したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

【代理スレ】ウイングマン連載中 ドリムノート2冊目

1粗筋!ウイングマン:2009/11/11(水) 21:32:36 ID:???
第86話――【バレンタイン大作戦の巻】


<扉絵:いつもの衣装ではなく、カジュアルな服を着飾るドクター・ヴィム>
「ワォーッ ドクター・ヴィムって大人の魅力。怖そうだけど…」(健太・談)


異次元空間に浮かぶデストレス ――その中の、何か水音が響くドクター・ヴィムの部屋。
浴槽から立ち上がるヴィム …って、予想もしなかったヴィムのサービスシーンに読者大喜びッ!
( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい! ひんぬー!ひんぬー!

ゲフンゴフン …いかん、つい取り乱してしまった。あらすじを続けます。
人の気配を察したヴィムはとっさにバスタオルを取る。浴槽の薄布越しに現れたのはバルド将軍!
「人の部屋に勝手に入ってくるのは失礼ではありませんか」
バスタオルを体に巻き、浴槽から出るヴィムに、バルドはただ一言、美しい…と呟く。
「話をまじめに…!」
バルドをひっぱたこうとした時、バルドはヴィムの手をつかみ上げる。
「緊急の用があって来ました」
「…言ってみなさい」
「緊急と言ってもそれ程でもないが、ウイングマン打倒についてじっくり話し合おうと思って…」
――どう見ても覗きの言い訳です。本当にありがとうございました。

無愛想に背中を向けるヴィム。
「――話し合う必要はありません、すでに次の作戦は、もう私が…」
するとそっと肩に手を置かれ、バルドはヴィムを抱擁する。
「ヴィム、ボクはおまえが…」
「よ 用が無いのなら出て行って!」
エロド将軍はヴィムに突き飛ばされ、分かったよと一言残し部屋を立ち去った。

。oO(男なんか… 男なんかに興味無いわ!)

立ち去ったエロド度将軍をいつまでも睨み続けるヴィムであった

2粗筋!ウイングマン:2009/11/11(水) 21:32:59 ID:???
。oO(フ 見ていろよ、今に必ず振り向かせてやる)
エロド将軍が廊下を歩いていると、壁にもたれかかるキータクラーがいた。
「よう、ふられたか? ん――――?」
「うるさいぞキータクラー!」
冷やかされたエロド将軍はふられた腹いせをしようと剣に手を伸ばす!
「おっと、仲間同士の争いは破滅に繋がるぞ」
「フン…貴様、スノープラスとウイングマンが戦っている時、デストレスの中にいなかっただろ
 え? どこに行ってたんだ?」
「何の事だ、オレはずっとここにいたぞ?証拠はあるのか、証拠は!」
証拠が無い以上、エロドはこれ以上キータクラーを責める事はできない。
いつか企みを暴いてやると吐き捨てその場を立ち去った。

。oO(フッ オレの企みを知る頃には、お前は死んでいるぜ フフフフ)

立ち去るエロドに内心ほくそ笑むキータクラーだった。



――冬休みが終わり、三学期も始まった。そして…今日はバレンタインデー。
健太が家を出ると、同時にアオイも家から出てきた。
…ちなみにアオイは現在高校生をしていた。なぜ仲額中に戻らないのかと言うと… 本人いわく、
「だってぇ、やっぱりさぁ 入ったり辞めたり、入ったり辞めたりってなんかさ、
 そういうのってバカみたいじゃない… やっぱり歳相応にねぇ、高校生になります」
                …だ、そうです。仲額中とは違うブレザー姿もかわいいぞ!

2人が朝の挨拶をすると、急にアオイに呼び止められ…
「ケン坊、いいものあげるわ」
キスと共に小箱(当然中身はチョコ)をもらい喜ぶ健太。
「あ、そうか!今日はバレンタインか 美紅ちゃん、今年はどんなのくれるのかなぁー」
……相変わらず余計な一言で相手の機嫌を損ねるのがうまい健太でした。

3粗筋!ウイングマン:2009/11/11(水) 21:33:22 ID:???
機嫌を悪くしたアオイは健太からチョコを没収し、家に引き返すとラークを呼ぶ。
「おとーさん! はぁーい、あげるぅ〜 バレンタインのチョコ♥」
「わーお!」
年甲斐も無く喜ぶ良きパパ・ラークでした。
一方、そのチョコをもらう筈だった健太はあっけに取られ… アオイは悪口を言いつつ駆け出した。
「なんなんだろう…」
毎年同じ事を繰り返している事に気がつかない鈍感男・健太でした。



――仲額中学校。
福本、美紅と一緒に登校してきた健太は下駄箱からブーツ専用上靴(ややこしい)を出していると、
自分の下駄箱を空けた福本が急に喜びの歓声を上げた!
「お、お――――! とうとうオレにもチョコが来た!しかもこんな大きな!」
健太と美紅も福本が珍しくチョコをもらった事に感心していると、福本は差出人を見て……


「おーい、布沢!これはどーいう訳なんだよ!」
「また…」
教室に入ってきた早々、福本は布沢目掛けて大声を上げ、つい布沢も肩をすくめてしまう。
…よく見ると、布沢の机の上には福本が持っているのと同じチョコがいくつもある!
「あ まだこんなに用意してオレみたいな奴を騙そうとしてんだな!
 お前には真次っていう彼氏がいるじゃねぇか!
 これはモテない男への憐れみかよ、こんな受け取れるか!」
怒って布沢にチョコを突っ返す福本。すると――
「布沢さーん、ジョーダンきついよー 渡す人間違えてんじゃないー?」
「布沢さん、気持ちは嬉しいんだけど受け取れないよー 真次っていう人に悪くってさー」
「布沢くん、いくらボクが魅力的だからって浮気はいけないな、これは返すよ」
。oO(この人にまで断られた〜…)
順に楠富・北島・渡辺が現れ、次々とジェットストリームチョコリバースを仕掛けるのだった。

4粗筋!ウイングマン:2009/11/11(水) 21:33:37 ID:???
…スノープラスの事件を知る由も無い男子から次々とチョコを返され、ついに布沢の机の上には
どっさりとチョコの(返品の)山が築かれた。
。oO(何とか新しい男を作ろうとして四方八方に出したチョコが全部返ってきた…)
――泣き笑い状態の布沢、テラカワイソス(´・ω・)

このやりとりを見ていた健太と美紅は、布沢が真次に利用されていたのがバレたのかと勘ぐる。
…それならば、布沢のこの行動も納得がいく。ならばちょっとカマをかけてみようか…。
「もう、やだなぁ 布沢さん、近頃事件が無いもんだから、自分で話題を作ろうとしたんだろー?」
「そ そ… そ… そーなのよ、バレちゃったか」
何とかフォローする健太の言葉をカン違いしてくれたと思い込み、危機を乗り越えた布沢でした。
。oO(今更失恋したとかって言えないもんね…)



――放課後
校庭の桜の木の陰に、誰にも見つからないようにワープしてきたアオイ。
「どーせケン坊は美紅ちゃんにしかもらえないんだから、
 やっぱりあたしがあげなきゃかわいそーよねー」
そのまま桜の木の陰に隠れながら待っていると、美紅と一緒に健太が出てきた。
いざ木の陰から出て行こうとすると、桃子が健太の後を走って追いかけて――――

「これ 受け取ってください!」

…去年とは違い、普段どおりの笑顔で健太にチョコを渡す桃子だった。
「うわ、ホント!? うれしいなぁ、ピンクからもらうの初めてだもんなぁ」
そんな様子を美紅は怒るでもなく笑顔で2人を見つめている。
「ごめんね、美紅ちゃん」
「う――ん 気にしないで」
桃子はまだやる事があるので帰らないそうなので、健太と美紅は桃子に別れを告げ先に帰る事に。
2人を見送る桃子だが、ふと、木の陰からアオイが手招きしているのを見てそちらに向かう。

5粗筋!ウイングマン:2009/11/11(水) 21:33:56 ID:???
「やったじゃん、とうとう!」
「うん、吹っ切れたの だから出来たんだと思う
 リーダーには美紅ちゃんがいるのよ、私がリーダーの事を思ったり、悩んだりしても
 仕方ないんだもんね」
「桃子ちゃん…あなたって人は… あたし断言しちゃう、今にきっといい人ができるよ桃子ちゃん!」
「え―― ホント――!? 信じちゃお♪」
健気な桃子に感動し応援するアオイ。ガンバレ桃子!とりあえずあらすじが彼氏に立候補しよう!



「よかったね、広野くん」
「これでやっと2つだ」
校門にさしかかった時そんな会話をしていると、私服姿のヴィムが現れた!

「広野健太さんですね ――あの、これ受け取って下さい あの、今すぐ食べてください」

「んじゃ、頂きます」
健太はヴィムとは気づかず、美紅が止めるのも聞かずキャラメルサイズのチョコを食べてしまう。
「食べるのちょっと待って」
不審に感じた美紅が止めるが、こういう時に限っていう事を聞かない健太!
「だって、今食べてくれって言うんだから …んー いけるぞ、これ」
健太がチョコを飲み込んだのを確認すると、高笑いをあげるヴィム!健太も突然苦しみだす!

「ハハハハハ かかったな、広野健太! お前はもう、磁力人間だ!
 鉄と言う鉄をひきつけ、身動きが出来なくなるのだ!
 時間がたつにつれ、磁力が強くなっていき… 最後には、我々の命令に従う磁力人となるのだ!

「ハッ 今の声!ドクター・ヴィムだわ!」 ヴィムの声に反応するアオイ!
健太に美紅のカバンやハサミ・スパイクシューズ・空き缶等といった鉄が次々飛んでくる!
「ああ 本当に鉄を吸いつけている!」

6粗筋!ウイングマン:2009/11/11(水) 21:34:10 ID:???
「ハハハハ これから町中にこのチョコをバラまくのだ! 町中がパニックだ、ハハハハハ!!」

そう言い残し消えるヴィム。
追いかけられず歯噛みする健太―― その時、彼に危機が迫っているのを誰も知らなかった。

磁力人間となった健太目掛け、コントロールを失った車が健太目掛けて飛び込んできた!!
                                      <続く>

7名無しさん:2009/11/11(水) 23:43:44 ID:???
>「緊急と言ってもそれ程でもないが、ウイングマン打倒についてじっくり話し合おうと思って…」
>――どう見ても覗きの言い訳です。本当にありがとうございました。

おいバルド、お前ついさっき「緊急」って言っただろwww
あらすじさんの言うとおり確かに覗きの言い訳にしか聞こえんwww

8名無しさん:2009/11/12(木) 00:16:54 ID:???
>>751
普通なら男性不振になってもおかしくないはずなんだけどな…
そこまで考えないのがウイングマンクォリティか。

磁力人間健太か… これなんて鋼鉄ジーグ?w

9名無しさん:2009/11/12(木) 06:27:58 ID:???
>>754
ンモー、キミもスケベだねーw
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20091112062647.jpg

10名無しさん:2009/11/12(木) 13:01:53 ID:???
今年も来たか、バレンタインネタ。
相変わらず健太は鈍感だな…

しかしあおいさんにチョコもらって喜ぶラークがいい味だしてるなw

11名無しさん:2009/11/12(木) 15:16:23 ID:???
バルド、実はむっつりスケベと判明したなwww

よく読めばあらすじ内でもバルドじゃなく『エロド』になってやがるじゃねーかww

12名無しさん:2009/11/12(木) 19:48:27 ID:???
>>758
ディメンションパワーで何でもできるからなぁ。
変身、時間停止、瞬間移動、念動力… 幻影とかもできそうだな。

桃子ホント健気だよね…この作品では一番お気に入りだ。

13名無しさん:2009/11/12(木) 20:56:29 ID:???
>とりあえずあらすじが彼氏に立候補しよう!

待て!貴様ばかりにいい格好はさせんぞ!俺も立候補しよう!

14粗筋!ウイングマン:2009/11/12(木) 22:33:40 ID:???
>>761-762
アイドル超人のようにかっこよく散れると思うなよw

>>763
となると健太は戦いに受験に恋愛に特訓…すさまじく大変そうだな…


[連絡]
やはり規制がまだ厳しいようですので、3日後あらすじを投下、
それでもまだ書き込みが少ないようでしたら休載も考えます。

15名無しさん:2009/11/13(金) 00:09:06 ID:???
ヴィムが変装… というか扉絵のような一般服を着て健太達の目の前に現れたわけだが、
1回コウモリプラス戦で戦ったはずなのに顔覚えていなかったのか?
褐色肌の女の子なんてそうそういないぞ。(この漫画には)

16名無しさん:2009/11/13(金) 22:27:31 ID:???
>>771
読み直してみて確認した。確かに声で気づいてたな…申し訳ない。

17名無しさん:2009/11/14(土) 00:05:07 ID:???
>>773
男はバレンタインになると、例え見知らぬ女の子からでもチョコを受け取ってしまうのだよ…!

布沢さんは健太にチョコあげなかったのかね。あげてても問題なさそうなんだが。
ところでりろはどこ行った?ライエル編になってから全然出てこないな。
(ヒロダーは出たくせに)

18名無しさん:2009/11/14(土) 13:35:54 ID:???
>>777
ラッキーセブンおめ!

