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2004年米国大統領選スレ

1デモクラット:2003/12/18(木) 21:19
おりーぶの木さんとの個人メールで話題に上ったので、立てることにしました。
年が明ければ予備選が始まりますし、前近代的な暴力政治を繰り返す頭の悪い現職大統領に天罰が下るかもしれませんし。
大統領選の記事やコメントをご記入くださいませ
(「ご記入くださいませなんて、オーナーを差し置いて申し訳ありません」)。

2245チバQ:2015/01/07(水) 17:32:21
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150107-OYT1T50044.html
ヒラリー氏、女性擁立画策のリベラル派に秋波
2015年01月07日 10時57分

演説するヒラリー・クリントン氏(昨年12月、ワシントンで、AP)


 【ワシントン=今井隆】2016年米大統領選で民主党の最有力候補と目される党内中道派のヒラリー・クリントン前国務長官(67)が最近、リベラル色の強い発言やオバマ大統領への支持を繰り返している。

 クリントン氏に批判的なリベラル派も取り込み、党内の支持を盤石にする狙いがある。出馬表明の時期は、年明け早々とみられていたが、現在は春頃との見方が支配的となっている。

 民主党内リベラル派は内政では所得格差是正を強く訴え、外交・安全保障では反戦平和志向が強い。人権や環境問題にも厳格な姿勢を取る。クリントン氏が、今後党内の支持を拡大するためにアキレスけんとなりそうなのが、ウォール街に代表される金融業界などの大企業と関係が深い点や、外交・安全保障政策で党内ではタカ派と位置づけられている点だ。

 リベラル派は、クリントン氏への対抗馬として「反ウォール街」の旗手として知られる女性上院議員エリザベス・ウォーレン氏(65)の擁立を画策している。ウォーレン氏は大衆を鼓舞する演説に定評があり、当選1回ながら党内で急速に存在感を増している。

 このため、クリントン氏は民主党が大敗した11月の中間選挙後、リベラル派に秋波を送る発言を重ねている。特に、一時は外交・安保を巡って距離を置いていたオバマ氏への支持が目立つ。ただ、リベラル派やオバマ氏への過度の肩入れは、無党派層の離反を招きかねず、今後、支持のバランスに苦労しそうだ。

2015年01月07日 10時57分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

2246チバQ:2015/01/07(水) 17:34:00
http://www.sankei.com/world/news/150107/wor1501070009-n1.html
2015.1.7 09:38

共和主導の米議会が招集 大統領選にらみ応酬

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議会が招集され、宣誓する下院議員ら=6日、ワシントン(AP)
 【ワシントン=加納宏幸】米上下両院で8年ぶりに野党・共和党が多数を握る第114議会が6日、招集され、上院トップ(議長は副大統領が兼務)にマコネル上院院内総務(共和)が就き、下院ではベイナー下院議長(同)が再任された。共和党は同日、オバマ米大統領が難色を示す法案を提出し、ホワイトハウスは大統領拒否権の発動に言及。2016年の大統領選をにらんだ与野党の応酬が始まった。

 共和党は下院(定数435)で戦後最多に並ぶ246議席(247人が当選したが1人が辞職)を確保。オバマ氏との妥協を嫌う保守派25人が議長選挙で「造反」したが、ベイナー氏は3期目を決めた。

 上院では共和党がカナダの原油を米国に運ぶパイプライン「キーストーンXL」建設承認法案を提出。アーネスト大統領報道官は6日の記者会見で「議会を通過しても大統領は署名しないだろう」と述べた。

2247チバQ:2015/01/08(木) 23:22:25
http://mainichi.jp/feature/news/20150109k0000m030021000c.html
米大統領選:共和党ルビオ上院議員43歳「出れば勝てる」
毎日新聞 2015年01月08日 18時28分

 【ワシントン西田進一郎】2016年の米大統領選挙で共和党有力候補の一人と目されるマルコ・ルビオ上院議員(43)は7日、AP通信のインタビューに「立候補を決断すれば、非常に強力な候補者になり、最終的に勝てると思う」と語り、出馬に強い意欲を示した。同党では、ブッシュ前大統領の弟ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(61)が「立候補の可能性を積極的に模索する」と明かすなど、動きが活発化している。
 AP通信によると、ルビオ氏は「勝利を保証することはできない」としつつも「勝つために必要な組織を作り、資金を集めることができる」と強調した。ただ、大統領選に立候補するか、同時に実施される上院選で再選を目指すかは決断していないと話したという。

 ルビオ氏はキューバ移民の両親を持ち、10年中間選挙の上院選で保守強硬派「ティーパーティー(茶会)」の支援を受けてフロリダ州で初当選。当選1回ながら同党のホープとの呼び声が高い。

 ただ、ルビオ氏は、立候補準備を加速させているブッシュ氏と支持基盤が同州で重なる。

2248チバQ:2015/01/08(木) 23:40:04
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2015010802000123.html
米共和党内の対立鮮明 下院議長選、25人が造反

2015年1月8日 朝刊


写真
 【ワシントン=斉場保伸】昨年十一月の米中間選挙で共和党が八年ぶりに上下両院の多数派となった新議会が六日招集され、議長選で共和党幹部のベイナー氏が下院議長に三選した。ただ、保守強硬派の草の根運動「ティーパーティー(茶会)」系を中心に二十五人が造反。共和党内の対立が鮮明になり、波乱含みのスタートとなった。
 ロイター通信によると、議長選で二十五人もの造反が出るのは一八五九年以来の異例の事態。議長選にはベイナー氏のほか複数の茶会系議員が出馬した。戦後最多議席に並ぶ下院共和党二百四十六人のうち、ベイナー氏に票を投じたのは二百十六人にとどまった。
 要求を通すためなら予算編成を人質に政府機関の閉鎖に追い込むことも辞さない茶会系議員にとって、オバマ大統領や民主党との妥協の道を探る現実路線のベイナー氏は手ぬるいと評価されており、その不満が露呈した格好だ。
 議長選出後あいさつしたベイナー氏は「党派対立による政治の停滞を打破するためにエネルギー関連や雇用問題で共和党の政策に協力するようオバマ氏に求めていきたい」と述べ、オバマ氏に譲歩を求めていく考えを示した。
 ただ、このエネルギー問題で米政権は共和党が重要課題として掲げるカナダと米メキシコ湾をつなぐ原油パイプライン「キーストーンXL」の建設法案に対してオバマ氏が上下両院を通過した場合は拒否権を発動する方針と六日表明。対立の火種が鮮明になりつつあるのが実情だ。
<米議会> 上院(定数100、議員任期6年)と下院(同435、同2年)で構成される米国の立法府で会期は2年。共和党が大勝した昨年11月の中間選挙の結果を反映する新議会は、第114議会と呼ばれる。上院議長は副大統領(現在は民主党のバイデン氏)が兼任する。共和党は上院でも過半数の54議席を占め、トップはマコネル院内総務。 (共同)

2249チバQ:2015/01/09(金) 19:27:10
http://www.sankei.com/world/news/150109/wor1501090027-n1.html
2015.1.9 13:03

フォアグラ禁止法は違憲 米加州、提供再開の動き






米サンフランシスコのレストランで、パンに塗られるフォアグラ=2012年7月(AP)
 米ロサンゼルスの連邦地裁は8日までに、高級食材として知られるフォアグラの生産や販売、レストランでの提供を禁止していたカリフォルニア州の州法を違憲だと判断した。ロサンゼルス・タイムズ紙によると、レストラン業界では早くもフォアグラをメニューに復活させる動きが出ている。

 ガチョウやカモの肝臓が原料のフォアグラは、鳥に大量の餌を強制的に食べさせるのが主な製法。動物愛護団体などの「残酷だ」とする批判をきっかけに、2004年のシュワルツェネッガー知事時代に禁止法が成立、12年7月から施行されていた。

 同連邦地裁は7日、この州法が、家禽類の取り扱いを規定する連邦法を妨げていると判断した。(共同)

2250チバQ:2015/01/09(金) 19:31:37
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2015010902000247.html?ref=rank
「名前載せるな」政治家が圧力 反撃社説に名前を28回

2015年1月9日 夕刊


 【ワシントン=共同】私の名前を許可なく載せたら訴える−。地元政治家に圧力をかけられた米東部メリーランド州の地方紙が、逆にこの政治家の名前を二十八回繰り返す社説を掲載するなど報道の自由を盾に抗戦し、全面降伏に追いこんだ。米主要メディアが八日伝えた。
 同州フレデリック郡で公職を務める共和党のカービー・デローター氏は、地元紙フレデリック・ニュースポストに自分のことが書かれたと腹を立て、今後自分の名前を勝手に書いたら訴訟を起こすと宣言した。
 デローター氏は選挙で選ばれた公人。同紙は「前代未聞」と反発、六日には名前を伏せて同氏をどう表現するかを真剣に考える社説を掲載した。ユーモアと皮肉が詰まった記事には「カービー・デローター」と連呼する表題を含め、フルネームを二十八回織り込んだ。
 両者の対立はソーシャルメディアを通じて全米の関心を集め、デローター氏への批判が高まった。同氏は七日、報道の自由を侵害し「不適切で間違っていた」と謝罪、白旗を揚げた。

2251チバQ:2015/01/09(金) 21:40:04
http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_all&k=20150109032227a
賃金が上がらない、好調な米経済に置き去りの労働者


【ワシントンAFP=時事】好調な米国経済における矛盾の一つとして指摘されているのが、失業率が6年ぶりの低水準に低下しているにもかかわらず、労働者の平均賃金がほぼ横ばいになっていることだ。(写真は米ニューヨークのタイムズスクエアで自由の女神像に仮装して観光客からの寄付を募る男性)
 この異常な現象を受けて、2008〜09年の景気後退からの米経済の回復は、十分に強いものだと本当に言えるのだろうかとの疑問が上がっている。
 失業率は現在、2009年の10%から大幅に改善して5.8%にまで下がっており、理論的には賃金が上昇するはずだ。雇用可能な労働者が減少することで、雇用主は賃金上昇を強いられるからだ。
 だが現実には実質賃金はほぼ横ばいとなっている。
 米連邦準備制度理事会のジャネット・イエレン議長は昨年8月、「現実には、賃金はほぼ横ばいで、労働生産性の向上率よりも上昇率が低い」と述べていたが、この傾向はその後も変わっていない。金融危機以前の2007年、年間賃金上昇率は3.9%だったが、昨年11月の同上昇率はわずか2・1%だった。
 サンフランシスコ連邦準備銀行の調査によると、2014年11月までの1年間で賃金上昇がなかった労働者は15%で、これも2007年の同12%よりも悪化していた。
 米ホワイトハウスも昨年12月、失業率の改善を歓迎する一方で、「賃金をいっそう上昇させ、雇用の質と賃金上昇に関わる長年の問題を解決するため、さらに多くの取り組みが必要だ」と述べ、この問題を指摘していた。
 実際、恒常ドルベースでみると、現在の平均時給20.67ドル(約2500円)は、1964年の19.18ドル(約2300円)をわずかに上回っているに過ぎない。
 特に深刻なのは賃金が最低水準の労働者層だ。米調査機関ピュー・リサーチ・センターの調査によると、賃金の最も低い10%の労働者層の週当たりの実質賃金は2000年以降、3.7%縮小していた。一方で、賃金が最も高い層の賃金は9.7%増加していた。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2015/01/09-14:53)

2252とはずがたり:2015/01/10(土) 08:50:14
米高官、21日にキューバ訪問…外交樹立も議題
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150109-OYT1T50122.html?from=ycont_navr_os
2015年01月09日 19時14分

 【ワシントン=白川義和】米国務省のサキ報道官は8日の記者会見で、ジェイコブソン国務次官補(西半球担当)が21、22日にキューバを訪問すると発表した。

 キューバから米国への移民問題に関する定期協議が主目的だが、サキ氏は「外交関係の樹立も当然、議題となる」と語った。

 米国とキューバが先月、国交正常化交渉の開始で合意して以来、初の公式協議となる。両国は1961年から断交しており、米次官補のキューバ訪問は長く行われていなかった。相互の首都への大使館開設やビザ発給など、国交正常化に向けた実務面の懸案が協議されるとみられる。

2015年01月09日 19時14分

2253チバQ:2015/01/13(火) 22:00:16
http://www.sankei.com/world/news/150113/wor1501130001-n1.html
2015.1.13 06:00
【アメリカを読む】
四分五裂の米議会 大統領候補たちの皮算用





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概ね今年9月までの予算法案を上院が可決した後、連邦議会議事堂で記者に囲まれる共和党内強硬派のテッド・クルーズ上院議員。民主、共和両党ともに強硬派が存在感を増す中、米議会の審議は、一寸先は闇の状態が続いている=2014年12月13日、ワシントン(ロイター)
 米議会の分裂状態が複雑さを増している。これまで注目されてきたのは専ら民主党と共和党の対立と、共和党内の穏健派と強硬派との対立だったが、昨年12月の予算法案審議では、これまで一体感を維持してきた民主党内の対立にも焦点が当たった。2016年の大統領選を控え、両党の大統領候補たちは弱気な態度を示すことができない状況がますます強まるという事情もあり、15年も移民制度改革や金融規制緩和をめぐる党内対立が繰り返されそうだ。

民主党内の対立にも焦点

 「予算法案にはウォール街を利するためだけの危険な条項が紛れ込んでいる」。民主党のエリザベス・ウォーレン上院議員(65)は昨年12月12日の上院での予算審議で、予算法案への反対論をまくしたてた。

 ウォーレン氏が批判したのはリスクの高い金融派生商品(デリバティブ)取引に関する金融機関への規制を緩和する条項。本来、予算とは関係のない措置だが、共和党が予算法案に付随させることでどさくさ紛れの成立を狙ったものだ。ウォーレン氏はリスクの高い取引に手を出した金融機関が破綻すれば、税金で救済せざるを得なくなると論陣を張った。

 ウォーレン氏はこれまでも金融機関批判を展開して喝采を浴び、大統領候補としても名前が挙がる。ただし予算法案は民主党のハリー・リード院内総務(75)ら指導部が暫定予算の期限切れによる政府機関閉鎖を回避するために共和党指導部と合意した内容とあって、ウォーレン氏は民主党指導部に公然と反旗を翻した形になった。

無視できない強硬派

 一方、共和党内ではテッド・クルーズ上院議員(44)が予算法案に反対する姿勢を鮮明にした。クルーズ氏は13年秋の予算法案審議でも予算法案の採決を認めずに政府機関閉鎖の一因を作った「常習犯」。米議会ではクルーズ氏ら「右の強硬派」とウォーレン氏ら「左の強硬派」が存在感を増している形だ。

 実際、13日の予算法案の採決では、民主、共和両党ともに4割の議員が反対に回った。反対票を投じたなかには、ウォーレン氏やクルーズ氏のほか、共和党内で大統領候補に名前が挙がるランド・ポール上院議員(51)、マルコ・ルビオ上院議員(43)らも含まれている。また民主党と連携する無所属で、大統領選出馬の可能性を明言しているバーニー・サンダース上院議員(73)も反対した。

2254チバQ:2015/01/13(火) 22:00:36
 これらの大統領候補には強硬派を無視できない事情がある。大統領候補にとって党内の予備選を勝ち抜くためには強硬派の支持を得ておくことが重要なうえ、大統領選の本選の段階でも強硬派からの強い支持を得ることができていれば、対立候補との競り合いで有利になることも明らかだ。16年の大統領選に向けた動きは年明け以降活発化する見通しで、大統領候補たちはますます態度を強硬化させる可能性がある。

秋に政府機関閉鎖危機も

 今回成立した予算法は15年9月まで大半の政府機関が運営できるだけの歳出を認める一方で、移民制度を管轄する国土安全保障省分だけは2月27日までの暫定予算とされた。1月からの議会では、バラク・オバマ大統領(53)が議会を回避して進める移民制度改革の形骸化を狙って、共和党内の強硬派が国土安全保障省の予算の見直しを求めることは確実だ。

 しかし1月から上下両院で多数派となる共和党も上院での議事進行妨害(フィリバスター)を阻止できる60議席には届いておらず、民主党の同意なしでは予算を通すことはできない。このため米政治アナリストは「共和党指導部は国土安全保障省分の予算をスムーズに成立させて統治能力を示したいところだが、引き続き共和党内の強硬派と民主党との板挟みになる」と指摘する。

 また、春から始まる2016会計年度(15年10月〜16年9月)の予算審議でも、共和党が再び金融規制の緩和を盛り込めば、ウォーレン氏らは反発を強める公算が大きい。しかし今回、金融規制緩和を容認したリード氏には、資金集めのためにはウォール街を袖にしたくないという思惑も見え隠れする。さらに民主党の大統領候補として最有力視されるヒラリー・クリントン前国務長官(67)はウォール街との関係の深さで有名だ。

 15年秋には民主党の強硬派が震源地となって政府機関閉鎖の危機が広がり、民主党指導部が頭を悩ませる可能性もある。予算をめぐる米国議会の確執は一寸先は闇の状況が続きそうだ。(ワシントン支局 小雲規生)

2255チバQ:2015/01/13(火) 22:02:20
http://www.sankei.com/world/news/150113/wor1501130023-n1.html
2015.1.13 10:22

共和党のライアン下院歳入委員長が出馬断念 16年大統領選

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ポール・ライアン氏=7日、ワシントン(AP)
 【ワシントン=加納宏幸】2016年の米大統領選への出馬が取り沙汰されていた共和党のポール・ライアン下院歳入委員長は12日、「熟慮の結果、立候補しないことを決めた」とする声明を発表した。ライアン氏は12年大統領選に出馬したミット・ロムニー元マサチューセッツ州知事の副大統領候補。ロムニー氏は最近、支持者に再出馬の検討を表明した。

 ライアン氏は周囲から出馬を促されていたことを認めた上で、歳入委員長として「保守としての解決策を示し、大統領候補が共和党を勝利に導くのを助ける」ことに専念するとした。

2256チバQ:2015/01/13(火) 22:03:39
http://www.sankei.com/world/news/150113/wor1501130013-n1.html
2015.1.13 16:00
【複眼ジャーナル】
黒人社会の恨み積もる米社会





(1/3ページ)
 米国との国境に近いカナダのウィニペグ市で、「本物の海賊」と銘打った展示会が開催された。2014年夏まで米西岸サンディエゴ市の自然史博物館にて人気を博した催しだ。

 米北東沿岸で引き揚げられた18世紀初頭の海賊船とその積み荷を陳列し、海賊の生活を紹介する内容。とりわけ、「モトリー・クルー(寄せ集め集団)」と海賊が呼ばれた理由を念入りに考証している。

 いわく、当時の海賊は、大西洋を航行していた奴隷船を襲って海賊船に改造していた。襲撃後は奴隷を乗員として編入するだけでなく、インディアンなど陸地では行き場のない人種を日常的に登用し、「自由で差別のない平等社会」が船内で営まれていた。

 北米を巡回する歴史展で、無法者だった先人の「良識」を強調するのはなぜか? 「米国人の後ろめたさ」(自然史博物館の館員)が背景にあるのだ。

 ハーバード大学などによると、17〜19世紀にかけて、米国に連れて来られた黒人奴隷の数は約65万人。奴隷搾取が富国の土台だったわけだが、奴隷の子孫たちが法的な差別から解放されるのは、公民権法が制定された1964年まで待つ必要があった。

 「増加する収監者」。米国の刑法学者の間では最近、こんな題名の報告書が話題になっている。年に800億ドル(約9兆4300億円)規模とされる犯罪者の収監費用に悲鳴を上げた司法省が、全米研究評議会の専門委員会に調査を委託した。

 報告書によると、刑務所に収容されている米国人は大恐慌から70年代までは1000人に2人ほどの割合だったのだが、70年代から急伸し、直近は同7人超に上昇した。絶対数も過去40年間で7倍増だ。

 60〜70年代に犯罪率が上昇したこともあるが、「裁判官に裁量の余地を与えず、形式的な手続きを強化することで禁錮刑の割合が増えた」(同報告書)。問題は、「再犯率の低下につながっていないうえ、人種間で偏っている点」(報告書を編集したジェレミー・トラビス委員長)にある。

 受刑者の人種構成をみると3分の1以上が黒人である。人口構成では10%強しかいないわけだから、平均的な米国人に比べて、黒人は3倍の確率で刑務所に行きやすい。

 黒人が低所得者層に集中していることもあるが、2000年時点で、父親が刑務所に行った子供の数は210万人と80年比で6倍に増えている。「数字の中心は黒人で、親が刑務所に行くと子供も行く確率が上がる」(トラビス氏)

 黒人層で受刑者の拡大再生産が起きているのだ。調査報告書は明示しないが、理由の一つとして、ニューヨーク市立図書館の黒人文化調査センター部長を務めるカリル・モハマッド氏は、米国に残る社会的な黒人差別を示唆する。

 米国では、移民が増えて20〜50年代にも犯罪率が上昇した時期があったが、政府は実刑率を上げる裁判手続きに踏み切らなかった。「当時の移民が欧州からの白人中心だったから」とモハマッド氏はうがった見方だ。一方で、黒人による公民権運動が高まると、手続きが厳格化された。

 昨年11月24日夜。黒人が多く住むニューヨーク・ハーレムの飲食街では、ミズーリ州ファーガソン市で白人警察官が丸腰の黒人青年を射殺した事件を報道するテレビの前で、住民からため息が出た。大陪審が警察官の不起訴を決めたのだ。

 米国では警官が発砲できる要件が比較的緩い。殺人罪などを適用するには至らないとの結論だが、並大抵の説明では、ルサンチマン(恨み)が積もりに積もった黒人社会を納得させることはできない。(ニューヨーク駐在編集委員・松浦肇)

2257名無しさん:2015/01/14(水) 21:05:48
http://www.sankei.com/world/news/150114/wor1501140034-n1.html
2015.1.14 15:41
【次期米大統領選】
クリントン氏、早くも選対本部“組閣” 助言役にポデスタ氏、トップ就任か






クリントン前米国務長官(左、AP)とジョン・ポデスタ氏
 米民主党のクリントン前国務長官が2016年次期大統領選の立候補に向け、選挙陣営幹部の人選を本格化させ始めた。党の大物やオバマ大統領の元陣営幹部らの名前が挙がり、出馬表明を待ち切れないメディアの間では報道合戦も佳境に入っている。クリントン氏は着々と態勢を固めているもようだ。

 ウォールストリート・ジャーナル紙は13日、オバマ氏の顧問を務める民主党の大物、ジョン・ポデスタ氏が2月でホワイトハウスを去り、クリントン氏の助言役を引き受けると報じた。

 ポデスタ氏はクリントン氏の夫であるビル・クリントン元大統領の2期目に大統領首席補佐官を務め、党内に強い影響力を持つ。選挙対策本部のトップに就任するとの観測が広がっている。

 クリントン氏は優位とみられていた08年の大統領選予備選で、オバマ氏に敗れた。陣営内部の対立が敗因の一つに挙げられている。(共同)

2258チバQ:2015/01/20(火) 00:34:12
http://www.sankei.com/world/news/150119/wor1501190012-n1.html
2015.1.19 09:11

米副大統領宅近くで発砲 バイデン氏夫妻は外出中 デラウェア州






発砲事件のあったバイデン米副大統領の自宅近くの幹線道路に駆けつけた安全保障当局者=18日、米デラウェア州(AP)
 バイデン米副大統領の米東部デラウェア州にある自宅近くで17日夜、複数の発砲があった。バイデン氏夫妻は当時、外出しており無事だった。米主要メディアが18日、シークレットサービス(大統領警護隊)の話として一斉に伝えた。

 米メディアによると、17日午後8時25分ごろ、デラウェア州ウィルミントン郊外にあるバイデン氏の自宅から数百メートル離れた幹線道路付近から複数の銃声がし、車両が猛スピードで逃走するのを警護隊員が目撃した。けが人はいなかったもよう。

 同宅を狙った発砲だったかは不明。地元警察とシークレットサービスが連携して捜査している。バイデン氏は通常、ワシントンにある副大統領公邸を拠点に公務に当たっているが、AP通信によると週末はデラウェア州の自宅で過ごすことが多いという。(共同)

2259チバQ:2015/01/20(火) 20:36:04
http://www.sankei.com/world/news/150115/wor1501150024-n1.html
2015.1.20 15:00
【アメリカを読む】
ヒスパニック贔屓大統領候補「ブッシュ弟」が抱える“ジレンマ”





(1/4ページ)

米ワシントンでの会合で発言するジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事。次期大統領選に向けて、共和党支持者の間ではブッシュ氏への期待が高まっている=2014年12月1日(ロイター)
 2016年の大統領選出馬を「積極的に探る」としてきた共和党のジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(61)が、新年の訪れとともに本格始動した。ネット上での発信も活発化させており、6日には自らのフェイスブックで政治資金の受け皿となる政治活動委員会(PAC)の設立を発表した。

ヒスパニック票

 「ブエノス・ディアス(こんにちは)。本日、PAC『向上する権利』を設立しました」

 ブッシュ氏はニューヨークの街角を歩きながらスペイン語で設立趣旨を説明する動画をフェイスブックに投稿した。流(りゅう)暢(ちょう)なのには理由がある。コルンバ夫人(61)はメキシコ出身。高校時代のブッシュ氏が交換留学でメキシコに滞在し、英語を教えていたときに知り合った。

