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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その2
763
:
小石川文子『スーサイド・ライフ』
:2017/10/27(金) 03:26:26
>>760
「――柱が……!!」
そうなることを予想していても、驚きは少しも薄れることはなかった。
度を越えた破壊に戦慄すると共に、目の前で行われる暴挙に対して、
言いようのない悲しさが込み上げてくる。
このようなことが起こらなければならない理由があるのだろうか。
もし理由があったとしても、この店の主である店長やペイに非があるとは思えない。
これでは余りにも理不尽すぎる。
「……どうして?」
「どうして――どうして、こんな酷いことを……?」
「もう、やめて下さい……!」
「お願いします……」
言葉を発することのない二体に懇願する。
もう意味のないことだと分かっていても、そうせずにはいられなかった。
この状況を解決するためには、力しかないという事実が辛かったから。
「……できれば、あなた達のことも――傷付けたくありません……」
静かに呟きながら、ワゴンの上に乗っているナイフを『手』で掴み取る。
そして、テーブルの陰に潜ませながら、『手』をテーブルの端まで移動させる。
あの潜水服のようなものが陸の上で動くためのものだとしたら、
それに繋がるホースは彼らにとっては命綱のはず。
スッ……
「――ごめんなさい……」
何かが近付いてくるのに合わせて、その場から後ずさる。
同時に、鍋を掴んだ何かに繋がるホースの一部に、『手』が持っているナイフを突き刺す。
通じるかは分からないけれど、これで片方の動きを止めたい。
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