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憲法スレッド

1212チバQ:2017/05/23(火) 11:20:11
https://mainichi.jp/articles/20170413/ddm/002/040/133000c?inb=ys
考・皇室

課題検証/4 「皇太子同様」どこまで 秋篠宮さま、待遇や位置づけ

毎日新聞2017年4月13日 東京朝刊
 皇室典範は、皇太子について短い文でこう規定する。「皇嗣(こうし)たる皇子(おうじ)を皇太子という」

 天皇陛下の退位に伴い皇太子さまが即位された場合、皇位継承順位1位になられる秋篠宮さまの呼称については一時「皇太子」とする案があった。これが見送られた背景に典範の規定がある。

 「皇嗣」とは皇位継承順位1位の立場にある者、「皇子」は天皇の「子」を指す。秋篠宮さまは皇太子さまの弟であるため「皇子」にはならない。皇室典範は「天皇及び皇族は、養子をすることができない」とも規定する。そのため秋篠宮さまが新天皇となった皇太子さまの養子として皇太子になることもできない。秋篠宮さまが皇太子になるには皇室典範の改正が必要だ。

 だが典範の改正には安倍政権の支持基盤でもある保守層の抵抗が強い。秋篠宮さまの呼称を皇太子としない政府の方針はこうしたことが背景にある。同様に典範改正が前提条件となる「皇太弟(こうたいてい)」という呼称案も検討の俎上(そじょう)から消えた。「秋篠宮」の呼称は陛下の退位後も続く見通しだ。

 一方、秋篠宮さまを皇太子同様の待遇にするために、予算や補佐組織の新設、拡充が課題になる。

 皇太子ご一家の公務や生活を補佐する「東宮職」は、宮内庁法に基づいて設置されている。東宮大夫をはじめ東宮侍従長、東宮女官長、東宮侍医ら約50人の職員がいる。東宮職には属さない車の運転や調理担当の職員らを含めると約70人がご一家を支える。

 秋篠宮ご一家には東宮職のような専門の補佐組織はない。秋篠宮邸には公務や生活を支える宮内庁職員が配置されているが、人数は約20人と東宮職の半分に満たない。政府は、秋篠宮さまの補佐体制を「東宮職並み」にすることを検討しているが、「東宮」は皇太子の別称であるため、体制拡充とともに部署の名称変更も必要となりそうだ。

 天皇、皇后両陛下や皇族が公務を行う費用は「宮廷費」として予算が組まれる。皇居の整備などにも使われ、2017年度予算では56億7892万円。これとは別に、皇族の生活費に充てられる予算として皇室経済法に基づく「皇族費」がある。皇族一人一人について年額が公開されており、秋篠宮家では秋篠宮さま3050万円▽紀子さま1525万円▽長女眞子さまと次女佳子さま各915万円▽長男悠仁さま305万円。総額で6710万円となっている。

 天皇、皇后両陛下と皇太子ご一家には皇族費はなく、「内廷費」が生活費などに充てられる。内廷費は天皇、皇后両陛下と皇太子ご一家をあわせた総額として年間3億2400万円と公表されている。しかし両陛下と皇太子ご一家のそれぞれに充てられる内廷費の内訳は明らかにされていない。また内廷費には生活費の枠を超えた宮中祭祀(さいし)などの経費も含まれている。こうしたことから皇太子ご一家と秋篠宮家の生活費を比較することは難しいが、それを踏まえたうえで秋篠宮家の皇族費を「皇太子同様」とするには予算をどれくらいに引き上げるのが妥当なのか。これも検討課題だ。

 宮内庁関係者は「『皇太子ではないが皇太子と同じ待遇』という立場は分かりにくい面がある。外国との交流では立場の釣り合いが重視されるため、そこでも説明が必要になるかもしれない」と話す。=つづく


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