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【代理スレ】ウイングマン連載中 ドリムノート2冊目

68名無しさん:2009/11/23(月) 17:54:59 ID:???
「美紅ちゃん遅いなー」
…すでに美紅が来ていた事も知らず、思わず呟く健太。
「ねぇ、ケン坊… 夕島高は諦めて、仲額高においでよ  ――ね?」
頬を赤らめ、大好きな人を誘うアオイ。 ――しばし、2人は赤くなったまま見つめあう…
「冗談だってば、冗談! 何真剣な顔してんの、バカねー」
「だってー あおいさんの方だよ、マジな顔してたの」
「何言ってんのよ アハハハハ!」  ――笑ってごまかすアオイでした。



――その夜、バクプラスに乗って夜空を飛び回るヴィムがいた。
夜空にはバクプラスの特殊能力なのか、目に見える形で人々の『夢』が無数に浮かんでいた。
「よし、バクプラス 次はこの辺の人間の夢を食べろ」
ヴィムの指示にバクプラスは口から電撃を放つと、周囲の民家から次々と『夢』が飛び出してくる。
飛び出してきた夢は、受験シーズンの為高校や大学に合格する夢が多い。
バクプラスはそれらの夢を食べてどんどん大きくなってゆく…。
ヴィムはバクプラスをコントロール可能な大きさに維持できるよう、注意深く夢を食べさせてゆく。
「目標は広野健太の家だ!」



――健太の家。
夜も遅いと言うのに、健太はまだ寝付けなかった。ヒーローでもやはり受験の事が不安なのだろう。
「夕島高かぁ… 自信がないなぁ…
 まさか美紅ちゃんが仲額高なんかに入るって言う訳ないし…
 やっぱりオレが夕島高に入れるよう、ガンバルしかないのか…」
…不安になってきた健太は、気持ちを切り替えようと美紅との楽しい高校生活を思い浮かべてみる。
ところが… 思い描いたのは、 ア オ イ の 笑 顔 だった。
「!? な なんだ、何であおいさんの顔が浮かんでくるんだ!? …よし、もう一度…」
――しかし、やはり頭に浮かんでくるのはアオイとの楽しかった日々。
美紅よりもアオイが大事なのか?思わず上体を起こして自問自答する健太。


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