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鬼和尚の経典解説まとめ

1避難民のマジレスさん:2024/06/10(月) 12:44:03 ID:v59RPKQA0
・鬼和尚の経典などの解説をまとめるスレです
・『金剛般若経』の解説はこちらにあります↓
"金剛般若経を読んで実践する"
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/8276/1701949889/99-133

165避難民のマジレスさん:2024/12/12(木) 13:17:38 ID:BFm1nlaM0


「もし、真我を信じて、私の教えに従がい、
いつでも、疑うことなく、行為をするならば、
いずれ、カルマの鎖を断ち、自由に成るだろう。」

「一方、真我を疑って、私の教えに逆らい、
いつでも、従うことなく、行為をしなければ、
いずれ、カルマの淵に落ち、破滅に至るだろう。」

「たとえ、優れた者でも、天命に縛られる。
つまり、あらゆる者は、本性に従がっている。
先天の性に逆らおうとしても、徒労に過ぎない。」

「感覚の対象に対して抱く、愛着と嫌悪を、
人は、よく修めることで、よく治めるべきだ。
この善悪の観念は、真理を悟る時に障害となる。」

「完全なる、他人の義務を引き受けるより、
不全だろうと、自分の義務を果し切りなさい。
他人の道で迷うよりは、自分の道で死ぬべきだ。」

アルジュナは、クリシュナに、このように問う。

「クリシュナよ、自分の意志に反してまで、
時に人は、罪深い行為に、駆り立てられるが、
このような、無意識の力は、何の力であろうか。」

クリシュナは、アルジュナに、このように説く。

「アルジュナよ、その力は、カーマである。
カーマとは、ラジャスから生じたものであり、
この欲界に現われる、最大の敵であると心得よ。」

「煙に巻かれている炎、塵で曇らされた鏡、
それから、子宮に包まれている胎児のように、
あらゆる生物は、それぞれ、欲に覆われている。」

「欲望という天敵に、意識は汚されている。
それは、底なしの谷のように、飽きを知らず、
燃え盛る炎のように、身と心を焼き焦している。」

「欲望は、眼と耳と鼻と舌と身と意に宿る。
欲望に狂わされた心は、仏性を覆い隠すため、
正しい道が解らなくなり、我々の魂を迷わせる。」

「バラタ一族の子孫である、アルジュナよ。
何よりも先ず自らの、五感を統御することで、
理論知と実践知を損う、欲望を滅尽することだ。」

「真我が現われないと、仏性は現われない。
仏性が現われないならば、精神は洗われない。
精神のない感覚は無く、感覚のない対象も無い。」

「それゆえ、私は、仏性よりも上位と知り、
至高の支配者である、アートマンを確立して、
カーマと呼ばれている、恐るべき敵を征服せよ。」


0272 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/09/04(火) 22:56:46.38
>>265 悟ったということをアートマンによって現したのじゃ。
 アートマンは本来実現されず、発見されないものじゃ。
 しかし、そのように言わなければ衆生はわからないからいうのじゃ。
 悟りも得るものでも、開くものでもないが衆生の為に悟りを得たとか、開いたとかいうのじゃ。
 得るものも開くものも無い悟りもそのように語らなければならないのじゃ。
 アートマンも実現されず、発見されないがそのように語らなければわからない者のために実現したとか発見したと言うのじゃ。

>>267 そうじゃ、実践あるのみなのじゃ。
 またおいでなさぃ。

>>270 そうじゃ、オウムの者も実はカルマヨーガによって洗脳されていたのじゃ。
 組織の為に殺人も良いという教義であるからのう。
 気をつけなればいかんのじゃ。


(質問:カルマヨーガとは結局どうやって悟りに至るんですか? )
0277 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/09/05(水) 21:39:37.73
>>276 行為に没頭してサマーディに至るのじゃ。
 よくあることじゃ。
 仕事に熟れた職人などはそのようにして名品を生み出すのじゃ。

 サマーディに至れば自我も見えて無我にもなるのじゃ。
 無我になれば認識も厭離できるのじゃ。

166避難民のマジレスさん:2024/12/12(木) 13:18:09 ID:BFm1nlaM0

0284 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/09/08(土) 22:07:56.02

三章ではカルマヨーガによる義務の遂行が詳しく説かれているのじゃ。
真我の実現、或いは発見のためにと義務を遂行するのが修行者の務めであるというのじゃ。
義務の遂行を果たしてこそ覚醒もあると説かれたのじゃ。
制感によって欲から離れ、義務の遂行を果たせばいずれ、カルマの鎖を断ち、自由に成るというのじゃ。

167避難民のマジレスさん:2024/12/13(金) 11:30:06 ID:s6ysZdKs0

<第四章>

クリシュナは、アルジュナに、このように語る。

「この不滅のヨーガを、至上者である私は、
太陽神である、ヴィヴァスヴァットに教えた。
それから、彼が、人類の父であるマヌに伝えた。」

「こうして、ヨーガの道は、受け継がれて、
古の聖者達は、伝承の教えを守り継いで来た。
しかし、長い歳月を経て、この法統は失われた。」

「アルジュナよ、君は、私の真の信奉者だ。
だからこそ、君に、この原初のヨーガを説く。
君は、この人智を超えた、神秘を会得できよう。」

アルジュナは、クリシュナに、このように問う。

「クリシュナよ、太陽の神が現われたのは、
あなたの誕生の時より、遥かに昔のことだが、
どうして、あなたが、太陽神に授けられたのか。」

クリシュナは、アルジュナに、このように説く。

「私も、君も、何度も生まれ変わっている。
わたしは、前世のことを、全て覚えているが、
世の人々は、前生のことを、何も知らないのだ。」

「私は、生まれることも、死ぬこともなく、
万物の主にして、恒常不変たる真我であるが、
自己の本性に依存する、自己の幻影が出現する。」

「ダルマが滅びて、アダルマが栄えるとき、
私は、この現象界に、身体を現わすのである。
ダルマを伝える為なら、どんな時代にも現れる。」

「こうして、私の活動を、如実に知る者は、
この世の死に際して、魂が身体を離れた後に、
生まれ変わることなく、我が元に来るのである。」

「古より数多の人々が、全てを私に任せて、
執着と無智と憎悪を離れ、清浄となったのだ。
彼らは、熱により浄化され、私の状態に達した。」

「真我に奉げただけ、真我から与えられる。
すべてを私に任せれば、すべてが報いられる。
あらゆる人は、あらゆる道から、真我に向かう。」

「世の人々は、行為の成就と果報を求めて、
様々な神々を供養して、それらを願っている。
こうして、欲界の果報は、速やかに与えられる。」


0279 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/09/06(木) 22:12:09.05
クリシュナは自らがアートマンとして語っているのじゃ。
それもまた教えの一つではあるのじゃ。
アートマンに全てを捧げたものは全てを得るとは無我になり、悟りを得るからなのじゃ。
難しい道ではあるがのう。

168避難民のマジレスさん:2024/12/14(土) 10:54:54 ID:p17B9XuY0


「自然界にある、三グナとカルマに応じて、
わたしは、人間界を四つのカーストに分けた。
それでいて、わたしは、それらを超越している。」

「わたしは、如何なる行為も囚われないし、
また、真我は、如何なる果報も望んでいない。
私を悟った者も、行為や果報に縛られなくなる。」

「古来より、解脱した者は、誰であろうと、
こうして、真理を解して、行為を正していた。
よって、君も、先達に倣い、カルマを浄化せよ。」

「カルマとは何か、又、アカルマとは何か。
賢者でさえ、カルマを定義するのは、難しい。
カルマについて、今から、わたしが説明しよう。」

「アカルマは無活動、ヴィカルマは誤活動、
カルマ、つまり、活動の諸相は複雑であるが、
人は、カルマを正しく理解しなければならない。」

「カルマの中にも、アカルマを認めるもの、
アカルマの中にさえ、カルマを認めるものは、
如何に行為していても、相対を超越できている。」

「如何なる欲望も持たず、行動できる者は、
完全なる覚醒を得た者、覚者であると心得よ。
彼らは、真理の炎で、業を焼き尽した者である。」

「行為の結果について、捕らわれない者は、
カルマを作りながら、カルマに縛られないし、
自我を所有しない者は、ヴィカルマを作らない。」

「自然に得られたもので、満足を得ながら、
自他を比較して羨まず、成否に悩まない者は、
如何に活動していようと、縛られることがない。」

「現象界における、相対の利害を超越して、
自我を放棄して、無頓着に徹する者の行為は、
すべて、真我に対する供養となり、功徳となる。」

「ブラフマンの意識で、供養を行うならば、
ブラフマンの領域に、必ずや到達するだろう。
供物も、供養する者も、ブラフマン自身である。」

「種々の神々に、供養する修行者もいれば 、
ブラフマンに対し、供養する修行者もいよう。
音色を供える者もいれば、香を供える者もいる。」

「ある修行者は、感官や呼吸を供物として、
また別の修行者は、信念や苦行を供物とする。
ヨーガの八段階を実践して、ヴェーダを修める。」

「三昧に入るため、調気法を実践する者は、
入息と出息を供養し、最終的に呼吸が止まる。
また、ある者は、断食を為して、呼吸を止める。」

「供物の意義を知り、供養を実践する者は、
悪業の果報を清算して、心身を浄化しながら、
無上の甘露を味わい、永遠の楽土に入っていく。」

「甘露を得る者は、ブラフマンに到達する。
アルジュナよ、この供養を実践しないならば、
すべてのカルマは、究極の処、ダルマに通じる。」

169避難民のマジレスさん:2024/12/14(土) 10:55:52 ID:p17B9XuY0


「アルジュナよ、正しい導師に倣うことだ。
導師に仕えて、法則を尋ねて、真理を修めよ。
真我に至った覚者のみ、弟子に法を授けられる。」

「真理を悟った者は、幻影に迷うことなく、
あらゆる生き物は、真我の中に存在していて、
真我である私が、所有するものであると、知る。」

「たとえ、君が、悪人の中の悪人だろうと、
この偉大な、智慧の船に乗ることが出来れば、
あらゆる不幸の大海を、渡り切ることが出来る。」

「あたかも、森を、炎が焼き尽くすように、
全てのカルマは、智慧の炎で焼き尽くされる。
アルジュナよ、智慧が浄化の源泉であると知れ。」

「ヨーガを完成して、真我を楽しめる者や、
熱烈なる信仰を持って、欲望を制御する者は、
この無上の智慧を具えて、究極の平安に達する。」

「一方、無知にして、信心が足りない者や、
神から下ろされた、聖典を疑ってしまう者は、
現世においても、来世においても、不幸である。」

「果報を求めず、淡々と天命を果たす者や、
正しい智慧により、疑念や迷妄を払った者は、
自己の本性に徹して、業に捕らわれないと知れ。」

「君の心の迷いは、君の無智が原因である。
アルジュナよ、さあ、真理の剣で無智を祓い、
ヨーガにより武装して、立ち上がり自己と戦え。」


0288 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/09/09(日) 23:00:58.94
四章ではこのヨーガの起源と理論が説かれているのじゃ。
クリシュナはアダルマ、非法が栄えた時にこの世に姿を現し、正法を説くというのじゃ。
相対性を超越し、自我も行為も無い者はブラフマンとなるのじゃ。
制感や呼吸法を行い、ヨーガを行いヴェーダを学ぶことでブラフマンに到達するというのじゃ。

>>287 そうじゃ、全てを放棄してヨーガを実践するのじゃ。

170避難民のマジレスさん:2024/12/15(日) 13:37:47 ID:eO1Z4d6s0

<第五章>

アルジュナは、クリシュナに、このように問う。

「執着の心を捨てて、為すべきことを為し、
その果報を、ブラフマンに供養している者は、
蓮の葉が水に濡れないよう、罪を寄せ付けない。」

「カルマヨーガを行う者は、執着を捨てて、
心身と知性を用いて、あらゆる活動を行うが、
それは、ひたすら、自らを浄化するためである。」

「ヨーガを行じれば、心から平安に達して、
ヨーガを行じなければ、絶えず不安に怯える。
これは、果報を求めるか、否かの、違いである。」

「体を持った魂が、三つのグナを支配して、
諸々の活動について、心が無頓着でいるなら、
不自然な行為が消えて、自然な感覚に安らげる。」

「この体に宿っている、真我というものは、
行為することもなく、行為させることもない。
現象界の三グナが、すべての行為を演じている。」

「善行を果たすにせよ、悪行を果すにせよ、
真我は、そのどちらにも、突き動かされない。
真我は不動であるのに、自我が苦悩してしまう。」

「真の道理によって、無明の闇を打ち破り、
真の光明を得たならば、疑問は悉く氷解する。
あたかも、太陽の下では、万物が明らかな如く。」

「心と知性を、真理に固定して不動となり、
真我に帰依して、すべてを真我に委ねたとき、
智慧によって、すべての迷妄を祓い、解脱する。」

「真理を修めた賢者は、慈愛に満ちていて、
選民も、賤民も、家畜も、犬も、牛も、象も、
差別することなく、万物を平等に観るのである。」

「すべてを平等に見て、心が安らかな者は、
すでに輪廻を越えていて、生まれ変わらない。
彼らは、ブラフマンの中に、安住し切っている。」


0290 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/09/10(月) 23:16:03.07
カルマヨーガでは行いの結果を求めずに行動することが常に協調されるのじゃ。
果報をブラフマンに捧げるとか言うのじゃ。
それがサマーディにいたる行いのヨーガなのじゃ。
そのようにして光明を得たなら万物を等しく見る平等性智がもたらされるのじゃ。

