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近現代史綜合スレ

1とはずがたり:2004/01/15(木) 18:45
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/6515/zinbutu.htm
近代史の人物に関するデータベース

http://sound.jp/jyosyuu/gunkayougokaisetu.htm
軍歌用語解説

戦後政治史ファン倶楽部
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/7643/index.html

吸収したスレは>>2-6あたり。

945名無しさん:2016/11/05(土) 22:25:19
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161104/k10010756231000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_012
再来年は「明治150年」 関連施策の考え方取りまとめへ
11月4日 20時34分
政府は、再来年(平成30年)に明治元年から150年を迎えることに合わせた関連施策を検討する、関係府省庁の連絡会議の初会合を開き、議長を務める野上官房副長官は、施策の基本的な考え方を年内に取りまとめるよう指示しました。
政府は、平成30年に明治元年から150年を迎えるのに合わせて、明治時代の資料の収集や保存、それに各地で行われるイベントへの支援などの関連施策を検討していて、4日、総理大臣官邸で関係府省庁による連絡会議の初会合を開きました。
この中で、議長を務める野上官房副長官は「『明治150年』をきっかけに、明治以降の歩みを次世代に残すことや、明治の精神に学び、日本の強みを再認識することは、大変重要だ」と述べ、施策の基本的な考え方を年内に取りまとめるよう指示しました。
また、会合に出席した東京大学の山内昌之名誉教授は、明治時代に活躍した女性や若者に注目することや、日本で活躍した外国人の功績から和魂洋才の精神やグローバル化について考える機会を設けることなどを提案しました。
政府は、年内に有識者からのヒアリングを数回行うなどして、基本的な考え方を取りまとめたうえで、再来年度(平成30年度)の予算編成を見据えて、具体的な施策を決めていきたいとしています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161105/k10010756631000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_005
慰安婦問題 韓国野党議員も日韓両政府の合意趣旨には賛同
11月5日 8時43分
日本と韓国の超党派の国会議員で作る議員連盟はソウルで合同総会を開き、慰安婦問題について、日韓両政府の合意に反対する立場の韓国の野党議員も、「被害者の名誉と尊厳を回復する」として、合意の趣旨には賛同する考えを示しました。
日本の国会議員で作る日韓議員連盟と、韓国の国会議員で作る韓日議員連盟の合同総会が、4日、両国の超党派の議員が参加してソウルで開催され、安全保障や経済などについて意見交換を行ったあと、共同声明を発表しました。
共同声明では、慰安婦問題について、「被害者の名誉と尊厳を回復するという両国政府の合意の趣旨に基づいて、ともに努力を続ける」とし、双方が協力していくことを確認しました。
慰安婦問題をめぐっては、韓国の野党は、日本政府が法的責任を認めていないとして合意に反対する立場を取っていますが、今回、参加した野党の議員は、その趣旨には賛同する考えを示した形です。
ただ、知人の女性実業家が職権乱用の共犯などの疑いで逮捕されたことを受けて、パク・クネ(朴槿恵)大統領の求心力が大きく低下している中、合意の履行への影響は避けられないのではないかという見方が出ています。
総会のあと、日本側の幹事長を務める自民党の河村元官房長官は「韓国の国内政治を早く正常に戻していただきたい。韓国の与野党の意見も踏まえながら、合意にのっとってやっていきたい」と述べ、韓国側に合意を着実に履行するよう求めました。

946名無しさん:2016/11/06(日) 06:50:38
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016110400413&g=pol
慰安婦問題、合意推進=菅長官

 菅義偉官房長官は4日午前の記者会見で、慰安婦問題をめぐる日韓合意について「責任を持って実施することは両国にとって極めて重要だ。しっかりと連携して進めていきたい」と強調した。韓国の朴槿恵大統領が親友の国政介入疑惑で捜査の受け入れを表明したことに関連して答えた。(2016/11/04-12:34)

947名無しさん:2016/11/06(日) 12:40:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161106-00000006-nkgendai-ent
欅坂46の衣装はどこがアウトなのか 服飾史評論家に聞いた
日刊ゲンダイDIGITAL 11/6(日) 9:26配信

 人気アイドルグループ「欅坂46」のハロウィーンライブ衣装が、ナチス・ドイツの軍服を彷彿とさせるとして世界的に物議を醸している。“やっちまった感”たっぷりだが、具体的には衣装のどこがアウトだったのか? 

「軍装・服飾史カラー図鑑」(イカロス出版)の著者で服飾史評論家の辻元よしふみ氏はこう分析する。

「ワンピースやマントは確かに黒色で、ナチスの親衛隊をイメージさせなくもありませんが、デザイン的にはごく平凡。帽子もどこにでもある19世紀以来の官帽子で、これがダメなら世界中のお巡りさんや警備員が訴えられます。ただ一点、帽子に付いていた“銀色のワシ”が決定的にアウトです」

■「デザイナーは軽率」

 ワシのマークは正式に「鷲章」という。辻元氏によれば、そもそも古代ローマ帝国の国家章で、その後、ロシア帝国やナポレオン帝国、ドイツ帝国などが採用。米国がワシを用いているのもその影響だ。ナチス帝国もこれを流用。ワシが鉤十字をつかんだマークを親衛隊や国防軍の制服に採用したといういきさつがある。

「ワシはまさにナチスのシンボル。ナチスのワシは足で輪の中の鉤十字をつかんでいますが、欅坂46のものは鉤十字を他のマークに差し替えています。デザイナーは“鉤十字を使っていないから大丈夫”と判断したのでしょうが、軽率でしたね」

 もし意図的な差し替えなら、それがナチスのマークで、“そのまま使ったらやばい”ということを把握していた証拠だ。

 過去には、沢田研二も“そのまんま”な衣装を着てトラブルになった。写真や映像があっという間に世界中に拡散される今、芸能人でなくても同じような“被害”に巻き込まれる恐れがあるかもしれない。これからの忘年会シーズン、そのコスプレがアウトかセーフか、着る前に冷静に考えた方がよさそうだ。

948名無しさん:2016/11/06(日) 12:41:17
http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/334732/
韓国アイドルグループのナチス風衣装に欧米から批判
2014年11月17日 17時58分

 韓国のアイドルグループがナチスをほうふつとさせる衣装を着ていると欧米を中心に批判を浴びている。

 問題となっているのは今年5月にデビューした4人組新人アイドルの「PRITZ」。今月上旬に韓国の釜山競馬公園でライブを行った際、黒のゴスロリ風ドレス、左腕に腕章をつけて登場した。腕章には赤地に白円、中にX模様の黒十字が描かれていた。

 ライブの様子がSNSやYoutubeを通して広まると、欧米からは
腕章がナチスの親衛隊などがつけた「かぎ十字(ハーケンクロイツ)」の腕章を思わせるとして批判を浴びた。

 さらにウォールストリートジャーナル電子版が13日付の記事で「韓国のガールズグループがナチのようなロゴをつけて批判を浴びている」と報じ、このニュースは一気に拡散。欧米はもとより、地元の韓国からも「恥ずかしくて声もでない」など国内からも非難の声が上がった。

 所属事務所は紋章について「速度制限の交通標識に着目した」とナチスとの関連はないと釈明した。所属事務所のホームページは騒動以来サーバーはダウンした状態が続いている。

 一方、日本のアイドルファンからは「PRITZ」のゴスロリ風の衣装やグループのロゴがそっくりなことから世界的に人気のアイドルメタルユニット「BABYMETAL」のパクリ疑惑も指摘されている。

949名無しさん:2016/11/06(日) 12:46:25
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50128
欅坂46「ナチス風衣装」の世界的炎上、いったい何が問題なのか?
アイドルはこうして政治色を帯びていく
辻田 真佐憲文筆家
近現代史研究者プロフィール

「欅坂46」のコスチューム騒動

日本の女性アイドルグループのコスチュームが世界的に物議を醸している。

「欅坂46」が、10月22日に横浜で行われたハロウィーンコンサートにおいて、ナチス・ドイツの軍服(制服)に似たコスチュームを着用。これがSNS上で問題視され、海外メディアにも波及し、31日、ついに米国のユダヤ系人権団体「サイモン・ヴィーゼンタール・センター」が謝罪を求める声明を出すにいたったのである。

これに対する対応は早かった。11月1日、「欅坂46」所属元の親会社であるソニー・ミュージックエンタテインメントはウェブ上で「認識不足」だったと謝罪し、プロデューサーの秋元康も「ありえない衣装」だったと同じく謝罪のコメントを発した。

この騒動が今後どこまで大きくなるのかはまだ予断を許さない。だが、現在のところ次のことがいえる。

(1)これまで日本で寛容に扱われてきた「ナチカル」が、情報環境や政治情勢の変化によって、許容されなくなりつつある。

(2)一般論として、政権に近い文化人の作品は批判的に検証されるべきだ。だが、今回の騒動に関しては「認識不足」以上とはいいがたい。これのみをもって政権批判にまで持っていくのは無理がある。

(3)ただし、アイドルと政治の関係は近年東アジアで密接になりつつある。今後の動きは大いに警戒するべきだ。

以下、具体的にひとつひとつ説明していこう。

戦後日本の「ナチズム消費」

まず、戦後日本の特別な事情に言及しておかなければならない。

戦後日本には、マス・メディアを中心に、ナチズムが大衆文化として消費されてきたという歴史がある。佐藤卓己はこれを「サブカルチャー」の1ジャンルとして「ナチカル」と名付け、分析している(『ヒトラーの呪縛』単行本2000年、文庫版2015年)。

日本は、ナチス・ドイツの同盟国だったとはいえ、ユダヤ人虐殺などに直接加担しておらず、ナチズムに対する忌避感がそれほどない。ドイツなどのように、厳しい取り締まりもない。そのため、ナチズムは「悪の象徴」としてサブカルチャー全般において気軽に使われてきた。

前掲書によれば、その範囲はきわめて広い。

・新聞報道における「ヒトラーというレッテル」
・文庫本を中心に翻訳される「ナチ冒険小説」
・劇場映画で作られるナチ・イメージ
・ロック音楽に寄り添うヒトラーの影
・軍事オタクの必須アイテムであるプラモデル
・「ヒトラー・マンガ」とコミケ(コミックマーケット)文化
・ユダヤ陰謀論からUFOまでオカルト世界の「トンデモ・ナチズム」
・純文学や戯曲から中間小説まで日本文芸におけるナチ受容
・ビジネスマン文化となった新書版架空戦記
・WWWで拡大した電脳ナチズム

具体的な作品名をあげれば、『宇宙戦艦ヤマト』『機動戦士ガンダム』『キン肉マン』『鷲は舞い降りた』『わが友ヒットラー』『紺碧の艦隊』『20世紀最後の神話』など。「ナチカル」の幅広い影響がうかがい知れる。

こうした「ナチカル」はときに社会問題ともなった。だが、その多くは見過ごされ、現在に比べれば平穏に消費されてきた。

今回のコスチューム騒動について、「欅坂46」の関係者は、ナチス・ドイツの軍服との関係を否定している。とはいえ、ああいう「ナチス・ドイツっぽい」コスチュームが気軽に、無意識に使われてしまうことこそ、まさに「ナチカル」の例である。

仮にナチス・ドイツの軍服を参照していたとしても、これまでの「ナチカル」の延長線上で、まさかここまで問題になるとは思っていなかったのではないか。

しかるに、今回は「炎上」騒動に発展した。いまや「ナチカル」は急速に許容されなくなりつつあるのだ。

その理由はふたつ考えられる。

950名無しさん:2016/11/06(日) 12:47:35
>>949

時代の変化と「ナチカル」の限界

ひとつは、情報環境の変化である。SNSの普及により、どんな情報でもすぐに拡散されて「炎上」し、場合によっては海外にまで波及してしまう。これでは、日本固有の事情は通用しなくなる。

もうひとつは、政治情勢の変化である。現在世界では排外主義が広がっている。日本でも、レイシストの集団がハーケンクロイツを掲げて街頭デモを行ったことがある。こうしたなかで、ナチズムの消費はもはやブラックジョークとしても成り立ちにくくなっている。

実際、2014年に韓国でも同じような騒動があった。「PRITZ」というアイドルグループが、ナチス・ドイツの軍服風のコスチュームを着て、批判されたのである。

よく見れば、「欅坂46」のコスチュームにハーケンクロイツはない。ナチの軍服や制服と似てない点も多々あげられる。今日のように、政治情勢が険しくなく、SNSのようなツールもなければ、ここまで問題化していなかったかもしれない。

それに加え、「欅坂46」があまりにメジャーで目立ったグループであること、今回のコスチュームにあまりに必然性がなかったことなども「炎上」の一因だろう。要するに、あれだけの大組織の運営にしては、あまりに不用意だったということに尽きる。

時代が急速に変化するなかで、「ナチカル」もまた曲がり角に来ている。今後の情勢いかんによっては、似たような騒動が起きる可能性も否定できない。

個人的には、ナチス・ドイツの所業について十分な知識が共有され、排外主義の運動など起こらず、ブラックジョークも苦笑とともに放置してもらえるほどに、啓蒙された社会こそ理想だと考える。

だが、趣味とて社会の相関物だ。遺憾ながら、いまの状況下では問題視されるのはやむをえないし、これ以降はより注意深く扱っていかなければならなくなるだろう。

安倍政権批判はさすがに無理筋

今回のコスチューム騒動は、現在までの情報を見る限り、単に「認識不足」の結果であると考えられる。当事者たちに何かの信念があったならば、また議論の余地もあっただろうが、実際はそうではあるまい。

サイモン・ヴィーゼンタール・センターの抗議にあわててすぐに謝罪して幕引きを図った。この対応がすべてを表している。

しかし、今回の騒動を通じて、政権批判にまで持っていく向きもあるようだ。プロデューサーの秋元康は安倍政権と近しい。だから、そのコントロール下にあるアイドルの行動にも、何らかの政治的な意図があるのではないかというわけだ。

また、「欅坂46」の楽曲「サイレントマジョリティー」(2016年4月発売)のPVの一部が「ナチ式敬礼」に見えることなどをあげて、全体主義的な思想を継続的に広めようとしているとの批判も見られる。

たしかにプロデューサーの秋元康は、クールジャパン推進会議の議員や、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の理事を務めている。安倍政権との関係は決して浅くはない。

そして一般論として、このように政権と近い距離にある文化人が関わる作品は、特に批判的に検証されるべきだ。癒着の可能性があるし、文化芸術を使って政治宣伝を行う可能性もあるからである。

とはいえ、今回の「欅坂46」のコスチュームに政治的な意図があったとは考えにくい。女性アイドルがナチス・ドイツの軍服らしきものを着て踊ったからといって、何の意味があるというのだろう。むしろ、実際にそうなったように、「クールジャパン」政策にとってマイナスの効果しかない。

繰り返すが、政権に近しい文化人に対する批判的な検証は大いにやるべきだ。だが、今回のコスチューム騒動のみをもって政権批判にまで持っていくのは、さすがに無理筋だと思われる。

念のためいえば、「サイレントマジョリティ」PVの「ナチ式敬礼」批判もかなり無理がある。どう見ても、一連の動作の一部分を切り取ったにすぎない。そもそも同曲の歌詞は、同調圧力に対する批判と読み取れる。これを全体主義的な思想の宣伝と捉えるのは、明らかに飛躍である。

無理筋の批判は、かえって批判の矛先を鈍らせる。本当に問題があるものが出てきたときのために、その矛先は大事に磨いておいたほうがよい。

951名無しさん:2016/11/06(日) 12:48:01
>>950

中国、韓国、北朝鮮でも…

むろん、アイドルと政治の関係には警戒が必要である。というのも、東アジアにおいてこの両者は急速に結びつきつつあるからだ。

北朝鮮では、金正恩第一書記(当時)の肝いりで、2013年にガールズグループ「モランボン楽団」が結成された。彼女たちは、固くなりがちなプロパガンダ曲を現代風にアレンジし、国内外で大きな反響を巻き起こした。

中国でも、2015年に事実上の官製アイドルグループである「56輪の花」(フラワーズ56)が結成され、「中国の夢はもっとも美しい」などの愛国歌を様々なイベントで披露している。「中国の夢」は、習近平国家主席が唱えるスローガンのひとつである。

また、SNH48は、2016年10月の国慶節(建国記念日)を前に、「私と私の祖国」という愛国歌を現代風にアレンジしたMVを発表した。「私と私の祖国は片時も離れられない」という内容だ。

ちなみにSNH48は、秋元康のプロデュースで2012年上海に誕生したアイドルグループだが、2016年6月にAKB48グループを離れて独立し活動している。

そのほか、韓国ではK-POPのアイドルによる慰問公演が行われ、兵役のイメージアップのため、K-POP風の軍歌(「自分を超える」)も作られている。台湾でもかつてはアイドルの慰問公演が行われていたようである。

政治とアイドルの関係には警戒せよ

由来、プロパガンダは最新の娯楽を取り込もうとする。楽しくなければ、民衆を引きつけることができず、効果をあげられないからだ。

筆者はこうした動きをかつて「楽しいプロパガンダ」と名付けた。昨今のアイドルブームに鑑み、為政者がアイドルを取り込もうとしてもそれほどふしぎではない。

幸いに、日本は以上の国々ほど露骨にアイドルが政治利用されているわけではない。慰問の例もなくはないが、多くは自衛隊の募集ポスターやCMに使われている程度だ。

だが、押田信子が『兵士のアイドル』(2016年)で明らかにしたように、アジア太平洋戦争下の日本ではアイドルが戦争動員に利用されたことがある。アイドルは、慰問公演や慰問雑誌などを通じて、兵士のメンタルケアに使われたのである。

それゆえ、現代日本で政治とアイドルが再び結びつく可能性はゼロではない。まして巨大なアイドルグループを率いる秋元康は、安倍政権ときわめて近しい。今回のコスチューム騒動は「認識不足」にすぎないと思われるが、今後はどうかはわからない。継続してウォッチしておく必要がある。

コスチュームが本物の軍服や制服となったとき、歌詞が「同調圧力」を肯定するようになったとき、あるいは国策イベントに動員されるようになったとき──。もっと明白なサインはいくらでもある。

今回のコスチューム騒動を通じて、政治とアイドルの関係にもっと注目が集まれば、もっけの幸いである。

952名無しさん:2016/11/06(日) 15:02:30
人類史の曲がり角!? 私たちは今、どのような時代を生きているのか 【新連載】たそがれる国家(1)
現代ビジネス 10/30(日) 11:01配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161030-00050071-gendaibiz-bus_all

953名無しさん:2016/11/06(日) 15:21:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161101-00000362-oric-ent
欅坂46の衣装騒動 所属レコード会社が謝罪
オリコン 11/1(火) 18:49配信

 アイドルグループ・欅坂46が10月22日に開催されたコンサートで着用した衣装が「ナチス・ドイツ」の軍服を思わせるデザインであるとネットを中心に物議を醸した問題で、所属レコード会社のソニー・ミュージック公式サイトがきょう1日、コメントを掲載。「ご不快な思いをさせてしまったことに対し、心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。また、プロデューサーの秋元康氏もグループ公式サイトで「プロデューサーとして、監督不行き届きだったと思っております。大変申し訳なく思っています」とコメントを発表した。

 先月22日に行われたイベントで着用した帽子や黒のマントなどの衣装が、公演直後から「ナチス・ドイツの軍服」に似ているなどとSNSを中心に指摘する声が多くあがり、米国のユダヤ系人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター(SWC)」が31日、レコード会社などに対し謝罪を要求する事態となっていた。

■ソニー・ミュージック公式サイト、コメント全文
「平素は欅坂46を応援していただき、誠にありがとうございます。
10月22日に開催されましたハロウィンイベントにおいて、欅坂46が着用した衣装について、『ナチスドイツの軍服がモチーフではないか』とのお問い合わせ・ご指摘をいただいております。
私どもの認識不足により、衣装の色やその他を含む全体のデザインが、そのようなイメージを想起させる部分があり、ご不快な思いをさせてしまったことに対し、心よりお詫び申し上げます。
また、当該の衣装に関しては、今後一切着用いたしません。
今回のご指摘を真摯(しんし)に受け止め、再発防止に努めてまいります。
多くのみなさまにご心配とご迷惑をおかけいたしましたこと、重ねてお詫び申し上げます」。

■秋元康氏コメント全文
「ニュースで知りました。ありえない衣装でした。
事前報告がなかったので、チェックもできませんでした。
スタッフもナチスを想起させるものを作った訳ではないと思いますが、プロデューサーとして、監督不行き届きだったと思っております。
大変申し訳なく思っています。
再発防止に向けて、すべて事前にチェックし、スタッフ教育も徹底して行いたいと思います」。

954名無しさん:2016/11/06(日) 16:51:22
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161104-00000526-san-pol
抑留死亡者、新たに22人特定
産経新聞 11/4(金) 14:16配信

 厚生労働省は4日、第二次大戦後に旧ソ連に抑留され、シベリア地域と千島列島で死亡した日本人計22人を新たに特定し、都道府県別の出身地とともにホームページで公表した。これで抑留死亡者の特定はシベリア地域(モンゴル地域を含む)で3万9634人、それ以外の地域で968人となった。

 公表された22人は次の通り。(漢字の字体は厚労省発表に基づく。敬称略)

 ◇シベリア地域(21人) 【北海道】佐藤賢、【福島県】橋本利吉、【茨城県】粕谷茂、【新潟県】渡邊利衛、【石川県】前田清、吉野治夫、【福井県】土●(橋)満雄、【長野県】堀廣司、【岐阜県】杉岡一郎、【愛知県】中根三郎、【徳島県】前田茂雄、矢倉清一、【香川県】中村善吉、【福岡県】金子勝次、尾家修、【熊本県】髙山浩己、内田正美、【大分県】盛田平藏、三ヶ尻敏明、【鹿児島県】三差政夫、下温湯喜作

 ◇千島列島(1人) 【北海道】前田●(=徳の心の上に一)太郎

955名無しさん:2016/11/13(日) 11:55:57
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016110900778&g=pol
「われわれは同じ被ばく者」=カザフ大統領が広島初訪問

 来日中のカザフスタンのナザルバエフ大統領は9日、被爆地・広島市を訪れた。同大統領の広島訪問は初めて。広島国際会議場で開かれた歓迎行事で、大統領は旧ソ連の度重なる核実験でカザフの国土や国民が受けた被害に触れ、「(国によって)言葉は違うが、われわれが被ばく者であることは同じだ」と述べ、核廃絶へ向けた連携を訴えた。
 歓迎行事に先立ち、大統領は平和記念公園内の原爆死没者慰霊碑を訪れ、黙とうをささげた。平和記念資料館(原爆資料館)も見学した。
 大統領は、自分の目で見た原爆の被害に心が動かされたと振り返り、「われわれは核廃絶と核不拡散に向け共通目的を持っている。核兵器のない世界をつくるためにがんばろう」と呼び掛けた。
 行事では、市内の幼稚園児や母親ら約40人がカザフ国民の歌と呼ばれている「ザマナイ-時代よ」を合唱。カザフの核実験場を閉鎖に追い込む市民運動の象徴となった歌で、日本語とカザフ語で核の恐ろしさを歌い上げた。大統領は熱心に耳を傾け、「核兵器のない世界に向け、両国の象徴になる歌だ」と話した。(2016/11/09-20:15)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016110600047&g=pol
外国要人、被爆地へ続々=オバマ氏訪問契機か

 今月に入り、被爆地の広島、長崎両市への外国要人の訪問が目立ち始めた。3日のマトビエンコ・ロシア上院議長を皮切りに、カザフスタンのナザルバエフ大統領ら計4人が続々と来訪。今年5月のオバマ米大統領による歴史的な広島訪問に触発された可能性もありそうだ。
 3日に長崎市を訪問したマトビエンコ氏は、原爆資料館を視察、平和祈念館で献花した後、記者団に「長崎市を最後の被爆地にという活動を全面的に支持する」と表明した。
 同市によると、2000年からの16年間で現職の元首または国会議長は同氏で4人目。中旬にはドイツのガウク大統領も資料館や平和公園を訪れる予定で、これまでと比べ「ハイペース」な印象だ。
 広島市の方は14年度と15年度で計9人いるが、元首はこの2年間で14年度のアキノ・フィリピン大統領(当時)だけ。それが今年度はオバマ氏に続き、9日にナザルバエフ氏が訪問を予定しており、16年度だけで元首は二人となる。
 カザフスタンには旧ソ連のセミパラチンスク核実験場があり、周辺住民は今も放射能汚染に苦しむ。同氏は核軍縮に積極的に取り組んでいることで知られる。4日にはスイスのコント連邦議会議長が広島市を訪問した。
 外務省幹部は、オバマ氏訪問が影響を与えた可能性を指摘し、「世界の要人が核兵器の実相に触れるいい機会だ。核なき世界に向けて効果的なメッセージを期待できる」と語る。国連で15、16両年、日本主導で「指導者や若者らの被爆地訪問」を奨励する核廃絶決議が採択された効果もあるとみられる。(2016/11/06-14:26)

956名無しさん:2016/11/19(土) 23:35:41
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016111600963&g=pol
韓国財団、元慰安婦23人に現金支給=支援団体は大統領退陣要求

 【ソウル時事】慰安婦問題をめぐる日韓政府間合意に基づき設立された韓国の「和解・癒やし財団」の関係者は16日、元慰安婦23人に対し、1人当たり1億ウォン(約900万円)の現金を支給したことを明らかにした。
 日韓両政府が合意を発表した昨年12月28日時点での生存者は46人(その後6人死亡)で、財団は日本政府からの10億円の拠出を受け、1人当たり1億ウォンを支給することになっている。このうち、本人または家族29人が受け取る意思を示していた。29人のうち、残る6人についても支給手続きを行っており、財団関係者は「年内の支給を目標としている」と述べた。
 一方、合意に反対している韓国の民間支援団体「韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会(挺対協)」の尹美香常任代表は16日、時事通信の取材に、朴槿恵大統領の親友、崔順実容疑者の国政介入疑惑発覚を受け、朴大統領の退陣を求めていく方針を明らかにした。(2016/11/16-23:46)

957名無しさん:2016/11/20(日) 14:47:17
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161120/k10010775651000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_009
首相 ペルーの日系人に日本での教育機会を提供へ
11月20日 6時02分
ペルーを訪れている安倍総理大臣は日本時間の19日夜、日系人協会が主催した歓迎会に出席し、ペルーの日系人を日本に招き、研究や教育などの機会を提供する事業を推進していく考えを示しました。
APEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に出席するためペルーを訪れている安倍総理大臣は、日本時間の19日夜、首都リマの劇場で開かれた日系人協会主催の歓迎会に昭恵夫人とともに出席し、あいさつしました。

この中で安倍総理大臣は、20年前にリマで起きた日本大使公邸が占拠された事件で日系人も人質になったことに触れたうえで、「中南米の中で、ひときわ団結力の強いペルー日系人の皆さんが当地で培ってこられた高い評価に接するたび、身の引き締まる思いがする。日本国民は皆、これを誇りに思う」と述べました。

そのうえで、安倍総理大臣は「次の世代をになう日系人の若者にも、日本を知り、愛してもらいたいと願わずにはいられない。若い世代の日系人を日本にお招きする事業に力を注ぐ」と述べ、ペルーの日系人を日本に招き、研究や教育などの機会を提供する事業を推進していく考えを示しました。

958名無しさん:2016/11/20(日) 18:49:32
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016112000001&g=pol
「心の絆は永遠」=安倍首相、日系ペルー人と交流

 【リマ時事】安倍晋三首相は19日午前(日本時間同日深夜)、ペルーの首都リマで開かれた日系ペルー人による歓迎会に出席した。首相は「太平洋のあちらとこちら、距離は離れているが、心は永遠につながっている」と述べ、日系人が両国の懸け橋となることに期待を示した。
 歓迎会には元国家警察長官で、1996年発生の在ペルー日本大使公邸占拠事件で人質となった日系3世マルコ・ミヤシロさん(63)ら数百人が出席。首相はミヤシロさんに「その節は本当にご苦労をお掛けしました」と声を掛けた。(2016/11/20-00:05)

959名無しさん:2016/11/20(日) 19:42:03
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016112000182&g=pol
4島の帰属確認を=蓮舫民進代表

 民進党の蓮舫代表は20日、ロシアとの北方領土交渉に関し「4島の帰属を認めるとの前提条件を譲ることなく、しっかりとした協力、対話になることを期待したい」と述べ、帰属問題を曖昧にした形での決着は認められないとの姿勢を示した。また、ウクライナ情勢を受けた対ロ制裁に触れ、「日本だけが前のめりにならないよう注意してもらいたい」と注文を付けた。高知市で記者団に語った。(2016/11/20-18:40)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161120/k10010776381000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_001
北方領土の元島民「領土問題 着実に前進を」
11月20日 18時47分
安倍総理大臣がロシアのプーチン大統領と会談したことを受けて、北方領土の元島民などで作る団体は、北海道根室市で記者会見し、来月の首脳会談に向けて「経済協力だけでなく、領土問題も車の両輪のように、着実に前進させてほしい」と訴えました。
安倍総理大臣は日本時間の20日朝、訪問先のペルーでロシアのプーチン大統領と会談し、会談後、記者団に対し領土交渉を大きく前進させるのは容易ではないものの、着実に進展を図りたいという考えを示しました。

これを受けて、北方領土の元島民などで作る「千島歯舞諸島居住者連盟」は根室市で記者会見し、この中で、宮谷内亮一根室支部長は「会談後の発言から領土問題の難しさを感じた」と述べました。

そのうえで、宮谷内支部長は「経済協力だけでなく領土問題も車の両輪のように着実に前進させるよう交渉してほしい。今こそ最後のチャンスだと思うので、一歩でも半歩でも前進させて、先送りにすることがないようにしてほしい」と訴えました。

960名無しさん:2016/11/23(水) 22:37:47
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016112000192&g=pol
領土交渉、見えぬ進展=安倍首相周辺「やはり厳しい」-日ロ首脳会談

 【リマ時事】北方領土交渉の進展に向け「詰め」の協議と位置付けられた19日の日ロ首脳会談。安倍晋三首相はロシアが期待する経済協力プランの着実な実施を約束すると同時に、領土問題で踏み込んだ提案を行ったもようだ。だが、プーチン大統領の反応は芳しくなかったとされ、首相同行筋は「首相は『やっぱり領土問題は厳しい』と実感したようだ」と明かした。
 首相は会談後、こわばった表情で「そう簡単ではない」「一歩一歩前進していきたい」と繰り返した。9月のロシア・ウラジオストクでの会談後、「手応えを強く感じ取ることができた」と語ったのとは対照的だ。同行筋は「首相は表情が明るくなかった」と認め、「理由を聞くのはつらいから聞いていない」と心中をおもんぱかった。
 今回の会談に当たり、両政府は8項目の経済協力プランの作業計画を取りまとめた。プーチン氏の関心が高いロシア極東での医療事業や都市環境整備、エネルギー開発など広範な案件を盛り込み、政府関係者が「日本側の本気度が伝わるはずだし、手応えはあった」と胸を張る内容だ。
 実際、プーチン氏は首脳会談の全体会合で「作業計画を1ページ目からじっくり読み込んでいた」(同行筋)。しかし、この後、通訳を交えた首脳2人だけの会談では、作業計画に高い関心を示す一方、首相の話は「あまり聞いていなかったらしい」(同)という。
 9月の前回会談後、目立った変化は、米大統領選でロシア寄りとも取れる発言をしてきたトランプ氏の勝利と、日ロ経済協力を担当したウリュカエフ前経済発展相の訴追・解任だが、ロシア側の対応にどう影響したかは不明だ。外務省幹部は「一つの節目に近づけば近づくほど、交渉が難しくなるのは自然だ」と解説した。
 首相は、あくまで経済協力をテコに領土交渉を動かしたい考えだ。19日の会談後、12月15日に地元の山口県長門市で予定する次回会談に向け「経済協力はしっかりやってくれ」と周辺に指示した。
 だが、会談結果を受け、政府内からは領土問題で目に見える成果を上げるのは厳しいとみて、期待値を下げるかのような声も漏れ始めた。ある関係者は「12月15日はゴールではなくスタート。今後の方向性を確認できれば十分だ」と語った。(2016/11/20-18:53)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016112100346&g=pol
法的立場守るのが前提条件=菅官房長官-日ロ関係

 菅義偉官房長官は21日午前の記者会見で、ロシアのプーチン大統領が安倍晋三首相との首脳会談で北方領土での「共同経済活動」を協議したと明らかにしたことに関し、「(日本の)法的立場を害さないことが前提条件だ」と述べ、ロシアの領有権を前提とした共同経済活動には応じられないとの認識を示した。(2016/11/21-12:33)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016112100755&g=pol
政府、実効支配追認を警戒=ロ大統領の「共同経済活動」に

 19日の日ロ首脳会談で協議された北方領土での「共同経済活動」は、プーチン・ロシア大統領が提案したとみられる。これに対し、日本政府は慎重姿勢を示している。ロシアの実効支配を追認することになりかねず、北方四島の返還が実現しない上に経済協力だけ「食い逃げ」される恐れがあるからだ。プーチン氏訪日を来月15日に控え、政府は難しい対応を迫られている。
 「わが国の法的立場を害さないことが前提だ」。菅義偉官房長官は21日の記者会見で、プーチン氏が明らかにした共同経済活動について警戒感をあらわにした。
 共同経済活動は、そもそもエリツィン政権下でロシア側が提案したもので、1999年から日ロ両政府が協議した経緯がある。日本の法的立場を損なわないよう、陸上ではなく周辺海域での稚貝や稚魚を一定期間育てて放流する栽培漁業が検討されたが、実現しなかった。ロシア側はその後も、水産加工や農業、観光などの共同活動をたびたび提案している。
 今回の協議内容は不明だが、4島に対するロシア側の施政権を認めた形であれば、世論の反発は避けられない。民進党の野田佳彦幹事長は記者会見で、「『はい、そうですか』という話ではない」と政府をけん制した。
 プーチン氏の日本重視には、先進7カ国(G7)にくさびを打ち込む思惑があった。米大統領選でロシアとの関係改善を唱えるトランプ氏が当選したことで、こうしたプーチン氏の姿勢が変化した可能性があると日本政府関係者は指摘する。
 日ロの立場の隔たりが改めて鮮明になっているが、次回首脳会談では具体的な成果が不可欠。政府の一部には共同経済活動を「日本の潜在施政権を認めるということだ」と肯定的に受け止める向きもある。ただ、与党内では「経済協力だけ取られて終わりだ」(自民党閣僚経験者)との懸念が広がっている。(2016/11/21-20:23)

961名無しさん:2016/11/23(水) 22:39:20
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016112200494&g=pol
ロシア側、これ以上の譲歩困難=日本との共同経済活動で専門家

 【モスクワ時事】日ロ関係に詳しいロシア科学アカデミー極東研究所のビクトル・クジミンコフ日本研究センター上級研究員は21日、時事通信の取材に応じ、リマの日ロ首脳会談で協議された北方領土での「共同経済活動」について、「領土問題で、ロシアにとって実現可能で最大限譲れる提案はこれになる」と語り、ロシア側が領土問題でこれ以上譲歩するのは現時点では難しいとの認識を示した。
 プーチン大統領は北方領土について「第2次大戦の結果、ロシアに主権がある」という見解を繰り返し表明。一方、日本政府は北方領土での共同経済活動はロシアの主権を認めることになるとして、容易に応じられないという立場を取っている。(2016/11/22-14:42)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016112200872&g=pol
北方領土に最新鋭ミサイル=軍事化が一層鮮明-ロシア報道

