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エクストリームクライシス(翼の章)

81彗斗:2012/06/30(土) 00:34:53 HOST:opt-183-176-190-251.client.pikara.ne.jp
おぉ…めちゃくちゃ久しぶりですな〜〜実はこの期間中ず〜〜〜〜〜〜っと小説の文章力アップ(ナレーションの文字数アップ)の練習をしていたんです。楽しみにして下さって方が居るのならば申し訳ございません(謝)
でもその代わり目覚ましい進歩を遂げたと周りの人に励まされました。小説開始直後より数段実力アップした←(自分で言うものではない気が…)彗斗の小説、これから遅れを取り戻す為ハイスピードで書きすすめていきます。
望「でも作者の夏休み中に私の出番終わっちゃうの?」
仕方が無いのです。でも今度ここに戻ってきたら新しい企画考えるから…それで我慢して欲しいんです。
……では!! ハイスピードで更新頑張ります!! ←(…よくよく考えてみたら…誰に向って言ってんの!? この宣言?!)

82彗斗:2012/06/30(土) 14:08:38 HOST:opt-183-176-190-251.client.pikara.ne.jp
第38話 忍び寄る黒い影
 今戦いが激戦化しているノゾミ達が居るエリア、そこに向って「暗殺者(アサシン)」と呼ばれる人物が近づいている事すらノゾミ達は知らないだろう。何故かそれは…今、ノゾミ達は目の前の戦いに集中しているからだ。ハヤテが技の反動の為戦線離脱。今の状況は5VS1となっている相手となっているのは「ディフェンダー・クロス」。抜群の耐久力を誇りちょっとやそっとの攻撃ではびくともしない。正に「難攻不落の絶壁」という表現が相応しいだろう。この事に関してグレイは頭を抱えていた。今は何とか身を隠して追撃を逃れているがこの状況はそう長くは持たない。いつ見つかるのか分った物では無いのだ。今グレイは持てる知識を総動員させてこの「難攻不落の絶壁」を打破する秘策を考えていた。そこで考えた結論をノゾミ達の伝えてから作戦内容の発表する。その様な手順なのだ。
「あっ! これだ! 結論はこれなんだ!」
 グレイはとうとう一つの結論にたどり着いた様だ…だがこの状況が引っくり返るかどうかはグレイが選んだメンバーの腕に懸かっている。そのメンバーとは……ナギサとダンだこの二人のグレイは全てを賭ける事にした様だ。その覚悟が瞳からも伺える。一体そのグレイの閃いた奇抜な作戦内容とは……
「出来たぞ!! とうとう奴を打破出来るかも知れない!! まずこの箇所から試すんだ。」
 と言いながら顔を指差すグレイ。まず顔から仕掛けて見るのだろうか…この判断が間違っていないといいのだが…
「え…か…顔からやってくの?」
 少しばかり動揺しているノゾミ。装甲は顔の方が固いと知っていての事なのだろう何故グレイはあえて顔を選んだのか……ノゾミ達には訳が分らなかった。キョトンとしているノゾミ達を見てグレイは説明を手短に話した。
「あのな…何故顔を狙うか解らないのか? そんなら顔には何がある? 一つずつ言ってみろ。まずノゾミから」
 …何を考えているのかは分からないがとにかく顔にある大事な物を一つずつ言ってみろと言いている様だ。まず指名されたノゾミからスタートして
「まずは口じゃないの?」
「「「………」」」
 グレイ達はもっと大事な物があるだろうと言いたそうな冷たい視線をノゾミに向ける。そしてまあ、いいかとため息をついてから
「…まあいい。次、ナギサ」
 今度はナギサが指名された。少しはマシな答えが返ってくるかと思っていたのだが…
「やっぱり鼻とか…」
「「………」」
 今度はナギサに二人の冷たい視線が入る。今のグレイの目は完璧に死んでいる…。呆れたようにナギサから目を逸らした後ダンを見据えてこう言った。
「…グリーン。お前なら解るよな? ちゃんと戦闘訓練を教えて来たかr…」
 ら、と言おうとした時グリーンことダンが真っ先にグレイの言葉を遮ってこう回答した。
「はい!! たぶん「耳」ですかね…?」
「………」
 またもや暫しの沈黙が流れる…。グレイの視線は明らかに弟子を見下している目だ。何故かノゾミ、ナギサ、ダンの三人は嫌な予感を覚えた。目の前の人物から自分達に向けられている異様な殺気を感じたからだ…
「…一つ言っておく。ここまでお前たちが馬鹿とは思っていなかった。俺の予想を超える馬鹿だよお前たちは…」
 と言いながら剣を静かに抜いた…グレイの剣独特の音だけが綺麗に響いた。何故かノゾミ達はする事が一致していた。アイコンタクトもとっていないのに…
――バタタタタ!!!
 ノゾミ達はその場から持てる体力を振り絞って全力で逃げた。それに反応してグレイはこうノゾミ達に向って叫んだ。
「Σお…おいコラ待てぇ!!」
 「誰が待てと言って待つのよ(んですか)〜〜!」
 …と即座に回答していたその時、ノゾミはある作戦を思いつく。直ぐに走っているナギサとダンを手元に呼んでこの事を伝えたのだ。
「えぇ。やってみるしか無いわね」
「有無の選択は無し…か。よしやってみよう! 物は試しだ!!」
 その後三人は同じ路地を曲がってグレイの視界から消えたように見せかけた。この程度の事で彼の眼は誤魔化しきれない…
「何処に逃げても無駄だー! 覚悟しやがれー!」
 とノゾミ達を追って同じ角を曲った瞬間何か硬い物体にぶつかった。
「痛っつつつ…コイツは壁なのk……」
 か、と言いかけていた時、グレイはぶつかった相手が何なのかやっと確認できたのだ。それはあの時戦闘を繰り広げた「ディフェンダー・クロス」だった……
「Σうおっ!? 何故コイツが此処にいるんだ?! …まさか…ノゾミ達が誘導した…?」
 ご名答、実はノゾミが狙っていたのはこの状況だったのだ。今頃ノゾミ達はどこかに隠れてグレイを嘲笑っているのかもしれない…ノゾミ達にいつか復讐してやる。そう心の中で叫びながらディフェンダー・クロスに猛然とダッシュした……

83彗斗:2012/06/30(土) 17:25:36 HOST:opt-183-176-190-251.client.pikara.ne.jp
う〜ん…ナレーションが荒修行前よりは多くはなったけどちょっと最初の文章は流石にやり過ぎたな…文字が多すぎて…自分でも目が痛い…(笑)
この駄文の塊を読んでくれた方がいましたら申し訳ございません。

84彗斗:2012/07/01(日) 18:40:23 HOST:opt-183-176-190-251.client.pikara.ne.jp
第39話 その灰色は死の匂いを漂わせながら……
「ちぃっ! ノゾミの奴何でこんな時にコイツを呼んで来るんだよ!!」
 グレイは灰色の大剣を上下左右に振るいながらノゾミの事について毒づいた。……もっとも怒りの矛先が目の前のディフェンダー・クロスに向いているのは確かなのだが……
――ギィン! ジャキィン!! 
 刃をぶつけるたびに音が大きくなっていた。状況から考えて若干グレイが押している。次第に壁に追い詰められるディフェンダー・クロス。その様子を壁の上から四つの頭が覗いていた。ノゾミ達だ……どうやらハヤテは腫れが引き動けるようになったみたいだ。
「……で、あれが…グレイさんの実力…なのか?」
 と、隣に居たグレイの弟子、ダンに尋ねる。するとダンは体を縮め恐ろしげに肩を竦めてこう言った。何故か怖さに震えている様にも見える……。
「いや…俺の前であんなことはしないよ。……少なくとも。」
 少なくともとは一体どういう事なのか…ハヤテが聞こうとした時ノゾミがその他三人にこう言った。
「いい? あの時ナギサとダンには話たけどグレイは多分あの変なのの顔を狙うと思う。だから顔が壊されると何もできなくなるから一瞬だけ動きが止まるじゃない? その隙に今話したフォーメーションで一気に叩く! どう? 完璧でしょ?」
 どうやらノゾミは自分が立てた作戦はグレイにも劣っていないと思っている様だ。…とハヤテがすかさず痛い所を突いて来た。
「確かに欠陥は無い…。でもよ、その作戦が成功した後を考えてもみろ。……間違い無くお前ら全員グレイさんに血祭りに挙げられるぞ……特にダンなんか…」
「「「…………………」」」
 暫しの沈黙…その事は視野に入れていなかった様だ。ノゾミもダンもナギサも黙りこくっている……とその時! グレイの勇ましい掛け声が聞こえた。
「おらっ! コイツでも喰らいな!」
 渾身の一撃がディフェンダーの顔面を捉えた。その一撃を喰らった瞬間2メートル以上もあるかと思わしき巨体が2メートル位後ろに飛んだ。吹き飛んだ巨体を捉える眼光は限りなく鬼神の様に鋭かった……。
「「「「……………………」」」」
 その光景を覗いていたノゾミ達にまた先程よりも長い沈黙が訪れた……仮に作戦が成功したとして命の保証があるのかと言う問題だ。運が良くて半殺しと言った所か……
「まぁ…仮に殺されるとしても死ぬ時は一緒だから安心して!」
「「「Σちょ…それどういう意味?!」」」
 グレイの怒気と威圧に圧倒されたのかノゾミは支離滅裂な事を言い出した。…最も成功を祈っているわけではなさそうだ…(死を前提にしている訳なので…)
「そ…それじゃあ…い…逝くわよ!」
「「「…Σってあの世には逝きたく無いから!?」」」
 ……もう目に見えるぐらいにノゾミが壊れてしまっている……

85彗斗:2012/07/04(水) 04:05:51 HOST:opt-183-176-190-251.client.pikara.ne.jp
第40話 撃破! ディフェンダー・クロス 〜新たなる序章〜
「あのな……少し位落ち着いたらどうだ?」
 ハヤテはノゾミの説得を続けている。今までざっと二時間ぐらいだろうか…ハヤテからしてみたら先程から支離滅裂になっているノゾミの言動をどうにかしたいのだろう……
「まずは作戦確認だ。俺は生憎腫れが引かずに戦線離脱をしていた。今ノゾミはこの状態だ…誰か作戦を覚えている奴はいないのか?」
 とそこに一つの声が聞こえて来た…その声の主は…レンだ。レンは何かを抱えて走って来た。……何やら色んなものを抱え過ぎて顔が見えていない様だが……。
「お〜〜い!! グレイさんから頼まれたものを渡しに来たよ〜!」
「?? おい、一体何を言ってるんだ? 俺達は何もグレイさんに頼んじゃいないぞ?」
 ハヤテ達は困った顔をした。何しろ頼んでもいない物をレンから渡されるとは思っていなかったのだ。それもその筈この行動はグレイ自身が極秘に行っていた行動なのだから……そうとも知らずハヤテ達は渡された物を見て困惑した。
「? 何だこれ? 銃…だよな? 何故に四丁もあるんだ?」
「でも…この忍者刃と籠手は何? 一体何のつもりかしら?」
「僕のもなんでしょう…お師匠も変わってますね今更『駆動人形』なんかプレゼントしなくても……」
 壊れているノゾミは放っておいて……「駆動人形」とは、あるキーを差し込むと動き出す仕組みになっている人形の事だ。後、特徴としては指での操作になる事だ。それにしてもレンはこの駆動人形まで抱えて来たのだろうか………。
「まあまあ…細かい事は放っておいてその武器を使ってあの人形をやっつけてちゃってよ。」
 この時ハヤテ達は気付くべきだった……レンの立っている地面だけが融けている事に……その事は気にもしていないハヤテ、早速四丁銃の使い方を教えてもらった。
「で…要は何の為に銃が「四丁」あるのかって話なんだよ…普通はさぁ…二丁だったりするだろう?」
「さあ…その辺りはグレイさんに聞いて。私はノータッチよ」
 と適当にはぐらかしているレン、ハヤテは多少彼女の態度に苛立ちを感じながらもグレイとの戦いに加わる為、その場から飛び降りた。距離にして縦7メートル、並の人間なら運が良くて骨折のレベルだろう…ただしハヤテもノゾミ達と同じく特殊な運動神経の持ち主だこの程度の高さはどうって事無い。
――ドズン!! 
「Σうおっ!? な…何だ?!」
 新手かと身構えたがハヤテだった事に気付き構えを崩すグレイ、その姿を見てハヤテは、
「どうかしたんですか? グレイさん、俺も一応戦えますので参加しましょうか?」 
 と一声かけた、視線から察するにグレイはハヤテに殺意は無いらしい、何しろ戦線離脱をしていたハヤテはその事を知る由も無いのだから……とグレイが動かないクロスノイドを背にしてハヤテの手元に視線を落とし驚いた顔でハヤテに聞いた。
「お…お前それって…レンから渡されたものなのか?!」
「? そうですけどそれがどうかしたんです……っ!」
 言葉が途中で舌打ちに変わる。何故か? それはグレイの後ろに居たクロスノイドが顔に傷を負いながらも動きだしたからだ。
「ギギギギ…ビシィッ!!」 
 火花を散らしながらターゲットに絞ったのは……クロスノイドに背を向けていたグレイだったのだ……!!

86彗斗:2012/07/04(水) 05:07:21 HOST:opt-183-176-190-251.client.pikara.ne.jp
第41話(幕話) グレイの仮面の裏
――バキューン!
 いきなりグレイに向って銃口が火を噴いた。勿論グレイに当たった訳ではない。だが後ろに居たディフェンダークロスに向ってグレイの首筋ギリギリを狙ってディフェンダークロスにヒットさせた。
「……ターゲットブレイク…っと」
 その言葉を呟いた瞬間ディフェンダークロスの頭が飛んだ。胴体だけになったディフェンダークロスは力無くその場に倒れ伏した。今やっと完璧に破壊できたのだ。
「…すまないな。危ない所だった……」
 グレイは命を助けてくれたハヤテに感謝の意を示した。すると帰って来た言葉は……
「困った時はお互い様って事ですよ。グレイさんだって俺達が危なかった所をダンと一緒に助けてくれたじゃないですか。そう言うのは水臭いですよ」
 困った時はお互い様…か…。グレイはハヤテの言葉を頭の中で反芻した。少しは前より強くなったか……と改めて目の前の人物を仮面越しに見つめた。その顔は少しだけ笑ってる様に見え無くも無い。その時その様子を見たハヤテの第六感がこう結論付けた。
(あれ……? この人…よく顔を見たら何処かで…?)
 何処かで見た事がある、それは誰しもよくある様な事だ。同じ様に見えて違う人の事の方が圧倒的に多い。ハヤテは気のせいと割り切る事にした。だがどうしてもモヤモヤが晴れていなかった。何故なのだろうか? ずっと一番尊敬し続けていたあの人と似ている。と心の中で自然とそう思うようになっていた。恐らくグレイの後ろ姿とあの人物の後ろ姿が似ていた為だろう。
(ひょっとして……レイ…さん…?)
 「レイ」とハヤテは呟いた、ずっと前、闇に堕ちた自分をノゾミと一緒に闇の底から引き上げてくれたあの人物だ。髪は灰髪で瞳も灰色だ。何故その人物と似ていると思ってしまうんだろう…? とハヤテはふっと思った。そこで思い切って聞いてみた。
「あの…グレイさん!」
「…何だ? どうかしたのか?」
 以外にそっけない返答が返って来た。まあグレイらしいと言えばグレイらしいのだが……しかしハヤテは返答の仕方を無視して疑問をぶつけてみる。
「グレイさんって…いつも仮面付けてますよね?」
「…だからそれがどうかしたか?」
 どうしても回りくどい言い方になってしまう。そこでハヤテはグレイに思い切って尋ねた。
「これは俺の考え過ぎかもって思ってるんですが…グレイさんって…ひょっとして仮面取ったらレイさんなんじゃないかって思ってて…」
「ふっ…何だそんな事か…確かに仮面を人の前ではとらないが後ろ姿がレイとはよく似てるとスピッツやレーナによく言われるよ。だがな俺は俺はな似てると言われても仕方ないと思ってる。何故なら俺は「グレイでありレイでもあるからだ」」
 グレイでありレイでもある…これが差す意味とは一体何なのか…ハヤテは頭がショート寸前になっていた。その様子を見てグレイはハヤテにこう言った
「時期に解るはずさ、レイの居場所も…アイツはよく隠れたりするんだ人の見えない所で努力したりするからこそアイツの価値がある。俺はそう考えてるな」
 理解できそうで出来ないそんなもどかしさを感じているハヤテにグレイは一つ付け加えをした。
「でも解らない事はある時が来るまで解らない。大事なのはその時が来るまでじっと待つ。時にはそんな事も大切なんだ。」
 難しく言っているのか解りやすく言っているのかまるで解らないハヤテなのだった……

87玄野計:2012/07/04(水) 20:04:20 HOST:ntfkok253193.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
>>1
エクストリームクライシス
威力∞!

