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自民党スレ

3849チバQ:2019/09/18(水) 13:05:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190918-00000016-jij-pol
参院自民、強まる官邸の影響力=3派均衡崩れ、野党は懸念
9/18(水) 7:08配信時事通信
参院自民、強まる官邸の影響力=3派均衡崩れ、野党は懸念
記者会見する自民党の世耕弘成参院幹事長(中央)ら=17日午後、国会内
 参院自民党の新執行部が17日、本格始動した。

 安倍晋三首相(党総裁)は、陣頭指揮に当たる幹事長に側近の世耕弘成前経済産業相を起用。首相官邸の影響力を強化する狙いとみられる。参院自民党は衆院と一線を画し、細田、竹下、岸田の3派の合議で運営、時の首相も配慮してきたが、今後も「独自性」を維持できるかは不透明だ。

 世耕氏は同日の記者会見で「政権運営に協力する一方で、参院として言うべきことはしっかり言っていかなければいけない」と述べた。

 参院自民党はこれまで、3派が主要ポストを分け合ってきた。今回の人事では、世耕氏以外にも幹事長代行に野上浩太郎前官房副長官、国対委員長に末松信介参院議院運営委員長が就任。いずれも首相出身派閥の細田派所属で、重要法案の出口となる参院の要職を「身内」で固めた格好だ。

 参院議員会長こそ竹下派の関口昌一氏が務めるが、当選回数は世耕氏(5期)より少ない4期で、指導力を発揮しにくい環境だ。首相は、政権運営に協力してきた吉田博美前幹事長が先の参院選で政界引退したため、「しっかりグリップできる体制にする必要がある」(細田派中堅)と判断したとみられる。

 ただ、参院自民党は野党との独自のパイプを活用しながら国会運営を進めてきた経緯がある。ある幹部によると、立憲民主党の参院幹部が「官邸の言いなりになるのではないか」と懸念を伝えてきたという。竹下派中堅は「この体制で世耕氏が結果を残せるかが問われる」と語った。

3850チバQ:2019/09/18(水) 15:00:22
なんつーか、朝日っぽい記事
https://digital.asahi.com/articles/ASM9K5DGCM9KUTFK013.html?rm=128
「ポスト安倍」新旧外相が「火花」? 河野氏と茂木氏
有料記事

楢崎貴司 2019年9月17日22時03分
 外務省で17日、外相、外務副大臣ら政務三役の交代式があった。前外相の河野太郎防衛相と茂木敏充外相がそれぞれ外務省職員を前にあいさつ。「ポスト安倍」に挙げられる新旧外相による「さや当て」ともとれる独特な言い回しの応酬となって「火花」を散らし、会場が沸いた。

 ログイン前の続き口火を切ったのは、前任の河野氏。「これからは裸の外交力で勝負しなければならない。そのためには、なんといっても『足腰予算』と英語力。(外相)専用機が必要だと今でも思っている」と外相時代からの持論を展開した。そのうえで、強く導入を主張していた外相専用機の導入に関する費用を予算計上できなかったことを「残念」と振り返った。

 河野氏はさらに、「専用機」を見送った代わりにチャーター機利用の費用を大幅に増やしたと強調。「しっかり使っていただきたい。茂木大臣、朝が弱いわけですから、これまで以上に日程管理にはしっかり気をつけていただかなくてはならない」と語った。

 これに対し、茂木氏もすかさず「応戦」。河野外相が約2年間で延べ123カ国・地域を訪問したことを王貞治氏の持つプロ野球の通算本塁打の世界記録に例え、「世界地図を塗りつぶすような外交を展開した。最長不倒記録ではないか。とてもこの記録を乗り越えるのは無理だと思っている。はなからこれには挑戦しない」と宣言した。

 そのうえでこう述べ、「茂木カラー」の外交を打ち出す考えを強調した。「河野大臣の記録は『記録』として、私は(外務省の)みなさんと『記憶』に残る外交をつくっていきたい」(楢崎貴司)

3851チバQ:2019/09/18(水) 15:07:55
https://www.asahi.com/articles/ASM9K3Q13M9KUTFK007.html
北村地方創生相、「犠牲」発言撤回せず 「今後は注意」
2019年9月17日12時39分
 北村誠吾地方創生相は17日の閣議後の記者会見で、石木ダム(長崎県川棚町)の建設計画をめぐり「誰かが犠牲に」などと発言したことについて、「閣僚としてではなく長崎出身の政治家として地元の問題について述べた」と語った。

 発言について、謝罪や撤回はしない考えを示す一方、「不快な思いをさせるような表現ということであれば、今後は十分注意していきたい」とも述べた。

 石木ダムをめぐっては、県の収用委員会が5月、建設に反対する13世帯約60人が暮らす水没予定地の明け渡しを命じる裁決を出した。今月19日を過ぎると、土地の所有権が国に移り、明け渡し期限の11月18日までに立ち退かなければ、行政代執行が可能になる。

 北村氏は14日、地元の長崎県佐世保市で記者会見した際、「みんなが困らないように生活するためには、誰かが犠牲(になり)、協力して、人のために役に立とうという精神で世の中は成り立っている」と発言した。

3852チバQ:2019/09/18(水) 15:14:41
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/344246?rct=n_politics
ポスト配分派閥で明暗 首相、細田派や麻生派など厚遇 内閣改造・党役員人事
09/13 05:00
ポスト配分派閥で明暗 首相、細田派や麻生派など厚遇 内閣改造・党役員人事
 安倍晋三首相(自民党総裁)は内閣改造・党役員人事で、各派閥への処遇の差を鮮明にした。出身派閥の細田派や支持を明確にする麻生、二階両派には重要ポストを配分し、菅義偉官房長官に近い無派閥議員も多く登用。一方、他の派閥は昨年の総裁選で首相と戦った石破派の入閣がゼロになるなど冷遇が目立っており、党内からは「偏りすぎだ」との不満も漏れている。

■石破派冷遇 入閣ゼロ

 「満額回答だ」。細田派中堅議員は今回の人事を手放しで評価した。同派からは橋本聖子五輪相兼女性活躍担当相、萩生田光一文科相、西村康稔経済再生担当相が初入閣。入閣者数は前回の昨年と同じだが、党四役として下村博文選対委員長、参院でも世耕弘成幹事長らが就任した。

 首相を支える麻生太郎副総理兼財務相、二階俊博幹事長が率いる派閥も「勝ち組」だ。麻生派は河野太郎防衛相ら閣僚3人に加え、党四役の総務会長も押さえた。二階派は懸案だった二階氏の留任を勝ち取った。当初、80歳の二階氏から岸田文雄政調会長への交代論も浮上したが、二階氏や周辺が反発を強め、首相に留任をのませた形だ。

 菅氏に近い無派閥議員の登用も目立つ。無派閥の菅氏は無派閥議員の支持グループが複数ある。これらから今回は菅原一秀経済産業相、河井克行法相が初入閣。党関係者は「事実上の『菅派』が厚遇された」と分析する。

 他の派閥幹部の表情はさえない。岸田派は前回より閣僚が1減の2人。政調会長に留任した岸田氏を巡っても、幹事長就任への期待が高まっていただけに落胆ムードが広がる。竹下派は「ポスト安倍」とされる茂木敏充外相、加藤勝信厚生労働相が就任したが、同派の竹下亘会長、加藤氏と2期続いていた総務会長を明け渡し「まったく喜べない人事」(若手議員)。

 冷遇が際立ったのが石破茂元幹事長が率いる石破派だ。石破氏が政権批判を繰り返すことが要因との見方も強く、党内には「首相は石破氏を干し上げ『ポスト安倍』の芽を摘むつもりだ」との見方も。同派ベテラン議員は「1人は何とか閣僚ポストを確保したかった」と不満を漏らす。

 また、首相が「入閣待機組」や側近を多く起用したことで、早くも新閣僚の資質を懸念する声も漏れている。岸田派で衆院当選7回の北村誠吾地方創生担当相は11日の就任会見で、所管の政策について「これから勉強する」「引き継ぎを受けていない」などと返答に窮した。

 首相側近の萩生田氏も、学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設計画に関与した疑いを改めて追及される可能性が高い。他にも発言が危ぶまれている閣僚がおり、党関係者は「国会でしっかり答弁できるのか」と不安をのぞかせた。(藤本卓郎、広田孝明)

3853チバQ:2019/09/18(水) 18:50:02
https://www.sankei.com/premium/news/190916/prm1909160007-n1.html
【政界徒然草】「派閥政治の何が悪い」 二階派、ポスト争奪戦で存在感誇示
2019.9.16 01:00プレミアム
政界徒然草
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自民党臨時総務会を終え記念撮影に臨む新執行役員の(左2人目から)下村博文選対委員長、鈴木俊一総務会長、安倍晋三首相、二階俊博幹事長、岸田文雄政調会長=11日、東京都千代田区(萩原悠久人撮影)
自民党臨時総務会を終え記念撮影に臨む新執行役員の(左2人目から)下村博文選対委員長、鈴木俊一総務会長、安倍晋三首相、二階俊博幹事長、岸田文雄政調会長=11日、東京都千代田区(萩原悠久人撮影)
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 11日の内閣改造・自民党役員人事で、二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会、46人)が存在感を示した。懸案だった二階氏の幹事長続投を勝ち取っただけでなく、入閣を待ち望んでいた衛藤晟一1億総活躍担当相と武田良太国家公安委員長を閣内に押し込んだからだ。派は勢いづいているが、そのぶん他派は警戒感を強めている。二階派の膨張は、今後の「ポスト安倍」レースの構図にも影響を与えそうだ。

 「(内閣改造は)政府にとって大きな仕事だ。その中で2人が選ばれたことは大変うれしく思う」

 二階派の河村建夫会長代行は11日昼、東京・平河町の二階派の事務所で、入閣が内定した衛藤、武田両氏を祝福しながら頬を緩ませた。事務所には派の所属議員が多数集まり、盛大な拍手に包まれた。

 官邸の呼び込みに向かう議員を派を挙げて見送ることは、内閣改造当日の恒例行事となっている。河村氏は「日頃から精進すればチャンスは必ずくる。われわれが一致団結することによってその力は何倍にもなる」と結束を呼びかけ、閣僚経験のない入閣待機組や若手にも奮起を促した。

悲願だった幹事長続投

 二階派にとって、今回のの人事は相当神経をすり減らすものとなった。焦点はもちろん二階幹事長の続投の有無だ。

 与党の幹事長は党の人事や資金、選挙の公認権を握り、絶大な影響力を誇る。二階氏は80歳と高齢で、かつ就任から3年が経過。細野豪志元環境相ら野党だった議員を自派に取り込んだり、他派の現職議員がいる選挙区に自派の候補をぶつける「拡大路線」も目立つようになり、他派からは交代を求める声もあがっていた。

 とりわけ、「二階交代論」が強かったのは、岸田文雄政調会長率いる岸田派(宏池会)だ。岸田氏は「ポスト安倍」に向けた求心力を高める狙いも込め、首相に幹事長への登用を直談判した。首相も一時期、当選同期で親しい岸田氏の幹事長就任を検討したとされる。

