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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その2

1名無しは星を見ていたい:2016/01/31(日) 23:55:26
短編、単発のミッションなどにお使いください。
長編やシリーズものの予定でしたら、自分のスレで行うことをお勧めします。

720ジェイク『一般人』:2017/10/18(水) 22:33:14
>>715

今度は退屈そうに湖の方を見る。
見慣れたものだ。
何者かの気配さえなければ、の話だが。

「湖の乙女でも現れたか」

「それともただの獣か」

ただ湖を見ている。

721朝山『ザ・ハイヤー』:2017/10/18(水) 22:56:19
>>715

 「あれは  もしや……
  ――幻の未確認生物『エッシー』かも知れないっス!!!」

 超未確認生物エッシー H湖に、もしや住んでるかも知れない
古来からの首長竜の生き残りか、もしくは鰐か何かの変種か!?
 
 タタタッ!! とテラスから身を乗り出して謎の気泡が何か見極めようとするっス!!

 「おーーーーーい!!! エッシーーーー!!
良かったら私と写真を撮って欲しいっスーーーーー!!!」

 手をぶんぶん振って呼び掛けてみるっス!!
エッシーが本当にいるなら、私が最初の友達になるっス!!

722Poaching Lakeside:2017/10/18(水) 23:46:50
>全体
        ザバ          ブ
        ザバ           シ ュ         
          ザバ
 ザ                            
  ァ  静かな湖をかき分け、現れた〈異物〉
   \
    \   ザザザッ
      ァ
         ザザザ
     
             ゴボ   ゴボボボボ


  シュ――     「 ごぼ 」



…君たちの想像より、『奇怪』だった。
少なくとも、君たちの知っている伝承のどれとも一致しないなにかだった。

ひとつの身体に、ふたつの脚とふたつの腕を備えたそれは、
おおむね〈人間〉であるように見えた。
それは、ちらちらと真鍮色に煌いていた。『午後の日光』を浴びた、波打つ『水面』を想起させる。
それは、甲殻に密封されていた。各所の甲殻に〈窓〉が付いており〈潜水服〉を想起させる。
それは、明らかに『超常のもの』と見えたが、『ジェイクも視認できた』。

 それは『3体』いた。

   「ごぼ」
               「ぼ」
        「ごぼぼ」
               
―――――――上陸。
3体ともに、まっすぐ歩行。

店員の女はそれを見て、慌てて店内へと駆け込んだ。


(GMより:>>723の【MAP】【記号説明】にていくつか『レスでは言及していないヒント』を散りばめてあります。
      きちんと確認すると行動の指針になる…かも?)

723Poaching Lakeside:2017/10/18(水) 23:48:25
【全体MAP】
道         ∴∴∴∴∴∴湖
道     ┌――┐∴∴∴∴∴∴湖
道    ●|軽トラ∴∴∴∴∴∴湖
道    ●└――┘∴∴∴∴∴∴∴湖
道    ●●●●●∴∴∴∴∴∴∴湖
道   ●●●●●●〜〜〜〇〜〜〜湖
道   ●●●●●●  ∴∴∴∴∴湖
道    ●●●プププ  ∴∴∴∴湖
道電 ┌窓――扉―――┐ ∴∴∴∴∴湖湖
道  |?|●●●??| ∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |?|?●???| ∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |閉|?????| ∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |□|?????| ∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |□|?????|排∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |□|?????|気∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |□└―――□―|∴∴∴∴∴∴∴∴湖    【補足MAP】:テラスの下
道  |□レ□□□□掃|ttt∴∴∴∴∴湖    ∴∴∴∴∴
道  窓□□□い□□┌┘□小□t∴∴∴∴湖    ∴柱∴柱∴
道  閉□□い机い□窓□ジ机弓t∴∴潜〜湖    ∴∴∴∴∴
道  窓□□□□□ペ開□朝机□t∴∴潜〜湖    ∴∴∴∴∴
道  窓□い□い□□窓□□七□t∴∴潜〜湖    ∴∴∴∴∴
道  |い机い机い□|□□□□t∴∴∴∴湖    ∴柱∴柱∴
道  └―窓――窓―┘ttttt∴∴∴∴湖    ∴∴∴∴∴
道          ∴∴∴∴∴∴∴∴∴湖
道          ∴∴∴∴∴∴∴∴∴湖
道電         ∴∴∴∴∴∴∴∴∴湖
(マップ上方向を北とする)

備考:『t』で囲まれた、〈テラス〉の下も『∴』
   テラスの下の状況は、全体MAP横の補足MAPに表記。
   テラスは、地面より数m高い位置に、
   4本の〈コンクリート柱〉(マップ内:柱)で支えられる
   柱が壊れると………?   

【記号解説】

〇→七海は、ここに『ひとつの人影?』が走るのを見た気がした。ジェイクは、このあたりに音を聞いた。

〜→雑草や〈潜水服のごとき何か〉に阻まれ良く見えないが、『何かがある』かもしれない。

●→『何か』が居るであろう範囲。記号はたくさんあるが、『何か』がこんなにいるわけではない。
  今ごろはここにいるかもしれない、という予測、目安。


潜→〈潜水服のごとき何か〉

弓→弓削  
小→小石川 
七→七海   
ジ→ジェイク 
朝→朝山 
ペ→店員の女  テラスの扉を開け店に入った。

?→なにがあるかは不明。『死角』だ。君たちはここに入ったことが無い。

―|┘└ ┐┌ →飲食店の壁
道→この字より西は、数mの幅のアスファルトで舗装された道。
湖→この字より東は、H湖が広がっている
∴→湖に向かって坂になっている。砂利っぽい地面に雑草がたくさん生えていて、地面はよく見えない。
電→電
□→建築物の床
t→テラスを囲む柵
机→食卓 テラスの食卓は、上下で二つに分かれている
い→椅子
窓→ガラスの窓
閉→ドア。閉まっている。
開→ドア。開いている。
掃→掃除機具が入ったとおぼしきロッカー
扉→そういえばここに勝手口を見た気がする……
プ→プロパンガスのボンベ
排 気→空調の室外機。

724弓削 和華『アンタイトル・ワーズ』:2017/10/19(木) 00:20:32
>>722-723
         「……」

『妙』だ。
どう考えても妙だ。あんな現実離れした潜水服が、しかも『三人』。
明らかに――経験の浅い弓削ですら『スタンド能力』を疑う状況である。
しかもそうだとしたらペイの反応からして明らかに『まともな使い方』ではない。

「……すみません!」「どうかされましたか? 大丈夫ですか?」

そんな状況で弓削は大きな身振り手振りを交えて声をかける。
この状況、危険だからと他の客に『下がれ』というのは簡単だ。
だが、『危険じゃないかもしれない』状況で危険性を主張しても
動きは鈍くなる。ヒトは判断材料がなければ動けない生き物なのだから。
だから、早い段階で『呼びかける』という形で相手に反応の余地を作る。
反応すればそれが判断材料になるし、反応しなければそれがそのまま『異常性』となる。

725小石川文子『スーサイド・ライフ』:2017/10/19(木) 00:59:27
>>722

  「……あれ……は……?」

視界が捉えたのは、少なくとも猟師の人ではなかった。
外見は人に似ていても、身に纏う雰囲気が否応なしに人ならざる者を意識させる。
見慣れた日常の対極に位置する非日常の存在。

まず頭に浮かぶのは、スタンドの存在だった。
自分自身がスタンドを持つ者だからこそ、その可能性が真っ先に思い浮かぶ。
そうだとすれば、彼らは何のために現れたのだろう……。

少し前に、ペイから聞いた話を思い出す。
この店で働いていた従業員が辞める時、この店は潰れると告げたことを。
あるいは――たった今、湖から現れた彼らが、そのことに関係しているのだろうか……。

  「――ペイさん……?」

慌てた様子で店内に駆け込んだ彼女の姿を目で追う。
突然、奇妙な何かが近付いてきたら、驚いてしまうのは無理もないことだと思う。
ただ、今の彼女の反応は、何か少し違っていたような気がする……。

          カタッ……

椅子から立ち上がり、ペイの後を追って店の中に入る。
湖から現れた何かと、他の四人のことも気にかかる。
ただ、今は一人でいるペイのことが心配だった。

  「……大丈夫ですか?」

彼女を不安にさせないように静かに声を掛け、同時に店長の姿を探してみたい。
もし何かが起こるのであれば、彼にも伝えておいた方がいいかもしれない。
できるだけテラスの方にも気を配り、四人の様子にも注意を払っておきたい。

726七海 フランチェスカ『アクトレス』:2017/10/19(木) 02:08:59
>>722-724(GM)

「・・・・・・わお。ウケる。アタシって預言者の素質あるかも?」

事態は本当にパニックホラーの様相を呈してきた。
スキューバダイビング? そうは見えない。明らかに尋常ではない。

                チラ

ペイは店の中に戻ったか。まあ普通あんなもの見たら逃げたくはなる。
でも、『七海フランチェスカ』にとっては超えられない壁じゃない。

       ガタ

「でも、考えてみたら預言者って大変そうだよね〜、先が分かるってさ。
 さっきのスープ飲んでるときも、あれが来るって分かっちゃうんだろうし?」

「最後の晩餐並みの緊張感じゃん! にゃはは」

席を立つ。もう食事を楽しんでる場合じゃないだろう。
まったなしだ。ペイのように避難するにせよ、別の何かをするにせよ。

「なんてね、とにかく・・・アタシたちのお楽しみはこれからだったんだよ」

          「それを邪魔するのってさぁ」

                      「罪深いと思うんだけど」

このテラスに向かってきている。当然、そう考える。だから立ち上がった。
店に妙な事をされるのを、黙ってみている気もしないし。それに動かないのはシャクだ。

――まだ前には出ない。弓削の言葉。彼女は『思惑』があって敵に声を掛けたのだろう。
だから、今こちらから先制攻撃を仕掛けたりして、その思惑を無意味にするつもりはない。
ないが・・・決裂してから慌てて準備をする気もない。座っていた椅子に手を伸ばし、掴む。

                      ズズ

自分と少しもずらさず重ねた、純白の『天使』。

          ――――『アクトレス』の指先も、椅子に触れている。能力は始まっている。

727ジェイク『一般人』:2017/10/19(木) 22:40:17
>>722

「招かれざるか」

ふぅと息を吐く。
あの者たちから視線はそらさないが、さして興味がありそうな感じでもない。

「やつらはどちらだ。こちらか、あちらか」

椅子の背もたれを掴む。

728朝山『ザ・ハイヤー』:2017/10/19(木) 23:15:49
>>722

 「エッシーじゃなさそうっスねぇ……潜水服っス」

 テラスから身を乗り出して、湖から姿を現した三人組を見て
足をブラブラさせつつ見下ろし呟くっス。

 「うーん、湖の底にある珍しい物を拾ってるのか……
もしかしたら最先端のウナギ漁かも知れないっス!!
 こんにちわーーーっス!!」

 仲良し? 三人組に挨拶するっス!

 
 テラスから、∴に直接飛び降りる事は出来るっスかね?

729Poaching Lakeside:2017/10/20(金) 22:01:13
  【テラス】

>>724(弓削)
 >「……すみません!」「どうかされましたか? 大丈夫ですか?」

   ゴボ      ゴボ  
       ゴボ
中でなにかが泡立つような音を立てながら、
『潜水服のごとき何か』たちは依然変わりなく歩行を続ける。
君の身振りに目をとられた様子はなかった。返事も、無い。…『妙』である。


>>726(七海)
スタンド使い特有の第六感が、〈尋常でない〉空気を感じ取る。
しかしどんな奴が相手だろうと〈メシの邪魔〉は許されざる行為だ。

君は立ち上がり、『戦闘準備』の体勢へ。『アクトレス』を本体と重ね発現、
自分がさきほどまで座していた椅子を掴み、『能力』を行使する…


>>727(ジェイク)
君は、自分の座っていた椅子の背もたれを掴んだ。
漠然と〈あの者たち〉を観察し、漠然と見極めんとする。


>>728(朝山)
まだ『潜水服のごとき何か』共が〈敵対的〉であると決まったわけではない。
ふつうに〈友好的〉なダイバーである可能性は十分にある。
テラスの角に移動し、元気に、〈こんにちわーーーっス〉

   「…………ゴボ…」

挨拶は返ってこなかった。
代わりに泡立つような音が返されたが、それが意味のある言語には聞こえなかった。

『∴』は東から西にかけて下り坂になっており、
テラス西側から普通に降りれば怪我は免れなさそうだ。
飛び降りるならば、テラスと地面が近い場所、全体MAP内『☆』が手頃だろう。


>テラスにいる者たち
『潜水服のごとき何か』共は、『テラスの下の空間』へ、人間の歩くようなスピードで進み続ける。
改めて上から見ると、3体ともに、手には何も握っていないのが確認できる。
また、潜水服のような甲殻のようにも見えるその奇妙な服には、
頭部のみならず全身の各所に『窓』があるのが、はっきりと確認できた。
『窓』の奥は、テラスからではよく見えない。


  【店内】

>>725(小石川)
様々な事が頭を巡りながらも、君は〈ペイ〉の事が気がかりで、店内へと入った。

    カタッ  ガタッ

       ジャーーーーーー

相変わらず、店に客は皆無だ。
店の奥のスペース(MAP内『?』の空間)あたりから、『何かを動かす音』『水道から水を流す音』が聞こえる。


  ペイ「私はダイジョウブ……だけど、店長が…!〈嫌な予感〉がスル!」
   「『厨房』にイカナキャ!」

 店員の女は、ふつうに怯えている様子だ。『裏』は感じ取れない。 
 君の呼び声に反応し立ち止まったが、今すぐにでも『厨房』とやらに行きたそうな雰囲気。

730Poaching Lakeside:2017/10/20(金) 22:02:33
【全体MAP】
道         ∴∴∴∴∴∴湖
道     ┌――┐∴∴∴∴∴∴湖
道    ●|軽トラ∴∴∴∴∴∴湖
道    ●└――┘∴∴∴∴∴∴∴湖
道    ●●●●●∴∴∴∴∴∴∴湖
道   ●●●●●●〜〜〜〇〜〜〜湖
道   ●●●●●●  ∴∴∴∴∴湖
道    ●●●プププ  ∴∴∴∴湖
道電 ┌窓――扉―――┐ ∴∴∴∴∴湖湖
道  |?|●●●●?| ∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |?|?●●●?| ∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |閉|?●●●?| ∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |□|??●??| ∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |□|?????|排∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |□|?????|気∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |□└―――□―|☆☆∴∴∴∴∴∴湖    【補足MAP】:テラスの下
道  |□レ□□□□掃|ttt∴∴∴∴∴湖    ∴∴∴∴∴
道  窓□□□い□ペ┌┘□□□t∴∴∴∴湖    ∴柱∴柱∴
道  閉□□い机い□窓□ジ机弓t潜〜〜〜湖    ∴∴∴∴∴
道  窓□□□□□小開□□机□t潜〜〜〜湖    ∴∴∴∴∴
道  窓□い□い□□窓□□七□t∴∴〜〜湖    ∴∴∴∴∴
道  |い机い机い□|□□□朝t潜〜∴∴湖    ∴柱∴柱∴
道  └―窓――窓―┘ttttt∴∴∴∴湖    ∴∴∴∴∴
道          ☆☆☆∴∴∴∴∴∴湖
道          ∴∴∴∴∴∴∴∴∴湖
道電         ∴∴∴∴∴∴∴∴∴湖
(マップ上方向を北とする)

備考:『t』で囲まれた、〈テラス〉の下も『∴』
   テラスの下の状況は、全体MAP横の補足MAPに表記。
   テラスは、地面より数m高い位置に、
   4本の〈コンクリート柱〉(マップ内:柱)で支えられる
   柱が壊れると………?   

【記号解説】
☆→テラスから飛び降りても安全そうな高さのところ

〇→七海は、ここに『ひとつの人影?』が走るのを見た気がした。ジェイクは、このあたりに音を聞いた。

〜→雑草や〈潜水服のごとき何か〉に阻まれ良く見えないが、『何かがある』かもしれない。

●→『何か』が居るであろう範囲。記号はたくさんあるが、『何か』がこんなにいるわけではない。
  今ごろはここにいるかもしれない、という予測、目安。


潜→〈潜水服のごとき何か〉

弓→弓削   身振り手振り
小→小石川  店内へ
七→七海   立ち上がり、能力を付与した『椅子』を持つ。
ジ→ジェイク  立ち上がり、『椅子』の背もたれを持つ
朝→朝山   テラスで足ぶらぶら
ペ→店員の女  テラスの扉を開け店に入った。

?→なにがあるかは不明。『死角』だ。君たちはここに入ったことが無い。

―|┘└ ┐┌ →飲食店の壁
道→この字より西は、数mの幅のアスファルトで舗装された道。
湖→この字より東は、H湖が広がっている
∴→湖に向かって坂になっている。砂利っぽい地面に雑草がたくさん生えていて、地面はよく見えない。
電→電
□→建築物の床
t→テラスを囲む柵
机→食卓 テラスの食卓は、上下で二つに分かれている
い→椅子
窓→ガラスの窓
閉→ドア。閉まっている。
開→ドア。開いている。
掃→掃除機具が入ったとおぼしきロッカー
扉→そういえばここに勝手口を見た気がする……
プ→プロパンガスのボンベ
排 気→空調の室外機。

731弓削 和華『アンタイトル・ワーズ』:2017/10/20(金) 22:17:59
>>729
「…………」

助かった。奥に引っ込んだ小石川を横目にそう思う。
この状況、当然近くの人物の動向や周囲の状況は把握したいが、
弓削としてはそれよりまずテラスにいる客の安全確保が第一。
小石川が動いてくれたお陰で安心してそれを満たすことが出来る。

「皆さん……何かおかしくないですか?」
「あの人たち、私や朝山さんの呼びかけに全く応じていません……全くです」

「もしかしたら、『密漁者』かもしれません」

                「急いで逃げましょう」

と、呼びかける。
自分を唯一のスタンド使いだと思っている弓削としては、
当然『逃げる』となっても殿を務めるつもりではあるが……。

特異な存在が既に目前に迫っている状況で悠長な行動だが、
弓削がスタンドを行使する素振りはない。

732小石川文子『スーサイド・ライフ』:2017/10/20(金) 23:51:48
>>729

   コク……

無言でペイに頷く。
急いでいるのに引き留めていては申し訳ない。
きっと、彼女は人より鋭い勘の持ち主なのだと感じた。
だからこそ、湖から現れた異形に対して素早く対応することができたのだろう。
店長への注意も、彼女に任せておけば心配ないと思える。

   スゥッ……
          スラァァァァァ―――z____

意識を集中し、利き手である左手に『スーサイド・ライフ』を発現する。
鈍い輝きを放つ一振りのナイフ。
生と死の挟間に佇む自身の精神を象徴するヴィジョン。

     ザグゥッ! 
             スゥゥゥゥゥ―――z____ッ
                                   スパッ

その刃で『右目』と『右耳』を切り落とし、扉を少し開けてテラスへ進ませる。
目と耳がなくなった部分は、帽子を右側に傾けることで外からは見えないように隠しておく。
危険が迫った時のために、
テラスと店内の両方の状況を把握している人間が必要になるかもしれない。
自分は店内に留まり、ペイと店長の会話に耳を傾ける。
                  パーツ
もし聞き取りにくいようなら、『部位』の射程距離に気をつけながら声のする方に近付きたい。

ペイの言う通り、あの何かの出現には嫌な予感を覚える。
まるで、大きな嵐が訪れる前触れのような……。
不安な気持ちが高まると共に、『スーサイド・ライフ』を握る手に、自然と力が篭る。

733七海 フランチェスカ『アクトレス』:2017/10/21(土) 00:09:57
>>729-730(GM)
>>731(弓削)

明らかに尋常じゃない存在だったが、会話も通じないと分かった。
そしてこちらに近付き続けている。『逃げる』のではなく『迫る』動き。

「いやいや〜、密猟者だったらふつう人いたら『逃げる』んじゃない?
 こいつら、多分目当てはアタシたちか・・・このお店なんじゃないかな」

        「だから『逃げる』のもありっちゃありだけど」

「このスープ作った人を放って全員で逃げるわけにはいかなくな〜い?」

――――不可能ではないなら、『対処』する方がよほど前に進める選択肢だ。

味方とは思えない存在は既に、テラスのすぐそばまで来ている。
逃げるなら逃げる、立ち向かうなら立ち向かうで急いで動くべきと判断。

「アタシがしんがり・・・あ、しんがりって一番最後に逃げる人の事。
 それになるか、時間稼ぎするかァ。どっちにしても、結構自信あるんだよ」

超能力者になった、という変化は劇的で、人生の色が変わったんだ。
そして――――今、目の前に広がる『超常現象』もまた、変化と言える。
これを前進にするか、後退にするかは、ここからどう動くか次第だろう。

「だってアタシ、超能力者だからね。ウケるでしょ? それじゃ、行ってきまァ〜す」

少なくとも立ち止まり続けさせられるような状況じゃない。まったなしだ。
スタンドの手で椅子を持ち上げる。それなりに軽くなり始めているだろう。
目測する限り、飛び降りても死にはしないはず。椅子を手にMAP南の☆から砂浜へ。

同時に――――自分自身の身体にも、能力を行使する。体重は『49kg』ちょうど。
すなわち、天使が導く『昇天』の時間まで、カウントダウンは――――『49秒』ちょうど。

734ジェイク『一般人』:2017/10/21(土) 00:35:09
>>730

何度か頭を掻いて椅子の背もたれから手を放す。

「狼でも羊でもないな」

「亡霊の類か、そうでなければ死者か」

そう言ってその場を離れる。
そしてそのままドアから店の中に入っていく。

「お前たちはスタンドを持っているのか? だったらお前たちの方がいいのかもしれないな」

「俺は選ばれなかった」

特に何もなければ調理場の方に足を向ける。

735朝山『ザ・ハイヤー』:2017/10/21(土) 17:12:15
>>729-730(GM)

「う〜〜〜ん、一体何なのか……ハッ――!!?」

 瞬間、朝山は気づいてしまった。その気づいてしまった事実に愕然として
思わず両手で口を抑える。そう、朝山は気づいてしまったのだ。

 (な   なんでこんな簡単な事に気づかなかったんス……
――この人達   『潜水服』なんて着てるから、私達の声にも気づいてないんっス―――Σ!!!)

  ドーーーーンッ☆

 「なんてドジな人達なんっス……多分、まだ地上に降りてる事すら気づいてないんっス。
もしかしたら、このお店も奇抜な水中施設と勘違いしてるのかも知れないっス!!
 ならば、いざ制止の為に  だい  ジャーーーーンプ  ッスッッ!!」


MAP南の☆へと、テラスを飛び越え大ジャーンプ!!! っス!!