>彼女は「大人な男性」が好みそうだから
でもその割にはセイギマン連中…ブルー、グリーンはまだ分かるが
健太よりもいろんな意味でダメそうな福本やイエローにまでチョコ渡してるぞ。
「もはやなりふりかまってられない」って感じがする。

1910時に投下お願いします:2009/11/14(土) 19:48:06 ID:???
第87話――【謎の男 再び】


ヴィムのチョコを食べ、磁力人間になった健太に、コントロールを失った車が飛び込んでくる!
――だが、健太の前に何者かが突如現れ、バリアを張って車をハネ返し、ビームガンでこれを破壊!
(ドライバーは咄嗟に飛び降りて無事)

「お…お前…」「あなたは…」
『 キ ー タ ク ラ ー !! 』
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20091114194642.jpg

前回に続き、健太を助けに現れたアンノウン!
「コスチュームもわざわざ新調しやがって! よくものこのことオレ達の前に現れたな!」
「な 何の事だ」

…ちなみに、都会テレビでは2年前同様、衣装がなくなった事に大騒ぎしていたのはまた別の話。


「一体何の事だ、オレはキータクラーとかいう者じゃない!
 みんな、もっと冷静になるんだ、落ち着け!そんな事ではいずれライエルに殺られてしまうぞ!」
「まだとぼけているわ、やっつけちゃいましょうよ!」
「大きなお世話だ! 一体きさまはどういうつもりなんだ!」
助けてくれたにも関わらず、噛み付く健太にアンノウンは何を言っても無駄と判断し消え去った。
そのおかげで先程の車の爆発で集まってきた野次馬はますます騒ぎ出す。
さらにドライバーはパニックを起こし逃げ出してしまった…。
生徒達は健太に問いただすが、相変わらずこれもショーなのかと思っているようだ。
そんな事を話していると、先程逃げ出したドライバーが警官を連れてきてしまった!

「こいつらだ、オレの車をぶっこわしやがったのは!」

警察沙汰になってしまった。非常にまずい!
「キミ達、どういう事なのかね」

2010時に投下お願いします:2009/11/14(土) 19:48:36 ID:???
健太に近寄る警官・・・・・・・・ん???
「ふむふむ、なるほど…」
「お おじさ…」
――地獄に仏!その警官はラークだった!
『まかせなさい』とばかりにウインクしつつ、指でOKサインを出すラーク。
ドライバーの方に向き直りそっちに注意し始める。
「こらー キミは車をこの子達に譲ったそうじゃないか、この子達のショーの為にって」
「な 何を言ってるんだ、そんなのデタ…ラ… メ〜〜〜ェェ〜〜〜…
 そ そうでした、どうもご迷惑かけてすみません」
「まったく人騒がせな奴」
――ハイ出ましたよ、何でもできるディメンションパワー!
結局、記憶を改ざんされたドライバーは納得しながら立ち去っていきましたとさ…。

「どーだ、警官が知り合いだと色々と都合がいいだろ?」

…かなりヤバイ発言をあっけらかんと話すラーク。ちなみに桃子は初対面だ、初めまして。
――などとのん気にこんな事してる場合じゃない!ヴィムの磁石チョコバラ撒きを阻止しなければ!
健太はラークにお礼を言いつつ、3人と共に駆け出した。
。oO(さては、ケン坊 そのチョコを食べてこんなになったのね)  …意地悪く笑うアオイでした。



――街中のチョコ特売のワゴンに、ポケットからこっそりと磁石チョコをぶちまける男が2人。
「やってきたぜ」
「ありがとう、じゃ これは約束の…」
路地裏で男にバイト代の札束(!)を渡すヴィム。
金を受け取った男共は、今度は「金はたっぷりあるから」とヴィムをナンパし始める。
「触るな!」
――案の定、男共は男嫌いのヴィムに念動力で街灯に叩き付けられるのであった、合掌。
「おい、乗れよ」
ヴィムはバルドの運転する車に乗り込み、先程の男達がバラまいた特売店の様子を見に行く事にした。

21名無しさん:2009/11/14(土) 19:49:01 ID:???
――特売ワゴンに群れる女の子達。
「大盛況だな、お前の作戦 うまくいってるじゃないか」
「あなたより頭がいいもの」
「フッ ハッキリ言ってくれるぜ」

<――2時間後>
客もいなくなり、売り切れたと判断した2人。
「それじゃあ、ドライブにでも行くか?」
「待って、確かめてみるから」
ヴィムは透視能力でワゴンの中身を確認すると… 1 つ も 売 れ て い な い !
バルドは変なチョコなんだろうと笑うが、ヴィムはちゃんとしたチョコだと答える。
…と、その時、また2人客が来た。もしかしたら買うかもしれない…。
ヴィムは再び透視で様子を見ていると、女の子は最後に残った大きなハートチョコを手に取った!

「か 買わない!そんな、なぜ!? 地球のチョコと違うのかしら!?
 ウイングマンはアホだからバレなかったのかしら!?」

まさかの作戦失敗に戦慄するヴィム!その作戦ミスの原因とは!?
――では、そのプロセスを先程の購入客に解説してもらおう!
「あの小さなチョコはなんなのかしら」
「ホント これで500円なら安いけど、あんな小さいのだったら高すぎよねー
 あんなのじゃ誰も買わないわよ」
                      …『値段に見合ったサイズ』でした…。

…その事に気づかないヴィムは一旦デストレスへ戻り、作戦の練り直しをはかる。
バルドもウイングマン打倒の罠を張る為車を降りると、近くの男性にあの車をやると言い放つ。
そしてバルドが街中を歩いていると、布沢がバルド(真次)を見つける。

「ここであったが百年目!今度はこっちがだます番よ! どうしてくれようか!
 ――そうだわ! このチョコを全部食べさせて、鼻血ブー お腹ピーピーにさせてあげるわ!!
 ん――! これだけじゃ足りないわ!
 よーし、あそこの店でチョコを買い足してやる!よし決まった!レッツゴーだわ!!」

22名無しさん:2009/11/14(土) 19:49:18 ID:???
「ん〜 パフォーマンスしてるなぁ…」
大声をあげ、返品されたチョコを出したりと忙しい布沢のパフォーマンスに見入る野次馬でした。


布沢が向かった店は…磁石チョコをバラまいたワゴン!
「よし、これ全部買ってやるわ!
 …でもこの小さいのが1個500円なんて高い! まけてもらおうっと!
 ――よっしゃあ!千円で全部買ったわ!」



…そして、布沢は真次を探し回って、ついに奴を見つけたのだった!
真次の後ろから声をかけると、真次は驚いた顔でこちらをむく。
「お久しぶりね〜〜」
笑顔で挨拶する布沢だが、真次はこの時、これが罠である事に気がつくはずも無かった…


喫茶店でお茶をする2人。
。oO(この女、オレが敵だって事に気づいてないのか? そ、それならもう少し利用してやるか…)
冷や汗を流しながらコーヒーを飲む真次に話しかける布沢。
「ねぇ真次さん、今日は何の日か知ってるでしょ?」
――おもむろに、テーブルいっぱいに チ ョ コ の 山 を置く布沢!
「こ これ 全部くれるの?」
予想外の量に思わず青ざめる真次。
「いやなの? もらってくれないの?」
。oO(う いかん… ここで変に断ったら怪しまれてしまいかもしれない、ここはガマンして…)
「いやなもんか、喜んでいただくよ」
作り笑いを浮かべつつ、結局食べる事にした。

。oO(ちくしょう、こうなったら まずこの小さいのから食べていくか
  ちくしょう、ヴィムのチョコはよっぽど変てこりんなんだな
  世の中には一人でこんないっぱい買うバカもいるってのに)

23名無しさん:2009/11/14(土) 19:49:36 ID:???
――ヴィムの磁力チョコとは知らずに、集中的にそれを涙目で食べまくる真次(バルド)!
…ちなみに布沢はこれらのチョコを全部食べきるまで許すつもりはなくニヤリと笑っていた…



――その頃の健太達。
「まいったわ、なかなか見つからないわねー ヴィムのチョコ」
先行するアオイ達の後ろで、標識やら鉄柱やらにあちこち吸い寄せられジグザグに進む健太だった。
ふと、勢い余って女性に正面からぶつかってしまう健太。
「すいません、失礼しました…」
「気をつけなさい」 プンプン
…別れ際、女性の胸から何かがズルズルと出てきて健太の頭にくっつく。
それは、女性の ブ ラ ジ ャ ー だった!金具の部分が引っ付いたのだ!
こんなもん引っ付けたまま歩いちゃまずい!
咄嗟に後ろに投げ捨てる健太だが、磁力が思いの他強くすぐ体に戻ってくっついてしまうのだった。
(ちなみに健太は気づかず、見ていた女性に笑われるのだった)
あんな小さな金具まで吸い寄せるとは、凄い磁力だバンババン!♪

――と、その時、健太の体が突然空中に浮かび上がったかと思うと…何かに吸い寄せられた!
「マグマグー ヴィム様の邪魔はさせんぞ!」
それは、ライエルの手下・マグネットプラスだった!そして上半身と下半身に分離する!

「お前の体は今、磁石だ!オレの体も磁石、磁石同士は引き合って―― こうなるのさ マグーッ!」
「ぐああ!体が裂ける!!」

分離したマグネットプラスは空中で健太の体を引き裂こうと磁力で苦しめる!    <続く>

24粗筋!ウイングマン!:2009/11/14(土) 19:50:49 ID:???
次回更新は16日です

25名無しさん:2009/11/14(土) 23:06:16 ID:???
キータクラー、助けるのはいいがせめて他の着ぐるみ選べよ!
似たような着ぐるみじゃ正体バレバレだぞwww

>ウイングマンはアホだからバレなかったのかしら!?」
不良どもが関係してるとはいえ、アホだったのはお前だったな、ヴィム…

>あんな小さな金具まで吸い寄せるとは、凄い磁力だバンババン!♪
あらすじさん、鋼鉄ジーグ自重ww

26名無しさん:2009/11/15(日) 00:49:38 ID:???
>金を受け取った男共は、今度は「金はたっぷりあるから」とヴィムをナンパし始める
お前、その金はたった今ヴィムにもらったばかりの金だろうw

・・・って、奴らはどうやって日本の金を用意したんだ?
マネープラスとかそういうのがいるのだろうか?

27粗筋!ウイングマン!:2009/11/16(月) 19:59:18 ID:???
第87話――【女ぎらいの巻】


磁力人間になった健太は、刺客・マグネットプラスに引き寄せられ、体を引き裂かれようとしていた!
空中で苦痛にうめく健太!健太の異常に地上で叫ぶアオイ達。

「いつまで耐えられるかな?ウイングマン! このままだとお前の体は引きちぎられるぞ!
 お前も知っているだろう、N極とS極が引き合うという磁石の原理を
 オレが磁力のパワーを上げれば、お前の体は真ん中から真っ二つだ!」

「フッ そ… その程度の芸しかできないのか!
 こんな攻撃じゃ正義の味方は音を上げないぞ、磁石プラスさん!」
「磁石プラスだぁ?そんなダサい名前じゃないぞ!
 マイ ネーム イズ マグネットプラス! そんな強がり等言えないようにしてやる!」
マグネットプラスは磁力を強め、健太の体をますます引き裂こうとする! 健太、大ピンチ!



――その頃。
喫茶店ではひたすらモグモグとチョコ(ヴィムの磁力チョコ)を食う真次(バルド)がいた。
ウェイトレスにコップを差し出し水を頼む真次。
黙々とチョコを平らげる真次を布沢はただ黙って見ていた。

。oO(うっすら涙なんか浮かべちゃって… 必死なふりしてるけど、どーせこれも演技なんだから
  ――さぁ、まだまだ残ってるわよ まだまだ残ってるけど…
  小さいの食べ終わったら、許してあげようかなぁ…)

水を飲み干し、磁力チョコを食べ終わった真次は作り笑いを浮かべる。
「さ、次は大きいのだ(くそ〜〜 早く止めろ!)」
――その笑顔に心打たれた布沢だが、突如真次が苦しみ始めた!
「く 苦しい… ぐあああ!!」
真次は悲鳴をあげ、窓ガラスをぶち破って空中へ飛んでいった!

28粗筋!ウイングマン!:2009/11/16(月) 19:59:39 ID:???
…後に残されたのは、呆然となった布沢やウェイトレス。
。oO(あたしのせいだ、あたしが他人の言う事を真に受けて
  真次さんをうたぐって、チョコなんかいっぱい食べさせたから…)
「ゴメンなさーい真次さん! あたしがチョコを食べさせたばっかりに!」
泣き崩れる布沢だが、他の客は空を飛んでゆく真次を呆然と見つめながら思わずツッコむ。
「――チョコを食べたからって、飛んでっちゃったりしないと思うけどねぇ…」(;゚д゚)


『うあああ! 一体どうなんてんだぁ!』
悲鳴を上げつつ空中を飛ぶ真次。――読者はすでに感づいているだろうが、真次は訳が分からない!
そのうち背中からオフィスビルへ突っ込んでしまう。

――同時刻、今にも体を引き裂かれんとする健太!
「そらそら、どうだ!身動きも出来まい!」
健太のピンチに見ているしか出来なかったアオイ達はもう場所を気にせず、変身して救出に向かう!

