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大正冒険奇譚 臨時避難所
291
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2014/10/01(水) 00:00:18
お疲れ様で〜す。
>289
ありがとうございます!
新しい視点で続けられたらよいなって思っています。
>290
絡んでいただけたら
鳥居も喜ぶと思いますw
292
:
◆u0B9N1GAnE
:2014/10/01(水) 00:29:51
>>290
頼光君は清に残りました
別になんかこう、しこりが残っているが故の結末ではないです、ホント
ただ、PCでない頼光ならそうなるだろうなってだけなので、描写の有無は自由であります
293
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2014/10/02(木) 22:38:32
お待たせしました。投下しました。
冬宇子が情報を仕入れた『ある筋』、まあ陰陽寮なんですが
そっち目線のレスも書こうとしたんですが力尽きました。
294
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2014/10/03(金) 23:22:06
あ、そうだ
新章開始の前に
新規さん募集のテンプレをも一回投下したほうがいいですかね〜?
ついでに何かの役に立つかもしれないので
以前投下した年表を貼っておきますね。何か加えたいものが加筆してもいいし。
ややこしくて却って敷居が上がりそうであれば使わなくてもいいです〜
全くの余談ですが家の犬の股関節形成不全が悪化して
こっちまで腰が痛いです。30キロを抱っこはしんどい。
295
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2014/10/03(金) 23:25:53
【大正冒険奇譚妄想年表】
1868年(慶応4) 上野戦争
※江戸鬼門守護の寛永寺が焼け落ちる。黄泉断層の出現。
1868年(明治元年)神仏分離令
※国家守護のために皇祖神の神格を高める。
神祇院(神社本庁)設立。
1869年(明治2) ※陰陽寮の解体と再編。陰陽寮、霊的護国機関「降魔鎮魂府」と提携。
1894年(明治27) ※日明戦争
1895年(明治28) 日明戦争終結。下関条約調印。
三国干渉(露・独・仏)により、日本は遼東半島を返還。
ロシア、三国干渉の見返りに満州北部の鉄道敷設権を獲得。
ロシア、旅順への強行入港を契機として満州支配を強める。
1902年(明治35) 日英同盟
1904年(明治37) 日露戦争
1905年(明治38) 日露戦争終結。ポーツマス条約調印。
ロシア、満州から撤退。
※露・独・仏・英・米・日は、小国勃興、群雄割拠の大陸の騒乱に干渉しない内約を交す。
1910年(明治43) 日韓併合
1912年(明治45) 明治天皇崩御。大正天皇践祚
1914年(大正3) 第一次世界大戦勃発
1917年(大正6) ※ロシア帝国、革命軍を鎮圧。帝政続行
1919年(大正8) 第一次世界大戦終結。ベルサイユ条約締結
1921年(大正10) 原敬首相、東京駅頭で暗殺。日英米仏四カ国条約成立。これにともない日英同盟廃棄
1923年(大正12) 関東大震災
193?年(大正2?)現在…★実歴史の大正時代は15年で終わっていますが
このスレの世界ではもう少し長く続いているようです。
このスレの舞台は実歴史でいうと昭和5〜10年くらいをイメージしていただくと良いかと。
296
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2014/10/03(金) 23:26:16
実歴史との大きな違い
※中国
中国大陸は、明治中期まで『明』が治めていました。
日清戦争ならぬ『日明戦争』後に明朝は崩壊。
大陸は小国群雄割拠の状態が続いています。
『清』はその小国の一つという位置づけ。もうすぐ大陸を統治できそうなくらい勢いがあります。
従って、大正冒険奇譚の世界では、中華民国は存在していません。
日露戦争後で、欧米列強と日本は、大陸の分割を巡った諸々の対立を防ぐために
『みんな、ひとまず騒乱状態の中国は手をつけないようにしよう!』という取り決めをします。
もちろん表向きのことで、列強諸国は、
各々目をつけた小国に武器供給やら資金援助やらやって大陸統一後の利権を得ようと必死。
日本も清に協力する一方で、滅亡した明の前帝の嫡子を擁立し、
満洲に傀儡国家を建国しようと画策中だったり。
※ロシア
大正冒険奇譚の世界では、ロシア革命は鎮圧されています。
従って、ソビエト連邦は存在せず、ロシア帝国が存続しています。
ロマノフ家のアナスタシア皇女はロシア革命の裏で暗躍し、革命を打破した中心人物。
その功績で東方に広大な所領を賜り、東方領姫と呼ばれています。
ついでに心霊特殊部隊スパッツナズの隊長であられたりもします。
297
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2014/10/04(土) 21:57:03
お疲れ様です。
GMさんの文体が動みたいな感じとしたら
倉橋さんのは静みたいで
どちらも素敵と思いました。
わんちゃんも倉橋さんもお大事に。
298
:
◆u0B9N1GAnE
:2014/10/06(月) 06:32:17
GMなのに「おぉ、こんな年表なのかこの世界」と思ったりしてません。してませんとも
新規さん、欲しいなぁとは思うものの、来るのかなぁとも思ってしまったり
まぁ、もう少し時間を置いてから次章を始めます
ウチにも犬がいますけど、30キロって随分デカいですね。お大事にして下さい
299
:
名無しさん
◆PBGJytd9pw
:2014/10/10(金) 17:13:57
参加って可能ですかね?
許可頂けるなら、こっちでテンプレ投下しますが
300
:
◆u0B9N1GAnE
:2014/10/11(土) 03:08:51
もちろん可能ですよ!
http://www43.atwiki.jp/nanaitatrp/pages/97.html
こちらのページにこれまでに参加して下さった方々のテンプレもありますので、参考までにどうぞー
301
:
名無しさん
◆PBGJytd9pw
:2014/10/11(土) 09:57:37
>>300
ご丁寧にどうも。余り板で活動しませんし文章は拙いので
お目汚しになる部分もあると思いますが・・・
名前:波留 京香(はる きょうか)
性別:女
年齢:19
性格:熱血 単純
外見:白い柔道着、上に桜色の袴を纏っている
黒目、黒いショートヘア。そばかすのある童顔、肌は日焼けしてる。
額には兄から貰った花鳥風月を刺繍した鉢巻を身につけてる
装備:女なら素手一本で掛からんかい!(無いですよ)
戦術:古武術
(実家で開く波留式流、柔術・合気を基礎とした武術
鍛錬を極めれば気を纏い内部から相手を倒す事
内臓等の怪我を癒す事も可能と言われている)
職業:武闘家
目標:女だって男と同じように道場を開いたり指南が
出来るようになったって良いじゃないか!
(世間に女の価値を認めさせる)
うわさ1:行方不明の兄がいるらしい
うわさ2:祖先は鬼退治の経験があるらしい
うわさ3:いままで重い病気や怪我を負った事はないらしい
302
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2014/10/12(日) 20:53:59
>>301
わお〜いらっしゃいませ!
武道派の女の子!いいキャラクターですね!!
倉橋冬宇子をやっております。
いつもレスの投下が遅くてご迷惑をおかけするかと思いますが
できるだけ善処しますのでよろしくお願いします。
とりいそぎご挨拶のみ。
303
:
波留
◆PBGJytd9pw
:2014/10/12(日) 21:09:47
新章開始との事で、こちらで参加意思の表明しておきます。
>>302
初めまして、倉橋様の大正冒険奇譚でのロルの流れは
全体的に丁寧且つ風靡があって尊敬する所です。
先人の方達のように余り洗練された文章が出来るかは不安ですが
宜しくお願いします。
304
:
◆u0B9N1GAnE
:2014/10/14(火) 02:06:55
>>301
目標が実に大正時代っぽくてなんだか申し訳なくなります
ともあれ、よろしくお願いします!
新章は導入が書け次第開始します
書け次第です
305
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2014/10/14(火) 19:55:00
わあ新規さんがきたぁ!
でも初対面、ちょっと緊張……
なんちゃって、
よろしくお願いします!
