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2004年米国大統領選スレ

1デモクラット:2003/12/18(木) 21:19
おりーぶの木さんとの個人メールで話題に上ったので、立てることにしました。
年が明ければ予備選が始まりますし、前近代的な暴力政治を繰り返す頭の悪い現職大統領に天罰が下るかもしれませんし。
大統領選の記事やコメントをご記入くださいませ
(「ご記入くださいませなんて、オーナーを差し置いて申し訳ありません」)。

3260チバQ:2016/03/31(木) 21:30:01
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1603310038.html
【米大統領選】候補指名、共和・民主両党で大逆転なるか

21:24産経新聞

 米大統領選の候補指名争いは共和、民主両党ともに、2月1日の初戦アイオワ州党員集会から約2カ月を経ても指名獲得に必要な代議員の過半数を得た候補がいない異例の展開をみせている。先行する共和党の不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)、民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)への指名を阻止しようとする下位候補に一発逆転の秘策はあるのか。「ウルトラC」の可能性を探った。(ワシントン支局)



共和党、秘策“トランプ封じ”

 共和党はトランプ氏が6月7日までの予備選・党員集会で代議員2472人の過半数1237人を得られず、決着が7月18〜21日に米中西部オハイオ州クリーブランドで開かれる共和党全国大会に持ち越される可能性が出てきた。対抗馬のテッド・クルーズ上院議員(45)、ジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)は「決選投票」に備えた秘策を実行に移している。

 3月30日までの獲得代議員数(米CNNテレビ調べ)はトランプ氏739人、クルーズ氏460人、ケーシック氏145人。過半数を取るにはトランプ氏は残る代議員の50%以上、クルーズ氏は80%以上が必要で、3人が代議員を奪い合う現状では高いハードルだ。

 「最も多くの代議員を得た者が指名候補になるべきだ」。トランプ氏はこう主張し、全国大会の決選投票で2位以下や「第三の候補」が指名されることを牽制(けんせい)する。他の候補が指名された場合の不支持も表明。民主党を利する「分裂選挙」をちらつかせることで揺さぶりをかける。

 各州・地域での予備選・党員集会で選出された代議員は全国大会で候補に投票する。ほとんどの代議員の投票行動は拘束され、地元で決められた配分に従って候補に一票を投じるが、2回目以降、過半数を得る候補が出るまで続く「決選投票」では多くが拘束から解かれるため2、3位の候補にも勝機がある。

 そこで、クルーズ、ケーシック両氏の陣営は逆転勝利に持ち込むべく、すでに決まっている代議員への説得工作に当たっている。トランプ氏も最近、全国大会に詳しい選挙参謀を招き、決選投票でも代議員をつなぎとめようとしている。

 実は現在、全国大会で指名される資格があるのはトランプ氏だけ。党則40Bは8州以上での過半数の代議員確保を要件としているからだ。大会直前に開かれる党則委員会でこの条項は見直される見通しだが、その際に資格要件を外し、2012年の共和党大統領候補であるロムニー元マサチューセッツ州知事、ライアン下院議長といった「第三の候補」を決選投票に参加させる計画もささやかれる。

 通常は予備選・党員集会で決着が付くため指名候補を形式的に選ぶだけだった全国大会。今年は、現職大統領だったフォード氏がレーガン氏を破った1976年の全国大会以来の「競合大会」になる可能性が高い。(加納宏幸)

3261チバQ:2016/03/31(木) 21:30:32


民主党、風吹くサンダース氏

 民主党側の候補者選びで逆転を狙うバーニー・サンダース上院議員(74)は、3月22日以降に投票が行われた6州のうち5州で大勝した。この勢いを持続し、なんとか代議員数でクリントン氏を上回り、党幹部らで構成される特別代議員も振り向かせたいところだ。民主党内での「クリントン人脈」の強さなど壁は厚く、困難な挑戦ながら、前評判を覆す粘りに注目が集まっている。

 「出馬表明時は支持率で60ポイントの差があったが、今は逆転している世論調査もある」。サンダース氏は27日のテレビ番組で自らの勢いを強調した。

 サンダース氏が言及したのは24日発表のブルームバーグの調査。サンダース氏の支持率は49%で、クリントン氏の48%を上回った。他調査ではクリントン氏が優勢だが、逆転の可能性を示す内容だ。実際、22日以降で勝利したワシントンなど5州では全代議員の7割を得て、累計代議員数(特別代議員除く)の差を239人に縮めた。

 これから候補者選びを行う18州4地域で、投票により配分される代議員数は1747人。このうち58%を獲得すればクリントン氏を逆転できる。民主党ではこのほかに712人の特別代議員もいるが、陣営は「代議員の過半数をとれば、特別代議員の支持も集まる」とそろばんをはじく。

 サンダース氏の強みは有権者との近さだ。企業からの大口献金に頼らない選挙運動をアピールし、金融業界に近いとの批判が絶えないクリントン氏との違いを訴える。米国からの雇用流出を招くとして環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)を強く批判する点も労働者に好感され、クリントン氏はTPP反対で“追随”せざるを得なくなった。

 ただし、サンダース氏は党員同士が議論などで支持する候補者を決める党員集会では強いが、投票のみで決める予備選では弱い。残りの選挙戦で党員集会方式をとるのは代議員数が少ない1州と3地域のみだ。

 また特別代議員の支持獲得も容易ではない。CNNによると、30日時点で483人の特別代議員がクリントン氏支持を表明しているが、サンダース氏支持はわずか31人。今後の戦いぶりで特別代議員の意向が変わる可能性はあるが、民主党内では「指導部の一部である特別代議員はクリントン家とは長いつきあいだが、サンダース氏とは知り合ったばかりだ」との声も多い。(小雲規生)

3262チバQ:2016/03/31(木) 21:58:25
http://www.sankei.com/world/news/160331/wor1603310002-n1.html
2016.3.31 07:29
【米大統領選】
誓約撤回 自分以外指名を獲得してもその候補者を支持するとした誓約「守らない」 トランプ氏らドロドロ人間模様

 米大統領選の共和党候補指名を狙う実業家トランプ氏(69)が30日までに、自分以外が指名を獲得してもその候補者を支持するとした誓約を「守らない」と表明した。トランプ氏を追う候補者2人も誓約を事実上撤回。党内の不協和音の高まりを示していると言えそうだ。

 トランプ氏は昨年9月、指名争いで自身が敗れても党外から出馬せず、誰であろうと共和党候補を支援するとの誓約書に署名した。トランプ氏を追うクルーズ上院議員(45)、オハイオ州のケーシック知事(63)も同様に署名している。

 共和党全国委員会は、トランプ氏が党に背を向けて無所属候補として立候補すれば保守票分裂で共和党候補に打撃を与え、結果的に民主党候補を利すると懸念していた。

 トランプ氏は今月29日に中西部ウィスコンシン州で開かれた対話集会で、誓約を守るかとの司会者の質問に「いや、もはや守らない」と答えた。(共同)

3263とはずがたり:2016/04/04(月) 10:06:46
2016年 04月 4日 08:16 JST
コラム:米民主党指名争い、サンダース氏にまだ勝機あり
http://jp.reuters.com/article/column-sanders-idJPKCN0WY45E?sp=true
Robert L. Borosage

[29日 ロイター] - 米大統領選で民主党候補指名を争うバーニー・サンダース上院議員に撤退を求める声が、権力層から雨あられのごとく降り注いでいる。

「バイバイ、バーニー」と題した社説をワシントン・ポスト紙は早々と掲載し、数多くのニュースキャスターなどに同調した。一方、米政治情報サイトのポリティコは、民主党議員たちが水面下でサンダース氏に撤退を促していると報じている。

オバマ大統領でさえ、今こそヒラリー・クリントン前国務長官を支持する時だと、富裕層の献金者に暗に訴えた。(大統領、すでに彼らはそうしていますよ)

こうした「サンダース降ろし」の一部はクリントン陣営が広めたものだが、大半は全くの愚行と言える。サンダース氏が今、撤退するなどあり得ない話だ。

サンダース氏が民主党候補指名を獲得するチャンスはまだある。西部6州のうち5州で圧勝したばかりだ。それに、サンダース氏はただの候補者ではない。信念そのものなのだ。単に大統領になるというだけでなく、国を変えるような政治革命を起こせるムーブメントを巻き起こしたいと考えている。

それは、政治から大金を引き出すことと、サンダース氏の掲げる政策を通すことの両方を達成するのに十分強力な政治運動であることを意味する。サンダース氏の支持者たちは、民主党全国大会などを通して、そのような努力を同氏が前進させることを期待している。

確かに、サンダース氏が指名を獲得する可能性はほとんどないかもしれないが、比較的知られていなかった民主社会主義者の同氏が立候補した当時と比べると、その可能性ははるかに高くなっている。

全有権者の半数近くはまだ票を投じていない。サンダース氏は今後もたくさんの有権者と対話を重ねる。同氏はすでに15の予備選と党員集会で勝利し、勢いは増している。

ブルームバーグの最新世論調査によると、サンダース氏は初めて、クリントン氏を僅差で上回った。他の全国調査でも、大差をつけてリードしていたクリントン氏との差が縮まり続けていることが一貫して示されている。

サンダース氏支持者の大半は熱心であり、特に同氏は若者の関心を喚起し続けている。彼らはサンダース氏の選挙活動を盛り上げたいと躍起になっている。2月の献金額は、サンダース氏が4300万ドル(約48億2000万円)で、クリントン氏の3000万ドルを上回った。サンダース氏を支持する約200万人の小口献金者が、クリントン氏の裕福な献金者よりも多くの献金を集めたということだ。実際、クリントン氏の献金者の7割以上は大口献金者で、その額は頭打ちになりつつある。

サンダース氏に懐疑的な人たちは、同氏がクリントン氏に西部で完全に勝利するには、55%対45%というようなほぼ互角の戦いで勝つだけではだめだとこぼしていた。だがふたを開けてみれば、サンダース氏はワシントン、アラスカ、ハワイ、アイダホ、ユタの各州で70%以上の得票率で圧勝した。クリントン氏のリードを徐々に詰めているのだ。

一方、クリントン氏は実質的にすべての大口献金者や熟練の選挙ブレーンたちから支持されている最有力候補と目されているが、確実に勝利を手にしたとは言えない。全有権者の半数以上が同氏を好ましくないと答え、同氏より下位なのは共和党候補指名争いでトップの不動産王ドナルド・トランプ氏だけだ。CBSが1984年に調査を始めて以来、大統領選候補者でこれほどまでに否定された人は他にいない。

3264とはずがたり:2016/04/04(月) 10:07:11
>>3263-3264
米国民はクリントン氏の誠実さと信頼性を疑っている。同氏の強みは経験と当選する可能性にある。しかし複数の世論調査の結果は、どの共和党候補に対しても、クリントン氏よりサンダース氏の方が善戦している。その主な原因は、サンダース氏の方が無党派層に人気があるからだ。これに加え、クリントン氏は、国務長官時代の私用メール問題など枚挙にいとまがない。

サンダース氏にもまだ望みはある。同氏の支持率が伸びるなか、クリントン氏の人気は落ちる一方だ。サンダース氏の支持者たちは同氏の選挙戦に資金を調達し続けるだろう。そのような状況で大統領選から撤退する候補など普通はあり得ない。トランプ氏と共和党候補指名を争うオハイオ州のジョン・ケーシック知事やテッド・クルーズ上院議員は、サンダース氏の状況をうらやましく思うだろう。

サンダース氏は「政治革命」を起こすのがいかに困難であるかを分かっており、幻想など抱いていない。本当の闘いは始まったばかりだ。

繰り返すが、なぜサンダース氏がここで「のろし」を降ろさねばならないのか。同氏の声がこのように多くの大衆に届く機会は二度とないだろう。支持者を得て、市民活動を活性化し、メッセージと政策を広めているというのに。

その努力はすでに実っている。大統領候補が大口献金者に頼る必要のないことを、サンダース氏は証明してみせた。今後の大統領選では非主流派の席も用意されるだろう。

サンダース氏は議論をかき立て、クリントン氏に自身の立場を調整したり、サンダース氏のレトリックの一部を使い回したりすることを余儀なくさせている。貿易、ウォール街、法人税逃れとCEOの報酬、刑事司法、最低賃金と労働組合、政治とカネなどについて、サンダース氏は選挙活動(「Black Lives Matter」や「Fight for $15」のような運動も)で新たな見方を示している。

サンダース氏が大統領選にとどまる時間が長ければ長いほど、クリントン氏は自身の新しい一般大衆向け公約を捨てるのがますます困難になるだろう。

たとえクリントン氏のリードをしのげなかったとしても、サンダース氏は事実上、クリントン氏と同じくらい多くの代議員数を獲得して、民主党全国大会に行くことができる。そこで、大銀行の解体や均衡のとれた貿易、崩壊しそうなインフラ再建、医療制度、学費無料の公立大学などをめぐり、議論を戦わせることができるだろう。

全国大会が終わっても、サンダース氏と支持者たちは、大胆な改革のために闘い、腐敗を暴き、改革を求める運動や候補者を支持することができる。サンダース氏は、今回の大統領選だけで終わらない新しいエネルギーを解き放ったのだ。

党の総意支持者はその失敗にがくぜんとし、民主主義社会の官僚は神経をとがらせ、ウォール街の献金者は落ち着かないだろう。だがそれに慣れるしかない。サンダース氏が大統領選から撤退する理由など少しもないのだから。昔のゴスペルソングにあるように、前途は険しい。だが、もう引き返せないところまで来ている。それにサンダース氏は、全く疲れてなどいない。

*筆者は進歩主義的な米シンクタンク「Institute for America’s Future」の設立者。姉妹団体「Campaign for America’s Future」の共同ディレクターも務める。

3265とはずがたり:2016/04/04(月) 16:27:48
トランプ氏が使い分ける“扇動者と誠実な友”2つの顔
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E6%B0%8F%E3%81%8C%E4%BD%BF%E3%81%84%E5%88%86%E3%81%91%E3%82%8B%E2%80%9C%E6%89%87%E5%8B%95%E8%80%85%E3%81%A8%E8%AA%A0%E5%AE%9F%E3%81%AA%E5%8F%8B%E2%80%9D2%E3%81%A4%E3%81%AE%E9%A1%94/ar-BBriY6b#page=2
ダイヤモンド・オンライン
週刊ダイヤモンド編集部
8 時間前

トランプ氏が使い分ける“扇動者と誠実な友”2つの顔: Illustration by Tadayuki Sakakibarac diamond Illustration by Tadayuki Sakakibara
『週刊ダイヤモンド』4月9日号の第1特集は「吹き荒れるトランプ旋風!踊る米大統領選」。過激な発言で人気を集めるドナルド・トランプ氏に引っかき回されている米国大統領選の現状を、徹底した現場取材で明らかにしていきます。

「会場の皆さん、トランプフォース・ワンが近くの空港に到着しました!」

 米国大統領専用機にちなんで、ドナルド・トランプ氏は自家用ジェット機をこう呼ぶ。さらに、空港からヘリコプターで移動。3月13日、フロリダ州の屋外の演説会場上空をヘリで低空旋回すると、会場には大統領専用機を舞台とした映画「エアフォース・ワン」のテーマ曲が流れ、聴衆は大きな歓声を上げた。

 映画、というよりは漫画じみた演出が笑いを誘うが、笑えない現実もある。

 本人が到着する前に演説した女性は、10歳の息子が不法移民に殺害された悲しみを切々と訴えた後、こう金切り声を上げた。「(当時、共和党の候補者争いをしていた)マルコ・ルビオ氏も同じ目に遭えば、彼の幸せな人生は失われることでしょう」──。聴衆はここでも、熱狂の雄たけびを上げた。

 トランプ氏を最有力候補に押し上げたのは、主に国民の経済的な不満、そして怒りだ。米国では、富を一部の富裕層が占有し、白人の低学歴男性は職に就きづらい苦境にある。

 その不満は、製造拠点を海外に移す大企業、貿易相手の中国やメキシコ、日本、そして、仕事を求めてメキシコや中南米から流れ込む不法移民に向けられる。イスラム過激派によるテロへの恐怖や怒りが、それに輪を掛ける。こうした感情を大胆に代弁するのが、まさにトランプ氏なのだ。

 前日の12日、所変わってオハイオ州クリーブランド。トランプ氏の演説会場では、「ISは爆弾で地獄に落ちろ」「ヒラリーは牢獄の中へ」など、物騒な言葉が書かれたバッジが売られていた。「各国との貿易、労働協定には、みんなもウンザリだろう?」「海外で製造された製品に35%の関税をかけてやる!」。トランプ氏の激しく下品な演説に、聴衆は大盛況。

 民主党のバーニー・サンダース候補の支持者が抗議のやじを飛ばすと、トランプ氏は「プロテスター(抗議者)をつまみ出せ!」と叫ぶ。トランプ支持者ともみ合いになり、警察官が仲裁に入った。

「ファンタスティックだった。今まで参加した政治イベントの中で、最高だね」。白人の大工ジョン・フィリップさん(46歳)は演説後、大いに留飲を下げていた。景気が落ち込み、仕事を十分に受注できないのだという。

「トランプは国内に仕事をつくり出す。不法移民を適切に防ぐ姿勢も支持するわ」と話すべルミア・ルーシックさん(37歳)は、セルビアからの合法的な移民だ。合法移民もまた、不法移民に対して「一緒にしないでくれ」といった反感を抱く。米国内の亀裂は、複雑で多岐にわたるのだ。

3266とはずがたり:2016/04/04(月) 16:28:09
>>3265-3266
デマゴーグか優秀なリーダーかトランプ氏の知られざる素顔に迫る
 トランプ氏には、大衆を扇動するポピュリストとは違った、別の顔もあるようだ。

「トランプ氏は、絶対に勝ち、最良の大統領になる」──。米紙「ワシントン・ポスト」の元調査報道担当記者で、ノンフィクション作家のロナルド・ケスラー氏(72歳)は、米大統領選挙の共和党指名候補に最も近い実業家、ドナルド・トランプ氏についてこう語る。

 トランプ氏とは26年来の友人だ。フロリダ州のリゾートに住む富裕層について書いた著書『パーム・ビーチ、フロリダ』のために、トランプ氏に取材を申し込み、同氏のリゾートクラブ「マール・ア・ラゴ」に会いに行ったのがきっかけだった。以来、年に2回は妻と2人でクラブを訪れ、1週間ほど滞在し、トランプ氏との親交を深めてきた。

 トランプ氏は現在、共和党の予備選挙でトップを走りながらも、ライバル候補者や、民主党候補のトップであるヒラリー・クリントン前国務長官を、挑発的な態度で批判する。しかし、ケスラー氏は、トランプ氏は、「誠実」で「物分かりがいい」人物だと言い、挑発的な態度は指名を獲得するためで、指名されれば、トランプ氏は本来の自分の姿を見せる、とみている。

「優れたリーダーでなければ、2万2000人もの従業員と100億ドル規模のビジネスを動かしていくことはできない」と、トランプ氏がクラブの従業員をどう扱うか見てきたケスラー氏は言う。トランプ氏は、自社の社員はもちろんのこと、ゴルフコースの造成に当たる建築関係者などに至るまで、人の話をよく聞く。

 ケスラー氏が知るトランプ氏は、睡眠時間は1日わずか3時間で、新聞をくまなく読み、数字の記憶力がいい。酒も飲まず、タバコも吸わないが、人に好かれる術を知っており、それが彼の事業の成功に結びついてきたという。

「デマゴーグ(扇動政治家)」と「優れたリーダー」。2つの顔を使い分けるトランプ氏がもし大統領になったとしたら、どちらの“顔”が出てくるのだろうか。

 世界の地政学リスク分析を専門とする米ユーラシア・グループを率いるイアン・ブレマー氏は、「トランプ大統領」誕生のリスクをこう語った。

「もしもトランプ大統領が誕生すれば、テールリスク(発生確率は低いが甚大な損失をもたらすリスク)は高まるでしょう。世界で深刻な対立の火種がある中で、中国との軍事的な衝突すらあるかもしれない。米国の世界への影響力や、これまで米国が築いてきた秩序が破壊されて、取り返しがつかなくなるかもしれません」

「トランプ政権の下では、米国は一方的に相手に責任をなすり付ける国になり、同盟は弱くなる。Gゼロ(リーダーシップなき世界)の状態がさらに進むことになるでしょう。日米同盟にとってもトランプは脅威となります。貿易協定で日本に責任を押し付ける一方、防衛面でのコミットメントはあいまいになる。日本にとっては最悪です」

3267チバQ:2016/04/04(月) 22:07:10
http://mainichi.jp/articles/20160405/k00/00m/030/051000c
米大統領選
決着7月に持ち越しも 共和指名争い5日再開

毎日新聞2016年4月4日 21時59分(最終更新 4月4日 21時59分)
 【ワシントン西田進一郎】米大統領選の共和党候補指名争いは5日、中西部ウィスコンシン州予備選で2週間ぶりに再開する。指名争いは、実業家ドナルド・トランプ氏(69)が獲得代議員数で大きくリードするが、現在のペースでは指名獲得に必要な代議員の過半数は確保できない。決着が7月の党大会に持ち越される可能性があり、主流派とトランプ氏の駆け引きも激化している。

 予備選・党員集会は6月7日の最終戦まで続き、総代議員2472人の過半数にあたる1237人以上を確保した候補が指名を獲得する。

 しかし、3月末時点での獲得代議員数(CNNテレビなど推計)は、トランプ氏は739人、テッド・クルーズ上院議員(45)は460人。残る代議員約850人のうち、トランプ氏は55%以上、クルーズ氏は85%以上を獲得しなければ1237人に達しない。

 党大会では、各州・地域の代議員が地元の投票結果に基づき投票する。しかし、誰も過半数を得られなければ、2回目以降の「決選投票」ではほとんどの代議員が自由に投票できるようになる。このため、党主流派が主導し大会直前の党規約委員会で資格要件を外して「第三の候補」に道を開く可能性もある。

 過半数獲得で主流派の動きを封じ込めたいトランプ氏だが、ウィスコンシン州では最近の世論調査の平均値でクルーズ氏に6ポイント以上の差をつけられている。党主流派が、トランプ氏の過半数獲得阻止のため、距離を置いていた保守強硬派のクルーズ氏を対立軸と位置づけて結集していることなどが背景にある。

 こうした動きにトランプ氏も対抗策を練っている。昨年9月には「指名争いで自分が敗れた場合でも共和党を離れて立候補はせず、共和党の指名候補を支持する」と誓約書を書いたが、3月末に「守らない」と表明した。

 自分が党を出て保守層を割れば、結果的に民主党を利するため共和党が負けるという「脅し」で、再び主流派を揺さぶっている。

3268チバQ:2016/04/04(月) 22:14:12
http://www.sankei.com/world/news/160403/wor1604030003-n1.html
2016.4.3 19:00

反同性愛法にディズニーが「NO」 「成立なら撤退」米ジョージア州に通告
 米南部ジョージア州で同性愛者を差別する法案が州議会を通過したことを受け、米大手映画会社のウォルト・ディズニーと傘下のマーベル・スタジオが、法案が成立すれば、ジョージア州での映画製作などをボイコットすると発表した。2002年から映画やテレビ番組の製作に税制優遇措置を設けたことで全米3位の“映画の街”に成長したジョージア州だが、ディズニーの発表を機に、ハリウッドの他の映画会社や俳優陣らが同調する可能性が高く、その行方を全米が注視している。(SANKEI EXPRESS)

サービス提供拒否可能に

 「ディズニーとマーベルはジョージア州で素晴らしい撮影を体験してきたが、差別的な慣行を容認する州法が成立するなら、他の場所でビジネスを行うだろう」

 ディズニーの広報担当者はこんな声明を出し、全米のメディア・娯楽業界を驚かせた。3月23日付米紙ロサンゼルス・タイムズや同24日付ワシントン・ポスト(いずれも電子版)などによると、この法案は、自身の信仰を理由に同性愛者へのサービス提供を拒否できるというもので、例えば、飲食店や小売店が同性愛者の入店や商品販売を拒否したり、宗教関係者が同性婚を執り行うことを拒否できる。

 南部の保守的な価値観が未だに色濃いジョージア州だが、15年6月に連邦裁判所が同性婚を憲法上の権利と認めた。しかし、法案が成立すれば、同性婚への差別が文字通り“合法的”に行われる恐れがある。

 法案は今年2月に州議会を通過し、ネイサン・ディール知事(73歳、共和党)が署名すれば成立する。期限は5月3日だ。

 そこで、この法案の成立を阻止しようとまず、米映画協会(MPAA)のバン・スティーブンソン上級副社長が21日「知事はこの差別的な法案には署名しないと確信している」と強く牽(けん)制(せい)。これに続いてディズニーとマーベルが実力行使に踏み切ることを表明した。米3大ネットワークのひとつのABCテレビもディズニー傘下のため、同調することが予想される。

 特にマーベルはこれまでに、昨年公開の「アントマン」や今春公開の「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、そして来春公開予定の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol.2」などをジョージア州アトランタ郊外の撮影スタジオで製作している。

娯楽業界全体に反発の輪

 3月21日付米業界紙デーリー・バラエティ(電子版)などによると、ジョージア州は2002年から、映画やドラマの製作で50万ドル(約5600万円)以上投資すれば、譲渡所得税の20%を控除するといった優遇措置を導入。

 おかげで、ハリウッドを抱えるカリフォルニア州やニューヨークに次いで全米3位の規模の撮影地となり“南のハリウッド”と呼ばれるまでに成長した。

 ジョージア州の調べでは昨年度、映画とテレビドラマ計248本が州内で撮影され、撮影隊などが17億ドル(約1900億円)を地元に落とした。その経済効果の総額は60億ドル(約6800億円)にも上ったという。

 だが、今回のディズニーの措置を受け、人気ドラマ「ウォーキング・デッド」を製作するケーブル局AMCネットワークが知事に署名しないよう促した。

 さらに、米女優、アン・ハサウェイさん(33)やリー・ダニエルズ監督(56)ら映画関係者34人と、アトランタに本社があるCNNや、人気のケーブルテレビ局HBOを傘下に持つタイム・ワーナーも共同で法案の署名に反対の意向を表明するなど、米国の娯楽業界に反発の輪が広がっている。

 それだけではない。ジョージア州のアトランタは米最大のスポーツイベント「スーパーボウル」の19年大会の開催候補地となっているが、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)は先週、法案が署名されればアトランタでの開催が不利になるとの考えを示している。同性愛者への差別的な法案をぶちあげたせいで、ジョージア州はまさに四面楚歌の状況だ。

3269チバQ:2016/04/04(月) 22:31:34
http://www.afpbb.com/articles/-/3082053
米ジョージア州知事、「反同性愛」法案に拒否権 映画界などが圧力
2016年03月29日 14:48 発信地:ニューヨーク/米国
【3月29日 AFP】米ジョージア(Georgia)州のネイサン・ディール(Nathan Deal)知事は28日、同州議会が可決した「宗教の自由」法案に対し、拒否権を行使する意向を表明した。同法案に対しては、同性愛者の権利を侵害する内容だとして、大手企業やハリウッド(Hollywood)の映画業界、人権活動家らから激しい非難の声が上がっていた。

 法案は、聖職者が同性婚を執り行うことを拒否したり、教会や社会奉仕活動を行う団体が信仰を理由に同性愛者の雇用やサービスの提供を拒否したりすることを認める内容で、共和党が多数派を占める州議会で可決されていた。