88彗斗:2012/07/05(木) 04:38:01 HOST:opt-183-176-190-251.client.pikara.ne.jp
玄野計さん>>コメントありがとうございます。この小説を気に入ってくれたのでしょうか…?

89彗斗:2012/07/05(木) 05:14:43 HOST:opt-183-176-190-251.client.pikara.ne.jp
第42話 音も無き殺戮 〜血に狂い飢えた藍色〜
 ここはブリングの中、破壊され尽くしたビルが立ち並んでいた所、今はクロスノイドの襲撃を受けてビルも立っていながらもすぐに崩れそうだった。そのビルの屋上に……一人の緋色が姿を見せた。
「目標捕捉、そいじゃここからデカイの一発放つとしますか…アサシン!」
 アサシン、それがこの人形の「名前」。暗殺者と言う名は伊達では無かった…砂煙が上がっている箇所見つけると……無機質なアナウンスが迅の耳に入る。
「ディパライト・ケミカル発射準備完了。ボタンを押すと発射します。」
 ボタン一つで沢山の命が失われる。最もこの戦いに市民を巻き込んだりしない。それもミッションだからだ。
「見つけた…標的(ターゲット)!! ……!?」
 迅はスナイプスコープを覗きこんだときノゾミ達を捉えた。だがそこに居たのは死んだ筈、アサシンが始末した筈の「鉅 戀」も一緒に捉えたのだ……!
「ん? 何でコイツは生きているんだ? 不死身か? まあ良い、また「殺せ」ばいいだけだ。」
 と独り言を言いつつアサシンが変形した「ディパライト・ケミカル」を構えなおした。そして……
「全て終わりなんだよお前たちが負ける事も最初から予測していた…つまりお前たちは俺には勝てないんだよ!!」
 また吐き捨てるように独り言を言う迅、その姿には少しばかり狂気が滲み出ている。血に飢えた…黒い闇の様な狂気。それは如何なる者でも震え上がらせる恐ろしい狂気。その狂気をこの少年らしき人物は纏っている。
「これで本当にお終いだぁ……全て…な」
「ディパライト・デストロイ発射。」
 感情の無い機械のアナウンスが発射を予告する。するとノゾミ達の方向に一つの破壊の光が放たれた……。

90彗斗:2012/07/08(日) 09:58:53 HOST:opt-183-176-190-251.client.pikara.ne.jp
第43話 神々の試練 〜ハヤテ視線〜
「いっつう〜……何なんだ此処は……? 俺…何してたっけ?」
 ハヤテは周りを見てまだ痛む頭をさすっていた。グレイからあの答えを聞いた後の記憶が全て残っていない……それに目を覚ましたら急にこんな所に居るのだから驚いたどころの話では無い。それと周りを見てある重大な事に気付く。
「はっ! ノゾミは!? 他の皆も……!? 何処行った?!」
 慌てて辺りを見回すハヤテ、しかしその空間には人はおろか何も無い空間だった……それと無駄に広い。
「……何かしらの影響で分断されたのか……? まあ…とにかくここから脱出…」
「そうはさせない……」
 ハヤテの言葉を遮る様に低い男の声がしたそれも威厳を帯びている。ハヤテは見えない人物に向ってこう言い返した……
「…はぁ!? そうはさせないだと?! 飛んだ迷惑だ! こっちは探してる人が……」
「その探している人を知っているとしたら……どうする?」
「ちっ……!」
 先程から話しかけてくる人物は何故か会話の先を見通している様に答えてくる。…心が読めているのか……?
「じゃあ一つ問うがよ……さっきから話しかけてるアンタ…一体誰だ?」
「私か……? 私は…」
 問いかけの答えが途中で途切れた……と同時にその部屋の中央に砂塵が舞い上がる。少なくともハヤテの身長の50倍程はあるだろうか……そして砂煙が晴れた所に一人……いや一体と言う方が正しいか……とにかく巨大な像が佇んでいた……そしてこの像がハヤテに話しかける…
「『聖裁神 ジャッジ』だ……」
 ハヤテは只ならぬ殺気を帯びた像に向って戦闘の構えに入った……とその次の瞬間!! 
――バキキィイイィィン!!
 石らしきものを払いのけて中に居た者が出て来た……その姿は正に『神』…神その物と言っても可笑しく無いぐらいの威厳だった……
「……で? その『聖裁神」が何の用なんだ?」
「………貴様が仲間を護り切れるだけの力量があるか…測るだけだ…」
 力量を測る…この言葉は一体何を表しているのか……その真意は誰にも分らない……只一つだけ…一つだけだが分っている事がある……それは…
――この勝負は何を如何しても勝てない。

91彗斗:2012/07/15(日) 09:20:45 HOST:opt-183-176-190-251.client.pikara.ne.jp
第44話 神々の試練 〜ナギサ視線〜
「……ん? こ…ここは……?」
 ナギサはゆっくりと辺りを見回した。しかしこの部屋らしきスペースには何も…無い。
「……あれ? そう言えばノゾミやハヤテ達は……?」
 ともう一度辺りを見回す。だが…そこには何も無いのだ。ナギサはこの状態はおかしいと咄嗟に悟った。……とその次の瞬間!
――バキィィィン!!! 
 途轍もない轟音が響いた。慌てて耳を塞ぐナギサ、そして音の影響を受けない視界で捉えたのは………
――巨大な女神像 だった、何の変哲も無い女神像、だが…何故地中から出て来れるのか……? と今度は頭の中で女の声が響く。
(あなたは……ここから出たいですか?)
 出る事が出来る……そうすればノゾミ達と合流出来る…そう考えたナギサは答えを発した。
「勿論…ここから出たいわ!! ……でも…その前に…」
 ナギサは石像に向って戦闘態勢に入る。どうやら気が付いたみたいだ。石像が話しかけている事に……。
「貴方の力……試めさせてもらうわ…でしょ?」
(ふふふっ……どうやら解ってたみたいね…)
――バキイィィィイン!!
 途端に石像が爆発した、いや爆発では無い……表面の石が撥ね退けられたのだ。そして肉声が聞こえる様になった…
「私は終焉神 サエリア!! 貴方の器、測らせてもらうわ! いざ! 勝負っ!!」

92彗斗:2012/07/22(日) 21:49:12 HOST:opt-183-176-190-251.client.pikara.ne.jp
第45話 神々の試練 〜ダン視点〜
「……ん? こ…ここは……?」
 ムクッと起き上がったダンは一応辺りを見回した……が辺りには何も無い。あるのは無駄に静かな虚空のみである。と不意に男らしき人物の声が頭に響いた……
「ハッハッハッハッ……やっと目を覚ましやがったか、待ちくたびれたぜぇ!」
 そう言い終わったと思うや否や部屋の中央に砂煙が舞い上がる。……だが出て来た物は明らかに人とは思えない物だった……
「……な…なんじゃこりゃ〜〜〜!?」
 その怪物…と呼ぶ方が正しい物体は鋼鉄の体と頑丈な頭が二つに分かれており八つの足で二つの体が繋がっていたのだ。正に傷つく事を知らない怪物そのものとしか言いようが無い。そして声だけの男は無情にも自己紹介も含めてこう言った。
「俺の名はギ―ク! 七大身の一人だ! んでそこに居るのは「デュラフ」って言う名の俺が作ったお手製の駆動人形だ。これから俺が操る駆動人形と戦ってもらう! 準備は良いな?」
 「デュラフ」…ダンはその言葉を繰り返した。師である「グレイ」が言うにはギ―ク四駆動衆の中の一つでその四駆動衆を全て操った時のギ―クは七大身の中で随一の破壊力を持つとされる。因みに一番その中で弱いのはこの「デュラフ」だ。
(何だよ…これ。こんなの規格外の大きさじゃないか…こんなのに勝てるのか…?)
 この考えが過った時、思い出したのは師グレイのある一言だった…
「負けを確立させるのは相手との実力差じゃねぇ! 自分(おまえ)の心だ! 自分(おまえ)の心が折れてさえなきゃ勝てんだよ!」
「……わかった。その試練…受けて立つっ!!」
 この様な大きな危機に直面した時に真っ先に感じるのは…「死」のみ。だが…ダンだけは違った。
(お師匠…その言葉を俺は信じて戦います! だけど…もし間違ってたらあの世で恨みますよ!!)

93彗斗:2012/07/27(金) 15:41:20 HOST:opt-115-30-135-17.client.pikara.ne.jp
第46話 神々の試練 〜レン視点〜
「……ここは…? 何処?」
 何も無い…ただ単に何の変哲も無いと言っても何かが変だとしか言い様の無い妙な空間…そこにただポツンと座り込んでいるのは…レンだ。
「もぉ…何でこんな変な所に来なくちゃいけないのよぉ…」
 何も置かれて無い為か無情にもよく声が響く。それは何処かレンが悲しそうにも見えるが…とまたハヤテ達と同じ様な声が頭に響く……ただしこの声は何処か優しさと厳しさを併せ持つ…その様な事を思わせる不思議な声音(こわね)だった……
(…あなたは…何を考えて生きてるのかしら?)
「……へ?」
 いきなり過ぎるのと質問の内容に素っ頓狂な声を上げるレン……こうするしかなかったのだろう。するとその返事を待たずに言葉が続けて頭の中で響いた。
(…まあ…いきなりこんな事言われても…答えられないのが素直な所よね。……じゃあ質問を変えるわ。貴女にとって大切な物、人…何でもいい。とにかく頭の中に浮かんだ物を言って頂戴)
「…………………………」
 暫くの間レンは黙ってしまった…流石にこの年でこんな事を聞かれる機会など無いと思っていたからだ。だがレンの頭の中には……漠然としながらも薄らと形が見えていた……。後ろ姿は人そのもの、髪の色は少しばかり緑がかって見えていた。おまけに大きな銃を肩から引っ提げている。
「……私の…大切な…物……」
(…その物を護る覚悟は…今の貴女には…ハッキリと言うけど無いわ)
「………っ!」
 心外だった。見知らない人間かも分らない様な者にその様な事を言われるのに関しては…しかし頭の中で「でも」と声が続いていた。
(でも、今のあなたには無い…つまりこれから…って事よ。貴女にも護りたい物がある事は分ったわ。声に出さなくていい。それと……これを…貴女に…)
 …と言い終わったと同時に空からキラキラと煌めくボールが落ちて来た……しかし、そのボールは何故か危険な雰囲気を醸し出している……とここでまたあの声がレンの頭に響いた。
(それは「アジット・スフィア」って言うの。昔々の古代人が作った代物よ。でも注意して、そのスフィアはかなり危険なの。下手をすれば貴女の護りたい物も消してしまうかも知れない…それだけは覚えておいて……)
 …と今度は部屋自体がキラキラと白く点滅を始めた。レンは見えもしない相手に向って最後に……こう言った。
「…一応『ありがとう』と言っておくわ。……でも、あなたは一体誰なの?」
(……私の名は…『戦慄神 リアス』。他の神様とはちょっと違うって言うぐらいに覚えておいてね)
 その後レンが入っていた部屋は後形も無く光と共に消えてしまった………

94彗斗:2012/07/27(金) 19:20:02 HOST:opt-115-30-135-17.client.pikara.ne.jp
第47話 神々の試練 〜??視点〜
「……で此処は何処なのかな?」
 突然見知らない少年はいきなり何も無い部屋に連れて来られた事に顔には出してこそいないが起こっている様にも見えた。まだブツブツと文句を垂れている……。
「まいったなぁ……まだあれとかこれの実験も残ってるのに……早く返してよね。そこに居る金髪のお譲さん」
 その少年が見据えていた方向にはまだ十歳にもならない位の幼い少女が立っていた。最もその少女は悪戯っ子の様な笑みを浮かべているが……
(こりゃまいったな…反省の色も無い…これは当分返してくれそうに無いな……やれやれ)
 呆れた様な悲しんでいる様な顔をして少年は幼い少女に近づいていく。……とその時! 少女の姿が一瞬で消えてしまったのだ!!
「……なっ! ……これは一体全体どう言うつもりかな? 魔法で僕と勝負か…面白い事を提案してくれるね」
 と愚痴に似た言葉を吐きながら冷たい光を放つ魔法陣の構成と展開を繰り返す少年、どうやらノゾミ達を遥かに凌ぐ魔術師の様だ。冷たい光と複雑な魔法陣からして恐らく「氷結魔法」か或いは……「絶対零度魔法(アブソリューズ・ゼロニクル)」。この魔法はどのような物理法則も弾き返してしまう無敵の結界魔法。その威力は神をも凌ぐほどの威力だと語り継がれている。その上攻めにも守りにも強烈な威力を見せ対峙した者を震え上がらせる。その名の通り「完欠無双」の魔法なのだ。
「……僕は本来、こんな事はしない。……だけど僕を怒らせたのが運の尽きだったね。またあの人と同じ様にフルボッコにしてあげるよ」
 その時、少年の脳裏には手入れをしていない金髪に黒いサングラスをかけた不良らしく見えるの青年無様な姿が移っていた……その人物は…そう、不良に見える外観、黒いサングラス、そして手入れをしていない金髪。間違い無い……デルトだ。
「じゃ、氷漬けになる前に僕の名を名乗っておこう。僕の名は…「カイ」、「白井 魏」だ。それじゃ、See You」
 その言葉を言い終えた途端カイの周りにカイ程はある大きな氷の塊が浮遊し始めた。そして……呪われし古来の魔法陣を狭い部屋の中で…解放する。
「『白銀の騎士』の名は伊達じゃないよ。……消えな『凍結監獄(フリージング・プリズン)』」
 その呪文を唱えた瞬間部屋は消し飛びそのカイが入っていた部屋の外にあるスペースには無残にも部屋の破片が飛び散った……そうこの事を予知した上での事だったのだ。……残されたのは大量の氷と…雪銀色に光る鎧(アーマー)のみだった。
「……残念ながらその魔法は対策済みだよ。……カイと言ったかな?」
 カイは静かに目を開けた後声のした方を見てみた。がそこには何もいない。辺りを見て回ったものの何も見つからないのだ。
「……遅いよ」
 その瞬間上からの衝撃がカイを襲った。