 二階派では、二階氏が党則を改正し、安倍首相の総裁連続3選への道を開いたことなどをあげ「二階氏が外れたら党内のパワーバランスが崩れる」(ベテラン)などと他派を牽制してきた。二階氏も、近い関係にある菅義偉官房長官と連携を強化。自身も「ポスト安倍」の一角にあげられる菅氏は、岸田氏の影響力拡大を警戒していることもあり、最終的に首相に二階氏の続投を直言したという。

3854チバQ:2019/09/18(水) 18:50:32
 続投が決まった二階氏は11日の記者会見で、首相が目指す憲法改正について「われわれは総裁のご意向に沿って、党を挙げて憲法改正に向けて努力を重ねて参りたい」と強調。首相の総裁連続4選についても「もし総裁がそういう決意を固めたときは、国民の意向に沿う形で、党を挙げて支援していきたい」と言い切った。

 首相を徹頭徹尾支える姿勢を示し、他派に付け入る隙は与えない-。会見の様子をテレビで見た自民党関係者は「最近元気がなさそうな様子もあったが、今日は眼光がいつにも増して鋭かった」と語った。

悩みは「ポスト安倍」候補不在

 当然、党内からは二階派の影響力がさらに強まることに警戒する声があがる。

 ある閣僚経験者は「幹事長を3年もやるとカネが集まるようになる。二階さんはそれを自分の派閥のために使っている。ちょっとやりすぎだ」と眉をひそめる。

 二階派の「拡大路線」への反発も強い。

 7日に福島県郡山市で開かれた二階派の研修会では、次期衆院選で高知2区からの出馬を目指す尾崎正直高知県知事が講師として招かれた。研修会では、尾崎氏が大勢の出席者に名刺を配り続けており、関係者は「不出馬を決めた高知県知事選(11月24日投開票)の後に、尾崎氏が二階派に入る可能性が高い」と語る。

 衆院高知2区は自民現職の山本有二元農林水産相=衆院比例四国=の地盤だ。山本氏は警戒感を強めており、自身のブログで「知事が何党から出馬されるかは知らないが、私は、自民党議員として次期衆院選に誠実謙虚に取り組んでいく」と対決姿勢を鮮明にした。所属する石破派(水月会)も現職優先を訴える方針だ。

 二階氏はこれまでも野党出身議員を派に引き込み、所属議員の選挙区が重なる岸田派などと衝突してきたが、本人はどこ吹く風。7日の研修会では「派閥政治に文句を言う人がいるが、何も知らない人が言っていることだ。派閥政治の何が悪い」と一蹴した。

 一見順風満帆にみえるが、派の将来には不安要素もある。衆目が一致する総裁候補が見当たらないのだ。首相は今回の内閣改造で、「ポスト安倍」といわれる面々をちりばめ、派閥同士の競争を促したが、そこに二階派の議員はいない。首相の総裁任期はあと2年で切れる。派の影響力を保つためにどういう戦略を描くのか。まだ将来の青写真はみえない。

(政治部 広池慶一)

3855チバQ:2019/09/19(木) 00:47:00
https://news.livedoor.com/article/detail/17098668/
“待機組”平沢勝栄氏 入閣見送りの裏に公明党・山口代表の怨念
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2019年9月18日 9時26分 日刊ゲンダイDIGITAL
二階幹事長(右)の推薦でもかなわず(平沢衆院議員=左)/(C)日刊ゲンダイ
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 入閣待機組について今回は派閥の要望がかなり聞き入れられているのに、なぜ平沢勝栄衆院議員(74=当選8回)は見送られたのか。11日の内閣改造以降、「永田町の謎」として不思議がられている。

「平沢氏については、派閥領袖の二階幹事長はもちろんのこと、伊吹文明元衆院議長や河村建夫元官房長官らも安倍首相に入閣を推薦していた。平沢氏同様、待機組で毎度名前が挙がってきた麻生派の田中和徳復興相(70=同8回)、岸田派の竹本直一IT担当相(78=同8回)と北村誠吾地方創生相(72=同7回)は、身体検査でヤバイと言われながらも今回起用されたのに、なぜ平沢氏だけダメだったのか。安倍首相はよほど個人的な理由で平沢氏を大臣にさせたくないのか……」(二階派関係者)

 平沢氏が小学生時代の安倍首相の家庭教師だったことは永田町で知られた話だ。勉強嫌いの安倍少年が叱られた恨みを持っていてもおかしくはないが、知られざる別の理由もあるらしい。公明党の山口那津男代表(67)への“配慮”だという。

 平沢氏と山口代表は、過去に衆院選(東京17区)で2度対決している。初の小選挙区制となった1996年と2000年だが、いずれも山口代表が敗北し、その後、参院に鞍替えした経緯がある。特に00年は、自公連立政権発足後で自公間で選挙協力が行われたのに、東京17区だけは、全国で唯一、自公がガチンコで戦った。公明党にとって平沢氏は“天敵”なのだ。

 あれから20年近く経過しているが、その怨念は消えていないようで、「選挙時に自民党本部が公明党への推薦申請を機械的に全員行うが、東京では24選挙区のうち、平沢氏だけに推薦が出ない」(自民党都連関係者)という。

「安倍・山口会談の際、山口代表は、平沢氏と選挙で戦った時のことをよく口にするそうです。平沢引退後に衆院への再鞍替えが念頭にあるのか、山口代表は今も東京17区内の行事に頻繁に顔を出しているので、平沢氏が大臣になれば両者の序列が逆転してしまう。両党首間で『平沢氏を閣僚や党の要職で使わない』という暗黙の了解があるのだろう」(安倍周辺)

 だとすると、山口氏が代表である限り、平沢氏は貧乏くじだ。

3856チバQ:2019/09/19(木) 21:40:20

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190919-00010004-fnnprimev-pol
人事に“仕込まれた”安倍首相期待の後継者 「挑戦“三羽烏”」と「安定“三人衆”」は結果を出せるか
9/19(木) 17:04配信FNN.jpプライムオンライン
人事に“仕込まれた”安倍首相期待の後継者 「挑戦“三羽烏”」と「安定“三人衆”」は結果を出せるか
(FNN PRIME)
内閣改造・役員人事で見えた安倍首相の“後継”候補
「令和の時代が幕を開けて初めてとなる今回の改造は、新しい時代の国作りを力強く進めていく。そのための布陣を整えました」

【画像】「挑戦“三羽烏”」と「安定“三人衆”」

内閣改造を行った夜の記者会見で、安倍首相はこのように述べ、令和初の内閣改造を機に、新しい時代、新しい国作りを進めていくことを強調した。「安定」と「挑戦」。安倍首相は今回の人事について、一貫としてこのような方向性を示していた。

結果的に、小泉進次郎氏が環境大臣として初入閣を果たしたことが「挑戦」として注目され、麻生副総理・菅官房長官・二階幹事長の3人の留任が「安定」の象徴とされたが、実は安倍首相が仕込んだ「安定」と「挑戦」の人事はこれだけではない。

過去の記事(https://www.fnn.jp/posts/00310731HDK)でもご紹介した、安倍首相の出身派閥である細田派を中心とした次世代の後継候補たちが、肝となる各ポストに配置されているのだ。

まず閣僚から見ていきたい。安倍首相は会見で、大臣に任命した人物たちの狙いと目的を1人ずつ説明している。その中でも「いつでも誰でもその個性を生かせる社会。その目標に向かって教育・労働・社会保障3つの改革に安倍内閣は挑戦していく」と強調し、この3つの改革に挑戦する3人の大臣を紹介した。

物言える安倍首相最側近・萩生田氏は教育改革を担当
1人目が、「教育改革」を司る文部科学大臣に起用された、首相の最側近である萩生田光一氏だ。

萩生田氏は大臣になる直前は自民党の幹事長代行を務めていた。その仕事は自民党内外の調整とともに、豪腕を振るう二階幹事長に対しての、いわば“お目付役”として、首相官邸と自民党の間を繋げる役割も担っていた。自民党から離れて首相官邸で政権を運営する安倍首相にとって、党内の情勢には疎くなりがちなだけに、重要な仕事の1つだ。

萩生田氏はサラリーマン家庭から地方議員という道をたどった叩き上げ政治家で、人脈が多岐にわたる一方、歯に衣着せぬ発言で物議を醸すなど、武闘派としても知られる。一方で、保守派の論客でありながら、安倍首相を支援しつつ保守色の強い政策の実行を求めている“保守系団体”とは一線を画している。その団体の1つ「日本会議」と連携する超党派の議員連盟には2012年以降、出席を控えているほか、市議時代には共産党などとともに「乳幼児医療費無料化条例」を提案。キャリアとノンキャリアに分けられている、国家公務員の育成システムの一元化も訴えるなど、政策についてはフラットに判断している点が強みだ。

今年2月には、衆議院の予算委員会で政府が進めている「幼児教育の無償化」について、画一化された基準により補助金の対象外になった施設などが生まれていることを指摘。安倍首相に対して、「自治体が存続させるべきだと判断したところには例外を作るべきだ。地元の要望をくみ上げて総理の決断で判断すべきだ」と迫り、首相から「検討させて頂きたい」との答弁を引き出した。これを受けて共産党の宮本徹議員が「自民党の萩生田さんが予算委員会で、幼児教育無償化の対象外とされている幼児教育施設についても対象とすべきと質問、私も、「そのとおり。差別をするな」と応援」とツイッターで称賛するという異例の展開をたどり、政界でも話題となった。

自民党内でも「萩生田氏は安倍首相にも遠慮なく進言する」との声が挙がるように、安倍首相の最側近でありつつも、是々非々で意見をいう姿勢が際立つ。大臣就任後の会見で萩生田氏は、「これから国家百年の計、しっかりと打ち立てていきたいと思っています。特に様々な価値観が変わってきた子供たちを巡る環境にしっかりと対応できる多様性のある教育、一本道ではなくて、複数の道を作っていきたい」と語った。2020年には小学校から高等学校までの「学習指導要領の改訂」とともに、「大学入試改革」が控えるだけに、今後どう結果を出していくかが問われそうだ。

3857チバQ:2019/09/19(木) 21:41:40

“働き方改革”にはポスト安倍の側近
第2の“挑戦”である働き方改革を担う厚生労働大臣には、2度目の登板となる加藤勝信前総務会長が就任した。加藤氏は、ポスト安倍候補を指す「岸破義信」の1人として、岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長、菅義偉官房長官に並んで名前が挙がる人物だ。

東大から旧大蔵省に入省し、いわゆるエリート街道を歩んできた。そして、安倍首相の父・晋太郎氏の元側近であり当時農水相だった加藤六月議員に見いだされ娘婿として政界入りした。

しかし当初は自民党から出馬できず2度の落選など挫折も経験し、自民党入り後は現在の竹下派に所属することになった。それでも2012年の総裁選挙では、派閥の意向とは別に、個人的関係の深かった安倍首相を支持し、安倍内閣では官房副長官、拉致担当相、厚労相を歴任・直近では自民党四役である総務会長も経験した。

政策通であるとともに、答弁の安定感や敵を作らない人柄が評価されているが、一方で発信力不足との指摘もある。同じ竹下派には、将来の首相候補と目される茂木外相もいるだけに、自らの存在感をどうやって高めていくのかが今後重要な点だ。