 だが、アップル(Apple)、マイクロソフト(Microsoft)といった大手企業や米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)などから、ディール知事に法案への署名を拒否するよう求める声が相次いで上がった。

 また映画界では、ウォルト・ディズニー(Walt Disney Company)が同州からの事業撤退も辞さない考えを表明。人気女優のアン・ハサウェイ(Anne Hathaway)さんやジュリアン・ムーア(Julianne Moore)さんもディール知事に拒否権を行使するよう訴えていた。

 ジョージア州当局によれば、昨年同州で撮影された映画とテレビ番組は240本以上で、17億ドル(約1900億円)の経済効果を州にもたらしていた。

 今月、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)に対し差別的だとされる法案を拒否した共和党州知事は、ディール氏が2人目。もう一人はサウスダコタ(South Dakota)州のデニース・ドハード(Dennis Daugaard)知事で、トランスジェンダーを自認する児童・生徒が学校で希望する性別のトイレや更衣室を使用することを禁じる法案に対し、拒否権を発動した。

 一方ノースカロライナ(North Carolina)州では先週、トランスジェンダーの生徒に出生時の性別に応じたトイレの使用を義務付けるなどしてLGBTコミュニティーに差別的と批判されていた法案が、共和党のパット・マクロリー(Pat McCrory)知事の署名を経て成立。

 これを受け、人権団体「米国自由人権協会(ACLU)」は28日、同法の撤廃を求める訴訟を起こした。またニューヨーク(New York)州のアンドリュー・クオモ(Andrew Cuomo)知事は、同法が廃止されるまで、公的資金を使ったノースカロライナ州への不要不急な出張を禁止した。(c)AFP/Jennie MATTHEW

3270チバQ:2016/04/05(火) 21:45:00
http://www.sankei.com/world/news/160405/wor1604050030-n1.html
2016.4.5 19:25

キューバで関心集めるトランプ氏 「開放」支持の姿勢で“歓迎”の声も
【ニューヨーク=黒沢潤】キューバで、米大統領選の共和党候補指名で先行する不動産王、ドナルド・トランプ氏の動向が関心を集めている。対キューバ制裁解除への反対派が多数を占める共和党内にあって、トランプ氏は反対一辺倒の強硬論者ではないためだ。制裁緩和策を推し進めるオバマ米大統領が先月下旬にキューバを訪問した際、一部の共和党議員が訪問団に公然と加わったことも注目されている。

 「私は(オバマ氏と、強硬な共和党議員との)中間に立つ」。トランプ氏は先月、オバマ氏のキューバ訪問に先立つ共和党討論会でキューバ政策を問われた際、こう述べた。

 トランプ氏は昨年、ビジネスマンとしての視点から、「キューバを(孤立ではなく)開放させるのはいいことだ」とも強調。一連の発言は、キューバ亡命者の父を持ち、対キューバ強硬派の共和党対抗馬、テッド・クルーズ上院議員とは一線を画した格好だ。

 駐ハバナ外交筋によれば、キューバ人の多くは制裁解除を目指すオバマ氏の政策を引き継ぐ民主党候補ヒラリー・クリントン氏の勝利を望んでいるとされるが、「最近はトランプ氏を歓迎する声も出てきた」(キューバ独立系ジャーナリスト)という。

 キューバでは、米大統領選への関心が日々高まっており、オバマ氏とハバナで共同会見したカストロ国家評議会議長に対しキューバ系米国人記者から、「ヒラリー、トランプ両氏どちらの当選を望むか」との質問も出た。カストロ氏は「投票権がない」とけむに巻いたが、「政権がこれほど米大統領選に関心を寄せたことは近年ない」(中米外交筋)との指摘が出ている。

 キューバでは一方、オバマ氏のキューバ訪問に同行した共和党議員への関心も高まっている。超党派訪問団約40人のうち、共和党からは上院からジェフ・フレイク議員ら2人、下院からマーク・サンフォード議員ら3人が参加した。いずれも制裁解除後の農産物輸出などを狙う中西部や南部の議員らだ。サンフォード氏は「他国政府を変革させる手段として『孤立』より『関与』を重んじる政策に賛成だ」と語る。

 共和党上院では、議員54人のうち、少なくとも15人がキューバとの貿易促進を目指すなど、制裁緩和を支持。上下両院合わせて同調者は数十人に上るという。

 また、オバマ氏の制裁緩和を受け、米大手企業がカストロ政権との接触を本格化させる中、米経済界寄りの共和党がこうした企業の動きに水を差すのは難しいともみられている。オバマ氏は最近、どちらの党から大統領が選ばれても、米議会は制裁解除に動くとの見方を示している。

3271とはずがたり:2016/04/06(水) 13:10:02

米大統領選】共和トランプ氏人気に陰り?ウィスコンシン州予備選、民主はサンダース氏に勢い
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1604060022.html
11:09産経新聞

 【ワシントン=加納宏幸】米大統領選の候補指名争いは5日、中西部ウィスコンシン州で予備選が実施された。米CNNテレビによると、共和党はテッド・クルーズ上院議員(45)が、民主党はバーニー・サンダース上院議員(74)がそれぞれ勝利した。いずれも2位の候補が勝利したことで、指名獲得に必要な代議員数で首位との差を縮めた。

 共和党は首位の不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)が、これまでの獲得代議員数でクルーズ氏を大きく上回っている。

 しかし、トランプ氏は人工妊娠中絶手術を受けた女性を処罰すべきだと主張したことや側近が女性記者の腕をつかんで暴行容疑で訴追されたことなどが響き、同州で伸び悩んだとみられる。日韓の核武装を容認した発言も尾を引いており、代議員の過半数を獲得し、7月の党全国大会の1回目の投票で指名を受ける道は険しくなりそうだ。

 民主党は首位のヒラリー・クリントン前国務長官(68)が特別代議員でサンダース氏を圧倒し、総代議員数での優位は変わらない。ただ、3月22日以降に実施された7州のうち6州目を落としたことで、サンダース氏が勢いづくことは確実だ。サンダース氏はこうした各州の「民意」を背景に党全国委員会幹部、連邦議会議員、州知事ら特別代議員を自らの支持に取り込もうとしている。

 焦点は今月19日に開かれるニューヨーク州予備選に移る。トランプ、クリントン両氏ともに地元とする大票田であり、態勢の立て直しを図っている。

3272とはずがたり:2016/04/06(水) 13:17:26
クリントンvsトランプで民主の勝ちかと思ってたけど,サンダース@民主vs共和党のトランプでもクルーズでも無い第三の候補,例えばライアンだと共和党の勝ちかもね。

潮目変わった? トランプ氏苦戦、指名争いは不透明に
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASJ461TYWJ46UHBI007.html
12:38朝日新聞

 米大統領選の民主、共和両党の候補者指名争いで5日、ウィスコンシン州予備選があった。共和党は、主流派が支援するクルーズ上院議員(45)が勝利した。トランプ氏(69)は7月の党全国大会前に、指名獲得に必要な代議員総数の過半数確保が不透明になった。民主党は、サンダース上院議員(74)がクリントン前国務長官(68)を上回り、直近の予備選・党員集会で6連勝した。

 共和党の同州予備選は、割り当て代議員42人のうち18人は州全体で勝利した候補が総取りし、残りの24人は選挙区ごとの勝者総取り方式を採用している。

 CNNの集計では開票率75%で、クルーズ氏が49・6%の得票率でトランプ氏の33・5%を大きくリード。ケーシック・オハイオ州知事(63)は14・5%で苦戦を強いられている。

 ウィスコンシン州では、同州のウォーカー知事や2012年の同党大統領候補ロムニー氏がトランプ氏阻止を訴え、クルーズ氏を支持。同州は主流派の象徴、ライアン下院議長の地元でもあり、主流派は同州予備選をトランプ氏阻止の「主戦場」と位置づけている。

 トランプ氏が過半数を確保するには残りの代議員の7割近くを獲得する必要があり、7月の党全国大会前に指名獲得できるか不透明に。同大会で決選投票になれば、主流派はトランプ氏以外の候補を勝たせる方法を模索している。

 クルーズ氏は同日夜の集会で「今夜がターニングポイントだ」と勝利宣言し、潮目が変わりつつあると強調。ただ、同氏が党全国大会前に過半数を確保するには残り代議員数の9割近くを獲得する必要があり、困難だ。決選投票では、クルーズ氏が逆転することもありうるが、これまで立候補していないロムニー氏やライアン議長の参入も取り沙汰されている。

「下品で米国ブランドに傷」 オバマ氏、大統領選に苦言
http://www.asahi.com/articles/ASJ3J355DJ3JUHBI01F.html?ref=goonews
ワシントン=奥寺淳2016年3月16日11時58分

 これは米国のブランドにかかわる問題だ――。オバマ米大統領は15日、大統領選の共和党指名候補争いで首位を走るドナルド・トランプ氏陣営で、差別的な発言や乱闘騒ぎが起きていることに「下品で対立を生む」などと苦言を呈した。

 米議会で開かれたアイルランドのケニー首相との昼食会で、オバマ氏は「最近、選挙戦で起きていることに失望しているのは、この部屋で私だけではないはずだ」と切り出した。トランプ氏の名指しは避けたものの、女性や少数者に対する下品で対立を生む言葉が聞かれると非難。こうした動きに伴って暴力沙汰が起きているとし、「民主主義を傷つけている」と強い懸念を示した。

 「米国には、礼儀正しく振る舞うべきだとの法律はないが、相手から振る舞われたいように自分も他人に接しなさいと親から教わる伝統がある」と諭すように語ったオバマ氏。「世界にどう見られているか。米国のブランドが傷つくような事態を見たいのか」と続け、候補者や支持者が自制するよう求めた。(ワシントン=奥寺淳)

3273チバQ:2016/04/06(水) 16:55:30
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201604/CK2016040602000258.html
米大統領選ウィスコンシン州予備選 共和党はクルーズ氏勝利
Tweet 2016年4月6日 夕刊

5日、米ウィスコンシン州で、大統領選の共和党予備選挙投票終了後に支持者にあいさつするクルーズ上院議員=ゲッティ・共同


 【ワシントン=石川智規】米大統領選の民主、共和両党の指名候補を争う予備選挙は五日夜、米中西部ウィスコンシン州で開票作業が行われた。米メディアによると、共和党はテッド・クルーズ上院議員(45)が勝利し、不動産王ドナルド・トランプ氏(69)は敗北。民主党はバーニー・サンダース上院議員(74)が勝利した。

 クルーズ氏は、指名争いから撤退した同州知事のスコット・ウォーカー氏(48)から支持を得たことなどが奏功し、トランプ氏の独走を食い止めた形だ。これまで優位な戦いを進めてきたトランプ氏は、妊娠中絶手術を受けた女性を「罰するべきだ」と発言したが撤回。日韓の核武装容認発言も、オバマ大統領らが批判し、有権者の投票行動に影響した可能性がある。

 共和のウィスコンシン州予備選で獲得できる代議員数は四十二人。米メディアによると、州全体の勝者が二十四人を得るほか、残る十八人は州内の各地域別の勝者に割り振る。これにより、クルーズ氏は現段階で二十四人を確保した。

 民主は白人労働者層や女性からの支持を得るサンダース氏がヒラリー・クリントン前国務長官(68)を下した。代議員数の配分など結果の大勢は五日深夜(日本時間六日午後)に判明する。

3274チバQ:2016/04/06(水) 16:56:11
http://www.yomiuri.co.jp/world/20160406-OYT1T50038.html
共和トランプ氏大敗、民主はサンダース氏勝利
2016年04月06日 13時53分Tweet
 【ミルウォーキー(米ウィスコンシン州)=黒見周平】米大統領選は5日夜(日本時間6日午前)、中西部ウィスコンシン州で共和、民主両党の予備選の開票が行われた。

 米メディアによると、共和党は保守強硬派テッド・クルーズ上院議員(45)が不動産王ドナルド・トランプ氏(69)を大差で破り、勝利を確実にした。「トランプ旋風」の勢いが弱まったことで、指名獲得の決着は7月の党大会まで先送りされる可能性が高まったとの見方が出ている。

 CNNテレビによると、開票率81%でクルーズ氏が得票率49・2%、トランプ氏は同34・1%。ジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)は同14・2%。ウィスコンシン州の42人の代議員数の大半はクルーズ氏が獲得する見通しだ。

 トランプ氏は獲得代議員総数でリードしているが、指名獲得に必要な代議員過半数1237人に到達するには、残りの代議員の6割超を得る必要がある。同州では、代議員42人のうち30人前後を獲得することが前提だっただけに、このまま失速が続けば過半数獲得は厳しい。クルーズ氏は5日夜、ミルウォーキーで演説し、「今夜がターニングポイントになる」と語った。

 「反トランプ」で結束する党内主流派は、クルーズ氏支援を加速。指名候補争いでは早々に撤退したものの、州内で人気の高いスコット・ウォーカー知事がクルーズ氏の支持を表明したことも、追い風となった。

 トランプ氏は「人工妊娠中絶を行った女性は罰せられるべきだ」などの発言で女性団体から批判が相次いでいた。逆風が強まる中、選挙戦には妻のメラニアさんを投入して挽回を図ったが、及ばなかった。

     ◇

 民主党では、バーニー・サンダース上院議員(74)が、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)を破り、勝利を確実にした。開票率91%の段階で、サンダース氏が得票率56・3%、クリントン氏は同43・4%。

3275チバQ:2016/04/06(水) 16:57:16
http://mainichi.jp/articles/20160406/k00/00e/030/207000c
米大統領選
.共和クルーズ氏、民主はサンダース氏…予備選
毎日新聞2016年4月6日 11時04分(最終更新 4月6日 12時51分)

 【ワシントン西田進一郎】米大統領選に向けた民主、共和両党の候補指名争いは5日、中西部ウィスコンシン州で予備選が行われた。米CNNテレビによると、共和党ではテッド・クルーズ上院議員(45)が指名争いの首位を走る共和党の実業家ドナルド・トランプ氏(69)を破って勝利した。一方、民主党では、バーニー・サンダース上院議員(74)が最有力候補のヒラリー・クリントン前国務長官(68)を降した。


 共和党指名争いは、トランプ氏が獲得代議員数でクルーズ氏らを大きく引き離している。しかし、指名獲得には、6月7日まで続く予備選・党員集会で総代議員2472人の過半数にあたる1237人を確保する必要がある。

CNNによると、トランプ氏が同州で代議員を獲得できない場合は、残る予備選・党員集会で割り当てが決まる代議員のうち6割を獲得しなければならなくなる。しかし、これまでは5割弱の獲得ペースで、ハードルは高い。トランプ氏が7月の党大会前に過半数を獲得できず、決着が党大会に持ち越される可能性が高まった。

 クルーズ氏は5日夜、「今夜は(指名争いの)転換点だ」と勝利宣言した。トランプ氏の指名阻止を目指す党主流派などは、同州でクルーズ氏を支援した。過半数獲得を阻んで党大会に持ち込み、逆転を目指す戦略だ。これに対し、トランプ氏は3月末には妊娠中絶手術を受けた女性を「罰すべきだ」と発言し、批判を浴びて撤回に追い込まれるなど勢いには陰りも見えている。

 一方、民主党の指名争いは、クリントン氏が予備選・党員集会の結果で得た代議員と、個人の意思で投票先を決めることができる連邦議会議員など「特別代議員」を合わせた代議員獲得見通しでサンダース氏を大きくリードしている。

 ただ、サンダース氏はウィスコンシン州を含め、3月下旬以降に行われた7州での予備選・党員集会で6勝。3月中旬までは南部で大きく負け越して勢いを失っていたが、勢いを取り戻した。今月19日にはクリントン氏の地元で大票田の東部ニューヨーク州で予備選があり、弾みを付けて「敵地」に乗り込む。

3276チバQ:2016/04/06(水) 16:58:11
http://www.sankei.com/world/news/160406/wor1604060018-n1.html
2016.4.6 10:25更新
【米大統領選】
トランプ、クリントン両氏伸び悩む ウィスコンシン州予備選


トランプ氏(UPI=共同)
 【ワシントン=加納宏幸】米大統領選の候補指名争いは5日、中西部ウィスコンシン州で予備選が実施された。米CNNテレビの出口調査によると、共和党はテッド・クルーズ上院議員(45)、民主党はバーニー・サンダース上院議員(74)がそれぞれリード。いずれも党内2位の候補が優位にあり、指名獲得に必要な代議員数で首位との差を縮める見通しだ。

 共和党は首位の不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)が、これまでの獲得代議員数でクルーズ氏を大きく上回っている。

 しかし、トランプ氏は人工妊娠中絶手術を受けた女性を処罰すべきだと主張したことや側近が女性記者の腕をつかんで暴行容疑で訴追されたことなどが響き、同州で伸び悩んだとみられる。日韓の核武装を容認した発言も尾を引いており、代議員の過半数を獲得し、7月の党全国大会の1回目の投票で指名を受ける道は険しくなりそうだ。

.

 民主党は首位のヒラリー・クリントン前国務長官(68)が特別代議員でサンダース氏を圧倒し、総代議員数での優位は変わらない。ただ、3月22日以降に実施された7州のうち6州目を落とせば、サンダース氏を勢いづかせることになる。サンダース氏はこうした各州の「民意」を背景に党全国委員会幹部、連邦議会議員、州知事ら特別代議員を自らの支持に取り込もうとしている。

 焦点は今月19日に開かれるニューヨーク州予備選に移る。トランプ、クリントン両氏ともに地元とする大票田であり、態勢の立て直しを図っている。

3277とはずがたり:2016/04/06(水) 19:35:40

偶然ではない!トランプとオバマの政策はそっくりだ
背景にあるのは地政学的な変化
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/46304
2016.3.14(月) 加谷 珪一

?トランプ氏は差別的発言を連発するお騒がせ候補だが、彼の発言を注意深く聞いてみると、実はオバマ大統領と共通点が多いことが分かる。人種差別的なポピュリズムを取り払った場合、トランプ氏の政策は、共和党主流派ではなく、むしろオバマ路線の継承に近い。

?正反対の存在に見えるオバマ大統領とトランプ候補に共通点が多いのは単なる偶然ではない。背景にはシェールガス開発によってエネルギーの自給が可能になったという地政学的な変化がある。

?かつて米国は、世界に背を向け、引きこもりを続けた時代があったが、米国はもしかすると新しい孤立主義、つまり新モンロー主義の時代に向かおうとしているのかもしない。トランプ氏が大統領にふさわしいのかという問題とは別に、米国経済の底流に大きな変化が生じている可能性について我々日本人は意識しておく必要がありそうだ。

?だが少々気になる点もある。トランプ氏は過激な発言ばかりが目に付くため、どのような政策を打ち出しているのかあまり報道されることがない。トランプ氏は具体的な政策については少しボカしている面もあるため詳細は不明なのだが、彼の発言をよく聞いてみると、実はオバマ政権との共通項が多いことに気付く。もしかすると、こうした点も幅広い支持の獲得に寄与している可能性が高く、そうだとすると、トランプ氏の存在は決して侮れない。

?トランプ氏が所属する共和党は伝統的に資本家層を支持母体としている。資本家層だけでは十分に票数にはならないため、かつては白人中産階級も支持層として取り込んでいた。しかし中産階級の没落に伴い、もともとは民主党の地盤であった南部に進出。宗教右派を取り込む形で勢力を拡大し、現在の共和党が成り立っている。

?共和党は、巨大な連邦政府組織に対しては基本的に懐疑的スタンスであり、いわゆる小さな政府を標榜するケースが多い。また資本家層を支持母体としていることから、グローバル経済との親和性が高く、富裕層の減税に対して前向きである。一方、国民皆保険制度や公的年金については批判的であり、オバマ大統領が進めてきた皆保険制度(いわゆるオバマケア)には猛反発してきた。


?一方、民主党は従来はマイノリティや労働者、リベラルな中間層などを支持母体としてきた。最近では、シリコンバレーに代表されるようなITビジネス関係者やいわゆる無党派層的な人々の取り込みも進んでいる。オバマ大統領はまさに無党派層の取り込みに成功したことで大統領に就任することができた。

?民主党は基本的にリベラルであり、社会問題の解決には連邦政府が責任を持つべきと考える支持者が多い。これは大恐慌から第2次大戦にかけて、長きにわたって君臨したルーズベルト大統領の影響が大きく、民主党政権は、いわゆる大きな政府を標榜している。富裕層への増税に積極的なのも民主党である。

ではトランプ氏が掲げる政策はどのようなものなのだろうか。

?トランプ氏は、たびたび社会保障制度の拡充や富裕層への増税、関税引き上げなどについて言及しており、これまでの共和党の主張とは正反対であることが分かる。むしろトランプ氏の主張は民主党のそれに近い。

?トランプ氏が本当にその政策を実施するということになれば、あれほど共和党が反対してきたオバマケアはむしろ拡大するという方向性になってしまうだろう。またオバマ大統領が繰り返し実現を訴えてきた富裕層への課税も実現するかもしれない。

3278とはずがたり:2016/04/06(水) 19:35:58
>>3277-3278
?さらに興味深いのは外交政策である。共和党には、中東問題をはじめとする国際問題に対して積極的に関与すべきと主張する政治家が多い。ブッシュ政権で実施されたイラク戦争は、中東問題への過剰な関与がもっとも顕著な形で表面化した結果といってよいだろう。

?こうした積極外交は、実は民主党も同じである。ベトナム戦争を主導したのはケネディ政権だし、クリントン政権も旧ユーゴスラビアへの空爆を実施するなど、国際問題への積極的な関与を行っている。こうした外交姿勢は、現代米国においては、党派を超えた主流派的な価値観といってよい。

?歴代政権の中で唯一の例外がオバマ大統領である。オバマ大統領は、イラク戦争の処理という任務があったとはいえ、本質的には孤立主義的なスタンスが明確である。折に触れて、中東問題には関与せず、米国は単独でやっていけばよいという方向性を打ち出している。

?実際、オバマ氏はシリア問題に対しては頑なまでに積極関与を嫌ってきた。また史上最大規模の軍縮を行い、中東から多数の米軍を撤退させている。以前からある程度計画されていたとはいえ、沖縄に常駐する海兵隊の兵力を大幅に減らし、グアム撤退を加速させたのもオバマ政権である。


?実は、トランプ氏の主張にもこうした孤立主義的な傾向が見て取れる。トランプ氏は強い米国というイメージこそ語っているが、日米安保条約の見直しに言及したり、中東問題に無関心など、実際には積極外交は望んでいないように見える。こうした部分でもオバマ政権との共通点が見受けられるのだ。

米国はもはやエネルギーを他国に頼る必要がない

?一見、正反対に見えるオバマ大統領とトランプ氏にここまでの共通項が見出せる理由は、米国をとりまく地政学的な環境が大きく変わっているからである。

?米国は2014年、サウジアラビアを抜いて、世界最大の石油生産国に躍り出た。天然ガスなどを含めたエネルギー全体で見た場合、米国は近い将来、ほぼすべてのエネルギーを自給できるため、数字の上では中東の石油に依存する必要がなくなっている。

?現実には、米国は豊富な石油を輸出する方向性なので、中東からの原油輸入が途絶えることはない。しかし、数字上、一切の輸入が必要ないというインパクトは大きいはずだ。

?米国はかつて、欧州とアメリカ大陸の相互不干渉を主旨とする「モンロー宣言」を発し、長く孤立主義を続けてきたという歴史がある。世界の警察官を標榜し、世界のどこにでも顔を出して武力を行使する米国人の姿は、あくまでごく最近のものでしかない。

?エネルギーのすべてを自給することができ、世界最大の軍事力と経済力を持つ米国は、理屈の上では、他国に対して一切遠慮する必要がなく、国際問題を積極的に解決するインセンティブも少なくなっている。そうなってくると、暴言を繰り返すお騒がせ候補のトランプ氏と、リベラルな大統領であるオバマ氏の主張が実は似通っているというのも偶然の産物ではない可能性が高くなってくる。

?新モンロー主義ともいうべきこの流れが本物であるならば、ドルの垂れ流しや米国を中心とした安全保障体制など、これまでは「常識」だと思っていた価値観が通用しなくなる可能性は十分に考えられる。少なくとも、絶対にあり得ないと一蹴するのはもはやナイーブ過ぎる時代に入ったのかもしれない。

3279チバQ:2016/04/08(金) 00:27:49
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/article/236352
トランプ氏過半数厳しく ウィスコンシン州予備選 民主はサンダース氏
2016年04月07日 00時04分

 【ワシントン山崎健】米大統領選の候補者指名争いで民主、共和両党は5日、中西部ウィスコンシン州予備選を実施した。共和党は代議員獲得数2位の保守強硬派、クルーズ上院議員(45)がトップの実業家トランプ氏(69)に勝利。民主党もサンダース上院議員(74)が首位のクリントン前国務長官(68)を破った。民主党のクリントン氏は代議員獲得数で優位を保っているが、トランプ氏は7月の共和党大会までに指名獲得に必要な代議員総数の過半数確保が厳しくなった。

 米ワシントン・ポスト紙によると開票率99・9%での共和党の得票率はクルーズ氏48・3%、トランプ氏35・1%、ケーシック・オハイオ州知事(63)14・1%。AP通信の6日午前の集計では獲得代議員総数はトランプ氏740人、クルーズ氏514人、ケーシック氏143人。

 指名獲得には代議員の過半数の1237人が必要だ。各候補が獲得した代議員のうちトランプ氏の割合は46%。6月7日まで続く残りの予備選で過半数に達するには今後57%のペースに上げる必要があり、米メディアの多くはトランプ氏が過半数を獲得するのは困難との分析を伝えている。

 一方、クルーズ氏の過半数獲得も事実上不可能で、決着は7月の党大会での決選投票に持ち越される公算が高まった。

 トランプ氏は最近、中絶手術を受けた女性に処罰を求める発言をした後、非難されて撤回。女性記者を乱暴に扱ったとする暴行容疑で側近が訴追されたり、日本や韓国の核武装容認論を展開して外交での認識不足を批判されたりしたことなどが敗因とみられる。

 民主党の獲得代議員総数はクリントン氏1748人、サンダース氏1058人。クリントン氏は過半数の2383人を視野に入れているが、直近の7州の戦いで6敗し精彩を欠いている。

 両党ともトップの2人の地元である大票田、ニューヨーク州での19日の予備選が次の焦点となる。

=2016/04/07付 西日本新聞朝刊=

3280チバQ:2016/04/08(金) 00:28:28
http://mainichi.jp/articles/20160407/k00/00m/030/088000c
米大統領選
民主のサンダース氏、勢い強調 最近7勝

毎日新聞2016年4月6日 20時12分(最終更新 4月6日 20時12分)
【ワシントン西田進一郎】米大統領選に向けた民主党候補指名争いは、5日のウィスコンシン州予備選でバーニー・サンダース上院議員(74)がヒラリー・クリントン前国務長官(68)を破った。サンダース氏は同日夜、次戦の舞台となるワイオミング州で演説。最近の8予備選・党員集会で7勝したことに触れ、「ほとんどが圧倒的な数字での勝利だ」と勢いを強調した。

 ウィスコンシン州での出口調査で、サンダース氏は、若者(18歳から44歳)の73%、白人の59%の支持を獲得し、これまで同様の強みを発揮した。一方、クリントン氏を「正直で信頼できる」と答えた人は58%にとどまった。「そうではない」と答えた人は39%で、うち9割以上がサンダース氏に投票したといい、「信頼性」が依然としてクリントン氏の弱点になっている。

