(3350億円)の規模を下回るとの見方が大勢だ。

 政府は13年12月、振興予算を21年度まで毎年3000億円台確保する方針を決めた。当時の知事は辺野古沖埋め立てを承認した仲井真弘多氏。3000億円台は移設容認に対する「事実上の見返り」とみられてきた。政府内には、翁長知事の下で移設反対に転じた沖縄に対し「約束を守らず『いいとこ取り』をしている」(首相官邸筋)とのいら立ちが募っている。

 官邸が強硬姿勢に転じた背景には、沖縄県内の政治日程がある。今年は1月の宜野湾市長選と6月の県議選、参院選と重要な選挙が続き、政府は沖縄世論を刺激しないようにしてきた。一方で今後は当面大きな選挙は予定されていない。政府方針と県内世論との間で板挟みになってきた自民党県連や「反知事派」の首長らの理解も得やすいタイミングと判断している模様だ。

 参院選直後には、米軍北部訓練場(沖縄県東村、国頭村)の一部返還に伴うヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)の移設工事を、反対派のデモを押し切って再開。辺野古移設でも、埋め立て工事を伴わない陸上工事を早期に着手する方針だ。

 さらに菅氏は8月4日の記者会見で、基地問題と振興費は「リンクしている」と表明。政府高官は、県産の泡盛・ビールの酒税軽減など税制優遇の延長も「一つ一つ精査する」と指摘し、地元経済界に圧力を掛け、翁長県政を揺さぶる姿勢をちらつかせている。

 ただ、強気一辺倒の官邸に対し、自民党幹事長に就任した二階俊博氏が県とのパイプ役として存在感を増すとの観測が出ている。二階氏は、沖縄県に自身の後援会を作るなど独自の人脈を持つ。10日に予算要望のため党本部を訪れた翁長氏と会談し「寄り添って歩むことが大事。沖縄の希望に沿えるよう努力する」と協力姿勢を示した。翁長氏は会談後、記者団に「大変ご理解があって、私自身も20年来、二階先生にはある意味でご指導いただいている」と語り、期待をのぞかせた。新たな沖縄・北方担当相の鶴保庸介氏が自民党二階派であることも、二階氏の影響力が注目される要因だ。

 官邸ペースで移設が実現する保証はなく、融和姿勢を示す二階氏との間で「足並みが乱れる可能性がある」(自民党関係者)と懸念の声も出始めている。【高本耕太】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160811-00057045-okinawat-oki
<沖縄関係予算>自民・二階氏、予算確保に理解 翁長知事と会談
沖縄タイムス 8月11日(木)15時0分配信

 【東京】翁長雄志知事は10日、自民党本部で二階俊博幹事長と会談し、来年度の沖縄関係予算3千億円台の確保や酒税の軽減措置など沖縄振興に関する税制9制度の延長・拡充の実現を求める要請書を手渡した。

 会談後、二階氏は「できるだけ沖縄の希望に添えるように努力したい」と要請内容の実現に協力する考えを示した。

 名護市辺野古の新基地建設問題では政府・自民党と立場が違う翁長知事からの要請について、二階氏は「政権与党は予算のほか基地や平和の問題も責任がある。しっかりした対応をしていくと知事にも申しあげた。党としてできるだけのことをして寄り添って歩んでいくことが基本的に大事だと認識している」と述べ、「喜んでお目にかかりました」と話した。また、二階氏は「機会を見て訪問したいと申し上げた」として沖縄訪問にも意欲を示した。

 翁長知事は会談後、「大変理解をいただいた。今後も意見交換できるでのはないか」と期待を込めた。

 翁長知事は高村正彦副総裁にも同様の要請をした。

1453名無しさん:2016/08/14(日) 11:11:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160811-00000082-mai-pol
<自民党総裁>「任期延長」の議論活発に
毎日新聞 8月11日(木)22時35分配信

 ◇首相 政権の求心力維持狙う

 安倍晋三首相の自民党総裁任期を巡る議論が党内で活発になってきた。党則に従えば首相は2018年9月に退任するが、それまでにはまだ2年ある。早々と延長論が浮上した背景には、憲法改正や次期衆院選などで首相の政治判断の幅を広げ、政権の求心力を保とうとする周囲の思惑が透ける。一方、「ポスト安倍」をうかがう面々は気が気でない。【加藤明子】

 任期延長論の口火を切ったのは二階俊博幹事長だ。7月の参院選から間もなく、総務会長としての記者会見で「安倍総裁の内外での活躍に党内で議論を差し挟む人はいない」と延長容認を明言した。二階氏は昨年の党総裁選でも首相の無投票再選をいち早く支持し、流れを作った「実績」があるだけに、党内に波紋が広がった。

 首相自身は3日、内閣再改造後の会見で「課題は山積しており、その仕事を果たしていくことに全力を尽くす。延長はまったく考えていない」と否定した。

 ただ、これを額面通り受け取ることはできない。もともと首相周辺には2020年の東京五輪・パラリンピックまで務めてほしいという期待がある。仮に任期が延長されると、在任中に改憲を実現する可能性が高まり、衆院解散・総選挙の時期の選択肢も広がるため、党内で地ならしが進むことは首相にとってもマイナスではない。

 首相に近い自民党議員は「任期が残り1年になると政権がレームダック化する。延長するならその前に決めるべきだ」と語る。二階氏は幹事長就任後、年内にも党内で結論を出す考えを表明した。

 しかし、党内には時期尚早という見方も少なくない。下村博文幹事長代行は「安倍政権のおごりと国民に思われたらプラスにならない」と指摘する。

 参院選に勝利したとはいえ、看板の経済政策「アベノミクス」に限界が見え始め、政権に順風が続く保証はない。首相を支える同党幹部ですら「任期延長を可能にしたところで、このまま内閣支持率を維持するのは簡単ではない」と漏らす。

 任期延長論は次期総裁選びとも深く関わっている。首相が将来の首相候補と見込む稲田朋美防衛相が「安定政権が続くことで日本の存在感を世界に示せる。延長も視野に入れて議論すべきだ」と二階氏に同調するのに対し、「ポスト安倍」を目指す岸田文雄外相は「ずいぶん気の早い話ではないか」とけん制。石破茂前地方創生担当相も「やるべきことの優先順位を間違えてはいけない」と語った。

 今回の改造人事で、首相の要請を断って閣外に出た石破氏にとって、延長論の行方は自身の政権戦略に大きく影響する。

1454名無しさん:2016/08/14(日) 11:11:35
>>1453

 ◇自民党総裁任期は変更たびたび その時々の党内力学が反映

 1955年の結党以来、自民党の総裁任期に関する規定は変更を繰り返してきた。戦後の長期政権のもと、総裁になることが首相の座に直結したため、その時々の党内力学が色濃く反映された。

 総裁任期は当初、党則で「2年」とだけ定められていた。60年に再選が可能と明記されたが、回数の制限はなく、多選の余地を残した。佐藤栄作氏は4選され、64年から72年にかけて7年8カ月にわたる長期政権を築いた。佐藤氏の時代に1期は2年から3年に延びた。

 佐藤政権をきっかけに、多選を禁止すべきだという意見が党内で強まる。77年に1期が3年から2年に戻ったのは、当時の福田赳夫首相と大平正芳幹事長の間で激しい政争があったからだとされる。

 80年には連続3選を禁じる党則改正が行われ、現在に至っている。禁止規定ができた後、総裁任期を延長したのは中曽根康弘氏だけだ。同氏は82年に就任し、84年に再選されたが、86年7月の衆参同日選で自民党が大勝したのを受け、特例で1年間の任期延長が認められた。

 その際、「1年間以内なら延長できる」と党則が改正されたが、これは2002年の小泉純一郎首相時代に削除された。

 安倍首相が任期を延長するには、党則の改正が必要になる。二階幹事長は党内に検討会議を設ける考えを示しており、中曽根氏と同様に特例で延長するのか、「3期9年まで」と抜本改正するのかが論点になりそうだ。

 改正案は総務会で提案され、党大会で出席者の過半数の賛成によって可決される。党大会に代わる両院議員総会を開き、出席者の過半数の賛成で決定し、党大会で追認する方法もある。

 第1次安倍政権以降、旧民主党政権を含めて首相がほぼ1年ごとに交代する事態が続いた。第2次、第3次安倍政権は久々の「長期政権」で、安倍首相の在任期間は通算4年8カ月になる。

 政治制度は異なるが、ドイツのメルケル首相は05年11月から10年9カ月にわたって政権を率いている。米大統領の任期は最長2期8年で、オバマ大統領は来年1月に退任する。

1455名無しさん:2016/08/14(日) 11:13:32
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20160810-00000046-jnn-pol
翁長知事と会談の二階氏「基地問題も平和の問題も自民党の責任」
TBS系(JNN) 8月10日(水)21時14分配信
 自民党の二階幹事長は、沖縄振興予算をめぐって翁長知事と会談しました。会談後、二階幹事長は、「基地の問題も平和の問題も自民党の責任」と述べて、振興予算で県側の希望に沿えるよう努力する姿勢を強調しました。

 「基地の問題も平和の問題も、みんな自民党の責任にあるわけですから。しっかりした対応をしていかなきゃならん」(二階俊博 幹事長)

 二階幹事長は、沖縄振興予算の要請のため党本部を訪れた翁長知事とおよそ30分にわたり会談。その後、記者団に対し、「沖縄の将来を考えて自民党としてはできるだけのことをして寄り添って歩んでいくことが基本的に大事だと認識している」と述べたうえで、「総合的に判断しできるだけ沖縄の希望に沿えるよう努力したい」と強調しました。

 また二階氏は会談で、機会を見て沖縄を訪問したいと翁長県知事に伝えたということで、今後も対話を重ねる姿勢をアピールした形です。(10日14:31)
最終更新:8月10日(水)22時38分TBS News i

1456名無しさん:2016/08/14(日) 11:14:57
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160810-00010000-seijiyama-pol
自民党都連と都議会自民党、都政のカギを握るのは?
政治山 8月10日(水)11時50分配信

 小池百合子・新都知事と自民党東京都連(TOKYO自民党)を巡る対立に注目が集まっています。自民党都連とは、どんな組織なのでしょうか。

都内の全自民党議員を束ねる組織
 自民党都連は千代田区永田町の党本部を拠点とし、特別区(23区)、多摩地域(26市3町1村)、島しょ部(2町7村)の全区市町村に総支部(連絡所)を設けています。区市町村の議員だけでなく、都内を地盤とする国会議員も所属し、各事務所等を連絡先としています。

 今回、都連では、推薦候補が小池知事に大敗した責任を取って、経済再生相の石原伸晃会長や都議の内田茂幹事長ら執行部の5役が辞任することを了承しました。両氏のほかに、それぞれ衆院議員の下村博文会長代行、鴨下一郎政調会長、平沢勝栄総務会長の3人も役職の辞任が決まりました。

都議会自民党にも幹事長や総務会長、政調会長
 都連には、都議会自民会派(都議会自民党)も含まれます。同派の組織図は、役員会の下に執行部と総務会、政務調査会があり、それぞれに幹事長、総務会長、政務調査会長や各役職の代行、副会長がいます。都連にも同様の役職があるために、分かりづらい二重構造になっています。

 こうした“入れ子”の組織全体を取り仕切っていたのが、都連会長に次ぐナンバー2の都連幹事長だったとして、メディアから注目を浴びています。都連所属だった小池知事も、都連や都議会自民会派について「誰が何を決めているか分からないブラックボックスだ」などと選挙中に批判を繰り返しました。

来夏の都議選を睨んだ駆け引き激化へ
 都議会127議席のうち、自民党は60議席で、公明党の23議席と合わせて最大勢力となっており、議長・副議長も自民党と公明党から選出されています。

 来年7月22日に4年間の任期が満了するため、都議会や都連内部では今後、来夏の都議選を睨んだ駆け引きが都政の行方を左右するとみられます。

1457名無しさん:2016/08/14(日) 11:15:56
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160810-00000000-bshunju-pol
安倍が狙うもう一つの「同日選」
文藝春秋 8月10日(水)10時40分配信

参院選を終えた安倍に立ちはだかる3つの変数とは

    ◇    ◇

 東京都知事選最後の平日となった7月29日。鳥越俊太郎、増田寛也、小池百合子の主要三候補は2日後に迫った審判の日を前に声を振り絞った。

 鳥越は共産党参院議員・吉良佳子、社民党副党首・福島瑞穂ら女性議員と渋谷で街頭演説。週刊誌に女性問題が報じられたことを受けての演出だった。増田はいつものように自民、公明両党の議員を従えて江東区など下町を遊説。終盤になって鉢巻きの色を緑から赤に変え、「あと一押しです」と絶叫調で訴えた。だが、主役はやはり小池だった。繁華街で演説する度にイメージカラーの「緑」を身にまとう何百人もの人が集まってくる。組織の支援を得ず「たった1人の戦い」を強調するのは変わらないが、日に日に増える聴衆に感極まり涙を見せるシーンもあった。3人を中心とする選挙戦は都民だけでなく日本中の話題をさらった。テレビの情報番組は軒並み高視聴率を記録。3人が生出演した19日のフジテレビ「バイキング」はリニューアル後最高の視聴率5.3%を記録した。

 小池劇場の開幕は、参院選投開票日の10日夜のことだった。東京・永田町の自民党本部は、喧噪の中にあった。総裁室、幹事長室などが並ぶ4階には特設の参院選開票センターが設けられ、党幹部が陣取る。一方、1階と8階では都知事選に向けた自民党都連の会議が、断続的に開かれた。報道各社は参院選と都知事選の双方を取材するため、政治部、社会部の記者を自民党本部に集結させていたのだ。

1458名無しさん:2016/08/14(日) 11:16:07
>>1457

■二階の絶妙なカードさばき

 参院選の投票が締め切られた午後8時、「事件」は起きた。都知事選に出馬表明している小池が、提出していた推薦願を取り下げるために、アポ無しで党本部に現れたのだ。わざわざマスコミの集まる時間と場所に現れ、もみくちゃになりながら、笑顔でコメントする。典型的な劇場型の手法だった。小池の乱入により、開票が始まる前に世間の関心が参院選から都知事選に移ってしまった印象を与えた。

 小池は2005年9月の衆院選、いわゆる郵政選挙で当時の首相・小泉純一郎に呼応し、郵政民営化反対の候補が立つ東京10区に刺客候補としてくら替え出馬。小泉劇場の主役の1人を演じた。郵政選挙がなければ東京を選挙区にすることはなく、都知事選に出馬することもなかっただろう。

 実は小池は、前都知事・舛添要一が辞任不可避の状況になった6月中旬から都知事選出馬をうかがっていた。その頃、小池は増田に電話をかけている。増田の腹を探るためだ。当時、まだ出馬する気がなかった増田は、小池からの電話で2つのことを知る。一つは小池が意欲満々であること。そしてもう一つは、自分が候補者として浮上する可能性があることだ。

「ポスト舛添」は、名が浮かんでは消えた。アイドルグループ「嵐」の櫻井翔の父で総務次官だった桜井俊、民進党代表代行の蓮舫、タレントの石田純一……。民進党衆院議員・長島昭久の名も上がった。長島は、心が動いた時もあったが、それを察知した母親が「ご乱心なきように」とメールを送った。息子はそこで踏みとどまったという。

 小池がまず出馬表明し、自公などの推薦を受けて増田が続く。一番「あと出し」が野党統一推薦で出馬した鳥越だった。鳥越は参院選で積極的に野党を応援した。長野選挙区に立候補した民進党の杉尾秀哉は、共にテレビキャスターだった縁もあり、ポスターに鳥越の写真を載せて戦った。杉尾が参院選翌日、勝利の報告を鳥越にした際、唐突に都知事選出馬の意思を杉尾に伝える。そこから3日後の告示をにらみ準備を進めたが、いかんせん、急ごしらえの印象は否めなかった。

 実は安倍は小池を快く思っていない。第一次政権時に首相補佐官や防衛相に抜擢したにもかかわらず、12年の総裁選で小池が石破茂を支援した頃からわだかまりができた。安倍にしてみれば、増田をてこ入れしたいのは山々だったが、今回自ら応援に入ることはなかった。理由は2つある。情勢が小池有利と言われる中、「負け戦」に加担して自身に傷がつくのを恐れたこと。もう一つは前回の都知事選で舛添の応援に立ち「この人しかいない」と訴えた映像が、舛添辞任劇の際に再三報じられたのに懲りたからだった。

 ここで今一度、参院選の結果を振り返っておこう。自民、公明、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党の4党に改憲に前向きな無所属・諸派を含めた「改憲勢力」は3分の2を確保した。18年9月の自民党総裁任期までの憲法改正を目指す首相・安倍晋三にとって大きな前進だったのは間違いない。しかし勝利かというと、そう単純でもない。

 10日夜、自民党本部には安倍、幹事長・谷垣禎一、選対委員長・茂木敏充らが集まり開票速報を見守った。「祝勝会」のように報じられたが、実際には「大分で競り負けた」「新潟も…」などの発言が相次いだ。焦点だった32の1人区で自民党は21勝11敗と大きく勝ち越しはしたが激戦区では愛媛、滋賀以外はほとんど敗北。副総裁・高村正彦は「党の調査で負けている所は全部負けた。2ポイント勝ってた人が2人負けた。5ポイント勝ってた所も負けた」と険しい表情で分析した。安倍は党の要請に従い、激戦の1人区を中心に遊説しただけに徒労感は大きかった。

 参院選、安倍はひそかに「57」にこだわっていた。自民党単独で衆参過半数を回復する数字だ。27年前、委員長・土井たか子が率いる社会党に大敗して以来、自民党は参院で単独過半数を回復したことはなかった。回復すれば与党のパートナー公明党の力を借りずに法案を通すことも可能で「安倍一強」はさらに強化される。しかし結果は、11日未明に急きょ追加公認を発表した中西健治(神奈川選挙区)を加えても一つ足りなかった。ところが「57」は2日後、あっさり達成される。無所属の参院議員・平野達男が谷垣と会談、入党届を提出したのだ。流れを作ったのは総務会長・二階俊博。平野が農林水産省官僚の時から目をかけていた二階は、「平野カード」を常に懐に忍ばせ、絶妙のタイミングでカードを切ったのだ。安倍に恩を売り、二階派所属の議員も増える、まさに一石二鳥の妙手。二階は7月22日、チリとペルーを歴訪する9日間の旅に出た。本来なら8月3日の党役員・閣僚人事前の大切な時期だが、もう安倍との根回しが終わっているという自信からか上機嫌で旅立った。

