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おしえてえらいひと

1ウゴウゴ:2006/03/10(金) 14:13:50
わからないことがあったら、とりあえずきいてみようね♪

178のろうゐるす:2013/10/06(日) 15:03:50
SL(n,R)の有限ユニタリ表現(つまり有限I型, 有限II型)は自明なものしかないから、
RFDではないね。QDでもないはず(n>2なら自明表現が孤立してるから)。

179のろうゐるす:2013/10/06(日) 15:12:34
>>175
連結Lie群の全群環が核型であることは、半単純Lie群の全群環がI型であること
から従う。半単純Lie群がI型であることは既約ユニタリ表現の分類理論の結論の
ひとつ(従順部分群のユニタリ表現からの誘導表現として出てくるものが全て)。

180さとう:2013/10/06(日) 20:19:13
非従順群の扱いに慣れていないので、「従順なのにQDじゃない全群環」って不思議な感じがします。
のろさんにとっては、わりと当たり前なんですか?

181のろうゐるす:2013/10/06(日) 21:11:56
アレ?I型でコンパクトがたくさんだから多分QDだね。
単位的でないから有限型ユニタリ表現がなくてもいいのか。

182のろうゐるす:2013/11/16(土) 10:20:31
まったくナンセンスな質問かも知れんが、Out(O_2)やOut(R)は同型か?
O_2は君津環、Rは超有限因子環。これらの群は普遍的で特に構造がないpolish群と
いうのが俺のフィーリングだ。同じように普遍的で構造がない群は皆同型かも知れぬ。
可算無限集合N上の全単射全体の成す群とか、その"mod有限集合"versionとかはどう?
とりあえず単純かどうかぐらい分からんか。

183のろうゐるす:2013/12/04(水) 17:26:27
ふとした疑問なのだが、kap稠密定理ってスペクトル込みで出来るのかな?
A⊂B(H) が単位的C*部分環のとき、任意の T∈A'' に対して、ネット T_i∈A で、
T_i→T (SOT), sp(T_i)→sp(T) (Hausdorff距離) となるものが見つけられる?
可逆元を可逆元で近似することなら出来るのだが。

184ブッコ:2013/12/05(木) 16:16:22
>183
成り立たなさそうです。これでどうでしょうか。

A=C[0,1]をH=L^2[0,1]に掛け算作用素として作用させます。
A"=L^{infty}[0,1]です。

x=1_[0,1/2]\in A"とすると、sp(x)={0,1}です。d_HをHausdorff距離として、
x_nをAの列とします。もしd_H(sp(x_n),sp(x))→0となったとすると、
ある番号Nがあって、n>Nに対して d_H(sp(x_n),{0,1})<1/4です。

特に任意のsp(x_n) (n>N)の元λは
min(λ,1-λ)=d(λ,{0,1})<=d_H(sp(x_n),{0,1})<1/4
を満たすので、sp(x_n)は[0,1/4)\cup (3/4,1]に含まれます。
sp(x_n)は連続関数x_nを掛け算作用素として考えた時のspec、よって連結です(中間値の定理)
よって、各nに対してsp(x_n)はI=[0,1/4)またはJ=(3/4,1]に含まれます。

よって{n>N; sp(x_n)はIに含まれる}または{n>N; sp(x_n)はJに含まれる}のいずれかは無限集合です。
前者が無限集合{n_1<n_2<・・・}であったとします。
するとx_{n_k}<=1/4ですから、その強極限はxになり得ません。後者の場合も同様です。

よってsp(x_n)→sp(x)となるx_nはAからはとれません。

185ブッコ:2013/12/05(木) 17:17:16
>>184
min(|λ|,|1-λ|)<1/4
I=(-1/4,1/4), J=(3/4,5/4)
とするべきでした。すみません。

186のろうゐるす:2013/12/05(木) 18:38:05
うむ。そりゃあそうだ。

187のろうゐるす:2013/12/20(金) 18:00:52
Rがunital f.g. ringのとき、EL(n>2,R)は(T)を持つが、unitalでないときは、
交換子群( = EL(n,R^2))が無限指数を持ちうるので一般に (T) ではない。
そこで予想は「EL(n,R)において交換子群がrel (T)を持つ」ということになるが、
はたしてどうだろうか。これはEL(n,R)が2次元以上の既約表現たちに対して
(T)を持つことと同値だ。特に、R = { f ∈ Z[X] : f(0)=0 }のときはどうか。

188のろうゐるす:2013/12/20(金) 18:25:14
あれ?ぴちょかーの結果はナンだったっけ?