 次の焦点は、19日に行われるニューヨーク州予備選。代議員291人を抱えるクリントン氏の地元だ。直近の世論調査の支持率でサンダース氏は、クリントン氏に約10ポイント差にまで迫っている。

 予備選・党員集会の結果で得た代議員数では、クリントン氏との差を詰めつつあるサンダース氏。今後は、個人の意思で投票先を決めることができる連邦議会議員など「特別代議員」の大きな支持の差をどう解消するかがカギになる。

3281チバQ:2016/04/08(金) 00:32:38
http://www.cnn.co.jp/usa/35080769.html
ウィスコンシン州予備選、流れは変わったか 5つのポイント
2016.04.06 Wed posted at 19:59 JST
ウィスコンシン州ミルウォーキー(CNN) 米大統領選に向けた民主、共和両党の候補者指名争いで5日、ウィスコンシン州の予備選が実施された。その結果から分かったことを5つのポイントにまとめる。
共和党ではテッド・クルーズ上院議員が実業家ドナルド・トランプ氏を破り、指名争いは党大会へ持ち込まれる可能性が高まった。民主党ではバーニー・サンダース上院議員が勝利を収め、レースはまだ終わっていないことをヒラリー・クリントン前国務長官に思い知らせた。
19日に予定される大票田ニューヨーク州の予備選では共和党がトランプ氏、民主党がクリントン氏と、どちらもトップ候補の優勢が伝えられているだけに、ウィスコンシン州はクルーズ、サンダース両氏がぜひとも勝っておきたい争いだった。両氏ともその目的を果たしたうえに、クルーズ氏はトランプ氏に15ポイント、サンダース氏はクリントン氏に13ポイントの差をつけて圧勝した。
1.共和党は党大会で決着か
トランプ氏が夏の党大会までに指名獲得に必要な代議員1237人を確保することは、これまで以上に難しくなった。この先の東部諸州やカリフォルニア州を制したとしても、指名ラインには達しないというシナリオが現実味を帯びてきた。
クルーズ氏はこのところ、反トランプ氏の声を束ねる作戦に力を入れている。ミルウォーキーでの勝利演説では、同日だけで200万ドル(約2億2000万円)の寄付を集めたと胸を張ってみせた。「党大会の前か当日か、いずれにしても我々は過半数の代議員を獲得し、11月にはクリントン氏を破る」と、早くも指名後の本選に照準を合わせる構えを示した。
クルーズ氏の支持者と反トランプ氏を掲げる人々は、ウィスコンシン州が指名レースの転換点になったとの見方を示している。
2.立て直しを迫られるトランプ氏
次に控えるニューヨーク州は、トランプ氏の本拠地。だがウィスコンシン州の結果をみると、同氏はいったん態勢を立て直す必要がありそうだ。
ウィスコンシン州の有権者は、共和党指導部に対する不満がこれまでの州ほど大きくなかった。世論調査ではトランプ氏が指名を獲得することに「恐怖」を感じるとの回答が4割を占め、選挙戦で誠意に欠けるのはクルーズ氏よりもトランプ氏だと答えた人が多かった。
トランプ氏にとって特に大きな懸念材料は、クルーズ氏との差が農村部では3ポイントにとどまったのに対し、都市近郊で22ポイント、都市部でも13ポイントも開いたことだろう。レースの舞台は今後、人口密度の高い東海岸へ移るからだ。
一方、同氏にとって唯一の朗報は、今回の結果に男女差がみられなかったことだ。このところ中絶をめぐって二転三転した発言は、女性からの支持率低下を招くことにはならなかったようだ。

3282チバQ:2016/04/08(金) 00:33:04
3.ニューヨークへ向けて勢いに乗るサンダース氏
最近民主党の予備選や党員集会が開かれた7州のうち、サンダース氏は6州を制している。問題はこの先、19日のニューヨーク州から始まる東部でのレースだ。
ウィスコンシン州の民主党予備選は党員登録のない無党派層も投票できるオープン方式だった。党員の票はクリントン、サンダース両氏がほぼ半数ずつ分け合ったものの、無党派層の得票率は71%対29%でサンダース氏が大幅に上回った。ところが東部諸州は党員だけが投票する方式を採用しているため、サンダース氏は無党派の若者らを呼び込むという強みを発揮することができない。
それでもウィスコンシン州での勝利を追い風に、サンダース氏はさらに多くの資金を集め、支持者らの熱意を維持していく構えだ。
4.サンダース氏を受けて立つクリントン氏
ウィスコンシン州は白人人口が圧倒的多数を占め、予備選もオープン方式で行われることから、民主党ではもともとサンダース氏の勝利が予想されていた。同氏の得票率は18〜29歳の若年層で82%対18%、白人有権者で59%対41%と、クリントン氏を引き離した。
これに対して人種構成がはるかに多様なニューヨークのような州では、クリントン氏が有利となる。
クリントン陣営は5日、サンダース氏がニューヨーク地方紙とのインタビューで具体的な政策を示せなかったと批判。資金集めのメールにこのインタビューの全文を添付してサンダース氏の実行力に疑問を投げ掛けるなど、攻勢を強めている。

5.共和党は本選で勝てるのか
共和党は最終的に指名を獲得するのがクルーズ氏になってもトランプ氏になっても、本選では苦戦を強いられる可能性がある。
出口調査の数字によると、トランプ氏が指名された場合、本選で同氏に投票すると答えた共和党員はわずか62%。クリントン氏支持に回る人が10%、独立系候補を支持する人が17%、棄権するとの回答が8%を占めた。
同様にクルーズ氏が指名された場合、本選で同氏に投票するという人は66%にとどまり、6%がクリントン氏、18%が独立系候補に票を入れ、6%が棄権すると答えた。
これは共和党の3番手、ジョン・ケーシック・オハイオ州知事が「共和党候補で本選に勝てるのは私だけ」と訴えてきた主張を裏付ける統計とも解釈できる。ただ、ウィスコンシン州は教育水準の高さや穏健派の多さからケーシック氏には有利とみられたにもかかわらず、同氏の得票率はクルーズ、トランプ両氏に大きく差をつけられ、レース残留が危ぶまれる数字となった。

3283チバQ:2016/04/08(金) 20:35:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160408-00000024-jij_afp-int
ジュリアーニ元NY市長、トランプ氏支持を表明
AFP=時事 4月8日(金)14時34分配信

ジュリアーニ元NY市長、トランプ氏支持を表明
ドミニカ共和国の首都サントドミンゴで記者会見するルドルフ・ジュリアーニ元ニューヨーク市長(2016年2月29日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】米ニューヨーク(New York)市長時代に発生した2001年9月11日の同時多発テロで、その対応が国際社会で高く評価されたルドルフ・ジュリアーニ(Rudy Giuliani)氏が7日、大統領選の共和党候補指名争いで不動産王のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏を支持すると表明した。

【関連写真】トランプ氏とツーショット

 ニューヨーク州の予備選を19日に控えるなか、ジュリアーニ氏はタブロイド紙ニューヨーク・ポスト(New York Post)の取材に「トランプを支持する。トランプに投票するつもりだ」と語った。指名争いで首位を走るトランプ氏は同州の世論調査でも2位以下に2桁の差をつけてリードしている。

 ジュリアーニ氏は、トランプ氏がニューヨーク州予備選で代議員95人の大半を獲得して指名獲得に大きく前進し、7月の党大会の決選投票までもつれ込む可能性は避けられるとの見通しも示した。

 ジュリアーニ氏はその一方で、トランプ氏を追い上げるテッド・クルーズ(Ted Cruz)上院議員に矛先を向け、キリスト教保守派の福音派であるクルーズ氏が以前、選挙活動の中でニューヨークには保守的価値観がないようだと発言したことについて、ニューヨークに対する侮辱だと批判した。

 ジュリアーニ氏は2008年の大統領選に向けた共和党候補指名争いに立候補している。【翻訳編集】 AFPBB News

3284チバQ:2016/04/10(日) 12:39:00
http://www.sankei.com/world/news/160410/wor1604100019-n1.html
2016.4.10 08:28
【米大統領選】
西部州でサンダース氏勝利 対クリントン氏で勢い

 米大統領選の民主党候補者選びは9日、西部ワイオミング州で党員集会が開かれ、党指名争いで2位のサンダース上院議員(74)が、首位のクリントン前国務長官(68)に勝利した。サンダース氏は直近の予備選・党員集会で7連勝となった。

 指名獲得に必要な代議員の数ではクリントン氏が依然として先行しているが、若者の熱狂的支持を得るサンダース氏があらためて勢いを見せた。

 候補者選びは、全米屈指の大票田ニューヨーク州で19日に予備選を控える。同州が地盤のクリントン氏は必勝を期す構えで、両候補者による激しい選挙戦が続いている。(共同)

3285チバQ:2016/04/10(日) 21:05:29
http://www.sankei.com/world/news/160409/wor1604090045-n1.html
2016.4.9 13:14

知日派の元米下院議長が4人の少年に性的虐待 1人に口止め料も渡すと検察側が指摘

 多額の現金を届け出なく第三者に渡し、連邦捜査局(FBI)に虚偽の証言をしたとして起訴されたハスタート元米下院議長(74)が少なくとも4人の少年を性的に虐待し、うち1人に口止め料を渡していたことが検察側資料で明らかになった。ニューヨーク・タイムズ紙電子版が8日伝えた。

 ハスタート氏は知日派として知られ、2010年に旭日大綬章を受章した。性的虐待をしたのはイリノイ州の高校に勤務していた1960〜80年代という。

 起訴状によると、ハスタート氏は10年ごろ、過去に「不適切な行為」をしたことへの口止め料を払うため、複数の銀行から少額ずつ現金を引き出し、渡していた。FBIの捜査に対し、引き出した金は現金で保管していると虚偽の説明をした。(共同)

3286チバQ:2016/04/10(日) 21:35:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160410-00000026-asahi-int
「オバマ大統領が広島訪問を検討」米紙電子版が報道
朝日新聞デジタル 4月10日(日)13時39分配信

 米ワシントン・ポスト紙(電子版)は9日、オバマ米大統領が5月の主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)後に広島を訪問する検討を始めたと報じた。米政府当局者の話として伝えた。まだ決断はされていないとしつつ、広島に数時間滞在し、核軍縮をテーマにした演説をする可能性も探っているという。

 米政府高官は同紙に、オバマ氏の広島訪問が実現した場合、2009年に「核なき世界」を提唱したプラハ演説を想起させる演説をすることもあり得ると語ったという。

 複数の米政府高官は朝日新聞の取材に対しても「大統領は広島訪問に強い関心を持っている」と語っている。オバマ氏の広島訪問の可能性を探っているが、11日にケリー国務長官が米閣僚として初めて平和記念公園で献花し、その後の国内外の反応を考慮して最終決断する考えを示している。

3287チバQ:2016/04/10(日) 23:24:47
http://www.cnn.co.jp/usa/35080942.html
民主サンダース議員、ワイオミングで勝利 9戦で8勝と勢い
2016.04.10 Sun posted at 10:24 JST
(CNN) 米ワイオミング州で9日、米大統領選の民主党候補者指名に向けた党員集会があり、CNNの予測によるとバーニー・サンダース上院議員がヒラリー・クリントン前国務長官に勝利することが確実となった。
サンダース氏の得票率は55.7%とクリントン氏の44.3%を上回った。両候補とも7人の代議員を獲得した。
サンダース氏は最近行われた9戦のレースのうち、在外投票を含む8戦を制したことになる。今までに圧勝を収めてきた各州と同様、ワイオミングも人口密度が低く、白人が圧倒的多数を占める西部州のひとつ。本選では伝統的に共和党の強い州だが、今回の民主党党員集会は異例の注目を集めた。19日のニューヨーク州を皮切りに東部諸州での決戦が予定されるなか、サンダース氏はここで一段と勢いを強めた形だ。
同氏はニューヨーク市内での集会でワイオミング州での勝利を報告し、支持者らのかっさいを浴びた。

3288チバQ:2016/04/11(月) 21:25:20
http://www.sankei.com/world/news/160411/wor1604110008-n1.html
2016.4.11 09:43

カナダ野党党首が辞意表明
演説するカナダの新民主党、トーマス・マルケア党首=3月22日、オタワ(ロイター)
演説するカナダの新民主党、トーマス・マルケア党首=3月22日、オタワ(ロイター)

 昨年10月のカナダ総選挙で敗れ、大幅に議席を減らした野党、新民主党のトーマス・マルケア党首が10日、辞意を表明した。後任が決まるまで職務を続けるとしている。ロイター通信が報じた。

 新民主党は10日、マルケア氏に対する信任投票を実施し、不信任票が過半数を占めた。同党は選挙戦が始まった昨年8月上旬には支持率がトップだったが、その後失速し、野党第1党から同第2党に転落した。(共同)

3289チバQ:2016/04/12(火) 21:12:57
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160412X161.html
トランプ氏、党大会戦略で出遅れ=クルーズ氏にいら立ち―米大統領選

14:31時事通信

 【ワシントン時事】米大統領選の共和党指名争いの首位に立つ不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が2位のテッド・クルーズ上院議員(45)にいら立ちを強めている。夏の党大会に向けた戦略の一環として、クルーズ氏が各州の代議員に自身の支持者を次々に潜り込ませているためだ。

 「ねじ曲がった不正行為で(トランプ氏擁立の)運動を覆そうとしている」。トランプ氏は10日のニューヨーク州での集会で、クルーズ氏の動きをこう批判した。トランプ陣営の関係者も「ゲシュタポ(ナチス秘密警察)の戦術」と攻撃した。

 クルーズ氏が代議員の中に支持者を増やしているのは、党大会での決選投票をにらんだ動きだ。代議員は1回目の投票の際、各州での予備選・党員集会の結果に拘束されるが、決着が2回目以降にずれ込めば、多くが拘束を解かれる。その中に支持者が多ければ、逆転も可能というわけだ。

 米メディアによると、2月のサウスカロライナ州予備選ではトランプ氏が50人の代議員枠を総取り。しかし、クルーズ氏は9日行われた代議員選考で、自身の支持者を紛れ込ませることに成功した。こうした例は、アイオワ、インディアナ、ノースダコタなど全米各州に広がっている。

 ただ、トランプ陣営はワシントン州で届け出期限後に代議員選出馬を支持者に求め、コロラド州代議員選ではクルーズ派候補への支持を誤って呼び掛けるなど、数々の失態を犯している。トランプ氏の出遅れは「陣営の無策のせいであるケースも多い」(ワシントン・ポスト紙)のが実情だ。

3290チバQ:2016/04/12(火) 21:26:05
http://www.cnn.co.jp/world/35080952.html
米国務長官、G7で広島初訪問 原爆投下の謝罪はせず
2016.04.11 Mon posted at 09:54 JST
広島(CNN) 米国のジョン・ケリー国務長官が主要7カ国(G7)外相会合に出席するため広島市に到着した。核兵器を戦争に使用した唯一の国である米国の国務長官が被爆地広島を訪れるのは初めて。
米国が第2次世界大戦中の1945年8月に投下した原爆のため、広島では約14万人が死亡し、3日後に長崎に投下した原爆では約7万人が死亡した。戦争は間もなく終結した。
しかしケリー長官に同行している国務省高官によると、ケリー長官が今回の広島訪問で米国による核兵器の使用や原爆がもたらした惨状について謝罪する予定はない。
国務省高官は、「米国務長官が謝罪のため広島に来たのかと尋ねられれば、答えはノーだ」「国務長官、そしてすべての米国人と日本人が、これほど多くの我々の国民に降りかかった悲劇に深い悲しみを覚えるかといえば、答えはイエスだ」と語った。
ただ、国務省のトナー報道官によれば、ケリー長官は今回の訪問を利用して、戦争中に「多大な人命が失われたことを認識する」意向だという。
ケリー長官や参加国の外相は、核不拡散の象徴となってきた平和記念公園や慰霊碑、広島平和記念資料館を訪れる。
トナー報道官は、「これは第2次世界大戦の終結以来、米国と日本が最も親しい友好国になり、強力な同盟国になったことの確認でもある」と強調した。

日本政府や国民は、広島でのG7開催を機に、核に対する日本の断固たる姿勢について各国に理解を深めてもらいたい意向だ。
ケリー長官の今回の訪問は、G7首脳会議出席のため来月訪日するオバマ大統領の広島訪問に向けた地ならしになる可能性もある。国務省高官によれば、ホワイトハウスはまだ正式決定はしていないという。
G7外相会合には米国、英国、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本の外相が出席。初日となった10日の午後はシリア内戦や欧州の難民危機、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」への対応、ウクライナの紛争などについて話し合った。
ケリー長官は訪日に先立ち、政治的混乱の続くイラクとアフガニスタンを訪れていた。
その後、同長官ら外相の一行は、6世紀にさかのぼる世界遺産、宮島・厳島神社を訪れた。宮島で開いた夕食会では、南シナ海での中国の行動や北朝鮮の核の脅威などを協議した。

3291チバQ:2016/04/13(水) 22:48:55
http://www.mbs.jp/news/national/20160413/00000050.shtml
米大統領選・共和党、ライアン下院議長が出馬拒否
更新:04/13 16:52

 アメリカの大統領選挙に向けた指名候補争いでのトランプ氏のリードが続く中、共和党幹部が土壇場で担ぎ出すことが取りざたされていたライアン下院議長が出馬を拒否しました。 「はっきりさせておきます。共和党の指名は欲しくないし、受け入れもしません。私は除外して下さい」(ポール・ライアン下院議長)

 共和党内で人気が高く2012年の大統領選挙で副大統領候補にもなった主流派のポール・ライアン下院議長は12日、緊急に会見を開き、仮に党から候補として指名されても拒否する考えを表明しました。

 共和党の指名候補争いで首位のトランプ氏と2位のクルーズ氏は、いずれも共和党幹部の支持が薄いことから、ライアン議長を7月の党大会で担ぎ出し、決選投票で指名されるよう仕向ける、いわば「ウルトラC」が取りざたされていました。しかし、ライアン議長自身が「党大会の投票で選ぶ候補は予備選挙に参加していた人だけにすべきだ」と完全に否定した形です。

 一方のトランプ氏は、大票田ニューヨーク州の予備選挙を1週間後に控え、世論調査の全てで2位に20ポイント以上の差をつけています。

 「負けるから、彼女は私とだけは戦いたくないんですよ。皆さん、これは事実ですよ」(トランプ氏)

 トランプ氏は共和党で圧倒的な優勢を保つ中、集会における演説では民主党レースで首位のクリントン前国務長官を意識した発言が増えています。(13日15:07)

3292チバQ:2016/04/13(水) 23:29:20
http://www.sankei.com/world/news/160413/wor1604130036-n1.html
2016.4.13 21:34

同性愛者らが対象の州法は差別か否か 米で大企業を巻き込み論争に 事業撤退を警告し圧力かける企業に批判の声も
 【ワシントン=小雲規生】同性愛者ら性的少数者(LGBT)をめぐる米国の一部の州の法律の是非が企業活動を巻き込んだ論争に発展している。「性転換者への差別」が指摘されている南部ノースカロライナ州の州法をめぐっては、決済サービス大手のペイパルが同州での事業所開設計画を撤回。ジョージア州でも同様の問題をはらんだ州法案に映画産業などが反発し、法案の成立を阻止した。ただ、保守層の間では同性愛が聖書の教えに反すると信じる立場も根強く、企業からの圧力を批判する声も上がっている。

 「ノースカロライナの新しい州法は差別を固定化するもので、わが社の企業理念の核心に反する」。ペイパルのダン・シュルマン最高経営責任者(CEO)は5日の声明で、同州で400人の雇用創出が期待された国際業務拠点の開設計画を撤回すると発表した。

 ペイパルが反発したのは3月23日に成立した州法「HB2」。性転換者が出生証明書上の性別と異なる性別のトイレを使用することを制限する内容で、共和党のマックロリー知事は「基本的なプライバシーとエチケットを守るために必要だ」と説明する。

しかしLGBT支援団体やアップル、グーグルなどのIT企業らは相次いでHB2への反対を発表。米プロバスケットボールのNBAは来シーズンのオールスター戦の開催地を同州から別の場所に移すと示唆した。ロック歌手のブルース・スプリングスティーンさんも8日、HB2に抗議するため10日に州内で予定していたコンサートを中止すると発表した。

 一方、ジョージア州では、キリスト教の聖職者らが信仰を理由に同性愛者の結婚式を執り行うことを拒否することなどを認める州法案に対し、メディア大手のディズニーなどが「差別を認める州法が成立すれば、州の外でビジネスを行う」と声を上げた。同州の州都アトランタは「南部のハリウッド」とも呼ばれる映画産業の拠点。アトランタに本社を構えるデルタ航空やコカ・コーラも州法案を批判し、ディール知事は3月28日に法案への拒否権発動を決めた。


 LGBT支援の声を上げる企業は、リベラル色が強いとされるIT企業や映画産業が目立つ。昨年6月の連邦最高裁判決で同性婚が全米で認められるようになり、LGBTの権利擁護への関心が高まっていることも企業の意見表明を後押ししているとみられる。

 ただし、聖書の教えを重視する立場からは「同性婚への関与を強制されることは信教の自由の侵害にあたる」との主張も強い。議会を通過した法案には州民の意思が反映されているといえ、大企業が経済力を背景に圧力をかけることを疑問視する声もある。

 米ヘリテージ財団のライアン・アンダーソン氏は「大企業は州民の意思と公共の利益を犠牲にして、自らの主張を州政府に押しつけようとしている」と批判している。

3293チバQ:2016/04/13(水) 23:30:35
http://www.sankei.com/world/news/160413/wor1604130025-n1.html
016.4.13 19:16
【米大統領選】
トランプ氏は怒っている「不正なシステムだ!」…代議員選出の仕組みを批判 ライアン下院議長は「決選」出馬を否定

 【ワシントン=加納宏幸】米共和党のポール・ライアン下院議長(46)は12日、記者会見し、米大統領選の党指名候補を最終決定する7月の党全国大会の「決選投票」に出馬しないと明言した。予備選・党員集会で先行する不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)への指名を全国大会で覆すシナリオがある中、取り沙汰されてきた自らの参加を否定することで党の分裂回避を図った。

 ライアン氏はワシントンで開いた記者会見で「指名を受けるつもりはない」と述べた。また、「(全国大会の)1回目の投票で過半数を得る候補がいなければ、予備選・党員集会に実際に参加した人の中から選ぶべきだ。私を除外してほしい」と訴えた。

 全国大会の直前に資格要件などを決める党則委員会に、予備選・党員集会に参戦していない「第3の候補」を全国大会で選ばないよう党則で規定するよう求める考えも示した。

 米CNNテレビの集計によると、共和党の候補指名争いでの代議員獲得数はトランプ氏が758人、テッド・クルーズ上院議員(45)が538人、ジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)が145人。トランプ氏が過半数の1237人に届くには残る代議員の約6割を獲得しなければならず、1回目の投票で指名を受けることは難しくなってきた。

 クルーズ氏は決選での逆転を目指し、水面下で代議員への働きかけを強めており、危機感を抱くトランプ氏は最近、代議員を選ぶ予備選・党員集会の仕組みを批判している。

 特に、陣営のミスにより投票で決まる代議員34人すべてをクルーズ氏が獲得したコロラド州や、得票率でクルーズ氏を上回りながら同数の代議員しか与えられなかったルイジアナ州の選出手続きを問題視。トランプ氏は「(全体の)得票では私が数百万人も上回っている。不正なシステムだ」と述べている。

 ただ、他陣営は各州で異なる選出手続きを把握した上で緻密に対策を練ってきた。共和党全国委員会は全候補が同じルールの下で戦っていると強調している。

3294チバQ:2016/04/13(水) 23:32:55
http://www.sankei.com/world/news/160413/wor1604130003-n1.html
2016.4.13 00:36
【米大統領選】
トランプ、クリントン両氏が0・2ポイントの僅差を制す 先月実施のミズリー州予備選

米大統領選の候補指名争いで接戦のため結果が確定していなかった中西部ミズーリ州予備選(3月15日実施)は12日、共和党で不動産王トランプ氏(69)、民主党でクリントン前国務長官(68)の勝利がそれぞれ確定した。

 同州のカンダー州務長官がツイッターで発表した。両氏とも2位とは0・2ポイントの僅差だった。(ワシントン 加納宏幸)

3295チバQ:2016/04/13(水) 23:41:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160413-00000023-jij_afp-int
クリントン氏、「男性不人気」克服が当選のカギに
AFP=時事 4月13日(水)15時31分配信

クリントン氏、「男性不人気」克服が当選のカギに
【AFP=時事】ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏は、究極の「ガラスの天井」(社会進出を阻む目に見えない障害)を打ち破り、女性初の米大統領になるための史上最大のチャンスを手にしている。しかし、これが男性たちによって台無しにされる可能性はあるのだろうか?


