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自民党スレ

3949名無しさん:2019/11/18(月) 18:00:35
https://www.areabiz.jp/fukuoka/archives/21223
19/11/18
石破派と二階派合流の布石?高知知事選挙のウラを読む
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 現在、元大阪府知事で、総務省大臣官房総括審議官だった浜田省司候補(自民党)候補と松本顕治候補(共産党)の一騎打ちとなっている高知知事選挙。浜田候補の当選が濃厚で、特筆すべき選挙ではないのだが、ウラ事情をのぞくとおもしろい。

 現職の高知知事、尾崎正直氏は4選には挑戦せず、高知2区から衆議院選挙に出馬することを表明したのだが、同選挙区には自民党の山本有二元農林水産相がいる。山本元大臣は石破派、尾崎氏は二階派と関係が深く、分裂選挙、公認争いになるのでは、と見られていた。

 しかし、水面下で微妙な綱引きがあったようで、高知2区を尾崎氏に譲り、山本大臣は比例から出ることになったという。つまり、石破派が二階派に貸しを作った格好になったわけだ。

 政治部の記者曰く、

「二階幹事長が幹事長の座を降りたら、二階派には実力者が誰もいなくなる。現在ですら総裁候補がいないんです。石破派と協力関係を結んでおいたほうがいいと考えたのでしょう。石破派は19人と弱小派閥ですから、恩を売っておこうということでしょう。もしかしたら石破派と二階派が合流なんてこともなきにしもあらず、です」

 仮に両派閥が合流すると麻生派を抜いて第2派閥となる。石破総理誕生なんてことがあるかも??

3950チバQ:2019/11/20(水) 08:41:55
https://www.asahi.com/articles/ASMCM5D0WMCMUTFK00X.html
安倍首相の長期政権は…「ポスト安倍」候補、一様に評価
西村圭史 2019年11月20日06時00分

 安倍晋三首相の在職期間が歴代最長になる前の19日、将来の「ポスト安倍」候補に名前が挙がる面々が定例会見で一様に長期政権を評価し、次世代を担う意欲や課題を語った。

 ポスト安倍に名乗りを上げる岸田文雄・自民党政調会長は記者会見で「難しい選挙に勝利したことが大きなエネルギーとなった」と分析。最近の閣僚辞任には「おごり高ぶりではないかと言われる点も多くあった」と戒め、次期政権の課題として「新鮮な気分、雰囲気を作っていくことが大事だ」と述べた。

 小泉進次郎環境相は閣議後の会見で「短期政権が連発した時代に比べてメリットは大きい」と政権の安定ぶりを評価。次期政権については「誰でも苦労する。私の父が5年5カ月首相を務めた後で、様々な苦労をされた首相自身も感じられたことではないか」と語った。

 河野太郎防衛相は「国際会議の場でも首相はベテランの域。発言に重きが置かれるようになった」と海外での存在感を評価。次期総裁選への意欲を問われると「まずは自分の仕事をやる」と述べるにとどめた。

 茂木敏充外相は第2次政権で自らが歴任した要職を挙げ、「安定した政権のもとで様々な政策課題に取り組み、着実に結果を出してきた」と自賛。ポスト安倍については「リーダーシップを発揮して成果を出す人物」と述べた。

 首相側近の加藤勝信厚生労働相は「ポスト安倍」への意欲を問われ、「私自身も高みを目指していくと言ってきた。いま与えられた職責に全力を尽くしていきたい」と語った。(西村圭史)

3951チバQ:2019/11/21(木) 13:18:14
https://www.sankei.com/politics/news/191121/plt1911210001-n1.html
【政界徒然草】無名の参院議員がなぜ最高実力者になったのか 故・吉田博美氏を振り返る
2019.11.21 08:00政治政局
政界徒然草
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自民党の吉田博美前参院幹事長(春名中撮影)
自民党の吉田博美前参院幹事長(春名中撮影)
 10月26日に死去した自民党の吉田博美前参院幹事長は、参院の最高実力者として永田町の政治力学を変えるほどの影響を及ぼした。表舞台に出ず、閣僚経験もない。永田町以外で無名の参院議員は、どのようにして権力を手中にしたのか。

首相との信頼関係

 最後の「公の場」は6月17日の自民党役員会だった。難色を示す主治医を押し切り、入院先から車いすで参加した。70歳の誕生日でもあった。

 役員会室で安倍晋三首相が「お誕生日おめでとうございます」と声をかけると、二階俊博幹事長が「言葉だけでいいんですか」とツッコミを入れた。首相は笑ってこう話した。

 「言葉だけの人と、そうじゃない人がいますよね」

 吉田氏は役員会であいさつをして退席した。首相も中座して隣の部屋に移り、「吉田さん、これからも信頼関係を続けていきましょう」と語った。

 吉田氏は「言葉だけではない人」として首相に大きな信頼を寄せられ、時には首相への要求を通した。そうした関係を築いたことが、吉田氏が政権内で影響力を持った理由の1つだ。

 参院国対委員長だった平成27年の通常国会では、集団的自衛権の限定的行使を可能とする安全保障関連法を、野党の猛反対の中で成立させた。そのために、国会会期を現行憲法下で最長となる95日間も延長した。衆院側や官邸内には長期延長に反対論があった。野党が政権批判をする時間が増えるからだ。

 吉田氏は首相に、昭和35年の安保闘争で女子学生が死亡した経緯を語り、「丁寧に国民の理解を得る努力をすべきです。絶対に犠牲者を出してはいけない」と進言し、首相は聞き入れた。

 昨年の通常国会で、首相が答弁で感情的になる場面があった。後日、首相官邸で政府・与党連絡会議への出席を終えた吉田氏は、出口で首相を待ち構えた。

 「あの態度は何ですか。もっと冷静に、謙虚にやらないと。あなたは世界のシンゾーなんですから」

 首相は「吉田さんの言う通りですね」と素直に応じた。吉田氏は首相に耳の痛いことを言った。同時に「あれほど人の話に耳を傾ける総理大臣は今までにいない」と評価し、首相が苦境に立つたびに「支える」と表明してきた。

 首相も「参院のことはすべて任せます」と吉田氏の意向を重んじた。働き方改革関連法などを抱えた昨年の通常国会にもそれが現れた。最大20日程度の会期延長論があった衆院側や官邸に対し、吉田氏は「熟議するのが参院だ」と主張し、32日間の延長が決まった。

 首相は内閣改造でも、吉田氏が参院枠として推した初入閣候補の中から選んだ。

 吉田氏は時に「衆院の補完勢力」と揶(や)揄(ゆ)された参院を、首相官邸や衆院にモノが言える存在にすることを目指した。その姿勢は多くの参院議員に支持された。

3952チバQ:2019/11/21(木) 13:18:43
参院内で求心力

 吉田氏は52歳で参院に初当選後、青木幹雄元参院議員会長に見いだされて側近となり、権力の足がかりをつかんだ。26年に参院国対委員長、28年には参院幹事長に就いた。

 首相とのパイプを生かして参院の要求を通す政治技術は、青木氏に重なる。吉田氏と首相の「ウマが合った」関係とは異なるが、青木氏も総裁選や郵政民営化法案で小泉純一郎元首相に協力する代わりに、参院側の要求を飲ませた。

 もう一つ重なるのがポストを求めない姿勢だ。入閣の機会はあったが、断って他の参院議員に譲った。

 青木氏同様に「政治は数」を重視する現実主義者でもあった。所属する竹下派(平成研究会)の参院議員数は党内最大派閥の細田派(清和政策研究会)に劣る。そこで、無派閥議員を加えた「参院平成研究会」という独自グループを結成。竹下派の参院議員に、10人前後の無派閥議員を加えた約30人の勢力を誇った。

 普段は冗談ばかり言っている人物だったが、節目で政局を仕掛けた。昨年9月の総裁選では青木氏の意向を受け、首相ではなく、石破茂元幹事長の支持を決断。竹下派の参院議員21人の大半を石破氏支持でまとめ、「石破氏は泡まつ候補」ともみられていた総裁選の構図を一変させた。


 首相が長期政権を敷く中で対抗馬を支持し、それでいて首相との信頼関係は変らなかった。石破氏は敗れたが、吉田氏の株はむしろ上がった。石井準一参院幹事長代理ら交渉術にたけた側近がいたことも吉田氏にとって大きかっただろう。

 今年7月の参院選への出馬を決めかねていた頃、比例代表で優先的に当選できる「特定枠」での立候補を甘利明選対委員長(当時)から水面下で打診された。特定枠は吉田氏が主導して創設しただけに、我田引水を嫌う吉田氏は「それは私に、政治家として死ねということですか」と断った。

 ポストを求めず、我田引水せず、政局に強い人間の周りに人が集まるのは自然の成り行きだ。吉田氏の薫陶を受けた中堅・若手は「吉田学校」と呼ばれた。

 参院自民党は議席が少ないほど存在感を高めやすい。政府の法案を多数派工作をして成立させるため、野党にパイプを持つ参院幹部の重要性が増すからだ。吉田氏が参院幹事長だった3年間は自民党が単独過半数で、真逆の環境だった。

 それでも、120人を超える参院自民党をまとめる吉田氏を首相は頼りにした。すると参院内での求心力がより強まり、政権内での影響力もさらに増した。そんな循環が吉田氏を押し上げたのだろう。

(政治部 田中一世)

3953チバQ:2019/11/22(金) 14:13:05
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191122-00015654-bunshun-pol
ポスト安倍レース最有力のはずが……走れない岸田文雄氏に麻生太郎氏が接近
11/22(金) 6:00配信文春オンライン
ポスト安倍レース最有力のはずが……走れない岸田文雄氏に麻生太郎氏が接近
早大、旧長銀、父の秘書を経て政界入り ©共同通信社
「本来なら圧倒的に先頭を走っていなければいけないんだけどなあ」(安倍首相に近い自民重鎮議員)。ポスト安倍レースを走る岸田文雄政調会長(62)のことだ。

【写真】この記事の写真を見る

 首相の意中の後継候補が岸田氏なのはもはや永田町の常識。最大派閥(97人)の細田派を率いる首相の後ろ盾があるだけでも、圧倒的に有利なはずだ。加えて有力ライバルの菅義偉官房長官は失速。自らに近い菅原一秀、河井克行両大臣のW辞任で「令和おじさん」の勢いは削がれた。本来、「次はやっぱり岸田さん」との声が高まりそうなものだが、そんな気配は微塵もない。

 永田町の空気は霞が関にも伝播する。大学入試への英語民間試験の導入延期を萩生田光一文科相が発表した11月1日朝、岸田氏は番記者に怒りをぶちまけた。「政調会長の私に、事前に何の報告もなかった」。実力政治家への根回しは官僚の基本動作。与党幹部で「次期首相」最右翼ならば、根回しされるのは当然のはずなのだが……。

 そもそも岸田氏には以前から重みがなかった。伝統派閥の宏池会を古賀誠元幹事長から譲り受けた時のこと。岸田氏を領袖に指名した理由を若手議員が尋ねたところ、古賀氏は一言、「岸田さんは、私の存在を超えないからね」と吐露した。

 昨年の総裁選での立候補を一時期、模索した岸田氏。派の中堅議員が政策を練り、「理解しやすいように」とA4用紙2枚程度にまとめて渡したが、岸田氏は「難しくて頭に入らない」。中堅は「まじか」と頭を抱えた。

そんな岸田氏に麻生太郎氏が接近する理由
 そんな岸田氏に「神輿は軽い方がいい」とばかりに接近するのは、キングメーカーを目指す麻生太郎副総理だ。11月13日夜に2人は会食。政治部デスクは「生臭い話をしているはず。松本さんも同席しているので」。同席したのは麻生氏の最側近である松本純国対委員長代理。実は松本氏、周囲にこんな秘策を漏らしていた。「古賀さんがいる限り麻生派と岸田派の合流は難しい。ならば、岸田さんと側近数人だけでも麻生派に入ってほしい」。

 そもそも麻生派は、宏池会の分裂で生まれた派閥。麻生氏は両派合流の「大宏池会」構想が持論だが、古賀氏とは犬猿の仲で実現は難しい。一方で麻生派には衆目の一致する「ポスト麻生」候補もいない。麻生氏は河野太郎防衛相に目をかけるが、松本氏ら派幹部による河野評は「人望がない」など散々。そこで松本氏が狙うのが、ポスト麻生候補も兼ねた岸田氏一本釣りだ。

 実現すれば永田町を揺るがす動きだが、政治記者は鼻で笑う。「岸田氏にそんな決断ができるなら、今頃、ポスト安倍レースの圧倒的先頭です」。レースの行方は未だ見通せない。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年11月28日号

3954チバQ:2019/11/23(土) 09:42:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191123-00000011-jij-pol
二階氏「ポスト安倍」品定め?  自民全派閥と相次ぎ会食
11/23(土) 7:19配信時事通信
 自民党の二階俊博幹事長が、各派閥の領袖(りょうしゅう)らとの会食を重ねている。

 党内の結束固めを名目に掲げるが、将来の「ポスト安倍」政局をにらみ、有力候補を抱える各派の動向を探る狙いが透ける。

 二階氏は22日夜、石原派(11人)の石原伸晃元経済再生相と東京・赤坂の日本料理店で会食。同日で各派との会合を一巡させた。

 9月の内閣改造・党役員人事で幹事長続投が決まった直後から、二階氏は各派への接触を続けている。岸田派(47人)の岸田文雄政調会長を振り出しに、麻生派(53人)の麻生太郎副総理兼財務相、細田派(97人)の細田博之元官房長官、竹下派(54人)の茂木敏充外相らと、矢継ぎ早に食事を共にした。

 一連の会合について、二階氏は「各派の意見を伺うことが大事だ」と指摘。党内融和を図るためと目的を説明するが、額面通りに受け取る向きは少ない。

 背景には、二階氏が率いる二階派(47人)には、安倍晋三首相の後継をうかがう有力候補が不在との事情がある。党関係者は「自身の求心力を維持するためにどう動くべきかを探っている」と二階氏の真意を推し量る。

 実際、二階氏は岸田氏との会合で「(宰相の座に)駆け上がってください」と激励。その一方で、首相と距離を置く石破派(19人)の石破茂元幹事長や、無派閥の野田聖子元総務相とも会うなど、党内の全方位に目配りを欠かさない。

 その一方で、二階氏は首相の党総裁4選にも繰り返し言及。「安倍氏の後は安倍氏」とまで踏み込んでいる。「ポスト安倍」の品定めをするかのような言動に、政権内からは「勝ち馬にしか乗らない」(首相周辺)との皮肉も漏れる。

3955チバQ:2019/11/25(月) 11:41:31
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191125/k10012189681000.html
自民 谷垣グループ 幹部体制改め他派閥との連携模索へ
2019年11月25日 7時09分

次の自民党総裁選挙も見据え、谷垣グループは幹部の体制を改めることになり、ほかの派閥との連携を模索するなどして存在感を高めたい考えです。

自民党の谷垣前総裁を中心とする議員グループは、ほかの派閥と掛け持ちする議員も含め20人余りが所属していますが、谷垣氏の引退後、存在感の低下が指摘されています。

こうした中、グループの代表世話人として運営にあたってきた逢沢 元国会対策委員長が顧問に退き、今後はもう1人の代表世話人の中谷 元防衛大臣が、新たに就任する遠藤 元オリンピック・パラリンピック担当大臣とともに運営を担うことになりました。

谷垣グループは次の自民党総裁選挙も見据え、今後、政策的に近い岸田派など、ほかの派閥との連携を模索するなどして存在感を高めたい考えです。

3956チバQ:2019/11/26(火) 09:35:12
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191125-00000602-san-pol
谷垣G「全方向」遠藤氏が代表世話人昇格へ ポスト安倍へ布陣変更
11/25(月) 23:40配信産経新聞
 自民党の谷垣禎一元幹事長が特別顧問を務める谷垣グループ(有隣会)は25日、遠藤利明元五輪相を代表世話人に昇格させる方針を固めた。現在代表世話人を務める2人のうち中谷元・元防衛相は留任し、逢沢一郎元国対委員長は顧問に就く見込み。27日にも決定する。今後想定される党総裁選や総選挙を見据え、幹部態勢を変更する。

 谷垣グループは他派閥との掛け持ちを認めており、衆参の国会議員23人が所属している。ただ、谷垣氏の政界引退後、結束力の維持が課題となっている。このため、グループ内には派閥化や他派との合流話がくすぶっている。

 今年7月には、岸田文雄政調会長率いる岸田派(宏池会)と谷垣グループの幹部が会合を開いた。同グループは宏池会の流れをくみ、逢沢氏もその際、「同根で、特に近しい関係にある」と話した。

 ただ、グループの一部には、平成24年9月の党総裁選で谷垣氏が、現在、岸田派の名誉会長を務める古賀誠元幹事長の反対で不出馬に追い込まれたこともあり、アレルギーが残る。また、若手を中心に菅義偉(すが・よしひで)官房長官に近い議員も少なくない。

 一方、遠藤氏は岸田派幹部だけでなく、安倍晋三首相や森喜朗元首相らとも良好な関係を築いている。このため、今後、「ポスト安倍」をめぐって党内の主導権争いが強まる中で、“全方向”で他派閥との合流や派閥化を検討していくものとみられる。

3957チバQ:2019/11/26(火) 09:53:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191124-00010005-jij-pol
【点描・永田町】揺らぎ始めた「安倍1強」の構図
11/24(日) 19:02配信時事通信
【点描・永田町】揺らぎ始めた「安倍1強」の構図
河井克行法相の辞任を受け、陳謝する安倍晋三首相=10月31日、首相官邸
政治ジャーナリスト・泉 宏
 まだまだ続くとみられていた、中央政界での「安倍1強」の構図が揺らぎ始めている。

 第4次安倍再改造内閣発足からわずか1カ月半余で経済産業相、法相という主要2閣僚が「政治とカネ」のスキャンダルで辞任し、同時進行で文部科学相の問題発言をきっかけに、安倍晋三首相の肝煎りで進められてきた教育改革の一環となる大学入試共通テストでの英語民間試験実施が、予定されていた来年度からの実施の見送りを余儀なくされたことなどが、背景にあるとみられている。

【図解】内閣支持率の推移

 一連の騒動をきっかけに、これまで政府与党内で封印されてきた首相や菅義偉官房長官に絡む“官邸批判”が「同時多発的に噴き出したことで、自民党内の“物言えば唇寒し”の雰囲気が変わり始めた」(石破派幹部)からだ。

 これと連動する形で、1年10カ月後の「ポスト安倍」をにらむ各候補、派閥による水面下の動きも公然化し始めている。

 一部週刊誌で公選法違反疑惑などが暴露され、2週連続で閣僚辞任に追い込まれた菅原一秀前経産相と河井克行前法相は、いずれも菅氏の側近で首相とも近いとされる。

 さらに、英語民間試験に絡むいわゆる「身の丈」発言で、野党だけでなく一般国民からも集中砲火を浴びている萩生田光一文科相は、「首相の側近中の側近」(細田派幹部)だ。

 それだけに「官邸が抜擢した3人の新人閣僚が起こした問題で、政権運営が混乱に陥った」(自民国対)ことについて、与党内では「首相と菅氏の“お友達人事”が原因」(閣僚経験者)との声も広がる。

【点描・永田町】揺らぎ始めた「安倍1強」の構図
辞任した菅原一秀前経済産業相(左)と河井克行前法相(中央)。右は、英語民間試験に絡む「身の丈」発言で批判を浴びる萩生田光一文部科学相=いずれも10月
苛立つ首相に「終わりの始まり」の声も
 首相にとって、今臨時国会での最優先課題は日米新貿易協定の国会承認と、任期中の実現を目指す憲法改正のための、衆参両院憲法審査会での本格的改憲論議の促進だった。

 しかし、2閣僚連続辞任や英語民間試験見送りによる国会審議の混乱で、日米両国が来年1月1日発効を予定している貿易協定の会期内承認が不確実となり、改憲論議の前提となる国民投票法改正案の会期内成立も困難視される状況だ。

 与党内では会期延長論も取り沙汰されているが、大規模な台風災害に対応するための大型補正予算案と来年度予算案の編成作業が急がれることや、首相の外交日程もあって、「大幅延長は困難」(自民国対幹部)なのが実態だ。

 ただ、こうした国会混乱の原因が「“官邸人事”の失敗」(自民長老)とされたことで、「1強」と呼ばれてきた首相の求心力にも陰りが生じた。

 河井氏が法相を辞任した10月31日夜に開かれた岸田派所属議員のパーティーでは、「出席議員から首相や菅氏を公然と批判する声が相次いだ」(出席者)とされる。

 また、公明党の山口那津男代表が2閣僚辞任について「そもそも問題ありそうな人を閣僚に据えた」と、あえて首相に苦言を呈したことに象徴されるように、「安倍1強でたまっていた不満が一気に表に出始めた」(閣僚経験者)のは否定できない。

 これまで、党内が動揺するたびに首相サイドが流してきたとされる事態打開のための衆院解散説も、「今回ばかりは誰もまともに取り合わない」(自民若手)のが現状だ。「こんな状況で解散すれば、自民大幅議席減で、首相が自分の首を絞めるだけ」(自民選対)と見切られているからだ。

 自民が野党の要求に屈する形で応じた、11月6日と8日の衆参両院予算委での集中審議では、首相が「任命責任」と「国民へのお詫び」を繰り返したが、野党の激しい追及に苛立ってやじも連発し、かえって批判を拡大させた。

 このため、自民党内でも「首相の態度が、1強の終わりの始まりを示唆している」(閣僚経験者)との声が広がり始めている。

(時事通信社「地方行政」11月18日号より)

3958チバQ:2019/11/28(木) 10:44:58
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191128-00594778-shincho-pol
二階幹事長が麻生財務相にチクリ…武田防災相政治資金パーティー閑散に言及
11/28(木) 5:57配信デイリー新潮
二階幹事長が麻生財務相にチクリ…武田防災相政治資金パーティー閑散に言及
二階幹事長
 安倍総理の後援会パーティーが炎上する中、永田町でひっそり注目を集めたのは、武田良太防災相(51)の政治資金パーティーだった。

 今月11日に地元・福岡で行われたこの宴は、

「入閣後初めてとあって、地元企業の関係者などが多数参加しました」(地元記者)

 ところが、

「当の本人は、全国知事会に出席するため、ドタキャン。ビデオのみでの参加となり、なんだか締まりのないものになってしまった」

 もっとも、締まりがなかったのは、“本人不在”ばかりが理由ではなく、

「側近の鳩山二郎・宮内秀樹両衆院議員などを除き、県連の幹部議員は殆ど出席していなかったのです」

 一体どうしたことか。

「同じ日、蔵内勇夫・自民党福岡県連前会長の日本獣医師会会長再任のお祝いが東京で開かれ、県連の幹部や国会議員は軒並みこちらに取られてしまった」

 蔵内氏といえば、押しも押されもせぬ福岡政界のドン。麻生太郎財務相も一目置く地元の重鎮県議だが、

「武田さんは、3年前の衆院補選で麻生さんが推す蔵内さんの長男を支持せず、鳩山二郎さんを擁立した。さらに、今春の県知事選でも反麻生の候補者を応援。この責任をとって蔵内さんは県連会長を辞し、麻生・蔵内という二大巨頭との溝は決定的になったのです」

 これに気を揉むのは、武田氏が所属する二階派の二階俊博幹事長だ。

「翌12日、二階さんは、銀座のステーキ屋で安倍さんや麻生さんらと会食をしていたんですが……」

 と二階派関係者。

「安倍さんが“武田さんも頑張ってくれている”と水を向けると、二階さんは“まだまだですよ。彼も麻生さんに可愛がってもらえるようにならんと”とチクリ。一連のやり取りに麻生さんは苦笑いだったといいますが、当てこすり以外の何物でもないでしょう」

 ステーキの後味やいかに。

「週刊新潮」2019年11月28日号 掲載

新潮社

3959チバQ:2019/11/29(金) 13:48:30
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191129-00316892-toyo-bus_all
ポスト安倍レース、結局「岸田vs石破」の争いに
11/29(金) 5:15配信東洋経済オンライン
ポスト安倍レース、結局「岸田vs石破」の争いに
自民党石破派のパーティーで岸田文雄外相(左、当時)と握手する石破茂・元幹事長(2017年5月、写真:時事通信)
 師走を目の前にして、永田町が花見政局に揺れている。史上最長政権という勲章を手にした安倍晋三首相が、自らが主催してきた「桜を見る会」の私物化疑惑で墓穴を掘りつつあるからだ。

 自民党内も1強の揺らぎに敏感に反応し、「どんぐりの背比べ」とされるポスト安倍の構図も輪郭が浮かびつつある。

■「孤立する」石破氏と「精彩を欠く」岸田氏

 ここにきて党内では「後継レースは結局、岸田文雄政調会長と石破茂元幹事長が主軸になる」(自民長老)との見方が広がっている。同じ62歳、選挙区は広島と鳥取で隣接し、ともに世襲議員と政治的には似た者同士。しかし、ポスト安倍に挑む基本戦略は、岸田氏は「親安倍」、石破氏が「反安倍」と正反対だ。

 桜解散説など年末年始に向けて政局のざわめきが増す中、それぞれが互いを意識しながら「次」に向けた発信に躍起となっている。

 2018年9月の自民党総裁選は、2017年春の総裁3選を可能とする党則改正を受けて出馬した安倍首相(党総裁)と石破氏の一騎打ちとなり、石破氏は党員・党友による地方票では45%を獲得して善戦したものの、国会議員票では安倍首相に大差をつけられて敗北した。出馬するかどうかが注目された岸田氏は、「迷いに迷った末」(岸田派幹部)に7月下旬に不出馬を表明し、首相支持に回った。

 安倍3選後、「首相に歯向かった石破氏」(細田派幹部)への党内の包囲網は維持・強化され、石破氏は孤立。内閣・党人事での無役も常態化した。一方の岸田氏は、外相、政調会長と要職を続けるが、一般国民レベルで「闘わない男」との印象が広がり、総理・総裁候補として精彩を欠く状況が続いている。

 その結果、若手有望株の河野太郎防衛相や小泉進次郎環境相に加え、菅義偉官房長官や茂木敏充外相ら政権内の実力者が、2021年9月に予定される次期総裁選に向けたポスト安倍レースの有力候補に浮上。今年9月の内閣・党役員人事の後には「出馬の可能性があるのは最大8人」(自民幹部)という混戦模様となり、2大本命とされてきた岸田、石破両氏の影も薄れつつあった。

 しかし、10月下旬からの主要2閣僚連続辞任や桜を見る会の私物化疑惑などで安倍1強が大きく揺らぎ、党内に根強かった首相4選説も下火となっている。菅氏は側近2閣僚の辞任や桜を見る会疑惑への対応での狼狽ぶりなどで失速。小泉氏もいわゆる「セクシー発言」などで人気が急落し、結果的に岸田、石破両氏が存在感を増しつつあるのが現状だ。環境の変化を意識してか、ここにきて両氏もメディアなどでの発信に力を注いでいる。

3960チバQ:2019/11/29(金) 13:48:54
■慎重居士の鎧をかなぐり捨てた岸田氏

 まず岸田氏は、政調会長続投後は月刊誌や週刊誌のインタビュー企画に積極的に応じ、「次の総裁選には立つ」「禅譲はありえず、総裁選で堂々と戦う」などと、これまでの慎重居士の鎧をかなぐり捨て、ポスト安倍への意欲を繰り返している。

 総裁選出馬を明言するに至った経緯について岸田氏は、「総裁は任期3回で終わるのがルール。次の時代には自らが責任を持つ立場になりたい」と強調。依然としてつきまとう「首相からの禅譲待ち」との評についても、「総裁選という制度があるので、戦わないと総裁になれない。禅譲というものはありえない」と明快な口調で否定してみせた。

 同氏を支える岸田派では、名誉会長で同氏の後見人でもある古賀誠元幹事長が、岸田氏について「つくしの坊や」(折れやすい優等生)と揶揄し、ポスト安倍には「土の匂いのする政治家」の菅氏が適任との考えを示したことが波紋を呼んだ。これについて岸田氏は「古賀さんはいつも、宏池会政権を作ると強調されており、宏池会の会長と名誉会長として協力し合っている」と受け流すが、当惑は隠せない。

 その一方で、総裁選に向けた党内の多数派工作については「勝たなければならないが、今の段階で数合わせを始めるのは時期尚早」とし、年明け解散説についても「リスクを冒してまで選挙をするというのは、よほどの大義がないと」と否定。そのうえで、自らが目指す政権像について、①多様性を尊重した社会、②持続可能性のある政策づくり、③軍縮平和など地球規模の課題解決への挑戦、などを挙げた。

 対する石破氏は、2018年9月の総裁選敗北以降、ことあるごとに安倍政権のおごりや緩みについて厳しい批判を続けている。石破外しで要職から遠ざかり、表舞台での発信の場がなくなったため、民放テレビ番組や雑誌のインタビューなどで積極的に発信する必要に迫られている。同氏周辺も「大きく取り上げられるためにも、(反安倍での)尖った発言をせざるをえない」(側近)と解説する。

 桜を見る会について石破氏は、「1952年以来続いてきたことで、それなりに意味があった」と評価する一方で、「内閣総理大臣として(社会を支えた人たちを)お招きして慰労するのが本来の趣旨。(多数の後援会関係者を招待したのは)やはり公平、公正でなかった」と批判。来年の開催中止についても「なぜ辞めるのかの説明が必要」と指摘する。

 野党が追及している内閣府での招待者名簿の廃棄についても、「不審に思われても仕方がない面がある。廃棄の理由は薄弱で、保安上も(毎年の)重複を避ける趣旨からも、リスト保存はむしろ必須」と、証拠隠しとみえる官邸サイドの対応を指弾した。

3961チバQ:2019/11/29(金) 13:49:11
■「親安倍」「反安倍」の党内確執が浮き彫りに

 この問題で安倍首相は、首相官邸で記者団に詳しく事情を説明したが、石破氏は「せっかく総理が自ら説明されるなら、立ち話的なものではなく、きちんと記者会見で堂々と(説明)されればいい」と手厳しい。さらに、主要2閣僚辞任での首相の任命責任についても「甘く見るべきではない。(辞任2閣僚は)その非について国民に謝罪なり説明なりするべきで、それを2人に指示するのが任命責任の取り方だ」と疑問を呈した。

 安倍政治の継承を軸に、細田、麻生両派など党内の安倍支持勢力の後押しを得ようと腐心する岸田氏と、長期にわたる1強政治の歪みや緩みを厳しく批判することで「党内の潜在的な安倍政治への不満の吸収」を狙う石破氏。ここにきての両氏の発信ぶりは、まさに党内の親安倍と反安倍の確執も浮き彫りにしている。

 そうした中、岸田氏は政調会長という立場を活用して、大規模な台風災害の視察を繰り返している。それに伴う今年度補正予算の編成について、「すべての(政調)部会長に議論を始めてもらっている」と党主導での大型補正実現への指導力発揮に余念がない。

 さらに、安倍首相が悲願とする憲法改正についても、改憲をテーマとした「地方政調会」を各地で主催し、「リベラルの砦」とされる岸田派で憲法勉強会を3回開き、「安倍改憲」実現への貢献をアピールしている。

 対する石破氏は、民主党政権時代に自民党改憲案づくりを主導した改憲派であるにもかかわらず、安倍首相の目指す憲法改正との対決姿勢を鮮明にする。とくに、安倍改憲の軸となる憲法9条を維持しての自衛隊明記については「私は理解できない」と批判し、安倍改憲阻止で野党と連携する構えすらにじませる。

 こうして「次」を競い合う岸田、石破両氏にとって、「最大のポイントは『首相のやめ方』」(自民長老)だ。永田町で岸田氏への禅譲説が消えないのは、「任期満了による本格総裁選になれば、現状では地方票で圧倒する石破氏が有利」(自民長老)との見方が多いからだ。

 だからこそ、安倍首相が東京五輪後の2020年秋に勇退して岸田氏を後継に指名すれば、「両院議員総会での議員投票(地方代表は47票のみ)で岸田氏が圧勝できる」(閣僚経験者)との筋書きが浮上し、石破氏が「党員党友の意思を無視する」と反発するのだ。