1459名無しさん:2016/08/14(日) 11:16:25
>>1458

■取り沙汰され始めた「裏技」

 野党第一党の民進党。こちらも参院選の評価は複雑だ。獲得議席は32。改選(43)からは大幅に減らしたが、3年前の17と比べれば倍増に近い。代表・岡田克也が進退を賭けて臨んだ地元・三重でも競り勝った。最悪の結果は回避したが、共産党との共闘に否定的だった保守系議員からは敗北を認めるべきだという声が上がる。筆頭副幹事長・馬淵澄夫は21日、自身のブログで、比例代表の絶対得票率を分析した結果「党勢回復したなどと、喜んでいられる状態ではない」と指摘した。前身の民主党時代から内紛がお家芸と言われてきた民進党。岡田は9月の代表選には不出馬となったが、誰が「ポスト岡田」の座を射止めるか。この秋も波穏やかではない。

 安倍は9月中下旬に召集される臨時国会から、衆参の憲法審査会で改憲についての議論を始め、改憲に向けてアクセルを踏む考えだ。しかし野党、特に安倍内閣の下での改憲に反対姿勢を鮮明にする民進党は頑なだ。

 7月13日、衆院憲法審査会長の保岡興治(自民)は、会長代理の鈴木克昌(民進)と秘密裏に会談している。保岡はどうしたら審査会を穏便な形でスタートできるか瀬踏みしようとしたのだ。鈴木は(1)まず長年、与野党の憲法論議を主導してきた元外相・中山太郎の意見を聴取する(2)次に安倍も含む各党党首から意見聴取する(3)少数政党の意見を尊重する――の3条件を突きつけた。「安倍から聴取する」ことになれば、安全保障法制が違憲か合憲か、安倍政権が立憲主義を尊重しているかどうか、などで激論となり、議論が入り口からけんか腰になるのは避けられない。保岡はスムーズに審議入りするのは難しいと痛感している。

 そんな中、安倍周辺からは勇ましい「裏技」が取り沙汰され始めた。改憲の国民投票と衆院選の「同日選」だ。

 安倍は今年前半、7月の参院選に併せて衆院を解散し衆参ダブル選を行うことを考えていたが、4月の熊本地震で断念。次に「同日選は見送るが年内に衆院解散し『時間差ダブル選』にする」という案も出た。しかし参院選の結果を受けて、この案も急速に遠のきつつある。衆参で改憲発議に必要な3分の2の議席を確保した今、その議席を減らす危険のある衆院選を敢えて行うメリットはない。結果として衆院選は18年12月の任期満了に近づくとの見方が広がるのと並行して「国民投票との同日選」が浮上し始めた。

 国民投票は国会発議から60〜180日間に行うと定められているが、1回目の国民投票は内容や制度を周知させるために最長の約180日程度は時間をかけることが与野党の共通理解となっている。安倍の総裁任期である18年9月までに国民投票を行うことから逆算すれば、同年春には発議する必要がある。そのためには17年中に改憲原案をまとめて国会提出しなければならない。極めてタイトな日程だが、安倍がその気なのは間違いない。18年春に発議されれば、半年後の秋に向けて、改憲派、反対派が運動を始めることになる。そして国民投票の1カ月ほど前、夏の終わりに安倍が衆院解散したらどうなるか。衆院選は「解散後40日以内」に行われるので国民投票と同日になり得るのだ。

 相当強引な手段ではある。改憲の是非を冷静に議論することを念頭に置く国民投票と、政権を賭けて与野党が戦う衆院選は性格が全く違う。国民投票は公民権停止中や収監されている国民にも投票権が与えられるので、選挙人名簿も2種類必要になる。国民投票は、衆院選など一般の選挙では認められない戸別訪問もできる。趣旨も制度も異質の投票を同日に行えば混乱が生まれるのは確実だ。それでも、タイミングさえ調整すれば制度上は可能だ。3年に一度の参院選に併せて国民投票を行うべきだと主張してきた改憲派の憲法学者も、現実に存在する。

「同日選」とした場合、安倍のメリットは小さくない。全国295の小選挙区のほぼ全てに擁立する自民党衆院選候補をフル稼働できるからだ。自民党候補は当然、自身の選挙運動とセットで改憲賛成を訴えるだろう。おまけに野党分断も期待できる。民進党の中には改憲に理解のある議員もいる。国民投票とセットで行えば、共産、社民両党ら護憲派との共闘に抵抗して足並みが乱れることが予想される。「同日選」なら改憲実現の可能性も、衆院選で与党勝利の可能性も高まるのだ。

1460名無しさん:2016/08/14(日) 11:16:35
>>1459

 しかし、そのシナリオにも新たな変数が加わった。13日、天皇陛下が「生前退位」の意向を持っているというスクープをNHKが報じたのだ。生前退位に道を開く場合、皇室典範を見直すにせよ特例法で対応するにせよ、天皇の地位を「主権の存する日本国民の総意に基く」とする憲法一条の議論から始める必要がある。政府に有識者会議も作らなければならないだろう。本格的に政治課題となれば最優先で取り組まなければならなくなり、安倍の任期中の改憲に赤信号が灯りかねない。

 安倍は、NHKの一報を東京・赤坂の「赤坂飯店」で行われる自民党職員らとの参院選慰労会に向かう公用車内で聞いた。総裁任期の延長もにらみながら、改憲と衆院解散に3つ目の変数を加えた極めて複雑な方程式に取り組まなければいけないと感じていた。

(文中敬称略)

(文藝春秋2016年9月特別号「赤坂太郎」より)

1461名無しさん:2016/08/14(日) 11:18:01
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160810-00049393-gendaibiz-pol
安倍首相「総裁任期延長論」で自民党内に生じる"軋み"の正体 歯止めは必要だ
現代ビジネス 8月10日(水)7時1分配信

 首相の座に直結する自民党総裁の任期延長問題は権力闘争の歴史だった。

 たとえば、1986年7月の衆参同日選で自民党が大勝した余勢を駆って時の首相・中曽根康弘が同年10月で切れるはずだった総裁任期を無期限に延長しようとしたのに対し、田中派の中堅にすぎなかった小沢一郎(生活の党党首)や元官房長官・梶山静六らが反対し、党則に特例を設けて1年延長にとどめた。

今回、二階俊博は幹事長に就くやいなや、総裁任期の延長を目指す方針を表明した。

 これに対し、内閣改造・自民党役員人事で閣外に去った前地方創生担当相・石破茂は反発し、石破と同じく次期総裁の有力候補である外相・岸田文雄も不快感を表明した。総裁任期延長問題が今秋、政局の大きな火種となりそうだ。

石破、岸田、稲田。三者三様の反応
 自民党総裁や役員の任期は党則で次のように定められている。

 「役員の任期は、総裁については3年とし、その他はすべて1年とする」
「総裁は、引き続き2期を超えて在任することができない」

この党則通りなら、首相・安倍晋三は2018年9月に自民党総裁、すなわち首相を辞めなくてはならない。しかし、安倍は内々、続投を強く願い、3日の内閣改造・党役員人事で、かねて総裁任期延長に理解を示していた二階を幹事長に起用した。

 二階は就任記者会見で安倍の期待通り「極めて重要な問題なので、何か機関を設けて議論する場を作ることが大事だ。だらだらとする問題ではなく、一定期間を設けて結論を出すのがいい」と表明した。

 二階は同日夜、記者団が年内にとりまとめるのか、と問うたのに対し、「政治スケジュールとしてはそれくらいのテンポで。ずっと引っ張ってやる問題ではないので」と語り、年内に考え方をまとめ、来年春の党大会での決定を目指す方針を示した。

これに対し、後継に目されている石破、岸田、それに安倍が目をかけ今回、防衛相に抜擢された稲田朋美は三者三様の反応だった。

 石破「まだ3年任期の1年も過ぎていない。今やるべきことの優先順位を間違えてはいけない」(4日、記者団に)

 岸田「(総裁再選から)まだ1年もたっていない段階で、3年間の任期のさらに先の話をするのは、ずいぶん気の早い話ではないか」(3日の記者会見)

 稲田「 総裁任期は 自民党の内規にすぎない。(延長について)検討されるならば、前向きに考えている」(4日のインタビュー)

 これらの発言に、ポスト安倍を目指す3人の思惑がにじみ出ている。

 石破は農水相就任を断り、安倍体制の外でポスト安倍を目指し、稲田は安倍の後継指名を狙う。岸田はその中間で、安倍の協力を期待しながらも、いつまでも待てないという心境だ。

 安倍体制から離脱した石破はともあれ、岸田が容認するかどうかが任期延長実現のカギとなるだろう。

1462名無しさん:2016/08/14(日) 11:18:21
>>1461

実現しても歯止めが必要では?
 現行の総裁任期となったのは2002年1月からだ。1955年の自民党結党当時は「2年」で、佐藤栄作政権下の71年1月、「3年」に延長され、77年1月の福田赳夫政権下で「2年」に戻された。

 「連続3選禁止」の規定が設けられたのは大平正芳政権下の80年1月から。それまでは総裁選で選ばれれば何期務めてもよく、佐藤が7年8ヵ月もの長期政権を築けたのは連続回数制限がなかったからだった。

86年9月に「党大会に代わる両院議員総会で、党所属議員の3分の2以上の多数による議決で、1年以内の期間を定めて延長することができる」という規定が設けられ、中曽根から適用された。今、この規定はない。

当時、中曽根が期間を限定しないよう求めたのに反対したのは小沢や、官房長官・菅義偉が政治の師と仰ぐ梶山だった。彼らはこう考えた。

 「『三木おろし』の教訓を忘れたのか。われわれ三派が束になってかかっても、三木武夫を首相の座から降ろせなかったじゃないか。任期を切っておかないと、中曽根を辞めさせられなくなる」

首相を辞めさせるには衆院本会議で内閣不信任案を可決するほかなく、その場合でも首相は衆院を解散できる。絶大な権力を持つ首相の座に結びつく自民党総裁の任期を限定しておかなければ、安倍政権は安倍が辞める気になるまで続くことになってしまう。

 「総裁任期延長について党内の大勢は容認するだろう」――。

 安倍周辺はこう読む。

 石破の離脱によって総主流派体制が崩れたとはいえ、安倍の求心力、二階の力をもってすれば、任期延長は可能かもしれない。そもそも、小選挙区比例代表並立制の下で執行部の権限が強まっている。

 このため、任期延長は実現する可能性が高い。そうであっても、なんらかの歯止めはかけておいた方がよい。たとえば、総裁任期を「3期」とするか、原則を堅持し特例措置を設けるかの仕組みをつくるべきだろう。

 (敬称略)

田崎 史郎

1463名無しさん:2016/08/14(日) 11:18:54
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160812-00098646-diamond-soci
次期首相候補は3人に!石破氏逆転の可能性も
ダイヤモンド・オンライン 8月12日(金)8時0分配信

 8月3日に発足した第三次安倍第二次改造内閣。菅義偉官房長官や、麻生太郎財務大臣、岸田文雄外務大臣をはじめ、8人の閣僚を留任させるなど、変化の少ない安定志向の人事のように見える。だが、政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏によると、今回の内閣改造、そして同時に行われた党役員人事には、今後の安倍政権を考えるうえで見逃せない、いくつかのポイントがあるという。

● 安倍総理の寵愛を受ける “タカ派”稲田朋美防衛大臣の起用

 まず1つ目の注目点は、政調会長だった稲田朋美氏の防衛大臣への抜擢だと、鈴木氏は指摘する。

 「保守派の論客でもある稲田さんは、まだ当選回数は4回。本来なら入閣前の当選回数です。

 ですが、安倍総理の寵愛を受け、第二次安倍内閣発足以来、規制改革担当大臣、党政調会長とこれまで一貫して、陽の当たるポストを担ってきました。

 今回はさすがに1回休みになるかなと思いましたが、蓋を開けてみれば、防衛大臣という要職を担うことになり、さらに驚いています。防衛大臣は、安全保障に関する議論はもちろん、今後、憲法改正をめぐる議論の際にも、非常に重要なポストになります。

 また、これまで防衛大臣は、中国、韓国の反発を抑えるためにも、小野寺五典さんや中谷元さんなど、比較的ハト派の議員が起用される傾向にありました。ですが今回、安倍総理は、自分と近いタカ派の稲田さんの起用に踏み切りました。

 この思い切った人事には、稲田さんを自民党の総理候補、そして自らの後継者として育てていこうとする安倍総理の強い意志を感じさせるものがあります。

 そして稲田さん自身も、安倍総理の期待に応えようと、後継者としての政治家像をイメージして脱皮を試みています。その証拠に、防衛大臣就任直後の記者会見でも、自らの歴史観についての発言を避けるなど、将来を見据えて、政治家としての幅を広げようとしているのが伺えます。あまりにもタカ派な姿勢は、自分が総理大臣を目指す際に、自らの言動を縛る要因になってしまいますから、今後もその場に応じて発言など使い分けていくことでしょう。8月15日の終戦記念日の靖国神社への参拝も見送る可能性が高いと思います」

1464名無しさん:2016/08/14(日) 11:19:14
>>1463

● “実力派”二階幹事長起用の真意は 憲法改正にあり

 趣味のサイクリング中の転倒事故により、頸髄(けいずい)を損傷し入院した谷垣禎一幹事長の後任に、安倍総理は、二階俊博総務会長を横滑りさせることにした。この二階幹事長の起用も、今回の人事において注目すべき点だと、鈴木氏は語る。

 「今度の内閣改造では、主要閣僚を特に変えていません。そのため、政策や政務に関する変更点は、あまりありません。ポイントは党務、とりわけ幹事長人事です。今回の二階さんの起用には、その背景に安倍総理が念願とする憲法改正に取り組もうという強い意欲を見ることもできると思います。

 憲法改正をするには、国会で衆参両院の3分の2以上の議員の合意が必要になります。そのため、憲法改正は政務ではなく、党務が重要なんです。国会の憲法審査会で、各政党と意見を調整をしながら、3分の2の賛同を得られるような改正案を作成していくわけですから。

 そのためには、党務の要である幹事長には、憲法改正に慎重な与党の公明党はもちろん、野党とも様々なチャンネルを持っている二階さんの力が必要になってくるわけです。

 二階さんの長所は、色々な政党を渡り歩いたことにより培った、与野党に深く張り巡らされたネットワークです。そして、その人脈は、国会議員だけに限りません。官僚や経済界などにも及んでいます。

 もう一つ、安倍総理が高く評価しているのは、二階さんの持つ政局眼です。参院選前に安倍総理の総裁任期延長に言及するなど、政局の先行きを見通す眼は、現在の永田町でもピカイチです。

 幹事長就任後にも、『年内に総裁任期延長問題について結論を出す』といち早く発言するなど、安倍総理の意向を受けながら今後、党内世論をリードし、任期延長へと向けた地ならしを着々と進めていくはずです。

 一方で、自らの派閥拡大にも余念がない二階さんの起用には、安倍総理の周辺から寝首をかかれるかもしれない、と警戒する声も一部にはありました。ですが、安倍総理とはとりあえずWin-Winの関係を構築していくのではないでしょうか」

1465名無しさん:2016/08/14(日) 11:19:34
>>1464

● 次期総理を目指して 閣外に飛び出した石破茂氏の思惑

 安倍政権の目玉政策の1つである“地方創生”を担当していた石破茂氏は、今回の内閣改造で、打診された農水大臣のポストを断って閣外に転出した。ポスト安倍を見据え、フリーハンドを得るために、石破氏は決断したのである。

 今回の人事においては、この石破氏の行動こそがもっとも重要で、かつ波乱含みのトピックスだと、鈴木氏は指摘する。

 「石破さんが閣外に転出することを決断した理由として、今回の改造で農水大臣を打診されたことが挙げられていますが、実際には違います。昨年秋に行われた内閣改造の際に、既に決断していたというのが真相です。

 昨年の内閣改造では目玉政策として掲げる“一億総活躍”の担当大臣として、安倍総理の側近の加藤勝信さんが起用されました。

 実は、“一億総活躍”と石破さんの担当する“地方創生”は、その所管する政策において重複する部分が多々ありました。ですが、安倍総理は、石破さんに事前に何の相談もなく、新たに閣僚を起用したのです。石破さんが、自らの顔を潰されたと思ってもおかしくありません。この人事が石破さんに閣外転出を決断させたのです」

 閣外転出した石破氏の動きは、安倍総理にとって今後、脅威となるのだろうか。鈴木氏が解説する。

 「石破さんは、安倍総理の後継を争う総裁選での勝利を目指し、かなり綿密な計画を立てています。今後、地方行脚はもちろん、SNSなどを使った政策の浸透などを展開していき、安倍総理とは異なる政治を訴えていくでしょう。

 こうした石破さんの動きに対して、安倍総理周辺は2つの見方をしています。1つは、大臣を辞めてメディアへの露出も減るため、求心力が低下し、政治的には終わってしまうであろうという見方です。その一方、閣外に転出した石破さんの動きを非常に警戒感を持って見ている安倍総理周辺の議員もいます。

 元々、石破さんは地方の自民党員から根強い支持を持っています。アベノミクスの恩恵を受けていない地方の自民党支持者の受け皿には充分なりえます。また、石破さんの動きが、野田聖子さんや、小泉進次郎さん、小池百合子・東京都知事らと連携するようなことになれば、その動きは化学反応を起こし、安倍総理を脅かす大きなものになるかもしれません」

1466名無しさん:2016/08/14(日) 11:19:55
>>1465

● 安倍総理の後継レースに 名前が挙がるのはこの3人! 

