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首都圏 地方議会・首長,政治・選挙スレ

6091チバQ:2015/03/30(月) 22:28:31
http://www.nikkansports.com/general/news/1454460.html
土下座強要しごみ処分させた蓮田市議、過去にも
[2015年3月30日20時20分]



 埼玉県の蓮田白岡環境センター職員に土下座を強要しごみを処分させた蓮田市議が、2013年にも別の職員に土下座させていたことが30日、分かった。

 市議は山口博史氏(58)。市などによると、同日、市役所で議会議長に辞職願を提出し受理された。「皆さんに迷惑を掛けた。一身上の都合で辞職する」と話したという。

 山口氏はセンターを運営する蓮田白岡衛生組合の副議長を務めていた。センター幹部によると、市役所で13年9月、組合の定例会を開くため決裁を求めた50代の男性職員に対し「市の委員会で忙しいのに、なぜ今なのか」などと激高し土下座させた。

 組合員で別の市議らによると、山口氏は昨年12月、センターに電話し、手数料を支払わずごみ処分を依頼。30代の男性職員が断ると直接訪れて土下座させた上、選挙ビラ約30枚が入った紙袋を押しつけた。手数料は150円で、3月になって支払ったという。

 山口氏は03年、市議に初当選し3期目で、自民党系の最大会派に所属していた。(共同)

6092チバQ:2015/03/31(火) 06:32:55
http://www.kanaloco.jp/article/86186/cms_id/133854
2015統一地方選:相乗り現職、挑む新人 平塚市長選

2015.03.31 03:00:00



 任期満了に伴う平塚市長選は、4月19日の告示まで3週間を切った。現職の落合克宏氏(57)=無所属=に、新人で元市職員の石黒昭雄氏(65)=同=が挑む一騎打ちの公算が大きい。各党は相乗りで現職を推薦、地元経済団体も支持を打ち出すなど一時無投票の可能性もあったが、「無投票を避けるため」として石黒氏が直前に参戦を表明。保守系の新人3人が激しく争った前回とは大きく様相を異にしている。

 落合氏は自民、民主、公明各党の県組織から推薦を取り付けた。市職員労働組合からも前回と同様に支援を受ける見通し。平塚商工会議所も含め、幅広く支持を集めている。

 「前市長時代は、市内のインフラ整備はほとんど進まなかった。今は道の駅整備や日産車体工場跡地の開発、ツインシティ計画と、継続して大きな政策に取り組まなければ、観光振興、経済活性化も望めない」とベテラン市議の一人。別の市議も「高齢者福祉なども無難にこなしている。あえて対抗馬を立てる必要はない」と、各党相乗りとなった現状を解説する。

 平塚市長選は長く保守系同士の対決が続いてきたが、2003年に無党派の市議だった大蔵律子氏が幅広い支持を集めて現職を破り、様相が一変。07年には自民推薦の新人ら2人が挑んだが、大蔵氏の再選を阻めなかった。大蔵氏が引退した11年の前回は保守系の3新人が激しく争い、落合氏が初当選を果たした。ようやく取り戻した“保守の牙城”だけに、「保守系同士でつぶし合いになってもしょうがない」との見方もある。

 対抗馬擁立の動きがなかったわけではない。相模川を挟んで平塚市大神地区と寒川町倉見地区を一体開発するツインシティ計画などをめぐり落合市政を批判する市議の一部は、昨夏から複数の人物に出馬を打診するなど水面下で擁立を模索。だが実現には至らなかった。

 そうした中、石黒氏が23日、「市長選が無投票では市民にとって良くない」と出馬を表明。組織的な支援はないものの、擁立を模索してきた市議らは石黒氏の表明を歓迎、勝手連的な支援をする方針という。

 市議の一人は「初出馬した際の大蔵氏も当初、現職有利と言われた。選挙はやってみなければ分からない」と話している。

【神奈川新聞】

6093チバQ:2015/03/31(火) 19:58:25
http://www.sankei.com/region/news/150323/rgn1503230025-n1.html
2015.3.23 07:07
【統一選2015 栃木県議選の構図】
(1)宇都宮・上三川 17人前後出馬で激戦

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 統一地方選前半戦の県議選(4月3日告示、12日投開票)に向け、立候補予定者がほぼ出そろった。これまでに、定数50に対し、70人超が立候補の準備を進めている。平成23年の前回選挙で旋風を巻き起こしたみんなの党の解党の影響が注目されるほか、自民が過半数を維持するか、民主が党勢回復を果たせるかが焦点となる。県内16選挙区の構図を探る。

                   ◇

 【宇都宮市・上三川町】(定数13)

 有権者が44万2千人を超え、県全体約162万3千人の27%を占める。定数も全体の4分の1を超える大選挙区には、主要政党がそろって候補を擁立し、現時点で17人前後が出馬すると予想される激戦区。ただ、平成23年の前回選挙は22人が出馬する乱戦だった。18位以下の5人の票は計1万1千票を超えており、当選ラインが上がることも予想される。

 前回6人が当選した自民は高橋、螺良、五月女、中島、横松の現職に、新人の吉羽を含めた計6人を公認する。8期務めた梶克之は病気療養で辞職。国政選の経験もあるベテラン、増渕は今回無所属で通算10期目に挑む。公明も山口、野沢の両現職が出馬し、与党で過半数を維持する構えだ。

 前回5人を擁立し、現職を含む3人が落選した民主は今回、公認を佐藤、斉藤の両現職に絞った。前回議席を失った山田は無所属で再起を期す。共産・野村は前回自身の落選で失った党の議席奪還を狙う。昨年12月の衆院選にも出馬しており、知名度は高い。

 前回、党代表(当時)・渡辺喜美のお膝元として勢いを見せたみんなの党が解党し、県議会みんなのクラブの中川、佐原、前回トップ当選の渡辺の3人は無所属で戦うことになる。他にも立候補の動きがある。

 【芳賀郡】(定数2)

 4選を目指す岩崎と3選を目指す山形の自民両現職のほかに、これまでのところ具体的な動きはなく、2人が無投票当選の可能性がある。岩崎は益子町、山形は茂木町が地盤。前回は民主が市貝町から新人を擁立し、選挙戦になった。

 【壬生町】(定数1)

 衆院議員、佐藤勉の長男、自民・佐藤以外に目立った動きはない。佐藤は初当選から連続で無投票当選しており、今回も無投票だと3回連続になる。=敬称略

6094チバQ:2015/03/31(火) 19:58:47
http://www.sankei.com/region/news/150324/rgn1503240065-n1.html
2015.3.24 07:08
【統一選2015 栃木県議選の構図】
(2)さくら・塩谷郡 指定廃棄物問題、争点に

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 【さくら市・塩谷郡】(定数2)

 県議会副議長の花塚と神林の自民両現職に、民主・船山と無所属・酒井の新人2人が挑む。新人2人は告示前1カ月を切ってから立候補を表明した。福島第1原発事故で発生した指定廃棄物の最終処分場候補地に提示された塩谷町を含み、この問題を争点に注目が集まっている。

 昨年12月の衆院選では、民主・福田昭夫が処分場問題を積極的に取り上げ、同町での支持を伸ばしたことで、現職閣僚(当時)の自民・西川公也との大接戦を制した。船山は福田の秘書で同町出身。衆院選の勢いで議席奪取を狙う。さくら市喜連川の新興住宅地を地盤とする酒井も処分場建設に反対の立場を取る。

 神林は前回、みんな公認で初当選。平成25年の参院選で高根沢町長だった高橋克法を支援するとして自民に移った。

 花塚はさくら市喜連川地区が地盤で、同地区の酒井、高根沢町の神林、塩谷町の船山と、地域対抗の様相も。さくら市氏家地区での集票が勝敗を左右しそうだ。

 【鹿沼市】(定数3)

 旧西方町が栃木市と合併し、鹿沼市単独の選挙区になった。定数は変わらない。自民の神谷、小林、民主・松井の現職3人に無所属新人2人が挑む構図。3月に入り、鹿沼市議の湯沢、佐藤が相次いで参戦を表明し、混戦模様に。

 【日光市】(定数2)

 渡辺と阿部の自民両現職に、元日光市議の民主・平木が挑む。3人とも地盤は旧今市市で、激戦が予想される。渡辺は県議7期、議長も務めた重鎮。阿部は前回無所属、自民推薦で初当選。平木は昨年の日光市長選に立候補した。

 【那須烏山市・那珂川町】(定数1)

 県議会議長も務めた自民・三森のほかに出馬の動きはなく、無投票が濃厚。前回はみんな新人との一騎打ちになったが、三森は強い危機感の中、約6千票の差を付けて退けた。=敬称略

6095チバQ:2015/03/31(火) 19:59:35
http://www.sankei.com/region/news/150327/rgn1503270032-n1.html
2015.3.27 07:05
【統一選2015 栃木県議選の構図】
(3)旧みんな系、生き残りへ懸命

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 【那須塩原市・那須町】(定数4)

 昨年解党したみんなの党元代表、渡辺喜美のお膝元。前回はみんなが3議席を獲得、躍進の象徴となったが、状況は4年前と大きく様変わりしている。前回トップ当選の阿久津憲二は那須塩原市長に転出。県議会会派みんなのクラブ元代表の増渕三津男が引退し、1人残った相馬が無所属で再選に挑む。

 自民は前回、現職が落選し議席を失ったが、無所属で当選した阿部、平成24年の補選で推薦した関谷が自民入り。自民は2人の上位当選を狙っており、県連幹部は「ワンツーフィニッシュを決めろ」と両陣営に発破を掛けた。阿部は旧黒磯市、関谷は旧西那須野町が地盤。与党市議も半数に分かれて支援する。

 無所属・斎藤剛は、増渕引退後の那須町の地盤の死守を図り、那須町長・高久勝らの支援を受ける。

 共産・槙は西那須野町議を6期務めた後、衆院選に4回出馬した。前回、宇都宮市・上三川町で出馬した斎藤進を含め、6人が立候補を予定している。

 解党した旧みんな支持者の票の動向も注目される。

 【大田原市】(定数2)

 無所属でみんなのクラブ代表の相馬と自民・池田の両現職に、元大田原市議の無所属・小西が挑む。前回、池田は無所属、相馬はみんなから出馬。結果は相馬がトップ当選したが、今回はみんな解党で危機感がにじむ。農協職員出身の池田は農村部、商工関係出身の相馬は市中心部に、それぞれ強い支持層を持つ。小西は元大田原市長、千保一夫の支援を得て、初当選を狙う。

 【矢板市】(定数1)

 無所属・斎藤と自民・青木の一騎打ちとなりそう。前回に続く激戦が予想される。自民は党を挙げて青木の議席奪還に挑むが、昨年12月の衆院選で自民候補の票が他候補を下回った地域だけに陣営の危機感は強い。前回、みんな新人として、県議会議長を務めた青木を約900票差で破り、初当選を飾った斎藤だが、現在はみんなのクラブを離れ、県議会では1人会派になっている。=敬称略

                    ◇

 ■予想の顔触れ

 ◇那須塩原市・那須町(定数4)
 阿部寿一60 保険代理業  自現(2)
 関谷暢之52 会社役員   自現(1)
 槙昌三71 党地区委員長 共新 
 相馬政二58 会社役員   無現(1)
 斎藤剛郎39 元那須町議  無新
 斎藤進71 コンサル業  無新

 ◇大田原市(定数2)
 池田忠59 農業     自現(1)
 相馬憲一57 県会会派代表 無現(3)
 小西久美子64 酒類販売業  無新
 ◇矢板市(定数1)
 斎藤淳一郎42 元県職員   無現(1)
 青木克明62 会社役員   自元(3)
 ※( )は当選回数。

6096チバQ:2015/03/31(火) 19:59:58
http://www.sankei.com/region/news/150328/rgn1503280082-n1.html
2015.3.28 07:04
【統一選2015栃木県議選の構図】
(4)足利は自民系乱立、屈指の激戦に

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 【足利市】(定数4)

 自民は木村、早川の両現職と元職・斉藤の3人を擁立し、無所属は4人が立候補予定で、今回も県内屈指の激戦区となりそうだ。現職では、民主が加藤を推薦、鶴貝は旧みんな系。新人では前回自民公認で落選した杉田と、足利市議の塩田が参戦する。

 3期連続トップ当選の早川は祖父、父と続く政治家一家で、市南部を中心に強い後援会組織を持つ。木村は党県連総務会長の要職にあり、業界団体に手堅い支持層を持つ。組織を引き締め7選を狙う。前回、僅差で次点に泣いた斉藤は早川と地盤が重なるが、返り咲きに向け、票固めに奔走する。

 加藤は連合栃木の組合票を固め、地盤の市西部で浸透を図る。鶴貝はみんな解党の影響が懸念材料。前回は約1万1千票で2位当選だったが、危機感は強い。

 杉田は市議選では2期連続トップ当選の実績があり、大票田の一つ御厨地区を地盤に初当選を目指す。塩田は前回市議選でトップ当選。地盤は市南部で最大票田の山辺地区だが、早川、斉藤と競合し、草の根で票の掘り起こしに躍起だ。

 【栃木市】(定数4)

 岩舟町が栃木市と合併。また、今回から鹿沼市と同じ選挙区だった旧西方町が含まれ、栃木市全域が一つの選挙区となった。欠員1で、現職3人、元職1人、新人2人が立候補予定で、激戦となりそうだ。

 自民は県議会会派会長の現職・平池、旧栃木市長の元職・日向野、栃木市議の新人・増山の3人を公認した。

 現職はほかに、保母と角田の2人。保母は前回、民主、角田はみんな公認で当選した。今回はいずれも無所属での出馬。角田は旧大平町が地盤。ほかに旧岩舟町長の無所属・市村が出馬する。

 【佐野市】(定数3)

 自民の金子、亀田、みんなのクラブ所属で無所属の早川の現職3人が立候補予定。前回次点だった自民の元県議会副議長、青木務が出馬を見送り、8年ぶりの無投票の可能性が出ている。=敬称略

6097チバQ:2015/03/31(火) 20:00:43
http://www.sankei.com/region/news/150329/rgn1503290024-n1.html
2015.3.29 07:04
【統一選2015 栃木県議選の構図】
(5)小山・野木、主要政党そろい激戦に拍車

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 【小山市・野木町】(定数5)

 自民の板橋、五十嵐、五十畑と公明・西村、無所属・白石の現職勢に、民主・中屋、共産・平野、無所属・舘野の3新人が挑む構図となっている。前々回の平成19年選挙は無投票で自民が5議席中4議席を占めるなど保守地盤も厚い選挙区だが、前回23年は、みんながトップ当選し、自民現職1人が議席を落とした。今回は12年ぶりに候補を擁立する共産を含めて主要政党が候補をそろえ、激戦に拍車がかかる。

 前回トップ当選のみんな・高橋修司が市長選に転出し、高橋票の行方も勝敗を左右しそうだ。

 自民は、県政史上最多の12選を期す板橋、40代ながら4選を狙う五十嵐、24年の補選で議席を得た五十畑と、ベテランから若手の3人で挑む。公明は、前回この選挙区で初めて議席を得た。西村が再選に挑む。

 民主は中屋を公認。当初は推薦を得て無所属で出馬する意向だったが、他候補との差別化を図る狙いがありそうだ。舘野は前回、民主公認だったが、今回は無所属。8人の中で唯一野木町を地盤としており、他候補との差別化を図りたいところだ。中屋は小山市議、舘野は野木町議と共に議員出身。

 共産・平野は告示まで1カ月を切った今月5日、出馬を表明。選挙は初挑戦となる。

 【真岡市】(定数2)

 過去2回は無投票だったが、自民・石坂と無所属・一木の現職2人に、真岡市議の民主・高橋が挑み、12年ぶりの選挙戦となる。

 石坂は党県連幹事長の重責を担い、実績は十分。一木は県議会で県民第一の会、その前は民主党・無所属クラブに所属したことがあり、旧二宮町が地盤。元衆院議員・山岡賢次に近く、民主支持層を高橋と争う展開となりそうだ。高橋は党を前面に戦う。

 【下野市】(定数1)

 自民・若林以外に立候補の動きはなく、若林の無投票当選の可能性が高まっている。若林は過去2回の選挙では一騎打ちを制している。(敬称略)

                   ◇ 

 ■予想の顔触れ
 ◇小山市・野木町(定数5)
 板橋一好 74 党県副会長  自現(11)
 五十嵐清 45 元議員秘書  自現(3)
 五十畑一幸 41 元小山市議  自現(1)
 中屋大 36 小山市議   民新
 西村真治 53 党県役員   公現(1)
 平野正美 68 党地区委員  共新
 白石資隆 39 剣道場副館長 無現(1)
 舘野崇泰 39 野木町議   無新

 ◇真岡市(定数2)
 石坂真一 59 党県幹事長  自現(5)
 高橋昇 61 真岡市議   民新
 一木弘司 73 元中学校長  無現(3)
 ◇下野市(定数1)
 若林和雄 66 元小山市職員 自現(2)
 ※( )数字は当選回数。

6098名無しさん:2015/03/31(火) 20:13:28
http://www.yomiuri.co.jp/local/ibaraki/news/20150327-OYTNT50464.html
合併勉強会を継続…つくば、土浦市
2015年03月28日
 将来の合併や広域連携なども視野に入れて、つくば、土浦両市が昨年2月から今年2月まで計8回実施した「合併についての勉強会」の報告書がまとまり、27日、土浦市役所で、つくば市の市原健一市長と土浦市の中川清市長に手渡された。両市長は新年度も勉強会を継続し、手つかずになっていた課題などについて、検討していくことを確認した。


 勉強会は今年2月12日で終了したが、「合併後の市のシミュレーション」「他の中核市、近隣市との比較・分析」「両市の今後の課題、合併のメリット・デメリット」などの項目で、検討作業が終わらなかった。

 報告書は53ページ。この日、勉強会の事務局から両市長に「両市とも財政的な健全性が保たれている」「合併による中核市移行はイメージアップや市民サービスの向上が見込めるが、財政的なメリットは見いだせない」などの検討結果が示された。

 これを受け、両市長は、〈1〉現状分析にとどまり、まちづくりなどに踏み込んでいない〈2〉市民アンケートで回答者の多くが、合併の具体的な効果や影響、新市の構想・計画の提示を望んでいるが、応えていない――などの見解で一致した。

 また、市原市長は、「新たに周辺市の首長にも協議への参加を呼びかけたい」と述べ、「合併に関しては2市」としていた枠組みの見直しにも含みを残した。

2015年03月28日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

6099チバQ:2015/03/31(火) 21:50:24
http://www.sankei.com/region/news/150331/rgn1503310064-n1.html
2015.3.31 07:03

新人の7割、元市町議 県議目指す理由は? 埼玉




 4月3日に告示される統一地方選の県議選(定数93)で、出馬を予定する新人84人のうち、元市町議(自動失職を含む)が約7割の61人を占めていることが30日、産経新聞の集計で分かった。支持層があるため当選率は前回の選挙で4割と高く、定数4の選挙区に3人の元市議を公認・推薦する党派もある。市町議たちは、なぜ県議を目指すのだろうか。(川畑仁志)

 本紙の集計によると、県議選に出馬を予定する163人のうち、市町議経験者数は新人・現・元職合わせ107人に上り、161人中93人だった平成23年の前回を上回る見通しだ。

 新人に限ってみると、前回は出馬した79人のうち議員経験者は45人で、無投票の1人を含め18人が初当選した。当選率は40・0%で、議員未経験の新人の当選率29・4%(34人中10人)を大きく上回った。

 北5区熊谷市(定数3)では、市議会3会派に所属していた元同僚市議の新人4人が無所属で出馬する。新人の一人は「知った仲なので…」と戸惑いつつも、「それぞれが挑戦するのはいいことだ」と話し、県議転身を目指す理由として「県と市の連携ができていない」「県の事業が停滞している」などと市政・県政の現状への不満を挙げた。

 元新座市議で県議会会派民主・無所属の会の代表を務める吉田芳朝氏(40)は「転身後、より大きなやりがいを見いだせるようになった」といい、「地元の声に対応できる幅が広がる上、地元以外の首長や市町村議との人脈も増え、県全体の課題に取り組める」と強調する。

 政党も議員経験者の新人を公認・推薦する傾向が強い。自民は新人20人のうち17人、民主も同5人中4人が経験者だ。西1区所沢市(定数4)で同市議3人を公認・推薦する自民県連の鈴木聖二幹事長(60)は「公募では議員経験の有無は考慮していない。だが、経験者には『公認が出なくても出馬する』という覚悟がある傾向が強かった」と選考を振り返った。

 県議転身を目指す市議の一人は「地元に引き続き密着しながら、大きなテーマの中で地域を良くしていきたい」として周産期医療の充実などの課題を挙げ、あくまで「地元のための転身」の側面を強調した。

 別の市議は「転身組には次のステップとして市長や国会議員を狙っている人がいて、具体的な政策や理念を持っている。自分もどちらかといえばそうで、支援者からも『上位職の県議を目指せ』という声がある」と明かした。ちなみに、県選出国会議員のうち、衆院の武正公一、小宮山泰子、神山佐市、野中厚、鈴木義弘、参院の関口昌一の6氏は県議出身者だ。

6100チバQ:2015/03/31(火) 23:10:20
2011年栃木県議選結果+2015年の出馬予定など
宇都宮市・上三川町(定数:13)
当 渡辺幸子14204みん28新  みんなのクラブ
当 梶克之_13270自民66現    病気辞職
当 五月女裕久彦11497自民58現 
当 中島宏_11320自民42新
当 野沢和一11180公明51新
当 高橋文吉10937自民68現
当 螺良昭人10746自民51現
当 山口恒夫10709公明47現
当 佐藤栄_9881民主64現
当 佐原吉大9623みん43新  みんなのクラブ
当 横松盛人9269自民52新
当 斉藤孝明8529民主39現
当 中川幹雄8495みん60現  みんなのクラブ
落 野村節子7696共産58現
落 山田美也子7114民主55現   無所属出馬
落 増渕賢一7023自民64現    無所属出馬
落 石井万吉4715民主69元
落 西弘次_4651無所42新   無所属出馬
落 金井亨_3846民主46新
落 荻野夏子1135無所46新
落 田中孝昌909無所29新
落 斎藤進_570無所67新

芳賀郡(定数:2)
当 山形修治12822自民47現
当 岩崎信11005自民59現
落 山口幸照6296民主58新


下都賀郡北部(定数:1)   壬生町に変更
無投票
当 佐藤良―自民31現    佐藤勉代議士の長男

さくら市・塩谷郡(定数:2)
当 花塚隆志13074自民51現
当 神林秀治9887みん51新  自民入り
落 菅谷文利9194無所57現
落 綱川秀夫421無所69新

鹿沼市・西方町(定数:3)  西方町が栃木市と合併。選挙区から外れる
当 松井正一13532民主45現
当 神谷幸伸10085自民57現
当 小林幹夫8701自民57現
落 小松英夫7032みん55新

6101チバQ:2015/03/31(火) 23:10:33

日光市(定数:2)
当 渡辺渡12387自民68現
当 阿部博美9276無所50新  自民入り
落 船山幸雄8053民主57新
落 鈴木秀顕4530みん41新

那須烏山市・那珂川町(定数:1)
当 三森文徳14283自民54現
落 沼田邦彦7872みん39新

那須塩原市・那須町(定数:4)
当 阿久津憲二10508みん68現 那須塩原市長に転出
当 相馬政二10314みん54新  みんなのクラブ
当 増渕三津男8811みん66現 引退
当 阿部寿一8380無所56現  自民入り
落 小滝信光8018自民69現
落 中塚英範4339民主37新

 ◇那須塩原市・那須町開票結果(改選数1)
当 25635 関谷暢之 50 無新  自民入り
  20146 平山武  64 無新
 =選管最終発表


大田原市(定数:2)
当 相馬憲一11936みん53現  みんなのクラブ
当 池田忠10646無所55新   自民入り
落 本沢節子3167無所66新

矢板市(定数:1)
当 斎藤淳一郎8458みん38新  「矢板市民党」(一人会派)
落 青木克明7548自民58現   15年再出馬

足利市(定数:4)
当 早川尚秀13085自民38現
当 鶴貝大祐11113みん45新  みんなのクラブ
当 木村好文9454自民68現
当 加藤正一7730無所49新  民主推薦
落 斉藤具秀7639自民75現  自民出馬
落 杉田勉7278自民61新   無所属出馬
落 野村寿彦5819無所56現

栃木市・岩舟町(定数:4)
当 平池秀光15952自民70元
当 角田正展12225みん41新   会派「無所属クラブ」(一人会派)
当 保母欽一郎11622民主51現   離党無所属出馬「県民第一の会」(生活・山岡賢次)  
当 琴寄昌男10832無所49現   市長選出馬落選
落 櫛淵忠男10144自民68現

佐野市(定数:3)
当 亀田清_12715無所63新   自民入り
当 早川桂子11759みん55新   みんなのクラブ
当 金子裕_11126自民48現
落 青木務_10529自民66現

小山市・野木町(定数:5)
当 高橋修司13245みん39現  市長選出馬落選
当 白石資隆12396無所35新  会派「元気クラブ」(一人会派)
当 西村眞治10956公明49新
当 板橋一好9919自民70現
当 五十嵐清9143自民41現
落 舘野崇泰7326民主35新  15年無所属出馬
落 栗田城7036自民70現
落 渡辺直治4270無所67現

 ◆県議補選開票結果
 ◇小山市・野木町開票結果(改選数1)
当 24264 五十畑一幸 38 自新
  19607 小野塚久枝 69 み新

真岡市(定数:2)
当 一木弘司―民主69現   離党無所属出馬「県民第一の会」(生活・山岡賢次)
当 石坂真一―自民55現

下野市(定数:1)
当 若林和雄11187自民62現
落 安里満信9477みん43新

6102チバQ:2015/04/01(水) 19:22:11
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20150330/CK2015033002000151.html
統一地方選 無投票考(上) 1人区 自民の「牙城」に

2015年3月30日


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◆保守地盤
 「二十も一人区があって、そのうち十九が自民党だからねえ」
 告示まで一カ月を切った三月上旬。無投票の可能性が高い選挙区への候補者擁立について、民主党県連の幹部がため息を漏らした。
 県議選は、告示(四月三日)を直前に控え、定数九五を三十九人上回る百三十四人が立候補の準備を進めている。しかし四十六ある選挙区の四割にあたる十八選挙区で無投票となる可能性がある。
 制度上の原因は「一人区」の多さにある。四十六選挙区のうち定数が最も多いのは、七人区(船橋市、松戸市)。六人区(市川市)、五人区(柏市)、四人区(市原市)は、それぞれ一つずつで、三人区(千葉市中央区など)も四つだけだ。
 一方、二人区は十七あり、一人区は二十と最も多い。無投票当選の可能性が高い十八選挙区のうち十二選挙区を一人区が占めるのだ。
 一人区の現職は、印旛郡を除き、十九人が自民。印旛郡も現職は先の補選で当選した無所属議員だが、任期中に死去した前職は自民だった。人口の少ない房総地域の保守地盤は特に固い。一人区は自民の「牙城」であり、昨年衆院選で大勝した素地となっている。
 他党にとって、こうした固い地盤を切り崩すのは容易ではない。対抗馬擁立にはどうしても及び腰になり、必然的に定数の多い選挙区を目指すことになる。
 民主は二〇一二年の衆院選で政権から転落。前回の県議選では一人区を含め三十一人を擁立したが、今回は複数区の二十一人に絞った。別の幹部は「政権が続いていたら戦えたかもしれないが、県内で君津市、茂原市より南には現職の地方議員がいない。立候補する新人は、市議経験者など戦える人を擁立した」と説明する。
◆一票の格差
 問題は「二人区」にもみられる。
 「印西市は、銚子市と比べると一票の格差が二・五一倍。現在は人口が増え、二・六倍ぐらいになっている」
 三月上旬。印西市選挙区(定数一)で名乗りを上げた無所属新人の男性が、出馬会見で定数是正を訴えた。
 一〇年国勢調査によると、印西市の人口は八万八千百七十六人。一方、銚子市は七万二百十人と印西市より少ないにもかかわらず県議選の定数は二。銚子市が一人一票なら、印西市は一人〇・四票に満たない計算だ。
 現在の県議選の定数・区割りでは、このような「逆転区」が、(1)印西市と四街道市(2)印西市と香取市(3)印西市と銚子市(4)八街市と銚子市-の計四組生じている。
 県議選の定数や区割りについては、昨年に県議会の「定数等検討委員会」で見直しに向けた議論がされた。各会派が見直し案を提示したが、最大会派の自民が見直し案を一本化できず、「現状維持」を提示、頓挫した。自民の委員は「それぞれの地域で事情があり、見直し案を集約できなかった」と説明。長年の「既得権益」を打破できない党内事情を暗に認めた。
 定数二のまま実施される銚子市選挙区では、ともに三期目の自民現職二人が四選を目指す。ほかに立候補の動きはない。 (村上一樹)
     ◇
 四年に一度の統一地方選。有権者にとっては、国政選挙よりも身近なはずだが、選挙にならないため、投票したくてもできないケースが目立つ。政治への関心低下をさらに助長しかねない「無投票」について考える。

6103チバQ:2015/04/01(水) 19:22:46
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20150331/CK2015033102000155.html
統一地方選 無投票考(中) 奪われる「選ぶ権利」

2015年3月31日


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 「財政危機という大きな問題が地元にありながら、県議選で選択肢がないというのは残念だ」
 美しい海岸線が続く富津市のJR上総湊駅周辺。この地に住む主婦塚田松子さん(71)は、同市選挙区で四回連続無投票の可能性が高まっていることを嘆いた。
 東京を離れ、海が近い一戸建てに夫(74)と住み、十一年になる。温暖な気候、豊かな自然。浦賀水道をはさみ、三浦半島や富士山を望む。「老後の生活には理想的なところ」と思っていたが、昨年夏、同市の財政危機を報道で知りショックを受けた。
 市が昨年公表した現在の財政状況は「破たん寸前状態」。二〇一四年度は黒字を見込むが、一五年度以降は赤字に転落。抜本的な再建策を講じなければ、かつての北海道夕張市のように自主的な財政再建が困難な「財政再生団体」になる-との内容だった。
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 なぜ、財政悪化は放置されてきたのか。チェック機能を果たしてこなかった市議会の責任は重い。一方、県議会にとっても県内の危機的状況はひとごとではない。市選出議員は、実情を報告、問題点を議会内で共有させ、改善策を模索する大切な役割があるはずだ。
 にもかかわらず、県議選は低調だ。今回も四期目の自民現職吉本充氏(58)のほか、目立った立候補の動きはない。
 有権者にとって、十六年にわたり「選ぶ権利」が奪われる可能性について、保守系のある市議は「無投票が続くのはよいことではない」と認めつつ、房総各地は保守地盤が強いことから、「(他党が)対立候補を立てることは難しいのでは」と語る。
 吉本県議自身は「選挙権の行使ができないのは民主主義の原則からして、私もどうかと思う。ただ、私が無投票かどうか決める立場でなく、無投票となっても初心を忘れず謙虚な努力を続けたい」と話す。
 県内で無投票の公算が大きい十八選挙区のうち、富津市以外にも、富里市、長生郡でも四回連続で無投票となる可能性が高い。いずれも「一人区」だ。
 塚田さんは「市民が政治や選挙に興味を持ち、複数の候補が競えるようにするには、一人区を無くすしかないのでは」と感じる。
 一方、県議選や市長選で無投票当選を経験した石井裕・南房総市長は、「現状を大きく変えたいという動きがあれば、(複数候補が出て)投票になり、なければ無投票になる。変えたい、という動きの度合いの違いではないか」と指摘。無投票には、選挙に対する有権者の意識の違いが大きく影響しているとみている。(北浜修、村上一樹)