 次期大統領選では、全米の総人口の約17%を占め、黒人を抜いている「最大のマイノリティー(少数派)」、ヒスパニック(中南米系)が動向を左右する。ブッシュ氏の経歴が、大統領選でプラスに働くことは間違いないだろう。

 特に、フロリダ州には伝統的に共和党を支持してきた全米のキューバ系移民の7割が集中している。大統領選の大票田であるフロリダ州は、民主、共和両党への支持が選挙のたびに揺れ動く「スイング・ステート(揺れる州)」でもあり、ここで知事を務めたことはブッシュ氏の利点となる。

「大きな政府」を求めるか

 12年大統領選の共和党候補、ミット・ロムニー元マサチューセッツ州知事(67)が「16年」への意欲を見せ始めたことで指名争いが面白くなりそうだが、共和党支持層の間ではブッシュ氏への期待が一気に高まっている。

 昨年12月、ブッシュ氏が出馬検討を表明した後に米CNNテレビと調査会社ORCインターナショナルが行った世論調査によると、共和党支持層のブッシュ氏への支持は前月の14%から23%に上昇し、2位のクリス・クリスティー・ニュージャージー州知事(52)の13%を大きく引き離した。

 保守色の強いマイク・ハッカビー前アーカンソー州知事(4位)、ランド・ポール上院議員(5位)、テッド・クルーズ上院議員(8位)は軒並み支持率が低下していた。

 ただ、「穏健派」の顔が共和党における大統領候補の指名争いでマイナスになる可能性もある。同じ調査ではブッシュ氏を支持しない理由の上位に、不法入国問題への対応の甘さ(42%)、知事時代の州政府支出の増加(40%)が上がった。不法移民の取り締まり強化や「小さな政府」は強硬な保守派が求める政策である。

 「大統領予備選では穏健派と保守派のどちらに共和党を導いてもらいたいかを有権者が選ぶ。支出を増やし、増税する候補者を求めるかどうか。それは時間がたてば分かるだろう」

2260チバQ:2015/01/20(火) 20:36:27
http://www.sankei.com/world/news/150115/wor1501150024-n3.html

 強硬派の保守系草の根運動「茶会(ティーパーティー)」が推すポール氏は最近、保守系ネット・メディア「ブライトバート」のインタビューでこう述べた。ブッシュ氏を意識した発言であることは明らかだ。

分裂の芽は消えず

 昨年11月の中間選挙に先立つ共和党の予備選では茶会系の退潮が伝えられたが、上下両院で共和党が過半数を握る新議会で反乱が起きた。6日の下院議長選でジョン・ベイナー氏(65)の再選を阻止しようと25人がベイナー氏以外に投票したのだ。医療保険制度改革(オバマケア)などでのバラク・オバマ大統領(53)との融和的な姿勢に不満を表明したのだ。ワシントン・ポスト紙(電子版)によると、これほどの造反が出たのは1860年以来だという。

 今回の造反劇のバックには、茶会系を資金面で支える団体「フリーダム・ワークス」の存在があった。全米に670万人いるとされる草の根の活動家に対し、新議員に電話、メール、ソーシャル・メディアを通じて造反を働きかけさせたと報じられている。失敗に終わったが、路線対立はくすぶっている。

 世論調査会社ギャラップの最新の調査によると、自らを無党派と考える米国人は過去最高の43%に上った。

 ブッシュ氏のPACの設立趣旨「全ての米国人に向上することを認める保守主義」はこうした層を引き付ける可能性がある。兄のジョージ・W・ブッシュ前大統領(68)が2000年大統領選で「思いやりのある保守主義」を掲げたことをほうふつさせる。

 その一方で「大きな政府」を連想させるスローガンは共和党員による予備選では不利に働く。このジレンマを乗り越え、党を一つにまとめるだけの旗を掲げられるかがブッシュ氏にとって最大の課題となる。(ワシントン支局 加納宏幸)

2261チバQ:2015/01/22(木) 20:46:28
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2015012202000130.html
一般教書演説 米大統領 開き直り 医療、核協議、拒否権辞さず

2015年1月22日 朝刊


20日、ワシントンの米議会で一般教書演説に臨むオバマ大統領=ゲッティ・共同
写真
 【ワシントン=青木睦】オバマ米大統領は二十日の一般教書演説で、残り二年の任期で遂げたい政策を並べた。大半は野党共和党が反対するものばかりだ。昨年十一月の中間選挙で共和党に大敗し、かえって吹っ切れたのか、伝家の宝刀の拒否権を振りかざし、共和党との対決も辞さない強気の姿勢が目立つ。
 「私はもう選挙には出ない。向こう二年間の唯一の課題は、米国にとって最善だと自分が信じることをやり遂げることだ」
 大統領は演説の締めくくりにこう言い放った。中間選挙で上下両院とも共和党に過半数を握られ、大統領の死に体化は時間の問題。それを待つなら自分が希求する政策を遠慮なく進めるとの開き直りが見えた。
 大統領は中間選挙後、温室効果ガス削減で数値目標を設定。大統領令により最大五百万人の不法移民を強制退去対象から除く移民制度改革を打ち出した。昨年末には半世紀ぶりとなるキューバとの国交回復を表明した。これらは一般教書演説にも盛り込まれたが、いずれも共和党は反対だ。富裕層への課税強化も共和党の神経を逆なでする。
 大統領は共和党があくまで反対するのなら、大統領権限を駆使して政策を進める構え。議会を迂回(うかい)する戦略だ。
 一方、難航するイランの核協議にしびれを切らす共和党がイラン追加制裁を議決すれば「拒否権を行使する」と明言。共和党が医療保険制度改革(オバマケア)や移民制度改革つぶしを図れば、これも拒否権で阻止すると宣言した。上向く支持率が大統領の強気を後押ししているようだ。
 共和党は人事や予算の承認権を武器に対抗する姿勢。移民制度改革を担当する国土安全保障省の予算に関する法案に、大統領の権限行使を阻む条項を盛り込んだ。キューバとの国交回復でも駐キューバ大使の人事を認めず、在キューバ大使館の予算措置を阻止する構えだ。
 議会が大統領にことごとく反対し、大統領も拒否権を乱発する場合、ジョージワシントン大学のアータートン教授は「向こう二年間は政治の手詰まり状態が続く」と予測する。

2262チバQ:2015/01/22(木) 20:51:04
http://www.sankei.com/world/news/150122/wor1501220002-n1.html
2015.1.22 05:00
【米一般教書演説】
富裕層を“狙い撃ち” 野党・共和党との対決鮮明

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上下両院合同会議で一般教書演説をするオバマ米大統領=20日、ワシントン(AP)
 オバマ米大統領は一般教書演説で、今後2年間の任期で残そうとするレガシーの輪郭を明らかにした。富裕層や大手金融機関など、富を独占しているとされる「1%」を“狙い撃ち”にした負担増の一方で中間層に広く富を再分配し、中南米系(ヒスパニック)が求めるキューバとの国交正常化にも踏み切る−。上下両院で多数を握る野党・共和党と対決してでも、社会的弱者救済と自らが信じる外交政策を進める姿勢を鮮明にした。

 20日夜の米下院本会議場。オバマ氏は上下両院議員を見回しながら、大見えを切った。

 「最低賃金の引き上げを拒否している全議員に言いたい。年収1万5千ドル(約177万円)以下で家族を養えると本気で信じているのなら、やってみろ!」

 昨年11月の中間選挙で与党・民主党が敗北し、一時は共和党との対話を選んだオバマ氏だが、演説では中間層やマイノリティー(少数派)を支援するため対決姿勢をあらわにした。

 医療保険制度改革(オバマケア)、金融機関への規制強化、移民制度改革に逆行するような法案を共和党が多数の議会が可決した場合、大統領拒否権を発動するとも宣言。2009年の就任以来の6年間で2回しか抜いていない伝家の宝刀を抜いてでも、自らが強くこだわる政策を押し通す考えだ。

 オバマ氏は気候変動への対応にも意欲を示した。米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は温室効果ガスの排出量規制について「オバマ氏は議会と交渉するつもりはない」と伝えた。演説で、オバマ氏は「議会に子供たちの健康を危うくするようなことはさせない」と述べた。

 外交分野では、イラン核協議の継続中に米議会が対イラン追加制裁法案を可決した場合には拒否権を行使すると表明。キューバとの国交正常化交渉に関しても、カストロ体制への強硬論が強い共和党に制裁解除を迫り、「有効期限がとっくに過ぎた政策を終わらせる」と挑発した。

 こうした強気の姿勢には理由がある。支持率が急上昇したのだ。

 ワシントン・ポスト紙とABCテレビが今月実施した世論調査によると、支持率は12月の41%から50%へと9ポイントも上昇。54%だった不支持率は44%へと10ポイント下落した。同紙は、景気回復が追い風になったと分析している。

 「私にはもう大統領選はない。次の2年間では、最初に就任を宣誓してから行ってきたのと同じように、米国にとって最善だと私が信じることをやる」

 こう宣言したオバマ氏は、拍手に包まれ、上気した表情で議場を後にした。

 多数党トップとして上院を取り仕切る共和党のマコネル院内総務は演説終了後、「最大の問題は、まるで再び大統領選に出るかのような演説だったことだ」とコメント。レガシー作りに邁進(まいしん)するオバマ氏に、税制改革、通商などの各分野で共和党と協力するよう求めた。(ワシントン 加納宏幸、小雲規生)

2263チバQ:2015/01/25(日) 13:50:26
http://www.sankei.com/world/news/150124/wor1501240034-n1.html
2015.1.24 10:32
【米・キューバ国交正常化】
「内政不干渉」盾に出鼻くじく、合意なく協議終了…入り口から相違露呈

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キューバ・ハバナの米利益代表部で記者会見するジェーコブソン米国務次官補=23日(共同)
 【ハバナ=青木伸行】米国とキューバによる国交正常化交渉は最終日の22日、1961年の断交後閉鎖された双方の大使館の再開などを協議して終了した。だが、大使館再開は合意には至らず継続協議となった。米側が人権状況の改善を求めたのに対し、キューバ側は国交正常化の原則として「内政不干渉」などを挙げて出ばなをくじいた格好だ。交渉は入り口から思惑の相違が露呈し、条件闘争ともいえる展開となった。

 両国政府は「数カ月以内の大使館開設」を目標としているが、具体的な時期などについて合意できず、ジェーコブソン米国務次官補は記者会見で「現時点で(時期)はわからない」と述べた。「国交回復には克服すべき課題が多くある。(双方には)複雑かつ深い相違がある」とも語った。

 キューバ側が前面に押し出したのが、国交正常化への原則と前提だった。

 原則については、「外交関係は国際法と国連憲章を基礎とすべきだ」とし、具体的には(1)主権平等(2)平等の権利(3)民族自決(4)内政不干渉−などを主張した。記者会見でもキューバ外務省のビダル米国担当局長は「両国が互いの主権を尊重し、内政干渉することなく、対等な立場で臨むことが原則だ」と強調した。

 オバマ米大統領は国交正常化と経済制裁の段階的な緩和、解除により、キューバへのヒト、モノ、カネ、情報の流入を図ることによって、社会主義体制の内部からの変革を誘発させる青写真を描いている。

 キューバ側の原則論は、こうした思惑を見透かして予防線を張るもので、人権改善要求などで「口出しするな」「社会主義体制を維持する」とのメッセージを送ったのに等しい。

 また、キューバ側は、経済制裁とテロ支援国指定の解除を要求し、ビダル局長はそれが「国交正常化と関係改善に必要だ」と主張した。つまり、2つの要件を国交正常化の前提として米側に突きつけたわけだ。

 一方、一部の制裁緩和措置を履行済みで、テロ支援国家指定の解除も視野に見直し作業を進めている米政府は次に、大使館の再開などによる国交正常化に持ち込むことを優先している。

 初期段階の緩和措置でさえ、野党・共和党が「キューバを利するだけだ」と反発している現状では、オバマ氏としても要求の「丸のみ」はし難い。双方は今後、数週間で次回の協議日程や場所などを決めるが、紆余曲折(うよきょくせつ)が予想される。

2264チバQ:2015/01/25(日) 13:56:27
http://mainichi.jp/select/news/20150125k0000m030057000c.html
米国:議会のイスラエル首相招待 大統領側「儀礼違反」
毎日新聞 2015年01月24日 21時19分(最終更新 01月24日 22時05分)

 【ワシントン西田進一郎】イラン核問題を巡って対立するオバマ米大統領と野党・共和党が、イランと敵対するイスラエルのネタニヤフ首相を巻き込んで激しいさや当てを演じている。大統領への圧力強化を狙う同党のベイナー下院議長は21日に首相を米議会に招くと発表し、首相も22日に受け入れを表明。一方、頭越しに話を進められたホワイトハウスは不快感を示し、首相が訪米しても大統領が会談に応じない意向を明らかにした。

 ベイナー氏は21日の記者会見で「イスラム過激派やイランによる重大な脅威について議会の合同会議で演説するよう首相に要請した」と公表。ホワイトハウスとは相談せず、「議会は独自に決めることができる」と強調した。首相も22日に要請受け入れの声明を出し、3月初めに米国を訪れ、米国内で最も影響力のあるロビー団体の一つとされる「アメリカ・イスラエル公共問題委員会」の会合にも出席すると公表した。

 一方、ホワイトハウスは「国の指導者が他国を訪れる場合は、その国の指導者に連絡を取るのが一般的な外交儀礼だ」と批判。アーネスト大統領報道官は22日、大統領は会談に応じないとし、直後にイスラエルで総選挙が行われるためだと説明した。民主的な選挙への影響を避けるため、選挙直前の首脳や候補者とは会談しないのが長年の原則という。

 しかし、最も緊密な同盟国の一つであるイスラエルの首相が訪米した際に大統領が会談に応じないのは異例だ。イランやシリアへの対応などを巡ってすきま風が吹いていた両首脳の関係がさらに悪化する可能性がある。

 イランの核問題は米英露など6カ国とイランが協議中だ。米議会上下両院の過半数を占める共和党は、イランが交渉で妥協するよう圧力を強める追加制裁法案を可決する意向。大統領は20日の一般教書演説で、法案が可決されても拒否権を発動すると明言している。

2265チバQ:2015/01/25(日) 13:58:07
http://mainichi.jp/select/news/20150124k0000m030148000c.html
キューバ:平均月給20ドル 経済制裁解除はキューバの命
毎日新聞 2015年01月23日 21時27分(最終更新 01月24日 01時18分)

 【ハバナ朴鐘珠】21、22日の交渉で、キューバは米国に対し、国交正常化には「経済封鎖の解除が不可欠だ」と明確に条件化し、米国が1962年から続ける経済制裁を一刻も早く終わらせるよう強く求めた。背景にはキューバの深刻な台所事情がある。

 長年の経済制裁でキューバが受けた損失は累計1兆ドル(約118兆円)に上ると推計される。国内総生産502億ドルという経済規模にとって影響は甚大で、キューバ政府は国民の生活困窮の原因の一つとして批判してきた。

 「経済発展がなければ革命は崩壊する」。2008年に兄のフィデル・カストロ氏から国家評議会議長のポストを引き継いだラウル氏は市場原理の導入を加速し、国営企業の民営化と自営業の認可を増やした。これにより全人口1100万人のうち民間労働者が10年の15万6000人から13年には44万人へ急増した。

 しかし、現在でも労働者の約75%は公務員。最低月給は約9ドル、平均でも約20ドルだ。配給物資は年々少なくなり、収入の大部分が食費で消えてしまう。一方、外国人観光客を相手にするタクシー運転手たちは1日で最低月給を上回る額を稼ぐ。外国に住む親族から援助を受けることができる家族や、外国人向け高級レストランなど観光業を中心に富裕層も生まれている。格差は広がり、社会主義の平等原則は崩壊している。

 かつて主要産業だった砂糖の生産量は90年の840万トンから14年は160万トンまで減少。ハバナ沖の海底油田の開発も進展していない。現在、経済は、海外に移住したキューバ人からの送金▽観光収入▽ベネズエラから格安で輸入される石油−−などに支えられている。キューバは、経済封鎖が解除されれば、米国からの旅行者が増え、これまでキューバとの貿易や投資を控えていた第三国の政府や企業も動きだし、外貨収入が見込めるとみている。

2266チバQ:2015/01/25(日) 17:42:49
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015012500105
ペイリン元知事が出馬意欲=米大統領選「真剣に興味」


サラ・ペイリン元アラスカ州知事=2014年3月、米メリーランド州(EPA=時事)
 【ワシントン時事】2008年の米大統領選の共和党副大統領候補、サラ・ペイリン元アラスカ州知事(50)は米紙ワシントン・ポストの取材に対し、16年の次期大統領選に「真剣に興味を持っている」と語り、出馬への意欲を明らかにした。同紙電子版が24日報じた。
 同紙によると、ペイリン氏は「(国に)奉仕する機会に本当に関心がある」と説明。ただ、現在は熟慮中で、決断を焦ってはいないとも語った。(2015/01/25-12:22)

2267チバQ:2015/01/25(日) 17:51:56
http://mainichi.jp/select/news/20150125k0000m030057000c.html
米国:議会のイスラエル首相招待 大統領側「儀礼違反」
毎日新聞 2015年01月24日 21時19分(最終更新 01月24日 22時05分)

 【ワシントン西田進一郎】イラン核問題を巡って対立するオバマ米大統領と野党・共和党が、イランと敵対するイスラエルのネタニヤフ首相を巻き込んで激しいさや当てを演じている。大統領への圧力強化を狙う同党のベイナー下院議長は21日に首相を米議会に招くと発表し、首相も22日に受け入れを表明。一方、頭越しに話を進められたホワイトハウスは不快感を示し、首相が訪米しても大統領が会談に応じない意向を明らかにした。

 ベイナー氏は21日の記者会見で「イスラム過激派やイランによる重大な脅威について議会の合同会議で演説するよう首相に要請した」と公表。ホワイトハウスとは相談せず、「議会は独自に決めることができる」と強調した。首相も22日に要請受け入れの声明を出し、3月初めに米国を訪れ、米国内で最も影響力のあるロビー団体の一つとされる「アメリカ・イスラエル公共問題委員会」の会合にも出席すると公表した。

 一方、ホワイトハウスは「国の指導者が他国を訪れる場合は、その国の指導者に連絡を取るのが一般的な外交儀礼だ」と批判。アーネスト大統領報道官は22日、大統領は会談に応じないとし、直後にイスラエルで総選挙が行われるためだと説明した。民主的な選挙への影響を避けるため、選挙直前の首脳や候補者とは会談しないのが長年の原則という。

 しかし、最も緊密な同盟国の一つであるイスラエルの首相が訪米した際に大統領が会談に応じないのは異例だ。イランやシリアへの対応などを巡ってすきま風が吹いていた両首脳の関係がさらに悪化する可能性がある。

 イランの核問題は米英露など6カ国とイランが協議中だ。米議会上下両院の過半数を占める共和党は、イランが交渉で妥協するよう圧力を強める追加制裁法案を可決する意向。大統領は20日の一般教書演説で、法案が可決されても拒否権を発動すると明言している。

2268チバQ:2015/01/29(木) 23:51:51
http://www.sankei.com/world/news/150128/wor1501280030-n1.html
2015.1.28 11:34

ウォーカー氏も出馬準備 米共和党の若手保守派






次期大統領選への出馬に意欲をみせるウォーカー・ウィスコンシン州知事(AP)
 米中西部ウィスコンシン州のスコット・ウォーカー知事(47)=共和党=は27日、2016年次期大統領選をにらみ、政治資金の受け皿となる団体を設立したと発表した。AP通信が伝えた。保守派期待の若手で、出馬が有力視されている。

 ウォーカー氏は2011年から知事を務め、現在2期目。保守的な政策を次々に進めたことで反発を浴び、12年にはリコール請求を起こされた。しかしリコール請求に基づく知事選で米国史上初めての再選を果たしたことで、共和党の次世代を担う政治家と位置づけられるようになった。

 政策実行力には定評があるが、全米レベルでは知名度が不足している。保守層の支持を固めると同時に、より幅広い有権者の支持を得られるかが課題となる。(共同)

2269チバQ:2015/01/31(土) 09:19:39
http://www.sankei.com/world/news/150131/wor1501310007-n1.html
2015.1.31 08:07
【米大統領選】
ロムニー氏、出馬を断念 ブッシュ氏に追い風か






ミット・ロムニー氏(ゲッティ=共同)
 2012年米大統領選の共和党候補ミット・ロムニー氏(67)は30日、16年次期大統領選への立候補について「熟慮した結果、他の指導者に機会を譲ることが最善と結論づけた」と述べ、断念する考えを表明した。支持者への声明で「次世代の指導者」に希望を託したいと語った。

 共和党候補の指名争いは混戦だが、ロムニー氏の不出馬は党主流派で支持層が競合するジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(61)らに有利に働くとみられている。ブッシュ氏はフェイスブックで「ミットは愛国者だ」と決断をたたえ、今後の協力に期待感を示した。

 前回選挙でロムニー氏を支持した有力支援者やスタッフらが、一足早く出馬意欲を表明したブッシュ氏の支持に回っていることなどを受け、出馬を断念したとみられる。(共同)

2270チバQ:2015/01/31(土) 17:56:16
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015013100193
グラム氏が出馬準備=共和党タカ派−米大統領選


 【ワシントン時事】米共和党のリンゼー・グラム上院議員(59)は30日までに、2016年の大統領選に向け、出馬の是非を検討するための政治団体を設立したと発表した。
 グラム氏は当選3回。08年の共和党指名候補だったマケイン上院議員に近く、外交・安全保障政策では党内きってのタカ派として知られる。グラム氏は「全国を回り、国民の懸念に耳を傾け、支持を見極めたい」と述べている。(2015/01/31-14:30)

2271チバQ:2015/02/04(水) 21:11:09
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2015020302000132.html
米共和党、オバマ戦略攻撃 対「イスラム国」 大統領選焦点に
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2015年2月3日 朝刊


 【ワシントン=斉場保伸】イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」とみられる犯行グループによる日本人人質事件で、オバマ米政権の進める武力攻撃に対する野党・共和党の対決姿勢が鮮明になってきた。共和党は二〇一六年の大統領選で八年ぶりに大統領の座の奪取を目指しており、今後「イスラム国」対応の論戦が大統領選に向けた大きな焦点となりそうだ。
 「私が軍の最高司令官(大統領)であるなら、空爆をさらに上回る地上軍の投入を用意する。米国民と自由を尊重する同盟国を危機から守るためだ」
 州知事選で強力な集票力を発揮し、有力な大統領候補の一人と目されるウィスコンシン州のスコット・ウォーカー知事は一日、米ABCニュースに出演し、「イスラム国」をもっと積極的にたたく必要性に言及した。
 一月二十四日、アイオワ州デモインで開かれた共和党集会。オバマ政権との妥協を嫌う保守派の草の根運動「ティーパーティー(茶会)」のリーダーで大統領選に意欲をちらつかせるクルーズ上院議員も「イスラム過激派に行動を起こすべきだ」と強調した。
 オバマ氏はイラクに米軍地上部隊を派遣して地上戦に入ると、宗派・部族間の戦闘に巻き込まれ、泥沼化することを懸念。イラク政府軍やクルド人部隊を地道に強化する長期戦の構えを崩していない。これが共和党のオバマ政権批判の的となっている。
 一方の民主党は、圧倒的な知名度を誇るヒラリー・クリントン前国務長官が大統領候補の大本命。昨年八月の米誌アトランティックのインタビューでは「イスラム国」の台頭を招いたのはオバマ政権が中東政策で失敗したからだ、と暗に批判的な姿勢を示した。
 クリントン氏が出馬を表明した場合、オバマ氏との違いを打ち出す可能性があり、「イスラム国」に対してどのような戦略を取るのかが注目点となりそうだ。

2272チバQ:2015/02/04(水) 21:21:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150204-00000093-san-n_ame
次期米大統領選 共和混沌、候補なお20人
産経新聞 2月4日(水)7時55分配信

 ■ロムニー氏出馬断念でウォーカー氏急浮

 【ワシントン=加納宏幸】2012年の米大統領選でオバマ大統領に敗れた共和党のミット・ロムニー元マサチューセッツ州知事(67)が16年の次期大統領選への立候補を断念し、同党の大統領候補者指名争いが一層活発化してきた。ロムニー氏と同じ穏健派のジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(61)には追い風となるとみられるが、出馬が取り沙汰される人物は現時点で20人以上もおり、決定打となる人物はまだ浮上していない。

 ブッシュ氏は、ロムニー氏が出馬断念を表明した1月30日、フェイスブックに「全ての米国人が向上する機会を持てるよう、ミットと一緒に取り組みたい」と投稿し、決断を歓迎した。

