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金融機関観察スレッド

1■とはずがたり:2002/11/07(木) 17:40
銀行・証券・信託銀行・生保・損保といった金融機関とその子会社・関連会社の観察スレッド

1006とはずがたり:2006/07/12(水) 05:22:17

結局生き残ったのは三菱,富士,住友の旧都銀三羽烏と云う訳か。
吸収した側を徹底的に弾圧して人材を活用しないのは三菱の常套手段。やな銀行だよ。三和を潰して三菱に安く買いだたかせた金融庁は日本の金融システムに莫大な禍根を残したと云えよう。

2006年7月5日 掲載
メガバンク“対等合併”後のトップ人事の暗闘
http://gendai.net/?m=view&g=syakai&c=020&no=27205

 対等合併が建前のメガバンク。新体制下でスタート後の首脳人事に微妙な変化が出ている。
 まずみずほFG。前田晃伸社長が富士銀行のトップに就いた時は「下馬評にも上らなかったが、山本恵朗頭取の窮地を救った功績でグングン評価が上がったのです」(OB)
 その前田がみずほFG社長に就任して5年。みずほは旧富士、第一勧銀、興銀の3行で交互にトップを出すことになっていたものの、「前田が1兆円増資の決断によって銀行のピンチを乗り切ったことで、盤石の評価を得てしまったのです」(関係者)。
 みずほ銀行の方はどうか。頭取の杉山清次は旧第一勧銀出身で就任3年目。交代は来年以降とみられるから、旧第一勧銀はこの人事に縛られてみずほFG本体に手が出ない。今春、みずほは2人の副頭取が誕生したが、うち1人は旧富士の町田充。3行体制は徐々に旧富士が強くなりつつある。
 三菱東京UFJ銀行は旧銀行のカラーから“赤対青”対決といわれたが、このオセロゲームは赤で埋め尽くされつつある。春の人事で三菱UFJFG副社長に昇格した永易克典・元銀行副頭取、そして銀行の副頭取に昇格した村田隆一銀行専務。この旧三菱銀行出身の2人がポスト畔柳信雄頭取の有力候補だから、「旧三和、旧東海からトップを狙えるものはいない」(関係者)という状況だ。
「村田氏は新銀行のリテール部門のトップだった。リテールでは旧三和に人材やノウハウがありましたが、責任者を出すことができなかったのです。唯一の得意技といってもいいリテールでお株を奪われては旧三和行員の士気は上がりません」(事情通)
 メガバンクといえども合併企業の人事暗闘は昔と変わらない。[笹子勝哉]

1009荷主研究者:2006/07/23(日) 23:32:50

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20060628002.htm
2006年6月28日 北國新聞
農林中金金沢支店、来年7月閉鎖 富山に移転 ビル、土地は売却へ

 農林中央金庫は二十七日、二〇〇七年七月に金沢支店を閉鎖し、富山市に移転させると発表した。業務の見直しを進める中で、石川県ではJAバンク石川信連などと業務内容が重複すると判断した。金沢支店は金沢市香林坊一丁目の一等地にあり、土地と建物を所有する同金庫は「不要となるため、売却を検討していく」(広報部)としている。

 農林中金は〇四年十月、JAバンク富山信連から貸出金や貯金など主な業務について事業譲渡を受けており、「暫定信連」の富山信連は〇八年三月で農林中金に統合されることが決まっている。このため、農林中金では、「石川信連がある石川県よりも、富山県の方が農林中金の果たす役割がより重要になる」(同)とし、移転を決めた。

 金沢支店は、現在、富山分室がある富山市新総曲輪の富山県農協会館内に集約され、支店名は富山支店に変更される。個人客との取引は、本店との郵送や、テレホンバンキングによる取り引きに一本化する。

 金沢支店の現金自動預払機は〇七年七月十三日で利用を停止する。個人客向けの定期預金、国債販売も〇七年四月二日で中止。満期に達していない定期預金、農林債は所定の満期日まで所有できる。金沢市には会員との連絡窓口となる推進室を置く予定である。

 金沢支店は一九六二(昭和三十七)年に建設された三階建てのビルで、金沢市中心部の国道157号に面している。同金庫は「売却先や時期、金額などは現段階では未定」としているが、香林坊大和に隣接する好立地だけに、跡地利用をめぐって関心を呼びそうだ。

1014とはずがたり:2006/07/30(日) 09:31:14

取り残された荘内銀行はどうするのかねー?

殖産銀・しあわせ銀 合併、来年5月7日に延期
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2006/07/20060729t52023.htm

 きらやかホールディングス(山形市)と子会社の殖産銀行(同)、山形しあわせ銀行(同)は28日、両行のコンピューターシステムを2007年5月7日に統合することを決めた。これに合わせ、当初同年4月1日と公表していた両行の合併期日は5月7日に変更した。

 合併期日を変更した理由について、きらやかホールディングスは「合併とシステム統合を同一日に行う方が混乱がなく、顧客の利便性に資すると判断した」と説明している。

 銀行の合併後にシステム統合を行う場合、合併からシステム統合までの期間中、営業店で取り扱いできる通帳や証書が営業店の旧行のものに限定されるなどの不都合が生じるという。

 システム統合には3日間ほどシステムを停止する必要があり、春の大型連休中に一気に統合作業を進める予定。


2006年07月28日金曜日

1017とはずがたり:2006/07/31(月) 14:44:45

愛知県全域を営業地区に 岡崎信用金庫
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060727-00000016-cnc-l23

[愛知県] 岡崎信用金庫は26日、営業地区を愛知県全域に広げたことを明らかにした。認可した東海財務局によると、県全域をエリアに持つ信金は静岡を含む東海4県で初めて。地銀と対等な経営規模を誇る有力信金の動向は貸し出し競争に影響を与えそうだ。

 岡崎信金の営業地盤は愛知県内と静岡県西部の一部。愛知県内のエリアはこれまで西三河を中心に30市と9郡にわたっていた。今回は新たに犬山、江南、岩倉、津島、愛西の5市と弥富市の旧弥富町地域、北設楽郡の3町村を加えた。

 個人ローンや中小企業貸し出しなどで新規取引の拡大を狙うほか、顧客企業に対する商談仲介や拠点開設の支援なども見込む。当面は「拡張地区への出店予定はない」(総合企画部)とし、名古屋市などの近隣店舗で営業を担当する。

 岡崎信金の2006年3月期最終利益は91億円。貸出金残高は3月末現在で約1兆3600億円あり、東海3県の地銀9行と比べても中位クラスに匹敵する。今回のエリア拡張は、地銀なども広域で戦略を立てる流れから「メガ信金の動きとしては不思議ではない」(地銀幹部)との受け止め方が多い。

 ただ、自動車産業が活況な西三河で複数地銀の攻勢を受けていることから、「逆に攻め込むつもりなら、地銀や拡張先にある信金への影響は大きい」(金融関係者)との見方も。別の地銀幹部は「競争激化は避けられない」と受け止めている。

 協同組織の信金は決められた地区でしか営業できず、エリア拡張には監督官庁の認可が必要。最近は、取引企業の事業拡大や市町村合併を背景にした拡張の動きがみられるという。
(中日新聞) - 7月27日12時52分更新

1019とはずがたり:2006/08/05(土) 18:06:04

商業スレかなぁ

米ウォルマートの銀行設立、心配ない=ミネアポリス地区連銀総裁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060805-00000692-reu-bus_all

 [アレクサンドリア(米ミネソタ州) 4日 ロイター] 米ミネアポリス地区連銀のスターン総裁は4日、小売りのウォルマート・ストアーズ<WMT.N>が銀行設立の認可申請をしていることについて、そのことが、懸念されているような中小地域銀行の締め出しにつながる根拠はない、との認識を示した。経済や金融政策には言及しなかった。
(ロイター) - 8月5日13時22分更新

1021とはずがたり:2006/08/08(火) 10:59:02

三井住友海上:金融庁処分 代理店の統廃合検討 顧客対応、指導後も不十分なら
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/wadai/news/20060808ddm008040151000c.html

