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【ミ】『クレアデルネ』

1『朝山』:2022/12/05(月) 20:34:06
―――100万の太陽のように私の周りで輝く永遠の愛は
宇宙を越えて私を呼んでいる。
Limitless undying love which shines around me like a million suns,
it calls me on and on across the universe.

ビートルズ
『アクロス・ザ・ユニバース』歌詞の一文より

―――――――――――――――――――――――――――――

★ここは『朝山』がGMのミッションを行うスレです。

2『常寂の檻』:2022/12/06(火) 18:06:43
―永遠に続くものは何もない。星でさえ死んでしまう。
Nothing lasts forever. Even the stars die.

ドキュメンタリー番組 『コスモス』より。

3『常寂の檻』:2022/12/06(火) 18:24:27

 ――ブロロロォォ……。

君達、四人……『氷山』『烏丸』『グリム』『御影』は一つのレンタカー。
シエンタなど、その辺の5〜6人が乗用可能なミニバンだ。
その車に乗って星見街の【T名高速】の道路を乗り進んで遠方の山脈の景色が
近づく方面を走っている。

「もう少し先のサービスエリアで、皆さん待ってますとさ」

「然し、天候も少し怪しいですし……もうちょいすると荒れるかも知れませんねぇ」

運転手の年配な男が、そう告げる視線の先では未だ晴れてはいるものの
些か怪しい積乱雲らしき大型の雲が近づいてるのが見て取れる。

一見して共通点のない君達、その四人の合致する目的は『とある品の護送』
 アリーナ由来の募集であり、報酬も約『20万』と高額のようであった。
だが、疑問も君達は胸中に浮かべるだろう。ある品を星見街に持ち帰る為だけに
20万もの大金を自分達四人、いや、もっと募集をかけた人数に対して支払う。
依頼内容と、報酬金額が釣り合ってない。内容に不気味さを感じたかも知れない。

一抹の不安も感じるかも知れない中で、君達四人は幾らか長い道中を
用意した荷物と共に、他のメンバーが居ると言う高速道路のサービスエリア
まで向かっている。そこのリーダーが、依頼の細かい概要を教えてくれるようだ。
 因みに、運転手は現地まで君達を送るように指令を受けただけであって
『一般人』である。君達の誰かしらが、スタンドを見せても完全に無反応だ。
とは言え、アリーナが雇った人員でもある。スタンドについての知識もあるだろう。
多少の大声で、自分達が能力者である事を踏まえての会話をしても
運転手の彼は気にしないだろう……。

――――――――
お待たせしました、幸運を。
外見・簡易プロフィール・能力詳細・所持品を併記の上、レスをお願いします。

4グリム『グリム・ランタン』:2022/12/06(火) 19:56:29
>>3
『外見』
・20代の成人男性
・身長180cm前後
・黒いコート
・黒髪のウルフカット

『簡素なプロフ』
『記憶喪失』。
自らの『スタンド』を自覚するより前の、自身に関する記憶を失っている。
その際、自分の『スタンド』について教導してくれたとある『女性』を『神』とし、精神的支柱としている。
今は『神』が居るため、自らの過去に関してはあまり興味がない。

『能力詳細』
棒を持つ人型のスタンド。
触れたものに灯芯を生やす。
対象が死ぬ(破壊される)時、灯芯に青白い炎が灯り、
この炎が消えるまで、対象の死の訪れは引き延ばされる。

『グリム・ランタン』
破壊力:B スピード:B 射程距離:D(3m)
持続力:C 精密動作性:B 成長性:C

ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/223

『持ち物』
・スマートフォン
・缶ジュース
・蛍光灯
・テープメジャー(3m)

――――――――――――――――――――――――――――――――


「護送、ということだが・・・」

窓の外の景色を眺めながら、独り言のようにつぶやく。

「『アリーナ』からの依頼で『スタンド使い』が四人――更に他にも人員がいると来た。
 相当な『物品』のようだな・・・・・・」

5烏丸香奈枝『シュリンガラ』:2022/12/06(火) 20:16:36
>>3
(『スタンド使い』絡みの案件は、そう多くない。
今回、こうやって滑り込めたのは幸運だったな。
『アリーナ』……この大きなスタンド使い組織は、
私の目的の一助になるはずだ……)

目の前に垂れた前髪を指で弄りながら、少し顔を上げて車内の面々を順番に見る。
そして、その内のひとりへと声を掛けた。

「しかし、君もこういう……『スタンド』を積極的に行使しようというタイプだったとは。
『氷山』さん」

――――――――――――――――――――――――――――――――

〇外見
小柄な中学生。
特徴的な長髪は目が隠れるほど長く、白のメッシュが入っている。
カジュアルな、細いボーダーの入ったワンピースを着用。

〇スタンド能力

『銀輪』の『スタンド』。

『ライン上』を高速で移動し、障害物を切断する。

『シュリンガラ』
破壊力:B スピード:A 射程距離:B
持続力:D 精密動作性:E 成長性:B

ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/105

〇持ち物
リュックサック、手帳、懐中電灯、マジックペン
その他日用品

〇プロフィール
『両親の仇』と思わしき『虹の糸のスタンド使い』の手がかりを得るべく、
学業の傍ら、『こよみ探偵事務所』の手伝いを行っている。

ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050739/80
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050739/104

――――――――――――――――――――――――――――――――

6御影憂『ナハトワハト』:2022/12/06(火) 23:23:38
>>3(GM)

スタンド使いにとって、『20万』という金額は、
むしろ『安い方』だろう。
だが、やたらと『人数』が多いのは気になった。
金をバラまいて頭数を集めた上で、
『捨て駒扱い』されるという可能性も大いに有り得る。
明らかに何らかの『トラブル』が起こる事を予測しており、
それを事前に教えていないというのは、
どう考えても『きな臭い』。
だから、『相応の準備』を整えてきた。

       フ ァ サ ァ ッ

普段と同じ服装――――白いロングワンピース。
しかし、その品質は『最高級』。
『この世界』では手に入らないレベルの品であろう。

         ゴトッ

そして、『ギターケース』に隠した『サーベル』。
飾り物ではなく、紛れもない『本物』。
しかも『ただの本物』ではない。
『異世界』で手に入れた『スタンドを斬れる剣』だ。
いわば『実体化スタンド』と同等の性質を持つ。

    キィィィィィ――――――――ンッ

手の中で『クローネ金貨』を弾く。
これは『お守り』として持ってきただけだ。
『闇の中で迷う子供』を思わせる『梟』からもらった。

「――――――………………」

『ジャパニーズホラー』を髣髴とさせる、
異様に前髪の長い不気味な女が、
他の三人と共に座っている。
隙間から片方の目だけが辛うじて覗く程度であり、
その表情を窺い知る事は困難だ。
自らの『ライフワーク』である『恐怖』に深く起因するスタイル。
知ってる顔が一つだけ混ざっているが、
こちらからは話しかけない。
極力『ボロ』を出さないようにする。

(『アリーナ』………………)

(『奴らが雇ったスタンド使い』………………)

(『運んでるブツ』………………)

(『情報』を一つでも多く持ち帰る………………)

表向きは『大学生』である御影憂は、
『一般人』をリーダーとする『地下組織』に属している。
組織の主要な目的は、スタンド使いに関わる情報の収集と、
彼らに対する監視および制裁。
『力を持たない者を庇護する』。
その理念が組織の根幹を成す。
今回の仕事を引き受けた理由も、そこにあった。

(『暗くなる』なら………………『大歓迎』………………)

スマホで『今日の天気予報』を調べる。

「『みんなで行く場所』って………………」

         「どんな所ですか………………?」

運転手に『現地』について尋ねる。
そこまで送るのが仕事なら、もちろん知っているだろう。
地名だけ聞けたら、あとは自分で調べてもいい。

>>4(グリム)