「マグマグー その前にこいつの体を引きちぎってやる、行くぞ!!」 健太、万事休す!

――と、その時、マグネットプラスの後ろから真次がビルのガラスを割って飛び込んできた!!
真次はそのままプラスの半身にぶつかり、おかげで磁気が一旦切れる!
「バ バルド将軍」
「マグネットプラス…!? これは一体…」
「バカめ、お前もヴィムのチョコを食べたな」
――そう、あれだけ磁力チョコを食べたものだから真次もここに引き寄せられたのだ!
味方の作戦に引っかかるとはなんたる失態!
真次は味方同士くっついていても仕方ないのでプラスに磁力を止めるように命じる。

プラスが磁力を止めたおかげで、ようやく健太は自由になった!
「逃がさん!合体!!」
「チェイング!!」
合体に巻き込まれず、間一髪で変身したウイングマン!

29粗筋!ウイングマン!:2009/11/16(月) 19:59:55 ID:???
…ふと、マグネットプラスは合体の際、何かを挟み込んでしまった事に気づく。
「ウ こ これは もしかすると…」
――そう、健太にしつこくくっついてたブラジャーだった!!
…まずい!これまでのプラス戦からすると、こいつも強化するのか!?

「うあー! オ レ は 女 ア レ ル ギ ー な ん だ ぁ !! 」

…と思いきや、なんと意外にも女が弱点だったマグネットプラス!弱点、早くも発覚!
「おのれ、ウイングマン! 今日は殺ってやる!!」
真次もバルドの正体を現し、ウイングマンに斬りかかる!

ウイングマン達が戦っている屋上にアオイ達も到着する。
「ブラジャーを取ってくれー! 苦しい〜〜!!」
弱ったマグネットプラスはつい弱点を叫んでしまい、アオイ達に聞かれてしまう。
「何、こいつ コウモリやスノーと違って女ぎらいなの!?」
「ギャ、女だ!」
「ようし、そういう奴にはこういう戦法で…」
弱点発覚した途端に強気になったアオイ達は――

「ツンツンこうげきぃ〜っ」 『ギャ―――― なんて事を!!!!』
「はいはい、逃げちゃダメよー」  『ゲェ!!』

アオイはおっぱいで、桃子はおしりでツンツンとプラスを攻める!   プラス、俺と変われ!!
「美紅ちゃんも何かしてあげなよ」
桃子の誘いに、美紅は…どんな攻撃をするのかなッ!? ( ゚ω゚)-3-3 フンス フンス
 
「え、じゃあ…        ――手を握っちゃう」
『うげー! それだけでもだめなんだぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!』

…美紅、恥しそうに手を握るだけですたorz それでもプラスには大ダメージのようですが(´・ω・`)
あえなくダウンするマグネットプラスに呆れるアオイ達と冷やかすウイングマン。

30粗筋!ウイングマン!:2009/11/16(月) 20:00:13 ID:???
「き き き きさま〜〜〜! オレの一番気にしている事を! もう許さん!!
 お前が発する磁力は鉄を吸い付けるだけと思ったら大間違いだぞ!
 このコントローラーで… あらゆる物を吸い付ける事ができるんだ! 例えば――――」
「おい! オレも今は磁力人間なんだから変な事するなよ! とばっちりをくらうんだろ!」

バルドの叫びもお構いなしに、プラスはコントローラーを取り出し、
デフォルト設定の『鉄』から『女』に切り替えると…
 桃「あら」  ア「え」  美「きゃっ」

――なんとアオイと桃子がウイングマンに、美紅がバルドに吸い寄せられた!
 ウ「なっ なんだぁ!?」
 桃「あん」
 ア「キャア ケン坊」
 美「いやーん」
 バ「マグネットプラス、やめんか!!」
                       パニックになりつつある次号に続くッ!!!!!

31粗筋!ウイングマン!:2009/11/16(月) 20:01:15 ID:???
次回は17、明日更新です。その後奇数日に更新します。

32名無しさん:2009/11/16(月) 22:21:45 ID:3PoDLfdE
「磁石プラス」「マグネットプラス」よりは「マグネプラス」の方が語呂がいいと思うのはおれだけか。
それにしてもコウモリ、スノーがスケベでマグネが逆の女ぎらいとは意外だったな。
…なんかまたエロい話になりそうな気がする… ハァハァ

33名無しさん:2009/11/16(月) 22:45:35 ID:3PoDLfdE
普通に考えれば金属の剣や鎧が吸い寄せられそうだけどな。
(ジーグ化してなくても)
マグネットプラスは暴走しちゃって味方にまで危害加えてるし、
ライエル軍は安全装置をつけていないのか?w

34究極!あらすじ仮面:2009/11/17(火) 18:02:34 ID:???
<祝・10巻発売! ―作者コメント―>
えー、みなさん、今回はアオイと美紅が挨拶するそーです。では、どうぞ。
みなさん、お久しぶりです、小川美紅です。お元気でしたか?みなさんとお別れして
随分たちましたが、またこうして会えて嬉しいです。
ハーイ、アオイよ。みんなから色々お手紙もらったけど、わたしは元気!
あ、そうそう、第6巻にも出てた戸鳴さん、元気かなぁ。


【単行本中表紙】
 ・……↑という事で、元気そうにクソガキと一緒に笑顔な戸鳴さん

【巻末付録・ポドリムス通信】
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20091117175635.jpg


第89話――【女!女!女!の巻】


マグネットプラスの特性は鉄を吸い付けるだけではなかった!
なんと、コントローラーで設定を変えれば、女を吸い寄せる事も可能だったのだ。
…という事で、ウイングマンに吸い寄せられたアオイと桃子、バルドに吸い寄せられた美紅だった!
 ア「何とかしてよケン坊!」
 ウ「何とかったってぇ!」
 バ「マグネットプラス!オレまで巻き込むな!」
敵味方入り乱れて、悲鳴と怒号が飛び交う中―――― 突然美紅が悲鳴を上げた!
「きゃああ!変な所触らないで!」
「こらバルド!何してんだ!!」
「な 何もしとらんぞ!」
思わず反射的に答えてしまうバルド。しかも赤面状態!
「どうだ、キサマだって女とひっつけば恥しいだろうが!え?ウイングマン!」
そう言うとマグネットプラスは磁力を強化し始める!

35粗筋!ウイングマン!:2009/11/17(火) 18:03:02 ID:???
――同時刻、ウイングマン達が戦っているビルの下では野次馬が騒いでいた。
「上に上がっていった奴ら、どうなったんだろうか」
「一体なんだったのかしら」
「…ねぇ、なんか変な感じしない?  ――キャッ!?」
突如下にいた女性達が一斉に屋上へと吸い寄せられてゆく!パンチラの嵐ッ!!
…その効果はビルの下だけでなく、離れた所からもどんどん女性が吸い寄せられ――屋上に集まる!
屋上に集まった女性たちは、次々とウイングマンとバルドの周りへくっついてゆく!

「し 刺激が強すぎる…」
「マ マグネットプラス… や や やめ やめなくていいぞ」

逆さまになった女性の股間(!)から顔を出して真っ赤なウイングマン、
対照的におっぱいの群れに押しつぶされ、鼻の下を伸ばすバルド… いや、エロド将軍でしたw
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20091117175701.jpg
「キャー! どこさわってんのよ!」
「え!? す、すいません 悪気はありませんから!」
「キャーやめて! そこは…!」
「え!? え!? オレ何もしてないよ!」
手を動かして思わずおっぱいを触ってしまったウイングマンだが、今度は別の所から悲鳴が上がる!

「どうだ、うれしいかすけべどもめ! あー汚らわしい!今度はこれだ!」

プラスはリモコンを操作すると、ウイングマン・バルドから女性が一斉に離れだす。
…エロド将軍はもう終わりかと少々残念そうですが。
プラスは巨大なパネルを取り出すと、磁力で2人をパネルに吸い寄せ…ビルから飛び降りた!
地上に降り立つと、パネルを拡大し大きなステージの様な物と化した。 …一体何をするつもりだ!?
「こら マグネットプラス、正気に戻れ!オレまで巻き込むな!」

「体をズタズタにしてやる! そぉりゃあ! 地獄の磁石版の上でキリキリ舞いするがいい!!」

36粗筋!ウイングマン!:2009/11/17(火) 18:03:24 ID:???
プラスは板の下に潜り込み、磁石の腕を振り回す!
『うおお!』
すると板の上の2人の体が回転し――――ブレイクダンスやムーンウォークをしてしまう!
事情を知らない野次馬はプロ並のブレイクダンスショーとカン違いしてしまっている!
「うおおおおお!」
「つりゃああああ!」
――ピタッ
…ダンス終了!ウイングマンとバルド、2人シンクロでポーズを取り仲良くフィニッシュ!
あちこちから野次馬の歓声が巻き起こり、にこやかに手を振って答えるバルド、
投げキッスを送りまくるウイングマン、紳士的にうやうやしくおじぎするプラス! これ何の漫画だ!
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20091117180137.jpg

『おいおいおいおい!!何でオレまでブレイクダンスを踊んなきゃなんないんだ!目を覚ませプラス!』

「ハッ バルド将軍!
 すいません、女に触られたもんで気が動転してしまって… これはしまいます」
思わずノってしまったバルドの怒号に正気に返り、板をしまうマグネットプラス。
「うーむ 女性恐怖症をどうにかしないとな」
「将軍を巻き込んでしまいますから、基地に帰り磁気を取り払って下さい」
やむを得ずバルドは撤退し、静止の声を上げるウイングマン!
「待て!逃げるのか卑怯者!(敵が一人減って助かった…)」
…しかし、内心では敵が1人減った事を安堵していたのでした…。

――とはいえ、敵が減っても磁力が消えた訳ではない、これからが正念場だ!
プラスは磁力光線を発し、ウイングマンを吸い寄せようとする!
アオイ達はウイングマンに捕まって一緒に吸い寄せられれば奴がダメージを受けると判断し…
『肉弾ウイングガールズ砲』となり、ウイングマンにバズーカの様に抱えてもらう。重そうだ。
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20091117175724.jpg

…だが、世の中そううまくいかないもの。磁石は吸い寄せるだけでなく弾く力もあるのだ!
プラスは磁力光線を反転し、ウイングマン達をハネ飛ばしてしまう!
鉄柱からガラスへと、見えないロープで縛られたかのようにあちこちに振り回されるウイングマン!

37粗筋!ウイングマン!:2009/11/17(火) 18:04:52 ID:???
。oO(くそー 思ったよりバカじゃない… 手も足も出せないのか…?)
苦痛にうめくウイングマンにプラスが強烈な一撃を加えようとした時――

『待て!マグネットプラス、こっちを見るのだ!』

何者かの声に、プラスが後ろを振り向くと――エロい看板を持ったアンノウンが救援に現れた!
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20091117180418.jpg
エロい看板を直視してしまったプラスは大きく怯む!
「今だ、ウイングマン!敵は怯んでいるぞ!」
アンノウンは看板をウイングマンに投げ渡し、彼もこれを受け取る。
「キサマの手を借りるのはしゃくだが使わせてもらうぜ!」
「フッ 命を大事にしろ!」
アンノウンはそう言い残すと忽然と消えた。

「フン そんなもの、見なけりゃいいのさ」
エロ看板から目を背けるプラスだが…アオイ達に取り押さえられ、顔と両手を固定されてしまった!
「ダメよ、しっかり前を向いてなきゃ」
『き きさまら〜! ギャァァァやめてくれ!! もうダメだ!!』
ロボットのくせに青ざめるスノープラス!

「マグネットプラス、年貢の納め時だ! 覚悟!」

看板を盾のように構え、バリアレイバーを抜き反撃開始に出るウイングマンだった!  <続く>

38粗筋!ウイングマン!:2009/11/18(水) 06:31:20 ID:???
>>815
勢い余って間違えました… 失礼orz

39名無しさん:2009/11/18(水) 19:38:50 ID:???
それだけあらすじ氏にはスノープラスが神格化されてたんだろうwww

最後のアンノウン、中身がキータクラーだとしたら一体どんな表情してるんだろうな?
鼻の下を伸ばすとかそういうのはイメージが壊れるのでやめて欲しいところw

40名無しさん:2009/11/18(水) 20:40:26 ID:???
>>814
おれはこのままでもいいと思うけどな。
どうせ最終戦はリメルみたいにほぼシリアスな展開になるんだろうし。

ライエル編の最初に明確な死者が出たが、現在の所明確な死者は出てないし、
テコ入れのまたテコ入れになってるんじゃないかな?

41名無しさん:2009/11/18(水) 20:57:41 ID:???
>ウイングマンにバズーカの様に抱えてもらう。重そうだ。

アオイ達「失礼ね!わたしはそんなに重くないわよ!」
           _, ,_ パーン
.パーン_, ,_ ( ゚д゚ )  _, ,_パーン
 ( ‘д‘) U☆ミ (・д・ )
   ⊂彡☆))Д´(☆ミ⊃
. パーン, ,∩彡>> ミ∩,パーン
.   (   ) ウワァァァン!!(

↑女性達に叩かれるあらすじ氏w

42名無しさん:2009/11/18(水) 23:53:13 ID:???
あれはあらすじさんの書くとおり、
バルドの双子の兄弟エロドだからスケベでノリやすいんだよ、きっと!
確かにあのブレイクダンスシーンはワラタがwwww

43粗筋!ウイングマン!:2009/11/19(木) 20:42:00 ID:???
第90話――【吸いつけたのは なんだ!?の巻】


アンノウンが持って来たエロ看板で形勢逆転となったウイングマン!
看板を盾のように構え、バリアレイバーを抜き放ち反撃開始!
「チクショー!頭はもうろうとする、足はすくむ!体は震える!瞬きできないこの目が恨めしい!」
…顔を背けたくても、顔と両手をアオイ達に押さえられたマグネットプラスはどうする事もできない!