 もちろん、今回の桜を見る会騒動をみても「政界の一寸先は闇」だ。禅譲説につながる首相の五輪花道論と並行して、「トランプ大統領が再選すれば、首相の4選が現実味を帯びる」(細田派幹部)との臆測も飛び交う。そうした中で、岸田、石破両氏が今後、次を見据えて党内での足場をどのように固めていくのかが、年末以降のポスト安倍政局の最大のカギとなりそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

3962チバQ:2019/12/02(月) 13:24:12
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191202-00000050-kyodonews-soci
渡辺防衛政務官、公選法抵触の恐れ
12/2(月) 11:02配信共同通信
 渡辺孝一防衛政務官が代表を務める自民党支部が、支持者が参加したバスツアーの不足分を支払っていたことが2日、2018年分の政治資金収支報告書で分かった。選挙区の有権者への寄付を禁じた公職選挙法に抵触する恐れがある。

3963チバQ:2019/12/09(月) 20:47:25
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191208-00010005-jij-pol
【点描・永田町】「次」狙う岸田氏が“変身”に躍起
12/8(日) 19:04配信時事通信
【点描・永田町】「次」狙う岸田氏が“変身”に躍起
地方政調会で憲法改正について語る自民党の岸田文雄政調会長=2日、福島県郡山市
政治ジャーナリスト・泉 宏
 「桜を見る会」での私物化批判で安倍1強政権の動揺が目立つ中、ポスト安倍を目指す岸田文雄政調会長が“変身”に躍起となっている。

【図解】「ポスト安倍」の顔触れ

 「リベラルの砦(とりで)」とされてきた宏池会(岸田派)の領袖(りょうしゅう)なのに、首相が悲願とする憲法改正を党三役として積極的に後押ししているからだ。

 決断・行動力不足との批判払拭(ふっしょく)の思惑もあるが、党内の反応はいまひとつで、国民の期待度上昇にも結び付いていない。

 9月の党役員人事で政調会長続投となった岸田氏は、憲法改正実現に向けての地方政調会実施を決め、地元広島など3県で開催して憲法9条への自衛隊明記を軸とする4項目の改憲案を掲げて「時代背景に合った憲法をつくる必要がある」と訴えた。

 地方政調会は岸田氏が2年前の政調会長就任後にスタートさせたもので、憲法改正の早期実現に向け世論喚起を図るのが目的だ。

【点描・永田町】「次」狙う岸田氏が“変身”に躍起
憲法改正をテーマにした自民党岸田派の若手向け勉強会で、講師を務める同派名誉会長の古賀誠元幹事長(中央)=11月13日、東京・永田町
 岸田氏は、護憲派が多いとされる岸田派でも憲法改正勉強会を開催することで、イメージチェンジに腐心している。

 国会での改憲論議が一向に本格化せず、安倍晋三首相の目指す任期内改憲実現が困難視される中、「改憲実現は岸田政権で」(岸田派若手)とアピールすることで、ポスト安倍レースで優位に立とうとする狙いもあり、後継者として岸田氏への期待をにじませる首相も、岸田氏の変身を評価しているとされる。

 前回総裁選で首相の意向を拒めず、周囲の期待も裏切る形で「出馬辞退」を決めた岸田氏。その際の優柔不断ぶりが「闘わない男」と批判され、世論調査での「次期首相候補ランキング」でも、ライバルの石破茂元幹事長に大きく差をつけられ、下位低迷の状況が続いている。

 「いい人」という定評がかえって存在感の薄さとなり、「どうでもいい人」(自民幹部)と揶揄(やゆ)されているのが実態だ。

【点描・永田町】「次」狙う岸田氏が“変身”に躍起
自民党岸田派の政治資金パーティーで、乾杯する岸田文雄政調会長(前列右)ら=5月15日、東京都港区
“2番手人生”からの脱却がカギ
 首相は9月の内閣・党人事で、岸田氏を二階俊博幹事長の後任に起用することを模索したが、内閣の要役の菅義偉氏が「政権が弱体化する」と首相に強く進言、二階氏続投が決まったとされる。

 党内では「岸田幹事長なら、一気にポスト安倍の最有力候補になるとみて、菅、二階両氏が連携して阻止した」(二階派幹部)との見方が多い。

 岸田氏自身も幹事長就任に意欲を見せていただけに、政調会長続投には岸田派内にも失望感が広がった。だからこそ岸田氏は憲法改正に積極的に協力することで首相の期待に応え、存在感を示そうとしているのだ。

 岸田氏は、最近の月刊誌のインタビューで「次は立つ」「禅譲は有り得ず、総裁選で堂々と戦う」と明言した。

 ただ、国会議員票と党員・党友票が半々となる本格総裁選となれば、「現状では党員票で石破氏にダブルスコアで負ける」(自民長老)との見方が少なくない。このため「首相勇退による禅譲しか岸田氏にはチャンスがない」(自民幹部)との声も出る。

 確かに、首相が任期途中で退陣すれば、両院議員総会での国会議員投票(地方代表は47人)で新総裁が決まる可能性があり、その場合は、首相ら石破氏を嫌う多くの党実力者の支持が見込める岸田氏が、相対的に優位に立つとみられている。

 だからこそ、石破氏が「自民党を支えるのは党員党友。総理総裁を選ぶ権利を奪ってはいけない」とけん制するのだ。

 人事などでの「首相らによる露骨な石破外し」(石破派幹部)もあって、党内では石破氏の孤立化が際立つだけに、総裁選での派閥単位の多数派工作では岸田氏が有利とされる。

 しかし、安倍1強が崩れた状態での総裁選となれば、国民的支持が低迷する岸田氏の不利は否めない。

 それだけに「『俺が俺がを嫌う』ことによる地味な“2番手人生”」(自民幹部)からの脱却が、当面の課題となりそうだ。

(時事通信社「地方行政」12月2日号より)

3964チバQ:2019/12/09(月) 21:51:23
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20191209k0000m040217000c.html
秋元衆院議員、元秘書周辺を捜索 任意で事情聴く 東京地検
2019/12/09 20:58毎日新聞

秋元衆院議員、元秘書周辺を捜索 任意で事情聴く 東京地検

秋元司衆院議員

(毎日新聞)

 国土交通省などで副大臣を務めた自民党の秋元司衆院議員(48)=東京15区=の元政策秘書の関係先に、東京地検特捜部が外為法違反容疑で家宅捜索に入っていたことが判明した。元政策秘書は秋元氏周辺の資金の流れなどを把握していたといい、特捜部は元政策秘書から任意で事情を聴いている模様だ。

 家宅捜索は7日に始まり、8日未明まで続いたという。

 元政策秘書は2000年代前半に小林興起・元衆院議員の秘書を秋元氏とともに務めた。08年ごろに秋元氏の公設秘書となり、16年ごろには政策秘書となった。昨年秋ごろに病気を理由に退職したが、それまでは企業からの陳情などの対外的な対応を事務所内で一手に引き受け、「秋元氏の右腕」(秋元氏の元秘書)と評されていた。

 関係者への取材や法人登記簿によると、元政策秘書は、秋元氏が落選中だった11年に芸能タレントの育成などを目的にした会社を東京都内に設立し、17年まで代表を務めた。その後に代表は秋元氏の別の元秘書に交代したが、秋元氏自身も一時、顧問を務めていた。

 秋元氏は04年の参院選に比例代表で出馬し、全国で2番目に多い票を集めて初当選した。再選を目指した10年の参院選で落選したが、12年の衆院選で比例復活して国政に復帰した。17年10月の衆院選で3選を果たし、環境省や内閣府の副大臣も務めた。現在は党の国会対策副委員長。

 ◇秋元氏「やましい資金の移動はない」

 秋元氏は9日、報道陣の取材に「捜索の事実関係は確認できていない。顧問を務めていた会社にやましい資金の移動はない。(そのほかの不正に携わったことも)ない。(元政策秘書と最後に連絡を取ったのは)今年の夏ごろ」と話した。【遠山和宏、金寿英、志村一也】

3965 チバQ:2019/12/11(水) 12:09:06
721 名無しさん sage 2019/12/11(水) 10:06:43
無所属・井出庸生氏が自民入りへ 「考えた上での結論」
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019121101000945.html
無所属の井出庸生衆院議員(長野3区)が自民党入りする意向を同党幹部に伝えていたことが11日、分かった。
自民党側は近く入党手続きを始める見通しだ。
井出氏は取材に対し「支援者から自民党入りを望む声があった。長く考えてきた上での結論だ」と述べた。

関係者によると、井出氏は10日に自民党の下村博文選対委員長ら党幹部と面会し、入党の希望を伝えた。
下村氏は「ぜひ一緒に活動したい」と話し、歓迎する意向を示したという。

井出氏は当選3回。旧新党さきがけの井出正一元厚相のおいで、NHK記者を経て2012年の衆院選に旧みんなの党から初当選した。

3966チバQ:2019/12/12(木) 22:21:07
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191212-00000014-jij-pol
麻生氏「首相4選」が波紋 岸田・石破派が不快感 自民
12/12(木) 7:11配信時事通信
麻生氏「首相4選」が波紋 岸田・石破派が不快感 自民
首相官邸に入る安倍晋三首相=11日午前、東京・永田町
 麻生太郎副総理兼財務相が安倍晋三首相の自民党総裁連続4選を後押しする考えを示し、党内で波紋を広げている。

【図解】内閣支持率の推移

 「ポスト安倍」を狙う岸田文雄政調会長と石破茂元幹事長がそれぞれ率いる派閥から不快感が示され、4選論にいち早く言及した二階俊博幹事長の周辺からは麻生氏主導の流れが生まれないようけん制する声が上がった。

 総裁任期は1期3年、連続3期まで。首相は2021年9月に任期切れを迎えるが、自らは4選を再三否定。残り2年弱で悲願の憲法改正を実現するのは困難との見方が広がる。こうした中、麻生氏は10日発売の月刊誌「文芸春秋」で、改憲を果たすには「総裁4選も辞さない覚悟が求められる」と強調した。

 これに対し、岸田派中堅は「麻生氏が影響力を保ちたいだけだ。老害だ」と批判した。岸田派は首相からの事実上の禅譲を期待しており、4選が現実味を帯びると基本戦略が狂う。

 首相と距離を置く石破派は4選支持の広がりを警戒する。同派中堅は「『桜を見る会』問題で長期政権はどうなのかとこれだけ言われているタイミングなのに」とくぎを刺した。

 4選論は二階氏がかねて繰り返し触れている。二階派の河村建夫元官房長官は11日の講演で「(来年11月の)米大統領選でトランプ氏が再選されるかどうかで雰囲気は変わる。再選すれば、大統領とさし(二人だけ)で話せる首相を代えるのはなかなか難しい」と指摘。同時に別の二階派幹部は、麻生氏発言を「幹事長の二番煎じだ。最初に言うから価値がある」と冷笑してみせた。

3967チバQ:2019/12/17(火) 19:31:55
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019121600818&g=pol
「ポスト安倍」揺れる谷垣G 埋没懸念、独自擁立論も―自民
2019年12月17日07時07分

自民党旧谷垣グループ「有隣会」の緊急総会に出席する(左から)新代表世話人の遠藤利明元五輪担当相、谷垣禎一前幹事長、代表世話人を退任する逢沢一郎元外務副大臣、筆頭の代表世話人になった中谷元・元防衛相=11月27日、東京都港区
自民党旧谷垣グループ「有隣会」の緊急総会に出席する(左から)新代表世話人の遠藤利明元五輪担当相、谷垣禎一前幹事長、代表世話人を退任する逢沢一郎元外務副大臣、筆頭の代表世話人になった中谷元・元防衛相=11月27日、東京都港区

 新たな幹部人事を決めた自民党の旧谷垣グループ(有隣会、24人)が「ポスト安倍」に向けた戦略で揺れている。池田勇人元首相が結成した「宏池会」(現岸田派)の流れをくむことから、同派会長の岸田文雄政調会長との協調を求める声がある。一方、埋没への懸念から独自候補の擁立を訴える意見も出ており、意思統一が今後の課題となる。
【点描・永田町】「次」狙う岸田氏が“変身”に躍起

 有隣会は11月27日の緊急総会で幹部人事を改め、中谷元・元防衛相と遠藤利明元五輪担当相を代表世話人とする新体制で運営することを決めた。遠藤氏はこれまで党内の各派関係者との会合を重ねており、起用には次期総裁選をにらみ連携の幅を広げる「全方位外交」にシフトする狙いがある。
 有隣会は他派閥との掛け持ちを認めており、緊急総会では、かつて同会に籍を置いていた岸田派の三ツ矢憲生衆院議員の復帰も決まった。安倍晋三総裁の後継を狙う岸田氏は、有隣会の支持を取り付けたい考えで、同28日の派閥例会では「(有隣会へ)どんどん行ってください」と促し、有隣会に秋波を送った。
 岸田派と有隣会の若手は16日、東京都内で会食し意見交換。岸田氏も参加した。有隣会は岸田派と政策的に共通点が多く、同派との合流論も取り沙汰されている。ただ、岸田氏の発言には「懐柔されていると見られかねない」(有隣会幹部)との警戒感も広がり、岸田氏支持でまとまるかは見通せない。
 別の幹部は「自分たちから総裁候補を出す気概を持たなくてはいけない」として、派閥化して独自の総裁候補を担ぎ上げる可能性に言及する。もっとも、派閥になれば、他派と掛け持ちする議員や菅義偉官房長官に近い議員が有隣会から相次いで離脱する恐れもあり、具体化していない。
 有隣会は、安倍氏と石破茂元幹事長が争った2018年9月の前回総裁選では対応を一本化できなかった。同会幹部は「少なくとも7〜8割はまとまって動けるようにしたい」と話すが、次回も自主投票となれば会の存在意義が問われそうだ。

3968チバQ:2019/12/19(木) 18:23:00
732: チバQ :2019/12/19(木) 18:22:21
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20191219/KT191218ATI090040000.php
井出氏、自民に入党届 面会の二階幹事長が了承

自民党入りが了承され、記者会見する井出庸生氏=18日、衆院議員会館
自民党入りが了承され、記者会見する井出庸生氏=18日、衆院議員会館
 衆院3区選出で無所属の井出庸生氏(42)は18日、自民党本部で二階俊博幹事長と会い、入党届を提出した。二階氏は了承。近く正式決定する。3区支部長(次期衆院選立候補予定者)選任のための申請も下村博文選対委員長に提出。井出氏は「進めていただけると思う」と述べた。

 井出氏は、後藤茂之県連会長(衆院4区)や萩原清県連幹事長(県議)と共に二階氏と面会。後藤氏らによると、二階氏は入党届の紹介者欄に署名し「(井出氏の祖父で元官房長官の)井出一太郎さんに世話になった。若いのだから思い切ってやれ」などと声を掛けた。

 面会後、井出氏は衆院議員会館で記者会見し「将来の日本、地域にもっと役立てる政治家になるため」と自民入りの理由を説明。2017年衆院選で旧希望の党から出馬した経緯などを念頭に「ご一緒することができなくなる方々に対し、この場を借りておわび申し上げたい」と頭を下げた。所属先の派閥については「そう遠くないうちに結論を出したい」とした。

 一方、衆院比例北陸信越元職で3区支部長だった木内均氏(55)は18日、井出氏の入党が了承されたことについて「コメントする立場にない」とした。今後について「今までの佐久市議、県議、衆院議員の経験を生かして地域に貢献していく気持ちに変わりない。政治活動は続ける」と述べた。

(12月19日)

https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20191211/KT191210ATI090007000.php
井出氏、自民入りへ 衆院3区の構図に影響


 衆院長野3区選出で無所属の井出庸生氏(42)が10日、自民党入りの意向を同党幹部に伝えた。自民側は今後、手続きを経て入党を認める見通し。井出氏は信濃毎日新聞の取材に「熟慮を重ねた上での気持ちだ」と述べた。近く正式に記者会見するとみられる。

 2012年衆院選3区に旧みんなの党から出馬し、比例復活で初当選。同党や維新の党など「第三極政党」を経て、民主党の流れをくむ旧民進党に属した時期があった。政権与党入りは従来の政治姿勢を変えることになる。次期衆院選3区の構図や県内政界にも大きく影響する。

 井出氏は同日、自民党県連の後藤茂之会長(衆院4区)にも入党の意向を伝えた。後藤氏は「有為な政治家の申し入れ。丁寧に検討する」とした。

 井出氏は当選3回。2017年の前回衆院選では旧希望の党から出馬し、自民候補らに5万票を超える差をつけた。その後、旧民進党と合流した国民民主党に参加せず、無所属となった。今年1月には野田佳彦前首相らと無所属議員による衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」(社保)を結成したが、9月の社保を含む野党会派の合流には加わらず、政党、会派とも無所属で活動していた。

 県内では旧民進系政治団体「新政信州」に18年10月の結成当初から参加。今夏の参院選では野党統一候補を支援したが、その後、脱退の意向を示していた。

 次期衆院選を見据え、年明けの通常国会から与野党の争いが本格化する。その直前での井出氏の自民入りは、中央の与野党の勢力争いにも影響する可能性がある。

(12月11日)

3969チバQ:2019/12/19(木) 22:20:30
>>3964https://www.jiji.com/jc/article?k=2019121900417&g=soc
秋元議員事務所を捜索 中国企業の外為法違反―IR関連捜査・東京地検
2019年12月19日12時32分


東京地検特捜部の捜索を受けている秋元司衆院議員の地元事務所=19日午前、東京都江東区
東京地検特捜部の捜索を受けている秋元司衆院議員の地元事務所=19日午前、東京都江東区

 日本での統合型リゾート(IR)事業進出を計画していた中国企業が不正に現金を国内に持ち込んだ疑いがある外為法違反事件で、東京地検特捜部は19日、IR担当の内閣府副大臣だった秋元司衆院議員(48)=自民、東京15区=の地元事務所などを家宅捜索した。
 特捜部は既に、秋元議員の元政策秘書と元私設秘書の自宅などを関係先として捜索しており、事務所の捜索で押収した資料と合わせて精査し、持ち込まれた現金とIR事業との関連について捜査を進める。
 捜索を受けたのは、東京都江東区の地元事務所と千代田区の議員会館事務所。地元事務所はシャッターが下ろされ、入り口のガラスのドアも特捜部係官が張ったとみられる白い布で覆われており、中の様子をうかがい知ることはできなかった。議員会館の事務所では、関係者とみられる人の出入りはあったが、問い掛けに何も答えなかった。
 秋元議員は2017年8月、那覇市であったIR関連シンポジウムで、中国企業の最高経営責任者(CEO)と共に講演。特捜部は秋元議員から任意で事情を聴き、中国企業との関係などについて説明を求めたが、議員は不正への関与を否定したとみられる。
 関係者によると、不正に現金を持ち込んだとみられているのは、中国企業が17年7月に東京都内に設立した日本法人の元役員で、国内に数百万円を持ち込んだ際、事前に必要な税関への届け出をしなかった疑いが持たれている。
https://www.sankei.com/affairs/news/191219/afr1912190003-n1.html
秋元議員の事務所捜索 東京地検特捜部
2019.12.19 10:26社会事件・疑惑
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秋元司衆院議員の事務所前に集まった報道陣=19日午前、東京都江東区
秋元司衆院議員の事務所前に集まった報道陣=19日午前、東京都江東区
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 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)への日本参入を目指していた中国企業の元役員が多額の現金を無届けで国内に持ち込んだ疑いがある外為法違反事件に絡み、東京地検特捜部は19日、自民党の秋元司衆院議員(48)=東京15区=の地元事務所を家宅捜索した。特捜部は元政策秘書らの自宅も関係先として既に家宅捜索。IR担当の内閣府副大臣だった秋元氏と中国企業の関係などについて実態解明を進める。

 家宅捜索を受けたのは、東京都江東区にある秋元氏の地元事務所。特捜部は、IRへの参入を目指していた中国企業の元役員が現金数百万円を無届けで国内に持ち込んだとされる外為法違反事件について捜査を進めており、秋元氏側の関与について実態を解明するには強制捜査が必要と判断したもようだ。

 中国企業は深●(=土へんに川)に本社を置き、インターネットゲーム事業などを展開。平成29年8月に那覇市で開いたシンポジウムでIR進出を検討していることを表明し、秋元氏はこのシンポジウムで基調講演を行った。30年1月には北海道留寿都(るすつ)村でのIR計画に投資を検討していることも明らかになった。

 特捜部は今月7〜8日、秋元氏の元政策秘書と元私設秘書の自宅などを家宅捜索。北海道庁などに関連資料の提出を求めるなどし、秋元氏自身への任意での事情聴取も始めていた。

 秋元氏は9日、報道陣に「私自身が不正にかかわったことは一切ない」と説明。特捜部にも不正への関与を否定したとみられる。

 秋元氏は28年の臨時国会で衆院内閣委員長としてIR推進法の成立に関わったほか、29年8月から今年9月まで内閣府副大臣を務め、昨年10月まではIRを担当していた。

3970名無しさん:2019/12/19(木) 22:20:54
https://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/717891.html
望月義夫元環境相死去 72歳 衆院8期、中部横断道など尽力
(2019/12/19 15:00)
 静岡4区選出の自民党衆院議員で環境相、衆院災害対策特別委員長などを務めた望月義夫(もちづき・よしお)氏が19日午前7時5分、肝不全のため静岡市清水区で死去した。72歳。静岡市清水区出身。自宅は静岡市清水区矢倉町5の8。葬儀・告別式の日程、場所は未定。
 1970年、中央大法卒。旧清水市議を経て91年から県議を2期務めた。96年の衆院選に静岡4区から無所属で出馬して初当選後、自民党入りした。現在8期目。2001年の第2次森内閣で初代外務大臣政務官に就くと、ハワイ沖で愛媛県立宇和島水産高の実習船「えひめ丸」が米原子力潜水艦に衝突され、9人が死亡した事故で、現地対策本部責任者として情報収集や米政府との交渉に奔走した。06年の第1次安倍内閣では国土交通副大臣として、中部横断自動車道の早期開通に注力した。
 09年の総選挙で敗れたものの、11年に大村秀章衆院議員=当時、現愛知県知事=の辞職に伴い、比例東海ブロックで繰り上げ当選。14年の第2次安倍改造内閣で環境相・原子力防災担当相として初入閣すると、富士山の環境保全や東京電力福島第1原発事故後の復興対策に献身した。
 17年からは災害対策特別委員長として防災対策の強化を推進。阪神淡路大震災の被災者に貸し付けた災害援護資金の返済免除対象を低所得者らに広げる改正災害弔慰金法の法案提出者となり、19年5月の成立に尽力した。
 地元の発展にも力を入れ、清水港や静岡空港の整備、振興に貢献した。自民党では岸田派(宏池会)に所属し、派閥のとりまとめ役である事務総長として岸田文雄政調会長を支えた。
 19年秋からは病気療養のため、国会欠席が続いていた。

 ■2020年4月26日補選の見通し 衆院静岡4区
 公選法によると、3月15日までに衆院選挙区の欠員が生じた場合、4月の第4日曜日に補選を行うと定められている。このため、望月氏の死去による衆院静岡4区の補選は来年4月26日に行われる見通し。

3971とはずがたり:2019/12/23(月) 15:50:41

二階幹事長がついに見限った? 安倍首相“口撃”2連発の真意
公開日:2019/11/27 14:50 更新日:2019/11/27 14:50
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265355

 今ごろ、安倍首相は疑心を深めているに違いない。自民党最大の実力者・二階俊博幹事長が、安倍首相を直撃する発言を連発したからだ。二階氏は26日、記者会見でこう発言した。


 まず、安倍政権が「桜を見る会」の招待者名簿を廃棄したことについて、「のちのちの記録、来年の参考にもなるから、いちいち破棄する必要はない」と安倍政権の対応に苦言を呈し、さらに安定的な皇位継承に関して、「男女平等、民主主義社会であることを念頭に考えていけば、おのずと結論は出ると思う」と、女性天皇を容認してみせた。

 いずれも、大多数の国民が納得する指摘だが、名簿の廃棄を「問題ない」と強弁し、女性天皇を否定している安倍首相からしたら、真っ向から異論を突きつけられた格好である。

 もともと、安倍首相と二階氏の関係は、決してよくない。9月の改造人事の時、安倍首相が幹事長から外そうとし、2人の間に亀裂が走ったとみられている。

二階発言の狙いは、どこにあるのか。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏はこう言う。


「ズバリ、安倍首相の命運は俺が握っている、という二階さんの脅しでしょう。ただでさえ、“桜を見る会”の疑惑が拡大し、内閣支持率が急落し、安倍1強だった党内の空気も変わりつつある。安倍首相は、“二階発言の意図はなにか”と疑心暗鬼になっているはずです」

 実際、自民党の国会運営次第では、安倍首相はどんどん窮地に追い詰められていく。

 しかも、二階氏は、派閥領袖と会食を重ねるなど、“ポスト安倍”選びに動きだしている。

「安倍首相にとって、二階幹事長の存在が脅威なのは間違いないでしょう。二階幹事長の強みは、“ポスト安倍”に浮上している菅義偉官房長官と近いことです。いずれ、二階派と菅グループを合併させて最大派閥を結成するのではないか、という臆測も流れている。もし、二階―菅の2人がタッグを組んで“ポスト安倍”に動き始めたら、安倍政権はあっと言う間に崩壊しかねません」(鈴木哲夫氏)

 二階氏は変幻自在だけに発言の真意が測りづらい。安倍首相は気が気じゃないはずだ。

3972とはずがたり:2019/12/23(月) 15:51:23
記者に激高…二階幹事長「秋元カジノ疑惑」に怒り大爆発
公開日:2019/12/23 14:50 更新日:2019/12/23 14:50
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266639

 あの怒り方はタダごとじゃない。自民党の二階俊博幹事長が20日、台風19号の被害を受けた栃木県内を視察。報道陣へのぶら下がりで、東京地検特捜部から任意聴取された秋元司衆院議員について聞かれると、突然激高。色をなして記者を罵倒したのだ。テレビ東京が報じた動画がSNSで広がり、物議を醸している。

 質問され憮然とした表情を浮かべた二階幹事長は、指で記者を小突きながら「キミは大事な仕事としてオレに聞いてるんだろうけど、今そんなことの説明に来たんじゃないじゃないか、オマエ。場所を考えて言え!」とブチ切れ。「東京地検がすった転んだって、そんなことをオレが知るかい!」「ここには災害のことで来てんだもん」と怒りが収まらず、さらに記者を指さし、「キミは得意になってるけど、そんなバカなことあるかい!」と切れながら立ち去っていったのだった。

 べらんめえ口調で「オマエ」と何度も繰り返す様子に、SNSでは、〈みっともないクソジジイ〉〈情けないというか呆れるというか。どうしようもないね〉〈この件に触れられたくないんだな〉といった声があふれている。

 秋元議員への捜査で、カジノを含むIR事業はイメージがガタ落ち。二階幹事長も地元・和歌山での設置を前向きに推進してきただけに、今回の一件でミソがついたことに怒り心頭なのは間違いあるまい。さらに、別の原因もありそうだ。ある二階派関係者はこう言う。

「正直、二階さんの怒り方には驚きました。公の場で声を荒らげることはまずありませんから、相当な怒りだったのでしょう。秋元さんが二階派所属ということも影響していると思います。これまで二階派所属の大臣や議員が次々に不祥事を起こしていますからね……。党内で『また二階派議員か』と受け止められるのは必至です」

 確かに二階派は“ポンコツ”だらけだ。失言連発だった桜田義孝元五輪相に、有権者へのカレンダー配布問題などで大揺れだった片山さつき元地方創生相。準強制性交などの疑いで書類送検され辞職した田畑毅元衆院議員も二階派だった。

 よくぞこれだけ二階派に集まったものだ。

3973チバQ:2019/12/25(水) 10:31:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191225-00000002-asahi-soci

秋元司衆院議員を逮捕へ IRめぐり数百万円収受の疑い


12/25(水) 5:00配信

朝日新聞デジタル







秋元司衆院議員を逮捕へ IRめぐり数百万円収受の疑い


東京地検前には多くの報道陣が集まった=2019年12月25日午前9時57分、東京都千代田区、林敏行撮影


 カジノを含む統合型リゾート(IR)をめぐり、自民党の秋元司衆院議員(48)=東京15区=が中国企業側から現金200万〜300万円を不正に受け取っていた疑いが強まったとして、東京地検特捜部は秋元氏を逮捕する方針を固めた。24日に逮捕状を請求しており、25日にも秋元氏を取り調べる。

 秋元氏は2017年8月から内閣府副大臣を務め、昨年10月まではIR担当だった。特捜部はこれまでにIR参入をめざしていた中国企業の日本法人と、秋元氏の議員会館の事務所や元秘書宅を捜索。押収した資料を分析するなどした結果、秋元氏が中国企業側に便宜を図る見返りに現金を受け取った疑いが浮上し、24日に逮捕状を請求した。

 秋元氏は朝日新聞の取材に対し、中国企業側からの現金などの利益供与については「100%ありません」と否定。「中国企業やその他のIR事業者に便宜を図ったことはない」と説明している。
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朝日新聞社

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191225-00000023-mai-soci

自民・秋元司衆院議員を逮捕へ 東京地検特捜部


12/25(水) 10:02配信

毎日新聞







自民・秋元司衆院議員を逮捕へ 東京地検特捜部


カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案が可決された衆院内閣委員会に出席した秋元司副国交相=国会内で2018年(平成30年)6月15日、川田雅浩撮影


 カジノを含む統合型リゾート(IR)事業を巡り、不正な現金の授受があった疑いが強まったとして、東京地検特捜部は25日、自民党の秋元司衆院議員(48)=東京15区=を逮捕する方針を固めた模様だ。

 特捜部は12月に入り、IR事業への参入を目指していた中国企業日本法人の元幹部が海外から現金数百万円以上を税関に申告せずに国内に持ち込んだ疑いが強まったとして、外為法違反容疑の関係先として、東京都千代田区の衆院議員会館の秋元氏の事務所や、元秘書の自宅などを家宅捜索した。

 特捜部は、現金が持ち込まれた経緯について、元秘書や秋元氏本人らから任意で事情聴取。さらに観光政策を所管する国土交通省やIRを担当する観光庁、北海道、北海道留寿都村から、IRや中国企業などに関係する資料の提供も受けている。副国交相を務めた時期の秋元氏の公用車の日報なども提供されているという。秋元氏は取材に対し、不正に関わったことを否定していた。【遠山和宏、金寿英、志村一也】

 ◇カジノを含む統合型リゾート(IR)

 カジノを中核に国際会議場やホテル、劇場、商業施設などを一体化したリゾート。基本法となるIR整備推進法は2016年、野党が「審議が不十分」と反発するなか成立。18年7月には実施法が成立した。開設区域は最大3カ所で、さらなる増設の検討は最初の認定から7年後とされている。これまでに米国や香港などのIR運営会社が事業者として参入する意思を表明している。IRはIntegrated Resortの略。

3974チバQ:2019/12/25(水) 11:02:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191224-00000592-san-pol

細田派 下村氏らが「ポスト安倍」に自薦も支持広がらず 急務は「次の次」育成


12/24(火) 21:35配信

産経新聞







細田派 下村氏らが「ポスト安倍」に自薦も支持広がらず 急務は「次の次」育成


「ポスト安倍」を自薦する下村博文氏(右から2人目)と、細田派からまとまった支持を得たい岸田文雄氏(左から2人目)=春名中撮影


 「ポスト安倍」候補に乏しい自民党最大派閥の細田派(清和政策研究会、97人)で、下村博文選対委員長らが自薦の声を上げている。ただ、派内では「現実的ではない」と支持が広がる気配はない。次の総裁選で、細田派からまとまった支援を期待する岸田文雄政調会長らは気をもむが、派にとって次期首相候補の不在は求心力の低下に直結する。派の急務は「次の次」を担う人材の育成といえる。(石鍋圭)

 細田派では、「ポスト安倍」を自ら目指すと言及する議員が相次いでいる。安倍晋三首相の側近で知られる下村氏は10月、「チャンスがあれば頑張りたい。やりたいことを一番できるのは首相だ」と強調。首相が目をかける稲田朋美幹事長代行も11月のCS番組で「議員になったときから(首相を)狙っている」と重ねて意欲を示した。