189のろうゐるす:2014/01/16(木) 09:50:40
今野埋め込み予想のC*環版を安直に考えると、「任意の可分C*環$A$は核型C*環(O_2でよい)の
C*超積の部分環(さらに条件付期待値あり)として実現できる」ってなるけど、どうなんだろ。
条件付期待値ありのverは、今野予想より強いのでhopelessだけどね。そもそも何の役に立つのやら。

190さとう:2014/01/16(木) 12:39:48
キル老師の様にカッコイイ特徴付けとかあればいいですね。

191のろうゐるす:2014/01/28(火) 16:48:58
AがC*環, τ 跡状態, p in A 直交射影のとき, 任意の x in pA(1-p), || x || < 1 に対して
τ(1+(p-xx^*)^{1/2}-(1-p-x^*x)^{1/2}) = 2τ(p)
になるんだけど, なんか簡単な理由でもあるのか?
このクイズの答えは掲示板のどこかに書いておいた。

192のろうゐるす:2014/01/28(火) 18:05:42
ほう。「クイズの答え」って書いたけど、現在の証明に納得がいっていないので、
もっと一般的な現象なのか、また背後に何かしらの機構があるのかを知りたいってことね。

193s:2014/01/28(火) 20:20:15
多項式近似からτ((1-xx^*)^{1/2})=τ((1-x^*x)^{1/2})
これからすぐに分かるんじゃないでしょうか

194のろうゐるす:2014/01/29(水) 00:42:47
うむ。その通りだ。当たり前だったね。

195さとう:2014/02/10(月) 02:56:16
>>192 降参です。一週間考えたけど、よく解りませんでした。
悪化マン、アンダー損の非可換 Lyapunov定理とか近い事考えてると思うんですが、、、

196のろうゐるす:2014/02/18(火) 22:39:45
不亜羅波勝良の定理に、nonseparableなC*環では二つの自然なAFの定義に違いが
出るというのがあるが、vN環ではどうなんだろ。例えば、非加算集合 I に関して、
ITPFI II_1因子環 \bigotimes_I M_p の同型類は自然数 p によるのだろうか?

197のろうゐるす:2014/03/12(水) 21:26:27
群 G 上の擬準同型とは, 実数値関数 q: G -> R であって, ある定数 K>0 に対して、
| q(xy) - (q(x) + q(y)) | < K for all x,y in G
が成り立つもののことだ. 以下の2結果が良く知られている.
・双曲群はnontrivial(つまり非有界な)擬準同型をたくさん持つ.
・SL(3,Z)などの高階格子は非有界な擬準同型を持たない.
G 上の非有界擬準同型 q を考えて, G の群構造を忘れて単に距離空間と思うと,
弱い条件: ∀R>0 ∃S>0 s.t. for all x
q(B(x,R)) ⊂ B(q(x),S) & B(q(x),R) ⊂ N_K(q(B(x,S)))
が成り立つ. ここで, N_K は K-近傍を意味する.
この弱い条件は, q が疎商写像であるということと同値だ.
問題: 任意の可算離散群 G に対して実数値疎商写像は存在するか?
提案: 距離空間に対して距離性質(T)を定義して, 以下を示す.
 (1) それが疎商写像で閉じていることを示す.
 (2) 距離性質(T)を満たす群は(T)群に限ることを示す.
 (2) SL(3,Z)が距離性質(T)持つことを示す.

198のろうゐるす:2014/04/06(日) 08:30:46
無限局所有限体 K に対して,局所有限群 G=PSL(n,K) のC*群環 A を考えると,
A はAF環で単位指標の核 I は単純環になるのだが,具体的にK_0を計算できないだろうか?
I が単純であることは,I上稠密に定義された正定値跡が正則表現跡の定数倍に限る
ことから従う.(τがI上稠密に定義された実正定値跡ならexp(-τ(1-g))はG上の
正定値跡になるので,鐚損・富むの指標剛性を使うとτ(1-g)がg \neq 1に依らない
ことが分かる.)