 保険金不払いなどで金融庁から一部業務停止命令を受けた三井住友海上火災保険の江頭敏明社長は7日、毎日新聞のインタビューに応じ、顧客対応などが一定の水準に達しない代理店の統廃合を検討する方針を明らかにした。不払い問題では代理店が詳しい契約内容を契約者に伝えていなかったことも一因となっていたため、社内改革と並行して代理店の説明責任を徹底させる。

 具体的には、法令順守や顧客対応に関する代理店への指導を強化。今月中に新たな教育プログラムをスタートさせ、9月までに約5万9000ある全代理店に研修を義務付ける。代理店教育は現在、同社の商品だけを扱う「専属代理店」を対象に年1回実施しているが、年2回に拡大する。研修を重ねても体制が整わない代理店は契約を解除し近くの大型店に吸収するなど統廃合を進める。

 江頭社長は「一時的な反発は覚悟している。説明責任の強化は避けられないテーマであり、速やかに計画を実行に移したい」と意欲を示した。

 一方、社内に「新ビジョン推進本部」を新設し、営業偏重の社風の改善を図る。お盆明けから課・支社単位で職場ミーティングを実施、代理店や顧客の声も集め、来年度までに営業や保険金支払い業務などの基本指針をまとめる。[赤間清広]
毎日新聞 2006年8月8日 東京朝刊

1023とはずがたり:2006/08/11(金) 17:42:20

最終赤字9億円に/北都銀行、19年3月期業績予想
http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20060811g

 北都銀行(加賀谷武夫頭取)は10日、19年3月期の業績予想を下方修正し、最終損益が9億円の赤字になると発表した。中間期配当(2円50銭)を初めて見送り、期末の配当予想を5円とした。第一・四半期(4―6月)決算は当初予想を大幅に上回る貸倒引当金と国債などの売却損失の計上で、76億8200万円の純損失だった。第一・四半期決算は経常収益62億4800万円。本業のもうけを示すコア業務純益は前年同期比19・7%増の9億4600万円になるなど増収となった。

 業績不振に陥っている企業への再生支援を積極的に進めるため、貸倒引当費用を前倒しで計上。一般貸倒引当金10億1000万円、個別貸倒引当金62億9000万円の計73億円を積み増したほか、金利上昇で含み損が出ている国債などの売却損が13億6100万円となり、76億8200万円の純損失となった。

 18年9月中間期(4―9月)の経常損失は51億円となるが、引当費用を前倒しで積んだため、赤字幅が縮小し、19年3月期は9億円の純損失を見込む。

(2006/08/11 11:58)

1031とはずがたり:2006/08/24(木) 18:23:30
損保商品、東京海上日動が半分に統合…特約も絞り込み
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060824-00000201-yom-bus_all

 東京海上日動火災保険は23日、他社とのサービス競争で増え続けてきた自動車保険など損害保険商品を大幅に統合する方針を明らかにした。

 現在210種類ある基本商品を101種類に簡素化する。基本商品に付け加えて契約する特約も約3300種類から約2050種類まで絞り込む。保険金の不払い問題で指摘された複雑な商品を見直すことで、契約者に分かりやすい商品体系を目指す。2007年10月から新商品に切り替えていく方針だ。

 損保業界では昨秋以降、自動車保険などで巨額の保険金不払い問題が相次いで表面化した。特約と割引制度が複雑に絡み合ったことが要因とされている。不払い問題の再発防止のため、商品体系の抜本的な見直しに踏み込むのは損保業界では初めてだ。
(読売新聞) - 8月24日10時49分更新

1035とはずがたり:2006/08/26(土) 00:16:45

足利銀の「受け皿」選定へ 金融庁、経営改善を評価
2006年08月25日20時58分
http://www.asahi.com/business/update/0825/159.html

 金融庁は、一時国有化により経営再建中の足利銀行(本店・宇都宮市)の「受け皿」となる売却先の選定作業に近く入る方針を固めた。同行は2期連続の黒字となり、一定の経営体質改善が進んだと判断した。今後、1年近くかけて売却先を決める見通し。すでに証券会社や地銀など複数グループが買収を検討している模様だ。

 同行は2度の公的資金注入を経て、03年に債務超過に陥り、預金保険法に基づき国が全株式を強制取得した。金融庁のもとで「特別危機管理銀行」として再建を進めてきた。金融庁は受け皿選びの3条件として、金融機関としての持続可能性、地域の金融仲介機能の維持、国民負担の最小化を掲げている。

 同行は06年3月期決算で、当期利益が1603億円と過去最高を2期連続で更新し、本業のもうけを示す業務純益も440億円と当初計画を大きく上回った。破綻(はたん)直後に6790億円だった債務超過額は3879億円まで縮小。与謝野金融相は25日の閣議後会見で、「時機は成熟しつつある」と語った。

 受け皿選びに当たっては、入札などの公正な方法を決めるため、有識者らからなる検討会議を設ける見通し。地元の自治体や経済界の意向も尊重する考えだ。

 旧日本長期信用銀行(現新生銀行)や旧日本債券信用銀行(現あおぞら銀行)が金融不安の中で早急な受け皿選定を迫られたのと違い、足利銀行は「平時」の受け皿探しの試金石となる。

 同行の再上場は確実視されており、金融庁は買収に名乗りを上げる企業は多いとみている。

 すでに大手銀行や大手証券会社系の投資会社を核とする企業連合や、関東地方の地銀連合などの名が挙がっており、水面下で金融庁などへの働きかけを進めている。資金が豊富な外資系金融機関や投資ファンドも関心を持っている模様だが、地元関係者の間では、外資系主体の企業連合への売却には抵抗感が強い。

 買収費用は、国からの株式買い取りに加え、買収後の自己資本増強も含めると、総額3000億〜4000億円にのぼるとみられている。

1040とはずがたり:2006/08/29(火) 17:51:28
どの銀行のことだ?>周辺の地方銀行の中には福岡銀が歴代頭取を送っている銀行や、預金量規模の小さな銀行
日本で二番目に小さい地銀の筑邦銀行とかかな?現山下頭取は初の生え抜きみたいだが。資本関係はなさそうだし違うかな。。四季報だと福岡中央銀行は歴代頭取は福銀出身らしい。(福岡銀行が9.1%,西日本シティ銀が4.8%出資)
攻勢をかける山口,福岡,西日本に対して肥後銀行は動きがないけどなんかしないのかな?堅実を旨とするからここは動かずか。

本当は危ない? 地方銀行
2006/5/29
http://www.j-cast.com/2006/05/29001536.html

バブルの不良債権処理に悩むメガバンクよりも、健全性では上回るといわれていた地方銀行だが、どうも様子がおかしい。これまでが、単なる先送り策で延命していただけだったようだ。

九州の地方銀行が揺れている。地銀の大手、福岡銀行と熊本県に本店を構える第二地銀の熊本ファミリー銀行は2006年5月12日、福岡銀が熊本ファミリー銀の公的資金を肩代わりし、来春メドに持ち株会社を設立して経営を統合する、と発表した。4月28日には、大分県の第二地銀、豊和銀行が福岡市に本店を置く西日本シティ銀行に30億円の資本支援を仰いだうえで、国の公的資金を資本注入すると発表したばかりだ。

熊本ファミリー銀が受け入れている公的資金(第1回第二種優先株式4,000万株、2014年3月1日が普通株式への転換日)は300億円で、それを福岡銀行が整理回収機構から全額(1株788円79銭、総額315億5,160万円)買い取った。