6104チバQ:2015/04/01(水) 19:23:17
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20150401/CK2015040102000150.html
統一地方選 無投票考(下) 選択肢なければ関心低下

2015年4月1日


◆元我孫子市長、中央学院大 福嶋浩彦教授に聞く
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 有権者が一票を行使できない無投票当選。その背景、問題点は何か。元我孫子市長で中央学院大の福嶋浩彦教授(58)に聞いた。 (聞き手・砂上麻子)
 -県議選では四十六ある選挙区のうち約四割にあたる十八選挙区が無投票になる可能性が高い。
 「市民に選択肢が示されなければ、政治に対する関心がますます低下してしまう。本来の自治は、住民一人一人の思いを起点にみんなで話し合って地域をつくるものだ。しかし今は、国の政策を地域でアレンジして実行するのが中心で、議員もその枠内で支持者のための予算確保に走っている。これでは、自治の魅力も重要性も薄らぐ」
 -「一人区」二十選挙区のうち十九選挙区で議席を自民党が占めている。他党はどう戦うべきか。
 「以前は共産党や社会党が、たとえ選挙に負けると分かっていても候補者を立てることがあったが、最近はそうでもないようだ。個別の政党の具体的な選挙方針に口をはさむつもりはないが、政党は有権者に選択肢を示す役割を果たしてほしい。やはり自民党に次ぐ勢力である民主党の責任は大きいのではないか」
 -議員定数が多すぎることや、区割りが人口を正確に反映していないことが原因とも指摘される。
 「定数だけ議論しても答えは出ない。まず、どういう議会を目指すか明確にする必要がある。スペシャリストの議員で構成する少数の議会にするのか、定数は二百人でもよいから、会議は平日夜や土日に開いてボランティア議会にするのか。それを踏まえ議員の数と報酬を決めればいい」
 「人口を反映した区割りは民主主義の基本だ。ただし政令市は、県との関係をふまえ別に検討してもよいのではないか」
 -有権者は「無投票」にどう向き合うべきか。
 「なぜ無競争なのか考えてみる必要がある。万一、既得権を維持したい人や政治家だけの都合で無競争になっていたら市民が不幸になる。ただ、無投票を避けよう、投票率を上げようと選挙の時だけ言っても難しい。日ごろから地域づくりをいかに自分の事として捉えられるかが重要になってくる。市民の姿勢も問われている」
 <ふくしま・ひろひこ> 1956年生まれ。我孫子市議を経て、95年から2007年まで我孫子市長を務める。市長在任中は「市民自治」を掲げ、補助金の市民審査制度を導入し、常設型の住民投票条例を制定。退任後10〜12年まで消費者庁長官も務めた。専門は地方自治。

6105チバQ:2015/04/01(水) 19:23:35
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20150401/CK2015040102000149.html
若葉区など 政令市でも「選挙なし」

2015年4月1日


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 46選挙区のうち、18選挙区で24人が無投票で当選する見通しとなっている今回の県議選。選挙の洗礼を受けない選挙区には、房総地域など人口の少ない「1人区」が多いが、都市部も例外ではない。
 政令市の千葉市では2011年の前回選挙で若葉区と美浜区の両選挙区(いずれも定数2)が無投票だった。美浜区は今回も自民、民主両党の現職が無投票で議席を分け合う見込みだ。
 政令市での無投票は、埼玉、神奈川両県でもみられる。神奈川県議選の場合、前回選挙では49選挙区のうち、7選挙区の9人が無投票で当選。このうち川崎市の幸区選挙区(定数2)が無投票だった。
 埼玉県議選は前回、59選挙区のうち、無投票当選したのは15選挙区の17人。このうち、さいたま市の南6区選挙区(見沼区・定数2)が無投票だった。
 今回もさいたま市内では南3区(西区・定数1)、南4区(北区・定数2)、南7区(中央区・定数1)、南10区(南区・定数2)の4選挙区で無投票になる可能性がある。

6106チバQ:2015/04/01(水) 19:25:19
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150326ddlk12010093000c.html
’15統一地方選・ちば:どうなる勢力図/1 中央区、屈指の激戦模様 自民系の独占狙う 民主、議席死守できるか /千葉
毎日新聞 2015年03月26日 地方版

 「大変厳しいが、絶対に3番目でも頑張って、3人の中に入らないといけない」

 今月1日、千葉市内のホテル。県議選の千葉市中央区選挙区(定数3)に立候補を表明した歯科医師の鷲見隆仁氏(36)は、決起大会に集まった約300人の支持者を前に壇上でひざまずき頭を下げた。

 「無所属新人」としての出馬。しかし、歯科医師連盟の支援を受け昨年12月の衆院選に出馬した自民の門山宏哲衆院議員=千葉1区、比例復活当選=の事務所開きに出席しているほか、後援会の最高顧問には自民党政権下で法相などを歴任した臼井日出男氏が就任するなど、事実上の「自民候補」と目される。

 中央区は現在、5人が立候補を予定している。県議会最大会派の自民は、6選を目指す本間進氏(60)と4選を目指す佐野彰氏(66)の現職2人を擁立している。関係者によると、鷲見氏は自民県連に一度は公認申請を検討したが、水面下で「当選すれば追加公認に努力する」との回答を得たこともあり、現職に配慮して申請を見送った。

 ただ、鷲見氏陣営は「勝てる見込みはある」と意気込む。本間、佐野両氏は前回、それぞれ約1万8000票を獲得し、3位で当選した民主現職の網中肇氏(42)に7000票近い差をつけて圧勝している。自民系候補として票の調整が実現できれば保守系候補で3議席を独占し「自民1強」の象徴区となるのは「夢ではない」(陣営幹部)と強調する。

   ◇   ◇

 民主の網中氏も“最大のライバル”を、鷲見氏とみた発言が目立つ。

 「緊張感ある県議会にするため、保守の議席独占は阻止しなければならない」

 15日に千葉市内の会議室の一室で開かれた県政報告会で、網中氏はこう強調した。事実上の決起集会で、民主の野田佳彦前首相も「網中さんは、民主党、中央区にとっての宝だ。落としちゃいけないんです」と支持を呼びかけた。網中氏と鷲見氏が年齢的に近いことも互いを意識させている一つの理由のようだ。

 網中氏は、民主の支持組織の一つの自治労が初めて中央区で擁立した組織内の候補者だ。連合幹部は「やっと議席を取った。本家本元で、絶対に落とせない」と強調する。

 網中氏の陣営が頼りにするのは、逆風下の昨年の衆院選で、中央区を擁する千葉1区で議席を守った田嶋要氏の存在だ。田嶋氏は「劣勢」とも言われたものの、門山氏に7800票余の差をつけて当選。野田氏の千葉4区とともに議席を獲得し、負けるわけにはいかない「牙城」だ。自民幹部も「田嶋氏が強いから議席独占は簡単ではない」と警戒する。

 ただ、昨年の衆院選の中央区に限った得票数の比較では、田嶋氏は門山氏より約1500票少ない。田嶋氏は「私も毎回苦戦をしている難しい地域。最重点の位置づけで自分の選挙と思って選挙戦を戦う」と話す。衆院選と同様、連合千葉などの強力組織を最大限に活用した選挙戦で戦い抜き、自民系の独占を阻止したい考えだ。

 「自民独占」か「民主議席死守」か。さらに無所属新人の看護師、高沢由里氏(46)も出馬を表明しており、県庁お膝元の戦いは屈指の激戦区になりそうだ。

   ×   ×

 4年に1度の政治決戦の統一地方選、県議選と千葉市議選が4月3日に告示される。自民「1強」の中、県政界の勢力図はどう変わるのか−−。各党の戦略などを探った。=つづく

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 ◇千葉市中央区(定数3−5)
網中肇 42 [元]市職員 民現(1)

佐野彰 66 保護司 自現(3)

本間進 60 [元]市議 自現(5)

鷲見隆仁 36 歯科医師 無新

高沢由里 46 看護師 無新

 ※並びは現職、新人の順で50音順

6107チバQ:2015/04/01(水) 19:25:48
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150327ddlk12010099000c.html
’15統一地方選・ちば:どうなる勢力図/2 民主と維新 競合する5選挙区 複雑な事情抱え対決へ /千葉
毎日新聞 2015年03月27日 地方版

 3月上旬。県議選柏市選挙区(定数5)に出馬する維新新人で元地域紙記者の舘池美央子氏(40)陣営は頭を悩ませていた。

 「太田先生と一緒に写ったポスターを作りたかったが、もう時間がない……」

 「太田先生」とは、昨年12月の衆院選で柏市を擁する千葉8区から出馬し、維新で唯一議席を獲得(比例復活当選)した太田和美氏のことだ。舘池氏は街頭演説で「県議会は女性議員が7人しかいない。新しい風を吹き込みたい」などと強調。女性議員として知名度のある太田氏の応援に期待していたが、太田氏サイドの動きは鈍かった。駅頭での活動で舘池氏と太田氏が並んでいる姿はなく、選挙事務所には舘池氏の関係者がいるだけ。

 「(太田氏は)候補者調整だけでなく、民主の一部から応援を得たから」。維新関係者は事情を明かす。衆院選では「野党共倒れ」を回避するため野党の候補者調整を行い、民主党が候補者擁立を断念。その際、古巣の民主の支持もあったというわけだ。

 だが、小雨が降る今月7日。JR船橋駅前に現れた維新の江田憲司代表は「維新は政治をダメにした企業団体献金をやめようと決めた唯一の政党だ。自民も民主も大臣が辞めた」と強調。政権与党だけでなく、衆院選で「手を組んだ」民主をも批判し、維新への支持を必死に訴えていた。

 県内で勢力を伸ばしたい維新にとって太田氏の地盤は鍵となる。太田氏サイドは「国会日程を優先し、スケジュールが合わなかっただけ」と“不協和音”を打ち消して、維新の結束をアピールするが、結局、告示前用の「太田票」の取り込みを狙った太田氏とのツーショットポスターは実現せず、具体的な応援内容もいまだ決まっていないという。さらに太田氏はこれまで複数の政党を渡り歩いており、総支部の一部には「毛色が違う」として距離を置こうとする地方議員もいる。維新の模索が続いている。

   ◇  ◇

 「大きな種をまかれてしまった。対抗しないといけない」

 現職の中田学氏(42)を擁立した民主の田中信行県連幹事長は2月の民主県連定期大会後、維新との「共闘」解消を宣言した。

 民主は衆院選千葉8区で中田氏の擁立を模索した。しかし、地元の意向を無視する形で党本部が調整を決定。同区を太田氏に譲らざるを得なかった。県連は衆院選の総括で共闘を「失敗」と位置づけ、統一選での対決姿勢を鮮明にする。

 民主関係者によると、維新は県議会に候補を出さない約束だったが、舘池氏を公認。太田氏側は「出さないつもりだったが、上の指示で抵抗できなかった」と釈明しているという。県連内で維新に対する不信感は募るばかりだ。

 柏市選挙区は中田、舘池両氏のほか、自民現職の浜田穂積(68)、中沢裕隆(44)の両氏、公明現職の阿部俊昭氏(56)、共産現職の加藤英雄氏(61)が出馬を表明している。中田氏陣営は「自民2人と公明は堅い。残り2議席を民主、共産、維新が争う『脱落ゲーム』だ」と分析。反自民票が衆院選で躍進した共産に流れる懸念もあり、危機感は強い。後援会の引き締めを図る一方、初めて推薦を受けた連合千葉の組織票に期待する。

   ◇  ◇

 党内外で衆院選の結果を引きずる民主と維新が競合するのは5選挙区。民主の新人候補と戦う維新現職は「国政と違って地方選は複数区で競合するのは仕方ない」と割り切った。自民「1強」に対抗するため国政で共闘した両党が、複雑な事情を抱えたまま地方議会で生き残りをかけて相まみえる。=つづく

6108チバQ:2015/04/01(水) 19:26:05
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 ◆民主と維新が競合する選挙区

 ◇市川市(定数6−7)
赤間正明 53 党県副幹事長 公現(4)

岡田幸子 64 党県委員 共現(2)

坂下茂樹 40 [元]市議 自現(1)

鈴木衛 63 社福法人理事 自現(2)

プリティ長嶋 60 タレント 無現(1)

水野文也 53 [元]通信社記者 維現(1)

守屋貴子 47 市議 民新

 ◇船橋市(定数7−10)
斉藤守 62 会社役員 自現(1)

佐藤浩 49 物販会社社長 無現(1)

丸山慎一 59 党県委員 共現(5)

西尾憲一 64 [元]衆議員秘書 無元(5)

大崎雄介 34 [元]衆議員秘書 維新

大原俊弘 45 工事会社社長 無新

槻谷岳大 33 [元]会社員 無新

仲村秀明 45 市議 公新

中村実 47 NPO理事 無新

野田剛彦 54 市議 民新

 ◇松戸市(定数8−9)
秋林貴史 55 党県幹事 公現(2)

川井友則 39 政治団体職員 無現(1)

河上茂 66 学校法人理事 自現(5)

藤井弘之 57 党県幹事長 公現(3)

本清秀雄 79 鋼材会社会長 自現(7)

松戸隆政 36 [元]衆議員秘書 維現(1)

三輪由美 59 党県委員 共元(3)

安藤淳子 38 [元]市議 民新

工藤鈴子 61 [元]市議 社新

 ◇柏市(定数5−6)
阿部俊昭 56 党県議会局長 公現(2)

加藤英雄 61 党県委員 共現(3)

中沢裕隆 44 団体職員 自現(1)

中田学 42 [元]衆議員秘書 民現(1)

浜田穂積 68 党県幹事長 自現(6)

舘池美央子 40 [元]地域紙記者 維新

 ◇八千代市(定員3−6)
石井敏雄 63 農業 民現(1)

横山秀明 44 党県青年局長 公現(1)

大沢一治 67 [元]市長 無元(1)

上野洋嗣 38 [元]診療所職員 共新

手島淳一 49 社団法人代表 維新

茂呂剛 46 保育園経営 自新

 ※並びは現職、新人の順で50音順

6109チバQ:2015/04/01(水) 19:26:36
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150328ddlk12010164000c.html
’15統一地方選・ちば:どうなる勢力図/3 旧みんなの党 元代表の「代理戦争」 地域政党旗揚げで対立 /千葉
毎日新聞 2015年03月28日 地方版

 旧みんなの党所属の一部の県内議員が結成した「闘う改革の会千葉」が18日、県庁で開いた統一地方選に向けた記者会見。浦安市選挙区の公認候補として内定していた新人の男性弁護士の姿はなかった。

 「十分、勝負になると思っているが、『敵前逃亡』のような形になり残念だ」

 代表の石崎英幸市川市議は会見で悔しさをにじませた。同区は、自民と民主の現職2人と共産新人が出馬を表明している。立候補の見送りは本人の意向だったといい、闘う改革の会の関係者は「自民や民主、共産に割って入る自信がなくなったようだ」と説明する。“再出発”の出はなをくじかれた格好だ。

 旧みんなは、党の最後の代表だった浅尾慶一郎衆院議員と、結党時の代表の渡辺喜美氏=前回衆院選で落選=による路線対立から解党、所属する地方議員は混乱に陥った。このままでは無所属で統一選を戦うことになるため、県内の渡辺氏を支持するグループが闘う改革の会千葉を発足。顧問には渡辺氏が就任した。

 1月25日、浦安市内のホテルで開かれた決起総会。渡辺氏は会のメンバーらを「千葉では一致団結して戦い、全員当選してください」と激励し、上機嫌だったという。今回の統一選で擁立するのは市川市議2人、船橋市議1人、浦安市議1人の計4人。石崎代表も「県議選の戦いはなくなったが、旧みんなの理念『行財政改革の徹底』を地方に根付かせる」と強調する。

 しかし、この動きに対抗するように、同じく行政改革の徹底を訴える政治グループが翌2月に誕生した。浅尾氏を支持する習志野市議2人が結成した「習志野みんなの改革」(代表・市瀬健治同市議)だ。それぞれ新旧代表の路線を引き継ぎ、「代理戦争」の様相を呈し始めた。

   ◇  ◇

 習志野みんなの改革が県選挙管理委員会に団体設立を届け出たのは2月9日。浅尾氏や同氏の地元の神奈川県選出の国会・地方議員で設立された「神奈川みんなの改革」に連動して始動したという。

 闘う改革の会は「『行革』を掲げるなら、我々と政策協議を行うべきだ。(習志野みんなの改革は)政策よりも、誰と連携するかが優先している」とけん制。一方、習志野みんなの改革は、選挙協力の可能性を「相手から話があれば別だが、絶対にない」と強調。渡辺氏について「自民にすり寄った渡辺氏にはついて行けない。(新旧代表の)考えは違い、相反する団体だ」と一線を画し、両者が歩み寄る気配はない。

   ◇  ◇

 旧みんなの勢力が分裂する中、所属していた現職県議3人も判断を迫られた。

 元県総支部幹事長の水野文也氏=市川市選挙区=と松戸隆政氏=松戸市選挙区=の2人は維新の党から出馬。同党は現在、渡辺氏との対立でみんなの党を離党した江田憲司元同党幹事長が代表を務めている。また、川井友則氏=松戸市選挙区=は無所属で立候補する予定であり、違う道を歩みつつある。

 また、闘う改革の会は県議選で公認候補は擁立を断念したが、代表のお膝元である市川市選挙区では現職で無所属のプリティ長嶋氏の支援を決定。元同僚で維新に移った水野氏よりも政策協議をした長嶋氏を選んだ形だ。

 第三極勢力の一角だった旧みんなの党。分裂、解党した影響が、統一選を複雑な思惑が絡む選挙戦にさせている。=つづく

==============

 ◆みんなの党出身県議が出馬する選挙区

 ◇市川市(定数6−7)
赤間正明 53 党県副幹事長 公現(4)

岡田幸子 64 党県委員 共現(2)

坂下茂樹 40 [元]市議 自現(1)

鈴木衛 63 保育園理事 自現(2)

プリティ長嶋 60 タレント 無現(1)

水野文也 53 [元]通信社記者 維現(1)

守屋貴子 47 市議 民新

 ◇松戸市(定数7−9)
秋林貴史 55 党県幹事 公現(2)

川井友則 39 政治団体職員 無現(1)

河上茂 66 学校法人理事 自現(5)

藤井弘之 57 党県幹事長 公現(3)

本清秀雄 79 鋼材会社会長 自現(7)

松戸隆政 36 [元]衆議員秘書 維現(1)

三輪由美 59 党県委員 共元(3)

安藤淳子 38 [元]市議 民新

工藤鈴子 61 [元]市議 社新

 ※並びは現職、元職、新人の順で50音順。市川市選挙区の水野氏、松戸市選挙区の川井、松戸両氏が旧みんなの党に所属していた

6110チバQ:2015/04/01(水) 19:27:01
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150329ddlk12010030000c.html
’15統一地方選・ちば:どうなる勢力図/4 18選挙区前後で無投票予想 「自民1強」の裏返し /千葉
毎日新聞 2015年03月29日 地方版

 ◇有権者と広がる距離感
 「選挙にならないと思われているからさ、陣中見舞いも集まらない。『入り(収入)』もないのに事務所なんか構えたら『出(出費)』だけになって大変だよ」

 今期最後となる県議会2月定例会が閉会した今月13日。同僚議員が4月3日の県議選告示に向けて走り出す中、2期目以降、無投票当選を続ける自民県議は、選挙事務所について聞かれると小声でささやいた。

 県選挙管理委員会によると、無投票当選は前回(2011年)の19選挙区が過去最多だった。今回も18選挙区前後で無投票が予想され、特に都市部より郡部で目立つ。郡部で無投票当選の公算が大きい別のベテラン自民議員の事務所スタッフは「電話もかかってこないし、別の仕事があるから転送にしている」と苦笑いを見せる。

 冒頭の県議は「現状に納得いかない人は立候補すればいい。無投票も有権者の一つの選択だ」と強調するが、「(無投票は)有権者の選択肢を狭め、有権者の関心を低くしている」という批判は多い。自民県議の後援会関係者は「郡部は特に高齢化が進み、対応すべき問題が山積している。選挙に出たい人なんかいないよ」と話し、地域で論戦が盛り上がらない現状を嘆いた。

   ◇   ◇

 現在、無投票当選の公算が大きい18選挙区のうち12選挙区が1人区だ。その全てで自民しか擁立の動きはみられない。

 「公募に誰も応募してくれない」

 ある1人区を担当する民主党のスタッフは嘆いた。「手を挙げようとしていた人も衆院選の大敗で去ってしまった」

 党勢回復を目指す県議会第2会派の民主だが、1人区には一人も候補者を立てられていない。全選挙区でも前回より10人少ない21人にとどまっている。「民主から出ても勝てない」と難色を示されることが多いという。民主幹部は「昨年12月の衆院選で自民が圧勝し『民主党』の看板を背負うのに抵抗を感じる人がいる」と分析。県連の田中信行幹事長は「1人区に擁立するだけの力がない」と悔しさをにじませた。

 無投票選挙区が6だった前々回は結党以来最多の32人を公認。1人区にも4人を擁立するなど民主に勢いがあった。無投票当選の多さは「自民1強」の裏返しでもある。

   ◇   ◇

 「自分の職を守りたいとか、そういうケチなところで誰も議論しているわけではない」

 定数削減や新たな区割りを検討した県議会の「議員定数等検討委員会」。自民案をまとめきれないことに対して、他会派からの追及に自民委員は苦しい表情を浮かべた。

 他会派が定数削減の改革案を提出する中、自民は削減に抵抗。「議員が次の選挙で勝てるかどうかではない。勝ち負けを決めるのは有権者。このままでは(有権者の)信頼を失う」(共産)など批判が相次いだが、最大会派の数の力で押し切り、現行の46選挙区・定数95での選挙戦が決まった。自民県連関係者は「慣れ親しんだ選挙区が戦いやすいのは事実」と安心した顔をみせる一方、民主県連幹部は「20も1人区があるのはおかしい。複数人区を増やそうと提案したが、自民にそんな意識はない」と嘆く。

 政令市の千葉市議選が、今回から中央や花見川など4区でそれぞれ定数1減となり、激しい選挙戦が予想されることに比べ、県議選の投票率低下を懸念する声は大きい。ただでさえ、県議出身の野田佳彦前首相が指摘するように「国会はテレビ中継をやる。市政は一番身近な政治なのでよく分かる。真ん中の県議の仕事は分かりにくい」といわれる。

 「議員のためではなく有権者の立場で議論しなければ、投票率は下がり続ける」

 現職議員の一人は有権者と広がる距離感をこう憂えた。=つづく

6111チバQ:2015/04/01(水) 19:27:17
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 ◆無投票当選の可能性がある選挙区

 ◇千葉市美浜区(定数2−2)
臼井正一 40 公益財団役員 自現(3)

河野俊紀 65 党県議員会長 民現(5)

 ◇銚子市(定数2−2)
石毛之行 61 司法書士 自現(3)

信田光保 51 会社社長 自現(3)

 ◇茂原市(定数2−2)
鶴岡宏祥 62 農業 自現(2)

横堀喜一郎 55 会社社長 民現(2)

 ◇成田市(定数2−2)
小池正昭 48 社福法人役員 自現(1)

林幹人 41 [元]衆議員秘書 自現(2)

 ◇東金市(定数1−1)
石橋清孝 66 団体副理事長 自現(4)

 ◇旭市(定数1−1)
大松重和 56 養豚場経営 自現(2)

 ◇勝浦市・夷隅郡(定数1−1)
小高伸太 57 社福法人役員 自現(5)

 ◇鴨川市(定数1−1)
亀田郁夫 63 会社顧問 自現(2)

 ◇君津市(定数2−2)
石井宏子 50 [元]中学校教諭 民現(2)

川名寛章 69 党県副会長 自現(5)

 ◇富津市(定数1−1)
吉本充 58 会社役員 自現(4)

 ◇袖ケ浦市(定数1−1)

江野沢吉克 65 土建会社役員 自現(2)

 ◇八街市(定数1−1)
山本義一 53 農業 自現(2)

 ◇富里市(定数1−1)
五十嵐博文 54 市議 自新

 ◇南房総市・安房郡(定数1−1)
木下敬二 66 会社会長 自現(2)

 ◇香取市(定数2−2)
伊藤和男 67 農業 自現(7)

谷田川充丈 47 警備会社員 無新

 ◇長生郡(定数1−1)
酒井茂英 67 農業 自現(6)

 ◇山武郡(定数1−1)
実川隆 61 農業 自現(1)

 ◇香取郡(定数1−1)
戸村勝幸 46 衆院議員秘書 自新

 ※並びは現職、新人の順で50音順

6112チバQ:2015/04/01(水) 19:27:43
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150401ddlk12010034000c.html
’15統一地方選・ちば:どうなる勢力図/5止 「改革」の千葉市議選 定数削減に危機感 デッドヒートの様相 /千葉
毎日新聞 2015年04月01日 地方版

 「(法人税など)大企業に有利なようにできている。98%を占める中小企業の声を政策に生かすべきです」

 3月中旬の千葉市中央区の飲食店。中小企業の経営者らが意見交換する懇親会に、同区で千葉市議選に民主党から立候補する現職の三ツ井美和香氏(43)の姿があった。酒が弱いため、手にはジュース。「お付き合いを大事にしないと人は動いてくれない」(支援者)。アルコールが苦手な三ツ井氏が時間を惜しんで酒席を回るのは、選挙戦への強い危機感があるからだ。

 千葉市議選は今回から、緑、美浜を除く中央、花見川、稲毛、若葉の各区で定数が1減される。特に中央区は定数10に現職11人、元職1人、新人5人の計17人が立候補を予定する最激戦区だ。2011年の前回選挙で民主は3人を擁立したが、三ツ井氏が次点にわずか26票差で「最後の議席」に滑り込んだ。民主は「複数人で戦える力はない」と判断。「共倒れ」を避けるため、民主の擁立は三ツ井氏に絞り、昨年6月に定数の削減が決まった直後から活動を本格化したという。

 「(1減の)危機感はあります。(前回)最後の1議席で当選しているわけですから」

 現職の三ツ井氏が抱く不安は、削減に最後まで反対した少数会派にとってはより深刻だ。会派存続の危機に直結するためだ。

   ◇   ◇

 「多様な意見を吸い上げる受け皿が必要。財政改革には議員1人の報酬を削ればよい」として定数削減に反対だった共産党。出馬する現職の福永洋氏(65)は当選回数が8と中央区で最も多いベテランだが、「ゼロ出発のつもりで引き締めなければならない」と焦りを隠さない。昨年12月の衆院選で躍進した勢いに乗ろうと、駅前での演説やチラシ配りなどを徹底して行っている。

 共産と共に定数削減に反対した市民ネットワークは、前回選挙で擁立した新人候補の準備開始が選挙の約3カ月前と遅れたことなどが響き、落選。その反省もあり、同党新人の山崎邦子氏(58)は「今回は約1年前に活動を始めた」といい、知名度アップに必死だ。

 一方、党の方針で削減に賛成した維新の党現職の岡田慎氏(45)も「第三極への風がない中、(1減の)危機感は十分にある。私なんかが当落線上にあるのではないか」と複雑な心境を吐露。街頭演説などに力を入れている。

   ◇   ◇

 定数減は、同市議会最大会派の自民党の候補同士にも「緊迫」の影を落としている。

 「(市議選は)組織より個人が試される『自分党』だ。同じ選挙区の仲間に票を回すなんてしない」

 中央区から出馬する現職はこう強調し、ほぼ毎日早朝5時から午前8時まで駅頭に立って地道に有権者に支持を訴えてきた。

 自民は中央区で現職4人が出馬するが、そのうちの1人は前回、下から2番目の当選(出馬当時は無所属)。さらに同区は、昨年12月の衆院選で小選挙区の議席を守った民主の田嶋要衆院議員の地盤でもある。「自民でも(田嶋氏に)入れる人がいる。(選挙は)最後までやってみなければ分からない」(県連関係者)と危機感は強く、全員当選を目指した「票の融通」を行う余裕はない。

 「なんとしてでも2人とも当選しなければならない」。同区から出馬する公明党現職の森山和博氏(43)は党勢維持に躍起だ。自民と国政で連立与党を組む公明も同区現職が2人とも出馬。街頭活動を増やして露出を増やすほか、支援母体の創価学会が会員を地域ごとに分け、2氏に均等に票が入るよう指示しているという。

   ×   ×

 千葉市議会の定数削減は行財政改革を率先するとした07年市議選で56から54にして以来。「身を削る」改革として有権者にアピールできるため、受け入れ姿勢を示す議員が多いが、身分に関わる死活問題だけに議論は激しいやり取りが繰り広げられた。共産議員が「(自民のような)大政党に有利」と反発すると、自民議員は「共産党さんにこそ『組織があっていいですね』と言いたい」と応酬する場面もあった。

 定数削減を検討しながら見送った県議会に対し、8年ぶりの削減を決めた千葉市議会。市議選は最も有権者に身近な選挙なだけにデッドヒートが繰り広げられそうだ。(この企画は岡崎大輔、円谷美晶、橋本利昭、吉村建二、荻野公一が担当しました)=おわり

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6113チバQ:2015/04/01(水) 19:27:59
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 ◆千葉市議選で定数が削減された選挙区

 ◇中央区(定数10−17)
植草毅 47 保険代理業 自現(1)

宇留間又衛門 67 町内会長 自現(3)

岡田慎 45 [元]衆議員秘書 維現(1)

亀井琢磨 35 行政書士 無現(1)

向後保雄 56 税理士 自現(2)

酒井伸二 45 党県役員 公現(2)

中島賢治 53 [元]会社役員 自現(4)

蛭田浩文 53 会社員 無現(1)

福永洋 65 党地区委員 共現(8)

三ツ井美和香 43 社福法人理事 民現(1)

森山和博 43 [元]日航整備士 公現(1)

今村敏昭 58 行政書士 無元(1)

五十嵐秀雄 56 町内会長 無新

江幡清子 66 [元]県職員 無新

岳田雄亮 25 [元]参議員秘書 無新

福滝健一 59 旅行会社役員 無新

山崎邦子 58 党市代表 ネ新

 ◇花見川区(定数10−15)
岩井雅夫 55 [元]中学校教諭 自現(1)

川岸俊洋 60 党県役員 公現(5)

川村博章 51 社福法人顧問 自現(3)

桜井崇 48 [元]学習塾経営 維現(1)

三瓶輝枝 60 社団法人理事 民現(5)

段木和彦 56 [元]福祉会社員 民現(1)

中村公江 47 党県委員 共現(4)

村尾伊佐夫 60 党総支部長 公現(2)

盛田真弓 50 [元]施設職員 共現(2)

阿波克往 48 旅行会社経営 無新

石川弘 61 貿易会社経営 無新

上野竜太郎 25 [元]八百屋店員 無新

小村貴司 40 社会福祉士 無新

鈴木明子 64 看護師 ネ新

若生良太 26 [元]会社員 無新

 ◇稲毛区(定数8−12)
阿部智 39 歯科医師 無現(1)

川合隆史 47 党総支部幹事 民現(1)

小松崎文嘉 44 [元]衆議員秘書 自現(2)

茂手木直忠 69 医師 自現(6)

山本直史 45 NPO代表 無現(2)

山浦衛 68 NPO代表 無元(2)

小梛晃彦 34 建設会社員 無新

桜井秀夫 46 [元]法務省職員 公新

村山健一 32 [元]衆議員秘書 無新

山下純範 58 [元]警察官 維新

吉田直義 27 党市議団職員 共新

渡辺忍 42 党区副代表 ネ新

 ◇若葉区(定数8−11)
秋葉忠雄 68 [元]酒店経営 自現(1)

麻生紀雄 49 IT会社社長 民現(1)

石橋毅 74 農協理事 自現(7)

