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女子会板/2

223SAKURA:2013/01/28(月) 04:02:33 ID:zrADpWsc
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上記は【ミカさんのイギリス体験談シリ―ズ&その他…】ですが【番外編…】

■ 第六章 『 いいものを選んで30年着る、が最大の美学 !! 』…   
Clothes
―――――  リネンは鍋で、グツグツに洗い ―――――  その①

 衣服のほかに、リネン類の手入れ法もお義母さんから教えてもらったもののひとつ。ナプキンやピロ
ケース、シーツと、小さなものから大きなものまで、イギリスではリネン素材の真っ白のものが好まれて
いる。リネン類はどうやって洗うか、というと、トーマス家に伝わる何十年と使い込んだ大鍋の登場とな
る。つまり、グツグツ煮洗い、というわけだ、これは、殺菌効果もあるし、ホントに真っ白にしあがるから、
お料理用のフキンやナプキン、寝具にはぴったりの方法だ。

 まず、大鍋にお湯わかし、捨てないでとっておいた(ここがお義母さんらしい)小さくなってしまった石
けんを入れて溶かす。リネン類を入れて木の棒でグルグルかき回しながら、30分ほど煮洗いする。洗い
あげたリネンは、お日さまのもとで盛大に干す。こうしてさらに殺菌効果を高めるのだ。素材や用途によ
って、干し方もこんなに変わるわけだ。

 もうひとつ、なるほどと思ったことに、羽根枕の「打ちなおし」と言うべきものがあった。カバーはマメに
洗濯できるけれど、枕そのものの手入れはどうするんだろう、綿やそばがらだったら、お日さまにあてれ
ばいいけれど、まぁ、お洗濯とか、お手入れができるというものでもないな、とタカをくくっていた。しかし、
お義母さんである。ちゃんとその手入れをしていたのだ。羽根枕、とくに、グ−スの首から胸にかけての
フェザーダウンと呼ばれる高級品はドライクリーニングもしないほうがいいのだそうだ。じゃあ、 どうす
るのかというと、こんなふうだ。

 「さぁ、針と糸を用意して」とお義母さんに言われたときには、「えー、なんで針と糸がいるわけ?」と不
思議に思った。そんなに私におかまいなく、「では、枕を立ててとんとんと動かして」と言って、羽根枕の
手入れ法の伝授が開始されたのだった。「とんとん」された枕の羽根は、袋の下へ沈む。沈んだところで、
袋の上部をス−ッとはさみで切ってしまう。次に新しく買ってきた一カ所だけあいているコットンの袋を
古い袋の口にかぶせる。そして、その口の部分をぐるりと上から縫ってしまう。
                                   つづく


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