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首都圏 地方議会・首長,政治・選挙スレ

3698チバQ:2011/06/07(火) 23:21:25
http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/local_kiji.php?i=nesp1307413033
佐久間氏4千票差で勝利
投票率は過去最低 市原市長選
2011年06月07日11時17分[県南エリア]


3選を決め万歳する佐久間氏と(左から)岡島衆院議員、杉田千葉県議=5日午後11時45分ごろ、市原市根田の選挙事務所
 任期満了に伴う市原市長選は5日に投開票され、現職の佐久間隆義氏(64)=無所属=が新人の元中学校長、松本靖彦氏(68)=無所属、自民・みんなの党推薦=を破り、3選を果たした。投票率は53・94%で、2003年の59・88%を5・94ポイント下回り、過去最低。

 佐久間氏は午後11時45分ごろ、市役所近くの選挙事務所で「当確」の報を受け、支持してきた民主の岡島一正衆院議員、杉田守康県議、支持者らと万歳。喜びを分かちあった。

 4年前は無投票だったため、今回は8年ぶりの選挙戦。初当選時から2期8年とした任期公約を翻意し、昨年12月の市議会でいち早く3選出馬を宣言した。

 選挙戦では松本氏の、任期公約違反の批判にさらされる逆風選挙だったが、支援を受けた民主・連合系の国会議員、県、市議らとともに実績や安定感を訴えて組織固め。抜群の知名度で浮動票も上乗せし逃げ切った。選挙では、市議から通算9戦8勝。選挙巧者ぶりは今回も際立った。


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3699チバQ:2011/06/09(木) 21:47:52
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20110609/CK2011060902000087.html
前橋市議会会派 政調費で加湿暖房機
2011年6月9日

 前橋市議会の会派「真澄(ますみ)会」が、一月に政務調査費一万一千八百円を使用して会派の部屋向けに加湿暖房機を購入していたことが分かった。同会は「部屋にエアコンがあっても寒く、妥当だ」と主張しているが、市議会事務局は「調査活動の経費としては難しいという認識がある」と指摘している。

 同市の政務調査費をめぐっては、条例が義務付けた領収書の保管を怠った不適正支出がここ数年問題化。市が新旧の五会派に対し、約六千万円の返還を請求する民事訴訟を起こし、前橋地裁で審理中。この訴訟で、真澄会に所属する二人の市議は被告になっている別の会派に所属していた。

 市の政務調査費は一人当たり年間百二十万円だが、問題を受けて現在は一時的に同九十六万円に減額している。市議の月給は約五十八万円。真澄会は昨年度の収入・支出報告書の「その他の経費」で加湿暖房機代を計上し、今月初めに公開された。

 関連する条例の施行規則によると、「その他の経費」の項目は使途基準として「会派の行う調査研究活動に必要な経費」に限定している。

 加湿暖房機を購入した関谷俊雄市議によると、会派の部屋は日当たりが悪く、冬はドアの下からのすき間風で寒いという。

 関谷市議は「暖気を流すための暖房機として買った。二人の議員活動に必要で、無駄ではない。議会などで批判があれば、(政務調査費の)返還も考えたい」と話している。

 市管財課によると、市にはストーブの予備があり、依頼があれば、貸し出している。

 市議会事務局は「一連の問題があるのだから、市民に向けて明確な使い方をしてほしい」と話している。 (菅原洋)

3700チバQ:2011/06/11(土) 10:01:31
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20110607/CK2011060702000066.html
県政点検 2011知事選を前に<1>戦いの構図 信任投票か小寺氏弔い合戦か
2011年6月7日

小寺前知事の県民葬に出席した大沢氏(右)と後藤氏(左)。知事選をめぐる双方の思惑はすれ違いを見せる=前橋市内で


 二月八日、前橋市内で開かれた小寺弘之前知事の県民葬。葬儀委員長を務めたのは、二〇〇七年の前回知事選に自民党公認で出馬し、五期目を目指した小寺氏を破って知事の座に就いた大沢正明氏(65)だった。

 「群馬のトップリーダーとして、県民生活の向上に力を尽くされた」。式辞を読み上げた大沢氏は、教育改革や文化振興など、小寺氏の知事在任中の手腕を高く評価した一方、多選の是非などをめぐって“政敵”として小寺氏に対峙(たいじ)した自らの立場には一切触れなかった。

 一方、県民葬に参列した後藤新氏(50)は、知事選への意気込みを静かな口調でこう表現した。「今日、この場で、小寺さんのような知事になりたいとの思いを強くした」

 小寺氏の側近として、県出納長や知事室長などを務めた後藤氏。前回選で大沢氏が当選したことで後継知事への道は遠ざかり、小寺氏と対立した自民が圧倒的多数を誇る県政界で非主流の立場を余儀なくされた。後藤氏は、今回の知事選を真正面から“弔い合戦”と位置付けた。

 前回知事選からの四年間、県政界は、自民と「小寺系」の政治勢力の対立の図式を引きずってきた。両者は、〇八年二月の前橋市長選と〇九年一月の県議選前橋市・勢多郡区補選で直接対決。昨夏の参院選では、小寺氏が民主党公認で比例代表に出馬し、自民との政党対決に前回知事選の構図が複雑に絡み合う選挙戦が展開された。

 こうした過去の構図を否定するかのように、大沢氏は「県民党」を掲げ、昨年九月に無所属での再選出馬を表明。今回の知事選は、特定の政治勢力との勝負ではなく、自らの政策の評価が最重点と強調する。だが、後援組織の集会には自民の国会議員や県議が応援弁士として同席。自民色の強い選挙態勢は、小寺氏と激突した前回選と大差ない。

 一月に出馬表明した後藤氏は、無所属の立場で「反大沢」「非自民」の旗色を鮮明にする。小寺氏に近かった高木政夫前橋市長や民主の一部国会議員などの支持を受けるものの、前回選で小寺氏を推薦した連合群馬が、今回は「大沢、後藤両氏とも推薦しない」と表明。現実には、県政界を二分する争いに持ち込んでいるとは言い難い。

 大沢、後藤両氏の対決を「政策面では、本当の意味での対立軸となり得ない」と批判する共産党県委員会は五月末、県委員長の小菅啓司氏(60)を公認で擁立。貸家業の海老根篤氏(64)も無所属で出馬の意向だ。

 大沢県政への信任投票か、それとも自民対「小寺系」の対決の総決算か。大沢、後藤両氏の主張する戦いの構図がかみ合わない中、知事選の本番が目の前に迫っている。

   ◇

 知事選が十六日に告示される。選挙戦を前に今回の対決の構図を探り、県政の課題を点検する。

3701チバQ:2011/06/11(土) 10:02:10
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20110608/CK2011060802000061.html
県政点検 2011知事選を前に<2>震災対策  問われる主体性
2011年6月8日

避難先に着き、荷物を抱えてバスから下車する福島県南相馬市の被災者ら=3月17日、東吾妻町で


 「被災者の皆さんが震災の悲しみから立ち直るきっかけを提供したい」。東日本大震災の発生から三日後の三月十四日、被災者を村内に受け入れる意向をいち早く表明した片品村の千明金造村長。本県の震災避難者支援は、同村のような意欲的な自治体の個別の取り組みから本格化した。

 県内の市町村には、福島第一原発事故の影響で避難が必要になった福島県の住民を中心に、ピーク時の三月二十七日には三千七百三十人(病院・福祉施設を含む)の被災者が避難。七日現在も、約二千七百人が県内で避難生活を送る。

 震災や福島第一原発事故を受けて、県は放射性物質の影響で野菜が一時出荷停止に追い込まれた農家への“つなぎ融資”や、工場操業停止などの影響が出た中小企業への財政支援などの政策を矢継ぎ早に提示。県内の産業保護には積極的な姿勢を見せた。

 一方、避難者支援については、九月までの受け入れを想定した十億四千八百万円の関連経費を五月補正予算案に盛り込んだ。だが、支援の現場となる市町村に対して、県が政策面の主体性を十分に発揮しているとは言い難いのが現状だ。

 千明村長は「避難者支援の面で、県にもっと頑張ってほしい」と要求。別の県内首長も「県が間に立って(我々に)受け入れを要請してくれるなら、ただちに対応できるのに…」ともどかしい感情をのぞかせる。

 県震災被災者支援室は「県内に避難してきた人々を、いつまでも『仮住まい』にしておくことはできない。『定住』を視野に、居住先確保や就労支援に重点を置いた取り組みが必要」と政策面の課題を認める。

 避難者支援については、知事選の立候補予定者のうち、大沢正明氏(65)が現職知事の立場から「市町村と連携し、できる限りの支援を行ってきた」と成果を強調する。

 一方、後藤新氏(50)は「県の避難者対応は迅速さに欠けていた」と批判。震災時に設置する県の対策本部にNPOや大学教授など外部の専門家を加えて、最適な判断を目指すべきだとする。

 小菅啓司氏(60)は「避難者個々の要望に沿った支援のメニューが必要」と指摘。被災者支援の条例制定など新たな枠組みづくりを訴える。

 原発事故収束のめどが立たない中、避難者支援のゴールも見えないままだ。知事選の当選者には、避難生活の長期化に対応した効果的な支援策を示す責任がある。

3702チバQ:2011/06/11(土) 10:02:40
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20110609/CK2011060902000088.html
県政点検 2011知事選を前に<3>行財政改革 達成目標明確に
2011年6月9日

経営破綻した県林業公社が入居する県の庁舎=前橋市で


 景気低迷による税収悪化や、長年にわたる公共事業重視の施策のツケが回り、県財政は“火の車”の状態に陥っている。県の借金に当たる県債残高は、二〇一一年度末に一兆九百五十一億円にまで膨らむ見通しで、財政健全化の道筋を付けるための行財政改革は切迫した課題だ。

 行財政改革を推進する上で高いハードルの一つが、組織のスリム化だ。県出資団体の中で最大の財政負担となっていた県林業公社(前橋市)については解散の方針が固まり、四月十五日に前橋地裁に民事再生法の適用を申請。約百六十六億円の負債を抱えて事実上経営破綻した。

 負債のうち百五十億円程度は県民に負担を求めることになり、公社の市村良平理事長は安価な木材輸入という現実に「経営努力が追い付かなかった」と深く陳謝した。

 県が「行革の大きな成果」と強調する林業公社の処理策だが、実際には公社解散を求めた県議会の判断を受け入れたにすぎない。県は当初、「県民負担が軽減される」として公社の存続を前提に処理策を検討したが、県議会側が反発。昨年十二月の県議会本会議で公社解散を求める決議案が可決されたことで、県は公社存続を断念せざるを得なくなった。

 県が、行財政改革を前進させるための決定的な判断を自ら行わなかったことは、今後の改革の行方にも暗い影を落としかねない。

 一一〜一三年度の行革方針を定めた県の新行政改革大綱では、林業公社を含む四つの県出資団体を減らし、職員の時間外勤務を一三年度末までに10%削減するなどの目標を掲げた。だが、大綱全体でのコスト縮減効果は数値で明示されず、行革に対する県の意欲がはっきりしない内容となった。

 行財政改革について、大沢正明氏(65)は「個々の事業の再評価や見直しによる経費削減、未利用の県有地の売却だけでなく、安定的に県税収入を確保するための企業誘致なども大事」と主張する。

 後藤新氏(50)は、知事公舎や高級公用車の廃止を明言。「(税収増につながる)経済の安定を図るため、オール群馬で販路開拓や技術開発、企業間の連携を応援したい」と訴える。

 小菅啓司氏(60)は五月末の出馬会見で、毎年の予算編成の理念そのものを改革する必要があると主張。「予算の使い道を福祉・防災最優先に組み替えるべきだ」とする。

 改革の先送りは、結果的には県の“資金不足”を悪化させ、行政サービスの低下を導く。景気回復の見通しが立たない中、新たな知事には行財政改革の必要性から目をそらさない姿勢や、明確な目標を基に改革を達成に導くリーダーシップが求められる。

3703チバQ:2011/06/11(土) 10:03:11
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20110610/CK2011061002000073.html
県政点検 2011知事選を前に<4>医療問題 混迷遺恨なき決着を
2011年6月10日

移転新築されることが決まった前橋赤十字病院=前橋市で


 県が毎年度の予算編成で最重点項目に掲げる医療問題。二〇〇七年の前回知事選で初当選した大沢正明氏(65)は、〇九年に県内初のドクターヘリ導入や、都道府県単位では全国初となる中学生までの医療費無料化を立て続けに実現。現場態勢の改善と制度改革の両面で成果を出した。

 だが一方で、前橋赤十字病院(前橋市)の建て替えをめぐる問題では、日赤県支部長を務める大沢氏や県の調整力不足があらわになった。移転新築を決めた県と、現在地での建て替えを求めた病院周辺住民との間の“ボタンの掛け違い”は、今も完全に消えたわけではない。

 同病院の建て替え方法については、〇九年三月の段階で、当時の検討審議会が「周辺住民の理解を条件に、移転新築が妥当」との見解を一度示していた。

 だが、事前説明の不十分さや議論の手法に不信感を抱いた住民側は「地域医療の機能低下につながる」として、現在地建て替えを求める協議会を結成。大沢氏は問題打開を図るため、同年十一月に新たな検討組織を発足させ「現在地建て替えの可否も検証する」として結論を先送りした。

 検討組織は約十カ月後の昨年九月に「病院南側に敷地を拡張した場合に、現在地での建て替えが可能」との結論を大沢氏に報告したが、「土地取得などの交渉が長期化する」とも主張。移転を伴わない建て替えは困難との考えをにじませた。

 結果的に、県側は移転新築を決断したものの、アリバイづくりにも映る検討組織の議論に住民側の怒りは増幅した。大沢氏が直接出向いて住民説明会を行ったことで、事態はなんとか沈静化。同十二月中旬になって、住民側がようやく移転を受け入れた。

 前橋赤十字病院の移転に関して、大沢氏は「県と日赤県支部、病院の間の連携が十分でなかった」とした上で「移転先選定と跡地利用の双方で検討組織を設置し、早急に結論を出したい」とする。

 一方、後藤新氏(50)は「県内の医療面の最重要課題。大沢氏は地元の声に引きずられ、いたずらに時間をかけた」と批判。「私が知事になれば、もっと迅速に当たる」と事態解決に自信を見せる。

 小菅啓司氏(60)は「市民の意向を重視しながら、病院の機能強化や、跡地を有益に活用する取り組みを進める」としている。

 問題がこじれたことで、病院の移転先選定とともに、住民側が有効利用を求めた跡地の取り扱いも重要課題となった。知事選の当選者には、住民に遺恨を残さない形で問題決着を図るための政治手腕が必要になる。

3704チバQ:2011/06/11(土) 10:03:33
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20110611/CK2011061102000077.html
県政点検 2011知事選を前に<5>八ッ場ダム 事態打開へ問われる覚悟
2011年6月11日

建設の是非が決まらないまま放置された八ッ場ダム予定地=長野原町で、本社ヘリ「あさづる」から


 「国は八ッ場(やんば)ダムの問題について、肝心なことに何も取り組んでいない」。ダム建設予定地を抱える長野原町のダム水没関係五地区連合対策委員会事務局長・篠原憲一さん(69)は、ダムの是非に関する結論が決まらないまま、地元住民の将来が放置されている現状に、積もり積もった怒りを爆発させた。

 二〇〇九年九月、当時の前原誠司国土交通相が八ッ場ダムの建設中止を宣言してからすでに一年九カ月。この間、国の方針を「一方的」「強権的」とする地元住民やダム関係六都県の猛反発によって、建設可否の問題は、本質的な議論が深まることなく「再検証」の枠組みに封じ込められた。

 一方で、八ッ場ダム問題の最終的な責任を負うはずの国交相は、ダムを中止した場合の代替案を示すことなく二度も交代。政権交代の象徴として全国的な注目を集めたはずのダム問題は、社会の関心を失った。

 東日本大震災の復興対策が叫ばれる陰で、ダム建設主体の国交省は民主党政権の混迷を見透かすように、八ッ場ダム中止の方針を否定するかのような動きを見せ始めている。

 五月二十四日に開かれたダム再検証のための「検討の場」で、同省は利根川以外の河川からの導水や地下水の取水などを組み合わせた利水の代替案を提示。関係都県が「非現実的」と反論したことで、ダム建設の正当性をかえって“演出”する形となった。

 治水の面でも、同省はダム建設の根拠となった利根川の基本高水について「新たな手法で再計算しても、従来とほとんど変わらない」との試算を今月一日に提示。基本高水の検証作業は、ダム建設の是非に影響しないと示唆した。

 八ッ場ダム問題について、知事選の立候補予定者からは、地元住民の感情を恐れるかのような腰の引けた発言が目立つ。現職の大沢正明氏(65)は「ダム建設を前提に、再検証を一日も早く終えてほしい」と、国の対応のみに言及する。

 後藤新氏(50)は「国と地元の調整役として、地元の声を大切にしたい」とするが、建設の是非については「国が決断すること」と意見表明を避ける。

 小菅啓司氏(60)は「ダムなしが前提の生活再建案を作成し、地元へ丁寧に説明する努力が必要」とする。

 地元住民の中には、自由な議論を求める声もある。川原湯地区で乳製品販売業を営む豊田武夫さん(59)は「震災復興に取り組むべきこの時期に、八ッ場を造る財源などない。多くの国民も建設を望んでいないはずだ」と訴える。

 八ッ場ダム問題は、建設の是非を決めただけでは何の解決にもならない。建設予定地を持つ本県の知事には、予定地住民の生活再建を中心とする、複雑化したダム問題の本質から逃げず、国とともに状況打開を主導するだけの政策力や精神的な覚悟が不可欠だ。 =おわり

 (この企画は、中根政人、山岸隆、菅原洋、中山岳が担当しました)

3705チバQ:2011/06/11(土) 10:05:20
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110609/gnm11060912500005-n1.htm
小寺氏“遺恨”見え隠れ 後藤VS自治労の構図も 群馬県知事選(上)
2011.6.9 12:46 (1/3ページ)

大沢正明(写真右)陣営は前回選の遺恨を引きずる他会派の協力を取り付け、超党派の支援県議団を発足させた=5月27日、県議会
 ■後藤氏の手法に困惑

 「挑戦者としての選挙は大変だ。集まっていただいたひとり一人に感謝したい。大変だが、どうか私に力を貸してください」

 8日夕、知事選に出馬する元県議の後藤新は渋川市内で選対支部結成式を行い、人手不足の窮状を吐露。結成式に集まった関係者の大半が選挙事務初体験の“素人”だった。

 16日に知事選告示を控えているにもかかわらず、県内各地の支部事務所はなかなか立ち上がらない。後藤が人集めに苦労しているからだ。

 後藤は、前知事の故・小寺弘之のもとで出納長、知事室長を歴任し、当時の県政を取り仕切っていた。だが、今では後藤の近くに小寺周辺者の気配を感じ取ることはできない。

 県議時代は、前回知事選で小寺を破った現職知事の大沢正明を批判する急先鋒(せんぽう)だった。今月に入り、マスコミが再選を目指す大沢と、小寺の後継者としての後藤との“因縁対決”とまくし立てると、後藤は「浅はかだ」と周囲に不快感を示すようになった。

 今や後藤は、小寺の支援勢力からの応援を受けずに学生集会に参加したり、女性集会を開いたりと草の根活動に没頭している。無党派層への浸透を図るため、「無所属」を前面に押し出し、小寺色の払拭に躍起になっているのだ。

 こうした後藤の選挙手法に戸惑いを隠せない首長もいる。昨年の参院選に民主党公認で出馬した小寺を支援した前橋市長の高木政夫だ。5月26日の記者会見で知事選対応について「(後藤の)会合に一人の市民として顔を出したことはある」と述べ、後藤を事実上支持する意向を表明。ただ、支援方法については「後藤さんは自分の選挙スタイルを貫く。こちらがどういう形で関わりを持つべきか…」と困惑顔だ。

 一方、大沢陣営幹部も「前回と違って、今回は単純に大沢の4年間の実績を評価してもらう選挙だ」と対外的にアピールし、“因縁対決”を一蹴している。

3706チバQ:2011/06/11(土) 10:05:31
■私学助成巡り確執

 だが、水面下では小寺と大沢の遺恨の火種が静かにくすぶり続けていた。

 「大沢の支援県議団の呼びかけ人になってほしい」。大沢陣営の自民党県連幹事長、須藤昭男は5月18日、県議会棟の一室でリベラル群馬代表の黒沢孝行ににじり寄った。県議時代にリベラル群馬に所属していた後藤にとっては、黒沢は表面的には同じ会派の“盟友”だ。だが、黒沢は須藤の要請を二つ返事で了承し、県議団の副団長に就任してしまった。

 結局、県議団にはリベラル群馬所属の7人中、黒沢ら労組系3人が参加。会派内が知事選対応で分裂した。結果、県議50人中42人が「大沢支持」を表明した。

 黒沢はどうして大沢を支持したのか。実は黒沢と、小寺・後藤の間には確執があった。きっかけは平成17年に県議会で論争となった太田市の英語教育特区校「ぐんま国際アカデミー」(GKA)への私学助成問題だ。

 市長の清水聖義や同市区選出の黒沢は当時、市が事実上、運営していた私立の同校に対する私学助成を当時、知事だった小寺に要請。県東部選出の労組系県議も同調したが、小寺は「事実上、市が設置した公立校だ」として他の私立学校並みの助成を拒否した。

 黒沢の怒りはすさまじかった。前回知事選で黒沢は、支援を受ける連合群馬が小寺を推薦したため、表向きは小寺支持を表明。しかし、地元の後援会の会合では「小寺氏を応援しない」と伝え、積極的な支援をしなかった。その結果、太田選挙区で小寺は大沢に約3万票の大差をつけられ、敗北を喫した。

 黒沢は7日、産経新聞の取材に「小寺を支えていたのが出納長だった後藤氏だ。遺恨は残っている」と言い切る。実は後藤は、知事選出馬を表明した1月の集会場内で、小寺の遺影を飾っていた。“小寺=後藤”が、反小寺勢力には印象付けられていた。

 さらに黒沢は、後藤が県幹部時代、大勢の職員の前で部下を厳しく叱責して精神的に追い詰めた例を挙げ、「人の心が理解できなければ、リーダーにはなれない」と言い放った。

 自治労の支援も受ける黒沢の指摘に対し、後藤陣営は「『追い詰めた』というのは県職員側からの評価だ。県民本意の仕事として厳しく取り組んだ結果だ」と主張する。県職員の多くが所属する自治労は知事選について、中立の立場を保っているが、ある自治労関係者は「後藤に抵抗感を持っている県職員は少なくない」と本音を明かす。後藤は知事選マニフェスト(選挙公約)で県職員の給与削減を検討中で、後藤対県職員労組の構図も浮かび上がる。

 ■共産擁立で波紋

 「県民が主人公の革新県政の実現を訴えたい」。共産党県委員長の小菅啓司は5月30日、県庁で記者会見し、23年ぶりに党公認で知事選に出馬することを表明した。

 県委員会幹部は「政策については大沢氏も後藤氏も大きな違いがない」と両者の争いを批判したうえで、「東日本大震災後の国難のときに行う知事選だからこそ、政党の存在感を出す必要がある」と出馬理由を説明している。

 告示直前となった共産の擁立を自民党関係者は「後藤陣営に票が流れるよりずっといい」と歓迎。後藤陣営では「候補予定者の増加で、現職批判票が分散する」と危機感を募らせている。

 知事選にはこのほか、貸家業の海老根篤も出馬表明している。(敬称略)

                  ◇

 知事選は16日に告示され、7月3日の投開票に向けた選挙戦がスタートする。戦いの構図と、今後4年間の県政を担うリーダー就任に名乗りを上げた各陣営の戦略を追った。

3707チバQ:2011/06/11(土) 10:06:12
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110609/gnm11060922140006-n1.htm
組織VS政策?男VS女? 揺れる構図 群馬県知事選(下)
2011.6.9 22:07 (1/4ページ)

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子育て中の女性を取り入れた後藤新のポスター。女性目線の行政改革を訴え、有権者への浸透を図る=前橋市内
 ■オール群馬強調

 今月4日、2期目を目指す現職知事、大沢正明の合同選対発会式が前橋市内の後援会事務所で開かれた。選対事務長に就任した元首相の福田康夫が200人の大沢支持者を前に、あいさつに立った。

 「(事務長就任が)『本当は迷惑です』とは言いませんけどね。なかなか責任の重い仕事なのでね…」

 軽妙な“福田節”が会場を笑いで包んだ。さらに「(自民党公認で出馬した)前回と違って今度は『県民党』。群馬中から幅広い支援をいただく選挙になる」と笑顔で述べ、強固な選対組織が完成したことに自信をのぞかせた。

 福田は大沢が前知事の故・小寺弘之と対決した前回知事選では大沢選対“ナンバー2”の選対本部長を務めていたが、今回は最高責任者の選対事務長に就任した。

 大沢陣営は選対本部長に鶴谷嘉武・県医師会長、出納責任者に奥木功男・JA群馬中央会長がそれぞれ就任。会場には自民、公明、民主、みんなの党の国会議員や地方議員、複数の首長も顔をそろえ、与野党の垣根を越えた“オール群馬”を印象付けた。事務所内では壁一面に各種団体からの推薦状が30枚以上も飾られ、大沢陣営幹部は「多くの団体が小寺さんについた前回とは雲泥の差だ」と感慨深げだった。

 ただ、役員選びには紆余(うよ)曲折があった。大沢陣営では当初、選対事務長に福田、選対本部長に自民党県連会長で参院議員の中曽根弘文を当てる案を模索したが、自民国会議員らが「(大沢は)無所属で出馬するのに、自民色が濃すぎる」と難色を示した。同案は白紙となり、自民国会議員が全員選対の顧問として裏方に徹する案も浮上した。

 「福田先生に事務長を受けていただきたい」。鶴谷や奥木らは5月13日、高崎市内のホテルで開かれた自民県連の国会議員・県議合同会議に出向き、福田に深々と頭を下げた。県内業界団体トップの“陳情”に、福田は促された。

 大沢は今月4日、福田が加わった選対役員の顔ぶれについて「良い組織ができたんじゃないか」と記者団に満足そうに語った。

■かなわぬ連合頼み

 一方、知事選対抗馬の元県議、後藤新は5日に発足させた女性後援会のあいさつで、「組織が大きくなればなるほど小さな声は届かなくなる。知事と県民との距離が遠くなるだけだ」と述べ、組織力を誇示する大沢陣営を皮肉った。

 だが、後藤は内実、県民党を標榜(ひようぼう)し、組織固めを着々と進める大沢に危機感を抱いていた。

 後藤は平成21年の県議補選で初当選した際、県内の労働組合で構成する連合群馬の支持を受けた。後藤は今回の知事選でも、連合群馬に推薦を要請し、支援を見込んでいた。

 だが、組織票を期待していた連合に対する後藤の願いはかなわなかった。

 5月17日に前橋市内で開かれた連合群馬の執行委員会。「今回、連合群馬としては一つにまとまるのは難しい。各産別(産業別労働組合)の判断に任せたい」。事務局側が示した提案に、参加した労組幹部らは全員一致で同意した。