 上院議員を2期、ファーストレディーを2期務め、米国が最重要指名手配犯としていたウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者を殺害した際には国務長官を務めるなど、肩書だけ見ればクリントン氏の右に出る候補は、ほぼいない。

 だが、今年の大統領選での民主党候補としての指名獲得は確実かと思いきや、左派系対抗馬のバーニー・サンダース(Bernie Sanders)上院議員に白人男性票を奪われている。獲得できていない白人男性票の割合は、2008年にバラク・オバマ(Barack Obama)氏と闘った時よりもさらに大きい。

「完璧な人間などいないが、彼女(クリントン氏)は信用していない。ずる賢こすぎる。夫の方がましだ」。共和党の候補指名争いで首位を走るドナルド・トランプ(Donald Trump)氏の選挙集会に来ていた男性(81)はこう語る。かつて無党派や民主党支持者だったこの男性は、今年は共和党に投票するという。

 この男性だけではない。キニピアック大学(Quinnipiac University)が最近行った世論調査の結果によると、白人男性の68%が、クリントン氏に対し否定的な意見を持っている。このところ、予備選でサンダース氏に連敗を喫していることからも、クリントン陣営が盤石とは言えない様子がうかがえる。先週ウィスコンシン(Wisconsin)州で行われた予備選では、サンダース氏が男性票の64%を獲得したと出口調査結果を、CNNテレビは伝えている。

 男性有権者たちは、クリントン氏の経済対策手腕を疑問視し、同氏は日和見主義で不誠実、少数派の権利や銃規制を擁護し、自分たちのことなど気にも掛けてくれないと、不平を漏らしている。

 さらに、隠れた性差別、オバマ大統領に対する白人リベラル派の失望、サンダース氏の経済面での大衆迎合主義といった要素も、反発を招く原因とされる。

■「笑顔足りない」と批判
 だが、男性票離れの問題は、クリントン氏が11月の本選で共和党候補と一騎打ちするにあたり、致命的ではないとしても深刻な弱みとなると専門家らはみている。相手がたとえ、女性の間で人気が低いトランプ氏だったとしてもだ。

 クリントン氏が女性初の大統領候補に指名される可能性のある予備選挙の段階でトランプ氏は、中絶経験のある女性は罰されるべきだと発言したり、気に入らない女性を軽蔑的な言葉で侮辱したりして、女性に対する態度を選挙運動の中核に置いた。

 男性コメンテーターらは、クリントン氏が笑顔を振りまかずにわめき散らしていると批判し、フェミニストや同氏の支持者らから怒りを買っている。

 キニピアック大学の世論調査によると、クリントン氏とトランプ氏の対決となれば、46%対40%の得票率でクリントン氏が勝つものの、白人男性票だけみれば34%対51%とトランプ氏に劣る見込みだ。一方サンダース氏であれば、全体でもトランプ氏に競り勝ち、さらに男性票だけに絞っても互角とみられている。

 ニューヨーク(New York)のハーレム(Harlem)地区での選挙集会に参加したクリントン氏の熱烈な支持者の男性(23)は、AFPに対し、同氏が女性であるがゆえに一般受けという意味で苦労することは「100%」間違いないと語る。「彼女の苦労はより大きいはずだ。バーニー・サンダースなら、壇上で好きなだけ大声で叫んで指を突き付け、意地悪く嘲笑的な態度だって取れる。だがヒラリー・クリントンは絶対にそんなことはできない。声を荒げようものなら、金切り声を上げていると批判される。ちょっと不公平だと思う」

 ただニューヨーク州アイオナ大学(Iona College)のジーニー・ゼイノ(Jeanne Zaino)教授(政治学)は、クリントン氏が依然首位を走っていることから、白人男性層からの支持を取り付けられない理由は性差別よりも主に政策によるものだと説明。サンダース氏には男性の共感を呼びやすい自由貿易や経済改革の問題で強みがある点を指摘した。【翻訳編集】 AFPBB News

3296チバQ:2016/04/13(水) 23:46:30
http://www.asahi.com/articles/ASJ4F2S6HJ4FUHBI012.html
トランプ氏阻止の筋書き崩れる ライアン氏、擁立論否定
ニューヨーク=金成隆一2016年4月13日13時28分
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 米大統領選の共和党候補者指名争いについて、同党のライアン下院議長は12日、ワシントンで会見し、「私は指名を受け入れるつもりはない」と断言した。予備選で首位を走るトランプ氏が代議員の過半数を得られなかった場合に備え、ライアン氏の擁立を期待する声が党内からあがっていた。

 ライアン氏は「候補になりたければ(予備選から)立候補して競うべきだ。そうしなかった私が擁立対象として検討されるべきではない」と述べた。「予備選を戦った人が指名されるべきだ」とも述べ、トランプ氏、クルーズ上院議員、ケーシック・オハイオ州知事の誰かが指名されるべきだとの考え方を明確にした。

 同党の指名争いは、トランプ氏が代議員の獲得数で総数の過半数に達し、指名を確実にできるかが焦点。過半数に届かず、7月の党大会での決選投票になった場合、党内の一部には、新たに擁立する候補に票を集め、トランプ氏らの指名を阻止する筋書きがあった。ライアン氏の名前はたびたびあがっていた。(ニューヨーク=金成隆一)

3297チバQ:2016/04/14(木) 22:01:11
http://www.yomiuri.共和候補争い、党大会決着が現実味…米大統領選
2016年04月14日 10時09分
 【ワシントン=三井誠】米大統領選の共和党指名候補争いで、優勢を保つ不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が、7月の党大会までに指名獲得に必要な過半数の代議員を獲得できず、党大会決着にもつれ込むシナリオが現実味を帯びてきた。


 1回目の投票で候補が決まらず、過半数を獲得する候補が出るまで投票が繰り返される党大会になれば、64年ぶりで、1970年代に現在のような予備選が本格的に導入された後では初めてとなる。

 ◆外れる拘束

 現在の予備選・党員集会で選出される代議員のほとんどは投票者が選んだ候補を党大会で投票するよう拘束されている。通常の党大会は特定の候補者が代議員の過半数を事前に獲得するため勝敗が明らかで、「政治ショー」の側面が強い。どの候補も過半数を獲得できないまま党大会に突入した場合、「競争によって行われる党大会」となる。1回目の投票でどの候補も過半数を獲得できなければ、2回目以降は拘束が外れて自身の意思で投票できる代議員が増え、候補者間の代議員獲得を巡る選挙戦が活発化する。co.jp/world/20160414-OYT1T50050.html

3298チバQ:2016/04/14(木) 22:09:41
http://www.sankei.com/world/news/160414/wor1604140019-n1.html
2016.4.14 12:01
【米大統領選】
トランプ氏側近、不起訴へ 女性記者の腕つかむ 米サイト報道

 米南部フロリダ州の司法当局は、大統領選共和党候補指名を狙う実業家トランプ氏の選挙イベントで女性記者の腕をつかみ、暴行の疑いが持たれた同氏側近の選挙活動責任者を起訴しない方針を固めた。米政治専門サイトのポリティコが13日報じた。

 当時、保守系インターネットメディアに所属していた女性は3月8日、フロリダ州内での選挙イベントを取材。トランプ氏に質問しようと近づいたが、責任者が腕をつかんで制止した。女性は腕にあざができたとして刑事責任を求めていた。

 ポリティコは、女性が名誉毀損で訴える可能性があるとしている。(共同)

3299名無しさん:2016/04/16(土) 16:43:17
http://www.jiji.com/jc/article?g=int&k=2016041300089
対立候補も政権で厚遇=トランプ氏、中傷後に秋波-米大統領選

 【ワシントンAFP=時事】米大統領選の共和党指名争いで首位の不動産王ドナルド・トランプ氏は、11日公表された米紙USAトゥデーのインタビューで、指名争いで激烈な中傷合戦を繰り広げた対立候補の中から、一部を政権の重要ポストに迎えることを検討していると語った。
 トランプ氏は、選挙戦で「リトル・マルコ」とののしったマルコ・ルビオ上院議員を「彼のことは好きだ。(政権入りも)考えられる」と評価。同じく既に選挙戦を撤退したスコット・ウォーカー・ウィスコンシン州知事についても「彼をたたきのめしたが、ずっと好きだった」と秋波を送った。その上で「副大統領に考えている人物はいるが、誰にも名前は言っていない」と明かした。(2016/04/13-07:02)

3300チバQ:2016/04/17(日) 12:44:52
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160416X897.html
首都を51番目の州に=11月住民投票へ―米
04月16日 14:38時事通信

 【ワシントン時事】米首都ワシントンのバウザー市長は15日、ワシントンを米国の51番目の州に格上げすべきかどうか問う住民投票を、11月の大統領選に合わせて実施したい意向を明らかにした。ワシントン・ポスト紙などが報じた。

 ワシントンは現在、いずれの州にも属さない特別区。上院に議席はなく、下院に本会議での投票権がない代議員1人を送り出している。バウザー市長は市民らとの朝食会の席上、「私たちは市民としての権利を要求する」と語り、選挙権が制限されている現状を変革したいと強調した。

 ただ、投票の結果、州移行が多数を占めたとしても、連邦議会による法改正が必要になる。ワシントンでは民主党への支持が圧倒的に強く、議会審議で共和党が抵抗するのは確実とみられている。

3301チバQ:2016/04/17(日) 17:38:12
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016041700034&g=int
クルーズ氏が代議員上積み=米大統領選


 【ワシントン時事】米大統領選の候補指名争いは16日、西部ワイオミング州で共和党の代議員選出手続きがあり、米メディアによると、テッド・クルーズ上院議員(45)がこの日選ばれた14人全員を獲得した。
 ワイオミング州は3月にも一部代議員を選んでおり、クルーズ氏が9人、首位に立つ実業家ドナルド・トランプ氏(69)は1人という結果だった。これまでの獲得代議員数を見ると、トランプ氏の勢いは落ちているものの、クルーズ氏に200人近い差をつけている。(2016/04/17-09:28)

3302とはずがたり:2016/04/17(日) 18:40:57
「ケリー広島献花」を受け止められなかったアメリカ
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2016/04/post-825_1.php
2016年04月12日(火)17時20分

今週11日、G7外相会議で広島を訪れたアメリカのケリー国務長官は、G7外相の一員として広島の原爆死没者慰霊碑に献花しました。また前後して、原爆資料館も見学しています。しかしこのニュース、アメリカの各メディアから基本的にスルーされました。

 日米の時差を考えても、アメリカの11日朝のニュースや朝刊には間に合わせようと思えばできたはずです。しかし朝の時点での扱いはほぼゼロでした。その代わり、ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストなどは日中になって電子版で論評を出しました。

 テレビに関して言えば、報道は極めて限られています。CNNが短く編集したニュースをウェブに出しており、この映像は午後から夕方のニュースで放送した可能性はありますが、夕方以降の7時台、8時台のニュースでは取り上げられていません。

 3大ネットワークでは、例えばNBCの場合、朝のニュースでも扱わず、夕方6時半の「ナイトリーニュース」でも取り上げずに終わりました。ということは、メディアとしてはほぼスルーした格好です。

 ケリー長官は資料館見学について 「gut-wrenching」 つまりこの場合の訳としては「魂がねじれるような」経験だったと述べています。このコメントについては、私は誠実なものだったと思います。

 しかしながら現時点では、アメリカはこの「ケリー献花」という「事実」を受け止めきれていません。メディアが取り上げなかったということ、またケリー長官のコメントを補足する形で、国務省から「今回の献花は第二次大戦全体の犠牲者への追悼である」という「見解」が出たということは、要するにそういうことです。

 この点についてニューヨーク・タイムズは、興味深い掘り下げ方をしています。

 ジョナサン・ソーブル記者は、ケリー長官の献花を、オバマ大統領の広島献花につなげることが「可能か?」という一点にほぼ絞って分析をしています。そこで日米関係の専門家として、東京財団の渡部恒雄さん(ナベツネさんではありません。民主党の政治家だった渡部恒三さんのご子息です)から「日本人の多くはオバマ大統領が広島に来れば、仮に謝罪の言葉がなくても暖かく迎えるであろう」というコメントを取っています。

 一部からは批判も出るかもしれませんが、これは渡部さんのグッド・ジョブだと思います。ですが、ソーブル記者の記事の全体は、オバマ大統領が広島に行くことの是非について、何とも神経質に過ぎる書き方をしていて、とても気になります。

 一方でワシントン・ポストのキャロル・モレーロ記者の記事は、G7外相会議の位置づけとして「核拡散防止」というテーマがあったことなど、「ケリー献花」がどのような位置づけで行われたのかを正確に説明する記事で好感が持てました。

3303とはずがたり:2016/04/17(日) 18:41:08
>>3302-3303
 興味深かったのは、記事がトランプの「アメリカによる韓国と日本の防衛責任を放棄させる代わりに、両国に核武装を認める」という発言を意識して書かれていたということです。岸田外相がこのG7外相会議の会見で、このトランプ発言を踏まえての質問に対して「日本は核武装の意思なし」ということを明確にしたことを含めて、トランプの発言がこのG7での「核拡散防止」の努力から見て「ズレまくっている」ことを訴えようとしていました。

 しかしそれでも、このモレーロ記者の記事も決して「オバマ大統領の広島訪問」への応援にはなっていません。

 オバマの広島訪問の可能性ですが、今回の「ケリー献花」を主要メディアがスルーしたということも含めて、背景には2つの問題があるように思います。

 1点目は、ヒラリー・クリントン候補が予備選を勝ち抜くまでは気が許せないという問題です。オバマ大統領は、ここへ来て「リビアで性急なカダフィ打倒を支援したのは、自分の在職中最大の誤り」だと認めていますが、これはヒラリーに対して「悪いのはヒラリーではなく自分」だとする一種の援護射撃と理解ができます。

 その一方で、メール問題でのヒラリーの訴追に関しては否定的なコメントを大統領として出すなど、自分の後継者として「明確な支持」は出せないものの、何とか支援ができないか、かなり気を遣っているようです。こうした点から考えると、少なくともヒラリーが予備選の勝利を確定させるまでは、オバマとしてはあまり冒険はできないという事情がありそうです。

 2点目は、今年の大統領選予備選を通じて「孤立主義」あるいは「一国主義」的な感情論が飛び交っていることです。そんな中で、「大統領が広島で献花を行って、合衆国として謝罪するとは何事だ」的な「反対の感情論」に火をつけては大変なことになる、そんな慎重姿勢があるように思います。

 今回の「ケリー献花」を、アメリカメディアが「受け止められなかった」のは事実で、その延長で考えると、オバマ大統領の広島訪問の可能性にも不透明さを感じざるを得ません。現時点では45%程度と考えるのが妥当かもしれません。

 そうだとしても、ケリー長官のコメントは、一人の人間として立派なものでした。報道によれば、予定外の行動として原爆ドームへ足を運んだり、広島城を見学したりして、警備当局は大変だったようですが、この広島という土地への深い思いがそうさせたのでしょう。その行動がジョン・ケリーという人物のクオリティを証明している、私はそう思います。

3304チバQ:2016/04/17(日) 20:33:03
http://mainichi.jp/articles/20160416/k00/00m/030/068000c
米大統領選
大票田NYで激論 民主の2氏

毎日新聞2016年4月15日 20時00分(最終更新 4月15日 22時06分)

 【ニューヨーク長野宏美】米大統領選に向けた候補指名を争うニューヨーク州予備選を19日に控え、民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)とバーニー・サンダース上院議員(74)による討論会が14日、当地で開かれた。全米で2番目に多い代議員291人を抱える大票田。指名争いに影響を与えかねないだけに、両者は激しい論戦を展開した。

 サンダース氏は「クリントン氏はかつてイラク戦争に賛成し、雇用を奪う貿易協定も支持した」と指摘し「その判断力を疑う」と批判した。

 クリントン氏は「サンダース氏は銀行解体など彼の中核的な主張に関して答えるにも苦労し、外交政策を問われても答えられない。大統領と最高司令官としての判断力を持つ必要がある」と反論した。

 サンダース氏は3月下旬から予備選・党員集会で7連勝し、勢いづいている。格差是正を唱え、反ウォール街を掲げるだけあって、13日にはウォール街を抱えるニューヨーク市の集会に若者ら2万7000人(陣営発表)が集まった。

 これまでの獲得代議員数ではクリントン氏が優位に立つが、予想外の長期戦を強いられている。同州選出の上院議員だったクリントン氏としては、勝利は譲れない。世論調査で同州での支持率はクリントン氏が2桁リードしている。

 サンダース氏も同州ブルックリンで生まれ育ち「地元」であることを強調している。

3305チバQ:2016/04/18(月) 00:38:53
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160412-OYT1T50042.html?from=yartcl_outbrain1
城見学・街で夕食…ケリー氏の予定外行動に驚き
2016年04月12日 10時54分
 広島城(広島市中区)の見学に繁華街での夕食――。

 厳戒な警備が求められる米国のケリー国務長官一行の11日の会合終了後の「予定外の行動」に、広島県警は迅速な対応を迫られた。

 午後6時10分頃、割烹かっぽう・安芸茶寮(中区)にケリー氏一行が到着、報道陣に手を振りながら店に入った。店によると1時間半かけて、ケネディ駐日米大使らと共に、すしやよもぎ豆腐などを食べたという。10日、関係者から来店の打診があり、同店では「いきなりだったので驚いた」。

 午後3時40分頃にも一行は広島城を訪問、天守閣から原爆ドームなどを眺めた。案内役を務めた中木啓・同城館長によると、来訪は県警などから直前に伝えられたという。「突然の訪問で驚いたが、熱心に見ていただけた。天守閣は原爆で倒壊し、復元されたことなどを説明したが、(ケリー長官は)うなずいているようだった」。

3306チバQ:2016/04/18(月) 00:48:11
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/article/239086
米大統領選、共和党指名68年ぶり決選投票? トランプ氏不利との見方も
2016年04月18日 00時02分

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 【ワシントン山崎健】熱を帯びる米大統領選の共和党候補者指名争いは、首位を走る実業家トランプ氏が指名獲得に必要な過半数の代議員を予備選・党員集会で確保できるかが微妙になり、7月の党大会で決着する可能性が増している。党大会での「決選投票」になれば共和党では68年ぶり。トランプ氏にとっては不利になるとの見方もある。

 今年の共和党大会は中西部オハイオ州クリーブランドで7月18〜21日に開催。各州・地域代表の2472人の代議員が、党大統領候補を決める投票を行い、過半数の1237人に達した人物が指名を獲得する。

 1回目の投票では大半の代議員が予備選・党員集会の結果に従って投票。過半数獲得者がおらず決選投票になると、各州の規則により2回目では全体の約6割が自由投票になる。それでも決まらなければ3回目では約8割、4回目になればさらに多くの代議員が自由投票になり、多数派工作が勝負の鍵を握る。

 ■周到なクルーズ氏

 AP通信の集計では16日現在、共和党候補の獲得代議員数はトランプ氏747人、クルーズ上院議員559人、ケーシック・オハイオ州知事144人。

 米メディアによると、各陣営は決選投票を想定し、2回目以降の投票での支持獲得に向け、大会参加が決まった代議員への個別の働きかけを水面下で既に活発化させているという。特にクルーズ氏陣営の周到な動きが目立っているとされ、複数の米メディアは決選投票ではトランプ氏からクルーズ氏に乗り換える代議員が相次ぎ、トランプ氏が不利になると見通している。

 一方、撤退したルビオ上院議員、ブッシュ元フロリダ州知事、元神経外科医カーソン氏が獲得した計180人超の代議員の扱いは州によって異なる。残っている候補に振り分けたり、1回目から自由投票を認めたりするなどさまざま。ただ、ルビオ氏は決選投票になった場合、自身が主流派の一本化候補として再び浮上することにわずかな望みを託し、撤退前に獲得した約170人の代議員を他の候補に振り分けたりしないよう関係州に通知、1回目は自分に投票するよう求めている。

 ブッシュ、カーソン両氏は撤退後、それぞれクルーズ氏、トランプ氏支持を表明したが、代議員はそれに従う義務はない。

 ■逆転なら混乱必至

 また同党は指名獲得条件として8州以上の予備選などで代議員の過半数を獲得していなければならないとも規定し、現時点でトランプ、クルーズ両氏がクリア。排外主義的なトランプ氏の指名獲得阻止を目指す党主流派は大会前にルールを変更し、指名争いに参加していない人物を担ぎ出す奇策を練っているともいわれる。

 共和党大会での決選投票は過去10回あり、最後は1948年にさかのぼる。民主党は52年が最後。共和党の10回中7回は、大会前に最も支持を集めていた候補が敗退。決選投票は党内に亀裂を生み、48年の共和党、52年の民主党とも本選挙では敗れた。

 仮にトランプ氏が6月まで続く指名レースを1位で通過しながら党大会で別の人物が逆転で指名を獲得する事態になれば、トランプ氏や支持者が猛反発し党大会が混乱するのは必至。トランプ氏の無所属出馬もあり得る。党の結束は乱れ、共和党の8年ぶりの政権奪還は困難になる。

=2016/04/18付 西日本新聞朝刊=

3307チバQ:2016/04/19(火) 22:56:06
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/article/239398
サンダース旋風 民主分断 きょうニューヨーク州予備選 支持者、クリントン氏に嫌悪感
2016年04月19日 01時34分
【ニューヨーク山崎健】米大統領選の民主、共和両党の候補者指名争いは19日、大票田ニューヨーク州の予備選が行われる。民主党は、同州選出の上院議員だったクリントン前国務長官(68)が依然優勢だが、このところ連勝中のサンダース上院議員(74)が対決姿勢を強め、激しく追い上げる。17日、ニューヨーク市ブルックリンであったサンダース氏の集会を訪れると、選挙戦を巡る党内の分断が鮮明になっていた。

 森の中に続く長蛇の列に並び会場まで歩くこと約30分。ブルックリンにある広大なプロスペクト公園には、サンダース氏の集会では過去最高の約2万9千人(主催者発表)が詰めかけていた。

 「政治革命にようこそ!」。汗ばむほどの強い西日を浴びながらサンダース氏が第一声を発すると、「未来を信じる」と書かれた青いプラカードがあちこちで大きく揺れた。

 バーモント州選出の上院議員ながら少年時代はブルックリンで育ったサンダース氏。約1時間の演説の中心は、最近激しさを増しているライバル攻撃だ。「私はクリントン氏の判断力を疑問視している」。上院議員時代にイラク戦争に賛成票を投じたことをやり玉に挙げると、会場に大ブーイングが響き渡った。

 AP通信によると獲得代議員総数はクリントン氏1758人、サンダース氏1069人。指名獲得に必要な過半数(2383人)確保に向けクリントン氏優勢だが、サンダース氏は直近の予備選などで7連勝。勢いの差は歴然だ。

 同州でも3月にはクリントン氏が支持率で50ポイント近く差をつけていたのに、最近では10ポイント台に縮まったとの世論調査もある。いらだつクリントン氏が今月初旬、サンダース氏は「勉強不足」と指摘したことから、両者が互いの「大統領としての資質」に疑問を投げ合う展開となり感情的対立が深まっている。

   ■     ■

 サンダース氏支持者の中心は「格差是正」の訴えに共鳴する熱狂的な学生が多いとされるが、会場には親子連れや社会人とみられる人も目立ち支持の広がりをうかがわせた。

 会社員男性のマーク・デービスさん(26)は支持の最大の理由に「信用性」を挙げた。愚直な主張にぶれはない。それは政策に一貫性がないとも指摘されるクリントン氏を「信用できない」とする国民が多数を占める状況を反映する。

 さらに「大型献金中心のクリントン氏と違い、多くの一般市民からの小口献金で支えられているところが魅力。勝てない可能性が高いと分かっていても彼を応援したいのです」。

 候補者同士が敵意をむき出しにする現状は党内の亀裂を生み、秋の本選挙で党の団結を阻害するのではとの見方もある。米メディアによると、特にサンダース氏支持者にクリントン氏への嫌悪感が強いとされる。

 クリントン氏が指名されたら本選挙で投票するかと尋ねたらデービスさんは「イエス」と答えた。しかし一緒に来た男性弁護士のジョシュア・クラビッツさん(25)は即座に「ノー」。「私の一票は神聖なものだ。気に食わない人には絶対あげられない」と語った。

=2016/04/19付 西日本新聞朝刊=

3308チバQ:2016/04/19(火) 22:57:53
http://www.sankei.com/world/news/160418/wor1604180028-n1.html
2016.4.18 20:27
【米大統領選】
“2強”が大票田NYで勝負 左傾化するクリントン氏、トランプ氏は過半数へ正念場
 米大統領選の候補指名争いをめぐるニューヨーク州予備選が19日に実施される。民主党は、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)が「経済参謀」を活用して反ウォール街の姿勢を強めている。共和党は、不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)が代議員の過半数獲得へ近づけるかが焦点だ。

■大企業とのつながりに嫌気

 ニューヨーク州予備選を前に、クリントン前国務長官の経済参謀2人が事業家を相手に電話会談を催した。2人は、エコノミストと元投資銀行マンで、雇用確保や産業競争力といった経済政策をクリントン候補に助言している。

 両名が強調したのは、「米国の雇用が第一」という考え。製造業回帰を軸に、雇用を生んだ企業に税制優遇措置を与える政策を提案し、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)には「小さな製造業が対応するのが難しい」と否定的な見方を示した。

 クリントン氏はオバマ政権の国務長官時代にTPPの旗振り役だったことで知られる。経済政策に関しては共和党に近い自由主義者だったはずだ。

 だが、経済参謀らは「管理貿易者」的な立ち位置を示唆し、企業の海外課税強化にもこだわった。クリントン陣営の経済政策が「左傾化」し始めた証拠だ。

「演説内容を開示すべきではないのか?」。14日、ニューヨーク市で開催した候補者討論会で、クリントン氏の対抗馬であるバーニー・サンダース上院議員(74)がクリントン氏を問い詰めた。クリントン氏が高額報酬を対価に、米銀向けに講演した過去を批判した。

 3月以降にサンダース氏が追い上げを見せているのは、クリントン氏のウォール街や大企業とのつながりが嫌気されているからだ。

 ニューヨーク州は大票田だ。事前の世論調査ではクリントン氏が10ポイントほど先行する。党候補の指名獲得に必要な代議員総数でも、クリントン氏はサンダース氏に勝るが、「金権主義」批判で人気のあるサンダース氏の勢いが増したため、クリントン氏は「左傾化」路線に軌道修正した。「黒人女性の若年層がサンダース氏支持に回っている」(米ハーバード大のエリザベス・ヒントン助教授)という。

 クリントン氏は、「身内」ともいえるウォール街もたたき始めた。自説を曲げるクリントン氏の姿勢は、予断を許さないニューヨーク州予備選の行方と同氏の焦りを象徴している。(ニューヨーク 松浦肇)


■地元で勢い取り戻せるか

 共和党の大統領候補指名争いで先行するトランプ氏にとって、ニューヨーク州予備選は重要な意味を持つ。指名候補決定のため、7月の党全国大会に送り込まれる代議員の過半数に届くかを占う戦いになるからだ。一方、追うテッド・クルーズ上院議員(45)がトランプ氏を過半数割れに追い込み、決選投票で逆転劇を演じるには、大票田の同州で可能な限り上積みすることが必須だ。

 トランプ氏は「これまでに最も多くの代議員を得てきたのは私であり、誰も近づけない。(過半数の)1237人に届くはずだ」と自信を強める。米CNNテレビ(電子版)によると、トランプ氏の獲得代議員数は758人。残る16州の戦いで6割程度の代議員を獲得しなくてはならず、ハードルは決して低くはない。

 ニューヨーク州の代議員数は全米4位の95人。1位の172人を奪い合うカリフォルニア州(6月7日)と合わせれば、残る代議員数の3分の1に達する。それだけに絶対に落とせない戦いだ。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」による最近の世論調査平均値(17日現在)はトランプ氏が52・2%、ジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)が23・2%、クルーズ氏が17・8%。地元ニューヨーク市出身のトランプ氏が他を圧倒する。

 ニューヨーク州の代議員95人は比例配分方式で選ばれるが、得票率が20%に届かない候補には配分されない。最近、劣勢のトランプ氏にはクルーズ氏を突き放し、終盤戦に向けて勢いを取り戻す好機となる。

 一方のクルーズ氏はトランプ氏を過半数割れに追い込むには、同州はもとよりカリフォルニア州などリベラル色の強い州の有権者を味方に付ける必要がある。(ワシントン 加納宏幸)

3309チバQ:2016/04/19(火) 23:40:06
http://mainichi.jp/articles/20160420/k00/00m/030/057000c
米大統領選
トランプ氏とクリントン氏、NY州で復権狙う

毎日新聞2016年4月19日 19時47分(最終更新 4月19日 19時47分)
 【ニューヨーク國枝すみれ】米大統領選に向けた民主、共和両党の候補指名争いで、東部ニューヨーク州予備選の投票が19日午前6時(日本時間同日午後7時)から、始まった。共和党の実業家ドナルド・トランプ氏(69)、民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)の両トップランナーは最近、苦戦が続いており、それぞれの地元で大票田でもある同州で勝利し、勢いを取り戻せるかが注目される。

 米政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」がまとめた今月6〜17日の世論調査の平均値によれば、共和党は、トランプ氏が53.1%▽ジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)が22.8%▽テッド・クルーズ上院議員(45)が18.1%--の順。圧倒的なリードを保つトランプ氏は、ニューヨーク州の代議員95人の総取りを狙っている。

 トランプ氏は自身の失言などが続いた中で、今月5日の中西部ウィスコンシン州予備選ではクルーズ氏に大敗し、「潮目が変わった」との見方も出た。

 6月7日まで続く予備選・党員集会で、指名獲得に必要な総代議員の過半数を確保できない場合、7月の党大会での決選投票となる。党指導部と対立し、代議員制を「ゆがんでいる」と批判するトランプ氏にとっては不利だ。ニューヨーク州で圧倒的な強さを見せ、カリフォルニア州など残る大票田で勝利につなげたい考えだ。

 一方、民主党では、クリントン氏の支持率が53.1%で、41.4%のバーニー・サンダース上院議員(74)をリードする。組織力と資金力で勝るクリントン氏だが、3月下旬以降の予備選・党員集会ではサンダース氏が7連勝中。全米での支持率で両者の差は2ポイント以内まで縮小した。ニューヨーク州の代議員数は291人(特別代議員含む)で、比例配分方式となっている。

 同州にはトランプ氏が居を構え、同州選出の上院議員だったクリントン氏の地盤。サンダース氏にとっては出生地だ。3人とも「地元」を強調し、激しい争いを繰り広げてきた。

3310チバQ:2016/04/20(水) 00:20:18
http://this.kiji.is/94696200663385596?c=39546741839462401
トランプ氏、党と対決色
「民意無視」と批判
2016/4/18 16:53

 17日、ニューヨーク市内での共和党のイベントで演説するトランプ氏(ロイター=共同)
 【ワシントン共同】米大統領選の共和党候補指名争いで首位の実業家トランプ氏(69)が、7月の党大会を見据え、指名獲得阻止を狙う党主流派との対決色を強めている。西部コロラド州とワイオミング州で有権者の投票なしに2位のクルーズ上院議員(45)の勝利が決まったことに不満を強め「民意を無視した」と批判している。

 トランプ氏は15日付のウォールストリート・ジャーナル紙への寄稿で「私の選挙戦略は有権者と共に勝つこと。クルーズ氏の戦略は有権者抜きの勝利だ」と皮肉った。

3311とはずがたり:2016/04/20(水) 09:57:01
代議員の投票行動への縛りも含めてやたら複雑で判りにくいわな。。
保守強硬派のクルーズ氏とアメリカ的には極左のサンダース氏の対決だと流石にクルーズ氏が有利か?穏健派のルビオ氏取り込めば盤石だろう。クリントン女史は嫌われすぎだなぁ(;´Д`)
もしサンダース氏が候補者なって中道寄りの副大統領候補を誰か据ゑられるのか?