95彗斗:2012/07/27(金) 22:36:20 HOST:opt-115-30-135-17.client.pikara.ne.jp
第48話 神々の試練 〜???視点〜
「……一ついいかしら? 私は勝手に連れて来られるとか変な所に押し込まれるとかがとっても嫌いなの。だから……アンタ、許さないわよ」
 少女はかなり苛立ちを感じていた。何故なら目の前に居る相手に呼び付けられたと思えばこんな所に押し込められたからだ。そこは彼女が話すとおりである。だが……問題は…その話しかけている「相手」だった……目の前に立っていたのは…「呪怨神 ネクロ」だったのだから……。
「……お前…それは俺に向って言えるのかどうか…身を持って確かめたらどうだ? 話はそれからだ……掛かってこい。全てお前の技を封じて見せてやる」
「それじゃお言葉に甘えて……行かせてもらうわよっ!!」
 少女はそのままネクロに向って猛進してから至近距離で魔法の構成を解放した。それも……一番威力のある「幻黒魔法」だ。
「幻黒を刻みし黒流よ今その力を私に示せ! 黒流幻海!!」
 と叫んだ途端に少女の手の中に黒い塊が出来ていた。その姿は…何処かノゾミの魔法「破壊者達の魂(ブレイカーズ・ソウル)」に酷似していた……
「…………………………」
 ネクロは無言のまま動こうとしない。そうすればいずれ……時が経てば魔法の一撃を喰らう事を知らない筈はない。何せ相手は「神」だ。
――ドゴッ!!
 ネクロは結局そのまま動こうともせず少女の一撃を喰らう事となった……それを見た少女は神を嘲り笑う。壁に激突した後に倒れたままのネクロをバカにするように……。
「ふんっ!! 何が神様よ。どうって事も無いじゃない。」
「………………」
 ネクロはそのまま無言で起き上がって闇に溶ける様な黒い双眸を見開き少女を見つめた。流石にその双眸に見つめられた者でゾッとしない人はいないだろう。その双眸には少なからず狂気が入り混じっているのだから……
「貴様は…これから自分の首を自分で締める事になるだろう……それでも尚、この勝負…続ける価値があるとでも言うのか……」
 ネクロは静かに少女に向って言い放った戦いが全てでは無いとでも言う様に…だが少女の答えは彼の望み通りにはいかなかった。別の答えが返って来たのだ。
「………「呪怨神」とか言ってるけど本当に人の憎しみって奴に触れた事があるの? アンタは人の心を見透かせるって言うの? ……ハッ。バッカみたい、人の心を見透かすのは気持ちいいかもしれないけど少なくとも私は……アンタよりも強い憎しみを抱いて生きてる!! 私にとって戦いは「存在意義」を掴む為に大事な物、それを手放す事は……死んだも同じなのよ!!」
「……それは…本当にそうなのか? お前は偽っていないか? 真偽程度なら誰だって判断できる。勿論、この俺もな。」
 ネクロは何もかもを見通した様な口調でそう告げた。が、それが少女の感情を逆なでした事を知っていて……少女は大声でネクロに言い返した。それは……心の中からの訴えの様にも聞こえた。
「アンタは護りたい物が無いの!? 私は少なくとも護る物の無いアンタよりは上だと思ってる!! 私は護る物はある。だけど私はその護る物から裏切られた! だから私は他の人は信じない! 信じたくない!! ……感情が無いのなら…アンタは相当な化け物よ」
 『化け物』その言葉がネクロの胸に深く刺さった。……かつて自分が神としてではなく人間として生きていた頃、魔術師と解るや否や愛する者に裏切られ、『化け物』だという理由で故郷を追い出された揚句、目に映る何もかもがが絶望一色に染まっていたあの頃……その時初めてネクロは気が付いた。この少女は……自分の過去を映し出せているんだと…そう思いを馳せても尚少女は叫び続ける。
「アンタは何も分っちゃいないんだ!! 私がどれだけ辛い思いをしたのかも…感情の無いアンタに何が…アンタに何が……」
「黙れっ!!!!!!」
 柄にも無くネクロが大声で怒鳴った。彼の周りを包んでいた黒いオーラが一層黒くなった様に見える。ネクロの黒い双眸はもう唯の漆黒では無い、狂気の混ざった漆黒と化していた。
「貴様には…俺の…境遇はわかりもしないっ!!! それなら教えてやる!! 俺がどんな道を歩みそして滅んだのかをな……!!」
 その言葉を言い終わるか終らないかのタイミングで部屋が黒い霧に包まれた………

96彗斗:2012/07/27(金) 22:44:49 HOST:opt-115-30-135-17.client.pikara.ne.jp
お知らせ
え〜こんな駄目文章を見ている人などいないと思いますが一応お知らせです。私のコラボ小説「パープルストリーム・ファンタジア」ですがちょっとしたこの本編の関係で暫くの間ですが連載を中止します……
楽しみにしていた方が居るのなら本当に申し訳ありません……(謝)

97彗斗:2012/07/28(土) 01:56:52 HOST:opt-115-30-135-17.client.pikara.ne.jp
第49話 黒き影差す時… 〜破壊と黒龍〜
 …ここはクロス達の話にも出て来た「常闇の神殿」。此処は常に薄暗く闇の狂気が漂っている為神ですらも近づけないのだ。……ここにある結界の中に…クロスの兄である「滅壊神 ロイダー」の本体が安置されている。かつて「分体」と呼ばれるニセモノを作ってこの地方に災いを齎した。だからこそ本体をこの場所に安置しなければいけないのだ。
「……お前か…7(セブン)と名乗るものは……」 
 ロイダーはその結界の中から外観を見ている物に話しかけた。だが…この物は人では無い様だ。言うなれば「龍」体が朽ち果て大空を舞う為に必要なあの龍特有の大きな逞しい翼は…被膜に穴があいて所々白骨化している。勿論の事体がこの様な事になっているのなら当然、顔の方も同じ様になっていた……所々だが白骨化している…言うなれば…「黒の化身」その物だ。
「……ガルルルル…」
 言葉は発しない、どうやらとうの昔に言葉と言う物を捨ててしまった様だ。骨ばった外殻だけが妙に際立って見えてる……とその時!
「ガグルワァァァ!!!」
 その龍が結界に襲いかかり何とロイダーの入った結界を砕いてしまったのだ!! 当然の事ながらロイダーは結界から出て来てこう満足そうに言った。
「…フン! 何処の誰かは知らないが名を名乗れ。喋れる事はとうに知っている。」
 ロイダーは黒き龍に向ってこう言い放った。まだ話せるとは一体どういう事なのだろうか……とその時!! 何と龍が喋ったのだ!!
「…ほおう。この俺が喋れるとよく判断したな。俺は「ウィズリアム・ボーン」冥国からの使いの一人だ。お前が……滅壊神ロイダーだな?」
「そうだが…どうかしたのか……俺が?」
 その確認を取った後龍は…抑揚の無い声でこう告げた。それは神の宣告だ。勿論の事俺達のボスからのな」
「? それは一体どう言うつも……っ!!」
 何といきなり黒い龍はロイダーを襲い始めたのだ!!!

98彗斗:2012/07/30(月) 16:08:48 HOST:opt-115-30-135-17.client.pikara.ne.jp
第50話 光の石室の中で…… 〜時空と希望〜
 …ノゾミは目を覚ますと同時に自分は何故か光る石で出来た石室に居る事が伺えた。…さっきまで町の中に居た筈なのに…。
「……驚くなと言っても無理があるだろう。さっきまで町の中心部に居たのだからな。」
 慌ててノゾミが後ろを向くと…そこにはクロノス地方、七大神筆頭である「時空神 クロス」が物音立てず静かに立っていた。ただ一つ気になるのはやや気紛れそうな視線を浮かべてノゾミを見ている事だ。突然呼び出された事やその視線にムッとしたのかノゾミが先にクロスから事情を聞きだそうとした。
「アンタねぇ…いきなり何なのよ! さっきまで私達は死ぬか生きるかの戦闘をしていたのよ!? それを邪魔して何がした…」
「それについて…まず違っている点が一つほどある」
 クロスはノゾミの話を遮る様に冷やかにかつ淡々と言い放った。その雰囲気からしてまるで…氷の様だ。そして…ノゾミにとっては信じ難い言葉をクロスはノゾミに言い渡す。
「生きるか死ぬか…いや違う。お前は…いや、お前たちは「あの時既に死んでいた」のだ」
「…え? 今何て……言ったの?」
 衝撃がノゾミの体を走った。その後立っていられなくなりその場にヘタリ…と座り込む。
――自分は既に死んでいる…
 ゾッとする様な事実を突き付けられ困惑するノゾミ。だがこの部屋は…もしも死んでいないとすればこの部屋に何の為に閉じ込められたのだろうか…絶望だけが頭の中を支配する。その後クロスは追い打ちでもたたみ掛ける様に言葉を続けた。
「この部屋は通称「亡者の室(もうじゃのむろ)」ここに死人を閉じ込めて裁きを待つ。…勿論の事「天界」か「冥国」か……だがな」
 確かに…とノゾミは納得できた。人間が入って暮らすには物が足りない。しかし此処に死んだ者が入るならハッキリと言えば物は要らなくなると言う事だろう。ここには家具も椅子も何も無い。ただ在るのは煌めく不思議な石で作られた壁のみだ…無機質で何の変哲も無いただの壁…
「…だが。ここにも掟の一つ位はある。それは……」
「…それは……?」
 やたらコイツ勿体付けて来るな……とノゾミは内心思ったりしたが口には出さなかった。…しかし顔の表情に出ている…。
「私と…戦え。そして…勝つ事だ!!」
「…え!? ち…ちょっと待って…アンタと戦う!? 私そんな事…」
「それでは…いざ参るっ!!」
 ……とてもいきなりだが人間魔導師VS魔導師界最強の神の戦いが始まってしまった……

99彗斗:2012/07/30(月) 16:16:06 HOST:opt-115-30-135-17.client.pikara.ne.jp
まさかの50話がノゾミVSクロスとは…正直驚きました…(何せ即興で文章を構成しているので…)
因みに次は本当に来るとは思わなかった祝! 100レス記念スペシャル!! っちゅう事でスペシャルなお話を書き綴りたいと思います。この界の題は……
「クロノスと七つの神の原点」(仮題)
 です。もうチョットカッコイイ表記が出て来ましたらそちらに変えますので少々お待ちを……(って待ってくれる人も居ないか……)

100彗斗:2012/07/30(月) 21:11:37 HOST:opt-115-30-135-17.client.pikara.ne.jp
祝! 100レス到達記念! 〜特別幕話書き下ろし!〜
…はいっ! 99にも書いてあった様に今回は特別話でございます。内容は…やっぱ言わない方が良いですね! そいじゃ…スタートです☆

覚悟、この書を呼んでいる君たちはその精神を持ち合わせているか? もしも「覚悟」を君が持っているのならそれは素晴らしい事だ。この書はクロノスの神々の事、伝説上の「ゴッディストビッグバン」の真偽に至る全てを書き記した真実と同時に虚空を今に伝える書物である。

特別幕話 書物に記された神の真実(壱) 〜見つけ出された古来の書物〜
「…あん? 何だこれ? お〜い…クロス! この書物は一体何だ?」
 偶然ギ―クが手にしたのは整理中の書物庫から出て来た古ぼけた一冊の本、著者は……書いてあると思わしき所が破れてしまっている為分らない。それ位古ぼけていたのだ。
「ん? 呼んだか? ……これは…見た事無いなぁ…おい皆! この本呼んだ事あるか?」
 クロスは書物庫で整理をしていた他の七大神や七聖徒である「セン」や「クウ」に呼びかけた。(センとクウ以外のメンバーは任務に出掛けていて留守の状態なのだ)暫くしてセンとクウが出て来た。埃のせいか二人の髪や顔の至る所が妙に灰色がかって見える……
「ハイ? 呼びました?」
「もう…クロス一体何なのよ! こっちも大変だって言うのに…」
 クウは比較的穏やかなのはわかる。が埃っぽい所に居るのが嫌なのかセンは怒りの矛先をクロスに向けて来る。最も書物の整理をしようと言いだしたのがクロスだからだ。暫くして「双極神 リラ」こと、リーズとラグがやって来た。それに続いて「戦慄神 リアス」、「聖裁神 ジャッジ」や「終焉神 サエリア」。そして最後に渋々と言った表情で入って来たのは「呪怨神 ネクロ」だ。ただ、問題なのはジャッジ。只でさえ狭い部屋なのにジャッジは他の神に比べて大きいので大体の場所を取る。だから他の皆が狭く感じてしまうのだ。
「…やっぱここに呼んだのは不正解じゃないか……?」(ギュウギュウ……)
 ギュウギュウ……とすし詰め状態になった部屋を見たギ―クが第一声を上げた。すると…
「確かに…ここに皆を呼んだのは間違いだったか…皆! 何とか別の部屋に出よう! 下手すると私の意識が…(カクッ)」
「「……っておい!? それをまず言って!?」」
 すかさずツッコミを入れるギ―クとクウ。クロスはもう既に危ない状態の様だ。慌てて皆が外に避難する。最後に出て来たのは…やはりグッタリしたクロスだった…が手に肝心の書物はしっかりと握られている。
「……ちょっとばかり遅かった様だな…南無阿弥陀…南無阿弥陀……」
 ギ―クの言葉を引き金に一斉に周りの皆が倒れたクロスに向ってお経を唱え始めた……神の寿命はほぼ無限。ただしそれは空気があればの事だ。空気が無ければ神だとしても死んでしまう……と思うのだがクロスはガバッと跳ね起きた。
「……って何を勝手に殺されなくてはいけない!? 私が何かしたのか!?」
「……したじゃない。色々と『悪事』紛いな事」
 ボソッとセンはクロスに向って呟いた…とその時センの直感が瞬時に働いた。その呟きの後センはクロスの持ったままの書物を指差して言った。
「…ねぇ? その書物…妙に淡く蒼に光って無い? 私はそう見えるけど……?」
「「「「「「「えっ……?」」」」」」」
 隅でジッと観察していたネクロ以外の皆がクロスの手元を確認する……が。
「なんだぁ、何も無いじゃん、ビックリさせるなよセン」
「ホントよ。悪い冗談はいけないわよ?」
「……? あれ? ホントだ…私の身間違いかなぁ……?」
 よく見直すと何も変哲のない只の書物だ。…フッと何も言わないネクロを見ると…何か考え込んでいる。まさか…同じ物を見たのだろうか……一応センはネクロに聞いてみた。
「…あの…ネクロさん? 何考えているんですか?」
「………」
 やっぱりこの人絡みづらいなぁ…と思った矢先ネクロが思ってもみない事を口にした。
「……いや、確かにセンの言う通りかも知れない…確かに…今、その本が光った」
「「「「「「「「…………………」」」」」」」」
 その場に居た人物全員がその場に凍りついた。そして恐る恐るクロスも自分が手にしている書物を目にしてみた……すると。
――ポワン…ポワン……
 何と! クロスが持っていた古ぼけた書物が静かにキラキラと煌めいていた……
「……………(汗)」
 無言でクロスは書物を見ていた……他のメンバーも無言でクロスの片手を見つめている……とその時!
――その部屋に居た全員がその部屋から消えた………

101彗斗:2012/07/31(火) 18:30:33 HOST:opt-115-30-135-17.client.pikara.ne.jp
黒、これはこの地に潜むある化け物の事を書き表した言葉である。この言葉にはある意味が込められている。それは…暗闇でも無くかと言って狂気などの言葉を表した言葉でも無い。この言葉は……遅かれ早かれ確実に起こりうる出来事に関しての予言である。

100レス到達記念 特別幕話 書物の語る予言 〜この地に降り立つ災厄と十の神〜
「…う〜ん…みんな居るか?」
「…な……何とか…皆さん無事です」
 クロスの声に反応したのはリアスだった。クロスは朦朧としている頭に鞭打って思考回路を無理やり働かせる。そして出て来た結論は…
「…そう言えば…この書物が原因だったかな? ここに来てしまったのは……」
「あぁ、この書物が蒼く光るのを見た後俺達の意識が飛んでやがる。…全く手の込んだ悪戯だな」
「……いや、これは単なる悪戯ではなさそうだ。結界包囲魔法が張られている。しかも最上級の魔法…コイツは唯者じゃない。手の込んだ魔術師だ」
 ネクロには自分達が囲まれている網の様な物が唯の網には見えなかった。そこで自分と戦った事がある魔導師の記憶を探しこの網は最上級の結界包囲魔法である事を思いだしたのだ。だが…この魔術は…使用できる者は…一人しかいない。その正体は…
「……夢幻 霊也(むげん りょうや)コイツしかいない。何処だ…出てこい」
 するとネクロの呼び掛けに答えたのかはたまた偶然なのかわからないが夢幻…すなわち夢幻博士が出現した。静かに且つ不気味に揺れる暗い茶色(ダーク・ブラウン)の髪、そして冷やかに七大神達と七聖徒のセンとクウを見つめる焦げ茶色の瞳には感情が籠っていない。そう…まるで人形の様に……。
「…この野郎! いい加減こんな薄汚い部屋から出せ! わかってんのか!?」
「…確かに苛立っている事に至っては申し訳ございません。ですが私事としては皆様にどうしてもお話しなくてはいけない事があるのです」
「…………………………………」
 感情的になっているギ―クを他所に真偽を見極めようとするクロス。その姿を見た夢幻は自嘲めいた口調でこう言った。
「…まぁやはり私は神様方々に信用が無い様だ。それなら私を殺すなり好きにして下さい。……ただしもしこの事が現実で実際に起こったとしたら…その時は一切の責任を追いません」
 夢幻は淡々と…屈託なく静かに言い放った。そればかりは本気であると信じたのだろうクロスはこう返答した。
「…わかった…もしも、お前の言う事が本当なのなら信じる。要件を言え」
 クロスが見た所、微かにだが夢幻の顔に笑みが浮かんだ気がした。だが夢幻はその事については口にせずにクロス達にこう言った。だがその言葉は本当かどうかは判断しかねる内容だったのだ。
「…それなら要件を言いましょう、その要件と言うのは……黒。即ち、この地方に危機が迫っていると言う事です。その事を伝える為だけにあなた方をお呼びした次第でございます。あと…」
 夢幻は言い忘れていた事があったかの様な表情をつくってこう言ったのだ。その内容は……
「この地クロノスには貴方の他に後三体程ですが神が眠っているとの事です。その一人が…クロス様、貴方様が長年探して来られた兄上である「滅壊神 ロイダー」でございます」
「な……っ!?」 
 衝撃的な事実を突き付けられ困惑するクロス。…かつて神話上の話としては七体神は仲が悪いと思われがちだが本当の所は「滅壊神 ロイダー」を封印する為に戦ったのだ。だがその封印した相手がまさか自分の長年探し求めていた兄だとは知らずに……
「…けっ! 誰がそんな話を聞いて鵜呑みにするか! 俺は絶対にそんなの信じないからな!!」
「……信じよう。夢幻、お前の言葉を…もしもこの地方に危機が迫っているのならその危機を払いのけるだけの力を蓄えればいい。…そう言う事なのだろう?」
 クロスの瞳は赤と青の光が入り混じっていた混じりはしているものの紫では無い。混ざっている様で混ざっていないのだ。それはまたクロスの「覚悟」を表していた。
「……それについては御想像にお任せします。ですが…貴方達だけでは到底無理かも知れませぬその事を予め念頭に置く様にして置いて下さい……では」
 そう言った後クロス達の視界はまた……徐々にかすんでいった後何も見えない闇へと視界が変わった。