 【モスクワ時事】インタファクス通信は22日、ロシア太平洋艦隊(司令部ウラジオストク)機関紙の報道として、ロシアが実効支配する北方領土の国後島と択捉島に、最新鋭の地対艦ミサイルシステム「バル」と「バスチオン」が配備されたと伝えた。国後にバル、択捉にバスチオンが配備されたという。これらの最新鋭ミサイルが北方領土に配備されたのは初めてとみられる。
 ロシアのショイグ国防相は3月、年内にクリール諸島(北方領土と千島列島)にミサイルを配備する計画を明らかにしていた。報道が事実なら、北東アジアの要衝として国後、択捉の軍事化を進めるロシアの姿勢が、一層鮮明になったと言えそうだ。プーチン大統領も20日、リマでの記者会見で、北方領土について「ロシアに主権がある」と明言している。
 バルは射程130キロ、バスチオンは同300キロ。バスチオンはロシアが編入したウクライナ南部クリミア半島を皮切りに順次配備されており、ロシア太平洋艦隊は7月、沿海地方から日本海に向けて発射演習を行ったと発表していた。(2016/11/22-22:18)

962名無しさん:2016/11/23(水) 22:47:13
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016112100803&g=pol
「アルゼンチンとの懸け橋に」=安倍首相、日系人と交流

 【ブエノスアイレス時事】安倍晋三首相は21日午前(日本時間同日夜)、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスの「在亜沖縄県人連合会会館」で開かれた日系アルゼンチン人による歓迎会に出席した。首相は「(日系人が)勝ち得た揺るぎない信頼は日本人全体の誇りだ。引き続き日本と結ぶ懸け橋になっていただきたい」と呼び掛けた。
 歓迎会には約1000人の日系人が出席。首相は日系人がブエノスアイレスで運営する診療所に血液分析を行う機器などを贈ると発表した。(2016/11/21-22:03)

963名無しさん:2016/11/23(水) 23:28:58
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161121/k10010777091000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_051
官房長官 北方領土 政府の基本的立場変更ない
11月21日 12時29分
菅官房長官は午前の記者会見で、ロシアのプーチン大統領が、安倍総理大臣との会談で北方領土での共同経済活動についても話し合ったことを明らかにしたことに関連して、4島の帰属の問題を解決し、平和条約を締結する日本政府の基本的立場に変更はないという考えを示しました。
この中で、菅官房長官は安倍総理大臣とロシアのプーチン大統領との会談について、「首脳間の信頼関係にもとづき、くつろいだ雰囲気の中で北方領土問題をはじめとする二国間関係を中心に議論を行い、平和条約締結問題については、通訳のみを交えて、率直な意見交換が行われた。有意義な会談だった」と述べました。

そして、菅官房長官は、プーチン大統領がその後の記者会見で、北方領土での共同経済活動についても話し合ったことを明らかにしたことに関連して、「2人だけの会談なので、私から言うのは控えたい。4島の帰属の問題を解決し、平和条約を締結する基本的立場に変更はない」と述べました。
そのうえで、菅官房長官は「70年間解決できなかった領土問題なので、一挙に解決できるような、なまやさしい問題ではない。1歩1歩、超えていくべきことを超えながら、4島の帰属の問題を解決して、平和条約を締結するという立場で交渉していく」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161121/k10010777791000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_038
首相 中南米各国との関係強化に日系人の役割に期待
11月21日 22時47分
アルゼンチンを訪れている安倍総理大臣は、中南米各地の日系人との交流行事であいさつし、「皆さまが『架け橋』になっているからこそ、日本と中南米は共にやっていける」と述べ、日本と中南米各国との関係強化に向け、日系人の役割に期待を示しました。
ペルーでのAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議を終えた安倍総理大臣は日本時間の21日午後9時半ごろから、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで、中南米各国の日系人との交流行事に昭恵夫人とともに出席し、あいさつしました。

この中で、安倍総理大臣は「日本から遠く離れたこの地域にやってきて、いろいろな困難を歯を食いしばって乗り越え、尊敬の念を集めた皆さまに改めて敬意を表したい。皆さまが勝ち得た揺るぎのない信頼こそ日本人全体の誇りだ」と述べました。そのうえで、安倍総理大臣は「皆さま方のようにアルゼンチンで、中南米の至るところで、現地の人々から不動の信頼を集める方々がいてくださる。そんな皆さまが『懸け橋』になっているからこそ、日本と中南米は共にやっていける」と述べ、日本と中南米各国との関係強化に向け、日系人の役割に期待を示しました。

964名無しさん:2016/11/27(日) 22:47:14
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161125-00145689-toyo-bus_all
鈴木宗男氏「北方領土への誤解が多すぎる」
東洋経済オンライン 11/25(金) 6:00配信

第10回は新党大地の鈴木宗男代表。1956年の「日ソ共同宣言」から60年。2016年の12月15日、舞台は山口県・長門市の「大谷山荘」。日ロ関係の改善に執念を燃やす安倍首相とロシアのプーチン大統領との会談が予定され、北方領土への関心が急速に高まっている。
その安倍首相とたびたび意見交換をしているのが、日ロ関係に命を懸けてきた鈴木氏だ。波乱万丈の政治家人生を生き抜いてきた鈴木氏に、再び天が大きな仕事を与えようとしている。誤解が多い北方領土問題の「基本」から「今後のゆくえ」について、有馬氏が迫る(登場人物の肩書きは当時)。

■「日本が無条件降伏した」という事実は重い

 有馬:日本と旧ソ連が「日ソ共同宣言」に署名したのは1956年の10月19日。この時、旧ソ連との第2次世界大戦からの戦争状態が終わったわけですが、その60年後の今年12月15日、安倍首相が地元の山口県長門市の「大谷山荘」でロシアのプーチン大統領と会談します。

  北方領土やロシアとの平和条約を締結するうえで、極めて重要な会談になりそうですが、実は北方領土(歯舞<はぼまい>諸島・色丹<しこたん>島・択捉<えとろふ>島・国後<くなしり>島)の問題は、事実を知らない読者が大半です。「4島」なのか「2島」なのかという議論が漠然と盛り上がっていますが、北方領土問題の解決や平和条約締結に向けては、何がポイントとなるのでしょうか。

 鈴木:北方領土問題は、日本の戦後処理で解決されていない問題です。改めて歴史を振り返りながら、お話ししましょう。まず、旧ソ連時代のポイントは少なくとも4つあります。

 はじめに1956年の日ソ共同宣言(両国の議会によって批准された国際条約)が結ばれた背景を知る必要があります。1945年8月15日の終戦後すぐの同年9月2日、日本は東京湾に浮かぶ戦艦ミズーリ号で無条件降伏文書に署名するわけですが、これが戦勝国側から見た国際標準のスタートラインです。

 それに先立つ同年の2月、クリミア半島でヤルタ協定が結ばれます。英国チャーチル首相、米国ルーズベルト大統領、ソ連の最高指導者スターリンという3カ国の首脳によって戦後の処理方針を決めた秘密協定ですが、北方領土問題との絡みで言えば、ソ連の対日参戦と、ソ連への千島列島の引き渡しが書かれています。実際、ソ連は同年の8月9日に対日参戦してきました。

 これは1941年に結ばれた日ソ中立条約に対する明らかな違反ですが、戦勝国のソ連からすれば「日独伊3国同盟」で、ナチスドイツによって3000万人の犠牲者が出たという主張になるわけです。国際社会の中でも、ヤルタからの議論が認められているのですから、ここが最初の重要なポイントになります。

965名無しさん:2016/11/27(日) 22:48:04
>>964

国後島、択捉島についての理解が足りない
 次の二つ目のポイントは1951年のサンフランシスコ講和条約。日本が国際舞台に復帰した条約ですね。日本は千島列島と北緯50度以南の南樺太を放棄したわけですが、大事なことは、この時、日本は国後島、択捉島を放棄しているのです。

 同年条約署名後の10月の国会で、吉田茂首相の答弁に引き続き、西村熊雄外務省条約局長が、「千島列島の範囲とは北千島と南千島の両者を含む。その一方で歯舞と色丹は千島に含まれないことはアメリカ外務当局も明言している」という趣旨の答弁をしています。

■国後・択捉の放棄後、再び4島返還論になった

 この事実を多くの政治家も、マスコミもわかっていないのです(内閣府は北方領土4島が日本固有の領土であり、千島列島の範囲に含まれないとし、米国もこの立場を支持するという説明をしている)。ですから、日本が国際舞台で北方領土4島の議論をするときは、日本は決して有利とはいえず、私は、サンフランシスコ講和条約を歴史の事実として考えないといけないと思います。

 しかも、その後外務省は「物語」を作ります。サンフランシスコ講和条約にソ連は署名しませんでした。それを持って、「国後島と択捉島は放棄していない」という、いわば「議論のすり替え」をするのです。

 有馬:今のような背景を知ってから、1956年の日ソ共同宣言の話を考えないといけないわけですね。

 鈴木:そのとおりです。三つ目のポイントは1956年10月の日ソ共同宣言です。鳩山一郎首相は日ソ共同宣言に署名しますが、歯舞・色丹の2島だけでも平和条約を結ぼうという意見もありました。

 しかし、国内世論や閣議の結果、2島では平和条約までは結ばないということを同年の8月に閣議決定します。ところが、この後、こうした決定をしているにもかかわらず、米国が「もし2島で日ソ平和条約を結ぶなら、沖縄を返還しないぞ」と言ってくるわけです。これがいわゆる「ダレス(国務長官)の恫喝」です。冷戦が激しくなってきたために、米国が日本に圧力をかけてきたわけですが、この「上から目線」がソ連の態度を硬化させ、問題を複雑化しました。

 そして四つ目のポイントは1960年の日米安保条約の改定時。1956年の日ソ共同宣言の直前に交わされた「松本・グロムイコ書簡」では、「日ソの外交関係再開後も領土問題を含む平和条約交渉を継続する」とされていましたが、共同宣言では最高指導者であるフルシチョフ氏の反対で、「領土問題を含む」という文言が削除されました。

 日本側は松本・グロムイコ書簡と共同宣言を一体のものと説明しながら、平和条約の前提としても4島返還を求めてきたわけですが、1960年には「外国の軍隊が駐留する国には領土を渡さない」という新たなグロムイコ外相の書簡が出ます。これによって、1956年の宣言は反故にされ、これ以降、ソ連時代、ソ連から見れば、領土問題は事実上存在しないことになってしまったのです。

 その後、1972年の田中首相とブレジネフ書記長の会談でも、田中首相は「戦後の諸問題の中に、北方領土問題は入っているな?」と、ソ連側に迫りましたが、ソ連側は聞くだけで、まったく取り合いませんでした。

966名無しさん:2016/11/27(日) 22:48:30
>>965

外務省は事実上「4島一括返還」の旗を降ろしている
 有馬:ところが、ソ連が崩壊しロシアになったことで、話が変わってくるわけですね。

 鈴木:1991年4月、ソ連時代の最後の指導者だったゴルバチョフ大統領と海部首相の間で「北方領土4島を話し合いで解決する」と変化していましたが、同年にソ連は崩壊します。ソ連は、自由と民主のロシアになり、エリツィン氏が大統領になります。彼は「戦勝国、敗戦国という枠組みにとらわれず、法と正義に基づいて話し合いで解決する」と言いました。

■外務省はエリツィン大統領登場で対応を事実上変えた

 ここで大事なことは、日本政府も、1991年10月以降は「4島一括返還の旗」を降ろしたことです。つまり、「ロシアが4島の帰属さえ認めれば、その返還時期や条件については柔軟に対応する」と事実上、対応を変えたのです。この事実は一部では報道されていますが、外務省が政治家や国民に明確に伝えていないため、さまざまな誤解が生じているのです。

 その後、1993年10月、エリツィン大統領は細川首相と会談した際には国会でシベリア抑留を謝罪。北方領土4島の名前を列挙して「4島の帰属の問題を解決して平和条約を締結する」という東京宣言に署名するなど、旧ソ連時代とはまったく違った姿勢で臨んできました。

 さらに、1997年と98年には、橋本首相とエリツィン大統領とがそれぞれロシアのクラスノヤルスク、川奈(静岡県伊東市)で会談を行い、1997年には「2000年までの平和条約締結に向けて全力を尽くす」と決定。1998年には非公式に「北方4島の北側で両国の国境を画定し、当面はロシアによる4島の施政権を認める」という「川奈提案」も行いましたが、ロシア側が拒否しました。

 有馬:このあと2000年にプーチン大統領が登場したことで、どう変わったのでしょうか。鈴木さんも、プーチン氏に特使として会うなど、交渉には深くかかわっています。またその後は、いろいろ大変なことになりました。

 鈴木:話はここからが本番です。2000年の3月に当選したプーチン大統領(就任5月)は、1960年の安保条約改定以後のソ連・ロシアの首脳の中で、1956年の日ソ共同宣言の有効性を認めてくれた初めての最高首脳です。逆に言えば、日ロ双方にとって、国境画定の議論や領土問題は法律的に裏付けられているものは日ソ共同宣言だけという立場を明確にしました。私は小渕内閣の時に当選直後のプーチン氏と会った経験がありますし、森次期首相とプーチン氏との会談をセットしたこともあるからはっきりといえますが、プーチン大統領は約束を守る政治家です。また法律の専門家でもあります。

 プーチン大統領は2000年の9月に日本にやって来ると、日ソ共同宣言の存在を認めたうえで、「今回は記者会見だけ。文書にするのは次の首脳会談で」といい、そのとおり2001年の3月25日に文書にしてくれました。これが森首相とのイルクーツク宣言です(日ソ共同宣言を、交渉の出発点と位置付けた宣言)。私に言わせれば、日本がもっとも北方領土に近づいた日でした。

 ではイルクーツクでの首脳会談の大事な部分とは何でしょうか。ポイントは2つです。歯舞・色丹の2島について、日本への具体的引き渡しの協議をしようということ。もう一つは、国後・択捉についてはどちらに帰属するかの協議を行おう、というものです。日ソ共同宣言の引き渡し交渉と、国後・択捉の帰属も同時に話し合う並行協議案ですが、これについて、プーチン大統領は「承った」と、持ちかえって協議することになったのです。

 しかし、2001年4月に小泉政権が誕生すると、話が変わってしまいます。

 信じられないことに、2002年5月ラブロフ外相と会った川口外相は、このとき日本の側から交渉の旗を降ろしてしまうのです。米国一辺倒になった小泉政権の方針ですが、同じ政党なのに政策を大転換してきた日本の態度に、プーチン政権側がびっくりして、不信感を強めたのは想像に難くありません。このあと2012年末に第2次安倍政権が誕生するまで、日ロ関係は「空白の10年」になりました。

 私も、歴史を踏まえて行動をしているにもかかわらず、こうした「2島先行返還論」を主張したことなどで「2島返還論者」「売国奴」などとののしられることになりました。しかし、そのようなときにあっても、当時小泉首相の官房副長官だった安倍首相は、「鈴木さんは政府の方針を踏まえて日ロ外交を行っており、何の問題もない」と言ってくれていたのです。

967名無しさん:2016/11/27(日) 22:48:50
>>966

安倍首相はプーチン大統領の琴線を揺さぶった
 有馬:もともと2島先行返還でも問題なかった安倍首相ですから、首相になってからも、地球儀を俯瞰する外交で、ロシアにはかなり精力を傾けてきました。

 鈴木:安倍首相はお父さんの安倍晋太郎外相が日ソ関係の改善に尽力したこともあり、2012年末に首相に再度就任すると、翌年の2013年にはモスクワを訪問して交渉の活性化で合意しています。2014年には欧米とロシアの関係が冷え込む中、ソチ五輪の開会式にも出席しました。しかも、クリミア半島の問題が深刻化してからも、日ロ交渉の進展に向けて、態度を変えませんでした。クリミアの停戦合意後はそれこそ、さまざまなチャネルを通じてロシア側の出方を探ってきたわけです。

 それが一つの形となって表に出たのが、2016年5月のロシアのソチでの首脳会談です。ここで安倍首相はいわゆる「新しいアプローチ」として8つの経済協力を示しました。

 これにプーチン大統領はびっくりしたと思います。彼の琴線を揺さぶった。プーチン大統領はこの新しいアプローチに同意しましたが、一方で、9月2日の東方経済フォーラムへの出席を要請した。私が思うに、プーチン大統領は安倍首相の本気度を試したのです。この日は日本が無条件降伏した日です。しかし、安倍首相は即決した。

 この時の会談では、安倍首相は8つのアプローチについて具体的な説明をし、エネルギー政策・医療・インフラ・環境などの分野について丁寧に説明しました。東方経済フォーラムでプーチン大統領は公の席で初めて安倍首相に「シンゾー」と呼びかけ、安倍首相も「ウラジミール」と応じましたが、これが二人の信頼関係を物語っています。

■長門会談は日本とロシア双方にリスクがある

 有馬:ということは、12月15日の長門会談の下準備は完全だ、ということでしょうか。

 鈴木:長門会談は昨日今日に考えられたわけではありません。すでに3年前の会談で安倍首相が申し出ているように、安倍首相は用意周到にスケジュールを考えています。

 今、北方領土4島について言えば、大事なことは、一方的な期待感や期待値を上げないことです。外交には相手があり、お互いの名誉と尊厳がかかっています。静かな落ち着いた環境で首脳会談を行うのが一番です。

 両首脳の波長がとてもあっており、しかも、両首脳は現在、国民からの高い支持率を得ています。領土や国境の画定は結局トップの決断によるしかありません。

 もう一つ大事なことは、両首脳ともリスクを抱えながらの決断になるということです。1956年の日ソ共同宣言に基づいて交渉が行われると言っても、ロシア国民の約8割は「日本に領土など返す必要はない」という意見です。もしプーチン大統領がこれは義務だからなどといってカードを切ったら、いかにプーチン大統領でも大変なリスクになります。

 一方、日本の安倍首相にとってもリスクがあります。今回前半でお話したように、国民の大半は、日ソ、日ロの交渉の詳細を知りません。こうしたところで安倍首相が大きな決断をするには大きなリスクがあるのです。

 「1956年の日ソ共同宣言で、平和条約締結の後、歯舞・色丹の2島は引き渡されることになっているじゃないか」というのが漠然とした国民の理解かもしれません。よく「返還」と言われますが、正しい理解は、あくまでも「引き渡し」なのです。これは旧ソ連の善意で返してあげる、という意味で、「返還」ではないのです。過去の歴史を振り返るとき、「戦争でとられた領土は、戦争で取り返す」という繰り返しでした。一滴の血も流さず、領土が戻ってくるとしたら、これは大変なことなのです。落ち着いた雰囲気の中で、日本もロシアも良かったという決着を図らなければいけません。

968名無しさん:2016/11/27(日) 22:49:29
>>967

「落としどころ」はどうなるのか?
 有馬:過去には、北方領土問題は、麻生財務大臣が外相だった2006年に4島の面積を等分する「3・5島返還論」などが出たこともあるのですが、こうした分割による「引き分け論」はないわけですね? 

 鈴木:ないと思います。これに関連して言えば、先般、民進党の野田幹事長が歯舞・色丹の面積をもとに「ロシアは日本から昔100万円強盗しておいて、今になって7万円くらい返すといっているのと同じだ。けしからん」などという趣旨のことをブログで綴っていますが、これは首相経験者の話とは思えないほどの、低い見識に基づいた発言です。

 まず歴史の経緯から見て、世界の大国ロシアを強盗呼ばわりして、いいはずがない。もうひとつは、北方領土は陸の面積もさることながら、200カイリの排他的経済水域の概念などでわかるとおり、海の面積が非常に重要だということです。例えば今年サケマスの流し網漁は禁止されていますが、色丹島が日本の領域ということになれば、流し網漁ができる。これだけで、根室市の1年分の予算250億円に匹敵するほどなのです。野田幹事長の主張は、こうしたことがわかっていない、とんちんかんな発言だといわざるをえません。

■旧西ドイツから学べ

 有馬:結局のところ、落としどころはどうなるのでしょうか?  1956年の日ソ共同宣言をベースにするにしても、今のお話にあったように、当時は排他的経済水域のような概念はありませんでした。また強力な在日米軍もいませんでした。条件が変わっており、2島が直ちに引き渡しされることも考えにくい、というのが現実的でしょうか。プーチン大統領は、北方領土問題を機に、日米安保体制にくさびを打ち込もうとしているとも考えられますね。

 鈴木:外交には相手があります。お互いの国益を考えての結論を出すしかありません。日本もロシアもリスクを負うという中で、1956年宣言を元に決着を図るのは一つの手です。しかし、例えば極端な話、引き渡しは歯舞諸島だけだが、それをもとに次の展開が見込めるというなら、私はそれを了としなければならないと思うのです。

 この話に関しては、旧西ドイツから学ぶべきです。1972年、東方外交を進めていた西ドイツのブラント首相は、東ドイツを承認、それは東西ドイツ基本条約の形で締結され、東西ドイツは相互承認をしました。この17年後の1989年11月9日にベルリンの壁は崩壊して、1990年には統一ドイツが誕生しました。ですから、歯舞・色丹の2島だけでも主権が戻ってきて国後・択捉島には出て行ける、共同経済活動ができる、となれば状況は変わってきます。

 また、日米安全保障条約など、米国との同盟関係については極めて重要です。安倍首相は、ことあるごとにオバマ大統領やバイデン副大統領に直接会って話をして、日本とロシアの領土問題についての理解を求め、納得を得てきました。

 トランプ新大統領になっても、それは変わりないと思います。私は安倍首相が、日本の国益を損なわず、日米同盟に配慮しながら、さらに日ロ関係を強固にすることで、中国を見据えたアジアの安定にも貢献するという「地球儀を俯瞰する外交」が実行できると信じています。ロシアも日本と結ぶことで、対中国や対朝鮮半島の関係からも安定が図れるのです。

 有馬:「8つの経済協力」への不安はありませんか? やはり、もし関係がぎくしゃくしたら、いざとなったらロシアが施設を接収するなどの問題も考えておく必要はありませんか? 

 鈴木:「ロシアは経済協力が目当てだ」などという議論は、さきほどの「100万円強盗して7万円返還する」と同じくらいレベルが低い議論だと、私は思います。「ソ連=ロシア」ではありません。そもそもロシア人は高い人的能力を持っていますし、今のロシアは信頼に足るエネルギー大国です。現在は財政が厳しいと言ってもソ連時代とは比べ物になりません。日本人はいいかげん、頭を切り替えなければいけません。

969名無しさん:2016/11/27(日) 22:49:40
>>968

 一方で、ロシアは日本の農業や医療などの応用技術に関心を持っています。これは20年違うかもしれず、ロシアにとっては魅力です。世界一の応用技術を持つ日本と、世界一のエネルギー資源大国であるロシアが協力することによって、世界の平和と安定につながります。

 有馬:最後に、次の衆議院選挙には出馬しますか? 

 鈴木:私の公民権は2017年の4月29日に回復します。その後に国政選挙があり、もし北海道のみなさんが「鈴木出るべし」ということなら、出馬します。もし年末の安倍・プーチン会談で北方領土の問題に道筋がついても、その仕上げには2年、3年、5年とかかるでしょう。2島だけでなく、国後・択捉などとの向き合い方にも課題が出てくるはずです。今後とも、生涯日ロ関係に命を懸けたいと思います。

【有馬の目】4島一括でなければ評価しないという意見があるなか、一歩でも進めることが大切と期待する鈴木宗男氏。安倍首相とプーチン大統領の個人的な関係は、日ソ共同宣言以来60年の歳月を埋めるチャンスと見る。北方領土に拘る族議員が見当たらないなか、ライフワークを自負する鈴木氏に丁寧に解説願った。
 (撮影:尾形文繁、構成:福井 純)

有馬 晴海

970名無しさん:2016/12/03(土) 10:53:21
http://www.sankei.com/world/news/161203/wor1612030005-n1.html
2016.12.3 00:31
北方領土の領有容認を要求 平和条約交渉の前提とロシア

 2日のロシア通信によると、ロシアのモルグロフ外務次官は、日本と平和条約締結交渉を本格的に始めるには、第二次大戦の結果、北方領土がロシア領になったと日本が認める必要があると述べた。また、3日にモスクワで行われるラブロフ外相と岸田文雄外相の会談では平和条約問題には触れるが、本格協議は予定されていないとも述べた。

 プーチン大統領の訪日が今月15〜16日に迫る中、ロシアが従来の強硬姿勢を崩していないことが鮮明に。モルグロフ氏は「平和条約問題の交渉に関する私たちの立場は変わっていない」と前置きし、「日本は南クリール諸島(北方領土)の領有も含めた第二次大戦の結果を無条件で認める必要がある」と強調。「これが平和条約問題の真剣な議論の出発点になる」とした。

 モルグロフ氏は原田親仁・日露関係担当政府代表と平和条約締結交渉を続けているロシア側の担当者。(共同)

971名無しさん:2016/12/04(日) 21:59:31
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B2%E5%B7%9E%E8%B2%A1%E9%96%A5
甲州財閥

甲州財閥(こうしゅうざいばつ)とは、明治期の東京や横浜で顕著な経済活動を行っていた甲州(山梨県)出身の実業家たちのことで、著名な人物は、若尾逸平、若尾幾造、若尾璋八、雨宮敬次郎、根津嘉一郎、小野金六、穴水要七、小池国三、佐竹作太郎、神戸挙一である[1]。その中でも若尾逸平と雨宮敬次郎は二大巨頭と言われている[2]。甲州財閥の実業家たちは協力し合うこともあったが、対立することもあった[2]。例えば、雨宮敬次郎は1893年10月に東京市街鉄道の設立を申請しているが、若尾逸平は翌11月に東京馬車鉄道の電化を申請しており、東京市街の鉄道(路面電車)において二人は対立していた[3]。

972名無しさん:2016/12/07(水) 22:33:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161205-00000101-jij-pol
安倍首相、真珠湾訪問へ=歴代初「未来に不戦の決意」―26日から、オバマ氏と慰霊
時事通信 12/5(月) 19:04配信

 安倍晋三首相は5日、今月26、27両日の日程で米ハワイを訪れ、第2次世界大戦で日米開戦の舞台となったホノルル市の真珠湾を訪問すると発表した。

 日本の現職首相が真珠湾を訪れるのは初めて。オバマ米大統領とともに犠牲者を慰霊し、併せて最後となる首脳会談も行う。首相は「二度と戦争の惨禍を繰り返してはならないという未来に向けた決意を示したい」と訪問の意義を訴えた。首相官邸で記者団に語った。

 オバマ氏は今年5月、現職の米大統領として初めて、米国が原子爆弾を投下した広島市を訪問している。旧日本海軍が奇襲攻撃を行った真珠湾を日本の首相が訪れることは、その返礼の意味合いがあるとみられる。首相とオバマ大統領は27日に奇襲攻撃で沈んだ戦艦アリゾナの記念館を訪問する方向だ。岸田文雄外相が首相に同行する。

 首相は真珠湾訪問について「犠牲者の慰霊のための訪問だ」と説明し、「日米の和解の価値を発信する機会にもしたい」と表明。日米の戦後に終止符を打つとともに、同盟深化を内外にアピールする狙いを強調した。

 昨年4月に米議会上下両院合同会議で戦後70年の節目を踏まえて演説したことにも触れ、「(それ以降)真珠湾を訪問することの意義、象徴性、和解の重要性について発信したいとずっと考えてきた」と説明。11月にペルーでオバマ大統領と立ち話した際、最終的に決まったと明かした。

 首相はオバマ大統領との会談を「これまでの集大成」と位置付け、「この4年間、あらゆる面で日米関係を発展させ、アジア太平洋地域や世界の平和と繁栄のためともに汗を流してきた」と指摘。先の広島訪問に関し、「核なき世界に向けた大統領のメッセージは、今も多くの日本人の胸に刻まれている」とも述べた。

 真珠湾攻撃は1941年12月8日(日本時間)に行われ、米側に多数の犠牲者が出た。今年は75周年の節目で、日本政府はオバマ大統領の広島訪問と並行して、水面下で米政府と調整していた。

973名無しさん:2016/12/08(木) 06:28:51
「日本を殺せ」が米国で大ヒット、東京だった次の原爆
JBpress 12/8(木) 6:15配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161208-00048575-jbpressz-n_ame

974とはずがたり:2016/12/08(木) 15:12:35

70年後に見えてきた白洲次郎の意外な事実
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20161019-OYT8T50024.html?from=yartcl_outbrain1
読売新聞調査研究本部主任研究員 舟槻格致
2016年10月21日 12時30分

 日本国憲法は11月3日に、「公布70周年」の節目を迎える。連合国軍総司令部(GHQ)による「押し付け」で作られたとされる憲法の制定当時、GHQとの交渉で苦闘しながら活躍したことで知られる白洲次郎の実像に、読売新聞調査研究本部で憲法問題担当の舟槻格致主任研究員が迫る。

今なお「日本で一番カッコイイ男」

 白洲次郎(1902〜85年)の典型的なイメージといえば、戦前のヨーロッパ大陸で、ベントレーやブガッティを乗り回したダンディーな日本人。イギリス貴族仕込みのブリティッシュ・イングリッシュで、憲法を巡っては、政府の「終戦連絡中央事務局次長」として連合国軍総司令部(GHQ)に正面から戦いを挑み、吉田茂首相を助けた男――。こんな辺りだろうか。

 NHKのドラマなどを通じて人気が沸騰し、今なお「日本で一番カッコイイ男」とまで言われる人物の生き方は、調べれば調べるほど興味深い。だが、女婿の牧山圭男よしお・長女の牧山桂子かつらこ夫妻に話を伺うと、一般的に抱かれる人物像とはちょっと違う白洲の姿も浮かび上がってくる。夫妻の話も踏まえて、白洲の実像と日本の戦後史に与えた影響を考えてみたい。

疑問1・白洲はマッカーサーを怒鳴りつけたか

 東京郊外・町田市。小田急線鶴川駅から15分ほど歩いた緑あふれる住宅地に旧白洲邸「武相荘ぶあいそう」はある。かつて農家を買い取って白洲次郎・正子(1910〜98年)夫妻が暮らした邸宅が、今は一般に公開されている。その一室で牧山さん夫妻にお会いし、白洲の思い出を語ってもらった。

 「天皇の贈り物を『その辺に置け』とは何事か!」

 白洲を一躍ヒーローにしたのは、昭和20(1945)年のクリスマスのエピソードだろう。白洲が届けた天皇のプレゼントを、マッカーサーが「そのあたりにでも置いておいて」と、絨毯じゅうたんの上を指さしたところ、このセリフが飛び出したとされる。プレゼントを持ち帰ろうとする白洲の姿にあわてたマッカーサーは、台を用意させたという。

 当時の日本は、米国に敗れて国土は焦土となっていた。精神的にも、日本人の誰もが絶対的な存在と信じていたはずの天皇陛下すら「碧あおい眼めの大君」マッカーサーに屈従せざるを得ず、うちひしがれていた。そんな中にあって、一人の日本の男がマッカーサーを面前で一喝したというのだから、空手チョップで外国人レスラーをやっつけた、かの力道山並みにカッコ良すぎる逸話と言えよう。

 ところが、桂子さんは「そんな失礼なこと言いませんよ」と、このエピソードに否定的な見方を示す。以下は、圭男さんの解説である。

 「白洲は、評論家の河上徹太郎さん(1902〜80年)と非常に仲が良かった。生前、白洲はよく『若いやつが生意気なことを言うから、怒鳴りつけてやった』とか『ぶん殴ってやった』ということがあった。でもそれは心情を吐露しているだけであって、本当に殴るわけではない。白洲はマッカーサーとのことも、『マッカーサーを怒鳴りつけてやった』というように話し、それを聞いて面白がった河上さんが書いて広まったエピソードではないでしょうか。白洲は失礼なことはしないんです」

 要するに、多分に脚色が入っていたのではないか、というのである。もっともマッカーサーが慌てて台を取ってきたのはどうも事実だったようで、「白洲が紳士的に苦言を呈した」というあたりが事実に近いのかもしれない。

975とはずがたり:2016/12/08(木) 15:13:10

 「怒鳴りつけた」が仮に本当でないとしても、それで白洲の株が下がるとは全く思わない。天皇の贈り物が軽んじられないようにきちんと英語で伝え、しかもそれをマッカーサーに実行させるというスマートなことができた日本人が当時、果たして白洲以外にいただろうか。天皇に敬意を払う日本人の思いをマッカーサーに率直に伝えたことは、東京裁判などから天皇の身柄を守る意向に傾いていたとされるマッカーサーの決意を、さらに固めたに違いないとも思う。

疑問2・白洲は「押し付け憲法」を嫌ったか

 白洲が日本の現代史上、最も活躍したのは、日本国憲法の原案が作られた46年の2月から3月にかけて、当時の吉田茂外相や松本烝治じょうじ・憲法担当国務相と一緒にGHQとの厳しい交渉に当たった時期ではないだろうか。GHQは、自ら作った「マッカーサー草案」をほとんど日本側に直させないまま、3月7日には「憲法草案要綱」が新聞などで発表された。

 煮え湯を飲まされた格好の白洲は、同日付の手記に「『今に見ていろ』と云フ気持抑ヘ切レス。ヒソカニ涙ス」と書いている。

 白洲は後に、新憲法は「押し付け」られたものであると明言している。「この憲法は占領軍によって強制せられたものである」「歴史上の事実を都合よくごまかしたところで何になる。後年そのごまかしが事実と信じられるような時がくれば、それはほんとに一大事であると同時に重大なる罪悪である」(エッセー集『プリンシプルのない日本』)とも書いている。

 こうした白洲の証言は、「今の憲法は押し付けだ」と強調する“改憲派”知識人たちの議論のよりどころの一つともなってきた。

 ところが、当の憲法の中身について、白洲は内心では評価していたというから、意外である。圭男さんが語る。

 「白洲は、『押し付けられたのは事実だし、素人が作った憲法だが、内容は良い。人の良いアメリカ人が占領軍となって作ったから、ずいぶん助かったんだ』と話していました」

 特に9条を評価していたという。朝鮮戦争を契機に米側から日本の再軍備の要請が強まり、警察予備隊が発足し、やがて自衛隊になっていくわけだが、白洲は再軍備に批判的だったという。憲法の問題点と指摘していたのは、「国の根幹にかかわるものなのに、細かく書かれすぎている。もっとザックリ書けば良かった」という点だった。

 現在の厳しい国際情勢は、9条制定当初からは一変しているし、憲法学者からは「日本国憲法は先進諸国の憲法と比べて条文が大ざっぱすぎる」という指摘はあっても逆は皆無だ。白洲の考えは、今日的に見ると正しいとばかり言いづらい面もあろうが、白洲が一筋なわでは理解できない人物であったことは、確かだ。


疑問3・白洲はGHQと対立したか

 GHQでマッカーサーの腹心だったコートニー・ホイットニー准将に「英語がうまいですね」と褒められた白洲は、こう切り返している。

 “If you study a little harder, you will improve your English.”(あなたももう少し勉強すれば、英語が上達しますよ)

 ホイットニーといえば、マッカーサーに次ぐGHQのナンバー2で、日本統治の要であった民政局の局長。ロースクールで法律を学んで弁護士も経験し、将官にまで上り詰めた人物だ。知識人であり、たたき上げの軍人ではない。だが、ケンブリッジ大学を卒業し、英国の貴族階級から英語を学んでいた白洲は、自らの英語の方が正統であると感じたに違いない。心理的には引け目を感じるどころか、優位に立っていたのだろう。