 細田派幹部は「いろいろな声が上がるのは良いことだ。派閥の活性化につながる」と歓迎する。ただ、本人の意欲とは裏腹に、党全体でみれば、衆目の一致する総裁候補とはいえない。

 下村氏は党憲法改正推進本部長時代、野党の「職場放棄」発言が衆院憲法審査会の審議に影響を与えたことや、中堅や若手との関係が薄いことなどが懸念材料とされる。最近では、派内で懇談会を重ね求心力向上に腐心するが、ある若手議員は「いい人だが派はまとまらない」と厳しい。

 女性活躍の推進などで存在感を増す稲田氏も、陸上自衛隊の日報問題で防衛相を引責辞任した「失敗のイメージが根強い」(中堅)との声が上がる。

 100人に迫る細田派だが、もともと結束して行動するのは不得手な集団だ。同派出身の安倍首相自身、平成24年の総裁選では派重鎮らの反対を押し切って出馬し、町村信孝元官房長官との「派閥分裂選挙」を演じた。細田派の関係者は「次の総裁選は他派の候補を担ぎ、影響力を保つのがベストだが…」と漏らす。

 最大派閥の動向は、岸田氏ら他派の総裁候補の戦略にも影響する。岸田氏は首相と良好な関係を築いているが、仮に細田派が総裁候補を立てた場合、同派と自ら率いる岸田派(宏池会、46人)を合わせ、400人近い党所属国会議員の票固めを有利に進める戦略に狂いが生じかねない。

 岸田氏自身、産経新聞のインタビューで、細田派とは「個別に良い関係をつくる努力をしている」と語っており、首相の懐刀で知られる萩生田光一文部科学相らと会合を重ねている。

 とはいえ、細田派の中に有力な総裁候補がいなければ、他派に足元をみられ、求心力が生まれないのは明らかだ。派内には、萩生田氏のほか、実務能力に定評のある松野博一元文科相や西村康稔経済再生担当相らがいる。福田達夫元防衛政務官ら「次の次」を担う中堅らの育成も課題といえそうだ。

3975チバQ:2019/12/25(水) 14:38:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191225-00050099-yom-soci

秋元衆院議員、IR巡り収賄容疑…国会議員逮捕は10年ぶり


12/25(水) 11:44配信

読売新聞オンライン







秋元衆院議員、IR巡り収賄容疑…国会議員逮捕は10年ぶり


秋元司衆院議員


 カジノを含む日本の統合型リゾート(IR)事業への参入を目指していた中国企業側から現金300万円などの賄賂を受け取ったとして、東京地検特捜部は25日、内閣府のIR担当副大臣だった秋元司衆院議員(48)(自民、東京15区)を収賄容疑で逮捕した。現職国会議員の逮捕は、2010年1月の石川知裕・元衆院議員(46)(政治資金規正法違反で有罪確定)以来、約10年ぶり。

 特捜部は同日、中国企業「500.com」の日本法人元役員・鄭希(ていき)(37)と、いずれも500社顧問だった紺野昌彦(48)、仲里勝憲(47)の3容疑者を贈賄容疑で逮捕した。500社側による外国為替及び外国貿易法(外為法)違反事件は、IRを巡る汚職事件に発展した。

 秋元容疑者は25日朝、読売新聞の取材に「裏でお金をもらうことはなく、不正はしていない」と収賄容疑を改めて否定し、同日に投稿したツイッターでも不正への関与を否定した。一方、関係者によると、贈賄側の容疑者の一部は賄賂の提供を認めているという。特捜部は4人の認否を明らかにしていない。

 発表によると、秋元容疑者は内閣府副大臣などとしてIRを担当していた17年9月下旬、IR事業で有利な取り計らいを受けたいとの趣旨であることを知りながら、東京都内で鄭容疑者らから現金300万円を受け取った疑い。

 秋元容疑者は18年2月中旬、500社がIR参入の候補地としていた北海道留寿都(るすつ)村を家族で訪問し、村幹部らと会食するなどしていたが、この際、500社側が負担したとされる計約70万円相当の航空運賃や宿泊費なども逮捕容疑となっている。

 500社は深センに本社を置くオンラインゲーム会社で、17年7月に東京都内に日本法人を設立。翌月、那覇市でIR関連のシンポジウムを主催し、副大臣に就く直前の秋元容疑者もIRの展望などについて基調講演を行った。

 秋元容疑者はこのシンポジウムをきっかけに、500社の最高経営責任者(CEO)や鄭、紺野、仲里の3容疑者らと面識を持ったとされ、同年12月には、他の国会議員らを誘い、500社の本社を訪問していた。

 鄭、紺野の両容疑者は、外為法で定められた上限(100万円)を超える数百万円の現金を持ち込んだ疑いも持たれている。特捜部は持ち込んだ現金の一部が、秋元容疑者への資金提供に充てられた可能性があるとみている。

 特捜部は今月7〜8日、外為法違反事件の関係先として秋元容疑者の元秘書2人の自宅などを捜索。秋元容疑者を任意で事情聴取するとともに、19日に国会事務所などを捜索していた。

 秋元容疑者は2004年の参院選で初当選。10年の参院選で落選したが、12年の衆院選で国政に復帰し、現在、衆院3期目。

3976チバQ:2019/12/26(木) 11:21:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191225-00000046-asahi-soci
自民の白須賀衆院議員事務所を捜索 IR汚職巡り特捜部
12/25(水) 19:51配信朝日新聞デジタル
自民の白須賀衆院議員事務所を捜索 IR汚職巡り特捜部
白須賀貴樹・衆院議員
 カジノを含む統合型リゾート(IR)をめぐり、自民党を離党した衆院議員、秋元司容疑者(48)=東京15区=が収賄容疑で逮捕された事件に絡み、東京地検特捜部は25日、関係先として同党の衆院議員、白須賀貴樹氏(44)=千葉13区=の千葉県印西市内の事務所に家宅捜索に入った。関係者への取材でわかった。

 白須賀氏は前文部科学政務官。秋元議員とともに2017年12月に贈賄側の中国企業の本社(広東省・深圳)を訪問していた。(福冨旅史)

3977チバQ:2019/12/26(木) 13:21:09
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191225-00000085-mai-soci
自民・勝沼元衆院議員の事務所捜索 秋元議員収賄事件に絡み 宮城・石巻
12/25(水) 22:32配信毎日新聞
自民・勝沼元衆院議員の事務所捜索 秋元議員収賄事件に絡み 宮城・石巻
勝沼栄明元衆院議員
 カジノを含む統合型リゾート(IR)事業を巡り、自民党衆院議員、秋元司容疑者(48)が逮捕された贈収賄事件に絡み、東京地検特捜部は25日、宮城県石巻市にある自民党の勝沼栄明元衆院議員(45)の事務所を家宅捜索した。


 事務所はJR石巻駅のそばにあり、捜索には地元の事務所関係者が立ち会ったとみられる。捜索後の事務所には職員の姿もなく、ひっそりとしていた。

 勝沼氏は横浜市出身。2012年衆院選で比例北海道ブロックから出馬し初当選した。14年衆院選では宮城5区から立候補し、現・立憲民主党国対委員長の安住淳氏に敗れたものの、比例復活で再選した。17年衆院選でも安住氏に敗れ落選した。【百武信幸】

3978チバQ:2019/12/26(木) 13:32:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191226-00000005-jij-pol
安倍政権に打撃 野党、カジノ見直しに照準 秋元議員逮捕
12/26(木) 7:07配信時事通信
安倍政権に打撃 野党、カジノ見直しに照準 秋元議員逮捕
秋元司衆院議員の逮捕を受け、取材に応じる自民党の二階俊博幹事長=25日午後、東京・永田町の同党本部
 カジノを含む統合型リゾート(IR)事業に絡み、秋元司衆院議員(自民党離党)が収賄容疑で逮捕された。

【図解】IRをめぐる事件の構図

 事件は政界へさらに広がる可能性もある。首相主催「桜を見る会」問題がくすぶる中、新たな火種が生まれた形で、安倍政権への打撃は必至。IRは政権の成長戦略の一環とあって、主要野党は「カジノ利権の闇」と位置付け、来年1月召集の通常国会で徹底追及する構えだ。

 自民党の二階俊博幹事長は25日、党本部で記者団に対し、自ら率いる二階派メンバーの秋元議員逮捕に「大変残念だ」と声を落とした。

 党関係者によると、秋元議員は逮捕直前の25日朝、党幹部に電話で「潔白なので最後まで戦う」と伝えた。この幹部は離党届を提出するよう促し、党紀委員会は同日付で了承した。早期に自民党とのつながりを断ち、批判をかわす狙いがあるとみられる。

 だが、「第2次安倍政権発足後初の国会議員の逮捕」(関係者)に、自民党内の危機感は強い。

 二階氏は政権への影響に関し「政権そのものが関与したわけではない。別問題だ」と否定したが、中堅議員は「内閣も党も支持率が下がる」と警戒。来年の衆院解散も取り沙汰される中、議員辞職を求める意見もある。

 政権が進めてきたカジノ整備には「停滞する可能性がある。世間の目は厳しい」(党関係者)と懸念の声が上がる。東京地検特捜部は自民党の白須賀貴樹衆院議員の事務所も家宅捜索。関係者によると、白須賀氏は周辺に「カネはもらっていない」と説明したが、党内には「深刻だ。こればかりは見ているしかない」(閣僚経験者)と動揺が広がる。

 立憲民主党など主要野党は25日、国対委員長会談を開催。これを受け、立憲の安住淳国対委員長は自民党に閉会中審査の実施を要求した。安住氏は記者団に「カジノは百害あって一利なしだ」と批判し、IR実施法廃止法案を通常国会に提出する方針を表明した。

 国民民主党の玉木雄一郎代表は記者会見で「事実なら議員辞職に値する」と指摘。共産党の小池晃書記局長は会見で「安倍晋三首相の責任が鋭く問われる。責任は重大だ」と訴えた。

3979チバQ:2019/12/31(火) 21:11:38
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191231-00023216-bunshun-pol
ポスト安倍に急浮上 河野太郎「河野家3代の悲願」天下取りの可能性は?
12/31(火) 6:00配信文春オンライン
ポスト安倍に急浮上 河野太郎「河野家3代の悲願」天下取りの可能性は?
河野太郎氏 ©文藝春秋
「ポスト安倍」人気急落 小泉進次郎は滝クリ結婚で何を失ったのか――「プリンスは必ず転落する」 から続く

【写真】この記事の写真を見る(4枚)

 あれは確か、河野太郎氏が小学6年生の時だったと思う。父親の洋平氏に誘われ、当時所有していた栃木県・那須の那須野牧場を訪ねた。洋平氏の家族も一緒で、長男の太郎氏もいた。夜、敷地内の別荘で次男の二郎君、長女の治子ちゃんも入ってトランプゲームに興じた。その際、太郎氏が私のカードの出し方にクレームを付け、「篠原のおじちゃん、それは……」と言い出した。「おじちゃんじゃないだろう。お兄ちゃんと呼べ」と言い返したのだが、彼の正義感の強さに感心したのを覚えている。

 その「太郎ちゃん」が第2次安倍政権で行革等担当相(国家公安委員長)、外相、防衛相と要職を重ね、ポスト安倍に急浮上している。

 今回の内閣改造で外相ポストは外れたものの、「(外交と)コインの表裏の関係にある」(河野氏)防衛相という重要ポストに横滑りした意味は小さくない。先に向けて足場を固めた形だ。

最大の後見人は菅義偉官房長官
 河野氏の最大の後見人になっているのが菅義偉官房長官だ。衆院議員当選同期で、選挙区も同じ神奈川ということもあり、2人の関係は親密。菅氏には初当選時から「同期からトップが出るとすればこの男以外にいない」との思いがあったようで、自民党が野党に転落した後の2009年の総裁選に河野氏が出馬した際、その背中を押している。

 2017年の第3次安倍第3次改造内閣の人事で河野氏を外相に推したのも菅氏だ。今度の防衛相起用も、菅氏の安倍晋三首相への働きかけによるところが大きい。そこには茂木敏充、加藤勝信、小泉進次郎氏らポスト安倍のライバルたちが主要閣僚や新閣僚に起用される中、閣外に去り、無役になれば、「ポスト安倍レースから脱落しかねない」との判断があったと聞いている。

一番の武器はTwitter?
 河野氏にはもう1人、後見役がいる。派閥(麻生派)のボスでもある麻生太郎副総理・財務相だ。麻生氏はもともと父親の洋平氏が作ったグループ(「大勇会」)に属し、洋平氏の薫陶を受けてきただけに、その息子の太郎氏を育てようとの“親心”が随所に感じられる。

 河野氏の一番の武器はその「発信力」だろう。ツイッターのフォロワーは122万人(2019年12月下旬現在)を超える。「物事を分かりやすく世の中に伝える」ことをモットーにしているだけのことはある。

 行革相時代に見せた「突破力」、外相時に発揮した「行動力」も売りだ。約2年間の外相在任中に訪れた国・地域は77(延べ123)にのぼり、外相としては過去最高だ。

 率直な物言い、毅然と言い放ち、自説を曲げない言動は誤解を生みやすく、時には物議を醸す。それでも菅氏はその胆力と「約束を守る」態度を高く評価する。菅氏によると、安倍首相もこの点を買っているという。

菅氏も認める河野太郎の難点とは
 英語力の高さも大きなアドバンテージだ。ジョージタウン大留学を通じて身に付けた語学力は外務省内でも「歴代の首相、外相の中でも1、2を争う」(幹部)との声がもっぱらだ。

 難点は根回しと気配りが欠けていることだ。この点は菅氏も認めている。

 防衛省という役所は北朝鮮のミサイル発射や災害などへの緊急対応が求められる“事件官庁”の性格を有し、「目配り気配り」が欠かせない組織だ。防衛相に就任してから外相時代に見せたエキセントリックなトゲトゲしい面がやや薄らぎ、ソフトになっている気もするが、防衛相ポストを通じてこの弱点をどう克服するか、河野氏の今後の課題であろう。

3980チバQ:2019/12/31(火) 21:12:00
「天下取り」は3代にわたる悲願
 河野家にとって「天下取り」は3代にわたる悲願だ。太郎氏の祖父の一郎氏も父親の洋平氏もあと一歩のところで及ばなかった。

 党人派の実力者だった一郎氏は当時抜群の国民的人気を博していたが、1964年のポスト池田争いで佐藤栄作氏に破れ、翌年急逝する。

 洋平氏も自民党総裁になりながら結局首相にはなれずじまいだった。

 最も首相に近付いたのが総裁時代の1995年夏の参院選直後。「自社さ」政権で首相を務めていた社会党の村山富市氏から禅譲を持ちかけられる。村山氏は参院選で社会党が惨敗したことで、すっかり政権担当意欲を失っていた。

 ところが洋平氏はこれを断る。参院選で自民党が振るわなかった状況下、申し出を受けると党内がもたないとの判断に加え、選挙中に愛妻(武子夫人)を失った悲しみの中、もう一つ気合が入らなかったことも影響していたように思う。

 同年秋の総裁選で再選に挑もうとするも、出馬断念に追い込まれ、かつての盟友橋本龍太郎氏が総裁の座に就く。

 以来、チャンスは巡って来ず、「総理になれなかった唯一の総裁」という不名誉なレッテルを貼られてしまう。もっともその後谷垣禎一氏が同じ運命を辿ったことから、「唯一」は消えたが。

 太郎氏が洋平氏に生体肝移植で肝臓を提供したように、河野家の結び付きの強さはつとに知られている。それだけに太郎氏に対する祖父と父が成就できなかった「天下取り」の期待は大きい。

「時代が河野太郎を求めるかどうか」
 かつてテレビ番組のキャスターを務めていた際、太郎氏の追っかけ取材をしたことがある。秘書も連れず、自分でマイクと幟を持ち、駅頭で演説する姿を見て新鮮さを覚えつつ、「こんなことをしていて永田町でのしていけるのか」と不安を持った記憶がある。本人はずっと総理・総裁への望みを持ち続けていたようで、最近では次期総裁選への出馬意欲を隠そうとしないが、正直私自身、ここまで台頭してくるとは思わなかった。

 後は自身も言うように、「その時の時代が河野太郎を求めるかどうか」だ。英国のチャーチルや小泉純一郎元首相が時代を味方につけ登場したように。全ては時代の“気分”にかかっている。

※100のテーマに100の解答。就活生、ビジネスマンの基礎教養にも!『 文藝春秋オピニオン 2020年の論点100 』発売中です。

篠原 文也/文春ムック 文藝春秋オピニオン 2020年の論点100

3981チバQ:2019/12/31(火) 23:19:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191231-00000558-san-pol
自民岸田派事務総長に根本氏有力 望月氏の後任
12/31(火) 23:13配信産経新聞
自民岸田派事務総長に根本氏有力 望月氏の後任
根本匠氏
 自民党岸田派(宏池会)の事務総長を務めた望月義夫元環境相の死去に伴い、後任として、同派筆頭副会長の根本匠前厚生労働相が兼務する案が有力となったことが31日、分かった。

 同派率いる岸田文雄政調会長が出馬を明言している次期総裁選を制するには、安倍晋三首相の出身派閥で党内最大の細田派(清和政策研究会)の協力は不可欠で、首相や岸田氏と衆院当選同期で関係が良好な根本氏が適任との見方が強まっている。

 根本氏は復興相や厚労相を歴任し、安倍政権を支えたほか、党憲法改正推進本部事務総長として平成30年3月、自衛隊明記など4項目の党改憲案をまとめた。令和元年9月の党役員人事で同本部事務総長に再任され、首相が宿願とする改憲に尽力している。一方、政界引退後も岸田派に影響力を持ち、首相とは距離を置く古賀誠名誉会長とも関係がよい。

 岸田氏は次期総裁選で首相からの禅譲を念頭に置いている。根本氏を事務総長に据えることで派内をまとめつつ、首相との良好な関係も維持できるメリットがある。

3982チバQ:2020/01/01(水) 19:38:45
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/379365?rct=n_politics
「ポスト安倍」争い低調 岸田氏「地味」、石破氏「孤立」 菅氏、小泉氏勢い欠く/続投望む声も
2019/12/29 05:00
 安倍晋三首相の自民党総裁任期満了を2021年9月に控え、20年は「ポスト安倍」争いが本格化する。次の総裁選には岸田文雄政調会長と石破茂元幹事長が立候補する構えで、菅義偉官房長官や小泉進次郎環境相の名前も取り沙汰されるが、どの候補も決め手を欠く。首相の続投を求める声も根強い。

 首相は27日収録のBS番組で、党則改正が必要な総裁4選を改めて否定。後継に岸田氏、茂木敏充外相、菅氏、加藤勝信厚生労働相を順に挙げた。
 とりわけ「べた褒め」だったのは岸田氏だ。「外相として相当経験を積んだ。誠実で相手を尊重するので、あの人といると居心地がいいと感じる人が大変多い。(英国の)ジョンソン首相も、会うといつも『フミオは元気か』と言う」

 党内リベラル派の名門・宏池会(岸田派)の領袖(りょうしゅう)。当選同期の首相と気脈が通じ、第2次安倍政権発足と同時に外相に起用された。10月発売の月刊誌インタビューでは「安倍首相の時代が終わった後、挑戦したい」と宣言。首相が目指す憲法改正の旗振り役も務め、「禅譲」狙いとささやかれる。

 ネックは、地味なキャラクター。報道各社の「次の首相」を問う世論調査で低迷し、「選挙の顔」として不安視する声がある。昨年の総裁選では首相との対峙(たいじ)を避け、押し出しの弱さを印象づけた。岸田派名誉会長の古賀誠元幹事長でさえ「安倍さんが禅譲して岸田さんだと言っても、ツクシの坊やでポキッと折れたら何もない」と話す。

 世論調査で軒並みトップなのが、石破氏だ。総裁選に3度挑み、昨年は首相との一騎打ちで党員票の45%を得た。首相に批判的な言動を繰り返し、「桜を見る会」を巡る疑惑でも説明責任を果たすよう要求。内閣支持率が下がる中、相対的に存在感を増す。

 ただ、率いる石破派は19人の小所帯で、「党内野党」的なスタンスが孤立をより深める。加えて党則は「総裁が任期中に欠けた場合」に、両院議員総会で後任を選ぶことができると定めている。

 首相が任期途中で退陣し、総裁選を国会議員のみの投票で行えば、世論頼みの石破氏は不利になる。「緊急事態だから党員投票をスキップしようというのはおかしくないか」。11月、石破氏は民放テレビ番組でこうくぎを刺した。

 菅氏は浮沈の1年だった。新元号の発表で「令和おじさん」として知名度を上げたが、臨時国会で側近の2閣僚が「政治とカネ」に絡み辞任。「桜」疑惑でも政府のスポークスマンとして説明が二転三転し、「首相の座は、ちょっと厳しくなった」(菅氏周辺)との見方も出ている。

 小泉氏も勢いは頭打ちだ。8月の官邸での結婚発表で話題を振りまき、閣僚に抜てきされたが、気候変動問題に「セクシーに取り組む」との発言が物議を醸し、言動を自重気味。最近は週刊誌で政治資金などの疑惑も報じられた。

 09年の総裁選に出馬し、「毎回チャンスがあれば出ようと思っている」と公言する河野太郎防衛相は、所属する麻生派の支援もままならない。小泉、河野両氏は、関係が近い菅氏の支援を得られるかが鍵になる。

 「首相が本気で憲法改正をやるなら、総裁4選も辞さない覚悟が求められる」。麻生太郎副総理は10日発売の月刊誌のインタビューで明言。二階俊博幹事長も「安倍さんの後は安倍さん」と重ねて主張する。来年の米大統領選でトランプ氏が再選した場合、渡り合えるのは首相だけだとして4選論が強まる可能性がある。

 一方で麻生氏は岸田氏とも関係が良好で、二階氏は菅氏と距離を縮める。官邸関係者は「首相はこのままなら党内の空気が4選に向くと思っているが、今はその気はない。狙うのはキングメーカーだ」と話し、党内力学の変化を注視する。(佐藤陽介)

3983チバQ:2020/01/05(日) 11:06:50
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200104-00000032-asahi-soci
自民4議員が現金受領を否定 IR汚職巡り5人任意聴取
1/4(土) 20:40配信朝日新聞デジタル
自民4議員が現金受領を否定 IR汚職巡り5人任意聴取
IR事業参入をめぐる中国企業の「政界工作」
 カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐり衆院議員の秋元司容疑者(48)が逮捕された汚職事件で、贈賄側とされる中国企業側が現金を配ったと供述した国会議員5人のうち、自民党の4人が4日までに記者会見を開くなどして現金の受領を否定した。東京地検特捜部が5人から任意で事情聴取していたことも判明。実際に現金を受け取ったかどうかなどについて慎重に調べている。

 5人中4人は自民党の衆院議員で、前防衛相の岩屋毅氏(62)=大分3区=、中村裕之氏(58)=北海道4区=、法務政務官の宮崎政久氏(54)=比例九州=、船橋利実氏(59)=比例北海道。もう1人は日本維新の会の議員。

 関係者によると、贈賄容疑で逮捕された中国企業「500ドットコム」顧問で元沖縄県浦添市議の仲里勝憲容疑者(47)が特捜部の調べに、衆院が解散した2017年9月28日に秋元議員に300万円を渡し、同じころ5人に「それぞれ100万円前後を渡した」と話しているという。特捜部は、この供述と符合するメモも押収している。

 岩屋氏は4日、大分県別府市内で開いた会見で「中国企業から金銭を受け取った事実は断じてない」と現金の受領を否定。「500」社側との関係について「名刺交換した中にいたかもしれないが記憶にない。何かを頼まれたことも便宜を図ったこともない」と述べた。岩屋氏は当時、超党派でつくる「国際観光産業振興議員連盟」(IR議連)の幹部を務めていた。

3984チバQ:2020/01/05(日) 11:07:23
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20200104-00000010-jnn-soci
IR汚職、国会議員5人 現金の授受など否定
1/4(土) 13:14配信TBS News i

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 IR=統合型リゾート事業をめぐる汚職事件で、贈賄側として逮捕された中国企業側が、秋元司衆院議員とは別に「現金を渡した」と供述している議員らが会見などを行い、「現金授受はない」などと否定しました。

 この事件をめぐっては、秋元容疑者(48)に賄賂を渡した疑いで逮捕された、中国企業側の顧問ら3人のうちの1人が、「秋元容疑者以外の5人の国会議員側にも100万円前後の現金を配った」と供述していることが明らかになっています。

 関係者によりますと、5人は、自民党・中村裕之議員、岩屋毅議員、宮崎政久議員、船橋利実議員と、日本維新の会・下地幹郎議員で、いずれも超党派のIR議連に所属していました。

 「(中国企業の幹部らとは)3回お会いしてますけど、現金も羊かんも一切いただいておりません」(中村裕之 衆議院議員)

 中村議員は、中国企業の幹部らと会ったことはあるとしたものの、金銭の受け取りなどについては否定しました。

 また、中村議員が代表を務める政党支部は、中国企業と共にIR参入を計画していた札幌市の観光会社幹部から200万円の寄付を受けていますが、これについては「仮に中国企業の金が入っていれば返還する」と話しました。中村議員は、この200万円のうち100万円を岩屋議員の支部に寄付していましたが、その理由については、岩屋議員を観光会社側に紹介したことや、岩屋議員がセミナー講師を務めてくれたことを挙げました。

 一方、岩屋議員は次のように述べました。

 「私は天地神明に誓って、一切不正に関わっておりません」(岩屋毅 衆議院議員)

 岩屋議員は、中国企業側と付き合いはなく、金銭の受け取りもないと説明。中村議員側からの寄付については、「セミナーの講演のお礼との申し出があった。仮に原資が中国企業の資金だったとしたら当然、返金する」と話しました。

 また、宮崎議員は、「中国企業から金銭の提供を受けたことは一切ない」、船橋議員も「中国企業側からの資金提供はない」などとする声明を発表しました。

 下地議員は、「政治資金収支報告書上は受け取っていないが、調査中」としていて、来週会見を行うということです。(04日16:16)

3985チバQ:2020/01/05(日) 11:18:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200104-00000534-san-pol
岸田氏「ポスト安倍」へ始動
1/4(土) 19:38配信産経新聞
 自民党の岸田文雄政調会長は4日、地元・広島市の神社を初詣に訪れ、「ポスト安倍」に向けた勝負の一年をスタートさせた。安倍晋三首相の党総裁任期が来年9月に迫るが、知名度では石破茂元幹事長が先行しており、今年は存在感をどう高めるか真価が問われる。

 「新しい時代を担うという気持ちを強く感じている。次の総裁選に向け、奮闘努力する」

 岸田氏は参拝後、記者団にこう強調した。首相の党総裁任期までは約1年9カ月あるが、「今年は大切な1年になる。いつ総裁選が行われるか定かではない」とも指摘。あらゆる事態を想定し、準備を急ぐ考えも示した。

 首相が後継の1人として岸田氏に期待していることは「光栄だが、総理、総裁を目指すには総裁選を乗り越えなければいけない」と述べ、首相からの禅譲頼みの見方に距離を置いた。

 「ポスト安倍」を争う石破氏は安倍政権に批判的な層も取り込む。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)による昨年12月の世論調査では、石破氏が次期首相候補として支持率で首位に立った。首相が来年10月の衆院議員任期満了までに解散しなければ、新総裁の下で総選挙が行われることになり、総裁選は「選挙で勝てる候補」に支持が集まる可能性がある。

 このため、岸田氏も課題の発信力に力を入れる。4日には統合型リゾート施設(IR)に絡む汚職事件に関し「政治家自身が説明責任を尽くし、政治不信を払拭する努力をしなければならない」と苦言を呈した。

 試金石となりそうなのが、岸田派(宏池会)の事務総長だった望月義夫元環境相の死去に伴う後任人事と、4月に予定される衆院静岡4区補欠選挙だ。

 望月氏は他派との関係強化に尽力してきた。後任には、派筆頭副会長の根本匠前厚生労働相が事務総長を兼務する案が有力だ。総裁選は首相の出身派閥で党内最大の細田派(清和政策研究会)の協力が不可欠だが、根本氏は首相と良好な関係を築いている。

 静岡4区補選は、地元県議が二階派(志帥会)から立候補を目指す動きも取り沙汰されるが、岸田氏は周囲に「(岸田派の)議席は守る」と断言する。昨年の参院選では派の現職が4人落選しただけに、今回の補選で失地回復し、「選挙に強い」というイメージを打ち出せるかが課題となる。

3986チバQ:2020/01/06(月) 10:30:05
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200106-00000006-jij-pol
菅官房長官、揺らぐ足元 周辺不祥事、「桜」対応に批判
1/6(月) 7:08配信時事通信
菅官房長官、揺らぐ足元 周辺不祥事、「桜」対応に批判
記者会見に臨む菅義偉官房長官=2019年12月23日、首相官邸
 安倍政権の屋台骨を担う菅義偉官房長官の足元が揺らいでいる。

 自身に近い2閣僚が「政治とカネ」の問題で辞任したのに加え、首相主催の「桜を見る会」をめぐる対応で批判を浴びた。自身が推進してきたカジノを含む統合型リゾート(IR)事業も汚職事件で逆風にさらされている。新元号「令和」発表を機に「ポスト安倍」に浮上したが、求心力低下もささやかれている。

【図解】安倍政権の歩み

 「大変失礼しました」。菅氏は昨年11月29日の記者会見で冒頭の発言の段取りを誤り、閣議の概要を読み上げることなしに記者に質問を促した。同様の読み飛ばしは、その後の会見でも複数回あった。

 桜を見る会の問題で野党の厳しい追及を受けていた中でのミス。菅氏は周囲に「権力の重圧には慣れている」とうそぶいたが、表情には疲れがにじんだ。

 新元号発表で「令和おじさん」として知名度を高めた菅氏は、昨夏の参院選で全国行脚して自民党の勝利に貢献。党内の無派閥若手による「ガネーシャの会」など自身を囲むグループの存在感も増した。

 だが、ここにきて周辺で不祥事が続いた。昨年9月の内閣改造で菅氏が入閣を後押ししたとされる菅原一秀前経済産業相と河井克行前法相が1カ月半程度で相次ぎ辞任。首相補佐官でありながら菅氏の5月訪米に同行した「右腕」の和泉洋人氏は女性問題で批判を受けた。

 桜を見る会の問題では、会見での返答に対してぶれや説明不足を指摘された。答えに窮し、事務方からたびたびメモの差し入れを受ける場面もあった。政権内で会見対応の安定感に定評があっただけに、菅氏は「(桜という漢字は)見たくも聞きたくもない」と思わずこぼした。

 IR事業をめぐり国会議員らが贈収賄容疑で逮捕されたが、菅氏は「必要な準備を進めていきたい」と2020年代半ばにIR開業を目指す方針を堅持。しかし、与党内では事件の行方や世論の動向によっては政府のシナリオが狂いかねないとの見方が出ている。

 政権発足以来、数々の危機を乗り越えてきた菅氏が苦しんでいる状況について、自民党の閣僚経験者は「相次ぐ問題を抑えきれないほど力が弱まってきたのではないか」と指摘している。

3987チバQ:2020/01/06(月) 10:32:37
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200105-00000017-sasahi-pol
「約2千万円もらっているIR三羽烏の議員がいる」秋元容疑者が逮捕前に語る 便宜供与リスト30議員〈週刊朝日〉
1/6(月) 8:00配信AERA dot.
「約2千万円もらっているIR三羽烏の議員がいる」秋元容疑者が逮捕前に語る 便宜供与リスト30議員〈週刊朝日〉
中国企業「500ドットコム」顧問の紺野昌彦容疑者(左)がSNSに掲載した秋元司容疑者との写真
カジノを中核とした日本の統合型リゾート(IR)事業を巡る汚職事件が拡大している。

 2019年12月25日に収賄容疑でIR担当の副大臣だった秋元司容疑者が東京地検特捜部に逮捕されたが、収賄側の中国企業「500ドットコム」は、新たに5人の衆院議員にも資金提供をしたと供述。

 東京地検特捜部が衆院議員らを事情聴取していたことが判明した。100万円の提供を受けたと指摘されているのは、前防衛相の岩屋毅氏(自民、大分3区)、中村裕之氏(自民、北海道4区)、船橋利実氏(自民、比例北海道)、宮崎政久氏(自民、比例九州)の4人と元郵政担当相の下地幹郎氏(日本維新の会、比例九州)だ。5人はIR誘致を表明している、北海道、九州、沖縄から選出されている。