199のろうゐるす:2014/04/09(水) 12:01:31
超有限II_1型因子環 R が擬対角的かという問題があるが、一般に安定有限環と
擬対角環のテンソル積は(安定)有限的だ。安定有限環同士のテンソル積で、
安定有限的でない例は知られていないのだが、例えば
M = l_\infty(N;M_n) / c_0(N;M_n)
は擬対角的ではないが安定有限的だ。M \otimes (M or R) は有限的か?
無限組み合わせ論に精通していれば解けるかもしれない。

200のろうゐるす:2014/04/15(火) 10:04:43
>>131 が解けたらしいな。
http://arxiv.org/abs/1404.3462
そういやウィンダムが「恐ろしい子ッ!」と言っておったわい。

201のろうゐるす:2014/05/23(金) 09:33:06
取り立てて重要ではないがフト気になったこと。
Xが局所有限とは限らないグラフ距離空間のとき、有界有限幅核はell_2(X)上の
有界作用素になるとは限らない。この場合の一様蝋環 C*_u[X] は有界作用素で
有限幅を持つものたちの閉包と定義されているが、その部分環として対角作用素と
有限幅平行移動作用素たちで生成される環 B が存在する。つまり B の元は
有限幅で sup_x #{ y : T_{x,y} \neq 0 } < \infty & sup_y(同様) を満たすものたちだ。
はたして、いつ B は C*_u[X] で稠密になるのであろうか?

202のろうゐるす:2014/06/04(水) 18:46:51
Aronszajn--SmithやLomonosovに影響されて次のようなことを考えてみたが、
どうだろうか。余り考えていないので簡単に反例が見つかるかもしれないが。
Aがバナッハ環, V, W が左Aバナッハ加群, T: V -> W がコンパクトA線形写像.
予想: Vは有限次元であるか, 非自明なA不変閉部分空間を持つ.

203のろうゐるす:2014/06/04(水) 22:18:26
フツーに間違って種。ほう。

204のろうゐるす:2014/06/21(土) 17:14:16
群 G の(可算)集合 X 上の作用が全面的に従順であるとは、任意の G 軌道上に不変平均があるときを言う。
別の言い方をすれば、\ell_\infty(X) から \ell_\infty(X)^G への G 不変条件付期待値があるときをいう。
G_1 と G_2 が X 上に可換に作用していて、両方とも全面的に従順なら、G_1×G_2 作用も全面的に従順?
証明が見つからないから反例があるのだと思うが、はたしていかに。

205がくせい:2014/06/26(木) 14:19:52
Xへの作用が全面的に従順なのは、各点の固定部分群が余従順なときですよね。
すると、G_1×G_2の作用による固定部分群は固定部分群の直積を含んでいて、
小さい部分群が余従順だから、大きい部分群もそうで、全面的に従順?

206のろうゐるす:2014/06/26(木) 14:46:24
ふむう、ふむう。そんなに簡単なのか。

207のろうゐるす:2014/07/04(金) 09:51:33
「局所コンパクト群 G が従順ならvN環 L(G) も従順、Gが離散のときはその逆も正しい」は
基本的な命題だが、有限型とは限らない一般のvN環に対して性質(T) を定義して、
この命題の「従順」を「性質(T) 」に置き換えられないものか。たぶん「従順+性質(T) = I型」と
なるのだろうが、それでよい。そもそも、(T)群で L(G) が半有限でないものはあるのだろうか。

208のろうゐるす:2014/07/04(金) 10:44:59
あいや。(T)群はunimodularだった。というわけで上の話は空っぽかな。

209のろうゐるす:2014/07/04(金) 10:45:47
ところで格子を持たない局所コンパクト(T)群はあるのかのう。

210ぽげむた:2014/08/14(木) 13:34:01
[BO]に、「安定有限核型C*環はQDか?」って質問は I 型のときですら未解決って
書いてあるけど、そうなんですか? さとうが頑張ったら何とかなりませんか?