171避難民のマジレスさん:2024/12/16(月) 10:39:51 ID:vq0JwP4I0


「真理を修めることで、迷妄を越えた者は、
好いものに囚われず、悪いものに捕われない。
彼らは、二元を越えて、ブラフマンに安住する。」

「解脱した者は、外なるマーヤに捕われず、
快楽を離れて、内なるアートマンに囚われる。
ブラフマンに集中し、永遠に続く幸福を味わう。」

「仏陀は、快楽というものが続かないこと、
過ぎた後に、苦悩が訪れることを知っている。
それゆえ、このような、虚しい喜びに耽らない。」

「もし、体を捨てる前に、感覚を制御して、
欲情と憤怒を抑制することが、出来るならば、
その人は、現世においても、幸福になるだろう。」

「内なる幸福を得て、内なる歓喜を味わい、
内なる光明を見とめる、ヨーガの実践者こそ、
ブラフマンと合一をして、涅槃に達するだろう。」

「二元の善悪を超え、内なる喜びに溢れて、
全ての疑念を打ち払い、利他を実践する者は、
ブラフマンに回帰し、永遠の平安を得るだろう。」

「憎悪や物欲や肉欲、煩悩を放棄した者や、
自己の本性を知り、真我に至る精進する者は、
やがて、梵我一如の境地、一元の境地に達する。」

「外界との接触を離れて、眼を眉間に注ぎ、
鼻腔を通る、入息と出息を、均等にしながら、
心と感覚と知性を統御すれば、必ずや解脱する。」

「供養の究極の目的である、自在神であり、
生類の幸福を願っている、大慈悲神であると、
真我を、よく知る者は、シャーンティに達する。」


0293 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/09/11(火) 22:12:24.92
ここではヨーガのさまざまな技法が解説されるのじゃ。
制感、眉間への集中、呼吸法、怒りや欲の放棄等なのじゃ。
それらを実践してアートマンに至れば、この世を離れた喜びが訪れるのじゃ。
そしてブラフマンに回帰して永遠の平安に住する者となるのじゃ。

0298 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/09/13(木) 21:47:13.81
>>296 ぼやけていてよいのじゃ。
 ただ集中する目標で在るだけなのじゃ。
 鼻先がいつでも目の前にあってやりやすいからなのじゃ。
 そしてサマーディにも入りやすいのじゃ。
 チベット密教のミラレパも弟子に鼻先に仏陀をイメージする行を教えたのじゃ。
 眉間に集中するのと同じなのじゃ。

172避難民のマジレスさん:2024/12/16(月) 10:40:48 ID:vq0JwP4I0
0295 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/09/12(水) 22:46:44.11

第五章ではカルマヨーガの詳しい解説が説かれたのじゃ。
果報を期待せずに実践することがその要旨なのじゃ。
それによって行為は忘我の状態に導く方法となるのじゃ。
次の章では実践の方法が説かれるのじゃ。

173避難民のマジレスさん:2024/12/17(火) 11:14:14 ID:AQYilJos0
(1/2)

<第六章>

クリシュナは、アルジュナに、このように語る。

「行為の結果に執着せず、義務を果す者は、
たとえ、供犠を為さず、祭儀を為さなくとも、
真の出家者であり、ヨーギーである、と言える。」

「真の離欲とは、ヨーガと同じものであり、
ヨーガの目的とは、神と合一することである。
欲望を放棄しなければ、ヨーギーにはなれない。」

「ヨーガの初心者では、行為を果たすこと、
ヨーガの熟練者では、行為に囚われないこと、
これが、八段階のヨーガを修める、定法である。」

「あらゆる事物に対する、欲望を捨て去り、
あらゆる感覚に於ける、快楽を貪ることなく、
無償で行為する者は、ヨーガの完成者と言える。」

「己の心次第で、向上もして、下向もする。
人は、己の心を治めて、自らを高めるべきだ。
我が心とは、我が親友であり、我が仇敵である。」

「心を克服できれば、心は最良の友であり、
心を克服できなければ、心は最大の敵である。
友となるか、敵となるか、我が心が決めている。」

「心を克服した者は、至上の我に到達する。
彼にとっては、幸福も不幸も、寒さも暑さも、
名誉も恥辱も同じであり、真我に安らいでいる。」

「真智により、真我に満足したヨーギーは、
感覚を統御して、ブラフマンに安住している。
玉であれ石であれ、すべてを平等に認めている。」

「己に好意を持つ者と、己に悪意を持つ者。
友も敵も、善人も悪人も、そして中立の人も、
すべてを平等に捉える者は、非常に優れている。」

「ヨーギーは、心を真我に対して集中して、
人里を離れた所、森の中に独り暮らしながら、
心を常に制御して、欲望と所有を捨てるべきだ。」

「アルジュナよ、ヨーガを実修する行者は、
人里を離れた所で、クシャの草を大地に敷き、
その上に、鹿の皮と、柔らかい布を被せて座る。」

「座は、高すぎる事も、低すぎる事もなく、
神聖な場所に定めて、意識と感覚を統御する。
彼は、心を鮮明にして、精神を一点に集中する。」

「頭と体を直線に保ち、鼻の先を凝視する。
心を乱さず恐れを抱かず、梵行の戒律を守り、
意識を制御しながら、真我に専心しようとする。」

「クンティーの息子である、アルジュナよ。
こうして、身口意を統御する、ヨーギー達は、
現象界を解脱して、真我である、私に回帰する。」

174避難民のマジレスさん:2024/12/17(火) 11:15:29 ID:AQYilJos0
(2/2)

アルジュナは、クリシュナに、このように問う。

「あなたは、平等の境地について説いたが、
クリシュナよ、わたしの動揺しやすい心では、
その不動の境地を見つけることは、甚だ難しい。」

「心は、絶えず揺れ動き、荒れ狂っている。
この頑迷な心を、わたしが、統御することは、
思いのままに、風を操ることより、困難である。」

クリシュナは、アルジュナに、このように説く。

「アルジュナよ、絶え間なく動いてしまう、
心を治めることは、確かに難しいことである。
しかし、それは、不断の修練により可能となる。」

「アルジュナよ、信念が揺らいでいる人が、
真の理を体得することは、極めて困難である。
しかし、努めて励むならば、必ずや達成できる。」

アルジュナは、クリシュナに、このように問う。

「初め信仰していたが、持続しなかった者、
初めこそ精進していたが、俗心に流された者、
こうした人は、その後、どんな運命を辿るのか。」

「こうして、真理の道を踏み外した人々は、
流される雲のように、消滅するしかないのか。
この問いは、あなたしか、答えられないものだ。」

クリシュナは、アルジュナに、このように説く。

「真理を悟るため、善行を積み重ねる者は、
今生でも、来世でも、破滅に至ることがない。
善業を重ねた者は、決して、悪趣には落ちない。」

「挫折した修行者は、次に天界に生まれて、
とても長い間、天における生活を楽しんだ後、
人間界に生まれ、豊かな貴族の家庭に生まれる。」

「あるいは、彼は、偉大なる智慧を有する、
優れた修行者の家に、生まれ変わる筈である。
このような出生は、人の世界において稀である。」

「アルジュナよ、このような家庭に生まれ、
彼は前世における、神聖な意識を蘇らせた後、
再び最高の目的に向けて、精進することになる。」

「前世で、聖なる意識を経験したがために、
彼は、無意識の内に、ヨーガの思想に魅かれ、
ヨーガを、学ぼうとしただけで、魂が歓喜する。」

「転生を繰り返し、修行を重ね続けながら、
あらゆる穢れを、洗い清めているヨーギーは、
この至上の目的に、最終的に帰り着くのである。」

「どの苦行者より、ヨーギーは偉大である。
いかなる知識人より、ヨーギーは偉大である。
あらゆる祭祀者よりも、ヨーギーは偉大である。」

「アルジュナよ、偉大なるヨーギーとなれ。
すべてのヨーギーの中で、最も優れた者とは、
信愛を奉げて、バクティヨーガを為す者である。」


0307 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/09/15(土) 22:20:48.44
>>303 それは本人の行いによって違うじゃろう。
 真面目に善事を積んで修業していた者にはそのような福楽も在るじゃろう。
 適当にやって悪事をしていた者はやはり地獄行きなのじゃ。
 本人次第なのじゃ。

>>304 それでもよいのじゃ。
 自分に合ったやり方でよいのじゃ。
 実践し続けることが大事なのじゃ。

>>306 違うのじゃ。
 それは修業の目標なのじゃ。
 悟りに導く方法の一つなのじゃ。
 悟って気づく境地である意識とは違うものなのじゃ。

 六章ではカルマヨーガの実際的なやり方が示されたのじゃ。
 座法から鼻先に集中する法や果報をブラフマンに委ねる精神的な法まで余すところ無く説かれたのじゃ。
 これに従って実践することができるのじゃ。
 例え道半ばで挫折しても志は無駄にはならないことも示されたのじゃ。

175避難民のマジレスさん:2024/12/18(水) 13:21:51 ID:Jge.8LEI0
(1/2)

<第七章>

クリシュナは、アルジュナに、このように語る。

「アルジュナよ、真我の言葉を聴きなさい。
心を真我に定めて、全力でヨーガを実修せよ。
そうすれば、必ずや、君は私を知ることになる。」

「アルジュナよ、私は、今、ここにおいて、
あらゆる理論知と、あらゆる実践知について、
残らず、君に語ろう、これ以上の教えなどない。」

「真理を求めている者は、千人の中の一人、
真我に達している者は、その千人の中の一人。
優れたヨーギーさえ、真理を悟れる者は少ない。」

「地、水、火、風、空、マナス、ブッディ、
アハンカーラ、これらの、八つの構成要素で、
真我から分離した、プラクリティは形成される。」

「プラクリティとは、物質源のことである。
真我には、物質原理の他に、精神原理がある。
それは、万物を支える、生命エネルギーである。」

「物質的な物にせよ、精神的な者にしても、
全てのものは、真我により生起するのであり、
総べてのものは、真我により消滅するのである。」

「真我より貴いものは、何一つとしてない。
あたかも、糸に通された、珠の飾りのように、
あらゆるものは、アートマンが支えているのだ。」

「真我は水の味であり、日と月と光である。
ヴェーダの真言における、聖音AUMである。
空間における音であり、人間の中の能力である。」

「真我は大地の芳香であり、火の熱である。
生きている者の命であり、タパスの炎である。
万物の種子で、知の中の知、光の中の光である。」

「真我とは、肉欲にも物欲にも囚われない、
一切から超然とした、強者の中の強者であり、
ダルマに背かないカーマ、法に従がう欲である。」

「サットヴァ、ラジャス、タマスからなる、
あらゆる現象は、すべて真我から生じている。
万物から真我は生じず、真我から万物が生じる。」

「サットヴァ、ラジャス、タマスからなる、
マーヤに覆われている、生きとし生ける者は、
高次であり、不変である、真我を認識できない。」

「幻影に打ち勝つことは、甚だ困難である。
しかし、全てを任せて、真我に服従する者は、
三つのグナを、容易に乗り越えることが出来る。」

176避難民のマジレスさん:2024/12/18(水) 13:23:15 ID:Jge.8LEI0
(2/2)

「智を損っている者、悪業を為している者、
心が惑わされている者、魔性を有している者、
これら四種の人々は、決して真我の元に来ない。」

「苦を抱えている者、幸福を考えている者、
道を求めようとする者、智慧を愛している者、
これら四種の人々は、いずれ真我の元に訪れる。」

「彼らの中でも、真理の法則を良く学んで、
浄心を抱いて、真我を崇める者が最上である。
彼らが真我を愛するから、真我が彼らを愛する。」

「彼らの魂は、実に、清らかで高貴であり、
自我の根本が真我であることを、良く心得る。
彼らは皆、至高の帰趨である、真我に帰依する。」

「数多の生涯を経て、真理を悟り得た者は、
真我が、万物の中の万物、因の中の因と知る。
このような、偉大な魂の存在は、実に稀である。」

「物欲など、煩悩に歪んだ心を有する者は、
そのカルマによって、様々な神々を妄信して、
そこのダルマによって、教義や戒律に従属する。」

「どのような形でも、神を拝む気になれば、
その神に相応しいよう、彼の信仰心を固める。
それは、真我である私が、助けているのである。」

「人は、望んでいるものに、臨んでしまう。
彼は、望ましい神に、望ましい者を、望むが、
それは、真我である私が、授けているのである。」

「神々を望む者は、必ず、神々の世に行き、
真我に臨む者は、必ず、真我に帰って来れる。
知性が低い者ほど、低級な世界を望んでしまう。」

「愚か者は、現れたものしか見えないため、
隠されている、不変の真我の存在が見えない。
彼らは、真我が作り出した、幻影しか見えない。」

「わたしは、過去のことも、現在のことも、
未来のことも、知っているが、皆は知らない。
真我は皆を知っているが、皆は真我を知らない。」

「アルジュナよ、生きとし生ける者たちは、
無明の中に生まれ、欲望と憎悪により生じた、
二元の世界を、実在していると、錯覚している。」

「遠い過去の生から、今生の今に至るまで、
悪しき業を落して、清らかな生活を続けた者、
二元の迷妄を払い除けた者は、真我を礼拝する。」

「智慧ある者は、真我にこそ平安を求めて、
老や死から解脱しようと、精進し続けるのだ。
彼らは、ブラフマンを知り、アートマンを知る。」

「わたしが、すべての現象の支配者であり、
三界を通して、すべての供養の享受者である。
こう悟った者は、死に際しても私から離れない。」


0310 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/09/17(月) 00:13:41.04
真我とアートマンがべつのもののように翻訳されているのじゃ。
そもそも真我と翻訳すべきではないのじゃ。
真の我などはないのであるからのう。
アートマンは求める者のみが見出すことが出来るのじゃ。

0315 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/09/17(月) 20:00:38.21
>>311>>313 悟れば全ては一つと言えるのじゃ。
 そうでなければ同じではないのじゃ。
 人は内なるアートマンの追求によってブラフマンに至るのじゃ。
 アートマンは川であり、ブラフマンは海のようなものじゃ。
 人は川を通って海に入り、川と海が一つの水でできていることを知るのじゃ。
同じようにアートマンを追求して全てを捧げれば、ブラフマンに至り、全て一つと知るのじゃ。
 