公的資金の早期返済が最大の課題

記者会見で、熊本ファミリー銀の河口頭取は「公的資金の早期返済が最大の課題だった。当行の収益力から期限内での返済は十分可能ではあるが、将来を考えて(公的資金を)一気に返済し、前向きな経営を図ることがよいと判断した」と話した。
福岡銀にも危機感が募っていた。福岡県に隣接する、山口県下関市に本店を置く山口銀行は、北九州市で大きな存在感を示してきた。一方、旧西日本銀と旧福岡シティ銀が合併して誕生した西日本シティ銀行はスケールで肉薄している。すでに長崎銀行を子会社として保有しており、これに大分県の豊和銀をも傘下に収めるようなことになると、福岡銀は収益拡大の場を失いかねない。福岡市を中心とする、メガバンクの攻勢も厳しさを増す。
九州経済圏は福岡県と熊本県で約5割の経済規模を有することを考えれば、福岡銀が熊本エリアを抑えに動くことは、いわば当然の成り行きともいえる。
福岡銀行の谷正明頭取は12日の記者会見で、「ビジネスモデルが共有できる相手であれば、提携先を拡大していきたい」と、同行が九州の地銀再編の“核”となることに含みをもたせた。

長崎県佐世保市に本店を置き、公的資金を受け入れている親和銀行(九州親和ホールディングス)には、おのずと目が向くし、周辺の地方銀行の中には福岡銀が歴代頭取を送っている銀行や、預金量規模の小さな銀行もあって、いずれ福岡銀と西日本シティ銀の“九州ビッグ2”に「飲み込まれてしまう」(大手地銀の幹部)との観測もある。
自助努力で返済したのは横浜銀しかない

いま、再編劇の矢面に立っているのは、公的資金の資本注入を受けている地方銀行である。銀行経営の足かせである公的資金を早く返済して、金融当局の監視の目から逃れたい思いは日に日に増しているはずだ。
景気回復とともに、メガバンクはすでに公的資金の返済競争に入っているが、地元経済の浮沈が経営を左右する地方銀行は返済見通しすら立っていないところが少なくない。完済したのは、横浜銀行と、関西アーバン銀行と合併した関西さわやか銀行、山口銀行が公的資金を肩代わりした、広島県のもみじ銀行。
最近では和歌山銀行が同じ和歌山県を拠点とする紀陽銀行に経営統合を前提に引き受けてもらい、また、東京都に本店を置く八千代銀行が住友信託銀行に肩代わりしてもらうことで返済への道筋をつけている。つまり、メガバンクのように自助努力で返済したところは横浜銀しかない。

JINビジネスニュースの調べでは、現在、公的資金の資本注入を受けている地銀は、北陸銀行と北海道銀行(ほくほくフィナンシャルグループ)、西日本シティ銀行、千葉興業銀行、東日本銀行、岐阜銀行など11行。経営破綻した栃木県の足利銀行は一時国有化されたままだ。
首都圏や、地方でも政令指定都市を抱える地銀には外資系金融機関が虎視眈々と狙いをつけているとも聞く。地方都市へ攻勢をかけるメガバンクも地銀を買収すれば、それが収益拡大に“近道”になる。地銀業界は全国的にみても再編の火ダネがくすぶっている。

1041とはずがたり:2006/08/29(火) 21:34:03
>>1036ではイタリア1位となってるがこのJETROの記事ではイタリア二位となっている

 国内2位の銀行ヒポ・フェラインス(HVB)が、イタリア2位の銀行ウニクレディト
に買収される。その結果イタリア、ドイツから中・東欧にかけて大きな営業基盤
を持つ新銀行が誕生する。ユーロ圏の金融機関の再編加速に影響するとみら
れる。
http://www.jetro.de/j/hp2005all/doko/April-Juni/doko16062005.htm

<総額154億ユーロの大型買収が年内にも実現>
 6月12日の発表によると、HVBの買収総額は154億ユーロ。HVB1株に対してウニク
レディト5株の交換比率でHVB株主にウニクレディトの株式が割り当てられる。これに
よりHVBの株式の100%をウニクレディトが取得する。7月末に予定されている株主総会
や関係当局の承認が得られれば、年内にも、時価総額で欧州9位、19ヵ国で資産総額
7,330億ユーロ、顧客数2,800万人、7,000支店超の大銀行が誕生する。

 新銀行の最高経営責任者(CEO) にはウニクレディトのプロフーモCEOが就任。HVB
のランプルCEOは取締役会の会長に就任する。持ち株会社はミラノに置かれる。買収
後もHVBとHVB傘下のオーストリア銀行は存続する。

 両行は、コスト削減などにより2008年時点で年間9億8,500万ユーロの統合効果(税
引き前)を見込んでいる。総額13億5,000万ユーロの統合費用は2005年に発生する。

 HVBは、中・東欧で傘下のオーストリア銀行などを通じてネットワークを築いていた。
しかし2004年には不動産投資関係で多額の評価損を計上し、3年連続で赤字決算と
なるなど、厳しい状況にあった(2005年3月3日記事参照)。

<独、伊から中・東欧にかけて大きな存在感>
 ウニクレディト(本社:ミラノ)は北部イタリアを基盤とし、資産規模でイタリア2位。HVB
(本社:ミュンヘン)は、同ドイツ2位で南部ドイツに基盤があり、傘下のオーストリア銀行
などを通じオーストリアでは同1位。

 新銀行は、イタリア北部、南部ドイツ、オーストリア一帯という比較的経済力の豊かな
地域を地盤とすることになる。貸し出しは、ドイツ38%、イタリア30%、オーストリア15%
(2004年末時点)と、分散効果が期待できる。

 新銀行は16ヵ国で700億ユーロの総資産を持つことになる。これは中・東欧で首位と
なるとともに、第2位の銀行の2倍以上の資産規模になる。国別では、クロアチア、ブル
ガリア、ポーランドの3ヵ国で総資産ベースで首位となるとともに、9ヵ国で5位以内に入る
など存在感は大きい。なお、中・東欧部門の本部はウィーンに置かれる。

 ウニクレディトのプロフーモCEOは「ウニクレディトとHVBは共に、欧州の中心に根ざす
強く新しい力となろう。両行は力を結合し、最初の真の欧州銀行になる」と述べた。

 総額約154億ユーロの買収は、ユーロ圏で国境を越えた銀行のM&A案件としては
過去最大となる。ユーロの導入により、ユーロ圏内の金融・資本市場の統合は進展した
が、金融機関のM&Aはこれまで国内同士が主流だった。今回の買収は、国境を越え
た銀行の統合の動きに大きな影響を与えそうだ。

(清水茂夫)

1042とはずがたり:2006/08/30(水) 02:01:41

アルプス八十二証券とか子会社をアッピールできる名前にはしないのん??

アルプス証券への仲介業務開始=9月1日から―八十二銀行
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060829-00000141-jij-biz

*八十二銀行 <8359> は29日、今年4月に完全子会社化したアルプス証券(長野県上田市)への証券仲介業務を、9月1日から開始すると発表した。 
(時事通信) - 8月29日20時2分更新

1043とはずがたり:2006/08/30(水) 02:13:13
>>794では公的資金を買い取ると書いてあったが,買い取って傘下に置いた上で纏めてグループに注入して貰うという形か?
HDは今年2月1日に成立>>856,リストラも進めているようである>>888
和歌山県の金融は大丈夫か??

紀陽HD 攻めの経営へ公的資金300億円 来月4日以降申請
http://www.business-i.jp/news/kinyu-page/news/200608290019a.nwc

 紀陽ホールディングス(HD、和歌山市)の片山博臣社長は28日会見し、金融機能強化法(公的資金新法)の活用を盛り込んだ中期経営計画(2007年3〜09年3月期)を発表した。

 10月10日に子会社の紀陽銀行と和歌山銀行が合併して「新紀陽銀行」が発足することから「攻めの経営戦略に舵を切るために公的資金を活用する」(片山社長)。注入額は300億円前後になるもようで、申請は9月4日以降になる見通しだ。

 地域金融機関の立て直しを目的にした金融機能強化法が04年8月施行されて以来、これまで適用された地銀はない。豊和銀行(大分市)も申請する方針を明らかにしているが、紀陽HDが第1号になる可能性が高い。

 一方、中期計画では、3年間で57億円の経費削減とともに68億円の積極的な営業投資を実施し、コアの業務純益(単体)を06年3月期の198億円から230億円以上に増やし、連結自己資本比率11%以上を見込んでいる。