 連合が「自主投票」を決めたのは、後藤に加え、大沢からも推薦依頼を受けていたからだ。加えて、連合群馬幹部は「知事としての大沢さんとは協調関係を築けたが、大沢自身の自民色がまだ強い。後藤さんは政党色は薄いが、知事としての手腕が未知数だ」と明かす。大沢、後藤の両者は連合にとって“帯に短したすきに長し”に過ぎないようだ。

 それでも、後藤は組合員の多い14団体に絞り、個別に推薦を要請。9日までに推薦を得たのはJR総連のみだった。後藤陣営幹部は「連合の態度に従って、多くの労組が中立の立場で、連合推薦県議からの支援を受けられなくなったのも痛手だ」と頭を抱える。

 一方、こうした連合の態度について、大沢は5月18日、「前回自民公認で出馬したことは確かなので、仕方ない」とさばさばしている。実際、大沢陣営は各産別に水面下で協力を求めてきたが、9日になっても推薦数はゼロにとどまっている。

 ただ、大沢陣営幹部は「連合が、どちらも応援しないということは、現職に配慮しているということだ」と前向きに判断。後藤に流れる可能性があった労組票の切り崩しにある程度成功したと踏んでいるようだ。

3708チバQ:2011/06/11(土) 10:06:40
 ■女性票取り込みへ

 「小中学校の給食費を無料にしてほしい」「県庁でもっとイベントを開催し、若者の場所にしてほしい」−。後藤は8日、女性後援会のメンバーを前橋市内の事務所に集め、後藤本人と政策について意見交換する「女性による県民との約束委員会」を立ち上げた。

 中学3年までの子供医療費無料化やドクターヘリ運航といった1期目の実績をアピールする大沢に対し、後藤の心の中では、政策面での差別化を図ろうとの思いが強くなるばかりだ。

 後藤は産経新聞の取材に「暮らしの中の役割は女性の方が圧倒的に大きい」と説明。「大沢さんの施策は所詮、県庁の男性職員が考えた『男性目線』で作ったものだ」と切り捨てる。“男性(大沢)対女性(後藤)”の構図を有権者にアピールし、選挙戦に挑む構えだ。

 とはいっても、後藤はマニフェスト(選挙公約)に掲げる予定の県職員給与の削減額や県の全国的な認知度を示すブランド力調査の目標順位について、「具体的な数値を盛り込んだ方がいいのかな…」と漏らし、目玉施策の選定作業で臆病になる場面も見られた。

 こうした後藤ら他陣営の政策アピールについて、大沢は9日、「相手は相手。私は自分の4年間と新たな施策を訴えて、県民の審判を仰ぐだけだ」と、あくまでマイペースを貫く。

 また、大沢陣営はマニフェストの公表時期について、「早く出すと相手に研究される。この4年で実績を残した。あとは油断しないことだ」(幹部)と慎重姿勢だ。後藤の発表を待つ構えのようだ。

 知事選で中立姿勢を示す労組団体幹部は、苦笑いしながらこう漏らした。

 「県内の居酒屋で20代の女性店員に『今の知事の名前は?』と聞いたら、『小寺さんじゃないんですか?』って言われたよ」(敬称略)      

(この企画は三品貴志、西村利也、伊藤徳裕が担当しました)

3709チバQ:2011/06/12(日) 22:49:17
>>3116>>3680
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110612-OYT1T00570.htm
千葉・勝浦市長が死去、59歳…2月に初当選

. 千葉県勝浦市の山口和彦市長が12日午前4時50分、肺がんのため死去した。


 59歳だった。

 告別式は15日午前11時、同市松部96の1アスカ勝浦法輪閣で。喪主は妻、君代さん。

 山口市長は今年2月の市長選で初当選したが、4月中旬から体調を崩し、5月7日に入院していた。

(2011年6月12日22時36分 読売新聞)

3710チバQ:2011/06/14(火) 20:59:37
http://www.ibaraki-np.co.jp/news/news.php?f_jun=13079741275372
みんなの党・細谷県議が離党届 

みんなの党の細谷典男県議(取手市区)が同党本部に離党届を提出したことが13日分かった。茨城新聞の取材に対し、細谷氏は「県議として取手市の市政刷新に向けて政治勢力を結集するため、党の枠を超えた活動が必要と考えた」と理由を説明。県議会の同党会派については「会派離脱の方向で調整中。定例会閉会後に判断したい」と話した。

細谷氏によると、離党届は今月7日に提出し、同党の梶岡博樹県議など党県関係者にも報告済みという。県議としての活動はこれまで通り続ける方針。

細谷氏は、取手市議2期目途中に民主党からみんなの党にくら替えし、昨年12月の県議選で初当選した。

3711チバQ:2011/06/14(火) 21:10:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110611-00000158-mailo-l10
2011知事選:対決の構図/上 因縁 「路線」継承か否か /群馬
毎日新聞 6月11日(土)14時4分配信

 ◇副知事選任否決が始まり
 「起立少数であります。よって原案に同意しないことに決定いたしました」
 03年10月7日の県議会本会議で議長の声が議場に響いた。県議会はこの日、小寺弘之知事=当時、10年12月死去=が提案した副知事選任案を反対多数で否決。小寺氏の腹心だった当時の県出納長、後藤新(あらた)氏(50)の就任を認めず、県議会で最大勢力を誇る自民党と小寺氏の対立が決定的になった。
 この時、自民党県連幹事長として「反小寺」路線を進めたのが現知事の大澤正明氏(65)。大澤氏は前回07年知事選に出馬し、5選を目指した小寺氏を小差で破った。一方、後藤氏はその後、県議に当選して大澤氏と対峙(たいじ)し、16日告示の知事選に立候補する。「因縁の対決」と言われる由縁だ。
 大澤氏が1期4年の成果として掲げるのが「市町村との協調」。小寺氏は3期目以降、「市町村の意見を聞かなくなった」との批判を県内の首長から浴びており、大澤氏は市町村長との懇談の機会を積極的に設け、関係修復に努めた。
 5月27日に開かれた「支援県議団発足式」には、県議50人のうち、大澤氏を支持する超党派の42人が集まった。「4年間、県議会すべての会派と話し合う気持ちでやってきた。この姿勢は今後も貫く」。大澤氏があいさつすると、大きな拍手が起こった。県内の市町村長の多くも大澤氏支持を表明し、「協調路線」は結実したとも言える。
 大澤氏は、4年間で小寺氏が進めた事業に次々とメスを入れた。ブラジルの原生林「アマゾン群馬の森」を活用した事業を廃止したり、「県立ぐんま昆虫の森」の運営費を削減するなどした。
 一方、小寺氏の側近だった後藤氏。今年1月の出馬表明では「今でも思いは小寺さんと共有している」と述べ、大澤氏との対決姿勢を鮮明にした。後藤氏にとって小寺氏は「100年後の群馬を見据えた県政」の担い手だった。小寺県政は全国初の公募型県民債「愛県債」の発行などで「先進県」と評価されることもあり、後藤氏は各地の集会で「小寺県政は輝いていた。私も理念ある県政を発展させたい」と支持を求めている。
 小寺氏への支援を続けた高木政夫前橋市長も今月1日、後藤氏の集会で応援演説に立ち「後藤氏は小寺県政を大きく発展させる思いを持っている」と述べた。
 「後藤副知事」案の否決から始まった因縁対決では、大澤県政に否定的な高木市長の今後の動向にも注目が集まる。
 一方、共産党は5月30日、党県委員会トップの小菅啓司氏(60)が党公認での立候補を表明。脱原発や自然エネルギーへの転換、防災対策の充実などを掲げている。他に貸家業の海老根篤氏(64)が立候補を予定している。
    □
 任期満了に伴う知事選は16日告示され、7月3日投開票される。対決の構図を探った。

6月11日朝刊

3712チバQ:2011/06/14(火) 21:10:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110612-00000076-mailo-l10
2011知事選:対決の構図/中  組織 「県民党」か脱政党か /群馬
毎日新聞 6月12日(日)13時39分配信

 ◇民主は蚊帳の外に
 前橋市内で今月4日に開かれた大澤正明知事(65)の選対会議。事務長に就任した福田康夫元首相がマイクを握った。「今度は県民党ですからね。いろいろな方から幅広くご支援を頂く選挙になる」。元首相特有の口調で、自民、公明の国会議員ら約200人を前に支援を求めた。
 大澤氏は自民党員だった前回07年、党公認で立候補した。首長選で多くの候補者は、幅広い支持を得るため政党色を薄めようとする傾向にあるが、大澤氏は5選を目指した故小寺弘之前知事を破るため、党員に団結を呼び掛けた。これに対し小寺氏は「一党一派に偏らない県政」を掲げて激突。大澤氏が勝利した。
 ところが、4年間で政治を取り巻く状況は激変した。09年の総選挙で民主党政権が発足。昨夏の参院選は自民党などの野党が勝利して参院で過半数を制したが、大澤氏が2期目も党公認で立候補表明する環境にはなかった。昨年9月に再選出馬を表明する際、大澤氏は「広く県民から支持を頂ける形で出馬するのが良いと考え、無所属で出馬する」と述べた。
 一方、同じく無所属で大澤氏に挑む元県議の後藤新(あらた)氏(50)は、政党に批判的な立場を示すことで差別化を図ろうとしている。今月1日の集会では「今の県政は大きな政党や組織にがんじがらめにされ、まったく身動きがとれない。団体の既得権の調整に追われている」と大澤氏を批判し、約600人の支持者を前に「皆さんの声を道しるべに歩いてきたので政党はいらない。皆さんが県政の主役なんです」と力説した。
 後藤氏を支援するのは、かつて自民党県議だった前橋市の高木政夫市長や、高木市長と路線を同じくする県議や市議ら。集会には民主党の一部衆院議員も顔を出す。高木市長はこの集会で県政批判を大展開し「今の県政はなかなか聞く耳を持っていない。例えば、日赤の移転新築問題。スピーディーな決断が必要だったが、この4年の遅れは10年の遅れにつながる。決断力がないからだ」と述べた。
 一方、民主党は今回の知事選で、蚊帳の外に置かれている。同党県連の中島政希会長代行は「参院選後、党の求心力が落ちた。群馬もその流れの中にあって、どの立候補予定者からも推薦依頼は来ていない」。民主党にとって最大の支援組織である連合群馬は、大澤、後藤の両氏から推薦依頼を受けたが、大澤氏の場合は「知事としての4年は評価できるが、自民党色が色濃い」、後藤氏については「行政手腕が未知数」としていずれも推薦を見送った。
 共産党は過去5回、党以外の幅広い支持を集めるため公認候補は立てず「民主県政をつくる会」が擁立する候補者を支援してきたが、今回は同会の調整が難航。党県委員長の小菅啓司氏(60)が党公認で立候補する。

6月12日朝刊

3713チバQ:2011/06/14(火) 21:11:26
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110614-00000118-mailo-l10
2011知事選:対決の構図/下 政治理念 「継続」か「変化」「革新」か /群馬
毎日新聞 6月14日(火)12時34分配信

 ◇有権者に三つの選択肢
 立候補予定者は、どのような政治理念を背景に知事選に臨むのか。11日に高崎青年会議所が主催した公開討論会で3氏が所信を述べたが、その違いが鮮明に表れた。
 最初に発言を求められたのは、共産党公認の新人で党県委員長の小菅啓司氏(60)。「群馬には歴史的に革新的な伝統があり、誇りに思っている。私は、憲法を暮らしの現場にどう生かすのか、県民が主人公と言える県政をどう作るか、そういう問題意識を持っている」と述べ、「革新県政の実現」を表明した。
 続いて発言した現職の大澤正明氏(65)は「先人から受け継いできた限りない可能性を大きく羽ばたかせることが基本理念」と語った。前回07年は自民党公認で、今回は自民、公明、みんなの党から推薦を得て無所属で出馬する大澤氏が、伝統を重んじながら発展を目指す「保守」に立脚していることを示した。
 最後にマイクに向かった無所属新人で元県議の後藤新氏(50)は「一党一派に属さず、県民にとって何がいいかだけを自らの判断の真ん中に置いて進むこと、それが私の政治信条です」と述べた。前日に発表した「県民との約束」では「知事が変われば群馬が変わる」と「変化」の必要性を強調していた。
 一方、3人はいずれも出身地が異なっており、その違いが訴えの端々に垣間見える。
 小菅氏は埼玉県秩父市出身。群馬大工学部に進学して以来、41年間にわたり群馬に住み続けており、「人生の3分の2は群馬に住んでいる」と強調する。共産党への入党は72年。党県委員や党県書記長を歴任し、06年に党県委員長に就任した。
 後藤氏は広島市出身。旧自治省から県に出向し、出納長、知事室長などを歴任した。群馬で暮らして約25年だが、集会では「生まれる場所は選べないが、死んでいく場所は選ぶことができる」と群馬に骨をうずめる覚悟を示す。
 県外出身であることをはね返そうとする両氏に対し、太田市出身の大澤氏は「私は群馬に生まれ、群馬に育ち、群馬を思う気持ちは誰にも負けない自負がある」。大澤氏は旧尾島町議を2期、県議を4期務め、自民党県連幹事長、県議会議長などを歴任してきた。
 大澤氏が再選を果たした場合、県議50人のうち42人が支持しているだけに、引き続き安定した県政運営が見込まれる。一方、後藤氏が知事になった場合、「厳しい戦いが始まる」と自ら認識するように、少数与党でどうリーダーシップを発揮できるかが課題になる。小菅氏は「大型開発最優先の予算の抜本的な転換」を訴える。
 現県政の継続か、「変化」または「革新」を選択するのか。東日本大震災の発生で行政の果たすべき役割について県民の関心が高まる中、知事選の告示が16日に迫った。(この企画は鳥井真平、喜屋武真之介、奥山はるなが担当しました)

6月14日朝刊

3714チバQ:2011/06/16(木) 23:40:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110608-00000095-mailo-l11
123万都市の今:さいたま市誕生10年/1 浦和 市役所移転、触れられず /埼玉
毎日新聞 6月8日(水)12時4分配信

 浦和、大宮、与野の旧3市が合併して01年5月に「さいたま市」が誕生し、10年を迎えた。05年には旧岩槻市を編入し、今では人口約123万人を数える全国9番目の大都市に成長した。この10年で何が変わり、何が変わらなかったのか。旧4市それぞれの現場を訪ね、検証した。【林奈緒美】
 ◇社会情勢に合う議論を
 「雨漏りしております。気を付けて通って下さい」。さいたま市役所(浦和区)2階の廊下に二つ並べられたアルミ製のバケツに、注意を促す札が立てかけてあった。窓の外は、どしゃぶりの雨。浦和市役所として76年に完成した庁舎は老朽化が進み、雨漏りは日常の風景になっている。
 3月に発生した東日本大震災では、執務中の職員が一斉に庁舎から避難する騒ぎがあった。国は4年後をめどに庁舎や病院など利用者の多い大規模施設を耐震化するよう求めている。
 市はそれまでに庁舎を耐震化する予定だが、前提となる耐震化診断の今年度の実施は見送った。小野田芳明・市庁舎管理課長は「学校などの公共施設を優先した結果、予算の問題もあり庁舎の耐震診断はずれ込んだ」と説明する。
 01年の合併時に旧3市が取り交わした協定書には、新市の庁舎についてこう書かれている。
<当分の間、現在の浦和市役所の位置とする。(中略)将来は新都心周辺が望ましいとの意見を踏まえて(中略)速やかに検討を開始する>
 新市の名称について当時、大宮は「大宮市」を主張したが、浦和と与野の推す「さいたま市」が通った。庁舎の場所をめぐる協定書の文言は、浦和の中心地を離れ、旧3市にまたがる新都心に移す可能性を示すことで、大宮への配慮を読みとることもできる。
 ある市議は「耐震化すると言えば、移転問題が再燃しかねない。市にとって、耐震化は触れにくい問題だ」と指摘する。
 一方、小野田課長は「安全のために庁舎の耐震化は必要。(耐震診断の予算がつかないのは)旧浦和庁舎の延命措置ではない」と話す。
   ◇  ◇
 合併後に市が策定した「新市建設計画」には、100を超える公共事業が並ぶ。
 来年度に完成するJR浦和駅高架化工事のような例もあるが、いまだ手つかずの事業も目立つ。市は09年度から庁舎整備基金の積み立てを始めた。10年間で150億円を目標としたが、3年目となる今年度で総額約15億円にとどまっている。
 国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、さいたま市の人口は15年以降減少に転じ、35年には65歳以上が3割を超える見通しだ。高齢化の進展とともに、財源確保も難しくなる。
 都市計画の専門家らでつくるNPO法人「都市づくりNPOさいたま」の窪田陽一理事長=埼玉大大学院教授(都市計画)=は「10年前は人口増が前提にあった。社会情勢の変化に応じて、新市建設計画を見直して新たな議論をすべき時がきているのでは」とみる。=つづく
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 ◇さいたま市誕生から10年後の比較
      01年       11年
総人口  114万1919人 123万4274人
高齢化率 12.8%     18.8%
世帯数  44万3903世帯 53万99世帯
 ※01年は当時の旧岩槻市を含む

6月8日朝刊

3715チバQ:2011/06/16(木) 23:40:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110609-00000112-mailo-l11
123万都市の今:さいたま市誕生10年/2 大宮 持って行かれた小児救急 /埼玉
毎日新聞 6月9日(木)12時6分配信

 ◇旧市の融和なお時間
 大宮駅からニューシャトルで北へ三つ目。東宮原駅からほど近い住宅街に、約1万平方メートルの空き地が広がる。2年前に閉院した大宮医師会市民病院(240床)があった場所は腰丈まで草が伸びていた。
 近くの主婦(63)は「夜中に子供が急に体調を崩しても診てもらえたのに。合併のせいで病院は浦和に持って行かれた」とこぼした。
 市民病院は旧大宮市の拠点病院として、通常の治療を必要とする「初期」と、手術や入院が必要な「2次」の小児患者を24時間受け入れていた。合併でさいたま市になる前から、老朽化による建て替えが検討されていた。
 一方、旧浦和市は市内西部での病院不足という悩みを抱えていた。2001年の合併後、病院をめぐる二つの課題は「統合」された。市民病院が09年2月に閉院となり、代わって「さいたま市民医療センター」(340床)が翌月、旧大宮市の最南端、旧浦和市との境に開院した。
 市民医療センターは、市民病院が担っていた「2次」の小児救急を引き継いだ。深夜・早朝の「初期」については、大宮駅と市民病院の間に位置する「社会保険大宮総合病院」で始まった。
 旧大宮市選出の市議たちは、現在も住民に残る不満を「病院が遠くなった」と代弁する。さいたま市民医療センターは、市民病院のあった場所から南へ7キロ離れている。さらに、「初期」か「2次」かを問わずに受け入れてくれた病院がなくなったことについて「合併で医療サービスが低下した」とも指摘する。
 さいたま市保健部の高橋陽子次長は市民病院をめぐる動きについて「地域のバランスなども考え移転先を決めた」と説明する。大宮医師会の湯沢俊(たかし)会長も「(新病院は)大宮の中心地寄りの方が良かったとは思うが、他市に移ったわけでもない。医師不足のため、病院ごとに初期と2次に分けて役割分担した」と理解を求める。
   ◇  ◇
 「浦和」「大宮」の主導権争いで合併構想は昭和初期から7度持ち上がっては消えたとされる。8度目にして「与野」との3市による対等合併を実現し、さいたま市は「平成の大合併」のモデルケースとも言われる。
 しかし、市が市政や地域生活について昨年度に実施した市民意識調査では、自由記載欄に寄せられた1665件のうち、「地域偏重の是正」を求めた意見が43件あった。
 旧与野市で合併担当部長を務めた、NPO法人「自治創造コンソーシアム」の田中義政理事長は「違う歴史や文化を持つ街同士がくっつくのは並大抵のことではない。旧市間の融和には、まだ時間がかかるだろう」と指摘している。【林奈緒美】=つづく
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 ◇さいたま市誕生から10年後の比較
         01年度    11年度当初
一般会計予算 3225.0億円 4408.9億円
市税収入   1826.0億円 2170.4億円
職員数       9623人    8991人

6月9日朝刊

3716チバQ:2011/06/16(木) 23:41:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110610-00000093-mailo-l11
123万都市の今:さいたま市誕生10年/3 与野 ごみ有料化の廃止 /埼玉
毎日新聞 6月10日(金)12時4分配信

 ◇「減少」も意識低下懸念
 午前9時。さいたま市中央区(旧与野市)の住宅街で、ごみ収集車から降りた男性2人がごみ袋を次々と車に放り込んでいた。両手でやっと抱えられる大きさから、片手でひょいっと持てるサイズまでさまざまだ。
 旧与野市は96年、最終処分場の処理量が限界に近づくなどしたため、市指定のごみ袋を市民が購入する「ごみ有料化」を導入した。可燃ごみの処理量は、95年度の1日平均62トンが99年度には同57トンまで減少した。
 だが有料化は5年で幕を閉じる。さいたま市によると、01年の合併時、市民の負担増を懸念した「浦和」「大宮」の賛成は得られず、新市での導入は見送られた。「与野」での合併説明会では有料化に関する住民の質問が相次ぎ、市は「廃止ではなく休止」と説明に追われたという。
 旧与野市議も務めた高柳俊哉さいたま市議(民主)は「市民は有料化の行方に大きな関心を寄せていた」と振り返る。当時の人口は浦和と大宮が約50万人、与野は約8万人。高柳市議は「大都市の浦和、大宮もやっていない与野だけの制度に、誇りのようなものを感じていた」と語る。
   ◇  ◇
 さいたま市資源循環政策課によると、市のごみ排出量はピークの06年度は約48万トンに達した。09年度には約43万トンに減り、1人当たりの1日のごみ排出量は981グラムだった。人口50万人以上の都市では7番目に少ない。市の審議会は減少傾向について、「リサイクル意識の定着もあるが、景気後退に伴う生産活動・消費意欲の衰退も大きい」と分析する。同課の島村和久課長補佐は「合併後に特別な施策はしていない」と説明したうえで「ごみが減ったので有料化は導入しなかった」と話す。
 合併前の00年度、先駆的な取り組みをしていた旧与野市の1人当たりの排出量は977グラムで、さいたま市の現状を下回っていた。旧与野市の幹部職員だった男性は「合併に伴い、ごみ対策は、(対策が)遅れた方に合わせることになった」と悔しがる。
 昨年度に市が実施した、一般廃棄物処理基本計画改定に伴う市民意識調査では、回答した市民2968人のうち7割近くが「ごみを少なくする配慮やリサイクルを心がけている」と答えた。一方で、自由記載欄には「さいたま市になり、市民の分別や減量への意識が低くなった」などの回答が40件並んだ。
 旧与野市に住む福祉施設職員の女性(43)は「合併前は少しでもごみを減らそうと頑張ったのに、合併で制度が変わり拍子抜けした」と振り返る。
 NPO法人「埼玉エコ・リサイクル連絡会」の原田史理事は「与野が有料化を始めた時ほど切迫していないが、今後、ごみの量は増加に転じるかもしれない。市民の減量への意識を着実に高めていくことが重要では」と指摘する。【林奈緒美】=つづく
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さいたま市誕生からの比較
       01年度    10年度
下水道普及率 78.8%   87.9%
小学生    6万5923人 6万7781人
中学生    3万679人  3万1217人

6月10日朝刊

3717チバQ:2011/06/16(木) 23:41:36
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110611-00000148-mailo-l11
123万都市の今:さいたま市誕生10年/4 岩槻 地下鉄7号線延伸計画 /埼玉
毎日新聞 6月11日(土)13時52分配信

 ◇採算懸念で宙に浮き
 6日夜、地下鉄7号線(埼玉高速鉄道)を浦和美園駅から東武・岩槻駅まで約7・3キロ延伸する計画について話し合う有識者らの検討委員会が発足した。主催した県とさいたま市の職員が事務局として居並ぶ中で、委員長に選出された元埼玉新都市交通専務の高松良晴氏は「上田(清司)知事は以前、『7号延伸は夢』と語ったが、夢も(長時間たてば)覚めるし、なんとかしなければならない」と力を込めた。
 05年にさいたま市に編入合併された旧岩槻市。東武野田線以外の鉄道網がなく、都心へのアクセス強化は長年の課題だった。地下鉄延伸を求めて岩槻市などが期成同盟会を結成したのは69年。最後の岩槻市長として合併を進めた佐藤征治郎県議は「合併を決断した一番の理由は地下鉄7号の延伸」と言い切り、「岩槻だけの財政力では到底無理だった」と振り返る。
 地元商工会などでつくる「地下鉄7号線延伸実現市民協議会」の田中岑夫(みねお)会長は「延伸できないなら合併の意味がない」と話す。
 地下鉄7号線の赤羽岩淵(東京都北区)−浦和美園(さいたま市緑区)間は01年、県と同市などの第三セクターによる埼玉高速鉄道として開業した。旧運輸相の諮問機関は00年、浦和美園から岩槻を経て蓮田に至る延伸についても「15年までの開業が妥当」と答申したが、10年以上たった現在も、一部の調査などを除けば、計画は宙に浮いたままだ。
   ◇   ◇
 ボトルネックとなっているのは、鉄道敷設費だけで約750億円とされる巨額の費用。国の補助で地元負担は3分の1にとどまるが、延伸路線を30年間で黒字化することが補助の条件だ。しかし、県の人口は今後減少するとの試算もあり、採算性への懸念を払拭(ふっしょく)できていない。
 来年度までの着手を目標に掲げる清水勇人さいたま市長は3日の定例会見で、「人口減少で環境的には厳しい部分もある。事業性を十分検証しながら委員会の結果を踏まえて検討したい」と語った。
   ◇   ◇
 岩槻では、今年3月の予定だった総額約26億円の岩槻人形会館(仮称)の着工が「支援団体の組織づくりや周辺整備が不十分だった」(市文化施設建設準備室)と延期された。事業への賛否は地元でも分かれている。
 東武・岩槻駅を利用する男性(79)は「7号線が延びれば便利になる。ただ、延伸も人形会館も(景気の)右肩上がりを期待できないこの時代では夢物語」と話した。
 さいたま市誕生から10年。合併時に描いた街の姿を追求し続けるのか、社会情勢の変化を踏まえて新たな議論を始めるのか。判断すべき時が来ている。【林奈緒美】=つづく
………………………………………………………………………………………………………
 ◇さいたま市誕生からの比較
          01年度     09年度
鉄道乗客数    79万6061人 87万6231人
路線バス利用者  13万1792人 14万188人
年間入込観光客数 1930万人   2100万人
 ※観光客数は02年と09年の数字

