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憲法スレッド

1とはずがたり:2003/08/27(水) 00:10
護憲から改憲まで論憲しましょう。

市民版憲法調査会
http://www.kenpou.com/

衆議院憲法調査会
http://www.shugiin.go.jp/itdb_main.nsf/html/index_kenpou.htm

参議院憲法調査会
http://www.sangiin.go.jp/japanese/kenpou/

日本国憲法を読もう
http://kenpou.jp/index1.html

3とはずがたり@移動:2003/08/27(水) 00:11
http://www.asahi.com/politics/update/0826/010.html
首相の憲法改正案検討発言に与野党から懸念や批判の声

 小泉首相が05年11月までに憲法改正に関する自民党案を検討する考えを表明したことについて26日、与野党双方から懸念や批判の声があがった。

 公明党の神崎代表は東京都内で朝日新聞記者の取材に対し「衆参両院の憲法調査会で改正の是非について議論中で、これを見守るべきだ」と述べ、改憲を前提に議論を進めることに慎重な姿勢を表明した。

 憲法改正のための具体的な手続きを定めるとされる「国民投票法案」についても、「改正する方向が出た時に手続きが必要になる。(憲法改正と国民投票法案は)一体で考えるべきだ」として、憲法改正の方向性が出ていない段階で国民投票法の議論を進めることに否定的な考えを示した。

 一方、民主党の菅代表は記者会見で「2年前は靖国神社に参拝すると言って自民党内のそういう考えの人たちにアピールしようとした。総裁再選のためには何でも使う。首相として余りにも軽い行動、発言だ」と語った。一方で「憲法は不磨の大典とは見ていない」とも述べ、民主党として憲法改正論議をタブー視しない姿勢も強調した。

 社民党の土井党首は、横浜市内で開かれた自治労大会のあいさつで「次の総選挙の最大の争点は憲法。小泉改憲内閣の正体がはっきりした」と批判した。

(08/26 21:14)

http://www.asahi.com/politics/update/0826/009.html
「見直すべき点かなりある」 現行憲法について小泉首相

 小泉首相は26日、憲法の見直すべき点について「かなりあると思う。あいまいな点はたくさんある」と述べ、(1)戦争の放棄を定めた9条(2)衆参両院の構成について定めた43条(3)公金の支出や利用の制限について規定した89条を列挙した。こうした点について、05年11月に向けて検討するとしている自民党の憲法改正案策定作業の中で「総合的に考えてもいいんじゃないか」と述べ、具体的な検討事項になりうるとの考えを示した。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。首相はまず9条について「本当に自衛隊というのは軍隊じゃないのか。自衛隊には戦力がないのか。常識的に考えておかしい点もありますね」と指摘した。

 また、43条については「両議院は、全国民を代表する選挙された議員で組織する」と定められている点について、「(衆院の小選挙区)選挙で落選した人が、どうして比例(区)で救われて国会議員になっているのか。一般の人は疑問に思っていますね」と述べた。

 私学助成との関係などで問題点が指摘される89条についても「公の資金を慈善事業とか教育事業に使ってはならない(となっている)。これもおかしいですね」と疑問を呈した。

(08/26 21:00)

4とはずがたり:2003/08/27(水) 00:13
自由党石原シンパ君の立てた大日本帝国憲法改正新憲法制定スレ
http://jbbs.shitaraba.com/study/bbs/read.cgi?BBS=2246&KEY=1042000975

5おりーぶの木:2003/08/27(水) 00:15
>>4
彼は元気でキャンパスライフを謳歌してるのかな?しかし今回の合併に関してどう思ってるのやら。

6とはずがたり:2003/08/27(水) 00:19
ほんと,最近見なくなってしまいましたね。どうしているのかな。

7日帝ブルジョワジー(自由党解散の為仮名、新名未定):2003/09/08(月) 16:45
>>5
謳歌してません。
どうせ自民党も民主党もばらばら野合政党、二大政党制の一歩としてはいいんじゃないかと。
五月に一旦は合流断念の際、菅代表が
「合流の可能性は0になったわけではない」との趣旨の発言をしていたので
合流はまだなくなったわけではないなと思っていたら「まさか今、合流するとは」と
びっくりしたものです。
小沢一郎氏も自自公連立離脱以来三年、
何の権力もない少数野党の生活から抜け出すのに必死だなという印象も受けました。

憲法問題に関していえば
今、日本には事実上憲法がない状態を帝国憲法復原改正という形ではっきりとしてもらいたい
というの私の意見です。
(手続き的には今も帝国憲法のままですが実際にはそういった認識を多くの人は持っていませんし
 法体系も帝国憲法に準じたものとはなっていません。
 ところが日本国憲法も
 たてまえは日本国憲法でやっていますが自衛隊、靖国参拝、私学助成等で日本国憲法は破綻して
 日本国憲法は法律ではなくこんな感じでやっていますよ
 と現状を指し示した案内本の様なものと化している状況ですからねえ。)

8おりーぶの木:2003/09/08(月) 16:50
>>8
お久しぶりでつ。元気でしたか?

9とはずがたり:2003/09/08(月) 16:54
おお,お久しぶりです。自由党は解散しましたが石原氏は健在ですので"石原シンパ"では駄目なんですかね?
政治系学部・講義で更なる理論武装されましたでしょうか?それとも大学という暇な場所で学問とは自分でする物だと悟られましたか?

10とはずがたり:2003/09/13(土) 20:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030913-00000181-kyodo-pol

憲法に「軍隊」と明記を 鴻池構造改革特区担当相

 鴻池祥肇構造改革特区担当相は13日、兵庫県柏原町内で開かれたタウンミーティングとその後の記者会見で「自衛隊は軍隊だ」との持論を展開し「自衛隊が軍隊でないというのは欺まん的解釈だ。あそこまでの実力部隊は誰が見ても軍隊。憲法の中で位置付ける必要がある」と述べ、憲法に自衛隊を「軍隊」と明記すべきだとの考えを表明した。
 さらに憲法に明記されていない現状では「自衛隊は違憲だと思う」と指摘した。
 また鴻池氏は、日本が米国のイラク攻撃を支持したことについて「残念ながら、米国と日本(の力関係)は五分五分じゃなくて七対三だからだ」とした上で「(自分自身は)心の中では反米だけど仕方ない状況が今の日本にある」と述べた。出席者が「イラク問題は平和的に解決できなかったのか」と質問したのに答えた。(共同通信)
[9月13日19時41分更新]

11とはずがたり:2003/09/13(土) 20:44
http://jbbs.shitaraba.com/study/bbs/read.cgi?BBS=2246&KEY=1043205301&START=2&END=6&NOFIRST=TRUE
『救国的自立外交私案』−タブーなき外交論 衆議院議員 菅直人

http://jbbs.shitaraba.com/study/bbs/read.cgi?BBS=2246&KEY=1043205301&START=12&END=12&NOFIRST=TRUE
民主党はどこへ行く 衆議院議員・枝野幸男 2000.11.27

http://jbbs.shitaraba.com/study/bbs/read.cgi?BBS=2246&KEY=1043205301&START=14&END=16&NOFIRST=TRUE
岩国哲人安全保障新構想

12とはずがたり:2003/10/03(金) 16:39
良いこと云うねえ,片山君。。

http://mytown.asahi.com/tottori/news02.asp?kiji=3466
不信任なき首相の衆院解散
 片山知事「違憲」と批判

 「不信任に基づかない首相の解散権は憲法違反。仮に百歩譲って解散権があるとして、そもそも今の時期に解散する必要があるのか」。片山善博知事は2日の県議会本会議で、今月中とされる衆院解散に疑問を投げかけた。

 一般質問で次期衆院選への思いを問われた知事は「本当にこんな解散でいいのか。法律を勉強した者として、憲法に想定された選挙なのかと疑問に思う」と発言した。

 衆議院の解散には、憲法69条に基づいて不信任案の可決か、信任案の否決を受けた場合と、憲法7条に基づき内閣の助言と承認により「天皇の国事行為」として行う場合がある。ただし、憲法7条を根拠に首相がいつでも解散できるかどうかについては議論があり、1月には綿貫民輔衆院議長も首相の独自判断に基づく解散を批判した。

 7条に基づく解散について片山知事は「憲法違反」と断言。「為政者が勝手に解散できるとすれば、一番都合のいいときに解散できるし、政治的操作ができる。政治的ご都合主義だ」と批判し、「選挙で選ばれた者は、任期を大事にすべきだ。勝手に任期を縮めることは本来の任期制にもとる」と述べた。

 また、「不信任決議がなくても、国論を二分してにっちもさっちもいかない時は解散もありうるかなと思う」としながらも、「今はそうだとは思わない」。さらに、憲法7条に基づく解散を巡って最高裁まで争った「苫米地訴訟」を引き合いに出し、「この問題について憲法学者が何も言わないのは、日本の法律にかかわる知的エネルギーが衰えているのではないかと憂える」と語った。

(10/3)

13しょむ研水泡:2003/11/11(火) 22:52
>>12
 一応長谷川正安(名古屋大学名誉教授、元大阪経済法科大学教授)という
憲法学者が「国会が自らの信を問わなければならないと判断したときは選挙を
行うために自覚的に内閣へ解散を求める権利を持つ」という「自覚的解散権論」
というのを提示してます。極めてマイナーな論ですが。

14とはずがたり:2003/12/29(月) 15:34
http://www.asahi.com/politics/update/1229/001.html
「改憲、07年が節目」 自民憲法調査会の保岡会長

 自民党憲法調査会の保岡興治会長は朝日新聞のインタビューに答え、改憲を実現していく手順について考え方を語った。07年夏に次の次の参院選があり、同年11月には今の衆院議員の任期が満了になることを指摘したうえで、同年中に行われる国政選挙に合わせて改憲の国民投票を実施することが「現時点で考えられるシミュレーションの一つだ」と述べた。

 保岡氏は、自身の任期中は改憲をしないとしている小泉首相の自民党総裁任期が06年秋に切れることも踏まえ、翌07年が改憲に向けた「大きな節目」になるとの期待を表明した。

 改憲の進め方としては多岐にわたる改正点に同時並行で取り組むのではなく、何回かに分けて段階的に国民投票にかけていくべきだと述べた。さしあたり改憲の要件を定めた96条について、発議に必要とされる国会議員の「3分の2以上」の賛成を「過半数」に緩和することなどで合意形成を探る考えを示した。

 一方、「創憲」を掲げる民主党の仙谷由人・憲法調査会長もインタビューに答え、04年の参院選が政権交代に向けた勝負どころになると位置づけたうえで、「そうした政治情勢が憲法論議に大きなエネルギーをつぎ込むことを許すのか、見極めが大切だ」と述べた。 (12/29 09:30)

15デモクラット:2003/12/30(火) 16:04
>>14
昨日の朝日で、2人のインタビューを読みました。
個人的に印象に残ったのは、保岡、仙谷両氏がともに、
憲法問題を9条に関する神学論争に矮小化してはならない、という趣旨のことを述べていたことでした。

私自身は、9条1項維持、9条2項改正という考えを持っています。
崇高な理想を掲げることは結構ですし、世界の憲法の趨勢である9条1項は死守せねばなりません。
しかし、国家が国民の安全を守る責務を担う以上、9条2項はあまりに非現実的です。
あまりに非現実的な理想を掲げていると、現実に対応するために却ってこれをなし崩し的に破ることとなり、
ひいてはアメリカのイラク侵略戦争の片棒を担ぐことになるわけです。
憲法は国家の「なすべきこと」と「なさざるべきこと」をまとめた最高位の政治文書であり、
憲法違反の法や政治はあってはならないことです。
従って、憲法改正の際には、国民の生命保護と国際協調行動(≠米国追従)が果たせるよう、
自衛のための軍隊保有、国連指導下のPKOを始めとする集団安全保障、
近隣諸国との共同安全保障を可能にする集団的自衛権などを明記すべきです。

「改憲=戦争」などという、出鱈目で腹立たしい屁理屈がまかり通ってきた現状が、一日も早く改まることを祈ります。

16しょむ研水泡:2003/12/30(火) 18:46
>>15
単なる紙の上での条文改憲のみを論ずれば9条論などただの神学論争に
聞こえるかも知れません。しかしその背後にある政治状況を見るなり
「改憲=9条破棄=戦争出来る国へ再編」というのが改憲論者の目的で
あった事は明らか。それこそ神学論争です。
 「新しい人権」云々を持ち出して9条破棄と同列に論ずる改憲論者も
いるが、憲法解釈で十分認められるそれらの権利をことごとく踏みにじり、
人権を主張する者と敵対してきたのは何より改憲論者です。住基ネット
しかり、水俣病患者への補償拒否しかり(現在も名古屋高裁で裁判中)。
 「安全保護」は有事法制整備の根拠とも言えますが、戦前は国家総動員
法という有事法制が制定された直後侵略戦争を起こしました。又、PKO
協力なら非軍事でも出来るわけですから自衛隊派兵の根拠とはなり得ない、
そして集団的自衛権とは「他国が戦争を仕掛けた時同盟国はそれに協力する」
という物であり、自衛・防衛とは全く関係無い侵略戦争の温床です。第2次
大戦前は国際連盟の機能不全と同時に集団的自衛権論に基づく軍事同盟が
横行し、それが戦争を誘発したという反省から現在の国際連合がつくられた
のです。今更集団的自衛権を主張する事は歴史に無反省でまさしく時代に
逆行する思想であると言えましょう。

 やはし国政でも自民・民主連立政権が近そうじゃなぁ・・・。ドイツでも
以前SPD・CDU/CSU大連立なんてのがあったし。
 それに改憲論者の足下をすくうには改憲テーブルでひたすら天皇制廃止を
主張し続けるしかおまへんのですかなぁ〜。

17デモクラット:2003/12/30(火) 19:10
9条だけでは不釣合いなので、もっとコメントさせていただきます。

私は「統治システムの再構築」という仙谷氏の理念に賛同します。
必ずしも私の主張とは一致しませんが、ぱっと思いつくだけで、これだけあります。
●参議院改革(地域代表化、間接選挙など)
●内閣副総理大臣の創設
●憲法裁判所問題(最高裁への権限付与)
●会計監査院改革(行政監査院への改組、国会付属機関化)
●地方自治の強化(補完性の原理、市支配人制の容認)

人権においては、知る権利やプライバシー権、或いは「結社の自由」と関連する政党条項などが論点となるでしょう。
環境権は、個人的には憲法論ではなく立法論のような気がしますが、
「美しい自然を愛する」という、失われた日本人の美風を復活させるためなら、一考に価すると思います。

今、「日本人の美風」と書きましたが、
これは「日本の歴史、伝統、文化、アイデンティティを反映した憲法を」という保岡氏の議論を受けたものです。
日の丸、君が代、日本語の地位といった規定は、本来憲法に書くべきことです。
一方、言うまでもありませんが、国内のエスニシティや地域の多様性を保護する規定も必要です。
これも多様性を重んじる原点に返り、強引な同化政策や民族差別、或いは中央集権を推進した明治以来の政策を戒めるものです。

18デモクラット:2003/12/30(火) 19:15
>>16
失礼、スレ違いでした。
長くなるので、改めてレスします。

19デモクラット:2003/12/30(火) 19:51
>>16
まず、「改憲=9条破棄=戦争出来る国へ再編」について。
私に言わせれば、このレトリックこそ時代遅れだと思います。
確かにあなたの仰る通り、元々の改憲論者にはそういう愚かな考えを持っている人が多くいました。
しかし、現在そのような考えで改憲を唱える人間は、ごく少数の極右勢力に過ぎないと思います。
(米国など一部の国を除き)国際慣習法において戦争は違法であるとの認識が定着している以上、
敢えてこれを侵すことは、間違いなく東アジア諸国の信頼を損ね、国益を失います。
それを認識した上で、北朝鮮やテロなどで国民の生命が侵されるときや、国際協調の点から行動が必要なときなど、
どうしても軍隊を使わなくてはならない場面に制約を課すというのが、現在の改憲論の主流です。
ですから、侵略戦争の放棄を謳った9条1項に触れようという改憲論者は殆どいません。
それなのに、改憲論者を十把一絡げに軍国主義者呼ばわりするのは、あまりにも安直です。

次に、「新しい人権」についてですが、これはあなたの仰ることは分かります。
そういう連中が新しい人権を云々するのは鼻白むことですし、欺瞞に満ちています。
しかし、そうした反省も踏まえて、改めて規定を論じることがあってもよいと思います。

有事法制は、それを定めること自体は法治国家として当然のことです。
問題は内容でして、個人の人権を全く無視した国家総動員法などは論外なわけです。
しかし、個人の人権に配慮しつつ、有事における政府の権限を明確にする法律は必要であり、
有事法制を直ちに国家総動員法と結びつけるのはとんだお門違いです。

食事が始まりますので、続きは後ほど。

20デモクラット:2003/12/30(火) 21:13
>>16
戻りました。

小泉首相が「国際協調」を「日米同盟」に矮小化したのは呆れてものが言えませんが、
国連の指導や近隣諸国(東アジア共同体を想定)の共同歩調の下で軍隊を使う必要のある場面はあると思います。
ただ、集団的自衛権については、仰る通り今までの使われ方に問題があったのは確かです。
国際関係・安全保障論の344と353に私の考えを述べてありますので、お手数ですがそちらをご参照下さい。

21おりーぶの木:2003/12/30(火) 22:09
まあ異論はありますが(本心はしょむ研さんと同じなので)大筋において妥当でしょうね。
ところで日本人の美風云々と出ましたが、俺に言わせれば美風なんてものは個人の価値観の問題ですから、日本人が持つアイデンティティ云々と言われた時点で胡散臭さを感じてしまいます。
少なくともお前らの考えているものと俺の価値観は相容れないぞとね。そのような十人十色の価値観を日本人はうんぬんと大上段に構えて、あまつさえ憲法に書き加えるなんて本末転倒だと思ってます。
そもそも菅直人がいみじくも言うように政治とは「最小不幸社会」の実現を目指すべきものでそれ以上でも以下でもありません。自民党の議員連中がどのような価値観を持っていようと民主政治の枠内に留まっていさえすれば構いませんが、彼らの価値観に過ぎないものを国民の総意として推しつけられるのは談じて受け入れかねます。
政治に精神論のようなものが跳梁跋扈した時、どのような事態が起きたかは歴史が示している通りです。正教分離の徹底が民主国家の鉄則になっているのもまさにそれに起因するのですからね。
まああなたが、自民党議員的な発想で仰ったのではないと言うことは承知してますが念の為、私の見解を申し上げておきます。

22デモクラット:2003/12/30(火) 22:56
>>21
私は、多様性のない社会ほど息苦く、それこそ全体主義だと思い、激しく軽蔑してます。
だいたい、古来より渡来人や外国文化を積極的に受け入れてきた国が、どうして民族や出自で差別する国になったのか。実に嘆かわしいです。
「日本人の美風」の美名の下に明治国家へと回帰しようとする連中とは、はっきりと一線を画しております。どうぞご安心を。

私は、美風というものが完全に個人の価値観であるとも、また完全に民族的な価値観であるとも思いません。両方が絡むものです。
自由主義の下で秩序を維持するには、ある程度共通の価値観が必要なものであり(そうでなければ無秩序になる)、憲法に書き込むのはその程度のものです。
憲法は国家形成に関する国民の合意文書ですから、合意できないものを書き込まないのは当然です。
それでは合意できるものとは何かと言えば、先の侵略戦争も含め、歴史の中で見出されるものでしょう。

またアイデンティティとは、国歌、国旗、国語くらいのものだと思っています。
当然、国内マイノリティの同化を強要するものであってはなりません(ちなみに私は、外国人の地方参政権付与に賛成です)。

政教分離の徹底に関しては、近代憲法の基本原理の一つでありますから、当然変えてはなりません。

最後に、おりーぶさんが、改憲派に対する固定観念ではなく、私自身の考えを踏まえて発言して下さったことにお礼を申し上げます。

23おりーぶの木:2003/12/30(火) 23:43
>私は、美風というものが完全に個人の価値観であるとも、また完全に民族的な価値観であるとも思いません。両方が絡むものです。
>自由主義の下で秩序を維持するには、ある程度共通の価値観が必要なものであり(そうでなければ無秩序になる)、憲法に書き込むのはその程度のものです。
>憲法は国家形成に関する国民の合意文書ですから、合意できないものを書き込まないのは当然です。
なるほど。それならわかります。了解しますた。
参政権付与の話を聞いてもやっぱりあなたはリベラリストですねぇ(笑)
国旗国家については個人的にアイデンティティだと思ってないので違和感はありますね。
無論、シンボルとしてとの位置付けと言う意味では消極的に容認しますが、アメリカや他国のような国旗・国家への忠誠振りを見ると生理的嫌悪感を覚えます。なんか問答無用と言われてるようで嫌だ(笑)
まあ、ある程度は仕方ないのかもしれないと諦念の気持ちで見てますがそう行った意味では我が国の国旗・国家への距離感は妥当だと思いますね。

24おりーぶの木:2003/12/30(火) 23:46
我が国  ×
日本国民 ○

25デモクラット:2003/12/31(水) 11:00
>>23
定住外国人は日本の居住地で地方税を払っているわけですし、
基礎自治体は日常生活を保護する*政府ですし、参政権を認めない方がおかしいです。
本当は外国人に地方参政権付与を認めるよりも、二重国籍を認める方がいいと思っています。
参政権行使については、本人の選択により、一方に限定すればいいのです。
しかし、現実には難しいですから、ひとまずは参政権付与を、というのが私の考えです。

*政府 政治学では、自治体のことを「地方政府」と表現しています。

26デモクラット:2003/12/31(水) 18:45
国家総動員法に関する補足です。

国家総動員法は1938年3月に成立した法律ですが、賛否を巡る意外と知られていない事実をお話します。
立憲政友会、立憲民政党の保守2党及び産業界は経済統制に抵抗し、結局は近衛首相の人気に押されて力尽きました。
これに対して無産政党は、経済統制を実現する同法に積極的に賛成していました。
西尾末広(社会大衆党代議士、後の民社党委員長)は近衛首相を激励し、
「宜しく、ヒトラー、ムッソリーニ、スターリンの如く革新政策を断行すべし」とぶって、
(共産国の)スターリンとはけしからんとかで、衆院懲罰委員会に付されています。

まあ、あまり特定の政治勢力を美化しない方がよいでしょうな。

27とはずがたり:2003/12/31(水) 22:46
興味深いレスの応酬で勉強にもなりますねえ。

個人的には九条改憲はせず,解釈改憲の積み重ねで対応すればいいのではないかと思うのですが。

海外派兵せずは侵略戦争の反省の元につくられたとするなら,全世界(世界の大半)が望むなら派兵するべきなのではないでしょうか?
そのような覚悟を見せた上で,賛否両論に国際世論が分裂していたり,またそもそも今回のようにアメリカの一方的侵略行為に加担しないのは大前提としてですが。

そしてそのためのレトリックとして小沢と横路が合意した国際協力隊あたりが現実的なのではないでしょうか?
それ以外の改憲には積極的に対応していけば良いのでは?

28とはずがたり:2003/12/31(水) 23:53
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/democratic_party.html?d=31yomiuri20031231it01&cat=35
憲法前文に国際貢献を明記…自民改正案 (読売新聞)

 自民党は30日、2005年にまとめる党の憲法改正案の前文について、〈1〉国際貢献主義〈2〉日本の歴史・伝統・文化の継承〈3〉基本的人権の尊重――の3点を明記する方針を固めた。

 伝統・文化を尊重し国際貢献に積極的な役割を果たすとの日本の目指す国家像を明確に示すとともに、前文に憲法全体の総則的な性格を持たせる狙いがある。自民党憲法調査会(保岡興治会長)は2004年夏をめどに前文改正の要綱案をまとめる方針だ。

 自民党は11月の衆院選の際に、結党50年となる2005年11月までに、憲法改正案をまとめることを政権公約に掲げた。来年の通常国会にも、憲法改正に必要な国民投票法案と国会法改正案を提出する方針だ。これに向けて、党憲法調査会を中心に憲法改正原案の検討を進めている。

 現行憲法の前文は「国民主権」と「平和主義」が中心で、日本の歴史や文化に関する記述はない。このため、国民主権などに加え、「日本の歴史と伝統、固有の文化、美しい国土を大切に守り育てる」(山崎拓・党憲法調査会特別顧問の試案)などの文章を盛り込み、「日本のアイデンティティー(独自性)」(保岡会長)を明確にすることになった。

 また、国際貢献についても、現行の前文には明確な記述がない。

 日本政府は1991年、湾岸戦争後の機雷除去のため、掃海艇をペルシャ湾に送り、初めて海外に自衛隊を派遣した。これ以降、国連平和維持活動(PKO)を中心に積極的に国際協調行動に乗り出し、各国から評価を得ている。

 自民党は、憲法前文に「日本国民は、国際社会の平和と繁栄の実現に積極的に貢献する」などと明記し、国際貢献に前向きに取り組む日本の姿勢を国内外に示す考えだ。

 さらに、現行の前文では、憲法の3大原則である「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」のうち、「基本的人権の尊重」に関する明文規定が抜けているため、三大原則を明示して前文を憲法全体を総括するものにする方向だ。権利だけでなく、納税や教育など国民の「義務」についても何らかの言及をすべきだとの意見もあり、さらに調整する。

 一方、憲法は連合国軍総司令部(GHQ)が草案を作成した影響で、英文の翻訳調の文章になっているため、自民党は憲法改正にあわせ、文章表記も改めることにしている。

 自民党は、憲法前文と、「自衛軍の創設」などを盛り込む予定の憲法本文の改正案を2005年秋までにまとめ、民主党など野党の同意も得て、出来るだけ早期に憲法改正を実現したい考えだ。

 ◆憲法前文=憲法の中で、国家の基本理念や国民の目指すべき姿について述べた文章。現行の日本国憲法では、国民主権と議会制民主主義、平和主義や国際協調主義に多くの分量を割いている。連合国軍総司令部(GHQ)のアルフレッド・ハッシー海軍中佐が執筆した英文を翻訳した。独立宣言など、米国の複数の政治文書に似た表現が多いとの指摘がある。

[ 2003年12月31日3時1分 ]

29デモクラット:2004/01/01(木) 00:04
解釈改憲というのは、一方で状況に応じた柔軟な対応を可能にすると同時に、他方で元々の条文を骨抜きにし得る諸刃の刀なのです。
例えば天皇機関説のように、国家権力を制約するような解釈改憲がなされるのならよいですが、
他方で安全保障のように、国家権力を拡大する方向で解釈改憲がなされると大変危険です。
そうであればこそ、解釈改憲ではなく、1人でも多くの人間が納得するような議論をした上で、条文そのものを変えるのが正攻法です。
私が堂々と保守、タカ派、改憲論者を名乗るのは、自らの意見を包み隠さず明らかにする目的もあるのです。

また、軍事費というものは、安く済むならそれに越したことはないのでして、自衛隊とは別に国際協力隊を設けるのは、コストが掛かり過ぎます。
私が東アジア諸国との軍事同盟を主張するのも、軍事費抑制という発想があるからです。
国際貢献には自衛隊を使うのが現実的であり、新部隊創設の資金があるなら、都市型公共事業、高等教育、基礎研究、年金などに費やすべきでしょう。

30とはずがたり:2004/01/01(木) 00:32
確かにリベラルな天皇機関説も情勢が変わると排撃されましたしねえ。

> 自衛隊とは別に国際協力隊を設けるのは、コストが掛かり過ぎます。
個人的には名目は別でも訓練や駐屯など一体で運用する事を考えてました。完全に別組織はコストがかかりすぎるでしょうから私も反対です。柔軟に隊員を"移籍"させればいいんじゃないの?

安保関係は思いつきで喋ってますので我ながらあんまり筋は通ってないなあ。

31しょむ研水泡:2004/01/01(木) 05:00
>>26
 いや〜、西尾末広ってつくづくスッゴいヤツでんなぁ〜。ナチズムと
スターリニズムの同時賛美とは・・・。
 彼ら民社党のおぞましきファッショ思想が大内敬吾氏や西村眞悟氏等
を通じて自民党や民主党に脈々と受け継がれとる訳ですね。

32憲政擁護者(旧デモクラット):2004/01/01(木) 12:16
>>31
極右(ナチズム)も極左(スターリニズム)も、全体主義的で統制経済を主張している点では同じだということです。
実際に、国家改造を推進した革新官僚は、戦後になって社会党から国会に進出する例が多く見られました(和田博雄、勝間田誠一など)。
また、無産政党である社会大衆党自体が統制経済を目指していたのであり、西尾末広個人に矮小化されるわけではありません。
戦後になって社会党右派が社会民主主義に宗旨替えしたのが、せめてもの救いです。

33しょむ研水泡:2004/01/01(木) 16:05
>>32
 元々社会党は結党大会を「天皇陛下万歳!」で締めたり、天皇主権の憲法草案
を発表したりと発足当初から権力融和的なんですよね。上記のナチ&スターリン
賛美は西尾氏個人というよりは旧社会党が抱えていた構造的問題といえましょう。
 民社党は「社会民主主義より民主的な民主社会主義」という言葉遊び的な理由
で党名を決めましたが、実態は戦前以来の軍国主義と所得再配分を伴わない統制
経済、そして左派潰しに奔走とベルンシュタインやフェビアン協会の提唱した社民
主義どころかケインズ的修正資本主義にも劣るナチ的極右政党と化してました。
 更に委員長自ら相次いで自民党に移籍したり(春日一幸、塚本三郎、大内敬吾
など)「民社の社は会社の社」(米沢隆氏の言葉)などと言う始末。理論も行動も
滅茶苦茶です。そしてその滅茶苦茶が民社党解党と同時に自民・旧新進に一気に
ばらまかれたのよなぁ・・・。(^^;)

34憲政擁護者(旧デモクラット):2004/01/01(木) 17:18
>>33
そう言えばナチ党は、もともと社会主義の「ドイツ労働者党」であり、
ヒトラーの下で「国家社会主義ドイツ労働者党」に改名したんでしたっけ。

民社党については、おりーぶさんと個人的に議論したことがあるのですが、
確かに考えれば考えるほど訳分からん政党であります。
元は社会党最右派だったのが、気が付けば非自民系急進保守の受け皿になっていましたからね。
塚本三郎、大内啓伍の自民入りは覚えていますが、春日一幸もでしたか。
塚本と大内は96年に自民公認で出馬したものの、元々の自民支持層に受け入れられずに落選したのでしたね。

憲法スレなので、強引に憲法の話に持って行きます。
私は多党制論者ですが、議会政治を否定する政党まではちとゴメンですなぁ。
勿論、結社の自由は保障されてしかるべきですが、
極右政党や極左政党が議会で第1党になり、
ナチ党が合法的な国家権力を掌握したようなことが起きませんように!

35おりーぶの木:2004/01/01(木) 20:25
>>31-34
そう言えば終戦後、結党準備の会合では徳川家の世継ぎを党首に迎えるつもりだったみたいですね。
>元々社会党は結党大会を「天皇陛下万歳!」で締めたり、天皇主権の憲法草案
>を発表したりと発足当初から権力融和的なんですよね
結党当時は社民主義的だった民社党ですが既にこの頃、保守反動(死語やなw)モドキ政党になる片鱗が見て取れますね。
まあ、天皇機関説を唱えて軍部から弾劾された美濃部博士も新憲法は明治憲法で十分とのたもうたくらいですからそんなもんなのでしょう。
憲法第九条に噛みついた共産党にしても然りです。社会主義協会の教条主義者連中にしても天皇制マンセーなのですから目も当てられません。
日和見(連中の理屈では)の共産党の方がよっぽど正統派だぜ(笑) 天皇制否定論者で社民主義者の私としても二重の意味で許しがたい(笑)
ちなみに西尾末広はサンデー毎日で連載されていた下山事件に関わっていたとの説もあるくらいのお方ですからバリバリの右翼体質なのでしょうね。
>「民社の社は会社の社」(米沢隆氏の言葉)
御用組合「同盟政治部」政党の幹部らしいお言葉ですね。たまに民社党は欧州社民の系譜とのたまう人がいますが、組合の戦闘性1つ取ってみても両者は雲泥の差があり、それ1つ取ってみても寝言に過ぎないのがわかります。
まあ社会党があまりに酷かったから相対的に社民政党に見えなくもないのですがね。しかし民社党の批判をするときりがないな(笑)この辺でやめとこ。

36おりーぶの木:2004/01/01(木) 20:29
>勿論、結社の自由は保障されてしかるべきですが、
>極右政党や極左政党が議会で第1党になり、
>ナチ党が合法的な国家権力を掌握したようなことが起きませんように!
まあ、さすがにそれはないと思いますが左右どちらであれ、それだけはあってはならない。
そうなってからでは遅すぎますのでそうならないよう努力しなければならないのでしょうね。

37とはずがたり:2004/01/02(金) 01:01
勉強になります。
それにしても民社党のタカ派指向はなんなんでしょうねえ。
ハト派の社会党からリベラル・保守の自民党の狭間で急進保守票を奪おうとする戦略が働いたのでしょうかな。
それにしても「平和」を標榜する公明党と公民協力もするし。
大内なんかは支援の宗教団体の絡みで反公明だったですな。その辺の民社党内の派閥みたいなのもあったのでしょうか。

38杉山真大:2004/01/02(金) 14:31
>>33-34
ん?春日が亡くなったのは89年で民社党解党より5年も前の話ですし、しかも
亡くなった時は現職の民社党国会議員だったはずですよ。

もっとも、春日の秘書だった青木宏之は新生党→新進党→自由党→保守党
と変転を繰り返していますし、弟子筋だった谷口守行・元名古屋市議は前々
回の総選挙に自民党公認(しかも青木とガチンコ)で出ていますけど。同じ春
日の秘書仲間だった河村隆之も一時期自民党に籍を置くなど、春日一派で
自民党に逃げたりした方々は結構いますね。

【My HP】http://www.bekkoame.ne.jp/~mtcedar/
      http://www3.to/mtcedar/

39デモクラット:2004/01/02(金) 20:22
>>38
なるほど、自民党移籍は春日一幸「門下生」の話ですね。
民社党解党時に春日自身は議席がなかった(塚本も落選中でしたが)記憶があったので、
その話を聞いて、「引退後にわざわざ移ったのか」と思っていましたが、89年に亡くなっていたのですね。

「気さくな55歳、総理を目指す男」の河村隆之は、年末の番組で「春日先生に破門された」なんてことを言っていましたね。
自民系候補だった折は、確か宏池会所属でしたかね。日本新党がなかったら、当選していたかどうか。

また、民社党県議だった青木宏之が新生党代議士に転進したのは覚えていますが、谷口守行も春日の秘書だったのですね。

愛知県は民社党の牙城でしたが、青山丘も含めて、かなりの勢力が自民に行っていますね。
素直に新進→民主と辿ったのは、伊藤英成くらいですか。木俣佳丈は98年参院選が初当選なので、少し違いますし。

40憲政擁護者(旧デモクラット):2004/01/02(金) 20:26
上レス、旧コテハンのクセが…
やっぱり改名なんてするんじゃなかったかな。

41杉山真大:2004/01/03(土) 14:02
>>39
谷口氏ですが、元・愛知県議でした。訂正します。 m(__)m
#ちなみに「開運・なんでも鑑定団」に出ていたんですね。
http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/last_week/last_week1118/local2.html

河村氏は90年総選挙に保守系無所属で出馬。憲政擁護者氏ご指摘の通り、
宏池会所属でした。民社党は娘婿の安井延市議を立てて一敗地に塗れてい
ます。

愛知民社と新進・さきがけと言うのは系統がやや複雑なんですよ。新間正次
の学歴詐称をめぐって一部市議が離党していますし、その離党組の一部は
新党さきがけに参加・あと一部は民社の非労組系の議員と一緒に新進党に
参加しています。で、労組系は「愛知民社協会」公認と言う形で95年の統一地
方選を戦っていて、その後新進→友愛→民主と変遷を辿っています。

【My HP】http://www.bekkoame.ne.jp/~mtcedar/
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42憲政擁護者(旧デモ):2004/01/03(土) 21:07
>>41
民社党と3新党がとどのつまりは民主党に合流し、おまけに社民結集も果たされて万々歳、という訳ですな。
いや、民社党から自民党に流れた国会議員も多いので、そうも言えないですか。

しかし、私が西尾演説を引用したばかりに、憲法スレが民社党スレに化けましたな。
まあ、立憲民主政治において政党が重要なのは確かです。

43しょむ研水泡:2004/01/04(日) 12:00
 先ず、自公政府は前文を海外派兵の根拠としていますが、そもそも
憲法の全条文はセットで考えなければならない物です。
 「伝統・文化」等という物は国家が国民に押しつけるような物では
なく、憲法の規定には馴染みません。国旗・国歌も法律で制定すれば
済むことです(オイラはそんな物要らんと思うが)。
 「国語」についても、例えばアメリカでは公用語は英語ですが「国
語」というのは移民が多く言語の統一は不可能で且つ人種・民族差別に
つながると言う事もあって法制化されていません。日本においても方言
は「国語ではない」という理由で差別が生じたり、時には沖縄のように
スパイ規定されて虐殺された例もあります。又少数言語としてアイヌ語
や朝鮮語、中国語等、更には学校や一部施設で英語やドイツ語なども標準
言語として存在している事を見逃してはならないでしょう。敢えて「国語」
を制定するなら方言使用を禁止し、大阪市生野区等から朝鮮人を一掃し、
その一方で北海道や奄美・沖縄から大和民族を本州へ一掃し北海道、奄美、
沖縄の返還・独立を認めるべきでしょう。
 政党条項については、ドイツなどが「戦う民主制」との関連で規定
していますが、これを根拠に戦後議会主義を取っていたドイツ共産党
が強制解党させられ、財産も全て没収されたという事実も見逃せません。
日本で政党条項or政党法が規定されようものなら「反日」「反創価学会」
などという曖昧もしくは身勝手な理由で第2のレッドパージが起きる事も
予想されます。矢張り一般的政治結社と議員政党に差別を設けるような、
そして政党の主張に政府が縛りを掛けるような規定を盛り込むべきでは
ないと考えます。
 最後に「現実に則していないから改憲」という論ですが、現実に則さ
ない状態をつくり、又それを後押ししたのはまさに政府と自公民であり、
元々憲法など守る気がないのですから改憲したところで又もそれが恣意
的に破られるのは容易に推測できます。どうせ破られるのなら敢えて改憲
する必要など全く有り得ないでしょう。
 よって、現状においては先ず現憲法の忠実な執行を目指し、天皇条項
など明らかに民主政治にとって障害となる条項が現実問題として明るみ
になった時に議論すべきと考え、今は戦術的に敢えて一切の改憲議論に
応ずるべきでないと考えます。

 最後に春日一幸氏についていい加減な情報を流してしまった事を御詫び
致します。西村栄一氏(眞悟の親父)は西村英一氏(自民党元副総裁、
田中派)とごっちゃにされて自民に移籍したと誤解されがちですが、一応
死ぬまで民社に残ってたようです。かくいうオイラもつい最近まで栄一が
自民に移籍したと誤解してましたが。m(__)m

44とはずがたり:2004/01/04(日) 21:15
http://www.asahi.com/politics/update/0104/004.html
改憲国民投票法案、通常国会提出へ 自民国対委長が明言

 自民党の中川秀直・国会対策委員長は4日、広島市内で講演し、憲法改正の具体的な手続きを定める国民投票法案について「この国会で議論を始めるべきだ。参院選の議論の中心にもなる」と述べ、19日召集予定の通常国会に提出する方針を明言した。改憲論議に弾みをつけるとともに、憲法問題を民主党と対決する参院選の争点に据える狙いがある。

 また、中川氏は通常国会の段取りについて、首相の施政方針演説と各党の代表質問を終えた後、まずイラクへの自衛隊派遣の承認案件を処理し、その後、03年度補正予算案、04年度予算案の順番で審議を進める考えを示した。

(01/04 19:19)

45とはずがたり:2004/01/07(水) 21:11
http://news.msn.co.jp/newsarticle.armx?id=659755&gcs=1
[小泉首相] 菅氏に「一緒に改憲しよう」 政財界の会合で
2004 年 1 月 7 日

 7日、東京都内のホテルで開かれた政界や財界関係者らの会合で、小泉純一郎首相が民主党の菅直人代表に「自民党と一緒に憲法を改正できるじゃないか。民主党が賛成できるような案を作るように(自民党に)言っている」と冗談交じりに改憲での共闘を呼びかける場面があった。

 会合では首相や菅氏が新年のあいさつをした後、財界人らも加わった懇談の輪ができた。首相の発言は、菅氏があいさつで「60年(近く)たった憲法を自分たちの手で新たに作るべきだ」と改憲に触れたのを受けたもので、周囲が「大連立を組めばいい」とあおったが、菅氏は「民主党が(独自の改憲)案を出すから(大連立は)ありえない」と素っ気なくかわした。

46杉山真大:2004/01/09(金) 00:17
「衆院で3分の1以上の議席がある限り、憲法改正の発議を阻止することもできる」って
・・・・・55年体制の社会党の論法そのまんまじゃん。
それに与党になれるの簡単なことだと思ってるだろ>菅

民主・菅代表「一院制が望ましい」 憲法改正で
http://www.asahi.com/politics/update/0108/008.html

 民主党の菅代表は8日夜、東京都内で憲法に関するシンポジウムに出席し、憲法改
正にあたっては、現行の二院制ではなく一院制を検討すべきだとの考えを示した。

 菅氏は98年の参院選で野党が過半数を獲得したものの、その後に自民党が当時野
党の自由、公明両党を与党に引き入れて政権を安定させたことを引き合いに「一院制
ならその一院で選挙で勝った方が4年間、政権を担うことができる。民意の反映は二院
制よりも一院制の方がはっきりするのではないか」と語った。

 また、国と地方の関係に関連し、「国と自治体の関係が並列であることが現憲法では、
はっきりしていない。並列であることをはっきりさせるべきだ」と指摘した。

 菅氏は「民主党は55年体制の野党ではない。衆院で3分の1以上の議席がある限り、
憲法改正の発議を阻止することもできるし、民主党の提案を自民党が受け入れれば、
民主党案の発議も可能だ」と語り、憲法改正論議で主導的な立場にあることを強調した。
(01/08 23:26)

【My HP】 http://www.bekkoame.ne.jp/~mtcedar/
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47とはずがたり:2004/01/09(金) 12:47
>>46
やはり参院で過半数を取るのは難しいと考えているのだな。
>現行の二院制ではなく一院制を検討すべきだとの考えを示した。

一院制になった場合,片方の議場を何に使うのか有効策が見つかるか気になる…

48憲政擁護者:2004/01/09(金) 19:26
>>43
どうも、お待たせしました。ここ数日、忙しかったり、ショッキングな事件があったりしたもので。
何があったかについては、詳しくは雑談スレをご参照下さい。

水泡さんにしろ、私にしろ、確たる信念に基づいて発言していますから、
参院選スレのグリーンピース論と同様で、堂々巡りになってしまいますね。
ですが、私なりの意見を述べないのも失礼かと思い、レスさせていただきます。

私は決して明治憲法復活を目論んで改憲を主張しているわけではありません。
明治憲法は人権保障、国民主権という近代憲法原理を反映しておらず、その点で遥かに現行憲法の方が優れています。
近い将来に憲法が改正されるとしても、この原理はあくまで踏まえなくてはなりません。

伝統・文化を盛り込むことについては、憲法が国造りに関する合意文書であることから、
一般論として国民の共通認識たる伝統・文化の一部が盛り込まれることがあろうというだけの話です。
例えば、天皇制は日本の文化とも言え、立憲君主制である限り民主政治に抵触するものではなく、
国民の合意がある限り、存続しても構わないだと思います。
逆に、国民の合意があれば、天皇制存続にこだわるものではありません。
それ以外は具体的なものを想定して言ったものではなく、また、文化的多元主義を否定するものであってはなりません。
そもそも日本は、よいものは何でも取り入れ、八百万の神(神道、仏教、キリスト教など何でも、当然無神論もOK)を信仰する国であり、
明治国家のようになにもかも一つの価値観を押し付けるのは馴染まない筈です
(私が多党制を主張するのも、それが日本の文化に馴染むと考えるからです)。
むしろ、表現の自由や信教の自由と同様、国家に多元的文化をさせる規定が必要でしょう。
言語に関しても、方言を含む日本語を国語とする条文を盛り込むなら、アイヌ語や韓国語などの使用も保護する規定が不可欠です。
ただ、国旗や国家は、本来憲法に盛り込まれるべき内容と考えます。

政党条項についてですが、政党は自由結社であると同時に公共的存在でもあり、憲政を担う以上、
必要に応じて何らかの規定があってもよさそうです。
ただ、水泡さんが仰る通り、それを以て表現の自由が侵されるものであってはなりません。

憲法はあらゆる法律の指針となるものです。
政府が憲法を恣意的に解釈する現状は、そもそも憲法の想定外であり、由々しきことです。
ただ、国家は国際情勢と無縁でいることはできず、依然として共産国家(北朝鮮)の脅威に晒されている以上、
「あらゆる戦力は認めない」などということを忠実に実行しては、国民の安全を守れないでしょう。

私自身は、基になった条文がGHQの草稿であるとは言え、選挙された議会(衆議院)で審議の上に成立したものであり、
「押し付け憲法だから変える」という論法には全く説得力がないと考えています。
しかし、憲法は必要に応じて改正されるべきであり、
水泡さんの個人的意見としてはともかく、国民一般が一切の改憲論に応じないというのはあまりに硬直的です。
それこそ表現の自由を侵害するものでしょう。

憲法改正には国民投票によって承認されることが必要です。
あまりむちゃな改憲では国民の承認は得られず、そもそも成立しませんので、安心して議論しましょう。

49杉山真大:2004/01/13(火) 22:00
ほぅ。其処まで言うからには憲法1条〜8条も当然対象になるんでしょうね?
#かつて辻元清美が提唱してました。「皇室の民営化」

「すべての条文を対象に」 憲法改正で民主・菅代表
http://www.asahi.com/politics/update/0113/008.html

 民主党の菅代表は13日の党大会で、「憲法公布から60年目にあたる06年まで
に、国民的運動を集約する形で、民主党としての新たな憲法のあり方を国民に示せ
るようにしたい」と述べ、06年までに党として独自の憲法改正案をまとめる考えを改
めて表明した。記者会見で菅氏は「すべて(の条文)について変える可能性も含んだ
形で議論を自由にしていけばいい。それには9条も含まれると思っている」との考え
も示した。

 見直しの対象を憲法全体とすることについて菅氏は「従来の憲法議論は9条で終
始することが多く、それがまさに護憲か改憲かのすべての議論になってきた。憲法
の議論をもっと幅広く、国民主権の立場を基礎において国民的議論を広げ、深めて
いきたいという意味で提起した」と説明。見直しの具体例として、国民投票や住民投
票などの直接民主主義、国と自治体の関係、財産権と環境権の調整、会計検査院
の国会設置などを挙げた。

 党内で意見の隔たりがあるとされることについては「問題提起があって議論をして
いくことで(意見集約は)一定方向にまとまっていくと思う」と自信を示した。

 また、党大会では、次の総選挙での政権交代に向け、7月の参院選で勝利をめざ
す04年度活動方針を採択。菅氏はあいさつの中で「自民党と公明党を合わせた当
選者が改選議席(121)の過半数61を割らせることができるかが目安」としたうえで、
具体的には、27ある1人区で10人以上の議席を獲得し、比例区では2500万票の
獲得をめざす考えを強調した。

(01/13 20:53)

【My HP】 http://www.bekkoame.ne.jp/~mtcedar/
      http://www3.to/mtcedar/

50とはずがたり:2004/01/13(火) 22:13
辻元はそんな事いってたんですか?>皇室の民営化。
俺もそうしたら面白いと思ってました。
元華族に爵位発給してその代わりに上納金とったりむかしの逞しい公家衆の生き様をもう一度見せて貰いたい。
日本の歴史上に輝く生き生きとした姿に比べ,今の国家に飼われた客寄せパンダみたいな存在の皇室はちょっと惜しい。
近代国家というのはこういう「詰まらないもの」なのかねえ。

51杉山真大:2004/01/14(水) 09:28
>>50
辻元の「皇室の民営化」と言うのは、天皇を国政の関与から外してしまおうと言うも
のなんですよね。だから天皇の規定がある憲法第1条〜8条は全文削除と言うこと
になるんですよ。 http://www.kiyomi.gr.jp/qa/13.html

>元華族に爵位発給してその代わりに上納金とったりむかしの逞しい公家衆の生
>き様をもう一度見せて貰いたい。

『噂の真相』の先月号に載っていましたけど、「本物」の皇族でも名誉職を気軽に引
き受けたり、勝手に表彰を出したりしていることが多いし、それが宮内庁の悩みの
タネになっているんですよね。
もっとも、「皇室の民営化」実現の暁には、こうした類のも単なる民間のブランドと変
わらぬものになるのですから、結構な話なのかも知れませんが。

【My HP】 http://www.bekkoame.ne.jp/~mtcedar/
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52とはずがたり:2004/01/14(水) 18:00
清美したではまだ丸々残っているのですねえ。
本人は今後の出所進退についてどう思っているのかな?

53とはずがたり:2004/01/18(日) 00:41

http://www.asahi.com/politics/update/0116/011.html
9条・前文以外の改正に柔軟姿勢 社民党幹事長

 社民党の又市征治幹事長は16日の記者会見で、自民、民主両党が憲法改正を打ち出したことに関連し、「(社民党は)あくまでも9条や前文を守るために護憲を主張している。その他の部分すべてがいいと言っているわけではない。環境権やプライバシー、知る権利、国民投票法が書かれてもいい」と述べ、9条と前文以外の条文の改正論議に柔軟な姿勢を示した。その一方、又市氏は、同党自ら憲法改正を提起することには慎重な考えを強調した。 (01/16 21:11)

54とはずがたり:2004/01/20(火) 23:41
小泉は本気で民主と組んで改憲を考えているのか?
情報通信省といい思いつき発言が頻発しているだけ?

http://www.mainichi.co.jp/news/flash/seiji/20040121k0000m010122000c.html
憲法改正論議:
小泉首相の「1院制」発言に波紋

 小泉純一郎首相が20日、憲法改正論議で自民党の保岡興治憲法調査会長に「国会1院制」の検討を指示したことは、与党内に波紋を広げた。「1院制」をめぐっては、民主党の菅直人代表が検討する考えを示し、公明党の神崎武法代表が異論をはさんだばかりで、公明党内には首相の真意をいぶかる見方が出た。首相は「参院廃止ではない」と言葉を選んでいるものの、参院自民党からは7月の参院選への影響を懸念する声が上がった。

 菅氏「議院内閣制の下での2院制では国民の意見の反映が遅れる。1院制の方がはっきりする」(8日、東京都内の講演)

 神崎氏「菅さんは『参院無用論』を言っている。民主党が参院選にどういう位置づけで臨むのか注目したい」(13日、党大阪府本部の会合)

 菅発言の背景には「衆参両院の権限に差がないため、衆院が第1院だということがはっきりしない」との政治論がある。しかし、「2大政党化」が進む中、キャスチングボートを握りたい公明党としては、全国を対象にする比例代表制、複数当選の選挙区という選挙制度を持つ参院は「牙城」でもあり、1院制論議には簡単には乗れない。その中で、首相が菅氏と同様の発言をしたことの意味は大きい。

 最近の憲法改正をめぐる首相の発言は「自民党単独で改正するのは望ましくないし、現実に無理だ」「国家にかかわる重要な問題は与野党でできるだけ多くの一致点を見つけるよう努力すべきだ」など、民主党との連携を示唆するものが続いている。公明党は「首相は『衆参両院のあり方をどうするのか』と言ったまでではないか」(首脳)と、表向き平静を装ってはいるが中堅議員は「どういうつもりなのか分からない」と首をかしげるなど、内心は穏やかではないようだ。

 一方、首相は記者団に「衆参両院を廃止して1院制ということで、参院廃止論ととるのは誤解」と言葉を選んでいるが、参院自民党からは「参院選前にそういう議論が出るのは刺激的すぎる」(橋本派議員)、「唐突すぎて、論評にも値しない」(党幹部)と批判が出ている。
[毎日新聞1月20日] ( 2004-01-20-22:48 )

55憲政擁護者:2004/01/22(木) 01:51
>>54
福島瑞穂社民党首が、「行政府のトップが立法府のあり方に口を挟むのは三権分立違反」とのたもうたとか。
一昔前の発想ならそうですが、現在の憲法学や行政学ではこれを否定する説が有力になっています。
以下、その内容を簡単に説明します。

そもそも議院内閣制は大統領制と異なり、行政府と立法府の厳格な分立を想定していません。
建前としては、下院第1党首が首相となることにより、立法府が行政府を統制するという発想です。
つまり議院内閣制では、内閣と議会は政治部門として一体なのです。
政権選択選挙や政府与党一元化といった概念は、ここから出ているのです。

従って、政治指導者たる内閣総理大臣が持論を述べること自体は、決して三権分立に違反するものではありません。
小泉発言の内容の当否はともかくとして…

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20040121ia27.htm

56とはずがたり:2004/01/22(木) 13:56
>>55
成る程,解説感謝。
このニュースですな。貼りつけときます。

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/democratic_party.html?d=21yomiuri20040121ia27&cat=35
二院制見直し検討、社民党首「首相の越権行為だ」 (読売新聞)

 社民党の福島党首は21日の記者会見で、小泉首相が二院制のあり方について検討を指示したことについて、「行政のトップが立法府のあり方について公然と検討を求めるのは完全な越権行為だ」と批判した。
 また「菅(民主党)代表が一院制を示唆したことから、(首相は)呼応して憲法改正のラブコールを送ったのかも知れない。憲法改正の論議を始めようとの論議になっていくのではないか」と懸念を示した。

[ 2004年1月21日23時27分 ]

57とはずがたり:2004/02/01(日) 23:38
別に女性の天皇に反対はしないが日本の皇室は男子の血統を以て維持されてきたのであり,継体天皇のY遺伝子を嗣いできた所に伝統があるのであって女天皇はつなぎでしか認めるべきでない。女性天皇を巡る議論には,意図的か非意図的かこの点に誤魔化しがある。
何やってんの右翼どもは。こういう不敬な事云う輩は全員街宣車で轢き殺さなかったらタダでさえ何にもないあんたらの存在価値全然無いよ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040201-00000078-mai-pol
<女性天皇>衆院憲法調査会が容認の方向

 衆院憲法調査会(中山太郎会長)は31日、明治時代以来認められていない女性天皇の容認に向けた議論を進め、約1年後にまとめる最終報告の中で見解を盛り込む方針を固めた。実際に可能となるには、国会による「皇室典範」の改正が必要だが、「国の骨格にかかわる問題」(委員)として調査会の今後の重点項目と位置付けることを内定した。典範改正に向けた環境整備の狙いもあるとみられる。

 当面「最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会」で、有識者からの意見聴取などを進める。

 日本国憲法2条は「皇位は、世襲のもの」と定めている。さらに、皇室制度の基本法である皇室典範は皇位継承について、明治憲法下の旧皇室典範の規定をほぼ引き継ぎ「皇統に属する男系の男子」に限るとし、女性皇族の即位を認めていない。

 ただ、日本には推古天皇以来、持統、孝謙天皇や、直近では江戸時代の後桜町天皇まで10代8人の女性天皇がいた歴史的事実がある。このため、女性天皇は日本の伝統に反しない、との議論が以前からある。

 さらに01年12月、敬宮愛子さまの誕生をきっかけに、自民党内からも容認論が相次いだ。当時は小泉純一郎首相が「慎重に検討した方がいい」と述べ、ひとまず沈静化したが、政界全体の課題であるとの認識が、与野党を通じ広がりつつある。

 同調査会は天皇制に関してこれまで、象徴天皇制を中心に議論してきた。しかし、女性天皇を議論する際には憲法2条との兼ね合いも論点となるなど、単純な典範の改正では済まないとの議論がある。そこで「むしろ憲法論の中で取り組むべき課題」(有力委員)と判断、「皇室典範に関する調査」との表現で、女性天皇に関する検討を重点項目とすることとした。

 毎日新聞が01年12月に実施した世論調査では、女性天皇を認めるべきだと考える人は86%に上り、認めるべきでないとする7%を大きく上回っている。(毎日新聞)
[2月1日3時9分更新]

5861:2004/02/02(月) 00:13
考えられるパターンってのは大きく分けて
1 遠縁の皇族復帰
2 リリーフでの女性天皇
3 男女平等での女性天皇
4 天皇制廃止
ですよね?2と3で揉めそうですね。。。
「男女共同参画」と「伝統」との折り合いですよね・・・

59とはずがたり:2004/02/02(月) 00:45
多分,3の様に皇室典範を改定して名目上男女平等を定めるけど,愛子様の結婚相手に皇室から別れた一番近くの遠縁(誰になるのかね?五摂家筆頭近衛信尋の末裔辺りかねぇ?)と是が非でも結婚させて実質1と,こんな感じになるのではないでしょうか?

そこまで根性無いかなぁ宮内庁。

60とはずがたり:2004/03/10(水) 03:13
国を食い物にしているてめーらに云われたかねーよ>愛国心

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040310-00000010-kyodo-pol
愛国心や環境権を明記 自民調査会が中間報告

 自民党憲法調査会・憲法改正プロジェクトチームの杉浦正健座長は9日夕の同調査会会合で、2005年の党憲法改正草案とりまとめに向けた「論点整理」に関する中間報告を行った。憲法前文全面的書き換えや、憲法裁判所設置の方向性を打ち出した。
 中間報告は、現行憲法の国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の3原則などは堅持した上で、新たに前文に盛り込むべき事項として(1)日本の歴史・伝統・文化、健全な愛国心(2)日本の目指すべき方向、理念(3)誤った平和主義、人権意識への戒め(4)環境権、循環型社会―などを挙げた。
 憲法裁判所については「世界的潮流であり、幅広く検討すべきだ」などの多数意見を取り上げ、設置する方向を表明。閣僚は全員国会議員とする明文規定、政府の各種審議会全廃なども掲げた。(共同通信)
[3月10日1時37分更新]

61とはずがたり(1/2):2004/05/15(土) 16:23

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/emperor.html?d=15yomiuri20040515i101&cat=35&typ=t
皇太子さまの異例発言に宮内庁激震 (読売新聞)

 皇太子さまの異例の発言に、波紋が広がっている。「雅子のキャリアや人格を否定する動きがあった」という発言の真意は不明だが、宮内庁には「何をしている」といった批判や、ご夫妻に対する励ましの電子メールが殺到している。雅子さまが体調を崩して半年。宮内庁幹部は「重く受け止める」と記者会見で語ったが、苦悩の要因は複雑に絡み合い、同庁は難しい対応を迫られている。

 ■波 紋■

 「ご夫妻があまりにかわいそう」「宮内庁幹部は責任を取るべきだ」。宮内庁に寄せられた電子メールは、記者会見があった10日から14日夜までに700件を超し、多くがご夫妻に共鳴し、宮内庁を批判する内容という。

 ある幹部は「激震」とつぶやく。皇太子さまの発言に「それほど思い詰めていらっしゃったとは」と、驚きを隠せないのが実情だ。

 宮内庁の湯浅利夫長官は、会見で天皇、皇后両陛下が心配されていることを明らかにした。皇太子さまは両陛下を頻繁に訪ねており、この間の事情を説明されているとみられる。両陛下も皇太子さまの思いを後押しされているようだ。

 13日夜には藤森昭一、鎌倉節の両元長官らが両陛下から御所に呼ばれた。発言の波紋への対応を相談されたとみられている。

 ■真 意■

 「雅子のキャリアや人格を否定する動きがあった」との発言の真意は不明だ。14日には湯浅長官の時代ではないことが明かされたが、何を指しているかは宮内庁側も測りかねている。

 だが、皇太子さまはこの発言に関し「外国訪問も出来なかったことも含め、雅子も私もとても悩んだ」と話された。

 その発言から、雅子さまが体調を崩されたいくつかの要因が浮かび上がる。▽外国訪問が許されなかったこと▽皇室の環境に適応しようと疲れ切ったこと▽「世継ぎ問題」のプレッシャー▽子育てと公務の両立。

 お二人での外国訪問はこれまで5回。両陛下の皇太子時代と比べて少なく、同庁幹部は「世継ぎ問題」を優先し、外国旅行を絞った結果であることを認めている。過度の期待と外国訪問の抑制が「動き」の一つである可能性は高い。

 湯浅長官は、皇太子さまが訪欧から帰国される24日以降に、直接面会して真意を尋ねる考えだ。

62とはずがたり(2/2):2004/05/15(土) 16:23

 ■背 景■

 発言は突然に飛び出した訳ではない。皇太子さまは2月の誕生日前の会見でも、「公務の内容やあり方を検討する必要がある」と注文されていた。宮内庁の対応は必ずしもスムーズではなかったが、それには理由があるという。

 皇太子ご夫妻のお世話をする東宮職(とうぐうしょく)には、責任者の東宮大夫(とうぐうだいぶ)以下、東宮侍従長や東宮侍従ら事務方がいる。宮内庁長官などに状況を説明するのはこうした事務方だが、雅子さまの体調に関する事柄は「極めてプライバシーにかかわること」で、どこまで分け入っていいのかの迷いが付きまとう。

 ある幹部は「ご夫妻と意思疎通が足りなかった面もあるが、今はできる限りの努力をしている。ただ、細かいご体調など私的な部分に踏み込むのははばかられ、対応は難しい」と言う。

 「事務方」を超える皇太子家の相談相手。そうした人がいない、との指摘もある。

 ■ご体調■

 雅子さまは、昨年春から疲れがみられ、同年12月初め、強いストレスによる帯状疱疹(たいじょうほうしん)と診断、入院された。同年中には回復されたが、その後も公務や皇室の行事などを休まれている。体調は今も波がある状態で、立ちくらみや頭の重みなどを訴えたり、昼間、横になったりされている。

 ◆「湯浅長官時代ではない」と皇太子さま…林田大夫明かす◆

 宮内庁の林田英樹・東宮大夫は14日の定例記者会見で、皇太子さまが「雅子のキャリアや人格を否定する動きがあった」と発言したことに関し、林田大夫に「湯浅長官時代のことではありません」と話されていたことを明らかにした。

 林田大夫によると、会見翌日の11日、湯浅長官から面会の要請があったことを伝えた際、皇太子さまがそう説明し、長官に「伝えてください」と話されたという。

[ 2004年5月15日3時2分 ]

63とはずがたり:2004/05/15(土) 16:24

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/emperor.html?d=13kyodo2004051301000472&cat=38
「男児出産まで外遊反対」 皇太子妃で英紙 (共同通信)

13日付の英紙デーリー・テレグラフは、皇太子さまが雅子さまについて「外国訪問がなかなか許されず、キャリアや人格を否定する動きがあった」などと語ったことを取り上げ「宮内庁は世継ぎの男児出産までは外遊に反対だとみられている」と報じた。

 記事は「皇太子、息の詰まる皇室に疲れた病妻に心痛」との見出しを掲げ、皇太子さまの記者会見の内容を紹介。外交官から皇太子妃となった雅子さまの経歴や、現在の皇室典範が皇位継承を男性皇族に限定していることなどを伝えた。

[ 2004年5月13日10時30分 ]

64とはずがたり:2004/05/15(土) 16:35
宮内庁は男子の世継ぎを生ませようと必死なのでしょうねぇ。
宮内庁職員が職務に熱心な余り,男も産めなくて何が皇太子妃かみたいな田舎の頑固親父的な発言をした輩でも居たのかねぇ?

女性天皇はつなぎでのみというのが日本の皇室の伝統であるから,安易な女性天皇には個人的には反対であるし,宮内庁の苦悩は十分解るが,才媛小和田雅子にしてみれば外交官の地位を投げ捨ててまで飛び込んだ皇室で子作り要員では病気にもなりますわな。
現代化の流れには逆らえず,なのか?

65とはずがたり:2004/05/22(土) 18:16
日本を食い物としてみていない自民党政治家が支配する「日本国家」などを護る義務は愛国者たる国民にはそもそも無い筈。

<自民党>憲法改正草案 新たに4権利3義務を明記へ (毎日新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/rich.html?d=21mainichiF0521m146&cat=2&typ=t

 自民党憲法調査会(保岡興治会長)は20日、同党の「憲法改正草案」について、情報開示請求権など「四つの権利」と「三つの義務」を新たに憲法条文に明記する方向で最終調整に入った。いずれも現行憲法制定時に想定されていなかったり、現在の日本で社会問題化している事柄。表現を調整したうえで、今国会中に策定する改正草案の素案に盛り込む。

 四つの権利は、(1)情報開示請求権(2)犯罪被害者の権利(3)環境権(4)プライバシー権。三つの義務は、(1)非常事態における国への協力義務(2)家族相互扶助の義務(3)環境を守る義務。憲法第3章の「国民の権利及び義務」に追加する。

 権利、義務の両方に「環境」を盛り込むのは、「環境を保全し、国民に良好な生活を確保する」(同調査会幹部)との考えに立つ。同時にゴミ問題、地球温暖化などに対する国民の責任も求めることにした。改憲に慎重な公明党が環境を重視していることにも配慮したとみられる。

 一方、国民の義務は現在、勤労、教育、納税の三つ。これを6項目に増やすのは、「現憲法に国民の義務規定が少なく、自由や権利ばかり主張する風潮をつくった」との意見を受けたもの。しかし、こうした考え方に対しては「管理社会」につながりかねないとの批判も出そうだ。

 自民党憲法改正草案は05年11月公表の予定。

[毎日新聞5月21日]

66とはずがたり:2004/06/16(水) 03:07
法学スレとしましょう。
むぅ。こんな事件ありましたかねぇ。
精神異常者が死刑を免れるというのが昔から納得行かない。
多重人格者が自分の中の他の人格者の責任をとるのは当然な気がする。
大体20年も掛けて裁判やる制度の方がおかしいのでは?

5人殺害事件:藤間被告の死刑確定へ 最高裁が上告棄却
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20040615k0000e040037000c.html

 81年10月から約8カ月間に、交際を断られた神奈川県藤沢市の女子高校生とその母親、妹を含めた計5人を殺したとして殺人罪などに問われた元配管工、藤間静波(せいは)被告(43)に対し、最高裁第3小法廷(浜田邦夫裁判長)は15日、被告側の上告を棄却する判決を言い渡した。1、2審の死刑判決が確定する。

 判決理由で小法廷は「身勝手かつ短絡的で、殺害は計画的であり、刃物でめった刺しにする残虐なもの。遺族の被害感情は厳しく、刑事責任は極めて重大」と述べた。

 弁護側は「被告には長期間の拘置による精神的な障害が起きており、刑罰の意味さえ理解できていない」と死刑判決の破棄を求めたが、判決は「記録を調査したが、法に定めた上告理由に当たらない」と退けた。

 藤間被告は91年、横浜地裁の死刑判決(88年3月)に対する控訴を、弁護人の反対を押し切って取り下げた。だが最高裁が95年、「判決の衝撃で自分の権利を守る能力(訴訟能力)を著しく欠いた状態に陥っていた」と取り下げを無効とする判断を示し、東京高裁が00年1月、1審の死刑を支持する判決を言い渡していた。

 1、2審判決によると、藤間被告は(1)81年10月、一緒に窃盗をしていた知人男性(当時20歳)から金を盗まれたことに腹を立て、横浜市の畑で刺殺(2)82年5月、藤沢市の女子高校生(同16歳)に交際を嫌がられたことを逆恨みし、高校生と母親(同45歳)、妹(同13歳)の3人を刺殺(3)翌月、母娘殺害の際に見張り役を務めた少年(同19歳)を逃亡先の兵庫県尼崎市で刺殺した。

◇「言動異常で刑罰意味ない」

 弁護団によると、藤間被告は14日に接見した際、翌日に判決があることは理解していたものの、「無罪なら釈放ですか」と聞くなど、状況を正確に把握できていない様子だった。弁護団は「事件については聞かれれば答えるという感じで、すぐに『チョコレートを食べたい』と言い出す。言動が異常で、意識が裁判に向いておらず、刑罰を科しても意味がない」と話している。
毎日新聞 2004年6月15日 11時28分

67とはずがたり:2004/06/16(水) 14:27
>>65
国民の税金を自分の利権に流用し,土木事業で美しい野山を破壊し,潜在能力のある都市やサラリーマン層の生産性を破壊し,つまり我が豊葦原瑞穂国日本を徹底的に潰してきた自民党に愛国心を云われたかないぞ。きもい。

愛国心で2表現盛り込み 教育基本法改正協議で与党 (共同通信)
http://news.www.infoseek.co.jp/politics/story.html?q=16kyodo2004061601001026&cat=38

 自民、公明両党の幹事長、政調会長らで構成する「与党・教育基本法改正に関する協議会」は16日午前、具体的な改正案作成に向けた指針となる中間報告をまとめた。

 焦点となっている「愛国心」の取り扱いについては「伝統文化を尊重し、郷土と国を愛し、国際社会の平和の発展に寄与する態度の涵養(かんよう)」という表現と、この「国を愛し」の部分だけを「国を大切にし」と変えた表現の2つを中間報告に盛り込むことで一致した。

 同時に中間報告には、公明党の「愛国心という表現は戦前の国家主義を連想させる」という意見に配慮、「『国を愛し』『国を大切にし』は統治機構を愛するという趣旨ではない」と付記した。具体的文言は、与党で今後、さらに検討する。

[ 2004年6月16日12時59分 ]

68とはずがたり:2004/06/19(土) 19:35
憲法改正、不一致なら連立離脱示唆 公明・神崎氏
http://www2.asahi.com/2004senkyo/news/TKY200406180504.html

 公明党の神崎代表は18日、朝日新聞のインタビューに応じ、参院選後に自民党と連立を続けていくうえでの課題について、「最大のヤマは憲法改正問題だ。こういう国の基本にかかわる問題で一致できなければ連立を継続できない」と述べ、自民党の憲法改正への対応を注視していく考えを強調した。自民党内には参院選で憲法改正をアピールしようとする動きもあり、24日の公示を控え、改正に慎重な公明党としてこれを強く牽制したものとみられる。

 自民党は05年秋に憲法改正草案をつくる考えで、改正論議を本格化させるには、参院選後に公明党との調整を始める必要が出てくる。神崎氏はこうした流れを踏まえ、「自民、公明党の意見が違うのは当然。誠意をもって協議するが、どこまで詰められるか。内閣が具体的な日程に上げて、こういう方針でやりたいというときに、その方針に乗れなかったら、これは外れるしかない」と強調した。

 ただ、小泉首相が自分の在任中は憲法改正をしないとしていることも挙げたうえで、「改正は政権の政治的基盤が安定してないとできない。(ポスト小泉の政権で)現実の日程に上がるか。そう簡単ではないと思う」とした。 (06/19 03:01)

69無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/06/19(土) 20:40
こんなことまでいつもの調子でやってしまっていいのだろうか。
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独自指揮権に米英了解は「口頭」 首相、野党党首と会談内容の公開を約束
http://www.chunichi.co.jp/iraq/040618T1012001.html
 小泉純一郎首相は17日、首相官邸で民主、共産、社民の野党3党の党首と会談し、イラクの多国籍軍に自衛隊を参加させる方針を説明し、理解を求めた。首相は、日本独自の指揮権の維持に関する米英両国との了解は「口頭」と説明し、内容を文書で明らかにすることを約束した。
 3党首は多国籍軍参加に反対し、自衛隊の即時撤退を要求。首相が国会で野党の質問に答えるよう求めたが、首相は「参院選で議論すればいい」と拒否した。
 民主党の岡田克也代表が「治安維持活動は支援しないのか」と聞くと、首相は「やらない」と発言。岡田氏が「安全確保支援活動もイラク特措法に明記されている」と追及すると、首相は事務方から耳打ちされ、「法律上はできる」と言い直した。また、首相は「多国籍軍に参加する」と明言したが、政府見解では「参加」という言葉を避けているため、同席した自民党の安倍晋三幹事長が「協力だ」と修正した。
 岡田氏は会談後、記者団に「首相自身、基本的な理解を欠いていて、議論が成り立たない。極めて失礼だ」と述べた。

首相、多国籍軍説明で混乱 米英の了解公表を約束
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004061700195&amp;genre=A1&amp;area=Z10
 小泉純一郎首相は17日、官邸で民主党の岡田克也代表ら野党党首と会談し、主権移譲後のイラクで編成される多国籍軍への自衛隊参加について「人道復興支援だ。武力行使はしない」と理解を求めた。日本独自の指揮権の維持に関する米英両国との了解は「口頭」と説明、内容を明らかにすることを約束した。
 ただ、首相は(1)多国籍軍への「参加」か「協力」か(2)自衛隊の活動内容−をめぐり、説明に行き詰まった。野党側は強く反発し、18日の衆院イラク復興支援特別委員会への出席など閉会中審査を求めたが、首相は参院選挙戦で論議できると拒否した。
 会談には、共産党の志位和夫委員長、社民党の福島瑞穂党首、自民党から安倍晋三幹事長らが出席した。

 ■党首会談のやりとり
 17日の小泉純一郎首相と野党3党首の会談の要旨は次の通り。
 岡田克也民主党代表 自衛隊は多国籍軍に参加するのか。
 首相 参加する。多国籍軍の一員になるということだが、武力行使はしない。人道支援に限る。
 岡田氏 多国籍軍には参加できないとの従来の政府見解と違う。
 首相 多国籍軍の役割は変わってきている。従来は武力行使のみを目的としていた。
 志位和夫共産党委員長 参加するのに指揮下に入らないというのは矛盾し、説明がつかない。
 首相 見解の相違だ。 志位氏 政府の見解として、参加は指揮下に入ることだと言っていた。
 安倍晋三自民党幹事長 協力だ。以前は参加と協力が分けて考えられていたが、参加の中に協力も入っている。
 首相 司令部内の調整には応じるが、自衛隊は独自に行動する。統合された司令部の指揮下には入らない。
 福島瑞穂社民党党首 そんなことができるのか。
 安倍氏 それ以上は言葉遊びだ。
 岡田氏 治安維持活動はしないのか。
 首相 やらない。(周囲から指摘を受け)法律上(後方支援)はできる。
 安倍氏 安全確保の支援活動はやる。
 志位氏 指揮下に入らないという日米両国間の了解はあるのか。
 首相 文書はないが、口頭での了解はある。
 志位氏 誰の了解か。
 細田博之官房長官 しかるべき代表との口頭了解だ。
 志位氏 誰とどういう約束をしたのか、文書で国会に報告すべきだ。
 首相 約束する。了解の内容は公表する。
 岡田氏 国会に出ていただきたい。議事録に残る形で議論すべきだ。
 首相 これから選挙だから、いろいろなところで話すことになる。

70しょむ研水泡:2004/06/21(月) 11:33
>>66
 憲法改正で三審制を廃止しますか・・・。因みに公開銃殺刑で有名な中国は
二審制で告訴から最高裁判決まで1日で終わります。これが理想なのか・・・。

71とはずがたり:2004/06/21(月) 11:51
流石人口圧力に悩める中国。彼の国に人権という思想はないですから。
こんなんなんですねぇ>公開銃殺刑+二審制で告訴から最高裁判決まで1日で終わります

いずれにせよ死刑制度には個人的には賛成です。
社会的公正・福祉・正義の観点からみて,精神病になった死刑相当の加害者が死刑になっても本人はよく判ってないのだし,被害者・その家族の無念は多少は晴れるし良いことずくめでは?

72しょむ研水泡:2004/06/21(月) 12:44
>>71
 貴方が葬儀屋利権でもお持ちならその発言もうなずけます。死人が増えた
方が仕事が増えて嬉しいからねぇ・・・。
 先日アムネスティ主催の講演会に、自分の目の前で両親を殺されたという
エグい体験を持ってるアメリカの下院議員が講師として来てたのですが、彼
曰く、「死刑賛成論者は実のところ自分がそのような状況に陥る事から最も
遠い立場にいる人間。想像力が徹底的に欠けている。」「被害者の人権を振り
かざす者ほど決まって被害者ケアの制度確立に反対する。自らの欲望の為に
被害者を政治利用する事こそ最大最悪の人権侵害。」との事。
 「精神病者は分からない」というなら治療こそ先決。それとも精神障害者
は死刑にしようと拷問しようと冤罪かぶせても何やっても構わないとか?北
朝鮮や中国にも劣りまんな・・・(ま、それを理想としてるなら仕方あるまい)。
 こんなの支持者だと民主党も迷惑よな・・・。

73とはずがたり:2004/06/21(月) 12:56
共産党支持者は国家権力に捕まって無実の罪で裁かれることを怖れ,一般市民は理不尽な犯罪に巻き込まれる事を怖れると云うことでは?

現況の(割と)幸せな生活を思うに,犯罪に巻き込まれる恐怖を考えるとなかなか貴殿のような「出来た考え」に到達するには至りませんなぁ。

親族が>>66みたいなのに殺されたら国が殺さないなら俺が殺す,と思うだろうし,俺が気が狂って殺人鬼になったら死刑にしてくれて構いません。

74しょむ研水泡:2004/06/21(月) 15:21
 アムネスティは共産系組織でも何でもありませんし、そのアメリカの下院
議員は確か民主党だったはずですが・・・。自分の意見に異議を唱える者に
対し何でもかんでも「共産系」というレッテルを貼るのはナチズム的で危険
です。ま、その程度の物なら仕方がありませんが・・・。
 精神障害者に「判断能力がない」事を理由に「何をしても構わない」と
いう考え方は、裏を返せば被害者としての当事者にもなりえないという事
にもつながります。すなわち被害者が精神障害者なら金品を脅し取っても
殺しても罪には問われない、と。障害者作業所で職員が入所者に猥褻行為
をした事件でも無罪を主張するわけでんな・・・。
 ”被害者の人権”を守る為にも、自分や身内がが冤罪で逮捕されたり障害
を負う様な事があれば是非とも責任を取って腹を切って死んでやって下さい
(by又吉イエス)。この方がよっぽど「出来た考え」かと思われますがね・・・。

75とはずがたり:2004/06/21(月) 16:16
共産支持者とは水泡さんの事ですよ。違いましたん?

両親を目の前で殺された民主党の議員は非常に良くできた人なんでしょう。
実際目の前で親を殺されたりして犯人を散々呪って恨んでその上でそれを乗り越えて多分件の下院議員の様な言葉を吐けるようになるのでしょう。
ただの理想主義でやってる連中と自分の感情的な意見は,被害者・加害者の双方にとってお節介という意味でどっちもどっちだと思われます。

それにしても5人も人を殺して長い裁判で意識がおかしくなったから裁判中止となって,これが納得行かないといったら,それを許したら精神障害者に猥褻行為をしても良いことになるとは,法理学的にはそりゃそうなんかもしれませんが,なんと堅苦しく救いがないんでしょうか。
陪審員制度で素人の意識で判決が決まることを非常に怖がっている友人が居ましたがこの辺の怖さでしょうか。

76名無しさん:2004/06/21(月) 17:03
横レス失礼。
俺は冤罪で命を奪う可能性がある死刑制度には反対で、しょむ研水泡と同じような意見だが、
通りすがりの人間にまで不快感を与える書き方はやめたほうがいいんじゃないの?
そんなひねくれた皮肉な書き方をして、誰かが共感してくれるとでも思うのか?
正直、同意見でも水泡とは一緒にされたくないとすら思う。
そういう書き込みをして、他人がどう思うかが予想できないとしたら、
水泡こそが「想像力が徹底的に欠けている」と思うが。

7776:2004/06/21(月) 17:08
つーか、自分の掲示板にこんな荒らしまがいの書き込みをされても、
削除もせず、きちんとレスを返すとはずがたりは「出来た考え」の人だなっと思った。
横レス失礼しました。

78とはずがたり:2004/06/21(月) 19:52
横レス感謝(?)です。
閑散板ですのでどんな形であれ反論・反応はまぁ嬉しいですし,不快だからといって管理人としての強権発動したら議論に負けた事になってしまいますからねぇ〜。

79名無しさん(その2):2004/06/21(月) 21:17
>>66>>70-78
刑罰には、応報刑としての側面と、予防刑(教育刑)としての側面があります。私は、前者を重視しており、犯罪を犯した者には、特段の事情がない限り、制裁を課してしかるべきと考えているので、死刑制度の存在自体は賛成します。しかし、後者を考えると、精神病の人間に刑事責任を問うのは酷でしょう。
さて、それはそれとして、しょむ研水泡氏の書き込みについては、76氏に拍手喝さいです。表現の自由という概念は、非常に重要です。しかし、詭弁の連発で真面目な話を混ぜ返して、他人を不愉快な気持ちにさせるような発言は、果たして表現の自由として保護されるものなのでしょうか。否、これは一種の権利の濫用であり、憲法12条によって、明確に否定されるべきでしょう。
水泡さん、そもそもあなたは、法治国原理というものをご存知でしょうか。私には、あなたがそれを知っているようには、とてもじゃないが思えない。法治国原理を知っている人間なら、こういうときに中国のようないい加減な裁判を引き合いに出さないし、佐世保事件に関するコメントでも遡及罰などという発想は出てこない。また、ここの過去スレで言えば、権力機構(具体的には、自衛のための軍隊)の根拠を憲法や法律(有事法制)に書くという議論に、戦時下の極端な例を引き合いに出してその全てを批判するようなことはしないでしょう。あなたは、はっきり言って、極めて非常識かつ不見識であり、想像力どころか、他人の話を聞いて理解する力までもが徹底的に欠けていると言わざるを得ません。
とはずがたりさん、表現の自由を勘違いして、こういう筋違いの議論を繰り広げる人間には、管理人として断固とした態度を採るべきです。権利や自由の穿き違えを許さないためにも!

8079:2004/06/21(月) 21:19
憲法の条文をコピペしておきます。
第十二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。
第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
第三十一条 何人も、法律の定める手続によらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない。
第三十二条 何人も、裁判所において裁判を受ける権利を奪はれない。
第三十三条 何人も、現行犯として逮捕される場合を除いては、権限を有する司法官憲が発し、且つ理由となつてゐる犯罪を明示する令状によらなければ、逮捕されない。
第三十四条 何人も、理由を直ちに告げられ、且つ、直ちに弁護人に依頼する権利を与へられなければ、抑留又は拘禁されない。又、何人も、正当な理由がなければ、拘禁されず、要求があれば、その理由は、直ちに本人及びその弁護人の出席する公開の法廷で示されなければならない。
第三十五条 何人も、その住居、書類及び所持品について、侵入、捜索及び押収を受けることのない権利は、第三十三条の場合を除いては、正当な理由に基いて発せられ、且つ捜索する場所及び押収する物を明示する令状がなければ、侵されない。
② 捜索又は押収は、権限を有する司法官憲が発する各別の令状により、これを行ふ。
第三十六条 公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる。
第三十七条 すべて刑事事件においては、被告人は、公平な裁判所の迅速な公開裁判を受ける権利を有する。
② 刑事被告人は、すべての証人に対して審問する機会を充分に与へられ、又、公費で自己のために強制的手続により証人を求める権利を有する。
③ 刑事被告人は、いかなる場合にも、資格を有する弁護人を依頼することができる。被告人が自らこれを依頼することができないときは、国でこれを附する。
第三十八条 何人も、自己に不利益な供述を強要されない。
② 強制、拷問若しくは脅迫による自白又は不当に長く抑留若しくは拘禁された後の自白は、これを証拠とすることができない。
③ 何人も、自己に不利益な唯一の証拠が本人の自白である場合には、有罪とされ、又は刑罰を科せられない。
第三十九条 何人も、実行の時に適法であつた行為又は既に無罪とされた行為については、刑事上の責任を問はれない。又、同一の犯罪について、重ねて刑事上の責任を問はれない。
第四十条 何人も、抑留又は拘禁された後、無罪の裁判を受けたときは、法律の定めるところにより、国にその補償を求めることができる。

8179:2004/06/21(月) 21:42
追加 しょむ研水泡の暴論 統一地方選・地方議員関連統一スレッド 1155
しょむ研水泡よ、憲法学を1から勉強しろ!

82とはずがたり:2004/06/21(月) 22:37
>表現の自由を勘違いして、こういう筋違いの議論を繰り広げる人間には、
>管理人として断固とした態度を採るべきです。
一部の読者を不快にしてしまうのかもしれませんが,こうして議論を交わせるのは貴重な事だと思ってます。少々身勝手くらいな意見表明でないとなかなかレスありませんしねぇ。。

水泡さんの少々デフォルメされた形での意見表明も,愉快・不愉快は別にしまして,左派系の人々の或る種の叫びor怒りとして参考になってます。怒りを皮肉で表出することはこちらもしている訳で…。嘗てはホントは社民支持さんみたいな穏やな語り口の左派の人もいたんですがねぇ。どうしてらっしゃるのだろ。

8376:2004/06/22(火) 00:59
>>79
他人を不快にさせようが、それ自体は言論の自由として認められるべきだとは思うけどね。
俺は、立場を同じくする人間として、水泡がわざと誹謗中傷調や皮肉な姿勢で書き込みをしてるのが
とても悲しく、情けなく感じたから>>76-77のようなレスをしてみたまでなんで。
死刑制度に対して予断ない人間が水泡の書き込みを見たら、確実に死刑賛成に回るだろうからね。
それが狙いだったら別だけど。

それにつけても、管理人とはずがたりの議論を重んじる姿勢はとても素晴らしいと思う。
腹立たしいこともあると思うけど、その姿勢を貫かれることを願う。
頑張ってください。

84とはずがたり:2004/06/22(火) 13:44
>管理人とはずがたりの議論を重んじる姿勢はとても素晴らしいと思う。
あんがと。性格上この姿勢でしか対応できないからという事もあるんですが,これからもこんな感じでがんばります。

85とはずがたり:2004/06/22(火) 19:30
アジアが経済統合でももたもたしている間に大統領や外相など単一の国家としての体裁を整えつつあるEU。この辺の先進性は流石EU。

死刑はEUでは廃止の潮流の様ですねぇ>死刑の廃止を定めた基本権憲章も第2部に盛り込んだ。
確かに死刑とか想像するにおぞましいが(果たして国家権力に人を殺す権利があるのか?),代替案として論じられる仮釈放のない終身刑と比較して死ぬ迄刑務所に入れられるのとどちらが非人道的か微妙だと思う。

EU憲法を採択、大統領・外相を創設 EU首脳会議
http://www.asahi.com/international/update/0619/004.html

 欧州連合(EU)首脳会議は18日夜、25カ国に拡大した大欧州の基本法になる「EU憲法」条約を全会一致で採択した。5月に中東欧など10カ国が新加盟し、人口約4億5000万人、域内総生産で米国に迫る規模になったことを踏まえ、EU大統領や外相職を新設する。巨大化した組織の意思決定を迅速にするため、新たな多数決ルールを設ける。また欧州議会の役割を強化するなど、市民の参加を促す仕組みを採用した。

 議長国アイルランドのアハーン首相は記者会見で「憲法ができたことで、より民主的で効率的なEUが実現する。EU市民に憲法の意義を説明していきたい」と述べ、EUに対する市民の理解が進むことへの期待を示した。

 新設されるEU大統領は、首脳会議の常任議長を務め、「EUの顔」として加盟国全体を代表する。現在は議長国がEUを代表するが、輪番制なこともあり、存在感は必ずしも大きくなかった。EU大統領は首脳会議で選ばれ、任期は2年半で再任が可能だ。EU外相は外相理事会の議長を務め、諸外国との外交交渉にあたる。

 憲法は経済から外交・安全保障、防衛、司法政策まで各国の連携と協調の強化をうたった。単一通貨ユーロの導入など経済中心だった統合をさらに進め、「政治共同体」の構築をめざす意思を示した。

 焦点だった閣僚理事会の意思決定方式では、多数決にあたって「加盟国の少なくとも55%が賛成し、賛成国の人口がEU人口の65%以上となる」ことを可決の基本条件とした。全会一致方式では迅速な意思決定ができないとの認識でも一致し、多数決方式が及ぶ範囲を外交、経済・金融、司法分野にも広げた。

 また民意をより反映させるため、直接選挙で選ばれる欧州議会に欧州委員長の選出権を与えるなど、準立法機関としての議会の権限を強化した。さらに100万人の市民の要求があれば、欧州委員会に法案作成を求める権利を新たに定めた。

 憲法は今後、各国議会や国民投票による批准にかけられ、全加盟国の承認を経て発効する。09年までの発効をめざす。英国やデンマーク、オランダなどが国民投票の実施を予定しているが、官僚化したEUへの批判も根強く、批准のハードルを越えることが次の課題だ。

 憲法は前文と本文4部、付属文書で構成。欧州統合の基礎となったローマ条約など過去50年の諸条約を集約した。

 前文は、分断と対立の歴史を乗り越えて再統合を果たした東西欧州が、「多様性の中の統一」のもと、平和と繁栄への道を進むことを宣言した。

 第1部は民主主義や人権、法の支配といった基本的理念とともにEUの権限を規定した。地球環境の保護、持続的な発展、社会的市場経済、文化や言語の多様性の尊重など欧州の価値観を強調している。死刑の廃止を定めた基本権憲章も第2部に盛り込んだ。 (06/19 11:54)

関連情報

86しょむ研水泡:2004/06/22(火) 21:15
 毎回「出来た態度」での対応有難う御座います。なるべく文体を和らげる
努力を致します。
 上記の下院議員の話の続き。事件に巻き込まれた当時は怒り狂いや恨みと
いうよりはショックの余り呆然としていたとの事。まあ語られない所では
色々と葛藤もあったかと思われます。彼自身が敬虔なカトリック信者という
のも心の支えになっているのかも・・・。
 死刑賛成論者からは「悪い被害者」として脅迫や嫌がらせも耐えないとの
事ですが、それでも粘り強く死刑廃止と被害者への公的補償制度を確立する
運動を展開中。死刑制度を採用している国が小数になってきているのも、それ
では何の解決にもなり得ないという事の現れなのか?少なくとも自分はそう
思いたいかな・・・。
 因みに日本の「死刑制度廃止議員連盟」会長は共産ではなく何故か亀井
静香氏。現役警官だった頃「被疑者を冤罪に巻き込むのではないかとヒヤ
ヒヤしていた」というのが死刑廃止賛成の理由だそーで・・・。

>>81
 取り敢えず芦部信喜「憲法」(岩波書店)、辻村みよ子「憲法」(日本評論
社)辺りから手を付けてみますか・・・。
 八木秀次みたいなのばっか読んでる訳ではないので御心配無く。

87とはずがたり:2004/06/26(土) 15:40
うーん,つらいねぇ。第二次大戦を戦った霊英はやはりむしろ戦犯ではなかったか?

“異国人”少女に心の傷…男児突き落とし事件
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040626-00000003-yom-soci

 東京都新宿区高田馬場のマンションで孫継祖ちゃん(5)が突き落とされた事件で、観護措置中の中学2年の少女(13)は、約3年前まで暮らしていた東南アジアの小学校で、教師や同級生に「戦争で日本人にひどい目にあった」などと言われて、暴行やいじめを頻繁に受けていたことが26日、わかった。

 帰国後の小学校では反対に、少女は教師を殴り、動物を傷つけるようになった。心に傷を抱えて帰国した少女が発するサインに、周りの大人たちは気付きながらも、手を差し伸べることはできなかった。

 関係者によると、少女は日本で生まれ、国籍も日本にあるが、1歳の時、家庭の事情で、母親の出身地の東南アジアの国に母親と2人で移り住んだ。

 現地の小学校に入学したが、入学当初から、泣きながら帰宅することが多く、顔や体にあざを作って帰ってくることもしばしばあったという。

 母親が事情を尋ねても、少女は何も答えなかったため、母親は日本大使館などに相談。現地の関係機関が小学校に事情を聞いたところ、教師らが少女に殴るけるなどの暴行を加えていたことがわかった。教師らは少女に暴行を加える際、「私たちの親族は、戦争で日本人に痛い目に遭わされた」などと話していたという。その後も、暴行を受け続けたため、少女は転校したが、そこでも同級生からいじめを受けていたという。

 少女の小学校での成績は優秀で、現地語のほか、英語、中国語にも習熟していた。しかし、少女は次第に、母親に「日本にいるお父さんに会いたい」と訴えるようになり、2001年に帰国。同年11月から都内の小学校の5年生のクラスに転入した。日本語は帰国後に覚えた。

 転入後まもなく、少女の行動に異変が出始めた。授業中に教師から言動などを注意されると、突然わめいたりするなどのパニック状態に陥った。校長や教師につかみかかったり、階段を下りている教師を後ろから突き飛ばしたりしたほか、カッターナイフを持って教師を追いかけるなどの問題行動を繰り返すようになった。学校で飼っているニワトリやウサギ、ハムスターなどの小動物を傷つけることもあった。

 同級生の保護者から、少女の行動を問題視する声が上がったこともあり、転入からわずか7か月後の2002年6月、少女の母親は区教委に「転学届」を提出。区教委は転学届を受理したが、実際には転校手続きは行われず、少女は卒業まで1度も学校に通うことはなかった。

 小学校の同級生の母親の1人は、「保護者たちは学校や区教委に相談したが、結果的にだれも助けてやれなかった。少女が『日本』に順応するための受け皿があれば、こんな事件は起きなかったかもしれない」と話す。少女と接見した付添人の弁護士も25日の会見で、「事件との因果関係はまだわからないが、少女は、日本と東南アジアの両方で“外国人”として排斥される経験があったようだ。少女もつらい経験をしてきたと思う」と語った。(読売新聞)
[6月26日14時36分更新]

88名無しさん:2004/06/27(日) 22:29
>>87
太平洋戦争自体は、ABCD包囲網により追い詰められて起きた戦争だと思います。しかし、包囲される原因は、満州事変以後の中国侵略だったわけですし、当初は大東亜開放を謳いながら、結局東南アジアの資源を求め、欧州の宗主国と同じことをやってしまったわけですし……
何はともあれ、国のために戦った人たちであることは確かなわけですから、それ自体は尊いことであり、彼らの名誉は「英霊」として称えられて然るべきでしょう。しかし、そもそも戦争というのは、イラクの例を見るまでもなく、異常な事態でして、現場の人間がかかる異常な行動に走ることは、残念ながら不可避でしょう。一連の大陸進出政策を行った責任のある陸軍幹部はともかくとして、英霊を断片的な見方だけで戦犯扱いするのは、いかがなものでしょうか。

89とはずがたり:2004/06/28(月) 01:54
第一義的にはなんの罪もない(と思うのだが本人に何か行動上の問題があったのやも知れませんが)女の子をいじめたタイ人(しかも教師まで!)に非が有ることは大前提だと思います。

で,第二次大戦であたら命を落とした霊英を辱めるのは非常に心苦しいものがありますが,彼らを英雄視しないこと,国家や無能な軍上層部にむざむざと殺された哀れな犠牲者と認識するのが戦争を二度と起こさせないために不可欠なのではないかと個人的には思う訳です。
先の戦争でのご遺族には,おじいちゃんは死んじゃったけど靖国で神様になっているというロジックは無念の戦死を遂げた遺族には必要な「救い」なのでしょうけど,このことにより当時の上層部の戦術ミス・一般国民輿論の熱狂,などを免罪する道具になっては行けないと思ってます。

9088:2004/06/28(月) 21:09
>>89
概ね同感です。英霊の名誉は、国家として尊重すべきだと思います。しかし、平和こそ彼らの願いだということを忘れてはなりません。日本遺族会会長の古賀誠は、「改憲を行うなら、戦争を知っている我々が現役でいる間に、9条の精神を生かした憲法を創る」と語ったといいます(彼自身、幼くして父君を亡くした訳で、この問題に限っては、「どうせ古賀誠」と切って捨てる訳には行きません)。
立憲民主政治とは、憲法・法律に則って権力を運営する政治であり、主権者たる国民が選挙その他の手段により権力を制御する政治です。国家機構の権能は、憲法に明文の根拠があるか、無理のない解釈で導かれなくてはなりません。特に、自衛のために必要不可欠な軍事組織はなおさらです。自衛隊は、侵略戦争放棄及び文民統制を大前提としつつ、際どい憲法解釈で位置付けるのではなくて、憲法に明文でその存在と役割(自衛権行使、災害対策、国連指導下の国際協力等)を根拠付けるべきです(東大・大沼教授の「護憲的改憲論」を参照のこと)。
解釈による憲法の運用は、限界があります。大正期の政党政治を可能にした天皇機関説は、憲法解釈としては際どく、結果として軍部(主に陸軍)に蹂躙されたことを忘れてはなりません。強引な憲法解釈でなし崩し的な「国際貢献」を行うのではなく、やれることとやれないこと、やるべきこととやってはならないことを徹底的に議論し、憲法を改正すべきだと思います。小泉政治は、極度に効き過ぎたブレーキが反動で壊れたようなものと言えましょう。

9188:2004/06/28(月) 21:27
(補足)
そう言えば、私の知る防衛庁関係者が、「憲法改正の議論については、あるべき方向に進んでいると思うよ。でも、バランスが崩れて、歯止めが利かなくなって、右に振れ過ぎるのは怖いね。防衛庁関係者は、誰一人として侵略戦争を望んでいないよ。バランスを取るためには、いろんな意見が必要で、その意味でも朝日新聞などは重要だね」と語っていました。
小泉政治は、正しいこともやっていると思いますが、やり方は極めて危険です。しかし、1930年代-40年代後半と違い、今は表現の自由が憲法上保障されています。無茶な政権は、国民がめげなければ、選挙で代えられます。
皆さん、今度の参議院選挙では、是非投票に行きましょう!与野党交代は不可能ですが、首相交代はありえるのですから。

92水泡 まつ太朗:2004/07/01(木) 17:15
 もともと遵法の意思が無いにも拘らず法改正などしても無駄なだけでは・・・。
それならむしろ文面だけでも権力への拘束力が強いものを留めておいた方がまし
という考え方も。

93とはずがたり:2004/07/01(木) 18:15
法学やってる人は一般に,自衛隊の存在が法学的にどうみてもこじつけであるというのが
気に入らない,というか気になるみたいですね。

経済やってる私個人としてはそのきわどさがあんまり気にならないので,世界の理想論として9条をそのままにして置いても良いではないかと思ってるのですけど。

9488:2004/07/02(金) 01:01
>>92
そもそも遵法精神がないことこそ問題ですけどね。そんな実態を放置しては、憲法は空文化する限り。

>>93
理想は理想として大切ですがね。ただ、そんなことを言っていては、何のために各国に憲法が存在するのか、という話になるのですよ。

95無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/07/02(金) 02:18
パワーゲームとしては、9条を残すほうが米国への言い訳になってちょうどいい、
ってな見方もできますよね。
憲法の安念教授(極論吐く人ですが)がそんなようなことを言ってました。
その上で、内閣法制局の解釈運用支持と。

96とはずがたり:2004/07/02(金) 02:46
>>95
なるほど,そういう考えも成り立つわけですねぇ。
対アメリカの交渉カードに出来る等,割と俺の考えに近いかも。

9788:2004/07/02(金) 09:36
>>95-96
確かに私も、米国の身勝手な戦争に巻き込まるのはごめんですねぇ。自衛権を明記しつつ、集団的自衛権行使の場合にあってはその範囲を限定するのがベストでしょう。将来的には、ASEAN+3の安全保障共同体ができるのがよいと思っているので、ドイツ憲法あたりが参考になりましょうか。

98とはずがたり:2004/07/03(土) 16:31
多国籍軍参加と「茶色の朝」
http://www.asahi.com/column/hayano/ja/TKY200406220114.html

 強引な年金法成立への憤慨がまだ収まらないうちに、国会の幕切れを見透かすかのごとく、あれよあれよという間にイラクの自衛隊の多国籍軍への参加が決まった。

 小泉首相が申し訳のように野党党首をひとまとめに呼んでそのことを説明した17日、民主党の仙谷由人政調会長はCSテレビ朝日ニュースターに出演して、目をぐりぐりさせながらこう述べた。

 「茶色の朝だね」

 そうだ、茶色の朝ってこのことだねと私も思った。

 フランスで評判を呼んだパヴロフ著「茶色の朝」(大月書店)は短いけれど印象的な物語である。

 ある国で心地よく生活していた「俺(おれ)」は飼い猫を、友人のシャルリーは犬を安楽死させなければならなくなった。猫や犬は茶色以外はいけないというペット特別措置法ができたからだった。

 おやおや「特別措置法」といえば、イラクへの自衛隊派遣でわが国でもおなじみだね。人道復興支援に限ってお手伝いするのだから憲法に反しないと言っていたのだけれど、こういう「特別措置法」が曲者なんだ、施行令をちょいといじっただけで多国籍軍の一員に変身とは……。

 「俺」やシャルリーは、まあ猫や犬のことだから仕方ないかと思っていたら、この法律を批判した新聞が発禁になって、新聞といえば「茶色新報」だけになってしまった。しかし、茶色に従っていればそれはそれで安心だよねとも思っていたら、次は、過去に茶色以外の猫や犬を飼っていた者も国家反逆罪になることになってしまった。

 物語のペット特別措置法は拡大適用され、日本の現実のイラク特別措置法もまた変幻自在。そもそも大量破壊兵器があるだなんてうそ八百のイラク戦争だったのに、まあそれは今更いいじゃないかとのめり込む小泉政治のどさくさまぎれ、なし崩し。日本の国際貢献はきちんと定めるべきだという改憲論の仙谷氏であればこそ、法治主義に違背する「茶色の朝」を憂えているようである。

 もっとも政府の言うことがあてにできないのは、いまに始まったことではない。

 国旗国歌法を成立させた小渕内閣の野中広務官房長官が「強制はしない」と明言していたのに、いまや生徒が立って国歌を歌わなかったと言って先生の処分はするわ、生徒がちゃんと歌っているかどうか声量を調査するわ、教育委員会は国家反逆罪を問うかの様相である。

 「茶色の朝」の物語はこんな展開になる。シャルリーは逮捕される。そもそも茶色党がペット特別措置法を出したときに嫌なものは嫌だというべきだったと「俺」は反省する。しかし政府の動きはすばやかったし、「俺」には毎日やらなきゃならないこまごました仕事も多い。一体、どうすりゃよかったんだ。こんな朝早く「俺」の部屋のドアをたたくのは誰だ……。

 この本は、フランスで極右のルペン氏が台頭したとき、それに染まってはいけないと書かれてベストセラーに。フランスでは茶色はナチスを連想させる色と高橋哲哉東大教授は解説を書いている。人々が日常に追われているうちにいつのまにか茶色の風景に変わっていく恐ろしさ。いま日本で「茶色の朝」を警告する人はいないのか。

 例えば「9条の会」「憲法行脚の会」それぞれの発足はそれかもしれない。

 「9条の会」のメンバーは井上ひさし、梅原猛、大江健三郎、奥平康弘、小田実、加藤周一、澤地久枝、鶴見俊輔、三木睦子の9氏。「憲法行脚の会」は落合恵子、姜尚中、佐高信、城山三郎、土井たか子、三木睦子の6氏。仙谷氏の立場とは違い、両会はなし崩し改憲もよくないけれどさらに明文改憲に進むのを食い止めたいとの気持ちが噴き出したものだろう。

 両方の会に名を連ねる三木睦子さんがあいさつした。

 「夫三木武夫(元首相)から聞かされていた。ぼくは自民党が憲法改正して戦争をするようにならないように、自民党を離れないでいるんだよと。戦争のころ小泉さんはよちよち歩き。怖さを知らないのでしょう。自衛隊は海外でドンパチするのでなく私たちを守って。おばあさんもこれからは言っていく」

(2004/06/22)

99とはずがたり:2004/07/19(月) 20:23
社共が負けて護憲なる,この現実。

<自民党>参院選敗北で憲法論議失速も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040720-00000011-mai-pol

 「自民敗北、民主躍進」の参院選を受け、自民党内の改憲派が当惑している。2大政党化がさらに著しくなり、「改憲に不可欠な民主党内の同調が得にくい情勢になった」(自民党幹部)からだ。改憲派は衆参両院の憲法調査会が最終報告書をまとめる予定の来年5月に向け、環境作りを進めたい考えだが、改憲に慎重姿勢を崩さない公明党への気配りも必要で、自民党主導の憲法論議は失速する可能性がある。

 参院選では共産党が大幅に議席を減らし、社民党を合わせた護憲勢力はさらに少数派に追い込まれた。しかし、民主党の躍進で、自民党憲法調査会幹部は「民主党は自民党との対決姿勢を鮮明にし、憲法論議よりも政権交代を優先させる」と予測。「これで憲法改正は遠のいた」と嘆く。

 憲法改正は各議院の総議員の3分の2以上の賛成が前提。同幹部は「次期衆院選を改憲選挙と位置付ける」→「選挙後に民主党内の改憲派を巻き込んで発議」とのシナリオを描いていたが、民主党の一部の取り込みが難しくなったというのだ。

 民主党の岡田克也代表は15日のCS放送番組で「9条は非常にわかりにくい条文で書き換えればいい」と述べた。同党からは「憲法改正の主導権はこちらが握るという意味を込めた発言」(幹部)との解説が流れ、同党は今後、集団的自衛権行使の容認に慎重な点など、自民党との考え方の違いを強調していくとみられる。

 一方、自民党にも「改憲どころではない」との雰囲気が広まっている。選挙中、青木幹雄参院幹事長は「憲法論議は政権が安定していなければできない」と繰り返したが、小泉政権の行方には暗雲が漂いかねない。また、自民党が選挙区で公明票に頼ったことにより、公明党の与党内での影響力が高まることは必至。同党幹部は「自民党の好き勝手はさせない」とけん制しており、自民党の改憲派が八方ふさがりになりかねない状況だ。
(毎日新聞)
[7月19日18時20分更新]

100とはずがたり:2004/07/20(火) 14:41
>宮地容疑者は1997年4月、女子高生を監禁して、懲役7年の判決を受けている。
こういう輩は死刑にしなきゃ治らないんちゃうか?