 これにより、紀陽銀行と和歌山銀行合わせた不良債権比率7・39%を早期に4%台に引き下げる計画だ。

和歌山県の中小・地域金融機関一覧表
http://www.fsa.go.jp/policy/chusho/shihyou/wakayama.html

1044とはずがたり:2006/08/30(水) 02:26:18
三菱銀とし親密な奈良の南都銀行が紀ノ川沿いに,住友と親密な三重の第三銀行が南部を中心に展開。三井住友直系のアーバンも疎らに分布。

■和歌山の「金融機関」
http://www.its-mo.com/ListGetter/30-301/ss.html
http://www.fsa.go.jp/policy/chusho/shihyou/wakayama.html

三井住友銀行
紀陽銀行
泉州銀行
第三銀行…勝浦支店,古座支店,新宮支店,田辺支店,和歌山支店
南都銀行…岩出支店,高野口支店,高野山支店,粉河支店,橋本支店,林間駅前支店,和歌山北支店
百五銀行…新宮支店
みずほ銀行
りそな銀行
三菱東京UFJ銀行…田辺支店,和歌山支店
関西アーバン銀行…田辺支店,橋本支店,和歌山支店
信用金庫…新宮信用金庫(新宮市),きのくに信用金庫(和歌山市),湯浅信用金庫(有田郡湯浅町)
信用組合…和歌山県医師信用組合

1050片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/03(日) 06:43:26
三菱東京UFJ銀とアコム インドネシア中堅銀を年内買収へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060831-00000006-fsi-bus_all

 ■個人ローンなどリテール事業を強化
 三菱東京UFJ銀行と消費者金融大手のアコムは30日、インドネシアの中堅銀行を年内に共同で買収し、同国で個人ローンなどのリテール(個人・小口)事業に参入する、と発表した。インドネシアは経済成長が続いており、収益拡大が見込めると判断した。買収金額は数十億円にのぼるとみられる。大手銀が海外銀を買収して、リテール事業に乗り出すのは珍しい。
 買収するのは中堅銀行の「バンク・ヌサンタラ・パラヒャンガン」(バンドン市)。同国内内に29の拠点を持ち、総資産は約340億円。資本金は約20億円で、株式の50%超を三菱東京UFJ銀とアコムが取得する交渉に入る。買収費用の負担割合は今後詰めるが、アコムの出資が三菱東京UFJ銀より大きくなる方向で調整する。
 インドネシアは、東南アジアで最大となる2億人超の人口を抱え、経済成長が続いている。リテール分野の成長性も高く、アコムの個人向け融資のノウハウと、三菱東京UFJ銀の信用力を背景に、同国での収益を拡大を目指す。
 タイでもアコムは、個人ローン事業を手掛けている。店舗数は72(2005年12月末時点)で、ローン事業の営業収益は108億円(同)だった。さらに、インドネシアでも事業を展開することで、成長が見込めるアジア地域での収益基盤を強化する。
 アコムは今月、金融庁から貸金業規制法違反の疑いで立ち入り検査を受けた。三菱東京UFJ銀は、検査の行方を慎重に見守りながら、今後もアコムとの提携関係を維持する構えだ。
 
(フジサンケイ ビジネスアイ) - 8月31日8時32分更新

1052とはずがたり:2006/09/04(月) 22:37:57

<野村証券>郊外型、女性社員の新型店舗など、年内出店へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060903-00000006-mai-bus_all

 野村証券は従来型の店舗とは形態の異なる新型店舗を、年内にも相次いで出店する。大手証券では初めて幹線道路に面した郊外型のロードサイド店を開設し、顧客が車で来店できるようにするほか、社員を女性に限定した店舗や富裕層に顧客を絞った店舗も新設。地域ごとの特性に合わせたきめ細かい店舗展開で、顧客層の拡大を図る。
 野村は年内に9店舗を新設する計画で、全国の店舗数はこれで148店になる。今後数年間で50〜100店舗の追加出店を目指しており、積極的な出店攻勢で個人金融資産の取り込みを加速させたい考えだ。
 年内に出店する店舗のうち、愛知県春日井市の春日井支店は従来の支店のような駅前の中心市街地ではなく、地方の車社会の実情に合わせて郊外に出店。高級住宅街に近い奈良市の学園前支店は社員5人を全員女性にし、女性の顧客も立ち寄りやすい雰囲気づくりを目指す。
 横浜市西区の横浜みなとみらい店は高層ビルの最上階に出店。ゆったりとした内装でくつろいで資産相談できるようにし、富裕層向け店舗として特化する。[上田宏明]
(毎日新聞) - 9月3日3時6分更新

1054杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2006/09/05(火) 21:40:52
当のNYTの記事はこちら。例によって大西哲光支局長の執筆です。
  ,,,,,,,,
 ミ ・∀・ミつ http://www.nytimes.com/2006/09/05/business/worldbusiness/05scandal.html?_r=1&amp;ref=business&amp;oref=slogin

でも確かに側近から関係者から全員白旗掲げていて無罪を主張しているのは当人だけ、という中でマスコミは騒ぎ過ぎなんでしょうねぇ。お陰でこんな方に揶揄される始末。
  ,,,,,,,,
 ミ ・∀・ミつ http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0609/04/news011.html

堀江被告公判は「見せ物」 NYタイムス
http://www.asahi.com/national/update/0905/JJT200609050004.html
2006年09月05日16時32分

 5日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、ライブドア事件で証券取引法違反の罪に問われた前社長堀江貴文被告の初公判を「見せ物」とやゆした。

 同紙は、堀江被告は既に世論に糾弾されており、公判は「有名人の見せ物めいている」と指摘。Tシャツ姿で既存の権威にとらわれない姿勢を示していた同被告がネクタイを着用した点に触れ、無罪主張と同じくらい「重要な決定だったのだろう」と論じた。(時事)

1055杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2006/09/05(火) 21:42:47
Trial Begins for an Icon in Japan
http://www.nytimes.com/2006/09/05/business/worldbusiness/05scandal.html?_r=1&amp;ref=business&amp;oref=slogin
By NORIMITSU ONISHI
Published: September 5, 2006

TOKYO, Sept. 4 — Takafumi Horie, the brash, 33-year-old Internet entrepreneur whose rise and fall has captivated Japan the last two years, pleaded not guilty to charges of violating securities law at the opening of his trial here on Monday.

Mr. Horie’s appearance in the Tokyo District Court attracted the same kind of intense interest that the O. J. Simpson trial drew in the United States.

About 2,000 people lined up outside the court, many showing up in the predawn hours, in the hope of getting one of the 61 courtroom seats made available to the public.

Those who claimed the seats saw Mr. Horie — known for flouting Japan’s conservative business practices by wearing T-shirts in public — stand up in court, dressed in a black suit, white shirt and blue tie, and strongly proclaim his innocence.

“I have not carried out, or instructed, such crimes as were mentioned,” he said. “The indictment was written with malice.”

“It’s regrettable that I’ve been indicted,” he added.

Corporate trials are relatively rare occurrences in Japan. But because Mr. Horie has already been condemned by some in the court of public opinion — his character brought into question during endless leaks of information from the authorities — the trial that began on Monday has the tinge of a celebrity circus.

Prosecutors have charged Mr. Horie and his colleagues with manipulating the financial figures of his company, Livedoor, in 2004, to conceal losses and inflate the company’s stock price. In addition, the prosecutors said that the company’s executives set up “dummy” corporations and spread false information about a Livedoor subsidiary’s takeover of another company.

1056杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2006/09/05(火) 21:43:07
Other executives at Livedoor have pleaded guilty to various charges, but Mr. Horie has steadfastly maintained his innocence.

Mr. Horie is not expected to testify until November in the trial, which is not expected to end until February. If he is found guilty, Mr. Horie faces up to five years in prison.

With little news to focus on Monday, the media in Tokyo reported that Mr. Horie went to the gym at 7 a.m. and then ate breakfast, which he usually skips. Mr. Horie’s lunch consisted of rice with sea urchin and salmon roe.