 「ぬおおお!!! そこのずっこけ三人組、改めてこんにちわっス!!」

 テラスに降りて、シャキーン!! とポーズを決めつつ挨拶するっス!!

736Poaching Lakeside:2017/10/21(土) 20:18:41
>>731(弓削)
君は〈誰かのため〉に行動をする。
荒事に突入するには、まだ早い。まだ〈スタンド〉も行使しない。避難の誘導が最優先だ。
〈小石川〉〈ジェイク〉〈ペイ〉の3人は、店内に入るのを確認できた…だが

〈七海〉
 >「いやいや〜、密猟者だったらふつう人いたら『逃げる』んじゃない?
 > こいつら、多分目当てはアタシたちか・・・このお店なんじゃないかな」

  >「だから『逃げる』のもありっちゃありだけど」

 >「このスープ作った人を放って全員で逃げるわけにはいかなくな〜い?」
 >「アタシがしんがり・・・あ、しんがりって一番最後に逃げる人の事。
 > それになるか、時間稼ぎするかァ。どっちにしても、結構自信あるんだよ」
 >「だってアタシ、超能力者だからね。ウケるでしょ? それじゃ、行ってきまァ〜す」

〈朝山〉
 >「だい  ジャーーーーンプ  ッスッッ!!」
 >「ぬおおお!!! そこのずっこけ三人組、改めてこんにちわっス!!」

―――少女二人が、いろいろ言いながら身軽にテラスの南に飛び出してしまった。
また『潜水服のごとき何か』は移動し、君の位置からでは視認しづらくなった。…君はどうする?


>>732(小石川)
ペイは「謝謝(ありがとう)」というと、MAP内『?』、厨房とおぼしき空間に小走りで入って行った。

 君は『スタンド』の像を結び、能力行使。
 一瞬の躊躇もなく自らの『右目』『右耳』を切り落とした。

 二つの〈部位〉は浮遊し、君が開けてやったドアを通過し移動する。
 部位によって、〈七海〉〈朝山〉が、テラスの下に飛び降りるのを確認できた。
 『潜水服のごとき何か』共は、この位置ではよく見えない。 
 もう少しテラスの柵に近寄れば、部位の視野に入るかもしれない…。

君は厨房の様子に耳を傾ける。
水道から水が流れる音。ガタガタという物音。
〈店長〉の声は、聞こえない。
君が厨房に近づこうとした、その時………



  >全体
  『潜水服のごとき何か』2体は、テラスの下の空間に入っていき、
  『潜水服のごとき何か』1体は、ギリギリでテラスの下ではないが、テラスから視認しづらい位置に移動した。
  『潜水服のごとき何か』3体が何をしているか、〈弓削〉〈小石川〉〈ジェイク〉は確認できなくなった。

  

     「――――――――――きゃああぁッ !」 


 〈厨房〉とおぼしき場所から〈ペイ〉の悲鳴が、君たち全員の耳に入った。



>>733(ジェイク)
>「だってアタシ、超能力者だからね。ウケるでしょ? それじゃ、行ってきまァ〜す」
〈七海〉とかいう子供の、テラスを飛び出しながら放った言葉。〈こいつは選ばれた側だ〉。

君が店内に入る時、〈小石川〉とか名乗った女の帽子の陰から、
血の一滴も付着していない『眼球』『耳朶』が、彼女の顔を離れ宙を移動するのを見た。
その異常な光景を前にしながら、女には一切の動揺もない。〈こいつもだ〉

  〈君は選ばれなかった〉

君は椅子を引きずり、店内を歩く。
調理場のほうに足を向けると、店員の女が厨房に駆け込んだ瞬間に、悲鳴を上げるのが見えた。

737Poaching Lakeside:2017/10/21(土) 20:19:04
店外】
〈七海〉〈朝山〉は異形たちの姿、そして何をしているかを視認できる。
テラスの下の空間にいる1体は、ただ歩いている。

        ガシィ
    
テラスの下のもう1体は『テラスの柱(北東)』に接近、柱を掴んだ。

        ゴボゴボ

1体は、〈七海〉〈朝山〉に向かって歩いている。


   「――――――――――きゃああぁッ !」

    店内から、〈ペイ〉の悲鳴が聞こえた。


>>733(七海)
君は『潜水服のごとき何か』共を、〈暫定的脅威〉とみなし対応する事にした。
七海にとって、この手の〈荒事〉は初めてであるが…さほど忌避感は感じなかった。
背後で避難を促す〈弓削〉の声が聞こえたが、
それを無視してテラスを飛び出し、自身へ能力を行使する。

                         ス タ ン ド
 君の人生は『変化』したのだ。逃げるのでなく、『立ち向かう』という選択肢。
 今がその時だ ―――『残り49秒』。

とにかく、君はテラス南へと降り立った。〈朝山〉も隣に着地している。
〈椅子〉は容易く持ち歩けた。『元は7kg』現在『2kg以下』。
能力を解除しなければ、次GMレスにて『浮上開始』。


>>735(朝山)
   ゴボゴボゴボ

『潜水服のごとき何か』は相変わらず〈泡立つような音〉を立てている。
なるほど、厚い甲殻を纏ったうえで絶えず音を立てていれば、耳が遠くなるに決まっている。

   ゴボゴボゴボ

挨拶に返答はない。もっと近づいた方がいいのかもしれない?
とにかく、君はテラス南へとシュバッと降り立ちポーズをキメた。〈七海〉も隣に着地している

738Poaching Lakeside:2017/10/21(土) 20:19:32
【全体MAP】
道         ∴∴∴∴∴∴湖
道     ┌――┐∴∴∴∴∴∴湖
道    ●|軽トラ∴∴∴∴∴∴湖
道    ●└――┘∴∴∴∴∴∴∴湖
道    ●●●●●∴∴∴∴∴∴∴湖
道   ●●●●●●〜〜〜〇〜〜〜湖
道   ●●●●●●  ∴∴∴∴∴湖
道    ●●●プププ  ∴∴∴∴湖
道電 ┌窓――扉―――┐ ∴∴∴∴∴湖湖
道  |?|●●●●?| ∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |?|●●●●?| ∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |閉|●●●●?| ∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |□|●●●●?| ∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |□|●●???|排∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |□|●●?ペ?|気∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |□└―――□―|∴∴∴∴∴∴∴∴湖    【補足MAP】:テラスの下
道  |□レ□□□□掃|ttt∴∴∴∴∴湖    ∴∴∴∴∴∴∴∴∴湖
道  窓□□□い□□┌┘□□□t∴∴∴∴湖    ∴柱∴柱潜∴∴∴∴湖
道  閉□□い机いジ窓□□机弓t〜〜〜〜湖    ∴∴∴∴∴〜〜〜〜湖
道  窓□□□□□小開□□机□t〜〜〜〜湖    ∴∴∴潜〜〜〜〜〜湖
道  窓□い□い□□窓部□□□t∴∴〜〜湖    ∴∴∴∴∴∴∴〜〜湖
道  |い机い机い□|□□□□t∴〜∴∴湖    ∴柱∴柱∴∴〜∴∴湖
道  └―窓――窓―┘ttttt〜∴∴∴湖    ∴∴∴∴∴〜∴∴∴湖
道          ∴七朝∴∴潜∴∴∴湖    ∴七朝∴∴潜∴∴∴湖
道          ∴∴∴∴∴∴∴∴∴湖
道電         ∴∴∴∴∴∴∴∴∴湖
(マップ上方向を北とする)
(1マスは1m強とする)

備考:『t』で囲まれた、〈テラス〉の下も『∴』
   テラスの下の状況は、全体MAP横の補足MAPに表記。
   テラスは、地面より数m高い位置に、
   4本の〈コンクリート柱〉(マップ内:柱)で支えられる
   柱が壊れると………?   

【記号解説】
☆→テラスから飛び降りても安全そうな高さのところ

〇→七海は、ここに『ひとつの人影?』が走るのを見た気がした。ジェイクは、このあたりに音を聞いた。

〜→雑草や〈潜水服のごとき何か〉に阻まれ良く見えないが、『何かがある』かもしれない。

●→『何か』が居る。


潜→〈潜水服のごとき何か〉

弓→弓削   立ち上がり避難誘導
小→小石川  店内。
部→小石川の『眼球』と『耳朶』はここに移動した。
七→七海   地面に着地。能力を付与した『椅子』を所持
ジ→ジェイク  『椅子』を所持。厨房を向く。
朝→朝山   地面に着地、ポーズを決める。
ペ→店員の女  『?』に、つまり厨房に入り、悲鳴を上げた。

?→きっと『厨房』だ!

739ジェイク『一般人』:2017/10/21(土) 20:36:06
>>736

>>734のレスの一行目にて『椅子の背もたれから手を放す』行動をしたのですが、店内に入ったジェイクが椅子を引きずっているのはどういう状況なのでしょうか。
手を離さずにそのまま持って行ったということでよろしいでしょうか。

740Poaching Lakeside:2017/10/21(土) 21:01:36
>>739
申し訳ありません、GMのミスです。
>>737君は椅子を引きずり、店内を歩く。
>>738ジェイク 『椅子を所持』
の二文を訂正したレス、直ちに投下いたします。

741Poaching Lakeside:2017/10/21(土) 21:03:54
(訂正)
>>731(弓削)
君は〈誰かのため〉に行動をする。
荒事に突入するには、まだ早い。まだ〈スタンド〉も行使しない。避難の誘導が最優先だ。
〈小石川〉〈ジェイク〉〈ペイ〉の3人は、店内に入るのを確認できた…だが

〈七海〉
 >「いやいや〜、密猟者だったらふつう人いたら『逃げる』んじゃない?
 > こいつら、多分目当てはアタシたちか・・・このお店なんじゃないかな」

  >「だから『逃げる』のもありっちゃありだけど」

 >「このスープ作った人を放って全員で逃げるわけにはいかなくな〜い?」
 >「アタシがしんがり・・・あ、しんがりって一番最後に逃げる人の事。
 > それになるか、時間稼ぎするかァ。どっちにしても、結構自信あるんだよ」
 >「だってアタシ、超能力者だからね。ウケるでしょ? それじゃ、行ってきまァ〜す」

〈朝山〉
 >「だい  ジャーーーーンプ  ッスッッ!!」
 >「ぬおおお!!! そこのずっこけ三人組、改めてこんにちわっス!!」

―――少女二人が、いろいろ言いながら身軽にテラスの南に飛び出してしまった。
また『潜水服のごとき何か』は移動し、君の位置からでは視認しづらくなった。…君はどうする?


>>732(小石川)
ペイは「謝謝(ありがとう)」というと、MAP内『?』、厨房とおぼしき空間に小走りで入って行った。

 君は『スタンド』の像を結び、能力行使。
 一瞬の躊躇もなく自らの『右目』『右耳』を切り落とした。

 二つの〈部位〉は浮遊し、君が開けてやったドアを通過し移動する。
 部位によって、〈七海〉〈朝山〉が、テラスの下に飛び降りるのを確認できた。
 『潜水服のごとき何か』共は、この位置ではよく見えない。 
 もう少しテラスの柵に近寄れば、部位の視野に入るかもしれない…。

君は厨房の様子に耳を傾ける。
水道から水が流れる音。ガタガタという物音。
〈店長〉の声は、聞こえない。
君が厨房に近づこうとした、その時………



  >全体
  『潜水服のごとき何か』2体は、テラスの下の空間に入っていき、
  『潜水服のごとき何か』1体は、ギリギリでテラスの下ではないが、テラスから視認しづらい位置に移動した。
  『潜水服のごとき何か』3体が何をしているか、〈弓削〉〈小石川〉〈ジェイク〉は確認できなくなった。

  

     「――――――――――きゃああぁッ !」 


 〈厨房〉とおぼしき場所から〈ペイ〉の悲鳴が、君たち全員の耳に入った。



>>733(ジェイク)
>「だってアタシ、超能力者だからね。ウケるでしょ? それじゃ、行ってきまァ〜す」
〈七海〉とかいう子供の、テラスを飛び出しながら放った言葉。〈こいつは選ばれた側だ〉。

君が店内に入る時、〈小石川〉とか名乗った女の帽子の陰から、
血の一滴も付着していない『眼球』『耳朶』が、彼女の顔を離れ宙を移動するのを見た。
その異常な光景を前にしながら、女には一切の動揺もない。〈こいつもだ〉

  〈君は選ばれなかった〉

君は椅子を手放し、店内に入る。
調理場のほうに足を向けると、店員の女が厨房に駆け込んだ瞬間に、悲鳴を上げるのが見えた。

742Poaching Lakeside:2017/10/21(土) 21:04:24
【店外】
〈七海〉〈朝山〉は異形たちの姿、そして何をしているかを視認できる。
テラスの下の空間にいる1体は、ただ歩いている。

        ガシィ
    
テラスの下のもう1体は『テラスの柱(北東)』に接近、柱を掴んだ。

        ゴボゴボ

1体は、〈七海〉〈朝山〉に向かって歩いている。


   「――――――――――きゃああぁッ !」

    店内から、〈ペイ〉の悲鳴が聞こえた。


>>733(七海)
君は『潜水服のごとき何か』共を、〈暫定的脅威〉とみなし対応する事にした。
七海にとって、この手の〈荒事〉は初めてであるが…さほど忌避感は感じなかった。
背後で避難を促す〈弓削〉の声が聞こえたが、
それを無視してテラスを飛び出し、自身へ能力を行使する。

                         ス タ ン ド
 君の人生は『変化』したのだ。逃げるのでなく、『立ち向かう』という選択肢。
 今がその時だ ―――『残り49秒』。

とにかく、君はテラス南へと降り立った。〈朝山〉も隣に着地している。
〈椅子〉は容易く持ち歩けた。『元は7kg』現在『2kg以下』。
能力を解除しなければ、次GMレスにて『浮上開始』。


>>735(朝山)
   ゴボゴボゴボ

『潜水服のごとき何か』は相変わらず〈泡立つような音〉を立てている。
なるほど、厚い甲殻を纏ったうえで絶えず音を立てていれば、耳が遠くなるに決まっている。

   ゴボゴボゴボ

挨拶に返答はない。もっと近づいた方がいいのかもしれない?
とにかく、君はテラス南へとシュバッと降り立ちポーズをキメた。〈七海〉も隣に着地している。

743Poaching Lakeside:2017/10/21(土) 21:05:17
【全体MAP】
道         ∴∴∴∴∴∴湖
道     ┌――┐∴∴∴∴∴∴湖
道    ●|軽トラ∴∴∴∴∴∴湖
道    ●└――┘∴∴∴∴∴∴∴湖
道    ●●●●●∴∴∴∴∴∴∴湖
道   ●●●●●●〜〜〜〇〜〜〜湖
道   ●●●●●●  ∴∴∴∴∴湖
道    ●●●プププ  ∴∴∴∴湖
道電 ┌窓――扉―――┐ ∴∴∴∴∴湖湖
道  |?|●●●●?| ∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |?|●●●●?| ∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |閉|●●●●?| ∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |□|●●●●?| ∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |□|●●???|排∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |□|●●?ペ?|気∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |□└―――□―|∴∴∴∴∴∴∴∴湖    【補足MAP】:テラスの下
道  |□レ□□□□掃|ttt∴∴∴∴∴湖    ∴∴∴∴∴∴∴∴∴湖
道  窓□□□い□□┌┘□□□t∴∴∴∴湖    ∴柱∴柱潜∴∴∴∴湖
道  閉□□い机いジ窓□□机弓t〜〜〜〜湖    ∴∴∴∴∴〜〜〜〜湖
道  窓□□□□□小開□□机□t〜〜〜〜湖    ∴∴∴潜〜〜〜〜〜湖
道  窓□い□い□□窓部□□□t∴∴〜〜湖    ∴∴∴∴∴∴∴〜〜湖
道  |い机い机い□|□□□□t∴〜∴∴湖    ∴柱∴柱∴∴〜∴∴湖
道  └―窓――窓―┘ttttt〜∴∴∴湖    ∴∴∴∴∴〜∴∴∴湖
道          ∴七朝∴∴潜∴∴∴湖    ∴七朝∴∴潜∴∴∴湖
道          ∴∴∴∴∴∴∴∴∴湖
道電         ∴∴∴∴∴∴∴∴∴湖
(マップ上方向を北とする)
(1マスは1m強とする)

備考:『t』で囲まれた、〈テラス〉の下も『∴』
   テラスの下の状況は、全体MAP横の補足MAPに表記。
   テラスは、地面より数m高い位置に、
   4本の〈コンクリート柱〉(マップ内:柱)で支えられる
   柱が壊れると………?   

【記号解説】
☆→テラスから飛び降りても安全そうな高さのところ

〇→七海は、ここに『ひとつの人影?』が走るのを見た気がした。ジェイクは、このあたりに音を聞いた。

〜→雑草や〈潜水服のごとき何か〉に阻まれ良く見えないが、『何かがある』かもしれない。

●→『何か』が居る。


潜→〈潜水服のごとき何か〉

弓→弓削   立ち上がり避難誘導
小→小石川  店内。
部→小石川の『眼球』と『耳朶』はここに移動した。
七→七海   地面に着地。能力を付与した『椅子』を所持
ジ→ジェイク  。厨房を向く。
朝→朝山   地面に着地、ポーズを決める。
ペ→店員の女  『?』に、つまり厨房に入り、悲鳴を上げた。

?→きっと『厨房』だ!

744弓削 和華『アンタイトル・ワーズ』:2017/10/21(土) 23:34:46
>>741
「…………」

『想定外』。表現するならば、その一言に尽きる。まさか『スタンド使い』だとは思いもしなかったからだ。

そして、その想定外故に出遅れた。
弓削は子どもだから大人として守らなくては……というような倫理観は『持ち合わせていない』。
好きで荒事に飛び込むのであれば、それはそれ、個人の自由だし止めるつもりは毛頭ない。
それを止めることはもはや『その人のため』にはならないからだ。しかし一方で。

自らの状況把握の拙さが原因で。
『誰かのため』に行動している少女が突出し。
結果的に不利に追い込まれかねない現状は。

           「――『進退窮まる』」

弓削和華という人間にとって、最も矜恃を傷つけられる事態の一つだった。

ところで――弓削はスタンド能力を手に入れたとき、
正確には『その能力を理解した』とき、自らに一つ『規律』を設けた。
それは、スタンドの『使用条件』。

          「『アンタイトル』」

その傍らに、秘書然とした女性の幻影が現れる。

                     「『ワーズ』」

その条件とは――『スタンドを使用しない限り挽回し得ない失敗があること』。
彼女にとってはこの能力は、『過去を燃やす』願望の象徴なのだから。

『七海さん朝山さん、私もそちらに向かいます』

『スタンド会話』で呼び掛けつつ『アンタイトル・ワーズ』のみを移動。
跳躍させ、柵を飛び越え階下に降り立つ。
落下中に筆モップを発現させたい。
(ttps://encrypted-tbn3.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcTLY3phZhUkj3Zvh7S0niCV8U93FQhf8s1Em0lfAotws-eSB-HklCdyMpv5gQ)

745小石川文子『スーサイド・ライフ』:2017/10/22(日) 02:16:28
>>741

  スッ……

自分と同じように店内に入ったジェイクを見て、残っている左目を静かに伏せる。
自身の身体を切り離す『スーサイド・ライフ』の能力は、不気味で異様な光景を作り出す。
見ていて、決して気持ちのいいものじゃない。

驚かせてしまうかもしれないから、できれば近くでは見られたくなかった。
けれど、それが私自身の偽りのない精神の形。
だから、私はそれを否定することはできない。

今、私の左手にはナイフ――『スーサイド・ライフ』が握られている。
もし、彼がスタンド使いなら、それが見えているはず。
見えていなければ、彼はスタンド使いではないことになるだろう。

  ――どうしたら……。

その直後、『目』を通して二人がテラス下に降りる光景を見て、
このまま厨房へ向かうかどうかを思案する。
あの潜水服のような何かに、スタンドが関わっていることは間違いない。
そして、もし問題が起こるのであれば、スタンド使いの力が必要になる。
実際に見たことはないが、朝山がスタンド使いであることは知っていた。
同じように飛び降りたということは、七海と名乗ったもう一人の少女もそうなのだろうか。

だけど、相手は正体も目的も分からない何者か。
いくらスタンド使いとはいえ、彼女達だけを行かせてしまうのは、とても心配だった。
自分が行って役に立てるかは分からないけれど、それでも何かできることがあるはず。
私も、彼女達の助けになるために下に降りてみよう。
そう思い、厨房から視線を外して、テラスへ続く扉に向き直った時だった。

  「ペイさん……!?」

再び視線を厨房に戻し、そちらへ向かって早足で近付いていく。
今の悲鳴を聞けば、何か良くないことが起きたことはすぐに想像できる。
あの何か達が現れた直後であるという状況が、胸の中に生じた不安を余計に煽り立てる。

 パーツ
『部位』はテラスの柵の付近まで近付かせて、できる限り何か達の様子を確認することに努める。
『目』で見えない部分は、『耳』で周囲の声や音を聞くことによって補足する。
射程距離が5mを超えるようであれば、浮遊させずに地上に下ろすことによって距離を伸ばしたい。

746七海 フランチェスカ『アクトレス』:2017/10/22(日) 18:09:35
>>741-743(GM)
>>744(弓削)
>>735(朝山)

≪わ〜お、弓削さんも超能力者? 1人1体だしちょうどいいじゃん!
 今1体こっち来てて、1体うろうろしてて〜、あともう1体は、柱掴んでる?≫

           ≪にゃはは。わざわざ1対1にするイミもないけど、ね!≫

超能力者が他にいる事は驚かない。ここにこれだけいるのは、ちょっと驚くけど。
でも動くのが優先。アンダースロー気味に椅子を投擲。狙いは近付いてくる個体の脚。
もちろん朝山には当てないように、スタンドだけ半身ほどずらして投げさせよう。

命中までの間に浮上が始まるとすれば。その瞬間から上へのベクトル(パD)が加わる。
投擲の横のベクトルよりは弱い。軌道を上に逸らしはするが、威力を殺し切る事は無い筈。
脚狙いから上昇するわけだから、胴体か、首か、顔か。どこでも『アタリ』のサービス問題だ。
もし浮上するより先に命中したらその時はその時。それならそれで、脚を潰すことが出来る。

そして標的から目を切らない。衝突する直前に能力を解除して重さを戻すためだ。
投擲の破壊力は速度×質量が重要。この方法ならカンペキに両立する事が出来る。

「つまり朝山ちゃん、近いヤツから『制止』するアイディアなんだけど」

                   「イケてると思う?」

柱を狙う者に向かうため、こいつからまず『止めよう』と思う。

これで倒せる相手なら良いが、突撃はしない。投擲は『測る』ためでもあるから。
攻撃への対応で、『戦いのレベル』が読める。防御の手段、パワー、速度、知性、能力。
キャッチされたり弾き返されると面倒になり得るけど、そのリスクを恐れて行動しない方が面倒を招く。

747ジェイク『一般人』:2017/10/23(月) 21:52:12
>>741

大きくあくびを一つ。
男はスタンドを求めている。
それは彼の人生にとって必要なものだからである。
だが現在、それに固執している訳でもない。
男は選ばれなかったが、他人にそれを指摘される必要もなかった。
男にとってそれは事実でこそあれ悩みではない。

「……」

厨房の中に入る。

748朝山『ザ・ハイヤー』:2017/10/24(火) 05:48:44
>>742-743(GM)
>>746(七海)


 >――――――――きゃああぁッ!!