「連れ去り目的で女性はねた」車に遺体…39歳男逮捕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040720-00000409-yom-soci

 19日午後11時45分ごろ、愛媛県西予市宇和町の男性(22)から鬼北署に「知人の少女と携帯電話で通話中、急に電話が切れ、通話が出来なくなった」と通報があった。女性は同県松野町吉野、無職加形(かがた)有賀里さん(19)で、同署員が行方を捜索したところ、翌20日午前10時10分ごろ、高知県警窪川署に、高知県大正町生まれ、住所不定無職宮地恒雄容疑者(39)から連絡があり、愛媛、高知両県警の捜査員が同町内で宮地容疑者を発見。事情を聞いたところ、「連れ去る目的で加形さんを車ではねた」と供述した。

 両県警は宮地容疑者の供述から約10分後、大正町下津井の山中に止めてあったレンタカーの後部座席で加形さんの遺体を発見、殺人容疑などで緊急逮捕した。

 調べでは、宮地容疑者は19日午後11時5分ごろ、松野町吉野の路上で、自転車を押して歩いていた加形さんを車ではねて連れ去り、大正町下津井の山中に止めた車内で、加形さんの首をひもで絞めて殺害した疑い。

 加形さんは同日午後5時ごろ、家族に「宇和島市の友人に会いに行く。午後11時ごろに帰る」と、自転車で自宅を出たままになっていた。20日になっても帰宅せず、行方不明が判明。自宅の東約30メートルの路上に、血痕や加形さんが乗っていた自転車などが見つかった。

 宮地容疑者は1997年4月、女子高生を監禁して、懲役7年の判決を受けている。(読売新聞)
[7月20日14時28分更新

101水泡 まつ太朗:2004/07/20(火) 16:44
 やはりあらゆる刑罰の最高刑は死刑、執行猶予廃止、という事になる
のでしょうか・・。

102とはずがたり:2004/07/20(火) 17:57
俺はいたいけな少女が犯罪の被害者となるケースに怒りを感じているらしいっす。
どっかの「冤罪」事件の被疑者が釈放されたら少女にいたずらしようとして捕まったなんてケースもあったし。

<女子中学生監禁>近藤被告に懲役8年の判決 新潟地裁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040720-00001087-mai-soci

 新潟県村上市で昨年9月、中学3年生の女子生徒を11日間にわたって監禁したとして、逮捕監禁致傷などの罪に問われた佐渡市泉、無職、近藤順被告(27)に対する判決公判が20日、新潟地裁であり、大谷吉史裁判長は懲役8年(求刑・懲役10年)を言い渡した。

 判決によると、近藤被告は03年9月2日夕、村上市山辺里(さべり)の市道で、下校中だった当時15歳の女子生徒に乗用車をぶつけて気絶させ、拉致した。車内でナイフを突きつけて脅し、山形、宮城、福島県などを連れ回した。翌3日夜、カーフェリーに乗って佐渡島の自宅に渡り、13日夜まで監禁した。佐渡に向かう際、近藤被告は生徒の運賃2060円を払わず、逮捕監禁致傷、未成年者略取、銃刀法違反のほか、詐欺罪にも問われた。(毎日新聞)
[7月20日15時8分更新]

103水泡 まつ太朗:2004/07/20(火) 18:57
年数もそうですが、服役期間中に何をするかも問われるべきですかねぇ・・・。
現状は「隔離するだけ」というのが実情ですし、おまけに看守による受刑者レイプ
や殺害も横行している始末ですし。
労役に加えて、欧米にあるような再犯防止教育の導入が必要かと。

104名無しさん:2004/07/20(火) 21:08
>>100-103
私は死刑廃止論者ですが、
同時に凶悪犯罪厳罰論者であり、再犯防止教育に全く期待してませんので、
100や102のケースは懲役60年〜70年にして、二度と塀の外に出ないようにすべきだと思いますね。
女子高生陵辱拷問コンクリ詰め殺人犯の一人が、また監禁容疑で逮捕されましたが、
こういう輩は塀の外に出さなければ良いのです。
仮釈放を一切認めない終身刑にすべき。
そうすれば、社会復帰の事を心配する必要はないのです。

>>103
看守の問題は全く別の問題ですね。
死刑制度・刑の軽重の問題と、懲役・再犯防止教育の問題と、
看守による服役者虐待の問題はごっちゃにして論ずるべきではないでしょう。
私は、警察署・拘置所における事情聴取時の録音録画義務付け、
刑務所における録画義務付の上で、
当事者もしくは当事者家族・代理人に請求によるそれらの公開を法律で定めるべきだと考えます。

106とはずがたり:2004/07/22(木) 21:52
「内政干渉」と反発や困惑 米高官改憲発言で与野党
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040722-00000241-kyodo-pol

 アーミテージ米国務副長官が日本の憲法9条を「日米同盟の妨げ」と発言したこ
とに対し、与野党内で22日、「ひどい内政干渉だ」(横路孝弘前民主党副代表)
などと反発や困惑の声が広がった。9条改正賛成派も、米国からの「外圧」に映る
ことを懸念したようだ。
 自民党の堀内光雄総務会長は「主権を持った国が憲法を考えるのだから、国民が
しっかり考えてまとめることだ」と不快感を表明。
 憲法9条問題に神経をとがらせる公明党は「中長期的にみて9条が(日米同盟関
係の)妨げになるとは思わない」(赤松正雄党政調副会長)と反論した。
 野党側も、民主党の横路氏は「米国に協力しろ、保安官の助手みたいなものにな
れということだ」と批判。共産党の市田忠義書記局長は「憲法改悪を許さない国民
的運動を起こすため全力を尽くす」と表明。社民党の福島瑞穂党首も「日本に改憲
を強要しようとするのは言語道断」と強調した。(共同通信)
[7月22日20時19分更新]

107とはずがたり:2004/07/30(金) 16:43

皇室の藩屏たる貴族制度もない中で平民の女の子が皇室放り込まれたら適応に苦しむわな。
幼少の頃より皇后陛下たらんと教育された連中が必要なんでは。

雅子さまは「適応障害」、不安や抑うつ気分に (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/emperor.html?d=30yomiuri20040730it07&amp;cat=35&amp;typ=t

 静養中の皇太子妃雅子さま(40)の病状について、宮内庁の医師団が「ストレスへの適応障害によって不安や抑うつ気分が現れている」と診断していることが、30日わかった。

 医師団はこの適応障害によって公務が困難になっているとみて、少量の薬物治療などを行っている。同庁は詳しい病状を明らかにしてこなかったが、同日午後、発表して理解を求める。

 適応障害は、環境にうまく適応できず、不安、不眠、頭痛や肩こりなど心身の障害が生じ、社会生活が難しくなる状態とされる。

 雅子さまは今も立ちくらみや頭が重いなどの症状が続いており、医師団は〈1〉皇太子妃という特別な立場の苦労〈2〉ご懐妊や流産をめぐる問題〈3〉公私の別がない多忙な生活――などがストレスとなって、適応できずに気分が落ち込む「抑うつ」が生じていると診断。環境の改善、心理療法のほか、薬物治療も行っている。

 雅子さまは最近、短時間のテニスをしたり、皇太子さまの公務に同席されたりし、回復の兆しが見え始めているという。

 雅子さまは昨年12月に帯状疱疹(たいじょうほうしん)を発症、完治後も長期療養を続け、3―4月の長野県内での静養以降、外出を控えられている。


[ 2004年7月30日14時35分 ]

108水泡 まつ太朗:2004/07/30(金) 21:08
>>107
それはすなわち身分制度の復活・・・。

109とはずがたり:2004/07/30(金) 21:12
>>108
貴族制度すら無いのに天皇制だけ有る矛盾を云っているので,皇室制度の廃止論と捉えてくれてもいいですよ。

110とはずがたり:2004/08/02(月) 00:59
小沢氏の持論否定せず=武力行使発言で釈明−岡田民主党代表
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040801-00000052-mai-pol

 民主党の岡田克也代表は1日、フジテレビの番組で、憲法改正によって海外での武力行使を認めるとの自らの発言を小沢一郎前代表代行が「理解に苦しむ」と批判したことについて「(現行憲法下でも武力行使は可能との)小沢氏の持論を否定しているわけではない。憲法改正前の(党としての対応の)話はこれからの議論だ」と釈明した。 (時事通信)
[8月1日15時1分更新]

<岡田代表>憲法改正に積極発言 党内論議の火種に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040801-00000052-mai-pol

 民主党の岡田克也代表が、憲法改正発言を積極的に繰り返している。9条を全面改定し、国連決議を前提に海外での武力行使を伴う平和維持活動への自衛隊参加を可能にするというもの。党内では「発言は理解に苦しむ」などの批判も出ているが、岡田氏は4日の「次の内閣」から、党内論議を本格化させる考えだ。(毎日新聞)
[8月1日21時1分更新]

111とはずがたり:2004/08/03(火) 22:17
死刑にしろとは云わん。
こんなのが近所に居たら即精神病院へ入院させることが出来る措置が必要では?
事件が起きてからでは遅いのだ。

7人殺し藤城容疑者、前日は隣人に包丁投げつける寸前
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040803-00000107-yom-soci

 兵庫県加古川市内の2つの民家で無職藤城とし子さん(80)ら7人が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕状が出ているおいの無職藤城康孝容疑者(47)が、加古川署の捜査本部に対し、自宅への放火について「(ガソリンを入れた)プラスチック容器は1、2年前に買い込んだ。(自分が自殺して)母親が残され、世間のさらし者になるくらいなら死んでもいいと思った」と述べていることが3日、分かった。

 動機とされる住民とのトラブルについては、康孝容疑者が犯行前日の1日午後5時ごろ、庭で植木に水やりをしていた自宅近くの男性に向かって、1階の開いた窓から突然、無言で包丁を投げつけようとしていたことが分かった。しかし、母親が抱きかかえるようにして押さえつけ、窓を閉めたため、実際には投げつけなかったという。

 この男性は先月初めにも、水やりをしていた際、ナイフのような物を投げつけられたが当たらず、けがはなかったという。

 康孝容疑者は「20年以上前から(殺害した相手に)恨みを持っていた」と供述しているという。

 康孝容疑者が犯行に使用した凶器の包丁については、「自宅から持ち出した」と供述、肉切り包丁(刃渡り約20センチ)と分かった。(読売新聞)
[8月3日14時50分更新]

112とはずがたり:2004/08/03(火) 22:33
>>111
>こんなの

7人刺殺事件、殺された利彦さん「いつかやられる」 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/murder.html?d=03yomiuri20040803ic12&amp;cat=35&amp;typ=t

 2家族7人の刺殺事件で、亡くなった会社員藤城利彦さん(64)が、勤め先の建設会社の同僚らに「いつか自分もやられる」と、康孝容疑者への十数年間にわたる恐怖を打ち明けていたことが3日、分かった。

 利彦さんは「家族が心配で家を空けられない」と仕事が終わるとすぐに帰宅する一方、トラブルを起こした康孝容疑者を止めに入るなどしており、同僚らは「正義感の強い人柄が、こんな結果を生んだのでは」と衝撃を受けている。

 同僚らによると、利彦さんは、加古川市内の生コン会社でミキサー車の運転手として、約30年間勤務。3年半前に定年退職し、建設会社に再就職した。実直で職場での信頼も厚く、同僚と釣りに出掛けるなど気さくな面もあった。

 利彦さんは再就職後、親しくなった同僚らに「家の近くにおかしいやつがおる」と、不安そうな表情で身の危険を打ち明けることがあったという。

 康孝容疑者は何度か刃物を持って利彦さん宅にやって来て、「おれの悪口言っているやろう」とすごんだり、日常的に自分の家の小窓を開けて、利彦さん方をうかがったりしていた。

 利彦さんは不安から、定時の午後5時に帰宅し、休日も家にいることが多かった。殺された長男伸一さん(27)、長女緑さん(26)について、「子供が心配で、なるべく家にいるようにしている」と話していた。犠牲となった妻の澄子さん(64)も、康孝容疑者が外にいる時は外出を控え、戸締まりにも神経を使っていた。


[ 2004年8月3日14時42分 ]

113とはずがたり:2004/08/03(火) 22:36
莫迦母が原因か?しかし核家族化で母親が一人で育てるからこうなる。昔はお婆ちゃんもおじいちゃんも近所の人もみんな居たから育て方が偏らなかったのだと思っている。

加古川7人殺害はマザコン男のわがまま凶行! (夕刊フジ)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/murder.html?d=03fuji41925&amp;cat=7&amp;typ=t

 犯行の陰に溺愛(できあい)母−。兵庫県加古川市で2日未明に起きた7人殺害事件。加古川署捜査本部が殺人容疑で逮捕状をとった無職、藤城康孝容疑者(47)は、命の危険を感じた父親が家出した十数年前から、母親(73)に何でも買い与えられ溺愛(できあい)されていたことが3日、分かった。母親は、康孝容疑者の度重なる奇行やトラブルをかばい続けていたという。残虐な親族大量殺人の動機は、マザコン男の単なる「わがまま」だった可能性が出てきた。

 [父親を直撃]

 「出ていけ、こら。110番するぞ」

 殺害現場から数キロ離れた2階建ての木造アパートの1階。夕刊フジ記者が康孝容疑者の父親の自宅を訪ねると、父親は顔を見せず、木製ドア越しにいきなりどなった。

 近くの住民によると、父親は昔から康孝容疑者の暴力を恐れていた。「ここにいたら殺される」。父親はそう言い残して十数年前からは家を飛び出し、市内で別居生活を始めたという。

 [定職に就かず]

 母親は過剰とも思えるほど、息子を溺愛していた。

 全寮制の私立高校の生活に耐え切れず、自宅に逃げ帰った康孝容疑者。一時は調理師の仕事にも就いていたが長続きせず、不惑の年を越えた後も定職に就くことはなかった。

 母親にも常に暴力をふるい続けた康孝容疑者は、趣味のサーフィンや釣りに興じる毎日。母親はそんな息子をとがめるどころか、高価な釣り舟や自家用車、ブランド品を無制限に買い与えていた。息子を食わせるために、パン屋を始めたこともあったという。

 [あの子はまとも]

 度重なる奇行や暴行で、親類からも「心の病気かもしれない。一度、医療機関に診てもらうべきでは」との話まで出た。だが、母親は「あの子はまともだ」と、一切とり合わなかった。

 住民が康孝容疑者の常軌を逸した行動に怒り、警察に相談しようとした際は、「こらえたって」と泣きながら訴えたため、事件にならなかったこともあった。

 康孝容疑者も母親には特別な感情があったと見え、事件後に弟妹に「人を殺した。母親を頼む。俺は死ぬ」などと語っている。

 住民の1人は「康孝容疑者の凶暴な性格は子供のころからだが、接し方が全く違う両親の間で、その性格に拍車がかかったのではないか」と話している。

 [境界線でトラブル]

 康孝容疑者が事件直前、隣家に住むおばの藤城とし子さん(80)=殺害=と、家の境界線をめぐるトラブルを起こしていたことも明らかになった。とし子さん方は資産家として知られ、本家として周辺の田んぼや畑を所有していた。

 このトラブルについて、殺害された親類の工員、藤城利彦さん(64)が、2人の仲裁に入っていたという。

 近くの住民は「このトラブルで康孝容疑者の憤りが増すうちに、異常な殺意に発展したのでは」と指摘する。

 [自爆]

 康孝容疑者は逃走中に交通自損事故を起こしたが、警察の追跡から逃げられないと勘違いし、車を壁に激突させて自殺しようとした疑いも浮上している。

 康孝容疑者は2日午前4時10分ごろ、加古川西出口付近でパトカーと遭遇し、側壁に激突する事故を起こした。現場にはブレーキ痕がない上、パトカーの警察官も「逆に加速して壁にぶつかったように見えた」と話しているという。


[ 2004年8月3日()13時0分 ]

114名無しさん:2004/08/05(木) 22:14
>>111-113
そのような強制入院は、憲法上、人身の自由や適正手続が問題となりますね。まず、不特定多数の他人の生命、自由の保護という「公共の福祉」のため、その者の人身の自由を制約することは、憲法上正当化できると思われます。あとは、行政手続ではあるが、刑事手続に準じ、令状や精神科医による診察などの適正手続に留意して制度設計すれば、憲法上の問題はクリアできると思われます。

(参照条文)
第十三条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
第三十一条 何人も、法律の定める手続によらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない。
第三十四条 何人も、理由を直ちに告げられ、且つ、直ちに弁護人に依頼する権利を与へられなければ、抑留又は拘禁されない。又、何人も、正当な理由がなければ、拘禁されず、要求があれば、その理由は、直ちに本人及びその弁護人の出席する公開の法廷で示されなければならない。

115とはずがたり:2004/08/06(金) 03:43
>>114
憲法上もなんとかなりそうだとは心強い意見。
精神病的だからといって直ぐ収容というのは人権侵害でしょうけど,こういう暴力的なケースは或る程度予防措置的な観点からも医師の診察を受けさせる措置が必要な気がします。

116名無しさん:2004/08/06(金) 16:49
>>115
殺人、放火、傷害、強姦、強制わいせつ、強盗などの重大な犯罪の加害者を対象とした、
心神喪失者医療観察法の成立の時も、非常に大きな反対運動が起こりました。
日弁連も反対、マスコミも強行採決に対して批判的な論調でした。
凶悪犯罪を起こした触法精神障害者ですら再犯の予測に基づく拘禁(予防拘禁)は許されないのに、
現に犯罪を起こしていない人間を強制入院などの措置をさせるのは不可能に近いでしょう。
刑法39条が廃止されるような情勢にでもならなければ、
犯罪に対する予防措置がとられるようにはならないでしょうね。
残念ながら。

117名無しさん:2004/08/06(金) 16:56
加古川の事件の犯人が精神障害者であったかどうかは分かりませんが、
「保安処分」「措置入院」の問題は、日本ではイデオロギー闘争とあいまって、
解決が難しい問題となっています。これこそ政治の仕事だと思うのですが…

118114:2004/08/06(金) 22:49
>>115
論理を細かく詰めた訳ではなく、直感ですけどね。

>>116-117
憲法論をクリアしたところで、やはり、問題は政策論ですよね。心神喪失者及び心神耗弱者は、有責性がない以上、刑法39条廃止はあり得ないと思います。しかし、だからこそ、被害に遭うかも知れない不特定大多数の人間の法益も考えないと、著しく均衡を失すると思います。
今の日本では、加害者の人権は考えても、被害者の人権がないがしろにされています。「人権、人権」と叫ぶ人ほど、当てになりませんね。護憲だの、人権だのを偉そうに訴えていた社民党や共産党が、北朝鮮拉致被害者の人権を無視し続けてきた如く。
精神障害者予防入院制度は、近視眼的なマスコミ及び一部の法曹、偽善的な市民運動、そしてその雰囲気に流される一部の国民の反対を押し切ってでもやるべきですね。まさしく政治の責任が問われていると思います。

120さむらい:2004/08/16(月) 21:12
意外かと思われるかもしれないですけど
私はそれほど日本国憲法は嫌いじゃないですよ。
法的な有効性を否定しているだけです。

121名無しさん:2004/08/16(月) 22:24
>>119
非常に難しい問題ですね。天皇は国家元首であり、祖国のために身を捧げた国民の眠る場所を訪れていただきたい気もします。しかし、天皇は我が国の文化的象徴あり、政治利用は断じてあってはなりません。

>>120
やはり、大正期に勃興した立憲民主政治を復活し、かつ、飛躍的に発展させたことと、日米安保とセットではあれ、侵略戦争放棄(9条1項)を掲げて祖国を平和的に発展させたことは、大きな功績ですよ。確かにGHQの押し付けではありますが、戦後の国家像として当時の一般国民が描いていたものに適っていたのです。私は、宮沢俊義の「八月革命説」に説得力を感じており、帝国議会で審議・可決された以上、法的にも有効だと思いますね。
ただ、冷戦が終わり、新しい時代がやってきました。新しい国家像を論じ、新しい憲法を創る時代ではないでしょうか。ただし、侵略戦争放棄をやめるような改憲には、断固反対ですがね。

122さむらい:2004/08/16(月) 22:54
>>121
>立憲民主政治を復活し
この点では日本国憲法は評価できると思います。
国会、内閣においては帝國憲法より日本国憲法の方が進んでいる
点が多いですからね。
最後の貴族院本会議で佐々木惣一博士が日本国憲法成立に反対した演説でも
日本国憲法の国会、内閣の部分は評価してましたし。
私もこの点では同意できます。

平和主義という考え方そのものは自体は嫌いじゃないんですが
憲法九条の本当の意味は平和主義じゃないですからね。
ルーズベルトとスターリンにゆる日本無力化つまり日本解体の思惑が
一致したことを示すものですからね。
ルーズベルトに蒋介石重視による反日極東政策と
スターリンの東亜赤化のための日本無力化の思惑が
暗に一致したものです。
それを日本において権力を誇示したいマッカーサーと
当時軍を含めたアメリカ政府関係者に大量にいた共産主義シンパが
成し遂げたものです。

>新しい国家論を論じ、新しい憲法を創る時代ではないでしょうか。
この点では同意です。
吉田ドクトリンは色々な意味で限界です。

123さむらい:2004/08/16(月) 23:07
ル―ズベルトとスターリンの思惑、
スターリンに同調する共産主義者及び共産主義シンパの思惑による
日本無力化の思惑は別として
日本国憲法9条の平和主義自体は悪くはないと思いますよ。
戦後の日本の平和主義、戦前からの日本人の平和主義的な考えが示されている
という意味ではいいと思いますよ。
戦後の日本の平和主義は
軟弱外交の元となり様々な国益の損失をもたらしましたが
元々日本が決して自ら侵略をするような国家ではないということを
改めて世界に示したという点では悪くなかったと思いますよ。

124とはずがたり:2004/08/17(火) 15:19
折角更正したのに余りにもひどい仕打ちではないか?

少年時の非行で退職迫る 大分県警、男性巡査に (共同通信)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/police.html?d=17kyodo2004081601004411&amp;cat=38&amp;typ=t

 大分県警に採用され警察学校に入校中の男性巡査(29)が「少年時の非行を理由に退職を強要された」として、不利益な扱いをしないよう求める措置要求書を16日、大分県人事委員会に提出した。警察官が人事委に要求書を出すケースは珍しく、男性側は「労働権の侵害」と訴えている。

 要求書などによると、男性は大分県に居住中の18歳当時に、窃盗や器物損壊などの事件で取り調べを受けた。家庭裁判所の審判で、少年院送致などの処分をしなくても立ち直れると「不処分」の決定を受けている。

 男性はこの事件で接した警察官が親身に将来の心配をしてくれたことなどから立ち直り、警察官を志したという。

 ほかの県の大学に進み、卒業後は大学のあった県の警察に入り数年間勤務。故郷の大分県に戻り、今年4月に大分県警に採用された。

[ 2004年8月17日2時2分 ]

125121:2004/08/17(火) 23:31
>>122-123
確かに、9条2項が、連合国による終戦直後の日本無力化策というのは、忘れてはなりません。当時は、連合軍の半永久的な占領も考えられたようですから、9条2項を文字通り解釈しても、国防上の問題は生じなかったと言えましょう。しかし、いざ独立すると、主権国家として国民の生命・財産を守る義務が生じるわけですから、文理上は苦しいけれど、自衛権を独立国の常識として読み込まないとやっていけなかったのですよね。美濃部達吉の天皇機関説並みの、よく言えば柔軟な、悪く言えば強引な解釈でした。本来であれば、この時点で2項は削除するか、核兵器その他の大量破壊兵器等の保有を否認する内容に変えておくべきでした。改憲までしなくとも、有事法制はやっておくべきでした。あの自民党ハト派の代表格・宮沢喜一元首相さえ、昔から有事法制制定を主張していたのですから。ところが、悲しいかな、当時の世論はそれを許さなかったのですね。これは、社会党や共産党のポピュリズムにも問題はありますが、自民党も60年の日米安保改定において国民への説明が不足して余計な反発を招き、体力を浪費したことも原因だったと思います。
現在、構造改革こそあまり進みませんが、地方分権や市場原理強化を柱とする「小さな政府」がトレンドとなる中、改めて国家の役割が問われています。個人、家庭、自治体でできないことを国家や地域的国家連合が行う、という考え方に立てば、安全保障は国家の重要任務です。従って、新しい憲法を創る際は、侵略戦争禁止、自衛権保持、自衛軍の存在、大量破壊兵器の保有禁止、国際協力への参加などの基本方針を、安全保障関連条項として盛り込むべきですね。
ちなみに、「軽武装経済重視路線の吉田ドクトリン」などという言い方をされますが、吉田元首相自身は、ある程度経済が発展した段階で、堂々と憲法改正し、自衛軍の存在を明記することを考えていたようです。この辺は、加瀬俊一「吉田茂の遺言」に詳しく書かれています。
9条1項は、原点は1927年の不戦条約ですが、「和の国」に極めて相応しい条文ではないでしょうか。祖国の名誉のためにも、この方針は未来永劫貫かねばならないと思っています。

126とはずがたり:2004/09/02(木) 02:44
公平を期さねばならない判事が「高度の緊張関係にあったため、穏当を欠く表現が用いられてもやむを得ない」のかね?

判事への賠償請求、最高裁が退ける…元教師の敗訴確定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040831-00000416-yom-soci

 群馬県立高校の元教諭と代理人の弁護士が、井上薫・前橋地裁高崎支部判事(当時)に名誉を傷つけられたなどとして、井上判事と国に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(藤田宙靖裁判長)は31日、元教諭側の上告を退ける決定をした。請求を棄却した2審判決が確定した。

 1、2審判決によると、井上判事は、元教諭が起こした別の訴訟を担当したが、元教諭側は「異常な訴訟指揮があった」として、井上判事らを損害賠償を求めて提訴。判事側の答弁書に「適法な訴訟指揮に因縁をつけて金をせびる趣旨」などと記載されていたことから、元教諭側は請求の趣旨に名誉棄損を加えていた。

 1審判決は名誉棄損だけを認めて井上判事に20万円の支払いを命じたが、2審判決は「双方が高度の緊張関係にあったため、穏当を欠く表現が用いられてもやむを得ない」と指摘した。
(読売新聞) - 9月1日1時37分更新

127無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/09/02(木) 19:01
>>126
「異常な訴訟指揮があった」という理由で訴訟を起こされた後のことですね。
訴訟の当事者として攻撃しあう関係だからある程度はしょうがないというところでしょう。
訴訟指揮についての賠償は一審でも認められてませんし。
個人的には腹も立ちますが。

128無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/09/04(土) 21:36
回答率にもよりますが、もはや護憲徹底派は相当弱くなってますね。
今後10年のうちに動きがある可能性も高い感じですね。
その場合でも国論を二分しないかたちの案が通るでしょうけれども。

http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=HKK&amp;PG=STORY&amp;NGID=main&amp;NWID=2004090401002445
国会議員84%が憲法改正容認 時代に合わない、6割

 共同通信社は4日、衆参両院議員全員を対象に8月に実施した憲法改正問題に関するアンケート結果を集計した。
 それによると、48・5%が「憲法改正に向けて積極的に議論すべきだ」と改憲に積極的で「議論の結果、改正しても良い」とした議員を加えた「改憲容認派」は84・5%に達した。国会の憲法調査会などで憲法論議が加速する中、改正に積極的な議員の姿勢があらためて浮き彫りになった。
 自国と密接な関係にある外国への攻撃を自国への攻撃とみなして反撃する集団的自衛権の行使については賛否が拮抗(きっこう)。時限立法ではなく必要に応じた自衛隊の海外派遣を可能にする恒久法制定は反対が賛成を上回った。
 改憲容認派に理由を尋ねたところ「憲法規定が時代に合わなくなっている」(59・9%)が最も多く、次いで23・1%が「新たな権利、義務の盛り込みが必要」と答えた。

129とはずがたり:2004/09/06(月) 18:31
追跡・憲法:衆院憲法調査会 自民、民主と連携模索−−公明けん制の狙いも
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20040901ddm005010191000c.html

 ◇5日から両党、EU諸国視察

 衆院憲法調査会の自民、民主両党のメンバーが5〜17日、今年6月18日に採択されたばかりの欧州連合(EU)憲法と加盟国の憲法との関係などを調査するため、EU諸国を訪問する。EU憲法に強い関心を持つ民主党の意向を自民党が尊重した形。自民党側には、民主党の改憲派との連携を模索するとともに、9条改正を検討しない方向となった公明党をけん制する狙いがあるとみられる。

 視察団は自民党が中山太郎会長のほか、船田元、保岡興治、中谷元、近藤基彦の各氏、民主党が仙谷由人、枝野幸男の現前政調会長の計7人。来年5月に予定されている最終報告書の作成に向け、最後の海外視察となる。

 「国際貢献の明文化など、自民、民主両党の考えには一致する論点がたくさんある」

 自民党憲法調査会長でもある保岡氏は最近、民主党に「ラブコール」を送っている。憲法改正には各議院の総議員の3分の2以上の賛成が必要なことから、「憲法問題を軸にした政界再編」というシナリオも用意したうえで、民主党を巻き込んだ議論をする必要があるとの考えに基づいている。

 これに対し、仙谷氏ら民主党のメンバーは、経済や安全保障を包括したアジアとの共生を唱え、多国間共同体(アジア版EU)創設も見据えた改憲論を展開。日米同盟に重心を置く保岡氏らと一線を画してきた。このため、自民党側には共同体の先進であるEU視察を受け入れることで、協調を求めたい考えがある。

 こうした中、民主党の岡田克也代表が無投票当選を決め、今後2年間は「小泉自民VS岡田民主」の争いが続く見通しになったことを受け、民主党は政権交代を目指して対決色を強めている。一方で公明党は、「9条堅持」を強く打ち出し始めた。

 自民党改憲派の中には「2年のうちに憲法で『ガラガラポン』という局面は必ず来る」との見方がある半面、「憲法論議が今の政治状況の犠牲になってしまう」との焦りも生まれており、狙い通りの視察となるか不透明だ。
毎日新聞 2004年9月1日 東京朝刊

131とはずがたり:2004/09/08(水) 12:22
殺人や婦女暴行の厳罰化いいかもね。
>米国ではすべての州で殺人の時効が撤廃されており、ニューヨーク市は婦女暴行のDNAが残る場合には時効を停止している。

窃盗で公判の男、16年前の主婦殺人自供…時効が成立
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040908-00000301-yom-soci

 1988年に東京都昭島市の主婦が自宅で刺殺された事件で、窃盗罪などで公判中の男(42)が、「自分がやった」などと犯行を認め、警視庁捜査1課と昭島署から殺人容疑で書類送検されていたことが、7日分かった。

 事件は、昨年11月で殺人罪の公訴時効(15年)が成立しており、東京地検八王子支部はすでに、男を不起訴処分にしている。殺人罪などを巡っては、法制審議会が8日、時効期間の延長を盛り込んだ刑法・刑事訴訟法改正要綱を法相に答申する。

 殺人容疑で書類送検されたのは、今年1月に千葉県警に窃盗容疑などで逮捕され、千葉地裁で公判中の茨城県取手市の無職の男。

 調べによると、男は88年11月1日午前、昭島市つつじが丘3の公団で、主婦河野葵子(ようこ)さん(当時40歳)の胸を刃物で刺し、殺害した疑い。

 同日夜、帰宅した夫が、台所であおむけに倒れている葵子さんを発見した。葵子さんは刃物で左胸を2か所刺されており、警視庁は殺人事件として捜査したが、物証に乏しく、捜査は難航。同庁は時効直前の昨年9月、容疑者不詳のまま東京地検八王子支部に書類送検し、事件は事実上、迷宮入りしていた。

 事件が動き出したのは今年1月。千葉県警が、盗難車に乗っていた男を窃盗容疑で逮捕したところ、男は、約20年にわたって全国で空き巣や事務所荒らしを繰り返していたことを自供した。さらに、昭島市の主婦殺害事件についても「自分がやった」と供述し、上申書も提出したという。

 同県警から連絡を受けた警視庁捜査1課と昭島署が、供述の裏付け捜査をしたところ、葵子さん方の電話の受話器から部品が外され、通話できないように細工されていたことなど、供述には犯人しか知り得ない「秘密の暴露」があり、信ぴょう性は極めて高いと判断。今月1日、男を殺人容疑で東京地検八王子支部に書類送検した。同支部は3日、公訴時効の成立を理由に、男を不起訴処分とした。

 葵子さんは当時、夫と2人暮らし。夫はすでに転居しており、大規模な団地群でも当時のことを記憶する人は少なくなっていた。

 ◆時効期間の延長、8日に答申提出◆

 最近、時効後に殺人事件の容疑者が浮上するケースが目立っている。

 東京都足立区の小学校の元警備員の男(68)が先月、26年前に女性教諭を殺害したと自供し、供述通り、男の元自宅の床下から女性の遺体が見つかった。また、長野県生坂村のダムで80年3月、男性の水死体が見つかった事件でも、元服役囚の男が20年たって犯行を自供し、長野県警が昨年10月、この男を殺人容疑で書類送検したケースもあった。

 米国ではすべての州で殺人の時効が撤廃されており、ニューヨーク市は婦女暴行のDNAが残る場合には時効を停止している。

 日本でも専門家から殺人罪などの時効が短すぎるとの声が上がり、時効期間の見直しを進めてきた法制審議会は、「死刑にあたる罪」の時効について、15年から25年に延長するなどとした刑法・刑事訴訟法改正要綱の答申をまとめ、8日、法相に提出する。
(読売新聞) - 9月8日3時14分更新

132とはずがたり:2004/09/14(火) 15:25
五十数人飛び越し=宅間死刑囚の刑執行−民間団体
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040914-00000056-jij-soci

 死刑確定から1年以内という宅間守死刑囚(40)に対する異例の早期執行に、民間の死刑廃止団体からは疑問の声が上がっている。
 「死刑廃止フォーラムin大阪」によると、宅間死刑囚より前に死刑が確定し、執行されていない死刑囚は五十数人に上るという。宅間死刑囚への死刑は五十数人を飛び越して執行されたことになる。 
(時事通信) - 9月14日15時1分更新

133とはずがたり:2004/09/14(火) 15:28
付属池田小事件:宅間死刑囚の死刑執行 判決確定から1年
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040914k0000e040051000c.html

大阪地裁に護送される宅間守容疑者=大阪府警池田署で2001年6月10日午前10時26分、梅村直承写す

 児童8人が犠牲になった大阪教育大付属池田小学校(大阪府池田市)の乱入殺傷事件(01年6月)で、1審・大阪地裁の死刑判決が確定した宅間守死刑囚(40)に対する死刑が14日、大阪拘置所で執行された。事件発生から3年3カ月余り。昨年9月26日の判決確定から1年足らず。宅間死刑囚は確定から6カ月以内の執行を求めていたが、今回の早期執行は、死刑存廃論議とあわせて波紋を広げそうだ。死刑執行は、野沢太三法相が昨年9月22日に就任して以来初めて。

 刑事訴訟法は、判決確定から6カ月以内に執行を命令し、5日以内に執行すると定めている。しかし、数年から10年以上たって行われるのがほとんどで、宅間死刑囚のケースは極めて異例だ。

 確定判決によると、宅間死刑囚は01年6月8日午前10時過ぎ、包丁を持って大教大付属池田小の通用門から敷地内に侵入。休憩時間中の南校舎1階教室などで、2年生と1年生の計8人を刺殺。このほか、児童13人と教師2人に重軽傷を負わせた。宅間死刑囚はその場で教師に取り押さえられ、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された。大阪地検は精神鑑定で刑事責任能力が認められたとして、殺人、殺人未遂などの罪で起訴した。

 宅間死刑囚の弁護側は大阪地裁の公判で、心神喪失か心神耗弱を主張。再度の精神鑑定が実施されたが、「情性欠如者(人間らしい良心を持たない人)ではあるが、精神病ではない」として、完全な責任能力が認められた。宅間死刑囚は一貫して事件について、反省の気持ちを表さず、法廷では「どうせ、死刑になるんだ。はやく死刑を執行しろ」などの発言を繰り返した。

 大阪地裁は03年8月28日、死刑を言い渡し、川合昌幸裁判長は「離婚や父親への恨みから、自暴自棄に陥り、子どもを道連れにした」と動機を指摘。「再発防止のための真剣な取り組みが社会全体でなされることを願ってやまない」との所感を述べた。

 弁護側は控訴したが、宅間死刑囚がその後、自ら控訴を取り下げたため、9月26日に判決が確定。宅間死刑囚は確定直後、弁護団に「半年以内、できれば3カ月以内の死刑執行を望む」との手紙を送っていた。遺族側からも早期執行を求める声があった。

 ◇福岡でも1人

 また、嶋崎末男死刑囚(59)にも14日、福岡拘置所で死刑が執行された。

 嶋崎死刑囚は、元暴力団組長で、借金返済などのために88年3月、元組員らと共謀し、1億円の保険金目当てに組員(当時44歳)を大分県の山中でがけ下に突き飛ばして殺害した。同6月までに、口封じのためさらに組員2人を殺し、宮崎県の山中に埋めた。

 1審の熊本地裁は「死刑の適用には慎重になるべきだ」と無期懲役を言い渡したが、2審の福岡高裁は「残虐極まりなく、極刑をもって臨むほかない」と死刑を言い渡し、最高裁も99年3月、2審を支持した。
毎日新聞 2004年9月14日 11時56分

135灯台の下は暗い:2004/10/12(火) 03:22
 
 憲法 第2章 9条 2項
    外交権として 経済・文化・人道目的による自衛隊の海外派遣
    但し、国会による法律に基づく事、
 憲法 第3章 13条 2項 
    基本的人権の保護のために 抵抗権 の規定を挿入
    但し、憲法の直接適用を認める事。

136とはずがたり:2004/10/13(水) 17:23
>>135
憲法改正案でしょうか?

137とはずがたり:2004/10/13(水) 17:23
被害者の無念や犯罪の理不尽さなどを思うに死刑は当然だと思うが如何でしょうか?

出所後に被害者を刺殺、被告の上告棄却…死刑確定へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041013-00000011-yom-soci

 婦女暴行事件の被害者が警察に届け出たことを逆恨みし、出所後に被害者の日本たばこ産業(JT)の女性社員(当時44歳)を刺殺したとして、殺人、窃盗罪に問われ、1審で無期懲役、2審で死刑の判決を受けた無職持田孝被告(62)の上告審判決が13日、最高裁第2小法廷であった。

 滝井繁男裁判長は、「特異な動機に基づく誠に理不尽で身勝手な犯行であり、社会に与えた影響も大きい」と述べ、被告側の上告を棄却した。死刑が確定する。

 この事件の裁判では、同じ認定事実を基にしながら、1、2審の判断が分かれた。最高裁が2審判決を支持したことで、逆恨みなど悪質な事情があれば、被害者が1人でも死刑になりうることが改めて明確になった。

 判決などによると、持田被告は1989年12月、この女性に対する婦女暴行傷害、恐喝未遂の事件を起こし、懲役7年の実刑が確定。服役中、「女性が警察に届け出たため逮捕された」と恨みを募らせ、殺意を固めた。出所2か月後の97年4月18日夜、東京都内の団地に帰宅した女性を待ち伏せ、エレベーターホールで刺殺。女性のハンドバッグなどを盗んだ。
(読売新聞) - 10月13日15時38分更新

138無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/10/14(木) 16:09
教育基本法改正求める意見書可決 県会 自民、単独で強行
http://www.saitama-np.co.jp/news10/14/06p.htm

 県議会は九月定例会最終日の十三日、自民が単独提案した「教育基本法の早期改正を求める意見書」を賛成多数で可決した。ほかの四会派は反対したが、最大会派の自民が押し切った。県議会では意見書の提案は全会派一致を原則にしており、最終日の本会議で緊急提案されるのは異例。

 意見書は、少年犯罪やいじめ、不登校など課題が山積する中で「青少年の健全育成、国際社会で認められる国民の在り方を考え、新たな教育の方向性を示す必要がある」と指摘。伝統文化の尊重と国を愛する心の育成、家庭の意義と家庭教育の重視などの観点から国会で議論し、同法を改正するよう求めている。

 県議会では、意見書の提案は原則として議員定数の十二分の一の賛成が必要で、事前に議会運営委や常任委に諮るのが通例。自民は水面下で他会派と調整したが不調。一部会派には文言の修正を求める動きもあったが、自民が応じなかった。

 提出議案の採決後、自民の吉田弘氏が緊急提案した。本会議は約一時間の休憩後に再開、意見書案の質疑と討論を経て採決され、閉会は午後七時半近くにずれ込んだ。

 討論では、自民の島野直氏が「教育の危機的状況を打破し、教育の在り方を根本から、考え直すべき」と賛成。

 一方、公明の西山淳次氏は「国を愛する心などの規範や徳目を法律に盛り込むことには慎重であるべき」、地方主権の会の神杉一彦氏が「こうした重要な問題で県議会の意思表示をするには十分な論議が必要」として反対。共産の河村勝子氏は「教育基本法の理念に立ち戻るべきであり、改正は戦前への逆戻り」、民主党の秦哲美氏は「基本法が戦前の軍国主義の反省の上につくられたことを忘れるべきではない」と反対意見を述べた。

市民団体など抗議
 県議会で教育基本法の改正を求める意見書が可決されたことを受けて、教職員組合や市民団体などは十三日、「改正によって問題が解決するという主張はあまりに短絡的」「改正ではなく、教育基本法を生かす取り組みが必要」と抗議する声明を発表した。

 「埼玉教職員組合(日教組埼玉)」と「埼玉高等学校教職員組合(埼玉高教組)」は、憲法の理念を教育で具体化するものが教育基本法と指摘し、「教育基本法改悪から憲法改正へと続く一連の流れは、平和国家から戦争のできる国へと舵(かじ)をきるものであり、断じて容認できない」としている。一方、埼玉県教職員組合(埼教組)の贄田教秋書記長は「可決されたのは非常に遺憾で、自民党に怒りを覚える。多数決をかさにきて、ごり押しするのでは県民に理解を得られない」と話した。

 「埼玉県平和運動センター」は同日、「強引に採択されたことを危ぐする」と声明を発表した。

 市民団体「子どもの人権埼玉ネット」と労働組合や有識者で構成される「子どもと教育・文化を守る埼玉県民会議」は十三日までに意見書を採択しないこと求める要請書を各会派あてに出した。同ネットは「国を愛する心は押し付けられるものではなく内発的なもので、心の強制は憲法の思想・良心の自由に抵触する」と抗議している。

139とはずがたり:2004/11/14(日) 08:02
紀宮さまの婚約内定 お相手は都職員の黒田慶樹さん
http://www.asahi.com/national/update/1114/003.html

 天皇家の長女紀宮(のりのみや)さま(35)の婚約が内定した。お相手は次兄の秋篠宮さまの学習院時代の同級生で、東京都職員黒田慶樹さん(39)=東京都渋谷区在住。天皇、皇后両陛下は結婚を了承しており、来春式をあげる予定。当初、今月9日にも発表される予定だったが、新潟県中越地震や台風の被災者が苦しんでいるさなかに慶事を発表するのは忍びないという両陛下とお二人の強い意向で、延期された。発表は12月にずれこむ見通しで、黒田さんも「今は何も申し上げられない」と語っている。

 皇室典範の規定により紀宮さまは結婚後、皇族の地位を離れることになる。

 黒田さんは学習院初等科時代からの秋篠宮さまの親友で、幼い頃から東宮御所を訪問し、両陛下や紀宮さまとも当時から面識があった。大学時代には秋篠宮さまが主宰していたサークル「自然文化研究会」に所属。秋篠宮さま、紀子さまと研究旅行などの活動をともにし、卒業後も秋篠宮家と親しい関係が続いていた。

 関係者によると、黒田さんが秋篠宮家を訪ねた際、幼なじみだった紀宮さまと久しぶりに再会。秋篠宮さまが仲を取り持つ形で、手紙や電話などで交遊を深め、今夏に結婚の意思を固めたという。

 黒田さんは大手自動車会社に勤務していた慶次郎さんと寿美子さんの長男。88年に学習院大法学部を卒業後、三井銀行(当時)に入社、外国為替などの業務を担当していた。その後、首都の都市計画に携わりたいという希望で東京都職員に転身、現在は都市整備局に勤務している。慶次郎さんは黒田さんが大学在学中に死去、母の寿美子さんと暮らしている。

 紀宮さまは69年4月18日、当時、皇太子だった天皇陛下の第3子として誕生。お名前は清子(さやこ)。初等科から学習院に学び、92年に学習院大文学部国文学科を卒業。学生時代からバードウオッチングに打ち込み、現在は山階鳥類研究所(千葉県我孫子市)の非常勤研究員として鳥類の研究・保護に取り組んでいる。福祉活動にも熱心で、盲導犬の普及活動などに力を注いでいる。

 内親王の結婚は、三笠宮さまの次女容子(まさこ)さんが結婚した83年以来。天皇家では、60年に結婚した昭和天皇の五女島津貴子さん(幼名・清宮〈すがのみや〉)以来となる。 (11/14 07:03)

140とはずがたり:2004/11/17(水) 16:32
保守党が女性天皇を認めるとはどういうことだ!?

自民が憲法改正素案 「自衛軍」設置、女性天皇は容認
http://www.asahi.com/politics/update/1117/004.html

 自民党憲法調査会(保岡興治会長)は17日、憲法改正草案大綱の素案をまとめ、同日の憲法改正案起草委員会に提示した。前文を含む現行憲法の全面改正を目指すもので、焦点の9条については「戦争放棄」をうたった1項は残すものの、「自衛軍」の設置と集団的自衛権の行使を明記した。象徴天皇制は維持するが、天皇を「元首」と明確に位置づけ、女性天皇も認めた。

 素案は前文に盛り込む「基本的考え方」と、「総則」から「改正」までの9章で構成。今年1月からの調査会の議論を踏まえ、調査会幹部がまとめた。年内に大綱をまとめ、結党50年の来年11月に党の憲法改正草案として正式決定する。

 安全保障に関する規定では、「個別的、集団的自衛権を行使するための必要最小限の戦力を保持する組織として、自衛軍を設置する」とし、現行の憲法解釈では認められていない集団的自衛権行使の容認に踏み込んだ。また、自衛軍の任務として、「国際貢献のための活動」を明記、海外での武力行使を伴う活動にも道を開いた。

 一方で、武力行使を伴う活動を行う場合、原則として事前の国会承認を義務づけるなど、一定の歯止めをかける規定も整備。「国民の責務」として「国家の独立と安全を守る責務」を挙げたが、徴兵制は否定している。非核3原則も憲法に盛り込むとした。

 天皇については「元首」としての位置づけを明確化。「皇位は世襲で男女を問わず皇統に属する者が継承する」として、女性天皇を容認した。「日の丸」を国旗、「君が代」を国歌とすることも「総則」に盛り込む。

 基本的人権に関しては、「新しい権利」を追加するとして、具体的には(1)名誉権(2)プライバシー権(3)肖像権(4)知る権利(5)犯罪被害者の権利、を挙げた。青少年を保護するため、「出版及び映像に関する規制を法律で定める」との規定も創設する。

 国会は二院制を維持するが、衆院の優越性を強化する。地方自治では新たに道州制を導入し、自治体を道州、市町村、自治区(仮称)に分ける。

 憲法改正手続きを緩和し、国会が国民投票を提案できる条件を、現行の衆参各院の総議員の3分の2以上の賛成から過半数の賛成に変えるほか、国民投票を実施しなくても、衆参各院の総議員の3分の2以上の賛成で改正案を成立させることができるとした。 (11/17 11:41)

141無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/11/17(水) 21:54
読売に要旨が載っていましたが、思ったより形になってきてるなあという感じでした。
(通すことをある程度考えて案を作ってきてるなあという気もしました。)

一番心に残ったところは、ややくだらないところですが「閣僚は衆院議員に限るが次期衆院選に立候補表明していれば指名可」なんてのはいかがかと思いますね。
そこまで窮屈に縛った上に抜け穴を作るなんて、自民党の汚い部分が憲法に刻印されてしまうようでイヤです。

自衛軍を国家緊急事態のところに規定して9条と切り離しを図っているのも特徴的だと思いました。
(自衛という目的があいまいになっている現状、この名称にはやや違和感があります。「軍」にはそれほど違和感ないのですが。)

女性天皇に関しては、ちゃんと議論がされていませんね。今上→秋篠宮→敬宮→眞子内親王・・・という継承順を笠原英彦・慶応大学教授が中央公論で書いていたことがあるんですが、この根拠や如何というところ。感情的にはそれで行きたいところなんでしょうけど。
それ以前に女系の導入について自民党でも安倍幹事長代理くらいしか問題意識を明らかにしていません。このまま崩れてよいものでしょうかね。
(しかし、子供が二人程度という日本国民の現状を皇族にも反映させると男系が断絶してしまいかねず、そういうことを議論すると「不敬」的に感じられてしまう面があって。
いくら旧皇族を復活させてもパッチを当てた程度の意味しかなく、男系断絶の危機または遠縁の皇位継承のおそれは残りそう。。)
改正憲法では現行憲法の規定を引き継いで、あとは皇室典範によるという「逃げ」の手段をとるのが現実的で最も可能性が高いでしょう。

衆参両院を残すということで、まずは疑問を感じましたが、道州制とセットにして、再議決要件を軽減したことで、私はある程度納得いきました。
道州制にして、地方自治の権限を増し、各道州政府が代表を出すというのであれば、検討に値する構想になると思います。
(知事の三選禁止を法律で定める、といいながら、三選以上の現職に推薦を出す自民党がどこまで考えてるか分かりませんが。)
衆院の選挙制度を憲法で小選挙区と比例代表と定めてしまうのはいささか疑問。むしろ一票の格差に踏み込んでほしい(諸外国ではどうなっているのかな?)。

財政の健全化について書き込むのは、検討に値するよい問題提起だと思います。

「憲法裁判所」に関しては、はっきりとした意図が読み取れません。
付随的審査制になんらかの不満があるのかもしれませんが。裁判官の選任方法は「(略)」となっていましたが気になるところです。
憲法改正発議要件を過半数にする、及び国会議員の三分の二の賛成で国民投票を省略できるというのもどうかと思います。
このへん、国民が作った憲法が思いつきで動かされまくる危惧があります。
むしろ、国民投票制や国民発議制を積極的に導入する方向もありうるんじゃないかと思います。

ここまで書いたものは、新聞で読んだ記憶に基づいてるので誤ってる部分があるかもしれません。
全体的に私の理解は深くないのでまた勉強したいところです。(国家緊急事態の規定なんかよくわかりませんし。)

142名無しさん:2004/11/17(水) 23:38
女性天皇問題は本質からの目くらまし役でしょう。
これは一法律である皇室典範の問題ですから。

参院の扱いは中途半端に過ぎますね。
二院派の自分から見ても、こんなのだと無いほうがマシに見えます。

>「閣僚は衆院議員に限るが次期衆院選に立候補表明していれば指名可」
これ本当ですか…いくら自民とはいってもここまで酷いとは思いたくないのですが。

憲法裁判所の意図は、一般の裁判所に違憲合憲の判断を禁じて、
政治や行政への違憲判決が出るのを防ぐということでしょう。
地裁でよく違憲判決が出るのを苦々しく見ているんでしょうね。

143名無しさん:2004/11/17(水) 23:38
この試案については、保岡興治・自民党憲調会長の試案としての側面が強い、という朝日新聞の記事がありましたね。ということは、必ずしも自民党内の結論ではないかもしれませんね。

統治機構の部分について、無党派さんが指摘された点に関し、私なりに考えてみました。
閣僚は(原則として)衆議院議員とするという点は、「選挙で選ばれた議員で構成する国会(厳密には国会の多数派)が、行政府を統制する」という議院内閣制の意義を考えたものではないでしょうか。議院内閣制発祥の地・イギリスで、閣僚は必ず議員であることが要求されています(民間人なら貴族院議員に任命)。どこの国かは忘れましたが、民間人が閣僚になる場合は、一定の期間内に議席を得ることを規定していたはずです。類似の規定と見ていいでしょう。
憲法裁判所については、内閣法制局が憲法解釈を独占しているかのような現状を変える意図があるものと思われます。現在の裁判所は、具体的な事件に付随する形でしか、憲法判断が認められません。ある法律が憲法違反に当たるか否か、という抽象的な事案に対する判断を行う組織として意図されているのでしょう。政治(国会と首相・内閣)と司法府の接点という点もあるのではないかと思います。
国民投票についてですが、確か人権規定や平和主義の章を改正するには、必要不可欠ではなかったでしたっけ?国民投票制や国民発議制は、国民が必ずしも深く理解していない問題について、いっときの時流で判断されかねず、やはり慎重であるべきでしょう。この点、国民代表を通じて政治的決定を行う、という規定があることにも注目ですね。
選挙制度を憲法に書く点についてですが、アメリカ合衆国憲法にあったはずです。イタリア憲法にも、ある程度の記述があった気がします。恐らく、衆議院が政権選択の場、民意集約の場であることを示したいのでしょう。いずれにせよ、選挙制度の重要性を踏まえつつも、本当に憲法に書くべきことか、検討が必要ですね。
自衛軍については、国家緊急事態のところに、武力行使は必要最小限云々というのが繰り返されています。実際、自民党内でも、中曽根元首相をはじめ、9条1項(侵略戦争放棄)はそのままと考える人が多いのではないでしょうか。なお、国家緊急事態の枠組みは、現行自衛隊法や事態対処法に沿っているようですね。

無党派さんのご指摘にはありませんが、行政権が内閣ではなくて首相にある点も注目すべきかと思われます。もともと「合議体の長」であるはずの首相の地位が、法律上も変わってしまうのですから。

144143:2004/11/17(水) 23:51
>>142
これはこれは、行き違いだったようですね。
憲法裁判所については、内閣法制局の問題が大きいようですよ。役人が憲法解釈を決めるのは何事か、と。新聞紙上でも、何度か話題になっていました。また、最高裁が憲法判断を過度に控えたり、地裁が主文(確定すれば既判力を生ずる)とは関係のない傍論で憲法判断を行いあたかもそれで違憲が確定したかのような誤解を与えたりする現状を考えたものなのではないでしょうか。

145143:2004/11/18(木) 00:01
三連続で失礼します。先日、中曽根・宮沢両元首相、武村元蔵相が、衆院憲法調査会で意見を陳べていましたね。その記事に付き、主要六紙を読み比べてみましたが、内容がまちまちですね。恐らく、各社の都合のいいように解釈したり、記事になりそうなところだけ書いたりしたせいでしょう。国会図書館Webの会議録検索で、吟味する必要がありますね。

146無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/11/18(木) 00:09
詳しい方のレスポンスを得て嬉しく思います。

自衛軍といって国会緊急事態のところに定義を置いてるにもかかわらず、9条のあたりでは国際貢献をうたって武力行使容認を意図するなど、
何が自衛で何が国際貢献なのか、というのがよくわからないです。むしろあいまいにしてるのかもしれませんが。

議院内閣制の意義のところはそういう考えもありうると思いますが、今この仕組みに変えるのはなぜ、と思いますね。
首相に行政権、というのとのバランスもあるんでしょうか。
(たしか、読売には、参院議員が閣僚になったら失職、というようなことも書かれていたと思います。)

憲法改正の国民投票が必須の場合についてはまだ見ていません。
国民投票制や国民発議制については、私もそれほど知悉してるわけではないので、自分で書いておきながらも、慎重であるべきという意見を聞くとそれももっともだと思います。道州制が導入されるなら、そこでの展開もありうるとは思います。

147無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/11/18(木) 00:23
抽象的違憲審査については、憲法の少々の手直しと裁判所法の改正でなんとかならないものでしょうか。
抽象的違憲審査専用の憲法裁判所などを作ると、従来の裁判所とコンフリクションを起こすのが必定でないかと思えるんですが。
(憲法問題なら全部憲法裁判所、というのならドイツとよく似た形といえるでしょうか?)

148とはずがたり:2004/11/18(木) 01:30
産経の報道です。

自衛軍設置を明記 憲法改正自民原案 女性天皇認める
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041117-00000025-san-pol

 来年十一月に自民党独自の「新憲法」草案公表を目指す同党憲法調査会(保岡興治会長)がまとめた憲法改正大綱の原案が十七日判明した。現行憲法で戦争放棄を規定した九条に関しては、平和主義を維持した上での「自衛軍」設置を明記して、集団的自衛権の行使や国際貢献のための武力行使を容認した。また、女性天皇を認めたのも特徴。調査会は同日から起草委員会で議論を重ね、来月中旬にも憲法改正大綱をまとめる。
 原案は九章構成で、百三条ある現行憲法の全面改正を前提にした自民党「新憲法」試案といえる内容。
 「総則」として、象徴天皇制と国民主権▽基本的人権の尊重▽新たな平和主義を提示し、「国旗は日章旗、国歌は君が代」と明記した。
 戦争放棄規定を維持した上で「内閣総理大臣の最高指揮監督権の下に、個別的又は集団的自衛権を行使するための必要最小限度の戦力を保持する組織として自衛軍を設置する」として、国際貢献のための武力行使を容認している。
 天皇については「日本国の元首」とし、「日本国の歴史、伝統及び文化並びに日本国民統合の象徴」と位置付けた。女性天皇については皇室典範の改正で対応すべきだとの意見が多い中、あえて「皇位は世襲のものであって、男女を問わずに皇統に属する者がこれを継承する」と憲法改正で容認する考えを示した。
 「国民の責務」の項目では、「国家の独立と安全を守る責務」と、国家緊急事態の際、国や地方自治体などに協力する義務を記す一方、徴兵制の禁止を明確にした。
 新しい人権としては、名誉権やプライバシー権、肖像権、知る権利などを追加した。国会は二院制を維持するが、衆院の優越性を強化、参院議員は閣僚になれないと規定した。
 憲法改正試案をまとめた主要政党は自民党が初めて。
<自民憲法改正大綱原案の骨子>
 一、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の憲法三原則維持
 一、日の丸、君が代を国旗、国歌に規定
 一、天皇は「日本国の元首」。女性天皇容認
 一、肖像権、プライバシー権、知る権利などを追加。環境権と環境保全の責務。生命倫理の配慮
 一、国民に国家の独立と安全を守る責務。徴兵制は認めず。自衛軍設置
 一、自衛軍の任務は防衛、治安、災害緊急事態などの秩序維持、国際貢献のための活動(武力行使を含む)。武力行使は必要、最小限の範囲。非核三原則明記
 一、首相の国家緊急事態布告(防衛、治安、災害緊急事態)。基本的人権、自由の制限
 一、衆院の優越強化。参院議員の閣僚不登用。憲法裁判所の新設
 一、道州制導入。憲法改正要件の緩和
(産経新聞) - 11月17日15時19分更新

149無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/11/18(木) 23:17
小沢さんは嗅覚が鋭いなぁ・・・。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041118-00000211-kyodo-pol
内閣法制局はでたらめ 小沢氏、憲法9条解釈で

 民主党の小沢一郎副代表は18日夜、都内で講演し、イラクへの自衛隊派遣などをめぐる内閣法制局の憲法9条解釈について「(戦後)その都度、でたらめな解釈をずっとしてきている。(そもそも)内閣法制局が判断する権限も資格もない」と批判した。
 イラクへの自衛隊派遣について内閣法制局は、戦闘行為が行われない「非戦闘地域」への派遣は可能とし、憲法上認められない集団的自衛権の行使には当たらないとしている。小沢氏は「法律解釈などを官主導でやってきた名残だ。解釈の役割があるとすれば、国会の(衆参両院)法制局がやればいい」と強調した。

150143:2004/11/18(木) 23:57
>>146-147
平和主義と自衛軍・国際貢献についてですが、平和主義の章と自衛軍関係の章を分けているのは、後者の規定を前者の中におくと、法律として据わりが悪いからだと思われます。立法・行政・司法という統治機構の先に自衛軍の規定がくることになりますからね。
自衛とは、日本が急迫不正の侵害を受けているときに、国の独立と平和、ひいては国民の生命と財産を守るための措置をこと、とでも言えばよいでしょう。自国が攻められて発動するのが個別的自衛権、同盟国が攻められて発動するのが集団的自衛権です。なぜ同盟を結ぶかといえば、軍事費を抑えつつ、より強固な安全保障体制を築くためだと思われます。ただ、「集団的自衛権と称して、同盟国・米国のために地球の裏側まで行くのか」、という議論が自民党内にも根強くありまして、この辺は「武力行使の謙抑性」という制約があると見ることができます。この点、中曽根・宮沢両元首相は、現行憲法下においても、「横須賀沖の公海上にいる米艦隊が、日本を護っていて攻撃された場合は、自衛権を行使できる。しかし、カリフォルニア沖の公海なら、それはできない」という見解で一致しています。自民党案は、「日本国は、個別的自衛権及び制約された集団的自衛権を有する」ということを、確認規定として置いていると言えましょう。
また、自民党案に言う国際貢献とは、日本が国連指導下の集団安全保障に積極的に参加するということだと考えられます。そして、国連の旗の下において初めて、自衛とは直接関係のない形で武力行使を可能にする、という趣旨でしょう。この点は、現行憲法で疑義のあるところを、政策的配慮から決着をつけるものと言えます。ただ、国連中心主義が確立されていない以上、PKFが限界でしょうね。

議院内閣制については、原則として選挙で選ばれた政治家が閣僚となるべきであり、その趣旨には賛成します(余談ながら、竹中国務相は、2001年参院選に出るべきでした)。ただ、首相主導の内閣にするのはいいとして、行政権そのものを首相に与えてしまうのは、議院内閣制の性質を著しく損なう気がしてなりません。余談ですが、個人的には、副首相に関する規定を置くべきだと思います。副党首をこれに充てて、首相を補佐しつつ、官房長官や党幹事長の上に立ち、政府と与党にまたがる調整を行わせることを想定しています。

憲法訴訟については、あなたの仰るような観点から、最高裁に抽象的違憲審査権を与えることも考えてよいと思います。ただ、最高裁の業務が煩雑にある恐れがあります。

道州制を含む地方自治については、「補完性の原理」を規定した点で、個人的には満足です。地方自治体の重要性増加に併せて、国政に地方代表を取り入れるという点にも、賛成です。ただ、全州1区の公選にした方がいいと思いますが。

151143:2004/11/19(金) 23:43
>>149
確かに、官僚機構に過ぎない内閣法制局が憲法解釈を行うことを批判するのは、納得できます。しかし、国会職員機構に過ぎない議院法制局に憲法解釈権を行わせるのは、説得力がないと思います。やはり、最終的な憲法解釈は、裁判所が行うべきでしょう。その意味で、抽象的な憲法判断を裁判所に行わせるという発想は、一応の合理性があると思います。

152無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/11/20(土) 11:12
>>150-151
私は、議員以外から大臣になりうる人材を調達することもあっていいのかなあ、とも思いますが。
首相の権限を強める方向なら制限をさらに加重するのは逆効果ではないか、と。
選挙に出るやらでないやらというのも不安定な話ですし。

私は最高裁判所の強化は重要だと思います。憲法改正とは別の話になるかもしれませんが。

抽象的違憲審査は誰が訴え出て誰が裁くかというところが問題ですね。

153無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/11/20(土) 11:40
「徴兵制禁止」明記に異論 自民、導入要求ないが…
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041119-00000243-kyodo-pol


 自民党憲法調査会(保岡興治会長)は19日午後、党本部で憲法改正草案の起草委員会を開き、改憲の大綱素案に盛り込んだ「権利・自由、国民の責務」について議論した。徴兵制については、導入を求める意見は出なかったが、徴兵制の禁止規定を明記することに否定的な意見が相次いだ。このため最終案で表現を見直すことにした。
 出席者からは、徴兵制の禁止規定に関して「防衛政策上の問題であり、憲法事項ではない」「むしろ志願制と書くべきだ」との異論が相次いだ。
 徴兵制という文言は禁止規定であっても刺激が強すぎるとの観点から「あえて書かない方が国民にとって受け入れやすいのではないか」との指摘も出た。

154無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/11/20(土) 11:42
自民改憲原案、参院軽視と批判=片山氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041119-00000596-jij-pol

 自民党の片山虎之助参院幹事長は19日午後の記者会見で、自民党憲法調査会の憲法改正大綱原案が衆院の優越を明確にしたことについて「そういう考え方もあるだろうが、それが正しいとは思わない。党としての調査会の意見なら、1つの意見をもって全体の意見のように書くのは問題だ」と批判した。
 同原案では、参院で否決された法案の衆院での再議決要件を現行の3分の2から2分の1に引き下げているが、片山氏は「3分の2程度にしなければ両院の意見の調整は起こらない。政策能力も専門性も含めて参院の方が上だ」と反論した。

155143:2004/11/20(土) 13:23
>>152
私の考えとしては、議院内閣制における閣僚は、国会議員であるべきだと思いますね。政策の結果責任が、選挙で問われる形になりますから。これが、民間人閣僚だと、失敗しても国民の審判を仰ぐことがないですから、直近の国政選挙に出て、国民の審判を仰ぐべきなのです。制限と言っても、要は次の選挙で当選すればいいだけのことです。比例単独候補でもいいわけです。一内閣における民間人閣僚もせいぜい2、3人ですし、実質的には、首相権限への制約は少ないのではないでしょうか。

具体的事件を伴わない抽象的違憲審査の創設は、国民代表機関である立法府の判断を覆すことに繋がるわけですから、三権分立に大きく関わる問題です。従って、これを設けるには、憲法改正が必要だと思います。出訴権者は、濫訴を防ぐためにも、国会議員等に限るべきでしょう。判決を行う裁判官は、やはり最高裁判事が、大法廷で行うべきでしょう。

徴兵制禁止は、憲法条項として導入している国はないようです。ただし、国家の自衛のためとはいえ、一般国民に遍く兵役を行わせるのは、効率が悪いでしょう。一方で、古代ギリシアの民主政は、兵役への見返りという側面がありました。裏を返せば、主権者である国民が、納税義務と横並びで抽象的な国防義務を負うのは、当然のことだと思われます。

衆議院の再議決要件の緩和については、実際に衆議院で三分の二の賛成を得るということは大変なことであり、参議院で通らなければ事実上潰れる、という現状を考えたものでしょう。しかし、2分の1では、わざわざ二院制を保つ意味がありません。5分の3が順当なところでしょう。繰り返しかもしれませんが、参議院を州代表とすること、人事・決算の議決権、条約の先議権を持たせることには賛成です。衆議院は権力創出の府、参議院は権力監視の府、という整理ですね。ただ、参議院議員の閣僚登用を認めると、その整理が曖昧になるきらいはありますね。

156無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/11/20(土) 23:12
地方公務員の人の話を個人的に聞くと、道州の実現には程遠いし、自民党議員の裏腹さを見るにつけてもそうだな。。。
道州の理念は嫌いではないですが、そんなリソースはあるんですかね。
とりあえずぶち上げてみるのが今の日本流でしょうか。
あ、私たち国民が基盤整備すべきと・・・

民間人閣僚だったら国民の審判を仰がない
議員閣僚だったら仰ぐ
・・・だから議員閣僚は国民の付託という意識をもって仕事をする、ということなのかもしれませんが、
実際上、首相を輩出する与党が圧力をかけてどうにかすればいいんじゃないでしょうか。
すぐに結果を出して国民の審判を仰ぐとも限らないし、落としたはずの比例議員は復活するし、
そのへん、そんなに適切に仕事が反映されて、選挙でも民意が表現されるものなのか、という感じがします。
首相の出た与党の成績、という大枠では反映されるといってもいいとは思うんですが。

157143:2004/11/21(日) 20:47
話がずれるかもしれませんが、実際問題、閣僚に議席があるのとないのとでは、発言力が違うと思いますよ。川口前外相や、民間人時代の竹中経済財政相を見ていると、そう思いますね。

「道州制のリソース」と仰いますと、一つの自治体として州が構築され得る要素、という意味でしょうか。住民の意識の中には、何となくの意識はあると思いますよ。現に私自身、「関東人」と言われても全く違和感ありません。まあ、中部地方なかんずく甲信越3県の帰属はもめるでしょうが。

158無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/11/21(日) 22:31
意識というより、金と人のほうがどうなのかな、
集め方、使い方・・・こういうのを自主的に決めて行くことができるようになるのかな、と
勉強不足ではありますが、国との関係も薄ぼんやりとしています。
割れば割ったなりに、意識が出てくる。それはそうだとは思うんですが・・・。

予想では、国がほとんど決めてやっていた事業について道州政府にもいくらか決定権限渡す程度のことなのかなあ。
そういうふうに思っている議員も多そうです。
でも、一方では連邦とかユナイテッドステイツをイメージしている人もいて、目標の分散が激しそうです。

何ができるのか何を目指すのか、見えてくるといいなぁと思います。
この憲法案にも参議院やら財政やらでかかわりますし。

159無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/11/21(日) 22:41
市町村合併の情報整理をなさっているとはずがたりさんには、道州制が成るとしたら、どんなふうになるか見えておられるのでしょうか?
まだまだ政治の場での話し合いにその姿が委ねられている面が大きいのでしょうか。
なにか所感があったらご教示いただきたいと思います。

160とはずがたり:2004/11/22(月) 01:07
道州制推進論者を名乗りながらも,余り具体的な政治日程とか道筋を考えているわけでは,実はないんですけど,市町村合併が進むと,市町村の調整という県の意義が低下して来て,しかも都市部では都府県の分断による弊害の方が大きくなるという実態があって,取り敢えず,都道府県の合併,合併を実現した自治政府に徴税等の権限の委譲という形で実行するのが実行可能な案ではないでしょうか?
知事と議会の権力関係の整理とか必要な部分もあるのかもしれませんが余りその辺は詳しくないので。。
東京・埼玉・千葉・神奈川(・山梨?)とか,北陸3県とか北東北3県とか,まとまれるとこから纏まっていくという感じが良いのではないかと。市町村合併以上に州都を何処へ持っていくか揉めそうですけど。。

161無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/11/23(火) 09:44
「参院の在り方」に異論 自民憲法起草委、再検討へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041122-00000218-kyodo-pol

 自民党憲法調査会(保岡興治会長)は22日午後、党本部で憲法改正案起草委員会を開き、改憲の大綱素案で示した国会などの「統治の基本機構」について議論、「参院の在り方」をめぐり参院側から異論が相次いだ。このため参院の考え方をあらためて聴取した上で内容を再検討することにした。
 同調査会は12月中旬までに大綱を取りまとめる方針だが、同調査会幹部は「参院憲法調査会や参院自民党などでの議論を踏まえたい」としている。
 素案は、参議院について各道州議会による間接選挙と、有識者からの推薦に基づく任命で選ばれた議員で構成、国務大臣との兼職を禁止した。
 これに対し起草委では「現行制度と同様に公選であるべきだ」との指摘が続出。「案を書き換えないと駄目だ。参院の雰囲気は厳しい」と白紙撤回を求める意見も出た。


「衆院の優越」規定を再検討=参院側の反発で−自民憲法調査会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041122-00000112-jij-pol

 自民党憲法調査会(会長・保岡興治元法相)は22日午後、党本部で憲法改正案を検討する「起草委員会」を開いた。
 この中で、同調査会が先にまとめた改憲大綱原案で衆院の優越性が明確に打ち出されたことに、参院側のメンバーから「参院の空気が大変厳しい」との異論が続出した。このため、2院制の在り方については原案にとらわれず、参院側の意見も踏まえて再検討することを確認した。

162143:2004/11/23(火) 19:01
>>158-160
道州制導入の意義は、>>160に示唆される通りだと思います。ただし、各州が主権国家となる連邦制は、日本において、現段階では想像しづらいと思います。ですから、「単一国家下の強い広域自治体」をイメージするのがよいでしょう。
北海道を対象にした「道州制特区」は、各省地方支分部局の権限を委譲することが柱となっていたと思います。平松守彦前大分県知事の「九州府構想」も、そんな感じではなかったでしょうか。
また、都道府県は、道州制施行に伴いこれに吸収される、という整理方法が多数意見であるような気がします。ちなみに、フランスやイタリアは、州―県―市町村という三層制であり、県を残したままその上に州が設けられました。しかし、仏伊では、県や市町村の規模が日本に比べて小さく、市町村の規模を拡大している日本に当てはめるべきではないでしょう。
従いまして、道州の権限は、一般論として、地方支分部局の権限及び都道府県の権限から、住民に身近な業務に関する権限を除いたもの(→市町村に移譲)となるでしょう。人材や財源も、これがたたき台になるでしょう。

163無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/11/23(火) 19:41
 道州については参考になります。
 衆院で権利の形式的平等が確保されたあと、さらに参院というものが必要かどうかにかかわってくるんじゃないかな、と、自分の関心に引き寄せた形でそのように考えております。
 衆院できっちりやる分、地方の事情が反映されづらくなるかもしれない(地方分権が進んでおればそれは気にならないのかもしれませんが)。参院はその場合のバランサーとして役目を果たす機関になりうるかどうか。存在意義有無の最後の一線はそこではないかと思います。
 (ちなみに、参院の性格がはっきりしないのは、衆院のほうがまずはっきりしていないからという一因もあるんじゃないか、と思います。国民一人一人の権利を平等な形で集めたもの、という筋を通して欲しいです。)

 ちょっと一つの問題にこだわりすぎかもしれませんが、遡ってレスさせてもらいます。
 >>157の上のほうの話ですが、それはそういう場合があるとは思いますが、行政権の所在が変わるとどうなるかという問題もあるし、それにそう首相が思うなら、143さんがおっしゃるように議員に立候補させればよいわけです(竹中氏のように)。
 しかし、義務付けとか失職の根拠にはちょっと、と思います(反論というより補足的な書き込みです)。

164143:2004/11/23(火) 20:56
議会制度について、衆議院における「投票価値の平等」については、意見を全く同じくするところです。「参議院を州代表に」という発想は、連邦制国家における上院が州代表であることを参考に、支分邦並みに存在感を増した広域自治体の意見を国政に反映させようとしたものと考えられます。現行の都道府県選挙区の延長にある発想と見ていいでしょう。後は、制度論よりも各院議員のやる気でしょうね。

国会議員(衆議院議員)であることを国務大臣就任の要件とすることについては、あなたの問題提起は、それは法制面より運用面で解決すべきことではないか、ということですね。私はこの点、参議院議員にも閣僚資格を与える代わり、原則として国会議員に制限すべき、と考えています。お互いに意見が違うところですから、あなたが皆さんに、法律論/運用論という点を提起された、ということでよろしいでしょうか。

165無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/11/23(火) 21:18
>>164
 私は現在の参院はバランサー的役割をはっきりさせてないとは思います。
 よって、今の延長線上なら参院廃止のほうがマシかな、とも思うんですが、ただ道州制の内容如何によっては積極的活用を、とする立場です。道州制の実施がどうなるかにかかっているともいえます。それで、このあたり興味があるというわけです。
 ちょっと形式論ですが、道州が実質と強さをもつかどうかがポイントだと思います。道州民の意見をまとめて国会に提起できるということを住民が求めるかどうか。道州ではこう考えているけれど国会はどうなんだ?という問題提起ができる基盤を道州がもつかどうか、です。
 県が合併して規模が大きい自治体になるというだけでも、都道府県選出制よりは広汎な意見を届けられる議員を出せるんじゃないか、という期待はあります(制度的に、一度の選挙で県に一人というような状態では難しいと思うので)。ただやはり規模だけではなく実態も気になるところです。

166143:2004/11/25(木) 22:50
>>165
州の強さについては、自由主義的立場から、自治権の強い州の導入に大賛成ですね。可能な限り、連邦制下の州に近いものにすべきだと思っています。明治維新以降の我が国は、国親思想的な立場から中央集権体制、官僚主導体制を敷いてきましたが、今や国全体がある程度成熟しており、地方自治体、市場、民間公益活動等に委ねた方が効率的だからです。特に、地方自治体に関しては、戦国大名の群雄割拠や幕藩体制という歴史があった訳ですから、これらの伝統を立憲民主政治の文脈に合致する形で復活させる、という意義もあるでしょう。
州の実質については、州が住民の生活圏に沿ったものであれば、州民の一体感が生まれ、ある程度担保されるでしょう。

167とはずがたり:2004/12/01(水) 17:10

参院が偉そうな事云うならまず島根と鳥取の選挙区を合区して一票の格差を是正してからにしろ。

憲法改正:「条約批准」参院先議を 閣僚就任、現行制度で
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20041201k0000e010074000c.html

 参院自民党が党憲法調査会の憲法改正大綱素案への対案として提出を予定している「二院制のあり方」の原案が1日、明らかになった。条約の批准手続きについて参院先議と議決の優先を打ち出したほか、参院議員の閣僚就任が制限されないよう現行制度の堅持を強く求めている。3日の参院政審全体会議で正式決定し、党の憲法改正案起草委員会に提出する。

 原案は、参院の優越事項として(1)決算は参院先議で行い、参院の議決が翌年度以降の予算編成を制約する(2)条約は参院先議とし、衆参の議決が一致しない時は参院の議決を優先する−−などを盛り込んだ。条約は現在、衆院の議決が優先されているが、原案は「国政の基本」にかかわる条約や法律案について、任期の長い参院の優越性を認める必要があると結論付けている。

 一方、閣僚については参院を含む国会議員から3分の2以上を選ぶと明記。参院議員の閣僚兼務を否定した憲法起草委の素案に真っ向から異論を唱えている。このほか、国会の同意人事に関して「参院の同意を得る」との項目の新設や、最高裁の国民審査を廃止し、裁判官の適格性審査を参院が行うなどなどを盛り込んだ。
毎日新聞 2004年12月1日 15時03分

168とはずがたり:2004/12/01(水) 17:13
憲法改正:国民投票は20歳以上 手続き法案、自公が内容合意
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20041201ddm005010164000c.html

 自民、公明両党は30日、憲法改正を国民投票にかける手続き法である国民投票法案の内容について合意、投票権者を20歳以上とするなどの骨子をまとめた。次期通常国会での提出を目指す。国会による発議方法を定める国会法改正案については合意に至らなかった。

 憲法96条は憲法改正に各議院の総議員の3分の2以上の賛成と国民投票で過半数の賛成が必要と定めている。しかし、国会法に国会の発議機関設置を定める規定はなく、国民投票の実施方法を定める国民投票法が整備されていない。両党は来年の通常国会で法整備を図る合意をしていた。

 合意事項は(1)投票人名簿は公職選挙法上の選挙人名簿を使用(2)投票権者は選挙権を有する者(20歳以上)(3)改正事項が複数の場合、一括にするか、項目別かは法律で規定(4)国会の憲法改正発議から30日以後、90日以内に内閣で定める期日に投票−−など。

 一方、改憲案を国民投票にかける前提となる国会法改正案は公明党が難色を示し、結論を持ち越した。(1)衆参両院で改憲案を発議する機関を設ける(2)提出要件を定める−−などが検討されたが、提出要件で自民党が「衆院100人以上、参院50人以上の賛成」を提案、公明党は反対した。

 両党は、国民投票法案については、新たに作る委員会で審議する予定だ。国会法で合意できず、委員会設置に時間がかかることなどから、次期通常国会の成立は困難との見方が強い。
毎日新聞 2004年12月1日 東京朝刊

169無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/12/01(水) 21:11
議論が深まってない感が・・・。

<憲法調査会>「参院直接選挙は維持」 「脱政党化」が課題
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041201-00000009-mai-pol

 参院憲法調査会の「二院制と参院の在り方に関する小委員会」(舛添要一委員長)がまとめた報告書が30日、明らかになった。二院制と直接公選制の維持を強く求め、自民党憲法調査会(保岡興治会長)が打ち出した参院議員の間接選挙を明確に否定している。また、衆院のカーボンコピーとの批判を踏まえ、参院の「脱政党化」が今後の検討課題になるとの方向を示した。12月1日の調査会に報告される。
 報告書は、参院議員の選挙方法について「任命制、推薦制はもちろん、間接選挙制も好ましくない」と指摘。国民による直接選挙の堅持を求めた。二院制については「先進国では二院制が主流」との理由を挙げた。
 一方、衆参両院を通じて政党が所属議員の投票行動を制約する「党議拘束」について、参院の独自性を阻害する原因と分析。参院から政党色をなくす「脱政党化」を可能とするため(1)公的助成を議員個人にも行う(2)候補者段階から公的助成を行う――などが検討課題との意見も盛り込んだ。【松尾良】
 ■参院憲法調査会小委の報告書要旨は次の通り。
【一院制・二院制】
 国民にどちらが望ましいか議論してきたが、二院制を堅持することで一致。両院の違いを明確にすることが国民に理解を得る上でも重要との意見が多数を占めた。
【参院の機能】
 第一院と行政府による政策形成をダブルチェックする大きな意義がある。独自性を発揮する分野は、(1)長期的、基本的な政策課題(2)決算(3)行政監視、政策評価(4)人事案件(5)国と地方の調整(6)憲法解釈機能――など。
【両院間の調整】=略
【参院と政党】
 党議拘束が参院の独自性を阻害し、党議拘束について参院で再考の余地があるなどの意見が多く、脱政党化のために候補者段階から公的助成を行うなどの方法を指摘。一方、選挙には政党の力が必要とするなどの指摘も。参院は政権から距離をおくべきだとの点でほぼ一致。閣僚を出すことの自粛には議論があった。
【参院の選挙制度】
 国民の直接選挙で選任されるべきで、任命制・推薦制はもちろん、間接選挙も好ましくないというのはほぼ異論がない。衆院と異なる制度にするために、政党よりも個人の側面を重視すべきだ。

170無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/12/01(水) 21:16
自民党参院、ねちっこい・・・。
自民党、結局個別の改憲にとどまりそうだな、と思った。

改憲大綱、年内策定見送りへ=参院猛反発で仕切り直し−自民
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041201-00000946-jij-pol

 自民党が目指していた年内の憲法改正大綱策定が1日、見送られる方向となった。同党憲法調査会の大綱原案に「衆院の優越性強化」が盛り込まれたことに対し、参院側の反発が収まらないためだ。党執行部はこれまでの調査会主導を改め、新たに全党的な検討機関を設け、論議を仕切り直す方針だ。

171無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/12/01(水) 22:04
憲法改正は不要ということ。

「女性天皇」を一時検討 政府、慎重に時機探る
http://www.asahi.com/politics/update/1201/005.html

 皇室制度について定めた皇室典範について、政府内で女性天皇を容認する方向での改正に向けた検討が一時行われていたことが分かった。ただ、皇位継承に直結する微妙な問題だけに、慎重に時期を選ぶ必要があるとの理由から、現在は本格的な検討に至っていない。女性天皇については政界でも容認論が広がっており、今後、様々なレベルの議論が加速しそうだ。

 複数の政府関係者によると、こうした検討は1年ほど前から政府内で行われていた。まず有識者懇談会を設置して諮り、その後、政府内で改正案作りを本格化する案などが浮上。ただ、「天皇や皇太子の意向も踏まえなければならない問題。政府だけでは決められない」(政府関係者)などの事情から、現在、検討は中止されている。

 細田官房長官は1日の記者会見で、皇室典範改正の具体的な検討について「そこまでは進んでいない」としつつ、「世論の動きも大事だ。何より(皇室)関係者がどうお考えになるかということもある」と指摘。さらに「いろいろな方面の意見が出るのかどうかを含めて、慎重に考えなければいけない」と語った。政府としては、世論の動向や皇室の意向を慎重に見極めながら、向こう数年間を視野に入れて、議論に入るタイミングや段取りを慎重に探る構えだ。

 皇位継承について、憲法2条は「世襲のもの」とし、皇室典範で「皇統に属する男系の男子が継承する」(1条)と男女の別を明記している。政府は女性天皇を認めるには憲法改正は必要なく、皇室典範改正で済むと判断している。改正案では▽皇位継承の順位を「男女の別なく第1子」とするか、「男子優先、女子でも可」とするか▽宮家を創設する皇族女子の範囲をどう規定するか――などが焦点になると見られている。

 皇室では、秋篠宮さま誕生を最後に39年間、男子が生まれていない。皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻にも男子がおらず、男系男子の制度のままでは将来、皇位継承者がいなくなる事態も予想されている。

172無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/12/02(木) 23:32
歴史初の面を見逃すんだな。末法思想みたいなものか? ちがうか。。。
自分を取り巻く統治機構という意味では天皇制も必需品かどうかわかんないなあ、という気もするのだが、
一つのストーリーが自分の生きる時代で終わるのかなあと思うと感慨深いものがある(少なくとも私には)。

<女性天皇>小泉首相、皇室典範改正検討に前向き
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041202-00000149-mai-pol

 小泉純一郎首相は2日、女性天皇の皇位継承を可能とするための皇室典範改正について「今後の課題でしょうね」と述べ、検討に前向きな考えを表明した。また「かつては女性天皇も日本には存在しましたからね。今の時代、仮に女性天皇が現れても国民は歓迎するんじゃないですかね。そんなに異論はないと思いますけどね」と述べ、国民的合意は可能との認識も同時に示した。首相官邸で、記者団の質問に答えた。

173無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/12/04(土) 09:48
自民党は何をしたいんだろう。。。

自民憲法調査会 大綱取りまとめ暗礁 参院 猛反発
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041204-00000005-san-pol

間接選挙と推薦 閣僚になれない
 自民党憲法調査会(保岡興治会長)が進める憲法改正大綱づくりが迷走している。保岡氏が中心になってまとめた大綱原案には、参院自民党をはじめ党内から「党内論議をしておらず、調査会の独走だ」(幹部)と反発が相次いでいる。こうした状況でも党執行部の動きは鈍く、調査会が目指す年内の大綱取りまとめは暗礁に乗り上げている。
 【クギ】三日の党憲法調査会・憲法改正案起草委員会(中谷元委員長)では、参院自民党側が衆参の二院制堅持や両院の役割分担の明確化などを盛り込んだ「基本的考え方」を説明した。
 参院側が反発しているのは、道州制を前提として参院議員を間接選挙と推薦で選ぶことや、参院議員は閣僚になれないとするなど「参院の権限をそぐ」(参院幹部)内容が原案に多く盛り込まれていたためだ。
 原案の白紙撤回を求める参院側は、三日の参院政審会議で(1)二院制の堅持(2)参院議員は国民の直接選挙で選ぶ(3)参院否決法案の衆院再議決要件は緩和しない−などの「基本的考え方」を確認。大綱とりまとめに向けた今後の対応を、沓掛哲男政審会長に一任した。
 参院側は起草委で、大綱取りまとめの作業の進め方は保岡氏に一任したものの、参院側の意見も踏まえて議論を続けるようクギを刺した。
 【迷走】来年十一月の結党五十年に向けた自民党の憲法改正草案づくりで、保岡氏は当初、(1)憲法改正大綱について年内に総務会などの手続きを経て党内の了承を得る(2)来年一月の党大会で発表する−とのシナリオを描いていた。作業を急ぎたい保岡氏は、十一月初めに大綱原案の作成に着手、十六日には起草委員会幹部に原案を提示したが、委員長の中谷氏でさえ「二院制に関する部分以外でも異論がある」と語った。原案が明らかになると参院側が直ちに反発。党執行部からも「われわれが全然知らないところで、自民党案のようにされるのは非常に困ったことだ」(幹部)と当惑の声が漏れた。
 片山虎之助参院幹事長は三日の会見で「党の歌を直すのとは違う。なんで一週間や二週間でやらなきゃいけないのか」と調査会を痛烈に批判。党首脳は来年一月の党大会での大綱決定について「(総務会など)党内の手続きを経なければならないから、党の案としては出せないだろう」と語り、とりまとめが大幅にずれ込む可能性を認める。
 【私案】こうした迷走を収拾するため、執行部内では武部勤幹事長ら党三役や首相経験者らをメンバーにした「全党的な起草委員会」を新設する案も浮上している。与謝野馨政調会長が先月二十九日、保岡氏と会談した際に「党内の了承にこだわるよりも、まず全党的な理解を得られるような議論の場を設ける必要がある」と提案した。
 その「全党的な起草委員会」では、保岡氏がまとめた大綱原案はあくまで「私案」と位置付け、それをたたき台に議論を進めていくことが検討されている。しかし、これも党首脳が「必要ないんじゃないか。タウンミーティングを開くとか、国民的な議論の方が必要だ」と述べるなど、はっきりした話ではない。
 党内には「憲法改正案づくりは歴史的大事業。調査会に任せて何もしない党三役ら執行部の方が問題だ」(閣僚経験者)といった批判もある。

174無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/12/07(火) 00:18
女性天皇:「皇室典範は課題含み」宮内庁次長会見
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/koushitsu/news/20041207k0000m040082000c.html

 宮内庁の羽毛田(はけた)信吾次長は6日の定例会見で、女性天皇を認めていない皇室典範について「現在の皇室の状況を考えると課題含みであることは認識している」と述べ、典範改正の必要性を示唆した。

 現典範は、皇位継承者を「男系男子」に限っている。皇室では秋篠宮さま以来39年間、男子誕生はなく、皇位継承者がいなくなる恐れが指摘されていることを踏まえた発言とみられる。

 政府内では、女性天皇と女性皇族の宮家創立を認める方向で典範改正の検討に入っているが、羽毛田次長は「(宮内庁でも)それぞれが勉強はしているが、現段階で申し上げるようなことは何もない。政府の判断があって、そこからの動きということになる」と話し、改正論議の中身には触れなかった。

175無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/12/07(火) 08:38
憲法改正草案大綱の素案、撤回へ 自民、党内から批判
http://www.asahi.com/politics/update/1206/006.html

 自民党憲法調査会(保岡興治会長)がまとめた憲法改正草案大綱の素案が6日、事実上撤回される方向になった。素案をめぐっては、作成過程や内容に対し、党内から批判が高まったことに加え、中谷元・憲法改正案起草委員長が陸上自衛隊幹部に改正案作成を依頼していたことが発覚。党執行部は、素案をもとに議論を進める場として設けられた憲法改正案起草委員会に代わり、新機関で議論をやり直す方針を固めた。

 執行部は新機関を党総裁・衆参両院議長経験者から若手議員まで含めた全党的なものにしたい考えだ。議論に参加するメンバーが大幅に入れ替わることが予想されるため、大綱の取りまとめは来年5月以降になると見られる。

 自民党は当初、来年1月18日の党大会で草案大綱を公表する方針だった。しかし、草案大綱の素案作りが調査会の一部幹部が主導する形で進められたことに対して、党内から批判が出ていた。さらに、衆院の優越性強化を盛り込んだ内容に対して参院側が強く反発。「参院として協力できない」との声が出ていた。

 自民党は最終的な草案決定の目標を結党50年の来年11月としている。執行部のひとりは「急いで大綱をまとめる必要はない。1月の党大会にはこだわらない」と語った。

176とはずがたり:2004/12/07(火) 16:00
なんかはちゃめちゃですねえ。

177無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/12/08(水) 18:50
いくつかの観点から、この総裁の下で憲法についてまとめきるのは難しくないかと考える。
自分が不利益受けそうになると、それまで知らんふりしてたのにいきなり怒り出す、という自民党議員の性質が抜けきらないし。
9条に関してはその利害対立は薄いかもしれないけど、9条単独で持っていきにくいからなぁ。
それとも9条についてとにかく煮詰めて議論して改正を目指すか? それはそれで意味があるとは思うが。

自民の憲法改正草案  首相自ら“陣頭指揮”?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041208-00000003-san-pol

新組織で仕切り直し 意見集約は難航予想
 自民党は七日の役員会で、来年秋に向けて策定を予定している憲法改正草案について、小泉純一郎首相をトップとする全党的な組織を新たに設け、取りまとめを行う方針を決めた。党憲法調査会の保岡興治会長が先にまとめた大綱原案が、参院自民党の反発で頓挫したため、仕切り直すことにした。ただ、全党的な意見集約は容易ではなく、新組織トップを務める首相の指導力が問われそうだ。
 この日の役員会では、与謝野馨政調会長が「起草委員長に総裁(首相)がなるような大きな舞台が必要だ」と提案、了承された。
 人選や検討日程は武部勤幹事長らが詰めるが、与謝野氏は「地方党員も参加する組織が必要」と指摘。さらに青木幹雄参院議員会長らを含む党五役や総裁・議長経験者のほか、若手議員が参画する案も浮上した。「国民にPRしながら意見をどう集約するか考えるべきだ。大掛かりな議論にして憲法改正に持っていく」(片山虎之助参院幹事長)ことになる。
 新組織は年内の初会合を目指すが、当初予定した来年一月の党大会での大綱策定は見送り、来年十一月の立党五十年大会に向けて作業する。ただ、衆院の優越性を強める内容を盛り込んだ保岡氏の原案が参院の反発を受けたように、党内の意見集約は難航が予想される。
 首相は平成十五年八月、当時の山崎拓幹事長を首相官邸に呼び、立党五十年大会に向けて党の憲法改正案をまとめるよう指示し、衆院選の公約にも盛り込んだ。
 また、今年二月には党幹部に「憲法改正は時流だ」と述べるなど、改正に前向きな発言をしている。
 一方で六月には「(総裁)任期中の二年以内には無理だろう」と述べるなど、在任中に憲法改正を実現するほどの意気込みは見せていない。
 改憲案取りまとめの指示も「改憲積極派の山崎氏の進言を採用した」(党幹部)だけともいわれ「改憲への取り組みをアピールしつつも、公明党などとの調整が難航しそうな改憲の政治的リスクは避けるのではないか」(閣僚経験者)と、その取り組みを疑問視する声もある。
     ◇
 ■急ぐ必要はない 首相
 取りまとめの役回りが回ってきた小泉首相は七日夕、記者団に対し「ちょっと早すぎるんじゃないか。来年秋を目指しているんだから、そんなに急ぐ必要はないじゃないか」と述べた。全党的な新組織が必ずしも作業のペースを上げることに直結する気配はない。
     ◇
≪憲法改正に関する主な首相発言≫
 「自衛隊は軍隊でないというのはおかしい。憲法を改正しないで政府解釈を変えるのは問題がありすぎる。やるのなら憲法を改正すべきだ」(平成13年4月13日、自民党総裁選中のインタビュー)
 「まず各政党が案をまとめ、各党と協議し国会に案を出すということは、2年や3年ではできない。少なくとも5年はかかる。自民党単独で憲法改正するというのは好ましくないし、現実的に無理だ」(16年1月14日、内閣記者会インタビュー)
 「憲法を改正し、日本が攻撃された場合は米国と一緒になって行動できるようにしたい。『集団的自衛権の行使は憲法解釈の変更でできる』との意見もあるが、私はそれはとらない」(同年6月27日、NHKの討論番組)
 「自衛隊は憲法違反という意見が出るので『戦力放棄』という条項の検討が必要だ」(同年12月7日発売の米ニューズウィーク誌日本語版のインタビュー)

178とはずがたり:2004/12/31(金) 12:36
>>131
今回の犯罪歴を見ても強制猥褻→殺人未遂→誘拐殺人とエスカレートして行く様子が解る。
此処までエスカレートするのは一部の者だろうが厳罰化・情報公開は必要だろう。

イギリスは凄いねぇ。
>97年に制度をスタートさせた英国では最近、幼児ポルノサイトを見たことが発覚した場合も指紋、DNAなどを採取され、性犯罪者リストに登録されるようになった。

<奈良女児誘拐殺害>性犯罪情報の公開も 各国事情
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041231-00000015-mai-soci

 わいせつ目的誘拐容疑で逮捕された小林薫容疑者(36)は過去に性犯罪の検挙歴があった。海外では再犯防止のために性犯罪情報の公開に踏み切っている。加害者の社会復帰、プライバシー保護の観点のかねあいから、慎重論もある。
 小林容疑者は89年、大阪府箕面市内で幼女8人にいたずらしたとの強制わいせつ容疑で送検。91年には、大阪市内で女児を襲って絞殺しようとしたとして殺人未遂容疑で逮捕されたことがある。
 米国や英国、韓国は90年代半ば以降、未成年者への性犯罪で有罪が確定した者を対象に個人情報公開などに踏み切った。米国は96年、各州に情報公開を義務付ける連邦法を制定した。対象は、服役後も「公共の安全への脅威」と判断された者。韓国も01年、有罪確定者の中から量刑や被害者の年齢を考慮して対象者を決め、情報公開した。
 97年に制度をスタートさせた英国では最近、幼児ポルノサイトを見たことが発覚した場合も指紋、DNAなどを採取され、性犯罪者リストに登録されるようになった。一般公開はされないが、地域の学校などに関連情報を提供。対象者は、子供にかかわる仕事やチャリティーに参加できなくなる。登録期間は5年間。
 韓国で公開されるのは、氏名や住所、犯罪内容などで、米国は顔写真も公開。韓国ではインターネットと官報で告示され、米国もネットで開示している州が多い。ネット上の公開に「人権侵害」との懸念も出ているが、米連邦最高裁は昨年、合憲判決を出した。韓国では「顔写真も公開すべきだ」との主張がある。
 日本では、性犯罪者に限らず、受刑者の出所予定時期や出所後の住所地を知らせる「出所情報通知制度」を01年10月に導入したが、通知先は被害者本人やその家族などに限られている。出所した加害者との接触を避けるために被害者に転居などの必要があると検察官が判断し、被害者側も通知を希望している場合に適用され、通知件数は▽01年40件▽02年147件▽03年315件――と増えている。
 被害者側に「もっと情報提供すべきだ」という意見がある一方、加害者の更生やプライバシー保護の観点から慎重論も根強い。今月成立した犯罪被害者等基本法は、被害者に必要な情報提供を行うことを国に求めており、内閣府に設置される犯罪被害者等施策推進会議が内容を検討する。[森本英彦、ロンドン山科武司、ワシントン和田浩明、ソウル堀山明子]
(毎日新聞) - 12月31日11時56分更新

179とはずがたり:2005/01/04(火) 09:51
>>171-172
日本でも遂に継体天皇以来の王朝交替が近づいているのか・・。

女性天皇前提に永世皇族制廃止も…皇室典範改正を検討
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050104-00000001-yom-soci

 政府が女性天皇の容認を前提に、皇族の子孫すべてを皇族とする現行の「永世皇族制」を廃止し、女性皇族に婿養子を認めるなど、皇室の基本法「皇室典範」の全面改正を検討していることが明らかになった。

 典範の改正は、皇位継承者の確保が目的だが、皇族の範囲が拡大し過ぎる恐れがあり、その範囲を歴代の天皇から四世(代)までに限ったり、皇位継承を皇族の長子に限定したりするなど、一定の歯止めをかける具体的な3案を想定している。今月から始まる小泉首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」では、この3案をたたき台に皇位継承範囲の論議が進むとみられる。

 関係者によると、政府が女性天皇を前提に検討している3つの案は、〈1〉「世数(せすう)限定案」〈2〉「長子限定案」〈3〉「直宮家(じきみやけ)永世皇族案」。昨年半ばから政府内部で極秘裏に検討されてきた。

 「世数限定案」は、皇位継承者の範囲を歴代の天皇から四世に限るもので、今の天皇家の場合、例えば皇太子さま(一世)、愛子さま(二世)、愛子さまの子(三世)、愛子さまの孫(四世)まで、男女を問わず継承資格が付与される。秋篠宮家の場合は、眞子(まこ)さまと佳子(かこ)さまの孫(四世)までで、その子は持たない。

 一方、「長子限定案」は、天皇の子、孫の「親王(しんのう)」「内親王(ないしんのう)」すべてに皇位継承資格を与えたうえ、ひ孫以下の「王(おう)」「女王(じょおう)」は長子だけに継承権を与える案。例えば、秋篠宮家の場合は、天皇陛下の孫の眞子さまと佳子さまは皇位継承資格を持ち、それぞれ第一子だけが資格を持つ。三笠宮寛仁親王家や高円宮家のお子さまは大正天皇のひ孫の女王であり、長女の彬子(あきこ)さま、承子(つぐこ)さまの2人だけに継承資格が付与される。

 さらに、「直宮家永世皇族案」は、典範改正時の天皇の子(直宮)の子孫に継承資格を与え、世数は限定しないという案。今の天皇家の場合は、結婚して皇籍を離脱する紀宮さまをのぞき、皇太子ご一家、秋篠宮ご一家の子孫に限って皇位が継承されていくことになる。

 現行の皇室典範は、皇位継承者を「男系男子」に限り、皇族の子孫すべてを皇族とする「永世皇族制」を採用している。その一方で、天皇や皇族は養子が許されず、女性皇族は結婚により皇籍を離れなければならない。

 明らかになった政府3案は、女性天皇を前提とした上で、皇位継承者を確保するために女性皇族が婿養子をとって世襲の新宮家を創立し、その夫も皇族として加えることに道を開こうとするものだ。しかし、この制度では、皇族の範囲が大幅に拡大して財政負担が過大となり、国民感情とも相いれなくなる恐れがある。このため、永世皇族制を廃止し、皇位継承資格者も限定する制度設計が必要になったという。

 ただ3案は、皇位継承順位については、第一子を優先するか、男子を優先するかについては触れておらず、この点は有識者会議に判断を委ねるとみられる。

 ◆親王、内親王=歴代の天皇の子、天皇の息子の子(孫)のことで、男を親王、女を内親王という。三世以下の子孫は男は王、女は女王と呼ばれる。皇室典範6条に規定される。天皇陛下の孫の愛子さま、秋篠宮眞子さま、佳子さまは「内親王」、大正天皇のひ孫の三笠宮彬子さま、瑶子(ようこ)さま、高円宮承子(つぐこ)さま、典子(のりこ)さま、絢子(あやこ)さまは「女王」。
(読売新聞) - 1月4日3時7分更新

180片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/01/05(水) 01:34
>>179
これらはどれをとっても系統は終わりますね。

なんか、この新聞の書き方を見ると、いかにも愛子天皇を望んでるようにみえますね。

181片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/01/05(水) 04:49
靖国神社問題について、少しウェブページを渉猟しました。

1975年三木首相が8月15日に首相として初参拝、1985年中曽根首相が8月15日に首相として初「公式」参拝。
それ以前に、靖国神社法案が佐藤首相・田中首相時代に何度も廃案(1969-1974年)。
いわゆるA級戦犯合祀が1978年10月。
ちなみに、日中共同声明が1972年、日中平和友好条約締結が1978年。

憲法論をするなら参拝方式等の変遷は重要であるが、そのへんがよくわからん。
特に、三木以前の形式がどうなんだろう。たぶん、今の伊勢参拝と同様でマスコミ放置で誰も探求せずなんだろうとは思うが。

