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首都圏 地方議会・首長,政治・選挙スレ
3460
:
チバQ
:2011/04/14(木) 21:55:05
http://www.sannichi.co.jp/tokushu/news/2011kengisen/2011/04/11/15.html
2011年4月11日(月)
【関連記事】
[県議選あとがき] 震災影響 政党伸び悩む
拡大狙った民主惨敗 新たな枠組みで会派誕生も
政権交代後初となる山梨県議選は、議席の大幅増を狙った民主党が前回と同じ6議席にとどまる惨敗に終わった。自民党は「県議会第一党」を維持したものの、改選前より議席を減らし、みんなの党も擁立した候補全員が落選。各党とも次期衆院選を視野に地方基盤の拡大を目指したが、東日本大震災で政党対決はかすんだ。政党不信もあり、各党とも伸び悩む結果となった。一方で、無所属30代を含む新人が躍進したことは、旧態依然とした議会に新風を期待する有権者の意識の表れともいえそうだ。〈保阪 有〉
民主党は当初、公認・推薦候補を全17選挙区に20人程度擁立する目標を掲げていたが、選考作業が難航して断念。8選挙区に9人の擁立にとどまった。新人候補は元首長や元市議ら一定の支持基盤を持つ人材を集めたものの、民主党政権の支持率低下を受け、多くは「民主」の看板を敬遠。無所属の立場を強調することで、保守系からの支持獲得を狙うスタイルに終始した。
これまで自民の牙城とされた南巨摩では、民主党推薦の新人が当選。甲府でも8年ぶりに2議席を獲得したが、このほか当選したのは、これまで民主系候補を送り出した選挙区ばかりで、郡内地域は県議不在の「空白区」のまま。当選者を上積みできなかった結果からは、政権交代を果たしながらも支持基盤が広がっていない現実がのぞく。
結党後初めての県議選に3人を擁立した、みんなの党も議席獲得に失敗。昨夏の参院選で吹いた“追い風”はなかった。震災後は選挙戦の自粛ムードが高まり、政党対決の姿勢が打ち出しにくい情勢となったことも、得票が伸び悩んだ一因といえる。
公認・推薦候補18人を擁立した自民党は、富士吉田などで現職3人が議席を失った。改選後も最大勢力を維持したとはいえ、自民党県連の幹事長を務めたベテランが落選し、改選前から議席を減らした結果からは、自民の支持が決して回復していないことがうかがえる。
過去の県議選では無所属新人の多くは当選後、自民会派入りしたが、今回当選した新人の中には党派を超えた若手候補者の勉強会の参加者もおり、政党の枠に縛られない会派が誕生する可能性もある。
当選者の平均年齢は58・4歳と前回より0・3歳低下し、若返りが進んだ。さらに、前回はいなかった30代県議が誕生したことは、旧態依然とした議会の体制に風穴をあけることを期待する有権者の意識が強いことを示しているといえる。議会内で政策ごとに、その是非を判断する意識が強まれば、県執行部と議会との間に緊張感が生まれ、1月の知事選を「オール山梨」の布陣で勝利した横内正明知事の県政運営にも微妙な影響を及ぼす可能性がある。
また、県議の顔ぶれが変わる中、議会改革が進むかも焦点。山梨日日新聞が行ったアンケートでは当選者の8割が「議会基本条例を制定すべきだ」と回答。「実態は観光旅行」との指摘がある海外視察の公費負担の廃止や、議員定数の削減を進めるべき、とした新県議もいた。アンケートでは多くの有権者が県議の働きぶりに不満を抱いていることも浮かび上がっており、不断の改革を実行できるのか、有権者は注視している。
3461
:
チバQ
:2011/04/14(木) 21:56:17
http://www.sannichi.co.jp/tokushu/news/2011kengisen/2011/04/03/16.html
2011年4月3日(日)
【企画・連載】
◆11県議選 注目区を歩く◆ <1>「最激戦区」の富士吉田
二大派閥入り乱れ混戦 支持日替わり、候補ため息
「若い世代が挑戦するのは大事なことだが、喫緊の課題には経験がなければ対応できない」。山梨県議選が告示された1日。富士吉田選挙区に立候補した現職の武川勉候補(63)は第一声で、新人候補への対抗心をむき出しにした。
定数2に対し、過去2番目に多い5人が立候補した「最激戦区」の富士吉田選挙区。県議当選3回、元市長のキャリアを持ち、県議会議長の立場で選挙戦に臨む武川候補だが、新人ながらも支持を広げるライバルへの危機感もにじむ。「これまでやったことがないのではないか」(武川陣営幹部)という、つじ立ちも行った。
富士吉田選挙区には、武川候補のほか、現職の渡辺亘人候補(64)、新人の渡辺淳也(32)、勝俣進(55)、早川浩(42)の3候補が立候補した。
□…夏から長期戦
年明けに候補者の顔ぶれがそろうことが多かった富士吉田選挙区だが、今回、各候補の動きは早かった。新人の擁立に向けた動きは一昨年末から本格化。現職2人も昨夏には選挙準備を始め、半年以上にわたる「長期戦」が続いている。
3月上旬、富士吉田市下吉田の無職男性(71)宅の食卓に、立候補者5人の個票(後援会入会カード)が並んだ。市内の二大政治派閥の一つ「蓬莱派」で長く選挙にかかわってきたという男性。県議選といえば回ってくる個票は蓬莱派系の候補者と決まっていた。5人もの個票が回ってきたのは初めてのことだ。
市内の選挙は蓬莱派と堀内磤派の二大派閥がしのぎを削ってきたが、最近の選挙構図は派閥でくくれないほど支持が入り乱れている。この男性に頼んできたのはかつて、選挙を戦った蓬莱派の仲間。今回はそれぞれ別の候補者を支援している。
「5人も出るんだから、派閥内や派閥間の調整がきかなくなってきたんだろう。これだけ両派閥が入り組んでいては、支持構図は見えないよ」。男性はこう指摘する。
□…オセロゲーム
告示を数日後に控えた3月下旬、新人候補の一人が市内の有力者のもとを訪れていた。もともとは現職の支持者だったのを頼み込んで、支援を取り付けたが、直前になって出陣式に欠席することを伝えてきていた。
「ごめん。やっぱり断り切れなくて」。この有力者は頭を下げると、現職の支持に回ることを告げた。新人候補は「毎日がオセロゲームをやっているようだ…」とため息をついた。
有権者の中には候補者が林立する今回の県議選を「従来より選択肢が増えた」と、とらえる向きもある。同市下吉田の無職女性(73)は「付き合いや仕事の関係で頼まれて投票してきたけど、一度ぐらいは候補の考えを聞いて投票してみたいと思う」と話している。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
県内の統一選の幕開けとなる県議選がスタートした。主要各党が候補者を立て、政党対決の“主戦場”となっている甲府や、市長派を二分する激戦となっている上野原・北都留など注目区を歩いた。〈統一選取材班〉
3462
:
チバQ
:2011/04/14(木) 21:56:40
http://www.sannichi.co.jp/tokushu/news/2011kengisen/2011/04/04/14.html
2011年4月4日(月)
【企画・連載】
◆11県議選 注目区を歩く◆ <2>“身内対決”の上野原・北都留
市長派二分深まる対立 内輪もめ」市民冷ややか
「どうしても負けられない戦い。どうか志村時江をお願いします」。県議選の告示まで1週間となった3月下旬。上野原・北都留選挙区(定数1)に立候補した新人の志村時江候補(63)を連れだって、あいさつ回りをする江口英雄市長の姿があった。
「時間が空いたときに知人に紹介した程度」と江口市長は説明するが、“戸別訪問”したのは平日の日中。多忙な公務の合間を縫って、あいさつ回りに時間を割く市長の姿に、訪問を受けた男性は市長の県議選にかける強い思いを感じ取った。
□…市政運営に不満
上野原・北都留選挙区には志村候補のほか、現職の石井脩徳候補(70)が立候補。2年前の市長選では、石井候補が江口市長の後援会会長、志村候補が副会長を務めた間柄で、ともに江口市政の誕生を目指した“身内”同士による一騎打ちとなっている。
江口市政が誕生した当初は良好だった、江口市長と石井候補の間にすきま風が吹き始めたのは昨年夏ごろ。市政運営に不満を持つ石井候補の支持者が江口市長と距離を置き、江口市長も「市政に批判的なグループと連携している」と石井候補を“口撃”した。
1月の知事選では、ともに支持する横内正明知事の後援会支部をめぐり、江口市長が主導して決めた組織づくりが進まず、石井候補の支持者が対応を疑問視。それぞれ別の組織を立ち上げたことが決め手となり、関係は一気に冷え込んだ。今年に入ってからは、江口市長自ら対立候補の擁立に動いていた。
3月、「県議選で現・前市長が選挙協力」と題したビラが市内に出回った。発行したのは江口市長の後援会長。2年前の市長選で激しく争った奈良明彦前市長を「強いリーダーシップを発揮する政治のプロ」と持ち上げるとともに、かつての“政敵”奈良氏サイドと江口市長が志村候補の支持で連携していることを訴える内容だった。
□…複雑な選挙構図
その後、奈良氏本人は「市政運営に落胆した」として、再び距離を置いているが、奈良氏に近い元市議らは志村候補の選対幹部に就任。市長派内の争いに加え、奈良前市長派の動きも絡み、複雑な選挙構図になっている。
1日行われた志村、石井両候補の出陣式も「選挙の借りは選挙で返すのが当然」「今回は誠実と不誠実の戦い」(石井候補陣営)、「県議は県市を結ぶパイプになるはずなのに、汚泥が詰まっている」(志村候補陣営)と批判の応酬になった。
こうした状況を、市内の会社員男性は冷ややかに見ている。「政策論争よりも政治的な対立ばかり。ただの『内輪もめ』にしか見えない」
3463
:
チバQ
:2011/04/14(木) 21:57:02
http://www.sannichi.co.jp/tokushu/news/2011kengisen/2011/04/05/14.html
2011年4月5日(火)
【企画・連載】
◆11県議選 注目区を歩く◆ <3>5年前の構図再び−韮崎
市長が現職にエール 前市長陣営、中立求める
「公人たる市長は差別することなく、公平中立の立場を貫くのが本来の姿。火中のクリを拾うごときの暴走は慎むべきだ」。3月15日開かれた韮崎市議会3月定例会の一般質問。登壇した清水正雄市議が横内公明市長に詰め寄った。
清水市議が県議選韮崎選挙区(定数1)に立候補した新人の小野修一候補(67)の選対本部長を務めるのに対し、横内市長は、現職で5選を目指す清水武則候補(74)の選対幹部という立場。質問は告示を2週間後に控え、横内市長の動きをけん制する狙いがあったが、横内市長は行政にかかわる質問ではないことを理由に答弁を差し控えた。
□…「選挙の恩返す」
清水、小野両候補の一騎打ちとなった韮崎選挙区。横内市長が清水候補を支持する姿勢を鮮明にしたことで、横内市長と前市長の小野候補が争った、5年前の市長選の対決構図が再燃している。
1日に行われた清水候補の出陣式でも、横内市長は「5年前には清水県議にあんなにご苦労いただいた。私が中立なんてことはない。ぜひ勝たせていただきたい」とエールを送った。小野陣営からは「市長は中立の立場を取るべきだ」との指摘が上がっているが、清水候補が市長選の選対本部長を務めたことを挙げ、「選挙の恩は選挙で返す」と言い切る。
一方、小野候補の陣営は「市長が一方の候補を支持すれば、もう一方の候補を支援する市民を敵に回すことになる」と市長批判のボルテージを上げる。5年前の市長選でも支持した市議や元市議らが駆け付け、市長批判とともに小野氏への支持を呼び掛けている。
□…対照的な戦術
「民主党が国民と約束したマニフェスト。何一つ国民との約束は実現しておりません」。2月下旬の昼下がり。清水候補を支援する市議の声が、自民党広報車のスピーカーを通じて閑静な住宅街に響いた。自民党県連幹事長を務めた清水候補の陣営では自民党公認を前面に出すとともに、民主党政権への批判を訴え、支持を呼び掛ける戦術を取っている。
一方、民主党の推薦を受けて出馬した小野候補は政党色を抑えた言動が目立つ。街頭では「変えてみませんか」と書かれたのぼり旗を立てているが、「民主党」の文字はない。
ミニ集会でも、市議の一人が「輿石東さんや後藤(斎)さん、米長(晴信)さんとの強いつながりがあります」と水を向けても、小野候補は「無所属という形で立候補させていただく」と強調。菅内閣の支持率が低迷する中、「党色を前面に打ち出すのは得策ではない」との思惑がにじむ。
3464
:
チバQ
:2011/04/14(木) 21:57:26
http://www.sannichi.co.jp/tokushu/news/2011kengisen/2011/04/06/16.html
2011年4月6日(水)
【企画・連載】
◆11県議選 注目区を歩く◆ <4>「実績」VS「チェンジ」−南巨摩
地盤重なる2氏激戦 有権者には戸惑いも
南巨摩郡内を南北に走る国道52号を車で進むと、あちこちで「チェンジ チャレンジ」と書かれたのぼり旗や、「実績」「経験」の文字が並んだ立て看板が目に付く。のぼり旗は県議選南巨摩選挙区(定数2)に立候補した新人の望月利樹候補(42)、立て看板は現職の深沢登志夫候補(75)のものだ。
□…北部の票奪い合い
2議席を3人で争う南巨摩選挙区。望月利、深沢両候補のほか、現職の望月勝候補(65)が立候補している。南部町出身の望月勝候補が郡南部の票を固める一方で、ともに富士川町を地盤とする民主党推薦の若手の望月利候補と、自民党県連幹事長を務めたベテランの深沢候補が郡北部の票を激しく奪い合う構図だ。
「これまで蓄えてきた、経験してきたものをフルに発揮する4年間にしたい」。1日に富士川町内で行われた深沢候補の出陣式。深沢候補はあいさつで8期32年間の県議生活の実績を訴え続けた。壇上に上がった支援者からも「経験」「横内県政誕生の立役者」など口々に深沢候補の実績を強調する言葉が並んだ。
「若さ」「チェンジ」。一方の望月利候補の出陣式では、深沢候補とは対照的な言葉が目立った。深沢候補より33歳若い望月利候補。小池省三選対本部長は「相手候補は32年間県議を務めながら何を残してくれたか。エネルギーに満ちあふれる利樹候補を県政に送り出してほしい」と世代交代を争点に位置付け、支持拡大を図る考えだ。
□…飛び交う中傷ビラ
富士川町天神中条にある望月利候補の選挙事務所。南側を見ると、深沢陣営が選挙事務所を置く空き店舗の看板が見える。両候補の選挙事務所は直線距離にして300メートルほどしか離れていない。
両陣営の事務所は地元で「8メーター道路」と呼ばれる町道沿いにある。両陣営の出陣式もこの町道沿いで行われた。「『8メーター道路選挙』だな」。富士川町幹部は中傷ビラが飛び交うなど激化する両陣営の争いをこう揶揄やゆする。
望月利、深沢両候補の支持層には重なり合う部分もあるだけに有権者から戸惑いの声も。富士川町内に住む30代の女性は「両方とも知っている人だから」とどちらに投票するか迷う胸中を明かす。女性は深沢候補の出陣式に顔を見せたが、「人柄はもちろん、政策をしっかりと見た上で判断したい」と話した。
郡北部票をめぐる集票合戦が激しさを増す状況について、ある南部町議はこう指摘する。「激しくなればなるほど、望月勝候補にとっては有利。両候補とも知っている人はどちらにも投票できず、望月勝候補に票が流れるのではないか」
3465
:
チバQ
:2011/04/14(木) 21:57:47
http://www.sannichi.co.jp/tokushu/news/2011kengisen/2011/04/07/17.html
2011年4月7日(木)
【企画・連載】
◆11県議選 注目区を歩く◆ <5>告示直前に選挙区新設−昭和
「想定外」で超短期決戦 公選法に神経使う場面も
告示を1カ月後に控えた3月5日、県議選中巨摩(昭和町)選挙区(定数1)に立候補した新人の塩沢浩候補(50)の事務所開きが行われた。選挙区の新設が2月25日に県議会で決まってから、わずか1週間後。事務所には、刷り上がったばかりの政策ビラが積まれていた。
多くの候補者が告示の半年から1年前には準備を始めるのに対し、塩沢候補が出馬の決意を固めたのは約1カ月前。もともと町議選に出る予定でいたため、ポスターや政策ビラに使う写真は撮影してあったが、選挙事務所やスタッフの確保、個票(後援会入会カード)など印刷物の手配は、2週間の短期間で済まさなければならなかった。
□…もっと時間ほしい
「告示直前というタイミングで選挙区の新設が決まるとは考えもしなかった」。町議の多くが口をそろえるように、区割りが見直される前には立候補を予定する人がいなかった町にとって、単独選挙区の新設は「想定外」。塩沢候補は「町議を4年間していたので、地域の支援はわりとスムーズにもらえた」と言うが、陣営関係者からは「もっと時間がほしい」との声も漏れる。
3月半ば、鷹野一雄候補(50)の選挙事務所。後援会入会者向けに発送するはがきに、メンバーが丁寧にシールを貼っていた。「たかの一雄」と印刷された文字の上に貼られたのは「後援会クラブホークス」のシール。「候補者本人の名前が大きく書いてあると公選法に抵触する可能性がある」と弁護士から指摘を受け、後援会名のシールを急きょ貼ることにした。
□…のぼり旗を撤去
4年前の県議選で初当選を果たしたものの、選対幹部が公選法違反の罪で有罪判決を受け、連座制適用で当選無効となった鷹野候補。当初は2013年まで中央・中巨摩選挙区への出馬が禁じられていたが、中巨摩選挙区の新設で「立候補制限」がなくなった。
淡い紫色の布地に、鷹野候補が掲げる「『この想おもい』あきらめない。」とのキャッチフレーズが白く染め抜かれたのぼり旗。2月下旬から町内の沿道に立ち並んでいたが、告示直前の3月下旬、一斉に姿を消した。候補者名が入っていないため、「告示後に掲示されていても問題ない」(町選管)が、「連座制による失職という前回と『同じ轍てつ』は踏みたくない」と陣営が撤去した。
選挙違反に神経をとがらせる鷹野陣営。「前回のこともあり、1%、0・5%でも選挙違反を疑われるようなことはしないという姿勢で臨まなければならない」。スタッフの1人は自らに言い聞かせるように語った。
3466
:
チバQ
:2011/04/14(木) 21:58:12
http://www.sannichi.co.jp/tokushu/news/2011kengisen/2011/04/08/14.html
2011年4月8日(金)
【企画・連載】
◆11県議選 注目区を歩く◆ <6>政党対決の“主戦場”−甲府
次期衆院選見据え火花 有権者「政策重視で判断」
「もう一度原点に返って、ぶれない、逃げない政治を国会と県議会でつくっていく」。県議選告示後、最初の週末となった3日。甲府・武田神社前で応援演説に立った民主党の輿石東参院議員会長は、党に寄せられる批判に触れながら、民主党候補への支持を求めた。
県議選甲府選挙区(定数12)に民主党推薦で立候補した飯島修候補(56)の応援に、公務の合間を縫って駆け付けた輿石氏。演説を終えると、選挙カーに乗り込み、車上からも支持を訴えた。
輿石氏が候補者の選挙カーに同乗して支持を訴えるのは「県議選では例がない」(民主県連役員)。飯島候補と樋口雄一候補(51)を擁立した県都の選挙区で、「何とか2議席を獲得したい」という党幹部としての強い思いがにじむ。
主要各党が候補をそろえ、政党対決の“主戦場”の様相を呈している甲府選挙区。初挑戦のみんなの党は根本直幸(45)、深沢芳次(58)の両候補。公明党は安本美紀候補(57)、共産党は小越智子候補(47)を立て、統一地方選第2ラウンドで行われる市町村議選の立候補予定者とセットで支持を訴えている。
無所属も現職の土橋亨(58)、仁ノ平尚子(52)の両候補に加え、笹本貴之(39)、永井学(36)の新人2候補が立候補。定数を3人オーバーする激戦になっている。
「皆川をよろしくお願いします」。4日の夕方、甲府市内の民家を回って頭を下げる女性の姿があった。女性は自民党の皆川巌候補(65)の妻。訪問を受けた主婦は「皆川候補の奥さんの訪問を受けたのは初めて。今まで以上に熱が入っていると感じた」という。
県議選を「次期衆院選の前哨戦」と位置付ける自民党。皆川氏のほか、元職の臼井成夫候補(66)を立てており、政権奪還に向け、現有2議席の死守が至上命令だ。皆川候補が3月下旬に開いた地区集会でも、選対幹部が「次は自民党が必ず政権を取る。そうなれば、党幹部とパイプのある県議が必要」と党を前面に出した訴えを展開した。
勢力拡大に向け、県都・甲府の議席をめぐって、しのぎを削る各政党。一方で、山梨日日新聞がインターネット上で行ったアンケートでは、所属政党を投票の基準にしている人は2割未満にとどまった。
甲府市内の会社員男性(29)もこう話す。「県議選で重視しているのは、その候補が何をやりたいかということ。政策が大切で、政党は気にならない。政策が自分の希望と合う人を選ぶ」
(おわり)
〈統一選取材班〉
3467
:
チバQ
:2011/04/14(木) 21:59:17
http://www.sannichi.co.jp/tokushu/news/2011kengisen/2011/04/07/14.html
2011年4月7日(木)
【各地の終盤情勢】
〔1〕
□ 甲府 □ 9−(12)
上位争い臼井、樋口氏ら軸 引退2氏の票 当落を左右
土橋亨 58 無現(1)
深沢芳次 58 み新
臼井成夫 66 自元(7)
笹本貴之 39 無新
樋口雄一 51 民現(3)=国推
小越智子 47 共現(1)
永井学 36 無新
皆川巌 65 自現(4)
飯島修 56 無新=民、国推
根本直幸 45 み新
安本美紀 57 公現(1)
仁ノ平尚子 52 無現(2)
定数9に対し、民主、自民、公明、共産、みんなの主要各党の候補を含む12人が立候補。厚い支持基盤を持つ臼井、樋口、安本候補が上位争いの軸で、当落線上では現職と新人がしのぎを削っている。みんなの党の初参戦や地盤を持たない若手候補の相次ぐ出馬など、「これまでにない要素もあり、読みにくい情勢になっている」(陣営幹部)。
今期限りで引退する土屋直、岡伸両氏の票の行方が焦点。岡氏は飯島候補を「後継」に指名。土屋氏は支持を受けていた業界団体には皆川候補、地元の支持者には永井候補を支援するよう呼び掛けている。ただ、一部は他候補に流れており、各陣営とも取り込みに躍起になっている。
民主は1増の2議席獲得を目指し、2候補を立てた。樋口候補は地元・石田地区を中心に支持を拡大。ただ、民主党政権への逆風に加え、連合山梨の推薦候補が前回の1人から3人に増えていることから、「労組票」が分散することに懸念を示している。
飯島候補は市議時代の支持者や連合山梨の支援を受けながら、地元・相川地区の票を固めている。岡氏が地盤とした市南部への浸透にも懸命だ。
これに対し、自民は皆川、臼井の2候補を擁立。前回8番目で当選した皆川候補は市中心部に加え、引退する土屋氏が地盤とする市東部などでも活動。実績や即戦力をアピールし、票の上積みに力を入れている。
3月下旬まで公民権停止だった臼井候補は市内全域で遊説を行うなど精力的に活動。3年間のブランクがあるが、強固な組織は健在で、陣営はトップ当選を目標に掲げる。ただ、「公選法違反事件による失職が有権者にどう評価されるのか読み切れない」(陣営幹部)との声もある。
公明、共産は現有1議席の維持を目指す。公明党の安本候補は支持母体である創価学会員の支持を集め、安定した戦いぶり。陣営は1万票超を得票目標に設定しており、組織の引き締めを図っている。
共産党の小越候補は、統一地方選の第2ラウンドで行われる市議選候補者とのセット戦術を展開。「唯一の野党」としての立場を前面に出すとともに、議会改革に取り組んだ実績をアピールしている。
県議選初挑戦となるみんなの党は2候補を擁立。根本候補は現役の医師として、医師不足の解消など医療の充実に当たることなどを街頭で訴えている。深沢候補は3度目の挑戦。議員報酬の3割返納を公約に掲げ、オートバイで遊説するなど金をかけない選挙をアピールしている。両候補とも政党の看板を前面に掲げており、民主、自民の二大政党に不満を持つ層の受け皿となることを目指している。
一方、無所属では土橋候補が出身の中道地区を中心に南部への浸透を図る。初めて連合山梨の推薦を受けたが、これまでバックアップを受けてきた小沢鋭仁前環境相の元秘書の飯島候補が出馬したことで、票が割れることを警戒する。
仁ノ平候補は地元・伊勢地区を中心に、自転車での遊説や街頭演説を展開。有権者に直接政策を訴えることを重視し、業界団体の支援を受けないスタイルで、女性や無党派層の受け皿を目指す。
新人の笹本候補は後援会組織をつくらず、同級生らと「草の根」の運動を展開。遊説で支援者の応援メッセージを流す独自のスタイルの選挙戦を展開しており、若者や無党派層にアピールする。
再挑戦となる永井候補は、街頭演説や市内4ブロックでの個人演説会を通じ政策をアピール。土屋氏の地盤の市東部で票固めを進めている。
3468
:
チバQ
:2011/04/14(木) 22:00:25
□ 甲斐 □ 3−(6) ▼有権者 5万8386人
民主推薦候補支持固め 自民票は4氏が争奪戦
木川貴志 37 無新
大沢軍治 72 自現(3)
木村富貴子 68 無現(3)=民、社推
保延実 62 自現(2)
山田一功 51 無新
込山伸一 38 無新
3議席を6人が争う激戦区。木村候補が推薦を受けた民主党票を手堅くまとめるのに対し、大沢、保延、山田、込山の4候補が自民党支持層への食い込みを図り、激しい集票合戦を展開。組織を持たない木川候補は無党派層への浸透を目指している。
竜王地区からは木村、込山、木川の3候補が出馬。社民党からも推薦を受ける木村候補は、連合山梨傘下の労働組合や主婦層の支持を得て、浸透を図っている。遊説では唯一の女性候補である点をアピールし、スーパー付近で街頭演説を行うなど女性票の上積みを図っている。
自民党員の込山候補は竜王地区の保守層に浸透。同地区に一定の影響力を持つ保坂武市長の後援会幹部を務めていることから、「保坂票」の獲得も目指しているが、後援会は自主投票の方針だ。30代という若さを訴えの前面に出している。
昨夏の参院選山梨選挙区に出馬した木川候補は、高校卒業まで住んでいた敷島地区の小中学校時代の同級生らが支持している。徒歩での遊説を通じて、無党派層の取り込みを目指している。9日には双葉ふれあい文化館で個人演説会を開く。
市内3地区で最も有権者の少ない双葉地区からは大沢、山田両候補が出馬。大沢候補は東日本大震災を踏まえ、遊説や街頭演説で災害に強い県づくりに取り組む姿勢をアピール。双葉町議時代からの政治経験の長さをPRし、同地区の票を固めるとともに敷島、竜王地区の切り崩しを進めている。
再挑戦となる山田候補は、竜王、敷島両地区に新たに支持組織をつくり、市内全域を前回よりも細かく遊説するなど、4年前からの票の上積みを図っている。山田候補は「前回よりも知名度が上がっている手応えがある」としている。
自民党公認の保延候補は、競合候補のいない敷島地区で保守層を中心に浸透。遊説カーには地元市議が乗り込み、電話作戦も展開。「敷島の代表」をアピールして同地区の票固めを進めながら、竜王、双葉両地区でも票の掘り起こしを進めている。
□ 韮崎 □ 1−(2) ▼有権者 2万5339人
現職と元市長競り合う 浮動票取り込みに全力
清水武則 74 自現(4)
小野修一 67 無新=民、国推
元自民党県連幹事長の清水候補と、元市長で民主党推薦の小野候補の一騎打ちは、ほぼ互角のまま終盤戦に入った。
清水候補は、前回知事選で横内正明知事の後援会支部長を務め、前回市長選では横内公明市長の選対本部長に就任したことを踏まえ、「県政と市政の太いパイプ役」としてアピール。4期16年間の実績も訴えている。
また、過去の市長選で小野候補に敗れた秋山幸一元市長を支持していたグループの取り込みにも成功。出陣式には市議のほぼ半数に当たる9人が駆け付けた。
小野候補は民主党の支持基盤である連合山梨傘下の労働組合のほか、韮崎市出身で民主党の輿石東参院議員会長の支持グループ、教員OBの支援を受けて、市長時代の固定票の上積みを図っている。
遊説では清水候補が4期16年間、県議を務めていることを念頭に、「眠っていた16年間を取り戻す」などと主張。多選批判を展開することで、浮動票の取り込みも目指している。
一方、横内市長は過去の市長選で支持を受けたことを理由に、清水候補の選対幹部に就任。横内市長と当時、現職の小野候補が争った5年前の市長選構図を再燃する形となっている。
3469
:
チバQ
:2011/04/14(木) 22:01:47
http://www.sannichi.co.jp/tokushu/news/2011kengisen/2011/04/07/14.html
□ 中央 □ 1−(2) ▼有権者 2万3973人
現職河西氏 優位変わらず
一瀬明 59 無新=民、国推
関敦隆 55 み新
河西敏郎 61 無現(1)
知名度や組織力で上回る現職の河西候補が安定した戦いぶり。関、一瀬の新人2候補は市議時代の支持層を固めるとともに、浮動票の獲得に懸命になっている。
一瀬候補は菅内閣の支持率が低迷する中、民主党から推薦を受けていることにはあまり触れず、議員定数削減や議会基本条例制定など議会改革に取り組む姿勢をアピールしながら浸透を図っている。公約はローカル・マニフェストとしてまとめた。現役の歯科医師の立場から、医療や福祉のサービス充実に当たることを訴えている。
民主党を離党し、みんなの党から立候補した関候補は、市議時代の支援者を固めるとともに、みんなの党の「看板」を前面に出し、無党派層への浸透を目指している。県議報酬の3割削減のほか、少子化対策や子育て支援に取り組む姿勢を強調。みんなの党支部長の小野次郎参院議員(比例代表)も選挙区入りし、支持を呼び掛けた。
河西候補は地元の玉穂地区や豊富地区で支持を広げる。前回、対立候補の支援に回った田中久雄市長は、河西候補を支持する方針。田中氏を支持する市議の多くも河西候補支援に回り、出陣式には半数以上の市議が姿を見せた。県議や旧玉穂町長など20年の政治経験をアピールし、票固めを進めている。
□ 中巨摩 □ 1−(2) ▼有権者 1万3396人
新人2氏、横一線のまま
鷹野一雄 50 無新
塩沢浩 50 無新
国勢調査結果に伴う選挙区区割りの見直しで、2月下旬に新設された選挙区。告示まで1カ月あまりと準備期間がほとんどない中、鷹野、塩沢の新人2候補がほぼ横一線のまま、最終盤に突入した。
前回当選後、選対幹部の選挙違反事件に伴う連座制で当選が無効になり、同一選挙区から5年間の立候補を禁じられた鷹野候補。選挙区の見直しで「出馬制限」がなくなり、出馬を決断した。
遊説では失職した経緯にも触れながら、「前回やり残したことがある」と再挑戦への理解を求めている。「幅広い支持を受けたい」として民主党の推薦を受けなかったが、民主の支持基盤である労働組合が支援している。
塩沢候補は、角野幹男町長の後援会幹部を務めていることを前面に出し、県と町との「パイプ役」となることを強調。出陣式には、15人いる町議のうち約半数が出席。健康上の理由から出馬を断念した浅川武男議長も顔を見せた。
出馬直前に自民党を離党したが、町内の自民党支持層は塩沢候補の支援に回っている。町議1期と政治経験が浅いことから、町内各地区をくまなく回り、課題の知名度アップに努めている。
鷹野、塩沢両候補は小学校から高校までの同級生で、支持層は重なる部分が多く、集票合戦は激しさを増している。
□ 笛吹 □ 3−(4) ▼有権者 5万7615人
現職3氏、組織力で浸透
前島茂松 80 自現(9)
山下政樹 44 自現(2)
久保貴宣 63 共新
中村正則 69 無現(7)
前島、山下、中村の現職3候補が組織力を生かして浸透。出馬表明が告示1カ月前と出遅れた新人の久保候補は議会改革の必要性を訴え、浮動票の取り込みを目指している。
県議選では初となる当選10回を目指す前島候補は、告示日に合わせて事務所を開設。9期で培ってきた人脈を生かして、地元・八代町などの支持者の票を手堅くまとめる戦術を取っている。個票(後援会入会カード)集めは行わず、遊説と街頭演説に力を入れている。
山下候補は、会長を務める石和温泉観光協会や石和出身市議の支援を取り付けたほか、出身で票田の石和町の票固めを進める。また、前回立候補した一宮町の里吉至光元県議の支持者にもアプローチ。票の上積みを図り、前回を上回る1万票の獲得を目指している。
旧八代町議の久保候補は共産党の元町村議らが中心になって活動。県議の海外視察廃止などを公約に掲げる。共産が笛吹選挙区に公認候補を立てるのは東八代選挙区時代以来、8年ぶり。2008年の市議選で共産党市議2人が獲得した約2300票に、どれだけ上乗せできるかが焦点となる。
中村候補は、自民党を離党した長崎幸太郎前衆院議員が支持。長崎氏を推す市議の一部も支援に回っている。地元の八代町の票を固めるとともに、市内全地区に設けた後援会支部を軸に活動を展開。後援会メンバーがそれぞれ地元を回って支持拡大を図っている。
3470
:
チバQ
:2011/04/14(木) 22:03:00
□ 南アルプス □ 3−(5) ▼有権者 5万7855人
市議経験の2氏票固め 3氏は支持拡大を急ぐ
斎藤公夫 72 無新=自推
名取泰 43 共新
久保田松幸 60 無新=民推
桜本広樹 49 無新
河野良太 28 無新
現職が出馬せず、新人5候補による選挙戦。市議経験のある久保田、桜本の両候補が組織力を生かして手堅く支持者をまとめる一方、斎藤、名取、河野の3候補も支持拡大を図っている。
