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【ミ】『クレアデルネ』

10『常寂の檻』:2022/12/07(水) 12:50:38
>>4-9

四人の中には知り合いも居る。この怪しさもある護送の内容を懸念したり
別の目的を抱くもの、様々だ。そんな各々に異なる思惑や胸中の中で車は進んでいく。

御影はそんな中で天候を調べると共に、目的地について運転手に尋ねる。

天候は、夕方から大雨……そして、運転手の返答はこうだ。

「私はサービスエリアまで送迎するようにしか言われてないんですよ。
そこから先は現地の指揮を執ってる人が細かい事を聞いてる筈です。
 けど、山に向かうんなら……『奥久慈楠体(おくむじなんたい)山』かな
ここら辺で大きい山ってなると」

奥久慈楠体山……切り立った崖などが多い、初心者には登山がお勧め出来ない
ハードな山だ。とは言え、もし山に登る事が目的なら、事前に君達に登山の
準備をしておけと依頼の際に告げているだろう。山の上が目的ではまず無い……。

 ブロロロォ……キィィ。

「と、着きましたよ」

高速道路の一か所に設けられたサービスエリア。
 登山を目的、旅行客も居るのか駐車してる車両は少なからず存在してる。
フードコーナーから、幾らかの買い物出来る設備も存在する……此処が、最後に
日常の物資なり、武器になる物を入手出来るチャンスだろう。

「いま到着しました、と……うん、あちらのレストランに皆さん居るようです」

運転手がスマホで直ぐ返信された場所に君達を案内する。

サービスエリアのフードコーナー。染みついた独特の場所の生活臭や食べ物の香りに
迎えられつつ、君達は特に異常のない一般人の横を通り過ぎつつ直ぐに異様な
集団の塊に気付く事が出来る。

まず『迷彩服を着た6名』ほどの人物。自衛隊、等ではない。米軍服だが
着てる人物達は日本人の為にミリタリーショップで売られてる物だろうと理解出来る。
四名が男性、二名が女性だ。他のメンバーと共に食事中らしいが、和やかな雰囲気に程遠い。
 そして、他に……烏丸と同じ程度の身長で中学か小学生程度の年齢の気弱そうな男子。
氷山と大体同じ年齢だろうと推察出来る、褐色が目立つギャルらしい女子。
 茶に近い髪を後ろに纏め上げた、片手に嵌めた黒手袋で煙草を吸いつつ
神経質そうに鋭い目で周囲を警戒するように見てる男性。歳は20代後半だろうか?

そして『グリム』は気付くだろう。大柄な男が角の席で腕を組んで座っており
幾らか圧迫した気配を醸し出してたが、君に彼も気づくと寡黙そうな冷たい感じにも
一見感じれる顔が綻び、片手を上げて挨拶する……『オブシディアン』だ。

送り届け、直ぐに車に戻った運転手を除き。君達と合わせ、総勢『14名』。
普通のアリーナの依頼では中々見れない、大人数での終結だ。

少しばかり自分から進んで挨拶を口にするのは憚れるような重たい空気が包む
一団の中で、一人の男が君達に顔を向けて口を開く。

「……4分、遅刻してる。予定より、四分だ。
休憩時間を減らす。よって15分後には各自、指定した車両に乗り込み
目的の地点へと走る。いいな」

迷彩服を着た一人……太い眉で、容貌から確実に頑固で気難しい性格でありそうだと
見受けられそうな男。身長はオブシディアンと張り合える程度には長身で筋肉質。
 
「『枝原』、アリーナランクは36位。
俺の自己紹介は以上。無駄な話は嫌いなものでな。
 今回の仕事で疑問点などあれば簡潔に質問しろ。ただし、任務上
答えない質問もある。俺から述べる事は以上」

有無を言わせぬ口調で、今回のリーダー……枝原と言う男は君達に言い終えると
無言で他の五人と共に勢いよくレンゲで掻き込むように炒飯を減らした。
尚、残る男性の内、大分ふくよかな男が居てそいつは二倍の炒飯と餃子1ダース。
ラーメンを早い速度で消費してる。


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