「!! 今のはぺーちゃんの悲鳴っス!
 むむっ……どうやら何か凄まじく大変な事が起きてるようっス!!
その原因は、そこの三人組! どーやら、お前たちに関係があるようっス!!!」

 ぺーちゃんは美味しい料理を提供してくれた店員さんっス!
こいつらの仲間が襲ってきてるのかも知れないっス!

 >朝山ちゃん、近いヤツから『制止』するアイディアなんだけど

 「わかったっス!! おぉぉぉぉぉ!!! 先手 必勝っスっっ!!!!」

『ザ・ハイヤー』発現!! 本体の前衛に立たせるっ!!!

  ヴォォンッ  キィィンッ!!

 『ザ・ハイヤー』  スペック変動

 スC→B  精度C→D

 精度を素人並みに落とす事により、スピードを猛獣並みの速度に!!

  「ワン・ツー」
 ブンッ!  ブンッ!!

  「フィニッシュ  ッ ス!!」

 ドゴォ!!!
 
 こちらに近づいてくる『潜水服』に向かい、すかさずワン・ツーパンチ。
そして最後に前蹴りを繰り出すっス!!!

749弓削 和華『アンタイトル・ワーズ』:2017/10/24(火) 10:20:53
>>744
飛び降りる位置は地図の東方向。
スタンドは常に地面から少し浮遊しているので、高低差は気にしない。

750Poaching Lakeside:2017/10/25(水) 01:54:48
(レスが遅れてしまい申し訳ありません)

>>745(小石川)
『目』『耳』は移動、柵に寄せた。これで、〈七海〉〈朝山〉の様子(>>751)が見える
ふたつの『部位』は床に降ろした。あと2、3m離れると射程の限界を迎えそうだ。

    
    ( ミシィ   バキ   バキ )

床に張り付いた耳朶は、床下から『何かに亀裂が走る音』を聞きとる事ができた。


>>747(ジェイク)
君は厨房へ向かった。

店員の女の脇を通る時に、君と女の肩が擦れ合う。
横目に見えた女の顔はひどく青ざめているようだった。


>小石川、ジェイク

  「あ…あれ…」
  厨房内部の様子を見た〈ペイ〉が後ずさる。君たちはその脇を通り、厨房に足を踏み入れた。

比較的真新しい調理場だった。食材や料理の香りに満ちており、君たちのそばにある業務用蒸し器からエビの香りが漂う。
中央の金属製のテーブルの上には
 ウナギの切り身、クルマエビが何匹も入った籠(エビ達はまだ生きている!)、
 縦に切られた茄子、蛙の刺さった串が数本、星型に切られた人参、
 肉、味噌、タケノコ、等々、
さまざまな〈調理中〉の食材が、包丁などの調理器具と共に置かれていた。
コンロは、中華鍋で何かを調理している最中『だった』ようだが、今は火が消えている。


勝手口の扉が開け放たれており、

肝心の『料理人』は………コンロの前に『倒れていた』
その傍らに、『潜水服のごとき何か』が、『2体』。

  「…………ゴボ」 「………ゴボボ」
  「…ゴボ……」  「……………」
  「……………」  「ゴ…ボ……」

    スッ

 数瞬の間を置き、『2体』は、君たちの事に体を向けた。

   至近距離で、改めて目撃した事で、君たちは分かった。
   まず、〈こいつら〉には背中から『一本のホース』が生えていた。
   チューブの一本は床を伝い、傍にある『水の満ちたシンク』に繋がっていた。
   もう一本は、〈勝手口〉を通り外に出ていた。

   窓の奥は暗く、〈誰〉が入っているかまでは見えないが、
   体の各所に付いた窓の奥で『気泡が上る』のが見えた。
   …〈こいつら〉の中には『水』が充填されている!
 
  こいつらの甲殻の実態は…少なくとも、『潜水服と呼べる代物ではない』
  言うなれば『潜空服』とでも言うのだろうか。


>>744(弓削)
君はかつて『規律』を自らに課した……『今がその時だ』
ビジネススーツを着用しているかのような、そういう形状の〈人型精神エネルギー〉
君は『アントタイル・ワーズ』を『発現』!柵を飛び越え、地面に降り立たせた!

     ドシュ

途中、書道の大作などに用いられる『筆モップ』を、その手に発現することに成功する。
これこそがスタンドの能力である、〈筆記用具の発現〉。

   ミシィ  バキ バキ

 スタンドの聴覚ごしに、『ヒビが入る音』
 そばで『潜水服のごとき何か』2体が柱に全身で取り付き、北東の柱には大きな『亀裂』が広がっていた。

『アントタイル・ワーズ』の足元には『1本のホース』があり、
ホースはどうやら『潜水服のごとき何か』と『海』を繋げているようだ。

751Poaching Lakeside:2017/10/25(水) 01:55:10
>>746(七海)
スタンドを半身ずらし、手に持った椅子を投擲(パス精CBC)!
『潜水服のごとき何か』の足元を狙ったかに見える軌道は、『君の能力』によって唐突に変化し、
椅子は目標の〈胸〉のあたりにぶつかるコースをとった。


視界の端に、うろうろしていた『1体』が、テラス下の南東の柱に全身で取り付いたのが見えた。


>>748(朝山)
スタンドの発現!スペックをパス精BBDに『再分配』。
そして前の『潜水服のごとき何か』に突撃!
ワンツーパンチ、そして前蹴りだっ 獣のごとき速度の、3連撃!!

視界の端に、うろうろしていた『1体』が、テラス下の南東の柱に全身で取り付いたのが見えた。


 >七海、朝山、小石川の部位

     シュバ 
         シュバ   ドゴオッ 

 『朝山のスタンド』が飛び出し、『潜水服のごとき何か』に3連撃!
 それに続いて『七海が投擲した椅子』が飛来し、
 
          ガッ 

 途中で〈重力を無視したような軌道〉に変化しながら『朝山のスタンド』を透過し、目標に命中する。
 『潜水服のごとき何か』はよろめき、衝撃の影響で、胸元の〈甲殻〉や〈窓〉に歪みが生じていた。
 回避行動をとる様子はなかった。

   「……………」
   「…ゴ………」
   「…………ボ」

    スッ

 数瞬の間を置き、〈こいつ〉は、地面に落ちた椅子に体を向けた。

   至近距離で改めて目撃した事で、君たちは分かった。
   まず、〈こいつ〉には背中から『一本のホース』が生えていた。
   チューブの一本は床を伝い、背後の『海』に繋がっていた。
 
   窓の奥は暗く、〈誰〉が入っているかまでは見えないが、
   体の各所に付いた窓の奥で『気泡が上る』のが見えた。
   …〈こいつ〉の中には『水』が充填されている!
 
  こいつらの甲殻の実態は…少なくとも、『潜水服と呼べる代物ではない』
  言うなれば『潜空服』とでも言うのだろうか。


   「………ゴボボ」
   「ボボボ」

『潜空服』はふたたび数瞬の間を置き、地面の椅子に手を伸ばし、掴もうとしている(スC)

752Poaching Lakeside:2017/10/25(水) 01:55:36
【全体MAP】
道         ∴∴∴∴∴∴湖
道     ┌――┐∴∴∴∴∴∴湖
道     |軽トラ∴∴∴∴∴∴湖
道     └――┘∴∴∴∴∴∴∴湖
道         ∴∴∴∴∴∴∴湖
道         〜〜〜〜〜〜〜湖
道       〜〜  ∴∴∴∴∴湖
道      〜プププ  ∴∴∴∴湖
道電 ┌窓――開―――┐ ∴∴∴∴∴湖湖
道  |?|冷〜水水水| ∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |?|蔵□〜潜コ| ∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |閉|庫□台店ン| ∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |□|棚□台潜ロ| ∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |□|棚□台□蒸|排∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |□|棚キ□ジ炊|気∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |□└―――小―|∴∴∴∴∴∴∴∴湖    【補足MAP】:テラスの下
道  |□レ□□□ペ掃|ttt∴∴∴∴∴湖    ∴∴∴∴∴∴∴∴∴湖
道  窓□□□い□□┌┘□□□t∴∴∴∴湖    ∴柱∴柱潜∴∴∴∴湖
道  閉□□い机いジ窓□□机弓tア〜〜〜湖    ∴∴∴∴∴ア〜〜〜湖
道  窓□□□□□□開□□机□t〜〜〜〜湖    ∴∴∴∴〜〜〜〜〜湖
道  窓□い□い□□窓□□□□t∴∴〜〜湖    ∴∴∴潜∴∴〜〜湖
道  |い机い机い□|□部□□t∴〜∴∴湖    ∴柱∴柱∴∴〜∴∴湖
道  └―窓――窓―┘ttttt〜∴∴∴湖    ∴∴∴∴∴〜∴∴∴湖
道          ∴七朝ハ潜∴∴∴∴湖    ∴七朝∴潜∴∴∴∴湖
道          ∴∴∴∴い∴∴∴∴湖
道電         ∴∴∴∴∴∴∴∴∴湖
(マップ上方向を北とする)
(1マスは1m強とする)

備考:『t』で囲まれた、〈テラス〉の下も『∴』
   テラスの下の状況は、全体MAP横の補足MAPに表記。
   テラスは、地面より数m高い位置に、
   4本の〈コンクリート柱〉(マップ内:柱)で支えられる
   北東と南東の柱にそれぞれ『潜』一体が掴みかかり、
   北東の柱にはヒビが入っている。 

【記号解説】
☆→テラスから飛び降りても安全そうな高さのところ

〇→七海は、ここに『ひとつの人影?』が走るのを見た気がした。ジェイクは、このあたりに音を聞いた。

〜→水に繋がっている、『ホース』

潜→言うなれば『潜空服』 ?

弓→弓削  
ア→『アントタイル・ワーズ』 手に『筆モップ』を持つ。下に『ホース』がある。
小→小石川  厨房へ。
部→小石川の『眼球』と『耳朶』はここに移動した。あと2、3m離れると射程限界。
七→七海   地面に着地。能力を付与した『椅子』
ジ→ジェイク  厨房へ。
朝→朝山   地面に着地、ポーズを決める。
ハ→『ザ・ハイヤー』。『潜空服』に攻撃した。
ペ→店員の女  厨房から後ずさる
店→店長兼料理人の男。倒れている。気絶しているようだ。

い→椅子

台台台→1m強×3m、腰ぐらいの高さの、金属製のテーブル。
冷蔵庫→大きな冷蔵庫
棚棚棚→ビンや調理器具や食器が置かれた棚。
水水水→シンク。水が満ちている
コンロ→業務用とおぼしきコンロ。『中華用レンジ』ていうらしい。
蒸→業務用蒸し器。腰ぐらいの高さの箱にセイロが載っている。
炊→業務用炊飯器。台の上に乗っている

753弓削 和華『アンタイトル・ワーズ』:2017/10/25(水) 08:26:42
>>750
『……………………』 『これは、既に遅いですね』

その状態を見て本体はテラスから店内に退避。

        「気をつけて下さい、テラスが崩れるかも」

   「信じがたいでしょうが……」「下で『謎の集団』が柱を破壊しています」

生身の声で呼び掛けつつ、『アンタイトル・ワーズ』は筆モップで、『ホースごとまとめて』地面に漢数字の『一』を書く。
条件は『積極的焼却』だ。

        『始めの一歩…………』

そして、即座に『積極的焼却』を発動する。
ホースという形状と潜水服というヴィジュアルからして、
確信はないにしても『一番破壊しやすい場所』だと判断した。

『アンタイトル・ワーズ』は不燃物だと文字部分が焼けるだけだが、
逆に言えば不燃物でなければ――たとえば難燃性でも、延焼は起こしうる。
その『材質確認』も兼ねた行動だ。

754小石川文子『スーサイド・ライフ』:2017/10/25(水) 18:50:47
>>750-751

切り落とした『目』を通じ、二人の少女と何か達が対峙する光景を見つめる。
そして、床下から響いてくる不穏な音を『耳』で聞き取った。
テラスという場所を考えると、そのような音を立てるものは一つしかない。
これから起こるであろう事態を想像し、思わず顔が青ざめていく。
けれど、それでさえ、この混乱に満ちた状況の一部でしかなかった。

  「――!?」

残っている目を見開き、眼前に広がる光景に驚愕する。
湖から現れた何かは三体だけではなかった。
既に、店内にまで入り込んでいる。
その事実を知り、冷たい汗が背中を伝い、胸の鼓動が早鐘を打つ。
ともかく、今は店長を助けなければ……。

  「……あなた達は……誰ですか……?」

  「何のために、こんなことをしているのですか……?」

  「――どうか、答えて下さい」

微かに震える声で二体の何かに問い掛けながら、『スーサイド・ライフ』で『右手』を切り落とす。
その際は、可能な限り向こうからは見えないように注意したい。
不必要に驚かせないために、できればペイにも見えないようにしておきたい。
そして、中央のテーブルを迂回させる形で、『手』を何か達に向かって進ませる。
移動の途中で、包丁を一本『手』に持たせたい。

  「……ペイさん、後ろに下がっていて下さい」

  「私は……彼らと同じようなものを見たことがあります」

  「もしかすると――なんとかできるかもしれません」

  「店長は……必ず助けます」

  「あなたは、お店の中や周りで他に何か起こっていないか確かめてもらえませんか……?」

厨房から遠ざけるため、背後にいるペイに呼び掛ける。
納得してもらえるかどうかは分からないけれど、今はこの説明で精一杯だった。
左手の『スーサイド・ライフ』を構え、目の前に立つ二体の動きに注意を払う。
『目』と『耳』は、ひとまず現在の位置を維持する。
今後、本体である自分の移動によって射程外になりそうな場合は、
『目』と『耳』をテラスの入口方向へ移動させることで、射程外となることを防ぐつもりでいる。

755七海 フランチェスカ『アクトレス』:2017/10/25(水) 23:33:03
>>750-752(GM)
>>748(朝山)

「ウワ〜効いてない? 凹んでるのに? ほんとに? 人間じゃないよね〜」

                「どうすればいいかなァ!」

目に見えて怪しいのはあの背中から伸びているやつか。              
もし『ダイビングスーツ』の逆転なら、千切れば大変な事になりそうだ。
能力を使う? どう見ても重い相手。通じないだろう。1分だって待てない。

「う〜ん、ホースがこれ見よがしだけどさぁ」

       「ちぎれるかな・・・ちぎっても良いよねェ?」
 
                「あッ、言葉は通じないんだっけ」

もし人間でも、UMAでも、誰かの『こういう超能力』でも、
テラスを崩そうとしてるのは事実だし、弱点を探るより前の課題だ。

「とりあえずやってみよっかァ。朝山ちゃんも一緒にやってみよ!」

                 「アタシはこっちから回り込むよ〜」

すでに自分の身体は相当軽くなっているはず。まだ浮かばないとも思う。
なので、北側から素早く潜空服の横を通過して、回り込むような状態にしよう。
なお、アクトレスは自分の南側――――つまり敵との間に入る様な位置にしておく。

通り過ぎ際に、『アクトレス』で窓のあたりに掌底で一撃入れられたら最高。
指先を触れさせる一撃により、敵をこちらの能力下に置いてしまえるからだ。
スピードはこちらが上、敵が注意を払ってるのは南。朝山もいる。決まる要素はある。

明らかにこっちに注意を向けてきたりしたら、それはそれで朝山の攻撃機会になり得る。

756ジェイク『一般人』:2017/10/25(水) 23:50:26
>>752

「魂が溶けているのか」

ぐっと首をひねってから歩き出す。
別に突っ込んでいく必要もない。
左手側に移動(キと書いてあるほう)

757朝山『ザ・ハイヤー』:2017/10/26(木) 08:16:37
>>750-752(GM)
>>755

「むぅ!? 随分頑丈な服っス!! 防弾性能でもあるっスか!!?」

 思いっきり吹き飛ぶぐらいの気持ちで叩いたり蹴ったりしたつもりだったスけど
この潜水だが潜空服の奴は並みの攻撃を受け付けないようっス。

 「今の一撃でも倒れないなら、更に パワフル一撃っ!」

 キィィン

 精度D→E   スピードB→A

 「ちょい や さっ ス!!」   パシュゥゥ!!

 北側から素早く、その敵の潜空服へ回り込んでる七海に対して
注意を惹きつけないように、こちらは大きく踵落としを繰り出す!(パス精BAE)

 相手は、大きい人型だ。精度は滅茶苦茶でも、何処かしら体に対し
振りぬいた足は直撃するだろう。

 今はとりあえずダメージを蓄積させるっス! ホースは七海さんに任せるっス!!

758Poaching Lakeside:2017/10/26(木) 23:26:43
>弓削、七海、朝山、小石川の部位

テラスの北東を下で支えていた、

             ミシ…ミシミシミシ 

                 /7Г|ロロ冂
            / / | | [二 二]
            /_/ |_| [二 二]
                  凵 ロロ┐
                       /_/                         `
                                        {7´ /{
                                         {/
/ 〉       コンクリートの柱が、『折れた』。
i/                       _ ___
′                        ア゛i:i:i:ノ          i:、
                        /:i:i>'"          ノ:iヘ
                     ^~´             /:i:i:i:i:ハ
                                    \:i:i:i:i:}
そしてテラスの北東が『崩れる』!                    寸ノ
その場に瓦礫が降り注ぎ、そして斜めになった食卓からスープの壺が滑り落ちてゆく。
柱を折った『潜空服』が、折った柱を『成果物』のように掲げるのが君たちの視界に映った。
                                     r‐- ミ                                       _ア⌒ヽヽ
                                     (:i:i:i:i:i:iハハ
 \⌒ヽ                                 /| \:i:i:i:i:i} !
   `ヽノ    ______                         ./:ノ  \:i:ノノ
       /:  [⌒)i)                  八   ´       Y
        ){.: ::  [:i:i{7                   :i:i:ハ       `
     ⌒V:.:  [:i:i{                  {:i:i:i:}    `
   _    V‐=≦彡                     \:i}
 ,イ:i:}                                }}
 }:i:i:}                                 〃
 }:i∥                               ,ィ{
 }:∥                               {:i{
 Ⅵ  

      ピシ


〈潜空服〉の取り付いた南東の柱に、ヒビが入る音が、君たちには聞こえた。









 >>753(弓削)

 テラスの端が派手に倒壊したが、事前に退避した弓削は『無事』だった。
 (まだ店内に避難はできていない)
                                {:i{
                                  {7

   …あと、テラスを歩く弓削の足にぶつかるものがあった。
   『ジェイク』の置いて行った、『麻袋』だ。


テラスの瓦礫が降り注ぐ中、『アンタイトル・ワーズ』は〈筆記用具〉に備わる特異性を発揮!
          _
      ト、   ^)ノrァ
   |し'!、_ノ |_ノし! リ 
   し-‐1 r―‐'´
    ,イ | |! |!      『焼却』ッ!  
    )ノ_j l| :八,ィ  
    ̄ ) _ノ:(__ノ    
    /'´        
君が実行した『積極的焼却』により、筆モップによる筆跡が〈発火〉、
『一』の字が書かれたホースの表面と、地面の雑草ちょっぴりを燃やす。
君のスタンドが能力を行使している間、〈潜空服〉は柱を掲げ続けていた。
どうやらホースは〈不燃製〉のようで、延焼どころか焦げ跡すら残す事は無かった
が、地面に生える雑草はまだ少し燃えている。

 
   「………」
   「ゴボ」
                              
『潜空服』は、ようやく『背後』に気づいたようで (見ると…この『潜空服』、なぜか背中にも『窓』が付いている)
折った柱の瓦礫(2m弱)を掲げながら『アンタイトル・ワーズ』のいる方向に向かってきた。
上を防御こそしたが瓦礫はいくつも当たったようで、ボディの各所はすこし歪んでいる。

759Poaching Lakeside:2017/10/26(木) 23:27:50


>>755七海、>>757朝山
対峙する『潜空服』は、二人を無視し先程投げつけられた『椅子』のほう、つまり南を向き、椅子を拾い上げた。
そうやって敵が悠長としているのを見逃す君たちではない!

七海と『アクトレス』は『潜空服』の北に移動、
アクトレスは敵のボディに『掌底』(パス精密CBC)を放つ!


そして〈朝山〉は『ザ・ハイヤー』のスペックを再分配、速度を最高まで上げた『踵落とし』(パス精BAE)!