元八田村長の斎藤候補は、過去2回の市長選を戦った組織が活動の中心。出馬表明は告示の3週間前と最も遅かったが、現職不在の中で村長を7期務めた経験を前面に出して、「即戦力」をアピールしている。地元だけでなく、有権者の多い白根、櫛形地区などで相手候補の地盤の切り崩しを図っている。
名取候補は共産党組織に加え、同級生らの支援も受けて支持拡大を図っている。「唯一の県政野党」を掲げており、横内県政に対する批判票の受け皿も目指している。中巨摩選挙区時代に県議を務めた同党の中岡晴江氏もバックアップ。議席奪還に向け、票の掘り起こしを進める。
久保田候補は民主党の金丸直道県議の支持基盤を引き継いだ。2人の現職が抜けた白根を地盤とする唯一の候補として、地元票の取りまとめも進めている。ほぼ半分の市議の支援を取り付けたほか、選対本部長には旧白根町長の小池通義氏が就任。「万全の態勢」(陣営幹部)を整えた。
県議選再挑戦となる桜本候補は、半分近くの市議の支持を受けており、出陣式には市長選での再選も目指す今沢忠文市長も駆け付けた。「前回に比べ、選挙態勢は整っている」(陣営幹部)という。引退する内田健県議の支持層や5千票以上と言われる公明党票への食い込みも図っている。
河野候補は、平均年齢26歳という「日本一若い組織」が中心となって活動。「オレたちがやらなきゃ」をキャッチフレーズに掲げ、無党派層や若年層への浸透を目指す。農作業着姿で地域を細かく回り、子ども病院の設立などの政策を訴えながら、支持者の開拓を進めている。
http://www.sannichi.co.jp/tokushu/news/2011kengisen/2011/04/07/15.html
2011年4月7日(木)
【各地の終盤情勢】
〔2〕
□ 山 梨 □ 2−(3) ▼有権者 3万1059人
新人高木氏、安定した戦い
望月清賢 63 自現(3)
高木晴雄 60 無新=民推
向山輝 52 無新
民主党推薦で、竹越久高市長の「後継」の高木候補が比較的安定した戦い。望月、向山の両候補も支持を広げており、当選圏を目指して激しく競り合っている。
望月候補は3期12年間の実績と経験を前面に出した訴えを展開。前回は自民党推薦を受けた新人候補が出馬し、票を奪い合う形になったが、今回は唯一の自民党候補として、自民党支持層に訴えている。選対には広瀬義一・元牧丘町長や前島一彦・元三富村長が名を連ねている。自民系市議の組織も使いながら、浸透を図っている。
高木候補は3候補の中で最も立候補表明が遅かったが、市長に転身した竹越氏の後援会「竹の会」がバックアップ。民主系の市議のほか、市内の労働組合も支援しており、急速に支持を広げている。政治経験がなく、知名度アップが課題となっているが、陣営幹部は「街頭演説で顔と名前は確実に浸透している」としている。
民主党の小沢鋭仁前環境相の秘書を務めた向山候補は、出馬を前に民主党サポーターを退会。政党に所属しない立場を鮮明にすることで幅広い層から支持を集めることを目指す。選対には自民党関係者も入っており、自民党支持層の取り込みにも躍起。地元の牧丘町で票固めを進めるとともに、有権者の多い旧山梨市での浸透も図っている。
3471
:
チバQ
:2011/04/14(木) 22:03:45
□ 富士吉田 □ 2−(5) ▼有権者 4万1957人
現新5氏が激しく競る 得票率25%当選圏内か
渡辺亘人 64 自現(5)
渡辺淳也 32 無新
武川勉 63 自現(3)
勝俣進 55 無新
早川浩 42 無新
実績や経験の重要性を訴える現職、世代交代や政治改革を訴える新人が入り乱れ、激しい接戦を展開している。一定の支持基盤や支持層を持つ5人が林立したことで、選挙構図は見えにくくなっており、各陣営は25%程度の得票率が当選ラインとみている。
6選を目指す渡辺亘候補は「5千人分の個票は確実に集まる」とされる固い後援組織を中心に、さらなる上積みを狙っている。堀内茂市長と横内正明知事の選挙を応援するなどした関係を強調し、県政や市政との「パイプ役」としての存在感をアピール。「継続」をキーワードに掲げ、支持拡大を図っている。
新人の渡辺淳候補は甲府市出身のため、告示日から積極的に遊説や街頭演説を重ね、認知度のアップを目指している。32歳の若さを前面に出す一方、出陣式では前県議で叔父の秋山隆信氏がたすきを掛け「後継候補」の立場を鮮明にした。秋山氏の後援会メンバーもフル回転し、組織票固めも図っている。
武川候補は、市内の二大政治派閥の一つである「蓬莱派」出身だが、もう一つの旧堀内※派系「躍進会」の元幹部も支持に回っており、支援態勢は厚い。しかし後援会は「実績だけでは選んでもらえない。5人横並びの選挙」と危機感を強め、県議会議長や市長を務めた実績など豊富な政治経験を強調している。
新人の勝俣候補は市議、サッカー指導者時代の人脈などを駆使して支持を広げている。伯父で元自民党県議の勝俣貢氏の一部支援者や、同じ大学出身の吉田恩組の栗原雅智組合長の応援を取り付けた。また、元ヴァンフォーレ甲府監督の知名度を生かし、幅広い支持を集めている。
新人の早川浩氏は自転車を使って市内を細かく遊説。一日3回前後は街頭演説を行い、政策を訴えている。同級生らによる支援組織の「草の根運動」も浸透し、支持層がかぶる他候補の切り崩しを図っている。後援会長は前吉田恩組組合長の堀内拓三氏が務めており、組織票の獲得も進めている。
統一地方選の第2ラウンドで行われる市長選が控えているが、立候補を予定している堀内市長と元県議の渡辺正志氏は今のところ、表立った選挙協力はしていない。ただ、県議選の結果が市長選に与える影響は大きいとみて、情勢を見極めている。(※は日の下に舛)
□ 南都留 □ 2−(3) ▼有権者 3万6791人
3氏混戦、富士河口湖票に照準
渡辺英機 69 無現(2)
高村初子 59 無新=民、国推
白壁賢一 50 自現(1)
3候補が競り合ったまま、最終盤を迎えた。各陣営とも有権者が多い富士河口湖町の票が当落の行方を左右するとみて、激しい集票合戦を繰り広げている。
渡辺候補は、選対本部長に元忍野村長の三浦玄吾氏を起用するなど地元・忍野村の票固めを進めるとともに、有権者の多い富士河口湖町でも浸透に努めている。地元企業に対しても個票(後援会入会カード)集めを依頼。自民党県連会長の堀内光雄前衆院議員が会長を務める富士急グループ関係者も個票集めなどに協力している。
3度目の挑戦となる高村氏は民主党推薦で立候補。今回、初めて政党の支援を受けた。民主党の坂口岳洋衆院議員が自身の支持者を回り、応援を求めているほか、民主の支持基盤である労働組合への浸透を図っている。唯一の女性候補を前面にアピールし、女性票の獲得も目指している。
富士河口湖町を地盤とする白壁氏は地元票を固めつつ、前回は得票率が5%を下回った忍野村や山中湖村など郡東部の票の掘り起こしを進める。長崎幸太郎前衆院議員が支持する意向を示し、長崎氏支持者らがバックアップ。一方で、堀内氏の影響力も強い地域だけに、“距離感”にも気を配っている。
東日本大震災を受け、渡辺、白壁の両候補は選挙カーを使わず、徒歩や自転車で遊説するスタイル。一方、高村氏はマイクの音量を下げて街頭演説しており、自粛ムードの中の選挙戦になっている。
3472
:
チバQ
:2011/04/14(木) 22:04:07
□ 大月 □ 1−(2) ▼有権者 2万4146人
現新2氏互角、追い込み図る
棚本邦由 55 無現(2)
井上正己 62 無新
自民党所属の現新2候補が一歩も譲らず、激しく競り合いながら最終盤を迎えた。
両陣営は東日本大震災を受け、スピーカーの音量を抑えて演説するなど一部自粛しながら選挙戦を展開。投票率70%前後、当選ラインを9千〜1万票程度と見込み、最後の追い込みをかけている。
棚本候補は2期8年の実績をアピール。遊説先でミニ集会を開いて、安全・安心の地域づくりに取り組む考えを訴えている。前回は支援を受けた井上候補の出馬で“身内”同士の選挙戦になっているが、陣営幹部は「支持者が井上候補に流れた印象はない」としている。
市議からの転身を目指す井上候補は、同級生が運動の中心。後援会長の西室覚前市長も支持を呼び掛けている。1日の出陣式には、市議数人が応援に駆け付けており、陣営幹部は「井上候補の考えが徐々に浸透し、支持は広がりを見せている」と手応えを口にしている。
市内に一定の勢力を持つ萩原剛元市議は「ノータッチ」としており、中立の立場。票の上積みを目指し、棚本、井上の両陣営が食い込みを図っている。
□ 上野原・北都留 □ 1−(2) ▼有権者 2万4146人
現職石井氏組織力生かす 市長派新人志村氏が追撃
志村時江 63 無新
石井脩徳 70 無現(1)
ともに江口英雄市長の後援会幹部を務めた“身内”同士の一騎打ち。組織力を強みに、現職の石井候補が票固めを進めるのに対し、江口英雄市長の支援を受けた新人の志村候補が出遅れをばん回しようと、支持拡大に躍起になっている。
石井候補は横内正明知事を支持する立場を訴えの前面に出し、「横内県政に直結」とアピール。旧町議時代から培った支援組織は盤石で、丹波山、小菅両村長の支援も取り付けた。
自民党を離党した長崎幸太郎前衆院議員が支持しているほか、以前、所属していた自民党支持層にも浸透。街頭演説を中心に政策を訴えており、多い日は20カ所でマイクを握っている。
民主党サポーターの志村候補は、党推薦は受けていないが、出陣式に坂口岳洋衆院議員が駆け付けるなど、民主党県連がバックアップ。江口市長も全面的に支援しており、「市政との一体感」を強調している。
出馬表明は告示の約1カ月前と出遅れたが、陣営は「市民の反応は良くなっている」と手応えを感じている。女性の視点を意識した政策を掲げている。
一方、江口市長と対立関係にあった奈良明彦前市長も当初は志村候補を支持する意向を表明。“政敵”の江口市長と連携する考えを示していたが、市政運営をめぐる意見の相違から、現在は江口市長と距離を置いている。奈良氏に近い元市議の一部は志村候補の支援に回っているが、奈良氏本人は県議選対応で表立った動きを見せていない。
3473
:
チバQ
:2011/04/14(木) 22:05:29
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000119-mailo-l10
’11統一選:県議選 民主5、厳しい審判 自民2減、退勢続く(その1) /群馬
毎日新聞 4月11日(月)12時47分配信
◇公明1増、共・みんなが議席
統一地方選第1ラウンドの県議選(定数50)は10日、無投票の5選挙区を除く13選挙区で投票、即日開票され全議席が確定した。民主は公認10・推薦2の計12人が立候補したが、わずか5議席にとどまり、政権交代後の民主に厳しい審判が下った。自民は前回07年の32議席に2議席届かなかった。両党とも現職の県連幹事長が落選した。公明は1議席増の3議席に、改選前に議席ゼロだった共産は2議席に伸ばした。みんなの党は初議席を獲得した。今回は東日本大震災の影響で、選挙カーの使用と名前の連呼を自粛する候補者が相次ぎ、かつてない静かな選挙戦になった。
民主は政権党として大震災対応にあたり、「政治とカネ」問題などを巡る逆風がやわらぐ中で選挙戦に突入した。しかし、新人の多くが知名度不足を克服できず、議席数は前回07年と同じ5人(公認4・推薦1)にとどまった。桐生市区では09年衆院選を巡る内紛が尾を引き、現職が無所属で立候補するなど党としてのまとまりを欠いた。
前回32議席だった自民は、勝敗ラインを改選前の31議席に設定した。しかし、いずれも定数1の沼田、富岡市区、利根郡区で現職が相次ぎ敗れたほか、渋川市区(定数2)では県連幹事長が落選。勝敗ラインに届かず、党勢回復につなげることはできなかった。ただし過半数は維持し、知事与党として県議会をリードする。
公明は太田市区で初めて候補者を擁立。前橋、高崎市区と合わせ、立候補した3人全員が当選した。
共産は08年4月に現職県議が離党し、県議会での議席を失ったが、今回は前橋、高崎市区に擁立した2人が当選。党として国の原発政策に一貫して反対してきたことなどを訴え、無党派層の一部を取り込んだ。
みんなの党は県内の地方選挙で初議席を獲得。前橋市区などでは無所属候補が当選を果たした。【鳥井真平】
◆高崎市
◇自民、5議席維持
高崎市区は定数1増の9議席を10人で争い、民主現職の石川貴夫氏が落選した。石川氏は2月末に設立された地方議員連盟「改革ぐんま」の代表を務め、若年層を中心にした浮動票の獲得に力を注いで再選を目指したが、前回得票から5028票減らした。民主は改選前から1議席減らし2議席(推薦の角倉邦良氏含む)になった。
自民は、現職2人に加え3新人が当選を決め、前回獲得した5議席を確保した。公明現職の福重隆浩氏も順調に票を伸ばした。前回283票差で議席を失った共産元職の伊藤祐司氏は返り咲きを果たした。【増田勝彦】
◆前橋市
◇小川氏が初当選
前橋市区(定数8)には11人が立候補。前回議席ゼロに終わった民主は、新人で28歳の小川晶氏が初当選を果たし、事務所は喜びに沸いた。
自民は改選前の4議席を維持。中村紀雄氏、中沢丈一氏の両ベテランが手堅く票をまとめたほか、狩野浩志氏が3選、新人の安孫子哲氏が初当選した。
公明現職の水野俊雄氏は安定した戦いで再選を決めた。共産新人の酒井宏明氏は09年の衆院選にも出馬しており、無党派層の一部を取り込んで初当選。無所属現職の岩上憲司氏は、前回に続くトップ当選で3選を果たした。【奥山はるな】
◆利根郡
◇星野氏が返り咲き
利根郡区(定数1)は2回続けて同じ顔ぶれによる一騎打ちとなり、無所属元職の星野寛氏が自民現職の小野里光敏氏を破って返り咲きを果たした。星野氏は郡東部の片品村が地盤。有権者の多い郡西部のみなかみ町での支持拡大が課題だったが、農業など地域産業の活性化や震災対応などを訴えて票を伸ばした。
郡西部が地盤の小野里氏は現職の実績を強調したが、組織を固めきれず星野氏に逆転を許した。【新井敦】
◆沼田市
◇若さ前面に、金井氏当選
8年ぶりの選挙戦となった沼田市区(定数1)は無所属新人の金井康夫氏が保守分裂の三つどもえの戦いを制し、初当選を果たした。42歳の金井氏は若さを前面に打ち出し、「沼田の厳しい財政状況を変えたい」と訴えて幅広い支持を集めた。同市桜町の選挙事務所で金井氏は「沼田市を良くするため全力で頑張りたい」と抱負を語った。
自民現職の金子浩隆氏は金井氏に支持基盤を崩され、4選できなかった。【新井敦】
3474
:
チバQ
:2011/04/14(木) 22:05:51
◆藤岡市・多野郡
◇田所氏返り咲き、自民2議席独占
前回と同じ顔ぶれの3人が立候補した藤岡市・多野郡区(定数2)は、元職の田所三千男氏が返り咲き、3選を目指した現職の新井雅博氏とともに自民が2議席を独占した。再選を目指した無所属の関口茂樹氏は涙をのんだ。
田所氏は市議、助役など政治経験25年の実績を訴え、支持を集めた。【畑広志】
◆吾妻郡
◇南波氏5選、萩原氏再選
吾妻郡区(定数2)は、自民現職が議席を守り、郡東部を中心に強固な地盤を持つ南波和憲氏が5選、萩原渉氏が再選を果たした。3度目の挑戦の重野能之氏は及ばなかった。選挙区内では八ッ場ダム問題を抱えるが、全員が建設推進を求めており、争点化しなかった。【角田直哉】
◆みどり市
◇須藤氏が4選
みどり市区(定数1)は、自民現職の須藤昭男氏が、民主新人の石川直哉氏の挑戦を退け4選を果たした。須藤氏は地元の旧笠懸町以外でも支持を広げた。石川氏は知名度不足のため、届かなかった。【塚本英夫】
◆渋川市
◇金子、星名両氏が当選
4期16年ぶりの選挙戦になった渋川市区(定数2)は、無所属新人の金子渡氏が初当選、自民現職の星名建市氏が再選を果たした。4選を目指した自民党県連幹事長の真下誠治氏は、まさかの落選に終わった。市を3分する激戦となり、各陣営には国会議員らが入り乱れて応援に駆け付けた。
金子氏は政務調査費カットなど県議会改革を掲げ支持を広げた。星名氏は旧町村部への浸透を図り、議席を守った。【奥山はるな】
◆富岡市
◇大手氏が初当選
4人が1議席を争う激戦となった富岡市区は、無所属新人で岩井賢太郎前市長後援会の支援を受けた大手治之氏が初当選した。自民現職で3選を目指した今井哲氏、いずれも無所属新人で▽元富岡青年会議所理事長の矢野英司氏▽民主推薦の下山真氏−−は及ばなかった。
保守系候補の一本化ができずに分裂選挙となった。元市議会議長の大手氏は「途切れている県とのパイプの正常化」を訴え、支持を集めた。【畑広志】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000118-mailo-l10
’11統一選:県議選 民主5、厳しい審判 自民2減、退勢続く(その2止) /群馬
毎日新聞 4月11日(月)12時47分配信
◆伊勢崎市
◇みんな・吉山氏初当選
現職2人と新人5人が争った伊勢崎市区(定数5)で、みんなの党の新人、吉山勇氏が5議席目に滑り込んで初当選した。万歳三唱した吉山氏は「群馬と伊勢崎を元気にするため全力を尽くす」と抱負を述べた。一方、再選を目指した民主党県連幹事長の久保田務氏は敗れ、同県連は態勢立て直しを迫られる。
世代交代した自民は原和隆氏、井下泰伸氏、臂泰雄氏の3新人が全員当選。無所属の塚越紀一氏は5選を果たした。【喜屋武真之介】
◆太田市
◇公明・薬丸氏が初当選
7人が争った太田市区(定数5)は、民主現職の黒沢孝行氏が5選、阿部知世氏が再選を果たした。自民は笹川博義氏が手堅く再選、市議から転身した新人の高田勝浩氏が初当選した。公明は同選挙区で初めて候補者を擁立し、薬丸潔氏が初当選を果たした。
民主新人の田島國彦氏は2度目の挑戦だが民主支持票が分散して及ばず、自民新人の穂積昌信氏も票が伸び悩んだ。両氏とも震災による選挙運動の自粛が響いた。【亀井和真】
◆館林市
◇自民現職2氏、手堅く
12年ぶりの選挙戦となった館林市区(定数2)は、いずれも自民現職の松本耕司氏が4選、須藤和臣氏が再選を果たし、2議席を維持した。松本氏は3期の実績を強調して支持を集め、須藤氏も手堅く票をまとめた。民主新人の茂木直久氏は自粛ムードの中、知名度を上げることができなかった。【亀井和真】
◆桐生市
◇現職3人が議席を守る
桐生市区は、前回と同じ顔ぶれの4人が3議席を争い、いずれも現職の▽村岡隆村氏(自民)▽腰塚誠氏(同)▽大沢幸一氏(無所属)−−が、共産新人の関口直久氏の3度目の挑戦を退けた。
大沢氏は前回、前々回は民主公認でトップ当選したが、今回は石関貴史衆院議員と対立し、無所属で立候補した。【塚本英夫】
4月11日朝刊
3475
:
チバQ
:2011/04/14(木) 22:06:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000017-san-l10
自民1減「31」守れず 民主、新人健闘も1減 群馬県議選
産経新聞 4月11日(月)7時56分配信
県議選は10日、無投票となった5選挙区を除く13選挙区で投開票が行われ、無投票当選の8人を除く新県議42人の顔ぶれが決まった。自民党の当選者は公認35人中30人にとどまり、改選前の31議席を下回った。一方、民主党は公認10人のうち4人当選し、改選前の5議席から1議席減らした。自民は東日本大震災を受け選挙活動を自粛。組織戦を生かせず、複数の保守分裂区で、現職が無所属候補に敗れる結果となった。公明党は公認3人が全員当選した。共産党は2議席を確保。みんなの党は伊勢崎市区で初の議席を獲得した。投票率は49・08%だった。
自民党は県連初の公募などで擁立した新人8人を含む30人が当選を決めたが、勝敗ラインに設定していた31議席に1議席届かなかった。県連では7月の知事選で大沢正明知事を支援する方針だが、知事選への影響も出そうだ。
自民現職候補が一人も立候補しなかった伊勢崎市区では、自民新人3人が議席を獲得し、世代交代が進んだ。保守分裂区となった沼田市区や富岡市区では、現職が保守系無所属に惜敗。震災を受け、選挙活動を自粛したことが裏目に出た。
一方、民主は、空白区だった前橋市区で新人が当選。ただ、伊勢崎市区の久保田務県連幹事長ら現職2人が落選するなど、改選前から1議席減らした。震災対応で後手に回る政権与党の民主党に対し、有権者から厳しい判断が下された。
また、民主公認で地域政党「改革ぐんま」を立ち上げた高崎市区の石川貴夫氏や、太田市区の田島国彦氏も落選。民主党にいながら、中央政界にとらわれない地域主権確立を訴えたが、有権者の理解を得られなかった。
公明は、前橋、高崎の両市区で現職が議席を守り、太田市区の新人、薬丸潔氏も初当選。党勢拡大に成功した。
共産は、前橋、高崎の両市区で新人、元職の計2人が当選し議席奪還に成功したが、桐生市区では議席を得られなかった。
みんなは、伊勢崎市区で擁立した吉山勇氏が議席を獲得した。
一方、無所属当選者は計10人だった。このうち、複数の新人、元職が自民会派入りするとみられ、注目が集まりそうだ。
3476
:
チバQ
:2011/04/14(木) 22:07:21
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20110412/CK2011041202000061.html
県議選分析 自民、与党として安定
2011年4月12日
十日に投開票された県議選では、自民党が改選前よりも一議席減となったものの三十議席を獲得し、単独過半数を確保。県政与党としての安定した立場に影響はなかった。だが、共産党やみんなの党が議席を確保したことで、県議会の構成は「多党化」した。一方、民主党は、二〇〇七年の選挙より一人多い四人が当選したが、勢力拡大に失敗。民主、自民両党は県連幹事長が落選し、役員人事の問題も浮上しそうだ。 (中根政人、中山岳)
自民は、各地で「保守王国・群馬」の本領を発揮。前橋、高崎市区で候補全員が当選したほか、二人区でも館林市区と藤岡市・多野郡区、吾妻郡区で議席を独占。全体としては議席を減らしたものの、自民に立場の近い保守系無所属の当選者が新たに会派入りすれば、結果的に議席増となる可能性がある。
民主は、県連内の保守系と労組系の対立関係を背景に、〇七年は公認で当選した桐生市区の現職が無所属で出馬。組織の一体感に欠ける戦いとなった。前橋市区では四年ぶりに議席を回復したものの、県議会会派「民主党改革クラブ」を構成した保守系の現職二人が落選した。県連執行部と労組系県議との関係づくりが課題になりそうだ。
公明は、手堅い組織力で都市部の支持を集め、擁立した公認候補三人が全員当選した。共産は、民主党政権への批判や“非自民”の票を得て、前橋、高崎両市区で議席を確保。みんなは、伊勢崎市区の新人が次点に八百三十六票の小差で当選ラインに滑り込んだ。
一方、自民と民主の県連はそれぞれ主要幹部の議席を失うという痛手を負った。自民県連の真下誠治幹事長(渋川市区)は、自身の進退について「県連役員は五月が改選期だが、当面は(幹事長業務を)別の人間に代行してもらうよう検討している」と述べた。
民主県連の久保田務幹事長(伊勢崎市区)は、自身の落選を受けて「(幹事長職を)当然、辞するつもり」と辞任の意向を示した。中島政希会長代行は、後任の幹事長について、空席のままの会長職も含めて、統一地方選後半戦の市町村選挙が終わった後に県連役員会で決める意向を示した。具体的な日程は「白紙」としている。
3477
:
チバQ
:2011/04/14(木) 22:07:55
http://mytown.asahi.com/areanews/gunma/TKY201104100333.html
民主1減、4議席 県議選、公明堅調3議席に
2011年4月11日
当選が決まり、支持者らに胴上げされる小川晶氏=前橋市小相木町
統一地方選前半戦の県議選は10日、無投票の5選挙区を除く13選挙区で投開票され、無投票当選者を含め計50人の新議員が決まった。政権党の民主党は、公認10人のうち4人しか当選できなかった。推薦を加えても、改選前の議席6から1減と伸び悩んだ。自民党も目標の現有31議席に届かず、30議席。投票率は49.08%(前回55.51%)にとどまり、50%を初めて割り込んだ。
「自民王国」と呼ばれる群馬県で、民主党は一昨年の政権交代を受けて党勢の拡大をめざしたが、昨年の参院選の敗北に続き、大きくつまずいた。
民主党は当初、全18選挙区で候補者を立てるつもりだった。しかし「政治とカネ」問題などで支持率が低迷。立候補者に民主党の「看板」外しがみられたほか、一部県議には離党を視野に地域政党の旗揚げをめざす動きも生まれた。
東日本大震災の発生後は、原発事故対応や復興支援に取り組む菅政権の姿勢に注目が集まったが、逆風はやまなかった。
一方、自民党は全選挙区に35人を立て30人が当選した。改選前の議席数は31。正副議長だけでなく、各常任正副委員長ポストを獲得し各常任委の過半数を握れる「安定多数」だった。
ただ、30議席でも常任委の正副委員長は獲得できる。今後無所属との連携をめざす方針で、同党中心の議会運営は続きそうだ。7月の知事選では元自民党県議の現職大沢正明氏を支援するが、大きな影響はなさそうだ。
公明党は新たに太田市区で新顔を擁立し、3人全員が当選、1議席を増やした。今回の選挙後、議会運営委員会に参加できる交渉団体の要件が3議席に増える。その参加資格を得た。
改選前の議席がゼロだった共産党は3市区に1人ずつ擁立。2人が当選した。
昨年の参院選で支持者を増やしたみんなの党は、伊勢崎市区で県内唯一の公認候補が当選。県議会で初めての議席を得た。無所属の当選者は10人だった。
女性は4人が当選し、戦後最多となった。
3478
:
チバQ
:2011/04/14(木) 22:10:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000001-san-l09
栃木県議選 「みんな」第二党躍進 福田県政への影響必至
産経新聞 4月12日(火)7時57分配信
■自民 過半数確保、民主は第三党
統一選前半戦の県議選はみんなの党が改選前5議席から13議席を獲得し、県議会第二党に躍進した。県議会最大会派の自民党はベテラン議員が苦戦し、推薦議員4人を入れて過半数の26議席をかろうじて維持。民主党は推薦議員を含め現状維持の6人と第三党に転落する結果になった。自民、民主の二大政党と一線を画す「地域政党」的なみんなの党が存在感を増すことは確実で、県議会運営だけでなく“福田県政”にも影響を与えそうだ。
◆県内全域
みんなの党の渡辺喜美代表は11日、大田原市内で記者団に対し、党の躍進について「自民党は長期衰退の流れをとめられない。民主党も期待に応えられていない。政治をあきらめないでと訴えたことで低投票率の中でも新人が当選できた」と分析した。
みんなの党は、渡辺氏の地元・県北地区の矢板市、那須塩原市・那須町の両選挙区をはじめ、宇都宮市・上三川町、足利市、小山市・野木町などの県央、県南地区の選挙区でも議席を獲得し、党勢をほぼ県内全域に拡大させた。自民党の「牙城」とみられた足利、佐野両市でも公認候補が当選したことで、県内の地殻変動が表面化した。
渡辺氏は「低投票率に危機感を感じていたが、議員報酬カットなど自ら身を削る覚悟のアジェンダ(政策課題)が評価された」と胸を張る。県議会第二勢力となり発言力が増すことは確実で、議会・県庁改革などの流れも加速しそうだ。
6選を果たした阿久津憲二氏(那須塩原市・那須町選挙区)は11日、「(県議会最大勢力の)自民党もみんなの党を意識しながら対応せざるを得ない。知事も自民党だけを向いていたら今後の知事選はもつれる」と述べた。
ただ、新人議員が半数以上を占める「若い党」だけに、「急激な勢力拡大でまとまりを欠くのが心配だ。党運営が厳しくなるのではないか」(党関係者)といった懸念もくすぶり始めている。
◆新旧交代
一方、自民党は選挙前の28議席から、推薦した無所属議員4人を含めてかろうじて議会過半数の26議席を確保した。事実上の敗北といえそうで、党県連の茂木敏充会長は11日、「現状の閉塞(へいそく)感から現職議員が苦杯をなめた。今後の反省点、課題も多い」としている。
自民党はベテラン組が苦戦し、7人もの現職候補者が落選した。苦杯を喫した選挙区の多くで、みんなの党の新人が当選を飾った。「有権者の高まった新旧交代の欲求が今回出た」との見方もあり、それが自民ベテラン候補からみんなの党の新人候補に票が流れた一因だとしている。
過半数を維持したとはいえ、ギリギリのラインで、今後は綱渡りの議会運営を強いられる。茂木氏は「県議会の新しい勢力図の中で、県政における責任ある会派として災害対策や地域活性化、教育・医療の充実などにしっかり取り組みたい」とコメントした。
◆全国的逆風
民主党は13人の候補者を擁立し、県議会での党勢拡大をねらったが、当選者は推薦を含め6議員。トップ当選も鹿沼市・西方町選挙区のみで、各選挙区で苦戦を強いられた。
一夜明けた宇都宮市桜の党県連本部は人の出入りもまばら。当選を果たした現職議員も「今月中には集まると思うが、今は何も決まっていない」と話した。今後の対応協議も逆風の中でしばらく先になりそうだ。
党県連の山岡賢次代表は「党にとって全国的に厳しい選挙結果」と振り返る。県内6議席という結果についても「現職1人を失い、有力な新人の当選が果たせなかった」とコメントし、冷静に受け止めていることを強調してみせた。
民主党が政権与党として初めて臨んだ統一選だったが、落選した候補者の1人は「東日本大震災や福島第1原発などへの対応をめぐり、思っていた以上に民主党に対する不信感が高まっていたのかもしれない」と語っていた。
◆明確なビジョン
公明党は1議席増の3議席を確保した。党県本部の遠藤乙彦代表は「栃木の未来に向けた明確なビジョンを示したことが支持拡大につながった」と強調。堅調さを統一選後半戦の市町議選につなげたい考えだ。
一方、共産党は県議会に議席を失い、「引き続き県民の皆さんと力を合わせて頑張ります」とのコメントを発表した。
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:
チバQ
:2011/04/14(木) 22:11:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000150-mailo-l09
’11統一選:県議選(その1) みんな躍進、自民堅調 民主は伸び悩む /栃木
毎日新聞 4月11日(月)13時3分配信
◇政権批判はね返せず
統一地方選第1ラウンドの県議選(定数50)は10日、無投票だった2選挙区を除く14選挙区で投票、即日開票された。政権交代後初めて行われた統一地方選。みんなの党が議席を大幅に増やし躍進した。自民党は選挙前の28議席を下回ったものの、推薦を含め過半数を維持した。民主党は推薦を含め13人を擁立。震災前に強かった政権批判が弱まったものの、やや伸び悩んだ。東日本大震災と福島第1原発事故の影響で、防災対策や復興支援のあり方が争点に浮上したが、投票率は前回07年の50・00%を下回る46・27%。初めて50%を割り込み、戦後最低を更新した。
自民は前回より5人少ない34人(公認30、推薦4)を擁立。候補者のうち、現職と元職が29人を占めた。県連として過半数(26議席)の維持を最重要課題に掲げた。
定数13に対し22人が名乗りを上げた最激戦区、宇都宮市・上三川町選挙区では、7人を擁立した。みんなの渡辺喜美代表の地盤で同党新人との一騎打ちとなった那須烏山市・那珂川町、下野市選挙区で議席を獲得したが、矢板市、足利市、佐野市選挙区でベテラン議員が落選するなど、県全体では退潮傾向を見せた。
みんなは渡辺代表の「自民党を過半数割れに追い込む」との大号令の下、計13選挙区で民主を上回る17人(現職5人、新人12人)を擁立。渡辺人気を背景に、那須塩原市・那須町、大田原市、矢板市、足利市、佐野市、栃木市・岩舟町選挙区などで議席を獲得し躍進した。改選前の5議席を倍増させ、県議会での発言力が高まるのは必至だ。
民主は公認12人、推薦1人を擁立。議席は伸び悩んだ。当初は14人の候補擁立を目指したが、13人にとどまり守りの選挙を強いられていた。
公明党は宇都宮市・上三川町選挙区で改選前の2議席の死守したほか、初めて小山市・野木町選挙区でも議席を獲得した。共産党は唯一の議席を失った。
◇民主推薦、加藤氏初当選 みんなの鶴貝氏も−−足利市
足利市選挙区(定数4)は、現職4人の候補者のうち、自民の早川尚秀氏、木村好文氏が名を連ね、新人からは大豆生田実・足利市長の支援を受けたみんな公認の鶴貝大祐氏と、元市議で民主推薦の加藤正一氏が労組などの組織力を生かし追い上げ当選した。
選挙カーの自粛による静かな選挙戦の中、現職2人は強固な支持者を強みに有利な選挙戦を展開。鶴貝氏と加藤氏は、自転車で選挙区内を回り支持を訴え草の根的な活動を行った。
一方、自民の斉藤具秀氏と無所属の野村寿彦氏は現職の強みを発揮できず、元市議の杉田勉氏も多くの個人演説会を実施するなど支援組織を引き締めたが及ばなかった。
◇阿部氏が初当選 自民系で占める−−日光市
日光市選挙区(定数2)は自民の渡辺渡氏が7選、無所属で同推薦の阿部博美氏が初当選、自民が議席を独占した。昨年の日光市長選に転出した星一男氏の事実上の後継で、福田昭夫衆院議員の公設秘書を務めた民主新人の船山幸雄氏とみんな新人の鈴木秀顕氏は及ばなかった。
渡辺氏は6期の実績を強調し、東日本大震災の復興などでは即戦力を強調し、手堅く集票。阿部氏は、昨年の市議選の知名度を生かした上に民主への批判票を取り込み、民主の議席獲得を阻止した。
