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6帝王学の基本は闘争本能:2004/01/01(木) 23:04
News 2003年12月22日 12:21 PM 更新

「Win 98配布停止はアップグレード強制が狙い」とSunが批判
Windows 98など旧バージョンのソフト配布を打ち切るとのMicrosoftの決定を受け、Sun幹部は新版への移行を顧客に強制していると批判。代替として自社製品をアピールし、「MSの提示価格の半額」で提供すると請け負った。

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 米Sun Microsystemsのソフト部門責任者は12月18日、MicrosoftがJavaを搭載する旧バージョンのソフト配布を打ち切ると決定したことを批判する姿勢を示し、Sunの独自デスクトップソフトを大幅な値引き価格で提供すると表明した。

 顧客にあてた公開書簡の中で、Sunの執行副社長ジョナサン・シュワルツ氏は、MicrosoftがWindows 98をはじめとする旧バージョンのソフトの配布打ち切りに踏み切った背景には、新しいバージョンへのアップグレードを顧客に強いる意図があると指摘した。

 「史上まれに見る市場独占状況にある企業が、いかにして顧客優先の姿勢を失い、ウイルスとセキュリティ問題で既に手一杯の顧客に不必要な移行を強いるようになるかという教訓だ」(同氏)

 この機を利用してシュワルツ氏は、Microsoftの現在の顧客向けに、Javaを使い、Linuxで稼動するSunのデスクトップソフト「Java Desktop System」を宣伝。「Sun Microsystemsは、Microsoftがデスクトップソフトで打ち出してくるどんな提案にも対抗し、Microsoftの提示価格の50%で提供すると約束しよう」とシュワルツ氏は声明文で述べている。

 同氏は書簡の中で、旧バージョンのソフト打ち切りは「Sunが手を下した」ものだとするMicrosoftの主張にも触れている。

 Microsoftはダウンロードサイトで、いくつかの製品を段階的に廃止する理由について、Java Virtual Machine(JVM)を採用するWindows製品の配布に関連してSunと2001年1月に結んだ和解条件を挙げている。JVMは、Java言語で書かれたプログラムの実行に必要なソフト。

 廃止される製品にはWindows 98、Outlook 2000、SQL Server 7など、広く使われているソフトも幾つか含まれている。

 Microsoft版JVMの配布については、SunがMicrosoftを相手取って起こした長きにわたる訴訟において争点となった。Sunはこの訴訟でMicrosoftにWindows向けMicrosoft版JVMの配布を禁止することに成功した。両社は2001年に、Microsoftが自社版JVMを搭載する製品の出荷を2004年1月までに打ち切ることで和解に至った。この期限は10月に2004年9月にまで延期された。

 シュワルツ氏は、Microsoftがこれほど早期にJavaに依存した製品を打ち切る必要はないと主張している。

 「SunとMicrosoftの間では、顧客が次世代のプラットフォームへ緩やかに移行できるようにする取り決めになっている。さらにSunは、Microsoftが相互運用性を保持する限り、同社のあらゆる移行作業を楽にするようJava技術をライセンス供与してきたし、今後もそのつもりだ」(シュワルツ氏)

 Microsoftはこの件について、今月CNET News.comに旧バージョンの製品配布は中止するが、それと併せてサポートを完全に終了するわけではないと説明している。例えばWindows 98の場合、同社は1月中旬で広範なサポートを打ち切り、その後はWebベースのセルフヘルプのみを提供するという。ほかの企業も同様に旧バージョンのMicrosoft製品をサポートする見通し。

 Microsoftは廃止される製品のセキュリティ脆弱性の問題については、「顧客のシステムを脅かすものについてはケースバイケースで調査し、適切な措置を取る」としている。

 Microsoftはまた、自社版JVMをWindows NT 4.0などの一部製品向けにアップデートしてもいる。これらの製品は2004年9月までダウンロード可能だ。


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