211さとう:2014/08/14(木) 17:35:53
一般には、まだちょっとよく解らないけど、
QDの接合積になってたら大丈夫だと思います。

212のろうゐるす:2014/08/15(金) 04:14:46
ほうほう。「AがI型QDなら任意のユニタリ u in B(H)
such that uAu^*=A and B := norm-cl( \sum_{n in Z} a_nu^n ) がI型
に対して、BがQDである」を示せば十分だな。

213のろうゐるす:2014/09/21(日) 10:22:06
離散群 G に左右作用の両方を考えて粗距離空間にしたら、いつ粗従順なんだ?
(つまり、G = <S> 有限生成としたとき、d(x,y) = min{ |v|+|w| : y=vxw }。)
もちろんクラスSなら粗従順だが、別にそれに限らなくともよい気がする。

214のろうゐるす:2014/10/13(月) 09:48:12
http://arxiv.org/abs/1410.2626
ふむう。[ES11]に比べてどこが新しいんだ? 参考: >>94-96

215のろうゐるす:2014/10/16(木) 12:58:44
>>138 Aが核型、τが跡のとき、(1)τがQDであることと、(2) A⊂A'' が
AF embeddingであることは同値なのだろうか? (2)=>(1)は良いのであるが。

216さとう:2014/10/16(木) 13:45:21
なんだろう、Voiculescu の定理をうまく使えばできるのかな。

217すぱてぃふぃらむ:2014/10/18(土) 10:18:18
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/7140/1141965756/432
従順根基が自明な群の被約群環の跡は自明なものに限るそうですが、
擬跡はどうなんでしょうか?考えるだけ無駄でしょうか?

221のろうゐるす:2014/10/22(水) 13:53:18
4年生セミナーの最中に浮かんだ疑問なのだが、C*環の極大イデアルは常に閉だったり
するのだろうか。単位的でないC*環には稠密かつproperなイデアルが存在してもよい。
そのようなイデアルは、感覚的には、極大になりそうにないのだが。ふむう。
c_0の場合はどこかで誰かが考えていると思うのだが。

222のろうゐるす:2014/10/22(水) 14:51:30
うむ。可換のときは既に解決しておった。暇な人は非可換のときにチャレンジしてくれ。
http://www.ams.org/journals/tran/1971-159-00/S0002-9947-1971-0283575-1/

223のろうゐるす:2014/10/22(水) 15:04:42
ところで極大*部分環の場合はどうなのだろうか?

225名無しさん:2014/10/26(日) 05:49:53
>>222
えー、Conwayの A corse in functional analysisに書いてなかったっけ?

226のろうゐるす:2014/10/26(日) 09:46:03
ゑっ何ゐってんの?単位的な場合しか扱ってないと思うが。
VII.§8.Exercise 2で非単位的な場合を扱っているが、モヂュライデアルしか扱っていない。

229のろうゐるす:2014/11/05(水) 18:16:09
特に理由はないがOut(O_2)が単純かどうか知りたい(>>182)。
一般にOut(A)は既約表現のユニタリ同値類の集合 \hat{A} に作用するが、
これは忠実なのだろうか。つまり自己同型 \alpha が任意の純粋状態 \phi に
対して \phi\circ\alpha 〜_unitary \phi であれば、\alpha は内部的?

230のろうゐるす:2014/11/05(水) 18:35:55
ふむう。少なくとも A に単純性の仮定をおかないとつまらないね。

231のろうゐるす:2014/11/06(木) 06:57:45
そういや、Out(O_2) の元は位数さえあえばconjugateなんだったっけ。

232のろうゐるす:2014/11/06(木) 13:05:40
タレコミがあったよ。>>231はそんなことないそうな。さらに、
「A 上の自己同型 \alpha が任意の純粋状態 \phi に対して \phi\circ\alpha 〜_unitary \phi
であれば、\alpha は内部的」は少なくとも単純環に対して成り立つそうな。(岸本cmp81)
上の条件は拡大にも閉じているから、論文をちゃんと読めば任意のC*環についても成り立つことが
分かるのだろう。

233のろうゐるす:2014/11/08(土) 18:24:45
有限生成群 G = <S> が擬対角的であることと、
 ∀ε>0 ∃H \ell_2G の有限次元部分空間
 s.t. δ_1 \in H and max_{s∈S} ||[P_H,λ(s)]|| < ε
が同値だ。そのような H の中で dim H を最小化して d_S(ε) と置く。
ε→0 としたときの d_S(ε) の増大度は生成元 S の取り方に依らないので、
G の擬対角的エントロピーが定義できる。これはどういったもんなんじゃろ?
growth function |S^n| との関係は分からぬが、少なくともベキ零群のときは
d_S(ε) が 1/ε の多項式で抑えられるようだ。これは劣指数的増大度を持つ
群が擬対角的であることを示唆しているように見えるが、はてさて。

234さとう:2014/11/08(土) 19:29:05
なんだか新しい切り口ですね。
僕なんかでは群の増大度と擬対角に関係があるようには見えないですよ。

235Rui:2014/11/09(日) 14:54:44
Voiculescu の quasicentral approximate units の obstruction では?