船山氏は福田氏直系として、今市地区の福田氏支持者を中心に、星氏の議席維持を目指したが、まとめきれなかった。鈴木氏は、知名度不足を乗り越えられなかった。
◇みんな、3人全員当選 自民・小滝氏落選−−那須塩原市・那須町
民主、自民、みんなの現職や新人計6人で激戦を展開した那須塩原市・那須町選挙区(定数4)は、みんな現職の阿久津憲二、増渕三津男、新人の相馬政二、自民推薦の阿部寿一の4氏が、自民現職の小滝信光、民主新人の中塚英範の両氏を抑えて当選した。みんなは全員当選。
同選挙区は、阿久津、増渕、小滝の自民勢3氏で議席を分け合ってきた。だが、阿久津、増渕の両氏は、みんなの党入りして戦った。阿部氏は自民推薦で票を伸ばした。
みんなは、渡辺喜美代表のおひざ元である西那須野地区での勢力拡大を狙って相馬氏を
同地区から擁立し、小滝氏に照準を合わせて攻めきった。民主新人の中塚氏は知名度の低さが響いた。
3480
:
チバQ
:2011/04/14(木) 22:11:39
◇渡辺氏トップ当選 みんな存在感示す−−宇都宮市・上三川町
宇都宮市・上三川町選挙区(定数13)は、自民6人、民主2人、公明2人、みんな3人の政党公認候補が当選した。
このうち、みんなの渡辺幸子氏は新人ながら、トップ当選を果たし、県都で同党の存在感をアピールした。
大震災や福島第1原発事故の影響で有権者の関心は低く、投票率は低迷した。
自民は、梶克之・党県副会長が実績を強調し安定した戦いを展開。10選を目指した増渕賢一氏は落選した。新人の中島宏氏は昨夏、県議から参院議員に転じた上野通子氏の支持層を引き継ぎ、当選した。
民主は佐藤栄氏が順当に当選したが、新人候補らは苦戦し、議席を伸ばすことはできなかった。
公明の現職、山口恒夫氏と新人の野澤和一氏は組織票を手堅くまとめ、2議席を維持した。
◇みんな・斎藤氏初当選 ベテラン青木氏敗退−−矢板市
矢板市選挙区(定数1)は、みんな新人で元県職員の斎藤淳一郎氏が自民現職で元会社役員の青木克明氏を破り、初当選した。青木氏は3期12年守ってきた議席を失った。当選の知らせに斎藤氏の選挙事務所は喜びにわいた。みんなの渡辺喜美代表が選出された衆院3区内で、党勢拡大の足がかりとなった。
序盤は不利と見られていた斎藤氏だが、震災後の地道な広報活動に加え、県議会定数削減や報酬カットなどの無駄削減などを繰り返し訴え、徐々に従来のみんな支持層以外へも浸透した。
議長経験者の青木氏は震災後の県や市への要望活動や、塩谷病院(同市)の存続問題に携わったことなど現職の実績をアピールしたが、及ばなかった。
◇池田氏初当選 相馬氏は3選−−大田原市
大田原市選挙区(定数2)は、みんな現職の相馬憲一氏が3選。新人の池田忠氏が初当選を果たした。相馬氏が、みんなの党入りしたため、「自民不在区」となった。
相馬氏は「みんなで創る栃木新時代」を強調。池田氏は、義兄の津久井富雄市長の応援を得て浸透を図った。本沢節子氏は追い上げも及ばなかった。
◇3現職が当選 みんな涙のむ−−鹿沼市・西方町
鹿沼市・西方町選挙区(定数3)は、3現職が実績をアピールし、ともに自民の神谷幸伸氏は4選、小林幹夫氏は3選。佐藤信氏の市長転出で後継となった民主の松井正一氏も再選を果たした。昨年の参院選比例で第1党に躍り出たみんなは元市議の小松英夫氏を擁立し、挑んだが、現職の壁を破れず、涙をのんだ。
◇亀田、早川氏が初当選、青木氏涙−−佐野市
前回の無投票から一転して選挙戦となった佐野市選挙区(定数3)は、現職は金子裕氏のみで、新人で唯一の女性候補として増税批判など訴えたみんな公認の早川桂子氏と、自民の元市議、亀田清氏が当選した。
一方、青木務氏は、これまでの実績など訴えたが及ばなかった。同選挙区では、これまでの自民3人による独占は続かなかった。
4月11日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000152-mailo-l09
’11統一選:県議選(その2止) 投票率46.27% 戦後最低 /栃木
毎日新聞 4月11日(月)13時3分配信
◇10回連続低下 自粛ムードが拍車
県議選の投票率は46・27%(男46・40%、女46・14%)と、前回の50・00%をさらに下回り、戦後最低を更新した。県議選の投票率は75年以来、10回連続で低下したことになり、長期低落傾向に歯止めはかからなかった。当日有権者数は151万9187人(男75万436人、女76万8751人)だった。
各候補者ともに防災や復興対策など、有権者の関心の高い政策も訴えた。しかし、被災した自宅の片付けに追われ、「選挙どころではない」という被災者も多く、民主、みんな、共産党などは選挙延期を訴えていた。さらに、震災直後で選挙カーを使わないなど、各候補者が選挙運動を控えめにしたことや、報道量の減少などで一般の人の関心も低下したため、告示後も低調ムードを脱することができなかったとみられる。
政権交代後初の統一地方選で、議席増で自民の過半数割れを狙った民主、みんなの2党が新人候補を多数擁立。告示日の無投票当選は2選挙区3人にとどまり、前回07年の8選挙区17人に比べて投票の機会を奪われた有権者は少なかった。こうした選挙区では、表向きの自粛ムードに対し、水面下では議席を巡って激しい選挙戦が展開された。しかし、結果的に投票率の底上げには結び付かなかった。
また、県選管はバスへの広告掲載などで投票を呼び掛けたが、市町選管の中には選挙広報カーの使用を見合わせるなど、広報活動を縮小させた地域もあった。
一方、14選挙区で期日前投票をすませた有権者は8万8143人で、10選挙区で争われた前回07年の4万8110人を上回った。期日前投票の制度が定着しつつあることがうかがえる。【泉谷由梨子】
4月11日朝刊
3481
:
チバQ
:2011/04/14(木) 22:13:36
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20110412-OYT8T00002.htm
自民系 辛くも過半数
敗戦が決まり、支持者に頭を下げる増渕賢一さん(11日午前0時24分、宇都宮市で) 自民党が大苦戦を強いられた。みんなの党に県北部だけでなく、県南部でも伸長を許す結果となった。
3議席を独占していた佐野市選挙区では、現職の青木務さん(66)が落選し、みんなの党新人に1議席を奪われた。足利市選挙区でも4議席の独占を狙ったが、現職の斉藤具秀さん(75)、新人の杉田勉さん(61)が落選し、2議席の獲得にとどまった。栃木市・岩舟町選挙区では、現職の櫛淵忠男さん(68)が苦杯をなめた。
さらに、大混戦となった宇都宮市・上三川町選挙区では、現職の増渕賢一さん(64)が議席を失った。東日本大震災の発生で、県内の選挙ムードは今ひとつ盛り上がっていなかった。このため、当初、有権者が政治に大きな変化を望まないのではないか、との見方もあった。しかし、みんなの党が各地区で予想以上に得票を伸ばしたことで、過半数をなんとか維持するのが精いっぱいだった。
自民党県連の石坂真一幹事長は11日未明、記者団の取材に「過半数は維持できたが残念な結果だ」と述べた。
(2011年4月11日 読売新聞)
3482
:
チバQ
:2011/04/14(木) 22:14:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000090-mailo-l11
’11統一選:県議選 自・民、明暗くっきり 厚労相次男・細川氏落選 /埼玉
毎日新聞 4月12日(火)12時43分配信
◇「私自身の力不足」
10日投開票された県議選は、民主が現職6人を落選させたほか、獲得議席は前回の07年県議選の21議席(推薦、公認含む)から大幅減の14議席(公認11人、推薦3人)にとどまった。一方、自民党は公認48人を当選させ、推薦4人を含め、計52議席を獲得するなど「明暗」が分かれた形となった。
「私自身の力不足。皆さんに申し訳ない」
県議選東9区(越谷市、定数4)で細川律夫厚生労働相の次男で市議だった民主の細川威氏(33)は支持者に深々と頭を下げた。民主は同区で山本正乃氏(51)と2人が立候補したが、山本氏だけが当選を果たした。
細川氏と山本氏の両越谷市議の立候補が決まったのは昨年春。県連は当初、県議選では全選挙区に候補者を立て、定数4以上の選挙区には複数候補を立てることを目標に据えた。しかし、複数区での擁立は難航。唯一、複数の候補を立てた東9区の山本氏も当選者では最下位。得票数を見ても「2人当選」は困難だった。細川氏は10日夜、「2人擁立は組織で決めた」とだけ語った。
県議選での退潮について、民主党県連の高山智司幹事長は「ここ半年ぐらいの民主党政権への『逆風』が影響した。それが、候補者の活動量の低下につながった」と振り返った。
連合埼玉の幹部は「与党に風は吹かない。結局、候補者の実績や地元の活動がすべてだった」と振り返った。
一方、自民はベテラン議員の引退が相次ぐ中で新人候補が18人(公認、推薦含む)を占め、うち9人当選。南7区(さいたま市中央区、定数1)では自民新人、伊藤雅俊氏(28)が最年少当選を果たした。【飯嶋英好、佐藤丈一】
4月12日朝刊
3483
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チバQ
:2011/04/14(木) 22:15:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000091-mailo-l11
’11統一選:さいたま市議選 埼玉改援隊「メッセージ伝えられず」 /埼玉
毎日新聞 4月12日(火)12時43分配信
さいたま市議選(定数60)の投開票から一夜明けた11日、地域政党「埼玉改援隊」の代表を務める清水勇人市長は「震災後で改援隊のメッセージを十分伝えられなかった」と沈痛な面持ちで語った。
同市議選では当初、過半数議席の獲得を目指した。しかし、民主、みんな、無所属、諸派の候補者21人の推薦に終わり、当選者も12人と伸び悩んだ。清水市長の地元・見沼区では3人の推薦者のうち、地盤のある現職2人は当選したが、清水市長の元秘書で、市長とのつながりをアピールしていた諸派新人の宮本英典氏(39)は落選した。
一方、清水市長と対立する自民、公明両党は現状の勢力維持に成功した。自民は公認19人全員と推薦1人の計20人が当選を果たし、市議会最大会派の座を維持。公明も11人全員当選し、両党で過半数を占めた。【鷲頭彰子】
4月12日朝刊
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チバQ
:2011/04/14(木) 22:15:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000101-mailo-l11
’11統一選:県議選/さいたま市議選 県議選、自民が復調 過半数維持 /埼玉
毎日新聞 4月11日(月)12時35分配信
◇民主に政権への逆風
統一地方選の前半戦となる県議選、さいたま市議選は10日夜から11日未明にかけて、各地で開票作業が一斉に進み、新議員の当選が決まった。県議選(定数94、59選挙区)で、自民は単独過半数(48議席以上)を維持した。政権与党として初めて統一選を迎えた民主は、逆風にさらされ、躍進できなかった。さいたま市議選(定数60、10選挙区)では自公の候補が順調に議席を確保した。
政権交代の地方政界への影響と、民主党政権の信任が問われた。
改選前の50議席から上積みを目指した自民は前回から1減の63人(うち推薦9人)を擁立。ベテラン議員の引退が相次ぎ、新人候補が18人を占めた。組織の復調と世代交代を図った。
無所属議員と会派「民主党・無所属の会」(18議席)を構成する民主は全選挙区での候補擁立を目指したものの、県北・西部の1人区などで難航。立候補者は、前回より4増の32人(うち推薦7人)にとどまった。結果的に自民現職の無投票当選を増やすことにつながった。
公明は、擁立を1減の9人にとどめて着実に当選を積み上げた。共産は候補を7人に絞り込み、党勢拡大を図った。みんなは、地方組織づくりの足がかりを目的に、都市部を中心に公認候補5人を擁立した。前回8年ぶりに県議選で公認候補を当選させた社民は、現職1人の議席死守が課題だった。【大谷津統一】
◇枝野氏地元も民主敗北−−南5区
枝野幸男官房長官のおひざ元、南5区(さいたま市大宮区)は民主、自民の新人による一騎打ち。民主公認の藤井健志氏(35)が、自民公認の元市議、沢田力(つとむ)氏(43)に敗れた。
民主県連の幹事長、副代表などを歴任した秦哲美氏が6期を限りに引退。党県連職員と島田智哉子前参院議員の公設秘書を務めた藤井氏が後継候補に擁立された。
藤井氏は、震災対応などで知名度を増す枝野氏との結びつきを強調することは控えた。自転車や徒歩で選挙区を回り有権者にアピールしたが、知名度不足を最後まで解消することができず、旧大宮、さいたま市議の実績と経験をアピールした沢田氏に及ばなかった。【大谷津統一】
◇自民・佐久間氏が10選−−東8区
東8区(旧春日部市)では、自民現職の佐久間実氏(70)が激戦を制し10回目の当選を決めた。
選挙戦は、現職2人に新人3人が挑む構図となった。
佐久間氏は県議会議長も務めたベテランだが、「初心に帰って」と地道な選挙戦を続けた。当選が決まると、事務所に詰めかけた支持者には笑顔が広がった。
3議席を巡って各陣営は激しい選挙戦を展開。佐久間氏は、日常活動の県政報告に加え、早い時期から後援会活動にも力を入れた。告示後は率先して選挙カーの運行を自粛し、後援会も各陣営に対して自粛を呼び掛けた。また防災服に身を包み徒歩で町中をくまなく回った。政策面では「災害に強い街、弱者に温かい福祉」などと訴え、従来の支持層を固めた。【栗原一郎】
◇自民現職の奥ノ木氏5選−−南2区
定数6に9人が立候補して激戦となった南2区(川口市)は、自民現職の奥ノ木信夫氏(59)が5回目の当選を決めた。同市西川口の選挙事務所では、支持者が喜び合った。
自民からは現職2人に加え元市議の新人が立候補し、票の分散も懸念された。奥ノ木氏は4期16年の実績や県議会議長としての活動をアピール。機械業界や自民支持層を手堅くまとめ、「安心、安全な町づくり」を訴え、順調に得票を伸ばした。【鴇沢哲雄】
◇民主新人の江原氏届かず−−北5区
3議席を5人で争った北5区(深谷市、寄居町)で初当選を目指した民主新人の江原久美子氏(40)は健闘したものの、涙をのんだ。深谷市上野台の選挙事務所に詰めかけた支持者からは、深いため息が漏れた。
市議だった江原氏は、昨年2月に深谷市長に転じた小島進氏の後継候補として早くから出馬を決意。民主、連合埼玉の全面バックアップを受け、年末から集会などに足しげく顔を出して支援団体を固めた。「県議会に女性の視点を、県北から新しい風を」と訴え、環境や子育て、教育面を中心に政策を主張。
しかし、自民や他新人候補の厚い支持基盤を崩せず、自粛ムードの中で女性や無党派層にも思うように浸透しなかった。【清水隆明】
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チバQ
:2011/04/14(木) 22:16:22
◇共産1人区失う−−西5区
西5区(旧上福岡市)では共産現職の山川寿美江氏(68)が敗れ、県内の定数1の選挙区で唯一同党が守っていた議席を失った。
山川氏は、公選法違反事件で元県議が失職したことに伴う3年前の再選挙で自民、民主の候補に競り勝ち初当選。今回選も同じく三つどもえの戦いだった。旧福岡町議、旧上福岡市議などを含めて通算約40年の議員活動で培った個人票に加え、県政報告会などで支持拡大を訴えていた。
市議4期の加藤末勝氏(60)、土地区画整理組合理事長の谷新一氏(52)はいずれも地元出身。保守層の激しい票の掘り起こしに加え、低投票率で無党派層の風が山川氏に吹かなかったのも敗因の一つになった。【内田達也】
◇市議選は民主微増
定数が64から60となった、さいたま市議選は▽現職46▽元職6▽新人38の計90人が立候補し、大宮、見沼、南の各区などを中心に激しい選挙戦となった。
自民は19人を公認、4人を推薦。改選前並みの議席確保を視野に市議会最大勢力の維持を目指した。
前回公認した10人全員が当選した民主は18人を公認、1人を推薦。政権への逆風が吹く中で、大幅増を目指したが、微増にとどまった。
公明、共産の両党は前回同様、各11人を擁立し、組織票を固めて、着実な議席獲得を図った。
清水勇人さいたま市長らが設立した地域政党「埼玉改援隊」は民主、みんな公認と無所属、諸派で計21人を推薦し、12人が当選した。【鷲頭彰子】
4月11日朝刊
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チバQ
:2011/04/14(木) 22:18:08
http://mytown.asahi.com/areanews/saitama/TKY201104110451.html
改援隊「勝ち負けは言いにくい」 さいたま市議選
2011年4月12日
時折、口を結んで厳しい表情を見せる清水勇人市長=さいたま市役所
10日に投開票されたさいたま市議選で、5市町長が設立した地域政党「埼玉改援隊」が推薦した21人のうち12人が当選した結果について、代表の清水勇人市長は11日、記者会見で「震災で、メッセージを十分伝えられなかった。勝ったとも負けたとも言いにくい」と感想を語った。
当選者のうち、改援隊単独の無所属推薦は2人だったのに対し、清水市政に批判的な自民は第一党の座を維持。清水市長は「議案説明を丁寧にやる。是々非々で議論して頂きたい」と話し、口を横に結んで厳しい表情も見せた。
統一地方選後半戦(24日投開票)では、他の4市町長の地元の深谷、ふじみ野、和光の3市と神川町で、議員選挙がある。
高畑博・ふじみ野市長は11日、市議選で現職3人と新顔2人の無所属計5人の推薦を決めたと発表した。小島進・深谷市長も同日、市議選で、現職1人と新顔3人の無所属計4人の推薦を発表した。清水雅之・神川町長は「推薦を申し出る立候補予定者がいない」と話している。
松本武洋・和光市長はすでに、市議選で無所属新顔4人を推薦。このほか、所沢市議選では、みんなの党新顔1人の支持が決まっている。
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:
チバQ
:2011/04/14(木) 22:18:42
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20110412/CK2011041202000049.html
彩の国 まつりごと 【第六部】岐路の底流<上> 民主惨敗
2011年4月12日
民主党県連の事務所で、渋い表情で話し合う武正公一会長(左)と高山智司幹事長=さいたま市で
「震災後は街頭で批判を浴びなくなった。逆に『頑張って』と声を掛けられる」
県議選とさいたま市議選の告示後。民主党の候補者たちは「風当たりが一変した」と口をそろえた。
元党代表の小沢一郎の「政治とカネ」の問題、尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件をめぐる政府の迷走…。昨年末以降、統一選を控えて街頭に立つ民主の候補者たちは、民主政権への批判の矢面に立たされてきた。「民主の看板を出すだけで勝てない」。党の公認や推薦を受けたのに、ビラやポスターから党名を消す「民主隠し」も広がっていた。ところが−。
「3・11」は、候補者たちにとっても岐路となった。震災と原発事故。「この未曽有の国難を乗り切るため、有権者が政権与党に期待し始めた」と感じた県連幹部の一人は、「民主隠し」の候補者に「もっと民主を前面に出すように」と指示を飛ばした。
「被災地復興のためにも重要な選挙」「県の防災対策を充実させる」−。県議選で多くの民主候補が反転攻勢に出たが、結果は擁立した三十二人に対し当選はわずか十四人という惨敗。現職六人も議席を失った。
候補者が活動を自粛するという、異例の選挙。問われるべきものは、問われたのか。
「自分も対立候補も訴えは防災一色。もっと福祉や教育を訴えたかった」。落選した現職候補は悔やんだ。
前回衆院選で圧勝した民主。政権交代後初の統一選で、地方の足腰を固めるもくろみは霧消した。
「地方議員と国会議員は車の両輪なのに、今回は国会議員の動きも鈍かった。これでは次期衆院選も惨敗しかねない」。県連幹部はため息をついた。
■ ■
「『なぜ大連立をしないんだ』と、自民党支持者の不満が高まっている。接戦の選挙区では候補の当落に影響するかもしれない」。選挙戦終盤戦の八日、自民県連関係者が危機感をあらわにした。
党総裁の谷垣禎一は自民の首相・総裁経験者たちとの面談を重ねた上で、民主との「大連立」を拒否した。この県連関係者は「党総裁といえども結局は“長老”頼みという古い自民党の姿をイメージさせてしまった」。
自民は県議選で現有五十議席を二つ増やし、復調した。
県連会長の新藤義孝は「参院選で踏みとどまり、統一選で地力を発揮した。次は衆院選だ」と意気込む。だが、一時は「三月危機」と言われた解散風も震災で消え、新藤自身も「早期解散」の主張を封印。民主新人らとの接戦を制した自民県議は言った。「勝因は民主の敵失と低投票率。まだ、有権者の期待をつかんだとは言えない」 (敬称略、杉本慶一、鈴木賀津彦、池田宏之)
◇
東日本大震災を境に一変した空気の中で行われた統一地方選前半戦。「彩の国のまつりごと」も、あの日を岐路に姿を変えた。その底流には何があったのか。県議選とさいたま市議選を舞台に検証した。
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チバQ
:2011/04/14(木) 22:19:10
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20110413/CK2011041302000092.html
彩の国 まつりごと 【第六部】岐路の底流<中> 不振の第三極 政党対立軸消え不利に
2011年4月13日
選挙戦最終日の9日、現職候補の応援演説に駆けつけたみんなの党の渡辺喜美代表=川口市で
待望の男は選挙戦最終日の九日、ようやく姿を現した。みんなの党代表の渡辺喜美(59)だ。県議選南2区(川口市)で出馬した同党現職、松本佳和(45)が、党側にずっと県内入りを求めていた。
「みんなの党は覚悟の集団。皆さんの正義と力を松本に与えてください」。おなじみの力強い演説にJR川口駅前の聴衆は沸いた。全国を飛び回る党代表に代わり、これまで候補者たちは購入した人形を脇に置いて演説してきた。だが、震災が起きて「こんな時に不謹慎で使えない」と話す候補も。人形だけでなく震災報道一色のテレビからも、渡辺の姿は消えていた。
松本は前回、民主党公認で約二万八千票を得てトップ当選。昨夏の参院選、みんなは川口市で約三万の比例票を得ており、みんな公認に転じた今回も松本は他陣営から「台風の目」と恐れられていた。ところが、結果は五十七票差の落選。みんなは県議選とさいたま市議選に五人ずつ擁立したが、当選はともに新人一人だけで、敗北した。
「頼みの無党派層の反応がなく、のれんに腕押し。渡辺さん人気にすがるしかなかったが最終日では遅すぎた」。松本の陣営関係者は唇をかんだ。民主も自民も駄目という、既成政党への批判票の受け皿となって勢いをつけてきたみんな。だが、「みんなのようにイメージ先行の党には不利だった」と、埼玉大学教授(政治学)の松本正生は分析する。個人票に加えて党の名による票の上積みができなかったことが、議席を失う要因になった。
今回の統一選について、埼玉大の松本は「政党の対立軸がはっきりせず、有権者は現職や知っている人に投票したとみられる」と指摘している。
衆院埼玉12区(熊谷市など)にみんなから立候補する予定の新人、永沼宏之(42)は次期衆院選への危機感を募らせる。「結党したばかりでまだ住民に身近な政党になっていない。今回は逆風の中、一人ずつ当選できてよかった」
■ ■
県議選では公明党が候補者全員当選を果たし、共産党は現有議席数を守った。39・54%という過去最低の投票率で、自民県連幹部は「組織力の強さがものをいった」と話した。埼玉大の松本は「震災と原発事故で、有権者は目の前に不安がある。県議選などで防災や復興を訴える候補が危機を解決する姿をイメージできず、『自分の一票に何の意味があるのか』と疑問に思ったのでは」と低投票率の背景を推測する。
候補者側も引いていた。「こんな時に選挙か、と反感を買うのが怖くて電話作戦などはほとんどできなかった」と、ある自民陣営は振り返る。議会改革や雇用、福祉など県民に身近な課題の論戦はほとんど聞かれず、有権者は選択肢が狭まった状態で投票を強いられた。
次期衆院選に向け、永沼は言う。「時間はかかると思うが、候補者が地域に溶け込む活動を地道に進めなければ」 (敬称略、杉本慶一、池田宏之)
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チバQ
:2011/04/14(木) 22:19:54
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20110414/CK2011041402000055.html
彩の国 まつりごと 【第六部】岐路の底流<下> 改援隊、第2戦へ 看板色あせ 正念場
2011年4月14日
県議選の応援演説に立つ改援隊の松本武洋・和光市長(左)。改援隊は統一選後半で、どう存在感を発揮するのか=和光市で
「趣旨には賛同するが、看板はいらない。でも、市長の応援はほしい。推薦を受けたことは公表しないでほしい」
さいたま市長の清水勇人らが立ち上げた政治団体「埼玉改援隊」。深谷市議選に出馬予定のある男性は、改援隊メンバーの一人、深谷市長の小島進にこう言ったという。改援隊の推薦を受けることを応援演説の条件とし、小島は八人を推薦した。「“自粛ムード”のため改援隊として活動できなかったので、看板のメリットを感じられないのだろう」。寂しそうな声だった。
組織に頼ったり、地縁血縁では駄目。街頭演説などで有権者に政策を訴えていかないと、これからの政治は駄目だ−。「こういう意識を改援隊を使って浸透させたかった」と、小島は言う。「選挙風土を変えるため、改援隊はいいツールだと思ったんだけどなあ」。ため息も出た。小島は「震災を言い訳にしたくない」と言うが、今回は何もできなかった現実を認める。
清水はお膝元のさいたま市議選で二十一人を推薦。結果は現職を中心に十二人が当選、新人を中心に九人が敗れた。清水は投開票翌日の十一日、会見で「勝ったとも負けたとも言えない」と総括。改援隊の推薦は「いい意味でも悪い意味でも影響が少なかった」と述べた。
「埼玉改援隊は国に対して権限の移譲を求めていく運動。市議会の中では(活動は)このまましぼんでいけばいいんじゃないか」
改援隊の推薦を受けて当選した現職の民主党市議らに、こんな声が漏れる。同党のある市議は「改援隊は選挙戦でまったく意味がなかった。今後、意味が出てくるとすれば二年後の市長選に向けての枠組みとしてだろう」と話した。
改援隊の旗印は「地域主権」。全国各地で誕生している地域政党と一脈通じる理念だ。清水も大震災などを理由に「うまく浸透させられず、争点を提示できなかった」と振り返る。統一選後半戦に向け、国から地方、基礎自治体への権限移譲については「今後はできるだけ具体的に説明したい」と、抱負を語った。
■ ■
後半戦は、改援隊に参加する四市町長の地元で議員選挙がある。神川町長の清水雅之はこれまで推薦候補を発表していないが、残る三市では計十七人の推薦を明らかにした。
推薦候補の大半が民主系だったさいたま市とは異なり、無所属の現新五人を推薦したふじみ野市長の高畑博は「前半戦は参考にならない」と話す。五年半前に旧上福岡市と旧大井町が合併したふじみ野市では、今も旧市町間の溝が残る。地区マニフェストでは地域的な偏見をなくすという意味で、「市民目線の市政」を強調する。新人四人を推薦した和光市長の松本武洋は「市民参加による協働型自治体の確立」など、街頭演説で地区マニフェストの浸透を図る考えだ。
地方自治の在り方を変える力を得られるのか。市長と議会の対立構図で注目を集めたさいたま市とは異なる事情を抱え、四市町の改援隊は第二戦に臨む。 (敬称略、前田朋子、柏崎智子、中里宏、鈴木賀津彦)
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チバQ
:2011/04/14(木) 22:22:44
http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/politics_economy_kiji.php?i=nesp1302570272
「震災対策推進」を強調
民主は発言力低下必至 安定多数の自民
2011年04月12日10時04分
千葉県内統一地方選の前半戦として10日に投開票された千葉県議選(定数95)は、東日本大震災の被災を理由に投票が行われなかった浦安市を除く44選挙区で93人の新しい顔ぶれが出そろった。公認と推薦合わせて53議席を堅持した最大会派の自民は今後の会派構成で「絶対安定多数」の56議席に届くのはほぼ確実。「森田県政の発展と、震災対策をしっかり進める」と県政与党の立場を強調した。一方、現有20議席から16議席に後退した民主は「逆風の中、よく踏みとどまった」とするが、県議会での発言力低下は必至だ。今後焦点となるのが会派構成や議会人事。5月中旬にも見込まれる臨時議会に向け、会派構成で連携を模索する動きもあり、各党の動向が注目される。
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チバQ
:2011/04/14(木) 22:23:12
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20110412/CK2011041202000043.html
千葉市議選 自民 14人全員当選
2011年4月12日
統一地方選前半戦の千葉市議選(定数五四、六選挙区)は十日投開票され、十一日未明に全五十四議席が確定した。
自民は公認した十四人全員が当選。民主は改選前の七議席から十議席に伸ばした。公明も擁立した八人全員が当選。共産は六人、市民ネットは二人にとどまった。千葉市議選に初めて臨んだみんなの党は五人が立候補し、二議席を獲得した。無所属候補は十二人が当選した。
千葉市選挙管理委員会は十一日、当選者らに当選証書を付与した。 (平松功嗣)
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チバQ
:2011/04/14(木) 22:24:09
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20110412/CK2011041202000044.html
「国政へ足場固め」 県議選 自民、公認と推薦53人当選
2011年4月12日
統一地方選前半戦の県議選(定数九五、四十五選挙区)は十日、無投票選挙区と浦安市選挙区(定数二)を除いた二十五選挙区で投開票が行われ、十一日未明に九十三議席が確定した。自民は過半数を大幅に上回る議席を確保。民主は議席を減らし、初挑戦のみんなは四議席を獲得した。各党の幹部が選挙戦を総括した。 (小川直人、平松功嗣)
自民党は、公認と推薦計五十三人が当選。会派入りを見込める無所属候補らを含めると、八つの常任委員会すべてで過半数を占められる五十六議席も確保できそうだ。
快勝の結果に、党県連の田久保尚俊幹事長は「きわめて順調に戦いを進められた。国政(の政権奪回)に向けて、足場固めはできた」と胸を張った。
勝因について「市民が尖閣問題(尖閣諸島中国漁船衝突事件)などで政府に疑問を持ち、震災への対応がお粗末だったことで民主党離れが起きたのでは」と分析。みんなの党の議席獲得には「既成政党が吸収し得ないニーズがあった。自民党もそれに応えられる政党活動をしないといけない」とした。
一方、現有二十議席から十六議席に減らした民主党。党県連の田中信行幹事長は「厳しい状況で、踏みとどまれたと言える数ではないか」と振り返った。
しかし、四期のベテランを含む現職六人が落選する敗北にも近い結果。これには「それぞれの四年間の議員活動に評価が下されたとしか言いようがない」と言葉は少なかった。菅政権に対しては「震災対策で国民の納得が得られるよう努力してほしい。地方選の結果を無言の指摘と受け止めてほしい」と注文した。
県議会初の議席を獲得したみんなの党の水野賢一幹事長代理(千葉県選出)は「初の議席はうれしいが、もう少し当選させていただきたかった」と述べた。今後の議会活動については「与えられた議席の中で党の政策を県政に反映させる責任を感じる。政策ごとに主張をしっかり言っていく」としていた。
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チバQ
:2011/04/14(木) 22:25:45
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1104120011/
相模原市長選:榎本氏の戦略に狂い、加山氏は防災訴え支持拡大/神奈川
2011年4月12日
加山俊夫氏が再選を果たした相模原市長選。政令指定都市への移行で意見の対立した元県議会議長の榎本与助氏が挑んだものの、戦略の狂いが生じて大差で苦杯を喫した。
