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首都圏 地方議会・首長,政治・選挙スレ

3706チバQ:2011/06/11(土) 10:05:31
■私学助成巡り確執

 だが、水面下では小寺と大沢の遺恨の火種が静かにくすぶり続けていた。

 「大沢の支援県議団の呼びかけ人になってほしい」。大沢陣営の自民党県連幹事長、須藤昭男は5月18日、県議会棟の一室でリベラル群馬代表の黒沢孝行ににじり寄った。県議時代にリベラル群馬に所属していた後藤にとっては、黒沢は表面的には同じ会派の“盟友”だ。だが、黒沢は須藤の要請を二つ返事で了承し、県議団の副団長に就任してしまった。

 結局、県議団にはリベラル群馬所属の7人中、黒沢ら労組系3人が参加。会派内が知事選対応で分裂した。結果、県議50人中42人が「大沢支持」を表明した。

 黒沢はどうして大沢を支持したのか。実は黒沢と、小寺・後藤の間には確執があった。きっかけは平成17年に県議会で論争となった太田市の英語教育特区校「ぐんま国際アカデミー」(GKA)への私学助成問題だ。

 市長の清水聖義や同市区選出の黒沢は当時、市が事実上、運営していた私立の同校に対する私学助成を当時、知事だった小寺に要請。県東部選出の労組系県議も同調したが、小寺は「事実上、市が設置した公立校だ」として他の私立学校並みの助成を拒否した。

 黒沢の怒りはすさまじかった。前回知事選で黒沢は、支援を受ける連合群馬が小寺を推薦したため、表向きは小寺支持を表明。しかし、地元の後援会の会合では「小寺氏を応援しない」と伝え、積極的な支援をしなかった。その結果、太田選挙区で小寺は大沢に約3万票の大差をつけられ、敗北を喫した。

 黒沢は7日、産経新聞の取材に「小寺を支えていたのが出納長だった後藤氏だ。遺恨は残っている」と言い切る。実は後藤は、知事選出馬を表明した1月の集会場内で、小寺の遺影を飾っていた。“小寺=後藤”が、反小寺勢力には印象付けられていた。

 さらに黒沢は、後藤が県幹部時代、大勢の職員の前で部下を厳しく叱責して精神的に追い詰めた例を挙げ、「人の心が理解できなければ、リーダーにはなれない」と言い放った。

 自治労の支援も受ける黒沢の指摘に対し、後藤陣営は「『追い詰めた』というのは県職員側からの評価だ。県民本意の仕事として厳しく取り組んだ結果だ」と主張する。県職員の多くが所属する自治労は知事選について、中立の立場を保っているが、ある自治労関係者は「後藤に抵抗感を持っている県職員は少なくない」と本音を明かす。後藤は知事選マニフェスト(選挙公約)で県職員の給与削減を検討中で、後藤対県職員労組の構図も浮かび上がる。

 ■共産擁立で波紋

 「県民が主人公の革新県政の実現を訴えたい」。共産党県委員長の小菅啓司は5月30日、県庁で記者会見し、23年ぶりに党公認で知事選に出馬することを表明した。

 県委員会幹部は「政策については大沢氏も後藤氏も大きな違いがない」と両者の争いを批判したうえで、「東日本大震災後の国難のときに行う知事選だからこそ、政党の存在感を出す必要がある」と出馬理由を説明している。

 告示直前となった共産の擁立を自民党関係者は「後藤陣営に票が流れるよりずっといい」と歓迎。後藤陣営では「候補予定者の増加で、現職批判票が分散する」と危機感を募らせている。

 知事選にはこのほか、貸家業の海老根篤も出馬表明している。(敬称略)

                  ◇

 知事選は16日に告示され、7月3日の投開票に向けた選挙戦がスタートする。戦いの構図と、今後4年間の県政を担うリーダー就任に名乗りを上げた各陣営の戦略を追った。


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