 鈴木氏は、石破氏の動きが自民党に活力をもたらす可能性があるとも指摘する。

 「現在の自民党は安倍一強で、党内における異論は目立ちません。ですが、元々自民党は、右から左まで幅広い意見があり、そのなかで激しい権力闘争が繰り返された歴史があります。多様な意見が飛び交うことが、自民党に活力ももたらしていたわけです。

 その意味では、今回の石破さんの行動は、安倍一強が続く状況に一石を投じ、活力をもたらす可能性もあるかもしれません。安倍総理にとっても、ライバルがいることはプラスだと思います」

 今回の人事により、安倍総理の後継候補は、かなり絞られてきたと鈴木氏は指摘する。

 「有力な後継候補は、閣外に転出した石破さん、そして外務大臣に留任した岸田さん、防衛大臣に新任された稲田さん。この3人です。

 稲田さんと岸田さんは、閣内で安倍総理に協力をすることにより、禅譲を目指す作戦です。その一方で石破さんは、閣外で自らの政策を打ち出し、幅広い支持の獲得を狙っていく、いわば攻めの作戦です。どちらの戦略が功を奏すのかは、次の総裁選で明らかになることでしょう」

 今後、自民党内では、安倍総理の任期延長をめぐる駆け引きはもちろん、安倍後継を巡る候補者たちの暗闘など、激しい権力闘争が行われる可能性が高い。さらに注目をしていく必要があるだろう。

清談社

1467名無しさん:2016/08/14(日) 15:44:31
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016081400156&g=pol
調整重視、際立つ「二階流」=衆院2補選が試金石に

 自民党の二階俊博幹事長が、早くも存在感を発揮している。安倍政権との関係が冷え込む沖縄県の翁長雄志知事や中国の程永華駐日大使らと次々と会談。持ち前の調整重視の姿勢を前面に押し出している。二階氏の台頭は、安倍晋三首相「1強」の政権構造に変化をもたらす可能性もあり、10月の衆院補選が試金石となりそうだ。
 「自民党としては、できるだけのことをして寄り添ってあげたい」。二階氏は10日、米軍普天間飛行場の移設問題をめぐり政府と対立する翁長知事と会談。県側に配慮する姿勢を強調し、沖縄訪問にも意欲を示した。
 党内きっての「親中派」の二階氏は同日、程大使とも会談。沖縄県・尖閣諸島周辺での中国公船の動向をめぐり日中関係が緊張する中、「ぎくしゃくすることがあっても乗り越えていくだけの度量と見識がなくてはならない」と呼び掛けた。
 首相は政権の安定を継続するため、ベテランで幅広い人脈を持つ二階氏を起用。二階氏としては、政府と沖縄、中国との間の「緩衝材」となり、首相を側面支援したい考えだ。
 首相は周辺に「二階氏とは『戦略的互恵関係だ』」と語っている。首相に近い下村博文元文部科学相を幹事長代行に据えたのは警戒心の表れといえ、「お目付役」(若手)との見方がもっぱらだ。
 実際、二階氏は自らの派閥拡大に積極的で、4日には先に入党した平野達男元復興相が二階派入り。党内に影響力を増す狙いは明らかで、政府関係者は「今後は首相と幹事長で物事を決める場面が多くなる。菅義偉官房長官は嫌がるだろう」との見通しを示した。
 二階氏にとって当面の難題は、10月23日投開票予定の二つの衆院補選だ。小池百合子東京都知事の地元である東京10区は知事選のしこりが残り、福岡6区は保守分裂の恐れがある。首相が期待する調整力を発揮できるか、手腕が問われる。(2016/08/14-14:54)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016081400105&g=pol
総裁任期延長なら制度化を=高村自民副総裁

 自民党の高村正彦副総裁は14日放送のラジオ日本の番組で、党内で上がっている安倍晋三首相の党総裁任期延長論に関し、「安倍首相に限って延ばすのではなくて、仮に延ばすなら、例えば3期までできるという検討をするのがいい」と述べた。延長する場合は特例措置ではなく、制度変更が望ましいとの考えを示したものだ。 
 総裁任期は党則で2期6年までとなっている。高村氏は延長をめぐる党内議論について「制度として延ばすならすぐさま取りかかってもいいが、安倍首相だけ延ばすなら、2回目の任期がまだ1年しかたっていない今やる話ではないというのはもっともだ」と指摘した。(2016/08/14-10:49)

1468名無しさん:2016/08/14(日) 21:06:22
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160812-00049426-gendaibiz-pol
「わが親友の息子・小泉進次郎に告ぐ」山崎拓がえぐる自民党の"急所" ネコだらけでトラがいない
現代ビジネス 8月12日(金)11時1分配信

 取材・構成:横田由美子(ジャーナリスト)

 かつてYKK(山崎拓、加藤紘一、小泉純一郎)は自民党の主流派に敢然と反抗し、ついには小泉純一郎が「ぶっ壊す」に至った。「理性と野性」を兼ね備えた政治家が、常に時代を動かしてゆく。「彼」にその資質はあるのだろうか。

怒れ! 怒ってみせよ
 〈「橋本に勝てないことはわかっているが、必ず立つ。清和会は森さんを含め全員賛成してくれている。負ければ一人でも党を割る。もしYKK3人で離党すれば、自民党は終わりになる。その時は新党を結成しよう。自民党は参院選に大敗し、年内総選挙に追い込まれるよ」

 加藤は、小泉の言葉に乗り、

 「新党結成資金は僕が作る」

 と息巻いたが、私の意見は少し違っていた。

 「負けると決まっているわけではない。勝てるような気がする。国民が味方するよ」

 と小泉の背中を押した〉

 ―山崎拓、加藤紘一、小泉純一郎の「YKK」トリオを軸に、激動の時代を振り返った『YKK秘録』(講談社)。「加藤の乱」の失敗を逆手に取り、ついに小泉氏が総理の座へと上り詰めます。

 かつての自民党はYKKのように、政権と対峙する勢力が存在しましたが、最近はそうしたことが少なくなっています。

 今の自民党には、いわば「トラ」がいないのです。虎は動物分類学的にはネコ科になりますが、ただのネコのような議員ばかりになってしまった。

 民主主義は「振り子の原理」でいかないといけないと私は思っています。右と左が交互に政権を担い、バランスを取っていく。そういう意味で、安倍総理の次を担う存在として、リベラル色の強い岸田文雄外相にも注目が集まっているようです。

 ただ、こう言っては失礼ですが、まだ岸田氏は「借りてきたネコ」のような印象でしかない。他に安倍総理のライバルとして名が挙がる石破茂氏にしても、借りてきたネコとまでは言わないが、パワーを感じません。

 ―それが失敗に終わるとしても、時の政権に問題があれば、思い切って政変を仕掛けるほどの存在が見当たりません。

 仮に岸田氏が私の話を聞いて、「ネコとはなんだ。舐めるな!」と烈火のごとく怒るようであれば、むしろ安心できます。本音では、怒ってほしいぐらいですよ。それ程の気概があるのかどうか。

 最近の国会議員は「ヒラメ化」して、上(総理)ばかりを見るようになっています。悪い意味でのサラリーマン化が進み、事なかれ主義の政治家ばかりになりました。上だけを気にして思考停止に陥り、官僚が作ったペーパーをそのまま読んでいれば楽だ、という議員がこのまま増え続けるようであれば、日本にとっては実に不幸です。

 どちらかと言えば、野党の議員のほうが勉強しているように思います。国会中継を見ていても、「勉強しているな」と思う質問は、だいたい野党の議員から出ています。

 民進党の政調会長に抜擢された山尾志桜里議員などは、「日本死ね」ブログの取り上げ方など毀誉褒貶はあるにしても、保育の問題に関する議論を明らかに前進させました。

1469名無しさん:2016/08/14(日) 21:06:47
>>1468

安倍の顔色ばかり見るな
 ―パッとしないという自民党の若手の中には小泉氏の次男・進次郎氏がいます。彼もやはりネコでしかありませんか? 
 存在感は間違いなくありますね。少なくとも、ネコではない。すでに、単なるネコよりはずっと強い。とはいえ、トラやライオン、クマといったレベルにはまだ達していません。強さで言うとイノシシくらいでしょうか(笑)。彼は頭も良く、猪突猛進というタイプではありませんけれど。

 私は彼と会話をしたことはあまりないのですが、ある時、赤坂の居酒屋でバッタリ会った際、「あなたの親父と最近、会っていない。山崎がそう言っていたと伝えておいてくれ」と声をかけたら、「はい!」と言って、その後すぐに小泉(父)から「拓さん、今度飲もうか」と電話がかかってきました。父親同様、年長者には敬意を払うことができる青年なのでしょう。

 ただ全般として、現在の自民党議員は一世議員が持っていた、ある種の「野性」や「強さ」に欠けていることは否めません。前出の石破氏にしても、岸田氏にしても、やはり世襲議員です。

 これは党の公募選考にも問題があって、彼らのような世襲候補がやって来ると必ず合格するんです。世襲のほうが、地盤も看板もない一世の候補よりずっと当選しやすいですから。しかし、そうこうしているうちに自民党内は「坊ちゃん」だらけになってしまった。

 ―安倍総理も小泉元総理も世襲ですが、強力な政権を築いていますね。

 小泉の場合は、時世や環境が今とは違います。世襲といえども、権力闘争の中で揉まれ鍛えられてきた。それに彼は、「経世会打倒」や「郵政改革」といった、揺るぎない強い信念を持っていました。

 '72年、田中角栄、福田赳夫両氏が総理の座をかけて争った「角福戦争」の際、小泉は福田邸で下足番をしていました。そして、戦いに敗れて自棄酒を呷る福田さんの相伴を唯一人でしながら、その無念を聞かされたそうです。彼はそれをずっと忘れず、「経世会=金権政治の打倒」を掲げ、そのための手段として郵政改革にこだわり続けた。

 一方で安倍総理が強いのは、第一次政権で「大失敗」を経験しているからに他なりません。体調不良や閣僚の不祥事などが重なって火ダルマとなり、もはや再起不能かというほどの批判を浴びて退陣したことが、逆に安倍さんを強くしました。

 ただ、小泉と安倍総理はしばしば比較されるようですが、二人はまったくタイプが違います。

 小泉は独裁的に振る舞っているようでいて、裏では私が幹事長で支えていたこともあり、水面下では党との調整を出来る限り行い、円滑な政治運営を心がけていました。

 現在の安倍政権下では党が形骸化していて、ほとんど発言権がない。誰もが総理の顔色を窺い、戦々恐々としています。

1470名無しさん:2016/08/14(日) 21:07:10
>>1469

女性が総理になれない理由
 こうなった原因のひとつは小選挙区制にあります。中選挙区時代は、良くも悪くも派閥均衡型政治が機能していて、何かあれば党内政権交代も可能だった。しかし今は、総理総裁に権限が一元化され、党内の多様性が失われてしまいました。

 こうなることも見越し、我々YKKは小選挙区制の導入には反対していたのですが、小沢一郎氏らによっていつの間にか「政治改革=小選挙区制導入」という錯覚が罷り通るようになってしまい、YKKの声は掻き消されてしまったのです。

 ―東京都知事選では小池百合子氏が注目を集めました。女性議員の進出や活躍についてはどう思われますか。

 世界では、次期アメリカ大統領にヒラリー・クリントン女史が就く可能性がありますし、女性の活躍が目立ちますね。

 とはいえ、日本の場合は、まだ女性の人材は乏しいのが現実だと思っています。目立っている女性議員は、目立つように、誰かに引き立てられているだけなのです。

 たとえば、民進党の山尾さんは岡田(克也民進党代表)さんに抜擢されたわけですし、稲田朋美(自民党政調会長)さんは安倍総理によって引き立てられている。小池さんも今回の行動力はなかなかのものでしたが、彼女もかつて小泉元総理らによって引き立てられてきたことは否めない。

 女性が政治の世界でリーダーシップを発揮するのは非常に難しいのです。誤解を恐れずに言えば、政治のリーダーの役割とは究極、ポストやカネを分配することです。それができなければ、いわゆる「子分」もできず、いざという際の支え役も持つことができない。

 欧米には、そうした「フィクサー役」もこなせる女性がいます。ですが、幸か不幸か、大和撫子にはそういうタイプの女性はほとんどいません。自分のポストを得るだけではなく、ポストを取ってきて配分する、というところまでいかないと、女性が総理総裁になるのは難しいと思いますね。

 ―先の参院選では、安倍政権が「改憲勢力」で3分の2以上の議席を確保し、今後の動向が注目されています。もしも、YKKが「現役」だったとしたら、どんなアクションを起こしますか。

 メディアは参院選で自民党が圧勝したかのように伝えていましたが、実際には1人区で野党連合は相当に健闘しており、プロの目からすればお世辞にも安倍政権の「大勝」とは言えない結果です。

 いまYKKが存在していれば、少なくとも、拙速な改憲論議に一石を投じるべく、3人で立ち上がったであろうことは確かだと思います。

 私は小泉政権で、小泉を支えるべくイラク特措法などの成立に尽力してきた立場であり、加藤は憲法9条改正反対論者でした。3人がそれぞれ、スタンスの違いはあります。しかし今は、加藤の考えも理解できます。平和は、何よりもかけがえのないものです。それだけは守らねばなりません。

 「週刊現代」2016年8月13日号より

週刊現代

1471名無しさん:2016/08/14(日) 21:09:35
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160812-00002822-besttimes-pol
田原総一朗 「田中角栄氏は実に33本もの議員立法を成立させている。これは前代未聞で、史上最多なんです」
BEST TIMES 8月12日(金)6時0分配信

『変貌する自民党の正体』(ベスト新書)を上梓。常に第一線のジャーナリストとして活躍したきた田原総一朗氏に話を聞いた。

Q12.田中角栄氏を評価すべき、二つ目の要因は何でしょうか? 

 議員時代、実に33本もの議員立法を成立させているんだ。これは前代未聞で、史上最多なんです。おそらくこれからも、これを超える人は出てこないと思います。
 以前、竹下登さんが首相時代、彼へのインタビューの中で田中角栄について尋ねると「角さんのすごいところは法律をやたらに勉強していて、詳しいところです」という言葉が返ってきた。そして法律を使いこなして、日本列島をどんどん変えていった。
 僕は、田中がロッキード事件で失脚してから6年後の1980年にインタビューした時に「あなたはどうして法律を使いこなせたのか」と聞いた。すると「法律というのは、生き物だ。使い方によって変幻自在。活用するには生まれた背景やこめられた意味を熟知していなければいけない」といった内容の話をしてくれた。
 当時の法律は戦後に占領軍、GHQによって作らされたものが多く、どちらかというと日本を非武装にして、弱体化。生かさず殺さずで存続させていくつもりだった。ところが、共産圏、いわゆる東側が台頭しないようにと、アメリカが政策転換した。西側陣営の結びつきの強化だ。
 そうなると国力を上げるためには経済的発展を遂げなくてはいけない。それに合わせて、田中さんは法律を作り替えたり、新たに立法したりして、日本を強化して発展させていく軌道に乗せたと言えるんです。
 竹下が言ったように、まさに細かいところまで法律を勉強して、日本を変えるために活用していった。それが二つ目に再評価されている部分なんです。


*

明日の第十三回の質問は「田中角栄氏は、官僚の使い方も上手かったと聞いていますが?」です。

取材・文 松尾直俊/写真 能川拓也

1472チバQ:2016/08/14(日) 21:28:20
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016081400156&g=pol
調整重視、際立つ「二階流」=衆院2補選が試金石に


 自民党の二階俊博幹事長が、早くも存在感を発揮している。安倍政権との関係が冷え込む沖縄県の翁長雄志知事や中国の程永華駐日大使らと次々と会談。持ち前の調整重視の姿勢を前面に押し出している。二階氏の台頭は、安倍晋三首相「1強」の政権構造に変化をもたらす可能性もあり、10月の衆院補選が試金石となりそうだ。
 「自民党としては、できるだけのことをして寄り添ってあげたい」。二階氏は10日、米軍普天間飛行場の移設問題をめぐり政府と対立する翁長知事と会談。県側に配慮する姿勢を強調し、沖縄訪問にも意欲を示した。
 党内きっての「親中派」の二階氏は同日、程大使とも会談。沖縄県・尖閣諸島周辺での中国公船の動向をめぐり日中関係が緊張する中、「ぎくしゃくすることがあっても乗り越えていくだけの度量と見識がなくてはならない」と呼び掛けた。
 首相は政権の安定を継続するため、ベテランで幅広い人脈を持つ二階氏を起用。二階氏としては、政府と沖縄、中国との間の「緩衝材」となり、首相を側面支援したい考えだ。
 首相は周辺に「二階氏とは『戦略的互恵関係だ』」と語っている。首相に近い下村博文元文部科学相を幹事長代行に据えたのは警戒心の表れといえ、「お目付役」(若手)との見方がもっぱらだ。
 実際、二階氏は自らの派閥拡大に積極的で、4日には先に入党した平野達男元復興相が二階派入り。党内に影響力を増す狙いは明らかで、政府関係者は「今後は首相と幹事長で物事を決める場面が多くなる。菅義偉官房長官は嫌がるだろう」との見通しを示した。
 二階氏にとって当面の難題は、10月23日投開票予定の二つの衆院補選だ。小池百合子東京都知事の地元である東京10区は知事選のしこりが残り、福岡6区は保守分裂の恐れがある。首相が期待する調整力を発揮できるか、手腕が問われる。(2016/08/14-14:54)

1473チバQ:2016/08/14(日) 21:59:15
http://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2016080900211.html
内閣改造“鬼門・農水相”で二転三転のウラ事情
08月10日 07:00dot.