「こういう事………………慣れてそうだけど………………」

          ボソッ

      「………………どう?」

一人だけいる男に声を掛ける。
侮る訳ではないが、他は『子供』ばかり。
スタンド抜きで考えれば、最も頼りになりそうだ。
無論、スタンド使いに『年齢』や『性別』は無関係。
この御影憂も含めて。

7御影憂『ナハトワハト』:2022/12/06(火) 23:25:40
>>6

―――――――――――――――――――――――――――――

▼能力概要▼
纏うタイプのヴィジョン。
暗闇の中でのみ、高速移動と浮遊移動が可能で、
またあらゆるものに視認も干渉もされず、
闇がつながる限り狭い空間にも入り込める、
いわば『幽体』のような状態に移行する事が出来る。
この状態で、体の一部だけを任意で実体化させることが可能。

『ナハトワハト』De Nachtwacht
破壊力:C スピード:C 射程距離:E
持続力:B 精密動作性:B 成長性:D

▼能力詳細▼
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/158

▼外見▼
身長168cm、年齢20歳。
最高級品質のロングワンピース(『なぞなぞエクスプレス!』で入手)と、
ウェッジソールサンダル。
異様に長い前髪の隙間から片目だけが覗く。
全体的に『ジャパニーズホラー』を彷彿とさせる風貌。
前髪に隠れているので普段は見えないが、『眉根を寄せる癖』があり、
常に『困ったような表情』をしている。

▼所持品▼
・スマホ
・ムーンフェイズ付き腕時計(『月のない夜』を把握するため)
・白蛇の抜け殻(ペットの『サウザンパインスネーク』が脱皮した)
・ナイロン製テグス(30m)
・付箋(200枚)
・ギターケース
・クローネ金貨(『ほ〜し〜み〜ランド』で入手)
・万年筆(『なぞなぞエクスプレス!』で入手)
・サーベル(『なぞなぞエクスプレス!』で入手)

※『サーベル』の詳細
1:『護拳』が付いた『湾刀』。
2:全長『98cm』、刃渡り『76.5cm』。
3:『スタンドを斬る事』が出来る。
4:『鞘』と『柄』も『スタンド』に干渉可能。
5:上記の点から『実体化スタンド』と同等に扱われる。
(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1595597487/746-747)

▼簡易プロフィール▼
幼少期、『アリーナ』と『エクリプス』の抗争に巻き込まれ、
忘れられない『恐怖』を味わった。
この体験が引き金となり、『闇に同化するスタンド』が目覚める。
それ以来、自らを苛む『恐怖心』を克服するため、
逆に『恐怖を与える者』となった。
昼間は『大学生』だが、夜になると『幽霊』を演じ、
不良やチンピラ達を震え上がらせている。
また、『スタンドに関わる情報』を収集し、
スタンド使いの『監視』と『制裁』を行う『組織』に属している。

8氷山『エド・サンズ』:2022/12/07(水) 01:02:45
>>3

「えっ! 烏丸さんもスタンド使いだったんですか?」

そう声を上げるのは清月学園の制服を着た少女だ
相手は同じ学校の中等部生徒・・・・烏丸香奈枝
とある雨の日にたまたま仲良くなった間柄だが、互いにスタンド使いだとは知らなかった

「御影さんまで!
 そういえば、鈴蘭畑について何かわかった事はあります?」

そして、もう一人のホラー風の女性も知り合いであった
とある夏の日、あの『夏の騒動』が起きる前の話だ
『鈴蘭畑の少女』に纏わる噂話を調査していた時に偶然遭遇した間柄であった

「それとこちらの方は・・・・ええっと・・・・
 あー・・・・ 初めまして、氷山あきはと言います。スタンド使いです!」

最後にこのメンバーで唯一の男性、グリムに視線を合わせて自己紹介をする
油断ならない雰囲気を纏う男性であり、心強い感覚だ

「それにしても、『アリーナ』の仕事・・・・・
 最近、変な電波ジャックがあっただけにちょっと気になりますね〜
 あっ! 電波ジャックって言っても、『ラジオ』のやつじゃなく『動画』の方ですよ?」

ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1456056964/749-753

さて・・・・・
今回のこの『仕事』だが、
他の者達がどうかは知らないが、氷山は明確に一つの目的を持って参加していた

「見ました? あの『動画』」

それは、先日のあの『動画事件』の事だ
『アリーナ』に対する宣戦布告ともいえるあれに、氷山は複雑な思いを抱いていた
そこで、この件に関して『アリーナ』の内部に探りを入れるためにも、今回の仕事に参加していたのだ

=========================

【外見・プロフィール】
栗毛色の髪を肩のあたりまで伸ばした高等部一年の女子生徒
『時代劇』のクライマックスのような素晴らしい場面や、主人公のようなかっこいい人物が好き
自分のスタンド『エド・サンズ』のファンであり、彼がかっこいい事をすると楽しい

普段は常識的に振舞おうとしており、自分自身それなりに常識はある方だと思っているが、
『いい場面』を見る為なら、この街の『裏側』や『トラブル』に積極的に関わる事を辞さないし、躊躇しない
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050739/99

【スタンド能力】
江戸期の『捕り物』に用いられた『捕具』を発現する。
発現はスタンドの手だけでなく、射程内の『味方』の手にも行える。
半自立型スタンドでどこか和風の意匠を持つデザインの人型。

『エド・サンズ』
破壊力:B スピード:C 射程距離:D(3m)
持続力:B 精密動作性:C 成長性:C
詳細:ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/183-184

【所持品】
清月学園制服、スマホ、財布(現金・カード類)、ハンカチ、手帳、筆記用具

9御影憂『ナハトワハト』:2022/12/07(水) 06:43:51
>>8(氷山)

「『何も』………………」

「そっちは………………何か分かった………………?」

『情報』を引き出すために、逆に話を振る。

    「『動画』………………?」

           「さぁ………………?」

当然、『知っていた』。
誰も言わなければ、自分が口に出すつもりだったが、
手間が省けた。
自分の手で『藪』をつつくより、
他の誰かにつつかせる方が『賢い』。

(でも………………)

(もう少し『自然』にやった方がいい………………)

自分から『アリーナの仕事』を引き受けておいて、
『ちょっと気になりますね』はないだろう。
『芝居』にしては、あまりにもわざとらしく感じる。
それを承知で『揺さぶり』を掛けているなら大したものだが、
『内偵』向きのアプローチではない。

(どうでもいいけど………………)

    (こいつも『こういうタイプ』だっけ………………)

『セララ』よりはマシだが、こういう相手は苦手だ。
しかし、ペラペラ喋ってくれるのは助かる。
適当に付き合って、ほどほどに利用してやろう。

10『常寂の檻』:2022/12/07(水) 12:50:38
>>4-9

四人の中には知り合いも居る。この怪しさもある護送の内容を懸念したり
別の目的を抱くもの、様々だ。そんな各々に異なる思惑や胸中の中で車は進んでいく。

御影はそんな中で天候を調べると共に、目的地について運転手に尋ねる。

天候は、夕方から大雨……そして、運転手の返答はこうだ。

「私はサービスエリアまで送迎するようにしか言われてないんですよ。
そこから先は現地の指揮を執ってる人が細かい事を聞いてる筈です。
 けど、山に向かうんなら……『奥久慈楠体(おくむじなんたい)山』かな
ここら辺で大きい山ってなると」

奥久慈楠体山……切り立った崖などが多い、初心者には登山がお勧め出来ない
ハードな山だ。とは言え、もし山に登る事が目的なら、事前に君達に登山の
準備をしておけと依頼の際に告げているだろう。山の上が目的ではまず無い……。