306
:
◆u0B9N1GAnE
:2014/10/15(水) 01:35:48
という訳で投下しましたー
何か質問等ありましたら言ってやってください
307
:
波留
◆PBGJytd9pw
:2014/10/15(水) 10:47:03
>>305
(鳥居様)
宜しくお願いします。前もって言いますが、こう言った板はほぼ
初めてですので、何かとずれた文章を書く事もあるかも知れませんが
そう言った場合は遠慮なく他の皆さま含めて助言して貰えればと思います
>>306
(GМ様)
投下お疲れ様です。幾つか質問させて頂きます。
クエストに登場する『華族』ですが、これは分類すると
公家家族・大名華族・新華族・皇親華族のどれに当たるでしょうか?
また、新参ですので当然ながら武勇伝を話すとしてもオリジナルの
類しか進呈出来ませんが。波留PCの過去を掘る、PCの設定背景を
深めると言う意味合いで過去の家族の話や波留PCが家を出る切っ掛けと
言ったような武勇伝とは異なる話をしても問題ないでしょうか?
(※クエストの華族の心象を害する確率が高くなると言った弊害が
出る可能性が生じるならオリジナルのクエスト話を作成します)
また、これはGМの進行で未だ情報規制してる内容でしたら返答は
結構ですが『富道』NPCが所持してる『青い表紙の冊子』は
『生還屋』が話を渋った所から推察するにPCに影響を及ぼす
魔術的な本でなのでしょうか?
308
:
◆u0B9N1GAnE
:2014/10/16(木) 00:51:18
>>307
新華族です。爵位は男爵です。受願所設立の際に多大な援助をしていますし、そこら辺が理由でしょう
富道君はきっと面白そうな話ならなんでも満足してくれる事でしょう。つまりOKです
冊子はなんだか良からぬものである事は間違いないでしょう。それもキャラクターの技能次第では察知出来ます
309
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2014/10/18(土) 23:43:15
すいません。
リアルの影響で頭がまわらない状態で
もうちょっとしたら書けるかもです。
なのでレスの順番は飛ばしていただいても
けっこうなのです。
ごめんなさい〜。
310
:
波留n?ちb30d
:2014/10/19(日) 10:29:00
〉〉309
わかりした。では先に
投下させて頂きます
311
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2014/10/20(月) 20:04:55
波留さん投下乙です。
富道男爵の身分についての質問も乙です!
ちなみに冬宇子は公家華族の係累なんですのよ〜
中の人も最近まで忘れていたことなんですがw
>GMさん
富道男爵は何歳くらいですか?
見た目いくつに見えるかで大丈夫ですので教えてください。
それと青表紙の冊子は何か表紙に模様などありますでしょーか?
312
:
◆u0B9N1GAnE
:2014/10/21(火) 21:41:43
>>311
30手前くらいです
冊子にはよく見ると裏表に一本ずつ抜身の刀の模様があるようです
313
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2014/10/23(木) 00:53:57
倉橋冬宇子とデェトした次の日は何気に忙しかった。
用心棒のヤクザもんにお酒を持っていったり
団員の一人の卒業パーティーを開いたり、頼光の祖父に会いに行ったりと…。
彼の話では頼光は密偵として働いているらしい。
(鳥居にはそう説明された)
なのでそれを聞いた鳥居は少しだけ安心する。
「ああ、頼光とはまだつながってる……」
夜空の月をまなこに映して鳥居は呟いた。
彼とはまたどこかで会えるような気がする。
それが数年後、何十年後になるかはわからなかったが……。
そして清での冒険から一週間ほど経ったある日、受願所から使者が来た。
あの受付嬢だった。
「え〜!」
胸に手のひらを当ててのけぞる鳥居。
今回はなんだろう?
期待か、不安か、鼓動がはやくなる。
だが今度の嘆願は富道という華族の懇親会に参加して冒険譚を提供するということだった。
三日後、送迎車が来る。
だが流石に一人に一台というわけでもなく
三人で相乗りだ。
同乗者は倉橋冬宇子。それに波留京花。
初見の彼女は将来有望な冒険家なのだそうだ。
鳥居は波留に自己紹介をすると普通に大人しくしていた。
倉橋のいるこの場では普通でいようとしていたのだ。
それは照れ隠しのようなもの。
たぶん、倉橋冬宇子の指すデェトという言葉は「ごっこ」に近いもの。
鳥居もカフェーの客の一人のように御褒美デェトをしたのだと思う。
だから恋人気取りで調子に乗って膝枕でもしようものならオデコに握り拳固を一発おみまいされてしまうかも知れない。
(……でもあのデェトって変な感じでした。
現実感がなくって夢みたいな感じ。
ほんとにデェトしたのかなって思います。
そんなことを思うのもニセモノのデェトだったからでしょうかねぇ)
自分でもよくわからない。
それはそれで人形芝居のように優麗で、その一時だけ時を共有しあえた尊い経験だったのかも知れないし
形だけの意味のないこと。と、思ってしまえば思いに反比例するかのように虚しくも思える。
例えれば綺麗な着物の裏と表を着間違えてしまったようなこと。
とらえかた次第では何とも残念なことに変貌してしまうのだ。
(うん。でも贅沢はダメです。あの約束は前渡しとして少しだけ果たされたのです。それはそれとして尊いことと考えましょう)
勝手に自問自答しながら鳥居は二人の会話に耳を傾けていた。
314
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2014/10/23(木) 00:55:22
富道の御屋敷に着くと沢山の招待客のなかに生還屋を発見する。
彼は恐ろしいほどの量の料理を食べていた。
鳥居は生還屋があんなに食べるものとは思わずに驚きながらも、
自身は給仕からミルクココアをもらう。
それとテーブルからワツフルの小皿を1つ、
リンゴのジャミ(ジャム)のかかったものをいただいて皆と行動を一緒にすることにした。
話を聞くと、生還屋は清での出来事は話さないと言う。
やっぱり……と、鳥居もそんな気持ちだった。
もとより上手く話せる自信もなかった。
(む〜…。僕はいったい何を話したら……)
心のなかは不安でいっぱいだ。
話が長すぎても語り尽くせないだろうし生還屋の言うような後味の悪いのもダメかもだ。
なんせ富道は冒険者たちを援助してくれているのだから
彼が楽しめない話では申し訳が立たないのだ。
そして……
>「おっと、また初めて見る顔だね。君達は、一体どんな冒険譚を聞かせてくれるのかな?」
そう言われて最初に語り始めたのは波留京花。
>「あっ、へ!? わ わ わわ…っ!!」
京花は慌てながらも初々しい感じで見事に語り終わった。
訛りが酷かったが彼女が話したのは出会いに感謝して生きなさい
と言う兄の思想を大事にしていると言う事と、
己が世間に認められるほどの武術家になると言う夢の語りだった。
(わあぁ。すごい純朴な方です)
それに明確な目的を持っている。
鳥居のように本職も遊びのようなものなら、
嘆願も興味のあるものを選ぶとかとは明らかに違う。
そんな無い物ねだりからか鳥居は京花に好感が持てたのだった。
315
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2014/10/23(木) 00:56:53
「素敵でしたよ波留さん」
彼女は混じりっけなしの純粋だ。と、鳥居は思う。
これからの冒険で彼女のたぎった血はいったいどんな味を醸し出すのだろう。
微笑する鳥居の白い顔はまるで仮面のようにその危うい本性を隠している。
そして鳥居は富道の前に出た。
「はじめまして、僕の名前は鳥居呪音と言います。
本日はこのような晴れやかな場所にお招きいただき、誠にありがとうございます」
そう言って鳥居は深々とお辞儀。
「えっと、なんて言ったらよいのか。
他の冒険者の方々と比べてしまったらお恥ずかしいのですが
僕は趣味的に楽しく冒険をさせていただいております。
これもみな、富道さまのおかげです。
ほんとうにありがとうございます」
こほんと一つ咳払いをし
「そんな僕の話はとある男の昔話を聞いて欲しいという嘆願でした。
依頼人は自称落語家で名前を柳家永六と言いました。
彼の御屋敷はなかなか立派なもので、咄家さんも結構お金になるものだと内心驚いたものです」
その日は小雨が降っていました。柳家邸に呼ばれたのは僕一人。
永六は実年齢よりも年老いて見え、骸骨のような顔から目玉がこぼれ落ちそうなほど窶れてはいましたが
微笑しながら座布団の上に正座をしていました。
彼は数多くの冒険者のなかから子供のような僕を聞き手に選んだそうです。
……永六は昔話をしました。青春時代の恋ばなしから始まって
何故か十年以上昔の誘拐事件の話にまで至りました。
なので僕は知ったかぶってしまって
「あの事件って、身代金が紙切れにすり替えられていて、お子さんが殺されてしまった事件ですよね?」
僕は彼にそう質問してしまいました。
(犯人は現れずお金だけがすり替えられていて、そのあと人質の子供は殺されしまったという怪事件でした)
それと同時にピンときて、顔色を変えてしまって……。
その様子に察した永六は寂しく笑いながら
「あの事件の犯人は父親の門井伝助でんがな。
あの状況で身代金をすり替えられるのはあの男しかおらん。
ん?実の父親が子供を殺すような真似をしますのかって?