内閣改造“鬼門・農水相”で二転三転のウラ事情
第3次安倍再改造内閣の顔ぶれ (c)朝日新聞社
(dot.)
 第3次安倍再改造内閣が8月3日に発足し、19人の閣僚のうち11人が交代した。官房長官や外相など骨格の主要ポストは早い段階で留任が決まり、人事は順調に進むかに思われたが、難航したのが安倍内閣の“鬼門”である農水相ポストだった。人選が二転三転したウラで何が起きていたのか。

「9月召集の臨時国会はTPP(環太平洋経済連携協定)の国会承認や農協改革がテーマになる。それで安倍さんは農水相選びを慎重に考えていた。でもね、週刊朝日が自民党の農林族幹部たちがTPP交渉の真っ最中に業界団体から現金を受け取っていたことを記事にしたでしょ。あれで農水相のなり手がいなくなっちゃったよ」

 ある政府関係者は、第3次安倍再改造内閣の農水相人事が二転三転したウラ事情を、苦笑しながらこう話した。

 記事が掲載されたのは、本誌7月8日号と同月15日号。昨年のTPP交渉に関連して、自民党の農林族議員が、国から年間50億円以上の補助金を受けている日本養鶏協会の幹部から現金を受け取っていたことを報じたものだ。

 現金を受け取ったのは、森山裕前農水相、西川公也元農水相、宮腰光寛衆院議員、江藤拓衆院議員の4人(いずれも返金したと回答)。農政に強い影響力を持つ農林族の幹部たちで、なかでも大臣未経験の宮腰氏と江藤氏は、以前から将来の農水相候補として名前が挙がっていた。

 そこに内閣改造に備えた“身体検査”でミソがついた。次の農水相には、さまざまな名前が浮かんでは消えていくことになった。

「稲田朋美氏の農水相就任もうわさされたが、政調会長時代に農政改革で党内から反発を受けていたから、安倍首相もさすがにそれは無理だと思ったのではないか」(自民党議員)

 そこで安倍首相が白羽の矢を立てたのが、地方創生相の石破茂氏だった。農水相の経験があり、安定した国会答弁にも定評がある。ところが、“ポスト安倍”を狙う石破氏は「閣内に残らずに一党員としての立場で安倍内閣を支える」と就任を拒否した。

 結局は、石破氏側近でありながら安倍首相とも近く、一緒に座禅を組んだ仲である元金融相の山本有二氏に落ち着くことになった。

 安倍首相は山本氏の起用について、

「農政改革も待ったなしだ。(中略)閣僚経験もある改革派の山本有二農水大臣にそのかじ取り役を担ってもらう」(3日の記者会見)

 と強調。だが、自民党関係者はこう話す。

「党の農林関係の部会ではあまり顔を見かけたことがない。農政についての手腕は未知数だ」

 そもそも安倍内閣では、農水相は“鬼門”だ。

 2015年2月には、当時の農水相だった西川氏が、自身の政党支部が国の補助金を受けた企業などから献金を受けていたことが問題視され、辞任に追い込まれた。過去には、第1次安倍内閣で農水相を務めた松岡利勝氏が、不透明な事務所費などで追及され、07年5月に自殺。後任の赤城徳彦氏も同じく事務所費の不正経理疑惑などで追及を受けた。さらに、疑惑の渦中に突如として顔に白の巨大なガーゼとばんそうこうを貼った姿で記者会見に登場し、「何でもない」と強弁して国民に不信感を抱かせた。

 そんな“鬼門”に入り込んだ山本新農水相には、早くも試練が待ち受けている。

 臨時国会ではTPPの国会承認や関連法案など、注目される農政関連の審議が目白押し。さらに、農協幹部から「現場無視」と批判される安倍政権の農政改革は、農家からの評判がめっぽう悪い。

 その結果、今年7月の参院選では、自民党は東北地方で秋田県をのぞいて1勝5敗と惨敗。新潟や長野、山梨といった東日本有数の農業地帯で議席を失った。

1474チバQ:2016/08/14(日) 21:59:32
 一方、勢いを増す野党の農林議員は、こう息巻く。

「政府は、TPPで国民に隠している情報がまだある。徹底的に追及する」

 すでに、日米間の「密約」をうかがわせる情報も明らかになっている。米国の政府機関である国際貿易委員会(ITC)は、TPPに関する報告書で、日米間には「文書化されていない約束」があると記述。日本政府は約束の存在を否定しているが、この報告書は米議会に提出されているものだ。

 それでも政府・自民党は、衆参ともに圧倒的な議席数を背景に、強行突破も辞さない構えだ。農水副大臣には、昨年9月の安保法成立に、首相補佐官として安倍首相の懐刀となった礒崎陽輔氏を任命した。

「大統領選を目前に控えた米国ではTPP反対の声が盛り上がっていて、今年中の承認は難しいかもしれない。そうなると、新しい大統領は、日本に再交渉を求めてくるだろう。そうならないためにも、日本は次の国会で先にTPPを承認して、米国に対して再交渉しない姿勢を示したほうがいい」(別の自民党議員)

 国の根幹である「食」をめぐって対立する政治家たち。混迷する農政に、農水官僚の一人はこう嘆いた。

「もう、農水大臣になりたいという政治家はいないのかもしれませんね……」

※週刊朝日 2016年8月19日号

1475とはずがたり:2016/08/15(月) 10:34:33
調整重視、際立つ「二階流」=衆院2補選が試金石に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160815-00000062-jij-pol
時事通信 8月15日(月)7時3分配信

 自民党の二階俊博幹事長が、早くも存在感を発揮している。

 安倍政権との関係が冷え込む沖縄県の翁長雄志知事や中国の程永華駐日大使らと次々と会談。持ち前の調整重視の姿勢を前面に押し出している。二階氏の台頭は、安倍晋三首相「1強」の政権構造に変化をもたらす可能性もあり、10月の衆院補選が試金石となりそうだ。

 「自民党としては、できるだけのことをして寄り添ってあげたい」。二階氏は10日、米軍普天間飛行場の移設問題をめぐり政府と対立する翁長知事と会談。県側に配慮する姿勢を強調し、沖縄訪問にも意欲を示した。

 党内きっての「親中派」の二階氏は同日、程大使とも会談。沖縄県・尖閣諸島周辺での中国公船の動向をめぐり日中関係が緊張する中、「ぎくしゃくすることがあっても乗り越えていくだけの度量と見識がなくてはならない」と呼び掛けた。

 首相は政権の安定を継続するため、ベテランで幅広い人脈を持つ二階氏を起用。二階氏としては、政府と沖縄、中国との間の「緩衝材」となり、首相を側面支援したい考えだ。

 首相は周辺に「二階氏とは『戦略的互恵関係だ』」と語っている。首相に近い下村博文元文部科学相を幹事長代行に据えたのは警戒心の表れといえ、「お目付役」(若手)との見方がもっぱらだ。

 実際、二階氏は自らの派閥拡大に積極的で、4日には先に入党した平野達男元復興相が二階派入り。党内に影響力を増す狙いは明らかで、政府関係者は「今後は首相と幹事長で物事を決める場面が多くなる。菅義偉官房長官は嫌がるだろう」との見通しを示した。

 二階氏にとって当面の難題は、10月23日投開票予定の二つの衆院補選だ。小池百合子東京都知事の地元である東京10区は知事選のしこりが残り、福岡6区は保守分裂の恐れがある。首相が期待する調整力を発揮できるか、手腕が問われる。

1476チバQ:2016/08/17(水) 21:19:03
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20160817k0000m010140000c.html
<自民>麻生・山東・谷垣、3派合併構想…「第2派閥」視野
08月16日 23:47毎日新聞

 自民党の麻生派(38人)、山東派(11人)、谷垣グループ(約30人)の3者間に合併構想が浮上していることが分かった。合流すれば細田派(96人)に次ぐ党内第2派閥になり、影響力拡大を狙えるからだ。ただ、以前から合併を検討している麻生、山東両派の協議も進んでおらず、3者合併の道筋は描けていない。

 ◇谷垣氏入院で不透明感

 関係者によると、山東派会長の山東昭子元参院副議長が昨年秋に谷垣グループ幹部と会談。出席者の一人は「麻生派を含めた将来的な合併に向けた地ならし」と説明する。その後も3者の幹部間で意見交換を重ねているという。もともと麻生、山東両派は2012年から合併を探り、合同勉強会などを開いてきた。昨年11月には麻生太郎副総理と山東氏が合併協議の本格化を確認したが、合併後の派閥運営を巡る主導権争いから機運は盛り上がっていない。

 両派の合併推進派は、谷垣グループを加えて「第2派閥」が視野に入れば機運が加速すると期待する。ただ、谷垣禎一前幹事長の自転車事故による入院で不透明感は強い。推進派の一人は「安倍晋三首相の党総裁任期の2018年9月が近づけば、総裁選への対応もあり、派閥再編が進む」と望みをつなぐ。【田中裕之、飼手勇介】

1477チバQ:2016/08/17(水) 21:43:22
ポスト「ポスト安倍」は誰ですかねえ

細田派:安倍任期延長が基本 次は稲田朋美までいないか?
額賀派:茂木がどこまでやれるか?総裁は無理でも幹事長位は?
    その次は小淵娘?
岸田派:岸田はまだ50代なので しばらくは岸田時代
二階派:二階が引退したら派閥瓦解しそう
石破派:石破も50代なので、しばらくは石破時代
    後藤田正純 古川禎久あたりが次世代かな?
石原派:石原も同じく50代だが軽量感が否めないんだよなあ

麻生派:麻生が引退すると・・・次は河野太郎!?
山東派:高村 大島が引退すると次がいない
谷垣G:3派合併で中谷でも担ぐか?

無派閥:野田聖子・高市早苗あたりはどうする?
    塩崎も無派閥ではこれ以上進めなさそう

1478チバQ:2016/08/17(水) 22:13:41
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20160809/plt1608091140001-n1.htm
【解剖 政界キーマン】二階俊博・自民党幹事長 憲法改正へ公明・野党に張り巡らせた「すごい人脈」 (1/2ページ)
★(1)
2016.08.09

さっそく本領発揮だ。

 「撃ち方やめ」

 今回の自民党役員人事で自民党幹事長に就任した二階俊博氏(77)は、東京都知事選を受けて就任会見でいきなりこう発言した。

 選挙では、自民党の意向を無視して出馬した小池百合子氏が圧勝した。本来、自民党本部や都連は除名しなければ示しが付かない。だが、小池氏が圧倒的支持を集めた以上、処分は「小池イジメ」と映り、小池氏が世論の応援を背に都議会で主導権を握ることにつながる。小池氏が「新党」を作る可能性もある。

 自民党幹部らが決断できずにいたところ、二階氏は「小池氏との手打ちが安定につながる」と現実的に即断した。「示し」など意に介さず、「処分の必要なし」とズバッと言い切って、事を収めたのだ。

 安倍晋三首相としては、こうした「変幻自在の政局回し」とも言うべき手腕を「今後、党運営で発揮して政権を支えてほしいと期待している」(自民党幹部)のだという。

 もう1つ、安倍首相の意図を、自民党ベテラン議員は次のように言う。

 「安倍首相は、いよいよ政治家の信条でもある『憲法改正』に着手する。ただ、憲法改正作業を進めるのは、政府ではなく国会や党レベルの仕事。衆参の憲法審査会での議論や折衝が注目されるなか、二階氏は『9条改正』に慎重な公明党に強いパイプを持っているうえ、野党各党へ張り巡らせた人脈がすごい。各党への根回しなどを駆使しながら、憲法審査会の議論を早める力がある」

 さらに、改憲に時間がかかる場合も想定して、二階氏は「安倍首相の総裁任期を延長してもいい」と公言してきた。これも就任早々、「検討機関を設置して年内に結論を出す」とブチ上げた。

 党内からは「話題にするのが早すぎる」と異論が噴出し、安倍首相も「考えていない」としたが、二階氏をよく知るベテランは分析する。

 「逆に、任期切れギリギリで任期延長の話が出たら、『ポスト安倍』も絡んで反対者が出て大混乱する。一気にやった方がリスクは少ない」

 ただ、「二階氏を警戒すべきだ」という首相周辺の声もある。

 「二階氏は、自民党政権維持が第一だ。安倍政権の支持率が下がれば、他の人物を担ぐかもしれない。幹事長にしてもらった以上、そんな仕打ちはしないとは思うが…」

 二階幹事長の起用が、安倍首相にとって奏功するか-。いずれにしても、しばらくは、その剛腕に振り回されそうだ。 (政治ジャーナリスト・鈴木哲夫)

1479チバQ:2016/08/17(水) 22:14:37
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20160810/plt1608101140003-n1.htm
【解剖 政界キーマン】首相意中の“後継候補”稲田防衛相 尖閣の中国漁船が最初の試練 (1/2ページ)
2016.08.10
★(2)

 「歴史認識で最も重要なのは客観的事実であって、この場で私の個人的な見解を述べる立場にない」

 稲田朋美防衛相(57)は就任後初の記者会見で、日本の戦争責任や歴史観について問われ、こう答えた。明確な答えを避け、慎重な言い回しで、自身のイデオロギーなどを封印した。

 自民党幹部は「稲田防衛相」が内定した直後、「自らの(保守的な)政治信条は出せないポジションだ。答弁など大丈夫か」と心配していたが、現時点では無難なスタートといえる。

 安倍晋三首相はこれまで、安全保障環境の整備を進めてきた。一方で、これを警戒する国内世論や、中国や韓国への配慮も考え、防衛相にはハト派を起用してきた。今回、自身の思想信条に近い稲田氏を起用したのは、稲田氏を「将来の宰相」として育てようという意思とみていい。

 「2012年の第2次政権発足後、安倍首相は稲田氏を要職から外していない。今回の内閣改造前も『稲田氏を外相にして世界にデビューさせる』という話が首相周辺から出た。『外交は事実上、首相自身がやっている。外交未経験の稲田氏でも対応できる』と。『ポスト安倍』『初の女性総理』を見据えている」(細田派幹部)

 東京都知事選で、小池百合子氏が「初の女性都知事」に就任した。今後、2020年東京五輪のホスト役として世界の舞台に立つが、小池氏がかつて注目されたのが「初の女性防衛相」だった。今回の稲田氏の防衛相起用は偶然なのか。

 安倍首相に近い自民党ベテラン議員は「結果論だが、小池ブームの向こうを張って『もっとすごい女性防衛相がいる』と、稲田氏をアピールできた。私は、首相は意図したと思う」と話す。

 こうした、安倍首相の意向を「稲田氏は肌で感じ取っている」(同ベテラン議員)という。

 例えば、稲田氏は政調会長時代の今年5月、性的少数者(LGBT)のイベントに参加した。それまで、「日本の伝統的家族」にこだわってきただけに、意外性を持って受け止められた。

 ベテラン議員は「イデオロギーや政策の幅を広げつつあるのは、明らかに将来の総理を目指し始めた」という。

 一方、中国は「稲田防衛相」を牽制する意図なのか、改造直後の5日から連日のように、沖縄県・尖閣諸島周辺の領海や接続水域に海警局の公船や漁船を侵入させている。まだ、自衛隊が出動する事態ではないが、国防を預かる稲田氏には最初の試練といえそうだ。

 安倍首相が第1次政権で屈辱的な退陣をした後も、稲田氏は近くを去らず、安倍首相を叱咤(しった)してきたとされる。連続しての要職就任は、首相意中の後継候補ナンバーワンの証明か。 (政治ジャーナリスト・鈴木哲夫)

1480チバQ:2016/08/17(水) 22:15:23
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20160812/plt1608121140001-n1.htm
【解剖 政界キーマン】東京五輪への“刺客”丸川五輪相 小池都知事けん制 したたか安倍人事 (1/2ページ)
2016.08.12
★(3)

 「安倍晋三首相の人事は、どんどん、したたかになっていく。みんな気づきにくいが、今回の丸川珠代五輪相(45)がそれだ」(自民党派閥領袖)

 丸川氏は環境相から横滑りした。2020年東京五輪・パラリンピックは大事業だが、東京都の小池百合子都知事(64)と、東京五輪組織委員会の森喜朗会長(元首相)は、永田町時代から「犬猿の仲」として知られる。

 森氏は、08年の自民党総裁選に、小池氏が勝手に出馬したことなどで激怒・絶縁状態になった。そんな2人が協力し合えるはずがない。

 そこで、丸川氏に「緩衝役」を期待したのが安倍人事の狙いだといわれている。細田派(旧森派)幹部も「小池氏と丸川氏は兵庫県出身のキャスター経験者で、東京都選出の国会議員だった。森氏と丸川氏の関係は悪くない」という。

 だが、冒頭の派閥領袖は次のように分析する。

 「小池、森両氏を調整できれば、『丸川氏の統率力が素晴らしい』という評価になり、東京五輪を政府主導にできる。また、五輪関係のイベントでは今後、華やかな女性都知事として小池氏にスポットライトが当たるはずだったが、丸川氏が女性五輪相として並んで立つと、小池氏への注目は半分になる。安倍首相としては『自分のもとに有能な女性政治家がいる』というアピールになる」

 実は、小池氏は当選前から、遠藤利明前五輪相と水面下で接触していたという。小池氏周辺が以下のように明かした。

 「小池氏は当選したら遠藤氏と協力して、五輪施設整備費の見直しなどを進めようと話していた。安倍首相が、遠藤氏を丸川氏に替えたのは、そうした動きを把握して、小池氏を牽制(=小池潰し?)し、東京五輪の主導権を握ろうとしているのではないか」

 こんなこともあった。

 今月初め、都内での会合に、小池氏や自民党の東京選出国会議員が出席することになっていた。自民党議員の多くが都知事選で激突した小池氏と顔を合わせるのはバツが悪いと出席時刻をズラしたが、丸川氏は小池氏と同じ時間帯に出席した。

 丸川氏は都知事選で、増田寛也元総務相の応援に立ち、小池氏を「チームプレーができない」などと批判していた。それもノーサイドと、丸川氏は「おめでとうございます」と声をかけたが、小池氏の態度は素っ気なかったという。その場にいた関係者が証言した。

 前出の小池氏周辺は「東京五輪は、あくまで東京都が開催都市だ。丸川氏も、そこを勘違いしてもらっては困る」と戦闘モードだ。

 丸川五輪相vs小池都知事。その駆け引きは激しくなりそうだ。 (政治ジャーナリスト・鈴木哲夫)

1481チバQ:2016/08/17(水) 22:16:58
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20160813/plt1608131000002-n1.htm
【解剖 政界キーマン】菅義偉・官房長官 霞が関にニラミを利かす「人事」と政権支える「職に徹する」 (1/2ページ)
2016.08.13
★(4)

 安倍晋三内閣のガバナンスを一手に引き受けてきた菅義偉官房長官(67)は、7月7日で在任1290日を記録し、歴代長官で1位となった。今回の留任で、記録はさらに上書きされていく。

 菅氏の手腕のすごさは、常に2つ挙がる。「人事」と「その職に徹すること」である。経産省OBは「人事」について以下のように話す。

 「菅氏が長官就任直後にやったのが、官僚人事を内閣人事局に集約する仕組みを作ったことだ。一般には、あまりインパクトのない法改正だったが、霞が関は震え上がった。人事局長も菅氏の息のかかった人を据えて、以後、にらみを利かせている」

 その後、安倍首相が各省庁の権益を侵すような政策を進める際も、「黙って従う」(同OB)ようになったという。

 もう1つの「職に徹する」とは、どういうことか。菅氏に近い自民党議員がいう。

 「私たちが『首相を目指す気はないのか?』と聞くと、菅氏は『ない、ない』と、いつも笑う。口だけではなく、日ごろの政局対応を見ていても、安倍首相を脅かすようなことは、まったくない」

 かつて、私(鈴木)がインタビューしたときも、菅氏は「毎日、政権をどう支えるかしか考えていない。それ以上でも以下でもない」と語った。

 安倍政権は当時、安保問題や日中関係などで苦境にあった。菅氏は状況を見ながら「止めた方がいい」などと進言はするが、安倍首相が決めたら自分とは逆の考えでも従った。そして、傷を最小限にして実現するには、どうすればいいかを考えて手を打っていた。

 「のりを超えないというか、首相になる気はない、いまは『最高の官房長官だけを目指す』という姿勢を貫いていることが、信頼感にもなっているんです」(前出議員)

 安倍首相にとっては最強のパートナーである。だが、安倍首相の寵愛を第一に得たい、いわゆる「お友だち側近」にしてみれば、いつまでも警戒感は消えないようだ。

 「彼らは最近、東京都知事選をめぐり、『菅氏が、安倍首相の意向も聞かずに介入した』とか、『党内勉強会の顧問になったのは首相を目指しているからだ』などと陰口をたたいている。お友だちの嫉妬が、安倍首相に吹き込まれ、官邸内に不信感や不協和音を招く危険性もある」(同)

 ただ、当の菅氏は「一笑に付している」(同議員)。留任を決めた安倍首相も「適材適所」という確信を持っている。

 今後、憲法改正など、安倍内閣は佳境に入る。菅氏は在任期間をさらに延ばし、どんなガバナンスを見せるか。 (政治ジャーナリスト・鈴木哲夫)