「5人の議員には2017年9月から10月にかけて、一人につき100万円ほどの現金が渡されたという500社側のメモに残っている。なぜ100万円の現金が渡ったのか、その経緯や趣旨を捜査している」(捜査関係者)

 閣僚経験者の岩屋氏には中村氏を経由して現金100万円が渡っていたとされる。

 しかし、4日に地元で記者会見した岩屋氏は、「平成29年8月の中村氏の地元の政治資金パーティーで、講演した謝礼として、平成29年10月5日に自民党北海道第4選挙区支部から自身の自民党大分県第3選挙区支部寄附していただいた」と500社からの献金であることを否定。

 寄付した中村氏も献金は500社からではなく、北海道の観光会社からだと説明している。船橋氏、宮崎氏も500社からの献金はないと否定。下地氏は後日、説明するとしている。

 秋元容疑者は逮捕前に「300万なんてはした金もらわねえよ」と反論して、批判を浴びた一方、「500社は議員への働きかけ、ロビー活動はすごかった」などと語っていた。

 そして本誌に「直接、見たわけじゃないが」と断りつつ、こう打ち明けていた。

「約2000万円もらっている議員がいる。ケタが1つ、違うだろうっていう議員だっている」

「(自民党内の)

って呼ばれる議員なんか、そりゃすごいんじゃないか。12月になって、俺の疑惑が報じられはじめたら、3人は俺の電話にすら、出なくなった。ひどいやつらだ」

 さらに驚くべき「闇」を示唆する証言をしていた。

「なんらかの形でカネもらったり、便宜を受けたリストに載っている議員は30人はいるんじゃないか」

 東京地検特捜部はすでに、自民党の白須賀貴樹衆院議員や勝沼栄明前衆院議員の関係先を家宅捜索。事情聴取など突っ込んだ捜査が行われる見込みだ。前出の捜査関係者がこう続ける。

「500社は秋元容疑者以外にも、幅広くたくさんの国会議員に食い込んでいたことは捜査でわかっている。その数は少なくとも10人以上はいる。問題はそれらの議員がどのような便宜を図ったか?職務権限があったのか?という点。まあ、こんな多くの国会議員に働きかけをしようとすれば、費用だってかなりかかる。それほどIRの商売はカネになるという証明かもしれない」

 野党幹部はこう話す。

「秋元容疑者、さらに名前が上がっている4人の自民党や維新の議員にも金銭授受の可能性が出てきた。あと1人でも逮捕されたらIRの法案は吹っ飛ぶ。2人、3人と逮捕者が出れば、安倍政権自体がアウトですよ」

(本誌取材班) 
※週刊朝日オンライン限定記事

3988チバQ:2020/01/08(水) 11:26:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200107-00000038-asahi-pol
高市総務相「心折れていた」 辞表携え官邸通った年末
1/7(火) 17:28配信朝日新聞デジタル
高市総務相「心折れていた」 辞表携え官邸通った年末
高市早苗総務相
 高市早苗総務相は7日、現職の総務事務次官が昨年末に情報漏洩(ろうえい)問題で更迭されたことをめぐり、「総務省の職員全員を敵に回したんじゃないか、皆さんの力を借りて総務大臣の仕事を進められるのか。悩みに悩んだ」と心境を明かした。総務省の仕事始め式での幹部職員への訓示で、高市氏は「昨年末の仕事納めまでは心が折れていた」とし、「官邸に行くたび自分の辞表を携え、何度も年末まで考えた」とも振り返った。

【写真】総務省の仕事始め式で訓示する高市早苗総務相=2020年1月7日、東京・霞が関

 前次官はかんぽ問題での行政処分関連の情報を漏らしたことが判明し、停職処分を受けて辞職。相手は処分対象の日本郵政の上級副社長で、同じ旧郵政省出身で元次官の先輩だった。

 旧郵政出身者の間に「素人の女大臣が何を考えているのか」「情報漏洩じゃなくて情報共有じゃないか」などの声がある、と高市氏は指摘。旧省庁の壁を取り除き、総務省が一体になり課題に取り組むよう求めた。

 郵政やNHKの問題には利用者や視聴者の目線で対応するといい、高市氏の考えが間違いだと思うときは「ばりばり文句を言ってください」。さらに「どんなに嫌なことを言われても人事には反映されない。約束する」と付け加えた。

朝日新聞社

3989チバQ:2020/01/08(水) 18:21:06
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200108-00032103-president-pol
「ポスト安倍」が霞んでいく菅官房長官の想定外
1/8(水) 18:15配信プレジデントオンライン
「ポスト安倍」が霞んでいく菅官房長官の想定外
衆院平和安全法制特別委員会の傍聴席で話す菅義偉官房長官(左)と維新の党の下地幹郎氏=2015年7月3日、東京・国会内 - 写真=時事通信フォト
■「統率力があり戦略家」と菅氏を褒めちぎっていた下地氏

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)にからむ汚職事件で、下地幹郎衆院議員(日本維新の会に離党届提出)が、贈賄の疑いが持たれている「500ドットコム」側から現金100万円を受け取ったのを認めた。

 秋元司衆院議員(自民党を離党)が収賄容疑で逮捕されたIR汚職は、新しい局面に入った。そしてこの問題は安倍政権の屋台骨を支えてきた菅義偉官房長官を窮地に追い込むことにもなる。

 今から4年以上前の2015年9月、プレジデントオンラインは下地氏のインタビューを掲載している。

 聞き手を務めた作家・評論家の塩田潮氏が「菅官房長官とは、同じ1996年総選挙の初当選の同期生だそうですね」と水を向けると、下地氏は「菅さんは政党と官僚を統率する力があります。安倍晋三首相に対する忠誠心が強い。加えて、戦略家です」と菅氏を持ち上げている。

 さらに沖縄問題の担当を菅氏が兼務していることに話が及ぶと「沖縄に対する愛情とか思いといったような、そんな浮ついた感じで物事を考えていないのでは…。私の政治の師は山中貞則先生(元通産相・初代の沖縄開発庁長官)ですが、山中先生は『さかしらに沖縄を語るなかれ。栄光も苦労も知らずして』と言い『本当に沖縄に入り込むやつは沖縄にこい』と口にしていましたが、菅さんは今、そういうところに入ろうとしているのではないかと思います」と褒めちぎっている。

■互いに利用しあってきた「しもちゃん」「すがちゃん」

 菅氏と下地氏の盟友関係は永田町では有名だ。2人は「しもちゃん」「すがちゃん」と呼び合う仲は、下地氏が自民党を離党してからも続いている。下地氏は、どちらかというと言葉が先に出るタイプ。菅氏は一歩下がり裏で流れを操るタイプ。お互い持っていないものに引かれ合っているのかもしれない。

 昨年6月には96年当選の自民党議員の同期会にも、野党議員である下地氏がスペシャルゲストとして出席。菅氏との蜜月ぶりを示してみせた。

 菅氏は、永田町屈指の豊富な人脈を誇る。その中でも維新の幹部で沖縄出身の下地氏とのパイプは貴重だった。維新は、野党と位置づけられてはいるが、政策面ではむしろ自民党に近く、憲法改正に向けても足並みをそろえる。

 さらに下地氏は沖縄出身でもあるため、彼からもたらされる情報は大いに参考になる。菅氏と下地氏の人間関係で、沖縄県の地方選挙は、自民、公明、維新の3党の共闘関係を組むことも少なくない。

 下地氏にとっても、自民党と霞が関ににらみを利かす菅氏とのパイプは「勲章」だ。

3990チバQ:2020/01/08(水) 18:21:25
■「100万円の受領」で政治生命を絶たれる可能性も

 「しもちゃん」「すがちゃん」の人間関係から、下地氏が自民党に復党するという噂も取り沙汰されていた。

 だが、下地氏が100万円を受け取ったことを認めたことで状況は変わった。下地氏は1月7日、維新に離党届を提出したが、松井一郎代表からは、議員辞職の要求を突きつけられている。政治生命が絶たれる可能性さえある。

 菅氏も傷ついた。これにより、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移転で下地氏の側面支援を得ることができなくなる。さらに維新との関係も、距離ができてしまうかもしれない。

 昨年秋以降、菅氏の周囲では、歓迎できないことが続く。昨年秋の臨時国会開会中には、菅原一秀経済産業相、河井克行法相が「政治とカネ」の問題で辞任した。菅原、河井氏は、無派閥ではあるが事実上は「菅派」であることは自他共に認めるところ。2人が去ったことで菅氏にも影響が及ぶ。

■政府のスポークスマンでもある菅氏は苦しい立場に

 「桜を見る会」を巡って、菅氏は記者会見で連日記者団からの追及を受け、立ち往生した。官僚からの「差し紙」を受け取って棒読みする姿は、かつて「鉄壁の菅」と言われた影もない。この件については「実は『危機管理』が苦手だった菅官房長官の実力」(12月9日付)で論じているので参照いただきたい。

 菅氏は、側近の2閣僚を失い、最大の売りだった危機管理能力に疑問符がつき、今度は野党と沖縄のパイプを失いつつあることになる。さらに安倍内閣が進める成長戦略の中の重要な要素であるIRに傷がついたことは安倍政権にとっても大きなダメージだ。政府のスポークスマンでもある菅氏はさらに苦しい立場に追いやられるだろう。

■永田町では「陰謀説」まで取り沙汰されるが…

 永田町では「陰謀説」までささやかれる。自民党内で菅氏を面白くないと思っている勢力が、菅氏を陥れようとしてマスコミにリークしている、という説だ。

 今、自民党内では安倍首相のもと一枚岩の結束を保ってきたようにみえたが、安倍氏と麻生太郎副総理兼財務相を中心としたグループ、菅氏と二階俊博党幹事長を中心としたグループに分かれて「ポスト安倍」をにらみせめぎ合いを始めている。その中で「リーク説」が出ているのだ。

 実際にリークだとすれば、被害は菅氏だけでなく自民党、安倍政権全体に関わる話だけに、この説はにわかに信じ難い。しかし、ここまで菅氏にとって不都合なことが続くと、リーク説も少しずつ信憑性を帯びてくる。亀裂が生じ始めた自民党内で疑心暗鬼が増幅することにもなるだろう。

 そして菅氏が「ポスト安倍」として再浮上するのも難しくなってしまった。ここから再浮上を図るのは、政治経験ゆたかな菅氏といえども並大抵のことではない。

プレジデントオンライン編集部

3991チバQ:2020/01/09(木) 13:12:38
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200108-00000588-san-pol
維新、下地氏を除名処分 議員辞職も勧告
1/8(水) 20:12配信産経新聞
 日本維新の会は8日、大阪市内の党本部で党紀委員会を開き、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件で、贈賄の疑いが持たれている中国企業からの現金受領を認めた下地幹郎元郵政民営化担当相を党規則で最も重い除名処分とすることを決めた。同日付で議員辞職も勧告した。

 下地氏は7日に離党届を提出したが、党紀委は受理しなかった。馬場伸幸幹事長は処分理由について記者団に「100万円を預かりながら、政治資金収支報告書に記載していなかった。本人はIR事業に絡む働きかけを否定しているが、党として事態の重要性に鑑みた」と説明した。

 辞職勧告については「国民に疑念を持たれたことについて、潔く(議員)バッジを外してくださいということだ」と述べた。

 下地氏は議員辞職について、20日予定の通常国会召集までに判断する考えを示している。

3992チバQ:2020/01/15(水) 18:19:32
https://digital.asahi.com/articles/ASN1G777TN1GULFA012.html?pn=5
麻生氏、以前にも「一つの民族」 失言とおわび繰り返す
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木村和規

2020年1月14日 22時22分
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地元であいさつする麻生太郎副総理=2020年1月12日、福岡県直方市のユメニティのおがた

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 麻生太郎副総理兼財務相が14日、日本について「長きにわたって一つの民族が続いている」と述べた前日の発言の訂正に追い込まれた。麻生氏は総務相だった2005年にも同じ趣旨の発言をして抗議を受けており、繰り返される失言に、野党からは「論外だ」との批判が上がる。

 麻生氏は13日に地元の福岡県直方市で開いた国政報告会で「2千年の長きにわたって一つの場所で、一つの言葉で、一つの民族、一つの天皇という王朝が続いている国はここしかない。よい国だ」と述べた。

 政府は昨年、アイヌ民族を「先住民族」と明記し、誇りを尊重する社会をめざすとしたアイヌ施策推進法を施行した。14日の閣議後会見で、発言の真意を問われた麻生氏は「誤解が生じているのならおわびのうえ訂正する」と述べ、「比較的まとまったかたちで2千年近くの間継続してきたということを述べただけ」と釈明した。「政府の方針を否定するつもりはまったくない」とも話した。

 麻生氏は05年にも「一文化、一文明、一民族、一言語の国は日本のほかにはない」と発言し、北海道ウタリ協会(当時)から抗議を受けている。

ここから続き
 菅義偉官房長官は14日の会見で「麻生大臣は記者会見で、政府の方針を否定するつもりは全くなく、誤解が生じるのであれば訂正すると言っており、麻生大臣の発言の通り」と話した。

 麻生氏はこれまでも失言や放言を繰り返し、謝罪や撤回をしてきた。少子高齢化で社会保障費が増えていることについて、14年12月に「(高齢化よりも)子どもを産まない方が問題だ」と述べて批判を受け釈明したものの、19年2月にも同様の発言をして撤回した。18年5月には、前財務事務次官のセクハラ問題について「セクハラ罪っていう罪はない」と発言し、セクハラ問題を軽視しているとの批判を浴びた。

 立憲民主党の福山哲郎幹事長は14日の会見で「麻生大臣の問題発言は、度重なる発言でいろんな場面がある。コメントするのもあきれるぐらい論外。すぐにおわびをして訂正するような発言を何回もするのはいかがなものか」と批判した。(木村和規)

過去に問題になった麻生太郎財務相の主な発言
・少子高齢化問題にからみ「子どもを産まなかったほうが問題」(2019年2月、国政報告会で)

・「セクハラ罪っていう罪はないですよね。殺人とか強わい(強制わいせつ)とは違いますから」(18年5月、前財務事務次官のセクハラ問題について会見で)

・社会保障費の増加について「高齢者が悪いようなイメージをつくっている人がいっぱいいるが、子どもを産まない方が問題だ」(14年12月、応援演説で)

・憲法改正をめぐり、ナチスを引き合いに「あの手口に学んだらどうかね」(13年7月、シンポジウムで)

・終末期医療にふれて「さっさと死ねるようにしてもらうとか、考えないといけない」(13年1月、社会保障国民会議で)

・国内外の米価の差について「アルツハイマーの人でも分かる」(07年7月、講演で)

3993チバQ:2020/01/17(金) 11:03:07
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200115-00000071-sasahi-pol

IR疑獄の本丸は閣僚ルート 秋元容疑者が暴露「I R三羽烏」の正体〈週刊朝日〉


1/16(木) 14:27配信

AERA dot.







IR疑獄の本丸は閣僚ルート 秋元容疑者が暴露「I R三羽烏」の正体〈週刊朝日〉


下地幹郎衆院議員(左)/岩屋毅前防衛相 (c)朝日新聞社


 IR疑獄で東京地検特捜部の捜査が本格化し、「菅ショック」が永田町で広がっている。逮捕された元IR担当副大臣の秋元司容疑者、100万円の受領を認め、日本維新の会を除名された下地幹郎衆院議員は、菅義偉官房長官と関わりの深い人物だったからだ。疑惑隠しで内閣改造も浮上した。

【写真】秋元司容疑者と一緒に中国の500ドットコム本社を訪れたのは…
.

「菅さんと下地さんとは自民党の同期で、菅さんは下地さんを隠密として沖縄の基地問題などで協力してもらっていた。下地さんはその見返りに自民党復帰を菅さんに頼んで画策していたと言われています。逮捕された秋元も菅さんを慕っていた。その関係で菅さんも贈賄側の中国企業『500ドットコム』(以下は500社)幹部と面識があったようです」(自民党議員)

 特捜部は1月14日にも秋元容疑者を収賄容疑で再逮捕する方針で、賄賂の総額は1千万円前後に上るとされている。その秋元容疑者は逮捕前、本誌にこうぶちまけていた。

「オレばっかりマスコミはたたくが、IRにどっぷり漬かっている議員は30人くらいいる」

「IR三羽烏が自民党にはいる。三羽烏は贈賄で幹部が逮捕された500社だけではなく、他のカジノ参入希望の業者とも親密だった。約2千万円くらい、もらった議員もいるぞ」

 IR三羽烏とは一体、誰なのか。これまで500社から資金提供を受けたとして名前が挙がった自民党衆院議員は、前防衛相の岩屋毅氏、中村裕之氏、船橋利実氏、法務政務官の宮崎政久氏の4人だ。さらに特捜部は秋元容疑者と一緒に2017年、中国・深センにある500社本社を訪れた自民党衆院議員の白須賀貴樹氏と前衆院議員の勝沼栄明氏の事務所を家宅捜索、任意での事情聴取を始めた。

 秋元容疑者は本誌に三羽烏の実名を明かしたが、これまで名前が挙がっていない人物だった。秋元容疑者はこう怒っていた。

「三羽烏は現職閣僚、安倍(晋三)首相と親しい側近。腹が立つのは、俺の疑惑が報じられると、IR三羽烏と呼ばれる議員たちはまったく電話にも出なくなった」

 秋元容疑者と一緒に逮捕された500社元顧問の紺野昌彦容疑者のスマートフォンには20人以上の国会議員の名前、携帯番号が登録されていたという。

「報道で名前が出ているのは、職務権限のない議員ばかり。特捜部が目指す“本丸”は、数千万円単位のカネが動いたとされる閣僚ルートでしょう。IR捜査を見ていると、安倍官邸もどこまで捜査の手が伸びるのか、把握できていないんじゃないかという印象は受けますね」(捜査関係者)

 昨年10月には菅官房長官の子飼いだった菅原一秀前経済産業相、河井克行前法務相が週刊文春に狙い撃ちされ、失脚。さらにカジノ疑獄が動きだし、菅官房長官の言動にキレが見られなくなった。

3994チバQ:2020/01/17(金) 11:03:35
 政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう言う。

「これまでは、記者の質問を強気にしりぞけていたのに、昨年11月頃からメモを見て話し、目が泳ぎ、うっすらと汗をかいて見えるようになった。まごついて、自信がない感じ。官邸の中でちゃんと情報共有なり意思統一ができてないのではないか……。カジノは菅さんは地元の横浜で推進役の筆頭だし、500社や秋元が関わった北海道、沖縄についても関わりを持っているだけに、不安を感じているのかもしれません」

 当面の節目は1月20日から始まる国会。新年度の予算審議も始まるが、野党からの追及のボルテージも上がりそうだ。自民党のベテラン議員はこう認める。

「秋元が逮捕され、ビクビクしている連中はいるよ。『どこまで検察はやる気なんでしょう』と、不安げに電話してきた議員もいる」

 一連のカジノ疑獄は、政権中枢にも影響を及ぼしつつある。

「IR疑惑浮上で、安倍首相と菅官房長官の間がギクシャクしている。閣議でも、視線も合わせないし、ほとんど言葉も交わさない。麻生(太郎・財務相)さんが2人の間に入ってとりなしたりしている。周囲もハラハラしていますよ」(自民党幹部)

 昨年12月7日、菅官房長官は「世界レベルの高級ホテルを全国で50カ所程度、新設したい」などの構想をぶちあげた。だが、同12月中旬、財務省など各省庁が補正予算の説明を野党議員にした際、菅官房長官のホテル発言について、質問が相次いだが、担当の国土交通省の役人がおろおろして答えられなかったという。

「最終的に財務省理財局が引き取って答えていたが、国交省の慌てぶりから察するに、菅さんが根回しもせずにぶちあげたのではないかと思った」(野党議員)

 先の自民党幹部はこう解説する。

「菅氏が急に50カ所のホテル新設を国策のようにぶちあげた裏にはIRがあったのではないか。しかし、安倍首相はホテル誘致の詳細を知らされておらず、不愉快だとなった。秋元容疑者、下地議員と、検察は意図的に菅氏と近い人脈を狙い撃ちにしたように感じる。わかりやすく言うと、安倍周辺と菅さんの暗闘だよ」

 菅氏と親しい政治ジャーナリストはこう話す。

「確かに2人の関係は、微妙になってはいるようですね。官房長官を7年余も続けているうちに、いつの間にか菅さんの力が上がりすぎたんです。それに対して、嫉妬を抱く、安倍さんの周辺もいるわけです」

 長期政権で官邸の力学も変化してきたという。

「菅氏と共に官邸を牛耳ってきた首相秘書官の今井尚哉氏との関係も隙間風が吹いている。今井氏は今では首相補佐官も兼務し、格がぐーんと上がった。秘書官と補佐官を兼務することによって、職務権限も増え、官邸内で発言力も大きくなっている。安倍首相を守るために、予算編成後、『桜を見る会』、カジノ疑獄など一連のスキャンダルの責任を菅さんになすり付けようとする動きも官邸内にはある。カジノでは安倍首相の側近、閣僚の名も出ていますからね」(前出の自民党幹部)

 予算編成後、安倍首相は内閣改造に踏み切るとの観測も出ている。

「次の官房長官として名前が挙がっているのは、安倍さんの盟友・甘利明氏、出身派閥の側近・下村博文氏、加藤勝信厚生労働相ら。加藤氏は安倍首相の母・洋子さんが夫人の友人でもある加藤六月氏の娘婿。財務省出身でそつもない。加藤氏は安倍さんが唯一、育てた人材で、菅氏の後釜の有力候補です」(官邸関係者)

 しかし、角谷氏は菅外しは大きなリスクが伴うと警告する。

「大番頭の菅さんが辞めたら内閣は瓦解すると思いますよ。安倍、菅、二階(俊博・幹事長)、麻生の一角が崩れると、鉄板の関係が崩れる。そうなれば、安倍内閣の求心力がガクンと下がり、レームダック化する危険性がある」

 カジノ疑獄が拡大していけば、安倍政権の終わりの始まりとなるのだろうか。(今西憲之/本誌・上田耕司)

※週刊朝日  2020年1月24日号

3995チバQ:2020/01/21(火) 14:30:21
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200120-00000066-sasahi-pol

カジノの次は…崖っぷちの河井前法相夫妻  後見人の菅官房長官は官邸で孤立〈週刊朝日〉


1/21(火) 10:10配信

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カジノの次は…崖っぷちの河井前法相夫妻  後見人の菅官房長官は官邸で孤立〈週刊朝日〉


衆院本会議に出席する河井克行議員


 ウグイス嬢ら運動員に法定上限を超える日当を支払った疑いで刑事告発された河井案里参院議員、さらには夫で元法相の克行衆院議員=いずれも自民党=が崖っぷちだ。広島地検は案里議員だけでなく、克行議員の事務所や自宅なども家宅捜索している。案里議員の秘書で、克行議員の元秘書でもあったT秘書が広島地検から呼び出され、任意の事情聴取を受けている。国会が開幕した20日、河井夫妻は姿を見せ、記者団の取材に応じたが、疑惑について説明しない考えは変わらなかった。

【写真】参院本会議に出席する河井案里議員
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「身体検査までされました。10年くらい前の携帯電話まで押収した」(捜索されたウグイス嬢)

 河井夫妻にはウグイス嬢への「日当疑惑」だけではなく、新たな疑惑も浮上している。

「これ見てください」と参院選で案里議員の選挙を手伝ったAさんは記者にスマートフォンを差し出した。

 そこには、Aさんの銀行口座明細が。

<20190731 43000 ジユウミンシュトウヒロシマケンサンギインセンキョク ダイナナシブ>と記されていた。

 自民党広島県参議院選挙区第7支部は案里議員が支部長を務める政党支部だ。

 Aさんは昨年7月末、克行議員の政治団体「河井克行を育てる会」の広島市内の事務所にT秘書から呼び出され、報酬11万2500円を現金で受け取ったという。

3996チバQ:2020/01/21(火) 14:30:37

「Tさんから残りは振り込みますと言われ、残りを振り込みで受け取った。案里議員の選挙を11日間、バイト感覚で手伝いましたが、公選法違反になることを知らなかった。報酬は返却しようと思う」(Aさん)

 Aさん以外にも報酬を受け取って案里議員の選挙を手伝った運動員は複数、いるという。日当疑惑などを刑事告発した都内の男性はこう話す。

「1月15日に広島地検から『告発状を受理した』と連絡があった。公明正大に捜査してほしい」

 今後、捜査は政界にどんな影響を与えるのか。
.

「克行氏は菅官房長官の子飼い中の子飼い。昨夏、案里さんを参院選に出馬させたのも、菅氏がポスト安倍でライバル視する岸田文雄政調会長の派閥議員を落選させる策略だった。結果、岸田派議員が落選したので、克行氏は法相に抜擢されたが、疑惑発覚で辞任。菅氏はIR疑獄も重なり立場なく孤立している」(自民党幹部)

 その菅氏は10日、「桜を見る会」の招待者名簿の取り扱いについて、公文書管理法違反を認めた。野党は各党の国対委員長が会談し、違反が菅氏の足元で行われていたとして菅氏に辞任要求することで一致した。

「自民党内部にも対立があり、安倍さんを守るために、菅降ろしをしかけているのではないかと見られるふしもある」(政治ジャーナリスト)

 一方、「IR汚職」の捜査も着々と進んでいるようだ。捜査関係者はこうつぶやく。

「カルロス・ゴーンのレバノン逃亡は検察の失態。ゴーンが何かアクションを起こすたびに、日本だけでなく、世界のマスコミが大騒ぎするから、上層部はめちゃくちゃ気にしているよ。IR捜査で検察の威信を示すと言っている」

 東京地検特捜部は14日、衆院議員の秋元司容疑者=自民党離党=を、中国企業「500ドットコム」などから約350万円の賄賂を受け取った疑いで、500社顧問の紺野昌彦ら3容疑者を贈賄容疑で再逮捕した。秋元容疑者の元政策秘書、500社と共同でIR参入を計画していた札幌市の観光会社会長も在宅起訴となった。

 札幌市の観光会社関係者はこう話す。

「うちはホテル代20万円とスキーのリフト券を、秋元先生に渡したということが賄賂だと取り調べられた。国会議員の先生が家族で来られて、何もしないわけにはいかないから代金を請求しなかっただけ。検察は飛行機代も払ったんじゃないかと疑っていたが、うちは出していないよ」

 秋元容疑者に近づくメリットは特になかったという。

「秋元先生よりもっと上の方をたくさん知っているからね。500社側が熱心でニセコが一歩リードしている状況で何とか留寿都に持ってこられないかと力を入れていた。もっと慎重になればよかった」(観光会社関係者)
.

野党共同で立ち上げたカジノ問題追及本部の第2回ヒアリング(16日)で、無所属の階猛衆院議員が、こう追及した。

「外為法違反で1500万円の現金が日本に持ち込まれているわけですが、賄賂に使われたとされる300万円以外の残りの1200万円が行方不明。行方がわからないうちに、(カジノ推進の)ルールを作るのはおかしい」

 国会が始まった20日、立憲民主などの野党4党は、カジノ営業を禁止する法案を衆院に提出した。

 野党は「IR汚職」のほか、「河井夫妻」「自衛隊の中東派遣」「桜を見る会」の問題についても追及する構えだ。(本誌・上田耕司/今西憲之)

※週刊朝日2020年1月31日号より抜粋

3997名無しさん:2020/01/22(水) 12:16:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200121-00000607-san-pol
岸田派、「ポスト安倍」へ集団指導体制確立へ
1/21(火) 23:57配信産経新聞
岸田派、「ポスト安倍」へ集団指導体制確立へ
自民党役員会に臨む、岸田文雄政調会長(左)=20日午後、国会内(川口良介撮影)
 集団指導体制で「ポスト安倍」を狙う-。自民党岸田派(宏池会)の新しい体制が固まった。望月義夫元環境相の死去で空白だった事務総長ポストに根本匠前厚生労働相を充てるほか、事務総長代理を1人増やして4人体制とし、派を率いる岸田文雄政調会長が次の総裁選を戦う陣容を整えた。谷垣グループ(有隣会)にも在籍する三ツ矢憲生元外務副大臣が事務局長に就き、根本氏らとともに党内の票固めも進める。

 岸田氏は、他派との調整役を担った望月氏の後任を選ぶ際、新たな派の陣容が「集団体制になる」との見方を示してきた。根本氏は復興相や厚労相を歴任して安倍晋三政権を支え、党憲法改正推進本部の事務総長を務めるなど首相の信頼が厚い。一方、派内に影響力を持ち、首相に批判的な古賀誠名誉会長とも良好な関係を築く。

 岸田氏が次の総裁選を制するには、首相の出身派閥で党内最大の細田派(清和政策研究会)の協力が不可欠だ。根本氏も重点的に細田派との連携強化を図るとみられる。

 また、事務総長代理は小野寺五典元防衛相、平井卓也元科学技術担当相、松山政司党参院政審会長の3人が留任。これまで事務局長として望月氏を支えた金子恭之党政調会長代理が事務総長代理に昇格し、4人の代理体制を整えた。

 事務局長となる三ツ矢氏は、平成30年の前回総裁選で岸田氏に出馬するよう強く説いた。最終的に出馬は見送られたが、三ツ矢氏は慎重論との間で揺れる派内の意見集約に努めた。

 次期総裁選への足がかりという狙いも含め、昨年11月にはかつて所属した谷垣グループにも岸田派との掛け持ちで復帰した。同グループは宏池会から分かれ、同じ派の流れをくむだけに、支持を取り付けたい考えだ。

 新体制の発足を待たず根本氏らは動き出している。

 21日には岸田派の大西宏幸、国光文乃両衆院議員や谷垣グループの加藤鮎子衆院議員ら衆院当選3回以下の若手6人とともに、東京都江東区の昭和大江東豊洲病院を訪問。母乳の出ない母親の代わりに別の母親の母乳を小さく生まれた赤ちゃんに無償提供する「母乳バンク」を視察した。

 岸田氏は派の集団指導体制を整えたが、「船頭が多いと思い切った決断がしにくくなる」(派中堅)と冷ややかな意見もある。「岸田政権」の実現には根本氏ら軍師の調整能力はもちろん、岸田氏のリーダシップが何よりも問われている。(長嶋雅子)

3998名無しさん:2020/01/22(水) 12:17:43
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200118-00000502-san-pol
「ポスト安倍」を見据え 岸田派の軍師にベテランが就任する理由
1/18(土) 10:30配信産経新聞
「ポスト安倍」を見据え 岸田派の軍師にベテランが就任する理由
根本匠前厚生労働相
 「ポスト安倍」に向け、軍師役に顔の広いベテランを起用へ-。自民党岸田派(宏池会)は、派の事務総長に、同派筆頭副会長の根本匠前厚生労働相を兼務で登用する見通しとなった。前事務総長の望月義夫元環境相の死去に伴う措置だが、根本氏は安倍晋三首相や派会長の岸田文雄政調会長と衆院初当選同期で、特に首相と親しい。一方で、政界引退後も派内に影響力を持ち、首相に批判的な古賀誠名誉会長とも良好な関係を築く。派内外の調整を図りながら「岸田政権」を実現できるか。

 「筆舌に尽くしがたい悲しみを覚えずにはいられません。なぜこんなにも早く逝ってしまったのか」

 昨年12月23日、望月氏の地元・静岡市で営まれた葬儀で、岸田氏は絞り出すように弔辞を読みあげた。

 地方議員を経て国会議員になった望月氏は、政局に弱い「お公家集団」とも揶揄される岸田派では、数少ないたたき上げだ。派を超えて多くの議員から「もっちゃん」と呼ばれ、愛された。首相も「宏池会の党人派」と一目置いた。

 平成30年の前回総裁選で、岸田氏が出馬を検討した際には事務総長として他派との折衝を担った。

 「もっちゃんの代わりをできる人はいないよ…」

 宏池会のベテラン議員は、力なくこう語る。

 根本氏は旧建設省出身。若手時代から、首相や石原伸晃元幹事長、塩崎恭久元官房長官と政策グループ「NAIS」を結成するなど、首相と活動を共にする機会が多かった。復興相や厚労相として安倍政権を支えたほか、30年3月には、党憲法改正推進本部事務総長として、憲法9条への自衛隊明記など4項目の党改憲案の策定に尽力した。

 令和元年9月の党役員人事では、同本部事務総長に再任されるなど首相の信頼は厚い。2度の入閣は「首相銘柄」といわれる。

 その一方で、古賀氏との関係も良好だ。古賀氏は首相からの禅譲を基本戦略に据える岸田氏に不快感を示しており、昨年8月には「いくら禅譲といっても『つくしの坊や』じゃないが、ポキッと折れたら何もない」と厳しく批判。次期総裁の有力候補として菅義偉官房長官の名前を何度も挙げ、波紋を広げた。

3999名無しさん:2020/01/22(水) 12:17:55
 さらに昨年9月には、著書「憲法九条は世界遺産」(かもがわ出版)を出版した。首相は憲法9条に自衛隊を明記する改憲案を提唱したことに加え、岸田氏が「ポスト安倍」を見据え、改憲議論の推進にかじを切った時期と重なっただけに、派内から「なぜこのタイミングで」と疑問視する声があがった。

 首相と古賀氏の双方と良好な関係を維持する根本氏の事務総長就任には、2つの狙いがあるとみられる。

 1つは首相が所属する党内最大派閥の細田派(清和政策研究会)との連携強化。もう1つは微妙な関係にある岸田氏と古賀氏の結節点となることだ。

 当選8回を重ねる根本氏は、事務総長としては「シニア」(岸田派ベテラン)の部類に入る。だが、総裁選という非常事態に備えて引き受けたようだ。さらに事務総長代理の人数も増やし万全の体制で臨む構えだ。

 ただ、リベラルな雰囲気の岸田派は、結束力に欠けるのが難点だ。

 「ウチの派閥の人は自分のことしか頭にないよ」

 宏池会の中堅議員は、自虐的にこう語る。

 若手議員は「派閥というのはもっと先輩議員が後輩議員の面倒を見てくれると思っていたが、宏池会はさっぱりだ」と不満をぶちまける。総裁選を戦い抜くには派内の結束力が不可欠だ。

 根本氏は昨年9月に厚労相を退任後、「未来テクノロジーと金融・制度戦略研究会」や「医療介護における未来イノベーション戦略研究会」など、岸田派に所属する衆院当選3回以下の若手を中心にした研究会を4つ立ち上げた。

 「宏池会といえば政策。共に取り組むことにより仲間意識も芽生えるはずだ」

 根本氏は意義をこう強調する。

 首相は1日放送のテレビ朝日番組で「岸田氏は次の総裁選に出ると明確に言っている。(次の打順を待って)バットをぶんぶん振っている。もうじきその音が聞こえてくると思う」と述べ、存在感が今後高まることへの期待感を示した。

 秋波を送られた岸田氏も4日、地元・広島市内で初詣後、「私自身が評価されたということであるならば光栄なこと」と記者団に応じた。

 首相の期待を具現化するためにも、今後は岸田氏の軍師役となる根本氏の調整能力が試される。

 試金石となるのが、望月氏の弔い合戦となる4月の衆院静岡4区補欠選挙だ。自民党では、望月氏の後継とされる県議のほか、二階派(志帥会)から別の県議が立候補を目指す動きも取り沙汰される。まずは岸田派の候補をしっかり党公認としたうえで、補選を勝利に導くことができるかが問われる。(政治部 長嶋雅子)

4000名無しさん:2020/01/22(水) 12:18:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200117-00010003-fnnprimev-pol
“ポスト安倍”有力候補岸田氏に黄信号か?岸田派幹部の小野寺元防衛相が「安倍4選」に言及
1/17(金) 12:06配信FNN.jpプライムオンライン
“ポスト安倍”有力候補岸田氏に黄信号か?岸田派幹部の小野寺元防衛相が「安倍4選」に言及
(FNN PRIME)
安倍総理の任期が2年を切る中、政界ではポスト安倍を巡る動き、観測が広がっている。

その有力候補の一人である岸田政調会長は、自民党の伝統派閥・宏池会の領袖として政権への意欲をみなぎらせている。しかしそうした中、派閥の幹部である小野寺五典元防衛大臣が1月14日、BSフジ「プライムニュースSUPER」(1月18日放送)の収録で、「安倍4選」の可能性に言及。岸田総理誕生の可能性に疑問符をつける形となった。

【画像】“ポスト安倍”有力候補岸田氏に黄信号か?

