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椿姫彩菜とセメンヤで考える、性について

742チバQ:2017/04/06(木) 12:26:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170405-00000131-mai-soci
<養育里親>男性カップルを大阪市が全国初認定

毎日新聞 4/5(水) 23:11配信

 虐待などにより親元で育てられない子供の養育里親について、大阪市が男性カップルを認定したことが5日、市への取材で分かった。厚生労働省は同性カップルの里親認定について「聞いたことがない」としており、全国初とみられる。

 大阪市によると、昨年12月、市内在住の30代と40代の男性を養育里親と認定した。市は、養育する子供については詳細を明らかにしていない。

 厚労省は里親委託に関するガイドラインを2011年に策定した。ガイドラインに基づき、各自治体で里親の認定について運用が進められている。

 自治体によっては、同性カップルを異性間の結婚に相当する関係と認める動きもあるが、里親については夫婦らを前提とし、性的マイノリティー(LGBT)の認定には消極的な意見もある。

 しかし、厚労省ガイドラインでは里親希望者の要件について、同性カップルかどうかは定めておらず、同省家庭福祉課は「ガイドライン上、同性カップルでも里親を希望することは可能」とする。実際に認定されたケースは把握していないという。

 同省によると、国内では現在、約4万5000人の子供が社会的養護のもとで生活している。大半は児童養護施設などで暮らし、里親に預けられているのは1割強にあたる約5000人にとどまっている。同性カップルの里親を望む声は以前から一部であった。

 大阪市では、里親希望者はこども相談センター(児童相談所)に申し込み、面接や制度の仕組み、心構えなどを理解する1週間程度の研修などを受ける。その後、有識者らの社会福祉審議会に諮問し、最終的には市長が認定する。里親には養育里親に加え、養子里親や親族里親、専門知識を生かして養育する専門里親がある。認定を受けた里親は、子供とのマッチングを行うことになる。今年1月現在、大阪市で登録されている里親は119世帯。【岡崎大輔、井川加菜美、畠山哲郎】

743チバQ:2017/05/07(日) 19:26:50
http://www.cnn.co.jp/world/35100362.html
夢さえ持てずに――北朝鮮における同性愛者の暮らしとは
2017.04.26 Wed posted at 17:40 JST
ソウル(CNN) 北朝鮮では「同性愛」という言葉も知らず、夢を持つことさえできない日々だった――。北朝鮮から韓国に亡命し、同性愛者であることを公にしている男性、チャン・ヨンジンさんに、CNNがこのほどインタビューした。
北朝鮮で生まれ育ったチャンさんは、37歳になるまで同性愛という言葉を聞いたことがなく、そういう概念があることも知らなかった。
平壌大学に通っていたころ、自分が周りと違うことに悩んで神経科医を訪ねた。しかし悩みを打ち明け始めた途端に医師がどなり出したため、診察室から逃げ帰ったという。
食料や衣類が足りなくてもがまんできた。だが夢を持てない生活には耐えられなかった。
結婚した後も妻を愛することができず、「1人の女性の人生を台無しにしている」という罪悪感に苦しんだ。
チャンさんの夢に一番近い存在は、幼なじみの男性だった。自分がこの友人に恋心を抱いていたことに、後になって気付いたという。大人になってもつき合いは続いた。2人が親しいことは互いの妻も知っていた。手をつないだり、同じベッドで眠ったりすることもあった。
友人が遊びに来て泊まった夜、チャンさんは妻とのベッドを抜け出し、友人の隣にもぐり込んだ。自分の胸は高鳴っているのに、友人は眠っている。それがこんなにつらいのはなぜだろう。
外へ出ると、頭上を飛ぶ野生のガンが見えた。「その時、私はさとったのです。出ていかなければならない、と」
1996年に中国との国境を越えた。そこから何とかして韓国へ渡ろうとしたが、うまくいかないまま1年以上が過ぎ、いったん北朝鮮に戻って南へ向かうという大胆な計画を立てる。
韓国との軍事境界線には地雷が仕掛けられ、無事に越えられた例は過去にほんの一握りしかない。
しかしチャンさんには兵役期間の10年間、境界線沿いに配置され、韓国軍の通信を解読する任務に就いていた経験があった。
北朝鮮にはチャンさんと同じような悩みを持つ人がたくさんいるという。軍の上級将校は結婚後に同じ問題で苦しんでいた。故郷の町には結婚せず、独身を貫いた男性がいた。「北朝鮮ではみんな異常者扱いされる」と、チャンさんは嘆く。
1998年、韓国へ入ってまもない頃に、病院で手に取った雑誌に同性愛についての記事があった。それを読んで突然明かりのスイッチが入ったように、自分がだれなのかが分かったという。「本当にうれしかった」「私は37歳になっていた。女性と暮らすことはできないから、一生一人で生きていくのだと思い込んでいた」と、チャンさんは振り返る。
ソウルでの生活は必ずしも順調だったわけではない。2004年には交際を始めた男性にだまされ、貯金を全部持ち逃げされて人間不信に陥った。家族は全員北朝鮮にいるし、韓国には友人もほとんどいない。
同性愛を公にしている北朝鮮からの亡命者は、チャンさん1人だけだ。亡命者が韓国での生活になじむのはただでさえ大変だが、チャンさんにとっては「2倍の苦労だ」という。
それでもチャンさんは前を向き続ける。「韓国では少なくとも夢を持つことが許される」と話し、人生は60歳から始まると夢を語る。「私もみんなと同じように生きて、愛し合って、世界中を旅することができる。そんな希望を持ち続けています」
チャンさんは北朝鮮での経験を基に自伝的小説を書いた。英訳版の「A Mark of Red Honor」は、今年中に出版される予定だ。

744チバQ:2017/05/07(日) 19:30:40
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASK574J5KK57UTIL009.html
「多様性学ぼう」 性的少数者のパレード、6千人が参加
14:41朝日新聞

 性的少数者への理解を進めるイベント「東京レインボープライド」のパレードが7日、東京都内であり、約6千人が渋谷駅前のスクランブル交差点など約3キロを歩いた。性の多様性を象徴する虹色の旗や横断幕を掲げ「同性婚を認めて」「多様性を学ぼう」などと訴えた。

 今年は、金融機関で働く社員たちや欧州各国の大使や家族など、過去最大の23のグループが出場した。初めて参加した元養護教諭の井上鈴佳さん(27)=大阪府在住=は、同性婚の法制化を求めて行進。「国から結婚の権利を認められれば、性的少数者の子どもたちが自分に自信を持って大きくなれると思う」と話した。

 女性に生まれ、男性として生きるトランスジェンダーの小松崎徹さん(19)は、髪を虹色に染め、「私は自分のままで十分だ」と英語で書かれたTシャツを着て歩いた。「LGBTについてもっと知ってもらうきっかけになれば」

 教育関係者らのグループでは、教員や学生らが「教科書にLGBTを」「理解ある先生になります」などと書いた小さな黒板を持って行進した。企画したのは、民間学童保育の責任者を務める横浜市の池田えり子さん(28)。高校時代、女性を好きになり「自分は普通ではない」と思い悩んだ。一人でも理解してくれる先生がいたら違っただろうな、と思う。「子どもたちに『そのままのあなたがすてきだよ。味方がそばにいるよ』というメッセージを伝えたい」と話した。(杉山麻里子)

https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20170507k0000e040184000c.html
<東京レインボープライド>虹色の性を 過去最大パレード
14:41毎日新聞

<東京レインボープライド>虹色の性を 過去最大パレード
同性愛や性同一性障害など性的少数者への理解を訴えてパレードする人たち=東京都渋谷区で2017年5月7日午後0時29分、長谷川直亮撮影
(毎日新聞)
 同性愛や性同一性障害など多様な性をアピールするパレードが7日、東京都渋谷区の代々木公園周辺で行われた。先月29日から始まった国内最大級の啓発行事「東京レインボープライド2017」のメインイベントで、参加者は過去最多の約6000人。性の多様性を示すレインボー(虹)の旗を持ち、音楽に合わせて歌ったり、プラカードを掲げたりしながら約3キロを行進した。

 「東京レインボープライド」は12年に始まり、今回で6回目。パレードは国籍や年齢、自分の性や好きになる相手の性などに関係なく、誰でも参加できる。「自分らしくいられる未来を」「同性婚法制化」などそれぞれテーマを掲げた23のフロート(山車)が登場し、参加者は自分に合ったテーマのフロートを選んで歩いた。【中嶋真希】

745チバQ:2017/05/07(日) 19:32:05
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASK575S9NK57UTFK006.html
LGBT法案「世の中と永田町に相当差」 民進・細野氏
18:58朝日新聞

LGBT法案「世の中と永田町に相当差」 民進・細野氏
「東京レインボープライド2017」のパレード出発前に記念撮影する国会議員や地方議員ら。左から3番目が民進党の細野豪志衆院議員=7日午前、東京・渋谷の代々木公園、二階堂友紀撮影
(朝日新聞)
■細野豪志・「LGBTに関する課題を考える議員連盟」顧問(民進党衆院議員)

 (性的少数者に関して自民党が検討している)理解増進法案については、ちょっと理解できない。なぜ、(民進党など野党4党が国会提出済みの)差別解消法案ではダメなのかと。

 ただ、(性的指向と性自認に関する基本法が)ないよりは良いという部分もあるから、半歩でも前進なら賛成する可能性はある。しかし、自民党として決定し、法案の形にしてくれなければ、交渉のしようがない。どんなふうに折衷案をつくるか、どこまで認めるかという議論ができない。

 世の中の機運と、永田町の温度には、まだ相当差がある。このまま停滞していると、すぐ(東京五輪・パラリンピックの)2020年がきてしまう。(7日、「東京レインボープライド2017」のパレード出発前に、朝日新聞の取材に)

https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASK575QNXK57UTFK005.html
「世界の先端でLGBT『理解増進』を」 自民・宮川氏
19:17朝日新聞

「世界の先端でLGBT『理解増進』を」 自民・宮川氏
「東京レインボープライド2017」のパレードには、自民党の宮川典子衆院議員(手前右から2番目)、民進党の辻元清美衆院議員(手前左から2番目)ら国会議員も参加した=7日午後、東京都渋谷区、二階堂友紀撮影
(朝日新聞)
■宮川典子・「自民党性的指向・性自認に関する特命委員会」事務局長

 (自民党がなぜ、性的少数者に関して「差別解消法案」ではなく「理解増進法案」をめざしているかというと)全く意図しない差別を、理解していないがゆえにやってしまうことがある。いきなり差別だからダメだと言うと、真の理解にならない。差別解消法以前に、LGBT(性的少数者)が自分の隣人として存在していると分からなければ、差別はなくならない。世界的にみても、同性婚やパートナーシップを導入しても、いじめなどの問題はなくなっていない。世界の先端で「理解増進」をやりたい。

 (法案提出、成立に向けて)まずは党内の一致をみることが重要だ。同時に、野党にもこちらから働きかけなければならない。今年1年かけて党内の素地をつくり、来年には与野党一致で成立させたい。(7日、「東京レインボープライド2017」のパレード出発前に、朝日新聞の取材に)

746チバQ:2017/05/08(月) 06:08:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170505-00000014-jij_afp-int
女性器切除の是非、インドネシアで論争加熱
AFP=時事 5/5(金) 12:08配信

女性器切除の是非、インドネシアで論争加熱
施術を前に使用する道具を見せる民間療法士。インドネシア・ゴロンタロ州で(2017年2月20日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】インドネシア・ゴロンタロ(Gorontalo)州に住む1歳6か月のサルサ・ジャファルちゃんは、リボンの付いたキラキラ光る金色のティアラと光沢のある紫のドレスを着てこの「特別な日」を迎えた──割礼を受ける日だ。

【関連写真】施術を受け大声で泣くサルサちゃん

 この日の儀式のため、質素な家には親戚一同が集まった。地元の民間療法士がサルサちゃんに白いシーツをかぶせ、女性器の包皮から皮膚片を小さく切り取ると、家の中には大きな泣き声が響き渡った。

 陰核の包皮のごく一部を切り取ると、療法士はナイフをレモンに突き刺した。割礼が終わった合図だ。これで晴れてサルサちゃんはイスラム教徒になったことになる。小さな皮膚片を見て療法士は、ニンニクの皮のようだとつぶやいた。

 AFPの取材に応じた父親のアルジュン・ジャファルさん(23)は、2月に行われた儀式について、「娘が泣き叫ぶのを見ているのはつらかった。でも、これは習わしだから」と語った。

 イスラム教徒人口が世界で最も多いインドネシアでは、女性器切除(FGM、女子割礼)は何世代にもわたって続けられてきた。この慣習をめぐっては、現在においても大人になるための通過儀礼と広く考えられている。

 国連(UN)はFGMを非難している。インドネシア政府も一度は禁止を試みた。しかし、宗教団体からの反対や、一般社会にひろく普及している事実から、いまだ廃止には至っていない。

 インドネシア国内でFGMが最も一般的に行われているのは、中部スラウェシ(Sulawesi)島の保守的な一部地域。ここでの割礼は通常、入念に準備された儀式と祝典を伴う。

 政府の調査によると、ゴロンタロ州の場合、11歳以下の女児の推定80%以上がFGMを受けているという。インドネシア全体では同50%となっており、その数字が突出していることが分かる。

 FGMをめぐっては、女児に苦痛を与えるものとして、国内外で反対の声が高まっている。しかし、貧しいコメ農家が多いゴロンタロ州ではこれを義務とみなす向きがある。

■「FGM受けないと、ふしだらに」
 数年前に死去した母親の跡を継いだという女性民間療法士のハディージャ・イブラヒムさんは、FGMを受けない女児には「精神疾患や障害」のリスクがあると主張する。この地域の民間療法士らは、FGMを受けないとふしだらな女性に育つと口をそろえ、またFGMを受けていないイスラム教徒女性の祈りは神に聞き届けられないという言い伝えも広く信じられている。

 FGMの習慣があるのはインドネシアの地方部に限った話ではない。首都ジャカルタ(Jakarta)でもイスラム教徒の家庭では一般的にみられる。医師が陰核の包皮を針で刺すといった、少し温和な方法が採られている点以外、基本的に違いはない。

■国内最大のイスラム教団体は今も支持

 政府は、文化的そして宗教的な配慮から、FGMそのものを完全に禁止するとしていた方針を転換し、リスクを一掃した上で安全な施術を確保する道を探ってきた。

 当局は、国内で最もよく行われているFGMについて、包皮に針を刺すだけで女性器を切除しているわけではないとしながら、これらの一般的な方法は、FGMには該当しないと主張している。

 主にアフリカや中東諸国では陰核を完全に切除するケースもあり、それに比べるとインドネシアのFGMは一般的にはそこまで残酷なものではない。だが国連は、FGMを「女性器を医療以外の目的で傷つける」行為と位置づけ、不妊症や出産時の合併症などを引き起こす恐れがあるとし、インドネシア政府の姿勢に異議を唱えている。

 近年、インドネシア国内でも、人権活動家やイスラム教の主要団体が、女性の人権を侵害しているとしてFGMに反対の声を上げ、論争が過熱している。国内2位の規模を持つイスラム教団体は信者らに対してFGMに行う動きに加わらないよう呼び掛けている。だがその一方で、国内最大の団体は今なおFGMを支持する姿勢を崩していない。

 女性への暴力に関する政府支援の全国委員会に所属するコリラ・アリ(Khorirah Ali)氏は、「私が信仰するイスラム教には、女性器切除を認める一節はどこにもない。コーランにも書かれていない」と述べ、この宗教的習慣を非難した。【翻訳編集】 AFPBB News

747チバQ:2017/05/08(月) 06:09:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170505-00000036-jij_afp-int
公文書の性別欄に「中性」認めず、仏最高裁
AFP=時事 5/5(金) 18:29配信

公文書の性別欄に「中性」認めず、仏最高裁
仏パリの破棄院の入り口の彫刻(2017年3月21日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】フランスの最高裁に相当する破棄院は4日、両性の特徴を持って生まれたインターセックスの人の身分を証明する公文書に、男性でも女性でもなく中性と記載することは認められないとの判断を下した。

【写真】「私はインターセックス」 有名モデルが公表

 この裁判は、心理療法士のガエタン(Gaetan)さん(仮名、65)が「男性」と記されている自分の公的文書の性別記載を「中性」に変更するよう求めたもの。出生地トゥール(Tours)の地方裁判所は2015年、ガエタンさんの訴えを認める判決を下したが、二審に当たる控訴院は昨年、一審判決を覆していた。

 インターセックスの人々は、染色体や性器などの身体的特徴から男性か女性かの判別が明確につかない。原告側代理人のベルトラン・ペリエ(Bertrand Perier)弁護士は、ガエタンさんについて「男性でも女性でもない」と説明する。「彼ら(インターセックスの人)は、自分のことを男性だとも女性だとも思っていない。男性か女性かを選ぶこともできないし、選びたいとも思っていない」

 しかし破棄院は、フランスの法律の下では中性という性別は認められないと判断。もし男女以外の性別を司法が認めれば、おびただしい数の法律を改正する必要が生じ、「フランスの法の支配に深刻な影響」が及ぶと述べた。

 仏東部に住むガエタンさんは女性と結婚しているが、「朝や夜に鏡に映った自分の裸を見ると、男性の世界にも女性の世界にも属していないと分かる」と最高裁での審理を前にAFPの取材に語っていた。

 一方、4日の判決文はガエタンさんについて「第三者から見た外見や振る舞いは男性だ」との見方を示した。

 国連(UN)によると、世界人口の0.05〜1.7%はインターセックスだという。米国では、最大都市で最もリベラルな街の一つであるニューヨーク(New York)が昨年、全米に先駆けて「インターセックス」と明記した出生証明書を発行している。 【翻訳編集】 AFPBB News

748チバQ:2017/05/12(金) 11:40:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170512-01821912-nksports-ent

「同性婚」一ノ瀬文香と杉森茜、破局していた

日刊スポーツ 5/12(金) 5:01配信
















「同性婚」一ノ瀬文香と杉森茜、破局していた


14年12月、結婚報告会見で笑顔を見せる一ノ瀬文香(左)と杉森茜


 14年12月に「同性婚」を発表し、翌15年4月に挙式したタレント一ノ瀬文香(36)とダンサー杉森茜(30)が破局していたことが11日、分かった。2人は、婚姻届は都内の区役所で不受理となったが、事実上の結婚生活を送ってきた。

【写真】妖艶なポールダンスを披露する一ノ瀬文香

 昨年2月、一ノ瀬が発表した自伝本「ビアン婚〜私が女性と結婚式を挙げるまで」の内容を巡って関係がぎくしゃくするようになり、同7月ごろに同居生活を解消していた。

749とはずがたり:2017/05/16(火) 13:16:13

2015/11/25 21:58
男と信じて婚約したら女性だった 偽ったと賠償命令
https://www.kobe-np.co.jp/news/backnumber/201311/0008697455.shtml

 男性と信じ婚約した相手は女性だった‐。同性であることを黙って交際したとして、40代女性=神戸市=が元婚約者の40代女性=同=に対し慰謝料300万円を求めた訴訟の判決が25日、神戸地裁であった。武宮英子裁判官は「性別を偽った不法行為が認定できる」として被告に200万円の支払いを命じた。

 判決によると、被告の女性は男性名を名乗り、外見も男性のように振る舞っていた。2005年10月に2人が知りあった当初から、原告は被告を男性と信じ込み、被告から告白を受けて08年8月に交際が始まった。

 2人は間もなく同居。09年4月には旅行先の韓国で被告がプロポーズし、原告が了承した。原告が「パスポートを見せてほしい」と迫ったこともあったが、「後で」と言われ確認できなかったという。11年5月にけんかから婚約関係を解消。原告は翌日、知人から被告が女性であることを知らされた。

 被告側は「女性であることは知っていたはず」と主張したが、判決は「客観的裏付けがない」と退けた。

750名無しさん:2017/05/21(日) 16:22:45
■米AP通信が新ルール 「he」「she」が嫌な人に

「he」(彼)とも「she」(彼女)とも呼ばれたくない人を指す時に「they」を三人称単数で使うことを認める。
米国のAP通信が、配信記事の英文表記にこんな新ルールを加えた。
性別で分けられたくない、自分は男でも女でもない、と感じる性的少数者(LGBTなど)に配慮した対応だが、この単数they、日本語でどう訳す?

https://mainichi.jp/articles/20170519/k00/00m/040/025000c

751とはずがたり:2017/05/21(日) 19:19:53
転載します。

LGBT
theyの三人称単数OK 性的少数者に配慮
https://mainichi.jp/articles/20170519/k00/00m/040/025000c
毎日新聞2017年5月18日 18時09分(最終更新 5月18日 20時51分)

 「he」(彼)とも「she」(彼女)とも呼ばれたくない人を指す時に「they」を三人称単数で使うことを認める--。米国のAP通信が、配信記事の英文表記にこんな新ルールを加えた。性別で分けられたくない、自分は男でも女でもない、と感じる性的少数者(LGBTなど)に配慮した対応だが、この単数they、日本語でどう訳す?【中村かさね】

 AP通信は自社の英文表記の基準をまとめたスタイルブックを毎年発行し、多くの作家やジャーナリストが利用する。新ルールは今月末に発行される2017年度版に追加される。

 theyは、日本の英語教育で最初に習う三人称複数の人称代名詞だ。性の区別はなく、文脈で「彼ら」「彼女たち」と訳す。

 AP通信によると17年度版の同書では性的少数者を表す際にはheやsheではなく名前や職業を用い、他に言い換えられない時のみtheyを使うとする。続くbe動詞は三人称複数と同じ「they are」とし、文脈で誤解のないようにする。

 単数theyは15年に米有力紙ワシントン・ポストが採用し、米国流行語大賞に選ばれた。だが、全世界に記事を配信するAP通信が採用する影響は大きい。

     ◇

 「やっとメディアが認めた。少しずつ定着するだろう」。性的少数者の問題に詳しい一橋大のソニア・デール専任講師は評価する。「単数theyは研究者や当事者の間で10年ほど前から使われていたが、be動詞を『they is』とする論文もあり、使い方はまちまちでした」

 体は女性、心は男性という自身の性同一性障害(GID)を自伝「ダブルハッピネス」(講談社)で公表した杉山文野さん(35)も歓迎する。「言葉に決めつけられ、イメージに当てはめられる窮屈さを常に感じていた。選択肢が増えるのはよいこと」。自伝出版後に「GIDの杉山さん」と言われ続け、息苦しくなって海外を放浪。「息苦しいのは日本だけと思ったら世界中でミスかミスターか、マドモアゼルかムッシュかと問われた」と振り返る。

 一方、女性装を始めて3年以上になる東京大東洋文化研究所の安冨歩教授は「新たな代名詞でLGBTを特別な存在と宣伝するのは苦肉の策だろうが、よいとは思えない」と懐疑的だ。

     ◇

 単数theyを日本語にどう置き換えるか。

 「heやsheの訳語『彼/彼女』は、明治以降に欧米文を翻訳する中で定着した」と、日本語学者の岡崎友子・東洋大教授は指摘する。もともと遠くの物や人を指す「かれ/かの」という古語(現代語の「あれ/あの」に相当)を再利用した訳語で、「彼女」は「かの・おんな」が変化したものだという。

 古語「かれ/かの」には男女の区別がなく、森鴎外も小説「舞姫」でヒロインのエリスを「彼」と表記した。岡崎さんは「現代でも『あの人』『その人』『この人』とすれば、男女の区別なく特定の人物を指せます」と話す。

 AP通信の新ルールについて、海外の通信社電を扱う毎日新聞外信部は「ルールの趣旨を踏まえ、性的少数者については男女の別を明示する代名詞を避け、名前や肩書を用いるなど柔軟な日本語訳を心がけていく」としている。

752チバQ:2017/05/26(金) 02:10:00
3205: チバQ :2017/05/24(水) 23:52:25
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170524-00000039-jij_afp-int
台湾、最高司法機関が同性婚を支持する判断 合法化へ道
AFP=時事 5/24(水) 18:02配信

台湾、最高司法機関が同性婚を支持する判断 合法化へ道
台湾・台北にある議会そばで、大法官会議が同性婚支持の判断を下したことを喜ぶ同性愛擁護の活動家ら(2017年5月24日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(更新、写真追加)台湾の最高司法機関、大法官会議は24日、同性婚を支持する判断を下し、アジア初となる同性婚合法化に道を開いた。

 婚姻は男女間のみに認められるとする現在の民法規定について、大法官会議は憲法が保証した結婚の自由と市民の平等に違反しているとして、違憲であるとの見解を示した。

 もし議会が2年以内に民法改正を行わなかったとしても、大法官会議によれば、今回の判断に基づき同性カップルは結婚届を受理され得るとしている。

 大法官会議は同性婚を容認することとなる今回の判断について、社会の安定に寄与し、「人間の尊厳」を保護するものとなると述べた。

 今回の判断には14人の大法官のうち10人の賛成が必要とされていたが、反対に回ったのはわずか2人だったという。【翻訳編集】 AFPBB News

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170524-35101697-cnn-int
台湾、「結婚は男女間」の民法に違憲判断 同性婚に道開く
CNN.co.jp 5/24(水) 20:50配信

(CNN) 台湾の司法院大法官会議(憲法裁判所に相当)は24日、結婚を男女間に限定している現行法を違憲とする判断を下した。同性同士の結婚がアジアで初めて合法化される可能性がある。

大法官会議は台湾の立法院(国会に相当)に対し、2年以内に民法を改正するか、新たな法律を施行するよう命じた。

台湾には大規模な同性愛者のコミュニティーがあり、性的少数者(LGBT)への理解や連帯を呼び掛ける「プライド・パレード」の規模もアジア最大。しかし同性婚をめぐる意見は真っ二つに分かれ、賛成派と反対派がそれぞれ数千人規模のデモを繰り広げてきた。

大法官会議には2015年、同性愛者の権利を主張してきた活動家と、同性カップル3組から結婚手続きが拒否されたとして訴えられた台北市当局が、それぞれ民法の合憲性についての判断を求めていた。

立法院では同性婚の合法化をめぐる議論が停滞していたが、昨年5月に台湾初の女性総統として就任した蔡英文(ツァイインウェン)氏は、かねてから同性婚への支持を表明している。

アジアには韓国やインドネシアなど、同性愛者への締め付けを強めている国が多い。日本でも、最近になって同性カップルを夫婦と同等に扱うようになった一部自治体を除けば同性婚は認められず、法令による差別からの保護も十分でない。

3206: チバQ :2017/05/24(水) 23:58:42
http://www.sankei.com/world/news/170524/wor1705240062-n1.html
2017.5.24 20:49