1482チバQ:2016/08/17(水) 22:17:57
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20160814/plt1608140830001-n1.htm
【解剖 政界キーマン】岸田文雄外相 “ポスト安倍”へ…本音は幹事長就任も 北方領土問題絡み留任 (1/2ページ)
2016.08.14
★(5)

 「『ポスト安倍』を考えれば、ここは党務に軸足を置いて構えていた方がいい。閣内にいて政局になったら、安倍晋三首相と責任をともにしなければならないからだ」

 留任した岸田文雄外相(59)が率いる岸田派の中堅議員は内閣改造前に、こう語っていた。

 岸田氏も派内の議員らに「外相はそろそろいい」と話していたという。安倍外交の推進役として世界中を飛び回り、現職の米大統領で初めてとなるオバマ大統領の被爆地・広島訪問を、同県選出議員として実現させるなど、「やり切った。ひと区切りということ」(同)のようだ。

 別の岸田派議員も「幹事長でも、政調会長でもいい。安倍首相が、稲田(朋美)氏を育てるために閣内に戻すという話もある。党三役なら問題ない」とも話していた。

 岸田氏自身は、幹事長に意欲があったようだ。

 改造前、幹事長ポストについて記者に聞かれ、岸田氏は「首相が判断することになると思う。私が何か申し上げることは適切ではない」と答えた。前出の中堅議員は「ないと言わず、言うのは適切ではないという表現は、その気があることの証明」だという。

 岸田氏が閣外を望んだのは、明らかに「ポスト安倍」へのシナリオがあったからだ。岸田派幹部は次のように語る。

 「外交で日本を離れることが多く、安倍首相をめぐって騒動・混乱が起きても不在で、党内の力学や人間関係では蚊帳の外だ。派閥のまとめ役も果たせていなかった。『ポスト安倍』を狙うなら、党内の足場を固めなければならない。党務や閥務を通じて、党内や地方組織の支持を固めたい。そのためには、幹事長が適任だ」

 岸田氏は本音の部分では、安倍首相からの「禅譲」を狙っているとされる。先の幹部も「安倍政権が長く続けば、党員からも『いったん、リベラルへ戻してはどうか』という流れができるだろう。そのときは、ずっと支えてきた岸田氏ということになる」と語る。

 しかし、今回の改造人事で、幹事長には二階俊博氏が就任し、岸田氏は外相留任となった。

 この背景について、安倍首相に近い党幹部は「9月にウラジオストクで日露首脳会談がある。首相が力を入れている北方領土問題が年内に動く可能性がある。いま岸田氏を変えるわけにはいかない」と説明する。

 ただ、他派閥の領袖は「禅譲狙いでは、安倍首相に気を使って忠誠を尽くすことになる。結局、使われるだけだ」と手厳しい。

 「ポスト安倍」はやはり、リベラルの旗を堂々と掲げ、政策論争の末に戦い獲るべきだろう。懐の深い自民党とは、そういうものだ。岸田氏には、政策的な発信力が問われている。 (政治ジャーナリスト・鈴木哲夫)

1483チバQ:2016/08/17(水) 22:19:14
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20160816/plt1608161550001-n1.htm
【解剖 政界キーマン】“ナメられた”石破茂氏の腹は決まっていた…本格的な権力闘争ついに幕開けか (1/2ページ)
2016.08.16
★(6)

 地方創生相だった石破茂氏(59)が閣外に去った。一体、いつから覚悟していたのか。石破派の中堅議員は何と「昨年秋に腹は決まっていた」と明かし、次のように続けた。

 「安倍晋三首相は昨年9月、『1億総活躍社会』を打ち出した。1億総活躍と、石破氏がゼロから進めてきた地方創生は、多くの政策が重なっていた。そして、1億総活躍相には加藤勝信氏がなった。こんな重要な話と人事を、安倍首相は石破氏に相談もせず、いきなり決めた」

 「これほど義理を欠いた話はない。『安倍首相は石破氏をナメている』とはっきりした。このときから、石破氏は『地方創生が軌道に乗ったら閣外に出て、次の総裁選で戦う準備をする』と決めた。石破派のメンバーにも告げていた」

 石破氏は、2012年の総裁選で地方党員の支持を集めながら、国会議員による決選投票で安倍首相に敗れた。2年前の内閣改造では、閣外で次期総裁選に備える構えも見せたが地方創生相として入閣した。ここまで、首相の指揮下で押さえ込まれてきた。ところが今回、農水相の打診を受けた瞬間にこれを断った。

 安倍首相周辺は「首相は、石破氏が入閣を受けないことを分かっていて打診した。自ら外に出ていくよう仕向けたのではないか。大臣でなくなれば求心力もなくなり終わりでしょう」という。

 だが、石破氏にとって閣外に出ることは「打倒安倍宣言」である。総裁選で戦い「ポスト安倍」を奪取する意思表示だ。組閣前夜、石破氏ら派閥の中心メンバー7人が会食したが「石破氏は久々に晴れ晴れした表情だった」(参加者)という。

 石破派幹部は、今後の石破氏をこう話す。

 「全国行脚を開始する。政策課題のある地方視察を徹底的に行い、先々で車座集会をして直接対話する。また、SNSを使って常に安倍政権の政策について意見を発信していく。都知事選では、自民党の締め付け組織選挙に対する評判が悪かった。『なんか自民党、感じが悪いよね』という時期に、石破氏が選択肢を作れるのは最高のタイミングだ」

 石破氏は視察先として、東京の築地市場や、全国の原子力発電所なども予定しているという。

 安倍首相側近の1人は「石破氏は今後、政策で共通点の多い小泉進次郎氏らとも連携し、党内に化学反応を起こす可能性がある。安倍首相の総裁任期延長論にも公然と異を唱えるだろう」と警戒する。

 自民党内で、本格的な権力闘争が幕を開けるかもしれない。 (政治ジャーナリスト・鈴木哲夫) =おわり

1484チバQ:2016/08/17(水) 22:20:30
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016081700841&g=pol
石破、岸田派「ポスト安倍」へ結束=自民各派が夏季研修会


 自民党の各派閥の夏季研修会が、8月下旬から本格化する。石破茂前地方創生担当相が昨年旗揚げした石破派、岸田文雄外相率いる岸田派はそれぞれ9月上旬に開催予定。安倍晋三首相の後継を狙う両氏は派閥の結束を図り、党内での存在感を高めたい考えだ。
 石破派は昨年9月、党内グループ「無派閥連絡会」から衣替えして以降、初めての夏季研修会となる。9月4、5両日に神奈川県小田原市で開催し、石破氏が講演する。
 先の内閣改造で、石破氏は閣外に出て次期党総裁選に備える姿勢を鮮明にしたが、側近の山本有二氏を農林水産相として取り込まれた。石破派の所属議員数は20人と第6派閥に甘んじており、他派からは「石破氏が閣内でも閣外でも影響はない」(党中堅)と冷ややかな見方も出ている。
 一方、第3派閥の岸田派の研修会は9月6、7両日に山梨県富士吉田市で開催。石破氏とは対照的に、岸田氏は外相に留任し、首相を支える道を選んだ。派閥内では安倍氏からの「禅譲」に期待する声が多いが、対立軸を示さない手法に「良い子すぎる」との不満も漏れている。
 首相の出身派閥でもある最大の細田派は9月4、5両日に長野県軽井沢町で、第2派閥の額賀派と第4派閥の麻生派は今月28日に、それぞれ軽井沢町と横浜市で研修会を開催。二階派は今月下旬に札幌市で、石原派は9月28日に東京都内で行う予定だ。
 自転車事故で入院中の谷垣禎一前幹事長を支持する谷垣グループも9月に軽井沢町で開催する。山東派は7月に栃木県那須町で行った。

◇自民各派閥の研修会日程
細田派 9月4、5日   長野県軽井沢町
額賀派 8月28日    長野県軽井沢町
岸田派 9月6、7日   山梨県富士吉田市
麻生派 8月28日    横浜市
二階派 8月26〜28日 札幌市
石破派 9月4、5日   神奈川県小田原市
石原派 9月28日    東京都内
山東派 7月20、21日 栃木県那須町
谷垣G 9月11、12日 長野県軽井沢町
(2016/08/17-19:00)

1485チバQ:2016/08/17(水) 22:30:48
http://www.sankei.com/politics/news/160816/plt1608160001-n1.html
2016.8.16 01:00
【政界徒然草】
親分が事故入院した「有隣会」(谷垣G)の悲劇は続く 閣僚・党役員は大半がクビ 副大臣・政務官さえゼロ…
 3日の内閣改造・自民党役員人事で、谷垣禎一前幹事長が顧問を務める党内グループ「有隣会」メンバーの大半が姿を消した。改造前は、党や閣内に多くの幹部が登用されていたが、改造後の閣僚ポストは山本公一環境相の1人のみ。副大臣・政務官人事では1人も起用されない屈辱も味わった。谷垣氏の自転車事故に伴う幹事長交代劇が悲劇の原因だが、今後は求心力を回復するために、平成20年に一度解消した「谷垣派」の復活も検討する。

 「首相は谷垣氏との約束はきっちり果たした。ただあの事故さえなければ、グループからもう1人くらい入閣できたのに…」

 長年谷垣氏を支えたグループ幹部は改造後、こう語りながら肩を落とした。

 関係者によると、谷垣氏は7月16日に自転車事故を起こす前、安倍晋三首相に対し、衆院当選8回を重ねた山本氏の閣僚登用を最優先に考えるよう要請。首相は願いをかなえたが、代わりにグループの遠藤利明前五輪相と中谷元・前防衛相が交代を強いられた。

 グループの悲劇はこれにとどまらず、佐藤勉前国対委員長と棚橋泰文前幹事長代理も交代。佐藤氏は衆院議院運営委員長に横滑りしたが、「現職を続投したい」という希望は叶えられなかった。
 さらに合計52ポストもある副大臣・政務官人事では、約30人も有隣会メンバーがいながら登用はゼロ。首相と一定の距離を置く石破派ですら、副大臣と政務官を1ポストずつ確保しただけに、他派からも「使い捨てのようで露骨すぎる」(岸田派幹部)「驚いた」(麻生派幹部)などの声が漏れた。

 悲劇の原因は谷垣氏の幹事長交代劇だ。関係者によると、首相は事故の3日前に谷垣氏と面会し、谷垣氏は続投要請を内諾。事故後、谷垣氏は首相の続投要請を拒むようになり、首相の面会希望も「他の入院患者に迷惑がかかる」と断り続けた。

 ある党幹部は「谷垣氏の事故後のかたくなな態度が、有隣会への冷遇人事として跳ね返った面は否定できない」と解説する。

 谷垣グループは、内閣や党の表舞台からメンバーがことごとく消えたこの危機をどう乗り切ろうとしているのか。幹部が現在、打開策として模索しているのは、谷垣氏を正式にグループの会長に据えて派閥化を図り、求心力を回復するシナリオだ。

 グループはこれまで、逢沢一郎元外務副大臣を初入閣させるために実質的な代表とし、谷垣氏は一歩下がった顧問の立場を取ってきた。他派との違いをアピールする意味も込め、メンバーには「掛け持ち」も認めていた。
 しかし、逢沢氏は当選10回ながら今回も閣僚に起用されず、当初の目標は微妙に変化した。これを受け、谷垣氏が党内で影響力を維持する狙いも込め、谷垣氏が体調を回復し次第、グループの会長に据える考えだ。

 さらに、メンバーにはこれまで認めてきた掛け持ちを禁止し、党内で9番目となる派閥「谷垣派」の復活を計画。今回のような緊急事態でも、メンバーが結束して乗り切り、党内で存在感も高めようとしている。

 谷垣氏を会長とする旧谷垣派は、20年に旧古賀派と合流して一度消滅。24年の党総裁選で、総裁だった谷垣氏の支援を古賀派が拒んだことに旧メンバーが反発し、「有隣会」を立ち上げた経緯がある。今回谷垣氏をトップに正式に「谷垣派」が復活すれば8年ぶりとなる。

 谷垣氏周辺によると、谷垣氏は頸(けい)髄(ずい)損傷に伴う後遺症を防ぐため、これまで上半身を器具で固定していたが、「症状が改善し、器具が取れる見通しが立ちつつある」という。グループ幹部は「党を束ねる良識として、谷垣氏にはまだやるべき仕事がある」と復活を期待している。(水内茂幸)

1486チバQ:2016/08/17(水) 22:31:26
http://www.sankei.com/politics/news/160817/plt1608170002-n1.html
2016.8.17 01:00
【政界徒然草】
「男を下げた!」「最善の選択だ!」 岸田文雄外相の留任に賛否両論飛び交う中、派内では稲田朋美防衛相への警戒警報が…

 安倍晋三首相(自民党総裁)が3日に断行した内閣改造・党役員人事では、次期首相候補と目される岸田文雄外相、石破茂前地方創生担当相、稲田朋美防衛相の処遇が分かれた。平成24年12月の第2次安倍政権発足時から外相を務めてきた岸田氏は今回も留任。岸田氏が会長を務める岸田派には「今度こそ閣外に出るべきだった」との落胆と、「留任は最善の選択だった」との評価が混在している。岸田氏にとり外相留任は「ポスト安倍」レースで吉と出るか凶と出るか-。

 「岸田氏は男を下げた。これでは向こうに完全に差をつけられてしまう」

 岸田派の中堅議員は、岸田氏が外相留任を受け入れたことへの焦りと憤りをあらわにする。「向こう」とは、「ポスト安倍」をにらんで閣内残留を固辞した石破氏のことだ。

 一般に、閣僚はときの首相を表立って批判することはできない。安倍氏にかぎらず、首相が自らの地位を脅かす政敵を閣内に封じ込めることはままある。

 しかし、岸田、石破両氏が次期首相を狙うのなら、安倍首相と意を異にすることも含めて自らの考えを主張し、「ポスト安倍」としての独自色や存在感をアピールする必要がある。そうするためには、閣僚ポストという「足かせ」を外さなければならない。

 当然、両者はそれぞれの周辺から「再び閣僚就任の打診を受け入れれば飼い殺しも同然。今度こそ閣外に出るべきだ」と迫られていたが、選択は対照的だった。岸田氏は外相続投を受け入れ、石破氏は閣内残留を固辞し無役になった。

 「足かせ」がなくなった石破氏は今、首相への批判も含め自由に発言できる立場にある。その上、自ら立ち上げた石破派には、安全保障、社会保障、経済、農業振興などに明るいメンバーがバランス良くそろっており、領袖の石破氏が閣外に出たのを好機に政権構想作りを本格化させている。

 「岸田政権」を目指す岸田派議員にとり、安倍政権との対立軸を確立しつつある石破氏が脅威であるのは間違いない。そもそも岸田派(宏池会)はハト派路線の派閥であり、首相の路線とは必ずしも一致しているとはいえないからだ。

 ただ、岸田派議員にとっての脅威は石破氏だけではない。防衛相として再入閣した稲田氏だ。

 稲田氏は首相と思想信条が近く、首相の出身派閥の細田派に所属している。26年9月の内閣改造・党役員人事で「次のスターをつくるチャンス」(首相)と、衆院当選3回(当時)にして政調会長に抜擢された「秘蔵っ子」だ。

 当選回数からすれば、現在4回の稲田氏は「ポスト『ポスト安倍』」かもしれない。岸田氏は8回、石破氏は10回を数える。

1487チバQ:2016/08/17(水) 22:32:31
ただ、3人がこれまでに務めた党の要職を比べてみると、岸田氏が国対委員長なのに対し、石破氏は幹事長、稲田氏は政調会長。岸田氏だけが党三役(幹事長・政調会長・総務会長)を経験していない。

 その上、稲田氏が今回の内閣改造・党役員人事で重要閣僚の一つとされる防衛相に就任したものだから、岸田派議員は「首相は稲田氏に箔を付けて『ポスト安倍』レースに参加させる気だ」と焦りを感じている。

 岸田氏が周囲からの再三の要請に反して外相にとどまってきたのは「首相からの禅譲狙い」との見方が根強かった。だが、稲田氏が岸田、石破両氏と並んで「ポスト安倍」レースに参戦するなら、首相により近い稲田氏のほうが「安倍路線」の継承者にふさわしいということになる。逆に「反安倍路線」が求められれば、次期首相の最右翼に石破氏が躍り出るだろう。

 そう考えてみると、岸田氏の立ち位置は石破氏と稲田氏の中間にあって何とも分かりにくい。パフォーマンスを好まない真面目な性格が影響してか、全国的な知名度も両者に後れを取っており、「ポスト安倍」レースで埋没する可能性もある。



 一方で、「外相留任は最善の選択だった」と見る向きもある。

 岸田派名誉会長の古賀誠元幹事長は8日のBS日テレ番組で「与えられた責務の中で一つずつ実績を積み上げていって、『ポスト安倍』に照準を合わせるやり方だ」と解説。次期首相候補の対応が分かれたことには「どちらがいいという問題ではない。一人一人のそれぞれの戦力と個性の違いだろう」と分析した。

 岸田氏も3日夜の記者会見で「人事の過程について何か申し上げることは適切ではない」と閣内残留の理由への言及を避ける一方、「結論として今回入閣することになった。その責任はしっかり果たさなくてはならないし、その責任を果たす中でしっかりと評価される」と述べている。

 このほか、「石破氏と同時に閣外に出れば『岸田氏vs石破氏』のガチンコ対決の構図になる。知名度で先行されている岸田氏には不利だ」との見方もある。

 岸田氏の外相在任期間は平成に入ってから最長となり、8月下旬には首相の父で歴代3位の安倍晋太郎元外相の1334日に並ぶ見通し。元慰安婦問題に関する日韓合意やオバマ米大統領の広島訪問などを通じ、外相としての存在感を国内外で高めてきたが、対ロシア外交でも貢献が期待されている。

 政治的野心を見せぬ岸田氏の思惑はどこにあるのか-。ひとまずは年内に予定されているプーチン大統領の来日でさらなる実績を積み重ねることが、外相としても「ポスト安倍」候補としても重要な試練となりそうだ。(政治部 豊田真由美)

1488名無しさん:2016/08/17(水) 23:23:04
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20160817-00000114-nnn-pol
自民・二階幹事長、長崎議員の復党検討へ

日本テレビ系(NNN) 8月17日(水)22時5分配信
 自民党の二階幹事長は17日、自民党を離党して現在無所属の長崎幸太郎衆議院議員について、自民党への復党を検討する考えを示した。

 長崎議員は、2009年に自民党を離党して以来、無所属で活動を続けているが、二階幹事長は17日、「もっと自民党や国家のために働いてもらうチャンスを得たいと思っている」と述べ、復党について検討していく考えを示した。

 二階幹事長はまた、山梨県南アルプス市にある金丸信・元自民党副総裁の墓参りに訪れた。

 二階幹事長「大変印象深い、忘れることのできない政治指導者であられた」

 金丸元副総裁は、二階幹事長が初当選した当時に所属した自民党旧田中派の先輩議員にあたり、幹事長就任を墓前に報告する形となった。

1490とはずがたり:2016/08/18(木) 22:32:57
幹事長が露骨に自派に有利な取り計らいしちゃって大丈夫なんですかねぇ??