 ブロロロォ……キィィ。

「と、着きましたよ」

高速道路の一か所に設けられたサービスエリア。
 登山を目的、旅行客も居るのか駐車してる車両は少なからず存在してる。
フードコーナーから、幾らかの買い物出来る設備も存在する……此処が、最後に
日常の物資なり、武器になる物を入手出来るチャンスだろう。

「いま到着しました、と……うん、あちらのレストランに皆さん居るようです」

運転手がスマホで直ぐ返信された場所に君達を案内する。

サービスエリアのフードコーナー。染みついた独特の場所の生活臭や食べ物の香りに
迎えられつつ、君達は特に異常のない一般人の横を通り過ぎつつ直ぐに異様な
集団の塊に気付く事が出来る。

まず『迷彩服を着た6名』ほどの人物。自衛隊、等ではない。米軍服だが
着てる人物達は日本人の為にミリタリーショップで売られてる物だろうと理解出来る。
四名が男性、二名が女性だ。他のメンバーと共に食事中らしいが、和やかな雰囲気に程遠い。
 そして、他に……烏丸と同じ程度の身長で中学か小学生程度の年齢の気弱そうな男子。
氷山と大体同じ年齢だろうと推察出来る、褐色が目立つギャルらしい女子。
 茶に近い髪を後ろに纏め上げた、片手に嵌めた黒手袋で煙草を吸いつつ
神経質そうに鋭い目で周囲を警戒するように見てる男性。歳は20代後半だろうか?

そして『グリム』は気付くだろう。大柄な男が角の席で腕を組んで座っており
幾らか圧迫した気配を醸し出してたが、君に彼も気づくと寡黙そうな冷たい感じにも
一見感じれる顔が綻び、片手を上げて挨拶する……『オブシディアン』だ。

送り届け、直ぐに車に戻った運転手を除き。君達と合わせ、総勢『14名』。
普通のアリーナの依頼では中々見れない、大人数での終結だ。

少しばかり自分から進んで挨拶を口にするのは憚れるような重たい空気が包む
一団の中で、一人の男が君達に顔を向けて口を開く。

「……4分、遅刻してる。予定より、四分だ。
休憩時間を減らす。よって15分後には各自、指定した車両に乗り込み
目的の地点へと走る。いいな」

迷彩服を着た一人……太い眉で、容貌から確実に頑固で気難しい性格でありそうだと
見受けられそうな男。身長はオブシディアンと張り合える程度には長身で筋肉質。
 
「『枝原』、アリーナランクは36位。
俺の自己紹介は以上。無駄な話は嫌いなものでな。
 今回の仕事で疑問点などあれば簡潔に質問しろ。ただし、任務上
答えない質問もある。俺から述べる事は以上」

有無を言わせぬ口調で、今回のリーダー……枝原と言う男は君達に言い終えると
無言で他の五人と共に勢いよくレンゲで掻き込むように炒飯を減らした。
尚、残る男性の内、大分ふくよかな男が居てそいつは二倍の炒飯と餃子1ダース。
ラーメンを早い速度で消費してる。

11グリム『グリム・ランタン』:2022/12/07(水) 19:41:58
>>6
「慣れてるわけじゃない・・・・・・。
 『アリーナ』とは関わりがあるからな。『事の大きさ』が推察出来るだけだ」

御影の問に返す。
『アリーナ』の権力を使い、外部からスタンド使いを集めて行う『仕事』。
一度、その場所で戦った身だから分かる。彼らがそこまで『必死』になる何かがあるのだろう。

>>10
フードコーナーにたむろする奇妙な集団。
一癖も二癖もありそうな連中の中に、見知った顔を見つけた。

「よう――『オブシディアン』」

別に仲がいい――という訳では無いが。
知り合いだし、顔を合わせたら聞きたいこともある相手だ。

「『一人』か」

少し含みを持たせて、聞いてみる。

12烏丸香奈枝『シュリンガラ』:2022/12/07(水) 20:56:50
>>8
「……私は、烏丸香奈枝という。
よろしく」

氷山に倣って全員へと挨拶をする。

「『動画』なら私も見た。
だけど、私の方に情報はない。
逆に、教えてほしいくらいだね」

>>10
サービスエリアに到着し、
迷彩服を着た集団と対面した。
一通りの話を黙って聞いた後、おもむろに発言する。

「『枝原』さん。
私の質問……というか要求はひとつ。
今回の仕事をするに際して、
私達が知っておかなければ支障がある事を過不足なく教えて欲しい。
それだけだ」

「別に根掘り葉掘り、事情を聞くつもりはないけれど、
私達にはろくに情報がない。
ある程度のことは教えてもらわなきゃあ、
作戦に支障が出るって事だよ」

13御影憂『ナハトワハト』:2022/12/07(水) 21:42:59
>>10(GM)

「………………どーも………………」

ワンピースにサンダル。
こんな格好で山登りするバカはいない。
山をナメてはいけないのだ。
身近な低山で遭難して死ぬ人間は何人もいる。
まぁ、もし登山が必要であったとしても、
『闇』がある限り大した障害にはならないが。

         ゴソッ

『クローネ金貨』は『ペンダント』に戻し、
服の内側に入れて首から下げておく。
自分が『一円玉』をあげた『ワン』と同じように。
『ギターケース』を背負い、車から降りた。

  (今の季節だと………………)

      チラ…………

          (………………『日没』は『17時』前後)

おもむろに袖をまくって、
『腕時計』で『現在の時間』を確認したい。
不気味な風貌に似合わず、
意外にも『フェミニン』なデザインだった。
『見えない場所』だからこそ、
『可愛らしいもの』を身に着けられる。
『月相』が分かる『ムーンフェイズ』が付いた、
お気に入りの時計。
今日が『新月』なら『吉日』だ。

「私達は………………
 『仕事』のために集まった………………」

           ボソッ

「………………『お友達』になるのが目的じゃあない」

『枝原』の態度には、個人的には好感が持てた。
自分も無駄話は好きじゃない。
それに、これくらいでなければ、
『余所者』を含めた大所帯を纏める事など出来ないだろう。
『烏合の衆』が『チーム』になるためには、
『馴れ合い』ではいけないのだ。
しかし、こいつが『アリーナ』の所属である以上、
『心からの信頼』は決して有り得ない。

(………………『36位』………………)

          ニ ヤ ァ

カーテンのように垂れ下がる前髪の下で、
密かにほくそ笑む。
『人数』といい『順位』といい、今回は『当たり』だ。
上手く立ち回れば、
『アリーナ』の首根っこを掴めるだけの『情報』が、
この仕事で手に入るかもしれない。

「………………はーい………………」

           ス ッ

聞きたかった事を言ってくれた烏丸を横目で見やり、
枝原に向き直ってから、軽く片手を持ち上げる。

「これだけの規模だと………………
 全員が勝手な動きをすれば………………
 『足手まとい』になる………………」

「『役割分担』とか………………
 『組み分け』が要りそうだけど………………」

「『そういうの』………………用意してある?」

いざという時、各自がバラバラに動いていては、
却って邪魔になってしまう。
初対面の者が多いのだから尚更だ。
『軍隊』という程ではないにしても、
ある程度の『統制』がなければ面倒な事になりかねない。

14氷山『エド・サンズ』:2022/12/07(水) 22:45:51
>>9

「うーん・・・・全然ですね
 あの後、『ちょっとした事情』で身動きが取れない状態になりまして・・・
 御影さんの方も音沙汰無しだとすると、本当にただの噂だったのかもしれませんねぇ・・・」

