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エクストリームクライシス(翼の章)
135
:
彗斗
:2013/04/08(月) 08:39:52 HOST:opt-115-30-217-109.client.pikara.ne.jp
第56話 『ダイス』起動!
「な…何だって!? それなら早くノゾミ達に……!!」
話の全てを耳にしたダンは、途端に血相を変え慌てだした。がギークは慌てるダンを言葉で制した。
「とりあえず落ち着け、最初にこの話を聞いたお前が慌ててどうする。それにコイツの起動と操縦にも慣れないといけないというのに……」
「そ…そうだった」
ギークの言葉にハッと我に返ったダンは、深呼吸をしてから人間そっくりな人形に向き直る。そして……
「所有者、緑矢 慱! 今からお前の名前は……ダイスだ!!」
「system all green! DICE generation up!!」
機械的な音声が聞こえた瞬間、人形は白い煙を上げた。そして……ゆっくりと黒金の双眸を開けた……。
「所有者(マスター)・ダン……ですね?」
「あぁ。俺がダンだ。いきなりで悪いが……お前の力をかしてくれないか?」
「マスターの仰せの通りに……」
ダンの言葉にダイスは深々と頭を下げて、マスターであるダンの申し入れを受け入れた。と、その様子を全て見ていたギークは満足げに呟いた。
「やっぱりな。お前なら起動できると踏んで正解だったぜ」
「ん? それは一体どういう事だ?」
「あ〜…説明すると長くなるが……」
ギークの言いたいことを要約すると、ダイスは他の人形には無い、唯一の自立可動式の駆動人形である。しかも、人形ではありえないとされていた『意思・性格』を持ち、所有者である人物の言葉は絶対に聞き入れる(ただし性格的な面、その他一部の事柄は聞き入れる事が出来ない様である)。だが、メリットがあればデメリットも併せ持つ訳で、戦闘御行う際は勿論、起動させるのにも、行動させるのにも膨大且つ多大な魔力を使用する。
ギークは自身の体よりも遥かに大きい人形を扱う事が出来ても、ダイスの様な小型の人形は扱う事が出来なかったようだ。
「成程な……それで俺にダイスを譲ったって訳か……」
「大方そんな所だ。……さて、そろそろお前の仲間が待っている場所に行くとするか」
そう言った瞬間、その場にいた三人の姿が跡形もなく消えてしまった……。
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