働き方改革では「労働生産性の向上」や「長時間労働の是正」などが大きな課題となっている。厚労省は裁量労働制をめぐる調査データの不適切使用問題や、「毎月勤労統計調査」の不正問題など、不祥事が続出しているだけに、そこの立て直しとともに「働き方改革」の挑戦を実現できるのか。手腕が問われることになるだろう。

“社会保障改革”には「憎めない」忠臣を
そして、第3の“挑戦”「社会保障改革」を担うのは内閣府特命大臣の西村康稔経済再生相だ。

安倍首相は会見で「少子高齢化と同時に、ライフスタイルが多様となる中で誰もが安心できる社会保障制度へ改革を進めていく」と強調し、新たに全世代型社会保障検討会議を設置することを発表した。その担当大臣として、2年間官房副長官を務めた西村康稔氏を指名した。

経済産業省出身で、政策にも精通している西村氏は実直に安倍総理の忠臣として仕事を果たしてきた。一方で、2018年の自民党総裁選挙直前には、西日本で豪雨となる中で、安倍首相とともに自民党議員の懇親会に出席した集合写真を自身のツイッターに投稿したことで謝罪に追い込まれるなど、リスク管理などの甘さも指摘されている。

ただ、閣僚経験者からは「足りない点は多いが、憎めない性格だ」と人柄を評価する声もある。今後、幅広い世代が納得できるような制度設計に向けて、どう調整を進めることができるのかが鍵となりそうだ。

この3人が今回の組閣で最も期待され、攻めの視点で「挑戦」を実行に移す“安倍三羽烏”として抜擢されたといえるだろう。3人が結果を出すのを競い合わせることで、安倍流の人づくりを実践しようという形だ。一方で次は「安定」を目指す自民党内のポストに注目したいと思う。

3858名無しさん:2019/09/19(木) 21:41:56
バランス重視の自民党人事の中で“注目の細田派3人衆”
大胆な抜擢が行われた閣僚人事の一方で、自民党役員人事は各派閥のバランスがとられた。幹事長は二階派の領袖である二階俊博氏が留任。政調会長もポスト安倍に名を連ねる岸田文雄氏が留任。また、総務会長には麻生派の重鎮で、父の善幸元首相と親子二代にわたっての就任となる鈴木俊一氏を起用した。国対委員長には石原派の森山氏が留任した。それぞれの派閥に中核となるポストを分配した形だ。その中で安倍首相の出身派閥・細田派から3人が党内を安定させるための重要なポストについたことが注目される。

細田派はおよそ100人の議員が所属する大派閥だが、去年の総裁選後の人事では他派閥に譲る形で、党の主要役員ポストからは外れていた。他派閥に配慮した形だが、派内の中堅・若手からは「細田派から党役員を出すべきだ」と怒りの声も挙がっていた。その中で今回、安倍首相の信頼が厚い下村博文氏が党四役の1つ、選対委員長に就任した。

都知事選で小池知事を支持できる?選対委員長を務める下村氏
下村氏は細田派の事務総長として、他派閥との連携を強化して、去年の総裁選挙で安倍首相の三選実現に動いた。また、直近では憲法改正推進本部長として、安倍首相の悲願である憲法改正の実現に向けて、全国行脚や広報活動にも努めた。

一方で、憲法改正論議に慎重姿勢の野党を「議論さえしないのは国会議員としての職場放棄だ」などと批判し、議論をより停滞に追い込んでしまった局面もあった。選対委員長としては、衆議院の任期がまもなく残り半分となり、解散総選挙のタイミングを探るという中で、10月27日に投開票を迎える参議院埼玉選挙区補欠選挙の対応が最初の山場だろう。

そして、選対委員長は党の要の幹事長との連携も重要だが、その点では来年に控える東京都知事選挙の対応も注目される。小池都知事の再選を後押しする二階幹事長に対して、小池知事と都民ファーストの会への積年の恨みがある自民党東京都連内では、「死んでも小池だけは応援できない」との怒りの声もあがっているのだ。都連幹部でもある下村氏にとっては、難しい舵取りが迫られる。様々なバランスを取りつつ選挙で結果を出せるのか。まさに安定を維持できるかどうかの核となるポジションとも言える。

3859名無しさん:2019/09/19(木) 21:42:15
稲田元防衛相は幹事長代行の重責に
2人目の注目人事は、萩生田氏が担当していた幹事長代行に就任した稲田朋美氏だ。安倍首相の秘蔵っ子の稲田氏だが、あまりに早い党幹部や大臣への就任で、準備不足な面や、周囲の理解を得られることができず評価を下げていた。今回の幹事長代行への就任についても反対する声が党内から挙がっていた。

しかし、この約1年、総裁特別補佐として党務に尽力したほか、二階幹事長との関係も良好とされることを背景に幹事長代行のポストを勝ち取った。今後は幹事長代行として党内外の調整のほか、党のお目付役として安倍首相と二階幹事長の間でバランス感覚を保ち、自民党の安定を維持し続けられるかのキーポイントになりそうだ。

松野元文科相は細田派を取り仕切る事務総長に
そして3人目が、下村氏の後を継いで、細田派の事務総長に就任した松野博一氏だ。事務総長は派閥の実務面での責任者になる。「細田派では非主流派」と評されるように、安倍首相の側近でもなく親しい関係でもない松野氏だが、派閥内の人望は厚い。政治家としては控えめな性格で、与えられた仕事を着実にこなす職人肌。こうした姿勢が、自民党内からは「目立たないが、重要な仕事は必ず実現してくれる」と評価され、重要な法案の担当などには引っ張りだこになっている。

松野氏自身は、駅前の居酒屋で1杯100円のハイボールを飲みながら政治を語るような庶民派でもあって、役人やマスコミにもシンパが多い。細田派内では、実は安倍首相と距離がある議員が多いだけに、そういった議員の声をくみ取りつつ、派閥の求心力を高めて安定政権の土台を作り上げるという重要な役割を担ったと言える。

こうして今回の人事を振り返ると、安倍首相が内閣では「挑戦」、党内には「安定」を目指して、自らの出身派閥を中心とした信頼できる次世代の政治家を要所に配置し、競わせることで、将来の総理を育成する構図を作り上げていることがわかる。

この人材配置が吉と出るか凶とでるか。ポスト安倍よりも一歩先の視点で、安倍首相が期待する後継候補たちがどのような働きをしていくのか注目される。

(フジテレビ報道局 中西孝介 門脇功樹)

FNN PRIME編集部

3860チバQ:2019/09/20(金) 11:32:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190920-00010000-fnnprimev-pol
「調整型」起用で安倍首相悲願の憲法改正なるか 自民党幹部らの“本気度”に注目
9/20(金) 6:34配信FNN.jpプライムオンライン
「調整型」起用で安倍首相悲願の憲法改正なるか 自民党幹部らの“本気度”に注目
(FNN PRIME)
安倍首相が悲願とする憲法改正は実現するのか。安倍首相は12日、自民党内で憲法改正に関して議論し方針を決める憲法改正推進本部の本部長に、細田博之元幹事長を起用することを決めた。また、国会で憲法改正について審議する憲法審査会の衆議院側の会長に佐藤勉元総務相を起用することを決めた。この体制で憲法改正に向けた議論が進むかどうかが、今秋の臨時国会の焦点の1つとなる。

【画像】安倍首相悲願の憲法改正なるか

2017年の安倍首相の提案で改憲議論が加速
憲法改正は自民党の結党以来の党是だ。改憲の実現に向けて具体的に動き出したのは、日本国憲法施行70年となる2017年5月3日の憲法記念日だった。安倍首相が東京都内で開かれた集会にビデオメッセージを寄せ、憲法9条について「1項・2項を残しつつ、自衛隊を明文で書き込む」と言及した。

その後、自民党は憲法改正推進本部で議論を重ね、2018年3月、憲法9条に自衛隊の明記、緊急事態条項の創設・参院選「合区」の解消・教育の充実という改憲4項目のイメージ案をまとめた。

▽自民党による憲法改正のイメージ案「4項目」の要点
・憲法9条改正・・・憲法9条1項・2項の「戦争放棄」「交戦権を認めず」など平和憲法の規定を維持したうえで、新たに9条の2に内閣総理大臣を指揮監督者とする「自衛隊」を保持と明記

・緊急事態条項の創設・・・内閣の職務を定める憲法73条に、大地震などの大規模災害への迅速な対応を行うため、国会の機能維持と行政権限の一時的な強化など「緊急事態」に迅速に対処する仕組みを設けることなどを規定

・参院選「合区」の解消・・・人口減少と一極集中が進み、参院選では2つの県を1つの選挙区にする「合区」が生まれたため、憲法47条に広域の地方公共団体の選挙区に少なくとも一人を選挙すべきと定め、地方自治の原則を規定する憲法92条に地方公共団体の定義を新たに規定

・教育の充実・・・教育を受ける権利を定める憲法26条に、新たに「教育環境の整備」について規定し、私学助成の禁止では?と指摘される憲法89条の表現を、現状に即した表現に改正

側近起用で改憲目指すも「職場放棄」発言に野党が抵抗
そして去年9月、自民党総裁選で勝利した安倍首相は、憲法改正推進本部長に自身に近い下村博文元文科相を、国会での憲法議論において野党との調整役を担う衆院憲法審査会の筆頭幹事に、信頼を置く新藤義孝元総務相をそれぞれ起用した。安倍首相の憲法改正に関する本気度が見える人事だったが、それでも与野党の国会での議論は進まなかった。

その大きな要因の一つは、下村氏が、野党の憲法議論に消極的な姿勢に対して、「職場放棄だ」と発言し物議を醸すなどした結果、反発した野党との協議が整わなかったことだ。野党側は、憲法審査会での協議を進めようとする自民党に対し、安倍首相のもとでの憲法改正には反対という姿勢を強めた。これに対し新藤氏は粘り強く交渉を重ねてきたが、議論は停滞したままだ。

3861チバQ:2019/09/20(金) 11:32:50
「調整型」を起用した新体制で問われる“本気度”
こうした環境の中で、今回の自民党役員人事では、二階幹事長、岸田政調会長、森山国対委員長が続投した。安倍首相は、11日の役員会で「我が党の長年の悲願である憲法改正を二階幹事長、岸田政調会長、鈴木総務会長、下村選対委員長の四役、さらには関口参議院会長をはじめ参議院の皆様の協力をいただきながら党一丸となって力強く進めていきたい」と決意を述べた。

首相の決意表明を受けて二階氏は、「党をあげて、憲法改正にむけて努力を重ねて参りたい」と応じ、岸田氏も「自民党の党是でもあり憲法改正に向けて私も党の一員としてしっかりと雰囲気づくりを後押ししたい」と述べた。二階氏も岸田氏もこれまで憲法改正について必ずしも積極的ではなかった面があるが、今回の続投を機に改憲に本気で取り組むかどうかが大きなカギを握る。

また、国会での議論については、国会運営全般を取り仕切る国対委員長も重要だ。森山氏も国対委員長続投となったことで、持ち前の粘り強い交渉力を生かし、憲法議論を進められるかどうかも注目だ。