>>10

そんな事を言っているうちに、どうやら目的地に到着したらしい
考えてもみれば『仕事』の内容について全然話を聞いていなかった
山登りをしなければならないとなると、それ相応の装備を用意しておくべきだったが・・・・

どうやらそうはならなさそうだ

「あー・・・・・」

異様な雰囲気に少し気圧される
迷彩服姿の団体たちはどうやら『アリーナ』の関係者らしい
制服姿で来てしまった事に、どうにも場違いな感覚を覚えながら会釈をして彼らの中に入る

「その・・・・烏丸さんの質問と被るのですが、私たちは何をすればいいんですか?
 まさか、皆さんに混じって『サバイバルゲーム』をするわけじゃないですよね?」

「・・・・・なんて。」

15『常寂の檻』:2022/12/08(木) 13:17:14
>>11-14
(グリムPC)
君、グリムは『オブシディアン』に近づく。かつて、一人の相棒と共に闘った相手。

>『一人』か

「あぁ……彼女は、まだ入院中だ。
お前たちの所為ではない。『果実』の反動は、予想以上に体にダメージを与えたんだ。
だから……その治療を負担して貰う為にも、此処にな」

「……俺は、お前や彼女に深く感謝してる。例え、今日……何が起きようとも。
全力で、グリム……今回、俺が恩を返す番だ……」 スッ

「……何が起きた時、機会があれば。『メグ』へ渡せ」

それでいて、君は彼の大切に想う人物の命を救った『恩人』でもある。
 あの試合で、命を代償にする形でのドーピングを行った『アージェント』を助けたのは
間違いなく君の力だ。彼の気持ちは本物だろう。
 さりげなく、『チョコバー』をオブシディアンは手渡した。

(烏丸PC・御影PC・氷山PC)

烏丸と御影、共に似た質問。今回の依頼内容に対する作戦について。
 とある品を運搬する為に護送する。そんな曖昧な内容以外に役割が無ければ
緊急事態の際、指揮系統や対策が無ければ散りちりとなり崩壊するのだから
当たり前の質問である。

――だが……。

枝原「…………いいか? 『本音』で話してやる。
――俺は、今ここに居る全員」  
   ズッ
 「誰一人として」
    ズズッ
  「信用していない」
      ゴゴゴゴゴゴ……ッ

枝原のレンゲを持ってない無手の肩に乗るようにしてだ……『スタンド』が出現する。
 スタンド像は……『スリンキードッグ』だ。胴体部分がばね玩具になってる
一見可愛らしさを一瞬浮かべかける者も居るかも知れないが、その顔は無機質で
感情は無い。自我は有してないらしい機械的な目が君達を映す。

「……お前たちの内の幾つか、または全員は……命の危機に瀕するような修羅場を
経た事がある奴なら理解出来るだろう。スタンドの予測出来ない襲撃に対する危険をな。
 俺は、今回の仕事で……いま既に裏切り者が居るか、または途中で洗脳されるなりして
仲間割れを起こすか。最悪のケースを既に考えてる。
 どれだけマニュアルを組んだ所で、突発的な急襲が起きれば無意味だ。
俺から言うべき事はな。
 ――死にたくなけりゃ、黙って何が起きても命がけで対処しろ」

それだけだ。と、切り捨てるようにして枝原は今の話題を強引に終了させた。
 尚、部下らしい軍服のメンバーは今の話に対して肩を竦めるなりして
余り芳しくないものの険悪なムードにはならず。
 対して、別グループらしいギャルと少年、煙草を吸う男は不信感と
隠しても滲み出るような敵意に近い決して良い感情と言えない視線をリーダーに向けた……。

>まさか、皆さんに混じって『サバイバルゲーム』をするわけじゃないですよね?

?「あ、良い線いってる」

氷山の言葉に、枝原の横に居た女性が、つい弾みと言う形か
重苦しくなってしまった空気をフォローする為か口を挟んだ。だが、直ぐに
隣の原因である人物が睨みつける行為と共に女性の口を閉じさせた。

枝原「黙ってろ……ちっ。……移動するにあたって、検問などされるケースもある。
だから俺達はサバゲ―をする為、それとキャンプと言う名目だ。
最低限の武器と物資を運んで目的地まで移動する。お前たちも、もし目的を言われたら
同じ回答をしろ」

彼らがミリタリー服で統一してるのも、どうやら移動中でのアクシデントに対応する
為のカモフラージュのようだ。

枝原「……移動の為の雨具は既に用意してる。長靴類は、こちらで買え。
金銭はこちらが経費で落とすから安心しろ。
そろそろ休憩を終えて目的地までの移動を開始するからな」

最後の買い物を済ませろ。そう告げて彼は食事を終えると共に脇に置いてる荷物の
点検を始めた。気難しい性格なのは今までの会話からでも明らかで
君達の準備が出来ようと出来なかろうと、時間になれば『出発』するだろう。

(※最初で最後の買い物、準備時間です。NPCとの交流時間は、移動の際
各自バラバラの車に乗りますので、もし交流を希望するNPCなど居る場合は
次の行動・リーダーに残る質問などする以外で記入して頂ければと思います)

16御影憂『ナハトワハト』:2022/12/08(木) 20:06:45
>>15(GM)

「うわぁ………………怖い………………」

(やっぱり………………『捨て駒扱い』か………………)

(………………『クソ野郎』………………)

予想していた事なので、枝原の言葉には驚かなかった。
『アリーナ』なんて最初から信用していない。
当然『エクリプス』も。
こいつらは等しくクズだ。
だが、考えていた以上に『大口』の仕事だったらしい。

「つまり………………」

「『何してもいい』って事ですよねぇ………………?」

『ブツ』の詳細は知らないが、
持ち歩ける程度の大きさの物体なら、
『任務の達成』は至って簡単だ。
自分が所持し、『ナハトワハト』で『幽体化』すれば、
誰も手出し出来なくなる。
いざとなったら、
他の連中を見殺しにして目当ての品だけ回収し、
『アリーナ』に引き渡してやろう。

「だけど………………
 『連絡先』くらいは教えて欲しいな………………」

「助けてもらいたい訳じゃあない………………」

「教えてくれたら………………
 少しは『生存確率』を上げてやれる………………」

「『一人の生存確率』が上がれば………………
 『全員の生存確率』が上がるから………………」

この場にいる全員から、
手に入るだけの『連絡先』を手に入れて、
スマホに登録しておく。
申し出を拒否した奴は無視する。
そいつは命が要らないんだろうし。

(あいつ………………)

移動する際は『煙草を吸っていた男』と同乗したい。
『アリーナ』に対して、隠し切れない『敵意』を感じた。
利用できそうだ。

17御影憂『ナハトワハト』:2022/12/08(木) 20:07:48
>>16
>>(全員)

「………………『連絡先』………………」

           ボソッ

「………………教えてくれない?」

三人の方を振り返り、『連絡先の交換』を済ませたい。

「それから………………『これ』………………」

          スッ

同じ車で来た面子だけに、『スマホの画面』を見せる。

    [御影憂の能力

      ・『透明人間』になれる

         ・『空』が飛べる

            ・『夜目』が利く

              ・『狭い場所』に入れる

                 ※『夜』しか使えない]

『ナハトワハト』の能力を教えたのは『初めて』だ。
普通なら避けるが、今回は『必要』だと判断した。
自分と同じ『外部の人間』なら、他の奴らと比べて、
ある程度の信用は置ける。

「これから何かあったら………………
 正確には『何かある前』から………………」

「私は………………
 『監視』と『援護』に徹する………………」

「逐一『情報』を回すから………………
 気を付けといて………………」

最低限の秩序さえないという事は、
自分達で決めなければならない。
だからこそ、この仕事における『自分の役割』を、
明確に伝えておく。
それを計算に入れた行動をしてもらえれば、
こちらとしても大いに助かる。