台湾、同性婚禁止は「違憲」 アジア初の容認に向け蔡政権後押し
【台北=田中靖人】台湾の憲法裁判所に相当する司法院大法官会議は24日、同性婚を認めない現行の民法の規定は違憲だとする憲法解釈を公表、2年以内の法改正を命じた。実現すればアジア初の同性婚容認となる。蔡英文政権は同性婚の法制化を目指しており、憲法解釈はこれを後押しする形となった。

 大法官解釈は、現行民法は「婚姻の自由と人民の平等を定めた憲法に違反する」と指摘。同性婚を認めても「異性婚が築いた社会秩序は変化しない」とした。さらに、法改正が2年以内に終わらない場合、証人がいれば婚姻の登記ができるともした。

 蔡総統は昨年5月の就任前から同性婚支持を表明。立法院(国会に相当)の司法制度委員会は昨年末、与野党の立法委員(国会議員)が提案した複数の民法改正案を修正して通過させ、各党代表者協議に対応を委ねた。ただ、法案をめぐり賛成派、反対派の双方がデモを行うなど対立が深刻化。蔡氏は今年2月、双方の代表から意見を聞いたが溝は埋まらず、法案審議は止まっていた。

 解釈を受け、同性婚の推進団体は「アジアだけでなく世界にとり歴史的な一瞬だ」と歓迎。法案を推進していた与党、民主進歩党の立法委員は「審議に2年はかけない」と早期成立に意欲を示した。

 一方、総統府の呉●燮秘書長(官房長官)は、行政院(内閣)に新たな法案を提出するよう要請したと発表。今後、議員立法との整合性が論争になる可能性もある。

 大法官会議は台湾唯一の違憲審査機関で、主に法曹界出身で総統が指名する大法官15人で構成。決定には3分の2以上の同意が必要で、現在の構成は馬英九前総統が指名した8人と蔡氏が指名した7人。今回の解釈には、1人が棄権、2人が反対意見を付けた。

●=刊の干を金に

753チバQ:2017/05/26(金) 02:12:30
>>709全文
http://www.sankei.com/smp/west/news/160520/wst1605200002-s1.html
ジェンダー・フリーと一緒にするな! 保守政治家・稲田朋美氏が先陣、LGBT支援の真意
関西の議論2016.5.20 09:00
 自民党がレズビアンやゲイなどの性的少数者(LGBT)に関する問題を検討する特命委員会を開き、LGBTへの理解促進のための基本的な考え方を定めた。近く議員立法として関連法案を国会に提出する方針だ。LGBTをめぐっては、一部の自治体で同性カップルがパートナーシップを宣誓した際に受領証を交付するなどの支援策が進んでいる。家族制度の崩壊を念頭に「同性婚にもつながりかねない」と保守層からの懸念が強い中での自民の方針決定。しかも、安倍晋三首相が「初の女性首相候補」として目をかけ、わが国の伝統を重視する保守政治家で知られる稲田朋美政調会長がこの動きの中心にいたことに、驚きをもって受け止めた人もいるかもしれない。「真意」はどこにあるのか。

性に寛容な伝統・文化

 11日、自民党の「性的指向・性自認に関する特命委員会」の委員長を務める古屋圭司元拉致問題担当相らは、菅義偉官房長官にLGBTへの差別解消に向けた提言書を手渡し、菅氏は「しっかり対応する」と応じた。提言書は4月末、特命委がまとめていたものだった。

 「人権的課題を解決する方法としてみんなの認識を変えなければいけない。『LGBTだ』と言わなくても生きていける社会を目指そう、というものだ」

 自民の「考え方」をこう解説するのは、神戸市で約15年間、LGBTへの支援活動を続けるNGO「BASE KOBE」の繁内幸治代表(55)。特命委にアドバイザーとして参加したという。

 特命委が定めた基本計画「性的指向・性自認の多様なあり方を受容する社会を目指すためのわが党の基本的な考え方」はまず、わが国が歴史的に性について寛容だったという歴史的経緯をひもといている。

 「わが国では中世より、性的指向・性自認の多様なあり方について必ずしも厳格ではなく、むしろ寛容であったといわれる。歌舞伎の女形など性別に固定されないあり方を楽しむ文化が伝統芸能の中に脈々と息づいている」

 特命委は、男女が入れ替わる平安時代後期の物語「とりかへばや物語」も一例に挙げた上で、次のように課題を指摘した。

 一定の要件を満たせば性別変更の審判を受けられることを定めた「性同一性障害特例法」が制定されるなどの近年の取り組みはあるものの、「いまだにいじめや差別などの対象にされやすい」と。

「カムアウトする必要のない社会」

 文部科学省は一昨年、初めて性同一性障害についての調査を実施。その結果、全国の小中学校と高校で、性別への違和感などを学校に相談していた児童・生徒は606人だった。

 児童・生徒の状況については「周囲も受け入れ、問題なく生活している」との回答がある一方、「不登校状態となり、保健室に通うことが多い」「気持ちの浮き沈みがあり、自傷行為をしている」との記述もあったという。

 こうした状況を受け、今年2月、自民党の稲田政調会長の指示で特命委が立ち上がった。稲田氏は昨年9月、米国ワシントンのシンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)で行った講演でこう述べている。

 「すべての人を平等に尊重し、自分の生き方を決めることができる社会をつくることに取り組みます。個人は生まれつきさまざまな特徴を備えています。そのことを理由としてその人が社会的不利益や差別を受けることがあってはなりません。保守政治家と位置づけられる私ですが、LGBTへの偏見をなくす政策をとるべきと考えています」

754チバQ:2017/05/26(金) 02:13:03
 稲田氏にLGBT支援を働きかけ、きっかけをつくった一人が、兵庫県宝塚市の大河内茂太市議(45)=自民党=だった。大河内氏は昨年6月の市議会で、市が検討していたLGBT支援をめぐって「『同性愛者が集まり、HIV感染の中心になったらどうするんだ』という議論も市民から起こる」と発言。誤解を招きかねないとの批判を受けて発言を撤回した後、繁内代表からLGBTの現状や課題を学び直し、今年1月に稲田氏に対策の必要性を直接訴えた。

 その流れを受けて自民党の特命委も「考え方」の中で「保守政党たるわが党が果たすべき役割は大きい」とうたいあげ、「性的指向・性自認の多様なあり方を受容する社会」「当事者が抱える困難の解消」を目標に設定。目指すべきものとして「カムアウトできる社会ではなく、カムアウトする必要のない社会」を掲げた。

 どういう意味か。

 繁内代表は「大多数の当事者は人権問題だととらえているものの、オープンな問題になることを望んでいない」と解説する。

 繁内代表によると、LGBTなどの問題を抱えている当事者は人口の3〜5%だ。同性カップルを結婚に相当する関係と認める全国初の「パートナーシップ証明書」を昨年4月から発行している東京都渋谷区の場合、この1年間で申請に訪れたのはカップルは8組。より手軽な宣誓の受領証交付を昨年11月に始めた同世田谷区は約半年で28組(4月28日現在)だった。

保育園、小学校から教育?

 LGBTをめぐっては、「同性愛を助長し、子供に間違った価値観を与える」という危惧や「婚姻を定めた憲法24条に違反する」という意見が根強い。念頭にあるのは、「同性パートナーを認めると現在の家族制度や結婚制度が崩壊してしまう」という考えだ。

 こうした意見を踏まえてか、特命委は今回打ち出した「考え方」について「性差そのものを否定する『ジェンダー・フリー』論とはまったく異なる」と位置づけ、「保守」としての支援のあり方を模索する姿勢を示した。

 また、一部自治体で導入されている「パートナーシップ制度」については、「国民の理解の増進が前提で、是非を含めた慎重な検討が必要」と言及。支援という美名のもと、何事も無批判に進めるわけではないとの立場を示した。

 そこには、東京都渋谷区が条例で同性間のパートナーシップを「男女の婚姻関係と異ならない程度の実質を備える」と定義した問題などに対する懸念も、透けてみえる。

 6月1日にパートナーシップ宣誓の受領証交付が始められる宝塚市。今年度予算で、電話相談窓口の開設や、啓発のための絵本や図書を市立幼稚園や保育園、市立小中学校などに設置することを盛り込んだ。

 「パートナー証明の受領証や幼少期からの教育という形でまず一歩を踏み出し、LGBTを尊重することを意思表明し、当事者に寄り添いたい」と市の担当者は狙いを語るが、「保育園や幼稚園からの教育というのは時期尚早だ」と疑義を呈する声も根強い。

 実際、市のこうした施策について、今年4月下旬までに市内外から寄せられた意見は2560件。内訳は賛成は13件、反対が2547件だったという。

「手段と目的が逆転」

 「政府や地方自治体はLGBTへの理解促進に向け取り組む責務がある」

 特命委は「考え方」にこう明示した上で、政府に対して環境の改善や社会的支援の充実に向けて要望する33項目もまとめた。社会的支援や人権啓発にとどまらず、教育現場でいじめや差別を許さない生徒指導を求め、職場でのハラスメント防止、採用での不当な取り扱い防止を記載。災害避難所での対応や、不動産賃貸の際の配慮を求めることにまで及んでいる。ジェンダー・フリーを志向するのでなく、現行法制度の中で理解を深めていくものだ。

 繁内代表は、まだ扶養や相続といった課題は残るものの「現状の多くの課題はこれで解消されるはず」と一定の評価を与える。

 繁内代表によると、異性間での婚姻制度と同等になりたいという人たちが現れ、その実現に向けて「同性婚」制度を求め、それに野党の人権運動が連動したという。

 「(同性婚制度は)課題解決のための究極の目標であり、現時点の日本国内の状況を勘案すれば、現実的ではない。むしろ、同性婚という高すぎる要求を掲げれば、できることもできなくなるのではないか」。繁内代表はLGBTを取り巻く課題の解決へ、本当に大切なものを見失わないようにしてほしいと訴える。

 「手段と目的が逆転していないか、本当に当事者のためのものなのかを考え、時間をかけてでも日本流の解決策を目指してほしい」

755チバQ:2017/05/26(金) 02:24:22

3213 :チバQ :2017/05/26(金) 02:22:17
https://www.cnn.co.jp/world/35101348.html
同性愛で有罪、男性2人に公開むち打ちの判決 インドネシア
2017.05.18 Thu posted at 10:49 JST
(CNN) インドネシアの中でも保守性の強いアチェ州で17日、イスラム法(シャリア)裁判所が同性愛の男性2人に対し、公開むち打ち85回の刑を言い渡した。
むち打ち刑を言い渡されたのは、同州の州都バンダアチェに住む20歳と23歳の男性。同地のイスラム法執行当局によると、3月に地元の自警団によって逮捕され、同州のイスラム法に違反したとして有罪を言い渡された。
裁判官は判決の中で、「被告人は同性愛行為で有罪が立証された」「正当化できる根拠も、許すべき根拠も見つからなかった」と述べ、刑罰を言い渡した。
公開むち打ち刑は、バンダアチェ市内のモスク(イスラム教礼拝所)で執行される予定だという。
人権団体によると、近所の住民らがアパートの1室に踏み込んで、2人が裸でいたところを携帯電話のカメラで撮影。この映像が地元メディアを通じて広まった。
LGBT活動家や人権団体は今回の判決を強く非難している。ヒューマン・ライツ・ウォッチは先週の時点で、「この2人の若者は、ただ自分たちの人生を生き、プライバシーが尊重されることを望んでいたにすぎない」と指摘し、ジョコ大統領は2人を赦免すべきだと訴えていた。
インドネシアはイスラム教徒が多数を占める国の中でも比較的穏健な国として知られ、他の州では同性愛が罪に問われることはない。しかし専門家によれば、同国は保守性を強めつつあり、首都ジャカルタでは大規模な反LGBTデモも展開されていた。

http://www.sankei.com/world/news/170523/wor1705230067-n1.html
2017.5.23 21:20

ゲイカップルにむち打ちの刑83回 インドネシア・アチェ州


プッシュ通知
報道陣のカメラの砲列が並ぶ中、公開でむち打ちの刑を執行されるゲイの男性=23日、バンダアチェ(AP)
報道陣のカメラの砲列が並ぶ中、公開でむち打ちの刑を執行されるゲイの男性=23日、バンダアチェ(AP)

 インドネシアで唯一、イスラム法(シャリア)が施行されているアチェ州の州都バンダアチェで23日、性的な関係を持ったとして、20代のゲイのカップルに対し、公開でむち打ちの刑が執行された。

 モスク(イスラム教礼拝所)前に設置された台の上で、数千人が見守る中、2人はそれぞれ83回むち打ちされた。裁判所は85回のむち打ちを言い渡したが、2カ月間拘束されていたことを考慮し、83回に減刑された。

 インドネシアは性に厳格とされるイスラム教徒の人口が世界最多。ジャカルタでは21日、ゲイパーティーを主催したなどとして、10人を逮捕し、パーティーに参加していた外国人数人を含む約130人を拘束するなど、警察は同性愛者への取り締まりを続けている。(共同)


3214 :チバQ :2017/05/26(金) 02:22:55
http://www.afpbb.com/articles/-/3129452
韓国軍、同性同士の性行為で兵士に禁錮6月
2017年05月24日 20:11 発信地:ソウル/韓国

韓国軍、同性同士の性行為で兵士に禁錮6月 韓国・ソウルで、「ゲイ・プライド・パレード」に抗議する同性愛反対派の宗教団体のメンバー(2016年6月11日撮影、資料写真)。(c)AFP/Ed Jones
【5月24日 AFP】韓国の軍事裁判所は24日、同性の兵士と性交渉した大尉に対し、禁錮6月、執行猶予1年の有罪判決を言い渡した。人権団体などからは、同国軍が軍内部の同性愛者に対して厳しい取り締まりを行っているとして非難の声が上がっている。

 韓国軍は、大尉が同性愛行為を禁止した軍法条項に違反したため有罪判決を受けたと述べ、引き続き「法にのっとって風紀を乱す行為に対処していく」と付け加えた。この大尉の名前は公表されていない。

 韓国では一般市民による同性愛行為は犯罪にはならないが、保守的で家父長的な社会が残っており、同性婚は認められていない。

 人権団体によると、同様の行為により少なくとも32人の兵士が処罰を受ける可能性があるという。

 非政府組織(NGO)「軍人権センター(Military Human Rights Centre)」は先月、韓国軍がデートアプリに偽アカウントを作って利用している兵士を探し出し、同性愛を嫌悪するような取り調べを行っているとして非難していた。(c)AFP

756チバQ:2017/05/26(金) 02:24:36

3215 :チバQ :2017/05/26(金) 02:23:24
https://www.cnn.co.jp/world/35101587.html
ゲイパーティー摘発、男性141人を拘束 ジャカルタ
2017.05.23 Tue posted at 13:34 JST
(CNN) インドネシアの首都ジャカルタで21日、同性愛者らが参加していたパーティーが警察に摘発され、男性141人が拘束された。
ジャカルタ警察の報道官によると、パーティーはジャカルタ北部にあるジム、サウナ施設を会場に、1人18万5000ルピア(約1500円)の参加費を集めて開催されていた。
警察は現場から押収されたコンドームや監視カメラの映像、マットレスなどから、性行為を目的とするパーティーだったと判断し、ポルノ法違反で10人を起訴。残りの参加者らについても一人ひとり調べを進めているという。
インドネシアでは厳格なイスラム法が適用されるアチェ州を除き、同性愛行為が禁止されてはいない。ジャカルタは連邦政府直轄の特別州だ。
しかし人権活動家らによれば、性的少数者(LGBT)への締め付けは国内全体で次第に強まっている。
アチェ州では先週、男性2人が同性愛行為でむち打ち85回の刑を言い渡された。刑は23日に執行される。
一方、憲法裁判所では現在、同性愛行為を非合法化する刑法改正案が審理されている。

757チバQ:2017/05/26(金) 02:26:00
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20170517/Sirabee_20161130074.html
「同性愛者は入店させるな」という客のクレーム 店の回答が「すばらしい」と話題に しらべぇ 2017年5月17日 06時00分 (2017年5月19日 10時19分 更新)

スーパーや飲食店などに設置されてある「お客様の声」アンケート。店に対して感謝の気持ちや、ときには改善を求める意見など、客と店をつなぐ架け橋だと言っていいだろう。

しかし、中にはとんでもないクレームをする客も。いま、とある投稿が話題になっている。

■「同性愛者は入店するな」というクレーム投稿したのはツイッターユーザーのゆーとさん(@Yuto_yumi_)。自身が働いている職場に寄せられたアンケートを紹介。普段なら店長が返答するそうだが、今回のとあるクレームには本部が回答しするなど怒りを示しているという。

客からクレームを要約すると…

・「手を繋いだ男同士」が入店するのを見て気持ち悪いと感じた

・お店として、同性愛者たちを来なくなるような対策をとらないのか?

・対策をしてくれないのなら、二度とこの店は利用しない。「そういうお店」だということをインターネットにも流す

というもの。

■「もう来ないでください」と本部の回答このクレームに対して、本部からは「結論から申し上げます。もう来ないでください」と、クレームを入れた客の入店を拒否。

同性愛者、異性愛者も関係なく同じ「お客様」と認識していること、その客を侮辱する方については「お客様」と認めないという意向を示した。

また、その会社ではたくさんのLGBTの人が従業員で働いているとし、辞めさせろという声は出ていないと明かす。そして、そのクレーマーの考え方や感じ方は否定しないが、「LGBTの人たちの生き方を踏みにじるような言動はおやめください」と回答を締めた。…

投稿主は本部の回答について、「言い方はちょっとアレだけど…」としたうえで「この会社で働いててよかった」と感想をもったという。

■本部の回答に「よく言った」と称賛の声この投稿を受け、本部の回答について数多くの称賛の声が。

・よく言った。「多様な価値観へのご理解を」と顔色を伺う答えじゃなく、「来なくていい」というのは気持ちがいい

・クレームを恐れて曖昧な回答するばっかの企業が多い中、この信念はすばらしい! 企業の鑑だ

・どうしてこの客は自分が気持ち悪いと思ったものを強要できると考えたのか。とにかく、会社としてナイスな行動!

・戦うべきところは戦うすばらしい対応。こういう職場で働きたい

■「客が店員に高圧的な態度をとるのは当然」は1割未満しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,368名に「店員への態度」について調査したところ、「客が高圧的な態度をとったとしても当然」と回答したのは全体の1割未満。

その割合はごく少数だが、たったひとつのクレームで事態が大きく変わることもある。そう考えれば、けっして少ない数とは言えないだろう。

あまりにもヒドいと言える今回のクレーム。もしかしたら、「お客様サービス」が過剰になりすぎたことが原因として挙げられるかもしれない。

・合わせて読みたい→SNSでのクレームに飲食店から嘆きの声 クレーマーは「友達にメールする感覚」と主張

(文/しらべぇ編集部・らむたそ)

758チバQ:2017/05/26(金) 02:27:00
http://news.livedoor.com/article/detail/13063428/
乙武洋匡氏 同性婚反対のデヴィ夫人に異論「結婚自体が自然の摂理に反してる」

2017年5月15日 10時59分 トピックニュース
乙武洋匡氏
写真拡大
14日、作家の乙武洋匡氏が自身のTwitter上で、同性婚に反対したデヴィ夫人に異論を唱えた。

ことの発端は、同日放送した情報番組「ワイドナショー」(フジテレビ系)でのデヴィ夫人の発言内容にある。同番組で同性婚タレント破局の話題を特集し、当人である一ノ瀬文香がスタジオに登場した。本人を目の前に、デヴィ夫人は「お花におしべとめしべがあるように、動物に雄と雌があるように、人間にも男と女がある」「結婚っていうことは子孫を残すことですから、それに反しますよね」と持論を展開し、同性婚に断固反対の立場を表明したのだ。

乙武氏はこの発言を伝えるネット記事を引用しつつ、デヴィ夫人に「動物界でも同性愛が観察されています」「ならば、同性婚を認めるほうが『自然の摂理』とやらに適っているのでは」と異論を唱えたのだ。

続けて乙武氏は、「そもそも結婚という制度自体が自然の摂理に反してると思うけど」とコメント。婚姻制度自体が、デヴィ夫人のいう「自然の摂理」と相容れないのではないか、とも指摘していた。
フォローする
乙武 洋匡 ✔ @h_ototake
デヴィ夫人、動物界でも同性愛が観察されています。ならば、同性婚を認めるほうが「自然の摂理」とやらに適っているのでは。まあ、そもそも結婚という制度自体が自然の摂理に反してると思うけど。/デヴィ夫人が同性婚に反対「自然の摂理に反する」 http://news.livedoor.com/article/detail/13059961/
2017年May14日 16:44
509 509件のリツイート 740 いいね740件

759チバQ:2017/05/26(金) 02:28:48
3216 :チバQ :2017/05/26(金) 02:28:07
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201705250005.aspx
同性婚容認の憲法判断に賛否両論 反対派、国民投票求め署名へ/台湾
【社会】 2017/05/25 13:47
同性婚容認の憲法判断に賛否両論 反対派、国民投票求め署名へ/台湾
(台北 25日 中央社)司法院大法官会議が同性婚を認めない現行の法令を違憲だとする判断を下したのを受け、市民団体からは賛否両論の声が上がっている。賛成派は歓喜に沸く一方、反対派は今回の判断を不服とし、国民投票に向けた署名活動の実施を決めるなど、同性婚合法化に“待った”をかけようとしている。

大法官会議は24日、同性婚を保障しない現行の法令は違憲だとし、2年以内の法改正を要請した。

▽憲法解釈申し立てた男性「心躍る気分」

憲法解釈の申し立てを行った祁家威さんは、今回の判断に「心躍る気分」だと満面の笑み。祁さんは2013年、同性のパートナーと婚姻届を提出したものの受理されず、その後起こした行政訴訟でも敗訴。男女の間でしか法律上の婚姻関係は成立しないとする民法の規定は違憲の疑いがあるとし、憲法解釈を申し立てていた。

賛成派団体の台湾伴侶権益推動連盟は「大法官(大法官会議の裁判官)の勇敢さは平等運動の重要な助力になる」とし、同性愛者らの勝利だと喜んだ。

▽反対派「少数の司法エリートにより決定されるべきでない」

反対派の下一代幸福連盟は、今回の判断は非常に偏りがあり、公正ではないと司法院を非難。婚姻や家庭の価値観といった重要な問題は少数の「司法エリート」によって決められるべきでなく、国民投票に問うべきだと主張し、国民投票のための署名運動を実施すると発表した。

▽蔡英文総統「結果は勝ち負けではない」

蔡英文総統は24日夜、フェイスブックで「憲法解釈の結果は勝ち負けではありません」と呼び掛け、立場を問わず「周囲の人を自分の兄弟だとみなす時です」と意見の異なる人への理解や尊重を促した。

また、憲法解釈に対する総統府の立場を表明。憲法解釈には拘束力があるとし、行政部門は迅速に具体的な法案をまとめて立法院(国会)に送り、必ず期限内に成立させるなどとした。

(許秩維、陳至中、余暁涵、葉素萍/編集:名切千絵)

760チバQ:2017/05/26(金) 02:47:08
>>515 赤池誠章 参院議員 2019年改選
>>544 杉田水脈 衆院議員 落選済
>>563 大河内茂太 宝塚市議 「転向」した模様 >>754
>>582 田母神俊雄 都知事選他出馬・落選
>>629 鶴指真澄 海老名市議 2019年改選
>>631 藤墳守 岐阜県議 2019年改選
>>652 小林ゆみ 杉並区議 2019年改選
>>662 西川重則 新潟県三条市議 2019年改選

761チバQ:2017/05/26(金) 02:53:22
wikiでわかる限りLGBT政治家
石坂わたる 中野区議
石川大我 豊島区議 2013年に社民党党首選に出馬落選
  http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/study/2246/1215411124/308
尾辻かな子 民進党大阪2区公認 元参院議員
上川あや 世田谷区議

762チバQ:2017/05/26(金) 03:02:42
細田智也 入間市議 
安間優希 名古屋市議選落選

763チバQ:2017/05/28(日) 12:38:28
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20170528k0000m040155000c.html
<児童養護施設>4割にLGBT 「入浴」「からかい」悩む

00:39

 貧困や虐待などで親元で暮らせない原則18歳未満が生活する児童養護施設の4割以上に、同性愛者や心と体の性が一致しないトランスジェンダーなど性的少数者(LGBT)とみられる子どもがいたとの調査結果を、支援団体などが27日明らかにした。全国220施設で少なくとも144人が入所していたが、集団生活する中で施設の職員の知識不足や構造上の問題などで十分配慮ができていない事例が多数あった。

 調査は一般社団法人「レインボーフォスターケア」と岩本健良・金沢大准教授らが実施。全国約600施設に調査票を郵送し、220施設が回答した。

 LGBTと思われる子が「現在いる」とした施設は15%。過去分も含めると45%の99施設に144人が入所していた。具体的な回答があった133人のうち、トランスジェンダーは95人、同性愛や両性愛の傾向は59人。「集団入浴で裸を見られるのを嫌がる」「体の性別で決められた服を拒否する」「同性に好意を抱くことを疑問に思って情緒不安定になり、周囲のからかいの対象になった」といった報告があった。

 99施設のうち、職員会議や子どもの相談に乗るなどの対応をしたのは66施設。LGBTの子へのケアの苦労としては「個室がなくプライバシーの配慮が難しい」「生活の場が体の性別で分かれており、トランスジェンダーに配慮した対応ができていない」など生活環境関連が多かった。職員の意識の低さや、一緒に暮らす子どもへの教育の必要性を指摘する声もあった。

 LGBTを巡っては、13人に1人が該当するとのデータもある。文部科学省は2015年の通知で、LGBTの児童・生徒へのきめ細かな対応を学校に求めているが、児童養護施設は通知の対象外。レインボーフォスターケアの藤めぐみ代表は「どの施設にもLGBTと推察される子どもはいるという前提で、職員への研修や子どもへの性教育などから取り組んでほしい」と訴える。【藤沢美由紀】

764チバQ:2017/05/31(水) 15:30:49
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170531-00010001-nishinpc-int
台湾で同性婚法制化の動き 「婚姻の自由や平等権に反する」違憲判断
西日本新聞 5/31(水) 10:17配信

 台湾で憲法解釈を担当する司法院大法官会議が5月、同性婚を認めていない民法について「婚姻の自由や平等権に反する」と違憲判断を下した。2年以内の法改正を求めており、同性婚法制化の動きが進みそうだ。

 性的少数者(LGBT)に比較的寛容といわれる台湾でも、アジア初となる同性婚法制化の壁は厚い。立法院(国会)では過去3回、民法改正案が議員提案されたが「家庭や結婚制度が崩壊する」と反対に遭い、いずれも廃案に。4回目の改正案も賛成派と反対派の対立で、現在は審議が止まっている。

 今回の司法判断がもう少し早く出ていれば悲劇を食い止められたと悔やむ声もある。昨年10月、台北市の大学でフランス文学を教えていた男性が、がんで亡くなった同性のパートナーを追うように自殺した。台湾メディアによると、パートナーの家族の理解を得られなかったため遺体を引き取ることができず、一緒に暮らしたアパートからも追い出されたためとみられる。