……まあそこが一番の盲点ゆうか味噌なんやわ。子供のあんたには言いにくいことなんどすが、、
所謂、種違いやったんですわな。
せやから門井は子供を餌に実の父親を探して殺そうとしていたわけですねん。
身代金はそのついで。婿養子の伝助の懐には自由になる金が転がり込むっちゅうことですわ」
「ですがそのあと、子供を失った奥様は気が狂って自害してしまって、門井屋も経営難で破綻してしまったのですよね」
僕がそういうと柳家永六はとても悲しい顔をしていました。
そして悲痛な目で僕を見つめて何かを呟こうとしたその時、
雨が本降りになって、激しい雨音で彼の声はかきけされてしまうのでした。
「なので、僕は彼の最期の言葉を聞けず仕舞いなのです。
残念なことに永六さんは、正座をしたままおなくなりになられていました」
語り終えた鳥居は一先ず安堵する。
何の話かはよくわからないような気もするが、
富道が喜んでくれるものかと静かに胸を高鳴らせていた。
316
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2014/10/23(木) 01:04:07
波留さん、投下乙です。
みなさまもお疲れ様です。
お手数ですが代行をお願いします。
いつもすいません。
我ながらキャラを立たせるエピソードが書けなかったw
317
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2014/10/23(木) 05:09:28
投下しました。
レス内にも書いている通り、
冬宇子の話は『夢幻紳士』という漫画の『水妖』という話を引用しています。
ものすごく好きな話なんですがマイナーなので、こんな機会にでも紹介したかったんです〜!
というのは言い訳で、オリジナル話を考える労力を節約してしまいまいした。
もう一つ、前回のエピローグに関わる話が無くもないんですが、
宴はまだ長いようですし、それはまた機会があればということで。
318
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2014/10/23(木) 05:12:05
うわ!被った!!
鳥居さんごめんなさい。
319
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2014/10/23(木) 19:37:35
大丈夫です。
上のレスはポシャして
ぼうけんたん書いてみま〜す。
ちなみに僕も話を迷ってしまって
宮部みゆきのあやしに収録されてるお話と
推理小説を合体させて書かせていただきました。
どっちも心に巣食う鬼の話で
鬼がみえるようになったらあんたも人間らしくなってるんだよとか
人を食らう鬼でも自分までは喰えないもんさみたいなのが
お話のきもなのでした。
320
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2014/10/24(金) 21:58:13
お疲れ様です〜
鳥居さん、私のチェックミスでほんとすいません。
ボツにしなくても会話順とかをGMさんに調整お願いすれば
そのまま大丈夫かと思いますよ〜
GMさんどんなもんでしょう?
……でも冒険譚のほうも読んでみたかったりw
321
:
◆u0B9N1GAnE
:2014/10/25(土) 01:56:47
珍しい事もあるもんだけど、まぁどうとでもなるよなと思ってたんですけど
>>319
を見てしまった今となっては冒険譚が楽しみって気持ちは禁じ得ませぬ
322
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2014/10/26(日) 00:03:30
富道の御屋敷に着くと沢山の招待客のなかに生還屋を発見する。
彼は恐ろしいほどの量の料理を食べていた。
それにお酒の量も尋常ではなく倉橋も呆れ顔。
>「まァ、嫌な縁だよ。大陸から帰ってまだ間もないのに、またあんたに会うことになるなんてね。
生成り小僧……こんな行儀の悪い男の真似をするんじゃないよ!」
鳥居も一緒に呆れ顔で、生還屋を見下すように自身は給仕からミルクココアをもらう。
それとテーブルからワツフルの小皿を1つ、
リンゴのジャミ(ジャム)のかかったものをいただいて皆と行動を一緒にすることにした。
話を聞くと、生還屋は清での出来事は話さないと言う。
やっぱり……と、鳥居もそんな気持ちだった。
もとより上手く話せる自信もなかった。
(む〜…。僕はいったい何を話したら……)
心のなかは不安でいっぱいだ。
話が長すぎても語り尽くせないだろうし生還屋の言うような後味の悪いのもダメかもだ。
なんせ富道は冒険者たちを援助してくれているのだから
彼が楽しめない話では申し訳が立たないのだ。
そして……
>「おっと、また初めて見る顔だね。君達は、一体どんな冒険譚を聞かせてくれるのかな?」
そう言われて最初に語り始めたのは波留京花。
>「あっ、へ!? わ わ わわ…っ!!」
京花は慌てながらも初々しい感じで見事に語り終わった。
訛りが酷かったが彼女が話したのは出会いに感謝して生きなさい
と言う兄の思想を大事にしていると言う事と、
己が世間に認められるほどの武術家になると言う夢の語りだった。
(わあぁ。すごい純朴な方です)
それに明確な目的を持っている。
鳥居のように本職も遊びのようなものなら、
嘆願も興味のあるものを選ぶとかとは明らかに違う。
そんな無い物ねだりからか鳥居は京花に好感が持てたのだった。
「素敵でしたよ波留さん」
彼女は混じりっけなしの純粋だ。と、鳥居は思う。
これからの冒険で彼女のたぎった血はいったいどんな味を醸し出すのだろう。
微笑する鳥居の白い顔はまるで仮面のようにその危うい本性を隠している。
と、次に冒険譚を披露したのは倉橋冬宇子。
こちらは波留とは違い、なんというかおんなおんなしてるというか、お金持ちの富道を確実に狙っているといった感じで
鳥居は何故か遥かな気持ちになって遠い目。
だが彼女の語った話はとても不思議な話で、それは対幻想ってやつだね。なんて生意気にも鳥居は思う。
「……」
>「今度はこの坊やが、正真正銘の冒険譚をお話しますから、堪忍してくださいまし。
子供と侮るなかれ、この子は三百年も前から生きているんですのよ。きっと面白いお話が聞けますわ」
(え〜!)
カッと目を見開き焦燥する鳥居。
323
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2014/10/26(日) 00:05:00
(さっきの赤帽さんみたいに裸になっても傷一つない綺麗なつるりんとした体だし
頑張った感なんてそんな出ないし)
と、鳥居の頭のなかは真っ白になりかけていた。
が、とりあえず深呼吸をし……
「は、はじめまして。鳥居呪音というものです。
いちおう三百年以上、生きてます。
その理由は齢十歳で病で死んでしまいそうな僕を、
魔術師のお母さんが不老不死にしてくれたからです。
お母さんの望みは僕が死なないで面白おかしい人生を歩むことでした。
きっとそれは、何の楽しみも知らないまま死んでしまう僕を不憫と思ったのでしょう。
……でも、なかなかどうして、面白いを好きなまま続けてゆくのも難しいものです」
「あ、本日はお招きいただき、誠にありがとうございます」
一礼をしたあと、鳥居は冒険譚を語り始める。
__それは、人探しの嘆願でした。
依頼人は三十路の女性。名前を白山月子。
まん丸く、横に大きな体をしている方で、彼女の依頼は
今から十年前に夜盗たちに襲われた自分を助けてくれた子供を見つけて欲しいというものでした。
僕はその依頼が、何故か頭から離れなくなって引き受けることにしました。
最初、僕を見た白山さんは驚いていました。
それは僕が探していた子供と瓜二つだったそうだからです。
もしかして、と思って僕は白山さんが夜盗に襲われた場所を聞いてみたのですが
それが徳島市のS地区。僕は一度も行ったことのない地区でした。
彼女は上京する前日に襲われそうになったそうですが
路地裏から手招きする子供に導かれ、何とか逃げきれたとのことでした。
そして、それって何かの記憶違いでもないのかな?