>>314 1 そうじゃろう。
 混乱しているようじゃ。

2 そうじゃ、同じなのじゃ。
  認識する全てを否定して認識できないものに行き着くのじゃ。

 3 認識する全てを否定すればそれ自体は認識できない認識主体に至るのじゃ。
  それこそが人の内なる原理、本性本質であるアートマンなのじゃ。
  それは論理や文字で語るべきことではなく、実践して至ることで了解するものなのじゃ。

 4 迷信なのじゃ。
  行いの報いによって相応しいところに行くのじゃ。

  認識主体に来るのじゃ。
  ただ見るだけの意識に合一するのじゃ。
 
 5 七章ではアートマンの解説と実践が説かれたのじゃ。
  三つのグナでさえアートマンによるものなのじゃ。
  アートマンに全てを捧げることや、集中すべきことが実践なのじゃ。
  アートマンを通してブラフマンに至ることがその最終目的なのじゃ。

177避難民のマジレスさん:2024/12/19(木) 10:17:29 ID:arA//S5U0

<第八章>

アルジュナは、クリシュナに、このように問う。

「ブラフマンとは、アートマンとは、何か。
カルマとは、現象界とは、神とは、何なのか。
クリシュナよ、どうか、私に、説明して下さい。」

クリシュナは、アルジュナに、このように説く。

「カルマは、万物を生み出す、生命であり、
ブラフマンは、永遠かつ不変の、実在であり、
アートマンとは、内なる原理たる、本性である。」

「確かに、プラクリティは、変化し続ける。
しかし、三界を含む大宇宙は、私の体であり、
生き物の、心臓に宿った真我は、私自身である。」

「誰でも、死に際して、肉体を離れるとき、
真我だけ念じる者は、真我の元に遣って来る。
アルジュナよ、これを、決して疑うべきでない。」

「誰でも、死に際して、肉体を捨てるとき、
生前に念じていたことを、死後も念じている。
そして、死後に念じる者に、来世は生まれ変る。」

「真我を観想し続け、自己の義務を果たせ。
いつでも、意識を、真我に結び付けておけば、
死に際して、必ずや、真我の元に帰れるだろう。」

「絶え間なく訓練して、至上者を観想せよ。
決して、他のものに、心を乱してはならない。
そうすれば、必ず、至上者の元を訪れるだろう。」

「全知かつ全能たる、宇宙の支配者であり、
最古にして最新である、万有の維持者である、
輝ける人格神として、私、クリシュナを念じよ。」

「ヨーガで培われた、不動の信念によって、
臨終の際、眉間に気を集めて、真我を念じる。
そうすれば、真我の元に、必ず来る事が出来る。」

178避難民のマジレスさん:2024/12/19(木) 10:20:00 ID:arA//S5U0

<第九章>

クリシュナは、アルジュナに、このように語る。

「アルジュナよ、君は、私を疑うことなく、
私を信じているから、最高の秘儀を授けよう。
これを知るならば、あらゆる苦悩を解決できる。」

「これは、至上の叡智にして、無上の浄化、
神秘の中の神秘であり、ダルマの完成である。
行い易い道であり、永遠に続く歓喜の道である。」

「バラタ一族の勇者である、アルジュナよ。
この至上の道を信じない、疑い深い者たちは、
解脱することが出来ず、現象界を転生し続ける。」

「決して現れない、非顕現である私の中に、
このすべての宇宙は、普遍的に広がっている。
真我の中に万物が現れ、万物の中に真我が宿る。」

「私の中に、万物は物質として存在しない。
真我は、万物の維持者で、普遍に存在するが、
現象の一部ではなくて、創造の源泉なのである。」

「あたかも、気として流れる、風の元素が、
いつでも、空元素の中しか、存在しないよう、
万物は、真我である、私の中しか存在できない。」

「クンティーの息子である、アルジュナよ。
カルパが始まる時に、真我が万物を展開して、
カルパが終わる時には、万物が真我に回帰する。」

「アートマンの意思が、宇宙の法則である。
真我である私の意志により、すべてのものが、
繰り返し現象して、繰り返し消滅するのである。」

「それでいながら、私は、意志に縛られず、
すべての現象を離れ、すべての活動を行なう。
わたしは、いつも、中立であり、無頓着である。」

「万物の物質原理である、プラクリティは、
アートマンの意思で活動し、陰陽を描き出す。
陰と陽が移り変わると、創造と破壊を繰り返す。」

「私は、超然たる心と、超越した力を持ち、
すべての支配者、真我であるにもかかわらず、
愚かな者達は、普通の人間であると見てしまう。」

「迷える者は、正しい信仰を捨ててしまい、
虚しい知識を得ながら、虚しい行為を為して、
その空しさ故に、彼らは、分別を失ってしまう。」

「優れた者は、いつでも、真我を賛嘆して、
信愛の心をして、私の前で、恭しく礼拝する。
彼らは、忍辱を為し、精進を忘れることがない。」

「知性を磨いて、真理に至ろうとする者は、
真我を、至上主として、姿を変える者として、
あるいは、宇宙そのものとして、礼拝している。」


0317 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/09/18(火) 22:54:57.99
アートマン、認識できない認識主体から全ては生まれるのじゃ。
それこそが秘儀としてクリシュナが説くことなのじゃ。
唯識論と同じなのじゃ。
語る言葉は違っても説くことは同じなのじゃ。

179避難民のマジレスさん:2024/12/20(金) 10:19:51 ID:M5Fb0VbM0
0322 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/09/19(水) 22:56:45.34

>>318 わしもギータにも認識主体を認めてはいないのじゃ。
 それは認識できないと書いてあるのが読めないようじゃのう。
 おぬしは認識できないという意味が理解できていないのじゃ。
 
 常・一・主・宰などもわしもギータにも認めていないのじゃ。

 認識主体を認めているのはおぬしなのじゃ。
 それがあると思って書いているのであるからのう。
 常・一・主・宰を認めているのもおぬしなのじゃ。
 その観念を心に持ち、それが存在しない言葉に投射しているのであるからのう。
 おぬしのようにそれらに囚われることこそ煩悩になるのじゃ。

 涅槃や不死の境地をお釈迦様も説いたのじゃ。
 それも観念をもって見れば常住一切の境地に他ならないように見えるものじゃ。
 
>>320 ここにも毎日書いているのじゃ。
 多くは無いのじゃ。
 他のスレと同じなのじゃ。

>>321 そうじゃ、全ては意識なのじゃ。
 物とか空とかも観念のみなのじゃ。
 実践によって確かめるのじゃ。

180避難民のマジレスさん:2024/12/21(土) 09:56:00 ID:xjBtVDn20


「アートマンは、供養であり、供物であり、
バターであり、ヴェーダであり、礼拝であり、
マントラであり、儀式の火であり、薬草である。」

「アートマンは、目的であり、真理であり、
帰依処であり、聖なる音であり、友人であり、
宇宙の父であり、宇宙の母であり、始祖である。」

「真我は、雨を留めて、雨を降らせている。
また、真我は、不死でもあり、可死でもある。
さらに、真我は、実在でもあり、不在でもある。」

「三ヴェーダを学んで、善業を重ねる者は、
悪業を浄化した後に、神々の世界に生まれて、
地上では想像も及ばない、快楽を得るのである。」

「善業の果報で、天国の快楽を味わう者も、
果報が尽きたなら、即座に地上に落とされる。
楽を求めて生きれば、虚しく現象界を浮沈する。」

「何も求めることなく、私を礼拝する者は、
必要なものが必要なだけ、私から与えられる。
そして、必要なものは、決して失うことがない。」

「私以外の他の神を、無欲に信仰する者は、
それは、正しい方法とは、決して言えないが、
実は、真我を信仰していると、言えるのである。」

「真我は、あらゆる宗教の、主宰神である。
他の神を信じる者は、真我のことを知らない。
そして、知らない限り、輪廻の苦楽を繰り返す。」

「神々を拝めば、神々の世界に生まれるし、
祖先を拝むならば、祖先の世界に生まれよう。
即ち、真我を拝めば、真我の元に来るのである。」

「誰であれ、私に対して、信と愛を込めて、
一枚の葉、一輪の花、一個の果物、一椀の水、
少しでも供えれば、それを喜んで私は受けよう。」


0352 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/09/21(金) 21:59:54.04
九章はアートマンの真の本質が説かれたのじゃ。
全てはアートマンから生まれ、アートマンに帰っていく。
アートマンが全ての源泉であり、礼拝すべきものというのじゃ。
アートマンに全てを捧げる帰依こそ真の秘儀であるとクリシュナは説いたのじゃ。

181避難民のマジレスさん:2024/12/22(日) 11:14:55 ID:9fjQTxGI0
<第十章>

クリシュナは、アルジュナに、このように語る。

「アルジュナよ、私の深遠なる言葉を聞け。
君は、掛け替えの無い、私の親友であるから、
更に深い教えを、君の為に、話して聞かせよう。」

「たとえ、神であろうと、聖者であろうと、
わたしの起源を、すべて知ることは出来ない。
というのも、私が、神や聖者の起源であるから。」

「私が、世尊であると、見とめる者だけが、
人間の世界にあって、幻影に迷えることなく、
すべての罪の穢れから、解脱していくのである。」

「知性、知識、不惑、寛容、正直、自制心、
寂滅、苦楽、発生、消滅、恐怖、無畏、満足、
不殺生、平等心、禁欲、布施、名誉、不名誉等。」

「これらの資質を与えるのは、真我である。
人類の始祖である、マヌは、真我から生じた。
すべての生物は、彼らを、先祖として生まれた。」

「このような、私の働きを認めている者は、
バクティーヨーガにより、常に私と共にある。
そう、これについては、何の疑いもないことだ。」

「一切の根源の真我から、万物が展開する。
この真理を悟った者は、全身と全霊をもって、
真実の私を信仰して、真我である私を賛美する。」

「彼らは、いつでも、わたしを想い続けて、
すべての生活を、私のために奉げるのであり、
私について語り合うことを、無上の喜びとする。」

「アートマンを、信愛して、奉仕する者に、
アートマンは、仏性を用いるヨーガを授ける。
ブッディにより、彼らは、真我の元に回帰する。」

「このような者に、特別な慈悲を施すため、
真我である私は、彼らの胸の中に宿りながら、
智慧の灯明を以って、無智から生じた闇を破る。」

アルジュナは、クリシュナに、このように問う。

「あなたは、至高のブラフマン自身であり、
無上の住処にして、万物を浄化する方である。
不生にして不滅、世に遍在する元始の神である。」

「神仙たちは、あなたを、このように呼ぶ。
ナーラダ、アシタ、デーヴァフ、ヴィヤーサ。
そして、今、あなたも、そのように宣言された。」


0337 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/09/20(木) 21:00:21.23
十章において終にクリシュナは神も聖者もアートマンから生じると説いたのじゃ。
もはや神への信仰から離れ、アートマンを唯一の道として実践すべきことが説かれたのじゃ。
それこそがアートマンへの献身の道なのじゃ。
全てをアートマンに捧げ、全てになる道なのじゃ。

182避難民のマジレスさん:2024/12/23(月) 10:12:56 ID:.a4xIGkQ0
0338 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/09/20(木) 21:02:05.42

>>323 あいかわらず瞬殺しやすいのう。
 わしの反証としてあげたものから、おぬしがわしは認識主体を認めたと思うならば、それこそがおぬしがその観念を認めていることになるのじゃ。
 唯識を本当に知っているならば認識できないものと書いたことが何を意味するのか、わかるはずであるがのう。
 字面だけで本当は唯識を理解していないのじゃ。

 有為の視座であろうが無為の視座であろうがその観念を持っているならばおぬしが執着していることになるのじゃ。
 それすらもわかってないのじゃ。
 瞬殺ブーメランじゃな。
 
>>325 眼を通した程度ではいかんのじゃ。
 ちゃんと理解していないと上の如く見当違いのことを書いて恥をさらし、瞬殺ブーメランを食らうことになるのじゃ。
 わからないことはちゃんと分からないと書くべきなのじゃ。

>>326 そうじゃ、そう言えるじゃろう。
 ちゃんと理解しているのじゃ。
 もともとアートマンも修業の為に作られた法であるからのう。
 お釈迦様もそれを正しく知ってアートマンの無を説いたのじゃ。
 お釈迦様こそただしくヴェーダを理解して衆生に説いたのじゃ。
 
>>327 上のレスを読んでみるのじゃ。
 賢い者にはちゃんと理解できるのじゃ。
 おぬしだけが理解できていないのじゃ。
 お釈迦様もヴェーダを正しく理解し、ヴェーダの言葉で法を説いたのじゃ。
 おぬしもここでちゃんと学ぶと善いのじゃ。

>>329 ありがたいことじゃ。
 わしの間違いを指摘してくれるというのじゃな。
 もしそれが正しければわしは喜んでそれを受け入れ、訂正するじゃろう。
 
 おぬしもそのようであって欲しいものじゃ。
 学者の本は役に立たないのじゃ。
 常に自分の眼で原典を読むのじゃ。
 原典にはしばしば学者の本と正反対のことが書いて在るのじゃ。
 実際に読んで確かめるのじゃ。

