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首都圏 地方議会・首長,政治・選挙スレ

3604チバQ:2011/05/05(木) 21:20:30
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/feature/kofu1303147872620_02/news/20110421-OYT8T00984.htm
統一選 激戦の構図
【中】南北地域対立が顕在化

南アルプス市長選


候補者の訴えに耳を傾ける有権者(18日午後3時頃、南アルプス市で) <旧町村間で道路や施設に格差を感じるか?>

 14日、南アルプス青年会議所が開いた市長選立候補予定者の公開討論会。○×形式の質問に、現職で再選を目指す今沢忠文(73)は迷わず「×」を掲げた。他方、新人で前県議の中込博文(62)は考え込むしぐさを見せ、少し間を置いてから、同じく「×」の札を手にした。2人とも、旧町村間の格差を争点にしたくないとの思惑をにじませた。

 だが、選挙戦は両候補の意向とは異なる方向へ進む。旧6町村が合併し2003年に市が発足して以来、住民の一部は格差に不満を募らせており、今回の市長選も地域対立の様相が強い。ある陣営幹部はこう分析する。「いつの間にか政策の話が少なくなって、『南北戦争』になってしまった」

 市は四つの地域に大別される。北部の旧八田村と旧白根町、南部の旧甲西町と旧若草町、中心部の旧櫛形町、西部の旧芦安村。初代市長は旧櫛形町の石川豊、2代目は旧甲西町長の今沢で、北部を地盤に出馬した候補はいずれの選挙でも勝てなかった。

 告示日の17日。両候補の出陣式では、候補本人ではなく応援弁士が南北対立に対照的な形で言及した。中込の出陣式に駆けつけた旧八田村長の斉藤公夫は「6町村が一つになれていない。この4年間は南には手厚いが、北に日が当たらなかった」と現市政を批判。今沢の出陣式では、地元県議の金丸直道が「南北対抗を争点にするのは市を二分することを助長してしまう」と述べた。

 <初代市長、市庁舎ともに旧櫛形町に譲った>。地域間格差への不満は特に、合併前に人口が最も多かった旧白根町の住民に強くくすぶっている。

 旧白根町を地盤に持つ中込は18日、北部の有野地区で街頭演説を行い、こう訴えた。

 「前回は25票差で負けてしまった。今度こそ勝たせてもらいたい。南の方に攻めていく」

 前回惜敗したのは中込ではない。旧白根町長の小池通義のことを指す。中込は今回の市長選を小池が敗れた前回の雪辱戦と位置づけ、北部の支持を取り込みたい考えだ。「市長は無意識のうちに、施設の建設場所や業者選定が(南部に)偏っているのではないか」と指摘する。

 これに対し、今沢は「就任当初は地域で格差もあったが、何が市民に必要なのかを把握するよう努め、公平に扱ってきた」と反論する。その上で、中学校の武道館整備は北部から進めてきたとして、「北の地域は大事にしていかなくてはいけない」と強調する。ただ、今沢の有力支援者は警戒感を隠さない。「負ければ、北に全部持って行かれる」

 市長選を機に顕在化しつつある地域間の亀裂。選挙のしこりを解消するための調整力も、市長選で問われている。

(敬称略)

(2011年4月20日 読売新聞)


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