榎本氏は当初、“最強の挑戦者”として、加山氏との一騎打ちを想定していた。ところが、そのもくろみは告示約1カ月前に崩れる。共産党が市議会副議長などを歴任した菅野通子氏を擁立。加山氏の陣営幹部は「現市政の批判票が菅野氏に流れた。あれで戦いやすくなった」と振り返る。
さらに、榎本氏に打撃となったのは、東日本大震災の影響で、告示前に予定していた総決起集会や候補予定者3氏による公開討論会が中止になったことだ。
集会でまず勢いに火をつけ、公開討論の場で得意のディベートにより、加山氏への攻勢を強め、告示を機に一気呵成(かせい)に盛り上がる「ホップ・ステップ・ジャンプ」の戦略を狙っていた。
それが崩れ、榎本氏は告示日には「第一声」で支持を呼び掛けた後、相模原市を離れ、被災地への義援金を福島県に届けに行った。加山氏の陣営からは「選挙戦術に手詰まりが生じているのでは」との見方が相次いだ。
榎本氏は選挙期間中、自転車で市内を精力的に回り、支持を訴えたが、県議時代に地盤でなかった南区や中央区の票で加山氏に大きく水をあけられた。
一方、加山氏は公務で連日、災害対策本部会議に出席するなど厳しい制約の中の選挙戦だった。街頭などでの訴えで力点を置いたのは、防災や子育て支援、高齢者福祉の充実。特に、「市民の安全・安心を守る」という呼び掛けに手応えを感じていたという。
陣営幹部は「加山市長は相模原市と友好関係にある岩手県大船渡市など被災地支援に力を入れていた。その実績があるからこそ訴えに重みがあり、支持されたのではないか」と語る。
これまで、加山氏は主に街づくりの業務を担ってきた経験もあり、リニア中央新幹線の新駅誘致など開発に関するハード面の施策を前面に出して話す傾向があった。今回の選挙戦では、市民に身近な福祉などソフト面の主張を先にすることが多く、菅野氏の陣営からは「いつから宗旨変えしたの」との皮肉も聞かれた。
菅野氏は共産党の市議選候補との徹底した二人三脚による選挙100+ 件活動を繰り広げた。市長選で支持拡大を成し遂げられなかったが、市議選では、事前に苦戦と予想されていた中央区の現職と南区の新人が当選。前回と同じ4議席を確保した。
菅野氏の陣営幹部は「市長選は残念な結果に終わったが、みんなの党が躍進した市議選で健闘したのは菅野氏の力も大きい」と話していた。
3494
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チバQ
:2011/04/14(木) 22:26:24
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1104120011/
川崎市議選:自民軸も会派間の連携に注目/神奈川
2011年4月12日
川崎市議選(定数60)は、告示前の16議席を維持した自民が、前回選挙で民主に奪われた第1党の座を奪還。議会運営は自民を軸に展開しそうだ。ただ、13議席の公明と組んでも過半数を得られない状況で、6議席を得たみんなの“立ち位置”とともに、会派間の連携が注目される。
民主は、現職3人が落選するなど2議席減らして14議席に。定数問題で会派を離団した三宅隆介氏が市議選前と同様、無所属会派となる予定。その場合、民主は公明と同数になるため、正副議長など議会ポストの行方が注目される。
みんなは公認候補6人が全員当選し、交渉会派(3人以上)に。議案提出権(5人以上)もあり、議会運営に影響を与えそうだ。
公明は候補者を絞り13議席獲得し、共産は現職10人が議席を死守。無所属は猪股美恵氏のみとなった。
◇
10日投開票された統一地方選前半戦は、県内で政権与党の民主党の苦戦が目立った。県議会と横浜・川崎両政令市議会では自民党が第1党として主導権を握る見通し。躍進したみんなの党も一定勢力を確保した。相模原市議会を含む、今後の議会運営の行方を展望した。
3495
:
チバQ
:2011/04/14(木) 22:27:02
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1104120008/
横浜市議選:自民が存在感増す、民主は第2党も自民の半分ほど/神奈川
2011年4月12日
横浜市会では、定数を92から86に削減した中で、議席を28から30に伸ばし第1会派を維持した自民党の存在感が増すことになりそうだ。公明党の15人と合わせると過半数を確保。両党とも、民主党と合わせた主要3会派の話し合いをベースにした市会運営の基本路線は変わらないとし、議会基本条例の制定へ協議を開始する方針だ。
しかし、民主は「想定外に議席を減らした。第2党だが自民の半分ほどしかない」(ベテラン市議)という現実。2009年の市長選で林文子市長を擁立、「市長与党」として影響力を持ってきたが、党籍はあるものの減税日本の推薦を掲げた議員の動向も含め、会派構成の不確定要因が指摘される。
一方、推薦議員も含め一気に14人の勢力となるみんなの党は、選挙戦で掲げた横浜版のアジェンダ(政策課題)で議会、行政改革を打ち出しており、独自の議会活動を展開するとみられる。他市議からは、みんな会派との合流を探る動きもみられる。
ネットワーク横浜が全議席を失ったことと合わせて、自公以外の勢力図がどうなるか。人事などが案件となる市会第2回定例会へ向け、注目点となる。
◇
10日投開票された統一地方選前半戦は、県内で政権与党の民主党の苦戦が目立った。県議会と横浜・川崎両政令市議会では自民党が第1党として主導権を握る見通し。躍進したみんなの党も一定勢力を確保した。相模原市議会を含む、今後の議会運営の行方を展望した。
3496
:
チバQ
:2011/04/14(木) 22:28:09
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1104120010/
相模原市議選:新政クラブは全員当選、第1会派を引き続き維持/神奈川
2011年4月12日
相模原市議選(定数49)では、大半が自民党籍を持つ市議会最大会派の新政クラブは現職14人が全員当選し、さらに新人ら複数が会派入りを検討している。第1会派を引き続き維持する見通しだ。
民主は前回より議席を1増し、9議席を得たが他会派ともパイプのあった現職を落としており、議会運営の対応などが課題となっている。公明と共産はそれぞれ8議席、4議席を守った。みんなは4人が当選し、初めて相模原市議会で議席を獲得。加山市政にどのようなスタンスで臨むのか注目される。無所属クラブは現職6人のうち3人が落選し、会派のメンバーが半減。相模原市民連合は会派のメンバーだった神奈川ネットが議席を失った。
全議員のうち約4分の3が今回の市長選で、加山俊夫市長を支持する立場を示している。
◇
10日投開票された統一地方選前半戦は、県内で政権与党の民主党の苦戦が目立った。県議会と横浜・川崎両政令市議会では自民党が第1党として主導権を握る見通し。躍進したみんなの党も一定勢力を確保した。相模原市議会を含む、今後の議会運営の行方を展望した。
3497
:
チバQ
:2011/04/14(木) 22:28:42
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1104120005/
県知事選:県西部では「露木旋風」、得票率で8割超えも/神奈川
2011年4月12日
10日の県知事選で、前開成町長の露木順一さん(55)は82万1981票(得票率26%)を集めたものの及ばなかった。「県西部から知事を出そう」―。悲願はならなかったが、地元・開成町を含め、応援母体の首長による有志連合で中核を担った秦野市、大井町など県西部4市8町では、伊勢原市を除き、黒岩祐治新知事の得票を圧倒した。
足柄上郡5町では2万4012票と、得票率81%を記録した。南足柄市では75%、小田原市でも58%。露木さんは「一般論では敗戦と言われるのだろうけど、まったくそんな気は持ってない。むしろ万歳をしたいような気分。全く恥じることないし、すばらしい戦いができた」と振り返った。
選挙戦の成果を問われると、「開成町も含め知名度が上がった。市町村長連合で、草の根の力がオール与党連合を慌てさせるところまできた。地域からの流れは止めることはできない」と述べ、自信を示した。
敗戦の要因について、「大震災に県民の関心が集中してしまった。主張が行き渡るほどメディア側の報道もなかった」と述べた。川崎市長の阿部孝夫さんは「神奈川県は大きい。都市部で十分に浸透しなかった」とした。当初から知名度不足が指摘されていた3政令市では黒岩さんの得票の40%弱にとどまった。
町村会長として市町村長をとりまとめた大井町長の間宮恒行さんは「一般市民にまで浸透していなかった。年度の切り替え時に当たり、震災対応をやりながらで、思うような支援ができなかった」とした上で、「首長連合の選挙のやり方は間違っていなかったと、今でも自信を持っている」と話していた。
3498
:
チバQ
:2011/04/14(木) 22:58:06
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000821104120001
県議選 逆風に乱立 民主苦杯
2011年04月12日
現有の20から16に議席を減らした民主。安定多数の維持が確実視される自民。県議選で初めて議席を獲得したみんな。県議選の投開票結果を、候補者や政党はどう受け止めたのか。
民主敗北を象徴したのが、現新3人が全員落選した市川市選挙区(定数6)だ。
「民主党政権に対する怒りが私たちが思っていたのと比べものにならないくらい強かった」。10日深夜、市川市の事務所で、現職の鈴木真志氏はぼうぜんとした様子で話した。
新顔の吉田晴美氏も自身の力不足を挙げつつ「出馬を決めた時と国政の状況が大きく変化してしまった」。低迷を続ける党の現状も敗因に挙げた。
民主への逆風は県内全域で吹いた。松戸市選挙区で最下位当選だった現職の湯浅和子氏も「マイクを持っていて、『バカ野郎』と罵声を浴びせられた。その後ろには何百という同じ思いの人がいる」という。
ただ、市川市区は公認候補の「乱立」も影響した。民主に追い風が吹いた前回県議選でも市川での当選は1人。なのに、地元の国会議員2人がそれぞれ候補を擁立。票が割れ、全員が当選ラインに届かなかった。
民主は同じ苦杯を、昨年11月の松戸市議選でもなめた。11人の公認候補を乱立させ、当選はわずか2人。「松戸ショック」と呼ばれた。県連の当事者能力を疑わせる結果が続く。
11日に会見した県連の田中信行幹事長は「今回の結果は、現政権に対する大きな無言の指摘」としつつ、「県連は(国会議員がトップを務める)各総支部の意思を尊重していく。調整は至難のわざだ」と話した。
底力を見せたのは自民。現職47人(浦安市除く)のうち落選はわずか3人。「極めて順調な戦いを進められた」(田久保尚俊幹事長)との言葉通り、計52議席。保守系無所属の当選者を党派に迎える準備も進めており、目標の安定多数の56議席確保は確実だ。
県連選対委員長の石井準一参院議員は「民主は震災の対応などで一度は任せてみようとした国民の期待を裏切った。自民党にとって、信頼回復への一歩を踏み出すよい流れになった」と語った。
みんなは都市部の松戸、船橋、市川で計4人が当選した。多くの候補は組織がなく、「(受かるかは)渡辺喜美代表の発言次第で他力本願」(県西部の候補)といった状態だった。
それだけに、松戸市区(定数7)での新顔2人当選を、鴈野聡・6区支部長は「第2の松戸ショックだ」と語った。昨年の市議選での民主惨敗を示す「松戸ショック」と対照的な、大方の予想を覆す勝利をこんな言葉で表現した。
党幹事長代理の水野賢一参院議員は「民主に幻滅し、かといって自民に戻りたくないという期待はひしひしと感じた」と話したうえで、県議会での他党との関係について「補完勢力ではないが、政策ごとに合えば、その限りにおいて(他党と)組むことはあるだろう」と述べた。
3499
:
チバQ
:2011/04/14(木) 22:59:27
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20110411/CK2011041102000100.html
自民、圧倒的多数守る 民主 勢力差埋まらず
2011年4月11日
初当選を決め、支持者らに胴上げされる小川晶氏=前橋市で
統一地方選前半戦の県議選は十日、無投票の五選挙区を除く十三選挙区で投開票が行われた。自民党は公認三十五人のうち三十人が当選し、圧倒的多数を守った。民主党は公認十人のうち四人の当選にとどまり、自民との勢力の差を埋められなかった。公明党は三人に増やし、共産党は二人が当選して議席を回復。みんなの党は初の公認候補一人が当選し、県政界への仲間入りを果たした。 (中根政人)
東日本大震災の影響で、候補者が選挙戦前半に遊説を自粛したことなどが響き、投票率は49・08%と過去最低を大幅に更新した。
前橋市区は、無所属の岩上憲司氏が、前回に続きトップ当選。自民は四人全員が当選した。公明は一議席を維持。共産は酒井宏明氏が初当選した。一方、民主は新人二人のうち小川晶氏が初当選。県都で四年ぶりに議席を奪還した。
高崎市区では、自民が五議席を獲得。民主は公認二人のうち一人の当選にとどまった。公明は一議席を確保。伊勢崎市区は、みんなの吉山勇氏が初当選。自民も新人三人が初当選した。太田市区は民主と自民が二議席ずつを分け合ったほか、公明が初議席を獲得。桐生市区は現職三人が議席を維持した。
自民現職が落選したのは四選挙区。定数一に四人が出馬し、最激戦区となった富岡市区は、無所属の大手治之氏が初当選。定数一を三人が争った沼田市区でも、無所属の金井康夫氏が初当選した。渋川市区は、自民県連幹事長の真下誠治氏が落選する波乱があった。利根郡区では、無所属元職の星野寛氏が返り咲いた。館林市区と吾妻郡区は、自民現職が二議席ずつを独占。みどり市区も自民現職が議席を維持した。市町村合併で合区された藤岡市・多野郡区も自民が二議席を確保した。
3500
:
チバQ
:2011/04/14(木) 23:09:48
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chihosen11/kng/CK2011041302100005.html
川崎市議選総括 異例の戦い 明暗分かれ
2011年4月13日
東日本大震災を受け、異例の選挙戦となった川崎市議選。みんなの党が躍進する一方、神奈川ネットが議席を失う結果に。市議会は大きく様変わりすることになりそうだ。 (北条香子、酒井博章)
市選挙管理委員会は啓発活動を自粛。各候補も「『選挙どころではない』と有権者の反発を招くのでは」との懸念から、告示直後は選挙カーを控えて自転車や徒歩で回り、マイクの音量を下げた。
「これでは選挙ムードが高まらない。投票率は40%前後に低迷し、組織戦に強い政党有利となるのでは」との見立てもあったが、選挙に対する有権者の反発は少なく、終盤には選挙運動が活発化。投票率は前回比2・41ポイント減の46・11%を保った。ただ、万歳を自粛した新議員もいた。
前回改選で民主党に最大会派の座を譲った自民党は今回、最多の十六議席を獲得。一方、民主は現職三人が落選し、十四議席にとどまった。党市議団長の飯塚正良氏は「優秀な人材を失った」と唇をかんだ。
みんなの党は新住民などの浮動票をまとめ、公認候補者六人が全員当選の快挙。候補者のまとめ役だった月本琢也氏は「自民や民主など既存政党への不信感から、最後の砦(とりで)として、新住民や“川崎都民”が期待を寄せてくれた」と勝因を語る。「全員が新人。これから議会のルールを勉強し、是々非々で他会派と連携できる部分では協力し、政策を実現していきたい」
守備に徹した公明、共産両党が候補者全員の当選を果たす一方、候補者四人を立てたネットは全敗。他党からは「みんなの党のあおりを受けた」という見方も。麻生区で涙をのんだ現職の山口和子氏は「愕然(がくぜん)としたが、結果を真摯(しんし)に受け止め、四年後に向けて立て直しを図りたい」と前を向いた。
議会内部からも「みんなの党の躍進、ネットの敗北が意味することは、市議会は変わっていかなければいけないということ。それが市民の負託に応えることになる」(公明党の岩崎善幸市議団長)との声が出ている。
◆新政党に期待 改革姿勢を評価 阿部市長コメント
川崎市議選でみんなの党の公認候補者六人全員が当選したことについて、阿部孝夫市長は「新しい政党に市民が期待を寄せ、新人候補の中で有利に戦いを進めた結果。改革を進めるという姿勢が評価されたのだろう」と述べた。
神奈川ネットが議席を失ったことについては「激動の時代に、生真面目に市民生活を支援するという活動が、今回は政治の世界であまり受け入れられなかったのではないか」と話した。 (北条香子)
3501
:
チバQ
:2011/04/14(木) 23:11:32
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chihosen11/tcg/CK2011041202100026.html
県議選を振り返る みんな一人勝ち 自民・民主 精彩欠き 衆院選にも影響か
2011年4月12日
十日に投開票された県議選は、最大会派・自民、政権与党・民主の二大政党が精彩を欠く中、みんなの党が躍進して“一人勝ち”の構図になった。議会運営は、推薦候補を含めて過半数を保った自民が引き続きリードするものの、みんなが基盤を拡大したことで、次期衆院選を見据えた各党の戦略に影響しそうだ。 (小倉貞俊)
十七人を擁立したみんなは議席を五から十三に伸ばし、県内で比例第一党になった昨夏の参院選の勢いをあらためて示した。渡辺喜美代表のお膝元である県北で順当に議席を増やし、宇都宮市・上三川町選挙区では、約一万四千票を得てトップ当選した新人渡辺幸子氏ら現新三人が全員当選。佐野市など県南の三選挙区でも初の議席を得て、支持拡大の足場を築いた。
一方、三十四人を公認・推薦した自民は現有二十八議席から二減とした(推薦を含む)。会派会長の青木克明氏ら複数の中堅やベテランが姿を消したことに、県連幹部は「現状への閉塞(へいそく)感があった」と分析。衆院選に向け、新鮮さを期待する県民にどう応えるかが鍵になる。
民主は公認・推薦で十三人を立てたが、辛くも現有六議席を守るにとどまった(同)。地方組織拡充どころか退潮ぶりを露呈し、一昨年の衆院選で追い風を得て勝ち取った小選挙区三議席、比例二議席の維持も危ぶまれる。組織づくりの抜本的な練り直しを迫られそうだ。
公明党は一増の三議席とし、県議会で代表質問ができる「交渉会派」になった。初めて得た小山市・野木町選挙区の議席を足掛かりに、県南での支持を広げる考え。共産党は唯一の候補の現職野村節子氏が惜敗。四年ぶりの議席喪失で、存在感の低下は必至だ。
政党別の得票数(同)は自民が最多の三十三万五千票。みんなは十六万九千票で、九万二千票の民主に倍近い差をつけた。公明は三万二千票、共産は七千票だった。
3502
:
チバQ
:2011/04/14(木) 23:17:30
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000581104140001
さいたま市議選 市長与党、少数のまま
2011年04月14日
改援隊推薦候補の集会で支援を訴える清水勇人市長(右)=3日、さいたま市
◇「改援隊」、定数の2割/統一選前半戦
「追い風でも逆風でもなかった。風にならなかった」
推薦した候補者21人のうち、当選は定数(60)の2割の12人。さいたま市の清水勇人市長は、市議選投開票翌日の11日、自ら代表を務める地域政党「埼玉改援隊」の戦いぶりについて、力なく語った。
一昨年の市長選で当時の現職を破って初当選したが、議会は少数与党。市長多選自粛や敬老祝い金の支給年齢引き上げなど、行財政改革の公約実現のための条例案は否決された。
大阪府や名古屋市で首長主導の地域政党が勢いを増す中、県内の統一地方選で議員選を抱える他の4市町長と1月、改援隊を設立した。市政運営の現状打破が狙いだった。
しかし、目算は狂い続けた。
当初、さいたま市議選で過半数の議席獲得を目標に掲げた。とたんに「議会を支配するのか」「市長自身の信任投票だ」などと攻撃され、撤回した。
元々、推薦候補だけで臨む姿勢だった。推薦決定を追加発表しながら人数を増やし、街頭活動も始めた矢先に、東日本大震災が起きた。市長として対応に追われた。
結局、推薦は定数の約3分の1にとどまった。しかも、ほとんどは民主やみんなの公認・推薦候補。改援隊単独の無所属推薦候補は3人だけだった。
■ ■
改援隊をうまく利用したのが、民主だった。
党への逆風と「地域政党人気」を意識し、「使えるものは何でも使う」(市議団幹部)と、公認・推薦候補計19人のうち、14人が改援隊の推薦を受けた。
選挙戦最終日の9日、街頭演説に清水市長を招く候補が相次いだ。定数4減にもかかわらず、議席を10から13に伸ばし、県議選での大敗とは対照的な結果を残した。
しかし、改援隊の効果も万能ではなかった。14人のうち当選は8人。民主色を薄めても、地域政党の看板を掲げても、勝敗を分けたのは個人の訴求力だったともいえる。
「政党や無所属という看板自体、震災であまり意味を持たなくなり、有権者が候補者個人の政策や見識、資質を見極める選挙になる」
松本正生・埼玉大学教授(政治意識論)も選挙期間中、そう分析していた。
■ ■
自民は1減となったが19議席を確保し、第1党のまま。推薦した当選者も合流する方針だ。公明は1増の11議席で、共産は1減の7議席。「議会のスリム化」を掲げた改援隊のマニフェストに対し、「二元代表制の趣旨から外れている」などと撤回要求決議案に賛成した3党で、過半数を占める。
自民の市議団幹部は「改援隊の『店じまい』を勧めるなど、清水市長の責任を追及する」と言う。
5月で市誕生10周年の節目を迎えるのを前に、清水市長は引き続き、厳しい市政運営を強いられることになった。これまでの公約を貫き通すのか、譲歩するのか、明言はしていない。
党派を超えて誕生した改援隊勢力との「共闘」についても、「それぞれの議員が決めることで、自分が旗を振ることは考えていない」と消極的だ。
3503
:
チバQ
:2011/04/15(金) 22:36:31
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110415/gnm11041521010007-n1.htm
3市長、8市議選あす告示 高崎市長選は激戦も 群馬
2011.4.15 21:00 (1/3ページ)
任期満了に伴う高崎▽桐生▽館林−の3市長選と太田など8市議選は17日告示され、統一地方選の後半戦がスタートする。高崎市長選は新人4人による激戦が予想されており、館林市長選は現職と新人の一騎打ちとなる見通しだ。桐生市長選に出馬表明しているのは現職だけで、無投票の可能性がある。8市議選は、いずれも平成19年の前回選挙より定数が削減されており、激しい選挙戦となりそうだ。投票は、19日告示の5町村長、13町村議選とともに24日に行われ、即日開票される。
高崎市長選
6期24年を務め全国最高齢、最多選市長となった松浦幸雄氏(81)が引退を表明し、新人4氏が出馬に向けた準備を進めている。うち3人が松浦支持層などの取り込みをめぐって激しく競り合い、混戦模様となっている。
前県立女子大学長、富岡賢治氏(64)は、連合群馬の支持や社民党県連の推薦を受ける。精力的に街頭に立ち、知名度アップにも余念がない。
元市議の松本基志氏(51)は、市議時代の地盤を生かし市内全域にきめ細かく後援会を設立。ミニ集会などを積極的に開き、支持層拡大に力を注ぐ。
県議の中島篤氏(56)は市議、県議時代の経験を活用し、組織固めを進めている。高崎商野球部出身の経歴をアピールし、幅広い浸透を図る。
3人を追うのが、3月末に出馬表明したシステムエンジニアの寺田昌弘氏(42)。ボランティア経験などをもとに、無党派層に政策を訴える。
平成19年の前回選挙後、高崎市は旧吉井町と合併、今月からは中核市に移行した。人口、面積とも県内最大市のかじ取り役を選ぶ同市長選では、経済・雇用対策とともに、東日本大震災を受けて防災対策のあり方も争点となりそうだ。
3504
:
チバQ
:2011/04/15(金) 22:36:59
桐生市長選
現職の亀山豊文氏(60)=自民推薦=が再選を目指し立候補を予定している。産業界など各種団体からの支援を取り付け、支持基盤拡大を図っている。
15日になって、自営業の男性が立候補届け出の事前審査を済ませたが、選挙戦となるかどうかは流動的な情勢だ。
館林市長選
再選を目指す現職の安楽岡一雄氏(63)=自民、公明推薦=と、新人で元土地家屋調査士の小曽根光男氏(61)が出馬を表明している。
1期4年の実績をアピールする安楽岡氏に対し、小曽根氏は街頭演説を中心に政策を訴える予定だ。
8市議選
市議選は、高崎(定数41)▽桐生(同22)▽太田(同34)▽沼田(同22)▽藤岡(同22)▽富岡(同21)▽安中(同24)▽みどり(同20)−の8市議選が予定されている。
平成21年に旧吉井町と合併した高崎市議選は、高崎選挙区(定数38)と吉井選挙区(同3)に分けて実施される。定数は合併時の議員数59人から大幅に減少し、両選挙区ともに激戦が見込まれている。
3505
:
チバQ
:2011/04/15(金) 22:38:01
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20110414-OYT8T00167.htm
川原湯 議員なり手なし/長野原町議選
ダム問題で疲弊 人口減、余裕なく
住居の移転や建設が進む川原湯地区の代替地。ダム問題の影響もあり、人口は激減してしまった(12日) 19日告示、24日投開票の長野原町議選(定数10)で、建設か中止かで揺れる八ッ場ダムの水没予定地・川原湯地区の町議がいなくなる可能性が出ている。唯一の現職は引退する考えで、ほかに手は挙がらない。ダム問題の影響で町内外への転出が相次ぎ、地区の人口は減少。川原湯温泉も客足は落ち、「選挙どころでない」との声も漏れる。ほかの地区の動きも低調で、2期連続無投票との見方もある。(佐賀秀玄)
「これまでも『辞める』と言って3回もやった。70歳も超え、もう出ない」。川原湯地区に住み、当選8回と議会最古参の冨沢吉太郎町議(70)は明言する。
冨沢町議が初当選した1979年の定数は22人で、川原湯地区からは2人が当選した。「その前は3人もいたが、今はちょっと無理」という。
現在の町議の行政区別の内訳は、川原湯と林、長野原、大津が各1人。北軽井沢と横壁、応桑が各2人。
町の人口6270人(3月末)のうち、“大票田”の応桑や北軽井沢はそれぞれ1109人、1608人もいるが、川原湯はわずか161人。約30年前と比べ、約460人も減った。2001年に水没予定地の単価が決定し、借地の住民らが分譲価格が高額な代替地を避けて町内外に転出するなどしたためだ。
ダム推進派の町民は「ダムを一番必要としている川原湯から議員がいなくなると、ダム問題への関心が薄れるのではないか」と心配する。川原湯温泉の関係者は「ただでさえ、客足が落ちているのに、東日本大震災でキャンセルも相次いだ。自分の頭の上のハエも追い払えないのに、議員の仕事をする余裕のある人はいない」と話す。
同町議選を巡っては、冨沢町議ら2人が勇退の予定。3月23日の立候補予定者説明会に集まったのは、現職8、新人3の計11陣営。しかし、新人の1人は読売新聞の取材に「今回は出ない方向」と語り、2期連続の無投票もあり得る。
こうした現状を、別の地区の町議は「議員の仕事に魅力が感じられないからではないか」と分析する。同町議の月額報酬は16万円。「報酬だけで生活はできないから、若い人にはなり手がいない」と指摘。「選挙をしないと、議員の責任や重みが薄れてしまう気がする」と、複雑な心境を語る。
(2011年4月14日 読売新聞)
3506
:
チバQ
:2011/04/15(金) 22:38:51
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20110415-OYT8T00069.htm
高崎市長選の課題
震災被害の産業支援を/防災も迅速対応必要
震災の影響で閉店する高崎市役所21階のレストラン。閉店を惜しむ常連客が連日来店している(13日) 今月、中核市になった高崎市の市長選と市議選(定数41)が17日に告示される。東日本大震災は、県内最大の商都に暗い影を落とし、産業支援や防災対策が、差し迫った市政の課題としてクローズアップされてきた。(諏訪泉、大塚美智子)
■産業に打撃
今月初め、21階建ての高崎市役所最上階にあるレストランが月末で閉店すると発表された。10年目を迎え、抜群の眺望で観光客にも人気の店だったが、地震で皿など大量の備品に損害を被った。震災後も計画停電で営業が制限されたうえ、自粛ムードが広がり、歓送迎会のキャンセルが20件以上も相次いだ。経営会社の?久子取締役は「これ以上、前に進む勇気が出なかった。無念です」と唇をかむ。
高崎市は商都のイメージが強いが、合併で市域が広がり、商工農のバランスが取れた「強み」を持った。しかし、震災がいずれにも打撃を与えている。
高崎信用金庫が主要取引先に実施したアンケートでは、8割超が「震災で直接、間接の被害を受けた」とし、7割が「今後半年の売り上げが減少する」と回答した。
県産農産物を扱うぐんま県央青果の小島伝取締役は「自粛の影響で、ホテルや旅館など業務用が動かずに入荷は3〜4割減。県産野菜の出荷規制が解除されても一度風評がたってしまうと平常に戻るのには時間がかかる」と話す。
市は今週、被害を受けた中小企業向けに低利の融資制度を創設、風評被害を受けた農家にも運転・つなぎ資金を融資するなど支援を打ち出した。
これらの産業をどう守っていくかが直近の課題となる。
■災害への強さ
一方で、今回の震災は群馬県の災害への強さを改めて証明した。気象庁の統計によると、昭和元年(1926年)から東日本大震災まで、震度4以上の地震発生は32回と関東甲信越で最も少ない。
90年代には災害に強い高崎市に情報団地をつくり、緊急時に東京の大企業の情報処理機能をバックアップする構想があった。今回の事態に「災害への強さはブランドになる」との声も市幹部からもれる。
昨年12月に高崎市が策定した「高崎都市集客戦略ビジョン」は、高崎の特性を「全国有数の交通拠点性」とする。東京へは約50分という近さ。北関東自動車道の全線開通に加え、2014年度までの北陸新幹線金沢延伸で、2時間圏域の交流人口は日本の人口の3分の1以上の約4600万人となる見込みだ。一方で、単なる通過点になる恐れがあるとも指摘している。
市の工業課は「従来は東北や九州に生産拠点を移す動きが目立ったが、大震災後は、西部や関東内陸部の需要が増える可能性がある」と今後の企業の動きに注目する。
都市間競争が激化する中、積極的なセールスと不足する工業団地など受け入れ態勢の整備が不可欠だ。
■土砂災害に備えを
高崎市内には烏川、碓氷川、鏑川、神流川などの合流地点があり、浸水の想定地域が27か所ある。新町支庁舎は浸水の想定区域内に入っている。
現在の洪水ハザードマップは、過去最大だったカスリーン台風(1947年)の被害を基に作成されている。市防災安全課は「震災を機に再確認する必要はもちろんある」と語る。
また、06年以降の広域合併に伴って、倉渕、榛名、箕郷、吉井など山間部が増えた。懸念される地滑り、がけ崩れなど土砂災害については、まだ危険箇所の測量が終了しておらず、住民へのきめ細かい対策は決まっていない。市は今後、土砂災害用の詳しいハザードマップを作成する予定だが、大震災と余震で地盤がもろくなっている可能性があり、迅速な対応が求められる。
(2011年4月15日 読売新聞)
3507
:
チバQ
:2011/04/15(金) 22:39:44
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000721104050001
【高崎の課題】
【上】交通網生かし企業誘致
2011年04月05日
売るに売れない工場用地。すぐそばにスマートインターができる=高崎市綿貫町
高崎市綿貫町で、東毛広域幹線道路の建設が進められている。関越道の高崎・玉村スマートインター(建設中)に直結する。近くに約2・2ヘクタールの空き地が広がっている。
高崎工業団地造成組合(一部事務組合)が所有する工場用地だ。約4億7千万円で買収した。
ところが造成に着手する直前の2007年に都市計画法が改正され、市街化調整区域の5ヘクタールに満たない土地は開発にストップがかかった。土地は売るに売れず、放置されている。
北関東道の全線開通で、高崎は関越、上信越、北関東の3本の高速道路が通る交通拠点となった。市は利便性を生かし、工場や物流基地の誘致をもくろむ。
ところが、市内にまとまった土地はほとんど残っていない。市内に28カ所の工業団地があるが、造成組合が売りに出しているのは、八幡原工業団地の1区画0・8ヘクタールだけ。市工業課の担当者は「売ろうにも売るものがない」ともらす。
交通の利便性が高まっても、人やモノを吸い取られるだけと危惧する声も商工関係者から出ている。
市は新たに工場などをつくった場合、3年間、固定資産税と都市計画税相当分を補助する奨励金制度を設けている。ただ、前橋市のように、用地の取得から水道料金、雇用まで総合的に助成する制度はない。
高崎市で、11年度に奨励金制度を適用したのは32件。うち市内の企業が12件申請した。事業拡大のため、土地を求める動きは市内の企業にもある。