番組の中で小野寺氏はポスト安倍に関して、まず、「我々は岸田総理の誕生目指して、みんなで応援していくという、そういう政策集団だから、安倍内閣の後に岸田内閣を誕生させ、しっかりとした日本を作っていくという、その考え方は変わらない」と述べた。

しかし小野寺氏は「今後は日米の政治日程が密接に関連してくる」とも述べ、トランプ大統領が再選されるかどうかがポスト安倍に大きく影響するとの見方を示した。

その上でトランプ再選が安倍4選を後押しするのかとの質問に対し、「実際に今の外交状況を見て、世界の首脳の中でトランプ大統領に直接、多少厳しいことも言えるのは安倍総理だけという印象はある。だとすれば、もし、トランプ大統領が再選されたら、やっぱりトランプ大統領にしっかり言ってもらうためにも安倍総理に期待するという声は出てくる。少なくとも今の国際社会の中での安倍総理の立ち位置、特にトランプ大統領が再選された時の立ち位置は、さらにその存在感が強まるというのは事実だ」と述べ、トランプ再選が安倍4選につながる可能性に言及した。

安倍総理とトランプ大統領との蜜月ぶりが周知であるだけに、後継を狙う岸田氏にとってはトランプ大統領との関係構築は大きな課題との指摘もあり、派閥内からも「派閥の思いはあるが、国益は別だ」との声も聞かれる。アピール度、発信力が足りないと言われる岸田氏にとって、「トランプ再選」が新たなハードルとなりそうだ。

(フジテレビ報道局解説委員長 反町理)

4001名無しさん:2020/01/22(水) 12:19:00
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200122-00069895-gendaibiz-pol
菅官房長官が「男の嫉妬と権力闘争」で潰されるまで
1/22(水) 7:01配信現代ビジネス
菅官房長官が「男の嫉妬と権力闘争」で潰されるまで
写真:現代ビジネス
 飛ぶ鳥を落とす勢いは、どこへ行ってしまったのか。わずか3ヵ月で一気に失速した理由は明白だ。男の嫉妬の感情はかくも凄まじいものである事実を、さしもの名官房長官も忘れてしまっていたのだ。

次期首相に最も近い? 菅官房長官、哀しいまでの「中身のなさ」

菅官房長官が「男の嫉妬と権力闘争」で潰されるまで
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動きを封じられた
 規則的で単調なことで有名な内閣官房長官・菅義偉のスケジュールが乱れ始めたのは昨年10月に入ってからのことだ。

 「官房長官とは定期的に夜の懇親会をやっていたんですが、突然のドタキャンが続き、日程が出ない」(財閥系企業幹部)

 融通無碍の人脈で知られる菅は、「朝昼1回、夜2回」の会合を開き、情報収集を怠らないことで知られる。出席者は、若手官僚から大物政治家、政治記者にIT社長まで幅広い。それが狂い始めたのには理由があった。

 端的にいえば、菅は「上司」である安倍晋三に嫌がらせをされていた。

 「10月に入り、安倍総理は副大臣や予算委員長といった議員たちと、不要ともいえる会食を連日、公邸で続けたのですが、そこに毎回、菅さんを同席させたのです。菅さんに『夜の会合』を入れさせないためだったのは明白です」(政治部デスク)

 安倍はこの時期、菅の動きを封じておく必要があった。その理由は、後に明らかになる。

 昨年4月1日の元号発表によって、「令和おじさん」の名は一躍国民的なものとなった。1ヵ月後の5月9日には単独訪米、ポンペオ国務長官やペンス副大統領ら要人と次々に会談、「SUGA」の名を国際的に印象づけた。

 これまでは名前も上がらなかったのに、「次期総理」を問う世論調査で、菅は上位に食い込むようになる。

 菅は元来、「水戸は天下の副将軍。自分はあくまでナンバー2。安倍さんが太陽で、自分は月だから」と公言してきた。だが、総理が目指せるとなると話は違う。慎重に野心を隠しているつもりでも、どこか気が急いてしまうものだ。

 そして、人の嫉妬心に鈍感になる――。

菅官房長官が「男の嫉妬と権力闘争」で潰されるまで
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「菅派」に怒った安倍
 6月、突然、無派閥議員の勉強会「令和の会」が菅をトップとして立ち上げられたことが報じられる。「菅派結成か」と永田町は騒然となった。

 「総理を刺激したみたいだね。『何なんだろうね、あれ』とかなり怒った表情で言っていましたから」(自民党の重鎮議員)

 もとより菅は、無派閥議員を中心に、「ガネーシャの会」や「偉駄天の会」、「向日葵会」といった勉強会を組織していたが、ここまで公然となったのは初めてのことだった。

 もう頂点が見えるかもしれない――菅の権力への野心は、翌月の参院選・広島選挙区で、より明白なものになった。

 「次期総理候補№1」の岸田文雄が推す溝手顕正という古参議員が、菅がごり押ししたもう一人の自民党候補に「大敗」したのだ。この新人こそ、菅を「ガースー」とまで呼ぶ最側近議員、河井克行の妻・河井案里だった。

 「菅さんは何度も現地入りし、河井を支援。選挙終盤になると、公明党の兵庫選挙区の候補を自民党本部が全面支援することの代わりに、広島で公明党は河井支持にまわるというバーター工作まで行った」(政治部記者)

 結果、河井は当選し、溝手は落選した。

 菅の行動の理由ははっきりしている。安倍と「禅譲の密約」までかわしたという岸田文雄の力を徹底的にそぎ落とすためだ。

 自分のお膝元で、かつ自派所属のベテラン議員を、落選させてしまった岸田の株は大いに下がった。「決断力がない」「人の上に立つ器ではない」。

4002名無しさん:2020/01/22(水) 12:19:27
幹事長人事の反乱
 菅はここでほくそえんだに違いない。「政敵」は徹底的に潰しておかなければならない。

 その2ヵ月後、9月に行われた党役員人事で、岸田が長らく望んでいた幹事長就任も、その直前で二階俊博と菅のタッグによって阻止された。菅は安倍にこう直接語っている。

 「二階さんでなければ党内はまとまりませんよ」

 ここで岸田が幹事長になってしまえば、岸田の禅譲路線は加速してしまう――ギリギリまで権力を長引かせたい二階と組んだ菅の手だった。

 しかし、これが安倍には「菅の反乱」と映った。自分の決めた人事を、真っ向から否定したのだから。安倍のなかでこれまで燻っていた菅への嫉妬と不信感は頂点に達した。

 「安倍さんは自分より人気がある人は大嫌いなんだよ。今まではギブアンドテイクで菅さんを利用してきたけれど、幹事長人事の件で、警戒心が最大になった」(安倍側近)

 菅は、この党人事と同時に行われた内閣改造で、自他共に認める最側近の議員を大臣の座にねじこんでいる。

 法務大臣に河井克行。さらに経産大臣に菅原一秀である。河井も菅原も、それぞれ「きさらぎ会」や「令和の会」といった「菅グループ」を事実上取り仕切る「腹心」だ。

 安倍は、菅の助言に従って、唯々諾々と一連の人事を行っただけなのだろうか。否。冒頭に触れたように、自由に動き回る菅の動きを封じようとしていたのは安倍だ。

 それは、菅殺しへの助走期間だったのだ。10月以降、怒濤の勢いで菅の周りに異変が起こる。

入閣させた側近が狙い撃たれた
 まずは10月10日、菅原一秀の有権者買収スキャンダルが発覚し、辞任に追い込まれる。菅は慌てて自分の子飼いの梶山弘志を後任に据えさせ、面目を保ったが、同月31日には、河井克行が辞任。

 前述した参院選で、妻・案里の陣営が、ウグイス嬢を「違法買収」したというスキャンダルだった。

 河井夫妻については、菅が岸田潰しのため、血眼になった選挙での話である。当の河井が辞任に追い込まれるとは! 

 立て続けに入閣させた2人の「側近」がボロボロと落ちていったのだ。これが偶然だと言えようか。菅は、とても「派閥拡大」など口にできる立場ではなくなった。

 この状況で、突然勃発したのが、「桜を見る会」騒動である。11月8日、共産党議員の質問を契機に、総理の招待枠や、安倍晋三後援会による会費5000円の「前夜祭」など、疑惑が噴出する。

 しかし、ここで菅は得意の「危機管理力」を発揮できなかった。

 「菅が記者からの質問にもしどろもどろになっているのは、安倍に近い連中が情報を与えていないからだ」(自民党幹部)

 総理官邸には、「ふたつの権力」があることはよく知られている。菅と、そして首相補佐官の今井尚哉である。「桜」問題では、このふたつが一気にぶつかった。今井は昨年、周囲の記者に堂々とこう語っている。

 「菅さんは危険だ。何もわかっていない癖に、あれこれ口を出す。自分のよく知らない外交にまで口を出しているんだぜ」

とても偶然とは思えない
 菅と今井の対立は抜き差しならない状況だ。それが表面化したのが「桜」問題だった。菅側近の一人がため息交じりに言う。

 「桜の会については、あの菅さんが一切コントロールが利かないというんだ。安倍事務所の問題にすぎないから、口出しすると、総理から『俺の追い落としを狙っているのでは? 』と疑われるので、口出しできないという」

 結果、桜問題は、首相補佐官の今井が取り仕切った。安倍の11月15日のぶら下がり会見を設定したのは今井だ。安倍は20分にわたる長広舌を振るった。会見の後、今井は記者にこう語っている。

 「そら見ろ、すべて解決しただろ」

 実際は、「前夜祭」会合について、「会費はホテルが決めたこと」と、矛盾する発言をして墓穴を掘っただけだが、すべてを今井が仕切っている時点で、菅の力の低下は明らかだ。

 国会を閉じた矢先の12月11日、菅の「最大の懐刀」といわれた首相補佐官・和泉洋人の、厚労省女性審議官との「不倫」疑惑が報じられる。

 「明らかに『菅つぶし』だよね」と語るのは、ある官邸官僚の一人。

 「内閣府から和泉さんの日程が漏れていた。今井さんと菅長官の対立が決定的になったのを見て、官僚も造反を始めたんだ」

 菅は和泉を留任させると主張しているが、通常国会での追及は必至。側近をまたしても失うのだ。

4003名無しさん:2020/01/22(水) 12:19:46
「官邸のアイヒマン」が暗躍
 菅は、危機管理にも失敗し、そして官僚の掌握にすら失敗した――かつての「最高実力者」にはそんな烙印が押される。

 そればかりではない。12月19日にはIR(統合型リゾート)担当の内閣府副大臣だった秋元司が家宅捜索を受け、後に逮捕された。

 IRの旗振り役だった菅と秋元は非常に近い。秋元がカネを受け取った疑いのある中国企業が参入を狙っていたのは、北海道である。

 「誘致先として北海道の留寿都をごり押ししていたのは菅さんです。鈴木直道知事とともに動いていた案件ですから、菅さんには大ダメージでしょう」(内閣府官僚)

 翌20日には、総務次官が日本郵政の副社長・鈴木康雄に行政処分情報を漏らしたことが発覚し、更迭に追い込まれた。

 「郵政のドンと呼ばれる鈴木氏の退任も必至でしょう。菅さんが総務大臣時代に審議官を務めて以来、鈴木氏は菅さんの大のお気に入りで、日本郵政に送り込んだのも菅さんです」(経済部記者)

 またも、菅案件である。どうだろうか。わずか3ヵ月に、菅周辺で起こったことは、すべて偶然の一致といえるだろうか。

 安倍が手を下したのか。今井が手を下したのか。『官邸のアイヒマン』と呼ばれる北村滋内閣特別顧問が、しきりに菅周辺のスキャンダルを洗っていたという噂も乱れ飛ぶ。

最後の一手はあるか
 少なくともひとつ言えることは、もはや5月にあった菅の勢いは一切そがれ、政治的に「殺された」という事実だ。

 「ただし、安倍は菅を切り捨てることはない。総理を続けるかぎり、菅を留任させる。

 安倍政権での官邸は、菅がいないと回らないシステムになってしまったからだ。その代わりこのままでは、安倍が退任を迎えたときに菅の政治生命は終わる。岸田の禅譲で決まりだろう」(別の自民党幹部)

 菅は、最近、投げやりな表情でこう語っている。

 「俺も長くやりすぎたな。こんなに長く官房長官に居座る気はないんだよ」

 そう、最後のチャンスは、官房長官を辞任し、安倍と徹底抗戦するため、菅派を結成する瞬間だ。二階俊博と古賀誠の2人が後ろ盾になる。

 二階派、それに岸田派の古賀グループを引き入れ、党内最大勢力として、「安倍・岸田連合軍」を蹴散らす。キングメーカーでもいいし、自分が総理になってもいい……。

 そんな夢想をしながらも、菅には以下の記憶も刻み込まれているはずだ。自分の師で、同じように名官房長官といわれた梶山静六がその「分」を忘れ、時の総理・橋本龍太郎を軽く見るようになり、総裁選に出馬、見事に砕け散ったあの記憶を。

 菅に残されている手段は限られている。進むも地獄、退くも地獄。悶えたまま、菅は2020年の新年を迎えた。

 (文中敬称略)

 「週刊現代」2020年1月11日・18日合併号より

週刊現代(講談社)

4004チバQ:2020/01/22(水) 15:08:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200121-00000591-san-pol

竹下氏「ど真ん中で政局つくる」 次期総裁選 派から擁立に意欲


1/21(火) 20:48配信

産経新聞







竹下氏「ど真ん中で政局つくる」 次期総裁選 派から擁立に意欲


自民党・平成研究会の会合に臨む竹下亘会長=2019年11月28日午後、東京・永田町(春名中撮影)


 自民党竹下派(平成研究会)の竹下亘会長は21日、東京都内で開いた派の会合で「次期衆院選以降は(竹下派が)ど真ん中で政局をつくる」と述べ、次の総裁選で派内からの候補者擁立に意欲を示した。

 竹下氏は会合で「東京五輪・パラリンピック以降は何が起きてもおかしくない」とも語り、所属議員に選挙準備を促した。

 同派は前回の平成30年総裁選で、所属議員が安倍晋三首相(党総裁)と石破茂元幹事長の支持に分かれた経緯がある。

4005チバQ:2020/01/22(水) 15:42:53
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200122-00018946-miyazaki-l45

武井議員秘書、書類送検へ 飲酒後に友人乗せ運転


1/22(水) 11:01配信

宮崎日日新聞



 自民党の武井俊輔衆院議員(宮崎1区)の男性私設秘書(23)が昨年9月、酒気帯びとみられる状態で追突事故を起こした問題で、秘書は直前に友人2人を車に乗せて東京都内を走っていたことが21日、武井議員の事務所や捜査関係者への取材で分かった。
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宮崎日日新聞

4006チバQ:2020/01/23(木) 13:36:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200123-00000030-asahi-pol

選択的夫婦別姓ヤジ、自民の杉田氏か 野党が確認求める


1/23(木) 12:32配信

朝日新聞デジタル







選択的夫婦別姓ヤジ、自民の杉田氏か 野党が確認求める


自民党の杉田水脈衆院議員(中央)=2018年10月


 22日の衆院代表質問で国民民主党の玉木雄一郎代表が選択的夫婦別姓に関する質問をした際、「それなら結婚しなくていい」という趣旨のヤジが飛んだとされる問題で、野党は23日の衆院議院運営委員会で自民党の杉田水脈衆院議員の発言ではないかとして自民に確認を求めた。

 同委の高木毅委員長によると、野党側は▽杉田氏と認識しているのか▽杉田氏だとすれば本人が撤回、謝罪をするか▽自民としての考えはどうか――と問題提起した。同委の手塚仁雄筆頭理事(立憲民主党)は記者団に「前列に座っている(野党の)若手議員から杉田氏だとの話もあった。事実確認してもらいたい」と説明。自民に対して事実確認を求めたと明らかにした。

 朝日新聞は22日、杉田氏の事務所に確認を求めたが、同日深夜、「現時点で本人と連絡がついていない。明日改めてご連絡する」との回答があった。23日午前には記者団が杉田氏に発言の意図を尋ねたが、答えなかった。

 杉田氏は2012年、日本維新の会公認で初当選。次世代の党を経て17年衆院選で自民公認で再選された。18年にはLGBTのカップルについて「生産性がない」と主張し、批判を浴びた。
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朝日新聞社

4007チバQ:2020/01/23(木) 13:38:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200122-00000083-mai-pol

古賀誠氏「ポスト安倍で岸田応援団に」 テレビ番組で発言 「菅氏推し」から軌道修正


1/22(水) 22:40配信

毎日新聞







古賀誠氏「ポスト安倍で岸田応援団に」 テレビ番組で発言 「菅氏推し」から軌道修正


古賀誠氏=福岡市博多区で2019年8月2日、徳野仁子撮影


 自民党岸田派(宏池会)名誉会長の古賀誠元幹事長は22日、BS―TBSの番組で、「ポスト安倍」候補として、派閥会長の岸田文雄政調会長を推す考えを示した。昨春以降、菅義偉官房長官を推す発言を繰り返していたが、軌道修正した形だ。

 古賀氏は「何のために総理を目指すのかさえ発信してくれれば実現したい。応援団にはなる」と述べ、岸田氏を支える考えを強調。菅氏を推した発言については「当時は(岸田氏が2018年総裁選への出馬を)決断しなかったことへの不満が含まれていたのかもしれない」と釈明し、「岸田さんは意欲を示しているが、菅さんは残念ながら明確ではない。岸田さんの方が先行していくだろう」と述べた。【飼手勇介】

4008名無しさん:2020/01/23(木) 22:10:48
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASN1R6GR5N1RUTFK01G.html
夫婦別姓ヤジ、杉田議員は取材拒否 自民は特定に応じず
2020/01/23 19:53朝日新聞

夫婦別姓ヤジ、杉田議員は取材拒否 自民は特定に応じず

23日朝、自民党本部を出る杉田水脈衆院議員(中央)。ヤジに関する記者団からの問いには答えなかった=鬼原民幸撮影

(朝日新聞)

 衆院代表質問で選択的夫婦別姓に関する質問の際に自民党議員から「それなら結婚しなくていい」というヤジがあったとされる問題で、野党は23日の衆院議院運営委員会の理事会で事実関係の確認を求めた。自民党側は「ヤジは確認していない」とし、党に持ち帰り報告すると回答した。

 野党はヤジを飛ばしたのは、杉田水脈(みお)衆院議員とみられると指摘している。杉田氏は同日、自民党本部や国会内で記者団から事実関係を問われたが、取材に応じなかった。

 ヤジは22日の衆院代表質問で、国民民主党の玉木雄一郎代表が「速やかに選択的夫婦別姓を実現させるべきだ」と述べた際に飛んだ。23日の議運委理事会で立憲民主党が「杉田さんのヤジだったのか確認してほしい」と要求。また、立憲の安住淳国会対策委員長は23日の自民党の森山裕国対委員長との会談で、「国会議員の品位を傷つける。看過できない」と伝えた。ただ、森山氏は会談後、記者団に「今のところ(杉田氏に)問い合わせる予定は国対としてはない」と語った。

 杉田氏は同日午前から、記者団に「杉田さんのヤジなのですか」「意図はなんですか」などとたびたび事実関係を問われたが、携帯電話で話し続けるなどして、質問に答えなかった。

4009チバQ:2020/01/24(金) 11:00:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200124-00000045-dal-ent

杉田水脈議員「エア電話ウケる」「液晶真っ暗」と揶揄される…毎回電話中で取材お断り


1/24(金) 10:53配信

デイリースポーツ







杉田水脈議員「エア電話ウケる」「液晶真っ暗」と揶揄される…毎回電話中で取材お断り


杉田水脈議員(2014年撮影)


 選択的夫婦別姓導入に関する野党の衆院代表質問時に「だったら結婚しなくていい」とのヤジを飛ばしたと、野党側から名指し批判されている、自民党・杉田水脈衆院議員(52)が、報道陣の前に姿をみせるたびに電話を耳に当てて回答しない様子を、24日のフジテレビ「とくダネ!」などが伝えた。

 エレベーターの中で、テレビカメラに取り囲まれたまま、杉田議員が電話を続ける場面も。

 ネット上では一斉に「絶対、電話してないやろww」「エア電話ウケる」とのイジりが入った。

 意見を述べたり、説明を行うべき立場にあるが、頑なに回答しない態度が裏目に出たか、通話の相手は不明ながら、「電話のフリド下手」「繋がってないのに通話できるなんて素晴らしい」と揶揄する声が続いた。

 スマホの画面を指して「電話真っ暗」「液晶真っ暗だったけどあれ通話中か?」との指摘も入り、「画面が真っ黒なのは耳にスマホ当てるとそうなる」としたうえで「まああれは演技」と断じるコメントもみられる。

4010チバQ:2020/01/28(火) 16:50:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200127-00000068-asahi-pol

杉田氏、夫婦別姓ヤジは「玉木氏がひどいこというから」


1/27(月) 22:28配信

朝日新聞デジタル







杉田氏、夫婦別姓ヤジは「玉木氏がひどいこというから」


23日朝、自民党本部を出る杉田水脈衆院議員(中央)。ヤジに関する記者団からの問いには答えなかった=鬼原民幸撮影


 選択的夫婦別姓に関する国会質問の際に自民党議員から「それなら結婚しなくていい」というヤジが飛んだ問題で、安倍晋三首相は27日の衆院予算委員会で「国会対策委員会に対応をゆだねたい」と、具体的な言及を避けた。自民党はこの日も野党が求めた事実関係の確認に応じなかった。

【写真】衆院本会議に臨む杉田水脈氏

 ヤジは22日の衆院代表質問で、国民民主党の玉木雄一郎代表が「速やかに選択的夫婦別姓を実現させるべきだ」と述べた際に飛んだ。野党は自民党の杉田水脈(みお)氏によるヤジだと指摘している。野党関係者によると、玉木氏の質問後、杉田氏は玉木氏に「玉木氏がひどいことをいうから(ヤジを飛ばした)」などと述べていたという。野党は、衆院議長に発言の特定と撤回を促すよう要請している。

 27日の予算委では、立憲民主党の大串博志氏がヤジについて「選択的夫婦別姓や多様性に関する政府の方針にも関わる。事実関係を確認してほしい。ヤジを述べたのは杉田氏ではないか」と問うた。

 これに首相は「調査する立場にない。一般論では、議事進行を妨げる不規則発言はお互いに慎まなければならない」などと述べるにとどめた。
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朝日新聞社

4011チバQ:2020/01/29(水) 14:40:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200129-00000218-fct-l07

北塩原村 村議会議員を逮捕(福島県)


1/29(水) 13:14配信

福島中央テレビ






福島中央テレビ

無許可でタクシー行為を行ったとして北塩原村の村議会議員が逮捕された。
道路運送法違反の疑いで逮捕されたのは北塩原村の村議会議員で会社役員の池田睦宏容疑者(48)。
池田容疑者は昨年11月頃、計4回にわたり、経営する会社のバスを使い許可を得ずにタクシー行為などを行い、乗客から運賃などを徴収していた疑い。
池田容疑者は昨年4月に行われた選挙で初当選した村議会議員。

4012チバQ:2020/02/06(木) 13:22:43
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200206-00000002-pseven-soci

菅官房長官辞任なら自民党内で「菅の乱」も 安倍一強終焉か


2/6(木) 7:00配信

NEWS ポストセブン







菅官房長官辞任なら自民党内で「菅の乱」も 安倍一強終焉か


追い詰められたかに見える菅氏だが…(時事通信フォト)


 自民党の「河井夫妻」をめぐる公職選挙法違反容疑での捜査をはじめ、“影の総理”とまで言われた菅義偉官房長官にさまざまな逆風が吹き、「2月辞任説」と「6月辞任説」という具体的な見立てまで飛び出している。実際、自民党のなかにも、菅氏の辞任を望む声もあるという。

【写真】渦中の河井克行・案里夫妻
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「菅氏を辞めさせたい」勢力には、安倍晋三首相-麻生太郎副総理-今井尚哉官房長官(現在は総理首席秘書官だが、菅氏の次の官房長官との声もある)という新たな政権中枢ラインの形成と、党務は二階俊博幹事長を交代させて岸田文雄幹事長が握る陣容を想定していることが透けて見えてくる。
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 しかし、ひとたび菅氏が野に下れば、安倍首相にとって強敵として立ちはだかるはずだ。菅義偉という政治家の本質は、体制の変革を求める根っからの改革派で「乱」を好む。
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 その政治経歴を見ると、小渕派時代は総裁選で小渕恵三氏に反旗を翻した梶山静六氏に従った。その後、宏池会に移ってからは、「加藤の乱」に参加して森内閣不信任案に欠席するなど「造反」の繰り返しだ。それがゆえに党内長老からは“反骨精神が過剰な要注意人物”とも見られていた。
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 安倍首相には忠実に仕えているように見えるが、それも体制改革で一致したからだ。菅氏は内閣人事局をつくって官僚の人事権を掌握し、官僚主導政治を政治主導に転換させた。それが安倍長期政権の原動力となった。政治ジャーナリストの藤本順一氏が言う。
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「いま政治を動かしているキーマンは菅さんです。官房長官を解任すれば、安倍さんは霞が関ににらみが利かなくなる。スキャンダルを防いでいた防波堤がなくなり、間違いなく安倍長期政権は瓦解に向かい始める」
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 そうなった時、切り捨てられた菅氏が安倍首相に忠誠を尽くし、政権を支える理由はなくなる。菅氏に近い二階派ベテラン議員が“菅の乱”が起きると予言する。
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「これまで自民党内に反安倍勢力といえるものはなかったが、菅官房長官の更迭、岸田幹事長となれば、政権中枢を追われた形の菅、二階、それに竹下派や大乱を望む石破派、改憲反対の谷垣グループなど非主流派を加えて党内に大きな反安倍勢力ができる。そうなると安倍一強の時代ははっきり終わる」
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 総裁選は安倍首相の鶴の一声で岸田氏に決まるという状況ではなくなる。
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「菅さんが引き立ててきた河野太郎や小泉進次郎といった発信力の強い政治家の存在感も高まる。自民党に権力闘争が蘇れば政治は安倍の次の時代に進む。だから、“菅辞任情報”は菅さんにとっても都合がいいとさえ言える」(二階派ベテラン)
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 追い詰められたかにみえる菅氏にとって、官房長官辞任の一手は、実は安倍政治をひっくり返すという大政局の始まりにつながる。そう見ると、辞任情報は逆の意味を帯びる。
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「私が辞めたら政権の命運は尽きる。それでもいいのか」
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 菅氏が安倍首相に突きつけた“最後通牒”かもしれない。
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※週刊ポスト2020年2月14日号

4013チバQ:2020/02/06(木) 13:27:36
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200205-00000003-pseven-soci

幹事長が近付く岸田政調会長 「スキップしそうな足取り」の声


2/5(水) 7:00配信

NEWS ポストセブン







幹事長が近付く岸田政調会長 「スキップしそうな足取り」の声


岸田氏が元気になった?(時事通信フォト)


 永田町で菅義偉官房長官の辞任説が流れているという。公職選挙法違反容疑で検察の捜査を受けている河井案里・参院議員と、夫で菅氏の側近の河井克行・前法相への捜査をはじめとした、数々の官邸への逆風がその背景にある。そんななか、自民党内にも、菅氏の失脚を待ち望む政治家たちがいるという。菅氏の辞任説が流れるとにわかに元気になったのが岸田文雄・自民党政調会長だ。
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 岸田氏は昨年の参院選でお膝元の広島で岸田派重鎮議員の対立候補に河井案里氏を擁立されて敗北し、内閣改造では悲願の幹事長就任を阻止されるなど菅氏にことごとく煮え湯を飲まされてきた。
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 それが攻守一転、菅側近である河井夫妻、菅原一秀・前経産相が釈明会見を開くと、「説明は十分ではない」と真っ先に批判し、地元の広島でも、案里氏が議員辞職した場合の補欠選挙に備え、選挙準備を急いでいる。
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「何事も慎重で動きが遅い岸田さんが、議事堂をスキップしそうな足取りで歩いている」(番記者)
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“これで幹事長が近づいた”という心中がダダ漏れだという見方だ。これまで「ポスト安倍は菅官房長官。岸田はまだ早い」と言っていた“親分”の古賀誠・岸田派名誉会長が、菅氏に逆風が吹くや一転、「岸田の応援団になる」と秋波を送ってきたことも足取りを軽くしている理由だろう。
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 安倍首相の政敵、石破茂・元幹事長も意気軒昂になってきた。政権の不祥事対応を「国民に対する説明責任が恐ろしく欠けている」とラジオ番組で批判し、憲法改正に必要な国民投票法改正案をめぐっては、「金持ちの政党がばんばんCMを流せば勝っちゃう。金のある方が勝つ憲法改正はおかしい」と講演で野党の主張に同調してみせた。
.