 ただ、ロムニー氏の声明は多少、謎めいていた。

 「私ほどの知名度がない次世代の共和党指導者の一人が、民主党候補を破ることのできる存在として出現することを信じている」

 年齢差からすると、ロムニー氏がブッシュ氏を「次世代」というのはやや無理がある。とはいえ、次世代の指導者と嘱望されるマルコ・ルビオ上院議員(43)は既に有名人だ。

 ロムニー氏は当面、誰の支持に回るかを明らかにしない方針とされるが、ここへきてスコット・ウォーカー・ウィスコンシン州知事(47)が急浮上し、「ウォーカー氏にも勝機が出てきた」(政治評論家)との見方が広がっている。

 ウォーカー氏は11年に知事に就任。州予算の赤字削減を掲げ、公務員労働組合の団体交渉権を抑制するなどして対決したため組合側から反発を買った。12年にはリコール(解職請求)選挙に追い込まれながらも勝利。次世代の指導者として知られるようになった。

 全米で最初に党候補を選ぶ党員集会が行われ、大統領選の行方を左右するアイオワ州で地元紙デモイン・レジスターと米通信社ブルームバーグが1月下旬に実施した世論調査では、ウォーカー氏(16%)が首位で、ランド・ポール上院議員(15%)、マイク・ハッカビー元アーカンソー州知事(13%)が続いた。ブッシュ氏は9%で5位だった。

 ウォーカー氏は最近、大統領選に向けた政治資金の受け皿となる政治活動委員会(PAC)を設立。1日のABCテレビの番組ではイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」をめぐり「空爆だけでなく、地上部隊派遣の準備もしなければならない」と発言し、国のかじ取りに意欲を見せた。

2273名無しさん:2015/02/07(土) 10:30:30
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2015020700011
日米同盟強化、TPP推進を明記=「イスラム国」壊滅方針強調−米国家安保戦略

 【ワシントン時事】米政府は6日、米国の安全保障戦略の指針となる「国家安全保障戦略」を公表した。オバマ政権発足後では、2010年に続き2回目。同戦略は国際秩序を構築するため、日米同盟の強化などアジア重視政策を重点項目の一つに位置付けた。
 また、中国による東シナ海や南シナ海への進出を念頭に「われわれは韓国、日本、フィリピン、タイに対する条約上の義務を守る」と明記した。経済分野では、環太平洋連携協定(TPP)を含め自由貿易を促進することを盛り込んだ。
 過激組織「イスラム国」への対応については、イラクやシリア反体制派と協力しながら壊滅させる方針を重ねて強調。ウクライナ情勢に関しては、制裁やその他の手段によって引き続きロシアに大きな代償を負わせる方針を示した。(2015/02/07-01:44)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2015020700096
「米国家安全保障戦略」の要旨

 【ワシントン時事】米政府が6日発表した「国家安全保障戦略」の要旨は次の通り。
 一、米国は国際社会を指導しなければならないが、資源と影響力は無限ではない。賢明な戦略は軍事力のみに頼らない。暴力的な過激主義の根本原因に対抗するため他の国々と協力する努力が、われわれの能力より長い目で見れば重要になる。
 一、環太平洋連携協定(TPP)と環大西洋貿易投資連携協定(TTIP)を通じ、米国の輸出品に対する障壁を取り除き、世界経済の3分の2をカバーする自由貿易圏の中心に米国を置く一方、労働者の権利と環境保護に世界最高の基準を設定する。米国を最適な生産の場にするのが目標だ。
 一、アジア太平洋へのリバランス(再均衡)を実現するため、米国の防衛態勢だけでなく(各国との)安全保障関係を多角化する。日本、韓国、オーストラリア、フィリピンが地域・世界の課題に十分に対応できるようにするため、同盟を近代化し、これらの国々の間の交流を強化する。韓国、日本、フィリピン、タイに対する条約上の義務を守る。
 一、中国との建設的関係の発展を探求する。海洋安保、貿易、人権などの問題で、中国が国際的なルールや規範を守るよう主張する。中国の軍備近代化とプレゼンス拡大を注意深く監視する。
 一、ロシアによる虚偽のプロパガンダに真実で対抗しつつ、制裁と他の手段を通じてロシアに大きな代償を負わせる。ロシアの武力侵略を抑止し、戦略的能力に警戒し、ロシアの無理強いに抵抗する同盟国や友好国を手助けする。ロシアが近隣国の主権を尊重する別の道を選択すれば、利益を共有する分野で大いに協力する。
 一、米国は過激組織「イスラム国」を弱体化し、最終的に打ち倒す包括的な対テロ戦略を主導している。同時にシリアの破壊的紛争に対する持続的な政治解決を追求し続ける。(2015/02/07-08:39)

2274チバQ:2015/02/11(水) 12:42:48
http://www.sankei.com/world/news/150210/wor1502100018-n1.html
2015.2.10 09:14

カナダ外相に現国防相のニコルソン氏 ハーパー政権の足元揺らぐ






カナダ連邦議会で話すニコルソン国防相=1月26日(ロイター)
 カナダのハーパー首相は9日、先週辞任を発表したベアード外相の後任にニコルソン国防相を充てる人事を発表した。国防相にはケニー雇用・社会開発相が就いた。

 ベアード氏は、ウクライナ情勢をめぐる対ロシア政策で首相と意見が合わなかったことなどから今月3日に辞任を発表していた。

 9日にはハーパー氏率いる保守党の女性下院議員イブ・アダムス氏が、野党自由党へのくら替えを発表。ハーパー氏の信頼が厚かったベアード氏の突然の辞任と合わせ、2006年以降続く政権の足元が揺らぎ始めた。

 カナダは10月に総選挙を予定している。地元メディアによると、下院野党第2党ながら伝統を誇る自由党の支持率が保守党と拮抗している。現在、総選挙があれば保守党が過半数を割り込むとの見方がある。(共同)

2275チバQ:2015/02/11(水) 14:01:02
http://mainichi.jp/select/news/20150211k0000m030048000c.html
米大統領:側近幹部3人が退任 「次」見据えた動き
毎日新聞 2015年02月10日 19時53分

 【ワシントン西田進一郎】オバマ米大統領を支えるホワイトハウスの側近幹部3人が、今春にかけて次々と退任する。いずれも大統領の政策立案やメディア対応を含めた政策広報で中核を担ってきた。米メディアは、2人が2016年大統領選の有力候補と目されるクリントン前国務長官の選挙運動に加わる見通しだと報じている。残り2年を切ったオバマ政権の求心力は低下し、「次」を見据えた動きが出てきた。

 退任するのは、ポデスタ顧問、ファイファー上級顧問、パルミエリ広報部長。ポデスタ氏の後任はすでに決まっており、近く退任する。ファイファー、パルミエリ両氏は3月にも退任する見通しだ。

 ホワイトハウスのアーネスト報道官は5日の記者会見で、退任する3人をたたえたうえで「大統領任期の残り数年、新たなメンバーや異なる見方を投入することは非常に有用だ」と語り、政権運営への悪影響を否定した。

 しかし、ファイファー氏は、08年大統領選の選挙運動からオバマ氏を支えてきた残り少ない側近の一人。パルミエリ氏もメディア対応にたけ、存在感を示していた。残り2年足らずで「実績(レガシー)作り」を目指すオバマ氏にとって、退任が痛手であることは間違いない。

 退任後について3人は明らかにしていないが、米メディアによると、1990年代にクリントン元大統領をホワイトハウスで支えたポデスタ、パルミエリ両氏は、クリントン前国務長官の選挙運動に加わる見通しという。クリントン氏は年明けにも立候補を表明するとみられたが、ずれ込んでいる。ポデスタ氏は陣営責任者に就任するとみられており、ポデスタ氏の退任でクリントン氏の動きが一気に本格化するとの観測も出ている。

2276チバQ:2015/02/12(木) 23:33:19
http://www.afpbb.com/articles/-/3038211
認知度の低さに悩む米国のシーク教徒
2015年02月05日 17:33 発信地:ワシントン/米国
社会
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認知度の低さに悩む米国のシーク教徒 ×米ウィスコンシン州の集会に出席するシーク教徒(2014年8月10日撮影)。(c)AFP/Getty Images/Scott Olson 写真写真拡大をみる 写真購入のお問合せはこちら
【2月5日 AFP】非営利団体ナショナル・シーク・キャンペーン(National Sikh Campaign)が1月末に公表した調査結果によると、2001年の米同時多発テロから10年以上が経過したにもかかわらず、いまだに米国人はターバンを巻いたシーク(Sikh)教徒をイスラム教徒と間違える傾向があるという。

 米国人を対象に実施したこの調査では、回答者の60%がシーク教徒について何も知らないと答えた。

 赤いターバンを巻いて微笑む年配のシーク教徒男性の写真を見せると、回答者の28%が中東の人、20%はイスラム教徒と答えた。35%はインド出身もしくはインド系と答えた。シーク教徒と正答できたのはわずか11%に過ぎなかった。

 膝まで髪を伸ばしたおしゃれな若い女性(性別にかかわらずシーク教は髪を切ることを推奨しない)の写真を見せると、回答者の20%が中東の人と答えた。シーク教徒と正答できた回答者は皆無だった。

 ナショナル・シーク・キャンペーンの共同設立者兼シニアアドバイザーのラジャント・シン(Rajwant Singh)さんは、「私たちは米国社会の一員として生活してきたが、いまだに認知されていないばかりか、正しく理解してもらえないことが多々ある」と語った。

「率直に言って、ターゲットにされるのにはうんざりしており、理解してもらいたい」

 英国植民地時代のインドから、初めてシーク教徒が米国に移民してから1世紀が過ぎた。今日では、20〜50万人のシーク教徒が米国で暮らしている。数値に幅があるのは、米国勢調査局(US Census Bureau)が信仰している宗教についてのデータを取っていないためだ。

 2001年の米同時多発テロの直後、イスラム教徒と勘違いされたシーク教徒は一部の米国人の攻撃のターゲットとなり、死者も出る事態となった。兄弟を2人亡くしたアリゾナ(Arizona)州のビジネスマン、ラナ・シン・ソディ(Rana Singh Sodhi)さんは「いまだに全く知られていないように感じる」と語った。(c)AFP/Robert MACPHERSON

2277チバQ:2015/02/16(月) 21:59:42
http://www.sankei.com/world/news/150214/wor1502140033-n1.html
2015.2.14 21:59

同性婚めぐる対立勃発?! 米連邦地裁に南部州最高裁反旗





 米国で容認する州が拡大している同性婚をめぐり、州法で禁じる保守的な南部アラバマ州と、連邦裁判所が鋭く対立している。禁止を違憲と判断した連邦地裁に州最高裁が公然と反旗を翻し、州内に67ある全ての郡に判断を無視するよう指示した。ただ法的根拠は弱く、申請を受理する郡が増えている。

 アラバマ州は黒人差別で知られるディープサウス(深南部)の一角で、保守的なキリスト教福音派の信者が多い。白人か黒人かにかかわらず同性婚には7割が反対だ。2006年に同性婚を禁止した。

 郡に指示を出したのは州最高裁のロイ・ムーア長官だ。地元では有名な人物で、かつて裁判所に「モーゼの十戒」の碑を設置した。撤去を求められても応じず、03年に長官を解任された。12年に再び選ばれた。

 米メディアによると同性婚を受理した郡は9日の時点で約20にとどまったが、13日までに少なくとも47に増えた。(共同)

2278チバQ:2015/02/16(月) 22:27:51
http://mainichi.jp/select/news/20150215k0000m030047000c.html
米大統領:イスラム教徒射殺で異例の声明 「憎悪犯罪」も
毎日新聞 2015年02月14日 20時08分

 【ワシントン和田浩明】米南部ノースカロライナ州チャペルヒルでイスラム教徒の若者3人が近所に住む白人の男に射殺された事件に関し、オバマ米大統領は13日に異例の声明を発表し、事件を「暴力的で言語道断の殺人」と厳しく非難、「米国では誰であっても、外見や信仰などによって標的にされてはならない」と述べた。この事件では遺族やイスラム団体などが被害者の信仰を理由にした「憎悪犯罪」の可能性があると主張、米連邦捜査局(FBI)も憎悪犯罪を禁止する連邦法違反に該当するか捜査に着手した。
 事件は10日に発生。米メディアによると、クレイグ・スティーブン・ヒックス容疑者(46)が、同州チャペルヒルのノースカロライナ大学歯学部に通うディーア・シャディ・バラカトさん(23)と妻(21)、妻の妹(19)の頭部を拳銃で撃って殺害したとされる。

 ヒックス容疑者はバラカトさんらと車の止め方を巡って対立があったという。しかし、遺族らは「憎まれていた」と被害者の一人が生前述べていたなどとして、憎悪犯罪かどうかの捜査を求めていた。

2279名無しさん:2015/02/26(木) 22:45:54
http://www.sankei.com/world/news/150226/wor1502260036-n1.html
2015.2.26 19:03

オバマ政権とイスラエルの溝ますます ネタニヤフ首相の議会演説にライス補佐官「両国関係に有害」





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イスラエルのネタニヤフ首相
 【ワシントン=加納宏幸】イスラエルのネタニヤフ首相が野党・共和党の招きで3月に訪米し、ホワイトハウスの頭越しに米議会で演説することについて、オバマ政権側の反発が高まっている。アーネスト米大統領報道官は25日、オバマ大統領が党派政治の持ち込みを懸念していると表明。ネタニヤフ氏の演説が行われた場合、オバマ政権とイスラエルの関係がさらに悪化することは確実だ。

 アーネスト氏は記者団に「大統領は、両国関係を党派政治の対象としないことがイスラエルの国益に最も資すると信じている」と語り、共和党を牽制(けんせい)。「政党政治が両国関係の足を引っ張ることがないよう望んでいる」と述べた。

 ライス米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)も24日のテレビ番組で「両国関係にとり有害だ」と述べた。また、米国とイスラエルの同盟関係を基礎にした安全保障や情報協力は超党派の努力で維持されてきたと強調した上で、ネタニヤフ氏の訪米問題について「党派政治が持ち込まれていることは不幸なことだ」と指摘した。

 ネタニヤフ氏は共和党のベイナー下院議長の要請で訪米し、3月3日に米議会でイラン核問題について演説することにしている。

 ホワイトハウスは「訪問国の指導者に連絡するのが典型的な外交儀礼だ」(アーネスト氏)として強く反発。オバマ氏が会談を拒否する見通しとなっている。民主党議員の間では、ネタニヤフ氏の演説を欠席する動きが出ている。

 オバマ、ネタニヤフ両氏の対立の背景にはイラン核協議をめぐる意見の相違がある。3月末を期限とする枠組み合意を目指して進められている欧米など6カ国とイランの核協議をめぐっては、交渉を通じた包括的な核問題の解決を目指すオバマ政権と、イランへの制裁強化を求めているネタニヤフ氏や共和党の間に大きな溝が走っている。

 これに関連し、ケリー米国務長官は25日、下院外交委員会の公聴会で証言し、ネタニヤフ氏が2002年に元首相の立場で訪米した際に、米議会で米国によるイラクへの介入を強く求めたことを引き合いに出して、同氏の対イラン強硬論を批判した。

 ケリー氏は「ブッシュ政権下で、ネタニヤフ氏はイラク侵攻にひどく前のめりだった。(ブッシュ前大統領)の決断によって何がもたらされたかは誰もが知っている」と警告した。

2280名無しさん:2015/02/26(木) 22:55:57
http://mainichi.jp/select/news/20150226k0000e030209000c.html
米国:オバマ大統領、新議会で初の拒否権行使
毎日新聞 2015年02月26日 10時17分(最終更新 02月26日 12時01分)

 ◇原油パイプライン建設承認の法案、廃案の見通し
【ワシントン西田進一郎】オバマ米大統領は24日、カナダと米メキシコ湾岸を結ぶ原油パイプライン建設を承認する法案に拒否権を行使した。野党・共和党は拒否権を覆すため上下両院で3分の2の賛成票獲得を目指すが、上院は届かず廃案となる見通し。同党が両院の過半数を占める新議会が1月に始まって以降、大統領の拒否権行使は初めて。大統領や与党・民主党と共和党との対立は激しさを増しそうだ。

 パイプラインは、カナダのオイルサンド(油砂)を米南部テキサス州の製油施設に運ぶもの。カナダ政府や米石油業界などが早期の計画承認を求め、共和党が雇用創出や経済効果などを訴えて後押ししてきた。しかし、大統領は環境への悪影響などを懸念し、建設計画に対する米国務省の審査が終わるまで認可しない慎重姿勢を示してきた。

 大統領は上院にあてた書簡で、拒否権行使の理由として「安全保障、安全性、環境など国益に与える影響」の審査が終わっていないことを挙げた。

 これに対し、共和党のベイナー下院議長は声明を発表し、巨大パイプライン建設に向かっているロシアや中国の動きにも触れながら「大統領の拒否権行使は国家の恥だ」と非難。労働者や小規模事業者、地元の知事らが建設計画で生まれる雇用や経済効果をあてにしているなどとして建設に向けた取り組みを続ける考えを示した。

2281チバQ:2015/02/26(木) 22:59:33
http://mainichi.jp/select/news/20150223k0000e030150000c.html
米国:大統領、非愛国的…ジュリアーニ元市長の発言が波紋
毎日新聞 2015年02月23日 11時13分

 【ワシントン及川正也】2001年米同時多発テロの際に現場で指揮を執ったルドルフ・ジュリアーニ元ニューヨーク市長(70)=共和党=がオバマ米大統領について「アメリカを愛していない」と発言し、波紋を広げている。黒人のオバマ大統領に対する攻撃の背景には「非白人=非愛国者」との意味合いもにじんでおり、与野党から批判が上がっている。米国で白人比率が低下する中で、来年の大統領選も迫っており、人種問題の火種はくすぶりそうだ。
 米政治専門紙ポリティコによると、ジュリアーニ氏は18日夜、ニューヨーク市内での夕食会で「(オバマ)大統領がアメリカを愛しているとは思わない。彼は私が愛国を通じて育ったようには育っていない」と発言した。

 アーネスト大統領報道官は19日「尊敬すら集める人が名声を汚すのを見るのは悲しい」と批判。22日には治安を担当する黒人のジョンソン国土安全保障長官がCNNテレビで「ためにならない」と遺憾の意を示した。

 しかし、元市長は19日に「人種差別だという人がいるが、違う。彼は白人の母親に育てられ、白人の教育を受けたからだ」と反論し、謝罪も拒否した。

 オバマ大統領は08年大統領選の選挙運動で「星条旗バッジ」を付けなかったり、米国や白人を非難したことがある黒人牧師の教会に通ったりしたことが、共和党保守派などの格好の攻撃材料となった。

 オバマ氏に限らず非白人層の支持が強い民主党は、愛国心が希薄だというレッテルを貼るのは共和党保守派の常とう手段だと、冷ややかに見ている。シュルツ民主党全国委員長はメディアで「もううんざりだ」と不快感をあらわにした。

 一方、16年大統領選の共和党予備選への出馬が取りざたされるジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事やランド・ポール上院議員らは、オバマ政権の外交政策を批判しつつも「心の問題を疑うべきではない」と距離を置く。

2283チバQ:2015/02/27(金) 22:16:15
http://mainichi.jp/select/news/20150227k0000m030084000c.html
米国:首都で大麻の栽培、所持が合法化…個人の嗜好目的
毎日新聞 2015年02月26日 21時08分

 【ワシントン西田進一郎】米首都ワシントンで26日、個人利用の嗜好(しこう)目的でのマリフアナ(大麻)の栽培、所持などが合法化された。昨年11月の住民投票で、約7割が合法化に賛成していた。米国では嗜好品としての大麻合法化の流れが広がり始めているが、東海岸では初めて。ただ、反対意見も依然根強く、論争は続きそうだ。

 対象は21歳以上の個人で、2オンス(約57グラム)以下の所持▽自宅での最大6本までの栽培▽対価を伴わない個人への譲渡▽私有地内での使用が認められる。ただ、公の場での使用は認められず、販売も許されない。連邦法では違法で、国立公園や国立施設などでは管轄する連邦警察に検挙される可能性がある。

 合法化に反対する共和党は住民投票後の昨年12月、連邦議会で、合法化に必要な予算を使わせない条項を盛り込んだ歳出法案を成立させた。連邦議会が首都の政策に介入するためだった。だが、首都を治める民主党市長らは有権者の意思を盾に合法化で押し切った。

 嗜好目的の大麻合法化は、12年の住民投票の結果を受け、西部コロラド、ワシントン両州が先行して実施。14年の住民投票では首都ワシントンのほか、西部オレゴン、アラスカ両州でも賛成が多数を占め、アラスカ州は合法化の法律を今月施行した。

2284名無しさん:2015/02/27(金) 22:58:16
http://www.sankei.com/world/news/150227/wor1502270037-n1.html
2015.2.27 20:34

米共和党 来年の大統領選へ「候補者争い」幕開け 民主党最有力のヒラリー氏をライバル視

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26日、米メリーランド州で開かれた保守派の会合で演説するスコット・ウォーカー・ウィスコンシン州知事(加納宏幸撮影)
 【ワシントン=加納宏幸】米保守派が集う最大級のイベント「保守政治行動委員会(CPAC)」が26日、ワシントン近郊で始まった。2016年の大統領選への出馬が取り沙汰される共和党の候補が登壇し、オバマ米大統領を口々に批判した。党の正式候補を決める予備選・党員集会の開始まで1年を切り、候補者指名争いは事実上始まっており、演説では民主党で最有力とされるヒラリー・クリントン前国務長官を意識した発言も目立った。

 このところ支持率がじわじわと上昇して注目されているスコット・ウォーカー・ウィスコンシン州知事はイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の脅威を過小評価したとしてオバマ氏を批判。その上で、「過激なイスラムのテロを脅威と認識し、立ち上がる指導者が必要だ」と訴えた。

 保守系草の根運動「ティーパーティー(茶会)」からの人気があるテッド・クルーズ上院議員は「クリントン氏はワシントンの腐敗を体現している」と批判。大統領になれば、医療保険制度改革(オバマケア)を撤回すると宣言した。

 米コンピューター大手ヒューレット・パッカード(HP)で最高経営責任者(CEO)を務めた女性のカーリー・フィオリーナ氏も、クリントン氏を「指導力のなんたるかを知らない」と批判した。

 一方、クリス・クリスティー・ニュージャージー州知事は対談相手から世論調査での劣勢を指摘されると、「大統領選は来週あるのか? 立候補を決めるとしたら、21カ月も前の世論調査など心配しない」と述べ、出馬に意欲を見せた。

 CNNテレビと民間調査会社が今月実施した合同世論調査によると、共和党員と同党支持者の間では、宗教保守として知られるマイク・ハッカビー元アーカンソー州知事(16%)が一番人気で、茶会からの支持があるランド・ポール上院議員も10%だった。ただ今後、党内から広範な支持を集められるかは微妙だ。

 一方、ブッシュ前大統領の弟のジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(14%)は、党内の保守派から「穏健過ぎる」との批判が根強いため今ひとつ支持が伸びず、決め手となる有力候補が依然として浮上していないのが実情だ。

 27日にはブッシュ、ポール両氏らが演説し、最終日の28日には参加者らによる大統領候補に関する人気投票の結果が発表される。

2285チバQ:2015/02/27(金) 22:59:44
http://www.jiji.com/jc/isk?g=isk&k=2015022700256&rel=top01
共和有力者、保守派総会に続々=大統領選へ支持訴え-米

26日、米メリーランド州ナショナルハーバーで行われた保守政治行動会議で演説するスコット・ウォーカー・ウィスコンシン州知事
 【ワシントン時事】全米の保守系団体による「保守政治行動会議(CPAC)」の年次総会が26日、首都ワシントン近郊のホテルで始まった。2016年大統領選に向けて支持を得るため、出馬に意欲を示す共和党の有力者が続々と登壇。世論調査で人気上昇中のスコット・ウォーカー・ウィスコンシン州知事は「ワシントンの権力機構は壊れている」と、米政治の機能不全を批判した。
 ウォーカー氏は過激派組織「イスラム国」への対応に触れ、「米国を脅威にさらさないためなら、何でもする大統領に登場してほしい」と強調。知事として労働組合と対峙(たいじ)した経験を振り返り、「10万人と戦える私なら、世界でも同じことができる」と語り、喝采を浴びた。(2015/02/27-10:13)

2286チバQ:2015/02/28(土) 22:07:34
http://mainichi.jp/select/news/20150228k0000e030211000c.html
米国:国土安保省、土壇場で閉鎖回避 暫定予算法案を可決
毎日新聞 2015年02月28日 14時40分

 米下院本会議は27日夜、同日いっぱいで予算切れとなる国土安全保障省に対し、当面1週間の暫定予算を講じる法案を可決した。上院も同様の法案を可決しており、同省閉鎖は土壇場で、1週間のみという条件付きで辛うじて回避された。米メディアが報じた。

 米国内のテロ対策を一元的に担う同省をめぐる混乱は、米政治の機能不全をあらためて印象づけた。上下両院はオバマ政権と対立する共和党が支配する。

 約23万人の同省職員のうち約3万人が一時帰休を強いられる可能性があった。国境警備など国家の安全業務は従来通り続けるとしたが、法案成立まで無給となるところだった。(共同)

2287チバQ:2015/02/28(土) 22:10:01
http://www.sankei.com/world/news/150228/wor1502280025-n1.html
2015.2.28 10:35
【次期米大統領選】
ブッシュ元知事「私は改革精神持った保守主義者」 保守派イベント、ヤジも