976とはずがたり:2016/12/08(木) 15:14:15
>>794-796
 「いやみったらしい英語で言う白洲の様子が、目に浮かぶようね」と、桂子さん。

 このホイットニーとのやり取りだけを見ると、学歴や階級をひけらかしたようなイヤらしさを感じる向きもあるかもしれないが、白洲のイギリス英語の使い手としての力量は、そうした表面的なものだけではなかったようだ。

 GHQの憲法原案を押し付けて完成させようとしたホイットニーに宛てて、性急すぎると白洲が苦言を呈したことで有名なのが、いわゆる「ジープウェー・レター」(46年2月15日付)だ。先進的すぎる民主主義的な憲法の拙速な導入は、本来ジープで山道を越えていくべきところを飛行機で一足飛びに目指すようなもので、過激な反動を招きかねないと、たとえ話を交えて切々と訴えた。緊張感があふれる2枚紙の英文の手紙の最後は、こう締めくくられている。

“I am afraid I have already accelerated the paper shortage by writing this mumble but I know you will forgive me for my shortcoming for which my late father is also partly responsible.”(私がブツブツと文句を書き連ねたことで紙不足に拍車をかけてしまいましたが、これは亡父の性格を一部受け継いだゆえの私の短所によるものです。どうかお許しを)

 物資が払底していた終戦直後でも、さすがに紙2枚を政府が使えないことはなかっただろう。白洲の父は、貿易会社を興した大金持ちで後に会社を倒産させ、豪放な人物として知られた白洲文平。厳しい内容が続いた文面の最後で、英国紳士を彷彿ほうふつとさせるユーモアを見せられたホイットニーは、思わずクスッと笑ったのではないか。日本語にしてみると何と言うこともないが、何とも書き手のスマートさを感じさせる機知に富んだ文章だ。

 こうした人間的な面白みも手伝ってか、GHQの人たちは、桂子さんによると、幹部クラスを含むかなりの数が鶴川の自宅を頻繁に訪れて、白洲と親しく交わっていた。白洲はGHQにはっきりとモノを申したが、それは「喧嘩けんか」ではない「主張」だったということだろう。

「誇りある文明国」GHQに印象づける

 白洲次郎が終戦直後の日本にいなかったら、どうなっていたか。

 おそらく「押し付け憲法」の内容はほとんど変わらなかったし、その後の自衛隊発足、経済復興といった日本の戦後史も、基本的にたどったコースは同じだったろう。

 だが、白洲が憲法交渉に加わっていなかったら、「押し付け」を巡る日米の亀裂はさらに深刻になり、現代にまで一層暗い影を落としたのではなかったか。プライドの高い松本国務相は、怒りのあまり交渉の途中で席を立って出て行ってしまい戻って来ないほどだった。交渉団に入っていた吉田外相が後に首相になれたのは、GHQとの折衝の前面に立つ汚れ役を白洲が引き受けたからだという見方は、決して誇張ではないだろう。白洲の能力に目を付けて引っ張り出してきた吉田の人を見る力は大したものだったと言っても良い。

 白洲は、「確かに日本は戦争には負けたが、決して野蛮な未開国ではない。誇りある文明国だ」ということを、自らの行動を通じて、GHQの幹部たちに印象づけたのだろうと思うのである。

舟槻 格致( ふなつき・かくち )
 調査研究本部主任研究員。専門分野は憲法と政治。憲法を中心とした政治の動きを、政治部で担当。首相官邸のほか与野党、国会、外務省、法務省などを取材し、憲法、衆院選、統括担当の次長を経て現職。著書「政治はどう動くか」(書肆侃侃房)、共著「基礎からわかる 憲法改正論争」(中公新書ラクレ)など。

977名無しさん:2016/12/10(土) 13:45:31
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016120500735&g=pol
安倍首相発言全文=米真珠湾訪問

 安倍晋三首相が5日、今月下旬の米真珠湾訪問を発表した発言の全文は次の通り。
 今月26、27日、ハワイを訪問し、オバマ大統領と首脳会談を行う。この4年間、オバマ大統領とはあらゆる面で日米関係を発展させ、アジア太平洋地域、世界の平和と繁栄のためにともに汗を流してきた。
 先のオバマ大統領の広島訪問に際し、核なき世界に向けた大統領のメッセージは今も多くの日本人の胸に刻まれている。ハワイでの会談は、この4年間を総括し、未来に向けてさらなる同盟の強化の意義を世界に発信する機会にしたい。
 これまでの集大成となる最後の首脳会談となる。この際、オバマ大統領とともに真珠湾を訪問する。犠牲者の慰霊のための訪問だ。二度と戦争の惨禍を繰り返してはならない。未来に向けた決意を示したい。
 同時に、日米の和解の価値を発信する機会にもしたい。今や日米同盟は、世界の中の日米同盟として、ともに力を合わせて世界のさまざまな課題に取り組む希望の同盟となった。その価値、意義は、過去も現在も未来も変わらない。このことを確認する意義ある会談となると思う。
 -訪問を決断したのはいつか。
 昨年、戦後70年を迎え、米議会で演説を行い、私の70年を迎えての思い、考えについて発信したところだ。その中で、真珠湾を訪問することの意義、象徴性、和解の重要性について発信したいとずっと考えてきた。
 同時に、オバマ大統領との4年間を振り返る首脳会談も行うことができればと考えてきたが、先般の(ペルーの)リマでの短い会談で、12月に会談を行おう、そしてその際に二人で真珠湾を訪問しようと確認し、合意をした。(2016/12/05-20:04)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016120500798&g=pol
日米和解、未来志向でアピール=同盟の意義再確認へ-安倍首相

 安倍晋三首相はオバマ米大統領とともに行う真珠湾訪問で、日米和解を内外にアピールし、戦後に区切りを付けたい考えだ。オバマ氏による5月の広島訪問と併せ、日米の指導者が未来志向で平和を誓う舞台として周到に準備を進めてきた。来年1月のトランプ次期政権への交代を前に、日米同盟の意義を再確認する狙いもある。
 「この4年間を総括する場をつくろう」。首相は11月中旬のペルー・リマで行ったオバマ氏との短時間の立ち話で、こう呼び掛け、ハワイでの首脳会談を提案。オバマ氏は快諾した。
 関係者によると、オバマ氏は5月に来日して首相と会談した際、真珠湾攻撃のあった12月8日の訪問を打診した。しかし、日本側は「謝罪色が強くなりすぎる恐れがある」(政府関係者)との理由で、同月下旬にずらせた。
 オバマ氏の被爆地・広島訪問では、日本は原爆投下への「謝罪」を求めず、未来志向を演出することに心を砕いた。これと同様に、首相は自身の真珠湾訪問でも未来志向を重視した。
 首相は昨年4月の訪米時に議会で演説し、真珠湾や太平洋戦争の激戦地に触れながら、「悔悟」の気持ちを表明。同年8月に発表した戦後70年談話でも「私たちの子や孫に、謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」と、戦後に終止符を打つ必要性を強調していた。
 首相はその当時からハワイ訪問の構想を温めてきた。首相は5日夜、「真珠湾を訪問する意義、象徴性、和解の重要性について発信したいとずっと考えてきた」と記者団に明かした。
 一方、トランプ次期大統領は選挙戦で、在日米軍駐留経費を日本が全額負担しない場合の米軍撤退や日本の核武装に言及したことから、日米同盟の先行きを不安視する向きもある。
 「日米同盟の価値は、過去も現在も未来も変わらない。このことを確認する意義ある会談になる」。首相はオバマ氏とハワイで行う首脳会談をこう位置付け、次期政権との間でも「希望の同盟」として堅持していきたいとの考えをにじませた。 (2016/12/05-22:33)

978名無しさん:2016/12/10(土) 13:47:03
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016120500667&g=pol
安倍首相、真珠湾訪問へ=歴代初「未来に不戦の決意」-26日から、オバマ氏と慰霊

 安倍晋三首相は5日、今月26、27両日の日程で米ハワイを訪れ、第2次世界大戦で日米開戦の舞台となったホノルル市の真珠湾を訪問すると発表した。日本の現職首相が真珠湾を訪れるのは初めて。オバマ米大統領とともに犠牲者を慰霊し、併せて最後となる首脳会談も行う。首相は「二度と戦争の惨禍を繰り返してはならないという未来に向けた決意を示したい」と訪問の意義を訴えた。首相官邸で記者団に語った。

 オバマ氏は今年5月、現職の米大統領として初めて、米国が原子爆弾を投下した広島市を訪問している。旧日本海軍が奇襲攻撃を行った真珠湾を日本の首相が訪れることは、その返礼の意味合いがあるとみられる。首相とオバマ大統領は27日に奇襲攻撃で沈んだ戦艦アリゾナの記念館を訪問する方向だ。岸田文雄外相が首相に同行する。
 首相は真珠湾訪問について「犠牲者の慰霊のための訪問だ」と説明し、「日米の和解の価値を発信する機会にもしたい」と表明。日米の戦後に終止符を打つとともに、同盟深化を内外にアピールする狙いを強調した。
 昨年4月に米議会上下両院合同会議で戦後70年の節目を踏まえて演説したことにも触れ、「(それ以降)真珠湾を訪問することの意義、象徴性、和解の重要性について発信したいとずっと考えてきた」と説明。11月にペルーでオバマ大統領と立ち話した際、最終的に決まったと明かした。
 首相はオバマ大統領との会談を「これまでの集大成」と位置付け、「この4年間、あらゆる面で日米関係を発展させ、アジア太平洋地域や世界の平和と繁栄のためともに汗を流してきた」と指摘。先の広島訪問に関し、「核なき世界に向けた大統領のメッセージは、今も多くの日本人の胸に刻まれている」とも述べた。
 真珠湾攻撃は1941年12月8日(日本時間)に行われ、米側に多数の犠牲者が出た。今年は75周年の節目で、日本政府はオバマ大統領の広島訪問と並行して、水面下で米政府と調整していた。(2016/12/05-23:30)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016120500762&g=pol
ホワイトハウス、日米が「和解の力示す」=安倍首相の真珠湾訪問

 【ワシントン時事】米ホワイトハウスは5日、安倍晋三首相のハワイ・真珠湾訪問について声明を出し、「(オバマ大統領と首相は)共通の利益や価値で結び付いて、かつての敵を最も緊密な同盟国にした和解の力を示す」と述べた。旧日本軍による真珠湾攻撃から75年の節目を迎えることから、全ての関係者が歓迎しているとみられる。
 ホワイトハウスによると、オバマ大統領は27日、安倍首相に同行し、真珠湾にある慰霊施設のアリゾナ記念館を訪問する。声明は「(首相との)会談は、日米同盟の強化に向けた過去4年間の努力を振り返る機会となる」と述べた。
 安倍首相による真珠湾訪問案は、オバマ大統領が5月に被爆地・広島を米大統領として初めて訪問した際、日米の当局者間で浮上していた。オバマ氏は毎年12月下旬に冬休みをハワイで過ごしており、この時期に照準を合わせて首相訪問を水面下で調整していた可能性がある。
 ハワイでは今月7日(日本時間8日)、真珠湾攻撃から75年になるのに合わせて式典が行われる。米メディアによると、ハワイ選出の日系議員らがオバマ、安倍両氏に式典への招待状を送っていた。真珠湾攻撃で米側は約2300人が犠牲になった。
 米国内では現在、第2次世界大戦をめぐる反日感情が目立った形では表面化していない。安倍首相が戦後70年の2015年4月に米議会で行った演説も肯定的に受け止められており、真珠湾訪問で謝罪を求める動きが広がることはないとみられる。(2016/12/05-22:35)

979名無しさん:2016/12/10(土) 14:25:21
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016120600010&g=pol
安倍首相の真珠湾訪問、与党は歓迎=「謝罪はしない」の見方も

 安倍晋三首相の今月下旬の真珠湾訪問について、与党からは歓迎する声が相次いだ。自民党の保守系議員も「騒ぐことはない」「いいことだ」などとおおむね理解を示した。一方、首相に近い党幹部の一人は、真珠湾攻撃の加害責任に関し「首相は謝罪はしない」との見方を示した。
 自民党の河村建夫元官房長官は5日夜、東京都内で記者団に対し、「一つの大きなタイミングだ。首相が言う『戦後の総決算』という感じがする」と評価。「オバマ米大統領が広島を訪れたということもあると思う」と述べ、大統領の被爆地訪問への答礼の意味合いもあるとの認識を示した。
 公明党の大口善徳国対委員長は記者団に「米国民の心情に寄り添う姿を示すことは大事だ」と語った。(2016/12/06-00:25)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016120600015&g=pol
中国メディアも詳報=ネットでは「なぜ南京に来ない」-安倍首相の真珠湾訪問

 【北京時事】中国国営新華社通信(英語版)は5日、安倍晋三首相が米ハワイの真珠湾を訪問することを詳しく伝えた。オバマ米大統領が5月に米大統領として初めて被爆地・広島を訪問したと指摘した上で、「安倍首相が真珠湾訪問を決断したのは、トランプ次期政権でも日米同盟を強化する狙いがある」との見方を伝えた。

 一方、中国のインターネットでは「なぜ(中国の)南京を訪れ、大虐殺の犠牲者を弔わないのか」などと南京事件と関連付け、安倍首相の対応の違いを批判する書き込みが目立っている。(2016/12/06-00:43)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016120600115&g=pol
日本の核廃絶決議採択=23年連続、保有国の米賛成-国連総会

 【ニューヨーク時事】国連総会(193カ国)は5日の本会議で、核兵器の全面廃絶に向け、すべての国が共同行動を取る決意を新たにするとした日本主導の決議を167カ国の賛成を得て採択した。核廃絶決議の採択は23年連続。
 北朝鮮とシリアのほか、核兵器保有国の中国とロシアは反対。保有国の英仏を含む16カ国が棄権した。米国は賛成した。
 決議はオバマ米大統領の5月の被爆地・広島訪問を評価。また、核保有国と非保有国が核軍縮と不拡散の実践的措置を促進する「有意義な対話」に一層関与するよう奨励している。(2016/12/06-07:42)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016120600174&g=pol
「国民は温かく受け入れる」=安倍首相の真珠湾訪問-米報道官

 【ワシントン時事】アーネスト米大統領報道官は5日の記者会見で、安倍晋三首相が今月末にハワイの真珠湾を訪問すると発表したことについて「ほとんどの米国民は温かく受け入れるだろう」と述べた。また、オバマ大統領と安倍首相が真珠湾でそれぞれ所感を述べる見通しだと語った。
 5月のオバマ大統領の広島訪問で「米大統領と日本の首相が立ち並んだ姿には心を動かされた」と振り返った。真珠湾のアリゾナ記念館で2人が並んで立つ姿は「同じように心を動かされるだろう」と期待している。
 その上で「(首相訪問に)感情を害する人もいるかもしれないが、多くの人が個人的な敵意を脇に置いてくれると信じている」と強調。それは「安倍首相の言葉に満足するからでなく、この機会が米国にとって非常に大切だと認識しているからだ」と訴えた。(2016/12/06-09:26)

980名無しさん:2016/12/10(土) 14:25:32
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016120600176&g=pol
「歴史的和解」「同盟誇示」=安倍首相の真珠湾訪問-韓国紙

 【ソウル時事】6日付の韓国各紙は、安倍晋三首相の米ハワイ・真珠湾訪問発表について「歴史的和解」「米日同盟誇示」などと詳しく報じ、高い関心を示した。
 ソウル新聞は「第2次大戦で激しい戦いを繰り広げた両国の歴史的和解を象徴している」と伝え、「安倍首相は戦後史に区切りを付け、米日同盟関係をさらに高い段階に引き上げる主役となる」と指摘した。さらに、トランプ次期米大統領も安倍首相の真珠湾訪問を求めており、次期政権との円滑な関係を望む日本側の意向も込められていると分析した。
 ハンギョレ新聞は、安倍首相とトランプ氏のニューヨークでの会談にオバマ大統領が不快感を示したという報道を引用、「真珠湾訪問はオバマ大統領への最後の外交的な贈り物になる」と伝えた。ただ、韓国日報などは「国内の保守勢力の反発を考慮し、踏み込んだ謝罪はしない可能性が大きい」と報じている。(2016/12/06-09:27)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016120600365&g=pol
真珠湾訪問、謝罪でない=閣僚は安倍首相の決断評価-菅官房長官

 菅義偉官房長官は6日午前の記者会見で、安倍晋三首相が今月下旬に米ハワイの真珠湾をオバマ大統領と訪問することについて、「戦没者の慰霊のためで、謝罪のためではない」と強調した。首脳会談に関しては27日(日本時間28日)に行うと明らかにした。
 各閣僚の閣議後の記者会見では、首相の決断を評価する声が相次いだ。
 岸田文雄外相は「(首相の訪問は)二度と戦禍を繰り返してはならないという未来に向けた強い意志や、強い日米同盟のありようを示すものだ」と述べた。
 山本幸三地方創生担当相も「本当の意味で大戦の処理が終わることになる。トランプ政権の誕生に当たり、日米の和解、絆の強さを世界に示すことは非常に意義がある」と語った。
 麻生太郎副総理兼財務相は「日米関係で、広島と真珠湾の話は、第2次世界大戦に関する一番の象徴的なことだから、首相と大統領が相互訪問するということだろう」と説明した。(2016/12/06-11:53)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016120600835&g=pol
真珠湾訪問、米新政権にらむ=安倍首相、同盟強化の継承促す

 安倍晋三首相は今月下旬の真珠湾訪問を、オバマ米大統領と取り組んできた同盟強化の「総決算」(外務省幹部)と位置付け、来年1月に就任するトランプ次期大統領に「継承してもらう」(同)考えだ。トランプ氏就任から1週間後となる1月27日の首脳会談も調整しており、歴史的訪問をてこに同盟関係の重要性への理解を促す。
 真珠湾訪問の意向を明かして一夜明けた6日、首相はカーター米国防長官と首相官邸で会談。訪問の目的を「犠牲者の慰霊」と説明し、「二度と戦争の惨禍を繰り返さないという未来に向けての強い意志と決意を、世界に向けて発信したい」と伝えた。カーター氏も「オバマ大統領をはじめ、われわれは非常に喜んでいる」と歓迎した。
 首相はオバマ政権との間で、同盟強化に腐心してきた。集団的自衛権行使を可能にした安全保障法制整備により、日米防衛協力の水準を引き上げた。中国の強引な海洋進出や北朝鮮の核・ミサイル開発に歯止めをかけるには、アジア太平洋地域に確固たる日米同盟が不可欠との信念からだ。
 だが、トランプ氏は先の大統領選で、日本が在日米軍駐留経費の負担増に応じなければ撤収も辞さない姿勢を示すなど、同盟軽視とも取れる発言を繰り返してきた。首相は当選直後の11月17日にトランプ氏と会談し、「まさに信頼できる指導者」と称賛したが、新政権の外交政策は依然、不透明で、不安が解消されたわけではない。
 こうした中、首相は真珠湾への歴史的訪問を果たすことで、時の政権の外交政策に左右されない普遍的な「日米の絆」を内外に示したい考え。政府関係者は「トランプ支持者を含め、米国全体へのメッセージになる。高い発射台から次期政権との関係をスタートできる」と狙いを話す。
 先の大戦で戦火を交えた米国との和解を一段と進めることで、日本の戦争責任を繰り返し追及してきた中韓両国をけん制する意図も透けて見える。「世界の多くは歓迎する。『もっと反省しろ』と言うのは少数だ」。外務省幹部は、「歴史カード」に固執する中韓が国際社会で「異端視」されることに期待を示した。 (2016/12/06-19:57)

981名無しさん:2016/12/10(土) 14:44:37
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016120700916&g=pol
真珠湾攻撃75年で追悼式=9日に初の日米共催

 太平洋戦争開戦の引き金となった旧日本軍による真珠湾攻撃から75年となるのを機に、在ホノルル日本総領事館と米海軍は8日(日本時間9日)、米ハワイの真珠湾に浮かぶフォード島で追悼式典を共同開催する。日本政府関係者が7日、明らかにした。
 日米共催の式典は初めて。日本の国会議員や米軍関係者らが参加し、日米双方の犠牲者を慰霊する。安倍晋三首相とオバマ米大統領が今月下旬にそろって真珠湾を訪れるのに先立ち、日米和解を確認することになる。(2016/12/07-22:29)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016120700755&g=pol
中国にも「弔う場所ある」=安倍首相の真珠湾訪問

 【北京時事】安倍晋三首相が今月下旬に米ハワイの真珠湾を訪問することについて、中国外務省の陸慷報道局長は7日の記者会見で、南京大虐殺記念館のほか、満州事変の発端となった柳条湖事件を記念した博物館や731部隊跡地を挙げ、「日本が深刻に反省し本当に謝罪したいなら、中国には多くの弔うべき場所がある」と述べた。(2016/12/07-18:25)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016120700522&g=pol
「真珠湾」75年で追悼声明=安倍首相訪問には触れず-米大統領

 【ワシントン時事】オバマ米大統領は6日、旧日本軍による1941年12月7日(日本時間8日)の真珠湾攻撃から75年となるのを前に、犠牲者を追悼する声明を発表し、「自由と民主主義の名の下にささげられた犠牲は、決して無駄ではなかった」と強調した。また、政府機関や国民に対して、7日は半旗を掲げるよう要請した。
 オバマ大統領は声明で、真珠湾攻撃やノルマンディー上陸作戦など第2次大戦で犠牲になった米兵について、「自由のために戦い、ファシズムを打倒し、敵国を同盟国に変えた」と称賛した。
 大統領は26、27の両日、安倍晋三首相と共に真珠湾を訪問し、犠牲者の慰霊をする予定だが、声明ではこの訪問について触れなかった。
 一方、トランプ次期大統領も6日、ノースカロライナ州フェイエットビルの集会で「あすは真珠湾攻撃から75年だ。偉大な軍服を身にまとった人々が尊い犠牲になった出来事の節目になる」と述べた。(2016/12/07-14:58)

982名無しさん:2016/12/10(土) 14:44:47
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016120800827&g=pol
吉田首相の真珠湾訪問確認できず=政府

 安倍晋三首相が今月下旬に米ハワイの真珠湾を訪れることに関し、菅義偉官房長官は8日の記者会見で「米国の大統領とともに真珠湾を訪問するのは初めてだ」と意義を強調した。ハワイのホノルルには1951年に当時の吉田茂首相も訪れていたことに触れ、真珠湾については「範囲が広大なこともあり、吉田氏が訪問したかどうかは確認できない状況だ」と説明した。(2016/12/08-18:28)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016120800093&g=pol
「自由のともしび消せない」=真珠湾攻撃75年で次期米大統領

 【ワシントン時事】トランプ次期米大統領は7日、旧日本軍によるハワイの真珠湾攻撃から75年となるのに際して声明を出し、次世代のためにも、戦争で多くの犠牲を払った勇敢な米国人から引き継いだ「自由のともしびを消すことは許されない」と呼び掛けた。
 トランプ氏は「過去75年、米国はさまざまな敵と対峙(たいじ)してきた。しかし、レーガン元大統領が述べたように『平和を追求する上で、勝利に代わる物はない』という事実は不変だ」と強調した。 (2016/12/08-06:53)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016120700931&g=pol
安倍首相訪問「待ち望む」=真珠湾攻撃75年で声明-オバマ米大統領

 【ワシントン時事】オバマ米大統領は7日、旧日本軍による1941年12月7日(日本時間8日)の真珠湾攻撃から75年となるのに際して声明を出し、慰霊施設である沈没した戦艦アリゾナの記念館を「安倍晋三首相と一緒に訪問するのを待ち望んでいる」と述べた。大統領が今月下旬の首相の真珠湾訪問に言及したのは初めて。
 大統領はこの中で、「この歴史的な訪問は、米国と日本が75年前には想像できなかった同盟で結ばれ、世界の平和と安全のために手を携えて働き続ける証しになる」と強調した。
 また、「真珠湾攻撃で2400人以上の米国の愛国者が命を失った。妻ミシェルと私は本日、犠牲者の追憶と遺族らへの称賛に加わる」と追悼の意を表明した。
 大統領はこれに先立ち、政府機関や国民に対し、7日は半旗を掲げるよう要請した。
 一方、トランプ次期大統領も6日、ノースカロライナ州フェイエットビルの集会で「あすは真珠湾攻撃から75年だ。偉大な軍服を身にまとった人々が尊い犠牲になった出来事の節目になる」と述べた。(2016/12/08-00:15)

983名無しさん:2016/12/10(土) 15:19:59
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016120900128&g=pol
日米、初の合同追悼式=真珠湾攻撃75年、安倍首相訪問控え-ハワイ

 【ロサンゼルス時事】1941年の旧日本海軍による米ハワイの真珠湾攻撃から75年を迎え、在ホノルル日本総領事館と米海軍は8日(日本時間9日)、真珠湾攻撃で戦死した両国の兵士を慰霊する合同追悼式典を真珠湾で初めて開催した。安倍晋三首相の訪問を前に、参列者らは日米の友好と将来の平和を誓った。
 総領事館などによると、式典には約80人が参列。地元では日本人兵士を慰霊することに抵抗もあり、「75年の節目にひっそりと犠牲者を悼みたい」(関係者)として、招待者以外には非公開で行われた。
 出席者によると、ジョン・フラー・ハワイ海軍地域司令官は式典で「日本は米国にとってさらに重要な同盟相手となる」とあいさつ。三沢康ホノルル総領事は「かつて敵同士だった日米がどれだけ関係を前進させることができたかを示す大きな出来事だ」と式典の意義を強調した。
 日本からは武田良太元防衛副大臣、真珠湾攻撃を指揮した山本五十六連合艦隊司令長官の故郷である新潟県長岡市の磯田達伸市長のほか、自衛隊関係者も出席した。安倍首相が今月下旬に訪問する予定の戦艦アリゾナの記念館を見渡せる米軍敷地内で行われ、参加者らが黙とうをささげた後、日米の国歌が演奏された。

 磯田市長は「日米関係の新たなスタートと未来志向がはっきりと打ち出された追悼式典だった」とコメントした。
 真珠湾攻撃では停泊中の戦艦アリゾナなどが沈没し、米側に約2400人の死者が出た。日本側もゼロ戦パイロットなど65人が死亡した。
 安倍首相は26、27の両日にハワイを訪問し、オバマ大統領と犠牲者を慰霊する。(2016/12/09-12:09)

984名無しさん:2016/12/10(土) 23:00:48
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161205/k10010796011000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_118
安倍首相 今月下旬にハワイへ 真珠湾攻撃の犠牲者慰霊
12月5日 19時24分
安倍総理大臣は、5日夜、総理大臣官邸で記者団に対し、今月26日と27日にハワイを訪れ、太平洋戦争の発端となった75年前の旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者をアメリカのオバマ大統領とともに慰霊することを明らかにしました。現職の総理大臣が真珠湾を訪れて犠牲者を慰霊するのは初めてです。
この中で、安倍総理大臣は、「今月の26日、27日、ハワイを訪問し、オバマ大統領と首脳会談を行う。ハワイでの会談はこの4年間を総括し、未来に向けてさらなる同盟の強化の意義を世界に発信する機会にしたいと思う。これまでの集大成となる最後の首脳会談となる」と述べました。

そのうえで、安倍総理大臣は、太平洋戦争の発端となった75年前の旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者をオバマ大統領とともに慰霊することを明らかにし、「二度と戦争の惨禍を繰り返してはならない。未来に向けた決意を示したいと思う。同時に、日米の和解の価値を発信する機会にもしたいと考えている」と述べました。さらに、安倍総理大臣は、「昨年、戦後70年を迎え、アメリカ議会で演説を行い、私の思いや考えを発信した。その中で、真珠湾を訪問することの意義や象徴性、和解の重要性について発信したいということは、ずっと考えてきた。同時に、オバマ大統領との4年間を振り返る首脳会談も行うことができればと考えてきた」と述べました。

また、安倍総理大臣は、ハワイ訪問と真珠湾攻撃の犠牲者の慰霊について、先月、APEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に出席するため、ペルーを訪れた際に、オバマ大統領との間で確認したことを明らかにしました。現職の総理大臣が、真珠湾を訪れて犠牲者を慰霊するのは初めてのことです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161205/k10010796101000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_116
米報道官 ハワイで日米首脳会談を発表
12月5日 20時23分
アメリカのホワイトハウスはオバマ大統領が安倍総理大臣と今月27日にハワイで会談するとともに、太平洋戦争の発端となった75年前の旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊するため記念館を訪れると発表しました。
これはホワイトハウスのアーネスト報道官が5日早朝、日本時間の夜8時すぎに声明を出して発表したものです。

それによりますと、オバマ大統領は今月27日にハワイのホノルルで安倍総理大臣と会談するということです。そして「今回の会談は両首脳が安全保障や経済、それに地球規模の課題における緊密な協力を含め、過去4年間にわたる日米同盟を強化する取り組みを総括する機会になる」としています。

また、オバマ大統領は安倍総理大臣とともに、太平洋戦争の発端となった75年前の旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊するため海底に沈んだ戦艦アリゾナの上につくられたアリゾナ記念館を訪れるということです。そのうえで「両首脳の訪問はかつての敵どうしが共通の利益や価値によって団結した最も緊密な同盟国に変わるという和解の力を示すものになる」としています。

985名無しさん:2016/12/10(土) 23:03:56
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161205/k10010796151000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_115
真珠湾での慰霊 被爆者の反応
12月5日 20時55分
安倍総理大臣が戦没者の慰霊のためハワイの真珠湾を訪れることを明らかにしたのを受けて、ことし、オバマ大統領が広島市の平和公園を訪れた際に言葉を交わした日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会の代表委員を務める坪井直さんは「オバマ大統領は広島に来て戦争を乗り越え、未来志向で進むことを表明した。これに対して、安倍総理も真珠湾を訪問するというのは筋の通ったことだと思う」と評価する考えを示しました。
そのうえで、坪井さんは、「戦争で人の命が失われることは大問題であり、アメリカ人であろうと日本人であろうと犠牲者を慰霊することは非常に大事なことだ。少し時期が遅かった気はするがしっかりと弔ってきてもらいたい」と述べ、戦争のない世界の実現のために日本とアメリカが友好を深めることに期待を寄せていました。

また、ことし、オバマ大統領が広島を訪問した際に大統領と肩を抱き合って言葉を交わした被爆者の森重昭さん(79)は「すばらしいのひと言です。オバマ大統領が広島に来たのだから、安倍総理大臣も太平洋戦争のきっかけとなった真珠湾に行くべきだと思っていました」と話していました。そして、「真珠湾への攻撃があった12月に訪問することは慰霊にはいいタイミングであり、安倍総理大臣とオバマ大統領が本当に平和を願っているというメッセージがよく伝わることになると期待しています」と話しました。

一方、日本被団協の田中煕巳事務局長は、5日夜、滞在している沖縄県内でNHKの取材に対し、「戦争への関心を思い起こせさせる効果はあると思うが、ことし、オバマ大統領が広島を訪問したことへの返礼のように思える。安倍総理大臣は、日米同盟の強化を考えていると思うが、私たちが求めているのは市民が戦争で犠牲にならない安全であり、今の姿勢が本当の平和につながるか疑問に感じる」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161205/k10010796181000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_114
首相の真珠湾訪問 海外メディアも速報で伝える
12月5日 21時15分
安倍総理大臣が今月26日と27日にハワイを訪れ、太平洋戦争の発端となった75年前の旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊すると発表したことについて海外メディアも速報で伝えました。
このうち、ニューヨーク・タイムズは、安倍総理大臣が記者団に述べた「二度と戦争の惨禍を繰り返してはならない」や「日米の和解の価値を発信する機会にもしたい」などの発言を引用したうえで、「安倍総理大臣は、真珠湾を訪れる最初の現職の日本の指導者になる」と伝えました。また、ワシントン・ポストは、オバマ大統領の広島訪問や8月に昭恵夫人が真珠湾を訪れたことなどを紹介したうえで、「安倍総理大臣は政権内の右派への共感もあるが、戦後70年にあたっての談話を出すなどプラグマティックな判断をする」との分析を伝えています。

986名無しさん:2016/12/10(土) 23:05:32
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161205/k10010796191000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_113
ジャーナリスト松尾文夫氏「日米間のとげが抜ける」
12月5日 21時22分
元共同通信のワシントン支局長でジャーナリストの松尾文夫さんは、日米の相互理解のために「アメリカの大統領は原爆の慰霊碑に、日本の総理大臣は真珠湾に献花をすべきだ」とする提言を執筆した本などでおこなってきました。
安倍総理大臣が、オバマ大統領とともに真珠湾を訪れて慰霊すると発表したことについて、松尾さんは「これまで日米は互いに死者を弔うことをせず、過去の清算をしてこなかった。オバマ大統領の広島訪問に続いて、安倍総理が真珠湾を訪問することによって、これまであった日米間のとげが抜けることになり、非常に評価できる」と話しています。また、ことし5月にオバマ大統領が広島を訪問した際に、トランプ次期大統領が「オバマ大統領は、日本での滞在中に真珠湾の奇襲について議論したのか。何千人ものアメリカ人の命が失われているのだ」などとツイッターで投稿したことについて、松尾氏は「安倍総理もこの発言を意識しているはずで、今後の日米関係を良好なものとするために訪問を決意したとも考えられる」と指摘しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161205/k10010796231000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_110
真珠湾訪問 首相の狙いは? 米国の受け止めは?(動画解説)
12月5日 22時02分
安倍総理大臣が明らかにした真珠湾の訪問。どんな狙いがあるのでしょうか。また、アメリカ側はどのように受け止めているのでしょうか。担当記者が解説します。(VTR9分30秒)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161206/k10010796301000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_109
真珠湾訪問 決断までの経緯(動画解説)
12月5日 22時12分
安倍総理大臣は5日夜、記者団に対し、今月26日と27日にハワイを訪れ、太平洋戦争の発端となった旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者を、アメリカのオバマ大統領とともに慰霊することを明らかにしました。真珠湾訪問を決断するまでの経緯をまとめました。(VTR3分20秒)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161206/k10010796281000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_108
首相「大統領が広島訪れたから真珠湾に行くわけではない」
12月6日 0時15分
安倍総理大臣は、5日夜、自民党の高村副総裁や二階幹事長らとの会合で、今月下旬にハワイを訪れ、真珠湾攻撃の犠牲者をアメリカのオバマ大統領と共に慰霊することについて、「オバマ大統領が5月に広島を訪れたから真珠湾に行くわけではない。オバマ大統領と最後の首脳会談を行うということだ」と説明したということです。

987名無しさん:2016/12/10(土) 23:06:33
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161206/k10010796291000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_101
首相 真珠湾訪問で米新政権発足後も日米関係維持を
12月6日 6時01分
安倍総理大臣は今月下旬にハワイを訪れ、現職の総理大臣として初めて真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊することにしています。安倍総理大臣としては、今回の訪問を、トランプ新政権発足後も安定的な日米関係を維持することにつなげたい考えです。
安倍総理大臣は5日夜、今月26日と27日にハワイを訪れて、来月任期が切れるアメリカのオバマ大統領と日米首脳会談を行い、太平洋戦争の発端となった75年前の旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者をオバマ大統領とともに慰霊することを明らかにしました。現職の総理大臣が真珠湾を訪れて、犠牲者を慰霊するのは初めてです。

