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首都圏 地方議会・首長,政治・選挙スレ

6103チバQ:2015/04/01(水) 19:22:46
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20150331/CK2015033102000155.html
統一地方選 無投票考(中) 奪われる「選ぶ権利」

2015年3月31日


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 「財政危機という大きな問題が地元にありながら、県議選で選択肢がないというのは残念だ」
 美しい海岸線が続く富津市のJR上総湊駅周辺。この地に住む主婦塚田松子さん(71)は、同市選挙区で四回連続無投票の可能性が高まっていることを嘆いた。
 東京を離れ、海が近い一戸建てに夫(74)と住み、十一年になる。温暖な気候、豊かな自然。浦賀水道をはさみ、三浦半島や富士山を望む。「老後の生活には理想的なところ」と思っていたが、昨年夏、同市の財政危機を報道で知りショックを受けた。
 市が昨年公表した現在の財政状況は「破たん寸前状態」。二〇一四年度は黒字を見込むが、一五年度以降は赤字に転落。抜本的な再建策を講じなければ、かつての北海道夕張市のように自主的な財政再建が困難な「財政再生団体」になる-との内容だった。
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 なぜ、財政悪化は放置されてきたのか。チェック機能を果たしてこなかった市議会の責任は重い。一方、県議会にとっても県内の危機的状況はひとごとではない。市選出議員は、実情を報告、問題点を議会内で共有させ、改善策を模索する大切な役割があるはずだ。
 にもかかわらず、県議選は低調だ。今回も四期目の自民現職吉本充氏(58)のほか、目立った立候補の動きはない。
 有権者にとって、十六年にわたり「選ぶ権利」が奪われる可能性について、保守系のある市議は「無投票が続くのはよいことではない」と認めつつ、房総各地は保守地盤が強いことから、「(他党が)対立候補を立てることは難しいのでは」と語る。
 吉本県議自身は「選挙権の行使ができないのは民主主義の原則からして、私もどうかと思う。ただ、私が無投票かどうか決める立場でなく、無投票となっても初心を忘れず謙虚な努力を続けたい」と話す。
 県内で無投票の公算が大きい十八選挙区のうち、富津市以外にも、富里市、長生郡でも四回連続で無投票となる可能性が高い。いずれも「一人区」だ。
 塚田さんは「市民が政治や選挙に興味を持ち、複数の候補が競えるようにするには、一人区を無くすしかないのでは」と感じる。
 一方、県議選や市長選で無投票当選を経験した石井裕・南房総市長は、「現状を大きく変えたいという動きがあれば、(複数候補が出て)投票になり、なければ無投票になる。変えたい、という動きの度合いの違いではないか」と指摘。無投票には、選挙に対する有権者の意識の違いが大きく影響しているとみている。(北浜修、村上一樹)


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