クルーズ陣営、共和党の代議員選出方法を攻撃するトランプを批判
トランプ陣営が大敗しつつあるため、代議員の選出過程に文句を付け始めたと指摘
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/04/post-4935.php
2016年4月19日(火)10時52分

4月17日、米大統領選で共和党候補指名を目指すテッド・クルーズ上院議員(写真)の陣営担当者が、ライバルのドナルド・トランプ氏の陣営は候補者選出過程が自分に不利に作り替え、「非民主的な途上国のようなアプローチ」を取っていると批判した。写真はニューヨークで15日撮影(2016年 ロイター/Carlo Allegri)
 米大統領選で共和党候補指名を目指すテッド・クルーズ上院議員の陣営担当者が、ライバルのドナルド・トランプ氏の陣営は候補者選出過程が自分に不利に作り替えられていると主張するなど、「非民主的な途上国のようなアプローチ」を取っていると批判した。

 同担当者はABCの番組で、トランプ陣営は「大敗しつつある」ため、党大会で投票を行う代議員の選出過程に文句を付け始めた、と指摘した。

 トランプ氏はニューヨークで行った記者会見で、複雑な代議員獲得方式を追い風にクルーズ議員が勝利していることにいらだちを隠さず、代議員が投票で決まらない方式は「歪んでいる」と批判した。

 代議員選出の方法は州によっても異なり、得票数に応じた単純割り当てではない。

 共和党全国委員会のプリーバス委員長は、17日に複数のインタビューに応じ、代議員選出ルールがトランプ氏に不利に作られているわけではないとあらためて言明した。
[ワシントン 17日 ロイター]

米共和党クルーズ氏、副大統領候補で選考でルビオ氏を高く評価
7月の党大会で決選投票になった場合は指名を獲得できる、と自信を示す
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/04/post-4911.php
2016年4月14日(木)19時01分

4月13日、米大統領選で共和党候補の指名獲得を目指すテッド・クルーズ上院議員(写真)は、大統領候補となった場合に指名する副大統領候補を検討していると明らかにするとともに、指名争いから先月撤退したマルコ・ルビオ上院議員を高く評価した。ペンシルベニア州で撮影(2016年 ロイター/Carlo Allegri)
 米大統領選で共和党候補の指名獲得を目指すテッド・クルーズ上院議員は13日、大統領候補となった場合に指名する副大統領候補を検討していると明らかにするとともに、指名争いから先月撤退したマルコ・ルビオ上院議員を高く評価した。

 クルーズ氏はこの日、CNNのタウンホールイベントに家族と参加。選挙活動について語ったほか、家庭での顔を披露する場面もあった。

 指名争いで現在2位のクルーズ氏は、首位を走るドナルド・トランプ氏との差を縮め、7月の党大会での決選投票に持ち込んだ場合、指名を獲得できると自信を示した。

 また、検討中の副大統領候補の名前を挙げることはなかったものの、「多くの選択肢を検討している」と発言。

 ルビオ氏について聞かれると「優れたコミュニケーション能力の持ち主」と評価し、副大統領候補として考えるのは「当然」と語った。
[ワシントン 13日 ロイター]

3312チバQ:2016/04/20(水) 20:41:56
http://www.cnn.co.jp/usa/35081482.html
ニューヨーク予備選 トランプ、クリントン両氏の勝利確実
2016.04.20 Wed posted at 12:00 JST

ニューヨーク(CNN) 米大統領選に向けた民主、共和両党の候補者指名争いは19日、大票田のニューヨークでそれぞれ予備選が実施された。CNNの予想によると、共和党では実業家ドナルド・トランプ氏、民主党ではヒラリー・クリントン前国務長官の勝利が確実になった。
大統領選の指名争いでニューヨーク州がカギを握るのは数十年ぶり。共和党でトップを走るトランプ氏と民主党の最有力候補クリントン氏はともにこのところ連敗を喫し、同州での巻き返しを図ってきた。
共和党のニューヨーク州予備選では95人の代議員が比例配分される。トランプ氏は今夏の党大会までに指名を確定するため、出身地の同州で全代議員を獲得する大勝を狙っていた。それには14人が配分される州全体と、27の各選挙区で過半数の票を確保する必要がある。午後10時時点のCNN予想では、同氏が州全体での過半数を勝ち取ることが確実となった。

同党では2番手のテッド・クルーズ上院議員が最近、コロラド州をはじめとする各州の複雑な代議員選出手続きを経て着実に勝利を重ねてきたのに対し、トランプ氏は指名レースのルールが「不公平」との主張を強めていた。
一方、247人の代議員がかかる民主党の予備選では、クリントン氏が最近の指名レース9戦中8勝を収めたライバル、バーニー・サンダース上院議員の勢いに歯止めをかけた。
クリントン氏は勝利を受け、「ありがとう、ニューヨーク」とツイートした。

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016042000218&g=int
両党首位が挽回の勝利=NY州「地元」予備選-米大統領選
 【ニューヨーク時事】米大統領選の共和、民主両党候補指名争いは19日、ニューヨーク州予備選が実施された。米メディアによると、共和党首位の実業家ドナルド・トランプ氏(69)と民主党トップのヒラリー・クリントン前国務長官(68)が勝利した。両候補は最近の指名争いで劣勢だったが、全米有数の代議員数を擁するニューヨークで巻き返した格好だ。
 トランプ氏と民主党のバーニー・サンダース上院議員(74)はニューヨーク市出身で、クリントン氏はニューヨーク州選出の上院議員だった。3氏は「地元」で威信を懸けた選挙戦を展開した。トランプ氏とクリントン氏は獲得代議員数で優位に立っているが、3月下旬以降の指名争いで連敗しただけに、負けられない戦いだった。

19日、米ニューヨーク州予備選で勝利した民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(AFP=時事)
 圧勝したトランプ氏は19日夜、「最終的に誰の予想も超える代議員を取る」と宣言。クリントン氏は「レースはホームストレッチに入り、勝利が見えてきた」と明言した。共和党は2位にジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)が入り、獲得代議員数で2番手のテッド・クルーズ上院議員(45)は3位だった。
 ニューヨーク・タイムズ紙の途中集計では、民主党が予備選の結果に関係なく支持候補を決める特別代議員を含め代議員291人のうちクリントン氏が135人、サンダース氏が104人を獲得。共和党は95人で、トランプ氏が89人、ケーシック氏が3人となっている。(2016/04/20-13:26)

3313チバQ:2016/04/20(水) 20:42:39
http://www.yomiuri.co.jp/world/20160420-OYT1T50041.html
トランプ氏圧勝、クリントン氏も勝利へ…NY州
2016年04月20日 13時27分
19日、ニューヨークで開かれた集会で演説するトランプ氏(ロイター)
19日、ニューヨークで開かれた集会で演説するトランプ氏(ロイター)

 【ニューヨーク=黒見周平、水野哲也】米大統領選の民主、共和両党の指名候補争いは19日夜(日本時間20日午前)、ニューヨーク州で予備選の開票が行われ、共和党の不動産王ドナルド・トランプ氏(69)と民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)が勝利を確実にした。

 トランプ氏は、州内27選挙区の大半で、代議員を総取りできる特例が適用される得票率50%を超え、同州の代議員95人をほぼ独占する見通しだ。トランプ氏は今月上旬のウィスコンシン州予備選でテッド・クルーズ上院議員(45)に敗れ、勢いが鈍っていたが、地元での圧勝で、指名獲得に必要な全国の代議員の過半数1237人の獲得に向け、勢いを取り戻した格好だ。

 トランプ氏は19日夜、マンハッタンの「トランプ・タワー」で勝利演説し、「我々はどんな予想よりも多くの代議員を獲得できるだろう」と語った。

2016年04月20日 13時27分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

3314チバQ:2016/04/20(水) 20:43:44
http://www.sankei.com/world/news/160420/wor1604200021-n1.html
2016.4.20 18:31
【米大統領選】
トランプ氏は過半数に望み 逆転目指す「目障り」なクルーズ氏

 【ワシントン=加納宏幸】トランプ氏は地元・ニューヨーク州予備選での圧勝の勢いを、目標とする代議員の過半数1237人の獲得につなげたい考えだ。

 マンハッタンのトランプ・タワーで勝利を宣言したトランプ氏。過半数に望みをつなぐだけに、2位のテッド・クルーズ上院議員(45)は引き続き、トランプ氏には目障りな存在となりそうだ。

 「これからの選挙戦はあまり深刻ではない。クルーズ氏は数学的にみて排除された」。トランプ氏はニューヨーク州で惨敗したクルーズ氏を当てこすった。

 トランプ氏が首位のまま6月7日までの予備選・党員集会を終えることはほぼ確実だが、代議員の過半数を確保できなければ、7月18〜21日にオハイオ州クリーブランドで開かれる党全国大会の決選投票で逆転される恐れがある。

 決選投票では、2回目で約6割、3回目で約8割の代議員が各州の予備選・党員集会で定められた投票先の拘束が解かれる。このため、クルーズ氏は水面下で代議員への説得工作を進めている。

 トランプ氏の過半数獲得はなお容易ではなく、同氏は逆転勝利を許す仕組みを「不正だ」「公平ではない」と批判。過半数に届かなくとも、首位の候補が指名されるべきだと主張する。今回の勝利宣言の際にも、「投票によらなければ代議員を取るべきではない」と牽制(けんせい)した。共和党全国委員会の一部からも、過半数に届かなくても100人余りの差をつけていれば、首位の候補を指名すべきだとの意見が出ている。

 一方、クルーズ氏にとってニューヨーク州での敗退は織り込み済み。26日の東部5州、6月7日の最大の票田カリフォルニア州に望みをかける。東部5州で最も代議員数が多いペンシルベニア州で今回の結果を見届けたクルーズ氏は、「トランプ現象」で分裂した党の団結を訴えた。

 だが、ニューヨーク州での米CNNテレビの出口調査では、代議員数が過半数に届かなくても首位が指名を受けるべきだとの回答が約7割を占め、「民意」にあらがうのは難しくなっている。

3315チバQ:2016/04/20(水) 20:44:22
http://www.cnn.co.jp/usa/35081515.html
NY予備選、大差の結果にみる5つのポイント
2016.04.20 Wed posted at 20:12 JST
(CNN) 米大統領選の党候補者指名を争うニューヨーク州の予備選で、共和党は実業家のドナルド・トランプ氏、民主党はクリントン前国務長官が勝利を収め、両氏とも指名獲得に大きく近づいた。同州の結果から分かったことを5つのポイントにまとめる。
1.トランプ氏、地元で圧巻の強さ
トランプ氏はニューヨーク市のクイーンズ区出身。このところ陣営幹部が交代したり獲得したはずの代議員を奪い取られたり、人工妊娠中絶をめぐる発言が批判を浴びたりと、良い話のなかった同氏だが、ライバルのテッド・クルーズ上院議員、ジョン・ケーシック・オハイオ州知事を引き離して圧勝した。また同州の共和党員を対象とした出口調査では、本選で民主党のクリントン氏に勝てる可能性が最も高い候補とみられていることが分かった。
自身のビジネス拠点、トランプ・タワーで有力者らとともに檀上に立った同氏は「テレビで見る限り、もはや大したレースではない」と述べ、クルーズ氏は「数字の上でほぼ排除された」との見方を示した。
クルーズ陣営が最近になって代議員数を着実に伸ばしてきたことに対し、トランプ氏は19日、党が自分から「選挙を取り上げようとしている」と改めて主張。ニューヨーク州の争いは有権者が投票所に出向いて票を投じる公平な形式だったと強調し、党員集会や州党大会を得意としてきたクルーズ氏を批判した。さらに、こうした方式の選挙は「不正に操作されている」との説を展開した。
今後、第2の「スーパーチューズデー」とも呼ばれる26日には、メリーランドやペンシルベニアなど北東部諸州での争いが控えている。トランプ氏はこれらの州でも好意的に迎えられる見通しだ。
2.クリントン氏も望み通りの大勝
クリントン氏もニューヨーク州とは深いかかわりがあり、勝利演説でも「今回の予備選には個人的な思い入れがあった」と述べた。
同氏が圧勝したことにより、ライバルのバーニー・サンダース上院議員が追いつくことはますます困難になった。クリントン氏はすでに本選を意識しているとみられ、祝勝会では指名獲得の暁に協力を請うことになるサンダース氏の支持者らに向けて「私たちの間を分かつものよりも、結びつけるものの方がはるかに多い」と呼び掛けた。
サンダース氏がここで勝利をつかめれば、形勢逆転のチャンスもあった。その可能性が消えた今、クリントン氏はさらに勝利を積み上げていく必要がある。3月1日のスーパーチューズデーで圧勝した後、ミシガン州を落とした時のような失敗を繰り返すわけにはいかない。
ニューヨーク州の出口調査では、30〜49歳の層でクリントン氏への支持が特に目立った。同氏はまた、人種的少数派や女性、高齢者らの間で強みを発揮した。一方サンダース氏は、18〜29歳の層や男性、白人の支持率でクリントン氏を上回った。今後レースの行方を左右するニュージャージー州やカリフォルニア州の有権者もニューヨーク州と同様の構成になるため、サンダース氏は苦戦を強いられそうだ。

3316チバQ:2016/04/20(水) 20:44:52
3.残念な結果に終わったサンダース氏
クリントン氏の支持団体が19日に指摘したところによると、サンダース氏はニューヨーク州の予備選に「勝つ」という発言を少なくとも27回繰り返していた。同氏はこの2週間、出身地のニューヨーク市ブルックリン区にほぼ泊まり込む態勢で支持を訴えていた。
サンダース氏は19日夜、ペンシルベニア州での演説でクリントン氏の勝利に祝福の言葉を贈る一方、ニューヨーク州の予備選は登録済みの党員に限定した「クローズド」方式だったことが問題だと述べた。この方式のために、同氏は他州で強みを発揮した無党派層から力を借りることができなかった。演説では「現行の方式は間違っている。将来は変更するべきだ」と主張した。

しかし26日に民主党予備選が実施されるペンシルベニア、メリーランド、コネティカット、デラウェア、ロードアイランド各州のうち、無党派層も投票できるオープン方式はロードアイランドのみ。サンダース氏はまたしても同じ問題に直面することになる。
サンダース氏の支持者らはさらに、ブルックリン区の党員登録名簿から昨年秋以降、12万6000人の名前が外されていたとの報道も例に挙げ、ニューヨーク州のレースは不公平だったと訴えている。
CNNの政治評論家によると、サンダース氏が克服できていない根本的な弱点は、黒人票を取り込めないことだという。ニューヨーク州では黒人指導者や関連団体に働きかけ、黒人の歌手や俳優が出演する広告を流したが、支持率を上げることはできなかった。同州でできなかったとすれば、この先の見通しも不透明だと言わざるを得ない。
4.クルーズ氏の長い夜とケーシック氏のピザ作戦
クルーズ氏は19日夜、ペンシルベニア州フィラデルフィアで演説した。ニューヨーク州の結果が出る前のタイミングだったため、同州予備選で3位に終わり、獲得代議員数はゼロという屈辱に言及する場面は避けられた。
ニューヨークのことには何も触れず、「その州出身の候補者が勝つのは当然だ」と、トランプ氏の勝利を暗に受け流した。
クルーズ氏が選んだ演説の場所やタイミングからは、ニューヨーク州での勝利は期待していなかったことがうかがえる。同氏の側近らは事前に、同州で配分される代議員95人のうち、トランプ氏が獲得する人数を90人未満に抑えられれば、それだけでも立派な成果だと話していた。

ケーシック氏はピザ店やデリを回る食べ歩き作戦で、トランプ氏に大差をつけられながらも2位に入り、一握りの代議員を獲得。トランプ氏が狙った「総取り」を阻止した。来週、穏健な郊外の選挙区で代議員を集め、そこから「クリントン氏と闘える唯一の共和党候補」として党大会での決着を目指したい構えだ。

3317チバQ:2016/04/20(水) 20:46:24
5.民主党は活性化、共和党は分断懸念
民主党の指名争いは最近ますます過熱気味で、個人的な非難合戦の様相を呈している。しかし出口調査では民主党員の67%が、この争いは党を活性化させていると回答。逆に党を分断していると答えた人は29%だった。
クリントン陣営の報道責任者は、サンダース氏がレースに残留することは「民主党にとっても米国にとっても非生産的」だと批判する。しかし長期的な目で見れば、民主党員がレースに強い関心を持つことが、本選に向けて党の結束を強める助けとなる可能性もある。
一方、共和党では、指名争いで党が分断されているとの回答が60%を占め、活性化されたとの回答は36%にとどまった。
これは、首位に立つトランプ氏が指名手続きを「不正」と非難し続けているためかもしれない。最終的に候補者が決まった後、党内をまとめるのに手間取る恐れもありそうだ。


http://www.cnn.co.jp/special/us_election2016/#election2016
CNN代議員数集計
共和党
    
全代議員数:2472
トランプ847
クルーズ533
ケーシック148
ルビオ173
カーソン9
ブッシュ4

民主党
    
全代議員数:4765
クリントン1930
サンダース1223
オマリー0
CNN代議員数集計は予備選及び党員集会の結果と、民主党の「特別代議員」及び共和党の「非誓約代議員」に関するCNNの独自調査に基づく

3318チバQ:2016/04/20(水) 21:11:33
http://www.sankei.com/world/news/160420/wor1604200020-n1.html
2016.4.20 18:28
【米大統領選】
クリントン氏、指名獲得へ足踏み状態に歯止め
【ワシントン=青木伸行】クリントン氏は、自身の地盤であり大票田のニューヨーク州で勝利したことで、大統領候補指名の獲得に向け、このところ続いていた足踏み状態に歯止めをかけ、息を吹き返した格好だ。

 クリントン氏はアリゾナ州予備選などが行われた3月22日以降、4月9日のワイオミング州党員集会までの計8州では、1勝7敗と振るわなかった。この期間に獲得した代議員数(特別代議員を除く)も130人にとどまり、サンダース氏の225人を下回っていた。

 潮目を変えるべく、万難を排して臨んだニューヨーク州予備選の結果は、「一連の敗北を払拭する強烈なメッセージ」(アナリスト)になったといえる。26日に行われるペンシルベニア州など東部5州での戦いも、総じてクリントン氏に有利だとみられている。

 米CNNによると、クリントン氏は指名獲得に必要な代議員の過半数(2383人)まで、あと453人に迫った。特に党幹部などで構成する特別代議員では、クリントン氏(487人)がサンダース氏(40人)を大きく引き離したままだ。

 こうした「党はクリントン氏を望んでいる」(ニューヨーク市立大学のデビッド・バードセル教授)という構造を、サンダース氏は「克服できない」(米紙ウォールストリート・ジャーナル)との見方が、ニューヨーク州での勝利によってさらに強まっている。

 著名な政治アナリストのチャーリー・クック氏も「サンダース氏が追いつくことは、途方もなく難しい」とみる。

 サンダース陣営はしかし、「高い支持率を維持し、カリフォルニア州などで勝利を積み重ね、クリントン氏支持の特別代議員を翻意させる」(幹部)と意気込む。全国レベルの支持率はクリントン氏47.7%、サンダース氏46.3%と競っている(リアル・クリア・ポリティクス)。

 これに対し、クリントン陣営は「サンダース陣営の戦略は幻想だ」(幹部)としている。

3319チバQ:2016/04/20(水) 21:12:57
http://mainichi.jp/articles/20160421/k00/00m/030/079000c
米大統領選
次の山場26日 トランプ氏指名獲得も視野に

毎日新聞2016年4月20日 20時28分(最終更新 4月20日 20時30分)
 【ニューヨーク國枝すみれ】米大統領選の共和、民主両党の候補指名争いは19日に投開票があった東部ニューヨーク州予備選で、共和党は実業家ドナルド・トランプ氏(69)、民主党はヒラリー・クリントン前国務長官(68)が勝利した。次の山場は、東部5州の予備選が集中する26日。トランプ氏が今回同様に大勝すれば、一時は困難視された7月の党大会前の指名獲得も視野に入ってくる。

 「勝利者として党大会に乗り込む」。ニューヨークで圧勝した19日夜、マンハッタンの5番街の「トランプタワー」で開いた集会で、トランプ氏は支持者を前に気勢を上げた。

 共和党の指名を獲得するためには、全代議員の過半数を確保することが必要。党主流派はトランプ氏の過半数獲得を防ぎ、党大会での決選投票を狙っているが、トランプ氏が最近、失速気味だったこともあり、その現実味が増していた。

 CNNテレビによると、ニューヨーク州予備選は開票率94%の段階でトランプ氏が60.5%を得票。同州に割り当てられた代議員95人のうち少なくとも89人を獲得する大勝だった。

 26日に予備選が行われるコネティカットやペンシルベニアなど5州でも、トランプ氏は優位な戦いを進める。各種世論調査では、いずれの州でも支持率で2桁のリードを保って首位に立っている。

 19日の米紙ワシントン・ポスト(電子版)は、ニューヨーク州予備選の結果について、「過半数の代議員獲得による指名獲得に一歩近づく勝利だ」とトランプ氏にとっての意味合いを強調した。

 一方、民主党のクリントン氏は開票率94%で57.9%を得票し、バーニー・サンダース上院議員(74)に15.8ポイント差をつけた。3月下旬からの連敗を7で止めるだけでなく、指名獲得に必要な代議員2383人の確保に近づいた。

 クリントン氏は19日日夜にマンハッタンで開いた勝利集会で、「民主党の指名争いは追い込みの段階に入った」と宣言した。

 大敗したサンダース氏だが、19日にペンシルベニア州内で演説し、「(11月の本選では)クリントン氏よりも大きな差をつけてトランプをまかすことができる」と食い下がる姿勢をみせた。

3320チバQ:2016/04/21(木) 06:00:56
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/article/239710
トランプ氏陣営危うい熱気 集会に漂う排斥ムード ニューヨーク州予備選投票始まる
2016年04月19日 23時06分
【バッファロー(米ニューヨーク州)山崎健】米大統領選の民主、共和両党の候補者指名争いは19日朝(日本時間同日夜)からニューヨーク州予備選の投票が始まった。即日開票され同日深夜(同20日昼)に大勢が判明する見通し。大票田での決戦前夜、共和党の首位を走る実業家トランプ氏(69)が開いた同州バッファローの集会は、排他主義的な同氏を象徴するように不穏な空気が漂っていた。

 ハイライトは主役が登場した直後に訪れた。

 支持者に紛れ込み、ステージ近くに陣取っていた「反トランプ」の約20人の若者たちが演説開始とともに抗議の声を上げ始めると、たちまち警備員が押しかけ排除に取りかかった。「やつらをつまみ出せ!」。トランプ氏が叫ぶとアイスホッケー場を埋めた1万1千人以上の聴衆から、この日一番の大歓声が上がる。抵抗する若者たちの大半は手や足をつかまれ、文字通り引きずり出されていった。

 その光景を、3階席にいた記者の後部座席の若者たちは手をたたいて楽しそうに眺めていた。

 異 常

 開会前、会場入り口には約500人の「反トランプ」の人たちが集まり、約50人の警官に監視されながら抗議活動。「この街に憎しみはいらない」「バッファローはイスラム恐怖症にノーだ」。さまざまなプラカードを掲げ「トランプが憎むものこそ愛するべきだ」と入場者に向かってシュプレヒコールを浴びせていた。

 最近、トランプ氏の集会を巡っては各地で支持者と反対者が衝突。地元警察によると、この日も抗議グループの6人が逮捕された。自動小銃を持った警官も配備される異常な警備ぶりが目を引いた。

 約1時間の演説の中でトランプ氏は、聴衆をあおるように、不法移民防止のためにメキシコとの国境に同国のお金で「万里の長城」を建設するという目玉公約について何度も言及。その都度、会場は「私たちは壁が欲しい!」、「USA! USA!」などの大合唱に包まれた。

 会場を占めていたのはほぼ100%が白人だ。中南米からの不法移民に仕事を奪われているとの憤り、50年後には白人が少数派に転じるかもしれないとの不安…。こうした白人の負の感情がトランプ氏の排斥主義的な主張と共鳴してつくり出された会場の一体感には、他の候補者の集会取材では経験したことがない、危うい熱気が感じられた。

 忠 誠

 若い支持者も少なくなかった。2人の友人と来ていた18歳の少年は、トランプ氏の魅力について「彼は自分のお金で選挙をやっているから誰にも操られていない」と話す。「お金持ちに庶民の気持ちが分かると思いますか」と尋ねたら「分かっているさ。だからこんなに支持者がいるんだよ」と自慢げに語った。

 トランプ氏が指名獲得に必要な代議員の過半数を確保できるかどうかは微妙な情勢。7月の党大会の決選投票にもつれ込めば不利になるともいわれる。

 銀行勤務の女性、ジェシカ・シーさん(33)は、壁建設の公約実現には疑問を抱きながら「仮に別の候補が指名候補になっても、本選挙では投票用紙にトランプ氏の名前を書く」と明言。共和党の候補になれなかったトランプ氏が無所属出馬しても「100パーセント支持する」と忠誠を誓っていた。

=2016/04/20付 西日本新聞朝刊=

3321チバQ:2016/04/21(木) 23:00:25
http://www.yomiuri.co.jp/world/20160421-OYT1T50026.html
クリントン氏「決定的勝利」…米大統領選で米紙
2016年04月21日 10時45分
 【ニューヨーク=水野哲也】クリントン氏は19日夜、マンハッタンのホテルに集まった支持者に満面の笑みで「選挙戦は最終段階にあり、勝利が見えてきた」と指名獲得への自信を表明し、大歓声と「ヒラリー・コール」に包まれた。



