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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その2
733
:
七海 フランチェスカ『アクトレス』
:2017/10/21(土) 00:09:57
>>729-730
(GM)
>>731
(弓削)
明らかに尋常じゃない存在だったが、会話も通じないと分かった。
そしてこちらに近付き続けている。『逃げる』のではなく『迫る』動き。
「いやいや〜、密猟者だったらふつう人いたら『逃げる』んじゃない?
こいつら、多分目当てはアタシたちか・・・このお店なんじゃないかな」
「だから『逃げる』のもありっちゃありだけど」
「このスープ作った人を放って全員で逃げるわけにはいかなくな〜い?」
――――不可能ではないなら、『対処』する方がよほど前に進める選択肢だ。
味方とは思えない存在は既に、テラスのすぐそばまで来ている。
逃げるなら逃げる、立ち向かうなら立ち向かうで急いで動くべきと判断。
「アタシがしんがり・・・あ、しんがりって一番最後に逃げる人の事。
それになるか、時間稼ぎするかァ。どっちにしても、結構自信あるんだよ」
超能力者になった、という変化は劇的で、人生の色が変わったんだ。
そして――――今、目の前に広がる『超常現象』もまた、変化と言える。
これを前進にするか、後退にするかは、ここからどう動くか次第だろう。
「だってアタシ、超能力者だからね。ウケるでしょ? それじゃ、行ってきまァ〜す」
少なくとも立ち止まり続けさせられるような状況じゃない。まったなしだ。
スタンドの手で椅子を持ち上げる。それなりに軽くなり始めているだろう。
目測する限り、飛び降りても死にはしないはず。椅子を手にMAP南の☆から砂浜へ。
同時に――――自分自身の身体にも、能力を行使する。体重は『49kg』ちょうど。
すなわち、天使が導く『昇天』の時間まで、カウントダウンは――――『49秒』ちょうど。
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