「ヌードの看板でトドメを刺すなんて夢にも思わなかったよ!」

トドメの一撃を斬りかかるウイングマン!   ――だったのだが、何者かに吹き飛ばされた!?
「あ あのマグネットプラスのどこにこんな力が残ってたんだ!?」
その答えは――

「下半身のSマグネ様だ!」

「分離したのだよ、フフフ」
――分離は前々回していたが、まさか人格まで持っていたとは!
Sマグネは細い両手と頭を出し、一応の人間型となる。

「オレが胴体の生命回路をオンにすると、1個の生命体『Sマグネ』の誕生だ…
 しかし、これだけは使いたくなかった
 ――そいつは野蛮で 女 好 き ときている、今まで一つの体でいたと思うと吐き気がする」

「Nマグネよ、お前ウイングマンやれ、オレ女やる!」
「こ こういう時は助かるがな」
――SマグネはNマグネを押さえていたアオイに絡みつき、美紅と桃子のスカートをめくる!
…何やらエロい展開になりつつある今回の話!きっと男性読者を喜ばしてくれるに違いないッ!
さぁ、諸君!正座してSマグネ先生の活躍をご拝見しようでわないか! ( ゚ω゚)-3-3 フンス フンス

Nマグネは胴体から細い足を出し、こちらもとりあえずの人間型となりウイングマンへ襲い掛かる!
「男相手なら容赦しないぞ!」

44粗筋!ウイングマン!:2009/11/19(木) 20:42:17 ID:???
『こらー!ケンカをやめんか!』
――その時、運悪く騒ぎを聞きつけた警官が現れる!
「警官だわ!」
アオイは驚いて警官の方を振り向くと――

「ボーっとしてるとパンツを下ろしちゃうぞ、マグ――」
『 ! 』

Sマグネ先生はこともあろうか、警官の目の前でアオイのパンツを ず り さ げ た !
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20091119204108.jpg
…素早くパンツを元に戻すが時すでに遅し!
読者からはアオイのかわいいおしりが、警官はアソコを直視し鼻血を出して気絶してしまう!
美紅も桃子も思わず口に手を当てて固まり、Nマグネは震えだし、ウイングマンもこれを見ていた…
…そして泡を吹いて気絶するNマグネ、目を丸くしてへたり込むウイングマン。
「ナンチャッテね」
――おどけるSマグネ先生だが、アオイにとってはナンチャッテで済む問題ではない!
恥しさと怒りで真っ赤になってSマグネ先生に鉄拳制裁の嵐を見舞うアオイ!
…が、よく見るといつの間にかSマグネ先生はコード状の両手をアオイに絡めて倒れこんでいた。
「これは どーいう事なの?」
「自然のなりゆきです ハハハ」
美紅と桃子も腕組みしたまま倒れたSマグネ先生を睨み――――
『 女 性 の 敵 !! 』
トリプル鉄拳制裁を喰らってぶっとばされるのでした。

ふっとばされたSマグネ先生はNマグネに受け止められる。
「お前はその性格、どうにかならないのか」
「お前に言われる筋合いは無い!」
「生命回路を切るぞ」
「それだけはカンニンしてぇな」
ウイングマン達を放置し、Nマグネに土下座するSマグネ先生。この様子にアオイ達は呆れてしまう。

「急に関西弁なんか使いやがって… ふたりして漫才してんじゃね――――!!」

45粗筋!ウイングマン!:2009/11/19(木) 20:42:32 ID:???
このやり取りにウイングマンの文字通り、切れ味鋭いツッコミ(バリアレイバー)が入る!
だが、すかさずNマグネはリモコン操作でウイングマンに男性を吸い寄せさせ動きを封じた!
「よーしオレもだ、リモコンを使って…」
何やらよからぬ事(読者にとっては嬉しい事)を企むSマグネ先生!
嫌な予感がしたアオイ達は防御策に出る。

「みんな、あれいくわよ! ガーディングポイント!」

――美紅と桃子はアオイの発するディメンションパワーで包まれた  …が、見た目は変化が無い?
Sマグネ先生はおもむろにリモコンを操作し―――― 女 性 の 衣 類 を吸い寄せた!
「そんな事だろうと思ったわ!」
すさまじい磁力で服を引っ張られはじめるアオイ達!
…いや、それだけじゃない、どこからともなく無数の女性の服がSマグネ先生に吸い寄せられる!
恐らくこれらは屋上の女性達の服だろう。

「さぁ、次はきさまらだ!」

Sマグネ先生はアオイ達に磁力を集中させ、戦闘服を脱がしにかかる! いいぞもっとやって下さい!
必死に耐えるアオイ達だが、抵抗むなしくついに服を破かれヌードとなってしまう!
…思わず顔を覆うウイングマン、鼻の下を伸ばしてアオイ達を見る店員。ちなみにNマグネは…
「あいつめ、またやらしい事しやがったな オレは見ないぞ、体に毒だ」
…目を覆って背中をそむけていた。

「どうだ、服が脱げたぞ!どんな小細工をしてもオレの磁力にかなうものはないのだ……あ あり?」

「フフフ いばるのは早いんじゃない? これがガーディングポイントよ
 服が脱げると同時に、このビキニが体を覆う仕組みになっているのよ!」
「コウモリプラス、スノープラスとの戦いで考えられた安全策よ、ちょっと恥しいカッコだけど」
――よく見るとアオイ達はヌードにならず、普段のアオイよりもきわどいビキニ姿になっていた!

「くそ!卑怯だぞ、服の下に服を着てるなんて!」
「頭がいいって言って!」

46粗筋!ウイングマン!:2009/11/19(木) 20:42:48 ID:???
悔しがってコード状の腕を伸ばしてアオイに襲い掛かるSマグネ先生!
しかしアオイは腕をつかむと2階に飛び乗り、腕を手すりに結びつけSマグネ先生の動きを封じる。
「Sマグネ、今助けるぞ!」
Nマグネは救出に向かうが、桃子はとっさに誰かのパンティをつかみNマグネの頭に被せる!
「ギャアア 何だこれは!」
Nマグネが苦しみもがく隙を見て、ウイングマンはクロムロープでリモコンを叩き落し破壊する!
リモコンが破壊されると同時にウイングマンの体から警官達が離れる。

「よし!」
ウイングマンは大きく飛び上がるとソーラーガーダーを身にまとい、反撃へと転じる!
蹴りをSマグネ先生の顔にお見舞いし、服を破かれる心配がなくなった美紅達は元の姿へ戻る。
「さぁ、ヒートショックでトドメをさしてやる!」
「へ、そいつを待ってたぜ!」
なんとSマグネ先生の脇からもう1本、コード状の腕が生えた!

「Nマグネのリモコンは壊れたが、オレのリモコンは健在なんだぜ 面白い物を吸いつけてやるぜ」

不気味に笑いながらリモコンを操作するSマグネ先生。今度は何を吸い付けるというのか!?
――直後、ウイングマンの体からソーラーガーダーが分離し――

「ワァハハハ 武器を吸い付けたのさ!」

「ガ ガーダーが!?」
なんとソーラーガーダーがSマグネ先生の体に装着されてしまった!    <続く>

47名無しさん:2009/11/19(木) 22:17:08 ID:???
あらすじさん、スノープラス編に続いてまた暴走しやがったwwww
おれもSマグネ先生と呼ぼうww
ささ、先生!あおいさんのパンティをおれにください!ww

48名無しさん:2009/11/19(木) 22:30:41 ID:???
>>827
>下半身に理性はないってホントだな
シティーハンターも合わせて読んでるから、この言葉の信憑性が高くなったw

もっこりちゃ〜ん!

49名無しさん:2009/11/19(木) 22:33:02 ID:???
    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 Sマグネ!Sマグネ!
  (  ⊂彡   パンツさげ!パンツさげ!
   |   | 
   し ⌒J

50名無しさん:2009/11/19(木) 23:11:33 ID:???
新兵器のガーディングポイント、あおいさんのいつもの服と
露出度あまり大差ないのにHくさくかんじるのは私だけでせうか?w

ところで鼻血を出して倒れた警官、
やっぱりあおいさん、ポドリムス人とはいえアソコも三次元人そっくりなのだろうか? ハァハァ

51粗筋!ウイングマン!:2009/11/20(金) 00:18:01 ID:???
>>835
×「ボーっとしてるとパンツを下ろしちゃうぞ、マグ――」
○「ボーッとしてるとパンツをおろしちまうぞマグ――」

Σ(;´Д`)間違えた…!
Sマグネ先生とそのファンの方々に肉弾ガールズ砲くらってお詫びしてきます

52名無しさん:2009/11/20(金) 00:24:20 ID:???
>>834
で、当然キミはそのパンツずりさげられた女子の前にいたという事だな!

53名無しさん:2009/11/20(金) 20:00:04 ID:???
>思わず反射的に答えてしまうバルド。しかも赤面状態!
マジでバルドとエロドの双子入れ替わり説を推したくなって来たw
いつものバルドだったら、健太のガールフレンド美紅がくっついた時点で人質にしそうなもんだがw

>Sマグネ先生はこともあろうか、警官の目の前でアオイのパンツを ず り さ げ た !
  ∧_∧
 ( ・∀・)先生、お見事であります!
 ( ∪ ∪
 と__)__)
↑言われたとおり正座して拝見中

…ところでNマグネの足、細いからヘシ折れば動きを封じれると思うがどうだろか?


ラスト、まさかソーラーガーダーが奪われるとは思わなかった…!
どうすんだ、自分の攻撃ほとんど通用しなくなりそうだぞ!?

54名無しさん:2009/11/20(金) 20:01:37 ID:???
>>841
あおいさんの下乳ってどのコマの事かkwsk!(立ち読み派なもんで)

あと「なぜガーディングポイントは脱げないのか」というのは…
きっとあれは ボ デ ィ ペ イ ン トなんだよ!! 
もしくは強力なシール!

>>842
おっと、キサマの相手はコイツだ! つ【男磁石】

55名無しさん:2009/11/21(土) 00:48:06 ID:???
>>847
「あの服は屋上の女の子たちの服だわ!」って言ってる下のコマの事かな?
言われてみれば確かにエロいな!さらにパンツまで引っ張られてるし!はぁはぁ

56粗筋!ウイングマン!:2009/11/21(土) 19:50:36 ID:???
第91話――【くるった磁石の巻】


Sマグネの策略でソーラーガーダーを奪われ、劣勢に立たされるウイングマン!
「きさまの持つ武器は全てオレが吸いつけたぞ!」
「きさまらはホントに節操の無い磁石だな!」
「節操が無いのではなく、どんな物でも吸い付ける万能磁石なんだよ」
ヒートレイバーを装備し、アオイに手すりに結ばれた左手を切断し自由になるSマグネ。
「チッ、チャチな武器だが使ってやるぜ!」

「トドメをさしやすいようにしてやるぞ、Sマグネ」
Nマグネはウイングマンの背後に回り込もうとすると、2階からアオイ達が飛び降り壁となってくれた!
『ガールズシールド!』
勢いがついて止まれなかったNマグネはアオイにぶつかりハネ返される!
「い 今の感触は…」
――実はアオイのおっぱいに顔をうずめて(ぶつけて)いたNマグネは苦しみ悶えだす!
Nマグネの事を心配するSマグネだが、その隙にウイングル・クラッシュを仕掛けるウイングマン!
――だが、ガーダーには通じず逆にハネ飛ばされてしまった!
「どうしたどうした! ハハハハ!」
ムキになってコンティニパンチを仕掛けるが、やはりこれもガーダーには通じない!

「くそ、これはどうだ! ヒートウォッシャー!!  ――くらえ!」  ブシャ――――ッ

ヒートウォッシャーの銃口から大量のお湯がSマグネに降りかかる!

…一瞬、間が空く。しばらくお待ち下さい。
「…これは一体どういう攻撃なんだ、オレを濡らして何が楽しい!」
「――しまった、ヒートウォッシャーは塩とお湯しか出せなかったんだ!!」
自分の武器設定をすっかり忘れていたウイングマン! アオイ達もあまりのアホさにスッ転ぶ! 