小川智之 41 [元]衆議員秘書 自現(4)

佐々木久昭 68 会社員 無現(7)

野本信正 70 党市議団長 共現(11)

高橋秀樹 59 会社社長 無元(1)

青山雅紀 50 [元]商社役員 公新

岩崎明子 47 党市代表 ネ新

武田文明 73 [元]会社員 無新

樋口裕大 26 会社員 無新

 ※並びは現職、元職、新人の順で50音順

6114チバQ:2015/04/01(水) 19:42:36
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150401ddlk14010082000c.html
’15統一地方選:相模原市長選 どうする大型開発 リニア新駅「大動脈」整う 少子高齢、財政運営厳しく /神奈川
毎日新聞 2015年04月01日 地方版

 任期満了に伴う相模原市長選は12日の投開票に向け、3選を目指す現職の加山俊夫候補(70)=自民、民主、公明推薦=と、新人の中野渡旬候補(66)=共産公認=が大型開発の是非を争点に論戦を繰り広げている。【高橋和夫】

 JR横浜線相模原駅から矢部駅の線路北側に沿うように広がる在日米陸軍相模総合補給廠(しょう)。17ヘクタールが国に返還され、35ヘクタールの日米共同使用区域が決まっているが、戦後70年を迎える今もなお、196・7ヘクタールもの基地は残されたままだ。

 近くに市庁舎があり本来なら市の中心部となるべきJR相模原駅周辺は、基地があるため開発が進まず、JR・京王橋本駅などと比べても乗降客が少ない。高度経済成長期から人口が急増し、要件の70万人以上を満たして政令市に指定されたものの、都市機能は貧弱で、「駅を中心に、他の19政令市並みの都市づくりを進めたい」との願望は経済界などに根強い。

 圏央道(首都圏中央連絡道路)が開通し、2027年に開業予定のリニア中央新幹線の中間駅が橋本駅脇に設けられることも決まり、物流・交通の大動脈が整う。返還地での都市開発に伴い、市の南北を分断している相模原駅周辺の横浜線を地下化する構想も浮上した。事業費は2年後にも算定されるが、数百億円規模になるとみられる。

 相模原市の収支に対する負債(借金)返済の割合を示す実質公債費比率は3・9%で、20政令市で最も小さく、将来負担比率も下から4番目にとどまる。

 だが、少子高齢化で扶助費などの義務的経費が膨らみ、15年度予算で市が単独事業に使える投資的経費の割合は過去最低の3・9%となった。市の人口は現在の72万人から45年後は約54万人、100年後には30万人を切ると予測され、財政運営は今後一層厳しくなる。

 市政をチェックする住民組織「相模原市議会をよくする会」の赤倉昭男代表は、「どう背伸びしても(同じ政令市の)横浜、川崎には追いつけない。次世代に大きな借金を負担させてはいけない」と指摘する。

 加山氏は、基地返還の際も「補給廠を全部返せ」と官邸と渡り合うなど、開発をけん引してきたという自負がある。横浜線の地下化は、補給廠全面返還を視野に入れての構想だ。「やっと希望が持てる将来が見えてきた。日本中、これだけ大きな事業が集中しているのは相模原だけ」と開発の必要性を訴える。

 これに対し、中野渡氏は「大型開発は必要なのか」と疑問を呈する。「莫大(ばくだい)な税金をつぎ込めば、市民サービスの削減、抑制につながる。暮らしを守る住民目線で住民参加のまちづくりを」と市政の転換を訴える。

 少子化が予測される時代の岐路に立ち、必要とされるまちづくりとは何か。有権者が選択する「持続可能性」の形が注目される。

6115チバQ:2015/04/01(水) 21:15:14
http://www.sankei.com/politics/news/150401/plt1504010036-n1.html
2015.4.1 17:12

未開催のまま百条委期限切れで消滅 もう一つも近く消滅 外部監査委託なども影響 千葉・市川





 会派ごとに支給される政務活動費をめぐり、千葉県市川市議会に二つの調査特別委員会(百条委員会)が設置された問題で、市議会事務局は1日、保守系市議が多い「みらい」など6会派を調査対象とする百条委が未開催のまま3月末に期限切れとなったと明らかにした。5会派を対象にしたもう一つの百条委も近く消滅する見通し。

 一部会派が切手を大量購入していたことに関する市民の住民監査請求が発端となり市議会がほぼ二つに割れ、昨年12月、二つの百条委が設置された。しかし、議員同士の調査になるとして、市が公平性を担保する目的で外部に監査を委託するなどしたため、未開催の状態が続いていた。

 議会事務局によると、5会派対象の百条委も5月1日にメンバーである現在の市議の任期満了などに伴い消滅する。

 3月25日に公表された監査結果では、各会派の政務活動費で計2130万円の不適切な支出があったと指摘。これを受けて共産党会派は切手やパソコンの購入費計約6万円を自主返還する考えを表明し、他の会派も返還を検討している。

6116チバQ:2015/04/02(木) 07:53:36
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20150402/CK2015040202000158.html
知事派VS自民 焦点

2015年4月2日


 今回の県議選では、上田清司知事との対決姿勢を強める自民と、上田知事の支援を受けて「対自民勢力の結集」を呼び掛ける「プロジェクトせんたく」(せんたく)の議席争いが大きな焦点になりそうだ。
 県議会最大会派・自民の現有議席は四十九。県議会の議席数(欠員を除き八十五)の過半数を占め、会派単独で知事提出議案を否決したり、議員提出議案を可決したりできる。今回は五十二選挙区のうち四十九選挙区に公認・推薦の計六十五人を擁立し、六十議席の獲得を目指す。
 せんたくは今年二月に結成され、「自民を過半数割れに追い込む」と主張。上田知事に近い保守系会派「刷新の会」所属の現職ら二十三人を公認・推薦するほか、民主党の立候補予定者十人への推薦も決めている。この三十三人は二十九選挙区に出馬し、うち二十八選挙区で自民の立候補予定者らと議席を争う。
 この背景には現在三期目の上田知事の去就問題がある。上田知事は初当選後に任期を三期までとする多選自粛条例を定めたが、最近は四選出馬に含みをもたせる発言を繰り返している。自民は過去二回の知事選で上田知事を支援したが、今夏の知事選には独自候補を擁立する方針だ。
 県立小児医療センターの移転や春日部市内の新公園整備の計画をめぐり、自民は昨年以降、知事の説明不足などを理由に事業を一時ストップさせた。せんたくのある幹部は、こうした自民の動向について「夏の知事選をにらみ、上田さんを困らせようとしているだけだ」と断言する。
 一方、自民のある県議は、せんたくが保守系無所属と民主の現職を推薦したことから「知事の擁護を受けて戦おうとしている野合勢力にすぎない」と指摘している。 (岡本太)

6117チバQ:2015/04/02(木) 21:17:07
http://www.yomiuri.co.jp/local/kanagawa/feature/CO015012/20150330-OYTAT50037.html
市政の課題 相模原市長選
岐路に立つ新都心開発
2015年03月31日 05時00分

29日に開通した圏央道の相模原インターチェンジ。28日の開通イベントには1万人が訪れ、大盛況だった
29日に開通した圏央道の相模原インターチェンジ。28日の開通イベントには1万人が訪れ、大盛況だった

 ■市の未来像

 20XX年。JR相模原駅周辺には国際コンベンションホールや高層マンション、美術館が立ち並ぶ。小田急多摩線が唐木田駅(東京都多摩市)から米軍相模総合補給廠しょう跡地の地下を通って乗り入れ、新宿まで直通に。ホールでは国際会議やオペラが開かれ、各国要人がリニア中央新幹線のある橋本駅方面からシャトルバスで駆けつける。マンションには都心へ通う会社員や宇宙航空研究開発機構(JAXAジャクサ)の研究者の家族らが暮らす――。

 市が描く広域交流拠点(さがみはら新都心)構想からは、そんな未来像が浮かんでくる。相模原駅と橋本駅周辺を一体化して再開発し、文字通りの「新都心」となるイメージだ。

 市が昨年公表した基本計画によると、相模原エリアは一部返還や日米共同使用が見込まれる補給廠跡地などを活用し、▽市や国の行政施設▽国際コンベンション施設▽スポーツ交流施設▽防災施設――などの建設を想定している。橋本エリアには産業交流施設や研究・教育施設をつくり、周辺で医療・福祉施設なども整備。横浜線の地下化も検討し、リニア開業の2027年の「街開き」を目指すという。

■ポテンシャル

 相模原周辺ではこの1年、圏央道の開通やリニアの工事開始、補給廠の一部返還が次々と実現した。「これだけの大事業が集中している自治体は全国でも相模原だけ。このポテンシャル(潜在能力)を生かし、50年後、100年後を見据えた街づくりをしたい」。市幹部はそう口をそろえる。

 交通網が飛躍的に発達し、相模原駅前の一等地に用地も確保できるとなれば、ヒト、モノが集まる「ポテンシャル」は確かにある。しかし、年度末の市議会定例会では構想を疑問視する声が相次いだ。「コンベンション施設や美術館の集客の見通しは?」「経済効果は?」。質問の根底にあったのは厳しい財政事情だ。

 15年度の当初予算一般会計2555億円のうち、人件費などの義務的経費は56%に達し、借金に当たる市債の14年度末残高は過去最大の2601億円に上った。貯金に当たる財政調整基金の期末残高は過去10年で最低の74億円と見込まれる。壮大な構想の財源はどこにあるのか――。市議らの追及に市側は「費用対効果を考えて構想の中身を検討していく」と繰り返すにとどまった。総事業費も「計画がまとまっておらず、試算できない」という。

鈍い市民の反応/

 相模原は東京、横浜のベッドタウンとしての人口急増を背景に、米軍施設の返還地を開発して発展してきた。キャンプ淵野辺の跡地にはJAXAや博物館、学校などが建てられ、文教地区を形成。小田急線相模大野駅近くの米軍医療センター跡地には伊勢丹が進出し、商業地の核となった。

 だが、この60年で約6倍に膨らんだ人口は19年の73万2000人をピークに減少に転じると推計されている。近年、新日鉄やセントラル自動車、日本金属工業などの大企業も市内から撤退した。圏央道やリニア効果で中小企業誘致を図れても、法人税の大幅な増収は見込めないとの見方もある。

 人口減や企業の生産拠点の海外移転が進むなか、相模原も従来の強みを徐々に失いつつある。「だからこそ」と市幹部は言う。「この好機を逃さず、都市間競争を勝ち抜ける街づくりをしていく必要がある」

 ただ、街の未来を決める重大な岐路に立ちながら、市民の反応は鈍い。市が昨年実施した開発構想に関するパブリックコメント(意見募集)に、意見を寄せた市民はわずか19人だった。次の4年を担う市長や市議には、開発の必要性や構想の展望、財源などに関する市民ぐるみの議論をリードすることが求められる。

2015年03月31日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

6118チバQ:2015/04/02(木) 21:22:11
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150402ddlk19010197000c.html
’15統一地方選:県議選 見えにくい議員の働き 執行部議案、否決・修正ゼロ 4年間「改革度」も低迷 /山梨
毎日新聞 2015年04月02日 地方版

傍聴席から見た県議会の本会議場=甲府市丸の内1で
傍聴席から見た県議会の本会議場=甲府市丸の内1で
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 統一地方選第1ラウンドの県議選(定数38)は3日告示、12日に投開票される。県議はこの4年間、どんな議会活動をしてきたのか。質問、議員提出条例、可決した議案、議会改革などを中心に、これまでの県議会の動きを振り返ってみた。

【片平知宏、山縣章子】

 質問は県政課題を知事ら執行部と議論し、時には批判し、積極的な答弁も引き出す県議の重要な仕事だ。県議会は年4回の定例会と臨時会が開かれ、本会議では、個々の県議が質問できる一般質問と会派を代表する代表質問がある。これとは別に、各議員が個別に所属する委員会で執行部とのやりとりがある。

 議会の各会派の申し合わせで、議長・副議長、監査委員を除いて、各議員に本会議では1年間に40分の質問時間が割り当てられる。役職に就かなければ、4年間の持ち時間は2時間40分になる。

 県議会事務局によると、議長など役職にあった期間を除き、任期中に全ての質問時間を使い切ったのは23県議(途中で辞職した県議は除く)。質問時間が残った県議は13人(合計5時間半)。残り10分が6人、残り40分が3人、80分残った県議も1人いた。3人の県議は一度も質問していない年度もあった。質問しなかった年度のある県議は「委員会・特別委員会ではたくさん質問している。会派の中で(代表質問を)順番で回しているが、回ってくるタイミングがずれただけ」と話した。別のベテラン県議も「期数が多いと一般質問は似合わないという雰囲気がある。代表質問は若い人に譲らなければならない」と話した。一方、質問時間を全て使い切った県議からは「唯一与えられた権利だから、質問しないのは職務放棄だ」との声も上がる。

 また、この4年間で執行部が提出した593件の予算や条例案などが審議された。しかし、提出後に修正や否決された議案はゼロ。本来、地方議会と執行部の関係は「車の両輪」とは言われるものの、実際に議会の意思が県の施策にどう反映されたのかが見えにくい側面は否めない。

 こうした状況を改善しようという議会改革の流れを受け、県議会の常任委員会は2009年6月から、個別のテーマで住民や関係者から聞き取り、意見交換する活動をスタートした。12年2月には議員提出による初の政策条例として「県がん対策推進条例」が成立した。議会として12年12月に「鳥獣被害対策」、14年8月に「防災対策」を県に政策提言するなど取り組みは続く。

 ただ、都道府県と市区町村の議会を対象に、情報公開度や住民参加、議会の機能強化などを点数化する早稲田大学マニフェスト研究所による「議会改革度調査」では、厳しい評価だ。県議会は10年度は1367自治体中47位だったが、13年度には1444自治体中242位まで順位を下げた。13年度の調査では、議員個々の賛否が公開されず▽議案や審議資料が一般には事前に未公開−−などが理由だという。同所は「全国では議会改革が進む分、後れをとっている」と指摘する。

 地方政治に詳しい山梨学院大の江藤俊昭教授は「国政や市町村議会に比べ、県議会は『中二階』とも呼ばれ、住民の関心が低い傾向がある。関心を高めるためにも県民が積極的に関われる仕組みもつくることが大切だ」と指摘する。具体的には、福祉や環境、教育など多様なテーマで活動する人たちが、県議に個別のテーマへの取り組みや実現性を問う−−などを挙げた。

6119チバQ:2015/04/02(木) 21:22:43
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150402ddlk19010206000c.html
選挙:県議選 斎藤氏が不出馬 自民県連、公認を取り消し /山梨
毎日新聞 2015年04月02日 地方版

 県議選南アルプス市選挙区で立候補を予定していた自民党公認の斎藤公夫氏(76)が不出馬の意向を固め、関係者に伝えた。斎藤氏の事務所によると、同氏は体調不良のため入院したという。

 自民党県連は1日、同氏の公認を取り消したと発表。同党県連の公認は14人、推薦5人となった。【屋代尚則】

6120チバQ:2015/04/02(木) 22:41:08
http://www.sankei.com/politics/news/150401/plt1504010052-n1.html
2015.4.1 23:30

黒岩氏、生活の推薦を辞退「考えの違う人がいる」

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 神奈川県知事選(12日投開票)で再選を目指す現職の黒岩祐治氏(60)は1日、「生活の党と山本太郎となかまたち」からの推薦を辞退することを決めた。陣営幹部が明らかにした。

 幹部は「小沢一郎共同代表を中心としたグループからの推薦だと受け止めたが、同党内には考えの違う人がいるため、政党としての推薦は受けられない」と述べた。

 生活の党は3月31日の常任幹事会で黒岩氏への推薦を機関決定していた。

6121選挙&法律ヲタ:2015/04/02(木) 23:38:51
とはずがたり様、皆様こんばんは。

以前、こちらに何かを書き込ませていただいた記憶がある者です。

明日は、道府県議選挙の告示でありますが、
埼玉の南10区は、またも?山口節生氏の出馬が報道されていますが、
山口氏は昨年、駅前で車を停止させ演説していた際に、警官とトラブってしまい、違反切符を破り、
公用文書毀棄で、地裁も高裁も実刑となり、
今はちょうど最高裁の判決が確定するかしないか?という段階みたいです(^^;)
裁判所と徹底抗戦という雰囲気のままでしたので、
実刑判決は変わらない。というのが、大方の予想です。

立候補を表明したという事は、まだシャバにいるという事ですが、
ひょっとしたら選挙中に収監されてしまうかもしれません…

6122チバQ:2015/04/03(金) 23:48:08
http://www.sankei.com/region/news/150403/rgn1504030012-n1.html
2015.4.3 07:08
【統一地方選2015】
北本市長選で新人候補一本化

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 統一地方選後半戦で26日投開票の北本市長選で、出馬を予定していた同市議、工藤日出夫氏(72)と同、現王園(げんのうぞの)孝昭氏(68)が2日、熊谷市内でそろって会見し、新人候補を一本化して現王園氏のみが立候補すると表明した。

 同市長選には現職の石津賢治氏(50)も出馬表明しており、会見で工藤氏は「新人2人が立てば共倒れし、現職の4選阻止が難しくなる」と説明した。

 3月下旬から両陣営の責任者が協議し、4月1日に知名度の高い現王園氏を候補にすることで合意。現王園氏は「財政状況の認識は共通している」と強調した。

 工藤氏は現王園氏を支援する意向を示す一方、同日選の市議選への出馬については態度を明らかにしなかった。

6123チバQ:2015/04/04(土) 09:52:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150404-00000001-jij-soci
川崎市議選候補者に暴行=44歳男逮捕―神奈川県警【統一選】
時事通信 4月4日(土)1時0分配信

 3日告示、12日投開票の川崎市議選候補者に暴行したとして、神奈川県警捜査2課と中原署は3日、公職選挙法違反(選挙の自由妨害)容疑で、自称自営業木下伸一容疑者(44)=川崎市中原区=を現行犯逮捕した。容疑を否認しているという。
 県警によると、今月行われる統一地方選で、同法違反の摘発は県内で初めて。

6124チバQ:2015/04/04(土) 10:13:57
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20150404/CK2015040402000175.html
選挙初日からけん制 知事、せんたく応援で自民批判

2015年4月4日


 「プロジェクトせんたく」を支援する上田清司知事は三日に県内各地を回り、せんたくの候補者とともに街頭演説に立った。
 上田氏は過去二回の知事選で自民や民主の支援を受けたが、二〇一一年の三期目当選後は、県議会最大会派の自民県議団との対立が深まっている。せんたくは今年二月に上田氏に近い無所属県議らが「対自民勢力の結集を」と呼び掛けて結成され、上田氏は「応援団長」に就いた。
 上田氏はこの日午後、県南部でせんたく現職の出陣式に出席。その後は県西部や北部でもせんたく候補の応援に駆け回った。街頭では県議会の情報公開が遅れているなどと指摘し、自民県議団を批判した。
 こうした知事の動きに、ある自民県連幹部は「議会と行政は二元代表制の関係なのに、知事が議会のあり方に口を挟むのはおかしい」と指摘し、せんたくについても「知事の擁護を受けて当選しようとしているだけだ」と批判。自民県連の新藤義孝会長は「(上田氏は)自分を応援してくれる人は味方で、応援してくれない人は敵だと切り分けをしているだけだ」と話している。

6125チバQ:2015/04/04(土) 10:16:08
前回の県議選は東海第2原発の再稼働を止める会から出馬落選
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chihosen15/ibk/CK2015040402000183.html
取手市長選に細谷氏出馬表明

2015年4月4日


 統一地方選で行われる取手市長選で、新人で元県議の細谷典男氏(64)が三日、無所属で立候補すると表明した。
 細谷氏は「県政四年の経験を生かし、大きな可能性を持ちながら停滞する取手を復活させる。地域活性化と人口減少対策の二本の柱に取り組み、県南の雄・取手を取り戻す」と出馬の動機を語った。
 市長選には、三選を目指す現職の藤井信吾氏(55)=公明推薦=と、新人で元市議の高木晶氏(70)=共産推薦=が、いずれも無所属での出馬を表明している。有権者は九万一千四百八十一人(三月二日現在)。
 (坂入基之)

6126チバQ:2015/04/04(土) 10:35:28
http://www.sankei.com/region/news/150404/rgn1504040049-n1.html
2015.4.4 07:05
【栃木県議選】
勢力図変わるか

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 統一地方選の前半戦の県議選は3日告示され、16選挙区の定数50に対し、72人が立候補を届け出た。5選挙区で8人の無投票当選が決まり、残る11選挙区42議席をめぐり、64人が9日間の選挙戦に突入。自民が過半数を占める県議会の勢力図が変化するかどうか注目される。

                   ◇

 陣営関係者が立候補の届け出を済ませた各候補者は早速、支持者を集めて出陣式を開いたり、選挙カーを走らせたりして支持を呼び掛けた。また、夕方から出陣式を開く陣営も。一部の市町では後半戦の市町議選を見据え、市町議が応援の前面に立つ姿も見られた。

 立候補したのは、現職47人、元職6人、新人19人の計72人。党派別では、自民33人▽民主7人▽公明3人▽共産3人▽無所属26人。

 自民は県議会最大会派の28議席を擁し、さらなる上積みを目指す。現有4議席の民主は推薦1人を含め倍増の8議席、第2会派への復帰を狙う。公明は現職3人の議席維持への戦い。また、自民23人、無所属1人を推薦している。共産は平成23年の前回選挙で失った議席の奪還、県政復帰を悲願として戦う。社民が民主の3人を推薦している。

 前回13人を当選させたみんなの党が解党し、旧みんな系会派の7人は無所属で立候補した。佐野市選挙区の早川桂子氏は無投票で再選を決めたが、残る6人は党の後ろ盾を失い、厳しい戦いを強いられそうだ。

 無投票となったのは、佐野市(定数3)▽芳賀郡(2)▽那須烏山市・那珂川町(1)▽下野市(1)▽壬生町(1)-の5選挙区で、早川氏以外の7人は自民。

 投票は12日、県内879カ所で。期日前投票は県内125カ所。このうち市役所や町役場など各市町最低1カ所は4日から投票できる。2日現在の選挙人名簿登録者数は162万3248人。

http://www.sankei.com/region/news/150404/rgn1504040052-n1.html
2015.4.4 07:07
【栃木県議選】
佐野、8年ぶり無投票

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 佐野市(定数3)は、自民の金子裕氏、亀田清氏、みんなの党解党で無所属となった早川桂子氏の現職3人のほかに立候補の届け出がなく、平成19年以来8年ぶりに無投票となり、3人の当選が決まった。

 佐野市奈良渕町の早川氏の事務所には多くの支持者が集まり、立候補届け出の状況を見守った。

 午後5時過ぎ、届け出締め切りとともに無投票当選が確定すると、事務所には一斉に拍手と歓声が上がった。

 早川氏は前回、市長だった父親の地盤を引き継ぎ、みんなの党公認で出馬。4氏の激しい選挙戦を制して初当選した。今回は、同党解党を受け、「逆風下の厳しい選挙戦を覚悟した」といい、昨年末の衆院選直後から街頭演説などを繰り返してきた。

 早川氏は「無投票になるとは夢にも思わなかった。多くの人々の支援のおかげと感謝している。地元、県政発展に力を尽くしたい」と喜びを語った。

6127チバQ:2015/04/04(土) 10:40:47
http://www.sankei.com/region/news/150404/rgn1504040050-n1.html
2015.4.4 07:06
【栃木県議選】
さくら市・塩谷郡、処分場争点に混戦模様…

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 さくら市・塩谷郡(定数2)には現新4人が立候補。福島第1原発事故に伴う指定廃棄物の最終処分場問題で揺れる塩谷町の問題を軸に論戦に注目が集まる。この問題では、各候補の主張は大きく分かれた。

 自民・花塚隆志氏は午前10時から、さくら市卯の里の事務所前で第一声。指定廃棄物問題では「白紙撤回は解決ではない。正面から取り組んで結論を出し、子供たちを守れるのは、われわれしかいない」と主張。その後は同市喜連川の道の駅きつれがわなどで街頭に立った。

 自民・神林秀治氏は午前10時から、高根沢町宝石台の事務所前で出陣式に臨んだ。1期目途中にみんなから自民へ。この日は高橋克法参院議員や加藤公博町長らの応援を受け、「地域が元気にならなくては日本は元気にならない。国、県とのパイプをさらに太くする」と訴えた。

 民主・船山幸雄氏は午前11時から、塩谷町玉生の事務所前で「処分場問題を解決したい一心で立候補した。できてしまえば、豊富な地下水などの資源の安全が永久に失われる。地方創生ではなく地方破壊だ」と白紙撤回を訴えた。その後も地区別の出陣式で主張を展開した。

 無所属・酒井さつき氏は午前10時から、さくら市フィオーレ喜連川の事務所前で第一声。「政治は特別なものではない。皆さんの声を代弁者となって伝えたい」と市民目線をアピール。「子供たちのことを考えたら賛成できない」と処分場問題では白紙撤回を訴えた。

6128チバQ:2015/04/05(日) 11:07:40
http://www.sankei.com/region/news/150405/rgn1504050045-n1.html
2015.4.5 07:08
【千葉県議選】
18選挙区で無投票当選 選択肢なき100万有権者

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 3日に告示された県議選(定数95)は、46選挙区のうち3分の1を超える18選挙区で24人が無投票当選した。県選管によると、4年前の19選挙区(25人)に次ぐ多さで、富里、富津両市と長生郡の各選挙区は4回連続となった。この結果、計約100万人の有権者が投票の機会を持てないまま、24人に今後の県政を委ねることになった。識者からは「有権者の選択肢がなく、健全な状態とはいえない」と指摘する声も上がっている。

 無投票だったのは県北東部や南部を中心とした18選挙区。このうち12選挙区は定数1の「1人区」で、残りの6選挙区は「2人区」だった。内訳は自民20人▽民主3人▽無所属1人-で、新人では自民の2人と無所属の1人が初当選を果たした。

 無投票となった選挙区の中でも特に1人区は自民の「牙城」となっており、他党が候補者擁立を見送る状態となっている。民主のある県連幹部は「茂原、君津より南は地方議員がいない」と自民の強固な地盤に頭を抱えた。その言葉を証明するように、民主は昨年12月の衆院選でも千葉11、12区では候補者を擁立できず、今回の県議選も多くの1人区で自民の無投票当選を許す形となった。

 昨年の衆院選で全国的に躍進した共産も、今回の県議選では各選挙区で積極的に候補者擁立に動いたが、1人区では候補者を立てていない。

 また、共産は千葉市美浜区選挙区(定数2)で「無投票当選の阻止」を掲げて候補者擁立を検討したが、告示直前に断念した。

 ある自民の無投票当選者は「後援会の結束や有権者の選択肢を増やすため、本音は選挙をやりたかった」と話した。

 「選挙は違った考え方やものの見方をぶつけ合わせて課題をあぶり出し、有権者が判断する機会。選択肢がない状況は有権者にとって不幸だ」

 千葉大の関谷昇准教授(政治学)は県議選で無投票当選が多い現状についてこう話す。

 「1人区や2人区では長く続けている県議やその後継者の地盤が盤石で、他の党が対抗馬を立てられなくなっている。その傾向は前回から今回にかけて強く出ている」と分析。「勝てる見込みがないからと、候補者を擁立しない野党側のだらしなさも一因だ」と指摘した。

 議員の定数や選挙区割の見直しをめぐっては昨年、県議会の各会派で議論が行われたが、最大会派の自民が反対し、結論が先送りされた経緯がある。

 関谷准教授は「議会改革は数ありきで議論されることが多いが、定数を減らすことが必ずしも正しいわけではない」と指摘する一方、「どういう県議会を目指すのか、はっきりと提示しないと定数が適正かどうか判断できない。だが、そういった点が見えてこないことも大きな問題だ。改革するにしても、身内だけの議論では各党の利害や思惑が絡んでくるので、第三者を交えて客観的に見直す必要がある」と語った。

6129チバQ:2015/04/05(日) 11:08:06
http://www.sankei.com/region/news/150405/rgn1504050054-n1.html
2015.4.5 07:08
【埼玉県議選・さいたま市議選】
花見客に支持訴え 国会議員、知事も遊説

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 統一地方選前半戦の県議選、さいたま市議選が告示されて初めての週末となった4日、候補者らは買い物客が集まる繁華街や花見客が詰めかけた桜の名所で支持を訴えた。また、県選出の閣僚経験がある国会議員や上田清司知事も選挙区に入り遊説。知名度の高さを生かして、選挙戦の鍵を握る無党派層の取り込みに向けてアピールを続けた。

 花見客でにぎわうさいたま市大宮区の大宮公園では同日昼過ぎ、県議選候補がそろいのジャンパーに身を包んだスタッフとともに練り歩いた。

 ベンチに座った夫婦からは「頑張って」と応援する声が上がり、露店に並んだ女性らと握手を交わすなどした。陣営は花見客の間には入らずに通路から手を振り、「支援をよろしくお願いします」などと呼びかけていた。

 また、国会議員らも選挙区を飛び回り、舌戦を本格化させた。

 自民は新藤義孝衆院議員が桶川市や北本市で候補者の事務所を激励。駅前などで応援演説を行った後に加須市に入った。

 商業施設前で候補者と並んでマイクを握った新藤氏は「地方創生では、加須独自のよいアイデアを県を通して国に上げてもらえば必ず実現する」と強調、「そのために候補の力が今まで以上に必要になる」と持ち上げた。

 民主の枝野幸男幹事長は同日午後、川越市の川越駅前で街頭演説を行っていた新人候補に合流。支持者の女性から「枝野さーん」と声が飛び、両手を振って応えた。

 枝野氏はマイクを握ると「大企業の正社員の給料が上がったという記事がにぎわい、何となくいい気分かもしれないが、皆さんの暮らしの足元はどうか」と自民の経済政策を批判。「困ったとき頼りになる政治を力強く進めよう」と熱弁を振るい支持を呼びかけた。

 演説後は候補とともに聴衆の輪に入り、自ら手を差し伸べて握手を繰り返し、次の演説会場に向かった。

 「埼玉県知事、上田清司からのお願いです」。上田知事は同日午前、自らが応援団長を務める政治団体「プロジェクトせんたく」の推薦候補者と朝霞市内を選挙カーで巡った。

 上田知事は候補者とともに車内から身を乗り出し、マイクを片手に「(候補者を)よろしくお願いします」と連呼。有権者から声をかけられるたびに、候補者と一緒に大きく手を振っていた。

6130チバQ:2015/04/05(日) 11:26:07
http://www.saitama-np.co.jp/news/2015/04/04/05.html
2015年4月4日(土)
<統一地方選>さいたま市議選82人立候補 北区で初無投票


 さいたま市議選は、定数60に前回よりも8人少ない82人が立候補した。北区の届け出は定数と同じ7人にとどまり、無投票での当選が確定。無投票となるのは、同市誕生後の市議選では初めて。

 内訳は現職48人、元職3人、新人が31人となっている。前回との比較では、現職が2人増えた一方で、元職3人、新人7人がそれぞれ減少。改選前の58人(欠員2)のうち、10人が出馬を見送って引退し、4年前と同じく世代交代が進むことになった。

 党派別では、現有20議席で最大会派の自民が前回と同数の23人(公認22、推薦1)を擁立。第2会派の民主は、4年前より7人減の現職12人を公認として送り出すにとどまった。現在10議席で第3会派の公明は、前回と同じ11人を公認。任期中に1人が衆院議員に転じて減った勢力の回復を目指す。共産は全10区に公認候補11人を立て、現状7議席から躍進を狙う。社民は公認の新人1人が出馬。元職の候補者が中心になってつくった「無所属・無党派」は、新人3人を加えた4人で臨む。公認や推薦を受けない無所属は、20人となっている。