安倍総理大臣は、5日夜、記者団に対し、真珠湾訪問について、「二度と戦争の惨禍を繰り返してはならない。未来に向けた決意を示したいと思う。同時に日米の和解の価値を発信する機会にもしたい」と述べました。安倍総理大臣は、ことし5月のオバマ大統領の広島訪問に続いて、みずからが真珠湾を訪問することで、両国の信頼関係を国民レベルでより確かなものにしたい考えです。さらに、アメリカのトランプ次期大統領が、大統領選挙の期間中、日本を含む同盟国との関係見直しを示唆する発言をしてきたことも念頭に置いて、オバマ大統領との首脳会談で、地域の平和と安定に貢献する日米同盟の重要性を確認することにしています。そして、中国による海洋進出の強化や北朝鮮による弾道ミサイルの発射など、日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す中で、安倍総理大臣としては、今回の訪問を、トランプ新政権発足後も安定的な2国間関係を維持することにつなげたい考えです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161206/k10010796541000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_100
首相の真珠湾訪問 ホワイトハウスが評価
12月6日 6時34分
安倍総理大臣が今月下旬にハワイを訪れ、アメリカのオバマ大統領とともに真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊することについて、ホワイトハウスは「平和と和解を追求する意義を強調するものになる」と評価しました。
ホワイトハウスのアーネスト報道官は、5日の記者会見で「安倍総理大臣とオバマ大統領が真珠湾で並んで立つことは広島訪問の時と同様に力強いものになるだろう。また、最も偉大な世代の犠牲や愛国心を思い出す機会ともなる」と指摘しました。そのうえで「真珠湾訪問は平和と和解を追求する意義を強調するものになる」と評価しました。

そして、真珠湾攻撃に対する謝罪があるかどうかについては「安倍総理大臣が何を言うか現時点で予測したくない」と述べるにとどめました。一方で「安倍総理大臣が、犠牲者の慰霊のために真珠湾を訪問すると発言した気持ちを多くのアメリカ国民が温かく受け止めると思う」と説明しました。また、謝罪がない場合、退役軍人がどのように感じると思うか記者団から質問されたのに対し、「気分を害する人がいるかもしれないが、多くの人が訪問はアメリカにとって重要だと認識し、個人的な恨みは脇に置くと確信している」と述べました。

そして、両首脳が真珠湾を訪れる際に所感を述べることを明らかにするとともに、「真珠湾訪問は、安倍総理大臣自身の決断だ」と述べ、オバマ大統領の広島訪問と直接リンクしていないと強調しました。
米知日派 真珠湾訪問を歓迎
安倍総理大臣が今月下旬、ハワイを訪れて日本の総理大臣として初めて真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊することについて、アメリカで知日派として知られるアーミテージ元国務副長官は、首都ワシントンで5日、記者団に対し、「安倍総理大臣の訪問は非常によいことだ」と述べ、訪問を歓迎しました。そのうえで、アーミテージ氏は、「安倍総理大臣が真珠湾攻撃を謝罪することは想像できない。真珠湾攻撃によって、アメリカと日本は戦争に突入したが、それは歴史の一部だ。安倍総理大臣が真珠湾を訪れること自体がよい意思表示だと思う」と述べ、謝罪は必要ないとの考えを示しました。

988名無しさん:2016/12/10(土) 23:07:38
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161206/k10010796641000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_099
外相 首相に同行してハワイへ「日米の和解を示す」
12月6日 10時36分
岸田外務大臣は、閣議のあと記者団に対し、今月下旬にハワイを訪れ真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊する安倍総理大臣にみずからも同行することを明らかにしたうえで、「訪問は、戦禍を繰り返さない強い意志や日米の和解を示すものだ」と述べました。
安倍総理大臣は、今月26日と27日にハワイを訪れ、アメリカのオバマ大統領と日米首脳会談を行い、太平洋戦争の発端となった75年前の旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者をオバマ大統領とともに慰霊することにしています。

これに関連し岸田外務大臣は、閣議のあと記者団に対し、「アジア太平洋地域、さらには国際社会の平和と安定に、日米同盟が大きな役割を果たしていくことを発信するいい機会だ。私も、この4年間、外務大臣として務めてきたので、ぜひ同行したい」と述べました。そのうえで岸田大臣は、「今回の訪問は亡くなられた方への慰霊であり、未来に向けて二度と戦禍を繰り返してはならないという強い意志を示し、日米の和解をしっかり示すものだ」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161206/k10010796671000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_098
官房長官 首相の真珠湾訪問は謝罪のためではなく慰霊
12月6日 10時49分
菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、安倍総理大臣が今月下旬、ハワイを訪れ、真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊することについて、今回の訪問は慰霊が目的で謝罪のためではないとしたうえで、不戦の決意や日米の和解の価値を発信する機会になるという認識を示しました。
安倍総理大臣は、今月26日と27日にハワイを訪れ、アメリカのオバマ大統領と日米首脳会談を行うとともに、現職の総理大臣として初めて、太平洋戦争の発端となった75年前の旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊することにしています。

これについて、菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、「先の大戦に関する安倍総理大臣の考え方は、昨年8月の戦後70年談話にすべて尽くされており、今回の訪問は戦没者の慰霊のためであって謝罪のためではない」と述べました。そのうえで菅官房長官は、「訪問は、『二度と戦争の惨禍を繰り返してはならない』との決意を未来に向けて示すとともに、日米の和解の価値を発信する機会になる」と述べました。また、菅官房長官は、記者団が今回の真珠湾訪問と、ことし5月のオバマ大統領の広島訪問との関係について質問したのに対し、「関係するものではないと思っている」と述べました。

989名無しさん:2016/12/10(土) 23:09:42
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161206/k10010796731000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_096
首相の真珠湾訪問 閣僚から評価する意見相次ぐ
12月6日 11時15分
安倍総理大臣が今月下旬ハワイを訪れ、現職の総理大臣として初めて真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊することについて、閣議の後の記者会見などで各閣僚からは日米同盟の強化につながるなどと評価する意見が相次ぎました。
このうち麻生副総理兼財務大臣は「第2次世界大戦に関して象徴的な場所のひとつはアメリカにとってはパールハーバーであり、日本にとっては広島だ。広島をアメリカの現職の大統領が初めて訪問し、パールハーバーに日本の総理大臣が初めて行くのはよいことではないか」と述べました。

石原経済再生担当大臣は「ことしは先の大戦から考え歴史的な年になるのではないか。象徴的な場所に日米両国の首脳が立ち、日米安保体制を基軸として国際社会の平和に貢献していくというメッセージを出すというすばらしい機会になるのではないか」と述べました。

稲田防衛大臣は「安倍政権になってから、日米関係は非常に強固なものになっている。今回の訪問は、未来に向けて強固な日米同盟を再確認し、希望の同盟として、アジア太平洋地域、さらには国際社会の平和と繁栄に貢献することを世界に向けて力強く発信する機会になると思う」と述べました。

山本地方創生担当大臣は「アメリカ国民にとって意義深く認識されると思うし、本当の意味で先の大戦の処理が終わることになると思う。トランプ政権が誕生するにあたって、日米の和解や絆の強さを世界に示すことは意義がある」と述べました。

また丸川オリンピック・パラリンピック担当大臣は「同盟関係のさらなる強化や国民の理解に大きなインパクトを与えるものになる」と述べたほか、加藤一億総活躍担当大臣は「今回の訪問は同盟関係をさらに強固なものにするのではないか」と述べました。さらに加藤大臣は、記者団が「内閣支持率が上がれば安倍総理大臣は衆議院を解散するのではないか」と質問したのに対し、「直接関係ないのではないか」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161206/k10010797161000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_079
首相 米国防長官と会談 真珠湾訪問で不戦の決意示したい
12月6日 17時09分
安倍総理大臣は、来日しているアメリカのカーター国防長官と会談し、今月下旬の真珠湾訪問で、二度と戦争の惨禍を繰り返さないという強い決意を示したいという考えを伝えたのに対し、カーター国防長官は訪問を歓迎する意向を示しました。
この中で安倍総理大臣は、今月下旬ハワイを訪れ、真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊することについて、「日米首脳会談を行い、その際、真珠湾のアリゾナ記念館を訪問する。犠牲者を慰霊し、二度と戦争の惨禍を繰り返さないという未来に向けた強い意志、そして決意を示したい」と述べました。

これに対しカーター国防長官は、「オバマ大統領や私にとって喜びだ。双方が平和において確固たるコミットメントを示すものだ」と述べ、訪問を歓迎する意向を示しました。

また会談で、安倍総理大臣が、沖縄県最大のアメリカ軍の演習場・北部訓練場の一部返還について、「4000ヘクタールの返還を日米が協力して、今月22日に実現したい」と述べたのに対し、カーター国防長官も、「歴史上初めて大きな返還を達成できる。22日に達成することを約束する」と応じました。

990名無しさん:2016/12/11(日) 20:34:47
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016121100054&g=pol
慰安婦合意見直さず=日韓情報協定も維持を-萩生田官房副長官

 萩生田光一官房副長官は11日のフジテレビ番組で、韓国の朴槿恵大統領に対する弾劾訴追案可決を受け、慰安婦問題の日韓合意の扱いについて、「どなたが大統領になっても、もう一回やり直してくれと言われても、受け付けるつもりはない」と強調した。また、「合意は不可逆的に問題を終了しようというもので、2国間だけで誓い合ったわけではなく、米国を含め国際社会の前で約束したことだ」とも指摘した。

 日韓両政府が先月締結した軍事情報包括保護協定(GSOMIA)については、「この1年間、北朝鮮に対しての情報共有が的確にできてきた。その必要性を理解できない人が大統領になることは好ましくない」と述べ、韓国側に維持を求めていく考えを示した。(2016/12/11-15:14)

991名無しさん:2016/12/18(日) 11:30:29
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016121400697&g=pol
「慰安婦合意、無効化を」=朴氏弾劾受け韓国団体

 【ソウル時事】日韓両政府間の慰安婦合意に反対している韓国の民間団体「韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会(挺対協)」は14日、ソウルの日本大使館前で水曜恒例の抗議集会を開いた。朴槿恵大統領の弾劾訴追案可決後初めてとなったこの日の集会には、小雪がぱらつく中、数百人が参加し、「朴槿恵退陣せよ」「慰安婦合意を即刻無効化せよ」と気勢を上げた。

 挺対協は声明文を発表し、「崔順実被告の操り人形、朴槿恵がついに国民から弾劾された。朴政権は、大多数の国民の反対にもかかわらず、合意を押し付けた」と批判。さらに「日本政府は、慰安婦問題の真実をカネで覆い隠そうとせず、合意を全面的に無効化すべきだ」と主張。「被害者に謝罪し、法的責任を認め、再交渉しなければならない」と訴えた。(2016/12/14-17:19)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016121600383&g=pol
吉田首相の真珠湾訪問確認=菅官房長官

 菅義偉官房長官は16日午前の記者会見で、1951年に当時の吉田茂首相が米ハワイの真珠湾に面した米太平洋軍司令部を訪問していたことを確認した。これまでは、安倍晋三首相の今月下旬の真珠湾訪問が現職首相として初めてかどうかは未確認としていた。
 菅氏は「当時はアリゾナ記念館は建設されておらず、この記念館で現職首相が慰霊を行うのは今回が初めてだ」と強調した。(2016/12/16-12:09)

992とはずがたり:2016/12/23(金) 13:04:31
やりなおす戦後史
【第5回】 2015年8月10日
蔭山克秀
今、戦後史から知っておきたい
日本を「経済の国」へと変えた男
http://diamond.jp/articles/-/76354

黄金の昭和30年代、「所得倍増計画」によって一気に高度経済成長を遂げ、「経済大国ニッポン」をつくった一人の男。それが池田勇人である。池田はどのように今の日本を形づくったのか? 東京オリンピックまでの日本の変貌を駆け足で見る。

経済の国へ――池田勇人の所得倍増計画

?第4回で見たように、新安保条約の強行採決を経て岸信介が首相を辞任した後、日本は「政治の時代」から、本格的に「経済の時代」へと移行する。

?日本はこの時期、“世界の経済大国”としての地位を確立した。そして、そのかなりの部分は、池田勇人の功績だ。

?元大蔵官僚の池田勇人は、官僚時代に病に倒れて退職した後、新規採用扱いで再び大蔵省に入省するなど苦労もあったが、最終的には最高ポスト・事務次官まで務め上げた、経済政策のスペシャリストだ。経済事情に明るく数字に強い彼の、経済偏重ともいえる政策や外交努力の数々によって、日本は戦後、驚くほど短期間で一流国家への階段を上ることができたのだ。

「経済成長をめざす首相なんて、普通じゃないか」――今の僕らはそう思ってしまうが、それは間違いだ。実は池田まで、経済政策を全面に押し出す首相なんて、ほとんどいなかったのだ。

「不況でもないのに経済しか見ない首相なんて、どうかしている。政治家は政治をしっかりやれよ」――これが昔の当たり前だった。つまり、あくまで経済は“政治の一部”、日本全体の設計図の一部にすぎず、それらは大蔵省や経済企画庁、あるいは日銀に任せるべき事柄だったのだ。

?しかし、池田は「日本らしさ=経済」に変えていく青写真を持ち、軍隊のない日本は、政治よりも経済をアイデンティティにすべきという明確なビジョンを持っていた。

?池田勇人は吉田茂の腹心中の腹心で、「吉田学校」の優等生だ。彼は官僚生活を経て1949年の衆院選で政界入りし、いきなり吉田内閣の大蔵大臣に抜擢された。そこで経済政策のすべてを任され、その後も大蔵大臣・通産大臣・自民党幹事長・政調会長などを歴任した。そして岸内閣の退陣後、池田は自民党総裁選に打って出て、見事総理の座を射止めた。

?その池田が、政策の目玉として打ち出したのが「所得倍増計画」。彼は岸内閣が日米安保という「政治」で討ち死にしたのを目の当たりにし、自身は得意分野の「経済」に活路を見出すことにしたのだ。

?所得倍増計画は、一橋大の中山伊知郎教授が1959年に読売新聞に寄稿した「賃金二倍論」を、池田がアレンジして「月給二倍論」としたのが始まりだ。

?彼はこのフレーズが気に入り、選挙演説で使いまくった。そして1960年に総理となり、自身の政策として具体化した。その大まかな方針は、1961年から70年までの10年間で、GNP(国民総生産)を13兆円から26兆円に倍増させるという、長期的な経済成長戦略である。

?10年でGNPを2倍にする――途方もない夢に聞こえるが、実はそうでもない。幸い日本は、吉田茂や岸信介の努力(つまり安保条約)によって、軍事コストのかからない国になっている。ならその利点を活かして、浮いた金を重化学工業の後押し、社会資本の整備、低金利での企業融資などに回せば、決して不可能な数字ではない。

?それどころか、地方・農業・中小企業など弱い産業分野の所得底上げ、人材育成への投資、産業構造の高度化、科学技術の振興、住宅建設、工業用地開発なども行っていけば、十分現実的な数字だ。

?軍事費をできる限り節約して、経済で身を立てる――これはまさに、師匠・吉田茂が夢見た「通商国家・日本」だ。池田はその実現に向けて精力的に政策目標に取り組み、経済立国に必要な成長基盤を築き上げた。そしてその結果、日本経済は池田退陣後も成長を続け、わずか4年で名目GNPを2倍増、10年でなんと4倍増を達成したのだ。

993とはずがたり:2016/12/23(金) 13:05:14

先進国への仲間入り――GATT、IMF、OECDへの加入

?また池田の経済政策は、国内政策だけでなく、外交面にも及んだ。池田は「一流の経済立国」に必要な外交面での課題に次々と取り組み、その結果「GATT11条国への移行」「IMF8条国への移行」「OECDへの加盟」という、先進国への“大人への階段”を、一気に駆け上ったのだ。

?まず取り組んだのは、GATT11条国への移行。GATT(関税と貿易に関する一般協定)とは「世界の自由貿易の守り神」的な協定で、その12条国が保護貿易の許される“途上国扱い”の国々、そして11条国が世界に向けて市場を開かないといけない“先進国扱い”の国々だ。

?日本は「戦後弱者」として、今まで12条国の地位に甘えていた。でも一流国になるためには、過保護な坊やのままではいけない。11条国になれば、外国製品に日本市場を荒らされるリスクも生まれるけど、逆に日本製品を優秀にして外国にガンガン売るチャンスも広がる。

「野党の連中は自由化を『黒船来航だ!?欧米支配の始まりだ!』と騒ぐけど、俺のこれまでの努力を見ろよ。俺はちゃんと国内政策で、いいモノを作れる基盤は整えてきてるぞ。最近はアメリカも『市場を開け』と言ってきてるし、ヨーロッパもうるさい。やっぱここは開かないと損だ」

?池田はそう考えて「貿易為替自由化計画大綱」を発表し、段階的に自由化枠を拡大させた後、1963年、日本をGATT11条国へ移行させた。

?次に取り組んだのは、IMF8条国への移行だ。IMF(国際通貨基金)は「世界の通貨体制の守り神」的な組織で、その一四条国が通貨交換の制限が許される“途上国扱い”の国、そして8条国がそれを認めない“先進国扱い”の国だ。

?日本はこれまで14条国として、企業が輸入の支払いでドルが必要になっても、通産大臣がなかなか許可を出さず、結果的に通貨交換を厳しく制限してきた。これを「為替割当制度」という。

?これさえやれば、日本から海外への支払いが減り、貿易赤字の拡大を防げる。しかし、同時に貿易のジャマにもなる。ちょうどIMFから「そろそろ日本も大丈夫でしょ?」と打診されていたし、IMFと弟分のIBRD(国際復興開発銀行。俗に“世界銀行”)からは、戦後復興資金を借りまくった恩もある。

?また、日本が反撃に転じて輸出攻勢に出るためにも、為替は自由化されたほうがいい。
?ならここは思い切って、為替割当も廃止するか――池田はこう考えて為替割当を一部除いて廃止し、1964年、日本をIMF8条国へと移行させた。

?さらに日本は、これらの移行で先進国と認められ、同年、IMF8条国入りと同時に「OECD(経済協力開発機構)」への加盟も認められた。OECDは西側先進国だけで作られた“先進国クラブ”だ。世界経済の成長目標や途上国へのODA配分目標などが話し合われる。日本はここに、アジアから初めて加盟を認められ、これで三役揃い踏み、日本は晴れて先進国の仲間入りをした。

?池田勇人はこのように、日本が一流の先進国になるための基盤づくりに大いに貢献した“経済の人”だったが、同時に名言・失言・暴言の多い“一人名言bot”みたいな人でもあった。

「貧乏人は麦を食え」「中小企業の5人や10人自殺してもやむを得ない」――これらは池田の国会発言が曲解されて新聞報道された失言だが、所得倍増計画の説明では、その暴言吐きのイメージを逆手に取り、嘘のつけない正直な首相という体で「私は嘘は申しません」の名言を残した。

?よく考えると、そもそも「所得倍増計画」そのものがその年の流行語だし、他にも「寛容と忍耐」なんていうのもある。本当にツイッター向きの人だ。

「消費は美徳である」――経済成長と岩戸景気

?池田の「所得倍増計画」に乗せられて、この時代は景気もグングン拡大した。この頃の好景気を「岩戸景気」という。

?正確には1958年から始まった好況だが、その牽引役となったのは、「なべ底不況」で中断していた民間設備投資の再開と、池田のがむしゃらな「経済成長優先政策」だ。おかげで日本経済は再び活気を取り戻し、企業の成長だけでなく、個人消費も順調に伸びた。「消費は美徳」という言葉が流行ったのも、この頃だ。

994とはずがたり:2016/12/23(金) 13:05:26
>>992-994
?他にも1958年から61年といえば、東京タワーが完成し、民放テレビ局が次々と開局し、巨人の長嶋茂雄が4打席4三振でデビューし、南極昭和基地のタローとジローの生存が確認された時期だ。

?世の中ではフラフープが大流行し、「イカす」「シビれる」などの言葉が流行り、スバル360やスーパーカブが街中を走り回り、ファンタやチキンラーメンが発売された。

?しかし残念ながら、岩戸景気の構造は「神武景気の続き」だ。ドルがたまって、中断していた輸入中心の設備投資が再開しただけだ。だからどうしても、最後にはドル不足から輸入が限界になる「国際収支の天井」にぶつかるのは避けられない。

?結局この後には、また「なべ底不況」みたいな不況になるんだろうな――誰しもがそう覚悟した。しかしそうはならなかった。実はこの後、輸入や輸出とは無関係の好景気がやってくるのだ。それが「オリンピック景気」だ。

世界中に日本の復活を見せつけろ――東京オリンピック

?1959年、西ドイツのミュンヘンで開かれた第55回IOC(国際オリンピック委員会)総会にて、東京はデトロイト、ウィーン、ブリュッセルを大差で破り、見事1964年の東京オリンピック開催を射止めた。

?国内は沸きに沸いた。そしてそれと同時に、少し焦った。ヤバい、この夢の祭典まで、あと5年しかないぞ。5年後に世紀の一大イベントが東京で開かれる以上、それまでに大急ぎで国内を“化粧”しないと。せっかく世界中から多くの人が集まってくれるのに、日本が戦後丸出しのボロ雑巾みたいな国のままじゃ恥ずかしい。

「わっ、なんて野蛮な国でオリンピックをやるんだ!??とか思われたくない。なら、この5年でやれることはやらないと」

?政府はただちに「東京オリンピック組織委員会」を結成し、オリンピック開催に必要な施設や社会資本の整備を大々的に始めた。その結果、日本武道館や国立競技場が造られ、ホテルや宿舎、観光施設が整備され、東海道新幹線や首都高速道路、営団地下鉄などが次々と造られた。

?こんな流れでオリンピックの直前に、何だかんだトータルで一兆円規模の金が動いたとされる。しかも、その多くが社会資本の整備。つまり日本は、図らずも「一兆円規模の公共事業」を行ったのと同じ形になり、その景気浮揚効果で、岩戸景気後のわずかな不況をあっという間に払拭したのだ。

?こういうラッキーな好景気がオリンピック景気だ。輸入に頼らない、国内完結型の好景気。日本経済はこれでさらに躍進し、世界45ヵ国に中継されるテレビ放送の中で、夢の祭典とともに、戦後の奇跡の成長ぶりを見せつけたのだ。


東京オリンピック(1964年)
?また国民の間では、この東京オリンピックを機にカラーテレビが大きく普及し、「テレビで観るオリンピック」の先駆けとなった。国民はお茶の間にいながらにしてオリンピックに釘づけになり、“東洋の魔女(女子バレーボール)”たちの活躍、マラソン・アベベの激走、柔道無差別級での神永vsヘーシンク、体操・遠藤の男子個人総合優勝、重量挙げ・三宅の金メダルなどに夢中になった。このオリンピックでの瞬間最高視聴率は85%を記録した。

?そして東京オリンピック閉会直後の1964年10月、病気を理由に池田勇人は辞任し、後継に佐藤栄作を指名した。さらに翌年、池田はガンで死んだ。「経済大国ニッポン」の牽引者は、わずか16年で政治家生活の幕を閉じた。

※ここから先の内容に興味をお持ちの方は、書籍『やりなおす戦後史』をぜひお買い求めください。

995名無しさん:2016/12/24(土) 16:34:05
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122100893&g=pol
日米戦後和解に尽力=ケネディ大使

 キャロライン・ケネディ大使が平和への思いを強く抱くようになったきっかけは、1978年の被爆地・広島訪問だ。当時20歳で、叔父の故エドワード・ケネディ上院議員と共に平和記念公園などを訪れ「深く心を動かされた」。それから38年。現職米大統領として初めて被爆地を訪れたオバマ大統領に同行した。
 日米外交筋は「オバマ大統領の広島訪問にケネディ大使が果たした役割は大きい」と指摘する。大使は自らの役割について詳細は語らず「オバマ大統領の広島訪問は最も印象に残る経験になるだろう」と述べるにとどめた。
 大使は、今月末に予定される安倍晋三首相のハワイ真珠湾訪問の際、オバマ大統領と共に同行する意向を表明。オバマ大統領の広島訪問、安倍首相の真珠湾訪問を「日米同盟を最強にした数十年にわたる友情、協力、信頼がもたらした歴史的瞬間だ」と強調した。
 外交経験がないケネディ氏の駐日大使就任には、オバマ大統領誕生への貢献に対する「論功行賞」と批判の声も上がった。しかし、大使就任後、ケネディ氏は被爆地の広島、長崎や米軍基地問題で揺れる沖縄のほか、東日本大震災の被災地にも頻繁に足を運び日米友好強化に貢献したのは間違いない。
 特に沖縄への思い入れは強く、大使就任後の訪問回数は7回に上る。米軍基地の過剰負担に苦しむ沖縄県民との交流も積極的に行い、大使公邸には文化交流で訪れた首里高校の染色デザイン科の生徒から贈られた2枚のタペストリーが飾られている。オスプレイ事故などで反米感情が高まる中、「沖縄県民の友情、協力には非常に感謝している」と述べた。(2016/12/21-21:47)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122100805&g=pol
真珠湾「全ての犠牲者」追悼へ=安倍首相、日米和解アピール

 安倍晋三首相は27日(日本時間28日)の米ハワイ・真珠湾訪問で予定する演説について、日米が戦端を開いた1941年の真珠湾攻撃の「全ての犠牲者を追悼する」ことを表明する方向で調整に入った。首相は今回の訪問で日米の和解をアピールしたい考えで、先の大戦への「痛切な反省」を表明した昨年4月の米議会演説も踏襲する。
 菅義偉官房長官は21日の記者会見で、首相の演説について、「二度と戦争の惨禍を繰り返してはならないとの決意を未来に向けて示し、日米和解の価値を発信する機会になる」と語った。
 首相はハワイで、オバマ大統領とともに真珠湾のアリゾナ記念館を訪れ、献花し慰霊。演説も行う。(2016/12/21-19:43)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122100302&g=pol
安倍首相、米国立墓地訪問へ=真珠湾慰霊に合わせ

 安倍晋三首相が米ハワイの真珠湾を訪れて慰霊するのに合わせ、ホノルルの米国立太平洋記念墓地(通称パンチボウル)も訪問することが21日分かった。同墓地には、第2次世界大戦などで戦死した米兵らが眠っており、日米の和解をアピールする狙いがある。
 首相は、2001年にハワイ沖で米原子力潜水艦と衝突して沈没した「えひめ丸」の慰霊碑も訪れる。えひめ丸は愛媛県立宇和島水産高校の実習船で、生徒や指導教官ら9人が犠牲となった。(2016/12/21-11:29)

996名無しさん:2016/12/24(土) 17:30:13
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161224/k10010818401000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_003
首相の真珠湾慰霊 捕虜になった元米兵の団体も出席へ
12月24日 4時52分

安倍総理大臣が来週、アメリカのオバマ大統領と真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊する際、太平洋戦争中に旧日本軍の捕虜となった元アメリカ兵の関係団体が、ホワイトハウスから招待を受けて立ち会うことになりました。
安倍総理大臣は、来週26日からハワイを訪れ、27日にオバマ大統領と首脳会談を行うとともに、太平洋戦争の発端となった75年前の旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊します。

これについて、太平洋戦争中にフィリピンで旧日本軍の捕虜となった元アメリカ兵やその家族で作る団体はNHKの取材に対し、両首脳が真珠湾のアリゾナ記念館で献花したあと所感を述べる場に立ち会うことを明らかにしました。ホワイトハウスから招待を受け、団体の会長で元捕虜の娘のジャン・トンプソンさんなどが出席するということです。

トンプソン会長は、「歴史的な式典に招かれ、とても光栄だ。日米同盟はかつての敵国が今は強い同盟国であることを示す世界の模範だ」と述べました。ホワイトハウスは、両首脳が所感を述べる場に、当時真珠湾で攻撃を受けた元兵士や太平洋戦争を経験した退役軍人なども招待していて、日米両国の和解や日米同盟の重要性を内外に発信したい考えです。

997名無しさん:2016/12/24(土) 21:05:37
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122400097&g=pol
鳩山、岸首相も真珠湾訪問=60年前、現地邦字紙が報道-米ハワイ

 【ロサンゼルス時事】米ハワイの邦字日刊紙「ハワイ報知」は22日、鳩山一郎氏と岸信介氏がそれぞれ首相だった1956年と57年に、米ハワイの真珠湾を訪問していたと報じた。当時の紙面で確認されたという。報道通りだとすると、現職首相による真珠湾訪問が確認されたのは、51年の吉田茂氏を含め3人となる。

 日本の主要メディアは当初、現職首相の真珠湾訪問は今月の安倍晋三首相が初めてと報道。その後、吉田氏が51年に真珠湾の米太平洋軍司令部を訪問していたことが確認された。

 日本政府によると、攻撃で沈没した戦艦の真上にある慰霊施設「アリゾナ記念館」は62年に建てられたため、同記念館で慰霊を行う現職首相は安倍氏が初めてになる。
 ハワイ報知は22日付の1面トップで「鳩山一郎、岸両首相も訪れていた」と報じた。ハワイ報知や他の地元紙の記事で確認されたという。
 鳩山氏は56年10月、モスクワで日ソ共同宣言に調印し、欧州、米国経由で帰国する際、ホノルルに立ち寄った。ハワイ報知は当時、その様子を写真付きで報じていた。
 岸氏は57年6月、米国でアイゼンハワー大統領と会談後、帰国前にホノルルで2泊した。「ハワイタイムズ」(85年廃刊)には、岸氏が米兵の眠る米国立太平洋記念墓地(パンチボウル)や、真珠湾の「マカラパ司令部」を訪問したと記されている。
 鳩山、岸両氏とも「礼砲の歓迎」を受けるなどしたといい、ハワイ報知は「公式の訪問とみられる」と報じている。(2016/12/24-13:03)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122400098&g=pol
元米兵捕虜遺族も出席=安倍首相の真珠湾慰霊式典

 【ワシントン時事】元米兵捕虜と遺族らで運営する「全米バターン・コレヒドール防衛兵記念協会」のトンプソン代表は23日、安倍晋三首相とオバマ大統領が27日(日本時間28日)にハワイの真珠湾で行う慰霊式典に出席すると明らかにした。
 トンプソン氏は取材に対し、「ホワイトハウスから歴史的な行事に招かれ、安倍首相とオバマ大統領の所感を聞けることは大変光栄だ」と述べた。
 トンプソン氏の父親は第2次大戦中、米兵として出征していたフィリピンで、日本軍の捕虜となった。同氏は「敵国同士が今や強力な同盟国となった。しかし、依然として(和解に向けて)なすべきことも残されている」と語った。(2016/12/24-09:52)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122200126&g=pol
真珠湾攻撃の生存者ら招待=安倍首相訪問「和解がテーマ」-米高官

 【ワシントン時事】米国家安全保障会議(NSC)のクリテンブリンク・アジア上級部長は21日、ワシントン市内で記者会見し、安倍晋三首相とオバマ大統領が27日(日本時間28日)にハワイ・真珠湾で行う慰霊式典に、日本軍による真珠湾攻撃の生存者や第2次大戦の退役米軍人らを招待すると明らかにした。
 クリテンブリンク氏は、一連の行事について「和解が重要なテーマになる」と強調。生存者らの出席に関し「大統領の広島訪問で招かれた被爆者と同じで、(その意義は)とても力強いものとなる。両国の今日の指導者との交流があればよいと思う」と語った。
 日米首脳は27日午前(同28日早朝)に首脳会談を行い、「同盟の強さ」を確認。日本軍の攻撃で沈没した戦艦アリゾナの記念館で献花した後、それぞれ所感を述べる。大統領の記者会見は予定されていない。
 クリテンブリンク氏は、オバマ大統領は所感で「和解の力に焦点を当てる。(首相の真珠湾訪問は)日米両国が苦しい歴史をいかに乗り越えて、最も緊密な同盟国、友人になれるかという証左であることを語る」と述べた。(2016/12/22-12:06)

998名無しさん:2016/12/24(土) 21:21:38
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161224/k10010818911000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_001
官房長官 歴史的価値ある国の施設を積極公開
12月24日 20時16分

菅官房長官は、24日から夜間公開が行われている東京・港区の迎賓館を訪れ、ライトアップされた本館などを視察したあと、記者団に対し、引き続き歴史的価値のある国の施設を積極的に公開していく考えを示しました。
首脳会談などに使われて国宝にも指定されている東京・港区の迎賓館は、ことし4月から、外交行事などに支障がない範囲で一般公開されていて、24日と25日の2日間限定で夜間公開と本館のライトアップが行われています。

これに合わせて菅官房長官が視察に訪れ、本館の中で外国要人との会談や晩さん会、記者発表などが行われる部屋を順番に見て回りました。

視察のあと、菅官房長官は記者団に対し「迎賓館は明治期のわが国の総力を結集して造られた、すばらしい価値のある建築物であり、ふだんとは違う夜間の視察で新たな魅力を感じることができた」と述べました。

そのうえで、菅官房長官は「今回のような取り組みを通じて、若い人たちにも日本のすばらしさを知ってもらいたい。アンケートなどを踏まえて、次の夜間公開も検討する」と述べ、引き続き歴史的価値のある国の施設を積極的に公開していく考えを示しました。

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122400192&g=pol
迎賓館、初の夜間公開=機会拡大も検討

 政府が管理する東京・元赤坂の迎賓館で24日、初めて夜間公開が行われた。政府は4月から、日中に観光客らへの公開を実施しているが、24、25両日の夜はクリスマスに合わせて施設をライトアップし、予約制で計2400人を対象に公開することにした。
 視察に訪れた菅義偉官房長官は「昼とは雰囲気が全然違う。ゴールデンウイーク(春の大型連休)の時などにも検討していく価値はある」と記者団に語り、夜間公開の機会拡大を検討する意向を示した。(2016/12/24-20:18)

999名無しさん:2016/12/25(日) 14:48:42
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122500026&g=pol
揺るぎない同盟、真珠湾で発信=トランプ氏へ「針路」-首相、27日米ハワイ慰霊

 安倍晋三首相は26日(日本時間27日)、米ハワイを訪れる。太平洋戦争で日米両国が戦端を開いた真珠湾での慰霊行事にオバマ米大統領とともに臨むほか、オバマ氏の任期中で最後の首脳会談も行う。両首脳は、かつて敵対した日米が和解の歩みを経て揺るぎない同盟関係を築いた姿を国際社会に発信し、絆をさらに深める決意を表明する。日米同盟の在り方の見直しに言及したトランプ次期大統領に「針路」を示す狙いもありそうだ。
 首相は東京を26日夜に出発。ホノルルには現地時間26日午前(同27日未明)に入り、真珠湾攻撃で犠牲となった米兵の墓地や日本人戦死者の慰霊碑などで献花を行う。27日午前(同28日朝)にオバマ氏と首脳会談を行った後、真珠湾攻撃で沈没した戦艦アリゾナの上に建つ追悼施設「アリゾナ記念館」をそろって訪問。献花と黙とうに続き、両首脳が演説する。 
 日米両首脳が一緒に真珠湾で慰霊するのは初めて。5月の両首脳による被爆地・広島への訪問と併せ、和解を象徴する歴史的な節目となる。首相は真珠湾での演説で、敵味方の区別なく全ての戦没者に哀悼の意を表し、不戦の誓いを新たにする。その上で、アジア太平洋地域の平和と安定や国際的課題の解決にとって「日米同盟は死活的に重要」との認識を示し、同盟の深化を訴える。
 首相はこうした路線をオバマ氏と再確認することで、来年1月20日に大統領に就任するトランプ氏に着実に継承してもらいたい考え。首相は1月下旬のワシントン訪問を調整しており、トランプ氏に同盟強化の重要性を直接説く意向だ。
 ただ、トランプ氏の外交・安全保障政策には不透明感も漂う。選挙戦時に在日米軍駐留経費を日本が全額負担しない場合の米軍撤退を示唆したほか、22日には「米国の核能力強化」を主張し、核軍縮を志向してきたオバマ氏との違いが表面化。米中関係の悪化も懸念されている。米政権移行で首相は細心の注意が求められそうだ。