236のろうゐるす:2014/12/02(火) 10:36:46
ロシアからの飛行機の上で解いた演習問題。なんかの役に立つとは思えんが、
量子情報理論でcloneable状態と呼ばれて研究されているみたいだ。
「C*環上の状態φとψは、φ=ψ or φ⊥ψ でない限り、
|| φ@φ - t ψ@ψ || > || φ - t ψ || となる実数 t が存在する。」
実際のところ、不等号"≧"はいつも正しく、等号"="が成り立つ t は 1 付近で孤立している。
もっとquantitativeな不等式に出来んものかのう?
ちなみに、φ=ψ でない限り、テンソル積を増やしていくと
|| φ@φ@… - ψ@ψ@・・・ || → 2 となるのはstandard formを考えれば分かる。

237さとう:2014/12/02(火) 13:16:26
cloneable, なんだか生物みたいだな。

238のろうゐるす:2015/01/27(火) 17:32:15
2頁の論文の定理は既に腕家によって示されておった。
しかも小樽講演の主題だったらしいよ。アーメン。

239のろうゐるす:2015/02/04(水) 17:20:16
>>213はG=SL(2,Z[1/p])やSL(3,Z)でもう駄目なことが分かった。
これを使って「羅怒問題」を最終的に解決することを目指したのだが、
とりあえず振出しに戻ったようだ。

240MMR:2015/02/04(水) 23:19:09
>>239
SL(3,Z)はともかく、SL(2,Z[1/p])も駄目なんですか。。意外な気がします。
「羅怒問題」は根が深そうですね。。

241のろうゐるす:2015/02/18(水) 06:04:33
可算離散群 G が確率空間 (X,m) に非特異に作用しているとき、G は L^∞(X,m) の
スペクトラムに作用するが、この作用はスペクトラムが有限集合でない限り、
minimalにはならない。なぜなら、L^∞(X,m)上の特異状態φを考えて、
ψ = Σ 2^{-n} g_nφ, ここで G={g_n}, とすると、ψはやはり特異状態なので
0でない射影 p で ψ(p)=0 となるものが存在する。このとき、任意の g に対して、
φ( gp )=0 となるから、有限個の gp で、X 全体を覆うことは出来ない。豆知識。

243のろうゐるす:2016/03/29(火) 23:35:03
Aが安定有限単純核型C*環でGが従順のとき、ベルヌイ積
 B := (\bigotimes_G A) \rtimes G
に関する富む図・瓶照る予想ってどうなってんの?QDは?
Aが単跡でない限り、T(B)はプール栓単体になるようだが。

244さとう:2016/03/30(水) 10:34:13
よく解らないですが、富む図もプール栓単体はどうかと言ってましたよ。
富む図はファラ波にプール栓単体を教えてもらったと言ってました。
プール栓単体の普遍性かなにかで他のショケ単体も解ったりするんですか?

245のろうゐるす:2016/03/30(水) 14:34:23
他のことは知らんが、ベル縫いについてはMR1475550 (99f:28029)を読むと分かるんじゃないか。

246さとう:2016/03/31(木) 09:09:33
勉強になります。でも掲示板に載ると競争率が上がりそうで複雑です。

247のろうゐるす:2016/05/07(土) 22:00:17
ほうほう。>>21が解けたらしい。10年も経ったのか。。。

248のろうゐるす:2017/01/23(月) 10:13:49
単位的C*環のユニタリ群が稠密かつ(離散群として)従順な部分群を
持ったら、可換?非可換有限次元表現がないことはすぐにわかるのだが。

249ほむす:2017/02/10(金) 15:58:06
A が可換vN環で M_i, i=1,2 が因子環、vNテンソル積 A \otimes M_i が
同型だったら、M_i は同型ですよね? こんなことは当たり前ですか?

250???:2017/02/10(金) 17:13:51
ディクシミエの教科書の直積分のところの主張(命題3の系+命題11)を組み合わせたら出るんじゃないのかな?可分性が要るけど...当たり前とは違うと思うけど.