 区別で見ると、定数5に4年前と同じ9人が出馬した岩槻区が激戦。見沼、中央、南区は、いずれも定数より3人多い候補者が届け出た。

6131チバQ:2015/04/05(日) 11:30:42
http://www.yomiuri.co.jp/local/yamanashi/news/20150404-OYTNT50180.html
[統一選]県議選激戦区 候補走る
2015年04月05日
候補者の街頭演説に耳を傾ける市民ら(4日、大月市で)
候補者の街頭演説に耳を傾ける市民ら(4日、大月市で)

 県議選(12日投開票)で最初の週末を迎えた4日、候補者たちは少しでも多くの有権者へ声を届けようと、繁華街や住宅街を駆け回った。特に、少数候補が激しいつばぜり合いを繰り広げている選挙区では、熱い舌戦が展開されていた。

  ■富士吉田市

 現職2人、新人1人が立候補した富士吉田市選挙区(定数2)では、各候補が街頭演説で持論を訴えた。

 無所属の新人、渡辺淳也氏(36)は、集会所前で街頭演説を行い、自民党推薦と30歳代の若さをアピール。「アベノミクスや地方創生の経済効果をこの地域に波及させたい。若者たちに働く場所を与え、住み続けられる街にしたい」と有権者に呼びかけた。

 無所属の現職、早川浩氏(46)は、自転車で市内を回り、集会所前で街頭演説。利権や古いしがらみにとらわれる政治から抜け出すべきと主張し、「これからも国や県、市と連携し、この地域のため、市民のための政治をやっていきたい」と支持を訴えた。

 自民党の現職、武川勉氏(67)は、会社前で街頭演説を行い、道路や水道の整備に取り組んだなどとして4期の実績を強調。「道路網整備に取り組むことでこの地域の交流人口が増える。利便性が向上すれば企業誘致も進めやすくなる」と主張した。

  ■中央市

 現職1人に新人1人が挑む一騎打ちの構図となった中央市選挙区(定数1)でも、両候補はそれぞれ街頭演説。

 無所属の現職、河西敏郎氏(65)は、市内全域を回り、ショッピングセンター前でマイクを握った。旧玉穂町長や県議2期を務めた経験と実績を強調し、応援に駆けつけた田中久雄市長が見守る中、「市政と県政が一緒になって中央市を発展させたい」と力を込めた。

 無所属の新人、小林幸典氏(60)は、田富地区を回って街頭演説。農家の収益拡大や、リニア中央新幹線の開通に合わせた先進的な都市整備などを挙げ、「提言できる県議が求められている。中央省庁や県、民間企業の力を借り、中央市を発展させたい」と訴えた。

  ■大月市

 新人2人による一騎打ちの大月市選挙区(定数1)では、通行量の多い国道20号と139号を中心に選挙カーを走らせたり、街頭演説を行ったりしていた。

 連合山梨の推薦を受ける無所属の新人、卯月政人氏(52)は、七保地区で街頭演説。「国中との地域格差は否めない。後藤知事と連携し、県の予算を大月にしっかりと配分していきたい」と訴え、知事とのパイプをアピールした。

 自民党の推薦を受ける無所属の新人、山田政文氏(63)は、同党国会議員が応援に駆けつける中、JR大月駅前で街頭演説。「八王子市職員として37年間務めた経験や知識を街づくりに生かし、大月に元気を取り戻したい」と訴えた。

2015年04月05日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

6132名無しさん:2015/04/05(日) 21:02:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150405-00000543-san-pol
市民団体が県提訴、県は宇都宮市を提訴 「消えた2億円」問題は訴訟・告発合戦に
産経新聞 4月5日(日)18時29分配信

 食品廃棄物のリサイクル施設を運営していた「エコシティ宇都宮」(破産)をめぐる問題が泥沼化している。県と宇都宮市を経由して国の補助金を得ていたが、短期間で事業は破綻。約2億円の返還義務が生じ、「肩代わり」した県が同市に対して支払いを求める訴訟を起こす異例の事態となった。福田富一知事が市長だった時期に事業計画が動き出しており、“政敵”が疑惑追及に乗り出すなど混迷の度は深まるばかりだ。

■県と市が係争

 エ社は平成18年、同市平出工業団地でバイオマス(生物資源)を活用して事業生ごみを堆肥にするリサイクル施設を稼働させた。

 「県内初の民間堆肥化事業」という触れ込みで、事業費約8億2千万円のうち約2億6千万円を国からの補助金で賄ったが、施設の故障や火災などが相次ぎ、2年余りで操業を停止。22年には土地と建物が差し押さえられ、競売にかけられて資産は散逸した。

 補助金はエ社→同市→県→農林水産省というルートで申請。同社と直接やり取りした市は、補助金返還を求め、エ社も返還意思を示したというが、いまだに返還されていない。

 一方、国から補助金返還を求められた県は、エ社の稼働時期分を除く1億9659万円の支払いを市に求めたが、市は「(エ社から)返還されれば返す」と主張。結局、県は「肩代わり」する形で国に返納、市に相当額の支払いを求める訴えを起こした。

 宇都宮地裁は今月4日、「補助金返還で合意があったとはいえない」などとして請求を棄却したが、県は控訴。24日の記者会見で福田知事は「(1審判決は)補助金適正化法の趣旨や補助制度の実態が十分に反映されていない。控訴審では必要な主張を尽くす」とコメント。法廷を舞台にした争いは続く見込みだ。

■新旧知事の因縁?

 県と市のどちらに責任があるにせよ、ずさんな事業に公金が使われ、返還のめどが立たなくなったケース。批判の声が上がる。

 市民オンブズパーソン栃木は「法的根拠もないのに県が支出したのは不当」などとして、損害賠償などを求めて県監査委員に住民監査請求。棄却されると、支出分を知事に賠償させるよう県に求める住民訴訟を宇都宮地裁に起こした。

 この問題をたびたび取り上げ、福田知事を批判しているのが民主党の福田昭夫衆院議員だ。福田知事は16年、当時知事だった昭夫氏を破って就任するまで宇都宮市長だった。エ社は14年に計画書を同市に提出しており、「福田知事は当時、計画にゴーサインを出す立場だった」(昭夫氏)。

 昭夫氏は福田知事に対し、何度も公開質問状を提出。「エ社の社長だった男性は福田知事の地区後援会長を務めていた人物」などと指摘する。事業に福田知事が関与していた可能性も示唆したが、知事は全面的に否定。(1)法令に基づく手続きで、国が審査して補助金交付を決定した(2)男性から個人的に相談を受けたことはない-との主張だ。

 また、昭夫氏側は「虚偽の計画で補助金をだまし取った」として、エ社の役員らを詐欺罪で東京地検特捜部に告発(後に取り下げ)。県警に対しても「操業停止の数カ月前に知人の会社名義の口座などに現金を振り込んだ」として、業務上横領罪などで告発した。

 だが結局、「資金の流れを徹底的に洗ったが、ほぼ全て会社の立て直しに使われていた」(捜査幹部)として、告発された役員らは不起訴処分となった。

 昭夫氏側は、宇都宮検察審査会に不服申し立てを行うとともに、カネの流れを補充捜査するよう求める上申書を提出。「国民の税金が使われている問題。なぜこういう事態になってしまったのか、しっかり真相を明らかにする必要がある」と主張している。

6133名無しさん:2015/04/05(日) 21:03:06
http://www.sankei.com/politics/news/150405/plt1504050017-n1.html
2015.4.5 19:31
民主公認候補が安倍首相とのツーショット写真をビラに…民主党千葉県連が厳重注意

 安倍晋三首相とのツーショット写真をビラに使ったとして、千葉県議選の民主党公認の候補者を、同党県連が口頭で厳重注意したことが5日、分かった。

 県連や候補者によると、ビラは県議選告示前の3月に発行。民主の公認を得たなどと記載し、安倍首相と握手している写真が載っている。支援者向けに数十部が配られたという。候補者は県内の元市議で、市議会議長を務めていたときに首相官邸を訪れ撮影した。

 候補者は取材に「議長という所属党派を超えた立場で仕事をしていた際の活動報告として載せたが、自民党政権に賛同しているように受け取られかねないと反省した」と述べた。

6134名無しさん:2015/04/05(日) 21:11:36
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20150405/CK2015040502000175.html
【埼玉】

注目区を歩く<1>南17区(志木市) せんたく代表に自民“刺客”

2015年4月5日


 「保守系無所属の仲間を増やさない限り、県議会は変わりません」
 県議選が告示された三日午後。志木市の東武東上線志木駅近くで、無所属現職の鈴木正人(まさと)(46)が声を張り上げた。続いてマイクを握った知事上田清司は「鈴木さんは若手県議のリーダー、全国の若手のリーダーだ。県議会の丸洗いを」と支援を呼び掛けた。
 二人が批判の矛先を向けたのは、県議会最大会派の自民県議団だ。鈴木は過去三回の県議選(前回は無投票)で政党の公認や推薦を受けていないが、保守層を中心に浸透してきた。鈴木の支持者の中には自民支持者も少なくなく、自民はこれまで鈴木への対抗馬を擁立したことがない。その鈴木が今回は政治団体「プロジェクトせんたく」の代表として、上田とともに「県議会で自民を過半数割れに追い込む」と訴えている。
 対する自民は、新人で医療法人役員の穂坂泰(やすし)(41)を擁立した。穂坂は、元志木市長で県議を五期務めた自民の重鎮・穂坂邦夫(73)の次男だ。
 「私が現場で携わっている教育、子育て、介護の三本柱を充実させたい」。三日朝、穂坂は志木駅近くで開いた出陣式で力強く抱負を語った。邦夫は集まった有権者と握手を交わして支持を求め、地元選出の自民衆院議員豊田真由子(40)も応援に駆け付けた。
 選対本部長は、自民志木支部長で志木市議の小山幹雄(66)が務めている。小山はこれまで鈴木の選挙運動を支えた一人だが、今回は真っ向から争うことに。出陣式では「泰君は小学校のPTA会長や青年会議所の理事長を務め、福祉医療関係の仕事もしている。志木を良くするために、泰君は県政に行かなければならない」と訴えた。
 県議会では今夏の知事選をにらみ、上田と自民県議団の対立が深まっている。三期目の上田が四選出馬に含みをもたせる発言を繰り返す中、独自候補の擁立を目指す自民は、県議会で上田提出の予算案をたびたび修正させるなどした。そこで上田に近い保守系会派「刷新の会」代表の鈴木らが二月に結成したのが、せんたくだった。
 せんたくが県議選で公認・推薦した三十三人(民主党の候補者十人を含む)は計二十九の選挙区に立候補し、上田はせんたくの「応援団長」として各選挙区を駆け回っている。穂坂は演説ではあえてせんたくに言及していないが、取材には「選挙のための互助会にすぎない」と言い切った。
 両陣営が予想する当選ラインは一万数千票。昨年十二月の衆院選で自民は志木市で約九千九百票の比例票を得ているが、小山は「現職との一騎打ちは厳しい戦いだ」。鈴木も「個人商店が大企業に戦いを挑むようなもの。相手は強敵だ」と危機感を強めている。(敬称略、服部展和)
      ◇
 県議選は五十二選挙区のうち九選挙区で無投票となり、四十三選挙区で計百五十三人が舌戦を繰り広げている。注目の選挙区を歩いた。 
◆南17区(志木市)
 (定数1-候補2)
鈴木正人46 運送会社役員  無現<3> =せ
穂坂泰41 医療法人役員  自新

6135チバQ:2015/04/06(月) 00:49:24
>>6133
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/249641
チラシに首相とツーショット 民主、候補に厳重注意

2015年04月5日 09:00

 千葉県議選の市原市選挙区に民主党公認で立候補した元同市議会議長の竹内直子氏(45)が、安倍晋三首相とのツーショット写真を掲載したチラシを支援者に配布し、同党県連から厳重注意を受けたことが4日、分かった。

 写真は、竹内氏が全国議長会の活動で安倍首相と面会した時のもの。議長時代の活動を報告するために支援者がチラシとして作製し、竹内氏自らも数十枚を配布した。

 その一部がインターネット上に出回ると、竹内氏の事務所には支援者から「なぜこのようなものを配るのか」といった問い合わせなどが数十件寄せられたという。

 千葉日報社の取材に竹内氏は「反省している。私の不徳のいたすところ」と陳謝。党県連の小西洋之選対委員長は「党や関係者に迷惑を掛けた」とし、厳重注意をした上で党本部にも報告したことを明らかにした。

6136チバQ:2015/04/06(月) 20:47:06
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150403ddlk08010002000c.html
’15統一地方選:県内の選挙情勢/上 /茨城
毎日新聞 2015年04月03日 地方版

 県内では19日、統一地方選の3市長選と12市議選が告示される。21日には3町村長選と2町議選が告示され、いずれも26日に投開票される。このほか、2市町議会の補欠選挙が同日程で行われる。各選挙の情勢について3回に分けて紹介する。

 ◆水戸市長選

 ◇現新、一騎打ちの公算大
 前回4人が乱立した水戸市長選は、無所属現職の高橋靖氏(49)=自民、民主、公明推薦=と元県議の無所属新人、大内久美子氏(65)=共産推薦=が出馬を表明しており、一騎打ちの公算が大きい。

 高橋氏は東日本大震災直後に行われた前回市長選で初当選。昨年9月の定例市議会で、「市政停滞は許されない」と再選出馬を表明した。2期目の公約として、市庁舎建て替えや新市民会館整備など大型プロジェクトの推進のほか、都市機能の集積と交通ネットワークを合わせたコンパクトシティーの実現、芸術やスポーツなどの文化を成熟させたまちづくりを掲げる。

 共産党県副委員長の大内氏は3月13日、政治団体「明るい水戸市をつくる会」の擁立発表を受け、立候補を表明した。市議5期、県議5期の経験をアピールするとともに、現市政を「公共事業中心」などとして批判し、「住民福祉の向上」を目指した市政への転換を強調する。また、日本原子力発電東海第2原発の廃炉要求など計6項目の基本政策を掲げている。【佐久間一輝】

 ◆取手市長選

 ◇現職に新人挑む構図へ
 3選を目指す無所属の藤井信吾氏(55)=公明推薦=に対し、元市議の無所属新人、高木晶氏(70)=共産推薦=が挑む構図となりそうだ。ほかに新人1人が出馬の動きを見せており、三つどもえになる可能性もある。

 藤井氏は1月27日に立候補を表明。3月1日に開かれた事務所開きには自民党の葉梨康弘衆院議員らが出席し、支援を約束した。このほか、連合茨城や農協など40団体の推薦を得ているという。市職員を約2割削減した行財政改革や取手駅西口開発の立体駐輪場開設、健康施設「ウェルネスプラザ」着工など2期8年の実績を強調し、アピールしている。
 高木氏は3月18日、任意団体「とりで市民の会」から擁立され、出馬を表明した。市議7期23年間の経験を踏まえ、建設費20億円に上るウェルネスプラザの妥当性を疑問視するなど現市政を批判。出馬表明が遅れたが、同29日に市内で開かれた集会では「市民の手に市政を取り戻したい」と市長交代を旗印に掲げ、支持拡大を図っている。

 茨城南青年会議所は4日午後2時半、立候補予定者の公開討論会を同市東1の市民会館で開く。【安味伸一】

 ◆日立市長選

 ◇4期連続無投票当選か
 引退する吉成明市長(70)の後継候補として、無所属新人の前副市長、小川春樹氏(67)=自民、民主、公明推薦=が出馬を表明している。このほか、立候補の動きはなく、無投票当選の公算が大きい。同市長選の無投票当選は4期連続となる。

 小川氏は「みんなの力で地域共創〜安心と活力に満ち笑顔輝くまちづくり」をスローガンに活動。3月4日の後援会発足式では、吉成市長が「第1副市長として二人三脚で取り組んできた。市発展への一番の近道」と小川氏への支持を訴えた。

 4期連続の無投票当選には、一部市民から「街の衰退につながる」という声も出ているが、自民、民主系の市議らは「行政手腕にたけた候補者だ」などとして小川氏を推す。小川氏自身は「選挙ありきで運動している。市民が行政の継続性と安定性を求めているのも事実」と話している。【臼井真】

6137チバQ:2015/04/06(月) 20:47:26
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150404ddlk08010049000c.html
’15統一地方選:県内の選挙情勢/中 /茨城
毎日新聞 2015年04月04日 地方版

 ◇3町村長選、無投票の可能性大
 ◆茨城町長選

 無所属現職の小林宣夫氏(67)が立候補を表明し、3選を目指している。立候補予定者説明会と事前審査では小林氏陣営のみが出席し、町内に立候補の動きもないことから、前回2011年町長選に続き、2期連続の無投票当選になりそうだ。

 元町収入役の小林氏は07年、前町長の後継候補との一騎打ちを制して初当選。今回の町長選について、「すでに選挙事務所も構え、後援会の組織固めも図っており、臨戦態勢を整えた」とした上で、「力を入れてきた農業や教育分野で成果が出ている。3期目でさらなる充実を図りたい」と支持を訴えている。【中里顕】

 ◆美浦村長選

 立候補を表明しているのは3選を目指す無所属現職の中島栄氏(67)しかおらず、無投票の可能性が強まっている。前回2011年村長選で自民県連の推薦候補と一騎打ちし、約2200票差で制した中島氏は今回も「村民が主役」の村民党を強調する。

 さらに、2期8年の実績として、村立全3小学校の耐震化工事、冷暖房整備や医療費無料化の拡大など教育・子育て政策の充実を強調。3期目の公約には、大型商業施設を誘致し、子どもとお年寄りが交流できるコミュニティー施設も併設することなどを掲げている。【福沢光一】

 ◆五霞町長選

 3選を目指す無所属現職の染谷森雄氏(68)=自民推薦=が立候補を表明している。染谷氏のほか、出馬の動きはなく、前回2011年町長選に続き、2期連続無投票当選の公算が大きい。

 首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の五霞インターチェンジが3月29日に開通。併せて周辺の新4号バイパス複車線化も実現し、首都圏へのアクセスが良くなった。染谷氏は町政報告会などで、「町が大きく発展する可能性を秘めている」とした上で、「小さいながらも存在感のあるまち、住民が誇りに思えるまちを実現したい」などと支持を求めている。【若狭毅】

6138チバQ:2015/04/06(月) 20:47:46
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150406ddlk08010032000c.html
’15統一地方選:県内の選挙情勢/下 /茨城
毎日新聞 2015年04月06日 地方版

 ◇14市町議選、人口減対策など争点
 県内では、統一地方選第2ラウンドで14市町議選(12市議選、2町議選)が行われる。市議選は19日、町議選は21日に告示され、いずれも定数を上回る候補者が立候補する見込み。定数を1〜4削減した結城、古河、石岡、龍ケ崎を中心に激しい選挙戦が予想される。

 政党別の公認・推薦候補者は3日現在、自民21▽民主13▽公明37▽共産23▽社民、維新各5▽かしま志民4。維新の党と地域政党「かしま志民党」は県内統一地方選に初挑戦で、勢力拡大を目指している。

 各選挙では地域活性化や人口減少対策などが争点となるみられるほか、東海村の日本原子力発電東海第2原発から30キロ圏内にある水戸、日立両市議選では、同原発の再稼働の是非や広域避難計画のあり方なども議論になりそうだ。

 また、統一地方選と同じ日程で、取手市議補選(改選数2)と茨城町議補選(同1)が行われる。【蒔田備憲】

==============

 ◇26日投開票の市町議選
自治体  定数

<市議会>

水戸   28

日立   28

土浦   28

古河   24

石岡   22

結城   18

龍ケ崎  22

常総   22

牛久   22

鹿嶋   22

筑西   24

行方   20

<町議会>

五霞   10

利根   12

<補選>

取手市  2※

茨城町  1※

※は改選数

6139チバQ:2015/04/07(火) 21:16:38
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150407ddlk11010200000c.html
託す地方自治:’15統一地方選 さいたま・北区、ダブル無投票 民意反映できずショック 有権者から戸惑いの声 /埼玉
毎日新聞 2015年04月07日 地方版

 今回の統一地方選前半戦で、選挙区が重なる県議選南4区(さいたま市北区、定数2)とさいたま市議選の北区(定数7)はいずれも定数を超える立候補者が出なかったため「ダブル無投票」となった。市内の他の選挙区でせわしなく選挙カーが回る中、北区では告示翌日の4日から「投票はありません」とアナウンスする広報車3台が走っている。

 2001年に合併して同市が誕生して以降、市議選では補選も含め無投票となったことはない。さらに北区が県議選南4区となった03年以降の選挙でも初の無投票となった。2日現在の同区の選挙人名簿登録者数は11万5584人。市選挙管理委員会によると、投票の際に必要な投票所整理券の郵送代だけでも約313万円に上ったという。

 投票の機会が失われた同区の有権者からは戸惑いの声が上がった。無職の高綱美子さん(75)は「選挙がなくなり民意を反映できないのはショック。立候補者の話を聞いて、自分で(議員を)選びたかった」と残念そう。20歳で選挙権を得てから一度も棄権したことがないという主婦(57)は「人口の少ない地方ならわかるが、さいたま市でも無投票になったのは驚いた」。誰が議員になっても同じとの思いはあるものの「投票もしないで議員が決まるのは腑(ふ)に落ちない」と不満を語った。

 無投票で当選が決まった現職たちの表情もさえない。無所属の女性(66)は「選択肢を有権者に示せなかった」と反省。1人しか擁立しなかった共産の男性(63)は「党としては、選挙で議席を増やすためにはある程度定数が多いところでやらざるを得ない」と苦しい胸の内を明かした。同党は、定数8の同市見沼区では2人擁立している。

 同区選管によると、市議選の立候補者のポスターを張る掲示板は区内181カ所(県議選も同じ)に設置されたが、4日から業者が撤去作業を開始。告示後初の週末だった4、5日には、無投票が決まったにもかかわらず、区内2カ所の期日前投票所に計370人が訪れたという。同区選管は投票日前日の11日まで職員1人を待機させるほか、区内25カ所の投票所には無投票を知らせる張り紙をして対応する予定。【川畑さおり、西田真季子】

6140チバQ:2015/04/07(火) 21:46:12
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20150407/CK2015040702000156.html?ref=rank
【栃木】

<統一地方選>急増 1人会派の行方は 県議選後の勢力図に注目

2015年4月7日


写真
 定数五〇の議席をめぐり、各候補者の訴えも日増しに熱気を帯びる県議選。地方議会では、主義主張を同じくする議員が「会派」というグループを結成して行動するが、二〇一一年の改選直後に五つだった県議会の会派数は、今回の選挙前には九つに増えた。グループを離れて一人会派をつくる人が続いたのが主な要因で、個々の事情も絡む。選挙後は会派構成がどう変わるのかも注目される。 (藤原哲也)
 四年間の会派の変遷を見ると、別の会派に移った人もいれば、所属政党を離党したのに伴い、県議会の会派も離脱して新たな会派をつくった人も。第二会派の「みんなのクラブ」は、元党代表の政治とカネの問題や、議会を混乱させた個人的責任などで一人会派をつくる人が続出した。今回の県議選前には四つの一人会派があり、このうち三つは元みんなの議員だった。
 議会事務局によると、一人会派だと、議会運営を話し合う議会運営委員会の委員になれないことや、本会議の会派代表質問ができないなどのデメリットがある。いずれも三人以上の会派が参加要件だが、議会運営委員会は委員外議員としての参加が可能で、制限付きながら発言もできるという。
 一方、会派ごとに支給される一人当たり月額三十万円の政務活動費や、本会議での一般質問の時間、個々の議案調査など一般的な議員活動に差はない。会派ごとに割り当てられる控室も、原則個室が与えられる。
 一人会派に所属し、県議選に立候補している現職は、告示前の取材に「一人でやると決めてから、全部自分で責任を取って活動してきた。政治家には決断力が必要。将来を考えれば、逆に良い経験ができた」と前向きに振り返る。
 四年間の任期途中で一人会派になった別の現職は、「四年間ずっと一人は大変だが、限られた期間で自分の判断はできた」。ただ、「好ましい状況ではないことは分かっている。今回の改選で、解消されるのではないか」とも述べた。
 県議会の最大会派は、過半数を占める「とちぎ自民党議員会」。自民が議席を伸ばすのか、ほかの政党の公認候補や無所属候補が巻き返すのかも焦点の一つとなる。

6141チバQ:2015/04/07(火) 21:46:28
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20150318/CK2015031802000122.html?ref=rank
<統一地方選> 恵まれすぎ? 議員の待遇

2015年3月18日


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 四月十二日投開票の統一地方選の前半戦で、県内の議員は県議と横浜、川崎、相模原市の三政令市議が有権者の判断を仰ぐ。議員の給料や活動にどれだけの公費が投じられているのか、あらためて主な項目を点検した。 (統一地方選取材班)
【県議会】
 議員報酬は月額九十七万円。期末手当を含めた年間支給額は二〇一四年度で千五百三十五万円になる。期末手当は昨年十二月、人事委員会勧告に基づく県職員の引き上げに合わせて、支給を〇・一五月増やして四・一〇月とした。
 一四年度までの二年間は、厳しい県財政と不景気による民間給与の低迷を踏まえ、報酬の7%と期末手当の5%をカット。だが一五年度以降はカットせず、議員は年間千六百四十一万円になる。一五年度予算では議員全体で十六億九千万円を計上している。
 議会出席時に「旅費」などとして支給される費用弁償は、かつては県内を六地域に分けて一万二千〜一万四千五百円を定額支給していたが、〇七年度から自宅と県議会の往復交通費の実費支給にしている。
 政務活動費は議員一人当たり月額五十三万円。議会改革の一環で、情報公開請求への対応を速めることや収支報告書をインターネット上で公開することが今月決まった。領収書の紛失時や電車・バスを利用した際は、会派の経理責任者が「支払証明書」で支出を認めていたが、今回の改選後から廃止される。
【横浜市議】
 議員報酬と期末手当は千五百二十四万円で、全国の政令市でも最高水準。高額との批判を受け、この四年間で五回、報酬を減額する条例を一部の議員が提案した。一回は可決され、二〇一三年七月から一四年三月に10%減額されたが、他の四回は否決か継続審議となった。
 費用弁償は〇七年に廃止していたが、「議員活動の充実を図るため」として一三年に復活させた。支給額は議員の居住地に応じて日額千〜三千円。資料代などの雑費も含めるため、交通費の実費支給にはしなかったが、〇七年の一律一万円よりは減額した。昨年一年間の支給実績は議員一人当たり十万九千円。ただ、全議員八十四人のうち三十二人は「市民の理解が得られない」として受け取りを拒否している。
 政務活動費も全国の政令市でトップレベル。ほとんどの議員が使い切っているが、一三年度は八人の議員が返却した。返却額の最高は三百三十一万円だった。
【川崎市議】
 一人あたり月額報酬は八十三万円。国家公務員の給与などが削減されたことを受け、二〇一三年十月から半年間は議員報酬が7%削減されたが、その後、元の額に。費用弁償は交通費相当を実費支給している。
 政務活動費は月額四十五万円。かつて、政務調査費をめぐっては目的外支出があり、返還が不十分として市民団体メンバーが〇七年に提訴。一二年の横浜地裁判決は、自民、民主、公明三会派に計約一億一千七百四十万円を返還させるよう市長に命じている。
【相模原市議】
 議員報酬は年間八百四万円で一九九七年から変わらず二〇一〇年の政令市移行後も同額を維持している。
 期末手当は昨年十二月分から年間〇・一五カ月分増額。昨年十一月に改正条例案を賛成多数で可決した。県議会と同様、市人事委員会の勧告に基づき、市職員の期末手当などが引き上げられたことを理由にしている。
 政務活動費は残額の返還が義務付けられており、一三年度の使用額は一人当たり平均約九十二万円だった。費用弁償は実費支給。海外視察は必要性に疑問を唱える世論を受け、友好都市への視察以外、一三年度から凍結されている。
     ◇
 議員待遇には世論の風当たりも厳しく、現職議員の間では「民間が厳しいときに、自分たちももっと身を切らなくては」との声が出る一方、ベテラン議員からは「支持者に郵便物を発送するだけで数十万円かかる。金持ちや組織抱えの人間しか、なり手がいなくなる」とぼやきも。「適正価格」の模索が続いている。

6142チバQ:2015/04/07(火) 21:54:30
http://www.sankei.com/region/news/150407/rgn1504070060-n1.html
2015.4.7 07:09
【埼玉県議選】
自民VSせんたく、7選挙区で一騎打ち

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 自民の公認候補とプロジェクトせんたくの公認・推薦候補のみが議席を争っているのは計8選挙区。3人が立候補した東3区加須市以外の7選挙区は、定数1をめぐる一騎打ちとなっている。

 一騎打ちの内訳は、南14区桶川市▽南15区北本市▽南17区志木市▽西9区毛呂山町・越生町・鳩山町▽西11区鶴ケ島市▽東6区白岡市・宮代町▽東12区吉川市・松伏町-の7選挙区。

 このうち、南17区志木市では、せんたく代表の無所属現職、鈴木正人(46)に自民公認の新人、穂坂泰(41)が挑む。

 東12区吉川市・松伏町では、現職が吉川市長選に出馬したことに伴い、無所属でせんたくが推薦する元県議秘書、戸田馨(42)と、自民公認の前同市議、松沢正(55)の新人対決となっている。(敬称略)

6143チバQ:2015/04/08(水) 07:56:58
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150408ddm041010132000c.html
選挙:統一地方選 千葉県議選 選管、立候補を却下 市長時代収賄実刑、被選挙権なし
毎日新聞 2015年04月08日 東京朝刊

 千葉県選管は7日、3日に告示された統一地方選の県議選八千代市選挙区(定数3)に立候補した無所属元職の大沢一治氏(67)について、立候補の届け出を却下したと発表した。収賄罪で実刑判決を受けた同氏の被選挙権が失われていたことが判明したため。立候補に要した供託金60万円は没収される。

 大沢氏は八千代市長だった2002年11月に県警に収賄容疑で逮捕され、04年2月に懲役2年6月の判決が確定した。公職選挙法は公職にある間に収賄罪に問われ、実刑の期間を終えてから10年間は被選挙権を失うと規定しており、大沢氏の被選挙権は回復していなかった。

 県選管によると、大沢氏は3月にあった事前審査の際、自身に被選挙権があるとする「宣誓書」を提出。県選管の規定では、「告示後直ちに候補者の被選挙権を調査する」と定めているため、届け出を受理した3日に八千代市に郵送で照会したところ、被選挙権が回復していないことが7日に判明したという。

 7日夜に記者会見した県選管幹部は「犯歴など極めて個人的な情報を受理前に確認することは難しかった」と述べた。

 同市選挙区は大沢氏のほか計6人が出馬した。大沢氏は毎日新聞の取材に対し「私も勉強不足だったが、選管はプロのはず。選挙用のリーフレットでは逮捕も服役も記しており過去は隠していない。期日前投票で1票を投じてくれた人もいる。支援者に申し訳ない」と話した。【岡崎大輔、味澤由妃、円谷美晶】

6144チバQ:2015/04/08(水) 21:46:34
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150405ddlk09010018000c.html
激戦区を歩く:’15県議選/1 大田原市、矢板市、那須塩原市・那須町 真価問われる「元みんな」 /栃木
毎日新聞 2015年04月05日 地方版

 ◇攻勢かける自民
 「自民党で2議席を取ろうではありませんか。現職候補とともに当選して、自民の基盤をさらに強くしてほしい」

 現職2人と新人1人が激しく争う大田原市選挙区(定数2)。無所属新人の小西久美子氏の出陣式に、自民現職の池田忠氏の事務所からはしごして駆け付けた簗和生衆院議員(自民)はそう言って支援者らを鼓舞した。自民公認は得られなかったものの、地元選出議員の一言は、小西氏の陣営にとって力強い援護となった。

