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大正冒険奇譚 臨時避難所

389鳥居呪音 ◆h3gKOJ1Y72:2015/01/06(火) 22:53:49
どうやら扉を通った時点で自分たちは久礼の物語に入ってしまったらしい。
厳密には久礼の物語を元にし、富道が描いた物語……だろうか。
それには個人的な書き込みもあるらしく、百物語と融合し新たなる怪異となっているようでもある。

じっと見つめていると侍たちの刀は炎で揺れて見えて長いようであり短いようでもあった。
だが剣術の実力は普通っぽい。清国で戦った剣士たちよりは何分劣っているように思えた。
なんとなくだが鳥居にも相手の強さが分かるようになっていたのだ。

相手との距離は幾らかある。
そんななか、倉橋は久礼に助言をして術をかけている。そして……

>「小僧、お前、火炎の使い手だろ?要は均衡(バランス)なんだよ。火と金の均衡を崩すんだ。
 お嬢ちゃん、あんたは小柄だし身軽だ。懐に潜り込んじまえば………」

言葉が終わる前に突然炎が放射された。と、ほぼ同時に目眩まし。
攻撃に転ずる寸前に先手をうたれた。
泡を食った鳥居の目に映るのは炎を前にした細い影。
倉橋を抱え跳躍し炎を回避。距離をとる。
炎の神気を応射し相殺することも考えたが目眩ましが邪魔をした。
京香たちを巻き添えにしてしまうということもあり得るからだ。


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