 同じような境遇の人は台湾以外にも数多くいるだろう。性的少数者の苦しみ、悲しみを理解する動きが、台湾からアジアへ広がることを願う。 
=2017/05/31付 西日本新聞朝刊=

765チバQ:2017/06/01(木) 21:30:57
http://www.sankei.com/politics/news/170601/plt1706010022-n1.html
2017.6.1 12:20

札幌市、異性カップルも申請可 政令市初のLGBTパートナー制度開始
 札幌市は1日、性的少数者(LGBT)のカップルを公的にパートナーとして認証する制度を始めた。政令指定都市では初。性同一性障害の人のために戸籍上の性別は問わず、異性カップルでも申請できるのが特徴だ。

 1日午前に戸籍上は女性同士のカップルで、パートナーの認証を受けた会社員(32)は「うれしい。やっとできた。自己満足かもしれないが、自分が幸せになれることなので、ほかの人も周囲を気にせずに制度を使ってほしい」と語った。「パートナーシップ宣誓書」に署名すると、市は受領証と宣誓書の写しを交付。法的な権利や義務は生じないが、生命保険の受け取りや携帯電話の家族割引などでメリットがある。

 LGBTのパートナー制度は、東京都の渋谷区と世田谷区が平成27年に開始。昨年、三重県伊賀市や兵庫県宝塚市、那覇市が導入した。札幌以外は戸籍上、性別が同じカップルを対象としている。

766チバQ:2017/06/01(木) 21:35:04
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170601-00016434-forbes-soci
ベン&ジェリーズがオーストラリアで「ダブル」を禁止する理由
6/1(木) 10:00配信 Forbes JAPAN
ベン&ジェリーズがオーストラリアで「ダブル」を禁止する理由
Photo by Jerritt Clark / gettyimages
米バーモント州を拠点に世界各国でアイスクリーム店をチェーン展開するベン&ジェリーズは、オーストラリアの店舗では当面、同じフレーバーを2スクープ(=ダブル)という注文は受け付けない方針としたことを明らかにした。



オーストラリアにある26店舗では、例えば「生焼けの」を意味する「Half Baked」や、創業者らと地元のバンド「フィッシュ」との出会いを記念して作られた「Phish Food」などを1つのカップやコーンに乗せることができなくなった。これは、同国政府が同性婚を合法化するまでの措置だという。

同社は5月24日、ウェブサイト上で「Love comes in all flavors!(全てのフレーバーに愛がある!)」と題した文書を公表。「私たちのアイスクリームのファンの皆さんに、その時が来たことをオーストラリアの国会議員たちに伝えてほしいのです。結婚を全てに人にとって平等で、合法なものにすべき時です」と訴えた。同国の1961年連邦婚姻法は、同性婚を認めていない。

国民の72%が同性婚を支持

オーストラリアでは国民の72%が婚姻の平等を支持している。同社は来店客らの行動を促すため、国内の全店舗にポストボックスを設置。自分たちの考えを書き、同性婚支持の理由を議員らに伝えようと呼び掛けている。店舗で投函された手紙は、連邦議会の今会期の最終日である6月13日に、議員らの元に届けるという。

同国の議会上院では今年2月、結婚の平等の合法化に向けての報告書がまとめられた。同性婚を支持する団体はこれを受け、「オーストラリアにある100以上のLGBTI団体とリーダーたちが一丸となり…連邦議会に対し、全ての国民の結婚の平等実現のために行動することを求める」との考えを明らかにしている。

米英でも支持表明

ベン&ジェリーはこれまでにも、結婚の平等を支持する考えを明確に示してきた。米国で連邦最高裁が同性結婚を認める判断を示したときには(結婚式の誓いの言葉「I do」にかけて)、「チョコレートチップ・クッキー・ドウ(Chocolate Chip Cookie Dough)」のフレーバー名を「I Dough, I Dough」に変えた。

英国でも議会が同性婚に関する審議を開始した際、支持を表明するために「オー・マイ!アップルパイ(Oh My! Apple Pie)」を(末永くお幸せに、を意味する「Happily ever after」にかけて)「Apple-Y Ever After」」に変更した。

ベン&ジェリーは発表文の中で、「オーストラリアではこれまで以上に多くの人たちが、全ての人に愛する人を愛し、結婚する権利が認められるべきだと考えるようになっている」と指摘。「実現しましょう! 地元のベン&ジェリーの店へ行き、地元を代表する議員らに向けたにメッセージを送り、あなたが結婚の平等を支持していることを伝えましょう!」と呼び掛けている。

767チバQ:2017/06/04(日) 23:03:20
>>761-762
2086: チバQ :2017/06/04(日) 23:02:26
いわゆるLGBT(を公表している)政治家


■首相級
シグルザルドッティル(アイスランド首相・レズビアン)
エリオ・ディルポ(ベルギー首相・ゲイ)  ワロン系社会党
グザヴィエ・ベッテル (ルクセンブルク首相・ゲイ)
レオ・バラッカー(アイルランド首相へ・ゲイ)

■大臣級
ギド・ヴェスターヴェレ(ドイツ副首相・ゲイ)  自由民主党党首
ベント・ホイエ(ノルウエー保健相・ゲイ)保守党
ジャスティン・グリーニング(イギリス教育相・レズビアン)保守党

■地方首長
クラウス・ヴォーヴェライト(ベルリン市長・ゲイ)  社会民主党所属
ベルトラン・ドラノエ(パリ市長・ゲイ)社会党
アニース・パーカー(ヒューストン市長・レズビアン)
マドゥ・バイ・キナル(インド・ラーイガル市長 トランスジェンダー)
ハビエル・マロート(スペイン・ビトリア=ガステイス市長 ゲイ)


■その他
ティム・クック(Apple社長・ゲイ)
ウェントワース・ミラー(俳優・ゲイ)
マーク・ジェイコブス(デザイナー・ゲイ)
>>561とか

http://hawk.2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1491636687/
同性愛者の権力者で打線組んだwwwwwwwwwwwwwwww [無断転載禁止]©2ch.net


Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/Category:LGBT%E3%81%AE%E6%94%BF%E6%B2%BB%E5%AE%B6
をベースに追記

768チバQ:2017/06/06(火) 19:54:15
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-174759.html
「同性婚」合法化へ動き出す、台湾の光と影 同性愛者vs反同性愛者、宗教団体の対立激化
06:00東洋経済オンライン

「同性婚」合法化へ動き出す、台湾の光と影 同性愛者vs反同性愛者、宗教団体の対立激化
「同性婚」合法化へ動き出す、台湾の光と影
(東洋経済オンライン)
台湾が国際舞台で注目を集めている。台湾の司法では最高機関となる大法官会議は5月24日、「現在、同性愛者の同士の婚姻を制限してきた現行の民法は違憲だ」との解釈を示したのだ。これは、同性愛者に結婚と家庭を構成する権利を与えるべきだという意味であり、台湾はアジアで最初の同性婚を許容する国家となる。台湾・司法院の呂太郎秘書長は大法官の判断を受けて、「関係機関が2年以内に関連法の修正や制定を完成すべきだ」と発表した。

台湾の多くの同性愛者にとっては、今回の大法官判断は非常に喜ばしく元気づけられる結果となった。台北に住む羅哲修さん(22)は「今回の判決は憲法が定めた平等の精神と非常に合う。異性愛者と反同性愛者も判決を受け入れるべきだと思う。法的に同性愛者に異性愛者のような権利を与えるのは本質的なことだ」と述べた。

同性婚は経済効果をも生み出す
羅さんはまだ男性の友人がいない。さらに言えば、彼はカミングアウト(自分が同性愛だと打ち明けること)もしていない。しかし、自分が男性だけを好きだということを、よく知っている。相対的に、社会の雰囲気が開放的な台湾において、同性愛者の受け入れ度合いは非常に高い。大学のキャンパスや街中でも、成年の同性愛者がペアルックで手をつなぐ、あるいは抱き合うという光景はよく見られることだ。しかし、冷笑されたり、差別的な対応をされたりすることを恐れ、同性愛者の多くは未だにカミングアウトすることに踏み切れずにいる。

だが、今回の判決で、多くの同性愛者が期待を隠せずにいる。台北市内である男性同性愛者は、「同性結婚が正式に認められれば、経済面においてもプラスになることもある。外国人が台湾は思想的な側面で先進国だと知れば、彼らが台湾に観光に来たり、あるいは台湾で起業することも増えるのではないか」と言う。さらに「台湾がアジアで最初の同性婚合法化に踏み切れば、多くの人たちが台湾に来て友人(恋人)と会うことで、観光などの消費がさらに活発になるだろう。経済成長を後押しすることになると思う」と言う。

しかし、キリスト教など宗教団体や同性愛反対者にとって、今回の決定は受け入れがたいものだ。

彼らは、今回の憲法解釈は既存の倫理秩序を破壊することと同じだと考え、発表された5月24日は「この世の暗黒日」とまで言った。「われわれは同性愛者を尊重し愛する」と言いながらも、「同性愛者は結婚できないようにするべきだ」と矛盾した姿勢を見せている。このような同性結婚反対者の人数がどれほどになるか、計算するのは難しい。また、同性愛反対者の中には、表面的には同性愛者を問題にすることはないが、実際に自分の子どもが同性愛者になることを嫌い、また同性愛者が社会に広がることを恐れて、それには恐怖感さえ抱いているようだ。

今回のような憲法判断を導き出した主人公とも言える人物がいる。台湾における同性愛運動にとって、精神的指導者である祁家威さん(59)だ。1986年、平凡な28歳の成年だった祁さんは、記者会見を開いて同性愛者であることをカミングアウトし、社会に同性愛者の権益を重視せよと訴えた。まだ台湾では、戒厳令が解除されていなかった時期のことだ。

それから30年間、同性愛者同士の婚姻に異性愛者と同じ権利を与えよ、と運動を続けてきた。祁さんは男性の友人と結婚するため、居住地域の役所や裁判所に行き「婚姻関係を受理せよ」と要求してきたが、拒否されてきた経験を持つ。

769チバQ:2017/06/06(火) 19:55:18
芸能人たちも公の場で応援している
憲法解釈が発表されてから3日後、祁さんは台湾で最も有名な人物になっていたが、様子は普段と変わらなかった。ポロシャツに半ズボンというラフな格好で記者の取材を受けた。「当初、台北で行われるゲイパレードには参加者がとても少なく、同性愛者は主張することもなく、社会では誰も関心がなかった。しかし、今ではゲイパレードの参加者は、同性愛者・異性愛者それぞれ同じ数が参加するようになった。これは台湾でこの10年間、同性愛に関する問題に関心を持つ人たちが増えたということだ」と指摘する。2016年、台北で行われたゲイパレードの参加者数は7.8万人に達し、最多参加者数を更新した。

1980年代後半から90年代末、台湾では同性愛者であることを打ち明ける人がまだ少なかった時代に、祁さんは自ら同性愛者であることを告白。社会的に同性愛者の存在感を高める活動を行ってきた。2000年代以降、祁さんは運動の中心を、同性婚へ移した。台湾で社会運動が高まったこの5年間で、「同性結婚を認めよ」という要求も高まり、力を得ることになった。

アジアトップの言論の自由度を誇る台湾で、メディアが同性愛者に対する友好的なイメージをつくりあげてきたこともある。たとえば、ドラマや映画の中で同性愛に関する内容が多く含まれるようになり、芸能人たちも公の場で同性愛者を応援するなど、社会的に同性愛を許容する雰囲気がつくられてきた。同時に、台湾で同性愛に反対する意見が出されれば、そんな意見はすぐさま社会的な検証がなされ、合理的なものかそうでないか判断できるようになってきた。

このような雰囲気の中、同性愛反対者は追い詰められてきたとも言える。キリスト教関係者や同性愛反対者たちは、自らの主張をどう伝えればよいのか、わからなくなったのだ。自分たちの主張が多くの人に聞き入れられず、かえって怒りを招くことさえあった。結局、彼らは同性愛者の集会などの現場に来て、「私たちも被害者なのだ」という意味不明な主張も行うようになっていた。

祁さんはこう打ち明ける。「1975年から私は同性愛者になることにした。1986年にカミングアウトするまで、自分に誠実であろうと準備してきたと思う。私の眼中には、私に反対する人はいない。私が望む合理的な権利を、あなたがただ与えてくれればいい。そんな考えだ」。

多くの同性愛者が声を出せないでいたり、あるいは他の人からの同情を望んでいることから見ると、祁さんは内に秘めた強い意志と戦略的な思考を持っているように思える。「2倍の努力をしても、効果は半分しか得られない、ということを私はしない。私を攻撃する人に対しては、互いに共感できる何らかの価値を見出し、私の領域をその価値から共有することを広めていけば、反対者は私を攻撃できなくなる」と自信を込める。

民法の修正か、特別法の制定か
祁さんはまた「私は宗教と対立したくない。キリスト教は神がすべての人を愛すると言う。それなら、私も神から愛を受ける人間だ。私が『イエスが私を愛すると言い、私もあなたを愛する』と言えば、同性愛に反対する人たちは反論できなくなる」と述べた。祁さんはこのような方法をこれまで続けてきたため、台湾で同性婚支持は広く受け入れられるようになったと考えている。

今回の憲法解釈について、大法官は2年以内に法律を修正、あるいは制定し、同性結婚の権利を与えよとした。2年以内にできない場合、同性カップルは役所で戸籍に登録できるようになる。ここからは2つの方向を選択できる。一つは民法の修正だ。「同性結婚が民法のすべての内容に適用される」という規定を追加したり、もともとあった「男女」「夫婦」「父母」などの単語を、「両者」「配偶」「双親」などに言い換えることによって、同性愛者も民法の適用を受け入れられたりすることだ。

ほとんどすべての同性愛者が民法の修正に賛成する。しかしここで、もう一つの選択肢が出てくる。同性愛反対者と一部の政治家は「民法を直接修正すれば社会秩序に混乱を来す」とし、同性愛者のための「特別法」を別途制定した後に結婚する権利を与えるべきだと主張しているものだ。

770チバQ:2017/06/06(火) 19:56:21
この主張に、祁さんは怒りを隠さない。「特別法がいい、と同性愛者が言うのであれば、私は何も言わない。だが、一部の異性愛者や同性愛反対者が口を開けば、いつも同性婚を理解する、同性婚を尊重する、同性愛者を包容すると主張するが、同時にわれわれが望むことに彼らは耳を傾けない。そんな彼らには反対する資格はない」。

もう一人特別法の制定に批判する人がいる。台湾南部・台南市の同性愛運動家である洪国峰さん(24)だ。「特別法の制定は、依然として米国での人種差別と似ている。白人と黒人は同じバスに乗れるのに、同じバスでも黒人は後ろの座席に座ったり、あるいはまったく別のバスに乗せられるようなもの。権利は与えられたが、形式上はまだ差別であり、隔離だ。このようなやり方で社会が同性愛者を受け入れられるのか。また同性愛者と共存できるだろうか。こんなやり方では同性愛者を傷つけてしまう。同性愛者はなんら恩恵も福祉も要求していない。われわれが望むのは、ただ異性愛者と変わらない平等な待遇だけだ」。

洪さんは台南の名門・国立成功大学の学生会長を経て、同性婚を推進する運動を始めて5年になる。洪さんの男性の恋人である楊智達さん(26)は、「同性愛友好」というスローガンを叫び、台南市で立法委員(国会議員)選挙に出馬したこともある。楊さんは「この数年間、同性愛を支持する世論が拡大しているが、同時に反対者も増えてきている。同性愛を支持する人の中にも、積極的支持者と消極的支持者がいる。消極的支持者はその気持ちが変わりやすい」と指摘する。

台湾人の多くが定見なく、意見が変わりやすい?
楊さんは「台湾では、あらゆる問題についてはっきりと支持・反対という立場を示さず、かえって定見がないままトレンドに巻き込まれてしまう人が多い。そのため、各人の支持するか反対するかという意見は、よく考えて出されたものではない。また、彼らに扇動的な情報や誤った情報を与えると、従来の立場を簡単に変えてしまうこともある。大多数の台湾人は、本当に同性愛に賛成しているのかどうか、私は疑わしいと思っている」と言う。楊さんはこれまでの同性愛運動の経験から、表面上は開放的な台湾では簡単に見られない実情を打ち明けた。

新たな問題も生じている。同性愛を含む性における平等という問題を、小・中学校の教材に入れるべきかどうかという問題だ。同性愛運動家と多くの市民団体は、前衛的とも受け止められる主張を持っている。しかし、多くの保護者が「同性愛者との関わりを排除しない」と思っていても、いざ自分の子どもたちが同性愛に関する内容がある教材を手にすると、どう考えるだろうか。「子どもが同性愛者になるだろうか」と恐れ、キリスト教団体のような反対的な立場を示す可能性も十分に考えられる。

前出の祁さんは、同性愛に関する内容が教材となることに反対する。とはいえ、理由は彼なりの戦略的な考えからだ。「抵抗があまりにも強くて、そこまでする必要があるのか」との記者の質問に、祁さんはこう反論した。「理論的には教材にすべきだ。だが私はほかの運動家や団体と違う。子どもたちはほとんどがテレビを見て、インターネットから情報を得ているのが現状だ。そこで、最もよい方法は、たとえば既存メディアやSNS(ソーシャルネットサービス)において、同性愛者の成人や子どもがともに手をつないで出勤・登校する様子を伝える形で、同性愛に声援を送ればいい。こうすれば、保護者と学校の教員たちも、罰を与えることはできなくなるだろう」。

日常の生活の中で、自然と同性愛がわかるような行動を支持する、それこそが社会で受け入れやすい方法だ、と祁さんは説明する。すなわち、「自ずと感化される」ような形で市民に影響を与えながら同性愛者と異性愛者との関係が次第に近くなれば、自分の性向も明らかにできて社会の中で適応できる、というのだ。一方で祁さんは、同性愛の問題を教材とすることを推進すれば、現在の状況からでは、かえって同性愛者の権益を推進するための運動によって、多くの障害が生じやすいと考えてもいるようだ。

771チバQ:2017/06/06(火) 19:56:37
ちなみに前出の洪さんは、祁さんの主張に同意しない。彼は「キリスト教信者の多くは、家でキリスト教の新聞を購読し、キリスト教の放送を視聴する。メディアを通じて彼らは、今でも同性愛に友好的ではない情報だけに接している」とする。さらに「もしある家庭の子どもが同性愛者であり、その家庭環境で受けうる情報がすべて同性愛者は罪だというものであれば、子どもの精神状態がどうなるだろうか」とも説明する。国民が受けるべき義務教育では、すべての人間に正確な認識を教えるべきであり、性別に関するイシューこそカギとなる、というのが洪さんの主張だ。

台湾がアジアで最初の同性結婚を認める国になると報道した外国メディアの多くは、今回の事態は総統選挙期間中から同性婚に肯定的だった蔡英文総統の影響力が強かったと伝えた。が、当選後の蔡英文政権の態度を見ると、逆にこの問題には距離を置いて消極的になり、賛成なのか反対なのかはっきりとした立場を示したことがなかった。そのため、多くの同性愛者は蔡英文政権に失望し、むしろ怒りさえ感じていたということは、あまり知られていない事実だ。

蔡英文総統はむしろ無為無策だった
「就任後、蔡総統は同性愛賛成・反対者の間での対立ばかり深めさせ、ただ傍観するだけだった」と洪さんは不満を吐露した。洪さんは「キリスト教団体が、同性愛者がいるからAIDS(後天性免疫不全症候群)が蔓延する、AIDSが蔓延すれば蔡総統が株式を保有する製薬会社が儲かる、といったウソのうわさとフェイクニュースを流し始めても、政府は何の反応も示さなかった。市民団体が強く抗議してようやく、当局者が反論し始めた」と、民進党(台湾)と政府の無作為を批判する。

楊さんは「基本的に台湾でも南に行けば行くほど、台北から離れれば離れるほど、同性愛に反対する人が多くなる。実際に地方では国民党よりも民進党の党員たちが同性愛に反対する」と述べる。そんな民進党党員や議員の中には、これまで表面上は同性愛に対して友好的な態度を示してきたものの、今になって政治家としての立場をこっそりと修正する者も出始めた。彼らは同性愛を支持することで政治的不利益を受けることを心配し、地方での反対意見と野合するため、同性愛に対する立場を明らかにしなかったり、特別法の制定を主張したりするようになったのだ。

同性婚は、法律の修正と教育問題、そして経済対策という、新たな発想ともすべて連結する。台湾はアジアで今、これまでになかった壮大な実験を始めた。台湾政府は同性愛に関する問題を克服し、その歩みを前に進めるのか、あるいは現実と妥協して傍観するのか。台湾のこれからこそ、注目すべき点である。

772チバQ:2017/06/07(水) 21:00:12
https://news.goo.ne.jp/article/dot/nation/dot-2017060600054.html
「LGBTだからリベラル思想」は思い込みだ
16:00AERA dot.

「LGBTだからリベラル思想」は思い込みだ
冊子「性的指向・性同一性(性自認)の多様性って?〜自民党の考え方〜」から。昨年、偏向教育調査のために開設されたサイトを思い出させる(撮影/写真部・小山幸祐)
(AERA dot.)
 レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字をとってLGBT。性的マイノリティーを表すために生まれ、定着しつつある言葉だ。たしかに一定の理解は進んだ。だが、LGBTとひとくくりにすることで、塗りつぶされてしまった「個」や思いがあるのではないか。性的マジョリティー側は「わかったような気持ち」になっているだけではないのか。AERA6月12号の特集は「LGBTフレンドリーという幻想」。虹色の輝きの影で見落とされがちな、LGBTの現実に迫る。

 マイノリティーとしての権利獲得の過程では、圧倒的にリベラルに依拠してきた。しかし制度が整ってくると、多様な政治意識が浮上してくる。立ち位置が変容するとき、LGBTのアイデンティティーはどこに向かうのか。

*  *  *
 電車でベビーカーを折りたたまない母親たちを見るたびに、Aさん(男性・46歳)は自らを戒めている。

「こんなふうに人に迷惑をかけてまで権利を主張するのはよくないな。ゲイも多少は弾圧されてるくらいでちょうどいい」

 Aさんはゲイだ。東京都で自営業を営んでおり、職場の同僚や友人にも打ち明けている。恋人はいるが「同性婚」には興味がない。法制化にも大反対だ。

「私の中の結婚は、小学校の理科で習ったおしべとめしべのイメージです。男女が結ばれることが大切。連綿と続いてきたこの伝統を守りたいんです」

 Aさんは自らを「保守」だと語る。夫婦別姓や同性愛カップルが養子縁組して子どもを育てることにも反対だ。幼い頃から自民党の国会議員と家族ぐるみで付き合ってきたせいか、物心ついた頃から「寄らば大樹の陰」で自民党支持になったという。靖国神社への参拝も「デート感覚」で定期的に行っている。今年、母親を看取ったが、保守的な母が悲しむからと、自身のセクシュアリティーについて打ち明けることは最期までなかった。

●極右支持する仏のゲイ

 そんなAさんは最近、ゲイのコミュニティーで、ある変化を感じている。以前は少しでも「右っぽい」話をすると空気がひりついていたが、今は左右どちらの立場からでも議論できるようになったというのだ。

「バーなどでお酒が入ると特にそう。どちらがより右か、あおってくる人も多くて競争みたいになることもあります。中国人や韓国人へのヘイトもよく聞くようになりました」(Aさん)

 これまでのLGBT=リベラルというイメージは崩れつつあるのか。5月に行われたフランス大統領選で気になるニュースがあった。マリーヌ・ルペン氏率いる極右政党「国民戦線」を支持するゲイたちの存在だ。党首のルペン氏は側近に多くのゲイを迎え、移民排斥をうたい、イスラム原理主義のホモフォビア(同性愛嫌悪)から彼らを守ると約束。同性婚法を撤廃するという公約にもかかわらず、地方選挙で国民戦線に投票した既婚のゲイは約40%にものぼった(CEVIPOF調べ)。ポピュリズム研究で知られる吉田徹・北海道大学教授は、LGBTは基本的に左派政党を支持するという大勢は変わっていないとしたうえで、こう指摘する。

「フランスは異性愛者もLGBTも市民権で差異がないほど法整備ができています。権利を獲得する過程ではリベラルに傾倒することが多いですが、その後の政治意識は当然、多様です。さらにこの場合の極右は、リベラルな価値の守護者という意味合いになりますから」

 フランスでは2012年に『なぜゲイたちは右傾化したのか』という本が出版されている(未邦訳)。著者のLGBT活動家ディディエ・レストラード氏によると、国民戦線が勢力を増したことで、ゲイたちも右翼的な意見を述べることにためらいがなくなったのだという。前出のAさんはフランスの現象を、

「これまで迫害されてきたぶん、迫害する側にまわれる心地よさがあると思う」

 と言い、社会全体が右傾化する中でLGBTもそうなっているのは、日本にも共通しているはずだと言う。

「ゲイで可哀想なマイノリティーの私がマジョリティーの保守政党を支持してるのが不思議に見えるかもしれないけど、私はゲイの前に人間だから。LGBTの中にも保守はたくさんいますが、メディアやいろんな人たちのレッテル貼りでこれまで言いづらかった。社会全体が保守化、右傾化してきたことでやっと堂々と発言できるようになってきたのだと思います」(Aさん)

773チバQ:2017/06/07(水) 21:00:45
●石原慎太郎が大好き

 静岡県に住むゲイのBさん(会社員・36歳)も知人のゲイたちの口から外国人ヘイトを聞くことが増えたという。

「マイノリティーだから自分だけが報われないという思いがどこかにあって、そんなときに外国人は仮想敵になりやすいですよね」

 Bさんは学生時代、小林よしのり氏の著書を読み、授業で教えられた戦争に関する歴史認識に疑問を持つようになった。その後、インターネット掲示板を通じて保守思想の人とネットやオフ会で交流、自分でホームページも立ち上げた。

 愛してやまない政治家は石原慎太郎元都知事。石原氏は過去に同性愛者について「どこか足りない感じがする。遺伝とかのせいだろう」と発言し大きな批判を浴びているが、

「親戚のおじさんに『お前そろそろ身を固めろ』と小言を言われてるようなもんでしょう。全く気になりません。それより、アメリカや中国への強気な外交発言、属国ではない強い日本をつくっていくという魂の部分で共鳴しているんです」

 と意に介さない。選挙ではもちろん維新に投票している。

 Bさんには互いの両親に紹介済みの恋人がいる。2人とも収入が安定しているため生活に不安はない。だから、同性婚をする必要はないのだという。

「同性婚の法制化に反対ではないですが、逆になぜリベラルが婚姻という古い家族のかたちにこだわるのか理解できません。ある意味、結婚=社会保障。貧困問題に直面しているレズビアンの人たちの助けにはなると思います」(Bさん)