 「2議席独占」を狙って勢いづく背景には、県北部を中心に半世紀にわたって続いた「渡辺王国」の陥落がある。渡辺喜美元代表が結党した旧みんなの党は「第三極」への期待を受け、前回県議選では県内の公認候補17人のうち13人が当選した。しかし昨年末、党は解党し、渡辺氏は衆院選で落選。今回の統一地方選で、表舞台に渡辺氏の影はない。

 前回、みんな公認でトップ当選した相馬憲一氏は今回は無所属での出馬を余儀なくされ、出陣式にも旧みんなの国会議員の姿はなかった。第一声では「改めて真価が問われている。絶対に負けられない」と背水の陣を強調。相手陣営の集会では、名指しこそされないものの「国とのパイプがなくなった地方議員はただの迷子だ」との発言まで出ている。「元みんな対自民」の構図が作られる中、後援会幹部は「大田原から相馬をなくしたら大変なことになる」と支持者の危機感をあおり、必死で引き締めを図っている。

    ◇

 前回選ではみんな候補が自民を破った矢板市選挙区(定数1)も状況はほぼ一緒で、同じ顔ぶれによる一騎打ちとなった。みんな解党により無所属で再選を狙うことになった斎藤淳一郎氏は「市民目線」を強調しながら「ブレずに地元の課題に取り組む」と実績をアピール。一方、過去当選3回の自民元職、青木克明氏は「国と県と市をつなぐ役割を果たす」と、国政と直結する強みを強調する。

    ◇

 一方、混戦気味なのは定数4を現職3人、新人3人が争う那須塩原市・那須町選挙区。前回3議席を占めたみんなは市長に転身したり引退したりして、今回無所属で1人だけ出馬する。逆に自民は現職2人に加え、無所属新人も支援する。「元みんな対自民」に“台風の目”として割って入ろうとしているのは、県北唯一の共産候補として、3月に入ってから出馬表明した新人。共産は昨年末の衆院選比例代表で、那須塩原市と那須町で前回の約2・4倍に当たる5235票を獲得しており、陣営はこの勢いを生かそうと、党政策の主張を貫いている。

    ◇

 統一地方選第1ラウンドの県議選は、12日の投開票に向け、無投票となった5選挙区を除く11選挙区で各候補者が舌戦を繰り広げている。激しい争いが展開される選挙区を訪ねた。【柴田光二、藤田祐子】=つづく

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 ◆立候補者

 ◇大田原市(定数2−3)
池田忠 59 農業 (1)自現

相馬憲一 57 [元]市議(3)無現

小西久美子 64 酒販業 無新

 ◇矢板市(定数1−2)
青木克明 62 会社役員(3)自元

斎藤淳一郎 42 [元]県職員(1)無現

 ◇那須塩原市・那須町(定数4−6)
阿部寿一 60 会社員(2)自現

関谷暢之 52 会社社長(1)自現

相馬政二 58 会社役員(1)無現

斎藤剛郎 39 [元]町議 無新

槙昌三 71 党県委員 共新

斎藤進 71 演歌歌手 無新

 ◇候補者一覧の見方
 氏名▽年齢(投開票の12日現在)▽党派▽現元新の別▽当選回数(カッコ数字)▽職業・肩書([元]は前職を含む)※政党略称は、自=自民党、共=共産党、無=無所属

6145チバQ:2015/04/08(水) 21:47:04
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150406ddlk09010056000c.html
激戦区を歩く:’15県議選/2 宇都宮市・上三川町 争点見えぬ「少数激戦」 /栃木
毎日新聞 2015年04月06日 地方版

 ◇生き残りへ候補絞り込み
 県議選が告示され、選挙カーが一斉に走り出した3日、宇都宮市のオリオン通りの風景はいつもと何ら変わりがなかった。買い物に来ていた市内の主婦(58)は「つい最近まで選挙があることすら知らなかった。地方議会には何も期待していない」と冷ややか。宇都宮市・上三川町選挙区(定数13)の投票率は前回(41・73%)、前々回(41・93%)とも全選挙区で最低だ。大きな争点が見えない中、17候補が少数激戦を繰り広げている。

 「どうか、どうか、どうか、よろしくお願いいたします」。元みんなの無所属現職、渡辺幸子氏は出陣式で長い髪が地面に付くほど深々と頭を下げた。目には涙が光っていた。前回3議席を獲得したみんなは昨年末に解党し、今回はいずれも無所属で出馬した。若さと渡辺喜美元党代表の後ろ盾で新人ながら1万4204票を獲得しトップ当選した渡辺氏も「無所属としての初陣だ」と気を引き締める。

 候補者を擁立した主要政党は、いずれも手堅く人数を絞り込んだのが同選挙区の特徴だ。「1強多弱」で国政を独走する自民も例外ではなく、出馬したのは現有議席数と同じ6人。唯一の新人、吉羽茂氏は作新学院高校のラグビー部監督を長年務め、全国大会出場の実績もある。現在は県ラグビー協会副会長。一般の人への知名度は低いが、陣営幹部は「ラグビー関係者の中では知らない人はいない。教え子たちから輪が広がり、若者に浸透していけば当選が見えてくる」と話す。

 民主と公明も現職2人ずつを擁立し、議席維持を目指す。運動の中心はそれぞれの支援組織や支持母体の票固めだ。

 民主は前回5人を立てたが、当選は2人にとどまった。定数13に12位で滑り込んだ斉藤孝明氏は「危機感を持って、運動の効率を高めていきたい」と課題を挙げる。4日朝は大型商業施設のタイムカードの前に立ち、「手を握ったことのある候補と無い候補では有権者の受け止めも全然違う」と言って、出勤してくる一人一人と握手を交わした。連合栃木の推薦を受けており、重点地区の一つと位置づける日産栃木工場のある上三川町にも複数回入るという。

 公明の野澤和一氏は、網の目状に張り巡らされた支援組織や相互のネットワークを最大限に駆使する。告示日は、届け出番号が決まると連絡を受けた支援者らが一斉にポスター貼りをスタート。陣営関係者は「支援組織がしっかりしており、担当を細かく決めて待機していたので、速やかに貼れた」と胸を張った。党の宇都宮市議や町議も連日応援に駆けつけ、元住宅メーカー社長の経歴も生かし企業回りにも力を入れている。

 議席奪還に燃えるのは共産元職の野村節子氏。陣営関係者は「有権者の党への期待が大きく、これまでにないチャンスだ」と話し、告示直前、県議選では初めて志位和夫委員長も来県した。告示後は「高齢者や関心の低い人にも聞いてもらえるように」と、街頭演説の時間をこれまでの15分から12分に短縮し、その分、1日に15〜16回を精力的にこなしている。【長田舞子、猪飼健史】=つづく

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 ◆立候補者

 ◇宇都宮市・上三川町(定数13−17)
斉藤孝明 43 [元]参議員秘書(2)民現

野澤和一 55 党県幹事長(1)公現

中島宏 46 [元]市議(1)自現

西弘次 46 研究所代表 無新

中川幹雄 64 会社役員(3)無現

佐原吉大 47 医師(1)無現

野村節子 62 党県副委員長(1)共元

山口恒夫 51 党県代表(2)公現

渡辺幸子 32 NPO理事(1)無現

五月女裕久彦 62 会社役員(3)自現

吉羽茂 66 [元]高校教頭 自新

増渕賢一 68 会社役員(9)無元

螺良昭人 55 県議長(4)自現

佐藤栄 68 党県副代表(4)民現

横松盛人 56 [元]中学教員(1)自現

高橋文吉 72 会社会長(6)自現

山田美也子 59 [元]団体職員(3)無元

 ◇候補者一覧の見方
 氏名▽年齢(投開票の12日現在)▽党派▽現元新の別▽当選回数(カッコ数字)▽職業・肩書([元]は前職を含む)※政党略称は、自=自民党、民=民主党、公=公明党、共=共産党、無=無所属

6146チバQ:2015/04/08(水) 21:47:33
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150407ddlk09010015000c.html
激戦区を歩く:’15県議選/3 栃木市 鍵握る旧西方町票 /栃木
毎日新聞 2015年04月07日 地方版

 ◇「どの候補者もなじみない」
 「新人の私のために……」

 花冷えの4日夕、栃木市の旧西方町地区を訪れた自民元職の日向野義幸氏は、集まった有権者に頭を下げた。政治活動歴23年。2003〜10年に旧栃木市長を務め、1市5町の合併を推進した。今回12年ぶりの県政返り咲きを目指すベテランも「西方では新人だ」。選対本部長の古沢悦夫・前西方町長とともに「皆さんに『合併して良かった』と言ってもらえるような状況を作りたい」と訴えた。

 平成の大合併に伴い、県議選の選挙区も変遷してきた。旧西方町は07、11年の県議選で「鹿沼市・西方町選挙区」だったが、11年10月に栃木市と合併し、今回から「栃木市選挙区」(定数4)になった。

 町を歩いていた60代男性が苦笑いする。「どの候補者もなじみがないからね。まだ、誰がいいか分からないんだよ」

 昨年末の衆院選時点で旧西方町地区の有権者は5397人。栃木市全体(13万4315人)の4%に過ぎない。しかし、旧栃木市地区を地盤とする自民3陣営はいずれも「西方の票は無視できない。過去に(候補者6人の)誰の名前も書いたことがない人たちだから。当落の鍵を握る草刈り場になる」と注目する。

 前回の「栃木市・岩舟町選挙区」は定数4に5人が立候補し、自民現職(当時)だった櫛淵忠男氏が4位当選者と約700票差で落選した。「戦い方を誤った。旧郡部は町長や町議と連携した選挙戦が必要だった」と櫛淵氏。今回は自民新人の増山敬之氏を支えるが、旧郡部での出遅れ感があるという。「投票日までひたすら歩き、心で訴えるしかない」。候補者中ただ一人の農業従事者として、農村票の掘り起こしを目指す。

 前回、県内最多票を獲得した自民現職の平池秀光氏は、旧西方町地区を地盤とする市議から支援を受けライバルに先んじて浸透を図る。告示当日の3日には早速旧西方町地区に入り、さまざまな実績を挙げ「西方のことなら何でもやる。私に任せてくださいよ」と現職の強みをアピールしてみせた。「合併後、鹿沼の県議はこっちに来てくれなくなった。そんなときに頼りになったのが平池さん」と支持者は信頼を寄せる。

 一方、07年県議選まで「下都賀郡南部選挙区」だった大平、岩舟、藤岡の旧3町地区。11年県議選で「栃木市・岩舟町選挙区」として旧栃木市地区などと一緒になり、今回、さらに旧西方町地区が加わった。旧下都賀郡南部3町地区を地盤とする3候補は、めまぐるしく変わる選挙区への対応に、戸惑いもある。

 前回、みんな新人として追い風に乗った角田正展氏は「旧大平町の議席を失うわけにいかない。この地域の声を県政に届ける責任は大きい」と地元に根ざした選挙戦を強調。今回、みんなの解党により無所属に転じたが「党が目指した『身を切る改革』が間違っていたわけではない。(解党しても)続けられるところは続けたい」と語る。

 過去2回、民主公認候補として議席を得た保母欽一郎氏も、今回は無所属で立候補した。「初当選時の下都賀郡南部選挙区に、前回は旧栃木市地区などが加わり、今回さらに広くなった。やりづらさはある」と陣営関係者。連合栃木の推薦を受けて労組票を固め、告示前には6地区それぞれで集会を開いた。それでも「どこでどれくらいの票が取れるか予測しづらい」と不安をのぞかせる。

 前岩舟町長で無所属新人の市村隆氏は「岩舟町半世紀の想(おも)いを県政に」がスローガン。岩舟出身の県議が48年間不在だったことを指摘し、地域住民の心情に訴えている。「(栃木市を構成する旧1市5町の)一体感は、そう簡単に生まれるものではない。むしろ各地域の特色を生かすべきだ」と言い切る。立候補表明が遅れたこともあり、旧西方町地区など市北部での浸透不足は認識しているが、まずは旧下都賀郡南部地区を固めることを優先する。【田内隆弘】=つづく

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 ◆立候補者

 ◇栃木市(定数4−6)
増山敬之 36 [元]市議 自新

角田正展 45 会社役員(1)無現

市村隆 57 会社役員 無新

平池秀光 74 会社社長(6)自現

日向野義幸 56 会社役員(1)自元

保母欽一郎 55 [元]衆議員秘書(2)無現

 ◇候補者一覧の見方
 氏名▽年齢(投開票の12日現在)▽職業・肩書([元]は前職を含む)▽当選回数(カッコ数字)▽党派▽現元新の別 ※政党略称は、自=自民党、無=無所属

6147チバQ:2015/04/08(水) 21:47:57
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150408ddlk09010005000c.html
激戦区を歩く:’15県議選/4止 さくら市・塩谷郡 最終処分場が最大争点に /栃木
毎日新聞 2015年04月08日 地方版

 ◇説明迫られる候補者たち
 「自然はいったん壊したら取り返しがつかない。皆さん、高原山の水を飲んでいるでしょう。処分場は塩谷町だけの問題ではありません」。さくら市・塩谷郡選挙区(定数2)の民主新人、船山幸雄氏は、マイクを握る時間のほとんどをこの訴えに費やす。羽織ったジャンパーの背中にも、塩谷町に構えた選挙事務所の大看板にも「最終処分場白紙撤回!」の文字が躍る。

 東京電力福島第1原発事故で生じた放射性物質を含む指定廃棄物の最終処分場問題で昨年7月、塩谷町が候補地に選ばれたことで、同選挙区が揺れている。

 同選挙区の1市2町の有権者数(2日現在)は、さくら市3万5451人▽高根沢町2万4476人▽塩谷町1万374人。市町村合併に絡み定数が3から2に減った2007年の県議選で塩谷町出身の自民現職が敗れて以降、自治体規模が最も小さい同町から県議は出ていない。

 その塩谷町が選挙結果に大きく影響を与えたのが昨年12月の衆院選。同町を含む栃木2区は民主前職の福田昭夫氏と自民前職で当時の農相だった西川公也氏が激しい接戦を繰り広げ、処分場建設反対を強く訴え同町で2200票の大差を付けた福田氏が199票差でかわした。

 これを受け、福田氏の秘書の船山氏が告示1カ月前に急きょ出馬表明した。告示直前に県内入りした民主党の長妻昭代表代行は宇都宮市を素通りして、さくら市と高根沢町で演説。陣営は「塩谷の票だけでは勝てない。処分場を選挙区全体の争点にして、イエスかノーかで一点突破したい」と気合を入れる。

 さくら市に事務所がある無所属新人の酒井さつき氏も、子育て支援や議会改革とともに、最終処分場の白紙撤回と各県ごとに処理する基本方針を定めた放射性物質汚染対処特措法の見直しを掲げる。7日には、経営するカフェの前に立ち「なぜ(最初の候補地は)矢板だったのか、なぜ今度は塩谷なのか。安全の立証なしに候補地を決めるのは乱暴だ」と訴えた。陣営は「候補者の地盤は1992年から開発が始まった別荘住宅地。古い慣習にとらわれず、政党にも縛られず、目の前におかしいと思うことがあれば声を上げる層がいる」と話す。

 一方、政権与党として国の基本方針を支える立場の自民現職2人は、積極的にはこの問題に触れていない。さくら市喜連川地区が地盤で過去3回トップ当選の花塚隆志氏は、是非には触れないものの「責任を持って早期解決を図る」と公約集に刷り込み、政権与党の実行力をアピールする。前回はみんな公認で当選し、2013年に離党して自民に移った神林秀治氏は地元の高根沢町出身の参院議員とのパイプの太さを強調し、票固めを図る。いずれも自民党の国会議員が相次いで応援に入るなど強力なバックアップを受け、福田富一知事も応援に入る予定だ。

 ショッピングセンターでの買い物中、遊説車の前で足を止めたさくら市喜連川の農業の女性(74)は「地元の問題って、今は指定廃棄物の処分場以外にないんじゃないですか」と語気を強めた。「ずっと田んぼをやってきて、環境汚染は死活問題なんですよ」

 同市氏家のパート女性(43)は「子育て中なので保育施設や小児科医の充実が気になりますが、指定廃棄物の問題も、子育て支援も、安心して地元で健康に暮らしたいという点ではつながっている」と指摘。「処分場問題だけで決めるわけではないが、無投票にならず議論になって良かった」と候補者をしっかり見つめた。【藤田祐子】=おわり

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 ◇立候補者
 ◇さくら市・塩谷郡(定数2−4)
船山幸雄 61 [元]衆議員秘書 民新

花塚隆志 55 会社員(3)自現

神林秀治 55 種苗店代表(1)自現

酒井さつき 37 会社社長 無新

 ◇候補者一覧の見方
 氏名▽年齢(投開票の12日現在)▽職業・肩書([元]は前職を含む)▽当選回数(丸囲み数字)▽党派▽現元新の別

 ※政党略称は、自=自民党、民=民主党、無=無所属

6148チバQ:2015/04/08(水) 21:58:43
>>6143
http://www.sankei.com/politics/news/150407/plt1504070045-n1.html
2015.4.7 23:06

期日前投票始まっているのに…千葉県議選で立候補届け出を却下「被選挙権なし判明」

ブログに書く2




(1/2ページ)

県議選八千代市選挙区に立候補した大沢一治氏の届け出却下について説明する県選管の関口龍海書記長(中央)=7日、県庁(中辻健太郎撮影)
 統一地方選の千葉県議選(12日投開票)で、県選挙管理委員会は7日、八千代市選挙区に出馬した元同市長の大沢一治氏(67)=無所属元職=の被選挙権がないことが確認されたとして、立候補の届け出を却下したと発表した。県選管によると、立候補後に届け出を却下した例は過去にないという。

 県選管などによると、大沢氏は八千代市長だった平成14年11月、同市清掃センターの運転管理業務委託をめぐる贈収賄事件で逮捕され、収賄罪で懲役2年6月の実刑判決が確定した。

 大沢氏は県議選の事前審査の際、「候補者となることができない者でないことを誓います」という宣誓書に署名し、県選管に提出した。県選管は告示日の3日に届け出を受理した後、県の規程に基づき、大沢氏の本籍地である同市に被選挙権の有無について照会した。その結果、7日になって同市から大沢氏の被選挙権が回復していないとの連絡があったという。

 公職選挙法11条の2では、公職の間に収賄などの罪により刑に処せられた者は刑期が満了してから10年間は被選挙権を有しないなどと規定している。大沢氏によると18年9月に刑期を終えたというが、刑期満了日から10年は経過していなかった。

 県議選はすでに期日前投票が始まっており、大沢氏に投じられた票は無効票となる。県選管は事前審査などで被選挙権がないことが判明しなかったことについて、「宣誓書をいただいており、犯歴などの情報は極めて個人的な情報で、届け出が確定するまでは照会ができない。期日前投票も始まっており残念だ」としている。

 一方、大沢氏は「7日夜に県選管から選挙活動をやめるようにと電話があった。事前審査も通って受理もされており、被選挙権がないことは知らなかった。応援してくださった方たちに大変申し訳ない。選管の説明を聞いて、まず事情を把握したい」と話した。

6149チバQ:2015/04/08(水) 22:20:58
http://www.saitama-np.co.jp/news/2015/04/08/05.html
2015年4月8日(水)
<統一地方選>単独過半数狙う自民 せんたくは11選挙区で対抗馬

 統一地方選の前半戦(12日投開票)は中盤戦に入り、県議選は無投票当選区を除く43選挙区で舌戦を繰り広げている。このうち注目を集めるのが定数1の「1人区」=※。単独過半数を目指す自民党は20の1人区全てに候補者(推薦含む)を擁立。一方、上田清司知事が応援団長を務める「プロジェクトせんたく」は11の1人区に候補者(同)を立て自民の過半数割れを狙う。1人区の勝敗が両者の浮沈の鍵を握りそうだ。

 激戦となっているのは南17区(志木市)。せんたく代表の現職と、元同市長の次男の自民新人が激しいつばぜり合いを展開している。「志木は上田知事の"お膝元"でもあり、絶対に落とせない」と必勝を期すせんたく陣営関係者。対する自民関係者は「ここでの勝利は自民の勝利を意味する」と議席奪取に意気込む。

 せんたく現職に自民新人がぶつかる1人区は他に南22区(和光市)と東6区(白岡市など)。逆に自民現職にせんたく新人が挑む構図の1人区は7選挙区に及ぶ。

 このうち県議会議長を務める自民現職にせんたく新人が挑む西11区(鶴ケ島市)と、同じく自民現職とせんたく新人が一騎打ちを展開する西9区(毛呂山町など)は接戦の様相。「自・せ」に無所属が加わる構図となる南11区(さいたま市緑区)と東5区(蓮田市)、東11区(幸手市など)でも自民現職とせんたく新人が軸となる激戦を繰り広げている。

 東12区(吉川市など)は自民とせんたくの新人同士の一騎打ち。南5区(大宮区)は自民現職と清水勇人さいたま市長の元秘書の無所属新人がしのぎを削る。

 2011年県議選は、39の1人区で自民が28議席(無投票含む)を積み上げ、過半数突破(52議席獲得)の土台とした。今回は条例改正により1人区は27に減少。無投票となった七つの1人区のうち6人を自民現職が占めた。

※15年県議選、1人区の対決構図

南5区(大宮区)自・無
南8区(桜区)自・無
南11区(緑区)自・せ・無・無
南12区(岩槻区)自・無
南14区(桶川市)自・せ
南15区(北本市)自・せ
南17区(志木市)せ・自
南19区(蕨市)自・無
南22区(和光市)せ・自・共
西3区(飯能市)自・無
西6区(富士見市)自・共
西9区(毛呂山町など)自・せ
西10区(坂戸市)自・無
西11区(鶴ヶ島市)自・せ
東1区(行田市)自・無
東5区(蓮田市)自・せ・無
東6区(白岡市など)せ・自
東9区(八潮市)自・無・無
東11区(幸手市など)自・せ・無
東12区(吉川市など)自・せ

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6150チバQ:2015/04/08(水) 22:25:59
http://www.yomiuri.co.jp/local/kanagawa/news/20150407-OYTNT50372.html
県議選注目区 川崎区 定数減サバイバル戦に
2015年04月08日
 今回の県議選では、川崎市川崎区と横浜市青葉区で、それぞれ定数が1減となり、現職も必ず1人が落選するサバイバル戦を展開している。また、前回は保守系無所属の会派「県政会」の候補が無投票当選した1人区でも、これまで協力関係にあった自民が新人候補を擁立、激しい選挙戦となっている。


 「『消費税は反対だ』『軽減税率は反対だ』という共産党にこれからの政治を任せられるはずがない」

 告示日の3日午前、JR川崎駅東口で第一声を上げた公明党の山口代表は厳しい口調で訴えた。

 その5時間半後、同じ場所に立った共産党の志位委員長は「消費税には反対だが、軽減税率は一貫して要求している。デマを飛ばすのはやめてほしい」と反論。「川崎区の大事な議席を、自民、公明、民主の消費税増税を進めた増税3兄弟に渡すわけにはいかない」とたたみかけた。

 さながら国政選挙のような党首同士の批判合戦が繰り広げられた川崎区は、自民、公明、民主の現職3人と共産新人で2議席を争う大激戦区となっている。

          ◆

 公明・西村は「しがみついてでも当選したい」と執念を燃やす。前回は1万6000票余りを得て2番手に入ったが、今回は定数減に伴い、「当選ラインは2万票以上になる」とみる。党は「全国で最も厳しい選挙区」と位置づけ、代表の全国遊説と告示日両方のスタート地点に選んだ。票の上積みで期待するのは「自民党の協力」(西村陣営)だ。

 自民・杉山は、3回連続のトップ当選。地元10区選出の田中和徳衆院議員は「圧倒的な票を取り、公明を援護射撃するんだ」と杉山に発破をかけるが、杉山陣営内には「組織力が弱っていてこっちも必死。票を分け合うほどのゆとりはない」との声も漏れる。

          ◆

 前回、共産候補と1000票差で3番手に滑り込んだ民主・栄居は、選挙ポスターに「自民・公明の『与党勢力』による2議席独占に待った!」と大きく掲げ、対決姿勢を鮮明にした。狙うのは、昨年12月の衆院比例選で維新が獲得した1万1000票の取り込みだ。親交のある維新や元みんなの党の市議らに協力を求め、企業などへのあいさつ回りを進める。

 共産・後藤は「やりたい放題の県議会。自民、公明、民主のオール与党体制に歯止めをかける」と主張。衆院選で党が躍進した流れを引き継ごうと、集団的自衛権や憲法改正など国政レベルの問題にも言及し、党として16年ぶりとなる同区の議席を目指す。

◇愛川町・清川村 県政会現職に自民新人挑む

 「自民、民主、公明、共産など幅広い意見、指導をいただき、県政に反映する。それが県政会です」

 3日、愛川町で開かれた出陣式で、無所属・馬場が強調した。県政会は1951年に発足した県議会の会派名だ。馬場は2003年に初当選した翌年、県政会に入った。県政会と協力関係にある自民はその後、対抗馬を立てず、2回連続で無投票当選した。

 今回、馬場は単独過半数を目指す自民から、公認での出馬を要請されたが、「1人区のため、党派に関係なく政治活動をしたい」と断った。自民は愛川町議だった篠崎の擁立を決めた。

 「せっかくうまくやっているところに、党派政治を持ち込むとおかしなことになる」。地元選出の民主・後藤祐一衆院議員は、馬場の出陣式に駆けつけ、自民の手法を批判した。

 町内の体育館で5日に開かれた篠崎の演説会には、小泉進次郎内閣府政務官や義家弘介衆院議員が顔をそろえた。篠崎は「若い世代で地域の高齢者を支え、少子化に歯止めをかけたい。スピード感を持って進めるには自民党しかない」とアピールした。県連は重点区と位置づけ、10日には甘利経済再生相も投入する予定だ。(敬称略)

2015年04月08日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

6151チバQ:2015/04/09(木) 21:08:09
http://hamusoku.com/archives/8777317.html
千葉市の選挙に25歳引きこもりニートが出馬→只者ではないオーラを放つ選挙公報が話題に

上野竜太郎氏(ニート25歳)の選挙公報

*花見川選挙区

6152チバQ:2015/04/09(木) 21:14:07
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150407ddlk12010054000c.html
’15統一地方選・ちば:注目区ルポ・浮沈をかけて/上 指定廃棄物の最終処分場問題 /千葉
毎日新聞 2015年04月07日 地方版

 ◇争点化の動き鈍く 定まらない仮保管の出口
 筑波山を望む柏市最北部の船戸山高野地区。利根運河を背にした清掃工場「北部クリーンセンター」(北部CC)を住宅が取り囲む。「毎朝、『煙出ているかな』なんて煙突を眺めていますよ。あること自体、いい気持ちはしませんね」。自宅が北部CCの目と鼻の先にある60代の男性は淡々と話す。

 高度成長時代、柏市はベッドタウンとして成長。昭和40年代になると、近くにし尿処理場と清掃工場が立て続けに造られた。そこへ、降って湧いた放射性物質に汚染された焼却灰(指定廃棄物)の保管問題。2011年3月の東日本大震災で起きた東京電力福島第1原発事故の影響だ。

 「今度は汚染灰か。老い先短い私らはいいが、子や孫のことを考えると心配。地価も下がるし、将来新しく移り住もうなんて人もいなくなる」。生まれ育った地域に迷惑施設などが偏る不公平感や割り切れなさが増す。

 原発事故後、柏、松戸、流山3市では可燃ごみを焼却すればするほど汚染焼却灰が増え続けた。昨年12月時点で県内の汚染焼却灰は3687トンだったが、3市だけで2500トン超。保管に窮した3市は2年余り前、500トン以上を一時保管してもらうため、手賀沼終末処理場(我孫子・印西市境)に持ち込み、急場をしのいだ。しかし、一時保管の期限だった今年3月末までに国が最終処分場を確保できない見通しが強まり、3市は結局、昨年12月から順次、同処理場から焼却灰を持ち帰って各自で仮保管することになった。

 柏市は市内の仮保管先の一つとして、北部CCを選定したが、仮保管が半永久的に続くことを懸念した住民が強く反発。市との確認書に「期限の明記」を求めて難航した。今年2月になって「国の最終処分場確保まで」「3年後にそのめどが立たない場合、今後の対策を協議する」と仮保管の期間をあやふやな表現にして確認書の締結にこぎつけたが、町会内の強硬派を外して締結したのが実情であり、住民にわだかまりが生じている。

 「国が責任を持って最終処分場を確保すべきだ」。柏市選挙区では早期解決を訴える候補もいるが、有効な手段は見えてこない。防犯や医療などの身近な問題にかき消され、大きな争点になっていないのが現状だ。

 「仕方ないでは済まされない。このまま、最終処分場になってしまう可能性もある」。仮保管がいつまで続くか分からない中、男性は将来に禍根を残すとの思いが募る。

6153チバQ:2015/04/09(木) 21:14:28
   ◇   ◇

 県内の汚染焼却灰は、柏などの3市をはじめ各自治体が分散保管する状況が続いている。国は、安全に保管するため県内に1カ所の最終処分場を確保しようと、5000カ所の候補地から選定作業を進めている。

 「市原市が最終処分場の最有力候補地とされていることをご存じですか」−−。同市の住民が昨年夏、住民団体「放射性廃棄物を考える市原市民の会」の発足に向け、参加を呼びかける文書を作成した。夕刊紙が名指しして「有力」と報道。同市などの一部住民に不安感が広がっている。

 特に市原市は、汚染焼却灰を排出していない。候補地が決められる前に拒否の姿勢を強調して名指しされるのを避けようと、市議会は昨年12月、指定廃棄物を現在保管していない市町村を候補地に選定しないことを求める決議を可決した。今年2月には、同会が望月義夫環境相宛てに県内の最終処分場候補地の選定中止を求める要望書を提出。濱屋(はまや)郁生代表は「房総半島の水源や地下資源を守るため、最終処分場建設には反対だ」と訴える。

 同会は告示前、県議選の市原市選挙区の立候補予定者に「市原が候補地になった場合、反対を貫くか」などのアンケートを実施し選挙の争点化を試みたが、反対の立候補予定者がいた一方、半数以上が無回答か無記名回答だった。ある市議は「市議会で反対決議したのに、問題にしているのは今や一部の政党などに限られる」。

 「汚染灰問題はみんな、ひとごとだ」。仮保管に反対する柏の男性は市民の無関心ぶりを嘆いた。将来にわたる問題に発展しかねない課題だが、議論が深まる気配はない。

 宮城県や栃木県では候補地が示されたものの、住民の反対で調査は進んでいない。たとえ県内の候補地を国が提示しても、最終処分場が確保されて仮保管状態が解消されるかどうか先行きは見えず、道のりは険しい。手賀沼終末処理場の一時保管を批判し続けた住民団体「広域近隣住民連合会」の小林博三津事務局長は「排出元以外に焼却灰を押しつけるのはどうなのか。最終処分場のあり方を国民みんなで話し合い、合意を得るべきだ」と話す。

    ×   ×

 指定廃棄物、人口減少、財政問題−−県はさまざまな課題を抱える。地域によって深刻さ、捉え方に違いがある中、解決の糸口はあるのか。今後を占う県議選選挙区を歩いた。

==============

 ◇柏市(定数5−7)
加藤英雄 62 党県委員 共現(3)

舘池美央子 40 [元]地域紙記者 維新

阿部俊昭 56 党県議会局長 公現(2)

中田学 42 [元]衆議員秘書 民現(1)

中沢裕隆 44 団体職員 自現(1)

浜田穂積 68 党県幹事長 自現(6)

松本寛道 37 [元]市議 無新

 ◇市原市(定数4−7)
山本友子 66 党県代表 ネ現(2)

山口勇 68 [元]市議 共新

鈴木昌俊 68 [元]会社社長 自現(3)