「おしまいだな、ウイングマンも! ――もらったぁ!」

57粗筋!ウイングマン!:2009/11/21(土) 19:50:51 ID:???
ヒートレイバーを振りかざし、ウイングマンへ襲い掛かるSマグネ!万事休す!
「ケン坊!」「広野くん!」「リーダー!」

「ど どうだ!昔のガーダーだってまだ使えるんだぜ!」

しかしウイングマンはとっさにガーダーをまとい、ヒートレイバーを防いでいた!
「う〜〜〜〜ん 味なマネを マグー! しかしそんな骨董品、いつまでもつかな!?」
Sマグネがヒートレイバーを何度も振るうと、みるみるうちにガーダーが破壊されてゆく!
――そしてついにガーダーは完全粉砕され、生身のウイングマンとなってしまった!
しかもその隙に、いつの間にか接近したNマグネに羽交い絞めにされてしまう!
「心臓を一突きだ!」
「待ちなさいSマグネ! ――キャー! 止まらない!!」
アオイ達がとっさにSマグネにしがみ付き止めようとするも、思いの外力が強く止められない!
「う 変身が解けた!」
――さらにまずい事にタイムリミットで変身が解けてしまう!健太大ピンチ!!


  ドカッ!
…しかし、恐怖のヒートレイバーは消え、Sマグネの攻撃はただのパンチになっていた!
「な なに! ガーダーが ソーラーガーダーが消えてる!」
――そう、タイムリミットとなり変身が解けたからガーダーも消えたのだ!間一髪!
悔しがるSマグネに羽交い絞めしていたNマグネを背負い投げで投げ飛ばす健太。
「私達も行くわよ! ガールズバックドロップ!!」
Sマグネをバックドロップで投げると、倒れていたNマグネの顔にアオイのおしりがぶち当たる!

『どうだ、大逆転!』

ふと、SマグネはNマグネが泡を吹いて気絶している事に気づく。
「またこいつのびてやがる! もうこうするしかないな
 ――女に強いオレが上になれば… あの小娘達など怖くはないぜ!」
Sマグネは頭と足を引っ込め、Nマグネの上に覆いかぶさり別形態のマグネットプラスとなった!

58粗筋!ウイングマン!:2009/11/21(土) 19:51:04 ID:???
戸惑う美紅だが、健太はいい考えがあるので3人に足止めを頼み自分は外へと駆け出した。
「待ちやがれ、どこに行く!」
「ほら、私たちが相手よ!」
「お前が相手か、そいつは嬉しい オレは女が大好きだからな!」
――プラスはコード状の腕で3人にまとめてからみつき、アオイのおっぱいをもみしだき、
美紅の顔を嘗め回し、桃子のパンツを脱がしておしりを触りまくるという暴挙に出た!(;´Д`)ハァハァ
「広野くん! 助けて――――!」


――と、その時!

「ピッ 本日は晴天なり ピッ な、なんだ ピッ 味噌汁はやっぱり白ミソじゃなくっちゃ
 ジス イズ ア ペンだ うう、どうしたんだ… 今日もいい天気だ」

自分の意思に反し、妙な事を口走り始めたマグネットプラス!
「どうしたのかしら」
突然の事にアオイ達はプラスから解放されたが、何が起こったのかさっぱりわからなかった。
「ウ ウイングマンめ 何をしたんだ ピッ 1+1=5… ピッ おー 頭が痛い…」
事態を把握する為に、プラスはヨロヨロとデパートの外へと出て行くと…
「な なんだこれは! ピッ」
――なんと鉄柱に電線が巻きつけられているではないか。

「電磁石だよ、お前を狂わす為のな 電線を一本失敬して、鉄の棒に巻きつけ電気を走らせたんだ」

声がした方向を見ると、両手に電線を繋いだソーラーガーダー姿のウイングマンがいた。
磁石は自分より強い磁力を受けると狂ってしまう…それを応用した戦法だった。さすが現役中学生!
「くそ 変な事を知ってやがるぜ!
 しかしこんな事をしていると、お前のエネルギーが無くなるんじゃないのか、え?」
「フフフ その点もちゃんと考えてあるよ
 電気に変わったソーラーエネルギーは右手から出て左手に戻ってくるから、
 エネルギーは減らないんだよーだ」
――手が出せなくなったプラスはもはや逃げるしかないと判断、背を見せてフラフラと飛び上がる。

59粗筋!ウイングマン!:2009/11/21(土) 19:51:18 ID:???
「よし今だ!」
チャンスとみたウイングマンは胸を開き、マグネットプラス目掛けデスボールを発射する!
「し しまった!」
デスボールは見事プラスに命中、その動きを完全に封じ込めた!
ヒートレイバーを構え上空へ飛び上がるウイングマン!

「最後に言う事は無いか!  ――ヒートショック!!」
「ア アオイのおっぱいを思いっきり触りたい… 『だめ!』 ギャ ア ア ア ア!!」
アオイの台詞の直後、爆散するマグネットプラス!


――戦いは終わったが…
『ねぇ、私達の服はどうなったのよ!』
「え?  ――ん」
背後から聞こえてきた叫びに振り向くウイングマン。
そこには――――マグネットプラスに服を脱がされた、女の子達が座りこんでいた!  ヌドドド
ヘルメット越しに鼻血を噴出し気絶するウイングマン。やれやれだね☆
「あらあら」
「はーい、服でーす」
呆れるアオイをよそに、ご丁寧に服を畳んで持ってきてくれた桃子。
「ケン坊ももう少し女の子に強くなんなくっちゃね ね、美紅ちゃん キスもできないもんね」
「え 何言ってるのよ、あおいさん」
意地悪く笑いながら美紅に小声で話しかけるアオイでした。



――その頃…
「これはマグネットプラスの頭…!」
路上で破壊されたプラスの破片を見つけたヴィムは怒りと悔しさでチョコの箱を握り潰してしまう。

新しいチョコを開発し、今度こそウイングマンを倒せると確信し意気揚々とやってきたヴィムだが…
全てが失敗に終わった事を知り、その肩はワナワナと泣いていたとさ………

60名無しさん:2009/11/21(土) 23:51:36 ID:???
ヒートウォッシャー取り出したから改良でもしてあるのかと思ったら…w
自分で設定忘れんなよとww

懐かしいガーダー登場と思ったら、あっさり破壊されたな。
やっぱり先生はガーダー描くのがめんどくさいんだな…。
Sマグネ先生の暴挙、ついに極まったなw

61名無しさん:2009/11/22(日) 00:04:33 ID:???
:::::::::::::::::::::::::::::::::。::::::...... ...   --─-  ::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::...... ....:::::::゜::::::::::..   (___ )(___ ) ::::←Sマグネ先生::
:. .:::::。:::........ . .::::::::::::::::: _ i/ = =ヽi :::::::::::::。::::::::::
:::: :::::::::.....:☆彡::::   //[||    」  ||]  ::::::::::゜:::::::::: ...:: :
 :::::::::::::::::: . . . ..: :::: / ヘ | |  ____,ヽ | | :::::::::::.... .... .. .
::::::...゜ . .:::::::::  /ヽ ノ    ヽ__/  ....... . .::::::::::::........ .
:.... .... .. .     く  /     三三三∠⌒>:.... .... .. .:.... .... ..
:.... . ∧∧   ∧∧  .... .... .. .:.... .... ..... .... .. .
... ..:(   )ゝ (   )ゝ最後まで読者サービスをありがとう、…… ..........
....  i⌒ /   i⌒ / .. .....Sマグネ先大先生!…....... .. . ...
..   三  |   三  |  ... ......あなたの勇気をぼくらは忘れない!. .....
...  ∪ ∪   ∪ ∪ ............. ............. ..(あらすじ&読者一同)
  三三  三三  三三   三三
 三三  三三  三三   三三

62名無しさん:2009/11/22(日) 13:34:59 ID:???
体色が変わって残り時間知らせるのはいいんだが、疑問に思うのが
・自分で体の色見えるのか?
・戦闘状況にもよるが、体色を確認する余裕があるのか?
・赤(残り3分)になってから、具体的な残り時間がわかりにくい

…まぁ、デルタエンドの時に書くべきだったんだけど…

63名無しさん:2009/11/22(日) 18:12:35 ID:???
>>864
王子、さっさと福本くんの姿に戻ってください!

64名無しさん:2009/11/23(月) 10:20:49 ID:???
ホウ子・ハタ夫…そういえばそんなキャラもいたなぁw

65粗筋!ウイングマン!:2009/11/23(月) 17:31:47 ID:???
週刊少年ジャンプ昭和58(1983)年5・6合併号にて「ウイングマン」という漫画が掲載された。
この漫画について語ろうじゃないか。
尚、この漫画は作者がドリムノートの力を使う事で1日に1話ずつの速度で連載されるようだ。
時々ヒーローの夢を失い、変な時期に合併号になる事もあるが気にしないでくれ。
ちなみに今日は週刊少年ジャンプ昭和61(1985)年17号の発売日だ。
なお、あらすじ書き込み中に割り込んだ奴、及び 未来からの侵略者は
必殺技のヒートショックを食らうので注意だ!

『君達!2ちゃんねるで僕と握手!』

連載中スレの楽屋裏 第29幕
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1258156090/
前スレ
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1253706672/

※注意※
連載中スレとは連載終了した漫画作品を第1話〜最終話まで順々に、
『現在連載されているもの』つまり現在進行形で語り合うスレです。

66名無しさん:2009/11/23(月) 17:54:26 ID:???
第92話――【喰べられた夢の巻】


――要塞艦デストレス
キータクラーからウイングマンは夢から生まれた事、ドリムノートの事を聞いたライエル達。

「という事は、ウイングマンのエネルギー源は『夢』って訳ね」
「フフフ そういう事だ、その点を考えて作戦を立てたらどうだ!」

相変わらずキータクラーを信用していないバルドだったが、ヴィムはその線で作戦を考える。
「バクプラスがいいわ、あいつならこの作戦にふさわしい」
「ヴィ ヴィム! そんな奴の言う事を信じるのか! それにバクプラスと言ったら…!」
「バクプラスと言ったら扱いが難しいんでしょ、わかってるわ」
「あんなのを引き連れて出撃するのはいやだぞ、オレは!」
――と言う事で、今回、バルドは出番少な目となり、変わりにヴィムが指揮を取る事になった。
「バクプラスは夢を食べて生きてるのよ、
 ウイングマンのエネルギー源である夢をね、広野健太からウイングマンの夢を食べたら…
 面白い事になるわよ」


一方、健太達はもうすぐ高校受験だった。志望校も決まり、あとはひたすら勉強するのみ!
「ところでさぁ、ケン坊 美紅ちゃんと同じ高校行けるの?」
健太の部屋にちゃっかりお邪魔し、ベッドの上で飛び跳ねているアオイ。
「あおいさんの仲額高は入れるんだけど、美紅ちゃんの志望する夕島高にはちょっと危ないんだよね」
「あらま」
――ふと、健太はアオイが飛び跳ねていたせいでスカートがめくれ、パンチラしているのに気づく。
「ミ ミニスカートで暴れるなよなぁ」
「あ やーだ! ケン坊ったらどこ見てんのよ!美紅ちゃんに言いつけるよ!」
真っ赤になって慌ててスカートを押さえるアオイだが、健太は余裕綽々だった。
「へへーんだ、どーぞ
 近頃美紅ちゃん、物分りがすっごくいいから、ちゃんと話せば許してくれるも〜〜〜〜ん」

67名無しさん:2009/11/23(月) 17:54:46 ID:???
真面目な話に戻ろう。アオイは健太に無理せず安全な仲額高に来ないか誘ってみる。
「いやん! やっぱり美紅ちゃんと一緒の高校行くの」  …心なしかオカマっぽい口調な健太。
後で美紅が来るので、アオイに勉強を教えてもらうのはそれまででいいと言う健太。
。oO(あーあ ケン坊の頭にあわせて仲額高に入ったのにィ なのにケン坊はさ… フン)



――翌日、3-Aで久々に登場の松岡先生と面談中の美紅。
「相談があるからって聞いてみれば… どういう事なの、仲額高に行きたいだなんて
 第二志望のすべり止めの高校じゃない
 あなたの実力なら、国立の夕島高でバッチリなのよ、お母さんも夕島高を志望してたし…」
「…でも、私… 広野くんと一緒の高校が… やっぱり… いいから…」
「あ〜ん まったくもう、そんな事で高校を決めちゃダメよ
 せっかくいい高校に行ける実力持ってるんだから…」
「…はい」


帰り道、美紅は悩んでいた。一緒に夕島高に行きたい以上、健太に勉強頑張ってもらうしかない…。
…そんな事を考えながら、健太の家に着いた。
「あーら 小川さん、健太なら2階よ あがって」
健太の母に挨拶を済まし、階段を上って健太の部屋の前につくとドアがわずかに開いていた。
そっと中の様子を覗きこむ美紅。

「だってさー ちょっと間違えただけだろー」
「だってもへったくれもない! なんでこんな簡単な問題が出来ないの!」 ポカ
健太をヘッドロックして殴るアオイ。
「いてて… あおいさん、ムネが当たるよ、ムネが」
「キャッ 勉強中に変な事考えるなー」

――とても2人の間に入り込めない。そう判断した美紅はそっと健太の家をあとにした。
。oO(広野くん―― ちゃんとあおいさんに教えてもらってね、夕島高に入れるように…)
玄関先から健太の部屋を見上げ、そっと祈って立ち去る美紅でした。

68名無しさん:2009/11/23(月) 17:54:59 ID:???
「美紅ちゃん遅いなー」
…すでに美紅が来ていた事も知らず、思わず呟く健太。
「ねぇ、ケン坊… 夕島高は諦めて、仲額高においでよ  ――ね?」
頬を赤らめ、大好きな人を誘うアオイ。 ――しばし、2人は赤くなったまま見つめあう…
「冗談だってば、冗談! 何真剣な顔してんの、バカねー」
「だってー あおいさんの方だよ、マジな顔してたの」
「何言ってんのよ アハハハハ!」  ――笑ってごまかすアオイでした。