靖国神社 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%96%E5%9B%BD%E7%A5%9E%E7%A4%BE
首相、大臣の靖国神社参拝問題 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%80%81%E5%A4%A7%E8%87%A3%E3%81%AE%E9%9D%96%E5%9B%BD%E7%A5%9E%E7%A4%BE%E5%8F%82%E6%8B%9D%E5%95%8F%E9%A1%8C
靖国神社参拝と“A級戦犯”の合祀  大原康男(国学院大学教授)日本会議
http://www.nipponkaigi.org/reidai01/Opinion1(J)/yasukuni/ohara.htm
靖国神社Q&A 日本会議
http://www.nipponkaigi.org/reidai01/Opinion1(J)/yasukuni/QandA.htm
立正佼成会|靖国神社公式参拝
http://www.kosei-kai.or.jp/activities/subject/yasukuni/index.html
筑波常治教授の定年退職と筑波藤麿靖國神社宮司
http://www.geocities.jp/ahmadjan_aqsaqal/zatu/zt010708.html
靖国神社(参拝)関連資料  松山大・田村ゼミ
http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/kadai01.htm
靖国問題(歴史・機能・現在) 左翼系学生団体
http://www30.tok2.com/home/maiken/%83%81%83j%83%85%81%5B/815%83%8C%83W%83%81.html

182片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/01/05(水) 15:19
 政府が「皇室典範に関する有識者会議」の設置を年末の駆け込みで発表したのは、紀宮さまの婚約発表などとの兼ね合いで時期を見計らっていたためだ。小泉純一郎首相はかねて女性天皇の実現に前向きな発言を繰り返していたが、皇室内の事情も絡む複雑な問題だけに、具体的な政治日程に乗せることにはかなり神経を使ったようだ。それでも発表を急いだ背景には、残る自民党総裁任期が2年を切った自らの政権中に女性天皇への道筋をつけたい小泉首相の意欲がにじんだ。

 「冷静に議論できる時期だと思ったからでしょう」。首相は27日夜、この時期に発表した理由を記者団から聞かれても多くを語らず、「女性天皇」についても「今、私が結論めいたことを言うのはいいとは思わない」と言及を避けた。細田博之官房長官も記者会見でノーコメントを繰り返し、政府がこの問題で神経質にならざるを得ない事情を浮き彫りにした。

 皇太子妃雅子さまの懐妊・出産で女性天皇論議が盛り上がった01年、政府は「結論を出すのは早い」(小泉首相)と鎮静化を図る一方、古川貞二郎官房副長官(当時)のもとでひそかに皇室典範改正の検討に着手していた。古川氏が退任した03年9月までに準備作業は終わり、政府関係者は「あとは皇室がどう考えるかだ」と語っていた。細田長官は27日の会見で皇室の意向について「私から申し上げるのは適当でない」と述べ、皇室からの「ゴーサイン」があったことをうかがわせた。

 3年たって何が変わったのか。政府関係者は(1)婚約内定で紀宮さまの皇位継承順位を考慮する必要がなくなった(2)皇太子ご夫妻の長女愛子さまが3歳になり、皇位継承に備えた教育をするかどうかの判断を迫られる時期になった−−ことを挙げる。今回、発表された有識者会議のメンバーによると、内閣官房や宮内庁から人選の打診があったのは紀宮さまの婚約が内定した後の11月から12月にかけてだった。

 有識者会議設置の発表された27日、紀宮さまの婚約内定発表を30日とすることも発表された。高松宮妃喜久子さまの本葬が26日に行われるのを待つ形をとったが、年内に設置を発表したことで、年明けすぐに有識者会議の議論が始まる。その先に政府が描いているのは、秋に結論を出して06年の通常国会に皇室典範改正案を提出、首相の任期中に成立させる−−という政治日程だ。【平田崇浩】

 有識者会議には法律や歴史、国際関係など幅広い分野の専門家や財界関係者が選ばれた。女性に王位継承を認めるために制度改正した各国の状況や、日本国内の社会状況の変化などを踏まえ、男子の皇位継承を規定した皇室典範の改正などを探ることになりそうだ。

 会議は首相の私的諮問機関とされ、細田官房長官は「政府主導型で立ち上げるのでなく、有識者に自由な検討と議論をお願いする」と語った。

 メンバーのうち古川貞二郎前官房副長官は、95年2月から昨年9月まで官房副長官として政府と皇室の窓口役を務めた。園部逸夫元最高裁判事は今年5月、参院憲法調査会で女性天皇について「現在のままではいずれ皇位継承資格者がいなくなるので、継承資格を女性にも認めることが必要になる」と報告した。

 このほか岩男寿美子・武蔵工業大学教授(社会心理学)、緒方貞子・国際協力機構理事長ら社会情勢の変化や国際状況の動向に詳しい女性の専門家も参加。日本古代や西洋古典などの専門家も加わり、歴史的考証にも配慮する陣容となっている。

 園部氏は27日、毎日新聞の取材に対し「世論が許すなら、女性天皇を可能にするために法律をどう改正するかを時間をかけて考えたい」と語り、女性天皇が実在した日本古代史に詳しい笹山晴生・東大名誉教授は「改正する場合は目的を明確化して現代の状況に即して考えるべきだ」と強調した。【田所柳子】

183片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/01/05(水) 15:21
こんなメンバー集めるんだから、本気だろうな・・・。
この記事の書いてることはかなり信憑性があるように思える。
抵抗したい人はお早めに、という感じかな。

↑も↓もhttp://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20041228k0000m040129000c.html

<皇室典範に関する有識者会議のメンバー>              (敬称略)

岩男寿美子 武蔵工大教授

緒方 貞子 国際協力機構理事長

奥田  碩 日本経団連会長

久保 正彰 東京大名誉教授

佐々木 毅 東京大学長

笹山 晴生 東京大名誉教授

佐藤 幸治 近畿大法科大学院長

園部 逸夫 元最高裁判事

古川貞二郎 前官房副長官

吉川 弘之 元東京大学長

 ◇有識者懇談会 自公民は前向き、共社は慎重姿勢

 政府が有識者懇談会の設置を決めたことについて、自民、公明、民主の与野党3党は27日、前向きに評価する談話を出した。共産、社民両党は女帝容認が皇室典範の全面改正につながるなどとして慎重姿勢を示した。

 自民党の武部勤幹事長は「皇位継承を安定的に維持するための重要事項であり、できるだけ早い時期に取り組む必要がある」との談話を発表。公明党の神崎武法代表も「女性の皇位継承は男女共同参画社会の時代にふさわしい」との考えを示しており、与党側は足並みをそろえている。

 また、参院選の政権公約で女性天皇容認を打ち出した民主党の仙谷由人政調会長も「国民の総意を勘案し、民主党の方針同様の結論に至ることを確信する」との談話を発表した。

 共産党の小池晃・政策委員長は「議論の方向も内容も示されておらず、コメントする段階ではない」と指摘。社民党の福島瑞穂党首も「皇室典範全般の見直しにつながり、慎重かつ十分な議論が必要だ」と慎重な対応を求めた。【宮下正己】

185とはずがたり:2005/01/23(日) 02:41
ひょっとして400年ぶりぐらいに皇統が伏見宮家流へ戻る?
いっそ後南朝の落胤にでも頼むかw

旧皇族から養子検討 皇室典範有識者会議 「男系継承」探る
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050123-00000000-san-pol

 政府は二十二日、女性天皇を認めるかどうかなど皇位継承のあり方について議論する小泉純一郎首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」で、戦後に皇族の地位を失った旧皇族の男系男子を天皇や皇族の「養子」とすることを認める養子制度容認案を検討する方針を固めた。「男系男子による皇位継承」という皇室の伝統維持、男子継承者のない現宮家の存続などの意味があり、関係者によると、「皇族の中にもこの案を支持する方がいる」という。
 戦後、連合国軍総司令部(GHQ)の意向などで「皇籍離脱」して皇族の地位を失った旧十一宮家をみると、東久邇家、久邇家、朝香家、竹田家などに「(養子の対象となりやすい)二十−三十代の独身男子が計十数人いる」(宮内庁関係者)とされる。
 皇室研究者によると、旧宮家の中には皇族の身分への復帰について「断る理由がない」「受けてもいい」などと前向きな人も複数いるという。
 このため、政府は有識者会議で、旧十一宮家の男系男子子孫について、個人の意向を尊重した上で(1)天皇または皇族への養子(婿養子を含む)を容認する(2)皇族に復帰してもらい、新たに宮家を創設する−などの案を検討する考えだ。
 具体的には、天皇・皇族の養子を禁じた皇室典範九条のほか、同一五条(皇族の範囲)の「皇族以外の者は、女子が皇后となる場合及び皇族男子と婚姻する場合を除いては、皇族となることがない」との条文改正の必要がある。
 有識者会議は二十五日に官邸で初会合を開き、皇室典範改正に向けた本格的な論議を始める。
 現在の皇室には、昭和四十年にお生まれになった秋篠宮さまより若い男子皇族はいない。政府は「皇位継承の安定的な維持」(細田博之官房長官)の観点から、女性天皇実現に道を開くかなどが主要検討課題となる。ただ、女性天皇を認め、その子供を皇位継承者とした場合、「皇統が男系から女系へと代わり、万世一系といえなくなる」(閣僚経験者)などの問題が指摘されている。
 各種世論調査などで国民の多くは女性天皇を容認している。女性天皇や女性宮家が実現しても、「配偶者が旧皇族の男系男子であれば、実質的に皇統は保たれる」(与党幹部)との指摘もある。
 ただ、有識者会議が「男系継承」を原則とするかどうかは未定で、議論の行方次第で、皇室伝統の歴史的転換となる「女系継承」容認に傾く可能性もある。
     ◇

186とはずがたり:2005/01/23(日) 02:41
>>185-186

≪高まる「女性天皇」論 「伝統知らぬ」の声も≫
 皇位継承者を確保するため、女性天皇を認めるべきだとの論議は、明治憲法と旧皇室典範の策定作業中にもあった。戦後の日本政府とGHQとのやりとりや、国会審議の中でも「男女平等」の観点から取り上げられた。それでも、当時は「皇統の男系の男子がなくなるような心配はない」(昭和二十一年の政府答弁)との楽観論が支配的だった。
 しかし、昭和四十年の秋篠宮さま以降、皇族には男子は誕生していない。女性天皇や養子を認めない現行皇室典範のままでは、宮家はすべて断絶し、皇室は存続できなくなるとの懸念が政府や関係者の間で出ていた。
 そうした中で、平成十三年十二月、皇太子ご夫妻の長女、愛子さまが誕生、国民も女性天皇を現実の課題として意識するようになる。
 その後、中山太郎・衆院憲法調査会長が十五年末、産経新聞のインタビューに「最終報告書で女性天皇を認める方向だ」との考えを表明し、論議が再燃した。小泉純一郎首相も「女性天皇でもいいんじゃないかと思う」と発言。欧州の君主国十カ国中、英国、デンマーク、オランダが女王であるのも女性天皇容認論を後押ししているようだ。
 ただ、こうした風潮に皇室研究者ら識者からは「男系が続く皇室の伝統を知らない政府関係者や国会議員が多すぎる」などと“安易さ”を懸念する声も出ている。
     ◇
 [男系男子] 皇位の継承順など皇室のあり方について規定し、国会が制定する皇室典範では第1条に「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する」と定めている。男系とは父方の系統を意味し、皇位継承資格は古来、父方の血統に天皇を持つ男系であることを大原則としている。
 歴史上10代8人いる女性天皇はいずれも皇后だった未亡人か独身の皇女。即位後に子供を出産し、その子供が即位した例はなく、「臨時措置的な役割」(皇室研究者)を終えると皇位は男系に戻っている。
 現存する「世界最古の王家」である皇室にとって、皇位継承の危機は過去に何度もあった。いったんは臣籍降下(皇籍離脱)しながら皇族に復帰して即位した例(宇多天皇)もあるが、男系継承は守られ、「万世一系を保ってきた」(昭和天皇)のは間違いない。
(産経新聞) - 1月23日2時32分更新

187とはずがたり:2005/01/23(日) 02:45
後陽成から別れた五摂家筆頭の近衛家辺りから出すのも一興でわ?
それ迄皇族しかなれなかった摂政を藤原良房が簒奪してから1000年ぐらい経った江戸期に少なくとも摂家筆頭の血統としては皇室に戻ったとも云えるわけですしね。

http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/history/1100608444/32-36

32 :日本@名無史さん :04/11/18 17:25:38
邦家親王の子孫
1.山階家(晃親王→菊麿王→山階武彦)
2.山階家(菊麿王→山階芳麿)
3.筑波家(菊麿王→筑波藤麿→常治)
4.鹿島家(菊麿王→鹿島萩麿)
5.葛城家(菊麿王→葛城茂麿)
6.賀陽家(朝彦親王→邦憲王→賀陽恒憲→邦寿)
   賀陽分家(恒憲→治憲、章憲、文憲、宗憲、健憲)
7.久邇家(朝彦親王→邦彦王→久邇朝融→邦昭→朝尊、邦晴)
   久邇分家(朝融→朝建)
8.久邇家(邦彦王→久邇邦久)
9.東伏見家(邦彦王→東伏見邦英)
10.梨本家(朝彦親王→梨本守正)
11.宇治家(朝彦親王→多嘉王→宇治家彦→嘉彦、家寛)
12.龍田家(朝彦親王→多嘉王→龍田徳彦→徳久→吉光)
13.朝香家(朝彦親王→朝香鳩彦→たか彦→誠彦→明彦)
14.音羽家(朝彦親王→音羽正彦)
15.東久邇家(朝彦親王→東久邇稔彦→盛厚→信彦→征彦)
   壬生家(東久邇盛厚→壬生基博→基成、基敦)
   東久邇分家(東久邇盛厚→真彦→照彦、睦彦) 
16.粟田家(東久邇稔彦→粟田彰常)
17.多羅間家(東久邇稔彦→多羅間俊彦→アルフレッド稔彦)


33 :日本@名無史さん :04/11/18 17:33:46
18.竹田家(能久親王→恒久王→竹田恒徳→恒正、恒治、恒和)
19.小松家(能久親王→小松輝久→彰久→揮世久)
20.北白川家(能久親王→成久王→永久王→北白川道久)
21.二荒家(能久親王→二荒芳之)
22.上野家(能久親王→上野正雄→正泰)
23.伏見家(貞愛親王→博恭王→博義王→伏見博明)
24.華頂家(博恭王→華頂博信→博道→尚隆)
25.伏見家(博恭王→伏見博英)
26.清棲家(清棲家教)
   渋谷家(清棲家教→隆教→有教→彰)
27.閑院家(載仁親王→閑院純仁)

188とはずがたり:2005/01/23(日) 02:46
>>187-188

34 :日本@名無史さん :04/11/18 17:42:35
「閑院」家の男系子孫
東山天皇→直仁親王→鷹司輔平→政煕→政通

1.華園家(鷹司政通→本寂摂信→華園沢称→真淳→真準→真暢)
2.梶野家(華園沢称→梶野行康→敏一→行淳)
 ※本寂摂信は鷹司政通の実子ではない記述あり。

3.徳大寺家(鷹司政通→徳大寺公純→実則→公弘→実厚→公英→実啓)
   徳大寺分家(実則→則麿→長麿→公忠→公仁)
4.高千穂家(徳大寺実則→高千穂宣麿→俊麿→有たか)
5.中院家(徳大寺公純→中院通規→武夫→泉)
6.住友家(徳大寺公純→住友友純→友成、元夫(友成弟)→芳夫→隆道)
7.室町家(鷹司輔平→徳大寺実堅→四辻公績→公賀→室町公大→公藤→公範→公庸)
8.山本家(室町公藤→山本公慶→実裕)
9.北河原家(四辻公績→北河原公憲→公海→公典→公敬・公仁)


35 :日本@名無史さん :04/11/18 17:43:50
後陽成天皇の男系子孫(近衛系)
後陽成天皇→近衛信尋→(この間、実系男子)→忠煕→忠房・篤麿

1.常磐井家(近衛忠房→常磐井堯猷→堯ネ其→理→亘)
2.東隆明(近衛篤麿→文麿→文隆→隆明)
3.近衛通隆(近衛篤麿→文麿→通隆)
4.近衛秀麿系(近衛篤麿→秀麿→秀健→一・大)
5.水谷川家(近衛篤麿→水谷川忠麿→忠俊)


36 :日本@名無史さん :04/11/18 17:44:28
後陽成天皇の男系子孫(一条系)
後陽成天皇→一条昭良→醍醐冬基→冬煕→経胤→輝久

1.醍醐家(醍醐輝久→輝弘→忠順→忠敬→忠重→忠久→忠紀)
2.四条家(醍醐輝久→四条隆生→隆うた→隆愛→隆徳)
3.一条実基系(四条隆うた→一条実輝→実基→?)
4.佐野家(一条実輝→佐野常光→?)
5.南部家(一条実輝→南部利英→?)

189片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/01/23(日) 04:20
>>185-188
これまで、わざと無視されてきたかのような扱いだったこの説でしたが、未だ産経の記事のみとはいえ、ついに日の目を見ましたね。
私も、これが筋(のひとつ)だと思っていました。有識者の先生方が検討したがるのも無理はないかと。

私は、今の方から遠い筋はちとどうかと思いますね。あくまで、血筋の近い男子が優先で、それが見あたらないから引っ張ってくるって話ですからね。

私は、この策は緊急避難にしかならなくて、また男子が足りなくなる。よって側室復活を、と考えたりもするんですが、それはさすがに今のとこ無理なんでしょうね。

190とはずがたり:2005/01/23(日) 09:23
>>189
右翼紙産経もたまには役に立つようです。
ちゃんと伏見の宮辺りから婿養子を採るなら俺も安心して見てられます。
愛子内親王が"自由恋愛"の結果,旧皇族を相手に選んで結婚なら現代の風潮にも合うしもっと良いんでしょうけど。。宮内庁辺りは画策してるのかな?

それにしても過激ですな(笑)
>また男子が足りなくなる。よって側室復活を

伏見宮某が子沢山でしたので血統が絶えると云う事に関しては楽観的なんですが,今の危機も戦後の皇室典範改正時に楽観視してたみたいなのに発生してますしねぇ。
しかし
1.伏見宮嫡流
2.伏見宮家庶流
3.近衛家嫡流
4.近衛家庶流
の順序で皇位を譲っていけばまぁまず大丈夫だとは思うんですけど。

191片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/01/23(日) 10:57
こんないかがわしいページも。。↓(「可愛い奥様」たち暇だな。。)
皇室・天皇ヲタのためのブログ
http://amaterasu.seesaa.net/

それから、話の持っていき方を考えないと、↓こんな感じでマスコミを巻き込んで天皇の座・皇族の座を巡った綱引きにもなりかねない。
http://kodansha.cplaza.ne.jp/wgendai/top_news/20040703/top_6/main.html

まぁ確かに旧皇族を準皇族のように考えると、血脈は絶えにくいとはいえますね。
ただ、国民の中にそれだけ特別な人がいていいのか、という感じはします。
(逆に、皇族をおもいっきり特別にするというのも、抵抗があるんでしょうが。。)

192とはずがたり:2005/01/27(木) 08:57:28
中曽根氏が「憲法改正試案」 天皇元首、防衛軍など明記
http://www.asahi.com/politics/update/0120/008.html

 中曽根元首相が会長を務める世界平和研究所は20日、全116条からなる「憲法改正試案」を発表した。天皇を元首と定めたほか、焦点の9条改正では、「戦争放棄」は維持しつつ、防衛軍の保持を明記、国際貢献活動への防衛軍の参加を認めた。中曽根氏は自民党の新憲法起草委員会の委員で、顧問会議のメンバーでもある。「中曽根試案」とも言えるこの案は、今年11月に向けた自民党内の改正草案づくりにも影響を与えそうだ。

 試案は同日、中曽根元首相が記者会見して発表した。前文をすべて書き換え、冒頭で「日本国民は独自の文化と固有の民族生活を形成し発展してきた」と伝統の意義を強調。第1条で天皇を元首と明記した。

 安全保障については、「国際の平和及び安全の維持、人道上の支援のため、国際機関及び国際協調の枠組みの下での活動に、防衛軍を参加させることができる」として、防衛軍の海外派遣を国連決議に基づく活動に限定しない考えを示した。

 一方、首相が防衛軍に武力行使を伴う活動を命じる場合には、原則は事前、場合によっては事後に国会の承認を義務づけた。集団的自衛権には言及していないが、中曽根氏は「国際協力活動への参加や国や国民の安全を保つため、当然含まれる」との解釈を示した。

 「政党は総選挙に際し、首相候補を明示しなければならない」との規定を設け、議院内閣制のもとでも、中曽根氏の持論の首相公選制に近い仕組みを盛り込んだほか、国会が憲法改正を発議できる要件を、現行の衆参各院の総議員の「3分の2以上」から「過半数」に緩和した。

(01/20 19:36)

193とはずがたり:2005/01/27(木) 08:58:05
民主・鳩山氏が改憲試案 「自衛軍の保持」明記
http://www.asahi.com/politics/update/0127/002.html

 民主党の鳩山由紀夫元代表が憲法改正試案をまとめ、近く出版する。「侵略戦争の否認」と「大量破壊兵器の不保持」をうたう一方、自衛軍の保持を明記し、国連などの平和維持・創造活動への積極的な参加も盛り込んだ。同党は06年中に党の改憲案を発表する方針だが、鳩山氏は保守系グループのリーダーだけに今後の党内論議に影響を与えそうだ。

 試案は前文と全16章137条で構成されている。

 第1条で国民主権のほか、「国民統合の象徴である天皇を元首とする」と位置づけた。安全保障では「自らの独立と安全を確保するため、自衛軍を保持」と明記。ただ、首相が自衛軍出動を命じる際には国会承認を義務づけ、文民統制にも配慮した。

 国会は一院制に変え、通年国会とする。首相の解散権は原則として不信任案が可決された場合に限定する。また、都道府県制を廃止し、基礎的自治体とする市に立法権の一部や課税・徴税の自主権を持たせる。

 改憲案作りでは、中曽根元首相が会長を務める世界平和研究所が20日に試案を公表した>>192。防衛軍の保持や天皇の元首化、総選挙に首相公選の意味合いを持たせる規定などは鳩山試案と重なる内容も多い。 (01/27 03:06)

195名無しさん:2005/01/29(土) 02:05:27
話し合いで解決できないから最高裁まで争ったわけで、
八方美人の日経らしい社説のような気がしますけどね。
朝日や産経などは、はっきりと自社の意見を述べていますけど、
参政権問題にしろ最終的には在日コリアンはどうあるべきが
ポイントなんですよね。


朝日社説
http://www.asahi.com/paper/editorial20050127.html
産経社説
http://www.sankei.co.jp/news/050127/morning/editoria.htm

196とはずがたり:2005/01/29(土) 09:50:25
>>194-196

=朝日新聞=
 企業や自治体が採用や昇進で国籍による差別を減らそうと知恵を寄せ合う時代に、なんとも後ろ向きな判決である。
 訴えていた鄭香均(チョン・ヒャンギュン)さんは、韓国人を父に、日本人を母に持つ。88年、都に保健師として採用された。
 94年春、自分なりの地域の保健プランを作りたい、と管理職試験の願書を出したが、都に拒絶される。半年悩んだ末に提訴した。一審は全面敗訴、二審で逆転勝訴した。最高裁で管理職への道を閉ざされた以上、この先はずっと係長のままでいなくてはならない。
 国籍による就職差別をなくせという声は主に関西の在日韓国・朝鮮人から起こった。企業が門戸を広げるなか、川崎市が消防職員を除いて採用時の国籍制限を撤廃した。札幌、名古屋、京都、福岡などの大都市がこれに続いた。東京を含め10以上の都府県も部分的に採用時の国籍条項をなくしている。
 この流れに弾みをつけたのが鄭さんの訴訟だった。とりわけ「管理職への受験拒否は違憲」と言い切った97年の二審判決が行政に与えた影響は大きかった。
 最高裁がその二審判決をくつがえしたことで地方自治体が萎縮し、門戸開放の流れが滞ることが心配だ。
 そもそも「日本国籍を持たない公務員は管理職になれない」と定めた法律はない。重大な施策に携わる公務員に国籍が必要なのは「当然の法理」とした半世紀前の政府見解だけだ。それと大差のない最高裁の判決はいかにも古めかしい。
 そんなに働きたいのなら日本の国籍を取ればいいじゃないか。そう思う人もいるだろう。しかし、過去の日本とのかかわり、先祖や親兄弟、故国に寄せる思いから、日本国籍を取る気になれないという人も少なくない。
 救いは、2人の裁判官が書いた反対意見だ。直接住民に強制する職種や、統治の核心にある職種でないのなら、外国籍の職員を管理職に登用してもよい、と述べた。こちらの方が多数意見よりはるかに柔軟だろう。
 津々浦々に外国人が暮らす時代だ。鄭さんは日本語を母語とし、知識も経験もある。地域社会で住民サービスに打ち込む意欲も強い。そんな人材を活用しないのは社会全体の損失ではないか。
 最高裁の判決は、自治体が各地で積み上げてきた門戸開放の努力を違憲といったわけでは決してない。
 外国人が公務員として働ける場を広げる。その流れを変えてはいけない。

=産経新聞=
 最高裁大法廷は「日本国民に限って管理職に昇任できることは、合理的な理由に基づく区別である」としたうえで、東京都の国籍要件は法の下の平等を定めた憲法一四条に違反しないとした。この問題を差別ととらえる考え方が法曹界の一部にあるが、それをはっきりと否定している。
 永住外国人地方参政権の問題とも共通するが、外国人が公務員の管理職に就けないのは、差別でなく国籍の問題である。
 最高裁はさらに、「国と地方公共団体の統治のあり方については、国民が最終的に責任を負う」とした。主権国家として、当然であろう。
 内閣法制局は昭和二十八年、「公権力の行使または国家意思の形成に参画する公務員に日本国籍が必要なことは当然の法理」とする見解を示した。その後、旧自治省が保健婦や助産婦、看護婦などの専門的、技術的な職種について国籍の有無を問わないとする通達(昭和六十一年)を出した。
 また、国公立大学の教員や研究機関に外国人を任用する特別措置法が制定された。これらの特別措置により一部で国籍要件が緩和されてきたが、「当然の法理」自体は守られてきた。
 しかし、高知県や川崎市など一部自治体では、多くの一般公務員についても国籍条項を廃止し、外国人に広く門戸を開いている。国の主権が損なわれかねない危険性をはらんでいる。
 公務員は当然、国家に対する忠実義務を負っている。外国人が公権力を行使できる地位に就き、母国への忠誠を誓っていた場合、国益に反する重大な事態も起こり得る。高知県などの自治体は今回の最高裁判決を機に、早急に国籍条項廃止措置を見直すべきだ。

197片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/01/29(土) 12:05:29
>>195
その白か黒かを判断するのは最高裁の役割ではないと思うのです。
最高裁は、行政がひとりひとりの権利を侵害するようなら救済しなければならないけれど、まだ各自治体にある基準を押し付ける判断をすべきではない(今回もしていないわけですが)。
それは、地方政治の役割ですし、国政の役割だと思います。(ある基準が作られたあと、それによって権利を侵害されてないか判断するのが司法)
憲法を読んでも国際比較をしてもどっちとも取れるところを最高裁が一定の論理をもって裁断してしまう(全自治体で権利を与えろ/与えるな、なぜなら憲法がこう言っているからという)条件は整ってないと思います。
そういう意味では、産経は、この判決を機に違うところに話を飛ばしてるように思えます(判決もこういってるし、各自治体はこうしろ、と主張)。で、そういう話の飛ばし方をあえてしないで終わらせた日経を評価したんです。

国として一律に禁止しろという主張であれば、憲法に解釈で揺らがないような定め方をすることを主張していくのが筋ではないのかなあと思います。

これは、在日外国人地方参政権についても同じことです。
憲法が禁止しているかどうか、ではなく、憲法で救済されるかされないかが司法でのポイントだと思います。
あなたがおっしゃるように、在日コリアンがどうあるべきかが最終的に問題だという面がありますので、タブー視せずに話し合うというのも一案でしょう。
私はこれに関して確定された意見をもっていませんが・・・。

私が話し合いで解決といったのは、特定の事例をさしたものではありません。
確かにこのケースでは、外国人個人の地位が問題になっていて両者とも譲らない以上話し合いで解決すべくはありませんが、私はそこを話し合いで解決しろという意図をもって書いてるわけではありません。
司法の場で当該個人が救済されるされないが争われる以前の、制度とそれにまつわる話し合いのことです。(どんな制度にすればいいかわからないから司法に決めてもらうというのは本末転倒ですので。)

198名無しさん:2005/01/29(土) 21:48:03
> (2) 地方公務員のうち,住民の権利義務を直接形成し,その範囲を確定するなどの公権力の行使に当たる行為を行い,若しくは普通地方公共団体の重要な施策に関する決定を行い,又はこれらに参画することを職務とするもの(以下「公権力行使等地方公務員」という。)については,次のように解するのが相当である。すなわち,公権力行使等地方公務員の職務の遂行は,住民の権利義務や法的地位の内容を定め,あるいはこれらに事実上大きな影響を及ぼすなど,住民の生活に直接間接に重大なかかわりを有するものである。それゆえ,国民主権の原理に基づき,国及び普通地方公共団体による統治の在り方については日本国の統治者としての国民が最終的な責任を負うべきものであること(憲法1条,15条1項参照)に照らし,原則として日本の国籍を有する者が公権力行使等地方公務員に就任することが想定されているとみるべきであり,我が国以外の国家に帰属し,その国家との間でその国民としての権利義務を有する外国人が公権力行使等地方公務員に就任することは,本来我が国の法体系の想定するところではないものというべきである。
> そして,普通地方公共団体が,公務員制度を構築するに当たって,公権力行使等地方公務員の職とこれに昇任するのに必要な職務経験を積むために経るべき職とを包含する一体的な管理職の任用制度を構築して人事の適正な運用を図ることも,その判断により行うことができるものというべきである。そうすると,普通地方公共団体が上記のような管理職の任用制度を構築した上で,日本国民である職員に限って管理職に昇任することができることとする措置を執ることは,合理的な理由に基づいて日本国民である職員と在留外国人である職員とを区別するものであり,上記の措置は,労働基準法3条にも,憲法14条1項にも違反するものではないと解するのが相当である。そして,この理は,前記の特別永住者についても異なるものではない。

http://courtdomino2.courts.go.jp/judge.nsf/dc6df38c7aabdcb149256a6a00167303/f3cd7fd4599ab8af49256f9500263dc3?OpenDocument

ただ最高裁としては公権力行使等地方公務員は、はっきりと否定しているんですよね。
ひとつの前例として他の自治体にも影響があると思いますけど、たしかに地方公務員法改正で明文化するのが一番いいですね。

あと話は変わりますが、原告の裁判戦略がひどすぎますね。
一律の(職種別でない)管理職試験を争点にすればいいのに在日差別だとか話を拡散しすぎで、ただの反日運動になりさがってます。

http://www.peace-forum.com/jinken/041215chon.htm

>  私の父は23才の時に言論著作出版厳禁の命に逆らったとして逮捕され、国外追放の処分を受け故国から追われ、日本に来ることを余儀なくされた強制的日本臣民です。
> 日本国籍を有しているにも関わらず私の両親を含む旧植民地出身者は外国人登録証の常時携帯が義務付けされ

これなんか意味不明です。

199片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/01/29(土) 22:16:20
>>198
あ、国民主権の原理から、公権力の行使を伴う公務員への任用は認められないと、そこははっきりしていますね。ここは私もしっくりきます。ちと、勇み足してしまいました。
調べた感じでは、白川自治相がそれを踏まえた上で容認した経緯があるんですね。そこは最高裁の反対意見に近いと(ただ、反対意見は、その権利を保護せよというわけですが)。
私は、やはり今の段階では自治体ごとに議論するのがいいのではないかなと思います。あるいは、国での議論も並行するか。議論、意見の出し合いが必要というところは変わりません。

この裁判自体はねえ・・・ちと共感しづらいですね。
ただ私が最初に書き込んだモチベーションはそこではありません。

200とはずがたり:2005/02/03(木) 19:32:51
幹事長も抑えて意気軒昂?ただでさえグループ色が強い民社党が突出するのは好ましく無いね。

「集団的自衛権行使、明記を」 旧民社系議員ら改憲提言
http://www.asahi.com/politics/update/0203/006.html

 民主党の米沢隆副代表ら旧民社党系議員グループは3日午前、国会内で会合を開き、憲法改正についての提言をまとめた。戦力不保持の9条2項を削除または修正し、自衛のための武力行使を可能とするほか、現行の憲法解釈では認められていない集団的自衛権の行使についても明記を求めている。民主党は05年中に改憲案を発表する方針だが、党内に消極的意見が多い「集団的自衛権の行使」などを打ち出すことで、党内の改憲論議に一石を投じる狙いがあるとみられる。

 提言は、前文や人権規定、国や国会のあり方、安全保障などについての基本方針を定めた。集団的自衛権については「個別的自衛権とともに、国家に固有の権利として認められていることを確認しておかなければならない」と明記を求めた。また、国の安全や公の秩序などの実現のために、「憲法が保障する権利および自由は、制限され得る」と、私権制限にも踏み込んだ。

(02/03 17:32)

201片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/04(金) 22:59:48
こりゃまとまらんは

女性天皇容認論相次ぐ 衆院憲法調査会
http://www.sankei.co.jp/news/050204/sei005.htm

 衆院憲法調査会(中山太郎会長)は3日、最終報告書の取りまとめに向け、「天皇制」と「安全保障」をテーマに自由討議を行い、女性天皇容認論が相次いだ。九条については自民党が集団的自衛権も含めた自衛権行使の容認を主張、民主党は憲法解釈の拡大を懸念する立場から改正の必要性を訴えた。

 女性天皇をめぐっては自民党の船田元氏が「女性皇族の皇位継承を認める方向で議論すべきだ」と強調。民主党の大出彰氏は「過去にも女性天皇は存在した」と指摘、公明党の斉藤鉄夫氏も「伝統とともに新しい視点、柔軟な対応が求められる」と容認論が続出した。

 同時に船田氏は「(女性天皇は)皇室典範に規定するべき問題だが、憲法論議と合わせて議論すべきだ」と述べたが、大出氏は「女性天皇を認めるには憲法の改正は必要ない」と指摘、斉藤氏も「皇室典範の改正論議を行うべきだ」と語った。

 九条に関しては自民党の近藤基彦氏が「戦力不保持」を定めた九条二項を改正し、集団的自衛権も含めた自衛権行使を容認するよう求めた。民主党の枝野幸男氏は「無理な解釈の継ぎはぎで自衛隊の権限行使の限界を拡大している」と指摘。「(自衛隊活動の)ルールが憲法に規定されていないのが問題だ」として、九条改正の必要性を強調した。一方、公明党の太田昭宏氏は一項(戦争放棄)、二項を堅持する意向を示した上で「国際貢献のありかたを九条に加えるか、憲法前文に書くのか議論していきたい」と述べた。

 共産党の山口富男氏は「海外での武力行使などの歯止めになった」と九条改正に反対姿勢を示し、社民党の土井たか子氏も同調した。(共同)

202片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/15(火) 03:15:36
敗戦で失われた伝統・文化や民族性とは、他の言葉で表現すると、どうなるのだろうか?
それが即すべてナショナリズムだと言うことはできないとは思うが。

国連か日米同盟か、というような拙い議論から抜け出たのは評価できる。結局、国際協調主義をどういう言葉で表現するかという問題じゃなくって?

思いつきのような憲法裁判所構想も、安定性のある制度の構築をする力は湧いてこず、むしろ変えないほうがいいと自民党が判断したのは当然というか何というか。積極的な憲法審査は自民党に合わないし。

まだ思いつきにすぎない意見は多いけど、現実的な方向を向いてきたような気がする。

<自民新憲法起草委>ナショナリズム強調、懸念の声も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050214-00000114-mai-pol

 自民党の新憲法起草委員会は14日、党本部で前文に関する小委員会を開いた。現行憲法が「米国の押し付け」との観点から、敗戦で失われた伝統・文化や民族性を前文で打ち出すべきだとの意見が大勢を占め、ナショナリズムを強調する方向となった。出席者からは「復古調は抑えてほしい」と行き過ぎをいさめる声も出た。(毎日新聞)

積極的平和主義が大勢 自民新憲法「前文」小委
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050215-00000004-san-pol

 自民党新憲法起草委員会の「前文」小委員会(委員長・中曽根康弘元首相)が十四日、開かれ、現憲法の「平和主義」を、自国防衛に加え世界平和の構築に努力する「積極的平和主義」に改めるべきだとの意見が大勢を占めた。
 委員からは「自分たちの国の独立・主権は日本人が守ることを宣言し、その上で国際協調主義をとるべきだ」「一国平和主義ではなく、積極的平和主義をとるべきだ」との意見が相次いだ。前文に「日本の歴史・伝統・文化」を盛り込み、国民主権や基本的人権の尊重、国際協調主義を堅持することへの異論は出なかった。「象徴天皇」や家族の大切さ、自然との共生を書き込むべきだとの意見も目立った。
 一方、「司法」小委員会(森山真弓小委員長)では、憲法裁判所の設置について「憲法判断が時の政権に左右されやすい」などの意見が相次ぎ、新憲法草案への盛り込みは見送られる方向となった。(産経新聞)

203片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/15(火) 03:31:33
この案が民主党内に広がってくれば、自民党とあまり変わらん。
権利とか義務のところで、ごちゃごちゃと意見が出るだろうが、それもそのうち、現実的な改正案としてシェイプされてくるだろうし。
そもそも民社系が自民党のように全体にわたる改正を志向しているのかは気になる。

旧民社が憲法提言 民主内で主導権確保狙い
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050215-00000005-san-pol

 民主党の旧民社党グループ(民社協会)は十四日の理事会で、集団的自衛権の「慎重な行使」や、自衛のための武力行使を可能とすることなどを盛り込んだ独自の憲法提言を了承した。今後、党内の他のグループに理解を求める。同党は三月をめどに憲法提言をまとめるが、それに先立ち独自の提言を打ち出すことで、主導権を確保する思惑がありそうだ。
 同グループがまとめた「『創憲』を考えるための提言」では、集団的自衛権の行使を容認し「日本国憲法により禁じられているとする通説や政府解釈はわが国の外交の主軸たる日米同盟にも大きな影を落としている」と指摘。「行使するか否かはわが国の自主的な政策判断。政策判断の過程に(歯止めとして)国会の関与を組み込むことが検討されてよい」と、「慎重な行使」を求めている。
 憲法九条では「戦力を保持しない」との文言を削除または修正し、「自衛のための軍隊をもつことができる」など自衛目的の武力行使が可能であることを明記。「必要な場合に、その軍隊の一部を国際協力に供することができる」と、国際貢献への積極姿勢も付記するとした。(産経新聞)

204名無しさん:2005/02/17(木) 00:17:23
>>202
 五十嵐敬喜・法政大学教授によると、グローバル化が進む一方で、憲法に国家の独自性に関する規定を盛り込もうとする国は増えているようです(中国の「三つの代表」、台湾の新憲法制定論など)。これからの憲法が、国際社会の中で国家のあり方を位置付けるものであるならば、グローバリズムと併せてナショナリズムを憲法に盛り込むべきなのではないでしょうか。もっとも、その内容を吟味する必要はありますが。その点、昨年の「保岡試案」などは、一考に価すると思われます。

>>203
 よく民社党系議員を極右扱いする人がいますが、この記事を読む限り、至極真っ当な主張だと思います。
 侵略戦争の禁止(9条1項)は、国際法(不戦条約)に基づくものであり、世界の常識です。一方で、時には軍事力を用いてでも国民の生命・財産を守るのは、主権国家の基本的な責務です。今までの日本は、9条2項という軍備禁止の規定と、国家の責務の狭間で、自衛隊という、国際法上は軍隊だが国内法上は(少なくとも名称上は)軍隊でない不思議な組織を設けて対処してきました。しかし、そもそも論として、このような国家運営の基本事項は、憲法に書くべきことなのです。準軍事組織たる自衛隊の創設・運用は、我が国の諸事情を踏まえた経過措置であり、いずれは専守防衛を任務とする国軍として、正々堂々と憲法に位置付けるべきことなのです。
 また、個別的自衛権と国連集団安全保障の隙間を埋めるため、集団的自衛権も限定つきながら認める必要があります。現在の日米同盟は、限定つきの集団的自衛権にほかなりません。そして、これもまた、国政運営の基礎的事項ですから、憲法に盛り込むべきことなのです。

205片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/17(木) 20:02:05
>>204
ナショナリズムってなんなんですかねえ・・・。
あっしの聞いた講義でも、とらえがたいものだとおっしゃっておいででした。
三つの代表ってナショナリズムなんですかねえ。軽く中国法を勉強したときには、言い訳のような改憲だなと思ったものですが。

極右ってなんなんですかねえ。排外的で常軌を逸した攻撃性みたいなもんですかねえ。
別に軍隊持ってるからってそんなんじゃないよなあと思いますね。

206片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/17(木) 20:55:27
経過措置って言うならあんまり意味ないと思うのだが。
国連の活動に特化した専門部隊or特命チームみたいなのを組むためなのかと思ったら、そうじゃないのか。

国連待機部隊は経過措置 民主、藤井代表代行
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050217-00000194-kyodo-pol

 民主党の藤井裕久代表代行は17日夕、国会内で講演し、小沢一郎副代表が創設を提唱している国際貢献のための「国連待機部隊」について「一種の経過措置だ。自衛隊が海外に行くことへの世論の抵抗が薄れてきたら自衛隊でいい」との認識を示した。
 憲法改正に関連し、個別、集団的いずれの自衛権保有も明記した上で、行使はできるだけ抑制的な条文を検討すべきだと指摘。国連を中心とした集団安全保障について「国連に守ってもらうこともあり、そのためにも日本も参加しないといけない」と述べた。
 天皇については「現在でも元首であり、象徴天皇のままでいい。女帝も当たり前だ」との考えを示した。
(共同通信) - 2月17日20時29分更新

207名無しさん:2005/02/18(金) 23:48:58
>>205
 ナショナリズム。確かに、「自国や自民族を愛し、誇り、独自性を強調する思想」などともっともらしく説明みても、中身は捕らえづらいですよね。「三つの代表」も、社会主義国ながら資本主義的価値をも積極的に取り入れる、中国の独自性を強調する条項とこじつけられなくもないですかね。
 軍隊保有論≠極右、というお話には、激しく賛同します。右であれ、左であれ、政権を取れば、安全保障に責任を持たなければならないのですから。リベラル派のケネディ大統領は、なかなかのタカ派でしたよ。

208とはずがたり:2005/02/19(土) 10:42:50
ナショナリズムや国益や愛国心を軽々しく口に出す連中が,日本のことをまるで解ってないようで,非常な嫌悪感を感じます。

法律で強制なんかして欲しくないし,自然な形で日本の事をもっと知って好きになって欲しいと思ってます。
こんな素晴らしい国なのに明治期〜大戦期という奇矯な(?)一時期だけをクローズアップして神聖化してる気が。

>>206
小沢氏の「国際貢献のための「国連待機部隊」について「一種の経過措置だ。」とは多分俺も柔軟で合理的な小沢氏だからこういう考えだろうとは思ってました。
それを踏まえて,こう言い切ってしまうとは結構大転換なんでは?つまり民主党の党内輿論に於いて,旧社会党出身者を抑えるためにこういう経過措置を取る必要もないくらいに自衛隊派遣に就いての意見が纏まってきているという事を示しているのでは?

209片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/19(土) 16:06:30
>>207
上段
ナショナリズムはやっぱりはっきりわからないんですが、立憲体制を持つ国家が、それを守るために何かの仕組みを持たなければならない、というのはあると思います。それがナショナリズムに含まれるのか、あるいは、別のはっきりしたナショナリズム思想が必要なのかはぼんやりしてますが。
下段
ケネディは今のネオコンサバティブの源流の一つのようにも言われますしねぇ。

>>208
上段
指導者が言うのか、理論家が言うのか、生活者として言うのか、労働者として言うのか、何かの支持者として言うのか、とか、どういう立場から政治的主張を行うかという観点に要注目なのではと思います。
政治家が発言するのと、それ以外が発言するのとでは意味合いがだいぶ違います。
政治家が、「お前らも俺のような考え方になれ」的な言動をするのは、私はあまり好きではありません。

下段
私は、国際貢献の活動をするにあたりどういう組織を用意すれば、いろんな意味でいい貢献ができるのだろうか、と、考えた末にそういった構想を出されるならいいと思うんですが、海外に軍隊を出す抵抗がどうたらというのはちょっと・・・。むしろそれなら、自衛隊を出すところでコンセンサスを得る努力をすべきではないかと。
(国連の活動においては、単に人がいればいいというわけでなく、専門家集団が不足している現状があります。)→じゃあ、危険なところで専門的なことをするのは、軍隊のような組織でないといけないか・・・。これは私にはよくわかりません。
党内の駆け引き材料になっている現状ですので、しょうがない面はあるとは思いますが、目そらしのような話だと説明されると気持ちが萎えてしまいます。

210名無しさん(204=207):2005/02/19(土) 20:58:39
>>208,209
 確かに、2ちゃんねるでガーガー言っておる連中は、日本について分かっていないで言っている連中が多いでしょう。でも、自民党の人間がおよそ分かっていない、というと、それはかなりの偏見ではないでしょうか。保岡試案の前文など、なかなかよくできたものだと思いますよ。
 法律で強制するのが良くないというのは、とはずがたりさんの仰る通りだと思います。しかし、日本を嫌いにさせるようなことを子どもに吹き込むような人がいることが、自然に好きになることを妨げているような気もするのです。
 大体、国民主権なのだから、国民が国を愛し、この国をよくしようと思って行動しないと、国は何も変わらないと思います。分かっていないでナショナリズムを語る人もけしからんですが、分かっていないで国民主権を語る人にも鼻白みますね、私は。片言丸さんのお話ではないですが、その辺は教育で行うべきです。勿論、戦前のように皇国史観を植えつける、ということではなくてですよ。

>>206,208,209
 今の時点で経過措置について言ったからといって、必ずしも現在の民主党内が自衛隊の海外派遣について意見をまとめている、ということにはならないのではないでしょうか。小沢氏は経過措置と考えていても、社会党系は恒久措置と考えているかもしれません。
 国連待機部隊と言っても、現実には、その人員は自衛隊から引っ張ってくる以外にないわけですから、単なる看板の架け替えに過ぎません。行政組織論として、無駄もいいところです。それに、それが軍隊でないと言ったところで、他国の軍隊と一緒に行動していれば何の違いがあるのか、という話になるでしょう。全くナンセンスですね。これは、片言丸さんの仰る通り、自衛隊の派遣について政治が根気強く説明すべき問題だと思います。

211片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/20(日) 19:15:48
>>210
前段
保岡試案(自民党憲法調査会憲法改正大綱原案=撤回)は→http://www.peace-forum.com/kenpo-shiryo/041117jiminkaiken.pdfでいいですよね。サイトが自民党ではないですが。
前文、まぁいいんじゃないかとは思いますが、日本の国柄からいうと、日本人って「愛する」という言葉とかそれに対応するジャストな感情をそもそももたなかったみたいなんですよね。これ、明治になって翻訳に苦労したみたいです。今の議論では、「愛する」が強くて「たいせつにする」が弱いから俺はこっちだ、みたいな言われ方をしてますけれど、どっちにしろ「愛する」は不適当なんじゃないかなぁと思います。文学なんかも踏まえて言葉遣いがしっくりくるかどうかというレベルなんですけどね。
わからないのにがーがー言う連中みたいのの意見がそのまま憲法になるってことはまずないんでそのへんはあまり心配してないですが、ただ、政治言論としてどうよ、というのは気になりますね。
憲法の前文を通じて日本をどう表現して、それでどういう方向に持っていけるものなのか。興味深いですね。

後段
私は、国連待機部隊が軍隊じゃない(軍隊の機能をもたないで仕事ができる)という言い方をするのは詭弁っぽいと思うんですが、本気で国際貢献を考えるのなら国連用部隊もありだとは思いますよ。今後は内紛の起きた国が立ち直っていく過程での国際協力がさらに重要になってくるでしょうし。理想論に近いですけどね。でも、必ずしも無駄だとは考えてません。日本だけでなんとかなる問題ではありませんが。
「経過措置的な国連待機部隊構想」を核に民主党内がまとまってきてるかというところは、ななしさんは根本的な差異を指摘されますが、波風が立たない状況を作るのに役立ってるとは思うんですよ。でも、単にそれだけかよ、という気がするんですね。学問の世界から単語だけパクってきて、いいように使っちゃってるという感じの。

212204:2005/02/20(日) 22:09:59
>>211
前段
 保岡試案は、それです。ちなみに私は、読売新聞で見ました。ウェブ上には載っていないのですかね。
 「愛国」という言葉の意訳の当否はさておき、一国民として各々の立場で国を支える、というのは大事なことだと思います。もちろんこれは、決して「政府に右へ倣え」ということではありません(吉田茂や鳩山一郎は、国を愛するからこそ、軍事政権が突き進んだ無謀な戦争に反対したのですから!)。
 前文ですが、個人的には、①自由主義及び民主主義、②国際協調及び平和主義、③国の伝統、歴史及び文化の三点を書くべきだと思います。

後段
 仰る通り、国連用部隊という発想自体はあってもいいと思います。しかし、それは自衛隊内部の専門組織として創ればいい話だと思います。それに、前原誠司、松本剛明といった防衛政策の責任者たちがそれで納得している、という話は聞いたことがない気がします。やはり、組織を創って解決する、という「箱物行政」の延長線上みたいな安易な話ではいかんですよ。

213片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/20(日) 23:59:40
>>212
前段
私もおっしゃることにはだいたい賛成ですね。
美しい文章なんたら言ってる人たちが美しい文章書けるのか、っていうのはあると思いますが。→誰かに依頼することになるのかな?
前の党憲法調査会も今度のも、狭いところで議論してるような気がする。特に今度のは、議論の「質」に幅がありそうな気がする。
伝統、歴史や文化については、個人個人いろいろありますし、踏み込んだことは書けないかもしれませんね。
まぁ最終的には、流れに流れて、幅広く意見を取り入れていくものになると考えていますが。みんなちゃぶ台返すのが好きなので、改正は難産になること間違いなしだと、ウォッチャー的に見ておりまして。それで結果的によく揉まれたいい案になればなと。

後段
私は箱物の延長線上みたいな考えではありませんよ。民主党はそうかもしれませんが。
重複する不効率なもの、というより、PKOに際して必要となるものに対応していく拡張的なもの、といった発想です。(自衛隊内部でない形もありうるのでないかと)
だから、ちょっと進めて言ってしまえば、自衛隊に任せたほうがいいという面が多いのであれば、自衛隊と一緒に行ってもいいというか。
そうなると、全く民主党の話とは異なってきますが。前原、松本さんが何を言ってるのかは知りませんが、そういう話ではないと思いますし。
私が思うのは、むしろ民主党で今言われている国連待機部隊って、PKOなんかに対して前向きかというとそうではなくて、単に何となく合意するためだけの方便じゃんということですので。

214片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/21(月) 00:30:24
ちょっと調べてみたら、私のイメージしてた国連待機部隊とこれまで民主党で構想されていたものとはぜんぜん違うみたいですね。
ななしさんがそう書かれることにも納得しました。(私がこういう議論をしてたら他の方が違和感をお感じになられてもしょうがないと反省。。)

215片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/22(火) 02:39:50
憲法裁新設見送り 自民小委が論点整理
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050221-00000192-kyodo-pol

 自民党新憲法起草委員会「司法」小委員会(森山真弓委員長)の「論点整理」案が21日分かった。最高裁など司法が違憲審査権を持つ現行制度の維持を打ち出し、「憲法裁判所」の新設は見送る方向を盛り込んだ。最高裁判事の国民審査制度は「廃止を含め根本的に見直すべきだ」としている。
 同小委は22日の会合で論点整理を提示。3月末までに予定している報告書作成に向け、意見集約を進める方針。
 違憲審査については「必要な限度で法令の合憲性を審査する制度を維持すべきではないか」と指摘。憲法裁判所に関しては「民主主義の自殺行為だ」「国会を国権の最高機関とする規定と矛盾する」との反対意見が強かったことを踏まえた内容とした。
(共同通信) - 2月21日20時30分更新

216片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/22(火) 11:33:25
議院内閣制堅持が大勢 自民新憲法小委
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050222-00000009-san-pol

 自民党の新憲法起草委員会の「内閣」小委員会(委員長・林芳正参院議員)の初会合が二十一日開かれ、首相の選出方法について、国会が選出する議院内閣制を支持する意見が大勢を占めた。首相公選を求める意見は出ず、同小委は議院内閣制の継続を決める方針だ。また、官僚による行政権の乱用を防ぐため、政府が出す政省令について、国会が制定した法律の明確な規定がなければ出せないようにすべきだとの意見が相次いだ。
 この日の議論では、首相公選について「天皇は明らかに元首だ。公選した首相に行政権を与えたら元首となり、整合性がつかない」との反対論が出た。
(産経新聞) - 2月22日6時51分更新

9条改正に賛否両論 参院憲法調査会公聴会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050221-00000207-kyodo-pol

 参院憲法調査会は21日、中央公聴会を開き、公募した学者や県議らが憲法をテーマに意見陳述し、9条改正について賛否が割れた。
 永久寿夫PHP総合研究所本部長は「国際協調が求められる中、憲法解釈で自衛隊がいろんなことをやるのは限界がある」と改正の必要性を強調。東大大学院生の高見康裕氏は「集団的自衛権の行使も明記した方がいい」と述べた。これに対し日本民主法律家協会の沢藤統一郎事務局長らが「歯止めの9条は守らなければならない」などと反対意見を表明した。
 国会や内閣の在り方については、法大の五十嵐敬喜教授が「直接民主主義を前提に、大統領制もあらためて考えるべきだ」と主張。これに対し、小田春人岡山県議は「直接民主主義は混乱に拍車を掛ける場合もある。住民投票は極力抑制的な運用が望ましい」と述べた。
(共同通信) - 2月21日21時22分更新

憲法改正で地方分権推進を=岡田民主代表、新知事会長と一致
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050221-00000815-jij-pol

 民主党の岡田克也代表は21日午後、党本部で全国知事会の麻生渡会長(福岡県知事)と会談し、地方分権の進め方などをめぐって意見交換した。席上、麻生氏が憲法改正に関する民主党の考え方を尋ねたのに対し、岡田氏は憲法92条の「地方自治の本旨」について、内容を具体的に定めて条文に明記するとした同党の考え方を説明。麻生氏も賛意を示した。 
(時事通信) - 2月21日15時1分更新

217名無しさん:2005/02/22(火) 19:25:33
<民主党>「憲法提言」取りまとめ 4月以降に先送りへ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050217-00000143-mai-pol

 民主党の憲法改正に向けた基本方針「憲法提言」の取りまとめが当初の来月から4月以降にずれ込む見通しとなった。次期衆院選の政権交代を目指し、改憲で「自民党と連携」と映るのはマイナスとみているためだ。改憲の発議には衆参両院の3分の2以上の賛成が必要なので、自民党が描く改憲スケジュールでは進みそうにない。
(毎日新聞) - 2月17日21時40分更新

218片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/24(木) 00:40:11
一応議論できるんじゃん。参院側がなんか激しすぎるけど。タブー視せずにやるべきだ。
しかし、大村君はなに筋違いなこといってんの。。怒るに決まってんじゃん。

2院制堅持が大勢=衆院の優越踏み込まず−自民憲法小委
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050223-00000245-jij-pol

 自民党新憲法起草委員会の国会に関する小委員会(小委員長・綿貫民輔前衆院議長)は23日、党本部で初会合を開き、2院制の在り方について討議した。その結果、参院廃止論はごく少数にとどまり、「民主主義の下、多様な意見を聞くには2院制は欠かせない」などと、衆参両院制度の堅持を求める意見が大勢を占めた。
 討議では、衛藤征士郎元防衛庁長官ら2人が1院制導入を訴えたが、片山虎之助参院幹事長は「日本のような大きな国でさっさと2院制を見直すのは間違いだ」と批判。「参院は2院制堅持で一致している。この点では憲法改正できない」などと、参院議員を中心に1院制反対論が続出した。
 同党の憲法調査会が昨年11月まとめた憲法改正大綱原案は、2院制の見直しには踏み込まなかったが、首相は衆院の議決だけで選ぶなど「衆院の優越」を明記した。これに参院側が反発、撤回された経緯がある。
 このため、同日の討議では衆参両院の役割分担などの議論は深まらず、2院制の在り方の問題は綿貫小委員長が預かることになった。次回から国会と内閣の関係などを討議する。小泉純一郎首相の政治手法を批判している綿貫氏は会合後、「わたしはこの問題に一番関心がある」と記者団に語った。 
(時事通信) - 2月23日17時1分更新

自民党:新憲法起草委が二院制是非で討議、議論は白熱
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050224k0000m010043000c.html

 自民党新憲法起草委員会は23日、国会に関する小委員会(綿貫民輔委員長)の初会合を党本部で開いた。一部衆院議員が「衆参を統合して新たな一院制に変えるべきだ」と提案したのに対し、衆院側から一院制論が出てくるのを警戒して詰め掛けた多くの参院議員らが二院制維持を主張、議論が白熱した。党内は二院制の意見が大勢で、一院制が実現する可能性は乏しい。しかし党憲法調査会が衆院の優越強化を一時打ち出した経緯もあり、参院側の警戒心が浮き彫りになった形だ。

 同小委は自民党議員が自由参加できる方式で行われ、片山虎之助参院幹事長ら委員以外の参院議員が多数出席した。冒頭、委員の衛藤征士郎衆院議員が「衆参が対等合併すれば審議時間や国政のスピードは2倍になる」と一院制導入を訴えると、参院議員らがヒートアップ。「一院ではドラスティックな変化が行き過ぎ、安定を欠く」などと二院制堅持を求める意見が相次いだ。

 ところが委員の大村秀章衆院議員が「財政再建に向けて国会が率先してリストラを」と再び一院制論を唱えたため、参院側から「何言ってんだ」とやじが飛び、「参院は各党とも二院制維持だ。その部分は改憲できない」と脅しめいた発言も。片山氏は「一院制でさっさと物事を進めるやり方は日本に合わない。二院制で丁寧な議論が必要だ」とだめ押しした。
【松尾良】
毎日新聞 2005年2月23日 19時07分

219片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/24(木) 14:02:43
前文見直しを自民公が強調 衆院調査会、共社は否定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050224-00000073-kyodo-pol

 衆院憲法調査会は24日午前、「前文」をテーマに自由討議し、自民、民主、公明の3党が見直しの必要があるとの認識を表明したのに対し、共産、社民両党は見直しに否定的な考えを示した。
 自民党の福田康夫氏は前文の内容について「前半が戦争の反省に尽きており自虐的だ」と指摘し「日本の独自性などを記述して日本人としての誇りを持てるものでありたい」と強調した。
 民主党の鹿野道彦氏は「日本は一国平和主義ではあり得ない。国際社会にどう貢献するか確認する必要がある」と述べ、国際貢献への積極的な参加を書き込む必要性を訴えた。
 公明党の赤松正雄氏は「新しい時代における認識が反映されないといけない」として、自然環境の保全や人間社会との共生を盛り込むべきだとの考えを指摘した。
 これに対し、共産、社民両党の委員は「前文は国民主権や平和主義など憲法の基本原則を明らかしており誇るべき内容だ」などと強調した。
(共同通信) - 2月24日11時23分更新

憲法前文は「自虐的」=自民、書き直しを主張−衆院調査会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050224-00000415-jij-pol

 衆院憲法調査会は24日午前、憲法前文をテーマに討議した。自民党の福田康夫前官房長官は「現在の前文は戦争の反省に尽きており、自虐的と受け取られてもやむを得ない」と、全面的な書き直しを主張した。
 福田氏は「国家、国民の目指すべき方向を示すべきだ」と平和主義に加え、家庭の在り方や社会規範などの記述も盛り込むよう求めた。 
(時事通信) - 2月24日13時1分更新

220名無しさん:2005/02/27(日) 21:08:16
結局、人権擁護法案は関連団体の利権にしかならないのでないかとの疑念を持ちますね。

大阪の解放同盟幹部らがセクハラ
http://www.asahi.com/national/update/0227/001.html

 部落問題を中心に差別撤廃運動に取り組む部落解放同盟大阪府連(松岡徹委員長)の男性幹部ら2人が昨秋、女性を名指しして性的な侮辱発言を繰り返すなど、セクハラ行為をしていたことがわかった。女性の訴えに、2人は苦痛を与えた事実を認めて謝罪。府連も事態を重くみて、セクハラの相談窓口を作るなど再発防止策の検討を始めた。府連は「人権団体としてあってはならないこと。真摯(しんし)に受け止め、対応する」としている。

 同府連などによると、問題の発言は昨年10月初め、部落解放同盟の大阪市内の支部幹部を囲む宴席であった。前支部長が、同席していた別の人権団体の女性職員を名指しして「○○さんのヌード写真を撮って売り出そう」「(支部の)資金を稼ぐためや」などと繰り返した。女性は抗議したが、2次会でも「きょうは○○さんの自尊心をぼろぼろに傷つけたろうと思っとったんや」と発言したという。

 一緒に参加していた現支部長も、2次会で女性の年齢に触れて「この年では、もう売り物にならんな」などと嫌がらせ発言をしたという。

 女性は数週間悩んだあと、支部の別の幹部に訴えて問題が発覚。支部の調査に2人は発言を認め、12月に女性に謝罪。府連も再発防止策を検討している。

(02/27 06:13)

221片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/27(日) 21:48:00
>>220
私はこういう人たちがいるから人権擁護法案がダメだとは思いませんが、法案を通す側と要請する側がちょっとずつおいしい思いをして、その実、ちゃんとした成果が上がらない。そんな法律なら考え直すべきですね。
ただ、この手の機関は組織形成次第&運用次第なんでしょうね。

http://www.moj.go.jp/HOUAN/houan12.html
http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken83.html
http://www.imadr.org/japan/jc/jc.opinion.feb.26.2002.html

222片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/03/02(水) 14:30:51
中曽根さんが周りに意見を聞きつつ起草?

議院内閣制は維持 自民新憲法起草委で一致
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050302-00000008-san-pol

 自民党新憲法起草委員会の「国会」「内閣」両小委員会は一日、合同会議を開き、国会が首相を指名する議院内閣制の維持で一致した。議院内閣制の維持は内閣小委が二月二十一日に大筋合意していたが、国会小委も同調した。
 首相の衆院解散権については、内閣不信任案可決または信任案否決の場合(第六九条解散)に限定すべきだとの意見と、現行通り六九条解散以外の一般的な解散(七条解散)まで認めるべきだとの両論が出た。
 一方、「前文」小委員会は同日、前文案の起草準備にあたる作業部会のメンバーを決めた。メンバーは次の通り。
 中曽根康弘委員長▽安倍晋三委員長代理▽岡田直樹事務局長▽関谷勝嗣参院憲法調査会長▽小野清子前国家公安委員長▽保利耕輔元文相▽伊藤信太郎衆院議員。
(産経新聞) - 3月2日2時40分更新

223片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/03/02(水) 17:11:50
首相公選に慎重論 自民新憲法委  2005/03/02 08:29
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20050302&amp;j=0023&amp;k=200503020391

 自民党新憲法起草委員会の「内閣」「国会」の両小委員会は一日、党本部で合同部会を開いた。国民が直接選挙で首相を選ぶ「首相公選制」については慎重論が多数を占め、現行の議院内閣制の維持で大筋一致した。首相公選制に対しては「単なる人気投票になる」「現在の(国会が首相を選ぶ)議院内閣制でうまくいっている」といった指摘が相次いだ。

 このほか、内閣不信任案が提出された場合の首相の衆院解散権についても議論され、憲法七条の「内閣の助言と承認」で天皇の国事行為として行われる「七条解散」ではなく、憲法六九条に基づき内閣不信任案の可決を受けた「六九条解散」に限定すべきだとの意見が大勢となった。

224とはずがたり@法学:2005/03/02(水) 18:04:13
決闘って罪名なんですねぇ。

決闘:中学生ら6人を逮捕、書類送検 警視庁
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20050302k0000e040088000c.html

 中学生らがルールを決めて1対1で殴り合いをしたとして、警視庁生活安全総務課と立川署は2日、東京都国立市立中学3年の3人を含む15〜16歳の少年5人を決闘と傷害の疑いで逮捕、中学3年の少年(15)を決闘容疑で書類送検した。決闘罪は1889(明治22)年に制定された法律で、適用されたのは02年以来3年ぶり。

 調べでは、6人は同市の別々の市立中学の在校生と卒業生。在校生同士のトラブルに決着を付けるため、昨年10月21日午後5時ごろ、同市谷保の多摩川河川敷で2組に分かれて殴り合い、1人に顔の骨を折る重傷を負わせた疑い。

 決闘には▽道具は使わない▽股間(こかん)をけらない▽相手が「ギブ(アップ)」と言ったら終了する−−などのルールを決め、卒業生2人が審判役を務めていた。

 トラブルのきっかけは、1人の自転車のサドルが切られたことだったという。6人はいずれも容疑を認め、「反省している」と話しているという。[合田月美]
毎日新聞 2005年3月2日 13時03分

225とはずがたり:2005/03/02(水) 19:29:20
陸軍の歩兵連隊の守護神として設立されたなら追放もやむを得ないでしょうけど,約350年前、江戸時代に京都・伏見稲荷神社の分社としての経緯もあるし,医学部の出入り業者でつくる団体が実質的に管理し、費用面も含めて大学の関与はないというならそう目くじら立てることもないのではないか?

移転できる?学内神社 信州大、高裁指摘で検討始める
http://www.asahi.com/national/update/0302/012.html

 信州大学(長野県松本市)のキャンパスの片隅に、小さな神社がひっそりと立っている。国と特定の宗教との結びつきを禁じた憲法上どう考えるべきかと、近所の私立大学教授が疑問を抱き、国に移転を求める裁判を起こした。敗訴に終わったが、裁判所は「学内へ置いたままの姿勢は憲法の精神に反する」と指摘。大学は一転、神社の今後の取り扱いについて検討を始めた。教授は、素朴な疑問が大学内で研究や議論の対象になれば、と期待する。

 近くに住む私立大学教授(中東研究)の藤原英夫さん(69)。以前からこの神社を眺めながら「特定の宗教との結びつきを禁じた憲法との関係はどうなのか」という疑問を抱いていた。

 「国立大学に神社があるのは憲法20条の政教分離原則に反し、信教の自由を害された」として、国を相手に神社の移転を求めて東京地裁に提訴したのは03年9月だった。

 一審では4ページの判決文で訴えを退けられた。二審の東京高裁でも昨年7月、「原告の信教の自由が害されたとは言えない」などとして敗訴した。

 ところが、この判決の傍論で、「神社を大学構内に存置したままにしている姿勢は、(特定の宗教への公金支出などを禁じた)憲法89条の精神に明らかに反する行為と言わざるを得ない」という指摘があった。

 これを受けて大学は「司法の指摘を尊重すべきだ」(大学幹部)と動き始める。担当理事と大学事務局が神社の取り扱いについて協議を始めた。

 そもそもこの神社は約350年前、江戸時代に京都・伏見稲荷神社の分社として建てられたという。明治になってからは、この地に来た陸軍の歩兵連隊の守護神としてまつられた。

 戦後、松本医学専門学校(現・信州大学医学部)がこの地に移転してきた。一方、神社は連合国軍総司令部(GHQ)の指示で一度学外に移り、約50年前、再び医学部の出入り業者でつくる団体が中心となって学内に戻した。

 信州大学によると、現在は同団体が実質的に管理し、費用面も含めて大学の関与はないという。

 ただ、「移転となると、そう簡単ではない」(大学幹部)らしい。移転させるにしても、まず引き受け手が必要になる。仮に見つかったとしても、移転費用がかかる。大学が負担すれば、それこそ高裁が指摘した「特定の宗教への公金支出」になる。ではだれが負担するか――。

 高裁判決から半年以上たったいまも、神社の将来について結論は出ていない。大学は「移転を含め、扱いについて多角的に検討していく」(渡辺裕・同大学理事)と慎重だ。学内からは「どこかの神社が、移転先として名乗り出てくれればいいのだが……」と期待の声も漏れる。

 法学部のなかった信州大には今春、法科大学院が開設される。藤原さんは「法学生や法律の専門家が大学に出入りすれば、憲法上問題があると指摘された神社をどうするか、学内での議論が活発になると思う。どんな結論になるのだろうか」と話している。

(03/02 11:49)

226片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/03/02(水) 20:19:55
>>225
しかし関係者が国に半分内緒で立てちゃうのは(再設置ですけど)どうなんだかな、という気もします。
公金支出でないという名目で神社を復活させるためにはいいやり方だったでしょうけど。
日本人の気質が今の憲法では表現されてないということかもしれませんが。
http://university.main.jp/blog/archives/001461.html

227とはずがたり:2005/03/05(土) 04:27:00
>>220-221
落としどころとしては法務省の管轄下に置くことで自民党の顔を立て,独立性の担保で民主党の顔を立て,マスコミ・弁護士などからの批判の声が強いメディア規制は削除で輿論の軟化を図り,法案成立で解放同盟の顔を立てると云った感じでしょうかね。

2005年03月05日(土)
人権委管轄こだわらず 部落解放同盟書記長が会見
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20050305/K2005030403780.html

 今国会に提出が予定されている人権擁護法案が、新たな人権救済機関を法務省のもとに置くとしていることについて、部落解放同盟の松岡徹書記長(民主党参院議員)は4日の記者会見で、「我々は内閣府か法務省かという議論はしておらず、独立性が必要だといってきた」と述べた。

 東京都内で開かれた第62回全国大会の後に答えた。解放同盟はこれまで「政府からの独立性を確保するためには人権委員会を内閣府の外局にする」よう求めてきたが、会見で松岡書記長は、(1)人権委員会の定数を最低でも7人以上とする(2)委員の常勤態勢を強化する(3)ジェンダーバランスに配慮し、差別・人権侵害問題に詳しい人材を起用する――などの条件を満たすことで独立性を確保することが大切と強調した。

 03年に廃案になった法案は人権委員会を法務省の下に置くという規定で、政府・与党はそれについては変えない方針だが、公権力の人権侵害を救済するうえで独立性が保てないとの批判がある。松岡書記長は、メディア規制については「削除の方針に変わりはない」と述べ、「原案のまま提案されたとしても引き続き、採決まで修正議論をしていく」と語った。

228名無しさん:2005/03/05(土) 12:28:54
>>227
 そもそも内閣府は、総合調整を行うための内閣の機関であり、付随的に、内閣総理大臣を主任大臣とするのが相応しい事務を担うわけです。そう考えますと、何でもかんでも内閣府に、という風潮は好ましくなく、人権問題を主管する法務省に置くべきであると思います。もちろん、独立性確保が重要であることは、論を待ちません。
 余談ですが、内閣府の本来の役割を考えますと、国家公安委員会・警察庁、防衛庁、金融庁のような各省並びの機関が内閣府の外局にあるのは、いかがなものかと思います。やはり、内閣総理大臣の事務的負担を軽減するためにも、独立の省とするか、既存の省と合併すべきでしょう。個人的には、以下のようにすればよいと思っています。
① 国家公安委員会・警察庁
 警察庁は、国内統治制度(政治行政制度管理と治安行政)を一元化するため、総務省自治・総務部門(消防庁を含む)、法務省入国管理局・公安調査庁、厚生労働省麻薬取締部門、国土交通省海上保安庁と合併し、内務省とする(公安調査庁は、外局とする)。戦前の内務省の再現にならないよう、地方分権の徹底を大前提とする。
 国家公安委員会は、公安審査委員会を吸収し、法務省の外局として治安機関を監督する。独自の事務局を新設する。
② 防衛庁
 防衛庁は、国防省とする。内閣首長たる内閣総理大臣を自衛隊の最高指揮官とする現行制度は、変更しない。
③ 金融庁
 財務省の外局とする。金融行政の財政からの独立性を確保するため、金融庁長官を指定職11級(事務次官級)とし、採用も財務省本省と別途に行う。
④ 公正取引委員会
 法務省の外局とする。
 因みに、現行制度では、内閣総理大臣が自衛隊と警察の両方の主任大臣となっており、内務省どころの話ではない、ということを指摘しておきます。

229とはずがたり:2005/03/05(土) 12:45:37
>>227
地方分権を徹底した上での内務省の復活には賛成ですね。
しかも個人的に漠然と考えてただけですが貴君のは具体的な提言で参考になります。

防衛庁を国防省とするのにはちょっと抵抗がありますけど。。
確かに何でもかんでも内閣府にと云う風潮があるんですかねぇ。

230とはずがたり:2005/03/05(土) 12:48:49
>>226
情報提供感謝です。
藤原氏の意見を読むとそれはそれで正しいような気もしてきますねぇ。

祭祀を執り行う出入り業者や大学の連中がカネ出し合って信大から土地買えば良いんでしょうかね。

231水泡 まつ太朗:2005/03/05(土) 19:31:51
 自民改憲案は「表現の自由を制限」との事。物騒な・・・。他党が安易に
乗らない事を期待。

http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050304AT1E0300O03032005.html

232水泡 まつ太朗:2005/03/05(土) 20:00:26
>>231の続き。
 政府や自治体、議員が公金(税金など)で宗教行為を行なう事が可能ならば、
当然公明党員が公金で学会関係の行事を行なう事も認められなければなりません。
元を辿れば仏教系なので「非伝統的」という逃げも不可能。

233228:2005/03/05(土) 21:04:19
>>230
① 内閣府
 内閣府の主な任務は、内閣官房を助けて重要政策を総合調整することですが、例えば食品衛生のように、複数の省庁の権限争いを避けるために内閣府にやらせている、という事務が多い気がします。内閣(及びその附属機関)が一段上から行う総合調整だけでなく、一省を主管とする省庁横断的な政策調整という方法もあるわけでして、食品衛生は後者の方法により、農林水産省か厚生労働省が担うべきです。
 また、内閣府は内閣官房を助けて、とありますが、内閣官房は国家政策全般を扱うのに対し、内閣府は法律上、経済財政政策、科学技術政策、防災など、扱える任務は限定的です。
 以上の二点から、内閣官房と内閣府は統合し、安全保障、危機管理、経済財政、その他内閣の重点政策のための総合調整機関としての性格を強調すべきです。ただし、宮中や賞勲などは、引き続き内閣総理大臣を主任の大臣とし、内閣府が担うべきでしょう。
② 内務省
 治安維持や防災は自治体の基本的任務ですから、国家と自治体との連絡官庁が担うことは自然です。欧州大陸の自由民主主義先進諸国でも、内務省が地方自治と警察を管理しています。日本では、名前だけで悪い印象を持ちがちですが、組織の内容によっては、民主政治と矛盾するものではないです。要は、国会や裁判所の統制がしっかり効いていれば、問題がないのです。
 因みに、警察庁、海上保安庁、消防庁を本省に入れ、公安調査庁を外庁とするのは、外庁は原則的に実施庁とする原則に立ち返るためです。海上保安庁は、現在は実施庁ですが、州制度の導入を前提に、実施部門はこちらに移譲し、中央組織は企画立案に特化します。
③ 国防省
 多くの国において、国家の役所は、外務省、内務省、財務省、法務省、陸軍省、海軍省の6省が基本でした。また、地方分権論が語られるとき、国家の役割として、外交、国防は必ず出てきます。
 そのような重要任務を担当する役所であるのに、外務省や財務省は専任の主任大臣を擁する省で、防衛庁が内閣総理大臣を主任大臣とする内閣府の外局であるというのでは、行政組織法的に整合性が取れません。それに加え、国防を主に担当する大臣が内閣府外局の長では、責任の所在が曖昧になります。それだから、専守防衛ではあるけれども、国防省は必要なのです。
 そもそも、文民たる国防大臣、国防副大臣、国防大臣政務官がいて、その上に内閣があって、究極的には国会が法律、予算、国政調査等を通じて国防を統制する訳です。自国の自由民主政治に自信あれば、国防省であっても、防衛庁であっても、何の問題もないのです。

 これは、>>228と併せてスレ違いですので、行革スレに移していただければ幸いです。

234228:2005/03/05(土) 21:24:18
>>231-232
① 表現の自由
 表現の自由をはじめとする精神的自由権といえども、無制限のものではなく、他人との兼ね合いで制約を受けるものです。憲法13条にいう「公共の福祉」とは、そういうことだと思います。
 一口に表現の自由と言っても、政治的表現とその他の表現では、重要度が違います。政治的表現を制約することは、自由民主国家の自殺行為です。しかし、ポルノについては、青少年の健全な育成のため、何らかの社会規制が必要です。刑法等の現行法においても、そのような憲法解釈に基づいて規制していますが、規制の基準を憲法に書くことは、一つの考え方だと思います。
 また、メディアと個人のプライバシーとの兼ね合いは、政治的表現の問題もあって難しいですが、基本的にはメディアの自主規制に期待すべきことなのだと思います。
② 信教の自由
 日本人は、多くが無宗教かつ多神論者であり、政教分離は必要なことです。ただし、神道というのは、体系的な教義のない自然宗教であり、伝統習俗と区別がつかないところがあります。公金支出は原則的に禁じられるべきですが、地鎮祭程度であれば問題ない、という判例の憲法解釈は許容範囲ではないでしょうか。

235片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/03/06(日) 00:34:30
>>228>>233
金融庁はともかく、あとの(公安・防衛)は形だけの問題な気がするんですが。特に今支障が出てないと思います。(人権委員会の問題はおいといて。)
それに重要政策や多省庁にわたる政策を首相を主任大臣とする内閣府でやるのは、私はいい方法だと思ってます。
まだ各省からの寄せ集めの面も否めないようですが、

金融庁に関して、財務省の外局とするのは、大蔵省に戻すということになりますよねぇ。経済財政諮問会議などと結びつく今の体制が機能してきてるところだと思っているんですが。
防衛庁に関しては、独立させるのに賛成です。ただし勢いでやらずに組織の細部もちゃんと議論してですね。

236片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/03/06(日) 00:49:02
>>234
表現の自由は、今は主に性表現で論じられますよねぇ。なんか、それって付随的なものというか、それを制限したいがための条文を設けることにより、本当に守るべきものを萎縮させてはいけませんねぇ。

玉串料は違憲判決が出てると思うのですが。(この問題については私の定見はありません。)

237とはずがたり:2005/03/06(日) 03:43:36
まずは>>231転載。
>「表現の自由」を一部制限しても、
自民党の反社会団体ぶりが如実に現れている記事だと思います。破防法適応対象政党だなw

有害図書の出版禁止、「表現の自由、制限を」・自民憲法小委

 自民党は3日、新憲法起草委員会の「国民の権利及び義務小委員会」を開いた。「表現の自由」を一部制限しても、青少年の健全育成に悪影響を与えるおそれのある有害図書の出版を禁止できるようにすべきだとの意見が大勢を占めた。「信教の自由」に関しても、地鎮祭への関与や玉ぐし料の支出、殉職した公務員の葬儀への公金支出などを想定し、国や自治体の行う一定の宗教的活動を容認する声が出た。 (20:00)

マジレスすれば表現の自由が憲法の大前提として存在し,実際は公共の福祉の範囲に則って運用という現行の形で十分だと思われます。憲法にポルノ規制をしても良いなんてゆう条文は要らないような…。
自民党のは表現の自由を制限したいという発想が見え隠れするような気がします。

そもそも地鎮祭っていつ頃からどんな形式でやってるんでしょうかねぇ。。

内務省や防衛庁の省への格上げへの嫌悪感や,国家神道につながりかねないと玉串料やなんかにも神経質になってる日本の様子は海外には伝わってないんでしょうかねぇ。
先の戦争に対する日本国民の衷心からの反省を示すいい材料だと思うんですが,靖国とかそういうのばかりが注目されて日本が折角先の戦争の過ちを繰り返さないために支払ってる膨大な量のコスト(防衛庁に抑えてることでの行政コストや国家の神道への支出を巡る訴訟などで随分多くのリソースを投入してきた)が伝わってないような気がしてます。日本人の美的感覚からするとそういうのをひけらかすのはみっともないという感覚なのかもしれませんが。

238水泡 まつ太朗:2005/03/06(日) 13:27:31
>>234
 「習俗」なる主観論で片付けてしまえるなら、税金で市民クリスマスパーティ
を行なったり、「御地場帰り」(天理教のイヴェント)を行なう事も全く問題ない
のではないかと。
 因みにアメリカでは議会や裁判などの前に聖書に手をおいて宣誓を行なう事が
義務とされていますが、信仰を個人的なものと捉えるクエーカー教徒(良心的
兵役拒否で有名なキリスト教の1教派)はこれを拒否しています。

239228:2005/03/06(日) 23:50:32
>>235
 まずは内閣府の話から。内閣府は、重要政策を総合調整するために設置されたわけですが、「内閣府特命担当大臣」(単なる○○担当ではない)を設置できる事項が限られているので、柔軟性が利くようにすべきだと思います。内閣官房と併せて、これからフル活用すべき役所ですよ。一方、複数省庁に関係する政策でも、2省庁程度であれば、省庁間調整で間に合うと思います。
 次に、防衛庁・警察庁の話ですが、形の問題であるというご指摘は、その通りだと思います。防衛庁に関しては、基本的にご賛同を得られたようですね。警察庁についてですが、海事警察・海事消防たる海上保安庁との統合運用は、橋本行革で積み残された課題ですから、調整をもっと容易にするため、少なくとも警察消防一元化は必要だと考えています。
 また、金融庁は、経済財政諮問会議と結びついている訳ではないと思います。金融担当大臣も、諮問会議議員ではなかったと思います。財政と金融は、一方で利益が相反し、他方で密接に関わる、複雑な問題です。主要国財務相会議では、金融も扱われますよね。それであれば、主任大臣は同一人物にしつつ、旧大蔵省の反省を踏まえて、相対的に独立する形がよいのではないかと思います。

>>236-238
① 表現の自由
 一口に「公共の福祉」と言いますが、何が公共の福祉に当たるかは明確ではありません。従って、現状であっても、恣意的な運用がなされ得るのです。そうであればこそ、自由権の中でも最も基本的な事項でもあり、有害図書やプライバシーを念頭に、具体的にどういう場合に制約できるかは、憲法に書くことも考えるべきではないでしょうか。自民党云々は、穿ち過ぎのような気もします。
② 信教の自由
 玉串料は、違憲判決が出ていますし、今後もそれでいいと思います。ただ、地鎮祭や殉職公務員の香典くらいは、誰が見ても伝統的習俗だろうという気がします。反対に、クリスマスパーティーや御地場帰りは、誰が見ても、伝統的習俗とは言えないと思います。

240水泡 まつ太朗:2005/03/07(月) 10:39:29
>>239
ならば建築の案全祈願や行政主催の葬儀なら、キリスト教式や創価学会式などで
あっても税金拠出は問題ないという事ですね。

241水泡 まつ太朗:2005/03/07(月) 11:16:33
 消防と警察の一元化についてですが、そもそも役割が全く異なる物であり
一元化の対象にすべき問題ではないかと思われます。
 警察はあくまでも行政権力の保護を目的とする治安機関であり、これまで
も行政の都合により警察が捜査を行わない等という事が行なわれてきました。
消防もその中に組み入れられてしまえば行政の都合により救急車や消防車が
通報があっても出動しないという事態は十分考えられます。
 住民の安全を目的とする消防は縮小廃止するのではなく、一定の規模と
独自性を確保しておくべきではないかと。
 因みに消防予算は「役に立たない」分野として年々削減・縮小され、結果
として災害の被害拡大などを招いております。

242とはずがたり:2005/03/07(月) 14:47:55
憲法改正:社民党の憲法問題 「論点整理」案・要旨
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050305ddm005010155000c.html

 ◆社民党の態度◆現在の改憲の流れにはくみせず、憲法を護(まも)り、憲法の理念を21世紀の国際社会の規範として広げる。とりわけ前文と9条を変えて「戦争のできる国」へと変質させていくことに総力を挙げ反対する。

 ◆天皇制◆天皇を「元首」とすることは国民主権の原理に反する。女性天皇は皇室典範改正で実現する。

 ◆9条◆現在の改憲論議の狙いは(戦力不保持を定めた)9条2項の改正にある。明文改憲を阻止し、軍縮を進め、非軍事面での国際貢献強化など平和国家の実質化のために全力を挙げる。

 ◆新しい人権◆知る権利や環境権など「新しい人権」を憲法に盛り込んでもよいとの意見もあるが具体化する基本法制定などで解決できる。

 ◆首相公選制◆民主主義の空洞化をもたらし危険な状況をつくり出すことにつながりかねない。

 ◆国民投票法案◆(1)個別条項ごとに賛否の意思を表示できる発議・投票方法(2)戸別訪問や集会の開催などは原則自由(3)18歳以上の投票権の容認(4)発議から投票まで十分な時間をとる(5)総投票数の過半数で決する−−は不可欠の要件。
毎日新聞 2005年3月5日 東京朝刊

243とはずがたり:2005/03/07(月) 16:42:53
ひどい改正案がまかり通ってるねぇ。
神仏分離以降の現行神道は伝統的とは云えないと云うのが私の見解です。
たかだか100年か200年の伝統しかないものなんてねぇ。。

自民改憲試案:政教分離緩和の方針 一定の宗教活動容認
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20050307k0000m010129000c.html

 自民党新憲法起草委員会(委員長・森喜朗前首相)は6日、4月にまとめる新憲法草案の試案で、現行憲法が定める政教分離を緩和し、社会的儀礼や習俗的行事の範囲であれば国や自治体による一定の宗教活動を認める方針を固めた。特定の宗教に偏らない「一般的な宗教教育」も容認する方向だ。首相の靖国神社参拝や公金からの玉ぐし料支出を新憲法で担保するのが狙い。だが、戦前の「国家神道」の反省に基づく政教分離の線引きが不透明になる可能性があり、中国など近隣諸国や野党から批判が出そうだ。

 現行憲法20条3項は「国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない」と規定。これに対して起草委の「国民の権利と義務に関する小委員会」(船田元委員長)は、政教分離原則を守るとしながらも「国や自治体の宗教的活動は、特定の宗教を援助する目的や効果を持たず、社会儀礼や習俗行事の範囲内であれば許容される」との認識で一致した。認められる宗教活動としては、地鎮祭への関与、玉ぐし料支出、殉職した公務員の葬儀への支出などが挙がっている。起草委は首相の靖国参拝をはじめ、これらを「社会儀礼や習俗行事」と位置づける考えだ。

 小委員会の議論では「日本の自然宗教は一種の文化になっている。素朴な伝統行事まで『宗教』と言うのはおかしい」などの意見が続出。党憲法調査会が昨年6月にまとめた論点整理でも見直すべき事項として政教分離規定を挙げていた。

 また、宗教教育については党内に「宗教は情操教育などに役立ち、すべてを排除すべきではない」などの意見が強く、「一般的な宗教に関する教育」を認める方針。

 しかし、戦前の反省から政治と宗教が再接近することに野党の反発は必至。公明党も首相の靖国参拝に反対しており、他党との調整は難航しそうだ。[松尾良]
毎日新聞 2005年3月7日 3時00分

244とはずがたり:2005/03/07(月) 16:46:36

>>239

> 一口に「公共の福祉」と言いますが、何が公共の福祉に当たるかは明確ではありません。従って、現状であっても、恣意的な運用がなされ得るのです。そうであればこそ、自由権の中でも最も基本的な事項でもあり、有害図書やプライバシーを念頭に、具体的にどういう場合に制約できるかは、憲法に書くことも考えるべきではないでしょうか。

公権力が猥褻物を理由に出版物を取り締まることに嫌悪感を持ってますので,そもそも猥褻だと官憲が判断することに反対です。プライバシーに関してはワイドショーなんかのひどい取材合戦はどうかとも思いますが。。

>自民党云々は、穿ち過ぎのような気もします。
この辺は自民党に対する信頼感の問題でしょうね。私はかの党を全く信用できないので。。

245名無しさん:2005/03/09(水) 00:39:46
人権法案を問う 辛淑玉さんインタビュー
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kakushin/20050306/mng_____kakushin000.shtml

   ――与野党協議でマイノリティー(少数者)の意見が反映されるか。

 マイノリティーに関し、与野党とも無知。イラクの日本人人質事件後、民主党幹部に「在日外国人の私が人質になったら民主党は助けてくれるか」と質問したら、「世論が支持しない」と答えた。政治家は外国人を犯罪者予備軍か低賃金労働力として見ており、在日コリアンのように「国民」の枠からはずれた者、一票を持たない者は意識の中にもない。法案の中身も理解していないだろう。

   ――汚職政治家らへの取材を妨げるメディア規制条項もあり、問題だ。

 分かる。でも、イラクでの人質をたたいた雑誌が「メディア規制反対」と叫ぶのを見ると吐き気がしたし、批判しない他社も人権を語れるのか。声を上げられぬほどたたかれた人のために闘って解決したことがあるのか。被害者は生き抜くのに精いっぱいで、メディア規制に反対する余裕もない。

 ドメスティックバイオレンス、ストーカー、セクハラの被害者も、そう。彼女たちを救っているのは警察です、国家権力です。国家が最大の人権侵害をするという従来型発想だけでは、国家が保護する人権という新しい概念を理解できない。

246名無しさん:2005/03/09(水) 00:40:06
 法務省外局に人権委員会(仮称)をつくる、もってのほかの法案だが、人権救済が明文化されれば民事訴訟などで武器になる。たたかれている者は「小さなニンジン」でもうれしいし、転ぶんです。だから、与党案にだって飛びつきたくなる。東京都の管理職受験資格が否定されたように、在日コリアンも一貫して無権利状態。われわれマイノリティーは今、なんの保護もない「奴隷」なんですよ。

   ――にもかかわらず、与党案に反対の理由は。

 自民党は憲法すら解釈で骨抜きにしてきたから、今度も「人権」を盾に良識あるメディアの息の根が止められる。物言えぬ社会になるばかりか、戦争への道につながる、とんでもない悪法です。反対運動の仕切り直しが必要。たとえ負けても「これはまずいぞ」と思わせる負け方ができれば、政府・与党の暴走は防げる。同時に、人権カードを使い、味方のふりをしつつ自らの既得権だけ考える人や組織は…、私は絶対に許さない。

   ――在日外国人に指紋押なつを強制した人たちが、今度は辛さんたちの人権を守ります、と言っている。感想を。

 吐き気がします。悪夢ですよ。

247片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/03/09(水) 13:55:58
>>239
 大臣の担当は、フランスだと、かなり柔軟性高いみたいですね。内閣府を活用すべきというところでは一致してるようですね。
 消防庁については、ちょっとズレますが、「総務省消防庁」にむしろ違和感を覚えますねぇ、私は。総務省って、これから存在意義を問われますね。
 経済財政諮問会議が政策決定過程において今かなり強いといった印象をもってまして、それが出てきたのも大蔵省からいろいろ分離して官邸のコントロールが強くなってきた流れではないかな、と思ったくらいで、実際どれくらいどうなってるのかは存じません。また教えてください&考えましょう。

 表現の自由に関しては、差別的表現にどう対処するかとか反国家的な言説をどう扱うか、といった問題もあるように思われますが、政治の世界(に限らず)のリーダーは、ともすれば自分を叩く言論をどうするかといったところから考えを開始しがちでありますね。プライバシーはともかく、有害図書というのはわざわざ書くことじゃないものと考えております(だからといって、有害図書と誰かがみなせば当然すぐに禁止できると言いたいわけでもないが)。
 誰が見ても、とおっしゃいますが、違和感を感じますね。クリスマスパーティーと言ってもいろいろあるでしょうし。「伝統的習俗」で全て括っていいのかどうか。地鎮祭にしても、地鎮祭だからいいとか悪いとか言うんでなく、地鎮祭でも多額の拠出になるとかなり怪しくなるでしょうし。
 そういえば、私の地元では「太子伝会」というのやってたんだった。。あれは誰がどう金を出してたのかな。誰も文句いわんやろうが(笑)

248片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/03/09(水) 15:35:51
「二院制堅持」を明記、参院憲法小委報告
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050309-00000105-yom-pol

 参院憲法調査会の「二院制と参院の在り方に関する小委員会」(舛添要一小委員長)は、二院制堅持を柱とする調査報告書をまとめた。9日午後の調査会に報告した。

 報告書は、二院制について「会派を超えて、堅持することで一致した」と明記した。理由として、「1億人以上の有権者の多様な意思を反映する」「第一院及び民意の暴走にブレーキをかける」などを挙げた。

 参院が否決した法案を衆院が出席議員の3分の2以上の多数で可決すれば成立するという衆院の再議決要件の緩和については、「衆院への歯止めにならない」と否定的な見解を示した。首相指名では、「現行通りが望ましい」として、衆院議員への限定を求める意見に反対した。参院の選挙制度については、「直接公選制の維持は、両院の一翼を担う一院という立場から譲れない」と強調した。

 参院改革では、〈1〉決算審議や、国政調査、政策評価に重点を置く〈2〉国会同意人事は参院の専権事項――などの意見を紹介した。
(読売新聞) - 3月9日14時37分更新

249とはずがたり:2005/03/09(水) 23:43:26
どうも大江は食指が動かず読む機会が無い。安倍公房は好きなんだが。井上ひさしは大好きであるが。
9条を変えて海外派兵を出来る「普通の」国に成ろうと云うのはまぁ間違いか煽りかレトリックであって,9条を変えて海外派兵が出来る「指導的な」「威張れる」「他国の上に立てる」国になろうと云うのが真実であろう。
勿論短絡的にそれが間違いだと云ってる訳ではないが。

「9条守れ」府内浸透
http://mytown.asahi.com/kyoto/news01.asp?kiji=4536
大江健三郎さんらの訴えに呼応
60団体が結集「緩やかに連帯を」

 作家の大江健三郎さんらが昨年つくった「九条の会」に協力し、一緒になって憲法9条を守ろうとする動きが府内で活発になっている。国会の憲法調査会による最終報告が今春にもまとまることに危機感を抱く人々が、党派や思想の違いを超え、工夫を凝らしたアピールで改憲を阻止しようとしている。(斎藤徹)

平和グッズも人気
◆予想超す反響

  中京区で2月26日、「守ろう! 憲法九条交流会」が開かれた。政党や労働者団体などのほか、地区の仲間でつくったグループ、個人ら合わせて約250人が集まった。参加者から「運動を立ち上げた後、話題性をどう持続していくかが重要だ」「60年安保で負けた二の舞いにならないようにしよう」など意見が出た。

  交流会を主催した市民団体「憲法署名京都実行委員会」事務局の増野徹さん(49)は「予想以上の反響に驚いている。これを機会に、お互いの顔が見える緩やかな連帯をつくっていければいいと思う」と話した。

  「九条の会」は04年6月、改憲への危機感から有識者9人で結成。全国で講演会を開き、同年9月の京都講演会には約2千人が集まった。同会事務局によると、現在は全国に1千以上の賛同団体ができており、京都は確認できているだけで約60の団体が賛同団体に名を連ねている。

  交流会で講演した「九条の会」事務局の高田健さん(60)は「これまで平和運動にかかわりたくてもできなかった人も党派や思想信条を超えて結集した結果だ。しかし、今までの護憲運動では改憲派には勝てない。意見の違いを認め、9条を守る1点で手をつなぐ運動を展開していく必要がある」と指摘する。

◆出店で啓発
新しい運動のやり方も出てきた。

  京都市に住む河村さやかさん(26)は、1月末に平和グッズを売る移動販売「へいわ屋」を出店した。「PEACE」のデザインのバッジやステッカー、アクセサリーやTシャツなど、約30品を扱う。全国の製造元から取り寄せたものや自分でデザインしたものだ。

  01年の9・11テロを見てから平和について深く考えるようになり、イラク戦争などに反対しピースウオークに参加したが、大多数の人が平和や改憲問題に無関心なのに納得がいかなかった。「平和グッズを身につけている人を増やして無関心な人の興味を呼び覚ましたい」。店はそんな思いから考えついた。

  これまでに平和関連イベントでなど2回出店したが、評判は上々で商品の生産が追いつかないという。グッズはバッジ100円、Tシャツ1500円など。価格はすべて原価で収益はない。デザインは自分で考えたり、知り合いのイラストレーターや芸大生に協力してもらったりした。河村さんは「若い人も興味を持つようなデザインのグッズをもっと作って、京都以外のところにも広めたい」という。

  上京区民でつくる「9条の会・上京ネット」は昨年末、遊びを通して身近に憲法9条について考えてもらおうと「9条平和・いろはかるた」を作った。「変えるな9条世界の願い」「国のため散った血で書いた9条」。「あ」〜「ん」で始まる憲法や平和に関する文章を会員が考え、厚紙を丸く切って作った。府内外からの要望が相次ぎ、これまでに15組作った。戦争体験のある元教員の木下和子代表(77)は「子どもたちにわかりやすく憲法9条の理念を伝えたい」と話している。
(3/9)

250名無しさん:2005/03/12(土) 02:22:08
>>247
 どうも遅くなりまして、申し訳ありません。仕事が忙しかったもので。

 フランスの場合は、大統領令で省の編成ができます。因みに、フランスやイギリスの○○担当大臣は、一般的に各行政主任大臣の下にあり、日本で言えば副大臣に当たるはずです。
 総務省(もしくは内務省)に消防庁を置くことについてのご指摘がありましたが、治安は内務省、防災を担う消防庁は国土交通省、という切り分けも考えられます。ただ、海上保安庁が海事警察に加えて海事消防(救難活動等)を担うなど、治安部署と防災部署の関連性が密接なことから、再編して一元化すべきだと考えたのです。もちろん、前者の使命は法治国家、公的秩序の維持なのに対し、後者の使命は災害予防、災害対処であり、異なることは承知ですが。
 経済財政諮問会議は、小泉・竹中ラインのお蔭で、草創期において本来の在り方を確立した点で、大成功だといえましょう。これに関しては、経済財政担当大臣を常設にして、財政のみならず、マクロ経済、社会保障、公共事業など、国家予算全般について扱っていけばいいと思っています。それは、金融庁を財務省の外局にすることとは別の議論だと思います。

 自由権の問題は、もう少しお時間を下さい。

251片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/03/13(日) 18:52:41
次の総選挙以前の改正はなさそうな感じだな。

国民投票法案 成立11月以降 衆院憲法調査会長
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050313-00000006-san-pol

 衆院憲法調査会の中山太郎会長は十二日午後、大阪府高石市などで講演し、「憲法調査会に法案審議の権限を与える国会法の改正をして国民投票法を作らないといけない。恐らく成立は今年の十一月ごろか遅かったら来年の一、二月になるだろう」と述べた。郵政民営化法案の提出時期や審議の行方が不明確なことを踏まえた発言とみられる。
(産経新聞) - 3月13日3時15分更新

252片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/03/13(日) 18:53:39
自民の新憲法試案、「公益の尊重」を新設
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050313-00000203-yom-pol

 自民党の新憲法起草委員会(委員長・森前首相)が4月に取りまとめる試案の中間報告の概要が12日、固まった。14日の小委員長会議で提示される。現憲法にない「公益」の尊重規定を新設するほか、集団的自衛権の行使容認を前提に、自衛軍の保持を明記する。前文では、日本の目指すべき国家像として、「地球環境の保全」などを打ち出す。

 「公益」は、現憲法の「公共の福祉」に代わるものだ。「公共の福祉」が表現の自由とプライバシー権など、人権相互の矛盾・衝突を調整する原理としてのみとらえられているのに対し、「公益」の尊重は、「国のために個人は何が出来るか」を国民に自覚してもらうための表現として打ち出す。「公共の価値」との表現もあわせて検討する。

 9条については、平和主義を定めた1項はほぼそのまま残し、戦力の不保持を規定する2項を改め、自衛権と自衛のための戦力保持を認める。その上で、3項を新設し、国際協力活動への積極参加を新たに打ち出す。集団的自衛権などの解釈の詳細は憲法には規定せず、「安全保障基本法」と「国際協力基本法」の制定を目指す。

 憲法前文には、〈1〉国の姿(自然、国土、歴史、伝統、文化)〈2〉環境保全や平和主義など目指すべき国家像〈3〉国の独立と国民の安全を守る意志〈4〉国民が自らの意思で定めた新憲法であること――の4要素を書き込む。「国防」や「生命倫理尊重」の責務に関する表現も採り入れることを検討している。

 統治機構では、現行の議院内閣制と国会の二院制は維持する。
(読売新聞) - 3月13日12時29分更新

253228(=250):2005/03/19(土) 02:25:21
 人権委員会の設置場所につき、私は法務省設置案を支持していました。しかし、法務省にそういう組織を置いている例は少ないようですね。「何でもかんでも内閣府」というのを避けるとすれば、厚生労働省の外局としてはどうかな、と考え始めたところです。

254片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/03/22(火) 21:32:55
>>253
そこまで「なんでもかんでも内閣府」を嫌わなくてもと思うのですが。厚労省も提案としては面白いと思いますが。
誰か、こういったこと(内閣府についてとか、組織分けについてとか)に関して本を出しておられたりしますか?

255片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/03/22(火) 21:37:21
このポストの人の言葉としては妥当なところか。あと、中山氏は自分のときに憲法改正に道筋をつけたいかな。
それにしては、自対公、自対民などの話し合いみられないな(民主党が後傾姿勢なのが大きいか)。特に自対公がなされてない段階では、改正もまだまだだなぁと思う。公明党の反発を恐れる自民党は、与党間協議もそこそこに三党での協議に入りたがるのではと推測!

憲法改正は部分改正に 中山氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050322-00000007-san-pol

 衆院憲法調査会の中山太郎会長は二十一日、都内で開かれたシンポジウムで、憲法改正は自民、公明、民主の三党で合意できるように、全面改正でなく部分改正になるとの考えを示した。
 この中で中山氏は「先日、民主党の枝野幸男憲法調査会長から衆参各院で(憲法改正案発議に必要な)三分の二が賛成できるようなグループで議論していくのが望ましいと発言があり、自民党の保岡興治憲法調査会長も受け止めた」というエピソードを紹介した。
 自民党は「新憲法」制定を掲げ全面改正を主張しているが、保岡氏は「三党で話し合って決めるのだから」と部分改正が現実的との見方を事実上認め、枝野氏も「全面書き換えは政治的にありえない」とし、公明党の魚住裕一郎参院議員は「わが党は(現憲法に新たな条文を書き加える)加憲」と同調した。
(産経新聞) - 3月22日3時10分更新

256片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/03/22(火) 21:49:22
制限事項「法律で規定」 表現の自由で自民小委
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050322-00000246-kyodo-pol
 自民党新憲法起草委員会は22日午後、権利・義務、司法、改正・最高法規の3小委員会をそれぞれ開き、要綱取りまとめに向けた素案などを基に議論した。
 権利・義務小委(船田元・委員長)は、「表現の自由」の制限について、規定の乱用を防ぐため「制限は法律による」との内容を要綱に盛り込むことで一致。具体的な制限事項については「青少年の健全育成に悪影響を与える恐れがある場合」などを要綱に例示することにした。「結社の自由」の制限も「犯罪を目的とする結社」に限定する。
 「法の下の平等」を定めた14条に新たに「障害による差別の禁止」も明記。「家庭を守る大切さ」を前文に入れることも打ち出す考え。
(共同通信) - 3月22日20時36分更新

自民憲法起草委:有害情報規制や政教分離原則緩和で合意
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050323k0000m010091000c.html

 自民党新憲法起草委員会は22日、国民の権利と義務に関する小委員会(船田元委員長)を党本部で開いた。「表現の自由」について、すでに制限の対象として挙げていた「青少年に有害な情報・図書の出版、販売」以外にも新たな制限が必要だとの認識で一致。今月末にまとめる要綱案に制限すべき事例を列挙することにした。策定に関しては船田氏に対応を一任した。
 また同小委では、政教分離原則を緩和する際、国や自治体に認める宗教活動の条件としていた「特定の宗教を援助する目的や効果を持たない」との基準を削除することでも合意した。現在の政教分離をめぐる訴訟の判断基準である「目的・効果基準」を盛らないことで、首相の靖国参拝や公金からの玉ぐし料支出を可能にする狙いがある。
【松尾良】

257名無しさん:2005/03/23(水) 01:26:01
典範改正 皇位は「男系男子」 神社本庁が基本姿勢
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050321-00000003-san-pol

 全国約八万社の神社で組織する神社本庁は二十日までに、小泉純一郎首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」が皇位継承のあり方について検討していることを受けて、本庁としての見解を示した「皇室典範改正に関する神社本庁の基本的な姿勢」をまとめた。父方に天皇の血統を持つ「男系男子」による伝統的な皇位継承の重視などを明確にしたもので、十八日付で各都道府県の神社庁に送付した。
 見解は「歴史的に、皇位は男系男子によって継承された」と指摘。政府や有識者会議には「男系男子による継承の歴史的な意義と重みを明確にした上で、将来にわたって安定的に皇統を護持するための具体的な論議がなされるべきだ」と求めている。
 また、天皇、皇族は憲法の基本的人権の「例外」とされることから、男女平等の観点から女性天皇を論じるのは不適切と主張。皇位継承のあり方に関し「海外の例を安易に取り入れることは、国柄の変更をもたらす恐れがある」とした。
(産経新聞) - 3月21日3時7分更新

258とはずがたり:2005/03/28(月) 12:10:53
公費による宗教への支出だ!縁結びの出雲大社のお膝元だし許されるのかね?