全国で174店舗を展開するホームセンター「カインズ」(高崎市高関町)は12年に本社を埼玉県本庄市に移す。新たな本社用地は現在の約8・5倍にあたる3ヘクタール。高崎では土地が狭くてできなかった本社機能の集約を目指すという。
現状を打開するため、市は4月、工業課に企業誘致担当を設け、遊休工場の活用を始めた。操業を休止したり、撤退したりした工場の跡地をリストアップし、高崎進出を希望する企業に紹介しようという試みだ。
都市間競争が激化するなかで、企業に根付いてもらうにはどうしたらいいか。
市工業課は「これからは、教育環境や買い物の利便性など、従業員の生活環境が整っていることも立地の条件となる」とみる。
交通の利便性だけでなく、都市の総合力が問われている。
◇
4月1日、高崎市は中核市として新たな一歩を踏み出した。6期務めた松浦幸雄市長は今期限りで引退を表明しており、17日告示の市長選は新顔どうしの選挙戦となる。選挙を前に、高崎の現状と課題を報告する。(この連載は乳井泰彦が担当します)
3508
:
チバQ
:2011/04/15(金) 22:40:07
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000721104060002
【高崎の課題】
【中】憩いの地 産廃計画再燃
2011年04月06日
観音山丘陵を抜ける自然歩道。産廃処分場の建設予定地はこの左側奥にある=高崎市吉井町上奥平
高崎市の郊外に広がる観音山丘陵。ひときわ目立つのが、観光名所の高崎白衣大観音だ。染料植物園などの施設もあり、ハイキングに訪れる市民も多い。
起伏に富んだ観音山にはもう一つの顔がある。ごみの処分場である。1980年代から、丘陵周辺にはいくつもの処分場がつくられてきた。そして、今も処分場計画を引きずる。
「白衣大観音2・4キロ」と書かれた道標のすぐそばに雑木林の谷が広がる。同市吉井町上奥平地区に計画されている産業廃棄物最終処分場の建設予定地だ。
同市寺尾町の廃棄物処理業者が、処分場の実施計画書を県に提出したのは1995年。約4・3ヘクタールの敷地に、プラスチックや金属くず、がれきなど安定型のごみを埋設する計画だ。
県は2002年、事前協議の手続きに従って、斎藤軍雄・吉井町長(当時)に意見書の提出を求めたが、地元の強い反対に、斎藤町長は回答を留保し事実上計画を凍結した。
ところが、吉井町が高崎市と合併する直前の09年5月、斎藤町長が意見書を提出したことで、再び計画が動き出すことになった。
地元の反対は根強く、処分場の建設が予定されている地元の町内会は3月20日に開いた総会で、「これ以上処分場は受け入れない」ことを決議した。
同地区には、すでに三つのごみの処分場がある。36年前、最初に処分場をつくったのは高崎市自身だった。当時の様子を知る住民によると、反対する住民を説得するため、沼賀健次市長(当時)が直接説明に来たという。
地区に住む自営業の男性(64)は「新たに処分場ができれば、また次々とつくられる。処分場が必要なことはわかるが、なぜこの地区なのか」と憤る。
事前協議の手続きを終えた業者は3月25日、処分場の設置許可申請書を県に提出した。
中核市に移行したことにより、市は廃棄物処理場の許認可事務を県から引き継いだ。市の担当者は「廃棄物処理法にのっとって適正に処理する」という。市は、専門家らの委員会で計画を審査する方針だ。ただ、県との事前協議がすでに終了した段階で、地元が「反対」を決めたからといって、処分場の建設を阻むことは法的に困難だ。
法律の建前と、ごみの受け入れを拒む住民の間で、どう指導力を発揮するのか。中核市への移行で県から大幅な権限の移譲を受けた市は、新たな難問に直面することになった。
3509
:
チバQ
:2011/04/15(金) 22:40:35
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000721104070002
【高崎の課題】
【下】まちづくり条例に異論
2011年04月07日
来年7月からは外国人も住民基本台帳に登録され、窓口で住民票の発行が可能になる=高崎市役所
高崎市は1日、中核市に移行し新たなまちづくりの一歩を踏み出した。ただ、市が、この日に合わせ施行を目指したまちづくり基本条例は、議会の一部から異論が出て、3月議会への提出は見送られた。条例制定は、新市長と市議会の判断に委ねられる。
「市民とはだれのことか」。2月14日、市議会の自治基本条例調査特別委員会で、条例の最終案を手にした議員の一人が市の見解をただした。
条例案では「市民」を「市内に居住、通勤、通学、活動する人」などと定義している。これに対し、議員は「前橋市民でも高崎で働いていれば高崎市民ということになり、ややこしい」と詰め寄った。
パブリックコメントでは、「外国人の地方参政権につながる」などとして、外国人を「市民」に含めることに否定的な意見も寄せられた。
市企画調整課は「市外に居住していても、外国人でも、日常生活や仕事で高崎に深いかかわりを持つ人であれば、まちづくりと無関係ではない」と説明する。
同じような条例は全国各地の自治体で制定されている。条例案をまとめるにあたって市のアドバイザーを務めた高崎経済大学の佐藤徹准教授によると、地方分権を進めるにあたって、自治体のあるべき姿を規定するのが条例の役割という。
太田市は2006年、尾島町など周辺3町との合併を契機にまちづくり基本条例を施行した。
市民の定義や基本的な考え方は、高崎市の条例案と大きな違いはない。太田市企画政策課は「これまでも行政は様々な形で市民から意見を聴いてきた。条例はその理念を明文化したもの」と説明する。
外国人については、国の制度改正で、法的にも市民として認知されることが決まっている。住民基本台帳法の改正により、12年7月からは、外国人も住民基本台帳に登録され、住民票が作成されるためである。
高崎市内に居住する外国人は3月末現在で4283人。市内では、外国人が経営するレストランや雑貨店を目にすることも多い。日々の生活や仕事で、高崎とかかわる外国人はこれからさらに増えそうだ。
佐藤准教授は「どんなまちづくりをするかによって、市民の範囲は違う。多文化共生を目指すなら、外国人も暮らしやすくする必要がある」と指摘する。
まちづくりには、多くの市民の知恵が求められている。=この連載は乳井泰彦が担当しました。
3510
:
チバQ
:2011/04/15(金) 22:41:11
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000721104130001
【桐生の課題】
眠れる宝 生かせるか
2011年04月13日
ノコギリ屋根の工場跡を利用した織物物産館「紫(ゆかり)」。東日本大震災で被害を受け休館中だ=桐生市東4丁目
「織都」と呼ばれ、繁栄した桐生市はいま、人口減に歯止めがかからず、経済も停滞気味だ。だが地域には、技術や伝統など多くの「宝」が眠っている。17日告示の市長選を前に市の課題を探った。
群馬の観光を全国にPRする群馬デスティネーションキャンペーンが7月、始まる。県はこれに先立ち、名所を満載したカラー冊子をまとめた。
「外の目で見ると、桐生は魅力がないのか」。市幹部が冊子を手に嘆いた。冊子に紹介されている観光のモデルコースに、桐生市が入っていないのだ。
桐生市は織物で日本の近代化に貢献したが、昔日の面影は薄い。盛んだった競艇事業もすでにない。職場を求めて若者が市を出る。
いま12万人ほどの人口は20年後、9万3千人に減る見通しだ。65歳以上が占める人口の割合は昨年4月で県内一の27・7%。推計では20年後、40%に近づく。
市に活気を取り戻したいと、桐生商工会議所は1994年と96年、「ファッションタウン戦略」をまとめた。柱の一つが体験型の産業観光だった。
市が08年にまとめた新生総合計画でも、「ノコギリ屋根」など近代化遺産を活用する観光振興を柱に据えた。JR桐生駅に観光物産館「わたらせ」を開いたり、大型観光バスを止められる駐車場を設けたりした。
だが――。主要商店街でシャッターを降ろしたままの店舗の比率は、08年5月に14・9%だったのが、10年11月には17・0%と高まった。「観光で町に活気が戻り始めたという報告は、残念ながら聞いていない」と金井利雄産業経済部長(54)は言う。
一方、地元には元気な企業もある。
昨年9月、ロンドンで開かれたインテリアや繊維製品の展示会「テントロンドン」に、県内では桐生市の6社だけが出展した。経済産業省の海外展開支援事業だ。「宝」を掘り起こそうという同省などの地域資源活用支援事業では、県内で審査に通った11社のうち9社が桐生市の企業だ。
それなのに、なかなか芽が出ない。テントロンドンに出展し、地域資源活用事業者にも選ばれた「フジレース」の中野隆雄社長(75)は言う。「我々は中小企業で、社長が経営、企画、開発、販売まですべてやっている。行政は売る手助けをして欲しい」
これまでの産業政策は、業界団体を通じて補助金を出すのが主だった。個別企業の営業を直接支えるのは行政の範囲外だった。その結果、いまがある。
桐生市は変わることができるのか。
同市長選に立候補を表明しているのは、いまのところ再選を目指す現職の亀山豊文氏(60)だけだ。(大道裕宣)
3511
:
チバQ
:2011/04/15(金) 22:41:41
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000721104140001
【館林の課題】
親や医院、ため息 小児科救急休止から2年
2011年04月14日
小児科救急を休止している館林厚生病院=館林市成島町
館林市で、基幹病院が小児科救急を休止して2年になる。市は医師確保を目指しているが、状況は変わっていない。17日告示の市長選でも課題として取り上げられそうだ。
館林市の女性は、一晩に子ども2人を続けざまに病院に運んだことがある。
午後7時ごろ、長男(10)がノロウイルスによる感染症を発症した。市内には小児科の救急病院はなく、車で20分の栃木県佐野市の病院に運んだ。
自宅に戻ると、三男(2)が吐いた。佐野市の病院に電話を掛けると空きがなくなっていた。太田市の病院まで子どもを車に乗せ30分かけて走った。
2人とも大事には至らなかった。だが、二つの病院を行き来した女性は「病院がもっと近くにあってくれたら」とため息をつく。
◇
市内の館林厚生病院は2009年3月、群馬大から派遣されていた小児科医が引き揚げ、3人いた常勤医がゼロになった。
これまで年間で外来は約9千人、入院患者は約3500人を受け入れる小児科医療の拠点だった。
入院や救急患者を受け入れる体勢は取れなくなった。現在は非常勤医3人で、午前は外来、午後は予約の外来を受け付けるのみだ。
市は近隣の総合太田、桐生厚生総合、佐野厚生総合、足利赤十字病院の4病院に救急患者の受け入れを依頼している。だが各地域の患者で空きがなくなる場合もあり、確実に受け入れてくれるわけではない。
館林市は、館林厚生病院が、診療所ではむずかしい病気の治療や入院、手術をこなす二次医療を担うことを目指している。同病院の改築が終わる2013年度までには小児科救急を再開させたいという。
このため市長は群馬大に医師派遣の再開を求めている。同病院でも医師確保のため、医学部の学生を対象に奨学金として月15万円を支給したり、医師への手当てを増額したりしている。
だが地方での医師不足は全国的な傾向で、市の担当者は「市で確保するのは難しい」と語る。
地域の医院にもしわ寄せが来ている。救急の重症患者を館林厚生病院に任せることができなくなり、医院が搬送先を探さなくてはいけない。
市内の「こやなぎ小児科」の小柳富彦医師によると、重症の場合は、予約待ちの患者を待たせたまま救急車に同乗せざるをえないこともあるという。
(新宅あゆみ)
◇
市長選に立候補を表明しているのは、現職の安楽岡一雄氏(63)と新顔の小曽根光男氏(61)。
医師不足について、安楽岡氏は「今後も医師確保と、広域的な医療の連携強化に継続して取り組みたい。地域医療の再生・充実を、マニフェスト(公約)の最初に据えたい」。小曽根氏は「医師不足の問題を館林だけで解決するのは難しい。栃木、埼玉両県の医療機関や行政と、医療全般でのネットワークづくりを進める」と語る。
3512
:
チバQ
:2011/04/15(金) 22:42:24
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20110413/CK2011041302000082.html
焦点・高崎市長選(上) 急きょ「防災」を前面に
2011年4月13日
「鹿児島産」など県外産の値札が並ぶ農産物直売所=高崎市で
「鹿児島産」「長野産」−。高崎市筑縄町の農産物直売所。普段は地元産を置く商品棚に、県外産と書いた値札が並ぶ。
福島第一原発の放射性物質が高崎市のカキナなどから検出され、一時出荷制限となった影響だ。風評被害を受け、市内のトマトがほぼ半値にまで下がるなど、関係のない野菜にもダメージが広がった。
嫌気が差した農家が全般的に出荷を手控え、客足も鈍く、出荷制限の解除後も回復の動きは遅い。この直売所の売上高は前年同期比で約三割落ちた。
市農業協同組合の井田宗男・代表理事組合長は「カキナで高崎の名が出たのが痛かった。行政は早急に対応してほしい」と求めた。
東日本大震災により、市内では重軽傷者計六人を出し、民家の一部損壊は千件以上。昨年の段階で立候補の意向を表明した三氏は、公約に震災対応や防災を急きょ盛り込んだ。
元県立女子大学長の富岡賢治氏(64)は、公約素案の冒頭に「緊急政策提言」として震災を掲げた。影響を受けた中小の事業者や農家への金融支援、防災情報ネットワークの整備などを訴える。「復興に携わるボランティアやNPOの活動経費を支援する必要もある」と指摘する。
元市議会議長の松本基志氏(51)は公約の項目に「災害に強い安全」を挙げた。避難所となる公共施設の耐震化に加え、今回津波で甚大な被害が出た教訓を踏まえ、豪雨対策の強化も提言。「農産物にはかなり影響が出ており、国や県の動きを見極めて対応するべきだ」と主張する。
県議の中島篤氏(56)は、公約を記したちらしの中に防災服姿の写真を掲載。震災後は連日、防災服を着て、計画停電で地元の信号が消えた際に交通整理を二回したという。「堤防の農道にひびが入った現場も視察した。県外からの避難者は極力受け入れるべきだ」と強調する。
◇
高崎市長選(十七日告示、二十四日投開票)を前に、立候補予定者の主張を交えて市政の課題を検証する。 (菅原洋)
3513
:
チバQ
:2011/04/15(金) 22:42:39
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20110414/CK2011041402000090.html
焦点・高崎市長選(下) 難航する競馬場跡地活用
2011年4月14日
好立地の広大な高崎競馬場の跡地=高崎市で
高崎市のJR高崎駅から東南へ約五百メートル。約十ヘクタールという広大な好立地の遊休地が六年以上、活用計画がないまま放置されている。
旧高崎競馬場の跡地。県内への玄関口でもある市内中心部では、唯一で、最後のまとまった敷地だ。ただ、市は2%しか持たず、県有地が半分以上を占め、民有地も三割以上という所有形態が有効活用を遅らせてきた。
市はここ数年、跡地に老朽化した群馬音楽センターに代わる音楽ホールを建設する案を模索。しかし、財政難の中で同センターを改修して継続利用するように求める市民の声が根強い上、建設費用に見込んだ合併特例債の利用期限に計画が間に合わず、困難となった。現在は集客施設の建設を検討している。
この現状に一石を投じようとするのは、県議の中島篤氏(56)。野球やサッカーなどのスポーツを想定した四万人規模のドーム建設を提案する。中島氏は約三百億円の建設費に民間資金の投入を当て込み、「県議の経験を生かして、県有地が占める跡地の問題を動かしたい」ともくろむ。
これに対し、元県立女子大学長の富岡賢治氏(64)は「(今の経済情勢では)多額の民間資金に頼るのは難しいのでは」と指摘。跡地は土地を多く持つ県に資金面で主導してもらい、市民の声を聞いた上で、憩いの場となる緑地公園や、ドームではないスポーツ施設の建設を挙げる。
元市議会議長の松本基志氏(51)は両氏の意見には距離を置き、「跡地は市と県にとって一番大切な公共のために活用できる用地」との見方を示す。現在の都道府県を効率的に再編する「道州制」への移行を見据え、跡地を道州制の州都と、付随する公共施設として整備する案を唱える。
東日本大震災の迅速な対応と防災、そして難航する高崎競馬場の跡地問題。山積する課題と、市に長年漂う閉塞(へいそく)感に、市民は新鮮で強力なリーダーシップを求めている。 (菅原洋)
3514
:
チバQ
:2011/04/15(金) 22:42:56
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20110415/CK2011041502000088.html
焦点・館林市長選 中核病院の医師不足が深刻
2011年4月15日
かかりつけ医の紹介などを案内する掲示板=館林厚生病院で
「かかりつけ医を探します」。館林市の館林厚生病院の掲示板。同病院は訪れた患者に、地域の個人病院を積極的に紹介している。地域の病院との役割分担を進め、患者の待ち時間を短縮させると同時に、今いる医師の負担を減らす狙い。医師不足への対応策の一つという。
市と邑楽郡の五町でつくる医療事務組合が運営する地域の拠点病院(一般病床三百五十三床)。栃木や埼玉など県外からの搬送も含め年間約四千人の救急患者も受け入れる。だが、産婦人科は二人いた常勤医が二〇〇八年十二月に一人に減り、お産の受け入れを休止。小児科も三人いた常勤医が〇九年四月からゼロになり、入院が必要な救急患者の受け入れができず診察を外来だけにした。形成外科と精神科も常勤医がおらず、休診している。
同病院の野村和弘事務部長(56)は医師を何とか確保しようと、これまで群馬大医学部をはじめ県外の病院もいくつも回ったが、なかなか見つからない。前橋・高崎市から遠く県内の医師の通勤には不便な点がある。さらに「救急医療を担う負担が大きいので、医師が行きたがらないと聞いたこともある」と野村事務部長は嘆く。
小児科の救急は受け入れを休止しているため、子どもの急患は館林市外で受け入れる病院を探すしかない。同市の母親サークル代表の女性(34)は約二年前、一歳の息子が四〇度を超す熱を出して引きつけを起こし、救急車を呼んだが受け入れ先が見つからず、結局、車で三十分ほどの栃木県佐野市の病院に運ばれた。「今も子どもが夜中に急に具合が悪くなると不安」と話す。
医師不足や救急医療の課題を話し合おうと、館林、太田、桐生、みどり市と栃木県足利市と佐野市を含めた六市は〇九年に「両毛広域医療連携会議」を発足。これまで四回の会合で救急医療で連携できる部分などを探ってきたが、具体策は見えない。館林市健康推進課の原康浩課長(56)は「地域医療を守るにはどうしたらいいか。医師不足は全国的な課題でもあり難しい」と話している。
◇
任期満了に伴う館林市長選(十七日告示、二十四日投開票)には、現職の安楽岡一雄氏(63)と、元運送会社社員の小曽根光男氏(61)が出馬を表明。新市長には、地域医療の衰退に歯止めをかける知恵と行動力が求められる。 (中山岳)
3515
:
チバQ
:2011/04/15(金) 22:43:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110413-00000089-mailo-l10
課題を探る:高崎市長選/上 商都も市街地空洞化 /群馬
毎日新聞 4月13日(水)12時27分配信
◇高齢者「買い物難民」に
「2、3年前に魚屋が店を閉じ、町内にあるのは八百屋だけになってしまった。昔は米屋から薬屋まであり、近所で何でもそろったのに」。高崎市役所のすぐ南、若松町で高齢者のサロン「わんだふる」を運営するNPO代表、赤羽潤子さんはため息をついた。
郊外型の大型商業施設が繁盛するなか、中心商店街の空洞化が進み、高齢者や障害者が「買い物難民」といわれるようになった。同市中心部では1人暮らしをしている65歳以上のお年寄りが2割以上に達する地域もあり、商都といわれる高崎も例外ではない。特に若松町周辺と、中心市街地北側の本町周辺で深刻だという。
国は10年5月「地域生活インフラを支える流通のあり方研究会」(座長・上原征彦明治大学大学院教授)の報告書を公表。食料品などの日常の買い物が困難な人は600万人に上ると推計し、宅配サービスや移動販売を含め、民間事業者と地方自治体による連携の必要性を提言した。
県は10年度「まちなか生活不便者へのサポート事業」として、前橋市のNPOに買い物支援のパイロット事業を委託したが、予算は年間70万円で1年限りだった。11年度予算には買い物支援対策として500万円の補助金を盛り込んだが、行政が主体となる施策は示されていない。高崎市も昨年12月、中心市街地で暮らす世帯にアンケートを実施、調査結果を踏まえて買い物情報の提供などを準備しているが、対策は緒についたばかりだ。
中心市街地の同市通町には昨年3月末、ふるさと雇用再生特別基金を活用した高崎市農協のまちなか農産物直売所「フレッシュ ベジたか」が開店した。地場産の野菜や総菜などを販売しているが、1日250人の利用客のうち7割は70代という。同店の佐藤正秀支配人は「毎日来店する方もいるが、1人当たりの購入量は少ない。今は助成金があるからやっていけるが、ビジネスとしては難しい」と分析する。医療や介護ほど目立たないが、深刻さは確実に増している。
□ □
統一地方選は17日、第2ラウンドの市町村長・議員選が告示される。高崎市は6期24年務めた松浦幸雄市長が引退、新市長の座を新人同士が争う。市が抱える課題をリポートする。【増田勝彦】
4月13日朝刊
3516
:
チバQ
:2011/04/15(金) 22:44:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110414-00000083-mailo-l10
課題を探る:高崎市長選/中 合併で支所に空きスペース /群馬
毎日新聞 4月14日(木)11時50分配信
◇有効活用、妙案なく
高崎市中心部から西へ約25キロ。同市倉渕町三ノ倉の国道406号沿いにある市倉渕支所と、隣接する倉渕公民館を一体活用して、小栗上野介をテーマにした「道の駅」開設計画が進んでいる。今年度は実施設計を行い、13年度中の完成を目指している。
同支所は3階建てで、97年に倉渕村役場として建設された。1、2階は事務スペースと村長室、3階が村議会の本会議場や会議室など。06年1月の合併後はそのまま倉渕支所として使用されている。
計画では、老朽化した公民館を取り壊して「道の駅」のスペースを生み出す。公民館は支所の3階に移す。支所1階は窓口業務と図書室、2階は支所の事務スペースにあてる。
「平成の大合併」で高崎市は、倉渕村、箕郷町、群馬町、榛名町、新町、吉井町の6町村と合併した。旧役場をそのまま支所として使っているが、職員は半数近くに減り、空きスペースが目立つ。
市は支所ごとに有効活用の検討を指示しているが、特に頭が痛いのが床に段差のある議場という。元々手狭だった新町支所は旧議場を事務スペースとして活用。榛名支所は消防団の「ラッパ隊」の練習や、「子育て広場」として利用しているが、他は物置になっている。
庁舎などの行政財産は、06年の地方自治法改正で借地借家法が適用されるようになり、長期・安定的に部分貸しが可能になった。建物の使用目的を変更すると、補助金を返還したり、地方債の繰り上げ償還が義務づけられていたが、08年には規制緩和された。
しかし、建物の構造上、支所機能と賃貸スペースを完全に分離することは難しく、夜間や休日のセキュリティーの点からも建物の一部貸しは難しい。市の担当者は「もともと支所のある所は、地域の中心地。人が集まる核にしていきたい」と話すが、妙案は提示できないでいる。【増田勝彦】
4月14日朝刊
3517
:
チバQ
:2011/04/15(金) 22:44:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110415-00000110-mailo-l10
課題を探る:高崎市長選/下 「交通拠点都市」へ道筋見えず /群馬
毎日新聞 4月15日(金)11時47分配信
◇「ただの通過点に」懸念
高崎市は10年12月、北陸・信越地方と首都圏・東京を結ぶゲートウェーとしての「高崎都市集客戦略ビジョン」を発表し、北関東自動車道の全線開通、14年度の北陸新幹線金沢延伸のメリットを最大限に生かす都市作りを宣言した。
同市東部に新設される関越道高崎・玉村スマートインターチェンジ(IC)周辺に産業機能の立地と集積を図り、スマートICと高崎駅東口を結ぶ幹線道路沿線に集客施設を整備する。高崎駅前には高速バスターミナルを設け、スマートICとバスターミナルの所要時間を短縮するため、バスが近づくと信号を青にするバス優先システム(PTPS)などを導入するという。
しかし、新たな工業用地の確保には大きな問題が立ちはだかる。高崎工業団地造成組合は、スマートIC近くの綿貫工業団地に隣接する市街化調整区域に約2・2ヘクタールの土地を確保していたが、07年の都市計画法改正により同区域での5ヘクタール未満の土地開発ができなくなり、造成工事は凍結された。
09年11月には、ホームセンター大手の「カインズ」(高崎市高関町)が本社を埼玉県本庄市に移転すると発表し、各界に衝撃が走った。同社によると、移転先を決めた鍵は関越道本庄IC近くの広い土地だという。北関東道前橋南ICでも基盤整備が進められ、「高崎が取り残されるのでは」と商工関係者に危機感は強い。
幹線道路沿いの集客施設候補地としては、10・8ヘクタールの高崎競馬場跡地がある。県と市が作った跡地利活用有識者検討委員会は10年6月、検討結果の「とりまとめ」を公表したが「長期的な視点に立って、慎重な検討が必要」との表現にとどまった。市の跡地所有地はわずか2・3%。55・3%の土地を持つ県主導の再利用計画づくりに、松浦幸雄市長は「私どもから何回も言っているが、全然進展しない。県の手続きを待っていると、あと10年かかってしまう」といら立ちを見せる。
ビジョンは警告する。「何も策を講じないと、交通拠点都市から、単なる通過都市になってしまう」。しかし、ビジョン実現の道筋も見えない。【増田勝彦】
4月15日朝刊
3518
:
チバQ
:2011/04/15(金) 22:44:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110414-00000023-san-l10
高崎市長選の応援 大沢知事「難しい」 群馬
産経新聞 4月14日(木)7時56分配信
大沢正明知事は13日の記者会見で、17日に告示される高崎市長選への対応について、「(立候補予定者の多くは)よく知っている方だ。一方につく応援は難しい」と述べ、中立姿勢を貫く考えを示した。
同市長選には、前県立女子大学長、富岡賢治(64)▽元市議、松本基志(51)▽県議、中島篤(56)▽システムエンジニア、寺田昌弘(42)−の新人4氏が出馬を表明している。
3519
:
チバQ
:2011/04/15(金) 22:47:00
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20110415/CK2011041502000068.html
議員の魅力低下? 芳賀・茂木町議選で無投票の可能性
2011年4月15日
定数割れの可能性もある芳賀町議選のポスター掲示板。なり手不足が深刻になっている=同町で
統一地方選の後半戦に実施される十九日告示の芳賀町議選(定数一六)と茂木町議選(同一四)は、これまでの立候補表明者がともに十四人しかおらず、無投票になる可能性が出ている。専門家は、議員の魅力が低下し、なり手不足が深刻になっていると分析。「無投票で住民の意思が反映されない事態が続くと、間接民主制の土台が崩れかねない」と懸念する。 (小倉貞俊)
「地元で出てくれる人を探したけど、すべて断られた。『興味がない』とも言われ、町議が“名誉職”だったのも今は昔だね」。今期で引退する芳賀町議の男性は戸惑いの表情を浮かべた。
同町では地域ごとに候補者を出す習慣があるが、近年はインフラ整備が進んで住民の要望も減り、「地域の代表」を出そうという意識が希薄化。不景気で、自営業者や農業者らが議員を兼ねるのも困難になっている。
別の男性町議は「手取りで月二十万円に満たない議員報酬では割に合わない。来期も当選する保証はなく、特に若い人は出にくいだろう」と説明。一方、町民の女性(66)は「選挙がなくなるぐらいなら議員を減らしてほしい。四年間の仕事ぶりを評価してふるいにかけなければ、議会の質が下がってしまう」と不安をのぞかせた。
地方自治に詳しい白?大の市村充章教授は「議員の影響力の大きさが住民に伝われば魅力も高まる。議員はもっと積極的に政策立案の役割を果たし、行政の意思決定に加わるべきだ」と指摘。また、「例えば議会を夜間や土日に開くなど、勤め人でも議員を目指せるような環境づくりも求められる」と提言した。
3520
:
チバQ
:2011/04/15(金) 22:48:15
http://www.saitama-np.co.jp/news04/14/02.html
減税で真っ向対立 「駅西口」も議会二分 北本市長選
石津賢治氏(右)と三宮幸雄氏のリーフレット
現職と新人の一騎打ちが濃厚な北本市長選。地方交付税交付団体としては全国で初めて市民税10%減税を実施した現職石津賢治(46)に、元市議三宮幸雄(60)が「減税よりもやるべきことはある」と真っ向から挑む。市民税減税は議会を二分する議論になったが、その対立構図はそのまま市長選に持ち込まれる。果たしてどこまで有権者を巻き込めるか。
近年の北本市議会は市民税減税のほか、北本駅西口改修など重要議案を1票差で決定してきた。市長選出馬のため三宮が辞職した3月定例会直前までの会派構成をみると、石津に近い平成会、公明、みんなの会の計10人に対し、三宮が所属した緑風政策フォーラムに共産を合わせた9人が野党的立場。「あと1票」にいつも涙をのんできた緑風は所属議員6人(三宮在籍当時は7人)の最大会派だが、議会内の対立は常に“ねじれ”の可能性をはらんでいた。
3選を目指す石津は、市民税10%減税を2期8年の行財政改革の成果として強調する。加えて、地元雇用が期待できるグリコ新工場誘致の実績もアピール。「行革で得た余裕を生かせるのはこれから」として「ファーストクラスへ」をスローガンに掲げ、市の知名度と市民サービスの向上を推し進める構えだ。
石津も出馬した1999年の市長選以来2度目の挑戦となる三宮(当時は2人とも落選)は、石津の行政運営や人事を「ワンマン市政」と痛烈に批判。議会最大会派の支援を背景に「市民の声が通るオープンな市政」への“かじ取り”を宣言し、市民目線の改革断行と「ムリ、ムダ」の一掃を声高に訴える。
双方の主張の主な対立点は、市民税減税と北本駅西口改修。減税について、三宮は「国から交付税をもらう一方で減税するのは疑問。間に合えば中止し、少なくとも来年度は実施しない」と明言。石津は「行革の成果はまず市民に還元すべき。減収分は節約で得た市の剰余金で穴埋めするため、サービス低下や予算削減はない」と揺るがない。
駅西口改修に関して石津は、市の象徴でもある雑木林の緑を生かした多機能広場への転換を提案。5億1千万円の事業として直ちに取り掛かる、と公約にも掲げる。
三宮は、車道の縮小や相次ぐ計画内容変更に対して住民の反対請願が出た経緯から「電線地中化や段差解消は実施するが、1万3千人以上の請願を真剣に受け止め、事業を見直す」ときっぱり。
北本市は圏央道開通と絡めて設置を目指す新駅や、老朽化した市庁舎の建て替えなど大型事業も多く控える。
「北本ってどこ?」と言われた経験を原点に、「暮らしたいまち」に近づくため「ファーストクラス」の市政を目指す石津。一方で、市民税減税でさほど恩恵を受けない低所得者に目を向ける三宮は「エコノミークラスの充実が重要」と対決姿勢を鮮明にしている。(文中敬称略)
3521
:
チバQ
:2011/04/15(金) 22:50:05
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110414/chb11041422030005-n1.htm
自民、異例の3人推薦 第2陣の習志野市長選
2011.4.14 22:02 (1/2ページ)
統一地方選は第1陣の県議選と千葉市議選を終え、第2陣の市長選と市議選が17日に告示され、24日に投開票される。県議選では、民主の支持率低下とともに、震災に関する菅直人政権の対応への批判の高まりから票を伸ばした自民が、続く第2陣でも勢力を拡大できるのか動向に注目が集まる。
任期満了に伴う習志野市長選では、自民県連が3立候補予定者を推薦することを決定した。同市では、20年にわたって市政を束ねてきた現職の荒木勇市長が引退を表明しており、今回の選挙が市政において大きな転換期となることは必至。“唯一の座”をめぐって同一政党が複数の立候補予定者を推薦する、極めて異例の事態となった。
現在までに元市議の鴨哲登志氏(63)▽元市議の藤本一磨氏(45)▽元県議の布施健太郎氏(39)▽市議の三浦邦雄氏(67)▽市議の宮本泰介氏(38)の5人が立候補を予定しており、各陣営とも市長給与の削減、議員定数および報酬の削減などの議会改革を主な争点に掲げる。このうち、自民の推薦を得たのは、藤本氏、三浦氏、宮本氏の3人。