102彗斗:2012/07/31(火) 20:20:23 HOST:opt-115-30-135-17.client.pikara.ne.jp
訂正とついでに……
え〜分らなかった人がいるかも(って言うかこの駄文を理解できる方が凄いわ……)知れないので一応解説を……
一つ101レスに(弐)って言う見出しを付けるのを忘れていました。
 その他にも文章を詰め詰めで書いているのは恐らく私ぐらいだと思います。見にくい事この上ないと思います(って言うか見てる人いるのかな……ちょっと心配だな…)

103彗斗:2012/08/01(水) 12:47:24 HOST:opt-115-30-135-17.client.pikara.ne.jp
100レス到達記念 特別幕話 選び出された七人の英雄 〜三体の神の行方〜
「…ぅん? ……はっ! 皆大丈夫か!?」
 フッと頭から意識が飛んでいたクロスは辺りを見渡す…ちゃんと全員居る事が確認できた。ホッとしてからクロスは七聖徒のセンとクウを含めた全員にこう言い渡した。
「意識が戻って早々では頭の中に入らないだろうが…今から夢幻が言っていた「滅壊神」についての調査と念頭に入れておけと言われた事についてだが…「英雄」を選出する事にした。各自その事について徹底的に調査する様に。だが…まずは……」
 と辺りを見回しながら言いにくそうに皆の顔を見る。そしてセンがその言葉を付けたした。
「まずはこの汚っったない書物庫を大掃除してから……って事よね?」
「その通りだ。…よし、それでは各自まずはこの書物庫から大掃除に掛かるぞ!」
 その声を引き金にその場に居た全員が書物庫をドタバタ荒らす様な大掃除を始めた……とその傍らでクロスが持っていた書物に開けっ放しにしていた窓から風が吹いてページがめくれた。そのめくれたページには…こう書かれてあった。
「英雄の資格を持ちし者。今、その名をここに記す。
 橘 望、紅 颯、鳴滝 渚、緑矢 慱、鉅 戀、白井 魏、黒斉 華音。
 以上、この七人が英雄の資格を持ちし者である……『夢幻霊也』」

104彗斗:2012/08/01(水) 12:51:22 HOST:opt-115-30-135-17.client.pikara.ne.jp
驚いた方が大半ではないでしょうか? ちょっとだけ意外な結末をくっ付けたかったものでして……で、まぁ取りあえずここで特別幕話は終了です。
見てくれた方ありがとうございました! 後少しだけこの駄文に付きあって下されば幸いです。

105あんみつ ◆TJ9qoWuqvA:2012/08/03(金) 11:53:48 HOST:p141213.doubleroute.jp
こんにちは
私もいれて下さい。
ルーナのファンタジー小説と楽しい仲間たち
っていうブログ来てね

106彗斗:2012/08/03(金) 12:28:02 HOST:opt-115-30-135-17.client.pikara.ne.jp
あんみつさん>>
どうぞどうぞ! いつでも歓迎です。そのブログも少し気になりますので足を運んでみます。

107計ch:2012/08/04(土) 10:00:53 HOST:ntfkok178023.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
あんみつは、僕への2chからのネットストーカーなので
シカトしてていいよ。構ってchは調子に乗らせちゃあいけない。

108彗斗:2012/08/04(土) 19:33:41 HOST:opt-115-30-135-17.client.pikara.ne.jp
計chさん>>
え…それ本当ですか……? まぁ本当ならホントだったで信じますけど…

109彗斗:2012/10/07(日) 23:50:29 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
すごく久々の投稿、こっちの方のストーリーを忘れて無けりゃいいけどww

第51話 逃走及び戦闘不可能
「……さっきから何しても今一つどころか全然気いてる素振りを見せないな……あのジャッジとか言う奴は……」
 ハヤテが目を付けていたのは相手の絶対的な破壊力、そして圧倒的な防御力だ。
 今までこの様な化け物もどきを相手取った事は無いが、こう言う者に効くものはハッキリと言うが無いと考えるしかないのかもしれない……正しくは「かもしれない」では無く言いきらなくてはいけないのだが……。
(幸い機動力には欠けているが……死角は無いのか……? この化け物を倒す死角は……!!)
 何をどう考えた所で状況は打開すら出来ない。ただ悪戯に時と魔力が減って行くだけだ。絶対的な攻撃力とリーチ、そして防御力。これさえあれば如何なる戦いにおいても確実に勝利を掴む事が出来るだろう。
 だが、ハヤテは諦めなかった。絶対に生きて帰る為だけに……
(いや、諦めたらそこまでだ! 限界なんて無い、決めるのは自分自身だ!!)
 そう胸中で呟き、静かな闘志を燃やす、と同時に頭をフル回転させ色々な作戦を頭の中でシュミレートしてみるがどれもこれもあの屈強な防御力に阻まれてそれほど大きな効果は期待が出来ない。
 その防御力にはハヤテもタジタジになっている。
(やっぱりあの防御力が高過ぎる……防御を逆手に取るやり方は……無いのか?)
 考えている最中にも強烈な剛撃が飛んで来る。勿論当たれば即死級の大技ばかりである。しかも力の制御も出来ている為が軸のブレも無駄な動きも付け入る隙も全く無い。その時、ジャッジが挑発する様な発言をし始めた。
「やはり策無しでは私に叶わないとでも言うのか? この鉄壁は「オベリスクの鎧」とも呼ばれている伝説の鎧だ。そう簡単に破れる物では無いぞ!!」
 鎧……とハヤテはおもむろに呟いた。当然の事ながら鎧を着込むと重くなる。すると重みが増す為、威力は上がるが隙が生まれてくる訳だ。何か突飛な事がもう少しでハヤテの頭の中に浮かびあがろうとしていた……とその時!
「うおっ!?」
 ジャッジが自分の出て来た窪みに躓いてバランスを崩しそのまま地面に倒れ込んだのだ。その瞬間をハヤテは見逃さなかった。
「!! そうだっ! あの手しか他に方法が無い! やってみるしかないか……!」
 そう呟いた瞬間、ハヤテは音速魔法を駆使して、ジャッジの足元に回り込んだ後、足元の周りをぐるぐると回り始めた。一体何が始まると言うのか……?
 ジャッジがバカにした様な口調でハヤテのしている事を嘲笑った。
「フン! 今更どう足掻こうと如何なる策も私の前には通用しない!!」
「さぁて……そいつはどうかな? アンタは大切な事を見落としてたぜ。俺も気が付かなかった盲点をな!!」
 ハヤテは咄嗟に身を翻し高くジャンプした後、ジャッジの足元にあった瓦礫を一つ蹴飛ばした。するとバランスが取れていた筈の足場が急にぐらつき始めて……そのまま床に倒れそうになった時だった!
「俺はこの時を待っていたっ! これが仲間を護る為に使う、今の俺の最大限の力だ!!」
 ジャッジの背中を両足で上空に蹴り飛ばした後目にも留まらない速さで剣を携える、そして貰ったばかりの銃を一丁手に取り舞い上がっているジャッジに向って猛然と跳ね上がった!
「何をしても同じ事!! この程度では私は倒れない!!」
 体勢を立て直そうとした時、また背中から打ち上げられた様な衝撃をジャッジは感じた。どんどん高度を上げて行く巨体が戦っているステージギリギリにさしかかった時、上昇がピタリとやんだ。
 その時、耳元でハヤテの声がした。
「如何なる護りも重力が与える衝撃には耐えられない。この高さから叩き落としてやる!!」
 その声を聞いた瞬間、ジャッジは腹の辺りに圧迫感を覚えた。そのままどんどんと降下していく。ジャッジも何もしなかった訳ではないが腹の辺りに居る相手が小さ過ぎて狙いが定まらない。この時……ジャッジは神になって初めて敗北を感じた。
「不可能なんて無い! 俺たちの可能性と絆には限界点は無ぇ!! 一気にとどめだ! グラビティ・ファルサー!!」

 次の瞬間、神は巨大な大地に叩きつけられ粉塵と砂煙と轟音の中へと赤紙の少年と共に消えて行った……。

110ピーチ:2012/10/08(月) 20:09:40 HOST:i121-118-222-157.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>

可能性と絆に限界点はない……

何か凄くいい言葉な気がする←

111彗斗:2012/10/08(月) 20:57:08 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
何気にさりげなく格好良い台詞を喋ってるのは大体がハヤテかナルキか……かな?

そりゃ勿論、私にとってこの二人は永遠のヒーローに等しい奴らですからww

112ピーチ:2012/10/08(月) 21:09:08 HOST:i121-118-222-157.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>

マジか、限定されるかww

でも限定されるもんだよね、どうやっても←

永遠のヒーロー…あたしの中にはそんなの居ないなww

113彗斗:2012/10/15(月) 10:26:39 HOST:opt-115-30-133-28.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
限定しないと滅茶苦茶になるしねw

ざっとした大体のイメージ的にも男子陣は微妙に違ってるから……似てる事は一部を除いてまず無いかもね(リーズ・ラグの場合は例外)

それにどの章になってもキャラ自体の立場は性格や口調が違えど同じ事になってると思うね(例えば……ハヤテとコウみたいに主人公の面倒見てると事かね)

面倒見が良い人は色んな意味で本当に憧れちゃうよ〜(色んな意味でだけどねww)

114ピーチ:2012/10/15(月) 17:36:56 HOST:i121-118-222-157.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>

うん分かるよその気持ち

あたしも主人公が世話焼かせてばっかだからね←

その度に周りが大変な目を見るという←可哀想だねw

115彗斗:2012/10/17(水) 23:10:47 HOST:opt-115-30-133-28.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
本当にお気の毒さまです(笑)

最近ふっと思う事なんだけど……ノゾミは主人公に向いてないって思えて来たww

116彗斗:2012/12/21(金) 00:40:04 HOST:opt-115-30-133-28.client.pikara.ne.jp
この話には珍しく上・下乃章に分かれていると言う回。因みにナギサ関連はこの手の物が多いと考えるのもアリです。
それと久々の更新、最近小説も行き詰りつつある今日この頃……何とかして打開策を見つけねば…(汗)
――――――――――――――
第52話 神の手 上乃部
「私の扱う剣の光には他者の運命を奪う力があるとされている……その意味わかるかしら?」
「さぁ……私には何の事かサッパリ……!!」
 ナギサの言葉を掻き消すかの様にサエリアは背中に両手を廻して剣を取った……が手は他にもあった。
 正にその姿は……千手観音にも酷似していた。
「……剣の数で押せばいいって物じゃないわよ!!」
 こんな強がりを言ってはみるものの、こちらには此処に来る直前にレンから貰った小振りな剣とスレイの二振りしかない。大小違う上にスレイは両手剣なので、双剣の様に扱う事は到底不可能だ。
「おいおい……天下無双の剣豪様でもこの敵は流石にフラグが立つぜ?」
 やや冷やかし気味にスレイは背中越しに話しかけて来る。だが、生と死が懸かっているこの大勝負、呑気にボケと突っ込みのやり取りは出来ないのでナギサはスレイをスルーした。
「千の剣・千刃楼の前に死角は無いわよ。いざ勝負!!」
 そのやり取りを無視して、サエリアは勝負開始の宣言をした……怪しく光る千刃楼は一本一本が光っている為、至近距離で星空に浮かんでいる星々を見ているかの様な輝きを放っている。
 背中から生えた実体の無い手は、実体である鉄でできた千刃楼をしっかりと一本一本掴んでいた。
(見た所、死角も無く構え方にも無駄が無い……やはり相当の手慣れとみるべきね……)
 その真摯にナギサを見るその眼は数多の戦乱を潜り抜けて来た絶対強者の風格を宿していた。しかし、その洋蘭色に光る瞳の奥にナギサはある物を感じた。
(…躊躇っている? この戦いを拒んでいるの……?)
 暫く考え込んでいると、サエリヤの方から先に仕掛けて来た。
 ダンッ! と大きく跳躍してジグザグに且つ不規則にナギサに近づいて行く。その千本の手には無数に光る鋭い刃がずらりと刃を揃えていた。
「さて……この手あの手色んな策を講じてみなさい。それが吉と出るか凶と出るか……私は分るけどね」
「チッ……私の行動パターンすら読む読心術……私のしようとしている事は全てお見通しって訳ね……」
 宙を舞う形になった回避行動で千の刃を回避しきった後、即座に小振りな剣を手に取り逆手に構える。
 その剣を見てサエリアは少し驚いた様な表情を見せ、肩を顰めてこう言った。
「へぇ…碧忍剣 アクアニル……かと思ったけどよく見たら違うみたいね。贋作の剣じゃ到底無理ね。それが本物なら話は別だけど……」
(本物だったら……? この忍者刀に何があると言うの?)
 サエリアの言葉に、暫し手元に握った剣を見つめるナギサ。しかし相手はそう簡単にはナギサに考える隙は与えてくれない。すぐさま第ニ波の攻めが襲って来た。
「太刀壱乃形! 連撃斬閃光!!」
 鋭い刃が雨嵐の様に瞬間的に振り下ろされ続けている。この数の斬撃を見切る事は到底どんな人間でも不可能と考えるべきだ。背中からスレイを苦し紛れに掴み取り、壁として使用するしかなかった。
「イデデデッ!! これ以上雨嵐を喰らわされたら俺だって刃毀れの一つや二つは簡単にしちまうぜ……!?」
「煩いわよ! ちょっとぐらい我慢しなさい! 後で刀身が擦り減る位にまで研いであげるから!」
 刃毀れ…と言う言葉でハッとナギサはある事を思いつく、と言うよりは直感的にある事を感じ取った。とその時、斬りつけられた衝撃を利用して後ろにバックステップをした後、スレイの刀身の状況を把握した。
(まだそこまで酷い刃毀れでは無い……でも万全にしてあったスレイの状態が立った一回の接触でここまで……やはり出来るわね)
 スレイの刀身は傷が付いているものの使い物にならない……とまでは言っていない様だ。此処で痛感したのは何よりも仮にも聖剣であるスレイの刀身の切れ味が此処まで落ちるとは……連撃の壮烈さを物語っている。
(でも……まだよ! あの言葉が本物なら、私はこれに懸けるしかない!!)
 ナギサは強く願った、またそうであって欲しいと思った。だが今の段階では、真偽を断言はできない。時が来るまで待つしかないのだ。
(この真偽が確かめられた時、その時こそが雌雄の決着を付ける時よ!!)
 ナギサはスレイを順手に、アクアニルと呼ばれた偽物らしき忍者刀を逆手にもって完璧に防御の体勢に入った……