◇安倍首相とオバマ大統領の4年間
【2013年】
 2月    安倍晋三首相とオバマ大統領がワシントンで初会談
11月    ケネディ駐日大使が着任
12月    首相が靖国神社を参拝。在日米大使館が「米政府は失望」との声明発表
【14年】
 4月    大統領来日。首脳会談で尖閣諸島が日米安全保障条約の適用対象と明言
【15年】
 4月    日米防衛協力の指針(ガイドライン)再改定
       首相が米議会上下両院合同会議で演説。先の大戦への「痛切な反省」を表
       明
 9月    集団的自衛権の行使を容認する安全保障関連法が成立
【16年】
 5月    大統領が広島訪問。「核なき世界」の追求表明
11月    首相、ニューヨークでトランプ次期米大統領と会談
       ペルーで日米首脳が立ち話。首相のハワイ真珠湾訪問と首脳会談開催で合
       意
12月27日 両首脳がハワイ真珠湾で会談、戦没者を慰霊
 (2016/12/25-14:05)

1000とはずがたり:2016/12/28(水) 09:53:42
「山本五十六は開戦反対」展示 真珠湾のアリゾナ記念館
http://www.asahi.com/articles/ASJDW7H69JDWUTIL04P.html?iref=com_alist_8_03
ホノルル=高野裕介2016年12月28日07時42分

 安倍晋三首相とオバマ大統領が訪れた米ハワイ・真珠湾のアリゾナ記念館は、日本軍の攻撃を受け沈没した戦艦アリゾナの上に、1962年に開館した慰霊施設だ。アリゾナでは乗組員ら1177人が死亡し、今も約900人の遺体が艦内に残っている。

特集:首相、真珠湾訪問
 白い外観が特徴の全長約56メートルの施設は、船でしか行き来できない。中の壁には犠牲になった乗組員らの名前がびっしりと刻まれている。年間約160万人が訪れるという。

 記念館に向かう船の発着場付近は、国立公園局などが管理するビジターセンターの施設が並び、戦争資料などが展示されている。かつては、米国側の被害中心の展示内容だったが、今は規模も広げ、日米双方の視点から歴史を語り継ぐ場へと様変わりしている。

 2005年ごろ、ダニエル・マルチネス主任学芸員らが「戦争の悲劇を理解するためには、日米双方の等身大の姿を示す必要がある」として展示内容の変更を計画。10年にリニューアルオープンした。

 展示施設内では、真珠湾攻撃の生存者や元零戦パイロットのインタビューを流す。真珠湾攻撃を指揮した山本五十六・連合艦隊司令長官が米国留学の経験があることや、対米戦争には反対していたことも紹介。広島で被爆し、12歳で亡くなった佐々木禎子さんが作った折り鶴も、禎子さんの紹介文とともに展示している。

 マルチネスさんは「キーワードはバランス。互いの国の当時の状況を理解することで和解に向かうことができる。この場所がそのきっかけになれば」と話す。(ホノルル=高野裕介)

1001名無しさん:2016/12/30(金) 16:41:07
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122600469&g=pol
安倍首相、28日に真珠湾訪問=オバマ米大統領と慰霊

 安倍晋三首相は26日、米ハワイの真珠湾を訪問するため、政府専用機で羽田空港を出発した。オバマ米大統領とともに真珠湾のアリゾナ記念館を現職首相として初めて訪問し、先の大戦の犠牲者を慰霊する。日米開戦の地で両国の和解と、未来志向の同盟深化を内外に発信したい考えだ。
 首相は出発に先立ち、羽田空港で記者団に「真珠湾攻撃から75年目、日本国民を代表して慰霊のために真珠湾を訪問する。戦争の惨禍は二度と繰り返してはならないという未来への誓い、和解の価値をオバマ大統領と世界に発信したい」と表明した。
 首相は27日午前(日本時間28日午前)、オバマ大統領とアリゾナ記念館を訪れ慰霊式典に出席。場所を移して共に演説し、大戦の全ての犠牲者を追悼する。謝罪には言及しない見通しだ。退役米軍人や旧日本軍による真珠湾攻撃の生存者と交流し、良好な日米関係をアピールする。
 式典に先立ち、来年1月に任期を迎えるオバマ大統領と最後の首脳会談に臨む。首相が取り組んできた日米関係強化の重要性を再確認し、日米同盟見直しの懸念が残るトランプ次期大統領に理解を促したい考えだ。首相は羽田空港で「この4年間を総括する首脳会談にしたい」とも語った。
 26日(日本時間27日)には、真珠湾攻撃の犠牲者らが眠る米国立太平洋記念墓地(通称パンチボウル)や日系移民の共同墓地などで慰霊。28日夜に帰国する。(2016/12/26-21:42)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122600276&g=pol
鳩山一郎、岸両首相も真珠湾訪問=菅長官

 菅義偉官房長官は26日午前の記者会見で、鳩山一郎、岸信介両氏が1950年代の首相当時、それぞれ米ハワイ・真珠湾を訪れていたと発表した。これまでに吉田茂首相の訪問が判明しており、過去の現職首相の真珠湾訪問は計3人となる。

 菅氏によると、鳩山氏は56年、岸氏は57年に、それぞれ真珠湾に面した米太平洋軍司令部を訪問したという。
 その上で、菅氏は「(アリゾナ)記念館において現職首相が慰霊を行うのは安倍晋三首相が初めての機会で、米大統領と共に慰霊を行うのも初めてだ」と強調した。(2016/12/26-13:00)

1002名無しさん:2016/12/30(金) 18:33:13
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122700022&g=pol
安倍首相、えひめ丸犠牲者に献花=ホノルルの慰霊碑で

 【ホノルル時事】安倍晋三首相は26日午前(日本時間27日午前)、ホノルル市のカカアコ臨海公園を訪れ、ハワイ沖を航行中に米原潜と衝突して沈没した愛媛県立宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」の慰霊碑前で献花した。

 慰霊碑は2001年2月の事故から1年後、沈没現場が見渡せる場所に建立された。船体から引き揚げられたいかりが設置されている。献花には、岸田文雄外相と稲田朋美防衛相も同行した。
 事故では生徒ら9人が犠牲となった。原潜が積極的な救助活動を怠ったため、日本国内で対米感情が悪化。当時のブッシュ米大統領が遺族に謝罪するため政府特使を派遣した。
 一方、日本側でも当時の森喜朗首相が事故後もゴルフを続けて反発を浴び、官房副長官だった安倍首相が対応に追われた。(2016/12/27-06:38)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122700021&g=pol
安倍首相が米兵墓地献花=日本人犠牲者も慰霊-真珠湾訪問

 【ホノルル時事】安倍晋三首相は26日午前(日本時間27日未明)、米ハワイ・ホノルルに到着した。オバマ米大統領と27日(同28日)に真珠湾を訪問するのに先立ち、首相は旧日本軍の真珠湾攻撃で犠牲となった米兵らを埋葬した国立太平洋記念墓地(通称パンチボウル)を訪れ、献花した。

 小雨の降る中、首相は関係者の案内で献花台へ進み黙とう。日系人部隊の一員として欧州戦線に参加し、後に日米関係の進展に尽力した故ダニエル・イノウエ元米上院議員の墓標にも花を手向けた。
 首相はこの後、日本人移民や真珠湾攻撃で戦死した日本人兵士の慰霊碑があるマキキ日本人墓地を訪問。日米の犠牲者をともに慰霊することで、不戦の誓いをアピールした。
 26日午後は、ホノルル市内のカネオヘ海兵隊基地へ移動し、旧日本軍の飯田房太中佐の記念碑に献花。記念碑は、真珠湾攻撃後に被弾して燃料切れとなりながら、同基地に突入した飯田中佐の勇敢さをたたえた米軍が後に建立した。

 首相は同日午後、行方不明兵士の消息調査を行う米国防総省捕虜・行方不明者調査局(DPAA)を訪問し、日系人との夕食会に出席する。
 首相は27日午後、1月に任期を終えるオバマ大統領との最後の首脳会談に臨んだ後、共に真珠湾のアリゾナ記念館を訪問、演説する。(2016/12/27-07:51)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122700696&g=pol
「パフォーマンス」と批判=安倍首相の真珠湾訪問-中国

 【北京時事】中国外務省の華春瑩・副報道局長は27日の記者会見で、安倍晋三首相の真珠湾訪問について、「謝罪のない慰霊というだけでなく、かなりの部分が主に中国に向けられたパフォーマンスだ」と述べ、日米同盟強化の誇示が目的だと批判した。(2016/12/27-19:05)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122700510&g=pol
「和解の力、世界に示す」=日米首脳、28日に真珠湾慰霊

 【ホノルル時事】米ハワイ入りした安倍晋三首相は26日(日本時間27日)、日米双方の戦没者の墓地などを訪れ、哀悼の意を表した。首相はホノルル市内で開かれた日系人との夕食会であいさつし、「慰霊と和解の力を、日米そして世界に示したい。これからも日米は希望の同盟として地域や世界のさまざまな課題に共に立ち向かっていきたい」と強調した。
 首相は27日(同28日)には、オバマ米大統領と共に真珠湾を訪問。旧日本軍による真珠湾攻撃で沈没した戦艦アリゾナの上に建つ追悼施設「アリゾナ記念館」で犠牲者を慰霊し、黙とうをささげる。日米首脳がそろって真珠湾で慰霊を行うのは初めて。(2016/12/27-19:21)

1003名無しさん:2016/12/30(金) 20:33:22
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122800082&g=pol
安倍首相演説全文=真珠湾訪問

 【ホノルル時事】安倍晋三首相が27日(日本時間28日)、米ハワイの真珠湾訪問後に「和解の力」と題して行った演説の全文は次の通り。

 オバマ大統領、ハリス(米太平洋軍)司令官、ご列席の皆さま、そして、全ての、米国民の皆さま。パールハーバー、真珠湾に、今私は、日本国総理大臣として立っています。
 耳を澄ますと、寄せては返す、波の音が聞こえてきます。降り注ぐ陽の、柔らかな光に照らされた、青い、静かな入り江。私の後ろ、海の上の、白い、アリゾナ・メモリアル。あの、慰霊の場を、オバマ大統領と共に訪れました。
 そこは、私に、沈黙を促す場所でした。亡くなった、軍人たちの名が、記されています。祖国を守る崇高な任務のため、カリフォルニア、ミシガン、ニューヨーク、テキサス、さまざまな地から来て、乗り組んでいた兵士たちが、あの日、爆撃が戦艦アリゾナを二つに切り裂いた時、紅蓮の炎の中で、死んでいった。
 75年がたった今も、海底に横たわるアリゾナには、数知れぬ兵士たちが眠っています。耳を澄まして心を研ぎ澄ますと、風と、波の音とともに、兵士たちの声が聞こえてきます。
 あの日、日曜の朝の、明るくくつろいだ、弾む会話の声。自分の未来を、そして夢を語り合う、若い兵士たちの声。最後の瞬間、愛する人の名を叫ぶ声。生まれてくる子の、幸せを祈る声。
 一人、ひとりの兵士に、その身を案じる母がいて、父がいた。愛する妻や、恋人がいた。成長を楽しみにしている、子どもたちがいたでしょう。それら、全ての思いが断たれてしまった。その厳粛な事実をかみしめる時、私は、言葉を失います。
 そのみ霊よ、安らかなれ-。思いを込め、私は日本国民を代表して、兵士たちが眠る海に、花を投じました。
 オバマ大統領、米国民の皆さん、世界の、さまざまな国の皆さま。私は日本国総理大臣として、この地で命を落とした人々のみ霊に、ここから始まった戦いが奪った、全ての勇者たちの命に、戦争の犠牲となった、数知れぬ、無辜(むこ)の民の魂に、永劫(えいごう)の、哀悼の誠をささげます。
 戦争の惨禍は、二度と、繰り返してはならない。私たちは、そう誓いました。そして戦後、自由で民主的な国を造り上げ、法の支配を重んじ、ひたすら、不戦の誓いを貫いてまいりました。戦後70年間に及ぶ平和国家としての歩みに、私たち日本人は、静かな誇りを感じながら、この不動の方針を、これからも貫いてまいります。
 この場で、戦艦アリゾナに眠る兵士たちに、米国民の皆さまに、世界の人々に、固い、その決意を、日本国総理大臣として、表明いたします。
 昨日、私は、カネオヘの海兵隊基地に、一人の日本帝国海軍士官の碑(いしぶみ)を訪れました。その人物とは、真珠湾攻撃中に被弾し、母艦に帰るのを諦め、引き返し、戦死した、戦闘機パイロット、飯田房太中佐です。
 彼の墜落地点に碑を建てたのは、日本人ではありません。攻撃を受けた側にいた、米軍の人々です。死者の、勇気をたたえ、石碑を建ててくれた。碑には、祖国のため命をささげた軍人への敬意を込め、「日本帝国海軍大尉(だいい)」と当時の階級を刻んであります。

1004名無しさん:2016/12/30(金) 20:33:33
>>1003

 The brave respect the brave.
 「勇者は、勇者を敬う」。
 アンブローズ・ビアスの、詩は言います。戦い合った敵であっても、敬意を表する。憎しみ合った敵であっても、理解しようとする。そこにあるのは、米国民の、寛容の心です。
 戦争が終わり、日本が、見渡す限りの焼け野原、貧しさのどん底の中で苦しんでいた時、食べるもの、着るものを惜しみなく送ってくれたのは、米国であり、米国民でありました。皆さんが送ってくれたセーターで、ミルクで、日本人は、未来へと、命をつなぐことができました。
 そして米国は、日本が、戦後再び、国際社会へと復帰する道を開いてくれた。米国のリーダーシップの下、自由世界の一員として、私たちは、平和と繁栄を享受することができました。敵として熾烈(しれつ)に戦った、私たち日本人に差し伸べられた、こうした皆さんの善意と支援の手、その大いなる寛容の心は、祖父たち、母たちの胸に深く刻まれています。私たちも、覚えています。子や、孫たちも語り継ぎ、決して忘れることはないでしょう。
 オバマ大統領と共に訪れた、ワシントンのリンカーン・メモリアル。その壁に刻まれた言葉が、私の心に去来します。
 「誰に対しても、悪意を抱かず、慈悲の心で向き合う」。
 「永続する平和を、われわれ全ての間に打ち立て、大切に守る任務を、やり遂げる」。
 エイブラハム・リンカーン大統領の、言葉です。私は日本国民を代表し、米国が、世界が、日本に示してくれた寛容に、改めて、ここに、心からの感謝を申し上げます。
 あの「パールハーバー」から75年。歴史に残る激しい戦争を戦った日本と米国は、歴史にまれな、深く、強く結ばれた同盟国となりました。それは、今までにも増して、世界を覆う幾多の困難に、共に立ち向かう同盟です。あすを開く、「希望の同盟」です。
 私たちを結び付けたものは、寛容の心がもたらした、the power of reconciliation、「和解の力」です。
 私が、ここパールハーバーで、オバマ大統領と共に、世界の人々に対して訴えたいもの。それは、この、和解の力です。戦争の惨禍は、いまだに世界から消えない。憎悪が憎悪を招く連鎖は、なくなろうとしない。
 寛容の心、和解の力を、世界は今、今こそ、必要としています。憎悪を消し去り、共通の価値の下、友情と、信頼を育てた日米は、今、今こそ、寛容の大切さと、和解の力を、世界に向かって訴え続けていく、任務を帯びています。日本と米国の同盟は、だからこそ、「希望の同盟」なのです。
 私たちを見守ってくれている入り江は、どこまでも静かです。パールハーバー。真珠の輝きに満ちた、この美しい入り江こそ、寛容と、そして和解の象徴である。
 私たち日本人の子どもたち、そしてオバマ大統領、皆さん米国人の子どもたちが、またその子どもたち、孫たちが、そして世界中の人々が、パールハーバーを和解の象徴として記憶し続けてくれることを私は願います。そのための努力を、私たちはこれからも、惜しみなく続けていく。オバマ大統領とともに、ここに、固く、誓います。ありがとうございました。(2016/12/28-07:48)

1005名無しさん:2016/12/30(金) 20:34:18
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122800084&g=pol
日米の戦後に区切り=真珠湾訪問

 【ホノルル時事】安倍晋三首相とオバマ米大統領による真珠湾訪問は、戦火を交えた両国の歴史に新たなページを加えた。5月の大統領の被爆地広島訪問と併せ、戦後に大きな区切りを付けたと言える。首相にとっては、トランプ次期米大統領との間で、日米同盟堅持にどうつなげるかが今後の課題となる。
 首相が2013年末に靖国神社を参拝し、米国では「歴史修正主義者」との批判が出た。その後の首相は、懸念を取り除くことに心を砕いてきた。15年4月の米議会演説では「痛切な反省」に言及。同年8月の戦後70年談話でも「深い悔悟の念」を表明した。今回の真珠湾訪問も、こうした流れの中にある。
 日米両国民には、第2次世界大戦をめぐるわだかまりも残る。日本人には広島、長崎への原爆投下が、米国人には真珠湾奇襲が、その象徴だ。大統領が米国内の一部の批判を押し切って広島訪問を決断したことが、首相の背を押したのは間違いない。
 来年1月20日に就任するトランプ氏は、「米国第一主義」を掲げ、日米同盟の見直しにも言及してきた。首相が27日の演説で「(日米は)世界を覆う幾多の困難に、ともに立ち向かう同盟だ」と訴えたのは、アジア太平洋地域の安定には揺るぎない日米同盟が必要との立場からだ。
 地域の安定には、近隣諸国との和解も欠かせない。首相は演説で、真珠湾攻撃を発端とする戦争の犠牲となった「無辜(むこ)の民の魂に、永劫(えいごう)の、哀悼の誠をささげる」と述べた。アジアの民間人の犠牲が念頭にあるとみられる。(2016/12/28-07:31)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122800080&g=pol
安倍首相演説要旨=真珠湾訪問

 【ホノルル時事】安倍晋三首相の真珠湾での演説要旨は次の通り。
 真珠湾に今、私は首相として立っている。追悼施設「アリゾナ記念館」をオバマ米大統領と共に訪れた。あの日、爆撃が戦艦アリゾナを切り裂いた時、兵士たちが炎の中で死んでいった。その厳粛な事実をかみしめる時、私は言葉を失う。
 この地で命を落とした人々のみ霊に、ここから始まった戦いが奪った全ての勇者たちの命に、戦争の犠牲となった数知れぬ無辜(むこ)の民の魂に、永劫(えいごう)の、哀悼の誠をささげる。
 戦争の惨禍は二度と繰り返してはならない。私たちはそう誓い、戦後、自由で民主的な国を造り上げ、法の支配を重んじ、ひたすら不戦の誓いを貫いてきた。
 戦後70年間に及ぶ平和国家としての歩みに、私たち日本人は静かな誇りを感じながら、この不動の方針をこれからも貫いていく。この場で、戦艦アリゾナに眠る兵士たち、米国民、世界の人々に、固い決意を表明する。
 あの真珠湾攻撃から75年。歴史に残る激しい戦争を戦った日本と米国は、歴史にまれな、深く、強く結ばれた同盟国となった。それは今までにも増して、世界を覆う幾多の困難に共に立ち向かう同盟だ。あすを開く「希望の同盟」だ。
 私たちを結び付けたものは、寛容の心がもたらした「和解の力」だ。憎悪を消し去り、共通の価値の下、友情と信頼を育てた日米は、今こそ寛容の大切さと、和解の力を世界に向かって訴え続けていく任務を帯びている。日米の同盟はだからこそ「希望の同盟」なのだ。
 日本人の子どもたち、そしてオバマ大統領、米国人の子どもたち、またその子どもたち、孫たちが、そして世界中の人々が、真珠湾を和解の象徴として記憶し続けてくれることを私は願う。そのための努力をこれからも惜しみなく続けていく。オバマ大統領とともに、ここに固く誓う。(2016/12/28-07:52)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122800157&g=pol
安倍首相帰国の途に=真珠湾訪問

 【ホノルル時事】安倍晋三首相は27日午後(日本時間28日午前)、米ハワイの真珠湾訪問を終え、ヒッカム空軍基地から政府専用機で帰国の途に就いた。28日夜に帰国する。(2016/12/28-09:13)

1006名無しさん:2016/12/30(金) 21:13:27
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122800072&g=pol
日米首脳、静かに目を閉じ=生存者から歓迎の声-真珠湾訪問

 【ホノルル時事】日米関係にとり歴史的な節目となった安倍晋三首相による27日の米ハワイ・真珠湾訪問。初夏を思わせる陽光が降り注ぎ、ワイキキビーチ沿いの繁華街が観光客でにぎわう中、20キロほど離れた慰霊施設「アリゾナ記念館」は厳粛な雰囲気に包まれた。「和解の力」をうたった首相の演説に、真珠湾攻撃の生存者からは歓迎の声が上がった。

 記念館は1962年、真珠湾攻撃で沈没した戦艦アリゾナの真上に建てられた。手すり越しにのぞき込むと、海底に横たわる船体が透けて見え、海面には漏れ続ける油が浮かぶ。戦死した1177人のうち900人以上の遺体が、今も艦内に残されたままだ。

 ダークカラーのスーツに紺のネクタイ姿の首相は27日午前、オバマ大統領と船に乗って記念館の船着き場に到着した。館内に入ると、大理石の壁に戦死者の名前が刻まれた慰霊の間に進み、少数の政府関係者が見守る中、2人で花輪を整える形で献花。黙とうをささげた。
 慰霊の間を出た2人は、床が吹き抜けになったスペースから、海面下の船体に向かって花びらを散らし、再び静かに目を閉じた。
 両首脳はこの後、近くの波止場に移り、強風にたなびく両国旗や日本が降伏文書に調印した戦艦ミズーリ、アリゾナ記念館を背に演説。真珠湾攻撃を生き抜いた元米兵3人をはじめ150人超の列席者が見守る中、首相は一言一言をかみしめるように「この地で命を落とした人のみ霊に永劫(えいごう)の哀悼の誠をささげる」と語った。
 大統領が演説を終えると、首相は大統領の誘導で真珠湾攻撃を生き延びた元米兵3人に歩み寄り、「サンキュー・ベリーマッチ」などと声をかけながら一人ひとりを抱擁。その一人、アル・ロドリゲスさん(96)は「訪問を楽しみにしていた。首相は期待していた以上のことをしてくれた」と、首相の訪問と演説を笑顔で歓迎した。(2016/12/28-10:27)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122800139&g=pol
安倍首相、次期米政権にTPP働き掛け=日米首脳、中国空母の動向注視

 【ホノルル時事】安倍晋三首相は27日午前(日本時間28日朝)、オバマ米大統領とハワイのホノルルで会談した。来年1月に任期を終えるオバマ氏との会談は今回が最後。首相は環太平洋連携協定(TPP)について、「発効に至らなかったが、引き続き自由貿易を後退させてはならないとの考えで(トランプ)次期政権にも働き掛けていく」との意向を示した。
 東アジア情勢については、中国の空母「遼寧」が西太平洋に進出したことを取り上げ、「中長期的観点から注視すべき動向だ」との認識を共有した。中国の活発な海洋進出をにらみ、日米にオーストラリアやインドを交えて安全保障協力を拡大する「同盟ネットワーク」の重要性も確認した。(2016/12/28-10:55)

1007名無しさん:2016/12/30(金) 21:14:44
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122800079&g=pol
日米首脳が真珠湾慰霊=安倍首相「和解の力」発信-75年の節目、同盟深化誓う

 【ホノルル時事】安倍晋三首相とオバマ米大統領は27日午前(日本時間28日朝)、旧日本軍が1941年に米国との戦端を開いたハワイの真珠湾を訪れ、犠牲者を慰霊した。首相はこの後の演説で、二度と戦争を繰り返さない決意を表明するとともに、戦後に強固な同盟を築いた日米の「和解の力」を国際社会に向けて発信した。謝罪や反省の言葉は盛り込まなかった。

 日米の首脳がそろって真珠湾を訪れるのは開戦後の75年間で初めて。攻撃を受けて沈没した戦艦アリゾナの上に建つ追悼施設「アリゾナ記念館」で献花し、黙とう。この後、海に花を投じ、犠牲者を悼んだ。
 首相と大統領はこの後、アリゾナ記念館から対岸の埠頭(ふとう)に移動し、並んで演説した。
 首相は「日米は歴史にまれな、深く強く結ばれた同盟国になった」と指摘。「私たちを結び付けたものは、寛容の心がもたらした『和解の力』だ」と語り、戦後の平和と繁栄を下支えした米国への謝意を示した。

 真珠湾攻撃に関して、首相は「ここから始まった戦いが奪った、全ての勇者たちの命に、無辜(むこ)の民の魂に哀悼の誠をささげる」と強調。謝罪や反省には直接言及しない一方、「(兵士らの犠牲という)厳粛な事実をかみしめるとき、私は言葉を失う」との心情を表すとともに、「戦争の惨禍は、二度と繰り返してはならない。この不動の方針をこれからも貫いていく」と力説した。
 首相は演説の最後で「世界中の人々がパールハーバーを和解の象徴として記憶し続けることを願う」と訴えた。
 一方、オバマ氏は演説で、「一番の敵対国であっても一番力強い同盟国にもなり得る。それこそがこの真珠湾が示す真実の和解の力だ」と述べ、首相の真珠湾訪問の意義を強調。日米同盟について「アジア太平洋の平和と繁栄の礎となっている。かつてなく強固だ」との認識を示し、「亡くなった人たちを悼みながら、この二つの国が共に勝ち取ってきたものに感謝をささげたい」と語った。
 両首脳は記念館訪問に先立ち、大統領の任期中では最後の会談を行った。両首脳は「日米同盟をさらなる高みに押し上げる」考えで一致。来年1月に発足するトランプ次期政権を念頭に、同盟深化への決意を誓った。(2016/12/28-11:27)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122800039&g=pol
オバマ大統領、日米は「友情と平和選択」=安倍首相訪問の真珠湾で演説

 【ホノルル時事】オバマ米大統領は27日、安倍晋三首相とアリゾナ記念館を慰霊訪問した後の演説で、戦火を交えた日米両国が「友情と平和を選択した」と強調した。その上で「一番の敵対国が最も力強い同盟国になることができる。平和の果実は常に、戦争による略奪よりも重い」と述べ、日米両国が戦後に築いた同盟関係をたたえた。

 オバマ氏は、旧日本軍による攻撃を受けた真珠湾は「とても聖なる場所だ」と切り出し、勇敢に対応した兵士らの名前に言及。日系人部隊の一員として欧州戦線に参加し、後に日米関係の進展に尽力した故ダニエル・イノウエ元上院議員ら日系人を含む全兵士に謝意を表明した。
 また、大戦中に戦艦ミズーリのキャラハン艦長が特攻で死亡した日本人パイロットを米兵がつくった旭日旗にくるんで水葬した例を紹介し、日本語で「お互いのために」という言葉を思い起こすと述べた。
 日米同盟については、「アジア太平洋の平和と安定の礎石であり、かつてなく強固だ」と指摘。「和解こそが何よりも大きな褒美だと思う。二つの国が友人として、これまで勝ち取ってきたものに感謝をささげたい」と語った。
 オバマ氏はこれに先立ち、安倍首相と最後の会談に臨んだ。来年1月に退任するオバマ氏にとって、外国首脳との最後の公式会談になる見通し。
 オバマ氏は2009年1月の就任からアジア重視戦略を提唱。同盟網の再構築と併せて、ミャンマーとの歴史的な関係改善や旧敵ベトナムとの和解などを進めてきた。今年5月には、現職の米大統領として初めて被爆地・広島を訪問した。
 オバマ氏は演説で「内向きになることや、自分と違う人を悪者とすることに抵抗しなければならない」とも主張した。オバマ政権が追求した国際協調主義に否定的なトランプ次期大統領を念頭に、日米同盟を含むアジア重視の政策が今後も継続されるよう促した形だ。(2016/12/28-11:48)

1008名無しさん:2016/12/30(金) 21:17:59
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122800396&g=pol
日米同盟は不変=菅官房長官

 菅義偉官房長官は28日午前の記者会見で、安倍晋三首相が米ハワイの真珠湾を訪問して日米同盟を堅持する意向を表明したことに関し、「トランプ政権が発足してもこの日米同盟は変わらない」と述べた。首相の演説については「悲惨な戦争の教訓を風化させることなく、二度と戦火を交えることなく、今後とも米国と協力して世界の平和と繁栄に貢献していくことを伝えることができた」と意義を強調した。(2016/12/28-12:41)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122800360&g=pol
オバマ米大統領演説要旨=真珠湾訪問

 【ホノルル時事】オバマ米大統領が27日、真珠湾で行った演説要旨は次の通り。

 一、安倍晋三首相の歴史的な行動は、日米両国民の和解の力と同盟関係を示すものだ。戦争の最も深い傷でさえ、友情と永遠の平和に転じ得るということを思い起こさせる。
 一、米国人にとって、この港は神聖な場所だ。花を手向けたり、海に花をささげたりする時、2400人以上の犠牲者に思いをはせる。
 一、われわれはここで、戦争が、われわれの不朽の価値観にどれほど試練を与えるかに思いを巡らせる。日系米国人が戦時中、自由を剥奪されていたにもかかわらず、米国史上で最も勲章を授与された部隊の一つが日系2世らでつくる第442部隊、その中の第100歩兵大隊だった。
 一、人類史上最も恐ろしい時代の一つを経て、米国と日本は友情と平和を選んだ。
 一、日米同盟は、新たな世界大戦を防いだ国際秩序の構築を支えてきた。アジア太平洋の平和と安定の礎石となり、かつてなく強固だ。
 一、5年前に壁のような津波が日本を襲い、福島の原発で炉心溶融(メルトダウン)が起きたとき、米軍兵士は日本の友人を助けた。日米は肩を並べて、アジア太平洋や世界の安全保障の強化に努めている。
 一、安倍首相の訪問は、戦争は終わらせることができ、最も激しく対立した敵同士が最も強固な同盟関係になれると気付かせる。平和の恩恵は常に戦争の略奪品に勝るのだ。
 一、憎しみが燃え上がるときでさえ、内向きになることや、自分と異なる人々を悪者扱いすることに抵抗しなければならない。真珠湾での犠牲や戦争の悲しみによって、われわれはすべての人類に共通する崇高な啓示に従おうと気付く。
 一、われわれは受け継いだ歴史を選ぶことはできないが、歴史から引き出す教訓を選択し、未来像を描くのに生かすことができる。
 一、われわれは共に、世界に対し、報復よりも和解の恩恵の方が大きいというメッセージを発していくことを希望する。この静かな湾で、犠牲者に敬意を払いつつ。(2016/12/28-13:25)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122800495&g=pol
真珠湾訪問「謝罪も同然」=生存元米兵3人が評価-安倍首相演説に列席

 【ホノルル時事】安倍晋三首相が27日に真珠湾で行った演説の会場には、75年前の旧日本軍の攻撃を生き延びた元米兵3人が駆け付け、首相の言葉に耳を傾けた。首相は演説後、3人に歩み寄り、一人ひとりを抱擁した。退役軍人の一部には謝罪を求める声もあるものの、3人は「謝罪は必要ない。真珠湾で献花すれば謝罪したのと同じだ」(スターリング・ケールさん)などと訪問を評価した。

 真珠湾攻撃の生存者は高齢化し、年々、減少しつつある。関係者によると、今月中旬には27日の首相の訪問を心待ちにしていた一人が死去。そうした中、3人は記憶を後世に伝えようと、アリゾナ記念館行きのフェリーが発着するビジターセンターで長年、「語り部」を続けている。
 ケールさん(95)は当時、基地内の診療所で働く衛生兵だった。攻撃時は引火した油が浮く海に入り、負傷者の救助や遺体の回収に当たった。
 各国メディアの記者に囲まれたケールさんは「首相の訪問は素晴らしい。何十年も待ち続けてきた」と強調。首相が攻撃を謝罪しなかったことを問われると、「申し訳なかったと言ってもらうより、行動で示してもらった方がいい。言葉は2分で忘れる。行動は永遠に記憶に残る」と指摘した。
 戦艦ペンシルベニアに乗務していたエベレット・ハイランドさん(93)は攻撃で全身に大やけどを負った。「首相が来てくれてうれしい。(日米は)かつては敵同士だったが、今は友人だ」と笑顔を見せ、「謝ることは何もない。戦争になればいつも人は死ぬ」と語った。
 アル・ロドリゲスさん(96)は「彼はありがとうと言い、ハグしてくれた。期待していた以上のことをしてくれた」と歓迎。「首相が来てくれて本当に感謝している。これは和解(の象徴)だ」と話した。(2016/12/28-14:53)

1009名無しさん:2016/12/30(金) 21:20:15
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122800626&g=pol
日米首脳が真珠湾で慰霊=攻撃75年、「和解の力」訴え-同盟強化確認も

 【ホノルル時事】安倍晋三首相とオバマ米大統領は27日(日本時間28日)、日米が太平洋戦争の戦端を開いたハワイの真珠湾を訪問し、戦没者を追悼した。日米首脳が真珠湾攻撃の犠牲者をともに慰霊するのは初めて。1941年の日米開戦から75年で日米関係は一つの節目を迎えた。
 首相とオバマ氏は、真珠湾に停泊中に撃沈された戦艦アリゾナの真上に建つ追悼施設「アリゾナ記念館」で犠牲者の名前が刻まれた白壁に向かって献花。黙とうをささげた。
 両首脳はこの後、演説し、戦後日米が成し遂げた「和解」の意義を強調。国際社会が抱える問題解決に主導的役割を果たしていく考えを示した。
 首相は演説で、敗戦国日本を国際社会復帰に導いた米国の寛容さに謝意を示すとともに、「私たちを結び付けたものは、寛容の心がもたらした『和解の力』だ」と強調。「日米は、寛容の大切さと和解の力を世界に向けて訴え続ける任務を帯びている」と語った。
 真珠湾攻撃に関して、首相は謝罪や反省には直接触れず、全ての犠牲者に対する哀悼の意を表明。「戦争の惨禍は、二度と繰り返してはならない」と不戦の誓いを新たにした。さらに「世界中の人々がパールハーバーを和解の象徴として記憶し続けることを願う」と訴えた。首相は演説後、真珠湾攻撃を経験した米退役軍人と言葉を交わした。
 一方、オバマ氏は演説で「一番の敵対国であっても一番力強い同盟国にもなり得る。平和の果実は常に、戦争による略奪よりも重い」と指摘。「和解こそが何よりも大きな褒美だと世界中に向けて発信したい」と語った。
 記念館訪問に先立ち、首相は1月に退任するオバマ氏と最後の会談を行い、日米同盟をさらに強化する考えで一致。活発な海洋進出を繰り広げる中国を念頭に、オーストラリアやインドを交えた安全保障協力を進める重要性も確認した。中国の空母「遼寧」が西太平洋に進出したことに関しては「注視すべき動向だ」との認識を共有した。(2016/12/28-17:09)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122800652&g=pol
深い反省必要=安倍首相の真珠湾訪問を批判-中国

