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【ミ】『クレアデルネ』

23『常寂の檻』:2022/12/09(金) 12:21:09
>>22
(烏丸PC)

「くっそ……こが坊と先生と引きはがされたっぺ」

烏丸が乗り込んだ車だが……まず、隣に一緒に乗るのは道北の訛りが強い
褐色の女子だ。あの異色の三人組の紅一点で、君達や『枝原』のチームと
異なるであろうグループの女子。

「陽も眩しいし……後ろは後ろで五月蠅いし、最悪っペよ。
そっちも、そう思わねぇっぺ? ん?
 あぁ、オラは『佐保』だっペ。まぁ……仲良くってのは難しいだろうけどなぁ」

佐保……彼女は、そう喋り終えると。うんざりした顔で自分の持ってるバックから
日焼け止めオイルを塗り始める。彼女の機嫌が良くない理由……それは。

 ――ハムハムっ  ムシャムシャ……ゴクゴクっ

……そう、咀嚼音が聞こえる。後ろの方だ。
 あの軍隊らしい制服集団の中で、一人だけ立派な体格だった童顔の男が
しきりに食事を未だ続けてる。凄い食欲だ。スタンド能力か?

「……馬鹿で、おデブちゃんな『黒山』に代わって、謝罪しとくわ」

「――『ミーナ』よ。日本人じゃないの? って不思議に思うでしょうから
最初に言っておくけど、日系人よ。スペイン生まれなの」

佐保「ふぅん、それじゃあ。さぞ血気盛んなスタンド持ってるだろうっペ」

ミーナ「……持ってないわよ。『私達のグループ』、リーダーを除いて」

佐保「…………はぁ??」

……妙な事を言い出し始めた。佐保は気に入らないリーダーの取り巻きらしい
人物に、軽い挑発をするつもりだったようだが。ミラー越しに見える彼女は
冗談で言ってる素振りは無い。馬鹿なのか大物なのか不明ながら三列ある
席の後ろで未だ食べる黒山と言う名前らしい男の咀嚼音をBGМに
どうもきな臭くなり始めた。
 ……枝原以外、彼らはスタンドを使えない?

(御影PC)

枝原「――お前は、こっちの車だ。……わかってると思うが」

レックレス「あぁ……皆まで言わずともだ」

君は、煙草を吸ってた男……つまり、枝原とは別のグループのリーダー格らしい
少し君と似てるか、それより濃い『闇』が感じられる男との同席を希望すると
不幸か幸か、リーダーが半ば強制で彼を自分の車に乗せた。
 御影が同乗を希望すると、彼は少し眉を顰めて君の思惑を見定めるように
細い目をしたが、結局、何も言わずに黙認した。

そして、君は乗車して直ぐに気付く。お酒の匂い……誰が?
 レックレスでは無い。最初に乗り込もうと外で一緒に居た時は
煙草の匂いはともかく、酒など直前で口にした様子もない。
無論、運転席に座る枝原も、当たり前に除外される。じゃあ……一体誰が?

      「……zz」

……助手席に、知らない男が『泥酔して寝てる』

君達の知り合いでは無い。居合わせたメンバーの中に居なかった。

レックレス「おい……そいつは、だ」

枝原「余計な 質問は 一切するな」

君の代わりに、尤もな疑問を提示しようとした隣の男の言葉を強い調子で
枝原は遮った。彼は、どうやら眠りこけてる無精ひげな、軍隊服でもない
ラフな外着な男の正体を知ってるらしい。今までも厳しい口調が目に付いたが
その謎の男については、俄かに口調が明らかに一番強かった。

レックレス「……あんた、さっき連絡先、交換してくれるって言ってたな?」
あぁ、それと俺は……『レックレス』。そう呼んでくれ」

諦めたように、男は自己紹介を済ませて、先程の御影が提案した
『連絡先交換』について尋ねてくる。

レックレス「……もし、これからの道中。機会が再び訪れたら
あいつ等……『枯野』と『佐保』。さっきの俺の連れの事だ。
 連絡先、交換してやってくれ。俺は、携帯も何も持たされてないんでな」

その彼の口振りは、随分と切実に感じられた。
 そして、どうも彼、レックレスは複雑な事情を抱えてるようだ。
今回の依頼、かなり危険が予想されるようなリーダーの説明に関わらず。
 彼は最低限の道具。携帯すら持ってない……いや、持つのを許可されてないようだ。


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