Mr. Horie’s arrest last January caused a panic on the Tokyo stock market and an extraordinary halt of trading after a sell-off of Livedoor shares set off a market plunge. After that, his popularity plunged, too, as the same establishment that had held him up as an icon of the new Japan condemned him as representing everything that was wrong with it.

Mr. Horie made many enemies during his quick rise, and his defenders said there was much score-settling in the glee surrounding his fall. A few months later, another symbol of the individualism and entrepreneurship of the new Japan, the corporate raider Yoshiaki Murakami, was also arrested on charges of violating securities law.

Defenders of Mr. Murakami and Mr. Horie said that the men were accused of abuses that were not necessarily new to the Japanese business establishment, but that they went from heroes to villains because of Japan’s conflicted and still unresolved attitudes toward the freewheeling American-style of capitalism that is creeping into Japan.

Mr. Horie’s every gesture became laden with a message. In court Monday, he pleaded not guilty, but he wore a tie — a sartorial decision that was perhaps just as significant. “Wearing a tie,” the public broadcaster, NHK, began the evening news, “he claimed his innocence.”

The narrative of Mr. Horie’s rise has become known to almost all Japanese, the way, say, Bill Gates’s has become known through the United States. An impatient Mr. Horie dropped out the University of Tokyo, the country’s most prestigious university, to start his own company.

In a country that has struggled to nurture entrepreneurs, Mr. Horie’s company was recording annual revenue of $100 million by the time he was 30 years old.

But two years ago, he earned national attention by trying to buy a baseball team and challenging the traditional network of team owners. Then last year, Mr. Horie mounted another challenge of the status quo by trying a hostile takeover of a radio network.

He failed in both attempts, but his bravado and his flashy lifestyle — he dated models and drove a Ferrari — made him a celebrity.

Reviled by the establishment, he became an inspiration to some youth. Even Prime Minister Junichiro Koizumi tried to exploit Mr. Horie’s popularity by urging him to run for a seat in the lower house of Parliament in elections last September. Heavyweights in the governing Liberal Democratic Party campaigned with Mr. Horie, extolling him as a symbol of the new Japan, but quickly dropped him after his arrest.

1057とはずがたり:2006/09/07(木) 12:44:22

埼玉りそな銀行 再燃する分離独立論
http://gendai.net/?m=view&amp;g=syakai&amp;c=020&amp;no=28135

 りそなホールディングスの中で独立王国のようにいわれてきた埼玉りそなの周辺が騒がしくなってきた。旧埼玉銀行を中心としたりそなGの再編劇は猫の目のようだった。金融庁の強権指導で、一時は旧東海銀行との合併を承諾。その直後に旧三和を含めた3行合併へと走り出す予定だった。しかし、これは土壇場でキャンセルになり、大阪の大和銀行との合併に踏み切るという目まぐるしさだった。
「しかし、旧大和銀行との合併は当初から疑問符つき。経営破綻に瀕していた大和銀行と大和と近い近畿銀行を救うためで、このままでは旧埼玉も潰れかねないといわれていたのです」(金融筋)
 そうした最悪の事態を避けるために、埼玉りそなを別格に置いたのである。その関東のリージョナルバンクの将来性に目をつけた金融機関は少なくなく、旧東京三菱、横浜、三井住友、常陽などの名前が挙がったものだ。
 しかし、金融庁の色よい反応はなく、立ち消えになったかのように見えた。その話が再燃しているのである。埼玉経済界からの「地元金融の分離独立」要求が高まり、埼玉県議会でもこんな質疑が行われている。
「埼玉りそな銀行を県民銀行と考えるのは当然。地元経済界もそう思っている。しかし、りそなホールディングスが前向きではないのです」(深井明・自民党県議団長)
「大阪を基盤とする大和銀行の不振によって埼玉まで共倒れすることは避けなければならない。国やりそなHDに対して、地元選出の国会議員、県議、経済界を動員して(県民銀行設立を)実現したい」(上田清司・埼玉県知事)
 このやりとりに、埼玉りそなの経営陣は、ひそかにニンマリしているという。りそなHDは、3月期決算で懸案の約1兆3000億円の不良債権処理のメドが立った。埼玉りそなの“分離独立”論に弾みがつくかどうか
[笹子勝哉]

1059とはずがたり:2006/09/09(土) 00:53:21

どの機関が受け皿になろうとも栃木県の出資を求めて行くというスタンスか。

足銀受け皿:第1段階 県の資本参加も視野 特別委、監視機能構築へ /栃木
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060908-00000129-mailo-l09

 ◇須藤副知事「最終局面で議論に」
 県議会の足利銀行問題対策特別委員会が7日開かれ、須藤揮一郎副知事は、受け皿決定後の県の資本参加について、検討対象になるとの考えを示した。ただ、金融庁による絞り込み段階では、受け皿候補の一員になる考えはないことも改めて強調した。背景には「金を出さなければ、受け皿移行後に県の意向が反映されない」との懸念があり、今後、議論が高まるとみられる。【沢田石洋史】
 金融庁は今後、3段階に分けて受け皿選定にあたる方針だが、須藤副知事は「銀行経営に(県が)影響を行使するのはイレギュラー。手を上げることはない」と述べ、第1〜2段階で特定のファンドなどに参加する考えはないことを改めて強調した。県が受け皿を目指す当事者になれば、国からの情報が他の受け皿候補と同水準になり、県側を代表した意見が選定条件に反映されにくくなるため。
 その一方で、「今の段階では議論のしようがないが、受け皿が決まった場合、出資をどうするか、(検討は)ありうる」と述べた。経済5団体が県への要望で「地元を中心とした監視体制の構築」を掲げるなど、受け皿移行後の県の監視機能に期待する声が出ているため。
 自民党県連幹事長の梶克之県議も同日の委員会で「場合によっては、県が(資本参加に)乗り込む意欲を示すべきだ」と迫った。須藤副知事は委員会後、「受け皿が決まる第3段階で、議論が高まるのではないか」と語った。
 また、麻生利正出納長は受け皿選定の第1段階について、「金融庁は基本的な条件は提示するが、(足銀売却の)金額などは示さずに応募してもらうことになる。実現性のない所は落ち、残った候補先に具体的な計画を提出してもらうことになる」との見通しを述べた。
 次回の特別委は12日に開かれ、県側は国への要望の骨子を示す予定。各会派も意見集約を目指す。特別委の渡辺渡委員長は「県が立場上言いづらいことを、議会や各会派の意見として国に伝えることができるよう執行部を支えたい」と述べた。

9月8日朝刊
(毎日新聞) - 9月8日12時1分更新

1060とはずがたり:2006/09/11(月) 12:05:12

もみじを傘下に置いた山口銀行が広島への進出を活発化。もみじ銀が店舗再編の余地があるというのは広島総銀とせとうち銀の店舗統合がまだ進展してなかったのか?また広島地区はもみじに任せるという訳ではなく,競合する形で別ブランドとして店舗展開するという事か?

山口銀が東広島支店新設へ '06/9/11
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200609110042.html

 山口銀行は、東広島市で来年1月に支店を新設する。もみじ銀行が店舗再編で廃止する支店を取得し、開設する。もみじ銀が1月13日に廃止する東広島市西条栄町の西条中央支店を有償で譲り受け、山口銀の「東広島支店」として同月22日にオープンする。店舗はそのまま活用し、職員は12人。山口銀の広島県内での店舗は10カ所目となる。もみじ銀は、近くの西条支店で業務を継承させる方針である。

山口銀行 Wikiより

頭取に日銀出身者を迎えたことがこれまでに一度もない、全国的に珍しい「自主独立」の普通銀行である。

2004年に頭取が交代した際、役員でない相談役が大きく関与したことに、中国財務局より「ガバナンス上、問題がある」と批判され、結局、経営不安があった、もみじホールディングスとの経営統合を余儀なくされたとの一部報道がある。

↑ということで,合併のリスクを抑えて山銀は美味しいとこだけとってやろうというみたいな所もあるのか?