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27日、米メリーランド州で開かれた保守派の会合で対談するジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(右)=加納宏幸撮影
 【ワシントン=加納宏幸】ブッシュ前米大統領の弟で、2016年大統領選への出馬を検討しているジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事が27日、ワシントン近郊での米保守派イベント「保守政治行動委員会(CPAC)」に登場した。共和党の強硬保守から「穏健派」のレッテルを貼られていることを意識してか、オバマ米大統領や民主党で最有力なヒラリー・クリントン前国務長官を批判した。

 「失敗した大統領」。ブッシュ氏はオバマ氏への評価を対談相手から問われると、こう切り捨てた。クリントン氏が自らの慈善団体で、外国からのものを含む巨額の資金を集めていることも批判した。

 ブッシュ氏は知名度の高さから有力候補の一人だが、強硬保守派からは不法移民に一定の理解を示していることが敬遠されている。ブッシュ氏の発言中、一部聴衆がヤジを飛ばす場面もあった。

 それでも、不法移民に市民権取得の道を与えるべきだという主張を展開したブッシュ氏は自らを「実践的で改革精神を持った保守主義者」と位置付けた。

 CPACではこの日、大統領選出馬が取り沙汰されるポール、ルビオ両上院議員らも政見を訴えた。

2288名無しさん:2015/03/01(日) 16:36:10
http://www.47news.jp/47topics/e/262287.php
政権禅譲にらみ返還前倒し 沖縄本土復帰で佐藤政権 1971年米公文書に明記

 米国のニクソン大統領図書館で見つかった、1971年12月11日付のマイヤー駐日大使の国務省宛て秘密公電の一部(コピー)。下線部に「沖縄返還が早まれば、福田赳夫氏が後継首相となるチャンスが高まる」との記述がある
 1972年5月15日の沖縄本土復帰をめぐり、当初7月1日の施政権返還を主張した米政府に対し、日本側は、当時の佐藤栄作首相が返還実現を花道に政権を福田赳夫外相に禅譲する路線を進めるため4月1日への前倒しを求め、米側が5月への変更に応じていたことが21日、米公文書で明らかになった。
 米側は核兵器撤去など返還に伴って約束した作業に要する時間から当初7月を想定したが、福田氏を親米で好ましい政治家とみていた事情もあり「返還が早まれば福田氏が後継首相となるチャンスが高まる」とする日本側に歩み寄った。しかし福田氏は激しい政争の末、同年7月の自民党総裁選で田中角栄氏に敗れ、田中氏が後継となった。
  春名幹男 (はるな・みきお) ・早稲田大客員教授(国際関係)が米カリフォルニア州のニクソン大統領図書館で見つけた71年12月11日付のマイヤー駐日大使の国務省宛て秘密公電で判明した。
 公電は、佐藤首相が72年1月のニクソン大統領との首脳会談で、返還日前倒しを要求するとの見通しを福田外相が伝えてきたと説明。日本の内政上の都合による要求で「福田氏への首相職継承の展望を強める」意図があると記している。
 また 森治樹 (もり・はるき) 外務事務次官の話として、前倒しすれば(1)沖縄返還関連法の早期成立が確実になる(2)佐藤首相の退陣が早まり「福田後継」の可能性が高まる―としている。
 米側は「核抜き」や米軍機の一部撤去など日米合意を返還までに確実に実現するため、当時の米会計年度の初日となる7月1日を提示していた。
 マイヤー大使はロジャース国務長官に「(両者の)間を取って5月15日にする」選択肢の検討を勧告。ただ時期が早まることで「(返還に関する)取り決めのすべてを(返還日までに)完了するのは困難であり、恐らく実際は不可能であること」を日本側に明示すべきだと進言した。この後、米政権中枢は5月15日の受け入れを決めた。(共同=太田昌克)
 (共同通信)
2015/02/22 13:10

http://www.47news.jp/47topics/e/262288.php
親米保守政権の延命優先 冷戦下、日米双方のもたれあい

 1972年の沖縄の施政権返還が佐藤栄作首相の後継選びを念頭に5月15日に前倒しされていた事実は、極東の一大拠点である日本の戦略的重要性に鑑み、親米保守政権の延命を最優先させる米国の“対日統治”の原則が冷徹に貫かれた結果だ。
 一方、冷戦時代に日本の権力をほぼ独占した自民党にとって、そんな米国の対日政策は自らの安泰を図る便利な政治的装置だった。今回明らかになった沖縄返還の裏面史からは、日米双方の「もたれ合いの構図」がくっきりと浮かび上がる。
 今の政治状況とは違い、時に国会が保革伯仲となり、社会党(現社民党)の政権奪取を恐れた米国は冷戦中、内政干渉とも呼べる奥の手を使って親米保守政権の延命に血眼となった。
 その代表例が、50〜60年代に米中央情報局(CIA)が行った、日本の親米保守政治家への秘密資金提供だ。米国は社会党の分断を狙って、左派穏健勢力にも資金援助し、民社党の結党を促していた。
 さらに米国は68年、初の沖縄主席公選の際、自分たちに協力的な保守系候補を当選させようと裏工作を展開。沖縄県民が求める国政選挙への参加について、この候補の要望に応える形で容認し、公選を意識した実績作りに一役買った。
 今回見つかった米公文書で当時のマイヤー駐日大使は、返還前倒しに応じる場合、返還時に実現するとしていた「約束が履行できないこともある」との点を日本側に伝達すべきだと国務省に勧告している。
 この「約束」に、沖縄からの核兵器撤去が含まれていたのではないか。そうだとしたら、日本国民と沖縄県民の切なる願望よりも、保守政権延命を優先させた日米両政府の罪はあまりにも深い。(共同=太田昌克)
 (共同通信)
2015/02/22 13:15

2289チバQ:2015/03/01(日) 23:40:35
http://www.sankei.com/world/news/150301/wor1503010034-n1.html
2015.3.1 21:39
【次期米大統領選】
“V3”ポール氏「役割果たす」 保守派模擬投票…2位ウォーカー氏も政権批判で喝采

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閉幕した「保守政治行動会議(CPAC)」の参加者ら=2月28日、ワシントン郊外(ロイター=共同)
 【ワシントン=加納宏幸】2016年大統領選への出馬を狙う共和党候補のほとんどが登壇した米保守派のイベント「保守政治行動委員会」(CPAC)は28日閉幕した。人気を占う模擬投票の結果、保守系草の根運動「ティーパーティー(茶会)」などから支持を集めるランド・ポール上院議員(52)=ケンタッキー州選出=が3年連続でトップに立った。

 ポール氏は2月28日、結果発表を受け、短文投稿サイトのツイッターで謝意を表明するとともに「共和党をより大きく、より勇気ある政党にするため役割を果たし続ける」と宣言した。

 約3千人による投票のうち25・7%をポール氏が集め、13年から3年連続で首位を占めた。2位は21・4%のスコット・ウォーカー・ウィスコンシン州知事(47)で、前年の7%から大きく躍進した。3位はテッド・クルーズ上院議員(11・5%)、4位は元医師のベン・カーソン氏(11・4%)だった。ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(8・3%)は5位で、ブッシュ氏ら移民問題などで穏健路線を取る候補は伸び悩んだ。

 CPACは共和党の中でも保守色の強い支持者らが集まる催しで、模擬投票の結果は同党の正式候補を決める予備選・党員集会の行方に必ずしも反映されないが、前回大統領選があった12年は、オバマ大統領に敗れたミット・ロムニー元マサチューセッツ州知事が首位となり注目された。

 ポール氏は27日に行った演説で、オバマ政権の医療保険制度改革(オバマケア)の撤回や大規模な減税を約束した。ウォーカー氏は26日、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」へのオバマ政権の対応が弱腰だとして批判するとともに、知事として労働組合と戦った実績を訴え、2人とも大きな喝采を浴びた。

2291チバQ:2015/03/03(火) 19:41:31
http://www.sankei.com/world/news/150303/wor1503030001-n1.html
2015.3.3 12:00
【アメリカを読む】
「優柔不断」「なめられている」オバマ外交を酷評するブッシュ「弟」の“損得勘定”

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2月18日、シカゴで外交をテーマに演説する共和党のジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事。ブッシュ氏が自らの外交ビジョンを示したのは、昨年12月に大統領選出馬への意欲を表明してから初めてだった(ロイター)
 家族で3人目のホワイトハウス入りを狙う共和党のジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(62)がバラク・オバマ米大統領(53)の外交政策を酷評した。アフガニスタン、イラクの2つの戦争を始めた兄、ジョージ・W・ブッシュ前大統領(68)による単独行動主義には賛否両論があり、外交を語ることは民主党から良からぬレッテルを貼られる可能性がある。それでも踏み込んだのはなぜか。

「優柔不断」と全否定

 ブッシュ氏は2月18日、米中西部シカゴで講演した。オバマ氏のお膝元だ。

 「オバマ政権の下、一貫性がなく優柔不断な政策によって米国は友人たちからの信頼を失った。われわれはもはや敵から恐れられていない」

 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」を二軍扱いしたり、ウクライナ南部クリミアを併合することになるロシアとの「リセット」で関係改善を目指したりしたオバマ氏を、ブッシュ氏は全否定した。イランのことを「イラク」と言い間違えたのはご愛敬か。

 特に、ブッシュ氏は米国の武力行使に関する認識で、オバマ氏との違いを際立たせた。

 オバマ氏は昨年5月にニューヨーク州ウエストポイントの米陸軍士官学校で行った外交演説で、単独の武力行使を(1)米国の核心的利益が求めるとき(2)米国民が脅かされたとき(3)同盟諸国の安全が危ういとき-に限った。軍事よりも外交を重視する「国際協調主義」によりこうした事態が起こることを未然に防ぐことに主眼を置いた。

 これに対し、ブッシュ氏は演説で「米国は戦力を投射し、世界の遠隔地を平和的に安定させることができる」と強調。また、「大統領の言葉は、世界で最も偉大な軍事力に裏付けられている必要がある」とし、敵から恐れられる米国を復活させる姿勢を鮮明にした。

父や兄のチームを継承

 ブッシュ氏の側近は演説に合わせ、ブッシュ氏に助言する「外交政策チーム」の陣容を米メディアに明かした。21人のうち19人が父のジョージ・H・W・ブッシュ元大統領(90)や前大統領の下で外交や安全保障に携わった人物。例外はレーガン政権のジョージ・シュルツ元国務長官(94)、ジェブ・ブッシュ氏に近いリンカーン・ディアスバラート元連邦下院議員(60)だけだ。

 父ブッシュ政権のジェームズ・ベーカー元国務長官(84)、兄ブッシュ政権で国防副長官としてアフガン、イラク両戦争の立案に当たったポール・ウォルフォウィッツ元世界銀行総裁(71)、国務副長官として中国に「責任あるステークホルダー(利害関係者)」になるよう呼び掛けたロバート・ゼーリック前世銀総裁(61)が目につく。

 「オバマ大統領は何度もアジア・ピボット(軸足)について語っているが、実行したことはほとんどない。アジアでは『あなた方はこちらではピボットと言うが、ワシントンに戻ると口にしない』といわれた」

2292チバQ:2015/03/03(火) 19:41:53
 ブッシュ氏は演説でこう述べ、同盟国である日本、韓国、オーストラリアとの信頼を構築するとともに、中国との関係を深める必要性を訴えた。安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」の「三本の矢」にも触れ、準備の跡をうかがわせた。

「私は私だ」

 大統領選に向け、「ブッシュ家」の看板が重荷となる可能性もある。「2つの戦争」の是非をめぐる論争はもとより、米メディアではこのところ、ブッシュ氏がかつて「大統領の家族」の特権を利用していたというような報道も出てきた。

 ワシントン・ポスト紙とABCテレビが1月に実施した世論調査によると、父や兄が大統領を務めたことを理由に支持すると答えたのは9%、支持しないと答えたのは34%だった。

 同じ調査で、民主党で最有力視されるヒラリー・クリントン前国務長官(67)について夫が大統領だったことを理由に支持するとしたのが24%、支持しないとしたのが16%だったのとは対照的だ。

 ブッシュ氏は演説で父や兄の実績を称賛しつつも「私は私だ」(I’m my own man.)と強調。兄が始めたイラク戦争についても「間違いがあった」と認めた。

 昨年11月の中間選挙で、野党・共和党はイスラム国やロシアのプーチン政権へのオバマ氏の姿勢が及び腰だとして批判し、民主党を破った。オバマ政権で国務長官を務めたクリントン氏にも責任の一端はある。ブッシュ氏はこれを好機とみて、返り血を恐れず、あえて火中に飛び込んだといえる。(ワシントン支局 加納宏幸)

2293チバQ:2015/03/04(水) 22:19:44
http://www.sankei.com/world/news/150304/wor1503040022-n1.html
2015.3.4 10:25
【次期米大統領選】
元外科医が出馬検討 異色候補カーソン氏






ベン・カーソン氏(AP)
 米共和党保守派の間で人気がある元神経外科医のベン・カーソン氏(63)が3日までに、来年の次期大統領選出馬を検討する委員会を発足させた。出馬が予想される共和党候補の顔ぶれの中で唯一の黒人。政治経験もない異色の人材だ。

 共和党ではブッシュ元フロリダ州知事らが出馬に意欲を表明している。しかしAP通信によると、集めた資金を選挙に転用できる検討委員会を設立したのはカーソン氏が初めて。ジャイルズ委員長は、5月の出馬表明を目指して準備したいと語った。

 カーソン氏はデトロイト出身。苦学して医者となり、頭部が結合した双生児の分離手術に成功するなどして、米文民最高の栄誉である大統領自由勲章を受章した。

 最近の世論調査では、ブッシュ氏やウィスコンシン州のウォーカー知事ら有力政治家に次ぐ支持を集めている。(共同)

2294チバQ:2015/03/04(水) 23:05:05
http://mainichi.jp/select/news/20150305k0000m030053000c.html
米国:ヒラリー氏、個人メアドで公務 共和党追及の構え
毎日新聞 2015年03月04日 20時31分(最終更新 03月04日 21時26分)
 【ワシントン西田進一郎】米国のヒラリー・クリントン前国務長官が在任中に国務省のではなく、個人のメールアカウントを使って公務をしていたことが分かり、問題視されている。公文書管理の規定に触れる可能性があるためだ。2016年大統領選の民主党最有力候補とされるだけに、共和党側は追及していく構えだ。クリントン氏側は、メールは保存し、公務分は国務省に提出したと説明し、沈静化を図っている。

 ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)の2日の報道で発覚した。同紙は、連邦機関に公務の連絡文書を保存するよう義務付けた連邦記録法に触れる恐れがあると指摘した。国立公文書記録管理局は政府職員の公務での個人アドレス使用は「緊急時」だけ例外的に認め、使用時の保存・管理を義務付ける指針を出している。

 同法の規定や指針はクリントン氏が退任した後の13年以降に定められた。問題は、同局が09年に出し、職員が個人アドレスを使う場合に義務付けた記録の保存規則だ。

 クリントン氏の広報担当者は3日、「法の条文も精神も、国務省職員がその適切な記録が保存される限り、政府以外のアカウントを使うことを認めていた」と反論した。

2295チバQ:2015/03/05(木) 07:56:08
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2015030502000132.html
オバマ氏と亀裂 決定的 ネタニヤフ氏、イラン核 米の政策批判

2015年3月5日 朝刊


 【ワシントン=斉場保伸】イランの核開発問題をめぐって三日、米議会に乗り込んで合意を目指すオバマ政権の外交姿勢批判を繰り返したイスラエルのネタニヤフ首相。オバマ米大統領の二〇〇九年の就任以来、ギクシャクとした関係を続けてきた両氏の亀裂は、この演説で決定的となった。
 「米国が、持てる知見を尽くしてイランの核を止めようとしている協議を侮辱された」。オバマ氏率いる与党民主党のリーダー、ペロシ下院院内総務はネタニヤフ氏の議会演説後に声明を発表し、やり切れない思いをぶつけた。
 イスラエルは、米国にとって中東外交の要。それだけに、オバマ政権の頭越しに野党・共和党の招きで議会演説したネタニヤフ氏は、オバマ政権との関係に深刻なダメージを与えたようだ。
 イラン核協議は三月中の政治的な枠組み合意を目指し、大詰めを迎えている。米国は、イランの核開発を十年間にわたって制限する案を提示しているが、ネタニヤフ氏は演説で「非常に悪い取引だ。潜在的な核戦争の悪夢となる」と強調し、オバマ政権の対イラン外交を厳しく批判した。
 議会演説後、オバマ氏は記者団に対し「ネタニヤフ氏は何らの実現可能な代案を示さなかった」とバッサリと切り捨てた。
 米紙ニューヨーク・タイムズは論説記事で「ネタニヤフ氏は選挙向けパフォーマンスだ。新しい洞察も、協議を非難する新しい理由も示せなかった。議会は米国の安全保障を高めるための責任があることを忘れてはならない」とイランとの合意を支持するよう促した。

2296チバQ:2015/03/05(木) 19:40:33
http://www.sankei.com/world/news/150305/wor1503050054-n1.html
2015.3.5 19:01
【米大統領選】
有力候補のクリントン氏に“火の粉” 公務に個人メルアドで批判続出 

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メールチェック(?)をするクリントン氏(ロイター)
 【ワシントン=青木伸行】次期米大統領選の民主党有力候補と目されるクリントン前国務長官が、在任中に公務に私的な電子メールアドレスを使ったとして、問題になっている。

 米連邦記録法では、政府高官などが公務でやり取りした書簡や電子メールは、「公文書記録」として扱われ保管することが義務付けられている。

 クリントン氏は2013年までの4年間の在任中、全てのメールのやりとりに個人のメールアドレスを使っていた。オバマ大統領やケリー国務長官は公的なメールアドレスを使用しているが、パウエル元国務長官は個人メールアドレスを使っていたという。

 クリントン氏は国務省からの指摘を受け、個人メールアドレスによる5万5000ページ分のやりとりを、国務省に提出した。

 その後、国務省はクリントン氏が提出したメールのうち、在任中のクリントン氏の対応が批判されたベンガジ問題に関する300通を、下院特別委員会に提出している。

 メール騒動はクリントン氏に“火の粉”となったが、次期大統領選の出馬へ向け大きな打撃にはならないとみられている。

2297チバQ:2015/03/07(土) 20:13:50
http://www.sankei.com/world/news/150307/wor1503070022-n1.html
2015.3.7 12:23

“黒人差別体質”ファーガソン市警の解体も 司法長官、自浄能力に疑問





 ホルダー米司法長官は6日、組織的に根深い黒人差別体質が判明した中西部ミズーリ州のファーガソン市警について、解体もあり得ると述べた。記者団に語った。

 白人警察官による黒人青年射殺で批判を浴びた後、市警本部長が辞任を拒み続けるなど、自浄能力に対する疑問が広がっている。

 長官は「状況を変えるために必要なあらゆる権限を行使する」と表明。記者団から市警解体を含むのかと問われ「必要ならば、その用意はある」と答えた。

 司法省は4日、市内部で黒人差別のメールがやりとりされていた実態を公表した。ノウルズ市長は6日、関与した職員3人の免職を発表した。(共同)

2298名無しさん:2015/03/08(日) 11:42:10
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150304-00010000-wedge-n_ame
「21世紀は再び米国の世紀」 米国衰退論に対する強烈な反論
Wedge 3月4日(水)12時10分配信

 元米陸軍大将で前米CIA長官のぺトレイアスと米ブルッキングス研究所上席研究員のオハンロンが、21世紀は再び米国の世紀であり、将来はかつてないほど明るいとの楽観論を、1月30日付の米ワシントン・ポスト紙で述べています。

 すなわち、最近の米国経済は、失業率の低下、成長率の改善、財政赤字の削減など好調だが、多くの者は、これはうわべだけのものであり、米国は衰退していて、米国のみならず西側世界は後退している、と悲観している。

 しかし、このような見方は、米国と北米に関する限り根拠がない。最近の好指標は、米国が享受できる将来を示している。特に政治指導者が重要な問題につき、いくつかの賢明で、それほど困難でない妥協をすれば将来は明るい。

 事実米国は、今後20〜30年、そしておそらくその後も、他のいかなる国よりもいい位置にいる。米国はまたカナダ、メキシコとともに、地政学、人口動態、エネルギーと天然資源、製造業の競争力、そしてなかんずく革新と技術で、競争上の優位を相互に補強する。20世紀が米国の世紀であったなら、21世紀は北米の世紀となりうる。

・米国は今や世界最大の石油、天然ガスの生産国で、カナダとメキシコはエネルギー分野で重要なプレイヤーである。

・米国の製造業は過去2年で何十万という雇用を創出し、メキシコは多くの産業分野で中国や他のアジアの製造拠点国と完全に競争できる。

・米国の連邦財政赤字はまだ高すぎるがGDPの3%を切り、公的債務はGDPの75%前後で安定している。

・米国の犯罪率はここ20年で最低である。

・米国の人口は年1%で着実に増加しており、他の先進国、ロシア、中国、インドに比べ、はるかに健全である。

・米国の軍部は、イラクとアフガニスタンでの戦争の重荷のみならず、過去5年間の予算削減の圧力を乗り越えた。

・米国経済の成長率は今や3%を超えている。このままだと、米国経済の増加分は、ここ9年で初めて中国経済の増加分を超える可能性がある(中国経済の成長率は米国の倍ぐらいだろうが、中国経済の規模は、ドルの絶対値で計算した場合、米国の半分をちょっと上回るぐらいである)。

 この最後の点は重要である。中国は歴史的な成果を達成したが、超大国になるのが必然ではない。中国の政治、経済モデルがあまり魅力がないことはさておき、中国は安い労働力の供給者から付加価値とサービスの経済への移行、対GDP比で世界最大の債務の削減、公害と汚職の削減、競争力が不十分な国営企業への対処、その他の数多くの国内問題との取り組み、といった課題に直面している。ブルッキングス研究所のDavid Dollar研究員は、中国は20年以内にGDPの絶対値で米国を抜くかもしれないが、中国の専制政治が続く場合は、今世紀中に米国が再び世界一に返り咲くかもしれない、と述べている。

 もちろん米国がなすべきことは多々ある。移民法の包括的改正、教育制度の見直しが必要である。中産層、低所得層の実質賃金は大不況以来ほとんど上がっていない。犯罪は西側の基準からいえばまだ高い。給付金の見直しや税制改正が行われなければ、5年以内に財政赤字は再び悪化するだろう。さらに将来の生産性向上に重要なインフラは大幅に改善する必要がある。そしてもちろん、気候変動やイスラム過激派、イラン、ロシアの脅威がある。

 しかし、米国はどの国よりも、そしておそらく歴史上のどの国よりも、課題に正面から取り組むための資産を持っている。

 共和党と民主党は、いろいろな問題で異なっていても、一つの命題については同意すべきである。命題とは21世紀は再び米国の世紀であり、将来がこれほど明るかったことはまずない、というものである。ワシントンの政策立案者たちは、いくつかの政策について、妥当で中程度の妥協をすることが必要である、と述べています。

出典:David H. Petraeus & Michael O’Hanlon  ‘America on the way up’(Washington Post, January 30, 2015)
http://www.washingtonpost.com/opinions/david-petraeus-and-michael-ohanlon-america-on-the-way-up/2015/01/30/8c7cd83e-a73e-11e4-a7c2-03d37af98440_story.html

2299名無しさん:2015/03/08(日) 11:42:20
>>2298

* * *

 米国衰退論に対する強烈な反論です。21世紀は再び米国の世紀であり、将来はかつてないほど明るいと言いきっています。

 この楽観論には根拠があります。技術革新で世界をリードしているのに加え、米国が今や世界最大の石油、天然ガスの生産国であること、人口が年1%着実に増加していることは、大きな楽観要因です。

 中国の挑戦については、中国は数多くの課題を抱え、GDPで米国を抜いても、米国が再び抜き返す可能性があると言っています。

 米国も多くの課題を抱えていますが、米国はどの国よりも、そしておそらく歴史上のどの国よりも、課題に正面から取り組むための資産を持っている、と言います。

 困難を克服する米国の底力です。米国衰退論はこれまで何度も論じられてきました。ベトナム戦争後がそうでありましたし、1980年代後半には日本の経済的脅威を受けて論じられ、その都度米国は再生しました。今度こそ米国の衰退は不可避である、イラクとアフガニスタンの2つの戦争で国力は疲弊し、その間中国の台頭があって、米国の世紀は終わったとの議論が幅広く行われていますが、論説は、米国は当面の困難を克服するのみならず、将来はかつてないほど明るいと言っています。

 ただ一つ論説が懸念しているのが民主、共和両党の対立です。論説は、「政治指導者が重要な問題につき、いくつかの賢明で、それほど困難でない妥協をすれば将来は明るい」、「ワシントンの政策立案者たちは、いくつかの政策について、妥当で中程度の妥協をすることが必要である」と述べています。両党が一定の妥協をすればいい、と言っています。これは、現状では、それほど困難でない妥協、妥当で中程度の妥協をすることすらいかに困難であるかを示しています。