合併自治体が“結婚式” 神前で、新松江市
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050327-00000066-kyodo-soci

 島根県内の1市7町村が対等合併し、31日に人口約20万人の新「松江市」が誕生するのを前に27日、松江市内の神社で、自治体同士の“結婚式”が行われた。
 会場は、縁結びで知られる八重垣神社。8人の市町村長や仲人役の澄田信義島根県知事らが神殿に参列。一同が「固めの杯」を交わした後、松浦正敬松江市長が「約5年前から100回以上、お見合いをしてきて、住民の支えで合併がまとまった。財政的にも厳しい船出だが、身を引き締めていきたい」と話した。
 市町村長らは、8種類の材料で長さ8メートルの太巻きを作り、式を見守った約200人に振る舞った。式に来ていた松江市の小学校で英語を教えるニナ・マイさん(25)は、「末広がりで、おめでたい」と、8にちなんだ太巻きづくりを興味深げに見ていた。
(共同通信) - 3月27日17時24分更新

259片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/03/30(水) 09:27:54
やはり作家かな。しかし、自民党だけなら曽野綾子や三浦朱門で一致できるかもしれないが、公・民に受け入れられるかは・・・?
安岡正篤・中村天風(・四元義隆)のような人物って今いるんですかね?

中曽根元首相『天皇は国民統合の中心』
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20050330/mng_____sei_____003.shtml

 自民党新憲法起草委員会の「前文」小委員長を務める中曽根康弘元首相は二十九日までに、本紙のインタビューに応じ、自民党が四月末の取りまとめを目指す改憲試案の前文に、天皇の存在を明記する方向で最終調整していることを明らかにした。具体的には、「天皇は国民統合の中心的存在にある」との表現にしたい意向だ。

 試案の前文については現在、中曽根氏が中心となり、今の憲法で触れられていない日本の文化や歴史、伝統を盛り込む方向で議論が進んでいる。

 中曽根氏は「日本で天皇は歴史的、伝統的権威の保持者で、将軍や首相は機能的、実務的統合を行ってきた」と述べ、歴史、伝統を書き込むためにも天皇の存在を記すのが好ましいとの考えを表明。

 また、前文を格調高い日本語で書くため、著名作家らに執筆依頼することも検討中であることを明らかにした。

 一方、自民党内から他党の合意が得やすい改憲試案にすべきだとの意見が出ていることについては、「自民党は自民党らしい個性あるものをつくるべきだ。最初から妥協を考えてやるべきではない」と述べ、自民党内の主張を全面的に反映させた試案、草案をつくるべきだとの考えを示した。

260杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2005/03/31(木) 19:01:05
そう言えば天皇を元首にと言う改正案は見られるけど、天皇制を真正面から見直した改正案って寡聞にして聞かないのよね。
日本でも天皇に定年制を導入したら、例えば昭和天皇の最晩年の"自粛"ムードが多少は軽減されるのかなぁ。

国王定年制、森保全も規定 ブータン初の成文憲法案
http://www.asahi.com/international/update/0331/007.html
2005年03月31日12時02分

 ヒマラヤ山麓(さんろく)の王国ブータンの憲法起草委員会がこのほど、同国で初めてとなる成文憲法案を発表した。立憲君主制を明記し、国王の在位を65歳までとする「定年制」や、環境保全のために国土の6割は森林として残すことなどを規定している。

 ブータンは1907年に現王朝が支配を確立、絶対王制を敷いた。現在のワンチュク国王(49)が、議会に国王権限を一部委譲するなど改革を進めてきた。成文憲法はなく、国王の指示で、01年から司法、宗教、産業界などの代表で組織する起草委員会が草案づくりを進めていた。

 第1章で主権在民をうたい、政体は民主的な立憲君主制と明記した。

 国王が即位できるのは21歳からで、65歳で退位するとしている。男性の後継者がいない場合は女王も認めている。国王が憲法に背く行いをした時は、議会の4分の3、国民投票の過半数の支持で国王の「解任」もできる。

 「環境」に関する独立した章(第5章)を設け、「政府は、国家の天然資源を守り、脆弱(ぜいじゃく)な山岳生態系の悪化を防ぐため、国土の最低60%が森林に覆われていることを保証する」と規定。環境保護法制も「予防原則」に基づいたものにするとしている。

 予防原則は環境への悪影響が科学的に十分証明されていなくても、予防的に化学物質の使用を制限したり、開発行為をやめたりするという考え方で、先進国でも採り入れている国は少ない。

 政府はこの憲法草案を全国民に配布し、じっくり読んでもらったうえで、今年末に議会で制定の可否を決める予定だ。国王は、議会で可決されれば、憲法の成立を認めるとしている。

 ブータンは人口約234万人(国連推計)の仏教国。昨年、世界で初めて国として全面禁煙を実施して話題になった。

[My HP] http://politics.mtcedar.com/

261片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/04/01(金) 00:20:02
>>260
改正案というのではないですが、今日本屋に行ったら、下のような本がありました。
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/2/0244300.html
『「萬世一系」の研究――「皇室典範的なるもの」への視座――』(奥平康弘)

この先生ははっきり共和制言ってますね。
でも、本来天皇制廃止論者であっても、自民党政権が続くうちは、改憲食いとめに専念する傾向があるだろうし、政権が変わっても・・・。
「天皇制廃止」の主張がタブーになってるところに問題があるのかもしれませんが。はてさて。
共産党なんかは、今は本音でどう思ってるんでしょうね。

262とはずがたり:2005/05/01(日) 09:36:00
「9条の会徳島」設立へ 準備会立ち上げ
http://mytown.asahi.com/tokushima/news02.asp?kiji=4920

 評論家の加藤周一さんや作家の大江健三郎さんらが昨年つくった「9条の会」に呼応し、5月3日の憲法記念日に全県規模の「9条の会徳島(仮称)」の設立準備会ができる。故三木武夫・元首相の妻睦子さんや大田正・前知事らが呼びかけ人に名を連ねる。県民からできるだけ多く賛同の署名を集め、憲法公布59周年の11月3日に設立する予定だ。

 この会は、護憲運動を進めてきた県内の関係者が中心となって、今年1月から準備を進めてきた。乾晴美・元参院議員、カヌーイストで作家の野田知佑さん、阿南市の郷土史家、湯浅良幸さんらも呼びかけ人に加わっている。

 当日は設立準備会の発足に合わせて午後1時半〜4時、徳島市藍場町2丁目の県郷土文化会館で、「9条の会」を立ち上げた1人、憲法学者奥平康弘さんの講演会がある。また、設立に向けて憲法9条を守るための署名集めのほか、憲法を知ってもらうための講演会の開催を検討する。

 県内ではこれまで、池田町、阿波市、藍住町で9条の会が発足。また、徳島市の「とくしま生協」などの団体が同会をつくっている。しかし、県内全域をカバーするような組織はなかった。

 準備を進めているメンバーの一人、農協労連の河村洋二書記長は「全県での運動を盛り上げたい。将来、国民投票が実施されることを考えて、憲法9条を守るために県民の過半数の署名を集めたい」と話している。

(4/28)

263名無しさん:2005/05/04(水) 21:56:50
憲法改正:
「改正すべき」が6割−−毎日新聞世論調査
http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2005/04/20/20050420ddm005010060000c.html

 毎日新聞が全国世論調査(電話、16、17日実施)で憲法改正について尋ねたところ、「改正すべきだ」と答えた人は60%、「改正すべきでない」は30%だった。改正賛成派に憲法9条について聞いたところ、戦争放棄を規定した「1項」を堅持し、戦力不保持をうたう「2項」の変更を求める回答がいずれも約6割で、15日決定した衆院憲法調査会の最終報告書と共通する傾向を示した。

 昨年4月に実施した同じ方式での調査には「改正すべきだ」が59%、「改正すべきでない」は31%。いずれも前回調査と、ほぼ同傾向を示した。

 調査結果を支持政党別で見ると、「改正すべきだ」が最も多いのは自民党支持層の73%。続いて民主党64%、公明党63%と続き「支持政党なし」は57%だった。民主党は昨年4月調査から9ポイント増えた。年代別では「改正すべきだ」が最多なのは30代(62%)、最も少ないのが20代(56%)。【宮下正己】

………………………………………………………………………………………………………
 ◇世論調査の質問と回答

 ◆憲法を改正すべきだと思いますか、思いませんか。

         全体 男性 女性
改正すべきだ   60 63 57
改正すべきでない 30 30 30

◇<「改正すべきだ」と答えた方に>憲法9条1項は「戦争の放棄」を定めています。変更する必要はあると思いますか、思いませんか。

変更すべきだ   37 49 27
変更すべきでない 60 51 69

◇<「改正すべきだ」と答えた方に>9条2項は「陸海空軍その他の戦力を保持しない」などと定めています。変更する必要はあると思いますか、思いませんか。

変更すべきだ   58 73 45
変更すべきでない 37 26 48

 (注)数字は%、小数点以下を四捨五入。無回答は省略。

264名無しさん:2005/05/04(水) 21:57:23
憲法「自衛隊規定を」7割、9条改正反対51%
2005年05月03日01時36分
http://www.asahi.com/politics/update/0503/002.html

 3日の憲法記念日を前に、朝日新聞社は日本国憲法について全国世論調査を実施した。憲法全体をみて「改正する必要がある」と答えた人は56%で、04年の前回調査の53%より増えた。「改正する必要はない」は33%(前回35%)だった。自衛隊を巡っては、「存在を明記」と「普通の軍隊とする」を合わせ、憲法改正による位置づけを求める意見が7割に達した。ただ、9条をどうするかについて聞くと「変えない方がよい」(51%)が半数を超える。自衛隊と憲法の整合性を求める半面、平和主義は堅持したい意識がうかがえる。一方、先月、最終報告書をまとめた国会の憲法調査会については「知らない」が71%にのぼった。

 調査は4月24、25の両日、全国の有権者3千人を対象に面接方式で実施した。

 憲法改正について同じ質問を重ねてきた97年以降をみると、「必要がある」は46%(97年)→47%(01年)→53%(04年)→56%(今回)と増えている。これに対し、「必要はない」は39%→36%→35%→33%と減少の一途だ。

 この間、国会では改憲に肯定的な自民党と民主党による二大政党化が進んだ。自衛隊の海外活動の範囲も広がった。こうした政治状況の変化も、改憲意識が広がる背景にあると見られる。

 憲法と自衛隊の関係では「自衛隊は今のままでよいが、憲法を改正して存在を明記」が58%で最多。「普通の軍隊とするため改正すべきだ」の12%を合わせると、7割が自衛隊を憲法に位置づけるよう求めていることになる。「政府の解釈や運用で対応してきたので改正の必要はない」は16%、「自衛隊は違憲なので将来は廃止する」は7%だった。

 冷戦さなかの80年調査では、自衛隊を憲法で認めるため憲法を改正するかどうかについて、「賛成」(44%)と「反対」(41%)が拮抗(きっこう)していた。冷戦の終結や9・11テロを経た今回の調査では、国際情勢が変化するなかで活動の幅を広げた自衛隊の実態と、9条で「戦力不保持」を掲げる憲法との乖離(かいり)を解消したいという気分が一層、強まっているようだ。

 ところが、9条自体の改正の賛否を問うと、「変える方がよい」は36%で、「変えない方がよい」が過半数を占める。「自衛隊の存在を明記」という人でさえ賛否が4割台で並ぶ。

 一方、憲法改正の問題に「関心がある」と答えた人は、「大いに」(14%)、「ある程度」(51%)を合わせて65%。愛国心が「大いに」(24%)、「ある程度」(56%)あると答えた8割の人では、関心は71%にのぼる。

 ただ、衆参の憲法調査会のことを「知っている」と答えた人は全体で27%止まり。報告書の内容まで知っている人は3%しかいない。憲法改正の問題に関心のある人でも、調査会を「知っている」人は35%だ。

 憲法改正を「差し迫った問題」とみる人は30%。いま、政治家に取り組んでほしいテーマで憲法改正を挙げる人は7%にとどまる。憲法改正への関心はそれなりにあり、改憲も容認はするが、議論が盛り上がる「永田町」ほど改憲に熱意をもっているわけではない。そんな国民の姿が浮かぶ。

265名無しさん:2005/05/04(水) 21:57:49
9条改正48%、維持33%
本紙憲法世論調査
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20050503/mng_____sya_____000.shtml

 日本国憲法は3日で施行から丸58年。国会などで憲法論議が進む中、中日新聞は憲法に関する全国電話世論調査を実施した。戦争放棄と戦力不保持を定めた焦点の9条について、改正を容認する人は回答者全体の48%、改正を認めない人は同33%だった。衆院憲法調査会は最終報告書で9条改正の方向を明確に打ち出したが、回答者の3分の1が9条維持の姿勢を示しており、世論と乖離(かいり)が生じている。

 調査は4月16、17両日に実施。無作為で抽出した全国の有権者を対象に電話による聞き取りを行い、1014人から回答を得た(小数点以下は切り捨て)。

 憲法に何らかの改正が必要かどうかを聞いたところ「必要がある」「どちらかといえば必要がある」の改正容認は69%。「必要はない」「どちらかといえば必要ない」の改正反対は20%だった。

 憲法改正容認の人にどこを改正するかを聞いた質問では、「9条を含むいくつかの条文を改正する」が45%で最多。次いで「9条以外の条文を改正する」20%、「全面的に改正する」18%、「9条だけを改正する」7%の順。

 この中で9条以外を改正すべきだと答えた人は、回答者全体の割合でみると、13%になり、憲法改正自体に反対する人と合わせると、9条維持は回答者全体の33%。逆に9条改正容認は全体の48%となった。

 9条改正容認の人に対し、自衛隊の存在を憲法に明記することへの賛否を聞いたところ、肯定の回答は84%。明記の仕方では「自衛隊として明記」が、「自衛軍、国防軍などとして明記」を上回った。

 憲法を改正するか、しないかの結論をいつごろまでに出すべきかを聞いた質問では「2年から3年の間」が最も多く、「1年以内」を合わせると、回答者全体の56%が3年以内での結論を求めた。

 将来、仮に憲法改正の国民投票が実施された場合、投票に行くかどうかを聞くと、「投票に行く」「おそらく投票に行く」と答えた人は、全体の9割に達した。

266名無しさん:2005/05/04(水) 21:58:50
>>263-265のまとめ。

【毎日新聞】
http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2005/04/20/20050420ddm005010060000c.html

憲法全体   改正賛成 60%、改正反対 30%
9条1項   改正賛成 37%、改正反対 60%
9条2項   改正賛成 58%、改正反対 37%

【朝日新聞】
http://www.asahi.com/politics/update/0503/002.html

憲法全体   改正賛成 56%、改正反対 33%
9条     改正賛成 36%、改正反対 51%

【中日新聞】
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20050503/mng_____sya_____000.shtml

憲法全体   改正賛成 69%、改正反対 20%
9条     改正賛成 48%、改正反対 33%

267とはずがたり:2005/05/08(日) 12:20:05
俺も同意同感です。
持論としては一旦弟に譲位して,今上天皇を皇太子に立太子すれば良かったではないか。もっと日本人が戦争責任について考える契機になっただろうし

天皇退位した方がよかった 歴史認識問題で菅氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050508-00000025-kyodo-pol

 民主党の菅直人前代表は8日午前、フジテレビの報道番組で、日中間の歴史認識問題に関連し「戦争をした責任を、日本人がどう判断するかが問われている」と指摘、日本人自身による戦争責任の明確化が不十分だったとの考えを強調した。
 その上で昭和天皇の責任に関し「(敗戦時に)天皇陛下は退位した方がよかった。明治憲法下で基本的には天皇機関説的に動いていたから、直接的な政治責任はない。しかし象徴的にはある。政治的にも象徴的にも、ひとつのけじめをつけるべきだった」と述べた。
(共同通信) - 5月8日10時49分更新

268ホントは…支持@南の国から:2005/05/13(金) 17:23:07
私自身は,昭和の日を作りたいなら「8月15日」だと思うのですが。

民主の4議員ボタン押さず 改正祝日法の参院採決
 参院本会議で13日午前に行われた祝日法改正案の採決で、賛成方針を決めていた民主党の4議員が、議場内にはいたものの投票ボタンを押さなかった。
 このうち広中和歌子氏は「昭和天皇の誕生日である4月29日は植物を愛した陛下のイメージから考えても『みどりの日』のままが良かったのではないか」と指摘。広野ただし氏は「昭和天皇への思いは人一倍あるが、国民の祝日についてのルールづくりがされていない」と、棄権の理由を説明した。
 このほか投票に加わらなかった同党議員は那谷屋正義、松岡徹両氏。

269名無しさん:2005/05/14(土) 00:01:29
>>268
 私は、「昭和の日」を創るのは賛成で、創るならば4月29日以外に考えられないと思います。
 前者の理由は、昭和時代を顧みることは、大変意義深いことだと考えるからです。「昭和の日」の趣旨は、「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす。」ということです。ここで重要なのは、法律の趣旨が「昭和天皇を偲ぶこと」ではなくて、「昭和時代を顧みること」だという点です。昭和時代は、政治的には自由主義・民主主義の喪失と復活・発展、帝国主義・軍国主義の破綻と平和国家の確立、経済的には戦争による貧困と復興、高度経済成長など、現在の日本の骨格が形成されました。主権者である国民が、それぞれの立場から、この歴史的教訓に富んだ「昭和時代」を振り返り、国の在り方を考えるというのは、大変意義深いことだと思います。私はそれ故に賛成するのであり、民主党や公明党も賛成したのだと思います。
 後者の理由は、昭和天皇の誕生日が、昭和時代一般を記念する日に相応しいと考えるからです。国民一人一人がそれぞれの立場で昭和時代を顧みるわけですから、顧みることは、昭和天皇や戦争と平和の問題はもちろんのこと、高度経済成長期でも、バブルへの反省でも、果ては美空ひばりや坂本九でも、要は何でもいいわけです。例えば8月15日の場合、戦争と平和という特定の争点に絞られてしまいますが、それだけが昭和ではありません。4月29日の場合、その日が昭和天皇に由来するのは紛れもない事実ですが、天皇裕仁の在位期間=昭和時代であり、戦前の「天長節」、戦後の「天皇誕生日」と常に祝日だったのですから、昭和時代を記念する日に一番馴染むのではないかと考えます。なお、昭和の始まり=大正天皇崩御の翌日、昭和の終わり=昭和天皇崩御の当日ですから、あえてそんな日を選ぶことはないでしょう。
 「昭和の日」に反対する人たちは、これを「昭和天皇の誕生日」=「昭和天皇を偲ぶことを強制する日」と考えているようです。確かに、推進者の中には昭和天皇への追慕を主張する人間もいました。しかし、条文を素直に読めば、そんなことはどこにも書いていない訳でして、論拠に乏しいものだと思います。
 さて、昭和時代が現代日本の原点ならば、明治時代は近代日本の原点です。明治時代には、明治維新、文明開化、近代憲法制定、産業革命という正の側面や、帝国主義という負の側面など、いろんな意味で近代国家日本が形成されました。従って、個人的には、そのような明治時代を顧みる「明治の日」があってもいいのではないかと思っています。
○ 祝日法第一条
 自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞつて祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを「国民の祝日」と名づける。

270水泡 まつ太朗:2005/05/14(土) 00:44:23
 特定の元号崇拝強制だけで十分祝日法違反なんですけど。「グレゴリオ暦の日」
「ユリウス暦の日」も制定します?

271名無しさん:2005/05/14(土) 01:44:11
>>270
祝日法違反?何条に?

272片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/05/14(土) 13:19:08
すいません、トンデモ脳内作文を垂れ流させてください。

私は、天皇誕生日はあほらしいと思っているので、消極的反対ですが、成立したんだからどうでもいいと思っています。
別に(昭和)天皇誕生日だからといって、昭和天皇に思いを致すこともしていませんでしたし、今後もそうです。
崇拝を強制されているつもりもないので、崇拝する気もないし、崇拝を強制された気にもなりません。
昭和天皇の誕生日を祝わなければいけないと法律で定められてると思っており、それがイヤだという人にとっては、確かに気持ち悪いかもしれない。それはご愁傷様です。
しかし、確かに、嫌いな人の誕生日を祝うのはイヤだということはわかるが、まぁ天皇ということで、戦争の責任を引っかぶってもおかしくない立場ということを括弧のなかに入れて考えて、さらに天皇の名のもとに強権的な行政運営がなされてきたことを括弧に入れて、まぁ一応象徴なんだから(あるいは象徴だったんだから)形式上、その在位期間を象徴させて記念させてもまぁいいかと、私は思います。
その意味では、私が積極反対するとすれば共和制を提唱するときか。世間一般の天皇なんとなく嫌い系の人も、天皇制反対ってなふうに受け取られるのを嫌がって、昭和の日大反対論を打ててないと思いますね。
なかなか巧妙な法案でした。

その一方で、確かに昭和時代というものがあり、その記念日を作らなければいけないとしたら、昭和天皇の誕生日が365中の1としてはその記念日としてふさわしいかもしれません。
8月15日というのは、「戦後の日」みたいな感じですが、違和感があります。

まぁ、そもそもは、昭和時代のなかでの連続性を強調したい人たちの意向が核となった法案ではありましょう・・・。
記念日ができて、昭和時代を検証する中で、断絶してるねーという結論に至ってもいいですけど・・・。

なお、祝日法違反というのはおかしくて、あるとすれば憲法違反ですけど、憲法自体がそういう憲法なので、違反とするのは難しいのでは。
まっこうから、昭和の日廃止を叫びましょう。いや、実際、いつか廃止されるでしょうかね?

なんかわけがわかりませんがとりあえず。

273とはずがたり:2005/05/14(土) 19:37:26
個人的には昭和の日は8月15日というのがとても良さそうな気がします。
戦前の軍国主義への反省や戦後の高度成長の起点など昭和の日を忍ぶのにこれ程いい日は無いように思えます。お盆を休日にも出来ますし。
条文に書いてないから「昭和天皇の誕生日」=「昭和天皇を偲ぶことを強制する日」ではないと云うのもなんだかただのリクツな感じがしますし,俺なんか天皇誕生日であるから必然的に昭和天皇に思いを致さざるをえません。

更に何も五月の初めにGWを作って日本人が同時に大挙して海外出かけて行かなくてもいいのにと思わざるを得ません。丁度中国も1週間の休みみたいですし,中国の所得が上昇するに連れこれから5月の上旬の観光地がもっと無意味に混雑する事になりましょう。もっと休みが分散されることを望みます。また折角4月から始まった新生活がGWを境に5月病が発生,大学生は誰も授業に来なくなると,弊害多発。一方で5月の連休が終わると7月20日迄長い長い祝日の無い期間が続きます。
昭和の日は5月の2某日,子供の日は6月5日,憲法記念日は6月3日と全部1ヶ月ずらしたら如何?
とは総研ではハッピーマンデーならぬハッピージューンを提唱します。

275水泡 まつ太朗:2005/05/14(土) 22:10:05
 憲法記念日は「施行の日」って事で5月3日固定が妥当と思われますが、子供の
日6月5日はプロテスタントのキリスト教会で「花の日・子供の日」として祝われ
ているので一定の根拠はあるかと。ま、プロテスタント関連の日を祝日にするのは
信教の自由に照らして議論はありますが・・・。
 それと「連合」が要求するようにメーデーを祝日にすれば4月30日と5月2日
が休みに。(^^;)
 個人的には土曜の振替休日が無いので金曜を休みにして頂きたく存知ます。

276269:2005/05/14(土) 23:43:17
>>270-275
 祝日法1条の規定は、「国民の祝日」を「国民こぞつて祝い、感謝し、又は記念する日」と規定しています。つまり、一口に「国民の祝日」と言っても、①祝う日、②感謝する日、③記念する日の3種類があるというのがその解釈です。そして、「昭和の日」は、、「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす。」日ですから、このうち③記念する日に当たります。従って、昭和天皇の誕生日を祝うことを強制するものではあり得ません。昭和天皇を崇拝したい人は勝手に崇拝すればいいし、昭和天皇の戦争責任を追及したい人は勝手に追及すればいい。勿論、天皇と関係なく、昭和史一般を思い浮かべても、昭和時代の経済社会発展を思い浮かべてもいいわけです。そのための「昭和の日」なのですから。片言丸さんの「なかなか巧妙な法案」というのは、消極的賛成派や(片言丸さんご自身のような)消極的反対派にとって、まさに言いえて妙かもしれませんね。
 ただ、そのような趣旨が、海外において正しく理解されているとは言いがたいかもしれません。提案者の国会答弁は、しっかり説明しているのですけどね。まあ、例に挙がっているのは、米国の中でも最左派のワシントン・ポスト紙ですから、気にしなくてもいいかもしれません。それに、あくまで内政問題なのだから、堂々と立場を主張すればよいかと。
 ゴールデンウィークについては、立場によって多様な考え方があるでしょう。一社会人としては、メリハリが効いていてよいと思います。従って、5月1日を「労働者の日」等の祝日とすることは、賛成です。ちなみに、今回の改正法では、3日又は4日が日曜日となるときに6日が振替休日になる程度で、常にGWが長くなる訳ではありません。
 ハッピーマンデーは、個人的には、祝日の根拠を曖昧にするので、反対です。ハッピージューンは尚更です。それならば、6月に祝日を設けるのが本筋だと思います。確か6月5日が「環境の日」だったと思います。「みどりの日」と併せて自然や環境に感謝し、大切にする社会にする、という大義名分もありますし。

277とはずがたり:2005/05/14(土) 23:59:45

ハッピージューンを提唱しといてなんですけど俺も原理原則論としてハッピーマンデーには反対ですね。

> ハッピーマンデーは、個人的には、祝日の根拠を曖昧にするので、反対です。

278水泡 まつ太朗:2005/05/15(日) 01:38:14
 6月の祝日第1候補は「時の記念日」(6月10日)らしいのですが、中々
実現しませんねぇ・・・。残念。orz
 オイラもハッピーマンデーには異義ありでつね。特に体育の日(東京オリン
ピック開催記念日)を対象にしてしまったのは愚考と考えてます。それより
振替休日増やして・・・。

279片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/05/15(日) 12:35:48
>>276
>「昭和の日」は、「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす。」日ですから、このうち③記念する日に当たります。

公式的にこうなんですね。行政官はさすがだな。しかし、立法者の一部(笑)は「祝い」でしょう。だいたい「祝日」だから。それはそうとられてもしょうがないと思います。そういう意味では、>>274も間違いでもない。
でも、私は、前の天皇の誕生日を寿ぐのはやはり理解できないし、そういう要素が見え隠れしているのはあまり好きではありません。

ところで、4月28日は、サンフランシスコ平和条約発効の日であり、こちらのほうが、新日本建国にふさわしい記念日だと私は思います。妙に近接してますが。

「昭和」をどう考えるかは自由なのは当然ですが、考えないのは違法ですかね(笑)。やはり、こぞつて考えないといけないか。

280片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/05/15(日) 12:53:31
↑文の整序間違えました・・・。どうも読みにくいですね。ところで、5月15日は沖縄復帰日。

281269:2005/05/15(日) 14:09:36
>>279-280
 「昭和の日」の是非は、皆さん信念を持って論じているわけですから、どこまで行っても平行線になりそうですね。
 4月28日の件は、読売新聞が社説で提案していましたね。「独立記念日」でも「主権回復記念日」でもいいですが、私も賛成です。その日と「昭和の日」「憲法記念日」とを併せて、新生日本の在り方を考えるということでどうでしょうか。また、労働政策の観点から、5月1日の祝日化(4月30日と5月2日の休日化を含む)と相まって黄金週間を強化するのも一考に値するかと。
 ちなみに、ハッピーマンデー廃止の代わりに、土曜日が祝日となった場合に金曜日を振替休日とすべきだと思います。

282とはずがたり:2005/05/28(土) 00:24:11
井上ひさしはもっとも好きな作家の一人なんですが,意見を呈させていただく。公務員が守るべきは国民の意思で作られた憲法に従うことであって,憲法を変えさせないと云う意味ではない。まぁわかっちゃいるでしょうけど。

鎌倉・九条の会 市長と議論かみ合わず
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news01.asp?kiji=6847

  会談は予定の倍、1時間に及んだが議論は全くかみ合わなかった――。作家井上ひさしさん、経済評論家の内橋克人さんが26日、鎌倉市の石渡徳一市長と面談し、「鎌倉・九条の会」発足記念講演会について、同市が後援すると決定しながら取り消したことに抗議し、取り消しの撤回を求めた。しかし平行線のまま、憲法に対する両者の考え方の違いを際だたせる結果になった。
(山元一郎)

 会談は市役所で非公開で行われた。予想外の長さになったが、部屋を出てきた井上さん、内橋さんの表情は硬いままで、近くの鎌倉商工会議所での記者会見に向かった。

  井上さんは「市長はしきりに『中立、中立』と強調した。しかし、公務員は採用の際に憲法を守ることを宣誓する。全力で憲法を守ることが中立だ」と述べた。

  また内橋さんは「後援を取り消した経緯は不明確のままでした。現行憲法については、戦前戦中の反省に立って、権力者がこれを守る、(権力者を)縛るものだという認識を市長はお持ちでない。基本的な話で終始した」と完全にすれ違った議論だったという。

  その後で、市役所内で石渡市長がメモを手にしながら会見した。「九条の会についての認識が不足していた。『改憲のくわだてをはばむ』性格の会と分かり、市の中立性、公正性のために後援を取り消した」と説明した。

  さらに取り消しの不手際をわびた後で、「名義後援の取り扱いの見直しに着手した。課長、部長決裁でなく市長が決裁する」と述べた。

  双方とも今後、会談を続ける考えがないことを明らかにした。同会は予定通り6月10日に記念講演会を鎌倉芸術館で開く。定員1500人に現在約千人の申し込みがあるという。
(5/27)

283名無しさん:2005/05/29(日) 01:22:07
>>282
同じニュースでもメディアの伝え方で受け取る側のイメージ大きく変わりますね。

「九条の会」鎌倉市に抗議へ
以前にもメンバーの後援取り消し
http://www.sankei.co.jp/edit/kenban/kanagawa/html/kiji03.html

 憲法九条の改正阻止を目的とする「鎌倉・九条の会」が六月に開催予定の発足記念講演会をめぐり、鎌倉市教委がいったん承認した後援を同市の「後援取り扱い指針」に照らし取り消した。これを不服として同会呼び掛け人の作家、井上ひさしさんらが二十六日、石渡徳一市長に取り消しの理由などの説明を求める。市の後援除外規定「宗教性または政治性を含むもの」に抵触するこの講演会。一連の行動に「井上さんは無関係。また裏であの人たちが…」との声も聞こえている。

 同会が市教委に講演会の後援を申請したのは三月十六日。市教委は二十九日、「勉強会」として承認したが、四月中旬に市民から「市が政治運動を支援するのは行き過ぎ」と抗議があり、担当部が会発行のアピール文や資料などを調査。その結果、講演会は政治活動と判断され、四月二十八日に後援取り消しが決まった。これに対し、同会事務局の大橋圭介渉外担当ら五人が「納得いかない」と抗議していた。

 ところがこの五人の中に、平成十四年三月に鎌倉市とは無関係の団体が市職員組合名義で市役所講堂や会議室の使用許可を受け、不正使用しようとして許可を撤回された当時の代表ら二人の名が。二人は同時期、共産党市議団とともに教育委員の選考に圧力をかけたことも判明。さらにこの団体は同年十一月、市教委の後援で計二十回の講座を開催したが政治活動と判断され、二回目から後援を取り消されるなど「申請内容と実際があまりにも違いすぎる活動」との指摘を受ける“常習犯”でもあった。

 今回の行動について、大橋渉外担当は「取り消し理由があいまいなので説明を聞きに行く。講演会を平穏に終わらせたい」と話した。

284とはずがたり:2005/05/31(火) 23:39:32
女が継いだ途端に万世一系もクソもなくなるぞ。ヨーロッパとは仕組みが違うんだから長子相続など導入せんで呉れよな。
右翼はちゃんとその辺に反対してるのかねぇ?じゃなかったらただでさえ存在意義のない奴らはほんとに何の役にも立たないって事になるぞ・・。
しかし伏見宮系統に移ったとしても現皇統から分かれてはや400年以上(500年?)たってるしね。
まだ5摂家筆頭にして江戸中期から皇室の直系の血を引いてる近衛家辺りから持ってきた方がいいやろね。以後近衛朝日本?!
結局「いずれの方策をとっても、天皇制の存続は難しい問題をはらんでいる」なぁ。。皇統が絶えたところで日本共和国かね?

女性天皇に4氏が賛否…皇室典範に関する有識者会議 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/politics/story.html?q=31yomiuri20050531ia23&amp;cat=35

 「皇室典範に関する有識者会議」(小泉首相の私的諮問機関、吉川弘之座長)は31日、第6回会議を都内で開き、国学院大の大原康男教授、静岡福祉大の高橋紘教授、高崎経済大の八木秀次・助教授、流通経済大の横田耕一教授の4人から意見を聞いた。女性天皇については賛否両論が出た。

 大原氏は「男系主義の歴史的重みは大きい」と指摘し、八木氏も「過去にも皇統断絶の危機はあったが、皇統が女系に移ることは厳しく排除した」と語るなど、女性天皇について慎重論を展開した。両氏は、現在は認められていない皇族の養子制度の導入や、旧皇族の皇籍復帰などにより、男系による皇位継承を維持すべきだと主張した。

 これに対し、高橋氏は「象徴天皇にふさわしい皇位継承を考えるべきだ。天皇や皇太子に子供が生まれた瞬間から、男女に関係なく、『将来の天皇はこの方だ』と思える親近感が大事だ」と述べ、女性天皇を認めたうえで、男女を問わず出生順で皇位継承順位を決める「長子優先案」を唱えた。

 横田氏は「いずれの方策をとっても、天皇制の存続は難しい問題をはらんでいる」と語った。同会議は次回の8日も、別の識者4人に意見を聞く予定だ。

[ 2005年5月31日22時23分 ]

286天皇市長:2005/06/24(金) 02:01:00
 そもそも、神主の親分が元首というのは、神政一致の時代の事で、
  科学の時代にふさわしいのかな。  
  
  継体・欽明天皇で一度、皇統も切れている。
  いつまでも責任を取らないような天皇の世襲を認めるのもおかしい。
  誰か、天皇制で甘い汁を吸えるとか、貴族のような特権を得たいと思っている
  のかもしれない。
  天皇制は、あくまでも国の独立の「象徴」である。
  
  「天皇市」を創設して、そこの市長が任期満了すると、天皇になるという
  のが良い。
   別に石原慎太郎を天皇にすると言っているわけではない。。。

287名無しさん:2005/06/28(火) 23:21:18
衆院憲法調査会 常任委格上げへ 今国会中 国民投票法案に限定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050619-00000002-san-pol

 自民、公明、民主の三党は、国会の会期が八月十三日まで延長されたことを受け、衆院憲法調査会を憲法改正手続きに必要な国民投票法案に限って審議する常任委員会「憲法調査委員会」に衣替えし、今国会中に設置することで基本合意した。今月末に衆院議院運営委員会で正式提案、設置に必要な国会法改正を行う方針。憲法改正に関連する法案を審議する委員会がこれまでなかっただけに、新たな常任委の設置で憲法論議に弾みがつきそうだ。 
 「ポスト憲法調査会」の議論は、郵政民営化関連法案審議のあおりで、憲法改正の方向性を打ち出した、四月中旬の同調査会最終報告以降停滞していた。このため、衆院議運委は十八日までに与野党間で非公式折衝を重ねていた。
 この中で民主党側は、現調査会を議案提出権のある「憲法調査委員会」に格上げし、当面は国民投票法案に限って審議するとした与党案に対し、「国民投票法案限定が担保されるならば基本的に合意できる」と回答。ただ、参院民主党が「ポスト憲法調査会」に国民投票法案の審議権を付与することに慎重姿勢をみせており、衆院側が先行して国会法改正案を提出する案が有力だ。
 国民投票法の与党案は、国民投票に関するキャンペーンで公職選挙法並みの厳しいメディア規制を設けている。これに対し民主党試案は「改正には国民運動が不可欠。規制は必要最小限にとどめるべきだ」と主張。規制を投票事務関係者の選挙運動制限と選挙管理委員会職員らの選挙運動禁止に限定している。
 与党側は「民主党とゼロから協議する」(自民党筋)方針で、メディア規制の削除には応じる構えだ。ただ、投票者の範囲については、二十歳以上とする与党側に対し、民主党側は十八歳以上としているため、調整は難航しそうだ。
(産経新聞) - 6月19日3時5分更新

288名無しさん:2005/06/28(火) 23:22:07
結局、参院民主党で常任委移行に反対していたのは誰?
衆院側も押し切ったということは岡田代表の意向も働いたということ?

常任委移行案に反対確認 民主、ポスト憲法調査会で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050628-00000201-kyodo-pol

 民主党の憲法調査会(枝野幸男会長)は28日の幹部会で、今年4月に報告書を提出した衆参両院の憲法調査会の後継機関をめぐり、与党側が打診している常任委員会への移行案に反対する方針を確認した。
 枝野会長は会合後、記者団に対し「自民、民主、公明3党の合意に基づき憲法調査会での審議を行うべきだ。常任委員会をつくるというのは話にならない」と述べた。
 与党はこれまで今国会中に国会法を改正し「憲法調査常任委員会」を設置する案を非公式に提示。これに対し民主党側は両院憲法調査会を存続させ、改憲手続きを定める国民投票法案の調査や審議を行うことを主張している。
(共同通信) - 6月28日18時23分更新

290とはずがたり:2005/07/01(金) 13:18:32

対象となる宮家は何人ぐらい居るのかな?

皇位継承、離脱皇族の復帰も検討…有識者会議
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050630-00000014-yom-pol&amp;kz=pol

 小泉首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」(吉川弘之座長)は30日の第8回会合で、安定的な皇位継承策として、これまで議論の中心となってきた女性天皇の是非だけでなく、皇籍離脱した皇族の復帰などによる宮家の創設も検討することを決めた。

 皇室費用の縮小などを図った1947年の皇籍離脱では、昭和天皇の弟である秩父宮、高松宮、三笠宮以外の11宮家が皇族の身分を離れている。

 5、6月に実施した意見聴取で、複数の学者が「離脱した宮家を復帰させ、男系男子の継承を維持すべきだ」と主張したため、今後、より詳しく検討することにした。

 吉川座長は会合後の記者会見で、「継承者を増やす方法は『新たに宮家を設置する』『女系天皇を認める』と両者の組み合わせに大別される。どの制度ならどの程度安定するかの『安定化要因』と、社会に受け入れられるかどうかの『受容化要因』を考慮して、制度を設計したい」と語った。
(読売新聞) - 6月30日23時32分更新

291名無しさん:2005/07/01(金) 22:11:14
定住外国人にも住民投票権 大阪府岸和田市が制定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050630-00000099-kyodo-soci

 地域に密着して暮らす外国人の声を広く取り入れようと、大阪府岸和田市は30日までに、永住外国人以外に、国内在住期間が3年を超える外国人の投票権を認める常設型の住民投票条例を制定した。
 同市は「個別の事例について行われる住民投票とは異なる常設型の住民投票条例で、定住外国人にまで投票を認めている他の自治体のケースを把握していない。極めて珍しいと思う」と説明。外国人の住民投票参加への道を広げた形だ。
 条例は「入管難民法の在留資格をもち、引き続き3年を超えて日本に住所を持つもの」を「定住外国人」と規定。満18歳以上で3カ月以上市内に住む定住外国人を住民投票の有資格者とした。投票権を持つ定住外国人は約1500人。
(共同通信) - 6月30日12時33分更新

292とはずがたり:2005/07/09(土) 13:50:39

議員板の自民党党内政局スレより
急拵えの憲法には色々課題があるのかねぇ。再議決のハードルを2/3じゃなくて3/5にするとかどうなの?もちろん憲法改正が必要だがこれだと288/480議席が必要になる。国民に支持された与党ならクリアできないハードルではない。

803 無党派さん New! 2005/07/09(土) 13:13:22 ID:cFnulP/v
>780
東大や京大の憲法学の教授が素人なのか?
高橋なんかはバリバリの護憲派サヨ教授。長谷部と大石も2ch基準ならサヨ。
ウヨサヨ関係なく現行憲法の2院制には欠陥があるというのは学会の共通認識。

http://www.k3.dion.ne.jp/~keporin/ronten/text/system04.htm
参議院の権限が、第二院としては比較制度的に相当に強い権限を持っている。
つまり、衆議院と参議院とで法律案の議決が異なっている場合、衆議院は再議
決には3分の2以上の多数が必要である。したがって、衆議院の多数を支配し
ている与党・政府は政策の執行に必要な法律を得るためには、参議院の多数派
をもコントロールせざるを得ない。そうすると、両院の構成を異ならせるため
には、参議院の権限を縮小する、つまり憲法を改正しなければならない。しか
し、参議院議員の3分の2の賛成を得ることは、現実論としてかなり難しいだ
ろう。よって、参議院がその権限を自主的に抑制して行使するような憲法習律
の形成が必要となる。
(長谷部恭男・東京大学法学部教授/衆・第153回国会第3回13/11/08)



804 無党派さん New! 2005/07/09(土) 13:14:08 ID:cFnulP/v
>803の続き

http://www.k3.dion.ne.jp/~keporin/ronten/text/system04.htm
議院内閣制の核心的メカニズムは内閣と衆議院の間に設定されており、参議院
には内閣を不信任する権限は与えられていない。しかし、参議院は法律制定に
関して非常に強い権限を与えられている。現状では、与党が参議院で少数派で
ある状況で、衆議院で3分の2を確保することはちょっと考えられないため、
内閣は、衆参両院で多数を形成し得るような政党間の提携を基礎にしなければ
存立が困難である。逆に言えば、参議院には内閣への不信任権はないが、内閣
の重要法案を否決するという形で事実上不信任を行うことが可能である。それ
に対して、内閣は参議院の解散権を持っていないので、日本の議院内閣制は参
議院との関係で機能不全を起こす危険性を持っている。そこで、運用上、参議
院が議院内閣制の正常な機能を阻害しないようにするための方法を考えていく
必要が出てくる。参議院を真に良識の府、理性の府となるように政党規律を緩
和するなどの措置が必要であろうし、自制と引きかえに、別途コントロールの
手段は与えなければならない。
(高橋和之・東京大学教授/衆・第154回国会政治の基本機構のあり方に関する調査小委員会第1回14/02/14)

805 無党派さん New! 2005/07/09(土) 13:15:05 ID:cFnulP/v
>804の続き

http://www.k3.dion.ne.jp/~keporin/ronten/text/system04.htm
衆議院による法案再議決要件を通常多数決に改める立法手続における参議院の
議決権の問題に関しては、現在衆議院による法案再議決要件は3分の2の特別
多数決であるが、通常多数決に改める。したがって、2度目に通常多数決の要
件を備えれば法律として成立するタイプにすべきである。ただし、その場合、
一定の期間は衆議院は再議決権を行使できないようにすべきだろう。
(大石眞・京都大学教授/衆・第154回国会政治の基本機構のあり方に関する調査小委員会第3回14/04/11)

293片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/09(土) 14:10:00
>>292
>高橋なんかはバリバリの護憲派サヨ教授。長谷部と大石も2ch基準ならサヨ。

一応、このへんのは、おかしいということを書いておきます。
感覚で自分と合わない人をある罵倒用語カテゴリーに押し込めようとするのはよくないですね。
この場合、そのもともとの感覚さえもおかしくなってると思うけど。
(大石教授は、むしろ読売に重用されてる「改憲派」の学者で、自民党の改憲案に学者としてかかわることを請われたら引き受けそうな気もしないでもない。現行憲法でも集団的自衛権の行使否認の根拠が必ずしも明らかでないと言ってる。)

ともかく、参議院は、急進的改革に親和的でない人が多くなるような選挙制度になっていますし(それ自体必ずしも悪くないが)、今後の日本ではたぶんその存在感の大きさがより問題になってくることでしょうね。一番問題になるのが衆議院で民主党優位になったときだが、自民党優位でも小泉圧勝選挙の議員が改選されれば内閣の基盤が危うくなること必定だと思います。二年後に自民党が圧勝しない限り問題はきっと顕在化してくるでしょう。

294とはずがたり:2005/07/09(土) 14:35:11
解説感謝です。
2ちゃんでサヨって呼ばれたら大体穏健でまっとうな保守から左の人の事でしょう。
彼らにとっては西村慎吾あたりが「中道」なんでは?w

民主党が衆院で優位となったときですが,とりあえずは公明党と閣外協力と云う感じで行くか,自民党の分裂を画策するしかないでしょうねぇ。いずれにせよ小泉旋風で圧勝したときの自民党参院議員は次の改選で大幅に減ることは必定ですので民主党にとってはそれ程問題ではないのかも。
総選挙でかろうじて政権維持した自民党が参院で負けたらどうなるんだろ。。自公民路線を取るような野党第2第3党はもういないし。まぁ民主党が股裂きになるような政治日程を上程して分裂を画策するんでしょうね。宇野の時,連合参議院と社会党が大勝利した89年の野党が社会党と公明民社で股裂きになってうまく自民党と退治出来無くされたように。

ただ衆参で過半数でないと安定した政権運営が出来ないってのが日本の政権交代を難しくしているちょっとした一因かもしれません。。

295旺盛復古:2005/07/12(火) 07:17:40
  生物学上の定説・・
     暑い季節から1ヶ月以内に受胎すると
     精子が温度変化の影響で、男子が産まれる確率高い。

     皇太子夫妻は、暑いところで励むべき。
  側室の規定を新設・・
     3人まで側室を認めるべき。
        これでイスラム社会にも
        日本は実はイスラムの影響を受けていると言って、
        テロを免れる事が可能に。
     平等原則の例外。
        国内的には、母子家庭や非嫡出子の倫理的応援となる。
        どうせ天皇は、平等原則の例外なのだが、実質的には
        日本人の実存の精神的根拠となる。

296とはずがたり:2005/07/19(火) 21:44:12
「護憲」って難解? 言い換えに腐心の陣営も
2004/07/07
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sougou04/0707ke36890.html

 憲法を守る、という意味の「護憲」。参院選では、自衛隊のイラク派遣に反対する候補らが訴えの中心に据えている。だが、「護憲という言葉が若者に理解されにくい」といった理由から、兵庫や大阪選挙区などでは「護憲」の言葉を避ける候補が少なくない。

 自民党は戦争放棄をうたった九条改正を中心とする「改憲」の立場。これに対し公明党は環境権などを加える「加憲」、民主党は新憲法の制定も選択肢に含めた「創憲」、共産、社民党は「護憲」―だが、憲法を中心に訴える候補には護憲派が多い。

 「若者の心に届かん」「街頭で意味を聞かれる」。兵庫の護憲派の無所属新人の陣営では公示前、議論があった。結局、「憲法をいかす」という表現でポスターなどを印刷した。護憲という言葉が飛び交うのは「内輪の会報だけ」という。

 同じく護憲派の共産現職も、ビラなどに「憲法をまもれ」「改悪に反対」と明記。選対幹部は「護憲という言葉は旧社会党のイメージが強いし分かりにくい」と話す。

 「護憲だけじゃダメ。憲法をとことん活用する『活憲』で」と主張するのは、大阪選挙区に無所属で立候補した元社民党衆院議員の辻元清美候補(44)。

 候補や支援者には慣れ親しんだ「護憲」。しかし、幅広い層への浸透を目指せば、こだわっていられないのが現状のようだ。

297判例調査会:2005/07/24(日) 16:39:25
     平成7年7月5日大法廷決定
     可部則雄裁判官補足意見
  婿養子との間に子がなければ,形式上婚外子がこの家の家系を継ぐ・
  「家」の制度は、血統の維持・承継のために婚外子を尊重するものである。
  嫡出子と非嫡出子との間の相続分についての等差の問題は、「家」の制度
  とは無関係である。
 
  天皇「家」の制度を考える上において、「宮家」の拡大は、天皇軍閥の
  抑制とは逆ではないか。

298朝まで生テレビ:2005/08/06(土) 04:42:13
 近衛家が参謀本部を押し切って、天皇に第2次大戦の開戦を勧めたと
 「朝まで生テレビ」で、旧参謀が話している。
 
 「宮家の拡大」は、楊貴妃・ラスプーチンや御殿女中・茶坊主の暗躍を
  認めることになる。
 
 また、天皇の植樹祭参加などの行幸では、地元の料理人を追い出して、
 宮内庁の料理人が食事を作っている。
 天皇は、毒が怖くて、町のラーメン屋のラーメンは食べられないのか。
 これでは、サウジアラビアの王族と同じでではないのか。

299ダンシングブレーブ:2005/08/09(火) 05:03:46
アブドウラー・ビン・アブドルアジズ新サウジ国王
          ダンシングブレーブの所有者

 初代アブドルアジズ国王は、周辺部族の娘と婚姻関係をもちながら
 支配地域を拡大していったために、43人の息子と20人の娘が
 誕生した。現在では、直系の王子が400人、直系でない王子になると
 7000人を超え、さらに増え続けている。

300女帝マリア・テレジア:2005/08/11(木) 02:44:31
 女帝マリア・テレジアは20年間で16人の子供を産んで、
 ハプスブルグ王家を拡大した。
   シェーンブルン宮殿は権力の象徴。
     他国の王子や皇女との結婚。
     音楽と社交ダンス。食事の作法。
     複雑な家族関係と古いしきたり。
 「幸せなオーストリアよ。戦争は他国に任せ、汝は結婚せよ」
  そして、第一次世界大戦を引き起こして、負けて滅亡した。

301杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2005/08/14(日) 16:18:54
戦争放棄を進言したのがA級戦犯だったと言うのは意外性を超えて皮相的でありますなぁ。

「憲法に戦争放棄を」 元外交官、終戦直後に首相へ書簡
http://www.asahi.com/national/update/0814/OSK200508130084.html
2005年08月14日15時01分

 日本国憲法の制定前の46年1月、後にA級戦犯として終身禁固刑を受けた白鳥敏夫・元駐イタリア大使=服役中に病死=が、9条の原型となる戦争放棄や軍備撤廃を新憲法の条項に盛り込むべきだとする提案をまとめた書簡を、当時の吉田茂外相を通じて幣原喜重郎首相に送っていた。ドキュメンタリー番組制作者鈴木昭典さん(76)が憲法制定にかかわった関係者の証言テープや極東軍事裁判の記録を調査し、一連の経過をまとめた。9条の基になる考えが日米どちらから出たのかについては議論が分かれているが、非軍事国家を目指すことを憲法に明記する構想が、日本側にあったことになる。

 白鳥元大使は外務省内で軍部と近い革新官僚として活躍し、38年にイタリア大使となった。日独伊三国同盟を推進し、衆院議員も務めた。

 手がかりは日本国憲法制定時の憲法担当の国務相だった金森徳次郎氏が、国立国会図書館長時代に残した憲法の制定にかかわった人物の証言を記録した約30時間分のテープの中にあった。金森元国務相自身が白鳥元大使の書簡の存在に触れる発言をしていた。鈴木さんが同図書館憲政資料室にある約800冊に上る「極東国際軍事裁判記録」を調べ、書簡を見つけた。

 書簡は45年12月10日付。原文は英文で書かれており、戦犯の指名を受けて入所した巣鴨拘置所から吉田外相あてに出された。末尾には、検閲のため46年1月20日ごろまでマッカーサー司令部に留め置かれたことが付記されている。

 それによると、「将来この国民をして再び外戦に赴かしめずとの天皇の厳たる確約、如何(いか)なる事態、如何なる政府の下においても(略)国民は兵役に服することを拒むの権利、及び国家資源の如何なる部分をも軍事の目的に充当せざるべきこと等の条項は、新日本根本法典の礎石」になると位置付け、「憲法史上全く新機軸を出すもの」とした。

 そのうえで、「天皇に関する条章と不戦条項とを密接不可離に結びつけ(略)憲法のこの部分をして(略)将来とも修正不能ならしむることに依(よ)りてのみこの国民に恒久平和を保証し得べき」と述べ、戦争放棄の条項を天皇制条項と結びつけることで、天皇制を守ることもできると強調した。

 極東軍事裁判で白鳥元大使の弁護をした広田洋二氏が47年12月に作成した吉田茂の陳述書によると、この書簡は「11月26日白鳥氏が(巣鴨拘置所に)入所する直前私と会見し、新憲法を如何に制定すべきか、(略)戦争放棄の問題等について口頭で意見を述べ、時の幣原首相にも伝達方を申し出たので、書き物にして送(っ)て呉(く)れるやうとの私の要求に基いて書かれたもの」で、「私は白鳥氏の要請を容(い)れ当時首相にも写を一部手交しました」とある。

 戦争放棄を新憲法に盛り込む発想は46年1月24日のマッカーサー・幣原会談で出たとされる。幣原が言い出したとされるが、どちらから出たのか、あるいは合作なのかについては論争があり、決着はついていない。

 1月20日ごろに検閲が解除され、吉田外相を通じてマッカーサーとの会談前の幣原首相に届けられた可能性が高い。

 白鳥元大使の書簡については、広田氏が56年に雑誌「日本週報」に書いているが、研究者の間でもあまり知られていなかった。

       ◇

 鈴木さんの取材成果をまとめた番組「田原総一朗スペシャル戦後60年〜私達は間違っていたのか」は14日午後2時からテレビ朝日系列(関西地区は15日午前1時25分)で放送される。

[My HP] http://politics.mtcedar.com/
      http://mtcedar.txt-nifty.com/

302とはずがたり:2005/09/01(木) 03:22:58
婿取るならそれ以降は皇室にも苗字をつけようぜ。

「男系男子では安定性に懸念」皇室典範有識者会議
http://www.asahi.com/politics/update/0831/006.html
2005年08月31日23時16分

 女性天皇の是非などを検討する「皇室典範に関する有識者会議」は31日、首相官邸内で11回目の会合を開いた。皇統を途絶えさせないための安定性について、「(現行制度の)男系男子では安定性に懸念が残る」という結論を得たという。

 憲法が天皇を「日本国の象徴」などとしている点について、性別によって「象徴」としての資質が異なるかどうかを検討した。「男女差よりも人による差が大きい」「象徴とは、社会心理的なもので定義できない」などの意見が出たという。

 次回以降も皇位継承の安定性について、継承順位や皇族の範囲の観点からも議論を行うという。

 会議後、会見を行った吉川弘之座長は「側室制度が否定され、少子化である今、男系男子では安定性のない状況におかれている」と述べた。

 会議では、7月に開いた前回の会合で論点整理を発表。しかし、重複をのぞくと国民からは電子メールで20通ほどしか反応が寄せられなかった。

 会議は次回から制度設計の議論に入る。吉川座長は改めて年内に結論を出す方針を表明、政府は来年の通常国会での法改正をめざす。

303後白河法皇:2005/09/06(火) 02:21:07
 古くから権力と象徴の委譲装置は、天皇の出家である。
 女性天皇ではない。
 古くから、我が国では、時代の急激な変化に合わせるために
 天皇・皇族の出家と、信頼できる男子への皇位の移転が行われてきた。
 
 不倫で騒がれた船田、娘を天皇にしたい小和田と御用学者達が、
 女性天皇を作ろうとしているようだが、これは全くの間違い。
 
 女性天皇では、国家がめちゃくちゃになってしまう。
 女の強欲と嫉妬は、国の独立の安全装置としての天皇制を崩壊させる。
 
 、

304名無しさん:2005/09/13(火) 22:07:03
まずは秋の臨時国会で来年の通常国会から憲法調査常任委員会の設置、
そこでの国民投票法の制定とスケジュールされるかな。

72%が9条改正に賛成 民主ばらつき、自公に溝
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050912-00000299-kyodo-pol

 衆院選の当選者アンケートによると「全面的な憲法改正に賛成」が46・7%で最も多く、「9条も含めた部分的な改正に賛成」の25・4%が続いた。戦争放棄と戦力の不保持を定めた9条改正派は合計72・1%で圧倒的多数派となった。
 党派別にみると自民党は回答した206人中、133人が全面改正に賛成、54人が9条を含む部分改正に賛成し、「9条以外の部分的な改正に賛成」と「改正反対」は合計わずか7人。
 民主党は30人が全面改正賛成で、9条を含む部分改正賛成は23人。9条以外の部分改正に賛成が18人、改正反対が6人、「どちらとも言えない」も17人おり、ばらついた。公明党は全面改正派は1人もおらず、自民党との立場の違いが明確になった。
 首相の靖国神社参拝について賛成は32・3%で大半が自民党。「現時点での参拝に反対」「反対」は合わせて47・2%で、慎重な対応を求める声が多かった。
(共同通信) - 9月12日20時20分更新

305名無しさん:2005/09/15(木) 00:00:13
>>287-289
6月の時点でも与党案は国民投票法案に限って審議だったのに、この時民主党は反対。
今回賛成に回ったのは岡田代表が辞任を表明したから?

衆院に憲法常任委設置=国民投票法案を審査−与党と民主合意
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050914-00000156-jij-pol

 衆院の与野党は14日午後、議院運営委員会に代わる各派協議会を開き、21日召集される特別国会で、憲法改正手続きを定める国民投票法案を審議するための新たな常任委員会として「憲法委員会」(仮称)を設置することを決めた。与党が提案し、民主党も「基本的に賛成だ」と応じた。共産、社民両党は反対した。
 各派協議会の座長を務める川崎二郎前議運委員長はこの後、記者団に対し、憲法委設置のための国会法改正案を特別国会に提出、早ければ22日の衆院通過を目指す方針を明らかにした。 
 自民党は憲法委の権限を国民投票法案に限って審査権を持つものとし、公明党や民主党に配慮して改憲の発議権は付与しない方針だ。公明党は発議権がないことを確認し、自民党に歩調を合わせた。
 民主党はこれまで、改憲論議に慎重な対応を求めていた参院側の意向を受け、既存の憲法調査会の活用を求めていたが、憲法委の権限を国民投票法案の審査に限ったことから、容認した。
 参院側で与党は憲法改正の発議に必要な3分の2の勢力を確保しておらず、憲法改正が当面の政治日程に上る可能性は少ない。ただ、同勢力を得た衆院側で、憲法委の設置が民主党の同意を得て決まったことは、改憲の流れに弾みを付けることになりそうだ。(了)
(時事通信) - 9月14日20時1分更新

306片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/15(木) 20:20:48
>>305
これ、話が行ったり来たりしてますね。「当面」が問題だった?
選挙で負けて発言力の低下?
前回の話のあと、当面政局に入ってしまってたので、あのまま進んでたら、どう進んでいたのか。
「自民、民主、公明3党の合意に基づき」という枝野発言の合意とはなんだったのかが気になります。

307名無しさん:2005/09/15(木) 21:52:52
あっさり修正。

国民投票法は「特別委」で 与党、公明異論で方針転換
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050915-00000227-kyodo-pol

 自民、公明両党は15日、憲法改正手続きを定める国民投票法案を審議する新たな衆院委員会について、常任委員会とする当初方針を転換、国会法改正を必要としない「憲法調査特別委員会」として、21日召集の特別国会での設置を目指すことで合意した。
 両党は14日の各派協議会で、民主党と常任委の設置を基本合意した。しかし15日の公明党中央幹事会で「(国民投票法案の審議という)限定的な目的ならば特別委が妥当ではないか」(冬柴鉄三幹事長)と異論が噴出。このため特別委への変更を自民党側に国対委員長レベルで申し入れて了承を得た。民主党側には16日の各派協議会で再調整を求める。
(共同通信) - 9月15日20時20分更新

308いなばやま:2005/09/15(木) 21:55:55
公明の独自性ブレーキ早速発揮ですか

309片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/16(金) 13:37:18
与党間でもコンセンサスが取れてなかったってことなんでしょうか。

「国民投票法」特別委で 与党、早くもほころび 公明に異論、方針転換
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050916-00000005-san-pol

 自民、公明両党は十五日、憲法改正手続きを定める国民投票法案を審議するために新設する衆院委員会について、常任委員会とする当初方針を転換し、国会法改正を必要としない「憲法調査特別委員会」として、二十一日召集の特別国会での設置を目指すことで合意した。突然の方針転換に自民党の一部や野党から反発も予想され、憲法や教育基本法など「国のかたち」にかかわる重要課題を棚上げにした自公協力のほころびが早くも露呈した形となった。
 自民党は十四日、衆院議院運営委員会に代わる各派協議会で、憲法調査会を常任委員会に格上げする方針を表明。公明党に異論がなく、民主党も大筋で賛成したため、二十二日の本会議で、常任委員会への格上げに伴う国会法改正案を提出する方針を固めていた。
 ところが、同日夜にこれを聞いた公明党幹部が「寝耳に水だ。公明党は了承していない」と猛反発。十五日午前に開かれた公明党中央幹事会でも「国民投票法案に限定して審議するなら特別委員会にすべきだ」などと異論が噴出した。
 このため、公明党の東順治国対委員長は十五日午後、中川秀直国対委員長らと相次いで接触し、「公明党の事情を考慮してほしい」と再考を要請した。自民党側も今国会では、特別委員会にするとの意向を示した。
 「特別国会を目前に公明党ともめるのは得策ではない」(自民党幹部)との判断に傾いたためだが、自民党内には「憲法改正への道筋を整えるためには常任委員会でなければ意味がない」との意見が根強く、「四月中旬に憲法調査会が最終報告をまとめて以来ずっと議論していたことなのに今さら何を言い出すのか」(自民党中堅)との声も上がっている。
 与党側は、十六日の各派協議会で、民主党など野党に対して事情を説明する方針。民主党側は与党の足並みの乱れを誘うために、あくまでも常任委員会の設置を求める可能性もある。
 自公間の調整不足が生んだ混乱だが、両党間の不信を募らせたことは間違いない。公明党からは「選挙疲れでボーっとしているすき間を突かれた」(党幹部)とのぼやきも漏れた。
(産経新聞) - 9月16日3時5分更新

310名無しさん:2005/09/18(日) 02:48:21
世論調査でも多数を占める現実的な案ですね。>9条2項改憲

憲法9条改正へ党内論議加速=対案示し対決姿勢強化−前原民主党新代表会見
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050917-00000084-jij-pol

 民主党の新代表に選出された前原誠司衆院議員は17日夕、都内のホテルで記者会見し、憲法改正への取り組みに関し「わたしの意見は(戦争放棄の)9条1項はいいが、(戦力不保持の)2項は削除し自衛権を明記することだ。党調査会の論議をスピードアップさせたい」と述べ、9条を含めた改正案策定に向け党内議論を加速させる方針を明らかにした。
 また前原新代表は、国会対応について「党内で意見が合わないことでも先送りせず、われわれならこうするとのスタンスを貫く」と述べ、積極的に対案を提示していく考えを表明。その上で「国会で意見の違うものは対峙(たいじ)していく」と述べ、政府・与党との対決姿勢を強めていく立場を強調した。 
(時事通信) - 9月17日19時1分更新

311片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/20(火) 00:25:21
岡田さんは調整型の性格ゆえか本心からか「集団的自衛権」をぼやかしていましたけど(自分は、結果的に行使容認になると受け止めていましたが)、前原さんは明確に「集団的自衛権」概念に踏み込みそうですね。ちょっと配慮するかもしれませんが。
外交・安保も経済政策の面も、自民党の石破元防衛庁長官に近いのかなあ、と思います。もちろん、細部は異なるでしょうけど。

312名無しさん:2005/09/21(水) 21:31:20
訃報 後藤田正晴さん91歳=元官房長官、副総理・法相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050921-00000018-maip-peo

 中曽根内閣で官房長官、宮沢内閣で副総理・法相などを歴任、引退後も政界の御意見番として発言が注目された後藤田正晴(ごとうだ・まさはる)氏が19日午後8時53分、肺炎のため、東京都文京区の順天堂医院で死去した。91歳。密葬は親族のみで済ませた。お別れの会を東京と徳島で行うが、日程などは未定。自宅は東京都渋谷区広尾4の1の17の506。喪主は妻侑子(ゆうこ)さん。
 1914年、徳島県美郷村(現吉野川市)生まれ。東大法学部卒業後、39年旧内務省入省。69年警察庁長官。退官後の72年、田中角栄首相(当時)に請われて官房副長官(事務)を務めた。74年の参院選で徳島選挙区から立候補して落選。76年から衆院議員(徳島全県区)に7期連続当選。96年に政界を引退した。
 大平内閣で自治相、中曽根内閣で官房長官(通算3期)、初代の総務庁長官、宮沢内閣では副総理・法相を務めた。
 田中元首相の「懐刀」、中曽根康弘元首相の「知恵袋」と呼ばれた。鋭い洞察力や歯にきぬ着せぬ発言から「カミソリ後藤田」の異名をとった。
 一方で、87年のペルシャ湾への掃海艇派遣問題では中曽根首相(当時)に苦言を呈し派遣をやめさせるなど、戦前の体験から自衛隊の海外派遣は「アリの一穴」と懸念し、慎重論を唱え続けるリベラルさも併せ持った。89年のリクルート事件後は政治改革を提唱。宮沢内閣では副総理として衆院選挙制度改革の実現に向け、自民党と内閣の調整役を務めた。宮沢喜一首相の後継総裁選では、党内で出馬を求める声も出たが、高齢などを理由に固辞した。
 政界引退後も危機管理などを中心に、歴代内閣の指南役として活躍。「内閣官房長官」「政治とは何か」などの著作のほか、新聞・雑誌で健筆を振るった。
 最近は、小泉純一郎首相の靖国参拝に批判的な議員でつくる「靖国問題勉強会」の7月の初会合に講師として出席し、「小泉首相に参拝の再考をお願いしたい」などと力説した。
 事務所関係者によると、8月に別の病院で定期検査を受けて肺に影が見つかり、内視鏡検査を受けた後に容体が急変。8月下旬に転院し、面会謝絶の状態が続いていた。
(毎日新聞) - 9月21日17時34分更新

313名無しさん:2005/10/01(土) 21:42:43
国民投票法案提出を見送り 特別国会で自公
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051001-00000007-san-pol

 公明党の東順治国対委員長は三十日、憲法改正手続きのための国民投票法案の特別国会提出を見送ることを明らかにした。衆院憲法調査特別委員会の中山太郎委員長が、東氏に見送り方針を伝えた。自民、公明両党は来年の通常国会での提出、成立を目指す。
 東氏は記者団に「国民投票法案は憲法改正につながる話なので、自民、公明、民主の主要三党できちんとコンセンサス(合意)を作りながら進めていくべきだ」と述べた。また、自民党の中川秀直国対委員長は、三党での合意形成を年内に図る考えを示した。
 自民、公明両党は九月二十一日の幹事長・国対委員長会談で、民主党と協議のうえ、特別国会に同法案を提出することでいったん合意していた。
(産経新聞) - 10月1日2時34分更新

314いなばやま:2005/10/05(水) 22:22:02
<憲法世論調査>9条改正「反対」は62%
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051005-00000009-mai-pol

 毎日新聞は憲法問題について、全国世論調査(面接)を実施した。憲法改正に「賛成」と回答した人は58%で、「反対」の34%を上回った。戦争放棄や戦力の不保持を定めた9条については「変えるべきでない」が62%で、「変えるべきだ」の30%の2倍に達した。衆参両院の憲法調査会や自民、民主、公明各党による論議で国民に改憲への支持が広がる一方で、自民党が重視する9条改正についてはなお慎重な国民意識を示した。
 調査は9月2日から4日まで全国の4550人を対象に実施し、2418人から回答を得た。調査方法が異なるため単純に比較はできないが、昨年4月と今年4月の電話調査では、憲法を「改正すべきだ」が6割程度、「改正すべきでない」が3割で、ほぼ同じ傾向となっている。
 男女別では、男性は改憲派62%、護憲派33%であるのに対し、女性は改憲派54%、護憲派36%だった。世代別では30、40代で改憲派が各65%と最も多く、20〜60代の各年代で5割を超えた。70代以上では賛成44%、反対40%と拮抗(きっこう)している。
 同時に、9条改正について聞いたところ「変えるべきでない」との答えが男性で57%、女性は67%に達した。「変えるべきだ」は、男性が38%、女性は23%にとどまった。世代別では、20代の70%が9条改正に反対したのをはじめ、30、50、70代以上の各世代で6割を超えた。改正賛成派は40代の36%が最高。
 9条改正賛成派にどの部分を変えるべきかを聞いたところ、戦力不保持と交戦権否認を規定した2項だけを「変えるべきだ」と答えた人が50%と最多。戦争放棄を定めた1項と2項の「両方とも」が35%と続き、1項だけを「変えるべきだ」は13%にとどまった。
 憲法96条の規定で、改憲には(1)衆参各院の総議員の3分の2以上の賛成による発議(2)国民投票で過半数の賛成――が必要。今回の衆院選で自民、公明両党は衆院の3分の2を超える327議席を獲得している。【松尾良】
(毎日新聞) - 10月5日3時7分更新

315とはずがたり:2005/10/09(日) 09:00:44
>>312
おお,割とみんな9条堅持なんですねぇ。

316名無しさん:2005/10/10(月) 22:40:14
>>314
毎日新聞は5ヶ月前 >>263 の調査では9条1項、2項を別々に
質問していたのに今回は一括しての質問ですね。

憲法9条改正で意見割れる−JNN世論
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3134687.html

 衆議院の憲法調査特別委員会で憲法改正をめぐる議論がはじまりましたが、焦点となっている憲法9条の改正について、意見が2つに割れていることがJNNの世論調査でわかりました。

 調査は全国の20歳以上の男女を対象に10月8日と9日に行いました。
 まず、衆議院に憲法調査特別委員会が設置されたことを知っている人は50%で全体の半分でした。

 日本国憲法の改正については、「改正すべき」が59%、「改正すべきでない」が32%でした。

 一方、改正論議の焦点である憲法9条については、「改正すべき」と「改正すべきでない」がそれぞれ42%で意見が2つに割れました。

 9条の1項で「戦争と武力行使の放棄」を定めていることについては、「変えるべき」が27%だったのに対し、「変えてはならない」が66%。また、2項で「陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない」と定めていることについては「変えるべき」が38%「変えてはならない」が51%という結果でした。
 小泉内閣に対する支持率ですが、「支持する」が64.3%、「支持しない」が34.8%でした。
(10日10:09) 関連記事へ

317名無しさん:2005/10/17(月) 01:09:23
「軍隊保持」明記、旧民社系議員が独自の憲法草案
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051016-00000103-yom-pol

 民主党の川端達夫・前幹事長ら旧民社党系議員グループがまとめた独自の新憲法草案が15日、明らかになった。

 憲法9条の改正については、戦力不保持をうたった2項を削り、「軍隊を保持する」と明記した。29日、都内で開く同グループの会合で公表する。

 草案は、前文と116条で構成。創設する「軍隊」の役割については、〈1〉国の独立と主権の防衛〈2〉国民の生命、自由、財産を保護〈3〉国の領土を保全〈4〉国際社会の平和に寄与――を明記した。緊急事態への対応に関しては、首相が緊急事態宣言を発し、軍隊、警察、消防、地方自治体などに必要な措置を命じることができるとした。首相には、宣言後、15日以内に国会承認を求めることを義務付けた。
(読売新聞) - 10月16日13時13分更新

318名無しさん:2005/10/31(月) 23:04:40
安全保障はあいまい決着 民主、「憲法提言」了承
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051031-00000171-kyodo-pol

 民主党憲法調査会(枝野幸男会長)は31日、党本部で総会を開き、憲法改正に向けた基本的な考え方を盛り込んだ「憲法提言」を了承した。
 提言は憲法に新たに自衛権を明記、「専守防衛の考えに徹し、必要最小限の武力行使にとどめる」とした。しかし、集団的自衛権の行使や海外での武力行使の是非については結論を先送り、あいまいさを残す形で当面の決着を図った。
 民主党は当初、今年3月をめどに提言をまとめる予定だったが、特に安全保障分野をめぐり意見集約が難航。今後、全国各地で党主催の憲法シンポジウムを開催し、国民的な論議を行って提言の内容を詰めていく。
(共同通信) - 10月31日20時10分更新

319朝まで生テレビ:2005/11/06(日) 02:33:09
  小林節教授は、何故「軍」なのか。。。「隊」で不都合があるか。
  警察権や外交権の威力の発揮の場を、「軍」と呼ぶのはおかしい。。

  第2次世界大戦の教訓は、
    天皇軍閥を消滅させる。
    軍人を貴族にしてはいけない。
    軍は軍を守るもので、軍は民間人を守らないという事であった。
  
  自衛隊を、自衛軍にする前に、
    外交権と警察権の海外展開について定義付けと、
    国際刑事裁判所への加入
  を検討するのが、自民党の責任だ。
  猪口は何をしている。
  このままでは、自衛軍は第2の害務省になるぞ。

320不戦条約:2005/11/11(金) 09:04:57
  枡添要一議員は、
    自衛権は不戦条約で明記されていますから、
    9条1項があれば、自衛権は明確に確保されています。
  
  しかし、自衛隊の現状に嘘をつきたくないので、
    新憲法9条2項案に 「自衛軍」army と記載しました。
  と言っている。
   それならば、
    「超自警団」  又は 「超警察」  super police force
  の方が適切。これからは、テロやミサイル攻撃、宇宙からの衛星攻撃
  だけでなく、巨大地震や津波、富士山噴火なども想定されるので、
     「超警察」
  と記載した方が、現実的。

322片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/19(土) 12:58:17
>>321
この竹田宮は横浜市長選に出馬表明するなどパフォーマーですからね・・・。
特定の女児を皇位継承させることを念頭に議論するのも微妙だが、代替手段をとるとして具体的な人名を考えると「うーん」となりますね。
今の政府の動きは、そういうのも踏まえてのことなんだろうかなあ。もうどうしようもないんですかね。

323とはずがたり:2005/11/25(金) 00:27:45
うわ〜日本も終わったねぇ。易姓革命がかくも簡単に遂行されてしまうとは民主国家の元で皇室も無力だねぇ。継体天皇以来続いていた現王朝が終わったら,特段天皇制を維持しておく意義は無いので共和制に移行すべし。初代大統領に小泉とかなりそうでそれはそれでやだけど。
現実問題として,天皇家の長女に江戸中期に天皇家から婿養子取った旧5摂家筆頭の近衛家とか旧宮家(残ってるのは旧伏見宮系列だと思うから別れたのは室町時代末期か?)とかから婿取るならまぁまぁぎりぎり存続したと云えるし皇室の存続は許すけどね。

皇室典範:有識者会議が報告書 女性・女系天皇容認を柱に
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051125k0000m010086000c.html

 小泉純一郎首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」(座長・吉川弘之元東京大学長)は24日、女性・女系天皇の容認を柱にした報告書をまとめ、首相に提出した。女性・女系容認は「社会の変化に対応しながら、多くの国民が支持する象徴天皇制の安定的継続を可能にするうえで大きな意義を有する」と結論づけた。報告書を受け、政府は来年の通常国会に皇室典範改正案を提出する。皇室の長い歴史の転換で国民の理解を深めることが課題になるうえ、政府・与党の一部には異論が残っており、調整は曲折も予想される。

 女性・女系容認以外では(1)皇位継承順位は直系優先で出生順の「長子優先」とする(2)皇室の範囲は天皇との世数を限定しない現行の「永世皇族制」を維持する(3)女性皇族は婚姻後も皇族にとどまり、配偶者や子孫も皇族となる−−などを盛り込んだ。

 男系維持派が主張する1947年に皇籍離脱した11の旧宮家の皇籍復帰は「国民の理解と支持、安定性、伝統のいずれの視点から見ても問題点がある」と退けた。そのうえで、女性・女系容認について「男系男子限定に比べ、格段に安定的制度」と指摘。さらに「女性の社会進出も進み、性別による固定的な役割分担意識が弱まる傾向にある。積極的に受け入れ、支持する素地が形成されている」と記した。男系維持派からの批判に応える形で「幅広い国民の支持が得られる制度である限り、正統性が揺らぐことはない」とも主張した。

 皇室の範囲は永世皇族制維持を採用する一方、「その時々の状況に応じて、弾力的に皇籍離脱制度を運用し、皇族の規模を適正に保つことが適当」とも指摘した。【野口武則】

 ◆「皇室典範に関する有識者会議」の報告書骨子

 ・男系男子の皇位継承維持は極めて困難。

 ・旧皇族の皇籍復帰は国民の理解と支持、安定性、伝統の視点から問題。

 ・女性・女系天皇の容認は象徴天皇制度の安定的継続を可能にする。

 ・「長子優先」による皇位継承は制度として分かりやすく、優れている。

 ・天皇・皇族の子孫は世数を問わず皇族の身分を有する「永世皇族制」。

 ・女性皇族は婚姻後も皇族にとどまり、配偶者や子孫も皇族となる。

 ・女性天皇、女性皇族の配偶者の名称は今後の検討課題。

毎日新聞 2005年11月24日 20時22分 (最終更新時間 11月24日 20時38分)

324杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2005/12/07(水) 22:37:36
野党共闘の縁で同調してくれると希望的観測抱いてやしませんかね?>枝野氏

憲法改正の国民投票法案 民主・枝野氏「4党で提案を」
http://www.asahi.com/politics/update/1207/012.html
2005年12月07日19時02分

 民主党の枝野幸男・党憲法調査会長は7日、東京都千代田区の日本記者クラブでの記者会見で、憲法改正の手続きを定める国民投票法案について、「(与党と民主党の他に)社民党が入り、4党で次期通常国会に共同提案する可能性を模索したい」との考えを示した。そのうえで、「遅くとも来年中には成立すると思う」との見通しを語った。

 改憲のめどについて、「環境権のような簡単なところからやれば3年ぐらい。9条(改正)は、合意を得る工夫がされれば5年ぐらいでできる可能性もある」と述べた。ただ、自民党草案のような条文の全文改正は、「国民投票で通らない。永遠にできない。革命になる」と語った。

325片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/21(土) 21:07:54
>>http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1068688996/1606
日本会議国会議員懇談会のメンバーは約240人もいるのか・・・。民主党で25人だとして、自民党で215人ってことかな。半分以上は入ってるのね・・・。

皇室典範:改正反対の慎重派議員、超党派議連を創設へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060122k0000m010024000c.html

 通常国会の開会に合わせ、女性・女系天皇を認める皇室典範改正に慎重な国会議員の動きが本格化してきた。政界は「慎重派は熱心だが少数、賛成派は多数だが冷めている」(自民党国対幹部)というのが現状。「右寄り」と見られがちな慎重派は、イデオロギー色を取り除くため、まずは自民、民主両党内にそれぞれ勉強会を作ってすそ野を広げたうえで、そこを足場に超党派の議員連盟を今月中に創設する「2段構え」で、一人でも多くの結集を目指す。

 小泉純一郎首相が20日の衆院本会議での施政方針演説で「皇室典範改正案の国会提出」と読み上げると、自民党議員席からは一際大きな声で「反対」とのヤジが飛び、慎重派の「声の大きさ」を示した。

 同党新人議員「83会」の有志は同日、皇室典範に関する2回目の勉強会を開いた。23人が出席、男系維持派のジャーナリスト、桜井よしこ氏と政府の改正準備室参事官を講師に両論を聞いた。「郵政民営化は賛成したが、皇室典範は別」と反対を明言する「小泉チルドレン」も少なくなく、呼びかけ人の赤池誠章氏は「国民に浸透させるためには、1、2年かけて国会で議論する必要がある」と指摘する。

 民主党は松原仁衆院議員ら中堅・若手有志が週明け、慎重派の勉強会を旗揚げする。同党の全議員に呼びかけ、40人の参加を見込んでおり、この問題への対応を協議するプロジェクトチームをつくった執行部の動きとは別に検討を進める考え。女系容認発言をした前原誠司代表に慎重な議論を申し入れることも検討している。

 超党派の動きでは、既存の議連「日本会議国会議員懇談会」(会長・平沼赳夫元経済産業相)が昨秋から5回、勉強会を重ねてきた。しかし、会員約240人に対し、出席者は30人弱。「保守系の集まり」という色が付きすぎているのが原因とされる。

 このため、慎重派は皇室典範に絞った議連のもとに「イデオロギー抜きに幅広く結集する」(民主党若手議員)ことを目指す。郵政民営化に反対して自民党を離れた平沼氏を代表に据えると「反小泉」の動きととらえられる可能性があるため、別のベテラン議員の代表就任を予定している。【野口武則】

毎日新聞 2006年1月21日 18時16分

327名無しさん:2006/02/02(木) 23:58:01
社民党宣言案を了承 自衛隊「違憲」を明記
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060202-00000075-kyodo-pol

 社民党は2日午前、党本部で常任幹事会を開き、自衛隊を「違憲」とし「非武装を目指す」と明記した綱領的文書「社会民主党宣言」の最終案を了承した。11、12両日の党大会で採択する。
 最終案は、自衛隊について旧社会党時代の1994年に村山富市首相(委員長)が打ち出した「合憲・容認」路線を放棄し「現状、明らかに違憲状態にある」と明記。自衛隊を国境警備、災害救助、国際協力などの任務別組織に改編することで「解消」し「非武装の日本を目指す」とした。
 日米安保条約に関して「最終的に平和友好条約へと転換させ、在日米軍基地の整理・縮小・撤去を求める」ことも盛り込んだ。
 自衛隊については当初、「明らかに憲法9条に違反する」とされたが、最終段階で表現が微調整された。
(共同通信) - 2月2日11時47分更新

328名無しさん:2006/02/02(木) 23:58:21
違憲−合憲−違憲 旧社会、社民の見解
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060202-00000010-kyodo-pol

 自衛隊の憲法解釈に関する旧社会党、社民党の見解の変遷は次の通り。
 ▽社会党
 【社会主義への道】(1964年12月)憲法の完全実施として自衛隊を解散する。国民警察隊、平和建設隊に再編・縮小する。
 【違憲・法的存在論】(84・2)自衛隊は違憲だが、国会の決定により法的に存在している。連合政権下では文民統制を強め、現状凍結する。
 【新宣言】(86・1)非同盟・中立・非武装の実現。反核、軍縮を推進する。
 【平和の創造】(90・10)政権獲得後直ちに自衛隊改革を始め、なるべく短い期間に違憲状態を正せるよう最大の努力を払う。自衛隊廃止に向け3段階の改革を行う。
 【党改革の基本方向】(91・7)40年にわたる自衛隊の存在を直視する。自衛隊の実態は違憲であるとの認識に立って、防衛費の増大を抑え、計画的に削減して軍縮を実行する。
 【93年宣言案】(93・6)軍縮過程において自衛権内の最小限度の自衛力は憲法が許容する。自衛隊の現状は許容される自衛力の範囲を超えている。
 【村山富市首相答弁】(94・7)専守防衛に徹し、自衛のための必要最小限度の実力組織である自衛隊は憲法の認めるものと認識する。
 ▽社会民主党
 【社民党基本政策】(96・3)国連中心の総合安保体制確立。日本は限定防衛に徹し、海外での武力不行使を宣言し、非軍事面におけるすべての国連平和維持活動に参加。
 【土井ドクトリン】(2001・5)「平和基本法」を制定し、自衛隊の規模や装備を必要最小限まで縮小。将来は、国境警備、国土防衛、災害救助、国際協力などに分割し、縮小、改編。
 【社会民主党宣言最終案】(06・2)現状、明らかに憲法9条に違反。
(共同通信) - 2月2日2時3分更新

329小説吉田学校読者:2006/02/04(土) 11:19:30
典範改正は一気呵成にやってはいけない。男系派も対案がないところ。
票読みしてる「内閣官房幹部」(政務副長官?)がいるところを見ると、自民党のお家芸「締め付け」も始まった模様。天皇の政治利用よりもタチの悪い「政局化」は避けるべき。

皇室典範改正案:自民党内に続き、閣僚からも慎重論
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060204k0000m010142000c.html

 政府が今国会に提出を予定している女性・女系天皇容認の皇室典範改正案で3日、自民党内に続き、閣僚からも慎重論が出てきた。政界には「郵政民営化法案のように混乱するのではないか」との見方もあるが、小泉純一郎首相は「過程ではいろんな議論があるが、最後はまとまる」と強気を崩していない。自信の裏には「慎重論が多いように見えても確信的な反対派は一部。説得力ある対案もない」(内閣官房幹部)との読みがある。改正案を与党に示して説明する段階になれば、慎重論の切り崩しは十分に可能と踏んで、3月10日めどの国会提出へ法案作成は着々と進んでいる。
◇強気崩さぬ小泉首相
 女性・女系容認は象徴天皇制の安定的継続を重視した「皇室典範に関する有識者会議」が導き出した結論だ。昨年11月末に有識者会議が報告書をまとめて以降、現行の男系男子による皇位継承の維持を求める学者らは反対意見を唱えてきた。
 慎重論が意外に多い印象が広まったのは、1日に東京・永田町の憲政記念館で開かれた日本会議国会議員懇談会の集会で、慎重審議を求める署名が自民党135人に上ったと発表されたためだ。署名の文面には「皇位は一貫して男系によって継承されてきました。歴史と伝統を否定する皇室典範改正案を、拙速に国会提出することに反対します」とある。
 首相周辺は集会前、事務局に署名数を照会。強固な反対派は集会に出席した29人で、「署名した議員の多くは世論の様子見。容認に転じる可能性がある」(官邸筋)とみる。広がっているように映る慎重論の多くは「確固とした主張」を伴うものではないとの判断だ。
 こうした見方に沿い、反対派にもトーンダウンする議員が現れた。2日昼の森派総会で、派閥の結束を説いた森喜朗前首相は、反対派の新人議員を皆の前で名指しし、クギを刺した。「例えば赤池誠章君、隣の人を知っているか。皇室典範改正は、派閥の仲間で当時の官房長官の細田博之国対委員長がまとめたことをよく頭に置いて行動してほしい」
 赤池氏は自民党新人議員「83会」の有志で作る皇室典範勉強会の呼びかけ人。1日の集会では「新人の大勢は慎重論。変えるべきは変え、守るべきものは断固守る」と気炎を上げていた。
 森氏から注意された後の2日夕の勉強会では、出席者15人から慎重な議論を求める署名を集めたが、「提出までに十分時間を尽くそうということだ。提出されれば賛成する」と調子を下げた。途中退席した議員の一人は「出席したけど皆が反対派ではない」と語る。
 実際、党内や閣内の慎重論は、改正反対派と容認派が同居している。容認派は「政局などの混乱を避ける改正」を求める慎重論で、青木幹雄参院議員会長や久間章生総務会長らも党内対立を心配する先送り派だ。
 3日、閣議後の記者会見で慎重論に言及した閣僚たちも、党内の論調に配慮した側面が強く、「私個人は内閣の一員ですから、首相が本国会中に(法案を)出すということなら従わざるを得ない」(中馬弘毅行革担当相)などと強固な反対派というわけではない。

330小説吉田学校読者:2006/02/04(土) 11:19:54
(続き)
◇官邸「反対派に対案ない」
 首相は1月26日夜、官邸に有識者会議メンバーを招いて会食した。
 「法案提出まではこんなものだ。今は静観していればいい。提出してから国会で説明すれば、いろんな議論も国民に分かってもらえる」。首相は成立に自信たっぷりで、心情的には慎重派に近いとされる安倍晋三官房長官を「私も率先して答弁するから、官房長官もしっかり答弁を頑張れ」と励ましたという。
 政府は2月末か3月初めに法案を与党に示し、3月10日をめどに提出する方針を変えていない。慎重派が手ぐすねを引く党内論議は最短の手続きで済ませ、国会審議で説き伏せる構えだ。継承順位まで盛り込んだ報告書をまとめ、余裕のある官邸は「反対派は『慎重に』と言うだけで、具体的に男系維持のためにどうすべきか詰めていない」(官邸筋)とみているからだ。
 報告書に沿うと、皇位継承順位は皇太子さまに続いて長女の敬宮愛子さまが2番目となる。首相は1月26日、記者団に「女系天皇を認めないという議論は、仮に愛子さまが天皇になられた時にそのお子さんが男でも認めないということですよね」と具体的な継承方法にまで踏み込み、反対派をけん制したのはその小手調べだった。
 首相は3日、皇室の意向についても「有識者会議で聞いておられると思います。賛否両論、十分聞いたうえでの結論なんです」と語った。
 自民党執行部は早ければ来週中にも内閣部会を中心に皇室典範問題の勉強会をスタートさせる。専門家と意見交換する中で「皇位継承の維持には女系天皇容認しか選択肢がない」との空気を醸成、改正案提出までに「やむなし」との党内世論をつくりたい考えだ。
 武部勤幹事長は3日、首相官邸に首相を訪ね、「静かなところで勉強し、自然の流れの中で決まっていくということが大事だと思う」と説明。首相も「その通りだ」と応じた。
 執行部内にも皇室をめぐる議論で党内が二分されるのは好ましくないと今国会での処理に慎重論があるが、首相の決意が固いことから、軟着陸を図るためにも議論を始めざるを得ないというのが共通認識となってきた。
 片山虎之助参院幹事長は同日の会見で「(結論はともかく)冷静に意見集約をしていくことが必要だ」と指摘。別の幹部は「改正案提出を遅らせれば、かえって政治的になる」と意見集約に期待を示した。
 ただ、現時点で執行部の思惑通りに運ぶ保証はない。武部氏らが党内集約に手間取るようだと、郵政民営化法案をめぐる激しい党内対立の二の舞いになりかねない。いずれにせよ執行部は難しいかじ取りが迫られそうだ。【高山祐】
毎日新聞 2006年2月3日 23時19分

331小説吉田学校読者:2006/02/05(日) 12:04:12
>>327-328
今気づきましたが、先祖帰り一直線ですなあ。
自衛隊が他国の軍隊と比べて、かなり特殊な集団であることは間違いありません。
何となく軍事制裁とかそういうものは似つかわしくない軍隊です。につけても、ここまで書いちゃうかなあという感じ。

でも社民党は政権に近づくと、政治が変わるんじゃなくて社民党が変わるんですね。
たぶん、霞ヶ関やら世論から政策が袋叩きに遭うのが分かってるからでしょう。だから、伸びてもあまり心配しないです。
それと北朝鮮問題について、党独自外交への総括は絶対必要です。そこがないのは、政治家として説明責任を放棄している。
木俣議員を批判するよりも結び行く自分の腕(かいな)が汚れている。

こんな左旋回は選挙向けの便法といったところでしょう。インターナショナルを空で歌える政党が1つくらいあってもいいよ。
立て飢えたる者よ今ぞ日は近し。立てよ我が胎から暁は来ぬ。

333小説吉田学校読者(歌会始に投稿経験あり):2006/02/07(火) 20:35:42
>>332
私は「男系が望ましいが、女系でも仕方がない」論者でありますが、この皇室典範改正論議をリードに持ってくるのは、どうかなあと思います。せめて受けで書いて欲しい。

秋篠宮夫妻が歌会始でこうのとりを詠まれたのは、何かの暗示だったのでしょうか・・・
なにはともあれ、結婚して16年、夫婦仲が良いのはめでたくていいことじゃありませんか。男でも女でも安産ならそれでいいよ、俺は。
眞子さまと15歳離れるのか。

読売、特落ちかと思ったら、一転して思い切った報道。クリスマスベイビーかもね。

秋篠宮妃紀子さまご懐妊…第三子、秋に出産
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060207it12.htm?from=top

 秋篠宮妃紀子さま(39)が第三子を懐妊されたことが分かった。
 秋篠宮家としては、長女眞子さま(14)、二女佳子さま(11)に続くお子さまで、天皇、皇后両陛下にとっては4人目の孫となる。また、皇室では、皇太子ご夫妻の長女、愛子さま(4)が2001年12月に誕生して以来のお子さまとなる。
 男子だった場合、皇族では1965年の秋篠宮さま以来41年ぶり。現行の皇室典範では、皇太子さま、秋篠宮さまに続き、皇位継承順位第3位となる。現在の皇室典範改正論議は、女性天皇などの実現を巡って続いており、男子の場合は今後の論議の行方にも大きな影響を与えるものとみられる。
 宮内庁関係者によると、紀子さまはご懐妊の兆候があったため、7日、超音波検査などを受けられた。その結果、心音が確認され、妊娠6週目と診断された。順調なら、出産は今年9月末ごろとみられる。
 一方、小泉首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」(吉川弘之座長)は、昨年1月から17回の会合を重ね、安定的な皇位継承を維持するためには、男系男子に限っている皇位継承資格者を女性皇族に拡大することで一致。女性天皇と、女性天皇の子・孫(女系)の即位を認め、皇位継承順位は男女を問わず出生順に決まる「長子優先」とする報告書を昨年11月にまとめた。政府は今年の通常国会で皇室典範を改正する方針。
 秋篠宮さまと紀子さまは、同じ学習院大学に通われた縁などから、90年6月にご結婚。紀子さまは翌91年10月に眞子さま、94年12月に佳子さまを出産されている。

(2006年2月7日20時19分 読売新聞)

334片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/02/07(火) 23:26:24
すばらしいですね。
秋篠宮一家がロイヤルファミリーに半歩近づきました!(まだわかんないけど。)
官邸筋のあからさまな愛子様びいきに鉄槌です。(仮に,これを知ってて国会に皇室典範議論を押し込んだんならよけいすごいが・・・。)

でもやっぱり皇統を残すかつ安定相続のためには側室・・・。

ところで,以下の小泉発言ですが,なんで愛子様の帝王教育と皇統を天秤にかけられるのかなぁ。それも愛子様の帝王教育のほうが重いのかな。正直なところ,現代における帝王教育についてはやや疑問を覚えるのですが。すくなくとも,そんなに完全なものでなくてよいのでは。

<皇室典範>小泉首相、改めて今国会への改正案提出を強調
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060207-00000120-mai-pol

 小泉純一郎首相は7日夕、秋篠宮妃紀子さまの懐妊が皇室典範改正論議に与える影響について「正式な報告がないのに言える立場でない」としながらも、「(有識者会議の)報告書に沿って今国会に法案を提出する準備をしているわけですから」とも述べ、改めて典範改正案を今国会に提出する考えを示した。
 一方、安倍晋三官房長官は同日午後の記者会見で「正式な報告を待って検討したい。いずれにしろ慎重に判断すべき問題だ」と語った。
 これに先立ち、首相は衆院予算委員会で「今国会でじっくり審議して成立させることは決して早すぎることはない」と表明。「法案を出して慎重に審議していただければ、今国会で十分、大方の賛同を得られる状況になっていくと思っている」と強調した。
 今国会で改正を目指す理由は「愛子さまはもうじき学校に入られるお年ごろだ。ご自分がいずれ天皇陛下にならなければならないというご自覚のもとで教育を受け努力されることは大きな問題だ」と説明した。
 また、有識者会議の報告書が皇位継承順位を「長子優先」としたことについては「長子が女子で何年後かに男子が生まれるのを待つと、それまでの間、長子の女性はどのように過ごしたらいいのか。養育の面も含めて重要だ」と指摘した。【野口武則】
(毎日新聞) - 2月7日20時42分更新

335片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/02/07(火) 23:44:15
すいません,帝王教育だけではなく,なんらかの心もちのあり方じたいも大事ですね。そこは訂正します。
ただ,やはり愛子様を名指しで念頭に置く意味はよくわからないですが。
仮に男子が生まれるとしたら,今回の案は通すべきではないという声が強まるでしょうね。で,撤回かな。女子なら,通っちゃうかもしれないですが。でも自民党って今の案だと採決で賛成しない議員が出ると思うんですが・・・。
こんなことをネタにしてすいません。病的な面白がりなもので。

336小説吉田学校読者:2006/02/08(水) 21:08:40
象徴天皇下の帝王学とはどんなものなんでしょうか? 憲法、マネージメントから宮中祭祀に和歌、古代文学まで、興味深いなあ。

さて、トーンダウン加速。「政争の具」云々のところは記者インタビューと同じ文言だ。安倍官房長官が引導?
なお、NHKによれば、首相は中川政調会長に「もっと勉強するのが大事だ」と党内調整を指示したそうだが、それは自己への戒めだったのかもしれません。

今国会の改正見送り 皇室典範で首相示唆
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060208-00000106-kyodo-pol

 小泉純一郎首相は8日午前の衆院予算委員会で、女性、女系天皇を認める皇室典範改正について「誰もが改正が望ましいという形で成立するのが望ましい。政争の具にしないように慎重に取り組んでいきたい」と述べ、今国会への提出を見送る可能性を示唆した。
 安倍晋三官房長官は同日午前の記者会見で、国会提出時期について「普通の法律と違う。今の時点でいつまでと申し上げることは適切でない」と述べた。
 首相は衆院予算委で「各党、国会で議論する場をつくって冷静に穏やかに議論されるのが望ましい。その結果を見てから判断する問題だ」と強調した。
 民主党の笹木竜三氏が、秋篠宮妃紀子さまの懐妊を受けて「今国会に提出するのか」と質問したのに対する答弁。
(共同通信) - 2月8日12時49分更新

337小説吉田学校読者:2006/02/09(木) 20:39:53
「政争の具にしない」って誰に吹き込まれたんだ?
変な抗弁は、「ぶれない」首相像をぶれさせますぞ。

<皇室典範>「いずれ改正しないと維持難しい」小泉首相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060209-00000057-mai-pol

小泉純一郎首相は9日昼、皇室典範の改正について「私が(改正を)急いでいるという誤解を与えている。そうじゃない。天皇制を政争の具にする動きは慎んだほうがいいということで、慎重に」としたうえで、「いずれ皇室典範の改正をしないと、これ以上は天皇制維持は難しい」と改正の必要性を示した。また、女性・女系天皇の容認を打ち出した「皇室典範に関する有識者会議」の報告書をもとに国会で各党が協議する場を設けるのか、との記者団の質問に対し「よく(自民)党で相談していただけると思う」と語った。
(毎日新聞) - 2月9日13時2分更新

338小説吉田学校読者:2006/02/11(土) 10:51:38
結局、今国会での改正断念。これは小泉内閣下での典範改正はできないことを意味する。雛人形の前で会見したのがせめてもの意地か。
あと、「政争の具にしてはいけない」って必ず付け足しますね。そのとおりなんだけども、政争の具になりかけた責任者は誰なのか。

皇室典範改正 国会提出を断念 小泉首相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060211-00000010-maip-pol

 小泉純一郎首相は10日夜、女性・女系天皇を容認する皇室典範改正案について、首相官邸で記者団に対し「理解を得るのに時間かかるんじゃないか。状況というのが変化してくることはある」と述べ、今国会への提出を断念せざるを得ないとの認識を示した。首相は今年9月の退陣を表明しており、皇室典範の改正は次期政権以降に委ねられることになる。
 皇室典範改正については、秋篠宮妃紀子さまの懐妊で自民党内の慎重論がさらに高まっていた。首相は「国民の総意のもとで改正されるべきだと思う。政争の具にしてはいけない」と政局の混乱に配慮する考えを示した。また、1月の施政方針演説で今国会での提出を明言していたが、「目の前におきる現実の姿と、頭の中で考える状況と変化してくるというのはある」と述べ、紀子さまの懐妊で状況が変わったとの認識を示した。
 一方で、「将来を考えると女性・女系認めてもいい。皇位の安定的継承考えると現在の皇室典範では困難ではないか」と改正の必要性を強調しており、政府は今後も改正案の作成作業を続ける。同時に自民党内の勉強会における議論の行方を見守る考えだ。【野口武則】
(毎日新聞) - 2月11日10時8分更新

339片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/02/11(土) 12:29:41
>>338
過去を振り返っても、「政争の具にしてはいけない」という言葉を使うときの小泉首相は、ふつうの政治家然としていますね。
ただ、自分に有利なときにはすすんで政争の具にするんであって、それを進めると自分に不利なときにこの言葉が使われます。それがほかの政治家に比べてはっきりとしてます。不利なときは、>>337のようにぶれたといわれる前に全力で逃げます。
そのあたりが政局の天才に不可欠な要素なのでしょう。揺らいでる時間が長いとダメなのです。

340小説吉田学校読者:2006/02/17(金) 22:16:27
菊のカーテン健在なり。2年前、雅子妃が病に臥してから検討を開始したことになる。

女性・女系天皇 「容認」2年前に方針 政府極秘文書で判明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060217-00000000-san-pol

 内閣官房と内閣法制局、宮内庁などで構成する政府の非公式検討会が平成十六年五月、女性・女系天皇容認を打ち出していたことが十六日、産経新聞が入手した極秘文書で明らかになった。文書には、有識者による懇談会立ち上げなど皇室典範改正に向けた手順を示した部分もあり、小泉純一郎首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」(座長・吉川弘之元東大総長)の設置や論議の方向性は、非公式検討会の筋書きに沿って進められたとみられる。
 中心的な文書は、将来の皇位継承制度改正に向けた「検討課題」と、十六年五月十日付の「皇位継承制度のこれからのあり方について」だ。「検討課題」は宮内庁と内閣官房、政治学者らによる水面下の研究会が九年四月から開始されたことなど検討経過も記録している。「皇位継承制度」の文書は具体的な改正点に言及している。
 こうした文書によると、「皇位継承資格を男系の男性に限定する現行制度では、象徴天皇制度が維持できず、皇位継承資格を女性にも認めるべきだ」と指摘。男性に限定しない理由としては「国民意識は女性が皇位に就くことを認めている」「歴史上、女性天皇が存在する」ことなどを挙げている。
 また、男系に限定しない理由としては、「国民は、皇位は男系でなければならないと考えていない」「男系維持のために養子制度を導入したり非嫡出子に皇位継承資格を認めることは、多くの国民の理解を得ることは困難」などを挙げている。
 いずれも国民意識を根拠としており、「国民の理解と支持」を強調した有識者会議の報告書と論理展開が似通っている。
 ただ、文書は皇位継承順位に関しては「『長男優先』と『長子(第一子)優先』の二つの考え方がある。いずれの案をとるべきかについては、国民意識を見極めて総合的に判断すべきだ」として結論を出していない。この点は、「制度として分かりやすい」として長子優先を打ち出した有識者会議と異なっている。
 文書はこのほか、「皇族の範囲」「女性天皇および女性皇族の配偶者および婚姻に関する制度」「皇籍離脱に関する制度」「皇室経済制度」などの検討が必要と指摘している。有識者会議の報告書も、これらを論点として取り上げている。
 非公式検討会発足時のメンバー(内閣官房副長官)で、「皇室典範に関する有識者会議」委員も務めた古川貞二郎氏の話「当時、副長官として(皇位継承問題の)勉強はしたが、あくまで勉強だ。研究会で何かをまとめ、結論を出したということはない。有識者会議は白紙で議論した」

341正1位 朝まで生テレビ:2006/03/01(水) 23:58:56
山本一太参議院議員は
   旧皇族の男系男子を天皇後継に選ぶ場合、誰が誰を
   選ぶのか裁量の問題が出てくる。
   女系第1子を「機械的に」天皇後継に選ぶのが合理的・・
      確かに
 旧皇族の男系男子は、差別と貴族の位階制の化石である。
 お引取りいただいたのに、又引っ張り出すのはおかしい。
 憲法1条 天皇の地位は、主権の存する国民の総意に基づく
 国論が分裂すると天皇は地位を失う事になる。
      そして
 憲法2条 皇位は、世襲のものであり・・
 皇后が子供を産む,産まないを決める自由と権利は放棄されている。
      しかし、
 天皇又は皇后が「生物学的に」子供を産めない不妊の場合、どうするか。
 事実上歴史上、3世代を超えて男子が続いて産まれた事はないので、
 伝統的に9人もの側室が用意されていた。
                ー つづく −

342杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2006/03/06(月) 23:30:57
辻元先輩(いちおう高校と大学の先輩)は「皇室の民営化」を提唱したりして憲法に関しては結構柔軟性ある考えの持ち主ですからなぁ・・・・・

「私は冷徹なハト」 社民・辻元清美氏が「活憲」を提唱
http://www.asahi.com/politics/update/0306/005.html
2006年03月06日20時25分

 社民党の辻元清美衆院議員が6日、日本記者クラブで会見し、「護憲と唱えるだけでは平和構築は出来ない」として憲法を活(い)かす「活憲」を提唱した。

 「私は冷徹なハト」と語った辻元氏は、ピースボートの活動で紛争地の援助をした経験から「9条を『武器』にして紛争の調停や仲介をやる。(調停や関与で犠牲者が出る)リスクは覚悟して引き受けようとの立場だ。夢見る乙女のような話はしていない」。

 憲法改正の手続きを定める国民投票法案については「今そんなもの急いでやって何の得があんねん」、改憲して集団的自衛権行使の範囲を明確にすべきだとの考えには「民主党の(前原代表ら)松下政経塾出身者に多いが、今の政治状況では非常にウブだ」と語った。

[My HP] http://politics.mtcedar.com/
      http://professorgiko.fc2web.com/
      http://mtcedar.txt-nifty.com/

343とはずがたり(1/2):2006/03/12(日) 14:02:11
渡辺恒雄氏 ブレーキ踏んだ保守のドン
http://www.asahi.com/column/wakamiya/TKY200601300184.html
2006年01月30日

 いささか手前みそで恐縮だが、正月に発売された月刊『論座』2月号は、飛ぶように売れた。読売新聞主筆の渡辺恒雄氏が私との対談で痛烈な「靖国批判」を展開。「朝日との共闘」として大いに話題になったからだ。

 渡辺氏の弁は例えばこんな風だ。

 「靖国神社の本殿の脇にある、あの遊就館がおかしい。(略)軍国主義をあおり、礼賛する展示品を並べた博物館を、靖国神社が経営しているわけだ。そんなところに首相が参拝するのはおかしい」

 「小泉さんは政治をやっているんであって、イデオロギーで商売をしているんじゃあない。国際関係を取り仕切っているのだから、靖国問題で中国や韓国を敵にするのは、もういい加減にしてくれと言いたい」

 読売新聞は昨年6月の社説で、首相の靖国参拝に反対の姿勢を打ち出していたが、それとは比べものにならない歯切れのよさだ。対談は「どっちが朝日新聞かわかりません」と私が冗談を言うほどの展開で盛り上がった。

    ◇

 憲法改正の旗を振り、イラク戦争を支持するなど、読売新聞が朝日新聞と対極的な路線をとってきたことは言うまでもない。今年80歳を迎えようという渡辺氏は、いまも読売グループの会長であり、保守政界にも大きな影響力をもっている。それが靖国問題で朝日新聞と手を握るとは……。

 だからこそ、反響が大きかったのだろう。対談は様々な国内メディアに取り上げられたほか、中国や韓国でも「日本の二大新聞が……」「保守新聞・読売の渡辺会長も……」などと大きく報じられた。

 コロンビア大のジェラルド・カーチス教授や、MITのリチャード・サミュエルズ教授といった米国有数の知日派が驚いてメールをくれた。

 「渡辺氏は保守でも過去の軍国主義に強い反感をもつ世代の典型ですね。心配なのは、保守的な若い世代にそんな生理的反発がないことでは」

 「戦争責任の検証に朝日と読売が協力することで、アジアとの深い和解が可能になりますように」

 といったコメントつきである。日本の歴史認識を疑わせてしまい、アジア外交を行き詰まらせてしまった首相の参拝を、日本のために心配する欧米人は少なくないのだ。

344とはずがたり(2/2):2006/03/12(日) 14:02:35
>>343-344

 実は、読売新聞の社説もかつてA級戦犯の合祀(ごうし)を「まったく残念な出来事」(79年4月)と強く批判。86年8月には「傷跡をうずかせる『戦犯』合祀」という社説で「わが国のため、甚大な被害をこうむった中国などの心情も考える必要がある」「いまわしい戦争のことを、忘れようとしても、忘れられない人たちの感情に配慮するのは当然である」と書いていた。

 ところが、その後の読売の保守化の中で、最近は「首相はもう参拝を中止できない」(01年8月)「他国からとやかく言われる筋合いはない」(04年1月)などと、中韓両国からの圧力批判にすっかり重点を移していた。それが今回、あくまで日本自身の問題だとしながらも「靖国問題で中国や韓国を敵に回すのは、いい加減にしてくれ」と渡辺氏が言い放ったのだ。

 もちろん、この間の読売の保守化路線そのものが、全体として渡辺氏の主導だったことは疑いない。自ら語るように、自民党政権への与党的意識もあってのことだろう。最近では小泉政権と呼吸を合わせるように、イラク戦争も強く支持してきた。

    ◇

 だとすれば、渡辺氏が踏んだ今度のブレーキは、自らも関与した言論状況の右傾化が行き過ぎて、危険水域に入ったと見てのことではないか。

 東大総長だった故・林健太郎氏がよい例だが、かつては「反共」のタカ派でも、満州事変以後の日本の行為を不当な「侵略」だったと認めるのが知識人の常識であり、節度であった。産経新聞にせよ月刊『正論』や『諸君!』にせよ、そうした点は踏まえていたはずなのに、いまは「侵略」だったとすら認めぬ言説で覆われがちである。

 朝日の読者はよく知るまいが、読売新聞はいま日本の戦争責任者を自ら洗い出す検証シリーズを紙面展開している。さて、どういう結論を出すのかこちらも注目しているところだが、いずれにせよ「保守」を自認する読売が極端な右派と一線を画そうというのだから、これは大きな意味がある。

 さて、首相の靖国参拝をめぐる世論が割れる中、少なくとも新聞は、いまやほとんどがこれに反対している。

 もとより世論も言論も多数派が正しいとは限らず、少数意見も大事なことは言うまでもない。かつて日露戦争に幕を引くポーツマス条約が結ばれたとき、その内容が屈辱的だと怒る世論が沸騰し、民衆が暴徒と化して首都に戒厳令が敷かれた。新聞が世論をあおった100年ほど前の罪深い経験だ。外交で譲歩を迫られた時、熱い世論は得てして政府の足を引っ張る。

 しかし今度の場合、多くの言論が首相の頑固な対外姿勢をいさめているのだ。中韓とにらみ合ったまま持久戦を続けたところで、それで勝つには国内世論も国際世論も支持が弱すぎる。戦争も外交も引き際が難しくて、しかも最も肝心なことなのだが。

345小説吉田学校読者:2006/03/13(月) 20:40:26
これは「お忍び」で行くべきでした。ANNの動画だとまだ残っていますが、「愛子様〜〜」「雅子様〜〜」と呼びかけるカメラ片手の追っかけの放列が情操教育にいいとは思えない。ただ、「行きたいから行く」という姿は正しい。これは私も大事にしたい。

余談ながら、千葉に住んでいながら、つい最近、初めてTDLに行きました。どうもディズニーの「道徳的」なところが好きじゃなくて食わず嫌い。どちらかというとワーナー派。で、誘われて初めて行ったら、実に楽しいねえ。夢の国だ。今度はTDSに行こう。こうしてリピーターは生まれるのである。
憲法とまったく関係ないなこの書き込み。

皇太子ご一家:東京ディズニーリゾートを訪問
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/koushitsu/news/20060314k0000m040036000c.html

 皇太子ご一家は13日、千葉県浦安市の東京ディズニーリゾートを訪れた。長女敬宮(としのみや)愛子さま(4)が4月から学習院幼稚園(東京都豊島区)入園するのを前に、ご夫妻が「同世代の子供がしていることを体験させたい」と希望して実現した。
 初めてディズニーリゾートを訪れた愛子さまは水色のオーバー姿。最初に訪れたディズニーシーで、ミッキーマウスなどディズニーキャラクターが出迎えると、驚いた様子で雅子さまの手を握った。その後電車や船の乗り物を楽しんだ。午後からは隣接するディズニーランドに移り、ディズニーキャラクターのパレードに笑顔で手を振っていた。【遠山和彦】

346杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2006/03/15(水) 01:24:20
文部スレに投下しようと思ったけど、人権侵害とかが絡んでいるだけにこちらに投下。それにしても国旗・国家法制定当初に言われていた「強制はしない」はどこぞへ行ってしまったんでしょうな???