    ド   ゴォ


  「ゴッ…ゴボボボボボボボボ」


『潜空服』のボディの、叩かれた『大きく歪んだ』。
そして、中身が漏れ出さぬよう密封するべく、全身に張り詰められた固い甲殻は、
逆に一か所でも『歪み』が生じれば、その歪みが全体に影響を与える様子であった。

結果として、敵のボディになにが生じたのかと言えば、全身のあちこちの『窓』に『ヒビ』が入り、


   チョロチョロチョロ

また『各所から水漏れが生じている』。
『潜空服』はワタワタと足を動かし、慌てたような歩き方で、椅子を持ったまま〈海〉に向かって歩き始めた…

760Poaching Lakeside:2017/10/26(木) 23:29:25
>小石川、ジェイク

          /7Г|ロロ冂
        / / | | [二 二]
        /_/ |_| [二 二]
              凵 ロロ┐
                   /_/ 


    ゴロ   ゴロ  ゴゴゴ……


店の外、テラスのあたりから、なにかが『倒壊』する音が聞こえた。
店員の女は、小石川の指示に対して「わ、ワカッタ…信ジル」と言い厨房の入口から離れていった。
  
   「ゴボボボボ」  「……ゴボ」

 小石川は潜空服に問いかけるが、返事はない。
 返ってきたのは、言葉ではなく、水槽が立てるような『泡立つ音』だった。

  「ゴボ…」

   ゲシッ   ノソ   ノソ

一体は、しばし小石川を眺めた後、倒れた店長の身体を軽く蹴り飛ばしてから、小石川に向かってゆっくり歩く。


    「ごぼ」

        ガシィ


もう一体は、君たちから体を逸らし、火のないコンロに置かれた『鍋(何が入っているかは見えない)』を掴んだ。


>>754(小石川)

君は、自らの手首を『切り落とす』。〈ジェイク〉が君の前にいるうちに行えたので、相手からは視認されていない。

包丁は、確かにテーブルの上にあるが、…それはテーブルの『東側』、店長や潜空服のいる側だ。
テーブルを迂回し潜空服に見つからないように包丁を取得するのは難しそうだ。
テーブル以外から包丁を取得したいのなら、『棚』を探す必要がありそうだ。
また、〈ジェイク〉のそばにある『キャスター付きワゴン』には
『湯と茶葉の入った茶ビン』『ナイフ、フォーク、箸、スプーン』『取り皿』が載っているようだ。
ナイフならすぐに手に入りそうだ。
>>756(ジェイク)

君は左手に歩く。見ると、『キャスター付きのワゴン』が置いてあった。これで料理などを運ぶのだろう。
今は『湯と茶葉の入った茶ビン』『ナイフ、フォーク、箸、スプーン』『取り皿』が載っていた。

テーブルの脇を隠れるようにして、小石川だとかの『切り落とされた手首』が浮遊し、移動している。

761Poaching Lakeside:2017/10/26(木) 23:31:39

【全体MAP】
道         ∴∴∴∴∴∴湖
道     ┌――┐∴∴∴∴∴∴湖
道     |軽トラ∴∴∴∴∴∴湖
道     └――┘∴∴∴∴∴∴∴湖
道         ∴∴∴∴∴∴∴湖
道         〜〜〜〜〜〜〜湖
道       〜〜  ∴∴∴∴∴湖
道      〜プププ  ∴∴∴∴湖
道電 ┌窓――開―――┐ ∴∴∴∴∴湖湖
道  |?|冷〜水水水| ∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |?|蔵□〜潜コ| ∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |閉|庫□台店ン| ∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |□|棚□台〜ロ| ∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |□|棚手台潜蒸|排∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |□|棚ジ□□炊|気∴∴∴∴∴∴∴湖
道  |□└―――小―|∴∴∴∴∴∴∴∴湖    【補足MAP】:テラスの下
道  |□レ□□□□掃|tt礫礫∴∴∴∴湖    ∴∴∴∴∴∴∴∴∴湖
道  窓□□ペい□□┌┘□□礫潜∴∴∴∴湖    ∴柱∴∴潜∴∴∴∴湖
道  閉□□い机いジ窓□弓机礫礫ア〜〜〜湖    ∴∴∴∴∴ア〜〜〜湖
道  窓□□□□□□開□□机□t〜〜〜〜湖    ∴∴∴∴〜〜〜〜〜湖
道  窓□い□い□□窓□□□□t∴∴〜〜湖    ∴∴∴潜∴∴〜〜湖
道  |い机い机い□|□部□□t∴〜∴∴湖    ∴柱∴柱七∴〜∴∴湖
道  └―窓――窓―┘ttttt〜∴∴∴湖    ∴∴∴∴㋐〜∴∴∴湖
道          ∴∴朝ハ潜∴∴∴∴湖    ∴∴朝ハ∴潜∴∴∴湖
道          ∴∴∴∴∴∴∴∴∴湖    ∴∴∴∴∴∴∴∴∴湖
道電         ∴∴∴∴∴∴∴∴∴湖
(マップ上方向を北とする)
(1マスは1m強とする)




備考:『t』で囲まれた、〈テラス〉の下も『∴』
   テラスの下の状況は、全体MAP横の補足MAPに表記。
   テラスは、地面より数m高い位置に、
   4本の〈コンクリート柱〉(マップ内:柱)で支えられる
   南東の柱『潜』一体が掴みかかり、
   北東の柱がさきほど倒壊した。 


礫→テラスが崩れたことにより生まれた瓦礫。
  内容物は床だったもの、柵だったもの、柱その他のコンクリート片が大小さまざま、
  スープのビンだったものがいくつか。

【記号解説】
☆→テラスから飛び降りても安全そうな高さのところ

〇→七海は、ここに『ひとつの人影?』が走るのを見た気がした。ジェイクは、このあたりに音を聞いた。

〜→水に繋がっている、『ホース』

潜→言うなれば『潜空服』 ?

弓→弓削  
ア→『アンタイトル・ワーズ』 
小→小石川 
部→小石川の『眼球』と『耳朶』はここに移動した。あと2、3m離れると射程限界。
手→小石川の『右手』
七→七海   
㋐→『アクトレス』 他の参加者のスタンド名と頭文字が被るため、この文字を使用する。
ジ→ジェイク  そばに『キャスター付きのワゴン』。
朝→朝山   
ハ→『ザ・ハイヤー』。『潜空服』に攻撃した。
ペ→店員の女  あちこちの様子を見にゆく。
店→店長兼料理人の男。倒れている。気絶しているようだ。

い→椅子

台台台→1m強×3m、腰ぐらいの高さの、金属製のテーブル。下を小石川の『手』が通る。
冷蔵庫→大きな冷蔵庫
棚棚棚→ビンや調理器具や食器が置かれた棚。
水水水→シンク。水が満ちている
コンロ→業務用とおぼしきコンロ。『中華用レンジ』ていうらしい。
蒸→業務用蒸し器。腰ぐらいの高さの箱にセイロが載っている。
炊→業務用炊飯器。台の上に乗っている
キ→キャスタ―付きのワゴン。『サービスカート』『レストランワゴン』と呼ばれるような種類のもの。

762弓削 和華『アンタイトル・ワーズ』:2017/10/27(金) 00:39:37
>>758
「…………これは」

特に持ち帰る意義はない。しかし……放置しては確実に崩落に巻き込まれるだろう。
一刻を争う状況だが、別に一挙手一投足を惜しむというほどでもないので、退避のついでに拾い上げる。
そしてその後は店内へ。スタンドの操作に集中したいので、本体の行動は簡潔だ。
そして――

『不燃性』『相性は悪いですね……』

『アンタイトル・ワーズ』はそう呟きつつ、筆モップを解除。
後退して距離を取りつつ、『ホース』を蹴上げて手で掴みたい。(破ス精CCB)
無論『アンタイトル・ワーズ』の強みは『焼却』だけではないが……今はその局面ではない。

ところで、見た感じ『窓』は具体的に身体のどのあたりにあるだろうか。胸と背中のみ?
それと、関節の状態も確認しておきたい。そこも隙間なく甲殻に覆われているのだろうか。

763小石川文子『スーサイド・ライフ』:2017/10/27(金) 03:26:26
>>760

  「――柱が……!!」

そうなることを予想していても、驚きは少しも薄れることはなかった。
度を越えた破壊に戦慄すると共に、目の前で行われる暴挙に対して、
言いようのない悲しさが込み上げてくる。
このようなことが起こらなければならない理由があるのだろうか。
もし理由があったとしても、この店の主である店長やペイに非があるとは思えない。
これでは余りにも理不尽すぎる。

  「……どうして?」

  「どうして――どうして、こんな酷いことを……?」

  「もう、やめて下さい……!」

  「お願いします……」

言葉を発することのない二体に懇願する。
もう意味のないことだと分かっていても、そうせずにはいられなかった。
この状況を解決するためには、力しかないという事実が辛かったから。

  「……できれば、あなた達のことも――傷付けたくありません……」

静かに呟きながら、ワゴンの上に乗っているナイフを『手』で掴み取る。
そして、テーブルの陰に潜ませながら、『手』をテーブルの端まで移動させる。
あの潜水服のようなものが陸の上で動くためのものだとしたら、
それに繋がるホースは彼らにとっては命綱のはず。

     スッ……

  「――ごめんなさい……」

何かが近付いてくるのに合わせて、その場から後ずさる。
同時に、鍋を掴んだ何かに繋がるホースの一部に、『手』が持っているナイフを突き刺す。
通じるかは分からないけれど、これで片方の動きを止めたい。

764七海 フランチェスカ『アクトレス』:2017/10/27(金) 22:46:41
>>758-761(GM)
>>757(朝山)

「朝山ちゃん今の技すごい! かかと落としってやつだよね?
 アタシもやってみたいなあ。綺麗に決まったら気持ちよさそ〜、っと」

         「人の物壊しといて自分は逃げるってどうなのォ?
          にゃは、まあアタシでもそうなったら逃げるけどね!」

湖に戻ろうとする敵がいくら早歩きでも、こっちは走れる。だから追いつける。
そうやって追撃して、窓を蹴り割って、残り二体は朝山に任せる事も考えた。しかし。

「でさあ、逃げようとしてるってことは、意思があると思うんだよね。
 それってつまり、逃げたら『何とかなる』って思ってるんだ・・・
 このおしゃれなヨロイ、修理できるのかも。それとも増援を呼ぶ?
 させられないよねぇ。でも、向こうにいるやつらもさ、また壊しそうだし」

――――だけど。それは目的に反するんじゃあないだろうか。
こいつを倒したところで、他の奴らも倒さないと襲撃の理由は吐かせられない。

「アタシは深追いはしないであげる。残りの二体を“ジンモン”すればいいよね・・・」

                  「つまり、きみの事だよォ!!」

増援を呼ばれたりすると厄介だけど、逆に言えば『戻って来ない』事も増援が来る理由になる。
ゆえに、ここは見逃す。すぐそば、南東の柱にいる一体に大声で呼びかける。注意を惹く。
ここまでの様子から、声には気づかないかもしれないが、近くに『敵』がいれば反応する可能性はある。

道  |□└―――小―|∴∴∴∴∴∴∴∴湖    【補足MAP】:テラスの下
道  |□レ□□□□掃|tt礫礫∴∴∴∴湖    ∴∴∴∴∴∴∴∴∴湖
道  窓□□ペい□□┌┘□□礫潜∴∴∴∴湖    ∴柱∴∴潜∴∴∴∴湖
道  閉□□い机いジ窓□弓机礫礫ア〜〜〜湖    ∴∴∴∴∴ア〜〜〜湖
道  窓□□□□□□開□□机□t〜〜〜〜湖    ∴∴∴∴〜〜〜〜〜湖
道  窓□い□い□□窓□□□□t∴∴〜〜湖    ∴∴?潜∴七〜〜湖
道  |い机い机い□|□部□□t∴〜∴∴湖    ∴柱∴柱∴∴〜∴∴湖
道  └―窓――窓―┘ttttt〜∴∴∴湖    ∴∴∴∴∴〜∴∴∴湖
道          ∴∴朝ハ潜∴∴∴∴湖    ∴∴朝ハ∴潜∴∴∴湖
道          ∴∴∴∴∴∴∴∴∴湖    ∴∴∴∴∴∴∴∴∴湖

同時、逆側から回り込ませるように、『アクトレス』を敵の西側へと移動させる(上のような位置関係を狙う)
距離的には相当近いはず。可能なら、柱にかかり切りであろうその腕にでもスタンドの蹴りを入れたい。
本体は多少歩きながら叫んでいるだけであり、同時操作によるスタンドの動作への支障はほとんど無いはず。

                              トーキック
可能な限り速く刺し、脚を戻す、コンパクトで鋭い爪先蹴りだ。傷つけるよりは、『怯ませる』『動きを止める』のが狙い。

765ジェイク『一般人』:2017/10/27(金) 23:18:17
>>760

テーブル脇の手など見ない。
いま手を止めて注視する必要もない。
つまりはそういうものなのだろう。

「お前、なんだったか。小石川……か」

「店長を助けると言ったな? 付け加えておけ」

「人命以外の保証は出来ないとな」

静謐は望めない。そう呟いた。
茶便を掴んで手近な一体に投げる
その後に同じ手でナイフが残っているならとりあえず取っておく。なければフォークでいい。
そもそも取れなくても構わない。
投げる方に使っていないはワゴンの持ち手を持っておく。

766朝山『ザ・ハイヤー』:2017/10/28(土) 11:53:11
>>758-761
>>764

 湖に逃げかえる潜空服は追わない!! 去る者追わずだ!!!

「かなり頑丈っス!! 多勢で襲われるときびしーっス!!!」

 物凄く嫌な音がテラスの下に響く! 柱が折れた音だ!!

 「うわー!! 柱が一本折れちゃったっス!!!
駄目っス!! このままじゃテラスが完全に湖に落下しちゃうかも知れないっス!!!!!」

 朝山としては正午のランチが、このままじゃ滅茶苦茶だ!!

 「ぬおおおぉぉ!!!! 柱からどくっスぅぅぅううう!!!!!」

  ぴんっ   ぎゅぅぅぅ!!

 南東の柱に取り付いてる『潜空服』にダッシュ!!
どうも、かなり頑丈な体のようだっス!!
 なら『ホース』を引っ張るっス!! 引っこ抜けたら中に入ってる水もとれて
動けなくなるかも知れないし、柱から遠ざかれば万々歳っス!!!

 「ホースを狙うっスぅぅうううううう!!!」

 七海に対しても、大声で言いつつホースを引っ張るっス!!!!!

767Poaching Lakeside:2017/11/15(水) 10:09:49

――――『芝麻花』での食事は各々の好みもあれど、満足のいくものだった。

特に何か異変があるわけでもなく、楽しい食事の時間を過ごした一同。
おみやげに冷凍シュウマイを買い(あるいは貰い)、帰路に着いた。

- - - - - - - - - - - - - -
-------------- ‐ ‐ ‐
==================---
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ===
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ニニニ
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二二二

そして後日、5人は偶然か運命か、『10万円』の臨時収入を得た。
拾ったのかもしれないし、日常での何らかのラッキーかもしれないし、
なにか割のいい『仕事』を見つけたのかもしれない。理由はそれぞれだ。
この日との関係は分からないが、ここにいたばらばらな個々の共通点ではある。

共通点があれば、いずれまた道が交わる事もあるだろう――――

『フォーティャオチァン』のように、それぞれの『ルーツ』は違えど、
数多の材料が交わり合って『絶品』を成すのが、この『星見町』なのだから。

弓削 和華『アンタイトル・ワーズ』
小石川文子『スーサイド・ライフ』
七海 フランチェスカ『アクトレス』
ジェイク『一般人』
朝山『ザ・ハイヤー』

→全員『無傷』
→『10万円 + 湖の幸を使った冷凍シュウマイ』 獲得

Poaching Lakeside ・・・『打ち切り』(戦闘は『なかったこと』になった)

768『ペイズリー・ハウス』:2018/06/10(日) 23:19:30



あれこれ忙しくしているうちに過ぎていくもの。
それが人生なんだ。

ジョン・レノン

769『ペイズリー・ハウス』:2018/06/10(日) 23:51:51

 ――桜の残り香が、まだ町の中を彷徨っていた頃の出来事。

貴方達は、とある喫茶店のテラスに座って軽食をとっている。
 向かいには、気風が良い年配の女性がにこやかにティーカップから
紅茶を一口ふくみ、優しい眼で二人を見比べると口を開いた。

 「まぁまぁ、こんな可愛らしいお嬢さんが来てくれるなんてねぇ。
それに、肌にハリがあって見るだけで元気が湧いて……私の女学生の
頃を思い出すわぁ。あら、嫌だ、私ってば自分ばかり喋っちゃって」

 そう、口元をおさえて女性は一通り上品な笑い声を立ててから
本題とばかりに、貴方たちに和やかながら強い目線を向けた。
 
 「お二人とも、この応募をしてくださったと言う事は
お力がある方と拝見いたしますよ」

 「私の頼みと言うのは、単刀直入に言わせて貰いますね。
子供の世話を数日して頂きたいのです。
 二泊三日。その間は、管轄の園で寝泊まりしてくださって構いません。
急な話ではありますけど、明後日から初めて欲しいのです。
 このような事、専門の方に任せるべきなのでしょうけど。
恥ずかしながら、人手が足りなくてねぇ」

 そう、妙齢の女性は痛ましいとばかりに瞼へと手をあてる仕草を行った。

 「ご質問を、お受けしますわ。何せ突拍子もない話でしょうし」

(『外見』『所持品』『能力』などの提示とレスの開始をお願いします)

770夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/06/11(月) 00:58:34
>>769

私はこう思っている――『アリーナ』絡みの話は面白い、と。
『アリーナ』とは、過去に二度ほど関わりを持っている。
そのどちらも、私のハートに『未知』を感じさせてくれる体験だった。

だから、私は『アリーナ』が出す広告は大体チェックしている。
そして目に留まったのが、このシゴトだった。
別に深いリユウはないが、なんとなくピンと来たから応募してみたというワケだ。

「はじめまして!!よろしくおねがいしまッ……おねがいします!!」

大きく頭を下げながら挨拶する。
勢いが良すぎて、思わず舌を噛んでしまって痛い。
だけど、そんなアクシデントにも負けずに明るい笑顔を披露する。

なんといっても、アイサツはコミュニケーションのキホンだ。
『ゲンキよく、ケイキよく、イセイよく』。
それが、わたしのモットーだ。
いまつくった。これを、コンゲツのマチのヒョウゴにスイセンしよう。
あわよくば、『図書券』とかもらえるかもしれない。

「ほっぺたもピンク!!テンカブツなし!!ナチュラルボーン100%!!」

褒められたから、ちょっと調子に乗ってはしゃいでみた。
これでフンイキがナゴんで、かいわもスムーズにすすむはずだ。
もしもフンイキがワルくなったとしても、わたしのせいなワケがないとおもわれる。

「ハイ、しつもん!!ふたりとも、おなまえおしえてください!!」

「ちなみに、わたしは『アスミ』っていいます!!『ユメミガサキ』でも可!!」

元気よく手を上げて質問する。
名前が分かってないのは呼びづらい。
なので、まずは軽く自己紹介したいところだ。
ついでに、同席している相棒にも声を掛けておく。

◆◇外見◆◇
セミロングの金髪に、カラフルなスカーフをリボンのように巻いている。
服装は、水色のジャンパースカートに白いブラウス・黒いタイツ・エナメルシューズ。
両手の爪にネイルアートが施された付け爪、目元にはブルーのレンズのサングラス。

◆◇所持品◆◇
財布、スマホ、予備のサングラス

◆◇能力◆◇
『超人的な四感』と『存在しない視覚』を持ち、爪で切りつけることで、
それらを『移植』する。
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/56

771天雨 サトリ『10cc』:2018/06/11(月) 01:09:57
>>769(GM)
>>770(夢見ヶ崎)

「可愛らしい――――ではなく、見目麗しいと。
 お力がある――――ではなく、文武両道才色兼備。
 どうせお褒めいただくなら、そちらが好みですわ。
 なぜなら私は、『天雨(アモウ) サトリ』ですもの!」

         シャラン!

肩にかかる長さの髪を指で払い、あくまで真剣に返した。
自信過剰、と切り捨てるには整った容姿であるのは間違いないが、
その総身から漂う自信は明らかに過剰で、尊大ですらある。

「尤も。第一声が『誉め言葉』というのは素晴らしいですわ。
 とても見る目があるお方、と覚えておきましょう。どうぞよろしく。
 この喫茶も、お洒落ですし。味の方も私好み。素敵ですわね。
 子供のお世話というのは初めてですけれど、私にお任せなさい。
 …………ああ、勿論、私一人というわけではありませんけれど」

          クルッ

「ええと、二度めになりますが、『天雨サトリ』ですわ。
 天雨さんと呼んでくださって構いませんわよ。
 『ユメミガサキ』さん、自己紹介はこれでよろしくて?」

ふと、隣に座っている少女に目線を向け、質問に答える。
とはいえ知った顔でも無いし、すぐに老婆に向き直る。

「さて。いずれにせよ、丸腰で挑むつもりはなくってよ。 
 私から質問をさせていただきましょうか――――そう。
 とてもシンプルな事だけれど、『子供たちの年代』『人数』。
 それから、『世話をする上で気を付けるべき事』をお挙げなさい」

「後から『甲殻類アレルギーでした』なんて言われても困りますものね」

あんがい真面目な調子で質問を終えると、エビの入ったスープを口に運んだ。
エビはサトリの好物であり、何も言われなければ『食事』に含むつもりでいる。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【外見】
灰色の髪、琥珀色の目と日本人離れした外見の女性。
服装は『森ガール』と『ロリィタ』を混ぜたような雰囲気。

【持ち物】
①スマートフォン
②財布
③水と袋飴(ストロベリー味、コーヒー味、ミント味の三種)
④化粧ポーチ
⑤ティッシュとハンカチ
⑥イヤホンとポータブルプレーヤー
↑上記の持ち物が入ったハンドバック

【能力詳細】
アンティーク調の雰囲気を持つジョウロのヴィジョン。
水を撒いた場所に草と花を生み出す。また時間が経つと花は枯れ、代わりに実がなる。
生物に発現した実は水と共に対象の生命力を吸い上げるため非常に美味。

『10cc』
破壊力:C スピード:C  射程距離:E
持続力:B 精密動作性:C 成長性:C

ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/77

772『ペイズリー・ハウス』:2018/06/11(月) 09:41:08
>>770(夢見ヶ崎PC)

 「元気が良いわねぇ。頼もしいわ
アスミさんね。その明るさを何時でも忘れないでね」

ショールを巻き、小さい丸眼鏡をかける50程の女性は
シュガースティックに人差し指を向けると、トンボの目を回させるように
指を回転させる。スティックは紅茶の海の中で一人で螺旋に回り始める。

「砂の金と書いてイサゴ、イサゴと私は申し上げます。余り聞き慣れない
珍しい名前でしょうけどね。昔は、こんな名前も普通でしたのよ。
 そぅそぅ、金と言えばね。私が、本日の人手を急いで埋めるのに
金一と言う知り合いにも少し思案したのですけど…………何せ、どうにも
不安のある子でねぇ。ですので、無難に応募にしたのですよ
子供達に、変な影響を与えるのは吝かですから」

貴方、知ってるかしら? と、何でも知りぬいているような目で
夢見ヶ崎の姿を穏やかな緑色の瞳が映していた。

>>771(天雨PC)

「サトリさんね。どうぞ、宜しくお願いしますね」

「……まず、お世話する子達ですけど。三人は園児です
全員6〜7歳です。みんな可愛い女の子ですのよ
 それと、もう一人。12歳の子が、おりましてね。
その子も止むを得ない事情がおりまして、園(えん)で
子供達のお世話をする同士の傍ら、見守って欲しいのですよ」

世話をする実質の人数は三人。ある程度のサポートと見守る
子が一人いるらしい。

「やはり子供ですからね。園児の子たちは好き嫌いは
ありますけど、アレルギーは心配しないで結構です。
 本当でしたら、私や他に正規の従業員がフォローに
回らなくてはいけないのにねぇ……私は、当日には
少々海外に行かなくてはいけませんし。アリーナの者達も
遺憾ながら他の仕事に手が回りませんのよ。
 他に気を付けなくていけない詳細ですけどね。
私は古い人間ですからね。逐一こちらで口伝するよりも
 直接、肌で触れて互いの事を知って配慮を実感するべきだと
考えているのです。命に関わるような事でしたら、そりゃあ
前もって伝えますけどね」

 

 女性、イサゴはそこで紅茶を少し含んで喉を休める。
麗らかな風が三人の間を駆け抜ける。もう少し
 突き詰めたい事があれば、彼女は快く答えるだろう。

773夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/06/11(月) 21:37:58
>>771
>>772

「――『きんいち』?ああ、あのボンクラのロクデナシ」

「まったく、あいつはガキのころから、ちっともかわっちゃいねえからな」

捏造された思い出を交えながら、一言で切り捨てる。
もしここに呼ばれていたら、このヒトの価値観を疑うところだった。
まぁ、モノは使いようだ。
『アリーナ』との繋がりという意味では付き合っておく価値はある。
もうちょっと他のツテに頼った方がいいかもしれないけど。

「『アモちゃん』……なんかちがうな……。『サトちゃん』……これもイマイチ……。
 う〜〜〜む……」

両手の人差し指をコメカミに当て、ブツブツ言いながら勝手に悩み始める。
『天雨さん』という呼び方は、最初から選択肢に入れてなかった。
ひとしきり悩んでから、隣の少女に顔を向ける。

「――よろしく、サトリちゃん!!オッス!!」

ババン!!よびかたけってい!!
ぜんこくジューマンツーのおうぼのなかからシンサイインカイがげんせんしました!!
やっぱりシンプルがイチバンだよね〜〜〜。

「ハイハイ!!わたし『ピーマンアレルギー』!!だって『ニガい』から!!」

ねんのためにイチオーいっておこう。
もしでてきたら、のみものでながしこまないといけなくなる。
『アレルギー』って、こういうのでよかったっけ??