「『みんなの』も………………教えて………………?」

そう言いながら、小首を傾げた。

18グリム『グリム・ランタン』:2022/12/08(木) 20:32:00
>>15
「馬鹿を言うな。
 俺のせいでお前に何かあれば、今度は俺が殺される」

軽口を叩きながら、『オブシディアン』から『チョコバー』を受け取る。
その際、『オブシディアン』の手を握って、一言残していく。

「これは貰っておくが、仕事の後で頂くとするよ。
 これからどうなるか分からんが・・・・・・生き残れよ」

>>17
「ふむ・・・最もな話だな。
 今回の任務は『競争』でも無いし、彼の言う『想定』は・・・・・・」

ちらりと枝原の方を見る。
口には出さないが、『考え過ぎ』――だろう。
あるいは筋の通った推論としても、外部から人員を招き入れている時に、
あのような話を堂々とすることが、モチベーションと任務遂行にどういう影響を与えるか――。
考えつかないのなら、こちらも指示を仰ぎたくはない相手では有る。

「・・・・・・俺の事は『グリム』と呼んでくれ。
 条件付きで『人』や『物』が死んだり、破壊されたりするのを防げる。完璧じゃあ無いがね。
 基本的には自分の身を守るために使うが、大体のものには『仕込める』」

同じ車に乗っていた三人に伝えておこう。
特段、隠す気もないので、口に出す。

>>『買い物』
長靴はここで買っておくとする。他には特に購入する物品はない。

19烏丸香奈枝『シュリンガラ』:2022/12/08(木) 20:46:05
>>15
(洗脳、裏切りか。
ある程度の事態は想定して受けた依頼だったが、
予想以上にシビアな内容のようだ)

他のものと歩調を合わせて、雨具など装備を買い揃える。
ついでに適当に菓子パンか何かを買い、齧りながら時を待つ。

>>17
「確かに、私達だけでも協力した方が良い。
彼らを卑下するわけではないが………」

御影の陰に隠すようにして掌を出して、
直径30cmの『シュリンガラ』を『手相』の上へと発現させ、高速で回転させてみせる。

「『シュリンガラ』という。
私の触れている『ライン』の上にならどこにでも出せる。
『大きさ』も、人間大くらいまでは自在だ。
単純な『スタンド』だが、破壊力はあると思う」

スタンドを消して、掌を見つめながら続ける。

「実を言えば、私はまだ『スタンド』を『人間』に向けて振るった事はない。
だが……私は目的の為ならそれができる人間だ。
私の決意としてそれを話した。
……私からは以上だ」

20氷山『エド・サンズ』:2022/12/08(木) 22:37:30
>>15

「うーん・・・・そうですか。」

枝原の行った不信感の表明に目に見えてテンションの下がる氷山
彼の耳に聞こえるか聞こえないかくらいの小声で「ノリが合わないなぁ」とも呟く

(この前の『動画』についても、反応は芳しくないですし
 命を賭けてまでお金を稼ぎたいかって言われると、それはNOですし・・・・)

(・・・・・・このまま、バックレようかな?)

そんな事を本気で考え始める

『20万円』という報酬は確かに学生の身分には大金ではあるが、
『命賭け』という事を考えると、あまりにも安い金額ではある

状況と、枝原の性格を考えれば、適当に警察にでもタレコんで、
このままSAのトイレにでも引き籠っていれば、損切りで自分が置いていかれる可能性は高いだろう
賢い選択と言う意味で言えば、それがベストとも言える

(でも・・・・それじゃあ、ちょっと面白みに欠けるんですよねー
 烏丸さんや、御影さんもいますし、もうちょっと絡んでみますか)

「えぇっと・・・・一応、皆さんお集りのうちに伝えたいのですが
 もし、『何か』が起きた時、目の前に『武器』みたいな物が突然現れたら・・・・」

「迷わずに手に取ってください。
 それ、私の能力で作った物ですので
 もっとも・・・・」

ちらりと枝原を見る

「信用できないというのであればそれまでですけど」

そう言いながら、『同じ車』で集まった面子の集まりに戻る

>>同車組

『アリーナ』に集められたメンバーと言う点では枝原らと同じだが、知り合いがいる分彼らよりは信用が置ける
そこで御影から見せられたスマホの画面を見て

「あ、それなら皆さんにはもう少し私の能力を教えます
 私の能力は『捕具』・・・ほら、江戸時代の捕り物で使うようなアレを作る能力です
 頑張れば自分の手元だけじゃなく、他の人の手元にも作れるので必要なら言ってください」

>>事前準備

「じゃっ、ちょっと私も準備してきますね」

そう言ってこの集まりから離れる
とはいっても、長靴と登山用の上着、ズボンを買って着替えたら準備は完了なのだが、
一つだけ、誰にも見られない様に行っておく『秘密の準備』がある

「さてと」

自分のスマホの画面・・・・『アラーム』アプリを開いて準備を行う
それは『10分後』『30分後』『1時間後』『2時間後』にアラームを設定する事だ
設定メロディは電話の着信と同じものにしておく

「ちょっと・・・・きな臭いんですよねぇ・・・・」

何故、このような事を行うのか?
それは『枝原』という男の行動が信用できないからだ

「あれだけ猜疑心が強い人が、人前で自分のスタンドを見せるなんて・・・・
 ちょっと気になりますよね」

スタンドヴィジョンを見せたからと言って能力がわかるわけではない
しかし・・・・ヴィジョンとは精神の形、魂の像だ
それを見せる事は、自分の心の様相を見せる事に等しい・・・・
少なくとも信用の置けない相手に不用意に見せるものではない

「念のため、念のため・・・・・っと」

アラームを設定した理由は単純だ
設定した時間に『誰かから電話が来た』かのように見せるため
時間になれば着信音が鳴り、誰かとの通話を装う事が出来る

とくに何もなければ、家族との適当な通話を演じればいいし、
状況によっては『タダヒト派』とのパイプを匂わせる事も出来る

「よし!」

準備が整ったら約束の場所へ向かう

21『常寂の檻』:2022/12/09(金) 10:17:15
>>16-20

『枝原』……君達は、荷物の最終点検をする男を尻目に自分達の能力を互いに
共有し合いつつ、リーダーへと大小あれど快くない感情や疑いを抱いた。
 そして、いま現在は『13時30分』。君達が昼食を抜いて此処まで来たとして
車で軽食を取る事も可能だろう。現に、先程軍服を着るリーダーの私兵らしい中で
一際ぽっちゃりした男は、少し遅れてからヨタヨタと先程大量に食事したのに関わらず
食料を買い込んた袋を抱え来た事からも見て取れる。そんな太っちょの男を
少し苛々した様子で枝原は睨みつけつつ迎えたものの。説教するのも面倒だったのか
小突くようにして乗り込む車を支持して自分も車に乗り込む。

さて……君達は、全員ばらばらになりつつ見知らぬメンバーと共に
キャンプ用品など載せた大型のボックスカーへ乗って、再度代わり映えのしない
山の景色を横切りつつ出発する……。

22『常寂の檻』:2022/12/09(金) 12:20:03
>>21続き

天候は、まだ晴れ模様が続いてる。これから大雨が降るとは思えない程度には
眩しい陽ざしが差し込むだろう。それでも、君達が待ち受ける未来は今の
天候程には、明るい兆しは今のところ見当たらない。

(グリムPC)