117彗斗:2012/12/31(月) 00:37:43 HOST:opt-115-30-133-28.client.pikara.ne.jp
因みにお正月スペシャルはこの話でも行いますので良かったら見てみて下さい☆
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第53話 神の手 下乃部
――完欠無双
 その言葉こそ、この剣を指し示すに丁度良い言葉と言っても良いだろう。千本の剣から成る終焉刀「千刃楼」。その数多の刃から放たれる斬撃の雨嵐はある意味、終焉とでも言うべき物だ。
「これが終焉剣「千刃楼」の力よ! 一度攻めに転じれば最後、一瞬にして敵は防御に転じ形成は逆転する。そして自らの刃、剣豪の魂は……数多の鉄屑と化すのよ」
 その言葉に呼応するかのようにナギサの持つスレイには限界が近付いていた。いくら聖剣とは言え、此処までの猛攻を想定して作られたものではない。時期が経つにつれて刃毀れは酷く、且つ辺りに火花を散らしながら欠けていく……
「ま…不味いぞ! このままじゃ……真っ二つにされちまう!!」
「私が小さかった時から泣き言なんて一言も吐かなかったくせにアンタらしくないわよ!! 一体いつ私が負けたなんて言ったかしら!?」
 また切りつけられた反動を利用して距離を取り、バックステップで間合いを取るナギサ。ナギサとサエリアの距離は距離にして大体5メートル弱と言った位だ。
 そこでまたあの時と同じ様にサエリアが突っ込んで来る、その事は天然バカが混じっているナギサにも分っていた。
「アンタは本当に同じ事をするのが好きねぇ……一体何をしようとしてるのか分りもしないわ」
 此方に突撃しながらサエリアはそう呟く、常人ならばこの場で恐怖に動けなくなっている所だが、ナギサはその逆――笑っていたのだ。
「……フフッ、確かに私自身も特に意味は無いと思っていたわ。でもね……」
 カチャリと金属の音がしてナギサはそんな事を言いながらも、その場で防御もせずに、ただ突っ立っている……だが変化はあった。何故かスレイの持ち方が順手から逆手になっていたのだ。
「…え? あのちょ……ナギサ? やる事が分ってるけどまさか本当に……」
「えぇその……まさかよ!!」
「やっぱりそうなるんですねぇぇぇぇぇ!?」
 ナギサは付き進んで来るサエリアに向ってやり投げの要領でスレイを投げつけたのだ! 当然の事だが、不意を突かれたサエリアは剣を幾重にも重ねて防御態勢を取ってこう言った。
「やけになって自らの剣を捨てたのかしら? そんな事はバカがする事よ!!」
「さて……貴方に一つ、言っておくわよ」
 ハッと双眸を見開いて後ろを振り返った時、蒼髪の魔術師の姿がそこにあった。そしてその時サエリアは気が付く。
――千本もある剣を全ての剣を防御に使っている事に
「……それは確かに突拍子もない事をするのがバカの醍醐味って奴よね。でも……」
 そう言いながらナギサは、アクアニルを両手で構えて、猛然とサエリアの懐に突き進む。その体勢からのもう防御は不可能だ。
 ……何故、先程まで突っ立っていたナギサがサエリアの背後に居るのか……それはサエリアの癖を見抜きスレイを投げつけた所から行動していたからである。彼女の癖は全ての剣が同じ行動しか出来ない所。この癖がなければ恐らく勝ち目が無かっただろう。攻める時は総攻撃、防ぐときは完璧に防ぎきると言った様に、全てが同じ動きしかしていないのだ。
 そこに目を付けたナギサはまずスレイを囮に使った。サエリアの注意はナギサからスレイに向き、突然の事だった為に全ての剣で防御を取った。そこで、既に隙が発生していたのだ。全ての剣を防御に使い前が見えなくなり敵は前に居るとばかり思い込んでいたのが最大の盲点となったのだ。
「逆転の一発を導き出すのもバカだってちゃんと覚えときなさい!!」
 と、その時! アクアニルが蒼く水面を照らす光の様に煌めいた。それを見たサエリアは愕然とする。
(ま…まさか! あれは本物のアクアニル!?)
 言葉には出ない、あまりにも一瞬のことだったが為に言葉を発するよりも先に……斬りつけられようとしていたのだ。
「翠楼乃型! 慧嵐荒天!!」
 一閃の蒼い残像が通り抜けた直後、千の剣がサエリアの手から全て滑り落ちた……

118ちー:2012/12/31(月) 10:39:24 HOST:p2218-ipbf2808marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
めっちゃいいですね!^^
私、こういう小説大水記だーいすきです!
ほんと、先生って呼びたいww

119彗斗:2012/12/31(月) 15:22:12 HOST:opt-115-30-133-28.client.pikara.ne.jp
ちーさん>>

本当にこの駄文を読んで頂きありがとうございますm(_ _)m

私が……せ…先生ですか?!

よく見れば誤字も脱字も山ほどあって、ストーリー性が自分でもよく分る程、滅茶苦茶な文章を書いてる私がですか!?

その「先生」と言う単語は私以外の作者様にお使い下さいw

120彗斗:2013/01/01(火) 20:25:16 HOST:opt-115-30-133-28.client.pikara.ne.jp
お正月スペシャル!! 女子トーク編

望「はい! と言う訳で此方の方を見て下さっている皆さん! 明けましておめでとうございます!!」
渚「でも……何でこの話だけ更新が遅れたんだろ?」
戀「…一つ言っておきますが、決して作者が最後の対話編を更新した直後に眠かったが為に、コクッと頭を振った拍子に机に頭をぶつけて悶絶したから遅れたのではありませんから! ちょっと私用が入って更新できなかっただけですから!」
華音「それ言い訳にもフォローにもなってないし……おまけに作者がめちゃくちゃ痛い事したの言いふらしてるだけだし……」
望「ゴホン…ではドジで間抜けな作者に代わって私が一通り仲間の紹介とさせていただきます」
渚・戀・華音「「「何故に今更そんな事を!?」」」
望「分らなかったりする人がいるかも知れないからだよ。あのバカ(作者)が登場人物の数を製作当初の予定の3倍近くにまで増やしたが為に、当の本人も混乱してるんだってさ……」
渚・戀・華音「「「それ、自業自得って奴だ……」」」
望「って事もありますが正月と言う事で、仲間である(まだストーリー上では会って無い人もいるけど)人達について解説を加えたいと思います!! 今回は女子キャラだけね!!」

橘 望(15歳) ※この作品に登場するキャラは作品によって年齢差がある。

最近になって、何処からやって来たかも分らない謎の人物「成瀬 零」に促され、旅に出た少女。
何処でもお構いなく無茶苦茶な行動をする事が多く、ハヤテ(次回に掲載)や他の仲間にも被害が及ぶ事もしばしば……これでもちゃんとしたリーダーである。
普段はどんな人物にも明るく接するが、時としてそれが裏目に出る事も……ただ注意すべき点は怒らせると……とんでもない力を発揮する為、彼女の扱いには仲間同士で細心の注意を払っている。
他にも彼女にはメンバー内に赤い糸の人間がいるとか……!?

鳴滝 渚(15)

通称 蒼髪の魔術師、剣豪と言う名で大体は通っている、見た目からしても蒼い髪をした少女。因みに親がやっている道場で親の代わりに師範を務める事もある天才。ただし他の物事に関してはバカの二文字が当てはまる。
難しい事を考えるのは性格的にも頭の中身からしても嫌いだと本人は言いきっている。(その癖、色んな複雑な離れ業をやってのけたりもしているのだが……)
どんな敵にも勝てない事は無い!! と言うのが本人の弁解。実際に何事にも諦めずに、一生懸命相手に向って行く負けず嫌いな一面も。
因みに仲間達の間で天然の疑いが強くなっている……。

鉅 戀(15)
鉄を加工して魔力を基盤に色んな事をする機械を作っている少女。機械の製作だけでは無く、物を作る事全般が大好きで、料理もお手の物なのだとか……因みにメンバーの中で一番手先が器用である。
ボロボロになった機械も新品同様に新しくしてしまう彼女の腕は一流と呼ぶに相応しいだろう。
ただ、恋愛や人間相手の物事に関しては「超」が付く程の不器用で、言葉数も少ない事がある為、影が薄い時もある事が玉に傷。
ダン(次回に掲載)とは民族が違ってはいるが、旧知の仲であり幼馴染である。

黒斉 華音(15)
ダーク一族出身で一流の幻術師。あまり話をしたがらず、特に異性から話しかけられると少し赤くなるのが特徴。(最近出来た作品にはこの設定は入っていません)
逸れ者のイメージが強く、一人で行動する事が頻繁にあるが、本当は皆と行動したいのだとか……
冷たい言動が目立つが照れている自分をあまり見て欲しくない為に、そんな事を言っている。
案外、仲間に対しては優しく、戦いの最中に途中から援護に加わる事も多数ある。

望「……とまぁ、こんなとこかな?」
渚「確かに…否定したい部分が私達としてはあるけど……事実だから否定できないわね…」
華音「しょうがないと言えばしょうがないんじゃない?」
戀「華音ちゃんの言う事を否定できない私がいる……!?」
望「ま…後で作者は血祭りに挙げるとして…」
「「「「遅くなりましたがこれから私達も他の作品も共々宜しくお願いします!!」」」」

121ムツ:2013/01/02(水) 22:44:47 HOST:softbank220024115211.bbtec.net

 慧斗さん》

 初めましてぇー(-^〇^-)! ムツでーすッ!

 ‘お正月スペシャル 女子トーク編’というのを読んで「っえ、マジで…?」と思って読みましたァ(o ̄∇ ̄o)♪

 読んでいると頭の中でア二メみたいに事が進んでいくので、面白かったです。

 スペシャル編は普通の話とは少し違うので、お話の面白さが倍でイイと思います(∩゚∀゚)∩←ナニコレ?

 なのでこれからもそういった番外編みたいなものを作って頂けると嬉しいですっ☆彡!

122彗斗:2013/01/06(日) 14:51:30 HOST:opt-115-30-133-28.client.pikara.ne.jp
ムツさん>>

返答が遅れて申し訳ありませんでした……つい先日まで軽い病気になってしまっていたもので……

気に入ってもらえました? 気に入ってもらえたのなら嬉しい限りです☆

後一つ…更新が遅れた奴も載せときますので良かったら見てみて下さいね☆

123彗斗:2013/01/06(日) 16:28:17 HOST:opt-115-30-133-28.client.pikara.ne.jp
お正月(?)スペシャル!! 男子???編 上乃部

颯「今更ながらお正月なんて呑気も良い所…俺達は日々気を抜いたら……(汗)」
慱「そうそう…瞬く間にハチの巣にされて……」
魏「一瞬で見るも無残なボロボロな敗者に……ってそれとはちょっと違いますね」
颯「? それの何処が違うんだよ?」
慱「そうそう、それは合ってると思うけどな」
魏「いや、そうじゃ無くて……僕が言いたいのは…あの「男子???編」についての事ですよ……」
颯・慱「「あ…そう言えばそうだ」」
魏「まぁ一応紹介分の方に目を通しておいて下さい。僕達はあの「???」について考えていますので……」

紅 颯「ハヤテ」(15)※こちら三人も作品によって年齢差あり
この地方の七つの民族の内「フレイム」に含まれる「陽炎一族」の出身。この種族は何の為かは不明だが髪が紅く変色しており、瞳も紅くなっているのが特徴。その為、本人かどうかの見分けがつきやすい。
その上彼は、何をやらせるにしても素質あり、才能ありの凄い人。兵器関連も一通り熟知しており、何でも来いと言う様な天才。ただし、この地方の歴史の知識については全く以って皆無であると言う変な一面も……
ノゾミのお目付け役として、旅の途中から仲間に加わるもあまり止めたりしていない様な気が否めないのも事実……。この事から分る通り、抜け目なさそうな性格っぽく見えるが、実は超がつく程の大雑把で、目的さえ聞けば手段は選ばないと言う適当過ぎる一面も……(汗)
その割にはこの男を副リーダーにしていて支障が無いと言うのはある種の奇跡かもしれない…

緑矢 慱「ダン」(15)
グレイの舎弟として考古学を学んでいる学者の卵……なのだがこの大陸には危険な生物が多い為、常にスナイパーライフルを所持しており、その姿は学者とは言い難い容姿となっている……
師であるグレイには頭が上がらないのだが、誰に対しても明るく接する為、知らない所で色んな人間(動物)などに好かれる……と言った微妙な特徴も持っている。
髪、瞳の色は緑で出身民族は「ボルト」で魔術師の端くれ。師であるグレイは経歴を一切明かさないがそれでも付いて行く所は本当に師を信頼している証なのだろう。
それでもドジが絶えず、見かねたグレイは、ノゾミ達にダンを擦り付けた事も……。
因みに、レンとは種族は違うが、良き理解者でもある。

白石 魏「カイ」(15)
「スノウ」と呼ばれる凍土に近い場所に暮らす一族出身、魔術が扱える魔術師の癖に科学者と言う変わり者で、実験にノゾミ達を巻き込む事もあると言う……。しかし、扱える魔術は超がつく一流で「絶対零度魔法」等々の凍結魔法が扱える。
因みにデルトと呼ばれる男の舎弟であるが、師弟関係が逆転しそうになっていると言う……。デルトもグレイと同じく経歴は一切明かしていないが、お互いを知っている所を見ると何かしらつながりがあるのだろう。
後、一番奇妙なのは、どんな行動を起こすにしても誤解が絶えないと言う、変な特徴も持ち合わせている。(恐らく、彼への第一印象が関係している可能性が……)

颯「……この説明、何か…変だな」
慱「まぁ、とにかく! こっちで一応見通しが付いた事の方が重大だと思うんだけどな?」
魏「そこは確かにダンの言う通りだ。そして…あの???に当てはまる単語は……」
全員「「「絶対に『バトル』だ!!」」」
???「よく分ったな。お前等にしては上出来だぞ!!」
全員「「「ま…まさか……!?」」」

中乃部に続く……!?

124彗斗:2013/01/10(木) 19:27:48 HOST:opt-115-30-133-28.client.pikara.ne.jp
お正月(?)スペシャル!! 男子バトル編 中乃部

???「お前等にはお正月と言う三つの単語は存在しねぇぞ!!」
颯「グ…グレイさん!? グレイさんってこれに出る予定あったっけ?!」
慱「さぁ……? 魏は聞いたか?」
魏「僕もさっぱり……聞いてないですね。もしかして……作者の気まぐれですか?」
グレイ「その通りだな。俺も本当は出る事もしたくなかったんだが……殺されるからやめとくか」
颯・慱・魏(((作者(アイツ)はいよいよこの人も脅し始めた〜〜!!)))
グレイ「それと…いきなりだが俺達と戦って貰う事になった。勿論アイツの気まぐれだがな」
颯「俺達…? 後誰がいるって……!? まさか……」
???「そう、そのまさかだ!!」
慱「デルトさん…それにキルシアさんまで……面倒な事になって来た……これ次で終わるのか?」
魏「恐らく作者の事です、この台本は全て水の泡、つまり偽物だと言う事ですよ」
デルト「それじゃ組み合わせもアイツが決めてるから……その辺りの理解を宜しく頼むぜ」
颯・慱・魏(((誰に向って言ってるんだ……? この人……)))

第一戦 ハヤテVSグレイ

第二戦 ダンVSデルト

第三戦 カイVSキルシア

颯・慱・魏(((あれ…? 何かカオスな事になってる気が……)))
グレイ「んなっ!? デルト! コイツは話に聞いてないぞ!!」
キルシア「……右に同じ」
デルト「お前等そんな言い方は無いだろ!? 俺だって『開けたら消す』って言われて組み合わせカードを渡されたっきり開けてないんだからよ……」
颯・慱・魏(((駄目だこれは…まず作者(アイツ)から何とかしないと……)))
グレイ「それはともかく……実を言うとこの企画はこの作品で戦闘場面を書く事の最近少なくなった作者が発狂してこの様な企画を……ヘブァッ!?」
颯「一体何処から鉄球が飛んでくる!? しかもグレイさんが潰された!? 対戦前からこんな事になってるけどいいの!?」
デルト・キルシア「「構わん構わん。続けとけ、そいつの自業自得だから」」

下乃部 煉獄編に続く……!?