「あとさぁ〜〜〜、おせわってグタイテキにナニするの?? 
 センセーみたいにコドモたちとあそんだりおひるねさせるとか??
 それともカセイフみたいにリョーリ、センタク、ソージとか??」

「わたしからはそれいがいしつもんナッシング!!
 サトリちゃん、あとはまかした!!」

残りの質問は相棒に任せて、飲み食いに集中する。
だってタダだし。タダだよね??

774天雨 サトリ『10cc』:2018/06/11(月) 23:35:19
>>772(GM)
>>773(夢見ヶ崎)

「ええ、『天雨』サトリですわ。苗字は天雨。
 ……ま、呼び方に拘るほど狭量ではなくってよ。
 あんまりにも馴れ馴れしいのは、ともかくとして!」

「……とはいえ、よろしくお願いしますとは言っておきますわ」

夢見ヶ崎に釘を刺すが、この手のに本気で改善は求めない。
これから仲間になるのだし、馴れ馴れしいのも悪くはない。
と、理解の上では分かっているが、馴れ馴れしいのは慣れない。

それにしても、アリーナという組織の全容は気になるものだ。
自慢じゃないが世の中の事は人より知っているつもりでいた。
夢見ヶ崎はどうやらそれなりに関係者らしいが、どういう関係なのか。

「私、家事全般は一通りできますので。それが必要ならご安心なさい。
 アレルギーや持病の心配がないなら、素人の私でも大丈夫でしょう。
 それと、事前に伝えられていない事に関して配慮はしませんからね!
 あとになって『そこは察して欲しかった』とかは、ご勘弁願いましてよ?
 もちろん、私もある程度の常識や良識は守らせていただきますけれど……」

知り合いからの頼まれごとではなく、これはビジネス。そこは詰めておく。
金と信用を裏切る事になってはまずい。いくら自分が凄くて実家が金持ちでも。

「ああ、子供たちのプロフィールについても問題ありませんわ。
 12さいの子も女子ですわよね? 小6か中1の男子は……
 無理では無いにせよ、絶対にしっかり見守り切れるとは限りませんわよ。
 その年ごろなら、下手をすれば私より体も大きいでしょうし。腕力もね」

「あとは、そうですわね。それ程思いつかないけれど。
 ユメミガサキさんの質問は私も聞きたかったところ。
 家に着いてから、何をするか迷うのは困りますものね。
 貴女も中々聡いじゃないですの? ふん、褒めて差しあげますわ」

          「後は……」

「……ああ! そうですわ。大事なことを忘れる所でした。
 もう一つ確認しておくことがありましたわね。というのも」

            キュイン!

「――――その子供たちに、何か『特異な能力』はございまして?」

手に『10cc』を発現し、机の上に置くようにして解除する。
この老婆『イサゴ』にこれが見えるかどうかも知っておきたいところだが、
子供たちが能力を持っているかどうかは『命にかかわりかねない』と認識している。

775『ペイズリー・ハウス』:2018/06/12(火) 00:19:38
>>773(夢見ヶ崎PC)

貴方の言葉に、イサゴはフフッと口元を綻ばせつつ小さく笑う。

「あの子は、ヤンチャ坊主でねぇ。私が未だ現役の頃も
手を焼かされたものよ。まぁ、過ぎた事なんですけどねぇ」
 
そう呟き、その話題は早々に終了して質問へと回答する。

「遊んだり、寝かせたり、と言うのを 大まかにして頂きたいですね。
お料理に関しては、その年長の彼女が得意ですし……掃除などに関しては
そうねぇ、この際ですし金一にも頼みましょうか。口では何かと文句を
言っても、数枚の肖像画を見せれば直ぐに首を縦に振るでしょうから」

どうやら、幼稚園の保母さんのように遊んだりしてあげるのが主要のようだ。
料理に関しては、年長の子が引き受けてくれるとの事。
園の清掃に関しては、アリーナの人間を呼んでくれるようだ。

>>774(天雨PC)

「天の雨、とは良い苗字ねぇ。それに、サトリ、悟りねぇ
貴方のご両親は、とても貴方に良い名を授けてくださったのね。
 あぁ、勿論アスミさんもですよ」

「家事が得意ですのね。それは良かったわ、何せ育ち盛りの子が
三人もいれば、お料理を中学に入りたての子に一人だけで任せるのも
少々悪いと思ってたから、手伝ってくださるのならば有難いわ。
 少しシャイですけど、良い娘ですよ」

年長の子は、女性のようだ。

そして、特異な力『スタンド』があるかと言う質問。

スタンドを発現する貴方に。一瞬だが、少し長めに感じる沈黙を
女性は生じさせてから。紅茶を再度口に含み、そして更に置く。

「――ございますよ。
……ただし、私の口から全貌を明かす事は出来ませんわね。
いえ、出来ないと言うよりは、詳しく存知あげないと言うべきかしら」

「貴方たちは、自我とスタンドの繊細かつ深い繋がりがどのように作用を
及ぼすかはご存知かしらねぇ。そして、何を以てスタンドは備わるのか。
……神様の考える事はわかりませんけど、私は、この世に無意味な事など
何一つないと思っていますのよ」

 「子は宝ですからねぇ。私から言えるのは、あの子達の力が悪魔か
天使のようであれ、あの子達の無垢さを否定する事は誰にも出来ないんですよ。
 齢を多く食った先人から助言させて頂ければ。悪い事をしたのなら悪いと
叱っておやりなさい。褒められる事をしたのなら、褒めやかしなさい
 当たり前の事をすれば良いのですよ」

 そう、イサゴは持論を語り終えると紅茶の最後を飲み干した。

 

 「……私からは、殆どの事は語り終えましたねぇ」

「お着替えだけは当日忘れないように。洗面用具や、他の日用品は特に
いりませんよ。園には備蓄がちゃんと御座いますからね」

776夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/06/12(火) 01:23:37
>>774
>>775

「さすがサトリちゃん、わかってるねぇ〜〜〜。
 なにをかくそう、わたしはほめるとグングンのびるタイプ!!
 どんどんほめて、どんどんのばそう!!めざせ、エベレストきゅう!!」

ほめられたからよろこんだ!!
こうみえても、わたしはとってもスナオなコなのだ!!
このウラオモテのないじゅんしんさで、コドモたちもココロをひらくにちがいない!!

「まあ、オタンコナスでもソージくらいならできるよねー。
 いや、ぎゃくにソージされるほうかも??お、いまのうまくない??
 わたしにざぶとんいちまい!!」

どうでもいいや。だって、あのトンチキだし。
ジョークを織り交ぜつつ、こちらも軽く流す。
今大事なのは、これから始めるシゴトについてなんだから。

「――へぇ……」

アンティーク調のジョウロ――『10cc』が視界に入り、小さな呟きと共に、
サングラスの奥の瞳を輝かせる。
目の前に出現した『未知の存在』が、心の中の好奇心を強く刺激するのが分かる。
これだから、『アリーナ』絡みの話は面白い。

「ま、あとは『いってみてのオタノシミ』ってことで。
 サトリちゃん、まだなんかある??」

    ムッシャムッシャムッシャ
                ズズズズズー

遠慮なく飲み食いしながら、横にいるサトリに問いかける。
そろそろ、この話も終わりだろうか。

今まで体験したアリーナ絡みの『冒険』は、
       アンダーランド         サイバーランド
一度目が『地下闘技場』、二度目が『電子の世界』だった。
今度は、どんな『世界』が私を――『アリス』を待っているのだろう?
それが今から楽しみで仕方がない。

777天雨 サトリ『10cc』:2018/06/12(火) 02:31:02
>>775(GM)
>>776(夢見ヶ崎)

「名は体を表す、勿論それが全てではないですが。
 私の家はまさしく――天の雨を名乗るに相応しい。
 そして私はその家において、それだけの期待を受けていますの」

              フフ

名を褒められるのは気分が良い。
自分の努力で得た者ではない、という者もいるだろうが、
授かった物や生まれ持った物も含めての実力――そう考える。

「ついでだから、その素直さも褒めて差し上げますわ。
 私、叱り飛ばすよりは褒めて伸ばす方が好みですの。
 ……勿論、心を鬼にすべき時はわきまえておりますから。
 意味もなく褒めるようなことをするつもりはなくってよ」

そして夢見ヶ崎を一瞥し、もう少し伸ばしてみる。
少々自分とはズレた気風だが仕事相手には悪くない。

「お答えありがとうございますわ。皆さん女性ですのね。
 性格も含めて、少し安心しましたわ。お世話とはいえ、
 しばらく一つ屋根の下で過ごす相手でもありますもの」

如雨露――『10cc』に視線を感じる。二つだ。
イサゴも、夢見ヶ崎も、これが見えているのだろう。
見えていないとしても、知っているのは間違いあるまい。

「ええ、心得ておりますわ。褒めるときは褒め、叱る時は叱る。
 『宝』は愛でるだけではなく磨いてこそ意味がありますものね。
 『スタンド』を恐れてすべき対応をしない、じゃ仕事になりませんから。
 おっしゃる通り、スタンド以前にいち人間として接するよう、努力いたしますわ」

           「――――おおまかな質問は、以上。
            お答えいただき、感謝いたしますわ」

完食したエビのスープとサンドイッチの皿を目の前からどかし、
ティーカップを手元に引き寄せる。話は終わりだが焦って飲み干したりはしない。

「ああ。先に言っておきますけれど私、飲み物は基本的に紅茶派ですので。
 ユメミガサキさん、それ以外で欲しい飲み物があればご自分で用意して下さいまし。
 お茶の備蓄はあるでしょうけれど、コーヒーや炭酸水があるかは怪しいですものね」

まさか本当に、着替えだけで乗り込むつもりもない。
日用品はあると言ってはいるが『嗜好品』や『個人的に必要な品』は不明だ。
例えば紅茶はあるかもしれないが『好みの茶葉』があるかは限りなく怪しい。

夢見ヶ崎に買い出しに来てもらうかは迷うところだが、こちらから切り出す程でもない気もする。
人見知りしてるとかではない。べつに。彼女は着替えだけでいいタイプの人間かもしれないのだし。

778『ペイズリー・ハウス』:2018/06/12(火) 10:45:11
>>776(夢見ヶ崎PC)

貴方の天真爛漫な明るさを見て、ホホっと上品に笑いつつ
イサゴは穏やかに告げる。

「本当に元気が良いわねぇ。でも、心に留めて欲しいのだけど
例え、生きた年数が片手で数えられる程度の子達でもねぇ。
自分自身の世界や、考え方があるのですよ。
 だからね、余り年少に受け入れやすい器を無理に模らなくても
宜しくてよ? 有りの侭の姿こそ、自然と受け入れられます」

「お掃除なんてのは、毎日几帳面にするものでもないですしねぇ。
二日目には、金一に来るようには伝えておきますよ」

年上なりの忠言。そして、二日目に貴方の知り合いは清掃の為に
来るとの事だ。まぁ、彼は金銭に関わる事いがいは熱意がないので
仕事内容以外でのサポートは期待できない事は承知の上だが。

>>777(天雨PC)

「お飲み物ですが、職員専用の事務室がありましてね。
大抵の飲み物は自販機で買えますよ。それとは別に私の
個人的な嗜好品で、茶葉なども置いてますので。お好きな
ように使ってくださいな、元の位置に戻すのだけ気を付けて下さい」

「私が思うに、スタンドと言うのは確かにその人を大きく変えるものに
なりえますけど。そのスタンドがいかに強力であれ、それで人を判断するなんて
血液型の性格診断や星座占い程度の信用だと思うのですよ。
 ですのでね、どんなものを抱えていたとしても色眼鏡を抜いて
接してくださいな。それが人の一番の強みです」

再三に渡るか、そうイサゴは柔らかいながらも芯を込めて告げた。

―――――――――――

 「それでは、お二人とも宜しくお願いいたします。
あぁ、大事な事が一つ忘れてましたね。園への行き方が
 送迎のバスをご用意致しますので、明後日の午前9時頃で
宜しいので、再度この喫茶店の近くにある広場で待つ形で」

 イサゴの言葉とおり、この喫茶店より2分ほど歩いた場所には
少し広めの広場があった。そこで迎えのバスが来るようだ

(※特に何事もなければ、次の場面は広場に切り替える。
持ち物に着替え以外で何か用意したいものがあれば追加で記入して頂きたい。
勿論ではあるが、日常で用意出来る範囲のもので)

779夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/06/12(火) 17:39:49
>>777
>>778

「――ふうぅぅぅ〜〜〜ん」

子供との接し方について語るイサゴの言葉を黙って聞く。
いや、ちがった。
ぜんぜんだまっていなかった。
セーカクにいおう。
『それなりに』黙って聞いていた。

「そーそー、ほめすぎると『ハナ』がのびるもんねぇ〜〜〜。
 あんまりあまやかしてるとピノキオになっちゃうかも??
 たしかにハナがたかいほうがモテるけどさぁ〜〜〜」

「でも、あんまりたかすぎると『たかねのハナ』ってかんじで、
 ぎゃくにモテにくくなるし……。
 やっぱりバランスってだいじだよね〜〜〜。
 うんうん、なんでもほどほどがイチバン!!」

すぐ近くで真面目な話が行われていることも意に介さず、
一人で勝手なことを喋っていた。
食事も無事に完了した。
あー、くったくった。

「じゃ、バーボンをロックで――とかいったらおこる??
 じまんじゃないけど、わたしは『なんでもいい』タイプだ!!
 フフン、じまんじゃないけど!!」

自慢じゃないと言いつつ、意味もなく自慢げな口ぶりでサトリに言葉を返す。
あれこれとモノをゴチャゴチャ持っていくつもりはない。
絶対に必要なモノは持っていくが、それ以外は不要だ。

あ、爪のお手入れセットは持っていかなきゃ。
オンナノコばっかりなら、
それもコミュニケーションのきっかけに使えるかもしれないし。
一番のリユウは、自分が必要だからなんだけど。

「サトリちゃん、あさってだって。まちがえてあしたきちゃダメだよ。
 わたし、このまえまちがえて、やすみのひにガッコーいっちゃって。
 きょうしつにいってみたらだれもいなくて、みんなチコクか??
 っておもってしばらくまってたんだ。
 そしたら、きゅうにガラッととびらがあいて――」

つぎのしゅんかん、しょうげきのてんかいが!!
じしゅうをみのがすな!!

そんなこんなで『明後日』を迎えたのだった――。


◆◇現在の持ち物◆◇
財布、スマホ、予備のサングラス、ハンカチ、ティッシュ、
爪の手入れとネイルアートに使う道具(爪ヤスリ、ネイルチップなど)

780天雨 サトリ『10cc』:2018/06/12(火) 23:42:13
>>778(GM)
>>779(夢見ヶ崎)

「へえ――自販機まで。本格的な施設なんですのね。
 でしたらお言葉に甘えさせていただこうかしら。
 貴女のお茶の好みがどういう物かも、楽しみですもの」

(4人を世話するだけの職員のための『自販機』?
 素人の私達で二人。普段も多くて一日三人って所でしょう。
 アリーナというのは相当、裕福な組織なんですのね。
 話に聞いている限り多方面に手を伸ばしているようだし、
 私のような力の使い手が10人以上もいればそれも当然か)

聞いている話にはいくらか気になるところもあるのだが、
まあその辺は・・・見たらわかるものの方が多いだろう。

「えっ……貴女、お酒を嗜むんですの?
 そういうお年には見えなかったけれど……って。
 冗談ですのね。からかわないでくださるかしら!
 どうやら飲み物には困らなさそうですし、杞憂でしたわね」

                フン

「明後日。ええ覚えましたわよ、明後日の朝九時に広場ですわね。
 スケジュール帳にもちゃんと書いておくから、安心なさい。
 ユメミガサキさんも書いておきなさい。貴女こそ間違えそうですわ。
 ま……『兎』じゃなくて『アリス』なのですし、平気でしょうけれど」

何かと波乱が起きそうではあるが、それはそれで社会勉強ってものだ。
将来的に天雨の家を継ぐうえで自分にはあらゆるものが足りていると思うが、
経験だけはまだまだ足りない。求められるのは『バイトやってました』とかじゃない。
まあ、どういうものですかって言われても困るが・・・『修羅場』を超えるような経験だ。

        「……全く、馴れ馴れしすぎるのは考え物ですわね」

夢見ヶ崎は仕事の相手としてはやや不安だが、自分とは全然違うタイプ。役には立つだろう。
その日と次の日は当日の為の準備を済ませ、特に何事もなく『明後日』は訪れることになる。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
持ち物に変化は無し。

781『ペイズリー・ハウス』:2018/06/13(水) 22:52:27
>>779-780

 ・・・・・・そして、日にちは経ち。あっと言う間に明後日は訪れた。

二人は各自で用意した外着と荷物を携えて広場にて待つ。
 天気は快晴だ。雲ひとつない

 ブロロロロォォ・・・・・・。   キィィ

広場へとバスがやってきた。
 あれは、こぜにくろうを模したアニマルバスだ。
真ん中へと駐車すると、自動的にドアが開閉する。

前方の窓では、少々陰気な20後半の男性が
バスを運転しているのが見えた。

782夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/06/13(水) 23:28:10
>>781

「ん〜〜〜ねむい〜〜〜。
 いま、なんじ??えっ!?もう9じまえじゃん!!
 しまった!!こんなだいじなひに、ウッカリねぼうしてしまった!!
 はやくいかないと、おいていかれちゃう!!」

急いで着替えを済ませると、用意していた荷物を引っ掴み、
家から勢い良く飛び出した。
その時、真横から乗用車が突っ込んできた。
慌てていたわたしは、それに気付くことができず、気付いた時には既に――。

――なんていうトラブルもなく、これといって何事もなく当日を迎えた。
普通に起きて、普通に家を出て、普通に広場へ到着。
バスがくるまで、サトリちゃんとおしゃべりでもしていよう。

「おっ、サトリちゃん。ほら、バスきたみたい――」

それからしばらくして、バスの走る音を聞いて、そちらに顔を向ける。
次の瞬間、目を輝かせた。
なぜなら――。

「『こぜにくろう』のバスだ!!はじめてみた!!」

これから世話をしに行く立場なのも忘れて、自分が子供のようにはしゃぐ。
そして車体に近寄り、スポーツカーに憧れる少年のような視線で見つめる。
最後に全体をグルッと一周して全体を隈なく観察し、ようやく満足した。

「けっこうおもしろかった!!
 デザインはビミョーだけど、まぁそこまでわるくもないよねー。
 うんうん、よしのろう!!」

サトリに声を掛けつつ、荷物を持って元気よくバスに乗り込む。
運転手は陰気だが、別に友達になるわけじゃない。
ただ目的地まで運んでもらうだけなのだから、特に気にならなかった。

783天雨 サトリ『10cc』:2018/06/13(水) 23:37:43
>>781(GM)
>>782(夢見ヶ崎)

昨日とはやや細部の異なる、似た印象の衣装でサトリは待っていた。
もちろん夢見ヶ崎も到着していて、1vs1で話す初めての機会だった。

「だから、サトリさんと――――あら、『こぜにくろう』?
 バスにもなっていたんですのね。公式の物なのかしら。
 業者向けに市販されているのか、『繋がり』があるのか、
 いずれにしても愛らしいですわね! これなら子供も満足でしょう」

雑談の勢いで呼び名の訂正を求めていたところ、バスが来たようだった。
ファンシーなゆるキャラのデザインで思わず顔もほころぶが、気になる事も。

         「――――あら?」

「あの男。あれが金一でして? ユメミガサキさん。
 それとも、バスの専属運転手か何かかしら――?
 ええ乗りましょうか、待たせるのも失礼ですものね」

あれも『アリーナ』の人材なのだろうか。
あるいは単に雇われているだけの運転手だろうか。
少なくとも『子供の世話』を任せる相手ではないようだけど。

「貴女、車中、飴でもいかが? ……後で返せとは言いませんわよ。
 着いてから車に酔っていましたでは、お話になりませんもの。
 味はいちごと、ミントと、コーヒー、酔い防止ならミントがいいかしら」

善意と必要性に応じてのプレゼント。自分の分は苺味だ。
夢見ヶ崎が少し静かになるのでは? という打算が無いわけでもない。
喋りまくるのは少し疲れる。別に人見知りをしてるとかではないけど。違うけれど。

784『ペイズリー・ハウス』:2018/06/14(木) 20:36:19
>>782-783(ALL)

貴方達二人は、多少雑談したり飴を譲渡したりなどしつつ
アニマルバスに対し二者ともに受け取り方は異なれど年相応の
感激を表現して乗り込む。ぐるっと車内の窓から中を観察した
夢見ヶ崎は、中は運転手以外無人である事が視認できた。

子供用に座高が低めに作られた椅子が多い中、後部の座席は
保育者が座るように設計してるため二人にとって丁度良い
座り具合になる。そんな二人へ、運転席の男は緩慢に立ち上がり近づく。


「…………杉夜と言います。本日は……『ひそひそ星の園』へと
参ります。到着時間予定は40分後となりますので、トイレなどは
予め済ませておくように、お願いします」

「お二人を送り届けた後に、私は退去します。あくまで臨時の
送迎係ですので、細かい質問などを自分は受け付けてません……
何も問題ないようでしたら、直ぐに出発いたします」

 顔を俯かせ、男は平坦な口調で到着時間と園の名前を告げた。
彼は、雇われ運転手のようだ。送り届ける以外で有益な情報は
持っていないだろう。それでも愛想はあって良いものだが。

「……あぁ、上から伝えられた事に、もう一つだけ。
お世話係と、園児は既に園に居ますので宜しくお願いします、との事です」

 杉夜は、それを最後に完全に閉口する。
何もアプローチがなければ、直ぐに出発するだろう。

785夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/06/14(木) 21:50:41
>>783
>>784

「んー??キンイチ??キンちゃんは『アリーナ』のしたっぱだよ。
 いっつもセカセカしてて、なんていうか、おちつきがないカンジ。
 ウダツのあがらない『オーラ』がでてるから、みたらすぐわかるんじゃない??」

実際のところ、直接会ったのは一回だけだから、そんなに知ってるワケじゃない。
せいぜい知り合い程度のカンケイだ。
まぁカオはおぼえてるから、みかけたらアイサツくらいはしてもいいけど。

「――どうもどうも〜〜〜」

後部座席に腰を下ろし、運転手に向かってペコリと頭を下げる。
友達になるわけじゃないといっても、レイギはだいじだ。
アイサツにはきちんとアイサツを返しておこう。

「アメくれるの??ありがとー。
 さすがサトリちゃん、ふとっぱら〜〜〜。きっと、しょうらいオオモノになるな!!
 じゃ、『いちごミントコーヒー味』ちょうだい!!」

ニコッと笑いながら、遠慮なく空っぽの手を差し出す。
つまり――『三種類』欲しいという意味だ。
貰ったら、それら三つを一緒に口の中に放り込む。

こうすることで、『いちごミントコーヒー味』が味わえるという寸法だ。
単なる思いつきの行動なので、美味しいかどうかは不明だが。
そして、物理的に口が塞がることになるため、
結果的にサトリの思惑が成功することになるだろう。

ハッ!?しまった!!はかったな!!このサクシめ!!