――その夜、バクプラスに乗って夜空を飛び回るヴィムがいた。
夜空にはバクプラスの特殊能力なのか、目に見える形で人々の『夢』が無数に浮かんでいた。
「よし、バクプラス 次はこの辺の人間の夢を食べろ」
ヴィムの指示にバクプラスは口から電撃を放つと、周囲の民家から次々と『夢』が飛び出してくる。
飛び出してきた夢は、受験シーズンの為高校や大学に合格する夢が多い。
バクプラスはそれらの夢を食べてどんどん大きくなってゆく…。
ヴィムはバクプラスをコントロール可能な大きさに維持できるよう、注意深く夢を食べさせてゆく。
「目標は広野健太の家だ!」



――健太の家。
夜も遅いと言うのに、健太はまだ寝付けなかった。ヒーローでもやはり受験の事が不安なのだろう。
「夕島高かぁ… 自信がないなぁ…
 まさか美紅ちゃんが仲額高なんかに入るって言う訳ないし…
 やっぱりオレが夕島高に入れるよう、ガンバルしかないのか…」
…不安になってきた健太は、気持ちを切り替えようと美紅との楽しい高校生活を思い浮かべてみる。
ところが… 思い描いたのは、 ア オ イ の 笑 顔 だった。
「!? な なんだ、何であおいさんの顔が浮かんでくるんだ!? …よし、もう一度…」
――しかし、やはり頭に浮かんでくるのはアオイとの楽しかった日々。
美紅よりもアオイが大事なのか?思わず上体を起こして自問自答する健太。

69名無しさん:2009/11/23(月) 17:55:14 ID:???
同時刻、健太の家の上空にはバクプラスasヴィムがいた。
ヴィムが命令するとバクプラスは電撃放射し、健太の体から無数の大きな『夢』が飛び出してくる!

「う、なんて大きな夢なんだ これでは食べきれない!
 ――仕方ない、とりあえず『合格』の夢は残しておいて、ヒーローの夢
 ウイングマンの夢を食べてしまえ!
 夢から生まれたウイングマンだ、その夢を食べてしまえばウイングマンはこの世からなくなる!
 広野健太はただのデクの棒となるのだ!!」

バクプラスは命令に従い、無数の特撮ヒーローに包まれた、ウイングマンの大きな夢を食べ始めた!
                                    <続く>

70テンプレ訂正:2009/11/23(月) 19:34:21 ID:???
週刊少年ジャンプ昭和58(1983)年5・6合併号にて「ウイングマン」という漫画が掲載された。
この漫画について語ろうじゃないか。
尚、この漫画は作者がドリムノートの力を使う事で1日に1話ずつの速度で連載されるようだ。
時々ヒーローの夢を失い、変な時期に合併号になる事もあるが気にしないでくれ。
ちなみに今日は週刊少年ジャンプ昭和61(1985)年17号の発売日だ。
なお、あらすじ書き込み中に割り込んだ奴、及び 未来からの侵略者は
必殺技のヒートショックを食らうので注意だ!

『君達!2ちゃんねるで僕と握手!』

連載中スレの楽屋裏 第29幕
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1258156090/
前スレ
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1253706672/

※注意※
連載中スレとは連載終了した漫画作品を第1話〜最終話まで順々に、
『現在連載されているもの』つまり現在進行形で語り合うスレです。

●ただし、ウイングマンは単行本基準で進行していきますが、
●まれにページが多く、やむを得ず同シナリオでも複数に分ける場合があります。
●(「正義の味方・A」とか「正義の味方・前」等)
●スレ住人から教えられた場合は別ですが、この場合、
●区切りのいい所や一定のページで一旦切り上げる場合があります。ご了承下さい。

ネタバレ発言はご法度。現在明かされてる情報のみで語り合いましょう。
連載中スレにそぐわない話は楽屋裏スレで行いましょう。
次スレが立ったら or 連載終了して合図があったら楽屋裏! 現代に戻って好き放題に語り合え!

※規制の巻き添えで書き込めない人は代理スレを利用しよう!誰かがレスを貼ってくれるぞ!
【代理スレ】ウイングマン連載中 ドリムノート2冊目
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/comic/5124/1257942756/

71名無しさん:2009/11/23(月) 23:52:54 ID:???
>>876
神谷姉弟ももう去年の話か… ホント月日が流れるのは早いな。

健太たちもついに受験生か。やっぱ中学卒業と同時に最終回かな?

72名無しさん:2009/11/23(月) 23:58:05 ID:???
>>875
>エロ怪人ではないのかな
コウモリ、スノー、S先生と続いて毎回エロの度合いが高くなってるから、
今回はバクプラスではなく意表をついてヴィムがエロい目に合わされると予想!
だってわざわざヴィムが出撃するのが思わせぶりだし。

73名無しさん:2009/11/25(水) 20:11:06 ID:???
>>887
健太の部屋にロボットアニメの超合金が飾られてるし、
アニメヒーロー(ロボット物)も特撮ヒーローも両方好きなんだろう。
ただ、「変身アニメヒーロー」の数がまだ少ないだけで。

74名無しさん:2009/11/25(水) 21:30:39 ID:???
第93話――【どういうこと?の巻】


ウイングマンは夢から生まれた戦士――
その事を聞いたヴィムは、夢を食うバクプラスを駆り、健太のヒーローの夢をバクプラスに食わせる!
――だが、健太のヒーローの夢はとてつもなく大きかった。
「なんて大きな夢なんだ、ウイングマン一人の夢でバクプラスがもうこんなに大きくなってしまった」
…ふとプラスの目を見ると赤く光っている!これ以上食べさせるとコントロール不可になってしまう!
バクプラスが暴走すると、地球を破壊し美しさを損ねてしまう。
ライエルの指示に従い、ヴィムは一旦デストレスへ戻ろうとする。


同時刻、寝ていたアオイは高エネルギー波を察知し飛び起きる。

「もういい、食べるのをやめるのだバクプラス!」
ヴィムの命令でしぶしぶ健太の夢を食べるのをやめるバクプラス。
「少し残ってしまったが、まぁいいか」

「少し残ってしまったが、まぁいいかってどういう事?」

ヴィムが声がした方向を見ると、アオイが宙に浮かんでこちらを睨みつけていた!
「あなたの家がこんな所にあるとはね」
「こんな所にあって悪かった!?」
「そちたから家のありかを教えてくれるなんて、とてもありがたいわ  ね、アオイさん」
――今、夜空を舞台に、女の戦いが始まった!
アオイの突進をテレポートで回避するヴィム。
…と同時に、通り過ぎたアオイの腰に両手をつき全体重をかけてアオイを叩き落す!
更に追い討ちで額からビームを発射するが、アオイは寸での所でこれを回避、反撃のビームを放つ!
だが、ヴィムは飛びのきつつ姿を消し、ビームを回避する。
「フフフ あなたのもその内食べてあげるわ!」
そう言い残すとヴィムはバクプラス共々消え去った。
ヴィムが何をしていたのか気になるアオイ。…そうだ、健太は無事なのか!?

75名無しさん:2009/11/25(水) 21:30:55 ID:???
一方、吸い上げられていた夢が戻り正気に戻る健太。
「ん  オレは一体何を…」
「ケン坊」
突然名前を呼ばれて振り向くと、そこには心配になって様子を見に来たアオイがいた  …のだが…

「うあああ!起きててもあおいさんが見える!!  ああ、あおいさんの幻まで見てしまうとは!!」

――先程の事もあり、思い切り驚いた健太は布団を被って震えてしまう!
…もちろん、アオイがンな事を知る訳がないのでキョトンとして布団を被った健太を揺さぶる。
「ちょっと、ケン坊 幻なんかじゃないわよ、わたし」
揺り起こされ、恐る恐る布団から顔を出し確認する健太。……確かに本物だ。
「はぁ、びっくりしたぁ…」
「どういう事?何かあったの?」
言える訳ない。美紅の事を考えたつもりが、アオイの事を考えたなんて。
赤くなりつつ笑ってごまかす健太だが、アオイはヴィムが何をしていたのかが気がかりだった。

「ところで あおいさんはどうしてこんな時間に…?」
「うふ… それは… ケン坊と一緒に寝たくなったから」ナンチャッテネ

アオイの返答に真っ赤になる健太。
それもそのはず、アオイは下着+スケスケネグリジェ姿という非常に 悩 ま し い 姿 なのだから!!
「何考えてんだ、あおいさんは!」
「キャ じょ、冗談よ 冗談!」
「帰れ!」
真っ赤になってマクラをアオイに投げつける、思春期真っ只中の健太でしたが…
「………分かったわよ、なにさ フン!」
ヘソを曲げたアオイはふてくされてテレポートで自宅へ戻っていった… さて、どっちが悪いのか。
。oO(なんなんだ、この… この動揺は… どういう事だ…?)
――アオイが消えた後も、胸の高鳴りは収まらず、自分でも訳の分からない健太だった。

76名無しさん:2009/11/25(水) 21:31:07 ID:???
要塞艦デストレス、戦果を報告するヴィム。
「――とりあえず身近な夢を食べてきました。受験だの、マイカーだの…
 残念なのは広野健太の夢があまりにも大きくて、食べ切れなかった事です
 しかし、彼にはもうウイングマンに変身する力はないはず。
 残っているとしても、正義感くらいなものでしょう」
ライエルに報告するヴィムだが、柱の陰ではキータクラーがこの報告を盗み聞きしていた…



――翌朝
健太の部屋に入った母親が見た物は、床に丸めて捨てられたヒーローポスター、超合金の山だった…。
ヒーローの夢を食べられた健太は、すでに異変が起きていた。



――仲額中。ページをめくると、いきなり赤くなった美紅のどアップ。
「ひ 広野くん、どうしたのよ」
…健太は美紅の両肩を真正面からつかみ、美紅の顔を凝視していたのだ。
「よし!もう忘れないぞ、目をつむっても思い出せる!」
やはり昨夜、美紅ではなくアオイが脳裏に浮かんだ事を気にしていたようだ。
美紅がどういう事か尋ねるが、何でもないと笑ってごまかす健太。

…それにしても、もうすぐ受験だというのに妙に欠席が多い。健太と美紅、あと5人しかいない。
「しかしどういう事なんだ、この休みの多さは」
「どういう事って?…こんなもんよ、学校に来たってしょうがないじゃない
 わたしは広野くんに会いたいから来たんだから」
美紅がこんな冗談を言うとは珍しい… っと、松岡先生がやってきた、着席せねば。
「あら、みんなよく出てきたわね… 学校に」
眠そうな、だるそうな、やる気のなさそうな顔で呟く松岡先生… どういうこった?
「わたしなんか学校に出てこないと給料がもらえないから、みんな自由にしていいわよ」
教卓に座ると腕枕して即効で寝てしまう松岡先生。
言葉通りに、登校していた生徒もサッカーで遊び始め、美紅はトランプで遊ぼうと言い出した!?

77名無しさん:2009/11/25(水) 21:31:19 ID:???
「んなバカな!どうしたんだ、みんな!
 美紅ちゃん、オレ達明日仲額高の入試だぜ、いいのかよ遊んでて!!」

全員のあまりの変貌振りにパニックになり思わず叫ぶ健太!
「入試? そんな事どうでもいいじゃない、遊びましょ広野くん」
美紅までこんな事を言い始めた!これは明らかに様子がおかしい!