先述した憲法改正推進本部長に、派閥領袖でベテランの細田氏が再登板したことは、自民党の憲法改正に対する強硬的なイメージを払しょくする狙いがありそうだ。また、衆院の憲法審査会長に就く佐藤勉氏は、党の国対委員長経験者で、野党と太いパイプを持ち、調整能力が高いことで知られる。両氏の起用に党内からは「適材適所だ」と期待する声があがっている。

安倍首相による公明党の説得も重要…「党一丸」で悲願達成なるか
さらに、憲法改正に向けては野党だけでなく与党・公明党との折衝も必要だ。公明党の山口代表は、首相が目指す憲法9条改正について、これまで慎重姿勢を示してきた。自民党憲法改正推進本部のある幹部は「安倍首相と山口代表が憲法改正について向き合うべきだ」と指摘する。憲法改正に関し実務者同士が合意しても、山口代表が同意しなければ、議論は進まないからだ。今後、安倍首相自らが、山口代表に憲法改正に向けた決意を伝え、理解を得る必要があるだろう。

憲法改正を実現させるためには、こうした公明党や野党を前向きにさせるための環境整備と、広く国民的議論を呼び起こすことの両面が必要となる。自民党のある議員は「安倍首相が秋の国会に向けてどれだけアクセルを踏むかにかかっている」と指摘する。安倍首相は早ければ10月から始まる臨時国会で、憲法議論を進めたいだけに、今回の人事で起用された実務者から党幹部まで自民党が一丸となって、憲法改正の空気を醸成できるかが焦点だ。

(フジテレビ政治部 自民党担当 門脇功樹)

FNN PRIME編集部

3862チバQ:2019/09/20(金) 11:33:24
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190920-00583402-shincho-pol
安倍官邸の「二階幹事長外し」作戦がことごとく失敗…どうなる「自民党の金庫」の行方
9/20(金) 5:57配信デイリー新潮
安倍官邸の「二階幹事長外し」作戦がことごとく失敗…どうなる「自民党の金庫」の行方
二階俊博幹事長
 閣僚の入れ替わりはさておき、今回の人事で最も注目を集めたのは二階俊博幹事長の処遇だった。何しろ、3年余りにわたって力の源泉である「党の金庫」を掌握、権勢をほしいままにしてきた人物である。おかげで安倍首相との間にも、にわかに払拭しがたい“力関係”が確立してしまったというのだ。

「二階幹事長留任に至るまでには、激しい攻防がありました」

 とは、政治部デスクである。

「安倍総理は9月3日、党本部でおよそ10分間、二階さんと2人きりで面会しています。ですが、この時点で“勝負”は決しており、総理からは、ただ幹事長の留任が打診されただけでした」

 面会直後、幹事長の表情はいつになく明るかったという。両者の間に何があったのかといえば、

「総理が、自身の後継に岸田(文雄)政調会長を思い描き、そのために幹事長に就かせようと考えているフシは、二階さん側にも伝わっていました。二階派が幹事長ポストにこだわるのは、やはりお金。二階さんは官僚や財界人と会食する時、自派の議員たちも連れて行くものだから、一晩で党の金が100万円飛ぶと言われている。『派閥のカネでやってほしい』というのが党の本音ですが、彼らはその旨みを手放したくないわけです」(自民党関係者)

 安倍官邸は今回、傘寿を迎えた大幹事長を、あの手この手で外すべく試みたのだが、ことごとく失敗に終わったという。

「まず、衆院の議長に祭り上げるという案は、早々につぶれました」

 とは、先のデスク。

「総理にとって、一昨年に成立した譲位特例法の付帯決議にある『安定的な皇位継承を確保するための諸課題』を早く議論すべきだと主張し、女性宮家創設に理解を示す大島(理森)衆院議長は、煙たい存在でした。それもあって、総理の側近である萩生田(光一)幹事長代行が7月下旬、ネットの番組で『憲法改正が進まないなら大島議長を替えるべきだ』と発言した。後任には二階さんを、という意図だったのですが、当の二階さんからも『立場を考えて発言してほしい』と批判され、結果、議長交替の目は消えてしまったのです」

「オレがいないで…」
 さらには、党副総裁に押し込むといったプランも浮上したのだが、

「これには二階派が猛反発。ある最側近議員など『それなら党の金庫も副総裁室に移してほしい』と周囲に公言していたほどです。また二階さん自身も『もし副総裁というのなら、金丸(信)さんのようになってもいいのか』といった不穏なメッセージを、総理に届けています」(前出関係者)

 金丸副総裁は92年初めに就任。東京佐川急便からのヤミ献金が発覚した同年8月まで務め、その間は綿貫(民輔)幹事長という体制だった。すなわち、

「このメッセージは、幹事長に実権がなく、すべて副総裁が握っていた時代に戻すぞ、という“脅し”だったわけです。実際に二階さんはこの期間、ほうぼうで『オレがいないでどうやって党を回していくんだ』と息巻いていました」(同)

 その一方、こんな“合わせ技”も巧みに用いたという。

「二階さん側から先月、総理の側近議員に『(地元の)和歌山で憲法改正に関する大会を開きたい』という連絡が入りました。これは、親中派の代表格で改正には消極的だとみられていた二階さんが“幹事長に留任させてくれるのなら憲法改正にも真剣に取り組もう”という意思を表明したことになるわけです。これを聞いた総理は、半信半疑で『本当に?』と驚いていたと言います。二階さんは改正に後ろ向きな公明党にも太いパイプがありますからね」(前出デスク)

 硬軟織り交ぜるなどお手のもの。老獪な金庫番は「安倍4選」を掲げつつ、再来年へ向け存在感をいや増すばかりである。

「週刊新潮」2019年9月19日号 掲載

3863チバQ:2019/09/20(金) 14:01:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190919-00000552-san-pol
参院憲法審査会長に自民・林元文科相の方針
9/19(木) 16:49配信産経新聞
 自民党は19日、参院憲法審査会長に林芳正元文部科学相を充てる方針を固めた。複数の党関係者が明らかにした。

 林氏は当選5回で、岸田派に所属。防衛相や文科相などを歴任している。自民党はすでに、衆院憲法審査会長に佐藤勉元国対委員長を充てる方針を固めている。 

 参院憲法審は昨年2月以降、実質的に一度も開かれておらず、10月4日召集予定の臨時国会では開催の有無そのものが焦点となっている。

 7月の参院選で、参院は憲法改正に前向きな「改憲勢力」が国会発議に必要な3分の2を割り、主要野党の協力が必要な中、国会答弁などで安定感をみせる林氏を憲法審会長に充てて改憲議論を進めたい考えだ。

3864とはずがたり:2019/09/23(月) 19:51:42
石破ももう身動き取れないねえ。。

石破氏、政権批判強める構え=埋没に危機感
https://www.msn.com/ja-jp/news/politics/%e7%9f%b3%e7%a0%b4%e6%b0%8f%e3%80%81%e6%94%bf%e6%a8%a9%e6%89%b9%e5%88%a4%e5%bc%b7%e3%82%81%e3%82%8b%e6%a7%8b%e3%81%88%ef%bc%9d%e5%9f%8b%e6%b2%a1%e3%81%ab%e5%8d%b1%e6%a9%9f%e6%84%9f/ar-AAHHO5r?ocid=st
2019/09/23 14:23

 自民党の石破茂元幹事長が、安倍晋三首相の政権運営への批判を一段と強める構えだ。先の内閣改造で他の「ポスト安倍」候補が軒並み要職に就いたため、発信を強化しなければ埋没するとの危機感が背景にある。石破氏は憲法改正を中心に自らの見解を打ち出し、存在感を発揮する考えだ。

 「党大会で賛同を求められた記憶は全くない」。石破氏は20日、BSフジの番組で、首相が内閣改造後の記者会見で「自民党の(改憲)たたき台は党大会で承認され、党の意思となっている」と述べたことに猛反発。総務会了承などの党内手続きを踏んでいないとして「党内の民主主義を非常に危うくする」と警告した。

3865チバQ:2019/09/23(月) 20:21:31
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190923-00000036-jij-pol
石破氏、政権批判強める構え=埋没に危機感
9/23(月) 14:25配信時事通信
 自民党の石破茂元幹事長が、安倍晋三首相の政権運営への批判を一段と強める構えだ。

 先の内閣改造で他の「ポスト安倍」候補が軒並み要職に就いたため、発信を強化しなければ埋没するとの危機感が背景にある。石破氏は憲法改正を中心に自らの見解を打ち出し、存在感を発揮する考えだ。

 「党大会で賛同を求められた記憶は全くない」。石破氏は20日、BSフジの番組で、首相が内閣改造後の記者会見で「自民党の(改憲)たたき台は党大会で承認され、党の意思となっている」と述べたことに猛反発。総務会了承などの党内手続きを踏んでいないとして「党内の民主主義を非常に危うくする」と警告した。

3866チバQ:2019/09/23(月) 20:41:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190919-00000067-mai-pol
自民、参院憲法審会長に岸田派の林元文科相
9/19(木) 19:25配信毎日新聞
自民、参院憲法審会長に岸田派の林元文科相
自民党本部=東京都千代田区で、曽根田和久撮影
 自民党は19日、参院憲法審査会長に林芳正元文部科学相(58)=岸田派=を充てる方針を固めた。複数の党関係者が明らかにした。

 林氏は政策通として知られ、防衛相、農相などを歴任。憲法9条改正に慎重な議員が多い岸田派座長も務めており、憲法改正議論を「党一丸」(安倍晋三首相)で進める姿勢を示す狙いもある。参院自民党幹部は「閣僚経験者で、野党とも話ができる」と説明した。

 参院憲法審の与党筆頭幹事には首相に近い野上浩太郎前官房副長官(52)=細田派=らの名前が挙がっている。

 同党は党憲法改正推進本部長に細田派会長の細田博之元官房長官(75)、同本部事務総長には根本匠前厚生労働相(68)=岸田派=をそれぞれ再登板させ、衆院の憲法審会長には野党とのパイプが太い佐藤勉元国対委員長(67)=麻生派=を充てる。政治経験が豊富なベテランを多く起用し、安定感のある布陣で改憲議論の推進を図る。【古川宗】

3867チバQ:2019/09/23(月) 20:41:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190921-00000519-san-pol
党四役を前面に 首相の人事ににじむ「改憲解散」の可能性
9/21(土) 11:30配信産経新聞
 安倍晋三首相(自民党総裁)が悲願の憲法改正に本気でかじを切った。党総裁としての任期が残り2年余りに迫る中、11日の内閣改造と党役員人事では、挙党態勢で改憲に臨む決意を示した。その布陣からは、秋の臨時国会で議論が進まなければ衆院解散も辞さない覚悟もにじむ。

 ■党四役前面に挙党態勢

 「必ず成し遂げる決意だ」

 首相は11日、一連の人事を終えた後の記者会見で、憲法改正についてこう断言した。同日の党役員会でも「長年の悲願である憲法改正を、党一丸となって進めていきたい」と強調した。

 「これは解散まで視野に入れているな」。役員会に出席した党幹部は、首相の重い決意を感じ取ったという。

 これまで自民党は、一部の憲法族議員や首相側近を中心に改憲議論を進めようとしてきた。しかし、野党第一党の立憲民主党などは安倍政権下での議論に応じない姿勢を貫くなど、目に見える成果は生まれていない。昨年の臨時国会では、党憲法改正推進本部長を務めていた首相側近の下村博文選対委員長の発言が反発を呼び、国会審議の日程に影響が出る場面もあった。

 新たな布陣では、党四役を改憲の前面に立てた。とりわけ鍵を握るのが、留任した二階俊博幹事長だ。これまで改憲議論とは距離を置いてきたが、11日の記者会見では「安倍総裁の意向に従い党を挙げて努力を重ねたい」と首相に呼応してみせた。

 二階氏の側近は「首相に憲法改正を頼まれたのだろう。二階氏も敏感に首相の温度を感じ取っている」と語る。

 7月の参院選では、参院の「改憲勢力」が国会発議に必要な3分の2を割った。野党を議論の場に引き出すには、今まで以上に高度な駆け引きが必要となる。同時に、改憲に慎重な公明党との調整も進めなければならない。首相が「党内随一の政治的技術を持つ」と評価する二階氏の協力は不可欠というわけだ。

 ■新内閣の布陣は解散も念頭?