PTA会長辞任、小学校長らに「人権侵害」と警告
http://www.asahi.com/national/update/0314/TKY200603140524.html
2006年03月14日20時52分

 入学式のあいさつで、君が代斉唱時の不起立を理由に教職員が大量処分されたことを批判した小学校PTA会長が辞任に追い込まれたのは人権侵害にあたるとして、東京弁護士会(柳瀬康治会長)が当時の校長と教頭に警告書を出していたことが分かった。同弁護士会に人権救済を申し立てていた東京都中野区立桃園二小の元PTA会長でピアニストの高橋聡さん(36)が14日、記者会見して明らかにした。

 警告書によると、当時の花岡光明・同小校長と竹山弘志・教頭は04年4月の入学式のあと、高橋さんに「会長職を辞するよう迫り」または「辞表を書かせたことが認められる」としたうえで、これらは「憲法の保障する自己決定権と意見表明の自由の侵害だ」とした。

 高橋さんは「校長らに謝罪を求めるとともに、辞任は自発的だと書いたPTAニュースの訂正を求めたい」と語った。これに対し花岡氏は「反論もしないし、ノーコメントだ」とし、竹山氏は「人権は大切で守られねばならないし、そのようなことが起こらないようにしなければならない。辞表は強制的に書かせたわけではない」としている。

[My HP] http://politics.mtcedar.com/
      http://professorgiko.fc2web.com/
      http://mtcedar.txt-nifty.com/

348片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/23(木) 06:49:52
>>287-289
>>305-309
駆け引きもあり,進め方の問題もあり,議論が未成熟であるということもあり・・・と思っていましたが,こうも民主党がグダグダやってると私の目でも引き延ばしにしか見えなくなってきます。
新聞なんかだと,参議院の民主党議員がこの話の集約に主に反対していて,自民党議員もそれに同調する傾向があるということ。
それに端を発して,ひとつひとつ論点が出るたびに枝野さんがうまく論陣を張って議論がまぜっかえさせる傾向があるのでは・・・。主張の内容自体は間違いじゃないんだけど,盾として利用する場合が多いような。ご指摘されていたことが正しかったのかもしれません。
18歳以上に投票権を与えるというのは望ましいあり方のような気がしますが,今すぐそれでなくてはどうしてもダメというものでもない。(むしろほかの選挙権とともに法改正するよう党として主張していったほうがいいんじゃないのかなあ。そっちのほうで与党や当局の言質を取る努力をしてほしいですね。)

23日から論点整理 国民投票法で特別委
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060322-00000216-kyodo-pol

 衆院憲法調査特別委員会(中山太郎委員長)は22日午後、国会内で理事懇談会を開き、憲法改正の手続きを定める国民投票法案をめぐる論点整理を、23日午後の理事懇談会から開始することで一致した。
 当初、16日から論点整理に着手する予定だったが、与党側が特別委とは別に自民、公明、民主3党の幹事長レベルの協議を呼び掛けたため、民主党が反発、仕切り直しとなった。
(共同通信) - 3月22日19時46分更新

民主抜きで提出も 国民投票法案で久間氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060322-00000214-kyodo-pol
 自民党の久間章生総務会長は22日、新潟市内で講演し、憲法改正手続きを定める国民投票法案について「民主党は18歳以上に投票権を与えろと言うが、国政選挙は20歳以上だ。議論にならない。与党で意見が一致したら法案を出そうということになっている」と述べ、民主党の賛同を得られなくても今国会に法案を提出すべきだとの考えを示した。
 その上で「憲法改正の中身については各党意見があるが、改正の手続き法はきちんとつくらなければいけない」と作業を急ぐ必要性を強調した。
(共同通信) - 3月22日19時42分更新

350小説吉田学校読者:2006/04/07(金) 21:30:01
私の個人的体験を言わせていただくと、
中学校当時、前衛政党だった某党の来賓で招かれた(来賓で招いちゃうのも今考えるとすごいな)私の地域の高齢の地方議員は、卒業式時、君が代斉唱で朗々と歌い、来賓挨拶で登壇して日の丸に一礼。降壇する時も日の丸に一礼。ついでに学校旗にも礼してるから合計四礼してた。
これは幼心に凄いと思いましたね。肝心の教員は居眠りこくわ、お喋りするわ、生徒が噛めば笑うわで、すごく態度悪かったので、余計に凛々しくおもいましたね。
昔はおおらか。あんまりガチガチに推進するのも反対するのもどうかと思いますねえ。

入学式で国歌斉唱対策、先生はイスなし…美唄の小学校
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060407-00000104-yom-soci

 北海道美唄(びばい)市立中央小学校の6日の入学式で、国歌斉唱時の起立を促すため、学校側が教職員用のいすを用意しなかったことがわかった。
 教職員側との10回以上にわたる会議の末、最終的に岩城文雄校長が判断した。当日は、途中退席したり座ったりした教職員はなく、式は予定通り約40分で終了した。
 岩城校長は「教職員の内心の自由は認めているが、国の指導要領に従わずに着席するなどの行為は、子供を前にした教育活動として問題がある。反対意見もあったが、話し合いを続けた結果、理解を得たと判断した」と話している。市教委は「教職員側が理解のうえで式に臨んだと聞いており、強制ではないので問題ではない」としている。
 学校側によると、式には教職員30人、新入学児童70人、2年生と保護者が出席し、児童と保護者には、いすが用意された。「君が代」斉唱時、児童は着席させ、保護者には起立の賛同を求めたところ、ほぼ全員が起立したという。
 美唄市では6日、全14小中学校で入学式が行われたが、「君が代」斉唱時に着席した教職員がいたのは7校あった。
(読売新聞) - 4月7日13時14分更新

351とはずがたり:2006/04/20(木) 00:52:14
平和憲法との絡みでここかな??
こんなの8:15やろ。知ってて欲しいし(我々の世代で親が平和とかに熱心だと)常識問題だが,広島の小学生を責めるのは酷だとは思う。もう親の代の体験でもないのだしね。

5割が原爆投下時間知らず 広島の小学生
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000000604190003
2006年04月19日

 被爆地・広島市の小学生の5割は、原爆投下の時間(45年8月6日午前8時15分)を正しく知らない――。こんな実態が、広島市教育センターの「子どもの平和に関する意識調査」でわかった。中学生では3割が知らなかった。正確な知識を持つ児童・生徒ほど、将来平和に役立つ活動をすることに意欲的との分析結果も出ており、「被爆に関する基本的な知識・理解を深める学習を充実させる必要がある」と提言している。(武田肇)


 意識調査は、平和教育の進め方の資料を得るため、センターが被爆50年の95年から5年に1回実施。昨年7月、無作為に選んだ市立小学校16校、市立中学校10校の児童生徒2491人に調査票を配り全員から回収した。
 集計結果によると、広島に原爆が投下された年・月日・時分をたずねる設問に正確に答えられたのは、小学生で49・6%(前回35・2%)、中学生で67・6%(同63%)。10年前(95年)に比べるとそれぞれ6〜10ポイント下がり、「依然として認識が不十分」(センター)としている。
 一方、被爆証言者ら被爆者から直接話を聞いた小学生は77・3%(前回47・1%)、中学生で78・6%(前回62・6%)と5年間で急増していた。直接話を聞いた児童生徒は、聞いてない児童生徒に比べ、原爆の怖さや被害の様子を伝えていく必要があると考える割合が、小学生で2・4ポイント、中学生で10・1ポイント高いこともわかった。
 同センターは「被爆体験を継承する意義を理解するのに、被爆者の果たす役割が大きいことがわかった。04年から市内の小中学校で進める『被爆体験を聞く会』の機会を増やすなど、発達段階に応じて平和学習を充実させる必要がある」と話している。

352とはずがたり:2006/04/20(木) 01:23:49
「愛国心」に賛否様々 教育基本法改正
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000000604140003
2006年04月14日

 教育基本法の改正案で「愛国心」を「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する」と表現する与党の合意案が13日までにまとまった。「愛国心」の表現を巡って難航してきた自民、公明両党の間の議論に結論が出た形だが、賛否は様々だ。県内各地で聞いてみた。
 「五輪では日本を応援するし、負けると悔しい」。霧島市のタクシー会社員、池田勝尚さん(34)は漠然と持つ「愛国心」をそう表現する。「これまで日本をつくってきた人に敬意を表するのは大事」
 いちき串木野市の会社員、服部剛幸さん(47)は「若い人たちにこそ、よりどころである自分の国に誇りを感じてほしい」と話す。
 一方で「愛国心」を警戒する県民も多い。
 「戦前に戻った感じ。愛国心って法律で決めること?」。鹿児島大法文学部4年の山下侑祐さん(21)は戸惑った様子だ。「いろんな国の人が日本で住んでいるこの時代。わざわざ法改正する必要があるのか疑問」と首をかしげる。
 戦前の全体主義教育が再現されるのでは、と危惧(き・ぐ)する声もあった。指宿市の前村重治さん(80)は「戦争を知っている者として、どうしても軍国主義につながるような気がする」と話している。

 ◇鹿大・木村朗教授(平和学)に聞く

 今回の教育基本法改正の与党合意の内容は「改悪」だ。有事を想定した政府の一連の体制づくりの総仕上げともいえるもの。行き着く先は、高度国防管理国家。日本は今、かつてのファシズムと同じような道をたどっているのではないか。
 冷戦後のグローバリゼーションの中で、通信機器も発達、国家への帰属が絶対的なものでなくなった。その中で生まれた漠然とした不安を背景にした「心」を管理しようとする動きは、言論・思想の自由をうたった憲法の精神と真っ向から対立する。
 そもそも教育基本法をなぜ改正するのか、納得できる説明はなされていない。監視カメラの設置や自警団の増加が示しているように、日本は今、安全秩序を守るという名目で人権や自由を失っている。戦後、自分たちの手でまともな総括をしていないから、戦前との連続性が保たれてしまった。
 愛国心や郷土を愛する心は、法で押しつけられるものではない。今回の内容では、本当の意味での自立したナショナリズムは成長しないだろう。

353とはずがたり:2006/04/20(木) 01:52:48
歴史的建造物の大聖堂と異なり原爆ドーム周辺に近代建築物が建っては行けないのかどうか?が一つの論点ではないか?

原爆ドーム景観問題:高層マンション「低くして」と要望−−広島ユネスコ協会 /広島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060419-00000284-mailo-l34

 ◇「世界遺産の取り消しも」
 世界遺産・原爆ドームの近くに高層マンション(14階建て)建設が進められている問題で、同遺産を登録・保護するユネスコの活動に協力する民間団体「広島ユネスコ協会」が18日、広島市と業者に対し、マンションの高さを低くすることなどを要望した。同協会は「高層マンションにより景観が損なわれ、世界遺産としての価値が下がり、登録が取り消されかねない」と指摘した。
 同協会の高橋昭博副会長は「広島・長崎は特別な都市。建設地は世界遺産の緩衝地帯で、高層マンションの建設は不適切。建設が進んでいる今、せめて原爆ドームの高さまで低くしてほしい」と訴えた。亀井章常任理事は「ドイツでは世界遺産のケルン大聖堂が、周辺の高層ビルの建設などにより、空間的統合性が損なわれたとして危機遺産リストに登録された。このままではドームにもその危険性がある。速やかに条例を作り、高さ規制をしてほしい」と話した。
 市は「マンションが適法な建物である以上、市が強制的な指導はできない。だが04年施行の景観法に基づいて、市の景観計画を策定中で、高さなどの規制も含めて議論していきたい」と話した。また市は、先月末に業者に高さ変更など再考を望む文書を送付したが、業者からの回答はまだないことも明らかにした。
 一方、被爆者らでつくる「世界遺産『原爆ドーム』の景観を守る会」のメンバーは同日、業者に対し高さを低くするよう申し入れをした。同会は「市がマンション計画段階で、高さ指導をしなかったことが問題」などと指摘した。[大沢瑞季]
4月19日朝刊
(毎日新聞) - 4月19日15時1分更新

354小説吉田学校読者:2006/04/20(木) 22:36:27
>>353
高層マンションよりも、景観を言うなら、某宗教団体の特大看板の方がアレだと思いますねえ。アレ、写っちゃうんだよ、パノラマ写真だと。

355名無しさん:2006/04/21(金) 23:41:47
石田氏の親分が記者会見

21日に共謀罪の審議再開 衆院法務委、野党は反発
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060418-00000203-kyodo-pol

 衆院法務委員会は18日夕の理事会で、殺人など重大犯罪の実行行為がなくても謀議に加わるだけで処罰可能な「共謀罪」新設を柱とした組織犯罪処罰法などの改正案について、21日に審議を再開することを与党の賛成多数で決めた。
 民主党の平岡秀夫筆頭理事は、国会内で記者会見し「問題の多い法案の審議を強行的に決められた。突然で怒りを感じる」と猛反発。法案の成立阻止に向け、共産、社民両党との連携を強める方針だ。
 同法案は3回目の提出となった昨年の特別国会で継続審議。野党側の「共謀罪の適用対象が犯罪集団に限定される保証はない」との懸念に配慮し与党側は、適用対象を限定し「何らかの準備行為があったことを共謀罪の構成要件に加える」ことを明記した修正案をまとめた。
(共同通信) - 4月18日21時57分更新

356小説吉田学校読者:2006/04/22(土) 11:32:21
小泉首相が、例大祭に参拝しないのなら、「最後は8・15に参拝」が現実化する。
それと古賀氏の発言は、矛盾していると思う。尊重も敬意もない。なら、参拝するなって。「祀る」って重い事なのだ。

靖国参拝:「国会議員の会」96人、春季例大祭に
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20060421k0000e010046000c.html

 超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・瓦力元防衛庁長官)が21日朝、春季例大祭が始まった靖国神社を参拝した。議員本人は96人で、代理を含めると参加者は計190人。昨秋の例大祭とほぼ同規模だった。閣僚、副大臣本人の参拝はなかったが、竹下亘環境、西川京子厚労ら政務官6人が参加した。
 参拝した自民党議員は日本遺族会会長の古賀誠元幹事長ら87人。小沢一郎代表が靖国神社へのA級戦犯合祀(ごうし)を批判する中、民主党も羽田雄一郎参院議員ら2人が参拝した。このほか国民新党1人、無所属6人などだった。
 古賀氏は参拝後の記者会見で中国、韓国との関係が冷え込む中での参拝について「日本が再び戦争の惨事を繰り返すことがないように改めて心に誓う大事な参拝だ。私は常にお参りする時は心の中で(A級戦犯を)分祀している」と述べた。【田中成之】

357小説吉田学校読者:2006/05/03(水) 10:41:36
今日は憲法記念日。
だけどあんまり関係ないお話。護憲派改憲派の会合にはあまり興味ないしね。

平成の神仏冥合。もうお祭りだよね、こういう法要は。よって、目的効果基準には抵触しない。
それよりも俺が気になったのは「新幹線を乗り継ぎ」の部分ですね。ホームでたたずむご夫妻。キオスクで買い物をするご夫妻。かつて私が貼り付けた松村宏氏「相撲見ながら陛下とお酒飲んじゃったよ」並みの目撃談募集。

秋篠宮ご夫妻 聖武天皇没後1250年の法要に出席
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060503-00000009-maip-soci

 秋篠宮ご夫妻は2日、奈良・東大寺の大仏殿で催された聖武天皇没後1250年の法要に出席した。ご夫妻は東大寺が運営する身体障害者の子どもの療養施設を視察した後、午後から法要に出席。
 紀子さまはグレーの帽子にスーツ姿で、献花などが行われた後、秋篠宮さまとともに焼香した。夜には新幹線などを乗り継ぎ帰京した。
(毎日新聞) - 5月3日10時22分更新

359小説吉田学校読者:2006/05/12(金) 23:01:47
メール問題と一緒に女系天皇論議と皇室のオク論議を忘れています。
皇太子殿下はかつてこう言いました。「全力で守ってあげたい」と。思い半ばで忘れられるのはどっちも同じ。

さて、場外論戦であります。岩男教授は卑怯であります。

寛仁さま批判を“反省” 皇室典範会議・岩男氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060512-00000008-san-pol

 政府の「皇室典範に関する有識者会議」のメンバーである岩男寿美子・慶大名誉教授が、自身が編集長を務める海外向けの英文雑誌「ジャパンエコー」二月号に寄せた論文で、女系天皇に異論を唱えられた寛仁親王殿下を「時代錯誤」などと批判した問題で、岩男氏はこのほど発売された同誌四月号に“反省の弁”を掲載した。
 岩男氏は「編集者から」と題したコラムの中で、「(有識者会議メンバーである)私が報告書について書いたものが、故意ではなくても都合のいい傾きを持ったことは認めざるをえない」「論評を第三者に依頼するよりも自分自身で書くと決めたのは、編集判断の誤りだった」などとした。
 また、前号では、女系天皇を容認した報告書の内容を一方的に称賛していたが、今号では「皇位継承は、国内に考慮すべき意見の相違が存在する問題だ」と指摘。「(秋篠宮妃紀子さまのご懐妊という)喜ばしい展開も、継承論議の新たな要素として追加された」と客観的に記している。
 同誌は隔月刊誌で、在外公館を通じ、各国の大学や研究機関に配布されている。
(産経新聞) - 5月12日3時29分更新

360片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/13(土) 00:43:39
>>358
民主党は制定には賛成で、共社は反対なわけで、
現在、民主党がなんとなく粘っている状況であると認識しています。
まあ、憲法9条を変えないっていうミッションがあるなら、国民投票法も成立させないほうがいいんだろうけど・・・。

>>359
あら、このアナロジーは、なかなか面白い。
吉田学校さんの手柄か、永田さんの手柄か。
>「(秋篠宮妃紀子さまのご懐妊という)喜ばしい展開も、継承論議の新たな要素として追加された」
ここ、注目したい。あんたらの出した案は男子誕生関係なく長子継承なのではないのか?

362小説吉田学校読者:2006/05/14(日) 18:52:37
>>361
18歳以上に国民投票というのは順序が違う。まず公選法を改正して、18歳以上に選挙権であります。そうした上で、少年法の適用年齢も18歳未満に引き下げ。これとセットなら私は民主案に改憲手続きのみなら賛成できる。
国政の重要問題は、やはり間接民主制を取っているんだから、国会議員に任せた方がよいと思いますけども、百歩譲って国民投票可能としたら、その拘束力とか投票にかける基準とかはどうするんでしょうか?

363小説吉田学校読者:2006/05/14(日) 19:08:22
歌丸の声に合わせて、隣の家(アパートの隣の部屋じゃない)からも三本締めと掛け声が聞こえてきたよ。日本は大丈夫か・・・

陛下の公園散策。携帯で写真撮られてたりしてたようです。2ちゃんねるでは「今上天皇伝説」みたいのが「加藤一二三伝説」みたいに書き込まれている。私なら陛下に貰いタバコしますね。恩賜のタバコとか言っちゃったりして・・・・日本は大丈夫だ。

天皇皇后両陛下、皇居外の公園を散策
http://news.tbs.co.jp/part_news/part_news3289077.html

 天皇皇后両陛下は14日朝、皇居の外の散策を楽しまれました。皇居の外を歩いてまわられるのは珍しい光景です
 天皇皇后両陛下は14日午前7時過ぎ、歩いて皇居を出られ、近くにある北の丸公園に向かわれました。
 あいにくの小雨模様の中、両陛下は植物をご覧になったりしていましたが、突然の両陛下の姿に公園内にいた人たちも驚いた表情でした。
 「ちょうど通り過ぎる時に(両陛下に)気がついて、本当にびっくりしました」
 「『おはようございます』と言ったら、『おはようございます』とおっしゃっていました」
 両陛下は公務で武道館などに出かけられる際、車で北の丸公園を通過することが多く、以前から希望していた公園内の散策がようやく実現したということです。
 両陛下は普段、朝食前に皇居内を散策されているということですが、この日ばかりは赤信号で信号待ちをする両陛下の姿も見られました。(14日10:20)

364片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/14(日) 20:08:16
>>363
見逃しましたよ。なんか忘れてると思ってたんですが。

>>362
選挙と一緒に年齢引き下げするのが事務的にも穏当でしょうが、憲法の書き方からすれば、18歳を成人とすることになるでしょうか。
民主党は18歳を成人にするという提案をしていたような気がする。民法と少年法あたりを変えればいいでしょうか。
与党案も、18歳以上にいずれ持っていくというものになりそうだったはずで、当面それでいいのではと思いますが。
(与党が、成人年齢についてどこまで考えているのかわかりませんが。)

憲法改正以外への国民投票制度の導入ですが、日本は基本的に間接民主制だから望ましくない、ともいえないと思います。
間接民主制を基本としながらも国民投票をやっている国も多いわけで、制度としてはもうちょっと広がりがありうると思います。
しかし、国会に対し立法・非立法の拘束力を課すやり方は現憲法に照らして難しいといわれていますよね。現憲法は、国会議員に任せたほうがいいと言っているようなものだと思います。
民主党が本気ならば、憲法改正にも踏み込んで提案すべきことのような気がします。
ま、どうしても憲法改正の国民投票と一緒にやらなきゃいけないというわけではないでしょう。
(憲法改正のように賛成多数を成案要件とする国民投票は、憲法改正なしでは新たに導入できないと解釈できますから、まずは憲法改正しないといけないし、そのためには憲法改正の国民投票法を作らないといけない。憲法改正と重要問題を同列に扱うならば、先に憲法改正が必要だし、重要問題をおまけにつけるならば、いびつな法律になると思います。)

365小説吉田学校読者:2006/05/14(日) 22:50:12
信号待ちする両陛下ってシュールだね。
>>364
拘束力と投票にかける基準が問題になると思いますね。
で、まず、投票にかける基準ですけれども、
これを「国会議員の過半数以上の賛成で国民に付託する」となると、付託する前に可決できるだろという矛盾が生じます。
「過半数以下でも一定数以上の賛成で国民に付託する」となると、国民投票乱発になる可能性があります。
どっちを取るかだけど、そうなると、「そんなの面倒だ、国民投票は廃止」という声も挙がると思いますが、どうでしょう。

366片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/15(月) 01:36:52
>>365
議会の過半数にするか、首相が提案するか、というところでしょう。
議会内少数派が使える駆け引き材料になると、濫用に結びつきやすく、妥当とはいえないと思います。
議会の過半数があるなら可決できるといえばそうですが、むしろ委ねる判断もありうるんじゃないかと思いますが。
日本の事情に即するならば、衆参ねじれのおそれにも左右されるところかもしれませんが。
国民発案制と結びつけると、否決時に国民投票を必須にすることもできそう。

http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/015116320051027005.htm
http://www.sangiin.go.jp/japanese/kenpou/keika_g/163_03g.htm
http://www.kantei.go.jp/jp/kousensei/dai8/8gijiyousi.html

367とはずがたり:2006/05/15(月) 01:45:21
衆参の議決が異なった時に国民投票に付すなんてのはいいかもしれませんね。衆参のねじれ現象に対抗するためにも。
衆院の優越性を示すために衆院のみが発議できるとかどうであろう。
また国民の3割の署名で発議可能とか非現実的ですかね?やっぱ国民投票の濫発は衆愚政治のおそれがあるかなぁ。。

368小説吉田学校読者:2006/05/21(日) 08:37:51
畏し下呂温泉2泊3日。これくらいゆったりする公務もいいね。
というより、毎回気になるのは「新幹線などを乗り継ぎ」の部分。これ必要なの?

天皇、皇后両陛下:全国植樹祭出席で岐阜・下呂入り
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/koushitsu/news/20060521k0000m040024000c.html
 
 天皇、皇后両陛下は20日、第57回全国植樹祭に出席するため、新幹線などを乗り継ぎ岐阜県下呂市に入った。式典は21日開かれ、22日に岐阜市内の養護学校を視察後、帰京する。

369とはずがたり:2006/05/22(月) 17:17:31
やれやれ,こんな感覚なんかねぇ,日本人

「愛国心」盛り込み半数が支持=教基法改正、反対は2割−時事世論調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060521-00000033-jij-pol

 時事通信社が21日まとめた教育基本法改正に関する世論調査結果によると、「愛国心」の理念を盛り込んだ政府の改正案に「賛成」するとした人が5割を超えていることが分かった。支持政党別では、民主党支持者の57.9%も「賛成」だった。一方、教育基本法を改正すること自体に反対と答えた人は、全体の2割弱にとどまっており、国会での改正論議に影響を与えそうだ。
 調査は、「我が国と郷土を愛する態度を養う」との文言が盛り込まれた政府案が国会提出された後の今月11日から14日にかけて、全国の成年男女2000人を対象に個別面接方式で実施した。有効回答率は66.6%。 
(時事通信) - 5月21日17時1分更新

370とはずがたり:2006/05/26(金) 22:39:06

国民投票法案:メディア規制条項設けず 大綱の全容判明
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20060519k0000e010078000c.html

 自民、公明両党が協議していた憲法改正手続きを定める国民投票法案の大綱の全容が19日、判明した。民主党が反対していたメディア規制条項を設けず、報道を一切規制しないが、投票に諮る対象を憲法に限定、投票権者の年齢を20歳以上とし、民主党案と対立している。買収罪の罰則は3年以下の懲役・禁固などとした。

 同日午後の与党協議会で承認し、来週後半にも国会に提出する方針。民主党との共同修正を目指すが、今国会での成立は困難な情勢だ。

 4月の自民党案をたたき台に両党が協議していた。自民党案では公正な報道を報道機関に求める「配慮規定」を設けていたが、民主党やマスコミからの反対に配慮して廃止した。民主党との対立点は、投票権者の年齢、投票対象のほか、白票を無効票とみなす点などが残っている。

 憲法改正案は一括して賛否を問うのではなく、関連項目ごとに投票できるよう努めるとした。[田中成之、坂口裕彦]
毎日新聞 2006年5月19日 12時46分

371片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/25(日) 17:48:00
今回の最高裁判決の要旨→「内閣総理大臣の地位にある者が靖國神社に参拝した行為によって個人の心情ないし宗教上の感情が害されたとしても,損害賠償の対象となり得るような法的利益の侵害があったとはいえない」

憲法裁判所:設置の是非、争点に 民主、対立軸狙う−−靖国参拝訴訟・最高裁判決受け
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060625ddm002010009000c.html

 小泉純一郎首相の靖国神社参拝について憲法判断をしなかった23日の最高裁判決を受け、憲法判断に専念する「憲法裁判所」の設置の是非が改憲論議の新たな争点に浮上しそうだ。民主党は「現行では国会が関与しない首相の行動に違憲性があっても止められない」と設置に否定的な与党を批判、憲法9条と並ぶ対立軸にしていく構えだ。

 「憲法判断をしなかったのは大変残念。裁判所では憲法判断がしばしば避けられてしまう」

 最高裁判決を受け、民主党の鳩山由紀夫幹事長は記者会見で述べた。同党は昨年の「憲法提言」に憲法裁の設置を盛り込んだ。背景には、国家の存立にかかわる政策には司法が介入しない「統治行為論」を根拠に、裁判所が憲法判断に消極的なことへの疑問がある。憲法9条の拡大解釈が繰り返される現状にも歯止めがかからないという懸念もあった。

 これに対し、自民党は「司法による立法権侵害につながる」と不要論を主張。昨年の新憲法草案でも憲法裁設置を盛り込まず、公明党も消極姿勢で歩調を合わす。

 首相の参拝に対し、地裁レベルでは過去2度の違憲判断があるが、首相は「心の問題」と突っぱねており、民主党幹部は「最高裁が判断を避ける状況が続けば、『憲法なんていらない』という考え方につながる」と語っている。【田中成之】

毎日新聞 2006年6月25日 東京朝刊

372片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/29(木) 00:40:34
当の首相が神社参拝は「個人」の自由だと言ってるのにね。
公約するたぐいのことだと思ってるんですか?

自民党:靖国若手国会議員の会、結論まとまらず
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060629k0000m010103000c.html

 自民党の「平和を願い真の国益を考え靖国参拝を支持する若手国会議員の会」は28日、国会内で総会を開いた。超党派の議連「国立追悼施設を考える会」が首相の靖国神社参拝に違憲の疑いがあるとの提言をまとめたことに対抗する「見解案」を議論したが、首相参拝をめぐる表現で調整がつかず、結論を会長に一任して先送りした。

 会長の今津寛衆院議員によると、見解案にある「本会では首相による靖国参拝を支持する」との表現に対し、「『首相による』との文言を盛り込むと、党総裁選で参拝を公約しない候補者を応援できなくなる」などと党総裁選への影響を懸念する意見が複数あった。

 今津会長は記者団に「総裁選に中韓両国の介入を許しかねない『国立追悼施設』を声高に論じるべきではない」と議連の提言を批判。見解案については、首相の参拝は違憲に当たらない▽新たな追悼施設は必要ない−−などの柱は維持したまま、表現を詰める考えを示した。[小山由宇]
毎日新聞 2006年6月28日 21時02分

373小説吉田学校読者:2006/07/10(月) 23:34:32
補償を求めるのはどうかとは思いますが、謝罪と金一封くらいはやらないとダメだと思う。市井の民を神として祀るというのは宗教的にムリがあるのであります。「神になる」と「神として祀る」ではかなり違いがあるのであります。

「靖国が生存者5人合祀」 ずさんな戦後処理と韓国
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=YNS&amp;PG=STORY&amp;NGID=intl&amp;NWID=2006071001004646

 <ソウル10日共同>韓国の政府機関「強制動員真相究明委員会」は10日、日本の植民地時代に強制連行された韓国人の生存者5人が、本人も知らない間に靖国神社に合祀(ごうし)されていることが確認されたと明らかにした。
 日本による強制連行被害の申請を受け付け、申請内容を確認する作業の中で判明したという。
 5人のうちの1人で、現在はソウル市内に居住する金希鍾氏(81)は19歳だった1944年、憲兵らに強制連行されてサイパンへ労働者として動員され、米軍の捕虜になり韓国へ戻ったという。金氏は「靖国神社まで行って名前を削除するよう求めた。日本政府がちゃんと調査していればこんなことはないはずだ」と日本側を批判、補償を求めた。

375名無しさん:2006/07/20(木) 14:04:21
日経は朝刊一面トップ記事でしたね。ネット記事は控えめですが。
こちらではメモの写真も掲載。

http://www.asahi.com/national/update/0720/TKY200607200188.html
昭和天皇「私はあれ以来参拝していない」 A級戦犯合祀

2006年07月20日11時12分
 昭和天皇が死去前年の1988年、靖国神社にA級戦犯が合祀(ごうし)されたことについて、「私はあれ以来参拝していない それが私の心だ」などと発言したメモが残されていることが分かった。当時の富田朝彦宮内庁長官(故人)が発言をメモに記し、家族が保管していた。昭和天皇は靖国神社に戦後8回参拝。78年のA級戦犯合祀以降は一度も参拝していなかった。A級戦犯合祀後に昭和天皇が靖国参拝をしなかったことをめぐっては、合祀当時の側近が昭和天皇が不快感を抱いていた、と証言しており、今回のメモでその思いが裏付けられた格好だ。
昭和天皇(88年)


天皇陛下の病状について発表する富田朝彦宮内庁長官(左)=1987年9月21日、宮内庁で


昭和天皇の発言を記したメモ


 メモは88年4月28日付。それによると、昭和天皇の発言として「私は 或(あ)る時に、A級(戦犯)が合祀され その上 松岡、白取(原文のまま)までもが 筑波は慎重に対処してくれたと聞いたが」と記されている。

 これらの個人名は、日独伊三国同盟を推進し、A級戦犯として合祀された松岡洋右元外相、白鳥敏夫元駐伊大使、66年に旧厚生省からA級戦犯の祭神名票を受け取ったが合祀していなかった筑波藤麿・靖国神社宮司を指しているとみられる。

 メモではさらに、「松平の子の今の宮司がどう考えたのか 易々(やすやす)と 松平は平和に強い考(え)があったと思うのに 親の心子知らずと思っている」と続けられている。終戦直後当時の松平慶民・宮内大臣と、合祀に踏み切った、その長男の松平永芳・靖国神社宮司について触れられたとみられる。

 昭和天皇は続けて「だから私(は)あれ以来参拝していない それが私の心だ」と述べた、と記されている。

 昭和天皇は戦後8回参拝したが、75年11月の参拝が最後で、78年のA級戦犯合祀以降は一度も参拝しなかった。

 靖国神社の広報課は20日、報道された内容について「コメントは差し控えたい」とだけ話した。

    ◇

 《「昭和天皇独白録」の出版にたずさわった作家半藤一利さんの話》メモや日記の一部を見ましたが、メモは手帳にびっしり張ってあった。天皇の目の前で書いたものかは分からないが、だいぶ時間がたってから書いたものではないことが分かる。昭和天皇の肉声に近いものだと思う。終戦直後の肉声として「独白録」があるが、最晩年の肉声として、本当に貴重な史料だ。後から勝手に作ったものではないと思う。

 個人的な悪口などを言わない昭和天皇が、かなり強く、A級戦犯合祀(ごうし)に反対の意思を表明しているのに驚いた。昭和天皇が靖国神社に行かなくなったこととA級戦犯合祀が関係していることはこれまでも推測されてはいたが、それが裏付けられたということになる。私にとってはやっぱりという思いだが、「合祀とは関係ない」という主張をしてきた人にとってはショックだろう。

376名無しさん:2006/07/20(木) 14:04:55
http://www.asahi.com/national/update/0720/TKY200607200188.html
昭和天皇「私はあれ以来参拝していない」 A級戦犯合祀(2)

 靖国神社への戦犯の合祀(ごうし)は1959年、まずBC級戦犯から始まった。A級戦犯は78年に合祀された。

 大きな国際問題になったのは、戦後40年目の85年。中曽根康弘首相(当時)が8月15日の終戦記念日に初めて公式参拝したことを受け、中国、韓国を始めとするアジア諸国から「侵略戦争を正当化している」という激しい批判が起こった。とりわけ、中国はA級戦犯の合祀を問題視した。結局、中曽根氏は関係悪化を防ぐために1回で参拝を打ち切った。だが、A級戦犯の合祀問題はその後も日中間を中心に続いている。

 昭和天皇は、戦前は年2回程度、主に新たな戦死者を祭る臨時大祭の際に靖国に参拝していた。戦後も8回にわたって参拝の記録があるが、連合国軍総司令部が45年12月、神道への国の保護の中止などを命じた「神道指令」を出した後、占領が終わるまでの約6年半は一度も参拝しなかった。52年10月に参拝を再開するが、その後、75年11月を最後に参拝は途絶えた。今の天皇は89年の即位後、一度も参拝したことがない。

 首相の靖国参拝を定着させることで、天皇「ご親拝」の復活に道を開きたいという考えの人たちもいる。

 自民党内では、首相の靖国参拝が問題視されないよう、A級戦犯の分祀(ぶんし)が検討されてきた。いったん合祀された霊を分け、一部を別の場所に移すという考え方で、遺族側に自発的な合祀取り下げが打診されたこともあるが、動きは止まっている。靖国神社側も、「いったん神として祭った霊を分けることはできない」と拒んでいる。

 ただ、分祀論は折に触れて浮上している。99年には小渕内閣の野中広務官房長官(当時)が靖国神社を宗教法人から特殊法人とする案とともに、分祀の検討を表明した。日本遺族会会長の古賀誠・元自民党幹事長も今年5月、A級戦犯の分祀を検討するよう提案。けじめをつけるため、兼務していた靖国神社の崇敬者総代を先月中旬に辞任している。

    ◇

《靖国神社に合祀された東京裁判のA級戦犯14人》

【絞首刑】(肩書は戦時、以下同じ)
東条英機(陸軍大将、首相)
板垣征四郎(陸軍大将)
土肥原賢二(陸軍大将)
松井石根(陸軍大将)
木村兵太郎(陸軍大将)
武藤章(陸軍中将)
広田弘毅(首相、外相)

【終身刑、獄死】
平沼騏一郎(首相)
小磯国昭(陸軍大将、首相)
白鳥敏夫(駐イタリア大使)
梅津美治郎(陸軍大将)

【禁固20年、獄死】
東郷茂徳(外相)

【判決前に病死】
松岡洋右(外相)
永野修身(海軍大将)

377小説吉田学校読者:2006/07/21(金) 01:16:53
「すごいスクープ」と朝書きました。確かに新聞協会賞確実(インサイダー取引の捜査がなければ)のスクープではありますけれども、史料の精査はちゃんとやるべきだと思います。
2ちゃんねるニュー速では「捏造だ」と書かれていますけれども、確かにインクの色とか紙質とかは疑問の余地が残るところでありますし、「私」が天皇を指すのか、徳川元侍従長を指すのか不明でもあります。
でも、「後から書いた」ものであっても、富田氏の筆跡には間違いないようですし、仮に徳川侍従長の意見といっても、昭和天皇と徳川侍従長との関係から見て、意見が相違するというのは全く考えにくいのであります。昭和天皇がA級戦犯合祀に不快感を持っていたのは、確かであろうと思います。
ただ、「市井の昭和史研究家」としては、「合祀に不快感」はあっても、「東條全面不支持」ではなかったように思われます。松岡・白鳥不支持は揺るがないと思いますが。

昭和天皇:靖国合祀不快感に波紋…遺族に戸惑いも
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/archive/news/2006/07/20/20060720k0000e040049000c.html

 「だからあれ以来参拝していない。それが私の心だ」。富田朝彦・元宮内庁長官が残していた靖国神社A級戦犯合祀(ごうし)への昭和天皇の不快感。さらに、合祀した靖国神社宮司へ「親の心子知らず」と批判を投げかけた。昭和天皇が亡くなる1年前に記されたメモには強い意思が示され、遺族らは戸惑い、昭和史研究者は驚きを隠さない。A級戦犯分祀論や、小泉純一郎首相の参拝問題にどのような影響を与えるのか。
 ■A級戦犯の遺族
 「信じられない。陛下(昭和天皇)のお気持ちを信じています」−−A級戦犯として処刑され、靖国神社に合祀される板垣征四郎元陸軍大将の二男の正・日本遺族会顧問(82)=元参院議員=は驚きながらも、そう言い切った。
 正氏は昭和天皇が参拝を中止したのは、A級戦犯合祀とは無関係だとの立場を崩さない。「三木(武夫)総理(当時)が昭和50(75)年に現職首相として初めて参拝し、その秋の国会で論議になったため、陛下はその後参拝できなくなったのだと私は思うし、さまざまな史料からも明らかだ。A級戦犯合祀は、陛下の参拝が止まった後のことだ」と話す。その上で「(富田元長官が)何を残され、言われたかは関知しない」と言った。
 同様にA級戦犯として合祀される東条英機元首相の二男輝雄氏(91)=元三菱自動車工業社長=は「そんな話、いまだかつてどこからも聞いたことがない」と繰り返した。「信ぴょう性が分からない以上、言いようがない。個々の動きでいちいち大騒ぎしても仕方ないよ」とコメントを避けた。
 ■識者は
 昭和史に詳しいノンフィクション作家の保阪正康さんは「昭和天皇は東京裁判の結果を容認し、A級戦犯合祀はおかしいと判断していたから、想像できる範囲ではある」とし、影響について「参拝に反対の立場の人たちからは『昭和天皇でさえも否定的』という声が強まるのではないか。小泉純一郎首相と昭和天皇は靖国について考えが違うことがはっきりした。首相は参拝するのであれば、昭和天皇の判断に、政治の最高責任者として戦争について見解を改めて述べる必要があるのではないか」と語った。
 一方、一橋大大学院社会学研究科の吉田裕教授は「徳川義寛侍従長の回想で示唆されていたことが確実に裏付けられ、松岡洋右元外相への厳しい評価も確認された。今後は分祀論にはずみがつく。小泉首相も、少なくとも(終戦の日の)8月15日に参拝をしない理由になるのではないか。首相の参拝には多少の影響はあると思う」と話した。
 日本近現代史に詳しい小田部雄次・静岡福祉大教授は「昭和天皇の気持ちが分かって面白い」と驚き、「東京裁判を否定することは昭和天皇にとって自己否定につながる。国民との一体感を保つためにも、合祀を批判して戦後社会に適応するスタンスを示す必要もあったのではないか」と冷ややかな見方を示した。その上で「A級戦犯が合祀されると、A級戦犯が国のために戦ったことになり、国家元首だった昭和天皇の責任問題も出てくる。その意味では、天皇の発言は『責任回避だ』という面もあるが、東京裁判を容認する戦後天皇家の基盤を否定することもできなかったのではないか」と話した。

378小説吉田学校読者:2006/07/21(金) 01:19:35
(続き)
「三木首相が私人参拝してから、政治問題化し始めた」といいますが、政治問題化し始めたのは「靖国管理法案、衆院内閣委で強行採決」があった74年からであり、その際は「A級戦犯合祀」ではなく純粋に「政教分離」の観点から問題になり始めたものであります。
昭和天皇は三木首相が参拝してからも1度参拝しております。あまり関係ないと思います。

 ◇靖国神社とA級戦犯合祀を巡る動き◇
1945年8月 終戦の玉音放送
 46年4月 国際検察局がA級戦犯容疑者28人を起訴
   6月 松岡洋右被告が病死
 48年11年 極東国際軍事裁判(東京裁判)でA級戦犯のうち7人に絞首刑判決
 51年9月 サンフランシスコ講和条約調印
 56年4月 厚生省(当時)が「祭神名票」送付による合祀事務に対する協力を都道府県に通知
 66年   A級戦犯の「祭神名票」を靖国神社に送付
 75年8月 三木武夫首相が現職首相で初めて終戦記念日に参拝。私人としての「参拝4原則」を強調
   11月 昭和天皇が最後の参拝
 78年10月 靖国神社がA級戦犯14人を合祀
 85年8月 中曽根康弘首相が公式参拝。「宗教色を薄めた形式なら公式参拝は合憲」との官房長官談話を受けて
 86年8月 近隣諸国に配慮して中曽根首相が参拝断念
 01年8月 小泉純一郎首相が13日に参拝。以降、毎年参拝
 05年6月 小泉首相が衆院予算委員会でA級戦犯について「戦争犯罪人であると認識している」と答弁
 ◇内容を精査し、冷静な分析必要
 天皇の靖国神社参拝は1975年11月21日に昭和天皇が行って以来、今の天皇陛下も含め行われていない。同神社や遺族側は、その後も「天皇参拝」を求めているが、30年以上途絶えたままだ。これまでいくつかの理由が推測で語られていたが、今回の「富田元長官メモ」は、このうちの一つを大きくクローズアップした。
 宮内庁によると昭和天皇は、終戦に際し45年11月に同神社を参拝。その後も数年おきに訪れ、75年までに戦後計8回参拝した。また、今の天皇陛下は皇太子時代、69年までに戦後計4回参拝している。
 途絶えた理由に挙げられるのは(1)78年のA級戦犯合祀(2)対外関係の考慮(3)公人私人問題−−など。靖国参拝推進派はこのうち(3)を取り上げることが多い。75年8月、三木武夫首相は「私人」の立場を強調して参拝。同年11月の天皇参拝では、政府は「天皇の私人としての行為」と国会答弁した。この点につき、「公人中の公人」の立場を昭和天皇が熟慮して、その後の参拝を取りやめたとの考えだ。
 だが、今回のメモは(1)が大きな理由だったと読める。天皇参拝を求める以上、遺族側でもこの発言を理由に、A級戦犯分祀論が強まる可能性がある。
 一方で、メモで取り上げられている松岡洋右元外相と白鳥敏夫元駐伊大使への昭和天皇の思いを考慮する必要もある。「昭和天皇独白録」で、松岡元外相について「恐らくは『ヒトラー』に買収でもされたのではないかと思はれる」と辛らつに評価。白鳥氏が担当した日独伊三国同盟にも不満を述べている。信任していたとされる東条英機首相や木戸幸一内大臣らと比べ、冷ややかに見つめていたのは明らかで、それが発言に反映している可能性も否定できない。
 また、合祀されているA級戦犯14人の多くは陸海軍幹部で、2人は元々からの外務官僚。軍人でもなく、戦死でもなく、靖国神社にまつられることに違和感を語る向きもあった。昭和天皇が何を問題と感じ、それを今後我々がどうとらえていくか。内容について全文を精査し、冷静に分析していくことが必要だろう。【

379片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/07/21(金) 11:36:16
>>377
私も吉田学校さんと全く同じ意見です。
それにしても、昨日の朝刊の異変には驚いた。
あれが日経新聞かいな。昭和天皇が不快感を示してたから分祀せよ、ってのもどうなんだと思うんですね。「昭和天皇の見方は絶対だから」というのもおかしいし「昭和天皇でさえこう思し召しだから」というのもおかしいように思う。
すごいスクープではあるのでしょうが、そういうことしていいのかな? とも思います。

珍しく東アジアnews+ってところに行ってみて、このメモの前のページの解読を手伝いました。
紙の白さなどから近時つくられ貼り付けられたという意味で捏造という人、文脈などから「私」が天皇でないという意味で捏造という人がいますけれども、どちらも決定的といえないにもかかわらず、もう決まったかのようにいう人が多いんですね、あそこは。
知識の豊富な人もたくさんいそうなんですが、雰囲気としてそんな感じだから、だいじょうぶなのかな?、と思いました。
紙のほうはわかりませんが、「私」が昭和天皇である可能性はまたじゅうぶんにあると思いますね。当時の徳川前侍従長が似たような意見を持っていたからといって、その人の意見だとするには早急すぎると思います。実際にこのメモの元になった会見があり、このメモのうちあまり踏み込んでいない部分までは昭和天皇が事実おっしゃったことのようですし。

ただ、戻りますけど、日経新聞もこの時期しかないと見定めて出したのか、検証が十分でないと感じられるし、記事の文章も今日の「合祀」状態に影響をもたらそうというのがミエミエで気持ちの良いものではないですね。
昭和天皇の考えはあくまで一要素として(それもできるだけ検証を経たうえで)国民が考えるべきであると思います。主にビジネスの支障だからという意味で抱いていたA級戦犯分祀意見をもっているところ、天皇の考えを奇貨としてとびつくのは安易なんじゃないでしょうか。
昭和天皇が「A級戦犯」というくくりで合祀をいやがったのかも明確にはわかりませんし。

これが国政の最大論点として論じられるのは、(テーマも論法も)面妖に感じますね。
皆、自分の論法に意識的になるべきです。

>>378
・しかし、三木首相参拝直後の昭和天皇参拝時に一部から批判があったということもどっかに書かれてましたが、それが響いたのかもしれないですよね。
・合祀って当時あまり問題にならなかったんですかね? 宮内庁近辺が特に敏感だった?
・政教分離の観点から言うと、戦後直後から引き続き問題を抱えてる気がするんですが、それと靖国管理法案との関連はどうなんでしょうね? 靖国管理法を作ろうとしたから、政教分離に改めて目が向いたということ?

380小説吉田学校読者:2006/07/21(金) 19:18:24
>>379
私はちょっと片言丸氏の考えとは違って、あの日経の記事を読んで、仮説としての「A級戦犯分祀論の背景に天皇筋の意向」というのが裏づけされたものだと思いました。分祀せよと日経が主張しているようには、正直思えなかったですね。むしろ、昭和史好きの私には早朝からガツンときた(13版には載っていないから、朝ズバからだけど)面白い記事でした。
2ちゃんねるを見て、これはいい推測だなと思ったのは、「4月28日の誕生日前の会見は4月25日に行われたが、その際『大戦が一番嫌な思い出、だが、人物の批判は避けたい』と述べている。4月28日に発言されたというメモは、会見の発言を補足する意味でオフレコ発言を備忘したのではないか」というものです。誰に対するオフレコ発言かは知らんが、生命の終末期に思いを残そうという気持ちは合ったのではないでしょうか?

ということで、現代史学的コメントで、分祀、合祀をスルーしている私でありますが、この産経記事、8月30日=マッカーサー、厚木に上陸、7月23日=ポツダム宣言発表(7月26日)3日前、8月31日=降伏調印(9月2日)2日前、であります。昭和天皇は、夏の暑さとともに戦争を思い出していた。そして、折に触れて、側近に「語り部」「生き証人」として昭和を証言したかったのではないか・・・

故富田氏「日記」 大戦、教科書にも言及 昭和天皇の思いつづる
http://www.sankei.co.jp/news/morning/21pol001.htm

 昭和天皇が靖国神社のA級戦犯合祀(ごうし)について話されたとするメモのほかに、富田朝彦元宮内庁長官(故人)が書き残していた日記には、先の大戦や教科書問題などについて昭和天皇が気にかけられていた様子が記されている。
 昭和57年8月30日付の富田元長官の日記には、「陛下と約九〇分。教科書問題に関連して韓国や中国へのお気持ちを大正末期、昭和の事実を踏まえてお話くださる」。また、61年7月23日付には「この処、靖国のこと、教科書問題と、お召し言上しきりである」、8月31日付には「国際連盟脱退時のこと、開戦前後のことなどいろいろとお話をいただいた」と書かれていた。
 戦後、戦争責任や靖国神社への閣僚の発言が相次いだころの政治家への昭和天皇の人物評価もあった。
 昭和60年の大みそかには「中曽根(康弘元首相)の内奏については、『私が後藤田(正晴元官房長官)はなかなかの人物で立派な人物のようだが、田中とはどうなっているのかと質問したのだよ』と眼を細めて仰せになる。中曽根は『後藤田は中立です。田中は今や三つに分かれて』と説明し、(中略)『中曽根も大部内外の情勢につき、適切な心配りができるようになった。成長したと思うね』と仰せられる」とあった。
 このほか、昭和54年1月14日付では、「陛下のお風邪ご本復のご様子をお慶び申し上げると、『長官はどう』と仰せになる。陛下は『長官の公邸は古くてとても寒いそうだね…(中略)…修繕もしたと思うが…(中略)』。じーんとするものがこみあげてきた」と書かれるなど昭和天皇と元長官の心の通い合いがうかがえる記述もあった。

381小説吉田学校読者:2006/07/21(金) 19:25:36
(続き)
この藤森氏の「富田氏は事実ではないことを書く人ではない」というのは、説得力あるなあ。富田氏と親交があったとされる元朝日新聞の岸田さんと、秦元教授との激突対論を希望します。秦さんとか半藤さんとか保阪さんとか、文春系「中道保守派文化人」が結構、「歴史的発見だ」というコメントしてますね。昭和史探偵たちは命続くまで「菊のカーテンの隙間」のトリコであります。私も含めて。

≪識者談話≫

 ■観念論になる/陛下と国民が判断/扱い慎重に
 ▼昭和史に詳しい秦郁彦・元千葉大教授(日本現代史)の話「日記とメモのコピーを見たが、信頼性は高い。昭和天皇がA級戦犯合祀に反対されていた『内意』は側近だった徳川義寛元侍従長の証言などで定説になりかけていたが、今回のものはそれを裏付ける史料だ。しかし、問題はどんな波及効果を及ぼすかで、どう議論してみても、最終的な判断が靖国神社にある限り観念論になってしまう。この問題はしばらく論議を凍結してはどうか」
 ▼新田均・皇学館大教授(神道学)の話「事実とすれば、激動の時代を目撃してこられた昭和天皇の昭和63年時点の思いとして重く受け止めたい。特に松岡洋右元外相らへの厳しいご認識が伝わってくる。だからといっていわゆる『A級戦犯』を分祀しなければいけないとか首相が参拝してはいけないという結論にはならない。これからのことは、今上陛下と平成の国民が今の時点で主体的に考えて国家意思を決めるべきだ」
 ▼富田朝彦氏の後任として宮内庁長官を務めた藤森昭一氏の話「天皇陛下の私的なご発言であっても内容が重要であれば、個人の判断としてメモに残すことはあり得ると思う。それ自体は悪いことではないが、外に出すという点については、おのずと慎重にならざるを得ない。富田さんが亡くなった今では分からないが、今回のメモも公表するつもりで書き残したのではなく、個人的なものだったはず。内容に対するコメントは皇室に仕えた者として難しいが、富田さんが事実にないことを書くような人でなかったことは確かだ」

382とはずがたり:2006/07/22(土) 00:47:41
>>380
>『私が後藤田(正晴元官房長官)はなかなかの人物で立派な人物のようだが、田中とはどうなっているのかと質問したのだよ』と眼を細めて仰せになる。中曽根は『後藤田は中立です。田中は今や三つに分かれて』と説明し、(中略)『中曽根も大部内外の情勢につき、適切な心配りができるようになった。成長したと思うね』と仰せられる」とあった。
昭和天皇は帝(みかど)だったんですなぁ。。今上天皇がこんなこと云うのはちょっと想像がつかないけど,昭和天皇が云ったのはなんとなく想像が付く。

383片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/07/22(土) 00:51:23
>>380
全く同じ意見というのは、”部分的に”全く同じということでした。
富田長官、徳川侍従長と天皇陛下はかなり心通じるものがあったと思います。
某掲示板某所などでは、昭和天皇以外の全く意見の異なる輩の意見を記したものにすぎないとみなす意見も多かったですが、そうではないと。

21日の朝刊に特集がありましたが、靖国の件以外のエピソードも読んで、心安らかになりましたね。
富田長官と昭和天皇の、お互いへの敬意の払い方。読んだだけでもたいそう心地よいものです。
昭和天皇は若槻から昭和初年の厳しいころの話を聞き出そうとしたが、若いころの違う話にもっていかれた。それを1988年になって、やっと若槻の気持ちがわかった、とおっしゃる。「私にも戦争への気持ち、戦争責任の質問が多いが、現存の人もあり、なかなか言えぬ。だから、楽しかった欧の旅のことを言うのだと思うよ。」私にも、この気持ちはわかる。

戦争についての意見、靖国に対しての意見、中国・韓国に対しては、むしろ天皇主導で宮内庁の意見をかためたようにも見えますね(政治利用を恐れる富田長官に対し、積極的な昭和天皇)。

私は、昭和天皇について、国政へのかかわり方、他人に対する批評を、自己反省しながらもついやってしまう。人間らしい天皇なんじゃないかと思ったりします。
(逆に言えば、田中義一”罷免”事件以降、一貫した適切な行動を取っていたか、疑問もあります。)
他にもいろいろ読みたいですね。まだ連載続くでしょうし。

私は購読して先入観があるからかもしれませんが、この件を分祀の追い風にしようとする日経の意図も感じましたけど。
21日の朝刊では社説でそんなことを言っていますし。
20日の1面のタイトルのつけ方からしてそうだと思いますけどね。
これでもあくまで「分祀せよ」ではない、あくまで「昭和天皇の思いを大切に」なんですかねぇ・・・。

>>381
丸谷才一が20日付で藤森氏と同様なことを言ってるのが面白いですね。

384名無しさん:2006/07/22(土) 06:30:56
少なくとも、徳川義寛元侍従長の言葉と考えるのは苦しいでしょう
一族に松平姓が大量にいる徳川家の人間が、
「松平の子」「松平」などと呼ぶとは思えません。

徳川義寛氏の年齢も松平永芳氏の方が近く、慶民氏は親の世代に当たりますしね。

松平慶民(1882-1948)
徳川義寛(1906-1996)
松平永芳(1915-2005)
富田朝彦(1920-2003)

385小説吉田学校読者:2006/07/22(土) 09:27:19
>>384
靖国の部分や政治家批評は私も昭和天皇の言葉だとは思いますけれども、他人の言葉や富田氏の感想が混在しているのではないかとも思っております。国会図書館あたりで何年もかかって検証した方がいいと思う。
おっしゃるとおり、あの富田氏なり徳川氏なりが「松平」と呼び捨てにするのは考えにくいですし、「親の心、子知らず」とか突き放した言い方をするのも考えにくい。
寺崎メモ(昭和天皇独白録)や岩見隆夫不朽の名著「陛下のご質問」なみのインパクトを私に与えていますねえ。

で、昭和史を考える上で第一級の史料が出たと思いますので、秦氏と同様、分祀、合祀論議はしばらく凍結したほうが良いのではないかと、私も思います。

386小説吉田学校読者:2006/07/22(土) 09:41:24
あえて署名部分を外すが、この毎日新聞記者はバカか。内奏は口外すると政治問題化するけれども、かつて「もう時効だから」とか言って口外させて紙面に載せた岩見隆夫の名連載を掲載していたのはドコの新聞か。
で、その岩見隆夫の「陛下のご質問」によりますれば、「寸鉄人を刺す」を地で行く陛下の一言居士ぶりは怖かったでしょうなあ。

昭和天皇:22年前に少子高齢化を懸念 渡部恒三氏明かす
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060722k0000m010145000c.html

 民主党の渡部恒三国対委員長は21日、東京都立川市で講演し、厚相時代の84年に行った昭和天皇への国政報告(内奏)で、昭和天皇が少子高齢化について「国民は今の生活を維持できるか」と懸念を示したことを明かした。
 渡部氏は、昭和天皇が靖国神社のA級戦犯合祀(ごうし)に不快感を示したとされる元宮内庁長官のメモが見つかった話から内奏の思い出に言及。少子高齢化に伴う年金や医療保険制度への影響について2時間程度報告したところ、昭和天皇が「大臣、そういう少子高齢化がやってきた時、国民は今の生活を維持することができるか」と質問したという。
 質問を聞いて「うっと詰まった」という渡部氏は「国会では一度も答弁に困ったことはないが、天皇陛下の10秒のご質問にはどう答えていいか困った」と当時を振り返った。
 内奏とは、首相や閣僚による天皇陛下への国政報告のこと。外部に内容が漏れれば天皇の政治利用につながるとされ、内容は口外しないことが不文律になっている。

387小説吉田学校読者:2006/07/22(土) 10:01:34
天皇の政治利用は厳に慎むべきで、分祀への政治利用は絶対にやめるべきでありますが、首相が靖国に「参拝」すれば「親の心、子知らず」だ。

昭和天皇 富田メモ 分祀へ政治利用の恐れ
http://www.sankei.co.jp/news/060721/sha036.htm

 ≪加藤氏「分祀論に弾み」 安倍氏「気持ち変わりない≫
 昭和天皇が靖国神社の「A級戦犯合祀(ごうし)」に不快感を示す発言をされていたとするメモの存在が明らかになったことで、小泉純一郎首相の靖国参拝を批判するグループの「A級戦犯分祀論」が、勢いづきそうだ。これに対して小泉首相は20日夕、自身の参拝について「影響はない」と言い切り、政府筋も「皇室は政治利用しないのが一つの見識だ」として、事態の早期沈静化を図るべきだとの考えを示した。
 20日、与野党からは靖国問題をめぐる発言が相次いだ。自民党の一部からは「分祀論に弾みがつく」(加藤紘一元幹事長)との声が出たが、党内の首相参拝批判派が「分祀」で一致しているわけではない。
 批判派には(1)「A級戦犯」分祀(2)宗教法人格を外し、国家が護持(3)新たな無宗教の国立追悼施設建設(4)千鳥ケ淵戦没者墓苑の拡充−の4つの考え方があり、複雑に入り組んでいる。
 「分祀論」は以前から中曽根康弘元首相が唱え、今年に入って日本遺族会会長の古賀誠元幹事長も提唱。与謝野馨経済財政担当相、森喜朗元首相らも言及しているが、首相は20日、「一宗教法人に政府として言わない方がいい」と一蹴(いっしゅう)した。
 憲法の政教分離原則から政府が宗教法人の靖国神社に指示や命令ができないため、「分祀」を狙って取りざたされているのが国家護持論だ。麻生太郎外相が「一宗教法人にいろいろなことを押しつけていいのか。国がきちんとすべきだ」と唱え、古賀氏も同調する。
 国立追悼施設論は、超党派議連や自民党山崎派が政策提言に盛り込み、福田康夫元官房長官も同調している。
 さらに、身元不明戦没者の遺骨を埋葬している千鳥ケ淵墓苑の拡充論も中川秀直政調会長を中心に浮上している。
 こうした動きに、首相の靖国参拝を支持する「平和を願い真の国益を考え靖国参拝を支持する若手国会議員の会」は20日、総会を開き、対応を協議。今津寛会長らが21日に安倍晋三官房長官を訪ね、首相の参拝継続などを求めていくことになった。

388片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/07/22(土) 12:44:43
>>385
秦さんはそういう意見でしょうけど、日経は控えるという気持ちがあまりないと思うのですが。
純粋な考え方なら、あの部分を切り出して1面にしないと思うのですけど。

政教分離に関する問題に至ると、天皇も独特のポジションにいるから、天皇の言葉を受けてどうこうする、というのは微妙だと思う。
A級戦犯(とりわけ松岡や白鳥)の評価については、考え直すきっかけになるのかも。
どこから政治利用になるんでしょうね。
「天皇の発言がこうだから、こうでなければならない」という使い方をしない限りいい気がします。

靖国神社問題自分なりに整理すると、
靖国神社へ行きたいという人が多い。そこで、A級戦犯あるいは戦争指導誤導者が祀られていることが問題になる(対外的な観点と、対国民的な観点がある)。靖国神社へ行きたい&祀るべきでない人がいるということで。→それを解決するには、分祀が適切か。参拝しない、という選択肢を任意にとればいいんだけど、そうはいかなさそう。
靖国神社以外へ行きたいという人の存在。→千鳥ヶ淵活用or新施設? 過去の戦争、これからあるかもしれないことを考えると、靖国神社にすべて放り込むのは適切じゃないなー。無宗教よりも、ニュートラルなスペースの中に各宗教というのがいいと思うが。

389小説吉田学校読者:2006/07/22(土) 12:59:44
>>388
あの部分の切り抜き方ですけれども、「分祀論の背景に昭和天皇の隠れた意思がある」という説は前々からあったわけですね。徳川元侍従長の証言とかからも。昭和天皇がなぜ親拝をやめたかは昭和史の1大ミステリーといっても過言ではなく、その背景を考えると、あの切り抜き方は正しいと思います。
でも、その後の日経のはしゃぎようは、ひどいね。21日あたりから分祀イケイケドンドンであります。
あのスクープを見て、むかーし読売が元旦に「北方領土、2島先行返還で交渉へ」というスクープを放った後、社説で「4島一括返還を捨てるのか」と書いたことをなんとなく思い出しました。

で、私の友人の歴史好きは、「日曜の朝か8月15日にもっとでっかいのが来る」という噂(願望?)を昨夜電話で語っておりました。来るか聖断の裏話が。。。。

390小説吉田学校読者:2006/07/24(月) 00:01:14
今日のサンプロはひどかった。桜井氏がひどかった。メモの信憑性といいますが、「今の陛下は、あなた(加藤氏)に対して不快感を持っておられる」とほとんど信憑性ゼロの証言を繰り出すのは、ちょっとひどかった。
検証・分析は長い眼で必要ですので、一気呵成に結論を出すのは拙速であります。

で、桜井氏の言っている「加藤氏に不快感」というのは、推測としては成り立つことではあります。92年天皇訪中(これは天皇筋の意向で実現された説もありますが)の首席随員争いとかね。そこらへんは噂としてはあるのです。また大平元首相と加藤氏(大平内閣官房副長官)については、隣国韓国大統領が射殺されたとき、首相が隣国でありながら、40日抗争で弔問に行けないという、前代未聞のことをやってしまいましたので、昭和天皇も不快感を持っていたんじゃないのかなあ〜〜〜という推測は成り立つわけですけれども、そこらへんは「人物批判はしない」昭和天皇の意に背いて書き込んじゃうと「親の心、子知らずだ」

外交でなく国内問題−菅氏 靖国参拝、加藤氏も同調
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=YNS&amp;PG=STORY&amp;NGID=poli&amp;NWID=2006072301002527

 民主党の菅直人代表代行は23日のテレビ朝日番組で、昭和天皇が靖国神社のA級戦犯合祀(ごうし)に不快感を示したとされることについて「外国に言われたから(靖国参拝が)問題になったのではないことが明らかになった。外交と戦争責任問題はいつもごっちゃになる。昭和天皇のメモを素直に読めば、外交とは別の形で判断をされた」と述べ、靖国参拝問題が外交ではなく国内問題であるとの認識を示した。
 自民党の加藤紘一元幹事長も「明らかに国内問題だ」と同調、「昭和天皇自身があまり合祀に賛成ではなかったと言われてきたが、今度のは決定打だ」と指摘した。

391小説吉田学校読者:2006/07/27(木) 07:00:32
昨日もANNで、「終戦直後、昭和天皇のNYタイムズ会見」報道。日経のスクープ以来、パンドラの箱が開いたような気がします。
この廣田弘毅の合祀の話も前々から「そうなんじゃないか」という話はありました。宮内庁で「昭和天皇実録」(非公開予定)を編纂しているのと関係があるんでしょうか?

A級戦犯、広田元首相の遺族 「靖国合祀合意してない」
http://www.asahi.com/national/update/0726/OSK200607260220.html

 東京裁判でA級戦犯として起訴、処刑された広田弘毅元首相が靖国神社に合祀(ごうし)されていることについて、孫の元会社役員、弘太郎氏(67)が朝日新聞の取材に応じ、「広田家として合祀に合意した覚えはないと考えている」と、元首相の靖国合祀に反対の立場であることを明らかにした。靖国神社は、遺族の合意を得ずに合祀をしている。処刑された東条英機元首相らA級戦犯の遺族の中で、異議を唱えた遺族は極めて異例だ。
 靖国神社へのA級戦犯の合祀をめぐっては今月、昭和天皇が不快感を示したとされる88年当時の宮内庁長官のメモが明らかになっている。
 弘太郎氏は広田元首相の長男、弘雄氏(故人)の長男。6人いた元首相の子は、全員他界している。
 A級戦犯が合祀された78年当時について、弘太郎氏は「合意した覚えはない。今も靖国神社に祖父が祀(まつ)られているとは考えていない」と話した。靖国に絡むこれらの思いは「広田家を代表する考え」としている。
 広田元首相は処刑された7人のA級戦犯のうち唯一の文官。外相当時に起きた37年12月からの南京大虐殺で、残虐行為を止めるよう閣議で主張しなかった「不作為の責任」などが問われた。一方で軍部の圧力を受けつつ終始戦争に反対していたとの評価もあり、オランダのレーリンク判事は「軍事的な侵略を提唱した日本国内の有力な一派に賛同しなかった」などとして、元首相の無罪を主張する意見書を出している。
 広田家の菩提(ぼだい)寺は故郷の福岡にあるが、遺族は元首相の遺髪を分けて鎌倉の寺に納め、参拝している。55年4月、旧厚生省は横浜で火葬されたA級戦犯7人の遺灰を各遺族に引き渡そうとしたが、広田家だけは受け取らなかった。弘太郎氏によると、戦犯遺族でつくる「白菊遺族会」にも参加しなかった。
 弘太郎氏は「靖国神社に行くことはあるが、国のために亡くなった戦没者を思い手を合わせている。祖父は軍人でもなければ、戦没者でもない。靖国神社と広田家とは関係ないものと考えている」と話した。
 靖国神社広報課は「広田弘毅命に限らず、当神社では御祭神合祀の際には、戦前戦後を通して、ご遺族に対して御連絡は致しますが、事前の合意はいただいておりません」としている。
 広田元首相の伝記小説「落日燃ゆ」の著者、城山三郎さんは「広田さんのご遺族の思いを聞いて、やっぱりそうか、との思いが深い。ご遺族の言葉に付け足す言葉はない。広田さんだったらどう思うか、どうしただろうか、熟慮したうえでの考えだと思う」と話している。

392片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/07/28(金) 19:49:52
>>391
直接は関係ないのではないでしょうか。
内々の天皇のことばを史料として残すのはヘンだ、おかしい、冒涜だ、という意見が仮にあるとすれば、そうじゃないんだよという根拠にはなるのでは。
昭和天皇実録が公開されるとき、どのように受け取られるのかなぁ。それ以前に、宮内庁が学者に任せて編纂させると、不都合なことを消す、ってことにならないのか? 当代一流の学者に任せているのではあろうけれども。

393小説吉田学校読者:2006/07/28(金) 20:37:27
直接は関係ないと思います。
「崩御後は実録が編まれ、間違いなく、私のところにもインタビューが来る。私も年だ。メモを残しておこう」という動機付けにはなりますね。死後焼却のことと遺言しても、遺族に宮内庁職員や学者が聞き込みに来たらそりゃ残す。聞き込みに来た学者が「いやぁ、凄かったわ」とか感想を漏らしたらそりゃ取材するわね。あくまで一般論ですけど。

裏実録とでも言うべき田中伸尚の「ドキュメント昭和天皇」のようなのは、宮内庁編纂では間違っても出来ないでしょう。でも「現代史資料」くらいのものにはなってほしいなあ。

394小説吉田学校読者:2006/07/28(金) 20:39:15
>>391
自己レスですけど、どうかんがえても廣田弘毅は外交官としては無能でして、城山三郎の「落日燃ゆ」は本当に納得できませんでした。城山氏にコメント求めるなって、基本は「国士のような官僚、バンザイ」なんだから。

395片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/07/28(金) 21:19:07
どっかの週刊誌で丸谷才一さんがコメントしてましたが、
富田さんの遺族が、この手帳等に関しては、内容をデータ化して、それを編集するなどしていたようですね。
秘密にしておいたほうが良さそうなところは当時丸谷さんも見せてもらっておらず、そのうえで丸谷さんは事務的でつまらないなあと思ったらしいです。
今回は、生のシロモノから日経が記事にしたのでしょうけど。

396片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/07/30(日) 19:47:16
こいつら煩い。というより、マスコミが煩い。
東條の孫やら東郷の孫やら、お前ら何様だ?

後継首相は参拝停止宣言を A級戦犯の孫の東郷元局長  2006/07/30 18:29
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20060730&amp;j=0030&amp;k=200607309322

 靖国神社に合祀(ごうし)されているA級戦犯の東郷茂徳元外相の孫で、元外務省欧亜局長の東郷和彦氏が、8月1日発売の「月刊現代」のインタビュー記事で、小泉純一郎首相の後継首相に対し、靖国神社参拝の「一時停止」を宣言し、参拝を自制するよう提案していることが30日、分かった。

 東郷氏は理由について「中国やアジア諸国とのあつれきを深めているこの状況は、『東洋平和』に命をささげた英霊たちが望んでいた日本の未来像だとは思えない」と強調している。

 首相の靖国参拝に関し東郷氏は「一部の反発を覚悟で提案したい。小泉首相の後継者は、靖国参拝の一時停止(モラトリアム)を宣言せよ、と。そして後に続く首相も、モラトリアムを解除できると判断する時期が来るまでこの政策を継続することだ」と表明。

397小説吉田学校読者:2006/08/10(木) 07:00:29
朝ズバのメインテーマ「自由への疾走」を聞きながらこのニュースを読まれると、なんとなく参拝行っていいんじゃないかという気になるから不思議。
それはそうと、8月15日、警視庁は予定を空けているという噂が「探偵ファイル」初めとして、ネット各所で流れておりますが。。。

小泉首相 「8・15参拝」の意向を強く示唆…長崎市で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060809-00000022-maip-pol

 小泉純一郎首相は9日午前、終戦記念日(8月15日)に靖国神社を参拝するとの01年時の公約について「生きている」との認識を重ねて示すとともに、「守るべきだと思っている」と述べ、8月15日の参拝に踏み切る意向を強く示唆した。長崎市内で平和祈念式典出席後、記者団の質問に答えた。
 首相は01年の自民党総裁選で「8・15参拝」を公約しながらこれまで見送ったことについて、公約は「生きている」との認識を8日、記者団に示していた。9日、記者団が「公約は守るべきものと考えるか」と聞いたのに対し「公約は生きていますから。守るべきものだと思っている」とさらに踏み込んで発言。記者団が「8月15日に参拝するということか」と確認したのに対しても「いかなるものについても皆さんも公約は守るべきものと思っているんじゃないですか」と述べ、これまでの「適切に判断」との表現は用いなかった。
 首相は01年4月の党総裁選の討論会で「首相に就任したら8月15日にいかなる批判があろうと必ず参拝する」と語り、これが「公約」となった。しかし、近隣諸国の反発を考慮し01年8月は13日に前倒し参拝。その後も▽4月21日(02年)▽1月14日(03年)▽1月1日(04年)▽10月17日(05年)と春と秋の例大祭などを選び毎年参拝を続けている。首相の言動に中国、韓国が警戒を強めることは必至だ。

398小説吉田学校読者:2006/08/10(木) 22:37:48
この長官「懇談」(会見ではない)は、今日発売の月刊文芸春秋の保阪氏らの座談会で「メモ報道前に日経は宮内庁に報道を通告したところ、黙認した」発言があったからに他ならない。一般論になぞらえて婉曲に批判するのがいかにも「官僚」である。
別に富田氏をことさらに神格視するものではないけれども、「生臭さ」では古賀誠並みと言われる羽毛田氏である。「小泉厚相、羽毛田老人福祉局長」「森首相、羽毛田次官」と清和会あっての人でもある。無私ではないのだ。

<昭和天皇メモ>宮内庁長官が、公表に批判的な考え示す
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060810-00000113-mai-soci

 宮内庁の羽毛田信吾長官は10日の定例会見で、昭和天皇が靖国神社のA級戦犯合祀(ごうし)に不快感を示したとされる富田朝彦・元宮内庁長官のメモについて、「長官という職にあるものとして言えば、在任中のことを外に出していくことについては、よほど慎重でなければならない」との見解を語った。
 長官の「心構え」として述べたもので、「そうでなければ、陛下が長官にものが言いにくくなる」とも語り、発言の公表に批判的な考えを示した。

399小説吉田学校読者:2006/08/14(月) 22:27:01
明日はどうなるんだか。
小泉首相が靖国参拝したとしても、「歴史認識が違うんだ」くらいな感覚しかない。声高に批判も賞賛もしない私は、飼い馴らされてしまったのだろうか。

2500人態勢で警戒=靖国神社周辺−警視庁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060814-00000101-jij-pol

 終戦記念日の15日、警視庁は靖国神社や日本武道館がある東京・九段地区に機動隊員ら約2500人を動員、警戒に当たる。同日午前、警備部内に総合警備本部を設置。武道館で開かれる全国戦没者追悼式に向け、交通規制やトラブル防止を図るのが目的だが、小泉純一郎首相が参拝することが分かり次第、靖国神社の態勢を強化するという。

400小説吉田学校読者:2006/08/14(月) 22:30:53
私の個人的体験から言わせていただきますと、韓国人が靖国参拝に違和感を持つのは、「軍人を祀っている」はさることながら「勝手に祀られる」に大きく違和感を持つらしいです。
別に「祀ってくれ」と頼んでもいないのに、いつの間にか神に祀られるのは、ちょっと日本人以外には分かりにくいんじゃないか。

首相靖国参拝:中止を求める集会開く 東京・明治公園
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/photojournal/news/20060815k0000m040078000c.html

 小泉純一郎首相の靖国神社参拝中止を求める集会が14日、東京都新宿区の明治公園で開かれた。集まった日本、台湾、韓国の市民と、靖国神社への合祀(ごうし)取り消しを求める遺族ら約1000人は、キャンドルと人文字で「YASUKUNI NO」と描き、「今こそ平和への意思表示を」と訴えた。
 旧日本軍に徴用された台湾や韓国の元軍人・軍属の遺族や、日本の戦没者遺族らが合祀取り消し訴訟を通じて結成した市民ネットワーク「平和の灯を!ヤスクニの闇へ キャンドル行動」が主催した。
 台湾原住民族の合祀取り消しを求めるグループの一員として台北市から参加した陳明忠さん(77)は「日本軍の台湾討伐により殺害された台湾原住民の子や孫が、その後、日本軍の一員とされて死んだ。その被害者である原住民たちが、殺した側と一緒にまつられているのは納得できない。それを肯定する首相の参拝も認められない」と話した。

401名無しさん:2006/08/15(火) 00:41:12
靖国神社に参拝する朝鮮皇族の写真…韓国初公開
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/08/14/20060814000037.html

 朝鮮皇族らが1941年10月に日本の皇族とともに靖国神社を参拝する様子を写した写真が韓国で初めて公開された。

 写真収集家の鄭成吉(チョン・ソンギル)氏(大邱・東山病院博物館名誉館長)は13日、日本の皇族らの靖国神社参拝風景を収めた写真が掲載された『靖国神社臨時大祭記念写真帖』を本紙に公開した。

 1853年の開港以後、日本が行った11の戦争における戦没者、計246万人を祀っているのが靖国神社だ。1978年に東条英機など太平洋戦争のA級戦犯14人が合祀されたため、日本の首相らが靖国を参拝することに対して韓国と中国が強く反発している東アジア外交紛争の現場でもある。

 この写真帖には昨年7月に亡くなった大韓帝国最後の皇世孫・李玖(イ・グ、高宗皇帝の孫であり、英親王の息子/右から3番目)をはじめ、イ・グン(一番右)、イ・チュン(右から2番目)ら朝鮮王族3人が日本の皇族らと並んで靖国神社を参拝する写真が含まれている。イ・グン、イ・チュンは義親王(高宗皇帝の次男)の孫だ。

 のみならず、この写真帖には日本に人質として連れていかれた朝鮮最後の王族・英親王の妃である李方子女史(右から2番目)も登場する。李方子女史は天皇皇后両陛下のすぐ後ろ、2番目の列で靖国神社参拝の列に加わっている。また、王族らの後に続き、太平洋戦争のA級戦犯・東条英機が参拝する姿も写真の中に収められている。

 この写真帖に掲載された写真は皇室専属の写真家が撮影したもので、皇族や祭礼に出席した人にのみ配られる非売品であることが判明している。

 ソウル大国史学科の李泰鎮(イ・テジン)教授は「1941年は日本が太平洋戦争を目前に控えた時期であり、戦争を前にして朝鮮人の動員を引き出す目的で強制的に靖国神社に参拝させたようだ。これは朝鮮を植民地として服属させたということを意味するものであり、絶対に自発的な参拝ではないだろう」と説明した。

朴蘭姫(パク・ランヒ)記者
朝鮮日報

402名無しさん:2006/08/15(火) 00:43:25
↓これは自発的な参拝かな。

靖国神社公式参拝関係年表
http://www1.odn.ne.jp/~aal99510/yasukuni/nenpyo_2.htm

平成8年11月1日 旧朝鮮王朝李玖王子 参拝


>>400
当時の状況をまとめると、
(1)当時は朝鮮半島出身者も日本人
(2)朝鮮半島での徴兵制適用は1944年4月以降
(3)1944年以前は志願制で朝鮮人士官も多くいた。
(4)戦後も日本の陸軍士官学校出身者などが政治の中枢を担った。

というわけで、いつのまにか祀られたというのは正確ではなく、
今の韓国での「韓国併合無効論」「親日派糾弾」という風潮の表れではないかと。

403名無しさん:2006/08/15(火) 02:17:03
>>400
広田弘毅元首相の遺族が、
「合祀について要望も同意もしていない。祖父がまつられていると考えていない」
と言っているように、日本人でも違和感を持つ人はいるでしょう。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060727-00000184-kyodo-soci
靖国合祀聞かれたら断った 広田弘毅元首相の遺族

 東京裁判で処刑されたA級戦犯で唯一の文官、広田弘毅元首相の孫で、元会社役員弘太郎さん(67)が27日、共同通信社の取材に対し、靖国神社への広田元首相の合祀(ごうし)について「靖国から事前に合祀の連絡はなかった。聞かれていれば断った」と話し、反対の立場を明らかにした。
 A級戦犯の遺族が合祀に異議を唱えたのは異例で、議論が高まっているA級戦犯の分祀問題にも波紋を広げそうだ。
 広田元首相は外交官出身で2・26事件後の1936年に首相になった。軍部の政治介入は激しく、わずか1年で首相を退いた後、日中戦争時には外相を務めた。東京裁判では一部の裁判官が無罪を主張したが、48年にA級戦犯として東条英機元首相らとともに処刑された。靖国神社は78年、ほかのA級戦犯13人とともに合祀した。
(共同通信) - 7月27日19時42分更新

404名無しさん:2006/08/15(火) 02:18:49
>>403の言葉はこちらがソース

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060806k0000m040116000c.html
A級戦犯遺族:8人が分祀受け入れ 18人中反対3人

 靖国神社へのA級戦犯の合祀(ごうし)・分祀問題に関連して、毎日新聞社が合祀されたA級戦犯の14遺族に考えなどを聞いたところ、連絡できた13遺族18人(一部の遺族は複数)のうち、8遺族8人が分祀受け入れの意向を示した。反対は3遺族3人だった。「教義上、分祀はできない」とする同神社の姿勢と遺族らの意識に隔たりがある実態が浮き彫りになった。

 昭和天皇が合祀に強い不快感を示したとされる富田朝彦元宮内庁長官のメモが見つかったことを受けて、一斉聞き取りを行った。その結果、合祀・分祀については、5遺族の7人が「ノーコメント」「判断できない」などとしたが、10遺族11人が判断を示した。

 分祀受け入れを表明した遺族では、合祀は旧厚生省から送付された戦死者らのリストである祭神名票に基づいたもので「当初から同意したものでない」ことを理由に挙げる声が多かった。また「国民合意」や「靖国の自主的判断」を分祀受け入れの前提とする遺族もあった。ただ、自ら分祀を申し出る考えを示す遺族はなかった。

 広田弘毅元首相=絞首刑=の孫弘太郎さん(68)は「合祀について要望も同意もしていない。祖父がまつられていると考えていないので、分祀と言われても『ご自由にして下さい』としか言えない」と話した。東条英機元首相=絞首刑=の二男輝雄さん(91)は「遺族から何か言うべきことではない。神社が分祀を決めたら異論を出す立場にない」と靖国の判断に従う考えを示した。

 分祀反対の理由としては、平沼騏一郎元首相=終身禁固、受刑中死亡=の養子の平沼赳夫衆院議員(67)が「神道に分祀というのはなく不可能」▽板垣征四郎元陸軍大将=絞首刑=の二男正さん(82)が「合祀の手順は厳粛。分祀は認めたくない」▽東条元首相の孫由布子さん(67)が「分祀論の発端は中国の圧力。外圧に屈することになる」と述べた。【竹中拓実、反田昌平、工藤哲】

    ◇合祀されたA級戦犯◇
土肥原賢二・陸軍大将 絞首刑
広田 弘毅・首相   絞首刑
板垣征四郎・陸軍大将 絞首刑
木村兵太郎・陸軍大将 絞首刑
松井 石根・陸軍大将 絞首刑
武藤  章・陸軍中将 絞首刑
東条 英機・首相   絞首刑
平沼騏一郎・首相   終身禁固 受刑中死亡
小磯 国昭・首相   終身禁固 受刑中死亡
白鳥 敏夫・駐伊大使 終身禁固 受刑中死亡
梅津美治郎・参謀総長 終身禁固 受刑中死亡
東郷 茂徳・外相   禁固20年 受刑中死亡
松岡 洋右・外相    −−  公判中死亡
永野 修身・海軍元帥  −−  公判中死亡

 ▽A級戦犯と合祀 極東国際軍事裁判(東京裁判)で、侵略戦争を計画・遂行したなどとして起訴された政府と陸海軍の指導者28人が「A級戦犯」。48年の判決では、病死や免訴の3人を除く25人全員が有罪で、東条英機元首相ら7人が絞首刑に。靖国神社は78年10月、この7人と、受刑中や公判中に死亡した7人の計14人を合祀した。

 85年8月、当時の中曽根康弘首相が初の公式参拝に踏み切って以降、中国などがA級戦犯合祀を問題視し「侵略戦争を正当化する」として反発を強めた。解決策の一つとして14人を分祀する考え方があり、当時遺族の一人の板垣正氏が他の遺族の取りまとめに当たったが、一部から異論が出て頓挫した。同神社は「神霊を分けても元の神霊は存在しており、分祀はあり得ない」としている。

毎日新聞 2006年8月6日 3時00分

405小説吉田学校読者:2006/08/15(火) 07:23:57
A級戦犯の遺族たちは「分祀は反対。でも、陛下に親拝されるような靖国になってほしい」という感じでしょうか。

ここまで脚光を浴びると、逆にテロとか不安になる。7時45分ころ参拝へ。

首相が15日午前靖国参拝へ 21年ぶり、「公約」重視
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&amp;PG=STORY&amp;NGID=main&amp;NWID=2006081501000081

 小泉純一郎首相は15日午前、東京・九段北の靖国神社を参拝する。首相周辺が明らかにした。首相は2001年の就任以来、年に1回の参拝を続け、今回が6回目だが、終戦記念日の参拝は初めてで、現職首相としては21年ぶり。9月退陣を控え、01年の自民党総裁選で宣言した同日の参拝という「公約」を果たす狙いがある。
 昭和天皇がA級戦犯合祀(ごうし)に不快感を示したとされる元宮内庁長官のメモ判明後の参拝だけに、党総裁選や次期首相の政権運営で、靖国参拝の是非が大きな焦点になるのは確実。合祀を問題視する中韓両国があらためて反発を強めるのも必至だ。

406小説吉田学校読者:2006/08/15(火) 20:21:11
>>402
私の個人的体験なもんですので、多くは反論しませんです。向こうの人たちは「神になる」は分かるけど「祀る」がよく理解できない模様です。私も良く分かりませんが。

職務として行っていないのであれば、神道形式に則った参拝をすべきです。参拝形式は目的・効果基準に照らすと、あまり問題ではないと思います。
歴史観を靖国的なものに同調しているのかどうか、この参拝でも首相の会見を聞いても良く分からないのがかなり問題だと思います。歴史観はないのかもしれない。「いつ行っても批判されるなら、今行ってもいい」発言から、歴史観も哀悼の誠も感じない。ポーズの問題ではないでしょう、これは。
特攻隊の展示を見て涙した小泉首相と、松下竜一「私兵特攻」を読んで怒りがまず沸いた私とでは、歴史観は相容れないでしょう。ただし、はっきり言って、それだけのことで、重大課題でもなんでもないと思いますね。
「国益を損なう」論もありますが、だいたい、小泉靖国参拝で、首脳会談は出来なくても、アヒルの水かきはしているだろうし、中韓から経済制裁とか食らいましたか?

首相靖国参拝 「今日は適切な日」小泉首相、理由を説明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060815-00000014-maip-pol

 小泉純一郎首相は15日午前、終戦記念日の靖国神社参拝について「8月15日を避けても批判、反発は変わらない。いつ行っても同じだ。ならば今日は適切な日ではないか」と述べ、01年の自民党総裁選時の公約実現を優先した理由を説明した。首相官邸で記者団の質問に答えた。
 近隣諸国への配慮から「8・15」を見送ってきた過去5年の参拝との整合性に関しては「最初、多くの方々が8月15日だけはやめてくれと言ってきた。あえて15日を避けて参拝してきた。しかし、いつ行っても騒ぎにしようという勢力がいるんですから。矛盾しない」と強調した。
 また、中韓両国の反発については「中国や韓国の言うことを聞けばアジア外交が良くなるとは思わない」と主張。A級戦犯合祀(ごうし)問題に関しては「戦没者全体に哀悼の念を表すため参拝している」と説明し、憲法違反との指摘には「思想信条であり、心の問題だ」と語った。
 また、本殿に上がるなど04年以前の参拝形式に戻したことについて首相は「今日は戦没者追悼式もあるし、千鳥ケ淵の戦没者墓苑にもお参りする。その時にはこの服装(モーニング)で行くし、きちっと本殿に参拝するのが適切と思った」と説明。公私の区別については「総理大臣である人間・小泉純一郎が参拝している。職務として参拝しているものではない」と述べた。

407名無しさん:2006/08/16(水) 21:36:44
首相の靖国参拝、「支持」53%…読売調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060816-00000014-yom-pol

 読売新聞社は、小泉首相が終戦記念日(8月15日)に靖国神社を参拝したことを受け、15、16の両日、緊急全国世論調査(電話方式)を実施した。

 首相の参拝を「支持する」は「どちらかといえば」を合わせて53%、「支持しない」は計39%だった。

 それぞれの理由を聞いたところ、支持する人では「首相が戦没者を慰霊、追悼するのは当然」が35%で最も多く、「不戦の誓いになる」31%、「中国や韓国の反発でやめるのはおかしい」25%が続いた。

 支持しない人では、「中国や韓国との関係が悪化」41%、「A級戦犯が合祀(ごうし)されている」27%、「政教分離の原則に反する」16%の順だった。
(読売新聞) - 8月16日20時28分更新

408片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/08/20(日) 11:06:46
今回のことで、特におかしく思ったのが、官邸が小泉首相靖国参拝の可否について複数回の輿論調査をしたとされていること。
個人の自由という論法なのであれば、役所を使っていろいろやるのをやめてほしい。
役所を挙げて政治的に靖国参拝の是非を検討するのはやめてほしい。

この靖国の問題はぐちゃぐちゃになってますが、実は、
・勝手に祀られること と
・役所が当然のごとく宗教にかかわってること
が大きい問題なのだと思います。

・戦争責任 については、讀賣新聞の最終報告が出たり、なかなか興味深い展開を見せていますが、そう簡単に決着することではないでしょう。
私は、現状の靖国神社じゃないところであれば、A級戦犯が明確に排除されてない形でもいいと思ってます。

>>406
小泉首相にとっては、外交カードだと思いますね。

409小説吉田学校読者:2006/08/20(日) 11:34:22
>>408
仮に靖国に行かなくても、文化流入にコンテンツ、竹島や尖閣、海洋資源の問題で色々と外交カードがあると思いますねえ。あまり歴史問題を外交カードに使うのは、日・中・韓ともにやめたほうがいいと思います。歴史は歴史であります。

410とはずがたり:2006/09/04(月) 01:11:53
靖国の糞神社には血も涙もないのか?入れてやれよヽ(`Д´)ノ

<靖国神社>朝鮮戦争で殉職海保職員の「合祀」拒否 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060903-00000055-mai-soci&amp;kz=soci

 朝鮮戦争で掃海作業中に殉職した元海上保安庁職員の遺族が、靖国神社に「戦死者」として合祀(ごうし)するよう求めたのに対し、同神社が拒否していたことが分かった。神社は遺族への回答書で、合祀範囲を「大東亜戦争まで。朝鮮戦争は基準外」と明示した。
 遺族は、大阪市浪速区の会社役員、中谷藤市さん(79)。1950年10月、弟の坂太郎さん(当時21歳)が米軍の極秘要請を受け、掃海艇で北朝鮮の元山(ウォンサン)沖に出動。機雷に触れて死亡した。事故後、米軍と海保は「瀬戸内海での作業中に殉職したことにしてほしい」と求めたという。現行憲法に抵触する疑いが濃いためで、中谷さんは事故記録を照会したが、「記録はない」と回答された。
 その後、除籍謄本に海保の報告として死亡日時と場所が記載されていることが分かり、中谷さんは今年2月、靖国神社に合祀を求める申請書を提出。8月25日付の神社の回答書では「その時代ごとの基準で国が戦没者と認め、名前が判明した方をお祀(まつ)りしてきた。朝鮮戦争は現在のところ基準外となるから、合祀できない」と結論付けていた。
 中谷さんは「弟は戦死したのだから祀られて当然。合祀を願い続けてきた。義憤を禁じえない。再考してほしい」と、要請を続ける考えだ。[田辺一城]
(毎日新聞) - 9月3日21時0分更新

411片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/04(月) 02:56:40
>>410
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1074159913/121
↑にやや関連すること書きましたが、これで靖国神社が戦死者だと認定した者が戦後分も勝手に祀られるんなら、あんまりよろしくはないですなぁ。

412小説吉田学校読者:2006/09/06(水) 21:16:33
男児誕生。おめでとう。
これで、皇室典範改正論議はモラトリアムへ。そして、近い将来、現皇太子は、甥を皇太子にする日がやってくる。

秋篠宮妃紀子さま 男児ご出産 41年ぶり皇位継承資格者
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060906-00000017-maip-soci

 秋篠宮妃紀子さま(39)は6日午前8時27分、東京都港区南麻布5の愛育病院で、帝王切開手術で男児を出産された。皇室に男子が生まれるのは、65年11月の秋篠宮さま(40)以来だ。約41年ぶりの皇位継承資格者の誕生で、順位は皇太子さま、秋篠宮さまに次ぎ第3位。母子ともに健康に問題はない。政府が検討していた皇室典範改正案の国会提出は、当面見送られる公算が大きい。
 男児は、ご夫妻の3人目のお子さまで、天皇、皇后両陛下にとっては4人目の孫に当たる。皇室の構成は、天皇陛下をはじめ計23人となった。皇室で帝王切開による出産は初めて。
 宮内庁によると、男児は身長48.8センチ、体重2558グラム。出産は、当初9月下旬(妊娠40週)とされていたが、胎盤の一部が子宮口にかかる「部分前置胎盤」の診断を受け、母体への影響と胎児の成長を考慮して20日ほど早い第37週での帝王切開となった。手術は、愛育病院の中林正雄院長らの執刀で午前8時23分から始まり、同9時7分に終わった。
 秋篠宮さまは午前7時10分ごろ、車で愛育病院に到着し、手術室近くの別室でお子さまの誕生を待った。男児誕生は、秋篠宮さまから電話で、公務で北海道滞在中の天皇、皇后両陛下と、住まいの東宮御所にいた皇太子さまに伝えられた。
 ご誕生に伴う最初の儀式として、午後には、天皇陛下から贈られた守り刀を病院のお子さまの枕元に置く「賜剣(しけん)」が行われる。7日目の12日には、一般のお七夜にあたる「命名の儀」があり、名前と持ち物などにつけるお印(しるし)が決まる。皇室経済法に基づき、お子さまの生計費(皇族費)として、国から秋篠宮さまの10分の1に当たる年間305万円が支給される。
 宮内庁は今年2月、紀子さまが第3子を懐妊し妊娠3カ月と発表。7月に「部分前置胎盤」との診断を受けて帝王切開での出産を決定、8月16日から安静を保つため入院していた。秋篠宮さまと紀子さまは90年6月に結婚。91年10月に長女眞子さま、94年12月に二女佳子さまが誕生した。

413名無しさん:2006/09/06(水) 21:40:06
>>412
野暮なツッコミですが、皇太子にできるのは子だけですね

414小説吉田学校読者:2006/09/06(水) 21:45:40
>>413
書いた後に私も気づきました。
さらに言えば、皇位継承順位も、新宮第3位、は第2位の秋篠宮の後です。
お詫びして訂正いたします。

415片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/06(水) 23:07:34
まさに、>>334-335で指摘したような流れですね。
>>326で出てきた「愛子天皇の子供が男でも天皇になってはいけないのはおかしい」と言うような総理大臣の下で改正されなかったのは良かったですね。

このスレじゃないかもしれないけど、かなり前、秋篠宮の子供が男子であれば問題はあらかた解決するという意見に私が反論した覚えがありますが、やはり解決してないと思いますね。側室制度の導入、でなければ、一本の糸を本当に大事にして子供(男子)づくりに励まれなければならない状況です。
改正議論のタイミングとしては、女子の結婚時期のちょっと前が考えられます。
まず、今の論調の主流は、男子がいるんだから世継ぎは男子でしょうという話。世間の感覚としてそうですから、今後、皇太子→秋篠宮→その子 とつなぐ形は、皇太子のほうに男子が生まれない限り既成事実になっていくでしょう。
それを補う形でどう改正するかという議論になるでしょうから、愛子・眞子・佳子各内親王を皇室内に残すということが図られるでしょう。
その際、男子が絶える場合の処置が定められるかどうか?
また、女子の宮家を残すにしても、男系の血筋のことを考えると、やはり旧宮家男子の存在がクローズアップされざるを得ない。

ということで、眞子内親王成人となる5年後が議論開始の目処でしょう。婚姻適齢になる来年とかでもいいですけど。

それにしても、長子優先でいいとか言ってたのに男子が生まれたらいかんと言い出す人たちって、何を考えてるんだろう。
何の疑問も抱かず愛子天皇とか言ってて恥ずかしくないのか。今回のことで、愛子天皇の可能性はほぼゼロになったのだが・・・。

416小説吉田学校読者:2006/09/06(水) 23:37:36
>>415
私も、愛子、眞子、佳子各内親王の婿様選びが微妙に皇室典範改正とリンクしながら進むと思います。これで立ち消えにはならない。
書きながら気づきましたが、とりあえずは皇太子と名のつく皇族がいない数年を私たちは経験することになるんですねえ。

417とはずがたり:2006/09/07(木) 01:23:27
次世代は皇太子ではなく皇太弟ですねぇ〜。古代中世日本史みたいで萌え♪
皇太弟ってATOKで変換出来ないのはどういうことだ?!