 論説の懸念はもっともです。米経済のファンダメンタルズは良く、明るい将来が期待できるのに、ワシントンで政治機能が不全に陥れば、経済の発展の足を大きく引っ張ります。米国の将来を左右するのは、国力そのものではなく、統治の問題のようです。

岡崎研究所

2300チバQ:2015/03/10(火) 19:54:31
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150310/frn1503101140001-n1.htm
【永田町・霞が関インサイド】ブッシュ陣営にズラリ大物の顔ぶれ 来年の米大統領予備選 (1/2ページ)
2015.03.10


ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(右から)と、ジョージ・H・W・ブッシュ元大統領、ジョージ・W・ブッシュ前大統領(AP)【拡大】

 来年2016年の米大統領予備選挙に向けて共和党候補指名争いが早くも本格化している。

 2月26〜28日にメリーランド州ナショナルハーバーで開催された「保守政治行動会議」(CPAC)は同党支持保守系団体の年次総会で、保守派最大のイベントだ。

 超保守草の根運動「茶会」(ティーパーティー)がイニシアチブを握っているとはいえ、CPACが行った模擬投票は、茶会が推すランド・ポール上院議員(52)が1位、スコット・ウォーカー・ウィスコンシン州知事(47)は2位だった。

 最有力候補とされるジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(62)は5位に甘んじた。

 とはいえ、直近の政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」による世論調査結果では、ブッシュ元知事が1位、ウォーカー知事が2位、マイク・ハッカビー前アーカンソー州知事(59)が3位である。

 ワシントン情報によると、ブッシュ、ハッカビー、ウォーカーの3氏による三つどもえの戦いになるという。

 そうした中で、筆者はブッシュ陣営の主要アドバイザーのリストを入手。

 改めて指摘するまでもなく、ジェブ・ブッシュ氏は、ジョージ・H・W・ブッシュ元大統領の次男であり、ジョージ・W・ブッシュ前大統領の弟である。

 まずは、超大物。故レーガン元大統領時代の国務長官を務めたジョージ・シュルツ氏と、レーガン政権の大統領首席補佐官とパパ・ブッシュ政権の国務長官を務めたジェームズ・ベーカー氏である。

 その他にも、スティーブン・ハドリー元大統領首席補佐官(ブッシュ政権)、マイケル・ヘイデン元CIA長官(同)、ジョン・ネグロポンテ元国家情報長官(同)、トム・リッジ初代国土安全長官(同)などがいる。

 注目すべき人物は2人だ。1人は、ブッシュ政権でUSTR代表を務め、後に世界銀行総裁を歴任したロバート・ゼーリック氏である。現在、ハーバード大学J・Fケネディ大学院教授。米経済界に顔が利く大物だ。

 もう1人は、先のハドリー氏である。ハドリー氏は現在、ブッシュ政権時のC・ライス大統領補佐官(国家安全保障担当)、R・ゲーツ元国防長官とともに法律事務所を経営している。ワシントンDCの顔役である。

 そして、4月早々に民主党大統領予備選出馬を表明するとみられるヒラリー・クリントン前国務長官。実は今、彼女はクリントン財団の巨額不明瞭資金疑惑にさらされている。それが彼女の「沈黙」の理由である。 (ジャーナリスト・歳川隆雄)

2301チバQ:2015/03/10(火) 20:09:46
http://www.sankei.com/world/news/150310/wor1503100061-n1.html
015.3.10 19:46

「黒人を木に吊せ」米オクラホマ大、侮辱映像で学生団体追放「君たちの存在は恥だ」

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口に粘着テープを貼って黒人差別に抗議する学生ら=9日、オクラホマ大学(AP)
 【ニューヨーク=黒沢潤】米南部のオクラホマ大で8日、学生交流団体に所属する白人学生が黒人学生を侮辱する内容のビデオ映像が表面化し、学長は9日、団体の活動中止と追放を発表した。米CNNテレビによれば、ビデオ映像には、タキシード姿の白人学生たちがバスの中で拳を突き上げ「彼ら(黒人)を木につるしてもいいんだ」などと侮辱する姿が映っていた。

 黒人を縛ってつるすリンチはかつて、米南部でしばしば行われていたとされる。

 事態発生を受け、ボレン学長は「『言論の自由』をはき違えた者たちよ、君たちの存在は恥である」とし、同団体の所有物をキャンパスからすべて撤去するよう命じた。

 黒人学生たちは同日、口に粘着テープを貼って、無言の抗議を行ったほか、「私の(肌の)黒さは美しい」などと書かれたシャツを着てキャンパス内を練り歩いた。

2302チバQ:2015/03/11(水) 21:29:52
http://www.sankei.com/world/news/150311/wor1503110059-n1.html
2015.3.11 20:18

私用メール半数を削除…火消しに躍起のクリントン前国務長官 「証拠隠滅」共和党が追及

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クリントン前米国務長官(共同)
 【ワシントン=加納宏幸】クリントン前国務長官による私的メール使用が問題視されているのは、事が本人の在任中に起きたリビア米領事館襲撃事件をめぐる「疑惑」の解明に関わるためだ。公務に関係がないとするメールを廃棄したことで、野党・共和党には「証拠を隠滅した」という格好の攻撃材料ができた。2016年の次期大統領選出馬を4月にも表明するとされるクリントン氏にとって、私的メール問題はボディーブローとなる。

 記者会見では、報道陣から「職務に関わるメールを削除したのではないか」「私的なメールか否かをどう決めたのか」との質問が飛んだ。クリントン氏は「個人の物か仕事に絡む物かを決めるのは政府職員の責任」と説明。公私の明確な基準は示さなかった。

 今回の問題は、長官在任中の12年9月にリビア東部ベンガジで起きた米領事館襲撃事件に関する下院特別委員会での調査で発覚。オバマ大統領が再選を目指した大統領選を前に、テロの可能性が意図的に隠蔽されたとの疑惑を調べる中で、クリントン氏が私的メールを使っていたことが分かった。メールは自宅のサーバーで管理されていた。

 米連邦記録法は、大統領や閣僚を含めた公務に関する記録の保管を義務付けている。昨年11月の同法改正で「電子的記録」の保管が明記される前だったとはいえ、クリントン氏が私的メールを使い続け、個人的なものとする一部を廃棄したことは、下院特別委でのベンガジ事件をめぐる検証作業への支障となりうる。

 特別委のガウディ委員長(共和)は10日、クリントン氏の記者会見で疑問が増えたとし、「少なくとも2回はクリントン氏を召喚せざるを得ない」とする声明を発表。サーバーを第三者に渡し、メールの公私を検証させるべきだと主張した。

 クリントン氏は最近、自らの基金で中東など外国から巨額の献金を受け取ったことも問題視されている。

 米新聞グループ大手マクラッチーとマリスト大学(ニューヨーク州)が今月初めに実施した世論調査では、大統領選の「仮想投票」で民主党のクリントン氏(48%)と共和党のスコット・ウォーカー・ウィスコンシン州知事(44%)の差は4ポイント。過去に選択肢があった他の共和党有力候補との差も縮まっている。


 民主党内ではなお圧倒的な支持を受けるクリントン氏だが、私用メールや献金の問題は共和党との本選に進んだ場合に影を落としそうだ。

2303チバQ:2015/03/12(木) 22:48:09
http://www.sankei.com/world/news/150312/wor1503120077-n1.html
2015.3.12 21:42

米ファーガソン市警トップが辞意 直後からデモ、警官2人銃撃「差別の警官は去れ」

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警官2人が撃たれた直後、銃を構えて物陰で警戒する警官ら=11日、ファーガソン(AP)
 【ニューヨーク=黒沢潤】白人警官が丸腰の黒人少年を射殺し、全米での抗議デモを招いた米ミズーリ州ファーガソンで、トーマス・ジャクソン市警本部長が11日、ノウルズ市長に辞表を提出した。米CNNテレビなどによると、辞表提出直後から、ファーガソンの警察署周辺では抗議デモが発生。12日夜、デモ隊と対面していた警官2人が撃たれ、重傷を負った。

 2人とも意識はあるが、1人は肩を、もう1人は顔を撃たれた。デモ隊が「人種差別の警官は去れ」などと抗議していたときに銃声が鳴り響いた。誰が銃撃したかは不明。現場は騒然となり、少なくとも2人が拘束された。

 昨年8月に起きた黒人少年射殺事件では、警察に対する非難が強まる中で白人警官の身元は1週間近くも公表されず、ジャクソン氏も抗議デモに強硬な姿勢で臨み、黒人住民から激しい批判を浴びていた。

 自らも白人であるジャクソン氏は地元紙セントルイス・ポスト・ディスパッチに対し、「この時期(の辞職)が適当だ。市は障害なく前に進んでいく必要がある」と語り、辞表には「(今後も)一市民として市を支える」とつづった。19日付で正式に辞職する。

 ファーガソン市警をめぐっては今月上旬、ホルダー米司法長官が自浄能力があるか疑問だとして、組織の「解体」もあり得ると警告。一方、ノウルズ市長は11日、「(司法省がまとめた)報告書に目を通し、問題点を洗い出す」と述べ、市警の解体は不要だと反論していた。

 ファーガソンでは、司法当局者や市幹部らが黒人を差別する電子メールをやりとりしていたことが発覚、相次いで辞職を迫られている。

2304チバQ:2015/03/13(金) 21:29:37
http://www.sankei.com/world/news/150312/wor1503120085-n1.html
2015.3.12 23:34

白人警官トップ辞表のファーガソン、「犯罪都市化」の恐れも 警察、活動遠慮がちに






警官2人が撃たれた直後、銃を構えて物陰で警戒する警官ら=11日、ファーガソン(AP)
 白人警察官が丸腰の黒人青年を射殺した米中西部ミズーリ州ファーガソンでは、11日の市警トップ辞任に続き、12日未明にかけて住民側と警察が再び対峙し、警察官2人が撃たれるなど混乱が続いた。強硬な捜査が批判を浴びた市警は最近、活動全般が遠慮がちになっている。度重なる混乱を嫌って引っ越す住民も出始め、犯罪都市化の恐れも出てきた。

 警察官2人は小さな市警本部前を警戒中に撃たれた。これまでも住民側からの発砲はあったが、暴動で市全体が収拾の付かない状況に陥った場合に限られた。市警前での発砲は治安体制の深刻なほころびを示している。

 白人主体の市警は、黒人住民を標的に不当な逮捕や交通検問を繰り返したと批判されてきた。さらに米司法省に活動の在り方を非難されたことで、市警は強い衝撃を受け、萎縮した可能性がある。(共同)

2305チバQ:2015/03/15(日) 17:51:55
http://www.sankei.com/world/news/150315/wor1503150024-n1.html
2015.3.15 16:02

ブッシュ元州知事も私用アドレス 「クリントンスキャンダル」が他大統領候補に波及

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ジェブ・ブッシュ氏(AP)
 米紙ワシントン・ポスト電子版は14日、2016年の次期大統領選への出馬意欲を示している共和党のジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事が、知事在任中に私用の電子メールアドレスを公務に使用していたと報じた。ブッシュ氏は民主党の有力候補と目されるヒラリー・クリントン前国務長官の私用アドレス問題を非難しており、今後、論議を呼びそうだ。

 ブッシュ氏が私用アドレスでやりとりしたメールの中には、01年の米中枢同時テロ発生直後に、州兵の中東への派遣計画や州内の原発の警備に関するものが含まれていた。ブッシュ氏は知事退任後、州法に従い、全体の約半数に当たる28万通のメールを州の公文書館に提出した。

 ブッシュ氏の広報担当者は「取るに足らないメールに対する民主党の報復的な調査であり、元知事の方がクリントン氏よりはるかに透明だ」などと反論している。(共同)

2306とはずがたり:2015/03/16(月) 17:20:52
シャーマン氏は>>2185の国務副長官の記事に出てるけど,国務次官ってのは国務長官,副長官の次ぎぐらいのポジション?

韓国側の猛反発に米困惑 シャーマン国務次官講演「日本寄りの発言だ」
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150303/frn1503031140001-n1.htm
2015.03.03

 シャーマン米国務次官がアジアの政治指導者らは「旧敵国」を安易に中傷すべきでないとの考えを示したことに韓国側が反発していることについて、国務省のハーフ副報道官は2日、「特定の国や指導者に向けられたものではなく(反発に)少々驚いている」と語った。

 ハーフ氏は記者会見で、日韓の建設的関係が地域の平和と繁栄に役立つと指摘、歴史問題などをめぐる米政府の立場に変化はないと強調した。

 シャーマン氏は2月27日、戦後70年をテーマに講演で「政治指導者が旧敵国をけなすことで安っぽい称賛を得るのは簡単だが、そのような挑発は前進ではなく停滞をもたらす」と指摘。韓国では、従軍慰安婦問題の解決などを強く要求する朴槿恵大統領に暗に自制を求めたものと受け止められ、「日本寄りの発言だ」として反発が出ている。(共同)

日韓対立に我慢の限界か…米高官が歴史問題の政治利用に苦言 韓国紙は猛反発
http://news.livedoor.com/article/detail/9845648/
2015年3月3日 11時40分
NewSphere

 アメリカの外交政策を担当する国務省のシャーマン国務次官は、27日、ワシントンのカーネギー国際平和財団での講演で、歴史問題が日中韓の協力を妨げていると指摘した。各国の指導者が、国内での人気取りのために歴史問題を利用しているとほのめかし、そのような取り上げ方を「挑発」と呼んだ。次官の発言は韓国内に波紋を広げたようだ。韓国メディアが報じている。

◆歴史問題での各国の主張は、理解できるものの、フラストレーションが溜まる、と次官
 シャーマン国務次官は講演で、日中韓3国とアメリカが協力することで、世界の平和と繁栄につながるとして、その重要性を強調した。

 けれども、歴史問題がその障壁になっている。韓国と、特に中国は、日本の防衛政策のどんな変化にも敏感だ。日中韓は、慰安婦問題、歴史教科書問題、日本海の呼称などで言い争っている。「これらは皆、理解できるものだが、いらだたしいものでもあり得る」と次官は語る。

 「ナショナリスト的感情は、まだまだ不当に利用できるもので、どの国の政治指導者にとっても、かつての敵をあしざまに言うことによって、安っぽい拍手喝さいを得るのは難しくない。けれどもそのような挑発は、進歩ではなく、停滞を生み出す。前に進むためには、過去のことにとらわれず、未来にあるものを想像しなければならない」

2307とはずがたり:2015/03/16(月) 17:21:14
>>2306-2307
◆アメリカの方針変化か、と韓国内では大きな反応
 これらの発言は、講演全体からすればわずかな部分であるが、韓国国内で注意を引いたようだ。

 韓国英字紙コリア・タイムズは、「米高官が、日本の植民地支配の悪行の表面を取り繕おうとする安倍首相の試みの味方をした」と断じた。「日中韓の平和は、日本政府の心からの反省に始まるだろうとする、被害国である中韓両国の見解を無視したものだ」と伝えた。

 ハンギョレ新聞(英語)によると、韓国東西大学校のCho Se-young教授は、「シャーマン国務次官の発言が、米政府を代表したものであるなら、われわれにとって大きな失望だ」と語ったという。

 朝鮮日報はこの発言が、慰安婦問題に関する「真実の歪曲(わいきょく)」、靖国参拝といった日本の「挑発」よりも、韓国と中国が日本のこのような振る舞いを国内政治に利用しているのが問題だという考えをにじませた、と語った。

 聯合ニュース(英語)によると、韓国与党セヌリ党の金乙東最高委員は、アメリカ政府が被害国を見て見ぬふりをするのであれば、世界の警察としての地位をすぐに失うだろう、と警告したという。また野党新政治民主連合の田炳憲議員は、「わが国政府の外交的無力さを非難せざるを得ない」と語ったという。

 ハンギョレ新聞はこの講演で、日本に対し、過去の振る舞いを反省し謝罪することへの要請が、名ばかりも行われなかったことが注目を集めた、とした。米政府はかつて日本に対し、過去の振る舞いについて心から反省し、中国、韓国に謝罪し、両国との和解と癒しに到達するよう要請していたが、そこからはっきりと離脱した、と語った。聯合ニュースは、オバマ大統領が昨年の訪韓時に、慰安婦問題について「非常に深刻で甚だしい人権侵害」だと語ったことを伝えている。朝鮮日報はオバマ大統領がその際、解決に向けて日本が積極的に努力すべきと強調した、と伝える。

◆韓国メディアによる分析
 ハンギョレ新聞によると、次官の発言は韓国内で、米政府は日中・日韓間で何年もくすぶっている歴史問題をめぐる対立を、これ以上見過ごすことはできない、という米政府の警告として受け取られているそうだ。

 アメリカの態度の変化の根底には、歴史問題のせいで、日米韓の3国間の安全保障協力が弱められ、中国政府に対する拮抗力が危うくなることを、アメリカはこれ以上受け入れられない、という考えがあるようだとしている。コリア・タイムズは専門家の見解として、アメリカは、日本がアジアで中国をけん制する努力を明らかに行っていることで日本を支持しており、そのことが韓国をジレンマに追い込んでいる、と伝えた。

 また聯合ニュースによると、米政府の関心が明らかに日本のほうに傾いており、方針を変更したのかもしれないとの議論が韓国内で上がったという。ハンギョレ新聞は、日米がTPP交渉を進めており、4月末に予想される安倍首相の訪米前に、速やかに合意に達することを狙いとして、アメリカが態度を変えたのではないか、と推測している。

 朝鮮日報は、アメリカが自国の利害関係にばかり注目していることから、今回の発言は韓国と中国の反発を招くとみられる、と語っている。

◆やめられない主張
 コリア・タイムズによると、韓国の朴大統領は1日にも、日本政府は性奴隷のような自らの悪事について責任を認め、心からの謝罪を行うべきであると発言している。1日は日本の植民地支配に対抗した1919年の「3.1独立運動」の96周年記念日だったという。

NewSphere

2308とはずがたり:2015/03/16(月) 17:33:47
安倍が靖国を賛美して中韓を挑発するのはスルーなんだな。

国務次官演説に見るオバマ政権の中国偏重ぶり尖閣問題に関してはあくまでも「第三者」、日米同盟はどこへ?
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/43064?utm_source=docomo&utm_medium=feed&utm_campaign=link&utm_content=related
2015.03.04(水) 古森 義久

米国オバマ政権のウェンディ・シャーマン国務次官が自らのアジア歴訪について演説し、その内容が日本の主要メディアでも報道された。

 同次官は演説のなかで、歴史問題や領土問題について日本、中国、韓国に対して均等に助言を与えるような発言をした。だが、全体としては中国を重視し、日本は後回しという姿勢をにじませた。日米同盟に基づいて日本の防衛を誓約することよりも中国との関わりを強調するという、オバマ政権の従来の路線を反映しているとも言えそうだ。

 シャーマン次官はこのほど北東アジアを、中国、韓国、日本という順番で歴訪した。そして、ワシントンに戻った直後の2月27日、カーネギー国際平和財団でアジア歴訪の総括について演説した。

 日本の主要メディアは、主にこの演説の歴史問題に関する部分だけを取り上げて報道したが、演説全体の構成や表現という観点から検証すると、オバマ政権の対アジア政策の傾向が浮かび上がる。今回のシャーマン演説のポイントを具体的に見ていこう。

最後にされた日本訪問

 第1は、シャーマン次官がアジア3国を語る順番である。

 同次官は、中国、韓国、日本という順に訪問した。だから演説でも中国、韓国、日本という順に話を進めた。だが、この歴訪の順番自体が、従来の米国の政府高官や連邦議員の北東アジア訪問の慣例とは異なる。

 共和党のブッシュ前政権では、政府高官が歴訪する順番は、同盟国を重視する大前提からまず日本だった。そして韓国、その後に他の友好国あるいは同盟国、さらに中国を訪問対象に含めるならば、ほとんどの場合「最後に中国」という順番だった。その順番が変わることはほとんどなかった。

 オバマ政権ではその順番が変わり、閣僚級でも北東アジア訪問の際に日本を最初の国に選ばないケースが相次いだ。だがオバマ政権の期間中でも、日米同盟の重視を強調する共和党側では、ここ1〜2年の間にジョン・マケイン、マルコ・ルビオ、ボブ・コーカー各上院議員らが個別のアジア諸国歴訪でみな日本を最初に訪れた。いずれも、上院の外交委員会や軍事委員会で主導的立場にある議員たちである。特にコーカー議員は外交委員長を務めている。

 歴訪諸国の順番はとりたてて意味がないという見方もある。しかし、外交ではこの種のシンボリズム(象徴性)が重要だとする考えが一般的である。

 しかもシャーマン演説は、米韓両国間の貿易関係や同盟関係を強調した後に、「韓国と同様に、日本も米国の同盟国であり、緊密な友邦である」と、いかにも取ってつけたような表現で日本についての言及を始めたのである。

尖閣問題については第三者の立場を崩さず

 第2には、シャーマン次官が3国についてそれぞれ語った分量である。

 演説の記録を見ると、同次官が中国について語った分量は約50行、それに対し日本については29行である。もちろん言葉の分量だけで外交政策の重要性を判断することはできない。だが、この種の公式演説では有力な指針となる場合が多い。

2309とはずがたり:2015/03/16(月) 17:34:21

 韓国についての演説部分は20行以下だったが、日本に関する部分のうち15行ほどは、イスラム過激派「ISIS」(いわゆるイスラム国)による日本人人質殺害事件についての慰めや助言の言葉だった。同盟相手である日本との特別な絆や、日本の国際平和への貢献への言及はほとんどなかった。
>>2308-2309
 第3は、尖閣諸島に関する同盟国らしくない言辞だった。尖閣諸島の問題についてシャーマン次官は次のように述べていた。

 「私たちは近年、日本が施政権を保つ一方で、中国がかつての中華体制の一部だと主張する尖閣諸島をめぐる緊迫した状況を見てきた。日本は中国の急速かつ不透明な防衛強化を警戒している。中国側は、日本の防衛政策のいかなる変化にも神経を尖らせている」

 以上の発言は、米国としての自主的な立場をつゆほども述べていない。「尖閣諸島を日米安保条約の適用範囲とする」という米国の重大な政策にも触れない。

 尖閣諸島はかつて米国が施政権を保ち、沖縄とともに日本に返還した。その際、日本の領有権までも暗黙に認めていた。しかしそうした経緯は完全に無視されている。

 しかもオバマ政権は尖閣問題に関して「現状を非平和的な方法で変えようとする試みには強く反対する」という立場を表明しているのに、中国側が日本の尖閣領海に一方的かつ頻繁に侵入してくる事実もまったく無視しているのだ。

 シャーマン演説も、尖閣問題に関して米国はまったくなんの関係もない第三者である、という姿勢であり、同盟国らしい対応は影も形も見せていないのである。
オバマ政権にとって日米同盟とは一体なんなのか

 第4は、シャーマン次官の中国に対する宥和的な言辞である。

 同次官がこの演説で最も熱心に説いたのは、米国の中国に対する関与政策だった。「米国の対中政策は、ニクソン政権からオバマ政権まで一貫して、関与することの重要性を保ち続けることだった」「米中関係は成熟するにつれ、両国の指導者たちが率直に意見を述べ合う能力を身につけた」という調子である。

 中国の人権弾圧や自由の抑圧についても触れていたが、「米国側はこれらの問題を提起するが、それは歴史上、人権を尊重する国のほうがより繁栄するからだ」と決して強い口調の非難ではなかった。

いま東アジアにおける国際緊張の最大要因ともなっている中国の大規模な軍事力増強に対しては、米国としての批判はなにも述べなかった。前述のように「日本が警戒している」というだけで、まったく他人事というふうなのである。

 このあたりにも、「中国に対してはとにかく対立や非難を避ける」というオバマ政権の基本路線が露わとなっていた。そして、中国の歴史的な規模の軍拡と野心的な領土拡張に対して日本側が少しでも防衛力を強化しようとする動きに対しても、米国にとっては無関係であり、どちらかといえば好ましくない事態のような反応を見せていた。

 要するにシャーマン演説は、米国が日本の同盟パートナーであり、中国の危険な軍事攻勢に日本と共同で対応する、というような構えを感じさせないのである。「オバマ政権にとって日米同盟とは一体なんなのか」という疑問さえも沸き起こってくる。

 オバマ政権の残り任期は1年10カ月ある。日本としてはまだまだ同盟相手として依存し、さまざまな協力を仰ぎ続けなければならない。その相手の対日政策、対中政策には、歴代の米国の政権とはかなり異なる、こうした特異性があることを改めて認識しておくべきだろう。

2310チバQ:2015/03/19(木) 21:22:22
http://www.sankei.com/world/news/150319/wor1503190043-n1.html
2015.3.19 16:50

米スターバックス、カップに手書きで「人種共存」 キャンペーンに物議醸す






「レース・トゥギャザー」と記入した容器を見せるスターバックスの従業員(共同)
 米大手コーヒーチェーンのスターバックスが、米国の店舗で顧客に渡す紙コップなどの容器に従業員が「人種の共存」を意味するメッセージを記すキャンペーンを今週始めたところ、インターネットなどで物議を醸している。

 米中西部ミズーリ州ファーガソンで白人警察官が黒人青年を射殺した事件が昨年起きるなど、米社会で根強い人種問題について考え、議論するきっかけ作りが狙いという。コーヒーなどの飲料が入った容器に、従業員がフェルトペンで「レース・トゥギャザー(人種の共存)」と書き込む。

 取り組みを評価する声がある一方で、短文投稿サイト「ツイッター」には「顧客が人種差別をしていると決めつけるのか」「コーヒーで一息つく時間に説教を受けないといけないのか」などと反発も相次いだ。

 ハワード・シュルツ最高経営責任者(CEO)は18日の株主総会で、従業員に記入を義務付けておらず、顧客が望まなければ断れると説明した。(共同)

2311チバQ:2015/03/20(金) 19:02:50
http://www.sankei.com/world/news/150320/wor1503200001-n1.html
2015.3.20 07:00
【アメリカを読む】
クリントン氏の消したい「過去」





(1/4ページ)

7日、私的メール問題で苦しい防戦を強いられる中、娘のチェルシーさん(右)とともに「クリントン財団」主催のフォーラムに出席したヒラリー・クリントン前国務長官=フロリダ州のマイアミ大学(AP)
 ファーストレディー、上院議員、そして世界を股にかける国務長官-と、華やかな経歴を持つ民主党のヒラリー・クリントン氏(67)が次の大統領を目指す上で、その肩書は障害になりうる。逆に、共和党の有力候補には最高の攻撃材料だ。国務長官在任中、公務に私的な電子メールを使っていたことが米政界で大きな問題になっているのは、「過去」を抹消しようとした疑いがつきまとうからだ。

「記録を正そう」

 2月末に開かれた米国の保守派による祭典「保守政治行動委員会」(CPAC)の人気投票で「次の大統領」の首位を維持した共和党のランド・ポール上院議員(52)の“お家芸”は、短文投稿サイトのツイッターでクリントン氏を揶揄することだ。


 昨年11月の米中間選挙後には、クリントン氏と落選議員のツーショット写真を何枚も投稿し、クリントン氏が応援に入ったせいで選挙に落ちたと印象づけようとした。これに対し、クリントン氏の支持者らは出口調査の結果をもとに、女性からの得票に貢献したとして反論した。その母体となったのが「コレクト・ザ・レコード」(記録を正そう)という組織だ。

 設立趣旨にはこうある。

 「共和党の情け容赦のない攻撃の照準はクリントン氏、ジョー・バイデン副大統領ら民主党指導者に向けられている。右翼からの根拠なき攻撃から潜在的な民主党の大統領候補を守る」

 コレクト・ザ・レコードは、クリントン氏へのネガティブ・キャンペーンにネット上で即座に反論し、主要メディアにもよくデータが引用される。

 しかし、私的メール問題に関する声明は言い訳めいている。共和党の有力な大統領候補の一人であるジェブ・ブッシュ氏(62)もフロリダ州知事の時代に私的メールを使っていたと指摘したり、クリントン氏が国務省に5万5000ページ分のメールを提出したことを挙げて「共和党に同じような透明性があるだろうか」と問いかけたりしているのだ。

資金集めに私的メール?