6月11日朝刊

3718チバQ:2011/06/17(金) 22:51:35
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110616/elc11061621540001-n1.htm
候補者立てられない民主、優勢でも看板隠す自民、永田町の体たらくを映す群馬知事選
2011.6.16 21:53 (1/2ページ)
 群馬県知事選は、政権与党の民主党が候補者を擁立できない異例の展開となった。不人気な上、退陣間際の菅政権のもとでは「選挙など戦えない」という声が圧倒的なためだ。ところが、対する自民党も復活にはほど遠い。保守王国の面影はなく、陣営は自民党の看板を隠すのに躍起だ。永田町での両党の体たらくを映す選挙といえそうだ。(三品貴志 西村利也)

 「県民目線の政治は、県民の声を反映させて実現できる。県民と県が一体にならなければいけない」

 4年前の前回知事選で「自民公認」を強くアピールして、民主系の現職を僅差で破った大沢正明氏。ところが、再選を目指す今回は、16日の第一声でも自民党の名前を一度も口にしなかった。

 自民党県議が驚いたのは昨年9月だ。大沢氏は「広く支持を受けたい」と自民党籍からの離脱を表明し、「県民党員」を名乗って脱自民を鮮明にしたからだ。

 戦後4人の自民党首相を輩出した「保守王国」群馬も内実は寂しい。

 「最盛期の求心力はない」と自民党県連幹部もため息をつく。引き気味の大沢氏の動きを容認するしかなく、自民、公明、みんなの各党がそろって推薦する形で落ち着いた。

 こうした動きに敏感に反応したのが、意外にも自民の福田康夫元首相、中曽根弘文参院議員会長の“重鎮”2人だ。大沢選対の幹部に就任した2人は「自民隠し」に走る大沢氏を前に存在感発揮に躍起になった。

 13日には福田氏が、知事選で自主投票を決めた連合群馬(前橋市)を突然訪問して労組幹部を驚かせた。

 各労組や企業詣でも精力的にこなす福田氏。「自分の選挙でも地元に帰らないのに、今回は全身全霊を傾けている」(福田氏周辺)と感心するほどだ。

  ■   ■

 一方、この1年間、地方選で惨敗を続けている民主には、立ち上がる元気すらないようだ。4月の統一地方選も惨敗で終わり「民主という看板は、もはや劇薬と呼ばれている」(県連関係者)という。

 無所属新人の後藤新氏は民主労組系の県議だったが、あっという間に民主党と距離を置き、今回は推薦すら要請しなかった。候補がみつからない民主は、自主投票に追い込まれた。

 後藤氏を支持する民主衆院議員もあきらめ顔だ。「自分が表に出れば後藤氏に不利になる」。この議員は、後藤氏の第一声会場にすら顔を出さなかった。

 「知事選で元気なのは共産党ぐらいだ」という声が聞かれる。なにしろ、23年ぶりに公認候補を擁立したのだから気合十分だ。

 二大政党の看板が「マイナス」にしかならない状況は、いつまで続くのだろうか。

3719チバQ:2011/06/18(土) 08:53:15
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1106170006/
町長は夏のボーナスなし、観光客激減の箱根町と湯河原町/神奈川
2011年6月17日

 東日本大震災の余波で観光客が激減した箱根町と湯河原町が町長の今夏のボーナスを支給しないことを決めた。今夏だけの措置だが、県の担当者は「聞く限りでは全額カットは県内で2町だけ。とても珍しい」としている。

 通常であれば、箱根町長の支給額は200万7882円、湯河原町長は150万1570円になるという。箱根町は副町長、教育長も支給しない。箱根町は管理職、湯河原町は副町長、教育長、一般職員をそれぞれ10%カット。湯河原町の一般職平均は前年比9万3023円減(同13・7%減)の1・9カ月、58万8016円(44歳2カ月)となった。

 両町の担当課は「観光客の激減で税収も落ちるため決めた」などと話している。

3720チバQ:2011/06/19(日) 15:57:31
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000001106180002
政調費なお不透明 人件費記載など
2011年06月18日

 16日に公開された県議会の政務調査費に関する収支報告書。今年公開の2010年度分から全支出に領収書添付が義務づけられた。しかし相変わらず不透明な支出があった。


 支出割合のうち、最も多いのが人件費(41・1%)だ。調査研究活動の補助員確保に支出される。


 公明党以外の自民党、リベラル群馬、民主党改革クラブ、爽風、のぞみの5会派が収支報告書に計上している。補助員一人ひとりの領収書が添付されている。


 だが、その中身ははっきりしない。


 調査の内容や目的をはじめ、いつ、どのくらいの時間を時給いくらで働いたかなどが記されていないものがほとんどだ。


 県議会事務局によると、人件費を支出する場合に、配偶者ら生計をともにする者の雇用を避けるようマニュアルで示している。だが補助員の名前は議会事務局で黒塗りにしており、だれが補助員に就いたかは閲覧者はチェックできない。


 また、ある議員は「会議費」として飲料水をスーパーで購入した。ただ、添付した領収書には「品代」としか書いていない。細かく商品名と価格が書かれたレシートを提出した事例もあり、改善の余地がありそうだ。


 政務調査費は議員報酬とは別に、議員1人あたり月30万円が会派ごとに支給される。

3721チバQ:2011/06/19(日) 20:46:03
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1307981432853_02/news/20110614-OYT8T00080.htm
「現職に」なびく求心力



「投票率次第」警戒強く


県政界の重鎮や業界団体のトップが集結した合同選対発会式であいさつする大沢氏(中央右)=4日、前橋市野中町の事務所で  大沢は4年前、自民党公認として出馬したが、今回は現職の強みを生かすため、無所属「県民党」に看板を掛け替えた。

 その結果、国政レベルでは民主を応援する連合群馬の推薦こそ取れなかったが、自民、公明、みんなの党が推薦。前回は小寺を支援した無所属県議も「中学生以下の医療費無料化などの政策は評価できる。失政がなければ現職優先」と大沢になびき、支援県議団は、県議50人のうち43人に膨れ上がった。

 無所属戦略以上に、「現職」の重みは、求心力をもたらしている。県議選の18選挙区単位で組織する大沢の郡市選対発会式には、地元県議や首長、市町村議ら5000人近くがはせ参じたが、小寺支援者だった者も少なくない。

 ある発会式では、あいさつに立った選対役員が口々に「前回は小寺さんを応援しましたが、今回は……」と釈明。地元の自民県議は「4年でこんなに変わるとは。当時は、大沢さんのパンフレットを持って歩いたら、セールスマンと間違えられて追い返されたのに」と振り返る。

 今月4日に前橋市で開かれた合同選対発会式には、県内の業界団体のトップも顔をそろえ、選対本部長には、前回は小寺支持を明言していた鶴谷嘉武・県医師会長を立てた。大沢は4年前、「現職」の厚い壁に苦戦を強いられただけに、目の前に広がる盤石の布陣に「本当に胸がいっぱいです」と感慨深げ。9日の記者会見では「今回は自分との戦い」と、他候補を歯牙にもかけないそぶりを見せる。

 別の自民県議は、大沢が引退を予告している4年後を見据え、「二度と立ち上がれないよう、小寺の残党狩りをやる」と息巻く。後藤が県商工労働部長時代に制度をつくり、後藤シンパも多い「1社1技術」認定企業の名簿を持って地元を回り、攻勢をかける。

 死角はないのか。

 無党派の票が揺れ動く近年の国政選を念頭に、陣営関係者は「投票率次第でどう転ぶか分からない」と警戒する。「自民、公明以外は計算しにくい。圧勝が予想されながら負けた、前回の小寺さんがいい例だ」と表情はさえない。

 自民党参院議員の山本一太は、大沢の集会で、昨夏の参院選で党県連会長の中曽根弘文が55万票以上で圧勝したことを挙げ、「政治家の力は票数だ」と大量得票を呼びかける。しかし、大沢は前回選で30万票を辛うじて超え、小寺との差は1万2000票程度。陣営関係者は「低投票率が予想される中では、40万票が頭打ち。まだ小寺さんが知事だと勘違いしている人も多い。今回は得票目標を出せない」と打ち明ける。

 現職に群がる豪華すぎる顔ぶれ。ある陣営幹部は「こういうのが危険なんだよ。張り子の虎になりかねない」とつぶやいた。

(2011年6月14日 読売新聞)

3722チバQ:2011/06/19(日) 20:46:29
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1307981432853_02/news/20110615-OYT8T00058.htm
前知事派と無党派結集

くすぶる遺恨


女性後援会の設立集会で「群馬を変えてやるぞ」と気勢を上げる後藤氏(右から2人目)と支持者たち(5日、前橋市で)  「後藤さんに女性の思いをぶつけましょう」。前橋市内で今月5日、知事選に無所属で出馬する前県議、後藤新(50)の女性後援会設立集会が開かれ、約240人の女性が後藤を囲んだ。小寺弘之前知事(故人)の下で商工労働部長を務めた際に支援した女性経営者や、県議時代に交流を重ねたNPO関係者ら「後藤ファン」は少なくない。

 現職の大沢正明(65)が、政党や業界団体など組織票を固める中、後藤は女性や無党派層から支持を得るイメージ戦略に腐心している。

 後藤の政治活動用ポスターは、子育て中の母親とのツーショット。後藤は女性集会で「政治は誰のためにあるかというメッセージ。県民の小さな声にこそ耳を傾けたい」と狙いを語り、後援会長のレストラン経営、林きみ代(60)は「女性の武器は口コミ」と、横の連携での浸透を呼びかける。

 ほかにも大学生向けの出前授業を行ったり、プロレス興行のリングに上がったり、「草の根」を強調する後藤だが、背後には、4年前に自民との全面戦争に臨んだ小寺支持層が控える。

 小寺派県議だった角倉邦良や岩上憲司が選対役員に入り、小寺の盟友で、政権交代後は民主寄りの前橋市長・高木政夫は後藤支持を明言。後藤も「小寺さんは、目に見えないものを大切にする理念があった。私も理念がある政治をしたい」と、路線継承を訴える。

 さらに、小寺を昨夏の参院選比例候補に祭り上げた民主も、無所属となっても自民色が濃い大沢への対立軸として、一部国会議員が後藤を支援。非自民の政治勢力が、後藤の知事選を、今後の勢力争いに利用する構図が透けて見える。

 非自民にとって、知事選後の最大のヤマ場は、来年2月の任期満了に伴う前橋市長選だ。後藤がグリーンドーム前橋(前橋市)で10日に開催した集会では、3選出馬が予想される高木が自身の後援会に動員をかけ、会場に入りきらないほどの支援者が詰めかけた。

 高木は「我々は4年前、知事選びで失敗した」と後藤への援護射撃に集中し、市長選には触れなかったが、高木側近は「市長選に向けていい予行演習になった。知事選では、前橋の得票で大沢に負けるわけにはいかない」と鼻息が荒い。

 経済人の多くが現職に取り込まれる中、筋を通す小寺派も。前橋市の経済人の口からは「死んでも選挙で大沢とは書けない。4年前の憂さ晴らしをしたい」と恨み節が漏れる。小寺側近だった元県幹部も「小寺ブランドは残っている。後藤が後継者と認識されれば、勝機はある」と期待する。

 一方、告示まで1か月を切った土壇場で、共産党県委員長の小菅啓司(60)が出馬を表明。後藤と、現職批判票を奪い合う展開が予想される。無所属で貸家業の海老根篤(64)も立候補を準備している。(敬称略)

      ◇

 この企画は、森広彰、武田潤が担当しました。

(2011年6月15日 読売新聞)

3723チバQ:2011/06/19(日) 20:48:49
>>3709
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110614-OYT1T00363.htm
4月中旬に体調崩す…がん死の勝浦市長


12日朝、肺がんのため死去した千葉県勝浦市の山口和彦市長。


 59歳だった。告別式は15日午前11時、同市松部96の1アスカ勝浦法輪閣で行われる。喪主は妻、君代さん。

 山口市長は、中学校長などを経て今年2月、市長に初当選。父吉暉(よしてる)氏と親子2代で市長になった。東日本大震災を踏まえ、3月議会で災害に強いまちづくりを提唱。旧市民会館の建て替え工事を凍結し、建設予定地を海に近い現在地から高台に移す構想を示した。

 しかし、4月中旬からせきが止まらないなど体調の異変を訴えて先月7日に入院。市は今月3日、病名を重症肺炎と公表していた。11日夜になって容体が急変したという。市は13日、山口市長の死去を通知。公職選挙法に基づいて50日以内に市長選が行われる。

 職務代理者の猿田寿男副市長は「残念でならない。市民サービスの停滞がないよう、職員挙げて頑張りたい」と哀悼の意を示した。

 親類の森英介・自民党衆院議員は「大いなる夢と情熱を持って市政に臨もうとしていた。応援して下さっていた方の期待に応えられず、さぞかし無念だろう」とコメントした。

(2011年6月14日17時42分 読売新聞)

3724チバQ:2011/06/19(日) 21:07:52
>>3563>>3582>>3604とか
http://www.sannichi.co.jp/tokushu/news/touitutihousen/2011/03/08/16.html
2011年3月8日(火)

【南アルプス市長選】
■南アルプス市長選の構図  <上>克服できるか旧町村意識
“南北対決”の様相見え隠れ  合併の意味問う選挙に

 4月の統一地方選で行われる南アルプス市長選は、現職の今沢忠文氏(73)と、新人で前県議の中込博文氏(62)による一騎打ちの公算が大きくなっている。県内での大規模合併の先陣を切ってから8年。3代目の市長の座をめぐる選挙戦の構図を探った。〈青柳 秀弥〉

 「櫛形、甲西と『南』から市長が出ていて『北』が冷や飯を食っている。北から市長を出すべきだ」
 1月上旬、八田地区で開かれたある会合。出席者からは市内を旧町村の白根・八田・芦安の「北部」と、櫛形・甲西・若草の「南部」に分けて、対抗意識をあらわにした発言が飛び交った。
 背景には南アルプス市では初代市長を旧櫛形町長・石川豊氏、2代目を旧甲西町長の今沢氏と「南部」出身者が務めてきたことがある。
 「市の将来を担う子どもの安全が最優先」−。こう掲げた今沢氏は就任後、国の経済対策などを活用し、小中学校の校舎や体育館の耐震化を進めてきた。
 小笠原小体育館(櫛形)、白根飯野小体育館、白根東小体育館(白根)、南湖小体育館(甲西)…。合併時からの市の総合計画で予定していた改築、補強工事を予定より前倒しし、次々に行ってきた。しかし、北部の一部住民からは「市政運営が現市長の地元方面に偏っている」との指摘が漏れる。

施設を再配置
 市政運営の中でも目に見える形で成果が分かる「箱物」だけに、注目度は高い。“南部重視”ではないか、との批判に対し市は、「市長が就任する前からの計画であり、市全域でとらえた時に必要な事業に着手しただけ」とする。また、市幹部の一人は「客観的に見て市政運営は決して偏っていない。だが、どうしても旧甲西町長ということで、地元での事業が注目されてしまい、現職がかわいそうな部分もある」と説明する。
 市は来年度、約440ある公共施設の再配置に向け、必要となるデータをまとめた基礎資料を作成して、本格的な見直しに着手する。これまで指定管理者制度を導入するなどして歳出削減を図っているが、財政健全化に向けて施設の統廃合などの再配置は、避けて通れない課題だ。
 「旧町村意識は強く、施設を統廃合すれば地元住民の反発を招く…」(市担当者)。六つの旧町村が合併した南アルプス市にとって、施設の再配置は、合併の大きな目的の一つだった行政のスリム化を実現する大事な要素。それだけに新たなリーダーには、住民の中にある旧町村への愛着を大切にしながら、調整を図っていく難しいかじ取りが求められる。

市民として選択
 今沢氏は甲西、中込氏は白根という、それぞれ南部と北部を地元とする両者の一騎打ちが予想されている今回の選挙戦。“南北対決”の要素をはらみながら、市内では前哨戦が激しさを増している。
 そんな状況に同市下市之瀬の70代男性はこう話す。「これまで市長選のたびに地域の対抗意識が強まってきたが、今回の市長選をきっかけにその意識を捨て、旧○○町村民ではなく、南アルプス市民としてトップを選びたい」。合併から8年を経て行われる今回の市長選をそう位置づけている。

3725チバQ:2011/06/19(日) 21:08:30
http://www.sannichi.co.jp/tokushu/news/touitutihousen/2011/03/09/12.html
【南アルプス市長選】
■南アルプス市長選の構図  <下>市政継続か、転換か
「流動票」の行方がカギ  旧町村長は中立姿勢


市長のいすをめぐって現職と新人による一騎打ちが予想される南アルプス市長選=南アルプス市役所


 「中央集権時代を生きてきた市長は、厳しい財政状況などに対応する、これからの時代にマッチしない」
 県議だった中込博文氏(62)は昨年12月、南アルプス市長選への立候補を表明する記者会見で、市政の転換を旗印に掲げた。
 2003年に6町村が合併して誕生した南アルプス市。合併前の旧町村時代、競うように建設した類似の公共施設の建設などに伴う“負の遺産”が残る。市の借金にあたる地方債は325億7494万6千円(10年度末見込み)。ピークだった05年度の341億5544万1千円からは減っているが、いまだに市民一人当たり約45万円の“借金”を抱える。さらに合併特例が終了する13年度から地方交付税が段階的に減り、19年度には現在より23億円減額となる見通しだ。

「流れを先へ」
 市は歳出削減を図るため、施策別に予算の限度額を定める「施策別枠配分方式」という予算編成手法を導入するなど工夫を重ねる。「厳しい財政を乗り切るには事業の効率的な取捨選択が求められ、トップが政策的に使える部分は限りなく少なくなる」(財政課)という。
 就任時から地方債を約15億円減らすなどの実績を挙げてきた現職、今沢忠文氏(73)は、「合併特例が終了する次の4年こそが重要な時期であり、これまでの市政の流れを先へつなげることが大切だ」と強調。合併からの流れに沿って進めてきた市政運営の継続の重要性を訴える。
 合併から8年。市内では実力者として政治力を発揮してきた旧町村長の地元での支持基盤は厚く、それぞれの市長選への対応にも早くから関心が集まった。だが、今回の市長選は趣を異にしている。
 前回、今沢氏と激しく争った旧白根町長の小池通義氏は、県議選立候補予定者の選対本部長就任を理由に、旧八田村長の斎藤公夫氏も県議選への出馬を検討していることを理由に中立の姿勢。旧櫛形町長で初代市長の石川豊氏も、早々に特定候補を支持しない考えを明らかにした。
 一方で、市内では旧町村長以外の人材による「世代交代」を望む声も少なくなかった。新人擁立には当初、内田健県議の名が挙がった。県議会の同じ会派に所属していた中込氏も早い段階で個人的に立候補を要請したことを明かしている。しかし、内田氏は「政治活動は5期20年まで」を理由に引退を決意。中込氏はその後「しがらみのない新しい政治が必要」として自ら市長選出馬に踏み切った。

有権者の判断に注目
 旧町村長3氏が顔をそろえ、口々に前市政の継承を訴え旧町村対決の様相が強かった前回選挙とは異なり、現職市長と前県議の一騎打ちが予想される今回の市長選。
 昨年末の今沢氏の市政報告会には、市議23人のうち、中込氏への支援を明確にした市議らを除く18人が出席または出席の意思を示した。陣営関係者は「これだけの議員が気持ちは今沢市長です」と訴えた。しかし、すでに一部議員は中込氏の支援に回っているとされる。ある市議は「旧町村長が中立の意向のため、今沢、中込のどちらにも属さない流動的な票もこれまでの市長選に比べて多い」と指摘する。
 政治キャリアや人脈など、長年培ってきた豊富な経験がある今沢氏による継続か−。新人として“世代交代”、市政の刷新を訴える中込氏による転換か−。その一方で、それぞれに「市政に独自色が見えない」ことへの物足りなさ、「政治経験の少なさ」への不安の声も聞かれる。
 継続か、転換か−。流動的な票が多いとされる中での有権者の判断が注目される。〈青柳 秀弥〉

3726チバQ:2011/06/20(月) 18:44:54
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110620/crm11062002000004-n1.htm
横浜市議が「市長推薦」と勝手に記載 公選法違反で立件へ 神奈川県警
2011.6.20 02:00 (1/2ページ)
 4月に投開票が行われた横浜市議選で当選した同市神奈川区選出の男性市議(35)が、選挙ポスターなどに横浜市の林文子市長の推薦を受けたかのような虚偽の内容を掲載した疑いが強まり、神奈川県警は19日、公選法違反(虚偽事項の公表)の疑いで、近く市議を立件する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、市議は選挙期間中、林市長の顔写真付きで、市長から推薦を受けたかのような応援の言葉など虚偽の内容をポスターやはがき、選挙公報に掲載した疑いが持たれている。市議は4月の市議選に民主党公認で出馬し当選(3期目)したが、特定候補者を応援しないという立場を表明していた林市長側は訂正を求めていた。

 公選法の規定では、当選の目的で候補者の経歴や推薦などに関して虚偽の事項を公表した場合、2年以下の禁錮または30万円以下の罰金と定められている。有罪が確定すれば、当選は無効となる。

 県警の事情聴取に対し、市議は虚偽事実の公表について大筋で認めているという。産経新聞の取材には、「弁護士に一任しているのでコメントできない。虚偽ではないと考えている」と答えている。

 同市議選をめぐっては、当選した港南区選出の男性市議(43)も、林市長から推薦を受けたかのような応援の言葉が記載されたポスターを張り出していたとして、県警はこの市議からも事情聴取するなど捜査を進めている。

3727チバQ:2011/06/20(月) 18:45:43
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20110620ddlk10010102000c.html
選挙:知事選 3氏、太田で遊説 重点地区と位置づけ /群馬
 知事選(7月3日投開票)の告示後、初の選挙サンデーとなった19日、現職の大沢正明氏(65)=無所属▽新人で元県議の後藤新(あらた)氏(50)=同▽新人で共産党県委員長の小菅啓司氏(60)=共産−−の3氏が太田市で遊説した。前回選挙(07年)で大沢氏が故小寺弘之前知事に約3万票差をつけた同市は各陣営が重点地区と位置づけ、有権者に支持を訴えた。

 地元の旧尾島町からスタートした大沢氏は計15カ所で演説会を開いた。同市内で開かれたイベント「呑龍市」で歩行者天国を練り歩いて地元密着をアピール。同市熊野町では「群馬を一日でも早く元気にするため、何としても地元の皆さんの力で勝たせていただきたい」と支持を求めた。

 一方、自然エネルギーの導入をアピールする後藤氏は同市内で風力発電機を製造する企業を視察。太陽光発電の設置住宅約550戸が集まる同市城西町を自転車で回った。脱原発を掲げ「環境と経済は両立可能。自然エネルギー日本一の県に」と訴え、館林市や大泉町なども遊説した。

 小菅氏は、太田市や大泉町を中心に集会や街頭演説を計16カ所で行った。東日本大震災や東京電力福島第1原発事故に触れ、「震災後初の知事選。今の県政は県民の命を守る役目を果たせているか」と強調。福祉や防災に重点を置く政策転換を訴え、「県民が主人公」と訴えた。

 知事選は新人で貸家業の海老根篤氏(64)も立候補している。【鳥井真平、喜屋武真之介】

3728チバQ:2011/06/22(水) 00:20:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110621-00000563-san-pol
ボランティア専念で落選、前神奈川県議の北井さん
産経新聞 6月21日(火)15時30分配信

東日本大震災のボランティア活動について語る前県議の北井宏昭さん(写真:産経新聞)

 懸命の復旧作業が進められている東日本大震災の被災地では、全国から集まっているボランティアが大きな力を発揮している。民主党前神奈川県議の北井宏昭さん(44)=横浜市戸塚区=も定期的に現地で汗を流しているうちの1人だが、活動に専念する余り3期目を目指した4月の統一地方選で落選した。しかし、北井さんは「後悔はしていない。今後も現地でがんばる」と話している。(尾島正洋)

 3月11日の震災発生時、北井さんは県議として県庁で会議に参加していた。時間の経過とともに、現地での被害の大きさが明らかになってきた。当時、開会中の県議会は近く閉会する予定だったため、「議会を延長して、県としてどう対処すべきか、何ができるか考えるべきだ」と訴えたが、予定通りに終了した。

 当初は議員として義援金を募るなどの被災地支援の活動をしていたが、現地に向かうことを決意。車にレトルト食品や水、トイレットペーパーなどの生活用品全般を積んで3月25日に出発し宮城県内の仙台市や石巻市など沿岸地区の被災地を回り、物資を届ける活動を行った。

 その後は、ボランティアとして定期的に現地入り。上下つなぎの作業服に安全靴、手袋をはめて片手にスコップ姿の完全装備で、がれきの撤去などの力仕事に励んだ。「住宅の中に流れ込んだドロを撤去したり、避難所のトレイを掃除したり。届けられる支援物資を保管場所に運び込んだり。とにかく肉体労働」と語る。

 震災発生以降、これまで1泊2日の現地入りから最長で2週間の滞在を含め、「ボランティア活動のため横浜と被災地を10往復した」。

 この時期は県議だった北井さんにとって重要な統一地方選の選挙活動の期間とも重なる。「ほとんど選挙運動はしていない。妻からも『それで選挙になるのか』と忠告された」と苦笑い。しかし、「現地に行くたびに知人も増える。中には一生の付き合いになりそうな人もできた。さらに被災地のためにがんばらねばならないと思い、(活動するための)スイッチが入ってしまって止まらなかった」と振り返る。

 被災地で感じたことは、「まず治安が良くないため、対策が必要。そのほか、当初は物流が途絶え支援物資の搬入が滞っていた」と指摘する。ボランティア活動については、「がれきの撤去などの際に、建設廃材に含まれるアスベストが飛散するということへの認識があいまいな点も問題だ」とも。

 これから夏を迎えることから、「被災地では虫除けスプレーなどの要望が多くなってきた。収入がない人もたくさんいるため、食料品を求める声も相変わらず多い」と話す。

 現地での経験を踏まえ、「被災して帰る場所を失った人と接することで、自分の故郷は戸塚なのだと改めて認識した。現地で感じたことを今後の自分の活動に生かしていきたい」という。

 選挙で落選してしまったことで収入も断たれてしまったが、「生命保険の解約などで当面の生活費ぐらいは確保した」と笑顔を見せる。それでも「今後も定期的に被災地に入りボランティア活動を行いたい」と力を込めた。

3729チバQ:2011/06/22(水) 00:21:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110621-00000051-san-l10
自主投票の自治労県本部 委員長「後藤氏を不支持」 群馬
産経新聞 6月21日(火)7時55分配信

 県職員労組が加盟する自治労県本部(組合員約1万8300人)の吉田登中央執行委員長は20日、知事選対応について「職員給与削減を公約に掲げる新人候補を積極的に支援しない」と述べ、事実上、給与見直しを公約に掲げ立候補している元県議、後藤新氏(50)を支持しない考えを明らかにした。産経新聞の取材に応じた。自治労県本部は知事選について「自主投票」で臨む方針を決定済みで、反後藤を掲げる吉田氏の発言が組織内で波紋を広げそうだ。(西村利也)