125たっくん:2013/01/11(金) 12:45:28 HOST:zaq31fa5b92.zaq.ne.jp
↑糞スレ立てるな

と言いたいとことだが・・・我慢するよ

糞すれ見るとウンコしたくなってくるな〜

糞スレありがとう
つまらないだけに面白いです

126矢沢:2013/01/11(金) 12:46:16 HOST:ntfkok217066.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
最近、メタ発言とかって当たり前ですよね。
僕は黄色い吹き出しのデッドプールが好きですね。
向こうから話しかけてくるので、仕方くらいあるけど、反応します。

127ff:2013/01/15(火) 16:08:00 HOST:zaq31fa5b92.zaq.ne.jp
矢沢さん臭くてたまりません
お願いだから風呂入ってくれ頼む!

え?入ってる?
それでも臭いな〜

あんたのスレ気持ち悪い
吐き気がする
もう少しユニークなのにしようよ

128ff:2013/01/15(火) 16:09:52 HOST:zaq31fa5b92.zaq.ne.jp
>>1さん
風呂入っても臭いのは何故?

129yazawa:2013/01/15(火) 17:19:49 HOST:ntfkok217066.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
>>128
それは、おまえの臭さだよ。おまえ自身の臭ささ。痛い奴だなぁ、人のせいにするなんて。屁したら、自分がやりましたって、言わない奴より痛いよ、君。

130矢沢:2013/01/16(水) 13:02:48 HOST:ntfkok217066.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
けいちゃん、グロテスクなら、狂気の僕が教えよう。

131彗斗:2013/04/01(月) 22:45:59 HOST:opt-115-30-217-109.client.pikara.ne.jp
皆さんへのお知らせ

え〜っと……実はこの作品の今書いてるスペシャルを打ち切って、急遽本編の進行をすることになりました……(もしも楽しみにしていた方がいらっしゃるのなら本当に申し訳ございません!!)

実は……私の弟子である牙が
「ノゾミ達の話を終わらせて、速やかにアスカ達に繋げないと……コラボの方で色々と不味いことが起きるかもよ?(怒)」
と言う風に言われてしまい……停滞していたこの本編を終結までもっていくことにしました……。

実際に書きにくい事があるため私としても弟子の判断が正しいと考えましたので、こちらを中心に更新しようと思っております……

本当に今更だと自覚しておりますが、生暖かく見守っていただければ幸いです……

132彗斗:2013/04/02(火) 23:51:07 HOST:opt-115-30-217-109.client.pikara.ne.jp
第54話 鋼鉄の弩級人形
「うおぁっ!?」
 ある程度の広さがある部屋で、自在に合体分離する人形が暴れれば……迎える事実は大体想像がつく。
――何処にも逃げ場がないのだ。
 至る箇所から、神出鬼没に現れる二体の駆動人形。逃げ場を確保したところで、操縦者への直接攻撃が不可能な為、直ぐにコントロールして逃げ場を潰されてしまう。
「逃げ回るだけじゃ面白くねぇなぁ……そうだ!」
 言葉の通り「神の気紛れ」と言った所なのか……。攻めの手を止めたギークはポンと手を打ち思いついた様な口調でこう言った。
「お前、駆動人形が使えるか?」
「……はい?」
 いきなり対戦を止めたと思いきや、今度は自身も使っている駆動人形について聞いてくる始末。流石のダンも、呆気無い返事を返す始末である。
「いや、だからな…このままお前が撃ったら逃げて俺が追い駆けて……を永遠に繰り返しそうで退屈だな〜って思ってよ」
「は…はあ……。で、俺に何を使えと?」
 ダンは、戦闘の後の会話の内容に混ざり込んではいけない言葉を連発している神を見て、ほとほと呆れ果てていた……。
「実はな、お前達人間の世界には無い最新式の人形が出来てな……」
「――それの試操縦者(テストプレイヤー)になれ……と」
「その通りだ! 話が早くて助かるぜ! んで、コイツが例の人形だ」
 パチンと指を鳴らした時、ギークの隣に一体の未起動の駆動人形が出現した。その人形の外装は鋼鉄でできた鎧では無く、人そのものの様な外見だったのだ。
「……人造人間、みたいだな」
「ところがどっこい、コイツの内臓部品は俺の扱っている駆動人形と大した変化はない。だがこの四駆動衆であるベルク、クサナギ、アヌビス、デュラフ。この四体の特徴を人型の人形に詰め込んだって訳さ」
 胸を張って自慢気味に答えるギークの言葉を、駆動人形を一度も使ったこともないダンが分かる筈が無かった。だがあの四駆動衆の粋をギリギリまで詰め込んだ、ハイレベルの人形である事には間違いない。それだけはダンにも理解できた。
「……分かった。その人形使ってみるよ」
 その言葉を待っていたと言わんばかりの、ニヤついた笑顔を見せたギークは、こう言った。
「そうこなくっちゃ面白くねぇな! コイツを受け取って操縦してみな!!」
 そう言った途端、ダンの前に眩い光の塊が下りてきて一体の人形を残して消えていった……。

133たっくん:2013/04/03(水) 00:40:31 HOST:zaq31fa52d6.zaq.ne.jp
ウンコしてもよろしいでしょうか?
ブリブリ

ウンコスレッド頑張って下さい。

134彗斗:2013/04/06(土) 20:33:13 HOST:opt-115-30-217-109.client.pikara.ne.jp
第55話 銀色の執事
「……これが…人形か?」
 ダンは改めて、まじまじと起動していない銀髪の人形を見た。しかし何処からどう見ても、彼が所持している銀の装甲を纏った巨体とは明らかに違い過ぎる――まず人間そのものの姿である事だ。
「あぁ、れっきとした人形だ。実際に試してみるか?」
 そう言いながらギークは、もはや人ではないかと疑うほど精巧にできた人形に向かってパチンと指を鳴らした。すると……。
「所有者設定を行っておりません。所有者設定を行っておりません……」
「一体どういう事だ? 所有者はお前じゃないのか?」
 その問いかけにギークは悪びれる様子もなくこう答えた。
「実は……自分で造っておきながらコイツの操作は特殊でな……俺には扱う事が出来ねぇんだ」
「つまり……俺に所有者になれと?」
「そうだ」
 その言葉を待っていたかのように、ギークはニヤリと笑って言葉を続ける。
「お前は言動からしてどうやら本気らしいな。それなら惜しいが戦いはナシだ。その代り今から話す事を全て聞いておけ」
 そう言ったギークは今に至る経緯を洗い浚い全て、ダンに話し始めた。

135彗斗:2013/04/08(月) 08:39:52 HOST:opt-115-30-217-109.client.pikara.ne.jp
第56話 『ダイス』起動!
「な…何だって!? それなら早くノゾミ達に……!!」
 話の全てを耳にしたダンは、途端に血相を変え慌てだした。がギークは慌てるダンを言葉で制した。
「とりあえず落ち着け、最初にこの話を聞いたお前が慌ててどうする。それにコイツの起動と操縦にも慣れないといけないというのに……」
「そ…そうだった」
 ギークの言葉にハッと我に返ったダンは、深呼吸をしてから人間そっくりな人形に向き直る。そして……
「所有者、緑矢 慱! 今からお前の名前は……ダイスだ!!」
「system all green! DICE generation up!!」
 機械的な音声が聞こえた瞬間、人形は白い煙を上げた。そして……ゆっくりと黒金の双眸を開けた……。
「所有者(マスター)・ダン……ですね?」
「あぁ。俺がダンだ。いきなりで悪いが……お前の力をかしてくれないか?」
「マスターの仰せの通りに……」
 ダンの言葉にダイスは深々と頭を下げて、マスターであるダンの申し入れを受け入れた。と、その様子を全て見ていたギークは満足げに呟いた。
「やっぱりな。お前なら起動できると踏んで正解だったぜ」
「ん? それは一体どういう事だ?」
「あ〜…説明すると長くなるが……」
 ギークの言いたいことを要約すると、ダイスは他の人形には無い、唯一の自立可動式の駆動人形である。しかも、人形ではありえないとされていた『意思・性格』を持ち、所有者である人物の言葉は絶対に聞き入れる(ただし性格的な面、その他一部の事柄は聞き入れる事が出来ない様である)。だが、メリットがあればデメリットも併せ持つ訳で、戦闘御行う際は勿論、起動させるのにも、行動させるのにも膨大且つ多大な魔力を使用する。
 ギークは自身の体よりも遥かに大きい人形を扱う事が出来ても、ダイスの様な小型の人形は扱う事が出来なかったようだ。
「成程な……それで俺にダイスを譲ったって訳か……」
「大方そんな所だ。……さて、そろそろお前の仲間が待っている場所に行くとするか」
 そう言った瞬間、その場にいた三人の姿が跡形もなく消えてしまった……。

136彗斗:2013/04/10(水) 04:39:13 HOST:opt-115-30-217-109.client.pikara.ne.jp
第57話 時空を統べし者
「……っ! 破壊者達の魂(ブレイカーズ・ソウル)!!」
 一方的な優劣とは、正にこの事だろう。禍々しいまでの雰囲気を放つ神に、真正面から衝突した黒い塊は爆炎と黒い煙を上げて神を包んだ……が
「……その程度か? やはり人間は人間、と言った所だな」
 放った魔法も打撃攻撃も全て、空間の歪みに吸収されているようだ。結果として、その歪みの内部にいるクロスへのダメージはゼロ。ただ無駄に、魔力のみを消費していく一方だ。その現状にノゾミは、苦虫を噛み潰した様な表情しか出来なかった。
「空間の歪みだけでダメージを0にさせるとはね……。流石は無敵と謳われる神様ね」
「……皮肉の様にも聞こえるが……本当に褒めているとは到底思えないな」
 クロスはゆっくりと、今まで一歩も動きもしなかった場所から一歩踏み出した。重々しい重厚な存在感が静かに、ゆっくりと近づいて来る……。その恐ろしさと言ったら、この上ないだろう。勿論、ノゾミが何もせずに接近を許す訳が無かった。
「――ワイルドコロナモード」
 一気に能力を発動させたノゾミは、陽炎の様な揺らめきを残しながら神話の頂点に立つ神、クロスに近づいた。その覇気と言ったら他の戦士や、魔導士とは比べ物にならないほどである。
(この技が決まれば……どうにかなるかもしれない!)
 クロスが漂わせるただならぬ覇気に躊躇いながらも、ノゾミはある秘策を仕掛けた。目の前にまで接近した後、残像を残し高く跳躍、そしてクロスの後ろを陣取り利き手である右の掌に紅く煌めく炎を迸らせた。
「獄炎・覇掌!!」
 背後に気配を感じ取るまでの間、何秒のロスタイムを費やしたことだろう……。クロスは、目の前から消えたノゾミを見失ってしまっていた。その隙にノゾミは……
――紅い炎に染まった右腕をクロスの背後に突き立てた!
「……それでどうにかなるとでも思っていたか?」
 クロスの一言で、彼を除く周りの風景が色を失った。彼の防御方法は空間の歪みを利用し、シールドを作り上げ、敵の攻撃を防ぐ。もし万が一攻撃を受けそうになったのなら、今度は時間を止めて、その攻撃の範囲が及ばない所に逃げればいいだけの話だ。
 彼は戦闘能力ではなく、防衛能力の方が遥かに優れている。無論、時空の歪み、時間の停止を駆使していろんな攻撃もできるが、結局は敵の攻撃を防ぐ為の切り札でしかないのだ。その事は、長年この能力と付き合ってきた自分が、一番よく分かっている。
 クロスは踵を返し、彼の背後で右手を突き出したままの状態で停止しているノゾミを見て耳元で呟いた。
「……一瞬の機動力は本当に大した物だ。だが気配を殺す事が出来ていない……」
 そう言った後、そのまま歩きだしノゾミの背後にジッと立っていた……。
「start clock」
 その言葉を、ずっと待っていたかと言わんばかりに時が動き始めた。いきなり消滅したクロスを探して、技の発動を寸前で止めたノゾミが、キョロキョロしている。
「そんな小手先騙しは俺達、神には通用しない」
 背後から聞こえたクロスの声に驚いて、ノゾミが距離をとるために後ずさりをする……。その時クロスの双眸が……
――紅と蒼に煌めいた……!!

137彗斗:2013/04/17(水) 05:27:22 HOST:opt-115-30-217-109.client.pikara.ne.jp
第58話 真の力
「over lord break!!」
 紅蒼の双眸に宿る、無慈悲な光がノゾミを捉えた。刹那――紅い液状の物体を飛散させながら、華奢なノゾミの体が一瞬で宙を舞った。
(……血? 私はいつの間に……)
 薄れていく朦朧とした意識の中、ノゾミは眩んでいく視界の中に、無慈悲に煌めく歪んだ刀を持つ紅蒼の無感情な光を最後に、その後の記憶が無くなった……
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「……っ痛って〜な! ってかどこだここ?」
「グレイ……お前達七人は、俺達から手を切ろうとしたんじゃないのか?」
 グレイと呼ばれた青年は、その声を聞いてバッと聞こえた方向とは逆の方向にバックステップをして距離をとった。だが、結果としては、何も無い四角の空間で、相手との距離を取った所で何の意味も無い。……そこで彼が目にした物とは……。
「久方ぶりだな。俺達の元を逃げ出してからもう3年は経つか?」
「俺にとって一番会いたくなかった奴とのご対面って訳だがな。それにお前達『神』には千里を見通す目と、万物の鼓動が聞こえる耳を持っている……俺達の行方を探る事なんて雑作の欠片も無いんじゃないか?」
「全く以ってその通りだな」
 グレイの意見にクロスは、靡く様な仕草は見せているものの……紅蒼の双眸は決して笑ってなどいなかった。むしろ冷やかに見える程、感情が籠っていない視線だ。やがて右手を高く上げ、パチン! と大きく指を鳴らした。すると――その音に呼ばれた様に、七人の翼が生えた人間がその場に集まって来た。
 勿論の事、グレイはそのメンバーに見覚えが無かった訳がない。その呼ばれた連中の顔を見た瞬間、彼らの名前を呼んだ。
「――七聖徒……だな?」
「何も俺が直接手を下すとは言っていないぞ」
 意地悪そうに口元を歪めて笑みを作ったクロスは、宙を舞い何処かへと去って行った……。だが、グレイの頭の中に、クロスはテレパシーを使ってこう言い残した。
「七対一じゃ不平等過ぎるか。それなら……こうでどうだ?」
 その次の瞬間、後ろを振り向いたグレイは、驚きの一言しか出なかった。嘗て別れた筈の仲間達が、あの時誓いを立てて二度と会わない事を誓った仲間達が……その場所に、彼の目の前に立っていたのだから。

138彗斗:2013/05/17(金) 15:54:30 HOST:opt-115-30-217-109.client.pikara.ne.jp
第59話 グレイの正体

「……グレイ、何故お前が?」

「それはこっちの台詞だ。……と言い返したいところだが、一暴れお願いできるか?」

 グレイは、いきなり現れた六人の少年少女達に同意を求めた。その中にはスピッツ、レーナ、デルトの姿があった。その他の三人は、訳が分からないとでも言いたげな表情で、ジッとグレイを見ている。そしてその三人の中にいた一人の少女がグレイに口答えし始めた。

「あのね、私達はアンタみたいに暇じゃないの。アンタはたった一人の妹を探してブラブラしてるんだろうけど、もう役目の終わった私達にはそれなりに別の役目が残ってるのよ。」

「……終わったと思わせて……終わってない、としたら?」

「どういう意味だ。グレイ?」

 今度は三人の中にいた少年が、首を突っ込んできた。その言葉にほとほと呆れた様な仕草を見せたグレイは、各々の人物の名前を呼んだ。

「とにかく! スピッツ、リーナ、デルト、セイラ、キルシア、ソルディ! お前等にも俺にも、まだ訳の分からない役目が残ってるんだ! こいつ等をボコボコにして、真相全て聞かして貰おうじゃねぇか!」

 そう言った時、グレイに呼ばれた六人の目付きが、一瞬にして険しいものに化けた。踵を返したグレイは閉じていた灰色の双眸をカッと見開きこの一言を呟いた。

「壊してやるよ……お前等の正義ごと!」

「解せぬ理由……是が非でも聞かしてほしい物だな」

「もう! あったまきた! アンタ達をボッコボコにして洗い浚い全部吐いてもらうんだから!」

「……殺気立つのは俺達だけじゃねぇのは十分わかってる。お前等にそれなりの理由があるんなら、否が応でも全て吐いてもらうぜ」

「……許してやるのは今の内だ。全て話すのならな。」

「衝突は避けられないのね……仕方ないけど、本気で行くわよ!」

 グレイたちは七聖徒のメンバーと一対一で向き合っていた。グレイにはセン、スピッツにはクウ、リーナやその他のメンバーには見覚えのない人物が対峙していた。

「後は任せた。お前達には俺達の加護が付いてる。負ける可能性は……万に一つも無いだろう。」

「フフッ、だってさ。どうします? グレイさん?」

「……こういう状況は嫌いじゃないぜ。そういうハンデを持った相手を負かせた時、そいつは俺の一番好きな、天使を負かした人間の最強の証明って奴だ!!」

 その声が響いた瞬間、十二の殺気が色を纏い、衝撃波を伴った衝突を繰り返し始めた!!