183避難民のマジレスさん:2024/12/24(火) 11:03:36 ID:RN6Ckvds0


「クリシュナよ、あなたが語られたことは、
全て真実であると、わたしは信じて疑わない。
神にせよ、魔にせよ、あなたのことを知らない。」

「真我を知っているのは、真我のみである。
あなたこそは、神の中の神、万神の神にして、
生きとし生ける者の父であり、至高の主である。」

「願わくは、この私に、あなたの聖なる力、
すべての世界に光り輝く、あなたの麗しい姿。
これらについて、詳らかに、解き明かし下さい。」

「いかに、あなたを思い、知ったら良いか。
どのように、あなたを想い、念じたら良いか。
ヨーガの主よ、どうか、私に、現わして下さい。」

「あなたの神秘について、聞けば聞くほど、
わたしは、飽きることなく、味わいたくなる。
クリシュナよ、どうか、私に、明かして下さい。」

クリシュナは、アルジュナに、このように説く。

「いいだろう、我が信奉者、アルジュナよ。
それらについて、詳しく言えば、切りが無い。
それゆえ、主要なものだけを選び、君に語ろう。」

「私は、真我として、生き物の心臓に宿る。
万物の本初であり、中間であり、終末である。
マリーシやヴィシュヌであり、太陽や月である。」

「ヴェーダならば、サーマヴェーダであり、
神々ならばインドラ、山々ならばスメール山。
感覚ならば意識であり、生命ならば知力である。」

「バラモンならば、ブリハスパティであり、
夜叉ならばクベーラ、ルドラならシャンカラ。
供養ならば唱名であり、湖水ならば大海である。」

「ガンダルヴァならば、チトララタであり、
将軍ならばスカンダ、神仙ならばナーラダ仙。
聖仙ならブリグであり、達人ならカピラである。」

「馬ならば、ウッチャイシュラバーであり、
牛ならカーマデュク、象ならアイラーヴァタ。
竜ならアナンタであり、魚ならばマカラである。」

「征服者ならばカーラ、生殖ならばカーマ、
人類ならば王であり、祖先ならばアリヤマン。
獣類ならば獅子であり、鳥類ならガルダである。」

「戦士ならラーマ、悪魔ならばプララーダ、
武器ならばヴァジラ、水ならヴァルナである。
川ならガンジスであり、山ならヒマラヤである。」

「浄化なら雨であり、文字ならア字である。
創造の本初であり、中間であり、終末である。
学問ならば哲学であり、議論ならば合理である。」

「賛歌で言えば、ブリハト・サーマであり、
詩ではガヤトリー、音声ならばAUMである。
全て奪い去る死であり、全て生み出す生である。」

「暦月ならば、マールガシールシャであり、
季節ならば春であり、光輝ならば栄光である。
審判ならばヤマであり、詐欺ならば賭博である。」

「女性で言えば、名声、幸運、吉祥、記憶、
叡智、堅実、忍耐を揃えた、女性の中の女性。
ゆえに、勝利であり、決意であり、勇気である。」

「バーンダヴァならば、アルジュナであり、
聖者ならヴィヤーサ、思想家ならウシャナー。
統治者なら刑罰であり、政治家なら政策である。」

「ヴリシニなら、ヴァースデーヴァであり、
賢者なら智慧であり、存在ならば種子である。
真我がなければ、如何なる物も、存在し得ない。」


0361 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/09/22(土) 22:58:18.80
アートマンは心臓に宿り、種子は阿の字であり、オームの真言を唱えて観想するのじゃ。
正確に書けばアウムの真言じゃな。
全てはアートマンによって創造され、アートマンに収束されるのじゃ。
密教の阿字観にも通じる法なのじゃ。

184避難民のマジレスさん:2024/12/25(水) 10:14:07 ID:vpxkQqq.0
0369 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/09/23(日) 23:05:38.25
>>363 どういたしまして、またおいでなさい。

>>364 臨済宗の完全な敗北宣言じゃな。
 わしがそう言うと予測していたという事はおぬしはごまかしとはったりを書いて、わしに見抜かれて完全に論破されることもわかっていたということじゃな。
 このように旧弊を改められない臨済宗は真の如来であるわしによって論破され破滅したのじゃ。
 後は何を書いても負け犬の遠吠えに過ぎないのじゃ。
 今日も5ちゃんねるで真実の瞬間が現われたのじゃ。

>>365 そうじゃ、一息なのじゃ。
 最近はYOUTUBEにマントラの音声があげられていて無料で聞けたりするのじゃ。
 興味の在る者はマントラとかで検索して聞いてみると善いのじゃ。

>>367 それはクリシュナを深く信仰している者ならばそうしてよいのじゃ。
 そうでなければ何の効果もないのじゃ。
 クリシュナもアートマンの一つの化身にすぎないのであるからのう。
 静かな所にすわり、最初は胸に玉座とか蓮の座をイメージするのじゃ。
 その上に阿の字があるとイメージするのじゃ。
 クリシュナを信仰する者はそれがクリシュナになるとイメージしても善いのじゃ。
 万物が阿の字やクリシュナから生じ、還っていく様を観るのじゃ。
 更に自分の存在も胸の中心に帰り、認識さえも還って行くと観るのじゃ。
 途中に雑念が湧いても無であり、非であると念じて消していくのじゃ。
 恐れずに全てを投入すれば悟りにも近づいていくのじゃ。

185避難民のマジレスさん:2024/12/26(木) 11:03:44 ID:aRimTg3E0


「アルジュナよ、以上は、一部に過ぎない。
この世界に於いて、真我の私が映し出す姿は、
このように神聖であり、このように際限がない。」

「アルジュナよ、この世界に現われている、
高貴なものや、壮麗なものや、偉大なものは、
全て私が現した、一筋の閃光に過ぎないと知れ。」

「こうして、真我を分析して、何になろう。
すべてを総合した、わたしを悟るべきである。
すべての存在は、私から生じているに過ぎない。」


0368 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/09/23(日) 22:50:13.47
全ての存在はアートマンから生じているとクリシュナは語ったのじゃ。
それすらも全ての一部なのじゃ。
凡そ認識できる全てのものがアートマンから生じ、アートマンに回帰していくさまを観想するのじゃ。
認識するもの全てと心身の全てを心臓の奥のアートマンに投入すればアートマンの法は完成に近づいていくのじゃ。

186避難民のマジレスさん:2024/12/27(金) 09:59:28 ID:frZEiA4o0

0380 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/09/24(月) 21:22:09.65

十章ではアートマンの法の完全な実践法が示されたのじゃ。
胸の奥にアートマンを観るのがその方法なのじゃ。
阿の字をイメージしてオームのマントラを唱えるのじゃ。
認識する全てがアートマンから生じ、アートマンに帰っていくのを観るのじゃ。
認識するもの全てをアートマンに捧げ、認識できないものに到達するのじゃ。

187避難民のマジレスさん:2024/12/28(土) 10:07:51 ID:m1G5cECI0
(1/2)

<第十一章>

アルジュナは、クリシュナに、このように問う。

「最も神秘的なもの、真我の問題について、
あなたが、懇切丁寧に、教えて下さったため、
今や完全に、私の迷妄は、悉く消え失せました。」

「クリシュナよ、蓮のような眼を持つ方よ。
万物の生成と消滅について、詳しく教えられ、
あなたの力と栄光が、無限であると知らされた。」

「至上者にして、大元霊である、至上神よ。
願わくは、あなたが、宇宙の現象の中に入り、
活動している、普遍的な様相を、見せて下さい。」

「ヨーガの支配神よ、もし、このわたしに、
彼方の宇宙的な形相を、見る資格があるなら、
どうか、あなたの宇宙の形相を、見せて下さい。」

クリシュナは、アルジュナに、このように解く。

「良いだろう、それでは、良く見るがよい。
神聖にして多様なる私の姿、アーディティヤ、
ヴァス、ルドラ、アシュヴィン、マルトの姿を。」

「いまに見たいもの、これから見たいもの。
見たいものは、何でも、私の中に、見とめよ。
すべてが私の中で、渾然一体であることを見よ。」

「アルジュナよ、肉眼で、真我は見えない。
だから、いまから、天眼を、君に授けるから、
天眼によって、我が荘厳なる、神秘の姿を見よ。」

すると、ヴィシュヌの化身、クリシュナは、
大宇宙の支配者であることを、十二分に示す、
脅威の姿を、アルジュナの前に、現して見せた。

188避難民のマジレスさん:2024/12/28(土) 10:09:02 ID:m1G5cECI0
(2/2)

それは、無数の口、無数の眼、無数の腕で、
清々しい衣服を着て、華々しい花環を付けた。
全ての方角に顔を持つ、無限なる神の姿だった。

あたかも、千の太陽が、同時に昇るように、
至上者の持つ普遍の光は、辺りに満ち溢れた。
アルジュナは、神の体内に、万物の活動を見た。

数え切れない宇宙が、動いているのを見て、
アルジュナの髪は逆立ち、驚嘆して合掌した。
そして、一心に、至上主を、礼拝したのである。

アルジュナは、クリシュナに、このように叫ぶ。

「あなたの体内に、あらゆる生物が見える。
聖仙も、竜王も、蓮華に座したブラフマーも。
遍満して辺際なく、本初もなければ終末もない。」

「天に昇る太陽か、いや、燃え上る火炎か、
十方に広がる光輝は、眼が暗むほど眩しいが、
それでも、至る所、白光を放つ、御姿が見える。」

「究極の真理の実在、宇宙の本源の帰依処。
あなたは、永遠なる法則の、守護者であって、
人類の記憶を遥に越えた、最古の支配者である。」

「その腕の力は無限、その両眼は太陽と月。
その口からは、光り輝く、火炎が燃え広がり、
その光輝により、全宇宙が、燃え上がっている。」

「あなたは、天と地の間に、充満している。
その畏るべき姿を見て、生きとし生けるもの、
いや、三界すべての存在が、悉く震撼している。」

「あらゆる神々は、あなたに吸い込まれる。
あなたに恐れ戦いて、祈りを奉げる神もいる。
聖者や覚者は、幸あれ、と、あなたを賛美する。」

「ルドラ、アディティヤ、ヴァス、マルト、
ガンダルヴァ、ヴィシュヴェ、アシュヴィン、
サーディヤ、ヤクシャ、アシュラ、シッダ達も。」

「数え切れない顔に、数え切れない腕や脚、
恐ろしい歯、怖ろしい眼、言語に絶する姿を、
一目も見れば、三界すべて、悉くが打ち震える。」

「すべての宇宙に遍満する、ヴィシュヌよ。
無数の口を大きく開き、爛々と眼は燃え盛る、
あなたの姿を見て、私の心は、恐怖に揺れ動く。」

「神々の支配者である、全宇宙の守護者よ。
どうか、わたしを哀れみ、慈悲を与え下さい。
恐怖で竦み上がり、どうすべきか、解からない。」

「敵も味方も、あなたの口に吸い込まれる。
あなたの凄まじい牙で、頭から噛み砕かれる。
悉く押し潰され、散り散りに消えるのが見える。」

「燃え上がる火炎に、蛾が飛び込むように、
国王も英雄も、あなたの口に飛び込んで行く。
何と怖ろしい光景を、あなたは現されたものだ。」

「ああ、あなたは、もとより、何者なのか。
万物の始祖たる至上者よ、あなたが見えない。
この私には、あなたの意思、あなたが解らない。」


0385 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/09/25(火) 23:30:21.70
ビシュヌはアートマンそのものの姿を見せたのじゃ。
創造神も聖者も全てがその中にあるのじゃ。
それは認識するもの全てが含まれるのじゃ。
自らは認識するが、認識されないアートマンの姿なのじゃ。
それは個人の認識からは正しい姿なのじゃ。

189避難民のマジレスさん:2024/12/29(日) 10:11:51 ID:8ZcQ3SQ60


クリシュナは、アルジュナに、このように語る。

「我は時なり、諸々の世界の支配者である。
私は、この世を滅ぼすため、この世に現れた。
おまえを除いて、すべての将兵は、滅ぼされる。」

「良いか、アルジュナよ、我が手足となれ。
時なる私は、すでに、彼らの死を定めている。
眼前の敵を征服し、王国の栄光を楽しむが良い。」

「ドローナ、ビーシュマ、ドゥルヨーダナ、
豪傑達の命は、すでに、私が奪い取っている。
ただ戦えば良い、汝らは滅びず、彼らが滅びる。」

このように、クリシュナの言葉を聞かされ、
アルジュナは、震えながら、何度も礼拝した。
そして、口ごもりながら、このように言上した。

「諸々の感覚の支配者たる、クリシュナよ。
あなたを見て、世界は喜んで、生類は信じる。
あなたを聞いて、阿修羅は逃げ、成就者は拝む。」

「ブラフマーよりも偉大な、万物の始祖よ。
あなたは、神々の支配者、世の帰依処であり、
不滅の太源、全ての因、有無を越えた者である。」

「あなたは、最初の人格にして最古の太祖。
すべてを知る存在であり、究極の目的である。
あなたの無限の変化で、この宇宙は満ちている。」

「あなたは、最初の生物にして最古の生命。
あなたは、風神ヴァーユ、月神シャシャンカ、
火神アグニ、水神ヴァルナ、死神ヤーマである。」

「わたしは、あなたを、十方から礼拝する。
あなたは、無限の能力と、無限の権能を持ち、
すべての宇宙に遍満し、すべてがあなたである。」

「あなたの、このような姿を知ることなく、
わたしは、あなたを、親友として接していた。
愛する余りの数々の非礼、どうかお許し下さい。」

「同じものを食べては、冗談を言い合って、
同じところに寝ては、一緒に寛ぎ合っていた。
親しい余りの数々の不敬、どうかお許し下さい。」

「あなたは、万物の父で、無上の師でした。
あなたと、同等な者も、同座できる者もない。
この三界において、あなたに勝る者などいない。」

「あなたは、万物の母で、至上の神でした。
あたかも、父が、我が子の失敗を許すように、
妻が夫の浮気を許すように、私を許して下さい。」

「ああ、千の手を有する、宇宙の支配者よ。
なにとぞ、以前の姿に、戻ってくれませんか。
歓喜と恐怖に占められて、私の心が悩み悶える。」


0387 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/09/26(水) 23:51:56.16
これはヴィシュヌ派の書であるからブラフマーさえもクリシュナの中にあると説かれるのじゃ。
ヴィシュヌに絶対の帰依を図る書なのじゃ。
全ての神もヴィシュヌの化身ということになるのじゃ。
真言宗では大日如来のようなものなのじゃ。