と、何とも腑に落ちない気持ちになった僕たちは、
その場所に向かうことにしたのです。
機関車に乗って僕たちは移動しました。
目的地に到着する途中、僕は夢を見ている気持ちになりました。
何故なら徳島市のS地区に向かう道中は僕のよくみる夢のなかにそっくりだったからです。
どうして、僕の夢のなかがここにあるのだろう?
こんなことってあり得るのだろうか?
するとお供をしていた者(頼光)が
人間の頭のなかじゃどんなことでもありえるんじゃねぇの?
と語るのです。
324
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2014/10/26(日) 00:06:54
お話はまだ続きます。
夜になってS地区に着いた僕は、さらに驚きます。
そこには僕の夢に出てくる街の景色と同じ場所があったからです。
そこで僕は思い出しました。
夢のなかで助けたうら若き乙女の姿を。
まさか、夢のなかで人助けをしていたなんて……。
すると、驚いている僕の背に白山さんの声が投げかけられました。
「なるほどねぇ。私はかぐや姫みたいなもんかぁ……ありがとね坊やたち」
振り向いたら白山さんは消えていました。
妖しい月光のなかで僕たちはたたずんでいました。
今思えばそれって、この世の法則から外れた僕の産み出した呪のようなもので
そこで死んでしまう運命の白山さんを、ずっと路地裏は待っていたのだと思います。
本来の運命に修正するためにです……。
話終え、鳥居はフーとその恋人のことを思い出す。
本来は、鳥居もこの世に存在しないはずの存在なのだ。
そんなものから命を助けられた者がいるとしたら、運命はその者を許すのだろうか。
325
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2014/10/26(日) 00:14:34
お疲れ様です。
御手数ですが代行をお願いします。
違うタイプのお話にしようと思ったのですが
書いていたら似てる感じになってしまいました……
326
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2014/10/26(日) 02:52:32
鳥居さん乙です〜
ジョジョの上条君を思い出してしまったw
余談ですが
今回レスを書いてて思ったことなんですが、一人称の文章ってものすごい難しいですね。
地の文で説明できないのがこんなに不便だとは思わなかったです。
327
:
◆u0B9N1GAnE
:2014/10/26(日) 04:15:10
投下お疲れ様です。いいですねえ!
最後の一文でかなりグッと来ました
とても面白い着眼点だと思います
>>326
認識外の事が書けないって超不便ですよね
バトルとかとも相性悪いですし、私も苦手です
328
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2014/10/26(日) 15:47:21
お疲れ様です。代行ありがとうございます♪
一人称、難しいでした。
書こうと思ったことが書けなかったりして表現が変わってしまう感じでした。
最後の一文は同じキャラを続けてきたおかげで自然と滲み出せた感じです。
ありがとうございます♪
329
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2014/10/26(日) 18:16:32
そういえば乙です〜
よく考えると一人称ではなく伝聞調でしたねw
完全な一人称はもっと難しいんだろうなあ
TRPGwikiに波留さんのテンプレ追加しました。
他にwikiに追加したいことがあったらお知らせください。
http://www43.atwiki.jp/nanaitatrp/pages/97.html
>>328
たしか異能者の上条時人君も夢の中でひとみさんを助けてくれましたよね?
なんだか懐かしい気持ちになりました。
330
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2014/10/26(日) 22:44:04
はい。そうでした。懐かしいですね。
思い出してみると無茶ぶりと
拙い感じで顔から火がでそうですw
331
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2014/10/26(日) 23:30:47
あまりに懐かしくってキュンときちゃいましたw
過去レスを読みに行っちゃいましたよ〜
http://www44.atwiki.jp/jojo2nd/pages/18.html
332
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2014/10/29(水) 21:56:59
読み返させていただいたら
ひとみさんを初々しく感じました。
今回の偶然みたいのを含めて
まるっと不思議でした。
なりきり型って大正世界を通じて無意識でリンクしているような
ちょっと怖い気持ちにもなります。
333
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2014/10/30(木) 02:22:23
たいして成長してるという気はしないけど
以前のレスを読み返すのってものすごい気恥ずかしさがありますよねw
ところで今回の月子さんとひとみちゃんの時も使った
『幻の少年の手招きで殺人鬼の難を逃れる』という話は何か元ネタがあるんでしょうか?
波留さんも京花ちゃんのキャラクターには何か元ネタがあるのかな?
富道男爵は?
皆さん良かったら教えてください。
334
:
波留
◆PBGJytd9pw
:2014/10/30(木) 20:26:26
>>333
元ネタと言う程のものでは無いですが、方言キャラに
影響を受けた作品ですと『いなかっぺ大将』ですね。
直情的で真っ直ぐで、困難な場面に直面しても腕ずくと
生来の大らかさで全部乗り切ってします。そんな昔ながらの
女性としての頑健さをイメージして作ってみました。
335
:
◆u0B9N1GAnE
:2014/10/31(金) 02:15:37
富道には特にありませんが、最近「シグルイ」なる漫画を読みまして
武士道をテーマにした漫画で刀を扱うのですが、読んでいる内に「刀かっけえ!」と
そんな訳で久礼ちゃんを登場させました。単細胞と呼んで下さい
本編の方はもう少しだけ時間をくだせえ!
336
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2014/10/31(金) 22:20:28
宮部みゆきの「とり残されて」という本に収録されてる「たった一人」という短編です。
自分でいうのもあれなんですが
ひとみちゃんの解決法もかっこよかったし
月子さんはファンタジックに味付けできたし
落語のようにそれぞれアレンジしたような感じには仕上がってるとは思います。
本編の件、了解です。
337
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2014/11/01(土) 20:12:35
>>334
波留さん
なんと!風大佐衛門君!
子供の頃うちの地方では夕方よく再放送していたので懐かしいw
おおらかで真っ直ぐで、おまけに訛りがすごいところも、なるほどという感じです。
余談ですが、最近はニャンコ先生というと別のキャラクターを指すらしいんで驚きました。
(夏目なんとかという漫画を知らなかったので)
これからの波留さんとの絡みが楽しみです。
>>335
GMさん
GMさんの戦闘描写はいつも格好良くて
戦術戦法がきちんと描かれて尊敬します。
久礼ちゃんとか赤帽君とか、今回もすごい濃いキャラが多くて楽しみです。
>>336
鳥居さん
元ネタ宮部みゆきさんでしたか〜
クロスファイア、鳩笛草、火車は読みました。
宮部さんの作品はすごく面白いんですが、
せつなすぎて読後にどっと疲れが出てしまうんでちょっと遠ざかってました。
最近は江戸ものの「ぼんくら」を読んでみたいなと思ったりしてます。
今回のお話とっても素敵でしたよ。
月子さんが消えていってしまう辺りの透明感なんてとても素敵だと思いました。
338
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2014/11/03(月) 21:16:46
たしかに、どっと疲れが出てしまうかも…。
余談なのですがアニメのブレイブストーリーではうるうるしてしまいました。
観賞したあと、悲しくって鬱っぽくなるのは困りものですよね。
と、それはそうと、前から気になっていたのですが
黄泉断層って何ですか?
あの世とこの世の境界線がなかった頃の地層とか?
お暇なときにでも教えていただけたら嬉しいです。
339
:
◆u0B9N1GAnE
:2014/11/04(火) 03:39:51
投下しました
なんでこんな長くなったんや
何か気になる事がございましたら質問ください
340
:
波留
◆PBGJytd9pw
:2014/11/04(火) 10:33:48
>>339
妖怪青行燈の登場とは御見それしました。
まず質問として帆船の臼砲は動いてるものを反応して砲撃してるのか
それとも規則性のない動きなのか?
また帆船に大蛇
奇形の大鳥と犬の仮面を被ったミイラと自分達の立ち位置と距離
それと青冊子は自分たちでも直ぐに捕獲出来る位置にあるのか?