 吉田氏は、県職員給与の見直しを明示した後藤氏のマニフェスト(選挙公約)について、「選挙のための話としか受け止められない。政治的に使うのはよろしくない」とも指摘。「給与を下げられ、モチベーションの下がった職員を使ってよい行政ができるのか。(公務員の)処遇のみを取り出す選挙手法は疑問が残る」と批判した。

3730チバQ:2011/06/22(水) 00:22:17

 また、吉田氏は15日に前橋市の県勤労福祉センターで行われた県本部中央委員会のあいさつで、「連合も産別も中立とはいえ、少なくとも自治労(支援)の議員が、新人の対抗馬を積極的に推すことはありえない」とも発言していた。

 こうした吉田氏の発言の背景には県職員労組内での「反後藤」感情がある。後藤氏が県幹部時代に部下との間で軋轢(あつれき)が頻発しており、「後藤氏に抵抗感を持っている県職員は多い」(自治労幹部)という。

 ただ、自治労県本部は5月20日に開催した総括会議で、知事選対応について「自主投票」とすることをすでに決めており、組織決定を尊重しているとはいえない労組トップの発言は極めて異例だ。

 知事選のマニフェストに県職員給与削減を盛り込んでいるのは、知事選立候補者4人の中で、後藤氏だけだ。

 後藤氏のマニフェストでは、平成22年の国家公務員の給与水準を100とした場合、地方公務員の水準をみるラスパイレス指数が、群馬県職員の場合101・8(全国8位)と高水準であることを指摘。また、平成21年度の県職員1人当たりの平均給与費が725万円なのに対し、民間平均年収が431万円と乖離(かいり)していることから、「県職員給与の見直し」を明記している。

 これに対し、自治労側は「ラスパイレス指数は基本給を基準としており、手当などを含んでいない」と強調。「手当を含んだ平均給与月額(22年)は、42万3491円で全国19位。決して高いとはいえない」と反論している。

3731チバQ:2011/06/22(水) 19:40:17
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000001106220005
初の百条委で真相究明
2011年06月22日


取得から2年半。いまだ手つかずのままだ=藤沢市善行6丁目

 藤沢市の土地開発公社が市の当初計画にない農地を約1億円で先行取得した問題で、同市議会の議会運営委員会は、23日の6月定例会最終日の本会議で百条委員会の設置を求める提案をする。可決される見通しで、同市議会として初の百条委設置となる。


 議運は、住民から出された「真相究明のための百条委設置を求める陳情」を16日に採択。2012年3月末までに百条委を5回程度開き、委員12人を各会派から出すことで合意し、23日に本会議に提案する方向で調整を進めていた。


 百条委設置を求める議員提案はこれまでに3度出されたが、いずれも僅差(きん・さ)で否決された。4月の市議選で設置に前向きな議員が多数派を占め、今回は可決が必至の情勢となっている。


 百条委は地方自治法100条に基づいて設置され、関係者の出頭や証言を求めるなどの調査権を持つ。拒んだときや虚偽の証言をした場合は禁錮刑を含む罰則を科すこともできる。


 問題の土地は、市が09年1月、土地開発公社に「コミュニティー活動事業用地」として1億850万円で先行取得させた同市善行6丁目の農地約1777平方メートル。取得の経緯が不透明だとして、同年9月の市議会で一部の市議が追及を始めた。


 同年12月には住民監査請求も起こされた。請求は棄却されたが、監査委員の一部は「土地に関して精査された情報収集が行われていたと判断することはできない」「市長は取得依頼までに十分な手順を踏んだと判断できない」などと取得を疑問視する意見を出した。


(吉岡英児)


 藤沢市の土地開発公社が取得した土地はいまだ利用計画すら決まらず、市が強調した「必要性」が揺らいでいる。鑑定額への疑念も指摘されており、百条委員会で大きな争点になりそうだ。


■揺らぐ「必然性」


 小田急善行駅近くの小高い丘の上に、土地開発公社が2009年1月に先行取得した土地はある。周囲を林に囲まれた土地は、ひざ丈の草が生い茂り、ひっそりとしていた。


 市は08年9月、地元自治連合会から市民農園開設を求める市長への陳情を受け、4カ月後に取得した。


 市民農園は本来、農家が自分の土地で開設する。このため同市の担当課は「取得困難」と判断したが、別の部署が「コミュニティー広場」に目的を変えて取得に踏み切った事実が、後になって表面化した。


 年度当初の取得計画にない土地をわずか4カ月で買った理由について、海老根靖典市長は朝日新聞の取材に「民間に開発されてからでは遅いという思いがあった」と緊急性を強調しながらも、市以外の買収の動きを把握していなかったことを認めている。


 市はまた、取得した土地の具体的な利用計画の検討を地元住民でつくる「地域経営会議」に任せたまま積極的に関わらず、土地はいまも未開発のまま放置されている。


■鑑定額にも疑念


 市が不動産鑑定士に依頼して出した善行の土地の鑑定額にも疑念は残る。市の鑑定額は約1億1200万円。一方、市議会の4会派が別の不動産鑑定士に依頼した査定額は4250万円と半分以下だった。


 これは価格の基となる土地の利用方法の設定が双方で違うためだ。市は評価額がもっとも高くなる「宅地開発した場合」を前提に算出していた。


 市によると、公共用地の買収の際には、土地所有者が将来得る可能性がある最大限の利益の補償も含めた金額を算定しており、このケースも同様だという。


 しかし、この土地は一定の幅員のある道路とつながっておらず、宅地開発に必要な法律上の要件を満たしていない。しかも、開発が厳しく制限されている生産緑地に囲まれており、元の所有者が生産緑地を買収して道路を造り、宅地開発を進めることは非常に困難な状況にある。


 一方、市議会の4会派が出した査定額は土地の現状を前提にしている。この金額は、元の土地所有者が03年に取得した際の購入価格の3千万円に近い。


 価格を調査した加藤一市議(自由松風会)は「宅地開発には無理があり、それを前提とした市の鑑定はおかしい」と指摘する。


(北崎礼子、樫本淳)

3732チバQ:2011/06/22(水) 21:49:12
http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/local_kiji.php?i=nesp1308706798
市長公約は「白紙」
「現地建て替え固執せず」 松戸市立病院問題
2011年06月22日10時39分[県西エリア]

 耐震面で問題がある松戸市立病院(同市上本郷)の建て替え問題で、本郷谷健次市長は21日、「現地建て替えに固執しない」と述べ、自らが掲げたマニフェストを一時、白紙撤回する考えを初めて示した。新病院の構想案は今月30日に複数案が市から提示される予定だが、本郷谷市長が否定してきた移転建て替えの可能性が出てきた。

 市議会の市立病院建設検討特別委員会で委員からの質問に答えた。

 本郷谷市長は昨年6月の同市長選で、紙敷地区への移転建て替えを主張した川井敏久前市長に対し、多額の費用が掛かるなどとして反旗。市の財政負担を軽減する一方策として現地建て替え案を掲げて、選挙戦に臨み、初当選した。

 本郷谷市長は、市の諮問機関として、外部の有識者らによって現地建て替えの可能性を検証する検討委員会を設置。約半年間にわたり議論された。ところが、同委員会が下した結論は、「現地建て替えは、現実の問題として非常に困難」という内容。本郷谷市長の考えに沿わない答申書が今年4月に提出された。

 その直後の記者会見で、本郷谷市長は「答申の結果は尊重する」としつつも、「従来のマニフェストの延長線上でこれからも検討していく」と発言。現地建て替えの可能性をあらためて示唆していた。

 ところが21日の特別委で、「長きにわたる執行部の迷走に申し訳ない。議会と同じスタートラインに立って現地建て替えに固執することなく、一刻も早く、安く新病院を建設したい」と答弁した。


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3733チバQ:2011/06/25(土) 00:14:22
>>3731
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000001106240005
藤沢市土地問題で市議会、百条委設置可決
2011年06月24日

 藤沢市の土地開発公社が市の当初計画にない農地を約1億円で先行取得した問題で、市議会は23日の本会議で、百条委員会の設置を求める提案を全会一致で可決した。


 提案はこれまで3度否決されてきたが、今春の統一地方選で設置賛成派の市議が増え、4度目の提案で可決された。同市議会として初の百条委設置となる。


 百条委は市議会の8会派からそれぞれ選出された12人の委員で構成し、2012年3月末までに5回程度開く。


 問題の土地は、市が09年1月に土地開発公社に「コミュニティー活動事業用地」として先行取得させた同市善行6丁目の約1777平方メートルの農地。


 市が急いで取得しながら、取得後は長く具体的な利用計画が固まらないことや、市が農地を割高な宅地として評価した鑑定のあり方などに疑問があるとして、市議会などで追及が続いてきた。


 市議会で最初に取り上げた柳沢潤次市議(共産)は百条委設置について「議会の機能不全を指摘する声もあり、その意味でもよかった」と述べた。


 百条委の委員に選ばれた柳田秀憲市議(民主・社民ネット)は今後の進め方について「これまでの市の答弁は信用できない。不自然な土地取得や市の鑑定価格の高さについて追及していきたい」と話した。


 設置に反対していたさつき会選出の委員・井上裕介市議は「疑問の段階で民間人を呼んで弾劾(だん・がい)裁判のように裁くのには抵抗感があったが、百条委を設置することで議会不信がなくなるのなら歓迎する」と語った。


 同じく反対してきたふじさわ自民党から委員に選出された佐賀和樹市議は「議会運営委員会で決まった以上は委員会の総意なので、本会議で反対はできない」と話した。


■定数削減は否決


 藤沢市議会は23日の本会議で、議員提案された議員定数を36から32に削減する条例改正案を賛成12、反対23の賛成少数で否決した。

3734チバQ:2011/06/27(月) 19:16:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110627-00000073-mailo-l10
選挙:知事選 大物応援者支持訴え 参院議員会長や名古屋市長ら /群馬
毎日新聞 6月27日(月)11時27分配信

 ◇JR高崎駅前
 知事選投開票日(7月3日)まで残り1週間となった26日、候補者は県内を回った。JR高崎駅前では大物の応援者が有権者に支持を訴えた。
 無所属現職の大沢正明氏(65)は前橋市内27カ所で街頭演説やミニ集会を開いた。同市上泉町では約230人を前に「各市町村長と連携を強めてきた」と実績をアピール。「デスティネーションキャンペーンを、群馬を元気にする起爆剤にしたい」と訴えた。JR高崎駅西口では午前11時、自民党の中曽根弘文参院議員会長と埼玉県の上田清司知事、新潟県の泉田裕彦知事が応援演説した。
 無所属新人で元県議の後藤新(あらた)氏(50)は午前8時45分からJR高崎駅西口で300人を前に、応援に駆け付けた名古屋市の河村たかし市長とともに街頭演説を行った。追加の公約に掲げた、県の人件費10%削減や県民税の10%減税を訴え、「知事が変われば群馬が変わる。県内経済に詳しい私に次の4年間を下さい」と支持を求めた。その後、高崎市や玉村町を回り、太田市内で総決起集会を開いた。
 共産新人で党県委員長の小菅啓司氏(60)は高崎市内など計18カ所で街頭演説した。午後2時から、同党前参院議員の小池晃氏とともにJR高崎駅東口に立ち、集まった700人を前に、脱原発や建物の耐震工事促進のほか、雇用の活性化などを主張。「皆さんの命と暮らしを守る県民本位の改革を」と訴えた。小池氏も「福祉・教育日本一の群馬県を実現するため支持を広めてほしい」と呼びかけた。
 知事選には、無所属新人で貸家業の海老根篤氏(64)も立候補している。【塩田彩、角田直哉】

6月27日朝刊

3735チバQ:2011/06/27(月) 19:20:19
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20110627/CK2011062702000055.html
3候補に応援弁士 ラストサンデー 高崎駅前に集結し熱弁
2011年6月27日

 知事選で選挙戦最後の日曜日となった二十六日、立候補した四人のうち、無所属現職の大沢正明氏(65)=自民、公明、みんなの党推薦、無所属新人で元県議の後藤新氏(50)、共産新人で党県委員長の小菅啓司氏(60)のもとに、隣県の知事や著名な地方首長、党関係者が応援弁士として来県。高崎市のJR高崎駅前で競うように街頭演説を繰り広げた。

 大沢氏の陣営には、隣接する埼玉県の上田清司知事と新潟県の泉田裕彦知事が集結。高崎駅西口で行った演説で、首都機能の補完などをテーマとした三県連携の重要性を訴えた。上田氏は「大沢さんの強い指導力に今後も期待している」と力説。泉田氏も「大沢さんは有言実行の人。県民の命を託せる存在」と再選を求めた。

 後藤氏は二十五日に公約を追加。県民税10%減税などを新たに掲げる中、改革姿勢に共鳴する河村たかし名古屋市長が応援に駆けつけた。高崎駅西口で演説した河村氏は「減税は西は名古屋、東は群馬から始まる。税金を払う方が苦労し、税金で食っとる方が楽をする社会は本当にいかん」と持ち味の名古屋弁で支持を訴えた。

 小菅氏は、党政策委員長で東京都知事選に出馬した小池晃前参院議員とともに、高崎駅東口で街頭演説会を開いた。小池氏は党が重点政策に掲げる「脱原発」を熱弁。「震災や原発事故の教訓を生かした政治が実現できるかが選挙の争点。群馬から原発ゼロの声を上げ、エネルギー先進県への扉を開けたい」と呼び掛けた。 (中根政人、中山岳)

3736チバQ:2011/06/27(月) 19:23:05
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20110627-OYT8T00077.htm
知事選本紙世論調査 大沢氏、幅広い支持
後藤氏、小菅氏続く
 7月3日投開票の知事選について、読売新聞社が24〜26日に実施した世論調査を基に情勢を分析した結果、4人の候補者のうち、現職で再選を目指す大沢正明氏が、幅広い層から支持を集めて優位に立っていることがわかった。いずれも新人で、前県議の後藤新氏、共産党県委員長の小菅啓司氏、貸家業の海老根篤氏の順で続いている。有権者の2割はまだ態度を決めていない。

 自民、公明、みんなの党が大沢氏を推薦する中、自主投票の民主支持層からは、大沢氏と後藤氏がともに4割強の支持を集めて拮抗(きっこう)している。近年の国政選の結果を左右してきた無党派層は、5割が大沢氏を支持。後藤氏への支持は1割台にとどまっている。

 大沢氏は、前回選の自民公認から無所属に立場を変えたが、推薦を受ける自民、公明、みんなの党の各党支持層から7〜8割の支持を集めるなど、支持基盤を着実に固めている様子がうかがえる。民主県議の一部から支援を受けている影響もあり、民主支持層にも食い込んでいる。衆院選挙区別では、地元の太田市を含む3区で他候補を引き離している。

 小寺弘之前知事(故人)の「後継」と目され、既存の政党や団体と一線を画す後藤氏は「非自民」を打ち出しており、民主支持層で健闘。しかし、期待していた無党派層で苦戦し、大票田の前橋、高崎両市も伸び悩んでいる。小菅氏は、共産支持層の7割以上をまとめた。

      ◇



小数点以下は四捨五入  一方、投票の際に最も重視する項目を聞いたところ、「政策や公約」が62%で最も多く、「支援している政党や団体」15%、「候補者の経歴やイメージ」13%が続いた。

      ◇

【立候補者】

海老根篤64無新 

大沢正明65無現《1》

〈自〉〈公〉(み)

後藤新50無新 

小菅啓司60共新

(2011年6月27日 読売新聞)

3737チバQ:2011/06/27(月) 19:25:54
http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/local_kiji.php?i=nesp1309139769
猿田副市長が出馬へ
「前市長の遺志継ぐ」 勝浦市長選
2011年06月27日10時56分[県南エリア]

 現職の死去に伴い7月24日告示、31日投開票される勝浦市長選に、同市副市長で元県部長の猿田寿男氏(62)が出馬する意向を固めたことが26日、千葉日報社の取材で明らかになった。猿田氏は「勝浦は想像以上に停滞していると実感している。故山口和彦前市長の遺志を引き継ぎ元気でブランド力のある勝浦を復活させたい」と意欲を語った。

 同市長選への出馬意志を明らかにしたのは、猿田氏が初めて。

 同市鵜原在住。近く記者会見を開いて正式に出馬表明し、公約を発表する。


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3738チバQ:2011/06/28(火) 21:52:54
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1106270033/
大磯町議選:最後の議席はわずか2票差、当選者が新たな抱負
2011年6月27日

 26日に投開票された大磯町議選は、24人が出馬する混戦となったが現職8人、元職2人、新人4人が当選した。うち女性候補は8人と過半数を占めた。最後の議席をめぐっては男性の3候補の大接戦となり、わずか数票が明暗を分けた。新たな顔ぶれは、それぞれの思いを胸に今後4年間の町政運営の一翼を担う。

 唯一、千票以上の得票でトップ当選を果たした元職の渡辺順子さん(65)は昨年11月の町長選で敗れ、町政復帰を目指していた。「不安もあったが、うれしい。新町長とは是々非々で向き合って行政をチェックしていく。同時に議会側もさらに改革を進めて町民目線の政治を実現したい」と話した。

 3月まで副町長を務め勇退した吉川重雄さん(66)は再び町議として返り咲いた。「行政の内部にいた4年間でやり残した課題がある。町長や他の町議とも協力しながらよりよい町をつくりたい」と抱負を述べた。

 最後の14議席目をめぐる戦いは激烈を極めた。わずか5票の中に現職2人と元職1人がひしめき、最終的に勝敗を分けたのはわずか2票差だった。4回目の議席をつかんだ土橋秀雄さん(68)は「皆さんのおかげで当選させてもらった。これも町民の選択。あらためて地域のためにコツコツ働きたい」と決意していた。

3739チバQ:2011/06/28(火) 21:57:25
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20110623-OYT8T01124.htm
市立病院 課題山積み
赤字、建て替え、看護師不足…


建て替えが必要な大月市立中央病院の本館病棟 大月市長選が26日、告示される。再選を目指す現職の石井由己雄市長(64)のほかに、目立った動きはなく、無投票となる公算が大きい。市長選を前に、同市の大きな懸案である経営再建中の市立中央病院の現状を探った。(吉原郁夫)

■患者は増えても 「高血圧と糖尿病の治療で何年も通院しているが、4、5年前に比べると、患者もだいぶ多くなった」。ある日の午前、同病院で内科の診察を待つ同市七保町の女性(75)はそう語りながら、「診てもらっていた先生(医師)が突然大学に戻ったりするので、何とかしてもらいたい」と言葉を継いだ。

 同病院は2004年9月、新臨床研修制度スタートの影響で、医師派遣元だった東京医科大が医師を一斉に引き揚げたため、医師不足に陥り、経営が急激に悪化した。翌05年4月から新たに東京女子医大と提携し、立て直しを図ってきた。

 石井氏が就任した07年度の医師数は常勤6人、非常勤60人の計66人だったが、10年度は常勤10人、非常勤68人の計78人に増えた。患者数も、07年度は入院3万5893人、外来7万5838人に対し、10年度は入院3万6669人、外来9万1727人(いずれも延べ数)と回復の兆しを見せている。

 だが、09年度の経常損失は1億3600万円と依然として赤字で、同年度までの累積赤字は約12億円に上っている。10年度末の累積赤字も同程度と見込む。

■強度不足 老朽化と耐震不足で建て替えも迫られている。本館病棟は1964年に建設され、99年実施の耐震診断で建物全体の強度不足が指摘された。

 石井氏は、6月定例市議会の一般質問で、国の地域医療再生計画交付金約13億円を活用して、事業費約28億円で、2014年2月完成を目標に、同じ敷地内に地下1階地上4階建ての新病棟を建設する方針を明らかにした。診療科目は現在の13科を維持しながら、救急センターや、循環器検査施設を整備し、災害拠点病院機能を充実させる計画だ。

 22日の記者会見でも石井氏は、同病院の経営安定化と機能充実を最重点施策として挙げ、「郡内と国中地域の医療格差解消につなげたい」と強調した。

 ただ、国からの交付金が満額認められても、事業費の残り約15億円は、病院の新たな借金となる。

 救急センターや循環器検査機能を持たせるためには、欠員となっている循環器科を含めた医師増員も必要となる。

■あと20人 看護師不足も深刻だ。入院患者は増えているものの、223床ある病床の10年度の利用率は43・6%と低く、その背景には「入院患者を受け入れたくても看護師不足で対応できない」(病院事務局)との事情がある。4月現在の看護職員数は68人で、病院事務局によると、「病床利用率を高め、救急対応するには20人程度の増員が必要」という。

 同病院では、今年から看護職員の子供を対象に院内保育を始めるなど待遇改善を図っているが、全国的な看護師不足の中、増員にはつながっていないという。

 05年4月に東京女子医大から派遣され、自ら診療にあたりながら、病院経営の陣頭指揮を執る新田澄郎院長(75)は、「現場の医師や看護師は目いっぱい働いている。非常勤医師の中には、女子医大の教授クラスもいて、大学病院にひけを取らない医療を提供している」とした上で、「市には施設整備だけでなく、現場の待遇改善も考えてもらいたい」と話す。

 ハード面の充実、人件費増につながる医師、看護師の増員などソフト面での病院機能向上を経営再建とどう両立させるのか。「新市長」は、その手腕が問われることになる。

(2011年6月24日 読売新聞)

3740チバQ:2011/06/29(水) 23:04:18
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110629/ibr11062912010006-n1.htm
牛久市長選で元市議・塚本氏が出馬表明 茨城
2011.6.29 11:59
 任期満了に伴う茨城県牛久市の市長選(9月25日投開票)で28日、新人で元市議の塚本忍氏(62)が無所属での立候補を表明した。同市長選での出馬表明は塚本氏が初めてだが、現職の池辺勝幸氏(61)も近く出馬表明する予定。さらに、元市議(72)が出馬の動きを見せている。

 出馬の動機について、塚本氏は「12年間市議を務めたが、本気で市政を変えるには市長を目指すべきだと考えた」と述べた。池辺市政については「独善的で公平さに欠けている」と批判した。

 塚本氏は平成7〜19年に市議を3期務め、議長などを歴任した。

3741チバQ:2011/06/29(水) 23:05:12
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110629/stm11062921150009-n1.htm
「刷新の会」が上田知事を推薦
2011.6.29 21:14
 7月14日告示の埼玉県知事選を前に、県議会無所属議員らで作る会派「刷新の会」は29日、出馬表明している現職の上田清司氏(63)を推薦すると表明した。

 刷新の会は主に保守系の無所属議員ら9人で構成し、公明県議団と同数の議席を持つ会派。推薦状では「上田知事の行動力、実行力に大いに期待したい」としている。

 鈴木正人代表は「上田知事は派手ではないが、示した目標を確実に実行してきた」と評価。街頭演説などの選挙活動で全面的に支援するとしている。


http://sankei.jp.msn.com/region/news/110624/stm11062421490009-n1.htm
上田氏、事実上の与野党相乗りに
2011.6.24 21:48
 上田清司氏は無所属で出馬するものの、民主、自民、公明の各党に支援を要請したことを明らかにした。これを受けて民主埼玉県連は24日、支持を表明。自民県連、公明県本部も支持する方針を固めており、事実上の与野党相乗りとなる。

 民主県連の武正公一代表は「目標を数値で決め、結果を示すなど県民に分かりやすい県政だった」と上田氏を評価。前回は党員個人が応援する「友情支援」だったが、党が首長選での相乗りを禁じているため県連単位で上田氏を支持することを表明した。

 自民県連も支持する方針で、新藤義孝会長は「議会最大会派として、県政が良くなるための協力をしたい」とする。公明県本部も支持する方向で調整しており、両党とも28日には正式決定するという。

 一方、共産県委員会は県労働組合連合会顧問の原冨悟氏(63)の推薦を決めている。小松崎久仁夫委員長は「上田県政は民間に頼ってばかりで県の責任を果たしていない」と批判した。社民県連は自主投票とする方針。

 埼玉県知事選にはこのほか、諸派の不動産鑑定士、山口節生氏(61)が立候補を表明している。

3742チバQ:2011/06/29(水) 23:29:04
http://www.asahi.com/politics/update/0629/TKY201106290277.html
群馬知事選、全自治体で投票終了時間繰り上げ2011年6月29日15時0分

 7月3日に投開票される群馬県知事選で、県内すべての自治体が公職選挙法で定めた午後8時の投票終了時間を繰り上げ、午後7時までに投票を締め切る。総務省は「都道府県単位ですべて繰り上げるのは、おそらく初めて」としている。

 公選法の改正で、午後6時までだった投票時間は、1998年から2時間延びた。投票率の低下に歯止めをかけるねらいがあった。一方で、同法は「投票に支障をきたさないと認められる特別の事情がある場合に限り」、市町村の判断で投票時間の繰り上げができると定めている。

 県選管によると、夕方以降の投票者がほとんどいない山間部で繰り上げの動きが始まり、2006年ごろから都市部にも広がった。選挙結果が早く出るし、人件費などの経費節減にもつながるとの理由からだ。

3743チバQ:2011/07/01(金) 23:53:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110701-00000086-mai-pol
<群馬知事選>総務相、投票終了時間の繰り上げに懸念
毎日新聞 7月1日(金)19時49分配信

 片山善博総務相は1日の記者会見で、群馬県知事選(3日投開票)の投票終了時間が1時間以上繰り上げられることについて「一般論で言うと投票の機会はできるだけ広く与えられるべきだ」と懸念を示した。投票終了時間は98年の公職選挙法改正で、午後6時から午後8時に延長されたが、特別な事情がある場合は市町村選管の判断で繰り上げなどを認めている。同県選管は繰り上げ理由として、投票所立会人の負担が大きいことなどを挙げている。12市町村が午後6時、23市町村が午後7時に投票を締め切る。

3744チバQ:2011/07/02(土) 00:29:55
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20110629-OYT8T00056.htm
民主、存在感薄く
自主投票事実上の不戦敗 響く県連内の不協和音
 7月3日投開票の知事選で、政権与党の民主党が、なりを潜めている。自民党、公明党、みんなの党が現職の大沢正明氏(65)(無所属)を推薦し、共産党が公認候補として県委員長の小菅啓司氏(60)を擁立するなか、自主投票で臨み、事実上の不戦敗となっている。一部の国会議員が、自民色の強い大沢氏を敬遠し、前県議の後藤新氏(50)(無所属)を支援しているが、応援のマイクを握る場面もない。

 民主の自主投票は、2003年以来3回連続。03年は小寺弘之前知事の多選が障害となり、07年は県連内で対立していた保守系と労組系が、それぞれ別の候補を支援した。

 今回の知事選でも存在感は薄く、一昨年の衆院選で尾身幸次元財務相ら自民のベテラン議員3人を引退に追い込んだ勢いは見る影もない。背景には、国政の混乱で全国各地に広がる党への不信感と、県連内の不協和音がある。

 全国の知事選を見ると、東京都知事選など4月の統一地方選で行われた12の知事選で、推薦候補はわずか2人。実質支援の候補を含めても与野党対決型は北海道、東京、三重の3知事選だけで、民主は全敗した。6月の青森県知事選でも、民主の推薦候補は自民、公明推薦の現職の4分の1以下の得票で惨敗した。

 県連内では、一部衆院議員に独自候補を発掘する動きもあったが、昨夏の参院選の大敗で頓挫。中島政希・県連会長代行は「残念な結果だが、今は擁立できる環境ではない」と話す。

 県連会長だった富岡由紀夫氏が昨夏の参院選で落選して以降、後任人事を巡って、6人の衆院議員の間で意見が対立。1年近く会長不在が続いていることも影響している。

 4月の県議選で落選した県連幹事長の後任も決まっておらず、衆院議員全員が顔をそろえたのも、今年2月の役員会が最後。ある衆院議員は「知事選の独自候補なんて話題に上がりっこない」と語る。

 知事選では宮崎岳志、三宅雪子両議員が後藤氏支援の立場だが、地元秘書の派遣など「裏方」の域を出ない。他の議員は、支援者の中で大沢、後藤両氏に割れているケースもあり、沈黙を保っている。

 事実上の分裂は、県議会にも及ぶ。民主県議4人のうち2人は「失政のない現職が優先」と、前回選を自民公認で戦った大沢氏の支援県議団に入ったが、1人は後藤氏の遊説スタッフとして活動している。

 県連の無秩序ぶりに、別の衆院議員は「早く片付けたいけど、なかなか片付かない被災地のがれきと同じだ」と自嘲気味に話した。

(2011年6月29日 読売新聞)

3745チバQ:2011/07/03(日) 09:55:07
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1107020026/
同じ会派組まず「苦痛受けた」、市議が市議を提訴/大和市
2011年7月2日
 4月の統一地方選でともに民主党公認で当選しながら、同じ会派を組まず対立会派に加入したことなどで精神的、肉体的苦痛を受けたとして、大和市の三枝修市議(56)=無所属=が、古谷田力市議(42)=大和クラブ=を相手に慰謝料60万円を求める少額訴訟を藤沢簡裁に起こした。古谷田氏は取材に対して三枝氏の主張を否定。「裁判で真実を明らかにし、黒白をつけたい」と述べた。

 三枝氏によると、提訴は6月24日付。選挙前、公認候補は当選後、同じ会派で行動することなどを記した誓約書を同党に提出した。「選挙後、古谷田氏を会派に再三、誘ったものの、古谷田氏は無視。同党と対立関係にある大和クラブに入った」という。同党県第13区総支部は古谷田氏を「厳重注意」としたが、三枝氏は処分に納得できず離党した。

 古谷田氏は「選挙後、三枝氏から一度も同じ会派を組もうと連絡がなかった。自分も連絡を取ろうとしなかったのは悪かったが、お互い努力を怠ったということ。大和クラブは民主党と対立しているわけではなく、主義、主張の合う人と会派を組むのは当然だ」と述べた。

3746チバQ:2011/07/03(日) 20:34:29
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110703-OYT1T00496.htm
群馬県知事選、現職の大沢氏が再選

 群馬県知事選は3日、投開票され、現職の大沢正明氏(65)(無=自民・公明・みんなの党推薦)が、前県議の後藤新氏(50)(無)、共産党県委員長の小菅啓司氏(60)(共産)、貸家業の海老根篤氏(64)(無)を破って再選を果たした。

 前回自民公認で戦った大沢氏の1期目に対する評価が最大の争点となった。大沢氏は自民を中心に政党、業界団体の組織票を手堅くまとめ、終始優位に選挙戦を展開。前回、大沢氏に敗れた小寺弘之・前知事の下で県幹部を務めた後藤氏や、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて「脱原発」を掲げた小菅氏らの挑戦を退けた。

 民主党は今回、自主投票となった。

(2011年7月3日19時45分 読売新聞)

3747チバQ:2011/07/03(日) 20:59:58
群馬知事選、投票率はどんなもんなんでしょうね?
投票終了を1時間早めたからには、それなりの投票率でなければ
選管として問題では!?