251のろうゐるす:2017/02/12(日) 16:20:36
A \otimes M から M への全射準同型が存在するから、M に可分性の仮定がある場合は、
(M が可分前双対を持つときは)M の可分Hilbert空間への作用はnormalなものに限る
という事実を使えば直積分を経由しなくとも証明できそう。一般の因子環 M でも、
M から M への準同型はnormalなものに限るんじゃないか?ふむう。

252???:2017/02/13(月) 00:17:35
うーん、言われてみればそれっぽいけど、どうやって示すんだろう。

253のろうゐるす:2017/02/17(金) 12:56:31
>>251
>A \otimes M から M への全射準同型が存在する
ふむう。そのようことはないね。

254???:2017/02/17(金) 17:09:12
可分でなくても良いと思うんだけど、直積分使わない方法は思いつきませんね。誰か思いつく人がいたら教えて欲しい。

255のろうゐるす:2017/05/26(金) 10:15:04
>>221>>249をmathoverflowに投稿しといた。誰かが解いてくれるじゃろう。

257のろうゐるす:2017/06/13(火) 10:36:24
G が離散群で N が従順正規部分群,G のユニタリ表現 π が正則表現 λ に
弱包含され(つまり,C*(λ(G)) から C*(π(G)) への準同型が連続),
さらに N ⊂ ker π のとき,π は G/N の正則表現に弱包含される?
\ell_\infty(G/N) ⊂ \ell_\infty(G) から B(H_π) への G/N-共変写像があるから
G/N が完全群のときは正しいんだけどね.N の上に G-N-不変平均が
あるときも正しい.

259まことふ:2017/08/13(日) 22:44:15
群コホの相当基礎的な一般論(?)
可換群 M に離散群 G の自明作用を考えた時のコホモロジー H*(G; M) は f: G^{n+1} -> M で
不変性 f(g g0, ..., g gn) = f(g0, ..., gn)
を満たすものに微分
(d f)(g0, ..., g(n+1)) = \sum (-1)^i f(g0, ..., giは外す, ..., g(n+1))
を入れたbar complexで計算できることはよく知られている。Gromovによると M が標数0の体上のベクトル空間なら
f(g(s(0)), ..., g(s(n))) = (-1)^|s| f(g0, ..., gn)
を満たすalternating cochainの部分複体が既に H*(G; M) を計算しているらしい。
これはなぜ?(よくある単体複体のcochainの反対称化の議論は頂点集合上に順序を入れるので不変性を壊してしまう)
M が可除群(T や Q/Z など)でもいいの?

260のろうゐるす:2017/08/14(月) 20:11:08
反対称化って
f \mapsto \sum_{s \in Sym(n+1)} sign(s) f \circ s
のことか? 不変性が壊れているようには見えないぞ。

261まことふ:2017/08/14(月) 21:13:14
その写像(の 1/n! 倍)がコホモロジーに同型を誘導するのを示さないといけないですが,単体複体の
コホモロジーについて類似のことを示す際,普通は頂点の間に適当に設定した全順序を使った議論を
するので,安直にはG不変性を保った形でbar complexについての議論にはできないと思いますよ。

262のろうゐるす:2017/08/15(火) 07:23:38
ふむう。コホモロジーは、条件(何とか入射的)を満たすresolutionなら何を
使ってもカノニカルに同型となるはず。つまり、余鎖の空間 C(G^{n+1};M) から
交代余鎖の空間 C_alt(G^{n+1};M) への写像
f \mapsto |Sym(n+1)|^{-1}\sum_{s \in Sym(n+1)} sign(s) (f \circ s)
と包含写像 C_alt(G^{n+1};M) -> C(G^{n+1};M) はどちらも複体の準同型だけど、
C(G^{n+1};M)上の任意の複体の準同型は最初のところが同型ならコホモロジーに
同型を導くはず。C_alt(G^{n+1};M)の方も同様だと思うよ。

263まことふ:2017/08/15(火) 10:44:32
そうか,反対称化子を bar chain complex (Q[G^{n+1}])_{n=0,1,..} に作用させた時の像として得られる
直和因子が自明表現 Q の Q[G] 加群としての射影分解になってる,ってだけのことでしたね。
ありがとうございます。加除群のことを気にしすぎて心が曇っていたようです。