 「クリントン氏は外交と資金集めを同時に行えたということだろうか?」。共和党全国委員会のラインス・プリーバス委員長(42)は、ニューヨーク・タイムズ紙が私的メール問題を最初に報じると、ツイッターで即座に反応した。

 クリントン氏は最近、夫のビル・クリントン元大統領(68)と設立した基金に中東など外国から巨額の献金を受け取っていると報じられている。国務長官時代には献金受け入れを自粛していたとされるが、共和党は今後、プリーバス氏のようにヒラリー・クリントン氏の私的メールが資金集めの手段に使われていた疑いがあるとして追及を強めるとみられている。

2312チバQ:2015/03/20(金) 19:04:00
 私的メール問題が発覚したのは、クリントン氏の国務長官在任中の2012年9月、リビア東部ベンガジで起きた米領事館襲撃事件に関する下院特別委員会での調査がきっかけだ。テロの可能性を意図的に隠蔽したとされる疑惑を調べる中で、クリントン氏が個人のメールアドレスを使っていたことが分かった。

 米連邦記録法は、大統領や閣僚を含め、公務に関する記録を保管することを義務付けている。米議会、報道機関、歴史学者らによる調査に供するためだ。昨年11月の連邦記録法改正で「電子的記録」の保管が明記される前だったとはいえ、クリントン氏が私的メールを使い続けたのは政策検証、安全保障の両面から問題が残る。

命取りにも

 リチャード・ニクソン元大統領が1期目の途中の1971年2月、ホワイトハウスに声を感知して自動的に記録を始める録音機を導入したのは、自らの回顧録を書くために役立つと考えたからだった。キューバ危機に際してのジョン・F・ケネディ元大統領の録音記録に触発されたのだという(ダグラス・ブリンクリーら著『ザ・ニクソン・テープス』)。

 最初の録音でニクソン氏はアレクサンダー・バターフィールド大統領副補佐官に録音システムを絶賛した。

 「おお、これはいい。(録音機の設置は)全てを記録することが目的であるということは分かっているな」

 「イエス、サー!」と答えた副補佐官はウォーターゲート事件の渦中にテープの存在を暴露し、これがニクソン氏の辞任につながる。記録の存在は重い。

 クリントン氏にとり、ベンガジ事件で取った行動は大統領になる資質があるかという問題に直結する。クリントン氏は国務省にメールを公表するよう求めたが、提出されていないメールの開示を共和党が迫り続けるのは間違いない。クリントン氏の応援団がいくら「記録を正そう」と叫んでも、記録そのものが示されなければ検証のしようがないのだ。(加納宏幸 ワシントン支局)

2313チバQ:2015/03/23(月) 20:20:23
http://mainichi.jp/select/news/20150324k0000m030079000c.html
米大統領:共和党からクルーズ上院議員が出馬表明
毎日新聞 2015年03月23日 20時06分(最終更新 03月23日 20時13分)
【ワシントン西田進一郎】米共和党で保守強硬派のテッド・クルーズ上院議員(44)が23日未明、2016年大統領選挙の同党候補者指名争いに立候補する意向をツイッターで表明した。立候補の正式表明は、共和党有力候補では初めて。

 クルーズ氏は、保守系草の根運動「ティーパーティー(茶会)」から強い支持を受け、南部テキサス州から2012年に上院議員に初当選。1期目だが、13年に医療保険制度改革(オバマケア)の予算に反対し、議事を妨害するため上院本会議で21時間以上も演説して一躍有名になった。父親はキューバからの移民でヒスパニック系だ。

 大統領選に向けた同党の候補者指名争いは混戦の様相だ。最近の世論調査では、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(62)やウィスコンシン州のスコット・ウォーカー知事(47)らが上位を占めているが大きな差はない。一方、民主党はヒラリー・クリントン前国務長官(67)が党内の圧倒的な支持を得ている。

2314チバQ:2015/04/05(日) 11:21:49
http://www.sankei.com/world/news/150405/wor1504050012-n1.html
2015.4.5 10:49
【米大統領選】
ヒラリー・クリントン氏、今月出馬表明か ニューヨークの物件を賃貸契約 選対本部?






 クリントン前米国務長官(ロイター=共同)
 米政治専門サイト、ポリティコは3日、来年の大統領選で民主党の最有力候補と目されるクリントン前米国務長官の陣営が、このほどニューヨーク・ブルックリン地区にあるビルの二つの階を借りる契約を結んだと伝えた。

 このビルがクリントン氏の選挙対策本部になる見通しだとしている。

 連邦選挙委員会(FEC)は、大統領選の立候補者に対し、出馬決定から15日以内の届け出を義務付けている。このため、報道が事実なら、クリントン氏は今月中旬までに出馬表明する可能性がある。(共同)

2315チバQ:2015/04/05(日) 18:48:54
http://mainichi.jp/feature/news/20150324mog00m030004000c.html
米国どこへ:大統領選に迫る(1)始動−ジェブ・ブッシュ氏が鳴らした号砲
2015年03月24日
 米国の大統領選挙が2016年に行われる。合衆国憲法修正第22条は「何人も2回を超えて大統領の職に選出されてはならない」と規定しており、08年に初当選、12年に再選された現職のバラク・オバマ大統領(民主党)は立候補しない。新顔同士の争いとなることもあり、8年ぶりのホワイトハウス奪還を目指す共和党、ホワイトハウス死守を目指す民主党の双方が、大統領選を見据えた攻防を早くも繰り広げている。動き出した大統領選を随時報告する。

  ◇  ◇  ◇

 米大統領選挙の事実上の始まりを告げる「号砲」を鳴らしたのは、共和党のジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事だった。ブッシュ氏は2014年12月16日午前10時(日本時間17日午前0時)ごろ、フェイスブックに「立候補の可能性を積極的に探ることを決意した」とのメッセージを掲載した。

 ブッシュ氏は家族と「国の将来」や「米国が必要としている強い指導力」などについて話し合った結果、準備を進める決意に至ったと説明。政治資金を集める「政治活動委員会」(PAC=Political Action Committee)を年明けの1月に設立し、全米で対話を重ねたうえで最終決断すると表明した。

  ◇  ◇  ◇


 ブッシュ氏は1953年生まれ。99年から2007年まで2期8年にわたってフロリダ州知事を務めた。フロリダ州は共和党と民主党の支持に差がない激戦州「スイング・ステート(揺れる州)」で、大統領選の大票田でもある。そして、父のジョージ・H・W・ブッシュ氏が第41代大統領(1989〜1993年)、兄のジョージ・W・ブッシュ氏が第43代大統領(2001〜2009年)を務め、抜群の知名度と人脈を持つ。

 共和党内では「穏健派」で知られ、コルンバ夫人はメキシコ出身で、ブッシュ氏はスペイン語も堪能だ。移民制度改革にも熱心で、共和党の課題であるヒスパニック系の支持もある。

 実績と知名度、人口が急増するヒスパニック系へのアピール力があることなどから、共和党内の穏健派や同党を支持するビジネス界などに待望論があった。一方、「ブッシュ家で3人目」ということに対する拒否反応や、特に共和党の保守強硬派からは穏健な政治スタンスでは共和党が結束できないという批判も上がる。

  ◇  ◇  ◇

 ジェブ・ブッシュ氏は前日の15日、南部サウスカロライナ州の州都コロンビアにいた。サウスカロライナ大学が、大統領を務めた父と兄、さらに母であるバーバラ・ブッシュ元大統領夫人に続き、ブッシュ家4人目の名誉学位を贈ることを決め、学位授与式に招待していたからだ。12月初旬に「間もなく決断する」と語り、大統領選の党内指名候補争いの序盤に予備選がある重要なサウスカロライナでの演説だけに、踏み込んだ発言を予測する米メディアが集まった。

 授与式が行われた大学の巨大なアリーナは、学位を受け取る約2800の学生とその親族など計1万4000人で埋め尽くされていた。ブッシュ氏は学生たちに先立ち、ステージ上で名誉博士号(公共サービス)の授与を受け、大学関係者がブッシュ氏のガウンの上に、首から後ろに下げる水色のフードを取り付けた。

 演説では冒頭、母バーバラさんに何を話すべきか相談したところ「『ジェブ、だいたい10分話したら、椅子に座ってだまってなさい』と言われた」と語り、会場を大いに沸かせた。そのうえで「実験や変化、失敗でさえも恐れるな、それが人生の一部だからだ。あなたやこの国に誰かが設けた限界に安住するな」と呼びかけた。

 ブッシュ氏の持論は、共和党は否定や批判ばかりではなく前向きなメッセージを送るべきだというもの。演説は、大統領選や政治的な話題を避けながらも、大きな夢を抱くことや変化、挑戦を進める内容で、大統領選への意欲をにじませたように聞こえた。演説はバーバラさんの助言通り、約10分10秒間で終わった。

 約2時間の授与式が終わり、アリーナを出たブッシュ氏を探した。演説で触れなかった「立候補の意向」を聞き出すためだ。可能性は極めて低いが、聞き出せれば大きなニュースになる。米メディアの記者と3人で大学スタッフに問い合わせていると、一瞬ブッシュ氏の姿が見えた。先に気づいた米メディアの記者が「知事」と声をかけた。しかし、ブッシュ氏はにこやかに右手を挙げて規制区域を歩いて行った。「立候補の意向」はこの約17時間後、フェイスブックに掲載された。【西田進一郎】

2316チバQ:2015/04/05(日) 18:49:43
http://mainichi.jp/feature/news/20150325mog00m030001000c.html
米国どこへ:大統領選に迫る(2)前哨戦始まる1−保守強硬派に新星
2015年03月25日
 米大統領選挙で各党の候補者指名をかけた「初戦」は、伝統的に中西部のアイオワ州党員集会(コーカス)だ。2016年も2月1日(未確定)のアイオワ州党員集会が全米で最初となる。大事な初戦を約1年後に控えた今年1月24日、大統領選に意欲を見せる共和党の「候補者」たちがアイオワ州に集まった。アイオワ州選出の保守強硬派、スティーブ・キング下院議員と保守系団体による「アイオワ・フリーダム・サミット」。候補者指名争いの火ぶたが事実上切られた。

 会場は州都デモインにある劇場のような多目的ホール「ホイト・シャーマン・プレース」。1人20分の持ち時間で、約1500人の参加者に自身をアピールする。主催者やアイオワ州選出の上院議員らも含め、演説者は20人以上に上り、午前9時すぎに始まったサミットは9時間を超える長丁場となった。

  ◇  ◇  ◇

 会場が一気にヒートアップしたのは、前半最後の演説者として登場したウィスコンシン州のスコット・ウォーカー知事の時だった。ワイシャツを腕まくりし、左手首には黄色や青色、オレンジ色などのカラフルなブレスレット。ステージ中央の演台は使わず、マイクを片手に右へ左へとゆっくりステージ上を移動し、聴衆に語りかける。

 「4年前に比べて今日の我々(ウィスコンシン州の)の資産税(率)は低い。こんなことを言える知事は何人いますか」

 2011年に知事に就任し、減税や規制緩和、財政再建などの実績を誇る。しかし、全国区の知事となった原動力は「労働組合との戦い」だ。公務員の団体交渉権を規制し、労働組合などの反発を受けて12年にリコール(解職請求)。しかし、リコール選挙で対立候補を返り討ちにした。14年秋の選挙を含めて、4年で3回の知事選に勝ったことになる。

 ウォーカー氏は、反対派から自身や家族に対して危害を加えるという脅迫が繰り返しあったと振り返り、「反対派の妨害行為は、ウィスコンシンの人々のために立ち上がることがいかに重要かを私に思い起こさせた」と語ると、会場から拍手がわく。

 そして「小さな政府」を志向する共和党保守派の心をつかむ言葉を連発した。「我々が4月14日ではなく、7月4日を祝日にしているのには理由がある。我々は『政府への依存』ではなく、『政府からの独立』に価値を置いているからだ」。連邦所得税の申告期限日と独立記念日を例えに「大きな政府」を容認する民主党との違いを強調した。さらに「政府の成功の指標は、どれだけの人が政府を頼っているかではなく、どれだけの人が政府を頼っていないかだ。それを理解している指導者が必要だ」。

 弁舌のうまさこそないが、1967年生まれの若さと芯の強さを感じさせる話しぶり。演説を終えると、聴衆の多くが立ち上がり、歓声と拍手でウォーカー氏を見送った。共和党のスター誕生を印象づけた。

2317チバQ:2015/04/05(日) 18:49:53
  ◇  ◇  ◇

 テッド・クルーズ上院議員は登場から聴衆総立ちで迎えられた。保守強硬派の議員や団体が主催した今回のサミットはクルーズ氏にとって「ホームゲーム」と言える。

 2012年当選した1期目だが、保守系草の根運動「ティーパーティー」(茶会)など保守強硬派から熱烈な支持を受けている。13年には、オバマ大統領の看板政策である医療保険制度改革(オバマケア)に反対し、関連予算の審議を妨害するために上院本会議場で21時間以上にわたって演説して一躍有名になった。

 大きな身ぶり手ぶりと抑揚のある口調、笑いと拍手を次々起こす弁舌のうまさが持ち味だ。しかし、笑いをとりながらもオバマ大統領への批判は痛烈だ。「過去6年のオバマ・クリントンの外交政策の結果、米国は世界を率いる指導的立場から後退した」と外交面での指導力不足を批判。パリでのテロ事件、さらに世界の首脳が参加した反テロ行進に米国が参加しなかったことに、それぞれ「ぞっとさせられた」とオバマ大統領の欠席を批判した。さらに「『イスラム過激派のテロ』という言葉を使いたがらないなら、イスラム過激派のテロと戦うことも、勝つこともできない」と語り、宗教対立にならないよう「イスラム過激派」という表現を使わないようにしている大統領をこき下ろした。

 批判の相手はオバマ大統領や民主党にとどまらない。共和党は08年、12年という過去2回の大統領選で、ジョン・マケイン上院議員、ミット・ロムニー元マサチューセッツ州知事を候補にし、オバマ大統領に敗れた。保守強硬派は、「穏健派」の候補擁立で、保守派を含めた同党の支持層が盛り上がらず、党内がまとまりきらなかったとの不満が大きい。クルーズ氏は「保守派を語る穏健派」を強くけん制した。

 「共和党の予備選では、すべての候補者があなたの前に来て、『私が最も保守的だ』と言うだろう。口では何とでも言える。ここにいる人たちの最も重要な役割の一つは、候補者の目を見て『口ではなく、行動で見せて』と言うことです」【西田進一郎】

2318チバQ:2015/04/05(日) 18:50:17
http://mainichi.jp/feature/news/20150326mog00m030011000c.html
米国どこへ:大統領選に迫る(3)前哨戦始まる2−穏健派の戦い
2015年03月26日
 「アイオワ・フリーダム・サミット」には、保守強硬派で移民制度改革に強硬に反対しているスティーブ・キング議員(アイオワ州選出)が主催するだけに、穏健派や移民制度改革に前向き、あるいは理解を示す「候補者」たちは参加を見送った。ミット・ロムニー元マサチューセッツ州知事やジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事、ランド・ポール、マルコ・ルビオ両上院議員などだ。そんな中、穏健派の一人であるニュージャージー州のクリス・クリスティー知事があえて参加したのは、苦しい状況に置かれていることの裏返しとも言える。

 歯に衣(きぬ)着せぬ発言と大胆な歳出削減などの実績を持つ人気の知事だ。民主党が強いニュージャージー州でありながら、2013年の知事選も大差で勝ち抜き、次期大統領選の有力候補との呼び声が高まった。14年は共和党全国知事会長として全米を飛び回った。

 しかし、知事選でクリスティー氏を支持しなかった民主党の市長に対し、側近が政治的報復として橋の交通を阻害して渋滞を引き起こした疑惑「ブリッジ・ゲート」で大きなイメージダウンとなった。

 さらに、同じ穏健派で支援者層も重なるブッシュ氏が14年12月に「立候補の可能性を積極的に探ることを決意した」と発表し、1月には政治活動委員会(PAC)も設立するなど急ピッチで作業を進めていた。クリスティー氏が支援者層と期待する経済界でブッシュ氏支援への流れが出始めていた。保守強硬派の会合に出るのはリスクがあるが、クリスティー氏はこうした流れを変える必要があった。

 夕方になって空席が出始めたこともあり、クリスティー氏の登場に会場が大きく沸くことはなかった。しかし、聴衆が自分の支持層と重ならないことを承知の上で、クリスティー氏は演台に置いた原稿をめくりながら、語りかけた。

 「もし、私がニュージャージーや全米で守ろうと戦っている価値観が、あなたたちの価値観と一致しないなら、どうして私はここに戻ってくるのか。私が戻ってくるのは、私たちの価値観が一致し、この国をより良くするために一緒に戦っているからだ」

 さらに、人工妊娠中絶に反対していることを強調し、保守派との共通点を強調すると、聴衆からの拍手が少しずつ増えた。会場の雰囲気が和んだ後半、クリスティー氏は再選された13年の州知事選挙で、ヒスパニック系の51%、アフリカ系の22%、無党派の67%、女性の54%の票を得たことを紹介した。どれも大統領選で共和党が伝統的に弱いとされる層だ。クリスティー氏は、多様な層からの支持を得る必要性を強調したうえで、共和党が協力しなければ「全米レベルの選挙に勝てないだろう」と危機感をあらわにし、「少なくともみなさんは私が誰か、私が何を信じているか、立ち位置がどこかは知っている」と自身と会場を埋めた保守強硬派との接点を強調した。【西田進一郎】

2319チバQ:2015/04/05(日) 18:53:13
http://mainichi.jp/feature/news/20150327mog00m030003000c.html
米国どこへ:大統領選に迫る(4)前哨戦始まる3−異色の経歴から参戦
2015年03月27日
 知事や上下両院議員などの経験を持たない「候補者」にとって、まず大事なのは「候補者」としての認知度を高めることだ。「アイオワ・フリーダム・サミット」には、元脳神経外科医のベン・カーソン氏と、米コンピューター大手ヒューレット・パッカードの元最高経営責任者(CEO)のカーリー・フィオリーナ氏という異色の経歴を持つ2人も自らを売り込んだ。

  ◇  ◇  ◇

 カーソン氏は、貧しい家庭に生まれ育ちながら医師になり、後頭部が結合した双生児の分離という難手術に成功して世界的に著名な医師となった「立志伝中の人」だ。その功績から、米国では文民で最高の栄誉とされる大統領自由勲章も受章した。

 近年はテレビで保守派のコメンテーターを務め、特に医療保険制度改革(オバマケア)への厳しい批判で知られる。黒人でもある。

 カーソン氏は自身の経歴と重ねて教育の重要性を指摘したほか、オバマケアは政府の過剰な民間への関与であり、「仮に制度が機能したとしても、私は反対する」と強調。さらに、「私の母が財務長官だったら、米国は赤字にはなっていないと確信している」と聴衆を笑わせ、「現在の米国政府の大きな問題は、政府が大きすぎることだ」とオバマ政権を批判した。聴衆は総立ちで拍手し、演説を終えたカーソン氏を見送った。

  ◇  ◇  ◇

 米電話電信会社大手のAT&Tの社員を振り出しに、HPのCEOに上り詰めたのがフィオリーナ氏だ。「最強の女性経営者」と呼ばれ、女性の社会進出の象徴的な存在の一人でもある。ただ、政治の分野では、2010年の中間選挙でカリフォルニア州から上院議員を目指し、落選している。

 フィオリーナ氏は民主党の最有力候補と目されるヒラリー・クリントン前国務長官への鋭い批判で聴衆をひきつけた。「ヒラリー・クリントンのように、私も世界中を飛び回ってきた。でも、彼女と違って、私は物事を成し遂げてきた」。

 12年にリビア東部のベンガジで起きた米領事館襲撃事件へのクリントン氏やオバマ政権の対応を批判すると、会場から大きな歓声が上がった。「クリントン氏への批判」に米メディアが飛びつき、フィオリーナ氏の「候補者」としての知名度を高めるという狙いは当たったようだ。【西田進一郎】

2320チバQ:2015/04/05(日) 18:54:47
http://mainichi.jp/feature/news/20150327mog00m030004000c.html
米国どこへ:大統領選に迫る(5)3度目の挑戦断念−ロムニー氏が立候補見送り
2015年03月28日
 1月30日朝、前回2012年の米大統領選で共和党候補だったミット・ロムニー元マサチューセッツ州知事が午前11時から複数の支援者幹部と電話会議をするという情報が米メディアをにぎわせていた。ロムニー氏は約3週間前の支援者との会合で、立候補を検討していることを明らかにしていた。米オンラインニュースメディアの「ザ・デイリー・ビースト」は、「ミット・ロムニー 大統領選立候補へ」の見出しで、3回目の大統領選を目指す考えを示すとの見通しを報じていた。

 しかし、ロムニー氏が伝えたのは逆だった。「真剣に考えた結果、共和党内の他の指導的な人たちに、次の指名候補になる機会を与えることが最善だと判断した」と立候補見送りを伝えたのだ。さらに「党の候補者指名争いに勝つことはできる」としながらも、「大統領になるチャンスがより大きい他の候補が頭角を現してくるのをつぶしたくない」と新たな候補が出てくることへの期待感を示した。

  ◇  ◇  ◇

 ロムニー氏は08年の大統領選では共和党の候補者指名争いで、ジョン・マケイン上院議員に敗れた。12年の大統領選では、ニュート・ギングリッチ元下院議長らを破って指名を獲得したが、本選挙では民主党のオバマ大統領に敗れた。ロムニー氏は1947年生まれで、この時65歳。これ以降、3回連続となる2016年大統領選への挑戦は繰り返し否定してきた。

 しかし、大統領選に向け、共和党内で幅広い支持を集める候補はなかなか出てこなかった。報道機関などの世論調査では、知名度の高いロムニー氏は高い支持を得てきた。例えば、14年11月下旬に行われた米CNNテレビなどの調査では、次期大統領候補として共和党ではロムニー氏が20%の支持を得た。2位は元脳神経外科医のベン・カーソン氏(10%)、3位はジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(9%)で、大差をつけていた。14年11月の中間選挙では、ロムニー氏は候補者応援に精力的に出向き、立候補を検討しているのではないかとの臆測も出ていた。