●自民党特命委の狙いは

 日本の性的少数者に対する支援策は遅々として進んでいない。同性婚が認められていないのはもちろん、差別的な扱いを禁止、解消する制度もない。東京都渋谷区など六つの市区町村で導入されている、いわゆる「同性パートナーシップ条例」も法的・制度的な保障ではなく実効力に疑問が残る。

 自民党の中で、今この問題に積極的に取り組んでいるのが「性的指向・性自認に関する特命委員会」だ。2016年2月、稲田朋美政調会長(当時)の指揮のもと設置された。

 稲田氏がこの問題に興味を持ったきっかけは15年、サンフランシスコで慰安婦像設置の動きを視察中、総領事館の関係者から、日本を最も支持してくれたのが現地のLGBT団体だったと聞いたことだった。

「性的少数者の中にも保守派はいる。イデオロギー闘争と結びつけて考えてはいけない」

 と考えるようになったと後の取材で語っている。

 16年春、民進党など野党4党は「差別解消法案」を衆院に提出、自民党の特命委員会は「理解増進」のための法案概要をまとめたが、いまだ党内での合意ができず、国会提出には至っていない。

 特命委員会・現事務局長の宮川典子議員は言う。

「LGBT当事者の方からは、法整備をしなくていいとか、問題を顕在化しないでほしいという声もあります。それに、法律で差別を禁止したからといっていじめはなくなりません」

 一方で、民主党時代からこの問題にいち早く取り組んできた民進党の細野豪志議員は、

「差別解消を否定するのは、つまり差別を認めるということ。永田町、特に自民党には根強い偏見があると感じる。公明党がLGBT支援に積極的ではないのも不思議だ。今は動きが止まってしまっているので、理解増進でもいいからとにかく成案にしてもらい、議論を進めたい」

 と話す。

 しかし自民党関係者の中には、この理解増進法案に向かう動きにすら拒否反応を示す人が多いのが現状だ。

 麗澤大学教授の八木秀次氏は、「わが党の基本的な考え方」の素案に、「性的指向や性自認にかかわらず」という表現が多用されているのを見て、驚いたという。

「異性愛と同性愛を平等に扱うのは危険です。婚姻で同性カップルを同じように保護すれば人口減少が進み、教育現場では混乱が起きます」(八木氏)

 その後、八木氏の要請により「かかわらず」という文言は消され、「多様なあり方を受け止め合う」などに修正された。
「男女共同参画社会基本法の『性別にかかわりなく』という表記を思い出しました。各地で過激な性教育や極端な政策が生まれるなど、この言葉の威力に気づかなくて当時は失敗した。その後何とか正常化できて良かったのですけど、もう同じことは繰り返してはいけませんから」(八木氏)

774チバQ:2017/06/07(水) 21:01:03

●女性運動との連携希薄

 1990年代後半から00年代半ばまで、男女共同参画社会基本法に反対した保守側は様々な運動を行った。中でも、「同性愛者・両性愛者を増やし、男か女か分からないような人間をつくる」と最も大きな批判にさらされたのが「ジェンダーフリー」だ。フェミニズムや性的マイノリティーについて研究する東京大学の清水晶子准教授は指摘する。

「当時は社会のLGBTへの嫌悪をフェミニストへの攻撃に利用していました。あまりにも激しいバッシングだったため、女性運動もLGBT運動も追い込まれ、共闘が阻害されて、その後の連携が希薄になってしまいました」

 先日、台湾でアジア初となる同性婚を容認する判決が出たが、台湾ではこうした人権活動の連携が強いのだという。90年代には日本と台湾の状況はあまり変わらなかったが、その後台湾のLGBT政策だけが英米型の進歩を遂げている。

 昨年作成された自民党の性自認についてのパンフレットには「ジェンダーフリー論とは全く異なる」、そして「教育現場等において、これらの問題を政治的に利用しかねない団体の影響に対して、細心の注意を払って対応」すると書かれている。この団体は、宮川氏によれば主に「日教組」などを指すようだ。

「教育現場では中立性がとても大事です。偏向教育が行われないようガイドラインの作成も検討しています」(宮川氏)

(編集部・竹下郁子)

※AERA 2017年6月12日号

775チバQ:2017/06/07(水) 21:08:35
https://news.goo.ne.jp/article/dot/nation/dot-2017060500064.html
わが子がLGBTだと知ったらどうするか 地方で苦しむ性的マイノリティーの子どもたち
06月06日 11:30AERA dot.

わが子がLGBTだと知ったらどうするか 地方で苦しむ性的マイノリティーの子どもたち
りぃなさん(19)が始めた、「名古屋あおぞら部」。かつての自分のように悩んで行き場のない高校生たちが話せる場をつくるのが目的だ。基本的に月1回のペースで開催される(撮影/横関一浩)
(AERA dot.)
 レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字をとってLGBT。性的マイノリティーを表すために生まれ、定着しつつある言葉だ。たしかに一定の理解は進んだ。だが、LGBTとひとくくりにすることで、塗りつぶされてしまった「個」や思いがあるのではないか。性的マジョリティー側は「わかったような気持ち」になっているだけではないのか。AERA6月12号の特集は「LGBTフレンドリーという幻想」。虹色の輝きの影で見落とされがちな、LGBTの現実に迫る。

 LGBTに対する差別や偏見は、とくに地方で根深い。根底にあるのは教育だ。授業でLGBTを教える小学校も出てきた。

*  *  *
「ずっと、着ぐるみを着ているような気分です」

 愛知県に暮らす大学2年のりぃなさん(19)は、静かな口調でこう話した。

 女の子が好きかも。そう思い始めたのは、小学校高学年くらい。小学6年の時、同じ学校の女の子に一目ぼれした。

 女性なのか男性なのかわからない、不思議な自分。人にどう思われるのか、怖かった。親にも友だちにも言えず苦しんだ。自己肯定感を持てなかった。

 大人になるとそのうち治るだろうと思ったが、高校になっても好きになるのは女性。私はみんなと違うんだ。一人で悩み、生きているのがつらくなった。通学途中、電車のホームに立つと、そのまま線路に引き込まれそうになった。

 昨春、大学生になった。大学生のLGBT当事者が集まるインカレサークルに参加したり、昨年10月にはLGBTの居場所をつくろうと「名古屋あおぞら部」を立ち上げ、活動する。ブログでも思いを発信する。

「今は超元気です」

 と笑顔を見せる。

 それでも、顔と実名は決して出せないという。大学に入学してしばらく経ったころ、仲がよくなった同級生の女子たちと地元トークで盛り上がっていると、一人の子が言った。

「中学の時に女性同士のカップルがいたんだけど、キモイよね」

 その場にいた全員が笑った。

 悪気があって言ったのではないと分かっている。でも、人の目が怖くなり、レズビアンであることは「言えない」と思った。

 カミングアウトできないことによる心の壁は、望まない着ぐるみを着ているようだと話す。

「もっと身軽になって、好きなことを言って、好きなことをして生きたいです」(りぃなさん)

●「この辺にはいない」

 ここ数年で、日本でもLGBTという言葉が一気に広がり定着した。しかし、LGBTに対する差別や偏見は社会に根強い。とくに地方では、状況はさらに厳しい。「評判や噂」にさらされ、「家」があったとしてもいづらい。最も重要なはずの親子や家族間での相互理解が、高いハードルになっているのだ。

「同性愛者は、都会にはいるけどこの辺にはいないわ」

 バイセクシュアルのまいさん(31)は2年前、東海地方に暮らす母親(56)にカミングアウトすると、諭すようにそう言われた。

 いるわよ──。まいさんは、この言葉が喉元まで出かかったが、黙って気持ちを抑えた。

776チバQ:2017/06/07(水) 21:08:46
 保守的な地域だ。両親は娘の気持ちを理解しようとせず、世間体だけを気にした。父親(61)は、まいさんがバイセクシュアルであると聞くと言った。

「墓場まで持っていく」

 今秋、まいさんはパートナー(28)と結婚式を挙げる予定だ。けれど、両親から式には出ないと言われている。母親は告げた。

「式であなたの隣に女性がいる状態を見たくないの」

 まいさんは言う。

「地方では同性カップルは異質なものという刷り込みが強いと実感します。私たち2人の未来に、親と一緒に笑い合っている姿は想像できません」

 静岡県で暮らしてきたレズビアンの若林果歩さん(24)は、地方での生きづらさをこう話す。

「小さい町だと、目立つことをすると叩かれるんです」

 レズビアンと自覚したのは高校1年の時。地元をLGBTが住みやすい街に変えたいと思い、20歳の時から顔も実名も出し活動をしてきた。やがてテレビなどでも紹介されるようになると、同じ地元のレズビアンからネットでディスられるようになった。

「生意気」「何、あいつ」……。

 そんな狭い世界が嫌になり昨年、東京に引っ越した。

「地方にはLGBTはいないって思われています」(若林さん)

 こうしたLGBTへの偏見や差別は、貧困に直結しやすいといわれている。

●居場所がなく孤立

 LGBT向けコミュニティースペースを運営する「LOUD」(東京都中野区)代表の大江千束さんは言う。

「異端視され、社会から容認されないとメンタリティーの脆弱性につながります。メンタルの問題を抱えると勉強や仕事がうまくいかなくなる。そうなると負のスパイラルに陥り、貧困になるリスクが高くなります」

 女性の場合はより深刻だ。女性は非正規が多く、収入も低い。レズビアンカップルの場合、どちらかが失職すると一気に生活困窮に陥る。さらに地方では、より貧困になりやすい傾向があると、大江さんは指摘する。

「仮に、LGBTだと開示をしても地方は周囲からの理解を得られない場合も多く、そうなると地元で仕事に就くことも難しい。その結果、生活困窮に結びつき、コミュニティーなど居場所がない場合は孤立していくという悪循環が想定されます」

 関西の地方都市に住むトランスジェンダーのシンジさん(39)は、そんな一人。

 女性として生まれたが、今は「男」として生活する。

 正社員で働いていた20代半ば、3歳年上の同僚の女性に告白したところ、職場内で無視され始めた。やがて、「元女」だったことをネタにされるように。耐えかねて、退職。新しい職場でもまた触れられるのかと思うと、就職するのが怖くなった。プライベートなことを聞かれない派遣社員の道を選び、派遣の仕事を転々とするようになった。

 今は年収200万円程度で、家賃月4万円のアパートに一人暮らし。体調を壊しても医療費を出す余裕がなく、受診していないという。シンジさんは言う。

「一人ひとり生き方は違うのに、型にはまった人の生き方しか守られていない気がします」

 差別が貧困を生む“負の連鎖”。背景にあるのは何か。

 レズビアンで、慶應義塾大学大学院博士課程でジェンダー、セクシュアリティーを研究する中村香住さん(26)は、根底には「教育」があると指摘する。

777チバQ:2017/06/07(水) 21:08:59
●早すぎることはない

 高校1年の時、中村さんは恋愛感情を持ったクラスメートの女性に告白すると、「絶交」を告げられた。好きとか嫌いではなく絶交にまで至ったのは、この女性は同性愛をどこかで「気持ち悪い」と考えていたからではないか。また、カミングアウトした女性から「私のことは対象にしないでよね」と言われ、傷つくこともあった。こうした、LGBTに関して否定的な発言をする人がいるのは、教育で適切な知識を身につけていないことも理由の一つだろうという。

「小学生でLGBTを教えるのは早すぎるという議論があります。セックスに関する話は早い遅いはあるかもしれないけど、少なくともセクシュアリティーについては、教えるのに早すぎるということはないと思います。幼稚園生でも初恋はあります」(中村さん)

 教員や生徒、保護者などに出張授業を行うNPO法人「ASTA」(名古屋市)の共同代表理事で、愛知教育大学4年の久保勝さん(22)はこう話す。

「大学の教員養成課程でジェンダーやセクシュアリティーを扱う授業はなく、『LGBT』の『L』の字も習わない。教員がLGBTのことを知らないのは、ある意味、当たり前です」

 5月、ASTAは愛知県内の小中学校の教員51人にLGBTに関するアンケートを実施。LGBTを聞いたことが「ある」と答えた教員は、半数以下の19人だった。

 久保さんは、「アライ(ALLY)」と呼ばれるLGBTの支援者だ。大学に入って中学時代の同級生がゲイだと知った。当時、彼が周囲から「ホモ」とからかわれているのを見ても、何も言えなかった自分に無力感を覚えていた。教員養成の大学に進み、その原因が教職課程の「穴」にあることに気がついた。

●変わる教育の現場

 LGBTは「いない」のではなく「見えない」だけ。見えなくしているのは教育だ、と。

 昨年、学内にLGBTを支援する学生団体「BALLoon」を立ち上げ、広く外に向けLGBTの発信を行うため今年、NPOを設立。久保さんは言う。

「教育は循環します。教えられた子どもは教える側になっていく。LGBTに対する負の循環を断ち切り、社会を変えたい」

 教育の改革は、現場からも少しずつだが起きている。

「LGBTって何だろう?」

 3月上旬、神奈川県三浦市立初声小学校。6年生の担任の藤田健太郎教諭(27)は、画用紙に描かれたイラストを手に、100人近い児童を前に問いかけた。

「え〜、何、何!?」

 子どもたちは藤田教諭のほうに身を乗り出した。授業は、同校の及川比呂子養護教諭(57)の企画で実施された。

「小学6年生になると性自認が揺らぐ子を、今まで何人も見てきました。自分の心と体に違和感があることはおかしくない、周りに相談してもいいんだと伝えたかった」(及川養護教諭)

 授業は45分、道徳の時間に6年生全員を集め行った。藤田教諭は6年生の担任ら4人とともに授業を実施。授業の後、子どもたちの意識は変わった。こんな感想が寄せられた。

「LGBTって知らなかった。すごくためになった」
「二つの性別の違いを知ることができてよかった」

 授業前までLGBTという言葉を知らなかったという藤田教諭はこう話した。

「僕たちも、子どもたちの中にLGBTの子がいるかもしれないという視点を持つことができただけでもよかった。子どもたちが学校で伸び伸びと楽しめる配慮につながります」

 教育が変われば社会が変わる。社会が変われば、心の壁はいつかきっとなくなる。(編集部・野村昌二)

※AERA 2017年6月12日号

778とはずがたり:2017/06/10(土) 10:30:16
>この会場では82本のくじのうち赤紙は7本、黒紙は75本だった。
なんか不平等やねえ。。タイは戦争状態にはないのだし例えば赤紙を28本,黒紙を74本にして兵役期間を半年とかに出来ないのかね??

タイの徴兵検査に「美貌の人」 FB500万回再生も
http://www.asahi.com/articles/ASK4C5CPZK4CUHBI01N.html?iref=pc_rellink
バンコク=染田屋竜太、貝瀬秋彦2017年4月14日23時32分

 タイでは毎年4月、若者たちの人生を左右する「くじ引き」が行われる。赤紙を引けば軍隊へ、黒紙を引けば免除。徴兵制のもと、くじ引きで兵役に就くかどうかが決まるのだ。戸籍上の男性すべてが対象で、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの若者も会場に姿を見せ、話題になる。運を天に任せ、家族も巻き込んだ悲喜こもごものドラマが展開される。

 「世界は真っ暗だ」。北部ウタラディット県の徴兵検査所で赤紙をひいた大学生の男性(21)はそう語った。周りの若者らは、「赤紙が1枚減った」と歓声を上げる。男性は「いま通っている大学をどうしようか」と肩を落とした。

 首都バンコクのとある会場では、若者らがツボに入ったくじを引くたびに、身を乗り出して見つめる家族らから歓声や悲痛な叫び声が上がった。この会場では82本のくじのうち赤紙は7本、黒紙は75本だった。

 その年に21歳になる男性が、通常2年の兵役の対象となる。遅くても30歳までに1度は徴兵検査を受けねばならず、逃げれば犯罪になる。運命の4月に自分が登録した地域で適性検査を受け、合格すれば、くじ引きに臨む。

 バンコクの別の会場には、2014年のクーデター以来権力を握る軍事政権に反対する運動を続けてきた男性も検査を受けに来た。男性は「体重超過」でくじ引きには進まなかったが、「タイは戦争状態にない。徴兵は無駄だ」と批判した。

 親も気が気でない。バンコクの会場で見守っていた母親は「本当はずっと学業を続けさせてあげたいのに」。日本はどうなのかと聞かれ、兵役の義務はないと答えると、「いいわねえ」とため息をついた。

 悲劇も起きた。地元メディアによると、南部クラビ県では息子が今回、赤紙を引いたことにショックを受けた父親(58)が、その直後に自宅で首をつって自殺した。地元の警察は、最長で2年間、息子に会えなくなる寂しさが原因だとみている。

 そして毎年、地元メディアをにぎわせるのがトランスジェンダーの人たちだ。「美貌(びぼう)」の人が現れればたちまち話題になり、ネットでも拡散する。

 ただ、検査には参加するが、多くの場合、兵役にはつけないと判断され、くじ引きから除外されるという。東北部、ウドンタニの検査所に現れた通称「ナニ」は、「赤紙を引く覚悟はできている」と話したが、くじ引きには至らなかった。

 今回、ネット上で話題になっているのはタイ東部で検査に参加した今年21歳になるモンタナさん。会場で撮影された動画は「美しい!」などのコメント付きで、フェイスブック上で500万回以上再生された。

 トランスジェンダーの人たちの中からは、「冷やかした取り上げられ方は不快だ」という声も出ているという。だが、モンタナさんはこうした騒ぎに、「私は(トランスジェンダーが徴兵検査に来ることへの)驚きの感情を表す派手な見出しや報道も気にしていない」と話した。(バンコク=染田屋竜太、貝瀬秋彦)

779チバQ:2017/06/11(日) 09:16:19
>>772-774
ゲイの場合だと、可処分所得が多い分、経済的には配分型より新自由主義的な制作に賛同する傾向にありそう
トランスジェンダーなどだと、そうではなさそうだけど

780チバQ:2017/06/20(火) 21:31:26
http://www.sankei.com/life/news/170620/lif1706200025-n1.html
2017.6.20 12:05

「誰だオカマは」 授業でLGBT差別発言か 埼玉の小学校教諭

 埼玉県蕨市の市立小学校の男性教諭が5年生の授業中に、「誰だオカマは」などと同性愛や性同一性障害などの性的少数者(LGBT)への差別と受け取ることができる発言をしていたことが20日、分かった。クラスには実際にLGBTの男児が在籍、母親が学校に抗議した。発言は男児に向けたものではなかったが、教諭は男児らに謝罪した。

 同市教育委員会によると、問題が起きたのは12日の社会科の授業。別の男児が教科書の音読中に女性のような声を出したため、教諭は「ここにオカマがいるのか。誰だオカマは」などと発言したという。

 同市教委によると、教諭は「注意しようと不用意に発言してしまった」と事実関係を認めている。同市教委は「LGBTについて周知徹底していく」とし、再発防止のため、20日に市内の全市立小中学校の校長を集めて研修会を実施した。

781チバQ:2017/06/26(月) 19:45:43
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170626-35103317-cnn-int
性的少数者の集会に警察が催涙弾、拘束者も トルコ
6/26(月) 14:01配信 CNN.co.jp
イスタンブール(CNN) トルコの最大都市イスタンブールで25日、性的マイノリティー(LGBTQ)の人々や支持者らによる恒例の「プライド」集会が開催されたのに対し、警察が催涙弾やゴム弾を使って参加者らを解散させた。

イスタンブール当局はこの3年間、市民や参加者、観光客らの安全のためとして、同集会を禁止してきた。

行進ルートの繁華街には多数の警官が出動し、主催者側によると少なくとも20人が拘束された。機動隊が放水銃でルートへの入り口を封鎖し、中心部の広場で気勢を上げる集団には催涙ガスやゴム弾が発射された。

参加者の拘束に口笛で抗議したカフェの客や、近隣地区に集まって歌ったり踊ったりしていたグループも警察に排除された。

主催者は当局が治安を口実に少数者を疎外していると主張し、保守系与党・公正発展党(AKP)が独裁色を強めている表れだと非難した。

過去2年の集会はイスラム教の断食月「ラマダン」に重なったが、今年はラマダン明けの祝日だったため、主催者らは当局の許可が得られることを期待していたという。

しかし数日前には、極右組織が「社会の神経を逆なでするような不道徳を助長する」として行進の妨害を予告していた。主催者によると、警察に拘束された中には極右側のメンバーも含まれていた。

782チバQ:2017/06/26(月) 20:08:38
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK6V32MVK6VUHBI00H.html
LGBT運動、トランプ政権の逆戻り懸念 NYで行進
10:54朝日新聞

LGBT運動、トランプ政権の逆戻り懸念 NYで行進
ニューヨーク五番街を行進する人々。トランプ政権下での性的少数者の権利獲得の歩みの「後退」を懸念する声が目立った=25日午後、金成隆一撮影
(朝日新聞)
 米ニューヨークで25日、性的マイノリティー(LGBTなど)の人々や支持者による毎年恒例の行進があり、大勢の人々が五番街を歩いた。今年は同性婚など権利拡大を祝うだけでなく、トランプ政権下で初めての開催とあって、歩みの「後退」を警戒するメッセージが目立った。

 この行進は、ありのままの自分たちに誇りを持とうという意味で「プライド(誇り)」と呼ばれる。性的な多様性を象徴するレインボーフラッグが街中を彩った。

 「トランプ政権下でのLGBT運動の『逆戻り』を懸念している。少数派の権利保護に熱心なオバマ時代が終わった今、より大きな声をあげる必要がある」。4年前に同性婚したバイク販売員キャロリン・マロシーさん(48)は今年の行進の意義をこう強調した。

783チバQ:2017/06/30(金) 18:32:35
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170630X785.html

独下院、同性婚法案を可決=首相、総選挙の争点化回避

17:19

 【ベルリン時事】ドイツ連邦議会(下院)は30日、同性同士の結婚を認める法案を賛成多数で可決した。順当なら近く連邦参議院(上院)の審議を経て、年内に施行される見通し。

 ドイツではこれまで同性カップルに男女の夫婦に準じた権利を認めてきた。ただ、養子を迎えることはできず、同性婚が法的に認められれば、これが可能になる。

 ドイツの世論は同性婚容認派が多数。メルケル首相率いる保守系のキリスト教民主・社会同盟を除くほぼ全政党も同性婚を支持している。首相は26日、「良心に基づく判断に委ねたい」と態度を軟化し、議会が法制化へ一気に動きだした。首相自身は採決で反対票を投じた。

 9月に総選挙を控える中、野党が同性婚を争点化してきたため、首相としては議論に区切りを付ける狙いがあるとみられる。ただ、メルケル首相の対立候補である中道左派・社会民主党のシュルツ前欧州連合(EU)欧州議会議長は、同性婚容認を訴えてきた立場から、下院での可決を「勝利」とアピールしていく構えだ。

784チバQ:2017/06/30(金) 22:27:20
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170701k0000m030071000c.html
<ドイツ>同性婚法可決…賛成多数で 今秋にも施行
20:17毎日新聞

 【ベルリン中西啓介】ドイツ連邦議会は6月30日、同性間の結婚を認める法案について審議し、与野党の賛成多数で可決した。法案は連邦参議院でも可決される見通しで、今秋にも施行される。メルケル独首相の保守系与党会派キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)は長年、同性婚に強く反対してきたが、今回の「歴史的決着」は9月の連邦議会総選挙だけでなく、独政界の今後にも影響するとみられている。

 DPA通信によると、投票総数は623票。左派系野党・緑の党などから393票が賛成に投じられ、CDU・CSUからも少なくとも73人が賛成に回った。メルケル氏は議決後、「私にとって憲法に定められた結婚とは男女間によるもの」と述べ、反対票を投じたことを明らかにした。

 ただメルケル氏は26日のイベントで、参加者から同性婚について問われ「良心に基づいた判断がなされるような議論を望む」と発言。特段の政治的意図はなかったとみられるが、与党・社会民主党はこれを党議拘束がない採決を容認したものと解釈。野党と共闘して委員会採決を行い、本会議に法案を提出した。

 ドイツでは社民党政権時代の2001年、同性カップルを「パートナー」として法的に登録する制度が導入され、社会保障や税制面での優遇が受けられるようになった。同性婚の導入により、今後は同性カップルが第三者を養子にできるなど、男女間の結婚と同じ権利が認められる。

 独総選挙ではCDU・CSUを除く全国政党が同性婚容認を政策に掲げる。「最後の保守的価値」とされる同性婚問題の決着で、総選挙の争点の一つが消えることになる。将来的には保守と左派政党が近づき、新たな連立政権の枠組みにもつながる可能性がある。

 欧州では既に13カ国で同性婚が認められている。

785名無しさん:2017/07/03(月) 16:57:28
ニュースからコラムまで、これまでにないLGBTメディア
Letibee Life

ホームギモン自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会の真実を直撃。 その1「なぜ自民党が特命委員会を立ち上げたのか?」
2017.01.05 ギモン
自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会の真実を直撃。 その1「なぜ自民党が特命委員会を立ち上げたのか?」
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日本のLGBT人権問題の現状
日本では、2017年の現在でもセクシュアル・マイノリティの人権に関しての法整備が全くなされていません。いくら大企業がLGBTフレンドリーを謳い始めても、肝心の法律が定められていないのでは国民的課題として人権意識を高めていくことは難しいでしょう。

※法務省人権擁護局の啓発活動「年間強調事項」17項目の中には、
(14) 性的指向を理由とする偏見や差別をなくそう
(15) 性同一性障害を理由とする偏見や差別をなくそう
上記の2項目が取り上げられています。
http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken04_00005.html

この現状を変えていこうということで、現在、セクシュアル・マイノリティの人権に関する法律を作ろうという動きがあります。

最初は、LGBT法連合会が「差別禁止法」を実現させようと超党派のLGBT議連に働きかけました。

■参考記事
無職中年ゲイが聞く、「LGBT差別禁止法」ってなに? 本当にいるの?
(Letibee LIFE)

ところがLGBT議連での法制化に向けての動きが遅く、そこで民主党前政務調査会長(当時)の細野豪志氏が、「差別解消法」を民主党案として提案して、2016年5月に野党4党により衆院に共同提出されました。

■参考記事
LGBT差別解消へ法案、野党4党提出、公明は慎重姿勢(朝日新聞DIGITAL)

※差別禁止法と差別解消法とは?
差別禁止法は、多くの場合は、個人に対しても罰則が伴います。
今回の野党の差別解消法案は、国、地方自治体、企業に対しての規定が定められます。差別が確認されると勧告をして改善されない場合はそれが公表されます。


そしてもう1つは自民党が取り組んでいる性的指向・性自認に関する特命委員会です。2016年2月に当時の稲田朋美政調会長の肝入りで発足し、5月24日に「性的指向・性自認の多様なあり方を受容する社会を目指すためのわが党の基本的な考え方」という政策が発表されました。

■参考資料
性的指向・性自認の多様なあり方を受容する社会を目指すためのわが党の基本的な考え方(自民党)

■参考記事
自民党性的指向・性自認に関する特命委員会「議論のとりまとめ」等について(BLOGOS)

LGBT法連合会に関しては上記の記事を始め、Letibee LIFEでは複数回ご紹介してまいりましたが、自民党の特命委員会に関わっている方にはお話を聞けていませんでした。
しかし、私たちLGBT当事者にとっても重要な政治の動きに関しては、広くアンテナを張り、ご紹介していくことが必須であると考えています。

上記BLOGOSの自民党橋本岳衆議院議員の記事に記載されているように、2012年のレインボープライド愛媛が行った政策アンケートに、「(セクシュアル・マイノリティの)人権問題として取り組まなくてよい」と答えたり、地方議員の差別的な発言が続いた中での今回の自民党の取り組みに対しては、「選挙のためのパフォーマンスだろう」と言う声に代表される懐疑的な見方が当事者の中にも多いのも事実です。

2016年11月20日の朝日新聞「(360°)LGBT、自民足踏み」と言う記事で、

「家族の絆を守る特命委員会」では昨年(※注:2015年)3月、複数の議員から同性愛について「考えるだけでぞっとする」などの発言があり、笑いが起きた。

と報じられ、ますます懐疑的な見方が強まる傾向があります。

では、自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会は、実際はどのような考えで進められているのか、この特命委員会のアドバイザーであるNGO「BASE KOBE」代表の繁内幸治さんを直撃することにしました。
私の疑問に関して、非常に率直にお答えいただいたインタビューは予想以上の長時間に及びましたので、ここでは二回に分けてご紹介致します。

786名無しさん:2017/07/03(月) 17:00:52
第一回は、
「なぜ自民党が、性的指向・性自認に関する特命委員会を立ち上げたのか?」
と言うテーマで、繁内さんがアドバイザーとして関わるようになったきっかけから紐解いて参ります。

きっかけは宝塚市議の不適切発言
いたる(以後”I”):ここ最近の政治の動きを見ていると、イデオロギーに関してはひとまず横に置いておいて、今の政権与党に働きかけない限り、LGBTの人権問題は動かないのではないかと考えているんです。

繁内(以後”S”):まさにおっしゃる通りですよ。

I:リベラルな立場の方の中には繁内さんは、保守の方だとお考えの方も少なくないようですが。

S:私は若い頃は国家公務員で、労働組合の役員もやっていていた人間なんですよ。そういう経験をしたから分かるんですが、何でもかんでも野党と組んで政権政党に批判ばかりしていると、やってる本人は充実しているかもしれませんけど、溝ばっかり深めてしまい(LGBT当事者にとって)なんの利益にもならなかったって結果になる可能性があります。LGBTの人権課題がそういう結末を迎えてしまうことは避けるべきだと思っています。
LGBTのコミュニティの中で与党ともうまく渡り合えるアクティビストがいればいいのですが、残念ながら色々探ってはみましたが一人も見当たらなかったですね。
自民党の特命委員会のアドバイザーを引き受けることで、リベラル色の強い当事者皆さんからご批判は重々分かっていましたが、他にいないのであれば、「私が引き受けなければならない」というのが、今回の特命委員会のアドバイザーに関してのそもそもの始まりだったんです。

I:僕自身、自民党の特命委員会に関してよく分かっていないので教えていただきたいのですが、繁内さん以外で、この特命委員会のアドバイザーとして関わっている当事者の方はいらっしゃるのでしょうか?