190避難民のマジレスさん:2024/12/30(月) 11:21:46 ID:MFX2e1ss0


クリシュナは、アルジュナに、このように語る。

「アルジュナよ、君に恩寵を与えるために、
ヨーガの力を用い、我が最高の姿を現わした。
今まで誰一人として、見た事が無い元始の姿を。」

「この姿は、何をしようと、見れはしない。
凄まじい姿を見て、君は、畏れてしまったが、
もう安心するが良い、直ぐ、元の姿に戻るから。」

クリシュナは、アルジュナに、こう言って、
以前の人間の姿に戻り、彼を慰めたのである。
人の姿に戻ったのを見て、彼は漸く落ち着いた。

「先の姿は、見たくても、見れないものだ。
苦行や供犠を修めて、慈善や祈祷を重ねても、
そうした手段では、真我の真実の姿は見えない。」

「ただ、わたしを、信愛することによって、
真我の真実の様相を、見とめることが出来る。
この方法を除いて、他には有り得ない、と知れ。」

「利己を離れ、空理を捨て、生類を愛する。
真我を信愛して、真我に奉仕し、目的とする。
アルジュナよ、彼は、必ずや、私に還って来る。」


0389 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/09/27(木) 22:04:43.40
本来の帰依は神仏に心身の全てを捧げる事なのじゃ。
そのようにしてこそ速やかにアートマンにも辿りつけるのじゃ。
なかなかそこまで行う者は居ないがのう。
むしろ献身の道こそ難しいのじゃ。

191避難民のマジレスさん:2024/12/31(火) 10:29:18 ID:J5BaIaDA0

<第十二章>


アルジュナは、クリシュナに、このように問う。

「あなたを愛して、礼拝している修行者と、
ブラフマンを愛して、礼拝している修行者は、
ヨーガにおいて、どちらが優れているのですか。」

クリシュナは、アルジュナに、このように説く。

「信愛によって、真我を礼拝している者と、
知識によって、真理を探究している者とでは、
前者の方が、優れていると、真我の私は考える。」

「しかし、非人格的な、真理を礼拝する者、
感覚を抑制し、すべての生命を平等に見る者、
利他の為に働く者も、最終的に真我の元に来る。」

「目には見えない真理に、心を寄せる者は、
困難なる道を歩んでいると、わたしは考える。
肉体に覆われている者に、その道は甚だ険しい。」

「地に現れている真我に、心を寄せる者は、
すべてを、真我に供養して、真我を礼拝する。
真我は、速やかに彼らを、生と死から救い出す。」

「いつも、私を想い、全ての知性を委ねよ。
そうすれば、君は、私の中に住むことになる。
それができなければ、信愛のヨーガを実修せよ。」

「バクティは、信愛のヨーガのことである。
信愛が出来ないならば、奉仕に努めることだ。
私に献身することで、信愛の境地に至るだろう。」

「バクティは、奉仕のヨーガのことである。
奉仕が出来ないならば、放棄に務めることだ。
我を放棄することで、奉仕の境地に至るだろう。」

「ヨーガが出来ないならば、知性を究めよ。
知性より瞑想が優り、瞑想よりも放棄が勝る。
果報を放棄すれば、速やかに、心は平安になる。」


0394 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/09/28(金) 22:57:23.44
>>391 そうじゃ、一体化するのじゃ。
 自分を無くすのじゃ。
 難しいことでは在るがのう。

全てを捨ててアートマンと一体化するのが最上のヨーガなのじゃ。
それが出来なければ信愛によってアートマンを念じるのじゃ。
それが出来なければ奉仕、奉仕が出来なければ放棄をするのじゃ。
果報の放棄なのじゃ。
更に下に瞑想が有り、その下が知性なのじゃ。
知性によって悟りを求めようとするのは最低の部類に入るのじゃ。

192避難民のマジレスさん:2025/01/01(水) 10:55:52 ID:OGqvWs.20


「すべての生き物に対して、慈悲のある者、
幸福と不幸を平等に受け容れ、寛大である者、
足るを知っている者、こういう人を私は愛する。」

「誰にも迷惑を掛けず、他を干渉しない者、
誰からにも影響を受けず、他を強制しない者、
私心を捨て切った者、こういう人を私は愛する。」

「順境にも、逆境にも、心が動揺しない者、
全てに淡々と振る舞って、何も苦悩しない者、
見返りを求めない者、こういう人を私は愛する。」

「敵方や味方を問わず、他に平等である者、
名誉と侮辱に心が動かず、常に平静でいる者、
相対を越えている者、こういう人を私は愛する。」

「無益な交際を避けて、真我を信愛する者、
無益な言葉に捕らわれず、真我に奉仕する者、
バクティを修める者、こうした人を私は愛する。」

「住む場所に囚われず、究極の道を進む者、
断固とした決意を持って、不滅の道を歩む者、
真我を目的とする者、こうした人を私は愛する。」


0402 名無しを整える。 2018/09/29(土) 22:57:11.86
>>397 そうじゃ、物語に託してアートマンを説いたのじゃ。
 人は物語を好むからのう。

>>398 そうじゃ、知識だけでは悟りは訪れないのじゃ。
 お釈迦様も知識だけではいかんと言っているのじゃ。
 
 対象が無ければそうなるじゃろう。
 そもそも何を信じ、実践すればよいのかわからないからのう。
 対象があれば帰依もしやすいのじゃ。

>>399>>400>>401 そうじゃ、阿弥陀信仰などもそういえるじゃろう。
 しかし、最後には捨てなければいかんのであるがのう。
 それが難しいのじゃ。
 入り易く捨て難い、入易捨難といえるのじゃ。

 出家修業の道は入り難いが捨て易いのじゃ。
 厳しい生活ならば全て捨ててしまえと思うからのう。
 入難捨易といえるのじゃ。

193避難民のマジレスさん:2025/01/02(木) 10:18:50 ID:YnwHHbvI0

<第十三章>


クリシュナは、アルジュナに、このように語る。

「クンティーの息子である、アルジュナよ。
もう一度、君に、最高の知識を話しておこう。
古の聖者は、これを知って、完成の域に達した。」

「この知識を、体得することによってのみ、
あらゆる生命は、真我である、私と同化して、
物質宇宙の創造と破壊に、巻き込まれなくなる。」

「バラタ一族の子孫である、アルジュナよ。
プラクリティは、大ブラフマンとも呼ばれて、
わたしが、種子を蒔くと、生物が現われてくる。」

「クンティーの息子である、アルジュナよ。
私は、生命の種子を蒔く、すべての父であり、
同時に、生命を子宮に宿す、すべての母である。」

「プラクリティには、三つの性が存在する。
即ち、サットヴァ、ラジャス、タマスであり、
プラクリティに接触すると、霊魂が束縛される。」

「バラタ一族の勇者である、アルジュナよ。
サットヴァは、幸福を求める、善の性であり、
他より優れているが、他と同じく魂を束縛する。」

「クンティーの息子である、アルジュナよ。
ラジャスは、欲望を昂らせる、動の性であり、
際限なく、利益を求める行為に、魂を束縛する。」

「バラタ一族の子孫である、アルジュナよ。
タマスとは、迷妄に陥らせる、暗の性であり、
狂気や怠惰や多眠に塗れさせて、魂を束縛する。」

「タマスは、人々が怠惰に執着してしまい、
ラジャスでは、人々が利益に執着してしまい、
サットヴァでは、人々が幸福に執着してしまう。」

「サットヴァが、優勢になったかと思えば、
別の時には、ラジャスやタマスが優勢になる。
こうして、三つの性質は、互いに競合している。」

「アルジュナよ、善性が優勢になった時は、
両目、両耳、両鼻、口、肛門、生殖器、即ち、
肉体の九門が、智慧の光により輝くようになる。」

「アルジュナよ、動性が優勢になった時は、
激烈なる執着、利益を求める活動、焦燥の感、
激しい努力、昂ぶる欲望、飽くなき追求である。」

「アルジュナよ、暗性が優勢になった時は、
人は、暗愚になり、邪悪になり、物臭になり、
無気力、狂気、妄想などが、現れるようになる。」


0404 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/09/30(日) 21:24:58.73
ここからまたプラクリティの詳しい説明に入るのじゃ。
サットヴァ、ラジャス、タマスの三つの心の性質なのじゃ。
この三つの性質が時々にどれかが優勢になって心が変化するというのじゃ。

194避難民のマジレスさん:2025/01/03(金) 10:22:20 ID:/Knrh5t.0


「タマスで死ねば、無智に陥る家に生まれ、
ラジャスで死ぬなら、仕事を追う家に生まれ、
サットヴァで死ぬなら、信仰を培う家に生れる。」

「タマスで行えば、行うほど、愚昧になり、
ラジャスで行なえば、行うほど、苦痛になり、
サットヴァで行なえば、行うほど、善良になる。」

「タマスから、愚鈍や狂気が生まれて来て、
ラジャスからは、食欲や貪欲が生まれて来て、
サットヴァからは、真実や智慧が生まれて来る。」

「タマスで生きると、低い世界に転生して、
ラジャスで生きるなら、同じ世界に転生して、
サットヴァで生きるなら、高い世界に転生する。」

「すべての行為は、自分が行うのではなく、
これら、グナの働きに過ぎないと、知る者は、
三グナの働きを超越して、真我の元に辿り着く。」

「肉体を纏った者が、三グナを超越すれば、
生老病死の苦しみから、完全に解脱を果たし、
現象界にいる内から、至福の神酒を飲むだろう。」

アルジュナは、クリシュナに、このように問う。

「グナを超越した人の、特徴とは何ですか。
彼は、どのように生活し、どのように行動し、
さらに、グナを、どのように超越するのですか。」

クリシュナは、アルジュナに、このように説く。

「パンドゥ王の息子である、アルジュナよ。
サットヴァの光、ラジャスの欲、タマスの闇。
これらの、三つの性質に、中立を保ち続ける者。」

「真我に定住して、幸福と不幸を区別せず、
石と金を平等に見て、善悪の感情を起さない。
賞賛と非難や、名誉と恥辱に、心を動かさない。」

「友と敵を同じように見て、平等に扱う者、
物質を求める仕事には、全く手を出さない者、
以上のような人は、三グナを超越したと言える。」

「いかなる場合も、自我を放棄している者、
真我を信愛しながら、真我に奉仕している者、
以上の者は、速やかに、ブラフマンに到達する。」

「そして、私が、ブラフマンの住居である。
即ち、不滅の一元であり、永遠の法則であり、
相対の幸福と不幸を越えた、絶対の幸福である。」


0407 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/10/01(月) 22:50:35.13
>>405 そうじゃ、いかすのじゃ。
 昔のインドでは現代の哲学者の考えるようなことは既にみんな考え尽くされているのじゃ。
 唯心論も唯物論もみんなあるのじゃ。

 修業によって三つのグナを超越するのじゃ。
 三つのグナを超越した者はブラフマンに到達するというのじゃ。
 それそこそが時間にも制約されない永遠絶対の幸福なのじゃ。

195避難民のマジレスさん:2025/01/04(土) 11:07:27 ID:WFFUD4Ps0

<第十四章>


クリシュナは、アルジュナに、このように語る。

「根が上に枝が下に、葉がヴェーダの讃歌、
決して枯れない、菩提樹がある、と言われる。
この樹を知る者は、すべての、ヴェーダを知る。」

「無数の枝は、グナに養われる感覚の対象。
下に伸びる根は、利欲に培われる人間の名利。
この無数の根こそ、人の世界に縛る行為となる。」

「この世に住む者は、この枝の姿が見えず、
始まりも終わりも、根ざす所も分からないが、
無頓着の斧を持って、樹を切り倒すべきである。」

「それから、不退転の境地を求めるが良い。
そこから、全てが開始して、総てが展開する。
そこは、至上神に、すべてを任せる境地である。」

「名声を望むことなく、迷妄を出離した者、
欲による善と悪を越えて、真我に安住した者、
これらの者は、必ずや、不滅の境地に導かれる。」

「真我の住処は、日も月も火も必要がない。
自らが光り輝いて、ここを訪れた者は誰でも、
現象界に戻ろうとは、決して考えないのである。」

「生命に内在する魂は、真我の部分である。
魂は、眼耳鼻舌身意、六つの感覚を使用して、
苦労を重ねながら、肉体を操っている、と知れ。」

「あたかも、春の風が、香りを運ぶように、
魂は、自らの想いを、次の体に運ぶのである。
こうして、人は、体を乗り換え、生まれ変わる。」

「不滅の魂は、六つの識別の作用、つまり、
眼識、耳識、鼻識、舌識、身識、意識を持ち、
それに応じた、生まれ方や、生き方をしている。」

「霊魂は、三つのグナに、支配されながら、
様々に経験して、時が来れば、肉体を離れる。
しかし、無智なる者には、この事実が見えない。」


(質問411=クリシュナの言う「魂」は、鬼和尚の言葉では何と表せますか?)
0412 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/10/02(火) 23:06:40.20
>>408 そうじゃ、知識は実践のためのものなのじゃ。
 実践できるだけの知識があれば善いのじゃ。

>>410 それは次の文につながるのじゃ。
 通常の人の樹は感覚を求めて枝が上で、名利を求めて根が下にいくのじゃ。
 それが逆であるから感覚を制御し、名利を求めぬ者が枯れぬ菩提樹に例えられるのじゃ。
 そしてヴェーダの賛歌を常に唱える修行者となるのじゃ。