「石破氏は菅さんが官房長官を辞任すれば、安倍政権は長くないと読んでいる。勝負のときが近づいていると張り切りだした」(石破派議員)
.

 こちらは大乱を待っている。
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※週刊ポスト2020年2月14日号

4014チバQ:2020/02/12(水) 15:48:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200209-00010004-jij-pol

【点描・永田町】立憲・国民“合流破談”の虚しさ


2/9(日) 19:02配信

時事通信







【点描・永田町】立憲・国民“合流破談”の虚しさ


立憲民主党の枝野幸男代表(右)と国民民主党の玉木雄一郎代表=いずれも1月22日、国会内


政治ジャーナリスト・泉 宏

 令和2(2020)年の政局で最初の舞台となる通常国会召集時に、立憲民主党と国民民主党の合流協議が頓挫したことが、安倍晋三首相らを安堵(あんど)させている。

【図解】政党支持率の推移〜立憲、国民は何%?〜

 巨大与党に対峙(たいじ)する「ワンチームの“1強野党”」(立憲若手)を目指して、年をまたいで交渉を続けた両党だが、国会召集翌日の1月21日に出した結論は「当面、合流は見送り」という「事実上の破談」(同)だった。

 吸収合併か対等合併かという「合流の原点」で折り合えなかったのが理由だが、背景には「バラバラといわれた旧民主党のDNA」(共産党幹部)が見え隠れするだけに、両党の合流推進派の間には「変わらない体質」(国民若手)への虚しさが広がっている。

 「野党が大きな塊になって、政権交代の受け皿になる」との共通目標を掲げて昨年末以来、公式、非公式の党首会談を重ねてきたのが枝野幸男・立憲民主、玉木雄一郎・国民民主の両代表。交渉不調を受けて「通常国会の対応を優先する」と口をそろえたが、どちらも無力感を隠せない表情だった。

 当面両党は、昨秋結成した統一会派を基盤に「スキャンダルまみれの安倍政権を攻撃する」(立憲幹部)ことで、改めて合流への環境を整備したい考えだ。ただ、認識の違いが再確認されたことで「時間をかけても合意は困難」(立憲民主幹部)との見方が支配的だ。
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【点描・永田町】立憲・国民“合流破談”の虚しさ


会談に臨む立憲民主党の福山哲郎幹事長(右)と国民民主党の平野博文幹事長=1月21日、衆院議員会館


 「合流見送り」を決めたのは、党首会談を踏まえた21日の福山哲郎・立憲民主、平野博文・国民民主両幹事長の会談。

 国民民主が20日の両院議員総会で決めた「両党の合流協議継続」を受けて、平野氏は改めて立憲民主の協力を求めたが、福山氏は「ここまで詰めてきたものが受け入れてもらえなかったのは非常に残念」と、協議打ち切りを通告した。

 両幹事長は会談後、「ぎりぎりのラインで折り合わなかった」(福山氏)、「国会に専念し、その中で合流に向けたうねりが起こることを期待する」(平野氏)などとして、幹事長レベルでの意見交換は続ける考えを示した。

 その一方で、主役のはずの枝野、玉木両代表は憮然(ぶぜん)とした表情で多くを語らず、22日の衆院本会議での代表質問でも、枝野氏は「疑惑追及」、玉木氏は「政策論争」を軸とするなど、党首としてスタンスの違いも際立たせた。


「枝野氏に助けられた」と首相

 立憲、国民などに分散した旧民主・民進党系勢力も、「バラバラでは永遠に野党のまま」(無所属の会幹部)との危機感は共有している。

 だからこそ、1強を誇示してきた安倍政権が相次ぐスキャンダルで動揺しているのを「絶好のチャンス」として、首相の早期解散断行に備えて合流協議に踏み出したのだ。

 しかも、幹事長協議では比例代表の統一名簿作成など具体的な合流案も確認していたのに、枝野、玉木両党首の党名や合流方式をめぐる「インテリ同士の意地の張り合い」(国民若手)が、事実上の破談につながったとみられている。

 与野党攻防緊迫化の中での野党再結集の失敗は、「与党にとっては朗報」(自民国対)だ。
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【点描・永田町】立憲・国民“合流破談”の虚しさ


衆院本会議に臨む立憲民主党の枝野幸男代表(中央)と国民民主党の玉木雄一郎代表(左)。右は国民民主党の小沢一郎氏=1月22日、国会内


 自民党の二階俊博幹事長は「合流しようがしまいが、どうぞご自由に」と無関心を装ったが、「桜を見る会」や「IR汚職」で苦境に立つ首相は、「枝野氏に助けられた」と周辺に漏らしたとされる。

 「与党の嫌がることをするのが野党の役割」(自民長老)との永田町の政治論から見ると、今回の合流見送りは「わざわざ敵に塩を送った」(同)と揶揄(やゆ)されている。

 立憲、国民両党からは、玉木氏と枝野氏を互いに非難する声も噴き出すあたりは、「まさに旧民主党の宿痾(しゅくあ)」(首相経験者)とも見えるだけに、このままでは“野党の星”とされる枝野、玉木両氏のリーダーとしての器量が厳しく問われかねない。

(時事通信社「地方行政」2月3日号より)

4015チバQ:2020/02/17(月) 23:32:39
https://www.asahi.com/articles/ASN2G6QKHN2FUTFK01H.html
岸田氏、「選挙に弱い」払拭なるか 正念場の静岡選挙
有料記事

西村圭史、増山祐史

2020年2月14日 20時26分

 「ポスト安倍」に名乗りを上げる自民党の岸田文雄政調会長が、静岡の選挙に注力している。衆院静岡4区では、派閥の議員の死去に伴う補欠選挙を4月に控え、同5区でも他派閥の議員らと議席を奪いあう。岸田氏は昨夏の参院選で派閥の現職4人を落選させており、選挙に弱いイメージを払拭(ふっしょく)できるかが問われる。

派閥幹部の「弔い選挙」に檄
 「宏池会(岸田派)にとっても大切な補欠選挙。力を合わせて勝利したい」。13日、岸田氏は派閥の会合で4区補選の檄(げき)を飛ばした。

 補選は、昨年末に死去した岸田派の事務総長を務めた望月義夫元環境相の「弔い選挙」。望月氏の後継として県議が出馬予定だが、野党も統一候補の擁立を探る。必勝を期す岸田派は、4月に予定されていた政治資金パーティーを延期し、派閥所属の国会議員を続々と投入する予定だ。

ここから続き
 背景にあるのは昨夏の参院選の「敗北」だ。現職4人を落選させた岸田氏に、自民党内では「岸田さんは選挙の顔にならない」という見方が広がった。

 安倍晋三首相が「桜を見る会」の問題などで批判にさらされるなか、元々自民党が議席を持っていた補選を落とせば、政権にさらなる打撃となりかねない。党幹部の一人は「負ければ岸田さんの総裁の目は厳しくなる」と語る。

自民党入りめざす細野豪志氏と対決
 岸田氏は隣の静岡5区でも難題を抱える。岸田派の吉川赳氏は、前回2017年の衆院選で無所属の細野豪志氏と争い落選。昨年、比例東海ブロックの議員の辞職で繰り上げ当選した。岸田氏は11日に静岡入りし、吉川氏の国政報告会に出席。「吉川さんの政治生命がかかっている」と支援を呼びかけた。

 5区が注目されるのは、細野氏が次回の選挙後に自民党入りをめざしているからだ。細野氏はいま、二階俊博幹事長率いる二階派に特別会員として所属する。二階氏は「選挙の際には細野陣営にはせ参ずる」と明言し、党幹部が候補者の支援をめぐって対立する異例の事態も予想される。

 ポスト安倍をめざす岸田氏にとって、党の実力者である二階氏との衝突は避けたい一方、派閥候補の当選をめざすのは領袖(りょうしゅう)の責務でもある。野党も5区に候補者擁立を検討しており、岸田派の関係者は「どうなるか先行きが見えない」。党幹部は岸田氏について「いつも問われ続けているが、今はまさに正念場だ」と語る。(西村圭史、増山祐史)

4016名無しさん:2020/02/20(木) 23:01:17
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20200220-OYT1T50106/
開成高OB議員・官僚の会、岸田氏が出席…足場固め着々
2020/02/20 08:42
 自民党の岸田政調会長は19日夜、東京都内のホテルで開かれた母校の開成高校出身の同党議員や官僚でつくる「永霞会」の総会に出席した。


 岸田氏は会長を務めており、メンバーは約550人。この日は北村滋国家安全保障局長があいさつし、会の開催を祝して寄せた安倍首相のメッセージを代読した。会合は2017年9月の設立以来、2回目。

4017名無しさん:2020/02/20(木) 23:18:20
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200220-00070309-gendaibiz-pol
安倍よ、ただで済むと思うな…菅官房長官「最後の逆襲」が始まった
2/20(木) 10:01配信現代ビジネス
安倍よ、ただで済むと思うな…菅官房長官「最後の逆襲」が始まった
写真:現代ビジネス
 政権の終わりが見えてきたと思ったら、一枚岩だったはずの政権幹部たちの関係が異様なまでに軋み始めている。自分が死ぬか、相手が死ぬか。五輪まで半年、永田町で本格抗争の号砲が鳴った。

総理に呼ばれなくなった
 「もう、あの人も終わりだよな」

 ある自民党のベテラン議員が言う。官房長官・菅義偉のことである。官邸の守護神と言われたのも今は昔。

 定例の記者会見では、記者の質問にもまるで上の空。「すみません、もう一回言って?」を繰り返すシーンは、毎度のこと。回答に窮し事務方からペーパーを差し込まれることも増えた。

 この4ヵ月、菅はさんざんだった。菅原一秀や河井克行といった「側近」を無理矢理入閣させたものの、一気にスキャンダルに見舞われた。

 重用してきた官僚が不倫騒動に追い込まれ、自分が肩入れしてきたIR問題でも、10年ぶりの国会議員逮捕という騒動に巻き込まれた。すべて菅の周りで醜聞が出たことから、「菅潰し」の声が囁かれた。

 総理候補など夢のまた夢、スキャンダル処理にほとほと疲れた菅は、「このままやけくそで辞任するんじゃないか?」と噂を立てられる始末だ。

 安倍総理との関係も決定的に軋みだした。昨年末から、菅が安倍に呼ばれる機会が減った。もちろん、朝、官邸で顔は合わせるものの、安倍は視線を合わせない。

 要人との同席回数や接触時間は、かねてから菅との不仲が囁かれる今井尚哉秘書官のほうが格段に多くなった。

 安倍に嫌われたのか。自分を嵌めたのは、今井ではなくて、安倍なのではないか。疑心暗鬼が、菅の胸中を交錯している。

 官邸に2つあった危機管理ラインのもと、菅と今井は、修復不能な関係に陥った。今井は「菅さんは信用できないよ。総理の寝首をかく男だしね」と公言し、菅も「総理にぶら下がり会見なんてやらせて、本当にあのバカ」と今井を批判。だが、安倍は今井を選んだ。

 「今井が官僚だからですよ。政治家とちがって、主君に取って代わろうとすることはありえない。総理にとって菅さんは不気味だが、今井は安心して使える。その結果、安倍総理と菅さんは『官邸内別居』状態になってしまった」(安倍側近)

 このままでは、菅の政治家生命は終わる。頻繁に行っていた夜の会合も鳴りを潜め、菅の側近議員も「まったく誘われなくなったね。何をしているんだろう」と言う。表情も乏しくなり、抜け殻のようだ。

 だが、これは演技だ。

 『仮名手本忠臣蔵』に出てくる大星由良之助の一力茶屋のシーンを覚えているだろうか。連日酒を飲み、昼行灯そのものの大星は、ここで敵を油断させ、討ち入りのタイミングを見計らう。

 慎重に五感を働かせていれば、どんなときにも運は巡ってくる――後ろ盾もない横浜市議から出発した叩き上げの菅は、それがわかっているのだ。俺をバカにして、ただで済むと思うなよ。「逆襲」への兆しはかすかに出てきている。

 1月21日、廃棄していたはずの「桜を見る会」の3年分の資料が、突然見つかった。

 会場設営の契約書などが、内閣府総務課に残っていたというのだ。これまでの説明とはまったく異なるが、これは菅を後押しする官僚の「反乱」だった可能性が高い。官邸職員の証言。

 「桜の件は、けっきょく安倍さん自身の問題なわけです。安倍後援会が850人も招待され、昭恵枠まで膨大にあった。

 すべて『廃棄』でウヤムヤにするつもりが、ここでわざわざ資料が出てくるというのは、菅さんに世話になった官僚が、菅復権のために、あえて出したとしか考えられない」

4018名無しさん:2020/02/20(木) 23:18:59
ぜんぶ、俺のせいか?
 最近の「菅潰し」は、人事権を握ってきた菅に恨みを持つ官僚が荷担してきたという見方がある。一方で、アメとムチを使い分ける菅に「人事で世話になった」と感謝の感情を持っている官僚も多い。前出の職員が言う。

 「菅さんにとっては、資料が突然出てきたのは大きな援軍でしょう。総理が追及されるきっかけになるし、『桜』対応を振り付けてきた今井氏にとっても失点となります」

 菅が入閣させた前法相・河井克行と妻の案里についてはどうか。すでに広島地検は家宅捜索だけでなく秘書をはじめ30名以上の事情聴取まで行っている。しかし、もともと、河井夫妻は安倍総理との関係が深い。

 「河井氏は『菅銘柄』と言われてきましたが、実際には河井さんは『安倍派』といっていい。案里氏の出馬も、対立候補の溝手顕正元参院議員を、安倍総理が大嫌いだったことからごり押ししたもの。菅さんは後から従っただけ」(自民党代議士)

 だが河井が法務大臣を辞任する段になると安倍は「菅さんが大丈夫といったから」「菅さん自身が何度も選挙区に入ったでしょう。だから問題ないと思っていた」と菅に責任転嫁している。

 そのような事情があるからこそ、週刊文春が報じた「参院選前、1億5000万円が自民党から河井陣営に振り込まれていた」という事実は、菅にとっては有利に働く。

 カネの主体は党なのだ。官房長官である菅には関係ない。むしろ安倍銘柄であることがクローズアップされていくだろう。

安倍よ、ただで済むと思うな…菅官房長官「最後の逆襲」が始まった
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二階とのタッグ
 「さらに、次期検事総長と目されてきた東京高検検事長の黒川弘務氏が、2月8日の誕生日をもって定年退官する可能性が高まってきたのが、菅氏にとって追い風です。

 『官邸の門番』としてさまざまな政治案件を握りつぶしてきた黒川氏が消えれば、菅氏も『黒川がいなければ、私も手を出せません』と堂々と安倍総理に言える。

 稲田(伸夫)検事総長は、『黒川がやめれば、8月の任期までバンバン事件をやる』と語っているため、河井夫妻の立件は確定的になるでしょう」(政治部デスク)

 大臣経験者の逮捕となれば、政権への打撃は大きい。菅と安倍のどちらがダメージを受けるか? 安倍のほうだろう。

 IR問題についても、実は安倍のなかでは危ない時限爆弾がある。逮捕された秋元司が、細田派の有力議員の名前を具体的に挙げ、カジノ企業との癒着を検察に話しているという。

 「具体的に、安倍に近い現職大臣の名前と、その人物が受け取った2000万円という金額も話している」という噂で永田町は持ちきりだ。

 これまで挙げてきた「追い風」は、今のところ、静かなさざ波にすぎない。どう活かすかは、菅次第。しかも、先手を打たれるかもしれない。

 「総理には、年内に内閣改造を行って、菅さんを閣外に出すという思いもあるようだ。後任には甘利明氏の名前が上がってきている」(安倍側近)

 実際には、「菅以外に、安倍さんの防波堤がつとまる政治家はいない。安倍さんとしては、菅に内閣を守らせつつ、力だけは着実に削いでいくという戦略だ」(閣僚経験者)という見方が強い。

 いずれにせよ、菅は座して死を待つことはできない。チャンスがくれば、官房長官を辞任し、派閥を立ち上げるだろう。

 援軍は多い。なにせ、睡眠時間まで削って会合を行い、飼い慣らしてきた「隠れ菅派」の議員は優に50人を超える。いまの菅を支えるのは、幹事長の二階俊博である。

 「二階さんは今年になっても、何かにつけて菅さんの携帯に電話を入れて、ねぎらったりアドバイスをしたりしています。総理は、去年9月の人事で、いったん本気で二階幹事長更迭を計画しましたから、二階さんは安倍への警戒心を募らせているのです」(自民党幹部)

 安倍に切られそうになった実力者2人が、タッグを組み始めているのだ。

 目下、安倍が4選を狙わないかぎり、岸田文雄への総理禅譲はほぼ確定的だとされる。

 「岸田さんと犬猿の仲である菅さんは、ついに『タダの人』になる。そうなるくらいなら、自分が総裁選に出馬するか、あるいは同じ神奈川選出の河野太郎か小泉進次郎を担いで政権をつくり、幹事長に就き『キングメーカー』として生きながらえるしかない」(菅派議員)

 隠れ菅派に加え、二階派はもちろん、岸田を見捨てた古賀誠率いる宏池会の古賀グループ、さらに竹下派や石破派も戦列に加わる――。人数的には、不可能ではない。針に糸を通すような繊細なやり方で、最後の一手を下す。

 裏切られたなら、裏切り返すだけ。菅はいま、牙を研ぎ続けている。

 (文中敬称略)

 「週刊現代」2020年2月1日・8日合併号より

週刊現代(講談社)

4019とはずがたり:2020/03/02(月) 09:10:36
「極めて危機的」“ポスト安倍”が現状を懸念[2020/02/28 10:05]
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000177461.html

 「ポスト安倍」に名を連ねる自民党の岸田政調会長や石破元幹事長らが都内で会談し、自民党を取り巻く状況について「極めて危機的だ」との認識で一致しました。

 会合には岸田氏や石破氏のほか、石原元経済財政担当大臣と中谷元防衛大臣も出席しました。石破氏によりますと、東京高検の黒川検事長の定年延長問題について「非常に批判が強く、やり方についてかなり問題がある」との意見が出たということです。また、新型コロナウイルスに対する政府の対応への批判も「予想以上のものがある」と語りました。一方、安倍総理大臣が来月2日から全国の小学校などを臨時休校にするよう要請したことについて、中谷氏は「党の方にはほとんど相談なく、テレビで知った。きちんと議論を重ねてやっていくべきだ」と苦言を呈しました。

4020チバQ:2020/03/02(月) 23:35:27
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2020030201002600.html
「高齢者は歩かない」とやじ 参院予算委で自民松川るい氏
2020/03/02 21:46共同通信

「高齢者は歩かない」とやじ 参院予算委で自民松川るい氏

自民党の松川るい参院議員

(共同通信)

 参院予算委員会で2日、立憲民主党の蓮舫氏が小中高校への休校要請に関連し高齢者施設を対象にしなかった理由を政府にただしたところ、自民党の松川るい参院議員が「高齢者は歩かない」とやじを飛ばした。委員会後、記者団に発言を認め「舌足らずで誤解を与える表現だった。高齢者の皆さんに不快な思いをさせ、率直に反省している」と陳謝した。立民の福山哲郎幹事長は国会内で記者団に「少し問題がある」と指摘した。

 松川氏は発言の趣旨について「施設の高齢者は介護が必要というイメージだった。出掛ける頻度が子どもほど活発でなく、扱いが異なる合理性はあるとの意味だった」と釈明した。

4021チバQ:2020/03/02(月) 23:36:21
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-200302X872.html
山本防衛副大臣、在京当番でホテル泊=宿舎入居せず、公費120万円
2020/03/02 20:17時事通信

 防衛省は2日、山本朋広副大臣が大規模災害などに備えて東京23区内に待機する「在京当番」のため同省近くのホテルに宿泊し、公費約120万円が支出されていたと発表した。山本氏は都内の議員宿舎には入らず、神奈川県内の自宅で居住を続けていた。

 防衛省によると、同省がホテルの部屋を確保。山本氏は防衛副大臣を2度務めており、2017年8月〜18年10月の在任中に134回(約108万円)、19年9月以降は12回(約10万円)宿泊した。記録が残る過去5年で、山本氏以外に在京当番のためホテルを利用した例はないという。

 河野太郎防衛相は、ホテル泊に伴う公費支出を問題視し、議員宿舎に入るよう指示。山本氏は現在、東京都港区の衆院青山議員宿舎に居住している。

4022チバQ:2020/03/03(火) 14:43:36
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200303-00000027-jij-soci

河井案里参院議員の秘書ら逮捕 車上運動員に超過報酬 公選法違反容疑・広島地検


3/3(火) 7:46配信

時事通信







河井案里参院議員の秘書ら逮捕 車上運動員に超過報酬 公選法違反容疑・広島地検


報道陣に囲まれながら広島地検に向かう河井案里参院議員の秘書(中央)=3日午前、広島市


 自民党の河井克行前法相の妻、案里参院議員(広島選挙区)の陣営をめぐる選挙違反事件で、広島地検は3日、昨年7月の参院選で車上運動員に法定上限を超える報酬を支払ったとして、公選法違反(運動員買収)容疑で案里氏の公設第2秘書、立道浩容疑者(54)ら3人を逮捕した。

 
 昨年10月に浮上し、克行氏が法相辞任に追い込まれた問題は、案里氏の秘書の逮捕に発展した。公選法は、買収の罪で秘書らの有罪が確定するなどした場合、候補者本人が関与していなくても当選無効となる「連座制」が適用されると規定している。

 地検は同日午前、参院議員会館内の案里氏の事務所と、衆院第2議員会館内の克行氏の事務所を捜索。午後には広島市にある案里氏の事務所の捜索に入った。

 他に逮捕されたのは、克行氏の政策秘書、高谷真介(43)、無職脇雄吾(71)両容疑者。

 逮捕容疑は昨年7月、ウグイス嬢と呼ばれる参院選の車上運動員に対し、法定上限の日当(1万5000円)を超える報酬を支払った疑い。

4023チバQ:2020/03/09(月) 19:24:55
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200306-00000591-san-pol

自民、党員獲得順位公表へ 7年ぶりの減少で危機感


3/6(金) 18:45配信

産経新聞







自民、党員獲得順位公表へ 7年ぶりの減少で危機感


自民党・二階俊博幹事長=3日午前、国会内(春名中撮影)


 自民党の昨年の党員数が7年ぶりに減少に転じたことに執行部が危機感を募らせている。統一地方選と参院選が重なる12年に一度の「亥年選挙」の影響で、党員獲得への意識が低下したとの見方もある。とはいえ、現状を放置すれば組織基盤の弱体化につながりかねない。党は近く所属議員が獲得した党員数を公表して危機感を共有、反転攻勢のきっかけにしたい考えだ。(広池慶一)

 「大変残念ながら党員が減ってしまった。ご指導をいただければありがたい」

 党員獲得の総責任者である山口泰明組織運動本部長は6日の党会合で、全国の都道府県連幹部にこう呼びかけた。2日の役員会では昨年の党員数が前年比1万4581人減の108万6298人になったと報告。2つの大型選挙によって党員獲得活動が低調になったとの見方を示した。

 一方、二階俊博幹事長は3日の記者会見で「組織を通じて党員募集をしっかりやって、心配に及ばないようにしたい」と強調。党員数の目標に関しては「まずは元へ取り返すことが大事だ」と語った。 

 党員は「満18歳以上で日本国籍を有する方」が対象で、総裁選への投票など党活動に参加できる資格がある。野党時代は70万人台(非公表)まで落ち込んだが、政権復帰後の平成25年から6年連続で増加。近年は「120万党員」を目標に掲げて全国会議員に1千人以上の獲得ノルマを課し、達成できない場合は不足党員1人につき2千円の罰金を命じたことも話題になった。

 ただ、昨年は選挙が続いたことに加え、自然災害が多発し、千葉県など複数の県で党員が減少。7年ぶりの後退のショックは大きく、5日の岸田派(宏池会)会合では「二階氏が『何としても今年中に挽回しろ』と言っている。引き締めて頑張っていこう」と号令がかかった。

 政府・与党は、新型コロナウイルスの感染拡大で内閣支持率が急落するなど逆風にさらされている。執行部は党員獲得数の順位を明らかにすることで所属議員の自覚を促し、強い組織へと再生したい考えだ。

4024チバQ:2020/03/11(水) 19:10:11
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-609913.html
「参院竹下派」を激怒させ、世耕弘成の野望が潰えた日
2020/02/26 05:56デイリー新潮

「参院竹下派」を激怒させ、世耕弘成の野望が潰えた日

逃げ足は速かった?

(デイリー新潮)

 派閥政治が終わったと言われて久しい永田町で存在感を誇示したのは、竹下派こと「平成研究会」である。

 今月8日、参院の麻生派、細田派、岸田派が合同で勉強会を設けようとしたものの、竹下派の横ヤリで頓挫したと報じられた。

 異例の3派合同勉強会のミソは、竹下派の名前が入っていないことで、

「麻生派が、影響力の強い参院竹下派を外して、参院での自分たちの存在感を高めようとしたのです。そこに参院幹事長で細田派の世耕弘成さんなども加わり、10日には『参院賢人会』と称して初会合が予定されていた」(政治部記者)

 参院竹下派といえば、かつて“参院のドン”と呼ばれた青木幹雄氏や昨年10月に死去した吉田博美前参院幹事長のもと、隠然たる影響力を党内に及ぼしてきたことで知られる。

「吉田さんの没後も強い力を持ち続ける参院竹下派は、幹事長に就任した世耕さんにとって目の上のタンコブ。渡りに船と麻生派の画策に乗ったと見られている」

 ところが、

「参院幹事長代理を務める石井準一参院議員ら竹下派の幹部がこれに猛反発。“ならば竹下派は、参院予算委員会の理事を全員降ろす”と、世耕さんの喉元に匕首(あいくち)を突き付けたのです」

 慌てたのは世耕氏。

「首相のヤジで衆院が荒れる中、参院が内輪揉めでは、自らの沽券(こけん)にかかわる。即座にそろばんを弾いて翻意したのでしょう」

 虎の尾を踏んづけた世耕氏。本業で存在感を示せるのは、いつになるやら。

「週刊新潮」2020年2月27日号 掲載

4025チバQ:2020/03/16(月) 11:27:46
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200316-00613458-shincho-pol

“俺を捕まえていいのか”“大臣を呼ぶぞ!” 「武田良太国家公安委員長」秘書の暴行逮捕


3/16(月) 11:00配信

デイリー新潮







“俺を捕まえていいのか”“大臣を呼ぶぞ!” 「武田良太国家公安委員長」秘書の暴行逮捕


武田良太国家公安委員長


 酔っ払いがタクシー運転手に絡んで手を上げる。繁華街では珍しくない光景だが、こと今回はそれでは片付くまい。何しろ被疑者は国家公安委員長の「秘書」であり、父親も政財界でつとに知られた大立者という。ところがこの一件、なぜか新聞・テレビでは報じられず――。

 ***
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 巷では日常茶飯事のトラブルでも、登場人物いかんで、その様相は一変する。

 ことが起きたのは2月26日の夜、9時半頃だった。現場は東京・日本橋。飲食店の連なる一方通行の路上を、体格のよい男がふらふらと歩いてきた。

「男は泥酔していて、道路わきに停車していた個人タクシーの車体を、突然蹴り始めました。異変に気付いた運転手が車を降りてとがめると『俺は何もしていない』『俺には国会議員がついているんだ』などと騒ぎ出したのです」

 とは、当日の目撃者。

「口論ののち、男はその場から逃げ出そうとし、阻もうとした運転手の顔や胸めがけて拳を振り上げたのです」(同)

 運転手は、体格で勝る狼藉者に引きずられるような格好となり、通りすがりの会社員風男性3〜4人が間に割って入った。が、

「男は彼らに『さわるな庶民!』と罵声を浴びせ、『俺は大臣の秘書だ。大臣を呼ぶぞ』と延々叫び続けていました」

 さらに数分後、

「揉み合いを目にした近くの飲食店の従業員が止めに入りました。彼は男を落ち着かせようとガードレールの方へ誘導したのですが、男はその従業員にも数回、殴りかかっていました」

 ほどなくパトカー1台と自転車数台、総勢10人ほどの制服警官が到着。が、主役のボルテージは上がりっ放しで、

「『僕は不当な扱いを受けています』と訴えかけたかと思えば『お前らは東大を出られないからいつまでも制服警官のままなんだよ』と毒づくなど、支離滅裂だった。野次馬は20人ほどに膨れ上がっていて、『大臣はまだ来ないのか』などと、ヤジも飛んでいましたね」

 暴力を振るわれた運転手と従業員の事情聴取を終え、騒動発生から30分弱、ようやく男はパトカーで連行されていったのだが、

「最後まで『俺は国家公安大臣の秘書だぞ』『俺を捕まえていいのか』『大臣を呼ぶぞ』と繰り返し、最後は車内で笑みを浮かべながら連行されていきました」

 人騒がせな酔漢は、器物損壊と暴行容疑で警視庁中央署に逮捕された。ところが、実際にこの男の所持品から、現職の国家公安委員長・武田良太代議士の「秘書」であるという名刺が見つかったのだ。そこには、こう記載されていた。

〈自民党幹事長特別補佐兼幹事長代理 武田良太 秘書 白川由仁〉

 国家公安委員会は、国務大臣である委員長と5人の委員で構成されており、HPではその役割として、

〈警察行政の政治的中立性の確保〉

〈警察運営の独善化の防止〉

 とある。つまりは警察機構の「お目付け役」であり、そのトップに武田大臣が就いているわけだ。自らの秘書が警察沙汰を起こしていたとなれば、バツが悪いことこの上ない。

 さる自民党関係者が明かすには、

「今回逮捕された男は、秘書といっても公設はおろか、私設秘書でもありません。いわば武田大臣との個人的な関係で仕事を頼まれている“裏の秘書”といった立場だったのです。もちろん、武田事務所にも出入りしていました」

 さらに続けて、

「彼の本業は、政界では知らぬ人のない父親が関係する会社の役員です」

 というのだ。
結納にも同席して

 その男の父親とは、長らく政財界に重きをなす実業家の白川司郎氏。原子力発電関連の警備会社などの経営に携わり、斯界に隠然たる力を持つ大立者である。実際にこれまでも、

〈白川氏やその側近らは、施設用地の買収だけではなく、青森県むつ市に誘致する段階から東京電力に先行して重要な役割を果たしていたという。地元関係者は白川氏らを「東電の影」と呼んだ〉(「朝日新聞」2013年7月16日朝刊)

〈東京電力、ゼネコン、そして警備会社会長の白川司郎氏らの関係は、国税当局の税務調査や検察当局の捜査を取材する過程で、何度か垣間見えたことがある〉(「朝日新聞」同年7月28日朝刊)

 などと報じられてきた。そんな人物の息子が、なぜ武田大臣の“裏の秘書”に収まっているのか。先の自民党関係者は、

4026チバQ:2020/03/16(月) 11:28:09
「武田大臣は大学を卒業後、亀井(静香)さんの秘書に就きました。また、白川(司郎)さんはかつて三塚(博)さんの秘書だったこともあり、同じ派閥だった亀井さんとも親しくなった。そうした経緯で委員長と白川さんも昵懇になり、白川さんは『(武田大臣を)将来は総理にしたい』と、折に触れて口にしていました。表向き名を出してはいませんが、白川さんは有力な後援者として大臣を支えているのです」