――などということを思うワケもなく、しばらくの間お喋りを封じられてしまい、
アメに専念することになった。
もちろん他に何もしないという意味ではなく、景色はしっかり見ている。
到着が『40分後』ということは、そんなに遠くもないが、そこまで近くでもなさそうだ。

786天雨 サトリ『10cc』:2018/06/14(木) 23:40:46
>>784(GM)
>>785(夢見ヶ崎)

「あら、そうですのね。でしたら別人かしら――
 セカセカどころか、落ち着いていそうな方ですものね」

ともかく車に乗り込んだが、案の定金一とやらではなかった。
杉谷。『ひそひそ星の園』。名前は頭の中に入れておく。

「天雨(あもう)と申します。道中よろしくお願いいたしますわ」

               ペコ

笑みを作って必要最低限の挨拶を済ませ、速やかにシートに掛けた。
それからカバンを探り、欲しがられた飴を……いちご、ミント、コーヒー。

「いちご・ミント・コーヒー……? え、3つ? 3つ欲しいんですの?
 欲張りさんですわね。 まあ、飴くらい幾つでも差し上げますけれど。
 それと、今は小物みたいに言わないでくださいまし。失礼しちゃいますわ」

      ガサゴソ

「ほら、『いちごミントコーヒー』でしてよ。じっくり味わいなさい」

              「無くなったらおかわりもありますわよ」  

要するに全部だ。雨を3つ取り出して、夢見ヶ崎の手に握らせてやる。
そこからは静かになると思うので、しばらく窓の外でも見ておこう。

「…………」

(『ひそひそ星の園』……名前からして秘密施設って感じですけれど。
 一応スマホで調べてみても損はありませんわね……とはいえ、
 車中でスマホを触っていて酔いましたと言うのも格好がつきませんわね)

            ガサ…

          (……私も飴に集中しましょうかしら)  

狙い通りとはいえ微妙な沈黙になってしまったが、
まあなんというか、今更話しましょうとも言いづらいし。
……別に話したいというわけでもないし。窓の外を静かに見ている。

実際、道順とかを覚えておいて損はしないだろう。ランドマークだけでも。

787『ペイズリー・ハウス』:2018/06/15(金) 11:37:12
>>785-786(ALL)

 …………ブロロロロㇿㇿ……。

 映画などの突然場面転換してのチェイサーがアニマルバスと
謎の黒いベンツで起きる! などと言った非日常が起こるわけもなく。
 静かにバスは星見街の中心から湖畔のある自然公園から郊外へと走らせて
いくのが、町からの自然音以外特に音のないバスの車窓から見えた。
保育園などの児童施設を建てる場所としては、些か立地に不似合いな気もする。
 運転手の杉夜が、気を利かせたのか個人的に手持無沙汰なのを埋めたかったのか
ラジオを付けて、陽気な音楽が車内に響く。

 ほし♪ ほし♪ ほし♪ ほし♪

   星・見・町 レ〜ディオ〜♪ 
   \ホシミチョウレイディオ〜/

『……あなたの隣人……ザザ……が、御送りしております星見町レーディオ
最近、すっかりと春うららな風も過ぎ去り夏が近づいてきたと皆さん感じてる
のではないでしょうか? 明日には、この星見町にも熱帯低気圧が北上し
台風が通過するとの事です。夕方にご帰宅する皆さん、十分お気を付けください。
では、リスナーより、いま女性層より注目一押しの星羅さんの一曲 聴いてください……』

「……台風か」

 
――――   ……キィィ。

 「……着きました。どうぞ皆さん、お忘れ物がないようにだけ
お気を付けください」

 バスが停車する。
晴れやかな空の下、湖畔の場所より2キロは離れ周囲には農園などが
幾つか点在する以外では家屋などは数件見られる以外目ぼしいものはない。
 二階建ての、中々大き目の保育園と見られる建物が貴方たちの視界で
自然豊かな空間の中で人際目立ちつつ建てられていた。

参考画像↓
ttp://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/002/images/img_2601_1_2.jpg.html

庭先には、花壇が植えられており。可愛らしい花が咲いている
 建物の中から、ピアノらしき演奏が流れてるのが聞こえた。
正面玄関の扉は、完全に開放されず横側が開放された状態だ。

788夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/06/15(金) 20:14:51
>>786
>>787

「――……」

車窓から外の景色を眺めながら、先程までとは打って変わって静かに過ごす。
三つのアメを同時に口に入れているせいで、頬がリスのように膨らんでいる。
そのせいで、少々顔がサマにならないのが玉にキズだ。

(……町から離れてくな)

普通、保育園なんかは住宅地の近くに建てることが多い。
その方が送り迎えの都合がいいからだ。
しかし、ここはそういった場所からは離れている。

(『ワケあり』ってことか……)

それは、『アリーナ』絡みだからというのが理由なのだろうか。
それとも、そこにいる子供達がスタンド使いだからなのかもしれない。
ひょっとすると、その子供達が問題児だからという可能性も考えられる。

(――楽しくなってきた)

この世には、わたしの知らない世界がまだまだ沢山ある。
自分は、そうした未知の世界を求めて、ここに来た。
だから、ワケありであればあるほど『いい』のだ。

「ん――『たいふう』だって。サトリちゃん、きいてた??
 あぁ〜〜〜どうしよう。こまったなぁ〜〜〜。これはこまった……!!」

「ヘアスタイルがみだれちゃう!!
 せっかくキアイいれてセットしてきたのに!!
 ほら、サトリちゃんだってかみのけグシャグシャになっちゃうよ!!」

「あ、そとにでなきゃいいのか。なるほどなるほど。
 これにて、いっけんらくちゃく!!」

しばらくして、台風が来ているというニュースが耳に入り、サトリに話しかける。
ようやく口の中のアメを処理したので、お喋りが解禁されたのだ。
会話をしている内に、バスが目的地に到着した。

「おお、サトリちょうさいん!!あれは、まさしくもくてきのばしょではなかろうか!?
 おそいかかるかずかずのクナンをくぐりぬけ、ついにいま!!
 アスミちょうさいんとサトリちょうさいんは、
 こうがいのほいくえんへとうちゃくしたのであった!!
 はたして、このおくでワレワレをまちうけるものとは!?」

荷物を持ってバスから降りると、建物を見上げて、その全体像を視界に収める。
いよいよ、これからが本番だ。
だけど、その前に――。

        ――ズギュンッ

背後に『ドクター・ブラインド』を発現し、周囲の様子を確かめる。
『超人的聴覚』で『音』や『声』を聞き取り、『超人的嗅覚』で『匂い』を感知する。
別に警戒しているわけではないが、何事も事前の確認というのは大切だ。

ついでに、『超人的触覚』を駆使して、今の『湿度』が高いかどうかもチェックする。
『猫が顔を洗うと雨が降る』という話があるが、
それはヒゲで湿度の変化を感じ取っているためだという。
試したことはないが、『超人的感覚』を誇る『ドクター・ブラインド』なら、
同じようなことができるのではないだろうか。

台風が接近すると、湿度は急上昇する。
今の湿度を確認しておけば、後になって湿度が急激に上昇した時に、
いち早く天気の崩れに気付けるというわけだ。
もっとも、その場合は空模様を見た方が早いかもしれないが、
湿度の確認に大した手間は掛からないので一応やっておく。
それが済んだら、『ドクター・ブラインド』を解除して正面玄関に向かって歩いていく。

                 ワンダーランド
この扉の向こうに、どんな『未知の世界』が待っているのだろう?

789天雨 サトリ『10cc』:2018/06/16(土) 00:32:14
>>787(GM)
>>788(夢見ヶ崎)

景色が流れ去って行く。精神的に豊かな風景が広がっていく。
かかる時間からしても郊外になるのはある程度想定出来ていた。
とはいえ不便な場所なのは間違いない。電波くらいはあるだろうか。

沈黙が気まずさに変わりかけたころ、ラジオが流れて一安心だ。
しかし、それを打ち消すかのように安心とは真逆の台風状況。
何か話したい気分が高まってきたところで飴が溶けたようで二安心。

「ええ、聞いておりますわよ。安心なさい。
 髪なんて外に出なければ……っと、冗談がお好きですのね!
 それより、防災グッズは施設に揃っていらっしゃるのかしら。
 懐中電灯やラジオくらいは、職員室にあるでしょうけれど。
 無いからコンビニに走る、という距離でも無さそうですものね」

「まあ、必要なら今日中に『ネット通販』をすればいいですわね。
 私『プライム会員』ですので、『お急ぎ便』が使い放題ですのよ」

まあ、いくら郊外でも『秘境』のような場所ではないし、
子供が暮らしているのだから『生活苦』に陥る事はあるまい。
こちらは責任を負って仕事をするのだし、ある程度裁量権もあるはず。

そのような事を考えながらしばらく揺られていると、着いたようだ。
降りる前に杉夜に一礼はしておこう。打算とかではなく淑女のマナー。

「あら、あら、あら! ここが目的地ですのね。素敵な雰囲気じゃありませんの!
 これなら郊外に建てるのも分かりますわ。喧騒が似合いませんもの。
 おあつらえ向きに伴奏まで聞こえますし、映画のワンシーンのようでしてよ。
 きっと待ち受けているのも牧歌的でピアノの似合う穏やかな時間でしょうね」

特別豪華ではないが、いかにもな施設。
ピアノ演奏と花がサトリとしては高ポイント材料。

               スゥーッ

新鮮な空気を吸い込む。人里離れたってほどでもないし、味は別に普通な気はするが。
サトリの気分的には『自然あふれる郊外』に来ているので、プラシーボ的に美味いかも。

「もっとも、映画だとこの穏やかな空気が『どんでん返し』になりそうだけれど。
 これは現実ですもの、平穏無事に――って、いきなり非現実的な事をして。
 まあ、私達にとっても……子供たちにとってもスタンドは現実ですけれど。
 それにしても、一体何をしていたんですの? 新鮮な空気を倍吸いたかったとか?」

          「もし、私相手に能力を使うなら教えてくださいましね。
           全容を教えろとは言いませんけれど、協調は必要ですもの」

などと言いつつ・・・入り口の方へとゆっくり歩いていく。焦ってる感は出さないように。

790『ペイズリー・ハウス』:2018/06/16(土) 19:37:27
>>788(夢見ヶ崎PC)

貴方は立地条件が保育園には不釣り合いな事に猜疑心を沸かせる。
とは言うものの、郊外に施設を置く理由は幾らでも考えられる。
特にスタンドが絡んでいると言うならば。

ズギュン

『ドクター・ブラインド』を発現させた。いま現在の湿度は約40%とか
そこらだろうか。匂いは、花壇から漂って来る花の香りが印象深い。
 より一層、ピアノの演奏が明確に聞き取れる。……ベートヴェンの『月光』だ。
後方ではアニマルバスをガレージに駐車させる音が聞こえている。

スタンドを解除して正面玄関に入る。数十の子供用の靴棚には空室ばかりだが
三人分の小さめの靴が置いてあるのが確認出来た。壁の端にはソレより大きめの
白と黒のスニーカーが揃えて置いてある。
 奥には通路と遊戯室らしい部屋などが見られるが、今のところ子供達やサポート役の
女の子は見当たらない。ピアノの演奏は二階から聞こえている

>>789(天雨PC)

此処は『田舎』ではあるが『秘境』ではない。スマホは普通に繋がるし
電波状況も普通だ。ネット通販も、多少の時間は掛かるとは言え欲しいものが
あれば届く事は可能だろう。とは言うものの、大抵の物資は施設に置いてると思うが。

「…………ぁ すいません、ほんの少しだけ待って貰えますか?」

礼を告げる天雨に、杉夜は一拍の間の後に頼む。その後、アニマルバスを
施設の横に設置しているガレージの中に入れる。手前には、中古車があった。
 バスを戻した彼は、早歩きで貴方の前に戻ると車のキーを手渡した。
当然ながらアニマルバスのだ。こぜにくろうキーホルダーも目立つよう付いてる

「すいませんけど、事務室に戻しておいてください……自分は家に
早めに戻らなくちゃいけないので、後はお願いします」

そう告げて、貴方達の反応を見る事もなく足早に中古車に乗り込むと
彼は車を急発進させて元来た道へ走る……戻ってくる事はないだろう。

杉夜との少しの接触によるタイムラグで、夢見ヶ崎が玄関の中へと
入り込むのが確認出来た。とは言え、すぐ追いつける距離だ

791夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/06/16(土) 20:47:10
>>789
>>790

「――『プライムかいいん』??サトリちゃん、すごい!!
 さすがオジョウサマはちがうな〜〜〜。
 わたしも『プライムかいいん』になりたい!!」

その部分で、今日一番感心した顔をしてみせた。
羨望を込めた眼差しでサトリを見つめる。
まぁ、それはともかく――。

「あ〜〜〜あるある。よるになると、ひとりずつヒトがきえていくとか??
 もうダレも、ここからにげることはできない……!!
 せんりつのサスペンススリラー……!!みたいな??
 でも、これってハートフルヒューマンドラマっぽいしなぁ〜〜〜。
 だいほんにかいてあった」

歩きながら、サトリに言葉を返す。
『ドクター・ブラインド』を使ってみたが、特に気になるところはなかった。
まぁ、そうそう何かがあるとは思っていなかった。
スタンド絡みだから何かあるんじゃないかという期待はないでもなかったが。
何かがあるとすれば、これからだろう。

「ディナーのまえに『ツマミグイ』っていうか、じょうえいまえの『ヨコクヘン』というか、
 まぁそんなカンジ」

「グタイテキにいうと、『シツド』をはかってた。
 わたしのノウリョクは、まわりのシツドをはかることができる!!
 ハダがカンソウしてカサカサになるのをふせげてベンリ!!」

「ただいまのシツドは??ジャジャン!!ざっと『40%』!!
 カイテキなシツドは40%〜60%だから、だいたいリソウテキなすうじだ!!
 いまのところ、まだまだタイフウはとおい!!」

ニュースでは台風の通過は明日と言っていた。
ということは、まだ近くまでは来ていないのだろう。
もうちょっと時間が経ってから、また計ってみることにしよう。

「イエェ〜〜〜スッ!!リョーカイしました!!」

サトリに向けてビシッと親指を立て、いざ中へ。
まず靴棚の中が空ばかりなのが目に入った。
いくらなんでもスカスカすぎだろ!!

「サトリちゃ〜〜〜ん、なんかここチョーすいてるみたいだよ??
 ほら、みてみて。
 かいてんしたばっかりのおみせみたいにガラガラじょうたい。 
 あ、どこでもすきなとこにいれられるじゃん。
 わたし、こことった」

まだ靴が入っていない棚の一つに自分の靴を入れる。
ピカピカ光るエナメルシューズ。
お気に入りの一品だ。

「サトリちゃん、とりあえずにかいへいってみない??
 このへん、だれもいないみたいだよ。
 まずだれかつかまえないと、はなしがすすまないし」

サトリに声を掛けながら、天井を指差す。
それにしても、施設の規模に比べて子供の数が少なすぎる。
新しくできた施設だから、まだ子供が少ないのだろうか。
それとも、子供がゴッソリいなくなった直後だから少ないのか。
理由はともかく、靴の数を見れば子供の数が四人というのは聞いた通りのようだ。

792天雨 サトリ『10cc』:2018/06/16(土) 22:56:18
>>790(GM)
>>791(夢見ヶ崎)

「ふふ……なにせ、『アニメ映画』なども見放題ですもの。
 お世話にも使えるでしょう。後でなり方を教えて差し上げますわ」

スタンド使いだからといってスタンドしか使わないつもりなどない。
親が子供にテレビの代わりに『ネット動画』を見せる時代と聞くし。
羨望の眼差しに気分を良くしていると杉夜に呼び止められる。なんだろう。

「えっ? まあ、別にそれくらいの事……かまいませんけれど。
 何を戻せば良いんですの――って! これ、バスのキーでしょう!?
 貴方、そんな『読み終えた雑誌』みたいな扱いをする物じゃなくってよ」

         「あっちょっと、話をお聞きなさ――もう」

(……いくら急いでいるとはいえ、杜撰すぎませんこと?
 金一という男も評判が悪いし、人材不足なにかしらん。
 それとも、人材過多すぎて教育が行き届いていないのかも)

危機管理意識的にどうかとは思うが、まあ去ってしまった以上は仕方ない。
鍵のキーホルダーを指に巻き付けて持ち、やや早足で夢見ヶ崎に追いつく。

「っと、お待たせしましたわユメミガサキさん。
 彼が『バスの鍵』を戻しておいて欲しいとの事で。
 それを預かって来ましたの。少し不用心ですわよね」

「それにしても、湿度ねえ。ああ、お返しに教えて差し上げますわ。
 私の『10cc』は水を撒いた所に『野イチゴ』を生やす事が出来ますのよ。
 おやつの備蓄が無くなっても安心ですわ。ただ、味は少々酸いですけれど」

用件を伝えつつ、とりあえず園の中に入ろう。
室内を見回し、靴を脱ぎ、がらがらの靴箱に入れる。

「『最初から四人の為に作られた施設』では無さそうですわね。
 では私の靴はここで。ロッカーキーが無いのは不安ですけれど、
 まあ、誰も盗みに入らないくらい安全なんだと思いましょうか」

       「ハートフルヒューマンドラマですものね」

分かりやすいように、夢見ヶ崎の二つ横に置いておく。
安い靴ではないが、持っている中で高い方ではない。
あくまで子供と外で遊ぶ事や、庭いじりなども想定している。
もっともそれ用の着替えや靴も、荷物として持参してはいるけれど、
いきなり遊ぼう!となって着替えるから待てと言えるとは限らない。

「さて、件のカギは事務室に戻しておけ、との事でしたけれど……
 その部屋の場所も、分かりませんものね。虱潰しも気が進みませんし。
 お世話係の子に聞けば分かるかしら? どちらにせよ、二階に行きましょう」

夢見ヶ崎に頷き、階段の方へ向かう。ないとは思うけれど足元や頭上には気を付ける。
いたずらとか、床に脆いトコロがあるとか、初めてくる建物なので内装を見たいのもある。

793『ペイズリー・ハウス』:2018/06/16(土) 23:25:03
>>791-792(ALL)

 貴方たちは、『ひそひそ星の園』へと入る。
(余談だが、施設の正面玄関にも名前は掲げられている)
 幾つもの空いてる靴箱の中に、お気に入りのシューズを。そして
磨かれた床を歩く。(※当たり前だが、客用のスリッパなども
玄関脇に掛けられてるので、それを履くのも自由。過程は省いて問題ない)

 能力について、互いに情報を軽めに交換しつつ談笑しながら前に進む。
最初に目に付くのは、大き目のホール。そして奥へと連なる廊下
 壁に隣接して『遊戯室』と書かれた室内のある前方に階段らしきものが見える。
ホールや、その他の壁には子供達のために取り付けたであろう、児童向けの動物を
プリントされた壁紙が至るところに貼っていた。
二人が、そちらへと歩くと開放された扉の中の遊戯室の内部が覗ける。
 ジョイントマットの敷かれた大き目の部屋には、幾つかのバランスボールや
多種多様な子供に優しい児童向けの玩具や人形なども見受けられる。小さめの
トランポリンや折り畳みすべり台など、幼児向けの器具も置いてある。
 子供の姿は見受けられない。貴方たちの世話をする子達は、この部屋には
今の所どうやら居ないようだ……。

 階段の少し先に、トイレと『事務室』と書かれた扉が見られる。
この園を歩くにつれ、月光の伴奏は室内の至る場所を流れてるようだ。

794夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/06/17(日) 01:06:45
>>792
>>793

「『カギ』――ねぇ〜〜〜。
 それくらいすぐすむのに、よっぽどいそいでたのか??
 まぁわたしたちなら、ジムシツにもどすなんてラクショーだし!!」

サトリの言う通り、確かにちょっと変な気はした。
見ず知らずの相手に鍵を渡してさっさと帰ってしまうとは。
しかし、疑問が強く引っかかることはなく、すぐに頭の隅っこに押しやった。