418とはずがたり:2006/09/07(木) 16:49:40
傍系の皇族方が嫡流に憚って第3子以上を生んでこなかったのが40年間に渡る親王の誕生無しを生んだのではないか?(調べたら高円宮が3人女の子をもうけているけど)
今回の皇太子妃の病気?で秋篠宮にゴーサインがでたのであろう。生み分けとかしたとは思えないけど,男子でまぁ良かった。併し新宮一人というのはややリスクが高いような気がする。紀子妃殿下にはもう一頑張りしてもうお一人親王をお産み頂いた方が良い鴨。其れが駄目なら片言丸氏推奨の側室制度か。
側室制度を設けなくても傍系が子供を2人で我慢するのを辞めれば皇統の断絶のリスクをかなり減らせるような気がします。またちょっと違うけど,足利将軍家の血筋が絶えた場合は,傍系の渋川氏更には吉良氏から出すことになっており(御一家),家康も御三家,吉宗も御三卿を立てたが,そういう家格の家がないのもリスク要因かも。伏見宮や近衛家なんかがそれに相当しうると思うのだが。近衛家は宮家ではなく家臣だが皇室から養子を受けたので伏見宮よりも血統は近い。

皇室41年ぶり親王さまご誕生 秋篠宮家第3子 皇位継承3位
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060907-00000000-san-soci

 秋篠宮文仁親王殿下(40)と同妃紀子殿下(39)の第3子が6日午前8時27分、東京都港区の愛育病院で誕生された。お子さまは親王(男児)で、体重は2558グラム、身長は48・8センチ。皇族では初の帝王切開によるご出産となったが、母子ともにお元気。皇室では昭和40年にお生まれになった秋篠宮さま以来、41年ぶりの男子で、皇位継承順位は皇太子さま、秋篠宮さまに次ぐ第3位。天皇、皇后両陛下には4人目の孫。皇室は23人となった。
 宮内庁によると、手術は6日午前8時23分に始まり、同9時7分に終了。紀子さまは術後、執刀した同病院の中林正雄院長に「大変ありがとうございます。気分も良好です」と話し、手術室から個室の病室に戻られた。約1週間で抜糸となり、10日前後で母子ご一緒に退院される予定。
 病院の控室でご出産の報告を受けた秋篠宮さまは静かに「ありがとう」と話され、すぐに第16回「国際顕微鏡学会議」ご出席のため北海道滞在中の天皇、皇后両陛下へ電話で伝えられた。両陛下は非常に喜ばれたという。
 皇太子さまにも宮さまが電話で報告され、皇太子ご夫妻もとてもお喜びだった。
 長女の眞子さま(14)=学習院女子中等科=と二女の佳子さま(11)=学習院初等科=は6日午後、秋篠宮さまに付き添われて愛育病院を訪問し、出産を終えた紀子さまを病室にお見舞い。生まれたばかりの弟とも対面された。お二人はそれぞれ始業式があり、弟の誕生については宮内庁の職員らを通じて知らされたという。
 「賜剣の儀」も同日午後に行われ、お子さまに「守り刀」が贈られた。
(産経新聞) - 9月7日8時2分更新

419名無しさん:2006/09/07(木) 23:29:51
>>418
近衛家でも、戦国時代の後陽成天皇までさかのぼるんですよねぇ…
そこまで戻らないと男系がいないというのも、ある意味奇跡的でしょう。

420片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/07(木) 23:34:07
>>418-419
近衛家に行った養子というのは、男子なおかつ新しい話なのでしょうか?

421小説吉田学校読者:2006/09/07(木) 23:44:54
>>417
皇室典範改正ですけど、皇太弟の定義とかは載っていないんですね。初めてさっき知った。やっぱ改正論議は高まるんかな?

422とはずがたり:2006/09/08(金) 00:03:51
>>418-419
後陽成天皇は戦国時代と云うより安土桃山から江戸時代に掛けての天皇ですね。
当時の貴族社会は当然一夫多妻ですから,子供の母親が正式な奥さんであることは例外的でしかも貴族ではない家女房だったりする場合も多いです。
それにたいして後陽成天皇の正式な奥さんが一番家格の高い近衛家から嫁入りした中宮中和門院近衛前子でそれが皇統を継いだ後水尾帝と近衛家に養子にいった近衛信尋を産んだという訳です。(近衛前子の弟信尹に嗣子が無かった為)
なんか言葉で説明すると解りにくいですけど・・図に書くと一発なんですけど。

>>420
皇室典範上では皇太弟も皇太子扱いなんでしょうかね??

423片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/08(金) 00:29:37
>>422
「皇嗣たる皇子を皇太子という。皇太子のないときは、皇嗣たる皇孫を皇太孫という。」と書かれてるだけに、そうもいえない感じですね。
皇太子も皇太孫もいない場合は、かかれてません。皇太弟、皇太叔父、皇太甥とか、そんなふうになっていくからかな。
皇兄弟が継承できるのは書いてあるから、継承できることには違いありませんが。

立太子のほうも、立太弟っていうのかな? 検索したら日本語に一例、あとは中国語。

424とはずがたり:2006/09/08(金) 01:22:05
「皇太子も皇太孫もないときは,皇嗣たる皇弟を皇太弟という」という一文が抜けている感じになんですな。
少子高齢化時代は皇子が欠けて皇孫が皇嗣になるケースより皇子・皇孫が得られず皇弟が皇嗣となるケースが多いと思われるが皇室典範制定時には夫れを配慮出来なかったのでしょうかねぇ?

425名無しさん:2006/09/08(金) 01:25:27
直接関係ないですが、英国などの王国の太子を皇太子と呼ぶのは
どうしてなんでしょうね。素直に王太子と呼べばいいのに…

王子→皇太子→国王 というのは、やっぱり変でしょう。

426とはずがたり:2006/09/08(金) 01:25:34
今はそんな役職有るか知りませんが皇太子傅(皇太子の面倒を見る役)は皇太弟の場合は皇太弟傅というのかとgoogleで調べたらちゃんとそういう用語が引っかかりました。
けど,弟を皇太弟にする場合も「立太子」を使っている様な気がします。

427片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/08(金) 01:33:30
>>424
逆に当時は、秩父・高松・三笠との関係もあり、弟への継承を意識させる言葉は生々しく感じられ、忌避されたのかもしれないですね。

428とはずがたり:2006/09/08(金) 01:33:57
>>425
成る程,云われてみればそうですな。気付きませんでした。

429とはずがたり:2006/09/08(金) 01:35:59
>>427
成る程。そっちの方が正解でしょうかね。
終戦直後,戦争責任をとって昭和天皇が退位なんて話もありましたしね。法案起草者も躊躇われたのかもしれません。

430片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/08(金) 01:43:18
>>425
大津事件やサラエヴォ事件を戦前にどう教えていたか、調べればいいかもしれない・・・
と思ったら、あれは帝国・皇帝だから、皇太子でいいのか。
とすると、そのへんの区別をつけずに語呂がいい皇太子に安易に統一してしまったという感じでしょうかね。

431とはずがたり:2006/09/08(金) 01:49:09
英語等では区別してるんですかねぇ?帝国でも王国でも公国でもプリンス・プリンセスだったりするとそもそも太子に関しては使い分けしないと云う事になりますが

432小説吉田学校読者:2006/09/10(日) 21:41:21
なんか、今日の相撲中継、アマチュア楽団の練習先で見て、そのとき、団員の発言で気づいたので恥ずかしいんだけど、後20年も経ったら、現皇族で男系は皇太子家と秋篠宮家だけになっちゃうんだなあ。すっごい大変なことじゃない?

433片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/10(日) 22:56:16
あら?

>>415では「一本の糸」と表現しましたが,それがつながらなければ終わってしまうわけですよね。
それから,今後10年経って女系容認にしようかなぁつったって,娘らが嫁に行ってからでは処置にならないわけで。
眞子内親王の婚姻適齢(だと思われる)は来年の到達ですので,さっさと議論をしたほうがよい所以です。

泥酔論説委員さん9/7が適切に指摘されるように,旧宮家復帰も視野に入れて,さっさと議論したほうがよい。
イノセントに誕生を喜ぶのが素直な一般の見方ですが,実は,解決・猶予と言って放置していたら余計に問題がこじれる状況になっていると思います。
「秋篠宮とその子に継がせたいけれど,断絶しないように女系も一応容認/さらには旧皇族も復帰させて保険をかける」となれば,”妥当な感じがする結論”を表現するルール・婚姻斡旋政策がかなり複雑化しそうだからです。
さらには,女系皇族を残しておくという案が当然出るでしょうが,そこで子供が生まれた場合の処置が,なかなか難しい。

数年後には,「シンプルな長子相続か,否か」という議論でとどまっていたこれまでの状況が古き良き状況として思い出されることになるかもしれませんね。いや,なるとしか思えませんね。
側室制度はその中においてはシンプルな解決法です(笑)。まぁ科学が発達してきてるから,「側室作らない」でも「旧皇族復帰」と「注意深く種の保存(人工生殖等最大限努力)」でいけるのかもしれないですけど・・・。

434名無しさん:2006/09/11(月) 01:04:10
仮に新皇子が男性不妊症だったら、それから側室を作ろうが糸は切れてしまいますね。
これが20年後に判明、じゃすでに手遅れでしょう。
究極的にはクローン技術ですかね?

435とはずがたり:2006/09/11(月) 14:14:50
>>432-434
>後20年も経ったら、現皇族で男系は皇太子家と秋篠宮家だけになっちゃうんだなあ。
そうでもしとかないと皇族だらけになっちまいますし,それでいいんじゃないですか?旧来の貴族もそうやってメインストリームから外れた家系は消えて行きます。
また新皇子が不妊の可能性も当然考慮にいれないといけないでしょうから,秋篠宮家にももう一頑張りして貰わないと。

436小説吉田学校読者:2006/09/11(月) 23:21:13
>>435
まあ、50年経つと、男系皇室は秋篠宮家だけになってしまうんだなあ。歴史の終焉を見ることになるのか、はたまた蘇生するのか。怖いもの見たさの感もあるが、幸運なことに、たぶん、私はこの世にいないか棺桶に片足突っ込んでいるだろう。

437片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/11(月) 23:37:03
現皇族ですとそうですけど、半分程度の確率で旧皇族復帰があるんじゃないでしょうか。
私は、ホンワカした国民統合のシンボル的皇族ってものに<個人的には>価値を見出さないですね。
歴史を縫ってきた天皇位って意味で感慨を持ちます。旧皇族筋であっても系譜を接げれば立派です。

438とはずがたり:2006/09/11(月) 23:46:25
愛子嬢を旧宮家の誰かが娶ったりすると皇統を嗣ぐ資格(この場合国民的合意)が出てきそうですねぇ。

片言丸氏の発言を読んで云われてみれば自分もホンワカした国民統合のシンボル的皇族ってものに<個人的には>価値を見出」してないっすね。
歴史上の登場陣ぶるに対する興奮の延長上に現皇室が居るという感じかなぁ。

439小説吉田学校読者:2006/09/12(火) 22:56:35
>>438
歴史上の天皇の延長上に今の天皇がいるのであって、私もそこに、天皇家を尊重しなければという思いを抱くわけであります。
前の行ですが、「尊敬」をちょっと考えて「尊重」と書き換えました。
元首でもシンボルでもいいけれども、ぜひとも「威厳」だけでとどめて頂いて、文化や祭祀については構いませんし、そうでなければならない部分もあるのは十分承知しておりますが、どうか政治では二度と神様になっていただきたくないと思います。

さて、「悠仁」と見て、ゆずを思い浮かべた人は若い人、阿久悠を思い浮かべた人は古い人。
秋篠宮殿下は細る男系をなぞらえて「長い長い下り坂を、紀子を自転車の後ろに乗せて」と歌ったとか歌わなかったとか。

悠仁さま:「長く久しく」との思い、列島駆けめぐる
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/koushitsu/news/20060913k0000m040112000c.html

 秋篠宮ご夫妻の長男は「悠仁(ひさひと)さま」と12日決まった。同じ字の名前の人たちは「光栄だ」「感激した」などと驚き、出産を控えた女性からは「子どもの名前の参考にしたい」との声も漏れる。ご夫妻の「長く久しく」との思いが込められた名前は、列島を駆けめぐった。
 日本フィルハーモニー交響楽団の首席ビオラ奏者、後藤悠仁(ゆうじ)=本名・朋俊(ともとし)=さん(45)は「びっくりした。楽団の仲間からは『名前に恥じないように行動してくれ』と言われた」と笑顔。約20年前、同楽団に入ってすぐ活動名を「悠仁」にした。「心からおめでとうございますと申し上げたい」と祝福した。
 アテネ五輪のNHKテレビ報道テーマ曲「栄光の架橋(かけはし)」などで知られる人気デュオ・ゆずの北川悠仁(ゆうじん)さん(29)は「とても感動し、光栄に思っております。これからも、この感動を胸に、名に恥じぬよう、精いっぱい音楽活動を続けていきます」とのコメントを発表した。
 兵庫県姫路市の能面作家、筒井悠仁(ゆうじん)=本名・康夫=さん(57)は、師匠の「仁」を受け継ぎ、「悠」は「ゆったりとした」などの意味が気に入って7年ほど前から使っている。「皇室の方は『仁』の字を付けるから、そうなったら良いなとは思っていたが……。感激です」と声を弾ませた。
 東京・銀座では、デパートの電光掲示板が、「悠仁親王殿下」と名前が決まったことを伝えると、買い物客らが足を止めて見入った。12月末に女児出産を控える岡山市の長内路子さん(27)は「『悠』の文字がとても現代的だと思った。生まれてくる子どもの名前の参考にしたい」と笑顔を見せた。
 夫婦で買い物に来ていた埼玉県北本市、美容業、門司孝さん(57)は「ご夫妻が名前に込められた思いは、子どもを持つ親なら誰でも同じだと思う。男女に関係なく、元気にすごしていただければ」。近くに住む佐々木祐子さん(50)は「おおらかで良い名前だと思った。親王さまの立場はいろいろと大変だろうが、字の意味の通り、のびのびと育っていってほしい」と話した。
 悠仁さまのお印(しるし)に決まった高野槙(こうやまき))は、日本固有の常緑高木で、3〜4月に花を咲かせる。本州(福島県以南)、四国、九州(宮崎県以北)に分布、和歌山県の高野山に多いことから、この名が付いた。皇居の宮殿近くや赤坂御用地にも植生。木材は、耐水性があり風呂おけなどに使われる。
 高野山の霊宝館前には、1923年に故秩父宮さまが植樹し高さ約20メートルにまでなった高野槙がある。高野山真言宗総本山金剛峯寺の「奥の院」を守る日野西真定・維那(ゆいな)(82)は「江戸時代に寺院が山から清水を引くのに、高野槙の樹皮を使ったほど腐りにくく丈夫だ。高野山を代表する木がお印に選ばれたことは大変に名誉なこと。親王さまが、この木のように丈夫で健やかにお育ちになることを願います」と喜んだ。

440小説吉田学校読者:2006/09/12(火) 22:59:10
(続き)
命名の儀の本日、皇太子殿下は山登り。ささやかれる「透き間風」説に、殿下は「目立たぬように、はしゃがぬように、似合わぬことは無理をせず」と歌ったとか歌わなかったとか。
難産の子は良く育つ。

◇最後まで迷っていた秋篠宮さま
 名前は難産だった。長女眞子さまの名前を決めた時は、「ひらめき」だったという秋篠宮さま。中国の古典などからの出典ではなく、「ひさひと」という音の響きを大事にした。宮内庁職員が、歴代の天皇や皇族の名前として使われていない字を示すと、「もうちょっと調べてほしい。他の漢字はないのか」と最後まで迷っていたという。
 最終的には、三つぐらいの漢字の候補の中から「悠」という「ゆったりとした」意味の字を選んだが、7月から考え始めて足かけ3カ月。両陛下への報告も「命名の儀」の前日だった。
 その「命名の儀」。皇太子ご夫妻の長女愛子さまや秋篠宮ご夫妻の長女眞子さま、二女佳子さまら宮内庁病院で午前中に行われた時と違い、民間の愛育病院のため、面会時間(午後3時以降)を配慮し、ご夫妻の意向で同3時半過ぎに設定された。紀子さまは入院中にもかかわらず空色の絹の洋服姿で臨み、5分ほどで終わった。

441とはずがたり:2006/09/12(火) 23:09:57
帝王学をみっちりと仕込まれた皇太子に対して秋篠宮はそうではないし,命名権の問題やら入院やら,はっきりと皇太子家と秋篠宮家には差が付けられている。
これを今後どうするのでしょうか。今上天皇が崩御して皇太子が即位した後,秋篠宮が皇太弟に立太子された時に色々皇太子家並の扱いを受けるようになると云う事か?しかし悠仁の教育はそれからでは遅いだろうしどうするんでしょうか?5歳ぐらいになった時,現皇太子家に世継ぎが生まれてなかったら将来天皇になるものとして皇太子家並の教育するのでしょうかね?

442片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/13(水) 00:50:59
悠ってのは私のセンスから外れます。
私は、天皇・皇族の名前なんてのは、もうちょい素朴な名前がふさわしいと思う。
これでは、お洒落な名前の一種だ。
「ひさ」という読みから思いついて、それに字を宛てたというところもかなり現代的だ。
ただ、秋篠宮家らしいという感じもある。無理してないという意味ではいいかな・・・。

>>439
私も、皇族が尊重されたほうがいいだろうとは思っています。
しかし、こっちは逆に、「歴史を縫ってきた天皇」だから尊重されるべきなのではなくて、普通の人がホンワカと喜ぶ状態が現実にあるから、尊重されたほうがいいと思っていたりします。
仮に、日本が自分やとはずがたりさんのような見方をする人ばかりになったら、天皇は趣味の研究対象にしかならんでしょう。
(まっ、私は共和制なんてことは言いませんけどね。無くなれと思ってるわけではないし。)

>>441
解答しづらい問題をどんどん出しますねぇ〜(笑)。
>今上天皇が崩御して皇太子が即位した後,秋篠宮が皇太弟に立太子された時に色々皇太子家並の扱いを受けるようになると云う事か?
「東宮」扱いされるのは、そうなってからでしょうね。
ただ、実質的にどういうことになるのか? こんなもん輿論調査してもしょうがないし・・・。
有識者会議の発想なら、こんなふうに「帝王学」を施す対象が定まらなくて困ることもあるから、いっそのこと長子継承にしてしまえってことでしたね。
今まさにそれが喫緊の問題なのだから、今こそ皇室典範改正すべきかもね。まぁこの記述は冗談ですが。

443とはずがたり:2006/09/13(水) 03:01:25
俺は歴史好きとして天皇家に自然と沸き上がる尊重の想いみたいのがありますけど,天皇家を崇拝しろって云ってる右翼連中に拭いがたい嫌悪感を感じますので,何なら共和制でも良い派です。
この辺の屈折した想いはどう表現したら良いんだろか。。
そもそも近代民主主義社会と天皇家は相容れないものではないか?
長男と次男の決定的な差を見ても身分制社会が如何に理不尽で厳しいものかを現代に於いて発露している所に最大の意義が有るんじゃないでしょうかね?誰もそんな風に見てないけど。
ホンワカよろこんで貰ってる人畜無害な皇室ってのが現代風なんでしょうけど激烈な権力闘争を生き抜き文化を伝承してきた皇族を含めた公家連中の活き活きとした活躍ぶりと比較して物足りないっす。
こういうアンビバレントな感情が未だ自分の中で整理されてません。

444とはずがたり:2006/09/13(水) 04:16:21
>>440
>7月から考え始めて足かけ3カ月
7月位には男子と判って居たのかな??

445帝王学:2006/09/14(木) 03:06:02
  帝王学があるというのは嘘。
    普通の生活をしているだけで、何も無い。
    学者や認証官の話を聞いて耳学問をしているだけ。
 
 神主の親分として、釈を左右に振るのは、小学生でもできる。
 血統だって、9人の側室で男系をだましだまし続けてきただけ。

 地震や台風や核ミサイルが来たら、神も仏も天皇も帝王学もない。
 国民全体の共済保険をもっと充実させるのが先決。

446小説吉田学校読者:2006/09/21(木) 21:08:10
「式を静粛に保つ義務」は大前提として存在しますし、生徒を扇動する教師はおかしいと思います。

それを考慮しても、最近の東京都教委の通達と職務命令は、だんだんエスカレートしてきて、ちょっと常軌を逸していました。
少なくとも「生徒の不起立で教師が懲戒」「教師の不起立で管理職が懲戒」はやめるべき。
だいたい「国旗に向かって起立」なんてね、おかしいですよ。どう考えても、それを通達で行うのは内心の自由を侵している。だいたい、校長が校旗をはためかせたことがあるのか。

さらにこの訴訟、都側の証人がそろいもそろってボロボロ。枕並べて討ち死にしていたのも敗訴の原因でしょう。これが民事や行政訴訟です。

国旗掲揚時の起立強制は違憲、地裁が都に賠償命じる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060921-00000009-yom-soci

 入学式や卒業式の国歌斉唱の際、教職員は国旗に向かって起立しなければならないなどとした東京都教育委員会の通達は違法だとして、都立学校の教職員ら401人が、都と都教委を相手取り、通達に従う義務がないことの確認や損害賠償を求めた訴訟の判決が21日、東京地裁であった。
 難波孝一裁判長は、「通達や都教委の指導は、思想・良心の自由を保証した憲法に違反する」との違憲判断を示した。その上で、「教職員は国旗に向かって起立し、国歌斉唱する義務はない」と述べ、退職者32人を除き、起立や国歌斉唱の義務のないことや、処分の禁止などを認めた。
 さらに判決は、「違法な通達や校長の職務命令で、原告は精神的損害を被った」とも述べ、請求通り、原告1人当たり3万円の賠償も認めた。

(おまけ)「赤旗」より 私が都側の弁護人だったら必要以上に通達を説明させない。反対尋問で憤死するのが分かりきっているから。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-06-03/14_01_2.html

447とはずがたり:2006/12/09(土) 11:26:56
よくなってるのかねぇ?

<雅子さま>きょう43歳の誕生日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061209-00000026-mai-soci

 皇太子妃雅子さまは9日、43歳の誕生日を迎えた。適応障害による静養は3年になり投薬治療を続けているが、この1年の感想を記した文書で、「公務を含め、活動の幅を少しずつ広げてまいることができました」と回復の手応えをつづった。
 文書では、5歳を迎えた長女愛子さまについて、「毎日楽しく幼稚園に通っております様子を心からうれしく思っております」とし、自身も幼稚園の送迎や行事に参加することが「喜びになっております」と記した。
 今夏のオランダ静養については「ゆっくりと貴重な時間を過ごすことができました」とし、同国のベアトリックス女王らに感謝の気持ちをつづった。また、昨年から続けている国連大学での聴講を、「今日の社会が直面しているさまざまな課題について考える機会を与えていただいていることは、私にとり有意義」と位置づけた。
 9月に誕生した秋篠宮ご夫妻の長男悠仁(ひさひと)さまについては「愛子にもかわいらしいいとこが新たに一人できましたこともうれしく、今後のお健やかなご成長を心よりお祈りしております」と祝福した。
 医師団が発表した見解は、「徐々にではありますがご回復に向かわれており、今後も焦ることなくひとつひとつ可能な活動を積み重ねていただくことが重要」とした。ただ、活動後は予想以上に疲れが残り、思うように行動できないこともあり、「引き続きご治療が必要な状態」としている。【桐野耕一】
(毎日新聞) - 12月9日8時43分更新

448小説吉田学校読者:2006/12/09(土) 11:29:12
>>447
良くはなっていると思いますが、インサイド情報として、ネタ元はかけませんが、「治ったとしても母親として・・」という声が宮中からあるらしいです。

449とはずがたり:2006/12/30(土) 19:48:55
「18歳で成人」改正検討へ 選挙は?飲酒は?対象広く
2006年12月30日11時01分
http://www.asahi.com/national/update/1230/TKY200612290247.html

 「成人」の年齢を20歳から18歳に引き下げる民法改正案が年明けから検討されることになった。来年の通常国会で国民投票法案が成立した場合、そこから3年以内をめどに改正をめざすという。改正されれば、18歳が法律上の大人となり、結婚や財産権、飲酒・喫煙など幅広い分野で社会を変えることになる。しかし、同法を所管する法務省内部でさえ改正に慎重な意見があるうえ、他の官庁が扱う法律にも影響が及ぶため、政府部内で方向が決まるまでには時間がかかりそうだ。


成人年齢引き下げで18歳ができること

 「年齢20歳をもって、成年とする」――。民法は1896(明治29)年以来、社会の一人前のメンバーを決める基本になっている。

 成人年齢引き下げの検討はそもそも、国民投票法案を巡る与野党の議論の中で、投票年齢とあわせて「3年を目途に公職選挙法、民法などの関連法について措置を講ずる」と付則で示す修正案が持ち上がったことから始まった。

 法務省内には「日本の基礎にかかわる問題を、ほかの法案の議論に引きずられるかたちで考えるべき話なのか」といった疑問の声は根強い。一方で「こういう外的要因でもなければ、変えられなかった。いい機会だ」と歓迎する声もある。

 いまの民法では、結婚できる最低年齢は「男性18歳、女性16歳」だ。ただ、未成年の場合は親の同意が必要だ。結婚すれば未成年でも「成人に達したと見なす」とされ、財産の処分などの法律行為が成人並みにできる。

 成人年齢が18歳になれば、結婚の際、女性だけに父母の同意が必要な場合が残るという、いびつな構図になる。このため、男女の婚姻最低年齢を統一すべきだという議論につながることは間違いなさそうだ。

 親の同意なく財産を取得・処分する権利を得るのも、成年になってからだ。未成年が親の同意なく結んだ契約は取り消すことができる。18歳でも自由に財産を処分できるようになれば、「若者の経済活動が促進される」という意見の一方で、「若者の保護の観点からは不十分だ」との議論も出てきそうだ。

 養子縁組で養親となれる年齢も18歳に引き下げられることになる。

 また、民法だけではなく、ほかの法律に関する分野にも議論は広がりそうだ。

 満20歳未満に飲酒・喫煙を禁じているのも、民法上の「成年」の考え方を前提にしたものだ。年齢にあわせて引き下げるなら大きな問題になりそうだが、引き下げないのであれば、どういう理屈がありうるのか、改めて議論を呼ぶことになる。

 また、選挙権を20歳以上と定めている公職選挙法の改正も議論されそうだ。あわせて裁判員の対象年齢も引き下げられる可能性が出てくる。裁判員は、選挙人名簿から無作為に選ばれるからだ。

 さらには、20歳未満を「少年」と定めた少年法にも影響しそうだが、政府部内では「立法当時と比べて18歳、19歳の少年の精神的成熟度が変化したとは言いがたい。適用年齢引き下げの必要性を説明するのは難しい」との見方も強い。

451とはずがたり:2007/02/02(金) 03:51:26
日本の皇室もやっと此処迄現代化したか。おじさんは承子ちゃんをおーえんしちゃうぞ。

週刊文春が報じた 女性皇族「奔放HP」の中身 (J-CAST)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/entertainment/weekly_magazine/story/20070201jcast200725277/

英国留学中の高円宮承子(つぐこ)女王が記したとされるミクシィのページやウェブサイトの赤裸々な内容を週刊誌が報じ、波紋が広がっている。だが、報じられたウェブサイトにアクセスしてみると、承子さまの「奔放ぶり」を表す記述が次々に見つかった。

最初に、承子さまのプロフィールを確認しておきたい。承子さまは1986年3月8日、故・高円宮憲仁親王と、久子様との間に、3姉妹の長女としてお生まれになった。学習院女子高等科を経て、04年4月から英国・エジンバラ大学にご留学中だ。07年1月には、初めて一般参賀にお出ましにもなっている。
「承子さまが作成なさったことを、確認しております」

承子さま作成のウェブサイトを発掘したのは、週刊文春(2007年2月8日号)。記事の内容は、同誌が承子さまのものと見られるミクシィのページを発見、そこには別のウェブサイトのURLが書かれており、そこは赤裸々な内容の自己紹介や日記が掲載されている、というものだ。さらに、同誌ではJ-CASTニュースに対して
「(ミクシィのページや、ホームページの日記やプロフィールが『「承子さまご自身が作成なさった』ことを、編集部として)確認しております。根拠につきましては、誌面に書いてあるとおりです」
と語る。

「根拠」は、日記に書かれている内容(学歴や家族の生年月日など)と承子さまのものと一致することや、ミクシィ経由で、ページの持ち主にメールを送信し、承子さまが書いたと見られる内容のメールが返信されてきたことなどを指すと見られる。

同誌が主に紹介しているのは、承子さまが親友と共同で運営している、ダンスチームのウェブサイトに掲載されている日記とプロフィール。プロフィールには、PC版とケータイ版と2種類があり、それぞれ違う内容が書かれている。同誌で紹介されている「赤裸々な内容」をざっと挙げると、こんな感じだ。
「昨日はねー、アジアン(ってか日本人と中国人)でめっちゃ騒いだ。王様ゲームやったけどエロ系一切なし(カップルがいた為。)でつまんなかった」(05年10月24日の日記)
「好きな人がゲイ…。終わってる」(06年1月20日の日記)
「私も親さえ良いなら胸にヤモリの刺青入れたいんだけどなぁ〜…間違いなく縁切られますからね(笑)」(06年8月1日の日記)
「タイプ→カッコ可愛い年下」(ケータイ版プロフィール)
「彼氏→三角関係(むしろ四角関係)のすえ泥沼化して終わった。ビバ波乱万丈(嘘)」(ケータイ版プロフィール)
スクープした週刊文春も苦言を呈する

この内容だけでも、十分驚きだが、週刊文春が紹介しているウェブサイトには、週刊文春も書いていない、さまざまな承子さまの姿があった。
例えば、プロフィールに書いてあるごく一部を紹介してみよう。
「【ここだけの話】 年下(男ね。)に飽きてきました・・・」(PC版)
「【休日の過ごし方】 毎日が休日です(勘違い。)」(PC版)
「彼氏→タバコ嫌いな彼氏ができた!禁煙してるよ、マジで☆」(ケータイ版)

一方で、このように心優しい面も見せてはいる。
「【尊敬する人】両親。それからAちゃん(編注: ウェブサイトにはニックネームで記載)(地元の友達。バレエ時代の先輩)いなきゃ生きてけない親友&相方。忘れちゃいけないダンスの師匠方・・・。ってか、みんな尊敬してます。だから付き合ってるんです」

全体に「ぶっちゃけ過ぎ」といったところだろうか。スクープ記事を書いた週刊文春も、このように、承子様に苦言を呈している。
「女性皇族の振る舞いとしては、にわかには信じがたいエピソードも山ほどあったが、ここでは紹介を控える。海外で羽を伸ばされたいお気持ちも分かるが、自ずとご留意なさるべきこともあるのではないだろうか」

なお、週刊文春では
「現段階(2月1日夕)で宮内庁から掲載記事に関して、申し入れを含む抗議はございません」
としている。

[ 2007年2月1日20時44分 ]

452片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/03(土) 09:57:32
>>451
留学したら野放しなんですかね。
ただ、国内で人格形成されたはずだが・・・。

寛仁親王もスキーの会報誌に侍女を裸にさせて遊んだとか書いてた覚えがあるし、案外奔放なのか。

453とはずがたり:2007/02/03(土) 11:55:20
へぇ〜,そんな事が>侍女を裸に

それにしてもmixiのページって何処なんでしょうかねぇ?

454片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/03(土) 12:06:06
もう消滅したらしいですよ。

455とはずがたり:2007/02/03(土) 12:10:36
なるほど,そらそうでしょうけどちょい残念。
今頃こってりとお灸を据えられてるとこなんでしょうか。

456片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/03(土) 12:14:25
あんまり効かないタイプに見えますけどねぇ〜。
イギリスで孕んじゃったらどうなってたんだろう。中絶すんのかいな。

457とはずがたり:2007/02/03(土) 12:23:03
電撃結婚かこっそり中絶でしょうねぇ。体面気にする皇室だからできちゃった結婚とかはあり得ないか?
まぁ云ったりやったりしてることはそこらのバカ女レベルでどうしようもないけど,宮内官僚に徹底的に管理されてる動物園の檻の中状態に見える皇室ですが,皇室でも傍系に対しては結構ガードが甘いんですな。

458とはずがたり:2007/02/18(日) 11:49:58

5月3日までの成立に反対
国民投票法案で野党4党
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2007021500162&amp;genre=A1&amp;area=Z10&amp;mp=

 民主、共産、社民、国民新の野党4党は15日までに、憲法改正手続きを定める国民投票法案について、5月3日の憲法記念日までに成立させる与党方針に反対することで足並みをそろえた。ただ「早期に成立させる必要はない」とする民主、国民新両党と、あくまでも廃案を求める共産、社民両党との基本姿勢の隔たりは大きく、どこまで共闘を維持できるかが今後の焦点となる。

 「予算案の審議が始まったばかり。それより後に来る問題で、今、与党の行動を気に留める必要もない」。民主党の菅直人代表代行は15日の記者会見で、国民投票法案より2007年度予算案の審議を最優先する考えを強調。
 国民新党は民主党と同様、「無理やり結論を出す必要はない」(亀井久興幹事長)と慎重審議を求めているが、共産党は「憲法9条改正と一体で、廃案にすべきだ」(市田忠義書記局長)と強硬姿勢。社民党の福島瑞穂党首も「(単独採決は)自民党の脅しだ。安倍政権に力を貸さないで」と民主党への働きかけを強めている。(共同通信)

459小説吉田学校読者:2007/03/08(木) 06:57:11
本当に精神的ストレスなのか。ちゃんと診てもらったほうがいいのではないか?

皇后さま:腸壁から出血 10日間静養
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/koushitsu/news/20070307k0000m040113000c.html

 宮内庁は6日、皇后さまが10日ほど前から腸壁の出血が数回あり、来月初めまでに10日間の静養期間を設けると発表した。自覚症状はないが、口内炎や鼻出血と粘膜系の炎症があり、昨年と今年の定期検診で表層性胃炎と診断されていることから、精神的な疲れが原因とみられる。
 会見した金沢一郎・皇室医務主管によると、腸壁の出血は潰瘍(かいよう)にはなっていない。粘膜を保護する薬の投与をしている。そのうえで「お心を安め、お体の抵抗力を高めていただくため」に、静養期間を設けるという。
 治療を急ぐ性質の病気ではないため、当面の公務は行う。21〜25日は御所で、29日午後から4月2日までは天皇陛下とともに栃木県の御料牧場で静養する。それ以降の静養については改めて発表する。
 精神的な疲れの原因について、金沢医務主管は、雑誌などによる皇室をめぐる報道が影響している、との考えを示した。

460片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/08(木) 11:08:51
清らかな人の次に俗物が来るこの面白さ。

公用車で宗教行事に 宝塚市長
2007/03/07 兵庫・神戸新聞
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000262433.shtml

 宝塚市の阪上善秀市長が昨年五月、大阪府茨木市内の宗教法人本部で開かれた行事に出席するため、公用車を使っていたことが分かった。阪上市長はこの宗教の信者といい、「よい話が聞けるからと人に誘われて行った。教養が身に付き、市政の発展にもつながるのだから公務」と説明。これに対し、地方自治の専門家は「政教分離は明確にすべきで、市民に誤解されるような公用車の利用は不適切」と指摘している。

 関係者などによると、阪上市長が出席したのは各地の信者が集う「感謝祭」で、同市長は講話を聞いたり、寺の関係者や信者らにあいさつをしたりして、約四十分間滞在した。宝塚市内からの往復約四十キロは公用車を使い、秘書も同行したという。

 宝塚市は、ハイヤー二台を市内の民間会社と年間約千二百万円で委託契約し、市長、助役の公用車として利用。契約上の利用時間帯は午前八-午後六時だが、昨年四月の阪上市長就任後、毎月六十時間前後の時間外利用があり、市によると、超過料金は年間数百万円に上るという。

 市民グループ見張り番宝塚の兼子忠泰・代表世話人は「信者だからといって特定の宗教の集まりに公用車で行くのは軽率。公務かどうかをチェックできる仕組みが必要だ」と話す。

 感謝祭への出席について、阪上市長は「付き合いで二十近い宗教に入信している。個人的な信仰とは無関係だ」と説明している。

461名無しさん:2007/03/08(木) 21:15:55
>>460
>付き合いで二十近い宗教に入信している

…いくらなんでもこれはひどい。

462今亜寿(やっと本復)@ ◆nlHjMum/8M:2007/03/10(土) 15:11:04
阪上さんの長男の師匠さん(何の?)のブログにそれとなく
突っ込んでみるかな、とか言ってみる>宗教

463やおよろず:2007/04/06(金) 19:52:17
中曽根元首相:「新憲法制定議員同盟」を安倍首相に報告
 中曽根康弘元首相は5日、首相官邸で安倍晋三首相と会い、憲法改正を目指す超党派の「新憲法制定議員同盟」発足と会長就任を報告した。首相は「党総裁として憲法改正を政治スケジュールにのせることを宣言している。国民的理解を深めるために運動を展開してほしい」と期待を示した。

 議員同盟は、1955年の保守合同の核になった自主憲法期成議員同盟が前身で、3月27日に発足した。憲法改正に意欲を示す安倍首相の就任を受け、組織拡充を目指し名称を変更した。会員は自民党を中心に民主党、無所属など現職約150人、元議員約50人。5月3日に東京都内で大会を開く。【野口武則】

毎日新聞 2007年4月5日 19時56分
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070406k0000m010069000c.html

464やおよろず:2007/04/07(土) 17:02:13
集団的自衛権の一部容認へ 首相、憲法解釈を見直し
 安倍晋三首相は憲法9条の解釈上、これまで政府が禁じてきた集団的自衛権の行使を一部容認する方向で検討する方針を7日、固めた。政府関係者が明らかにした。米国を狙った弾道ミサイルの迎撃などが対象で、政府が今月中に立ち上げる予定の有識者会議で詳細な議論を進める方針だ。

 有識者会議は塩崎恭久官房長官が事務局長役、柳井俊二前駐米大使が座長を務める。(1)日本のミサイル防衛(MD)で同盟国を狙った弾道ミサイルの撃破(2)公海上で自衛隊艦船と並走する艦船が攻撃された場合の反撃(3)一つの目的で活動する多国籍軍で他国軍が攻撃された場合の反撃(4)国連平和維持活動(PKO)で任務遂行への妨害を排除するための武器使用−の4類型を検討項目とし、秋までに一定の結論を得る見通しだ。

 憲法9条をめぐる内閣法制局の現行解釈では、こうしたミサイル迎撃と艦船共同行動は、自衛のための必要最小限度を超えた集団的自衛権の行使に当たるとして禁止されてきた。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/20070407/20070407_005.shtml

465やおよろず:2007/04/07(土) 17:06:27
安保会議法案を閣議決定 今国会成立は困難
 政府は6日午前の閣議で、日本版「国家安全保障会議」(NSC)設立のための安全保障会議設置法改正案などを決定した。同日中に国会へ提出する。

 与党は安全保障関連でイラク復興支援特別措置法の2年延長や米軍再編推進法案を優先処理する方針のため、NSC関連の審議開始は「5月のゴールデンウイーク明けになる」(政府筋)見込みで、今国会での成立は困難な情勢だ。

 現行の安全保障会議のメンバーは首相と8閣僚だが、改正案はNSCのメンバーを首相と官房長官、外相、防衛相に限定。国家安全保障問題担当の首相補佐官も会議に参加し、国家安全保障に関する外交・防衛政策の基本方針や重要事項について、首相の諮問に応じ審議するとしている。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/20070406/20070406_005.shtml

466やおよろず:2007/04/20(金) 07:33:24
最低投票率めぐり意見対立 投票法案、24日に公聴会

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007041901000618.html

 参院憲法調査特別委員会は19日、憲法改正手続きを定める与党提出の国民投票法案を審議した。野党側から一定の投票率に達しない場合は投票を無効とする最低投票率の規定を盛り込むべきではないかとの意見が相次いだが、与党側は導入に否定的な考えを重ねて示した。

 審議後の理事懇談会では、23日に参考人質疑、24日には仙台、名古屋両市で地方公聴会を開くことで一致。野党側はさらに全国数カ所で公聴会を実施するなど慎重に審議を求めた。

 19日の審議では、共産党の仁比聡平氏が「わずかな有権者の賛成だけで憲法改正が実現されていいのか」と批判。

 法案提出者の保岡興治元法相は、憲法96条が改正の承認には国民投票の「過半数を必要とする」としていることを挙げ、「憲法に明文がなく、総合的に判断して(最低投票率を)制度化しなかった。専門性の高いテーマでは(投票率が低くなる可能性があり、規定があると)改正の機会がなくなってしまう」と説明。


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 来ないやつは、全権委任、発言権はない。

467片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/24(火) 22:59:50
少しは思慮深く振る舞えよ。中高生じゃないんだから。言い方というものがあるでしょうが。

首相、在任中の改憲に決意 自民集会「GHQは素人」
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007042401000723_Politics.html

 自民党は24日、日本国憲法が施行されてから5月3日で60周年になるのを前に「新憲法制定推進の集い」を都内で開いた。安倍晋三首相(党総裁)は「総裁として憲法改正を約束した以上は必ず政治スケジュールにしていく」と述べ、在任中の改憲実現への決意を表明した。

 同時に「占領時代につくられた現行憲法を起草したのは、憲法に素人のGHQ(連合国軍総司令部)の人たちだった。基本法である以上、成立過程にこだわらざるを得ない」と強調。「制定から長い年月がたち、時代に合わないものもある。21世紀にふさわしいものにしていかねばならない」と述べた。

 集会は、憲法改正手続きを定める国民投票法案の今国会での成立が確実になったことを踏まえ、改憲実現を掲げる「安倍カラー」を印象付けるのが狙い。首相は7月の参院選で憲法改正を争点化したい意向を表明しており、国民的議論を盛り上げたい思惑もある。

468やおよろず:2007/04/24(火) 23:34:55
>>467

憲法の話

 「占領中の準軍政期に」「占領軍によって起草され」「厳しい言論弾圧の中」「日本弱体化路線の一環で」作られた憲法である。
  米軍が弾圧により制定させた「平和憲法」という辺が、決定的に重要。
 こういう前提に立って、憲法を論じなければならない。
 錯誤による憲法議論をしていては、どうしようもない。
 憲法の存在が、日本の政治状況を、どうしようもないものにしている。
 錯誤なき憲法議論を期待したいものである。

政局の話

 民主党の攻めは、左からのみ。
 よって、安倍自民党に左によってこられると、民主党は相当に困る。
 安倍批判のためには、当初よりも左に戦線を引かなくてはならない。
 すると、これはもう社会党のレベルにまで達してしまう。
 したがって、これにより、民主党内の混乱が深くなる。

 逆に、GHQを批判し、吉田保守をも飛び越えて議論をすると、民主党が戦線を上げ、吉田保守の領域に戦線を設定できる。
 すると、党内がまとまり、最右派であってもギリギリ妥協できるラインとなる。
 逆に、自民党内の吉田保守側の人間からの批判が厳しくなる。
 また、創価学会において、会員レベルのサボタージュを引き起こす要因ともなりかねない。
 なにせ、創価学会にとって、GHQは解放軍。「政府の弾圧にも負けずに、平和を説いた」ことになっている。 

 よって、参院選前に、総裁が発言することが自民党にとって何らのプラスにはならない。

469小説吉田学校読者:2007/04/26(木) 20:10:04
個人的には、4月29日はみどりの日のままにして、昭和の日は8月15日(当然、非休日。むしろ勤労や努力にいそしむ日)にすべきだと思う。

<昭和の日>29日、各地で催し 町おこし、施設開館も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070426-00000021-mai-soci

 昭和天皇の誕生日にあたる29日は今年から「みどりの日」に代わり、「昭和の日」になった。全国各地で記念イベントが行われるが、昭和生まれの日本人が1億人を切った中、29日の迎え方はさまざまのようだ。【大漉実知朗、野島康祐】
 周防灘に面した大分県豊後高田市。市中心部のにぎわいを取り戻そうと01年から、昭和30年代の商店街を復活する「昭和の町」整備が進む。「昭和の日」制定を記念し、29日には町内4番目のテーマ施設「夢町三丁目館」がオープン。当時の町並みや小学校の教室を館内に再現した。昭和レトロをモチーフにした映画「地下鉄に乗って」の無料上映会も開かれる。
 昭和レトロ風の商店や看板が林立する商店街には、昔懐かしさに全国から年間30万人の観光客が訪れる。市の担当者は「『昭和の日』は、我が町のために制定されたようなもの」と意気揚々だ。
 日本遺族会の「昭和館」(東京都千代田区)は28日から3日間、昭和天皇の足跡を紹介する新聞記事や昭和の著名人のニュース映画を上映する。石川県立歴史博物館(金沢市)も電化製品やヒット曲のレコードなど、1000点以上を集めた特別展を21日から始めた。
 一方、東京都青梅市の地元商店街が運営する「昭和レトロ商品博物館」は28日から特別展「台本にない青梅の昭和史」を開く。米国から贈られた「青い目の人形」や、終戦直前に墜落した旧日本軍の爆撃機「飛龍」のエンジンなど、戦争の時代の「証拠品」が並ぶ。横川秀利館長(71)は「ただ、懐かしむだけの企画にしたくなかった。日本の将来を考える日にしていただければ」と話す。
 「昭和の日」を制定した改正祝日法ではこの日を「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」と規定する。議員立法だった法案は00年と02年の2度提出、衆院解散で廃案になったものの、05年5月の国会で自民、公明、民主などの賛成多数で可決した。共産、社民は「復古的立場でのノスタルジーに過ぎない」などと反対した。
 制定を目指してきたNPO「『昭和の日』ネットワーク」も29日、昭和天皇が眠る武蔵野陵(東京都八王子市)に近い陵南公園で記念イベントを開く。歌手の北島三郎さんの君が代斉唱や、地元幼稚園児による歌の披露、昭和の世相を写した写真の展示会などを行う。ネットワークの相澤宏明副理事長(60)は「戦中、戦後を振り返り、昭和を祝うのは、この日が一番ふさわしい」と話す。
 一方、制定反対を主張する市民団体は29日、「政府や国会の暴挙を許してはならない」と都内でデモ行進を予定する。
 若者には浸透しているのだろうか。東京・渋谷で若者に話を聞いたが、制定の経緯は知らなかった。ある女子高2年生(16)は「『昭和の日』といわれてもピンとこない。親からも学校からも聞いてないし」と首をかしげた。見た目や言動が古臭い人を「昭和っぽい」と表現する若者言葉もはやっている。
 現代史家の秦郁彦さん(74)は「昭和をしのぶ日といっても、戦争の苦い記憶を持ち続けている人もいる。国民全員が歓迎しているとは思えず、バランスを欠く。記念するのは昭和天皇なのか、それとも昭和の時代に生きた人たちなのか、もはっきりしない」と話す。

470やおよろず:2007/05/03(木) 20:54:01
議論活発化の中、憲法60年
市民団体、各地で集会

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007050300087&amp;genre=C4&amp;area=Z10

 憲法改正へ向けた動きが活発化する中、日本国憲法が3日、施行60年を迎えた。多くの犠牲者を出した太平洋戦争を教訓に誓った国民主権と基本的人権の尊重、戦争放棄。だが朝日新聞阪神支局が20年前のこの日、襲撃され、今年は選挙期間中に長崎市長が射殺されるなど、憲法の理念があらためて問われている。

 改憲手続きを定めた国民投票法案の成立が迫り、護憲派、改憲派は人権、防衛問題など国のあるべき姿を求めて各地で集会を開いた。

 護憲派の市民団体が東京・日比谷公会堂で合同で開いた「5・3憲法集会」には約7000人が参加。中央大の植野妙実子教授は「9条は二度と戦争をしない決意を世界に広める考えで作られた。一層広めるのがわれわれの使命だ」と訴えた。

 一方、改憲派の国会議員らは東京・平河町で「新しい憲法をつくる国民大会」を開催。中曽根康弘元首相は「解釈で逃げてきたため、憲法は品の悪いインチキ憲法になっている」とし「国民投票法が成立すれば憲法は皆さんのものになる」と改憲ムードを歓迎した。(共同通信)

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>>今年は選挙期間中に長崎市長が射殺されるなど

 悪いのは何でも改憲派のせい

471やおよろず:2007/05/03(木) 21:07:06
改憲賛成48% 憲法施行60年・本社県民アンケート

http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20070503/4531.html

 日本国憲法は三日、施行六十年を迎えた。これに合わせて北日本新聞社が実施した県民二百人を対象にしたアンケート調査で、憲法改正に賛成の割合が半数近い計48パーセントを占め、反対の27パーセントを上回った。一方で、戦争放棄と戦力不保持を規定した九条については改正を「不要」とする回答が「必要」をわずかに上回った。改憲手続きを定める国民投票法案の今月中の成立が確実になるなど改憲論議が高まる中、憲法改正には賛成だが、九条改正には慎重な県民が多いことが分かった。

 憲法改正に賛成の理由は「時代に合わない規定があるから」が47パーセントと最も多く、次いで「九条の理念と国際情勢などの現実にずれがあるから」が18パーセントだった。環境権やプライバシー権など「新しい権利を盛り込むべき」は12パーセント。「米国に押し付けられた憲法だから」という自主憲法制定論につながる回答は10パーセントにとどまった。改正に反対の理由は「世界に誇れる平和憲法だから」が48パーセント、「改正すると戦争に巻き込まれる恐れがある」が29パーセントだった。

 九条に限った改正への賛否は「改正は必要」が35パーセント、「不要」は38パーセント。改正を要する理由は「自衛隊の位置付けを明確にする必要がある」が41パーセントで最も多かった。「核保有などで北朝鮮の脅威が増している」が23パーセント、「テロの脅威が増している」が10パーセントあり、国際情勢の変化が九条に対する意識に影響していることもうかがえる。「九条の拡大解釈を防ぐため」は16パーセントだった。

 国民投票法案が成立見通しだが、憲法改正を問うスケジュールについては「じっくり論議すべき」が60パーセントに上り、「急ぐべき」と「やや急ぐべき」を合わせた24パーセントを大きく上回った。

472やおよろず:2007/05/03(木) 21:08:26
公明は10年に「加憲」案

http://www.niigata-nippo.co.jp/world/index.asp?cateNo=3&amp;id=2007050301000316

 公明党の太田昭宏代表は3日、さいたま市内で街頭演説し、公明党の憲法改正案である「加憲」案を、国民投票法成立で衆参両院に設置される憲法審査会の改憲案審査などが可能になるとみられる2010年秋までにまとめる考えを表明した。同党が独自の憲法改正案取りまとめ時期を明らかにしたのは初めて。
 太田氏は「(改憲案審査が凍結される)3年間の貴重な国会での論議の中で、案をまとめたらどうかと党憲法調査会に言っている」と強調、加憲の中心は環境やプライバシー、自衛隊関連などになるとの見方を示した。
 また、米国やフランスでは条文を加える形式での憲法改正が多かったことを挙げ「足らざるところを加えていくことは極めて具体的で現実的だ」と指摘した。

473やおよろず:2007/05/04(金) 19:41:10
与野党幹部、首相の改憲姿勢に注文

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070503ia21.htm

 安倍首相が在任中の憲法改正に意欲を示していることについて、3日のNHKの憲法討論番組で与野党の幹部から注文が相次いだ。

 自民党の舛添要一参院政審会長は「首相の方針だから、党として、そういう方向を目指す」と述べた。一方で、「首相が憲法を前面に出したことのマイナス面が出ている。(民主党との協調態勢が崩れ)政治のやり方として上手なやり方ではない」と指摘した。

 公明党の赤松正雄憲法調査会座長は「首相は発言に気をつけてほしい。連立(政権)を組んでいても、はらはらする。自民党と民主党が憲法の全面改正で一致するのを恐れていたが、今の状況はほっとしている」と皮肉を込めて語った。

 野党側は、民主党の枝野幸男憲法調査会長が「安倍内閣でとか、安倍色でと言うこと自体、憲法が分かっていない。そういう人たちと憲法改正の議論はできない」と厳しく批判した。

 共産、社民、国民新の3党も「行政の長である首相が憲法改正をやると言うものではない」(国民新党の亀井久興幹事長)などと同調した。

(2007年5月3日22時36分 読売新聞)

474やおよろず:2007/05/04(金) 19:49:58
憲法60年、「護憲」「改憲」思いさまざま
護憲派、集会でアピールも

http://www.sannichi.co.jp/local/news/2007/05/04/4.html

施行六十年を迎えた憲法記念日の三日、山梨県内では憲法を考えるイベントが開かれるなど、改憲が現実味を帯びる中、議論が高まってきた。護憲派が開いた集会では、戦争放棄をうたった九条堅持や改憲手続きを定めた国民投票法案の問題点をアピール。一方、「現憲法は古く、時代に合っていない」と改憲を支持する県民の声も上がっている。
 護憲派の「戦争はいや!!実行委員会」が甲府・県農業共済会館で開いた「5・3憲法9条まつり」には約百五十人が参加。「九条は日本の宝」などと改憲反対をアピールした。
 九条堅守を訴えるミュージカルや寸劇もあり、憲法に関心を持ってもらおうと工夫を凝らした。
 甲府・県青少年センターで開かれた「5・3山梨護憲の集い」(同実行委主催)では、約七十五人が「平和憲法を守り抜こう」などとするアピール文を採択し、護憲への決意を新たにした。
 「古い憲法を踏襲するよりも時代に合わせて改正すべきだ」と話すのは南部町福士の自営業佐野みさをさん(66)。「家族や客と話し合うほど身近な問題になっている」という。ただ、九条改正については「昔のように戦争に肯定的な国になってしまう」と反対の姿勢だ。
 富士河口湖町船津の会社員男性(45)は九条改正にも賛成の立場。「日本は自衛隊という実質的な軍隊を保持している。なくすことは現実的に不可能だから、憲法を変えるのは当然。これまでのように九条を拡大解釈してやり過ごすにはもはや無理がある」と改憲を支持する。

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 法律の範囲内で活動するのは勝手だが、子供を動員するのは止めろ。

475やおよろず:2007/05/04(金) 19:56:20
憲法60年 各地で集会 勢いづく改憲派、護憲派に危機感(05/04 07:54)

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/24050.html

 日本国憲法の施行六十周年に当たる憲法記念日の三日、改憲、護憲両派の国会議員は東京都内で開かれた集会で、それぞれの主張を展開した。改憲派が、憲法改正を掲げる安倍晋三首相の登場や、改正手続きを定めた国民投票法案が成立の見通しとなったことに勢いづいているのに対し、危機感を強める護憲派は首相の政治姿勢を「平和を壊す暴走」などと糾弾した。

 改憲派は、超党派でつくる新憲法制定議員同盟などが「新しい憲法をつくる国民大会」を開いた。議員同盟会長の中曽根康弘元首相は、改憲発議に衆参両院で三分の二以上の賛成が必要なことから「大連立、政界再編も必要かもしれない」との認識を表明した。

 大会では主催者が日本の歴史や伝統、文化などを盛り込んだ新憲法の前文案を公表。安倍首相は「憲法改正を政治スケジュールに必ず乗せていく決意だ」とする自民党総裁としての祝電を寄せた。

 一方、護憲派が開いた「5・3憲法集会」では、共産党の志位和夫委員長が「アメリカの要求に屈従し参戦するため憲法九条を売り渡すのは最大の売国政治」と、日米同盟を機軸に据える安倍政権を批判。社民党の福島瑞穂党首も「憲法九条(改正)だけではなく、自民党がつくろうとしているのは、国家が主人公で、国民を人間扱いしない政治だ」と改憲勢力との対決姿勢をあらわにした。

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>>共産党の志位和夫委員長が「アメリカの要求に屈従し参戦するため憲法九条を売り渡すのは最大の売国政治」と、日米同盟を機軸に据える安倍政権を批判。

 一見、民族右派にも響くような内容になっているが、「アメリカの要求」を言い出すと憲法自体が(略)

476小説吉田学校読者:2007/05/16(水) 06:55:12
皇室関連はこのスレでよろしいでしょうか?ということで、ちょっといい話。
ちなみに、朝ズバで平沢勝栄は、「もし透明人間になれたら、女房の電話を脇で聞いてみたい」と言っていました。やはり骨の髄まで警察官僚だなあと思いましたが、皇后陛下、「ローマの休日」願望吐露。

天皇、皇后両陛下:欧州5カ国訪問を前に会見
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/koushitsu/news/20070515k0000m040169000c.html

 天皇、皇后両陛下は14日、21日からの欧州5カ国訪問を前に皇居・宮殿で記者会見した。初めて訪れるバルト3国について、天皇陛下は「(ソ連から独立した)それぞれの国の苦難の歴史に思いをいたし、相互理解と友好関係の増進に尽くしたい」と抱負を語った。
 会見で、在日外国報道協会が「ご身分を隠して一日を過ごせるなら、どちらに出かけて何をされたいですか」と質問した。皇后さまは「身分を隠すのではないですが」と前置きしたうえで、「隠れ蓑(みの)で透明人間のようになれたら、(東京の)神田や神保町の古本屋に行き、時間をかけて本の立ち読みをしてみたい」と笑顔で語った。
 皇后さまは身分を隠すということについて、「意外と想像がわきません」と話し、以前に交通規制で迷惑がかかるのを気にして美術館の鑑賞をあきらめた経験から、隠れ蓑の話題に触れ、「(警護を担当する)皇宮警察や警視庁の人たちが少し心配するかもしれませんが」とほほ笑んだ。【

477片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/16(水) 18:03:10
この「量的概念」ってのは、総理大臣が自分の解釈として喋っちゃってるけど、これまでの解釈と整合してるんだろうか? 「リョウテキガイネン」って魔法の言葉じゃないんだが・・・、誰も何も言わない気配なのも面白いなー。

集団的自衛権 解釈変更に反対
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/05/16/k20070516000109.html

公明党の北側幹事長は記者会見で、集団的自衛権の行使は許されないとする憲法解釈は変更すべきでないという考えをあらためて示しました。
集団的自衛権の行使について、政府は、憲法9条で許されている自衛のための必要最小限度の武器使用の範囲を超えるものだとして、憲法上、許されないと解釈していますが、安倍総理大臣は、政府解釈でいう「必要最小限度」は「量的な概念だと認識している」と述べ、集団的自衛権の行使が必要最小限度の武器の使用の範囲内に入る場合もありうるという認識を示しています。これに関連して、北側幹事長は、記者会見で「自衛隊の国際貢献など具体的なケースに応じて論議し、積み重ねてきた見解を大切にすべきだ。今、解釈を変更する必要性はまったくないと思っている」と述べ、集団的自衛権の行使は許されないとする、政府の憲法解釈は変更すべきではないという考えをあらためて示しました。また、北側氏は、参議院選挙のマニフェスト・政権公約について、11月に大型連休を作る構想を盛り込みたいという考えを示しました。

478とはずがたり:2007/05/21(月) 18:25:58
社民と新社会のそろい踏みだ。共産党が居ないのは社民系の集会だからであろうが,新社会と社民はそろそろ一緒になってもええんちゃうの?
栗原女史か岡崎女史辺りを社民の比例に擁立すれば?新党結党しても良いかも。社民+新社会+沖縄社大=新社会民衆党でどや?w

憲法9条改正阻止へ 護憲派で結集を
社民・又市幹事長、大津で講演
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2007052000107&amp;genre=A1&amp;area=S00&amp;mp=

 憲法施行60周年を記念した集会が20日、大津市内であり、憲法改正手続きを定めた国民投票法の成立を受け、社民党幹事長の又市征治参院議員が「憲法9条の改正阻止に向け、護憲派で結集することが大切」と講演した。

 社民党滋賀県連と、7月の参院選で憲法擁護の候補者を支援する「9条ネット滋賀」が開き、市民約100人が集まった。

 又市幹事長は自民、公明両党が提出し、参院本会議で可決された国民投票法について「狙いは9条改正にある」とし、「憲法は国民が政治権力を縛るためにある。何を守るべきかをしっかり考え、護憲で結集しなければならない」と訴えた。
 新社会党の栗原君子委員長も講演し「日米一体となった軍事強化が進む中、9条を変えようという動きが出ている。改憲ではなく、攻めて行かない、攻められない国際関係に尽きる」と話した。

479とはずがたり:2007/08/01(水) 21:19:27
護憲派とは何と志の低い事か。自分の望ましい憲法を作る主張しろよなぁ。。9条固執は俺も賛成なんだし。

「憲法審査会設置に反対」 社民党首、民主をけん制
http://www.asahi.com/politics/update/0801/TKY200708010370.html
2007年08月01日19時45分

 社民党の福島党首は1日の会見で、国民投票法の成立により秋の臨時国会から衆参両院に設置される憲法審査会について「参院選で安倍首相は不信任となり、安倍首相がやりたがっていた憲法改悪など国民は望んでいない。憲法審査会を設けて憲法改正案作りをするべきではない」と述べ、憲法審査会の設置に反対する考えを示した。

 福島氏は参院第1党となった民主党との共闘については「民主党だけでは参議院で過半数にならず、他の野党がいて初めて過半数だ。民主党が憲法改悪へかじを切ることがあれば、野党共闘は難しくなる。憲法改悪につながることをしないことが野党共闘の前提だ」と、民主党にも設置に反対するよう求めていく考えを示した。

480:2007/08/01(水) 23:06:57
>>479
他党の国会議員や、有権者の良識をもう少し信頼してほしいですね。
あまりにケツの穴が小さすぎます。

「9条改正反対は55% 集団的自衛権行使も否定的」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007080101000577.html
2007年8月1日17時41分

481名無しさん:2007/08/01(水) 23:07:08
党首着任前の大昔の民法改正試案とか見てると弁護士だから当たり前なんだが、立案能力有りそげだし、いざ懐剣一触となったら具体的&画期的(せめて「らしい」げ)な新条文を期待。>みずほ

482名無しさん:2007/08/01(水) 23:26:10
護憲派という城に篭っていたらゆくゆくはそのまんま落城するだけ。。
そもそも、昔の社会党サハは、五間なんてぇのは過渡期の方便で、それんベタ寄りの社会主義憲法への懐剣派だったじゃなかったけ?

483とはずがたり:2007/08/02(木) 21:42:13

辻元氏「憲法9条生かせ」
全国の革新議員、京田辺で勉強会
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2007080200170&amp;genre=A2&amp;area=K20

 革新無所属の立場で活動する地方議員の勉強会「全国革新議員会議2007in京都」が2日、京都府京田辺市多々羅の京都厚生年金休暇センター「ウェルサンピア京都」で始まった。

 同会議が30年ほど前から毎年、各地で開いている。今年は亀岡市、京田辺市、木津川市の計4市議のほか、東京、埼玉、愛知、大阪などから現職、元職ら約20人が出席した。

 この日は、辻元清美衆院議員の講演などを行った。辻元議員は、国会内での改憲論議を紹介し「参院選で護憲勢力が議席を減らしたからといって、安倍首相の路線が支持されたことにはならない」と話した。その上で「調停仲介外交や軍縮でイニシアチブをとるなど、日本が紛争解決のため憲法9条を生かしてやれることはある」と強調した。
 会議はこのあと、旧加茂町のフェロシルト投棄問題とその対応など、参加議員が活動報告をした。3日は、少年裁判制度や裁判員制度についての勉強会を開き、最終日の4日は、関西学研都市の精華町にある国立国会図書館関西館の見学などを行う。

484とはずがたり:2007/08/03(金) 17:16:35
>>479-482
転載しときます。
9条護憲は現状では民意であるように思いますね。ただこれは国民の感覚的な意見であり,憲法議論が深まることによって改憲派が増えてしまう事を護憲党派は恐れているような気がします。詰まりは自分らの主張に自信が無く逃げている様な印象すらあります。
個人的には国権としての交戦権を否定し戦力の保持も抛棄した日本国憲法の理念は,控えめにいって或る種の見識であり,大袈裟に表現すれば世界の恒久的平和への理想条項であると思うので世界遺産的に保存する価値があると思ってるのですけど(大袈裟過ぎかw),改憲論議の中で9条の積極的な意義付け・再評価が行えるなら引き続き護ってけばいいし,世界への軍事貢献も必要だねとなれば改正するにやぶさかでないと思ってます。

9条改正反対は55% 集団的自衛権行使も否定的
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007080101000577.html
2007年8月1日 17時41分

 共同通信社は1日、第21回参院選の公示前に行った全候補者アンケートから当選者を抽出し、政策課題に関する意識を分析した。

 任期中に国民投票法が施行される憲法改正問題では、何らかの改正を支持する「改憲容認派」が64・6%に上ったが、9条改正に限ると55・7%が反対していることが分かった。集団的自衛権行使に関しても48・7%が憲法改正だけでなく、解釈見直しも否定し、「一切認めるべきではない」と答えた。

 自民党は参院選公約に2010年の憲法改正発議を掲げた。しかし発議には衆参両院で3分の2以上の賛成が必要で、今回の参院選惨敗により、自民党の目指す9条を含む改正は一層厳しい状況となってきた。

 政党別では、民主党は「9条以外の部分的改正に賛成」「改正反対」が計68・5%。これに対し自民党は「全面改正」「9条含む部分的改正」が計68・8%と対照的な結果となった。

 集団的自衛権の行使については、自民党が憲法改正または憲法解釈見直しによる容認派が計78・1%に達したが、公明党は逆に当選者全員が「一切認めるべきではない」と答え、自公の見解の違いが明確になった。
(共同)

485:2007/08/08(水) 04:27:38
憲法問題に関しては、もはや安倍内閣は相手にせず、で足並みを揃えたましたか。国民も関心なさそうだしなぁ。

衆参「憲法審査会」の立ち上げ先送り 民主が反対
http://www.asahi.com/politics/update/0807/TKY200708070395.html
2007年08月07日20時03分

国民投票法に基づいて7日に衆参両院に新設された「憲法審査会」の実質的な立ち上げが、次期国会以降に先送りされることになった。定数や議決要件を定める「審査会規程」の制定に、野党側が応じないため。自民党の参院選公約に「平成22(2010)年の国会において憲法改正案の発議をめざす」と記し、改憲に道筋をつけたい安倍首相にとって、スタートからつまずく形となった。

国民投票法では、調査に限定されていた「憲法調査会」に代わり、今国会から改憲案を提出・審議できる審査会の設置を規定。与党はこれまで(1)定数50人(2)出席委員の過半数で議決(3)公聴会の開催義務化――などを盛り込んだ規程案を作成し、野党側に提示している。

これに対し民主党は、国民投票法が成立した先の通常国会で与党が強引な国会運営をしたことなどを理由に、今国会では規程の制定に応じない方針を与党側に伝達。社民党の福島党首も1日の会見で「安倍首相がやりたがっていた憲法改悪など国民は望んでいない」と反対を表明している。

自民党幹部は「波乱が予想される国会を控え、憲法でごり押しするのは得策ではない」としており、今国会での立ち上げは断念する方針だ。
(朝日)

486とはずがたり:2007/08/08(水) 13:24:01
大躍進した民主候補に対して社民が推薦・支持を出す際に護憲を大前提としたのが効いているのかな。

参院「改憲派」、3分の2を割る 3年後の発議に壁
http://www.asahi.com/politics/update/0806/TKY200708060367.html
2007年08月07日09時56分

 7日召集の臨時国会に登院する参院選の当選者のうち憲法改正に賛成なのは48%と半数を割っていることが、朝日新聞社と東京大学の共同調査で明らかになった。非改選を合わせた新勢力でも53%。政治家の意識を調べるこうした共同調査は03年の衆院選以降、国政選挙のたびに実施してきたが、改憲賛成派が憲法改正の発議に必要な3分の2を割り込んだのは初めて。また、最大の焦点である9条改正については当選者の26%が賛成で、反対は54%。新勢力全体でも賛成31%、反対50%だった。

両院の議員は憲法改正賛成?反対?

 憲法改正の発議には憲法96条の規定で、衆参各院で3分の2以上の賛成が必要。5月に成立した国民投票法では、施行までの3年間は改憲原案の提出・審議ができないが、新議員は6年の任期の間に、憲政史上で初めて憲法改正の発議にかかわる可能性がある。

 安倍首相は参院選の惨敗後も記者会見で引き続き改憲に意欲を見せている。しかし、自民党内からも「優先順位を取り違えている。それどころではないというのが民意だ」(三役経験者)といった声が上がっている。世論をめぐるこうした受け止めに加え、新議員の政治意識をみる限り、首相が目指す2010年の憲法改正発議への道のりは険しそうだ。

 今回の当選者では、憲法を「改正すべきだ」と「どちらかと言えば改正すべきだ」を合わせた改憲賛成派は48%。「改正すべきではない」「どちらかと言えば改正すべきではない」の改憲反対派は31%だった。

 政党別では改憲賛成派は自民(91%)、公明(67%)、国民新(100%)の3党で多数を占めた。これに対し、民主では改憲賛成派の29%を改憲反対派の41%が上回った。共産、社民、1人当選の新党日本の各党では全員が「改正すべきではない」と回答した。

 04年参院選後の新勢力と比べると、改憲賛成派議員が参院に占める割合は、71%から2割以上減少した。改憲賛成派が9割前後だった自民の大敗が影響している。

 一方、民主は04年調査の回答では改憲賛成派だった議員の一部が、反対や中立に回った。これまでの調査では衆参を問わず6〜7割の議員が改憲賛成派だったが、今回、改憲賛成派が初めて4割を割った。国民投票法成立を強行した自民への反発などが背景にあるとみられる。

 調査は参院選の立候補予定者、非改選、引退予定の参院議員を対象に5月下旬から7月にかけて実施した。

衆参「憲法審査会」の立ち上げ先送り 民主が反対
http://www.asahi.com/politics/update/0807/TKY200708070395.html
2007年08月07日20時03分

 国民投票法に基づいて7日に衆参両院に新設された「憲法審査会」の実質的な立ち上げが、次期国会以降に先送りされることになった。定数や議決要件を定める「審査会規程」の制定に、野党側が応じないため。自民党の参院選公約に「平成22(2010)年の国会において憲法改正案の発議をめざす」と記し、改憲に道筋をつけたい安倍首相にとって、スタートからつまずく形となった。

 国民投票法では、調査に限定されていた「憲法調査会」に代わり、今国会から改憲案を提出・審議できる審査会の設置を規定。与党はこれまで(1)定数50人(2)出席委員の過半数で議決(3)公聴会の開催義務化――などを盛り込んだ規程案を作成し、野党側に提示している。

 これに対し民主党は、国民投票法が成立した先の通常国会で与党が強引な国会運営をしたことなどを理由に、今国会では規程の制定に応じない方針を与党側に伝達。社民党の福島党首も1日の会見で「安倍首相がやりたがっていた憲法改悪など国民は望んでいない」と反対を表明している。

 自民党幹部は「波乱が予想される国会を控え、憲法でごり押しするのは得策ではない」としており、今国会での立ち上げは断念する方針だ。

487あちょー:2007/10/27(土) 21:57:23
最高法規
人身保護法
心神喪失(刑法)
国会議事録
宗教(超能力等)
飽く迄も参考

自分で全部構築してみよう。

あちょー検索
道徳
等!

488小説吉田学校読者:2007/12/01(土) 18:06:01
天皇家というのは、自然科学に関心を持つ血筋でもあるんでしょうかねえ。
この記事、ポイントは出てもおかしくない「相撲ネタ」がないこと。やはり、「新弟子リンチ死」「朝青龍問題」の2事件が影響しているのだろう。角界、猛省すべし。

愛子さま6歳の誕生日 生き物への愛情深く
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071201-00000903-san-soci

 皇太子ご夫妻の長女、敬宮愛子さまは1日、6歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち宮内庁は、お住まいの東宮御所がある東京・元赤坂の赤坂御用地で、皇太子ご一家が仲むつまじく愛犬2頭を散歩させているご様子の写真を公開した。
 宮内庁東宮職によると、学習院幼稚園の年長の愛子さまは、風邪で休むこともなくなり、5月以降は毎月末、幼稚園から皆勤の金色シールをノートに張ってもらうことを励みにされている。
 最近は、生き物への愛情をますます深められている。夏に静養した那須御用邸では、一人でトンボのオニヤンマを捕り、9月からはニホンイシガメ数匹を水槽で飼われている。赤坂御用地の池でザリガニを捕ったり、花壇に花を植えたり、野菜を栽培したりもされている。東宮御所の庭でボール遊びをするなど、元気に体を動かすこともお好きだという。
 音楽に関心が高く、「きらきら星」「チューリップ」「ちょうちょう」をピアノで弾くほか、バイオリンにも興味を持たれている。料理もするようになり、雅子さまとスパゲティを作ったり、皇太子ご夫妻が地方に出かけたときには、ご夫妻のためにクッキーを作って帰京をお待ちになっていたこともあった。勉強も好きで、漢字を書くことに興味を示し、来春の学習院初等科入学も楽しみにされている。

489杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2007/12/01(土) 22:50:29
>>488
自然科学だと政治的な「色」がつかない分だけ、無難ってことなんですよね。今の皇太子が大学時代に歴史学を専攻したんで、宮内庁では論議を呼んだそうです。歴史認識とかで一言言えば、色々波風が立つのは当然だし・・・・・
#そういう観点から、雅子妃の言動を考えると単純に皇太子の擁護発言に与するのは考え物って希ガス

490とはずがたり:2007/12/24(月) 02:43:29
社会格差、「弱者に配慮を」=一部報道に異例の反論も−天皇陛下、きょう74歳
2007年12月23日(日)05:13
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-23X518.html

 天皇陛下は23日、74歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち皇居・宮殿で記者会見した陛下は、社会格差の問題について、「自由競争によりある程度の格差が出ることは避けられないとしても、健康面などで弱い立場にある人々が取り残されてしまうことなく、社会に参加していく環境をつくることが大切です」と話した。

 食品の虚偽表示など暮らしの安全については、一昨年から今年にかけ、食と住に関して「国民に不安をもたらすような事情が明らかになったことは残念なこと」と指摘。年金問題には、「まじめに働いてきた人々が高齢になって不安を持つことがないように、解決に向かっていくことを願っています」とした。

 ご家族についての質問には、それぞれの幸せを願っているとした上で、5月の記者会見で皇太子ご一家のオランダ静養に苦言を呈したと一部で報じられたことに「私の意図したところとまったく違っています」と反論。「このたびの質問にこれ以上お答えしても、また私の意図と違ったように解釈される心配を払しょくすることができません」と言及を避けた。陛下が報道内容に反論するのは異例。

491とはずがたり:2007/12/25(火) 19:10:33
天皇家の万世一系(男系)による皇位継承という伝統を守ろう!
http://www.geocities.jp/banseikkei/

492とはずがたり:2008/01/13(日) 20:00:47
支持者に衆院に移れと突き上げ喰らう林芳正と衆院転出を狙う松下新平か。

<1>「良識の府」は幻想か (07.06.13)
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news-spe/election07/kikaku2/k2_07061301.htm?from=goo

 「早く衆院に移って、首相を目指して」
 内閣府副大臣の自民党参院議員・林芳正さん(46)は地元の山口県下関市に帰郷するたび、支持者からこんな言葉をかけられる。

 林さんは1915年(大正4年)に衆院議員となった高祖父の平四郎さんから数えて4代目の国会議員。衆院議員を11期務めた父義郎さん(79)は厚相、蔵相を歴任した。

 安倍首相と同郷ゆえ、衆院へのくら替えは厳しいといわれるが、「参院からでも首相になれます。前例がないだけ」と笑って受け流す。

 憲法は首相について「国会議員の中から国会の議決でこれを指名する」と記すだけで、参院議員の就任を禁じてはいないが、過去、首相になった人はいない。

     ◇

 多くの参院議員が会合のあいさつで自分より若く議員歴の短い衆院議員より後回しにされた経験を持つ。

 2004年に宮崎選挙区で当選した無所属の松下新平さん(40)は衆院に対し劣等感を抱く議員がいることを認め、「チャンスがあれば、衆院へのくら替えも選択肢の一つ」と率直に語る。

 松下さんが「参院改革」の必要性を痛感したのは05年の郵政国会だった。

 「民営化は地方の切り捨てにつながる」と法案に反対票を投じ、参院は否決。「良識の府としての存在感を示し、ある種の高揚感に包まれた」。そう思ったのもつかの間、小泉首相が衆院を解散し、参院の意思は“空手形”に終わった。

 「あの時ほど、むなしさを感じたことはない」と悔しそうに振り返る。

 秘書の中にも、現状に疑問を抱く人は少なくない。

 国交省OBで九州選出の参院議員の秘書は「法案説明もふつうは衆院のほうが先だから、正直言って、官僚も参院を軽く見がちだ」と打ち明ける。

 3年前、衆院議員秘書から参院に移った別の秘書(40)は「陳情の量がぐっと減った。いつ解散するかわからずピリピリしていた衆院に比べ、随分のんびりしてます」と語る。

 議員歳費と秘書給与、約1300人の職員の人件費など、参院の年間予算は約400億円にのぼる。

 秘書になって8年になるこの秘書は自嘲(じちょう)気味に言った。「職にあぶれる人がたくさん出るから、なくせないんですよ」

     ◇

 学習院大の福元健太郎教授(35)(政治学)は参院発足後の1947年から2000年に政府が衆院に提出した7106本の全法案を分析。その結果、衆院が可決した法案を参院が実質修正したり否決したりしたのは8%。審査回数で衆院を上回ったのは22%に過ぎなかった。福元教授は「衆院に対する抑制、均衡、補完機能を発揮し、慎重で質の高い審議をするという参院の存在意義は幻想に過ぎなかったと言われても仕方がない」と指摘する。

 01年以降も年100本以上が提案されているが、参院が修正・否決したのは年1〜6本しかない。

 くすぶる「参院不要論」に対し、71年、河野謙三議長は参院改革を掲げた。その後、決算重視の審査、押しボタン式採決の導入などが図られたが、抜本改革にはほど遠い。

 福元教授は言う。「参院のあり方を根本から見直すべきです」

     ◆

 参院が開設されて60年。「良識の府」「再考の府」と呼ばれてきた反面、「衆院のカーボンコピー」との批判も絶えず、期待された役割を果たしているのか。7月に予定される第21回参院選を前に、「還暦」を迎えた参院のあり方を考える。

 参議院 定数242人。任期は6年で、3年ごとに半数が改選される。解散制度がある衆院が首相指名、予算の議決、条約の承認などで優越性がある反面、参院は解散がなく、中長期的な取り組みができる。明治憲法下の貴族院が戦後廃止され、生まれ変わった。

493とはずがたり:2008/01/13(日) 20:01:59
<2>著名人、見えぬ評価 (07.06.14)
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news-spe/election07/kikaku2/k2_07061401.htm

 「最初は軽く見られてましたよ」
 自民党衆院議員の馳(はせ)浩さん(46)(石川1区)は、参院議員に当選した12年前を振り返って苦笑する。

 人気プロレスラーからの転身だった。当選して間もないころ、先輩議員から「馳君、頼みがある」と、国会内の第1委員会室に連れて行かれた。

 「もうすぐ代表質問が終わる。委員長が『休憩』と発言すると、野党議員が取り囲んで収拾がつかなくなる。委員長をガードして控室まで連れてきてくれ」
 一瞬、あっけに取られたが、「承知しました」と引き受けた。

 「国会って、こんなものかぁと感じた」。馳さんは淡々と振り返るが、ともに歩んできた政策秘書の白崎勇人さん(47)は「官僚や先輩議員から冷ややかな視線を浴び、発奮しました」と代弁する。2人で議員会館に泊まり込んで文献を読みあさり、国会質問の内容を考えた。

 華々しいリングとは対照的な地味な作業だったが、ダイオキシン類対策特措法、児童虐待防止法など議員立法を次々に手がけ、周囲の見る目を変えていった。

 文部科学副大臣を経て、現在、党国会対策副委員長。「今なら秘書の僕でも役所の課長クラスは呼べますよ」と白崎さんは冗談まじりに言った。
     ◇
 石原慎太郎、青島幸男、橋本聖子、江本孟紀、大橋巨泉、田嶋陽子……。知名度が物を言う参院選は、各界で活躍する著名人を議員にしてきた。だが、衆院議員や知事に転身したり、限界を感じて辞職したりするケースは後を絶たない。

 読売新聞が九州、沖縄、山口県で行った有権者100人アンケートでも、「タレント議員を評価する」と答えたのは、「一定の評価をする」を含めても34%にとどまり、「評価しない」の37%が上回った。一方で、「わからない」は29%を占め、政治活動が見えず、判断に迷っていることがうかがえる。

 「評価しない」理由は「有名というだけで政治家になって良いのか」(30歳・アルバイト女性)、「単なる票集めに映る」(57歳・眼鏡店経営)などだった。

 各党が著名な候補を乱立する背景として、01年から比例選に導入された「非拘束名簿式」が挙げられる。個人名と政党名の得票の合計が政党の総得票となり、それに応じて議席が配分されるため、こぞって集票力のある人に白羽の矢を立てるようになった。

 今回も自民党は長崎選挙区に元国見高サッカー部総監督小嶺忠敏さん(61)、民主党は比例選に「さくらパパ」こと横峯良郎さん(47)(鹿児島県鹿屋市)ら有名人を次々と擁立した。

 小嶺さんを口説いた同郷の久間防衛相は「教育の現場を熟知している人に、今の教育を立て直してほしい」と強調。5月中旬、元テレビ局アナウンサーの女性に出馬要請した安倍首相も「私たちの政策を国民に説明することが大切で、今までの経験を生かしてもらいたい」と、それぞれの専門性に期待を込める。

 だが、纐纈(こうけつ)厚・山口大教授(政治学)は指摘する。

 「政治の力量が未知数の人を、知名度があるというだけで集票に利用するやり方で、政治に工夫がない。そうした人を選んでいる有権者の責任は大きい。タレント議員自身も、知名度以外の付加価値を身に着ける努力が必要だ」
     ◇
 テレビ出演が減って「武器」の知名度が急降下し、落選の憂き目に遭うタレント議員たちを見てきた馳さんは“後輩たち”に忠告する。
 「タレント議員が色眼鏡で見られるのは当たり前。政治はトレーニングと一緒。地道にコツコツやるしかない」

494とはずがたり:2008/01/13(日) 20:03:13
<3>職域代表、揺れる足元 (07.06.15)
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news-spe/election07/kikaku2/k2_07061501.htm

 「業界や団体の利益ばかりで、国益を考えない職域代表の議員なんかいらない」。作家の石川好さん(60)は一気にまくし立てた。
 政界再編を目指し、1995年の参院選神奈川選挙区に新党さきがけ公認で立候補した。落選したが、98年の参院選でも「選挙に行こう勢(ぜい)」と銘打った草の根運動を展開、市民に投票を呼びかけた。
 「参院改革を人一倍考えてきた」と自負するだけに、現状を憂う言葉が口をつく。「議員の眼力で法案を検討することが求められているのに、今の参院は本来の仕事をしていない」
 自民党は今回の比例選で医師、看護師、運輸、農業など、業界団体から推薦を受けた候補者を擁立する。こうした職域代表は長年、業界と省庁のパイプ役として出身母体の声を代弁してきた。石川さんの批判に、ある団体幹部は反論する。
 「議員が少し声を張り上げるだけで、役所はふつうは出さない資料も出してくる。業界の事情を知らない議員ばかりで国益が計れますか」
     ◇
 だが、業界団体の組織力の低下は著しい。
 2004年の比例選。全国農業協同組合中央会(JA全中)の政治組織「全国農政連」が推薦した元農水官僚は約11万8000票しか取れず落選した。24年前に別の推薦候補が得た票のわずか10分の1だった。
 危機感を抱いた全国農政連は昨年5月、県組織の幹部たちで候補を決める初の予備選を導入した。その結果に、自民党や業界に衝撃が走った。
 〈239票対57票〉
 再選を目指す現職の元農水官僚を、JA全中の元専務理事が大差で破り、元専務理事擁立が決まった。
 「2割も取れないとは……」。結果を聞いた自民党参院幹部は絶句した。
 小泉構造改革による規制緩和で、農産物の市場開放の流れは加速し、農水族は求心力を失いつつある。
 「この難局を乗り切るには、役所に依存していてはだめ。これからは組織の生き残りをかけ、身内から出す」。全国農政連幹事長代理の藤井義晴さん(58)はきっぱりと言う。
 全国農政連が組織内候補の擁立を進める理由がもう一つある。
 政党名か個人名で投票する非拘束名簿式(01年導入)は、政党内での個人名の得票順に当選が決まる。だが、有権者は政党名で投票することが多く、当選のために獲得しなければならない個人票は意外と少なくて済むからだ。
 今回初めて全国の漁協グループも組織内候補を立てる。全国漁業協同組合連合会(全漁連)幹部は「昔なら50万票必要だったが今は15万票でいい。我々の力でやれないことはない」と語る。
     ◇
 組織の弱体化は労組も同じで、民主党の足元も揺らいでいる。
 04年参院選で労組系候補の総得票は173万票。比例選候補19人中8人しか当選しなかった。
 こうした事態を受け、同党は4月、全国約800の農協にJA解体の是非を問うアンケートを行い、自民党の支持基盤である農村票の切り崩しにかかった。
 5月31日夕、東京・永田町の議員会館。民主党の農業政策を担う衆院議員山田正彦さん(65)(比例九州)は、真っ黒に日焼けした初老の男性たちを控室で出迎えた。
 「私の地元長崎の農家の人たちですよ。最近、農業関係者がよく来るので手応えを感じます」。山田さんは満足そうに語った。
     ◇
 弱まる組織票と、いまだにそれに群がる政党。石川さんは指摘する。
 「業界や政党に縛られる議員が参院で多数を占めれば、衆院に対するチェック機能は果たせない。選挙制度の見直しが必要な時期に来ている」

495とはずがたり:2008/01/13(日) 20:05:09

>元衆院事務局職員で、参院議員を2期務めた平野貞夫さん(71)は5月末、元参院議員の村上正邦、筆坂秀世の両氏とともに「参議院なんかいらない」(幻冬舎新書)という本を出版した。
凄い取り合わせだw

<4>独自色消え政党色 (07.06.16)
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news-spe/election07/kikaku2/k2_07061601.htm

 大分県由布市で劇団を主宰する岩男淳一郎さん(53)は、参院選大分選挙区に無所属で立候補した12年前を振り返り、苦り切った表情で言う。
 「政党の支援を受けずに戦うのがいかに困難かを身をもって感じた」
 伯父は元自民党参院議員。村山富市首相(当時)のおひざ元で、自民、社会、新党さきがけの3党連立政権を「政治的談合」と批判し、無党派を掲げた。まだ珍しかったマニフェスト(公約)を作った。
 だが、17日間の選挙期間では、県全域にポスターを張るのもままならない。市街地でつじ説法を続けるしかなかった。社会党の現職に大差をつけられ、落選した。
 「カネ、人、時間のどれをとっても個人で戦える仕組みじゃない。これだけ政党不信が渦巻いているというのに、政党に頼らざるをえないのはおかしい」。岩男さんは今もやりきれない。
        ◇
 参院が開設された1947年、作家の山本有三さんを中心に結成された参院独自の会派「緑風会」は、政党に属さない議員が集まり、閣僚を出さず、中立を旗印とした。
 しかし、いわゆる「55年体制」以降、衆院や地方議会に所属議員を持たない緑風会は、選挙のたびに議席を減らし、65年に消滅した。
 参院の政党化が顕著になったのは、山口県出身で「参院のドン」とも呼ばれた重宗雄三議長(62〜71年)時代。当時、参院議員だった元熊本県知事、沢田一精さん(85)は「参院が国会運営のかぎを握り、参院を制する者は政界を制すといわれていた」と懐かしそうに話す。
 重宗議長は自民党総裁選で、参院を佐藤栄作支持でまとめる代わりに、閣僚の参院枠を一手に引き受けて統率した。「ポスト欲しさに日参する人が多く、『重宗詣で』とも呼ばれていた」と沢田さんは言う。
 こうして、初当選で政務官、当選2回で常任委員長や副大臣、当選3回で議院運営委員長や国会対策委員長などを経て入閣するという「順送り人事」が確立されていった。
        ◇
 参院の将来像について、有識者懇談会は2000年、当時の斎藤十朗議長に意見書を提出した。
 参院を「再考の府」と位置づけ、政権や権力と距離を置き、大所高所から中長期的な審議を重視するよう求めた。首相指名の廃止や閣僚・副大臣就任の自粛なども提言した。
 しかし、意見書は無視されたままだ。自民党の新憲法草案に意見書の内容を盛り込む動きもあったが、参院側の強硬な反対で見送られた。
 元衆院事務局職員で、参院議員を2期務めた平野貞夫さん(71)は5月末、元参院議員の村上正邦、筆坂秀世の両氏とともに「参議院なんかいらない」(幻冬舎新書)という本を出版した。
 「参院は今や良識の府ではない。政局の府だ」と指摘し、参院の独自性を取り戻そうと訴える。
 「自民党の派閥争い、政局を巡る争いが参院選の争点のようになってしまっている。参院がこのままで良いのか、今度の選挙で有権者に問うべきだ」

496とはずがたり:2008/01/13(日) 20:09:10
大久保は良い仕事してるね〜。

弘友のは政府の怠慢以外の何者でもない気がするが。

<5>脱「衆院のコピー」 (07.06.18)
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news-spe/election07/kikaku2/k2_07061801.htm

 5月中旬、東京・永田町の議員会館。福岡選挙区選出の民主党参院議員・大久保勉さん(46)は分刻みのスケジュール表を示しながら言った。
 「衆院のカーボンコピーなんて心外。国会質疑や地道な活動にも目を向けてほしい」
 大手都銀に勤めていた33歳の時、10年後の政界進出を決意。米投資銀行に転職して世界経済の最先端に身を置き、2004年の選挙で初当選した。

 昨年6月には、財政金融委員会で日銀の福井総裁が村上ファンドに1000万円拠出していたことを認めさせ、今年4月には、政府が特殊法人の欠損金12兆円を出資金で穴埋めしていた実態をあぶり出した。
 「参院に必要なのは高度の専門性。予算は衆院に任せ、決算や外交で独自性を発揮すべきだ」

 窓の外にそびえる自民党本部に視線を送り、「政治にカネはかからない」と言い切る。黒塗りの公用車を使う議員が多いなか、移動は電車かバス。パソコンや電話会議を駆使し、東京と福岡のスタッフの業務効率化を図る。
 「姿が見えにくい」という批判に応えようと、日々の活動はブログに掲載し、アクセス数をチェックして反応を見る。
       ◇
 「真っ暗な部屋で無邪気に遊ぶ少年の姿が、まぶたに焼きついている」。北九州市出身の公明党参院議員・弘友和夫さん(62)(比例)は4年前の出会いを昨日のことのように覚えている。
 03年9月、大分県にある10歳の少年の部屋はカーテンを閉め切り、蛍光灯やテレビには紫外線カットのフィルムが張られていた。
 紫外線を浴びるとやけどし、皮膚がんを誘発する「色素性乾皮症」だった。日中、外出する際は防護服に身を包み、紫外線をカットするクリームを塗らなければならない。当時は難病に指定されておらず、保険が適用されなかった。
 「助けてください」。泣きながら訴える母親に心を揺さぶられた。
 弘友さんは2か月後の予算委員会で、「肌に塗らないとがんになるのに、なぜ医薬品と認めないのか」と政府を追及。クリーム代の一部補助を約束させた。来年には難病指定される。
 「ニュースにはならないし、そんなに票は望めない。でも、こんな問題こそ、解散の心配がなく6年間腰を据えて取り組める参院議員の仕事だ」と力を込める。
       ◇
 国会議事堂の中央広間。その四隅には、議会政治の礎を築いた板垣退助、大隈重信、伊藤博文の3人の銅像が立ち、1か所だけは銅像のない台座だけが置かれている。これは政治が「未完成」であることを示しているという。
 憲法に定める二院制のあり方は現行のままで良いのか。選挙制度、議員定数なども含め、再考すべき課題は少なくない。
 予定される参院選投票日まで1か月余。未完の政治をどこまで前進させられるか。有権者一人ひとりにも確かな選択が求められている。(おわり)

497とはずがたり:2008/03/04(火) 19:02:31
与野党改憲派がタッグ 鳩山由・前原氏ら役員に
http://www.asahi.com/politics/update/0304/TKY200803040304.html
2008年03月04日16時31分

 自民党の国会議員やOBでつくる新憲法制定議員同盟(会長・中曽根康弘元首相)は4日、国会内で総会を開き、新たな役員として、民主党の鳩山由紀夫幹事長や国民新党の亀井静香代表代行らを顧問に、民主党の前原誠司前代表らを副代表に迎え入れた。昨年、それまでの「自主憲法期成議員同盟」を衣替えして活動を始めたが、今回は超党派に枠を広げ、改憲機運の盛り上げをめざす。

 総会で中曽根氏は「改憲のような国家的大問題は超党派で決めていかねばならない」とあいさつし、安倍前首相も「改憲は私のライフワーク」。民主党を代表して田名部匡省参院議員も「改憲はここ数年で決着すると決めてやらないと」と呼応した。

498小説吉田学校読者:2008/04/02(水) 21:43:04
この記事「プリンスホテル高輪と同じ問題」と筆を走らせているけれども、あの問題は「営業の自由vs集会の自由」「裁判所の決定に従わない私企業」という問題であって、この上映禁止問題のような「表現の自由vs言論(抗議)の自由」「表現の自由vs(政治的)圧力」とは根本的に異なるだろう。上映禁止問題の方が遥かに表現の自由の危機であります。
まあ、この私でさえも、右翼にも抗議の自由はある程度認められるべきで、営業妨害とか脅迫にならない程度の抗議は別にしても構わないとは思うのではありまして、配給会社や映画館は度胸が足りないとも思うわけではありますし、見てないから想像するだけだけれども、まあ、ガタガタいうような映画(私のオールタイムベスト「ゆきゆきて、神軍」よりはマイルドでしょ)でもないんだろうし、右翼も右翼で見てないうちから街宣(それも記事中でも数件だし)するわけもないだろうとかも思うのです。
私は、表に出ている街宣とか抗議活動よりも、自粛をさせてしまうように追い込ませる「空気」の方が問題だと思います。

クローズアップ2008:映画「靖国」上映中止 揺れる表現の自由
http://mainichi.jp/select/wadai/archive/news/2008/04/02/20080402ddm003040076000c.html

 靖国神社を舞台にしたドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の上映中止が、波紋を広げている。グランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)が今年2月、日本教職員組合の教育研究集会の会場使用を拒んだのと同じ構図が、映画界にも波及したとみられるためだ。中止を決めた映画館周辺では、右翼団体による抗議活動が確認されている。【勝田友巳、棚部秀行、野口武則】
 ◇「自己規制、生まないか」
 「やむにやまれぬ判断。劇場内には三つのスクリーンがあり、安全な上映環境を確保できるか、不安がぬぐえない。表現の自由を守れと言われても、限界がある」。上映中止を決めた映画館「銀座シネパトス」(東京・銀座)を運営するヒューマックスシネマの中村秋雄・興行部長は戸惑いを隠さない。昨年10月に上映を決めた際にはこんな事態は予想もしなかったという。中止決定から一夜明けた1日は代わりの作品の選定などに追われた。
 一方、3月31日に国会議員の試写などへの抗議声明を出した直後、上映予定全館での中止を知った日本映画監督協会も事態に驚く。崔洋一理事長は「映画の表現の自由は映画館での上映があって守られる。作り手が自己規制する空気が生まれないか心配だ」と話す。
 問題の発端とみられるのは、自民党の稲田朋美衆院議員が2月12日、文化庁に「映画の内容を確認したい」と問い合わせたこと。稲田氏は、文化庁管轄の独立行政法人「日本芸術文化振興会」が製作に750万円を助成したのを問題視していた。文化庁は配給協力・宣伝会社のアルゴ・ピクチャーズと協議し、3月12日夜に国会議員向けの試写を行い、自民、民主、公明、社民4党の40人が参加した。
 この時点で映画は都内4館、大阪市内1館で、今月12日から公開されることが決まっていた。しかし「バルト9」(東京・新宿)が3月18日「営業上の総合的判断」を理由に公開中止を発表。他の上映予定館周辺では街宣活動が行われたり抗議電話がかかってきた。右翼団体が稲田氏らの動きに刺激された可能性がある。バルト9の中止決定から約1週間後、他館も「観客や近隣に迷惑がかかる」などの理由で、相次いで公開を取りやめた。
 過去には92年に「ミンボーの女」の伊丹十三監督が暴力団員に襲われ、翌年、伊丹監督の「大病人」が上映中、右翼団体員にスクリーンを切り裂かれた。98年には「南京1937」のホールなどでの上映会が右翼の街宣活動で相次いで取りやめになった。00年には「バトル・ロワイアル」の暴力描写を、石井紘基衆院議員が問題視して国会で取り上げた。しかし映画館での公開が中止に追い込まれたのは極めて異例だ。

499とはずがたり:2008/04/02(水) 21:53:09
>>498
俺のより本質的な論評で勉強になります。。
それにしてもちょいとやな世情な気がします。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1114775789/450

500小説吉田学校読者:2008/04/02(水) 21:56:11
(続き)そういう「空気」を作るのが国会議員だというのは、もうこの国の民主主義などはこの程度なのであります。
民主主義というのは言うまでもなく、言論の自由、表現の自由が重要であります。そして、いわば民主主義の子である国会議員は、そういう自由は、対立する二元的なものがあるばあいは比較勘案しなければなりませんが、そういう例外的なものは除いては、尊重する側に回らなければならないはずであります。
それでいて、野次は飛ばす、助成金の妥当性から問題とかいって、妨害行動にでるのは、本末転倒、六法全書を1ページ目から読み直せといった感じであります。
だいたい、この助成金を出している独法も、「振興」と名に冠するくらいなのだから、「集客見込めない」「ちょっとヤバそう」な映画に金を出すのが目的なのであります。
「助成金の妥当性」とかそういう脇道から真綿で首を絞めるように圧力を加える国会議員は、些細なスキャンダルをネタにして総務部に過大要求する総会屋と同じであります。

さきほど「表現側に度胸が足りない」と書きましたが、確かに度胸も必要ですが、そんな度胸なんてそもそも要らないのでありまして、たかだか映画を上映したくらいで朝日新聞襲撃事件とか風流夢譚事件のようなことは、絶対に起きてはならないのであります。

◇自民議員「反靖国だ」−−勉強会、怒声も
 「稲田氏の行動が自粛につながったとは考えないが、嫌がらせとか圧力で表現の自由が左右されるのは不適切だ」。町村信孝官房長官は1日の記者会見で、上映中止問題について一般論で応じた。
 国会議員向け試写会の翌日の3月13日、自民党の保守派でつくる「伝統と創造の会」(会長・稲田氏)と「平和靖国議連」(会長・今津寛衆院議員)が、文化庁などを呼んで合同勉強会を開いた。
 両団体とも首相の靖国参拝を支持する議員の集まり。試写後、映画を「靖国神社が侵略戦争に国民を駆り立てる装置だったというイデオロギー的メッセージを感じた」と論評した稲田氏は勉強会で日本芸術文化振興会の助成金問題を集中的に取り上げた。
 約10人の出席者からは「反靖国の内容だ。大きな問題になるから覚悟した方がいいよ」との怒声も飛んだ。稲田氏は3月31日「問題にしたのは助成金の妥当性。私たちの行動が表現の自由に対する制限でないことを明らかにするためにも中止していただきたくない」とのコメントを出した。
 一方、警視庁によると、上映予定の映画館に対する右翼団体の街宣活動は複数回確認されていた。しかし「際立った抗議活動は把握していない」(警視庁幹部)という。警察白書によると、07年の右翼の検挙数は1752件2018人。5年前は1691件2217人で件数は増加したものの人数は減少し全体ではほぼ横ばいの状態だ。
 右翼の事情に詳しい関係者は「大部分の右翼にとって靖国神社は特別な存在。過敏に反応してしまう傾向はある」と指摘した。
◇李監督「作品を見て健康的な議論を」
 李纓(リイン)監督(44)は1日、毎日新聞の取材に今回の動きについて、「市民から『考える自由』を奪う危険な事態。まずは作品を見て健康的な議論に生かしてほしい」と話した。
 中国広東省出身の李監督は、大学で文学を学んだ後、国営中国中央テレビに入局。チベットの伝統芸能祭の復活を追ったドキュメンタリーなどを製作したが、中国での報道に限界を感じて退局し、89年に来日した。
 97年には、南京大虐殺を否定する趣旨の集会に参加した。「日本兵の名誉回復を熱心に訴える人々の姿に衝撃を受け、理由が知りたくて靖国神社でカメラを回し始めた」。10年間撮りためた映像を123分にまとめて、「靖国」を作った。「靖国神社の空気をできるだけ静かに、先入観なく感じ取ってもらえるように、あえてナレーションは付けなかった」と説明する。【福田隆】
 ◇映画館に責任ない−−映画監督の羽仁進さんの話
 「靖国」は非常に慎重に作られており、靖国神社に対する批判を強硬に打ち出している映画ではない。文化庁が助成金を出したのは、映画の出来を評価して、一般の人に見てもらうため。もちろん政治家にも見てもらいたいが、彼らが文化庁に文句を言うのは筋が違う。また、映画に反対する人たちが映画館や近隣の人に迷惑になるような形で意見表明することは、社会のルールを壊している。上映中止の責任を映画館側に押しつけてはいけない。

501片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/05(土) 01:11:20
なるほど、そういうことか。議員は国会で活躍しましょう。

公務員制度改革の議論
Posted by 河野 太郎 on 2008/3/25 火曜日
http://www.taro.org/blog/index.php/archives/837

稲田朋美 人事庁がなぜ必要なのか。現実の制度でも、やればできる。官僚との接触をなぜ禁止するのか。政治家の能力はそんなに低いのか。

映画「靖国」:文科相「国政調査権で依頼」を疑問視
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080404k0000e040084000c.html

 ドキュメンタリー映画「靖国」の上映を中止する映画館が相次いだ問題で、渡海紀三朗文部科学相は4日の閣議後会見で「一部の議員が国政調査権として(内容の確認を)依頼したようだ。国政調査権は本来(両議院の)委員会を通じて行使されるのがルールだ」と述べた。この問題では、自民党の稲田朋美衆院議員が映画の封切り2カ月前の2月12日、文化庁に内容の確認を申し入れたことが明らかになっている。