1491名無しさん:2016/08/20(土) 20:31:15
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160820/k10010643281000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_005
自民党の総裁任期めぐり「3期9年」案 議論本格化へ
8月20日 6時51分
安倍総理大臣の自民党総裁としての任期の延長をめぐり、党執行部からは安倍総理大臣に限らず、総裁の任期を「連続で2期6年まで」としている党則を改正して、「3期9年まで」とする案が出ていて、今後、党内の議論が本格化する見通しです。
自民党総裁の任期は党則で、「1期・3年、連続2期まで」と定められていて、平成24年に再び総裁に選出され、現在2期目の安倍総理大臣は、再来年の平成30年9月まで務めることができます。
これについて、自民党の二階幹事長は「安倍総理大臣は内政・外交ともに多くの実績を挙げている」として、安倍総理大臣の党総裁としての任期の延長を検討する協議機関を党内に設け、年内をメドに結論を得たい考えを示していますが、党内からは、これをけん制する意見や疑問を呈する声が出ています。
こうしたなか、党執行部からは「安倍総理大臣に限った総裁任期の延長ではなく、将来の自民党政権が長期に安定して政権を維持できるようルールを見直すという観点から議論すべきだ」として、党則を改正して、総裁の任期を「連続で3期9年まで」とする案が出ていて、今後、党内の議論が本格化する見通しです。

1492名無しさん:2016/08/20(土) 20:35:13
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016081700751&g=pol
小泉農林部会長は続投=自民、政調人事を内定

 自民党は17日、政務調査会の各部会長人事を内定した。小泉進次郎農林部会長が続投するほか、取り扱う案件が急増しているため分割する内閣部会については、第1部会長に江島潔参院議員、第2部会長に松本文明衆院議員をそれぞれ充てる。24日に予定している総務会で正式決定する。 
 このほかの部会長人事は次の通り。(敬称略)
 国防 寺田稔▽総務 葉梨康弘▽法務 古川俊治▽外交 阿達雅志▽財務金融 土井亨▽文部科学 亀岡偉民▽厚生労働 渡嘉敷奈緒美▽水産 中西祐介▽経済産業 上野賢一郎▽国土交通 中根一幸▽環境 磯崎仁彦(2016/08/17-17:33)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016081700841&g=pol
石破、岸田派「ポスト安倍」へ結束=自民各派が夏季研修会

 自民党の各派閥の夏季研修会が、8月下旬から本格化する。石破茂前地方創生担当相が昨年旗揚げした石破派、岸田文雄外相率いる岸田派はそれぞれ9月上旬に開催予定。安倍晋三首相の後継を狙う両氏は派閥の結束を図り、党内での存在感を高めたい考えだ。
 石破派は昨年9月、党内グループ「無派閥連絡会」から衣替えして以降、初めての夏季研修会となる。9月4、5両日に神奈川県小田原市で開催し、石破氏が講演する。
 先の内閣改造で、石破氏は閣外に出て次期党総裁選に備える姿勢を鮮明にしたが、側近の山本有二氏を農林水産相として取り込まれた。石破派の所属議員数は20人と第6派閥に甘んじており、他派からは「石破氏が閣内でも閣外でも影響はない」(党中堅)と冷ややかな見方も出ている。
 一方、第3派閥の岸田派の研修会は9月6、7両日に山梨県富士吉田市で開催。石破氏とは対照的に、岸田氏は外相に留任し、首相を支える道を選んだ。派閥内では安倍氏からの「禅譲」に期待する声が多いが、対立軸を示さない手法に「良い子すぎる」との不満も漏れている。
 首相の出身派閥でもある最大の細田派は9月4、5両日に長野県軽井沢町で、第2派閥の額賀派と第4派閥の麻生派は今月28日に、それぞれ軽井沢町と横浜市で研修会を開催。二階派は今月下旬に札幌市で、石原派は9月28日に東京都内で行う予定だ。
 自転車事故で入院中の谷垣禎一前幹事長を支持する谷垣グループも9月に軽井沢町で開催する。山東派は7月に栃木県那須町で行った。 

◇自民各派閥の研修会日程
細田派 9月4、5日   長野県軽井沢町
額賀派 8月28日    長野県軽井沢町
岸田派 9月6、7日   山梨県富士吉田市
麻生派 8月28日    横浜市
二階派 8月26〜28日 札幌市
石破派 9月4、5日   神奈川県小田原市
石原派 9月28日    東京都内
山東派 7月20、21日 栃木県那須町
谷垣G 9月11、12日 長野県軽井沢町
(2016/08/17-19:00)

1493名無しさん:2016/08/20(土) 22:08:47
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160817-00049442-gendaibiz-bus_all
安倍政権を牛耳る「二人の妖怪」〜二階幹事長と菅官房長官の「力の源泉」を突き止めた しぶとい、えげつない、あつかましい
現代ビジネス 8月17日(水)12時1分配信

 ギラギラとしたその顔に刻まれた皺の一本一本が、くぐってきた修羅場の数を物語っている。永田町から遠く離れた田舎町を出て、権力の中枢にまで辿りついた二人。その力の源泉はどこにあるのか。

メンツではなく実利をとる
 「二階さんが次の幹事長に決まったと耳にした菅さんは、素っ気なく一言だけこう言いました。

 『ああ、そうですか』」(官邸スタッフ)

 安倍政権で今、地殻変動が起きている。

 かたや歴代最長の在任1300日を突破、押しも押されもせぬ名官房長官と呼ばれる菅義偉氏。かたや底の見えない「最後の老兵」にして、自民党新幹事長の二階俊博氏。政権を牛耳るこの二人のパワーバランスが、大きく変わりつつあるのだ。

 「菅さんは昨年から、官房長官を退いて、幹事長をやりたいと望んでいました。親しい人の前で『もういい』『疲れた』とこぼすなど、『党務に移りたい』という意向を露骨に示すようにもなっていた。

 しかし、菅さんの要望は通りませんでした。そればかりか、幹事長ポストはライバルの二階さんがさらっていった」(前出・官邸スタッフ)

 今回の内閣改造では、二階派から2名、さらに二階氏の地盤である和歌山からも2名が入閣。地元の支持者を驚かせた。

 安倍総理がここにきて二階氏と急接近し、右腕だった菅氏を差し置いて重用し始めた真意は、どこにあるのか。

 「3年前、安倍総理は二階さんを警戒して、衆院予算委員長に閉じ込める策をとりました。その時二階さんは、『何でオレが今さら予算委員長なんだ。ふざけるな』と激怒していたのですが、急に黙ったかと思うと、予算案を史上最速のスピードで成立させたのです。

 つまり、『安倍、分かってるだろうな。抵抗する奴はオレが全部黙らせたんだ』と無言の圧力をかけたわけです。公明党とのパイプや根回し力といった、総理にないものを二階さんは豊富に持っている。メンツではなく、実利をとるリアリストでもある」(自民党関係者)

 だが安倍総理は、単に二階氏が有能だから幹事長を任せたわけではない。

 「カギはやはり、党則改正と総裁任期の延長です。この離れ業を実現できるのは、二階さんしかいない。参院選直後に二階さんが安倍総理と会談し、いきなり『総裁任期延長、大いに検討に値する』とブチ上げたのは、そこで幹事長就任をほのめかされたからでしょう」(前出・自民党関係者)

1494名無しさん:2016/08/20(土) 22:09:14
>>1493

ナワバリを争う似た者同士
 不愉快なのは菅氏だ。冒頭の言葉の通り、菅氏にとっても幹事長は、のどから手が出るほど欲しいポストだった。

 「菅さんももう67歳です。このまま閣内に封じ込められっぱなしだと、単なる『名官房長官』として政治家人生を終えることになりかねない。それに焦りを感じていることは間違いありません」(自民党中堅議員)

 二階氏も菅氏も、ともに叩き上げの地方出身者だ。「党人派最後の生き残り」と呼ばれ、与野党を問わず多くの議員から、尊敬と畏怖を集めている。同時に二人は、ナワバリを争う似た者同士のライバルでもある。

 両者に共通するのは、一種の図太さやあつかましさ、しぶとさ、手段を問わないえげつなさ―一言で言い表すならば、世襲のお坊ちゃん政治家にはない「おっさん力」とでも言うべき能力だろう。田中角栄や金丸信、梶山静六ら、脂ぎった「昭和の大物政治家」たちの面影を、少なからぬ人がこの二人に見るのだ。

 8月1日。自民党新三役の顔ぶれが決まり、各紙が速報で「二階新幹事長」と打ったこの日、新役員が顔合わせ会合を持った。そこで、出席者の一人がこう言った。

 「二階さんもこれからは表に出る幹事長なんだから、会見のときは必ず一度は笑顔を見せたほうがいいですよ。国民にメッセージを出すときは、仏頂面では困りますよ」

 冗談とも本気ともつかぬ言葉に、同席した者はどう反応していいか分からない。だが当の二階氏はというと、不敵な笑みを浮かべていたという。

 確かにこの幹部が言う通り、二階氏は国民ウケを狙わないし、またそれを得意とする人物でもない。政界内部で繰り広げられる根回しや謀略戦において、もっとも本領を発揮するタイプなのだ。

 その言動は、ウナギのようにヌルヌルと掴みどころがなく、ときに清々しいほど一貫性がない。「何かウラがあるはずだ」と深読みしようとすると術中にハマってしまう。

 「二階さんらしいと思ったのは、安倍総理が7月に衆参W選をやるかどうか悩んでいたときです。新聞が『W選実施が濃厚』と書けば『解散しないほうがいい』と言い、『やはり見送りか』と書けば『まだ可能性はある』と言う。のらりくらりと周囲を攪乱し、総理の意向を最後までカムフラージュしてみせた」(自民党ベテラン議員)

 部下の飼い方、使い方も融通無碍だ。前出の自民党中堅議員が言う。

 「二階さんは去年の二階派のパーティで、『他のグループにも、こっちに来たいという人がいる。数を増やそうと思ったら、ウチの派閥は倍にするだけの申し出がある』と嘯いていた。

 本当に石原派との合流に動いたり、無派閥議員への勧誘を盛んにやったり、二階さんには今どき珍しい『派閥のボス』という感じがありますよ。何しろ、『土建屋系』の二階さんにはカネがある。

 二階派のある議員は、『ウチはわけが分からない奴だらけの動物園だ。二階さんが何でも拾ってきちゃうんだよ』と言っていましたね」

 ダメな人間を切るのは簡単だが、ただ切れば100倍の恨みで敵方へ回る。それではお互いに損だ。ウィン・ウィンがいい―二階氏はしばしば、そのような「哲学」を漏らす。事実、収賄疑惑が報じられた西川公也元農水相、「路チュー」を撮られた中川郁子衆院議員、「ゲス不倫」の宮崎謙介元衆院議員と金子恵美衆院議員の夫妻など、二階派にはマスコミを賑わした有名議員も数多い。

 対する菅氏は、これまで安倍総理の「黒子」として、文字通り政権の要であり続けてきた。'09年以降は派閥に属することもなく、少なくとも表面上は、誰ともつるまない一匹狼を貫いてもいる。

 公に姿を見せるときはもっぱらいつもの会見場で、無表情を装っているため、それ以外のイメージがわかないという国民も多いかもしれない。しかし菅氏の本領は、率先して難所に突っ込み、使える手段を総動員しながら、強引に決着を付ける腕力と胆力にこそある。

 「例えば、今回の東京都知事選。野党統一候補の鳥越俊太郎が、選挙期間中に女性スキャンダルを報じられて失速しましたが、これについても『菅さんが手を回したのではないか』という話がまことしやかに流れている。

 実際のところは分かりませんが、何かあるとすぐ『菅さんだ』という話が出ること自体、菅さんの影響力が、もはや余人の及ばぬ領域に達していることの証拠でしょう」(前出・自民党関係者)

1495名無しさん:2016/08/20(土) 22:10:26
>>1494

どうする、安倍
 第一次政権時代から安倍総理に仕える最側近たちは、いまや強大になり過ぎたとも言われる、菅氏の力を警戒している。

 「菅さんは、安倍さんの調子がよくなってから出てきた人だ」

 「いつ寝首をかかれるかわからない」

 こうした陰口を官邸の住人たちから叩かれ続けても、菅氏はじっと耐え、ときには不祥事を起こした閣僚の処分に、ときには苦戦必至の地方選挙の応援に、ときには政府に対して真っ向から戦闘態勢をとる沖縄県との話し合いに奔走してきた。

 だが、菅氏を日頃間近に見ている人々によれば、ここにきて彼の様子に異変が表れ始めたという。

 「最近になって、菅さんが自民党内で派閥に属していない議員が集まった『無派閥連絡会』の顧問になった、という噂が話題になっています。安倍総理も、そうした不穏な動きを察知して、徐々に距離を置き始めたように見える。二階さんを幹事長に起用したのも、菅さん以外にもうひとり実力者を手近に置きたくなった、ということでしょう」(前出・官邸スタッフ)

 「無派閥連絡会」の所属議員は、この内閣改造で入閣要請を蹴り、「ポスト安倍に備える」と公言した石破茂前地方創生担当相に近いとも言われる。

 「党内の若手から中堅には、『菅派を立ち上げるべきだ』という声も根強い。今は沈黙を守っていますが、二階さんと違って菅さんには先がある。菅さんも菅さんで、今まで何人もの主を渡り歩いてきたしぶとい人です。このまま冷遇されるだけなら、自分から出て行くことも考えているはず」(前出・自民党中堅議員)

 二階氏と菅氏。この二人の「妖怪」の動向が、安倍政権の先行きを示している。

 「週刊現代」2016年8月20日・27日合併号より

週刊現代

1496名無しさん:2016/08/20(土) 22:21:47
古い記事

http://www.sankei.com/region/news/150711/rgn1507110055-n1.html
2015.7.11 07:05
議席1増の参院福岡選挙区「麻生派VS反麻生派」が再燃 公明は慎重姿勢

 参院選挙制度改革をめぐり、定数の「10増10減」に与野党が合意したことを受け、来年夏の参院選で福岡選挙区は、2人区から新たに1議席増えることが確実となった。自民党福岡県連内では、現在の1議席からの上乗せを狙った「2議席目」をめぐって早くも「麻生派VS反麻生派」によるきな臭い動きが出始めており、参院選を見据えたゴングが全国に先駆けて鳴った形だ。(九州総局 村上智博)

                  ◇

 ◆絶対にダメだ!

 「麻生系だけは絶対にダメだ。それ以外なら(2人目を)擁立すべきだ」

 8日夜、国会近くのホテル料理屋に、鳩山邦夫元総務相(衆院福岡6区)ら現職元職の反麻生(太郎副総理兼財務相)派の国会議員らが集まり、こうした方針で一致したという。

 集まったのは、鳩山氏のほか、古賀誠元自民党幹事長、山崎拓元副総裁、太田誠一元農水相、武田良太衆院議員(福岡11区)の5人。

 鳩山氏は総務相だった平成21年、「かんぽの宿」の譲渡問題で責任を問われた日本郵政社長の進退をめぐり、続投の方針を固めていた麻生首相(当時)に辞任を要求し、総務相を更迭された経緯がある。

 福岡選出の衆院議員として、麻生氏とは古くからライバル関係にある古賀氏も昨年末の衆院選で福岡1区の候補者公認をめぐり、鋭く対立した。

 古賀氏は比例選出の新開裕司衆院議員(当時)を擁立したが、結局、麻生系の井上貴博衆院議員と双方無所属で対決、井上氏が保守分裂選挙を制した。

 反麻生系が会合を開いた翌9日、党福岡県選出衆院議員6人と、県議の蔵内勇夫県連会長ら県連幹部が国会内で開いた会合では、2人目擁立を求める声が相次いだ。反麻生系の間では新開氏の名が早くも取り沙汰されている。

 現職で2期目を目指す大家敏志参院議員(麻生派)については10日、自民党県連が公認を申請した。

 ◆高みの見物

 素早い動きを見せる反麻生派に対し、麻生氏に近い県連幹部らは、「お手並み拝見だ」と高みの見物を決め込んでいる。

 衆参両選挙で協力関係にある友党の公明党が最後は独自候補の擁立に傾くとの読みもあり、そうなれば自民党からの「2人擁立」の芽はなくなるからだ。2人目の候補を擁立すれば、公明党と支持母体の創価学会票が得られず、自民候補が共倒れする可能性がある。

 公明票は衆院の1選挙区当たり約3万票、福岡県全体では約30〜40万票、九州全体で約60〜70万票との試算もある。

 逆に、公明党が候補擁立を見送り、反麻生系が2人目の擁立を決めても「安倍晋三首相、麻生氏に楯突く反主流候補が党公認を得るのは容易ではない」(麻生氏関係者)という事情も、高みの見物を決め込む理由の一つとなっている。

 参院の福岡選挙区は平成13年から5回連続で、自民党と民主党が2議席を分け合ってきた。この間、公明党は自民党候補を推薦してきた。

 党内に2人目擁立論が出てきた背景には、前回(平成25年)参院選で松山政司参院議員(岸田派)が約95万票(得票率49・2%)もの大量票を獲得した実績があるようだ。ただ、県内で少なくとも30万票とされる公明の基礎票が底上げしたのは明らか。公明・学会票を得られなければ1人当選させるのがやっとだ。

 自民党県連は、12年間にわたって党県議団会長を務めた蔵内氏が5月に新会長に就任し、その後、会長代行に中村明彦県議を充てるなど、「挙党一致」(蔵内氏)を図っている。

 反麻生系が仕掛ける形で火ぶたを切った参院選第一幕は、9月の自民党総裁選をにらみながらの神経戦となりそうだ。

                  ◇

1497名無しさん:2016/08/20(土) 22:21:57
>>1496

 来夏の参院選、定数増によって福岡選挙区での公明党の対応が、がぜん注目されるようになった。同党県本部の幹部は10日、産経新聞の取材に「選挙区での候補者選定については今後、支持母体の創価学会の意向も踏まえ、党本部と慎重に判断する」と述べた。

 慎重姿勢を崩さないのは、全国比例との兼ね合いが問題となるからだ。選挙区に力を入れることで、比例票が伸び悩み、議席獲得に影響を及ぼす可能性を危惧する。

 同党選対幹部も「改選3の選挙区で候補者を出すかどうかは、本当に厳しい判断になる。参院選は選挙区も広く、準備に1年はかかる。これから新たに出すといっても『言うは易(やす)く、行うは難し』だ」と述べた。