264のろうゐるす:2017/08/15(火) 17:06:20
A:=L^∞[0,1] ⊂ M:=B(L^2[0,1]) に対して次が成り立つと思うんだがどうだろう。
 ∀x∈M, ∀ε>0 に対して∃ p,q∈A 非零射影 s.t. || pxq || < ε || x ||.
ここで「∀ε>0」は「∃0<ε<1」に代えてもよいのであろう。

265のろうゐるす:2017/09/18(月) 02:42:49
>>264 mathoverflowで解決した。役に立たない方だけどね。一人で研究してると、
どうしても煩悩に惑わされて(正しければウヒ!、間違っていたら計画がパー)
本気で痛みが伴う方を追求できないから、冷静な人に聞いてみるのはいいことだ。

266まことふ:2017/10/24(火) 12:13:47
授業の準備をしている途中でテリーマンのブログ記事 (2016.04.22) がこれに含まれてるのに気がついたけど:
http://www.jstor.org/stable/2034534
作用素環版も誰かどこかで使ってましたっけ?

267まことふ:2017/10/24(火) 12:18:21
含まれてるってほどではないか。

268のろうゐるす:2017/10/26(木) 14:18:57
そんな面倒なことをしなくとも、AがC*環で\phiが忠実状態のとき、
線形写像 T: A -> A が || T(x) ||_2 \le K || x || を満たすなら、
一様有界性原理から
|| \phi( aT( . ) ) || \le C || a ||_{L^1(\phi)}
が成り立ち、Tが有界なことが分かるよ。

269のろうゐるす:2017/12/18(月) 16:48:47
Gを可算離散群とし、F(G)をGを基底とする自由群とする。
GはGに左から作用し、従ってF(G)に自己同型で作用し、
さらにC*(F(G))に作用する。今、単位的G-C*環 B と
G-イデアル J とG-ucp写像 T: C*(F(G)) -> B/J が勝手に
与えられたとして、T は B へのG-ucp写像に持ち上がる?
T が*準同型ならよいのであるが。

270のろうゐるす:2018/03/28(水) 12:13:23
もう必要なくなったんだけど、後学のために知っておきたいこと。
d 点集合上の確率測度 μ を有理確率測度 ν で近似することを考える:
|| μ - ν || < ε, ν(i) in (1/q)N for all i
このとき、分母 q = q(d,ε) をなるべく小さく取るとどれくらい?
trivialな評価は、max( d, 1/ε ) ≦ q(d,ε) ≦ d/ε だけど、どっちかというと
左寄りじゃないかと思うんだが、はてさて。

272のろうゐるす:2019/04/01(月) 14:52:33
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/7140/1473054478/277
を一般化すると、 P ⊂ N ⊂ M に対して
・∃T: M -> N such that T|_P = id_P
・P-N 加群として L^2(N) < L^2(M)
が同値になると思うんだけど、どうなんだろうか?

273のろうゐるす:2019/04/30(火) 12:33:48
次の形のDiniの定理の非可換版って成り立つの?
「a_i が C*環 A の減少ネット(列)で純粋状態空間 P(A) 上で
零に収束するのであれば、ノルムで零に収束する」
ふと気になっただけだけど、多分ダメなんだろうな。

274名無しさん:2019/04/30(火) 16:02:58
Aはユニッタルとしていいですよね.(ユニテゼーションすればよいので)
0にノルム収束しないとして,ノルムのlimをC>0とすれば
ステイト空間のコンパクト性から,
\varphi(a_i)\geq Cをすべてのiで満たすステイトが一つは存在します.
こういうステイトの集合はステイト空間のフェイスになっているはずなので,
そのエクストリマル点を取れば,条件に反しませんか.

275のろうゐるす:2019/04/30(火) 16:06:03
ほうほう。簡単だったな。

276のろうゐるす:2019/08/28(水) 10:09:11
この問題が気になる
https://mathoverflow.net/questions/338936/quantum-inspired-matrix-inequality
反例はimprobableだがimpossibleとまでは見えない。

277のろうゐるす:2020/05/27(水) 11:40:20
有限型von Neumann環 M とその部分環 N があったら、
いつも正規条件付き期待値があるんだよね?だれか知らない?
M のσ有限な中心射影の増大ネット z_i で 1 に収束する
ものをとれば、E_i: Mz_i -> Nz_i は見つけられるから、
Nz_i をnon-unitalに M に埋め込むことで E_i を M 上の写像と
みて極限操作すると M から N への条件付き期待値は見つかる
けど、これじゃ正規にはならないね。


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