 ロムニー氏が立候補への意欲を示したのは、15年1月9日にニューヨークで開かれた支援者との私的な会合だった。米紙ワシントン・ポストは出席者の話として、ロムニー氏が「私に『本当に大統領になりたいのか』と聞く人がいるが、私は過去2回立候補した。私は大統領になりたいんだ」と語ったと伝えた。

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2321チバQ:2015/04/05(日) 18:54:57

 共和党の候補者指名争いは、2014年12月16日にブッシュ氏が立候補の可能性を積極的に模索するといち早く表明し、事実上スタートしていた。CNNなどが数日後に実施した世論調査にはその影響が顕著に出た。ブッシュ氏は支持を前月調査より14ポイント伸ばして23%で首位に立ち、2位のニュージャージー州のクリス・クリスティー知事(13%)に差をつけた。立候補を否定し続けていたロムニー氏は、選択肢から省かれていた。

 ロムニー氏とブッシュ氏はお互い知事時代からの知り合いで、12年の共和党の候補者指名争いでは、ブッシュ氏は父のブッシュ元大統領とともにロムニー氏を支持した間柄だ。16年大統領選に向けて真っ先に飛び出したブッシュ氏は、かつてのロムニー氏の支援者を取り込み始めていた。

 さらに、大統領選に「連敗」しているロムニー氏が3回目をうかがうことに、共和党内には冷めた見方が広がった。体制作りは進まず、逆に中西部アイオワ州で長年ロムニー氏の選挙戦略のアドバイスをしていたデビッド・コーチェル氏はブッシュ氏の選挙運動を支援することを決めた。ロムニー氏にとって、「包囲網」が着々とできつつあった。

 ブッシュ氏とロムニー氏は1月22日、米西部ユタ州で会談した。会談内容は明らかになっていないが、大統領選を巡って意見交換したもようだ。立候補を見送る考えを表明したのは会談の8日後だった。

  ◇  ◇  ◇

 立候補見送り声明で、ロムニー氏は政治活動委員会(PAC)も設立せず、寄付も受けず、選挙運動チームのメンバーも雇わないとし、考えを変える可能性はないと明言した。そのうえで、自身に期待を寄せていた人たちに自由に候補者を支援するよう促し、特定の候補への支援は呼びかけなかった。

 ロムニー氏が退くことで、ビジネス界などを中心とする資金や支援のネットワークは穏健派の候補、主にブッシュ氏に流れるとの見方が一般的だ。ブッシュ氏は30日、ロムニー氏のこれまでの共和党への貢献などを挙げ、「ミットは愛国者だ」など称賛するコメントをフェイスブックに掲載した。

 ただ、ロムニー氏が声明で「次世代の共和党の指導者」や「自分ほどよく知られていない人」を挙げて期待感を示したことを、「ブッシュ氏を支持しない考えを暗に示唆したとみられる」(米紙ウォール・ストリート・ジャーナル電子版)と解釈するメディアもあった。ロムニー氏はその真意を明かしていない。【西田進一郎】

2322チバQ:2015/04/05(日) 18:56:45
http://mainichi.jp/feature/news/20150327mog00m030010000c.html
米国どこへ:大統領選に迫る(6)前哨戦本格化−共和党・保守強硬派の支持割れる
2015年03月29日
 共和党を支持する保守系団体が集まる全米最大規模の「保守政治行動会議(CPAC)」の年次総会が2月末、首都ワシントン郊外のメリーランド州ナショナルハーバーで開かれた。2016年大統領選挙に向けた共和党の候補者指名争いは依然大混戦の様相で、CPACは1月の「アイオワ・フリーダム・サミット」に続く、前哨戦の「第2戦」。初戦を回避した候補者たちも参加し、共和党支持層とりわけ保守強硬派の支持が誰に向かっているかを探る意味で全米の注目を集めた。

 米政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」が直近の世論調査結果の平均値として26日朝に出していた支持率は次の通りだ。

■2016年大統領選の共和党候補指名に意欲を持つ主な人たち■

名前(年齢)          支持率   肩書(選挙区)

ジェブ・ブッシュ(62)   14.5%  元フロリダ州知事

スコット・ウォーカー(47) 13.0%  ウィスコンシン州知事

マイク・ハッカビー(59)  11.8%  元アーカンソー州知事

ベン・カーソン(63)    11.3%  元脳神経外科医

ランド・ポール(52)     9.5%  上院議員(ケンタッキー州)

クリス・クリスティー(52)  6.3%  ニュージャージー州知事

マルコ・ルビオ(43)     5.3%  上院議員(フロリダ州)

テッド・クルーズ(44)    5.0%  上院議員(テキサス州)

 ※敬称略。年齢と支持率は2月26日朝時点のもの。

 1月の「アイオワ・フリーダム・サミット」で注目を集めたウィスコンシン州のスコット・ウォーカー知事が知名度を一気に高め、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事に迫っていた。この上位8人のうち、マイク・ハッカビー元アーカンソー州知事を除く7人がCPACに参加し、26、27両日のいずれかに演説した。

 注目は、(1)ウォーカー氏の勢いが続いているのか(2)2013年と14年のCPACで行われた大統領選模擬投票(ストローポール)で首位を獲得したランド・ポール上院議員がその座を守るのか(3)穏健派の有力候補ブッシュ氏が保守強硬派が集まるCPACでどのようなアピールができるかだった。

  ◇  ◇  ◇

 支持率急上昇中の「新星」、ウォーカー氏は26日夕方、小走りにステージに出てきた。総立ちとなり大きな拍手で迎える聴衆。ウォーカー氏は演説台には目もくれず、ステージが客席側に張り出したところで語り始めた。今回もトレードマークとなっているワイシャツの腕まくり姿だ。

 減税と規制緩和など知事としての成果、さらにウォーカー氏を語るうえで欠かせない労働組合との戦いが演説の中核。「国民の政府への依存度が高まることを良しとしている」とオバマ大統領を厳しく批判し、自由や自立を熱っぽく訴えた。知事や知事出身の候補が経験不足から不安視される外交・安全保障分野でも積極的に発言した。

 「イスラム過激派を我々の生活や世界の自由を愛する人々にとっての脅威であると理解し、立ち上がる指導者が米国には必要だ」。オバマ政権のイスラム過激派対策、イラン核問題を巡るイスラエルとのぎくしゃくした関係などを次々と批判した。会場からは大きな拍手とともに、「スコット、立候補だ」というかけ声も上がり、ウォーカー氏の勢いが続いていることを印象づけた。

 ただ、不安ものぞいた。イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)への対抗策を尋ねられたが、米連邦捜査局(FBI)などから詳細な情報を得られていないことなどを挙げ、明確に答えなかった。また、米国民を守る意気込みを示したが、顔をにやりとさせて「10万人の反対派を相手にできる私なら、世界でも同じことができる」と付け加えた。労働組合とイスラム過激派を重ねたとも受け取られかねない発言だけに、陣営側がその後釈明に回る一幕もあった。

2323チバQ:2015/04/05(日) 18:57:01
  ◇  ◇  ◇

 ジーンズにワイシャツというカジュアルな格好で出てきたポール氏。若者らの熱狂的な歓声と拍手の中、「我々は外国からの敵、国内の敵全てから合衆国憲法を守らなければならない」と語り、自由が脅かされていると訴えた。「自由」「合衆国憲法」がポール氏の演説のキーワードだ。演説の合間合間に「ポール大統領」のかけ声が飛んだ。

 保守系草の根運動「ティーパーティー(茶会)」などから強い支持を得て、模擬投票で2年連続首位。父ロン・ポール元下院議員も10年、11年の模擬投票で首位を獲得しており、ポール氏はCPACのいわば「顔」だ。

 父のロン・ポール氏は、合衆国憲法順守の立場から、政府の個人や経済に対する介入を批判し、個人や経済の自由を徹底的に重視する「リバタリアン」(自由至上主義者)の代表格だ。外交面では、武力介入など他国への干渉に反対し、イラク戦争の開戦に反対した。こうした流れを引き継ぎ、リバタリアンの支持層から支持されているランド・ポール氏に対し、外交政策への懸念が指摘され続けてきた。米国大統領となれば、最高司令官として世界最強の米軍を率いる必要があるからだ。

 演説でポール氏は、米情報当局による米国民も含めた通話記録などの情報収集、財政赤字、政府による過剰な規制で、国民の自由を妨げている、とオバマ政権を批判。さらに、「我々の自由は国境の外からも脅かされている」とし、外交問題にも言及した。「国家の防衛は憲法上の職務であり、最も重要だ。優先順位は常に国家防衛にある」と語って懸念を拭い去ろうとしたポール氏だが、現実問題への具体的な対応については説明せず、踏み込み不足の感もあった。

 ただ、人気は高い。ポール氏が演説を終えると、同氏を支援するため赤いシャツを着て、ポスターを配り歩いていた大勢の若者が一気に会場を出て行き、立ち見であふれていた会場に空席ができた。

  ◇  ◇  ◇

 ブッシュ氏は不法移民に法的地位を与えることや全米各州共通の学力基準を定める政策に理解を示しており、保守強硬派から「穏健派だ」と厳しい批判を浴びせられてきた。CPACは、ブッシュ氏がこうした保守層にどれだけ支持を広げられるかを探る試金石となった。

 ブッシュ氏は27日、演説ではなく、保守系テレビFOXニュースのキャスターを務めるハニティ氏の質問に答える形式で自らの主張を売り込んだ。

 人工妊娠中絶や同性婚、マリフアナ(大麻)合法化への反対姿勢を示し、「私は実践的な改革志向の保守主義者だ」とアピール。オバマ大統領を「失敗した大統領」と切り捨て、喝采を浴びた。また、外交政策では、オバマ政権が同盟国や友好国との関係をうまく維持していないと批判。イランとの核問題を巡る協議を批判し、イスラエルとこの問題での協議をする必要性を強調した。

 一方、「1100万人(の不法移民)を強制送還する方法はないのが事実だ」と述べ、不法移民に市民権獲得への道を開く必要性を強調。「(大統領選で)勝つために必要」なヒスパニック系や若者などの支持を得ることにつながる、と訴えた。

 やじが飛ぶ場面もあったがブッシュ氏はそれぞれの問題で持論を明確にし、会場から拍手、喝采を得る場面もあった。政治専門紙「ポリティコ」は同日、「ジェブ・ブッシュはCPACを乗り切った」と報じた。

  ◇  ◇  ◇

 CPACは28日、総会期間中に実施した次期大統領選の共和党候補を巡る模擬投票結果を発表した。投票したのは3007人。首位は3年連続でポール氏(得票率25・7%)。2位にはウォーカー氏(同21・4%)が入り、▽テッド・クルーズ上院議員(同11・5%)▽元脳神経外科医のベン・カーソン氏(同11・4%)▽ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(同8・3%)−−と続いた。

 ポール氏のCPACでの強さが改めて裏付けられたが、支持率は2014年の31%から約5ポイント下がった。一方、ウォーカー氏は2014年は7%で5位集団にいたが、3倍以上に支持を増やしてポール氏に迫った。保守強硬派の中でウォーカー氏の存在感が高まっていることを改めて浮き彫りにした。

 これに対し、穏健派のブッシュ氏が低迷することは事前の予測通りで、CPACに多く集まったような保守強硬派の取り込みが課題であることを改めて示した。【西田進一郎】

2324チバQ:2015/04/08(水) 21:55:49
http://www.sankei.com/world/news/150407/wor1504070074-n1.html
2015.4.7 23:41
【米次期大統領選】
「茶会」系ポール氏が出馬表明、共和党は乱戦模様

ブログに書く1





 米ニューハンプシャー州で演説するランド・ポール上院議員=3月(AP=共同)
 【ワシントン=加納宏幸】米共和党のランド・ポール上院議員(52)が7日、自身のホームページで2016年大統領選への出馬を正式表明した。ポール氏は保守系草の根運動「ティーパーティー(茶会)」の支持を受ける強硬保守派だ。「小さな政府」を訴える。

 ポール氏は「わが国を自由と限定された政府という原則に立ち戻らせるため大統領選に出馬する」と表明。同党では、やはり茶会の支持があるクルーズ上院議員(44)が3月に名乗りを上げており、クリントン前国務長官(67)が独走状態の民主党と異なり乱戦模様となっている。

 共和党では13日にルビオ上院議員(43)が出馬表明する予定。ブッシュ前大統領の弟のジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(62)も出馬準備を進めており、指名争いが激化しそうだ。

2325チバQ:2015/04/08(水) 22:18:59
http://www.asahi.com/articles/ASH482RKMH48UHBI006.html
シカゴ市長選、オバマ氏の元首席補佐官が再選確実に
ニューヨーク=中井大助2015年4月8日12時15分
 米イリノイ州シカゴの市長選が7日に投開票され、AP通信によると、現職でオバマ大統領の元首席補佐官のラーム・エマニュエル氏(55)が再選を確実にした。2月に実施された選挙ではどの候補も投票の過半数を得ることができなかったため、トップのエマニュエル氏と2位の候補の間の決選投票となっていた。

 人口が約270万人のシカゴは、米国で3番目の都市。選挙でエマニュエル氏は、財政再建や雇用改善への取り組みなどの実績を訴えた。ただ、「富裕層を優遇している」との批判や、犯罪率の高さなどが影響し、最初の選挙では得票率が約45%にとどまっており、今後の市政運営にも影響する可能性がある。(ニューヨーク=中井大助)

2326チバQ:2015/04/08(水) 22:41:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150408-00000030-mai-n_ame
<黒人男性射殺>白人警官を殺人容疑で訴追 ビデオが決め手
毎日新聞 4月8日(水)10時31分配信

白人警官のマイケル・スレーガー容疑者(右)が黒人男性のウォルター・スコットさんを撃ったとみられる映像=動画サイト「ユーチューブ」より
 【ニューヨーク草野和彦】米南部サウスカロライナ州ノースチャールストンで7日、丸腰の黒人男性を射殺した白人警官が殺人容疑で訴追された。逃げる男性の背後から警官が発砲する瞬間を、通行人がビデオで撮影していたのが決め手となった。

 米国では昨年以降、黒人を死亡させた白人警官が不起訴となる事態が続き、全米で抗議デモが拡大。今回は証拠の偽装工作ともみられる様子が撮影されており、主要メディアが相次いで報道した。

 事件があったのは今月4日。警察の捜査報告によると、白人警官のマイケル・スレーガー容疑者(33)は、尾灯が壊れたまま走行していた黒人男性ウォルター・スコットさん(50)の車を停止させた。その後、両者はもみ合いになり、スレーガー容疑者は、スコットさんからスタンガンを奪われたために身の危険を感じ、発砲したと主張していた。

 だが、米紙ニューヨーク・タイムズが入手したビデオ映像では、スレーガー容疑者は逃げるスコットさんに向けて8回、発砲。うつぶせに倒れたスコットさんに近づき、スタンガンのようなものを落とす様子が映っていた。

 7日に記者会見したノースチャールストン市長は「悪いことをしたときは、悪い」と司法システムの公正さを強調。スコットさんの遺族も会見し、兄のアンソニーさんは「正義がもたらされた。ビデオがなければ真実は明らかにならなかった」と語った。

2327とはずがたり:2015/04/09(木) 12:45:55

白人警官、米南部で黒人射殺…背後から8発連射
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150408-OYT1T50125.html?from=ycont_top_txt
2015年04月08日 21時35分

 【ニューヨーク=広瀬英治】米南部サウスカロライナ州ノースチャールストンで4日、白人警官(33)が黒人男性(50)を背後から拳銃で撃って死亡させる事件があり、地元警察は7日、警官を殺人容疑で逮捕したと発表した。

 事件を受け、州司法当局のほか、連邦捜査局(FBI)と米司法省も調査に乗り出した。

 警官は当初、尾灯が壊れた車を運転していた男性を停車させた後、もみ合いとなったと説明。自身のスタンガンを奪われて身の危険を感じたため、発砲したと主張していた。

 しかし、米メディアが報じた、通行人撮影のビデオ映像には、走り去ろうとする黒人男性の背中に向かって警官が銃を8発連射し、男性が倒れる様子が映っていた。

 米国では昨年以降、ミズーリ州ファーガソンやニューヨーク市などで白人警官が丸腰の黒人を死亡させる事件が相次ぎ、警察批判のデモ活動が全米に広がったばかり。オバマ大統領は警察改革に乗り出していたが、今回の事件を機に、改めて黒人社会で反発が強まる可能性がある。

2015年04月08日 21時35分

2328チバQ:2015/04/09(木) 23:06:01
http://www.sankei.com/world/news/150408/wor1504080047-n1.html
2015.4.8 23:36

黒人射殺の米ファーガソンで市議会選 黒人議員半数に、史上初 「歴史が作られた」と米メディア

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7日、米中西部ミズーリ州ファーガソンで行われた市議会選挙で投票する人たち(AP)
 【ニューヨーク=松浦肇】昨年8月に丸腰の黒人少年が白人警官に射殺され、大規模な抗議デモが起きた米中西部ミズーリ州ファーガソンで7日、市議会選挙が実施され、2人の黒人候補が当選した。

 ファーガソンの市議会は6議席あり、これまで5議席が白人、1議席が黒人だった。今回は白人の3議席が改選され、うち2議席を黒人候補が獲得。これで市議の半数が黒人になった。

 米メディアによると、人口2万1千人のうち約3分の2が黒人住民の同市で、市議の半数を黒人が占めるのは初めて。国内では「ファーガソンの有権者は歴史を作った」などと大々的に報じられている。

 投票率は29%で、昨年4月の市長選での12%と比べて大幅に伸びた。人口の約3分の2を占める黒人市民が声を上げた格好だ。

 昨年の少年射殺事件では、抗議デモが暴動や略奪に発展した。今年3月にはデモ警備の警官2人が銃撃される事件があった。

2329チバQ:2015/04/09(木) 23:53:26
http://mainichi.jp/select/news/20150409k0000e030172000c.html
米国:ビバリーヒルズは35%…金持ちはより節水と州計画
毎日新聞 2015年04月09日 10時19分(最終更新 04月09日 12時32分)

 【ロサンゼルス長野宏美】干ばつによる水不足が深刻な米カリフォルニア州は7日、高級住宅街ビバリーヒルズなど大量に水を使用する地域に35%の節水を求める計画案を発表した。同州のブラウン知事が1日、州全体で2013年の使用量から25%の節水を義務づける行政命令を出したことを受けた措置。

 全約400地域のうち、昨年9月の時点で1人当たりの1日の使用量約210リットル以下の18地域の削減率を10%とする一方、使用量が約625リットル以上の高級住宅街など135地域は35%と厳しい節水を促す。カリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)の調査(00〜10年)では、ロサンゼルス市内の所得が高い地域は低い地域に比べ、水の平均使用量は3倍。芝生の水やりなど屋外の使用量の差が大きいとみられる。

 同州は農産物販売額が全米1位。日本にも米やアーモンド、ワインのほか、牛肉なども輸出している。干ばつが深刻化すれば、水や飼料の確保に多額の経費がかかる。米国では、農畜産物の価格上昇に対する懸念が強まっており、州当局の節水対策が後手に回っているとの批判も出ている。

 知事は昨年1月、干ばつによる非常事態を宣言。20%の削減目標を掲げたが、2月は2.8%減にとどまった。水を多く使う富裕層が住む地域に厳しい対応を求め、事態の改善を目指す。

2330チバQ:2015/04/12(日) 20:53:41
http://mainichi.jp/select/news/20150412k0000e030129000c.html
米・キューバ:断交後初めて首脳会談 国交正常化に弾み
毎日新聞 2015年04月12日 07時12分(最終更新 04月12日 19時36分)
 オバマ米大統領とキューバのカストロ国家評議会議長は11日、訪問先のパナマ市で約1時間にわたり会談し、国交正常化と相互の大使館再開を急ぐことで一致した。両国首脳の会談は1961年の断交後初めて。キューバ革命と社会主義政権の誕生後、半世紀以上続いた対立解消に向け、オバマ氏は「歴史的な会談だ」と表明、両国関係は大きな節目を迎えた。

 両首脳はキューバの人権改善や民主化をめぐり、主張に隔たりがあることも確認しており、今後の交渉には曲折もありそう。オバマ氏は会談で、両国が「未来への道を進む立場」を共有していると強調。引き続き改善を求める姿勢を示した。(共同)

http://mainichi.jp/select/news/20150412k0000e030137000c.html
米・キューバ:59年ぶり首脳会談 国交回復交渉はヤマ場
毎日新聞 2015年04月12日 09時33分

 【パナマ市・朴鐘珠、ワシントン和田浩明】オバマ米大統領とキューバのラウル・カストロ国家評議会議長は11日(日本時間12日早朝)、パナマ市で開かれている米州首脳会議の会場内で約1時間会談した。1961年に断交した両国の首脳が会談するのは56年以来59年ぶり。内容の詳細は明らかにされていないが、米キューバの国交回復交渉は大きなヤマ場を迎えた。

 報道陣に公開された会談の冒頭、オバマ大統領は「これは明らかに歴史的な会談だ」とカストロ議長に語りかけた。その上で「(キューバの)民主主義と人権についての懸念に関し、(米国は)声を上げ続ける」と強調した。

 これに対し、カストロ議長は「あらゆる課題を議論する用意がある。だが、我々は忍耐強くなる必要がある」と応じた。さらに「きょう意見が異なる問題も明日には合意できるかもしれない」と交渉進展に期待した。

 終了後、オバマ氏は記者会見し、「キューバは米国の脅威ではない」と宣言。また、キューバに対するテロ支援国家指定の解除に関して、手続きに従って近く判断する意向を示した。

2331チバQ:2015/04/15(水) 00:33:47
http://mainichi.jp/feature/news/20150414k0000e030163000c.html
米大統領選:ルビオ氏が出馬表明 共和、ヒスパニック系
毎日新聞 2015年04月14日 10時53分(最終更新 04月14日 13時03分)
【ワシントン西田進一郎】米共和党のマルコ・ルビオ上院議員(43)は13日、地元フロリダ州マイアミで演説し、2016年大統領選挙に立候補することを正式に表明した。ルビオ氏は「新たな『米国の世紀』に向け、我々の世代が引っ張る時が来た」と語り、若さと清新なイメージを武器に大統領選に臨む姿勢を示した。同党有力候補で立候補表明したのは3人目。

 両親がキューバ移民のルビオ氏は、かつてキューバ難民が米国への入国手続きを受けた歴史的な建物「フリーダム・タワー」で演説。バーテンダーの父とメイドの母の息子が、権力や特権を持つ親の息子と同じ夢や未来を持つことができたとし、「アメリカン・ドリーム」が実現できる国にすると訴えた。

 また、若い世代を強調し、前日に立候補表明した民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(67)や立候補準備を進める共和党有力候補のジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(62)をけん制。「昨日、過去のリーダーが米国を過去に戻すと公約して大統領選への立候補を表明した」とクリントン氏を批判し、「米国は後戻りしない」と訴えた。

 ルビオ氏は同州下院議長などを経て、10年中間選挙で保守系草の根運動「ティーパーティー(茶会)」の支援を受けて連邦上院議員に初当選した。スペイン語も堪能で共和党の若手のホープ。同党からは、テッド・クルーズ上院議員(44)とランド・ポール上院議員(52)が既に立候補を表明している。

2332チバQ:2015/04/15(水) 00:35:41
http://mainichi.jp/feature/news/20150413k0000e030153000c.html
米大統領選:共和党との違い強調…クリントン氏出馬表明
毎日新聞 2015年04月13日 10時52分(最終更新 04月13日 11時18分)
 【ワシントン西田進一郎】2016年米大統領選挙への立候補を12日に表明した民主党のヒラリー・クリントン前国務長官は、動画で米国の景気回復が富裕層にしか及んでいないことを指摘し、中間層や低所得者層の底上げを選挙戦の核に据える考えを明確にした。また、働く女性や若者、ヒスパニックや同性愛者らを取り上げ、幅広い層を支援する自身の姿勢を改めて示し、本選挙を見据えて共和党との違いを強調した。

 フェイスブックやツイッターなどを通じて公表された動画は約2分20秒。初めて事業を始めるヒスパニック系の兄弟▽仕事に復帰する白人の母親▽子供の誕生を待つ黒人夫婦▽仕事を探すアジア系の若い女性▽結婚式を予定する男性の同性愛カップル−−など年代、人種、性別などさまざまな人たちの姿を伝えている。クリントン氏が語るのは最後の約50秒で、こうした「新たな挑戦」に重ねて、自身の大統領選立候補を表明した。

 白人中高年層から強い支持を受ける共和党に対し、民主党は若者や女性、黒人やヒスパニック、性的少数者などから強い支持を受けてきた。動画には、クリントン氏がこうした多様な層に寄り添う姿勢を示し、共和党との違いを鮮明にする狙いが込められている。

 また、クリントン氏は「米国人は経済的に厳しい時代から奮闘して立ち直ってきたが、最富裕層が有利な状況が続いている」と語り、普通の米国人の「擁護者」として闘うと表明した。中低所得者層の支援を掲げ、富裕層減税などで「小さな政府」を作って経済成長につなげる主張をする共和党との対立軸を浮き彫りにする狙いがある。