 【北京時事】中国外務省の華春瑩・副報道局長は28日の記者会見で、安倍晋三首相の真珠湾訪問について、「(戦争の)加害者と被害者の和解は加害者の深い反省の上に成り立つ。何度も器用にパフォーマンスをするよりも、一回の心からの深い反省をする方が未来にとって有益だ」と批判した。
 一方、28日付の中国共産党機関紙・人民日報は「日本が侵略したアジアの被害者に向けた謝罪を優先せず、米国まで行き『慰霊』したことは日米両国で批判を受けている」と伝えた。人民日報系の環球時報は社説で「訪れる場所が間違っている」と主張し、旧日本軍による南京事件の犠牲者を追悼する記念館などを訪問するよう求めた。(2016/12/28-17:53)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122800658&g=pol
「寛容」「和解」7回ずつ=反省・謝罪に言及せず-安倍首相演説

 【ホノルル時事】米ハワイ・真珠湾での安倍晋三首相の演説は、米国が第2次世界大戦後に日本に示した「寛容」と、日米両国の「和解」の力を訴えることに主眼を置き、この二つの言葉を表題を含め7回ずつ使用した。一方で、首相の昨年4月の米議会演説などでキーワードとなった先の大戦への「深い悔悟」や「痛切な反省」には言及せず、謝罪もしなかった。
 「寛容」や「和解」は首相の米議会演説や昨年8月の戦後70年談話でも使われたが、1、2回程度。今回の演説で多用したことについて、首相周辺は首相自身の判断があったとし、「日米の和解の価値を内外に発信する歴史的な機会にするためだ」と解説する。
 政府が公表した真珠湾演説の英訳は、寛容が「tolerance」、和解が「reconciliation」。「和解」については、オバマ大統領も真珠湾での演説で同じ英語表現で2回言及した。
 「悔悟」や「反省」は米議会演説や戦後70年談話で使われ、談話では歴代首相の言葉を引用する形で「心からのおわび」にも触れた。しかし、今回の真珠湾訪問について、菅義偉官房長官は当初から「戦没者の慰霊のためで、謝罪のためではない」と明言。犠牲者への「哀悼の誠」や「不戦の誓い」の表明にとどめ、全体として「未来志向」の内容とすることに意を用いた。(2016/12/28-17:59)

1010名無しさん:2016/12/30(金) 21:21:40
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122800407&g=pol
オバマ米大統領演説全文=真珠湾訪問

 安倍首相、米国民を代表し、思いやりのある言葉とこの地への訪問に感謝する。歴史的な行動は、和解の力や日米両国民の同盟関係を示しており、戦争の最も深い傷でさえ、友情と永遠の平和に転じ得るということを思い起こさせる。

 来賓、米軍将兵、そして何より真珠湾を生き抜いた人々とその愛する家族の皆さん、こんにちは(アロハ)。
 米国民、中でもハワイを故郷と呼ぶ人々にとって、この港は神聖な場所だ。花を手向けたり、いまだに涙が浮かぶ海に花をささげたりする時、われわれは永遠に天国に並ぶ2400人以上の愛国の士、父親たち、夫たち、妻たち、娘たちに、思いをはせる。われわれは、12月7日を迎えるたびに少し居住まいを正すオアフ島の守護者たちに敬意を表し、75年前に示された英雄的行為を振り返る。
 あの12月の日、夜が明けた時、楽園はこれまでにないほど魅惑的に思われた。水は温かく、これ以上ないほど青く澄んでいた。水兵たちは食堂で食事したり、教会に行く支度を整えたり、さっぱりした白いショートパンツとTシャツに着替えたりしていた。港には、カリフォルニア、メリーランド、オクラホマ、テネシー、ウェストバージニア、ネバダといった船がいかりを下ろして整然と浮かんでいた。アリゾナの甲板では、海軍の音楽隊が調律の最中だった。
 あの朝、肩に示された階級に関係なくあらゆる軍人が勇気を奮い起こした。訓練用の砲弾を発射し、旧式のライフルを取り、島中で米国人があらゆる手段を使ってとにかく自らを守った。普段なら清掃業務を担当していたアフリカ系米国人の給食陸曹は上官を安全な場所に移した後、弾薬が尽きるまで対空砲を発射し続けた。
 われわれはウェストバージニアのジム・ダウニング一等兵曹のような米国人をたたえる。真珠湾に駆けつける前、彼の新妻は彼の手に聖書の一節を託した。「永遠なる神はなんじのよりどころ とこしえなる腕の支えているところ」。ジムは乗艦を救おうと戦いながら、遺族に知らせることができるよう、戦死者の名前を控えていた。あの場にいたら誰もがそうしたでしょう、と彼は語った。
 ホノルルの消防士、ハリー・ペインのような米国人をわれわれは忘れない。彼は燃え盛る炎の中、力尽きるまで航空機の鎮火作業に当たった。彼はパープルハート(名誉負傷)勲章を受章した数少ない民間人消防士となった。
 われわれはジョン・フィン上等兵曹のような米国人をたたえる。彼は20カ所以上負傷しながらも、50口径の機関銃を2時間以上発射し続け、米軍最高の名誉勲章を与えられた。

1011名無しさん:2016/12/30(金) 21:22:13
>>1010

 この場所でわれわれは、戦争が私たちの最も不朽の価値観にどれほど試練を与えるかに思いを巡らせる。日系米国人が戦時中、自由を奪われていたにもかかわらず、米国史上最も勲章を授与された軍部隊の一つは日系2世らでつくる第442連隊、その中の第100歩兵大隊だった。
 その第442連隊には、私の友人で誇り高きハワイ出身者だったダニエル・イノウエ氏がいた。私の人生のほとんどを通じてハワイ選出の上院議員を務め、上院の議場で一緒に働けることが誇らしく思える人物だった。名誉勲章と大統領自由勲章を授与されただけでなく、彼の世代で最も傑出した政治家の一人でもあった。
 ここ真珠湾で、米国にとって第2次大戦最初の戦闘が国を目覚めさせた。ここは多くの意味で、米国が成長した場所だ。私の祖父母を含む米国人の世代、あの最も偉大な世代の彼らは戦争を求めなかったが、戦争にひるむことも拒んだ。そして彼らは皆、前線や工場で、自らの役割を果たした。75年が過ぎ、誇り高き真珠湾の生存者は時間の経過とともに少なくなってきたが、ここで思い起こす勇敢さは永遠にわれわれ国民の心に刻み込まれている。真珠湾と第2次大戦の全ての退役軍人の方々で可能な人は、起立するか挙手していただきたい。恩を感じる国が感謝しているからだ。
 国家の品格は戦争で問われるが、品格を決めるのは平和な時代だ。この海原で激しい戦いがあり、数万どころか数千万人もの命が失われた。こうした人類史上最も恐ろしい時代の一つを経て、米国と日本は友情、そして平和を選択した。
 日米同盟は過去数十年にわたり、両国を成功へと導いた。新たな世界大戦を防いだ国際秩序の構築を支え、10億人以上の人々を極度の貧困から救い出した。日米同盟は今日、共通の利害だけでなく共通の価値観に根差し、アジア太平洋の平和と安定を礎石として支え、世界の進歩の原動力となっている。われわれの同盟は、かつてなく強固だ。
 良い時も悪い時も、われわれはお互いに支え合っている。5年前を思い起こしてほしい。壁のような津波が日本を襲い、福島で炉心溶融(メルトダウン)が起きた。米国の軍人男女が、日本の友人を助けに駆け付けた。地球上の至る所で、日米は肩を並べてアジア太平洋と世界の安全保障の強化に努めている。海賊行為を撃退し、疫病と闘い、核兵器拡散を抑制し、戦地の平和を維持している。
 この真珠湾の近くで、日本は今年、20余の国々と共に世界最大級の軍事演習に参加した。この演習には、ハリー・ハリス司令官が率いる米太平洋軍も加わった。ハリス司令官は、米海軍士官と日本人の母の息子だ。テネシーなまりからは分からないが、横須賀生まれだ。ハリー、傑出した指導力に感謝している。
 こうした意味で、安倍首相と私がきょう、ここを訪れたこと、すなわち政府同士だけでなく国民同士のつながりは、両国間そして両国民間で成し遂げ得るものを思い起こさせる。戦争は終わらせることができる。最も激しく対立した敵同士が、最も強固な同盟関係になれる。平和の恩恵は常に、戦争の略奪品に勝る。これこそが、この神聖な真珠湾の不朽の真実だ。

1012名無しさん:2016/12/30(金) 21:23:25
>>1011

 われわれは、憎しみが燃え上がるときでさえ、最も原始的な部族間争いのときでさえも、内向き志向には抵抗しなければならないと改めて思う。自分たちと異なる人々を悪者扱いする欲求に、立ち向かわなければならない。ここで払われた犠牲、戦争の苦悩を考えれば、われわれは人類全てに共通する崇高な啓示に従う必要があると気付く。日本の友人が「お互いのために」と呼ぶ行動に努めることが求められている。共に、互いのために、ということだ。
 これは、戦艦ミズーリのウィリアム・キャラハン艦長の教訓からも分かる。艦長は、自分の船が攻撃を受けたにもかかわらず、軍葬の礼をもって日本人パイロットを葬るよう命じた。パイロットをくるんだ日本の旗は、米国人の水兵が縫った。同様に、日本の別のパイロットの教訓もある。このパイロットは何年か後に、この湾を訪れて米海兵隊のラッパ担当だった元兵士と親しくなり、永別のラッパを吹いて、この記念館に毎月2本のバラを供えるよう彼に頼んだ。1本は米国人犠牲者、もう1本は日本人の犠牲者のためだ。
 われわれ両国民が、平凡な日常から日々学んでいる教訓もある。米国人は東京で学び、若い日本人も米国各地で学んでいる。両国の科学者は協力し、がんの未解明な部分を解き明かしたり、気候変動と闘ったり、星を探査したりしている。マイアミの球場を輝かせるイチローのような野球選手は、平和と友好で団結した米国人と日本人共通の誇りによって支えられている。
 国や国民として、われわれは受け継ぐ歴史を選ぶことはできない。だが、歴史から教訓を選び取ることはできる。われわれ自身の未来像を描くのに、その教訓を生かすこともできる。
 安倍首相、日本国民がいつも私を歓迎してくれるように、私はあなたを友好の精神でここに歓迎する。私は、われわれが世界に対し、戦争の中からより平和の中から勝ち取るものの方が多いというメッセージを共に送ることを望む。和解は報復よりも多くの恩恵をもたらすということだ。
 この静かな湾で、われわれは失った人々に敬意を表する。そして、友人として両国が共に勝ち取ってきた全てに感謝する。神のとこしえの腕の中に戦死者が居続けられますように。神がわが退役軍人や、われわれのため警戒の番をする全ての人々を見守ってくれますように。われわれ皆に神の祝福がありますように。ありがとう。(2016/12/28-23:51)

1013名無しさん:2016/12/30(金) 21:24:22
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122800739&g=pol
和解へ「一層の努力」要求=安倍首相、真珠湾訪問-韓国

 【ソウル時事】韓国外務省関係者は28日、米ハワイの真珠湾を訪問した安倍晋三首相が「不戦の誓い」を表明したことについて、「日本は正しい歴史認識を基に、軍国主義の被害者だった周辺国との和解と協力のため、さらなる努力を傾けなければならない」と注文を付けた。
 聯合ニュースは、安倍首相が集団的自衛権の行使容認や安全保障関連法の成立などを進めてきたことに触れ、「就任後に見せた行動は平和国家の堅持とは正反対だった」と批判。中央日報(電子版)は「(真珠湾で)謝罪しなかったのは右翼の反発を考慮したためだ」と分析した。(2016/12/28-20:10)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122800435&g=pol
今村復興相が靖国参拝=「被災地の再生祈念」

 今村雅弘復興相は28日、東京・九段北の靖国神社を参拝した。今村氏は参拝の趣旨について、「1年間の仕事の報告と感謝、被災地の一日も早い復興再生、わが国の安寧と繁栄を祈念してきた」と記者団に説明した。

 今村氏は本殿には入らず、一般の参拝客と同様に拝殿前で礼をし、さい銭を納めた。時期が重なった安倍晋三首相の米ハワイ・真珠湾での慰霊に関し「(み霊に)報告しておいた」と語った。
 今村氏は終戦記念日に先立つ8月11日にも同神社を参拝している。(2016/12/28-14:49)

1014名無しさん:2016/12/31(土) 08:38:40
古い記事

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-12-28/2013122801_03_1.html
2013年12月28日(土)
安倍政権 孤立深まる

靖国参拝 ロシア・EUも批判

 安倍晋三首相による靖国神社参拝についてのアジアと世界の非難は鳴りやまず、安倍政権は世界の中で孤立を深めています。

 政府レベルではロシア外務省高官が26日発表の声明で遺憾を表明し、“歴史への正しい理解が近隣諸国との関係の重要な土台”と強調。欧州連合(EU)の報道官も同日、靖国参拝は地域の緊張緩和に「貢献しない」と指摘する声明を発表しました。

 米国のメディア(電子版いずれも26日付)の記事には「政治的に無分別だ」(ワシントン・ポスト)、隣国の共有する過去についての「傷つきやすい感情を踏みつける」(CNNテレビ)など、安倍首相に対するいらだちと批判のコメントがあふれました。ウォール・ストリート・ジャーナルは、今回の参拝が「日本の軍国主義復活という亡霊を自国の軍事力拡張の口実にしてきた中国指導部に対する贈り物になった」と指摘しました。

 日本の侵略を受けた韓国、台湾では27日、日本の大使館などの前で市民らが抗議集会を行い、「日本は侵略の歴史を反省すべきだ」などの声を響かせました。

1015名無しさん:2016/12/31(土) 08:39:30
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161229/k10010823881000.html
稲田防衛相 靖国神社に就任後初の参拝 「どの国でも理解頂ける」
12月29日 16時06分

稲田防衛大臣は29日午前、就任後初めて東京・九段の靖国神社に参拝し、「祖国のために命をささげた方々に対し、感謝と敬意と追悼の意を表することは、どの国でも理解して頂けると考えている」と述べました。
稲田防衛大臣は29日午前8時ごろ、東京・九段の靖国神社を訪れ、防衛大臣に就任してから初めて参拝しました。稲田大臣は靖国神社に参拝したあと、記者団に対し、私費で玉串料を納め、「防衛大臣・稲田朋美」と記帳したことを明らかにしたうえで、「防衛大臣である稲田朋美が一国民として参拝したということだ」と述べました。

そして、稲田大臣は「ことしは原爆を投下した国の大統領が広島を訪問し、きのうは安倍総理大臣が真珠湾に行って慰霊の言葉を述べた。最もしれつに戦った日本とアメリカが、今や最も強い同盟関係にあるなど、未来志向に立って、しっかりと日本と世界の平和を築いていきたいという思いで参拝した」と述べました。

一方、稲田大臣は、記者団が「中国や韓国の反発も予想されるが」と質問したのに対し、「いかなる歴史観に立とうとも、いかなる敵、味方であろうとも、祖国のために命をささげた方々に対し、感謝と敬意と追悼の意を表することは、どの国でも理解して頂けると考えている」と述べました。

稲田大臣は例年、終戦の日の8月15日などに靖国神社に参拝していますが、ことしの終戦の日は、防衛大臣としての海外視察のため、参拝していませんでした。

首相「ノーコメント」
安倍総理大臣は、稲田防衛大臣が靖国神社に参拝したことについて、29日午前、神奈川県茅ヶ崎市で記者団に対し、「それについてはノーコメント」と述べました。

民進 野田幹事長「自身が内外に説明する責任」
民進党の野田幹事長は党本部で記者団に対し、「安倍総理大臣とオバマ大統領が真珠湾に行き、『不戦の誓い』で共同行動がとれたことは一定の評価をしているが、そこに同行していた方がその直後に参拝というのは、どういう意味なのか。諸外国へ与える影響も含めて、きちんと稲田防衛大臣自身が内外に説明する責任がある」と述べました。

中国外務省報道官「断固として反対」
稲田防衛大臣が就任後初めて靖国神社に参拝したことについて、中国外務省の華春瑩報道官は29日の記者会見で、「中国は断固として反対する」と述べて非難しました。
そのうえで華報道官は、稲田大臣が安倍総理大臣とともに旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者を追悼する施設を訪れたことに触れ、「今回の参拝は、一部の日本人のかたくなで誤った歴史観を表しているだけではなく、真珠湾のいわゆる『和解の旅』をこれ以上ない皮肉なものにし、世の人々の日本の行動や意図に対する警戒を高めただけだ。日本の指導者が国内外の正義の声に耳を傾け、侵略の歴史を直視し、深く反省するよう求める」と述べました。

また、関係者によりますと、29日午後、中国外務省の肖千アジア局長が北京に駐在する日本の伊藤康一公使を呼んで抗議したということです。

韓国外務省報道官「嘆きを禁じえない」
稲田防衛大臣が就任後初めて靖国神社に参拝したことについて、韓国外務省のチョ・ジュンヒョク(趙俊赫)報道官は29日の記者会見で、「日本の責任ある政治家が過去の植民地支配と侵略戦争を美化し、戦争犯罪者を合祀する靖国神社に参拝したことに政府として嘆きを禁じえない」と述べ批判しました。そのうえで、「歴史を正しく直視し、謙虚で誠実な反省を実際の行動で示すことでのみ周辺国と国際社会の信頼をえることができる」と強調しました。

また、これに先立って韓国外務省のチョン・ビョンウォン(鄭炳元)北東アジア局長は、ソウルにある日本大使館の丸山浩平公使を呼び、「日韓関係を改善しようとする努力に逆行する行為で非常に不適切だ」と抗議しました。

一方で、韓国国防省も「韓国政府が未来志向の両国関係を作っていくべきだと強調してきたにもかかわらず、日本の防衛大臣が、靖国神社に参拝したことに深刻な憂慮と遺憾を表明する」との声明を発表しました。

1016名無しさん:2016/12/31(土) 10:59:15
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161226/k10010819621000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_081
首相 真珠湾攻撃の犠牲者慰霊へ 今夜ハワイに出発
12月26日 4時19分

安倍総理大臣は、太平洋戦争の発端となった真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊するため、26日夜、ハワイに向けて出発します。安倍総理大臣は、アメリカのオバマ大統領との日米首脳会談にも臨むことにしていて、敵国だった日本とアメリカの和解の価値を内外に示し、来月のトランプ新政権の発足を前に日米同盟の重要性を確認する機会としたい考えです。
安倍総理大臣は、太平洋戦争の発端となった75年前の旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊するため、26日夜、羽田空港を政府専用機で出発し、ハワイに向かうことにしています。

安倍総理大臣は、ハワイ到着後太平洋戦争などで犠牲になったアメリカ軍の兵士らが埋葬されている国立太平洋記念墓地や、15年前ハワイ沖でアメリカ軍の潜水艦に衝突され沈没し、生徒ら9人が亡くなった愛媛県の高校の実習船「えひめ丸」の慰霊碑を訪れ、献花することにしています。

また、安倍総理大臣は日本時間28日、来月任期を終えるアメリカのオバマ大統領との最後の日米首脳会談に臨んだあと、オバマ大統領とともに真珠湾攻撃の犠牲者を追悼するアリゾナ記念館を訪れ、献花したうえで所感を発表することにしています。

安倍総理大臣は今回の訪問を通じて、二度と戦争の惨禍を繰り返してはならないという決意と、敵国だった日本とアメリカの和解の価値を内外に示し、来月のトランプ新政権の発足を前に、日米同盟の重要性を確認する機会としたい考えです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161226/k10010820071000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_070
戦後3首相が真珠湾訪問 官房長官
12月26日 13時47分

菅官房長官は記者会見で、安倍総理大臣のハワイ訪問に関連し、戦後、吉田茂総理大臣に加えて、鳩山一郎総理大臣や岸信介総理大臣が、真珠湾に面した当時のアメリカ太平洋軍司令部を訪れていたことを明らかにしました。
この中で、菅官房長官は、安倍総理大臣が真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊するため、26日からハワイを訪問することに関連し、戦後の昭和26年に、吉田茂総理大臣が真珠湾に面した当時のアメリカ太平洋軍司令部を訪れたのに加えて、昭和31年に鳩山一郎総理大臣が、昭和32年に岸信介総理大臣が、同じ司令部を訪れていたことを明らかにしました。

そのうえで、菅官房長官は、「当時は、真珠湾攻撃の犠牲者を追悼するアリゾナ記念館は建設されておらず、記念館で現職の総理大臣が慰霊を行うのは、今回の安倍総理大臣が初めての機会であり、アメリカの大統領とともに慰霊を行うのも初めてだ」と述べました。

1017名無しさん:2016/12/31(土) 11:00:33
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161226/k10010820831000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_060
首相がハワイへ出発 真珠湾攻撃の犠牲者慰霊へ
12月26日 21時39分

安倍総理大臣は、太平洋戦争の発端となった75年前の旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊するため、26日夜、政府専用機でハワイに向けて出発しました。出発に先立って安倍総理大臣は記者団に対し、戦争の惨禍を二度と繰り返してはならないという思いや、日米の和解の価値をオバマ大統領とともに世界に発信したいという考えを示しました。
安倍総理大臣は、太平洋戦争の発端となった75年前の旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊するため、26日夜9時半ごろ、羽田空港を政府専用機で出発し、ハワイに向かいました。出発に先立って、安倍総理大臣は記者団に対し、「戦争の惨禍は二度と繰り返してはならないというこの未来への思いを、誓いを、そして和解の価値を、オバマ大統領とともに世界に発信したい」と述べました。また、安倍総理大臣は「オバマ大統領との首脳会談は最後の首脳会談となる。この4年間を総括する首脳会談にしたいと思うし、2人でともに取り組んできたさまざまな課題や、残された課題、さらに、ともに強化してきた同盟の価値を2人で世界に発信する首脳会談にしたい」と述べました。

安倍総理大臣はハワイ到着後、太平洋戦争などで犠牲になったアメリカ軍の兵士らが埋葬されている国立太平洋記念墓地や、ハワイに移住し、亡くなった日本人らが埋葬されている日本人墓地などを訪れることにしています。そして日本時間の28日、オバマ大統領との最後の首脳会談を行ったあと、大統領とともに真珠湾にあるアリゾナ記念館で献花を行って、犠牲者を追悼し、その後、所感を発表することにしています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161227/k10010821011000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_058
首相 ハワイに到着 あす真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊
12月27日 4時10分

安倍総理大臣は、旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊するため、日本時間の午前4時ごろ、政府専用機でハワイに到着しました。
26日夜、羽田空港を政府専用機で出発した安倍総理大臣は、日本時間の27日午前4時ごろ、ハワイのアメリカ軍基地に到着しました。

安倍総理大臣は、太平洋戦争などで犠牲になったアメリカ軍の兵士らが埋葬されている国立太平洋記念墓地や、ハワイに移り住み、亡くなった日本人の墓地などを訪れることにしています。

そして安倍総理大臣は、日本時間の28日、来月任期を終えるオバマ大統領との最後の首脳会談を行ったあと、大統領とともに、真珠湾にあるアリゾナ記念館を訪れて献花を行い、真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊することにしています。

そのあと安倍総理大臣は、太平洋戦争の際、アメリカ軍の一員として戦った日系アメリカ人などを前に所感を発表し、戦争の惨禍を二度と繰り返してはならないという決意と、かつて敵国だった日本とアメリカの和解の価値を内外に示すことにしています。

1018名無しさん:2016/12/31(土) 11:01:33
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161227/k10010821021000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_055
首相 ハワイの国立太平洋記念墓地で黙とう
12月27日 5時58分

ハワイに到着した安倍総理大臣は、日本時間の27日朝、太平洋戦争などで犠牲になったアメリカ軍の兵士らが埋葬されている国立太平洋記念墓地などを訪れ、献花し、黙とうをささげました。
日本時間の27日午前4時すぎに政府専用機でハワイに到着した安倍総理大臣は、国立太平洋記念墓地を訪れ、献花をし、黙とうをささげました。国立太平洋記念墓地には、太平洋戦争やベトナム戦争などで犠牲となったアメリカ軍の兵士など、およそ5万人が埋葬されていて、戦後、当時の吉田総理大臣など複数の総理大臣が訪れたことがあります。

このあと安倍総理大臣は、ハワイに移り住んだ日本人らが埋葬されている日本人墓地や、15年前、ハワイ沖でアメリカ軍の潜水艦に衝突されて沈没し、乗っていた生徒ら合わせて9人が犠牲となった愛媛県の宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」の慰霊碑を訪れ、献花し、黙とうしました。

安倍総理大臣は、日本時間の28日、真珠湾を訪れ、オバマ大統領との最後の日米首脳会談を行ったあと、旧日本軍の攻撃を受けて沈没した戦艦アリゾナの乗組員を追悼するアリゾナ記念館で、ともに犠牲者を慰霊することにしています。その後、両首脳は、太平洋戦争をアメリカ軍の一員として戦った日系アメリカ人などを前に所感を発表することにしています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161227/k10010821111000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_052
首相 米大統領と真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊へ
12月27日 11時10分

ハワイに到着した安倍総理大臣は、アメリカ軍の兵士らが埋葬されている国立太平洋記念墓地などを訪れ、献花して黙とうをささげました。安倍総理大臣は28日、オバマ大統領とともに真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊したあと、不戦の決意と日本とアメリカの和解の価値を強調する所感を発表することにしています。
日本時間の午前4時すぎにハワイに到着した安倍総理大臣は、岸田外務大臣や稲田防衛大臣らを伴って、太平洋戦争やベトナム戦争などで犠牲となったアメリカ軍の兵士らが埋葬されている国立太平洋記念墓地を訪れ、献花して黙とうをささげました。

このあと安倍総理大臣は、ハワイに移り住んだ日本人らが埋葬されている日本人墓地や、15年前、ハワイ沖でアメリカ軍の潜水艦に衝突されて沈没し、生徒ら合わせて9人が犠牲となった愛媛県の宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」の慰霊碑を訪れて、追悼しました。
日本人墓地や「えひめ丸」の慰霊碑には、アメリカのケネディ駐日大使も同行しました。

安倍総理大臣は、日本時間の28日、真珠湾を訪れます。
そして、オバマ大統領との日米首脳会談に臨んだあと、太平洋戦争の発端となった75年前の真珠湾攻撃で沈没した戦艦アリゾナの乗組員を追悼するアリゾナ記念館で、ともに犠牲者を慰霊することにしています。

その後、両首脳は、太平洋戦争をアメリカ軍の一員として戦った日系アメリカ人らを前に所感を発表することにしています。
この中で、安倍総理大臣は、戦争の惨禍を二度と繰り返してはならないという不戦の決意と、日本とアメリカの和解の価値を強調し、強固な同盟関係を内外に示したい考えです。

1019名無しさん:2016/12/31(土) 11:03:34
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161227/k10010821571000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_042
首相の真珠湾訪問 米専門家「おおむね好意的に受け止め」
12月27日 17時59分
首相の真珠湾訪問 米専門家「おおむね好意的に受け止め」
安倍総理大臣の真珠湾訪問について、日米関係に詳しいカーネギー国際平和財団のジェームズ・ショフ上級研究員は、NHKのインタビューで、「アメリカでは、おおむね好意的に受け止められている」と述べました。
そのうえで、「複雑な面もあり、オバマ大統領が広島を訪問したすぐあとに、安倍総理大臣が真珠湾を訪れれば、アメリカでは『お返し』のように受け止められる懸念もあった。これは外交や政治の行事ではない」と述べました。

そして、真珠湾攻撃について、日本側の謝罪が必要かどうかについては、「アメリカ国内には謝罪を求める声は、わずかながら存在する。しかし、両国の幅広い友好関係を背景に、日米の和解はもっとも成功をおさめてきた」と述べ、日米両国の間では、謝罪は必要ないという見方を示しました。

さらに、オバマ大統領の2期8年間の日米関係については、「両国にとっては、おそらくもっとも心地よい時期だったと思う」と述べたうえで、「今回の首脳会談は、その関係と成果の最終章を記すものとなり、アメリカの新しい政権の下での日米関係の基調を定義しようとする試みだ」と述べました。

また、来月、就任する予定のトランプ次期大統領については、「考え方も手法も正反対の軍事力を背景にした古いスタイルの外交姿勢で、国際協調にも関心がない。日米関係にとって大きな試練となるだろう」と述べるとともに、トランプ氏の政権移行チームでは、対日政策をはじめ、包括的なアジア政策の行方が依然、見えていないと指摘しました。
ハワイの地元紙「決定的瞬間になる」
安倍総理大臣が日本時間の28日、アメリカのオバマ大統領とともに、旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊することについて、ハワイの地元紙「スター・アドバタイザー」は、26日付けの紙面の一面で大きく取り上げています。
この中で「現職の日本の総理大臣として初めてとなる、安倍総理大臣のアリゾナ記念館訪問は、道義的にも戦略的にも決定的瞬間になるだろう」という専門家の見方を伝えています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161227/k10010821321000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_046
首相 戦死したゼロ戦パイロットの記念碑で献花
12月27日 15時20分
首相 戦死したゼロ戦パイロットの記念碑で献花
ハワイを訪れている安倍総理大臣は、日本時間の27日午後、アメリカ軍が、真珠湾攻撃で戦死したゼロ戦のパイロットの勇敢さをたたえて建立した記念碑を訪れ、献花して黙とうをささげました。
ハワイを訪れている安倍総理大臣は、太平洋戦争などで犠牲となったアメリカ軍の兵士らが埋葬されている国立太平洋記念墓地を訪れたのに続き、日本時間の27日午後、ハワイ最大のアメリカ海兵隊の基地であるカネオヘ航空基地を訪れました。

そして、安倍総理大臣は、アメリカ海兵隊の幹部から説明を聞きながら、基地の滑走路脇に設けられた旧日本軍の飯田房太中佐の記念碑に献花し、黙とうをささげました。

飯田中佐は、太平洋戦争の発端となった真珠湾攻撃に参加したゼロ戦のパイロットで、攻撃中に燃料タンクに被弾したため、燃料切れを意味する手信号を送ったあと、基地の格納庫に突入して戦死しました。

アメリカ軍が、飯田中佐の勇敢さをたたえて基地内に埋葬し、記念碑を建立したことから、日米友好の象徴として、毎年両国の関係者が参加して慰霊法要が行われていて、27日の安倍総理大臣の献花にもアメリカ海兵隊の幹部らが同行しました。

安倍総理大臣はこのあと、遺骨のDNA鑑定などを通じて、過去の紛争で行方不明となった兵士などの消息調査を行っている、アメリカ国防総省の捕虜・行方不明者調査局の中央身元鑑定研究所を訪れ、関係者から説明を受けながら、保管されている遺骨や鑑定作業の様子を視察しました。

1020名無しさん:2016/12/31(土) 11:04:48
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161227/k10010821681000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_043
首相「慰霊と和解の力を世界に示したい」
12月27日 17時58分

ハワイを訪れている安倍総理大臣は、日系人らとの夕食会であいさつし、日本時間の28日にオバマ大統領と会談したあと、ともに真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊することについて、「慰霊と和解の力を世界に示したい」と述べ、日米の和解の価値や強固な同盟関係を内外にアピールする機会にしたいという考えを示しました。
ハワイを訪れている安倍総理大臣は、日本時間の午後、ハワイ最大のアメリカ海兵隊の基地である、カネオヘ航空基地を訪れ、基地の滑走路脇に設けられた旧日本軍の飯田房太中佐の記念碑に献花し、黙とうをささげました。

飯田中佐は、太平洋戦争の発端となった真珠湾攻撃に参加したゼロ戦のパイロットで、攻撃中に燃料タンクに被弾したため、基地の格納庫に突入して戦死しました。

アメリカ軍が、飯田中佐の勇敢さをたたえて基地内に埋葬し、記念碑を建立したことから、日米友好の象徴として毎年、両国の関係者が参加して慰霊法要が行われていて、27日の安倍総理大臣の献花にも、アメリカ海兵隊の幹部らが同行しました。

このあと、安倍総理大臣は太平洋戦争をアメリカ軍の一員として戦った日系人らとの夕食会に出席して、あいさつしました。
この中で、安倍総理大臣は28日にオバマ大統領とともに、真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊することについて、「慰霊と和解の力を日米に、そして世界に示したい。これからも日米は『希望の同盟』として、地域や世界のさまざまな課題にともに立ち向かい、ともに取り組んでいきたい」と述べ、強固な日米同盟を内外にアピールする機会にしたいという考えを示しました。

安倍総理大臣は28日、真珠湾を訪れてオバマ大統領と会談したあと、太平洋戦争の発端となった75年前の真珠湾攻撃で沈没した戦艦アリゾナの乗組員を追悼するアリゾナ記念館で、ともに犠牲者を慰霊することにしています。

戦後、日本の総理大臣が真珠湾を訪れたことはありますが、現職のアメリカの大統領とともに犠牲者を慰霊するのは初めてです。

その後、両首脳は太平洋戦争をアメリカ軍の一員として戦った日系アメリカ人らを前に所感を発表することにしていて、安倍総理大臣はこの中で、戦争の惨禍を二度と繰り返してはならないという不戦の決意と、日本とアメリカの和解の価値を強調することにしています。
真珠湾攻撃とは
太平洋戦争の発端となった真珠湾攻撃は、75年前の昭和16年12月に旧日本軍の空母機動部隊や潜水部隊がハワイのオアフ島にある真珠湾のアメリカ軍基地などに行った奇襲攻撃です。

戦後、旧防衛庁防衛研修所が編さんした「戦史叢書」によりますと、空母機動部隊による攻撃は日本時間の12月8日(現地時間12月7日の午前8時)ごろに始まりました。

オアフ島の北、およそ400キロに展開した旧日本軍の空母6隻から爆撃機や戦闘機、合わせて350機が2度にわたって出撃し、真珠湾に停泊していたアメリカ軍の艦艇や航空基地を攻撃しました。

当時、真珠湾には空母は停泊していませんでしたが、戦艦や駆逐艦など数十隻がいて、攻撃によって戦艦「アリゾナ」など6隻が沈没したほか、12隻が損傷しました。

死者・行方不明者は日本側が64人だったのに対し、アメリカ側では民間人数十人を含む、およそ2400人に上るなど、大きな被害が出ました。

真珠湾攻撃をめぐっては、日本は当初、アメリカに開戦の通告をしたあと攻撃を行う計画でしたが、不手際のために通告が遅れ、攻撃のあとになったことから、アメリカは「だまし討ちだ」などと強く非難しました。

1021名無しさん:2016/12/31(土) 11:04:59
>>1020

米での市民の反応は
飲食店や商店が集まるホノルルの市街地では、日本時間の28日に安倍総理大臣が真珠湾を訪れ犠牲者を慰霊することについて、「知らなかった」と答えた人も多くいた一方で、地元の人たちからは歓迎する声が聞かれました。

9歳の時に真珠湾攻撃を目撃した84歳の男性は「当時、家にいたが、飛行機が真珠湾に向かって飛んで行き、その後、炎や煙が見えた。おそろしい出来事だったことを今でも覚えている」と話しました。
そのうえで、今回の訪問について、「とてもいいことだと思う。日本の総理大臣がここに来て、75年前の出来事を再認識してもらうことは重要なことだ思う」と歓迎していました。

また、近くに住む58歳の男性は「両国の首脳が真珠湾を訪れるのはすばらしいことだと思う。日本とは観光をはじめ、いい関係を築いている。戦争は昔の出来事で、地元の人たちも日本へのわだかまりはないと思う」と今回の訪問を肯定的に捉えていました。