「……あっ、えっと……宜しくお願い……」

します。と、尻すぼみつつ。目が充血している、血色が悪い中学一年生程度
らしい少年が、君に挨拶する。
異色の組み合わせだった、片手黒手袋のアウトローな気配のする男と
勝ち気そうな褐色のギャルと一緒に居た男の子だ。
 君が名乗れば、彼もつっかえつつも『枯野』と自己紹介を行うだろう。

枯野「……頑張るんだ……頑張って……先生を助けてあげないと」ブツブツ

小声で、両手の指を絡めつつ彼野は切羽詰まった様子で祈るように
自分に喝を入れてる。どうやら、彼が今回の依頼に応募したのには
何か『理由』があるようだ……。

「『狩集(かしゅう)』だ。兄ちゃんに坊ちゃん、今日は短い間かも
知れんが、よろしゅう頼んますな」

「『丁(ディン)』……宜しく」

後部座席に乗るのは、君と『枯野』。助手席と運転席に居るのは
枝原と一緒に食事をしてた二人の男性だ。
狩集と言う、気の良いおじさんと言った感じの白髪交じりの男。50過ぎと
言った結構な年配なものの、体は引き締まっている。
丁(ディン)と短く名乗った男性は、君より少し上程度の歳。
どうやら中国人のようだ。赤い鉢巻きをしており、金色で麒麟に桃や瓢箪と言う
縁起を担いでる模様が目立つ。彼ら二人から、『枝原』についての事を
聞き出す事も可能かも知れない……。

(氷山PC)

「グリムの……仲間だったか? ……悪い……余り、お喋りは得意じゃなくてな」

君、氷山も準備を終えて車に乗り込んだ。そこに居たのは、先程
『グリム』と親し気であったらしい、『オブシディアン』と言う男だった。

オブシディアン「……どうやら……共通の知り合いと分断させて乗車させてるな」

乗り込む時に君や君達も気づけるが。一緒に来たグループ同士を意図して
分けて車に乗り込ませてるらしい。それに、運転席に居た女が
わかりやすく苦笑する顔をミラー越しに見せた。
 すぐ気づけるが、この女は君がサバゲ―の単語を出した時に
合いの手で、良い線いってると呟いた女性だ。

「あー、御免ねぇ。凄く仲の良い友達とかと一緒に喋りつつ向かいたかったよね。
でも、これも隊長の指示でさ。
 念には念を入れて、事前に同行してる面子で妨害工作が無いようにとか何とか……」

「私の名前、『ハナナ』って言うんだ、菜の花を反対にして花菜。
リーダーが、ちゃんと予定通りなら二時間程度で到着するって言うけど。
その間、暇だよね? 君って、清月の学生でしょ?
 あー、別に学生だからって文句言うわけじゃないから安心して。
私も十年程前は通ってたからさー。〇〇先生とかってまだ教鞭とってる?」

『オブシディアン』が口数少ない代わりに、君にとって朗報か不明ながら
『ハナナ』と言う女性は随分と饒舌なようだ。
何か聞きたい事があれば、彼女が知る範囲で答えてくれる可能性はある。
勿論、オブシディアンから聞ける事を聞くのも可能だ。

23『常寂の檻』:2022/12/09(金) 12:21:09
>>22
(烏丸PC)

「くっそ……こが坊と先生と引きはがされたっぺ」

烏丸が乗り込んだ車だが……まず、隣に一緒に乗るのは道北の訛りが強い
褐色の女子だ。あの異色の三人組の紅一点で、君達や『枝原』のチームと
異なるであろうグループの女子。

「陽も眩しいし……後ろは後ろで五月蠅いし、最悪っペよ。
そっちも、そう思わねぇっぺ? ん?
 あぁ、オラは『佐保』だっペ。まぁ……仲良くってのは難しいだろうけどなぁ」

佐保……彼女は、そう喋り終えると。うんざりした顔で自分の持ってるバックから
日焼け止めオイルを塗り始める。彼女の機嫌が良くない理由……それは。

 ――ハムハムっ  ムシャムシャ……ゴクゴクっ

……そう、咀嚼音が聞こえる。後ろの方だ。
 あの軍隊らしい制服集団の中で、一人だけ立派な体格だった童顔の男が
しきりに食事を未だ続けてる。凄い食欲だ。スタンド能力か?

「……馬鹿で、おデブちゃんな『黒山』に代わって、謝罪しとくわ」

「――『ミーナ』よ。日本人じゃないの? って不思議に思うでしょうから
最初に言っておくけど、日系人よ。スペイン生まれなの」

佐保「ふぅん、それじゃあ。さぞ血気盛んなスタンド持ってるだろうっペ」

ミーナ「……持ってないわよ。『私達のグループ』、リーダーを除いて」

佐保「…………はぁ??」

……妙な事を言い出し始めた。佐保は気に入らないリーダーの取り巻きらしい
人物に、軽い挑発をするつもりだったようだが。ミラー越しに見える彼女は
冗談で言ってる素振りは無い。馬鹿なのか大物なのか不明ながら三列ある
席の後ろで未だ食べる黒山と言う名前らしい男の咀嚼音をBGМに
どうもきな臭くなり始めた。
 ……枝原以外、彼らはスタンドを使えない?

(御影PC)

枝原「――お前は、こっちの車だ。……わかってると思うが」

レックレス「あぁ……皆まで言わずともだ」

君は、煙草を吸ってた男……つまり、枝原とは別のグループのリーダー格らしい
少し君と似てるか、それより濃い『闇』が感じられる男との同席を希望すると
不幸か幸か、リーダーが半ば強制で彼を自分の車に乗せた。
 御影が同乗を希望すると、彼は少し眉を顰めて君の思惑を見定めるように
細い目をしたが、結局、何も言わずに黙認した。

そして、君は乗車して直ぐに気付く。お酒の匂い……誰が?
 レックレスでは無い。最初に乗り込もうと外で一緒に居た時は
煙草の匂いはともかく、酒など直前で口にした様子もない。
無論、運転席に座る枝原も、当たり前に除外される。じゃあ……一体誰が?

      「……zz」

……助手席に、知らない男が『泥酔して寝てる』

君達の知り合いでは無い。居合わせたメンバーの中に居なかった。

レックレス「おい……そいつは、だ」

枝原「余計な 質問は 一切するな」

君の代わりに、尤もな疑問を提示しようとした隣の男の言葉を強い調子で
枝原は遮った。彼は、どうやら眠りこけてる無精ひげな、軍隊服でもない
ラフな外着な男の正体を知ってるらしい。今までも厳しい口調が目に付いたが
その謎の男については、俄かに口調が明らかに一番強かった。

レックレス「……あんた、さっき連絡先、交換してくれるって言ってたな?」
あぁ、それと俺は……『レックレス』。そう呼んでくれ」

諦めたように、男は自己紹介を済ませて、先程の御影が提案した
『連絡先交換』について尋ねてくる。

レックレス「……もし、これからの道中。機会が再び訪れたら
あいつ等……『枯野』と『佐保』。さっきの俺の連れの事だ。
 連絡先、交換してやってくれ。俺は、携帯も何も持たされてないんでな」

その彼の口振りは、随分と切実に感じられた。
 そして、どうも彼、レックレスは複雑な事情を抱えてるようだ。
今回の依頼、かなり危険が予想されるようなリーダーの説明に関わらず。
 彼は最低限の道具。携帯すら持ってない……いや、持つのを許可されてないようだ。

24御影憂『ナハトワハト』:2022/12/09(金) 13:15:10
>>21-23(GM)

既に、『昼食』は済ませてある。
『ムーパッナムプリックゲーン(タイカレーの一種)』を食べた。
御影は『激辛料理』が好みなのだ。
『アリーナ』の用意したものは口にしない。
『信用できない』から。

