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女子会板/2

291SAKURA:2013/03/05(火) 20:21:57 ID:VaTGaQRA
「トキ様」 へ     「観覧者の皆様」 へ
こんばんは…。   ロ−マ字(大文字)の【SAKURA】で〜〜〜す。
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>>290上記は【ミカさんのイギリス体験談シリ―ズ&その他…】ですが【番外編…】

■ 第ハ章 『 6000坪のカントリ−ハウスを手に入れる 』…   
Garden
―――――  カントリ−ハウスを手に入れたわけ ―――――   その②

 がっくりした私がクリスに「これはダメよ、190番台だって」と言うと、「こうなっ
たら、川つきの家を買うしかない」と彼は決意を表明したのだ。川つきの家、というのは、
その川の流域に建つ家は、庭の幅の分だけ川の権利をもてるというもの、さっそく現地の
不動産屋に川つきの家を買いたい旨を伝えて、ロンドンに引きあげたのだけれど、待てど
暮らせど連絡がこない。ようやく、「出物がございます」と電話が入ったのは1年後のこ
とだった。

 不動産屋に紹介された家は、16世紀のハンプシャ−様式のコテ−ジ。屋根は、かやぶき
である。この屋根のカットのかたちが各地方ごとに特色があり、屋根を見ればどこの地方
の様式の家かが、イギリス人にはすぐわかるらしい。また、キッチンは、16世紀のオリ
ジナルでティンバ−様式(柱がアーチ型になっている、)マントルピ−スのあるリビング
ル−ムは18世紀製、床も柱もすべてオ―ク、庭は5エ−カ−(6000坪強)、川つきで
池がふたつ、温室もふたつ、牛小屋とガレ−ジつき、村でいちばん古く、敷地もいちばん
広い、というものだった。

 私は即、ジュラルミンボディ、BMWエンジン8気筒、さらに言ってしまうと、特別注
文で限定200台、ハンドメイドという自慢の高速マシ−ン、ブリストルを時速150キ
ロでぶっ飛ばしてハンプシャ−にむかったのだった。

 コテ−ジのオ−ナ−は、いかにもキビキビした感じの年配のスペイン人の女性だった。
彼女は、離婚してからひとりで家を守ってきたが、これだけの家を維持する体力も経済力
も衰えてきたので、泣く泣く売りにだしたのだという。それから、なぜか「あなたは料理
はできるか、庭の手入れはちゃんとするか」矢つぎばやに質問をあびせてくる。

                        つづく


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