――と同時に、周囲に例の音が聞こえたかと思うと―― 天地が逆になりポドリアルスペース発生!
「フフフ みんな夢を食われたのさ、だから勉強意欲がなくなったのだ
 まず身近な夢、高校合格の夢や教育の理想の夢を食われたんで、みんなああなのだよ」
突如現れたキータクラーに、美紅をかばうように立ちはだかる健太。
「だから美紅ちゃんもあんな事を…」
「そしてお前も!」
言うが早いか、キータクラーは素早い動きで健太に接近、片手で首をつかんで持ち上げる!
「広野くん、このままじゃ殺される!早くウイングマンに変身して!」
健太のピンチに思わず叫ぶ美紅だが――――

「ウイングマンに変身?笑わせるなよ美紅ちゃん
 オレがあんな幼稚な物になれるか、男の戦いは小細工なしの体で勝負だ!」

「フ フフ ハハハ! と、言う訳だ!
 この男もウイングマンになるという、ヒーローの夢を食べられたのさ!
 だから変身はできない、変身しようとすらしないのだ!!」

ヒーローの夢を食べられた健太は変身を拒否し、首を締め上げたまま解説するキータクラー!
美紅の脳裏には、健太の首がキータクラーに捻りきられるイメージが浮かんでいた――  <続く>

78名無しさん:2009/11/25(水) 22:37:31 ID:???
>>893
キャットファイトって知らんが、そんなにエッチいの?
「真面目な青年」というより、「妙に正義感だけある熱血馬鹿」という感じ。

>さて、どっちが悪いのか。
う〜ん… そりゃ自分の姿をわきまえずちょっかい出すあおいさんじゃなかろうかw
あとおまけ。
つ ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20091125223650.jpg

79名無しさん:2009/11/25(水) 22:57:57 ID:???
なぜか1ページ丸ごとのどアップ美紅に笑ってしまったw

そういえば今気づいたが、いつの間にかあおいさん、ちゃんとベッドで寝るようになってるね。
初期はよく空中に浮いてたのに…
もしこのネグリジェのまま、空中に浮いてたらどうなった事だろう ハァハァ

80名無しさん:2009/11/26(木) 20:01:46 ID:???
>>899
ライエル編でももう何度か健太助けてくれてるじゃん、アンノウンとしてw
キータクラー以外に思わせぶりなキャラいないぞ。

81名無しさん:2009/11/27(金) 19:42:01 ID:???
>>904
1はつまり、アンノウンの中身はからっぽで着ぐるみ自体が意思を持ったということ?
(大鉄人17みたいに   …ちょっと違うか)

82名無しさん:2009/11/27(金) 21:27:12 ID:???
第94話――【抱きあって夢みての巻】


バクプラスにヒーローの夢を食べられた健太は、キータクラーの奇襲に変身せず、
無謀にも真っ向から勝負を挑もうとするが首を締め上げられてしまう。
だが何を思ったのか、突如キータクラーは手を離し健太を床に落とすが、寸での所で美紅が救出する。

「今のままでは完全にやられる、とりあえず夢を取り戻す事だな」

キータクラーはそう言い残し消え去った。――と同時に、ポドリアルスペースも解除されつつある。
「大変な事になっちゃったわ、広野くん」
「なぁに、変身なんかできなく…」  キュイン キュイン 
ポドリアルスペースが解除されると同時に2人は屋上に転送された。すると目の前にはアオイの姿が。
「誰が造ってたの、今のポドリアルスペース」
「キータクラーよ」
「キータクラーが現れたの!? どうりで強いディメンションパワーを感じた訳だわ」
「でもね、奴はもう逃げたんだぜ」
何のために現れたのか分からないが、とりあえず美紅はアオイにこれまでの事を報告する。
――自分達は受験の夢、健太はヒーローの夢を食べられた事を…。
「そうか、ヴィムは夕べプラスに夢を食べさせてたのか…  夢を…
 え〜〜〜〜〜〜! 夢を食べられたってぇ!? ヒーローの夢を!?」
一瞬考え、納得したアオイだが―― 急に大声を出し驚いた!
焦ったアオイは健太にドリムノートを出すように言うと、健太はめんどくさそうにノートを出す。
アオイはひったくる様にノートを奪い、パラパラとページをめくると……
「やっぱり、絵がほとんど消えてる…武器なんか全然無いわ」
「じゃあ、わたしも変身できないの?」
「そうね、ウイングガールズも無くなってるからね 当然、ケン坊も変身できない訳だ…」
――ドリムノートは、ウイングマンの足…ブーツ部分を残して綺麗さっぱり記録が消えていた…。
これでは変に真面目な正義感だけの普通の男の子だ。非常にヤバイ!
「へーきだよ、あんなやつら、チョイチョイとやっつけてやる」
…さらにヤバイ事に、当の本人、健太は事態を全く把握してなかった!!

83名無しさん:2009/11/27(金) 21:27:35 ID:???
「ケン坊、もう一度ウイングマンを描くのよ」
「いいよ、そんなの描かなくて ウイングマンみたいな格好して戦うの、みっともないもん」
「何言ってんのよ!普通の男の子のままで奴らに勝てる訳ないじゃない!! さ、描いて!」
事態を把握してないバカの襟首をつかみ、高速シェイクで揺さぶるアオイ!
「わ わ 分かったよ、強い男になれって書くからさ、それでいいだろ」
「だめー!ウイングマン描きなさい!単に力持ちじゃ奴らに勝てないわよ!!」
「みっともないからやだ!!」
ドリムノートを突きつけ強制するアオイだが、健太はみっともない顔で頑なに拒否する。
しびれを切らしたアオイはウイングマンを描いてみるが…描いた側からすぐに消えてしまった!
もう一度描いてみるも、やはり消えてしまう…。今度こそは!

「ムダだよアオイ、何度やっても同じだ」
唐突に聞こえてきた声。それはここにワープしてきたアオイのおとっつあん、ドクターラークだった。

「今の状態じゃ、健太くんが描いても消えてしまうはずだ
 ドリムノートは夢を書いてそれを現実にするノートだ、
 健太くんにヒーローの夢がないのに、いくら書いたって実現化する訳ないだろ」

――となると、直す方法はまた健太がヒーローにあこがれて夢見るしかない。絶望的だが…。
「いや、絶望的でもないぞ 1つだけ方法がある     ――タイムボールだ」
「え …やっぱり、それしかないのかしら…」
タイムボールの名を聞いて、なぜか頬を赤らめるアオイと説明を求める健太。

「タイムボールというのはタイムマシンみたいなもので、
 球状のエネルギー体の中に二人で入り、タイムトラベルするんだ
 一緒の時間を多く過ごしている者同士で行うのが、最も成功する技だ」

その説明を受け、アオイと抱き合う自分を想像し赤くなって動揺する健太!
昨夜、美紅ではなくアオイの事を思い浮かべてしまったから尚更だ!
「そんな事できるかよ!美紅ちゃんの目の前だぜ!」
大汗をかきながら拒否する健太だが、美紅は複雑そうな顔をしながらも緊急事態なので承諾する。
「でも… 仕方ないわ、ヒーローの夢を取り戻すためですもの」

84名無しさん:2009/11/27(金) 21:27:49 ID:???
…一応美紅はこう言ってますが、当の本人は拒否&パニック状態!
「そんなー!嫌だよオレ、絶対嫌だ!
 今 あおいさんと抱き合ったりしたら… オレ…どうにかなっちゃうよ!」
「どうにかなっちゃうって、どういう事?」
昨夜から様子がおかしい事にアオイも不審に感じ尋ねるが、相変わらず健太ははっきり答えない。
「いや、その、つまり… とにかく!嫌だよ、ヒーローの夢なんか見たくないんだから!」

。oO(うーむ タイムボールに入っている時は、二人共裸だなんてとても言えないな… )

3人のやり取りを見て、ラークおとっつあんは内心ボソリと呟くのだった…  って、ええええ!?
読者のみなさん、またサービスシーンですよ!予告来ましたよッッ!!! ( ゚ω゚)-3-3 フンス フンス


…ゴホン 取り乱しました、あらすじを続けよう。
緊急事態なので恥しがっている場合じゃないと説得するアオイだが、やはり健太は頑なに拒否する。
――と、そうこうしている内に上空に浮かぶ影… バクプラスに乗ったヴィムが現れた!
「ハハハ ウイングマンよ、今日でおまえから全ての夢を吸い取りただのデクの棒にしてあげるわ」
変身できないのに受けて立ってしまう健太だが、アオイは戦闘服に着替え相手になる!
ヴィムは向かってくるアオイにバクプラスの夢吸収光線(仮称)を放射するが、
アオイはとっさにバリアを張って夢を吸われるのを防いだ!

「向こうの二人の夢も吸い取るのだバクプラス!」
ヴィムの命令にバクプラスは美紅&ラークに光線を放つが、ラークもバリアを張ってこれを防ぐ!
――いても立ってもいられなくなった美紅は、昔の様にラークに力を貸して欲しいと頼み込む。
美紅の健太を守りたい、純粋な想いに応えたラークはDPでディメンションスーツを着せる!
戦闘服姿となった美紅は健太を守る様に進んで出る。
「美紅ちゃん!戦うのは危ないよ、オレに任せろ!」
「広野くんは… 早くヒーローの素晴らしさを思い出してちょうだい」
美紅は寂しそうな顔で健太を見つめた後、上空で戦うアオイに加勢に飛び上がった。
だが、バクプラスの目からの光線により迎撃される!
アオイは美紅の名を叫び、油断した隙にヴィムに叩き落される!

85名無しさん:2009/11/27(金) 21:28:01 ID:???
「美紅ちゃん、あおいさん! だから言わんこっちゃない!!」
「ハハハ お前らでは話にならん、このバクプラスを倒せるとしたらウイングマンだけだ!」
勝ち誇るヴィムに、やはり健太にヒーローの夢をまた見てもらうしか方法は無いと判断したアオイ。
立ち上がって健太の元へ駆け寄ると、健太の体をギュッと抱きしめタイムボールを作成を試みる!

「わたしと一緒に子供の頃に戻って―― ケン坊、もう一度ヒーローの夢を見て」
「あ あおいさん」

タイムトラベルが始まり、二人の服がだんだんと消えてゆき―― ついには全裸となってしまった。
「ウ 広野健太にもう一度ヒーローの夢を見せるだと! そうはさせるか!」
タイムトラベルを阻止すべく、バクプラス諸共タイムボールへ突撃をかけるヴィム!
――だが、ラークはある『重大な欠点』を忘れていた!!

。oO(ハッ!! タイムボールでタイムトラベルしている時、外部から衝撃を加えられると
  中の人間は消滅してしまうんだった!! )

「ヒーローの夢を取り戻す前にあの世に送ってやる!!」
タイムボール目掛け頭上から襲い掛かるヴィム&バクプラス!
戦闘力の無いラーク、戦えるが美紅たった1人でタイムボールを守りきれるのか!?  <続く>

86名無しさん:2009/11/28(土) 12:42:34 ID:???
バクプラスは普通の性格だったが・・・・・

 ま た ぬ ぅ ど か !ww

結論:ライエル編はライエロ編

87名無しさん:2009/11/28(土) 14:49:42 ID:???
>>915
うわあああああああああ!!!! ((((((((;゚Д゚)))))))ガクガクブルブル

88名無しさん:2009/11/28(土) 18:24:52 ID:???
ラークおとっつあんが考案したものと限らないのでは?
ポドリムス人のDP同様、秘伝の技なのかもしれない。
まっぱになるのは… 作者の趣味ということでw

89さらにテンプレ修正:2009/11/28(土) 18:30:27 ID:???
週刊少年ジャンプ昭和58(1983)年5・6合併号にて「ウイングマン」という漫画が掲載された。
この漫画について語ろうじゃないか。
尚、この漫画は作者がドリムノートの力を使う事で1日に1話ずつの速度で連載されるようだ。
時々ヒーローの夢を失い、変な時期に合併号になる事もあるが気にしないでくれ。
ちなみに今日は週刊少年ジャンプ昭和60(1985)年20号の発売日だ。
なお、あらすじ書き込み中に割り込んだ奴、及び 未来からの侵略者は
必殺技のヒートショックを食らうので注意だ!

『君達!2ちゃんねるで僕と握手!』

連載中スレの楽屋裏 第30幕
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1258156090/
前スレ
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1253706672/

※注意※
連載中スレとは連載終了した漫画作品を第1話〜最終話まで順々に、
『現在連載されているもの』つまり現在進行形で語り合うスレです。

●ただし、ウイングマンは単行本基準で進行していきますが、
●まれにページが多く、やむを得ず同シナリオでも複数に分ける場合があります。
●(「正義の味方・A」とか「正義の味方・前」等)
●スレ住人から教えられた場合は別ですが、この場合、
●区切りのいい所や一定のページで一旦切り上げる場合があります。ご了承下さい。

ネタバレ発言はご法度。現在明かされてる情報のみで語り合いましょう。
連載中スレにそぐわない話は楽屋裏スレで行いましょう。
次スレが立ったら or 連載終了して合図があったら楽屋裏! 現代に戻って好き放題に語り合え!