背景には、支部と県連との間で推薦候補の一本化が難航したとみられ、陣営関係者には「同じ土俵と思うしかない」「政党推薦の持つ意味は何なのか」と半ば諦めの声が広がる。
一方、複数立候補予定者に推薦を出すことは自民票の奪い合いになるだけでなく、今後の党内にしこりを残す可能性も抱える。同党県連の田久保尚俊幹事長は「3人に推薦を出さざるを得ない状況は残念。絞りきれず市民に対して申し訳ない」と厳しい表情で話す。
こうした事態に、地元市議のひとりは「勝算があると見越した県連が、なりふり構わぬ攻勢を貫くことを決め、最終的には実績づくりのために3人の推薦を了承したことも考えられる」と指摘。有権者や地元議会の保守系議員には戸惑いが広がっている。
3522
:
チバQ
:2011/04/15(金) 22:51:54
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20110415/CK2011041502000055.html
3市長選の告示直前情勢
2011年4月15日
統一地方選後半戦の市長選は、佐倉、習志野、流山の三市で、十七日告示、二十四日投開票の日程で行われる。東日本大震災を受けた防災対策に加え、行財政改革や子育て支援のあり方などをめぐる論戦が展開されそうだ。各市の告示直前の情勢を報告する。 (統一地方選取材班)
◇佐倉市 現新の一騎打ちか
再選を目指す現職の蕨と、無所属新人の密本の一騎打ちとなりそうだ。
蕨は「四年間の実績を土台に、市政をさらに発展をさせていきたい」と二期目に意欲を示す。少子高齢化対策や産業の活性化など、前回の公約を一層充実させたいと訴える。
前回の市長選で敗れた密本は「自分が生まれ育ったまちを良くしたいという思いがある」と再挑戦を決意。行財政改革や社会福祉の充実などの政策を掲げている。
◇習志野市 5新人で激戦予想
五期務めた市長の荒木勇が引退する。いずれも市議の経験がある新人五人が出馬を予定し、激戦が予想される。震災により、市内の湾岸地域は液状化現象の被害を受けた。下水道の復旧など震災・防災対策は、いずれの出馬予定者も公約の中心に据えている。
政党の支援は、民主党と国民新党が布施を推薦。自民党は藤本、三浦、宮本の三人を推薦する異例の対応。宮本は公明党の推薦も受ける。
前回に続いて二回目の挑戦の鴨は、市保育所、幼稚園の統廃合・民営化の中止、市長らの報酬削減を訴える。
藤本は企業経営の経験と子育て世代を強調。「子どもにツケをまわさない」をキーワードに掲げている。
布施は県議からの転身。財政問題などに取り組んだ議員経験を強調し、「新しい習志野」をアピールする。
三浦は市議を六期務めた。子育てや青少年健全育成を中心に、段階的な市民税減税の検討も掲げる。
宮本は市議を三期務めた。「家族を守る」をスローガンに防犯対策を強調する。荒木市長の支援も受ける。
◇流山市 現職に1新人挑戦
ともに無所属で、三選を目指す現職の井崎に、新人で農業の大作が挑戦する見込みで、一騎打ちになる公算が大きい。
井崎は県内初の市民自治基本条例の制定や駅前送迎保育ステーションの整備など、二期八年の実績をアピールする。「行政効率をさらに改善する」ことなどを重点施策に掲げて、一層の支持固めを図る。
大作は三回連続の市長選挑戦だが、一騎打ちは初めて。直前の三月下旬に立候補表明し、昨年八月表明の現職から大幅に出遅れた。行政改革を進めて住民税の減税を行うことなどを公約に、批判票の取り込みを狙う。
=文中敬称略
◆市長選立候補予定者
▽佐倉市
密本俊一64 無新
蕨和雄61 無現<1>
▽習志野市
鴨哲登志63 無新
藤本一磨45 無新
布施健太郎39 無新
三浦邦雄67 無新
宮本泰介38 無新
▽流山市
井崎義治57 無現<2>
大作浩志53 無新
(五十音順)
3523
:
チバQ
:2011/04/15(金) 22:56:45
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000901104120001
富士吉田市長選を前に〈上〉
2011年04月12日
7月1日から「富士山駅」に変わることで、富士山観光のイメージアップにつながるか=富士吉田市上吉田2丁目
■集客戦術 官民一体でもてなしを
富士山ブームが続く中、富士吉田市は「ふもとから登ると富士山の魅力が倍増します」とPRしている。
有料道路の「富士スバルライン」が1964年に開通する前、観光客たちは5合目まで徒歩で登った。起点となる北口本宮富士浅間神社からの登山道は、シーズンごとににぎわいを見せていた。
ふもとから自然を楽しむルートが復活すれば、環境重視の姿勢にもつながる。だが、そこには大きな課題が残されている。
「朽ちた茶屋や神社が目について見苦しい。世界文化遺産にするのなら、改修なり解体なりしてほしい」。地元でガソリンスタンドを経営する男性(57)がぼやく。
登山道沿いにはかつて山小屋や茶屋など約40軒が点在。一部の土地を管理する市外二ケ村恩賜(おん・し)県有財産保護組合によれば、古いものは明治期に建てられた。
組合は土地を貸したときの状態で営業を続けてもらいたいと要望してきたが、廃屋となり落書きされるなど、ほとんどが放置された状態になっている。
こうした状況に市側は「登山道は県道で、小屋には地権者や所有者がいる。すぐに手をつけられない法的問題も多々あるが、早く解決できるように努力はしていく」と話すものの、具体策は見えてこない。
富士吉田商工会議所観光サービス部会長でホテル「鐘山苑」会長の細谷憲二さんは「整備は大変なことだが誰かがやらなければならない」と指摘する。1合目下(標高1450メートル)を歩く人の数は年々増加傾向にあり、早急な対応が求められている。
□ □
市の玄関口、富士急・富士吉田駅にある市観光案内所。訪れる人と電話で問い合わせをする人は、外国人をあわせて年間計4万1089人(2010年)に上る。2年前に比べて2割近く増えている。
この駅名が7月、「富士山駅」に変わる。知名度をさらに向上し、集客・誘致する狙いだが、実はここにも課題があった。
富士山がまたぐ山梨と静岡両県の間には、単独で「富士山」の名前をつけないという暗黙の了解があるとされている。そのためか市側は駅名変更について、「民間企業の施設名なので行政としては聞きとどめるだけ」と歯切れが悪い。
市の観光振興に5年ほど前から携わる財団法人日本交通公社研究調査部の吉沢清良主任研究員は「この地域に来たお客さんをもてなすために、(官民が)連携して仕掛けていくことが大切」と話す。
富士山という普遍的な観光資源を生かすには、行政と民間が強力なタッグを組み、もてなしの心を醸成していく必要がある。
□ □
17日告示、24日投開票の富士吉田市長選には現職、新顔の2人が名乗りを上げて
いる。富士山のふもとの市の明日に何が問われているのか、2回に分けて報告する。(上田真仁)
3524
:
チバQ
:2011/04/15(金) 22:57:55
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000811104130002
富士吉田市長選を前に〈下〉
2011年04月13日
2月にあった富士吉田市主催の合同企業就職セミナー。今年は111人が出席し、金融機関の席には順番待ちの列ができた=同市のホテル
■地域振興 独自性磨き逆境打開を
富士吉田市の人口は、1995年4月1日時点の5万5907人をピークに減少傾向が続く。市第5次総合計画(2008〜17年度)は最終年の人口を5万1千人と想定するが、今年4月1日現在ですでに5万1757人。前年同月に比べて386人減っている。
全国的な動向と同じく少子高齢化が進み、そのうえ若者の流出に歯止めがかからない。
市主催の合同企業就職セミナーが2月開かれた。29事業所が参加したが、出席した市出身の男子大学生は「地元に企業が少ないから首都圏で職探しをする学生が多くなる」と語る。「今必要なのは企業誘致」という声は地域内で強い。
08年秋のリーマン・ショックの余波もある。東京の工作機械メーカーが同市上吉田に進出する計画は、宙に浮いた状態。市商工振興課によると、08年に交わした覚書では3年以内に工場を建て、操業後5年以内に300人の雇用を見込んでいた。約12ヘクタールの土地は空き地のままだ。
市の台所事情も厳しい。財政の硬直度を示す経常収支比率は県内13市の中で5年連続して最下位。一般財源の総額に対して、人件費や借金返済など必要最低限の経費が9
0%以上を占め、自由に使える余裕が少ない。
富士吉田市外二ケ村恩賜(おん・し)県有財産保護組合から毎年度配分される約10億円と、陸上自衛隊北富士演習場に関連した防衛省からの補助金7億7千万円余(10年度予算額)で補い、なんとかやりくりしている状況だ。
苦しいのは地域経済も同じ。市の統計資料によると、07年の商店数は807。85、86年の1516からほぼ半減した。年間販売額も07年は1066億円で、91、92年の1651億円から35%の落ち込みだ。
「富士吉田の経済は40年ほど前までがピーク。織物産業の衰退もあって消費の冷え込みは著しい。逆境をはね返そうと商店会が連携して底上げを図るため、案を練っている」と渡辺博商工会議所事務局長。
かつて大いににぎわった月江寺商店街の協同組合長を務め、婦人服店を営む天野透さんは話す。
「嘆いてばかりじゃあ前に進まない。富士吉田ならではのアピールをする。自慢の吉田うどんであっても、隆盛を極めた甲斐絹織(か・い・き・おり)を生かした商品作りであってもいい、もう一度見直すべきだ」。地元の宝を時流に乗せる企画力そして実行力が、人材育成や地域振興にもつながるとみる。(上田真仁)
3525
:
チバQ
:2011/04/15(金) 22:58:22
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110414-00000118-mailo-l19
’11統一選:富士吉田ダブル選・審判を前に/上 /山梨
毎日新聞 4月14日(木)12時24分配信
富士吉田市の市長選と市議選のダブル選挙告示の17日まで残り3日。市長選は07年の前回と同じ候補による一騎打ちが見込まれ、市議選は定数20に対し27人(現職15、新人10、元職2)が立候補の準備を進めている。投開票は24日。2回にわたって同市の課題を探った。【福沢光一】
◇市長選再戦、前回小差 富士山協力金、政治手法に違い
「富士山協力金を巡って(徴収方法や金額など)各論に入ると、近隣町村との不協和音が出てきた。事前にもう少し丁寧に詰めておけばよかったなという反省はしている」
市長の堀内茂氏(62)は昨年11月の立候補表明後の記者会見で、質問にこう答えた。
富士山の環境保全や登山者の安全確保を目的に、入山者から金を任意徴収する「富士山環境保全協力金」構想。市によると、山梨県側ではトイレの維持管理やごみ処理、救護所の運営などで年間約3500万円の事業費がかかっている。堀内氏は財政規模の小さい富士北麓(ほくろく)の市町村では負担が限界にきているなどとして、今年7月1日の山開きからの徴収開始を主張している。
堀内氏は昨年4月、協力金導入へ向け、北麓6市町村(同市、西桂町、忍野村、山中湖村、鳴沢村、富士河口湖町)などで協議会を発足させ、会長に就任。同5月の記者会見では、同11月末までには徴収方法や金額を決定し、国民に半年間周知した上で導入するとしていた。だが、協議会は堀内氏の思惑通りには進まず、2月の第3回会議でも徴収方法や金額は決まらなかった。
それでも、堀内氏は、7月徴収開始の見送りは表明していない。
◇ ◇
堀内氏より5日早く立候補表明した元県議の渡辺正志氏(61)は表明記者会見で「富士山協力金で、堀内市長は近隣の町村長と心の触れ合う話し合いをしたのか。そうではない。今の市政に大変不満だ」と批判した。「協力金の趣旨はいいが、市長は周囲ときずなを作るのが大事なのに、自分勝手にやっている」
渡辺氏は、1983年から市長を1期務めた故万男氏の長男。万男氏が市内2大政治派閥の一つ、「堀内〓派」だった。前回市長選では、堀内氏に522票差で惜敗した。会見で渡辺氏は「前回は私は派閥の領袖(りょうしゅう)みたいなもの。堀内氏のキャッチフレーズ『変えよう変えなきゃ富士吉田』という言葉だけで負けたような気がする」と述べた上で、雪辱戦の今回は「派閥の服を脱いで選挙をする」と語った。「市職員や近隣の町村との話し合い。私の方が人脈はある。大きなきずなを築いて政策を成就させていきたい」
◇ ◇
昨年末、市企画管理部長が自身を含む定年退職職員21人全員を特別昇給させようと提案したのを堀内氏は即座に却下し、お手盛り昇給を認めなかった。堀内氏は東京都出身。同市出身の妻と結婚して移住した堀内氏と、父が市長、県議を務めた渡辺氏。2人の政治手法に市民はどんな審判を下すのか、注目される。
4月14日朝刊
3526
:
チバQ
:2011/04/15(金) 22:59:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110415-00000213-mailo-l19
’11統一選:富士吉田ダブル選・審判を前に/下 /山梨
毎日新聞 4月15日(金)13時9分配信
◇非公開、改善なく 市議会の全協・委員会、市民の審判は
富士吉田市議会の今任期4年間の定例議会の本会議16回をすべて傍聴した市民がいる。同市上吉田6の電気工事会社元社長の今井頼利さん(78)だ。今井さんは「議会を市民に近づけた存在にしたい」との思いから、市議全20人の一般質問回数や質問時間などをメモに取っている。メモによると、4年間で、0回が4人、1回が5人、2回と3回が各2人。3人に2人は1年間に1回すら質問をしていないことになる。0〜1回はベテラン議員が目立つ。
◇ ◇
「2時間以上、本会議の開会時間が遅れたこともある」と今井さん。定例議会の開会・閉会日に開かれた本会議計32回のうち17回が、平均50分遅れで開始。昨年6月議会の閉会日は2時間10分遅れで始まり、審議時間は1時間10分だった。今井さんは「2時間待って審議は1時間。いつ開会するのかも分からなかった。議会は平日昼の開催だし、これでは議会から市民が遠のくのは当然」とこぼす。
なぜ遅れるのか。議会は開会・閉会日の本会議前に全市議による「全員協議会」(全協)を市役所3階の委員会室で開く。全協は法的根拠のない会議で、市長以下幹部職員40人以上が会議に出席する。非公開だ。市長から議会への提出案件を一部議員が細部にわたり質問するが、そのやり取りを市民は傍聴できない。この間、市民は消灯した議場傍聴席などで待たされる。今井さんは4年間で計14時間15分待ち続けた。
非公開は全協だけではない。本会議で議論される案件の大半は、まず委員会で審議される。この実質審議の場も非公開。市民の目が届かない密室だ。
今井さんによると、07年度に2回、市民団体「私達の街を愛する会」が当時の市議会議長あてに計約500人の署名とともに陳情書を出した。「市政への市民の一層の理解と協力のため」として、市民が傍聴できる委員会の実現を求める内容だった。
自らも署名した今井さんは言う。「(委員会傍聴は)もう少し待ってほしいと言われたが、もう4年たった。議員にやる気がない」
陳情書提出時の議長は今月の県議選で落選した。記者は非公開の問題について何度も、加々美宝・現議長にただしてきた。答えは「委員会室には傍聴席のスペースがないから」。加々美議長は今期で引退する。
◇ ◇
市民の見えないところに存在する富士吉田市議会。市議選(定数20)は17日告示、24日が投開票だ。現在、27人(現職15、新人10、元職2)が立候補の準備を進めている。市民の審判が待たれる。【福沢光一】
4月15日朝刊
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:
チバQ
:2011/04/15(金) 23:44:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110414-00000070-mailo-l08
復興途上の選択:’11統一選 取手市長選 みんな、独自候補断念 /茨城
毎日新聞 4月14日(木)11時38分配信
◇民主は補選も立てず
24日投開票の統一地方選後半戦は、県内では18の首長・議員選と2議員補選が行われる。全国では民主党惨敗、自民復調、みんな躍進の前半戦を終え、後半戦に向けた政党対決に拍車がかかる。しかし県内では、昨年12月の県議選で4党が激突した取手市で、初議席を得たみんなの党が市長選独自候補を断念し市議補選にシフト。民主党に市長選・市議補選とも公認候補がなく政党対決の構図はすっかり後退している。東日本大震災を受け、基盤の弱い政党は被災者支援活動だけで手いっぱいというのが実情のようだ。【大久保陽一】
◇基盤の弱さ露呈
市長選告示を控えた13日、取手市内には再選を目指す現職の藤井信吾氏(51)と、新人の市商工会長、菊地城一郎氏(65)の両陣営の車が市内を巡回しながら名前の連呼こそしないが、キャッチフレーズを叫ぶ事実上の選挙戦が繰り広げられていた。「さらなる前進を」と改革色を掲げる藤井氏。「明るい取手を取り戻そう」と呼び掛ける元町長の長男、菊地氏。どちらの陣営も政党色はない。
実際には、藤井氏は、同市出身の石井章民主党衆院議員(比例)に加え、県政で影響力を保った非自民保守系の故・川口三郎県議の後援会関係者らの支援を受ける。菊地氏は、自民の葉梨康弘前衆院議員や同党県議らを中心に、事実上の党組織戦を展開しているとみられる。非自民対自民の構図ともいえるが、昨年12月の県議選で初議席を得たみんなの党が自主投票の立場を取っているため、対立軸はぼやけている。
12月県議選取手市区で初当選したみんなの細谷典男県議は「現職の藤井市長では、市政の重要な事項が何も進まなかった」として、菊地氏支持にまわる方針を公言。だが、みんな幹事長の梶岡博樹県議は「市長選では両陣営に公認・推薦を出さず、党としては自主投票の方針を決定している」と説明したうえで、細谷氏の動きについて「あくまで個人的なものだ」と突き放した。
取手市長選でみんなは、独自候補として元財務省職員の30代男性の擁立に一時動いたものの断念。取手市議補選や利根町議選、竜ケ崎市議選、牛久市議選で4、5人の議員候補を当選させる方に力を入れている。
梶岡幹事長は12日、県内のサーファー団体を連れ、海水の放射線調査を実施するよう求める要望活動を県に対して実施。統一選候補者には震災の募金活動を行うよう指示を出すなど、震災を見据えた選挙活動を展開した。市長選で第3党の存在感を示すより、党のイメージアップを優先する戦略がうかがえる。
一方、民主県連関係者は「今は非常時。選挙になかなか手が回らない」と主戦場の取手市を事実上放棄している状態だ。取手市出身で、国土交通政務官を務める3区支部長の小泉俊明衆院議員も目立った動きをみせていない。「取手で選挙の指揮者は見あたらない」(県連関係者)と現状を語った。
4月14日朝刊
3528
:
チバQ
:2011/04/15(金) 23:45:11
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110415-00000027-mailo-l08
復興途上の選択:’11統一選 県医師会、特定候補支援せず /茨城
毎日新聞 4月15日(金)10時41分配信
◇県議選の惨敗背景 “政治休戦”の構え
東日本大震災の影響を受け、県政界に大きな影響力を持つ県医師会は、患者情報の共有化など完全に震災対策にシフトし、24日投開票の統一地方選では特定の候補者の支援をせず“政治休戦”する構えを見せている。昨年12月の県議選で重点候補として擁立した民主5候補のうち4人を落選させた惨敗結果を巡り、党執行部の責任を問う声が組織内にくすぶっていることが背景にあるとみられる。菅政権発足後、民主党本部と距離が広がりつつあっただけに、大震災を契機に県医師会の政治離れは一気に加速しそうだ。【大久保陽一】
民主党本部の岡田克也幹事長が鉾田市の農家など県内視察を行った今月2日。岡田氏は視察後の夜、水戸市内のホテルで橋本昌知事やJA県中央会の市野沢弘会長らを招き、今後の震災対策にどう取り組むかについて意見交換する懇談を持った。その場に医師会の政治団体「県医師連盟」幹部の姿はなかった。
「なぜ我々は呼ばれていないんだ」。前日に懇談の存在を知った連盟幹部が県連に確認したところ、「(視察は)農家の風評被害対策のためで、医療関係の会合は別途機会を持ちたい」と回答があった。野菜の風評被害が大きく報道された直後だっただけに、幹部はいったん了承したが、党と医師会の会合はいまだ開かれていない。
小沢一郎元代表と連携して09年の政権交代を実現させた県医師会幹部の間には、小沢路線の脱却を図る岡田氏への反発が根強くある。「県議選の民主惨敗は、菅首相と岡田幹事長のせいではないのか」(連盟幹部)。医師会不在の岡田氏懇談を契機に政治的連携が絶たれた現状が再確認され、党への反発はますます強まっている。
統一選で連盟は、連盟の会員自身が出馬する場合と、医師会との関係が深い候補者についてのみ支援するという従来通りの方針を掲げる。今回は会員の出馬がないうえ、日本医師会の原中勝征会長の地元・筑西市を含め県内全域で医師会と強いつながりを持つ候補者は見当たらない。公認・推薦依頼も出されていないという。連盟の小松満委員長は「震災対策が手いっぱいで、選挙はもう関係ない」と明言する。
同連盟は政権交代を実現した09年衆院選では全国に先駆けて自民に反旗を翻し民主支持を鮮明にしたが、その後は軌道修正しつつある。連盟関係者は「茨城の医師会は、政治的な動きをすることで全国的に有名になった。県議選敗北と、震災対応で、それを見直す機会になったのでは」とつぶやいた。
4月15日朝刊
3529
:
チバQ
:2011/04/16(土) 09:17:11
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110415/stm11041523010007-n1.htm
県議選で運動員を買収 公選法違反容疑で落選候補者を逮捕
2011.4.15 23:01
10日に投開票が行われた埼玉県議選で、候補者が運動員に現金を渡して票の取りまとめを依頼していた疑いが強まり、県警捜査2課と行田署は15日、公職選挙法違反(現金買収)の疑いで、東1区(行田市)から立候補して落選した漆原金作容疑者(68)=行田市埼玉=と、運動員の古物商、長瀬賢二容疑者(60)=熊谷市善ケ島=を逮捕した。
捜査2課の調べでは、漆原容疑者は県議選告示前の2月中旬、長瀬容疑者に対し、投票の取りまとめなどの選挙運動をすることの報酬として現金数十万円を渡した疑いが持たれている。
捜査2課は15日、公選法違反の疑いで行田市内の選挙事務所など数カ所を家宅捜索した。漆原容疑者は「現金を差し上げたことは間違いない」、長瀬容疑者は「現金をもらい選挙運動をした」と供述、いずれも容疑を認めている。
漆原容疑者は運送会社の役員で、行田市議も務めた。今回の県議選では無所属で立候補したが、自民現職に敗れた。
漆原容疑者の自宅近くに住む女性は、「とても純粋な人で、逮捕されるような人ではなかった。破天荒なところはあるが、一代で会社を大きくしたエネルギッシュな人。県議になってくれればと応援していたのですが…」と話していた。
3530
:
チバQ
:2011/04/16(土) 17:29:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110416-00000064-mailo-l19
県議会:自民3会派県議、統一へ話し合い 結論は出ず /山梨
毎日新聞 4月16日(土)11時43分配信
県議会の自民系3会派の議員らが15日、甲府市内で会合を開き、統一会派結成について話し合った。結論は出ず、18日に再び会合を行う。
会合は非公開。出席議員らによると、「県民から自民党が分裂しているように思われる」「知事を支えるために一本化を」などが統一する理由。取材に対し、呼びかけ人の前島茂松議員(自民党政友会)は「反対意見はなかった」と話したが、別の議員は「統一の理由が不明確」と難色を示した。
自民系会派の分裂状態は07年の知事選前から続き、現在は自民党政友会、県民クラブ、明全会に分かれている。【小林悠太】
4月16日朝刊
3531
:
チバQ
:2011/04/16(土) 17:38:53
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000001104160002
富士吉田・南アルプス市長選
2011年04月16日
今後4年間の市政のかじを取る新しい市長と市議を待つ富士吉田市役所
■あす告示 3市議選も ともに一騎打ちか
統一地方選後半戦のうち富士吉田、南アルプスの両市長選と甲府、富士吉田、都留の3市議選、南アルプス市議補選が17日、告示される。市長選はいずれも2人ずつが立候補の準備を進めており、それぞれ一騎打ちになる見込み。市議選は3市の計70議席に82人が立候補する見通し。投開票は24日。
◆富士吉田市長選
再選を狙う現職の堀内茂氏(62)と、新顔の元県議渡辺正志氏(61)の2人が立候補を表明し、前回選挙と同じ顔ぶれによる一騎打ちの公算が大きい。
これまで3期連続して市長が交代しているだけに、今回の選挙は堀内氏続投の是非が焦点。4年前の票差はわずか522。すでに激戦の様相だ。
堀内氏は「市政の継続が求められている。1期で交代していたら町は発展しない。改革を進める」。渡辺氏は「富士吉田の元気を回復させることが、政治生命をかけて取り組む政策の根源でありスタンス」と強調する。
◆南アルプス市長選
再選を目指す現職今沢忠文氏(73)と、前県議の新顔中込博文氏(62)=いずれも無所属=の一騎打ちになる見込み。合併特例措置の期限切れが迫るなか、行財政改革の在り方のほか、災害対策や地域振興策について論戦になりそうだ。
今沢氏は「7年後の中部横断道の開通など市にとって大事な時期を迎える。市政を継続、前進させることが私の責務」と話す。
中込氏は「現市政に具体的なビジョンが見えない。南アルプスの自然と調和した振興策で、都会との交流人口を増やす」と訴える。
◆市議選
《32議席、35人表明》
◎甲府市(定数32)
現職18人、新顔16人、元職1人の計35人が立候補を表明している。ほかの現職14人は引退する。
党派別では無所属が最も多く25人。公明5人、共産が3人、社民とみんなの党が1人ずつ。
《20議席、27人予定》
◎富士吉田市(定数20)
現職15人、新顔10人、元職2人の計27人が立候補の予定。ベテラン議員を含む現職4人が引退、1人が県議選にくら替えした。
党派別では、無所属が最も多い。公明と共産は各1人ずつ。
《18議席、20人予定》
◎都留市(定数18)
現職16人、新顔4人の計20人が立候補を予定している。新顔は前回の2人から増え、接戦が予想される。
党派別は公明、共産が各1人で、ほかは無所属。多くの立候補予定者が、教育を柱にした地域振興策や少子高齢化対策などを訴える構えだ。
◇被選挙数に4人準備
◎南アルプス市議補選(被選挙数2)
元職1人と新顔3人の計4人が立候補の準備を進めている。
3532
:
チバQ
:2011/04/17(日) 17:13:33
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20110417-OYT8T00079.htm
県議選前橋市区 現金買収の疑いで後閑氏陣営役員逮捕
須藤容疑者の自宅の捜索に入る捜査員ら(16日午後9時31分、前橋市粕川町膳で) 10日に投開票された県議選で運動員に報酬を渡したとして、県警捜査2課と前橋東署は16日、前橋市粕川町膳、農業須藤高啓(こうけい)容疑者(74)を公選法違反(現金買収)容疑で逮捕した。須藤容疑者は前橋市区で落選した後閑千代寿氏(67)の選対本部役員を務めていた。今回の統一地方選での逮捕は、県内で初めて。
発表によると、須藤容疑者は3日午前、同市粕川町の選挙事務所で、運動員十数人に対し、候補者への投票の見返りや選挙運動の日当として、1人につき現金数千円を渡した疑い。
調べに対し、須藤容疑者は「候補者を当選させる目的でお金を差し上げた」と供述。陣営関係者によると、受け取った運動員全員が「現金の趣旨はわかっていた」という内容の話をしているという。
運動員は、有権者を戸別訪問してビラを配布するなどしていた。須藤容疑者は現金を手渡す際、口頭で「ガソリン代」などと説明していたという。
後閑氏は1996年に旧粕川村議に初当選。同村長、前橋市議を経て前回2007年の県議選に出馬したが落選。今回は前橋市区(定数8)に11人が立候補し、無所属の後閑氏は、4645票で最下位だった。
須藤容疑者は、前回県議選で後閑氏の出納責任者を務めていた。後閑氏は読売新聞の取材に対し、「(須藤容疑者は)粕川地区の後援会長だった。選挙違反行為は知らなかったが、こうした結果となり残念でならない」と話した。
(2011年4月17日 読売新聞)
3533
:
チバQ
:2011/04/17(日) 17:14:26
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110417-00000116-mailo-l11
’11統一選:改援隊など20人挑戦 地域政党、巻き返しなるか /埼玉
毎日新聞 4月17日(日)12時46分配信
今回の統一地方選では地域政党の伸長が焦点の一つとなっている。前半戦は東日本大震災の影響で独自色が薄れ、ふるわなかった地域政党も少なくなかった。後半戦では清水勇人・さいたま市長らが設立した「埼玉改援隊」を中心に約20人が選挙戦に挑む。新たな戦略で巻き返せるかが注目される。【鷲頭彰子、内田達也、高木昭午、清水隆明】
前半戦の県議選では「埼玉県政を改革する会」が3人全員の当選を果たす一方で、河村たかし名古屋市長が率いる「減税日本」と元浦和レッズの都築龍太氏らが設立した「埼玉維新の会」がいずれも3人推薦中、当選者1人に終わった。さいたま市議選(定数60)でも、改援隊が21人中当選者12人と、当初目標の市議会議席過半数に届かなかった。松本正生・埼玉大教授(政治学)は「震災で有権者の関心が防災など身近な課題になり、地域政党の看板がかすんだ」と分析する。
後半戦では、改援隊が深谷、ふじみ野、和光、神川の4市町で選挙を迎える。環境施策や議会改革などを訴える「県市民ネットワーク」も、越谷市など3市に3人を擁立する予定。
改援隊の中で勢いのあるのは、松本武洋市長が陣頭指揮を執る和光市。選挙区の南23区県議選では、改援隊推薦者と共に出陣式を開いた無所属新人の井上航氏が大差で勝利した。候補予定者の一人は「さいたま市議選の結果は気にしない。(和光市は)改革を進める人を支持する雰囲気がある」と意気込む。
ただ、地域によって温度差はある。
8人を推薦した深谷市では、副代表の小島進市長が告示前の14日、市内の事務局で推薦者ら約10人を前に「告示後は公務終了後、個人演説会へ積極的に応援させていただく」と頭を下げた。「政治や選挙を変えるうねりを作りたかったが、それができなかったおわびのような気持ちがある」と説明する。
5人を推薦したふじみ野市でも高畑博・ふじみ野市長は「多くの人を推薦したかったが、個別の事情で乗れない人もいた」と話す。「即、票に結びつくとは思われず、有利になるとは考えていない」と、選挙戦への影響を疑問視する推薦候補者もいる。また、推薦者ゼロの清水雅之・神川町長は「身内意識の強い体質の町では、新しい活動は理解されないようだ」と肩を落とした。
4月17日朝刊
3534
:
チバQ
:2011/04/17(日) 17:22:23
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/feature/utunomiya1302627584060_02/news/20110413-OYT8T00106.htm
県議選2011 変化の胎動
想定外 ほころび表面化
(上)自民 「いくつ落としたんだ」
県議選(定数50)が投開票された10日深夜、宇都宮市内の自民党県連。石坂真一幹事長が厳しい表情で指を折りながら、失った議席を数えていた。1時間前には「現有議席も超えられるんじゃないか」と余裕を見せていたが、結果は違った。
相次ぎ届く現職落選の知らせ。目標の「過半数維持」に黄色信号がともると、県連内に焦りの色が広がった。現有28議席からの上積みを目指し、34人の公認・推薦候補で臨んだ選挙戦だった。「自民の強さの一つは地方組織の強さ」(茂木敏充・県連会長)で、過半数割れは絶対に許されなかった。それだけに、日付が変わって26人目の当選、過半数維持が決まった時には安堵(あんど)感が漂った。
自民は渡辺喜美・みんなの党代表のお膝元である県北部を重点区に位置づけていた。渡辺氏が自民を離れても同調せず、自民に残った現職が地盤固めに成功して議席を守れれば、次期衆院選で渡辺氏に対抗する足場を築けるからだ。
終盤には県連幹部らが次々と県北入り。「みんなの党が何をやった。たった1人のわがままで、なぜ我々がこんな厳しい思いをしなくてはいけない」(石坂幹事長)と、渡辺氏への批判も交えて支持を訴えた。
だが、矢板市と那須塩原市・那須町でそれぞれ現職1人がみんな新人にはじき出されて敗北。自民会派会長の青木克明氏は矢板での一騎打ちに敗れ、「立場からも、選挙区としても、私だけは負けちゃいけなかった」と唇をかんだ。