3748チバQ:2011/07/04(月) 22:10:13
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20110704/CK2011070402000046.html
狭山市長選告示 現新が一騎打ち 駅再開発など争点に
2011年7月4日

 狭山市長選は三日告示され、新人の元市議会議長中村正義氏(62)と、三選を目指す現職の仲川幸成氏(69)=自民、公明推薦=が、ともに無所属で立候補し、一騎打ちの選挙戦がスタートした。

 中村氏はこれまで保守系市議として現市政を支える“与党”側にいたが、深刻な市財政の落ち込みから「仲川市政は開発型の都市整備手法だ」と批判。狭山市駅西口や入曽駅東口の再開発事業の見直しを求め、子育て支援を公約の柱に掲げる。

 同市中央の選挙事務所前の出陣式では、自民党の並木正芳元衆院議員や民主党の県議らが応援。中村氏は「狭山市駅西口へ中央公民館を移転しません。二十四時間保育、産後支援センター、就活サポートなど、西口は子育て環境づくりのシンボルにします」と具体的な対案を示し支持を訴えた。

 仲川氏は、入曽駅近くで支持者八百人(陣営発表)を集めて出陣式。公明党県本部代表の西田実仁参院議員や近隣市町の自民県議らが応援に駆けつけたほか、所沢、入間など県西部の首長らが勢ぞろい。十三人の市議が選対本部となることなどをアピールし、支持基盤の厚さを示した。

 仲川氏は「『市民の力こそ狭山市を育てる』と地区センターを設け、まちづくり協議会で地域の活性化を図ってきた」と市民協働の実績を強調。「入曽駅周辺の整備だけが課題として残った。さらなる人づくり、地域づくりにまい進したい」と決意を述べた。

 投票は十日。即日開票され、午後十時すぎには大勢が判明する見通し。有権者数は十二万九千七百五十八人(二日現在)。 (鈴木賀津彦)

◇狭山市長選立候補者(届け出順)
中村正義(なかむら まさよし) 62 無新

民謡講師・県民謡協会相談役(元)市議長・県議▽千葉県市川工

<公約>狭山市駅西口に中央公民館は移転せず、西口の建物全体を子育て環境づくりのシンボルにします。また、入曽駅東口の事業は見直します

仲川幸成(なかがわ ゆきなり) 69 無現<2>

市長(元)市議長・公民館長・市テニス協会長・製茶販売業▽豊岡実 =自公

<公約>(1)安全・安心なまちづくりを目指し(2)子育て(3)協働(4)都市基盤を通して、魅力的で元気なまちづくりを実現する(5)さらに行財政改革を推進していく

3749チバQ:2011/07/07(木) 19:21:02
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20110707-OYT8T00048.htm
水戸市議選で買収容疑
トップ当選 木本氏へ投票の報酬


県警の捜査員による捜索を受けた後藤容疑者の会社(6日午後10時57分、水戸市酒門町)  水戸署と県警捜査2課は6日、5月29日投開票の水戸市議選(定数28)でトップ当選した自民党の木本信太郎氏(33)への投票などの報酬として知人に現金を渡したとして、同市平須町、会社役員後藤信一容疑者(32)を公職選挙法違反(現金買収)の疑いで逮捕した。県警は6日、後藤容疑者の会社など関係先を捜索した。

 発表によると、後藤容疑者は5月25日夕、水戸市役所本庁舎の駐車場で、木本氏への期日前投票や票をとりまとめた報酬として、いずれも知人で20歳代の男性7人に現金計11万円を手渡した疑い。後藤容疑者は容疑を認めているという。

 同市長選・市議選の期日前投票を巡っては、水戸市内の男(26)が他人になりすまし投票しようとしたとして、6月16日に公選法違反(詐偽投票)の疑いで逮捕された。男は容疑を認め、水戸地検は6日、処分保留で釈放した。男への捜査などから、知人の後藤容疑者の関与が浮上した。

 木本氏は現在2期目。同市議選で7974票を得て、2位に3500票以上の差を付けて当選した。木本氏は6日夜、読売新聞の取材に「後藤容疑者は知人の後輩で、特に親しい間柄ではなく、後援会員でも運動員でもない。7人も自分の運動員ではないと認識している」と関与を否定した。

(2011年7月7日 読売新聞)

3751チバQ:2011/07/07(木) 19:23:14
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110707/ibr11070711160006-n1.htm
茨城・結城市長選 小林氏が出馬表明 事実上の現職後継
2011.7.7 11:15
 任期満了に伴う茨城県結城市の市長選(8月7日投開票)で6日、新人で司法書士の小林栄氏(55)が無所属での立候補を表明した。記者会見で小林氏は「子供たちが『戻って生活したい』という自立した結城市をつくりたい」などと出馬の動機を話した。

 会見には、高齢を理由に引退を表明している現職の小西栄造市長(79)も同席。小林氏は事実上の後継者と位置付けられた。

 小林氏は平成18年の県議選で、結城市区から自民新人で立候補、現職との激戦で惜敗した。

 同市長選では、元市議で会社社長の前場文夫氏(68)が既に立候補を表明しており、このほかにも出馬を模索する動きがある。

3752チバQ:2011/07/07(木) 19:48:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110705-00000116-mailo-l10
2011知事選:検証/上 過去最低投票率 大沢陣営、信任わずか24% /群馬
毎日新聞 7月5日(火)12時33分配信

 ◇福田元首相のかけ声、空回り
 「群馬県で投票率が低くなったら、天下の笑い者になる」
 知事選中盤の6月25日、前橋市内で開かれた現職の大沢正明氏(65)の決起集会。選対事務長の福田康夫元首相は、投票率アップに向けた「声かけ」を出席者に呼びかけた。「中央の政治はあんな体らくですから、群馬県は違うぞというのを示してほしいんです」
 しかし福田元首相の呼びかけもむなしく、大沢氏の圧勝で幕を閉じた知事選の投票率は36・62%。03年の37・41%を下回り過去最低になった。大沢氏の得票数は39万2504票。得票率は67・54%で他候補を圧倒したが、有権者160万7533人のうちわずか24・42%から信任を得たにすぎない。
 大沢氏は自民、公明、みんなの3党から推薦を受けたほか、前橋市を除く34市町村長から支持を得た。また数多くの業界団体がバックアップした。陣営が当初掲げた目標は「投票率50%、得票50万票」。昨夏の参院選群馬選挙区を参考に設定した。参院選で自民の中曽根弘文氏は55万8659票を獲得して当選したが、この時の投票率は58・55%。自民党県連の須藤昭男幹事長は「争点が分かりにくいため、有権者の関心が低くなった」と分析したが「震災から3カ月以上経過したので、45%はいくと思ったが……」とも漏らした。
 一方、大沢氏に挑んだ前県議の後藤新氏(50)は「完全無所属」を掲げ、無党派層に焦点を定めた。そのためには、公約で「風」を呼び込み、投票率アップにつなげなければならない。しかし過去最低の投票率に終わり、選対本部長を務めた角倉邦良県議は「これでは勝負にならない」と話し、肩を落とした。
 後藤氏は低投票率について報道陣に問われると、陣容の厚い大沢氏をやり玉に挙げた。「それこそ向こう(大沢陣営)の作戦なんだけども、政党や組織がついて『どうだ、すごいだろう』と言わんばかりの姿勢だった。『国会議員の皆さん、県会議員の皆さん、市町村議員の皆さん、そして各種団体の皆さんのお陰です』って。『勝ち目はないぞ』と思わせる作戦なんです」。また自らの力不足も認め「政策を浸透させる力がまだ足りなかった」と語った。
 県選挙管理委員会の高山昇委員長は投票結果を受けて「6割を超える有権者が棄権しているという事実を真剣に受け止め、今後も投票率低落傾向に歯止めをかけるための努力をしていきたい」とのコメントを出した。
    □
 現職の圧勝に終わった3日の知事選を2回にわたり検証する。

7月5日朝刊

3753チバQ:2011/07/07(木) 19:48:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110706-00000139-mailo-l10
2011知事選:検証/下 嫌われた「マニフェスト」 公約に財源裏付けなく /群馬
毎日新聞 7月6日(水)12時58分配信

 知事選で再選を果たした大沢正明氏(65)が、選挙公約を発表したのは告示2日前の6月14日だった。再選出馬を表明したのは昨年9月だっただけに、異例の遅さだ。「大沢正明の公約」と題したパンフレットが報道陣に配られたが、「マニフェスト」の文字はゼロ。理由として大沢氏は「マニフェストという言葉には大衆迎合というイメージがある」と説明した。
 この4日前に対抗馬の後藤新氏(50)が発表した選挙公約「県民との約束」にも「マニフェスト」の記載はなかった。後藤氏も「あえてマニフェストという言葉は使っていません。何となく手あかにまみれたような言葉だ」と語った。
 09年の衆院選で民主党が示したマニフェスト。高速道路の無料化、子ども手当、八ッ場ダムの中止などが盛り込まれたが、目玉政策の多くは掛け声倒れに終わった。大沢氏の選対幹事長を務めた自民党県連幹事長の須藤昭男県議は「マニフェストという言葉自体が、選挙で当選したいがために作ったというイメージがある」と話す。
 「マニフェスト運動」を提唱したのは北川正恭・元三重県知事。「選挙を『お願い』から『約束・契約』に変えよう」と03年の統一地方選を前に呼び掛けた。マニフェストには(1)政策の数値目標(2)財源の裏付け(3)工程表−−などを明示すべきだとしている。
 その後、地方選挙では「ローカル・マニフェスト」が浸透し、首長選ではマニフェストを武器に、若手新人が全国で次々と当選した。特に09年は衆院選を前に、千葉市、神奈川県横須賀市、奈良市などで30代市長が誕生し、政権交代の流れが生まれたと指摘される。
 大沢氏が嫌った「マニフェスト」という言葉だが「大沢正明の公約」は、マニフェストの要件をどれだけ満たしているだろうか。
 まず、政策の数値目標。大沢氏は51項目の公約を掲げ、さらに「主な数値目標」として「特別養護老人ホームを8062床から1万床に増床」「がん検診受診率をすべてのがんで50%にする」など27項目を示した。しかし実現に必要な財源について、大沢氏は公約発表会見で「しっかりと庁内で議論して進めたい」と述べるにとどまった。また公約に具体的な工程表の記載はなかった。
 51項目の公約には「郷土の誇りと豊かな心を持った子どもを育成します」「ふるさと群馬の素晴らしい環境を守ります」などの理念型の内容も多く含まれる。
 しかし、ある県議は大沢氏をかばった。「国の政策は混迷している。地方議会は安定しないといけない。できもしないことを掲げたり、県民を惑わすような選挙はやめないといけない」
 「お願い」の選挙に逆戻りしないためにも、大沢氏の実行力が試される。
    □
 この連載は鳥井真平、喜屋武真之介が担当しました。

7月6日朝刊

3754チバQ:2011/07/07(木) 19:49:23
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20110706/CK2011070602000054.html
2011ぐんま知事選 戦いを終えて<上> 組織票固めに終始
2011年7月6日

投票終了直後に再選が確実となり、支持者にあいさつする大沢正明氏(中)=3日、前橋市で


 「今回の選挙は、支持してくれた県民の皆さんの勝利だ」。知事選の投票が締め切られて間もない三日午後七時すぎ、早くも再選確実となった大沢正明氏(65)は、圧勝という事実を淡々と受け止めながら、感謝の言葉を口にした。

 党として大沢氏を推薦し、選挙戦を支え続けた自民党県連の須藤昭男幹事長も「大沢さんの必死の訴えが全県に届いた。二期目への期待感もひしひしと感じた」と力説。「大沢県政」の継続は、大多数の県民の総意だったと強調した。

 確かに大沢氏が獲得した約三十九万票は、有効投票数の67・54%を占め、投票した有権者は大沢氏に強い信任を与えた形となった。だが、投票率は過去最低の36・62%にとどまり、六割以上の有権者は知事選へ意思表示をしなかった。県内有権者約百六十万人の中で、大沢氏の「支持率」は24・42%にすぎず、県全体で見れば、大沢氏の信任は限定的とも言える。

 選挙戦を振り返ると、大沢氏が選挙に無関心な層の票掘り起こしに積極的だったとは言い難い。遊説先は、古くからの自民党支持者や、農業や建設業、観光業などの業界団体が中心。計算できる組織票の確認作業に終始した傾向が強かった。

 大沢氏は、知事選告示前の六月一日の県議会一般質問で「任期は二期八年が適当」と説明。今回の選挙で当選しても三期目は目指さない考えを示していたが、再選を受けて「それは答えないことにしている」と急に口が重くなった。

 須藤幹事長は「東京都の石原慎太郎知事のように、『引退する』と言ってやむを得ず出馬した事例もある」と大沢氏の複雑な思いを代弁する。

 二期目の知事を務め上げた後の出処進退を最終判断するのは、大沢氏自身とは限らない。圧勝の高揚感も手伝ってか、自民のあるベテラン県議はこう言い放った。「(大沢氏)本人の意思は関係ない。(故小寺弘之前知事の対抗馬として立候補した)前回の知事選だってそうだった」  (中根政人)

   ◇  ◇

 現職の大沢正明氏の圧勝だった知事選。低調に終わった選挙戦を振り返り、大沢氏再選の意味や、非自民勢力の結集に向けた課題を探った。

3755チバQ:2011/07/07(木) 19:49:44
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20110707/CK2011070702000101.html
2011ぐんま知事選 戦いを終えて<下> 「非自民」結集できず 「小寺系」の惨敗
2011年7月7日

落選が決まった後、女性支持者と握手をする後藤新氏=3日、前橋市で


 落選が決まった三日夜、後藤新氏(50)の選挙事務所では女性支持者が重い雰囲気を振り払うかのように「今日は泣きません。この次、後藤新を群馬のために役立てましょう」とあいさつした。後藤氏は頭を下げたが、記者団に四年後に再挑戦するか問われ「私自身がすぐにどうこう言うことはない」と明言しなかった。

 故小寺弘之前知事の“後継”として挑んだ後藤氏。一党一派に偏らない「草の根選挙」を進めたものの、獲得した十五万票弱は有効投票数の25・60%にとどまった。

 再選した大沢正明氏(65)を支えた「自民勢力」が底堅さを示したのと対照的に、後藤氏は沼田市や藤岡市で後援会組織ができないなど支持基盤が県全域に広がらず、無党派層を含めた「非自民」票を掘り起こせなかった。

 陣営は、地元の前橋市で高木政夫市長や岩上憲司県議らの応援を受けたが、組織としてまとまりきれず、大沢氏に及ばなかった。

 後藤氏は「組織づくりが遅れ、準備不足だった」と敗因を分析。「小寺さんの後継というのは精神面や政治理念ではその通りだが、政治勢力としては何も残っていない」とも述べ、かつての小寺支持層をまとめきれなかった無念さも見せた。

 非自民勢力が結束できない一因に自主投票だった民主党県連のまとまりのなさもある。だが、後藤氏の選対本部長の角倉邦良県議は「群馬の民主は組織力がなく、応援を受けたとしても大差なかった」と言い切る。「争点を絞り込んで有権者に示すことができず、挑戦者としてもっと早い仕掛けが必要だった」と振り返った。

 三日夜に後藤氏の選挙事務所を訪れていた民主党の宮崎岳志衆院議員は「県議、市町村議、業界団体のほとんどを自民が押さえている。民主だけでなく無党派も含めて幅広い非自民を結集しなくては、群馬は変えられない」と話し、苦渋の表情で続けた。「自民以外の勢力が分かれているようでは、勝負にならない」  (中山岳)

3756チバQ:2011/07/08(金) 23:51:34
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110708/chb11070821590012-n1.htm
千葉県議補選に2人出馬表明
2011.7.8 21:58
 大野真県議死去に伴う千葉県議補選印旛郡選挙区(15日告示、24日投開票)について、元県まちづくり公社部長の酒瀬川健一氏(63)は8日、自民公認で立候補すると表明した。

 また、英会話教室経営の岩井泰憲氏(41)も同日、無所属で民主の推薦を受けて立候補することを明らかにした。

3757チバQ:2011/07/08(金) 23:58:28
>>3749-3750
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110708/ibr11070818410008-n1.htm
「買収、全く知らない」木本氏関与否定 水戸市議選・選挙違反事件 
2011.7.8 18:39
 水戸市議選(5月29日投開票)で投票などの見返りに現金を渡したとして、公職選挙法違反(買収)の疑いで、トップ当選した木本信太郎氏(33)の支援者で水戸市平須町、塗装会社役員、後藤信一容疑者(32)が逮捕された事件で、木本氏は7日夕、同市内で記者会見し、険しい表情で「依頼も資金提供もしていない。(買収行為は)全く知らなかった」と述べ、自身の関与を否定した。

 木本氏によると、後藤容疑者とは1月、知人の紹介で知り合った。ただ、事務所関係者を含め深い付き合いはなく、「見た目は派手だが、話すと熱い人と感じた」。後藤容疑者の塗装会社については「一般住宅の施工がほとんどで、市からの受注はないのでは。見返りの要求もない」という。

 後藤容疑者から「人を集めるからあいさつしてくれないか」と呼ばれ、買収があったとされる5月25日夕、市役所駐車場に向かい、60人以上を前に2、3分あいさつ。その後、個別に話していると、県警から解散を促された。現金の受け渡しは「見ていない」という。

 「(県警には)一刻も早く真相究明してほしい。事件が終結し、職務を全うしたい」。木本氏は会見をそう締めくくった。

3758チバQ:2011/07/10(日) 09:28:37
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20110709-OYT8T00130.htm
北総鉄道 補助金案可決
白井市議会 運賃値下げ継続へ
 第3セクター「北総鉄道」への補助金支出問題で、白井市議会が8日、北総鉄道への補助金3450万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を賛成多数で可決した。県や沿線6市などが2009年に合意した、補助金で運賃を値下げする枠組みは当面守られることになった。

 この日の市議会では、補助金を削除した補正予算案に対する修正動議が一部議員から提出されたが、議長を除いた20議員のうち賛成9の少数で否決した。

 伊沢史夫市長は「市民との約束通り、合意を守ることが出来た。今後は県や沿線6市と連携し、公金支出のない値下げを目指す」と語った。一方、補助金支出反対派の山本武議員は、「公金支出が間違っているという我々の姿勢は変わらない。今後も監視を続ける」と話した。09年の合意を受け、同鉄道は昨年7月から、約5%の運賃値下げを実施しているが、合意が守られない場合、運賃を元に戻すと県に伝えていた。

 白井市議会では10年3月と同6月の2回予算案から補助金支出を削除。同年9月議会は補助金賛成、反対派の駆け引きから空転、流会となり、横山久雅子前市長が支出を専決処分した。今年3月には補助金を削除した予算案と市長の不信任決議案を可決。市長は失職して出直し市長選となり、補助金支出を訴えた伊沢市長が初当選した。定例会ではほかに、地方税法改正に伴う税条例の一部改正など計6議案を可決、閉会した。

(2011年7月9日 読売新聞)

3759チバQ:2011/07/10(日) 09:35:45
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110708/stm11070810590000-n1.htm
【知事選 共産党の戦略】
(上)生活相談が支持者獲得にリンク
2011.7.8 10:57 (1/3ページ)

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共産党の所属議員の事務所では、生活に関する相談を受け、善後策を講じることに活動の主眼が置かれている=6日午後、さいたま市南区
 「病院に連れて行ってくれ。もう3日も食べられないんだ」

 こう言いながらやってきた初老の男性は、ひどくやつれた土色の顔で、立っているのがやっとのようだった。所持金は100円ほど。健康保険証も持っていなかった。

 男性が駆け込んだのは、さいたま市南区のJR南浦和駅近くの路地に面した雑居ビル。4月のさいたま市議選で初当選した共産党の市議、守谷千津子(59)の事務所だ。守谷はすぐに、ある病院に連絡を取り、診察を受けさせた。男性は開放性結核だった。

 仕事は工事現場の交通整理。時給は約800円。登録型の派遣のため、収入は安定していない。一人暮らしで身寄りもなかった。現在は療養中の男性に、最近、守谷が電話してみたら、泣きながらこういわれたという。

 「あなたのおかげで死ななくてすんだ」

    ■ ■ ■

 守谷の事務所では週に2回、生活相談会を開き、ボランティアの相談員が市民からの困りごとを聞いている。仕事がない、多重債務に悩んでいる、融資を受けたい…。こんな切迫したものから夫婦間のトラブルまで、相談内容はさまざまだ。相談者は共産党の支持者ばかりではなく、「生まれて初めて共産党と関わりをもった」と話す人も多いという。

 守谷らが特に重きを置いているのは、相談者の中でも仕事がなくて生活が困難な人に生活保護を受給させることだという。「生活保護は憲法で生存権を保障している国の義務と考える」と守谷はいう。

 こうした活動を概観する限りは、“共産党色”は薄い。そもそも、市議の事務所で行うべき活動なのかという疑問すら沸く。だが、10年以上この事務所でボランティア相談員をしている名取元(81)の言葉に、その疑問を解くカギがあった。

 「生活相談にきた人には、『赤旗を読んでください』と話しています」

    ■ ■ ■

 「なぜ、自分はこんな境遇になったのか。それは『自己責任』では片づけられず、社会が病んでいるからだ。そういう社会を一緒に変えていく運動をやりませんか、と呼びかけているのです」

 名取はこう強調する。ただ、共産党の日刊機関紙「しんぶん赤旗」は編集方針が一般紙とは大きく異なり、万人向けのものとは言い難い。「国民運動面」に掲載されているのはスポーツではなく労組などの活動紹介。皇室報道に敬語は使われない。

 また、事務所の本棚の隅には、15巻の「レーニン全集」があった。守谷は「飾ってあるだけ」と苦笑する。しかし、マルクス・レーニン主義を信奉している国民は、現在はかなり少数派といえるだろう。

 4月の統一地方選でも、共産党は退潮傾向だった。現状では、共産党が県民の多数派を形成するのは難しいのではないか−。そう直接問いかけると、名取からこんな答えが返ってきた。

 「丁寧に話せば分かってくれる人は多いはず。私たちは今すぐのことではなく、未来の明るい社会を信じて活動している」

        =敬称略

     ◇

 14日告示の埼玉県知事選は、民主党、自民党、公明党が支持する現職に共産党推薦候補が挑み、さらに無所属新人2人、諸派1人を交えた5人による戦いとなりそうだ。共産党は今回も推薦候補を擁立したが、果たして現職への批判票の受け皿となりうるのか−。知事選に挑む共産党の「戦略」を追う。(安岡一成)

3760チバQ:2011/07/10(日) 09:36:13
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110709/stm11070915120001-n1.htm
【知事選 共産党の「戦略」】
(下) 蕨市長選の勝利、知事選にも活用 ただ…
2011.7.9 15:10

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知事選に向けた決起集会で、出馬経験者らと壇上に立つ原冨悟氏(右から4人目)。今回、共産党はどこまで戦えるのか=6月13日夜、さいたま市浦和区
 「ただ悪口を言うことしか能のない人で、政策論争ができなかった」