S:一人もいません。自民党政務調査会事務局に確認しましたが、そもそも、自民党に20以上ある特命委員会でアドバイザー職がいるのは1割程度と極めて少ないそうです。特命委員会というのは、有識者にお越し頂いて意見を述べてもらうことはあっても、委員会内に(民間の)アドバイザーを置くというのは珍しいことのようです。

I:そうなんですね、では、なぜ繁内さんにアドバイザーのお話が来たのでしょうか?

S:私はHIVに関わる活動を神戸で約15年間やってきたんです。NGOの名称も、活動の拠点が神戸だから「BASE KOBE」と名付けました。地元のニーズが分かっているのは、やはり地元の人間だという自負がありましたので、「神戸の草の根レベルでやれるべきことをしっかりやり、それ以外のことはしない」ということで活動してきたんです。東京は東京で勝手にやってくれと、その代わり東京でやったことでも(地元に合わないことは)カーボンコピーしないということに徹してきたんです。
そんな中、去年(2015年)の4月に宝塚市議会議員の大河内茂太さんが、議会で不適切な発言をしたことを覚えてらっしゃいますか?

■参考資料
「宝塚がHIV感染の中心に」自民議員発言、議事一時中断(神戸新聞NEXT)

実はその前の年(2014年)にも、自民党の兵庫県議会議員がひどい発言をしたことがあったんです。

■参考資料
「同性愛者のHIV指導必要ない」委員会で井上県議(神戸新聞NEXT)

787名無しさん:2017/07/03(月) 17:04:22
その時、私はたまたま神戸を留守にしていました。その間に、当該県議に対して当事者始めいろいろな方からの非難が集中してしまい、県議本人が心を閉ざしてしまうという最悪の事態になってしまいました。私が神戸に戻ってから県議ご本人に電話をかけても、
「そんなこと言っても、どうせあんたも他の人と一緒やろ、もうええわ!」
と切られてしまったんです。
これは自民党に行かないとどうしようもないと思って、初めて自民党兵庫県連の幹事長にお会いして、
「できるだけソフトランディングさせたいんで、幹事長からご本人に説明して欲しい」
とお願いしたんです。そしたら幹事長も「わかった」ということで電話してくれたにも関わらず、ご本人は、「もういい」と言って幹事長の話すら聞こうとしなかったんですね。
攻撃した人たちは、思いが強すぎて結局、県議ご本人を追いやってしまったわけです。
議員は次の選挙で落選してしまいました。おそらくご本人の中では憎しみが残っているだろうと思われます。
私は、地元に根ざしたNGOは、地域に対して責任があると考えているので、この件は今でも宿題だと捉えています。憎しみの連鎖や固定化が起きないようにしたいのです。彼もLGBTのことでは対応が極めてまずかったけれども、他の部分ではいいところもあるようにも思っています。
で、先の大河内さんの発言があった後、当日の夕方、大阪の旧知の弁護士から連絡をもらったんです。
「今日、宝塚の市議会で自民党の議員が問題発言をしている。明日の神戸新聞の朝刊に載るようだ。去年の県議のようにならないよう早く動いて欲しい」と。
神戸新聞朝刊の主要な記事は、日付の変わる0時にインターネットで先行して流れますので、「それを確認したら大河内さんに連絡します」と、知人の弁護士には伝えました。
で、0時にニュースがアップされたのを確認してから、面識のない大河内議員にfacebook経由で連絡させてもらったら、すぐにご返信頂いたので、私の考えを丁寧に説明したんです。
「私は神戸のNGOの代表です。今後あなたに対する当事者団体等から様々な非難が起こるでしょうが、私は決してあなただけを一方的に非難しない。今回の発言の真意を聞かせていただき、これからどういう風に解決していけるのか一緒に考えたい」
とお伝えしました。すると2日後には、BASE KOBEの事務所に大河内議員がいらしてくれたんです。
お会いしたら分かりますよ、大河内さんが差別主義者じゃないことは。
初対面で約3時間お話しして分かったのは、大河内さんの発言は誤った一方的な情報を基にした不適切なものであって、根底に差別意識はないだろう、ということでした。
それならば、彼を差別主義者として当事者団体等が追い込んでしまうのは誤りであって、地元の当事者団体の代表でもある私がこの人と向き合って、彼が抱えているモヤモヤとしたものをきちんと勉強してもらうことで整理してもらい、願わくば理解者になってほしいと考えたのです。
それから彼に対してはずーっとレクチャーし続けたんです。面談や電話を合わせて1000時間くらいでしょうか。交わしたメールも膨大な数です。お忙しい中で、本当によくお付き合いいただけたと思いますよ。

788名無しさん:2017/07/03(月) 17:06:14
I:大河内議員の考えは変わりましたか?

S:ご本人は早い段階から理解してくれたようで
「これは私だけの問題ではない。自民党の地方議員の大半は、LGBTについては、理解ができていない。今後、私の発言と同じようなことが起きないように動きたい」
とおっしゃったんです。
大河内さんも40歳過ぎの方ですが、セクシャル・マイノリティに関して学校で教育受けたわけでもなく、市民啓発がなされているわけでもないのです。もともと理解ができる土壌がない上に、保守の人たちには(LGBTに関する)一部の団体から、否定的な情報が伝わっています。だから、そんな保守の人たちの琴線に触れるような発言が議会でなされたんですね。
ご存知のように、大河内さんの発言がなされるちょっと前に、渋谷区の長谷部区長が、渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例(同性間のパートナー証明を含む)を発表されました。宝塚市長は、元社民党国会議員で、「宝塚市でも(同性パートナーシップ条例を)やるねん」という動きがあり、それに対して自民党が「何言うとるねん」と反発してゴタゴタした中で、ああいう発言がなされるという、背景としては非常にまずいものがあったんですね。
私自身お付き合いをさせていただいてよく分かりましたが、大河内さんは非常に勉強熱心な方なんです。講演会に参加をし、新宿2丁目や堂山町を訪ね、自主的に多くの本も読み、映画を見て学びを深めていかれました。市民も大河内さんのお人柄が分かっているのか、リベラルが強い宝塚市という土地柄ながら、保守系議員として選挙でも圧倒的な得票数でトップ当選されているんです。
私も解決に向けて色々と頑張ってみましたが、左派議員や支持者の皆さん、複数の市民団体等から、執拗な追求や事実に反すような不条理な攻撃が続き、非常に憂慮し悩まされました。
しかし、大河内さんの理解も進み、自ら自民党を動かそうというところまで考えが至り、自民党のつながりを手繰って手繰って、当時の党の政策責任者である政務調査会長だった稲田朋美さんに私の信書を託すことができました。
大河内さんがLGBTに関しての学びを深めると同時に、私も大河内さんや保守の皆さんとの出会いを通じて溝を埋めていけたように思います。当初は保守の皆さんとは、対立することも多かったのですが、大河内さんが変わるとともに、私も今につながる大きな学びを得たと言っていいでしょう。私も変わったということですね。

稲田政調会長(当時)に話したこと
S:稲田さんに託した信書にこのように書きました。
「LGBTと言っても様々な人がいます。当事者にも、当事者の親御さんにも保守の方はたくさんいらっしゃいます。そして、保守の親を持つLGBTの当事者が一番大変な思いをしています。他人事にしないでください。このままイデオロギーの対立の中で、この問題が立ちいかなくなるのは困る。LGBTの様々な課題の解消を目指すことを、オリンピックを見据えて自民党の喫緊の課題にしてください」
ということで私案としての『理解促進法』(これは後日、衆議院法制局の指摘を受けて『理解増進法』と変更)という法律を作って欲しいとお願いをしました。
その直後に稲田さんがアメリカでの講演で、
「保守政治家と位置付けられる私ですが、LGBT(性的少数者)への偏見をなくす政策をとるべきと考えています」
と、私にとっても思いもよらぬ発言をされたんですよね。信書を託して本当によかったと思いました。

789名無しさん:2017/07/03(月) 17:10:39
■参考記事
自民・稲田政調会長「真のチャンピオンは倒れても立ち上がる人」米シンクタンクで講演(産経ニュース)

これを聞いてみんなびっくりしましたよね。急に出てきた稲田さんの言葉でしたから、自民党内もそうですが、LGBT当事者もびっくりしましたよね。「ほんまかいな?」って。大河内さんも私も。信書を託した直後でしたから、信書を読んでいただけたのだと確信しました。しかし、当事者のリベラルの活動家の方が、「選挙のためのパフォーマンスだろう」とか色々おっしゃったじゃないですか。

I:私も、そうだと思ってました。で、稲田さんのアメリカでの発言の後、どのような動きになったのでしょうか?

S:アメリカでのスピーチの後、再び稲田さんに信書を託しましたところ、稲田さんが会うとおっしゃって下さいました。
2016年1月19日に、大河内さんとともに自民党政務調査会長室を訪ねました。
その時、稲田さんは私に
「必ず対応します。少し時間を下さい」
と言われました。
その後、連絡があり、
「特命委員会を作りLGBTの課題を考えることになりました。すでに役員人事も決まっています。初回の委員会の前に役員に挨拶をしてもらえませんか」
と言われました。
そこで2月10日に大河内さんとともに上京して、委員長の古屋圭司さんと前事務局長の橋本岳さん(現在の事務局長は、宮川典子さん)の議員会館事務所を訪ねご挨拶させて頂きました。
第一回の自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会は2月23日に開催されました。
古屋委員長から、政務調査会事務局を通じて、「特命委員会に来て話をしてほしい」と依頼を受けた私は、自己紹介と今日までの流れ、そして私案として温めてきた『LGBT理解促進法』に関しての説明をしました。
後日分かったことですが、この会議には、自由同和会の平河事務局長が出席されていらっしゃったそうで、私の自民党に対する提言をそっくりそのまま、自由同和会の年間活動方針に加えていただいていました。

790名無しさん:2017/07/03(月) 17:14:23
■参考資料
自由同和会平成28年度活動方針の最後の部分

私の話を聞いて頂いた後に、古屋委員長から、「アドバイザーになって欲しい」という提案があり、それを受けて全会一致でアドバイザーが決定したのです。自民党特命委員会で、アドバイザーを置くのは、先ほども言いましたように珍しいことなんです。
だから、この特命委員会に至るまでの流れは、元をたどれば、大河内さんという一人の自民党の地方議員の不注意な発言から始まり、ご本人が学びを深めながら、ご自身のLGBTに対する理解増進に真摯に結びつけていかれたんです。

I:大河内さんの発言にまつわることだけを取り上げれば非常にネガティブなニュースになってしまうのですが、そこから起きたことを考えると全く印象が変わりますね。

S:そうなんです。大自民党を動かしたわけですからね。ただしね、新聞というのは極めていい加減なものでね、叩くときはいくらでも叩きます。でも、例えば大河内さんが自費でLGBTのための市民向けの勉強会を主催し、講師を招いたりしているんですけど、地元紙でも主催者として大河内さんの名前は一切報じないですからね。批判は書くんですけど、それをきっかけに学んだり、自分の政策に活かしたりしていることは書かないんですからね。
日本のメディアというのは読む側にメディア・リテラシーがないと本当の情報は入手できないと、今回の件を通じて痛感しました。

自民党の中にも様々な人がいる
I:リベラルな立場の人の発言や報道から受ける印象だと、稲田さんがLGBTの人権に対してきちんと向き合う方だとは感じられませんでした。でも、繁内さんのお話を伺っている内に、例えば安保法案や憲法改正、歴史に関することなどと、LGBTに関することは分けて考えるべきなのだな、と考えるようになりました。それをごっちゃにしてしまうと、導き出される答えは「選挙目当てのパフォーマンス」になってしまうんですよ。

791名無しさん:2017/07/03(月) 17:16:37
S:保守と言われる人たちの中にも色々な考え方があるんですよ。「保守の皆さんは、LGBTには無理解」と決めつけてしまっては、読み間違えてしまいまうと思います。
私は、今の自民党の皆さんには、LGBTに対して概ね2つの人たちがいると考えています。
1つは、政権党の議員として、国民の様々な課題に向き合おうとする皆さん。今回で言えば、稲田さんや古屋さんですね。古屋さんは、「真の保守とは、多様性を認めるものだ」と、私に話してくれます。この言葉は、私が自民党のアドバイザーを務めさせて頂く上での重要なキーワードになっています。
もう1つは、LGBTに関しては無関心。または、知識の少ない中で誤解が生じている皆さん。このような皆さんの中で、過去に「過激な性教育」ということでバッシングされた東京の「七生養護学校事件」ありましたよね。

■参考資料
七生養護学校事件(Wikipedia)

あれは、知的障害のある子たちに対して、より具体的に分かりやすく教えるために先生方が一生懸命考えて、リアルな人形を使って具体的に教えないと理解できないから、という教育上の極めて重要な側面をすっ飛ばして、過激な性教育だとレッテルが貼られてしまい、全国的に性教育ができなくなった、あるいはエイズ予防教育ができなくなった、という苦い経験があります。このような理解が少ない皆さんに、よりよく理解してもらうにはどうしたらいいか、というのがそもそもの始まりなんですね。

I:つまり、稲田さんや古屋さんは、前者の方なんですね。

S:そういうことなんですよ。だから、それを全否定するのはおかしいし、またもったいないと思います。

I:なるほど、これは僕を含めて理解していない人が多いでしょうねえ。

S:全く理解されてないんですよ。あまりにも政治とLGBTの関わりに興味がない当事者の皆さんが多いのではないでしょうか。特に私を含めた中高年。もちろん、ご結婚されていらっしゃる方も多いのではないかと思いますが。また、LGBTの活動家の多くは、何かしようとしても自民党から冷たくされていたので、野党に頼るしかなかった時代が長く続いて来ましたから、自民党についてはわからなくて当然ですよ。正直なところ、「自民党の特命委員会が、LGBT議連潰しだ」という人がいることに驚いたんですよ。情報が少ない中で、「自民党は敵」と、決めつけてしまっていますからね。

I:つまり、自民党の特命委員会の皆さんは、LGBTに関することには耳を傾け、共に考えてくれる可能性が決して低くないということなんですね。

S:そうなんですよ。例えば中国、韓国に対しては強硬であっても、実は稲田さんは弁護士でもあって当然のことながら人権意識は持っていらっしゃるので、LGBTの問題に関しては大いに一緒にやっていける方なんですよ。
稲田さんの息子さんの大学時代のご親友にトランスジェンダーの方がいらっしゃるし、その方にお会いして生きにくい話を聞いてらっしゃったので、以前からLGBTの人権に関心があったんですよ。
2016年の東京レインボーフェスタの会場に稲田さんをお連れした際も、その方と再会されているんです。とてもフレンドリーに話してらっしゃる様子をそばで見ていて、稲田さんがLGBTに対して偏見を持っている人ではないと改めて確信しましたし、お二人が実に自然で微笑ましく思いましたよ。
私は、稲田さんは、以前からLGBTの人権課題に関心はお持ちだったけれど、取り組まれる機会がなかっただけで、今回をよい機会にして頂けたんだなと思っています。
(その2につづく)

こういう経緯で、自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会のアドバイザーに就任された繁内さん。
次回は、
・特命委員会がどのように進んできたのか?
・野党4党が提出した「LGBT差別解消法案」に比べると骨抜きだと批判される罰則規定がないLGBT理解増進法案を考えた真意とは?
・旗振り役の稲田議員が大臣となり特命委員会を離れた今の状況と今後の見通し
に関して、さらに深くお話を伺って参ります。

続きはこちら

■繁内幸治氏が世話人となっている「LGBT理解増進ネット」のサイト

792名無しさん:2017/07/03(月) 17:18:21
その1

http://life.letibee.com/interview-lgbt-jiminto/

793名無しさん:2017/07/03(月) 17:22:28
2017.01.06 ギモン
自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会の真実を直撃。 その2「理解増進法を目指す真意と、現在の状況と今後の見通し」
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■前回の記事
自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会の真実を直撃。
その1「なぜ自民党が、性的指向・性自認に関する特命委員会を立ち上げたのか?」

「選挙目当てのパフォーマンス」に違いないと、懐疑的な目で見る当事者のアクティビストが多い自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会。
Letibee LIFEは、アドバイザーとして特命委員会に関わられている繁内幸治さん(「BASE KOBE」代表)のインタビューを通じて、自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会の真実に迫ってまいります。

インタビューの前編では、特命委員会が発足するまでの流れを伺いました。
宝塚市議の不適切な発言がきっかけとなって生まれたという流れを考えると、巷間で取りざたされている
「LGBT議連を潰すために特命委員会が発足された」
という説の信ぴょう性を疑わざるをえないと印象が残りました。

LGBT法連合会が提案している「LGBT差別禁止法」。
野党4党が法案を提出した「LGBT差別解消法」。
※詳細はインタビュー前編を参照。

上記の2つに含まれている『罰則規定』がないという理由で、自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会が考える「理解増進法」は骨抜きであると批判する声も非常に多いです。
後編では、その2「罰則規定のない理解増進法を目指す真意と、現在の状況と今後の見通し」
というテーマで、繁内さんが稲田さんへの信書で提案した「理解促進法」(後に増進法に改名)の目指すところとその意義、そして稲田さんが大臣に就任され特命委員会を離れたことでトーンダウンしたのではないかと思われている特命委員会の現状と今後の展望を直撃します。

■前回の記事
自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会の真実を直撃。
その1「なぜ自民党が、性的指向・性自認に関する特命委員会を立ち上げたのか?」

794名無しさん:2017/07/03(月) 17:24:12
罰則規定のない理解増進法は骨抜きなのか?
いたる(以後”I”):繁内さんがアドバイザーとして参加されている自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会は2016年の2月に始まり、5月に「性的指向・性自認の多様なあり方を受容する社会を目指すためのわが党の基本的な考え方」を発表されたわけですが、この間の3ヶ月間大変だったのではないですか?

繁内(以後”S”):本当に大変でしたよ。日々の仕事とNGOの活動をしながら、特にNGOは、図らずも貧困に陥ってしまった方のシェルターを運営していますから、週に2回も神戸から出席したこともありましたし。会議の招集は、2〜3日前ってことも多いのです。午前8時からだったり。神戸空港で出発直前に中止なんてこともありましたね。あと5分連絡が遅かったら飛行機に乗ってしまっていました。勤務変更ができず仕事のやりくりが難しい時は、往復夜行バスを利用したり。つまり車中で2泊ですね。55才の私には、非常に厳しかったですよ。

I:そんな想いをされてまとめた「性的指向・性自認の多様なあり方を受容する社会を目指すためのわが党の基本的な考え方」に対して、LGBT法連合の提案する「LGBT差別禁止法」や野党4党が法案を提出した「LGBT差別解消法」と比べて、罰則規定のない努力目標のようなもので、選挙目当てに作った骨抜きなものだという批判が非常に多いですよね。僕は個人的には、あの保守の自民党がLGBTの人権問題に目を向けてくれて差別禁止法・解消法に比べればハードルが低くなったものでも取り組んでくれることを評価するべきではないかと考えているのですが。

S:それは根本的に考え方が違うと思いますよ。
リベラルの皆さんから見ると、「罰則規定がないものは骨抜きや」と言うんですね。でも、それはあくまでもリベラルというフィルターを通して見るからそう見えるんであって、そのフィルターを退けた時にどう見えるのかが重要です。
つまり、欧米諸国は本当にLGBTが生きやすいか、否か、ということなんですよ。
確かに、パートナシップ法、シビルユニオン法、同性婚などを実現させた面では欧米諸国が一歩進んでいる、これは間違いないです。
では、「差別禁止法に関してはどうか?」。
私は欧米諸国が進んでいるとは思っていません。つまり、欧米諸国は宗教など様々な歴史的経緯から考えて差別があまりにも厳しいので、法律で禁止せなあかんような国なんですよ、そもそも。
「人権」というものは、本来的には、差別を禁止すれば済むってもんじゃないんです。
歴史上、差別禁止法を作って差別がなくなったことが一回でもありますか?
より潜在化して、より厳しくなっているじゃないですか。それを真似てどうするのでしょうか?
私は、日本でその轍を踏ませたくないから,「理解増進法(促進法)」を自民党に提案しました。罰則規定のある差別禁止法とは、全く別次元のものなので、並べて比べること自体がおかしいのです。
欧米、特に米国ではセクシュアル・マイノリティに対するヘイトクライム(憎悪犯罪)などが頻発していて、差別禁止法を作らないと当事者の生活の平静さえ保てないような国なわけです。セクシュアリティを疑われただけでいきなり暴力が起こる、日本は、このような状況は、ほとんどありません。

795名無しさん:2017/07/03(月) 17:28:24
I:新木場で起きた殺人事件などはヘイトクライムに該当しませんか?

S:あれは「ゲイなら襲っても警察に届け出ないだろうと思った」という動機ですから、本来のヘイトクライムとは違うと思いますよ。

I:それは確かにそうですね。

S:文明開化で制度だけ入って来ればよかったのに、そこにキリスト教的な性への考えが入ってきてしまったから今の状況になったわけです。
日本は、明治以前は、性に関してもかなりおおらかだったんです。
明治以降なんて、たった100年そこいらでしょ。日本は非常に長い歴史がありますが、欧米からのキリスト教によってこうなっているのに、遅れているとか欧米諸国から思われるのもどうなんでしょうかね。
特に同性婚を求める日本人の当事者や支援者の皆さんには、「遅れている」というような言い方をしないような注意が必要ですね。
保守層の皆さんにLGBTの人権に目を向けてもらうには、「欧米から入ってきた考えに囚われるのではなく、原点回帰をして、わが国らしい考え方に戻りましょう」というアプローチをするべきだと思ったんです。
そこで罰則規定を設けない、理解増進法(促進法)を提案したのです。

I:なるほど、そのお考えはよく分かります。でも、オリンピック開催までに差別禁止法や同性婚を実現させなくてはならないのではないでしょうか? 理解増進法では適合しないのではないですか?