 クリントン氏は08年大統領選への立候補も動画で表明した。07年1月公表の約1分45秒のビデオでは、クリントン氏はソファに腰掛け、立候補の意欲や政策を語り続けた。今回は本人が画面に登場するのはわずか約10秒で、イメージは大きく異なる。住宅の前に立ったクリントン氏は「今度は皆さんの番だ。私の旅に加わってくれるよう望む」と動画の最後に呼びかけた。

2333チバQ:2015/04/15(水) 21:04:33
http://www.sankei.com/world/news/150415/wor1504150016-n1.html
2015.4.15 09:07
【米次期大統領選】
クリントン氏全国遊説始動、最初の「激戦地」アイオワへ 「CEOが300倍稼ぐのはおかしい」中間層にアピール

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14日、米アイオワ州モンティセロでの集会で語る民主党のクリントン前国務長官(AP=共同)
 【ワシントン=加納宏幸】2016年の次期大統領選に出馬表明した民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(67)は14日、全米で最初に党指名候補を選ぶ党員集会が実施され、選挙戦全体の行方を左右するとされる中西部アイオワ州で全国遊説を始めた。

 「この国を見渡すと、まだ富裕層に有利になっている。典型的な労働者よりもCEO(最高経営責任者)たちが300倍も稼ぐなんて何かがおかしい」。クリントン氏は、同州の農村部、モンティセロにあるコミュニティー・カレッジを訪ね、学生たちにこう呼びかけた。中間層を重視する姿勢を強調していく。

 自宅がある東部ニューヨーク州から車で2日間かけてアイオワ入りしたクリントン氏は、道中で会った人々の写真を短文投稿サイト、ツイッターに投稿するなど、親しみやすさをアピールしている。

2334とはずがたり:2015/04/16(木) 11:43:03
デトロイトなどの破綻、より広範囲な問題の前兆=NY連銀総裁
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0N600O20150415?rpc=223
2015年 04月 15日 09:18 JST

[ニューヨーク 14日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のダドリー総裁は14日、デトロイトやストックトン(カリフォルニア州)の財政破綻について、現在の債券格付けが示唆するよりも、問題がより広範囲に及んでいることを示す前兆とも考えられると指摘した。

地方自治体の破綻について定めた米連邦破産法第9条に関する非公開のワークショップで行った講演の原稿が公表された。

ダドリー総裁は「破綻以外に選択肢がないところまで追い込まれる前に、その根本にある問題に対処する必要がある」との見方を示した。

2335とはずがたり:2015/04/17(金) 21:09:08
米・キューバ、関係正常化なお課題
2015年04月15日 23時54分
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150415-OYT1T50148.html?from=yrank_ycont

 【ワシントン=白川義和】オバマ米大統領は14日、米議会に、キューバに対するテロ支援国家の指定解除を通知した。

 45日後に発効し、1982年の指定から33年後の解除となる。大使館開設など国交正常化の動きが加速しそうだが、大使人事や対キューバ制裁の解除など関係正常化に向けたハードルは多い。

 オバマ氏は議会への通知で、キューバは過去6か月、国際テロを支援しておらず、将来も支援しないと約束したことを指定解除の理由に挙げた。

 この一方で、キューバの外資誘致阻止を目的とする「キューバ経済制裁強化法(ヘルムズ・バートン法)」など強力な制裁は継続されたままだ。同法は、1959年のキューバ革命で米国民から接収された土地や資産への投資など経済活動を行った外国企業の役員や家族の米国入国を拒否する条項などを持つ。解除には米議会の手続きが必要だが、多数派を握る共和党がオバマ氏の求めに応じる見通しはない。大使館が開設されても、上院の承認が必要な大使人事で同党が反対し、大使不在になる可能性もある。

 また、米国はキューバ革命後に接収された米資産の賠償、キューバは制裁による経済損失の賠償をそれぞれ求めており、こうした交渉の難航は必至だ。

 キューバはさらに、米国が租借しているグアンタナモ海軍基地の返還も正常化の条件としている。オバマ政権は、基地内のテロ容疑者収容施設は閉鎖の意向だが、返還する意思はない。
2015年04月15日 23時54分

2336チバQ:2015/04/18(土) 00:25:25
http://www.sankei.com/world/news/150417/wor1504170002-n1.html
2015.4.17 12:00
【アメリカを読む】
共和党強硬派“鼻つまみ者のクルーズ”が投じた一石





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バージニア州リンチバーグのリバティー大学で、家族を伴って大統領選への出馬をいち早く表明した共和党のテッド・クルーズ上院議員(右から2人目)。信仰を前面に出して選挙戦に臨む姿勢を明確にした=3月23日(ロイター)
 2016年の米大統領選へ最初に名乗りを上げた共和党のテッド・クルーズ上院議員(44)=テキサス州選出=のもくろみはひとまず当たった。「宗教保守」の支持を受ける他の有力候補から輝きを奪ったという意味においてだ。もちろん、本命になれるかどうかはこれからの戦い方に左右されるが、クルーズ氏を保守系草の根運動「ティーパーティー」(茶会)の支持を受ける強硬派として単純に切り捨ててしまうと、共和党の指名争いの構図が見えなくなる。

信仰前面に大統領選出馬

 クルーズ氏が3月23日に出馬を表明したのは南部バージニア州のリバティー大学。聖書の言葉に忠実で、保守的な教義を持つ福音派のテレビ伝道師、ジェリー・ファルウェル氏が1971年に設立した。2007年に死亡したファルウェル氏はブッシュ前政権にも影響力を持った。

 「ボーン・アゲイン(生まれ変わり)のキリスト教徒の約半数が投票していない。想像してほしい。信仰を持つ数百万の人々が家にいる代わりに投票所に赴き、私たちの価値観に投票することを」。クルーズ氏は演説でこう訴えた。

 キリスト教の信仰による「生まれ変わり」の体験は、福音派を特徴付ける。クルーズ氏は敬虔(けいけん)なキリスト教徒が多いリバティー大学の学生たちに、キューバ移民である父が信仰に目覚め、一度は捨てた家族の元に戻った体験を語りかけた。

 クルーズ氏は、十字架にかけられて死んだイエス・キリストの復活を祝うイースター(復活祭)=今年は4月4日=に合わせ、大統領選に向けたテレビCMの放映を始めた。そこでも「イエス・キリストの愛がなければ、私は父がいない家庭で、シングルマザーによって育てられることになっていたでしょう」と述べている。

 共和党の大統領候補指名争いで、信仰を前面に訴えていくことを明確にした形だ。

鼻つまみ者から上位へ

 12年の上院選で当選したクルーズ氏が知名度を上げることになったのは、13年9月の予算審議で、オバマケア(医療保険制度改革)に反対するために行ったフィリバスター(議事妨害)だ。21時間以上にわたって本会議場で演説し、政府機関閉鎖の立役者の一人となった。

 クルーズ氏ら茶会系の非妥協的な姿勢は、共和党に対する世論の反発も招いた。クルーズ氏の名前を挙げると、熱心な共和党支持者でさえ、眉をひそめて薄ら笑いを浮かべるほどだ。上下両院で過半数を握り、次期大統領選をにらんで「政権担当能力」を見せなければならない議会指導者にとっては、やっかいな存在だった。

 しかし、いち早く出馬表明したこともあり、泡沫(ほうまつ)候補のような扱いはされなくなった。政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」がまとめた世論調査結果では、4月上旬の時点でジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(62)、スコット・ウォーカー・ウィスコンシン州知事(47)がともに16%の支持で先行している構図は変わらないが、クルーズ氏は4%台から8%台に伸ばした。

 共和党穏健派にとっての「鼻つまみ者」が、上位グループに駆け上った。

2337チバQ:2015/04/18(土) 00:25:42

保守の行く末を左右

 その一方で元脳神経外科医のベン・カーソン氏(63)、マイク・ハッカビー元アーカンソー州知事(59)の2人は支持を奪われ、支持率でクルーズ氏と肩を並べた。ここにクルーズ氏の狙いがあった。

 セブンスデー・アドベンチスト教団の聖職者を父に持つカーソン氏、バプテスト教会の牧師という経歴を持つハッカビー氏は、いずれも宗教保守からの安定した支持を得てきた。

 クルーズ氏はまず、両氏の牙城を切り崩すことから16年大統領選への長い戦いを始めようとしたのだ。それが出馬表明やCMでキリスト教の価値を強調していることの理由だ。

 08年大統領選の緒戦、08年1月のアイオワ州党員集会でハッカビー氏が宗教保守の支持で勝利したことは語り草になっている。米メディアによると、共和党員の約4割が自らを「ボーン・アゲイン」もしくは福音派であるとしており、宗教保守の動向が共和党の予備選・党員集会を左右することは間違いない。

 4月には共和党の有力候補たちの出馬表明が続く。茶会系から不評な穏健派、ブッシュ氏も宗教保守を意識せざるを得ない。クルーズ氏の打った先手は、強硬か穏健かの路線対立が残る共和党の行方を左右することになる。(ワシントン支局 加納宏幸)

2338チバQ:2015/04/22(水) 19:33:13
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150422/frn1504221532006-n1.htm
ヒラリー氏、早くもピンチ… 献金問題浮上で選挙戦略に大ダメージ (1/2ページ)
2015.04.22

女性初の米大統領に挑戦する民主党のヒラリー・クリントン前国務長官が、献金問題で苦境に立たされている。関係財団が外国政府から多額の献金を受けていたことをめぐり、メディアや共和党が追及姿勢を強めているのだ。韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領も巨額裏金疑惑でピンチだが、ヒラリー氏は危機を乗り越えられるのか。

 「(野党の出方は)予想していた。この手の攻撃はつきものだ」

 ヒラリー氏は20日、ニューハンプシャー州で記者団にこう語った。共同通信が伝えた。

 問題の財団は、夫のビル・クリントン元大統領が主宰し、温暖化や貧困への対策、女性の地位向上に取り組む慈善団体「クリントン財団」だ。

 ニューヨーク・タイムズ紙によると、ヒラリー氏周辺の資金の流れを追った「クリントン・キャッシュ」を来月出版する作家、ピーター・シュワイツァー氏が、同財団に献金した外国政府や企業が、ヒラリー氏が長官時代の国務省から有利な取り計らいを受けていた-と主張している。

 シュワイツァー氏は、レーガン政権で国防長官を務めたキャスパー・ワインバーガー氏との共著『ネクスト・ウォー-次なる戦争』(二見書房)でも知られる人物だ。
AP通信によると、少なくとも16カ国の政府が最大1億3000万ドル(約155億円)を財団に献金していたという。この中には、女性の人権侵害が深刻なサウジアラビアなども含まれていたことが先に問題化し、同財団は外国政府からの献金を欧州4カ国とカナダ、オーストラリアの計6カ国に限定する方針を決めたばかりだった。

 ヒラリー氏は12日の出馬表明に合わせて財団の理事職から退いているが、共和党側は「出馬する資格があるのか、有権者に疑問を抱かせる」(ポール上院議員)などと攻撃を強めている。

 今後、複数の米主要メディアが、シュワイツァー氏の協力を得て調査報道を行う方針といい、ヒラリー氏の選挙戦略にダメージとなりそうだ。

2339とはずがたり:2015/04/28(火) 14:52:16
米ボルティモアで「非常事態宣言」 対警察デモが暴徒化
http://www.asahi.com/articles/ASH4X23KPH4XUHBI003.html?iref=com_rnavi_arank_nr02
ワシントン=中井大助
2015年4月28日11時01分

 米東部メリーランド州ボルティモアで、黒人青年が市警に逮捕された後に死亡する事件があり、警察に対する抗議活動が続いている。27日にはデモ隊の一部が暴徒化し、警察への投石や略奪も発生。ホーガン州知事は同日、非常事態を宣言し、州兵を派遣した。

 きっかけとなった事件は12日に起きた。市警が、市内に住むフレディ・グレイさん(25)をナイフ所持の疑いで逮捕し、身体を拘束して警察車両に乗せた。グレイさんはその後に体調が急変し、19日に死亡した。

 市警は「暴行を加えていない」と主張しているが、グレイさんの脊髄(せきずい)には重い損傷が残っていた。27日には葬儀に数千人が参列し、遺族の代理人が「死亡の真相を明らかにして欲しい」と呼びかけた。

2340チバQ:2015/04/28(火) 22:19:59
http://www.sankei.com/world/news/150428/wor1504280007-n1.html
2015.4.28 09:09

米東部ボルティモアで人種暴動 州知事が非常事態宣言、州兵出動

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人種暴動が発生し、炎上する警察車両=27日、米メリーランド州ボルティモア(AP)
 【ニューヨーク=黒沢潤】米東部メリーランド州ボルティモアで27日、警察へ連行される途中に負傷し、死亡した黒人男性(25)の葬儀に集まった黒人住民らが暴徒化した。警官隊との衝突に加え、放火や略奪も相次ぎ発生。ホーガン州知事は市内に非常事態宣言を発令し、州兵1500人を出動させた。

 オバマ米大統領は情勢を憂慮し、同日就任したばかりの黒人女性司法長官、リンチ氏をホワイトハウスに呼び、事態沈静化への方策を協議した。ボルティモアは、安倍晋三首相が訪問中の首都ワシントンから約60キロ。

 米CNNテレビなどによると、暴徒らは警官隊に投石したほか、警察車両を破壊。老人センターや商店、などに放火し、ショッピングモールや酒屋、薬局などで略奪を行った。警官隊は閃光手榴弾や催涙ガスで鎮圧、少なくとも27人を逮捕した。この衝突で警察側に15人の負傷者が出た。

 ホーガン州知事は声明で、「ボルティモアでの暴力行為は許されない」と強調。現場には最大5千人の警官が投入される予定だ。市内では16歳以下の子供を対象とした外出禁止令が出され、28日夜には全市民が対象となる。市内の学校の臨時休校も決まった。

 死亡した黒人男性は12日、警察の職務質問を振り切ろうとして拘束され、刃物を隠し持っていたため逮捕された。連行中の警察車両内で脊椎損傷の重傷を負い、19日に死亡した。負傷の原因は不明。

 ボルティモア警察は21日、この件で職務を差し止めた警官6人の氏名を公表。通行人が撮影した映像によると、少なくとも3人が白人とみられる。

 州検察が6人の起訴を検討しているほか、米司法省でも6人が人種差別を禁じた公民権法に抵触するかどうか調査している。

2341チバQ:2015/04/28(火) 22:22:04
http://www.sankei.com/world/news/150428/wor1504280038-n1.html
2015.4.28 21:15

米ボルティモア暴動、強権的警察に不満爆発 黒人住民の過敏さ浮き彫り

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27日、暴動が発生した米ボルティモアで燃え上がる火の手。消防隊員が必死の消火活動を続けた(AP)
 【ニューヨーク=黒沢潤】米東部メリーランド州ボルティモアで、黒人住民らによる暴動が発生した。警察の護送中に死亡した黒人男性(25)の葬儀を機に警官隊と衝突した。昨夏以降、白人警官が黒人住民を死亡させる事件がたびたび起きている米国で、黒人住民が警察の不適切な対応に過敏になっていることを改めて見せつけた形だ。

 「多くの世代が築き上げてきたこの街が、心ない暴徒によって破壊された」。ボルティモアの女性黒人市長、ステファニー・ブレーク氏は27日の記者会見で、黒人住民らへの怒りを爆発させた。

 ただ、ボルティモアではもともと、強権的な警察の活動に不満を抱く黒人住民が多く、ブレーク氏は捜査が適切に行われているか調査するよう、米司法省に要請していた。

 また、地元紙ボルティモア・サンによれば、警察の強権手法を問題視する訴訟は2011年以降、計100件以上に上り、市側が示談金として支払った額は600万ドル(約7億1千万円)に及ぶ。こうした過程で、暴動発生の“種”がまかれていたといえる。

 今後は、暴動を完全に封じ込めることができるかが焦点だ。昨夏、丸腰の黒人少年が警官に射殺された事件を機に抗議のデモが広がったファーガソンは人口約2万人だ。それに比べ、ボルティモアは人口約62万人の大都市だ。

 一部の目抜き通りを厳戒態勢下に置けば暴徒を制圧できる小都市とは規模が異なる。多数の州兵や警官の投入が28日中に完了しなければ、放火や略奪被害の規模が拡大するとの懸念も出ている。

 27日の暴動では、少なくとも15人の警官が重軽傷を負った。不満を募らせる住民らは今後、多くの警官を標的にするともいわれており、早期の鎮圧が不可欠となる。

 一方、死亡した黒人男性の死因をめぐっては、警官が車両内で執拗(しつよう)に暴力を振るったことが原因だという見方が、黒人らの間で広がっている。早期に真相を解明し適切な措置を取らなければ、暴動が再発する危険性をはらんでいる。

2342チバQ:2015/04/28(火) 22:26:21
http://jp.wsj.com/articles/SB12468361420061044368104580608143236918332
2016年米大統領選、候補者の横顔
 2016年の米大統領選挙を控え、民主・共和両党の候補指名争いが本格化してきた。これまでに出馬を正式に表明した両党の候補者を紹介する。

ヒラリー・クリントン前国務長官(民主党)

 オバマ政権で2009年から13年まで国務長官を務めた。それ以前はニューヨーク州選出の上院議員で2回当選。夫のビル・クリントン氏は元大統領。大統領選への出馬は2回目で、前回の2008年には民主党の予備選挙で現在のオバマ大統領に負けた。ヒラリー氏は内政面ではオバマ氏を支持するが、外交面ではオバマ氏よりも強引だとみられている。

テッド・クルーズ上院議員(共和党)

 2012年にテキサス州選出の上院議員に当選。前職は同州の検察官。草の根保守派運動「茶会(ティーパーティ-)」系の“ヒーロー”。共和党保守派の急先鋒で、党指導部とオバマ大統領の双方に批判的な見解を表明している。2010年に成立した医療保険改革法(オバマケア)に反対し、この関連予算案を「人質」にとったうえで、2013年10月には21時間に及ぶ演説を繰り広げて政府機関を一部閉鎖に追い込んだ。だが、共和党員の多くは政府機関の閉鎖が結果的に共和党に政治的ダメージを与えたと考えている。2014年の予算案についても、オバマ大統領の移民政策の関連予算が削減されていないことを理由に成立阻止を試みたが、これは失敗に終わっている。また、連邦議会の共和党指導部はすぐに妥協してホワイトハウスと話をまとめてしまうと非難している。3月に出馬を表明したクルーズ氏は有力候補の中で正式に出馬表明した最初の候補者。

ランド・ポール上院議員(共和党)

 ケンタッキー州選出で初当選は2010年。眼科医でもある。米国が外国に軍事介入することに関して、多くの共和党員よりも懐疑的な見方を示すなど、伝統的な党の政策スタンスにも挑戦してきた。2013年には国内でのドローン(無人飛行機)使用をめぐるオバマ政権の方針に反対し、13時間に及ぶフィリバスター(議事妨害)を強行したことで全国的に注目を集めた。アフリカ系米国人や若者など、伝統的に民主党寄りとみられている有権者に近づくことで、支持層の拡大を試みている。父親は徹底したリバタリアン(自由至上主義者)で大統領選に何度も出馬したことのあるロン・ポール元下院議員。

マルコ・ルビオ上院議員(共和党) 

 2010年のフロリダ州上院選で、大きなうねりとなっていた「茶会」系の支持をとりまとめ、人気のあったチャーリー・クリスト知事(当時)を破って当選した。キューバ移民の息子。共和党が多様化へ向けて必死に取り組んでいた頃には、党の若い世代を代表する論客として、その地位をすぐに確立した。ルビオ氏が、違法滞在者に法的地位と最終的には市民権を与えることになる包括的な移民関連法を組み立てる手助けをした際には、保守派の多くの活動家が苛立ちを募らせた。2016年の大統領選を見据え、ルビオ氏は国際舞台で従来以上に積極的な役割を米国が果たすよう求めるなど、外交政策ですでに影響力のある発言をしている。

原文(英語):Who’s Running for President in 2016?

2343チバQ:2015/04/28(火) 22:29:01
http://www.cnn.co.jp/usa/35063858.html
宗教信者にも同性婚支持広がる、反対派を逆転 米調査
2015.04.28 Tue posted at 16:04 JST
ワシントン(CNN) キリスト教信者など宗教にかかわりを持つ米国人を対象にした調査で、同性婚を支持するという回答が47%に増え、反対と答えた45%を上回ったことが分かった。
マサチューセッツ州の裁判所が米国で初めて同性婚を合法と認める判決を出した2003年の時点では、宗教にかかわる米国人が同性婚を支持する割合は30%に満たなかった。
今回の調査は宗教調査機関PRRIが昨年4〜12月にかけて米国の成人4万人を対象に実施した。
PRRIのロバート・ジョーンズ最高経営責任者(CEO)はこの調査結果について、宗教とかかわりのある米国人の間で同性婚に対する賛否が逆転した統計上の意味は大きいと解説。ブライダル業界から2016年の大統領選挙に至るまで、幅広い分野に影響を及ぼす可能性があると指摘した。
宗派別ではキリスト教カトリック信者の60%、主流派プロテスタント信者の62%が同性婚を支持すると回答したのをはじめ、仏教、ユダヤ教、ヒンドゥー教など幅広い宗教の信者に支持が広がっていた。一方、反対層も黒人のプロテスタント信者、モルモン教徒、イスラム教徒、福音派の白人信者など多岐にわたった。
PRRIなどが実施した別の調査では、若い層ほど同性婚の支持率が高いことも分かった。例えば10代後半〜30代のミレニアルズ世代は7割が同性婚を支持すると答え、性的指向で人を判断する宗教団体は若者を遠ざけているとの見方を示している。

2344とはずがたり:2015/04/29(水) 08:10:27
この百年,もっとも成長に失敗した国が第二次大戦前は先進国だったアルゼンチンである。成長に失敗するのは今更ながらだけど,一時は成功してたんだな。

>03年時と現在(07年?)を比較して見ると、キルチネル政権は、GDP成長率で平均9%と長期の高成長を達成、中南米各政権の共通した主要課題である貧困率でも57%から27%まで劇的に改善し、失業率は22%から7%まで低下した。対外輸出は82%伸び06年は約465億ドル、貿易黒字額は約124億ドルとなり、外貨準備高も約3倍に増えて350億ドルに達した。更に、経済危機時に社会の不安定要因であった失業者を中心とする組織「ピケテロ・グループ」も経済の好転に伴って政権に取り込まれている。
http://old.latin-america.jp/archives/jihou1381_namiki.pdf

括りで云うと左派政権様だ。左派が貧困削減に失敗するのはいつものことだが。。
>南米にここ数年、左派政権が猛烈な勢いで拡大している。1998年に発足したベネズエラのチャベス政権以来、2003年にはブラジルのルラ政権とアルゼンチンのキルチネル政権、05年にはウルグアイのバスケス政権、さらに06年にはボリビアのモラレス政権、チリのバチェレ政権、ペルーのガルシア政権、エクアドルのコレア政権、07年にはアルゼンチンでキルチネルの妻のフェルナンデス政権と次々に大統領選挙で左派政権が誕生した。
https://kotobank.jp/word/%E5%8B%A2%E3%81%84%E3%82%92%E5%A2%97%E3%81%99%E5%8D%97%E7%B1%B3%E3%81%AE%E5%B7%A6%E6%B4%BE%E6%94%BF%E6%A8%A9-181332

アルゼンチン
貧困率を非公開にしたキルチネル政権の言い訳
Argentina Has Stopped Keeping Count of Poor People
http://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2015/04/post-3612.php?from=newsweek
統計に欠陥がある、貧困層を数えるのは差別的など、政府決定の愚か度
2015年4月14日(火)14時44分
シメオン・テゲル

無視も同然 「見えない存在」になったブエノスアイレスの貧困層 Enrique Marcarian-REUTERS

 国家が貧困層の数を把握せずに、どうやって貧困問題に取り組めるというのだろうか。アルゼンチン政府は昨年から貧困率の公表を止めてしまったが、最近公表されたその理由が何とも煮え切らない。

「貧困層がどのくらい存在するか、というのはかなり込み入った問題だ」と、キシロフ経済財務相は先日ラジオ番組で語った。「私は貧困者の数を知らない。貧困率というのは、汚名を着せる方法に思える」

 アルゼンチンでは昨年、「統計方法論的な欠陥がある」ことを理由に貧困率の年次統計を公開しないとの決定が、こっそりとなされていた。

 それはアルゼンチンの貧困率が上昇中という試算が出て、政府の公式統計がいっそう信じ難くなってきた時期と重なる。12年の貧困率について、公式発表の5・4%に対し本当は24・5%だと英エコノミスト誌が報じたのも、1年前のことだ。本当の貧困率が表に出れば「貧困層の味方」というキルチネル政権のイメージは地に落ちる、と同誌は指摘した。

 政権に批判的な地元紙は、本当の汚名は貧困そのものではなく、貧困の削減に政府が失敗したことだと憤る。

 野党の上院議員アーネスト・サンスもこうツイートした。「貧困率のデータを隠蔽することは、貧困層を貧しいままにし、目に見えない存在にする。それこそ最悪の汚名だ」

From the-diplomat.com
[2015年4月14日号掲載]


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