竹内直子 45 [元]市議長 民新

伊豆倉雄太 31 [元]衆議員秘書 無新

塚定良治 60 党県副幹事長 公現(3)

水野義之 52 [元]市議 無新

 ※届け出順

6154チバQ:2015/04/09(木) 21:15:20
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150408ddlk12010045000c.html
’15統一地方選・ちば:注目区ルポ・浮沈をかけて/中 人口問題 /千葉
毎日新聞 2015年04月08日 地方版

 ◇減少、歯止め策なく 転入増でも育児支援など悩み
 「4年前に比べて人口が3千人減少」「人口減少に歯止めを」−−同様の文言が並ぶ2枚のパンフレット。山武市選挙区(定数1)で争う、2候補のものだ。

 2006年3月に成東町や蓮沼村など4町村が合併して誕生した山武市。当初約6万人あった人口は今年4月1日現在で5万4594人に減った。民間有識者で作る日本創成会議(座長・増田寛也元総務相)は、少子化と人口流出の試算から「消滅可能性都市」として名前を挙げる。人口減が続けば税収も減り、地域の活力が失われていく−−。市の関係者の危機感は強い。

 自民現職の松下浩明候補(54)は「産業振興と雇用の確保が対策の要だ」と強調。労働人口の増加を目指し、企業誘致の推進などを訴える。次世代の党新人の鈴木匡哉候補(45)は「知名度アップが最優先課題」とし、市内の主要駅「成東」の駅名に自治体名を入れて「山武成東」に変更するよう主張する。

 しかし、人口減少は日本の構造的な課題でもある。椎名千収市長が嘆くように「今は高度成長期ではなく、短期的にV字形の回復を望める策はない」のが現状だ。「特効薬がない中で、できることを全てやっていくしかない」。ある候補者はつぶやいた。

   ◇   ◇

 「『子育てに一番の流山』に実態を伴わせなければ」

 通勤客が激しく行き交う朝の南流山駅前で候補者の演説が響く。だが、ほとんどの出勤客らは急ぎ足で通り過ぎ、耳を傾ける有権者の姿は見当たらない。駅では、混雑するつくばエクスプレスが動き出していた。

 人口減少を不安視する自治体が少なくない一方、千葉県は14年の人口移動報告で、転入者が転出者を上回る「転入超過」が8364人と前年からの増加数では全国一を記録した。中でも県内最多となったのが流山市(2387人)だった。

 人口を押し上げた要因は05年のつくばエクスプレス開通だ。通勤圏としての魅力が大幅に増し、マンション開発が激化。特に子育て世代の流入が激しく、市は今春、新たに市初となる小中併設校「おおたかの森小・中学校」(同市市野谷)を開校させた。待機児童も増加。対策として保育所の定員を開通時から倍以上に増やすなどしているが、かえって需要を掘り起こすことにもつながり、抜本的な解消への道は遠い。

 定数2に4候補が名乗りを上げた流山市選挙区。原則的には基礎的自治体=市の課題にもかかわらず、有権者の関心も高いため、各候補が待機児童対策を公約に掲げる。ある候補者は「子供の増加は読み切れない。県との協力が不可欠だ」と強調する。

 慢性的な交通渋滞、区画整理事業に伴う生活道路の通行止め−−人口増の反動は教育・保育施設不足にとどまらないが、「(マイナス面が出ようと)人口が増えるに越したことはない」という意見は多い。市と県の密な協力を要する重要課題に対し、候補者の一人は「市が解決し切れない課題を県などに伝えて解決を目指すのは、どの地域の県議も変わらずにやっているはず」と話す。

6155チバQ:2015/04/09(木) 21:15:36
  ◇   ◇

 栄町職員にとって、流山市の課題は「ぜいたくな悩み」に映るようだ。

 栄町は日本創成会議が昨年発表した「2040年に子供を産む世代の女性の減少率」で、県内でワーストワンの77・3%と試算された。人口は2万1656人(4月1日現在)と、ここ10年で3000人以上減少。人口減対策を担当する町職員は「人口が増えている自治体とは状況も課題も違いすぎる。栄町にもつくばエクスプレスのような列車が一本通ってくれれば」とうらやんだ。

 しかし、印旛郡選挙区(栄町・酒々井町、定数1)に出馬する2候補の主要政策には、人口減対策についての直接的な言及はない。候補者の一人は、成田空港に近いこともあり、地域の活性化を目指して史跡など既存の「資源」を生かした観光都市化を訴えるが、「人口減に対する関心は低い」と言い切る。「大合併の機運もない今、人口減少に対してできることは限られている。やれることは着実な街づくりだけだ」

 さらに事情を複雑にしているのが2候補の地盤だ。両者の地盤は選挙区を構成する栄、酒々井両町に分かれており、「自治体間の代理戦争」の様相を呈している。「同じ町という理由で支援が広がる」(陣営関係者)ことも多いという。「人口規模も同じ、合併もしないなど、状況は同じなのだが……」。他方の町で手応えを感じない候補者は腕を組んだ。

 地域代表となる県議は、それぞれの要望をどう県の政策につなげるのか。選挙区によって異なる問題、選挙区内の複雑な事情を抱えながら模索を続けている。

==============

 ◇流山市(定数2−4)
矢田春代 48 党副支部長 共新

小宮清子 64 党県代表 社現(4)

武田正光 45 公認会計士 自現(2)

保坂隆裕 29 党県政策委員 維新

 ◇山武市(定数1−2)
松下浩明 54 党県副幹事長 自現(2)

鈴木匡哉 45 IT会社社長 次新

 ◇印旛郡(定数1−2)
岩井泰憲 45 [元]学習塾講師 無現(1)

金塚学 41 動物霊園経営 自新

 ※届け出順

6156チバQ:2015/04/09(木) 23:37:55
http://www.saitama-np.co.jp/news/2015/04/09/04.html
2015年4月9日(木)
<統一地方選>自民過半数を射程 1人区の勝敗焦点



 統一地方選前半戦の投票を12日に控え、埼玉新聞は県議選(52選挙区=定数93)の選挙区ごとの取材情報を基に8日までの終盤情勢をまとめた。それによると、組織力のある自民が堅調に票を集め、43議席前後(無投票当選含む)を固めたもよう。単独過半数(47議席)を射程に入れた。だが定数1の1人区を中心とする10選挙区で、上田清司知事が支援する「プロジェクトせんたく」の候補者らと接戦を繰り広げており、過半数維持をめぐる攻防は予断を許さない。残り3日間の活動や投票率の行方によって勝敗が入れ替わる可能性がある情勢。

 選挙戦を展開しているのは無投票区を除く43選挙区(計82議席)の153候補。

 無投票当選を加えた議席獲得数を予測=別表参照=すると、推薦を含め65人を擁立した自民は現職を中心に手堅く支持をまとめており、現有49議席の確保も射程に入れた。しかし現新10人前後がせんたくや無所属の有力候補と横一線の激戦を展開しており、その結果次第では過半数を割り込む可能性もある。県連の新藤義孝会長が精力的に候補者応援に出向くなど、終盤の追い込みに躍起だ。

 一方、自民の対抗勢力として保守系県議らが立ち上げたせんたくは、メーンに据えた「県議会改革」の訴えが十分に浸透していない。現職を中心に議席を固めたのは8人前後で、自民現職とぶつかる1人区の勝敗が過半数割れに追い込めるかどうかの鍵を握る。上田知事も小まめに候補者支援に動いている。

 自民とせんたく候補が競り合う1人区は、南11区(さいたま市緑区)▽南17区(志木市)▽西9区(毛呂山町ほか)▽西11区(鶴ケ島市)▽東11区(幸手市ほか)など。他の1人区では東1区(行田市)で自民県連幹事長の現職を無所属新人が猛追。南5区(さいたま市大宮区)と東9区(八潮市)でも自民現職と無所属新人が激戦を展開している。

 定数2の2人区では東3区(加須市)と東4区(久喜市)で、自民がともに現職の2議席を確保できるかが焦点となる。

 複数区に16人(推薦含む)を立てた民主は現職を中心に堅実な戦いぶり。現有12議席の確保が視界に入り、南16区(鴻巣市)と西7区(川越市)、北4区(深谷市)では新人が議席争いに加わる。

 現職9人の「完勝」を目指す公明は8日に山口那津男党代表が激戦区の南1区(草加市)や南2区(川口市)に入るなど最後の追い込みに力を注ぐ。共産は南2区と西1区(所沢市)で現職の2議席を固め、都市部の複数区で新人が最終議席を争う。

 新旧別では新人18〜28人程度の議席獲得が予想される。

6157チバQ:2015/04/10(金) 23:11:30
栃木
http://www.yomiuri.co.jp/local/tochigi/feature/CO015052/20150405-OYTAT50005.html
県議選激戦区ルポ
「河南」票を奪い合い
2015年04月05日 05時00分
出陣式で気勢を上げる支援者(3日、足利市で)
出陣式で気勢を上げる支援者(3日、足利市で)

 「先生の票を奪おうと周りは必死だ。結束しよう」。早川尚秀の出陣式である市議がこう呼びかけた。その間も近くを他候補の選挙カーが通る。元市長の父から譲り受けた組織を背景に3期連続トップ当選中だが、若さを全面に若年層の支持獲得に躍起になっている。

 7人が名乗りを上げた足利市は、“最激戦区”。市は、渡良瀬川を境に河北地区と河南地区に分けられる。前回選の当選者は河北3、河南1。今回、4人が票を奪い合う河南は特に激しい戦いだ。

 河南の前回との違いは、早川ら3候補に加え、塩田等が出馬したことだ。前回市議選で無所属ながらトップ当選している塩田は、市政での実績を強調する。ほかの3候補の選対関係者は、「支持者を奪われるのではないか」と危機感を募らせる。

 前回選はわずか91票差で次点だった斉藤具秀は、市議4期、県議4期で築いた安定した支持層がある。これまで市議選で塩田を支援する代わりに、自身の県議選で協力してもらっていた。支持層が重なるだけに「票が流れるのは覚悟している」とし、気を引き締める。

 前回選で涙をのんだ杉田勉は出陣式で、「背水の陣で臨む」と熱弁を振るった。だが、前回のように自民の公認はない。市議の息子と住宅地でのポスティングや企業回りで靴底をすり減らす。他候補から「一番足を棒にして動いている」と評されるほどだ。

 一方の河北地区では、現職3人がそれぞれの組織や支持層を生かす。

 7期目を狙う木村好文は、市内各団体から推薦を受けるほか、自治会長連絡協議会や有力企業、建設関連企業などから多くの支援を受ける。ベテランらしく、これまでの実績や、地元選出の衆院議員の茂木敏充や福田知事らとの親密さも強調する。

 加藤正一は、連合栃木からの支援で再選を目指す。前回選では現職をわずかに上回って4番手に滑り込んでおり、選対関係者は「予断を許さない」と焦りを募らせる。支持層を地盤の市西部から市中心部へ広げるため、企業回りを重ねる。

 前回選でみんなの党への“風”に乗って初当選した鶴貝大祐は、同じくみんな系だった前市長の大豆生田実から支援を受ける。ただ、前回のように浮動票を取り込めるかは不透明で、選対関係者は「若年層からの支持を増やす」と再選に意欲を燃やす。

(敬称略)

2015年04月05日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

6158チバQ:2015/04/10(金) 23:11:50
http://www.yomiuri.co.jp/local/tochigi/feature/CO015052/20150407-OYTAT50000.html
県議選激戦区ルポ
地盤重なる自民3人
2015年04月06日 05時00分
出陣式でガンバロー三唱をする支持者たち(3日、栃木市で)
出陣式でガンバロー三唱をする支持者たち(3日、栃木市で)

増山 敬之 36 自新 〈公〉

角田 正展 45 無現《1》

市村  隆 57 無新

平池 秀光 74 自現《6》〈公〉

日向野義幸 56 自元《1》〈公〉

保母欽一郎 55 無現《2》 

* 届け出順。白抜き数字は当選回数。四角囲みは推薦政党

 

 「守り抜く? 攻め抜くんですよ。攻撃こそ最大の防御なり!」

 前回トップ当選した平池秀光の出陣式。建設業界からの支持が厚く、1000人規模を動員する力があるが、選対幹部は、危機感をあらわに声を張り上げた。陣営は各地区に設けた連絡所をフル稼働させ、かつてないほど引き締めを図っている。

 旧1市5町からなる栃木市選挙区で、とりわけ激戦なのが旧栃木市地区。6人の候補のうち、平池ら自民公認の3人が地盤としている。

 平池が危機感を抱くのは、日向野義幸が出馬したからだ。県議選は16年ぶりだが、元栃木市長で抜群の知名度がある。平池陣営近くで行った出陣式では、日焼けした肌と、出馬表明した昨年6月以降すでに3足目という履きつぶした靴で地道な活動をアピール。「人口だけ増えても仕方ない。栃木市に元気を取り戻す」と熱っぽく語った。

 もう一人の自民公認は、新人の増山敬之。市議出身で、市議会最大会派の支持を受けて大御所とも言える2人に挑む。30歳代の若さと誠実さをアピールしながら、県政の刷新と若者の雇用の創出を訴える。女性陣が自転車にのぼり旗をくくりつけて1日60キロ走る「レディース自転車部隊」も陣営に花を添える。

 旧栃木市の3候補が票の上積みを目指し、旧5町にも支持を広げようとするのに対し、旧5町が地盤の3候補も必死だ。

 旧大平町が地元の角田正展は、前回はみんなの党で当選したが、今回は無所属。地上戦と空中戦を織り交ぜて再選を目指す。同級生や親しい飲食店経営者らのネットワークを活用しながら地元をくまなく回る。一方、活動の様子や政治信条をドキュメンタリー風に編集した映像をフェイスブック上で公開し、若年層への浸透を図る。

 3選を狙う保母欽一郎は旧大平町、旧岩舟町が地盤。民主党から無所属になったが、連合栃木の推薦を受け、労組票を固める。日中は人の集まる場所で、生活者や弱者の目線に立った政策を繰り返す。夜はミニ集会を4回開き、新規の支持者向けに人口減や少子高齢化に対応するための持論を丁寧に説明している。

 市村隆は旧岩舟町長。岩舟地区はすでに回り終えたとして、旧藤岡町、旧大平町での浮動票獲得に取りかかっている。市全域で知名度が高いわけでなく、「とにかく顔を覚えてもらい、町長時代にやり残したことを地道に訴えたい」として、各地のイベントに駆けつけ、支持を訴えている。

(敬称略、都梅真梨子)

2015年04月06日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

6159チバQ:2015/04/10(金) 23:12:23
http://www.yomiuri.co.jp/local/tochigi/feature/CO015052/20150407-OYTAT50004.html
県議選激戦区ルポ
旧今市地盤3人火花
2015年04月07日 05時00分
渡辺渡 72 自現《7》〈公〉
平木ちさこ 62 民新 〈社〉
阿部博美 54 自現《1》〈公〉

* 届け出順。白抜き数字は当選回数。四角囲みは推薦政党

 

 自民が2議席を守るか、民主が奪うか、女性独占区の誕生か――。大票田の旧今市市が地盤の3人が火花を散らす。

 「中央と太いパイプを持ち、行政課題に精通している渡辺さんを失ったら、大変な損失だ」。3候補の中では最多の市議12人から支援を受ける渡辺渡。市議はそれぞれの地元で渡辺への支持を訴える。

 8選を目指すベテランの渡辺は、女性2人と戦うことについて「やりづらい」と漏らす。5日、夕刻からの集会に出席した渡辺は、スポーツ合宿客をターゲットにした観光振興などのアイデアを披露。「ようやく県の執行部に物申せる自信がついてきた。『8期は長い』という声があるが、長いからできる仕事もある」と自らの強みを存分に強調した。

 今回の県議選は1年前の市長選のリターンマッチの様相も見せる。渡辺は現市長の選対本部長だった。平木ちさこは候補者。阿部博美は、立候補したいとこで前市議の選対本部長を務めていた。

 市長選では草の根選挙を展開し最下位だった平木だが、民主公認となり、一気に有力候補となった。「ついに現職2人に追いついた。あと一歩だ」。3日の出陣式で、民主党県連代表の福田昭夫はこうぶち上げた。日光市は福田のおひざ元。小選挙区で勝利した昨年末の衆院選に続き、福田後援会と連合栃木がタッグを組み、市議4人とともに支援する。

 5日、選挙カーで今市地区から奥日光まで終日走り回った平木は、介護職などの経歴を紹介し、「子ども、高齢者、働く人、経営者の気持ちを学んできた。女性の目線で政治を変えたい」と訴えた。

 県議48人のうち女性は3人。その1人の阿部は前回無所属で出馬し、民主候補に競り勝って初当選した。

 幼稚園長として15年。卒園者、父母らとのつながりが強みだ。市議6人が支援し、県議を6期務めた父親の後援者にも支えられる。

 阿部は市議時代から障害者福祉、幼児教育の充実に力を注いできた。それだけに、「女性」「福祉」「教育」というキーワードが重なる平木の存在に危機感を抱く。5日の街頭演説ではこう声を張り上げた。「政権与党、県会最大会派の自民の一員だから、予算を持って来て、しっかり仕事ができる」

(敬称略、古川英樹)

2015年04月07日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

6160チバQ:2015/04/10(金) 23:13:33
http://www.yomiuri.co.jp/local/tochigi/feature/CO015052/20150407-OYTAT50039.html
県議選激戦区ルポ
ベテランも若手も舌戦
2015年04月08日 05時00分
◆小山市・野木町選挙区(定数5)

候補者の訴えに耳を傾ける聴衆(3日、野木町で)
候補者の訴えに耳を傾ける聴衆(3日、野木町で)

 「私にもう少し頑張らせてほしい」。県議会最多を更新する12選を目指す板橋一好は5日、小雨の中でも傘をささず熱弁を振るった。出馬した8人で最年長の板橋には「高齢」「多選」との批判もあるが、張りのある声で「若い人は当選するのに精いっぱい」と切り捨て、政策実現力を訴える。

 最年少の候補は、小山市議から転身の中屋大。街頭では「中屋大、36歳」と声を張り上げ、「子育て世代代表として子育て施策に力を入れる」と訴える。一方で、1日には民主党代表代行の長妻昭を招いて集会を開くなど政党色を前面に出し、党の議席奪還を狙う。

 30代から70代まで各年代の候補が競う激戦区は、世代間競争に加え、自民3人と公明、無所属の現職に民主、共産、無所属の新人が挑み、政党対決の色も濃い。

 「オール与党の県議会を改革します」。平野正美は、1日10か所以上の街頭演説でこう強調する。小山市・野木町選挙区では12年ぶりの共産党候補であるだけに、党の政策を前面に出して他党との差別化を鮮明にし、「県議会には共産党議員が必要」と訴える。

 前回選で公明党初の議席を得た西村真治は、固い組織票に支えられる中、議席死守が使命だ。4日には比例北関東ブロック選出の党衆院議員・輿水恵一とともに街頭に立ち、自身と党の実績をアピール。支持者に「圧倒的勝利を」と呼びかけた。

 政党候補に対し、無所属候補はしがらみのなさを前面に出す。

 「政党から出た人は議会に行ったら何も言えない」。初挑戦の前回選で無所属ながら2位で当選した白石資隆は3日、街頭で声を張り上げた。演説では「投票率が低ければ得をするのは今の政治家」とも強調し、無党派層に投票を呼びかける。

 「まず党ありきの政治から人ありきの県政へ」と訴えるのは、野木町議を辞して臨む舘野崇泰。前回選は民主公認で次点だったが、今回は地元重視を強調して無所属で戦う。「野木町唯一の候補」として、まずは町内の票固めを図る。

 野木町の票を重視するのは他候補も同じだ。

 4選を狙う自民の五十嵐清は、同僚議員との関係で前回選まで手を広げていなかった小山市南部と野木町に照準を合わせ、支持拡大を図る。一方で、最下位当選だった前回選を教訓に「より多くの対話を」と、選挙区内全域でミニ集会を重ねる。

 2012年の補欠選挙で初当選した五十畑一幸は、「国道50号以南唯一の自民党現職」を強調。ビラには地盤の小山市南部と野木町に関する政策が並ぶ。5日は町内で街頭演説を重ね、「町の将来を私に託して」と訴えた。(敬称略、谷和幸)

平野正美 68 共新
西村真治 53 公現《1》
白石資隆 39 無現《1》
五十嵐清 45 自現《3》
板橋一好 74 自現《11》
舘野崇泰 39 無新
中屋大 36 民新
五十畑一幸 41 自現《1》

 届け出順。白抜き数字は当選回数

6161チバQ:2015/04/10(金) 23:14:11
http://www.yomiuri.co.jp/local/tochigi/feature/CO015052/20150409-OYTAT50012.html
県議選激戦区ルポ
「みんな」解党 構図変化
2015年04月09日 05時00分
 

◆大田原市選挙区(定数2)

 

交差点で通行車両に手を振って支持を訴える運動員(4日、大田原市で)
交差点で通行車両に手を振って支持を訴える運動員(4日、大田原市で)

 前回選と同じく女性新人を含む3人が定数2を争う大田原市選挙区。ただ、2度の衆院選、みんなの党の解党を経て、前回からは大きく構図が変わった。

 「県政で発言力を大きくするため、トップで勝つ必要がある」。5日夜、池田忠の個人演説会に駆けつけた衆院議員の簗和生は力を込めた。同席していた大田原市長の津久井富雄の妻と池田の妻が姉妹であることに触れ、「市長と県議の日頃の関係が大切。このパイプを太くして、国とも連携することによって大田原は発展できる」とアピールした。

 前回は無所属で出馬し当選した池田は、2012年末の衆院選を機に自民入り。今回は選挙区唯一の自民公認候補だ。「与党議員の発信力は大きい。無所属のときと同じ発言をしても、県の対応が違う。政権政党の議員だから、発信した提案が実現できる」と強みを強調する。

 大田原市はみんなの党を結党した元代表の渡辺喜美の地元だ。渡辺と簗は過去2回の衆院選で激突し、昨年の選挙では簗が渡辺を破っている。

 小西久美子は自民系の無所属候補で、池田と同じく簗の支援を受ける。小西は市議からの転身。12年の衆院選で、渡辺ではなく簗の支持に回った旧みんな系の議員団の1人だ。

 3日の出陣式で簗は、「(池田と)2人を当選させて自民党の基盤を強くしていただきたい」と訴えた。前市長の千保一夫も選対本部長として小西をバックアップする。

 6日夜、合併前に町議を務めた黒羽地区で開かれた「女性の集い」。「県北初の女性県議を」とエールを受けた小西は「政治に女性の視点が必要。生活者の声をしっかりと県政に届けたい」と熱っぽく語った。大型店の女性店員たちを集めたミニ集会でも「女性が安心して働けるシステムを作っていく」と話し、支持を訴えた。

 前回みんなの党から出馬した相馬憲一は、みんなへの追い風もあってトップで3選を果たした。昨年の衆院選では、渡辺の選対幹部として必死に動いた。

 今回は無所属での出馬で、前回選で支援を受けた市議の多くが小西の支援に回った。渡辺も出陣式に姿を見せなかった。

 しかし、「無所属となって、党を超えた支持が集められる」と陣営は強気だ。相馬は旧大田原市出身。3候補の中でただ1人、中心市街地に事務所を構える。

 街頭で陣営幹部は「街中から県議の灯を消してはならない」と語気を強めた。相馬も3期の実績を強調しながら、「子供たちの未来を守り、命を大切にする政治を目指す」と力説した。(敬称略。佐藤範明、小堀日出春)
 
池田忠 59 自現《1》〈公〉
相馬憲一 57 無現《3》
小西久美子 64 無新

 

 届け出順。白抜き数字は当選回数。四角囲みは推薦政党

2015年04月09日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

6162チバQ:2015/04/10(金) 23:14:47
http://www.yomiuri.co.jp/local/tochigi/feature/CO015052/20150410-OYTAT50000.html
県議選激戦区ルポ
最終処分場が争点
2015年04月10日 05時00分
さくら市・塩谷郡選挙区(定数2)

候補者の訴えに拍手を送る支持者たち(7日、高根沢町で)
候補者の訴えに拍手を送る支持者たち(7日、高根沢町で)

 指定廃棄物の最終処分場問題で揺れる塩谷町を抱える選挙区だけに、その対応が争点の一つになっている。

 民主党衆院議員の福田昭夫の秘書を9年間務めてきた船山幸雄は塩谷町在住。「最終処分場白紙撤回!」と書かれた黄色のジャンパーに決意を込める。3日の出陣式で船山は、「塩谷だけの問題ではない。荒川下流域のさくら市、高根沢町の米、野菜も風評で売れなくなる」と、選挙区全体の問題だと強調した。

 自民党への風が吹いた昨年の衆院選で福田が小選挙区で勝利した原動力について、陣営は「処分場反対運動の盛り上がり」と分析。「この勢いを県議選にも持ち込む」と期待をかける。民主系の元県議、菅谷文利も応援する。

 「大切な高原山に作ってもらっては困るという気持ちはみなさんと同じ」。県議会副議長の花塚隆志は5日昼、町内の街頭演説でこう切り出した。しかし、環境省の方針を容認する知事の福田富一を支持する立場もある。「反対、反対では解決しない。納得いく解決策を探り、実行できるのは政権政党だ」と力説した。

 花塚は、秘書として仕えた自民党衆院議員の西川公也が衆院選で福田に敗れたことに危機感を抱く。ただ、旧喜連川町長の長男である花塚の選対本部長はさくら市長の人見健次が務め、多くの市議の支援も受ける。

 みんなの党で初当選し、2014年に自民入りした神林秀治。選挙区内の高根沢町議も4期務め、同町の票固めがカギだが、最終処分場問題も避けて通れない。6日夕、塩谷町役場前での街頭演説会で神林は、「町民の悲痛な思い、不安を県政につないでいく」と理解を示した。

 7日夜、高根沢町内でのパネル討論。パネリストの町在住の自民党参院議員、高橋克法と町長の加藤公博を前に、「国、県、町を連携させ、地域を元気にする」とアピールした。

 告示1週間前に立候補を表明した酒井さつきは、最終処分場問題について、同世代の子育て中の母親の目線から白紙撤回を主張する。

 7日昼前、さくら市内で告示後初めて街頭演説を行った。「なぜ塩谷町が候補地になったのか、もう一度考える必要がある。安全・安心を立証しない限り、どこも候補地になり得ない」

 経営するカフェが政見の発信基地。カフェに来る人と街おこしのアイデアや政治のあり方について話し合い、その内容をインターネットで発信しながら支持を訴えている。(敬称略。佐藤範明、小堀日出春)(おわり)

船山幸雄 61 民新
花塚隆志 55 自現《3》〈公〉
神林秀治 55 自現《1》〈公〉
酒井さつき 37 無新

 *届け出順。白抜き数字は当選回数。四角囲みは推薦政党

2015年04月10日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

6163チバQ:2015/04/10(金) 23:16:38
http://www.shimotsuke.co.jp/category/journal/election/news/20150408/1922960
「候補者知らない」 選挙区変更、旧西方町民戸惑い 栃木県議選
4月8日 朝刊



 12日投開票の県議選で、2011年の前回は鹿沼市・西方町選挙区だった旧西方町が、市町合併により栃木市選挙区に変更される。旧町民になじみ深い候補者は鹿沼市選挙区となり、地元住民からは「誰も候補者を知らない」といった戸惑いの声が上がる。一方、選挙区が拡大する栃木市の候補者は「新たな票田」として旧西方町票の取り込みを目指す。選挙区から外れる鹿沼市の候補者は失う票に危機感を感じている。

 旧西方町中心部の東武金崎駅前で自営業を営む50代の男性は、栃木市選挙区から立候補した6人について「誰も知らない」と言い切る。

 西方町は11年10月に栃木市と合併。14年4月に市長選、市議選が行われたが、栃木市選挙区として県議選が行われるのは初めて。男性はなじみのない候補者に戸惑いつつ「これから政策を見比べ、景気回復を実現してくれる候補者に投票したい」と話す。

 同駅近くに住む無職女性(80)も「直接知っている人はいないね。だから選挙も盛り上がらないのかな」と冷めた表情。12年、14年の衆院選では鹿沼市を含む2区だったことを「ややこしい」と批判しつつも、最後は「知り合いから頼まれた人に1票入れるよ」とつぶやいた。

6164チバQ:2015/04/10(金) 23:19:08
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150407ddlk10010177000c.html
’15統一地方選:県議選 激戦区を歩く/1 高崎市区・コンベンション計画 争点化の動き鈍く 論戦求める声も /群馬
毎日新聞 2015年04月07日 地方版

 JR高崎駅から東へ1キロ。市街地の一角に広大な空間がある。2004年に廃止された高崎競馬場の跡地だ。東京ドームの2倍以上の約10ヘクタール。ここに県は約280億円の事業費でコンベンション施設を建設しようとしている。施設建設の是非は、県議選高崎市区(定数9)の候補10人の間で賛否が分かれており、有権者に判断を仰ぐべき明確な対立軸の一つと言える。

 「ハコを作れば人が来る時代は終わった。今後は人に対し税金を使っていかなければならない。群馬に何が必要か、慎重に考える必要がある」

 告示翌日の4日、現職候補の一人は個人演説会で語気を強めた。しかし選挙戦では議論が成り立っていない。主要な争点からこぼれ落ちそうになっているのが現状だ。

 施設整備については、自民の岸善一郎、清水真人、桂川孝子、橋爪洋介、関根圀男の5氏と公明の福重隆浩氏、無所属の中島篤氏が基本的に賛成。民主の角倉邦良氏、後藤克己氏と共産の伊藤祐司氏は反対・慎重の立場を取ってきた。

 県はこれまで、展示会や見本市、国際会議、コンサートも開けるコンベンション施設は、交流人口を増やし、百億円単位の経済波及効果をもたらし、群馬の経済をけん引する存在になると説明してきた。それでも今回の選挙戦では、予定地周辺の座談会や個人演説会で建設計画に触れられる程度の場合が多い。

 背景には、「地域によって温度差がある」(岸氏)、「景気回復を求める人が多い。市民の関心が高い話題を話したい」(橋爪氏)、「建設計画自体が変わってきており、意見を集約し方向性を定める方が大事」(福重氏)−−といった各陣営の考えがあるという。候補者は現職9人、元職1人と10人全員が県議経験者。一進一退の攻防の中で、現職候補の陣営幹部は「効果が図りにくいコンベンション計画にあえて触れるのはパンドラの箱を開けるリスクがある」と明かし、触らぬ神にたたりなしの構えだ。

 一方、有権者からは論戦を求める声も上がる。競馬場跡地から徒歩10分圏内に住む50代女性は「計画の問題点を指摘する演説を聞くことはあるが、施設のメリットについてもじっくり聞いてみたい」。別の男性会社員(48)は「群馬の発展がかかる計画だからこそ、各候補の主張と結びつけ1票を投じたい」と話した。

 コンベンション施設は県が2020年までの開業を目標とする。有権者の意思が反映される機会は、実質的に今回の県議選と今夏の知事選の2回しかない。別の現職候補の陣営関係者は小声でつぶやいた。「群馬の今後数十年間を占う重要問題。本来は賛成、反対意見を戦わせ、有権者に判断してもらうテーマなのに、もったいない」【角田直哉、山本有紀】=つづく

   ×  ×

 12日の投開票日に向け、激戦が繰り広げられている県議選の注目選挙区を歩いた。

6165チバQ:2015/04/10(金) 23:19:38
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150408ddlk10010221000c.html
’15統一地方選:県議選 激戦区を歩く/2 太田市区・富士重の企業城下町 民主重鎮に危機感、自民4氏も懸命 /群馬
毎日新聞 2015年04月08日 地方版