1061とはずがたり:2006/09/15(金) 11:09:55

<消費者金融>借り手の保険金…半数以上が「死因不明」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060914-00000007-mai-bus_all

 消費者金融10社が借り手全員に生命保険を掛けていた問題で、死因が判明しないまま保険金が支払われていたケースが05年度、大手5社で支払い総件数の半数以上の約2万件に上ることが分かった。遺族に死因を確認せず、業者が取得した住民票の死亡記載のみで保険がおりる場合が大半で、自殺も相当数含まれるとみられる。命を「担保」にした安易な債権回収を大手の生命保険会社が支えている実態が初めてデータで裏付けられ、生保の姿勢が問われるのは必至だ。
 金融庁などによると、消費者金融大手5社が05年度に生命保険の支払いを受けた3万9880件の中で、遺族に請求して入手した死亡診断書や死体検案書で死因や死亡状況が判明しているのは1万9025件。うち自殺は3649件を占める。一方、全体の5割超の2万855件は死因が不明だった。死因の判明した件数のうち自殺の割合は19.2%に達することになる。
 この生命保険は「消費者信用団体生命保険」(団信)と呼ばれ、借り手を被保険者として消費者金融が掛け金を支払い、死亡時に残った債権を保険で回収する。一般の生命保険の場合、保険会社は死亡確認のため、遺族に死亡診断書などの提出を求める厳格な運用をしている。
 しかし、団信では契約後1〜2年以上たったり、債権額が少ないケースでは業者が市町村役場に請求した住民票で死亡の事実を確認するだけで保険を請求できる。一部の大手消費者金融は毎日新聞のこれまでの取材に「遺族に負担をかけないための保険であり、死亡診断書などで遺族から死亡確認するのが原則」と答えていた。
 大手5社はいずれも大手生保から短期・長期の巨額融資を受けている。生命保険協会は「死亡を確認する方法まで協会として承知しておらず、各社の問題だと考える」と説明している。[多重債務取材班]
(毎日新聞) - 9月14日3時12分更新

1065とはずがたり:2006/09/29(金) 15:01:34

確かに生命保険加入はえげつないけど,金融機関の与信機能が低下しなけりゃ良いんだけど・・。

「命担保」の生命保険、武富士も中止へ
2006年 9月29日 (金) 13:21
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/keizai/20060929/K2006092902060.html

 消費者金融大手の武富士は29日、借り手の死亡時に備えて生命保険に加入する措置を10月末で打ち切ると発表した。死亡保険金を借金の返済に充てるやり方に対しては「命を担保にしている」との批判が強く、プロミスはすでに生保加入措置の打ち切りを発表している。別の大手、アコムも打ち切る方向で検討しており、見直しの動きはさらに広がりそうだ。

 この保険は「消費者信用団体生命保険」。借り手が死亡すると、保険料を負担する消費者金融会社に保険金が支払われる。武富士は8月末現在、顧客221万人を対象に加入している。同社は11月以降、債務を継承した遺族と個別に返済交渉をするという。

1069にこにこ:2006/09/30(土) 01:35:51
ついこの間まで損害保険会社の営業事務をしておりました。
ひどい会社だったのです。けれども今日は私の個人的に感じた感情云々よりも、
コンプライアンス違反が多発している営業所だったのでそれを告発したく書き込みをしました。
今、保険金不払い等で騒がれているので誰も興味を示してくれないかもしれませんが。。
うちは損保ですが生命保険の外交員のような方が事務所に大勢いました。
月末月初は他人の判子の山、事務をやっている先輩の机にも何名かの「お客さん」と呼ばれる
判子が存在しておりました。
もちろん、署名捺印も自分たちで。
パソコンが事務所でなくなった暁には隠蔽をしていました。
他にもいろいろあり・・・
こんなくさった会社に一秒たりともいたくないと辞職してしまいました。
これは金融庁などに言えばちゃんと検査にいってくれるのでしょうか。
どこかで増徴した悪い伝統を告発したいのですが、、
抜き打ち検査をしない限り、みつからないコンプラ違反が多いと思うので
予告してからくる検査に歯がゆさを感じます。
ここのサイトのスレのどのカラーとも違うのですが、
やめて一ヶ月以上たっても雇用被保険者証を催促しても来ないので・・・
会社に対する恨みが増幅してしまったので
書き込ませていただきました。
失礼します。
告発しても自分のためにはならないのでしょうか。

1071とはずがたり:2006/09/30(土) 12:28:56
ビジネス情報:福岡銀と熊本ファミリー銀、持ち株方式で経営統合へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20060930ddm008020142000c.html

 福岡銀行と熊本ファミリー銀行は29日、来年4月2日に持ち株会社「ふくおかフィナンシャルグループ(FG)」を設立し、経営統合することで基本合意した。福岡銀株1株に対し、持ち株会社株1株、熊本ファミリー銀株1株に対し、同0・217株を割り当てる。

 福岡銀は東証1部など、熊本ファミリー銀は福岡証券取引所に上場しているが、いずれも来年3月27日に上場廃止となり、ふくおかFGの株式が4月2日、東京、大阪、福岡の3証券取引所に上場される。

毎日新聞 2006年9月30日 東京朝刊


>>166 不良債権4%減にとどまる 公的資金受けた15地銀
=公的資金を受けた地銀の再編=
北海道┬→ほくぎんFG(共同金融持株会社保有)
北陸―┘
あしぎんフィナンシャルグループ(足利銀行)→一時国有化
千葉興業→旧富士系
八千代(国民銀行救済吸収)
東日本銀行
和歌山銀行→紀陽銀行と経営統合,紀陽銀行と合併
もみじホールディングス(せとうち銀行・広島総合銀行)→山口銀行と経営統合
熊本ファミリー銀→福岡銀行と経営統合
福岡シティ→(西日本銀行と経営統合へ)
>>216 熊本ファミリー銀行赤字転落
>>968 福岡銀と熊本ファミリー銀、来春メドに経営統合へ
>>1029 熊本ファミ銀、赤字435億円に・福岡銀が350億円追加支援
=再編が進む九州地銀=
ふくおかFG=福岡銀行+熊本ファミリー銀行
西日本シティ銀行(西日本銀行(西日本相銀+高千穂相銀)+福岡シティ銀行)+長崎銀行+豊和銀行
親和銀行(親和銀行+九州銀行)
山口銀行(北九州にも地盤)+もみじ銀行(広島総合銀行+せとうち銀行)
>>1040 本当は危ない? 地方銀行

1073とはずがたり:2006/10/12(木) 17:54:09
特徴ある地銀が金融庁の銀行つぶし政策でまたひとつなくなった。残念である。

みちのく銀、ロシア撤退 70億円でみずほへ売却
http://www.asahi.com/business/update/1012/043.html
2006年10月12日06時03分

 みちのく銀行(本店・青森市)とみずほコーポレート銀行(CB)は、地方銀行としては大きな特色だったみちのく銀のロシアの現地法人を、みずほCBが約70億円で買い取ることで合意した。12日にも発表する。みちのく銀は赤字が続いている。採算がとれているとされ、邦銀で初めてロシアで店舗を展開した「看板事業」を手放して、財務の改善を急ぐ。

 みちのく銀のロシア進出は、大道寺小三郎前会長(故人)が手がけ、99年に資本金41億円でモスクワに設立。極東部のサハリン・ユジノサハリンスクとハバロフスクに支店を持つ。03年からの住宅ローンが好調で、05年12月期は約1億6000万円の当期黒字だった。

 だが昨年5月、大道寺氏ら当時の経営陣が行員の不祥事や経営不振の責任を取って総退陣。みずほグループのユーシー(UC)カードの社長だった上杉純雄氏を会長に迎え、みずほCBとの協調融資を手がけるなど「みずほ色」を強めていた。

 ロシア現地法人の譲渡は、日本企業の進出に伴ってロシアでの事業拡大の機会をうかがっていたみずほの思惑と一致した。

 みちのく銀は長らく、邦銀で唯一、ロシア現地法人を持つ銀行として知られた。それだけに、幹部行員から「ロシア極東部でやってきたことをすべて捨て去ることになる」「ロシアは特色。売る必要があるのか」といった声も出ている。

 邦銀のロシアでの銀行業務では、今年8月、三菱東京UFJ銀行のロシア現地法人が同国での銀行業の営業免許を取得している。

1074とはずがたり:2006/10/13(金) 13:34:59
当然経営健全化後の経営統合は視野に入っている筈。福岡銀Gvs西日本シティGvs山口Gで北部九州金融戦国時代だ!