>>411 そのようなものはないが、意識でも善いのじゃ。
 輪廻も意識の見る夢路であるからのう。

196避難民のマジレスさん:2025/01/05(日) 12:17:12 ID:NQXzuvII0


「自己の本性を悟るとき、この事実を知る。
しかし、未熟ゆえに、自覚できていない者は、
不滅の魂を見とめることが、出来ないのである。」

「すべての世界を照らす、太陽の光にせよ、
月の光にせよ、火の光にせよ、私の光である。
すべての輝きは、真我である私から発している。」

「天体は、真我の力で、天空を回っている。
真我の神酒は、大地の食物を養い育てている。
地の植物に、滋養が溢れる、甘露を与えている。」

「生物は、真我の力で、生命が宿っている。
呼気と吸気に合せながら、四種の食物、即ち、
飲む物、噛む物、舐める物、啜る物を消化する。」

「真我は、全ての人類の心臓に宿っていて、
彼らに、記憶と知識と忘却を与える役がある。
ヴェーダは、真我を知るため、真我に著される。」

「この宇宙には、必滅と不滅の二つがある。
物質の世界は、必滅なるが故に、無常であり、
霊魂の世界とは、不滅なるが故に、常住である。」

「この二つを超越して、至上者が存在する。
それは、不死不滅である、真我のことであり、
三界に入ってきて、すべてのものを支えている。」

「わたしのことを、真我であると知る者は、
迷いの無い者であり、すべてを知る者である。
彼らは、全霊を以って、真我を礼拝し奉仕する。」

「今、私は、最も神秘的な教えを明かした。
アルジュナよ、この秘儀を解する者は誰でも、
必ずや、智慧を得て、究極の目的を果すだろう。」


0414 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/10/03(水) 22:56:57.71
アートマンは人の世のみならず太陽や月や星の光さえも自身から発しているというのじゃ。
全ての植物や生命さえもアートマンによってあるという。
人の心臓に宿り、不生不滅のものなのじゃ。
全霊をもって礼拝すればアートマンに達することもできるというのじゃ。

197避難民のマジレスさん:2025/01/06(月) 10:22:50 ID:zsM5dTCg0

<第十五章>


クリシュナは、アルジュナに、このように語る。

「無畏、善性の増大、智慧のヨーガ、布施、
節制、祭祀、ヴェーダの学習、非暴力、廉直、
不瞋恚、苦行、正直、離欲、生類に対する慈悲。」

「小言を言わないこと、欠点を探さぬこと、
平静、威光、寛容、堅固、清潔、柔和、謙虚、
アルジュナよ、以上は、神性に属すものである。」

「口が煩いこと、他の人の欠点を探すこと、
思い上がり、尊大、高慢、憤怒、粗暴、無知。
アルジュナよ、以上は、魔性に属すものである。」

「アルジュナよ、君は、神性を持っている。
神性は、天人の性質であり、人を解脱に導き、
魔性とは、修羅の性質であり、人を束縛に誘う。」

「世の創造物に、神性と魔性の二つがある。
既に、神性について、君に説明しているから、
今度は、魔性について、君に解説するとしよう。」

「魔性の者には、勧戒と禁戒の分別がない。
礼儀も弁えないし、清らかさの欠けらもない。
彼らは、不誠実であり、誰もが、不正直である。」

「魔性の者は、得てして、このように言う。
世界は幻影であり、因も無いし、神も居ない。
すべては、性欲により、生じているに過ぎない。」

「このように考えるため、彼らは自ずから、
知性を失い、無智に覆われ、堕落を免れない。
残酷な行為を喜んで、世界を破滅に導いていく。」

「欲は飽きを知らず、独善に嵌り慢に陥る。
迷妄なるがゆえに、誤まった見解に囚われて、
不浄なる信念を抱き、邪まなる行動に捕われる。」

「欲望を満たすことが、進化に必要である。
魔性の者は、このように考え、死に至るまで、
欲望の享受に没頭して、焦燥感に苦しめられる。」

「数え切れない、欲望の網に捕らえられて、
情欲と瞋恚に心身を委ね、快楽を求めるため、
彼らは、不法な手段で、富を蓄積しようとする。」

「魔性の者は、無智のために、妄想してしまう。」


0416 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/10/04(木) 22:36:25.02
自ら破滅を招く愚かな者の性質を明らかにするのじゃ。
不誠実で不正直の者には悟りの道を行く資質すらないのじゃ。
貪欲を正しいものと肯定し、自ら苦を作り出すのじゃ。
無知の為に不正に富を求め、破滅を招くのじゃ。

198避難民のマジレスさん:2025/01/07(火) 09:51:52 ID:IGlnTIyU0


“私は、財産を、増やさなければならない。
私は、現在、これしか、財産を持っていない。
しかし、将来、これより、財産を持てるはずだ”

“私は、宿敵を、減らさなければならない。
邪魔者は消せ、わたしだけが、主人公である。
成功者であって、有力者であり、資産家である”

“私は、血統を、誇こらなければならない。
高貴な血筋の縁者に囲まれ、私は幸福である。
祭祀を行ない、慈善を行なう、我が喜びである”

「アルジュナよ、心配と焦燥に囚らわれて、
幻影の呪縛に、捕えられてしまった者たちは、
欲望の満足に執着し、地獄の底まで落ちていく。」

「彼らは、独善的であり、無遠慮であって、
いつも、売名の目的で、偽善を誇らしくする。
規則に従わず、無礼に振る舞って、頑固である。」

「魔性の者は、非常に、利己的であるため、
権力欲と自尊心に囚われ、情欲と瞋恚に耽る。
彼ら自身の中に住まう、真我を軽蔑しさえする。」

「彼らは、嫉妬心や羨望心が、極めて強く、
他に害を加える事を、喜んで良しとするため、
繰り返し繰り返し、修羅の胎内に投げ込まれる。」

「修羅に転生する者は、真我に近づけない。
生まれ変わるごとに、悪趣の世界に沈み込み、
最終的には、最も忌わしい存在に生まれ変わる。」

「地獄に至る原因に、三種類の欲望がある。
その三つの欲とは、肉欲と憤怒と食欲である。
魂を堕落させる、この三つの欲望を切り捨てよ。」

「これらの、三つの悪しき門を避けた者は、
真我の実現に、相応しい道を歩むことが出来、
次第に向上して、必ずや、究極の目的を達する。」

「アルジュナよ、聖典が示す道を軽視して、
欲望のまま行動する者は、生命の完成を損い、
絶対の幸福が得られず、至高の目的に至らない。」

「アルジュナよ、聖典が示す教えに拠って、
行うべきを為して、為さないべきを行なうな。
それを知り、それを守り、向上の道を突き進め。」


(質問417= 誠実で正直であることを、諦めてはいけないのでありますね。 )
0420 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/10/05(金) 23:30:44.04
>>417 そうじゃ、それが悟りを求める者に必要なのじゃ。
 全ての者にも必要なのじゃ。

 魔性の者も敵を倒せとか思うのじゃ。
 それは利己のためであり、利益という結果を望んで行うのじゃ。
 結果を望まないカルマヨーガとは違うのじゃ。

199避難民のマジレスさん:2025/01/08(水) 09:57:51 ID:1mJ0yZMo0

<第十六章>
 

アルジュナは、クリシュナに、このように問う。

「以下のものについて、私に教えて下さい。
すなわち、プルシャとプラクリティについて、
活動と活動の実感、知識と知識の対象について。」

クリシュナは、アルジュナに、このように説く。

「我々の身体こそが、活動する主体であり、
身体を統御する精神が、実感する主体である。
そして、真我こそが、一切を認識する者である。」

「真の知識とは、この関係を理解すること。
アルジュナよ、では、認識する者とは、何か。
如何に解釈して、知識とするのか、聞きなさい。」

「この知識について、古来から聖者たちは、
賛歌や格言の形で、様々に表現を為している。
取り分け、ブラフマ・スートラに、明瞭である。」

「地水火風空、個我、仏性、プラクリティ、
意識、十門、五感、欲望、憎悪、喜楽、悲苦、
意志力、肉体、知力、以上により、解釈される。」

「アルジュナよ、慢心や虚栄を捨てること。
欲望の対象から心を離し、我執を無くすこと。
非暴力、寛容、正直、奉仕、清浄、決意、自制。」

「生老病死を苦と見て、本質を究めること。
あらゆる執着を捨て去り、愛着を越えること。
好きなこと、嫌いなことを、平等に捉えること。」

「至上者に対する信仰、世俗を離れること。
無益な交際を避けて、悟る意義を認めること。
以上が智慧であり、これに反すれば無智である。」


0422 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/10/06(土) 22:51:45.85
悟りに必要な真の知識とは肉体と精神とアートマンの関係を理解することなのじゃ。
肉体が活動の主体であり、精神が実感の主体であり、アートマンが認識の主体なのじゃ。
それを知るには地水火風空の五大から、心身全ての観察に拠るしかないのじゃ。
その実践を助けるためにさまざまな禁戒と勤戒もあるのじゃ。

200避難民のマジレスさん:2025/01/09(木) 10:21:35 ID:D5RnE4420


「永遠の生命を得るため、知るべきことを、
アルジュナよ、今から君に、説明しておこう。
ブラフマンは無始であり、有無を超越している。」

「至る所、彼の手や足や目や頭や顔があり、
至る所に彼の耳があり、すべての音を聞いて、
すべてを覆い尽して、彼は時空に充満している。」

「彼は、すべての感覚機能を具えているが、
彼自身は、すべての感覚器官を持っていない。
彼は、グナを楽しみながら、グナを越えている。」

「彼は、万物の内にも、万物の外にも在り、
動であり不動であり、遥かに遠く極めて近い。
その精妙なること、とても、肉眼では見えない。」

「個々に、分かれているように、見えるが、
決して、分かれることなく、常に同一である。
創造者にして、維持者であり、破壊者でもある。」

「彼は、光輝の中の光輝、光の源泉であり、
グナの明暗を超越した所で、光り輝いている。
彼は、知識の目的であり、すべての中心に住む。」

「以上のものが、活動と知識の説明である。
以上のことを解する、私の熱心な信者だけが、
真我である私の浄土に、来ることが出来るのだ。」


0425 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/10/07(日) 23:01:01.25
ブラフマンの説明なのじゃ。
ブラフマンは一切でありながら、一切をも超越している観念の彼方に在るものじゃ。
全てである意識と同じであると理解してよいのじゃ。
知識として理解できるものではないが、悟ればそれが認識されるのじゃ。

201避難民のマジレスさん:2025/01/10(金) 11:32:42 ID:ayUeggfg0


「プルシャとプラクリティは、無始であり、
変化作用のヴィカーラーと、属性の三グナは、
どちらも、物質源である、プラクリティである。」

「プルシャは、精神源であり、経験の主体。
プラクリティは、物質源であり、現象の因果。
全ての物理現象は、プラクリティが源泉である。」

「プルシャが、プラクリティである三グナ、
三つの属性に干渉され、物質世界が誕生する。
トリグナの干渉の仕方で、善悪二元が出現する。」

「一方で、体の中に、至上霊が宿っている。
それは、パラマートマー、至上我と呼ばれて、
全ての活動を経験して、全ての体験を監督する。」

「プルシャとプラクリティの、相互の関係、
あるいは、三グナの相互の作用を解する者は、
たとえ、どの環境に居ても、地上に再生しない。」

「これを、人は、瞑想や哲学や奉仕で悟る。
或いは、他の人から聞いて、私を拝み始める。
こうした人々も、生死の鎖から解放されるのだ。」

「バラタ一族の勇者である、アルジュナよ。
動く者も、動かない者も、すべての生き物は、
肉体と霊魂、対象と認識者の結合であると知れ。」

「すべての生命には、至上主が等しく宿る。
必滅の中に、この不滅のものを見とめる者は、
真に存在の実相を見ていると、言えるのである。」

「あらゆる場所や、また、あらゆる生命に、
至上主の存在を、等しく見とめている者達は、
自分を傷つけることなく、至高の境地に達する。」

「プラクリティが、カルマを作るのであり、
アートマンは、無関係であると見とめる者は、
真に存在の実相を見ていると、言えるのである。」

「クンティーの息子である、アルジュナよ。
アートマンは不滅であり、物質を越えている。
それは、肉体に宿るが、決して影響を受けない。」

「バラタ一族の子孫である、アルジュナよ。
あたかも、太陽が、世界を照らし出すように、
霊魂は、肉体の中で、意識を照らし出している。」

「智慧の芽を開き、霊魂と肉体を見る者は、
プラクリティの鎖を、断ち切る法を見とめる。
彼らは、速やかに、至上の目的に達するだろう。」


0427 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/10/08(月) 22:51:01.89
プルシャとプラクリティ、パラマートマーの説明なのじゃ。
プルシャは精神の原理であり、経験の主体、
プラクリティは物理現象の源なのじゃ。
三つのグナはプラクリティに属してプルシャに働きかけるのじゃ。
そして物理世界の認識が起こるのじゃ。
パラマートマーはそれらの上で経験の監督をするというのじゃ。
この言葉通りに全てが在るのではないのじゃ。
あらゆる観念が主体無く起こることを認識できればよいのじゃ。

202避難民のマジレスさん:2025/01/11(土) 10:12:06 ID:EQeedK360
(1/2)

<第十七章>


アルジュナは、クリシュナに、このように問う。

「クリシュナよ、聖典の教えには従がわず、
独特の信仰により、神々を礼拝する修行者は、
サットヴァ、タマス、ラジャス、どれに属すか。」

クリシュナは、アルジュナに、このように説く。

「肉体を有する者には、三つの信仰がある。
それは、生まれながらの、三グナで決定する。
これから、それぞれについて、君に説明しよう。」

「生まれつきの性格で、異なる信仰を持つ。
信仰とは、その人の性質を表わすものであり、
その実、信仰の本体は、その人自身の姿である。」

「タマスが優位な人は、幽鬼を信仰し易く、
ラジャスが優位な人々は、魔神を信仰し易く、
サットヴァが優位な人々は、善神を信仰し易い。」

「聖典に従うことなく、禁欲を行なう者は、
その実、虚栄心のために、苦行を為しており、
すればするほど、欲望と執着の虜になっていく。」

「プラクリティである、三つのグナにより、
人々が好む食物について、三つの種類がある。
供養、修行、布施について、同じことが言える。」

「サットヴァの人が愛する、食物とは何か。
水分や脂肪が豊富であり、生命力を増進して、
体を浄化して、力と健康と幸福と歓喜を与える。」

「ラジャスの人々が愛する、食物とは何か。
苦味や酸味や塩味が強く、熱くて乾いていて、
刺激性が高いばかりに、心身の病の原因となる。」

「タマスの人が愛している、食物とは何か。
新鮮でない、悪臭がある、不味いものであり、
食べ残しなど、食べてはいけない不浄物である。」

「サットヴァの人が愛する、供養とは何か。
聖典の指示に従がって、果報を望むことなく、
ひたすら、真我を愛して、供養に専心している。」

「ラジャスの人々が愛する、供養とは何か。
聖典の指示に従わず、現世の利益を得るため、
虚栄のため、名声のため、供養に専心している。」

「タマスの人が愛している、供養とは何か。
聖典の指示に従わず、信仰心が伴うことなく、
真言も唱えず、食物も供えず、供養を軽蔑する。」

「サットヴァの人が愛する、修行とは何か。
清らかな信仰心を持ち、果報を望むことなく、
身と口と意に於ける、三種の修行を修めている。」

203避難民のマジレスさん:2025/01/11(土) 10:13:24 ID:EQeedK360
(2/2)