139【下平】:2013/05/22(水) 14:00:24 HOST:ntfkok190202.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
【my name is Lucifer(下平)】

140【下平】:2013/05/30(木) 11:48:34 HOST:ntfkok293007.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
【私としんけいタッグ組みませんか?、けいとくん。】

141【下平】:2013/05/30(木) 11:49:45 HOST:ntfkok293007.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
【零は、けいと(>>1)が、けいとなりの・とある・を書いているようにみえる。】

142【下平】:2013/05/30(木) 11:51:02 HOST:ntfkok293007.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
【よければ、私の作品も見て下さい。sageていますけれど。否、零の作品を。】

143【下平】:2013/06/02(日) 12:48:17 HOST:ntfkok293007.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
【けいとの神経がわからないよ
さすがだぜ。格好好い奴、書いてくださいの。】

144【下平】:2013/06/02(日) 12:48:44 HOST:ntfkok293007.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
【なんての。けいと様、おつぎはまだですの?早く読みたいよ。】

145彗斗:2013/06/22(土) 11:01:15 HOST:opt-115-30-217-109.client.pikara.ne.jp
私と初めて会ったみなさん、初めまして!! 私を知っている人はお待たせしました!! 

私の作品全てをとある私的な理由で中止していました……予告無しにすみませんでした!(別に高校入ってからテストや、兼部している部活が忙しいとかじゃないからねっww)

何はともあれ今日から一応更新を開始したいと思います! 誤字&脱字や、拙い低品質の文章を書き散らしますが、私を知らない皆さん宜しくお願いします!、勿論私を知っている皆さんも再び宜しくお願いします!

146彗斗:2013/06/22(土) 13:06:14 HOST:opt-115-30-217-109.client.pikara.ne.jp
第60話 華厳の神殿

――こ、ここは……? どこ……?

 ふと息を吹き返した少女はムクッと起き上り、当たりを見渡した。だが、当たりは黒一色で塗り潰され、何があるかすらも感知できない。その時、ふと彼女の胸中にある感情が沸き起こった。

――恐怖。

 今となっては昔の話だが、一人ぼっちになっていた記憶が、彼女の脳裏に蘇る。一人だけ佇む何もない空間。周囲の人間の虐げる様な視線。その時、その瞬間、彼女は頭を抱え、絹を裂く様な悲鳴を上げた。

「止めてっ!! 私を一人にしないでよ! 誰かいないの!?」

――泣く事なんかない。私達がいる。お前の隣にずっと……

「えっ……?」

 突然頭の中に響く声。優しくも威厳を持った声が少女の悲鳴を遮った。そして、暫くして二つの別の声が聞こえた。

――俺達は四人で一人だ! お前が一人で何もかもを抱え込む必要なんか無いんだぜ?

――お前が孤独になる事は無い。やられっぱなしは性に合わないだろう?

 何処からともなく聞こえてくる三人の励ましの言葉。何処の誰かも分からないが。これだけはハッキリと少女には分かっていた。『彼等は私の唯一無二の理解者達だ』と。

「貴方達は? 一体誰なの?」

――俺達か? 俺達は……

 そこまで言った後、当たりが黒から白に反転した。眩しく煌めく白の空間にはある三つの姿があった。彼女は初めて見たものだったが、少女には分かっていた。

――龍、三体の龍だった。

 彼女も遠い昔の神話や古い言い伝えには聞いていた龍が、今彼女の目の前に三体も立っていたのだ。だが、この龍達は彼女の伝承で聞いた龍達とは明らかに違う点があった。右に佇んでいる目の蒼い龍は、月の様な光を放つ白銀の鱗を纏っている。そして左にいる目の紅い龍は、燻り煌めく星の様な赤銅の鱗を纏っていた。

「奴等も酷い話だぜ。俺達を人間の体に封じ込めたまでは良いものの、封じ込めた人間が誰だったか忘れたなんてよ!」

「全くだ。だが、奴の力があってこいつも俺達の存在に気が付いた。そこは感謝するべき点だな。」

「少しお前達は黙っていろ。私は彼女と話をしたい。」

 そう言って訳の分からない会話を打ち切らせた中央にいる緑眼の龍は、華麗な黄金の鱗を纏っていた。それは宛ら煌めく太陽の様な輝きだ。その龍は優しく、しかし威厳をもった声で少女に問いかける。

「一つ問いたい。お前は私達『龍』の力を必要とするか?」

「……それはどういう意味なの? 私をボコボコにした奴に仕返しをしてやろうって言ってるの?」

「まぁ、大胆に言えばそうなるな。私達も奴等に関しては良い思い出が一つも無いんでな。」

 そこまで言った後、少女は胸の前で手を組み、考える仕草を見せた。そして、暫く考えた後……こう言った。

「私の名前は『橘 望』。アンタ達は?」

「俺は『ラギア』! 白銀のラギアと呼ばれてた龍だ! よろしくな!」

「……俺は『ガルザ』。赤銅のガルザだ。よろしく頼む。」

「そして最後に……私がこいつ等のリーダー、『ラルド』だ。別名は黄金のラルド。これから宜しく頼むぞノゾミ。」

 そう言った三体の龍は大きな拳を少女の方に突き出した。その拳を見た少女―――ノゾミはニヤリと会心の笑みを浮かべた。

「アイツをぶっ飛ばさないといけないのは一緒みたいね。その話乗ってあげるわ!」

147彗斗:2013/06/23(日) 14:42:54 HOST:opt-115-30-217-109.client.pikara.ne.jp
第61話 再戦!

「――――分体である俺に勝てないようでは、奴の創り出した連中には、到底勝つことは不可能だろうな。」

 血の海が広がっている中、クロスは刀に付いた返り血を払い落とし、背を見せてこう呟いた。

「――年だけは取りたくない物だな。こうして物を見る目が鈍ってきてしまっているな……」

――…………して。

「ん? 今何かが……」

――………えして。

 突如としてクロスの頭の中に聞こえ始めた声は、時間が経つに連れて徐々に大きくなる。そして……ハッキリと聞き取れる、ある一つの言の葉となった。

――私の存在を返して。

「!! ぐはっ!?」

 完全に油断していたクロスは、その言葉を聞いた瞬間、後ろからの衝撃に吹き飛ばされ、壁に埋め込まれる勢いで叩きつけられた。大ダメージとまでは行かずとも、与えられたダメージはかなりのものだ。すぐさま後ろを振り向き、衝撃波の発生地点を捉える事が出来た。その衝撃波の出所は……ノゾミ自身だったのだ。

「私達は……アンタ達に弄ばれる為の玩具じゃない!! 私達は人間よ!」

 いつの間にやら、ノゾミを中心にして広がっていた血の海は消え去り、金銀銅のオーラが、血の代わりにその辺り一帯を埋め尽くしていた。ノゾミは拳を解き、手刀を作って右手をスッと右下から左上にスッと音も無く動かした。

――ズパァァァン!!

 間一髪。クロスはその何気ないように見える仕草が攻撃と気付き、突発的に左にサイドステップを踏んだ。そのステップを踏んだ瞬間とほぼ同時に、クロスの左側面の髪の毛が二、三本だけだが切断されたのだ!
 想像以上の強化形態に、クロスは焦りを表に出した。

(バカな……!? 先程の身体強化術には無かったこの攻撃スピードと威力は一体……!?)

 即座の反応が遅れていたら、間違いなく彼は真っ二つにされていただろう。避けきった瞬間、ちらと攻撃が当たった壁を見る。その壁は、先程のノゾミの攻撃では、傷一つついていなかった。だが先程の一撃で、壁がボロボロのコンクリートの様に崩れ落ちてしまっていたのだ。その一撃を見て、クロスは遠い昔のある出来事を思い出す。

――金銀銅の龍。その龍を封じ込めた人間。

 今のノゾミが放っているオーラも、その龍と同じ色の金銀銅の三色だった。その時、ある事がクロスの頭の中で繋がった。

(まさか……極限状態に追い詰められたノゾミが深層意識の中に眠っていた龍達を呼び醒ました……だと!?)

 だが、どう足掻いたところで、もう覚醒したノゾミの力は、クロスには止める事が出来ない。絶えずノゾミは、力強く呟く。

「私達は……自分自身の考えを貫く!! アンタ達にそれを邪魔する権限は無い!!」

 そう言ったノゾミは立ち止まり、力を溜め、真上に両腕を掲げた。その時、銀の龍と銅の龍が彼女の両腕に巻き付いた。

(これはマズい……ッ!! 時空停止(ジ・ストップ・ワールド)!)

 胸中で術式を組み上げ、即座に展開したクロスは灰色の空間を創り出し、ノゾミの動きを封じ込めた……筈だった。

――……………ピッ……ピキキ……ピキッ。

 完全に色彩を失い、停止した筈のノゾミから何かに亀裂を入れる様な音が聞こえた。その時、何かを悟ったクロスは、即座に後ろに飛び退く。それとほぼ同時に……

――時空停止を打ち砕き、ノゾミがクロスに向かって突撃を開始した!!

「なっ……!?」

 その声を上げた直後、ノゾミはクロスの眼前にまで迫っていた。本能的にクロスは、歪刀 神威を取り出し、突き出された両拳を受け止めた。

(何故だ……何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ……!? 奴の能力は、私の時空停止能力を上回ったとでも言うのか……?!)

 裏に隠しきれない動揺が、クロスを駆り立て、思考を停止させようとする。情動が動転している中、ノゾミはクロスにある言葉を言い放つ。

「アンタ達は誰が見ても、人を遥かに超えてる。でも、私達の様な力は持ち合わせていない!」

 その時、ノゾミの拳に込められた力が、より一層強くなる。その力に比例してクロスの持つ歪刀 神威が奇妙な音を上げ始めた。なんと素手に等しい一撃で、刀が砕けようとしていたのだ!

「その力は――――――優しさよ。」

 その瞬間、クロスの刀が砕け散り、両拳の一撃がクロスの腹を貫く勢いでヒットした!!

148彗斗:2013/07/02(火) 17:16:29 HOST:opt-115-30-217-109.client.pikara.ne.jp
第62話 二人のノゾミ

「……あれ? ここは……?」

 気が付けばノゾミは、地面に倒れ伏していた。だが、その場所は『亡者の室』などではなく、ちゃんとした地面だった。だが――

――大空は見えない隔離された世界だった。

「ここって……?」

 足先に何かの感触を感じ、ふと視線を下ろすと……銀髪の男と銅髪の男が転がっていた。もう少し離れたところに倒れている金髪の男は、おまけ感覚で転がっていた。服装は全員色は違えど、似通った皮ジャンパーにデニムと言った格好である。……もちろん金銀銅で色分け済みだが。

「…………」

――ドスッ!!

 ノゾミは何も言わずにまず、銀髪の男の脇腹を蹴り、前に吹き飛ばした。そしてボーリングかビリヤードの要領で、銅髪の男、金髪の男の順にヒットした。

「「「ぐほぉおぉぉおっ!!?」」」

 時間差で悲鳴を上げた男三人は、西部劇に出てくる回転草(ダンブル・ウィード)の様にして二、三メートル転がった。動きが止まったと同時に、苦痛に歪んだ顔を上げたのは、銀髪の男だ。

「て、てめぇ……俺達は力を使い果たしちまって、身動き一つも出来ねぇってのに……鬼か!?」

「鬼だけど……何か文句ある……?」

 いつの間にか眼前にまで迫っていたノゾミは、折れた刀の切っ先を握り、銀髪の男の首元に突き付けていた。流石にその行動スピードに度肝を抜かれたのか……。

「あの……なんかスミマセンでしたぁぁっ!!」

 ……と、背を向けて逃げようとしたが……後ろにも何故か同じ体勢の『ノゾミ』が立っていた。

「……? 誰よ、アンタ?」

「誰って……私はアンタよ……? ……なぁんてな。」

 そう言った『もう一人の』ノゾミは切っ先を下ろし、指を鳴らした。すると……。

「……ん? ノ、ノゾミ!」

「あ〜! 何か皆久しぶり……って言えばいいのかな?」

「ア、アレ? 何でノゾミが……二人に?」

「本当だ……どっちがどっちなんだろう……!? それと……『アレ』何?」

 最後に言葉をかけた少女、『レン』は、二人のノゾミに挟まれている男と、その近くで伸びている二人の男を指さした。そこでノゾミの仲間達からの反応は当然……。

「「「「さ、さぁ……? どちら様ですか……?」」」」

149たっくん:2013/07/06(土) 16:23:27 HOST:zaq31fa4955.zaq.ne.jp
     【オークションで勝利する方法】

まず他の入札者がどんな人物であるか・・?見極める事。

昔の古い物(レトロ)に執着してる人間なのか
最新ものに執着してる人間なのか・・
これが一番の問題です。

例えば入札者が古い物に拘る人だったら

レトロに特に拘らない人だったら多分それ以上に値段を上げるなんて事はないでsょう

しかしレトロに執着する人物だったら
何が何でもその商品を手に入れようとするはずです。

例えば・・私のように
私がそうです。

ピーチさんにVHSを売りつけるついでです。

150たっくん:2013/07/06(土) 16:25:51 HOST:zaq31fa4955.zaq.ne.jp
これ以上クソスレ立てたら
削除してもらいますよ

あんたらはムダなスレを立て過ぎだ
アホらしいので削除します

151たっくん:2013/07/06(土) 16:30:29 HOST:zaq31fa4955.zaq.ne.jp
アホスレはほどほどにしろ
もうこれ以上迷惑かけるんじゃない

VHS購入しろよ

152彗斗:2013/07/07(日) 00:20:29 HOST:opt-115-30-141-24.client.pikara.ne.jp
第63話 最終戦争

「あぁ?! 俺達を知らないってか!?」

 そう言った周囲の人間に対して、ラギアがまず最初に食って掛かった。鼻を得意げに鳴らした後、片足を前に出し、前のめりの体制で、これまた得意げに言ってのけた。

「俺達は大昔にこの地方を所有していた三龍! 天竜 ラルド! 地龍 ガルザ! そして! 俺がよく名の知れた海龍 ラギア様d……ゴファァッ!?!」

 彼のとっておきの決め台詞を言い切る前に、何者かがラギアの背面に攻撃を仕掛けた。地面に対して平行に吹き飛んだラギアは、ハヤテ達の間を見事に通り抜け、隔離する為だけにそびえ立つ壁に、真っ向から正面衝突する羽目になった……。

「……で? 何処のヘタレ龍だっけ? アンタ達の力の源は私の体の中にある事を忘れてないでしょうね?」

 殴り飛ばした張本人は、崩壊した壁に生き埋めにされている返事をしないラギアに問いかけた。返事をしない理由は、後頭部を思いっ切り殴られたからだ。青筋立てて殴り飛ばした体勢から、元に戻ったノゾミは、即座にその場から消え失せた。

「……あ、アレ? 今さっき俺は何かを言いかk………ガハッ!?」

 ラギアはその台詞を言う前に、とんでもない力で、宙に蹴り上げられた。今度も蹴り上げたのはノゾミである。しなやかに伸びた右足でラギアの顎を捉え、宙に舞い上げた後、クルリと一回転し……。

――引力に従って頭から落ちてきたラギアの腹を、遠心力を利用して思いっ切り蹴り付け、また壁に埋めた。

「……アンタ自体は必要ないから、なんせならこの力だけで良いのよ? 喋れなくなるまで叩き付けましょうか?」

(ノゾミは一体どうしてしまったんだ……!?)