 ただ、選挙区での候補擁立に意欲があるのも事実。福岡県本部の幹部は「3人区なら本当は候補者を出したい。本音では3年前の参院選でも出したかったくらいだ」と語った。

 福岡選挙区への候補擁立の前例はある。

 平成元年7月の参院選では、木庭健太郎氏が公明公認で立候補し、当選した。10年7月にも、元公明党衆院議員の弘友和夫氏が無所属で出馬し、当選している。弘友氏はその後、公明党に戻った。

 最終的な党判断が出るのは、早くとも8月の盆過ぎになりそうだという。

1498名無しさん:2016/08/20(土) 22:22:34
古い記事

http://www.data-max.co.jp/2014/04/22/11_444_dm1718.html
福岡11区をめぐる自民党内闘争の事情
社会2014年4月22日 11:07

 13日に投開票が行なわれた行橋市選挙区の福岡県議会議員補欠選挙で、無所属の新人・堀大助氏が、現防衛副大臣・武田良太衆議院議員の秘書・小堤千寿氏に競り勝ち、初当選を果たした。行橋市は武田氏の選挙区である福岡11区に含まれており、小堤氏は行橋支部の青年局長を務めていた人物。順当ならば、小堤氏が自民党の公認または推薦を受けてもおかしくはないのだが、今回、自民党福岡県連(会長:松山政司参議院議員)が推薦したのは勝った堀氏。このことに武田氏(11区支部)と同党行橋支部は抗議して小堤氏を推薦。自民党が2つに分かれての選挙となった。

 自民党福岡県連と前県連会長・武田氏が、それぞれ異なる候補を擁して対決した行橋市の県議補選は、同党県連内の権力闘争を象徴する出来事だ。約1年前、県連会長という立場で衆院選を戦い抜き、11選挙区中10選挙区(福岡6区は無所属候補が当選し、選挙後に復党)で全員当選という成果へつなげた武田氏は、党にとっての功労者。その武田氏が、わずか1年後に、身内から地盤を脅かされる憂き目にあっているのはなぜか――。

 実のところ、武田氏への反発が表面化したのは今回だけではない。武田氏の県連会長時代、いくつかの選挙で立候補者をめぐるトラブルが発生した。まず、2011年4月の福岡県知事選挙。武田県連会長は当初、実力者・蔵内勇夫県議団長に推薦を出していたが、麻生太郎氏が強くプッシュする元経産省OB・小川洋氏にチェンジ。次に、12年12月の総選挙。当初、福岡1区に古賀誠氏の秘書・新開裕司氏の公認申請をする方向で県連(武田氏)は動いていたが、これも麻生氏が党本部に働きかけ、井上貴博福岡県議(当時)に切り替わった。その後の13年5月に行なわれた豊前市・築上郡部の県議補選では、武田氏秘書の西元健氏が自民党公認で初当選したものの、県連は別の元豊前市議を推薦している。そのため西元氏は、いまだ自民党県議団に所属していない。

 事は、麻生と武田、両氏の対立というほど単純ではない。両氏は、中選挙区時代に同じ選挙区でしのぎを削った間柄ではあるが、麻生氏には武田氏の強権的な手法への反感があるようだ。そして、『反武田連合』の狼煙は、以前からまことしやかに流れている武田氏の健康不安説がきっかけとなって上がった。行橋市の県議補選では、自民党福岡が推薦する堀氏に、農政連、民主党、市職労もついた。小選挙区への移行で地元・行橋市を離れた山本幸三衆議院議員も堀氏陣営に加わっている。公明党は武田氏側に回ったが惜敗。その差は1,152票である。さまざまな勢力が動いたが、どれか1つが欠けても結果は変わっていただろう。
 行橋市を舞台とした自民党内の対立には、もう1つのファクターがある。それは東九州自動車道の開通で、同市を含む福岡県東部エリアの価値が高まったことだ。選挙直前の13年3月26日、苅田北九州空港IC・行橋IC間8.6kmが開通した。反武田の狼煙が上がった行橋市と豊前市・築上郡部への交通アクセスは非常に良くなり、今後の再開発が期待されている。
 かつてNET-IBのインタビューに、九州の東回りエリアの発展に資するインフラ整備を重点項目として語っていた武田氏だが、将来への期待の高まりの裏にある"現状への不満"が降りかかったと言える。行橋市は、12年12月の衆院選で、武田氏に惨敗した対立候補(今回、県議補選で当選した堀氏)が、武田氏1万5,501票に対し、1万1,505票と唯一善戦した地域であったことも特筆すべき点だ。「前回(衆院選)は堀氏への支持ではなく、田川出身・武田氏に対する反発が数字になっただけ」と、地元有権者は語る。

 国政一強多弱の安定期を迎えている自民党だが、外敵をなくした組織において、権力をめぐるし烈な内部抗争が始まるのは歴史の常。福岡に限らず、今後も各地で同様の闘争が起きるかもしれない。

【山下 康太】

1499名無しさん:2016/08/20(土) 22:23:06
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160816-00511438-shincho-pol
“鳩山邦夫補選”自民は次男を擁立せず…麻生太郎の狙い
デイリー新潮 8月16日(火)5時53分配信

 さしずめ、漢軍に囲まれた項羽の心境ではないか。

「選考委員会のあり方が公平だったのか、疑問です」

 7月31日に福岡・久留米市の事務所で会見を行った故・鳩山邦夫氏の次男の二郎氏(37)は、遺影を前にしてこう不満をぶちまけた。政治部デスクが言う。

「邦夫氏の死去による衆院福岡6区の補選に、自民党県連は選考の末、蔵内勇夫県連会長の息子である謙氏を擁立することに決めたのです。さっそく選対が発足し、本部長は麻生太郎氏、選対顧問は古賀誠氏。一方、大川市長である二郎氏は無所属での出馬を表明しました」

 二郎氏が後を継ぐと見られていたが、ある県議は、

「謙さんは林芳正参院議員の秘書を務めていた上に、留学経験もあり、語学も堪能です。満場一致でした」

 この決定にはある事情があった。地元政界関係者は、

「もともと福岡6区は古賀誠さんの地盤ですから、古賀さんにすれば、子飼いである蔵内さんを擁立したかった。麻生さんも邦夫氏との関係が良かったとは言えない上、二郎さんは出馬にあたり、二階派の国会議員と接触していたとされる。そこで、彼を追い落とすため、利害が一致したのです。7月27日、謙氏は麻生派の大家敏志参院議員のアテンドで財務省を訪れ、麻生さんに挨拶をしています」

 つまり、“鳩山落選”の舞台は設えられていたワケ。

「麻生さんはいずれ長男の将豊(まさひろ)氏に福岡8区の地盤を引き継ぐとされていますが、地元では未だに古賀さんの影響力が強い。古賀系である蔵内会長は県連のドン。その息子に恩を売ったことは、麻生家の代替りの際に有利に働く」(同)

 さらに、

「謙氏が当選すれば麻生派に入る可能性もある」(同)

 四方を囲んだのは、権謀術数に長けた猛者だった。

「週刊新潮」2016年8月11・18日夏季特大号 掲載

新潮社

1500名無しさん:2016/08/20(土) 22:23:47
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160816-00000061-san-pol
谷垣グループ、閣僚・党役員5人から一気に1人 復権へ「谷垣派」復活検討
産経新聞 8月16日(火)7時55分配信

 自民党の谷垣禎一幹事長が自転車事故で負傷してから16日で1カ月を迎える。谷垣氏は幹事長交代を余儀なくされ、3日の内閣改造・自民党役員人事では、谷垣氏が顧問を務める党内グループ「有隣会」メンバーの大半が姿を消し、一人も副大臣・政務官に起用されない異例の事態に。グループでは求心力回復の一策として、谷垣氏を正式に会長に据えたうえで、平成20年に消滅した「谷垣派」の復活を検討している。

 ◆「事故さえなければ」

 「あの事故さえなければ、グループからもう一人くらい入閣できたのに…」

 グループ幹部は改造後、こう語って肩を落とした。

 関係者によると、谷垣氏は事故を起こす3日前に安倍晋三首相と面会し、グループの長老格の山本公一氏の閣僚登用を要請。首相はこれに応えて山本氏を環境相に起用したが、代わりにグループの遠藤利明前五輪相と中谷元・前防衛相が交代させられた。さらに党人事でも佐藤勉前国対委員長と棚橋泰文前幹事長代理が交代。閣僚と主要な党役員には、谷垣氏を含め5人が起用されていたが、一気に1人に減った。これには他派からも「使い捨てのようで露骨すぎる」(岸田派幹部)などの声が漏れる。

 悲劇の原因は谷垣氏の幹事長交代だ。谷垣氏は事故後、首相の続投要請を拒み、首相の面会希望も「他の入院患者に迷惑がかかる」と断り続けた。党幹部は「谷垣氏のかたくなな態度が、有隣会への冷遇人事として跳ね返った面は否定できない」と解説する。

 ◆掛け持ち禁止に

 グループ幹部が打開策として考えるのは、谷垣氏を正式に会長に据えて派閥化を図るシナリオだ。グループはこれまで代表世話人に逢沢一郎氏ら3人を置き、中でも逢沢氏を初入閣させるために実質的な代表としてきた。谷垣氏は顧問の立場で、メンバーには他派との掛け持ちも認めていた。

 しかし、逢沢氏は今回も閣僚に起用されず、目標は微妙に変化。これを受け、谷垣氏が影響力を維持する狙いも込め、グループの会長に据える考えだ。さらにメンバーには掛け持ちを禁じ、谷垣派を復活させ、今回のような事態にも結束して乗り切れる態勢を作る。

 旧谷垣派は、20年に旧古賀派と合流して一度消滅。24年の党総裁選で、古賀派が谷垣氏の支援を拒んだことに旧メンバーが反発し「有隣会」を立ち上げた。グループ幹部は「党の良識として谷垣氏はまだやるべき仕事がある」と復活を期待している。

1501名無しさん:2016/08/20(土) 22:24:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160815-00000065-asahi-pol
「総裁任期延長、3年3期が望ましい」 自民・高村氏
朝日新聞デジタル 8月15日(月)18時5分配信

■高村正彦・自民党副総裁

 自民党総裁の任期延長は、かつて中曽根(康弘・元首相)さんの時のように特例でやるのと、誰にでも適用されるように総裁任期の規制そのものを緩めるやり方がある。どちらかと言えば、総裁任期を今の「3年を2期」から「3年を3期」と変える方が望ましいのではないか。世界の状況を考えれば、「3年を2期」は短すぎる気もする。

 仮に総裁任期そのものを変えるとすれば、できるだけ早く取りかかった方が良い。特例を作るのであれば、もう少し(安倍晋三総裁の)任期が迫ってから考えても良い。「新しい任期が始まって1年しか経っていないのでまだ早い」というのはそれなりに理由がある。(自民党本部で朝日新聞の取材に)

朝日新聞社

1502名無しさん:2016/08/20(土) 22:27:20
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160819-00511515-shincho-pol
小渕優子、疑惑の豪邸を建て替え 地元では今も“将来の総理候補”
デイリー新潮 8月19日(金)5時53分配信

 次世代の自民党を担うのは誰か?  この問いに対する答えは、ここ2年ほどで様変わりした。それまでは、若くして閣僚を歴任した小渕優子元経産相(42)が有力候補だったが、今やその期待を一手に引き受けているのは小泉進次郎代議士(35)。同じく「総理を親に持つ者」ながら、随分と差が開いてしまった。そして、彼女の「零落」を象徴するかのように、今、ある建物が建て替え真っ最中なのだ。

 ***

 東京都北区王子の昔ながらの住宅街。築100年超の歴史を誇り、往時は夜な夜な故・小渕恵三元総理の番記者が駆け付けていた、900平方メートル近い土地に建つ木造2階建ての豪邸。ここで優子氏は育った。しかし現在、この家はシートで覆われている。改装中ゆえだ。振り返れば、ここは小渕家の権力の象徴であると同時に「疑惑の館」でもあった。

「2014年10月、『週刊新潮』が小渕優子さんのデタラメ政治資金について報じると、彼女に関するカネの問題が噴出しました」

 と、当時取材にあたった記者が振り返る。

「その中のひとつとして、王子の家も問題視された。優子さんが約9年にわたって理事を務めた財団に売却されていたものの、その後も彼女の母親が家賃も払わずに住み続けていたからです。この財団は、恵三さんの後援者が設立したものだったこともあり、利益供与にあたるのではないかと騒がれました」

■「こちらにいるのは…」
 近隣住民が回顧するには、

「庭には滑り台やお池があって、竹下登さんからもらったという鯉が泳いでいる立派なお宅でしたね。利益供与疑惑が報じられる前日に、小渕さんのお母さんは引っ越していきました。あそこにいると、『元総理の妻』であることに気付かれ、嫌だったそうです」

 なお、6月29日から始まり、学生寮に生まれ変わる「旧小渕邸」の建て替えの設計は、新国立競技場のデザインを手掛ける隈研吾氏が担当している。いずれにせよ、小渕家の「遺構」は刷新されるわけだ。しかし、これで彼女が背負った「負の遺産」までが清算されることにはもちろんならない。

「当時小渕さんは、舛添問題で悪評が蒸し返された『マムシの善三』こと元特捜検事の佐々木善三弁護士に任せて、結局、自身の口で疑惑について説得力のある説明をできなかった」(前出記者)

 つまり、彼女は一連の疑惑の本質的な問題点とは何だったのかを何ら答えておらず、悪印象をひきずったままなのだ。にも拘(かかわ)らず、

「先月の参院選で、小渕さんは同じ群馬選出の中曽根弘文さんの応援をしていたのですが、7月上旬の決起集会に姿を見せ、『こちらにいるのは将来の総理候補です』と持ち上げられると、嬉しそうに笑っていました」(後援者)

 中央政界での評価とは別に、小渕家のご令嬢は地元ではなおチヤホヤされているのだった。

 政治評論家の浅川博忠氏が忠告する。

「彼女が総理候補と持て囃(はや)されていたのは、お父さんの威光に過ぎません。本人の口から一連の疑惑についてしっかりとした説明をしない限り、総理の有資格者としての再浮上はない」

 生家兼疑惑の館の思い出を訊(き)くべく小渕氏の現自宅を訪ねたものの、灯りは点(つ)いているのに応答なし……。

 ニュー小渕優子への「建て替え(リフォーム)」は、まだ設計の緒にすらついていない。

「ワイド特集 鉄の女の『金』『銀』『銅』」より

「週刊新潮」2016年8月11・18日夏季特大号 掲載

新潮社

1503名無しさん:2016/08/20(土) 22:41:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160819-00000083-mai-pol
<二階幹事長>問われる調整力 復党・補選…党内不協和音
毎日新聞 8月19日(金)20時59分配信

 自民党の二階俊博幹事長が、無所属議員ら3人の復党や10月の衆院ダブル補選に、どう対応するかに注目が集まっている。既に二階派入りしている3氏の復党には党内に反対論が渦巻き、両補選では自民分裂選挙の可能性がある。二階氏の調整力が問われている。【樋口淳也、水脇友輔】

 復党の検討対象は、長崎幸太郎衆院議員(山梨2区)、小泉龍司衆院議員(埼玉11区)、川上義博元参院議員(鳥取)の3氏。長崎氏は2005年の「郵政選挙」で自民現職への刺客として初当選したが、09年衆院選で公認を得られず離党。小泉、川上両氏は郵政民営化反対で離党に追い込まれた。

 3氏の地元県連では復党への反対論が強く、谷垣禎一前幹事長も慎重だった。しかし二階氏は17日に記者団に「党のために役立ってもらえる人材だ」と語るなど前向きだ。二階派は「幹事長就任で復党は時間の問題」との見方だが、山梨県連関係者は「二階氏がいつ本格的に動き出すのか」と警戒する。

 ダブル補選も難題だ。鳩山邦夫元法相の死去に伴う福岡6区補選では、鳩山氏の次男で福岡県大川市長の鳩山二郎氏と、自民県連会長の長男で参院議員秘書の蔵内謙氏との分裂選挙が濃厚だ。県連は党本部に蔵内氏の公認を申請したが、二階氏は申請に先立つ今月1日に鳩山氏と会食。二階派内には「勝った方を(追加)公認すればいい」との声もあり、党内には二階氏が鳩山氏支援に回るとの懸念もくすぶる。党幹部は「一本化が必要だ」と焦る。

 小池百合子元防衛相の都知事転出に伴う東京10区補選では、小池氏を支援した国会議員らの出馬を都連が警戒する。一方、二階氏は旧新進党時代からの小池氏との交流を隠さない。18日には静岡県裾野市で記者団に「たった今、小池さんから電話があった。敵対する気配は感じない」と記者団に明かした。

 二階氏は14年衆院選で無所属の長崎氏を応援。昨年は旧民主党を離れた山口壮元副外相の自民入りを実現し、今年7月の参院選後には旧民主離党組の平野達男元復興相の入党による27年ぶりの参院単独過半数を達成。自派と党勢の拡大に余念がない。しかし、こうした手法に党内の警戒も強い。二階氏は今月4日の派閥の例会で「政治で一番難しいのはジェラシーだ。これにどう対処していくかだ」と述べ、自身の幹事長就任や派閥からの2閣僚誕生に沸くメンバーを引き締めた。復党問題や補選の「落としどころ」をどこに見いだすかで、今後の求心力に影響しそうだ。

1504名無しさん:2016/08/20(土) 22:42:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160819-00050043-yom-pol
総裁任期「3期9年」軸に…二階氏、党内調整へ
読売新聞 8月19日(金)14時0分配信

 自民党の二階幹事長は読売新聞のインタビューに応じ、党総裁任期を「連続2期6年」までとしている党則を改正し、連続3期9年まで可能とする方向で党内調整に入る意向を示した。

 総裁任期を巡っては、2018年9月に満了を迎える安倍首相の任期延長論が党内で出ている。

 二階氏は「これまで総理1年交代のような短命政権がずっと続いた。安倍内閣は久々の長期政権として安定的に推移している。ここで任期を区切るより、政治には安定が大事ではないか」と述べ、任期延長論に理解を示した。

 さらに、「財政問題など腰を据えてやらないとならない課題があるので政権は安定しているのがいい。安倍総裁だけの問題でなく、安定政権を持続していくためには、こうした準備はしておいていい」と指摘した。安倍首相に限った特例措置ではなく、今後の政権でも適用できる制度変更を念頭に置いたものだ。

1505名無しさん:2016/08/20(土) 22:42:58
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160627-00000015-pseven-soci
舛添氏退任日に逝った鳩山邦夫氏 東大首席はどっち?の真相
NEWS ポストセブン 6月27日(月)16時0分配信