 「前回は最下位。5期やっても安泰なんて絶対にない」。太田市区(定数5)の現職、黒沢孝行・民主党県連会長の地元で4日夜に開かれたミニ集会で、選対委員長の長谷川嘉一・元県議が熱く訴えた。呼応して会場の熱気が高まるわけでもなく、出席した20人足らずの支持者は黒沢氏の話に静かに聴き入った。

 太田は富士重工業の企業城下町。連合傘下の自動車、電機を中心とした労組票が存在し、自民王国の群馬で民主が大量得票できる可能性がある数少ない地域とみられてきた。実際、民主が政権交代を果たした2009年の衆院選では比例代表で4万8542票を獲得し、自民の2万9956票を大幅に上回った。県議選でも常に3議席目を狙ってきた。しかし、11年の前回は候補3人で計2万7343票。黒沢氏は前々回より3000票以上も減らし、次点と657票差の最下位当選だった。黒沢氏は「党への逆風が強かったのに、選対は安泰ムードで笛吹けど踊らず状態だった」と振り返る。

 前回からの4年間で民主の退潮傾向に歯止めがかかったとは言い難い。県連は県議選に向け候補発掘を続けてきたが、擁立できた新人は県内全域で1人のみ。「守りの選挙」の象徴が、候補を前回の3人から現職2人に絞り、県連会長が議席死守を目指す太田市区だ。

 自民は今回、穂積昌信、山崎正紀、山崎俊之、高田勝浩の4氏を擁立。うち1人は「自民は候補者が出過ぎ。異常な状況」と漏らす。別の自民候補も「4人も出ると保守票が割れるだろう。正直やりにくい」と語る。しかし、前回トップ当選後に衆院議員に転出した笹川博義氏は「それぞれが地元を固められれば全員当選できるはず」とそろばんをはじく。強固な支持母体を持つ公明現職の薬丸潔氏も組織を固める。

 後援会組織を持たず浮動票に狙いを定める民主現職の阿部知世氏も市内全域をくまなく回る。昨年末の衆院選比例代表で民主は、市内の得票が1万6920票にとどまった。今回、仮に票の上積みがないまま2候補が支持を二分すると、ともに当選ラインに届かず共倒れの恐れもある。連合は「県連会長を絶対に落選させない」と躍起になっている。黒沢氏は「実績は票に結び付かない。自民4人に囲まれ、完全にターゲットにされている」と危機感を強める。

 黒沢選対幹部の一人は現在の情勢を「うんと強い人も、うんと弱い人もいない団子レース」と分析する。自公5人による議席独占が非現実的ではないという意味でもある。【吉田勝】=つづく

6166チバQ:2015/04/10(金) 23:20:25
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150409ddlk10010092000c.html
’15統一地方選:県議選 激戦区を歩く/3 邑楽郡区・半世紀不在の自治体 争点なき「地縁戦」 冷めた声も多く /群馬
毎日新聞 2015年04月09日 地方版

 「52年間、邑楽町から県議が生まれていない。このチャンスを逃したら、あと15年や20年は出せない」。前邑楽町議会議長で保守系新人の本間恵治氏は3日の出陣式で繰り返した。邑楽郡区(定数3)の候補者は自民2人と保守系無所属4人の計6人。新人5人は元町議だ。板倉、明和、千代田、大泉、邑楽の5町からなる邑楽郡では、各候補の政策の違いは分かりにくく、地元代表を送り出せるかどうかの激戦が繰り広げられている。

 有権者が2番目に多い邑楽町では、金子万喜太氏(故人)が1963年まで県議を務めて以降、2人が挑んだが当選者はいない。本間氏の出陣式では共産党の町議も「地元に県議がいるのと、いないのでは大きな違いがある」と支持を訴え、あいさつした8人のうち6人が県議不在を憂えた。本間建次選対委員長(72)は「町内の区画整理事業も地元県議がいればもっと順調に進むはず」と期待をふくらませる。

 有権者が最少の明和町。明和工業団地を東西に貫く町道の県道昇格が懸案になっている。約100ヘクタールの団地内には飲料充填(じゅうてん)メーカーや電子機器、印刷などの工場が並び、町道の通行量は、南側に平行して走る県道を上回る。町は道路の「交換」を毎年要望している。町の担当者は「生活道路として整備した町道は路盤が薄く傷みが激しい。歩道の整備も遅れ、危険な通学路になっているが、町による維持管理は財政的に厳しい」と指摘する。59年に久保庭仁一郎氏(故人)が落選して以来56年間、県議を出していない。町議だった薗田繁氏が「県議に頼めば直るところもあるのに、身近にいなかった」と県議転身を目指す。79年の県議選に社会党(当時)公認で立候補し約600票差で次点だった岡安利一さん(70)は、薗田氏の後援会長として「県議は明和の悲願だ」と話す。

 県議を輩出してきた大泉町からは自民現職の久保田順一郎氏と無所属新人の山口将氏が出馬。板倉町からは自民の川野辺達也氏と無所属の森田義昭氏の2新人が立候補している。板倉町の陣営幹部は「血縁や知人関係がなければ地縁が票になる」と他陣営の選挙戦術を分析する。

 一方、陣営関係者以外の有権者からは冷めた声が多く聞かれる。「地元と県のパイプ役」は利益誘導を約束する県議候補の決まり文句だが、明和町の30代女性は「県議は町議よりも遠い感じで選びにくい」と困った表情。邑楽町の60代男性は「選挙になると出てくるが、いつもは何をしているのか分からない。お化けみたいだ」と笑った。

 明和町役場に入って47年になる矢島修一副町長(65)は「地元に県議がいないことが当たり前で、不都合はないと思ってきた。県議がいることで地元の課題が解決するのかどうかは長い目で見ないと分からない」と冷静に話した。【金沢衛】=つづく

6167チバQ:2015/04/10(金) 23:21:05
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150410ddlk10010092000c.html
’15統一地方選:県議選 激戦区を歩く/4止 藤岡市、多野郡区・危機感の山間部 「町が消えてしまう」 /群馬
毎日新聞 2015年04月10日 地方版

 ◇大票田ばかり重視
 藤岡市・多野郡区(定数2)は、2日現在の有権者5万8699人のうち95%が藤岡市民だ。郡部の神流町と上野村で選挙区面積の62%を占めるが、広大なエリアには5%の票しかない。今回の県議選でも候補者3人全員が藤岡出身。選挙期間中、大半の時間を市内で費やしている。

 「候補者には、町村部の将来についてもマニフェストを示してほしい。何もしなければ本当に町は消えてしまう」。神流町の男性(56)は、ため息を漏らした。町内の商店街振興や若者の雇用創出のための具体策が選挙の争点になっていないと感じるからだ。

 この4年間で町内の有権者は13%も減少した。昨年、「消滅可能性」を指摘した日本創成会議の推計では、2040年時点の推定人口は691人で、30年前より71%減ると予想されている。ある陣営の選対幹部は「山間部の将来人口や過疎に対する危機感は切実。現実感が薄い藤岡市内の有権者とは異なる」と言う。

 それでも、選挙運動は藤岡市中心となる。各候補が町村部に入るのは9日間の選挙期間中に2回程度。ある陣営の責任者は「人口も少なく、行くまでに時間がかかるため、選挙運動としては非効率的」と話す。別陣営の幹部も「大票田の藤岡市内を行き来した方がはるかに票は伸びる」と本音を漏らす。

 神流町からは1987年を最後に県議が出ていない。県選管によると、戦後、上野村からの当選者はゼロだ。神流町のベテラン町議は「多野郡だけでは票が少なく、県議会に出たくても出馬しようがない。神流町に一番目を向けてくれている候補を推すしかない」と話す。それは誰か。

 自民現職の新井雅博氏は「人口減を前提とした街づくり」を強調。無所属新人の神田和生氏は「若い世代の柔軟な発想を取り入れた政治」を掲げ、金井秀樹氏は副市長を8年務めた行政経験を挙げ「即戦力」をアピールする。

 山間部の町村にとっては、人口減少による「消滅可能性」といかに闘うかが喫緊の課題だ。上野村の男性(60)も「人口対策やインフラ整備について関心があるが、各候補の政策をじっくり聞ける機会は少ない。結局は日ごろお世話になっている候補へ投票することになってしまう」と話す。

 町村部の投票率は高い。09年の神流町議選は90・67%(13年は無投票)。11年の上野村議選は91・70%だった。前回の県議選では、県全体の投票率は過去最低の49・08%だったが、地元出身の候補がいない神流町では83・03%、上野村では80・98%だった。有権者が1票に託した思いの強さを感じさせる数字だ。【田ノ上達也】=おわり

6168チバQ:2015/04/10(金) 23:33:11
http://www.jomo-news.co.jp/ns/8314285944773942/news.html
〈上野村議選〉駆け込み定数削減 10から8 再選挙回避
更新日時:2015年4月10日(金) AM 06:00
 任期満了に伴う21日告示、26日投開票の群馬県の上野村議選で、村議会は9日臨時会を開き、議員定数を現行の10から8に削減する議員発議の条例改正案を賛成多数で可決した。告示まで2週間を切っての駆け込み削減は異例だ。人口が減少し村民から削減を求める声が上がっていたことが背景にあるが、村議選の立候補者が定数に満たない可能性があり、再選挙や無投票を回避する狙いもある…

6169チバQ:2015/04/10(金) 23:35:58
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chihosen15/stm/CK2015040502100006.html
注目区を歩く<1>南17区(志木市) せんたく代表に自民“刺客”

2015年4月5日


 「保守系無所属の仲間を増やさない限り、県議会は変わりません」
 県議選が告示された三日午後。志木市の東武東上線志木駅近くで、無所属現職の鈴木正人(まさと)(46)が声を張り上げた。続いてマイクを握った知事上田清司は「鈴木さんは若手県議のリーダー、全国の若手のリーダーだ。県議会の丸洗いを」と支援を呼び掛けた。
 二人が批判の矛先を向けたのは、県議会最大会派の自民県議団だ。鈴木は過去三回の県議選(前回は無投票)で政党の公認や推薦を受けていないが、保守層を中心に浸透してきた。鈴木の支持者の中には自民支持者も少なくなく、自民はこれまで鈴木への対抗馬を擁立したことがない。その鈴木が今回は政治団体「プロジェクトせんたく」の代表として、上田とともに「県議会で自民を過半数割れに追い込む」と訴えている。
 対する自民は、新人で医療法人役員の穂坂泰(やすし)(41)を擁立した。穂坂は、元志木市長で県議を五期務めた自民の重鎮・穂坂邦夫(73)の次男だ。
 「私が現場で携わっている教育、子育て、介護の三本柱を充実させたい」。三日朝、穂坂は志木駅近くで開いた出陣式で力強く抱負を語った。邦夫は集まった有権者と握手を交わして支持を求め、地元選出の自民衆院議員豊田真由子(40)も応援に駆け付けた。
 選対本部長は、自民志木支部長で志木市議の小山幹雄(66)が務めている。小山はこれまで鈴木の選挙運動を支えた一人だが、今回は真っ向から争うことに。出陣式では「泰君は小学校のPTA会長や青年会議所の理事長を務め、福祉医療関係の仕事もしている。志木を良くするために、泰君は県政に行かなければならない」と訴えた。
 県議会では今夏の知事選をにらみ、上田と自民県議団の対立が深まっている。三期目の上田が四選出馬に含みをもたせる発言を繰り返す中、独自候補の擁立を目指す自民は、県議会で上田提出の予算案をたびたび修正させるなどした。そこで上田に近い保守系会派「刷新の会」代表の鈴木らが二月に結成したのが、せんたくだった。
 せんたくが県議選で公認・推薦した三十三人(民主党の候補者十人を含む)は計二十九の選挙区に立候補し、上田はせんたくの「応援団長」として各選挙区を駆け回っている。穂坂は演説ではあえてせんたくに言及していないが、取材には「選挙のための互助会にすぎない」と言い切った。
 両陣営が予想する当選ラインは一万数千票。昨年十二月の衆院選で自民は志木市で約九千九百票の比例票を得ているが、小山は「現職との一騎打ちは厳しい戦いだ」。鈴木も「個人商店が大企業に戦いを挑むようなもの。相手は強敵だ」と危機感を強めている。
  (敬称略、服部展和)
      ◇
 県議選は五十二選挙区のうち九選挙区で無投票となり、四十三選挙区で計百五十三人が舌戦を繰り広げている。注目の選挙区を歩いた。 
◆南17区(志木市)
 (定数1-候補2)
鈴木正人46 運送会社役員  無現<3> =せ
穂坂泰41 医療法人役員  自新

6170チバQ:2015/04/10(金) 23:36:16
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chihosen15/stm/CK2015040602100011.html
注目区を歩く<2>南9区(さいたま市浦和区) 元みんな 台風の目に

2015年4月6日


 「小林君は若くして楽天の執行役員を務めた経済の専門家。埼玉を豊かにするには、こういう人を県議会に送り込む必要がある」
 三日夜、さいたま市のJR浦和駅西口。無所属新人の小林司(44)の応援演説に立った元大蔵大臣松永光(86)が力を込めた。
 小林は、インターネット通販大手「楽天」の執行役員を務めていた二〇一〇年、参院選埼玉選挙区にみんなの党公認で出馬。約四十二万票を得たが、当選を果たせなかった。その後は楽天子会社の社長などを務めたが、再び政治家を目指して退職。「自民党であればみんなの党より政策実現の可能性が高い」と一三年に自民党員になり、県議選に出馬するため、松永が支部長を務める自民党浦和区支部の推薦を受けた。
 街頭では「自民党浦和区支部推薦の小林司です」と繰り返し、自身を自民候補だと強調している。一方で自民県連は小林から今年一月に申請があった公認を認めず、推薦も出さなかった。このため県連としては「(小林は)自民候補ではない」との見解だ。
 「今回も自民の候補は私一人だけ。支部推薦とポスターに書いている人がいるが、支部推薦なんて制度はない」。四日、浦和駅西口に立った自民現職の荒川岩雄(75)が語気を強めた。四選を目指す荒川は過去三度とも南9区に唯一の自民候補として出馬し、接戦を制してきた。
 荒川があえて「小林批判」を口にするのは、南9区には民主党支持者も多く自民が二議席を独占するのは難しいことが背景にある。ある自民関係者は「荒川さんは昨年から引退を視野に後継者探しを始めた。しかし、小林さんと反りが合わなかったため出馬を決心した」と打ち明ける。
 小林の出馬で自民支持層の票が割れれば、民主現職の浅野目義英(56)に有利になる-。「一見そう見えるが、小林さんには楽天の看板と若さがある。これまで自分が得ていた浮動票が小林さんに流れれば、弱り切った民主でどこまで戦えるのか」。浅野目自身はそんな不安を口にする。
 三選を目指す浅野目は今回、知事上田清司が支援する政治団体「プロジェクトせんたく」の推薦を受けた。スタッフの選挙ジャンパーには、急きょ作った「プロジェクトせんたく」の大きなシールを貼った。四日には上田とともに浦和駅周辺の商店街を練り歩き、「知事とともに議会改革まっしぐらでやります」と声を張り上げた。
 過去二回、荒川と浅野目が議席を分け合ってきた南9区の情勢は、小林の登場で混沌(こんとん)としている。 (敬称略、岡本太)
◆南9区(さいたま市浦和区)
 (定数2-候補4)
小林司44 (元)楽天執行役員 無新 =自
浅野目義英56 党総支部幹事長 民現<2> =せ
荒川岩雄75 弁護士 自現<3> =公
阿部健仁50 クリエーター 無新

6171チバQ:2015/04/10(金) 23:36:30
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chihosen15/stm/CK2015040702100006.html
注目区を歩く<3>南16区(鴻巣市) 「分断」解消 混戦に

2015年4月7日


 「県議会に送る地元代表を選ぶ選挙に参加するのは長年の夢でした。それがかなったんだから、みんな喜んでいます」。三日、鴻巣市の川里地区(旧川里町)で県議選候補者の演説に聞き入っていた住民の野呂鉄春(74)は、そう言って顔をほころばせた。
 野呂の住む旧川里町は二〇〇五年、旧吹上町とともに旧鴻巣市と合併し、現在の鴻巣市になった。当時の県議選は旧吹上町と旧鴻巣市が同じ選挙区で、旧川里町は旧騎西町(現加須市)などと同じ選挙区。しかし〇七年、一一年の県議選とも区割りは変わらず、旧川里町民は「鴻巣市代表」としての候補者に一票を投じることはできなかった。
 同じ自治体に複数の選挙区がまたがる「分断区」は鴻巣、加須、久喜、春日部、ふじみ野の五市にあった。野呂は「同じ市民なのに選挙区が異なるのはおかしい」と、是正を求める署名活動を一〇年に行った。旧川里町で有権者の半数近い約三千二百人分を集めて県議会に請願を出したが、「一五年の統一選で見直すべきだ」と先送りにされた。そして昨年にようやく区割りなどが変更され、五市とも分断区がなくなった。
      ◇
 新しい南16区では現職一人と新人三人が二議席をめぐりしのぎを削る中、川里地区も激戦の舞台になっている。
 旧川里町の有権者数は約六千九百人で南16区全体の7%にすぎず、当初は「川里での選挙運動に力を入れる候補者はいないだろう」と見る関係者もいた。ところが、実際は告示前から激しい前哨戦が繰り広げられてきたという。ある陣営幹部は「各陣営は競い合うようにリーフレットを全戸配布し、告示前に四巡目になった」と明かす。
 地元市議は川里地区の有権者について「農家が多いという土地柄から義理堅く、一度支援してくれたら“浮気”をしない方が多い」と話した上で、「このまま接戦が続けば、川里での得票数が当落を左右するかもしれない」。
 「川里攻略」の手法は四者四様だ。三選を目指す自民現職の中屋敷慎一(55)は、二月に発足した党の川里支部を拠点にし、自民の野中厚衆院議員(38)の支援を受けている。自民新人の元市議織田京子(62)は働く女性や子育て支援、介護問題を丁寧に訴え、女性票の掘り起こしに力を入れている。
 無所属新人で不動産管理会社代表の佐藤泰彦(57)は、自民公認で出馬した前回に続く挑戦だ。地元市議らの人脈を足掛かりに支持を広げる。無所属新人で元鴻巣市議の新人並木正年(44)は市長原口和久(62)の全面支援を受け、知事上田清司とパイプがあることもアピールしている。
 前回の旧東4区(旧川里町など)は無投票だったが、選挙戦となった前々回で旧川里町の投票率は36・32%。同区全体の51・03%を大きく下回った。「分断区だった川里地区の有権者は県議選への関心が低かった」と振り返る野呂は言う。「今回の投票率は間違いなく上がる」(敬称略、花井勝規)
◆南16区(鴻巣市)
 (定数2-候補4)
佐藤泰彦57 会社代表 無新 =次
中屋敷慎一55 洗剤製造販売業 自現<2> =公
織田京子62 (元)鴻巣市議 自新 =公 
並木正年44 (元)鴻巣市議  無新 =民せ

6172チバQ:2015/04/10(金) 23:36:46
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chihosen15/stm/CK2015040802100006.html
注目区を歩く<4>西7区(川越市) 2世とベテラン 火花

2015年4月8日


 県議選告示日の三日午後七時すぎ、川越市の結婚式場で民主新人の山根史子(ふみこ)(31)の決起大会が開かれた。会場の大スクリーンで市議四年間の活動が音楽とともに紹介された後、スポットライトを浴びて本人が登場。知事上田清司が来賓として応援演説するなど、若い新人としては破格の集会だった。
 山根は「働きながら二人の子どもを育てる母親として、女性の立場で政策提言していきたい」と唯一の女性候補を前面に打ち出し、前回失った民主の議席奪回を目指す。父親の元参院議員山根隆治(67)はマイクを握ると「この半年間、駅頭に一緒に立ってきた。娘を一人前の地方議員に育てていただきたい」と頭を下げた。
 元衆院議員中野清(79)を父に持つ自民現職の中野英幸(53)は三日、出陣式の演説の最後に父親が以前、商店主らに配ったという詩を読み上げ「二期目の挑戦に全力で、死ぬ気で戦う」と声を張り上げた。
 前回は新人ながら、父親から受け継いだ後援会がフル回転してトップ当選。今回、陣営幹部は「他陣営が『中野は大丈夫だから』と言って回っている」と票の目減りに神経をとがらせる。四日、花見客でにぎわうまつり会場を歩き回った中野は「後援会も世代交代の過渡期。本当に四人の中の一人になるのが精いっぱい」と額に汗を光らせて「安泰」説を打ち消した。
 三期目を目指す無所属現職の舟橋一浩(43)は一月に元川越市長の父舟橋功一を、二月に元衆院議員の祖母松山千恵子を相次いで亡くした。後援会幹部は「選挙前の一番大事な時期に活動できなかったとも言えるが、受け止め方の問題」と弔い合戦の盛り上がりに期待をかける。三日の出陣式で舟橋は「祖母の好きな言葉は『右顧左眄(さべん)すべからず』、父は『不撓(ふとう)不屈』の言葉を大事にしてきた」と根強い舟橋ファミリー支持者の心情に訴えた。
 一方、六期目を目指す公明現職の福永信之(62)は「私は県営住宅の六畳二間で生まれ育った。庶民の代表だ」と二世たちとの違いを強調する。「事前ポスターや文書など、過去五回とは比較にならない激しい選挙になっている」と危機感を募らせ、これまではあまり乗らなかったという選挙カーに朝から乗り、こまめにつじ立ちを繰り返す。四日午後、住宅街の児童公園前でマイクを握った福永は「政治家は結果が大事。名前だけでは価値がない」と実績を強調した。
 「中野と山根は親子、舟橋は(ファミリーの)ブランド、福永は(支持母体の)創価学会。一番危ないのは何もない私だ」。五期目を目指す自民現職の渋谷実(71)は、支持者回りから戻った事務所で厳しい表情を見せた。「今年に入り、一日二カ所のミニ集会を重ね、新しい理解者も増やした」と言う。陣営幹部は「前回は中野さんに数千票を持って行かれた。今回は今まで入らなかった路地裏まで入り『ドブ板作戦』をやる」と巻き返しを狙う。
 共産新人の本山修一(67)は川越市議を五期二十年務めたベテラン。出陣式では「戦争への道か、平和への道かが問われる選挙。国政の大問題について国民の願いを表明する絶好のチャンス」と支持を訴えた。選対幹部は「安倍政権の暴走に対し、不安の声がビンビンと返ってくる」と手応えを語る。
 無所属新人の清水英生(48)はポスター貼りを自分でこなしながら「バランスのよい健康な社会づくり」を訴えている。
  (敬称略、中里宏)
◆西7区(川越市)
(定数4-候補7)
渋谷実71 建材会社社長 自現<4>
山根史子31 (元)川越市議 民新 =せ
中野英幸53 製菓会社副社長 自現<1>
福永信之62 党県副代表 公現<5>
本山修一67 党地区委員 共新 
舟橋一浩43 NPO代表理事 無現<2> =せ
清水英生48 社会問題研究家 無新

6173チバQ:2015/04/10(金) 23:37:02
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chihosen15/stm/CK2015040902100008.html
注目区を歩く<5>南1区(草加市) 本命不在 7人しのぎ

2015年4月9日


 「『自民はおごりすぎだ。三人も出して』と言う人がいる。支部は二人で頑張るはずだったが一人増えた、ということなんです」
 県議選が告示された三日、東武草加駅前。無所属新人で自民草加支部の推薦を受ける須永賢治(50)の出陣式で、選対本部長が自民系の新人三人が立候補した経緯に触れ、理解を求めた。
 自民票の奪い合いが避けられない中、須永と自民公認の中野徹(45)、無所属で自民推薦の竹村美保(41)が出馬した背景には、自民県連と草加支部のねじれがあった。
 支部は昨春に須永と中野の推薦を決めたが、県連は「県議のことは県連が決める」とあらためて選考を実施。中野を公認、支部選考で漏れた竹村を推薦の候補者として擁立し、須永には推薦を出さなかった。県連は「そもそも支部推薦という制度はない」と突っぱねるが、支部は「須永推薦は支部の意思」と取り消さなかった。ある支部関係者は「一番怖いのは三人共倒れだが、我々もそんな間抜けではない。ただ三議席独占は難しい」と話す。
 「私の後を託せる人は、彼しかいません」
 無所属新人の木下博信(50)の出発式で、選対本部長を務める元県議谷古宇(やこう)勘司(64)が木下を後継指名した。続いて登壇した木下は「市長の経験を生かし、県政から草加を誇れるまちにします」と拳を突き上げた。
 木下は市長を三期、谷古宇は県議を八期務め、ともに知名度は高い。谷古宇は次の国政選挙への出馬をにらみ木下支援に回ったとみられている。ただ木下は五年前に二度の不信任決議で失職し、出直し選で落選。昨秋の市長選でも敗れている。他陣営の幹部は「木下、谷古宇とも一定の個人票を持つが、具体的な集票力は未知数」と実力を読みあぐねている。
 女性候補が三人いるのも南1区の特徴だ。竹村の出陣式には、参院議員の片山さつき(55)が駆けつけ「女性代表として頑張ってほしい」と激励した。民主現職の山川百合子(45)は、一昨年の参院選で夫が日本維新の会(当時)公認で出馬した際「筋を通す」と民主を離党したが、今回の県議選直前に復党。前回はトップ当選だが、街頭演説では「今回はかつてないほど厳しい」と繰り返している。
 もう一人の女性候補は共産新人の今村典子(68)。草加市議を四期務めたベテランだ。告示後は一日十カ所程度のスポット演説を精力的に展開する。共産は昨秋の草加市議選で、新人二人を含む五候補が全員当選するなど勢いがあり、他陣営も「今回の共産は手ごわい」と警戒する。
 「ここに来て、情勢が非常に厳しい。急きょ応援に駆けつけました」
 告示後初の週末、公明現職の蒲生徳明(54)の応援演説に立った参院議員の矢倉克夫(40)が危機感をあらわにした。「組織票があり、現職の強みもある」と他陣営が口をそろえる蒲生だが連日、国会議員が選挙区入りするなど「過去にない態勢を敷いた」(陣営幹部)とテコ入れに躍起だ。街頭では「国、県、市の各議員が連携できるのが公明党。他党とは違う」と政策実現能力の高さをアピールする。
 定数三に七人がしのぎを削る県内有数の大激戦区。「誰が勝っても不思議ではない」(複数の陣営幹部)と、本命不在の戦いは混迷を深める。 (敬称略、竹内章)
◆南1区(草加市)
(定数3-候補7)
木下博信50 (元)草加市長 無新
蒲生徳明54 党県委員長 公現<3>
竹村美保41 行政書士 無新 =自
今村典子68 (元)草加市議 共新
須永賢治50 機械製造会社社長 無新 =自
中野徹45 運送倉庫会社員 自新
山川百合子45 (元)NGO職員 民現<3> =せ

6174チバQ:2015/04/10(金) 23:37:22
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chihosen15/stm/CK2015041002100007.html
注目区を歩く<6>南5区(さいたま市大宮区) 首長参戦で再び白熱

2015年4月10日


 三日夕、さいたま市大宮区の住宅街で無所属新人の藤井健志(たけし)(39)と市長清水勇人(53)が肩を並べた。「県議選で、この大宮区だけは当選させたい人間がいます。長年秘書を務めてくれた藤井健志、その人です」。そう呼び掛けた清水からマイクを受け取った藤井は「かつての上司に熱いメッセージをもらった。身が引き締まる思いだ」と応えた。
 大宮は民主党幹事長の衆院議員枝野幸男(50)のお膝元で、民主支持層が根強いとされてきた。県議選の選挙区が大宮区全体で定数一となった二〇〇三年以降、議席を独占してきたのも民主の重鎮県議だ。前回はこの県議が引退し、藤井は後継として民主公認で出馬。自民公認の沢田力(つとむ)(47)と新人同士の一騎打ちで争ったが、約四千二百票差で涙をのんだ。
 その後は知事上田清司(66)の事務所長を半年間、清水の政務秘書を三年余り務め、再び南5区に名乗りを上げた。今回は政党の公認や推薦を受けず、「市長と知事とのパイプをアピールする戦術」(選対関係者)で挑んでいる。
 上田は四日に藤井とJR大宮駅周辺を四時間も練り歩き、藤井支持を呼び掛けた。上田は今回の県議選で、「自民の過半数阻止」を掲げる政治団体「プロジェクトせんたく」の候補者を応援するため県内を駆け回る中、藤井に長時間を割いた。藤井は街頭で「自民党そのものを批判しない」と言う一方で、自民が最大会派の県議会については「大宮の町づくりの足を引っ張っている」と主張している。
      ◇
 現職として藤井を迎え撃つ沢田は、今回も自民の看板を前面に出す作戦だ。
 「国、県、市。一本の背骨が通ることで大宮が元気になる。無所属の方が当選してしまっては、一本の背骨にならない」。沢田は三日の出陣式でそう訴え、応援に駆け付けた自民の衆院議員牧原秀樹(43)も「市、県、国が一体となって大宮を発展させなければ」と声を張り上げた。
 大宮出身の沢田はさいたま市議を三期務め、前回の県議選で初当選した。当時の民主党政権で官房長官だった枝野の“牙城”で議席奪還を果たし、「自民復活」を象徴する一人となった。
 一方、昨年十二月の衆院選で埼玉5区(大宮区など)は枝野と牧原ら三人が争い、枝野が約三千四百票差で次点の牧原に競り勝った。今回の県議選で枝野は表立って藤井を支援していないが、沢田陣営の幹部は「枝野さんの支持者は、無所属でも藤井さんに投票するだろう」と話し、「今回は清水市長と上田知事の応援が怖い」と警戒する。
 五日、大宮駅西口で沢田の応援に立った参院議員片山さつき(55)は「国会が最も期待する県議が沢田力。(自民党の)安倍総裁、谷垣幹事長からは『沢田力を頼む』(と言われた)」とアピールした上で、自民との対決姿勢を明確にしている上田について「『あんまり対抗するな』と申し上げたい」とけん制した。
 前回の得票数は沢田が約二万一千票、藤井は約一万七千票。沢田陣営の幹部が「二万五千ぐらいで圧勝を」と目標を語る中、藤井は十日に大宮駅前で上田、清水との初のそろい踏みを計画。激戦は最終盤までもつれ込みそうだ。 (敬称略、谷岡聖史)
 =おわり
◆南5区(さいたま市大宮区)
(定数1-候補2)
藤井健志39 (元)参院議員秘書 無新
沢田力47 (元)三菱商事社員 自現<1>

6175チバQ:2015/04/10(金) 23:39:20
http://www.sankei.com/region/news/150407/rgn1504070072-n1.html
2015.4.7 07:04
【千葉県議選】
激戦区を行く(上)船橋市選挙区 県内最多、10人が争う7議席

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 船橋市選挙区(定数7)は自民、民主、維新、公明、共産の公認5人、無所属5人が立候補し、県内最多の10人が議席を争う。このうち無所属4人は保守系で、保守支持層の動向にも注目が集まる県内屈指の激戦区だ。

 春の雨が降る。5日午後3時。船橋市の表玄関、JR船橋駅前。自民の現職、斉藤守氏(62)が傘を差さずに立ち、マイクを握って訴えた。

 「ここ船橋から成長をつくっていく。みなが喜びを分かち合う社会にしよう。日本、千葉、船橋のために働かせてください」

 片山さつき参院議員や木村哲也前県議らが応援に駆けつけ、支持者は熱い拍手を送った。自民は無所属候補者の3人から公認・推薦の申請を受けたが、公認候補を斉藤氏1人に絞り、組織票を固めて必勝を期す。

 「地盤だけでなく、市内全域を回り、支持団体に支援をお願いした」

                   ◇

 告示日の3日午後1時。JR津田沼駅前。「県政改革」の旗が林立する中で、民主の新人、野田剛彦氏(54)が街頭演説を始めた。兄の野田佳彦前首相が見守る。多くの市民が集まっており、「野田党」と称される支持基盤は強固だ。