「ここで、身の修行とは、如何なるものか。
神々を礼拝し、先達を尊敬し、師匠に仕える。
清潔、正直、節制、非暴力、以上に努めること。」

「ここで、口の修行とは、如何なるものか。
悪口を言わないこと、ヴェーダを唱えること、
優しい言葉を語ること、有益な言葉を語ること。」

「ここで、意の修行とは、如何なるものか。
自己を抑制して、心身の浄化に精進すること。
実直であり、率直であり、心が穏かであること。」

「ラジャスの人々が愛する、修行とは何か。
尊敬を受けるために、名誉を得るためにして、
不安定で長続きしない、苦行に励むことである。」

「タマスの人が愛している、修行とは何か。
自分を傷つけるため、他人を傷つけてしまい、
自他のためにならない、無智に励むことである。」

「サットヴァの人が愛する、布施とは何か。
適正な時に、適切な所で、適当な人に対して、
果報を求めることなく、布施を喜ぶことである。」

「ラジャスの人々が愛する、布施とは何か。
果報が有ると歓喜し、果報が無いと後悔する。
果報を求めるあまりに、功徳を損うことである。」

「タマスの人が愛している、布施とは何か。
不適な時に、不適な所で、不正な人に対して、
敬意を供えることなく、無礼を施すことである。」

「創造の元始より此の方、三つの聖なる言、
オーム・タット・サットは、至上者を示した。
僧侶は、いつも、礼拝の時に、この語を唱えた。」

「それゆえ、ブラフマンを知っている者は、
礼拝や布施や修行をする時に、聖典に従がい、
必ず、はじめに、聖音オームを唱えるのである。」

「あるいは、この世界から解脱を願う者は、
現象界に結び付ける、果報を求めることなく、
いつも、心から、聖音タットを唱えるのである。」

「聖音サットは、実在や善行の意味であり、
礼拝や布施や修行による、最高の境地であり、
それらを、すべて、至上者に奉げることである。」

「アルジュナよ、たとえ、信仰のない者が、
礼拝や布施や修行をしても、徒労に過ぎない。
それはアサットと呼ばれ、図らずも無益である。」


0438 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/10/11(木) 00:06:46.50
更に三つのグナについて解説しているのじゃ。
身口意の修業が説かれるのじゃ。
  いずれもサットヴァによるものこそ真の実践であり、悟りに導くものであるというのじゃ。
そして真言とそれを唱える実践が信仰による礼拝でなければ意味が無いと説くのじゃ。

>>433 ご苦労さんなのじゃ。

>>434 どういたしまして、またおいでなさい。

204避難民のマジレスさん:2025/01/12(日) 10:38:08 ID:OBpelI1o0

<第十八章>


アルジュナは、クリシュナに、このように問う。

「無限の力を持たれている、クリシュナよ。
離欲とは何か、出家とは何か、教えて下さい。
ケーシ鬼を、打ち滅ぼされた神、ヴィシュヌよ。」

クリシュナは、アルジュナに、このように語る。

「アルジュナよ、賢者は、このように見る。
離欲は、行為の果報を、望まないことであり、
出家とは、果報の行為を、行わないことである。」

「アルジュナよ、学者は、このように言う。
全ての行為を止めなさいと、言う者が居れば、
布施と供養だけ続けなさいと、言う者も居よう。」

「バラタ王家の勇者である、アルジュナよ。
ここで、離欲について、わたしの見解を聞け。
聖典には、離欲に三種があると、説かれている。」

「供養と布施と修行に関する、三つの行い。
これらはの行為は、決して止めてはいけない。
それを行う者を、浄らかに変える、からである。」

「しかし、たとえ、この行為を行なう時も、
果報を求めることなく、義務と考えることだ。
アルジュナよ、これこそ、わたしの見解である。」

「ラジャスの人々が愛する、離欲とは何か。
行なうべきことが苦しく、苦しい故に離れて、
怠ける故に疎かになり、成長しないことである。」

「タマスの人が愛している、離欲とは何か。
自分に与えられた義務を、遂行することなく、
ひたすら、為すべきことを、避けることである。」

「サットヴァの人が愛する、離欲とは何か。
名誉や利得に関心がなく、願望することなく、
ひたすら、為すべきことを、行なうことである。」

「アルジュナよ、サットヴァの離欲者とは、
不運な仕事を嫌わず、幸運な仕事に囚われず、
為すべきことを行なう、信念を有する者である。」

「肉体を持っている人にとって、実際的に、
あらゆる行為を捨てることは、不可能であり、
行為の果報を求めない者が、真の離欲者である。」

「離欲しないと、死後に生前の業が現れる。
楽や苦や不苦不楽、三つの果報が現れ始める。
しかし、離欲すれば、これらの果報は現れない。」


0440 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/10/11(木) 22:39:53.98
この章でカルマヨーガの真髄が解説されるのじゃ。
離欲が果報をもとめないということなのじゃ。
供養と布施と修業の三つに関しても果報を求めずに行うのじゃ。
離欲もまたサットヴァの性質によって為されるべきなのじゃ。
「不運な仕事を嫌わず、幸運な仕事に囚われず、
為すべきことを行なう、信念を有する者である。」
と、クリシュナはその真髄を語るのじゃ。

205避難民のマジレスさん:2025/01/13(月) 09:22:24 ID:KgTlPXW60


「アルジュナよ、行為を全て完成するには、
五つの因があると、奥義書では説かれている。
これから、これについて、わたしの言葉を聞け。」

「行為の場である体、行為の主である自我、
器官があること、運動すること、宇宙の意思。
これら五つのものが、行為の要因であると知れ。」

「身口意において、善い行為をするにせよ。
身口意において、善からぬ行為をするにせよ。
どちらも、これら五つのものが行為の因となる。」

「それゆえ、行為するのは自分だと考えて、
この五つの要因に、考えが及ばない愚か者は、
意識の深層、宇宙の真相を見ることが出来ない。」

「自らの欲のために、行為していない者は、
たとえ、多くの人を殺し、悪い業を積んでも、
悪しきカルマの報いに、苦しめられる事がない。」

「知る事、知る物、知る者が、行為の原因。
行なう感官、行う事、行う者が、行為の条件。
これらが揃い、行為という結果が、現れて来る。」

「プラクリティである、三つのグナにより、
人々が好む知識について、三つの種類がある。
知識、行為、主体について、同じことが言える。」

「サットヴァの人が愛する、知識とは何か。
すべての存在に、真我が実在することを知り、
無数の異なる姿に、分かれたと知ることである。」

「ラジャスの人々が愛する、知識とは何か。
分かれているものは、違うものと考えるため、
実は同じものであると、見とめないことである。」

「タマスの人が愛している、知識とは何か。
部分を捉えるだけで、全体と捕えているため、
確かめることなく、盲目的に信じることである。」

「サットヴァの人が愛する、行為とは何か。
囚われることもなければ、避けることもなく、
果報を求めることなく、義務を果すことである。」

「ラジャスの人々が愛する、行為とは何か。
自我に囚われているため、欲望が大きくなり、
欲望を満たすためなら、苦労を喜ぶことである。」

「タマスの人が愛している、行為とは何か。
将来のためにならず、他人のためにもならず、
聖典を修めることなく、迷妄に陥ることである。」

「サットヴァの人が愛する、主体とは何か。
成功に囚われることなく、失敗に捕われない。
私欲を捨てているのに、熱心に行なう者である。」

「ラジャスの人々が愛する、主体とは何か。
成功に囚われているため、失敗に捕らわれる。
熱望と絶望の間を、飽きずに行き交う者である。」

「タマスの人が愛している、主体とは何か。
無智に覆われているため、分別が侭ならない。
高慢と卑屈の間を、懲りずに繰り返す者である。」


0442 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/10/12(金) 22:44:25.51
行為についての解説と、知識と行為と主体について三グナとの関わりが解説されるのじゃ。
ここでもやはりサットヴァによる実践が推奨されるのじゃ。
なかなか難しいことではあるがのう。
知識も行為も主体もサットヴァを優位に進めるのじゃ。

206避難民のマジレスさん:2025/01/14(火) 13:46:53 ID:mKnMNKzc0


「プラクリティである、三つのグナにより、
人々が好む知性について、三つの種類がある。
知性、決意、幸福について、同じことが言える。」

「サットヴァの人が愛する、知性とは何か。
束縛するものと解放するもの、活動と非活動、
勧戒と禁戒、美徳と不徳を分別するものである。」

「ラジャスの人々が愛する、知性とは何か。
束縛するものと解放するもの、活動と非活動、
勧戒と禁戒、美徳と不徳を分別しない事である。」

「タマスの人が愛している、知性とは何か。
束縛するものと解放するもの、活動と非活動、
勧戒と禁戒、美徳と不徳を取り違える事である。」

「サットヴァの人が愛する、決意とは何か。
ヨーガの修行することで、精神が不動となり、
マナスとプラーナと感覚を、支配する事である。」

「ラジャスの人々が愛する、決意とは何か。
世間に於いても、修行に於いても、ひたすら、
名誉と利欲を得ようと、努力し続ける事である。」

「タマスの人が愛している、決意とは何か。
恐れること、嘆くこと、悲しむこと、愚かさ、
これらを愛して、抜け出そうとしない事である。」

「サットヴァの人が愛する、幸福とは何か。
始めは毒薬のようで、後で甘露のようになる。
覚醒の道を進むことで、清純に至ることである。」

「ラジャスの人々が愛する、幸福とは何か。
始めは甘露のようで、後で毒薬のようになる。
感覚の味を得ることで、錯覚を喜ぶことである。」

「タマスの人が愛している、幸福とは何か。
始めが幻想のようで、後も妄想のようである。
真我を覆い隠すことで、幻影を見ることである。」


0444 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/10/13(土) 22:57:16.98
次は知性、決意、幸福と三つのグナとの関わりなのじゃ。
これもまたサットヴァによるものを至高とするのじゃ。
それはただの知識ではなく、実践のための教えなのじゃ。
実践が全てなのじゃ。

207避難民のマジレスさん:2025/01/15(水) 10:34:12 ID:.Dqrf1rc0


「悪人を懲罰する者である、アルジュナよ。
地上の世界に於いても、天上の世界に於ても、
プラクリティのグナから、解脱した者は居ない。」

「僧侶のバラモン、武人たるクシャトリア、
平民であるヴァイシャ、奴隷であるスードラ、
生まれつきのグナにより、義務が決まっている。」

「忍耐できる、自制すること、修行、純潔、
平静であること、信仰すること、智慧、正直。
アルジュナよ、これらは、僧侶のカルマである。」

「決断できる、支配すること、武勇、知謀、
寛大であること、指導すること、勇敢、戦闘。
アルジュナよ、これらは、武人のカルマである。」

「バラタ王家の子孫である、アルジュナよ。
農耕や、牧畜、商売は、平民のカルマであり、
強制的な、労働、使役は、奴隷のカルマである。」

「自分に与えられた、天命を果たしながら、
すべての生き物は、いずれ完成の境地に至る。
それには、どうすればよいか、良く聴きなさい。」

「自分に与えられた、義務を果たしながら、
あらゆる所に遍在する、真我を礼拝する者は、
善人であれ、悪人であれ、究極の完成に達する。」

「自分のカルマを、完全に果たせなくても、
他人のカルマを、完全に果たせるよりもよい。
与えられたカルマを遂げる者は、罪を犯さない。」

「さながら、火には煙が付いて回るように、
たとえ、自らの義務に障害が付いて回ろうと、
アルジュナよ、決して天命を諦めてはならない。」

「何事にも執着しない、鋭い知性を持って、
自我を克服しながら、何事も切望しない者は、
すべてのカルマを超越して、完成の境地に至る。」


0446 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/10/14(日) 21:57:04.70
当時の信仰によるカーストの解説なのじゃ。
生まれによる職の違いは決まっているというのじゃ。
その中で義務を果たすことが究極の完成に近づくことであるというのじゃ。
それはお釈迦様の言うとおり、間違いで在るがのう。
自ら定めた義務を果たすことが大事なのじゃ。

208避難民のマジレスさん:2025/01/16(木) 09:45:53 ID:5snAlu560


「クンティーの息子である、アルジュナよ。
どのように、この完成の境地に到達するのか。
ブラフマンに到達するのか、話して聞かせよう。」

「静かな所に住んで、多くの物を食べない。
身口意を統御して、世事に囚われることなく、
ヨーガを修める事に、ひたすら、専念し続ける。」

「権力、物欲、名誉、情欲、瞋恚を捨てて、
自我を所有することなく、常に平静である者。
彼は、ブラフマンと合一し、完成の境地に至る。」

「この地に達した者は、絶対の歓喜に浸り、
憂いもなく、望みもなく、全てを平等に見る。
そして、真我に対して、純粋なる信愛を奉げる。」

「人は、信仰と慈愛に通じることによって、
真我である、わたしの実相を知るようになり、
彼は、直ちに、わたしの浄土に入るようになる。」

「たとえ、如何なるカルマを果していても、
私を信愛して、奉仕する者は、私に守護され、
私の祝福により、永遠の楽土に、至るのである。」

「いつでも、真我を思って、活動を行ない、
全ての活動を、真我の保護の下で行うがよい。
心から真我を信愛して、心を真我に集中させよ。」

「真我に奉仕すれば、真我の守護によって、
必ずや、すべての障害が取り除かれるだろう。
真我に仕えず、自我に疲れる者は、必ず滅びる。」

「たとえ、私に逆らい、君が戦わなくても、
クシャトリアとして、武人の義務がある限り、
君は、カルマによって、戦うことになるだろう。」

「バラタ王家の子孫である、アルジュナよ。
君は情に流されるばかり、私の命を逆らうが、
必ず、カルマによって、従うことになるだろう。」

「真我は、人の胸に宿り、彼らを指揮する。
アルジュナよ、真我に対して、絶対服従せよ。
そうすれば、真我に導かれ、永遠の浄土に至る。」


0448 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/10/15(月) 22:54:04.44
まとめとしてブラフマンへの道が説かれるのじゃ。
感覚を制して食事を節しただひたすらアートマンを求めるのじゃ。
アートマンに全てを捧げて奉仕する者がブラフマンに到達して永遠の歓喜に入るのじゃ。
更には義務を果たすことも説かれるのじゃ。