S:そう思っている方は非常に多いでしょうね。
でも、オリンピック憲章に差別禁止法を作れ、同性婚を実現しろとは書いてないんですよ。そこを人権団体等が一方的に解釈して、オリンピックまでに差別禁止法が必要と主張していますが、それは違うと思います。

オリンピズムの根本原則より
6.このオリンピック憲章の定める権利及び自由は人種、肌の色、性的指向、言語、宗教、政治的またはその他の意見、国あるいは社会のルーツ、財産、出自やその他の身分などの理由による、いかなる種類の差別も受けることなく、確実に享受されなければならない。

同性婚を認めなさいとも、差別禁止法をやりなさいとも書いてないんですね。つまり、差別禁止や同性婚という具体的なものではなく、開催国として、当事者の選手が競技に専念できる差別のない環境を求めている訳です。
「差別がない社会=差別禁止法」ではないんですね。
日本のLGBTを巡る状況は、欧米とは随分違うというのが、この話の大前提なんです。
私は、差別が禁止してなくなるならば、いくらでも禁止法を作ればいいと思います。しかし、人類史上、差別禁止法を作って差別がなくなった国なんて一つもないですよ。
それを現在の自民党特命委員会事務局長の宮川典子さんともよく話をします。
ヘイトクライムのように命を奪われるような厳しい状況にあるわけではなく、主に無理解から起こる「いじめやからかい」のある日本は、理解増進法を作って国民のLGBTに対する考え方をボトムアップしていけば解決することだと私は考えているんです。

796名無しさん:2017/07/03(月) 17:30:05
I:なるほど、オリンピック憲章のことも誤解したままでいましたがよく分かりました。罰則規定と設ける差別禁止法と、国民の理解を深めボトムアップを目的とする理解増進法は、全く方向性が違うものなのですね。

S:一見して、差別禁止法と比べると罰則規定がないから甘っちょろいとか批判されますが、そもそも背景にある理念が全く違うんですよ。
差別禁止法が定められることが目的ではなく、「いかなる差別もない社会」を構築することがゴールですよね。
登山に例えると、差別禁止法では山頂までは登れません。なぜなら、差別禁止を声高に叫ぶと、いいか悪いかは別にして、新たな摩擦が生じるからです。力で押せば力で返されるのが常ですからね。
私は、理解増進法によって、今からの日本は、「人類史上初めて差別禁止法なくして課題を解消した国」になれる可能性が高いと考えているんです。これは、日本が誇りにしていいアプローチではないかと思います。
11月10日には、外務省の西村篤子女性・人権人道特命大使にも、LGBTの人権課題の克服に向けた理解増進法のアプローチについて同様の説明をさせて頂きました。
また、一橋大学でのアウティング事件を考えると、将来の活躍が大いに期待された優秀な学生さんの尊い命を失ったことは本当に悲しいですが、過剰に反応することがあってはならないとも思います。きちんと真相を究明し、再発防止に向けては、大局に立った対策を講じるべきだと考えます。そのことこそが彼の命に報いる唯一の道だとも考えます。
差別禁止法があっても、防げないものは防げないのですから、理解増進法によって、LGBTの当事者が、自らの生き方を恥じなければならないような社会のあり方そのものを根本的に変える必要があります。それには、差別を禁止するのではなく、まさに一人ひとりが立場の違いを越えて相互に理解を増進することが必要不可欠だと思いますがいかがでしょう?

理解増進法が実現するとどんなことができるのか?
I:具体的に理解増進法が実現すると、どのようなことができるのですか?

S:理解増進法ができれば、予算がつきます。
その予算を使って、今まで学校で教えることができていなかったことを教えることができるようになります。
「全国津々浦々あまねく公平に」というのがキーワードですから。

I:ということは学校教育だけじゃなく、自治体が市民に向けての啓発活動もできやすくなるのでしょうか?

797名無しさん:2017/07/03(月) 17:35:16
S:当然そうです。
法律で定められれば、「しない」という選択肢はなくなります。自民党の理解増進法案では、地方自治体には責務規定が設けられるのですから。

I:なるほど、罰則規定はなくても、自治体に対しての責務規定が設けられるのですね。

S:これが実現すれば、後世評価されるものになると思いますよ。
セクシュアル・マイノリティに関して知らないがゆえに誤解が生じて、いろんなことを言ってる人が圧倒的に多いんですから、日本の場合は。
そういう皆さんに対して、法律を作ってきちんと啓発活動をしていくと。例えば政府公報として公益財団法人ACジャパンを使うことだってできるでしょうし、各自治体だっていろんなことできる。学校でもやっていくわけだし、数年続けたらLGBTに対する日本人全体の考えは確実に変わりますよ。特にイメージが大きく変わるように思います。
国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、同性婚も既に5割は受け入れていますよ。別の調査では、LGBTの人権ということに関しては更に多くの皆さんが認めています。
ならば、法律が通って啓発活動を続けたら知らないがゆえに否定的な考えを持っている人たちはどんどん少なくなっていくように思います。
私の大学での講座を受けてくれている学生さんは、LGBTの人権について、ほぼ全員が肯定感を持っています。
きちんと国を挙げて啓発すれば、将来はきっと現在の欧米以上の成果が出せますよ。楽観的だといわれるかもしれませんが、私はそう思います。
ただ現状は遅れているのは事実だから、そこは真摯に受け止めて反省すべきですけど。だから反省をした上で、理解増進ですね。
既に自民党は、「法の下の平等」を定めた憲法14条に照らし、性的少数者への差別が禁止されているとする見解を示していますから、これに基づいてやれることをやるということでしょう。
これはどういうことかというと、最初から同性婚ありきにしてしまうと、保守の皆さんの中で受け付けない人の割合が高くなり、理解増進法案でさえ実現できなくなる可能性が高まるでしょう。だから、理解増進法を作って一年、二年、三年と地道に啓発を続けて理解出来る人を増やしていくことが何より大事です。
先ほども言いましたが、罰則規定を設けずに国民の理解を深めていこうとする理解増進法は、課題の解消に向けた人類史上初めての歴史的なアプローチなんです。私は、他の人権課題は残念ながら、差別・反差別が対立するような形での権利闘争の様相を呈してきた経緯がありますが、幸いLGBTに関しては、日本はそのような形ではなく、国民の理解増進で課題を解消できると考えた訳です。

798名無しさん:2017/07/03(月) 17:37:22
I:なるほど。現行法でやれることの進捗状況は今後もお話を伺って記事にしていこうと思うのですが、理解増進法を法案として実現させていく道のりとしてどれくらいのスパンで考えていらっしゃいますか?

S:ちょっとなんとも言い難いところなのです。
確かに稲田さんが党の政務調査会を離れたことでのトーンダウンは否めませんが、これは見方を変えれば、時間をいただけたということだと考えているんです。
古屋委員長は、
「この特命委員会が自民党の中でマイノリティであってはいけないんだ」
と、おっしゃいます。
だからこそ党内での理解増進、つまりLGBTについての知識と理解を涵養するための貴重な時間をいただけたと、私自身は前向きに捉えています。
今後、党内で理解を深めていくプロセスこそが、まさに、『理解増進法』の理念そのものだと思っています。
理解増進法が成立する過程こそ、多くの皆さんのご理解の上に成り立たなければならないものですから。
そもそも理解増進法を成立させるためには、更に環境を整えた上で、全会一致または、圧倒的多数の国会議員の皆さんの賛成がなければならないと考えています。
それを目標にして、今年は、地方を含めた自民党の中での理解を深めていくことに力を注ぎたいとも思っています。

I:これもまたイデオロギーのフィルターをかけて外から見ていると見えてこないものなのですが、稲田さんも自民党の中で闘われていらっしゃるんですね。

S:確かに自民党の中にはいろいろな考えを持つ人がいますから、稲田さんのリーダーシップ抜きには今までのことは語れないですよ。まさに稲田さんしかできなかったことです。

I:では、今、ちょっとトーンダウンしたように見える中で、自民党内で最もLGBTに対する理解が深いであろう橋本事務局長の代わりになる方はいらっしゃるのですか?

S:はい。新事務局長になられたのは宮川典子さん。
山梨県で教員経験のある方です。非常に聡明ですし、教育の現場もよく知っていらっしゃる。
もちろん、LGBTの児童・生徒のいじめについてもなくすべきだと考えていらっしゃる。とても明るい女性が事務局長になられたことで、特命委員会の雰囲気もバランスもよくなったと思います。

I:ちょっとトーンダウンしたように見える今は、自民党の中で理解を深めていく時間。保守層の皆さんにも理解していただきやすい法案を提案したわけですから、党内で理解者をじわじわ増やしていき、次のタイミングが訪れた時に実現させようと、いうことでよろしいでしょうか。

S:まさにおっしゃる通りです。
私は今55歳、60歳になったら定年させていただく予定なんです。そんなに長く続けていくつもりもないです。だから政権与党である自民党のアドバイザーとして、刻々と新しい情報が入ってくる私をLGBTのために役立ててほしいんです。
私には、自分たちの世代がLGBTに対して何もできなかったという思いが強いんです。だからこそ、強引だと嫌われるかもしれないけども、将来に向けて、当事者が政権与党と向き合える基盤だけは作りたいし、そして何よりも大事な基本法(理解増進法)だけは作っておきたい。
それが実現できないと死んでも死に切れん。
そんな思いなんですよ。
いま、自民党のアドバイザーとしては、LGBTの生活上の安心・安全の構築は、国民相互の理解以外に道はないと思います。しかし残念ながら、LGBTの多くの当事者団体が、日本では、自民党が反対し成立する見込みの少ない差別禁止法を目指していいます。これでは結果として、本来日本ではセクシュアリティとは関係の少ないはずの政治的な左右の対立を煽り、解決を遅らせるどころか、差別・偏見を潜在化させ固定化してしまうことにつながりかねないとも思います。
ぜひ、このことを多くの当事者の仲間に知って欲しいですね。
今回の切っ掛けとなった宝塚市議会議員の大河内さんは、保守の議員として、ご自身の経験を活かして草の根でLGBTに取り組んでいこうとされています。
また、私は、永年の同志であるレインボープライド愛媛代表のエディさん、ともに拓くLGBTIQの会くまもとの今坂先生とともに、「全国LGBT理解増進ネットワーク会議」を立ち上げました。
LGBTに対する正確なメッセージが未だ伝わっていない保守層の皆さんに向けても、今までにない、より現実的な協働を始めたいと考えています。

799名無しさん:2017/07/03(月) 17:38:43
■繁内幸治氏が世話人となっている「LGBT理解増進ネット」のサイト
全国LGBT理解増進ネットワーク会議

以上、前後編の2回に分けて、自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会アドバイザーの繁内幸治さんのインタビューをご紹介しました。
LGBTの人権問題に向き合う法案を成立させることは、セクシュアル・マイノリティ当事者にとって本当に大切なことです。だからこそ、イデオロギーのフィルターをかけた視点で一方的に決めつけて批判するのではなく、フラットな状態で様々な人の話を聞き、自分の頭で考えることが必要だと思わざるをえないインタビューでした。

800名無しさん:2017/07/03(月) 17:40:19
その2
http://life.letibee.com/interview-lgbt-jiminto_02/

801名無しさん:2017/07/05(水) 20:40:13
6月7日 0時57分
LGBT=性的マイノリティーのうち、その存在をあまり知られていない「Xジェンダー」と呼ばれる人たちがいます。自分を男でも女でもないと感じる人たちのことで、悩みを語り合うとともに、存在を広く知ってもらおうと、都内で交流会を始めました。
交流会を開いたのは、丸山真由子さんで、先月は、8人のXジェンダーが参加しました。

Xジェンダーは、自分を男でも女でもないと感じる人たちのことで、男性だと感じる時や女性だと感じるときが日によって違ったり、性別がないと感じる人がいたりします。

交流会では、参加した人が「LGBTの人たちの中でもXジェンダーはあまり知られていない。自分のことを話しても『そんなのあるわけない』と否定される」とか「『あなたは女性だからこうだよね』など、性別による行動を押しつけられるのが苦しい」など、生活の中でのつらさを語っていました。

体の性は女性でXジェンダーだという人は「初めて同じ思いの人たちと話をしたと感じた。女性を演じずに本当の自分でいられた」と話していました。また、体の性は女性という別の参加者は「自分を理解されず人と関わらないで生きようと思っていた。参加して共感し合う楽しさを知り人と関わろうと思うようになった」と話していました。

丸山さんは「当事者どうしが安心して話せるだけでなく、Xジェンダーのことを社会に発信していく方法を参加者と一緒に考えていきたい」と話しています。

ソース先に動画あり
外部リンク[html]:www3.nhk.or.jp

802名無しさん:2017/07/06(木) 20:06:40
時事ドットコム


地方議員が「LGBT議連」=全国の自治体で連携へ
2017年07月06日17時04分


「LGBT議連」を発足させた上川あや世田谷区議(中央)ら=6日午後、東京都庁
 性的少数者(LGBT)の地方議員5人が6日、東京都庁で記者会見し、LGBTの人権擁護のための条例制定などを目指す議員連盟を発足させたと発表した。現時点で83人が参加しており、今後も全国の自治体の地方議員に連携を呼びかけるという。
 世話人で、性同一性障害者である上川あや世田谷区議は「主要7カ国で、同性カップルを国レベルで承認していないのは日本だけになった。地方から柔軟に変えるべきものは変えて、国レベルの動きに育てていければ」と会見で語った。議連は27、28日に都内で研修会を開き、本格的な活動をスタートさせる。

803チバQ:2017/07/06(木) 20:38:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170706-00010003-bfj-soci
「私はゲイです」文京区議がカミングアウト 死別したパートナーへの思い
7/6(木) 16:08配信 BuzzFeed Japan
「私はゲイです」文京区議がカミングアウト 死別したパートナーへの思い
左から石川大我さん(豊島区議43歳)。細田智也さん(入間市議25歳)。上川あやさん(世田谷区議49歳)。前田邦博さん(文京区議51歳)。石坂わたるさん(中野区議40歳)。石川さん、前田さん、石坂さんはゲイ。細田さんはトランス男性。上川さんはトランス女性。
性的指向と性自認に関連する人権擁護を目的とする「LGBT自治体議員連盟」が7月6日に発足した。世話人の当事者5人が都庁で記者会見した。文京区議の前田邦博さん(51歳)は初めて、公の場で「私はゲイです」とカミングアウトした。【BuzzFeed Japan / 渡辺一樹】

議連は、具体的には、同性パートナー制度や、LGBT当事者の自己肯定感を上げる施策、いじめ・自殺・貧困・感染症・依存症の予防などについて勉強会を開き、情報交換するという。

議連は、具体的には、同性パートナー制度や、LGBT当事者の自己肯定感を上げる施策、いじめ・自殺・貧困・感染症・依存症の予防などについて勉強会を開き、情報交換するという。

トランス女性の世田谷区議・上川あやさんは、国レベルでのLGBT関連立法が停滞している中、同性カップルのパートナーシップを公に認める制度が、渋谷区・世田谷区を皮切りに各地で始まった点に言及。「そうした実績を地方議員に共有し、社会を変えていくベースとしたい。地方から柔軟に変えられるものは変え、それを国レベルに育てていきたい」と話した。

LGBT自治体議連には、当事者でなくても、趣旨に賛同する議員であれば参加できる。現職の議員は「正会員」、前・元職や候補予定者は「賛助会員」になる。ゲイの豊島区議・石川大我さんによると、北海道〜沖縄まで全国によびかけたところ、すでに78議員(元職2人含む)が賛同し、参加を表明した。より多くの参加を呼びかけている。議連は、第一回の勉強会を7月27日〜28日、東京都豊島区で開く予定だ。

「私はゲイです」文京区議がカミングアウト 死別したパートナーへの思い
前田邦博さん
初めて公にカミングアウトした前田さん。なぜ、このタイミングだったのか。
前田さんは15年前、男性のパートナーと死別したときの体験から、語り始めた。

「(パートナーが)救急車で病院に運ばれたとき、集中治療室の前で、生死もしさられずに待たされました。私は幸い、相手の両親と仲が良く、両親が『家族です』と言ってくれたので、面会謝絶にはなりませんでした。しかし、『単なる同居人』では面会できず、看取ることもできなかった」

「また、葬儀でも、配偶者なら喪主になれるが、喪主になれませんでした。高齢の親戚が理解できないということで、私は親族席にもいられませんでした。遺品も好意で引き渡してもらえましたが、そうでなければ何も手にできなかった。賃貸住宅も、相手方の名義なら、追い出される可能性もありました」

「私は個人的に、2人の関係性が認められるよう努力をしていました。しかし、いざという時に、普段の生活で関わっていない人たちからの横槍があれば、抵抗できません。それは、制度がないから。そして、社会からの認知がないからです」

当然の権利とされているものが、LGBTには保障されていないーー。それは強烈な体験だった。

なぜ、いままで隠していたのか?
前田さんは「いままで公表できなかったのは、恐かったからです」と率直に語った。実は議員になった後にも、議会事務局に嫌がらせの連絡があったり、信頼して話した人に、ゲイだと言いふらされたりした経験があるという。

議員という周りから支えられなければならない立場。そこからのカミングアウトは、下手をすると議員の立場を失う危険性がある。

しかし、いよいよ5期目50代となり、いま社会を変えなければという「焦り」を感じた。この立場の人間が社会に発信することが、社会の変化に繋がる、と前田さんは考えた。

「私がカミングアウトすることで、LGBTも、それ以外のマイノリティも『悩んでます』『助けて』と声を出しやすい場や雰囲気を作っていきたい」

目指すのは、雰囲気を変えるだけではない。

「仕組みや制度をつくることで、違いを容認し、多様性が認められ、相互扶助ができる社会にしたい。大切な人と、共に暮らしていける社会にしたい」

前田さんは自分自身について、「ゲイが結婚せず、ゲイとして自覚を持って生きるようになった、日本で最初の世代だ」と語る。

前田さんは「LGBTは若い世代だけのことではなく、どの世代にも同じだけ存在しています。私と同世代の人たちも続いてほしい」と語っていた。

804チバQ:2017/08/16(水) 20:29:38
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/342357/
男性の性犯罪被害を考える<上>たらい回しにされたSOS 「壁」を取り払った改正刑法
2017年07月11日15時55分 (更新 07月11日 16時20分)
改正された刑法の条文。被害者の表記が「女子」から「人」に改められた
改正された刑法の条文。被害者の表記が「女子」から「人」に改められた
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 改正刑法が13日に施行され、男性もやっと女性と同等に、性犯罪の被害者として法的に認められる。明治時代の制定以来、約110年ぶりの大幅改正。女性に限られてきた「強姦(ごうかん)罪」が「強制性交等罪」になり、被害の内容が広く捉えられるためだ。しかし男性被害者は「見えない存在」とされてきただけに、課題は多い。どんな制度や支援が必要なのか。2回に分けて考える。

 2015年夏。関西にある大学のカウンセリングルームで、4年生の小田雅人さん(22)=仮名=は精神科医に切り出した。「実は、親友に犯されて…」

 加害者の男性は、12年来の親友だった。被害の約1年前、同性愛者だと打ち明けられた。男性は、小田さんが女性と旅行したことをとがめたり、体を触ったりするようになる。小田さんが抗議すると、馬乗りで顔を殴られ、口を使った性行為を強要された。「嫌だ」と言うたびにペナルティーのように殴られた。

 しばらくして男性の謝罪を受け入れると「誕生日のお祝いをさせて」と食事に誘われた。その日、肛門性交による被害に遭う。殴られた痛みと恐怖がよみがえり、抵抗できなかった。

 翌朝、泣きながら帰宅し、熱を出した。その夜、遺書を書いた。

    ◇    ◇

 九州に住む家族には相談できない。消えてしまいたいという絶望の中、小田さんはツイッターで心情を吐露した。気付いた知人が、性被害者に医療や法的な情報を提供する「ワンストップ支援センター」があることを教えてくれた。

 匿名で相談のメールを送った。返信に書かれた電話番号にかけると、初めは優しかった女性相談員の声が、小田さんの低い声を聞いた瞬間、冷たくなった。「ご用件は何ですか」

 経緯を話すと「うちではどうにもできません」と警察署への相談を促された。警察署に電話すると、被害状況を確認するため「診断書を取って」と総合病院の電話番号を伝えられた。

 病院に電話し「性被害に遭ったので診断書がいる」と伝えると、男性なのに産婦人科につながれ、断られた。たらい回しにされるSOS。もうやめよう、と思った。

 友人の強い勧めで大学のカウンセリングを受けたのは、被害から5日後のことだった。

    ◇    ◇

 性被害者の“駆け込み寺”であるべき「ワンストップ支援センター」。政府は全都道府県への整備を目指し、内閣府によると6月1日現在で39カ所ある。

 ただ、内閣府作成の「開設の手引き」では、センターの支援対象は「急性期(被害後1〜2週間程度)の女性被害者」とするにとどまっている。支援に関わる病院は産婦人科がある病院とし、男性被害者には「情報提供など、できるかぎりの対応を」と短く記しているだけだ。センターには男性からのいたずら電話もあり、男性相談者への対応は差があるのが現実という。

 これまで男性は、より刑の軽い「強制わいせつ罪」などの被害者にとどまっていたが、今回の刑法改正で「加害者は男性、被害者は女性」という壁が取り払われた。「僕のように泣き寝入りしている男性はたくさんいると思う。助けを求めて傷つく人間が出るのは、法改正を境になくなってほしい」。小田さんは期待を込める。

    ×      ×

 【ワードBOX】性犯罪に関する改正刑法

 性犯罪の厳罰化が狙い。起訴するのに被害者の告訴が必要となる「親告罪」の規定がなくなり、親など「監護者」による性的暴行を罰する規定が新設される。「強姦(ごうかん)罪」が変更になった「強制性交等罪」は、法定刑の下限が懲役3年から5年に引き上げられる。膣(ちつ)性交だけでなく肛門や口を使った性交なども処罰対象とし、被害者の性別を問わない。


 2017/07/11付 西日本新聞朝刊

805チバQ:2017/08/16(水) 20:29:59
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/342652/
男性の性犯罪被害を考える<下>はびこる偏見「誰か信じて」 相談・支援する態勢充実を
2017年07月12日 15時27分
「性暴力被害者支援センター・ふくおか」の面談室。浦尚子センター長は「相談者がリラックスできるようにぬいぐるみを飾っている」と語る
「性暴力被害者支援センター・ふくおか」の面談室。浦尚子センター長は「相談者がリラックスできるようにぬいぐるみを飾っている」と語る
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 被害者を女性に限っていた「強姦(ごうかん)罪」を廃止し、男性も対象とする「強制性交等罪」を新設した改正刑法が13日に施行される。新たに男性も女性と同等に性被害者として認められるようになった。しかし現段階では、(上)で書いたように、男性の被害者に対して支援態勢はほとんど整っていない。「男性が性被害に遭うはずがない」など社会の偏見も根強く、課題は山積している。

 親友の男性から性的暴行を受けた大学生、小田雅人さん(22)=仮名=の精神科医によるカウンセリングは、2時間半に及んだ。医師は「大変でしたね」といたわりの言葉を掛け、カウンセリングを勧めた友人のことを褒め、「あなたは一人じゃない」と告げた。胃液を吐き続けていた小田さんは、その夜、被害後初めて食事を取れた。

 友人や相談先の人たちは、支えてくれる人と傷つける人にはっきり分かれた。その境界線は、被害を信じたかどうか、だった。

 小田さんは人との接触に恐怖を感じたり、性器などを連想させる食べ物が口にできなくなったりした。友人たちに打ち明けて理解を求めると、半数は「話を盛ってるだろ」と信じない。「そのまま男を好きになれば」とも言われた。無理解から放たれた言葉は、心に深く突き刺さった。

    ◇    ◇

 男性の性被害者の自助グループ「RANKA」主宰の玄野(くろの)武人さんは、「男性は性被害に遭わない」「性被害に遭っても傷つかない」「傷ついても支援などいらない」という三つの強固な偏見が、男性被害がなかなか信じてもらえない根底にあるとみる。

 自身も女性3人から性被害を受け、回復に16年かかった。年に1度、男性被害者の集いを開く。2011年には「男性の性被害者から相談を受ける電話相談員のための指針」を作成した。受診すべき診療科など実務で役立つ情報のほか、社会に広がっている「加害者は同性愛の男性(ばかり)」「勃起や射精は合意の印」などのイメージは偏見だと、丁寧に説明している。

 被害者の中には「性被害は男の恥だ」と思い込んで打ち明けられない人も多いという。玄野さんは「支援で大切なのは、被害を理解してくれる家族や友人の存在。それを得て初めて、回復への決意ができる」と語る。理解を広げるためにも、性被害者の窓口である「ワンストップ支援センター」の啓発活動に期待する。

    ◇    ◇

 支援センターの一つ、福岡県の「性暴力被害者支援センター・ふくおか」では、玄野さんの指針を参考に職員研修をしている。昨年末にはウェブサイトに男性被害者専用のページを設けた。こうした男性向けの取り組みに力を入れているセンターは、全国的にも珍しいという。

 しかし昨年度の新規の電話相談362件のうち、男性は44件で、面談やカウンセリングなどに至った例はない。浦尚子センター長は「話を聞いてほしいのに、被害に遭ったと言いづらいという葛藤があるのではないか。支援につなげられるよう研修し、啓発にも力を入れたい」と語る。

 センターは財政面での厳しさも抱える。福岡県からの委託費は、電話相談業務など限定的。相談員の研修などは民間団体からの助成金などでまかない、相談員の人件費を抑制して持ちこたえているのが現状だ。

 全国のセンターも資金繰りに苦慮しており、政府は本年度、交付金を新設した。福岡県も活用予定だ。浦センター長は「法改正を機にニーズが高まる。態勢を充実させるには財政的な下支えも必要だ」と語る。


 2017/07/12付 西日本新聞朝刊

806チバQ:2017/08/16(水) 20:31:00
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/sankei-wst1708140006.html
【ビジネスの裏側】「LGBTフレンドリー住宅」表示を追加 情報サイトSUUMO、住まい探しの負担軽減へ
08月14日 09:04産経新聞

【ビジネスの裏側】「LGBTフレンドリー住宅」表示を追加 情報サイトSUUMO、住まい探しの負担軽減へ
(産経新聞)
 住宅・不動産情報サイトの「SUUMO(スーモ)」が、性的少数者(LGBT)の受け入れに積極的な賃貸住宅を簡単に探せるサービスを9月から始める。良い物件が見つかってもLGBTだと告げると入居を断られるといった問題を減らすためだ。ただ偏見は残っており、サイトを運営するリクルート住まいカンパニー(東京都中央区)は物件のオーナー向け勉強会なども合わせて行う。(阿部佐知子)

LGBTというだけで…

 スーモでは、エリアや家賃、専有面積、角部屋、ペット相談可といった項目をチェックすることで物件を絞り込むことができる。今回この検索項目に新たに「LGBTフレンドリー」を追加する。

 「LGBTであることを理由として、入居の相談や入居自体をお断りすることはない」という賃貸住宅をデータベース化。社内でのダイバーシティ(多様性)についての研修などを通じて、LGBTについて学んだ社員が発案した。

 同社は今年4月、インターネットを通じてLGBT191人を対象に、住まい探しに関するアンケートを実施。それによると、同性カップルの41・9%が「単身契約した部屋に内緒で2人で入居した」と答え、「兄弟姉妹などと関係性をごまかして入居した」人も37・9%いた。「同性同士であることを理由に入居を断られた」のは7・1%で、「書類上の性別と外見とのギャップを理由に入居を断られた」人も15%いた。

 また「抵抗があるのも分かるので、あらかじめ入居の可不可を明記してほしい」という回答もあり、サイトの改良につながった。

 一方で、同性カップルは親族と同等だと認める動きは相次いでいる。東京都渋谷区、兵庫県宝塚市、那覇市などでは、同性のカップルに婚姻関係の代わりとなるパートナーとしての証明書を交付。那覇市などでは、同性カップルの公営住宅への入居を認めている。

 証明書に法的な効力はないが、取得したカップルには家族向けサービスを提供する事業者も増えている。例えば、みずほ銀行は、渋谷区が発行する証明書を取得したカップルには住宅ローンでの「家族ペア返済」や「収入合算」を適用。ほかの分野でも、家族割引サービスの利用や病院での面会といったことが可能になってきた。