そのような事を聞きたいと思います。
341
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2014/11/04(火) 23:46:08
>「仮に……君の言う運命ってものが本当に存在して、君に関わった人間の帳尻合わせをしているんだとしたら。
何故君はまだ冒険者を……人の嘆願を叶えようとするんだい?
君がどれだけ頑張って人を助けても、それは波打ち際の砂の城のようなものだとは思わないのかい?」
「たとえ同じ結果になっちゃったとしても、僕は人に干渉していること自体が面白いのかもしれません」
それはある種、無人島に漂流した者が、完読した書物を繰り返し延々と読書し続けることに似ている。
結果がわかっていても、人のぬくもりを感じるためには読書を続けるしかないのだ。
と、しばらくして……
とんでもないことが会場に起こってしまう。
なんと富道が冒険譚を書き込んでいた書物が式の効果を宿していたのだ。
ゆえに書物からは闇が噴出し、鳥居に襲い来るのは鉄道を想起させる巨大な蛇。
その迫力に鳥居は脱兎の如く逃げ出した。
と言っても闇雲にではなく、円を描くように同じ場所を何度もだ。
それは地を削るような重量の巨体なら、同じ場所を周回することによって地面にめり込ませることが可能と考えたからだ。
それが無理でも倉橋と波瑠のまわりを周回していれば鉄の防御壁が完成する。
しかし一体、この怪異の正体はなんなのだろうか。
冒険譚を書き記したあの青冊子から生まれた怪異だということは想像できるし
鳥居を追いかけているということは鳥居の冒険譚から生まれてきたものだとも推測できる。
「僕を追いかけてくるもの……。それっていったい……。
……倉橋さん、これってなんなんですか!?波瑠さん、大丈夫ですか!?」
鳥居は駆けながら叫んでいた。
342
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2014/11/04(火) 23:55:06
GMさん、投下お疲れ様です。
御手数ですが代理御願いいたします。
無茶苦茶に逃げ回ったら被害が出るし
同じ場所をぐるぐると逃げ回ってます。
たぶん、鉄道くらいの大きさの相手を止めるとしても鳥居はグッチゃりいきそうだし…。
でも、もし波瑠さんに良いアイデアとかあったらレスの取り下げも可です。
343
:
◆u0B9N1GAnE
:2014/11/05(水) 15:43:55
>>340
所詮は臼砲ですから精密な狙いではありません
数撃ちゃ当たるです
他の怪異は別の冒険者達を狙っていますので、基本的には遠くにいます
ですがかえって、どこに逃げても危険な状況となっているでしょう
青冊子を狙うのは面白いですね
武芸者の足なら走れば十秒足らずの位置にあります
が、もし青冊子に近づいた場合は帆船から、臼砲ではなく旋回砲による狙撃を受けるものとします
旋回砲は、砲にしては威力の低い非対物用のものです
344
:
波留
◆PBGJytd9pw
:2014/11/06(木) 00:06:45
>>343
>もし青冊子に近づいた場合は帆船から、臼砲ではなく旋回砲による狙撃を受けるものとします
と言う事は。鳥居さんが大蛇を誘導して少し走り青冊子を中心に
大蛇を走らせるような動きが出来れば。その間に青冊子の確保
および確保の間の隙を大蛇による防壁による危険性の低下及び
帆船の旋回砲を大蛇にお見舞いして弱体化、最高で倒せる策も可能・・・と考えてよいでしょうか。
もっとも、この作戦は鳥居さんが青冊子まで短時間で移動出来る
脚力および青冊子のほうまで移動する過程で
他のNPCの妨害や(GМさんが別の怪異は離れてると書かれてるので
その可能性は低いかもしれませんが)青冊子自体の特異な障害も想定されるので
鳥居さんと倉橋さんの了承を得てからでなければレス投下は出来ませんか
345
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2014/11/06(木) 17:55:53
お疲れ様です。
自分としてはぜんぜんOKです。
じわじわと解決の糸口を皆で探しだす感じで面白いです。
いちおう確認なのですが
順番は波瑠*鳥居*倉橋ですよね?
346
:
◆u0B9N1GAnE
:2014/11/07(金) 15:06:16
>>344
面白い事考えますね!
勿論そういうのもアリです
347
:
波留
◆PBGJytd9pw
:2014/11/07(金) 22:23:56
鳥居さんからも許可が下りましたので、倉橋さんの了承得れましたら
レス投下しようかと思います。旋回砲が仮に電車サイズの大蛇を
越して砲撃してくるとしても。十中八九この異界を引き出してる力の源は
青冊子ですから、その青冊子を破壊するような上斜め方向からの攻撃は
多分来ないだろうと言う理由も兼ねて、上記で書いた通りの行動を
実行しようかと思います。少し投下に日にちを置くかと思いますが
よろしくお願いします。
348
:
倉橋
:2014/11/07(金) 23:05:09
連絡遅れましてすいません。
波留さん仰るようにして頂いて大丈夫です。
急なんですが通勤時間がぐんと伸びまして、ちょっと参加が厳しくなるかもしれません。
できるだけレスは早めに用意したいと思っていますが長くお待たせしそうな時や
いよいよ投下が厳しいときは倉橋の行動はGMさんに一任したいと思うのですが可能でしょうか?
349
:
◆u0B9N1GAnE
:2014/11/09(日) 02:10:45
>>348
おっけーですよ
事前に冬宇子の切れる手札を述べておいてもらえるととても助かります
350
:
倉橋
:2014/11/16(日) 17:57:06
すいません。次って自分ですか?
あと一週間くらい待ってもらうこと可能ですか?
351
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2014/11/16(日) 23:50:18
すいません。
倉橋さんの前に加筆修正したものを
投稿したいと思います。
352
:
GM@外出先
:2014/11/17(月) 00:52:11
もっと早く何か呼びかけしとくべきでしたね。すみません
それでは鳥居さんお願いします
353
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2014/11/17(月) 01:29:14
みなさんお疲れ様です。
すいません。先週はリアルがたて込んでいて
本スレの確認をしてませんでした。
御手数ですが代理をお願い致します。
354
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2014/11/17(月) 01:29:43
>「仮に……君の言う運命ってものが本当に存在して、君に関わった人間の帳尻合わせをしているんだとしたら。
何故君はまだ冒険者を……人の嘆願を叶えようとするんだい?
君がどれだけ頑張って人を助けても、それは波打ち際の砂の城のようなものだとは思わないのかい?」
「たとえ同じ結果になっちゃったとしても、僕は人に干渉していること自体が面白いのかもしれません」
それはある種、無人島に漂流した者が、完読した書物を繰り返し延々と読書し続けることに似ている。
結果がわかっていても、人のぬくもりを感じるためには読書を続けるしかないのだ。
と、しばらくして……
とんでもないことが会場に起こってしまう。
なんと富道が冒険譚を書き込んでいた書物が式の効果を宿していたのだ。
ゆえに書物からは闇が噴出し、鳥居に襲い来るのは鉄道を想起させるほど巨大な蛇。
>「おまはん、おねげぇしまはす。あん浮かぶ青本の所まで囮なっちゅてくれまへんか!?