「おっ、いいねぇ〜〜〜。
 じつは、わたしのいえもハーブそだててリョーリにつかってるんだ!!
 ジキュウジソクってやつ??」

「ソレ、たべてみたいなぁ〜〜〜。
 すっぱいんだったら、あまいものといっしょにたべるとか。
 たとえば……ハチミツ!!
 『野イチゴとハチミツのフルーツソース』とか??どう??」

雑談しつつ、スリッパを履いて廊下を歩く。
その途中で、扉に記された文字が視界に入る。
それらを見て目を瞬かせ、軽く首を傾げる。

「――サトリちゃん、『コレ』なんてかいてあるの??
 わたし、『かんじニガテ』だからわかんない。たぶん、『ナントカしつ』??」

「そっちのオモチャとかあるへやはジムシツっぽくないなぁ。
 じゃ、こっちがジムシツ??かな??」

『遊戯室』や『事務室』の扉を指差して、サトリに尋ねる。
現在は視力があるが、元々は先天的視覚障害者だった。
そのために、今でも漢字の読み書きが不得意なのだ。

「だれもいないなー。かくれんぼか??もういいか〜〜〜い??」

冗談を交えながら、もう一度『ドクター・ブラインド』を発現する。
今度は『聴覚』のみに意識を集中させ、
『ピアノ以外の音』や『声』を拾うことに専念する。
わざわざスタンドを使う必要もないかもしれないが、
使ってもバチは当たらないだろう。

795天雨 サトリ『10cc』:2018/06/17(日) 02:51:44
>>793(GM)
>>794(夢見ヶ崎)

「あるいは『施設に立ち入れない事情』でもあったか。
 ……もっとも、それなら私に説明をするのが筋ですわね。
 台風情報を聴いて、干したままの洗濯物でも思い出したかしら?」

サトリとしても深く思い悩むほどの疑問ではないので、
軽く流しつつ『ひそひそ星の園』の廊下を歩くのだった。
筋とはいえ筋が通らない人間もいるし、今考えても徒労だ。
ちなみに、客用スリッパは履いている。置いているわけだし。

「あら。ユメミガサキさん貴女、素敵な趣味をお持ちですのね!
 私も家でガーデニングをしていますの。ですからこういう能力なのかしら。
 調理はまだ試していないけれど、きっと練乳よりは蜂蜜が合いますわよね」

「備蓄に調味料があるようでしたら、後で御馳走しますわよ。
 子供達のおやつにするにしても味見役は必要でしょうから」

などと計画建てつつ廊下を歩いていく。演奏は『放送』か何かだろうか。
遊戯室を覗き見るとやはり子供はいない。遊具は充実しているようで何より。

「ん? これ? どうかいたしましたの――ああ、漢字? よろしくってよ。
 そちらの、おもちゃ部屋の方が『遊戯室』で、あれが『事務室』ですわ。
 半分正解といった所かしら。他にも分からない字があったら私にお任せなさい」

            「あら、また湿度をお測りになるんですの?」

おそらく夢見ヶ崎の能力はそれだけではないだろう。全容を話すとは思えないし。
そう、全容を話すとは思えない――――それは何に関してもそういうものなのだ。

「どうしましょう? この鍵はいつまでも持っていたくもないですし、
 事務室を先に覗かせていただこうかと思うのだけれど……
 お世話役の子に一度会ってから、の方がそれこそ『筋』という物かしら?」

「とりあえず、鍵が開いているかどうかは確かめておきますわね」

夢見ヶ崎の『能力』が済むまでに、事務室の扉の前に行き鍵の有無を確かめておこう。
勝手に入って良いものかは判断に迷うが、年長の子もあくまで『見守り対象』の一人だし、
バスのカギという完全なイレギュラー要素は本来の仕事に入る前に処理しておきたい気もする。

796『ペイズリー・ハウス』:2018/06/17(日) 22:00:07
>>794(夢見ヶ崎PC)

 数メートル歩くと、貴方のすぐ左手に階段が見えた。
何の変哲もない、学校などにも見受けられる折り返しが
一つある階段だ。事務室の先にも廊下は繋がっており
 真っすぐと、右折する場所がある事がわかる。

>かくれんぼか?? もういいか〜〜〜い??
 貴方は冗談半分で、ピアノの演奏に負けない程度には
大きめに声を発した。すると、少し予想外の反応が起きる

        ――モウイイヨー

……!
  夢見ヶ崎の耳に、小さな声が捉えた。幼く高音の声だ
方角は……『事務室』からだ。

>795(天雨PC)

杉夜が鍵を事務に持っていかなかった理由を軽く一考する。
 然しながら、深い事情は背景にないと考えられる。
あるとしても、家庭の事情など極 個人的な出来事だ。

ベートヴェンの月光。ピアノで人が弾いてるのであろう事が
聞き取れる。放送などの機械的な感じではない

『事務室』の出入り口となる扉は半開きだった。中の様子は
貴方の視界から見て、中央にイサゴが話していた自販機が
置かれてるのが見える。それと、職員が使う机が数列並んでおり
パソコンも数台置いてある。雑貨やロッカーなども置いてあり
職員が使用するのであろう仮眠用のスペースらしき場所も存在している。

壁を見ると、施設の幾つかの扉のスペアキーや非常電源の為に使用する為の
鍵を飾る場所が見受けられた。車のキーもそこに掛ければ良さそうだ

797夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/06/17(日) 23:14:22
>>795
>>796

「まかせろ!!なにをかくそう、わたしは『あじみ』のプロだ!!
 このデリケートなベロで、ミネラルウォーターのあじのちがいもわかるぞ!!」

あくまでさりげなく、しぜんなながれでオヤツをかくほする。
ダイタンにしてシンチョウ――ワレながらカンペキなさくせんだ!!
そんなことを思いつつ、スタンドの聴覚に意識を集中させる。

「ハッ!!サトリたいちょう!!ただいま『ケハイ』をさぐっております!!
 けんさくちゅう……けんさくちゅう……。
 んー、ちっともひっかからないな〜〜〜」

「あるひ、こどもたちのおせわをするために、
 ふたりのショウジョがほいくえんにやってきた……。
 しかし、そこにはだれもいない……。 
 イジョウなまでのしずけさのなかに、ピアノのおとだけがひびきわたる……。
 そう、すでにキョウフははじまっていたのだ……!!
 せんりつのサスペンススリラー、きんじつこうかい……!!」
 
今のところ、『ピアノ以外の音』も『声』も聞こえてこない。
このまま何もないのかと思い、スタンドと共に事務室の方に視線を送る。
もっとも、『ドクター・ブラインド』の目は閉じているのだが。

「すぐそこなんだし、はいっちゃえば??
 パッとはいって、ササッともどしちゃえばいいんだし――」

その時、こちらの言葉に応じる声が耳に届き、喋るのを中断した。
答えたということは、そう遠くない場所にいるということなのだろう。
要するに、この『事務室』の中に。

「――サトリちゃん、いまのきこえた??『もういい』らしいよ。
 じゃ、さがしにいこっか」

サトリに声を掛け、彼女の後に続いて事務室に入る。
彼女が入らなければ、自分で扉を開ける。
中に入ったら、見える範囲で室内を一通り見渡す。

「どこにいるのかなぁ〜〜〜??ぜんッぜんわかんないなぁ〜〜〜。
 こまったなぁ〜〜〜」

すっとぼけたことを言いながら、音を聴き取るために耳を澄ます。
まだ『ドクター・ブラインド』は解除していない。
その『超聴覚』で、先程の声の位置を探ってみよう。
『ドクター・ブラインド』は、遠く離れた音でも聴き取ることができる。
これだけ近い場所なら、その正確な位置が掴めるはずだ。

798天雨 サトリ『10cc』:2018/06/18(月) 01:28:05
>>796(GM)
>>797(夢見ヶ崎)

「調子のいいことを言って……私、料理は程々ですから。
 あまり期待されても困りますわよ? 食材の質もね。
 あくまで野イチゴですもの。苺とは話が違いますのよ」

「それにしても、『気配』? そういう事も出来ますのね。
 貴女一人で雨除けも烏除けも捗りそうで羨ましいですわ」

(湿度の事も併せれば『センサー』のような能力かしら。
 私とは大きく違うタイプの能力、というのは間違いなし。
 適所が同じ者が複数いても仕方ないし、朗報ですわね)

杉夜の件はまあ、一応記憶の片隅には置いておこう。
事務室も開いているのだし、カギの掛け場も明白だ。

「そうですわね、不法侵入でもないんですもの。
 置き場も入り口に近いようですし、サッと……」

着替えのような今使わない荷物もついでに置いておけば、
この後の『子供達』との初対面においても身軽に動ける。

――――などと、考えていたのだけれど。

「……? えっ、なんですの。聞こえていませんけれど。
 聞こえるのはさっきから、貴女の声と『月光』だけですわ。
 サスペンススリラー路線は冗談だけにしてくださいまし。
 ああそれとも、『気配』探知に何か反応があったんですの?」

       「まあなんにせよ……ええ、行きましょう」

夢見ヶ崎が妙な事を言っているが、冗談かどうか測り辛い。
彼女には自分には感知できないものが『わかる』ようだし。

ともかく、その彼女が自分の後ろから着いてきているのだから、
事務室の中に何かがいる――と、警戒しておいて損はしないだろう。
左手を背中に回し、隠すように『10cc』を発現して、鍵を置きに入る。

799『ペイズリー・ハウス』:2018/06/18(月) 17:20:14
>>797(夢見ヶ崎PC)

 貴方は、部屋の中に入り込み内部の様子を見渡す。
部屋の奥側には、仮眠用のベットとして使われる
区切りのある部屋が付属しているが。大部分は二台の作業机と
業務用のノートパソコンが空間を占めており、中心に自販機がある。

 ――ザッ ザッ……

 這うような音が、自販機と隣接する長机の下から聞こえた。
貴方たちと逆方向に進んでるように思える。

>>798(天雨PC)
 スタンドの『10cc』、それを緊急の際に何時でも振るえるように
準備しつつ壁に設置した鍵掛けの場所に近づく。
 調理室・非常電源・鶏小屋・各居室の扉
それらを名義した鍵の保管場所の中に一つ目立つ空間があるので、貴方は
その場所がドライブキーを収める場所だと理解出来た。問題なく鍵は戻せた。

 ……事務室の中を見渡す。特筆とした異常は察知できない

800夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/06/18(月) 18:46:10
>>798
>>799

「――ふぅん……」

室内には、人の姿は見えない。
しかし、聞こえてくる音によって居場所は手に取るように分かっている。
一瞬の間を置いて、悪戯っ子のように含みのある笑みを浮かべる。

     チョイ
        チョイ

まず、サトリの肩を人差し指で軽く叩き、こっちを振り向いてもらおう。
続いて、その人差し指を自分の口元に持っていき、
『お静かに』というジェスチャーをしてみせる。
最後に、立てた人差し指の先端を音が聞こえた方向へ向けて、
そこに何者かがいることを教える。

        ソロリ……
              ソロリ……

足音を立てないように注意しながら、音の位置へ近付いていく。
途中で音が止まるとか、気付かれそうな気配があったら、その場で立ち止まる。
十分に接近したら、不意打ちでババッと机の下を覗き込む。

        「――みぃ〜〜〜つけたッ!!」

そんなセリフを言いながら、声の主の姿を確認するのだ。
たぶん、ここで暮らす子供達の一人だろう。
まだ顔を合わせていないので、誰かまでは分からないけど。

801天雨 サトリ『10cc』:2018/06/19(火) 00:20:51
>>800(GM)
>>801(夢見ヶ崎)

いざという時の盾には心もとないが、
それはこちらの事情であり、相手は知らない。
構える事で少なからず『威嚇』にはなり得る。

「!」

         クル

「……………!」

              コク コク

(やるじゃないですの、ユメミガサキさん。
 という賞賛は心の内に留めておきましてよ)

気配のもとを見つけたのだろう。
もちろん、黙る。そしてその場所を見る。
夢見ヶ崎が近づいて確かめるようだし、
自分まで同じことをする必要はないはず。

(……他の子達はどこで、どうしているんでしょう。
 同じように隠れているのか、単に寝ているのか。
 三人そろってここにいる、という可能性もあるけれど。
 何処かで遊んでいる、にしては静かすぎますものね)

最低一人はピアノを演奏してるわけだし、
それが練習ではないなら聞き手も一人いるだろう。
事務室の広さを考えても、ここにいるのは一人か。
そうなれば『フリーなもう一人』が存在する事になる。

(それにしても、来て早々かくれんぼとは……
 思っていた以上に遊びたい盛りなんですのね。
 私としては、『他の遊び』の同時並行を疑いましょうか)

不測の事態に備え、後ろ手で背後に『10cc』を傾け水を零す。
角度は緩く、バシャバシャ音が鳴ったりはしないだろう。
傾ける角度という『人力』による簡易な調整力は、
ホースとか散水機ではなく『如雨露』であることの利点だ。

これでちょうど部屋の入り口のあたりに草が生えるはず。
振動を探知し、背後から忍び寄る者がいないか警戒する。
悪戯っ子だとすれば、いつ『仕掛けてくる』か分からないし。

802『ペイズリー・ハウス』:2018/06/19(火) 20:37:39
>>800-801(ALL)

夢見ヶ崎は『ドクター・ブラインド』の『超感覚』を利用しつつ
忍び足で、机に潜伏してる主の元へと移動。

 天雨は、出入り口からの刺客を警戒する為に『10cc』を
振りかける。直ぐに、草木が扉付近に伸び始めた。

 >みぃ〜〜〜つけたッ!!

 夢見ヶ崎は、事務室に響く声と共に机の下を見下ろす。

「――へへっ 見つかっちゃった!
 ……ん!? 誰??」

 弱視の貴方の視界にも認識出来る、青いスモックを身に着けた
黒い艶のある背中ほどの長い髪の毛で、オレンジ色のカチューシャ
を付けた明るい茶色のクリっとした目の女の子が
 照れくさそうに机から這い出てきた。
天雨も、出入り口から小さな人影が机から出て来たのを確認できる。
 小さな彼女は夢見ヶ崎を直視すると顔つきをキョトンとした表情へと変える。


「しらない、ねーちゃんだ。アオキのともだち?
それとも、どろぼう?
あっ! まつり か くぬぎの ねーちゃん?
 なんで、うちが此処にかくれてたのわかったんだ?
うまく、隠れたとおもったのに」

 夢見ヶ崎に対し、物怖じする様子なく矢継ぎ早に質問する。
随分と大胆な子のようだ。

803夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/06/19(火) 21:59:20
>>801
>>802

「フフン――『ドクター・ブラインド』に『シカク』はない!!」

サトリからのお褒めの言葉をアイコンタクトで理解し、
この前カフェで考えた『キメゼリフ』を調子良く披露した。
『視覚』と『死角』を掛けたダブルミーニングだ。
言った後で、『もうちょっとあとからだしたほうがよかったか??』と思ったが、
もう言ってしまったので、このまま通すことにする。

「ふむふむほうほうなるほどなるほど――」

机の下から現れたのは、予想通りの人物だ。
とりあえず女の子の言葉を聞きながら、ウンウンウンウンウンと頷く。
いやまてよ。これじゃ『ウン』がおおすぎじゃない??
ウンくらいでいいか。いや、こんどはすくなすぎだな!!
『ウンウン』くらいにしとこう。それくらいがちょうどいいし。
というワケで、『ウンウン』と頷いた。

「――だそうです!!サトリたいちょう!!」

クルッと振り向いて、サトリの方に視線を向ける。
見つけたはいいが、ここからどうするか考えてなかった。
彼女なら『名前を聞く時は自分から名乗るもの』と言いそうだなと思った。
まあ、相手は子供だし、そこまで細かいことは言わないかもしれないけど。
それから再び女の子に向き直る。

「わたしはアスミ!!おせわのおてつだいにきた!!
 いまさっきついたばっかりだ!!」

「もっとくわしいことは、こっちのねーちゃんがせつめいしてくれるぞ!!」

そう言いながら、掌を上向きにした手をサトリの方に向けて話を振る。
彼女の紹介は、彼女自身の口からの方がいいだろうし。
それに、細かい説明をするのは得意じゃないのだ。

「あいてがわたしじゃなかったらバレなかっただろーねぇー。
 『わたしだったからバレた』。そーいうこと」

ここにいる子供達がどんな性格かは、まだ分かっていない。
だから、今は能力は明かさない。
子供達が何かやらかした時、能力を知られていない方が都合がいい。

「――で、キミはだれ??」

『アオキ』とか『まつり』とか『くぬぎ』とか、他にも色々と聞きたいことはある。
ただ、小さな子供だし、いっぺんに聞いてもまともな答えが返ってくる保障はない。
だから、ひとまず名前を聞いておこう。

804天雨 サトリ『10cc』:2018/06/20(水) 07:08:16
>>802(GM)
>>803(夢見ヶ崎)

「よろしくってよ、ユメミガサキさん。
 この『天雨サトリ』から説明いたしましょう」

            スッ

夢見ヶ崎のハンドサインを受け、一歩ゆっくりと前に出る。
名前を名乗るのは、覚えてもらうため。そして相手にも名乗ってもらうため。

「泥棒ではなく、『お友達』には是非なりたいですわ。
 怪しい人間ではない……と言っても、怪しむのは仕方ないでしょうけれど。
 その、『アオキ』さんからは……何か聞いていらっしゃらないかしら?」

代わりの『世話係』が来ることは周知されていなかったのだろうか?
それとも、単に知らない人間に驚いているだけだろうか。

普段の世話係の名前を聞き忘れていたが、聞いていても会ったことの無い相手だ。
『アオキ』は夢見ヶ崎と友達でもおかしくない年、恐らく『年長の子』だろう。
もしかすると、普段の世話係の名前なのかもしれないが……可能性は高くないと見る。

「ああ! 『イサゴ』さんをご存知かしら。彼女に頼まれて来ましたの。
 本日から3日、いつもの方に代わって貴女達のお世話をするように――と」

「『代わり』と言っても、何か変わったことをするというわけではなくってよ」

ここは実際に頼まれた『イサゴ』の名前を出した方が分かりやすいと判断した。
かの人の話ぶりからするに、子供達ともそれなり以上に仲は深いのだろうし。

「改めて、初めまして。私の名は『天雨サトリ』ですわ。
 ……もしよければ、貴女の名前も教えてくださいませんこと?」

本来なら聞く前に名乗って欲しいが、今、向こうからすればこちらは『不審者』も同然だろう。
ここはこちらの情報を惜しまず、まず警戒を解きたい。『ファーストコンタクト』は重要なものだ。

805『ペイズリー・ハウス』:2018/06/20(水) 20:48:44
>>803-804(ALL)

>キミはだれ??
>貴女の名前も教えてくださいませんこと?

両者とも、台詞や口調は異なれど最初に遭遇した園児に
自己紹介と共に名を尋ねる。

「うちは『カンナ』!
 ふ〜〜〜んっ おせわがかりなんだっ
じゃあ、カンナのこぶんになれ!
 そうしたら、おせわされてもいいぞ!」

ふんっ! と鼻を鳴らしつつカンナと名乗った子供は
貴方がたへと胸を張って調子よく、告げる。
 その言葉を真に受けるのも良し、調子よく合わせるのも構わないだろう。

「アスミか! よろしくな!
ふぅーーーんっ アスミだからばれたのかー」

 チラッと、その目線は『ドクター・ブラインド』に向けられる。
事前に告げられてたから当たり前だが、この子も使い手だ。

 「よっ! サトリたいちょー!
でも、そっちがたいちょーなら、こっちはしれいかんだぞ!
 アオキから?
……あっ! そーいえばアオキ、誰かがくるって朝ごはんでいってた!
 たいちょー達のことか!」

 天雨の言葉に、思い出したとばかりに手のひらをぽんっと叩きつつ
元気よく呟く。一応、事前の報告は年長の子がしてたらしい。

「『イサゴ』? だれ、それ
カンナしらない」

 貴方の予想とは異なり、カンナは顔色一つ変えず即座に
聞いたことがないと返す。嘘は言ってる様子には見えない。
 だがイサゴが彼女達と全く面識がないと言う可能性は低い。
これは、何かしらの理由があるのかも知れない。

 
 カンナ「あっ!
喋ってたから、かくれんぼの途中だって言うの忘れてたんだ!
 早くかくれないと、まつりに見つかる!」

 彼女は慌てた様子で、仮眠室の場所に走ろうとする。
引き止めるのも自由だし、他の子達を優先して会おうとするのも良い。

806夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/06/20(水) 22:32:23
>>804
>>805

んっん〜〜〜??
これは『アレ』かもしれんな……。
わたしのせいで、サトリちゃんのなまえをへんなふうにおぼえられたかもしれない。
これには、さすがの『アリス』もしょうじきゴメン。
ゆるせ、サトリちゃん……!!

「ふんふん、カンナっていうのか!!おう、よろしくな!!」

子分うんぬんは適当にスルーして、負けずに威勢よく返す。
今のやり取りで分かったことは、『カンナ』は『じゃじゃ馬』だということだ。
まだ会ったばかりだが、いかにも何かやらかしそうだという雰囲気はある。
どうでもいいけど、なんかわたしと『ノリ』がにてるな!!
それとも、わたしのレベルがこどもとおなじってことか??

「そうそう。はやくかくれないとみつかっちゃうぞ??」

口ではそう言うが、すぐ近くに他の子供がいないことは分かっている。
どれだけ音を殺そうとも、『ドクター・ブラインド』の『超聴覚』は、それを拾えるのだ。
それらしい音が聞こえないということは、近くにはいないということになる。

「あ、そのまえにイッコだけ――『アオキ』は、いまどこ??」

カンナがいなくなる前に、それだけ聞いておく。
それ以外は特に聞くことはないので、後はカンナを見送るつもりだ。
『アオキ』と呼ばれているのが、例の年長の子だろう。
彼女は三人の子供達の世話役でもある。
この仕事をスムーズに進めるためには、彼女と話をするのが一番手っ取り早い。

(――ふぅん。『しらない』、ねぇ……)

カンナが嘘をついてなければ、イサゴを知らない理由は二つほど考えられる。
『名前』を知らないか、『存在』を知らないかだ。
今はどちらとも言えないし、その背景も定かではない。

とはいえ、それが大きな問題に発展するような気配は、今のところ感じられない。
一応は覚えておくが、あまり気にしすぎることではないと思っている。
今は、他に気にしなければならないことが色々とあるのだ。

(サトリちゃん、なんかほかにききたいことある??)