自民の誤算はこれだけではない。県南部の足利市、栃木市・岩舟町、佐野市で66〜75歳の現職が僅差で次点に泣いた。結局、7選挙区で4人の正副議長経験者を含む現職7人が落選した。
自民は「責任会派」という言葉を多用し、県政与党の立場を有権者にアピール。「国政選で民主やみんなに流れた人が『やっぱり自民』と戻ってくることも多い」と手応えは十分だった。東日本大震災で選挙ムードが盛り上がらなかったことも、実績ある現職には有利に働くはずだった。
どこかに油断があったのか。候補が支持者らとの危機感の共有に苦しみ、楽観ムードが漂う陣営を県連幹部がどなりつける場面もあったという。当選9回のベテラン、増渕賢一氏(宇都宮市・上三川町)も落選が決まり、「私の姿勢そのものが敗戦に結びついた」と支持者に頭を下げた。
2009年衆院選の大敗後、翌10年の参院選で勝利をもぎ取り、再生のきっかけをつかんだとみられていた自民。県議選に勝ち、地方での強さを再確認するはずが、ほころびの表面化で危機感が高まっている。
◇
県議選で、みんなの党が13人を当選させて第2党に躍り出た。自民党は過半数を確保したものの、現職が相次いで落選。県議会の風景を大きく変えることになった選挙戦を検証する。
(2011年4月13日 読売新聞)
3535
:
チバQ
:2011/04/17(日) 17:23:35
下にあたる記事がなし
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/feature/utunomiya1302627584060_02/news/20110414-OYT8T00278.htm
県議選2011 変化の胎動
「渡辺党」から大きく前進
矢板市のみんなの党新人、斎藤淳一郎氏の顔は紅潮していた。
自民党会派会長との一騎打ちを制する大金星。声を上ずらせ、「矢板のため、栃木県のため精進していきます」とあいさつした。これが県北部からの号砲となり、みんなの新人が次々と当選ラインを突破していった。
「佐野市を今の状態から変えてほしいという皆さんの声が私を選んでくれた」。佐野市の早川桂子氏も15分後、当選の知らせを受けて目を赤く腫らした。
22人がぶつかり合った宇都宮市・上三川町では、渡辺幸子氏がトップ当選。「1万4204票の大きな期待にしっかり応えていきたい」と喜びをかみしめた。
東日本大震災の影響で選挙ムードは一向に高まらず、新興勢力には悪条件とみられたが、ものともせず自民の議席を奪い取った。新人8人、現職5人が当選し、みんなは第2党に躍進。渡辺喜美代表は「『自民が駄目なら民主、民主が駄目ならみんなの党』と、政治を諦めきれない有権者が託してくれた」と総括した。
みんな会派代表の中川幹雄氏は「まさか13議席も取れると思わなかった」と驚きを隠せない。一人勝ちできた強さの背景には、渡辺代表の父・渡辺美智雄元副総理(故人)時代から脈々と続く「渡辺党」、そして第3極としての「みんなの党」の二つの顔を使い分ける戦術があった。
渡辺代表は牙城の県北で、その個人的人気を背景に「地元中の地元で落とすわけにはいかない」と涙声で訴えて引き締めを図った。
一方、「県南では渡辺派ではなく、みんなの党の支持が浸透した結果」と中川氏は分析する。「渡辺党」の効果を発揮しにくい中、独自の足がかりを地元に持つ候補をそろえた。足利市では大豆生田実市長の後援会幹部・鶴貝大祐氏が、佐野では早川吉三旧佐野市長(故人)の次女・桂子氏が、それぞれの地縁を頼りに、無党派層にも支持を広げて上位当選を果たした。落選した自民ベテラン議員の陣営は「渡辺という名前に負けたわけではない」と評した。
県南は支持基盤が脆弱(ぜいじゃく)だったが、複数の県議誕生で基盤を固めやすくなった。昨年の参院選で足場を築き、県議選では躍進。既成政党への批判票をすくい取りながら、「ホップ・ステップ・ジャンプ戦略」(渡辺代表)は順調に遂行されており、3歩目の次期衆院選に向けて歩幅を大きくしたように見える。
ただ、前途洋々とは限らない。「県議会議員定数半減」などの公約は実現できるか。有権者に本気度が少しでも疑われるようなら、みんなにも批判の矛先は突きつけられる。実行力を問われる場面がすぐにやって来る。
(2011年4月14日 読売新聞)
3536
:
チバQ
:2011/04/17(日) 22:26:14
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000001104160003
進まぬ駅前再開発
2011年04月16日
白壁に「TOKYU」のネオンサイン跡がうっすら残る大型商業ビル=取手駅前
取手市の「舵(かじ)取り役」を決める選挙が始まる。人口の伸び悩み、厳しさを増す財政――。街の課題は尽きない。
ビルの白壁に、うっすらと残る「TORIDE TOKYU」の文字。昨年8月末、売り上げ不振で店をたたんだ取手駅前の大型店だ。8階建てのビルは鉄パイプの柵に囲まれ、「立入禁止」の札が揺れている。
市の人口は、11万428人。6年前のピーク時より2811人減少した。駅周辺の商圏人口も減り、客足は郊外店へとなびく。
閉店の1年前、市は対策会議を立ち上げた。だが、ビルを満たすほどのテナントは見つからなかった。震度6強の地震で倒壊の危険性があると耐震診断で判定された市庁舎の機能を移すことも検討したが、「財政的に困難。市民合意も難しい」と結論付けた。
閉店から間もない昨年11月、市は駅前再開発のため、ビル近くに広がる6・5ヘクタールの土地利用構想を再立案した。健康、医療、福祉、環境を柱にした「ウェルネス・タウン取手」。民間事業者に参画の意向を尋ね、学識者らによる委員会が構想の全体案を3月末に策定した。
が、「お手伝いできるところは検討したい」という民間の意向は把握したものの、「上物を建てるといった具体的な話は未定」(市中心市街地整備課)だ。
駅から4キロほど離れた同市下高井。東日本大震災の翌3月12日、関東鉄道常総線に新駅「ゆめみ野駅」が開業し、新しい街づくりが本格的に始まった。都市再生機構(UR)が手がける約80ヘクタールの土地区画整理事業で、計画では「1970戸、6100人の住まいを構える」という。第1弾の53戸分の住宅分譲が5月から始まる予定だ。
さらにURは先月、同事業の約7ヘクタールの用地をハム・ソーセージ大手の伊藤ハムに約27億円で引き渡した。5年以内に、利根川対岸の千葉県柏市にある東京工場が移転する。
新駅周辺の新街「ゆめみ野」の全体計画が完了するのは8年後。だが、計画が順調に進む「保証」はない。UR茨城地域支社は「景況は厳しいが、工夫しながら街を育てたい」と話す。
不況のあおりで法人市民税も2007年度の59億円から09年度には13億円と、46億円も激減した。市は大幅な収支不均衡を打開するため、「市財政構造改革アクションプラン」を策定。10〜12年度の3年間で歳出を37億6742万円削減し、歳入を新たに20億7648万円確保する算段だ。
定年退職に伴う新規採用の凍結や特殊勤務手当の見直しなどで、歳出の3割を占める人件費を12億円余り削る。一方、市有財産を処分して約6億5千万円を確保するという。
初年度分の達成率は、歳出がほぼ100%で「引き締め」に成功したが、歳入は47%と低迷。08年度まで長年にわたって地方交付税の不交付団体だった街も、「緊縮」という重い足かせに縛られている。(佐藤彰)
3537
:
チバQ
:2011/04/18(月) 21:52:17
>>3527
>藤井氏は午前10時から取手市新町の駐車場で出陣式。小泉俊明、石井章の両民主党衆院議員や県議、周辺地域の市長らが駆けつけた
>菊地氏は午前10時、取手市桑原の選挙事務所で第一声を上げた。自民党の葉梨康弘元衆院議員や地元県議、市議らから激励の言葉を受けた
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110418/ibr11041812320007-n1.htm
取手市長選は現新一騎打ち 藤井氏、行革実績強調、菊地氏、地域活性化強調
2011.4.18 12:30
取手市長選立候補者の出陣式で必勝を祈願し、気勢を上げる支持者ら=17日、取手市内(篠崎理撮影)
取手市長選は、再選を目指す現職の藤井信吾氏(51)と、新人で市商工会長の菊地城一郎氏(65)=いずれも無所属=の2人による一騎打ちとなった。
藤井氏は午前10時から取手市新町の駐車場で出陣式。小泉俊明、石井章の両民主党衆院議員や県議、周辺地域の市長らが駆けつけた。
登壇した藤井氏は4年間の行政改革の実績を強調し、「活力ある地域にするために、医療、保健、福祉、環境を体験できるゾーンを取手駅西口につくっていく。3年後には形になっていく」などと述べた。さらに「明るく未来のみえる街にしましょう。市民のために一生懸命この身をささげます」と支持を訴えた。
菊地氏は午前10時、取手市桑原の選挙事務所で第一声を上げた。自民党の葉梨康弘元衆院議員や地元県議、市議らから激励の言葉を受けた。
この後、壇上に立った菊地氏は「取手は衰退が激しい。西口の東急も撤退し閉塞(へいそく)感がある寂しい街になってしまった。みんなの力で『元気取手』を取り戻したい」と述べた。具体策として東急ストア跡に行政機関の一部を移すことやスーパー、保育所や幼稚園の誘致、農業振興のため直売コーナー設置などを掲げた。
3538
:
チバQ
:2011/04/18(月) 21:54:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110418-00000016-mailo-l08
復興途上の選択:’11統一選 取手市長選 現新の一騎打ち /茨城
毎日新聞 4月18日(月)11時0分配信
取手市長選にはいずれも無所属で、再選を目指す現職の藤井信吾氏(51)と新人で取手商工会会長、菊地城一郎氏(65)が立候補した。第一声では東日本大震災への取り組みや行革、市内活性化策などを熱く語った。
藤井氏は午前10時から同市新町の県信用組合駐車場で約350人を前に第一声。民主党衆院議員の小泉俊明氏(3区)や石井章氏(比例)に加え、周辺首長、非自民保守系の川口政弥県議らが駆け付けた。藤井氏は「震災で代替エネルギーの必要性を感じた」と暮らしの安全・安心を政策に生かす姿勢をアピール。また「市の職員数は1854人から853人に減らす」と引き続き改革を推進する姿勢を鮮明にした。
菊地氏は午前10時から、取手署近くの事務所駐車場(同市桑原)で約800人を集め出陣式。特設ステージにも「がんばろう東北・茨城」の横断幕が掲げられる中、「取手でもあちこちで被害が出た。災害に強い街づくりをしていきたい」と述べた。会場には、自民3区支部長の葉梨康弘前衆院議員や同党県議らのほか、推薦した県農政連関係者らが応援に駆け付け、党組織戦を展開した。【中野秀喜、大久保陽一】
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◇取手市長選立候補者(届け出順)
藤井信吾(ふじい・しんご)51 無現(1)
[元]第一生命会社員▽経営コンサルタント業▽市国際交流協会長▽東大
菊地城一郎(きくち・じょういちろう)65 無新
市商工会長▽竜ケ崎法人会取手地区理事[歴]建設会社役員▽取手青年会議所副理事長▽東京農大
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◇候補者一覧の見方◇
▽氏名▽年齢▽党派▽現元新の別▽当選回数(カッコ数字)▽職業・肩書([元]は前職を含む)、[歴]は過去の経歴▽学歴。=以下は政党の推薦・支持
※政党略称は、[民]=民主、[自]=自民、[公]=公明、無=無所属
3539
:
チバQ
:2011/04/18(月) 21:58:42
http://mytown.asahi.com/areanews/chiba/TKY201104170378.html
習志野市長選は5氏の争い 佐倉、流山は一騎打ち
2011年4月18日
選挙戦が始まり、花束を贈られる候補者と、拍手する支持者たち=佐倉市
統一地方選の後半戦となる佐倉、習志野、流山の3市長選と、銚子、浦安、印西など16市議選が17日告示され、7日間の選挙戦に入った。習志野市長選は新顔5氏の争いに、佐倉と流山の両市長選は現新の一騎打ちとなった。16市議選には総定数423人に、544人が届け出た。
◇
習志野市長選には、元市議三浦邦雄氏(67)=自民推薦=、元市議鴨哲登志氏(64)、元県議布施健太郎氏(39)=民主、国民新推薦=、元市議藤本一磨氏(45)=自民推薦=、元市議宮本泰介氏(38)=自民、公明推薦=のいずれも無所属の5氏が届け出た。自民は、異例の3氏を推薦した。
三浦氏は午前11時すぎ、同市屋敷4丁目の事務所前で第一声。「安心安全で、親子が暮らせるまちを取り戻す」と訴えた。市街地が液状化した問題にも触れ、「市役所新庁舎建設の動きがあるが、建設予算を液状化対策など震災対策に使うべきだ」と訴えた。
鴨氏は藤崎5丁目の事務所前で出陣式。支援者ら約250人が訪れた。鴨氏は、市立幼稚園、保育園の統合について、「現市政は利権型。統合にも莫大(ばくだい)な予算がかかる」として見直しを表明。震災については、「市が被害の全容を把握していない」と批判した。
布施氏が本大久保1丁目の事務所前で開いた出陣式には、民主党の国会議員や県議が駆けつけた。布施氏は自身も被災して上下水道が1週間以上使えなかったことに触れ、「市内の復興には100億円が必要。国や県とのパイプがあるのは私だけだ」と強調した。
藤本氏は京成津田沼駅近くで出陣式。自民党習志野市支部長の佐藤正己県議らが駆けつけ、後継者擁立に絡み、荒木勇市長を批判した。藤本氏は「子供たちに財政のツケをまわさないために、新しい制度、仕組みをつくり市政を大きく変えていきたい」と訴えた。
宮本氏の陣営は京成大久保駅近くで約650人を集めて、出陣式を開いた。荒木市長、自民の石井準一参院議員、公明の富田茂之県本部代表らが応援に駆けつけた。宮本氏は「人と人の信頼関係の構築を根本に、街づくりを進めたい」と語った。
◇
流山市長選は3選を目指す井崎義治氏(57)=無現=と、3度目の挑戦となる大作浩志氏(53)=無新=の対決になった。
井崎氏は午前11時から同市加の選挙事務所で支持者を前に、「長寿社会を支える成長戦略」が必要だとしたうえで、若い人に来てもらえる「子育て環境づくり」と「市に合った企業誘致」などを訴えた。
大作氏は、3回連続で自ら市選管に立候補を届け出た。自宅にある選挙事務所前で、「市長給与の半減と退職金ゼロ。無駄を省き、住民税を10%減税する」と第一声を上げ、掲示板へのポスター張りに出た。
◇
佐倉市長選は、現職でゴルフ練習場会社役員蕨(わらび)和雄氏(61)と、新顔で元県議密本俊一氏(64)=自民推薦=の2氏がいずれも無所属で届け出た。
蕨氏は同市先崎の事務所前で出陣式。約450人を前に防災施策の充実に言及した後、福祉施策をさらに進めることや青少年の育成などを掲げた。少子高齢化による市税の減少を見越し、「優良企業の誘致、地場産業や観光産業の育成を図りたい」と訴えた。
同市臼井台の事務所前での出陣式で、密本氏は約300人を前に「公約は何としても実行する」。中学3年までの医療費無料化や特養の待機者ゼロ、市長給与の3割減などの実現を訴えた。「疲弊した地域経済の立て直しに必要」として、市民税5%減も掲げた。
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:
チバQ
:2011/04/18(月) 22:02:36
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20110418/CK2011041802000060.html
3市長・8市議選が告示 高崎市長 4氏の争いに
2011年4月18日
統一地方選の後半となる三市長と八市議選が十七日、告示された。高崎市長選は新人四人による激戦、館林、桐生の両市長選はともに現職と新人の一騎打ちとなった。市議選は全二百六議席に二百四十八人が立候補し、みどり市議選は無投票当選が決まった。十九日告示の五町村長選、十三町村議選、一村議補選とともに二十四日に投開票される。
高崎市長選には、元県立女子大学長の富岡賢治氏(64)、元市議会議長の松本基志氏(51)、元会社員の寺田昌弘氏(42)、元県議の中島篤氏(56)の無所属新人四人が立候補した。富岡、松本、中島の三氏がほぼ横一線の混戦の模様だ。
富岡氏は高崎神社で必勝祈願し、市中心部などを遊説。群馬音楽センターを満員にして出陣式を開き、高崎市区の県議や連合群馬幹部らが出席した。壇上に若者たちが並び、女性アナウンサーが対談するなど無党派層を意識した構成。富岡氏は「東日本大震災の被災者の復興に最善の努力をして、影響を受けた事業者や市民の経済活動も全身全霊で守る」と決意表明した。
松本氏は護国神社で必勝祈願し、支援を受ける各市議の選挙事務所などを回った。同神社での出陣式には、高崎市区の県議や自民党関係者、市議らが出席。「震災を受けて防災対策をしっかりやることが大切。災害の際はラジオ高崎から正確な情報を提供する。高崎信用金庫の職員として市民と触れ合ってきた経験により、市民の声を街づくりに生かしたい」と主張した。
中島氏は地元・浜川町一帯の神社で必勝祈願し、近くの事業所で出陣式と第一声。県内の参院議員や自民党の元衆院議員、各地の県議らが駆け付けた。「市議、県議で都合十六年間、市にお世話になった。震災は国難。県議として取り組んできたが、市民の命と財産を守りたい。大沢(正明)知事や国政の先生、県議の方々とともに働かせてほしい」と呼び掛けた。
寺田氏は必勝祈願や出陣式はせず、高崎駅前や高崎公園などを徒歩で知人ら四人とともに回り、震災被災者の救済などを訴えた。 (菅原洋)
◇
桐生市長選には、現職の亀山豊文氏(60)と新人で貸家業の海老根篤氏(64)の無所属二人が立候補した。
亀山氏は午後四時半から東二の事務所で出陣式。「マニフェストに掲げた三十八項目の約八割が実行済みか実行中だ」と一期目の成果を強調し、実現できなかったみどり市との合併は「引き続き頑張る」と意欲を示した。東日本大震災の経験から市民への情報伝達や、子育て支援、産業振興などに力を入れ「活力、安心、未来、飛躍」を訴えた。
海老根氏はこの日夕、市選管に立候補を届け出た。公約に「桐生広域圏の分断の放置を阻止する」ことなどを掲げた。市が新里・黒保根の旧二村と飛び地合併したために生じた分裂状態の解消を訴える。 (中山岳)
◇
館林市長選には、再選を目指す現職の安楽岡一雄氏(63)と新人の元運送会社員小曽根光男氏(61)の無所属二人が立候補し、六年ぶりの選挙戦となった。
安楽岡氏は、代官町の長良神社で必勝祈願祭を行った後、選挙カーで市内遊説。午後三時半、富士原町の富士嶽神社で出陣式。大沢正明知事や国会議員、周辺市町長らが出席する中、「安全安心なまちづくりを着実に進めることが私の仕事」と訴えた。
小曽根氏は、午前九時前に市選管事務局を訪れ、立候補を届け出。市中心部で選挙ポスターを貼って回った。同十一時、本町の東武館林駅前で街頭演説し「無投票では市民の意識が停滞する。公に戦って(市民に)意思を表明していただきたい」と求めた。 (川口晋介)
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チバQ
:2011/04/18(月) 22:03:20
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20110418/CK2011041802000055.html
足利市長をめぐる勢力図の行方注目 市政運営の転換点にも
2011年4月18日
足利市議選は、大豆生田実市長をめぐる市議会の勢力図の行方に注目が集まる。大豆生田市長が二〇〇九年五月に就任した当初はほぼオール野党状態だったが、徐々に融和。今回の改選が市政運営の大きな転換点になる可能性がある。
大豆生田市長はこの日、ある新人男性の出陣式であいさつ。同じ地区から出馬した現職は市長と距離を置いており、現職の陣営は「厳しい戦いになる」と緊張感を漂わせた。親・反市長派の構図は市民の関心も高く、新人女性は「多くの人からどちら派か聞かれ、驚いた。派閥に属さず、是々非々の立場を貫きたい」と話していた。
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チバQ
:2011/04/18(月) 22:04:14
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20110418/CK2011041802000045.html
和光市議選 「改援隊」めぐり舌戦 定数4減 候補者絞った党も
2011年4月18日
定数が前回から四減の一八となった和光市議選は、二十二人が立候補。現職十三人に対し、松本武洋市長が副代表の地域政党「埼玉改援隊」推薦の四人を含む新人九人が挑む構図で、各候補は住宅地や商店街に選挙カーを走らせて支持を訴えた。
改援隊推薦の四候補の出陣式では松本市長とともに、改援隊の支援を受け、十日投開票の県議選で圧勝した井上航(わたる)氏が応援演説。四候補は、その勢いに乗ろうと政策の訴えに力を込めた。松本市長は「推薦候補は言いたいことを縛られるのではなく、(市長とは)別の視点で言っていただく」と、改援隊は自らの「与党づくり」ではないと強調。市長と是々非々の関係で議論できる議会を目指そうと訴えた。
だが、ある現職候補は「市長が改援隊で何をしようとしているのか分からない」と冷ややかな反応を見せた。
一方、保守系の新人候補は自民党参院議員と団地を回り、選挙直前まで東日本大震災の支援に取り組んだ経験から「安心安全のまちづくり」を訴えた。それぞれ現職が四人いる公明、共産両党は、定数減から候補者を三人に絞り込み、実績をPRした。 (鈴木賀津彦)
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チバQ
:2011/04/18(月) 22:06:04
>三宮氏は、改修工事着工目前の駅西口広場で出陣式を開いた。市議会の会派仲間がそろい、民主党参院議員や改修計画に反対する住民グループも駆け付けた
>近隣首長や自民党県議を招き、選挙事務所前で出陣式に臨んだ石津氏は「減税できるまでに財政健全化を果たし、県内有数の財政状況に発展させた。今後四年間で、北本に住んでよかったと思えるファーストクラスのまちをつくる」と宣言
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20110418/CK2011041802000047.html
北本市長選 減税と西口再開発争点 現職と新人一騎打ち
2011年4月18日
北本市長選は、無所属新人の元市議三宮幸雄氏(60)と、三選を目指す無所属現職の石津賢治氏(46)の一騎打ちとなった。争点は、石津氏が全国三番目に実施を決めた個人市民税10%減税や、JR北本駅西口広場改修工事計画の是非だ。石津氏は減税について「財政を立て直した成果」とアピールするが、石津氏に対し、三宮氏は「財政は厳しい。余分な金があるなら被災地へ」と反対している。
三宮氏は、改修工事着工目前の駅西口広場で出陣式を開いた。市議会の会派仲間がそろい、民主党参院議員や改修計画に反対する住民グループも駆け付けた。
三宮氏は「町を歩くと『この大震災の折、(工事の)補助金は国へ返すべきだ』という声を聞く。それが、つながろうニッポン、だ。わが町だけ豪華な屋根、ライトアップした駅前が必要か。ライトアップした途端に節電ですよ。無駄をなくし、市民主役の市政を」と訴え、拍手喝采を受けた。
近隣首長や自民党県議を招き、選挙事務所前で出陣式に臨んだ石津氏は「減税できるまでに財政健全化を果たし、県内有数の財政状況に発展させた。今後四年間で、北本に住んでよかったと思えるファーストクラスのまちをつくる」と宣言。
さらに語気を強め、「『二番手じゃいけないんですか』『最小不幸社会』『エコノミー(クラス)でいい』。そんな半端なことを言ってるから、世の中は良くならない」。石津氏のファーストクラスに対抗し、「エコノミー」が持論の三宮氏をけん制した。
石津氏が市民税減税を打ち出したのは昨年八月。河村たかし名古屋市長が起こしたブームに後押しされた面も大きかった。今も「不景気のこの時代にありがたい」と話す市民がいる一方、ある市議は「東日本大震災を経て市民の考え方は変化し、減税は心に響かない」と感触を語る。
県内では東日本大震災後初となる首長選挙。3・11後の市政をどちらの価値観に託すのか、市民の選択が注目される。 (柏崎智子)
3544
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チバQ
:2011/04/18(月) 22:08:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110418-00000086-mailo-l12
’11統一選ちば:3市長・16市議選告示 防災対策も争点に 24日投開票 /千葉
毎日新聞 4月18日(月)12時36分配信
統一地方選第2ラウンドの3市長選と16市議選が17日告示され、市長選には計9人が、市議選には定数423に対し544人がそれぞれ立候補し、すべてで選挙戦に突入した。東日本大震災で被災した自治体も含まれ、防災対策が重要な争点の一つとなりそうだ。また、液状化被害を理由に県議選の投開票を行わなかった浦安市選管は、「災害復旧のめどが立った」との松崎秀樹市長の判断を受けて市議選を告示した。市長選は、習志野▽流山▽佐倉。市議選は、銚子▽市川▽船橋▽館山▽木更津▽成田▽佐倉▽習志野▽勝浦▽流山▽鎌ケ谷▽浦安▽印西▽白井▽富里▽山武−−の各市で、24日に投開票される。【森有正】
◇新人5人の戦い−−習志野市長選
立候補したのはいずれも無所属で新人の、元市議の三浦邦雄氏(67)=自民党推薦▽元市議の鴨哲登志氏(64)▽元県議の布施健太郎氏(39)=民主、国民新党推薦▽元市議の藤本一磨氏(45)=自民党推薦▽元市議の宮本泰介氏(38)=自民、公明党推薦−−の5人。現職の荒木勇市長(73)は引退する。
政権与党の推薦を受ける布施氏や、市民党的立場で市長に批判的な鴨氏に対し、自民党は宮本、藤本、三浦3氏を推薦。宮本氏は荒木市長、藤本氏は自民党の佐藤正己県議の支援を受け、三浦氏も市議6期の経験を生かしてしのぎを削り、選挙戦の構図は複雑だ。
同市は震災で埋め立て地を中心に液状化の被害を受け、震災対策と財源確保が緊急の課題。下水道など当面の復旧を急ぐ一方、公共施設の耐震化など時間をかけた震災対策をどう進めるかが問われている。
しかし、800億円の借金に加え税収減や生活保護費の増加などで財源確保は難しい。5人は、防災対策や安全安心のまちづくりを訴えている。
◇ ◇
赤い防災服姿の三浦氏は同市屋敷4の事務所での出陣式で「(市民は)液状化に耐えている。新庁舎は今は造るべきではない」と反対の姿勢を表明。京成大久保駅近くで荒木市長を「今は市民の利益を重視しているとは思えない」と批判した。
鴨氏は同市大久保1のスーパー前で第一声。保育所と幼稚園の統廃合や民営化をストップし、新年度予算の組み替えで震災復旧費を捻出すると主張。現市政に批判的な立場を鮮明にし、「市民が政治の中心になる体制を」と呼びかけた。
布施氏は同市本大久保の事務所前で出陣式に臨み、「学校の耐震化を任期中に完了させる」と主張。「震災復興と災害対策の財源確保に国と県との連携は不可欠。パイプがあるのは私しかいない」と政権与党の後ろ盾をアピールした。
藤本氏は同市津田沼3の事務所前で約300人を前に出陣式。厳しい財政や震災復興で100億円の捻出が必要と指摘し、「市政は運営から経営の時代。子にツケをまわさないためにも(幼稚園の)経営感覚を生かしたい」と呼びかけた。
宮本氏は京成大久保駅近くの駐車場で出陣式。荒木市長、自民党の石井準一参院議員、公明党の富田茂之県本部代表ら支持者約650人が出席。38歳の若さを強調し、「新しい未来に向けてのまちづくりを」と訴え、自転車で市内を回った。【橋本利昭、味澤由妃、山縣章子】
◇現新の2人、防災服で支持訴え−−佐倉市長選
再選を目指す現職の蕨和雄氏(61)と、元県議の新人、密本俊一氏(64)の2人が立候補を届け出た。
両陣営とも最初に東日本大震災の犠牲者に黙とうをささげ、防災服姿で支持を訴えた。
蕨氏は、市内先崎(まっさき)の事務所に地元の衆院議員や近隣自治体の首長などを招き、集まった支援者約450人に向けて第一声を上げた。福祉の充実や青少年育成、産業振興などのほか、防災政策の拡充などを掲げ、「市民の目線に立ち、希望に満ちた佐倉市をつくりたい」と訴えた。
密本氏は、京成臼井駅近くの事務所で支持者約300人を集めて出陣式を開いた。市内でも家屋倒壊などの被害が出たことに触れ、「災害に強い街づくりをしたい」と強調。「財政再建のために市長給与を減額し、議会、市職員の定数削減にも取り組みたい」と支持を呼びかけた。【斎川瞳、山田泰正】
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チバQ
:2011/04/18(月) 22:08:43
◇現新の2人、第一声は対照的に−−流山市長選
3選を目指す現職の井崎義治氏(57)と、3回連続の挑戦となる新人の大作浩志氏(53)の2人が立候補し、選挙戦に突入した。
井崎氏は午前11時から、同市加(か)4の事務所で出陣式。地元選出の国会議員や周辺市の市長らが応援に駆けつけ、同日告示された市議選の候補7人も顔をそろえた。「長寿社会を生き抜く成長戦略で、もっと1円まで生かす市政を徹底したい」と意気込んだ。
大作氏は自ら立候補を届け出た後、午前10時ごろ同市小屋の自宅で報道陣を前に決意表明。「自ら模範を示して市長給与を半減し、行財政改革を進める。高齢者対策に力を入れ、1人暮らしのお年寄りの安全を見守りたい」と持論を展開した。【西浦久雄】
◇前市長の評価が争点 定数21に28人−−白井市議選
白井市議選(定数21)には現職19人、新人9人が立候補を届け出た。北総鉄道への補助金の是非と、市議会が不信任を突きつけた前市長に対する支持・不支持が主な争点。市議選の結果は5月22日投開票の市長選にも影響を与えそうだ。
市議会と横山久雅子前市長(60)は昨年3月以降、県と沿線6市が協調して支出する北総線運賃値下げのための補助金を巡って対立。市議会は10年度予算案から補助金を削除し、横山氏が昨年10月に専決処分した。今年3月には議会が11年度の補助金も削除し、市長不信任案を16対4で可決した。横山氏は4月8日に失職したが、市長選再出馬を表明している。【早川健人】
◇新市初、旧2村議も 定数24に40人激戦−−印西市議選
昨年3月に印旛村と本埜村が編入合併して誕生した新「印西市」の初めての議員選も告示され、定数24に40人が立候補した。
旧2村議は合併時に「在任特例」が適用され、全員が新市の議員となっていた(任期は旧印西市議の任期満了まで)。人数は旧印旛村議12人、旧本埜村議8人で、旧印西市議24人と合わせて計44人。
旧2村議は特例で「現職」となっているが、印西市議選では「当選回数なし」で今回の選挙に臨む。
新市の定数は旧市と同数。今回の選挙は在任特例で膨らんだ分を元通りに絞り込むもので、旧3市村の有権者や候補の思惑も複雑に絡み、厳しい生き残りをかけた戦いとなる。【山縣章子】
◇「声を出すのも気を使う」 液状化には自転車で−−浦安市議選
拡声機の音量も控えめで−−。投票が見送られた県議選から一転、どうにか無事に告示された浦安市議選(定数21)。各陣営とも被災した市民の神経を逆なでしないよう細心の注意を払い、選挙戦をスタートさせた。
ある無所属候補。選挙事務所が液状化で使えなくなり、急きょ市内のJR京葉線高架下の駐車場を借りて午前中に出陣式。候補はスタッフ約50人とともに「頑張るぞ!」と叫び、選挙カーに乗った。記者も同乗した。
第一声の場所へ向かう途中、候補は「災害に強いまちを作ります。浦安の輝きを取り戻します」。マイクの音量も、訴える頻度も控えめ。通行人に笑顔であいさつして手を振りながら、「声を出すのも気をつかうなあ」とつぶやいた。
車は液状化による段差で何度も「ドスン、ドスン」と揺れる。車では被害の少ない地域の大通りしか回れず、各陣営と何度もすれ違う。「液状化のひどい地域は自転車で回るつもりです」
別の無所属候補。午前10時前、事務所にスタッフ15人前後が集まり、自転車のタイヤに空気を入れ、旗を縛りつけ……のんびりと準備する。同40分、候補は事務所前の出陣式で「実績を訴え、復興に全力を注ぎたい」と声を張り上げ、自転車にまたがった。お付きのスタッフは4人。記者も自転車を借りた。
同11時ごろ。最も液状化の激しい地区で、自転車をこぎながら「選挙どころではないのは理解しておりますが、復興のためにも大事な選挙です」。ブロック塀が沈み込んでいる家もあるが、「頑張って」と声がかかり、反応はまずまず。
同11時半過ぎ、JR京葉線新浦安駅前に到着。舗装がでこぼこで走りづらい。候補はしばらく自転車を引きながら徒歩遊説。午後1時、昼休みで事務所へ。「やはり街に元気がない。震災の影響は大きい。市民の関心は決して低くはないと思うが、投票に結びつくのか……」。不安そうに言った。【黒川晋史、駒木智一】
◇鋸南町長・5町議選、あす告示
統一選第2ラウンドの鋸南町長選と5町議選が19日告示される。投開票は、17日告示の市長選、市議選と同じ24日。