 「私が共産党の参謀長だったら、もっと論点を出すことができた」

 前回(平成19年)の埼玉県知事選を伝える当時の産経新聞埼玉版を繰ると、現知事の上田清司(63)は、共産党が推薦した対立候補と共産党自体について、このように斬って捨てるような発言をしている。

 この話を、当時まさに参謀長だった人物にぶつけてみた。

 「政策論戦の意味を上田知事は取り違えている。彼は医師数不足を問われたときに、人口比では全国最下位なのに『面積比で考えると足りている』とごまかした。議論にならんよ」

 こう憤った“元参謀長”こそ今回、共産党推薦で知事選に出馬する原冨悟(63)だ。原冨は平成12、15、19年の知事選で、共産党擁立候補の選挙対策本部を取り仕切った。

 共産党県委員長の小松崎久仁夫は、原冨を「知事に挑める論戦力を持っており、我々が出しうる中では最高の候補だ」と評する。

    ■■■

 知事選では手も足も出ない状態が長く続いている共産党だが、県内では共産党籍を持つ市長が今年6月、再選を果たしている。蕨市長、頼高英雄(47)だ。しかも、頼高は一騎打ちとなった自民推薦の対立候補にダブルスコアで勝利している。

 「イデオロギーは市政には関係ない。私は無所属の市民党。自分から共産党籍であることを発信しない。市民の要望に耳を傾けて作った政策を実行するだけ」

 頼高はこんな自らの姿勢を繰り返し強調する。それは、「建前」に聞こえなくもない。しかし、建前に徹する頼高の「戦略」は、実際に成功を収めている。

 小松崎はいう。「保守の支持基盤が強い地域で彼が勝ったのは、どちらが自分たちの願いに寄り添う市政になるか考えた市民が多かったからではないか」

    ■■■

 「県政に求めるのは自己満足か、県民の満足か。それを争点にしたい。上田知事は自己満足なんだ」

 「有権者の要望を聴く」という点で、原冨は頼高とほぼ同じ戦略を明かした。

 自らが設定した目標をクリアした実績を強調する上田だが、県民世論調査では肝いり政策があまり知られていない実態が浮かび、「知事と県民の意識にズレがある」との指摘があるのも事実。原冨はこの点を攻めるというのだ。

 原冨陣営は、「2000年(平成12年)の知事選での戦いを呼び起こしたい」と考えている。この選挙では、当時現職の土屋義彦に共産推薦の高橋昭雄が挑み、68万票余りを獲得した。「あの票が発展していけば、上田さんの背中が見えてくる」(陣営)という。

 しかし、この時は衆院選とのダブル選で、投票率は59・19%と高かった。しかも、当選した土屋は高橋の3倍以上の218万票余も獲得。19年の知事選でも、共産党推薦候補は上田に3倍近い差で敗れている。

 告示前から投票率の低下が懸念されている知事選。有権者の関心を高めるには、現職に対するしっかりとした対立軸を構築することが欠かせない。冒頭の言葉を上田に再び繰り返されないよう、共産党には今こそ「たしかな戦略」が求められている。

        =敬称略

(安岡一成)

3761チバQ:2011/07/10(日) 09:53:28
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20110709-OYT8T00135.htm
任期「元気なら分からぬ」


「2期8年」修正知事、4年後に判断
 大沢知事は8日、再選後初の定例記者会見で、「2期8年」としていた自らの任期について、「4年後、元気であれば分からない」と述べて、任期の終盤に改めて進退を判断する考えを明らかにした。知事は初当選時の選挙公報に「大沢正明の約束 任期は最長2期8年まで!」と記載し、県議会でも同様の考えを述べ、2期で勇退する意向を示していたが、今回の圧勝で3選も視野に入れた軌道修正を行った。

 知事は会見で「私は最初から(権力は10年もたつと腐り始める)『権腐十年』と言っている」と語り、2期と3期の中間が、引退の頃合いとの考えを表明。その上で、「県のリーダーは、休む間もなく奉仕する精神力が続かなければいけない。4年後、無理であれば2期8年」と述べて、気力や体力が判断基準になるとの考えを示した。

 1期目は返上した退職手当については、「基本的にはもらってもおかしくないが、(小寺弘之前知事時代の)5000万円というバカな金額ではなく、民間並みで検討すべき」と指摘。現行の県条例では約3770万円が支給されるため、支給水準を大幅に引き下げて受け取る意向だ。

 知事が従来から「大きすぎる」としていた前橋市大手町の知事公舎(2階建て、敷地面積1380平方メートル、延べ床面積180平方メートル)については、近く、有識者を交えた第三者委員会を設置し、廃止の是非を検討する方針を明らかにした。

 知事は会見に先立ち、県庁で初登庁式を行い、その後、幹部職員に対し「県政の原点は現場。机上の空論では地域のためにならない。県民の血税を使う立場を自覚し、県民のために何ができるのか、もう一度考えないといけない」と訓示を行った。

(2011年7月9日 読売新聞)

3762チバQ:2011/07/10(日) 13:09:20
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20110705/CK2011070502000061.html
2011ぐんま知事選 得票分析 大沢氏-全市町村で最多票獲得 後藤氏-「非自民」前橋でも敗北
2011年7月5日

 知事選は、再選を目指した無所属現職の大沢正明氏(65)=自民、公明、みんなの党推薦=の圧勝に終わった。大沢氏は、地元・太田市をはじめ県内全市町村で最多票を獲得。一方、対抗馬とされた無所属新人の後藤新氏(50)は、「非自民」の勢力が強いはずの県都・前橋市で一万七千票以上引き離されるなど、全県で大沢氏に三倍近い得票差をつけられる大敗を喫した。 (中根政人)

 市町村別の得票数を見ると、大沢氏は、民主党の県議を含む超党派の支援を結集した太田市で、後藤氏に約四万票もの大差をつけた。県内で最も投票者数の多かった高崎市では、後藤氏の約二倍の票を獲得したほか、都市部で後藤氏と最も票差の少なかった伊勢崎市やみどり市でも二倍以上の票を得た。

 前橋市は、非自民の高木政夫市長が後藤氏の支援に回るなど大沢氏は苦戦が予想されたが、ふたを開けてみれば約五万五千票を獲得。後藤氏の約三万八千票を大きく上回った。

 一方、後藤氏は、過去最低だった36・62%の投票率が表すように、無党派層の票を十分に掘り起こせず、前橋市など頼みの都市部で得票が伸び悩んだ。市部の得票合計は約十二万九千票で、大沢氏に十八万票近く引き離された。自民の支持基盤が強固な郡部では、後藤氏の得票合計は二万票に満たず、八万三千票余りを獲得した大沢氏の四分の一以下にとどまった。

 共産新人の小菅啓司氏(60)、無所属新人の海老根篤氏(64)は全県で得票が伸びなかった。

3763チバQ:2011/07/13(水) 19:13:25
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110713/crm11071319070021-n1.htm

 「公舎への女性宿泊報道」受け、群馬県知事が会見 「妻から『許し難い』と叱責」
2011.7.13 19:03


週刊誌報道を受け記者会見する群馬県の大沢正明知事=13日午後、群馬県庁
 群馬県の大沢正明知事(65)は13日、前橋市の知事公舎に女性を宿泊させたとする週刊新潮の報道を受けて記者会見。事実を認め「憶測を呼ぶ行動で県民に迷惑をかけた」と謝罪したが、辞職は否定した。知事は7月3日の知事選で再選を果たしたばかり。

 知事によると、女性は自らが顧問を務める社会福祉法人の経理を担当。月に1度、公舎で知事に事業報告をしていたが、今月8日にはソファで2人きりで飲酒、そのまま宿泊した。知事は妻から「許し難い」と叱責されたという。

 昨年から40回以上も女性を公舎に泊め、“愛人”関係にあると記事で指摘された点については「意味が分からない」と釈明した。

 知事が初当選した平成19年以降、公舎では浴室をユニットバスに改修したり塀を高くするなど、税金を使って住環境を整備。にもかかわらず知事は、妻のいる同県太田市の自宅から県庁に通い、公舎は週に1、2度しか使用していなかった。

3764チバQ:2011/07/14(木) 23:22:25
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089893576/4337
とか

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1107140001/
黒岩知事が特別秘書に千田氏起用へ/神奈川
2011年7月14日
 黒岩祐治知事が自身の政治活動を支える知事特別秘書に、菅義偉元総務相の公設第1秘書を務めた千田(ちだ)勝一郎氏(40)を起用する方針を固めたことが13日、分かった。神奈川県政史上2人目の特別秘書で、近く任命される見通し。

 千田氏は横浜市港南区在住。立教大学卒業後、大手商社勤務を経て松下政経塾に入塾。2006年から自民党岩手県参院選挙区第1支部長を務め07年の参院選に出馬、08年6月に現自民党神奈川県連の菅会長の公設第1秘書に就任した。

 黒岩知事は神奈川新聞社の取材に対し、千田氏起用の理由について「人格的にも能力的にも素晴らしい方で、神奈川のこともよく知っている」と述べ、側近としての手腕に期待を寄せた。

 特別秘書は、地方公務員法に基づき条例で設置できる特別職。神奈川では松沢成文前知事の2期目にあたる08年4月に設置条例が施行されており、県議会の同意などを必要とせずに知事が任命できる。松沢県政では、今岡又彦氏が約2年10カ月にわたり務めた。

3765名無しさん:2011/07/15(金) 18:10:13
他人のおち○ちんが大好きな、変態便器妻です…。
http://goo.gl/H35gD

3766チバQ:2011/07/15(金) 20:47:36
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20110711-OYT8T00919.htm
教育現場  格差との闘い
2011知事選 課題の現場  公立進学校連携/就職難に危機感

 浦和、大宮、浦和一女。「県立進学トップ校」と呼ばれる3校の教頭の間で今、こんな会話が日常化しているという。「小学4年生ぐらいをターゲットに、合同で学校の説明会を開かないといけない」。都内や県内の私立校との競合が激化している。「中高一貫への進学を意識する年頃に、保護者にもPRしないと我々の存在が薄れる。公立色を出すには合同でやることが大事」(山本健敬・大宮高校教頭)というわけだ。

 3校は、県教委が2007年度に始めた「将来の日本をリードする人材育成事業」の一環で合同夏季講習にも乗り出した。各校の高いレベルの授業などを共有できるようにした。事業は昨年度に終了したが、今年も継続するという。

 県立高校の連携は、各地域で中堅校を取り込みながら進んでいる。ある県北の高校の担当者は「不得意科目を安易に切らずに、国公立大を希望する生徒が増えるなど進学面で効果は表れている」と話す。

 県教委は今年度、県内11校を指定した難関大学進学の推進事業も開始した。

     ◇



求人票をチェックする東郷教諭。出足の鈍さが気がかりだ(吉川高校で) 普通科高校で就職率県内トップクラスの吉川高校。高卒の就職希望者を対象にした企業の求人票が今月、送られ始めた。就職を担当する進路指導主事・東郷宏教諭の表情が曇る。「今年は求人の出だしが悪い」。06年度に420件だった求人票は、昨年度は292件と減少。今年は昨年より、第1週目の送付数が3分の1近く減っているという。

 県教委は06年度から、中途退学者を減らす事業を始め、就労体験や基礎学力を身に着けさせる取り組みを推し進めてきた。中退者数は04年度の全国ワースト2位から、09年度は8位になった。吉川高校も、安定した就職状況を背景に課外学習などを行い、中退者を減少させた。東郷教諭は「将来何ができるか、何がしたいか、間口を広げて考えよう」と呼びかけてきた。

 しかし、これまで以上に厳しい今年、生徒たちに戸惑いが広がっている。「就職難が続けば、高校での指導にも限界がある。小中学校や家庭で、基礎学力やあいさつを身に着けさせる重要性が一層高まっていくのではないか」。東郷教諭の危機感は強い。

     ◇

 金曜日の午後6時、春日部市内の老人ホームに中学2〜3年生たちが集まってくる。生活保護世帯の生徒を対象にした「学習教室」。中卒者を減らすため、県が昨年度から始めた事業だ。教員OBらが務める学習指導員が生徒たちに参加を呼びかけ、学生ボランティアらが教師役を務める。

 対象は3年生だが、希望者は学年を問わず、無料でサポートする。今年度は開催場所を10か所に倍増させた。参加する中学2年の男子生徒(13)は、母親から「無料だから行ってみたら」と勧められたという。「英語でついて行けないところが出始めたけれど、塾には行けない。ここで追いつきたい」

 しかし学習意欲がある生徒ばかりではない。「『自分には学力がない』『中学を卒業したら働く』と決めつけ、見向きもしない子どもたちはまだまだ多い」と、ある学習指導員は打ち明ける。

 「格差の固定化はよくない。失敗してもチャレンジできるチャンスが常になければ社会は活性化できない」。事業を始めた上田知事の理念は、じわじわ進む「硬直化」の裏返しである。

(2011年7月12日 読売新聞)

3767チバQ:2011/07/15(金) 20:48:10
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20110712-OYT8T01120.htm
拠点病院も医師不足  受け入れ拒否/診療所連携、難航も

2011知事選  課題の現場
 深谷赤十字病院(深谷市)に先月中旬、心肺停止状態の4か月の乳児が搬送されてきた。救急の医師によって蘇生したものの、乳児はすぐ、県内の別の病院に転送された。常勤の小児科医が不足し、24時間の監視態勢が取れないためだった。



深谷赤十字病院の待合ロビー。患者に医療連携への協力を呼びかける立て看板が設置されている(深谷市で) 救命救急、周産期母子医療、がん診療、災害時の医療拠点などを担う県北部の総合的な医療拠点だが、2006年に73人いた常勤医は今年5月時点で65人に減った。他の病院に派遣を要請するなど努力を重ねても、内科系医師は4人減り、糖尿病患者の受け入れは縮小、人間ドックも中止した。眼科と耳鼻科は、非常勤医だけでまかなう。毎日の診療はできない。入院は当然、受け入れられない。

 同病院は07年、県から地域医療支援病院★に指定された。諏訪敏一院長はため息をつく。「いつでも、どんな容体でも診られる時代ではなくなっている。患者に診療所との通い分けをしてもらうよう、県も取り組みを強化してほしいのだが」

     ◇

 同じ地域医療支援病院の済生会栗橋病院(久喜市)では、救急搬送の受け入れを断るケースが増えている。昨年度は913件で、5年前の約3・6倍になった。受け入れ要請が3295件と、5年前より655件増加する中、1日あたりの外来患者は250人程度までにしか減らず、許容範囲を超えたためという。

 緊急の治療を終えた患者を、身近な「かかりつけ医」に逆紹介する医療連携を進めた結果、昨年度の逆紹介率は84・7%で5年前より約35ポイント上昇。しかし、風邪や軽度な慢性疾患で薬を処方してもらうために診察を受ける「大病院志向」の患者も依然として多い。「連携を進めなければ、外来患者は減らず、必要な救急患者の受け入れはできない」。同病院地域医療連携センターの黒沢正剛・副センター長は危機感を募らせる。

 上田知事は前回知事選のマニフェストで「地域医療支援病院を6から10に」と掲げた。結果的に11に増やす実績を残したが、課題は多い。

     ◇

 県は09年度以降、医師不足や地域医療連携などに対応するため専門の担当者を置く。病院誘致に失敗し、拠点病院がない加須市に対しては、周辺市町や医師会を説得するなどして支援。周辺自治体の中核病院や診療所などと、カルテなどのITネットワークを結び、医療連携しやすくする取り組みが来年4月、試行段階に入るという。

 それでも、県内で進行する医療の空洞化は、加須市のような分かりやすいケースばかりとは限らない。

 川越市の病床15床の「西部診療所」。川越市や比企郡の医療圏にある地域医療支援病院と連携を組むものの、支援病院に指定されていない鶴ヶ島市などの病院と独自に連携している。診療所の患者を救急搬送しようとして、受け入れを断られることもあったという。診療所の小川正時理事長は「診療所は制度や人材、設備などから受け入れられる内容は様々。ハード面より、こうした違いをこまめに聞き取って連携のルール作りをすることが、県の医療行政の役割として重要ではないか」と指摘している。

  ★地域医療支援病院 医療法に基づき、救急医療体制や病床数などの基準から判断し、各都道府県知事が決める。連携する診療所から患者の紹介を受けたり、軽度な慢性疾患などの場合には、診療所に逆紹介したりすることになっている。

(2011年7月13日 読売新聞)

3768チバQ:2011/07/15(金) 20:48:49
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20110713-OYT8T01144.htm
「安心」の形  震災で変化

2011知事選  課題の現場  防犯に住民パワー 新たな不安放射線

 さいたま市浦和区の自治会館。午後8時前、赤色の信号灯を手に、反射材付きのベスト姿で週2回集まってくるのは「常盤1、2丁目自治会防犯部」のメンバー。計4班が約1時間、町内を見回る。近隣地域で2004年冬、ごみの収集場所を狙った連続不審火が発生し、有志5〜6人が始めた活動がルーツ。翌年から「防犯部」となり、今や50人以上が参加している。

 「防犯」と書かれたそろいの帽子をかぶり、公園脇の暗い道や細い路地も縫い、ごみの収集場所などを警戒して回る。帰宅女性を狙った痴漢対策として、通行人には必ずあいさつする。

 昨年までリーダーを務めた丸山繁子さん(75)は言う。「新住民には回覧板だけじゃだめ。私みたいなおばちゃんが威勢良く何度も声をかけると、中には『仕方ない』って来てくれるのよ」。放置自転車や、切れた街路灯を見つけたら市の担当者らにすぐ連絡する。「逆に行政側も街づくりに関する情報をこまめに早く出してくれるようになる。そうすれば、私たちも出来ることを考えられる」

     ◇



パトロールする「常盤1、2丁目自治会防犯部」のメンバー。狭い道もこまめに回る(さいたま市浦和区常盤で)



大気中の放射線量を測定する県職員。県民の関心は高い(さいたま市岩槻区で)  上田知事は自身の県政検証で「民間の自主防犯団体を5205団体育て、ダントツ日本一」とアピールした。実際、10年の刑法犯認知件数は10万件余で、3年前より2万件程度減った。丸山さんら住民たちの力にも支えられ、上田知事が掲げる「安心」は成り立ってきた。

 しかし「安心」は、東日本大震災後、変質した。影響が直ちに現れない不可視の物質への「不安」。こればかりは住民パワーに頼るわけにはいかない。

 県が、校庭など全県116か所で大気中の放射線量測定を始めたのは、原発事故から3か月以上経過した今月だ。県は今後、測定機材を調達するなど態勢作りを急ぎ、農産物や浄水施設での検査も強化する予定という。上田知事は、13日の記者会見で遅れを認め、「長期戦だと判断し、きちっとした検査をすべきだと思った」と語った。

 それでも「県」による全域的な測定に住民の期待は高い。測定のスタート地点となった県立岩槻商業高校近くに住む主婦(29)。2歳の長女の子育て中で、「インターネットでは個人も含めていろんな数値が出ている。県が測るなら信頼できそうだし、全県統一なら比較もしやすい」と評価した。

 問題は次のステップだ。

 川口市は6月20日、国際放射線防護委員会の基準値を基に、毎時0・31マイクロ・シーベルトの市の独自基準を設定。超えた場合は屋外授業を制限するなど注意を促す措置を取ることを決めた。7月5日には市内10か所で独自の測定を始めている。隣の戸田市も基準値を決め、上回った場合の対応を検討中。「市民の不安の声が多く、国や県が動くのを待っていられない状況だった」と両市の担当者は口をそろえる。

 戸田市と隣接する朝霞市では、震災後3か月足らずで700件近い問い合わせが殺到し、3台の簡易測定器を購入し測定を進めている。担当職員はつぶやく。「どこまでやったら市民の『安心』にこたえられるのか。市では限界がある」

 「安心」はおそらく、現在の政治テーマのうちで最重要なものの一つだ。しかし、3・11後の「安心」の形は、まだ見えてこない。

(2011年7月14日 読売新聞)

3769チバQ:2011/07/15(金) 20:50:55
キャッシュだけど

http://cache.yahoofs.jp/search/cache?c=MbCcCDtqvCkJ&p=%E7%B5%8C%E5%96%B6%E6%84%9F%E8%A6%9A+%E5%95%8F%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%82%8B%E8%BE%B2%E5%AE%B6++%E8%B2%A9%E8%B7%AF%E9%96%8B%E6%8B%93%E3%81%AA%E3%81%A9%E3%81%A7%E7%9C%8C%E6%94%AF%E6%8F%B4&u=www.yomiuri.co.jp%2Fe-japan%2Fsaitama%2Fnews%2F20110707-OYT8T01238.htm
経営感覚 問われる農家  販路開拓などで県支援
2011知事選  課題の現場

 川越市鴨田にある花卉(かき)農家、山田英夫さん(65)の温室。大切に育ててきたトルコキキョウの出荷をほぼ終えた。「大震災の影響で市況が崩れたけれど、それなりに踏ん張れたかな」。山田さんはほっとした様子だ。

 約2・5ヘクタールの田畑で米や麦、レタスを作るありふれた農家だった。「自給自足の延長線上。お客さんのことなんて考えたこともなかった」。今では8農家で栽培組合を作る。大量生産でコストを下げ、生花業者から有力供給者として認められるようになった。6年前から、地元の70農家で独自の常設直売所も開く。収入はかつての3倍以上に増えた。



トルコキキョウの温室を見回る山田さん。「どうすれば喜ばれるか」を常に考えている(7日、川越市鴨田で) 市場を意識し、企業的経営のできる農家を増やすため、県は2005年から、山田さんのような農家たちに支援の軸足を移し始めた。従来の栽培技術の指導だけでなく、販路開拓や経営の相談にも乗る。上田知事は前回選のマニフェストで「農業所得1000万円農業経営体」を提唱している。

 山田さんも、慣れない新品種の栽培技術、売れ筋情報、直売所の運営ノウハウなど、様々な面で行政の知恵と人脈を借りたという。長男の宜正さん(36)と栽培に取り組む山田さんにとって、「息子の代には、今以上に企業経営者の感覚が必要になる」との読みがある。「お金をばらまくより、経営コンサルタント的な知恵で手助けしてほしい」。県への注文だ。

     ◇

 深谷市で40年ほど養豚を手がけてきた男性(62)。約30年前に建てられた豚舎では、数年前まで600頭がひしめいていたが、今は100頭ほどしかいない。今秋の出荷を最後に養豚をやめるという。周囲でも養豚農家が次々と姿を消し、野菜栽培に転換している。餌代の高騰、輸入肉に引きずられた価格の下落などで採算が取れなくなっているからだ。

 「昭和の頃は驚くほどもうかる時期もあったが、今はだめだ」。餌やりや清掃、温度管理は機械化されており、夫婦で続けられなくはない。しかし、老朽化した豚舎の修繕には約500万円がかかる。回収の見込みはないという。

 男性は今、キュウリやトウモロコシ、白菜、深谷ネギなどの野菜を育てる。収入は2割減った。「養豚をやめるのはさみしい気分だが、仕方がない。今さら販路を自分で開拓できないし……」と男性は語った。

     ◇

 山田さんには転機があった。約20年前、市が旗振り役になって始まった週1回の市民直売会。妻が、趣味で育てたトルコキキョウを出品した。1本100円。「そんなびっくりするような高い値段で」。鼻で笑う山田さんの目の前で、花は飛ぶように売れていった。「お客さんが目の前で反応する。良いのを作れば常連客になる。商売ってのは楽しいものなんだな」。今まで感じたこともなかったやりがいが生まれた。

 大規模経営やブランド産物の栽培で力をつける農家が現れる中、希望を失っていく農家をどう支えるのか。行政に“転機の提供”は可能だろうか。

(2011年7月8日 読売新聞)

3770チバQ:2011/07/15(金) 20:51:44
http://cache.yahoofs.jp/search/cache?c=fLN6UsaezfMJ&p=%E5%A4%A7%E8%A6%8F%E6%A8%A1%E9%96%8B%E7%99%BA%E3%81%AE%E8%A1%97++%E9%81%A0%E3%81%84%E3%80%8C%E3%81%94%E8%BF%91%E6%89%80%E3%80%8D&u=www.yomiuri.co.jp%2Fe-japan%2Fsaitama%2Fnews%2F20110705-OYT8T01189.htm
大規模開発の街  遠い「ご近所」
2011知事選  課題の現場

 約4400世帯が暮らす草加市の松原団地。来月には恒例の夏祭りを控える。団地は1962年にできた。オリンピックが2年後に迫り、東京が高速道路などの建設ラッシュにわいた時期。都内で働く地方出身者たちが「駅が近く、都心に出やすい」と殺到した。48回目になる今年の夏祭りはしかし、大幅縮小が決まった。子どもが参加する名物の山車の練り歩きは範囲を削り、スイカ割り会場も半減、花火の量も減らすという。

 「うちの自治会は参加者の意識が高いと公団から言われていたものです」。自治会の古株はため息をつく。子育て世代であふれた時代から約半世紀。先月開かれた夏祭りの実行委員会の会合で、祭りをもり立ててきた住民から、こんな意見が漏れたという。「みんな年を食ってしまった。今まで通りは無理」「なるべく楽な方法でいいじゃないか」

     ◇



夏祭りを知らせる自治会報紙面を練る自治会役員ら(松原団地の集会所で)



建て替えられた団地。週末の昼間だが、あいさつはほとんど聞こえてこなかった(松原団地で)  団地では数年前から孤独死が日常化している。引きこもりがちな独居高齢者のためにと、自治会費で「ふれあい喫茶」を集会所で運営するが、「独居の人が来ない」(自治会役員)。

 住民の有志は、県の事業「ボランティアおたすけ隊」への参加を検討、事業を始めた団地も視察した。県は3年間、運営費の補助金(上限計450万円)を自治会などに支給。地域では元気な高齢者が、高齢者宅を訪問し、片づけなどをすると、対価として地域振興券を受け取るシステムだ。しかし、有志たちは「振興券に協力してくれる元気な商店がない」と諦めた。団地の商店は、近隣のスーパーや郊外型店舗などにおされ、経営が厳しくなっている。

 仮に事業を導入しても、結束の成否は微妙だ。

 2年前にタクシー運転手を辞めた独居の無職男性(67)は「見ず知らずの人に家に入ってほしくないし、自分に何ができるかも分からない」と言う。

 隣室で暮らす医療事務のパート女性(54)。「駅に近い物件だから」と昨年、夫と息子と一緒に引っ越した。以前住んでいた草加市の住宅地では、近所の女性同士で洗濯物を取り込んだり、一緒に病院に行ったりした。今、住民との接点はほとんどない。女性は県の事業自体に首をかしげる。「元々、つながりがしっかりしていないのに、いきなりボランティアで助け合いなんてできるかしら」

     ◇

 若い世代や新規入居世帯が集まってはいる。都市再生機構(UR)は2002年から一部の高層化など建て替えを進めている。しかし、団地住民のうち、5割強にあたる2300世帯は自治会員に登録していない。