こぅ、ぐるぐるぐるぐる青本の回りで走るような感じで!!」
「わかりました!」
京香の言葉に鳥居は迷わず疾駆する。
何故なら鳥居の進む前方には旋回砲の洗礼が待っていたからだ。
でも鳥居はそれが四肢を貫通しようとお構い無しに前進できる。
あとは青冊子のまわりに巨大蛇による防壁を作り上げ後から続く二人を守るだけだ。
彼女たちが安全に青冊子と対峙できる空間を確保するのだ。
「僕を追いかけてくるもの……。それっていったい……。
……倉橋さん、これってなんなんですか!?波瑠さん、大丈夫ですか!?」
鳥居は駆けながら叫んでいた。
355
:
◆u0B9N1GAnE
:2014/11/18(火) 23:41:37
投下しておきましたー
356
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2014/11/26(水) 23:00:24
すいません。仕事でトラブルがありましてもう少し待ってください。
週末から来週にかけては暇になるはずなので。
357
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2014/12/02(火) 01:58:52
遅くなってすいません。
投下しました。
358
:
◆u0B9N1GAnE
:2014/12/07(日) 10:11:31
「……その扉なら開けても問題ねーよ」
「おぉ!流石だすな!へばな、失礼して……」
猟師が扉を開き、数人がエントランスホールへと出る。
「……なんだもんだ、こら」
そこには、来た時には無かった筈の扉が一目では数え切れないほど並んでいた。
「ははーん、なるほど。こりゃ要するに、もっかいやれって事だろ?いいね、いつになく面白そうじゃん!」
楽しげな声の主は、女だ。
白い旗袍の上に南アジアの民族衣装サリーを重ね、更に西洋風のマントを羽織っている。
頭にはアラビアの華やかなベールを被り、両手には東西を問わず様々な誂えの指輪が、
首元にはインド風の豪奢なネックレスと、その中心で纏まりを付けるように翡翠の勾玉が揺れていた。
無節操極まりない服装だが、不思議と無秩序には見えない着こなしだった。
「ま、つっても一人当たり一部屋かぁ。すぐ終わっちまいそうだなぁ」
「だぁってろ『欲しがり』。オメー今までの冒険全部一人でこなしてきたのかよ」
「あー?……あー、はいはい。じゃー、あんた達てきとーに組んで部屋決めてってよ。
私行きたそうな部屋見つけたらそこに入るから、よろしくー」
口調は気に障るものの、『欲しがり』の言はそれなりにもっともで、冒険者達は暫し顔を突き合わせて相談を始めた。
入る前に中の様子を伺えないものか、そもそも出入りは自由に可能なのか、屋敷の出口はどうなっているのか、と。
窓の外には無明の闇のみが見える。
一人が発破を壁に仕掛けてみたが、芳しい結果は出なかった。
そうして一人の男が興味本位で、玄関の扉を押してみた。
扉は何の抵抗も、僅かな軋みすら伴わずに開いた。
外の風景が見える。
「なぁ、生還屋。これって……」
瞬間、扉が大型獣の顎の如く変形して、生還屋を振り返ろうとした男を飲み込んだ。
それから咀嚼音が響き――扉が再び開く。
精巧な騙し絵のように外の風景が描かれた壁に、血と肉片がびっしりとこびり付いていた。
「……コイツは、今までになくヤベェぞ……もう聞こえちゃいねえだろうがよ」
生還屋が冷や汗を額に浮かべて、そう答えた。
今まで富道の蒐集物で大騒動が起きた事はあっても、死人が出た事はなかった。
冒険者達の間に緊迫した空気が生じ始めた。
「とりあえず……じっとしてても仕方ねえ。
俺が仕切った所でオメーら聞きやしねーだろうから、てきとーに組んで好きにおっ始めろや」
生還屋の言葉は相変わらず投げやりなようで、どこか焦りが滲んでもいた。
脱出の手段が分からない以上、動ける内に動いておかねば後々立ち行かなくなるかもしれないからだ。
「それがいいねえ。食料はそれなりに備蓄があるみたいだけど、この人数では数日も持たないだろうから」
広間から出てきた肥満体の男が子豚の丸焼きをナイフに突き刺して齧りながら、生還屋の焦りを代弁した。
「……分かってんなら食ってんじゃねえよ。こんな時くらい『美食家』ごっこはやめやがれ」
「大丈夫だって。こんなのすぐに終わるか、さもなきゃすぐに人が減るか……どっちかじゃん?」
359
:
◆u0B9N1GAnE
:2014/12/07(日) 10:11:50
美食家と呼ばれた男はまるで麩菓子を食すかのように子豚の丸焼きを平らげていく。
終いにはそれを刺していたナイフの先端まで、難なく齧り、噛み砕き、飲み込んでしまった。
「ふう……よし。じゃ、行くかな。美味しそうな匂いは……どこにもしないなぁ。
ま、そもそも異界の食べ物なんて口にするもんじゃないか。あ、僕ここにしたから。誰か一緒に行こうよ」
美食家の選択を皮切りに、他の冒険者達もちらほらと動き出した。
となれば、君達だけがじっとしている訳にもいかない。
君達は早速どこかの扉を選んでみてもいいが、まずは準備や聞き込み、同行者の勧誘などを行ってもいいだろう。
また美食家が嗅覚をもってそうしたように、扉の中の様子は外からでもある程度察しがつくようだ。
君達の傍には四つの扉がある。
一つはモダン風な装飾が施された扉。中から滝のような、延々と水の流れる音が聞こえてくる。
一つは何の変哲もない木の扉。しかし近づくとその瞬間に刀が突き出てくるだろう。
一つは何か宗教めいた模様の刻まれた石の扉。金属の擦れるような音が絶え間なく響いている。
一つは振り子時計を象ったような扉。その奥からは――楽しげな声が聞こえてくる。君達の声が。
「……変だな。この扉、全部で百はないとおかしいんじゃないのか?」
不意に、冒険者の一人が呟いた。
周りの人間がどうしたのかと尋ねる。
「いや、ざっと数えてみたんだけどさ。どうもこの扉、百枚も無さそうなんだ」
「はぁ?んな訳あるか。百物語だろ?」
「でも無いんだよ。疑うなら、お前も数えてみればいい」
その情報に果たしてどんな意味があるのかは、まだ明らかにはならないだろう。
だが推測する事は出来る。
360
:
◆u0B9N1GAnE
:2014/12/07(日) 10:12:18
なんか書き込めないのでひとまずこっちに落としておきます
質問あったら言ってやってください
361
:
◆u0B9N1GAnE
:2014/12/07(日) 10:16:04
と思ったら実は書き込み出来てました的な展開でした
投下しました
362
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2014/12/09(火) 00:03:44
投下お疲れ様です〜
次レスですが
皆さま、スムーズな進行のために投下順を決めておくのはいかがでしょー
投下順に希望のある方いらっしゃいますか?
363
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2014/12/09(火) 00:56:57
355
GMさん、投下ありがとうございます。
皆さま、投下お疲れ様です。
順番に特に希望はないです。
お忙しいみたいでしたらお先に書かせていただきますし
でもこれといって、ぴっこんなひらめきもなくって
思ってることを言ったりやったりな感じです。
364
:
波留
◆PBGJytd9pw
:2014/12/09(火) 17:11:06
投下お疲れ様です。
私も特に順番は希望ありません。ただ初心者ですし
経験ある皆さんのレスの後のほうが行動にもある程度
融通が出来るかな? と思ってます
365
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2014/12/10(水) 21:45:00
確実な予想を立てて行動できたらよいのですがそれって難しいです。
皆さまにはお手数をおかけします。
すいません。
お手数ですが、以下のレスでよろしければ代行をお願いいたします。
366
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2014/12/10(水) 21:46:30
死者もでてしまって張りつめた空気のなか、鳥居たちは無数の扉のある所にいた。
冒険者の話では扉は百枚ないのだという。
「あ〜、わからないっ」
潜っていた思考の海から息継ぎをするかのように顔をあげ、あほみたいな顔を全開にする鳥居。
先程倉橋は、青冊子の女から「あつめろ」と白紙を渡されたと言う。
それはいったいどういうことなのだろう。
「とうこさん、その白紙って解決の糸口になりそうですね」
と何にも考えていない朗らかな顔で、鳥居は倉橋に言葉を投げた。
それはある意味で逃避という丸投げ。次に鳥居は京花に視線を移し…
「京花さんも、すごい勇気でした〜。ブラボ〜」
と、驚いた顔をつくってみせたあと、ゆっくりと横をむいて扉を見つめる。
京花にたいしては新人ながら心配をする必要もなさそうで、
それならば少しでも彼女の気持ちがそのままでいられるように、応援してゆこうと鳥居は思っていた。
そして、鳥居は振り子時計を象徴している扉の前。
楽しそうに話している自分たちの声に興味をそそられる。
「……あっちは楽しそうで羨ましいです。
こっちの僕は無駄口叩いて呆れられるだけみたいなものなのですけど
扉のむこうの僕たちは気心も知れてわかりあえてるようですねぇ」
倉橋を振り返り、へへっとほの暗い笑みを浮かべる鳥居。
この扉なら生還屋に危険の有無を問わなくても大丈夫なようだが、話しかけるきっかけとして鳥居は生還屋に問うてみる。
「この扉のむこうがわって危険ですか?」
ぎゅっと手を引いて扉のすぐ近くに誘導する。
生還屋が他の冒険者たちと馴れ馴れしくしていた様子に、よもや清国での冒険を忘れたわけではありますまいなと嫉妬にも似た感情。
「どっちかっていったら本物のこっちのほうが危険な香りがしますよねぇ……」と、倉橋を横目にぽつり。
「しませんか?」と、京花にも問う。話は脱線するが……
「倉橋さんと初めて会った印象はどうでした?初見の印象って九割がた合っているそうです。
僕はお母さんみたいって思っていたのですが違ってました。
今では部屋の何処に置いたら良いのかわからないお人形さんみたいな人って思っています」
「あ、この質問って前々から生還屋さんにも聞きたいって思っていました」
扉の前でごちゃごちゃと言ったあと、鳥居はそっと扉を開けようとする。
それは分かったと思えばまたわからなくなるような倉橋の心、奥に進めば進むほど奥深さだけが残るような感じの正体を見つけ出すための好奇心。
倉橋の心のなかの鬼ごっこの、鬼の正体とはなんだろう。
それはさておき……
「あのぅ、何がそんなに楽しいのでしょうか?」
扉のむこうの自分たちにも質問を投げ掛ける鳥居だった。
367
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2014/12/10(水) 22:45:37
次投下させていただこうかなと思ったら一足遅かったw
週末明けに一回短いレスを投下させてもらうおうかと思ってます。
368
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2014/12/11(木) 00:48:36
すいません。
倉橋さんが最後にじっくり書いたほうが本人も焦らなくってもよいかなとか
この前書いてまたすぐ書くのって疲れたりしないかなぁとか思ってしまって
お先に書かせていただきました。
順番を決めてからのほうが良かったみたいでした。すいません。
369
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2014/12/11(木) 23:12:52
いえいえ!