 党や国会の人事でも「路線変更」を明確にした。党憲法改正推進本部長は下村氏を交代させ、細田博之元幹事長を再起用する。首相の出身派閥である細田派(清和政策研究会)会長で、自衛隊明記などの党改憲案をまとめた業績もある。改憲論議では野党や公明党との協調を重視するだけに、首相は温和な性格の細田氏を起用することで、野党が警戒感を解くことを期待する。

 国会議論の舞台となる衆院憲法審査会長は、佐藤勉元国対委員長を起用する方向だ。野党との調整を担う国会対策のベテランだ。一向に動かない国会審議を、なんとか前進させたいという意向の表れだろう。

 首相としては、野党との協議も見据えて打てる手は打った。それでも野党が態度を硬化させたまま秋の臨時国会が無為に過ぎればどうなるか。首相に近い党幹部は「解散を引く可能性は十分ある」とみる。総裁任期である再来年9月までの国会発議と国民投票を実現するには、これ以上の空転は許容できないからだ。

 新たに発足した内閣に目を向ければ、菅義偉官房長官や茂木敏充外相、加藤勝信厚生労働相、河野太郎防衛相ら「ポスト安倍」と呼ばれる面々が名を連ねている。将来のホープとして国民的人気が高い小泉進次郎環境相も初入閣した。互いの切磋琢磨(せっさたくま)を狙ったものだろうが、いざとなれば、いつでも解散を打てる布陣という点にも注目せざるを得ない。(政治部 石鍋圭)

3868チバQ:2019/09/24(火) 19:49:35
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190924-00023285-gonline-bus_all
最後の内閣改造に?…「ポスト安倍」レースが本格化
9/24(火) 14:00配信幻冬舎ゴールドオンライン
ピクテ投信投資顧問株式会社が、日々のマーケット情報を分析・解説します。※本連載は、ピクテ投信投資顧問株式会社が提供するマーケット情報・ヘッドラインを転載したものです。

第4次安倍第2次改造内閣が発足して一週間が経った。小泉進次郎環境相の初入閣が目立っているものの、注目すべきは今回が安倍首相の下での最後の内閣改造となる可能性ではないか。2020年のオリンピック・パラリンピック終了後、安倍首相は自ら退任することも考えられ、今後、「ポスト安倍」レースが本格化するだろう。

ポイントとなる自民党総裁任期と衆議院の任期満了
安倍首相は、昨年9月の自民党総裁選で3選を果たした。再び党則を改正しない限り、その任期は2021年9月までだ。一方、2017年10月に前回の総選挙が行われているため、衆議院議員の任期満了は2021年10月である。つまり、安倍首相が3期目を全うして退任する場合、後任の首相(自民党総裁)は、バトンを受けてから1ヶ月で選択肢なく総選挙を戦わなければならない。

それは政界の常識から見て考え難く、安倍首相は、3期目の間にもう1回解散・総選挙を行うか、それとも任期途中で退任して後継者の下で国民に信を問うか、二者択一を迫られることになるだろう。

政界の鉄則:総選挙のインターバルは3年以内
1955年に自民党が結党されて以降、衆議院総選挙は21回あった。このうち、間隔が3年以内で行われた10回だと、9回、解散時与党が過半数を維持している。他方、3年を超えた11回では、8回で過半数割れに追い込まれた。2009年に自民党が、2012年に民主党が政権を失った総選挙は、いずれも前回から3年超で行われたものに他ならない。従って、総選挙の間隔は3年以内が政界の鉄則だ。

安倍首相は、2014年に前の総選挙から2年、2017年には2年10ヶ月で国民に信を問い、いずれも圧勝している。この鉄則に則れば、次の総選挙は2020年秋までに行われなければならない。

最後の内閣改造に?…「ポスト安倍」レースが本格化
[図表]安倍首相、自民党総裁 3期目の政治日程 期目の政治日程 出所:ピクテ投信資顧問作成
浮上するオリンピック・パラリンピック後の退任と後継指名のシナリオ
今年11月20日、安倍首相の在任期間は憲政史上最長となり、2020年8月24日には連続在任記録も更新する。オリンピック、パラリンピックを成功させ、二つの在任期間を塗り替えれた場合、安倍首相にとって十分なレガシーと言えるのではないか。そこで自ら退任し、指名した後継首相を自民党最大派閥の領袖として後見すれば、極めて強い政治力を維持する可能性が強い。

後継首相は、就任後、日を置かずに衆議院を解散、総選挙を行うことにより、間隔3年の鉄則を守ることができる上、2022年7月の参議院選挙まで大きな国政選挙を戦う必要がない。その間、安倍(前)首相に支えられ、政権基盤を固めることが期待できるだろう。

安倍首相の後継者については、岸田文雄自民党政調会長が最有力であり、日米通商交渉に尽力した茂木敏充新外相がそれに次ぐのではないか。いずれにせよ、7年間、日本の政治に安定をもたらしてきた政権が交代期を迎える可能性があるわけだ。

世界景気に減速の兆しが台頭していることを含め、日本の政治・経済は、大きな転換点の入り口にあると言えるのではないか。


当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『最後の内閣改造に?…「ポスト安倍」レースが本格化』を参照)。

(2019年9月20日)

市川 眞一

ピクテ投信投資顧問株式会社
シニア・フェロー

市川 眞一,ピクテ投信投資顧問株式会社

3869チバQ:2019/09/25(水) 11:33:26
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190925-00000001-pseven-soci
ポスト安倍候補に「河泉敏信」 岸田氏、石破氏から世代交代
9/25(水) 7:00配信NEWS ポストセブン
ポスト安倍候補に「河泉敏信」 岸田氏、石破氏から世代交代
新婚ボケしているヒマはない?(写真/時事通信フォト)
 安倍政権内の権力構造は改造をきっかけに大きく変質しつつある。安倍晋三・首相は第2次政権で返り咲いてからの7年間、官邸の実務を菅義偉・官房長官に任せ、自らは「外交の安倍」として外遊三昧だった。結果、内政の実権を「影の総理」の菅氏に掌握されてしまった構図が浮かび上がる。

 その安倍首相と菅氏はこれまでは役割を分担し、互いに利用し合う関係だった。だが、ポスト安倍の後継者選びをめぐって、2人の利害がいよいよ衝突する。

 自民党総裁の残り任期があと2年となった安倍首相は、岸田文雄・自民党政調会長と茂木敏充・外相と加藤勝信・厚労相を“後継者候補”として忠誠心を競い合わせるために重要閣僚に起用した。

 内閣改造から早々に、菅氏の側近の大臣や岸田派、麻生派、二階派の新閣僚の新旧のスキャンダル情報が流出しているのも、自民党内がポスト安倍をにらんだ“仁義なき戦い”に突入したことを物語っている。

 そこで菅氏が安倍首相の傘下にある岸田、茂木、加藤氏らに対抗する自前の総裁候補に育てようとしているのが河野太郎・防衛相と小泉進次郎・環境相だ。河野氏は麻生派だが、いまや麻生氏より菅氏の“庇護”下にある。小泉進次郎氏も大臣就任後の共同インタビューで菅氏のことを、「何かを変えようと思い、変えられるところを常に探している人。私もそういうタイプだと思っている」と絶賛するなど、すっかり“菅チルドレン”だ。

 いつの間にか、ポスト安倍候補の顔触れも変わった。永田町では少し前まで、岸田氏と石破茂氏、菅氏に加藤勝信氏を加えた4人が「岸破義信」と呼ばれて有力候補に名前があがっていた。しかし、いまや菅氏が担ぐ河野太郎氏、進次郎氏と、安倍首相が引き立てようとしている茂木氏、加藤氏が「河泉敏信」と呼ばれ、新たな総裁候補として脚光を浴びている。

 安倍首相と総裁選を争った石破氏、首相と当選同期の岸田氏は“過去の人”として扱われ、総裁候補の世代交代が行なわれたのだ。

 新総裁候補「河泉敏信」の4人の共通点は、いずれも派閥領袖ではなく、党内・派内の基盤が弱いことだ。

 まず河野氏。「麻生派のプリンス」と言われるが、これまで原発廃止を唱えるなど党内で「異端児」と見られ、菅氏と近いことから麻生派内でも浮いた存在だ。

 進次郎氏は父の小泉純一郎氏が会長を務めた細田派には入らず、初当選以来、無派閥を通している“一匹狼”である。

 茂木氏は竹下亘・元総務会長の病気療養で竹下派会長代行に就任したものの、前回総裁選では石破支持に回った派の方針に反して安倍首相を応援するなどスタンドプレーが目立ち、派内からは「派閥の正統な総裁候補」とは見られていない。

 同じ竹下派に所属している加藤氏も同じだ。加藤氏は旧安倍派の大幹部だった加藤六月・元農水相の娘婿で、義理の母(六月氏の夫人)の睦子氏が安倍首相の母で「安倍家のゴッドマザー」と呼ばれる洋子夫人と親友という関係から、安倍首相の側近として要職を歴任してきた。しかしそれゆえ、“本籍”の竹下派内に自前の勢力はほとんどいない。

 すなわち、4人とも政治的実力は安倍首相や菅氏らには遠く及ばず、「河泉」の2人は菅氏、「敏信」の2人は安倍首相の後ろ盾がなければ、総裁選出馬さえ覚束ない立場にある。だからこそ、安倍首相や菅氏には好都合だ。政治ジャーナリスト・野上忠興氏が指摘する。

「次期総裁レースの実態は安倍首相と菅氏の言いなりに動く、いわば“操り人形”選び。どちらの系列が総理・総裁になるかでキングメーカー争いに決着がつくが、菅氏が河野氏でも進次郎氏でも勝ち目がなさそうだと判断すれば、最後は二階氏と組んで自分が出馬する可能性も十分残っている」