209避難民のマジレスさん:2025/01/17(金) 09:25:05 ID:L59cJgfc0


「最後に、君に、秘儀の中の秘儀を語ろう。
アルジュナよ、このことを充分に考えてから、
戦うにせよ、逃げるにせよ、君が望む通り行え。」

「アルジュナよ、君は、最愛の友人だから、
今から君に、無上の真理を話して聞かせよう。
この真の理は、真の利になるから、良く考えよ。」

「あらゆる宗教を退け、わたしに服従せよ。
わたしが、すべての悪業から、君を救い出す。
恐れることは何もない、ひたすら、私を畏れよ。」

「わたしを信じない者、わたしに逆らう者、
禁欲しない者、修行しない者、学習しない者、
これらの者には、この秘儀を解いてはならない。」

「わたしを見とめる者、わたしに従がう者、
禁欲をする者、修行をする者、学習をする者、
これらの者だけに、この秘儀を説くことである。」

「こうして、この秘密の教えを説くことは、
真我に対して、無上の奉仕をしたことになる。
こうした奉仕者は、私が愛して、私の元に来る。」

「アルジュナよ、私は、ここに、宣言する。
この我々の対話を学ぶ者は、その知性により、
必ず、私を信愛して、私を礼拝するようになる。」

「また、疑うことなく、信じて確める者も、
諸々の悪業から解脱して、吉祥の世界に至る。
さあ、アルジュナよ、汝の迷妄は取り払えたか。」

アルジュナは、クリシュナに、このように叫ぶ。

「ああ、クリシュナよ、貴方の慈悲により、
我が迷妄は消え去り、私は真知を取り戻した。
私の信念は揺るぎ無い、私は貴方に付き従がう。」

すべてを見ていた、サンジャヤは、王に言った。

「奥義の内容に、私の頭髪は逆立っている。
わたしは、神仙に与えられた、天眼通により、
この神聖なる対話に、巡り会えることが出来た。」

「王よ、クリシュナが示した、普遍の真相、
あの言語に絶する、偉大な形相を思い出すと、
何度でも驚嘆し、私は歓喜に満ち溢れてしまう。」

「ヨーガの支配者、クリシュナが立つ陣営、
弓の名手である、アルジュナが居る敵陣こそ、
勝利と繁栄が存在すると、そう、私は確信する。」


(終)

0450 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/10/16(火) 23:40:20.68
クリシュナはここに至って秘儀を説くというのじゃ。
それは他の宗教を全て退け、わたしだけを信じることであるというのじゃ。
それが秘儀であり、信じて確かめるものも救われるというのじゃ。
このことから全ての教えはヴィシュヌに対する信仰から来ているということが出来るのじゃ。

210避難民のマジレスさん:2025/01/18(土) 10:18:28 ID:ZJtWG4pk0
(452:バガヴァッド・ギーターの総評をお願いします)
0455 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/10/17(水) 22:31:58.98
>>451 ご苦労さんなのじゃ。

>>452 バガヴァッド・ギーターは総じてカルマヨーガによるアートマンの法を説いているものじゃ。
 果報を期待する事無く実践するカルマヨーガによって、アートマンの法も実現するというのじゃ。
 その根底にはヴィシュヌ神への信仰が不可欠なのじゃ。
 信仰によって人間には困難なカルマヨーガによる義務の遂行が為され、アートマンの法も成就するのじゃ。

 そのアートマンの法の実際的なやり方をも説いているのじゃ。
 適切な座を選んですわり、胸に種字の阿字をイメージし、真言を唱えて集中するのじゃ。
 全てが胸のアートマンから作られ、アートマンに還っていくことをイメージするのじゃ。
 認識できないものにまで達すればアートマンの法は完成したといえるのじゃ。

 その法のための自らの義務の遂行や三グナのサットヴァによる日々の精進にも言及しておるのじゃ。
 誰にでもできるという法ではないが、実践すればためになるものじゃ。
 実践によってその効果も確かめるのじゃ。

211避難民のマジレスさん:2025/01/19(日) 10:43:37 ID:QFMRtrbU0
<解説・ブラフマンの法>

http://onioshyou.blog122.fc2.com/blog-entry-176.html

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解説・ブラフマンの法

投稿日:2018-07-02 Mon


  ブラフマンの法とは元はヴェーダに記載されていた法なのじゃ。
 肉体をどこまでも広がっていくイメージをすることで、意識を拡大していくのじゃ。
 そのようにイメージすると実際に拡大された空間に自らの意識を感じることができるのじゃ。

 集中の行を実践していると意識が際限なく広がる識無辺処定に入るが、その境地を直接に目指すのがこの法なのじゃ。
 密教に伝えられている法と同じなのじゃ。
 ヴェーダによって伝えられているのは、体が広がるイメージなのじゃ。

 集中して座っている自分の体がどんどん大きくなっていくとイメージするのじゃ。
 体が部屋一杯に広がり、更に広がっていくのじゃ。
 部屋からもはみ出していって、どんどん大きくなっていくのじゃ。
 山川海空の全てに体が広がり、全ての空間を満たすようにイメージするのじゃ。

このようにイメージして行くと、ただのイメージではなく、空間に意識が感じられるようになるのじゃ。

 
 お釈迦様は三明経等で感情を使うブラフマンの法を説いているのじゃ。
 ブラフマンと同じ境地になる法としているのじゃ。

 心の中で慈悲を感じる対象を想い起こし、慈悲の感情を起こすのじゃ。
 その感情が体中に広がっていくとイメージするのじゃ。
 更に体から外にまで慈悲が広がっていくとイメージするのじゃ。
 今座っている部屋一杯にまで広がっていくのじゃ。
 そして部屋からも広がって、慈悲がどこまでも大きくなるようにするのじゃ。
 慈悲がどこまでも広がり、大地も空も埋め尽くすほどに大きくなっていくとイメージするのじゃ。
 地球とか宇宙とかの知識として知っている全ての空間を埋め尽くすのじゃ。

 集中が途切れてきたら、その感情が少しずつ小さくなり、自分の体に収まるとイメージして行を終えるのじゃ。

 そのようにイメージしていくのがお釈迦様の教えられたブラフマンの法なのじゃ。
 これも同じように日々続けているとただのイメージではなく、空間に実感が在ることが感じられるのじゃ。

 元々意識は全てに繋がり、空間にも在るものであるが個我の観念があればそれは感じられないのじゃ。
 肉体の感覚だけが自分の感覚と認識するからなのじゃ。
 そして自分の肉体と感覚以外に自分は無いと認識するのじゃ。

 このブラフマンの法を行えば、観念を超越した空間の意識が感じられるのじゃ。
 それを感得することで、肉体や感覚だけが自分であるという観念が薄れ、無辺の境地に至ることが出きるのじゃ。
 未だ悟りに至らなくとも、無辺の意識に到達しただけでも死という肉体の消滅によって全てが消滅するという観念は無くなるじゃろう。
 そして死の恐れも超えることが出来るのじゃ。

 死を恐れる者、更なる集中の境地を求める者、真実の意識を確かめたい者はこの法を日々修業するとよいのじゃ。

212避難民のマジレスさん:2025/01/20(月) 10:38:09 ID:zH2F03LE0
http://onioshyou.blog122.fc2.com/blog-entry-196.html

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ブラフマンの法 詳解

投稿日:2020-03-02 Mon

  以前にお釈迦様が説いたブラフマンの法を書いたが、更に詳しく解説する必要があるようじゃ。
 前の記事は慈悲の感情を自分の肉体から全ての空間に広げる法と書いただけだったのじゃ。
 それだけではなかなか難しかったようじゃ。
 そこで今回の記事ではブラフマンの法を詳しく解説するのじゃ。

 ブラフマンの法を実践するには、最初に慈悲の感情を起こさなくてはならないのじゃ。
 自分が慈悲を感じるものをイメージするとよいのじゃ。
 愛する者とか、ペットとかでもよいのじゃ。

 するとその縁によって、慈悲の感情が起こるじゃろう。
 それは胸の辺りに感じるかもしれん。 
 頭の中に感じるかもしれん。
 人によっては腹に感じるという者も居るじゃろう。

 どこに感じても構わないのじゃ。
 そしてその感覚も人によって違うじゃろう。
 少し暖かい感じがするとか、むず痒いとか、少し痛いとかいろいろあって構わないのじゃ。
 その感覚を全身に広げていくようにするのじゃ。

 その感じが肉体に広がると念じたり、広がっていくことをイメージすることで少しずつ広げていくのじゃ。
 頭に感じるものは頭から下に広げ、胸や腹に感じるものは頭や手足にまで広げていくのじゃ。
 そのようにして全身に慈悲の想いから起こる感覚を広げていくのじゃ。

 どうしても広げられないという者は、慈悲を起こす縁となるものを手足にイメージすると善いのじゃ。
 手で猫を撫でるとか、そのようなイメージによって手に感じる慈悲の感覚を広げるのじゃ。
 広げている途中で感覚がなくなってしまったら、また感じるところにまで戻ってやり直すのじゃ。

 そのようにして慈悲の感覚が全身に広がって感じられるようになったならば、それを肉体の外に広げるのじゃ。
 最初は頭からとか、胸から丸く広がっていくとか、少しずつ広げていくのじゃ。
 それも途中で感覚が感じられなくなったら、感じられるところからやり直すのじゃ。

 それが出来ない者は、常識で考えて感情が肉体の外にある筈はないとかの観念に囚われているからかもしれん。
 或いは全ては脳で感じるのであるから、肉体の外に感情は無いと、唯脳論から離れられないからかもしれん。
 実際には全ては意識であるから肉体の外にも感情は在るものじゃ。
 観察と実践によって囚われを打破するのじゃ。

 肉体の外に広げられるようになったら、その感覚を部屋の中一杯にまで広げるのじゃ。
 人によっては頭から上には広がるが横に広がらないとか、腹から横にだけ広がるとか感じる者もいるかもしれん。
 そのような者は囚われずに、上でも横でも構わないからどんどん広げていくと善いのじゃ。

 慈悲の想いが今ここにある全てに浸透して、慈悲に変っていくことをイメージするのじゃ。
 全てのものが名前と形を無くして慈悲の思いになっていくことを念じ、イメージするのじゃ。
 更に慈悲の想いが今ここに感じる全てから、認識する全てに広がることを念じ、イメージするのじゃ。

 その時、頭の中で地球とか宇宙とかをイメージして、それが慈悲に変化することを念じてはいかんのじゃ。
 それでは観念遊戯になるからなのじゃ。
 あくまでも自分が今ここで感じ、認識する全てが慈悲となることを念じ、イメージするのじゃ。
 
 全てが名前と形を無くして、慈悲の思いになることを念じ、イメージするのじゃ。
 自らの肉体と精神もまた名前と形を無くして慈悲の想いそのものであることを感じるのじゃ。

 それが出来たならば、全てのものごとはただ慈悲の想いだけになるのじゃ。
 そうすればそれはサマーディと呼ばれる境地なのじゃ。
 自分も他のものもなく、全てが一つであるから自他を忘れたサマーディなのじゃ。

 それはまだ悟りではないが、自己を見ることのできる最良の境地に入れるのじゃ。
 そのように大いに成果の在るブラフマンの法を実践するとよいのじゃ。

213避難民のマジレスさん:2025/01/21(火) 10:01:25 ID:rOdpranY0
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/8276/1649249411/792

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792:鬼和尚 ◆Yj52hBkdLM:2022/11/04(金) 23:00:54 ID:Jj0/owdk0
>>789 善い事じゃ。
 そのように主体を追求していくとよいのじゃ。
 


 主体とは認識されないものじゃった。
 間違えたのじゃ。
 認識できるものは主体ではな客体であるから否定していくとよいのじや。

>>790 アートマンもブラフマンも実践する方法なのじゃ。
 アートマンの法は自分の心の中に主体を追求していく法なのじゃ。
 ブラフマンは自分と感じるものごとを拡大していく法なのじゃ。

 どちらも最後まで追求していけば、悟りに達するのじゃ。
 そしてアートマンとブラフマンが同じものであったとわかるのじゃ。

214避難民のマジレスさん:2025/01/22(水) 09:50:59 ID:KPki9r5k0
◆鬼和尚の解説・直リンクまとめ◆


◇大乗経典

<金剛般若経>
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/8276/1717991043/86-122

<法華経>
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/8276/1717991043/2-14

<浄土三部経>
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/8276/1717991043/20-27

<大乗起信論>
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/8276/1717991043/15-19



◇その他

<信心銘>
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/8276/1717991043/33-42

<十牛図>
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/8276/1717991043/28

<坐禅和讃>
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/8276/1717991043/29-32

<マハームドラーの詩>
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/8276/1717991043/43-55

<ラマナ・マハルシの問答>
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/8276/1717991043/56-85

<パタンジャリのヨーガスートラ>
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/8276/1717991043/123-155

<バガヴァット・ギーター>
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/8276/1717991043/156-210

<ブラフマンの法>
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/8276/1717991043/211-213


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