 ただ、先のアンケートでは「『男性同士の入居は難しい』と、何件もの不動産会社で言われた」との体験談も寄せられた。賃貸住宅のオーナーには高齢者も多いためか、LGBTへの理解はあまり進んでいないようだ。このため、リクルート住まいカンパニーは、社員が講師となり物件オーナーなどを対象にした勉強会を開いている。スーモ副編集長の田辺貴久さんは「LGBTへの理解を広めることで、登録件数を増やしていきたい」と話す。

807チバQ:2017/09/13(水) 07:08:19
1089 :チバQ :2017/09/13(水) 07:07:49
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170912-00010000-doshin-hok
性同一性障害公表の弁護士・保坂さん、根室市議に初当選 「市民の期待に応えたい」
9/12(火) 7:01配信 北海道新聞
性同一性障害公表の弁護士・保坂さん、根室市議に初当選 「市民の期待に応えたい」
初当選を決めた翌日の11日、支持者の家族から花束を受け取り、笑顔を見せる保坂いづみさん
「市長提案受け入れるだけ」の議会に疑問
 10日投開票の北海道根室市の市議選(定数18)で、心と体の性が一致しない性同一性障害を公表している弁護士の新人保坂いづみさん(48)が初当選した。戸籍上は男性だが、女性として立候補して一人で選挙を戦い、上位当選を果たした。

 神戸市出身。幼いころから自分の性別に違和感を抱き苦しんできた。神戸大教育学部を卒業後に通信教育で法律を学び、6回目の挑戦で2010年に司法試験に合格。性同一性障害を明らかにし、女性弁護士として活動を始めた。大学時代に自転車で訪れ「人が温かく食べ物もおいしい」と感じた根室で昨年2月、法律事務所を開業した。

 転機は昨年9月。市の印鑑登録証明書の性別欄の削除を求める請願を市議会に提出し、全会一致で採択された。議会を傍聴し議員と接する中で「市長提案を受け入れるだけの議会の姿に疑問を抱いた」という。「議員の一番の仕事は市民の要望を反映した条例案を議員提案することではないか」

 結果は836票で5位当選。「何かしてくれるとの期待から投票してくれたと思う。応えたい」と力を込める。

808チバQ:2017/09/19(火) 22:29:51
http://www.sankei.com/world/news/170917/wor1709170008-n1.html
2017.9.17 01:06

同性愛活動で20人逮捕 タンザニア、締め付け強化

反応 プッシュ通知

反応



 タンザニアの島しょ部、ザンジバルで、非政府組織(NGO)主催の同性愛に関するワークショップに参加していた男女20人が地元警察に逮捕された。AP通信などが16日に伝えた。

 タンザニアでは同性愛行為は法律で禁じられ、男性同士の性行為は有罪の場合、最長で終身刑となる。同国内相が6月、同性愛者の人権を擁護する人の逮捕を警告するなど、締め付けを強化している。

 地元警察トップは「(同性愛を擁護する)団体への警戒を強める」と述べた。

 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルによると、アフリカ54カ国のうち、タンザニアなど38カ国が同性愛行為を法律で禁じている。欧米諸国は人権侵害だと非難しているが、アフリカ各国は反発し両者の溝が深まっている。(共同)

809チバQ:2017/09/21(木) 18:38:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170921-00000055-mai-soci
<LGBT>家探し支援、福岡の会社 理解不足で契約難しく
9/21(木) 15:20配信 毎日新聞
<LGBT>家探し支援、福岡の会社 理解不足で契約難しく
三好不動産のフェイスブック。LGBTの部屋探しに関する「よくある質問」を掲載している
 性的少数者(LGBTなど)の不動産物件の賃貸を巡り、入居しやすい環境づくりに向けた新たな動きが出ている。福岡市の不動産会社「三好不動産」は昨年11月からの10カ月間で、部屋探しに苦労する同性カップル14件の入居契約を成立させ、業界などで注目されている。ただ理解不足から契約に至らないケースなどもあり、専門家は行政の積極的な対応の必要性を指摘している。

 三好不動産でLGBTの入居を担当する原麻衣さん(36)は同性カップルの支えとなっている。契約が成立した人たちから「自分たちの関係を隠さずに部屋探しをできてよかった」と感謝のメッセージが寄せられている。

 原さんは昨年5月に会社が開いたLGBTの研修会に参加し、同性カップルが置かれている厳しい現実を知った。同性カップルが賃貸物件に入居しようとすると、不動産会社や家賃保証会社、大家の偏見などから「紹介できる物件がない」などと難色を示され、「1人で入居する」と偽って契約するケースがあることを教えられた。

 本当は2人入居なのに1人として契約すれば、火災でけがをした場合、契約上、氏名がない“住人”のほうは保険金が出ないなどのリスクがある。見過ごせない問題で「誰かが取り組まなくては」と思い、自ら希望して担当になった。

 勤務する博多駅前店に性の多様性のシンボルであるレインボーステッカーを貼り、LGBTの部屋探しを支援していることをツイッターやフェイスブックで発信。自社グループの家賃保証会社に同性カップルの入居をきちんと説明したうえで契約を成立させてきた。

 しかし一方で自社管理の物件以外では、入居希望の同性の2人の関係などを聞かれ、手続きがなかなか進まず、契約にいたらないケースもある。

 三好不動産の取り組みは業界では知られており、11月に全国の不動産業者が集まって東京で開かれるフォーラムで同社はこれまでの活動実績などを報告する予定だ。

 棚村政行・早稲田大教授(家族法)は「LGBTの部屋探しを支援する民間の取り組みが始まったことは評価できる。しかし住まいの確保は生活の基本であり、行政が積極的に支援すべきだ。相談窓口の設置や偏見をなくすための啓発、差別を禁止する条例の制定などが必要だ」と話している。【遠山和宏】

 ◇検索サービスも

 同性カップルの賃貸入居については、全国で官民ともにさまざまな取り組みが始まっている。

 東京都渋谷区は2015年11月に同性カップルを公的に認めて証明書を交付する「パートナーシップ制度」を条例に基づいて始め、他の自治体も続いた。法的な拘束力はないが、不動産などの事業者にLGBTであることを理由とした差別を禁じている。

 世田谷区が16年にLGBTを対象に実施して965人から回答を得た調査によると、「自治体に望むこと」(複数回答可)で、約6割の560人が「民間賃貸住宅への円滑な入居」と答えた。

 不動産情報サイト「SUUMO」は今年8月から、LGBTを理由に入居を断らないことを表明している管理会社の賃貸物件を検索できるサービスなどを実施している。【遠山和宏】

810チバQ:2017/10/10(火) 19:46:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170929-00000109-spnannex-ent
フジ社長 「保毛尾田保毛男」批判に陳謝「大変遺憾 謝罪をしないといけない」
9/29(金) 15:55配信 スポニチアネックス
フジ社長 「保毛尾田保毛男」批判に陳謝「大変遺憾 謝罪をしないといけない」
フジテレビ
 フジテレビの宮内正喜新社長(73)が29日、東京・台場の同局で定例会見を行い、フジテレビ系「とんねるずのみなさんのおかげでした」(木曜後9・00)の30周年記念スペシャルで、石橋貴明(55)が扮したキャラクター「保毛尾田保毛男」について批判の声が出ていることについて陳謝した。

 番組は、タモリ(72)、ビートたけし(70)ら大御所芸能人と、大ブレーク中の「ANZEN漫才」みやぞん(32)ら人気芸人を迎えて豪華3本立ての特番を展開。「保毛尾田保毛男」はたけし扮する「鬼瓦権造」、木梨憲武(55)扮する「ノリ子」とともに登場し、銀座でたけし流の30周年祝賀会を行った。

 男性同性愛者を揶揄していると思われるかつてのキャラクターの28年ぶりの登場に、話題となっていた。宮内社長は「これは30週年スペシャルで、30年間で作り出してきた色々なキャラクターで展開をしたわけですが、もしその時代が違っていて、不快な面をお持ちになった方がいたことは大変遺憾なこと。謝罪をしないといけない」と陳謝した。

 放送後、電話などで賛否両方の意見が寄せられたという。2時間半の長時間特番だったが、平均視聴率は10・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録していた。

811チバQ:2017/10/20(金) 20:02:07
維新:記述なし
こころ:記述なし
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2017/zen/CK2017102002100042.html
LGBT法整備 今度こそ 6党が公約に政策明記
2017年10月20日
候補者と政党に送ったアンケートを手に話すLGBT法連合会共同代表の池田宏さん=16日、東京都新宿区で(木口慎子撮影)
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 性的少数者(LGBT)政策も忘れないで-。LGBT当事者団体が、衆院選候補者らに差別禁止法制定への考えなどを聞くアンケートをし、ホームページで順次公開している。世界では七十超の国でLGBT差別を禁じた法律が成立しているが、日本ではまだだ。衆院選では六党が公約にLGBT政策を明記し=表、当事者らは「今度こそ法整備を」との思いが強い。 (奥野斐)
 当事者団体の全国組織「LGBT法連合会」は、衆院選公示翌日の十一日以降、主要政党と、住所などが把握できた全国の候補者約七百人にアンケートを送付した。設問は、候補者個人の公約にLGBT支援・権利確保政策が含まれているかや、教育現場や職場などでの課題に法制度や行政がどう対応すべきかなど。これまでに各党と約二百人分の回答を公開している。
 「自由記述欄いっぱいに回答を埋めた候補者もいて、課題として認識されつつある印象」と、同会事務局長代理でレズビアンの増原裕子さん(39)は手応えを話す。
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 LGBTを巡る政治の動きは、二〇一四年十二月の前回衆院選以降に前進があった。一昨年三月、超党派国会議員がLGBT議連を結成。法整備が議論されたが、与野党が一本化できず、昨年、民進など四野党が提出した法案は、衆院解散で廃案に。自民は「伝統的な家族観」を主張する勢力などとの党内調整が付かず法案提出に至らなかった。
 「性的少数者を差別してはいけないという禁止原則を明記し、学校や企業の対応を義務づけ、苦しんでいる人が救われる法律を作ってほしい」。LGBT法連合会共同代表でゲイの池田宏さん(58)は言う。
 小学生のころからしぐさや話し方が「女の子っぽい」とからかわれ、職場では疎外感を味わった。同会が公表している、当事者が社会で直面する差別などを例示した「困難リスト」には、不登校や解雇、精神疾患や自殺に追い込まれた事例など二百六十以上が載る。
 次の衆院議員の任期中には東京五輪があり、五輪憲章には性的指向による差別禁止が明記されている。増原さんは「LGBTの人権保障は世界的な流れ。五輪をきっかけに、差別のない皆が安心して暮らせる社会にしてほしい」と話している。
<LGBT> 同性愛者のレズビアンとゲイ、両性愛者のバイセクシュアル、性同一性障害など身体と心の性に違和感があるトランスジェンダーの頭文字をとった総称。人口に占める割合は、国内の20〜59歳を対象にした電通調査(2015年)では7・6%、同博報堂DYグループのLGBT総研調査(16年)では約8・0%と推計されている。

812チバQ:2017/10/21(土) 10:20:10
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20171020000131
LGBTの声、届いてる? 衆院選公約に「権利擁護」多数印刷用画面を開く
LGBTの尊厳と社会運動を象徴するレインボーフラッグを掲げた店内で、各党の公約への期待を語る福冨さん(京都市中京区・美容室「アオソラ」)
LGBTの尊厳と社会運動を象徴するレインボーフラッグを掲げた店内で、各党の公約への期待を語る福冨さん(京都市中京区・美容室「アオソラ」)
 今回の衆院選で大半の政党が、公約に性的少数者(LGBT)の権利を擁護する項目を盛り込んでいる。多様な性を受け入れる社会の実現に向けて期待が高まる中、関係者は「職場や学校、医療現場などあらゆる場面で当事者が直面する困難が解消されるよう、国会で議論を深めてほしい」と選挙後の動きを見据えている。

 民間調査研究機関が2年前に約7万人に実施した調査では、国内の約13人に1人がLGBTとされる。先進国では性差や民族、宗教などさまざま立場の人々が共生できるダイバーシティー(多様性)社会に向けた取り組みが進むが、日本ではまだLGBTへの理解が深まっておらず、権利擁護のための対策の遅れなどが指摘されている。

 2020年の東京五輪・パラリンピックを控え、五輪憲章が性的指向による差別を禁止していることも後押しとなり、衆院選ではほとんどの政党が公約で言及。差別解消の法整備を中心に性別適合手術の保険適用化、安心して使えるトイレの普及、同性婚の実現などを盛り込む党もある。

 こうした動きに、関係者からは一定の評価と、今後の議論に対する注文の声が聞こえる。

 京都市中京区の美容室「アオソラ」は、経営者の福冨雄介さん(43)が約20年前からファッションとしてスカートを愛用しているつながりで、LGBTの客が多い。当事者にとっては、性別に基づく世間一般の髪型への固定観念が障壁となり、自分がイメージする形に仕上げてもらえない悩みが多いという。福冨さんは「名古屋や大阪から来るお客さんもいる。それだけ理解してもらえる店が少ないということ」と打ち明ける。

 その上で、「カミングアウトできる環境が広まってくると、こういう問題も解消されていくはず。政治課題として取り上げられ、今後どういう形になっていくか楽しみ」と語る。

 近年、東京都渋谷区などが同性婚の証明書を発行するようになったが、自治体によって取り組みにばらつきがある。LGBTのカップルも含めて差別なく仏前での結婚式を受け入れている妙心寺塔頭・春光院(京都市右京区)の川上全龍副住職(39)は「国と地方の双方の努力が求められる」と強調する。国会での議論の深まりに期待しつつ、差別や偏見を解消するための施策をまとめる過程で、「本当の痛みが分かる当事者の意見をどんどん聞いて、施策に反映していってほしい」と注文を付ける。

【 2017年10月20日 21時00分 】

813チバQ:2017/10/27(金) 19:45:16

5286 :チバQ :2017/10/27(金) 19:44:35
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1710270021.html
【衆院選】希望の党・松浦大悟氏「LGBTカミングアウト阻止された」「LGBT左派から横やり」とツイート
17:14産経新聞

【衆院選】希望の党・松浦大悟氏「LGBTカミングアウト阻止された」「LGBT左派から横やり」とツイート
昨年の参院選を前に取材に応じる松浦大悟氏=平成28年6月17日、秋田市山王中島町の選挙事務所(渡辺浩撮影)
(産経新聞)
 先の衆院選の秋田1区から希望の党公認で出馬し、落選した元参院議員、松浦大悟氏(48)がツイッターで、自らが性的少数者(LGBT)であることをカミングアウトして選挙戦を戦おうとしたが阻止された-と明らかにした。

 松浦氏は26日夜、「今回の選挙で私はカミングアウトをしようと思い、LGBT運動をしている友人に頼んでメディアに声をかけたのだが全て断られた。理由は選挙前に特定の候補者をピックアップできないとの事だった。だが全政党の当事者を紹介するなどの工夫は出来たのではないか。(希望の党の候補者には2人いた)」とツイート。

 「小池百合子さん率いる保守政党の候補者がカミングアウトする事を阻止しようとするLGBT左派からの横槍(よこやり)も入った」「小池百合子氏、細野豪志氏にはカミングアウトして選挙を戦う事の了解を取っていた」「しかしそれは叶わなかった」などとした。

 松浦氏は秋田放送アナウンサーを経て平成19年の参院選で秋田選挙区から無所属で立候補し初当選。その後、旧民主党に入り、1期務めた。25年に民主党から、昨年は民進党から参院選に出馬したが落選。民進党秋田県連代表も務めた。今月22日投開票の衆院選では秋田1区で希望の党から出馬し、落選した。

 参院議員時代にLGBT問題に取り組み、22年10月18日の参院決算委員会で、国勢調査の項目に同性カップルも含めるべきだと質問。片山善博総務相から「今後検討していきたい」との答弁を引き出していた。

 希望の党は衆院選の公約で「LGBTの差別禁止法の制定」を掲げていた。

814とはずがたり:2017/10/27(金) 23:08:39
なんで左派が保守党の松浦がカミングアウトに横槍入れなきゃなんないんだ?

希望の党・松浦大悟氏「LGBTカミングアウト阻止された」「LGBT左派から横やり」とツイート
http://www.sankei.com/politics/amp/171027/plt1710270021-a.html
衆院選 2017.10.27 17:11

 先の衆院選の秋田1区から希望の党公認で出馬し、落選した元参院議員、松浦大悟氏(48)がツイッターで、自らが性的少数者(LGBT)であることをカミングアウトして選挙戦を戦おうとしたが阻止された-と明らかにした。

 松浦氏は26日夜、「今回の選挙で私はカミングアウトをしようと思い、LGBT運動をしている友人に頼んでメディアに声をかけたのだが全て断られた。理由は選挙前に特定の候補者をピックアップできないとの事だった。だが全政党の当事者を紹介するなどの工夫は出来たのではないか。(希望の党の候補者には2人いた)」とツイート。

 「小池百合子さん率いる保守政党の候補者がカミングアウトする事を阻止しようとするLGBT左派からの横槍(よこやり)も入った」「小池百合子氏、細野豪志氏にはカミングアウトして選挙を戦う事の了解を取っていた」「しかしそれは叶わなかった」などとした。

 松浦氏は秋田放送アナウンサーを経て平成19年の参院選で秋田選挙区から無所属で立候補し初当選。その後、旧民主党に入り、1期務めた。25年に民主党から、昨年は民進党から参院選に出馬したが落選。民進党秋田県連代表も務めた。今月22日投開票の衆院選では秋田1区で希望の党から出馬し、落選した。

 参院議員時代にLGBT問題に取り組み、22年10月18日の参院決算委員会で、国勢調査の項目に同性カップルも含めるべきだと質問。片山善博総務相から「今後検討していきたい」との答弁を引き出していた。

 希望の党は衆院選の公約で「LGBTの差別禁止法の制定」を掲げていた。

815チバQ:2017/10/27(金) 23:46:24
LGBTの団体は、社民党的な市民団体と親和性が高いんだとは思います。
横やりが入ったからカミングアウトを断念したってのは謎ですし、
小選挙区じゃなくて、比例で出れば良かったんじゃん?ってのもあるし、よくわからん動きですね。

816名無しさん:2017/10/28(土) 00:15:52
>今回の選挙で私はカミングアウトをしようと思い、LGBT運動をしている友人に頼んでメディアに声をかけたのだが全て断られた。

むしろ、ツイッターなりウェブサイトなりで自主的にカミングアウトすれば、
メディア含め各方面から注目されたと思うのですけどね…。
メディアが取り上げてくれないからカミングアウトしない、ってのは何とも。

817チバQ:2017/10/28(土) 16:57:17
ですね
レベルの低い言い訳に過ぎない感じがします。
希望の党は、防戦一方だったのでタイミング的に難しかったのはわかりますが。
でも、終わってからツイッターでこのような投稿するなら、もっと他の手はあっただろ?と言わざるを得ない。

818チバQ:2017/10/29(日) 15:08:24
http://www.sankei.com/world/news/171028/wor1710280027-n1.html
2017.10.28 19:10

台湾でLGBTパレード 同性婚合法解釈後初めて
 【台北=田中靖人】台北市内で28日、アジア最大級の性的少数者(LGBT)とその支持者らによるパレードが行われ、主催者によると、20カ国から約11万人が参加した。

 パレードは今年で15回目で、5月に同性婚を2年以内に合法化するよう命じる憲法解釈が出て以降は初。参加者は「直ちに婚姻の権利を認めよ」などと叫びながら市内を行進した。参加した郭怡萱さん(20)は「政府は民法改正か特別法制定かも決めておらず不満だ」と話した。

 台湾社会には同性婚に反対の意見も根強く、蔡英文総統は28日、フェイスブックに「憲法解釈の精神と社会の団結を維持する双方の努力を続ける」と記した。

819名無しさん:2017/10/31(火) 13:28:36
性別変更後「元に戻したい」 同一性障害、こんな悩みも
朝日新聞:2017年10月29日21時01分
http://www.asahi.com/articles/ASKBY5GNNKBYUTIL013.html

http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20171029002328_comm.jpg
性同一性障害特例法で性別の変更が認められた人の数


 自分は性同一性障害だと考えて戸籍上の性別を変えたが、やはり適合できず元に戻したくなった――。
性別変更をする人が増えるにつれ、こんな悩みを抱える人が出てきた。
再変更は現在の法律では想定されておらず、ハードルは高い。専門家からは「何らかの救済策が必要」との声も出ている。

 神奈川県茅ケ崎市の40代元男性は2006年、戸籍上の性別を女性に変えた。それをいま、強く後悔している。
家裁に再変更の申し立てを繰り返すが、「訴えを認める理由がない」と退けられ続けている。

 幼い頃から吃音(きつおん)に悩んでいた。疎外感を抱いていた00年ごろ、性同一性障害の人たちと交流する機会があった。
「自分たちの存在を認めないのはおかしい」と訴える姿がとてもポジティブに映った。
「自分も同じ(性同一性障害)だ」と考えるようになり、03年にタイで男性器切除の手術を受けた。

 04年に一定の条件を満たせば性別変更が認められる特例法が施行されたため、心療内科を受診。
十数回の診察を経て、複数の医師から性同一性障害の診断を受けた。
横浜家裁に性別変更を申し立て、06年7月に変更が認められた。

 だが、すぐに後悔に襲われた。
男性だった時には簡単に見つかった仕事が、女性になってからは断られ続け、性別を変えたためだと感じるようになった。
弁護士に再度の性別変更を相談したが、「今の制度では難しい」と言われたという。

820チバQ:2017/11/03(金) 08:46:57
>>761
>>762


1095 チバQ sage 2017/11/03(金) 08:42:12
舘内孝夫市議
この方みたいですね


たてうち孝夫 (@TateuchiTakao) | Twitter

Twitter アプリ���� - ����インストール済み

現在、北海道滝川市議会議員(日本共産党)趣味はゴスペル。LGBT(性的マイノリティ)理解と支援の活動もしています。. 北海道滝川市

821チバQ:2017/11/03(金) 08:47:49
>>803
前田文京区議

822チバQ:2017/11/06(月) 19:16:48
http://www.sankei.com/politics/news/171106/plt1711060021-n1.html
2017.11.6 14:33

「家族関係の説明に活用」東京・渋谷区、同性カップルのパートナー制度2年で調査結果公表

 東京都渋谷区は、全国で初めて同性カップルを結婚に相当する「パートナーシップ」と認める証明書を交付してから2年となる5日、取得者らを対象とした調査の結果を公表した。実際に証明書を「家族関係」にあることの説明に使った人がおり、他の自治体や国にも対応を望む声が寄せられた。

 渋谷区はこれまでに同性カップル24組に証明書を交付。調査は取得者や取得を検討している計16人のほか、社内の人事、福利厚生制度を同性カップルにも適用するなどしている企業の担当者も対象にした。

 渋谷区によると、パートナーが手術を受ける際、証明書を病院に提示した人や、生命保険の受取人を変更できた人がいた。また勤務先への説明のために取得を考えている人もいるという。

 一方、証明書は区民であることが条件のため、引っ越した場合は返納しなければならず、他の自治体にも同様の対応が広がることを期待する声や、死亡時の相続ができるよう法改正を求める声も上がった。

823チバQ:2017/11/14(火) 04:52:48
>>761-762改定 LGBT(を公表している)政治家
石坂わたる 中野区議
石川大我 豊島区議 2013年に社民党党首選に出馬落選
  http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/study/2246/1215411124/308
尾辻かな子 立憲民主党代議士
上川あや 世田谷区議
細田智也 入間市議 
舘内孝夫 北海道滝川市議(共産党)
前田邦博 文京区議


安間優希 名古屋市議選落選
松浦大悟 衆院選落選>>814

824とはずがたり:2017/11/14(火) 11:00:41
>>747
可成り沢山の人が居るんですねえ。。
最大1.7%もの人を無視したら間違いなく法律の法が違憲やろ。0.05%なら無視するかと云われたらそれも難しいけど。
>インターセックスの人々は、染色体や性器などの身体的特徴から男性か女性かの判別が明確につかない。… しかし破棄院は、フランスの法律の下では中性という性別は認められないと判断。もし男女以外の性別を司法が認めれば、おびただしい数の法律を改正する必要が生じ、「フランスの法の支配に深刻な影響」が及ぶと述べた。… 国連(UN)によると、世界人口の0.05〜1.7%はインターセックスだという。

825名無しさん:2017/11/17(金) 18:00:50
2017年11月17日 6時50分
16日放送の「衝撃のアノ人に会ってみた!2017秋」(日本テレビ系)で、元女子バレーボール選手の滝沢ななえが、年下の女性と交際中であることを明かした。

番組では「徳井が会いたい3人」と題したコーナーで、チュートリアル・徳井義実が「衝撃の美女バレー選手」として滝沢について紹介した。徳井は「僕は、この方を何年も前から見てまして」「日本のスポーツ史上、最高の美女と呼ばれた方」と滝沢を大絶賛。

そんな滝沢は、現在、引き締まったお尻が作れるという都内の女性限定トレーニングジムで、美尻専門トレーナーを務めているのだという。

VTRで出演した滝沢に、番組スタッフが交際をしている相手がいるかを尋ねた。滝沢は「今、付き合ってる方はいます」と笑顔で答えた後「公にするのは初めてなんですけれども」「実は、女性の方と付き合ってるんです」とカミングアウトしたのだ。

スタジオでは驚きの声があがり、徳井も「そうなん!?」と驚愕。年下の女性と付き合っているという滝沢は「家族にも言えなかったし」「変にとられるんじゃないかって、怖かった部分はすごくありましたね」と、葛藤していた時期があったことを告白。

さらに滝沢は「本当に堂々と『私はこうです』っていうふうに、明るく生きていきたいと思う」と前向きに語っていた。

なお、滝沢はTwitterで、番組内でのカミングアウトを報告している。
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/13902410/

http://mynews14.info/wp-content/uploads/2013/08/3f14f471.jpg
http://newsmansai.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_d47/newsmansai/E6BB9DE6B2A2E381AAE381AAE38188.jpg
https://c1.staticflickr.com/9/8007/7572552454_a86d9da01d_b.jpg

826チバQ:2017/11/17(金) 23:05:30
1467 :チバQ :2017/11/17(金) 23:05:14
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/171115/mcb1711151735024-n1.htm
オーストラリア同性婚合法化、賛成多数 郵便投票の結果発表
2017.11.15 17:35
 オーストラリア統計局は15日、同性婚合法化の是非を問う郵便投票の結果、賛成多数だったと発表した。結果に法的拘束力はないが、ターンブル政権は賛成多数なら同性婚の合法化に向けた法改正案を年末までに議会に提出するとしており、合法化実現の公算が大きい。

 統計局によると、18歳以上の約1600万人が対象で、9月12日から投票を受け付けていた。投票率は79・5%。61・6%が賛成、38・4%が反対だった。

 ターンブル首相は結果公表後の記者会見で「われわれは国民の声を尊重しなければならない」と述べ、改めて合法化に意欲を示した。

 政権は当初、民意を測った上で合法化しようと、投票義務を課す国民投票の実施法案を議会に提出したが、最大野党労働党は「議会が合法化を判断すべきで国民投票は不要」と反対。政権は次善の策として任意参加の郵便投票を実施した。(共同)

827チバQ:2017/11/17(金) 23:06:25
こんな「祝い金」なんてやめたら?
http://www.sankei.com/west/news/171117/wst1711170073-n1.html
2017.11.17 18:16

同性カップルに祝い金、兵庫・宝塚が市職員に導入

 兵庫県宝塚市は17日、市職員が同性カップルとして婚姻関係になった場合、男女間の結婚と同様に、職員互助会から結婚祝い金5万円を給付する制度を今月から始めたと発表した。性的少数者(LGBT)が暮らしやすい環境づくりの一環。同市は昨年6月には、同性カップルへの公的証明書の交付を始めている。

 市によると、祝い金の受け取りには公的証明書などを互助会に提出することが条件。証明書がない場合は、パートナーであることの誓約書と、婚姻関係の2人がともに配偶者がいないことを示す書類を出す。

 市の担当者は「LGBTであっても2人の幸せを願い、お祝いする気持ちに変わりはない。今後も支援を充実させていく」と話している。

 受け付けは1日から始めたが、これまでに申請はないという。

828チバQ:2017/11/23(木) 23:57:31
相手の国の文化を思いやることができないのか?