 政治の世界では、いったん権力闘争が始まれば雌雄を決するまで戦うしかない。途中で退けば、その途端に政治生命を絶たれてしまう。

 古くは“加藤の乱”の加藤紘一氏、最近では現役の自民党総裁の立場にありながら、2012年総裁選への出馬を断念した谷垣禎一氏も大魚を逃した。

 2年後に控える総裁選に向けて、キングメーカーの座を賭けた戦いに踏み込んだ安倍首相と菅氏による長い権力抗争が続く。

※週刊ポスト2019年10月4日号

3870チバQ:2019/09/25(水) 11:42:02
こんな感じか

菅義偉・官房長官  1948年生 当選8回 無派閥
【安倍晋三・総理】 1954年生 当選9回 細田派
茂木敏充・外相   1955年生 当選9回 竹下派
加藤勝信・厚労相  1955年生 当選6回 竹下派
石破茂・元幹事長  1957年生 当選11回 石破派
岸田文雄・政調会長 1957年生 当選9回 岸田派
河野太郎・防衛相  1963年生 当選8回 麻生派
小泉進次郎・環境相 1981年生 当選4回 無派閥

3871チバQ:2019/09/26(木) 13:18:59
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/348412?rct=n_politics
自民改憲布陣、ハト派前面 要所に岸田派登用 野党に協調姿勢アピール
09/26 05:00
自民改憲布陣、ハト派前面 要所に岸田派登用 野党に協調姿勢アピール
 自民党が目指す憲法改正を巡る人事で、党内で「ハト派」とされる岸田派の起用が目立つ。党憲法改正推進本部事務総長に根本匠前厚生労働相を据え、参院憲法審査会会長には林芳正元文部科学相を内定。安倍晋三首相は同派会長の岸田文雄政調会長に改憲の旗振り役を担わせたことと合わせ、9条改正に慎重論が根強い同派からの起用で野党に協調路線をアピールし、議論を促す狙いだ。

 「国民が何を求めているかという徹底した現実主義で(改憲)議論をリードする」。岸田氏は21日に訪問先のシンガポールで、記者団に改憲議論推進を主導する考えを強調した。岸田氏は既に、各地で開く地方政調会のテーマに改憲を取り上げる方針も示している。

 「ポスト安倍」候補とされる岸田氏にとって、基本路線は首相からの政権禅譲。首相が岸田氏に改憲議論推進を担わせるのは、禅譲への「踏み絵」を迫ったとの見方も出ており、党関係者は「後継指名を受けるため、岸田氏はこれからも改憲に取り組む姿勢を強調するだろう」とみる。

 岸田派は池田勇人元首相が1957年に結成した池田派の流れをくみ、「保守本流」を自認し、党内では護憲色が比較的強いと見なされてきた。派内に影響力を持つ名誉会長の古賀誠元幹事長は、9条を「平和憲法の根幹で『世界遺産』に匹敵する」と語るなど、首相の宿願とされる9条改正には否定的な立場だ。

 根本氏が就任した改憲推進本部事務総長は細田博之本部長(細田派)を補佐し、林氏は停滞している参院憲法審での改憲議論を主導する役割。今回の人事は首相が岸田派をあえて取り込むことで、野党に対して強硬的な印象を薄めようとする思惑が透ける。

 党中堅議員は「『安倍色』を抑え、(来月4日開会予定の)臨時国会は与野党協調で進めたいというメッセージになる。以前よりも野党が軟化しやすくなる」と期待する。

 ただ、主要野党は警戒を緩めていない。立憲民主党の福山哲郎幹事長は記者会見で、安倍政権が2015年に野党の反対を押し切って安全保障関連法を成立させた経緯を踏まえ「人事がどうであっても、姿勢がどう変わるのかは国会が始まってみなければ分からない」と指摘。同党国対幹部も「マイルドな人柄の担当を充てればいいとか、与野党の信頼構築はそういうことではない」と切り捨てた。(藤本卓郎)

3872チバQ:2019/09/26(木) 13:25:22
https://www.sankei.com/politics/news/190925/plt1909250001-n1.html
【政界徒然草】入閣ゼロの石破派 それでも明るい理由は
2019.9.25 01:00政治政局
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自民党の石破茂元幹事長
自民党の石破茂元幹事長
 11日に発足した第4次安倍再改造内閣で、自民党の石破茂元幹事長率いる石破派(水月会、19人)は入閣者がゼロとなった。石破氏は安倍晋三首相の政権運営への批判を強める構えをみせるが、一方で「ポスト安倍」のライバルが軒並み重要なポジションに起用されたことで、トップを目指す立場からすれば、存在感が一層埋没しかねない。それでも石破派を取材すると、メンバーは一様に明るい表情をみせる。なぜか。

 「昨年3月の党大会で、挙手を求めたり起立を求められた記憶はまったくない。民主主義はプロセスだ。ルールを曲げたら何でもできてしまう」

 石破氏は20日のBSフジ番組でこう述べ、憲法9条への自衛隊明記など4項目の党改憲案が昨年3月の党大会で了承されたとする首相の考えに「党議決定を経ていない」と反論してみせた。

 石破氏は、首相が主導した自衛隊加憲案についても「書くだけで何も変わらないなら議論の優先順位は高くない。政治のかけられるエネルギーには限りがある」とも強調した。これまでも、石破氏は首相が唱える憲法改正の考え方に持論を展開してきている。

 今回の内閣改造で、石破派の入閣者は平成27年9月の派閥発足以来、初めてゼロとなった。副大臣ポストでも、平将明元内閣府副大臣が再登板したのみだ。

 昨年の総裁選直後の同年10月の内閣改造では、当選3回の山下貴司衆院議員が法相に起用された。当時、石破氏は山下氏が担当する外国人労働者の受け入れ拡大を図る改正出入国管理法(入管法)をめぐる議論への批判は表だっては封じていた。

 石破派の閣僚経験者は「今回は干してもらった方がありがたい。気兼ねせずに言いたいことが言える」と語る。とはいえ、入閣者ゼロという事態は、石破派の党内外での存在感をいっそう低迷させかねない。

 首相の側近は、「今回の改造で首相は昨年の総裁選の対応を徹底して人事に反映させた。石破氏が現職の首相に挑戦したからには相応の覚悟が求められるということだ」と“石破派外し”の背景を解説する。

 石破氏は13日、内閣改造の顔ぶれについての感想を記者団に問われ「人事権は首相がお持ちなので、あれこれ言うべきじゃない。石破派には、この人がこの分野をやったら素晴らしいなと思う人はたくさんいる」と恨み節をこぼした。

 ただ、石破氏のぼやきとは異なり、今回の人事をめぐり、派内で悲観的な声は目立たない。内閣改造翌日の12日に石破派が開いた会合では、派の事務総長を務める田村憲久元厚生労働相が「入閣はゼロだったが明るくやっていこう」と強調。斎藤健元農林水産相や山下氏も異口同音に続き、穏やかな雰囲気に包まれた。

3873チバQ:2019/09/26(木) 13:25:57
 石破派の関係者は「入閣者ゼロの方が、派の結束も強まるだろう」とも語る。

 楽観的な理由の一つにあるのが、首相が党総裁の連続4選論を否定していることだ。石破派の幹部は「首相はもうライバルにはならない。今回の人事で冷遇されても、次が勝負だ」と次期総裁選を見据えてこう語り、現段階の“冷や飯人事”も意に介さない。

 石破氏が首相に遠慮なく持論を展開すれば、現政権との路線の違いを印象づけられ、安倍政権に対する飽きや批判層の受け皿となり、存在感も高まるとの見方がある。

 もう一つの理由が、石破氏が「ポスト安倍」候補に比べ党員票の支持固めで先行していることだ。石破氏は首相と一騎打ちとなった昨年の総裁選で、党員票の45%を獲得した。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が14、15両日に実施した合同世論調査で、次期首相に関する質問で、石破氏は16%の支持を得た。「令和おじさん」として知名度が急上昇した菅義偉官房長官でも6・3%。首相からの「禅譲」がささやかれる岸田文雄政調会長は5%だった。

 しかし、先の総裁選以降、石破氏のメディアへの露出は減り、頼みの綱とする地方での人気が下降傾向にあるのは否めない。昨年10月の世論調査では、石破氏は同様の質問で27・6%。今年4月の調査でも20・7%を得ていた。石破氏にとって、首相と距離を置く独自路線にリスクがあるのは間違いない。

(政治部 奥原慎平)

3874チバQ:2019/09/29(日) 21:24:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190929-00000079-jij-pol
ポスト安倍、試される力量=沖縄、イージスが難題-河野防衛相
9/29(日) 19:17配信時事通信
ポスト安倍、試される力量=沖縄、イージスが難題-河野防衛相
玉城デニー沖縄県知事(右)と会談する河野太郎防衛相=29日午後、県庁
 先の内閣改造で外相から横滑りし、引き続き活躍の機会を得た河野太郎防衛相。

 沖縄の基地や、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」設置など安倍政権が抱える難題を指揮することとなり、「ポスト安倍」候補の一人として力量を試される。

 河野氏は29日、就任後初めて沖縄県を訪れ、玉城デニー知事らと会談。米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設について、「抑止力を維持しながら普天間飛行場を全面返還するための方策として、一日も早く実現しないといけない」と理解を求めた。これに対し玉城氏は「直ちに埋め立て工事を中断し、県との対話に応じてほしい」とにべもなく、会談は平行線に終わった。

 普天間移設をめぐる政府と県の対立に依然接点が見えない中、辺野古の埋め立て予定海域で軟弱地盤が発覚。県をはじめ移設反対派が抵抗の材料を得た形となり、移設作業の進捗(しんちょく)に不透明感が漂っている。

 政府が秋田、山口両県への配備を目指す陸上イージスをめぐっては、説明資料に誤りがあり、地元が猛反発した。現在、進めている再調査を終えた後の地元との調整がヤマ場となる。

 外相時代の2年間は、巧みな英語力や延べ123カ国・地域を回る積極姿勢などで存在感を示した一方、「軽さ」ものぞいた。新元号決定に沸いた4月、外務省として元号表記をやめる意向を一時示して政権内で不興を買い、外相就任当初から訴えていた外相専用機導入も実現できなかった。今後は、地道な調整作業に汗をかけるかが問われそうだ。

3875チバQ:2019/09/30(月) 11:40:17
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190930-00584644-shincho-pol
武田良太公安委員長「元暴力団から献金」「対立候補は防弾着で選挙戦」の暴れん坊伝説
9/30(月) 11:31配信デイリー新潮
武田良太公安委員長「元暴力団から献金」「対立候補は防弾着で選挙戦」の暴れん坊伝説
武田良太(Adrian Cadiz/Wikimedia Commons)
 このたびの内閣改造で、入閣早々に周囲をざわつかせたのが武田良太国家公安委員長(51)だった。山口組系元組員とされる人物から、彼の政治資金管理団体に政治資金パーティ代として70万円が支払われていたことが明らかになったのである。

「武田さんの地盤の福岡11区は、北九州の暴力団『工藤会』の影響が強い地域で、ヤクザと無縁でいるほうが難しいとも言える土地柄です」(地元記者)

 そうした環境ゆえか、武田氏も政界では強面(こわもて)として通っていて、地元に行くと彼の「暴れん坊伝説」を耳にすることができる。

「2000年代の選挙では、福岡11区で武田さんと山本幸三さん(元地方創生相)が、同じ自民党系ながら保守分裂選挙で激しい戦いを繰り広げていた。その際、山本さんは、なんと防弾チョッキを着て選挙戦に挑んでいました。武田陣営の“攻撃”を恐れてのことです」(福岡県政関係者)