福岡銀と九州親和HD、資本・業務提携へ
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_06101309.htm

 地方銀行大手の福岡銀行(福岡市)が、地銀中位の親和銀行(長崎県佐世保市)を傘下に持つ九州親和ホールディングス(HD)と資本・業務提携を結ぶことが13日、明らかになった。

 300億円の公的資金注入を受けている九州親和HDは、不良債権処理の遅れが業績改善の足かせになっており、福岡銀による資本増強と企業再生ノウハウの提供を受け、収益力の早期回復を図る。

 福岡銀は、企業再生の実績を持つ投資ファンド、ジェイ・ウィル・パートナーズと組み、九州親和HDの第三者割り当て増資を引き受ける方向で協議している。増資額は計数百億円規模になる見通しだ。

 地域経済の低迷もあり、親和銀行の不良債権比率は約14%と高水準だ。金融庁検査を踏まえ、融資先に対する査定を厳格化した結果、今期の不良債権処理額が当初予想の180億円を大きく上回る見込みになった。3月末で8・55%だった連結自己資本比率が大幅低下するため、増資によって財務体質の改善を図る。

 福岡銀は熊本ファミリー銀行(熊本市)との経営統合を決め、共同持ち株会社を来春設立する準備を進めるなど、勢力を九州全域に広げる構えだ。

 福岡銀は当面、九州親和HDとの資本・業務提携にとどめる意向だ。ただ、将来的に経営統合に発展すれば、3行を合わせた総資産は、約11兆5800億円(3月末現在)となり、地銀最大手の横浜銀行(横浜市)を上回る。

1075杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2006/10/13(金) 21:19:35
大学院の研究発表で、グラミン銀行を取り上げたことがあります。激しく突っ込み入れられてましたが(自爆

ノーベル平和賞、ムハマド・ユヌス氏に 貧困解消に尽力
http://www.asahi.com/international/update/1013/014.html
2006年10月13日20時23分

 ノルウェーのノーベル賞委員会は13日、06年のノーベル平和賞を、バングラデシュの金融機関「グラミン(農村)銀行」とその創設者のムハマド・ユヌス氏(66)に授与する、と発表した。農村の貧しい人々の自立を促そうと、「マイクロクレジット」と呼ばれる無担保少額融資の仕組みを考案し、貧困の脱却に貢献した功績が評価された。

 ユヌス氏はノルウェーの公共テレビの電話インタビューで「マイクロクレジットの運動に計り知れないエネルギーを吹き込むことになり、世界の貧しい人々に大きな励みとなる。貧困の根絶が夢ではないと認められた」と受賞の喜びを語った。

 バングラデシュ・チッタゴン出身。チッタゴン大学を卒業後、フルブライト留学生として米国に留学し、バングラデシュ独立直後の72年に帰国、母校の経済学部で教えた。

 だが、貧しい人々を直撃した大飢饉(ききん)に衝撃を受け、経済理論の研究を捨て、農村に入った。76年にグラミン銀行の前身を創設。担保となる土地も資産もない貧しい人々を対象に、100ドル程度の少額を無担保で融資する画期的な仕組みを考案した。

 融資の焦げ付きを抑えるため、地域社会が返済の連帯責任を負うことを条件とした。信頼関係を頼りに貸し付けるが、返済率は9割にのぼるといわれる。とりわけ家計を切り盛りする女性への融資に力を入れ、女性の社会参加を後押しする相乗効果を生み出した。

 この少額融資の仕組みは世界各地の貧困対策に導入されており、対象者は1億人を超えたと見積もられる。

 授賞式は12月10日、オスロで開かれる。賞金は1000万スウェーデンクローナ(約1億6000万円)。

1076とはずがたり:2006/10/13(金) 21:52:29
>>1075
興味深いですねぇ。むしろTER向けの話題と云っても良いですな〜。

1081とはずがたり:2006/10/25(水) 11:13:24
酷い話だけど,「親族の住宅ローン返済を助けるため、大手消費者金融から自宅を担保に200万円借りた」この男性もアホなんじゃないの?いい人そうではあるけど。

多重債務:債務者の自宅、半値以下で買い取り
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20061025k0000m040154000c.html

 消費者金融の勧めで、不動産担保ローンを契約した静岡市の年金生活者の男性(77)が返済に行き詰まり、指定された不動産会社に自宅を実勢価格の半値以下で買い取られていたことが分かった。金融庁は今年6月、借り手が担保を失わずに返済できるかどうかを調べたうえで融資するようガイドラインを設けたが、消費者金融が低所得者に過剰融資した末、最後には不動産業者と組んで収益を上げる構図が浮かんだ。[多重債務取材班]

 男性は03年1月、親族の住宅ローン返済を助けるため、大手消費者金融から自宅を担保に200万円借りた。その後、地元消費者金融2社の勧めで2度借り換え、債務額は04年10月に2600万円、毎月の払いは利息だけで26万円まで膨らんだ。

 返済に行き詰まった時、3社目の消費者金融は指定した市内の不動産会社に自宅を売り、全額返済するよう迫った。男性は昨年1月、この不動産会社に236坪の自宅を4000万円で売却した。

 翌月、この土地は別の不動産業者に転売され、4区画の分譲宅地として約8700万円で売り出された。買値と売値の差は、坪当たり20万円。地元不動産業界の関係者は「不動産屋のもうけは坪5〜10万が普通だ」と価格差に驚く。この不動産会社社長は「男性が急いでいたので、任意売却に協力しただけ。消費者金融からはよく買い取りを持ちかけられ、もうけの大きな物件に当たることもある。持ちつ持たれつだ」と話した。

 不動産担保ローンを扱う大手消費者金融の元社員は「(一般論として)任意売却は競売より確実に債権が回収できる。それには不動産業者の協力が欠かせない」と話している。

 男性は静岡茶の栽培農家で、自宅は父から相続したものだった。今は妻(76)、長女(52)、失業中の孫(22)とともに借家で暮らす。男性は「高額の返済に追われる生活を終わらせたかった。今思えば、消費者金融と不動産会社は裏で手を組んでいたのだろう」。長女は「自宅を手放す時は母と心中を考えた。せめて妥当な価格だったら」と悔やしがる。

 ◇解説…「不動産担保」法規制検討を

 無担保ローンを中心に営業を展開してきた消費者金融業界がここ数年、不動産担保ローンで高い収益を上げている。高額の貸し付けが可能となるうえ、借り手が支払い不能になれば担保を処分させて債権を回収できる。

 その結果、生活基盤となる自宅を奪われる債務者が後を絶たない。不動産の価値を見込み、借り手の収入額を度外視した貸し付けが横行しているためだ。多重債務問題に取り組む弁護士らは「過剰融資の温床」と批判し、大手消費者金融元社員は「不動産を略奪するための道具」と言い切る。

 無担保ローンについては、開会中の国会で金利引き下げの法改正が実現する流れにある。だが、不動産担保ローンの問題は一連の規制強化論議から抜け落ちている。金融庁はようやく、担保を取った貸し付けが過剰融資につながらぬよう、貸金業規制法のガイドラインに書き加えたが、罰則はなく実効性は乏しい。金利引き下げに加え、不動産担保ローンについても罰則を伴う法規制の検討を急ぐべきだ。

毎日新聞 2006年10月25日 3時00分

1082とはずがたり:2006/10/29(日) 07:31:28
オリックス以外はリース会社は銀行や商社等の片手間のお仕事って感じだったからなぁ。住商とSMが傘下のリースを合併させるけど合併新会社が独自の政策で動く体制にしないとオリックスの様な業界を引っ張れる存在にはなれないぞ,と思う。

リース業界に逆風 大再編時代に突入
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2641542/detail