 今は昔、東大法学部の同級生だった2人が東京都知事選を争った。鳩山邦夫氏と舛添要一氏だ。「オレが首席だった」──選挙戦で2人はそういって譲らなかったが、ともに落選した。

 あれから17年、舛添氏がスキャンダルにまみれて都知事を辞職したその日(6月21日)、鳩山氏が世を去った。死因は十二指腸潰瘍。67歳だった。

 鳩山一郎・元首相の孫というサラブレッドながら、田中角栄氏の秘書となり“どぶ板選挙”を叩き込まれた。自民党、新進党、旧民主党、そして自民党復党また離党と政党を渡り歩いたが、サービス精神旺盛で誰からも憎まれなかった。

 エピソードには事欠かない。エミリ夫人がまだ17歳のアイドルだった時にプロポーズ。蝶の収集家として世界的にも知られた。

 政治家としては文部大臣、労働大臣、法務大臣、総務大臣を歴任、政治にカネを散じるのを惜しまなかったことでも知られる。

 旧民主党結党の際には兄・由紀夫氏と2人で15億円を負担、盟友の麻生太郎氏が2007年の自民党総裁選に出馬した時は選対本部長を務め、落選後のスタッフの打ち上げ費用がないと聞くと、「みんなで飲んでくれ」ポンと100万円を渡したエピソードは有名だ。

 かつて鳩山氏の秘書を務めたジャーナリストの上杉隆氏は、「秘書時代、国会会期中で忙しいのに私の父の通夜・告別式に参列して棺まで担いでくれた。人との繋がりを大事にする政治家でした」と振り返る。

「友人の友人がアルカイダ」などの失言も、行き過ぎたサービス精神ゆえかもしれない。

 本誌記者は2回目の自民党離党を表明した翌日、鳩山氏の自宅を訪れた。自宅にカメラマンが詰めかけたことを知り、シャッターチャンスをやろうとわざわざ家庭菜園のアスパラを採取するところを見せてくれた。このあたり、まるで苦労人の気配りでとてもエリートの資産家にできる芸当ではない。

 ちなみに鳩山氏との東大首席争いの真相について、舛添氏はかつて本誌記者にこう明かしたことがある。

「同期の首席は私でも鳩山でもなく、足利冤罪事件で主任弁護人を務めた佐藤博史弁護士だったかな」

 これもご愛敬か。まだまだ政界に彩りを与えてほしい人物だった。

※週刊ポスト2016年7月8日号

1506名無しさん:2016/08/20(土) 22:49:12
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160819-00511513-shincho-pol
路上キス中川郁子、“鈴木宗男の長女”の自民党入党に危機感
デイリー新潮 8月19日(金)5時52分配信

 とどのつまり、国政選挙は“国盗り合戦”。盗れば嬉しく、盗られりゃ悔しい。参議院選挙が終わったばかりというのに、北海道ではいまも2人の女性代議士が鞘当てを続けている。自民党の中川郁子(ゆうこ)氏(57)と、鈴木宗男元代議士(68)の長女で無所属の貴子氏(30)である。

 ***

「郁子は宗男の娘が疎ましいようだ。先の参院選では新党大地が自民党への選挙協力を決めたので、貴子は毎日のように自民党の柿木克弘候補に同行していた。帯広での遊説では郁子も応援に駆けつけて、2人は握手こそしたんだけど……」

 と言うのは、地元政界関係者だ。帯広市を中心とする北海道11区は、中選挙区制だった83年から93年まで、郁子氏の亡夫・昭一氏と宗男氏が“骨肉の争い”を繰り広げた因縁の場所。現在は郁子氏の選挙地盤である。

「最後まで2人が目を合わせることはなくってね。郁子は無所属の貴子が自分の選挙区に足を踏み入れたことが不快だったようで、陰では“行儀が悪い”とこぼしていた。大地の選挙協力も“あの人たちは自分の選挙活動をしているだけ”と最後まで冷ややかだったよ」

 郁子氏が貴子氏を毛嫌いする理由は何か。ことの発端は今年の2月に遡る。

■疑心暗鬼
 政治部デスクによると、

「宗男さんが安倍総理と秘密裡に合意を取り付けたのです。内容は、今後の選挙で新党大地が北海道で持つ45万票を全て自民党に回す。見返りに自民党は次回総選挙で娘の貴子さんを公認候補にする、というものです」

 これに、脛に傷を持つ郁子氏は危機感を募らせた。

「昨年3月に表面化した門博文代議士との不倫路チュー問題で、郁子さんは党本部や後援会の激しい怒りを買いました。あの騒動以降、彼女は“自分は支部長をクビになるのではないか”と不安に感じていたのですがそこに、総理と宗男さんの合意を耳にして“後任は鈴木貴子ではないか”と疑心暗鬼に陥ったのです」

 その後、彼女は至るところで鈴木父娘の批判を展開したという。4月の町村信孝前衆議院議長の死去に伴う補選の際には、

「ことあるごとに“新党大地に数十万票もあるとは思えない”と主張して、後継候補の和田義明氏が大地の推薦を受けることに最後まで強硬に反対したのです」

 そして迎えた7月の参院選――。蓋を開ければ、大地が支援した柿木氏は48万2688票で落選した。

「北海道新聞とNHKの出口調査では、新党大地を支持政党に挙げた有権者はわずか0・4%でした。北海道の全投票数は261万9545票でしたから、大地票はたった1万478票しかなかったことになる」

 郁子氏に話を聞くと、

「私の懸念は鈴木議員の入党の前提となっている、新党大地・宗男代表の“35万から45万票ある”との言葉でした。仄聞するところでは“道内各地域の調査結果を集計しても新党大地の支持者の票は1万票程度しかなく民進党へも流れている”とのことです」

 鈴木父娘への敵意を隠そうともしないが、貴子氏は郁子氏から自身や父親に向けられた発言について、

「本当なら大人気ないですが、私は中川先生のお姿から多くを学んでいるところです」

 と、皮肉タップリ。1日に開会したばかりの臨時国会で、2人は金、銀、銅のいずれかのメダルを手にすることはできるのか。

「ワイド特集 鉄の女の『金』『銀』『銅』」より

「週刊新潮」2016年8月11・18日夏季特大号 掲載

新潮社

1507名無しさん:2016/08/20(土) 22:54:08
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160819-00000010-pseven-soci
鶴保庸介沖縄・北方担当相が捨てた18歳年下妻と2歳の息子
NEWS ポストセブン 8月19日(金)7時0分配信

 鶴保庸介氏(49)は政治家生活19年目の今年8月、沖縄・北方担当相として初入閣した。かつては野田聖子元郵政相との事実婚でも知られた人物だが、その自民党のホープの奇妙な結婚→離婚劇について、8月19日発売の週刊ポスト(9月2日号)が報じている──。

 和歌山県北部の農村地帯。のどかな村の一軒家を訪れた記者に、憤った様子で語り始めたのは鶴保氏(49)の元妻・萩原美穂さん(仮名・31)の親族だ。

「子供が好きな美穂にとって待望の第一子でした。ところが、出産後に待っていたのはあまりに辛い仕打ち。鶴保さんは一方的に妻子を捨てたのです……」

 そう言って声を詰まらせた。

 鶴保氏は東大法学部卒業後に小沢一郎氏の議員秘書となって政治家の道を志し、1998年の参院選に自由党公認で和歌山選挙区から出馬し初当選。31歳での当選は当時の最年少記録だった(2003年に自民党入り)。同じ和歌山県に地盤を持ち、安倍首相も頭が上がらない陰の実力者と言われる二階俊博・幹事長の側近中の側近として知られる。

 物腰が柔らかいイケメンでかつては“永田町のプレイボーイ”と呼ばれた鶴保氏は、2001年から7歳年上の野田氏と事実婚状態に入り、翌2002年、帝国ホテルで盛大な結婚祝賀パーティを開いた。

「ぞっこんだったのは聖子さん」というのは当時を知る自民党女性議員の評だが、2人は夫婦別姓を提唱する野田氏の方針で入籍はしなかった。そのことが“国会議員同士の事実婚”として注目された。2006年には「ナイス・カップル大賞」を受賞する。だが皮肉にも同賞を獲得したその年、事実婚は終わりを迎えることになる。別れの理由は長年の不妊治療だった。

「子供ができない」という理由で野田氏と別れた鶴保氏。しかしその後、美穂さんと結婚し、待望の第一子を授かった。だが、それは野田氏との別れとは全く違った形で終わりを迎えていた。

◆入籍の前に「離婚届」

 美穂さんが鶴保氏と出会ったのは2011年頃。当時26歳だった美穂さんは、東京でメディア関係の仕事をしており、鶴保氏とは同じ和歌山県出身の共通の知人の紹介で知り合ったという。18歳の年齢差があったが、美穂さんは鶴保氏の人柄に惹かれてほどなく交際が始まった。

1508名無しさん:2016/08/20(土) 22:54:24
>>1507

 しかし2人の間には2013年の夏頃から微妙な空気が流れるようになる。ちょうど美穂さんの妊娠が判明したタイミングだった。

 当時、前出の親族は、美穂さんからたびたび相談を受けていたと明かす。

「つわりで苦しんでいても優しい言葉をかけてくれないと、泣きながら電話してきたこともありました。美穂の両親も心配していましたが、ちょうど鶴保さんが国土交通副大臣をやっている時でしたから、美穂は心配させないように“あの人も忙しくてストレスがたまっているだけだから”と庇っていました。しかし9月末に副大臣を退任しても、様子が元に戻らなかったようです」

 結婚秒読みと思われた2人の関係は、この頃からおかしくなっていった。美穂さんが入籍を求めても、鶴保氏に応じる様子はなかったという。

「たまりかねた美穂は最初の紹介者を交えて、10月に鶴保さんと3人で話し合いを持ったようです。ところがその席で、鶴保さんは美穂に“婚姻届を出すなら、離婚届も書いてほしい”と言い出したんです。驚いた美穂は人目もはばからず号泣したそうです。それでも鶴保さんは頑としてその条件を譲らなかったようです。結局、美穂はもうすぐ生まれる子供のことを考えて、泣く泣く離婚届にも署名捺印したと言っていました」(同前)

 美穂さんが離婚届を書いても、即入籍とはならなかった。2人が入籍したのは、年を越した翌2014年の2月上旬だった。

 その日は美穂さんの29回目の誕生日だった。大阪市内のホテルで大きくなったお腹を抱えて記念写真を撮ったあと、鶴保氏の実家がある大阪市に婚姻届を提出した。子供が生まれる3週間ほど前のことである。

 盛大なパーティを開いて、政財界の大物から祝福された野田氏との結婚とは対照的に、地元でもほとんど知られていない“極秘入籍”。それでも野田氏との事実婚と違い、2人は戸籍上も夫婦となった。

◆子供に会ったのは3、4回

 美穂さんは2月末に男児を出産、鶴保氏も国会会期中の忙しい時間を縫って出産に立ち会ったという。しかし、その2か月後、美穂さんや親族を仰天させる出来事が起こる。鶴保氏が美穂さんに断りなく離婚届を出していたのだ。

1509名無しさん:2016/08/20(土) 22:54:43
>>1508

 あらかじめ美穂さんが〈離婚届不受理申出書〉を提出していたため、鶴保氏の提出した離婚届は結果的に不受理となった。親族がその後のことを振り返る。

「さすがに美穂の両親も“こんな人とは別れた方がいい”と離婚を勧め、美穂自身も気持ちを固め、弁護士を立てて離婚協議を始めたんです。話し合いは難航したものの、2014年10月に慰謝料不要、月額8万円の養育費を払うという条件で協議離婚が成立しました」

 ところが、最後まで鶴保氏の行動は解せないものだった。

「養育費の支払いが昨年の秋に何の連絡もなくストップしてしまったんです。出産後、鶴保さんが子供に会ったのも3、4回程度。彼には父親としての自覚や責任感はまったく感じられません」(同前)

 以上が、鶴保氏が閣僚入りする前に彼の私生活で起きていた出来事である。結婚や離婚には当人同士にしかわからない事情があるだろうし、(野田氏との結婚がそうであったように)その形も様々である。だが、入籍・出産から離婚届の提出までわずか2か月という経緯に、美穂さん側が不信感や憤りを抱くのは当然だろう。

 鶴保氏の真意を聞くべく、本誌記者が電話をかけると結婚と離婚、子供の出生については「事実です」と認めたうえで、「あとは文書で答える」とした。

 婚姻届の際に離婚届を書かせていたことや、入籍からわずか2か月後に妻の承諾もなく離婚届を出した理由、毎月8万円の養育費の支払いが止まっていることについて問うと、以下の文書回答があった。

「離婚の事実には相違ありませんが、細部にわたっての経緯や現状については、プライベートな部分につき、当方は何もお答えする用意はありません。相手は一般の方で新たな生活もあることですので、温かくお見守り頂ければありがたいと思います」

 美穂さんの実家を訪ねると、本人に代わって両親が対応した。2歳の孫を祖父母として支える存在だ。

「結婚から離婚に至るまでの経緯は事実です。鶴保さんのことは何一つ信用できなかった。もう彼とは関わりたくありません」

※週刊ポスト2016年9月2日号

1510チバQ:2016/08/21(日) 00:09:03
http://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-45109062.html
神奈川県内麻生派が存在感 自民・閣僚、党役員に続々
08月19日 07:05神奈川新聞

 先の内閣改造や自民党役員人事で、神奈川県内では麻生派(為公会、会長・麻生太郎副総理兼財務相)所属議員の登用が目立った。党内では細田派、額賀派、岸田派に次ぐ規模の第4派閥ながら存在感を見せている。 当選6回で、麻生派の事務局長を務める松本純氏(衆院1区)は、国家公安委員長兼防災担当相として初入閣。ともに中堅で当選3回の赤間二郎氏(14区)が総務兼内閣府副大臣、鈴木馨祐氏(7区)が若手の「登竜門」とされる党青年局長にそれぞれ起用された。 一方で、河野太郎氏(15区、当選7回)が松本氏との交代で退任。牧島かれん氏(17区、同2回)も内閣府政務官を退いた。同派所属議員の一人は「派閥は関係ない。当選回数や専門性に応じた起用で、タイミングの問題もある」と話した。 県内の無派閥議員も「期数や実力からみて順当。驚きはない」としつつ、「神奈川に限れば麻生派所属議員は比較的多く、先の参院選でも中西健治氏を全面支援して独自の動きを見せた。存在感が高まっているのは事実」と解説した。

1511名無しさん:2016/08/21(日) 10:39:09
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016081800629&g=pol
自民幹事長、10月の訪中検討=共産党招待で

 自民党の二階俊博幹事長は18日、中国を10月に訪問する方向で検討に入った。中国共産党の招待に応じるもので、同月9、10両日に開催予定の20カ国・地域(G20)の政党代表者らによる会合に出席するのが目的。政府・党要人との個別会談も調整するとみられる。
 二階氏は18日夜、中国の程永華駐日大使と大使公邸で会食。出席者によると、二階氏は「(10月は)国会開会中だが、若い議員も連れて行きたい」と伝えたほか、日中間の議員交流を促進する考えを示した。
 日中関係は、沖縄県・尖閣諸島周辺での中国公船による相次ぐ領海侵入などにより緊張が高まっている。二階氏としては、政府とは別に対話を維持し、緊張緩和に努めたい考えだ。(2016/08/18-22:24)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016081800826&g=pol
「小池新党」を警戒=都知事選処分で対応苦慮-自民

 自民党が先の東京都知事選をめぐり、小池百合子知事らの処分問題への対応に苦慮している。小池氏を不用意に刺激すれば、同氏が「選択肢」としている新党結成を誘発し、来年に控える都議選や、再来年までに行われる衆院選で自民党の脅威となりかねないためだ。党執行部は小池氏との関係修復を図る考えだが、知事選で激しく対立した党都連の反発が根強く、慎重に対応する方針だ。

 同党の二階俊博幹事長は18日、静岡県裾野市で記者団に、小池氏からリオデジャネイロ五輪の閉会式に出席すると電話連絡があったことを明らかにした。その上で「自民党と敵対するものをつくる気配は、少なくとも感じなかった」と語り、党内の動揺を抑える意向をにじませた。
 都知事選で、小池氏は党方針に従わず立候補し、都連を「敵役」に見立てて圧勝した。都連は小池氏や、その支援者の処分について「除名相当」との立場。しかし、ある党幹部は「処分なんかしたら、小池氏は新党結成に走りだすかもしれない」と処分には否定的な見解を示した。東京選出の若手国会議員は「小池新党ができたら、都議も国会議員も大変だ」と危機感をあらわにした。
 小池氏の失職に伴う衆院東京10区補選への対応も、自民党にとって悩みの種だ。同区へは、都知事選で小池氏を支援した若狭勝衆院議員(比例東京)が立候補に意欲を持っているとされる。都連内で処分対象の若狭氏を公認すべきだとの声は乏しいものの、「若狭氏を蹴れば、小池新党から出馬となりかねない。そうなれば自民候補は勝てない」(若手)と不安は尽きない。
 執行部は、処分問題を先送りするとともに、衆院補選では小池氏との対立回避を模索する構え。党内では「小池氏とはうまく付き合うしかない」との意見が広がっており、都連には不満がくすぶりそうだ。 (2016/08/18-19:39)

1512チバQ:2016/08/21(日) 19:32:09
http://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-45371986.html
中西氏の県連所属認める 小此木・自民神奈川県連会長
05:00神奈川新聞

 自民党神奈川県連の小此木八郎会長(衆院3区)は20日、7月の参院選神奈川選挙区で同党推薦・無所属(後に追加公認)で当選した中西健治氏について、県連への所属を認める方針を明らかにした。9月上旬の総務会で正式決定する見通し。横浜市内で開かれた県連演説会で経緯を説明した。 小此木氏によると、中西氏とは当選後に複数回面談し、参院選で選対本部長を務めた無所属の浅尾慶一郎衆院議員(4区)や支援を受けた自民党以外の地方議員との今後の関係性などを確認。19日には党本部で二階俊博幹事長らを交えて会談し、(1)国政・地方選などは党方針に従う(2)日常活動で反党・利敵行為はしない(3)他の国会議員と同様に千人の党員獲得に努める-などとする内容の誓約書が提出されたという。 小此木氏は20日、「中西氏を県連に受け入れる方向で、9月に執行部会と総務会をあらためて開き、正式に決めたい」と述べた。 自民党は、定数1増の4となった同選挙区で2議席獲得を目指すため、公認の三原じゅん子氏に加え、党本部主導で中西氏を推薦。しかし、2009年の横浜市長選で支援を得ながら、翌年の参院選で旧みんなの党で当選した中西氏への県連内の反発は強く、県連は三原氏に一本化して選挙戦を戦った。中西氏の県連所属は選挙後も保留していた。


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