〈政治は一種の戦争〉を地で行く話である。

 当時、武田氏の陣営は「防弾チョッキ騒動」を山本氏サイドによる「ネガティブキャンペーン」であると批判したが、仮にそうだとしても、防弾チョッキを着用するという「奇想」はそうそう湧くものではない。そんな奇抜なアイディアを対立陣営に思い付かせるほど、武田氏には「迫力」があったということなのだろう。また14年には、

「地元の町長選を巡る意見の対立から、武田さんが自民党福岡県連幹事長だった女性県議に対し、電話で『おぼえとけ、承知せんぞ』と恫喝した疑惑が朝日新聞によって報じられました。彼女はその電話のために体調を崩してしまいましたが、武田さんは『電話で選挙のアドバイスをしただけ』などと恫喝を否定。武田さんを巡るこの手の噂はよく耳にします」(同)

 このように、強面を取り締まる側の国家公安委員長自身に、強面風の風聞がつきまとうという、ブラックジョークまがいの事態が起きているわけだ。

「週刊新潮」2019年9月26日号 掲載

3876チバQ:2019/09/30(月) 11:40:52
https://www.dailyshincho.jp/article/2019/09271131/?utm_source=yahoo&utm_medium=http&utm_campaign=link_back&ui_medium=http&ui_source=yahoo&ui_campaign=link_back
「菅原一秀」経産相、愛人秘書を練馬区議に? “ブラック事務所”指摘の声も
政治週刊新潮 2019年9月26日号掲載

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菅原一秀
菅原一秀経産相(他の写真を見る)

 9月11日に実施された内閣改造。今回の入閣で菅原一秀経産相(57)は、氏が側近として知られる菅義偉官房長官(70)の「パワー」の体現者のひとりとして注目された。と同時に、音楽グループ「TRF」のダンサーであり、安室奈美恵の元夫でもあるSAMと、学生時代にダンスユニットを組んでいたことも脚光を浴びた。しかし、元ダンサーの爽やかな印象とは裏腹に、

「菅原さんの“厳しさ”は有名。『このハゲー!』で豊田真由子さんが世間の耳目を集めた時、『次は一秀だ』なんて声があがっていました」

速報韓国に利用される「小泉進次郎」 その“空っぽな言葉”が及ぼす実害

 と、菅原氏の地元である東京9区(練馬区の一部)に住む自民党関係者はこう語る。事実、菅原氏の複数の元秘書たちは、彼の秘書を務めることがいかに困難であるかを力説するのだった。こんな具合に――。

「『てめえ、この野郎』といった暴言は日常茶飯事でした。車を運転していてちょっと道を間違ったりすると、さらに……」(元秘書A氏)

「朝6時半から駅頭演説の準備をし、それを終え、各種団体の会合を回り、事務所に戻って日報を書くと、仕事が終わるのは22時半頃という超ブラックな事務所でした。4時間睡眠とかでフラフラになりながら、朝の駅頭でビラ配りをしていると、『覇気がない!』と議員(菅原氏のこと)に胸倉を掴まれる。睡眠不足で覇気が出るはずもないのに……」(元秘書B氏)

「議員の指示で出ていた会合の最中に議員から呼び出しを受け、無理な待ち合わせ時間を指定される。少しでも遅れてしまうと、1分ごとに携帯電話を鳴らされ続け、ようやく出ると『なんで遅れるんだ!』と怒鳴られる。『坊主にして来い!』と言われたこともあります」(元秘書C氏)

「書類を持って行って、『これどうしましょうか?』と訊くと、『なんでそんなことも分からないんだ!』と大声をあげ、その書類を取り上げて私の頭上からそれを降らせてきた」(元秘書D氏)

 出るわ、出るわの「被害証言」。

 そして、元秘書や関係者が口を揃えるのは、菅原氏と、ある元女性秘書との「関係性」である。

 その元女性秘書とは、

「容姿端麗な50代の女性で、10年以上、菅原事務所に勤め、金庫番の役割を果たしていました。誰もが、菅原さんとイイ仲だと見ていましたが、昨年、練馬区議に立候補し、当選。菅原さんとの関係がこじれたものの、金庫番としていろいろと知っているため野に放つわけにもいかず、菅原さんが必死に応援して区議の座に就かせ、彼女を納得させたのではないかと言われています」(練馬区政関係者)

菅原氏に訊くと…
 一連の証言を受け、菅原氏本人は、まず「ブラック事務所」との指摘に対して、

「ご質問の事実は全くありません」

 こう言って「ホワイト」であることを強調。それにしては、A氏からD氏まで、証言のバリエーションに富み過ぎている気もするが、元女性秘書との関係についても、

「そういうことは、前にも周りの人に言われましたけど」

 と、噂になっていることは認めつつも、

「1万%ありません。第三者からすれば、もしかしたら仲いいなって思うかもしれないけど、彼女に対してそもそもそういう感情を持ったことがない。彼女も独身で、私もバツイチで独身ですが、それはあまりに失礼ですよ」

 と否定。一方、前出の元秘書のひとりは改めてこう振り返る。

「元女性秘書から直接、議員と付き合っていると聞かされました。『別れようか、迷ってる』と恋愛相談されたこともあります」

 再び菅原氏の弁。

「どちらかと言うと彼女は気が強いから、本当にそういう感情を持ったことがない」

 食い違う菅原氏と元秘書たちの言い分。いずれにせよ、菅原氏の言い分を信じるとするならば、独身の彼が今後、好みと思われる気の弱いパートナーと出会えることを願う以外にない。

3877チバQ:2019/09/30(月) 11:46:24
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190927-00014313-bunshun-pol
“12の不祥事を持つ男”が新大臣に……いま菅原一秀経産相から目が離せない!
9/27(金) 17:00配信文春オンライン
 9月11日、第4次安倍第2次改造内閣が発足した。時事芸人のプチ鹿島氏は内閣の顔ぶれを見て「バーベキュー内閣」と評した(毎日新聞 9月12日)。安倍晋三首相と本当に親しい人たちが集まった内閣という意味だが(安倍首相、加計孝太郎氏、萩生田光一氏のバーベキュー写真を思い出す人もいるだろう)、その中でも初入閣を果たした菅原一秀氏の過去の発言を遡ってみたい。

【写真】「無派閥を貫いてきたのはこの方がいらしたから」菅原経産相が“絶賛”する政治家

菅原一秀 経済産業相
「女は25歳以下がいい。25歳以上は女じゃない」
「子供を産んだら女じゃない」
「嘘を申請したから大丈夫」
『週刊文春』2016年4月7日号

“12の不祥事を持つ男”が新大臣に……いま菅原一秀経産相から目が離せない!
菅原一秀経済産業相 ©AFLO
「シングルマザー世帯の雇用拡充」を公約に掲げながら……
 新入閣を果たした菅原経済産業相は不祥事のデパートとして知られ、ウィキペディアにすら12もの不祥事が掲載されている。上記の発言はその中の一つ。

 報道によると、菅原氏は2012年の年末頃から27歳の女性と交際(ちなみに菅原氏は独身だったので、ここで「愛人」という表現を使うのはおかしい)。女性によると、菅原氏は何かというと怒り、彼女に対して「バカじゃないの」「親の教育が悪い」などと言ったり、物を投げつけたりしていた。また、彼女を含めた女性を見下した発言を再三行っており、「25歳以上は女じゃない」「子供を産んだら女じゃない」などと話していたという。

 菅原氏は「10の約束」として「子育て・教育無償化・不妊治療に財源確保!」「シングルマザー世帯(ひとり親世帯)の雇用拡充!」という公約を掲げているが、彼の目には子育てをする女性は「女じゃない」と映っているのだろうか。

反論は「誤って消してしまいました」
 また、国会開会中だった2013年4月27日から5月1日にかけて、彼女を同伴してハワイ旅行に出かけていたことも判明した。菅原氏は衆院議員運営委員会に「政治経済事情視察」として請暇願いを出していたが旅行中は「ゴルフ三昧」で、心配する彼女に言い放った言葉が「嘘を申請したから大丈夫」だった。

 菅原氏は報道を受けてフェイスブックに反論を記したが、「誤って消してしまいました」とのことで現在は読むことができない。「週刊誌報道に関するご報告」と題されたブログ記事も削除されている。

「出てきて下さい。そのA子さん」
 なお、記事中で菅原氏は「本人が公衆の前に出てくれば冷静に判明できます」「出てきて下さい。そのA子さん」と呼びかけていたが、これは財務省の福田淳一事務次官がセクハラ問題で辞任した際、財務省や麻生太郎財務相が被害者に名乗り出るよう呼びかけた事例とまったく同じだ。

菅原一秀 経済産業相
「五輪に反対で、『日本人に帰化をしたことが悔しくて悲しくて泣いた』と自らのブログに書いている。そのような方を選ぶ都民はいない」
朝日新聞デジタル 2016年6月17日

 菅原氏の発言をもう一つ。2016年6月、東京都知事選をめぐる党会合で、都知事選への出馬が取りざたされていた蓮舫民進党代表代行(当時)について、「五輪に反対で、『日本人に帰化をしたことが悔しくて悲しくて泣いた』と自らのブログに書いている。そのような方を選ぶ都民はいない」と発言していた。

3878チバQ:2019/09/30(月) 11:46:59
デマに踊らされる“自民党ネットメディア局長”
 しかし、実際にはそのような記述はなく、菅原氏は取材に対して「蓮舫氏のブログではなく、ネットで流れていた情報だった」と訂正した。蓮舫氏は「(帰化して泣いたというのは)SNSで拡散されているデマだ。国会議員がこのレベルの書き込みを真剣に受け取って発言するとは驚きだ」とコメントしている。

 だが、菅原氏はネットに疎かったわけではない。その真逆で、2015年10月には自民党ネットメディア局長に就任。2016年当時は自民党公認のボランティア組織、自民党ネットサポーターズクラブの代表も兼務していた。菅原氏が自民党ネットサポーターズクラブの書き込みを目にして、そのデマを利用しようとしたということも十分考えられる。

 菅原氏の嘘といえば、選挙公報に「甲子園出場4回」と記されていたが、実はアルプススタンドで3回応援していただけだった、というものがある。立派な経歴詐称だが、この嘘が可愛く見えるのだから困ったものだ。

公約だった「脱原発」はちゃっかり破棄
菅原一秀 経済産業相
「原発ゼロは、今この瞬間、将来的に考えても現実的ではない」
ロイター 2019年9月12日

 これは経済産業相に就任してからの発言。菅原氏はこれまで一貫して「脱原発」を訴えてきた。菅原氏の公約である「10の約束」にも「原発依存低減へ、あらゆる取組みの強化!」とあり、「党内で脱原発政策を進め、全国の高速道路に太陽光パネルを設置したり、従来の2〜3倍の発電効率のある発電技術を実現します」と書かれている。

 しかし、省内で記者の質問に答えた菅原氏は、「原発のリスクや恐ろしさはある」としながらも「原発ゼロは、今この瞬間、将来的に考えても現実的ではない」と断言した。現在だけではなく、「将来的に」も現実的ではないというのだ。「脱原発」という公約は放棄したと考えていいだろう。