 2人をつないだ形の亀井元運輸相に尋ねると、

「白川は友達だけど、息子のことは知らないな。その子が暴行事件を起こしたって、俺には関係ない話だ。(武田大臣を白川氏に紹介したかは)いちいち過去の関係は覚えてないよ」

 というのだが、先の関係者が続けて、

「資金の集め方を含め、政治家としての基本を亀井さんから叩き込まれた武田大臣は03年に初当選を果たします。その後は党内で力をつけ、16、17年と続けて獲得党員数が1万人を超えるなど、トップの成績を残している。そうした手腕が買われて昨年秋に初入閣を果たすわけですが、それには、白川さんの力添えも大きいと言われています」

 白川氏との間柄を物語るエピソードとして、

「由仁君が数年前に結婚した時のことです。両家の結納が、安倍総理も行きつけの新橋のすし店で交わされました。その時、なぜか親族でもない武田さんも駆け付けたので、新婦側は『国会議員と知り合いなのか』と驚いたといいます」(白川家を知る関係者)

 大事なタニマチの御子息ゆえ「秘書」として受け入れたというわけだ。

4027チバQ:2020/03/16(月) 11:28:26

「お目付け役」への忖度か

 が、その新郎の実態は、絵にかいたようなドラ息子だったという。この関係者が続ける。

「由仁君は当時、お父さんの関係する複数の会社の役員報酬で、月に数百万円の収入を得ていました。それでも家には金を入れようとせず、銀座や六本木で飲み歩いていたのです。電車には乗らず移動はもっぱらタクシー。酒好きな上に肉が好物で、体重は増える一方でした」

 そんな生活が長続きするはずもなく、

「結婚生活は1年ほどで破綻。2年前には離婚しています」(同)

 挙句、繁華街で虚勢を張って逮捕というのだから処置なし。ところが不思議なことに、今回の事件は一切、公式発表されておらず、メディアでも報じられていないのだ。

 一般に、軽微な犯罪であれば発表に至らないケースはままあるが、被疑者や被害者の属性によって、公共性や報道による公益性を帯びる事案であればその限りではない。この点、警視庁広報課に問うと、

「一般論として、公表については事件ごとに個別に検討し、適切に判断することとしております」

 あるいは「お目付け役」の大切な身内ゆえ、例のごとく忖度が働いたのか。

 政治アナリストの伊藤惇夫氏は、

「上から下まで、長期一強政権のゆるみ・たるみ・おごりの中に浸っているとしか思えません」

 そう呆れながら、

「まともな秘書であれば議員に迷惑を掛けまいという思いを持つはずです。そもそも、秘書といってもパーティ券を売り捌かせるために名刺だけ使わせている可能性もあります。今回は、本人も秘書だと認めているのだから、何のためにそんな名刺を持たせていたのか。武田大臣には、説明責任がありますよ」

 白川氏が代表取締役を務める会社は、

「(息子の逮捕については)プライバシーに関わる事ですので、お答えは差し控えさせて頂きます」

 そう言うのみ。が、武田委員長の事務所に聞くと、

「(事務所に出入りしていた)事実は一切ございません」

 などと、あたかも無関係であるかのような回答。一方で、白川氏が有力な後援者であることについては、

「数多くの方々とお付き合いはございますが、個別の交友関係についてはお答えを差し控えさせていただきます」

 自身のお膝元がこんな調子では、国家の公安どころではないはずだ。

「週刊新潮」2020年3月12日号 掲載
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新潮社

4028チバQ:2020/03/18(水) 15:44:20
https://mainichi.jp/articles/20200318/ddm/012/010/055000c

焦点
ポスト安倍「凪状態」 新型コロナ一色 自民両院議員総会
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会員限定有料記事 毎日新聞2020年3月18日 東京朝刊

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自民党の党大会に代わる両院議員総会に臨む安倍晋三首相(左端)、岸田文雄政調会長(右から2人目)ら=東京都千代田区で2020年3月17日午後6時3分、藤井達也撮影

 自民党は17日、党本部で両院議員総会を開き、2020年運動方針を採択した。新型コロナウイルスの感染拡大がなければ、安倍晋三首相(党総裁)の来年9月の総裁任期満了をにらんだ「ポスト安倍」の動きや、首相が宿願とする憲法改正の具体的な取り組みが顕在化する機会だったが、そうした機運は雲散霧消。各種世論調査で安倍政権の感染防止対応が一定程度評価されていることもあり、党内は事態の推移を様子見する「凪(なぎ)」状態だ。

 自民党は8日に東京都内のホテルで党大会を開く予定だったが、感染拡大を受け延期を決定。運動方針採択のために、党大会に次ぐ意思決定機関の両院議員総会を開いた。
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4029チバQ:2020/03/19(木) 13:03:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200319-00000022-jij-pol

東京五輪延期なら政局直撃 「ポスト安倍」戦略、衆院解散左右 首相4選? 退陣論も


3/19(木) 7:10配信

時事通信



 新型コロナウイルス感染拡大のあおりで7月24日からの東京五輪・パラリンピックが予定通りに開催できなければ、日本の政局を直撃するのは必至だ。

 延期される場合、開催時期がいつになるかで安倍晋三首相(自民党総裁)の衆院解散戦略が左右される。「ポスト安倍」候補の動きにも影響が出そうだ。

 ◇花道論、幻か
 衆院議員の任期満了は来年10月21日で、新型ウイルスが猛威を振るう前は、衆院解散は東京五輪・パラリンピックが終わる今秋以降が有力視されていた。首相の党総裁任期も来年9月末までだが、政界では首相が年内にも余力を残して退陣し、岸田文雄政調会長にバトンタッチする「禅譲」論も取り沙汰されていた。

 仮に五輪が1年延期されれば、この「五輪花道論」は幻となりそうだ。「21年五輪」は首相の総裁任期に収まり、自民党閣僚経験者は「安倍氏は21年五輪まで首相を続け、すぐ岸田氏に譲ってそのまま解散だ」と予測した。

 もっとも、こうしたシナリオについて岸田派中堅は「岸田氏としては、きつい。首相になってすぐに総選挙で、解散のフリーハンドがない」と危惧する。ポスト安倍候補には茂木敏充外相、加藤勝信厚生労働相、河野太郎防衛相、小泉進次郎環境相らの名も挙がるが、衆院選が直後に控える総裁選では、「選挙の顔」として一般の人気が最も高い石破茂元幹事長が、選挙地盤の弱い若手らの支持を集めるとの見方もある。

 「石破総裁」を阻止するため、首相が「コロナ克服五輪の実現」を掲げて今秋から来年初めに衆院を解散する展開も考えられる。その場合、来年9月の総裁選直後に衆院議員の任期が満了する政治日程がリセットされ、石破氏の優位が薄れるためだ。

 ◇禅譲シナリオに暗雲
 2年延期だと状況はさらに複雑になる。首相の現在の総裁任期を越えるからだ。政府関係者は「首相も東京五輪が終わるまでは続けようとする」とみる。閣僚経験者も「総裁任期は(22年9月まで)1年延長だ。首相はその前に経済対策を打ち出して衆院解散するだろう」と指摘した。

 首相が一定程度経済を立て直し、世論の支持を得るようならば、総裁4選論の流れが加速し、岸田氏への禅譲論が不透明になる可能性もある。

 一方、過去の五輪は中止となったことはあるが、延期となった例はない。首相は、予定通りの時期でなくとも「完全な形で実施」する方針だが、最終決定権は国際オリンピック委員会(IOC)にあり、日本の事情がどこまで配慮されるかは分からない。

 自民党の鈴木俊一総務会長は2月の講演で、7月に五輪が開催できなかった場合、政権の「政治責任」につながるとの見方を披露。もしも中止となれば経済的な損失は計り知れず、「首相は即退陣だ」(自民中堅)という声もある。

4030チバQ:2020/03/19(木) 15:22:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200318-00000611-san-pol

首相と岸田氏が総裁選、新型コロナ、五輪で意見交換


3/18(水) 22:29配信

産経新聞



 安倍晋三首相は18日夜、東京都内のホテルで、「ポスト安倍」候補の1人に掲げる自民党の岸田文雄政調会長と会食した。総裁選を含む党内情勢、新型コロナウイルスの感染拡大に対処するための経済対策、東京五輪・パラリンピックなどについて意見交換した。新型コロナに対応するための政府と与野党による協議会設置に関して、首相は「聞いていなかった」と話したという。

4031チバQ:2020/03/22(日) 14:45:49
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200322-00000007-jij-pol

自民党細田派、「ポスト安倍」で決め手欠く 下村、西村、稲田氏ら意欲


3/22(日) 7:14配信

時事通信



 安倍晋三首相(自民党総裁)の出身派閥で党内最大の細田派(細田博之会長、97人)が、「ポスト安倍」の対応に苦慮している。

 下村博文選対委員長(65)や西村康稔経済再生担当相(57)、稲田朋美幹事長代行(61)らが意欲を示すが、衆目の一致する有力候補はいない。一方、首相は岸田派会長の岸田文雄政調会長を後継候補に推すと目され、細田派の方針は当面定まりそうにない。

 「自民党の『おじさん政治』をぶっ壊す」。稲田氏は19日のTBSのCS番組収録でこう宣言。これまでの保守的な主張だけでなく、女性政策などでも発信を強めるなど、次期総裁選へ存在感を高めていく構えだ。

 稲田氏は細田派内の基盤に乏しく、周辺に「20人の推薦人を集めるのは容易でない」と漏らす。他派閥の協力は必須で、二階派会長の二階俊博幹事長とは良好な関係を築く。12日夜には東京都内で竹下派幹部とも意見交換した。

 下村氏は昨年の党役員人事で念願の「四役入り」を果たし、総裁選出馬の足掛かりを築いた。最近は細田派内の若手らと懇談を重ねており、関係者は「派内の面倒を見ることで上を狙っている」との見方を示す。

 西村氏も「意欲がある」(細田派幹部)とされる。自民党が下野した直後の2009年総裁選に出馬経験があり、派閥横断の勉強会を毎週開催するなど、党内の人脈拡大に余念がない。周辺には「今は新型コロナウイルスへの対応が最優先だ」と語っており、担当の経済分野を通じて存在感を発揮したいとの思惑も透ける。

 もっとも、3氏に対する党内の評価は、いずれも「総裁候補には物足りない」(中堅)と厳しい。首相の「意中の人」が岸田氏とされる中、細田派ベテランは「岸田氏を支援して派の影響力を発揮した方がいい」と指摘。「細田派として総裁選は1回休んで、幹事長を狙うべきだ」(中堅)との声もある。

 細田派は12年総裁選で、首相と当時派閥会長だった町村信孝氏(元衆院議長、故人)が争う「分裂選挙」を余儀なくされた。このため、次期総裁選は結束して臨みたいとの本音ものぞく。

 一方、細田派幹部の一人は次期総裁選に向け、当選回数別の懇談会を開き、意見聴取を始めたことを明かした。「総裁候補を出さなければ、他派閥の草刈り場になってしまう」との危機感からだ。

 派内に依然影響力を保つ森喜朗元首相は、2月発売の月刊誌「文芸春秋」のインタビューで「安倍さんに続けてもらうことが最も国益にかなう」と述べ、首相の党総裁4選を支持した。

4032チバQ:2020/03/24(火) 17:12:10
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200324-00339393-toyo-bus_all

五輪延期で不透明化する「ポスト安倍」レース


3/24(火) 17:01配信

東洋経済オンライン







五輪延期で不透明化する「ポスト安倍」レース


東京五輪・パラリンピックの延期が濃厚になってきた。写真は2019年7月の五輪1年前のイベントで並んで歩くIOCのバッハ会長(右)と安倍晋三首相(左)(写真:ロイター/アフロ)


 世界が注目する今夏の東京五輪・パラリンピックの開催延期が事実上固まった。国際オリンピック委員会(IOC)が延期を視野に「4週間以内に結論」を表明、安倍晋三首相も「延期容認」の姿勢を打ち出したからだ。

 延期後の新たな開催時期は今後の検討次第で、関係者の間では「年内」「1年後」「2年後」の3案が浮上している。これを受けて、安倍首相の今後の政権運営のカギとなる衆院の解散時期も含めた政治日程も様変わりし、「ポスト安倍」の構図も一段と不透明感が増してきた。
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■コロナの感染収束が五輪開催の前提に

 IOCのバッハ会長は3月22日(現地時間)の臨時理事会で、新型コロナウイルスの世界的感染拡大を踏まえ、東京五輪について延期を含めて検討すると発表した。日本政府や大会組織委員会、東京都などと協議したうえで、今後4週間以内に結論を出す方針だ。中止は「誰の助けにもならない」(バッハ会長)と議題にはしない。

 これを受けて安倍首相は、23日の参院予算委員会集中審議の冒頭に「アスリートの皆さんのことを第一に考え、延期の判断も行わざるをえない」と答弁。さらに、大会組織委会長の森喜朗元首相に、コロナウイルスに打ち勝った証しとして開催することと完全な形での実施などの考えを説明。森氏を通じてバッハ会長に伝えたことも明らかにした。
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 安倍首相は16日のG7首脳とのテレビ会議で「打ち勝つ証し」と表現していたが、23日の答弁では「打ち勝った証し」と過去形の表現に軌道修正し、感染の収束が開催の前提となるとの考えをにじませた。

 五輪は過去に戦争のため中止されたことがあるが、延期の前例はない。安倍首相と盟友関係にあるアメリカのトランプ大統領が「安倍首相の決断に任せる」などと発言していることもあり、主催国のリーダーとしての決断力をアピールし、与野党も安倍首相の対応を支持する声が大勢だ。
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 ただ、安倍首相にとって開催延期が今後の政権運営を大きく左右することになる。安倍首相の自民党総裁としての任期は2021年9月末まで。しかも、現在の衆院議員の任期満了はその直後となる2021年10月21日だ。このため、「いつまで延期されるかで、解散時期やポスト安倍レースの構図も変わる」(自民長老)ことは間違いない。

 今回のコロナ大流行の収束は「誰にも見通せない」(専門家会議有力メンバー)だけに、4月中旬までに出されるIOCの決断も「見切り発車とならざるをえない」(JOC関係者)とみられている。


■年内開催なら首相に複数の選択肢

 延期3案のうち、年内開催案は政府や組織委、東京都にとって「いちばん打撃が少ない延期」(組織委関係者)だ。もちろん、年内といっても9月から10月の初秋から、11月から12月にかけての晩秋までの幅がある。ただ、政治日程からみれば、解散時期も含め「首相は複数の選択肢を手にする」(自民幹部)ことになる。

 安倍首相にとって、2021年9月の任期切れに向けた政権運営の最大の武器は衆院解散だ。仮に五輪を年内に開催するとなれば、安倍首相にとって五輪閉幕直後の年末から2021年夏にかけて解散を断行するチャンスが生まれることになる。コロナの収束に成功し、五輪も開催して経済もV字回復する中での解散となれば自民党の勝利も見込め、それによって安倍4選論が急浮上する可能性もある。
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 さらに、これまで取り沙汰されていた「五輪花道論」という五輪閉幕直後の勇退も選択肢となり、状況次第では意中の後継候補とされる岸田文雄政調会長への事実上の禅譲も可能となる。コロナショックで経済が低迷する中、政治空白につながる総裁選実施を回避する大義名分もある。

 これに対し、1年延期の場合は状況が大きく変わる。世界的なコロナの収束が遅れれば、安倍首相にとって五輪前の解散権行使は難しい。その場合、五輪開催直後の安倍首相による解散断行か、自民総裁選を実施したうえでの新総裁(首相)による任期満了選挙が選択肢となる。
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 開催日程がほぼ1年延期となれば、パラリンピックの閉幕は9月初め。となれば、閉幕直後に解散するには、9月中下旬に予定される総裁選の延期が必要になる。ただ、その場合でも本格総裁選とせざるをえず、「反安倍」の立場を維持して国民的人気が高い石破茂元幹事長の当選の可能性も広がる。

 もちろん、総裁選に先立つ衆院選で自民勝利となれば安倍首相の続投論が浮上する可能性があるが、事前に総裁公選規程を改正していない限り続投は困難だ。

4033チバQ:2020/03/24(火) 17:12:25

 さらに複雑なのが2年延期のケースだ。安倍首相にとってコロナの収束次第で2020年末から2021年夏までの解散断行が選択肢となる。仮に2021年6月に想定される通常国会閉幕時に解散して、国政選挙7連勝となれば「4選論」か「五輪閉幕後までの総裁任期1年延長論」が浮上しそうだ。

 その場合は「首相の本音とされる院政への道も開ける」(細田派幹部)が、「選挙に負ければ即退陣」(自民長老)ともなりかねない。

 その一方で、それぞれのケースでポスト安倍の構図も変わる。最有力候補とされる岸田、石破両氏に加え、党内有力者の菅義偉官房長官、茂木敏充外相、加藤勝信厚労相、河野太郎防衛相、さらに小泉進次郎環境相や初の女性首相を目指す野田聖子元総務会長と多士済々。ただ、それぞれの立ち位置がコロナ対応などで変化している。
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■ポスト安倍候補は多士済々だが…

 永田町で本命視されている岸田氏は、党の政策責任者として超大型経済対策策定で指導力を発揮できれば、低迷が際立つ同氏の支持率が上向く可能性がある。これに対し、各種世論調査での「次の首相にふさわしい政治家」でトップに立つ石破氏は、党所属国会議員票と全国党員・党友票が「1対1」となる本格総裁選の実施が当選へのカギとなる。

 この両氏と並んで有力視されてきた菅氏は「2019年秋に、菅氏側近とされる2閣僚の連続辞任などで安倍首相との関係にひびが入った」(自民幹部)とされ、コロナ対応でも失速が目立つ。また、環境相就任後に「セクシー発言」などで批判された小泉氏も、「次どころか10年後を見据えて新規まき直しが必要」との見方が支配的だ。
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 茂木氏は外相としての手腕の評価が高いが、自らが所属する竹下派内での求心力は「まだ不足している」(同派幹部)のが実態だ。同派同僚でもある加藤氏はコロナ対応の先頭に立つが、「官僚臭が抜けず、決断力不足を露呈した」(閣僚経験者)とこちらも脱落ムードだ。

 2019年9月に外相から防衛相に転身した河野氏は総裁選出馬への意欲を隠さない。ただ、所属派閥・麻生派の領袖である麻生太郎副総理兼財務相が「一般常識に欠けている」などと指摘し、「出馬しても当選は困難」(自民幹部)との見方が多い。さらに、野田氏は前回総裁選時と同様に「20人の推薦人集めが課題」とされ、「出てもお飾り候補」(自民長老)とみられている。
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 現在五輪関係者の間で最も有力視されている1年延期となれば、安倍首相が任期どおり退陣するのか、そして総裁選前の解散断行で「続投への勝負」に出るのか、さらには総裁公選規程を変えられるのか、といった不確定要素が絡んでくる。こうしてみると、結局は「首相の腹次第」(自民長老)となりそうだ。
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泉 宏 :政治ジャーナリスト

4034チバQ:2020/03/24(火) 17:14:06
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200323-00000564-san-pol

産経・FNN合同世論調査 ポスト安倍、首相本人が再浮上、自民支持層では石破氏に大差


3/23(月) 18:04配信

産経新聞







産経・FNN合同世論調査 ポスト安倍、首相本人が再浮上、自民支持層では石破氏に大差


次の首相にふさわしいのは?


 産経新聞社とFNNの合同世論調査で、次の首相にふさわしい政治家を尋ねたところ、安倍晋三首相が昨年9月の調査以来のトップに返り咲いた。今年2月の前回調査などでは自民党の石破茂元幹事長にリードを許していたが、新型コロナウイルスの感染拡大が欧州や米国で深刻化する中、政府の感染防止対策が評価されたようだ。

 首相は前回調査より3・8ポイント増の18・8%で、石破氏の18・5%や小泉進次郎環境相の9・8%を抑えた。自民党支持層に限れば、39・3%の支持を集め、石破氏の19・7%を大きく突き放した。

 首相が要請した小中高校の一斉休校や大規模イベントの自粛といった感染防止に向けた対策が評価され、支持につながったとみられる。新型コロナウイルスをめぐる政府の対応について「評価する」と答えたのは首相の支持層では77・2%に上り、石破氏支持層の44・1%を大きく上回った。

 2月に政府の感染症対策本部の会合を欠席した小泉氏は落ち込んでいたが、今回は一定程度回復した。立憲民主党の枝野幸男代表は前回の6・0%から4・9%に落ち込んだ。

4035チバQ:2020/03/24(火) 17:15:05
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200323-00000005-pseven-soci

“派閥政治”が失われ自民党内が弛緩、自浄作用が消滅した


3/23(月) 7:00配信

NEWS ポストセブン







“派閥政治”が失われ自民党内が弛緩、自浄作用が消滅した


安倍一強は続く(イラスト/井川泰年)


 新型コロナウイルス問題への対応で右往左往する安倍政権。以前であれば自民党内から後継者の話題があがり、ポスト安倍への動きが活発になるものだった。ところが、新しいリーダーが決まりそうな気配が見られない。派閥がなくなり、「独裁」状態になったことでダイナミズムが失われた政治の不毛について、経営コンサルタントの大前研一氏が考察する。
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 * * *
 新型コロナウイルス問題で安倍晋三政権が右往左往している。対応が後手後手に回り、安倍首相が思いつきの場当たり的な対策を連発して危機管理能力が驚異的に低いことを露呈した。
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 さらに検察官定年延長問題や「桜を見る会」答弁などで安倍首相の強引な政権運営が取り沙汰され、急激な景気悪化と株安・円高で「経済の安倍」の金看板にも影が差している。
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 にもかかわらず、どさくさに紛れて、国民の私権を制限できる「緊急事態宣言」を首相が国会の承認なく出せるようにするなど、安倍首相は“独裁者”への道を邁進している。このため、野党だけでなく与党内からも政権批判の声が上がり始めているのだ。
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 いよいよ「安倍一強」が崩れて“ポスト安倍”の動きが本格化してもよさそうな情勢だが、いかんせん自民党内に有力な後継者候補は見当たらない。
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 たとえば、安倍首相からの禅譲を期待しているとも言われてきた岸田文雄政調会長は、存在感が薄くて知名度も低い。石破茂元幹事長は、評論家のようなことばかり言っていて、石にかじりついてでも首相になるという気迫が感じられない。菅義偉官房長官は、事実上の「菅派」とされる菅原一秀経済産業相と河井克行法相の「政治とカネ」の問題に伴う辞任、河井氏の妻・案里参議院議員の公設秘書らによる公職選挙法違反事件などで影響力に大きく陰りが出ている。小泉進次郎環境相は、早くも底の浅さが露見した。いずれも、帯に短し襷に長しで“ポスト安倍”としては力不足だ。
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 従来の日本の政治=自民党政治は「一強」ではなく「派閥(ムラ)」が牛耳り、常に派閥間で熾烈な党内抗争を繰り広げていた。


 政権派閥の首相が政策で失敗したりスキャンダルを起こしたりすれば、すぐに他の派閥が蠢いて政権交代の党内圧力をかけ、カラーが異なる別派閥の「領袖」を首相に担いで国民の批判をかわしながら政権を維持してきた。いわゆる「三角大福中」(三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫、中曽根康弘)や「安竹宮」(安倍晋太郎、竹下登、宮澤喜一)の時代であり、当時は派閥が若手の人材を育成する役割も担っていた。
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 私は退陣後の竹下元首相から夜の会食で有名料亭に呼ばれたことがある。そこには、首相になる前の小渕恵三さんが同席していて、竹下さんは「小渕を首相にしてやってください。彼が首相にならないと、私は死んでも死にきれません」と頭を下げた。竹下さんにとっては後継者の小渕さんを首相にすることが残された自分の使命であり、それが派閥の論理だったのである。それ以前から私は小渕さんと親しかったので、竹下さんに頼まれなくても応援できることは何でもするつもりだったが、その夜の竹下さんの表情には鬼気迫るものがあった。

4036チバQ:2020/03/24(火) 17:15:28

 つまり、かつての自民党の実態は派閥という名の小政党の集合体であり、党内には派閥間のパワーゲームによるダイナミズムがあったのである。組閣人事には派閥の意向が強く反映され、経済や外交などの政策は派閥によって異なり、官僚やマスコミも別々の派閥・政治家とつながっていた。このため派閥同士は絶えず緊張関係にあり、ライバル派閥の政権に対する追及は野党以上に厳しかった。
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 ところが、今は派閥が弱体化し、単なるサークルのような緩い集団になってしまった。これは小選挙区制導入の影響が大きい。派閥の役割と政治家のスケールが小さくなって派閥抗争がなくなった代わりに総理総裁や幹事長の権限が強くなり、党内の“自浄作用”が失われたのである。
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 結果、安倍政権下ではロシアとの北方領土問題や北朝鮮の拉致問題など外交的には全く成果がなく、経済的にはスローガンを連発するだけで景気は悪化する一方。憲法改正も実現できず、大々的にぶち上げた政策のほとんどは雲散霧消した。そんな“蜃気楼”のような安倍政権を「歴代最長」まで延命させてしまった。

 しかし、今は新型コロナウイルス禍という“国難”で日本政治の貧困と不毛がまさに国家を危機に陥れている。“モリカケ桜”で綻び、コロナで完全に国を誤った方向に導いている安倍政権の暴走を、与党も野党も止めることができない。令和の世に新しいリーダーが降臨することを願わずにはいられない。
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●おおまえ・けんいち/1943年生まれ。マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社長、本社ディレクター等を経て1994年退社。現在、ビジネス・ブレークスルー代表取締役会長、ビジネス・ブレークスルー大学学長などを務める。最新刊は小学館新書『経済を読む力「2020年代」を生き抜く新常識』。ほかに『日本の論点』シリーズ等、著書多数。
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※週刊ポスト2020年4月3日号

4037チバQ:2020/03/24(火) 17:17:27
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200323-00036681-bunshun-pol

“ポスト安倍”は「岸田氏・菅氏のタッグ」発言が波紋 古賀誠元幹事長79歳の“人たらし”


3/23(月) 6:00配信

文春オンライン







“ポスト安倍”は「岸田氏・菅氏のタッグ」発言が波紋 古賀誠元幹事長79歳の“人たらし”


運輸大臣、幹事長、選対委員長などを歴任した古賀誠氏 ©文藝春秋


 菅義偉官房長官が「安倍政権はまだ1年数カ月ある」と淡々と語れば、岸田文雄政調会長も「まだ記事を読んでいない」と言葉少な。「ポスト安倍」候補の2人が記者団に答えたのは、岸田派で名誉会長を務める古賀誠元幹事長(79)のインタビュー記事への感想だ。

【写真】この記事の写真を見る

 古賀氏は10日発売の 月刊誌「文藝春秋」 で「菅さんと岸田会長がタッグを組めば、強い」と語り、「岸田政権」で、菅氏を幹事長や官房長官に据える案を披露。

「菅氏が普段、岸田氏を『何をやりたいのか分からない』と馬鹿にしているのは周知の事実。だが古賀氏はそんな2人をあえてくっつけようとしている」(政治部記者)。菅、岸田両氏は古賀氏の政治的思惑を感じ取り、踏み込んだ発言を避けた。

 8年前に引退した古賀氏だが、その政治力はなお強い。今も古賀氏の政治団体には年間7000万円の収入があり、繰越金は6億円を超える。この資金力に加え、古賀氏は政界指折りの「人たらし」だ。宴席があれば豪華な土産を用意し、熨斗に「心ばかり 古賀誠」と記す。2018年の党総裁選を控えた安倍晋三首相から、ひそかに会食に誘われた際は、首相に、スーツ仕立て券30万円分を手土産として渡した。

 ここぞという時のカネの使い方を熟知する古賀氏。対照的なのは皮肉にも、派を譲った岸田氏だ。新型コロナウイルスが問題化した直後、徹夜で働く外務省職員に差し入れたのは栄養ドリンクとカップ麺。高級寿司を差し入れた二階俊博幹事長とのギャップもあって、「古賀氏なら、どーんと差し入れたはずなのに」と困惑気味の不満が漏れた。
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望月元環境相の葬儀でも鮮明になった古賀氏と岸田氏の差

 古賀氏はスーツにタツノオトシゴのブローチをつける。岸田派の事務総長で昨年末に亡くなった望月義夫元環境相が生前、辰年生まれの古賀氏の誕生日にプレゼントしたものだ。その望月氏の葬儀でも、新旧領袖の違いが鮮明になった。「望月先生」と呼び、淡々と用意した紙を読み上げた岸田氏に対し、古賀氏は永田町での綽名の「もっちゃん」と何度も呼びかけ、会場はむせび泣いた。地元での綽名の「よっちゃん」とも時に呼びかけ、地元関係者への配慮まで見せつけた。

 政治部デスクは言う。

「岸田氏は首相になれてもお人形。古賀氏からの親離れを勧め、岸田政権を牛耳ろうと目論む安倍&麻生に、麻生太郎財務相と犬猿の仲の古賀氏がそうはさせまいと、同じく麻生氏と関係の悪い菅氏を抱き込んだ岸田政権像を示して見せたのでしょう」

 古賀氏は昨秋『憲法九条は世界遺産』なる自著を上梓したほどの改憲反対派。人形遣いの座をめぐる戦いは早くも過熱しつつある。
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「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年3月26日号

4038チバQ:2020/03/28(土) 23:51:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200328-00000508-san-pol

「二階」対「岸田」 新型コロナ緊急経済対策めぐり自民内で激しい綱引き   


3/28(土) 19:00配信

産経新聞







「二階」対「岸田」 新型コロナ緊急経済対策めぐり自民内で激しい綱引き   


自民党総務会に臨む二階俊博幹事長と岸田文雄政調会長(右)=2月14日、国会内(春名中撮影)


 新型コロナウイルスの感染拡大に対処する政府の緊急経済対策をめぐり、自民党の二階俊博幹事長と岸田文雄政調会長が激しい駆け引きを繰り広げている。岸田氏は安倍晋三首相から指示を受けて党内議論を進めているが、二階氏は今月17日、突然、政府と与野党による連絡協議会の設置をぶち上げた。過去最大級の対策を策定し、「ポスト安倍」としての存在感を示そうとしている岸田氏にとっては寝耳に水で、面目をつぶされた格好だ。

【表】「自粛生活」で気をつけるべきこと

 「首相の意向をうかがい、大筋の方向性では一致した。党内でもしっかりと議論をさせたい」

 岸田氏は17日午前、首相から経済対策の取りまとめを指示された後、首相官邸で記者団にこう語り、表情を引き締めた。

 岸田氏は首相からの指示に先立ち、令和2年度補正予算案の編成を見据えた対策の取りまとめを党のそれぞれの部会に指示しており、対応をさらに加速させようとしていた。

 ところが同日午後、国会内の公明党役員室から出てきた岸田氏の表情はいつになく硬くなっていた。対策策定への意気込みを聞こうと待ち構えた記者団の問いかけにもほとんど答えず、足早に国会内の別の部屋に入っていった。

 岸田氏の不機嫌の理由は、公明党の斉藤鉄夫幹事長から「こんな話がある」と協議会の設置を知らされたからだ。

 岸田氏は党の政策責任者だが、事前に協議会の話を知らされていなかった。岸田氏周辺は、二階氏の動きが表面化する前に岸田氏が首相から指示を受けていたことを取り上げ、「本当によかった。その前にやられていたらかなりまずかった」と胸をなでおろした。

 協議会の設置は、表向き、対策に取り組む姿勢を見せたい野党の要請に与党が応じる形をとっている。ただ、実際に水面下で主導していたのは二階氏だ。意向を踏まえた自民党の森山裕国対委員長が、立憲民主党の安住淳国対委員長に根回しして実現した。

 岸田氏は、同日夕の記者会見で、協議会と党の政調会で議論の住み分けをどうするのか問われ、こう強調した。

 「(協議会が)どういうことをされるのか承知はしていない。党としては政調会長のもとでしっかり経済対策をまとめてもらいたいとの総理の指示だったので、しっかり議論をまとめ政府に提出し、政府が対策に反映させる。そのように努力する。それに尽きる」

 翌18日、二階氏の側近の林幹雄幹事長代理と森山氏が、党本部の政調会長室に岸田氏を訪ねた。協議会設置の“事後連絡”に、岸田氏は「協議会は政策を議論する場ではない」とクギを刺した。この時、政調会長室は「ピリピリした雰囲気」(政調幹部)に包まれ、「手柄を争っている場合ではない」(二階氏周辺)という幹事長室との間に緊張が走ったという。