 特別代議員を含めた獲得代議員数でのサンダース氏との差を700人以上に広げ、「追いつくことはほぼ不可能」(ワシントン・ポスト紙)なリードを築いた。予備選・党員集会の結果に拘束される一般代議員の獲得数でも差は260人に広がり、逆転は困難な情勢だ。

 ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は「予想より多い代議員をもたらした」と分析し、クリントン氏の「決定的な勝利」と伝えた。

 3月下旬以降の予備選・党員集会では8戦7敗で、地元のニューヨークで敗れれば、サンダース氏が勢いづき、予備選・党員集会に縛られない特別代議員での圧倒的なリードも安泰ではなくなる恐れがあった。

3322チバQ:2016/04/21(木) 23:11:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160421-00000000-jij_afp-int
米紙幣に初の黒人 元奴隷女性のH・タブマン、新20ドル札に
AFP=時事 4月21日(木)7時58分配信

米紙幣に初の黒人 元奴隷女性のH・タブマン、新20ドル札に
ハリエット・タブマンの肖像をデザインした20ドル札紙幣の例。「ウィメン・オン・トゥエンティーズ」提供(2015年4月29日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】米財務省は20日、米20ドル紙幣の新たな顔として、元奴隷で奴隷解放運動家のハリエット・タブマン(Harriet Tubman)の肖像を採用することを決めたと発表した。米紙幣にアフリカ系米国人の肖像が使用されるのは初めて。

 ジェイコブ・ルー(Jacob Lew)米財務長官は同日、新たな5ドル、10ドル、20ドルの各紙幣のデザイン上の変更点を発表。新10ドル札には、当初変更が検討されていた米初代財務長官アレクサンダー・ハミルトン(Alexander Hamilton)の肖像が引き続き採用されることが決まった。各紙幣の新デザインは、2020年までに公表される予定だ。

 新たな米紙幣のデザインをめぐっては、女性の肖像採用を求める声が高まり、1年以上にわたりロビー活動や世論調査が続けられていた。

 1849年に奴隷生活から脱走したタブマンは、伝説的な奴隷解放運動「地下鉄道(Underground Railroad)」の運営に携わり、数千人の奴隷の逃亡を助けた人物。新紙幣のデザインをめぐる60万人以上を対象とした調査で、1位を獲得していた。

 当初の計画では、2020年に行われる10ドル札のデザイン刷新で、ハミルトンと共に女性の肖像を採用することが検討され、20ドル札のデザイン変更はその10年後に実施される予定だった。

 だが草の根運動団体「ウィメン・オン・トゥエンティーズ(Women On 20s)」が、米国で女性に参政権が与えられてから100年の節目となる2020年に合わせ、女性の肖像を採用した新20ドル札を発行するよう求める運動を展開。ルー財務長官によると、こうした声に応え、20ドル札の表面にタブマンの肖像を採用し、現デザインで採用されているアンドリュー・ジャクソン(Andrew Jackson)元米大統領の肖像は裏面に移すことが決定した。【翻訳編集】 AFPBB News

3323とはずがたり:2016/04/22(金) 16:26:19
どうなってんだ,カナダは!?
少数民族の迫害とかだと本来は人権スレ相当なんかも知れないけど

2016.3.15 15:00
【世界を読む】
背後から射殺も後ろ手緊縛も「自殺」に…消えた女性は4千人に拡大、カナダ先住民めぐる“闇”深まる
http://www.sankei.com/west/news/160315/wst1603150003-n1.html

 カナダで1200人もの先住民女性が殺害されたり、行方不明になっているとされた事件で、新たな展開があった。被害女性1200人という数字自体が事件の異常性を物語るが、その規模がさらに拡大し、被害女性が4000人に達する可能性があることが判明したのだ。事件の陰には、警察当局のずさんな捜査があったとも指摘されている。ジャスティン・トルドー首相は就任直後の昨年12月、一連の事件について全国調査を開始すると発表したが、先住民女性をめぐる“カナダの闇”は一層深まっており、今春始まるとされる本格捜査に注目が集まっている。

拡大する「悲劇」

 AFP通信によると、トルドー内閣の女性閣僚のひとり、キャロリン・ベネット先住民・北方相は2月16日、殺人事件に巻き込まれた疑いを家族らが訴えていたにもかかわらず、適切な捜査がなされずに「自殺」や「事故死」、さらには「自然死」として処理された先住民女性の数が数千人規模にふくらむ可能性について言及した。

 ベネット氏は「悲劇はさらに拡大している」と語っており、カナダの女性人権団体は、その数を4000人にも達する見込みだと発表している。

 また、警察による事件処理のずさんさも指摘しているベネット氏は、その実例として「後頭部を撃たれて死亡」した女性や、「両手を後ろ手に縛られた状態で死亡」していた女性のケースが、「自殺」と判断され、事件化されていなかったことも明らかにした。

埋もれていた「数字」

 これまで、カナダ連邦警察は過去30年の間に殺害された先住民女性は1049人で、172人の行方が分からなくなっているとしていた。これ自体が驚愕の数字だが、今回、一連の事件の解明を“公約”に掲げていたトルドー政権の発足で、埋もれていた数字が掘り起こされた格好だ。

 英紙ガーディアンによると、カナダの女性全体に占める先住民女性の割合は4%。しかし、殺人事件の被害女性のうち、16%が先住民女性といい、先住民女性が置かれた環境の厳しさは数字からも明らかである。

 AFPが報じたところでは、ベネット氏は今春から開始されるという公式な調査を前に、行方不明者の家族らと面会。その中で、ベネット氏は一連の事件について「犠牲者の多くが自殺や、薬物の過剰摂取、自然死などとして処理された」と述べ、家族が再捜査を望んでいることに理解を示したという。

期待背負う「女性閣僚」

 カナダ国内では、地元紙トロント・スター(電子版)が「『GONE』 MISSING AND MURDERED INDIGENOUS WOMEN」とのタイトルで特集ページを設けるなど、事件への注目度は高い。

 昨年に政権交代を果たしたトルドー政権にとっても、事件の解明は「最優先事項」と位置づけられており、男性15人、女性15人で男女同数が話題となった内閣の中で、ベネット氏はメディアが注目する女性閣僚の1人だ。ベネット氏は連邦議員時代から先住民をめぐる問題などに熱心に取り組んでいたといい、就任時から大きな期待が寄せられていた。

 ガーディアンによると、ベネット氏は先住民女性をめぐる悲惨な事件について「調査にはベストを尽くしたが、正確なデータがないため被害者数の把握は困難」とコメントしたが、事件に取り組む姿勢をこう表現している。「重要なのは被害者数ではなく、愛する者を奪われた家族や、生き残った被害者の声に耳を傾け、具体的な行動をとることだ」。

 調査が進めば進むほど被害者の数はふくらみ、事件の規模は拡大するばかりだが、これまで捜査の目が向けられなかった「コールドケース(未解決事件)」に光があてられ、“闇”の解明が始められるようだ。

3324とはずがたり:2016/04/22(金) 16:34:16
トランプ氏、キャラ変えた?=大統領らしさを意識か―米
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E6%B0%8F%E3%80%81%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E5%A4%89%E3%81%88%E3%81%9F%EF%BC%9F%EF%BC%9D%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%95%E3%82%92%E6%84%8F%E8%AD%98%E3%81%8B%E2%80%95%E7%B1%B3/ar-BBs3A0c
時事通信
1日前

 【ワシントン時事】米大統領選の共和党指名争いの首位を走る不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が暴言を封印し、大統領らしく見せようとしているとの見方が出ている。自身の言動が党主流派を遠ざけ、「トランプ降ろし」に拍車をかけたと反省しているとの見立てだ。

 トランプ氏は19日夜、ニューヨーク州予備選での圧勝を受け、マンハッタンのトランプ・タワーで演説。その際、2位のテッド・クルーズ上院議員(45)をいつものように「うそつきテッド」とは呼ばず、「クルーズ上院議員」と言及した。

 トランプ氏は最近、ツイッターでの悪口も控え、集会で原稿を読む場面も増えている。近く政策に関する演説も予定している。ニューヨーク・タイムズ紙は「別人のようだ」と指摘。ワシントン・ポスト紙は「発言のトーンを抑えるべきだという妻や娘の助言を聞き入れたようだ」と報じた。

3325チバQ:2016/04/24(日) 21:11:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160423-00000048-jij-int
指名獲得の道、なお曲折も=トップ候補2人が反転攻勢-NY州予備選〔深層探訪〕
時事通信 4月23日(土)8時29分配信

指名獲得の道、なお曲折も=トップ候補2人が反転攻勢-NY州予備選〔深層探訪〕
米大統領選の共和党候補指名争いでニューヨーク州予備選に勝利し、喜びのポーズを取るドナルド・トランプ氏=19日、ニューヨーク市(AFP=時事)
 米大統領選の候補者選びのヤマ場となった19日のニューヨーク州予備選は、人気に陰りが出ていた民主、共和両党のトップ候補2人が「地元」の強みを生かして勝利を収め、勢いを取り戻す結果となった。ただ、程度の差こそあれ、2人の指名獲得までの道のりはなお曲折が予想される。

 ◇「決選投票ならトランプ氏敗北」
 「今夜は勝利を祝うが、あすの朝には仕事に戻る。インディアナ州に飛び、ペンシルベニア州に行き、国中に足を運ぶ」。共和党首位の実業家ドナルド・トランプ氏(69)は19日夜、マンハッタンにあるトランプ・タワーで演説し、選挙運動をさらに加速させる考えを示した。

 3月中旬までの30戦で20勝するなど快進撃を続けてきたトランプ氏だが、同月下旬以降は4連敗。数々の暴言が災いし、潮目が変わったとみられていた。しかし、19日は約6割の得票で大半の代議員を獲得。ニューヨーク出身の地の利をてこに反転攻勢に出た格好だ。

 トランプ氏は獲得代議員数で大幅にリード。逆転される可能性はほとんどない。にもかかわらず、代議員上積みに必死になるのは、代議員の過半数を確保できず、夏の党大会で決選投票にもつれ込めば「トランプ氏敗北はほぼ確実」(ワシントン・ポスト紙)との見方が強まっているためだ。

 代議員は1回目の投票では各州の予備選・党員集会の結果に縛られるが、2回目以降は自由に投票できる代議員が増えていく。組織力のあるテッド・クルーズ上院議員(45)はこの2回目以降を見据え、党内の代議員選考で、トランプ氏が獲得した代議員枠に自身の支持者を数多く潜り込ませている。

 トランプ氏は演説で「私たちは勝者として党大会に行く」と述べ、党大会前の過半数獲得に自信を示してみせた。ただ、トランプ氏は最近、決選投票に備え、党則を熟知したベテラン党関係者を登用。水面下では代議員がトランプ氏支持者から電話やメールで脅迫を受けるケースも出ている。

 ◇サンダース陣営、党大会決選の構え
 「わが家に勝る場所はない。ニューヨークの人々はいつも私を支えてくれる」。民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)は19日夜、上院議員時代の地盤だったニューヨーク州を制し、安堵(あんど)の表情をのぞかせた。3月下旬以降の7連敗に歯止めをかけることができたからだ。

 獲得代議員数でのクリントン氏のリードは圧倒的だ。クリントン氏は予備選を通じて確保した「一般代議員」に加え、自由に投票できる「特別代議員」からも多くの支持を得ている。バーニー・サンダース上院議員(74)が追い付くのは「ほぼ不可能」(ポスト紙)との指摘もあるほどだ。

 しかし、サンダース氏は13日の州内での集会で約2万7000人を集めるなど、勢いを維持している。各種世論調査の平均値では、1年前に55ポイント以上あった2人の支持率の差が1.4ポイントまで縮まった。19日は無党派層が参加できない制度に勢いをそがれた面もある。

 サンダース氏の陣営はクリントン氏が一般代議員数で過半数を上回らない限り選挙戦から撤退せず、共和党と同様、夏の党大会で決着をつける構えを見せている。サンダース氏は19日、早くも次の戦いの舞台となるペンシルベニア州に入り、集会で「ここでは勝つ」と必勝を誓った。(ニューヨーク時事)

3326とはずがたり:2016/04/25(月) 14:29:11

2016年 04月 25日 13:29 JST
米共和党のクルーズ氏とケーシック氏、「トランプ阻止」で合意
http://jp.reuters.com/article/usa-election-republicans-idJPKCN0XM08Z

[ワシントン 24日 ロイター] - 米大統領選で共和党候補の指名獲得を目指すテッド・クルーズ上院議員とジョン・ケーシック・オハイオ州知事は24日、指名争いで首位を走る不動産王のドナルド・トランプ氏の指名獲得を阻止するため、今後3州で予定される予備選で互いの票を奪わないことで合意した。

クルーズ陣営は声明で、クルーズ氏がインディアナ州予備選に注力し、ケーシック氏が優勢とされるオレゴン州とニューメキシコ州ではケーシック氏と争わない方針を表明。一方、ケーシック氏は選挙活動のリソースをインディアナ州から引き揚げ、西部州に移すことで合意した。

今後の予備選はインディアナ州で5月3日、オレゴン州で5月17日、ニューメキシコ州で6月7日に予定されている。

3327チバQ:2016/04/26(火) 00:27:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160425-00010761-wsj-int
トランプ氏に託す希望-廃れた炭鉱町の住民たち
ウォール・ストリート・ジャーナル 4月25日(月)12時42分配信

 【ブキャナン郡(米バージニア州)】ジョディ・ボスティックさん(39)が当てにできるものはそう多くはない。

 政府には見捨てられたと思う。地元の炭鉱には何度も解雇され、生活のためにTシャツの店を開いた。大都市のメディアには自分も近所の人も無知同然に扱われている。

 ボスティックさんにとって残された希望は、ドナルド・トランプ氏が大統領になり、その経営手腕を生かしてアパラチア山脈に抱かれたここブキャナン郡に雇用をもたらすことだ。ボスティックさんは「ここは廃れている。住民は仕事を失い、町を去っている」と話す。

 「トランプが勝たなければもっとひどいことになる」。

 先月1日にバージニア州で行われた共和党予備選では、トランプ氏はブキャナン郡で69.7%の票を獲得した。これは同氏がこれまでに記録した郡レベルの得票率で最も高い水準だ。白人の労働者階級が多いブキャナン郡の現状をつぶさに検証すれば、なぜトランプ氏が支持者を勇気づけ、共和党の反トランプ派にとって悩みの種になっているかが見えてくる。

 ブキャナン郡の有権者に話を聞くと、トランプ氏は自分たちの不満を理解している、自分たちのために中央政界の支配層と戦ってくれるという答えが返ってきた。炭鉱はこれからも操業を続けるだろうか、川は氾濫しないだろうか、若者は職探しのためにこの町を去らなければならないのか。こうした不安が渦巻く町で、トランプ氏は住民にとってテレビを通じて何年も前からなじみのある心強い存在なのだ。

 トランプ氏が訴える米国の再生、国境閉鎖、反政府の大衆迎合主義といった主張は他の地域と同様、ブキャナン郡でも共感を呼び、民主党員さえ耳を傾けている。

 女性についてのコメントで紛糾を招いたり中絶や外交政策に関して意見をころころ変えたりしたため、全米レベルでは「トランプ嫌い」も多い。しかしブキャナン郡ではこうした問題はアウトサイダーであることの証拠だとして総じて前向きに受け止められている。

 トランプ氏は多くの民主党員も取り込んだ。郡検察官で民主党員として登録しているジェラルド・アーリントン氏はその理由について、トランプ氏が「住民を代弁しているし、住民になじみのある言葉で話す」と語る。アーリントン氏は共和党予備選でトランプ氏に投票した。共和党の候補に投票したのは初めてだったそうだ。

3328チバQ:2016/04/26(火) 00:27:50
 トランプ氏がブキャナン郡で獲得した票数は1586票。民主党の予備選で勝利したヒラリー・クリントン氏の得票数の3倍に上る。8年前、同郡では圧倒的に民主党が優勢だった。当時の民主党予備選ではクリントン氏が全体の90%に相当する2245票を獲得、得票率9%のオバマ氏に圧勝した。クリントン氏の得票数は共和党予備選勝者の5倍超にもなった。

 ブキャナン郡の多くの住民はオバマ政権の規制のせいで石炭業界が低迷したと受け止めており、トランプ氏なら規制を撤廃し、地球温暖化だと騒ぐ科学者を無視すると考えている。

 トランプ氏が圧勝した上位10の郡には多くの共通点がある。これらの郡は住民の多くが白人で、田舎にあり、南部に位置している。世帯収入や教育水準は全国平均を大幅に下回る一方で、貧困や障害者給付金の受給では全国平均を上回っている。

 ムーディーズ・アナリティクスによると、このうち4つの郡の主要産業が農業で、3つは地方交通の中心地。また、ミシシッピ州タラハチー郡では多くの住民が刑務所で働いている。

 これらの郡の住民は取り残されたように感じてはいるものの、トランプ氏が選挙戦のテーマとして打ち出している移民や対外貿易に頭を悩ませることはない。8つの郡では移民の割合が全国平均を大きく下回っている。中国からの輸入に苦しむ郡はほぼ皆無だ。それどころかブキャナン郡は中国に石炭を輸出しており、貿易の恩恵を受けている。

 昨年10月に本紙とNBCが共同で実施した世論調査によると、トランプ氏の支持者の76%が米国での暮らしに「居心地が悪く場違い」に感じると回答した。一方、共和党員の62%はトランプ氏への投票を検討しないと答えた。

 ブキャナン郡の住民は以前から米国の主流から切り離されていると感じていた。山に囲まれ、アクセントも違う。鉱山の町は常に崩落や爆発の危険にさらされている。ブキャナン郡はバージニア州の最西端に位置するが、地元の人間は「バージニアはロアノークでおしまい」とよく言っている。ロアノークはブキャナン郡から約290キロメートル東に位置する町だ。

 「われわれは煉獄(れんごく)にいるようなものだ」とジェームズ・L・ライフさん(54)は言う。ライフさんは黒いスポーツ用多目的車(SUV)の後ろで売られているトランプ氏のTシャツを買うために地元のウォルマートの近くに車を止めた。「死んでもいないけれど生きてもいない」。ライフさんは鉱山の崩落で生き埋めになったあと、1991年から障害者給付金で暮らしている。

 1970年代には石炭を積んだトラックの往来が激しく、住民は車や窓に積もる粉じんにうんざりしていた。鉱山で現場監督を務めるダニー・スミスさん(53)が1981年に高校を卒業したとき、おじさんは卒業祝いとして鉱山用の長靴とヘルメットを玄関先に置いていったそうだ。鉱山関係者によると、90年代には鉱山の仕事をやめても少し歩けば別の鉱山で仕事が見つかった。石炭会社は競うように凝ったクリスマスパーティーを開いた。

 だが、自動化の進展や市場の落ち込みを受けて、石炭業界の雇用は落ち込んでいる。ブキャナン郡の人口は90年以降27%減少し、現在は2万3000人だ。若者が町を去り、高齢化が進む。 ムーディーズ・アナリティックスの推計によると、インフレ調整後の平均収入は全国平均の半分程度で、95年から変わっていない。社会保障制度の障害者給付を受給する世帯は大卒者がいる世帯のおよそ3倍に上る。

 ブキャナン郡についての著作がある同郡出身の小説家リー・スミス氏は「これも運命」というあきらめと絶望が広がっていると話す。レバイサ・フォーク川沿いにある郡庁所在地のグランディは1929年以降、9回も大洪水に見舞われている。77年の大洪水では商業地区が破壊された。1億7700万ドル(現在の為替水準で約198億円)をかけた復興プロジェクトが実施され、建物は高速道路になった。ウォルマートの出店に向けて山の一部を削って平地が作られた。ウォルマートが開店したのは2011年のことだ。

By Bob Davis and Rebecca Ballhaus

3329チバQ:2016/04/26(火) 00:28:11
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160425-35081746-cnn-int
共和党2候補、反トランプで共闘 一部の州で「すみ分け」
CNN.co.jp 4月25日(月)16時11分配信

(CNN) 米大統領選に向けた共和党の指名争いで、テッド・クルーズ上院議員とジョン・ケーシック・オハイオ州知事の陣営が24日、それぞれ声明を発表し、不動産王ドナルド・トランプ氏を阻止するため、互いに力を合わせると表明した。

声明の中で、クルーズ陣営はインディアナ州に、ケーシック陣営はオレゴン州とニューメキシコ州にそれぞれ焦点を絞ると表明。この戦略の狙いは、トランプ氏に代議員1237人を確保され、指名を獲得される事態を阻止することにある。

全米でトランプ氏優位の状況が続き、党内の反トランプ勢力を結集することもできない現状の中で、クルーズ、ケーシック両氏とも指名を獲得できる見通しが薄れ、今後の予備選や党員集会でこのまま票を分け合う形になれば、結果的にトランプ氏に指名を奪われかねないと判断した。

クルーズ氏の陣営は「共和党の結束と、11月の本選で勝利できる共和党候補の指名のために、我々の陣営はインディアナ州に焦点を絞り、オレゴン州とニューメキシコ州ではケーシック知事に道を譲る」と表明した。

一方、ケーシック氏の陣営は「インディアナ州の予備選は総取り方式を採用していることから、トランプ氏に代議員1237人を取られないためには同州で勝利させないことが不可欠だ」と指摘、「我々の陣営は重点を西部に移し、インディアナ州はクルーズ陣営に譲る」と宣言した。

これまでケーシック氏は地元オハイオ州で1勝を挙げたのみで、指名争いでは他の候補に大きく後れを取っていた。クルーズ氏はトランプ氏に次ぐ2位を保っているものの、安定した勝利は収められずにいる。

ただし両陣営が24日の声明で言及したのはインディアナなど3州のみ。残る大票田のカリフォルニアや、ネブラスカ、ウエストバージニアなどの各州には触れていない。

トランプ氏はニューヨーク州での勝利に続いて北東部の各州でも勝利が予想されている。クルーズ陣営は危機感を強め、ケーシック氏に対して以前から撤退を求めていた。

3330チバQ:2016/04/26(火) 00:28:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160425-35081741-cnn-int
大票田ペンシルベニア トランプ、クリントン両氏がリード
CNN.co.jp 4月25日(月)15時39分配信

ワシントン(CNN) 11月の米大統領選に向けた共和、民主両党の候補者指名争いで、今週予備選が行われる東部ペンシルベニア州では、共和党は実業家のドナルド・トランプ氏が、民主党はヒラリー・クリントン前国務長官がリードしていることが25日までに分かった。NBCとウォールストリート・ジャーナル、マリスト大学が行った世論調査で明らかになった。

調査によれば、共和党候補のトランプ氏の支持率は45%とトップ。テッド・クルーズ上院議員の支持率は27%、ジョン・ケーシック・オハイオ州知事の支持率は24%だった。トランプ氏は、男性有権者や、大学を卒業していない有権者からの支持が高かったが、女性や大卒の有権者からの支持は低かった。

民主党では、クリントン氏の支持率は55%。バーニー・サンダース上院議員の支持率は40%だった。クリントン氏はアフリカ系(黒人)をはじめ、45歳以上の有権者や女性層などからの支持でサンダース氏を上回った。

調査は今月18〜20日に実施。民主党では予備選に参加する可能性のある734人を対象に行い、誤差の範囲はプラスマイナス3.6%。共和党では予備選に参加する可能性のある571人を対象に行い、誤差の範囲はプラスマイナス4.1%。

3331チバQ:2016/04/26(火) 23:15:32
http://www.sankei.com/world/news/160426/wor1604260007-n1.html
2016.4.26 07:53
【米大統領選】
トランプ氏「2人は哀れ」、選挙協力のクルーズ・ケーシック氏を非難 「ビジネスの世界で談合すれば刑務所行き」

 米大統領選の共和党指名争いで、2位のクルーズ上院議員(45)と3位のケーシック・オハイオ州知事(63)が首位の実業家トランプ氏(69)の指名獲得阻止を狙って選挙協力を発表したことに対し、トランプ氏は25日「2人がいかに弱く、あわれであるかをさらした」と激しく批判した。遊説先のロードアイランド州で述べた。

 共和党候補者争いは、クルーズ氏が自力で指名獲得に必要な過半数の代議員1237人を確保することが絶望的な情勢。ケーシック氏は予備選、党員集会を通じて1勝しかしていない。

 トランプ氏は25日の集会で「ビジネスの世界で談合すれば刑務所行きだ。政治はいんちきがまかり通るから、談合が許される」と指摘。指名争いで自分は勝利すると自信を示した。

 トランプ氏陣営は25日、指名争いから撤退したクリスティー・ニュージャージー州知事の選対責任者だったケン・マッケイ氏を陣営に迎えたと発表した。7月の党大会前に代議員の過半数を獲得する戦略や、獲得できなかった場合に党大会で反対勢力が多数派工作を仕掛けることを想定した対策を担当するとみられる。(共同)

3332チバQ:2016/04/26(火) 23:22:59
http://www.sankei.com/world/news/160426/wor1604260034-n1.html
2016.4.26 17:20
【米大統領選】
クルーズ氏、副大統領候補リストにフィオリーナ氏 26日、東部5州で予備選
 【ワシントン=加納宏幸】米大統領選の共和党候補指名を争うテッド・クルーズ上院議員(45)が副大統領候補として米コンピューター大手ヒューレット・パッカード元最高経営責任者(CEO)、カーリー・フィオリーナ氏(61)を検討していることが25日分かった。米ABCテレビが伝えた。

 フィオリーナ氏は同党唯一の女性候補だったが、今年2月に撤退。クルーズ氏への支持を表明した。同氏の選対幹部はCNNテレビに対し、副大統領候補リストにフィオリーナ氏の名前があることを認めた。民主党で指名獲得が有力なヒラリー・クリントン前国務長官(68)と対抗するため女性の支持を得る狙いがあるとみられる。

 共和、民主両党は26日、ペンシルベニア、コネティカット、デラウェア、メリーランド、ロードアイランドの東部5州で予備選を実施。世論調査では、共和党は不動産王ドナルド・トランプ氏(69)、民主党はクリントン氏が優位。共和党の戦いはクルーズ氏らがトランプ氏の勢いを止め、7月の党全国大会で指名候補を選ぶ代議員の過半数獲得を阻止して決選投票に持ち込めるかが焦点だ。

3333チバQ:2016/04/27(水) 21:26:05
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASJ4W2T9QJ4WUHBI00M.html
クリントン氏、指名獲得に自信 サンダース氏は勢い陰り
13:23朝日新聞

 米大統領選の候補者指名争いで、共和、民主の両党は26日、ともに米東部の5州で予備選を行った。

 予備選は両党ともに、ペンシルベニア、メリーランド、コネティカット、デラウェア、ロードアイランド各州で行われた。

 クリントン氏は26日夜、7月の民主党全国大会の舞台となるペンシルベニア州フィラデルフィアで集会を開き、「(共和党との)選挙で勝利するため、我が党をまとめていく」と指名獲得に自信を示した。

 クリントン氏は、予備選・党員集会の結果で選ばれる一般代議員とは別に、党全国大会で投票権が与えられる民主党連邦議会議員ら特別代議員の数でサンダース氏を圧倒。推定の獲得代議員総数は前回まででクリントン氏が1954人、サンダース氏が1241人だった。クリントン氏は今回の勝利で200人超の代議員を上積みする見通しで、推定の代議員総数は指名獲得に必要な過半数の2383人に迫る勢い。残りの代議員数を考慮すれば、指名獲得が濃厚な情勢だ。