 渡海文科相は「(稲田議員は)『あの映画に政治的メッセージがあるにもかかわらず、(文化庁所管の独立行政法人から)助成金が出ているのでは』という疑義があるから見せてほしいとのことだった。特定の依頼に対し、国の機関が何かをやるのは基本的によくないと思う」と述べた。

 文化庁は申し入れを受けて配給会社に相談し、全国会議員を対象とした異例の試写会(3月12日)を開催することが決まった。

 国政調査権は憲法に基づく国会の権利で、衆参両院のいずれかの議決で発動する。行政機関に記録の提出を要求したり、証人喚問をすることなどができる。【加藤隆寛】

毎日新聞 2008年4月4日 14時33分

502片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/07(月) 09:03:51
さて稲田朋美はおとなしくなるんでしょうかならないんでしょうか。

靖国相次ぐ上映中止/「保身だ」嘆く映画人
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2008/0403.html

 映画「靖国」の相次ぐ上映中止は、自由な表現活動の危機を見せつけた。映画界からも「映画館はトラブルを過度に恐れ、保身に走っている」と嘆く声が上がる。しかし大阪の一館は予定の上映を貫くことを明らかにし、配給元には上映を希望する映画館が名乗りを上げるなど、新たな動きも出ている。

 ▽巻き込まれたくない

 三月中旬、最初に上映中止を決めた新宿バルト9(東京)。この時点で政治団体の目立った動きはなかったのに、早々と中止を決め、政治団体の動きを勢いづかせた。

 銀座シネパトス(東京)には、三月下旬に三回、街宣車が押しかけ、「上映を中止せよ」とスピーカーでがなった。愛知県警によると、五月の上映予定を延期した名古屋シネマテーク(名古屋市千種区)には、政治団体の関係者が押しかけ「東京や大阪では中止になったのに、名古屋だけ上映されたらわれわれの顔が立たない」などと話した。

 それでも映画館側は上映したいとの空気があった。「現場は上映したいんだけど、上が言っているから」。事情を知る映画関係者は、上映中止を決めた劇場側から異口同音にこう聞かされた。

 その背景には「面倒な争い事に巻き込まれたくないという映画館の運営会社上部の過剰な保身意識がある」とにらむ。

 ▽試写会に文化庁の影

 そもそもこの騒ぎは、二月十二日、文化庁の映画担当者が制作者側に「ある国会議員が見たがっている」と問い合わせたのが発端だった。

 関係者によると、文化庁は国会議員が自民党の稲田朋美衆院議員であることを明かし、試写会を提案。配給会社側が特定議員向けではなく、一般国会議員にも見せることを提案して合意し、配給側が費用を負担しないことで決まったという。

 文化庁側は「共催」ではなく「協力・文化庁」とするよう要求。配給会社が妥協して試写会を全議員に案内すると「全議員に案内を送るとは聞いていない」と、文化庁は突然、難色を示し「試写会の人件費などは払えない」と伝える。

 最終的に、文化庁側と対立するのは得策ではないと配給会社側が折れ、費用は配給側が持つことで三月十二日、試写会が開かれた。

 ▽見てもらって判断を

 騒ぎにつながる試写会のきっかけをつくった稲田議員は、ここに来て「上映中止は残念」と圧力否定を強調する言動が目立ってきた。当初、国会議員向け試写会参加を呼びかける文章は「『百人斬り』の新聞記事や真偽不明の南京事件の写真を使って、反日映画になっているようです」と指摘。

 試写会後も「イデオロギー的なメッセージを強く感じた」と述べたが、五館が上映中止を決めると「残念だ。映画は最後まで引き込まれる力作で、上映をやめさせようと考えたことはない」と、主張のニュアンスが変化する。

 配給元のアルゴ・ピクチャーズによると、五月以降上映を予定していた全国十三の映画館に加え、今回の騒ぎで逆に複数の映画館から上映希望が寄せられているという。

 予定通り五月の上映を決めた大阪の「第七芸術劇場」の松村厚(まつむら・あつし)支配人(46)は「普通の映画と同じようにお客さんに見せたいだけ。『靖国』は首相参拝に賛成する(視点の)余地も残っているし、八月十五日に靖国神社で何が起きているか見てもらって判断すればいい」と話す。

503片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/07(月) 12:26:36
文化庁に見せろと言うのではなくて、公開されたのを自分らで見るほうがやり方としてよいのでは。

「映画『靖国』の試写は事前検閲ではない」稲田朋美議員の訴え
http://www.news.janjan.jp/government/0803/0803283785/1.php

504とはずがたり:2008/04/07(月) 12:53:10
一番アホなのはこの部分↓ではないでしょうかね?
>稲田 事実の間違いといえるかどうか……。靖国刀が靖国の御神刀というのは事実ではないが、映画に誤りがあるとは考えていない。小泉首相の靖国参拝に対し、原告側のメッセージが入っていることを感じた。たとえば、適切な例ではないかもしれないが、日本の会社の代理店が映画をつくって、チベットのダライ・ラマの主張だけの映画をつくった場合、中国から助成金が出たら問題になるのではないか。

日本の会社の代理店が映画をつくって、チベットのダライ・ラマの主張だけの映画をつくって更に中国から助成金が出るとしたら中国の民主主義の成熟ぶりに世界は喝采するだろうよ。
稲田は自分のDQNぶりを自分の人権観念が中国並みかそれ以下だという事を以てさらけ出した訳だ( ´_ゝ`)

505小説吉田学校読者:2008/04/13(日) 19:18:50
これを政治介入と言わずしてなんだろうか。政治家は政治家たることの影響力に自覚を持て。反感を思ったら行動に出る前にまず考えろ。そして、稲田朋美、有村治子の2議員は恥を知れ。

“政治介入”疑問の声も 自民議員が『靖国』出演者に接触
http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2008041102002794.html

 靖国神社を題材としたドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」(李纓(リイン)監督)をめぐり十日、出演者の刀匠が出演シーンの削除を希望していると有村治子参院議員が主張していることが分かった。有村氏は、刀匠が名前と映像を使われることを承諾していないと強調。了承を得ているとする李纓監督と真っ向から対立している。ただ、それ以前に国会議員が出演者と接触すること自体が「政治介入」と疑問視する向きもあり、上映中止問題による混乱に拍車がかかった格好だ。 (小田克也、鈴木泰彦)
 有村氏のホームページ上の主張によれば、刀匠の刈谷直治さんは刀をつくる自らの映像が他の映像と交錯させて使われることに心外な気持ちを持っており、それを有村氏は人づてに聞いていたという。
 そこで三月二十五日に刈谷さん夫妻に連絡を取り、同月二十七日の参院内閣委員会で、「キャストとして名前が挙がっている刈谷さんは、自らの映像が使われることを承諾しておらず、削除されることを望んでいる」などと発言。有村氏は「刈谷さん夫妻の真の言葉を事実として紹介したまで」としている。
 これに対して李纓監督は、十日午後に都内で行われた上映中止に抗議する緊急会見の席上、「有村さんは調査しているというが、こちらも調査してほしい」と述べ、有村氏の主張は一方的だと反論。
 その上で「作品は昨年四月、刈谷さん夫婦に見せた。奥さまは心配していたが、その上で、私が考えていることを説明した。二月にまた訪ねて、ベルリン映画祭の報告をした。奥さまから『これからはどこでも上映してください』と言われた。三月上旬、刈谷さんからは『誠心誠意』というパンフレット用の言葉をいただいた」と承諾を得た経緯を述べ、「まさか削除してほしいと言われるとは。信じられない」と、当惑する表情を見せた。
 さらに有村氏が刈谷氏の真意を確認したことについても、「国会議員からどういう話があったのか、どう変心させたのか非常に不思議。どのような圧力をかけたのか」と述べ、有村氏の確認作業が刈谷氏の気持ちを変えさせたとの認識を示した。そして「作品が成立できなくなるよう働き掛けている」と憤りをあらわにした。
 こうした主張に対し、有村氏は「刈谷さん夫妻の気持ちを変えさせる意図も働き掛けも一切ない。刈谷さんも、そのような認識がないと明言している」と強調。
 有村氏は、四月九日に刈谷さん夫妻に二度目の電話をし、「『李纓監督が有村の電話によって、刈谷さんの気持ちが変わったと主張している。真実かどうかお話しください』」と尋ね、「監督の主張が事実に反するとの回答を得ている」と反論している。
 有村氏と李纓監督の主張は平行線をたどっているが、そもそも国会議員が出演者に接触すること自体が不適切との指摘もある。
 有村氏は「刈谷さん夫妻の気持ちを伺った自らの言動に瑕疵(かし)はない」とするが、十日の緊急会見に出席したジャーナリストの斎藤貴男さんは「なんて恥ずかしいことをしてくれるのか」と、あきれたような表情。上映をめぐる混乱がさらに広がったことだけは間違いなさそうだ。

506とはずがたり:2008/04/15(火) 06:46:03
>>505
自民党の女性議員はバカばっかだねぇ。まぁ自民党の男性議員もバカばっかだけど。
有村も1期目当選は01年参院選の小泉旋風だからいわば小泉チルだし,もう少し公平に悪口云うと小泉チルの女性議員にはろくなのが居ない,となるかな。
少なくともこの二人は言論の自由に関する憲法違反で弾劾したいものだが。。

憲法改正「反対」43%、「賛成」を上回る…読売世論調査
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080116-907457/news/20080408-OYT1T00041.htm

 読売新聞社が実施した憲法に関する全国世論調査(面接方式)によると、今の憲法を改正する方がよいと思う人は42・5%、改正しない方がよいと思う人は43・1%で、わずかながら非改正派が改正派を上回った。

 ただ、各政党が憲法議論をさらに活発化させるべきだと思う人は71%に上り、改めたり加えたりした方が良いと思う条文を挙げた人も7割を超えた。施行61年を迎える憲法に、時代にそぐわない部分が増えているとの認識は根強いようだ。

 調査は3月15、16日に年間連続調査「日本人」の一環として行った。

 1981年から実施している「憲法」世論調査では93年以降、一貫して改正派が非改正派を上回っていた。しかし、今回は改正派が昨年より3・7ポイント減る一方、非改正派が4・0ポイント増え、これが逆転した。憲法改正に強い意欲を示した安倍前首相の突然の退陣や、ねじれ国会での政治の停滞へのいらだちなどが影響したと見られる。

 改正派にその理由を複数回答で聞いたところ、「国際貢献など今の憲法では対応できない新たな問題が生じているから」の45%が最も多かった。非改正派では「世界に誇る平和憲法だから」が53%で最多だった。

 憲法で関心のある点(複数回答)では「戦争放棄、自衛隊の問題」が47%で7年連続で最多となった。昨年との比較では「裁判の問題」が20%(昨年15%)に増え、裁判員制度への関心の高まりをうかがわせた。

 改めたり加えたりした方がよいと思う憲法の条文(複数回答)としては、〈1〉自衛のための軍隊保持27%〈2〉良好な環境で生活する権利25%〈3〉国と地方の役割22%――を挙げた人が多く、「特にない」は24%だった。

 自衛隊の海外派遣全般に関する原則を定める恒久法を必要と思う人は46%で、「そうは思わない」42%を上回った。9条を今後どうするかについては「これまで通り、解釈や運用で対応する」36%、「解釈や運用で対応するのは限界なので、改正する」31%、「厳密に守り、解釈や運用では対応しない」24%となった。
(2008年4月8日01時08分 読売新聞)

507とはずがたり:2008/04/15(火) 06:47:56
>>506の記事へのコメントを忘れてたけど,自社の主張に調査結果をすり寄せる読売ですが,改憲派の読売の調査で護憲が上回った点が味噌。

508小説吉田学校読者:2008/04/19(土) 10:31:43
児童が被害に遭う性犯罪は断固対処しなければいけないのですが、>>505のような体質を持つ与党や政治家達に表現規制の側面を真剣に考えた跡はあるのか。

<児童ポルノ>禁止法改正で一致…単純所持禁止 与党PT
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080418-00000110-mai-pol

 与党の「児童ポルノ禁止法見直しプロジェクトチーム(PT)」(座長・自民党の森山真弓元法相)は18日、初会合を国会内で開いた。18歳未満の男女を写したポルノ画像などを個人が集める「単純所持」の禁止とその罰則を新たに盛り込むため、議員立法で同法を改正することで一致した。迷惑メールなどでポルノ画像を一方的に送りつけられるケースがあるため、本人が意図せずにパソコンなどに画像が残る場合は、罰則の適用対象外とすることも確認した。
 これまで個別に議論してきた自民、公明両党だが、単純所持の禁止と罰則の新設は共通していた。この日の初会合では罰則のあり方を議論し、適用対象を本人が意図して集めた場合に限ることで合意。罰則は、現行法の「他人への提供目的での所持」で規定された「3年以下の懲役か300万円以下の罰金」より軽くする方針。【堀井恵里子】

510小説吉田学校読者:2008/05/18(日) 10:37:14
一院制というと、「参院不要論」が取り沙汰されますが、なんで「衆院不要論」が出てこないんだ。直近の民意を反映した参院の決議を無視して再可決する衆院なんて不要じゃないか。「参院が政局の府になっている」と批判するなら、なぜ衆院が「再考の府」たろうとしないのか。

一院制議連が発足 参院自民幹事長は反発
http://www.asahi.com/politics/update/0516/TKY200805160261.html

 一院制の国会の創設をめざす、自民党内の議員連盟(代表世話人・衛藤征士郎元防衛庁長官)の設立総会が16日、同党本部で開かれた。ねじれ状態解消の狙いからだが、参院からは「不要論」が強まることへの警戒感も出ている。
 総会には衆参両院の48議員が出席した。呼びかけ人の一人である谷川秀善参院議員は「ねじれ国会でにっちもさっちも行かなくなった。次の総選挙で与党が3分の2を取ることは難しい。法案は1本も通らなくなる」と一院制論議の必要性を強調。参加者からは「一院制なら一気に政権交代となり、有権者が緊張感を持って投票するようになる」という意見も出された。
 一方、参院自民党の山崎正昭幹事長は16日の記者会見で「一院制はいささかどうかなと思う。二院制で十分、国民の負託に応えられている」と反発。別の自民党参院議員は「参院で民主党が第1党になって都合が悪くなったから一院制にするのでは、国民の支持は得られない」と語った。

511とはずがたり:2008/05/18(日) 11:48:55
>直近の民意を反映した参院の決議を無視して再可決する衆院なんて不要じゃないか。「参院が政局の府になっている」と批判するなら、なぜ衆院が「再考の府」たろうとしないのか。
巧いこといいますね〜。全くその通りだ。
総選挙は先延ばしだなんだかんだと露骨な迄に嫌らしい党利党略剥き出しの特に最近の自民党は酷く醜い。

512とはずがたり:2008/09/28(日) 05:36:32

浅沼稲次郎さん:刺殺から半世紀近く 護憲派が追悼集会
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080927k0000e040047000c.html

 庶民派政治家として親しまれた旧社会党委員長の浅沼稲次郎さんが、右翼の凶刃に倒れてから2010年で50年を迎える。党内融和に心を砕き「まあまあ居士」とも呼ばれたヌマさん。護憲勢力の分裂が進む中「今こそあの姿勢に学ぼう」と旧社会党員らが護憲派の再結集を図る取り組みを始めた。10月10日に東京都内で追悼集会を開くほか、没後50年に向け、平和憲法を考えるイベントなどを企画する。

 浅沼さんは三宅島(東京都三宅村)出身。早稲田大在学中から労働運動に携わり、1945年の社会党結成に参加、60年3月に委員長に就任した。巨体を揺らして演説に駆け回り、「人間機関車」などと親しまれた。安保闘争直後の60年10月12日、東京・日比谷公会堂で演説中に17歳の右翼少年に短刀で刺され、61歳で死去した。

 憲法改正の手続きを定めた国民投票法が、くしくも10年5月に施行される。旧社会党は94年の自社さ連立政権発足後は離党が相次ぎ、後継の社民党の国会議員は衆参で12人。改憲を阻止する議員定数の3分の1を確保するためには、超党派の連携が不可欠だ。

 追悼集会事務局の山崎耕一郎さん(68)は「党内左派と右派の派閥対立を調整した浅沼に今こそ学ぶべきだ。護憲の立場で一致していきたい」と話す。護憲を訴えるイベントを毎年企画する予定だ。

 追悼集会は10月10日午後6時、千代田区神田駿河台3の総評会館で開かれる。土井たか子さん(79)や村山富市さん(84)など旧社会党の委員長経験者らが呼びかけ人になり、元自民党幹事長の野中広務さん(82)、ジャーナリストの大谷昭宏さん(63)、作家の宮崎学さん(62)らも加わり「今、憲法問題を考える」と題してディスカッションする。参加費1000円。問い合わせは追悼集会事務局(電話03・5226・8822)。【木村健二】

毎日新聞 2008年9月27日 11時26分(最終更新 9月27日 12時46分)

513小説吉田学校読者:2008/12/12(金) 07:09:54
かなり思い切った所見の披瀝でありますが・・・

天皇陛下:皇位継承問題で心労…宮内庁長官が体調で所見
http://mainichi.jp/select/wadai/koushitsu/news/20081212k0000m040069000c.html?link_id=TT001

 宮内庁の羽毛田信吾長官は11日、天皇陛下が心労などで体調を崩したことに関し「私なりの所見」として、陛下が「皇統(皇位継承)の問題」で悩んでいることを初めて明らかにした。これまで皇室典範改正に絡む皇位継承問題で、陛下自身の受け止め方は伝えられていなかった。
 羽毛田長官は会見で「陛下ご自身のお立場から常にお心を離れることのない将来にわたる皇統の問題をはじめとし、皇室にかかわるもろもろの問題を憂慮のご様子」と述べた。ただ、皇統の問題の具体的な内容については「控えた方がいい」と触れなかった。
 また、皇太子妃雅子さまに関して「両陛下は、皇太子妃殿下が公務をなさらないことを不満に思っている」との記事が散見されるとした上で「両陛下からこのたぐいのお言葉を伺ったことは一度もない」と否定。「皇室そのものが妃殿下に対するストレスであり、ご病気の原因ではないか」との論調があることにも触れ、「皇室の伝統を受け継がれて、今日の時代の要請に応えて一心に働き続けてこられた両陛下は、深く傷つかれた」と心労の一因になっているのではないかと述べた。
 公務については、陛下は23日で75歳となることもあり「ここ1カ月程度はご日程を可能な限り軽いものにしたい」と述べ、天皇誕生日や年末年始の各行事について延期や内容の見直しを検討していることを明らかにした。【真鍋光之】
◇一時は皇室典範改正論議に発展…継承問題
 皇位継承問題を巡っては将来、継承者がいなくなる可能性もあったことから皇室に関する事項を定めた皇室典範の改正論議に発展した経緯がある。
 1947年に施行された皇室典範は第1条で「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する」と定め、女性天皇を認めていない。小泉政権当時の05年、皇太子さまに次ぐ皇位継承者は秋篠宮さま、次が天皇の弟の常陸宮さまとなり、いずれは継承者不在の事態も予想された。
 このため、同年11月に、首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」は、継承順位を「長子優先」とし、女性・女系天皇を容認する意見書をまとめた。これを受けて政府は改正案作りを進めたが、06年9月に秋篠宮ご夫妻に悠仁さまが誕生したことから、改正論議は下火になった。
◇解説…側近の立場から強い憂慮を示す
 羽毛田信吾・宮内庁長官の「所見」は、皇位継承の問題が必ずしも天皇陛下のストレスの原因とはストレートには語っていないが、天皇家の当主としての気持ちを側近の立場からそんたくしたもので、強い憂慮がにじんでいる。
 関係者によると、陛下は皇位の安定した継承を常に気にかけており、皇太子ご夫妻のお子さま誕生を待ち望んでいた。皇太子さまが結婚して愛子さまが生まれるまでの8年間は「(誕生を)いつも気にしておられ、心の休まる時がなかった」という。秋篠宮ご夫妻の長男悠仁さまが誕生したが、将来の皇室は、女性皇族が結婚によって皇籍を離れるために「先細り」となる。長官の所見は、陛下が今でも心の奥底で皇統問題を憂慮し続けていることを示している。
 長官は皇太子妃雅子さまに関する一部の報道についても「両陛下は深く傷つかれた」と述べた。両陛下と皇太子ご夫妻の間に「溝がある」と憶測して、事実に基づかない報道があるのは事実。普段の穏やかな表情の裏で、陛下の心労、心痛は限界まで来ていたとみられる。宮内庁をはじめとして周囲には、単に陛下の「公務の軽減」ではなく、胸の内を理解する努力が求められる。【真鍋光之】

514とはずがたり:2008/12/12(金) 10:44:31
可成り踏み込んでますね。。

>関係者によると、陛下は皇位の安定した継承を常に気にかけており、皇太子ご夫妻のお子さま誕生を待ち望んでいた。皇太子さまが結婚して愛子さまが生まれるまでの8年間は「(誕生を)いつも気にしておられ、心の休まる時がなかった」という。秋篠宮ご夫妻の長男悠仁さまが誕生したが、将来の皇室は、女性皇族が結婚によって皇籍を離れるために「先細り」となる。長官の所見は、陛下が今でも心の奥底で皇統問題を憂慮し続けていることを示している。
この解説によると天皇は女系天皇を認めているとも取れる内容であるんですけど。

515とはずがたり:2009/02/12(木) 16:04:23

建国記念の日 2派が集会/鹿児島県内
(2009 02/12 07:30)
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=15210

 建国記念の日の11日、鹿児島県内で奉祝、反対両派の集会などがあった。反対派は、政府の歴史見解を否定した田母神俊雄・前航空幕僚長の論文などを論議。奉祝派は天皇陛下の即位20年を祝い、古来の文化や伝統を継承する重要性を強調した。

■古来の文化継承誓う/奉祝派

 日本会議鹿児島(川上親昌会長)は11日午後、鹿児島市のかごしま県民交流センターで「建国記念の日をお祝いする県民の集い」を開き、約250人が参加した。
 奉祝式典で橋口茂副会長は、戦後の歴史教育について「東京裁判史観に立っており、国の誇りを失わせている」と批判。日本政策研究センターの伊藤哲夫代表は「国家の精神的基盤」のテーマで講演し、「日本は古事記、日本書紀に書かれた精神遺産が息づく国。伝統を守り、その中から最も大切な精神を学ぶ心が大切だ」と訴えた。
 霧島市が中心となってつくる同市道義高揚・豊かな心推進協議会は同市溝辺のみそめ館で祝賀式典を開き、市民ら約400人が参加、郷土芸能が披露された。

■「田母神論文」を批判/反対派

 県憲法を守る会(荒川譲会長)などは11日午前、鹿児島市の県教育会館で「紀元節復活に反対する集会」を開き、約200人が参加した。
 ノンフィクションライターの田中伸尚さんが講演し、「田母神論文」の問題点を指摘。「憲法九条を原点とした自衛隊のさまざまな制約、いわば『平和のくさび』を取り払い、平和憲法の精神を根こそぎ覆そうとするものだ」と訴えた。
 同市の鴨池公民館では同日午後、県歴史教育者協議会などが集会。講演した日中友好協会鹿児島支部の野村昭也支部長は同論文について「歴史の偽造と平和への重大な挑戦」と批判。「政府は自衛隊を日米共同で戦う軍事組織に改造するため、海外派兵を急ごうとしている」と話した。

516とはずがたり:2009/06/12(金) 12:06:24
与党強引採決、崩れる国会合意形成…憲法審査会規程で
http://www.asahi.com/politics/update/0611/TKY200906110365.html
2009年6月11日23時59分

 衆院憲法審査会の委員数などを定める「規程」が11日の本会議で、与党などの賛成多数で可決した。民主党など野党は07年の国民投票法成立に続く「強引な手法」と反発。憲法改正に向けた国会の3分の2の合意形成は崩れ、総選挙前に与野党協議が進展する見込みはなくなった。

 規程は(1)委員数は予算委と同規模の50人(2)国会閉会中でも審査会を開会できる(3)出席委員の過半数で議決(4)改憲案は公聴会を開く――が柱。

 与党は当初、採決先送りで調整したが、改憲論者の鳩山代表が率いる民主党を総選挙前に揺さぶる狙いから、採決に転じた。ただ、今国会で委員の選任はせず、実際に審査会が始動することはない。

 民主党の園田康博氏は本会議で「国会での共同作業の憲法論議は、今後は一歩も進まない」と反対討論。参院でも「衆院では数で強行もできるが参院はそうはいかない。この問題は受けつけない」(輿石東参院議員会長)としている。規程制定のめどは立たなくなり、総選挙後の協議にも影を落としそうだ。

517とはずがたり:2009/07/15(水) 18:00:01
護憲の運動家みたいだ。

車の通行で口論、大学生が腹刺される
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20090714-518233.html

 13日午後7時5分ごろ、大阪府箕面市箕面8丁目の路上で、軽乗用車の男が同市の男子大学生(23)と車の通行をめぐって口論になり、持っていたナイフで腹を数回刺して逃げた。大学生は重傷。
 通行人が記憶していた軽乗用車のナンバーをもとに箕面署が捜査し、男を自宅で発見。殺人未遂の疑いで逮捕した。
 同署によると、男は箕面市桜ケ丘の会社役員中井多賀宏容疑者(36)。大学生の乗用車と擦れ違う際に接触しそうになり、トラブルになった。当初「にらみ合いになり刺した」と認めていたが、その後の調べに「頭が真っ白で覚えていない」と否認している。
 中井容疑者の自宅からは大学生の腹を刺したとみられる折り畳み式のナイフが見つかった。
 現場は阪急箕面駅近くの住宅街の道幅が狭い道路。(共同)
[2009年7月14日2時32分]

殺人未遂:トラブル相手刺し、重傷負わせ逃走 容疑の男逮捕−−大阪・箕面
 http://mainichi.jp/kansai/archive/news/2009/07/14/20090714ddn041040015000c.html

 大阪府警箕面署は13日、大阪府箕面市桜ケ丘1、自称ミュージシャン兼会社役員、中井多賀宏容疑者(36)を殺人未遂の疑いで逮捕した。

 逮捕容疑は、13日午後7時5分ごろ、箕面市箕面8の路上で、車の通行を巡って近くの大学4年の男子学生(23)とトラブルになり、持っていた折りたたみナイフ(刃渡り約10センチ)で男子学生の腹部や背中を数回刺して重傷を負わせ、逃走したとしている。【向畑泰司】
毎日新聞 2009年7月14日 大阪朝刊

※Wikipediaより抜粋。
・中井 多賀宏(なかい たかひろ、1973年6月17日 - )は、詩人、憲法活動家、ミュージシャン。
 大阪府大阪市生まれ、大阪府箕面市出身。
 関西学院大学在学時から、主に差別問題を中心に各種人権問題に取り組み、大学院中退後、憲法の価値を広めるべく憲法講師としての活動を始める。2004年に「みのお9条の会」の立ち上げに参加、呼びかけ人となる。
 2007年3月、「箕面市平和のまち条例」請求代表者として箕面市議会にて陳述。

518名無しさん:2009/08/15(土) 10:37:59
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009081500039&amp;genre=A1&amp;area=K00
http://www.kyoto-np.co.jp/static/2009/08/15/P2009081500039.jpg

自・民 「9条改正派」多数
衆院選立候補予定者・憲法アンケート

京都選挙区の主な立候補予定者の憲法に対する考え方
 衆院選(18日公示、30日投開票)で、京都新聞社が京都6選挙区に立候補表明している26人を対象に憲法9条改正の是非を尋ねたところ、自民党公認6人のうち5人、民主党公認6人のうち4人が部分改正を含め賛成の立場を明らかにし、両党とも「改憲派」が多数を占めた。共産党の6人と社民党1人は全員が反対した。

 立候補予定者26人に憲法改正について、(1)全面的に改正(2)9条を含む部分的改正(3)9条を除く部分的改正(4)改正に反対−の4つの選択肢を設け、回答を求めた。

 自民で(1)と回答したのは4人で、伊吹文明氏は「時代や国民の期待が変われば、改正は当然」、中川泰宏氏は「国の安全保障に明確な政策が求められている」として、2人は現在の政府解釈で違憲とされる「集団的自衛権」の容認も含めた改正に言及した。谷垣禎一氏は「世界の流れに対応できるメリハリの効いた三権を再定義すべきだ」と主張、山本朋広氏は「二度と戦争はしないと明記すべき」とした。

 清水鴻一郎氏は(2)を選び、「解釈によるあいまいさの排除」を求めた。井沢京子氏は(3)を選択し、「核を持たない国として、発言力を持つために9条を堅持すべきだ」とした。

 一方の民主では、(1)と回答したのが北神圭朗氏で、「国民自らの手で書き直していかなければ真に自分たちのものにできない」と全面的な改正を求めた。

 (2)を選んだのは3人おり、前原誠司氏は「改正議論を焦ってはならない」としつつ、「(戦力不保持などを記した)9条第2項を削除し、自衛権を明記すべき」。泉健太氏は「政府解釈で憲法を『空洞化』させている現状は看過できない」、小原舞氏は「解釈に委ねる現行のやり方から平和を希求する憲法にすべきだ」と答えた。

 9条改正に反対する(3)は2人で、山井和則氏は「必要な改正はすべきだが、被爆国として平和、国際協調の基本は崩すべきでない」、平智之氏は「現行のままで生命と財産を守る方法を模索すべきだ」とした。

 ■共・社は護憲鮮明

 共産党は全員が(4)と回答。穀田恵二氏は「世界に誇る先駆的なもの。『わだつみの悲劇をくり返すな』がわたしの信条」とし、ほかの5人も9条を「世界の宝」などとして絶対堅持の姿勢を示した。社民党の藤田高景氏も(4)で、「日本の平和主義の象徴で、何としても守り抜く」とした。

 無所属の田中英夫氏は(2)を選び、「政治判断で自衛隊の活動領域が拡大しないよう枠作りが必要」との考えを示した。

 幸福実現党の6人は(1)が5人、(2)が1人で改憲を主張している。

 憲法改正をめぐっては、改正手続きを定めた国民投票法が2007年5月に成立した。同7月の参院選では争点の一つとなったが、その後、改正案を審議するため衆参両院に設置された憲法審査会は休眠状態が続いている。

519名無しさん:2009/08/15(土) 12:00:55
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/shizuoka/CK2009081502000191.html
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/shizuoka/images/PK2009081502100134_size0.gif

8・15候補予定者調査 自民7人『9条改正を』、民主では意見分かれる
2009年8月15日

 15日の終戦の日に合わせ、中日新聞は衆院選の静岡県内8小選挙区の主な立候補予定者20人に、安全保障政策や平和観を問うアンケートを実施した。日米同盟と対北朝鮮制裁について「強化すべきだ」とした回答は約半数となり、自衛隊の海外派遣は「必要」が8割を占めた。憲法九条については、自民党のほぼ全員が改正の必要性を訴えたのに対し、民主党は回答が分かれた。(衆院選取材班)

質問(回答は選択式)
(1)日米同盟を強化すべきか

(2)核問題や拉致問題など、暗礁に乗り上げている北朝鮮への制裁を強化すべきか

(3)国連PKOやインド洋での補給支援活動など、自衛隊の海外派遣は必要か

(4)憲法九条の改正が必要か

(1)対米政策 
 最も多かったのは「強化が必要」で9人。自民の6人、民主2人、みんなの党1人だった。主な理由は「日本の外交基軸は日米同盟」(田村、斉藤斗、塩谷さん)、「平和と安定のため」(原田、倉田さん)などだった。

 「見直しが必要」は民主と共産の5人。池野さんは「米国とは安保条約を破棄し対等な友好条約を結ぶ」とした。

 「従来通り」は3人で、柳沢さんは「基地を提供しているので、集団的自衛権を持つと(力の)均衡が失われる」と回答した。

(2)対北朝鮮政策
 最多だったのが「制裁を強化すべきだ」で11人。自民6人、民主3人、無所属とみんなの党の各1人が選んだ。理由は「制裁強化は拉致、ミサイル、核実験問題が解決するまで続ける」(倉田さん)、「米国や中国に依存した外交では解決できない」(城内さん)などだった。

 「対話を重視すべきだ」は、民主と共産各2人の計4人。「6カ国協議の正常化が必要」(牧野さん)、「対話で北朝鮮の民主化を進める」(津川さん)と説明した。

 「従来通り」は自民1人だった。

(3)自衛隊の海外派遣の是非
 自民8人、民主6人など計16人が「必要」と答えた。

 「国際協調が必要」(望月さん)、「自衛隊の活動は高く評価されている」(塩谷さん)との肯定論のほか、「国民の理解を得た平和維持活動に限る」(上川さん)や「案件ごとに判断」(小山、細野さん)など一定の条件を付けた回答も。

 「不要」は民主と共産の計3人が選び、斉藤進さんは「自衛隊任務は専守防衛に限定すべきだ」とした。

(4)九条改正 
 自民7人、民主、みんなの党、無所属各1人の計10人が「改正が必要」とした。「実態に即して必要」(片山さん)、「有事を想定した憲法が必要」(田村さん)、「イラク戦争などの反省に基づき、しっかりと原理原則を定める」(佐藤さん)とした。

 「不要」と答えたのは民主4人、共産2人など計7人。理由は「平和主義は今後も継承が必要」(渡辺さん)、「我が国のアイデンティティー」(牧野さん)だった。

520名無しさん:2009/08/22(土) 21:27:13
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090822/stt0908221844002-n1.htm

【麻生政権考】「急がば回れ、憲法改正」 (1/3ページ)
2009.8.22 10:10

このニュースのトピックス:衆院選
 皮肉なことに、憲法が争点となっていない今回の衆議院議員選挙が将来、憲法改正への道を開いた選挙になったと言われるようになるかもしれない。党内に“護憲”勢力を抱え憲法問題に消極的な民主党は、“護憲”政党の社民党と連立政権を作る予定で、憲法問題はストップするというのが大方の予想だ。だが、中期的には、今回の衆院選は憲法改正の環境を整える側面がありそうなのだ。


定数削減の効果

 民主党の衆院選の政権公約(マニフェスト)は憲法について「(民主党は憲法問題を)慎重かつ積極的に検討していきます」としている。悪い国会答弁の見本のようで、この党が憲法を改正したいのかどうかも分からない。

 だが、保守系の地方議員や有識者らでつくる「日本国民フォーラム」(代表・米田建三帝京平成大教授)の平田文昭事務局長(49)は次のように指摘する。

 「自民党や民主党の衆院選のマニフェストに盛り込まれている国会議員の定数削減が、憲法改正につながっていく。衆参両院で、憲法改正原案の発議に必要な3分の2以上の勢力を形成しやすくなる効果がある」

 衆院議員の総定数は480、参院議員は242だ。

 自民党はマニフェストで「次回の総選挙から衆院議員総定数の1割以上を削減」「10年後には衆参両院議員総定数の3割以上の削減を目指す」とした。民主党は「衆院の比例定数を80削減する。参院は選挙制度の抜本的改革の中で、衆院に準じて削減する」ことを掲げた。

 民主党と連立する社民党は、衆院比例定数80削減に反対だ。しかし、どの党が政権党になっても、いずれ税金や社会保険料の負担増は避けられない。「政治」は国民に身を削る姿勢を示さねばならず、国会はいやいやでも、まとまった数の定数削減を行うことになるだろう。

 また、民主党はマニフェストに盛り込んではいないが、岡田克也幹事長(56)は13日の記者会見で、現在は20歳以上の選挙権年齢や成人年齢の引き下げについて「政権交代が実現すれば、早急に作業を進めていきたい」と、必要な法整備に取り組む考えを示した。

 憲法改正のための国民投票法は本則で、投票権年齢を18歳以上としている。だが、選挙権年齢や成人年齢が引き下げられるまでは、投票権年齢を20歳以上に据え置く条件付きだ。岡田氏の言う通りに進めば、これも環境整備となる。


自公連立の解消

 一方、自民党は麻生太郎首相(68)の指示で、マニフェストに同盟国米国をねらう弾道ミサイルの迎撃と米国艦艇の防護のため「安全保障上の必要な手当て」を行うと記した。政府の憲法解釈を変更し、これまで禁じてきた集団的自衛権の行使に、一部だが踏み切ることを意味する。

 ただ、自民党はマニフェストに憲法解釈の変更という直截(ちよくさい)的な表現は採らなかった。筆者は7月31日のマニフェスト発表時の記者会見で、麻生首相に「集団的自衛権の憲法解釈を変更するという意味でいいのか」と質問したが、首相は明確な返答を避けた。これでは憲法が争点になるはずもない。

 このような中途半端な対応は、自民党内に慎重論があるのに加え、公明党との連立が原因となっている。自民党は、国会対策上の理由で公明党、選挙対策上の理由で公明党・創価学会の支援に頼ってきたため、彼らが嫌う憲法改正、憲法解釈変更に踏み切れなかったわけだ。

 東アジアの安全保障情勢を考慮するだけでも憲法改正、せめて集団的自衛権の行使にかかわる解釈改憲は急務と思われるが、自民党は正面から国民や公明党・創価学会を説得する努力を怠ってきたのだ。

 国民投票法は凍結期間の3年を終えて来年5月18日に施行され、当選する衆院議員らは憲法問題に、いや応なく向き合うよう迫られる。

 野党間で「連立野党」などは存在しない。衆院選の結果、自公両党が下野すれば連立関係は解消となる。自民党にとっては、立党の精神に立ち返って、憲法についてはっきりした主張を行うチャンスとなる。2大政党の片方の憲法問題への意識が高まるとしたら、民主党政権ができても永久ではない以上、憲法改正にとって前進とならないか。

(政治部 榊原智=さかきばら・さとし/SANKEI EXPRESS)

521名無しさん:2009/08/24(月) 15:11:40
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009082490140200.html

政権交代歓迎でも民主に不安 護憲派悩む1票
2009年8月24日 14時05分

 自民、民主の二大政党対決が最大の焦点となっている衆院選で、憲法9条の改正に反対してきた護憲派の有権者が投票先に悩んでいる。政権交代が起きて、改憲を目指す自民党の下野は“歓迎”だが、改憲派議員は民主党内にも少なくなく、一票の効果的な投じ方に思いを巡らせている。 (社会部・橋本誠)

 「憲法を踏みにじる自公政権を退陣させる選挙。憲法9条を輝かせ、戦争の犠牲者を出さないよう見守ってください」

 終戦記念日の15日正午すぎ、東京・千鳥ケ淵戦没者墓苑の納骨堂で、改憲に反対の市民団体「平和フォーラム」が開いた集会。社民の福島瑞穂党首が誓いの言葉を読み上げたが、ほかに出席した国会議員は民主の那谷屋正義参院議員だけ。「オバマ米大統領と手を携え、核廃絶を訴える」と鳩山由紀夫代表のメッセージを代読したが、憲法改正問題には言及しなかった。

 安倍政権下の2007年、与党は憲法改正手続きを定める国民投票法(来年5月施行)を強行採決。今年6月には衆院憲法審査会の委員数や手続きの規程を可決した。

 「どんどん戦争が近づいてくる」と社民支持の男性(77)=東京都杉並区=は危惧(きぐ)する。戦時中は開墾や国内の飛行場建設に学徒動員され、南方でマラリアにかかった父親は復員後間もなく亡くなった。

 憲法改正を進める自民党政権の“降板”を求めてきたから、政権交代への期待は大きい。

 ただ「民主党は心配だ」とも感じる。護憲派だけでなく、先制攻撃論を唱える改憲派まで混在するからだ。今月8日の共同通信の衆院選候補予定者アンケートでも、9条を含む改憲派が2割を占めた。

 支持政党がない足立区の期間社員の男性(37)は、衆院選では「比例は社民、小選挙区は民主に入れる」と言う。「憲法9条は守るべきだが、今の小選挙区制で与党を倒すには民主党に入れるしかない。民主党は安全保障問題で揺れているが、憲法はすぐには改正されないのでは」

 社民は民主ブームに埋没しないように“両面作戦”。「憲法9条を守りたい人は全員社民党に」と護憲をPRする一方で、民主と選挙協力する選挙区では「政権交代」を強調する。

 共産も民主内部の改憲志向を強く警戒し「憲法改正の動きが出れば、防波堤になって戦う」と訴える。

 都民対象の本紙電話世論調査では、社民、共産に投票を予定している人は、他党への投票を予定している人に比べ、一番の関心事として憲法を挙げている割合が高い。

(東京新聞)

522名無しさん:2009/08/27(木) 22:11:33
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;rel=j7&amp;k=2009082700743

かすむ憲法論議=民主及び腰、自民もトラウマ【09衆院選】
 憲法改正をめぐる論議が、衆院選で完全に隅に追いやられている。民主党が、子ども手当創設などもっぱら生活に密着した政策をアピールして政権交代を訴えていることに加え、自民党も、改憲を争点に掲げた2年前の参院選で惨敗した苦い記憶を引きずっているためだ。
 「国を守る自衛隊を憲法の中でうたう必要がある。ただ、今一番大事なのは民生の安定で、すぐ議論するつもりはない」。民主党の鳩山由紀夫代表は23日の民放テレビ番組で、将来的な改憲の必要性に言及しながらも、「鳩山政権」での優先順位は低いことを強調した。
 鳩山氏は改憲論者として知られ、「自衛軍」の保持や一院制導入を柱とする改憲試案をまとめたこともある。しかし、民主党の衆院選マニフェスト(政権公約)では、憲法改正は末尾で「慎重かつ積極的に検討」と記されているにすぎず、鳩山氏ら同党幹部が選挙戦で取り上げることはほとんどない。
 改憲に言及すれば、民主党内の旧社会党出身者ら護憲派を刺激し、政権交代が「目前」に迫る中で無用の不協和音が生じる恐れがあるためだ。
 連立相手に想定している社民党の存在も大きい。福島瑞穂党首は27日、民主党との連立の条件について「(国会で憲法論議の場となる)憲法審査会を動かさないというのは、やはり大事なことだ」と記者団に述べ、現行憲法の維持が条件だと指摘した。
 一方、劣勢が伝えられる自民党は、麻生太郎首相が街頭演説で安全保障分野での民主党の国会対応を批判するなど、支持基盤である保守層へのアピールに躍起だ。
 ただ、こちらも憲法問題には時間を割いていない。2007年の参院選で安倍晋三首相(当時)は当初、改憲をテーマに据えたものの、選挙戦は年金記録漏れ問題が最大の争点となり惨敗。その反省から「大上段の議論をしても駄目。国民は盛り上がっていない」(麻生首相側近)と、集票にはつながらないと判断しているようだ。
 来年5月には憲法改正手続きを定めた国民投票法が施行され、国会による改憲案の発議が可能になる。しかし、参院では憲法審査会の運営細則を定める規程も依然、制定されていない。民主党が積極姿勢に転じる可能性は小さく、議論の深化を期待するのは難しい状況だ。(2009/08/27-19:10)

523名無しさん:2009/08/31(月) 18:44:17
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2009083102000207.html

9裁判官全員を信任 国民審査 罷免票6〜7%
2009年8月31日 夕刊

 中央選挙管理会(坂田桂三委員長)は三十一日、衆院選と同時に行われた最高裁判所裁判官の国民審査の投票結果を発表した。今回対象になった裁判官は九人。有権者が罷免を求め「×」印を付けた票が、罷免を求めなかった票をいずれも上回らず、全員が信任された。

 九人は桜井龍子、竹内行夫、涌井紀夫、田原睦夫、金築誠志、那須弘平、竹崎博允、近藤崇晴、宮川光治の各裁判官(告示順)。罷免を求めた率は6〜7%台だった。

 投票した有権者は六千九百四十五万四千三百七十五人。投票率は66・82%で、前回より1・33ポイント上がった。

 最高裁裁判官の国民審査は今回が二十一回目。一九四九年の第一回以来、罷免された裁判官はいない。

524名無しさん:2009/09/02(水) 19:42:47
http://www.pjnews.net/news/533/20090902_1

幸福の科学、信者の投票行動が「政教分離」って本当?
2009年09月02日 07:36 JST

大川隆法総裁の街宣に熱狂する人々(撮影:藤倉善郎、8月27日、東京・有楽町駅前で) 【PJニュース 2009年9月2日】第45回衆院総選挙の投開票から一夜明けた8月31日、宗教法人幸福の科学を母体とする「幸福実現党」党本部(東京・銀座)で、同党の本地川瑞祥(もとちかわ・ずいしょう)代表代行と小林早賢 (こばやし・そうけん)幹事長が記者会見した。小選挙区・比例代表で、民主党よりも多い337人の候補者を立てながら「議席ゼロ」となった選挙戦をふりかえった。

会見開始の午前10時。集まったのは、新聞社を中心に数社だけ。報道陣からの質問は少なく、記者ではなく宗教研究者が質問に立つ一幕もあったほどだ。冒頭、本地川代表代行が「総選挙の結果を受けて」とする文書を読み上げた。

「今回、小選挙区で107万票の得票を頂くことになりました。しかしながら当選者を出すには至らなかったことは、立候補者名、党名の定着・浸透が不十分で、政権交代選挙の前では通用しなかったためと真しに受け止めたいと考えます。また、選挙区によっては、母体である幸福の科学の信者数にもはるかに届かない得票数もあり、信者の信仰と政治選択に分離があるものと思われました」

政教一致政党でありながら、信者の投票行動は「政教分離」だったというのだ。幸福の科学の公称信者数は1100万人(故人なども含めた累計とのこと)。幸福実現党は「小選挙区で合計107万票」という数字だけを報告したが、比例代表では約46万票。記者は、公示後の街宣を取材した際、聴衆の中に幸福の科学のペンダントをぶらさげた人々を多く見かけたし、ペンダントをしていない人々の熱狂ぶりも、教団と関係ない通りすがりの聴衆とは思えないものだった。これほど熱烈な信者を擁する宗教団体において、信者の1割も幸福実現党に投票しないなどということが本当にありえるのだろうか。

いずれにせよ、幸福実現党は今回の選挙で「手ごたえ」を感じたという。以下、投票日翌日の記者会見における質疑応答だ(敬称略)。

525名無しさん:2009/09/02(水) 19:42:57
>>524

─来年の参院選には挑戦するという理解でよろしいでしょうか。

本地川:慎重に検討を重ねてまいりますけども、今回、手ごたえを感じておりますので、準備をしながら前向きの方には考えています。具体的なことは、これからです。

─地方選への挑戦は考えてらっしゃらないでしょうか。

本地川:当然、検討の対象には入っています。

─今回の結果を総裁ご自身はどのように捉えられているのか。

小林:先ほど全体の総括をご報告しましたが、そういう考え方そのものであるとご理解いただいて結構かと思います。将来への手ごたえを非常に感じたということが一つ。もう一つが、これから民主党政権を取り巻いていく状況を見越した上での政策提言だったわけですから、その分、今後の時代が私どもの政策を求めてくる度合いが間違いなく強まってくるであろうと。その二つの意味で、手ごたえを感じて頑張っていきたいというのが、党としての総括であり、総裁ご自身の考えです。

─12小選挙区で候補者を立てず、10選挙区で自民党や改革クラブを応援したが、その10人は4勝6敗でした。選挙支援は功を奏したとお考えですか。

小林:(応援対象が破れた)6選挙区も、個別に見ればどこも接戦の選挙区でした。全体として政権交代への流れがやや強く4対6という結果になりましたが、十分健闘したかと思います。

─(幸福実現党の街宣取材中に)「自分はクリスチャンだからチラシはいらない」と言ってチラシの受け取りを拒んでいる通行人を見た。宗教政党であることでのマイナス点やプラス点について、感じたことはあったか。

小林:先行する宗教政党(創価学会・公明党のこと)の方は、タテマエとしては「政教分離」を掲げています。今回、われわれがそういう使い分けをせず正々堂々と、という考え方をとりましたので、それをご理解いただくためにお話をする場面も多く、そこにエネルギーを使った。そこにはデメリットとメリットいろいろあるが、逆の側面を言えば、(増税問題や北朝鮮ミサイル問題について)「政策として幸福実現党に賛同するよ」という方々との、かなりの出会いがありました。全体的に、啓蒙(けいもう)活動の第一段階としては十分な成果があったと思います。

─宗教政党という原則は今後も堅持すると?

小林:当然、その路線でまいります。

─当初、大川隆法総裁が、教団施設の使用や教団からのお金の借り入れも「出発時点としては、いたしかたない」という趣旨の発言をされていました。今後の資金、会場利用の問題については、どうするのか。

─借り入れや施設利用については、法律上は全く問題がなく、問題があるべきではないという考えです。その前提の上で、宗教と政治の間では行動原理や活動パターンに少し違いがあるのが現実ですので、将来的には自立していくべきであるという考え方は変わっておりません。

来年の参院選やそれまでの地方選にも挑戦する意欲を見せる幸福実現党。引き続き、その動向に注目したい。【了】

526名無しさん:2009/09/10(木) 21:45:46
別スレで、天皇関連も憲法スレと書かれていたので。


http://www.47news.jp/CN/200909/CN2009091001000994.html

「皇位継承問題、対処を」 新内閣に宮内庁長官要請へ
 宮内庁の羽毛田信吾長官は10日の記者会見で、民主党などの連立政権による内閣が近く発足することに関し「皇位継承の問題があることを(新内閣に)伝え、対処していただく必要があると申し上げたい」と述べ、皇位継承の対象を男系の男子皇族に限定している皇室典範の改正問題に取り組むよう要請する考えを示した。

 羽毛田長官は「皇室が安定的に続くかどうかという問題が存在するという意識は、政権が変わっても変わらず持っている」と述べ、あらためて皇位継承の現状への懸念を表明。その上で「事実を伝えることはやらねばならない(私の)務め。できるだけ早くそういう場を持ちたいと思っている」と意欲を示した。

 皇室典範の規定では、天皇陛下の孫の世代の皇位継承対象者は秋篠宮家の長男悠仁さま(3)しかいないのが現状。典範改正をめぐっては、政府の有識者会議が2005年11月、女性・女系天皇を容認する報告書をまとめたが、その後の議論は停滞している。

 羽毛田長官はこれまでにも皇位継承の不安定さを指摘。昨年12月には陛下の心身の不調に対し「陛下がここ何年、将来にわたる皇統の問題、皇室にかかわるもろもろの問題に憂慮される様子を拝してきた」との所見を述べた。

2009/09/10 20:23 【共同通信】

527名無しさん:2009/09/13(日) 16:35:08
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090913k0000m010086000c.html

鳩山代表:地方分権で改憲必要との認識示す
 民主党の鳩山由紀夫代表は12日放送のラジオ番組で、憲法改正に関し「憲法の平和主義、人権は当たり前だが、だからといって後生大事に憲法を一言一句変えてはいけないという発想はおかしい」と述べ、地方分権の観点から改正は必要との認識を示した。改正時期には言及しなかった。

 鳩山氏は地方分権について「国が地域をコントロールして補助金漬けにする世の中では自立できない」と指摘。05年に発表した改憲試案に触れ「こういうものの道筋をつけることが大事だ」と強調した。鳩山氏の試案は、国と地方の役割分担を明確にするため、基礎自治体として「市」、広域自治体に「圏」を設置する改正などを提言している。【佐藤丈一】

毎日新聞 2009年9月12日 22時27分

528名無しさん:2009/10/23(金) 23:13:19
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091023/stt0910231241004-n1.htm
天皇陛下のお言葉に岡田外相が意見
2009.10.23 12:38

このニュースのトピックス:鳩山内閣

第171通常国会開会式でお言葉を述べられた際の天皇陛下=1月5日、国会・参院本会議場(酒巻俊介撮影) 岡田克也外相は23日午前の閣議後の閣僚懇談会で、国会開会式での天皇陛下のお言葉について「陛下の思いが少しは入った言葉がいただけるような工夫を考えてほしい」と述べ、宮内庁にお言葉の見直しの検討を求めた。首相官邸で記者団に明らかにした。

 岡田氏は「大きな災害があった直後を除き、同じあいさつをいただいている。国会に来ていただいているのだから、よく考えてもらいたい」と語った。天皇陛下のお言葉をめぐり閣僚が意見をするのは異例。

 平野博文官房長官は同日午前の記者会見で、岡田氏の発言について「(内容について)具体的な説明を避けるが、ご意見は承りました」と述べた。

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091023/stt0910231442006-n1.htm
民主・西岡氏、岡田外相の「お言葉」発言批判 「極めて不適切」
2009.10.23 14:39

このニュースのトピックス:国会
 岡田外相が23日、国会開会式での天皇陛下のお言葉について「陛下の思いが少しは入った言葉に」と述べたことについて、民主党の西岡武夫参院議院運営委員長は同日、記者団に「天皇陛下の政治的中立を考えれば、お言葉のスタイルについて軽々に言うべきではない。極めて不適切だ」と岡田氏を批判した。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2009102300477
陛下のお言葉見直し「不適切」=参院議運委員長
 西岡武夫参院議院運営委員長(民主)は23日の同委理事会で、岡田克也外相が国会開会式での天皇陛下のお言葉の在り方の見直しを求めたことについて「極めて不適切な発言だ」と批判した。
 西岡氏はこの後の記者会見で「陛下のお言葉のスタイルについて、私どもが政治的にあれこれ言うことはあってはならないことだ。外相がどういう思いで言ったのか。ちょっと信じがたい」と語った。(2009/10/23-14:43)

http://www.nhk.or.jp/news/t10013319361000.html
“おことば見直しは不適切”
10月23日 17時0分
参議院の西岡議院運営委員長は議院運営委員会の理事会で、岡田外務大臣が国会の開会式で天皇陛下が述べられるおことばの見直しを検討するよう求めたことについて、「われわれが政治的にあれこれ言うべきではなく、きわめて不適切な発言だ」と批判しました。

岡田外務大臣は閣議後の閣僚懇談会で、国会の開会式で天皇陛下が述べられるおことばについて、「陛下の思いが少しは入ったおことばをいただくようなくふうができないものか、考えてもらいたい」と述べ、おことばの見直しを検討するよう求めました。これについて、参議院の西岡議院運営委員長は議院運営委員会の理事会で、「天皇陛下が述べられるおことばをどう見直そうというのか、発言の真意はわからないが、少なくとも、われわれが政治的にあれこれ言うことがあってはならない。きわめて不適切な発言だ」と述べ、批判しました。一方、宮内庁の羽毛田信吾長官は「国会開会式のおことばは、ほかの行事と違って閣議で決定されていることなので、宮内庁としてコメントする立場にはない。憲法に定められた天皇陛下の立場で、毎回十分に心を込めて述べられていると思う」と話しています。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2009102300871
官僚的発想で同じ表現=お言葉、「陛下に申し訳ない」−岡田外相
 岡田克也外相は23日夕の記者会見で、天皇陛下が国会の開会式で述べるお言葉の在り方を見直すよう提起したことについて、「無難に対応しようという官僚的発想で(お言葉が)同じ表現になっている。わざわざ国会までお出かけいただいているのに、陛下に申し訳ない」などと説明した。
 外相は「国事行為に準じるので、『あまり政治的にならないように』という配慮が行き過ぎた結果、(お言葉の内容が)繰り返しになっている。ある意味で内閣の責任で、もっと陛下の思いが伝わる工夫がされるべきではないか」とも語った。
 陛下のお言葉の在り方で閣僚が見直しを求めるのは異例。「極めて不適切な発言」(西岡武夫参院議院運営委員長)などと批判する声も出ている。(2009/10/23-19:25)

530小説吉田学校読者:2009/10/25(日) 09:03:41
天皇陛下のおことばが国会を召集する行為に付随する国事行為に当たるかどうか微妙なところでありますが、かりに国事行為もしくはそれに準ずる行為(いわゆる公的行為ではない)とすると、それは内閣の助言と承認を必要とするものであり、仮に極右勢力が内閣の一員に入ったらどうするおつもりか。そういった懸念に対する考慮が見られない岡田発言は勇み足だと思います。
陛下の内心の問題に踏み込むと「天皇と政治」という根源的な問題に行ってしまう。かつては内奏時のおことばをすぐに記者に漏らして首が飛んだ大臣もいた。変に「おこころ」とかの言葉を使わずに、単純に「毎回同じおことばなのも味がない」とかそういう問題提起でも良かったのではないか。

首相、岡田外相を批判 天皇「お言葉」発言で
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091024/plc0910242221015-n1.htm

 【フアヒン(タイ中部)=佐々木美恵】鳩山由紀夫首相は24日夕(日本時間同日夜)、岡田克也外相が国会の開会式での天皇陛下のお言葉の見直しを検討するよう宮内庁に求めたことについて、「陛下のお気持ちを推し量ることはできない。コメントすべきでなかった」と批判した。滞在先のフアヒンで同行記者団に語った。岡田氏は23日の閣僚懇談会で、「陛下の思いが少しは入ったお言葉がいただける工夫を考えてほしい」などと語った。
 首相はまた、沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設問題で、岡田氏が在日米軍嘉手納基地への統合案が望ましいと表明したことについて、「政治主導なので閣僚が自分の意見を述べることはあってもいい。最終的にはわたしが決める。その後に一つにまとめればいい」と述べた。
 最終判断する時期に関しては「選択肢を調査しているから、それなりに時間がかかる」と強調。また「オバマ大統領が来るということで急がなければいけないとは思わない」とし、11月12日までに結論をまとめることには慎重な考えを重ねて示した。東アジア共同体構想の枠組みについては「米国を排除するつもりはない」と述べた。

531名無しさん:2009/10/26(月) 19:11:28
>>528-530
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2009102600306
天皇陛下がお言葉=臨時国会開会式
 第173臨時国会の開会式が26日午後、参院本会議場に天皇陛下をお迎えして行われた。陛下は「国会が、当面する内外の諸問題に対処するに当たり、国権の最高機関として、その使命を十分に果たし、国民の信託にこたえることを切に希望します」とのお言葉を述べた。
 開会式のお言葉をめぐっては、岡田克也外相が23日に「陛下の思いが入ったお言葉をいただく工夫ができないか、考えてほしい」と問題提起していたが、今回は従来と同じ内容となった。 (2009/10/26-13:16)

532名無しさん:2009/10/29(木) 00:50:24
関連
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/1184-1187

岡田外相が否定した捏造コピペを転載。

http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1256383361/673
■非公開資料だそうです。

植木職人発言オフレコ(岡田外相・金曜夜プレ懇) デスクオンリー/オフレコテープ起こしママ/公表不可 納品 2009年10月24日 02:11:40

1/5 Q.「まず、今回の外相の発言の真意をお伺いしたい。ご発言は、天皇の国事行為を前提とした、という理解でいいんですよね?
 つまり、あくまで内閣の助言と承認…(カブリ。聞き取れず)」
岡田氏「(さえぎり。カブリ)内閣とか国事行為とは無関係だ。あくまで陛下の……(聞き取れず) ご自身のお考え…お声を知りたいということだ」

2/5 Q.「では、宮内庁というのは?」
岡田氏「宮内庁というのは方便…というかレトリック(聞き取れず)とでも…。  陛下自身のお考えが聞きたいという趣旨。もちろん、宮内庁が陛下のお考えを聞いて起案し、文章化するとか措辞を整え とかあるだろうが、陛下自身のご意見が問題だ」

3/5 Q.「ズバリ、大臣は、陛下にどのようなお言葉が…(カブリ)」
岡田氏「(カブリ)そりゃ…政権交代ですよもちろん。
 "勝てば官軍"といえば言い過ぎでしょうけど(数名笑い声)、民主党がこうして 勝った訳ですから、陛下もそれに恭順…(…間…)というかその支持をご自身
 のお言葉で表明してほしいですよね? このままじゃ"自民党の皇室"のままだ」

4/5 Q.「大臣のそういうお考えは内閣としても憲法上問題である、という見解が…」
岡田氏「内閣といっても法制局でしょ。"官"ですよ。政権がかわれば、憲法解釈もかわります。
 我々は政治主導です。そういうくだらないことを言うんであれば、法制局長官をクビにするだけです。それが政治主導です」

5/5 Q.「陛下の政治的中立を守らないと皇室の維持の将来にも問題が…」
岡田氏「政治的中立とか…(…間…)
 政治的中立って憲法に書いてあるんですか?マニフェストに書いてあります?皇室の将来より民意ですよ。民意は民主党支持なんです。
 民意より皇室の維持が重要なんてあり得ない。民主主義です民意が"天皇は植木職人になるべき"というのならばそうなるんでしょ」(了)

533とはずがたり:2009/10/29(木) 00:55:54
>>532
それっぽく出来てますねー。
もし此がホントに嘘だとして創作者は新聞に謝罪広告とかで何百万かふんだくられるぐらいのことにはなるんでしょーかねぇ?

534チバQ:2009/10/31(土) 12:06:37
どこ?ここでいいかな
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091031-00000517-san-soci
天皇陛下ご即位20年 国民の「臨時祝日」はなし 
10月31日2時38分配信 産経新聞

 天皇陛下のご即位20年を記念し、今年11月12日を祝日にするようすすめてきた自民党は、民主党の協力が得られないとして同日を祝日にすることを正式に断念したことが30日分かった。

 即位の礼が行われた同日を祝日にするための臨時祝日法制定に向けて、超党派の奉祝国会議員連盟が発足し、与野党足並みをそろえた形で解散前の通常国会に法案が提出されていた。解散によって廃案となったことから、今国会への再提出が模索されたが民主党の党内調整が終始難航。官民挙げた奉祝行事が相次いで催されるなかで、「国民の祝日」が流れる結果となった。

 奉祝行事をめぐっては昨年6月、経団連や日本商工会議所、連合などからなる「即位20年奉祝委員会」(会長・日本商工会議所の岡村正会頭)が設立。政府が内閣主催による即位20年の記念式典の開催を閣議決定したことなどを受けて、同日を臨時祝日にする法律制定を目指す超党派議連が発足していた。

 議連には450人を超える国会議員が加盟。民主党からも鳩山由紀夫首相が副会長に、小沢一郎幹事長は顧問として役員に就任していた。鳩山首相は会合にも顔を出し、制定に意欲を示すとともに党内調整を“約束”していた。

 自民党や公明党は、党内手続きを済ませたうえで、今年6月には鳩山首相側から「法案を正式に出してくれたら(民主党としても)対応する」と提案があったこともあり、議員提案で法案を衆院に提出していた。

 しかし、旧社会党系議員や日教組系議員を抱える民主党が、8月の総選挙前に国家観や天皇観をめぐる路線対立を表面化させたくないという事情があって、法案は審議に至らずに廃案に。その後も臨時国会冒頭の制定に向けて関係者による調整が図られたが、民主党内で結論は出ず、実務面や日程上、成立は困難と判断した。

 皇室に関連した祝日には、皇太子さまの結婚の儀の平成5年6月9日、即位の礼が行われた平成2年11月12日などがある。 .最終更新:10月31日2時38分

535とはずがたり:2009/12/12(土) 14:09:00

これは鳩山内閣と天皇という問題よりも中国と日本の問題であるような印象でありますな。
中国も自分の権勢を示す為に天皇も動かせると云うのを見せつけたかったのではないか。わざと日程の連絡遅らせたぐらいはしたかも知れない。
世界に残るエンペラー格の存在はもう日本の天皇陛下だけだしな〜。

天皇陛下の要人会見「政治判断と別次元で」 宮内庁長官
http://www.asahi.com/politics/update/1212/TKY200912110546.html
2009年12月12日1時26分

 天皇陛下と中国の習近平(シー・チンピン)国家副主席の会見が決まった経緯に関する羽毛田信吾・宮内庁長官の説明の概要と、主な一問一答は次の通り。
      ◇
 【長官による経緯説明】

 両陛下の外国賓客の引見については、引見希望日が迫った形で願いが出てまいりますと日程調整に支障をきたす。そういうことがなくても繁忙をきわめる両陛下に想定外のご負担をおかけすることになる、と考え、1カ月以上前に、内閣(外務省)から願い出をいただくことをルールとしてやってきました。

 とくに2004年以降は、前年に陛下の前立腺がんの手術もあり、陛下の負担や年齢も考慮して、ルールをより厳格に守っていただきたいと政府部内に徹底してきたところです。

 このルールの肝心だと思っているところは、国の大小だとか、この国が大事でこの国は大事ではないという政治的重要性で取り扱いに差をつけることなくやってきた点です。米国は大事だから米国の賓客には1カ月以内でも会うとか、某国はそれほど大事じゃないから厳格にルールを守りましょうとか、そういうことをしない形でやってきた。

 両陛下のなさる国際親善は、政府の外交とは次元を異にし、相手国の政治的な重要性とかその国との間の政治的懸案があるとか、そういう政治判断を超えたところでなされるべきものだという考え方です。従って今回は、現在の憲法下における天皇陛下のお務めのあり方だとか、役割だとかいった基本的なことがらにもかかわることと思っているわけです。

 今回、外務省を通じて内々に宮内庁の窓口に打診をされてきたのは1カ月を切った段階でしたから、ルールに照らし、お断りをした。その後、官房長官から、ルールは理解するが日中関係の重要性にかんがみてぜひお願いするという要請があり、私としては、政治的に重要な国だとかにかかわらずやってきたのだからぜひルールを尊重していただきたいと申し上げました。

 その後、再度、官房長官から、総理の指示を受けての要請という前提でお話がありました。そうなると、宮内庁も内閣の一翼をしめる政府機関である以上、総理の補佐役である官房長官の指示には従うべき立場。大変異例なことではありますが陛下にお願いした。が、こういったことは二度とあってほしくないというのが私の切なる願いです。

 【報道陣との質疑】

 ――陛下の政治的利用につながりかねないとの懸念を持っているということですか。

 大きくいえば、そういうことでしょう。個別に政治的懸案があるからこうしよう、という形でやっているわけではないわけですから。

 ――1カ月というルールの根拠は何ですか。

 日が迫って日程を入れるほど大きな支障を生じる。今はお年も召され、手術もしている。それで、ひとつの常識として1カ月でやってもらおうということでやってきた。

 大事なのは、それでやりましょうとみんなが守ってきた時に、中国は政治的に大事だからこうしましょうとなるのは、つらい。政府のありようとしては、それじゃうまくないのではと申し上げたつもりです。

 ――政治利用に関して、もう少し具体的に。

 そういうことを超えたところで外国のおつきあいをなさるのが陛下の国際親善のありようだと。それを政治的な重要性だとか懸案があるからということでしたら、それを一言でいえば政治利用でしょうけれど、政治利用という言葉で言うだけではなくて、やはり天皇陛下のお務めのありよう、あるいは天皇陛下の役割ということについて非常に懸念することになるのではないでしょうか、と。政治的利用ではないかという懸念ではないかと言われれば、そうかなという気もしますね。

「悪しき前例」天皇陛下面会の一カ月ルールを逸脱した官邸のごり押し
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/1683-1689

536とはずがたり:2009/12/15(火) 00:09:58


ナベシューが噛み付いてましたが,平沼との連携に名前が挙がるのは伊達じゃあないんですな。

特例会見で閣内、与党からも批判 渡辺氏「やめた方がいい」
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/1704

11月に「陛下の体調」を理由に拒否 中国副主席の特例会見で日本政府
2009.12.14 12:50
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/1717

「大事なこと守っていただきたい」=私の役回りと強調−特例会見・宮内庁長官
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&amp;k=2009121400831&amp;j1

 「大事なことだから守っていただきたいと言うのは私の役回り」。天皇陛下と中国の習近平国家副主席の特例会見問題。宮内庁の羽毛田信吾長官は14日夜、記者団に対し、相手国の重要性によって会見設定のルールに例外を設けることへの懸念を何回も口にした。
 「辞表を提出した後に言うべきだ」と批判した小沢一郎民主党幹事長の発言を受け、同長官は急きょ、庁内で取材に応じた。
 「直接答える立場になく、特に申し上げることもない」と前置きしながらも「陛下の外国とのおつきあいの在り方をないがしろにして…」「陛下のお務めの在り方を守るという私の立場…」と持論を展開した。
 進退については「私は辞めるつもりはありません」と、きっぱりと語った。
 天皇陛下が外国要人と会見する際は1カ月前に同庁に申し入れるルールに関し、羽毛田長官は「大国だから陛下にご配慮いただく、小さい国は大事でないからお会いしないということを陛下がなさるようなことがずるずる行われたら、どういうことになるか」と強調した。
 小沢氏が「憲法の精神、理念を理解していない」と批判したことについては「内閣の責任でということであればこそ、方針に従った。一方で、憲法の一つの精神として言えば、陛下は政治的に中立でなくてはならない」と話した。 (2009/12/14-23:40)

537名無しさん:2009/12/15(火) 21:03:48
http://mainichi.jp/select/today/news/20091215k0000e010020000c.html?link_id=RTD01
天皇陛下:中国の習副主席と会見 副主席「心から感謝」
2009年12月15日 11時7分 更新:12月15日 13時25分


中国の習近平国家副主席(左)と握手する天皇陛下=皇居・宮殿「竹の間」で2009年12月15日午前11時00分、代表撮影

出迎えの肥塚式部副長(右)と握手する中国の習近平副主席=皇居で2009年12月15日午前10時36分、三浦博之撮影 天皇陛下は15日午前、来日中の中国の習近平国家副主席と皇居・宮殿「竹の間」で会見した。陛下と習副主席が会うのは初めて。天皇陛下が中国の政府要人と会うのは、昨年5月に国賓として来日した胡錦濤国家主席以来。陛下は、胡主席が副主席時代の98年に来日した際も皇居・宮殿で会見している。【真鍋光之】

 宮内庁によると、会見は午前11時から24分間行われた。冒頭、陛下は「今回の訪日によって、両国間の理解と友好関係が一層、増進されることを希望しております。胡錦濤国家主席はお元気ですか」と尋ねた。習副主席は「元気です。現在は中央アジアを訪問しています」と返答。「今回このような形でご引見いただいたことを心から深く感謝いたします」などと礼を述べた。

 陛下は昨年5月の四川大地震に触れて復興状況を尋ね、習副主席は、地震の際の陛下、日本政府、国民からの見舞いや援助に対して感謝。さらに陛下の即位20年を祝った。

 習国家副主席は15日午前、天皇陛下との会見に先立ち、横路孝弘衆院議長、江田五月参院議長と会談した。

 ◇批判ムードに首相が不快感
 鳩山由紀夫首相は15日午前、天皇陛下と中国の習近平国家副主席の特例的な会見を羽毛田信吾宮内庁長官が批判していることに対し、「(申請に)何日間か足りなかったからといって、お役所仕事のようにすぱっと切るようなことで外交的な話がいいのかどうか」と語り、疑念を示した。また首相は、政府が特例で実現させた点に批判が高まっていることについて「習氏が日本で活動している最中にこういう状況になったのは大変残念。国民の皆さんを挙げてもっと喜びの中でお迎えすべきではないかと思っている」と述べた。【倉田陶子】

 ◇警備態勢を増強
 天皇陛下と中国の習近平国家副主席との会見が慣例と異なる手続きで設定されたことで、反発した右翼団体が抗議活動を活発化していることもあり、警視庁は15日、皇居周辺や、民主党の小沢一郎幹事長の自宅を重点的に警備している。【村上尊一】

538とはずがたり:2009/12/16(水) 03:43:47

「小沢氏こそ憲法読んで」=特例会見、国事行為ではない−共産・志位氏
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-091215X717.html?fr=rk
2009年12月15日(火)22:03

 共産党の志位和夫委員長は15日、天皇陛下と中国の習近平国家副主席の特例的な会見設定をめぐり、民主党の小沢一郎幹事長が憲法の「天皇の国事行為」に言及して「天皇の政治利用」を否定したことに関し、「外国の賓客との会見は国事行為ではない。小沢氏は憲法をよく読めと言っていたが、小沢氏こそ憲法をよく読んでほしい」とやゆした。都内で記者団に語った。 

[時事通信社]

539とはずがたり:2009/12/18(金) 12:54:50

和田秀樹ブログ
2009-12-16 08:58:29
天皇陛下の健康管理
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/1794

天皇陛下を政治利用しているかどうかという件だが、30日ルールとかいうのがあるそうだが、これまでだって、政治利用はしているだろう。ただ、30日以上前に「会っていただきたい」という申し入れをしていただけの話である。この申し入れを原則的に陛下は断らないので、毎年100人以上の要人と陛下は面会されておられる。

ただ、30日ルールというのは、政治利用かどうかの判断の基準ではない。30日以内の緊迫した状況で会うなら政治的マターで、30日以上前からアポイントが取れるような会見なら、これは単なる儀礼だとか、友好なのだという考えも成りたつが宮内庁はそうは言っていない。

陛下の健康管理上の問題として、30日以上前に申し入れてもらいたいという慣行を作っただけの話である。

陛下のご高齢を考えると、ごもっともなことではあるが、これは陛下がもっと若いころからもそうだった。

宮内庁があれこれと勝手なルールを、陛下の意向かどうかわからないのに決めることについては、かねてから異論があったが、それはおいておいて、宮内庁が陛下ならびに皇族の方の健康を本心から心配しているのかについての疑問を今回は医者の立場から呈したい。

宮内庁がまじめに天皇陛下の健康管理をしようとする気がないのは、宮内庁病院の人選からしてもわかる。東大のある医局に丸投げで、名医をスカウトしようという気はさらさらない。陛下の侍医になれるなら、名医で喜んで立候補する人もいるはずだが、現実には、東大教授をやめたロートルが上にいて、週2、3回の勤務でいいので、楽だし、研究やバイトができるからという理由で立候補する若い医者が実働部隊になっている。

たとえば、陛下は前立腺がんで東大病院に入院したが、権威主義の医者に手術をされてしまった。今のトレンドは放射線治療である。そのほうが、男性機能や排尿機能に障害が残らないし、前立腺がんは進行の遅いがんなので、生命予後も変わらないからだ。

宮内庁の役人が陛下の健康状態を本気で心配しているなら、いろいろな医者にヒアリングをすればわかることはいくらでもあるはずだ。保身と威張ることばかり考えて、陛下の健康のためにその程度の努力もしないクズ役人に、もっと陛下の健康を気遣えと30日ルールを振りかざすのは笑止千万だ。

もっとひどいのは、皇室のメンタルヘルスだ。

現皇后も、神谷美恵子さんという名医が精神科の主治医でついていた。これは公開もされているし、このころの宮内庁の役人は、ちゃんと皇室の人々の健康を本気で考えていたから名医にたどりついている。

しかし、神谷さんが若くして亡くなったのに、そのフォローアップをまったくしなかった。かなり精神状態がよくても、信用している精神科の主治医が亡くなれば、不安定になる危険は大きいのに、まったくそれを考慮しなかった。

実際、現皇后がとある週刊誌に批判されて、声が出なくなった。心因性のものである。このときも宮内庁は、メンタルヘルスをまともにやっていないのを棚にあげて、週刊誌を批判した。そして、ほかのメディアもそれに追随した。では、外国のメディアに批判された場合はどうするというのだ?

陛下を表に出すと右翼が怒ったり、マスコミもいうことを聞くのをいいことにして、陛下の健康より自分たちの体面を重視する宮内庁に「陛下の健康」を盾にして、30日ルールを振りかざすのは許せない。

540とはずがたり:2009/12/18(金) 12:58:34

憲法秩序に反しているのは宮内庁 ― 天皇の親善外交について憲法学から考える
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/6666,6670
2009年12月16日06時47分 / 提供:Nothing Ventured, Nothing Gained.

今日取り上げるテーマは、中国の副首相と天皇の会談をめぐる羽毛田宮内庁長官と小沢幹事長の批判についてです。

中国が嫌いかどうか、民主党政権を支持するかどうか、小沢幹事長が好きか嫌いか、右翼的な思想か左翼的思想かなどは別として、法律論的に言えば、結論として、小沢幹事長の発言が正しいことは明らかです。

これには2つの理由から説明が可能です。

1つは天皇が中国の副主席と会うことなどの親善外交は、憲法7条10号の「儀式を行うこと」に該当し(高橋p44)、これは天皇の国事行為であるところ、憲法3条は「天皇の国事行為に関するすべての行為には、内閣の助言と承認を必要とし、内閣がその責任を負う」と定めているからという理由です。

もう1つは、天皇の親善外交は、象徴としての地位に基づく公的行為であり、公的行為についても、国事行為に準じて内閣の助言と承認というコントロールが及んでいる以上許容されるという考え方です(学説の多数説)。

いずれの説にたっても、内閣の助言と承認がある以上、政治利用という批判はおかしな話です。

つまり、宮内庁に助言と承認権限があるのではなく、内閣に助言と承認権限がある以上、それに従うのは憲法の要請するところであって、内閣が助言と承認として、中国副主席との親善外交を天皇が行ったのであれば、問題は法律上一切ありません。

宮内庁長官をはじめとして、無責任に職務を放り投げた元首相やそれ以降も無責任な首相を容認してきた自民党の議員、さらにはメディア等も、憲法の基本中の基礎知識すら欠如して、「政治利用だ」という批判をしていますが、天皇の親善外交は国事行為または公的行為として国事行為に準ずる行為ですから、助言と承認行為を政治的利用と批判するのであれば、あらゆる天皇の国事行為および公的行為が政治利用で不適当ということになってしまいます。

そもそも、国事行為は形式的・儀礼的なものといっても、天皇が象徴たる地位に基づき、内閣の助言と承認を必要とする以上、一定の政治性が帯びてしまうのは不回避的です。

例えば、環境問題の水に関わるシンポジウムに参加することでさえ、環境問題は既に政治化してしまいますから、これも政治利用ということになってしまいます。

つまり、公的行為である以上、政治性は帯びるのが当然であって、純粋な政治性のない国事行為なんてありえません。

この点、メディアやインターネット上で、国事行為の理解につき、通説である芦部説の定義のみを覚え、誤解している人が散見されます。

芦部説は、天皇の国事行為について、「政治(統治)とは関係しない形式的・儀礼的行為」と定義付けています。

しかし、この定義の重要な部分は、「なぜ、政治性が無くなるのか」という部分です。

多くの人はこの部分を見落として、内閣の助言と承認に基づき、宮内庁のルールが曲げられたから、「政治利用だ!」と批判しています。これは批判として本質を見誤っています。

この点、通説は、もともと国事行為とは、国政に関する行為であり、政治性を有する行為であるが、内閣が助言と承認を行うことにより、その結果として天皇の行う国事行為が形式的・儀礼的なものになると説明します。

したがって、内閣の助言と承認がない国事行為は、そもそも政治性を有する国政に関する行為といえます。

よって、「内閣の助言と承認に基づく、天皇の政治利用を止めろ」というのは、「国事行為そのものを行うな」という話になってしまい天皇の存在意義を否定することにつながりかねません。

541とはずがたり:2009/12/18(金) 12:58:57

また、この問題について小沢幹事長を批判する人々は、国事行為という憲法上の天皇の権能の問題と、対中国外交の是非や小沢氏の強引な政治手法に対する批判とを混同してしまっているのではないでしょうか。

私個人の意見として、小沢氏の対中国外交姿勢や永住外国人の地方参政権付与に対する姿勢、さらには説得のリーダシップを尽くさない粗雑なメディアへの対応には問題があると考えていますし、賛同しかねます。

しかし、その問題と天皇の国事行為に関し内閣が具体的に助言と承認を与えることの是非という憲法議論は、切り離して考えなければなりません。

体調不良を理由に職務を放棄し、責任も取らなかった元総理大臣のように、自分の政治思想に反するとか、自分の気に食わない外交方針であるというだけで、「政治利用だ」と薄っぺらい批判をし、内閣による天皇の国事行為に対する助言と承認の所在を宮内庁に今まで通り許そうとする方が、よっぽど天皇陛下を利己的に利用しています。

また、一官僚に過ぎない宮内庁長官が政府の決定に異議を公に唱えている点もはおかしな話です。

日本は閣僚も含め統一感がなく、バラバラのことを言いたがります。

しかし、日本よりも自由主義が浸透しているアメリカでは、行政府の政治家、官僚は、通常、大統領の決定に反する発言を公にはしません。自分の地位と発言の重みを知っているからです。自分の信念に反する大統領の政策が行われる場合には、辞任するのが通常です。

もっとも、政治家は民意を経てまたは今後経るという立場の下で、意見を言うわけですから、そうしたバラバラな意見を言うことの是非は民意により判断されれば良いでしょう。

しかし、官僚ということになれば話は違います。彼らは民意を経ていない官僚に過ぎません。

上級官僚が公に内閣の方針にあからさまに批判することは、憲法72条の定める内閣総理大臣の行政各部に対する指揮監督権に背くものであり、憲法秩序を乱す許し難い行為です。

今回を機に、内閣の助言と承認のあり方についても、宮内庁任せにせず、しっかりと内閣において、憲法秩序に従った運用をしてほしいと思います。

例えば、「君臨すれども統治せず」の理念の下にあるイギリスでは、女王陛下と首相が週に1回程度、会食をして、社会問題や政治問題、外交問題に対して意見交換します。

これらのことは一切公開されませんが、女王陛下が国民の関心事項や政治問題を把握する上で極めて重要な機会となっています。

ブレア元首相がイラクへの派兵決定をする際にも、エリザベス女王陛下と意見交換したと言われています。

確かに我が国は、象徴天皇制で、英国とは制度が違います。天皇の地位については、エリザベス女王と同じ国家元首なのか、それとも国家元首は首相なのかという議論があるくらいです(この点、学説の多数説は国家元首を首相と考えています)。

しかし、憲法3条が天皇の国事行為に関するすべての行為を内閣の助言と承認を必要と規定した趣旨には、英国型の君主制を1つのモデルとして想定していたことは否定できません。

そうであるならば、天皇の国事行為等を宮内庁に任せきりにするのではなく、天皇陛下に内閣総理大臣が週1回程度など頻繁に会って意見交換をし、国情を把握してもらうことや象徴として首相に対し考えを非公開で伝えてもらうことは、現行憲法3条が規定する内閣の助言と承認を行う上で極めて重要なことではないでしょうか。

今までの自民党が、内閣の助言と承認を事実上宮内庁の官僚に任せきりにして、閉鎖的な皇室像を作ってきたことが問題だったと私は思います。

542とはずがたり:2009/12/18(金) 12:59:18
>>540-542
これは内閣法制局についても同じことが言えます。

9条の解釈について、政府見解を内閣法制局が定め、それに歴代の内閣を拘束させてきています。

しかし、内閣法制局は所詮内閣の下部組織に過ぎず、彼らには一切の有権的憲法解釈権限はありません。

事実上、民意を経ていない内閣法制局の官僚による憲法解釈に歴代の内閣が拘束され、またはそれを望んてきたに過ぎません。

これほど非民主的な制度はないでしょう。

そもそも、憲法解釈の有権的な判断が唯一憲法上許されているのは司法権を司る最高裁を頂点にした裁判官のみです。

裁判官が作った判例、裁判例で示される憲法解釈以外は、政府見解や学者の学説もすべて、単なる意見に過ぎません。

そうであるならば、歴代の内閣がそれぞれ独自の憲法解釈を自由に行い、それを国民が選挙を通じて審判できる制度の方がよっぽど民主主義に即しています。

現にアメリカの政治家は、積極的に憲法判断について自己の意見を表明します。それに基づいて、有権者はその人物が公職に適当かどうか判断が可能なのです。


「政治家が自由な憲法解釈をやれば、国民の憲法上の権利が侵害されやすくなる。だから、官僚による連続性ある解釈が必要なんだ。」という反論を官僚はするでしょう。
しかし、奢りも良いところです。立場をわきまえない馬鹿げた反論です。

憲法上権利侵害が起こった場合に救済するのは裁判所です。司法権が行政権および立法権に対する抑制として存在し、違憲立法審査権が付与されていることの意義は、権利侵害を憲法の番人として救済するためだからです。

官僚の出る幕は憲法上予定されていません。

仮に司法権が、憲法判断を回避し、立法と行政の国民に対する権利侵害を容認し続けるのであれば、有権者がそうした裁判官を指名している最高裁判所の裁判官の国民審査において、彼らにNOを突き付け、失職させればいいのです。

これこそが憲法の予定した制度運用のはずです。

しかしながら、この国のマスコミはそうした憲法秩序等に対する知識を持たなければ、持とうともせずに、間違った情報と批判を垂れ流し、国民を扇動していると言っても過言ではないでしょう。

話を今回の問題に戻しますと、天皇に対する助言と承認権限が内閣にあるにもかかわらず、1カ月ルールという法的規範性のないものに依拠して、民意の審判を受けていない宮内庁の官僚が、助言と承認権限を事実上独占してきたのがおかしな話なのです。

換言すれば、憲法の規定する秩序に違反して、天皇を利用しているのは、宮内庁であると言っても過言ではないでしょう。

なお、この問題について、揚げ足取りが得意な共産党の志位委員長は、「外国の賓客との会見は国事行為ではない」と小沢氏を批判しています。

共産党はそもそも天皇制に極めて批判的ですし、一部の県連ではHP上ではっきりと、天皇制廃止の方向である言っていることからすれば、天皇の親善外交そのものがやるべきではないという発想なのかもしれません。

ただ、国事行為に当たるか、それとも国事行為に準ずる公的行為なのかという論争ははっきり言って何の意味もありません。

重要なのは、内閣の助言と承認という民主的コントロールが及んでいるかどうかです。

543とはずがたり:2009/12/18(金) 13:10:48
ESPAさんによると大学レベルの憲法学で講義する程の内容の様ですが俺は大学では豊田先生の日本国憲法(毎年同じ問題が出るて3行半程を丸暗記すると60点で通る。余分な事書くと落とされる・授業の1回目に出なくて良いというご宣託が先生からあって皆それを聴きに1回目だけ行く。と云う古き良き般教の名物講義の残照)しかとらなかったのでこの辺全く解りまへん。。

戦前の天皇機関説問題の時も,今回みたいに法学上の常識がマスコミや一般輿論には行き渡らず変な方向へ向かうと云う感じだったんですかねぇ。
だとすると今回の議論でも憲法学者の責務は重大である。

544とはずがたり:2009/12/28(月) 01:32:32

参院選京都選挙区の2人目は国民新党からで圧勝できるなw
学習院とかも京都へ戻ってきて貰うと東京の一極集中が緩和されてええねぇ。

「天皇陛下は江戸城より京都に」 亀井氏、昼食会で進言
2009.12.27 13:04
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091227/stt0912271306004-n1.htm

 亀井静香金融担当相は27日午前のテレビ朝日番組で、24日に皇居で開かれた天皇陛下と閣僚との昼食会の際に「権力の象徴である江戸城(跡地)にお住まいになるのは立場上ふさわしくないのではないか。京都か広島にお住まいになってはどうかと、陛下に一方的に申し上げた」と述べた。

 この後、亀井氏は記者団に「明治期に幕府の権力の象徴の跡に入られたことが、その後の歴史で政治利用みたいな形になってしまった」と指摘。陛下は返答は避けつつ「京都は好きです」と応じたことを明かした。

545とはずがたり:2009/12/30(水) 20:46:47
首相改憲発言に社民反発「連立離脱追い込む気か」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091227-OYT1T00275.htm?from=yoltop

 鳩山首相が26日、憲法改正論議に前向きな考えを示したことに対し、護憲を掲げる社民党は同日、強く反発した。

 首相はこの日、沖縄の米軍普天間飛行場の移設問題をめぐっても、同党が主張する「グアム移設」案を否定したため、党内からは「連立離脱に追い込もうとしているのではないか」(幹部)と警戒する声も上がった。

 社民党幹部は26日夜、憲法改正に関する首相の発言について、「真意を確かめなければ軽々しく発言できないが、支持者から連立離脱論が出るのは避けられない。社民党にとって、憲法がそれほど重い問題だということを首相は分かっているのか」と不快感を示した。

 民主党幹部は、首相が「9条の話ではなく、地域主権(を明記する)という意味だ」と説明したことを取り上げ、「社民党が反対するテーマに触れるわけではない」と釈明した。だが、社民党幹部は「地域主権などの明記に異論はないが、やがては集団的自衛権や9条改正論議に行き着く」と警戒感をあらわにした。

 実際、社民党は、国民投票法成立に伴って設置された憲法審査会の活動凍結を主張。9月の3党政策合意には、「唯一の被爆国として、日本国憲法の『平和主義』をはじめ、『国民主権』『基本的人権の尊重』の3原則の順守を確認するとともに、憲法の保障する諸権利の実現を第一とし、国民の生活再建に全力を挙げる」と記され、憲法原理の尊重が盛り込まれた。

 普天間移設問題についても、反発が広がった。普天間飛行場を選挙区内に抱える社民党の照屋寛徳衆院議員(沖縄2区)は「移設先は3党で決める、と15日に約束したばかりではないか。社民党の主張をすぐに否定するとはどういうことなのか」と批判した。社民党は年明けに議員団によるグアム現地視察を計画中だ。

 首相は普天間問題の結論先送りを決める際、連立政権への配慮を掲げただけに、「連立重視かそうでないのか、首相の発言はちぐはぐだ。社民党が連立離脱せざるを得ない状況を作ろうとしているのではないか」との不信感も出ている。

 与党3党は28日に幹事長会談を開く予定で、社民党は民主党の小沢幹事長に、見解をただす考えだ。
(2009年12月27日12時04分 読売新聞)

546とはずがたり:2010/03/05(金) 19:29:12

愛子さま:強い不安感などで学校休む 同学年に乱暴な子
http://mainichi.jp/select/today/news/m20100306k0000m040018000c.html

 宮内庁の野村一成・東宮大夫は5日、皇太子ご夫妻の長女愛子さま(8)が1日から学習院初等科を休んでいると発表した。愛子さまは現在2年生。野村東宮大夫によると、同学年に乱暴な男児が複数おり、愛子さまは強い不安感と腹痛などを訴えているという。

 愛子さまは1日は学校を休み、2日は通学したが早退し、その後休んでいる。

愛子さま、登校できずと宮内庁が発表
http://www.asahi.com/national/update/0305/TKY201003050335.html
2010年3月5日16時15分

 皇太子ご夫妻の長女愛子さま(8)が登校時に腹痛や強い不安感を訴え、今週ほとんど学習院初等科に登校できなかったことが、5日わかった。皇太子ご一家のお世話役である宮内庁の野村一成東宮大夫が同日の定例会見で明らかにした。

 学習院側で調べたところ、同じ学年の男の子たちが乱暴な行為を繰り返していたためとみられる。愛子さまを含む複数の児童が被害にあっていたという。

 愛子さまは学習院初等科の2年生。野村大夫によると、愛子さまは先週、風邪のため発熱するなどして学校を休んだが、回復した今週月曜日の1日になっても、腹痛や不安感を訴えて登校できなかったという。両親に促されて2日に登校したものの、早退し、3日から5日まで休んでいる。

 愛子さまは登校への意欲はあるが、登校に際して強い不安感をもっていることから、学習院側に問い合わせたところ、同じ学年で違うクラスの複数の男子児童が乱暴な行為をしているため、とわかったという。

 大夫は「乱暴な行為」が具体的にどんな内容かについては触れなかった。愛子さまにけがなどはないという。

 野村大夫は、こうしたことが学習院で起きたことについて「慎重に言葉を選ばなくてはならないが、悲しいことだ」と話している。

547とはずがたり:2010/03/05(金) 21:16:26
>東園基政常務理事
東園家の現当主か!?萌え萌え〜♪

愛子さま、登校できず 乱暴な振る舞いに不安と東宮大夫
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/2010030501000568.htm

愛子さまが登校できない状態になったことについて、記者会見する学習院の東園基政常務理事=5日午後、東京都豊島区

 宮内庁の野村一成東宮大夫は5日の定例記者会見で、皇太子家の長女愛子さま(8)=学習院初等科2年=について「学校で同学年の複数の男児から乱暴な振る舞いを受け、強い不安感や腹痛を訴えている」と述べた。週明けの1日からほとんど登校できない状態になっているという。
 一方、学習院側は「愛子さまを直接対象にした暴力行為はなかった」としている。
 愛子さまの欠席理由を、東宮職のトップが学校内のトラブルを挙げて言及するのは異例。野村大夫は「愛子さまのご様子に関することなので、学校側の了解を得た上で発表した」としている。
 野村大夫によると、愛子さまは2月下旬は微熱などで欠席。今月2日は登校したものの早退し、その後は登校していない。学校側に調査を依頼したところ、同学年の複数の男児が、愛子さまを含む複数の児童に乱暴な振る舞いをしていたことが分かったとして、対応策を要請した。愛子さまが登校するめどは立っていないという。
 学習院側も急きょ記者会見。東園基政常務理事は「2日に下校する際、教室から飛び出してきた男児と擦れ違い、怖い思いをした。過去に男児数人が物を投げるなどの乱暴な行為をしたことを思い出して不安に感じたのではないか」と述べた。

2010年03月05日金曜日

548建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/03/07(日) 00:32:35
日本社会での絶対的正義・権威とされる存在の情報(真偽のほどもはっきりしない、検証しようがない)によりマスゴミが騒ぐ構図
このネタは一連の汚沢叩きと同じ臭いがする
しかも今回は叩かれるであろう存在は、一般国民の小学2年生
日本は恐ろしい社会だ

549とはずがたり:2010/03/07(日) 01:02:39
おお,俺も騒いだ男の子絶対擁護派,悪いのは愛子(仮に発達障碍とかあるなら悪くはないのだけど。。)と思ってます。

550ももだぬき:2010/03/07(日) 02:12:00
愛子さま不登校はつらいね…。精神疾患で休養がちだった雅子さま含めて、現代社会の病状を表しているかも。

551名無しさん:2010/03/07(日) 03:22:15
こんな事で会見する宮内庁は心底腐ってると思うが、愛子が悪いとか決め付けるのはその宮内省と同列の行為じゃないかと。
どっちにせよガキなんだから、なにか問題があるとしたら大人の側でしょ。

552名無しさん:2010/03/07(日) 10:30:13
2010/03/06
「検察の真相」〜田原総一朗・高野孟
以下は「田原総一朗のタブにーに挑戦」へのリンク。
高野孟と郵便不正事件について語っています。

・検察の真相

553とはずがたり:2010/03/07(日) 12:56:25
>>551
俺としてはここは男の子を護るべく宮内庁レベルに降りていって対峙してあげる覚悟です♪

554小説吉田学校読者:2010/03/08(月) 07:22:36
>>548-551
授業中騒ぐ男の子も男の子だが、その程度のことで学校行くのぐずる愛子様も愛子様でどっちも悪いと思います。
そして、騒ぐ男の子を注意しない学習院、学校行けと強く言わない皇太子夫妻も悪いですね。大人だろ、君ら。
とはいえ。この程度のこと、よくあることというか、子供の諍いが公論に付すべきことなんだろうか。東宮大夫が記者発表してよかったのだろうか。
そして、らいおんちゃん指摘のとおり、たぶん、騒いでいた男の子の方に非難が向かうことが予期されるわけなのですが、宮内庁がその非難を後押しすることにならないか。一官庁がそんなことしていいのか。
ということで、一番悪いのは、危機管理も何もない宮内庁と考えます。
さらに言えば、これは別の機会に書こうと思いますが、雅子妃の療養が最悪の経過をたどっているのではないか。それもそもそもは「適応障害」発表がすべての発端ではないだろうか。
やっぱり宮内庁はダメダメで、解体的出直しくらいに相当すると思う。

555とはずがたり:2010/03/08(月) 18:54:50

取り敢えず今日は行けたご様子だけど,一齣だけ。下衆の勘ぐりを承知で云えば,前から良く風邪を引いて休んでた印象があるが,前から不登校的様相を示していたのではないか。
日本の宮廷貴族マニアとしては伝統有る学習院にケチ等付いて欲しくないが心配である。

愛子さま6日ぶりに登校 学習院初等科のクラスに
共同通信2010年3月8日(月)14:34
http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/nation/CO2010030801000356.html

 今月に入ってほとんど学校に行けない状態になっていた皇太子家の長女愛子さま(8)が8日、学習院初等科2年のクラスに6日ぶりに登校した。愛子さまは2日に登校して以来、欠席が続いていた。宮内庁によると皇太子妃雅子さまに伴われ、午前中の4時限目だけ出席。宮内庁の野村一成東宮大夫は5日、「学校で同学年の複数の男児から乱暴な振る舞いを受け、強い不安感や腹痛を訴えている」と説明した。

愛子さま、4時限目だけ登校=雅子さまも同伴
時事通信2010年3月8日(月)15:03
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-100308X583.html

 学校生活への不安から学校を休んでいた皇太子ご夫妻の長女で、学習院初等科2年の愛子さま(8)は8日、4時限目の国語の授業だけ登校し早退された。宮内庁によると、雅子さまが同伴され、授業を見学後、お二人で東宮御所に戻った。

 一方、宮内庁の風岡典之次長は同日の定例会見で、愛子さまが通学できない状態になっていることを5日発表した野村一成東宮大夫から「天皇、皇后両陛下も案じておられるでしょう。自分から両陛下に報告したい」との申し出があり、日程調整を進めていることを明らかにした。

愛子さま欠席、異例の公表=説明に食い違いも−「乱暴」で宮内庁と学習院
時事通信2010年3月5日(金)21:03
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-100305X288.html

 皇太子ご夫妻の長女愛子さま(8)が今週、学習院初等科をほとんど休んでいることが分かった。皇族が他の児童の「乱暴」を理由に学校を欠席することも、宮内庁がそれを公表することも異例だ。最近は皇族が学習院以外を選ぶ例も増えているが、長年、皇室とかかわってきた学習院で何があったのか。「乱暴」の内容について、宮内庁の野村一成東宮大夫と学習院側の説明は一致していない。野村大夫は、同学年に乱暴なことをする複数の児童がおり、愛子さまや他の子供たちに乱暴をしていると発言した。一方、学習院の東園基政常務理事は「小学生ですので、たわいのないこと」と前置きした上で、昨年にあった数人の男子児童の行為として、かばんを投げる▽廊下をすごい勢いで走る▽大声を出す▽授業中に教室で縄跳びの縄を振り回す−を挙げた。担任の教員に補助をつけ「迷惑行為」が起きないよう監視し、昨年11月には沈静化したとした。

 風邪気味だった愛子さまは2日、4時限目の国語だけ出席し、給食前に下校した。当初の予定通りだったが、帰宅する際、廊下で走ってきた子にぶつかりそうになったという。

 同常務理事は、愛子さまが登校しないことについて「お風邪で体調が悪かったことや、3年になる際のクラス替えとかを心配されていた可能性はあるが、(ほかの子にぶつかりそうになり)学校が怖い所だと思い出されたのが一番の理由だと思う」と述べた。

556建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/03/08(月) 22:58:43
何が言いたいのか全くわからない皇室報道ワイドショウの気持ち悪さ

557名無しさん:2010/05/03(月) 00:20:56
http://mainichi.jp/select/today/news/20100503k0000m010068000c.html?link_id=RTH02
日本国憲法:「改憲に期待」50%…毎日新聞全国世論調査
2010年5月2日 21時25分 更新:5月3日 0時0分

 日本国憲法は3日、施行63年を迎えた。5月18日には憲法改正手続きを定めた国民投票法が完全施行される予定で、これまで一度も改正されなかった現憲法にとって、初めて改憲の法的仕組みが整う。毎日新聞が4月17、18日実施した全国世論調査では、同法施行によって憲法改正の動きが進むことに「期待する」との回答が50%、「期待しない」が48%と拮抗(きっこう)。憲法改正には与野党の幅広い協調が必要だが、今夏の参院選へ向け政争が激化しており、憲法論議は盛り上がっていない。

 国民投票法が成立したのは07年5月。「改憲」を掲げた安倍晋三首相(当時)のもと、自民、公明両党が採決を強行した結果、皮肉にも法成立を境に与野党間の憲法論議はストップした。準備期間として設けられた施行までの3年間だったが、一部施行(07年8月)で設置された衆参両院の憲法審査会は開かれることなく、同法に盛り込まれた選挙権年齢の18歳以上への引き下げは実現していない。

 政権交代が行われて以降、初めて迎えた憲法記念日でもある。鳩山政権は核持ち込みなどの日米密約を公表するなど「知る権利」をめぐる新たな取り組みが注目されている。ただ、「政治主導」の政策決定の場となった政務三役会議の議事録がまともに作成されていなかったり、審議会や有識者会議の公開も自公政権より進んだとは言い難い。内閣支持率の低落に苦しむ民主党だが、情報公開の面でも政権交代の真価が問われている。【大貫智子】

558名無しさん:2010/05/03(月) 01:21:30
憲法記念日 改正論議を危機打開の一助に(5月3日付・読売社説)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100503-OYT1T00009.htm
八方ふさがりの日本。いま、憲法改正論議の暇(いとま)はない、と言う人は少なくないかもしれない。

 だが、こうした時だからこそ、国の統治の基本を定めた憲法の問題に立ち返ってみることが必要ではないか。

 政治や経済の危機的な状況を打開する一助になるはずだ。

 きょうは憲法記念日。改憲を改めて考える一日にしたい。

 ◆憲法審査会を動かせ◆

 今月18日、憲法改正手続きを定めた国民投票法が、同法成立後3年を経てようやく施行される。これからは、いつでも憲法改正原案の国会提出が可能になる。

 だが、原案などを審査する場になる、国会の憲法審査会が動いていない。

 衆院は審査会を運営するための審査会規程を定めただけだ。参院に至っては規程すらない。民主党の西岡武夫参院議院運営委員長が「違法状態」と言っている。

 最大の責任は、政略的思惑から改憲論議を棚上げしている民主党にある。さらに改憲を党是としながら、推進力を欠く自民党の責任も否めない。

 憲法に改正条項があるのに、手続き法を作ってこなかった国会の“不作為”は解消されたが、審査会始動をサボタージュしていては、不作為の継続に等しい。

 ◆気がかりな憲法解釈◆

 政権が交代した昨年来、気になるのが、与党・民主党による独自の憲法解釈だ。

 小沢幹事長らは、永住外国人への地方参政権付与について積極姿勢をみせている。

 鳩山首相も、国会で「憲法に抵触する話ではない」と答弁した。だが、これは1995年の最高裁判決での、判決の結論とは関係のない傍論を根拠としていた。

 憲法の国民主権に照らせば、憲法15条の公務員を選定・罷免する権利の保障は、日本国籍を持つ「日本国民」を対象とし、外国人には及ばない。この判決の本論こそ尊重すべき考え方である。

 民主党は「地域主権国家」を目指すとしている。

 憲法で明記した「主権」の意味の一つは、国家の統治権だ。「地域主権」という表現は、国の統治権を地方に移譲し、連邦制に移行するかのような誤解を与える。不適切な用い方だ。

 菅副総理は国会で、「憲法には三権分立という言葉はない。国会は内閣を生み出す親。国会と内閣は独立した関係ではありえない」という趣旨を述べている。

 しかし、憲法は各章に「国会」「内閣」「司法」を設けており、権力分立原則に立っていることは明らかだろう。

 天皇と外国要人との会見は、憲法7条の「天皇の国事行為」ではなく、「公的行為」である。

 小沢幹事長は、天皇陛下と中国要人との「特例会見」問題で、そこを取り違えたうえ、天皇陛下も会うと「必ずおっしゃる」と陛下の判断に言及するなど、「天皇の政治利用」批判を招いた。

 鳩山首相は、米軍普天間飛行場移設問題の処理を誤り、立ち往生している。混乱は「対等な日米関係」を唱えながら政権として確固たる安全保障政策をもたないため、という指摘は多い。

 ◆国の基本に立ち返ろう◆

 「対等」を掲げるなら、まず、集団的自衛権行使という憲法上の問題に正面から向き合わなければならない。

 今年度予算は、国債発行額が税収を大きく上回っている。財政状況は悪化の一途だ。ところが、首相は、衆院議員の任期中、「消費税率は引き上げない」との発言を繰り返している。

 しかし、これでは財政の立て直しは不可能だ。財政規律の維持をうたう条項を憲法にどう盛り込むかが、切実さを増すゆえんだ。

 衆参ねじれ国会の下で問われた参院の強すぎる権限の見直しも、さっぱり議論されなくなった。喉元(のどもと)過ぎれば熱さを忘れる、ということでは困る。

 昨年衆院選の小選挙区での「1票の格差」をめぐる訴訟では、全国各地の高裁で、「合憲」判断を上回る「違憲」「違憲状態」の判決が相次いでいる。国会も安閑としてはいられない。