 3人の息子がいる主婦(40)は「つながりを広げる機会は夏祭りぐらいだったけれど、それも下火になって行かなくなった」。3歳の三男を連れ、団地を散歩しても、ほとんどあいさつを交わさない。高齢者からも声はほとんどかからない。「ついの住み家にという意識もない。人間関係をつくる努力をする必要もないかなと思ってしまう」と主婦は話した。

 県営とURの団地は県内に455か所。07〜10年度に12団地で建て替えが済み、8か所で進行中。こうした地域で“つながり”をどう再生するのか。県内各地で今もにぎわいを見せる大規模開発された街の、将来の鍵を握る問題にもなる。

     ◎

 知事選の告示が14日に迫った。震災後、日常生活を見つめ直すようになった県民にとって、今後4年の県政を決めるこの選挙が持つ意味は少なくない。課題を抱える現場を歩いた。

(2011年7月6日 読売新聞)

3771チバQ:2011/07/15(金) 21:12:37
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000001107150003
「黒岩流」に批判続出
2011年07月15日

 県議会第2回定例会は14日、太陽光パネルを設置する家庭への補助策を含む計125億円の一般会計補正予算案など計17議案を全会一致で可決して閉会した。弁護士の高井佳江子氏(62)の人事委員再任も同意された。


 4月に就任した黒岩祐治知事が初めて臨んだ県議会だった。黒岩氏は所信で「4年間で200万戸分の太陽光パネルを設置する」と述べたが、具体策を示さないことに各会派から批判が続出した。
 この日も、最大会派・自民党の長田進治氏が「高い目標を掲げた心情は理解できるが、今後は現実的な数字を示すことが重要だ」と訴えた。


 民主党の長友克洋氏は「知事のビジョンと(現実と)の整合性を高める庁内議論を求めたい」と語り、「思い」が先行する「黒岩流」にクギを刺した。公明党の高橋稔氏も「(黒岩氏の)熱い思いは披瀝(ひ・れき)されたが具体的な議論には至らなかった」と振り返り、第3回定例会までに「200万戸分」を実現する具体的なプランの提示を求めた。

3772チバQ:2011/07/18(月) 18:45:02
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20110717-OYT8T00769.htm
各陣営、大票田に照準  連休の中日 県南中心に支持訴え

 31日投開票の知事選は17日、3連休の中日を迎え、各陣営は都市部の無党派層や、「埼玉都民」など平日に接触する機会が乏しい有権者を狙った活動を展開した。

 この日、共産党推薦の原冨悟候補(63)が選んだ活動場所は、ふじみ野、富士見、新座、志木、和光、朝霞各市。埼玉都民の多い県南西部だった。主要駅やスーパー、団地の公園などで街頭演説を重ねた。



候補者の訴えに耳を傾ける有権者  この地域を重視するのは、共産党の支持基盤が比較的厚い地域だからだ。2008年県議再選挙・西5区(ふじみ野市の一部)では、共産党公認の山川寿美江氏が、自民、民主両党がそれぞれ擁立した公認候補を破って勝利した。原冨陣営には「民主、自民の相乗り候補への批判票を取り込みたい」との狙いがある。

 ふじみ野市内などで行った4回の街頭演説には、山川氏が応援に加わり、「社会保障の水準を上げるよう行政と交渉してきた人だ。県民のための施策が実現できる」と支持を訴えた。

 16日は大票田のさいたま市を回った。18日は4月の県議選で共産党公認が勝利した所沢市を回る。

 民主、自民、公明各党の県組織が相乗りで支持する上田清司候補(63)は、朝から一日中、JR大宮駅に張り付き、動かなかった。前日の16日も大宮駅前に費やした。県内で最も乗降者数が多く、県内各所から買い物客が集まるため、「県内あちこちを回るより、多くの有権者に触れるうえで、効率的だ」と判断した。

 17日はそろいのTシャツ姿の民主、自民各党の県議らと並んだ。上田候補ののぼり旗をいたるところに立て、駅から出てくる客に次々と、顔写真と公約を載せた丸形うちわを配り続けた。

 河村たかし・名古屋市長や原口一博・前総務相、平沢勝栄・自民党衆院議員ら知名度の高い政治家が応援に駆けつけた。河村市長は「不登校児を減らしたのは立派。名古屋市もみならわなあかん」と2期8年の実績を強調した。

 18日は越谷、川口両市で街頭演説を行う。

 武田信弘候補(57)は17日、前日に続き、戸田、蕨、川口各市などの埼玉都民にターゲットを絞った。人口が密集する県南部で、5〜20分程度街頭演説を次々繰り返した。休日で街に繰り出した買い物客などが集まる駅前で活動が目立った。

(2011年7月18日 読売新聞)

3773チバQ:2011/07/20(水) 20:20:54
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001107200003
町長の解職を請求へ 岩舟の住民団体
2011年07月20日



佐野市と栃木市双方との合併協議会が併存する岩舟町で、栃木市との合併を求める住民団体「岩舟町を考える会」(石川弘会長)のメンバーが19日、同町の茂呂幸司町長の解職に向け、町選挙管理委員会(金沢真義委員長)に解職請求代表者証明書の交付を申請した。


 会見したメンバーは「今年1月の住民投票の結果、法律で設置された栃木市との合併協議会を延期させた茂呂町長の行動は民意を無視した暴挙だ」などと理由を話した。


 町選管によると、証明書は26日に交付される予定。その後、1カ月以内に有権者の3分の1を上回る署名が集まれば、町選管の審査、縦覧などを経て本請求される。6月2日現在の有権者数は1万5333人で、5111人以上集めれば3分の1を超す。


 茂呂町長は今月7日、栃木市との第2回合併協議会で「栃木市か佐野市か、住民投票で合併の相手先を決めたい」とし、合併協議の延期を申し出た。


 町は8月下旬をめどに住民投票を実施したいとしている。25日に臨時町議会を開き、住民投票条例案について協議する予定だ。

3774チバQ:2011/07/20(水) 21:36:30
>>3772
>顔写真と公約を載せた丸形うちわを配り続けた。

うちわの配布は有権者への寄附行為として公職選挙法にひっかかるって話があったような

3775チバQ:2011/07/21(木) 20:34:06
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/national/20110721-OYT1T00236.htm
みんな市議、10人に6万円「寄付」で在宅起訴
 今年4月の統一地方選で、みんなの党公認の新人として栃木県小山市議選に立候補し、初当選した上野明宏市議(47)が、選挙区内の住民に現金を寄付したとして、小山区検が公職選挙法違反(寄付行為)の疑いで小山簡裁に在宅起訴していたことが20日、分かった。

 起訴は4日付。

 起訴状によると、上野市議は4月24日施行の小山市議選に立候補する決意を有していた昨年12月下旬頃から今年1月9日までの間、10回にわたり、同市内の10か所で、選挙区内の住民10人に対し現金計6万円を寄付したとしている。県警が5月、同容疑で小山区検に書類送検していた。

 捜査関係者らによると、昨年12月中旬に立候補を表明。公職選挙法は、「公職の候補者になろうとする者」の選挙区内への寄付も禁止している。

 上野市議は読売新聞の取材に対し、「司法の場での結果が出てから、正式にコメントしたい」と話している。同市議選では2092票を獲得して10位で当選した。

(2011年7月21日10時09分 読売新聞)

3776チバQ:2011/07/21(木) 20:38:50
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20110721-OYT8T00050.htm
公舎に女性 知事給与1か月返上、月内に退去




60人辞任要求、質問状も


給与返上を表明した大沢知事(20日、県庁で)  大沢知事が公舎(前橋市大手町)に女性を宿泊させ、週刊誌に報道された問題で、知事は20日の定例記者会見で、「けじめとして7月分の給与を全額返済したい」と述べ、給与1か月分131万円の返上で責任を取る考えを表明した。公舎からも今月中に退去し、有識者らによる第三者委員会をつくって公舎の存廃を検討する。知事は、引き続き県政のかじ取りにあたる方針だが、県民有志が辞任を求める文書を県庁に提出。オンブズマンも知事あての公開質問状を出した。

 この問題を巡っては、同日夕までに、県庁に抗議や苦情の電話、メールが500件近く寄せられている。大沢知事は会見で「申し訳なく思っている。けじめをつけて、しっかり県政運営にあたりたい」と語った。

 公舎については「(自分は)使用しない。今後の有効活用を第三者委員会で検討してもらう」と説明。災害時などやむを得ない時は、ホテルに宿泊し、危機管理にあたるという。

 また、1期目は返上し、2期目は受け取る方針を示した退職金について、知事は「この問題と一緒にすることではない」と述べて、一連の問題の責任とは切り離して再検討する考えを明らかにした。

 一方、県庁には同日、知事の辞任を求める県民約60人が訪問。秘書課を通じて抗議の文書8通を知事に渡すよう訴えた。そのうち、約25人が記者会見を開き、前橋市の主婦安田節子さん(70)が「県民の信頼を裏切った罪は万死に値する」などと記した抗議文を読み上げ、愛人報道を否定した先週の知事の釈明会見を「全く信用できない」と批判した。「宛名書きなど選挙で大沢さんを応援した」という前橋市の主婦(70)は「1票を返してほしい」と語った。

 また、市民オンブズマン群馬(小川賢代表)も同日、公開質問状を提出。公舎への女性の宿泊回数を巡って、週刊誌報道と知事の説明が大きく食い違う点など、10項目について8月3日までに回答するよう求めた。

(2011年7月21日 読売新聞)

3777チバQ:2011/07/22(金) 22:54:06
http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/north/otawara/news/20110722/570110
大田原市議選、釈然としない日程変更
(7月22日 05:00)
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 「選挙日程が変わるなんて聞いたことがない」。大田原市議選の期日が、21日開いた市選挙管理委員会で当初決定していた告示、投開票日を1週間ずらすことに決まった。市議のスポーツイベント出席と重なったことなどを理由としているが、選挙の日程変更は極めて異例だ。市民からは「選挙は年間行事を把握した上で決めるのが一般的。通常では考えられない」との指摘が相次いでいる。

 今月1日に開催した選挙管理委員会では、11月30日が市議の任期満了日となるため、6日告示、13日投開票に決定、市が発表した。20日は仏滅で避けたという。だがその後、告示日は全国スポーツ・レクリエーション祭初日で「市議全員が来賓として出席予定」などの情報が入り、この日再び委員会を開いた。

 4人の委員からは、日程変更についてさまざまな意見が出たが、結局「本来の形ではない」としながらも全会一致で変更を決めた。市選管は「1日時点でスポレクに市議が多数招かれているのは知らなかった。市民に迷惑を掛けて申し訳ない」と平謝り。

 ある市議は「スポレクの日程は分かっていたはず。告示日が重なっても立候補の届け出は可能。変更は釈然としない」と険しい表情。市内の70代男性は「非常に珍しいことだし、選挙日を変えるのは好ましくない」と強調していた。

3778チバQ:2011/07/22(金) 22:54:38
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110722-OYT1T00438.htm
小山市長、献金200万円を報告書記載もれ

 栃木県小山市の大久保寿夫市長の政治資金管理団体「大久保としお後援会総連合会」が市内の政治団体「小山市経済新生会議」から200万円の献金を2008年7月に受け取りながら、同年分の政治資金収支報告書に記載していなかったことが22日、わかった。


 大久保市長は「事務処理は家族に任せており、選挙で忙しい中、記載を失念してしまった。単純なミスで恥ずかしい」と話し、県選管に訂正を届け出た。

(2011年7月22日12時00分 読売新聞)

3779チバQ:2011/07/24(日) 19:28:11
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20110723-OYT8T00056.htm
政調費48万 返還請求勧告 県監査委員

県議会4会派の支出
 2009年度に県議会の各会派に支払われた政務調査費に不当な支出があったとして、市民オンブズパーソン栃木(高橋信正代表)が該当会派に対して計約1億1672万円の返還を知事に勧告するよう県監査委員に求めた住民監査請求で、県監査委員は22日、パーソン栃木の主張を一部認め、自民党議員会など4会派が支出した計約48万円について返還請求を行うよう知事に21日付で勧告したと発表した。

 パーソン栃木は5月、当時の自民党議員会、民主党・無所属クラブ、無所属県民クラブ、公明党・新政クラブ議員会、みんなのクラブ、県政クラブの6会派に返還させるための勧告をするよう求めていた。

 県監査委員は、県政報告会に関するバス借り上げ代など25件を「政務調査費の支出として対象外」とした。この結果、自民党議員会の20件計18万6815円、無所属県民クラブの3件計29万2900円、公明党・新政クラブ議員会の1件100円、みんなのクラブの1件1640円について「マニュアルで定める政務調査費の使途基準に明らかに逸脱したもの」と判断。知事に対し、返還請求を行うよう勧告した。

(2011年7月23日 読売新聞)

3780チバQ:2011/07/27(水) 22:56:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110727-00000039-mailo-l19
選挙:西桂町長選 町長名義でウナギ宅配 当選後、町内の支援者50人に /山梨
毎日新聞 7月27日(水)11時13分配信

 先月26日に投開票された西桂町長選で初当選した石田寿一町長(67)名義で選挙後、町内の支援者約50人に贈答用の高級ウナギが送られていたことが、県警や町関係者への取材で分かった。県警捜査2課と大月署は、公選法違反(寄付行為の禁止や事後買収)の疑いがあるとみて調べている。
 捜査関係者などによると、送られたのは浜松市のウナギ専門店の5000〜6000円相当のウナギ詰め合わせ。送り主は石田町長名義で、今月10日ごろ、町内の約50軒に宅配された。いずれも町長選で石田町長を支持した町民で、町幹部も含まれていたという。
 受け取った町議の一人は「日ごろの付き合いの中で時期のあいさつだと思って受け取ってしまった。町長や町議という立場を考えるとまずいことだった」と話している。
 石田町長は9日から、町幹部らと1泊2日で浜松市の浜名湖に旅行していたという。
 公選法では、首長が選挙区の有権者に対して現金や物品を贈ることを禁止している。
 石田町長は、川村吉則前町長の後継者として、選挙戦ではクリーンな町政を訴え、対立候補に79票差で競り勝った。取材に対し、町総務課を通じて「県警の捜査中でもあり、今はコメントできない。いずれ記者会見などを開いて説明したい」としている。【水脇友輔、春増翔太】

3781チバQ:2011/07/27(水) 23:10:54
>>3681>>3756
めずらしく民主が勝ったんですね
http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/politics_economy_kiji.php?i=nesp1311576705
岩井氏が初当選
千葉県議補選印旛郡選挙区
2011年07月25日15時51分

 大野真千葉県議の死去に伴う県議選印旛郡選挙区(欠員1)の補欠選挙は24日、投開票が行われ、民主推薦で元栄町議の岩井泰憲氏(41)が初当選を果たした。

 投票率は31・53%。当日有権者数は3万6785人(男1万8201人、女1万8584人)。

◆千葉県議補選印旛郡選挙区開票結果 =選管確定
当5669 岩井泰憲 41
 5481 酒瀬川健一63
  266 前林昭男 67


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110725-00000043-mailo-l12
選挙:県議選・印旛郡区補選 岩井氏が初当選 栄町中心に支持 /千葉
毎日新聞 7月25日(月)11時12分配信

 大野真県議の死去に伴う県議会印旛郡選挙区補選(改選数1)は24日、投開票され、無所属新人で元栄町議の岩井泰憲氏(41)=民主推薦=が初当選した。岩井氏は、高齢者福祉の拡充や、福島第1原発事故に伴う放射線対策の充実などを訴え、地盤の栄町を中心に支持を広げた。
 投票率は31・53%、当日有権者数は3万6785人(男1万8201人、女1万8584人)だった。【森有正、清藤天】
………………………………………………………………………………………………………
 ◇印旛郡選挙区補選開票結果(改選数1)
当 5669 岩井泰憲  41 無新
  5481 酒瀬川健一 63 自新
   266 前林昭男  67 無新
 =選管最終発表
………………………………………………………………………………………………………
 ◇印旛郡選挙区補選当選者(改選数1)
岩井泰憲 41 無新(1)
 [元]栄町議▽英会話スクール経営[歴]予備校講師▽専大

7月25日朝刊

3782チバQ:2011/07/27(水) 23:13:46
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20110717/CK2011071702000049.html
<彩の国 まつりごと>【第九部】県政の足元で<1> 液状化被害 問われる“対象外”支援
2011年7月17日

自宅の地盤調査を見つめる小関望さん(右)。調査結果により、修復費用が決まる=久喜市南栗橋で


 「国や県の支援を待っていても仕方がない。早く自宅に戻りたいんです」。東日本大震災で大規模な液状化が起きた久喜市南栗橋地区の会社員小関望さん(45)は十三日、地盤の調査・改良の専門会社に自宅修復費の見積もりを頼んだ。震災から四カ月。同地区には依然、地面が沈み、傾いたままの家が多く残る。

 千葉県浦安市や我孫子市など液状化被害を受けた他地域に比べ、久喜市は復旧が遅れている。一定の全壊被害が発生した地域には、被害程度に応じて最高三百万円が支給される被災者生活再建支援法が適用されるが、久喜市では当初、全壊被害が確認されず同法の適用を受けられなかった。七月に入り、市職員が再調査した結果、南栗橋地区の九戸を含む計十戸が全壊と判定され、ようやく適用された。

 復旧への課題は山積している。その一つが莫大(ばくだい)な住宅の補修費用。地盤にくいを打って住宅を支える工事には一千万円以上、地盤に薬剤を注入する補強工事でも三百万円以上はかかるという。

 小関さんの自宅は「大規模半壊」と判定され、支給額は百五十万円。「支援法適用は確かにありがたいが、自宅の修復費の全額を賄えるわけではない。住宅ローンが終わったばかりなのに、またローンを抱えるのか」と、小関さんは声を落とした。

 支援のない世帯も多い。支援法の対象は全壊と大規模半壊、「取り壊しが必要な半壊」で、多くの半壊や一部損壊の世帯は対象外。久喜市全体では、半壊と一部損壊は計四百六十三戸に上る。市は現在、支援法の対象外の世帯に独自の支援を検討しているが、市だけでは財源確保が困難。「何とか県の力を借りたい」と、補助金の拠出を求めている。

 千葉県や神奈川県は、それぞれ独自支援を発表。千葉県は、支援法の対象外世帯に上限百万円を支給。神奈川県は、半壊以上の世帯に百五十万円を支給する横浜市の支援について、三分の一を補助する。

 東日本大震災を受け、防災体制の全面見直しを進める埼玉県政。被災地の有権者は、「安心・安全」を訴える知事選候補者らを祈る思いで見つめている。 (増田紗苗)

     ◇

 県知事選は三十一日の投開票に向け、舌戦が熱を帯びている。山積する県政の課題の現場を歩き、新知事への注文などを聞いた。

 <液状化> 地下水位が高く水分を含んだ砂質の地盤が、地震の震動で液体状になる現象。港湾や池、沼などの埋め立て地や三角州などで起きやすい。建物が傾き、地中のマンホールなどが浮き出てくる。東日本大震災では、海沿いだけでなく内陸部でも発生した。

3783チバQ:2011/07/27(水) 23:14:24
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20110719/CK2011071902000056.html
<彩の国 まつりごと>【第九部】県政の足元で<2>災害ボランティア 連携求められる行政
2011年7月19日

避難してきた人に「きのことり汁」を配るボランティアの人たち=3月19日、さいたま市中央区で


 東日本大震災から五日後の三月十六日夕。さいたま市のさいたまスーパーアリーナでは、福島第一原発事故などによる被災者の受け入れが始まっていた。IT関係のコンサルタントなどをしている「情報環境コミュニケーションズ」(さいたま市)の愛甲裕代表理事(51)は、ボランティアを申し出る電話を何度も県に入れたが、なしのつぶて。「直接行くしかない」と、アリーナへ乗り込んだ。

 愛甲さんは県の担当者に「被災者に情報面の支援ができる」と説明したが、準備に追われボランティア受け入れなど二の次の雰囲気。翌日夜、十台のパソコンを抱えて再び出向き、担当者に「ここでやります。テーブルを貸して」と、半ば強引に了解を得た。

 「何でも調べます」との看板を掲げると、「自宅へ帰る道を調べて」「被災地で確実に給油できるガソリンスタンドは」「親戚がどこの避難所にいるか知りたい」など、切実な調査依頼が殺到した。さまざまなインターネット情報を検索し、各避難所が公表していた避難者名簿を探すなどし、依頼に応えた。

 愛甲さんは「県の要請を待っていたら、支援できなかった」と振り返る。県にとって、二千二百人を超す被災者を他県から迎えたこと自体が想定外。ボランティアのコーディネートは県社会福祉協議会の担当だが、関係者は「とても手が回らなかった。何をしていいのかも分からなかった」と打ち明ける。

 ごった返す現場で、ボランティア同士が手を組んだ。被災者の相談活動をしていた「震災支援ネットワーク埼玉(SSN)」などが中心となり、被災地支援の経験者なども意見を出し合って支援内容別に組織立てをし、押し寄せた大勢のボランティアをさばいた。

 SSNは、県内で貧困問題に取り組む弁護士や社会福祉士らが始めた。代表の猪股正弁護士(47)は「日々の活動でつながりがある人同士だったから、急ごしらえでもうまく動けた」と分析する。弱かったのは、行政側との連携。ボランティア側は毎日会議を開き、県社協を通して県に要望や提案を伝えたが、回答が遅かったり、逆の動きをされることもあった。

 県内には今も七千人以上の避難者がいる。個人情報を持つ行政と実行力を持つ民間が協力しなければ、必要な支援は届かない。また、県が大規模災害の被災地になった場合には、県内外のボランティアが立ち往生しかねない。

 猪股さんらは県や市の担当者にも出席を求め「震災対策連絡協議会」を五月と六月に開いた。ボランティアの活動報告や必要な支援内容を検討するが、行政側の出席者は二回目で激減。及び腰の姿勢が目立った。東日本大震災を教訓に始まった県の地域防災計画の見直しでも、「ボランティア関連は検討課題に上がっていない」(消防防災課)。現行計画では、「県は支援や連絡調整を図る」という程度の記述にとどまっている。

 猪股さんは「官だけでも民だけでも災害対策はできない。市町村も含め両者をつなぐ役を担えるのは県だ。リーダーシップを発揮してほしい」と願っている。  (柏崎智子)

<災害ボランティア> 阪神大震災で、大勢の個人が被災地を助けようと向かったことで注目された。東日本大震災では、がれきの片付けや炊き出し、医療支援、困り事相談や子どもの遊び相手まで、多彩な活動をしている。さいたまスーパーアリーナでは、避難所を閉じた3月31日まで連日1000人近い人が通った。

3784チバQ:2011/07/27(水) 23:14:49
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20110720/CK2011072002000060.html?ref=rank
<彩の国 まつりごと>【第九部】県政の足元で<3> 児童虐待 長期化進む「一時保護」
2011年7月20日


 「子どもたちは心も体も傷付き、つらい思いをしている。『大人たちを信頼してもいいんだ』と、安心して思えるようにしたい」

 県南児童相談所(川口市)の保護担当部長、茂木健司さん(54)はこう訴える。今年四月、子どもを緊急に保護する定員三十人の一時保護所が新たに併設され、その責任者だ。

 入所している二〜十六歳の十七人(今月八日現在)のほとんどは虐待が理由。身体的虐待や保護の怠慢・拒否が多い。ほかに、非行や発達障害の子も目立つ。児童養護施設など受け入れ先が決まるまで集団で生活する。

 職員は常勤十五人で二交代。当直は月七〜五回ある。夜間は小学生以上と幼児担当の職員が一人ずつ。夜間の緊急保護も多いが、日中に比べると手薄だ。県内の一時保護所では、精神状態が不安定な子ども同士のけんかや、暴力のはけ口が職員に向かうことも珍しくないという。

 一時保護所の態勢を強化するため、県は国の基準にはない看護師や心理担当職員を独自に配置。昨年度の補正予算で個室を作ったり、休日の補助職員を配置できるようにした。

 昨年度、県内三カ所の一時保護所には延べ六百人が入所した。定員に対する平均入所率は81%だが、男女を同部屋にできないためほぼ満員の状態だ。さらに、二〇〇八年度の保護日数は県が首都圏一都六県で最も長い。保護の長期化について、茂木さんは「受け皿の児童養護施設がいっぱいで、児相が抱えるケースも多すぎる。家族との話し合いが長引くことも多い」と指摘。増え続ける虐待などに、行政の対応が追いつかない状態だ。

 一時保護所に空きがないなどの理由で、〇九年度は二百九十五人が児童養護施設などに一時委託された。児童養護施設「子供の町」(春日部市)施設長鈴木幸夫さん(62)は「緊急性は分かるが、受け入れ時に子どもの状態が十分調査されておらず、適切な指導がしにくい」と問題点を指摘する。

 南児相への新設で一時保護所の定員は百二十人になったが、まだ川越と熊谷児相にはない。浅井春夫・立教大教授(児童福祉論)は「すべての児相で一時保護所の併設が望ましい」と指摘。「受け入れ先の決定まで学校に通えないなど制度の谷間に置かれている。最低基準を決め、保護期間が一カ月以上長びかないような態勢を整えることや、職員への専門研修が必要だ」と話す。 (大沢令)

<児童虐待> 厚生労働省によると、殴るけるなどの身体的虐待のほか、言葉による脅しや無視などの心理的虐待、養育放棄(ネグレクト)、性的虐待の4類型がある。県内の児童相談所に寄せられた昨年度の虐待相談は、身体的虐待(35.1%)に次いで心理的虐待(34.0%)が多かった。

3785チバQ:2011/07/27(水) 23:15:16
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20110723/CK2011072302000068.html
<彩の国 まつりごと>【第九部】県政の足元で<4> ホットスポット 身近な恐怖 対策手探り
2011年7月23日


 「子どもたちがよく隠れんぼしている近所の生け垣の放射線量を測ったら、毎時〇・五八マイクロシーベルトだった」。市民団体「放射能から子どもたちを守ろう みさと」で事務局を務める名取知衣子さん(37)は、六月以降ほぼ毎日、自宅のある三郷市の三郷団地周辺の空間放射線量を、知人にもらった線量計で計測している。

 名取さんによると、自分の線量計は「実際よりもやや高めの線量が出る傾向があり、さほど精密ではない」という。日々の線量は、風の有無や天候、測定日でもばらつきがある。

 だから、毎回の数値に右往左往しないよう心掛けているが、自身も九歳と一歳の子を育てる親。子どもたちが日常的に遊ぶ場所での線量の高さには恐怖を覚えた。毎時〇・五八マイクロシーベルトは、国際放射線防護委員会(ICRP)が定める平常時の年間被ばく限度とされる、一ミリシーベルトを超えるからだ。

 同市は事故を起こした福島第一原発から約二百キロ離れている。それなのに、隣の吉川市や、江戸川を挟んで近接する千葉県北西部の柏市や松戸市などとともに、埼玉県東部でも高い数値が出る場所がある。

 名取さんの市民団体は、ホットスポットが話題になる以前の四月下旬に発足。ブログ(インターネットの日記風サイト)を通じて、三郷市の線量に関する情報提供を呼び掛けたところ、「私も心配」「市に問い合わせたが回答はなかった」と多くの反応があり、子どもを持つ親を中心に有志が集まった。