  ・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・

一人で離れた氷山の様子を見て、
彼女も『疑問』を抱いている事を察した。
いや、多かれ少なかれ全員が同じように思っているだろう。
御影憂も『例外』ではない。

「――――――………………」

どうしても腑に落ちない事がある。
単純に『枝原の態度』だけではなく、
『この仕事そのもの』が『おかしい所だらけ』なのだ。
何もかもが『矛盾』していた。

まず、『任務の詳細』を説明するのを頑なに拒んだ事。
依頼者である『アリーナ』にとって、
『任務の成功』は『最優先事項』のはずだ。
それなのに『話さない』というのは、
『説明したくない』としか思えない。

次に、『重要任務』にしては『人選』が杜撰すぎる。
普通なら、『選ばれた精鋭』を送り込むのが自然なのに、
まるで『愚連隊』だ。
仮に人手不足だったとしても、『貴重な品物』を運ぶなら、
もう少しマシな人員を割くだろう。

また、『裏切り』を警戒していると言いながら、
『レックレス一派』のように、
『露骨に裏切りそうな人間』を頭数に入れている。
本気でリスクを取り除きたいなら、信頼できる人間以外は、
最初から含めなければいい。
ましてや『重要な仕事』のために、
『信用できないメンバー』を加えるというのは、
常識から言っても有り得ない事だ。

『あからさまに目立つ格好』の上に、
『大人数』で乗り込もうとしている点も不可解だった。
『カモフラージュ』らしいが、
『迷彩服』なんて着てたら余計に目立つ。
しかも『大勢』で移動するなど、
『注目してくれ』と言わんばかりの行動ではないか。

そして、『20万』という金額も『命を張る』には安すぎた。
『アリーナ』の闘技場で『試合』に出る方が、
報酬の金額は高いだろう。
どう考えても『相場』が狂っている。

「――――――………………」

『枝原』が一緒なのは好都合だ。
こいつの様子は、もう少し観察しておきたいと思っていた。
絶え間なく『思考』を巡らせながら、車に乗り込もうとした直後、
『泥酔した男』が視界に入る。

「――――――………………あぁ」

         ボソッ

その瞬間に、『ピン』と来た。

        「………………『なる』………………」

                  ボソリ

一筋の糸を紡ぐような『推理』によって導き出したのは、
一つの確かな『結論』だった。
『アリーナ』にとって、『枝原チーム』が担う任務は、
『最重要ではない』。
そう考えれば、全ての辻褄が合う。

「………………『御影憂』………………」

口数少なく、『最低限の礼儀』として名乗り返す。
『レックレス』と告げた男からは、
どこか自分と『似た匂い』を感じる。
『自らの経験』から、それが直感的に理解できた。
『裏街道』に関わってきた気配だ。
彼の場合、本当の意味で、
『捨て石』として連れて来られているのだろう。

「………………『そうする』………………」

『レックレスの心境』を酌んで、彼の申し出に深く頷いてから、
『氷山』・『グリム』・『烏丸』に以下のメッセージを送る。

25御影憂『ナハトワハト』:2022/12/09(金) 13:19:07
>>24

―――――――――――――――――――――――――

私が『推理』した内容を教える。
結論から言うと、
『枝原チーム』の任務は『品物の護送』なんかじゃあない。
彼らの役割は『囮』で、
私達がやらされようとしてるのも『それ』。
『本命の作戦』――つまり『護送』が裏で進行している間、
『敵の注意を逸らす』のが『真の狙い』。
『証拠』はないけど、『根拠』は沢山ある。

・枝原が『詳細』を説明する事を拒み、
 『死にたくなければ命がけで対処しろ』とだけ言った。
 任務を成功させたいなら、
 『最低限の情報』は共有するのが自然。
 『囮』だと伝えてしまうと、
 その役目を果たせなくなってしまうから言わない。

・『重要な品物』を運ぶ任務なのに、
 『寄せ集めの人材』しか用意していない。
 人手不足だったとしても、
 『重要案件』なら多少の無理をしても『精鋭』を宛がう。
 そうしない理由は、『人手を割けない』のではなく、
 『割く必要がない』から。  

・『裏切り』を警戒しているのに、
 『裏切るかもしれない人間』を雇っている。
 『信用できない人間』に、『重要な仕事』は任せない。
 『外部の人間』なら、『人的資源の損失』をせずに済む。

・『あからさまに目立つ格好』や、
 『大人数』で乗り込もうとしている。
 『質』を度外視して『数』を水増し。
 『敵の注意』を引き付ける事が目的。

・『20万』という金額は、『命を張る』には安すぎる。
 『最初に引き受けた仕事』と、『枝原の任務』は『別物』。
 枝原を始めとして誰も、
 『この仕事が品物の護送だ』とは言っていない。

―――――――――――――――――――――――――

そして、この『酔っ払い』。
おそらくは、この男こそが『最重要人物』であり、
『本当の護送役』。
サービスエリアにいる時から考えていたが、
こいつを目撃した事で『疑惑』が『確信』に変わった。
現地に着いても、まだ『闇の衣』が使えるかは分からない。
だが、この『泥酔男』を徹底的に『マーク』する必要がある。

26氷山『エド・サンズ』:2022/12/09(金) 18:37:31
>>21-25

(うーん・・・・・やっぱり、御影さんも怪しんでますかー
 でも・・・・私たちが『囮』・・・・・・?)

(本当に『それだけ』なんですかね・・・・?
 もう少し・・・・何か『裏』がありそうな・・・・)

(いや、それは私が期待しているだけかもしれませんが)

御影から送られてきたメッセージを見て、そう考える

(まあ、御影さんが『そっち方面』を警戒してくれるなら
 私は別の方向性を注意してみましょうか)

「よろしくお願いします。えっと・・・・オブシディアンさん?」

車内に入るや、先ほどグリムと親しげであった彼と挨拶を交わす
会話の内容からするとお互いに『アリーナ』の選手だったようだが・・・・

「もしかして、オブシディアンさんも『アリーナ』の選手だったりします?
 私も 私も『アリーナ』で戦った事があるんですよ」

「もっとも、戦績は『1勝1敗』でぱっとしない感じですけどね・・・・」

「あ、そうそう
 せっかくだから、能力の事も話します?
 さっきは『武器』を出せるって事しか伝えませんでしたが
 私の能力・・・・正確には『捕具』・・・・江戸時代の捕り物に使う道具を出せるんですよね」

ははは、と半笑いを浮かべながら言う
能力について明かしたのは車内のメンバーから信用を得るためだ

『エド・サンズ』の能力は概要を知られたところでマイナスにはならない応用性の高さがある
だが、こうして『ここだけの秘密』として車内メンバーに秘密を共有する事で
メンバーの結束を強める狙いがある

そうしているうちに、もう一人、運転席の女性が会話に参加してきた

「あ、どうもー、ハナナさん
 やー・・・・それにしても随分と入念な準備をされてるんですね
 雰囲気が物々しくてびっくりしちゃいましたよ」

「〇〇先生? ああ! あの〇〇先生ですか!
 知ってます知ってます! 『眠りの〇〇』!
 授業中にしょっちゅう居眠りする事で有名な先生ですけど・・・・あれって前からなんですか?」

同じ学校のOGだという彼女と学校の話に興じる
そして、十分に場が温まってきたところで

「それにしても・・・・あの『枝原』って人、ちょっと感じが悪いですよね
 もう少し、優しく言ってくれてもいいじゃないですか」

彼女らの上司である『枝原』についてちょっとした陰口を叩く
『ハナナ』の反応を見るためだ
先ほどの反応を見る限り、どうも『枝原』は部下からも良く思われていないように見える
ここで陰口に乗って来るか、それとも強いて自分を戒めるか
彼の視線が届かないところで、彼女がどう反応するか、それによって彼女らの人間関係を探る

さて・・・・・しばらく話していれば、そろそろ『10分後』のアラームが鳴るだろうか?

