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エクストリームクライシス(翼の章)
138
:
彗斗
:2013/05/17(金) 15:54:30 HOST:opt-115-30-217-109.client.pikara.ne.jp
第59話 グレイの正体
「……グレイ、何故お前が?」
「それはこっちの台詞だ。……と言い返したいところだが、一暴れお願いできるか?」
グレイは、いきなり現れた六人の少年少女達に同意を求めた。その中にはスピッツ、レーナ、デルトの姿があった。その他の三人は、訳が分からないとでも言いたげな表情で、ジッとグレイを見ている。そしてその三人の中にいた一人の少女がグレイに口答えし始めた。
「あのね、私達はアンタみたいに暇じゃないの。アンタはたった一人の妹を探してブラブラしてるんだろうけど、もう役目の終わった私達にはそれなりに別の役目が残ってるのよ。」
「……終わったと思わせて……終わってない、としたら?」
「どういう意味だ。グレイ?」
今度は三人の中にいた少年が、首を突っ込んできた。その言葉にほとほと呆れた様な仕草を見せたグレイは、各々の人物の名前を呼んだ。
「とにかく! スピッツ、リーナ、デルト、セイラ、キルシア、ソルディ! お前等にも俺にも、まだ訳の分からない役目が残ってるんだ! こいつ等をボコボコにして、真相全て聞かして貰おうじゃねぇか!」
そう言った時、グレイに呼ばれた六人の目付きが、一瞬にして険しいものに化けた。踵を返したグレイは閉じていた灰色の双眸をカッと見開きこの一言を呟いた。
「壊してやるよ……お前等の正義ごと!」
「解せぬ理由……是が非でも聞かしてほしい物だな」
「もう! あったまきた! アンタ達をボッコボコにして洗い浚い全部吐いてもらうんだから!」
「……殺気立つのは俺達だけじゃねぇのは十分わかってる。お前等にそれなりの理由があるんなら、否が応でも全て吐いてもらうぜ」
「……許してやるのは今の内だ。全て話すのならな。」
「衝突は避けられないのね……仕方ないけど、本気で行くわよ!」
グレイたちは七聖徒のメンバーと一対一で向き合っていた。グレイにはセン、スピッツにはクウ、リーナやその他のメンバーには見覚えのない人物が対峙していた。
「後は任せた。お前達には俺達の加護が付いてる。負ける可能性は……万に一つも無いだろう。」
「フフッ、だってさ。どうします? グレイさん?」
「……こういう状況は嫌いじゃないぜ。そういうハンデを持った相手を負かせた時、そいつは俺の一番好きな、天使を負かした人間の最強の証明って奴だ!!」
その声が響いた瞬間、十二の殺気が色を纏い、衝撃波を伴った衝突を繰り返し始めた!!
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