 19日のニューヨーク州予備選の前まで7連勝していたサンダース氏は、やや勢いに陰りがみられ、一般代議員獲得数でもクリントン氏にリードを許しており、指名獲得は困難な情勢で、民主党内で撤退圧力も強まっている。ただ、今回はロードアイランド州で勝利したほか、コネティカット州でも善戦。サンダース氏は26日夜に声明で「最後の投票が終わるまで選挙戦を続ける」と宣言した。最終決着は6月以降に持ち越しとなる可能性もある。

3334チバQ:2016/04/27(水) 21:26:31
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160427k0000e030251000c.html
<米大統領選>クリントン氏4州制す…指名獲得近づく
12:53毎日新聞

 【ワシントン会川晴之】米大統領選に向けた民主、共和両党の候補指名争いは26日、東部5州で予備選が実施された。米CNNテレビによると、民主党はヒラリー・クリントン前国務長官(68)が大票田のペンシルベニアとメリーランドを含む4州で勝利。獲得代議員数をさらに上積みし、米国史上初の女性大統領候補指名が濃厚となった。共和党は首位を走る実業家ドナルド・トランプ氏(69)が全5州で圧勝し、党大会前の指名争いの決着に望みをつないだ。

 クリントン氏は26日夜、ペンシルベニア州のフィラデルフィアで「最も多くの代議員を獲得して、ここに戻ってくる」と演説し、指名獲得に自信を示した。民主党大会は7月にフィラデルフィアで開かれる。

 候補指名には、総代議員数の過半数獲得が必要となる。民主党の代議員数は、予備選・党員集会の結果に左右されない特別代議員を含めて4765人。得票率に応じて比例配分される。CNNの推計では26日の予備選の結果、クリントン氏の獲得代議員数は2100人を超し、過半数の2383人に迫った。

 クリントン氏は次回5月3日以降の予備選・党員集会で大敗し続けない限り、指名獲得が確実な状況となった。ただ、ロードアイランド州で勝利したバーニー・サンダース上院議員(74)は26日夜、選挙戦を続けると表明した。

 予備選があった5州は、ペンシルベニア▽メリーランド▽コネティカット▽ロードアイランド▽デラウェア。クリントン氏は3月下旬以後の予備選・党員集会で、サンダース氏に7連敗したが、今月19日に地元ニューヨークで勝ち、勢いを取り戻した。

 共和党は、7月の党大会前に、トランプ氏の代議員獲得数が指名に必要な過半数(1237人)に達するかが焦点になっている。トランプ氏は26日の圧勝で、2位のテッド・クルーズ上院議員(45)との差をさらに広げた。トランプ氏は同日夜、ニューヨークで演説し、「私は自分が指名獲得を確実にしたと思っている」と主張した。

3335チバQ:2016/04/27(水) 21:26:51
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160427k0000e030244000c.html
<米大統領選>党の団結を強調…民主・クリントン氏
12:44毎日新聞

 米大統領選に向けた民主党の指名争いで、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)は26日、予備選が行われた米東部ペンシルベニア州フィラデルフィアで集会を開いた。指名獲得に大きく近づき、「この選挙に勝つため、党を団結させる。米国を互いが助け合う場所に作り上げる」と述べ、本選に向け党内の結束を訴えた。

 クリントン氏は、製造業の不振などで苦しむ人々の生活を引き上げると約束し、「物事を改善し、子供たちにより良い将来をもたらすことが、我々の国家としての核心だ」と強調。それが「フランクリン・ルーズベルト元大統領からオバマ大統領までの民主党の伝統だ」として、自らを「オバマ氏の後継」と位置付けた。また「私を支持することが、党を団結させることになる」とも述べた。

 クリントン氏はここまでバーニー・サンダース上院議員(74)に食い下がられ、指名争いを決着できないでいたが、19日のニューヨーク州予備選の勝利で勢いを回復。この日の5州の予備選に臨み、このうち代議員数で最大のペンシルベニア州などでクリントン氏は有利に選挙戦を展開し、サンダース氏を突き放した。

 医療研究者のクリスティン・ヒンケルさん43)は「彼女は素晴らしい政治家。特に外交問題では、他の候補者と比べものにならないぐらい優れている。これまでの大統領とは違う、女性らしい視点を持った大統領になる」と話した。【フィラデルフィア(ペンシルベニア州)清水憲司】

3336チバQ:2016/04/27(水) 21:27:09
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160428k0000m030073000c.html
<米大統領選>クリントン氏、本選に照準 民主党内結束図る
20:28毎日新聞

 26日に行われた米大統領選の民主党予備選を受け、候補指名が濃厚となったヒラリー・クリントン前国務長官(68)は11月の共和党候補との本選に向け動き出した。

 「この大統領選に勝ち、みんなでよくなる米国を築くためには、我が党は一致団結しなければならない」。26日夜、クリントン氏は東部ペンシルベニア州フィラデルフィアで開いた勝利集会で、本選に向けた党の結束を呼びかけた。

 民主党と共和党はそれぞれ強固な支持基盤を持つ州があり、本選での勝負を決めるのは、選挙の度に勝利政党が変わる「スイング・ステート(揺れる州)」での戦いだ。10州前後あり、クリントン氏はこのうち、既に予備選・党員集会が終わった南部フロリダ、バージニア州や中西部オハイオ州などで今月に入り、政治資金集会を開催。本選への態勢作りを着々と進めている。

 さらに、激化する共和党内の争いを尻目に、自らが主導して対立軸作りを始めている。

 「最低賃金引き上げに反対し、女性の権利は制限。数百万人の移民を送り返し、全イスラム教徒の入国を禁止すると脅している」。地元ニューヨークで快勝した今月19日の演説でクリントン氏は、トランプ氏だけでなく、保守強硬派のテッド・クルーズ上院議員(45)を名指しして、批判した。労働者と女性の権利の向上や多様な社会を志向する自らの主張と、両氏との違いを強調する戦略だ。

 クリントン氏の発言には、本選で両氏のいずれかとの戦いになれば「勝てる」との思いが透けてみえる。政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」は最近、クリントン氏と各共和党候補との一騎打ちを想定した世論調査の平均値をまとめたが、クリントン氏はトランプ氏に8・5ポイント、クルーズ氏には3ポイント差をつけている。

 クリントン氏にとって最大の課題は、「身内」の民主党支持層をどうまとめるかだ。

 クリントン氏が中高年やマイノリティーの支持を得ているのに対し、指名を争うバーニー・サンダース上院議員(74)は若者と白人から強い支持を受ける。また、ウォール街(金融業界)との関係の近さが指摘されるクリントン氏と、「反ウォール街」や格差是正を掲げるサンダース氏の戦いは、「体制派と反体制派」という構図でみられてきた。

 米紙USAトゥデーとサフォーク大学が25日に発表した世論調査では、サンダース氏支持層のうち、同氏が指名を逃した場合に本選でクリントン氏に投票すると答えた人は58%にとどまった。サンダース氏支持層の一部には、クリントン氏への根強い不信感がある。

 26日のクリントン氏の集会に参加した医療研究者のクリスティン・ヒンケルさん(43)は、民主党の指名レースが長引いた理由について、「(クリントン氏が)不正直という評判が立ってしまったため。政治に長く関わった人物はそういう印象を持たれる傾向がある。本選に向け、彼女はもっと正直に見えるよう、振る舞う必要がある」と指摘した。【ワシントン西田進一郎、ロサンゼルス長野宏美、フィラデルフィア(ペンシルベニア州)清水憲司】

3337チバQ:2016/04/27(水) 21:33:08
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160428k0000m030072000c.html
<米大統領選>共和党主流派、トランプ氏優勢で窮地に
20:28毎日新聞

 米大統領選の共和党予備選は、首位を走る実業家ドナルド・トランプ氏(69)の勢いが止まらない。トランプ氏の指名獲得阻止を狙う党主流派は、窮地に追い込まれている。

 26日に東部5州で全勝したトランプ氏。獲得代議員数を988にまで伸ばし、党候補指名獲得に必要な総代議員の過半数の1237人にさらに近づいた。

 クルーズ氏とジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)は24日、「敵の敵は友人」のロジックによる「共闘」で合意。今後の予備選では、クルーズ氏が保守的な中西部インディアナ州(代議員数57人)、ケーシック氏がリベラルな西部オレゴン州(同28人)とニューメキシコ州(同24人)での選挙活動に集中することになった。

 こうした州でのトランプ氏の勝利を阻止し、7月の党大会での決選投票に持ち込むことを狙ったものだ。

 だが、穏健派のケーシック氏と、キリスト教右派を支持基盤に、これまで主流派を攻撃してきたクルーズ氏とでは支持層が異なる。共闘発表後、両氏の支持率は低下。「絶望から出たなれ合い」と両氏を批判したトランプ氏に有権者が同調している可能性もあり、「反トランプ票」がまとまる保証はない。

 党主流派の危機感の最大の理由は、トランプ氏が党候補になった場合、本選で民主党候補に勝てないと考えるからだ。「リアル・クリア・ポリティクス」によると、米国民の64.5%はトランプ氏に否定的で、特に女性の不支持率が高い。

 保守派政治家のスポンサーとして知られる資産家チャールズ・コーク氏は24日放映のABCテレビのインタビューで、トランプ氏の主張は「ナチスを思い起こさせる」と批判。ロン・ポール元下院議員ら、トランプ氏が党候補に指名されても「支持しない」と公言する共和党の重鎮もいる。トランプ氏を巡り、党内の亀裂は深まっているのが現状だ。【ニューヨーク國枝すみれ】

3338チバQ:2016/04/27(水) 21:37:17
http://www.asahi.com/articles/ASJ4W23RZJ4WUHBI009.html
トランプ氏、東部5州で圧勝 代議員過半数へ大きく前進
ワシントン=佐藤武嗣、フィラデルフィア=中井大助2016年4月27日13時27分
 米大統領選の候補者指名争いで、共和、民主の両党は26日、ともに米東部の5州で予備選を行った。

 共和党は、トランプ氏が全5州で得票率を6割前後として、圧勝した。

 トランプ氏を追うオハイオ州のケーシック知事(63)とクルーズ上院議員(45)は、いずれの州でも苦戦。両氏は24日、トランプ氏の指名獲得阻止に向けて協力する方針を確認し、今回が合意後初の予備選となったが、「反トランプ連合」の効果は出ていない。

 トランプ氏は19日のニューヨーク州予備選に続いての地滑り的勝利となり、獲得代議員数を前回までの846人から100人超上積み。他候補との差を広げ、7月の党全国大会前に指名獲得に必要な代議員総数の過半数1237人の確保に向けて大きく前進した。

 同氏は26日夜にニューヨークで記者会見し、他候補が過半数を確保できる可能性はないとして、「私が想定される党の指名候補だ」と強調した。だが、党全国大会前に過半数を確保できるかは、なお不透明だ。党全国大会では1回目の投票で過半数に達する候補がいない場合に決選投票が行われ、党の主流派は決選投票に持ち込んで逆転することを模索している。(ワシントン=佐藤武嗣、フィラデルフィア=中井大助)

3339チバQ:2016/04/28(木) 22:18:32
http://www.sankei.com/world/news/160428/wor1604280031-n1.html
2016.4.28 13:11
【米大統領選】
「相方」にフィオリーナ氏 クルーズ氏の副大統領候補
 米大統領選共和党指名争いで、クルーズ上院議員(45)は27日、自分が党候補に指名された場合の「相方」となる副大統領候補に女性で米コンピューター大手ヒューレット・パッカードの元最高経営責任者(CEO)フィオリーナ氏(61)を選んだと発表した。

 フィオリーナ氏自身も大統領選に出馬していたが2月に撤退し、3月にクルーズ氏支持を表明した。クルーズ氏は指名争いで実業家トランプ氏に大きく後れを取っている。指名されていない段階で副大統領候補を発表するのは異例だが、話題づくりで有権者の関心アップを狙う。

 26日に東部5州であった共和党予備選はトランプ氏が全勝し、代議員総数の過半数獲得に近づいた。過半数獲得阻止を目指すクルーズ氏は来週のインディアナ州予備選に全力を傾けている。(共同)

3340チバQ:2016/04/28(木) 22:23:07
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/reuters-20160428072.html
ハリウッドは民主クリントン氏支持が圧倒的、セレブや経営者も
18:10ロイター

ハリウッドは民主クリントン氏支持が圧倒的、セレブや経営者も
 4月26日、民主党の選挙キャンペーンを支えるドル箱でもある米ハリウッドでは、クリントン氏が圧倒的支持を集めている。俳優ジョージ・クルーニーさん(写真、左は妻)もクリントン氏を支持する一人。ベルリンの映画祭で2月撮影(2016年 ロイター/Stefanie Loos)
(ロイター)
[ロサンゼルス 26日 ロイター] - 米ハリウッドの娯楽産業はリベラルな気風で知られ、民主党の選挙キャンペーンを支えるドル箱となってきた。ただ、今年の大統領選では、候補指名を目指すバーニー・サンダース上院議員による、大手銀行の解体や授業料の無償化といった進歩的な主張はあまり受けが良くないようだ。

一方、より穏健な立場をとるヒラリー・クリントン前国務長官は、集めた政治献金の額でも、支持を表明した大物スターや経営者の顔ぶれでも、圧倒的優位を保っている。

ロイターの3月31日時点の選挙資金分析によると、ハリウッド俳優や映画会社の経営者、映画・TV・音楽業界の関係者は、クリントン陣営や同氏を支援する政治資金団体(スーパーPAC)に対し、少なくとも840万ドルを寄付していた。

さらに今月、俳優ジョージ・クルーニーさんが主催した2つのクリントン氏の資金集めパーティーでは1500万ドル(約16億3500万円)を集めたと報じられている。ペアの入場券は最高35万3000ドルだったという。

サンダース氏に対する3月末時点のエンターテインメント業界からの献金は約100万ドル。また、共和党の指名獲得を争う各候補者は合計で、全体の約5%にあたる46万ドルを集めた。

クリントン氏が支持されるのは、ハリウッドと良好な関係を築いた夫のビル・クリントン元大統領が一因とみられる。民主党の公共政策コンサルタントは「彼はポップカルチャーに心から敬意を表し、高く評価していたし、それを楽しんでいた」と話す。

もう1つの理由は、企業経営者がクリントン氏支持に回ったことだ。ハリウッドの歴史に詳しいスティーブン・ロス氏は、彼らの考え方はリベラルでも、「民主社会主義者」を名乗るサンダース氏のように企業や富裕層を攻撃する候補者を支援することはない、と指摘する。

メディア・エンターテインメントに特化した投資会社、サバン・キャピタル・グループの最高経営責任者(CEO)は350万ドル、米アニメ制作会社ドリームワークス・アニメーション<DWA.O> のCEOと、スティーブン・スピルバーグ監督はそれぞれ100万ドルを、クリントン陣営と政治資金団体に寄付した。

現時点では、サンダース氏の主張に共感するセレブもいるが、ひとたびクリントン氏が民主党候補に指名されれば、ハリウッドは一致団結して同氏を後押しすると予想されている。「サンダース支持派が、手のひらを反して共和党に投票することはないからだ」と専門家は話す。

3341チバQ:2016/04/28(木) 22:29:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160428-00010008-nishinp-int
思わぬ長期戦 指名確実のクリントン氏、弱点露呈 無党派に不評 本選影響も
西日本新聞 4月28日(木)12時32分配信

思わぬ長期戦 指名確実のクリントン氏、弱点露呈 無党派に不評 本選影響も
26日実施の予備選結果
 米大統領選の民主党候補者指名争いは26日、クリントン前国務長官が指名獲得をほぼ手中に収めた。2月1日の初戦、アイオワ州党員集会から約3カ月。予想外の長期戦の中では11月の本選挙でも想定される弱点が露呈した。指名獲得を事実上断念したサンダース上院議員が戦いを継続することは、クリントン氏の「負のイメージ」を有権者に印象づけかねない危険もはらむ。

 「大統領選で勝利するため、私は党を団結させる」。26日夜、ペンシルベニア州フィラデルフィア。当地が舞台の人気映画「ロッキー3」の主題歌「アイ・オブ・ザ・タイガー」とともに登場したクリントン氏は、ようやく決着をつけたと確信した興奮からか、これまで以上に力強いまなざしで聴衆に見えを切った。

 サンダース支持者の約3割が、仮にクリントン氏が指名を獲得しても「本選でクリントン氏に投票しない」と回答したとの世論調査もあるが、党分断克服への決意を示したのだった。

勝負の鍵は「揺れる州(スイングステート)」が握る
 民主社会主義者を自称するサンダース氏は当初、泡沫(ほうまつ)扱いされていた。3月の早い段階で指名獲得を確実にし本選に備える-。クリントン氏陣営はそんなシナリオを描いていた。

 ところが、不公平な社会の是正を愚直に訴えるサンダース氏は、格差に苦しむ若者たちの共感を呼び覚まし熱狂的な支持を獲得。

 同時に浮かび上がってきたのが、申し分のない政治経験を持ち知名度も抜群ながら、最近の世論調査では好感を持っていないと答えた人が6割近くに上るクリントン氏の不人気ぶりだ。

 各地の予備選などの出口調査では判を押したように白人男性、若者、無党派からの支持が低迷。特に無党派から支持を得られなければ本選挙では不利になる。

 米国内の多くの州は、民主、共和両党の色分けが固定化されている。勝負の鍵は無党派層の動向によって選挙の勝者が民主、共和両党で頻繁に入れ替わる「揺れる州(スイングステート)」が握っているからだ。

リベラル路線に引き寄せる狙い
 26日、サンダース氏は勝負を度外視して戦いを継続する考えを表明した。

 もともとサンダース氏は「本気で大統領になろうと思っているのではない」(民主党関係者)と言われてきた。オバマ大統領より保守中道で外交政策ではタカ派の面があるクリントン氏の政治姿勢を、指名争いでの政策論争を通じて、リベラル路線に引き寄せる狙いがあったともいわれる。実際、クリントン氏は国務長官時代に積極的に支持した環太平洋連携協定(TPP)の反対に転じ、自らを「進歩主義者」と表現するなど、立ち位置がリベラル路線に移動してきている。

 しかし決着がついているのに戦いが継続することは資金の浪費を意味する。弱点をさらし続ければ、有権者の印象もさらに悪化するだろう。「共和党候補になるとみられる実業家のトランプ氏を利するだけ」(クリントン氏の選対幹部)と陣営はいら立つばかりだ。

 「なんてすてきな夜なんでしょう」。オバマ大統領との指名争いで敗れた前回の挑戦から約8年。党の指名を確実にし、夫のクリントン元大統領と壇上で抱擁し喜びを分かち合ったクリントン氏だが、勝利の余韻に浸る余裕はない。

=2016/04/28付 西日本新聞朝刊=

3342チバQ:2016/04/29(金) 08:48:04
http://www.asahi.com/articles/ASJ4W7GW9J4WUHBI03R.html
ライバル退かず、続く指名争い 党内分断の米大統領選
フィラデルフィア=中井大助、ハンチントン〈ウェストバージニア州〉=金成隆一、ワシントン=佐藤武嗣2016年4月29日02時11分
 米大統領選の候補者指名争いで、26日に東部5州で行われた予備選の結果、民主党はクリントン前国務長官(68)の指名獲得が濃厚となった。共和党では、実業家のトランプ氏(69)が圧勝し、獲得代議員数を大幅に伸ばした。ともに他候補を引き離してトップを走るが、ライバルが撤退する気配はない。両党がそれぞれ抱える深刻な分断と対立の構図が、最終決着の先延ばしにつながっている。

■逆転困難のサンダース氏「選挙戦続ける」

 26日夜、満面の笑みを浮かべ、支持者の前に登場したクリントン氏は、7月に同じフィラデルフィアで開かれる民主党全国大会を見据えていた。「あなたたちの力で最も多くの票と代議員を連れ、党大会のため再びここに来る。そして選挙に勝ち、党を結束させる」と指名獲得に自信を見せた。

 ライバルのサンダース氏について「不可解なお金を政治からなくすことや、格差是正により力を入れることを要求してくれたことに拍手を送る」。批判は控え、「勝負はついた」と言わんばかりの演説だった。

 クリントン氏は5州のうち4州で勝利。予備選・党員集会の結果で選ばれる一般代議員の獲得数を1600超まで増やし、一般代議員とは別に、党全国大会で投票権が与えられる民主党連邦議会議員ら特別代議員の推計獲得数を加えれば、既に2千人超の代議員を確保。残り14州への割り当て代議員数約1200人のうち2割を獲得すれば、指名を確実にする計算だ。

 陣営の視線は、早くも秋の本選に移りつつあり、米紙ニューヨーク・タイムズによれば、支援する政治団体が7月の党大会前から、共和党候補を攻撃するテレビCMの上映も検討。一方で、陣営はサンダース氏に早期撤退を暗に促している。

3343チバQ:2016/04/30(土) 00:23:26
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160429-00050057-yom-int
クルーズ氏は人の姿をした悪魔…党内から酷評
読売新聞 4月29日(金)18時12分配信

 【ワシントン=黒見周平】共和党の重鎮ジョン・ベイナー前下院議長が、米大統領選の党指名候補争いで2位につけるテッド・クルーズ上院議員(45)を「人の姿をした悪魔」と異例の表現で酷評し、断固支持しない考えを示した。

 ベイナー氏は27日、スタンフォード大学のトークイベントで、クルーズ氏について「私は民主、共和両党に友人がおり、大体誰ともうまくやれるが、あの野郎とは無理だ」と指摘。首位の不動産王ドナルド・トランプ氏(69)は「ゴルフ仲間でメール友だち」と明かし、「トランプ氏が指名を獲得すれば票を入れるが、クルーズ氏には絶対投票しない」と語った。

 クルーズ氏は5月3日のインディアナ州予備選に向け、「反トランプ票」の結集を図っているが、党内から思わぬ攻撃を受けた形だ。

3344とはずがたり:2016/05/03(火) 21:35:35
2016.5.3 20:01
【米大統領選】
インディアナ州予備選、指名獲得へ重大局面 トランプ氏「勝てば終わりだ」
http://www.sankei.com/world/news/160503/wor1605030052-n1.html

 【ワシントン=加納宏幸】米大統領選の共和、民主両党候補指名争いは3日、中西部インディアナ州で予備選が始まった。先行する共和党の不動産王、トランプ氏(69)、民主党のクリントン前国務長官(68)がそれぞれリードを広げて指名獲得の流れを確実にできるかを決める重要な戦いとなる。

 トランプ氏は「インディアナ州で勝てば(指名争いは)終わりだ」と語った。

 米CNNテレビの集計によると、トランプ氏はこれまでに代議員1002人を獲得。指名要件の過半数1237人までは235人だが、同州予備選は57人の代議員が勝者総取り方式に近い形で割り振られるため、勝てば2位のクルーズ上院議員(45)の572人に大きく差を付けられる。

 クルーズ氏はこの予備選を「極めて重要な役割を果たす」とし、3位のケーシック・オハイオ州知事(63)の選挙協力を得て、背水の陣で臨む。ただ、政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」による最近の世論調査平均値ではトランプ氏が約10ポイントリードしている。

 民主党もクリントン氏がサンダース上院議員(74)に対して優勢にある。

3345とはずがたり:2016/05/03(火) 21:49:18

2016.4.30 08:44
【米大統領選】
「反トランプ連合」は機能するか 焦点インディアナ州の知事がクルーズ氏支持を表明
http://www.sankei.com/world/news/160430/wor1604300020-n1.html

 米大統領選の共和党候補者選びを巡り、中西部インディアナ州のマイク・ペンス知事(56)は29日、指名争い2位のクルーズ上院議員(45)を支持すると表明した。同州では5月3日、指名争いの行方を左右するとされる重要な予備選が開かれる。首位の実業家、トランプ氏(69)の勢いを止めたいクルーズ氏にとって追い風となりそうだ。

 指名獲得に向け7月の党大会前に代議員総数の過半数を手中に収めたいトランプ氏に対し、クルーズ氏は3位のケーシック・オハイオ州知事(63)と協力して阻止を狙う。インディアナ州予備選は、クルーズ、ケーシック両氏による「反トランプ連合」が機能するか注目されている。各種世論調査によると、インディアナ州ではトランプ氏が若干優勢だ。(共同)

3346とはずがたり:2016/05/04(水) 10:28:14
>>3343

室橋祐貴 Headshot
Platnews編集長
<米大統領選>トランプよりヤバい?トランプを追いかけるテッド・クルーズとは?
http://www.huffingtonpost.jp/yuki-murohashi/ted-cruz_b_9456482.html
投稿日: 2016年03月14日 16時51分 JST 更新: 2016年03月15日 14時24分 JST

3月15日に「ミニ・スーパーチューズデー」を迎える大統領選だが、共和党は不動産王ドナルド・トランプ氏が1位、それをテッド・クルーズ上院議員、マルコ・ルビオ上院議員が追いかける形となっている。トランプ氏については既に何度も紹介しており(過激な発言が目立つトランプ、実際は何をしようとしているのか?)、「主流派」の期待を集めるルビオ氏についても紹介した(米大統領選、共和党最有力候補マルコ・ルビオとは?)。

では、現在2位のテッド・クルーズ上院議員とは一体どういう人物なのだろうか。詳しく見ていきたい。

華麗な経歴

現在は福音主義の牧師であるキューバ移民の父親と英国系でデラウエア州出身の母親との間にカナダで生まれたクルーズ氏の経歴は輝かしい。

プリンストン大学卒で、この頃からディベートがうまく、大学時代には全米チャンピオンにもなっている。ハーバード・ロースクールではハーバード・ロー・レビューの編集者を務め、優秀な成績で卒業。1999年の大統領選の際にはジョージ・W・ブッシュの政策アドバイザーを務めた。その後、司法副次官などを経て2012年から上院議員となっている。

44歳のルビオ氏に比べると年齢が高く見えるが、まだ45歳と非常に若い。クルーズ氏の妻ハイディ氏は大統領選の準備を始める2013年までゴールドマン・サックスの副社長で、クルーズ氏はエスタブリッシュメントを代表するかのような人物だが、草の根保守「ティーパーティー」やキリスト教福音派からの支持を集めている。

2012年にテキサス州から上院議員に選出された時もティーパーティーの公認候補として立候補した。

過激な政策

こうして見ると、トランプ氏よりも大統領に向いているかのように見えるが、実際はトランプ氏よりも過激だ。テキサス州という信仰心の篤い南部人独特の白人保守主義が体に染みついているクルーズ氏は、政策もその影響を強く受けている。

国民皆保険(オバマケア)や銃規制に反対なのはもちろん、LGBTや妊娠中絶、障害者権利に反対、進化論や地球温暖化も否定している。また、「小さい政府」を目指しているため、エネルギー、商務、教育、住宅都市開発の各省を廃止、税率を一律にして内国歳入庁を廃止することも主張。ウォール街だけではなく、シリコンバレーの富裕層からも支持を集めており、インターネット規制に反対している。

外交に関しても、イスラエルとの同盟強化、イランとの核合意の破棄、ISへの「絨毯爆撃」、自由貿易の推進を掲げており、また、不法移民への反対に関してもトランプ氏と同様に、いやむしろそれ以上に、強く反対しており、10日の討論会では移民対策としてメキシコ国境に壁を造り、国境警備の人員を3倍にし、不法移民への福祉を打ち切ると表明した。