いつもお待たせしてばかりいるので
気を使わせてしまったみたいですいません。
今回先に書くからといって別に何か閃いたからというわけでもないのでw
皆さんとの会話や掛け合いのなかで少しずつ解決法を見出していけたらなと思ってます。
短レスのあとGMさんの解答次第では追加レスを挟むかもです。
370
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2014/12/13(土) 21:07:44
GMさんに質問です〜
エントランスの扉は百よりどれくらい少ない感じですか?
それと富道邸に招待されている冒険者は総勢何人くらいなんでしょうか?
371
:
◆u0B9N1GAnE
:2014/12/13(土) 22:09:46
どうでしょう。二十前後くらいでしょうか
少なくとも数え切る前に「あれ?この調子じゃ百まで届かなくね?」ってなるくらいです
冒険者は……五十は超えている事でしょう。中には一人で二つ三つ冒険譚を述べた者もいるって事で
372
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2014/12/14(日) 22:10:59
すいません。今書いてる途中ですが今日中は無理みたいです。
もう少し待ってください。
373
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2014/12/19(金) 00:15:26
投下しました。
鳥居さん波留さん、なかなかうまく絡めなくてすいません。
374
:
◆u0B9N1GAnE
:2014/12/19(金) 11:10:45
(二十前後は「百よりどれくらい少ないか」なんですホントごめんね)
あと今回、久しぶりに「行動判定」をやろうと思ってたのにすっかり忘れてて、それもひじょーに申し訳ないです
動きにくいターンになってしまった気がします
375
:
波留
◆PBGJytd9pw
:2014/12/19(金) 19:33:26
投下お疲れ様です。こちらも早速レスします
>>374
(GM様)
ストーリの序盤ですし、そこまで細かい部分に気取られる事は
なくて良いかと思います。考察して少し停滞な場面が出る事は
どの物語でも起きえる事ですので。
376
:
倉橋
:2014/12/19(金) 21:58:00
あらら早とちりしてすいません。
扉の数二十を八十に
一人で探索するのは危ないから2、3人で行こうと考えたと脳内修正をお願します。
こんなことなら京花ちゃんや鳥居くんも誘えば良かったかしら。
377
:
◆u0B9N1GAnE
:2014/12/25(木) 22:11:27
投下しました
ところで年末進行についてですが今から来年の1月半ば頃までとしますがよろしいですか
378
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2014/12/27(土) 22:10:21
お疲れ様です〜年末進行了解です。
鳥居さん、波留さん、今回も一応投下順決めておきますか?
先に投下したい方いますでしょーか?
379
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2014/12/28(日) 00:39:27
投下お疲れ様です。年末進行のこと了解です。
順番のほうは個人的には何の思惑もないし
ただベストな流れはあると思っていて
正直自分にはわからないです。
これを書いたら皆がハッピーみたいな
ことは思いついてないという不甲斐なさです。
GMさんも個人の見せ場をご用意してくださったのかな?みたいな感じです
380
:
波留
◆PBGJytd9pw
:2014/12/28(日) 19:19:28
順番は最後で良いです
年末進行了解しました。
381
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2014/12/29(月) 11:35:29
それでは、倉橋さん、鳥居、京香さんの順番ですね〜
いつもご迷惑をおかけしてしまって面目ないのです。
来年もよろしくお願いいたします。
それでは皆様よいお年を〜
382
:
◆u0B9N1GAnE
:2015/01/04(日) 00:33:48
はいそんな訳であけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします
さておき今回はただのモブ戦ですからね
一人一殺……じゃありませんが、まぁそこまで連携が求められるシーンでもないのは確かです
鳥居さんの言うようにわりと個人のターンですね
そこから転じて、今回最も戦闘能力に乏しい倉橋さんが1番目なのは非常にグッドです
2番目以降では「正直そういうキャラじゃないけどやらなきゃなぁ」みたいな事になる可能性もありますからね
ここら辺、ホントはGMが先に言及しておくべきだったんですけどね。申し訳ないです
383
:
倉橋
◆FGI50rQnho
:2015/01/05(月) 03:32:04
新年明けましておめでとうございます〜今年も宜しくお願いします。
お言葉に甘えて先に投下させてもらいました。
一人一殺……?一人も殺れてないという……
GMさんすいません。モブ剣士さんたちはともかく、また久礼ちゃんを動かしてしまいました。
今度やるときはちゃんと相談してからにします。
384
:
倉橋
:2015/01/05(月) 23:47:59
ん〜下手こいた〜
浪人は飛び技とか使わずに、ただ刀が燃えてるだけの普通の斬り合いにした方が面白かったかも。
その方が殺陣のシーンで個性出せそう。
問題あったら最後の1レス分シーン巻き戻しちゃって下さい。
385
:
◆u0B9N1GAnE
:2015/01/06(火) 00:21:02
陽炎と炎で刀の間合いそのものを誤魔化しつつも
絶対届かないだろって距離でも炎を飛ばして虚を突ける魔技という事にしましょう
寄らば斬る、寄らねば燃やすです
386
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2015/01/06(火) 22:48:41
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
毎回御手数ですが代行をお願いいたします。
あと倉橋さんのぶんの浪人を合わせて
二人倒してしまった感じなのですが
駄目でしたら後手キャンか息を吹き替えしたてきな感じでよろしくです。
387
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2015/01/06(火) 22:50:01
(……あれれぇ?倉橋さんは僕たちと一緒に来ないのでしょうか?)
と、倉橋を尻目に鳥居は不思議に思う。なぜなら少しはわかり会えているもの同士のほうが鳥居の場合は安心出来るからだ。
サーカスの空中ブランコも、呼吸が合わなければ真っ逆さまに地上に落ちてしまうのだから……。
(でもこれが倉橋さんの一期一会なのかもしれません……)
>「んまぁ、わだすは阿呆ですんで。けどわだすよりしっかりしてると思えますね」
「しっかり……。やっぱり倉橋さんはしっかりものだったんですね!
……ですが京香さんはどうして自分を阿呆と思うのですか?誰かに言われたことがあるのですか?」
鳥居は京香と共有できる倉橋の一面があることに自己肯定でき嬉しく思っていたが
京香が何故自分を阿呆と表現するのか不思議でならない。
彼女は視点も真っ直ぐであるし涎とかも垂らしていないのにだ。
>「……おい、やめろガキンチョ。絶対開けんな。
質問なら答えてやる。アイツはただの他人で、ただの女だ。これで満足か?