 協議会は、新型コロナ対策に関わりたい野党と、野党にも責任を負わせることで政府・与党への批判を分散しつつ、補正予算案の編成などを円滑に進めたい与党の思惑が一致したものだ。ただ、協議会が政策決定にどの程度、関与できるのかは見通せない。

 19日に開かれた協議会の初会合には、自民、公明両党から新型コロナ対策本部の幹部が出席し、立憲民主党など野党5党は各党の政策責任者が出席した。与党の政策責任者である岸田氏と石田祝稔政調会長は出席しなかった。

 与党内には「与党が練った対策を野党に『良いところ取り』されるだけだ」「野党を入れると相対的に与党の存在感が低くなってしまう」と警戒する声がある。一方、野党でも対策の規模や消費税の扱いなど主張に隔たりがある。

 政府の経済対策の事業規模は、民間資金の活用分なども加えて30兆円を上回る見通しだ。「インパクト」を求める岸田氏は国民の手に届く具体策として現金給付を「有力な案」として掲げている。

 しかし、二階氏は「何かあるたびに現金を給付しなければいけないということではダメだ」と否定的だ。自民党は週明けにも経済対策を取りまとめるが、岸田氏と二階氏のせめぎあいは激しくなる一方だ。(長嶋雅子)

4039チバQ:2020/03/29(日) 22:49:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200329-00010006-jij-pol
【点描・永田町】“炎上”森法相が政権の「お荷物」に
3/29(日) 19:08配信時事通信
【点描・永田町】“炎上”森法相が政権の「お荷物」に
衆院法務委員会で国会が混乱したことを陳謝する森雅子法相=3月13日、国会内
 “コロナショック”による国会審議の混乱を、「支離滅裂答弁」で加速させているのが森雅子法相だ。安倍晋三首相の“盾”として、有識者も首を傾げる東京高検検事長の定年延長を「適法な手続き」と強弁し続ける森氏だが、苦し紛れの果ての「東日本大震災の時に検察官は逃げた」との“とんでも答弁”で野党側を激高させ、首相の厳重注意を受けて「撤回」と「謝罪」に追い込まれた。森氏は前代未聞の「定年延長」を閣議決定した際の法務省の手続きを野党にただされると、答弁を二転三転させた揚げ句「口頭で決裁した」と開き直って野党から辞任要求を突き付けられ、与党内からも「もはや安倍政権のお荷物」と非難されている。

【図解】今後の主な政治日程

 有名な女性歌手と同じ呼び名の「モリマサコ」として、中央政界にデビューしたのが森氏。東北大法学部卒、27歳で司法試験を突破して人権派弁護士として活動し、2006年福島県知事選落選を経て、07年参院選福島選挙区で初当選した。現在3期目だが、その間参院議員としては異例の2度の入閣を果たし、稲田朋美元防衛相と並んで首相の“秘蔵っ子”と目されている。このため、妻の陣営の公選法違反疑惑で昨年10月末に辞任した河井克行前法相の後任として起用された際は、予党内でも「首相の“お友達”人事」と揶揄する声が広がった。

 弁護士出身で司法に精通していることが起用の理由とされただけに、森氏自身も自信満々で国会答弁に臨み、当初は「強かな答弁ぶり」(自民国対)が一定の評価も得ていた。しかし、「司法の独立を侵す」と野党や世論の批判が巻き起こった黒川弘務東京高検検事長の定年延長問題で追及の矢面に立たされると、それまでの“鉄面皮”な答弁ぶりの反作用で野党の集中砲火を浴び、法律家なのに答弁を二転三転させて“火だるま”状態となった。

【点描・永田町】“炎上”森法相が政権の「お荷物」に
森雅子法相の国会答弁を厳重注意した後、記者団に説明する安倍晋三首相=3月12日、首相官邸
「検察官逃げた」答弁に首相も厳重注意
 そこで飛び出したのが件の「検察官逃げた」発言。3月9日の参院予算委で、定年延長問題での野党議員の執拗な追及に苛立ち、唐突に「検察官は福島県いわき市から市民が避難していない中で最初に逃げた」などと答弁したことが、その後の国会全面空転を招いた。そもそもこの発言は、東日本大震災の際の福島県での検察官の行動についての法務省公式見解を真っ向から否定するもので、12日に首相から厳重注意を受けた森氏は、13日の衆院法務委員会で「個人的見解を述べた。法務省が認定した事実を確認するべきだった」として発言を撤回、陳謝した。ただ、その後の答弁でも「はぐらかしや詭弁と説明拒否」(立憲民主幹部)を続けて「火に油を注ぐ状態」(自民国対)を招いている。

 そもそもこの問題は、政官界で「官邸の守護神」などと呼ばれている黒川氏について、政府が1月末に前例のない定年延長を閣議決定したのが発端。だからこそ野党側は「司法の独立を崩壊させる脱法行為」(共産党幹部)などと反発、手続きの正当性や決定までの経過を明らかにするよう担当閣僚の森氏に迫ったが、重要人事では本来あり得ない「口頭決裁」まで持ち出し、「ひたすら隠蔽を図った」(同)ことが国会混乱につながった。

 首相を支える細田派幹部で、森氏と同様に首相側近を自任する世耕弘成参院幹事長は、森氏の問題答弁を「非常に軽率、猛省を求めたい」としながら続投を認めた。しかし、与党内には「辞任させないと、国会運営が持たない」(国対幹部)との不安も広がる。ただ、コロナ対応で悪戦苦闘の首相にとって「法相辞任は政権危機を加速させかねない」(閣僚経験者)だけに、苦悩は深まるばかりだ。【政治ジャーナリスト・泉 宏】

4040チバQ:2020/03/30(月) 20:46:36
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2003300027.html
自民・石破元幹事長、次期首相へ自信深めるも足下固まらず
2020/03/30 19:24産経新聞

自民・石破元幹事長、次期首相へ自信深めるも足下固まらず

石破茂氏

(産経新聞)

 自民党の石破茂元幹事長が「次の首相」を問う世論調査で岸田文雄政調会長らライバルに差をつけている。とはいえ、後押ししているのは自民党総裁選の投票権を持たない野党支持層が目立ち、自民党議員には派閥の枠を超えて強固な“アンチ石破”が少なくない。(奥原慎平)

 「自民党を1回出たから信用ならん。顔が怖い。『常に言うことが正論で、世の中はそんなものではない』というところもあるかもしれない」

 石破氏は30日に都内の日本外国特派員協会で行った記者会見でこう述べ、党内で評価が高まらない理由を自己分析した。新型コロナウイルスをめぐる政府の対応について「中国からの入国制限はもっと早く行うべきだった」などと述べたが、一時は盛んだった安倍晋三首相への批判は抑制的だった。首相が2月末以降、計3回開いた記者会見についても「予定時間でおしまいではなく、進化は遂げつつある」と評価した。

 余裕も感じさせる石破氏の自信の源は最近の世論調査だ。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が21、22両日に行った合同世論調査で、石破氏は首相の18・8%をやや下回る18・5%で2位を確保。小泉進次郎環境相は9・8%、首相の「意中の人」とされる岸田氏は2・9%にとどまった。他の調査も似た傾向で、首相を除けば石破氏が抜きんでている。

 しかし、調査結果を細かく分析すると実像は異なる。自民党支持層に限れば石破氏は19・7%で、首相の39・3%の半分程度。逆に石破氏には立憲民主党(21・9%)、共産党(35・9%)、れいわ新選組(39・4%)と野党支持層からの支持が高い。

 自民党内には人付き合いが淡泊な石破氏を敬遠する議員が少なくない。平成24年の総裁選で石破氏を推した中堅は「会食に招待してもカラオケで1980年代のアイドルの曲を歌ってすぐに帰るだけ。ねぎらいもなく、顔すら向けない」と、リーダーとしての器量に疑問を呈する。

 石破派関係者は「石破氏は世論調査の結果に自信を深めている。選挙地盤の弱い若手から支持が流れるだろう」ともくろむが、弱点とされる身内との交わりは相変わらず低調のようだ。

4041チバQ:2020/03/31(火) 17:38:48
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200331-00546724-fsight-pol

「新型コロナ」が大きく変えた「安倍後継」と「解散」


3/31(火) 10:45配信

新潮社 フォーサイト





「新型コロナウイルス」が経済や社会全体に及ぼす影響が、深刻化しつつある。

 もちろん政治の世界も例外ではない。良いことでも悪いことでもなんでも利用しようとするのが、政治の世界だ。新型コロナも当然、政治的な視点で扱われる。

 国会の質疑は、新型コロナ対策に関して蜂の巣をつついたような騒ぎだ。

 野党は安倍内閣の対応策に一応の協力姿勢を見せつつも、細かい失策をつつき、ここぞとばかりに攻撃中。政府の対応が遅れれば「後手後手に回っている」と批判し、早めの対応をとればとったで、「本当に効果があるのか」などと政権の責任追及に余念がない。

 一方の安倍晋三政権も右往左往。さらに自民党内各勢力も、自民党総裁選に向けて新型コロナの影響による政治的な損得勘定で動き始めており、与野党ともに一種の興奮状態にある。


■「発生責任」のない政権の強み

 大手新聞各紙、通信社の3月の世論調査結果がほぼ出そろった。1月、2月、3月の内閣支持率の推移は次の通りだ。

『朝日新聞』38→39→41、『読売新聞』52→47→48、『産経新聞』45→36→41、『共同通信』49→41→50、『時事通信』40→39→39(単位は%、一部調査は小数点以下四捨五入)。

 この世論調査の結果をみるかぎり、国民は政権に対して比較的冷静な反応を示している。

 安倍内閣の支持率はほとんど下落していないどころか、逆に3月に入って上昇に転じた。次の首相候補の第1位に、安倍首相本人が返り咲いたという一部の調査結果もある。安倍首相と周辺は、ほっと胸をなでおろしているにちがいない。

 調査結果をみるかぎり、学校の一斉休校などの安倍内閣のウイルス対策は、一定の評価を得ているとみていい。ただ、こうした支持率の推移は、大規模災害時などによくみられる現象でもある。

 2011年3月の東日本大震災を振り返ってみる。当時は菅直人内閣だった。

 この地震に伴う津波が原因で起きた福島第1原子力発電所事故への対応について、菅首相ら政権幹部の対応は迷走し、強い批判を浴びた。事故の余波は今も続いている。

 ところが、大震災発生前後の世論調査を比較してみると、多くの世論調査で内閣支持率は地震発生後のほうが発生前を上回っていたのだ。

 天変地異と今回の新型コロナウイルスのような感染症を同一の基準で議論するのは少し乱暴だが、この2つに共通していることがある。震災後の復旧や復興、ウイルスの感染防止対策などには、当然、政府が責任をもって取り組まなければならないが、地震やウイルスの発生そのものについては政府に責任がほとんどない、という点である。

 つまり、対応の責任はあるが、発生の責任はない――。

 これが政権の強みだ。

 被災地復興も感染症対策も、国民は政府に頼らざるを得ない。政府はその組織と国家予算を使って対策に真正面から取り組むことができる。野党や民間企業にはなかなかできないことが、政府にはできる。これは、対野党という面で言えば、政権与党にとって大きなアドバンテージになる。

 さらに、政府の対応が全面的に評価できるものではなかったとしても、少しずつでも努力して前進する姿は、国民から高評価を得やすい。なにしろ、発生は政府の責任ではないのだ。

4042チバQ:2020/03/31(火) 17:39:05
■「安倍1強」の終焉を予告

 だが、このことだけをもって安倍内閣が今後も安泰だと考えるのは早計である。なぜなら、大震災と感染症は、被害が拡大する時間的な要素がまったく異なるからである。

 大震災は、発生時点もしくはその直後数日間が最悪の状態であって、その後は対応が早いか遅いかの違いはあったとしても、復旧、復興は進み、しだいに状況は改善されていく。

 これに対して、今回の新型コロナは発生以降、徐々に被害が拡大している。日本や世界は今、最悪の状況に向かっている途中なのかもしれない。

 被害の拡大は、政府の新型コロナ対策の失敗を意味する。失敗すれば当然、国民の批判の矛先は現内閣に向けられるだろう。

 そういう意味では、新型コロナ対策は、安倍内閣の命運をかけた戦いだと言っていい。

 安倍政権はこれまで学校休校、入国制限、渡航制限、特措法制定など様々な対策を立案し実行に移してきた。これらは国民からそれなりに支持されている。

 だが、安倍首相の足元の自民党内からはこんな声も聞こえてくる。

「首相の一連のコロナ対策は、『僕はリーダーシップとっていますよ』というアピールにみえる」

 皮肉を込めてこう話すのは、自民党中堅議員だ。アピールだろうがポーズだろうがパフォーマンスだろうが、効果的な施策が打ち出されているのならば、ケチをつけられる謂れはない。

 だが、政策的にはそうであっても、政局的には少し違った視点からみる必要がある。

 野党ではなく身内の自民党内からこういう声が上がること自体が、安倍1強時代の終焉を予告し、政局の大きな節目が近づいてきた兆候ととらえることができるからだ。


■重要な意味を持つ「安倍・岸田会談」

 また、この中堅議員は、押しも押されもせぬポスト安倍の有力候補である岸田文雄自民党政調会長に比較的近い人物だったので、自民党内でその意図について様々な憶測を呼んだ。自民党総裁選をにらんだ布石のように聞こえたからだ。

 仮に安倍首相が新型コロナ対策に失敗した場合、政権の求心力は衰える。そういう事態に備えて、次の首相を目指す岸田氏は戦略の変更を迫られている。これまで岸田氏は安倍首相に歩調を合わせることで、禅譲路線を貫いてきたからだ。

 安倍首相から事実上の後継指名を受けることこそ、これまでの岸田氏にとって首相の座への近道だった。

 岸田氏は有力候補だとはいえ、岸田派が抱える議員数はそれほど多くない。多数決による自民党総裁選を見据えて、岸田氏としては安倍首相を擁する党内最大派閥の細田派の支援はほしい。

 だが、安倍首相が失脚した場合、その路線は裏目に出るかもしれない。安倍首相の影響力が低下すれば、細田派が一枚岩の対応をとれるとはかぎらないからだ。

 このため、今の岸田氏にとっては、安倍首相が今後も安定的に政治力を維持した場合の保険として禅譲路線を維持しつつも、そうならなかった場合に備えて、安倍首相や首相周辺から嫌われない程度に独自色を打ち出す戦略が求められる。

「安倍首相の力を借りなくても、岸田氏こそ首相にふさわしい人物だと思ってもらえること」(岸田氏周辺)

 が重要になるからだ。

4043チバQ:2020/03/31(火) 17:39:21
 その意味で、新型コロナ対策こそ、岸田氏が政治的手腕を発揮する絶好の機会なのだ。

 今、岸田氏は自民党の政策担当責任者として、与党の新型コロナ対策を仕切り、政府の対策に強い影響を及ぼし得る地位にある。

 政府は3月20日、「新型コロナウイルス感染症対策本部」を開いて、小中学校の4月からの授業再開などの方針を固めた。4月には緊急経済対策を発表する予定だ。

 これに先立つ3月16日、岸田氏は記者会見に臨み、報道陣から政府の経済対策に関する見解を問われた。

「国民の皆さんに直接届く政策を用意する必要があるということは感じている。さらに、規模についても、いろんな議論がある。昨年末にも大規模な経済対策を策定したが、現状はそれをはるかに超える規模が求められているのではないか。リーマンショックの例なども参考にしながら、思い切った内容が求められるということを感じている」

 昨年末に決まった26兆円の規模を「はるかに超える」経済対策は、すでに政府内で検討されていた内容かもしれない。

 だが、それを岸田氏が公言したことの政治的な意味は小さくない。

 その翌々日、岸田氏は東京都内のホテルで安倍首相と会談し、緊急経済対策について話し合った。安倍首相と歩調を合わせている姿をみせつけるとともに、岸田氏自身の強い意思も感じられた。

 この会談は、安倍首相と一体となって新型コロナ対策に取り組む姿勢をみせつつ、独自の積極姿勢も打ち出しておきたい今の岸田氏にとってきわめて重要な意味をもっていたのだった。


■難しくなった「解散時期」

 新型コロナと自民党総裁の関係をめぐって微妙な空気が漂っているのは、岸田氏周辺にかぎったことではない。

 世論調査では安倍首相本人と並ぶ人気を誇る石破茂元自民党幹事長の周辺からは、安倍首相の新型コロナ対策への批判が公然と語られるようになってきた。

 また、自民党は党内に「新型コロナウイルス関連肺炎対策本部」を設置して、政府への提言などをまとめている。新型コロナ対策は与党としての強みを示す絶好機でもあるから力が入るのは当然だ。

 だが、この会議も一枚岩ではない。実行本部のメンバーの一部からは、安倍首相の新型コロナ対策への不満が漏れ始めている。


■「寝耳に水だった」

 学校の一斉休校などの思い切った施策は、自民党側には、ほんの少数の議員を除いて事前の相談がなかったと、このメンバーは話している。 

 東京五輪・パラリンピックの1年程度の延期が決まったことで、今後の政治日程も混沌としてきた。

 日本にとって数十年に一度のビッグイベントである東京五輪開催前の政治的混乱をできるかぎり回避するため、衆院解散は五輪後になると、これまで言われてきた。だが、五輪が延期され、衆院解散の実施時期の選定はきわめて難しくなった。

 安倍首相の自民党総裁任期は来年9月まで。さらに、衆院議員の任期が切れるのが来年10月。五輪が来年夏に延期された場合、その夏から秋にかけて大イベントが集中することになる。

 もちろん、衆院解散は首相の専権事項であり、極端に言えばいつでも解散することができる。だが、新型コロナの影響で景気が悪化しつつある中では、なかなか解散はしにくい。

4044チバQ:2020/03/31(火) 17:45:45
■足並みがそろわない「消費税問題」

 安倍政権にとって問題なのは、景気の減速が単純に新型コロナのせいばかりだとは言い切れない点だ。

 内閣府が2月17日に発表した2019年10〜12月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、実質前期比1.6%減だった。年率換算は6.3%減である。この数字を受けて、野党は色めき立った。

「大幅なGDPの減少、マイナスとなった。これはまさに予測を大幅に超える数字だと言われているし、このままでは国民の暮らしは大変な困難になり、日本は大不況に陥る可能性が出てきたと思う。(中略)やはり消費税の増税が決定的な悪影響を与えたことは間違いないと思う。増税によって景気が悪化した以上、減税に踏み切る、この決断をするべきだと思う」

 この日、国会内で記者会見した共産党の小池晃書記局長は語気を強めて、安倍内閣の経済政策を批判した。

 共産党に指摘されるまでもなく、世論はもちろん安倍首相本人も景気悪化の原因の1つが消費税増税にあることに気づいていたはずだ。

 その約1カ月後、今度は10〜12月期のGDPの改定値が発表された。結果は、年率換算で7.1%減。速報値から大きく下方修正されたのだった。野党はさらに勢いづいた。

 3月9日の参院予算委員会で立憲民主党の吉川沙織氏がGDPの下方修正に関する見解を問いただしたのに対して、安倍首相は次のように答弁した。

「全体としては、主に個人消費が消費税率引き上げに伴う一定程度の反動減に加え、台風や暖冬の影響を受けたことから前期比マイナスとなっています。その上で、足元で新型コロナウイルスの感染が世界的な広がりをみせる中、海外からの観光客減少に加え、工場の製造ラインを維持できるのかといった不安も拡大しているところであります」

 この答弁は実に奇妙である。安倍首相は消費税増税の影響を認めつつも、後半部分で新型コロナの影響に言及している。

 だが、昨年10〜12月期には新型コロナの存在は知られていなかった。あのころ、新型コロナの影響とはまったく関係なく景気は減速していたのだ。

 無関係の話題を持ち出してきて、議論を紛らわすのは安倍首相のよく使う手ではあるが、いずれにしても景気低迷の下で衆院選を実施すれば、消費税が間違いなく主要な争点になる。野党が主張してきた消費税減税に対抗するには、「自民党も消費税減税を打ち出すしかない」(自民党若手議員)という声も強まってきている。

「リーマンショック級の出来事がないかぎり、消費税は引き上げる」(菅義偉内閣官房長官)

 これは、昨年10月に消費税率を10%に引き上げるに際して、安倍政権サイドがよく使った言い回しである。

 今年に入っての「新型コロナショック」による景気への影響は、リーマンショックを超えると言われている。それならば、安倍政権としては消費税を8%に戻す口実にはなるはずだ。

 だが、政権内の足並みはそろっていない。

 麻生太郎財務相は自らが率いる自民党麻生派の例会で次のように発言している。

「リーマンブラザーズ並みのショックとかなんとか言っているけど、あの時は市場に金がなくなりましたから。今市場に金は余っとる」

4045チバQ:2020/03/31(火) 17:46:02

■様変わりする選挙手法

 新型コロナの影響で、選挙の戦い方そのものも様変わりしそうだ。自民党細田派の派閥総会では、細田博之会長が、次のように警告を発している。

「われわれ政治家だから、常に握手する慣行がある。握手は最も濃厚な接触の1つだから。私は議運委員長には、各党の政治家に万が一媒体にならないように握手は控えるようにと。大きな声でしゃべるのはしょうがないが握手は控えたらどうかと思うが、これは別途議論してもらいたい」

 こうした政界全体の雰囲気を受けて、実際の選挙はどうなっているか。

 望月義夫元環境相の逝去に伴う衆院静岡4区補欠選挙が、4月26日に投開票を迎える。すでに事実上の選挙戦は激しさを増している。

「新型コロナウイルスの影響で集会等もまったくできませんし、また握手も自粛をしております。そういう中でやりにくい選挙で今、ちょっとまあ、何となく手探りでやっているような状況でございます」

 自民党の牧野京夫参院議員(参院静岡県選挙区選出)は、衆院静岡4区補選の現状について、3月11日に国会内で開かれた自民党参院議員総会でこのように報告した。

 この選挙には、自民党公認候補以外にも、無所属の野党統一候補らが出馬する予定だが、どの立候補予定者も事情は同じ。これまでとは違った選挙戦にとまどいを隠せない。

「企業・団体回りも嫌がられる危険性がある。回ることで嫌われて、集票の面で逆効果になることさえある」

 との懸念を募らせている。

 そこで各党が力を入れ始めたのが、インターネットを使った発信だ。公職選挙法で禁じられているメールの活用を除いて、「フェイスブック」、「ツイッター」、「インスタグラム」、「ユーチューブ」など、各党はありとあらゆる活動方法を研究し、実施に移している。ネット選挙では、立憲民主党のような組織力で劣る政党が、自民党や公明党のような動員力に優れている政党と互角に渡り合えるとの指摘もある。

 いずれにしても、各政党ともに新型コロナに振り回されている状況にあるのは間違いない。感染が拡大するのか収束するのか。収束するならいつ収束するのか。それしだいで、今後の政治日程が影響を受けるのはもちろんのこと、新型コロナが安倍政権の命運さえ左右する状況になってきた。

4046チバQ:2020/04/01(水) 09:43:55
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200401-00000004-kana-soci

【新型コロナ】「志村さんまでヘイトに悪用」 森法相が非難


4/1(水) 5:00配信

カナロコ by 神奈川新聞







【新型コロナ】「志村さんまでヘイトに悪用」 森法相が非難


国会で答弁する森雅子法相(資料写真)


 新型コロナウイルスに感染したコメディアンの志村けんさんの死に伴い、インターネット上で「殺したのは中国人」といったへイトスピーチが横行している問題で、森雅子法相は31日、「新型コロナウイルスに関連して不当な差別や偏見があってはならないのは言うまでもない」との見解を示し、悪質で暴力につながりかねない危険なヘイトスピーチを非難した。

【まとめ】新型コロナウイルスの衝撃

 衆院法務委員会で共産党の藤野保史氏(比例北陸信越)の質問に答えた。藤野氏は「亡くなった志村さんまでヘイトに悪用する動きがある。新型コロナへの不安はどんな形で噴き出すか分からない。今こそ特定の人種や民族を攻撃する行為は許されないと、強いメッセージを政府として発するべきだ」と迫った。

 志村さんの訃報を受け、ツイッターなどでは「怒りの矛先を中国人に向けるべき」「日本に来た中国人全員死刑」などと中国人を敵視し、虐殺まで扇動するヘイト投稿が相次いでいる。
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神奈川新聞社

4047チバQ:2020/04/01(水) 16:17:18
https://www.jiji.com/jc/v4?id=202003skkt0001
新型コロナ対応で浮かんだ亀裂 菅氏「失権」 重み増す今井補佐官
枝野氏の違和感


新型コロナウイルスの感染拡大を受けて開かれた与野党党首会談。中央は安倍晋三首相、右は公明党の山口那津男代表、左は立憲民主党の枝野幸男代表=2020年3月4日、国会内【時事通信社】


新型コロナウイルスの感染拡大を受けて開かれた与野党党首会談。中央は安倍晋三首相、右は公明党の山口那津男代表、左は立憲民主党の枝野幸男代表=2020年3月4日、国会内【時事通信社】

 新型コロナウイルスへの対応をめぐり、首相官邸の政策決定のあり方に永田町や霞が関官僚から「異変」を指摘する声が上がっている。経緯をたどると浮かび上がるのは、「ポスト安倍」をにらんで生じている官邸内の亀裂の深刻さだ。関係者の話から、舞台裏の動きを探った。

(2020年3月19日配信)

  ◇  ◇

 4日夕刻、国会内で行われた与野党党首会談で、立憲民主党の枝野幸男代表は互いに「気が合わない」と認め合う安倍晋三首相を相手に20分近く法解釈をめぐって長広舌を振るった。

 話題となったのは、政府が野党に早期成立の協力を求めた改正新型インフルエンザ等対策特措法。目線すら合わせない首相の一方、眠たげでも話の要所でうなずく自民党の二階俊博幹事長の姿に、枝野氏は腹の中で苦笑いしつつ、もう一つの思いを強くした。

 「やはり、菅がいないな」

 特措法は、政府提出の形が採られた。協力を呼びかけるのであれば、内閣の大番頭とされる菅義偉官房長官が同席してもおかしくない。ただ目の前に居並んだのは与党幹部らで、枝野氏の目には「不自然」と映った。

 こうした違和感を枝野氏が抱いたのは、霞が関を含む人脈から「菅長官と今井尚哉首相補佐官の対立が深刻」とする情報が寄せられたことも影響している。

 官邸内の異変が広く浸透することとなったのは、折しも新型ウイルスの感染拡大のさなか。文部科学省との調整が付かないまま、2月27日に首相は電撃的に全国小中学校などに対する休校措置を要請したが、政府関係者によると今井氏は菅氏不在の内部会議でこの対応を発案。国民行動を左右する重要政策の判断にも関わらず、「危機管理の要」には事後承諾で済まされたという。

 「官邸主導」と呼ばれる安倍政権の運営には特徴がある。首相は思い入れの深い外交分野に深く関与する一方、内政分野全般は菅長官や首相側近の今井氏による総合調整に任せることが多かった。菅氏もかつて「この内閣で本当のことを知っているのは、総理以外は俺と今井だけだ」と語っていた。

台頭する経産省ライン


首相官邸に入る安倍晋三首相(右)と今井尚哉秘書官=2018年4月9日、東京・永田町【時事通信社】


首相官邸に入る安倍晋三首相(右)と今井尚哉秘書官=2018年4月9日、東京・永田町【時事通信社】

 振りかえれば、「桜を見る会」をめぐっても、鉄壁とも言われた菅氏の説明ぶりはいつになくたどたどしい印象を与えていた。先の政府関係者は「桜関連の対応は安倍事務所と今井補佐官で仕切っている。菅氏はそこでの決定事項を伝えられている形」と明かす。

 ラインの一角を占めていた菅氏の「空白」を埋めるように、新型コロナ対策で台頭しているのが今井補佐官ら、経済産業省出身の官邸官僚ら。先の休校要請のほか、第2弾の緊急対応策実施を表明した2月29日の首相会見の内容は彼らを中心に突貫作業で取りまとめられた。

 霞が関幹部は、緊急対応策に当たって今井氏らの突出ぶりを示すエピソードを明かした。

 新型コロナの拡大に伴う需要増により、医療機関でのマスク不足も深刻化。今井氏の指示を受けた官邸官僚は医療用マスクを「2500万枚」確保するよう、厚生労働省に要請した。

 ただ、中国からのマスク輸入が減少したことで、厚労省は「2500万枚には根拠がなく、実現は難しい」と官邸側に再考を求め、結局1500万枚を順次医療機関に配布することで折り合った。

 厚労省は急きょ、国が保有するマスク250万枚を医療機関に放出するとしたが、新型コロナは全世界に拡大、従来のマスク輸出国も次々と禁輸措置を検討している。同省は、一般用マスクの医療用への転用をメーカーに打診。ただ実現しても、一般用マスクの供給減につながる可能性もあり、「今井氏の仕切りは強引過ぎる」と先の幹部は話した。

4048チバQ:2020/04/01(水) 16:17:55
決め手は「電撃婚」

 かつて「俺と今井だけ」と菅氏が称した両氏の関係は、どこでこじれたのか。別の政府関係者は、「決定的だったのは官邸での小泉進次郎氏の結婚発表だった」と指摘する。

 昨年8月、小泉氏は夫人となる滝川クリステル氏を伴って官邸で菅氏を訪ね、「電撃婚」を公表。「総理にも会っていったら」との菅氏の言葉に従い、予定にはなかった首相とも面会した。

 当時、菅氏は「令和おじさん」として知名度が高まり、「次期首相」にも擬されるように。自民党内では事実上の「菅派」と位置付けられる若手グループの活動が活発化した。


記者会見する菅義偉官房長官=2019年12月9日、首相官邸【時事通信社】


記者会見する菅義偉官房長官=2019年12月9日、首相官邸【時事通信社】
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 同年9月の内閣改造・自民党役員人事に当たって、菅氏は首相の意中だった「岸田文雄幹事長」起用案をつぶし、太いパイプを持つ二階俊博幹事長の留任を実現。人事の駆け引きが続く中、菅氏の振り付けによる官邸内での人気政治家のパフォーマンスに、「首相と心中する」と公言する今井氏は「黒子としての立場を離れ、『ポスト安倍』を見据えた菅氏の変化を見て取った」(政府関係者)という。

麻生氏の危惧


衆院予算委員会の冒頭、全国の小中高校の臨時休校について発言する安倍晋三首相(手前)=2020年2月28日、国会内【時事通信社】


衆院予算委員会の冒頭、全国の小中高校の臨時休校について発言する安倍晋三首相(手前)=2020年2月28日、国会内【時事通信社】

 国内での感染収束の見通しはなく、政府も一丸での対応を余儀なくされている。菅氏も例外ではなく、「コネクティングルーム出張」で一躍有名人となった腹心の和泉洋人首相補佐官が中小企業向け金融支援策などの具体化に携わっている。

 とはいえ一度歯車がくるった菅、今井両氏の関係が修復する兆しは見えず、「今やまともな話が成り立たない」(霞が関幹部)。新型コロナによる流動的要素も残るが、秋にも行われるとされる内閣改造では官房長官交代と、満を持しての「岸田幹事長」起用論が取り沙汰される。

 菅氏はかねて「岸田さんで選挙は乗り切れない」との立場。首相は後継として岸田氏への傾倒を強めており、取り巻く状況は厳しさを増すようにも見えるが、与党幹部は「首を切られる前に自ら辞めれば話は違う。新型コロナの収束めどが立った辺りで、政府対応の責任を取って辞任すると言えば、一気に政局の中心になる」と指摘する。

 2004年には当時の在任最長記録を更新する中、年金未納問題の責任を取り官房長官を突如として辞任し、後に首相となった福田康夫氏の例もある。福田氏辞任も、北朝鮮の拉致問題をめぐり、小泉純一郎首相や安倍幹事長(いずれも当時)との対立が顕在化したタイミングだった。

 露わになった亀裂の深刻さを最も敏感に受け止めているのは麻生太郎副総理兼財務相のようだ。麻生氏は最近、周辺にこう話したという。「あまり菅を追い詰めるなよ。野に放てばどう転ぶか分からねえぞ」。


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