鋸南町長選はこれまでに現職と新人各1人が立候補を表明し、一騎打ちとなる公算。町議選は、酒々井町(定数16)▽多古町(14)▽横芝光町(18)▽長南町(14)▽鋸南町(12)−−で、総定数74人に対し90人前後が立候補する見通し。
一方、大網白里町議補選(改選数4)も19日告示・24日投開票で行われる。【森有正】
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チバQ
:2011/04/18(月) 22:12:11
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20110418-OYT8T00092.htm
新人の三つどもえ戦 平塚
平塚市長選は、元衆院議員秘書の柏木徹候補(48)、元市議会議長の落合克宏候補(53)、市料理飲食業組合連合会副会長の水嶋一耀候補(67)の3新人による争い。柏木候補と落合候補は無所属、水嶋候補は県内市長選で初めて減税日本の公認を受けた。
柏木候補は午後2時から、同市四之宮の平塚中央青果卸売市場で出陣式。支持者らを前に、「市長を目指す者にとって一番大切なことは、市民の命を守ることだと痛感した」と被災地の宮城県石巻市を訪問した経験を披露。市の防災対策の遅れを指摘し、「4年間で市職員を200人、行政コストを25億円削減し、防災対策に充てる」と強調した。
これに先立つ午前10時、落合候補も同市場で出陣式。「生まれ育ったまちを活発にしようと思い手を挙げた。市防災課にいた経験を生かして防災対策、特に津波対策には力を入れたい」と力強く決意表明した。落合候補は商工、農業関係団体、連合神奈川などから推薦を受け、会場には民主党の勝又恒一郎衆院議員や県議らが応援に駆けつけた。
水嶋候補は午前11時、JR平塚駅近くのホテル前で第一声。「1800億円の借金を抱える市が、新市庁舎建設に126億円を投じようとしている。借金の返済に30年かかり、子どもたちにツケが回る」と凍結を訴えた。「10億円で市庁舎を耐震補強し、残りで幼稚園や保育園、公民館などの施設を耐震補強したい」と、早急な対策を強調した。
(2011年4月18日 読売新聞)
3547
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チバQ
:2011/04/19(火) 22:32:40
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110419/stm11041922190005-n1.htm
さいたま市議会、新会派構成決まる
2011.4.19 22:18
さいたま市議会の新しい会派構成が19日、明らかになった。任期が始まる5月1日に正式に決定する。
最大会派の自民は無所属議員が1人入り、20人に。民主党・無所属の会は、無所属議員が会派を離脱したため、党が公認した議員13人で構成する「民主党」と改称する。
公明、共産はそれぞれ11人、7人の構成。無所属会派「みどりの風」の3人と諸派「さいたま未来」の1人、みんなの党の1人と民主党・無所属の会を離脱した無所属議員2人の計7人は合流し、新会派「改革フォーラム」を結成する。このほか、無所属が2人。
3548
:
名無しさん
:2011/04/19(火) 22:34:19
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20110419ddlk19010143000c.html
県議会:自民系3会派、統一話が決裂 /山梨
県議会の自民系3会派の議員らが18日、甲府市内で、統一会派結成に向けた会合を開いたが、決裂した。明全会の丹沢和平議員が「議会は議論して、多様な意見を出す場所。会派を一本化して意見集約することは議会の本旨から外れる」と反対し、会派を統一しないことが決まった。
統一を呼びかけた前島茂松議員(自民党政友会)は取材に対し「今回はまとまらなかったが、近い将来、話し合いを再開したい」と話している。
現在、自民系会派は自民党政友会、県民クラブ、明全会に分かれている。さらに、別の会派を作る動きもある。【小林悠太】
3549
:
チバQ
:2011/04/21(木) 00:09:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110420-00000128-mailo-l10
’11統一選:5町村長選・13町村議選告示 3町村長選で選挙に /群馬
毎日新聞 4月20日(水)12時42分配信
◇13町村議選に187人 無投票は3選挙区
統一地方選第2ラウンドの5町村長選と13町村議選が19日告示された。榛東村長選、吉岡町長選にはそれぞれ現職と新人1人が立候補。川場村長選は現職と2新人の争いになった。神流町長選と嬬恋村長選は現職の無投票当選が決まった。一方、町村議選には計166議席に187人が立候補。中之条町議選六合区、長野原町議選、高山村議選は無投票となり計22人が当選した。榛東村議補選(改選数1)には4人が立候補した。投開票日は24日。
◇榛東村長選、現職に新人が挑む
8年ぶりの選挙戦となった榛東村長選は、現職で3選を目指す真塩卓氏(64)と、新人で元村議の阿久沢成実氏(67)が立候補を届け出た。
真塩氏は午前8時半から同村新井の大山祇(おおやまづみ)神社で必勝祈願後、近くの集会所前で第一声。「健康で元気な村づくりのために一生懸命頑張りたい」と支持を求めた。公約には▽第5次村総合計画の推進▽予防を重視した医療の充実▽主要幹線道路と村道をつなぐ道路網整備−−などを掲げる。
阿久沢氏は午前9時半から同村山子田の常将(つねまさ)神社で、必勝祈願後に第一声を上げた。公約には村長、副村長、教育長の給与3割カットや給食費の半額補助などを掲げており「先人たちが育ててくれた自然や文化、財産を若い人たちに譲るためには、村政を見直さなくてはいけない」と訴えた。【喜屋武真之介】
◇吉岡町長選、現新2氏の対決
吉岡町長選は、再選を目指す現職の石関昭氏(70)と、新人で元町課長の柴崎徳一郎氏(63)の一騎打ちになった。前回07年と同じ顔ぶれによる因縁の対決で、前回は石関氏がわずか295票差で制した。今回も激戦が予想される。
石関氏は午後2時からの事務所開きで「東日本大震災という未曽有の危機を乗り越えるには、行政運営の経験が必要」と町議3期、町長1期の実績をアピール。公約として道の駅「よしおか温泉」への電気自動車の充電所設置などを掲げる。
柴崎氏は午後1時半から事務所開きし「町民が生きがいを持ち安心して暮らせる町づくりに励みたい」と訴えた。保育園待機児童の解消や、小中学校の給食費無料化、学童保育の対象年齢引き上げなどを掲げ、支持拡大を図っている。【塩田彩】
◇川場村長選、20年ぶり選挙戦
川場村長選は、新人で元村議会議長の星野善平氏(61)▽3選を目指す現職の関清氏(76)▽新人で元雑貨輸入業の矢部登美江氏(51)−−が立候補し、20年ぶりの選挙戦になった。
星野氏は午前11時から選挙事務所前で出陣式を開き「若い人が将来も暮らしていける村づくりをしたい」と訴えた。公約には、サルなどの有害鳥獣による農業被害の対策強化や里山の森林公園整備などを掲げる。
関氏は東京都世田谷区との交流事業の推進や農産物のブランド化などを訴える。午前9時から選挙事務所前で出陣式を開き、「やり残したことが数多くある。日本一の村づくりに再挑戦したい」と支持を求めた。
矢部氏は正午前に立候補を届け出た後、取材に「村が一つになれるように、行政が本来の姿に戻れるようにしたい」と話した。選挙期間中、遊説の予定はなく、組織改革などの主張を掲載したチラシを配布する。【新井敦】
◇2首長選は無投票
◇神流町長選、宮前氏3選
神流町長選は、現職の宮前鍬十郎氏(71)以外に立候補の届け出がなく、無投票3選が決まった。
宮前氏は地元の八幡宮に必勝祈願後、町内を遊説し、午後4時過ぎから事務所開き。無投票当選の連絡が入ると、支持者から歓声が上がった。宮前氏は「少子高齢化の中で福祉を充実していきたい」などと抱負を述べた。【畑広志】
◇嬬恋村長選は熊川氏が再選
嬬恋村長選は、現職の熊川栄氏(63)以外に立候補の届け出がなく、無投票で再選が決まった。
遊説から戻った熊川氏は午後5時、選挙事務所で当選の連絡を受けると、支援者と握手を交わし万歳三唱。「お年寄りが健康で長生きでき、若い人が安心して子供を産める地域社会を作るために全力で頑張る」と抱負を述べた。【角田直哉】
3550
:
チバQ
:2011/04/21(木) 00:10:51
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20110420-OYT8T00113.htm
3町村長選で選挙戦
神流、嬬恋は現職無投票
出陣式で気勢を上げる支持者ら(19日、吉岡町で) 統一地方選後半の5町村長選と13町村議選、榛東村議補選が19日、告示された。首長選は、榛東村と吉岡町で現職と新人が各1人、川場村で現職と新人2人の計3人が立候補して選挙戦に突入。神流町は宮前鍬十郎氏(71)、嬬恋村は熊川栄氏(63)の両現職が無投票で当選した。町村議選は、総定数166に187人が立候補し、長野原町(定数10)と高山村(定数10)、中之条町の六合選挙区(定数2)が無投票。榛東村議補選は欠員1に4人が出馬した。いずれの選挙も24日に投開票が行われる。
■吉岡 因縁の対決再び
吉岡町長選は、再選を目指す石関昭氏(70)と、元町課長柴崎徳一郎氏(63)の一騎打ちとなった。両氏は4年前にも新人同士で激戦を繰り広げている。
石関氏は同町南下で事務所開きを行い、支持者を前に、「県下でも指折りの人口増の町に発展している」と実績を強調。4月策定の町第5次総合計画に触れ、「JR上越線の新駅実現のため、もう1期仕事をさせて下さい」と訴えた。
柴崎氏は、同町大久保の事務所で出陣式を行った。特別職の報酬削減や、議員定数の是正などを実施した上で健全な財政を確立することを公約に掲げ、「同志みなさまの力を借りて必ずや勝利したい」と訴え、前回選挙の雪辱を誓った。
■榛東 8年ぶり選挙戦
榛東村長選は、現職で3選を目指す真塩卓氏(64)と、新人で元村議会副議長の阿久沢成実氏(67)が立候補。選挙戦は、真塩氏が初当選した時以来の8年ぶりとなる。
真塩氏は、村内の集会場で行った第一声で、「財政の安定化や小中学生の医療費無料化を実現させた」などと8年間の実績を前面に押し出した。日赤病院の近隣への誘致、駒寄インターチェンジを活用した道路網整備などを公約に掲げた。
阿久沢氏は、自宅前の駐車場で出陣式。村長、副村長ら3役の給与を30%削減して村の財政を立て直すと訴えた上で、「活性化には企業誘致と道路整備が不可欠。道の駅を誘致し、福祉や医療、教育施策を強化したい」と力説した。
■川場 現新三つどもえ
川場村長選は、前村議会議長の星野善平氏(61)、3選を目指す現職の関清氏(76)、元雑貨輸入会社社長の矢部登美江氏(51)が立候補を届け出て、三つどもえの争いとなった。選挙戦が行われるのは、1991年以来20年ぶり。
星野氏は自宅隣の事務所前で出陣式を開き、「若い者が将来の村づくりの先頭に立つべきと背中を押された」とあいさつ。「後継者問題や獣害対策、水と環境をテーマにした村の将来像に取り組みたい」と支持者に訴えた。
関氏は、先の県議選で当選した星野寛、金井康夫両氏や近隣の町村長ら大勢の支持者を集めて出陣式。「農業と観光、森林を生かした自主自立の村づくりや、子育て支援などを柱に、日本一の村づくりに再挑戦したい」と意気込んだ。
矢部氏は、ほかの2候補の出陣式を訪れて主張を聞いた後、届け出を済ませた。街頭演説などは行わないといい、有権者に配るチラシを準備。取材に対し「この村が一つになり、行政が本来の姿を取り戻せるようにしたい」と語った。
(2011年4月20日 読売新聞)
3551
:
チバQ
:2011/04/21(木) 00:13:31
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1104200011/
統一地方選:茅ケ崎市長選、建て替えか耐震補強か…市庁舎問題が対立軸に/神奈川
2011年4月20日
市長選ではその手法をめぐり、各候補の主張は分かれている=3月11日、市役所西側の駐車場
3選を目指す現職に対して新人2人が挑む構図となった茅ケ崎市長選。耐震性に課題を抱える市役所本庁舎への対応が対立軸となっている。建て替えを推進する現職に対し、耐震補強を主張する2新人。その舌戦は日に日に激しさを増している。3月11日に発生した東日本大震災で注目度が増した防災対策の一環だけに、大震災が選挙の結果にどのような影響をもたらすのかも注目される。
市役所本庁舎は1974年に完成。鉄骨鉄筋コンクリート造りなどの複合構造で、市は海岸に近い地域特性から耐用年数を60年と定めた。旧耐震基準で建てられ、耐震性に課題のある本庁舎について、市は2008年3月に策定した「公共施設整備・再編計画」で、「他の公共施設との複合施設として建て替えを行う」との方針を示した。その後の経済情勢の悪化が財政を直撃し、市は計画を見直し。新庁舎の規模を縮小し、事業費を72億円に削減する一方、市民の利便性や費用対効果の観点などから従来通り、建て替えと結論づけた。
これに異議を唱えて市長選に出馬しているのは、ともに新人で元市議の永田輝樹さんと、学校法人理事の藤間明男さん。安全性を確保する手法は耐震補強を選択すべきだとの意見だ。
永田さんは「耐震補強なら短い期間で済む」と主張。震度7に対応できる補強を行い、差額を他の公共施設の耐震性確保などに振り分ける考えを示している。藤間さんは街頭で「建て替えには80億円、調度品を含めれば100億円掛かる」と、投資の一極集中を批判。市民の命を守るとして緊急避難場所の確保を訴える。
市長選告示前の公開討論会でも、この問題に対する質問が現職の服部信明さんに集中。藤間さんが「耐用年数が残っているのに、建て替える理由は」と質問したのに対し、服部さんは「施工時に問題があったのか、維持管理に問題があったのかを、市民に明確に説明する情報を今、持ち得ていない」と釈明。服部さんが初動体制を確立するため、新庁舎に災害直後から点検・補修することなく使用できる耐震性能を求めている点について、永田さんは「急を要すれば点検しながらも、初動を取らなければいけない。他(の施策)を犠牲にするのは疑問」と指摘。服部さんは「点検している間に初動体制が遅れ、犠牲になる命があったり、損失する市民の財産があったら、誰が責任を負うのか」と返した。
「正しい情報で判断してほしい」。これまで表立った反論を控えていた服部さんは告示後、2候補の主張に反論を始めた。街頭で「耐震補強もほぼ同じ時間がかかる」、「事業費は72億円」と説明。出陣式では「間違った情報を伝え、誤った方向に導こうとする動きがある。同じ政治家として許せない」と痛烈に批判した。
3552
:
チバQ
:2011/04/21(木) 00:14:15
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110420/chb11042022250012-n1.htm
復旧、長期市政の評価など争点複雑 習志野市長選
2011.4.20 22:23 (1/2ページ)
震災で下水道が破損したため、習志野市では菊田川に流れ込む生活排水を鋼矢板で区切り、一時的に浄化する簡易処理施設の設置工事を進めている。復旧に向けての財源確保が大きな課題となっている(石井那納子撮影)
統一地方選の後半戦で行われる千葉県内の3市長選のうち、佐倉、流山の両市長選は現職対新人の一騎打ちとなり、現市政への評価が大きな争点となっている。一方、習志野市長選は新人5人が立候補。東日本大震災に伴う復旧・復興対策をはじめ、市内の再開発事業といった市政課題に加え、5期20年にわたる現市政の継承に対する賛否や候補者3人を推薦した自民への評価など、争点が複雑に絡み合った構図となっている。
復旧に100億
東京湾沿岸地域を中心に液状化の被害が確認された習志野市。街を歩くと、道路が所々、隆起するなど今も震災の爪痕が残る。特に深刻なのは下水道の破損だ。
一部地域から出される生活排水は、現在も市内を流れる菊田川を経由し、東京湾に流されていることが問題になった。下水道施設は復旧しておらず、市では応急措置として、菊田川の中に汚水をためるプールを設置し、上澄みを消毒して東京湾に流している。
周辺の住民からは悪臭を指摘する声が上がる。香澄地区の中村都子さん(61)は「あまり注目されないが、排水を出さずに生活はできない。一刻も早く元の生活に戻りたい」と事態の改善を求める。
市では、下水管が使用できる暫定復旧までに3カ月以上、本格復旧には1年以上かかるとみている。とりわけ深刻なのが、少なくとも100億円かかるといわれる復旧費用。
厳しい財政状況の中、財源の目途はたっておらず、同地域を走る陣営は復興政策の訴えに力を入れる。
継承か刷新か
5期20年にわたり市政を担ってきた現職の荒木勇市長が引退を表明した。候補者5人はいずれも習志野市議の経験があり、荒木市政に対する評価は分かれている。荒木市長が推し進めたJR津田沼駅南口の大型開発など、市の発展に寄与したとして、荒木路線を踏襲する姿勢を示す候補者がある一方で、業者との癒着ぶりを批判し、市政の刷新を強く訴える候補者もいる。
また今回の市長選は、民主推薦と自民推薦の候補が立候補する「与野党対決」の構図として注目されている。ただ、自民は地域事情を考慮して、推薦する候補者を一本化せず、3人に推薦を出すという異例の判断をした。市民生活に密着した政策論争とは別に、政治的な対立構図が重なり、選挙戦は複雑な様相を見せている。
3553
:
チバQ
:2011/04/21(木) 21:43:03
>>3548
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110421-00000132-mailo-l19
議会:自民系2会派が統一 /山梨
毎日新聞 4月21日(木)12時33分配信
県議会の自民系3会派のうち2会派の議員ら17人が20日、統一会派「自民党・県民クラブ」を結成した。最大会派となる。代表の高野剛氏は「与党会派の一本化を多くの議員が望んだ」と話した。
統一会派を結成したのは、「自民党政友会」の8人と「県民クラブ」の7人、いずれも新人の塩沢浩氏(中巨摩郡選挙区)と斎藤公夫氏(南アルプス市選挙区)。当選10回の前島茂松氏(自民党政友会)と当選8回の中村正則氏(県民クラブ)は合流しなかった。
もう一つの自民系会派「明全会」は「議会は議論して、多様な意見を出す場所」(丹沢和平氏)として、統一会派には加わらなかった。30日からが任期の新県議会で、同会所属の議員は4人。今後、新人数人が加わる見込み。また、自民系議員らが新会派を作る動きもある。
自民系会派の分裂状態は06年から続いていた。07年の知事選後、「県民から自民党が分裂しているように思われる」として、統一への動きが出ていた。
一方、民主系「フォーラム政新」は名称変更を検討中で7人の見込み。「公明党」、「日本共産党」は1人ずつのまま。【小林悠太】
4月21日朝刊
3554
:
チバQ
:2011/04/21(木) 22:02:30
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2011/04/21/11.html
県議会 自民系17人が新会派
ベテラン外し最大勢力
山梨県議会の会派再編で、当選5回以下の自民党系県議17人が20日、新会派「自民党・県民クラブ」を結成することで合意し、県議会事務局に会派結成届を提出した。新人を含め自民党県議17人のうち12人が名を連ね、県議会最大会派になることが確実。自民系では当選2〜4回の若手でつくる明全会も勢力拡大を目指しており、自民系勢力は分裂スタートとなる見通し。
新会派「自民党・県民クラブ」は現在3会派に分かれる自民系会派のうち、最大会派・自民党政友会の8人、第2会派・県民クラブの7人、新人2人で構成。代表に高野剛氏、副代表に清水武則、武川勉両氏が就任する。県議選で初当選した新人は斎藤公夫、塩沢浩両氏が参加している。
同日、昭和町内で会合を開き、新会派を5期以下で構成し、横内県政に与党的スタンスで臨むことを確認。高野氏は会合後、「5期以下の若い感覚を生かして議会の活性化を図り、与党として横内正明知事を支えたい」と話した。
新会派は、合流する自民系2会派の前島茂松氏(当選10回)と中村正則氏(当選8回)がメンバーから外れた形。“ベテラン外し”の動きに対し、中堅・若手で県議会や自民県連の主導権を握りたい思惑を指摘する声もある。
一方、県議選で初当選した桜本広樹、山田一功両氏は同日、新会派「希望」の結成届を県議会事務局に提出した。山田氏は「既存の会派から短期間で所属先を選ぶのは難しい。新人のフレッシュさを求める有権者の声も意識した」と説明。横内県政を支持するスタンスを取るという。
3555
:
チバQ
:2011/04/21(木) 22:15:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110421-00000102-mailo-l12
’11統一選ちば:後半戦を歩く 佐倉と流山市長選 新旧のまち一騎打ち /千葉
毎日新聞 4月21日(木)12時19分配信
◇「福祉充実」と「人口増対応」
江戸期の旧藩時代に栄え、歴史遺産に富む古いまち佐倉市。日本が人口減少に転じた中で人口急増に沸く新しいまち流山市。対照的な2市で一騎打ちの選挙戦が繰り広げられている。【斎川瞳、西浦久雄】
東日本大震災の被災地としてこれまでクローズアップされてこなかった佐倉市。それでも、市役所周辺を歩くと、屋根瓦が落ち、ブルーシートをかぶせた家々が痛々しい。市内の文化財の一部にも被害が出た。18日現在、住宅36棟が全半壊。一部損壊は307棟を数え、震災直後2万世帯が断水した。
17日の告示日。再選を目指す現職の蕨和雄氏(61)と元県議の新人、密本俊一氏(64)の2候補は、いずれも防災服姿での第一声で、支援者らと共に震災の犠牲者に黙とうをささげた。
震災後、防災対策を急きょ公約に挿入したことも共通する。蕨氏は「防災井戸の増設や施設の耐震強化、自主防災組織の完備を進める」、密本氏は「災害に強い街づくりのためのルールを作り、いざという時に備えたい」と訴えた。が、内容に大差はない。少子高齢化に伴う税収減少、保育所の待機児童や特別養護老人ホームの待機高齢者の問題にどう取り組むかなど、市政の課題は多い。
蕨氏は地元の医師会、農協を支持母体とするほか、民主党衆院議員の応援を受けている。密本氏は自民党推薦で、親交の深いみんなの党参院議員の後押しも受ける。
大きな争点がないだけに、両陣営とも「福祉の充実」を軸に選挙戦を展開している。
◇ ◇
ホームに立つと、目新しい巨大なマンション群が目に飛び込んでくる。震災の影響が小さかった流山市の流山おおたかの森駅。05年に開業したつくばエクスプレス(TX)で都心に直結され、人口が急増している。
改札口から通路で結ばれた大型ショッピングモール。通勤途中に駅で子供を預け、市内の保育所へバスで送迎する施設もある。子育てを応援する流行最前線のまちだ。
かつて都心へ向かうには鉄道やバスで松戸市か柏市に出てJR常磐線を使わなければならず、東京駅から30キロ圏だが開発は緩やかだった。松戸や柏の発展を横目に、都心直結の鉄道は長年の悲願だった。
そのTXが開通し、沿線の人口増への対応が迫られている。都内に通う共働きの子育て世帯が急増。15万人余りの人口は10年度末までの5年間に1万人増えた。過大な投資で将来にツケを回さないよう、保育所などの社会資本は適切な規模での整備が課題となっている。
3選を目指す現職の井崎義治氏(57)は第一声で「1円まで生かす市政」を訴え、市役所に設けた「マーケティング課」で民間の発想を重視する。これに対し、新人の大作浩志氏(53)は「行政はもっと地道なもの」と疑問視し、独自の選挙運動を進める。
4月21日朝刊
3556
:
チバQ
:2011/04/21(木) 22:17:37
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000821104210001
白井市議会・北総線問題で混戦に拍車
2011年04月21日
28人の候補者のポスターがずらりと並んだ掲示場を横目に駅に向かう通勤客ら=西白井駅
北総線の運賃値下げ問題に端を発し、市長の失職という異例の事態に陥っている白井市。現在行われている市議選でも、この問題が大きな争点となっている。
同市議選(定数21)の候補者は現職19人、新顔9人の計28人。うち、北総線の運賃問題で公費負担による5%値下げなどに反対する候補者13人が告示日の17日、のぼり旗を掲げて、北総線の白井駅、西白井駅の周辺などを練り歩いた。
市議選での統一行動はあまり例がない。ポスターにも、「適正な北総運賃を求める議員+αの会」と書かれた統一のマークを印刷している。現職候補の一人は「13人が結束しているというキャンペーン。選挙期間中、ずっとやるわけにはいかないが、有権者に対して強くアピールするためにやってみた」と話す。
前回2007年の候補者は24人だったが、北総線がらみで新顔が増えたことなどから、今回は定数より7人オーバーの狭き門だ。
北総線の運賃問題で、議会は賛成派と反対派に二分された。「県と沿線自治体の合意に基づき、応分の補助金を支出したうえで、さらなる値下げを求めるべきだ」と賛成派。反対派は「公金の支出はおかしいし、値下げ幅も足りない。京成からスカイアクセスの線路使用料を適正に支払ってもらえば、問題は解決する」と訴える。
これまで欠員1で賛成派と反対派が10対10。議長を出した方が少数派になったため、双方とも北総線問題で主導権を握ろうと躍起だ。ある現職候補は「候補者擁立の際、賛成派、反対派とも過半数を確保しようと動いた。そういう意味で前回より盛り上がりはある」と話す。
市議選の結果は、5月22日投開票の市長選にも影を落とす。市長選も北総線の問題が大きな争点となるが、市議会の勢力図がはっきりすれば、市政運営も大きく左右されるからだ。
北総線問題で二分されていた議会は、4分の3以上の賛成を必要とする市長の不信任決議では、構図が微妙に崩れた。北総線問題で横山久雅子市長を結果的に支えていた議員のほとんどが、市長が寄付行為などを巡って公選法違反の指摘を受けたことなどを理由に、不信任の賛成に回った。
横山市長は失職の道を選び、いち早く再選に向けて立候補を表明している。一方で、不信任を突きつけた経緯から、北総線問題の賛成派、反対派の双方がそれぞれ候補者の擁立を模索しており、三つどもえになる公算が大きい。ただ、市議選の結果次第で、追い風か逆風かがはっきり分かれるため、今のところ水面下での調整が続いている。(小松重則)
3557
:
チバQ
:2011/04/21(木) 22:18:46
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news1/20110421-OYT1T00253.htm
「品格に欠ける」市長選、ルール逸脱・過熱
. 選挙に強かった現職が退き、新人4人が出馬して24年ぶりに本格的な選挙戦となった群馬県高崎市長選。
各陣営の争いが過熱するあまり、陣営自ら「グレーゾーン」と認める手法の演説会を開催したり、ネット上で他陣営を中傷したりと、ルールから逸脱した活動が目立っている。市側の対応のまずさも拍車をかけており、市選管は「認識不足で、指導も行き届いていなかった」と不手際を認めている。
逸脱の始まりは、告示前の政策チラシの各戸配布だった。違法な事前運動と解釈される可能性があるため、告示3か月前からは自粛するのが通例だが、今回は複数の陣営が、2月以降も市内の広範囲で配布していた。市長選を連想させる内容も含まれ、陣営関係者は「他がやれば、やらざるを得ない。問題があるのは承知の上だ」と打ち明ける。
告示当日には、ある陣営が、大人数を収容できる市の公共施設で演説会を開催した。他陣営から「禁じ手だ」という批判が上がっている。
選挙期間中、候補者が「個人演説会」を公共施設で開催できるのは、公選法の規定で告示から3日目以降に限定される。そのため、ある陣営は、選挙期間中も例外的に政治活動できる政治団体をつくり、その団体の政策を訴えるための「政談演説会」という名目で告示日に演説会を開催した。
「政談演説会」では、候補者は選挙演説も出来るが、「候補者の活動は全体の中で限定的でなければならない」(総務省選挙課)。候補者の名前が入ったチラシの配布も禁止されている。
しかし、この陣営は、公選法で「個人演説会」にあたる「出陣式」の形式で演説会を進行。陣営関係者は「グレーゾーンだが合法だ」と主張するが、会場では、候補の名前が入った政策ビラを来場者に手渡していた。市選管は「配布は違反になる」と指摘しており、陣営の広報責任者は「会場で(チラシの合法性を証明する)証紙を貼る作業をしていたが、適法かどうか確認しないまま渡してしまった」と釈明している。
この演説会について、市選管は「告示2日前、開催方法について事前によく説明するよう県選管から連絡を受けていたが、各陣営に指導せずに放置していた。申し訳ない」と謝罪。会場を貸した施設の責任者は「事前に貸与してよいか選管に確認しなかった。公平性を疑われる対応で反省している」と話している。
ほかにも、候補者個人のブログに支援者が他陣営を中傷する書き込みをし、削除せずに放置したり、「名刺」を装った法定外の政策チラシを配布したり。「品格に欠ける活動が多くて恥ずかしい」(陣営幹部)という声も内部から上がる。
「自主投票」というある団体の幹部は「中核市のトップを決める選挙で盛り上がるのは分かるが、情けない。良識ある有権者は、各候補の政策で判断してほしい」と訴えている。
(2011年4月21日17時25分 読売新聞)
3558
:
チバQ
:2011/04/21(木) 22:59:12
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20110421-OYT8T00037.htm
過熱違法すれすれ選挙戦
4人出馬高崎市長選
選挙に強かった現職が退き、新人4人が出馬して24年ぶりに本格的な選挙戦となった高崎市長選。各陣営の争いが過熱するあまり、陣営自ら「グレーゾーン」と認める手法の演説会を開催したり、ネット上で他陣営を中傷したりと、ルールから逸脱した活動が目立っている。市側の対応のまずさも拍車をかけており、市選管は「認識不足で、指導も行き届いていなかった」と不手際を認めている。
逸脱の始まりは、告示前の政策チラシの各戸配布だった。違法な事前運動と解釈される可能性があるため、告示3か月前からは自粛するのが通例だが、今回は複数の陣営が、2月以降も市内の広範囲で配布していた。市長選を連想させる内容も含まれ、陣営関係者は「他がやれば、やらざるを得ない。問題があるのは承知の上だ」と打ち明ける。
告示当日には、ある陣営が、大人数を収容できる市の公共施設で演説会を開催した。他陣営から「禁じ手だ」という批判が上がっている。
選挙期間中、候補者が「個人演説会」を公共施設で開催できるのは、公選法の規定で告示から3日目以降に限定される。そのため、ある陣営は、選挙期間中も例外的に政治活動できる政治団体をつくり、その団体の政策を訴えるための「政談演説会」という名目で告示日に演説会を開催した。
「政談演説会」では、候補者は選挙演説も出来るが、「候補者の活動は全体の中で限定的でなければならない」(総務省選挙課)。候補者の名前が入ったチラシの配布も禁止されている。
しかし、この陣営は、公選法で「個人演説会」にあたる「出陣式」の形式で演説会を進行。陣営関係者は「グレーゾーンだが合法だ」と主張するが、会場では、候補の名前が入った政策ビラを来場者に手渡していた。市選管は「配布は違反になる」と指摘しており、陣営の広報責任者は「会場で(チラシの合法性を証明する)証紙を貼る作業をしていたが、適法かどうか確認しないまま渡してしまった」と釈明している。
この演説会について、市選管は「告示2日前、開催方法について事前によく説明するよう県選管から連絡を受けていたが、各陣営に指導せずに放置していた。申し訳ない」と謝罪。会場を貸した施設の責任者は「事前に貸与してよいか選管に確認しなかった。公平性を疑われる対応で反省している」と話している。
ほかにも、候補者個人のブログに支援者が他陣営を中傷する書き込みをし、削除せずに放置したり、「名刺」を装った法定外の政策チラシを配布したり。「品格に欠ける活動が多くて恥ずかしい」(陣営幹部)という声も内部から上がる。
「自主投票」というある団体の幹部は「中核市のトップを決める選挙で盛り上がるのは分かるが、情けない。良識ある有権者は、各候補の政策で判断してほしい」と訴えている。
(2011年4月21日 読売新聞)
3559
:
チバQ
:2011/04/22(金) 20:54:04
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000001104220001
保守系新会派「希望」を結成
2011年04月22日
■県議会初当選の2氏
県議選で初当選した桜本広樹(南アルプス市)と山田一功(甲斐市)の2氏は21日までに、保守系の新会派「希望」を結成し、議会事務局に届け出た。代表は桜本氏。
また、民主系会派の「フォーラム政新」は「フォーラム未来」に改名。代表は民主党県連幹事長の樋口雄一氏(甲府市)が務める。
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