3347とはずがたり:2016/05/04(水) 10:28:34
>>3346-3347

信条が強い分トランプより危険

トランプ氏は実業家であり、いかに「ウケるか」を考えながら発言しているため、今後徐々に穏健的になることが予想されるが、クルーズ氏は信条が強く頑固だと見られている。

1期目であるクルーズ氏の知名度を上げることになったのは、2013年の予算審議で、オバマケアに反対するために行った議事妨害だ。21時間以上にわたって本会議場で演説し、政府機関閉鎖の立役者の一人となった。

こうした非妥協的な姿勢は、共和党からも反感を買っている。また、上下両院で過半数を握り、大統領選に向けて「政権担当能力」を見せつけたかった共和党主流派からも嫌われている。

今後は厳しい戦いに

「スーパー・サタデー」で勝利し、現在2位につけているクルーズ氏だが、今後はキリスト教福音派の支持者が少ない地域も多く、厳しい戦いになると見られている。2月に撤退したヒューレット・パッカードの元CEOカーリー・フィオリーナ氏は先週クルーズ支持を表明したが、フロリダ州が地元のルビオ氏とオハイオ州が地元のジョン・ケーシックオハイオ州知事が15日に勝ち拮抗しない限りクルーズ氏がトランプ氏を抜くのは難しいと思われる。もしくはルビオ氏とケーシック氏が早期に撤退し、「反トランプ派」からの支持を集めるかしかない。

共和党主流派はトランプ氏の指名獲得に必要な代議員の過半数獲得を阻止し、7月の党大会で決選投票に持ち込みたいとしているが、この時点でルビオ氏かケーシック氏が残っていれば反トランプ候補にクルーズ氏が選ばれることはないだろう。実際、クルーズ氏もこの戦略には反対している。

だが、ディベートがうまく、経歴的にもふさわしく見えるクルーズ氏はトランプ氏の影に隠れて過激な発言を取り沙汰されることが少ないが、実際のところその中身は最も過激で危険だろう。

3348とはずがたり:2016/05/04(水) 10:30:55
<米大統領選>共和党2位のクルーズ氏が撤退表明
http://news.goo.ne.jp/topstories/world/862/50907393ee5d36f2220939cd0fc2bfab.html
(毎日新聞) 10:06

 ◇クルーズ氏が撤退表明

 【北米総局】米CNNなどは、3日に行われた米大統領選の中西部インディアナ州予備選で、共和党の候補指名争いで首位を走る実業家ドナルド・トランプ氏(69)が勝利したと報じた。一方、2位のテッド・クルーズ上院議員(45)は同日夜(日本時間4日午前)、選挙戦からの撤退を表明した。

3349とはずがたり:2016/05/04(水) 20:00:53
クルーズ撤退、ヒラリー敗北の衝撃
http://news.goo.ne.jp/article/newsweek/world/newsweek-E169281.html
17:00ニューズウィーク日本版

 3日のインディアナ州予備選の惨敗を受けて、共和党のテッド・クルーズ候補は電撃的とも言える「撤退」を表明した。圧勝したドナルド・トランプ候補は、これによって共和党の統一候補と「見なされる」ことになった。

 それにしても、クルーズ陣営の「崩壊」は多くのアナリストの予想を越えていた。つい1週間前まで、多くの世論調査でリードしていたインディアナでフタを開けてみれば「53%対37%(開票率80%時点)」と大差で敗北したのである。

 理由は4つ挙げられる。

 1点目は「ケーシックとの2位・3位連合」の失敗だ。トランプを「過半数割れ」に追い込むという目的で、オレゴンとニューメキシコではケーシック、インディアナではクルーズに得票を集めるという「協定」を結んだのだがマイナスだった。福音派を中心とするクルーズ支持層と、中道的な現実主義を支持するケーシック支持層は水と油だったのだ。

 2点目は、「副大統領候補にカーリー・フィオリーナを指名した」ことだ。投票日直前になっての発表も唐突なら、いくら「軍事タカ派・社会価値観タカ派」的な言動をしている女性であっても、IT巨大企業の元経営者という人選は、インディアナの庶民感覚とは乖離していた。

 3点目は、ネガティブ・キャンペーンの失敗だ。クルーズ陣営は、一週間に1000万ドル(約10億円強)という巨費を投じて、「トランプ批判」のCMを流し続けた。だが、キャンペーンの結果は、「相手の積極的支持層の団結」を生む一方で「自陣営への嫌悪感の拡散」も伴い、完全な失敗だったと見られている。

 4点目は、ここへ来て「ドル安+株安」という経済の変動が見られたことだ。IT企業などの3月決算も悪く、景気の先行きに重苦しいムードが漂っている。そんな中、「アメリカ第一主義で雇用を再生する」という、トランプのメッセージが驚くほど票を吸い寄せたということが言える。

 それにしても意外だった。ここでのクルーズの「撤退」は、メディアも予想していなかった。そもそも、こんな大差の敗北は誰も予想していなかったが、とにかく展開が急だ。

 投票終了が東部時間の19時で、すぐにCNNなどはトランプに当確を出した。その後、19時半ごろからクルーズ派が集結して、候補者本人のスピーチを待ったが、結局登場までには1時間近くかかった。まず、クルーズの両親が出てきたので、多くの人は「おや?」と思ったのではないだろうか。

 その後、「副大統領候補」だったフィオリーナ氏が出てきて、候補者の紹介をしたあたりでは、もう会場はお葬式状態だった。やがて本人が登場して、両親とハイジ夫人、そして2人の娘達に謝辞を述べたあたりで、いつもなら歓声と拍手が出るはずだが、シーンと静まり返った会場の様子は異様だった。

 そして、1976年に「フォードが過半数の取れない1位」で共和党大会に臨んだ際に「辞退することで、自身の将来への可能性を開いた」レーガンを賛美し、会場がシーンと聞き入ったあたりで「確定」となった。程なくして本人の口から「選挙運動の停止」が宣言されると、会場には落胆のため息が漏れていたが、既に全ては終わっていたという感じだ。

 一部報道によれば、家族ぐるみで本当に「血と汗を」流してきたクルーズとしては、資金も先細りとなる中で燃え尽きたのだという。コンセッション(撤退)演説のムードからもそれはうかがえた。少なくとも、共和党主流派やトランプ派との「取引」で降りたのではなさそうだ。

3350とはずがたり:2016/05/04(水) 20:01:09
>>3349-3350
 さて、直後の現時点で「今後」を占うのは難しいが、以下のことが言えるだろう。

 トランプは直後にスピーチをしたが、相変わらず「子供向けの語彙で、同じことを何度も言う」スタイルで押し、そこには「勝利の歓喜」はなかった。ただし、クルーズの健闘に関しては、そこだけは毒舌を引っ込めて賞賛していた。

 それはそれで、本選を意識しての「トランプ流の作戦」なのだろうが、相も変わらず「同盟国との良好な関係は保つが、応分の負担を求める。世界の警察官といった大盤振る舞いはやらない」ことを念押しし、それが「偉大で強いアメリカ」だと吠えていたことには留意する必要があるだろう。

 一方で、共和党のプレーバス全国委員長が「党の団結」を訴えるツイートを流したことで、トランプが事実上の「統一候補として認知」されたという報道も出ているが、委員長にはそこまでの権限はないので、そこは不透明だ。

 3位のケーシックは当面は選挙戦を続けるようで、少なくとも当夜のうちに撤退することはなさそうだ。一部には、これで争点は「トランプか?アンチか?」にスッキリ絞られたので、カリフォルニアでの逆転勝利と、トランプの過半数阻止に向けて、彼を「最後の砦」とした抵抗が続くという説もある。

 だが、ケーシックにはそこまでの資金力はないだろうし、トランプの「事実上の統一候補」という地位は98%ぐらい確定したと見るのが妥当だろう。残る可能性は、多くの主流派が支持しない中で、党大会も「空席が目立つ」ようになり、上下両院の改選議員が「トランプとの同時選挙」であることを一切無視して自分の議席防衛に必死になるという筋書きだ。共和党内には「大統領はヒラリーでも仕方がない」という声も以前からある。

 しかし問題はそのヒラリーだ。今回のインディアナ州では、民主党も番狂わせとなり「死に体」のはずのサンダースが勝ってしまった。獲得代議員数では大勢に影響はなく、ヒラリーの優位に変わりはないが、イメージとしてヒラリーのダメージは大きい。

 特に、ウェストバージニア州で「これからは再生エネルギーの時代だから、炭鉱は閉鎖、鉱夫という職業も消滅する」と言ったヒラリーのスピーチが「大炎上」した結果、こともあろうに「その鉱夫代表に会って直接謝罪」した映像が全国に流れたのだが、これがかなり足を引っ張ったと言える。クリントン家にしては、珍しいダメージコントロールの失敗だ。

 この失言が「ヒラリーは庶民の雇用には無関心な富裕層代表」というプロパガンダの標的となっている。サンダースが撤退しない限り、この種の批判は続くだろうし、共和党内が「トランプで決まって無風状態に」なる一方で、民主党内の「コップの中の嵐」が各メディアで放映される頻度は高まる。

 トランプ陣営もそこは計算していて、「サンダース支持層」を本選で取り込もうとしている。さすがに11月に投票機で「トランプ」のボタンを押させるのは無理でも、サンダース支持派を棄権に追い込むことは、ヒラリーの票固めをジワジワ崩すことにもなりかねない。

 このインディアナの予備選で、大統領選の風景は大きく変わった。だが、その行き着く先は依然としてまったく不透明なままだ。
<ニューストピックス:【2016米大統領選】最新現地リポート>
≪筆者・冷泉彰彦氏の連載コラム「プリンストン発 日本/アメリカ 新時代」≫
冷泉彰彦(在米ジャーナリスト)

3351とはずがたり:2016/05/05(木) 08:52:54
トランプ氏の共和指名確定=ケーシック氏が撤退表明―米大統領選
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160505-00000020-jij-n_ame
時事通信 5月5日(木)6時38分配信

 【ワシントン時事】米大統領選の共和党候補指名争いで、ジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)は4日、同州で演説し、選挙戦からの撤退を表明した。

 これにより、指名争いに残っているのは実業家ドナルド・トランプ氏(69)だけになり、トランプ氏の指名獲得が確定した。

 ケーシック氏はこれまで地元のオハイオ州でしか勝利していないが、夏の党大会が決選投票にもつれ込めば、主流派の自身に勝機があるとみて選挙戦を続けてきた。しかし、2位のテッド・クルーズ上院議員(45)が3日に撤退を決めたことで決選投票の可能性が事実上なくなったため、撤退を決断した。

3352チバQ:2016/05/05(木) 13:50:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160505-00000007-mai-n_ame
<米大統領選>共和党内、団結遠く 「反トランプ」重い代償
毎日新聞 5月5日(木)9時30分配信

<米大統領選>共和党内、団結遠く 「反トランプ」重い代償
共和党候補指名争いからの撤退を表明したテッド・クルーズ上院議員=インディアナ州で2016年5月3日、AP
 【ニューヨーク國枝すみれ、ワシントン西田進一郎】米大統領選で共和党候補指名を確実にした実業家ドナルド・トランプ氏(69)は3日、「共和党の政治家たちが次々と電話をかけてきて、『トランプ電車』に乗りたいと言ってくる」と胸を張った。だが、これまでの指名レースで中傷や個人攻撃が相次ぎ、党内は深く分断されたままだ。11月の本選に向け、一致団結するのは容易ではない。

 中西部インディアナ州予備選の結果が判明する直前の3日午前、共和党候補者同士の中傷合戦は極限に達した。

 トランプ氏は、ライバルのテッド・クルーズ上院議員(45)を蹴落とすため、クルーズ氏の父親がケネディ元大統領暗殺に関連していると報じたタブロイド紙「ナショナル・エンクワイアラー」を紹介。これに激怒したクルーズ氏は、トランプ氏を「病的なうそつき」で「道徳観念がない男」と酷評した。

 2008年大統領選で共和党指名候補ジョン・マケイン上院議員(79)を支えた側近のマーク・ソルター氏はツイッターで、「共和党はナショナル・エンクワイアラーが正しいと思っている男を指名しようとしている」と嘆いた。さらに「私は彼女の味方だ」と、民主党候補指名が濃厚なヒラリー・クリントン前国務長官(68)を本選で支持する意思を表明した。

 また、トランプ氏に「低エネルギー」と侮辱され、当初は党主流派の有力候補と目されながらレースから撤退した元フロリダ州知事のジェブ・ブッシュ氏(63)も4月下旬のCNNのインタビューで、「トランプ氏が民主党候補を打ち負かせるとは思えない」と指摘。トランプ氏が正式に指名された場合は支持するかとの質問にも、「そうならないことを希望する」と語り、支持を約束しなかった。

 「うそつきテッド」「ちびのマルコ(・ルビオ上院議員)」。他の候補を口汚く攻撃し続けたトランプ氏に拒否感を覚える共和党員も多く、ツイッターで「共和党から無所属に登録を変えた」と報告するケースも出ている。反トランプ候補に投票した共和党支持者の半分が「トランプ氏が指名された場合は本選で支持しない」と回答した調査もある。民主党にくら替えしないまでも、投票に行かない可能性もあり、共和党は厳しい局面に立たされる。

 ◇「道は閉ざされた」 クルーズ氏が敗北宣言

 「私は勝利への道がある限り、戦い続けると言ってきた。今夜、その道は閉ざされたようだ」。共和党のインディアナ州予備選で敗北したテッド・クルーズ上院議員は3日、州都インディアナポリスの集会場でレース撤退を宣言。ドナルド・トランプ氏への支持を呼びかけることもなく、激しい指名レースの傷痕を浮き彫りにした。

 クルーズ氏は南部テキサス州選出だが、インディアナ州は支持母体のキリスト教福音派が強い。指名争いで2位につけるクルーズ氏は正念場とみて、大量の人員と資金を投入した。3位のジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)陣営と選挙協力して「反トランプ票」を一本化する対抗策も講じた。

 これに先立ち、先月26日の東部5州予備選で惨敗した直後には、副大統領候補に元ヒューレット・パッカード最高経営責任者(CEO)のカーリー・フィオリーナ氏(61)を選ぶと発表。指名獲得前に副大統領候補を起用する異例の策で、追い上げを図っていた。

 それでもトランプ氏の勢いを止めることはできなかった。「我々は力を尽くした。だが、有権者は別の道を選択した。長い目で見た米国の将来に大きな希望をかけ、選挙戦を撤退する」。クルーズ氏が敗北を認めると、支持者からは落胆の声があがった。

 昨年3月、有力候補の中で最も早く出馬表明したクルーズ氏。無念さを胸に、指名争いの舞台から姿を消した。【ニューヨーク田中義郎】

3353チバQ:2016/05/05(木) 13:50:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160505-00000043-san-n_ame
米大統領選 議会選へ波及警戒 共和支持層56%「党が分裂」
産経新聞 5月5日(木)7時55分配信

 【ワシントン=加納宏幸】米共和党全国委員会は過去2回の大統領選での敗北を教訓に、女性や中南米系など少数派からの支持拡大に努めてきた。だが、女性や移民への差別発言を繰り返すトランプ氏の指名獲得は、こうした主流派の思惑を覆し、党分裂の引き金ともなりかねない。

 共和党では、2009年頃から顕在化していた保守系草の根運動「ティーパーティー」(茶会)系と議会指導者ら主流派との対立が今回の大統領選で一層悪化。米CNNテレビが3日実施したインディアナ州予備選の出口調査によると、トランプ氏の支持者も含む共和党支持層の56%が「党が分裂した」と答えた。

 トランプ氏は3日の勝利宣言で中南米系、黒人、女性の支持を勝ち取ったと主張した。だが、世論調査では女性の7割がトランプ氏を「好ましくない」と回答し、11月の大統領選に合わせて行われる知事選や上下両院選への悪影響を懸念する声が強まっている。

 そのため共和党系の政治団体では第三党からトランプ氏の対抗馬を擁立したり、両院選で同氏に批判的な候補を後押ししたりすることを通じて共和党が「トランプ党」になることを阻止する動きが出ている。

3354チバQ:2016/05/05(木) 13:51:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160505-00000044-san-n_ame&pos=1
米大統領選 トランプ氏指名確実 「NY対決」地元に熱気
産経新聞 5月5日(木)7時55分配信

米大統領選 トランプ氏指名確実 「NY対決」地元に熱気
米国ニューヨーク(写真:産経新聞)
 【ニューヨーク=上塚真由】米大統領選の共和党候補指名が確実となった不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)と、民主党候補指名が濃厚なヒラリー・クリントン前国務長官(68)はともにニューヨークと深いつながりがある。11月の本選は「ニューヨーク対決」としても注目を集めるのは確実だ。

 全米で最も有名な大都市ニューヨークはこれまで、大統領選で注目を浴びることは少なかった。だが、3日夜にトランプ氏が記者会見を開いたニューヨークの「トランプ・タワー」前にはトランプ氏とクリントン氏双方の支持者が集まり、異様な熱気に包まれた。

 ◆ともに「愛着」強調

 「景気が悪くて米国の中産階級は苦しんでいる。トランプ氏は、エスタブリッシュメント(支配階層)の象徴のクリントン氏には容易に勝つだろう」。キャム・マックスウェルと名乗る銀行員の男性(57)は興奮気味に語った。

 クリントン氏を支持するマリッサ・ドゥケイさん(28)は「トランプ氏は人々の恐怖心をあおっているだけ。クリントン氏に絶対勝ってもらいたい」と祈るように話した。

 トランプ、クリントン両氏はともに地元ニューヨークへの「愛着」を強調する。トランプ氏はニューヨーク市クイーンズ区生まれで、自身が所有するトランプ・タワーに住む。予備選ではリベラルな気風を意味する「ニューヨークの価値観」を懸命にアピールした。クリントン氏はシカゴ郊外の出身だが、ニューヨーク州選出の連邦上院議員を2期務め、今も同州に活動拠点を置いている。

 ◆はや舌戦展開

 戦いの行方について、地元紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は3日、「多くの米国人はクリントン氏を好きではないかもしれないが、彼らはトランプ氏を恐れている」とし、トランプ氏の苦戦を予想する。

 しかし、トランプ氏はツイッターに「11月8日(本選の投開票日)、私はひねくれたヒラリー・クリントンを打ち負かすだろう」とつぶやいてみせた。最近ではトランプ氏が「女性というだけが売り物だ」とクリントン氏を攻撃し、同氏が反論するなど、早くも舌戦を展開している。

3355チバQ:2016/05/05(木) 13:51:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160505-00000020-jij-n_ame
トランプ氏の共和指名確定=ケーシック氏が撤退表明―米大統領選
時事通信 5月5日(木)6時38分配信

 【ワシントン時事】米大統領選の共和党候補指名争いで、ジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)は4日、同州で演説し、選挙戦からの撤退を表明した。

 これにより、指名争いに残っているのは実業家ドナルド・トランプ氏(69)だけになり、トランプ氏の指名獲得が確定した。

 ケーシック氏はこれまで地元のオハイオ州でしか勝利していないが、夏の党大会が決選投票にもつれ込めば、主流派の自身に勝機があるとみて選挙戦を続けてきた。しかし、2位のテッド・クルーズ上院議員(45)が3日に撤退を決めたことで決選投票の可能性が事実上なくなったため、撤退を決断した。

3356チバQ:2016/05/05(木) 13:55:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160505-00000041-san-n_ame
米大統領選 クリントン氏は予断許さず 支配階層への反感…本選は接戦か
産経新聞 5月5日(木)7時55分配信

米大統領選 クリントン氏は予断許さず 支配階層への反感…本選は接戦か
ヒラリー氏とトランプ氏の略歴(写真:産経新聞)
 【ワシントン=青木伸行】民主党の候補指名獲得が確実視されるヒラリー・クリントン前国務長官は、すでに「クリントン対トランプ」を想定し、ドナルド・トランプ氏への「口撃」を強めている。この顔合わせに関する世論調査では、今のところクリントン氏がリードしているが、本選で追い上げられる可能性も指摘されており、陣営にとっては予断を許さない。

 「ロシアと中国は、世界的な同盟網が米国の戦略の強みだと分かっている。同盟に背を向ければ危険なシグナルを送ることになる。米国の安全は損なわれ、世界はより危険になる」

 米国初の女性大統領を目指すクリントン氏はこのところ、以前にも増してトランプ氏の外交政策などを声高に批判している。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」によると「クリントン対トランプ」を想定した最近の各種世論調査の平均では、クリントン氏がトランプ氏を6・2ポイント上回っている。ただ、トランプ氏(41%)がクリントン氏(39%)を逆転した調査結果(ラスムッセン・リポート)もある。

 こうしたことなどから、民主党関係者は「国内に充満する現状への不満を考えれば、本選は接戦になると覚悟する必要がある。トランプ氏を見くびるのは間違いだ」と警鐘を鳴らす。

 クリントン氏らエスタブリッシュメント(支配階層)への反感と、既存政治への批判を背景とするトランプ旋風が、本選でも吹きかねないというわけだ。

 また、政治アナリストのチャーリー・クック氏は「クリントン氏にとり、サンダース氏支持の無党派層などを、いかに糾合するかが課題だ」と指摘する。「クリントン嫌い」は5割以上に上り、足場を固めることが先決だといえる。

3357チバQ:2016/05/05(木) 14:09:26
http://www.sankei.com/world/news/160504/wor1605040038-n1.html
2016.5.4 18:59
【米大統領選】
トランプ氏、差別的言動が党分裂の引き金にも 女性の7割は嫌悪感 共和党、さらなる対抗馬の可能性


 【ワシントン=加納宏幸】米共和党全国委員会は過去2回の大統領選での敗北を教訓に、女性や中南米系など少数派からの支持拡大に努めてきた。だが、女性や移民への差別発言を繰り返すトランプ氏の指名獲得は、こうした主流派の思惑を覆し、党分裂の引き金ともなりかねない。

 共和党では、2009年頃から顕在化していた保守系草の根運動「ティーパーティー」(茶会)系と議会指導者ら主流派との対立が今回の大統領選で一層悪化。米CNNテレビが3日実施したインディアナ州予備選の出口調査によると、トランプ氏の支持者も含む共和党支持層の56%が「党が分裂した」と答えた。

 トランプ氏は3日の勝利宣言で中南米系、黒人、女性の支持を勝ち取ったと主張した。だが、世論調査では女性の7割がトランプ氏を「好ましくない」と回答し、11月の大統領選に合わせて行われる知事選や上下両院選への悪影響を懸念する声が強まっている。

 そのため共和党系の政治団体では第3党からトランプ氏の対抗馬を擁立したり、両院選で同氏に批判的な候補を後押ししたりすることを通じて共和党が「トランプ党」になることを阻止する動きが出ている。

3358チバQ:2016/05/05(木) 18:59:44
http://www.sankei.com/world/news/160504/wor1605040037-n1.html
2016.5.4 18:41
【米大統領選】
「敵」へのレッテル貼りで反ワシントン感情をつかむ トランプ氏の「もろ刃の剣」は対ヒラリー戦をどう戦う?
 【ワシントン=加納宏幸】米大統領選の共和党候補指名争いで不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)がテッド・クルーズ上院議員(45)にとどめを刺したのは「嘘つきテッド」というレッテル貼りだった。「敵」を攻撃することで共和党支持層の心をつかんできたトランプ氏は3日の勝利宣言で党の団結を訴えたが、「融和路線」への変更は11月の本選でもろ刃の剣になりかねない。

 「手ごわく賢明な相手だった」。トランプ氏は3日、ニューヨークの「トランプ・タワー」で勝利宣言し、直前までの攻撃を忘れたかのようにクルーズ氏の健闘をたたえた。

 この日、トランプ氏は自らを支持するタブロイド紙の記事を基に「クルーズ氏の父はリー・ハービー・オズワルドと一緒にいた」とFOXニュースに語った。オズワルドは1963年のケネディ大統領暗殺の実行犯とされる。クルーズ氏が事実無根だとして激しく抗議すると、再び「嘘つきテッド」とののしった。

 最大で17人が乱立した指名争いは、トランプ氏と、ジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)だけが残った。主要候補たちはトランプ氏からの多種多様な攻撃やレッテル張りで次々と脱落していった。


 既存政治家をこき下ろすことで「反ワシントン」の感情を自らへの支持につなげてきたトランプ氏は、民主党の指名獲得が確実視されるヒラリー・クリントン前国務長官(68)を「不正なヒラリー」と呼ぶ。私用メール問題やウォール街からの巨額献金は、クリントン氏にとり本選でのアキレス腱(けん)だ。

 しかし、トランプ氏は勝利宣言でいつもの暴言を控えて、「共和党に団結をもたらしたい」と訴えた。7月の党全国大会の運営をめぐり批判していた党全国委員会のラインス・プリーバス委員長も持ち上げた。

 民主党候補との本選は党と党の総力戦だ。暴言の悪影響を恐れる主流派との融和は不可欠だが、そのために「トランプ節」を封印すれば、これまで獲得してきた支持者の離反を招くことになる。

3359とはずがたり:2016/05/06(金) 09:27:33
何時も冷静な冷泉氏が一寸苛立ちを見せて熱く(十分抑制的だけど)主張されてる。

冷泉彰彦
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
日本は「トランプ外交」にどう対抗したらいいのか?
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2016/05/post-829.php
2016年05月02日(月)09時30分

 先月25日に北東部5州(ペンシルベニア、メリーランド、コネティカット、デラウェア、ロードアイランド)の予備選を、いずれも過半数を大きく超える得票で制覇したドナルド・トランプ候補は、「予備選の勝利は見えた」としてこれからは「本選への準備に入る」ことを宣言しています。

 そうは言っても、「暴言・放言スタイル」をやめて「もっと大統領らしく」振る舞うのかという質問に対しては、「自分はこのスタイルで勝ってきたのだから、変えるつもりはない」と居直っていました。

 それでも、さすがに「まともな政策論議」をしないといけない時期になったと判断したのか、27日には首都ワシントンで「外交政策スピーチ」に臨みました。

 本格的な政策論になるという前評判もあったのですが、フタを開けてみれば中身は相変わらずで、

1)ISIS討滅が最優先。
2)中ロとの関係改善を模索。
3)NATO拠出金は見直す。
4)日本や韓国などの同盟国には対等の防衛負担を求める。

 というワンパターンの繰り返しでした。ちなみに、これは「トランプ・ドクトリン」ではなく、本格的な外交政策については当選後に軌道修正することもあるという但し書きがついていました。ですが、現時点では「薄っぺら」で「非現実的」であることは否定しようがありません。

 ちなみに、以前のニューヨーク・タイムズのインタビューの際に飛び出した、「日本と韓国に核武装を認める」という「政策」には、さすがに国内外から批判の大合唱に囲まれたためか、今回は言及しませんでした。

 それにしても、2000年代以降、大統領の言動や大統領選の論戦などを通じて日本への言及は、少しずつ減っていますが、今回の一連の「トランプ騒動」では、久々に日本がターゲットになっていることにはいつまでも困惑を禁じえません。

 もちろん、トランプの発想法には日本経済が強かった80〜90年代のレトロ感覚が染み付いている、それ以上でも以下でもない、ということは「全く真に受ける必要はない」という態度を取ることも可能です。

 ですが、いかに無責任なものとはいえ、こうした言動が大衆受けしていることは、その世論の奥底に、こうした発言を生み出す土壌がある、そのことは決して無視できないと思います。要するに、アメリカの財政赤字が慢性化している前提で、ただでさえカネがないのに「外国のためにカネを使う」のはやめたい、そんな感情です。


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