また、真珠湾攻撃で沈没した戦艦アリゾナの乗組員を追悼するアリゾナ記念館を訪れたアメリカの人たちからは歓迎する声が聞かれました。

このうち男性の1人は「とてもいいことだと思う。私たちは悲劇的な戦争を経験した。過去に起きたことを思い起こすことはすべての人にとって重要だ」と話していました。

また、別の男性は「過去は過去であり、私たちは今、未来に生きている。かつて日米ともに苦しんだ人たちはいるが、今は強固な同盟国として協力する必要がある」と述べ、安倍総理大臣の真珠湾訪問を機に日米同盟が一層強化されることに期待を示しました。

一方で、真珠湾攻撃によって祖父の友人が戦艦アリゾナで犠牲になったという女性は「安倍総理大臣が訪問するのはいいことだと思うが、真珠湾攻撃について謝罪すべきだと思う」と話していました。
民進 蓮舫代表「不戦の誓い語ることは大きな意味」
民進党の蓮舫代表は、千葉県匝瑳市で記者団に対し、「オバマ大統領と、わが国の総理大臣が、そろって不戦の誓いを真珠湾で語るのは、とても大きな意味がある。ただ、オバマ大統領が目指している『核なき世界』について、残念ながらアメリカの次期大統領は方向性が大きく違うのではないかと受け止められる言動が目立っており、安倍総理大臣からオバマ大統領に対して懸念を伝えてもらいたい」と述べました。

1022名無しさん:2016/12/31(土) 11:05:59
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161227/k10010821561000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_041
真珠湾攻撃参加の男性「平和考えるきっかけに」
12月27日 18時01分
安倍総理大臣のハワイ訪問について、75年前、日本海軍による真珠湾攻撃の作戦に参加した97歳の男性は、若い世代が平和について考えるきっかけにしてほしいと語りました。
さいたま市に住む市來俊男さん(97)は、元日本海軍の大尉で、75年前、駆逐艦の乗組員として真珠湾攻撃作戦に参加し、爆撃機を載せた空母の後方支援などを行いました。

市來さんは「『アメリカやイギリスに負けるな』という教育を受けてきたので、特に恐怖はなかった。『トラ、トラ、トラ』と攻撃成功が伝えられると、沸き立つように喜んだ」と述べ、日米開戦に突き進んだ当時の日本軍の状況について振り返りました。

真珠湾攻撃での日本側の戦死者は64人で、市來さんも兵学校時代の同期2人を亡くしました。

市來さんは安倍総理大臣とオバマ大統領がそろって真珠湾で戦没者を慰霊することについて、「戦争のない平和な世の中を、日本とアメリカが一緒に築いていくというシンボルになるのではないか」と歓迎したうえで、「先の大戦で亡くなった人たちのおかげで戦争が終わり、あとの世代が平和を受け継いできた。今回の機会を通じて、若い人たちに『歴史』というものを勉強してほしい」と述べ、若い世代が平和について考えるきっかけにしてほしいと期待を寄せました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161227/k10010822001000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_036
首相の真珠湾慰霊 新潟 長岡市長が立ち会いへ
12月27日 21時43分
安倍総理大臣が旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊するため、アメリカのオバマ大統領とともに日本時間の28日に予定しているハワイの真珠湾への訪問に、長年、ホノルル市と平和交流を続けている新潟県長岡市の市長が立ち会うことがわかりました。
安倍総理大臣は日本時間の28日、オバマ大統領とともにハワイの真珠湾を訪れ、旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊したあと、所感を発表し、不戦の決意と日本とアメリカの和解の価値を強調することにしています。

この両首脳の真珠湾訪問に、ホノルル市の姉妹都市である新潟県長岡市の磯田達伸市長が立ち会うことがわかりました。
長岡市は、真珠湾攻撃を指揮した連合艦隊司令長官、山本五十六の出身地である一方、太平洋戦争ではアメリカ軍の空襲を受けました。

長岡市とホノルル市は、こうした歴史を超えて平和の尊さを若い世代に伝えたいと平和交流を続けていて、今回、日本の地方自治体で唯一、立ち会いの招待を受けたということです。

磯田市長はNHKの取材に対し、「これまでの平和交流が今回の総理訪問の地ならしとなったのではないか。交流に携わってきた市民を代表して、その瞬間を見届けたい」と話していました。

1023名無しさん:2016/12/31(土) 11:07:52
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161228/k10010822301000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_034
まもなく日米首脳会談 真珠湾慰霊へ
12月28日 4時01分

ハワイを訪れている安倍総理大臣は、まもなくオバマ大統領との日米首脳会談に臨み、この4年間で、さまざな分野で日米の協力が深まってきたとしてさらに同盟関係の強化に取り組んでいく必要があるという認識で一致するものと見られます。首脳会談のあと、安倍総理大臣はオバマ大統領とともに、真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊し、不戦の誓いと日米の和解の価値を強調する所感を発表することにしています。
ハワイを訪れている安倍総理大臣は、日本時間の28日午前4時前から、旧日本軍の真珠湾攻撃の資料などを展示している「真珠湾ビジターセンター」を視察に訪れています。

安倍総理大臣は、まもなく、アメリカ太平洋軍の基地で、来月任期を終えるオバマ大統領との最後の日米首脳会談に臨むことにしています。

この中で、安倍総理大臣は、この4年間の双方の取り組みを通じて、安全保障や経済など、さまざな分野で日米の協力が深まってきたことなどを総括したうえで、北朝鮮の核開発や中国の海洋進出などを念頭に、日米同盟の重要性を確認することにしています。

そのうえで、会談では、日米同盟は、自由、民主主義、法の支配などの基本的価値を共有する国々との連携を強化する土台となるとして、さらに同盟関係の強化に取り組んでいく必要があるという認識で一致するものと見られます。

首脳会談のあと、安倍総理大臣は、オバマ大統領とともに、真珠湾を訪れ、太平洋戦争の発端となった75年前の旧日本軍による真珠湾攻撃で沈没した戦艦アリゾナの乗組員を追悼するアリゾナ記念館を訪れて献花し、犠牲者を慰霊することにしています。

戦後、日本の総理大臣が、真珠湾を訪れたことはありますがアメリカの大統領とともに真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊するのは初めてのことになります。

そして、安倍総理大臣とオバマ大統領は、真珠湾を望むキロふ頭で、所感を発表することにしています。

所感の中で、安倍総理大臣は、戦争の惨禍を二度と繰り返してはならないという、未来に向けた不戦の決意と、かつて敵国だった日本とアメリカの和解の価値を強調し、強固な同盟関係を内外に示したい考えです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161228/k10010822331000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_033
日米首脳会談開始 真珠湾慰霊へ
12月28日 5時01分
ハワイを訪れている安倍総理大臣は、オバマ大統領との日米首脳会談に臨んでいて、この4年間で、さまざな分野で日米の協力が深まってきたとしてさらに同盟関係の強化に取り組んでいく必要があるという認識で一致するものと見られます。首脳会談のあと、安倍総理大臣はオバマ大統領とともに、真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊し、不戦の誓いと日米の和解の価値を強調する所感を発表することにしています。
ハワイを訪れている安倍総理大臣は、日本時間の28日午前4時前から、旧日本軍の真珠湾攻撃の資料などを展示している「真珠湾ビジターセンター」を視察しました。

このあと安倍総理大臣は、午前5時前からアメリカ太平洋軍の基地で、来月任期を終えるオバマ大統領との最後の日米首脳会談に臨んでいます。

この中で、安倍総理大臣は、この4年間の双方の取り組みを通じて、安全保障や経済など、さまざな分野で日米の協力が深まってきたことなどを総括したうえで、北朝鮮の核開発や中国の海洋進出などを念頭に、日米同盟の重要性を確認したものと見られます。

そのうえで、安倍総理大臣は、日米同盟は、自由、民主主義、法の支配などの基本的価値を共有する国々との連携を強化する土台だとして、さらに同盟関係の強化に取り組んでいく必要があるという認識で一致するものと見られます。

首脳会談のあと、安倍総理大臣は、オバマ大統領とともに、真珠湾を訪れ、太平洋戦争の発端となった75年前の旧日本軍による真珠湾攻撃で沈没した戦艦アリゾナの乗組員を追悼するアリゾナ記念館を訪れて献花し、犠牲者を慰霊することにしています。

戦後、日本の総理大臣が、真珠湾を訪れたことはありますがアメリカの大統領とともに真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊するのは初めてのことになります。

そして安倍総理大臣とオバマ大統領は、真珠湾を望むキロふ頭で、所感を発表することにしています。

所感の中で、安倍総理大臣は、戦争の惨禍を二度と繰り返してはならないという、未来に向けた不戦の決意と、かつて敵国だった日本とアメリカの和解の価値を強調し、強固な同盟関係を内外に示したい考えです。

1024名無しさん:2016/12/31(土) 11:08:49
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161228/k10010822311000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_031
真珠湾慰霊 米メディア「歴史的な訪問」
12月28日 5時07分

安倍総理大臣がアメリカのオバマ大統領とともに旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊することについて、アメリカの主要メディアは、「歴史的な訪問」だと伝えています。
このうち有力紙の「ワシントン・ポスト」は、27日付けの紙面で、「安倍総理大臣は、真珠湾攻撃で沈没した戦艦アリゾナの上で慰霊を行う初めての日本の総理大臣になる」と紹介しています。

そのうえで、「安倍総理大臣はオバマ大統領が広島を訪れた際、原爆投下について謝罪しなかったように日本の奇襲攻撃を謝罪する予定は無いが、戦争を繰り返さないという決意を示すことになる」と今回の訪問の意義を伝えています。

また、有力紙の「ニューヨーク・タイムズ」は、27日の電子版で、安倍総理大臣が海洋進出を進める中国を念頭に日米の関係強化を重視してきたとして、「今回の訪問はその象徴的な仕上げとなるはずだ」と伝えています。

一方で、「両国の関係強化のアプローチはこれまでになく試されている」として、TPP=環太平洋パートナーシップ協定からの離脱などを掲げるトランプ次期大統領の就任で日米関係の先行きに不透明感も漂っていると指摘しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161228/k10010822351000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_030
日米首脳会談終了 真珠湾で慰霊 所感発表へ
12月28日 6時34分

ハワイを訪れている安倍総理大臣は、オバマ大統領との日米首脳会談を終え、オバマ大統領とともに、真珠湾攻撃の犠牲者を追悼する施設で献花し黙とうをささげ、犠牲者を慰霊しました。両首脳は、真珠湾を一望できるキロふ頭で、このあと所感を発表することにしていて、この中で、安倍総理大臣は、不戦の誓いと日米の和解の価値を強調することにしています。
ハワイを訪れている安倍総理大臣は、日本時間の28日午前4時前から、旧日本軍の真珠湾攻撃の資料などを展示している「真珠湾ビジターセンター」を視察しました。

このあと安倍総理大臣は、午前5時前から、アメリカ太平洋軍の基地で、来月任期を終えるオバマ大統領との最後の日米首脳会談に臨みました。この中で、両首脳は、この4年間の双方の取り組みを通じて、安全保障や経済など、さまざな分野で日米の協力が深まってきたことなどを総括したうえで、北朝鮮の核開発や中国の海洋進出などを念頭に、日米同盟の重要性を確認したものと見られます。そのうえで、日米同盟は、自由、民主主義、法の支配などの基本的価値を共有する国々との連携を強化する土台だとして、さらに同盟関係の強化に取り組んでいく必要があるという認識で一致したものと見られます。

首脳会談を終えた安倍総理大臣はオバマ大統領とともに、真珠湾を訪れ、太平洋戦争の発端となった75年前の旧日本軍による真珠湾攻撃で沈没した戦艦アリゾナの乗組員を追悼するアリゾナ記念館を訪れ、献花し黙とうをささげ、犠牲者を慰霊しました。その後、両首脳は、記念館内に設けられた吹き抜けから戦艦アリゾナに向けて花びらを海面にまき、再び、黙とうしました。戦後、日本の総理大臣が真珠湾を訪れたことはありますがアメリカの大統領とともに真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊するのは初めてのことになります。

両首脳は、このあと真珠湾を一望できるキロふ頭で、所感を発表することにしています。所感の中で、安倍総理大臣は、戦争の惨禍を二度と繰り返してはならないという、未来に向けた不戦の決意と、かつて敵国だった日本とアメリカの和解の価値を強調し、強固な同盟関係を内外に示したい考えです。

1025名無しさん:2016/12/31(土) 11:09:43
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161228/k10010822371000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_029
安倍首相所感「和解の力」全文
12月28日 7時26分

安倍総理大臣の所感の全文です。
オバマ大統領、ハリス司令官、ご列席の皆さま、そして、すべての、アメリカ国民の皆さま。
パールハーバー、真珠湾に、いま私は、日本国総理大臣として立っています。
耳を澄ますと、寄せては返す、波の音が聞こえてきます。
降り注ぐ陽の、やわらかな光に照らされた、青い、静かな入り江。
私のうしろ、海の上の、白い、アリゾナ・メモリアル。
あの、慰霊の場を、オバマ大統領とともに訪れました。
そこは、私に、沈黙をうながす場所でした。
亡くなった、軍人たちの名が、しるされています。
祖国を守る崇高な任務のため、カリフォルニア、ミシガン、ニューヨーク、テキサス、さまざまな地から来て、乗り組んでいた兵士たちが、あの日、爆撃が戦艦アリゾナを二つに切り裂いたとき、紅蓮の炎の中で、死んでいった。
75年が経ったいまも、海底に横たわるアリゾナには、数知れぬ兵士たちが眠っています。
耳を澄まして心を研ぎ澄ますと、風と、波の音とともに、兵士たちの声が聞こえてきます。
あの日、日曜の朝の、明るく寛いだ、弾む会話の声。自分の未来を、そして夢を語り合う、若い兵士たちの声。最後の瞬間、愛する人の名を叫ぶ声。
生まれてくる子の、幸せを祈る声。
一人、ひとりの兵士に、その身を案じる母がいて、父がいた。
愛する妻や、恋人がいた。
成長を楽しみにしている、子どもたちがいたでしょう。
それら、すべての思いが断たれてしまった。
その厳粛な事実を思うとき、私は、言葉を失います。
その御霊よ、安らかなれー。
思いを込め、私は日本国民を代表して、兵士たちが眠る海に、花を投じました。

***

オバマ大統領、アメリカ国民の皆さん、世界の、さまざまな国の皆さま。
私は日本国総理大臣として、この地で命を落とした人々の御霊に、ここから始まった戦いが奪った、すべての勇者たちの命に、戦争の犠牲となった、数知れぬ、無辜の民の魂に、永劫の、哀悼の誠を捧げます。
戦争の惨禍は、二度と、繰り返してはならない。
私たちは、そう誓いました。
そして戦後、自由で民主的な国を創り上げ、法の支配を重んじ、ひたすら、不戦の誓いを貫いてまいりました。
戦後70年間に及ぶ平和国家としての歩みに、私たち日本人は、静かな誇りを感じながら、この不動の方針を、これからも貫いてまいります。
この場で、戦艦アリゾナに眠る兵士たちに、アメリカ国民の皆さまに、世界の人々に、固い、その決意を、日本国総理大臣として、表明いたします。

***

昨日、私は、カネオへの海兵隊基地に、一人の日本帝国海軍士官の碑(いしぶみ)を訪れました。
その人物とは、真珠湾攻撃中に被弾し、母艦に帰るのをあきらめ、引き返し、戦死した、戦闘機パイロット、飯田房太中佐です。
彼の墜落地点に碑を建てたのは、日本人ではありません。
攻撃を受けた側にいた、米軍の人々です。
死者の、勇気を称え、石碑を建ててくれた。
碑には、祖国のため命を捧げた軍人への敬意を込め、「日本帝国海軍大尉」と、当時の階級を刻んであります。

The brave respect the brave.
「勇者は、勇者を敬う」

アンブローズ・ビアスの、詩(うた)は言います。
戦い合った敵であっても、敬意を表する。
憎しみ合った敵であっても、理解しようとする。
そこにあるのは、アメリカ国民の、寛容の心です。
戦争が終わり、日本が、見渡す限りの焼け野原、貧しさのどん底の中で苦しんでいた時、食べるもの、着るものを惜しみなく送ってくれたのは、米国であり、アメリカ国民でありました。
皆さんが送ってくれたセーターで、ミルクで、日本人は、未来へと、命をつなぐことができました。
そして米国は、日本が、戦後再び、国際社会へと復帰する道を開いてくれた。
米国のリーダーシップの下、自由世界の一員として、私たちは、平和と繁栄を享受することができました。
敵として熾烈に戦った、私たち日本人に差しのべられた、こうした皆さんの善意と支援の手、その大いなる寛容の心は、祖父たち、母たちの胸に深く刻まれています。
私たちも、覚えています。
子や、孫たちも語り継ぎ、決して忘れることはないでしょう。

***

オバマ大統領とともに訪れた、ワシントンのリンカーン・メモリアル。
その壁に刻まれた言葉が、私の心に去来します。

「誰に対しても、悪意を抱かず、慈悲の心で向き合う」。
「永続する平和を、われわれすべてのあいだに打ち立て、大切に守る任務を、やりとげる」。

エイブラハム・リンカーン大統領の、言葉です。
私は日本国民を代表し、米国が、世界が、日本に示してくれた寛容に、改めて、ここに、心からの感謝を申し上げます。

***

1026名無しさん:2016/12/31(土) 11:09:54
>>1025

あの「パールハーバー」から75年。
歴史に残る激しい戦争を戦った日本と米国は、歴史にまれな、深く、強く結ばれた同盟国となりました。
それは、いままでにもまして、世界を覆う幾多の困難に、ともに立ち向かう同盟です。
明日を拓く、「希望の同盟」です。
私たちを結びつけたものは、寛容の心がもたらした、the power of reconciliation、「和解の力」です。
私が、ここパールハーバーで、オバマ大統領とともに、世界の人々に対して訴えたいもの。
それは、この、和解の力です。
戦争の惨禍は、いまだに世界から消えない。
憎悪が憎悪を招く連鎖は、なくなろうとしない。
寛容の心、和解の力を、世界はいま、いまこそ、必要としています。
憎悪を消し去り、共通の価値のもと、友情と、信頼を育てた日米は、いま、いまこそ、寛容の大切さと、和解の力を、世界に向かって訴え続けていく、任務を帯びています。
日本と米国の同盟は、だからこそ「希望の同盟」なのです。

***

私たちを見守ってくれている入り江は、どこまでも静かです。パールハーバー。
真珠の輝きに満ちた、この美しい入り江こそ、寛容と、そして和解の象徴である。
私たち日本人の子どもたち、そしてオバマ大統領、皆さんアメリカ人の子どもたちが、またその子どもたち、孫たちが、そして世界中の人々が、パールハーバーを和解の象徴として記憶し続けてくれる事を私は願います。
そのための努力を、私たちはこれからも、惜しみなく続けていく。オバマ大統領とともに、ここに、固く、誓います。
ありがとうございました。

1027名無しさん:2016/12/31(土) 11:12:20
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161228/k10010822401000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_026
安倍首相 真珠湾での慰霊終え帰国の途に
12月28日 8時43分
ハワイを訪れていた安倍総理大臣は、旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者の慰霊や、来月、任期を終えるオバマ大統領との最後の日米首脳会談など、一連の日程を終え、政府専用機で帰国の途につきました。
今月26日に日本を出発し、ハワイを訪れていた安倍総理大臣は、日本時間の28日朝早く、来月、任期を終えるオバマ大統領との最後の日米首脳会談に臨み、日米同盟の重要性を確認し、さらに関係強化に取り組んでいく必要があるという認識で一致しました。

このあと、安倍総理大臣は、オバマ大統領とともに真珠湾を訪れ、旧日本軍による攻撃で沈没した戦艦アリゾナの乗組員を追悼するアリゾナ記念館で献花し、黙とうをささげ、犠牲者を慰霊しました。続いて、安倍総理大臣は、真珠湾に面した「キロふ頭」で、不戦の誓いや日米の和解の意義を強調した所感を発表しました。

一連の日程を終えた安倍総理大臣は、日本時間の午前8時すぎ、政府専用機でハワイを出発し、帰国の途につきました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161228/k10010822381000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_028
オバマ大統領「総理の所感は和解の力示す歴史的行為」
12月28日 7時30分

アメリカのオバマ大統領は、日本時間の28日朝、ハワイの真珠湾で安倍総理大臣とともに、旧日本軍による攻撃の犠牲者を慰霊したあと、所感を述べ、「安倍総理大臣の所感は和解の力を示す歴史的な行為だ」と述べて日米同盟がアジア太平洋と世界の発展を推進してきたと強調しました。
オバマ大統領は安倍総理大臣とともにハワイで真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊したあと、安倍総理大臣に続いて、およそ15分間にわたって、所感を表明しました。

この中でオバマ大統領は、「安倍総理大臣の所感は和解の力を示す歴史的な行為だ」と述べて安倍総理大臣の発言に感謝するとともに、日米両国が戦争による深い傷を乗りこえ、強固な同盟関係を築いたことを強調しました。

そのうえで「最も厳しい敵対関係にあったものでも、最も強い同盟関係を結ぶことができる。平和の果実は、戦争による略奪をはるかに上回る。これが真珠湾の揺るぎない事実だ」と述べました。

そして、「同盟は、新たな世界大戦を防ぎ、国際秩序の強化に貢献している」と述べ、日米両国が戦後、利益と価値を共有することで、アジア太平洋と世界の発展に貢献してきたと強調しました。

そのうえで、オバマ大統領は「国家や国民はみずから引き継ぐ歴史を選ぶことはできない。しかし私たちは歴史から教訓を学んで将来を描くことは可能だ。報復よりも和解がより多くの果実をもたらすというメッセージを世界に送りたい」と述べて、所感を締めくくりました。

任期終了まで、残り1か月足らずとなったオバマ大統領は、安倍総理大臣の今回のホノルル訪問を通して、みずからの8年間の任期中、強化に努めてきた日米同盟の価値について、世界に発信したいとしていました。

アメリカでは、来月20日に就任するトランプ氏次期大統領が、TPP=環太平洋パートナーシップ協定からの離脱を就任初日に表明すると明言したり、選挙期間中には、在日アメリカ軍の駐留経費の負担増額を訴えたりしていて、新政権のもとでの日米関係の行方が今後の焦点となっています。

1028名無しさん:2016/12/31(土) 11:12:38
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161228/k10010822391000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_027
安倍首相 所感発表 不戦の誓いと和解の意義強調
12月28日 7時35分

ハワイを訪れている安倍総理大臣は、オバマ大統領とともに、旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者を追悼する施設を訪れ、献花し黙とうをささげました。このあと安倍総理大臣は所感を発表し、不戦の誓いを堅持していく決意を表明したうえで、日米の和解の意義を強調し、世界の平和と安定にアメリカと協力して取り組んでいく考えを示しました。
ハワイを訪れている安倍総理大臣は日本時間の28日朝早く、来月任期を終えるアメリカのオバマ大統領との日米首脳会談に臨んだあと、そろって太平洋戦争の発端となった、75年前の旧日本軍による真珠湾攻撃で沈没した戦艦アリゾナの乗組員を追悼する「アリゾナ記念館」を訪れ、献花して黙とうをささげました。

そして安倍総理大臣は、オバマ大統領とともに真珠湾を一望できるキロふ頭で、太平洋戦争をアメリカ軍の一員として戦った日系人などを前に所感を発表しました。

この中で、安倍総理大臣は、真珠湾攻撃を振り返ったうえで、「私は日本国総理大臣として、この地で命を落とした人々のみ霊に、ここから始まった戦いが奪った、すべての勇者たちの命に、戦争の犠牲となった数知れぬ無辜(むこ)の民の魂に、永劫の哀悼の誠を捧げます」と述べました。

そのうえで、安倍総理大臣は、「戦争の惨禍は二度と繰り返してはならない。私たちは、そう誓い、ひたすら不戦の誓いを貫いてまいりました。この不動の方針をこれからも貫いてまいります。この場で、戦艦アリゾナに眠る兵士たちに、アメリカ国民の皆様に、世界の人々に、固いその決意を、日本国総理大臣として表明いたします」と述べました。

また、安倍総理大臣は、「あの『パールハーバー』から75年。歴史に残る激しい戦争を戦った日本と米国は、歴史にまれな深く、強く結ばれた同盟国となりました。それは、今までにも増して世界を覆う幾多の困難に、ともに立ち向かう同盟です。明日を拓く『希望の同盟』です。私たちを結びつけたものは、寛容の心がもたらした『和解の力』です」と述べました。

そして、安倍総理大臣は、「戦争の惨禍はいまだに世界から消えない。寛容の心、和解の力を世界は今こそ必要としています。憎悪を消し去り、共通の価値のもと、友情と信頼を育てた日米は、今こそ寛容の大切さと和解の力を世界に向かって訴え続けていく任務を帯びています。そのための努力を、私たちはこれからも、惜しみなく続けていく。オバマ大統領とともに、ここに固く、誓います」と述べ、世界の平和と安定にアメリカと協力して取り組んでいく考えを示しました。
元日系人部隊兵士「すばらしい」
真珠湾攻撃の後、アメリカへの忠誠心を示すために志願して日系人部隊に入隊したハワイ出身で日系2世のハーバート・ヤナムラさん(92)は、会場に招待されて両首脳の所感を聞きました。
今回の安倍総理大臣の所感についてヤナムラさんは、「すでに友好関係を築いている日本とアメリカは、この関係を永久に続ける努力をすべきだということを訴えていたのだと思う。とてもすばらしいことだ」と歓迎しました。そのうえで「大事なのは戦争が始まった理由ではなく、二度と戦争を起こさないこと。謝罪は不要で、友好関係を続けていくことこそ重要だ」と話していました。

1029名無しさん:2016/12/31(土) 11:12:49
>>1028

米軍元兵士「とても満足」
所感の発表が終わったあと、安倍総理大臣とオバマ大統領は最前列で聞いていた真珠湾攻撃を経験した3人の元アメリカ軍兵士に歩み寄りました。
安倍総理大臣は座っている3人に対してにこやかな表情を浮かべて、しゃがみ込み1人ずつ握手をしながら語りかけました。
その後、3人の元兵士1人ずつと抱擁を交わしました。さらにそのほかの出席者と挨拶をした後、再び3人に歩み寄り最後に握手をして会場を後にしました。

このうちアルフレッド・ロドリゲスさんは「期待以上の所感で、私はとても満足だ。安倍総理大臣は私のところに歩み寄って抱擁し『ありがとう』と言った。安倍総理大臣は謝罪する必要はない。最高の人物だ」と述べました。

また、スターリング・ケールさんは「この場に招待されてとても幸せな気分だ。安倍総理大臣と抱擁を交わすとは思いもしなかった。オバマ大統領にも会えて感謝している」と話していました。そのうえで「安倍総理大臣は謝罪する必要はない。献花が謝罪のメッセージであり安倍総理大臣は何も言う必要はない」と述べました。
元捕虜遺族「所感は力強く意義深かった」
また会場には、太平洋戦争中にフィリピンで旧日本軍の捕虜となった元アメリカ兵の家族などで作る団体も招待されました。
団体の会長で元捕虜の娘のジャン・トンプソンさんは「安倍総理大臣の所感は非常に力強く意義深いものだった。歴史的な日だ」と述べました。そのうえで「私は父親がこの日をどう思うか考えていた。定かではないが、父親は所感を聞いて心が安らかになったと思いたい」と述べました。また、「安倍総理大臣が謝罪しなかったことで失望し、憤りを感じる退役軍人もいるかもしれないが、安倍総理大臣が真珠湾を訪れたことが非常に重要だ」と述べました。

1030名無しさん:2016/12/31(土) 11:45:46
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161228/k10010822551000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_024
真珠湾慰霊 官房長官「和解の力を世界に示した」
12月28日 12時06分

安倍総理大臣がアメリカのオバマ大統領とともに旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊し、所感を述べたことについて、菅官房長官は、記者会見で、「今回の訪問で、二度と戦争の惨禍を繰り返してはならないとの、未来に向けた新たな決意を示すとともに、かつて敵国として戦った日米両国を、戦後、価値を共有する同盟国へと変容させた日米の和解の力を世界に示すことができた。日米の同盟関係をさらに強化し、アジア太平洋地域、さらには、国際社会の平和と繁栄に貢献していきたい」と述べました。
また、菅官房長官は、今後の日米関係について、「安倍総理大臣は、トランプ次期大統領とすでに会談を行い、日米同盟の重要性を確認しており、トランプ政権が発足しても、日米同盟は変わらない」と述べました。
さらに、菅官房長官は、記者団が、「安倍総理大臣の所感などで、先の大戦への謝罪の表現は盛り込まれていないが」と質問したのに対し、「今回の真珠湾訪問は、戦没者への慰霊のためであり、謝罪のためではない。平和で安全な世界の実現を目指して、現実的で着実な努力を積み重ねていくことが極めて重要であり、今後とも、アメリカと協力して、世界の平和と安定に貢献していくということをしっかりと伝えられた」と述べました。
自民 二階幹事長「歴史に残る立派な演説」
自民党の二階幹事長は、記者団に対し、安倍総理大臣の所感について、「真摯(しんし)な態度で不戦の誓いを心の底から述べ、戦争の犠牲となった人に、日本国民を代表して思いを伝えた、大変感銘深い、歴史に残る立派な演説だった。オバマ大統領との合意に基づいて、真珠湾という歴史上、特殊な場所で、お互いにそれぞれの国に思いやりを示しながら、懸命に訴えたことは非常によかった」と述べました。
公明 山口代表「未来に向けて不戦の決意を」
公明党の山口代表は記者団に対し、「アメリカと激しい戦争を行った国が、寛容や和解の精神を示し、その意義を国際社会に発信したことは重要で、画期的だ。過去の歴史的な評価はいろいろ意見があるかもしれないが、そこにこだわっていることは生産的ではなく、人間が再び愚かな行為に至らないよう、未来に向けて不戦の決意をしっかりと固めることが大事だ。アメリカの次の政権も、これまで両国が築いてきた基軸を大切にしながら、世界に向けて役割を果たしていくべきだ」と述べました。

1031名無しさん:2016/12/31(土) 11:45:56
>>1030

民進 蓮舫代表「意義あるが引っかかることある」
民進党の蓮舫代表は党の仕事納めで「安倍総理大臣とオバマ大統領がそろって真珠湾で不戦の誓いを語ったことは大変大きな意義があるが、引っかかっていることが1つだけある。安倍総理大臣は不戦の誓いを言いながら、なぜ、憲法解釈を変えて安保法制に突き進んだのかということだ。世界で最も必要とされているのは、日本が中心となって平和への道を進めていくことだ。民進党は平和を基軸にしっかりと足を踏みしめて国際平和を作り上げていきたい」と述べました。
共産 志位委員長 反省なければ和解なし
共産党の志位委員長は、「日本の総理大臣が真珠湾を訪問するのであれば、アメリカ国民に対してだけでなく、アジアの諸国民や日本国民に甚大な惨害をもたらしたアジア・太平洋戦争に真摯に向き合い、この戦争をどう認識し、どう反省しているかを語るべきだった。過去の日本の戦争を『間違った戦争』と決して認めようとしない反省なき外交では、世界とアジアの諸国民との真の意味での和解と友好を築くことはできない」などとする談話を発表しました。
維新 松井代表 「未来志向で世界平和に貢献を」
日本維新の会の松井代表は、大阪市内で記者団に対し、「当時を知るアメリカの高齢者の皆さんは、今回の訪問を高く評価していると思う。長年の日米同盟の中でも小骨が刺さっていたというのが現実で、それを取り払うことができたと思う。これから未来志向で日米が同盟を深化させながら、世界の平和に貢献してもらいたい」と述べました。
社民 又市幹事長「具体的な中身は軍事面だ」
社民党の又市幹事長は、党の仕事納めで、「日本が真珠湾攻撃や侵略戦争に乗り出していったことに対する真摯な反省と謝罪が求められていたが、安倍総理大臣の演説は、そういう方向のものではなかった。日米同盟を『希望の同盟』と大きく打ち出しているが、具体的な中身は軍事面だ。『国際紛争を解決する手段として武力行使はしない』と誓った日本国憲法に基づく理念を世界に発信すべきであり、非常に残念な印象を持った」と述べました。
こころ 中野幹事長「歴史的に意義深い」
日本のこころを大切にする党の中野幹事長は、「かつて死力を尽くして戦った敵同士が、和解の努力を重ね、今や最も親密な同盟関係を構築した姿を全世界に示したことは、歴史的に大変意義深く、高く評価したい。今回の安倍総理大臣の真珠湾訪問により、今後、日米両国が、同盟関係をあらゆる面でさらに深化させ、アジア太平洋地域と世界の平和と発展に一層貢献していくことを期待する」などとする談話を発表しました。

1032名無しさん:2016/12/31(土) 11:47:25
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161228/k10010822431000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_025
日米首脳会談 さらなる同盟強化の必要性で一致
12月28日 9時59分
安倍総理大臣は、ハワイで、来月、任期を終えるアメリカのオバマ大統領との最後の首脳会談に臨み、日米同盟は、法の支配などの基本的価値を共有する国々との連携を強化する土台だとして、さらに同盟関係の強化に取り組んでいく必要があるという認識で一致しました。
会談の冒頭、安倍総理大臣は、「この4年間、オバマ大統領とともに努力し、日米同盟は、経済、安全保障、人的交流を含む幅広い分野で協力が深化したことを感謝する」と述べたうえで、ことし5月のオバマ大統領の広島訪問を高く評価する考えを伝えました。

これに対し、オバマ大統領は、「地域と国際社会のために貢献するという共通の目標のために協力できたことをうれしく思う。日米同盟がこれまで以上に盤石となることを期待している」と応じました。

そして、両首脳は、日米同盟は、自由、民主主義、法の支配などの基本的価値を共有する国々との連携を強化する土台であり、さらに同盟関係の強化に取り組んでいく必要があるという認識で一致しました。

さらに、安倍総理大臣は、オバマ大統領がアメリカの大統領として初めて沖縄県の尖閣諸島に日米安全保障条約が適用されると明言したことは力強いメッセージだとして、評価する考えを伝えました。
そして、両首脳は、中国海軍の空母が初めて太平洋に進出したことについて、「注視すべき動向だ」として、海洋の自由を確保するため、インドやオーストラリアなども含めた同盟のネットワークを広げることが重要だという認識で一致しました。

また、安倍総理大臣は、TPP=環太平洋パートナーシップ協定について、「自由貿易を後退させてはならない」と述べ、トランプ新政権に対しても、協定の発効に向けて、粘り強く働きかけていく考えを伝え、オバマ大統領も、TPPの推進に引き続き努力する考えを示しました。

一方、安倍総理大臣は、先に、沖縄県でアメリカ軍の新型輸送機オスプレイが不時着して大破した事故に対する遺憾の意を伝え、さらなる安全確保や情報提供を求めました。

また、沖縄県最大のアメリカ軍の演習場・北部訓練場のうち、半分以上が日本側に返還されたことは、沖縄の負担軽減に大きく貢献するものだと評価するとともに、普天間基地の移設に向けて工事を再開したことを伝えました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161228/k10010822721000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_020
新潟 長岡市長 ホノルル市との平和交流の意義強調
12月28日 14時24分

日本時間の28日朝に行われた日米両首脳によるハワイの真珠湾訪問で、ホノルル市と姉妹都市である新潟県長岡市の磯田達伸市長が日本の地方自治体で唯一立ち会い、磯田市長はNHKの取材に対し、ホノルル市と続けてきた平和交流の意義を強調しました。
真珠湾攻撃を指揮した連合艦隊司令長官、山本五十六の出身地である新潟県長岡市は、ハワイのホノルル市との間で平和交流を続けていて、磯田市長が今回の真珠湾訪問に日本の地方自治体で唯一招待を受けて立ち会いました。