――というような意味を込めたアイコンタクトを、サトリに向けて送る。
彼女が何か聞くことがあるなら、それが終わるのを待つ。
なければ、まず『アオキ』を探しに行きたいところだ。
まぁ、大体の居場所は予想がつく。
おそらくは、二階でピアノを演奏しているのがそうだろうと思う。

807天雨 サトリ『10cc』:2018/06/21(木) 02:40:47
>>805(GM)
>>806(夢見ヶ崎)

上に立ちたい気質は子供らしさと見るか、危うさと見るか。
どちらにせよ、媚びるような真似は増長を招きかねない。
思い通りになる存在だと思わせれば本気で子分にされてしまう。

「――――そう、カンナさんと言いますのね。
 私の事は、隊長でなく『サトリさん』と呼んでくださいまし。
 ユメミガサキさんは私の『部下』というわけではありませんから」

          「あくまで、仕事上『対等』な関係でしてよ」

いきなり抑えつける気もない。今はスルーしておこう。
一応、会話から思想のレベルを測るつもりではいるが……
その場限りの冗談なのだとしたら、目くじらを立てる程ではない。

「えっ。イサゴさん、名前は教えていないのかしら……」

(あくまで管理責任者であって頻繁に来るわけではない?
 でも、子供達の保護者くらいの話し方でしたけれど……
 まあ少なくとも、名前を出せば収まる類の立場ではない、と)

思わず驚きの声が漏れた。口ぶりからして相当親密だと思っていたから。
アオキなら知っているだろうか。知らないなら、何か事情があるのだろうが。

「ああ、私達の事はアオキさんから聞いていましたのね。
 あらためて、これから3日間よろしくお願いしますわ。カンナさん」

              ペコ

カーテシーのようなしぐさで、改めて小さく頭を下げる。

「ああ、かくれんぼの最中でしたのね。お邪魔だったかしら」

邪魔をした気はないし、夢見ヶ崎を非難するつもりもないが、
カンナからすれば同じことだろうから、一応そこは触れておく。

           スッ

      「――――行ってらっしゃいまし。
       慌てて転けないようにお気を付けなさいね」

入り口とカンナの間を塞がないよう、少し横にずれた。
その際、スタンドは全て解除して、見られないようにする。

(ありませんわ。アオキさんに聞いても問題ない事ですし)

夢見ヶ崎のアイコンタクトには、そのような意味を込め小さく首を振る。
話を聞きたい事は今すぐは思いつかないし、他の面々に会うのを優先したい。
特にリーダーであろう『アオキ』と話さない事には、仕事にも取り掛かれない。

808『ペイズリー・ハウス』:2018/06/21(木) 20:48:19
>>806(夢見ヶ崎PC)

>『アオキ』は、いまどこ??

カンナ「ピアノ弾いてるよ! おひるまで
好きにあそんでな、だって!」

予想通り、二階でピアノを弾いてる子がそのようだ。
 年長の子は、園児たちに昼食までは好きに遊ばせてるようだ。
それは、それで問題ない。世話を任されてるとは言え、逐一
付きっきりでないといけないと言う訳でもないのだし。
 カンナは、そのまま仮眠スペースのベットの下に潜り込もうとしている。
外に出ようとはしないようだ。かくれんぼのルールが室内限定なのかも
 『ドクター・ブラインド』の超感覚で、特に周辺で異常な物音はしない
まだ、かくれんぼの鬼である『まつり』も近くにいないようだ。

>>807(天雨PC)
 
 「わかった! じゃあサトリって呼ぶぞ!
カンナの事は、カンナって呼べ!」

 貴方の言葉にまぜっ返したり揶揄する事なく素直に
呼称を正す。おてんばだが、性根は真っすぐらしい。
 『10cc』の如雨露と、伸びた植物も貴方は解除する。
カンナの視線は、貴方たち二人に向けられていた故に
 『10cc』の姿形や能力を見られる事はなかった。



「あ! まつりに会ったら。カンナはトイレのほうに向かったって
言っておいて!」

 二人に対し『カンナ』はかくれんぼで有利になるように
嘘を伝えて欲しいと伝える……。

809夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/06/21(木) 22:37:17
>>807
>>808

「おうおう、がんばれ〜〜〜」

申し出を軽く承諾しつつ、立ち去るカンナの後ろ姿を見送った。
嘘はいけないというのが世間一般の常識ではあるが、
これは作戦の範囲内と解釈していいだろう。
実際、自分も似たようなことはやった覚えがある。
もっとも、その口約束が常に守られる保障はなかったのだが。
カンナが見えなくなってから、再びサトリの方に向き直る。

「――しっかし、『トイレ』っていうのはちょっとビミョーかなぁ。
 みつかるまでのじかんかせぎとしてはさ。
 『かくれんぼのプロ』のわたしからみると、まだまだあまいッ」

トイレで隠れられる場所など限られている。
隠れていそうな場所は、すぐに探し終えてしまえるはずだ。
そこにいないとなれば、当然『まつり』も他の場所を探そうとする。
別の場所で見かけたというガセ情報は、確かに時間稼ぎにはなる。
しかし、この場合は、それほど大きな差にはなるまい。

「まぁ、わたしなら、どこにかくれてたってみつけられるんだけどねー。
 なんたって、『かくれんぼのプロ』だし!!フフン!!」

そう言いつつ、やや得意げに胸を張る。
プロというのはただのシャレだが、『追跡』や『探知』は得意分野だ。
もしかくれんぼにプロがあったとしたら、十分なれる自信があった。

「じゃ、いこっか??まずアオキにアイサツしなきゃ。
 いばしょもわかったし」

サトリに声を掛けて、事務室から廊下に出る。
一応『ドクター・ブラインド』の聴覚に反応がないか確認する。
何も感じなければ、『ドクター・ブラインド』を解除しておく。

「わすれないうちにいっとく。
 『ドクター・ブラインド』はめがみえない。
 そのかわりに、ほかのかんかくがすごい」

「さっきのは、おとがきこえたからカンナのいばしょがわかった。
 もし、だれかいなくなってもみつけられる。
 そーいうことがあれば、だけど」

道すがら、サトリに能力を説明する。
といっても、これは正確には『能力』じゃないけど。
まぁ、その辺はおいおい話そう。

810天雨 サトリ『10cc』:2018/06/21(木) 23:49:37
>>808(GM)
>>809(夢見ヶ崎)

「ええ、まあ、構いませんわ。
 対等と言ったのは私ですもの。
 ――なかなか利口ですのね、カンナ」

       フ

「嘘を吐くのは感心しないけれど、遊びですものね。
 少なくとも、私からバラしたりはしないと誓いますわ」

           「では、また後で」

隠れに向かうカンナの姿を視線から切って、事務室から出る。
嘘を吐くのは悪いかもしれないが、吐かないのが悪い時もある。
自分だって本当の事しか言っていないわけがないのだ。

「――――まあ、子供の遊びですもの。
 隠れ場所として優れた選択とは言えないけれど、
 策を練って欺こうとするのはけっこう、侮れませんわね」

それはつまり、自分達にも牙をむきかねないという事だ。
子供の浅知恵でもスタンドが絡めば危険だし、地の利も向こうにある。

「おっと、そうですわね、早速二階に向かいましょう。
 もしかすると他の子達とは途中で会うかもしれませんし」

異論は特にないし、廊下に出て階段に向かう事にする。

「なるほど、鋭敏なのは『気配』だけじゃないんですのね。
 だからこそ、かくれんぼのプロ……と。分かりましたわ。
 お返しに私の能力ももう少し踏み込んで教えますけれど……
 水を撒いて生やした『野イチゴ』は、『振動』を感知出来ますの」

「貴女は『五感』いえ、『四感』――――
 気配、第六感も含めれば『五感』なのかしら?
 それで色々なものを調べられるようですけれど、
 私は感覚で捉えにくい物を捉えられる、という事ですの」

「……とはいえ、長く持続する能力ではないので。探索は基本的にお任せしますわ」

解除される『ドクター・ブラインド』を見ながら、能力の説明を返す。
察するにまだ何か『奥の手』はあるだろう。自分なら、それは必要も無いのに明かさないから。

811『ペイズリー・ハウス』:2018/06/22(金) 19:04:30
>>809-810(ALL)

 貴方たちは、カンナが仮眠室の場所に隠れるのを見届けつつ
『事務室』から出て、階段に向かう。
二階に繋がる階段の折り返し付近には大きな窓が付いている。
 そこからの景色には、この園の外にある山へと連なる木々が
立ち並んでおり。それを区切るように立ち並んだフェンスの真ん中に
小屋があった。夢見ヶ崎には、定期的にコ―コッコと打ち鳴らす
鳥の音が超感覚で捉えられる。鶏小屋のようだ

 『…………』

 その鶏小屋を、一歩遠巻きに見つめるように小さな人影が立っている。
小柄な背丈で『カンナ』と同じ青いスモッグを身に着けている。
 恐らく、いや十中八九この園にいる園児の一人だろう。
少し距離はあり、背を向けてるために顔などは確認できない……。

 階段の上には廊下が連なっている。右側から月光の伴奏は流れてるようだ

812夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/06/22(金) 21:17:49
>>810
>>811

「ふんふん、『シンドウ』ねえ〜〜〜。
 じゃ、だれかがとおったら、それがわかるんだ。
 あのアレ――『ケイホウキ』みたいなもんかな??」

「しかも、ナチュラルしようでインテリアにもさいてき。
 『ぼうはん』と『リラックス』で、ココロにふたつのあんしんをプレゼント。
 リビングやオフィスにもとけこむカンヨウショクブツがたケイホウキ――
 このきかいに、ぜひごけんとうを!!」

「あとほかに、なんかいうことあったっけ??
 『ドクター』はチカラがよわいってコトいった??
 あ、いってない??」

「サトリちゃんのも『チカラもち』ってカンジじゃないんでしょ??
 チカラシゴトとか、もしあったらちょっとくろうするかも??かも??
 ま、そういうのはキンちゃんにやらせとけばいっか!!」

「おっ??アレって『くぬぎ』じゃない??
 バレバレだから、かくれんぼはしてないみたいだけど。
 しいくとうばんかな??」

歩いている間、ずっと喋り続けていたが、
ここに来てようやく口を閉じて休憩を挟む。
『カンナ』には既に会ったし、『まつり』は『カンナ』を探しているはずだ。
園児の中で残っているのは『くぬぎ』しかいない。

「――『ニワトリ』みたいだよ、あそこにいるの。
 ここでかってんのかな??
 めだまやき、たまごやき、
 ポーチドエッグ、スクランブルエッグ……まような〜〜〜。
 サトリちゃんは、どれがすき??わたしは、たまごやきがいいな!!」

お喋りを再開しつつ、階段を上っていく。
『くぬぎ』らしき園児にも挨拶したいところだが、今は後回しだ。
何事もなければ、そのままピアノが聞こえる部屋を目指す。

813天雨 サトリ『10cc』:2018/06/23(土) 05:41:07
>>811(GM)
>>812(夢見ヶ崎)

「ええ。振動の大きさで歩き方も分かるでしょう。
 走っているか、足音を殺そうとしているか〜……
 もっとも完全に殺せば振動も消えるかもしれませんけど。
 ま、そんな『ニンジャ』じみた相手までは管轄外でしてよ」
 
「インテリアにするのは私も考えたんですけれど、
 持続時間の短さはどうしてもネックですわね。
 如雨露自体は、結構長く出して置けるのだけれど。
 植物の方は『1分』もせずに枯れてしまいますのよ」

スタンドそのものの持続力と、能力の持続力は違うのだろう。
悠久を経たようなアンティークの如雨露と、儚い蛇苺がそれを象徴する。

「いえ、『力が弱い』というのは初耳ですわ! まあ、もっとも……
 私のは『腕』自体がありませんから。力仕事と荒事はその男に任せましょう」

実際にそんな経験があるわけでもないが、自分の能力は戦いには向かない。
力仕事などはそれ以前に論外だ――――もっとも、適した『補佐』は出来るけど。

「え、ニワトリ? ……ああっ、貴女には声が聞こえているんですのね!
 あの小屋に? 小学校の『飼育小屋』みたいじゃあないですの。
 そういう『情操教育』のような物もここでしているのかしらね?
 少なくともあの小屋じゃあ、ペット扱いという風情には見えませんもの」

(まっ、『力』がある者には適切な教育が必要なのは間違いありませんわ)

飼育小屋と『くぬぎ』らしき人影は見えるが、今はどうにもできない。
とりあえず、演奏を続ける『アオキ』を優先してしまっていいだろう。

「私は……そうですわね、『エッグベネディクト』を推しますわ。
 具材にはハムではなく、スモークサーモンを使ったものを……
 確かその場合は名称が変わりますけど。細かい事は良いでしょう?」

雑談に応じつつ、月光の聞こえてくる方向へと歩みを進める。

「それにしても……練習熱心ですわね。この『月光』は。
 普段はピアノの先生でもついているのかしらね。
 結構難しい曲だそうですわよ? そう詳しい訳ではないですけれど」

遠くから聞こえる旋律だけで、かの曲であると分かる程度には完成されている。
曲の不朽の完成度はもちろんだが、奏者の腕もあるに違いない。上手いのかは分からないが。

814『ペイズリー・ハウス』:2018/06/23(土) 22:13:35
>>812-813(ALL)

 貴方たちは、一先ず鶏小屋にいる園児の事は後回しにしつつ
『アオキ』へと会う為に階段を登りきる。
 右手側には『音楽室』と書かれた看板を掲げた扉、奥にも通路は存在する。
左手には、『視聴覚室』『保育室』が存在する。

 ホーッホッホッホッ!
         カチャカチャカチャカチャ


……?

 その『保育室』のある部屋から、高音の、どうにも
芝居かかった、お嬢様風の笑い声と硬い何かが弾むような物音が
夢見ヶ崎は聞き取る事が出来た。

天雨が聞く限り、『月光』の伴奏は『プロ級レベル』だ。
プロのピアニストが弾いてると告げられても信じられるレベルには。
 アオキは、ピアニストなのだろうか……?

815夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/06/23(土) 23:07:29
>>813
>>814

「なにソレ、きょうみあるぅ〜〜〜。わたしもたべたいな〜〜〜。
 その『エッグベデネクト』ってやつ!!オジョウサマっぽい!!」

「へぇ??そーなんだ??そういえば、わたしもピアノひけるよ。
 こんどみせよっか??」

周囲に聞き耳を立てつつ、先へ進む。
その時、奇妙な声と物音をキャッチした。
おそらくは『アオキ』でも『カンナ』でも『くぬぎ』でもない。
そうなると『まつり』か??
事前に聞いていた情報から判断すると、そう考える他ない。

「まったく、ちいさいコがいるのに『かんじ』のつかいすぎだなぁ。
 『ひらがな』だったらわかりやすいのに。
 サトリちゃん、よんでくれない??わたし、よめないから」

「あとさ――あっちのへやから、だれかのたかわらいがきこえる。
 それと、なんかカチャカチャやってるみたい。
 『まつり』かな??それいがいにヒトいないんだよねぇ??」

サトリに各部屋の読み方を尋ねながら、声の聞こえた方向を指差す。
そっちも気になるが、まぁまずは『アオキ』が優先だ。
当初の予定通り、ピアノが聞こえる部屋に向かう。

「さっきみたいに、じじょうのせつめいはサトリちゃんにやってほしいな。
 そういうの、わたしよりサトリちゃんのほうがとくいそうだし。
 『テキザイテキショ』ってコトで。
 わたしは、じこしょうかいだけやっとくから」

サトリに言ってから、演奏が聞こえる部屋に足を踏み入れる。
入る前に、まだスタンドを解除していないのなら解除する。
頭に巻いているリボン型のスカーフも真っ直ぐに直しておこう。

816天雨 サトリ『10cc』:2018/06/24(日) 01:05:31
>>814(GM)
>>815(夢見ヶ崎)

「っぽい、ではなくお嬢様ですのよ。自分で言う話でもないけれど。
 ……それにしても貴女、服といいハーブといいピアノといい、
 お洒落な趣味をしていますのね。ぜひ今度聴かせてくださいまし」

今度とは言うものの、ここにはピアノがある。
その腕前を振るってもらう機会は、遠からずあるかもしれない。
子供に口がどこまで通じるかは分からないが、音楽は響くものだ。

「よろしくてよ。右のが『おんがくしつ』ですわ。
 左が順に『しちょうかくしつ』と『ほいくしつ』
 ……子供に入って欲しくない職員用の部屋はともかく、
 お遊戯室くらい『ひらがな』でも罰は当たりませんわよね。
 プレートにファンシーなイラストや、お花を添えたりして。
 どこか『事務的』というか、『保育所』とは違うという事かしら?」

子供が育つ空間にしては、『子供らしさ』はここには薄い。
せいぜい遊戯室くらいのもので、設備はむしろ『小学校』のようだ。
育つための施設というよりは、『学ぶ』ための施設という事か。

「まあ、きっと『まつり』で間違いないんじゃないかしら?
 わざわざ保育室に『空き巣』が入る用があるとは思えませんもの」

不審者がいるとも考えにくいし、いるならわざわざ高笑いはしない。
とりあえず『三人娘』最後の一人、『まつり』だと考えていいだろう。

「ええ、適材適所。私の好きな言葉の一つでしてよ。
 貴女に出来ない事は遠慮なく私にお投げなさい。
 それが必要である限り、私はしっかり受け取りますわ」

演奏は音楽室からだろうか? いずれにせよ、扉の前まで行き、
その場で、かつ素手で出来る範囲でだが身だしなみを整える。             

「ただ、無理に縮こまる事はありませんわよ。 
 私にも未熟な所は……無くはないでしょうから、
 必要だと思うならいくらでも口を挟んでくださいまし」

「それが適材適所という物でしょう?」

        コン
             コン
                   コン  
                          コン

ドアノックは四回。演奏中であることを考え、聞こえるように大きめに。
回数は由来も意味も知らないマナーだが、『知っている』と思わせるのが大事だ。

817『ペイズリー・ハウス』:2018/06/24(日) 17:08:52
>>815-816(ALL)

 貴方たちは、『音楽室』へ辿り着く。
『まつり』の事に関しては後で構わないと考えて『アオキ』の元へ。
(※なお、看板の漢字の上にも小さめながら振り仮名は付いてると
思って構わない。これに関してはレスの詳細抜けである)

 天雨は大きめに四回ノックする。だが、『月光』の伴奏は止まらない。

なお、遊戯室などの扉もであるが。児童が頻繁に使うドアは中心に円形の
丸窓で内部が覗ける造りになっている。締め切っても子供の異変がすぐ察知
出来るようにだ。故に、この『音楽室』も直ぐ真ん中で内部の様子がわかる
造りになっている。貴方達二人は目撃する

  〜〜〜♪

 一人の少女。十代前半で、茶髪はショートボブであしらわれている
少し派手めのメイクをまつ毛に施した子がピアノを演奏している。

 最新らしいウォークマンをイヤホンで聞きながら弾いており、ドアの
ノックを感知した様子はない。面白味も真剣味もない様子で
 つまらない表情を僅かに浮かべつつ弾いているにも関わらず、手だけは
なめらかに正確に『月光』を弾きこなしている。

818夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/06/24(日) 18:46:32
>>816
>>817

「うんうん、サトリちゃんはやさしいなぁ〜〜〜。
 『はさむ』ってきいたら、なんかサンドイッチがたべたくなってきた。
 サンドイッチっていったら、パンやバターもひつようだし、
 ハムやヤサイやタマゴもひつようだよね〜〜〜」
 
「これぞ、『テキザイテキショ』ってやつだ!!
 たぶんサトリちゃんが『パン』で……わたしが『グザイ』かな??
 あっ、わたしクラブハウスサンドがすきなんだ!!」

やはり、言葉で相手を納得させるというのは、サトリが適任だろう。
『自分の口から説明するのが面倒だった』とは口が裂けても言えない。
サトリの方が向いていると思ったことが一番の理由なのは本当だ。

「いまのかっこいい〜〜〜。ソレ、わたしもいつかつかおう。
 わすれないように、メモっとかないと。
 『それが適材適所という物』……っと」

サトリがノックする間、ドアの前でスマホを取り出す。
そしてメモアプリを立ち上げて、メモを取り始める。
ふと、何かに気付いたように顔を上げた。

「これって『ちょさくけんしんがい』にならない??
 さいばんになるのヤだし、ライセンスしゅとくしなきゃダメかな??
 サトリちゃん、このセリフつかっていい??」

とかなんとか言ってる内に、部屋の中の様子に気付いた。
サトリの方を向いて、口を『への字』の形に曲げて肩を竦める。
それから、一転して悪戯っぽく笑い、ドアに手を添える。

「きこえてないんだったら、はいってもいいよねぇ〜〜〜??
 まず、アスミけいじが、げんばにとつにゅうする。
 サトリちゃんけいじ、えんごまかせた!!
 いくぜ、あいぼう――」

ドアを勢いよく開けると、演奏を続ける『アオキ』の正面に回り込み、
自ら彼女の視界に入る。
こうすれば、『アオキ』が盲目でもない限り、嫌でもこちらに気付く。
続いて、彼女の前で口を開く。

「こ!!ん!!に!!ち!!は!!」

一言ずつがハッキリ分かるように、大きく口を動かして挨拶する。
声が聞こえなくとも、口の形で何を言っているか悟らせるためだ。
その後の詳しい説明は、打ち合わせ通りサトリに任せるつもりだった。

819天雨 サトリ『10cc』:2018/06/25(月) 00:55:55
>>817(GM)
>>818(夢見ヶ崎)

「パンが無ければサンドイッチは出来ませんものね。
 もちろん、具材も無ければいけませんけれど……
 具材全部を総取りというのはいかがな物かしら。
 今の貴女は差し詰め、『バター』といった所ではなくて?」

「具材はこれから決めていきましょう。卵か、フルーツか、
 パンとバターがあれば、大抵のサンドにはなれますもの」

ともかく音楽室からの反応はないわけだが、
窓から覗き込めばその理由はすぐに分かった。
無礼な、という気持ちと演奏に感心する気持ちがある。
今はそういう時間という事なのかもしれないが、
こちらがこの時間に来ることは知らされているはず。

とはいえ相手は年下だし、仕事でやってる立場でもない。
そして演奏は素晴らしいものだ。プラスマイナスはゼロ。

「台詞の一つくらい、好きにお使いなさいな。
 私はそれくらいでけちけちしたりしませんわよ。
 将来的に『自己啓発セミナー』でも開講する気になったら、
 話は別になりますけれど……なんてね。柄でもないですわ」

「さ、入りましょう。そういう『仕事』ですもの。
 演奏を止めてしまうのは少し勿体ないけれど……
 こちらに『気づかせる』のはお任せいたしますわよ」

                スタ

                  スタ

                    「――――ご機嫌よう」

部屋に入って、夢見ヶ崎の少し後ろに控え、目が合えば一礼する。
自己紹介や事情の説明は彼女がイヤホンを外してからで構わないだろう。


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