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/article/375413/
同性パートナー出席に反対 宮中晩さん会で自民竹下氏
2017年11月23日20時18分 (更新 11月23日 21時25分)

 自民党の竹下亘総務会長は23日、国賓を迎えて天皇、皇后両陛下が開催する宮中晩さん会に関し「(国賓の)パートナーが同性だった場合、どう対応するのか。私は(出席に)反対だ。日本国の伝統には合わないと思う」と述べた。岐阜市内で開かれた党会合の講演で語った。

 竹下氏は講演で、フランスのオランド前大統領が2013年6月に当時の事実婚の女性を伴って来日したことに言及。「女性は奥さまではない。天皇、皇后両陛下と並んで座るのでどう対応しようかと、宮内庁は悩んだ」と明かした。

829チバQ:2017/11/24(金) 18:40:09
https://www.jiji.com/jc/d4?p=fvt517-jpp14673482&d=d4_beauty

仏ファーストレディーは事実婚パートナー 写真特集

来日中、宮中晩餐会に出席したオランド仏大統領の事実婚パートナー、バレリー・トリルベレールさん=東京 バレリーさんはオラ…


 来日中、宮中晩餐会に出席したオランド仏大統領の事実婚パートナー、バレリー・トリルベレールさん=東京

 バレリーさんはオランド大統領の事実婚パートナーでジャーナリスト。正式な婚姻関係にないパートナーがファーストレディーになるのは、フランスでは初めてという。バレリーさんがパートナーになったのは2006年ごろ。1988年に雑誌記者となり、翌年パリマッチ誌へ移籍。主に政治記者としてキャリアを積み、テレビの政治番組の司会も務めた。オランド氏が大統領の有力候補に浮上後、バレリーさんは取材される側に回り、所属するパリマッチ誌の表紙を飾ったこともある。離婚歴があり3人の子供がいる(2013年06月07日) 【AFP=時事】


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171124-00000025-asahi-soci

野田聖子氏、竹下氏発言に異論 同性パートナー巡る発言

11/24(金) 11:42配信

朝日新聞デジタル

 野田聖子総務相は24日の閣議後記者会見で、自民党の竹下亘総務会長が宮中晩餐会(ばんさんかい)への同性パートナーの出席に反対だと発言したことについて、「多様性を重んじている人間としては、どんな人も伸びやかに生きられる日本でありたいと。そのために何をすればいいかを常に模索している」と述べた。竹下氏にやんわり異論を唱えた格好だ。

 竹下氏は23日、野田氏も出席していた岐阜市内での党支部パーティーで講演。野田氏との違いとして、天皇、皇后両陛下が開く宮中晩餐会をめぐり、「(国賓の)パートナーが同性だった場合、私は(晩餐会への出席には)反対だ」などと述べた。

 野田氏は会見で、「総務会長のお話の趣旨は、自民は開かれた多様な意見をぶつけ合える政党だと(いうこと)」とも述べた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171123-00000041-asahi-soci

「宮中晩餐会の同性パートナー出席、反対」自民・竹下氏


11/23(木) 16:24配信

朝日新聞デジタル

 自民党の竹下亘総務会長は23日、天皇、皇后両陛下が国賓を迎えて開く宮中晩餐(ばんさん)会をめぐり、「(国賓の)パートナーが同性だった場合、私は(晩餐会への出席には)反対だ。日本国の伝統には合わないと思う」と述べた。岐阜市内で開かれた党支部パーティーの講演で語った。

 竹下氏は講演で、まず異性間の事実婚に言及。オランド前仏大統領が来日した際、事実婚相手の女性を宮中晩餐会に伴ったことについて、「奥さんではないパートナーだという女性が天皇、皇后両陛下と並んで座るわけだから、どう対応しようかと宮内庁は悩んだ」と指摘した。

 そのうえで同性同士のケースに触れ、「そのパートナーが同性だった場合、どう対応するか。日本国として必ず近い将来、突きつけられる課題ではないか」と述べた。
.
朝日新聞社

830名無しさん:2017/11/24(金) 20:01:34
こんな人に限ってとかは世界あるあるネタですね

Anti-LGBTI politician caught having sex with a man in his office

A US politician known for being extremely vocal about his anti-LGBTI stance and conservative
Christian views has resigned after being busted having sex with another man in his office.

Wes Goodman, the Republican politician from Ohio, resigned last week after it was revealed
that he had been caught engaging in “inappropriate behaviour” of a sexual nature with another man.

The man Mr Goodman was caught having sex with was reportedly not one of his employees.

The right-wing politician, 33, is married to a woman who is the assistant director of an annual
anti-abortion rally known as March for Life and he frequently states that “natural marriage”
— or heterosexual marriage — is the only true marital option, according to The Independent.

http://www.news.com.au/world/north-america/antilgbti-politician-caught-having-sex-with-a-man-in-his-office/news-story/4d685a7a23d6fdfd16a85ea210513d23

要約

反LGBTと保守的なキリスト教史観を強く主張していることで有名なアメリカの政治家が、
職場で男性と性行為していたのが発覚したために辞職しました。

辞職したのはオハイオ州の共和党議員であるウェス・グッドマン氏(33)。
伝えられるところによれば、グッドマン氏と性行為をした男性はその職場の従業員では無かったという。

グッドマン氏は反中絶集会のアシスタントディレクターを務める女性と結婚しており、
しばしば「自然な結婚、つまり異性同士の結婚が唯一正しい結婚なのであります」と発言していたという。


https://i.kinja-img.com/gawker-media/image/upload/q3gxkqfqcnvahhq3inox.jpg

831名無しさん:2017/11/24(金) 21:38:51
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171124/k10011234221000.html

自民 竹下氏 同性パートナー反対発言「反省している」
11月24日 19時22分

自民党の竹下総務会長は、24日、松江市内で記者団に対し、宮中晩さん会への国賓の同性パートナーの出席に反対だとみずからが発言したことについて、「言わなければよかったと思っており、反省している」と述べました。
自民党の竹下総務会長は23日、岐阜市で開かれた党の会合で、海外からの国賓を迎えて開かれる宮中晩さん会に関連し、「国賓のパートナーが同性の場合、出席に反対だ。日本の伝統には合わない」と述べ、野党側からは「差別発言だ」などと批判が出ています。

これについて、竹下氏は24日に松江市で記者団に対し、「私のまわりにも同性のパートナーを持っている人はおり、普通におつきあいしているが、皇室に関係する場合に日本人のメンタリティーとしてどうかという思いがあって、あのような発言となった」と釈明しました。そのうえで竹下氏は「いずれ議論しないといけない時期はくるだろうが、まだ先ではないか。言わなければよかったと思っており、反省している」と述べました。
官房長官「政治家個人の発言」
菅官房長官は午後の記者会見で、「どのような発言をしたか詳細は承知しておらず、政治家個人としての見解を述べたものなので、政府の立場でコメントは控えたい」と述べました。そのうえで、菅官房長官は記者団が「国賓のパートナーが同性だった場合、政府としてどのような対応をとるのか」と質問したのに対し「仮定の話なのでコメントは控えたい。そのようなことがあった場合にはしかるべき対応をすることになるだろう」と述べました。
公明 山口代表「反対は言い過ぎ」
公明党の山口代表は、訪問先のソウルで記者団に対し、「国賓で迎えるからには、わが国の制度や慣習と違うところがあっても、基本的には尊重すべきで、晩さん会への出席に反対だというのは、言い過ぎではないか。立場のある人は自分の言動がどう影響するか、よく考えて発言する心構えが大切だ」と述べました。

832チバQ:2017/11/25(土) 01:14:19
>>831
公明山口がまっとうなコメントですね

833チバQ:2017/11/25(土) 10:43:35
これは・・・雨降って地固まる
になると良いが
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171125-00000007-asahi-soci
大使の同性パートナー、これまでも参加不可 宮中行事
11/25(土) 5:05配信 朝日新聞デジタル
 同性パートナーが、天皇、皇后両陛下主催の宮中晩餐(ばんさん)会に出席するのは反対――という、自民党の竹下亘総務会長の発言に24日、反発が相次ぎ、竹下氏は反省を表明した。だが、これまでも駐日外国大使の同性パートナーは「配偶者」と認められず、宮中行事などに参加できなかった。


 宮中行事などに参加できなかったのは、デンマークの前駐日大使のパートナーだ。2011〜15年に赴任したアナス・カーステン・ダムスゴー前大使は同性婚をしていた。大使館関係者によると、異性の配偶者なら出席できる行事に、パートナーを同伴することはかなわなかったという。

 外務省によると、大使などの同性パートナーは03年から、外交関係に関するウィーン条約の定める「外交官の家族」として対応している。ただ、日本は同性婚や同性パートナーシップといった制度がないため、「配偶者」とは認めず、「23歳未満の子ども」と同じ扱いにしている。このため、夫妻で招かれる天皇誕生日の祝賀レセプションなど、外務省主催行事で招待状を送っていない。

朝日新聞社

834とはずがたり:2017/11/26(日) 12:21:00
名演説だ。それは英語解らなくても判る。字幕のお陰もそうだけど声が大事やね。

https://twitter.com/Bulldog_noh8/status/934357403851558912
ブルドッグ?
@Bulldog_noh8
フォローする @Bulldog_noh8をフォローします
その他
2013年にニュージーランドで同性婚を認める法案が出来たとき、賛成票を投じた1人のおじさん議員が議会で語った内容。
当時も世界中で賞賛されたスピーチ。知らない若い人に向けて。

835名無しさん:2017/11/28(火) 18:36:00
安倍首相、同性婚パートナー招待=自身主催夕食会、河野外相も対応指示

 安倍晋三首相は28日午前の衆院予算委員会で、同性婚をしている外国首脳への対応に関し、「パートナーとして来日された場合は首相主催の夕食会はお越しいただければと考えている」と述べた。

また、河野太郎外相は12月の天皇誕生日のレセプションや外務省の賓客への対応について「法律婚、事実婚、あるいは同性、異性にかかわらず配偶者、またはパートナーとして接遇するように(事務方に)指示した」と明らかにした。
 自民党の竹下亘総務会長が、外国賓客が同性パートナーを伴って宮中晩さん会に出席するのは「日本の伝統に合わない」と発言したのを受け、希望の党の井出庸生氏が見解をただしたのに答えた。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2017112800590

836名無しさん:2017/11/28(火) 18:38:47
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171128/k10011238031000.html

首相主催の夕食会には国賓の同性パートナーも招待へ
11月28日 16時35分
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安倍総理大臣は衆議院予算委員会で、自民党の竹下総務会長が宮中晩さん会への国賓の同性パートナーの出席に反対だと発言したことに関連し、海外からの賓客をもてなす総理大臣主催の夕食会には同性のパートナーも招待する考えを示しました。
自民党の竹下総務会長は、先に、海外からの国賓を迎えて開かれる宮中晩さん会に関連し、「国賓のパートナーが同性の場合出席に反対だ」と発言し、その後、「言わなければよかった。反省している」と述べました。

これに関連して、安倍総理大臣は28日の衆議院予算委員会で、「政治家個人の見解であり、政府の立場でのコメントは控えたい」と述べました。

そのうえで、安倍総理大臣は「外国の首脳には、すでにカミングアウトし、同性婚をしている人もおり、そういう方のパートナーが来日した場合には、総理大臣主催の夕食会にはお越しを頂きたい」と述べ、総理大臣主催の夕食会には同性のパートナーも招待する考えを示しました。

また、河野外務大臣は「来月の天皇誕生日のレセプションには、事実婚か法律婚か、同性か異性かにかかわらず、配偶者やパートナーを招待するよう指示した」と述べました。

菅官房長官は午後の記者会見で、「天皇陛下が主催されるので、政府としても個別具体的な事実関係を踏まえる中で、しかるべき対応をしていくことになるだろう」と述べました。

837チバQ:2017/11/28(火) 19:11:56
http://www.sankei.com/premium/news/170808/prm1708080005-n1.html
2017.8.8 12:00
【河崎真澄のチャイナウオッチ】
中国5000万人LGBT社会の苦悩 「秩序乱す」ここにも中国の人権抑圧
 同性愛など性の多様性をもつ「LGBT」は、中国で5000万人前後にのぼるとされる。その中国で、「出櫃(チューグイ)」=カミングアウトは、常に大きなリスクをともなってきた。社会での理解が進んでいないうえ、政権は「秩序を乱す」として抑圧する構えをみせているためだ。テレビ番組や映画に加え、ネット上でもLGBTを肯定する表現が禁じられ、人権抑圧の動きが強まっている。一方で、台湾では今年5月、「憲法裁判所」が同性婚を認めない現行法を違憲と判断。中国のLGBT社会からは、台湾をうらやむ声も漏れる。

家族総出で押さえつけ

 「自分が同性愛者と気づいてから何年も悩み、すがる思いで打ち明けた母親は激しく取り乱し、家族総出で僕を押さえつけて精神疾患の病院に連れて行ったんだ」

 上海市内で7月に開かれた「同性愛親友会」の集いで、29歳の中国人男性は、こう打ち明けた。「一人っ子の自分が子孫を残さなければ、一家の破滅だとののしられた」という。


 中国で「出櫃」は大きなリスクをともなう。過去には、表面化しやすかった同性愛者の場合、1997年まで「流氓罪」という“ならず者”と同じ犯罪者と扱われ、2001年まで「精神疾患」として強制治療の対象にされた差別社会。いまも同性婚は認められず、LGBTへの理解も進んでいない。

 中国では同性愛者やLGBTを「同志」とよぶ。かつて中国共産党の党員らが互いを呼び合う敬称として使った「同志」だが、台湾などで俗語として使われるうち、いつしか中国でも広がった。

 台湾では5月、憲法裁判所に当たる司法院大法官会議が、同性婚を認めない現行民法は「違憲」に当たるとの判断を示し、2年以内の法改正か関連法制定を求めた。今後、アジアで初めて同性婚の合法化が台湾で実現する見通し。

台湾がより優れている

 台湾の動きとは逆に、中国ではLGBTへの締め付けが進行中だ。中国政府は昨年3月、テレビ番組でのLGBT描写を禁じ、「同志」への検閲を強め始めている。映画にも検閲が広がり、さらに今年6月にはネット視聴のソフトでも同性愛などの自由な表現を禁じる「ネット視聴コンテンツ審査規則」が通過した。

 最高指導部のトップ人事が決まる5年に1度の共産党大会を今秋に控え、社会混乱のタネを減らしたい習近平指導部は、「LGBTは社会秩序を乱す」などと曲解して圧力を強めるもよう。偏見に満ちた人権軽視は、今秋に共産党大会を控え一段と厳しさを増している。

838チバQ:2017/11/28(火) 19:13:13
「出会いの場」強制撤去

 「私は初めて、台湾が中国より優れているのだと実感した」

 「ここでは、こんなにスモッグがかかっている。どうやって『虹』(LGBTの象徴)がみえるっていうのかい?」

 5月の台湾での司法判断後、中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」では、台湾に羨望の視線を向ける中国LGBT社会からのツイートがあふれた。そんな声を伝えたUSニュース・アンド・ワールド・リポート誌(7月5日、電子版)によると、司法判断から数日後、中国本土でLGBT関連のサイトが突然、閉鎖されたという。

 上海市中心部の人民公園で5月、露天商の無許可営業や違法駐車などを取り締まる「城管」と呼ばれる治安要員の怒号が響いた。同性愛者を息子や娘にもつ数十人の母親らが、レインボーカラーに塗り分けられた傘を地面に置き、子供の経歴書や写真を見せ合って「お見合い相手」を探していたときのことだ。

 人民公園は一人っ子の結婚相手を探す両親や祖父母が集まる“メッカ”。週末ともなれば早朝から数千人が、子供の対象になりそうな相手の学歴や職業、容姿などの釣書(縁談向けの身上書)を見比べ、その家族とお見合いの交渉まで行う。悪名高い「一人っ子政策」は昨年、ようやく廃止されたが、20〜30代の結婚適齢期にある男女は都市部ではほぼ例外なく「一人っ子」。子孫繁栄と老後を頼るためにも、祖父母や両親は「結婚しない」現代っ子に焦りを感じている。

 その人民公園の「お見合いコーナー」と少し離れた場所で、子を思う気持ちに変わりのない両親らが試みた同性愛者のための出会いの集いを、異性の結婚相手を求める元祖「お見合いコーナー」の親たちが「違法行為だ」などと警察に通報し、警察は配下の治安要員に排除を命じたという。

 城管に強制撤去させられた同性愛者の息子をもつ母親の朴春梅さんは、「人民公園から追い出されたことは事件としてニュースで流れ、その後、ネット上で蔑視に満ちた批判にさらされました」と話した。城管を非難するコメントは当局者が相次ぎ削除し、厳しい批判のみが残ったようだ。

 朴春梅さんは、北京市や河北、広東、福建などの各省にも組織が広がる「同性愛親友会」の上海代表。7月の集いのほか、6月には上海から長崎県佐世保に向かうクルーズ船を企画。9組の同性愛カップルの結婚式を挙げるツアーを成功させた。両親や友人ら約800人が乗船して祝った。法的にはまだ認められない同性婚であっても、人生の節目としての「結婚式」を大切にしたかったという。

変化の兆しも

 一方で、かすかな変化の兆しもある。中国ネットメディアによると、河南省の裁判所が7月、同性愛の38歳の中国人男性が、精神疾患と疑われて強制入院された上、19日間にわたって本人の同意を得ないまま投薬されたと訴えた裁判で、病院側の非を認め、原告の男性に対し5000元(約8万2500円)を賠償するとともに、公開謝罪するよう命じる判決を下した。

 中国が今後、LGBTに寛容な社会に変わっていくのかどうか先は見えてこないが、朴春梅さんたちの活動は、今後も一歩ずつ前に進む。
(上海支局長)

LGBT

 多様で個性的な性のあり方の総称。愛情を抱く相手として、女性が対象である女性のレズビアン、男性が対象である男性のゲイ、男女の両性とも対象のバイセクシュアル、生まれ持った身体の性別に違和感があり、別の性で生きたいと望むトランスジェンダーの頭文字を取った。さらに性の自認で模索を続けるクエスチョニング、無性愛のアンセクシャルに、その他を「+」として「LGBTQA+」などと呼ぶこともある。日本でも約13人に1人がLGBTに該当するとの調査結果がある。

839とはずがたり:2017/11/28(火) 19:23:18
河野外相、賓客の同性パートナーの接遇を指示
http://www.asahi.com/articles/ASKCX3WJDKCXUTFK00G.html?ref=goonews
山岸一生2017年11月28日13時23分

 河野太郎外相は28日午前の衆院予算委員会で、12月の天皇誕生日の祝賀レセプションの招待者や外務省が招く賓客について、「法律婚・事実婚あるいは同性、異性にかかわらず、配偶者またはパートナーとして接遇するよう指示した」と明らかにした。希望の党の井出庸生氏の質問に答えた。

【速報】森友や北朝鮮なども論戦 予算委
「宮中晩餐会の同性パートナー出席、反対」自民・竹下氏
 自民党の竹下亘総務会長が23日、党会合で宮中晩餐(ばんさん)会への同性パートナー出席に反対すると発言。日本政府として、性的少数者の外国首脳らがパートナーを伴う場合にどう対応するか焦点になっている。

 井出氏は竹下氏の発言について「LGBT(性的少数者)問題の認知を広げてきた流れの中で、大変残念だ」と批判し、対応をただした。安倍晋三首相も「そういう方(首脳の同性婚相手)がパートナーとして来日された場合は、総理主催の夕食会にはお越しいただければと考えている」と述べた。ただ、国賓として宮中晩餐会に出席できるかどうかは明言しなかった。(山岸一生)

840名無しさん:2017/11/28(火) 22:11:24
安倍首相「性的少数者に対する偏見などはあってはならない」

http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye3224402.htm

28日 13時23分

 自民党の竹下総務会長が宮中晩さん会への国賓の同性パートナーの出席に反対したことなどをめぐり、安倍総理は「政府としてのコメントは控える」としたうえで、「性的少数者に対する偏見などはあってはならない」と強調しました。
 衆議院予算委員会で「希望の党」の井出議員は竹下氏の発言のほか山本前地方創生大臣がアフリカ支援をめぐり、「何であんな黒いのが好きなんだ」などと述べた問題や山東元参院副議長が「子どもを4人以上産んだ女性を厚生労働省で表彰することを検討してはどうか」と発言した件を取りあげて、安倍総理の見解をただしました。
 「自民党の中からこうした発言が出ていることについて、どのように考えられているのか、まず、うかがいたい」(希望の党 井出庸生 衆院議員)
 「ご指摘の発言については、政治家個人としての見解を述べたものであって、政府の立場でコメントすることは控えたいと思います。いずれにせよ、政府としてはLGBTと言われる性的少数者に対する偏見、人種差別、女性に対する偏見等はあってはならないと」(安倍首相)
 安倍総理はこのように述べたうえで、「一人一人の人権が尊重される豊かで安心できる成熟した社会を実現するため、教育や啓発の充実、個別事案に対する適切な対応に努めてまいりたい」と強調しました。

841とはずがたり:2017/12/01(金) 22:21:15
全世界に日本の恥をさらした自民党総務会長
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171130-00051712-jbpressz-pol&pos=3
11/30(木) 6:00配信 JBpress

 11月23日、自由民主党の総務会長が以下のような凄まじい失言をしているのを目にしました。

 「天皇皇后両陛下が国賓を迎えて開く宮中晩餐会で国賓のパートナーが同性だった場合、自分は晩餐会への(同性パートナーの)出席には反対」

 さらにその背景として「日本国の伝統に合わない」云々という、言うも恥ずかしい教養の欠如振りを見せている。あまりにも突っ込みどころ満載な、このお粗末な報道から、いくつか問題を考えてみたいと思います。

■ 婚姻制度は文化によって違う

 あえて名前などは記しませんが、くだんの政治家さんは、フランスのフランソワ・オランド前大統領が国賓として来日した際に、宮中晩餐会に事実婚のパートナー女性を伴って参加したことを取り上げたそうです。

 そのうえで「奥さんではないパートナー女性が天皇皇后両陛下と並んで座るのに、宮内庁がどう対処すべきか悩んだ」そうです。

 しかし、まず「悩む」方がおかしいし、さらにそこで「日本国の伝統」を持ち出すのは相当変なことです。

 例えばアラブの首長が来日したとしましょう。イスラムでは妻を4人まで持つことが可能です。

 仮に、アラブの王様と「第1夫人」「第2夫人」「第3夫人」「第4夫人」と、ずらーっと並んだ奥さんたちがやって来たとししましょう。

 そこで日本側が「日本国の国情に合わないから」とか「伝統が・・・」とか言って、第2夫人以下を締め出すというようなことがあるとすれば、いったいどれほど外交的にマイナスか・・・。

 と言うより、自国の風習を他の文化に押しつけるくらい、やってはいけないことはないわけです。そんな外交音痴は亡国の挙と言わざるを得ない。

 そもそも「宮中晩餐会」に日本の伝統を持ち出すのがおかしい。

 たかだか明治以降、もっと言えば現行のものは戦後のここ数十年の話であって、日本国の伝統ではなく、今日の国際情勢を見ながら、適切に国賓を非礼のないようにお迎えするのが、外交であり「お・も・て・な・し」というものでしょう。

 そもそも、イスラムであれば妻は4人までと節度ある上限が示されていますが「日本国の伝統」はどうでしょう? 

 近代に限っても、例えば、宮中晩餐会に関わりがある例で考えるなら、明治天皇には、明らかに分かっているだけで「側室」が4人は存在しています。

 大正天皇は明治天皇の息子ですが、お母さんは明治天皇の皇后ではありません。柳原愛子典侍、通称「二位の局」が天皇の生母で、明治天皇は后である昭憲皇太后こと、病弱であったとされる一条美子との間には子供がありません。

 ここ20年ほど、皇位継承をめぐって女帝問題など様々な議論があります。これらについては別論としますが、少なくとも封建時代以前、領主とか君主といわれる人たちの1つの仕事は、血統を絶やさないことです。

 近代以降の明治天皇ですら正妻と側室4で5人の妻、妻でない女性の数などは正確に把握できない状態が「日本の伝統」の1つの切り口にほかなりません。

 ちなみに、どの程度正確な数字か分かりませんが平安時代初期の帝である嵯峨天皇には皇子が23、皇女が27、合計50人の子があったそうで、当然ながら皇后(橘嘉智子)以外にも記録に残らない人まで含め、多くの「妻」がありました。

 あまりにも皇子が多いので、これらを皇族として税で養うのには限界があり、そこから「皇室に起源を持つ臣下」に臣籍降下して「源氏」という姓ができるわけです。

 どこかの政治家の日本の歴史や文化の認識では、源氏物語も源平の戦いも鎌倉幕府も「日本国の伝統」と無関係になるようで、これはまた面白い独自研究もあったものだと思います。

 観光絵葉書以前の印象で「伝統」のような言葉を振り回す政治屋業種も問題なら、それで右往左往するなら、有権者の教養水準が低下していると言わねばなりません。そんなことでは日本の伝統が泣くでしょう。

 言うまでもありませんが、現行の日本国憲法と真っ向から矛盾する、こうした多重婚を「日本の伝統」云々で是認するという話ではありません。

 「誤読以前」はご勘弁いただきたい。文化の多様性に対して外交は謙虚であるべきで、特に宮中晩餐会といった場所について、思いつきの陣笠アドリブは、相当危なっかしいというのが第1点です。


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