磯田市長は28日午前、NHKの電話取材に応じ、安倍総理大臣が所感で日米の和解の意義を強調したことについて、「過去の傷つけ合った歴史を互いにこえて友好関係を築こうという長岡市民の思いと重なる。現地の関係者からは『これまでの長岡の取り組みが今回の訪問につながった』という言葉も受けた。市民とともに率直に喜びたい」と述べました。そのうえで、磯田市長は「自治体どうしの濃密な交流が国どうしの関係の根底にあると思う。長岡市は今後も、青少年の交流を中心に未来に平和を伝え続けていきたい」と述べました。

1033名無しさん:2016/12/31(土) 11:48:32
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161228/k10010823161000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_017
安倍首相 真珠湾慰霊など終え帰国
12月28日 18時06分
ハワイを訪れていた安倍総理大臣は、真珠湾攻撃の犠牲者の慰霊や、不戦の誓いや日米の和解の意義を強調する所感の発表などを終え、午後6時前、政府専用機で帰国しました。
安倍総理大臣は、日本時間の28日未明、訪問先のハワイで、来月退任するオバマ大統領との最後の日米首脳会談に臨み、日米同盟の重要性を確認し、さらに関係強化に取り組んでいく必要があるという認識で一致しました。

そして安倍総理大臣は、オバマ大統領とともに真珠湾を訪れ、旧日本軍による攻撃で沈没した戦艦アリゾナの乗組員を追悼するアリゾナ記念館で犠牲者を慰霊したのに続いて、所感を発表し、不戦の誓いや日米の和解の意義を強調しました。

ハワイでの日程を終えた安倍総理大臣は、午後6時前、政府専用機で羽田空港に到着しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161228/k10010822171000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_032
慰安婦問題 日韓合意から1年
12月28日 5時04分

慰安婦問題をめぐる日韓両政府の合意から、28日で1年です。韓国では、合意に基づく元慰安婦への支援事業が進む一方で、政治状況が混乱する中、合意への批判の声も上がっており日本政府は、合意を着実に履行するよう引き続き働きかけていく方針です。
慰安婦問題をめぐっては、去年12月の日韓外相会談で、韓国政府が設置する財団に日本政府が、10億円を拠出し、元慰安婦への支援事業を行うことなどで合意し、この問題を最終的かつ不可逆的に解決することを確認しました。

この合意に基づいて、韓国政府が設立した財団は、支援事業として元慰安婦への現金の支給を進めていて、財団によりますと、合意の時点で生存していた元慰安婦46人のうち、これまでに34人が合意を受け入れる意向を示したということです。

一方で、韓国では、パク・クネ(朴槿恵)大統領の弾劾をめぐり国内の政治状況が混乱する中、次の大統領選挙への立候補が有力視される野党の議員らからは「パク大統領の代表的な失政だ」として、合意への批判の声も上がっています。

さらに、日本政府が求めている、ソウルの日本大使館前にある慰安婦を象徴する少女像の撤去は依然としてめどがたっていません。

こうした現状について、政府内からは、選挙の結果しだいでは合意が履行されなくなるおそれがあると指摘する声も出ています。

菅官房長官は、27日の記者会見で、「日韓それぞれが責任を持って合意を実行していくことが極めて重要だ。着実な実施のために韓国政府と連携していきたい」と述べました。

日本政府は、合意の履行が滞れば、日韓関係にも影響が及びかねないとして、引き続き、合意を着実に履行するよう韓国側に働きかけていく方針です。

1034名無しさん:2016/12/31(土) 11:50:02
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161228/k10010822791000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_019
今村復興相 靖国神社を参拝
12月28日 14時48分

今村復興大臣は、28日午後、東京・九段の靖国神社に参拝しました。
今村復興大臣は、28日午後1時ごろ、東京・九段の靖国神社を訪れ、本殿の手前の拝殿で、さい銭を入れて深く頭を下げ、一般の参拝者と変わらない方法で参拝しました。記帳などはせず、本殿にも上がりませんでした。
このあと今村大臣は、千鳥ヶ淵戦没者墓苑を訪れて、戦没者の霊をなぐさめました。

今村大臣は記者団に対し、「1年間の仕事のご報告と感謝、そして、わが国の安寧と繁栄を祈念した。一日本国民として、一国会議員として、一閣僚としての立ち場だ」と述べ、さい銭はポケットマネーで支払ったと説明しました。

また今村大臣は、記者団が安倍総理大臣の真珠湾訪問との関連性を質問したのに対し、「たまたま重なっただけで何かの偶然かと思う。御用納めという1つの区切りだから、きょう参拝したので、総理と直接は関係ない」と述べました。
今村大臣は、大臣に就任した直後のことし8月にも靖国神社に参拝しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161229/k10010823861000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_014
稲田防衛相 きょう靖国神社に参拝へ
12月29日 6時35分

稲田防衛大臣は29日午前、防衛大臣に就任してから初めて、東京・九段の靖国神社に参拝することになりました。
稲田防衛大臣は例年、サンフランシスコ平和条約が発効し、日本が主権を回復した4月28日と、終戦の日の8月15日に、みずからが会長を務める党の議員グループとともに東京・九段の靖国神社に参拝しており、行政改革担当大臣や自民党の政務調査会長を務めていた時も参拝しました。

一方で、稲田大臣は、ことし8月に防衛大臣に就任したあとは、13日からアフリカのジブチを訪れ、ソマリア沖の海賊対策のために派遣されている海上自衛隊の部隊を視察していたことから、終戦の日の参拝は行われませんでした。こうした中、稲田大臣は29日午前、防衛大臣に就任してから初めて、靖国神社に参拝することになりました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161230/k10010824541000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_006
稲田防衛相の靖国参拝 米「和解への取り組み望む」
12月30日 5時33分
稲田防衛大臣が29日、靖国神社に参拝したことについてアメリカ国務省の当局者は「アメリカは歴史問題に関してすべての当事者の癒やしと和解につながる取り組みの重要性を強調し続けている」と述べ、日本政府が歴史認識をめぐって和解に向けた取り組みを続けるよう望む考えを示しました。
稲田防衛大臣は安倍総理大臣とともにハワイを訪れ、現地時間の今月27日に行われたアメリカのオバマ大統領との、真珠湾攻撃の犠牲者の慰霊に立ち会ったのに続いて29日、防衛大臣に就任してから初めて靖国神社に参拝しました。

これについてアメリカ国務省の当局者は29日、NHKの取材に対して「アメリカは歴史問題に関してすべての当事者の癒やしと和解につながる取り組みの重要性を強調し続けている」と述べ、日本政府が歴史認識をめぐって和解に向けた取り組みを続けるよう望む考えを示しました。

一方、アメリカの有力紙ウォール・ストリート・ジャーナルは29日の電子版で「真珠湾での慰霊を終えて帰国したあとに、近隣諸国から『軍国主義の過去を美化する場所』と見られている神社に参拝した」と批判的なトーンで伝えています。

1035名無しさん:2017/01/01(日) 08:23:20
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122900566&g=pol
慰安婦合意「維持望む」=韓国首相

 【ソウル時事】韓国の朴槿恵大統領の代行を務める黄教安首相は29日、韓国の記者団に対し、昨年末に交わされた慰安婦をめぐる日韓合意について「国家間の協議を経て決定された。維持されるのが望ましい」と語った。聯合ニュースが伝えた。
 日韓合意をめぐっては、韓国野党から見直しを求める声が強まっている。だが、黄首相は「再交渉を求めても日本が応じないだろう」と見直しの可能性を否定。「すべての国民が願う合意になるのが一番だが、相手がいることで容易ではない」と指摘し、「さらに良い合意とは、どんなものか」と問い返す場面もあったという。(2016/12/29-21:08)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122800480&g=pol
和解の新たな一章に=真珠湾訪問、「謝罪なし」指摘も-米メディア

 【ワシントン時事】米主要メディアは27日、安倍晋三首相の真珠湾訪問について、「犠牲者への哀悼の意を示した」(CNNテレビ)、「日米和解の新たな一章となった」(ニューヨーク・タイムズ紙電子版)とおおむね好意的に伝えた。一方で「真珠湾攻撃への謝罪はなかった」とも報じた。
 28日付のニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、ウォール・ストリート・ジャーナルの3紙は、安倍首相とオバマ米大統領が追悼施設「アリゾナ記念館」で慰霊する写真を1面に掲載した。
 ロサンゼルス・タイムズ紙(電子版)は「オバマ大統領と安倍首相が真珠湾に花をささげたのは、75年前の日本の攻撃に対する憎しみを鎮めるための象徴的行動だった」と評価した。ケネディ駐日米大使は、ABCテレビに「(首相の訪問は)両国にとって歴史的な瞬間だ」と意義を強調した。
 ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は、安倍首相が真珠湾で行った演説全文の英訳を掲載。今回の訪問への注目の大きさを示した。
 一方、ロサンゼルス・タイムズ紙は、日米同盟の重要性を訴え、「自分たちと異なる人々を悪者扱いする欲求に、立ち向かわなければならない」などと語ったオバマ大統領の演説に言及。同盟関係を軽視したり、移民や少数派に激しい言葉を用いたりしてきたトランプ次期大統領に「警鐘を鳴らした」と指摘した。(2016/12/29-00:57)

1036名無しさん:2017/01/01(日) 08:23:31
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122900489&g=pol
稲田氏、政治信条を優先=遠のく中韓との防衛交流-靖国参拝

 稲田朋美防衛相が靖国神社を参拝した。中韓両国への配慮から、就任直後の終戦記念日の参拝は見送ったものの年内参拝にはこだわりを示し、保守的な自身の政治信条を優先させた格好だ。中韓両政府は早速反発。北朝鮮の核・ミサイル開発への対応で不可欠な日韓防衛協力や中国との政治対話に支障が出れば、国益を損ねたとの批判を招く可能性もある。
 稲田氏は今年8月の防衛相就任後、靖国参拝に関し「心の問題だ。安倍内閣の一員として適切に判断し、行動する」と言い続けてきた。例年、8月15日の終戦記念日など歴史の節目に、自民党保守系議員の「伝統と創造の会」会長として参拝。今年の終戦記念日は海外視察の日程を入れ、参拝できない状況を自らつくったが、周辺によると年内参拝に意欲を示していたという。
 韓国政府は国内世論の根強い批判にもかかわらず、日本との間で11月に軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を締結しただけに、冷や水を浴びせられた形だ。協定締結を後押ししたのは、来年末までの核の弾頭化を目指しているとされる北朝鮮の脅威。協定運用に及ぼす影響について、日本の防衛省幹部は「計り知れない」と指摘した。
 中国軍空母の西太平洋進出が初めて明らかになるなど、同国が軍事力を誇示する中、自衛隊と中国軍の偶発的衝突を防ぐ海空連絡メカニズム構築も急務だが、防衛当局間で進む協議にも影響が出かねない。稲田氏は就任後5カ月近くたっても、中韓の国防相と会談するめどは立っておらず、両国との防衛交流は一段と遠のきそうだ。(2016/12/29-17:54)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122900071&g=pol
稲田氏が靖国参拝=防衛相初、対中韓で影響も

 稲田朋美防衛相は29日午前、東京・九段北の靖国神社を参拝した。防衛省によると、2007年1月の省昇格後、防衛相の靖国参拝は初めてで、担当閣僚としては02年8月15日の中谷元・防衛庁長官以来とみられる。中国、韓国両政府は稲田氏の対応を批判。北朝鮮の核・ミサイル開発をにらんだ韓国との防衛協力や、中国との防衛交流にも影響しそうだ。

 参拝後、稲田氏は記者団に「今の平和な日本は祖国のために命をささげられた方々の尊い命の積み重ねの上にある。未来志向に立ってしっかりと日本と世界の平和を築いていきたいという思いで参拝した」と説明した。「防衛大臣 稲田朋美」と記帳し、玉串料は私費で支払ったという。
 稲田氏は安倍晋三首相の米ハワイ・真珠湾訪問に同行し、28日に帰国したばかり。稲田氏はこのことに触れ、「最もし烈に戦った日本と米国が今や最も強い同盟関係にある。真珠湾訪問も報告してきた」と語った。
 自衛隊の統率を含む防衛政策の担当閣僚が靖国神社を参拝したことで、安倍政権の右傾化を警戒する中韓両国を刺激したのは間違いない。特に、北朝鮮が核実験や弾道ミサイル発射など挑発行為を繰り返す中、急務となっている韓国との連携強化に支障を来す恐れもある。
 これに関し、稲田氏は「いかなる歴史観に立とうとも、祖国のために命をささげた方々に対し、感謝と敬意と追悼の意を表するのはどの国でも理解していただけるものだ」と主張した。稲田氏の靖国参拝について、首相は神奈川県茅ケ崎市で「ノーコメントだ」と記者団に述べた。
 弁護士出身の稲田氏は保守的な政治信条で知られ、例年8月15日の終戦記念日などに合わせて靖国神社を参拝してきた。就任直後の今年は、アフリカ北東部のジブチでの自衛隊部隊視察を理由に参拝を見送っていた。(2016/12/29-17:36)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122900468&g=pol
靖国参拝、断固反対=日本政府に抗議へ-中国

 【北京時事】中国外務省の華春瑩・副報道局長は29日の記者会見で、稲田朋美防衛相が靖国神社を参拝したことについて、「断固として反対する」と述べた上で、日本政府に抗議する考えを示した。
 華氏は「日本の侵略の歴史を美化する靖国神社を参拝したことは、日本の一部の人物の頑固な誤った歴史観を反映している。真珠湾(訪問)の『和解の旅』を大いなる皮肉にした」と批判した。
 さらに、「侵略の歴史を正視し、深く反省し、歴史と未来に責任を負う態度で適切に対応するよう、日本の指導者に促す」と語った。(2016/12/29-17:21)

1037名無しさん:2017/01/01(日) 09:22:38
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016123000124&g=pol
相次ぐ日本の首相交代に困惑=サッチャー政権外交文書-英

 【ロンドン時事】1980年代、英国のサッチャー政権関係者が、目まぐるしい日本の首相交代に困惑していたことが、30日解禁の英外交文書で明らかになった。79〜90年の長期政権を担ったサッチャー氏の在任中、日本では大平正芳氏から海部俊樹氏まで6人が首相を務めている。
 文書は89年9月20日付で、同月訪日したサッチャー首相に同行した外交顧問が作成した。
 文書は、東京で行われた海部首相(当時)との会談を「とても友好的だった」と評価する一方、海部氏が関税など2国間の重要課題でサッチャー氏と話し合いを持った「4人目の日本の首相」であることに2度にわたり言及。交渉相手が頻繁に交代するのは「われわれ(日英)の関係(構築)にとって悩みの種だ」と記した。
 文書はまた、サッチャー氏が海部氏について「誠実で真面目、善意的だが、どちらかというと軽量(な人物)だという印象を持った」と報告している。(2016/12/30-09:42)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016123000005&g=pol
稲田防衛相の靖国参拝、慎重な対応求める=米

 【ワシントン時事】米国務省当局者は29日、稲田朋美防衛相の靖国神社参拝について「われわれは歴史問題には癒やしと和解を促進して取り組むことが重要だと強調し続ける」と述べ、慎重な対応を求めた。閣僚の靖国訪問でコメントを出すのは異例。
 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は、安倍晋三首相に同行した真珠湾での慰霊から帰国した後に、「近隣諸国から軍国主義の過去を美化すると見なされている神社を訪問した」と批判的に報じた。(2016/12/30-00:56)

1038名無しさん:2017/01/01(日) 11:35:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161226-00010001-nishinpc-soci
「真珠湾」通告遅れは意図的か 対米開戦に新説 九大教授が米記録発見
西日本新聞 2016/12/26(月) 10:29配信

 太平洋戦争の開戦通告が遅れたのは、ワシントンの在米日本大使館の怠慢だったとする通説を覆し、日本外務省が意図的に電報発信を遅らせたことが原因とする説が浮上している。九州大学記録資料館の三輪宗弘教授が、通告の訂正電報を外務省が13〜14時間遅らせて発信していた記録を、米国公文書館(メリーランド州)で発見した。開戦から75年。安倍晋三首相がハワイ・真珠湾を訪問するが、通告の遅れに関する真相究明が進んでいる。

 日本が日米交渉の打ち切りを米国に伝えた「対米覚書」が、開戦通告と位置付けられている。

 三輪教授が発見したのは、覚書の一部である二つの電報の発信記録。外務省が大使館に発信し、米海軍が傍受したもので、1941年12月7日の「午前0時20分」と「午前1時32分」(いずれも米東部時間)とある。この電報の存在と時刻が何を意味するのか。

電報は14部に分けて発信
 旧日本軍が真珠湾攻撃を開始したのは、同7日午後1時19分。覚書が当時のハル米国務長官に手渡されたのは1時間後の午後2時20分だった。この遅れが、米国から「だまし討ち」と批判される原因となった。

 覚書は、外務省が発信した暗号電報を大使館が解読し、英文に直してタイプライターで作成した。長文のため、電報は14部に分けて発信された。

 1〜13部は同6日午前8時〜11時25分に発信されており、内容はこれまでの日米交渉を確認するにとどまる。交渉を打ち切るという「結論」は14部で初めて分かるが、ぎりぎりまで機密を保持するため、13部から約15時間後の7日午前2時38分に発信された。

二つの訂正電報が出されるまで13〜14時間の「空白」
 現在の通説はこうだ。大使館は6日中に13部までをタイプライターで清書し、7日朝に14部を追加すれば開戦前に通告できたはず。しかし、大使館は7日朝から1〜14部の清書を始めたため、間に合わなかった。6日夜に大使館内で送別会があっていたことなどから、大使館の「怠慢」が通告遅れを招いた-。

 だが、三輪教授は、元外務省ニュージーランド大使の井口武夫氏が2008年の著書で触れた訂正電報の存在に注目した。当時、大使館の1等書記官だった奥村勝蔵氏が、1945年に「夜半までに13通が出そろったが、後の訂正電信を待ちあぐんでいた」と陳述していた。

 三輪教授は、大使館が1〜13部の「訂正電報」を待っていたため、清書ができなかったとする仮説を立てた。訂正が175字に上っていたことも外交資料で分かった。当時のタイプライターは途中で挿入や訂正ができない。大使館は「訂正電報」が届くまで清書ができなかったのではないか。

 発見した二つの電報は、他の電報の詳細と突き合わせた結果、「訂正電報の可能性が極めて高く、奥村証言を裏付ける証拠」と三輪教授は読む。13部が発信された6日午前11時半から、二つの訂正電報が出されるまで13〜14時間の「空白」がある。この間、大使館は清書ができない。

 これが事実とすれば、では何のために、外務省は訂正電報を遅らせたのか。

=2016/12/26付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

1039名無しさん:2017/01/01(日) 12:12:24
http://www.huffingtonpost.jp/2016/12/25/story_n_13854564.html
安倍首相へオリバー・ストーン監督ら公開質問状「日本が攻撃したのは真珠湾だけではない」【全文】
The Huffington Post | 執筆者: ハフィントンポスト編集部
投稿日: 2016年12月26日 10時48分 JST 更新: 2016年12月26日 10時53分 JST SHINZO ABE

安倍晋三首相がハワイの真珠湾訪問するのを前に、日米の歴史学者ら約50人が12月25日、首相宛てに歴史認識を問いただす公開質問状を発表した。真珠湾だけでなく、中国や朝鮮半島、アジア諸国の戦争犠牲者の慰霊に行く予定があるかなどと質問している。共同通信などが報じた。

質問状を出したのは、映画監督オリバー・ストーン氏や、米プリンストン大学のリチャード・フォーク名誉教授(国際法)、アメリカン大学の歴史学の教授で核問題研究所長のピーター・カズニック氏、哲学者で東大教授の高橋哲哉氏、 放射線防護学者で立命館大学名誉教授の安斎育郎氏(平和学)ら53名。

質問状は、1941年12月8日に日本が攻撃した場所について、「真珠湾だけではありません」と指摘。安倍首相は真珠湾攻撃で死亡した約2400人のアメリカ人の慰霊のために訪問することを挙げ、「それなら、中国や、朝鮮半島、他のアジア太平洋諸国、他の連合国における数千万にも上る戦争被害者の『慰霊』にも行く予定はありますか」などと尋ねている。

また、安倍首相が2013年に国会で、「侵略の定義は定まっていない」と答弁したことにも言及。「連合国およびアジア太平洋諸国に対する戦争と、すでに続行していた対中戦争を侵略戦争とは認めないということでしょうか」と問いただした。

以下に、公開質問状の全文を紹介する。

1040名無しさん:2017/01/01(日) 12:12:45
>>1039

真珠湾訪問にあたっての安倍首相への公開質問状
2016年12月25日
親愛なる安倍首相、
安倍首相は先日、1941年12月8日(日本時間)に日本海軍が米国の海軍基地を攻撃した際の「犠牲者を慰霊する」目的で、12月末にハワイの真珠湾を訪問する計画を発表しました。
実際のところ、その日に日本が攻撃した場所は真珠湾だけではありませんでした。その約1時間前には日本陸軍はマレー半島の北東沿岸を攻撃、同日にはアジア太平洋地域の他の幾つかの英米の植民地や基地を攻撃しています。日本は、中国に対する侵略戦争を続行するために不可欠な石油や他の資源を東南アジアに求めてこれらの攻撃を開始したのです。
米日の開戦の場所をあなたが公式に訪問するのが初めてであることからも、私たちは以下の質問をしたく思います。
1) あなたは、1994年末に、日本の侵略戦争を反省する国会決議に対抗する目的で結成された「終戦五十周年議員連盟」の事務局長代理を務めていました。その結成趣意書には、日本の200万余の戦没者が「日本の自存自衛とアジアの平和」のために命を捧げたとあります。この連盟の1995年4月13日の運動方針では、終戦50周年を記念する国会決議に謝罪や不戦の誓いを入れることを拒否しています。1995年6月8日の声明では、与党の決議案が「侵略的行為」や「植民地支配」を認めていることから賛成できないと表明しています。安倍首相、あなたは今でもこの戦争についてこのような認識をお持ちですか。
2) 2013年4月23日の国会答弁では、首相として「侵略の定義は学界的にも国際的にも定まっていない」と答弁しています。ということは、あなたは、連合国およびアジア太平洋諸国に対する戦争と、すでに続行していた対中戦争を侵略戦争とは認めないということでしょうか。
3) あなたは、真珠湾攻撃で亡くなった約2400人の米国人の「慰霊」のために訪問するということです。それなら、中国や、朝鮮半島、他のアジア太平洋諸国、他の連合国における数千万にも上る戦争被害者の「慰霊」にも行く予定はありますか。
首相としてあなたは、憲法9条を再解釈あるいは改定して自衛隊に海外のどこでも戦争ができるようにすることを推進してきました。これがアジア太平洋戦争において日本に被害を受けた国々にどのような合図として映るのか、考えてみてください。

1041名無しさん:2017/01/01(日) 12:13:13
>>1040

1. Ikuro Anzai, Professor Emeritus, Ritsumeikan University 安斎育郎、立命館大学名誉教授
2. Herbert P. Bix, emeritus professor of history and sociology, Binghamton University, SUNY ハーバート・P・ビックス、ニューヨーク州立大学ビンガムトン校歴史学・社会学名誉教授
3. Peter van den Dungen, Formerly, Lecturer in Peace Studies, University of Bradford, UK, and general coordinator of the International Network of Museums for Peace ピーター・バン・デン・デュンゲン、元ブラッドフォード大学(英国)平和学教員、世界平和博物館ネットワーク総括コーディネーター
4. Alexis Dudden, Professor of History, University of Connecticut アレクシス・ダディン、コネチカット大学歴史学教授
5. Richard Falk, Albert G. Professor of International Law and Practice, Emeritus, Princeton University リチャード・フォーク、プリンストン大学国際法名誉教授
6. John Feffer, Director, Foreign Policy In Focus, ジョン・フェッファー、「フォーリン・ポリシー・イン・フォーカス」ディレクター
7. Norma Field, Professor emerita, University of Chicago ノーマ・フィールド、シカゴ大学名誉教授
8. Kay Fischer, Instructor, Ethnic Studies, Chabot Collegeケイ・フィッシャー、シャボット・カレッジ(カリフォルニア州)講師
9. Atsushi Fujioka, Emeritus Professor, Ritsumeikan University 藤岡惇、立命館大学名誉教授
10. Joseph Gerson (PhD), Vice-President, International Peace Bureau ジョセフ・ガーソン、国際平和ビューロー副会長
11. Geoffrey C. Gunn, Emeritus, Nagasaki University ジェフリー・C・ガン、長崎大学名誉教授
12. Kyung Hee Ha, Assistant Professor, Meiji University 河庚希、明治大学特任講師
13. Laura Hein, Professor, Northwestern University ローラ・ハイン、ノースウェスタン大学教授(米国シカゴ)
14. Hirofumi Hayashi, Professor, Kanto Gakuin University 林博史、関東学院大学教授
15. Katsuya Hirano, Associate Professor of History, UCLA平野克弥、カリフォルニア大学ロスアンゼルス校准教授
16. IKEDA Eriko, Chair of the Board, Women's Active Museum on War and Peace(wam) 池田恵理子 アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)館長
17. Masaie Ishihara, Professor Emeritus Okinawa International University 石原昌家、沖縄国際大学名誉教授
18. Paul Jobin, Associate Research Fellow, Academia Sinica, Institute of Sociology
ポール・ジョバン 台湾国立中央研究院社会学研究所 アソシエート・リサーチ・フェロー
19. John Junkerman, Documentary Filmmaker ジャン・ユンカーマン、ドキュメンタリー映画監督
20. Nan Kim, Associate Professor, University of Wisconsin-Milwaukee ナン・キム(金永蘭)、ウィスコンシン大学ミルウォーキー校准教授
21. KIM Puja, Professor of Gender History, Tokyo University of Foreign Studies金 富子、ジェンダー史、東京外国語大学教授
22. Akira Kimura, Professor, Kagoshima University 木村朗、鹿児島大学教授
23. Tomomi Kinukawa, Instructor, San Francisco State University絹川知美、サンフランシスコ州立大学講師
24. Peter Kuznick, Professor of History, American University ピーター・カズニック、アメリカン大学歴史学教授
25. Kwon, Heok-Tae, Professor, Sungkonghoe University, Korea 権赫泰(クォン・ヒョクテ)、韓国・聖公会大学教授

1042名無しさん:2017/01/01(日) 12:13:23
>>1041

26. Lee Kyeong-Ju, Professor, Inha University (Korea) 李京柱、仁荷大学教授
27. Miho Kim Lee, Co-founder of Eclipse Rising ミホ・キム・リー、「エクリプス・ライジング」共同創立者
28. Lim Jie-Hyun, Professor of transnational history, director of Critical Global Studies Institute, Sogang University 林志弦(イム・ジヒョン)、西江大学教授(韓国)
29. Akira Maeda, Professor, Tokyo Zokei University 前田 朗、東京造形大学教授
30. Janice Matsumura, Associate Professor of History, Simon Fraser University, Canada ジャニス・マツムラ、サイモンフレイザー大学(カナダ)歴史学准教授
31. Tanya Maus, PhD, Director, Wilmington College Peace Resource Center, Wilmington, Ohio タニア・マウス、ウィルミントン大学(オハイオ州)平和資料センターディレクター
32. David McNeill, Adjunct Professor, Sophia University デイビッド・マクニール、上智大学非常勤講師
33. Gavan McCormack, Emeritus Professor, Australian National University ガバン・マコーマック、オーストラリア国立大学名誉教授
34. Katherine Muzik, Ph.D., marine biologist, Kauai Island キャサリン・ミュージック、海洋生物学者(ハワイ・カウアイ島)
35. Koichi Nakano, Professor, Sophia University 中野晃一、上智大学教授
36. NAKANO Toshio, Professor Emeritus, Tokyo University of Foreign Studies中野敏男、社会理論・社会思想、東京外国語大学名誉教授
37. Narusawa Muneo, Editor, Weekly Kinyobi, 成澤宗男、『週刊金曜日』編集部
38. Satoko Oka Norimatsu, Editor, Asia-Pacific Journal: Japan Focus 乗松聡子、『アジア太平洋ジャーナル:ジャパンフォーカス』エディター
39. John Price, Professor of History, University of Victoria, Canada ジョン・プライス、ビクトリア大学(カナダ)歴史学教授
40. Steve Rabson, Professor Emeritus, Brown University (U.S.A.) Veteran, United States Armyスティーブ・ラブソン、ブラウン大学(米国)名誉教授 米国陸軍退役軍人
41. Sonia Ryang, Director, Chao Center for Asian Studies, Rice University ソニア・リャン、ライス大学(テキサス州)チャオ・アジア研究センターディレクター
42. Daiyo Sawada, Emeritus Professor, University of Alberta ダイヨウ・サワダ、アルバータ大学名誉教授
43. Mark Selden, Senior Research Associate, East Asia Program, Cornell University マーク・セルダン、コーネル大学東アジア研究プログラム上級研究員
44. Oliver Stone, Academy Award-Winning Filmmaker オリバー・ストーン、アカデミー賞受賞映画監督
45. Tetsuya Takahashi, Professor, University of Tokyo 高橋哲哉、東京大学教授
46. Nobuyoshi Takashima, Professor Emeritus, the University of Ryukyus 高嶋伸欣、琉球大学名誉教授
47. Akiko Takenaka, Associate Professor of Japanese History, University of Kentucky竹中晶子、ケンタッキー大学准教授
48. Wesley Ueunten, Associate Professor, Asian American Studies Department, San Francisco State University ウェスリー・ウエウンテン、サンフランシスコ州立大学アジア・アメリカ研究学部准教授
49. Aiko Utsumi, Professor Emeritus, Keisen University内海愛子、恵泉女学園大学名誉教授
50. Shue Tuck Wong, Professor Emeritus, Simon Fraser University シュエ・タク・ウォング、サイモンフレーザー大学(カナダ)名誉教授
51. Yi Wu, Assistant Professor, Department of Sociology and Anthropology, Clemson University イー・ウー、クレムゾン大学社会学・人類学部助教授
52. Tomomi Yamaguchi, Associate Professor of Anthropology, Montana State University 山口智美、モンタナ州立大学人類学准教授
53. Lisa Yoneyama, Professor, University of Toronto リサ・ヨネヤマ、トロント大学教授
**********************************************************
Those whose signatures arrived after we released the letter. 発表後に署名が届いた人たちをここに記します(到着順)
Jenny Chan 陳慧玲, Assistant Professor of Sociology and China Studies, Department of Applied Social Sciences, The Hong Kong Polytechnic University 
Matthew Penny, Associate Professor, Concordia University (Canada)
 
(Peace Philosophy Centre: オリバー・ストーン監督、米日韓加中英豪沖台の専門家など53名 真珠湾訪問に際し安倍首相の歴史認識を問う Oliver Stone and internatonal scholars and activists send an Open Letter to Prime Minister Abe on the eve of his Pearl Harbor visitより 2016/12/25)

1043とはずがたり:2017/01/03(火) 09:22:17
奈良の空襲をググってたら引っ掛かった。

☆米軍は京都の文化財を守ってくれたのに、何故日本軍は残虐なことをしたのですか?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1138917786

messihoukou_1944さん2010/4/215:25:00
☆米軍は京都の文化財を守ってくれたのに、何故日本軍は残虐なことをしたのですか?

補足
http://jig111.mobile.ogk.yahoo.co.jp/fweb/0312zvPQUO8mYCI6/0?_jig_=...

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fuji_mikasaさん 2010/4/809:38:31
京都は、関西の他の都市を爆撃したB29が京都上空で爆弾を捨てた時の被害は受けましたが、『本格的な空襲』は受けていません。その理由は
「空襲の順番が回ってこなかったから」
です。

アメリカ軍は、日本の各都市を分析して「空襲の優先順位」を設定しておりました。その優先順位に従って空襲を行ったので、昭和20年8月15日までに空襲の順番が来なかった都市は、ある程度大きな都市でも空襲を免れました。
非常に運が悪い都市は、昭和20年8月14日の夜に「最後の空襲」を受けて市街地の74%が焼失した埼玉県の熊谷市です。
アメリカ軍のリスト上の順番が一つ違えば、空襲を受けずに済んだと思われます。

『日本の古都はなぜ空襲を免れたか』 (朝日文庫)
http://www.amazon.co.jp/dp/402261353X/

に、その「アメリカ軍が作った空襲の優先順位リスト」が載っております。

さて、文化財がたくさんある京都市や奈良市は、「人口は比較的多いが、軍事的に重要でない」と判定されて、このリストの下位に位置していたので、空襲を免れました。

よく言われる「京都や奈良は、文化財の焼失を恐れる親日家の学者の努力で空襲を免れた」という話が、根拠がないことも上記の本で論証されています。

上記の本には
「京都や奈良の空襲を防いだとされる親日家の学者は、実際にはアメリカ軍の依頼に応じて 『日本が降伏したら、日本から賠償金代わりに持ち去ることが出来る文化財のリスト』を作っていた。かなり杜撰なリストで、持ち去ることが不可能なもの、既に存在しないものも入っていた」
というオチも書いてあります。

1044名無しさん:2017/01/07(土) 15:25:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170106-00000076-yonh-kr
日本との慰安婦合意交渉文書 一部公開命じる判決=韓国裁判所
聯合ニュース 1/6(金) 17:33配信

【ソウル聯合ニュース】韓国の弁護士団体「民主社会のための弁護士会」の宋基昊(ソン・ギホ)弁護士が外交部を相手取り、旧日本軍の慰安婦問題をめぐる2015年末の韓日合意の交渉に関する文書の一部を公開するよう求めた訴訟で、ソウル行政裁判所行政6部は6日、文書を公開するよう言い渡した。

 判決が確定する場合、外交部は日本との交渉で日本軍と官憲の強制連行を認めるかどうかを協議した文書を公開しなければならない。第1〜12回の局長級協議の全文などが該当する。

 判決は「情報公開法の目的は国民の知る権利を保障し、国政運営の透明性を確保するためのもの」とした上で、「慰安婦被害者問題は被害者個人では決して消し切れない人間の尊厳性侵害、身体自由の剥奪という問題であり、韓国国民の慰安婦被害者を守れず、しっかり面倒をみられなかったことへの意識、もしくは責任感の問題で、事案の重要性が大きい」と指摘。「慰安婦合意でこの問題が最終的・不可逆的に解決されるのなら、被害者だけでなく韓国の国民は日本政府がいかなる理由で謝罪と支援をするのか、その合意過程がどのような方法で行われたかを知る必要がある」とした。

 また、「日本は慰安婦合意に至る過程で、韓日外交当局の過去の協議内容を詳しく紹介し、外交慣行に反した前例もある」とも指摘した。これは韓国政府だけが非公開にする必要はないとの意味に受け止められる。

 宋弁護士は両国が合意の発表で「軍の関与」との用語を選択し、その意味を協議した文書、「性奴隷」「日本軍慰安婦」などの用語使用について協議した文書まで公開するよう求めていたが、裁判を進める中で争点を強制連行を認めるかどうかについて協議した文書に絞った。

 一方、同団体が大統領秘書室長を相手取り、朴槿恵(パク・クネ)大統領と安倍晋三首相の電話会談の内容を公開するよう求めた訴訟で、ソウル行政裁判所行政1部は「外交的、政治的な攻防の対象になる憂慮が大きく、今後の他国との首脳会談でも韓国政府の信頼性にとって大きなダメージとなり、外交交渉力が弱まりかねない」として棄却した。


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