三菱UFJフィナンシャル・グループ系列のリース会社も合併を発表

リース企業の合併話が06年10月中旬に相次ぎ、業界再編が加速している。三井住友フィナンシャルグループ(FG)と住友商事が、傘下のリース会社を統合して07年度合併、住友信託銀行が関連リース会社を完全子会社化、三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)系のリース大手のダイヤモンドリースとUFJセントラルリースが07年4月合併と、たて続けに再編が発表された。背景にはリース会計基準の見直しによりリース需要が減るとの予測があり、8兆円市場に300社近くがひしめく業界で、事業規模の拡大による生き残りを賭けた動きが広がりそうだ。

企業会計基準委員会は06年7月、新会計基準の原案を公表。企業がリース取引で調達した固定資産を貸借対照表に計上せずに済む「例外規定」の廃止を打ち出し、リース業界に衝撃を与えた。
税務上の損金扱いができなくなるのは大打撃

現行の制度では、企業はリースした機械・設備を貸借対照表(バランスシート)に計上せず、リース料を費用として決算に計上している。リース料が税務上、損金として認められるうえ、企業は機械・設備を直接購入し、減価償却しなくてすむ利点があった。このため、航空会社が航空機リースで機体の費用を簿外債務とするなど、企業が見かけの財務をよくすることに利用できた。

だが、新基準原案は、リースで調達した機会・設備をバランスシートに資産計上し、減価償却費を決算で費用処理するとなっている。税務上の損金扱いができなくなり、リースの利点がなくなることから、企業の需要が減る恐れが強い。

リース会計の見直しの裏には、税務当局のうっ憤が見え隠れする。匿名組合を通じた航空機リースを使った節税を巡り、名古屋高裁は05年、課税を認めない判断を示した。
匿名組合の航空機リースは初期投資が巨額なため、はじめの数年間は赤字になる。そのうえ、税金は匿名組合そのものではなく、出資者である組合員にかかる「パススルー課税」と呼ぶ方式が適用される。出資者は個人所得と投資に伴う赤字を合算すれば所得税を減らせる仕組みだ。

金利上昇で、リース会社苦境

課税逃れとみなしていた財務省は判決に先立ち、05年度税制改正で、匿名組合などへの出資者が各年度に計上できる損金の金額を出資額までに制限し、節税効果を弱め、一矢を報いた経緯がある。
また、日銀のゼロ金利政策の解除で金利が上昇局面に入り、リース会社の資金調達コストがあがったことも大きい。
今回の一連の再編の動きは、リース業界がこうした逆風にさらされた結果だ。
ダイヤモンドリースの小幡尚孝社長は記者会見で「合併で資本が充実し、強いリース会社になれる。業者間競争が激しくなれば、体力をつけた会社が勝つ」と、体力勝負を宣言。銀行と商社にまたがって傘下リースを合併する住友商事の岡素之社長は「攻めの合併で業界トップを狙える体制を築き、業界再編の主導権を握りたい」と述べるように、業界が大再編時代に突入したのは間違いない。

2006年10月29日01時00分

1086小説吉田学校読者(ムチ打ち静養中):2006/11/03(金) 09:07:42
>>1085
しれっと、東邦銀行が入っていますね。で、ダ埼玉りそなはない。要するに福島は関東で、ダ埼玉は関東ですらないということでしょう。

冗談はさておき、「関東周辺の地銀連合」の響きに、20世紀末から関東金融界の底流に流れる「横浜+千葉(+常陽)」の関東広域銀行設立構想の幻影を見たのは私だけか。日独伊三国同盟のようなものなのかもしれない。近衛文麿あたりが「ソ連(埼玉りそな)を加えての四国協商じゃないと意味がない」とつぶやいたとかつぶやかないとか。

1088とはずがたり:2006/11/06(月) 20:15:34
>>1086
神奈川・千葉・群馬・茨城・福島・静岡・山梨・長野の各県のトップ地銀の集合体ですね。参加銀行のなかった埼玉は同じく参加銀行の無かった東京並みと云えるのかも知れませんw
地元財界などは埼玉りそなを独立させたがってるので足利銀行の引受先にこの様な関東地銀連合が出来るとこの埼玉りそな分離の動きに何かしら影響を与えるかも知れぬ。

1090今亜寿 ◆nlHjMum/8M:2006/11/09(木) 23:05:16
出雲信組って大野豊がカープ入団するまえに勤めていた
ところでしたっけ?

1092とはずがたり@大野ファン:2006/11/09(木) 23:31:33
>>1090
おお,確かそうでしたね〜。

1099とはずがたり:2006/11/27(月) 04:37:13
常陽銀中間決算 業務純益251億円
http://www.sankei.co.jp/local/ibaraki/061122/ibr001.htm

 常陽銀行(水戸市・鬼沢邦夫頭取)は21日、平成19年3月期中間決算(単体)を発表した。住宅ローンや預かり資産関連業務が順調に拡大したことに加え、信用コストが大幅に減少したことから、本業のもうけを示す業務純益は251億7000万円で、前年同期比6・9%減だったが、当初予想(公表利益)を11億円上回った。

 18年度通期の業績予想は業務純益500億円、経常利益450億円、当期純利益280億円。信用コストの減少などにより、経常利益、当期純利益についても当初計画を上回るとともに、これまでの最高だった平成16年度の利益水準を上回る見込みという。

 株主還元に関しては、当期純利益の40%以上を目安として、うち配当性向は当期純利益の20%以上を目安とした。

 同行ではつくばエクスプレス(TX)の開業効果で住宅ローン残高が増加しており、来年度中に千葉県流山市に法人向け新店舗を構える方針だ。

(11/22 04:43)

1103とはずがたり:2006/12/07(木) 21:57:09
戦略を聞く
九州親和HD 荒木隆繁社長
http://kyushu.yomiuri.co.jp/keizai/senryaku/sen061207.htm

 親和銀行を傘下に持つ九州親和ホールディングス(HD、長崎県佐世保市)の荒木隆繁社長は6日、読売新聞のインタビューに応じ、10月に資本・業務提携に踏み切った福岡銀行との関係について、不良債権の抜本的な処理を通じて強化していく考えを示すとともに、経営統合の可能性に含みを持たせた。(園田隆一)
 ◆福岡銀との提携強化

――資本・業務提携を決めた理由は。

 「2006年3月期決算は黒字だったが、不良債権処理で自己資本比率が低下し、資本増強を迫られた。また、資本政策だけでは中間決算を乗り切れないという危機感もあった。不良債権問題にめどをつけるべき時期に来ていた。取引先企業の再生をどう進めるかを考え、不良債権処理を成し遂げた福岡銀行のノウハウ、スキルを身につけたいと判断した」
――提携の進ちょく状況は。

 「資本は福岡銀などから10月30日に払い込まれ、3人の役員も招いた。債権回収会社と(融資先の再建を支援する)地域再生ファンドは間もなくスタートできる。人的交流も進めていく。事務面や営業面での関係強化など一歩進んだ提携を協議したい」
――不良債権と決別できるのか。

 「そのために提携を決めた。緊張感はいささかも緩みない。今期は赤字になるが、来期からの2か年計画で不良債権処理にめどをつけ、収益力のある銀行にしたい」
――提携が経営統合に発展する可能性は。

 「関係を深めていきたいとの思いはある。将来の経済状況によってはそういう可能性があるかもしれないが、現段階では議論していない。統合については白紙だ。全面否定はしないが、将来のことは白紙としか言いようがない。一方で、我々は3年前に(九州銀行との)合併を経験しており、単独経営に格段のこだわりがあるわけでもない」
――ライバルの十八銀行(長崎市)が、県北部での営業強化を公言している。

 「十八銀行とはこれまでも県内で激しい競争をしてきた。今回は提携が背景にあり、(十八銀は)相当な危機感を持っているのだろう。9月末の県内の融資シェア(市場占有率)は、当行の45%に対し、十八銀は46%。長崎市など県南部で営業強化を図り、来期中に1%、300億円の差を埋め、不良債権処理の過程で失ったトップの座を奪還したい」


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