新技術に対する規制が永遠に続くことはあり得ない。経済情勢や法的問題、政策の影響度合いについて収集されたデータなどによって、ルールはしばしば書き換えられる。だが今までのところ、VoIPに対しては、米連邦通信委員会(FCC)は不干渉のアプローチを取っている。この姿勢と、VoIP技術そのものの改良や低価格化などにより、消費者と企業のIP電話への関心は、年後半に向かうにつれて大きく高まった。AT&TやTime Warner Cable、Qwestなど、米大手サービスプロバイダーの大半が、従来ネットワークより安価でサービスの追加も可能だとうたい、IP電話サービスのテストや発表に踏み切った。また、2年以上にわたって苦境にあえいできた通信機器メーカー各社は、企業のIT管理者が、IP電話への切り替えと同時に、ほかのネットワークのアップグレードも検討するものと期待をかけている。
January 2004 Web Server Survey Web Server Survey
In the January 2004 survey we received responses from 46,067,743 sites.
Market Share for Top Servers Across All Domains August 1995 - January 2004
Top DevelopersDeveloper December 2003 Percent January 2004 Percent Change
Apache 31005690 67.43 31040922 67.38 -0.05
Microsoft 9596571 20.87 9675979 21.00 0.13
SunONE 1530372 3.33 1503855 3.26 -0.07
Zeus 749791 1.63 752053 1.63 0.00
Active Sites Developer December 2003 Percent January 2004 Percent Change
Apache 14754029 69.14 14730996 69.01 -0.13
Microsoft 4893821 22.93 5005561 23.45 0.52
Zeus 269921 1.26 258723 1.21 -0.05
SunONE 204628 0.96 201082 0.94 -0.02
Totals for Active Servers Across All Domains
June 2000 - January 2004
SunONE is the sum of sites running iPlanet-Enterprise, Netscape-Enterprise, Netscape-FastTrack, Netscape-Commerce, Netscape-Communications, Netsite-Commerce & Netsite-Communications.
Microsoft is the sum of sites running Microsoft-Internet-Information-Server, Microsoft-IIS, Microsoft-IIS-W, Microsoft-PWS-95, & Microsoft-PWS.
ユーモア科学雑誌の『奇想天外な研究年次レポート』(Annals of Improbable Research、AIRという言い得て妙な略称でも知られている)が主催するイグ・ノーベル賞は、毎年、どういうわけか科学の主流から注目を浴びそこなってしまった研究に対して与えられる。受賞者たちによるとイグ・ノーベル賞の趣旨は、ただ面白がるだけでなく、科学に楽しさを取り戻すところにあるという。「もし自分を笑い飛ばすことができて、自分の仕事を楽しめるなら、もっとクリエイティブに思考でき、さらに成果があがるだろう。深刻な問題に取り組んでいるときでも、楽しめないわけはない」とカルベナー氏は話している。
あれから約2年半後の現在、Sunの現状を見るに残念ながらこの某アナリストの観測は正しかったと言わざるをえない。連続10四半期にわたり同社の収益は継続的に低下しており、先の9月に終了した四半期ではキャッシュフローすらマイナスになってしまったからである。Sunの業績低迷の理由としては、ドットコムブームが去り、世界的にIT投資が控えられる傾向にあるという点はある。しかし、最大の理由は、Digital(DEC)の凋落の理由と同じ、つまり、SPARC/Solarisというプラットフォームにほれ込みすぎ、ほかの選択肢に目が向かなくなってしまったことであろう(DECもVAX/VMSというプラットフォームが優秀でありすぎたために、RISCとUNIXへの転換が遅れてしまったといえる)。英語の言い回しでは、「victim of its own success」(自らの成功の犠牲)という状態である。
ところで、ITの世界で「自らの成功の犠牲」となることを最も巧みに避けてきたベンダーのひとつはMicrosoftではないだろうか? かつてのコラム(第4回 マイクロソフトの.NET戦略は何故わかりにくいのか?)においても述べたが、従来型のパソコン通信の世界から大きく舵取りを変え、インターネットの世界でも重要プレーヤーとなることに成功した同社の変革のスピードの速さは驚嘆に値する。Microsoftの強みは、リスクをいとわず先行投資すること(実際、Microsoftの長期的イニシアチブの多くが失敗している)、競合の脅威に対して過剰なほど反応する「超心配性」企業であること、いったん、戦略転換を決定した場合には過去を否定することをいとわないこと、そして、「embrace and extend」、つまり、「(競合を)積極的に採用し、(自社に都合の良いように)拡張する」という戦略にある。Sunにとっては耳が痛い話かもしれないが、今、同社に求められているのは、このMicrosoftのような貪欲な姿勢であると言えるだろう。
あれから約2年半後の現在、Sunの現状を見るに残念ながらこの某アナリストの観測は正しかったと言わざるをえない。連続10四半期にわたり同社の収益は継続的に低下しており、先の9月に終了した四半期ではキャッシュフローすらマイナスになってしまったからである。Sunの業績低迷の理由としては、ドットコムブームが去り、世界的にIT投資が控えられる傾向にあるという点はある。しかし、最大の理由は、Digital(DEC)の凋落の理由と同じ、つまり、SPARC/Solarisというプラットフォームにほれ込みすぎ、ほかの選択肢に目が向かなくなってしまったことであろう(DECもVAX/VMSというプラットフォームが優秀でありすぎたために、RISCとUNIXへの転換が遅れてしまったといえる)。英語の言い回しでは、「victim of its own success」(自らの成功の犠牲)という状態である。
ところで、ITの世界で「自らの成功の犠牲」となることを最も巧みに避けてきたベンダーのひとつはMicrosoftではないだろうか? かつてのコラム(第4回 マイクロソフトの.NET戦略は何故わかりにくいのか?)においても述べたが、従来型のパソコン通信の世界から大きく舵取りを変え、インターネットの世界でも重要プレーヤーとなることに成功した同社の変革のスピードの速さは驚嘆に値する。Microsoftの強みは、リスクをいとわず先行投資すること(実際、Microsoftの長期的イニシアチブの多くが失敗している)、競合の脅威に対して過剰なほど反応する「超心配性」企業であること、いったん、戦略転換を決定した場合には過去を否定することをいとわないこと、そして、「embrace and extend」、つまり、「(競合を)積極的に採用し、(自社に都合の良いように)拡張する」という戦略にある。Sunにとっては耳が痛い話かもしれないが、今、同社に求められているのは、このMicrosoftのような貪欲な姿勢であると言えるだろう。
オープンソースライセンスとして広く利用されているGPL(General Public License)は、日本の法律上、契約に当たるのだろうか。それともプログラム製作者が一方的に著作権を行使しないと宣言しただけの話なのだろうか。東京平河法律事務所の小倉秀夫氏は12月5日、オープンソースに関するカンファレンス「Open Source Way 2003」において、この問題について解説した。
その例として挙げたのが、NTTコムウェアが出資するVA Linux Systems ジャパンだ。長野氏によると、VA Linuxには実際にLinuxカーネルのメンテナンスを行っている人がおり、最近ではチェコなど海外からVA Linuxに就職したいというメールが舞い込むそうだ。また、国内大手ベンダーからもカーネルのチューニングの依頼を受けているという。「ここはあいつらしかいないというのが生まれればビジネスになる」(長野氏)