※規制の巻き添えで書き込めない人は代理スレを利用しよう!誰かがレスを貼ってくれるぞ!
【代理スレ】ウイングマン連載中 ドリムノート2冊目
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/comic/5124/1257942756/

90粗筋!ウイングマン!:2009/11/29(日) 19:54:09 ID:???
第95話――【過去への巻】


ヒーローの夢を取り戻す為、タイムボールで(全裸で)アオイと共にタイムトラベルする健太。
しかし上空からは、夢を取り戻すのを阻止する為にヴィム&バクプラスが襲い掛かる!
ラークおとっつあんは美紅に耳打ちしながら説明する。

「美紅ちゃん、奴らをおさえるんだ タイムボールに近づけちゃいかん!
 タイムボールに強い衝撃を与えると、二人とも死んでしまう!なんとしてもヴィムを!」
「・・・・・・・・・・ハーイ」

事態を把握した美紅は緊張に顔をこわばらせつつ、空を飛びヴィムの迎撃へ当たる!
ヴィムはタイムボール破壊をバクプラスに任せ、自分は美紅の相手をする。
「フ こんな小娘が戦うというの」
屋上では、襲い掛かるバクプラスの前にラークが立ちはだかっていた!
「こいつには絶対触れさせんぞ!」


――その頃、全裸のアオイと健太はタイムボールで過去へと向かっていた。
「さぁ、ケン坊 子どもの頃に返りましょう
 気持ちを落ち着けて、何も考えず、そう 楽にして…
 どんどん どんどん 時間をさかのぼって――どんどん どんどん… この位でいいわね」
アオイの腕に抱かれ、リラックスした健太の体はどんどん小さく、幼くなってゆく。
中学生から小学生、園児となり…ついに幼児となる。
アオイは片手で幼児健太を抱いたまま、時間の出口を空けそこへ幼児健太を入れる。

「さぁ、ケン坊 子供の頃に戻ったわ… ヒーローが大好きだった、あの頃を思い出して
 これから時間を短縮して、15歳のケン坊に戻っていくわよ
 ヒーローを好きになっていく過程を追いながら…」

91粗筋!ウイングマン!:2009/11/29(日) 19:54:26 ID:???
若い頃の笑顔の両親、母親に抱かれウルトラマンレオの人形で遊ぶ幼児健太の姿があった。
「まずは3歳のケン坊 この頃からケン坊はヒーローが好きだったのね」
――とある日、ふすまに落書きする幼児健太は母に見つかりおしりペンペンされる。
厳しくも優しい母は、ちゃんとしつけの後褒めるのも忘れない。
「ケンちゃんの大好きな正義の味方だったら、お母さん うーんといい子いい子してあげるのよ」
「てーぎのみたた…」
。oO(ここがケン坊のヒーロー好きの原点ね、きっと)


――時間は跳び、6歳の頃の健太は福本達と一緒に神社でヒーローごっこで遊んでいた。
「タァー! ウルトラ仮面だ、この怪人どもめ!仮面キーック!」
必殺技をくらった怪人(福本)はよろめき、近くの落ち葉の山を撒き散らして爆発(のフリを)した。
「さぁ、次はきさまだ!」
怪人は2体いた設定だった。もう1人のジャミラのように服を被った友人に向かう健太。
…ふと、健太達が遊んでいる所へ、見知らぬお姉さんがやってきたかと思うと――
ジャミラは事もあろうか、お姉さんのスカートへ潜り込むとスカートを思い切りまくった!
「さぁ、どうだ 手出しできまい、ウルトラ仮面!」
「サソリ怪人がよみがえった ギギー」
…倒したはずの怪人(福本)まで起き上がって来た。
「最大のピンチのウルトラ仮面!このピンチを切り抜けられるのか!」
自演で実況する健太だったが――
ウルトラ仮面放送時間となり、3人連続でお姉さんのスカートをめくりつつ帰ってゆく!
ジェットストリームスカートめくりをくらったお姉さんは、かわいい顔も台無しで追いかける!!
『こらー ガキー 待てー!!』 「わー!」

――この様子を時空の狭間から見ていたアオイは半ばあきれつつ、心の中で嘆いていた…。
「この辺までは普通の男の子なのよね、
 人よりちょっとヒーローが好きみたいだけど…今みたいにビョーキな程じゃないわ
 次、10歳いってみようかね」

92粗筋!ウイングマン!:2009/11/29(日) 19:54:42 ID:???
一方、屋上でヴィム&バクプラスを阻止しているラーク達。
やはり美紅と非戦闘員のラークでは荷が重すぎ、しかもタイムボールを守っているので苦戦していた。
ヴィムのショットガンのようなビームを受けたじろぐ美紅。
「お嬢ちゃんはお家でおねんねでもしてた方がいいんじゃなくて?」
「わたし、あなたにはかなわないかもしれないけど…
 広野くんがヒーローの心を取り戻すまで、わたしが代わりに戦うわ」
「フ けなげね わたし、あなたみたいな娘、キライじゃないわよ  ――でも容赦はしないわ!」

回し蹴りを美紅に放つヴィムだが、ラークはそれ以上にピンチだった!
タイムボールの前に立ちはだかり、バクプラスを必死で押さえるラークだが、
組み合ったままプラスの目から発射された光線を受け苦痛の叫びを上げる!
「ぐあああ! くく… ア アオイ… 早く戻って来い………」


――その頃のアオイは12歳の健太を観察していた。
放課後、友人をヒーローごっこに誘うが、友人は小ばかにしたような顔で健太の誘いを断る。
「オレ達、もうやんねーんだ あんな幼稚な遊び
 いつまでもやってらんねーよ、ヒーローごっこなんてさ」
今度は福本を誘ってみるが、やはり福本も断り、別の友人とドッジボールを選んだ。
「ふくもと、オレの方が先に約束しただろ!」
「………悪いな… 健太、オレヒーローごっこやりたくないんだよ バカバカしいだろ?
 お前もそろそろやめろよ」
その一言にショックを受ける健太。

。oO(なんでだ、なんでなんだ
  みんなこの前まであんなに楽しそーにヒーローごっこしてたじゃないか、くそ――
  そうかよ、ごっこだからバカバカしいんだ 遊びだから幼稚なんだ
  ヒーローを本当にやればいいじゃないか!)

「『ヒーローを本当にやればいいじゃないか』…たどり着いたみたいね、
 ケン坊のヒーロー魂が誕生した所に…」
決意した健太を嬉しそうに眺めるアオイだった。

93粗筋!ウイングマン!:2009/11/29(日) 19:54:57 ID:???
自宅に帰った12歳健太は、テレビの真似もせず、自分の考えたヒーローをノートに描き出した。

「よし、できた! 名付けてウイングマン! チェイングで変身する」

――普通の大学ノートだけど、健太にはすでにこれはドリムノートそのものだった…。


そして中学に入学した健太。
「弱い者いじめはするな! 悪裂ウイングマン!!」
いじめの現場に自作の赤いウイングマンスーツを着こんでいじめっ子に立ち向かう健太!
「アホは引っ込んでろ!」
「あれ  くそー 正義の味方が悪に負けてたまるか!」
…パンチ一発で撃退されるも、不屈の精神で立ち上がり、いじめっ子を迎え撃つ!
「フフフ ここまでやればバッチリ思い出してくれたはずよ、ヒーロー魂を
 ケン坊をそろそろこっちに呼び戻す事にするか、えい」
…しかし健太はアオイの元へ戻らない!?もう一度試みるもやはり戻らない!
「どうしたのかしら、ケン坊が戻ってこない!!」
何度やっても時空の狭間に戻らず焦るアオイ!


――再び場面は屋上へ。美紅とラークはもう満身創痍になっていた。
「バクプラス、早くその球体を破壊するのだ!」
バクプラスの猛攻に耐え切れなくなったラークはテレパシーでアオイに呼びかけてみる。

《アオイ どうした、早く戻って来い!》
「あ お父さんのテレパシー… ダメなのよ、ケン坊を過去の世界から戻す方法を忘れちゃったの」
《なに!まずいぞ 今 敵に襲われていて もう もちそうもないんだ!
 早く、早くするんだ!もう…》
ラークの必死のテレパシーが途切れ、状況を知ったアオイはますます焦る。
「ガンバってお父さん 今思い出しそうなの えーと えーと… 確かこうだと思ったけど えい!
 ――ダ ダメなの!?」

94粗筋!ウイングマン!:2009/11/29(日) 19:55:12 ID:???
三度場面は屋上へ。
「は 早くしろ――――― アオイ〜〜〜〜〜〜!!!」
必死でタイムボールを守っていたラークだが、ついに力尽きバクプラスに殴り飛ばされる!
「おじさん!」
美紅がタイムボールを守りに走るが間に合わず――――「しまった!」

タイムボールは無慈悲にも、粉々に破壊されてしまった!

…ラークも美紅も愕然となり戦意喪失したのを見て勝ち誇るヴィム。
「さぁ、ウイングマンもアオイもいなくなったのだ、我々の勝利は決まったようなものね
 ――でも、あなた達はわたし達に逆らいすぎました、ペットには出来ません  殺します
 バクプラスはその男を殺りなさい、わたしはこの娘を殺します
 ホントにかわいそー わたし達にさからっていなければ、ペットとして一番可愛がってあげたのに
 残念だわ、サヨウナラ」
殺意をむき出しにしてそれぞれラークと美紅に歩み寄るバクプラスとヴィム。

『 待 て ! 』

――突如待ったがかかり、声の主を探すヴィム!
声の主は不敵に笑いながら給水タンクの陰から出てくる――
そう、ピンチに現れるのはやはりこの男しかいない!

『オレだ、広野健太だ! ヒーローのいる限り、悪の思い通りにはさせん!』

タイムトラベルの疲労の為か、疲れきったアオイを抱え、雄雄しく現れ正義の啖呵を切る健太!
ヒーローの夢を取り戻し、蘇った不死身の男!ライエル軍を叩いて砕く、健太がやらねば誰がやる!!
                                      <続く>

95粗筋!ウイングマン!:2009/11/29(日) 19:59:09 ID:???
(スレ立て誘導後のレス)

次スレ立てました。以下楽屋裏。
変態仮面、地獄戦士魔王、ウイングマン1スレ目の数々の失敗を経て、
ようやく連載中の楽屋裏ができた…!

大規制の中、付き合ってくれている方々、代理を貼ってくれる方、本当に感謝してます!
あと29話分(+α)、最後までお付き合いよろしくお願いします。

96名無しさん:2009/11/29(日) 23:20:42 ID:???
3レス目

>>1新スレ乙! 代理してくれる人は超乙!

>>8
ポドリムス人はDPがあるから距離を置いての攻撃はできるだろうが、
組み付かれたらバクプラスの怪力で一気に押しつぶされそうだ…

なんにせよ、ようやく次号から健太の反撃開始で楽しみだ!
あとキャシャーンネタワロタww

97名無しさん:2009/11/30(月) 06:26:45 ID:???
3スレ目

>>10
ヒロダーとりろもいるはずなんだが…ライエル編になってからめっきり姿見せないな。
まぁ、ヒロダーとセイギマンはいても役に立た(ry

98粗筋!ウイングマン!:2009/12/01(火) 19:36:49 ID:???
2スレ目

>>935
これかい?
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20091201193537.jpg

99粗筋!ウイングマン!:2009/12/01(火) 21:36:11 ID:???
第96話――【チェイング!の巻】


タイムボールを破壊され、消滅したかと思われた健太とアオイ。

『よくもオレの大事なヒーローの夢を食べてくれたな!このお返しはタップリさせてもらうぜ!』

タイムトラベルで疲労したアオイをラークに預け、健太は正義の啖呵を切る!
ヴィムはバクプラスにビーム一斉発射を命じ、ヴィムの額とプラスの目からの光線が健太を襲う!
「二つのビームを合わせると破壊力が何十倍にも増すのよ!死になさい!!」
だが、もはや健太はただの正義感の強い男の子ではない!
ヒーローの夢を取り戻した正義の夢戦士、一声吼えて飛び降りつつ、怒りに燃える目で見据え――

『チェイング!』

爆風をバックにキーワードを叫び、全身がまばゆく輝く!
着地すると同時に、いつもより力強く見得を切る!

『悪! 裂! ウイングマン!!  ――ヒーロー復活!!』

ヒーローの夢を取り戻した健太を見つめる一同。
「広野くんてヒーローしてる時が 一番ステキなのね」
復活したウイングマン(健太)の存在に美紅はつい惚れ直してしまった。

ヴィムがバクプラスに命令すると、プラスは鈍重そうな見た目とは裏腹に素早い攻撃を仕掛ける!
ウイングマンはこれをあっさりと回避、片手でプラスの背中に手をつくと同時に
スプリクトフラッシュを発射、先制攻撃を仕掛けた!
ウイングマンは美紅の側へ飛び降りると、彼女を抱えラークの側に移動する。
「おじさん、美紅ちゃんも頼みます」
「ウイングマン!ジャマなのよあなたは!」
ウイングマンがヴィムに背を向けている隙に、ヴィムは剣を転送し背後から襲い掛かる!
だがこの攻撃もジャンプして回避、再び給水塔の側へ飛び移る。

100粗筋!ウイングマン!:2009/12/01(火) 21:36:40 ID:???
『なんだったんだ、さっきの爆発は』
『どうしたんだ』

ふと、ウイングマンの足元の屋上出入口から大勢の生徒がなだれ込んできた!
「わっ、やっぱり広野のヒーローごっこか!」
変身しているウイングマンとバクプラスを見た生徒はヒーローショーと思い込んでしまう。
――その生徒達の中には桃子もいた!ヴィムを確認した桃子は変身し、戦いに参加する!
「おお、ピンク 美紅ちゃんもあおいさんもダウンしてんだ、手を貸してくれ」
「オッケー! わたしあの怪物やっつける」
「あなたもわたしに逆らうの!」
ヴィムは桃子に切りかかるが、ウイングマンはクロムロープでヴィムの手を捕縛しこれを阻止する!
「今だピンク!」
合図と共にロープを振り上げ、ヴィムを空中に放り投げるウイングマン!

『すげー! やっぱり学校に来てよかったぜっ!これが楽しみで学校に来たんだからな』

…未だウイングマンの死闘は本当の戦いだと認知されておらず、興奮する生徒達。


一方、バクプラスと対峙する桃子は――
「プッ ヘンテコリン!バクの怪物なんて笑っちゃうよ」
気持ちは分かるが甘く見るな桃子!
まずは桃子の先制攻撃の蹴りが命中、次にパンチの連打! ――プラスはあっさりダウン! 弱ッ!!
「こいつ弱ーい」
「おーいキミ!油断するな、そいつは怪力だぞ!」
「へーきへーき、力が強いからってこんなのに負けないわ」
あっさりバクプラスをダウンさせた桃子は図に乗り、ラークの忠告も聞かず甘く見てしまう。
桃子は思い切りジャンプすると、トドメのモモコキックを放とうとするが……
言わんこっちゃ無い、バクプラスに両手で両足を受け止められてしまった!


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板