満足だろうがそうじゃなかろうが、とにかくその扉は開けんなよ」
(……ただの他人。ただの女。それって海を海っていう感じにも似ていますねぇ。彼は飲んべえのくせに哲学的な表現をしました。ぷくく)
>「鳥居はん、無暗に近づかんほうが… 」
>「話しかけんのもやめろ。関わるんじゃねえ。今すぐそこから離れ……」
>「君もおいでよ。来れば分かるよ」
そんななか、聞き耳を立てていた鳥居の耳朶に自身の声が触れる。
388
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2015/01/06(火) 22:51:33
それは一瞬の出来事だった。己の足から流れ出る血飛沫を見ながら鳥居は呆然としていた。
>「……オメェがただの人間だったら、その足とは永遠におさらばだったぜ。
迂闊な真似したらどうなっか、さっき見たばかりだろうが」
生還屋の言葉が降ってくるのも上の空。鳥居は一礼して去ってゆく赤帽を見送るとやっと我に帰り……
「ああ、みなさん。ありがとうございます」
気の抜けたようなゆるゆるの声を発した。
たぶん鳥居は、京香がいなければこらえきれず、赤帽の助太刀も間に合わずあっちの世界にもっていかれたことだろう。
(……あう〜。我ながら情けない)
とどのつまり、鳥居は何の役にも立たなかった。しかし助けてくれた人達に対して……
「これこそ仲間ですっ」と、奮い立つのだ。
そして……
>「生成り小僧とお嬢ちゃん、あんたらはどうするんだい?
どの扉を選ぶにしろ、一人で行こうなんてえ無茶はするんじゃないよ。
行くなら二、三人で固まってからにした方がいい。」
>「お二人も一緒でいいじゃないですか。戦力は出来る限り分散しない方がいい……兵法の基本です。
ただここには、それを分かった上で是としない困った人達がいるというだけで。
……ところで、扉は私が決めて構いませんか?」
と、皆で一緒に行くことになる。
>「やれやれ、扉の数は八十余……全員で探索に当っても、まだあと半分は手付かずかねえ?
金魚のフンみたいに、こうゾロゾロ連なって歩いてちゃ、いつ終わるやら……
そういや生成り小僧……もう足首はくっついたかい?
引き込まれたのがお前でよかったよ。引っ張ってくれたその娘(こ)にもよく礼を言っとくんだよ。」
こくこくと頷く鳥居。
木の扉に入って行けばそこは荒野だった。
話を聞いているとここは久礼の物語を富道が書き記した空間らしい。
何はともあれ富道の内面だだ漏れの世界であった。
(……そっか。彼の視点からすれば冒険者の死なんて溢れていることであって、せっかく書き記した興味深いお話も、
お眼鏡にかなう終わりかたをすることなんてそうそうなかったのかもです)
>「………ひょっとすると、扉の中は繋がっているのかもしれないねぇ………」
倉橋の独り言に鳥居は目を開き納得。
鳥居のまとまらない考えの中には何故扉が、物語が消えたのかという疑問があった。
そもそも物語が終わるというか消えるということとは何か?
例えば物語の主人公が死ぬ。しかし肉塊になった男が一人で二十ほどのお話を持っていて死んだとは考えにくい。
鳥居なりにも何気に色々と考えてはいたのだが、やはり倉橋の一言は確実な糸口にも思えた。
その糸口には手繰り寄せる価値もある。
「そっか。だから減ったのかも」
(一枚の木葉のお話しみたく、木が枯れて葉っぱが落ちちゃうのと、少女の命が尽きちゃうことには何の関係もないのに
年老いた画家が葉っぱの絵を描くことで一つのお話しにまとまっちゃうみたいなことかもです)*
「うーん…でもまだわかりませんね」
ふと見ると、侍が四人。立っている。
>「助言を得て敵を倒すなど……それは私の『強さ』ではありません」
>「……だ、そうだから。その……みんなも頑張って、ね?」
389
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2015/01/06(火) 22:53:49
どうやら扉を通った時点で自分たちは久礼の物語に入ってしまったらしい。
厳密には久礼の物語を元にし、富道が描いた物語……だろうか。
それには個人的な書き込みもあるらしく、百物語と融合し新たなる怪異となっているようでもある。
じっと見つめていると侍たちの刀は炎で揺れて見えて長いようであり短いようでもあった。
だが剣術の実力は普通っぽい。清国で戦った剣士たちよりは何分劣っているように思えた。
なんとなくだが鳥居にも相手の強さが分かるようになっていたのだ。
相手との距離は幾らかある。
そんななか、倉橋は久礼に助言をして術をかけている。そして……
>「小僧、お前、火炎の使い手だろ?要は均衡(バランス)なんだよ。火と金の均衡を崩すんだ。
お嬢ちゃん、あんたは小柄だし身軽だ。懐に潜り込んじまえば………」
言葉が終わる前に突然炎が放射された。と、ほぼ同時に目眩まし。
攻撃に転ずる寸前に先手をうたれた。
泡を食った鳥居の目に映るのは炎を前にした細い影。
倉橋を抱え跳躍し炎を回避。距離をとる。
炎の神気を応射し相殺することも考えたが目眩ましが邪魔をした。
京香たちを巻き添えにしてしまうということもあり得るからだ。
390
:
鳥居呪音
◆h3gKOJ1Y72
:2015/01/06(火) 22:55:06
倉橋を助けた鳥居は無口になっている。
日本男児たるもの助けてあげたとか言わないのだと以前倉橋に教えられたからである。
それはさておき襲い来るものを倒すということは大変なことだろう。
本気の人間なら一人でも相手をするのは大変なのだ。
(あんな刀をもった人に京香さんが勝てるとしたら京香さんはこの中で一番強いかもです。あの剣士さんよりも……。
でも失礼ですがそんなこと想像できません。
それに僕とか倉橋さんの場合は本格的な格闘じゃすぐに斬られてしまいます……)
「別に京香さんに助太刀することは悪いことではないですよね……。
ソクラテスを知るのにソクラテスになる必要はないのですから。
……むこうだってちゃっかり連携をしているし」
鳥居は神気で鞭を練り上げると迫ってくる侍の刀に巻き付けた。
それは偶然に虚をついた形となる。寄れば斬る。寄らねば炎を放つのその間。倉橋の入れ知恵による突然の行動。
微妙な距離をとったおかげで吸血鬼の瞬発力と鞭の間合いをもつ鳥居が優位に立てたのだ。
「やった!」
侍の刀に炎の神気を流し込めばそれは雨細工のようにぐにゃりと曲がる。それ以前に持っていられなくなるほど熱を帯びていた。
なるほど釣り合ってる均衡なら少しの力で転げ落とすことが可能だ。ましてや神気の力なら尚更だ。
(倉橋さんのいう通りでした!これなら……)
疾駆する吸血鬼。噴出する闇の力。燐狐の光を背に鳥居が繰り出したのは顔面飛び膝蹴り。
赤い目に宿した魔性の力が侍の魂を恐怖で支配するのには時間はかからなかった。
ゆえに侍は脇差しに手をかけることもままならずどっと倒れこむ。
「お次は……」
と、荒野に視線を巡らせれば突然真っ白になる視界。さっきの目眩ましだった。
その刹那、凄まじい殺気。ただただ嫌な予感しかしない鳥居は炎の神気で防御。
すると首を襲った太刀が熱で溶け虚空に飛んでいた。
「わぁ、危なかったです……」
そうは言っている鳥居だったが、腹部におもいっきり突き刺さっているのは一本の脇差しだ。
なんとこの侍は二刀流だったのだ。
「あ〜っごめんなさい〜っ。こんな勝ちかたをしてごめんなさい!」
鳥居は侍のお腹に拳を叩き込み吹き飛ばす。
倉橋の助言を受けていなかったら鳥居は生首になっていたかも知れない。
そして鳥居は京香のことが気になり荒野に目を凝らすと状況把握に努めた。
真剣勝負の京香たちの集中を削がないように、不利の状況ならば助太刀の行動に移ろうと息を潜める。
【浪人二人を倒しました。駄目でしたら後手キャンお願いします】
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