 意思、感情一つ漏らさない無慈悲な声が、ハヤテの心の中にある数々の疑問を更に掻き立てる。『力を持つと人は性格が豹変する』と言うのは案外本当なのかもしれない……。そう思わせるほどに、ハヤテの頭の中にはギャップが渦巻いていた。

「……彼女は礎だった。『三龍』達を封印するための……な。」

 ハヤテの疑問を知ってか知らずか、ハヤテの背後に居た見覚えのない人物が、ポロリと徐にその言葉を口にした。だがそれは同時に彼女、ノゾミを人間として扱っていないとでも言う様な発言だった。

「そんな……! それなら彼女は、人間ではないとでも言う気か……!?」

「誰もそのような事を言った覚えはない。それに今、彼女の見かけは『アレ』だが、一応楽しそうにしているぞ?」

 その言葉を疑い、目を向けると地面に蹲って蒼くなっているラギアを踏みつけながら無邪気に笑っているノゾミの姿を見た。その光景は、些か彼の言う通り『アレ』だが、あのような無邪気な笑顔を見た事は、ノゾミと行動を共にしていた今まで、一度たりともなかった様な気がした。その時ふと自然にある結論が出てきた。

――彼等はノゾミの一番の理解者なんだ……。

「そうか……ノゾミにはもう良い理解者が隣に居たんだな。それをお前達が気が付かせる為に、俺達まで巻き込んだってか?」

「大体そんな感じだ。全ては彼女に新たな力を与える為。それだけの事だ。」

「……俺にも気づかせてくれて、ありがとよ。ジャッジ。」

「あぁ……。ん? お前、何故俺の名を?」

「あ、え? さぁ……知らないぜ?」

 この時、彼は何故か疑問に思った。何故『初対面の相手に神の名を使って呼んだのか』?

153【下平】:2013/07/08(月) 13:50:21 HOST:ntfkok293007.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
>>150-151、殺すぞ。】

154【下平】:2013/07/08(月) 14:38:31 HOST:ntfkok293007.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
>>1、カッケーぜ、けいちゃん。】

155彗斗:2013/07/21(日) 01:27:06 HOST:opt-115-30-141-24.client.pikara.ne.jp
第64話 舞い散る命、霧散する理(ことわり) 上の部

「……で、ここにお前達を呼んだ理由は他でもない。」

「普通じゃないとしか考えられない。本来神様は人間との関係は持たない筈なのだろう?」

 ハヤテに言いたい事を言われてしまったクロスは、無言になり暫く頭をかいていた。そして、暫くして口をまた開いた。

「大体はハヤテのいう事で合っている。そして……」

「俺達に新しい能力を与えてくれたんだろ? 感謝してるぜ!」

「…………………」

 今度はハヤテではなくダンにまで、先に言われてしまった。一回だけなら未だしも、こうなっては、流石に神の面目とは一体何だったのかと言う話になってくる。

「だが、お前達が戦うのは俺達じゃない。奴等は神を自力で創ろうとした。いわば『神の模造品』が相手になる。性能は……俺達以上かもしれない。その為の力を試しただけに過ぎないと言う事だ。」

「それで……結果は?」

 流石にノゾミ達まで、クロスの話に割り込む気は無かったようだ。その点については胸中でホッと胸を撫で下ろしながら、クロスは口を開いた。

「結果は予想通り……いや、想像を遥かに超えていた。もちろん私はノゾミに限定しての話だがな。ジャッジ達はどうだった?」

 ジャッジ達は暫く考えるそぶりを見せた後、順番について話し合い、ジャッジから口を開いた。

「俺が相手したハヤテは想像以上の力と技を身につけている。これなら奴等と互角以上にやり合える筈だ。」

「私も内容はジャッジと同じよ。ナギサの相手をしたのは私だけど、想像以上……いや人間の技術じゃない箇所も幾つか見受けられたわ。」

「まぁ……俺はダンとまともに戦っていないが……まぁ良い動きはしていたから問題は無い筈だ。ついでに……良い相棒もプレゼントしたしな。」

「私もギークと同じで戦ってないわ。それに……一般人だしね。私も彼女に私のコレクションをプレゼントしたわ。」

「……ま、ジャッジとサエリアはまともにしていた。それに一般人だからしょうがないとしても……ギーク、お前ちょっといい加減過ぎないか?」

 仮にも一般人であるレンを試したリアスなら未だしも、ちゃんと戦ってもいない人間に何かを渡した事には、流石のクロスも納得できないらしい。だが相変わらずのヘラヘラ態度で口答えをしてきた。

「まぁその位いいじゃねぇか。お前達みたいに、俺は直接戦えるもんじゃねぇって何回m……」

「その程度のいい加減な甘さはいらない。真面目に俺達は審議しなくちゃいけない事を覚えておけ。」

 微かな威厳を含んだクロスの声が、遠く離れている筈のギークの耳元で響いた。そしてクロスが数歩歩んだ時、妙な音がした。

――ボトッ……

 何かが地面に落ちた音だ。さほど固くも無く柔らかくも無く……あいまいな硬度を持った物体は、明らかにギークの体から引き離され、偶然近くにいたレンの目の前に落ちてきた。

――その落ちたモノは……『ギークの手』だったのだ。

「ひっ……!!」

 あまりに唐突過ぎるの出来事に、ヘナヘナと力無くへたり込むレン。だがさらに不気味な事に、手首から綺麗に斬り飛ばされたギークの腕の断面からは『血が一滴も流れ出なかった』のだ。もちろん、切り落とされた手首の方からも、一滴たりとも血が流れ出ない。

 顔面を蒼白に染め、怯えるレンに、手首から先の飛んだ腕を普通に見せ。一向に顔色一つ変えもせずに、涼しい顔をしながら言った。

「おいおい、今後はそういう手荒な真似をしないでくれよ? レンが怖がってるじゃねぇか。……だが俺もこんなの痛いに入らないしな。」

 そう言うと断面を覗かせる腕を振るい、地面に落ちた手に向けた……。すると、その手は少しだけほんの微弱に動きだし、いきなり宙を舞いギークの腕に元の形で元通りに戻った。

「俺には蘇生能力の権化が付いているんだぜ? そう簡単に死ぬ訳が無いだろ?」

156彗斗:2013/07/24(水) 23:09:02 HOST:opt-115-30-141-24.client.pikara.ne.jp
第65話 舞い散る命、霧散する理 下の部

「まぁ、お前の場合は死なないんじゃなく、死ねないんだろうがな。」

 馬鹿にしたような調子で、ジャッジが野次を飛ばす。その野次を聞いたギークは、ジャッジを脇目で睨みながら言い返した。

「お前にゃ分かる訳がねぇだろうが。俺が失った物がどれだけ大きいものかなんてな。」

「はっ、分かる訳が無いってか。それじゃ、腐らない肉塊を無駄に引きずって、無駄に時間を潰してるってか?」

 そんな挑発にも似た調子で話していた時、ジャッジの周囲に銀の壁が上から落ちてきた。その壁は……彼の駆動人形『ベルク』『アヌビス』『クサナギ』『デュラフ』だった。

「調子に乗るのもいい加減にしろよ。テメェはそこまでして肉塊に化けたいか?」

「おっと、怖い怖い。流石に七大神最強と謳われる最強の能力者を怒らせちゃ、俺の身がいくつあっても足りねぇからな。」

 彼の剣幕に流石にからかう事を止めざる負えなくなったジャッジは、その場から素直に引き下がった。そして、ギークは気に入らない様な表情で、小さく舌打ちをした後、ダンにある事を尋ねた。

「ダン、軽くダイスを動かしてみて感覚はどんな感じだ?」

「え……あ、あぁ少し動かしにくい。もう少し滑らかに出来ないか……?」

「あぁ、わかった。それならここで待っていてくれ。」

 すこしタジタジとしていたダンは、ダイスの問題点を控えめに聞いてみた。それは当然だろう。彼の背後には紅や蒼、紫や黄に爛々と不気味に輝く機械の眼があったのだから……。思った以上にあっさりとした返事をしたギークは、人形と一緒に消えてしまった。

「……で、一つお前達に問う。これから先にはとんでもない能力、力を持った連中がいるだろう。それでもお前達は進むか?」

 その言葉にノゾミ達五人は一瞬だけ顔を見合わせたが、答えは決まっていると言う様に頷き合った後、声を揃えてこう言った。

「「「「「もちろん!!」」」」」

「フッ……そうか。それなら俺達の力を貸してやろう……。」

 クロスがそう言った直後、眩い光に包まれ、何も見えなくなってしまった……。

157たっくん:2013/07/25(木) 13:13:20 HOST:zaq31fa59cb.zaq.ne.jp
ピーチさんのミンチ元気ですか?

158彗斗:2013/07/26(金) 21:58:31 HOST:opt-115-30-141-24.client.pikara.ne.jp
第66話 IN RETURN!

――ガバッ!

 先程まで起こった事を一蹴するかのようにベットで眠っていた彼女――ノゾミの目の前に広がっていたのは、いつもと変わらなかったいつも通りの日常だった。レイに改造してもらった筈のマジックロットは元の棒になり、何事も無かったように普通の時が刻まれていた。

(……一体何が……?)

 先程までの記憶は、ハッキリと脳裏に焼き付いていた。その時ある事が頭に過った。

――クロスが時間軸を書き換えて時を巻き戻した……?

「ほお……もう俺の能力が分かったのか?」

 その声に振り替えると……そこには三匹の光の球を連れた紅蒼の髪をした青年――クロスが音も無く、ノゾミに向かってゆっくりと歩を進めてきた。

「アンタ、まさか……」

「そう、そのまさかさ。」

 冷淡に告げたクロスは、妖精の様な姿をした龍をノゾミの元に戻した後、更に感情も抑揚など一切を殺した言葉を紡いだ。

――戦争だ。エクストリーマー達との……な。

 そう言ってニヤリと笑った直後、ノゾミの部屋は大音量の轟音に包まれ、爆炎と共に爆ぜた。もちろんその直後、その部屋に神と龍がいることなど知る由も無い群衆が、大きな騒ぎを起こした事は言うまでもないだろう。

159彗斗:2013/07/26(金) 22:42:23 HOST:opt-115-30-141-24.client.pikara.ne.jp
★お知らせ&謝罪★

はい……反省しております。そろそろ終了とか言って騙したりしてすみませんでした……。←だがこの再出発については後悔していない(`・ω・´)キリッ!

……と言うわけで今までの話とは一変し、冒頭(初めのレス)にも書いていた統率者(エクストリーマー)達との戦争になりますっ!!

「ってか今までの話は……?」

ハヤテ君、良い事を聞いてくれた! これまでのは『あくまで』序章に過ぎなかったって訳だね☆彡キラッ

「それならそうと言ってほしかった……!!」

それを言ってももう遅いよ(嘲り)

「(´・ω・`)ショボーン……」

そんな顔しないしない(笑) ただこれから入って来る新メンバーもいるしちょうどいい節目だからここでこれの更新は打ち切ることにするよ。

「(´・ω・`)ショボーン……」

またまた落ち込まない落ち込まない(笑) 今度は牙の方が残ってるからハヤテ達は暫く休んでもらうよ。

「え!? ちょっと待て作者! それって俺達クビって事j……」

では誠に勝手ながらここで『一旦』更新を打ち切らせて頂きます☆彡キラッ

「待て待て待て!! それじゃ俺達の立場ってもんがなくなt」

では次に重点を置くのは牙の作品ですっ☆ こっちの魔法とはほぼ縁の無い連中が出てきますので違った面白くなってると思います☆

160名無しさん:2013/09/29(日) 15:13:58 HOST:wb78proxy07.ezweb.ne.jp
あげい

161名無しさん:2014/03/29(土) 15:41:53 HOST:wb86proxy01.ezweb.ne.jp
@@@@@@

162名無しさん:2014/05/18(日) 17:48:55 HOST:wb86proxy04.ezweb.ne.jp
あーあなにやってんだろうな〜

163名無しさん:2014/05/18(日) 17:49:14 HOST:wb86proxy04.ezweb.ne.jp
(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」

164名無しさん:2014/05/18(日) 17:49:25 HOST:111.86.143.230
(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」

165名無しさん:2014/05/18(日) 17:49:35 HOST:wb86proxy04.ezweb.ne.jp
(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」

166名無しさん:2014/05/18(日) 17:49:47 HOST:wb86proxy04.ezweb.ne.jp
(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」

167名無しさん:2014/05/18(日) 17:49:57 HOST:wb86proxy04.ezweb.ne.jp
(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」

168名無しさん:2014/05/18(日) 17:50:08 HOST:wb86proxy04.ezweb.ne.jp
(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」

169名無しさん:2014/05/18(日) 17:50:20 HOST:wb86proxy04.ezweb.ne.jp
(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」(」゜□゜)」

170名無しさん:2014/06/29(日) 01:16:59 HOST:wb86proxy10.ezweb.ne.jp
★★★★★★

171たっくん:2014/06/30(月) 16:26:34 HOST:zaq31fa4cc8.zaq.ne.jp
名無しさん、突然ですが、
貴方もメタルボディ(金属身体)に包まれて、世界平和の為に闘ってみるおつもりはありませんか?
かつてのウインスペクター、ソルブレイン、ジャンパーソンのように
とは言え、メタルボディスーツというのは、並の人間には装着不可能なのです。
普通の人間を遥かに凌駕した(超越した)人物でない限り

しかし一つだけ方法があります。
仮面ライダーのように、改造手術をほどこせば、可能です。

172たっくん:2014/06/30(月) 16:33:05 HOST:zaq31fa4cc8.zaq.ne.jp
かつて、かなり前の話なのですが、
対立組織が3つ以上あって、それらの組織を壊滅させる為に死闘を繰り広げるというのがテーマの番組がありました。
番組タイトルは特捜ロボ ジャンパーソンです。

ある組織の首領が、改造手術をほどこし戦闘力を強化したいと自ら志願(希望)して
手術を行いました。強化後の力は凄まじく、普通人の約数倍

この方法なら、一般人女性でも可能だと思います。
コヨミさんもレッツチャレンジ!
女を捨てましょう。

173たっくん:2014/06/30(月) 16:36:32 HOST:zaq31fa4cc8.zaq.ne.jp
私の願望・・・
コヨミさんのアソコを手術して
ウインナーソーセージおよび、ちくわが一度に10本くらいささるようにしたい
身勝手な想像でございます。ご了承下さい。

174たっくん:2014/07/10(木) 23:44:30 HOST:zaq31fa4cc8.zaq.ne.jp
くだらんスレだな〜
つまらねぇぞ〜

言っておくが、俺は30歳以上の女性にしか興味を示さないよ
お前らみたいな小娘は興味ないんだよ悪いけど
それだけは忘れないでくれ

175名無しさん:2014/07/13(日) 09:21:49 HOST:p6012-ipngn100104fukui.fukui.ocn.ne.jp
>>174

お前精神年齢いくつ?

176凪☆:2014/11/26(水) 20:45:18 HOST:ntoknw040136.oknw.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
こんちわ★

177名無しさん:2014/11/28(金) 01:33:25 HOST:ntfkok227036.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
たっくんが興味津々な30歳以上のクソババアは全員ノーバージンです
そして、今たっくんの家にママがいないなら、その時たっくんのママは間違いなく、カイくんとセックスをしています。
また、たっくんに彼女ができたとしてもその子はカイくんにバージンを奪われた使い古しにすぎない。

178():2014/11/28(金) 01:34:09 HOST:ntfkok227036.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
他人が使い捨てたオナホに欲情する寝取られ短小野郎、たっくん

179名無しさん:2014/11/28(金) 12:21:32 HOST:zaq31fa5a75.zaq.ne.jp
>>177
ええ加減うざいぞお前
とっとと失せろ
二度と来んなよカスww

>>178
お前も来んなカス

180():2014/11/30(日) 05:03:51 HOST:ntfkok227036.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
>>179はたっくん。つまり短小。


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