 「少子高齢化が進む。県内の医療、介護を改革しなければならない。社会的立場の弱い人に政治の光を当てる仕事をしたい」

 船橋市議だったが、県議選への出馬を決断。昨年12月の衆院選挙前から野田前首相と駅頭に立って支持拡大を目指してきた。

 「民主党が守ってきた議席を死守します」

                   ◇

 維新の新人、大崎雄介氏(34)は「身を切る改革を。船橋に維新の旗を立て、議席を獲得したい」と訴える。

 保守系無所属候補の動きも活発だ。夕闇迫るJR西船橋駅前。船橋市議4期の実績を踏まえ、県政に挑戦する新人の中村実氏(47)がマイクを握った。「西船橋地区の治安を強化するため、船橋西警察署を新設しよう。県の教育も正していく」

 新人の槻谷岳大氏(33)は大手自動車メーカーの海外駐在員だった。政治家を志し、松下政経塾に入塾。今回の県議選に焦点を合わせてきた。白いスピーカーを肩に担ぎ、「若い力で千葉県政を変えます」と訴える。他の候補たちも連日、市内を走る。7つの議席をめぐる選挙戦は激しさを増している。(塩塚保)

6176チバQ:2015/04/10(金) 23:39:54
http://www.sankei.com/region/news/150408/rgn1504080051-n1.html
2015.4.8 07:07
【千葉県議選】
激戦区を行く(中)千葉市中央区選挙区





 ■「事実上の自民候補」で情勢混迷

 「県政に新しい風を吹き込みたい」。県議選が告示された3日、桜の花びらが舞う千葉市中央区の福正寺で、無所属の新人、鷲見隆仁氏(36)の声が響き渡った。その様子に熱い視線を送る支持者らの中に、自民党政権下で法相などを歴任した臼井日出男氏の姿があった。臼井氏は鷲見氏の後援会最高顧問を務めている。マイクを握ると「自分の選挙より気合を入れて応援する」と力を込めた。

 県都・千葉市中央区選挙区の3議席は前回の選挙で、自民の佐野彰氏(66)と本間進氏(60)、民主の網中肇氏(42)が分け合った。経験と実力を兼ね備えた3氏に、臼井氏の強力な後ろ盾を得た「事実上の自民候補」(別の陣営関係者)の鷲見氏が加わり、情勢は混迷を極めている。

                   ◇

 鷲見氏が当選すれば自民に合流するとみられ、自民の「3議席独占」の可能性もある。だが、佐野氏、本間氏の陣営は、鷲見氏を支える臼井氏の行動に冷ややかな視線を送っている。

 佐野氏のある陣営関係者は、臼井氏が古巣の自民候補ではなく無所属新人を支援することに「裏切り行為だ」と声を荒らげる。「臼井氏の参戦で保守票が割れ、共倒れになる危険性もある」

 佐野氏はかつて臼井氏の親戚と県議の椅子ををめぐって火花を散らした経緯もあるだけに、陣営は「負けられない」と闘志を燃やしている。

 本間氏の陣営も、臼井氏の存在には「緊張感がある」とし、鷲見氏に対しては「新人だからといって油断はできない」と表情を引き締める。本間氏自身も事務所での出陣式では「全力で選挙戦を戦い抜いていく」と支持者に誓い、県議5期の実績に甘んじない姿勢を見せた。

                   ◇

 一方の民主は議席の死守に躍起だ。網中氏の陣営関係者は「保守系の内部分裂は好機だが、党への逆風はまだ強い」とみる。昨年12月の衆院選で同市中央区を含む千葉1区は民主の田嶋要氏が約7800票差で自民の門山宏哲氏を破った。だが、同区だけでみると門山氏の得票数が田嶋氏より約1500票上回っていた。

 告示前の3月15日には網中氏の県政報告会に田嶋氏のほか、野田佳彦前首相と小西洋之参院議員がそろって出席。野田氏は「網中氏は民主にとっての宝。ぜひとも当選させてほしい」と支持を呼びかけた。選挙期間中も、1期4年の実績を訴え、政策勝負で再選を目指している。

 「自民3議席独占」か「独占阻止」か。激戦区となった県都に、春の嵐はどう吹き荒れるのか。(中辻健太郎、大島悠亮)

                   ◇

 ◆千葉市中央区 届け出順 (3-5)

 高沢由里 46 元看護師 無新
 佐野彰 66 保護司  自現 【公】
 本間進 60 元市議  自現 【公】
 鷲見隆仁 36 歯科医師 無新
 網中肇 42 元市職員 民現

6177チバQ:2015/04/10(金) 23:40:16
http://www.sankei.com/region/news/150410/rgn1504100073-n1.html
2015.4.10 07:00
【千葉県議選】
激戦区を行く(下) 柏市区





 ■衆院選の「禍根」 維新と民主激突

 昨年12月の衆院選で自民の1強に対抗するため、県内で選挙区調整を行った民主と維新。だが、今回の県議選では一転し、市川市、船橋市、松戸市、柏市、八千代市の5選挙区で議席を争う“全面対決”の様相となっている。中でも、衆院選で維新の太田和美氏が復活当選した千葉8区に含まれていた柏市では、調整をめぐる「禍根」が尾を引き、民主現職と維新新人が激しい火花を散らしている。

                   ◇

 「維新との選挙区調整は失敗だった」

 民主県連幹部は前回衆院選を振り返り、こう断言する。

 衆院選で民主県連は、千葉7、8区で独自候補の擁立に動いたが、「維新との調整区」であることを理由に、党本部が県連の申請を「黙殺」。県連が擁立を断念した両選挙区には維新の候補者が出馬し、そのうち8区の太田氏は柏市内で4万8620票を獲得し、比例代表で復活当選を果たした。その一方で、民主は候補者不在が響いて党への比例票が伸び悩んだとされ、明暗が分かれる結果となった。

 それから約4カ月経って迎えた県議選。地元では「維新は擁立せず、民主を助けるのではないか」という憶測もあった。「借りを次回の選挙で返す」ことは、政治の世界ではまれにあることだからだ。

 だが、維新は太田氏の地盤を県内での党勢拡大の足がかりとする道を選び、新人の舘池美央子氏(40)を擁立した。知名度が高い太田氏との「一体感」をどこまで浸透させられるかが得票のカギとなる。

 ただ、維新支持者らの間でも、かつて民主の「看板」として県議と衆院議員を務め、その後も所属政党を変えた太田氏に違和感を覚える人は少なくない。

                   ◇

 一方の民主は、前回衆院選で8区での擁立の動きがあった現職の中田学氏(42)が再選を狙う。陣営幹部は「民主への期待を街頭で感じた」と手応えを話す。別の陣営関係者は「他陣営の動きに惑わされず、しっかり戦うだけだ」と力を込める。

 柏市選挙区はほかにも、自民県連幹事長を務めるベテランの浜田穂積氏(68)や同党の中沢裕隆氏(44)、3選を目指す公明の阿部俊昭氏(56)ら強力な現職がひしめき、7人が5つの椅子を奪い合う激戦区となっている。 (江田隆一)

6178チバQ:2015/04/10(金) 23:43:28
>>6121さんビンゴですね〜
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150410/k10010044521000.html
さいたま市議選で立候補の届け出却下
4月10日 22時56分

さいたま市議選で立候補の届け出却下
今月3日に告示されたさいたま市議会議員選挙で南区選挙区に立候補した無所属の候補について、さいたま市選挙管理委員会は、被選挙権がなかったとして、10日、立候補の届け出を却下しました。
これは、10日夜、さいたま市選挙管理委員会が記者会見して明らかにしました。それによりますと、今月3日に告示されたさいたま市議会議員選挙で南区選挙区に立候補した無所属で新人の山口節生氏について、市選挙管理委員会が届け出を受理したあと被選挙権があるかどうか調べたところ、被選挙権がないことが明らかになり、10日、届け出を却下したということです。
公職選挙法では、禁錮以上の刑に処せられた場合、その執行が終わるまでは立候補できないと定められています。市選挙管理委員会によりますと、山口氏は、届け出翌日の今月4日に、警察の書類を破った公用文書毀棄の罪で、実刑判決が確定していたということです。市選挙管理委員会は、候補に被選挙権があるかどうかは、通常、届け出を受理したあとに確認しているということです。
さいたま市議会議員選挙は、今月4日から期日前投票が始まっていますが、山口氏に投票された票は、無効票として扱われるということです。
これにより、今回の統一地方選挙で実施されている、17の政令指定都市の市議会議員選挙の立候補者は、合わせて1476人となりました。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015041000996

市議選候補の届け出却下=実刑確定、被選挙権なし-さいたま市選管


 さいたま市選挙管理委員会は10日、12日投開票の同市議選に南区選挙区から立候補した不動産鑑定士の山口節生氏(65)=無所属・新=について、被選挙権がないとして届け出を却下したと発表した。市議選の候補者は81人となった。
 市選管によると、山口氏は告示翌日の4日に、公用文書毀棄(きき)の罪で懲役8月の実刑が確定した。公職選挙法は禁錮以上の刑を受けた者について、執行が終わるまで被選挙権を有しないと定めている。
 山口氏の妻を名乗る人物から、同氏が実刑判決を受けているとの連絡が市選管にあり、本籍地の東京都港区などに確認したところ分かったという。 (2015/04/10-22:45)

6179チバQ:2015/04/11(土) 01:05:59
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150410ddlk14010147000c.html
’15統一地方選:県議選・市町議選の定数削減 現職必ず落選の激戦区/無投票の可能性も /神奈川
毎日新聞 2015年04月10日 地方版

 今回の統一地方選に合わせ、県議会と4市1町議会で定数が削減された。政令市議選では、現職が必ず落選する激戦区が生まれたが、人口減少が進む地域は立候補者が少なく、定数を減らしても無投票の可能性がある自治体も見られる。多様な住民の代表を選出することが望まれる議会の格差が、ここでも顕著になった。【飯田憲、田中義宏】

 「定数削減で現職が1人は落選する激戦です」。県議選(3日告示、12日投開票)の横浜市青葉区選挙区。7日午後、東急たまプラーザ駅前で現職候補が支持を訴えた。同選挙区は自民2人、維新1人、神奈川ネットワーク運動1人の計4人の現職に加え、民主1人、無所属1人の元職の計6人で3議席を争う。

 定数が3から2に減った川崎市川崎区選挙区も自民、公明、民主の現職3人と共産の新人が出馬。告示日には公明と共産の党首が応援に入る熱の入れようだった。県議会は今回、定数を107から105に削減。議席を分け合ってきた選挙区で与野党の対決が激しさを増している。

 一方、定数を削減しても無投票になりかねない自治体もある。定数を14から12に減らした中井町議選(21日告示、26日投開票)では、3月に開催した事前説明会に定数と同じ12陣営しか参加せず、2007年以来の無投票の可能性がある。

 議員定数を15から13に削減した三浦市も2月の事前説明会には定数に満たない12陣営しか出席せず、定員割れの可能性もあった。その後、2陣営が出馬を表明したが、ある市議は「財政難の市町村では立候補者が定数に満たない現象が出ている。選挙がないのは問題であり、削減に踏み切った」と明かした。

 神奈川県地方自治研究センターの勝島行正主任研究員は「議会の活性化は定数削減だけでは実現できない。立候補者が少ないということは、その地域の住民に『自分たちの代表を議会に送る』という思想が欠けているとも言える。定数が減る中、民主主義実現のためには、これまで以上に議会が果たす役割が重要だ」と話している。

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 ◆第18回統一地方選で議員定数が削減される選挙の日程

         定数

 ◇3日告示12日投開票
県議選    107→105

相模原市議選  49→46

 ◇19日告示26日投開票
平塚市議選   30→28

綾瀬市議選   21→20

三浦市議選   15→13

 ◇21日告示26日投開票
中井町議選   14→12

6180チバQ:2015/04/11(土) 01:06:28
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150410ddlk11010087000c.html
託す地方自治:’15統一地方選 止まらない議員の高齢化 現職から若手切望の声も なり手が出てこない現状 /埼玉
毎日新聞 2015年04月10日 地方版

 ◇専門家「新たな仕組み必要」
 少子高齢化が急速に進む中、議員の高齢化も止まらない。現職の地方議員からは若手議員を切望する声が聞かれるが、なかなか若い世代のなり手が出てこないのが現状だ。専門家は旧来の「地域の後ろ盾」がなくても当選しやすくなる新たな仕組みを提案する。

 「(市名)を変える若い力!」。統一地方選後半戦(19日告示)で実施される県東部の市議選に立候補予定の現職男性(41)は、選挙戦に向けて作製したポスターに若さをアピールした言葉を入れた。男性は2012年の補選で初当選。当時、30代の候補者が出たのは約20年ぶりと言われた。「若手議員ばかりがいいとは思わないが、ベテラン議員に世代交代してほしいと思うことは多々ある」と胸の内を明かす。自身も議員活動は3期までが望ましいと考えており「次の世代を育てるための地盤作りをしたい」と意気込む。

 毎日新聞が昨年末から今年1月に行った「全国自治体議会アンケート」によると、回答した県内61市町村議会で議員の平均年齢が最も高かったのは白岡市議会の68・0歳。最も低かったのは富士見市議会の49・3歳だった。平均年齢が60歳以上だったのはほぼ半数の30議会で、このうち町村議会が17議会と半数を超えた。県議会議員の平均年齢は56・1歳、さいたま市議会議員は55・0歳だった。

 「もっと若い人が出れば町のためにもなるのに」と話すのは、県北部の町議選に立候補予定の現職女性(59)。なり手がいない現状について「現職議員に新しい世代を育てて引き継ぐ意識が低い人が多い」と課題を挙げる。

 松本正生・埼玉大社会調査研究センター長は、地方の議員ほど地域推薦で出る傾向が強く「昔は地域社会の中で議員団が再生産されていたが、今は人間関係が希薄になり、後継者になる人がいない」と指摘。「地域の人たちがこれであきらめてしまうと、盛り返すのは容易ではない」と危惧する。最近は住民投票のように議会を通さない動きもあり「議員の高齢化は、議会の存在意義の希薄化を象徴している」とみる。

 若手が立候補しやすくするにはどうしたらいいか。松本センター長は「複数人投票制」を提案する。1946年に1度だけ採用された「大選挙区連記制」のように、複数人を選んで投票できるもので「地域推薦以外の人も選べ、地域の後ろ盾がなくても出やすくなると思う」と話している。【川畑さおり】

6181チバQ:2015/04/11(土) 09:00:34
群馬
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20150411/CK2015041102000166.html
県議選あす投開票 自民と農協に隙間風

2015年4月11日


TPPめぐり農家に不信感
 統一地方選の前半戦として論戦が続く県議選が十二日、投開票される。無投票となった七選挙区を除く十一選挙区で、四十一議席を五十八人が争っている。各党は各種団体からの支援を受けて選挙戦をしているが、長年にわたって蜜月関係にあった自民と農協との間には「隙間風」も吹いている。 (菅原洋)
 五十八人の内訳は現職三十二人、新人二十三人、元職三人。党派別では、無投票当選した九人全員が自民だった結果、自民が二十七人(現有議席三十一人)で、民主六人(同五人)、公明三人(同三人)、共産三人(同二人)、維新一人(同一人)、無所属十八人(同五人)。
 自民は建設などの業界団体から支援を受け、昨年末の衆院選で圧勝した追い風を受けて選挙戦を優位に進める。
 民主は全員が連合群馬の推薦を受けて労働組合の組織力を生かし、党本部の幹部も応援に駆け付けた。
 公明は衆院選での追い風を期待し、強固な組織力で現有議席の維持を図る。
 伊勢崎市区で新人を擁立した共産は、国会議員も応援に来県し、一議席の上積みを目指す。
 維新は現有議席を守るため、無党派層の取り込みなどに懸命だ。
 各種団体の中でも、「農業県」の県内で大きな比重を占めるのが農協。自民の候補者は集会を農協のビルで開くなど、有力な支援組織にしてきた現職が多い。
 ところが、政府・自民が進める環太平洋連携協定(TPP)は県内の農家に動揺を及ぼし続けている。
 さらに、政府が決めた農協改革は、上部組織の全国農業協同組合中央会(JA全中)が傘下の農協に持つ監査・指導権を廃止するのが柱だ。
 JA群馬中央会(前橋市)の大沢憲一会長は先月中旬の記者会見で、農協改革を批判した上で、「政府は各農協とともにTPPの反対運動をしているJA全中の力を、農協改革によって弱めたいのではないか」との見方を示した。
 ただ、大沢会長は県議選候補者への支援については、「自民の県議には農家の気持ちを理解してもらっている。これまで通り応援し、農家の声を県や国に伝えてほしい」と述べた。
 しかし、県内の農協関係者は声を潜めて話す。「選挙期間中に自民の県議が農協に来たが、政府の一連の対応を弁明しているように聞こえた。選挙で応援しても、実際は首を絞められるような気がして内心複雑だ。政党で判断するのではなく、本音は農家を支えてくれる人に投票したい」
 こうした隙間風を敏感に察知した民主、共産などの候補者たちは「TPP反対」などを主張し、農協票の取り込みを狙っている。

6182名無しさん:2015/04/11(土) 16:20:26
神奈川県の選挙区ごとの情勢はまとまっていないのかな?

6183選挙&法律ヲタ:2015/04/11(土) 16:47:40
>>6178
チバQさま

こんにちは。

山口氏、予想通りになってしまい、驚いています。
かつては加藤盛雄さんという生粋のU翼の方が、10万票を獲得し、
今回は「国マニア」の吉田さんが無投票当選するなど、
さいたま市も政治的に凄い街だと感じました。

6184チバQ:2015/04/12(日) 20:01:32
http://www.sankei.com/region/news/150407/rgn1504070063-n1.html
2015.4.7 07:10
【埼玉県議選】
注目区を行く 東3区 自民重鎮にせんたく挑む 

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 「古沢さんは、新しい風を起こそうとしている勇気ある方です」

 6日午後、加須市でプロジェクトせんたく公認の古沢道雄の横で声を張り上げたのは、上田清司知事。「新しい風」が向かう相手は、ともに自民公認で11選を目指す重鎮、野本陽一と、元知事特別秘書の柿沼トミ子だ。

 「上田知事から『県議会を変えてくれ』と言われ、短期間に結論を出さなければならなかった」。告示翌日の4日夜、古沢は支援者に頭を下げ、加須市議から県議を目指す決断が今年1月になったことに理解を求めた。同時に、「上田知事に頼まれた」というニュアンスを強くにじませた。

 民主、維新の推薦も獲得し、集会には旧みんなの党時代の仲間で参院議員、行田邦子も応援に駆けつけた。掲げる主な政策は、同市の救急医療体制の整備と県議会改革。ただ、支援者からは「地元でしっかり連携しないと、10期もやってる人には勝てない」「戦略が不明瞭だ」と厳しい声も上がった。

 一方の自民。4日には野本と柿沼が選挙カーを並べ、集まった約100人に合同演説を実施。党本部から復興相の竹下亘が駆けつけ、「政治経験豊かな野本さんと、行政経験豊かな柿沼さんを選び続けていただきたい」と訴えた。

 東3区は今回、旧川里町を除く旧東4区が加わり、定数が2に増加。自民同士の票の奪い合いを防ぐため、野本は旧加須市を、柿沼は町長を務めた旧大利根と騎西、北川辺地域を主戦場としすみ分けを図る。

 演説で野本は「救急医療があれば全部解決するような単純な話ではない」と暗に古沢の政策を批判。柿沼は「上田知事とはけんかもしていない」と笑わせた上で、「自民で唯一の女性県議として切り口は持っている」とアピールした。

 ただ、柿沼陣営の一人はこう漏らす。「『知事に頼まれた』という部分を前面に押し出されると、知事の名前の下に票が集まり、選挙戦の行方は全く分からなくなる」。自民にせんたくが挑む戦いは熾烈(しれつ)さを増している。=敬称略(佐藤祐介)

                    ◇

 県議選立候補者(届け出順)

 東3区 (2-3)

 柿沼トミ子 67 元大利根町長 自現 【公】

 野本陽一 75 党県副会長  自現 【公】

 古沢道雄 65 元加須市議  せ新 【民】【維】

6185チバQ:2015/04/12(日) 20:01:54
http://www.sankei.com/region/news/150408/rgn1504080034-n1.html
2015.4.8 07:06
【埼玉県議選】
注目区を行く 北3区 16年の空白、本庄の戦い

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 「4人が横並びで混沌(こんとん)としている」。北3区で戦うある陣営の幹部は、激しい選挙戦中盤の情勢をこう語る。一方、有権者の6割を占める大票田の本庄市で働く男性会社員(32)は「県議選の話題は職場でも出ない」と言い、盛り上がりを感じられないという。このギャップの背景となっているのが、同市で平成11年を最後に16年間に及んだ無投票期間だ。

 今回、北3区は選挙区再編で上里町、神川町に本庄市が加わった。同市の票の掘り起こしは4陣営の共通課題で、元同市議の飯塚俊彦は、病気療養のため引退する同市出身の県議5期、竹並万吉の支援を受ける。一見盤石だが、不安材料はやはり16年の空白。一時は1万人以上を誇った竹並の支援者も高齢化し、「現状の数は把握できていない」(竹並)という。

 6日夜、同市内で開いた集会で飯塚は支援者に対し、「知り合いに『飯塚を県議として働かせてやってくれ』とお願いしてほしい」と必死で訴えた。陣営は市内を中心に街頭演説や集会で足場固めを急ぐ。

 「自分は本庄ではまっさらな新人で、現職のメリットはない」と話すのは、自民現職の斉藤邦明だ。前回、旧北3区(上里、神川、美里の3町)で初当選したが、地盤の上里、神川両町の有権者は同市の半数程度しかいない。「4陣営とも政策に大きな違いはなく、組織固めも難しい」と斉藤。それでも「4年間で草の根的に広げた支援の輪は、本庄市にも届いている」と期待する。

 元上里町議の小暮敏美は、同市と合併した旧児玉町が地盤だった元自民県議、田島敏包の支援を得て支持拡大を図る。田島は6日、同市内で「市民の力を借りて、小暮敏美をお願いしたい」と絶叫した。

 一方、70代での政治家転身を目指す鯨井武明は、JA県中央会連合会長など農業、消防で要職を務めた知名度の高さを武器に、政策の浸透を図っている。

 本庄票を16年の眠りから覚ますのはどの陣営か。幹部らは「最終的に僅差の勝負になるのでは」と表情を引き締める。(川畑仁志)

                   ◇

 ◆連続無投票後、3選挙区で区割り変更

 無投票が続いた後に区割り変更が実施された選挙区には北3区以外に西12区(定数2)と東4区(同2)があり、いずれも混戦模様となっている。

 西12区東松山市・川島町・吉見町は、旧西14区(東松山市)と旧西13区(川島町、吉見町)を統合。旧西13区で平成19、23年の過去2回、無投票当選した議員が昨年末に死去し、今回出馬した現職は旧西14区の無所属、江野幸一のみ。江野に無所属、松坂喜浩と自民、横川雅也の2新人が挑む。

 東4区久喜市は旧東5区(旧久喜市)▽旧東7区の旧菖蒲町▽旧東12区(旧栗橋町、旧鷲宮町)で構成。旧東5区では15、19、23年の過去3回、自民現職の樋口邦利が無投票当選してきた。今回は樋口と自民、梅沢佳一の2現職と石川忠義、吉田耕、梅田修一の無所属3新人の計5人が出馬している。(いずれも敬称略)

6186チバQ:2015/04/12(日) 20:02:31
http://www.sankei.com/region/news/150409/rgn1504090029-n1.html
2015.4.9 07:06
【埼玉県議選】
注目区を行く 西7区 各党乱立、6候補伯仲

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 「実行力のあるベテラン県議がいないと困る。落選させてはいけない」

 7日夜、小雨に煙る川越駅東口。5期目を狙う自民現職の渋谷実の街頭演説会に駆け付けた親交のある参院議員、佐藤正久は危機感をあらわに、集まった支持者にげきを飛ばした。

 西7区は4議席をめぐり自民、民主、公明、共産の主要4党と無所属の有力6候補がひしめく。勝敗の動向は依然不透明で、選挙戦はさらに熱を増している。

 2万票以上の固定票があるとされる公明の福永信之。6日午後、同市砂の住宅街で「大接戦です」と訴えた声は、既にガラガラにかれていた。5回当選のベテランも「同じことをやっていたのでは落ちる」と従来力を入れてこなかった選挙カーに乗り、こまめな遊説を繰り返す。

 「女性の立場で県政改革を進めたい」。3日夜、結婚式場で行われた民主新人、山根史子の決起集会。唯一の女性候補は駆けつけた知事、上田清司の応援に力を得て民主が失った議席の奪還を誓った。父の元参院議員、山根隆治は「二人三脚で半年間頑張ってきた。皆さまの導きで一人前の地方議員に育ててほしい」と訴えた。

 元川越市長の父、舟橋功一と元衆院議員の祖母を今年初めに亡くした無所属の舟橋一浩。7日朝、川越駅西口で「祖母は『右顧左眄(うこさべん)せず』を大事にし、父は『不撓(ふとう)不屈』で頑張った。2人の背中から教わった」と話し、3期目への決意を新たにした。葬儀の影響で選挙準備の遅れに不安が残る中、陣営では「弔い合戦だ」の声が飛ぶ。

 元衆院議員の父、中野清の後援会を引き継ぎ、前回は新人でトップ当選の自民・中野英幸。7日夕、川越駅東口での街頭演説会で「横一線の戦い。一歩でも二歩でも抜け出せるようにさらなる力を」と猛アピール。終盤に向け、陣営の引き締めに躍起だ。

 川越市議から転身を図る共産の本山修一。昨年の衆院選選挙区で同党は川越市で2万票を超え、党の重点選挙区の一つに。3日の出発式で本山は「必ず勝ち抜き、県民の声に応えたい」と強調。活発な活動に他陣営からは警戒の声が上がっている。=敬称略(石井豊)

                  ◇

 ■県議選立候補者 (届け出順)

  ◇西7区 (4-7)

 渋谷実 71 生コン製造業 自現 
 山根史子 31 元川越市議  民新【せ】
 中野英幸 53 菓子会社役員 自現 
 福永信之 62 党県副代表  公現 
 本山修一 67 元川越市議  共新 
 舟橋一浩 43 NPO理事  無現【せ】
 清水英生 48 元IT会社員 無新

6187チバQ:2015/04/12(日) 20:02:54
http://www.sankei.com/region/news/150409/rgn1504090031-n1.html
2015.4.9 07:08
【埼玉県議選】
注目区を行く 11候補競う南2区

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 自民、民主、公明、共産の主要4党がぶつかり合う選挙区は西7区のほかに、定数3〜7の南1区草加市▽南2区川口市▽南13区上尾市・伊奈町▽西1区所沢市▽東8区越谷市-の5選挙区がある。

 中でも、南2区は前回選挙後、旧川口・鳩ケ谷両市が合併し、定数が1増え県内最多の7となり、現職5人、元職1人、新人5人の11候補が入り乱れる最激戦地となった。

 現有1議席の自民は公認2人に無所属2人を推薦。民主も公認1人に加え無所属1人を推薦し、倍増を狙う。公明は手堅く現職2人を公認。共産も現有1議席の確保を目指す。主要政党の公認・推薦を受けない無所属2人も元職、二世候補で、せんたくの推薦を得て虎視眈々(たんたん)と議席を狙っている。

6188チバQ:2015/04/12(日) 20:03:12
http://www.sankei.com/region/news/150410/rgn1504100077-n1.html
2015.4.10 07:04
【埼玉県議選】
注目区を行く 南1・西11区でも分裂

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 保守系候補者同士が議席を争う選挙区は、西2区のほかに南1区草加市(定数3)や西11区鶴ケ島市(同1)などがあり、いずれも激戦となっている。

 南1区では、自民県連が新人の中野徹を公認し、無所属新人の竹村美保を推薦した。一方、自民草加支部は無所属新人の須永賢治を推し、県連と支部の間で候補者支援のねじれが発生。計7人が立候補する中で、3人の自民系候補が議席確保に奔走している。

 西11区では、自民鶴ケ島支部長で県議会議長の現職、長峰宏芳と、同副支部長で前同市議の新人、大曽根英明が一騎打ち。大曽根は政治団体「プロジェクトせんたく」の公認を受けており、自民支持層の一部も取り込んでいる。(いずれも敬称略)

6189チバQ:2015/04/12(日) 20:03:42
http://www.sankei.com/region/news/150410/rgn1504100078-n1.html
2015.4.10 07:05
【埼玉県議選】
注目区を行く 西2区/保守三つどもえの激戦 

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 「2つの枠に新人1人が入るのは確実。残り1枠に県とのつながりがある人間を送っていただきたい」

 5期目を目指す自民公認の斉藤正明は5日夕、買い物客でにぎわう入間市内のスーパーの前で声をからした。

 西2区では平成24年に自民現職の田中龍夫が同市長選に出馬したことで欠員1になり、自民入間支部は候補者を公募した。同支部幹事長で元入間市議の駒井勲と、松下政経塾出身の杉島理一郎が名乗りをあげ、駒井が推薦を獲得したが、杉島は無所属での出馬を決断。保守系候補3人による三つどもえの様相を呈している。

 斉藤は同市長選で自民推薦の田中ではなく対立候補の選対本部長を務めたとして、県連から役職停止処分を受けた過去がある。しかし、今回の選挙では田中とも綿密に連携。地元の商工会長を務めるなど経験と実績を強調し「国や県から補助金などを引っ張り、市の負担を軽くするのが県議の務め。新人がいきなりできるような簡単なものではない」と現職の強みをアピールする。

 同じく田中との協力を強くにじませるのは駒井だ。市議6期のベテランとして地元を中心に支援体制をまとめる。国と県、市の連携を訴え「国は衆院議員の大塚拓、県は駒井、市は田中という態勢をつくっていく」と訴える。

 「東日本大震災で、私の郷里、気仙沼で住み込みでボランティアをやってくれた。彼のおかげで立ち直った水産加工場や商店はたくさんある」

 告示日の3日、杉島の隣で前防衛相の衆院議員、小野寺五典が声を張り上げた。「あくまで個人的な応援。被災地の人間として感謝の気持ちを伝えに来た」と小野寺。同じ自民の斉藤と駒井の元には入らず、自身の元秘書の背中を押す。杉島も演説で「30年先の未来への責任を果たす若さがある」とアピールする。

 3候補とも政策面で重なる部分が多い。斉藤陣営の1人は「保守だけの戦いは経験がなく困惑している」とこぼしながらも、「おのおのの戦いを展開するだけだ」と気を引き締める。 (佐藤祐介)

        □ 

 ■県議選立候補者 (届け出順)

  ◇西2区 (2-3)

 駒井勲 64 元入間市議  無新 【自】
 斉藤正明 66 市商工会長  自現 【公】
 杉島理一郎 32 元議員秘書  無新

6190とはずがたり:2015/04/13(月) 08:16:27

(埼玉県)
県議選 自民過半数に届かず
http://www.yomiuri.co.jp/local/saitama/news/20150413-OYTNT50176.html?from=yartcl_popin
2015年04月13日

 統一地方選前半戦の県議選とさいたま市議選は12日、投開票が行われた。県議選は無投票で当選した9選挙区11人を含め93人の新議員が決まった。自民党は45議席の獲得にとどまり、公認候補だけでは過半数に届かなかったが、推薦候補を含めれば過半数に達した。上田知事に近い政治団体「プロジェクトせんたく」は1議席を獲得。さいたま市議選では自民党が第1会派を維持した。県議選の投票率は37・68%(前回選39・54%)と史上最低。


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