 団体では、線量計測や情報交換をするほか、市立小学校や保育園を所管する市への働き掛けもする。六月初めには、市内の線量計測や土壌の除染を求める請願書を市議会に提出。採択は見送られたが、市は小学校や公園などで計測し始めた。

 県も今月十九日、校庭の線量が最高で毎時〇・三三マイクロシーベルトを計測した同市立幸房小学校などで、毎週線量測定を行うと発表した。名取さんは「市の予算規模は県と比べると小さく、対応に限界がある」と指摘する。

 名取さんたちの、県への期待は大きい。「予算もノウハウもあり、国ともじかにやりとりできる県が、汚染土壌の除染など、被ばく量低減の対策を市と連携して考えてほしい」。すべては、将来を担う子どもたちのために−。 (山口哲人)

 <ホットスポット> 事故を起こした原発から離れた地域でも、局所的に高い放射線量が計測される場所の呼称。事故で大気中に放出された放射性セシウムなどの放射性物質は、ちりなどに付着して浮遊し、降雨で地表に落ちてたまる。天候や地形、風向きなどにより、福島第一原発から遠くても、放射線量が高い場所が存在している。

3786チバQ:2011/07/27(水) 23:16:03
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20110724/CK2011072402000057.html
<彩の国 まつりごと>【第九部】県政の足元で<5> 再生可能エネルギー “人任せ”から地域の手に
2011年7月24日


 東日本大震災と福島第一原発の事故などによる、全国的な電力危機。「もっと声を上げなければ、子どもたちに負の遺産を残しかねない」と、市民が立ち上がった。目指すは、市民が出資し合って共同発電所を設置する構想の実現だ。

 六月二十二日、日高市議会定例会最終日。「太陽光や水力、バイオエネルギーなど、日高市でも利用可能な自然エネルギー(再生可能エネルギー)は豊富にある」とうたい上げた請願が採択された。市が「自然エネルギー推進都市」を宣言し、普及に向けて市民や行政、事業者が一体となって取り組むことを求めた「自然エネルギーの推進を求める請願」だ。

 請願者は「地域循環型の暮らしを進める日高市民の会」。請願審査では「慎重な審議を」などの意見も出て、激しい議論になった。約千人の署名を付けた同会の要望書を受け取った大沢幸夫市長ら市当局が、再生可能エネルギー導入にそれほど熱心だったわけでもない。だが、同会代表の紙英三郎さん(34)は「市や議会とも連携し、自分たちにできることをどんどん進めたい」と意気込む。

 秋には一人数万円の出資を募り、まずは公共施設に太陽光発電パネルを設置して、施設に必要な電気を賄うという提案を市などにする構えだ。「借家の人や転勤族でも、気軽に出資して参加できる仕組みを作りたい。売電益が出たら、施設のお風呂利用券や野菜交換券などで市民に還元できれば」と、夢を語る。休耕地で菜の花を育て、菜種油を食用や燃料に使う取り組みもする。

 野菜などの種を無農薬で生産、販売している紙さん。震災後のエネルギー危機を目の当たりにし、地域の人らと同会を設立。毎月一回、専門家などを招いて開く「自然エネルギー勉強会」には五十人を超す参加者があり、活動の輪は広がっている。

 県は、ソフトバンクの孫正義社長の提唱で始まった「自然エネルギー協議会」に参加、県内に巨大な太陽光パネルを並べるメガソーラー“誘致”に名乗りを上げている。「県が手を挙げたのはうれしい」と話す紙さんだが、「国や電力会社など“人任せ”にしてきたエネルギー生産を、自分たちや地域の手に取り戻したい」と訴える。身の丈にあった、地域でのエネルギー生産と消費ができる自給自足スタイルの実現だ。

 今回の知事選では、エネルギー政策は主要争点。紙さんは言う。「行政はすぐ『前例がない』などと、できない理由を挙げるが、これからは『こうすればできる』という事例を、市民と一緒につくってほしい」 (鈴木賀津彦)

<再生可能エネルギー> 太陽光や風力発電など、自然界で起こる現象を利用し、使っても枯渇しないエネルギー。昨年度の県の調査報告書では、再生可能エネルギーの利用可能量は一般家庭の約426万世帯分にあたる183,234テラジュール=TJ(ジュールはエネルギー量の単位)。県内で使用されている化石エネルギー量は478,209TJ(2007年)であるため、計算上では化石エネルギーの38.3%を代替可能としている。活用できる可能性が高い太陽エネルギーとバイオマスエネルギーの利用可能量は合計156,870TJ。

 県は本年度、「再生可能エネルギー導入ビジョン」を策定する。導入推進策などを盛り込んだ素案が9月に示される予定。

3787チバQ:2011/07/27(水) 23:16:54
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20110725/CK2011072502000054.html
<彩の国 まつりごと>【第九部】県政の足元で<6> アニメツーリズム 「埼玉的」支える裏方に
2011年7月25日

アニメキャラクターの誕生日を祝うケーキセットが振る舞われた鷲宮神社入り口の「大酉茶屋」に並ぶファン=久喜市で


 「ここは二次元と三次元をつなげてくれる街。お店の大将と仲良くなるのが楽しみ」「(福岡から)来た回数? 数えられないな。自分では“帰郷”と思っているよ」

 二〇〇七年にテレビ放映されたアニメ「らき☆すた」のファンが集まる、久喜市鷲宮の鷲宮神社。主要キャラクター・柊(ひいらぎ)姉妹の誕生日を祝うイベントが開かれた今月七日、全国から集まったファンたちは、街への思いを熱く語り続けた。放映終了から三年以上たった今も、「鷲宮詣で」を続けるファンは減らない。同神社の初詣客数は、放映前の十三万人(〇七年元日〜一月三日)から、今年は約四十七万人と増え続けている。

 アニメファンで、県アニメツーリズム検討委員会の座長を務めた山村高淑・北海道大観光学高等研究センター准教授は、鷲宮の成功を「何度も訪問したい『居心地のよさ』をつくったこと」と分析する。「地元の商工会などが本当に楽しんで盛り上げており、ファンが『参加したい、一員になりたい』と思う。これが集客につながった」

 鷲宮の成功を他地区でも−。県は検討委がまとめた提案書をもとに、「アニメで街おこし」を行う県内自治体の支援を続けている。秩父市を舞台にしたアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」関連のキャンペーン(秩父アニメツーリズム実行委主催)にも、オブザーバーとして助言。地元の商店主などに「ファンに何度も来てもらうには、自分からアニメの話をして仲良く」「ファンと話せば、グッズや地図など、足りない物が分かる」などとアドバイスした。

 順調な集客を見せる県内各地のアニメツーリズム。だが、ファンは同じ町を何度も訪れるが、広がりはない。県全体の観光産業の底上げにつながるのか。

 山村さんは「『アニメ』が注目されすぎるが、何を材料としても、『居心地のよさ』を地元がつくり上げれば、県の観光全体が盛り上がる」と指摘する。県に求められるのは、例えば、成功例の情報を整理し共有すること。「取り組みと結果をデータベース化するなどし、窓口を一括化する。あとは自治体のやる気をサポートすること」と、県が裏方として地元を支える仕組みづくりが必要と話す。

 「多くの人を呼べるわけでもない。ピカ一の観光資源もない。でも、何かと規制の多い東京と違い、特区的に『何かやらかしそう』という期待感がある」。山村さんは、こう「埼玉」を評する。彩の国の宣伝部長となる新知事。山村さんは「『埼玉的なるもの』を愛するファンを大切にしてほしい」とエールを送っている。 (前田朋子)

<アニメツーリズム> アニメや漫画の舞台を旅行して楽しむ人を誘客する。山村さんは「アニメや漫画が付与した物語性を、作品と地域が共有することによって生み出される観光」と定義する。県が設置した有識者らによるアニメツーリズム検討委は、昨春まとめた提案書で(1)地元でアニメ好きをアピール(2)アニメの聖地としてのまちづくり(3)ファン目線でのおもてなし(4)地元素材を生かした関連グッズの製作・販売(5)作者に制作場所を提供するなど支援する−の5項目で取り組み事例を紹介した。

3788チバQ:2011/07/27(水) 23:18:15
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20110726/CK2011072602000066.html
<彩の国 まつりごと>【第九部】県政の足元で<7> 八ッ場ダム 本格論戦消えた知事選
2011年7月26日

水没予定地区の上に架かる「不動大橋」(湖面2号橋)は、今年4月に開通した。民主党政権が誕生した2年前は橋脚部分しかなく、当時は「八ッ場ダム中止」の象徴になった=群馬県長野原町で


 「民主党政権は『無駄なダムは造らない』と本体工事を止めたのに、無駄かどうかを今更検証している。むちゃくちゃですよ」

 群馬県長野原町の八ッ場(やんば)ダム建設予定地。地元の住民代表でつくる「水没関係五地区連合対策委員会」事務局長の篠原憲一さん(70)は、今も怒りが収まらない。

 計画から五十九年。地元住民の多くは、長年の反対運動の末に建設を受け入れた。だが二年前、建設中止をマニフェスト(政権公約)で掲げた民主党政権が誕生。事業に参加してきた埼玉などの流域六都県は中止撤回を求めたが、本体工事は凍結された。

 ダムに代わる洪水や渇水の防止策は。水没地区の住民の将来は−。民主党政権は具体的なプランを示さないまま、建設の是非を再検証すると決定。国土交通省は「検討の場」をつくり、今秋までに検証結果を出す方針を示した。

 八ッ場ダム事業では水没地区の付け替え道路の整備や、住民が移転する代替地の造成が先行してきた。県が昨年度までに負担した事業費は四百四十八億円。巨額の県費も投入してダムを造るべきか、知事選の主要二候補の意見は真っ向から対立する。

 無所属新人の原冨悟氏(63)=共産党推薦=は「治水でも利水でも根拠は薄弱。国はダムを造ること自体が目的だ」と反対。無所属現職の上田清司氏(63)は「六都県民の生命と財産を守り、安定的な水の供給のためには不可欠」と、建設推進の立場だ。

 しかし、原冨、上田両氏とも告示後の街頭演説では、八ッ場ダム問題にほとんど触れていない。「東日本大震災と福島第一原発事故もあり、県民の『八ッ場』への関心は低い」。両氏の陣営幹部はこう口をそろえる。

 群馬県では知事選(七月三日投開票)を終えたばかりだが、篠原さんは「八ッ場ダムはあまり話題にならなかった。群馬県民も『八ッ場』を忘れつつある」と残念がる。関心低下を心配するのは、建設を望む篠原さんたちだけではない。

 七月十九日、さいたま市で開かれた「検討の場」の第七回会合。傍聴に訪れた嶋津暉之さん(67)=三郷市=は、「このままでは中止撤回の結論が出るだろう」と厳しい表情を浮かべた。嶋津さんは「八ッ場ダムに治水効果はなく、洪水は堤防強化で防げる」と主張、県に事業費負担の差し止めを求める訴訟を起こした原告の一人。この日に国交省が公表した検証データは、八ッ場ダムの一定の洪水調整能力を認めていた。

 嶋津さんは「検証作業は『建設ありき』の国交省主導で進んでいるが、一般には知られていない。知事選での論戦があれば、県民が検証自体の問題を考えるきっかけになるはずだ」。

 知事選の選挙運動期間は残り五日。篠原さんは「私たちは下流の人たちのためにダムを受け入れたが、今も国に翻弄(ほんろう)されている。埼玉の知事選で話題になれば、地元の思いが多くの人に伝わるのでは」と期待している。 (杉本慶一)

  =第九部おわり

<八ッ場ダム> 国が1952年、群馬県長野原町の吾妻川中流に計画。利根川水系の洪水調整と首都圏の水源確保が目的で、総事業費は4600億円(住民の生活再建関連費含む)。国と流域6都県で事業費を負担し、2010年度までの執行額は3560億円。本体工事費は620億円で、国は15年度の完成を予定していた。国の「検討の場」には6都県も参加。ダム計画の前提となったデータを点検し、ダム代替案の効果とコストをダム建設と比べて評価する。検証結果を受け、国土交通相が建設の是非を最終判断する。

3789チバQ:2011/07/29(金) 21:42:39
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110728-OYT1T00012.htm
山梨知事の借金2695万円…選挙・生活費で

1月の山梨県知事選で再選した横内知事の資産等報告書が27日、県の資産公開条例に基づいて公開され、金融機関からの借入金が2695万円あることが明らかになった。


 横内氏が初当選した2007年の借入金は3469万円だった。03年知事選に落選後、07年の就任まで浪人していたことから、県秘書課は「選挙資金と浪人中の生活費に充てたもの」と説明している。現在は返済を続けており、「新たな借り入れはしていない」(同課)という。

 土地は、横浜市金沢区に223平方メートルの宅地を妻と共有し、固定資産税の課税標準額は533万円(横内氏の持ち分は30分の23)。建物は、同地に建つ床面積107平方メートルの家屋で、固定資産税の課税標準額は168万円だった(同)。株券は、山梨中央銀行8000株とヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ20株を保有し、07年と同じだった。

(2011年7月28日23時27分 読売新聞)

3790チバQ:2011/07/29(金) 21:53:17
>>25>>33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110729-00000156-mailo-l19
追跡・発掘:北杜市議会初の政倫審設置 会派対立“子供のけんか” /山梨
毎日新聞 7月29日(金)13時13分配信

 ◇混迷極め政策論議ほど遠く
 北杜市議会で先月24日、初の政治倫理審査会(政倫審)が設置され、今も審議が続いている。議題は、第2会派「明政クラブ」による視察研修が同市議会の政治倫理規程に違反しているかどうか。しかし、複数の議会関係者からは「第1、2会派の対立が表面化しているだけ」との声も上がる。記者には、これまで2回開かれた政倫審を取材する限り、両会派による“子供のけんか”にしか見えない。もっとほかにやるべきことがあるのではないか。【春増翔太】
 ■発端
 問題になっているのは、昨年5月の明政クラブ5議員による北海道への視察研修だ。1人が家族をレンタカーの運転手として同行させた。議員に支給される政務調査費(政調費)からは、家族分について、宿泊費や現地までの交通費は支出せず、レンタカー代やガソリン代は共通経費として全額を政調費から出していた。
 政調費の使途の是非は、翌年度に議長が判断する。今年5月、第1会派「北杜クラブ」に所属する秋山俊和議長がこの視察研修について「家族の分まで政調費で賄った」と判断。これに基づいて、北杜クラブ6議員と小須田稔(無所属)、小尾直知(公明党)各議員の計8人が政治倫理規程に違反するとして政倫審設置を要求した。
 ■反論
 明政クラブは「誤解を招いた」として旅費全額を返還した上で、「車に関する費用は、運転手の有無にかかわらず同額。運転手に費用を負担させる方がおかしい」と反論。家族分の宿泊費や交通費は自腹で払っており、「政調費の使途を定めた条例に反することは何もない」と主張する。
 政倫審の構成メンバーは12人。うち7人は、政倫審設置を要求した議員だ。明政クラブは「当事者のため」としてメンバーから除外された。このため、明政クラブが秋山議長に異議申立書を提出するなど、混迷が続いている。
 ■背景
 両会派とも市長与党同士だ。政倫審設置の背景には、両会派の根深い対立がある。
 3月定例市議会でも対立が表面化した。野中真理子議員(市民フォーラム)が「今の議長の下では議会改革はできない」として、秋山議長の不信任案を提出。明政クラブが賛成に回り、可決された末に、秋山議長は辞任を拒んだ。
 両会派以外の複数の議員は、議長や常任委員会のポスト争いが対立につながっていると指摘する。両会派から距離を置く市議は「今回の明政クラブの不手際は、北杜クラブ側から見れば格好の反撃の機会」とみる。
 一方、北杜クラブの千野秀一代表は「勢力争いという一面はある」と認めながらも「政調費問題で明政クラブの責任を問うことは議会の大事な仕事」。明政クラブの坂本治年代表は「活動にやましいことはない」と話す。
 ■審議内容
 今月1日の第2回政倫審は4時間に及んだ。両会派に属さないある議員は「最近の議会は政策論議とはほど遠いやり取りばかり。市民から見放されてしまう」とため息交じりに話している。
………………………………………………………………………………………………………
 ■解説
 ◇議会本来の役割、認識を
 市議会の主な役割は市政のチェックだ。会派同士が議論を盛んに交わすことは本来好ましい。だが、北杜市議会の政治倫理審査会は、設置自体が疑問だ。確かに、家族を運転手代わりとはいえ視察研修に同行させることは、不正の疑いを招きかねない。ただ、収支報告書を見る限り、条例に反するような支出は見られなかった。
 市議会では昨年12月の定例議会以降、北杜クラブ側が明政クラブの市議の辞職勧告決議案を提出したり、逆に明政クラブ側が議長の不信任案の賛成に回ったりするなど、意趣返しの繰り返しとも取れる場面が目立つ。今回の政倫審設置も、この一連の流れの中での動きにしか見えない。
 両会派にも言い分はあろう。しかし、対立に付き合わされることで、活動への支障を訴える議員もいる。両会派とは一線を画す複数の議員は「設置した以上、結論をきちんと出すことは政倫審の大事な責任だが、会派間の対立が主になっているようでは、その責任も果たせるのか疑問」と話す。両会派とも改めて、政策論争を行うという市議会本来の役割を認識してもらいたい。【春増翔太】

7月29日朝刊

3791チバQ:2011/07/30(土) 16:38:50
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000001107300001
結城市長選に新顔2氏準備
2011年07月30日

 結城市長選は31日に告示される。いまのところ、元市議会議長の前場文夫氏(68)と司法書士の小林栄氏(55)=自民、みんなの党推薦=が立候補を表明しており、いずれも新顔、無所属の両氏による一騎打ちとなる公算が大きい。


 8月7日に投開票される。節電のため、投票時間は2時間短縮されて午前7時から午後6時まで。開票は午後7時から結城市民情報センターで行われる。有権者数は4万2835人(6月2日現在)。


 選挙では市庁舎の建て替え▽行財政改革▽結城紬(つむぎ)などの産業の振興▽町の活性化▽教育・福祉施策などをめぐって論戦が交わされるとみられる。

3792チバQ:2011/07/30(土) 16:46:04
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20110730-OYT8T00397.htm
結城市長選 あす告示

新人同士一騎打ちか
 結城市長選は31日、告示され、8月7日に投開票が行われる。現在2期目の小西栄造市長(79)は3月定例議会で、健康問題を理由に今期限りで引退することを表明。いずれも新人で、元市議会議長の前場文夫氏(68)と、司法書士の小林栄氏(55)による一騎打ちとなる公算が大きい。新人同士の一騎打ちとなった場合、汚職事件で逮捕、起訴された市長の辞職に伴う2003年の出直し市長選以来。

 小西市長の引退表明を受け、前場氏は5月30日、早々と名乗りを上げた。「小さくともキラッと光る市にしたい」と意欲を燃やす。前場氏は1997年の市長選に続き2回目の挑戦となる。小林氏は今月6日、「市民に選択の権利を確保することも大切」と立候補を表明した。

 昨年11月、伝統産業の「結城紬(つむぎ)」が国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。しかし、着物離れのなか、最盛期だった1970年代から比べると生産量は10分の1以下に落ち込み、JR結城駅前商店街などの衰退も進んでいる。無形文化遺産登録を機に、産業としてどう活性化させるかが課題になっている。

 また、市は南北に広がり、地域による要望の相違が大きいため、どう取りまとめ、政策に反映させるかも大きな問題だ。東日本大震災で被災した庁舎の建て替え問題を巡っては、前場氏が「耐震基準・耐用年数を考慮しながら判断する」、小林氏が「当面必要ない。教育の質など人づくりを優先する」と主張している。

 6月2日現在の有権者数は4万2835人。

(2011年7月30日 読売新聞)

3793チバQ:2011/08/01(月) 20:48:26
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20110801ddlk12010105000c.html
選挙:富里市長選 相川氏、3選果たす 西村氏破り 訴えが広く浸透 /千葉
 任期満了に伴う富里市長選は31日投開票され、現職の相川堅治氏(71)=無所属=が、新人で農業の西村政次氏(71)=同=を破り、3選を果たした。投票率は23・46%(前回51・58%)。当日有権者数は、4万40人(男2万408人、女1万9632人)だった。

 成田空港に隣接する同市は、航空関連産業の発展で人口が急増し、財政も潤ってきたが、10年の国勢調査で開港以来初めて人口が減少した。羽田空港国際化に伴う成田空港の“地盤沈下”や就農者の高齢化など新たな課題が浮上している。

 しかし選挙戦では、重要施策は争点とならず、相川氏の2期8年の市政に対する事実上の信任投票となった。

 相川氏は公共交通の充実や保健センター建て替えなど市民生活に身近な公約を掲げ、広く訴えが浸透した。一方、西村氏は選挙ポスターや街頭演説を行わない独自の戦いで挑んだが、訴えは広がらなかった。【清藤天、西浦久雄】

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 ◇市長選開票結果=選管最終発表
当 8280 相川堅治 71 無現

   878 西村政次 71 無新

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 ◇富里市長略歴
相川堅治(あいかわ・けんじ) 71 無現(3)

 農業▽富里剣友会名誉会長[歴]青少年相談員▽町議・町議長▽市議・市議長▽成田高

3794チバQ:2011/08/01(月) 22:53:07
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000001108010001
結城市長選 新顔2氏、一騎打ち
2011年08月01日

 結城市長選は31日、告示され、元市議会議長の前場文夫氏(68)と司法書士の小林栄氏(55)=自民、みんなの党推薦=の無所属の新顔2氏が立候補を届け出た。まちの活性化、結城紬(つむぎ)などの伝統産業の振興、行財政改革などを巡って舌戦が始まった。投票は7日午前7時から午後6時まで。同夜7時から開票される。7月30日現在の有権者は4万2901人。


 前場氏を中村喜四郎衆院議員(無所属)や臼井平八郎県議らが支援。小林氏は小西栄造市長や永岡桂子衆院議員(自民)らの応援を得ており、市内を二分する選挙戦となっている。

3795チバQ:2011/08/01(月) 23:05:19
県議選 結城市選挙区は臼井平八郎県議(喜四郎系)が無投票当選
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13121296843362
2011年8月1日(月)
新人の一騎打ち 結城市長選告示

7日投票

任期満了に伴う結城市長選は31日告示され、いずれも無所属新人で、前市議の前場文夫氏(68)、司法書士の小林栄氏(55)=自民、みんなの党推薦=の2人が立候補を届け、新人の一騎打ちによる選挙戦に突入した。

前場氏は午前9時、同市内のJA北つくば結城支店駐車場で出陣式。支持者1300人(主催者発表)を前に「財政や教育、活性化など課題は多い。市議7期の経験を生かしたまちづくりを目指す」と訴えた。中村喜四郎衆院議員、民主党の郡司彰県連会長、柳田和己、藤田幸久衆参両議員のほか、県議らが駆け付けた。

小林氏は午後6時半から同所で出陣式を開き、支持者1300人(同)を前に、「家族が安心して暮らせるまちづくりへ、小西市政が進めてきた改革をさらに進めたい」と訴えた。引退を表明している小西栄造市長のほか、自民党の岡田広県連会長、永岡桂子衆院議員、みんなの党の梶岡博樹県議らが駆け付けた。

投票は8月7日午前7時から午後6時まで市内21カ所で行われる。2時間繰り上げ、午後7時から同市結城の市民情報センターで即日開票される。有権者数は4万2901人(7月30日現在)。

3796チバQ:2011/08/01(月) 23:07:13
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20110801/CK2011080102000057.html
新人の一騎打ち 結城市長選告示 新庁舎建設など争点
2011年8月1日

 結城市長選は三十一日告示され、いずれも無所属で元市議前場文夫氏(68)と司法書士小林栄氏(55)=自民、みんな推薦=が立候補し、新人同士の一騎打ちとなった。地域活性化策の在り方や新庁舎建設の是非などが争点。投開票は七日に行われる。有権者数は三十日現在で四万二千九百一人。

 前場氏は午前九時から、JA北つくば支店で出陣式に臨んだ。中村喜四郎衆院議員や中村氏系の県議らが勢ぞろい。民主党の国会議員らも姿を見せた。

 マイクを握った前場氏は「市民からは、多くの不満が聞こえてくる。市議としての経験を生かし、小さくてもきらりと光る街づくりを進めたい」と支持を呼び掛けた。

 小林氏は同九時から選挙事務所で出発式。「結城の将来がかかる大切な選挙戦。子どもたちの未来を守るため教育環境の整備に取り組み、身近な生活基盤を拡充したい」とあいさつし、街頭演説に繰り出した。午後六時半からJA北つくば支店での出陣式では自民党の永岡桂子衆院議員、引退する小西栄造市長らが激励した。

 今回の選挙戦は、中村衆院議員と永岡衆院議員の系列議員がそれぞれ両陣営に分かれ、衆院茨城7区の代理戦争の様相も帯びる。(原田拓哉)

3797チバQ:2011/08/02(火) 19:36:44
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110802-OYT1T00220.htm
史上最低投票率の波紋…埼玉知事と議会の綱引き



選挙について振り返る上田知事 埼玉県知事選から一夜明けた1日、上田知事は3期目に向けて始動した。

 全国の知事選史上最低の24・89%となった低投票率の衝撃が波紋を広げ、県議会との主導権争いもさっそく始まった。

 上田知事はこの日の朝、部長を集めた庁議の冒頭、放射性物質検査の広報態勢について一喝。「県の取り組みが伝わっていない。情報をぱっと出せるような工夫が必要」と改善を指示した。選挙中、有権者から苦言が寄せられたという。

 知事はその後、1時間かけて、選挙戦で支援を受けた自民、民主、公明3党の県連・県本部と、共産党を除く県議会の各会派控室を回った。しかし、県議会の自民、民主、公明3党などの主要会派で作る「議会のあり方研究会」はこの日、予算編成の裏付けとなる5か年計画について、知事に対抗し、議会として独自に策定する方向で議論を本格化させた。現行計画は今年度で期限が切れ、県は年度内の策定を目指している。

 県議会が強気に出る背景には、「有権者の8割が『上田』と書いていないのに、信任されたと言えるのか」という見方がある。自民党県議団の奥ノ木信夫団長は記者団に「知事1人で全700万県民の声を聞けるわけではない。県民に一番近い県議が民意を反映する役目がある」と述べた。

 午後2時から記者会見に臨んだ知事は、低投票率について「政策で投票率が上がるというのは、大きな間違い。選挙啓発の限界が来ている」とし、自分とは無関係との考えを強調した。

 任期途中での国政復帰の可能性について質問されると、「ダメですよ、そんなことを言っているようじゃ。就任したばかりに、そういう質問なんてしないでください」といらだちを隠さなかった。ただし、「結構、人気があるんです、国会でね」とも語り、国政復帰に含みを持たせた。

(2011年8月2日10時02分 読売新聞)


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