27グリム『グリム・ランタン』:2022/12/09(金) 19:41:52
>>22
「『グリム』だ。よろしく頼む」

『後部座席』でスマホを弄り(>>24を見る)ながら、前の二人に問いかける。

「あんたらの・・・常に『リーダー』、なのかは分からんが・・・。
 『枝原』だったか。彼は、いつもああなのか?
 それとも、今回の任務がそれほど『重要』だから、気を張っているのか?」

彼の態度には、気になる箇所は有る。
御影のいう『囮』・・・? それを指示されているからなのか・・・。
少なくとも、任務を成功させるために、
俺達にああいう態度を取るのを『良し』とするのは、あまり考えられない。

28烏丸香奈枝『シュリンガラ』:2022/12/09(金) 20:57:41
>>23
「烏丸香奈枝だ。
君達が真に優れたチームだというなら、
それがきっと意味のある事なんだろうな」

『スタンドが使えない』という話を聞いて、
それだけを呟いて黙り込み、スマホを眺める。

(『囮』……確かにそれなら、
扱いが雑な事には説明はつく)

29『常寂の檻』:2022/12/10(土) 11:43:02
>>25-26
(御影PC)

君の思考は、全てが『理にかなっている』
 護送任務と告げておきながら、明らかに杜撰で相手の意志を汲まない拒絶。
重要任務であるなら、まず君達に一般の募集をしない。アリーナの上位陣
町の抑止力に値する実力者を抜擢して向かう筈。
 金銭の報酬に関しても、君が今まで目にしてきたアリーナの相場を
考えれば、危険と報酬の内容も釣り合ってないだろう。

助手席で呑気に鼾をかいて眠る『泥酔の男』も踏まえ、君は
今回の自分達の役割が『護送任務の囮』であると推定し、その情報を
仲間達へ送信した。無事、その情報は共有されるだろう……。
 目を光らせるものの、男は寝息を立てて完全に熟睡してる。

?「あ〜だいじょうぶ、だいじょうぶ……死傷者居ないから
まあ5人死んだけど……うん、だいじょうぶ」

 どんな夢を見てるのか? そんな寝言を立てている。

レックレス「……以前、仕事で『ヘマ』をしてな。
 その贖罪。いや、恩赦の為だな……今日は此処に居る。
とは言え……自由に動けない身だからな。俺は最悪、何が起きても無視して
こが坊と佐保に目を掛けてやって欲しい。無理して、あいつ等は
俺の為に付いてきてくれただけなんだ」

隣の彼は、御影に簡潔な説明をした。今回の依頼で自分は募集されたのでなく
強制で連れて来られた事。そして、彼を慕ってるらしい二人が
自分の為に同行して、それが心配で堪らない事などだ。

レックレス「…………煙草、吸っていいか?」

枝原「サービスエリアが休憩時間だ」

わかったよ。と、諦めた様子でレックレスは自分の話を君に告げ終えて
黙り込んだ。枝原も、最初に振舞った最悪の態度は依然変わらず
仏頂面に近い厳しい表情で運転を続けてる。

30『常寂の檻』:2022/12/10(土) 11:44:19
>>26
(氷山PC)

君は、御影の情報をスマホで受け取った。囮が自分達の役割
メッセージを読み進め、信憑性のある内容を目に走らせつつ
直感なのか、または江戸っ子な相棒の気性が一時的にリンクしたのか
囮作戦の内容に一部違和感も覚えるような気もした。

オブシディアン「俺は、正式な選手じゃないんだが……相棒が
アリーナの選手でな。幼馴染で、その縁で……一度出場をな」

そう、照れくさそうな感じでぽつぽつと彼は君に丁重に話をする。
 心なし、相棒の事を告げる時に顔が綻んだ気がした。

オブシディアン「……その時、グリムと……アルカラ。
その二人に……完敗して……また、俺は大事な人を失わずに済んだ。
 俺は……一人の戦士として……彼や、彼が信じる者の為なら命を懸ける」

そう、精悍な目で宣誓する。彼の『覚悟』は本物だろう。
 そして、君が能力を説明するとだ。少し驚きを見せつつも彼も能力を説明する。
『ザ・ホワイト・ストライプス』と言うガトリング銃のスタンド。
 銃だが、弾丸は種であり。地面に放つ事で『ジャック・ホワイト』と言う
『林檎の果実』が成る木が生える。木は地面の栄養が豊富な程に成長する。
更に、銃に付属してる動物のフォルムと合体したようなミサイルを放つ事で
『メグ・ホワイト』と言う、『林檎』によるエネルギーを摂取しながら
俊敏さと怪力を兼ね備える自立型に近いスタンドを召喚出来ると言う事だ。

オブシディアン「ただ……メグは、気性は見た目通り、ちょっと悪戯小僧な感じだが
率先して誰かを攻撃するような奴じゃない。もしかすれば本当に相対してわかる
危険なスタンドや生物なら、瞬時に戦闘するかも知れないが。そうじゃないなら
あいつは誰かの防御や補助の役割だろう」

オブシディアンは、自分のスタンドは、ほぼサポート型である事を
懇切丁寧に説明してくれた。また、餌付けする事で其の人物の命令を
優先的に聞くから、いざと言う時に。と、チョコバーも渡してくれる。

>あの『枝原』って人、ちょっと感じが悪いですよね

君は『ハナナ』に対して反応を見る為に『枝原』の話題を出す。
 忠誠心の高い者なら、その発言に憤りや反感の態度を出すだろう。
逆に君達と同じか似た感情を有するなら、同調する筈。

そして……彼女の顔は『苦笑のまま』だった。

ハナナ「あはは、うん。君の気持ちも凄い、よく解る。
でも『昔はあんな感じじゃなかった』んだけどね、隊長も。
 数年前、私がスタンドに関わる事件の時に、身を挺して守ってくれたし。
正義感強い人だし、朗らかな人でもあるんだよ?
最近は私も、スタンドの知識は持ったけど一般人だから、そんな頻繁に
会う機会も無いから結構長い期間、会わなかったけど」

やっぱ仕事の所為で人が変わっちゃったのかなー。と、ハナナは
眉を顰めつつ、枝原の態度に顰蹙を抱くものの、一定の納得も得てるようだった。
 何故納得してるのか? そんな疑問も彼女は続ける言葉で解説してくれる。

ハナナ「アリーナの仕事って、人が死ぬような危険な任務も多いらしいじゃない?
私も結構、知り合いが亡くなった経験あってナーバスな時期もあったから」

そう言う事なんじゃないかな。と彼女の経験談曰く、リーダーの彼が昔と
違った性格や態度なのは、離別や喪失からだと告げた。

オブシディアン「……?……一般人、なのか?」

ハナナ「ははは、驚くかー、やっぱ。でも、戦えるよ。
 いざ実戦になったら、頼もしいから見ててよ」

ハナナは、あっさりと自分が『一般人』であると告げたものの。
 スタンド関連の襲撃があっても、対処出来ると謎の自信を秘めている……。

 〜〜♪

ハナナ「うん? 君の電話じゃない」

ハナナ「……あー、一応、後で隊長に報告するけど、御免ね。
誰からの通知かどうか、そう言う細かい事を伝えないと後で大変だから」

運転する彼女は、君のアラームに対して、そう告げた。

普通にアラームであると説明して、画面を見せれば納得してくれるだろう。
 とは、言え……今の発言を顧みるに。後々、全員がスマホの連絡などを
点検される可能性が高い。


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