 政治の現場で、「国のかたち」や中長期にわたる政策課題をめぐる議論が衰えている。そうした議論を盛んにしていくためにも、いま一度、憲法改正論議を活性化させていく必要がある。

(2010年5月3日01時11分 読売新聞)

559名無しさん:2010/05/03(月) 03:21:43
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100502-OYT1T00726.htm
憲法改正原案、自民提出へ…発議要件緩和
 自民党は、今月18日の国民投票法施行後、今国会の会期中に憲法改正原案を提出する方針を固めた。


 原案は、憲法96条が定める憲法改正の発議要件の緩和を軸に検討している。衆参両院の憲法審査会が機能していないため、改正原案が審査される見通しはないが、参院選に向け、憲法改正問題に積極的な姿勢を示す狙いがある。憲法96条は、国会が憲法改正を国民に発議する際の要件を「各議院の総議員の3分の2以上の賛成」と定めている。自民党は憲法改正を容易にするため、これを「過半数の賛成」とする方向で調整している。

 国民投票法は憲法改正の手続きを定めた法律で、2007年に制定された。同法制定に伴う国会法改正で改正原案は国民投票法施行後、衆院で100人以上、参院で50人以上の賛成で国会に提出できるようになる。自民党は衆参両院で必要議員数を単独で確保しており、提出時期などは国会の審議状況を見ながら検討する。

(2010年5月3日03時08分 読売新聞)

560とはずがたり:2010/06/29(火) 21:19:03

畏れ多くも皇太子夫妻のコメントに共同通信は配慮の言葉無いと批判してるのか!?讒謗律と新聞紙条例が出来て取り締まれられちまうどw

児童らへの配慮の言葉はなし 皇太子夫妻がコメント
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031901000587.html

 皇太子家の長女愛子さま(8)=学習院初等科2年=の学校欠席が続いていた問題で、宮内庁の野村一成東宮大夫は、19日の定例記者会見で「愛子の欠席で国民の皆さまにご心配をかけ、わたしたちも心を痛めております」などとする皇太子ご夫妻のコメントを発表した。

 しかし同学年の児童らへの配慮を示す直接の言葉はなかった。

 コメントの中でご夫妻は「学校で既にいろいろな対策を考えていただいており、今後ともよく相談しながら良い解決を見いだしていかれれば」とする一方、「天皇、皇后両陛下をはじめ、皆さまからご配慮をいただいていることを、心からありがたく思っております」とした。

 この問題をめぐっては、両陛下は経緯の説明に訪れた野村大夫に、愛子さまや学校、乱暴な振る舞いをしたとされる数人の児童が絡んでいることを指摘し「いずれかが犠牲になる形で解決が図られることのないよう、十分に配慮することが必要」などと話したという。
2010/03/19 17:10 【共同通信】

561小説吉田学校読者:2010/08/19(木) 21:44:15
「文民とは軍人ではない者を指す。ところで、日本国憲法は第9条で戦力を放棄している。よって、現在我が国には、戦力を構成する軍人という職種はない。ゆえに自衛官は軍人ではないので文民である。したがって、現職の自衛官が国務大臣に任じられても憲法上の問題はない」という解釈も可能なので、そこらへん政府統一見解を出したほうがいいんじゃないのと常々思っております。

「防衛大臣は自衛官ではないんですね」と首相
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100819-OYT1T00997.htm

 菅首相は19日、首相官邸で自衛隊の折木良一統合幕僚長と陸海空3自衛隊の各幕僚長と会談した。
 昨年の政権交代後、首相が自衛隊の「制服組」トップと会談するのは初めて。
 首相は折木氏らから、最近の日本の国際貢献活動や日本周辺の安全保障環境などについて説明を受けた。折木氏は会談後、記者団に「(首相は)我々の最高指揮官なので、意見交換が出来たことは非常に意義があり、大変ありがたい」と述べた。
 会談は、今月2日の衆院予算委員会で自民党の石破政調会長から、「首相就任後、自衛隊の最高指揮官として制服組から話を聞いたか」と追及された首相が、「できるだけ早い段階で(機会を)設けたい」と答弁したことがきっかけとなって実現した。首相としては、安全保障問題を重視する姿勢をアピールする狙いもあるとみられる。
 ただ、首相はこの日、会談に同席した北沢防衛相に、「昨日予習したら大臣は自衛官ではないんですね」などと発言。防衛省関係者は、「首相は防衛相が文民である意味を理解していなかったのではないか」と首をかしげた。

562小説吉田学校読者:2010/10/26(火) 19:02:43
どのスレが適当だか・・・じわ〜っと民主党色がなさそうでありそうな感じがします。
一番驚いたのは、NHKの昼のニュースで「世界のホームラン王、王貞治さん」と紹介したこと。普通は「元福岡ソフトバンクホークス監督でホームランの世界記録を達成した」とか付きそうなものでしたが(まあ、すこし経ってからはしたけどね)、世界の王には解説不要ということだ。その言やよし。

文化勲章:安藤忠雄氏ら7人 文化功労者には17人
http://mainichi.jp/enta/photo/news/20101026k0000e040044000c.html

 政府は26日、10年度の文化勲章受章者7人と文化功労者17人を決定した。文化勲章は▽原子核物理学・学術振興の有馬朗人氏(80)▽建築の安藤忠雄氏(69)▽有機合成化学の鈴木章氏(80)▽演劇の蜷川幸雄氏(75)▽有機合成化学の根岸英一氏(75)▽服飾デザインの三宅一生氏(72)▽日本中世史の脇田晴子氏(76)−−に贈られる。文化功労者はスポーツの王貞治氏(70)ら17人に決まった。ノーベル化学賞に決まった鈴木氏と根岸氏は文化功労者にも選ばれた。
 安藤氏は現代建築の分野で実績を上げるとともに、歴史的建造物の再生にも手腕を発揮。国内外で大規模な改修に携わった功績が認められた。蜷川氏はシェークスピア全作品上演や「ハムレット」の英国公演など、多年にわたる国内外での活動が評価された。
 王氏は現役時代、長嶋茂雄氏(74)と組んで読売ジャイアンツの3、4番を務め、「O・N砲」と呼ばれるなど国民的ヒーローとして人気を集めた。プロ野球界からの文化功労者は、いずれもジャイアンツの選手・監督だった川上哲治氏(90)、長嶋氏に続き3人目。NHK朝の連続ドラマのモデルになった漫画の水木しげる氏(88)=本名・武良茂=も文化功労者に選ばれた。
 そのほかの文化功労者は▽指揮の大野和士氏(50)▽映画の吉永小百合氏(65)=本名・岡田小百合▽歌舞伎の市川猿之助氏(70)=本名・喜熨斗政彦▽X線天文学・学術振興の田中靖郎氏(79)▽環境リスク管理学の中西準子氏(72)▽日本近世文学の中野三敏氏(74)▽詩の中村稔氏(83)▽光化学・電気化学の藤嶋昭氏(68)▽書の古谷蒼韻氏(86)=本名・古谷繁▽写真の細江英公氏(77)=本名・細江敏廣▽刑事法学の松尾浩也氏(82)▽生化学の松尾寿之氏(82)▽幹細胞生物学の山中伸弥氏(48)。文化勲章授与式は11月3日に皇居で、文化功労者顕彰式は同4日に東京都内のホテルで行われる。

563小説吉田学校読者:2010/11/03(水) 09:16:32
別に創価学会を擁護するわけじゃありませんが、この叙勲をめぐっては、「××を通じて、×××××の話を匿名で漏らして、牽制した」だの「×××との交遊の話を(以下略、伏字は『暴力団』ではないよ)」だの、一部伏せ字にせざるをえないような、いろいろな話が取り沙汰されております。
何はともあれ、官房長官の公設秘書に矢野氏の子息が就いているんですか。
公明党は創価学会を支持母体の1つにしているだけであり、創価学会の周辺団体というわけではない、決してない、そういう当然のことを前提として書くのもちゃんちゃらおかしいことで、私もどうかしているのでありますけれども、国会で公明党から「お手盛り叙勲」と追及されるのは確実でありましょう。

矢野絢也氏に叙勲 民主・公明間、冷え込む可能性も
http://www.asahi.com/politics/update/1102/TKY201011020539.html

 元公明党委員長の矢野絢也氏が3日付で旭日大綬章を受章したことが、政界で波紋を呼んでいる。矢野氏は、長男が仙谷由人官房長官の公設秘書を務めるなど仙谷氏と親交がある一方、公明党の支持母体・創価学会との間で訴訟を抱え、確執がある。受章が民主党政権と公明党との関係を冷え込ませる可能性も取りざたされている。
 政府は「多年にわたり国会議員として議案審議の重責を果たした」として叙勲を決めた。内閣府賞勲局は「国会議員歴や国会の委員長経験など総合的に評価する。矢野さんの場合は公党の委員長もしている」と説明している。
 ただ、政府関係者によると矢野氏の受章には、訴訟を係争中などの理由で事務当局内に慎重論もあった。民主党が補正予算成立に向けて公明党へ秋波を送る中、受章が水を差しかねないとの見方もあった。最終的には首相官邸が政権運営の問題と切り離し、予定通り進めるよう指示したという。
 矢野氏は1967年に公明党から初当選。86〜89年に党委員長を務めて「政界仕掛け人」と言われた。だが、引退後は著書の内容などをめぐって公明党や創価学会との関係が悪化。民主党代表代行だった菅直人首相らの呼びかけに応じて、国会内で訴訟の経緯を説明したこともある。
 公明党の国会議員の多くは「過去の人」「一定の条件で自動的に受章する仕組み」と言葉少なで、民主党との関係についても「受章によって対立が深まることはない」と口をそろえる。
 ただ、党幹部の一人は「引退後は正反対のところへ行ってしまった人。支えてきた学会員としては、おもしろくない」。学会幹部は「会いたくない人に突然会わされたような苦痛がある」と話す。

564小説吉田学校読者:2010/11/30(火) 05:22:28
ポルノが性犯罪へ与える影響というのが確かにあるのは認めます。が、不確かで曖昧な「安心」を求めて、民主政治の基本中の基本である「表現の自由」を威嚇するが如き条例を作るのは本末転倒ではないか。
子供の安全を求めるのも親なら、年端もいかぬ娘に裸同然の水着を着させてDVDに出演させるのも親、高校生のラブコメの過激な描写に眉をひそめるのも親なら、週刊誌の「妄撮」とかの非現実的なエログラビアを大事がるのも親である。
余談ながら、この都条例問題で「捜査権の濫用につながる」との理由で反対する向きもありますが、それは違うだろ。この現代で刑法の公然わいせつ罪が濫用されてますか。反対するなら「表現の自由」への威嚇のおそれを理由に正々堂々と反対すべきだ。

「漫画に元気なくなる」都条例改正に漫画家反対
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101129-OYT1T00945.htm

 子どものキャラクターによる露骨な性行為を描いた漫画やアニメの販売・レンタルを規制する東京都青少年健全育成条例の改正案について、漫画家のちばてつやさんや秋本治さんらが29日、東京都庁で記者会見し、改正案への反対を表明した。
 漫画家による会見は、最初に改正案が提出された今年3月以来2度目。ちばさんは、「取り締まりによって萎縮してしまい、漫画に元気がなくなる」などと述べた。また、漫画家らの団体の事務局長を務める星晶広弁護士は「不健全図書に指定され、コンビニ販売ができなくなると経済的にも重大な結果が生じる」などと説明した。
 同条例の改正案は今年6月、「規制対象があいまい」とする民主党などの反対を受けて否決された。都は30日開会の都議会に、規制対象をより細かく記載した改正案を提出する。

566小説吉田学校読者:2010/12/11(土) 08:49:41
断固として出版社の姿勢を私は支持します。

講談社・小学館・集英社もボイコット 都のアニメフェア
http://www.asahi.com/showbiz/manga/TKY201012100538.html

 講談社、小学館、集英社など漫画を出版する主要10社の任意団体「コミック10社会」は10日、来年3月開催予定の「東京国際アニメフェア」への協力と参加を「断固拒否する」とする声明を発表した。過激な性描写を含む漫画などの販売を規制する東京都青少年健全育成条例改正案に反対するためで、すでに10社会メンバーの角川書店は出展取りやめを表明していた。
 アニメフェアの実行委員長である石原慎太郎都知事が「漫画家に対する不誠実で無理解な発言」を繰り返したと指摘し、改正案について漫画家らと話し合いを一度ももたない都の姿勢を批判した。その上で「このような状況において、イベントに賛同し、行動をともにすることは到底できるものではありません」などと表明した。

567小説吉田学校読者:2010/12/23(木) 07:41:20
本日は天皇誕生日です。陛下は会見でさかなクンの労をねぎらいました。

天皇陛下、77歳の誕生日を迎えられる
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4607786.html

 天皇陛下は23日、77歳の誕生日を迎えられました。
 陛下は誕生日に先立つ記者会見で、今年、体調を崩したことについて述べられました。
 「多くの人々が私の健康を気遣ってくれていることに深く感謝しています」
 また、陛下は耳がやや遠くなったことを明らかにされたほか、印象に残った出来事の1つに絶滅種「クニマス」の発見を挙げられました。
 「日本の淡水魚が1種増えました。京都大学・中坊教授の業績に深く敬意を表するとともにこの度のクニマス発見に東京海洋大学客員准教授・さかなクンはじめ多くの人々が関わり協力したことをうれしく思います」
 皇居では23日、お祝いの一般参賀などが行われる予定です。

568小説吉田学校読者:2010/12/24(金) 18:44:09
>>567
陛下が喜ばれるのを目指して研究しているわけではないけど、陛下が喜ばれると、やっぱりうれしいよね〜。市民学者の誉れでしょう。

「クニマス」発見 秋田・仙北市の担当者がクニマス視察のため山梨県の西湖へ
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00190227.html

 天皇陛下が名前を挙げ功績をたたえられた、「クニマス」発見の功労者・さかなクンが、喜びの記者会見に臨んだ。また、クニマスのふるさと、秋田・田沢湖でも、フィーバーはさらに過熱していた。
 お魚タレントで東京海洋大学客員准教授のさかなクンは、70年前に絶滅したと思われていたクニマスが、山梨県の西湖で生き延びていたことに気づいた功労者。
 さかなクンは、「箱を開けてみると、オオーッ! イタァー!! 黒いマスが入ってました。ギョギョー!っとうれしいです。最高の気分です」と、クニマスとの出会いを興奮気味に語った。
 きっかけは、さかなクンの師匠であるという、京都大学の中坊徹次教授から「クニマスの絵を描いてほしい」と頼まれたことだった。
 その依頼を受け、標本では失われていた色合いやうろこの輝きを参考にするため、クニマスに種が近いヒメマスを西湖から取り寄せた。
 さかなクンは、「『オオ〜ッ? ヒメマスってこんなに黒いかな?』とびっくりしました。中坊先生も『こんなマスは見たことがない』と」と話した。
 ヒメマスに混じった色の黒いマス。
 これが70年前に絶滅したとされていたクニマスと対面した瞬間だった。
 さかなクンは、「奇跡の魚でギョざいますね」と話した。
 さかなクンには、さらにうれしい出来事があった。
 「このたびのクニマス発見に、東京海洋大学客員准教授のさかなクン始め、多くの人々がかかわり、協力したことをうれしく思います」と、天皇陛下がさかなクンの名前を挙げて、発見をたたえられた。
 さかなクンは、「(さかなクンさんは...?)さかなクンで結構です」、「本当に感慨無量です。大変うれしい気持ちでいっぱいです」と話した。
 そして、このうれしいニュースは、クニマスのふるさと、秋田・田沢湖にも届いた。
 24日はクリスマスイブということで、観光協会の窓には「Merry クニマス」と書かれていた。
 地元のホテルの人は、「鳥肌が立つくらいうれしかった。『世紀の大発見・クニマス』ということで、町内全員にチラシを配った。何とか地域でも盛り上げていきたい」と話した。
 さらに、田沢湖がある仙北市の担当者が、25日からクニマスを視察するため、山梨県の西湖へ向かう。
 さかなクン本人と面会する予定もあるという。
 門脇光浩仙北市長は、「いよいよこれから、田沢湖再生が始まるのかなと。今まで生かしてくれていたことに、本当に心から感謝したいし。これは『国の宝』だと思う」と述べた。
 雪の田沢湖を熱くする「クニマスブーム」は、さらに続くとみられる。

569名無しさん:2010/12/25(土) 17:02:47
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1061910652/564


570とはずがたり:2011/11/14(月) 13:29:29
もうお年でいらっしゃるし大丈夫かねぇ?

天皇陛下:発熱・せきおさまらず入院を継続…宮内庁発表
http://mainichi.jp/select/wadai/koushitsu/news/20111114k0000e040048000c.html

 宮内庁は14日、気管支炎などのために東京大病院に入院している天皇陛下について、発熱やせきの症状が続いているため、「しばらく入院を続ける」と発表した。同庁は、国賓として来日するブータン国王夫妻の一連の歓迎行事に関し、陛下の代わりに皇太子さまが務める方向で調整を始めた。

 同庁などによると、陛下は週末に発熱があり、14日朝も下がっていないという。16日午前にはブータン国王夫妻を迎えて皇居・東庭で歓迎行事があり、続いて宮殿内で会見、同日夜は宮中晩さん会が催される。【真鍋光之】

毎日新聞 2011年11月14日 12時44分

571とはずがたり:2012/05/08(火) 10:52:44
>室町時代中期以降、崩御した天皇は火葬されることが続いたが、承応3(1654)年の第110代・後光明天皇以降は土葬されている。皇族については火葬されている。

両陛下が「火葬」の意向示される 宮内庁「合葬」も含め検討へ
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/koushitsu/558765/
2012/04/26 19:39

 宮内庁の羽毛田信吾長官は26日の定例会見で、江戸時代初期から土葬で行われてきた天皇、皇后の埋葬方法を、「天皇、皇后両陛下のご意向を踏まえ、火葬に変更する方向で検討する」と発表した。両陛下をご一緒に埋葬する合葬についても、「視野に入れて検討する」としている。

 葬送のあり方について陛下のお考えが明らかになるのは異例。実現すれば、約350年ぶりに天皇、皇后の埋葬方法が変更されることになる。

 説明によると、両陛下はかねて、東京都八王子市の武蔵陵墓地にある昭和天皇陵と香淳皇后陵が平行に隣接していないのを見て、「用地に余裕がなくなっているのではないか」とする感想を述べられていた。

 こうした用地面の懸念と、火葬が社会で一般化していることを合わせて考え、自らの葬送は「火葬が望ましい」とおっしゃっているという。全体的な葬送の営み方についても、「極力、国民生活への影響の少ないものとするように」との意向を示されている。皇太子さま、秋篠宮さまも説明を受けておられるという。

 羽毛田長官は、今回の件は、長年にわたって両陛下が側近らに意見を示されていたことだと説明。「遅きに失したという思いもある」とし、今後1年程度かけて宮内庁で具体的な検討を進めるとした。

 火葬場所については、新たな施設を作る選択肢を挙げた上で、「ふさわしい場を慎重に考えなければならない」と述べた。

 宮内庁によると、室町時代中期以降、崩御した天皇は火葬されることが続いたが、承応3(1654)年の第110代・後光明天皇以降は土葬されている。皇族については火葬されている。

572とはずがたり:2012/06/22(金) 10:48:36

“ヒゲの殿下”と別居8年の妻・信子さま「娘たちとも断絶…」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120615-00000306-jisin-soci
女性自身 6月15日(金)8時51分配信

「お父さま!」と長女・彬子さま(30)、二女・瑶子さま(28)が呼びかけ続けるなか、三笠宮寛仁さまは息を引き取られたーー。6月6日午後3時35分、享年66。

『ヒゲの殿下』として親しまれた寛仁さまは、’91年の食道がんの手術以来、21年間で16回も、がんに関する手術を受けながらご公務に取り組まれてきた。千代田区・杏雲堂病院の病室で最期を看取ったのは2人のお嬢様のほかに、母・百合子さま(89)、姉・近衛やす子さん(68)。しかし、結婚生活32年目になる妻・信子さま(57)のお姿はなかった。

麻生太郎元首相の妹でもある信子さまは、’09年10月から病院と同じ千代田区にある旧宮内庁長官公邸で、お一人で生活されている。宮内庁関係者はこう話す。

「公式的には”赤坂御用地内にある寛仁親王邸で生活されると、ストレス性ぜんそくの再発のおそれがあるから”と、説明されています。しかし、寛仁さまご自身が、夫婦関係がよくないことを認めていらっしゃいました……。信子さまは’04年夏から、胃潰瘍と更年期障害のご療養ということで、軽井沢の別荘で長期のご静養に入られました。それ以来、ほぼ8年にわたり寛仁さまとは実質的に”別居生活”を送られてきたのです」

7日、寛仁親王邸で、ご遺体を棺に納める『お舟入』、皇族方がご遺体に最後の対面をする『拝訣』という儀式が行われ、彬子さまや瑶子さま、そして皇太子ご夫妻や秋篠宮ご夫妻などが参列された。だが、宮内庁担当記者によれば、病室でのご臨終の際も、その後のお別れの儀式でも”ご夫婦の対面”は一度も実現しなかったという。

また、お二人の別居生活は夫婦の亀裂を広げるだけではなく、信子さまと彬子さま・瑶子さま姉妹の関係にも影を落とすことなった、と三笠宮家に近い人物は話している。

「彬子さまと瑶子さまは、もともと”パパっ子”でした。それが、信子さまが親王邸を出て行かれた後、ますます父娘の絆が強まっていったのです。お嬢さまたちからすれば、”病気のお父さまを置いて、家を出てしまうなんて”というお気持ちもあったようです。信子さまは孤独感を強め、お嬢さまたちとも距離をとるようになってしまいました」

573とはずがたり:2012/06/22(金) 10:49:51

電話一本で就職決定の三笠宮彬子さま「激安給料で市バス通勤」【三笠宮彬子さま】
http://jisin.jp/news/2537/3965/
2012年05月01日 00:00

『女性宮家創設』論議にあたり、未婚の女性皇族8人がいま、クローズアップされている。歴代天皇の子供と孫を”内親王”、それより遠い関係の方を”女王”と呼ぶ。宮家当主の範囲を内親王までにするのか、それとも女王までにするのかは、現在も検討中だ。

”女王”の称号を持つ三笠宮寛仁親王の長女・彬子さま(30)は、今年4月から立命館大学の特別招聘准教授に就任されると同時に、慈照寺(銀閣寺)研修道場の美術研究員として働き始められた。

お仕事は室町時代中期の文化『東山文化』の研究と研修道場の講師。実はこの仕事、彬子さまがご自身で”就職活動”されて決まったものだというのだ。天皇陛下のご学友で三笠宮寛仁さまや信子さまとも長年の交流がある、臨済宗相国寺派管長で金閣寺や銀閣寺などの住職も務める有馬頼底さんはこう語る。

「彬子さまから私のところにお電話があり、『銀閣寺研修道場で働きたいのですが……』と。私は『特別の給料は出せへんで』と申し上げたのですが、『それで結構です』とおっしゃっていただきました」

その生活ぶりは至って質素なものだという彬子さま。銀閣寺には、なんと市バスで通勤されているそうだ。

「信子さまは、お嬢さん方に”贅沢をさせない”と言う教育方針で、『タクシーには絶対乗ってはいけません』と常々おっしゃっていました。また、銀閣寺のスタッフからは『彬子さんのほうから溶け込んでくださるので、(職場は)とてもいい雰囲気です』と聞いていますよ」(有馬さん)

ちなみに、京都の大学関係者によれば「美術研究員で、勤務1年目ということであれば、給与は20万円台の前半ぐらいではないでしょうか」とのこと。オックスフォード大学の博士号をお持ちの彬子さまの経歴からすれば、”激安”な給料といえるのではないだろうか。

574名無しさん:2013/01/25(金) 00:22:23
憲法改正「時期尚早」を削除=政治方針案―連合
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130124-00000190-jij-pol

575名無しさん:2013/01/25(金) 02:21:13
憲法改正「時期尚早」を削除=政治方針案―連合
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130124-00000190-jij-pol

連合は24日、今秋に見直す予定の「政治方針」の素案から、現行の「憲法改正を俎上(そじょう)に載せることは時期尚早」との表現を削除したことを明らかにした。
古賀伸明会長は記者会見で「改正を否定することはしない」と述べた。

577とはずがたり:2013/04/21(日) 18:08:39

96条改正阻止で議連結成へ=護憲派、巻き返し狙う―野党
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-130421X460.html
2013年4月21日(日)14:12

 憲法改正手続きを定めた憲法96条の改正阻止に向け、民主、社民両党など野党の護憲派議員が25日、議員連盟「立憲フォーラム」を結成する。自民党や日本維新の会が96条改正を掲げ、参院選で改憲発議に必要な3分の2の勢力確保を目指していることから、巻き返しを狙う。

578とはずがたり:2013/05/01(水) 11:02:38
高市は気持ち悪いし嫌いだけど皇統の維持に関しては旧宮家の復帰で良いと思う。けど11宮家は大杉やろ。。取り敢えず伏見宮の本家だけでええんちゃうか。

自民党:高市政調会長「特措法で旧宮家の皇籍復帰を」
http://mainichi.jp/select/news/20130427k0000e010159000c.html
毎日新聞 2013年04月27日 12時08分(最終更新 04月27日 12時49分)

 自民党の高市早苗政調会長は27日午前、読売テレビの番組で、女性皇族の結婚で皇族数が減っていくことへの対応として「特別措置法(の制定)で、旧宮家に皇籍に戻っていただく方法もある」と提案した。男系天皇維持のため、戦後の連合国軍総司令部(GHQ)占領下で皇籍離脱した旧11宮家の子孫(男系男子)の皇籍復帰を念頭においた発言だ。

 安倍政権は、民主党政権下で進んだ「女性宮家」創設に向けた議論を白紙に戻す方向で再検証を進めている。高市氏は、皇室典範を改正し、旧宮家から養子を取ることを可能とする方法にも言及。「工夫しながら血統を維持してきた歴史の重みと価値を大切にしたい」と語った。【横田愛】

579名無しさん:2013/05/05(日) 11:51:00
.

580とはずがたり:2013/05/12(日) 16:25:46

軍法会議復活めざす
自民党憲法改正草案の時代遅れ
http://diamond.jp/articles/-/35306
――軍事ジャーナリスト 田岡俊次
たおか・しゅんじ
軍事ジャーナリスト。1941年、京都市生まれ。64年早稲田大学政経学部卒、朝日新聞社入社。68年から防衛庁担当、米ジョージタウン大戦略国際問題研究所主任研究員、同大学講師、編集委員(防衛担当)、ストックホルム国際平和問題研究所客員研究員、AERA副編集長、編集委員、筑波大学客員教授などを歴任。動画サイト「デモクラTV」レギュラーコメンテーター。『Superpowers at Sea』(オクスフォード大・出版局)、『日本を囲む軍事力の構図』(中経出版)、『北朝鮮・中国はどれだけ恐いか』など著書多数。


自民党はもし今年7月の参院選で大勝すれば、憲法改正に進む構えだ。私は自民党が昨年4月に決定した「日本国憲法改正草案」のなかで、軍法会議の設置を想定していることは、草案中の重大な問題点の一つ、と考える。

軍法会議の問題点

?自由民主党はもし今年7月の参院選で大勝すれば、まず憲法96条の改正手続を改定し、現行憲法で、「各議員の総議員の3分の2以上」の賛成で国会が発議するとしているのを「過半数の賛成で」と変え、そののち憲法9条を含む大幅な憲法改正に進む構えだ。いまや憲法改正は相当の現実性を帯びており、その際には自民党の憲法改正推進本部が昨年4月27日に決定した「日本国憲法改正草案」がそのままか、あるいは若干の修正を加えて、憲法になると考えられる。

?メディアではその草案のうち「日本国民は国旗および国歌を尊重しなければならない」(3条の2)とか「国防軍を保持する」(9条の2)など「分かりやすい」条文に焦点を合わせがちだ。

?だが私は9条の2の5に「国防軍に属する軍人その他の公務員がその職務の実施に伴う罪又は国防軍の機密に関する罪を犯した場合の裁判を行うため、法律の定めるところにより、国防軍に審判所を置く。この場合においては、被告人が裁判所へ上訴する権利は、保障されなければならない」として、軍法会議の設置を想定していることは、憲法草案中の重大な問題点の一つ、と考える。「審判所」と名付けても「裁判を行うため」としているから、これが軍法会議であることは疑いの余地がない。

?軍法会議は軍人・軍属の非行、過失、怠慢を裁くため軍隊内で開く裁判で、国によっては、軍に対する民間人の行為を裁く場合もある。戦前の日本でも諸外国でも、被告より階級が上の将校たちが裁判官となり、検事は法曹資格を持つ法務将校、弁護人は一般の将校である場合が多い。軍法会議は軍人を一般の司法制度の外に置く一種の「治安法権」を認めるものであり、

①身内の裁判であるため「仲間かばい」や「組織防衛」(すなわち上部の保身)が露骨に反映され、国民の不信を招く

②兵卒や叩き上げの下士官など下級者には厳格だが、高級将校の責任は不問となる例が多く、規律の乱れの元となる
?
③軍法会議を開けば世間に事実が知れて軍の威信を損なったり、監督責任が問われるような場合、捜査も憲兵隊(自衛隊では警務隊)が行うからもみ消しが横行する
?
④被告の同期生や、思想に同調する将校らが救援活動を行い、集団で軍上層部や軍法会議に圧力をかけたり、法廷で上官である判事に暴言を浴びせるなど下剋上の風潮が生じる
?
?などの弊害が起きがちだ。

米軍法会議も身内かばい

?2001年2月、ハワイのオアフ島沖で漁業練習船「えひめ丸」が急浮上した米原潜グリーンヴィルに衝突されて沈没、9人が死亡した事故では潜水艦側に全責任があるのは明白だったのだが、米海軍は査問会議(予備審問)で艦長ワドル中佐を不起訴とし、その半年後の10月に除隊とする、との行政処分ですませた。

581とはずがたり:2013/05/12(日) 16:26:44

 すぐに退職させなかったのは、米国の会計年度末の9月までワドル中佐が在籍すると、年金受給資格が付く勤続年数に達するためと聞き、その温情裁定にあきれた。これでも一応査問会議を開いたのはまだしもで、1981年4月に米弾道ミサイル原潜ジョージ・ワシントンが鹿児島県甑島列島沖で貨物船「日昇丸」に当て逃げし、同船の乗組員はゴム製いかだで一昼夜漂流、2人が死亡した事件では査問もせず、艦長資格停止だけだった。

 1994年4月、米海兵隊の電波妨害機EA6がイタリア・アルプスでロープウェイの鋼索の下を潜(くぐ)ろうとして接触、切断したためゴンドラが落下し、20人が死亡した際には軍法会議が開かれたが、米軍の航空地図にロープウェイが載っていなかったことを理由に、操縦士は事故自体については無罪となり、その模様を撮影したビデオテープを破棄した証拠隠滅で禁錮6ヵ月となった。地図に出ていなくても、目でロープウェイを見てその下を潜る冒険をし、記念撮影をしていたのだから、「地図になかった」とは、海兵隊将校仲間の判士たちがなんとか罪を軽くしてやりたくて付けた理屈だろう。

 イラク、アフガニスタン戦争では誤爆、誤射で多数の地元民間人が死傷しただけでなく、外国の外交官や記者、米軍軍人にも犠牲者が出たが、軍法会議は開かれず、地元政府は米国等の軍人に対する裁判権を放棄していた。イラクのアブグレイブ刑務所での恒常的な捕虜虐待、拷問事件では看守の2等軍曹以下7人を起訴。最長で10年の禁錮となったが、上官らが「尋問前に軟らかくしておけ」と指示していたため、実行者の下士官、兵は罪の意識を持たず、卑猥、サディスティックな行為の写真まで撮って、仲間に回覧していたから発覚した。だが、そうした指示をした疑いのある少将以下の上官の責任は追及されなかった。

裁判長に草履投げる中尉

 日本の戦前の軍法会議の弊害は米軍の例とは比較にならない。1923年9月の関東大震災の際、無政府主義者として監視対象としていた大杉栄と内妻、六歳の甥の3人を憲兵司令部で絞殺、井戸に捨てた憲兵大尉・甘粕正彦と憲兵曹長・森慶次郎は軍法会議にかけられたが、士官学校の同期生らが、「甘粕母堂後援会」を作って救援活動を行い、在郷軍人会を通じて65万人もの減刑嘆願書を集めた。判決は甘粕大尉に懲役10年、森曹長に同3年という3人殺害に対しては軽い刑で、森は1年、甘粕は3年で出所、のち満州映画協会理事長になった。

 軽い刑でも有罪判決に右翼の青年将校達は不満で、休暇を取り和服で傍聴していた中尉が裁判長の歩兵第1連隊長・岩倉正雄大佐に草履を投げ付ける事件まで起きた。ほかの思想がらみの事件の軍法会議でも、傍聴人や弁護側証人の若手軍人らが、上官である判士や検事役の将校に暴言を吐いたり、テロの犠牲者である陸軍省軍務局長、永田鉄山中将を証言で「毒蛇」と罵るなど、軍規の乱れは顕著となった。

 1928年6月には首相・田中義一陸軍大将が、満州の権益確保に利用しようとしていた満州軍閥の首領・張作霖の列車を、関東軍の高級参謀・河本大作大佐が首謀者となって爆破させ、張を殺す事件が起き、憲兵隊は首謀者も実行犯も突きとめていた。田中首相は昭和天皇に責任者の厳重処罰を秦上したが、陸軍は「天下に非をさらし軍の威信にかかわる」と起訴に反対、河本大佐は退役ですまされ、陛下に食言をとがめられた田中首相は辞任、間もなく死亡した。

勝手に戦争を始めても処罰なし

 軍規の乱れはついに出先の軍人が勝手に戦争を始めるまでに至った。1931年9月に関東軍高級参謀・板垣征四郎大佐、同参謀・石原莞爾中佐ら数人の将校は参謀本部、陸軍省、関東軍司令官に対しても秘密にして計画を立て、鉄道を爆破し、それを口実に部隊を出動させ満州全域を占領した。これに呼応して朝鮮の平壌に駐屯していた第39歩兵旅団と飛行部隊は満州に出動した。日本の一部だった朝鮮から、外国領の満州へ出兵するには天皇の命令が必要だが、この部隊は東京の参謀本部の制止を振り切って越境した。関東軍将校らが天皇の統帥権を公然と無視したのは、河本大佐が軍法会議にかけられなかったのを見て増長したと考えられる。

582とはずがたり:2013/05/12(日) 16:27:34

 この前後、軍人のクーデーター計画が事前に発覚した例は少なくとも3件あったが、憲兵隊が反乱予備罪で検束した将校達は留置所ではなく料亭に収容され、将官たちがなだめて中止させるとか、軍法会議にかけた場合も、犯罪とせず停職と転勤ですませた。1932年5月の5・15事件は計画がついに実行に移されたもので、海軍中尉・三上卓、同古賀清志など海軍将校10人、陸軍士官学校生徒11人と民間右翼が首相官邸などを襲い、犬養毅首相と警官1人を射殺、1人に重傷を負わせた。

 陸軍の軍法会議は11人の士官候補生全員を禁錮4年の軽い刑にした。海軍の軍法会議では、三上ら3人の将校に法務官が死刑を求刑したところ、部内での反発が激しく海軍省法務局長が辞表を提出するという理不尽なことも起きた。判決は最高の三上で禁錮15年、反乱を起し首相を殺したにしてはあきれるほど軽い罰で、三上は5年で出所した。1936年の2・26事件は1400人余の兵力を21人の皇道派陸軍将校が率い、内大臣・斎藤実海軍大将、蔵相・高橋是清ら4人を殺した大反乱で「以前の処置が甘すぎたためだ」との批判が強く、軍人17人と民間右翼2人が死刑となった。だが青年将校を扇動、支持した将官は処罰されなかった。

 もっとひどい例は、東条陸相の陸軍次官だった富永恭次中将だ。在フィリピンの陸軍第4航空軍司令官だったが、米軍が上陸すると、山下奉文第14方面軍司令官に無断で、部下を置き去りにし、参謀らと輸送機で台湾に脱出。台北近郊の北投温泉で発見されたが軍法会議は開かれず、予備役に編入され、終戦直前に第139師団長に補された。兵、下士官が戦地から逃亡すれば当然死刑だ。

医療過誤は医師会で裁判するか

 今の自衛隊(あるいは「国防軍」)が2・26事件のような大反乱を起す可能性はまずないだろうが、一部の偏狭な思想を抱くものが5・15事件型の行動に走る可能性は否定できない。どの国の軍人にとっても仲間を見捨てないことは職業倫理の一つだから、その場合でも隊内で救援活動が起き、軍法会議への圧力になることは考えられる。

 すでに自衛隊でも大規模な業務上過失致死事件では、被告支援のために隊内で募金活動が行われた例がある。自衛隊幹部たちは「専門的知識のない警察官や検事、判事らが取り調べ、裁くのはけしからん」と言うが「それなら医療過誤事件は医師会で裁くべきか」と問うと黙ってしまう。「軍法会議の無い軍隊はない」との説もあるが、ドイツでは憲法上は設置可能でも、現実には設けておらず、オランダ、ベルギーは軍法会議を廃止している。

 現実に国防軍の審判所で裁判をしようとすれば、裁判官に指名された将校は刑法、刑事訴訟法、判例等をにわかに勉強せざるをえず、世間の注目を集める事件、事故の裁判長には部内で信望があり、社会的常識も豊かな優秀将校を選ぶ必要がある。だが刑が軽ければ被害者、世間から「仲間かばい」と非難され、その後は表に立つ要職につけにくくなる。一方、重ければ「世論に媚びた」などと内部で指弾されて孤立するから、あたら最優秀将校を潰し、内部での反目が残る結果になりそうだ。

583とはずがたり:2013/05/12(日) 16:27:48
>>580-583
軍法会議は過去の遺物

 軍法会議は、封建時代の領主が持っていた「領主裁判権」が起源とされる。諸侯が家臣、領民を率いて出陣すれば裁判権もついて回ったのは自然だ。それが現代まで残ったのは、ごく近年まで交通、通信が不便だったためで、例えば米軍が第2次世界大戦でヨーロッパに出動し、そこで罪を犯す者が出ても、本国へ送還して裁判することは困難だったから、現地で裁判まがいの審判をするしかなかった。

 だが航空機、インターネット、ファックス、衛星電話が発達した今日では、仮にPKOで海外に出た隊員が事件を起した場合、警務隊が調べて日本に報告、輸送機の次の便や旅客機で送還し、日本の検察庁へ送致し、一般の裁判所に起訴することは、裁判所、検察庁の管轄権などに関する法令や自衛隊法の若干の手直しで可能だろう。その方が効率が良く「市民社会の中の軍」の原則にも合致する。軍法会議は過去の遺物と言えよう。また自民党の草案では「職務に関する罪」だけを国防軍の審判所で裁く、としているが、業務上過失事件だけではなく、収賄や武器の不正使用、政治的行為なども「職務上の罪」に当り、これらも一般の捜査、司法の範囲外になる可能性は高いだろう。

 その一方で、草案は76条では現行憲法とほぼ同様に「すべて司法権は最高裁判所及び法律の定めるところにより設置する下級裁判所に属する。特別裁判所は設置することができない。行政機関は最終的な上訴審として裁判を行うことができない」としている。国防軍の審判所は76条で禁止される「特別裁判所」に当るはずだ。

 またそこでの判決に不服の被告人(軍人・軍属)は一般裁判所に上訴できるが、甘い判決に不満の被害者側は検察官が上訴することを期待できないから、軍人・軍属に一方的に有利な規定で、国民の軍への反感が高まる場合もありそうだ。自民党憲法草案には他にも問題点が少なくないが、9条2の5の国防軍の「審判所」は、76条の「司法権」と矛盾するうえ、実務上もほぼ有害無益、鎖の最も弱い環ではあるまいか。

584名無しさん:2013/09/08(日) 04:13:39
民主党の枝野憲法総合調査会長が示す憲法9条案(全文)
http://www.asahi.com/politics/update/0908/TKY201309070386.html
2013年9月8日3時34分

585名無しさん:2013/09/08(日) 09:42:23
 民主党の枝野幸男・憲法総合調査会長が示す憲法9条の条文は以下の通り。

民主党が憲法9条改正へ素案
 【現行部分】

 1項 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又(また)は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

 2項 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

 【追加条項】

 9条の2

 1項 我が国に対して急迫不正の武力攻撃がなされ、これを排除するために他に適当な手段がない場合においては、必要最小限の範囲内で、我が国単独で、あるいは国際法規に基づき我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全を守るために行動する他国と共同して、自衛権を行使することができる。

 2項 国際法規に基づき我が国の安全を守るために行動している他国の部隊に対して、急迫不正の武力攻撃がなされ、これを排除するために他に適当な手段がなく、かつ、我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全に重大かつ明白な影響を及ぼす場合においては、必要最小限の範囲内で、当該他国と共同して、自衛権を行使することができる。

 3項 内閣総理大臣は、前二項の自衛権に基づく実力行使のための組織の最高指揮官として、これを統括する。

 4項 前項の組織の活動については、事前に、又は特に緊急を要する場合には事後直ちに、国会の承認を得なければならない。


 9条の3

 1項 我が国が加盟する普遍的国際機関(現状では国連のこと)によって実施され又は要請される国際的な平和及び安全の維持に必要な活動については、その正当かつ明確な意思決定に従い、かつ、国際法規に基づいて行われる場合に限り、これに参加し又は協力することができる。

 2項 前項の規定により、我が国が加盟する普遍的国際機関の要請を受けて国際的な平和及び安全の維持に必要な活動に協力する場合においては、その活動に対して急迫不正の武力攻撃がなされたときに限り、前条第一項及び第二項の規定の例により、その武力攻撃を排除するため必要最小限の自衛措置をとることができる。

 3項 第一項の活動への参加及び協力を実施するための組織については、前条第三項及び第四項の例による。

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587とはずがたり:2013/11/16(土) 01:07:29
<宮内庁>天皇、皇后両陛下のご喪儀、葬法は火葬
毎日新聞社 2013年11月14日 17時50分 (2013年11月15日 02時23分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20131114/Mainichi_20131115k0000m040010000c.html

武蔵陵墓地。(左から)武蔵野陵(昭和天皇)、武蔵野東陵(香淳皇后)=東京都八王子市で2013年11月13日、本社ヘリから小関勉撮影
[拡大写真]

 天皇、皇后両陛下の「ご喪儀(そうぎ)」の在り方を検討していた宮内庁は14日、葬法を火葬とすると発表した。天皇の葬法は江戸時代前期から土葬で、火葬は1617年に亡くなった後陽成天皇を最後に途絶えていた。両陛下の墓所にあたる「陵」については、一つの陵への「合葬(がっそう)」でなく、隣り合わせにして一体的に造成することで従来より規模を縮小する。両陛下による簡素化の意向を踏まえたもので、皇太子さまや秋篠宮さまの了承も得ているという。

 ◇陵を縮小、寄り添う形に

 ご喪儀を巡っては、羽毛田信吾長官(当時)が昨年4月の記者会見で「火葬が一般化しており、火葬なら陵の規模や形式も弾力的に検討できる」との両陛下の意向を公表。大正以降の天皇、皇后(皇太后)の陵がある東京都八王子市の武蔵陵墓地の用地に制約があることもあり、見直しを進めてきた。

 同庁で、(1)火葬に変えることで生じる諸問題(2)陵の規模と形(3)一般の本葬に当たる「葬場殿(そうじょうでん)の儀」の場所選定??を中心に検討した結果、一部の儀式で変更が必要となるが、火葬は両陛下の意向であり、土葬と火葬双方が行われてきた皇室の伝統にかなうことなどから導入を決めた。

 これにより、ご喪儀は昭和天皇の時と同じ内輪の儀式、一般のお通夜に当たる皇居・宮殿での行事である殯宮祇候(ひんきゅうしこう)に加え、「丁寧で比較的小規模な葬送儀礼」が行われる。その後、武蔵陵墓地に設ける専用施設で火葬され、焼骨は宮殿に新設する「奉安宮(ほうあんきゅう)」に安置。拝礼の儀式に続いて葬場殿の儀となる。

 両陛下の陵は武蔵陵墓地の大正天皇陵の西側に「寄り添い、不離一体の形」となるよう隣同士に造る。天皇陛下には当初、合葬の意向もあったが、皇后さまが遠慮し、見送られた。陵の面積は計約3500平方メートルとなり、昭和天皇陵と香淳皇后陵を合わせた面積の8割程度になる。形状は明治以降の陵にならい、上部が円く、下部が四角に土を盛った上円下方(じょうえんかほう)墳とする。

 一方、葬場殿の儀の場所については「国民生活や環境への影響が少なく、集中豪雨や竜巻などにも十分対応できる安全な場所」などとしたが、具体的な場所選定は先送りされた。【真鍋光之、長谷川豊】

588とはずがたり:2013/11/20(水) 16:34:48

宮内庁:天皇、皇后両陛下のご喪儀、葬法は火葬
http://mainichi.jp/feature/koushitsu/news/20131115k0000m040010000c.html
毎日新聞 2013年11月14日 17時50分(最終更新 11月15日 01時28分)

 天皇、皇后両陛下の「ご喪儀(そうぎ)」の在り方を検討していた宮内庁は14日、葬法を火葬とすると発表した。天皇の葬法は江戸時代前期から土葬で、火葬は1617年に亡くなった後陽成天皇を最後に途絶えていた。両陛下の墓所にあたる「陵」については、一つの陵への「合葬(がっそう)」でなく、隣り合わせにして一体的に造成することで従来より規模を縮小する。両陛下による簡素化の意向を踏まえたもので、皇太子さまや秋篠宮さまの了承も得ているという。

 ◇陵を縮小、寄り添う形に

 ご喪儀を巡っては、羽毛田信吾長官(当時)が昨年4月の記者会見で「火葬が一般化しており、火葬なら陵の規模や形式も弾力的に検討できる」との両陛下の意向を公表。大正以降の天皇、皇后(皇太后)の陵がある東京都八王子市の武蔵陵墓地の用地に制約があることもあり、見直しを進めてきた。

 同庁で、(1)火葬に変えることで生じる諸問題(2)陵の規模と形(3)一般の本葬に当たる「葬場殿(そうじょうでん)の儀」の場所選定??を中心に検討した結果、一部の儀式で変更が必要となるが、火葬は両陛下の意向であり、土葬と火葬双方が行われてきた皇室の伝統にかなうことなどから導入を決めた。

 これにより、ご喪儀は昭和天皇の時と同じ内輪の儀式、一般のお通夜に当たる皇居・宮殿での行事である殯宮祇候(ひんきゅうしこう)に加え、「丁寧で比較的小規模な葬送儀礼」が行われる。その後、武蔵陵墓地に設ける専用施設で火葬され、焼骨は宮殿に新設する「奉安宮(ほうあんきゅう)」に安置。拝礼の儀式に続いて葬場殿の儀となる。

 両陛下の陵は武蔵陵墓地の大正天皇陵の西側に「寄り添い、不離一体の形」となるよう隣同士に造る。天皇陛下には当初、合葬の意向もあったが、皇后さまが遠慮し、見送られた。陵の面積は計約3500平方メートルとなり、昭和天皇陵と香淳皇后陵を合わせた面積の8割程度になる。形状は明治以降の陵にならい、上部が円く、下部が四角に土を盛った上円下方(じょうえんかほう)墳とする。

 一方、葬場殿の儀の場所については「国民生活や環境への影響が少なく、集中豪雨や竜巻などにも十分対応できる安全な場所」などとしたが、具体的な場所選定は先送りされた。【真鍋光之、長谷川豊】

589旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/11/20(水) 19:33:09
う〜ん,判決は「違憲」,「選挙無効」も4,5人くらい言い出すかと思ったけど。
まぁ,民法の違憲判決で自民党保守派が喧しくなってきているから,バランスをとったのかもしんないなぁ。

昨年衆院選は違憲状態=「投票価値の平等に反する」−1票格差判決・最高裁大法廷
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&amp;k=2013112000628
 1票の格差が最大2.43倍だった2012年12月の衆院選は違憲として、二つの弁護士グループが選挙無効を求めた計16件の訴訟の上告審判決で、最高裁大法廷(裁判長・竹崎博允長官)は20日、「投票価値の平等に反する状態にあったが、合理的期間内に是正されなかったとは言えない」として、選挙は違憲状態だったとの判断を示した。選挙無効の訴えは退けた。裁判官14人中11人が違憲状態とし、3人は「違憲だが選挙無効とはしない」とする反対意見を述べた。
  高裁判決は、戦後初の選挙無効2件を含め14件が違憲としており、最高裁の判断が注目されていた。11年の最高裁判決が違憲状態とした区割りのまま行われた12年選挙を再び違憲状態とした今回の判決は、国会に格差解消を厳しく迫る結果とは言えず、今後の取り組みに影響を及ぼす可能性もある。(2013/11/20-19:03)

590とはずがたり:2013/12/07(土) 15:32:54
よく解らんけど。

「寛仁親王家廃止」苦渋の決断の背景に母娘による当主問題が
NEWSポストセブン 2013年6月14日 07時00分 (2013年6月14日 07時33分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20130614/Postseven_194107.html

 宮内庁は6月10日、昨年6月6日に亡くなられた三笠宮寛仁さま(享年66)が当主だった寛仁親王家を、亡くなられた1年前の6月6日にさかのぼり廃止したと発表した。その結果、妻・信子さま(58才)、長女・彬子さま(31才)、次女・瑶子さま(29才)のご一家は独立した宮家とはならずに、三笠宮家の一員として活動されることとなった。
 通常、当主の死後は残された家族が誰を次の当主にするかを決め、宮内庁に届けを出す。それを受けた宮内庁が「皇室経済会議」を開催、正式決定となる。戦後は宮家に跡継ぎとなる男性皇族がいない場合、慣例で妻が当主となってきた。
 しかし、寛仁親王家では家族内の話し合いが持たれず、1年が経っても新当主が決まらなかった。本来ならば、信子さまが当主となられるのが自然の流れなのだが、寛仁親王家には複雑な家庭事情があった。
 1980年11月、8年越しの恋を実らせて結婚された寛仁さまと信子さま。1990年暮れに寛仁さまに食道がんが見つかってからは、信子さまが献身的に看病されるなど、仲睦まじい夫婦のお姿があった。
 しかし、2004年4月、信子さまが胃潰瘍と更年期障害を理由に軽井沢で療養生活を送られるようになると、夫婦間に生じた大きな溝がクローズアップされるようになっていく。夫婦仲に亀裂が入ったのは、寛仁さまのアルコール依存症が原因だった。
 そして2009年10月からは、信子さまは皇居にほど近い旧宮内庁長官公邸でおひとりの生活を送られ、結局、亡くなられるまで寛仁さまとお会いすることはなかった。
 寛仁さまが亡くなられると、葬儀では彬子さまが喪主を務められた。その後、浮上した寛仁親王家の当主問題。
「亡くなられた寛仁さまも、彬子さまが跡を継がれることを望んでいられたため、宮内庁は、信子さまが長期の病気療養中という理由で、彬子さまが当主になられることを特例で認めるスタンスだったそうです。
 しかし、信子さまが“慣例では親王妃だった私が当主になることになっています”などと主張されたため、当主が決まらなかったみたいなんです。結局、信子さまは考えを変えられることはなく、“それでは宮家存続は難しい”ということで、廃止という苦渋の決断をせざるを得なかったようです」(宮内庁関係者)
 その信子さまは6月5日、宮内記者会に対して、一通の手紙を送っていた。
<療養の経験を人生の糧と感謝し両陛下の御意向のもと、微力ながら復興支援などに尽力させていただきたく存じます>
 この手紙の真意を前出の宮内庁関係者がこう言う。
「信子さまは自分の意思を無視して宮内庁や彬子さまが廃止を決めたとお考えなのでしょう。ですから、宮内庁を通さず、直接、宮内記者会に手紙を送って、“自分は当主としての責任を果たせる”“当主に相応しい”と国民に伝えたかったんだと思いますよ」
※女性セブン2013年6月27日号

591名無しさん:2014/01/11(土) 12:17:23
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140110-00003525-sbunshun-soci
天皇の憲法発言に秘められた 安倍政権への強いメッセージ
週刊文春 1月10日(金)13時1分配信
 「わが国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります」

 恒例の新年一般参賀でこう述べられた天皇のご表情は、とてもにこやかで新春にふさわしい晴れやかなものだった。だが、80歳の傘寿を迎えられた昨年12月の誕生日会見に臨まれた際のお顔は、少し趣が違うものだったという。

 宮内庁担当記者が語る。

 「会見での陛下のお言葉からは何かを伝えようという強いご意志が感じられました。ご発言には、安倍政権を意識されているのでは、と思われる部分が随所にありました」

 会見で天皇は、人生で特に印象に残ることとして「先の戦争」を挙げ、「日本は、平和と民主主義を、守るべき大切なものとして、日本国憲法を作り、様々な改革を行って、今日の日本を築きました」と指摘。「当時の知日派の米国人の協力も忘れてはならない」と付け加えられた。皇室の活動と政治との関わりについての質問には、「今後とも憲法を遵守する立場に立って、事に当たっていく」と明言された。皇室関係者が語る。

 「憲法を作った主語を日本としたうえで、わざわざ知日派の米国人の協力に言及されたのは、現行憲法が単に米国から押しつけられたものに過ぎないとの考え方に、反論されたとも受け取れます。安倍政権が憲法を改正して、天皇を象徴ではなく元首に戻そうとしていることに対し、憲法に従い『象徴天皇とは何か』をずっと追求してこられた陛下は、ご自分の生き方を否定されたように感じられたのではないでしょうか。だからこそ、昨年4月の『主権回復の日』を記念する式典に陛下をひっぱりだすなど、皇室の政治利用に遠慮をみせない安倍政権へのメッセージとして、あえて憲法を遵守する立場を強調されたのだろうと思います」

 会見では、五輪招致をめぐる皇室の政治利用問題で菅義偉官房長官とバトルを繰り広げた宮内庁の風岡典之長官にも言及。「宮内庁長官始め関係者も、この問題が国政に関与するかどうか一生懸命考えてくれました」と述べられ、天皇の良きアドバイザーになっていることを示唆して風岡長官に助け舟も出されている。

 「現政権が風岡長官を毛嫌いし、交代させようとしているとの噂もあるので、陛下は釘を刺されたのではないでしょうか」(前出・記者)。果たしてメッセージは届くのか? 


<週刊文春2014年1月16日号『THIS WEEK 社会』より>

「週刊文春」編集部

592とはずがたり:2014/02/14(金) 20:07:24

安倍首相発言「国辱的」=解釈改憲めぐり批判―枝野氏
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-140214X635.html
時事通信2014年2月14日(金)12:05

 民主党憲法総合調査会の枝野幸男会長は14日の会合で、安倍晋三首相が憲法解釈変更による集団的自衛権の行使容認に向け「(憲法解釈の)最高責任者は私だ」などと国会で答弁したことについて「非常に恥ずかしい国辱的な発言だ」と厳しく批判した。

 調査会には、国民投票法改正案の与党案を説明するため、自民党の船田元・憲法改正推進本部長や礒崎陽輔首相補佐官が出席した。

 社民党の又市征治幹事長も談話を発表し「断じて認められない。歴代内閣の議論の積み重ねを尊重するのが当然で、時の内閣が得手勝手に憲法解釈を変更することがあってはならない」と非難した。 

憲法解釈変更:民主・枝野元官房長官「立憲主義が前提」
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/20140215k0000m010024000c.html
毎日新聞2014年2月14日(金)18:23

 民主党の枝野幸男元官房長官は14日、党憲法総合調査会の会合で、安倍晋三首相の憲法解釈変更をめぐる国会答弁について「世界のほとんどの国が立憲主義に基づいて国家統治を行っている。こうした発言が外国に出ていくことは非常に恥ずかしく、国辱的だ」と批判した。

 会合には、自民党の船田元・憲法改正推進本部長、公明党の北側一雄憲法調査会長らが出席し、民主に憲法改正の手続きを定める国民投票法改正案の与党案を説明した。与党案は、施行後4年間は投票年齢を「20歳以上」に据え置き、その後「18歳以上」へ引き下げる内容。与党側は改正案の共同提出に向けて協議を呼びかけた。

 これに対し、枝野氏は「応じる方向で検討するのは当然だ」と前向きな意向を示した。一方で「首相発言があったのに与党から話を聞くのはいかがかという意見もあった。権力による恣意(しい)的な憲法解釈変更は許されないという立憲主義を前提に議論する」とクギを刺した。【阿部亮介】

解釈改憲「極めて乱暴」=志位共産委員長
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-140213X519.html
時事通信2014年2月13日(木)17:35

 共産党の志位和夫委員長は13日の記者会見で、安倍晋三首相が目指す憲法解釈変更による集団的自衛権の行使容認について「選挙で多数を得たから自由勝手に憲法解釈を変更できるというのは、憲法が国家権力を縛るという立憲主義を否定するもので、極めて乱暴、無責任な議論だ」と批判した。

 志位氏は、2004年に小泉内閣が「憲法解釈を便宜的、意図的に変更すれば、政府の憲法解釈、憲法規範そのものに対する国民の信頼が損なわれかねない」との政府答弁書を閣議決定したことに触れ、「安倍政権は、保守の中で保たれていた節度すらかなぐり捨てようとしている」と語った。

593とはずがたり:2014/04/11(金) 14:17:04
俺も憲法9条は世界に誇れる条項であると思う♪ヽ(´ー`)/
9条固守・固持!集団的安保も解釈改憲で行くべきやヽ(`Д´)ノ

「憲法9条をノーベル平和賞に」推薦受理 実行委に連絡
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASG4C2W6KG4CULOB001.html
朝日新聞2014年4月11日(金)11:34

 戦争の放棄を定めた憲法9条をノーベル平和賞に推した「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会(事務局・神奈川県相模原市)に、ノルウェー・オスロのノーベル委員会から推薦を受理したとの連絡があり、正式に候補になったことがわかった。

 連絡はメールで9日夜、実行委に届いた。「ノーベル委員会は2014年ノーベル平和賞の申し込みを受け付けました。今年は278の候補が登録されました。受賞者は10月10日に発表される予定です」との内容だ。

 事務局の岡田えり子さん(53)は「受理されてうれしい。受賞者は個人か団体となっているが、受賞者を日本国民としたことを委員会は受け入れてくれた。これで日本国民一人一人が受賞候補者になった」と話した。

594とはずがたり:2014/04/25(金) 12:58:16
学習院なら兎も角畏れ多いと思うのかね?まだそんな事考える歳でもない?

悠仁さまが学校で仲間はずれ 専門家は充分にいじめと判断
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20140424/Postseven_253160.html
NEWSポストセブン 2014年4月24日 07時00分 (2014年4月24日 07時33分 更新)


 昨年4月、お茶の水女子大学附属小学校に入学された秋篠宮家の長男・悠仁さま。今年4月には2年生に進級され、充実した学校生活を送られていると思われていたが、最近、心配な話が聞こえてきた。お茶の水関係者がこう話す。
「1年生の途中から、校内で悠仁さまはおひとりになられることが多いんです。しかも、どこか寂しそうな表情のときも多く、お友達も近づいていけないといった雰囲気なんです。例えば、休み時間に先生が絵本を読んでくれたり、一緒に“絵本迷路”などの手作りのゲームをしてくる『お話し広場』という場所があるんですが、そこにも悠仁さまはおひとりで姿を見せられるんです。そこでお友達と仲よくなる子も多いんですが、悠仁さまは別の子に話しかけられる様子もなくて…」
 児童にとって本来、楽しみな時間であるはずの“休み時間”。しかし、悠仁さまはお友達になじむことができずに“孤立”されているというのだ。
「お茶の水は男女とも活発な児童が多いんです。そのなかで、悠仁さまはどちらかといえば、体も他の児童よりは小さく、性格もおっとりとしたタイプなため、ご自分から積極的にお友達と触れ合うことができないようなんです。それが、“遊びに誘われない”という状況を作っているのでしょうね…。暴力などのいざこざこそありませんが、周囲から“仲間はずれ”のような状態なため、悠仁さまは“いじめられている”とお感じになっているかもしれません」(別のお茶の水関係者)
 いじめ問題に取り組むNPO法人『ジェントルハート プロジェクト』で理事を務める武田さち子さんはこう話す。
「昨年6月、『いじめ防止対策推進法』というのが公布されたのですが、基本的な方針の“いじめの態様例”には《冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる》《ひどくぶつかられたり、叩かれたり、蹴られたりする》とともに《仲間はずれ、集団による無視をされる》も明記されています。ですから、悠仁さまの状況は、もう充分にいじめと言えるでしょう」
※女性セブン2014年5月8・15日号

595とはずがたり:2014/04/28(月) 14:44:48
ごめん! 護憲PR電車「憲法9条号」「平和憲法号」に赤信号 土佐電鉄
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1040429221/2509-2511n
2014.4.20 12:00

596アーバン:2014/05/17(土) 20:52:21
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/our_kenpo/list/CK2014051002000217.html
【「われら」の憲法】

集団的自衛権を考える 実業家・堀江貴文氏(41)

2014年5月10日

◆なんで国同士もめる


 いまの時代、ソーシャルメディア(社会的な情報流通)の発達で、もはや国家というもののウエートが小さくなっているんじゃないですか。情報はもちろん、通貨発行権、徴税権、国防の分野などでもグローバル化が進んでいる。例えば、ビットコインや消費税非課税のデジタル商品、世界に拠点を持つ多国籍企業がロケット技術を有するなど、国家を構成する要素が削られている感じがします。僕の場合、人とのつながりも、フェイスブックを介したつながりの方が多い。


 これからは、個人や企業、都市が主導権を持つ時代になると思います。国単位でしか物事を見られなければ取り残されますよ。国家の役目は縮小し、東アジアや環太平洋といった単位で、欧州連合(EU)のような共同体ができていくイメージでしょう。どれくらいの期間かはわからないが、流れは止められない。


 そんな状況なのに、集団的自衛権で中国をけん制すると言っても。そもそも米国だって日本だって、中国なしで商売は成り立たないはずです。「なんで国同士がもめるんだ」って商売している人は思いますよ。領土問題と言うけれど、そういうものはうやむやにしておけばいいのに。


 昔の素晴らしい日本ブランドにしがみついていたいのでしょうか。でも、世界で活躍している日本人はいま「日本は没落貴族の集まり」だって嘆いていますよ。国内の一部には「愛国心」とか勇ましく叫んでいる人たちがいるけど、強く見せようというのは自信がない裏返しだと思います。それしかよりどころがないんじゃないですか。複雑な歴史をよく勉強することもしてないみたいですし。


 安倍晋三首相は靖国とか従軍慰安婦の話をしなきゃいいんですよ。やりたいことがあるのなら、中国や韓国とうまくやればいいのに。でも、信念は貫くんじゃないですか。それがだめだと言っても、選挙で議席を与えて、そういう状況にしたのは僕たち国民なんだから。


 <堀江貴文(ほりえ・たかふみ)> 福岡県八女市出身。証券取引法違反の罪で服役後も、多様な媒体で情報発信。ロケット開発会社オーナー。

597とはずがたり:2014/05/28(水) 16:01:06
寛仁親王妃・信子さま 皇籍離脱したら約3億円支給との見方
NEWSポストセブン 2012年6月23日 07時00分 (2012年6月23日 07時33分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20120623/Postseven_122952.html

 寛仁親王妃・信子さま(57才)には、いま大きな選択の機会が与えられている。
 寛仁さまのご葬儀に際しても喪主をお務めにならず、関連行事もことごとく欠席された信子さま。いま宮内庁関係者の間では、こんな声が上がっているという。
「もしかしたら、このまま信子さまは、皇籍を離脱されるかもしれない」
 その背景には長きにわたる寛仁さまと信子さまの別居と、2人の娘と信子さまの不仲がある。寛仁さまが逝去されるまで、別居は8年にも及んだ。その別居生活のなかで、信子さまは2人の娘たちとも距離を置くようになっていったという。
 これまで“離婚”を避けてこられた信子さまにいま、“皇籍離脱”の話が持ち上がっているのは、いったいどうしてなのだろうか。それは皇室典範第14条に、次のように記されているからだ。
<皇族以外の女子で親王妃又は王妃となった者が、その夫を失ったときは、その意思により、皇族の身分を離れることができる>
 民間から嫁がれた女性が、未亡人となられた折は、自身の意思でいつでも皇族をやめることが可能だという規定だ。信子さまはこの2つの条件に当てはまる。
「いままで夫君に先立たれ未亡人となられた女性皇族は皆、夫の死後も皇室に残られ、宮家、そして皇室を守るためにお務めをされてきました。この皇室典範第14条の規定によって皇籍を離脱された前例はないんです」(元宮内庁職員の皇室ジャーナリスト・山下晋司氏)
 2002年11月、高円宮さまが47才の若さで亡くなられたが、妻・久子さまは皇籍を離脱されず、宮家の当主となられ、今日に至っている。
「久子妃殿下は、皇族としての役目を果たしながら、3人のお子さまを立派にお育てになりました。しかし、皇室典範の規定には、期限が明記されていませんので、もしも、これから久子妃殿下が“皇籍離脱をしたい”というお気持ちになられれば、それは可能だと思われます」(前出・山下氏)
 現在、信子さま、久子さま以外で、第14条の・皇族以外の女子で親王妃又は王妃となった者・の条件に当てはまるのは、皇太子妃・雅子さまと秋篠宮妃・紀子さま、三笠宮妃・百合子さま、常陸宮妃・華子さま。あくまで仮定の話だが、雅子さまや紀子さまも、信子さまと同様の事態が起きた場合、法律上は皇籍離脱は可能となる。
 その場合、お子様方である愛子さまや眞子さま、佳子さまは、どのような状況になられるのか。

「お子様方の皇籍離脱については別の条項(皇室典範第11、12、13条)が適用され、母親である妃殿下の離脱とは関係なく、お子様単独の問題となるわけです。まず、15才以上の内親王の場合は、本人に離脱の意思があり、かつ皇室会議で承認されれば離脱できますが、15才未満の場合は、本人の意思によって離脱することはできません」(前出・山下氏)
 もし今回、その前代未聞の皇籍離脱劇が実現するとすれば、その後の信子さまが、どのような生活を送られるのかという点にも注目が集まる。
「皇族の身分を離れる場合は、女性皇族が民間に嫁がれるときと同様に宮内庁から一時金が支払われます」(前出・山下氏)
 黒田清子さん(元紀宮さま)が結婚された際、一時金として1億5250万円が支給された。これは皇室経済法で定められた皇族費の10倍以内という規定から算出されている。内親王の皇族費は1525万円であったため、その10倍の満額が支払われたこととなる。
「現状の信子妃殿下の皇族費は清子さんと一緒で、年額1525万円ですが、夫君を失って独立の生計を営む親王妃は年間3050万円となります。その10倍の3億500万円を超えない範囲の一時金が支給されます。仮に減額されるとしても、9割が妥当だと思いますので、少なくとも2億7450万円が支給されるはずです」(前出・山下氏)
 いずれにしても約3億円という莫大な一時金を手に、皇室を離れることとなる。
「この金額が多いかどうかは評価が分かれると思いますが、皇籍を離脱して一般人となっても、元皇族ということは動かしようがなく、やはり、それなりの品位を保持していただくためには必要な額なのです」(前出・山下氏)
 ご自身の意思で“承認いらずの皇籍離脱”の選択が許される信子さまだが、いざ実現となると宮内庁からの強い抵抗が予想される。
「信子さまから“皇籍離脱”の話があっても、前例主義の宮内庁としては、なんとしてでもご本人を説得して引き留めようとするでしょうね。もし離脱が現実のものとなってしまえば、国民の皇室観への影響は避けられませんから…。また、女性宮家創設問題が議論されるなか、これ以上、皇族が減ることだけは避けたいという考え方もありますし」(宮内庁関係者)
※女性セブン2012年7月5日号

598とはずがたり:2014/06/10(火) 23:57:12

皇后美智子さま 首相が女性宮家創設を白紙に戻したことを憂慮
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140607-00000014-pseven-soci
NEWS ポストセブン 6月7日(土)16時6分配信

「理想の家族像につきましては、私は元気な、かつ明るく楽しい家族であってほしいと願っております」

 5月27日、出雲大社禰宜(ねぎ)・祭務部長を務める千家国麿(せんげくにまろ)さん(40才)とのご婚約を発表して会見に臨まれた高円宮家の次女・典子さま(25才)は、こうお気持ちを述べられた。

 この日、典子さまは母・久子さま(60才)とともに、天皇皇后両陛下にご挨拶された。両陛下は「このたびは、ご婚約おめでとう」と心から祝福されたという。

 皇室においての慶事は、2005年の黒田清子さん(45才)のご結婚以来、およそ9年ぶりということもあり、祝賀ムードが広がっているが、両陛下はお喜びの半面、“将来の皇室”について、憂いも抱かれていらっしゃるという。実際、冒頭の会見で典子さまも、

「両陛下からとても温かいお言葉を賜りましたけれども、両陛下のお気持ちを私の口から公表するということは、失礼に当たると思いますので、これは私の胸の内に大切にしまっておかせていただきます」

 と含みのある発言をされた。

 2008年12月、当時の羽毛田信吾宮内庁長官(72才)は、天皇陛下の健康状態が悪化していると発表。その要因について、こう明かした。

「皇統の問題からくるご心労」

 両陛下にとって皇統問題、さらに皇族の減少問題は、長年にわたるお悩みごとであった。

 女性皇族が皇籍を離れれば、皇族の数が少数となり、皇室全体の活動に支障が出ると、“将来の皇室”を案じられていた両陛下だが、「女性宮家創設」の議論が高まると、側近に安堵の表情を見せられたという。

「美智子さまも親しい知人に“いろいろありましたけど、たくさんのかたがたの努力のお陰があって、少しずつ動き始めているようです。これで、私たちの気持ちも、少し楽になりました”と胸の内を吐露されたそうです。両陛下にとって女性宮家創設は、将来の皇室を考える上で大きな意味をもつものとお考えだったに違いありません」(宮内庁関係者)

 有識者へのヒアリングを経て2012年10月、政府は「皇位継承権には踏み込まず、愛子さま、真子さま、佳子さまの内親王に限定した一代限りの女性宮家創設を検討する」という皇室典範改正へ向けた論点整理を発表した。

599とはずがたり:2014/06/10(火) 23:57:46
>>598-599
 しかしその後、両陛下に衝撃を与える出来事が…。

《皇位継承は男系男子という私の方針は変わらない。野田政権でやったことは白紙にする》

 2012年12月、2度目の総理就任を果たしたばかりの安倍首相が新聞のインタビューでこんな発言をする。1年2か月にわたり、野田政権が取り組んだ女性宮家創設に「NO」を突きつけたのだ。

「女性宮家を認めてしまえば将来、女系天皇が誕生する可能性も高い」というのが白紙に戻した理由だった。

 そして両陛下が心を痛められている“皇族の減少”への対策については、

《この状況の中で戦後、皇籍離脱した十一宮の中から、適当と思われる方に皇籍に復帰していただくことも検討してもいいと思います》

《すでに国民に広く親しまれている三笠宮家や高円宮家に、旧宮家から男系男子の養子を受け入れ、宮家を継承していく方法もある》

 と、どこか現実味を帯びない内容に終始するのみで、両陛下のお気持ちはないがしろにされたままだった。

 それから1年半の歳月が経ったが、いまだ安倍政権が皇室典範改正に着手する動きは見られない。そんななか、発表された典子さまのご婚約。

「もちろん典子さまは女王で内親王ではありませんから、野田政権が2012年10月に示した女性宮家の対象とはなりませんが、美智子さまとしては、典子さまが皇室を離れるお姿を間近でご覧になることで、将来の皇室への憂慮をさらに深められたと思います。これからひとり、またひとりとご結婚で皇室を離れていかれるわけですから」(宮内庁関係者)

 皇室ジャーナリスト・神田秀一氏もこう警鐘を鳴らす。

「これから10年間に、次々とご結婚される女性皇族が出てくると思います。愛子さま、真子さま、佳子さまも皇室典範の改正が行われなければ、みなさま、典子さまと同じように皇室を出られるわけですから。本当に皇居に悠仁さまがひとりぼっちになってしまうという可能性があるわけです。だから一刻も早く、皇室典範改正の議論を再燃させなくてはなりません」

※女性セブン2014年6月19日号

600とはずがたり:2014/06/20(金) 15:20:42

大変な人生だった様ですねぇ・・。

桂宮さまご逝去 独身で宮家創立の理由〈週刊朝日〉
dot. 2014年6月20日 11時39分 (2014年6月20日 12時52分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20140620/asahi_20140620_0011.html

 三笠宮崇仁(たかひと)さま(98)、同妃百合子さま(91)の次男、桂宮宜仁(かつらのみやよしひと)さまが6月8日、亡くなられた。享年66。39歳で異例の独身宮家を創立した直後に倒れ、ずっと車椅子で公務に携わった。岩井克己・元朝日新聞編集委員が宮さまの思い出を振り返る

*  *  *
 異変が起きたのは1988(昭和63)年5月26日。同年1月に桂宮家を創立し一人暮らしを始めてわずか5カ月。高松宮家宮務官に桂宮家宮務官からうろたえた声で電話がかかった。

「殿下がずっと部屋から出て来られない。ノックにも返事がない」
「何をしているんだ。ドアを蹴破ってでも入れ!」

 宜仁さまはベッドの脇に倒れていた。前日転倒したためか、持病の心筋症の発作か、強く頭を打っていた。救急車で運ばれ硬膜下血腫切除の緊急手術で奇跡的に一命をとりとめた。意識が戻ったのは3カ月後だ。体の自由がほとんどきかなくなった。26年間に及ぶ闘病生活の始まりだった。

 若い頃、学業は優秀だったという。ビートルズが好きでバンドを結成、国産スポーツカーを駆りF1レースなどにもめっぽう詳しい一面もあった。大学卒業後、NHK嘱託職員として10年余りサラリーマン生活を経験したが、85年辞職。持病の心筋症が見つかったのが理由だった。

「皇族ゆえに責任ある仕事をさせてもらえぬ失望もあったようだ」と言う関係者もいる。学習院中等科在学中に友人に「税金で生活しているくせに」と言われたショックを引きずり、ずっと皇族の立場、自身の生き方について悩んだ。知人はこう言う。

「兄の寛仁さまも皇籍離脱を公言し騒ぎとなったことがあったが、真面目で内気な宜仁さまは、ずっと抱え続け、思い悩んだようだ」
「浴びるように酒に浸ってもおられた」

 闘病中の昭和天皇に宮家創設を願い出たのは87年。結婚してもいないのに独立宮家を構えるのは異例のことだった。「40歳を機に」と説明されたが、今後も結婚はしないと意志を固めておられたのかもしれない。

「心臓病を抱えて結婚すべきではない」
「私のようなつらい思いをする人間をさらにつくる気になれない」

 そう語ったこともある。あるいは親しかった女性との結婚に障害があったのか。周囲も様々に推測したが真相はよくわからない。

 82年に寛仁親王の「皇籍離脱」宣言には激怒した昭和天皇だったが、肺がんで病床にあった高松宮の口添えもあり了承した。宮号は「三室宮」という候補もあったが、「桂宮」と決まった。ご本人も三笠宮ご夫婦も深い感謝の気持ちを公にした。巨額の経費がかかる宮邸新築も遠慮し、最後まで東京都千代田区三番町の手狭な宮内庁分室に住み続けた。

※週刊朝日  2014年6月27日号より抜粋

601アーバン:2014/06/26(木) 22:38:46
http://mainichi.jp/shimen/news/20140625dde012010008000c.html
特集ワイド:集団的自衛権、どこか人ごと!? なぜ議論が盛り上がらないのか
毎日新聞 2014年06月25日 東京夕刊

首相官邸前で「戦争反対」と訴える抗議行動の声に足を止める人はほとんどいない=東京都千代田区で23日、竹内幹撮影

 集団的自衛権の行使容認が閣議決定されそうな勢いだ。解釈変更による「改憲」が国民投票も経ないまま、時の内閣の判断で決まっていいのか。安全保障政策の大転換なのに議論は今一つ盛り上がらない。大事なことがすうっと決まってしまいそうなこの感じ、何なのだろう。【小国綾子】

 ◇「政治の話はタブー。大人だってそうでしょ」と大学生

 ◇白井聡さん「戦後のツケ」 赤坂真理さん「政治の消費者はダメ」

 前半16分、日本代表の先制ゴールが決まると、客席は総立ち。サッカー・ワールドカップ(W杯)の日本初戦、対コートジボワール戦が行われた15日、東京ドームのパブリックビューイングに約3万5000人が詰めかけた。人の集まる場所で「解釈改憲」について聞きたくて「大事な日にそんな取材をするな」という反発を覚悟して出かけた。だが、みな驚くほど親切に答えてくれる。

 サムライブルーのユニホームを着た男性(23)は「集団的自衛権? もちろん関心があります。行使容認に賛成。平和憲法だ戦争放棄だと言っても中国が攻めてきたらどうするんですか」。孫と観戦中の男性(69)も「行使容認、大賛成」。閣議決定による解釈「改憲」という手続きに反対の人はいるが、行使容認には賛成が多い。

 別の日、今度は慶応大湘南藤沢キャンパスへ。3人の総合政策学部生に話を聞いた。行使容認にも解釈改憲にも賛成。「護憲派の上の世代の理想主義って既得権を守ろうとする人と同じにおいがする」という。

 3年生(20)は「このままじゃ自衛隊の人に申し訳ない。法整備のないまま手足を縛られて」と嘆く。少子化の日本ではいずれ徴兵制が必要になるかも、と話を向けると「こういう大学に通う僕が戦場に駆り出される可能性はないと思う。この国で徴兵制は無理。若者は竹やりより弱い。専門性の高い軍隊に国を守ってほしいから、戦闘員が足りないなら移民を。そのために相当のカネを投入し、法整備も必要」。

 それって雇い兵ってこと? 何だろう、この「誰かに守ってもらいたい」的な当事者ではない感じ……。

 思わず「身内の戦争体験を聞いたことは?」と尋ねると、「全然ないですね」。

 別れ際、彼らは言った。「正直、僕らの世代で行使容認に反対の人、ほとんどいないと思いますよ。W杯の時期で愛国心、すごいですから」。本当にそうなんだろうか。

続く

602アーバン:2014/06/26(木) 22:39:26
続き

2日後、同じ学部の別の3年生(21)から話を聞いた。「僕は行使容認にも解釈改憲にも反対。『敗戦後、日本は戦争で一人も殺さず殺されもしなかった』という事実を壊してしまったら、先の戦争で死んだ人々の思いを踏みにじる」。周囲の友人もみな反対という。同じ学部内でも互いに異なる意見をぶつけ合う機会はないのか。

 「だって政治の話はタブー。『この教授のゼミを選んだからにはこういう考えの持ち主か』と推察し、少しずつ距離を詰めるのがせいぜいです。政治の話ができるのは親友だけ。でも大人だってそうでしょ。僕が政治に関心を持てたのは政治的な意見を述べる予備校教師に出会えたから。そんな先生は大学にもめったにいない」

 反対だが行動には踏み切れない。「脱原発の集会やデモに行ったが違和感の方が強かった。結局、投票くらいしかないのかな。大きな流れに逆らえない」。昨年の特定秘密保護法成立直後は友人と「ひどい」と話したが、その後は話題に上らない。「解釈改憲もきっとそう」

 深いあきらめが漂う。日々のニュースがすごいスピードで流れていく。最近インタビューした作家、半藤一利さん(84)の言葉が思い浮かんだ。「戦争への道を後戻りできなくなったノー・リターン・ポイントはいつなのか、その時代に生きていた人は、意外とそれに気づけない。今がその時ではありませんか」

 なぜ、こんなにも議論が盛り上がらないのか。文化学園大助教(社会思想・政治学)で「永続敗戦論」の著者、白井聡さん(36)は「枝葉末節の細かい議論に持ち込み、国民をけむに巻く。事例を次々に増やし、議論をテクニカルにする。安倍晋三政権のぼやかし戦術です」と批判する。確かに、政府が現行法制では十分に対応できないとする「15事例」や集団的自衛権に関わる「8事例」を列挙できる人はまずいない。最近は自公がどこに妥協点を見いだすか、政局の話になっている。

 白井さんはもう1点、「戦後のツケ」を挙げる。

 「日本は『敗戦』を『終戦』と言い換えることで敗戦を否認し、戦前の支配層が戦後の統治者として居残った。東西冷戦中、米国の保護下で経済発展を謳歌(おうか)できたことで、国民は思考停止し、いくつものタブーを棚上げしてきた。『平和憲法と非核三原則を掲げた唯一の被爆国』という建前を守る一方、米軍による核兵器持ち込みは見逃した。自衛隊創設からイラクへの派兵まで、憲法解釈の変更によるつじつま合わせの繰り返しを受け入れた。だから今、解釈『改憲』は立憲主義に反する、という批判はどこかむなしく響く。こんな光景は実は見慣れたもの。解釈変更によるつじつま合わせは、戦後の保守政治の王道だったからです」

 新著「愛と暴力の戦後とその後」を出した作家、赤坂真理さん(50)は「議論が盛り上がらないのは、憲法が私たち国民の血肉ではないから。もし血肉となっていれば、内閣の話し合いだけで憲法解釈を変えるのはおかしい、という反対の声が改憲・護憲の立場を超えて出てくるはず」と指摘する。「日本人にとって『憲法』は上から来たものです。国民が勝ち取ったことは一度もない。だから『憲法は国家権力を制限するもの』という西欧風の立憲主義に現実感がないのです。それでも戦後、平和憲法が尊重されてきたのは、戦争の怖さを肌身で知る世代がいたからでしょう」

 しかし、今、くしの歯が欠けるように戦中派が減っていく。赤坂さんは「今回の解釈『改憲』は賛成、反対で語れることではなく、もっと憲法の根幹に関わる問題。憲法って何か。国家って何か。素朴で率直な『子供の問い』を恐れず発しないと、私たちはいつまでたっても政治の『消費者』のままです」と訴え、こう呼びかける。「確かに私たちは国政にものを言う癖がついていない。でも今から始めることはできます。民主主義の本質は多数決ではなく、『民が主』という考え方です。今回の議論、『わからない』ことがたくさんあるのに、それすらちゅうちょして言えない。『わかんない祭り』始めませんか。『わかんない』と正直に言いましょう。今言わないと。騒がないと。自分の言葉で。政治の『消費者』になっては絶対にダメです」

 消費者ではなく、主権者に−−私たちはなれるだろうか。

603とはずがたり:2014/09/11(木) 21:29:46

2014.9.11 17:20
佳子さま、学習院大中退される 他大学ご受験のため
http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/140911/lif14091117200014-n1.html

 宮内庁は11日、秋篠宮ご夫妻の次女、佳子さまが、昨年4月に入学した学習院大文学部を、今年8月31日付で中退されたと明らかにした。他大学を来春入学を目指して受験するため、ご夫妻と相談して決められたという。

 関係者によると、長女の眞子さまが卒業された国際基督教大(ICU)も検討されているという。同庁によると、佳子さまは幼稚園から通った学習院の女子高等科在学時にも、新たな学びの場を持ちたいとして学習院大以外を受験されていた。

604とはずがたり:2014/12/12(金) 14:33:57
内閣法制局よりも宮内庁の方が憲法の番人として最後の砦となれるのかも。
皇室の藩屏たる公家衆がないのに皇室だけあってもなぁと思わなくもないけど憲政の藩屏としての皇室ってのも素晴らしいのかも。本来保守の安定性とはこんな所に根源があるのであろう。

護憲派の天皇皇后が安倍政権に危機感
天皇家と安倍政権が対立!? 護憲姿勢強める天皇・皇后を首相の側近が批判!
http://lite-ra.com/2014/11/post-605.html

 それは、安倍首相に対して発せられたとしか思えないものだった。10月20日の誕生日を前にした文書コメントで、美智子皇后が「来年戦後70年を迎えることについて今のお気持ちをお聞かせ下さい」という質問に、こう答えたのだ。
「私は、今も終戦後のある日、ラジオを通し、A級戦犯に対する判決の言い渡しを聞いた時の強い恐怖を忘れることが出来ません。まだ中学生で、戦争から敗戦に至る事情や経緯につき知るところは少なく、従ってその時の感情は、戦犯個人個人への憎しみ等であろう筈はなく、恐らくは国と国民という、個人を越えた所のものに責任を負う立場があるということに対する、身の震うような怖れであったのだと思います」
 実はこの皇后発言の2ヶ月前、安倍首相がA級戦犯として処刑された元日本軍人の追悼法要に自民党総裁名で哀悼メッセージを送っていたことが報道されていた。連合国による裁判を「報復」と位置づけ、処刑された全員を「昭和殉難者」として慰霊する法要で、安倍首相は戦犯たちを「自らの魂を賭して祖国の礎となられた」と賞賛したという。
 皇后の言葉はこうしたタイミングで出てきたものだ。しかも、それは記者からA級戦犯をどう思うかと質問されたわけではない。自らA級戦犯の話題を持ち出し、その責任の大きさについて言及したのである。
「天皇と皇后両陛下は、安倍政権の改憲、右傾化の動きに相当な危機感をもたれている」
 宮内庁記者や皇室関係者の間では少し前からこんな見方が広がっていた。天皇・皇后は、即位した直後からリベラルな考えをもっているといわれていたが、それでも以前は、一言か二言、憲法や平和、民主主義についてふれる程度だった。それが、第二次安倍政権が発足し、改憲の動きが本格化してから、かなり具体的で踏み込んだ護憲発言が聞かれるようになったのだ。
 たとえば、昨年、天皇は誕生日に際した記者会見で、記者の「80年の道のりを振り返って特に印象に残っている出来事を」という質問にこう答えている。
「戦後、連合国軍の占領下にあった日本は、平和と民主主義を、守るべき大切なものとして、日本国憲法を作り、様々な改革を行って、今日の日本を築きました。戦争で荒廃した国土を立て直し、かつ、改善していくために当時の我が国の人々の払った努力に対し、深い感謝の気持ちを抱いています。また、当時の知日派の米国人の協力も忘れてはならないことと思います」
 日本国憲法を「平和と民主主義を守るべき、大切なもの」と最大限に評価した上で、わざわざ「知日派の米国人の協力」に言及し、「米国による押しつけ憲法」という右派の批判を牽制するような発言をしたのである。

 また、美智子皇后は昨年の誕生日にも、憲法をめぐってかなり踏み込んだ発言をしている。この1年で印象に残った出来事について聞かれた際、皇后は
「5月の憲法記念日をはさみ、今年は憲法をめぐり、例年に増して盛んな論議が取り交わされていたように感じます」
 
 としたうえで、以前、あきる野市五日市の郷土館で「五日市憲法草案」を見た時の思い出を以下のように語り始めたのだ。
「明治憲法の公布(明治22年)に先立ち、地域の小学校の教員、地主や農民が、寄り合い、討議を重ねて書き上げた民間の憲法草案で、基本的人権の尊重や教育の自由の保障及び教育を受ける義務、法の下の平等、更に言論の自由、信教の自由など、204条が書かれており、地方自治権等についても記されています。当時これに類する民間の憲法草案が、日本各地の少なくとも40数か所で作られていたと聞きましたが、近代日本の黎明期に生きた人々の、政治参加への強い意欲や、自国の未来にかけた熱い願いに触れ、深い感銘を覚えたことでした。長い鎖国を経た19世紀末の日本で、市井の人々の間に既に育っていた民権意識を記録するものとして、世界でも珍しい文化遺産ではないかと思います」

605とはずがたり:2014/12/12(金) 14:34:28
>>604-605
 日本国憲法と同様の理念をもった憲法が日本でもつくられていたことを強調し、基本的人権の尊重や法の下の平等、言論の自由、信教の自由などが、けっして右派の言うような「占領軍の押しつけ」などでないことを示唆したのである。 
 そして、今回のA級戦犯発言──。これはどう考えても偶然ではないだろう。この期に及んでA級戦犯を英雄視する首相に対して、「責任をとることの意味を考えなさい」と諭したとも受け取れる言葉だ。
 もっとも、安倍首相やそれを支える右派勢力にこうした天皇・皇后の発言を真摯に受けとめようという気配はまったくない。それどころか、首相の周辺からは、天皇に対する批判発言までが飛び出している。
 今年4月、安倍政権下で教育再生実行会議委員をつとめるなど、安倍首相のブレーンとして知られる憲法学者の八木秀次が「正論」(産業経済新聞社)5月号で「憲法巡る両陛下のご発言公表への違和感」という文章を発表。そこで、天皇・皇后に安倍内閣の批判をするな、と説教をしたのである。
「両陛下のご発言が、安倍内閣が進めようとしている憲法改正への懸念の表明のように国民に受け止められかねない」
「宮内庁のマネジメントはどうなっているのか」
 この憲法学者は、日本国憲法第99条に「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」という条文があることを知らないらしい。そもそも現天皇は戦後憲法によって天皇に即位したのであり、自己の立脚基盤を憲法におくことは当然なのだ。象徴天皇制とは戦後レジームの象徴であり、だからこそ天皇と皇后は常に戦後憲法理念である平和と民主主義の擁護を語ってきた。そういう意味では、先に喧嘩を売ったのは、その戦後天皇制の立脚点をはずしにかかった安倍政権のほうなのだ。
 だが、彼らにこんな理屈は通用しない。ネット上では安倍首相支持者が、護憲発言を繰り返す天皇・皇后に対して「在日認定」という表現で非難するケースまで出てきている。
 これまで、安倍首相が議連会長をつとめる神道政治連盟はじめ、右派勢力は天皇を再び国家元首にかつぎあげることを公言し、天皇を中心とした祭政一致国家の復活を声高に叫んできた。ところが、天皇が護憲や平和、民主主義を口にし始めたとたん、その存在を敵視し、天皇を棚上げするかたちで国家主義政策を進め始めたのだ。現在の天皇・皇后はむしろ、政権に疎んじられ、完全に孤立しているようにすら見える。
 しかも、こうした状況に拍車をかけているのが、マスコミの対応だ。新聞、テレビはオランダ王室との華やかな宮中晩餐会などを大々的に報道する一方で、天皇や皇后のこうした憲法発言はほとんど取り上げようとしない。
 たとえば、天皇が昨年の誕生日会見で、「平和と民主主義を、守るべき大切なものとして、日本国憲法を作り〜」と憲法に言及した部分について、NHKは安倍政権に配慮して、完全に削除してしまった。また、今年の美智子皇后の「A級戦犯」発言についても、この部分を大きく取り上げた新聞、テレビは皆無に近かった。全国紙の政治部記者がその理由をこう解説する。
「読売、産経、NHKは安倍政権の広報機関のようなものですから、改憲に水を差すような発言は報道しない。一方、朝日などの左派系メディアは今、弱っていますから、それを取り上げることで『天皇の政治利用だ!』 と言われるのを恐れて腰が引けている。結局、天皇陛下や皇后陛下がどんなに護憲発言をしても、国民には伝わらない、そういう状況になっています」
 この先、おそらく天皇と皇后はますます孤立を深め、何を話しても政権から無視される状態になっていくだろう。だが、そのことは、天皇が政治利用される危険性がなくなるということとイコールではない。たとえば、代替わりをして、次の天皇や皇后が自分たちの意に沿う発言をしてくれるとなれば、改憲をめざす国家主義的勢力は確実に「天皇のお言葉を聞け」と政治利用に乗り出すはずだ。
 実際、安倍政権と一部の保守勢力はすでに皇太子、雅子妃夫妻を今の天皇、皇后とは逆の方向に導くべく動き始めているという見方もある。次回はその辺りについても検証してみたい。
(エンジョウトオル)

606名無しさん:2015/01/11(日) 10:16:04
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20150108/Cyzo_201501_post_18027.html

“佳子萌え”が中国にも飛び火「佐々木希を超えた」「ロイヤルファミリー欲しい」
日刊サイゾー 2015年1月8日 22時00分 (2015年1月11日 09時30分 更新)

 アイドル並みのルックスから、皇族としては異例の人気を集めている秋篠宮ご夫妻の次女、佳子さま。日本のネット上では「佳子萌え」という言葉が生まれたが、その人気ぶりは、ついに海を越えてお隣中国にも飛び火している。

 佳子さまが高校を卒業された2年前あたりから、その美しさは中国でも話題となっていた。しかし、その人気ぶりが決定的となったのは、先月29日、20歳の誕生日を迎え、白いローブデコルテとティアラを身につけた佳子さまの姿だ。

 中国版Twitter「微博」では、その姿を捉えた写真が数多く投稿され、合わせて10万以上の「いいね!」が寄せられている。コメントを見ても、

「本当にきれいだ!」
「我が国にうじゃうじゃいる成金の娘とは風格が違いすぎる」
「私が一番好きな日本人女性は昨日まで佐々木希だったが、今日からは彼女だ!」

などと、その多くは手放しの大絶賛。中には、

「日本やイギリスみたいに、君主のいる国がうらやましい時がある。王族の結婚や出産を国民みんなで祝うのは素晴らしい。中国にもロイヤルファミリーがいればいいのに」
「宣統帝(ラストエンペラーの愛新覚羅溥儀)の末裔を探すか」

と、まるで王政復古を望むような発言すらあった。

 一方では、美人との評判の高い習近平の長女を暗に示し、「我が国のプリンセスも負けていないではないか!」とする書き込みも見られた。また、「安倍は来なくていいから、かわりに佳子公主に中国に来てほしい」という声も。両国関係が冷え込む中、国境を超えた佳子萌えが日中友好に一役買う!?
(文=牧野源)

607名無しさん:2015/01/11(日) 10:35:29
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141128-00041195-gendaibiz-bus_all
宮内庁が密かに頭を悩ます 浩宮が即位したら、「皇太子」がいなくなる 秋篠宮も愛子さまも悠仁さまも、皇太子にはなれない
現代ビジネス 2014年11月28日(金)6時2分配信

 12月23日に81歳を迎える今上天皇は、かねてよりご自身の陵墓案など「その日」を視野に入れた活動をされてきた。だが皇族の身分を規定する『皇室典範』には、代替わりについての大きな穴があった―。

「皇太弟」に「皇太甥」
 「えっ、そうなんですか?皇太子という存在は必ずいるものだと思ってました。皇太子がいない状況というのは、神話とかそのあとの時代ぐらいなのかと」(漫画家・倉田真由美氏)

 おそらく大多数の人が倉田氏と同じ思いを抱くだろう。今上天皇が代替わりし、現皇太子の浩宮徳仁親王が皇位に就いたとき、皇室には「次の天皇(皇嗣)」たる権利を持つ「皇太子」がいなくなってしまうのだ。

 そんな話があるか、秋篠宮文仁親王も悠仁親王もいらっしゃるではないかという反論が返ってくるだろう。確かに皇位継承権を持つ皇族男子は存在する。けれども、お二人は「皇太子」にはなれない。『皇室典範』が定めている皇太子の条件に合致しないからだ。

 皇室典範が定める皇太子の定義にはこうある。

 〈第八条 皇嗣たる皇子を皇太子という。皇太子のないときは、皇嗣たる皇孫を皇太孫という〉

 ここに出てくる「皇子」とは、天皇の息子を意味する。だから現在、皇太子の地位には、今上天皇の長子である浩宮がついている。

 では、浩宮が即位して天皇となった場合はどうなるのか。浩宮には娘(愛子内親王)はいるが、息子(皇子)はいない。皇室典範第一条には〈皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する〉とあるので、息子がいない以上、「男系男子」の孫(皇太孫)も当然いない。

 「現皇太子が即位した時点で、皇位第一継承者は弟宮の秋篠宮文仁親王になります。ただ、秋篠宮は『皇嗣たる皇子』ではないから、皇太子にはなりません。歴史上の表記でいえば、〝皇太弟〟ということになる。悠仁親王はどうか。たとえば、父である秋篠宮が兄の天皇より先に亡くなった場合、悠仁親王が皇位第一継承者になるわけですが、悠仁親王は皇太孫ではなく、天皇の甥なので、やはり皇太子にはなりません」(ノンフィクション作家・保阪正康氏)

 皇太子不在を、それほど問題にする必要はないという意見もある。近現代史研究家の浅見雅男氏は言う。

 「歴代の天皇家において、皇太子が空位だったことは決して珍しいことではありません。皇室典範が穴だらけなのはそのとおりですが、むしろそれによって皇位継承は、昔から融通無碍におこなわれてきた。世継ぎの方に対して、皇太子という呼び方を絶対にしなければいけないという決まり自体がないのです。もし、浩宮在位中に悠仁親王が皇位継承第一位になった場合は、『皇太甥』とするのが、一番自然ということになるでしょう」

 今の世に皇太甥と書いて「こうたいせい」と読める人がはたしてどれだけいるだろうか―。

608名無しさん:2015/01/11(日) 10:36:34
>>607
「東宮職」もなくなる
 皇室ジャーナリストの山下晋司氏が語る。

 「皇太子がいなくなれば、宮内庁法第六条によって〈皇太子に関する事務をつかさどる〉とされる『東宮職』がなくなります。東宮職は、現在約50名。ほかに料理人や運転手などの管理部の職員もあわせると六十数名の居場所がなくなります。解雇できませんので人事異動で対応するしかありませんが、それだけの人数を異動させるとなると大変です。宮内庁には頭の痛い問題でしょう」

 皇太子としての公務を誰が担うのか、という問題も、当然出てくる。

 「皇太子殿下が即位されれば、皇位継承順位第一位の秋篠宮殿下が、今の皇太子殿下の職務を引き継がれるでしょう。そうすると、宮家皇族としてこれまで秋篠宮殿下がやってこられた公務はどうなるのかという問題が出てきます。

 外国交際の面でも、悩ましい問題が生まれるでしょう。事実上の皇太子ではあるが、法的には一宮家の親王という場合、外国に対してクラウンプリンス(皇太子)という言葉を使うのか、それともただのプリンスとするのか。当然、次期皇位継承者ということでクラウンプリンスとして活動していただいたほうが日本の国益にはなるでしょう。国内と海外で使い分けをするという可能性もあります」(前出・山下氏)

 東宮家と宮家では、公的な活動の内容も大きく違ってくる。宮家皇族は公益法人など各種団体の名誉職に就いて活動できるが、皇太子・皇太子妃は、天皇・皇后と一緒で、原則的には団体の名誉総裁には就かない。秋篠宮は、現在、世界自然保護基金ジャパン名誉総裁や日蘭協会名誉総裁など多くの名誉職に就いているが、皇太子の職務を引き継いだ場合、これら名誉職や、その活動はどうするのかもはっきりしない。実際問題として、宮家皇族としての公務と皇太子の公務を兼任するというのは難しいだろう。

 もっと大きな問題もある。「生活費」の問題だ。

 皇族には「内廷皇族」(皇后・皇太后・皇太子・皇太子妃など)と、内廷から独立して一家をかまえている「宮家皇族」の2種がある。ちなみに特別な存在である天皇は、内廷皇族にも宮家皇族にも含まれない。

 国が支出する費用は、内廷皇族と宮家皇族ではまるで違う。天皇および内廷皇族に支出される「内廷費」は、平成26年度は年額3億2400万円。現在の状態のまま天皇が代替わりすると仮定すれば、内廷皇族は美智子皇太后、雅子皇后、愛子内親王の3方。天皇を加えて4方の世帯ということになる。仮に愛子内親王が結婚して皇籍を離脱し、3方になったとしても、金額は同じだ。

 他方、宮家皇族に支出される「皇族費」は、親王で3050万円、親王妃がその半額というように、頭数ごとに皇室経済法で定められているが、内廷費と比べると極端に少ない。

 秋篠宮、あるいは悠仁親王が、事実上、皇太子の役割を担う場合も、現行法では内廷費の対象にはならないので、すべて皇族費でやりくりしなければならないという事態になるのだ。

 内廷費と皇族費は、いわば皇室のプライベートのお金だが、それとは別に、内廷諸費以外の宮廷諸費に充てるための「宮廷費」というものがある。宮内庁が経理を担当する公金で、平成26年度の予算は55億6304万円。この宮廷費も、支出内容によっては、内廷皇族は使うことができる。たとえば、愛子内親王の学費・教育費は、宮廷費から支出されている。

 「将来の天皇なのだから、悠仁さまの学費もオモテの金である宮廷費から出しましょうという話があったんです。でも、これは実現せず、悠仁さまの学費は、従来どおり秋篠宮家の皇族費から出されたと聞いています」(宮内庁関係者)

609名無しさん:2015/01/11(日) 10:37:13
>>608
「次の天皇=皇太子」の違和感
 このように、皇太子の不在により多くの問題が噴出してくる。そもそもなぜこんなことになっているのか。

 「今の皇室典範、皇室経済法という法律も、宮内庁という組織も、皇位は親子継承しか前提にしていない。だからこんな問題が生じてきたのです。確かに今までは親子継承が6代も続いてきた。しかし、そのほうが日本の歴史上から見れば珍しいのです」(前出・保阪氏)

 愛子内親王を皇太子とすれば、これらの問題は回避できる。けれども、この方法は無理だろうと言うのは、宮内庁担当記者だ。

 「愛子さまを皇太子にするということは、『女系・女帝』を容認するということです。でも、これは国論を二分しかねない大変革で、宮内庁はもちろん、政府も手をつけたくないでしょう」

 では、どうすればいいのか。皇室典範にある皇太子の定義を変えるという案が、宮内庁でひそかに検討されているという。

 「現行の第八条の条文を、『皇位継承順位第一位の皇族を皇太子という』に改正する方法があります。そうすれば、皇太子殿下が即位された時点で秋篠宮殿下は皇太子となります。皇太孫に関する部分を削除する必要はありますが、この皇太子の定義を変えるだけで、内廷費・皇族費のことや東宮職のことなどの問題は解決します」(前出・山下氏)

 だがそれでは、従来「天皇の息子」だったはずの皇太子に、「天皇の弟」がなっているという国民の違和感はぬぐい難い。

 宮内庁ははたしてどう考えているのか。「代替わりの際に皇太子に当たる皇族がいなくなることについての見解」を質すと、以下のような回答があった。

 「(代替わりとなった場合の秋篠宮の呼び名として)現在、『皇太弟』という制度はありません。

 (将来の対策について)将来的に生じうる様々なケースを想定し、研究しておくことは有益であると考えております」

 前出・浅見氏は言う。

 「皇室典範第三条には〈皇嗣に、精神若しくは身体の不治の重患があり、又は重大な事故があるときは、皇室会議の議により、前条に定める順序に従つて、皇位継承の順序を変えることができる〉とあります。たとえば秋篠宮が皇嗣となって10年、20年後に兄の天皇ともども老年に達した場合、皇位の安定のためにも壮年となった悠仁親王と皇位継承順位を取り替えてはどうか、という意見が出てくるかもしれません」

 声を上げるとたちまち議論百出となるのが皇室問題。冒頭の倉田氏は「皇位継承で一番大事なのは、波乱がないことだと思うんです」と案じている。おそらく宮内庁も、根回しをすすめながら、じっとタイミングを窺っているのだろう。

 「週刊現代」2014年11月29日号より

週刊現代

610名無しさん:2015/01/11(日) 10:40:40
>>607-609
9条以外からの憲法改正は、9条の改正につながるから、9条以外の憲法改正にも絶対反対だという護憲派がいますが、
皇室典範第一条(男系男子)以外からの皇室典範改正は、皇室典範第一条の改正につながるから、皇室典範第一条以外の皇室典範改正にも絶対反対だという保守派もいるかも?

611とはずがたり:2015/01/27(火) 13:38:48
終戦70年、天皇新年のお言葉は8月の安倍談話を制する綸言か
2015.01.08 12:01
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/4713

「戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なことだと思っています」。

 元日、新年のご感想で天皇はこう綴られた。このお言葉について、「『極めて』というのは非常に強い表現」と解説するのは、宮内庁関係者だ。

 年頭所感では、日本を「世界の中心で輝く国」にし