 菅原氏は、菅義偉官房長官と非常に親しい間柄だ。菅原氏の両親は菅氏と同郷の秋田県で出身高校も同じ。ツイッターには「菅官房長官は常に冷静沈着で、あらゆることに気を配られる天才です。衆議院議員初当選以来、無派閥を16年間貫いてきたのはこの方がいらしたからです」と記していた(4月30日)。

3879チバQ:2019/09/30(月) 11:53:20
菅官房長官は常に冷静沈着で、あらゆることに気を配られる天才です。衆議院議員初当選以来、無派閥を16年間貫いてきたのはこの方がいらしたからです。拉致問題を解決すべく、いよいよ訪米の日も近づいてまいりました。全日本国民が刮目する初訪米となります。

― 菅原一秀〈経産大臣〉(すがわらいっしゅう/自民党東京9区) (@ sugawaraisshu) 2019年4月30日

菅官房長官の主張が乗り移った?
 菅官房長官は、脱原発には一貫して否定的な立場をとっている。2013年には小泉純一郎元首相が脱原発を政府に求めたことに対して、「(政府は)責任あるエネルギー政策を推進していくことが極めて重要。その中で、できる限り原発依存度を低減させていく」と発言(日本経済新聞 2013年11月12日)。

 竹中平蔵氏との対談では「世界で最も厳しい安全基準をつくったので、これで規制委員会が認めるかどうか、だ」「当然、それで規制委員会が認めたものについては稼動という方向になっていく」と明言している(GLOBIS知見録 2014年1月16日)。

「今の原子力規制委員会の新規制基準は世界一厳しいと評価されている。そこに合致した場合、判断を尊重して、地元の理解を得ながら再稼動を進めるのが政府の一貫した考え」という菅原氏の発言は、菅氏の発言とまったく同じと言っていい。

 菅氏は今年1月、日立製作所が英国での原子力発電所新設計画の凍結を決めたことについて、「安全運転や東京電力福島第1原発事故の収束を実現するためにも人材、技術、産業基盤の維持・強化は不可欠だ」「どのような方策で維持、強化を実現するか経済産業省がしっかり検討している」と原発輸出を進めていく方針について語っている。菅原氏はもはや脱原発どころではないだろう。まさに「バーベキュー内閣」の面目躍如である。

大山 くまお

3880チバQ:2019/09/30(月) 18:10:05
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201909/CK2019091402000141.html
派閥推薦で初入閣組 疑惑?資質不安?

2019年9月14日 朝刊


記者会見する武田良太国家公安委員長兼防災相(上)と竹本直一科技相(下)=11日、首相官邸で

写真
 十一日発足の第四次安倍再改造内閣で、自民党の派閥推薦で初入閣した閣僚のうち、二氏について十三日、早くもスキャンダルや担当分野での資質を不安視される指摘が相次いだ。再改造内閣には、野党が問題視する新閣僚がほかにもおり、十月に召集される臨時国会で徹底追及する構えだ。 (木谷孝洋)

 武田良太国家公安委員長は、元暴力団関係者から献金として政治資金パーティーの代金が支払われたと週刊朝日電子版で報じられた。警察庁を所管する武田氏は十三日の記者会見で「個別の報道には答えを差し控えたいが、政治資金は法令に基づき適切に処理されている」と説明した。

 同電子版は、竹本直一科学技術担当相が元暴力団幹部と一緒に撮影した写真が会員制交流サイト(SNS)に掲載されていたとも報道。竹本氏は会見で「名前も知らないし、初めて会った人」と関係を否定した。

 竹本氏については、IT行政担当なのに自身の公式ホームページが閲覧できなくなっていることも明らかに。「管理している会社からロックがかけられた状態になっている。早く復旧してくれと言っている」と釈明に追われた。

 田中和徳復興相もかつて、暴力団の関連企業をパーティー券の販売先として自らの政治団体の政治資金収支報告書に記載。問題発覚後に「事務所のミス」として修正したことがある。

 また、萩生田光一文部科学相は学校法人「加計学園」の獣医学部新設問題を巡り自身の関与を指摘した文書をまとめた因縁の文科省を率いる。官房副長官当時の二〇一六年に「官邸は絶対やると言っている」と早期設置を迫ったとされたが、萩生田氏は十一日の就任会見で「なぜこんなことに巻き込まれたのか」と関与を重ねて否定した。

 西村康稔経済再生担当相は官房副長官だった一八年、米国カジノ事業者の関係者が西村氏の政治資金パーティー券を購入したと週刊誌が報道。国会で事実関係を大筋で認めたが「法令に従い適正に処理した」と答弁し、同年七月に成立したカジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備法案との関連はないとした。

 こうした新閣僚に対し、野党は「国会での論戦を強めていきたい」(国民民主党の玉木雄一郎代表)と臨時国会での追及に手ぐすね引く。

 自民党幹部は「(野党に)たたかれても最後まで生き延びられるかだ」と早くも危機感を募らせる。

3881チバQ:2019/09/30(月) 18:10:30
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201909/CK2019091302000172.html
首相特命ポスト乱立 兼務ばかり 本気度に疑問符

2019年9月13日 朝刊


写真
 第四次安倍再改造内閣が十二日、本格始動した。安倍晋三首相は官邸で記者団に「直ちに現場、持ち場で全力を尽くしたい」と新閣僚への期待感を示したが、内閣には長期政権で「一億総活躍」「地方創生」「働き方改革」などの首相の特命ポストが乱立。複数を兼務する閣僚が続出し、担当内容の把握に手間取るなど看板政策は色あせ気味だ。(川田篤志) 

 「多岐にわたった問題で大変だなと思ってます」

 衛藤晟一沖縄北方担当相は十二日の就任会見で、六つの閣僚を兼ねる難しさを率直に語った。

 兼務するのは二〇一五年に新設された一億総活躍担当をはじめ、領土問題、消費者および食品安全など。前任者から引き継ぎを受けた際には「沖縄問題で注意しなければいけないところを言って」と教えを請う場面もあった。

 首相が十一日の記者会見で「最も重視している」と強調した地方創生を担うのは北村誠吾氏。首相は「地方の実情を十分に熟知している」ことを任命理由に挙げたが、北村氏は就任の記者会見で、地方創生の総合戦略について問われ「引き継ぎを受けていない」と答えられなかった。

 人工知能などを駆使した最先端都市「スーパーシティ」を実現する国家戦略特区法改正案も担当するが「これから責任ある答えができるよう勉強していく」と回答し、政策実現の本気度を疑われかねないような対応に終始した。

 首相はこれまで次々と看板政策を掲げる手法を駆使した。一四年の地方創生相や一六年の働き方改革担当相、一七年の人づくり革命担当相、一八年の全世代型社会保障改革担当相とポスト新設を繰り返した。

 いずれの政策も実現への途上で、成果の検証には至らず、ほとんどの担務は残ったまま。今回は新たな担当相を置かなかったが、閣僚十九人のうち三つ以上のポストを兼務する人は九人に上る。

3882チバQ:2019/10/01(火) 18:57:22
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191001-00000064-asahi-pol
自民・竹下派、麻生派抜き第2派閥に 2人が新加入
10/1(火) 16:39配信朝日新聞デジタル
 自民党竹下派は1日、上月良祐(茨城選挙区)、小野田紀美(岡山選挙区)両参院議員が入会し、所属議員が衆参計55人になった。麻生派(53人)を抜き、最大派閥の細田派(97人)に次ぐ党内第2派閥となる。

 党内では派閥拡大の動きが相次いでおり、二階派は9月、今年3月に自民入りした鷲尾英一郎衆院議員(新潟2区)が加入し、第4派閥の岸田派の46人と並んだ。

3883チバQ:2019/10/01(火) 18:57:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191001-00000095-jij-pol
自民・関口氏の復帰、臨時国会召集に間に合わず
10/1(火) 16:08配信時事通信
 体調を崩して休養中の自民党の関口昌一参院議員会長の復帰が、4日の臨時国会召集に間に合わない見通しであることが分かった。

 同党の世耕弘成参院幹事長が1日の記者会見で明らかにした。世耕氏によると、関口氏は過労による不整脈があり、医師の判断で療養を優先することになった。

 関口氏は9月17日の党役員会後、体調不良を訴え、東京都内の病院に入った。

3884チバQ:2019/10/02(水) 09:50:31
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191002-00585265-shincho-pol
岸田派を悩ませる入閣待機組・國場幸之助衆院議員の「不貞行為」
10/2(水) 5:56配信デイリー新潮
岸田派を悩ませる入閣待機組・國場幸之助衆院議員の「不貞行為」
岸田文雄氏
 人事の季節が到来するたびに派閥の領袖たちが頭を抱えるのが“入閣待機組”の存在。

 このほどの内閣改造で“粘り勝ち”との声も聞かれるのは、竹本直一(なおかず)科学技術担当相(78)、北村誠吾地方創生担当相(72)の2名を初入閣させることに成功した岸田派である。

「会長の岸田文雄さんは、安倍総理に“自分の政調会長のポストを失ってもいいからあの2人を入閣させてほしい”と直談判したそうです」(政治部記者)

 今夏の参院選で自派閥から4人の落選者を出してしまった岸田氏も、これで名誉を挽回した感があるが、

「あの派閥の“懸案”は実は他にもあるんです」

 と、派閥の関係者。

「当選3回の國場(こくば)幸之助衆院議員(46)が政務官になれず、売れ残っているんですよ。長期政権となった安倍政権では、政務官の候補者が不足しており、今回の人事でも参院議員の1回生や衆院議員の2回生から登用が行われている。國場さんは不祥事を連発した“魔の3回生”のうちの一人ですが、中川郁子(ゆうこ)さんと不倫をしていた門(かど)博文衆院議員すら今回、国交政務官に就任しましたからね」(同)

岸田派を悩ませる入閣待機組・國場幸之助衆院議員の「不貞行為」
國場幸之助衆院議員
 もっとも、國場氏が政務官になれないのは、まさにその“不祥事”ゆえで、

「彼は昨年春に地元・沖縄のガールズバーで暴行事件を起こし、さらに、その後、そのバーを経営する女性の夫から不貞を理由に裁判を起こされている。今後、本人出廷なんてことになれば政務官どころではないでしょう」(先の記者)

“懸案”は政務官になれないばかりでなく、

「彼の起こした不祥事によって沖縄の創価学会婦人部は完全にソッポを向いてしまった。さらに、親族が経営する県下随一の建設会社・國場組も彼のことを見放したそうで、次の衆院選で勝てる見込みは殆どありません」(同)

 また一人、駒を失う日も近い? 

「週刊新潮」2019年10月3日号 掲載

3885チバQ:2019/10/02(水) 18:37:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191002-00000572-san-pol
自民・金田幹事長代理が竹下派を退会へ
10/2(水) 16:36配信産経新聞
自民・金田幹事長代理が竹下派を退会へ
金田勝年
 自民党の金田勝年幹事長代理(元法相)が、党第2派閥の竹下派(平成研究会、55人)を退会する意向を固め、2日に同派幹部に伝えたことがわかった。4日召集の臨時国会前に退会し、無派閥で当面活動する。閣僚経験もある現職の党役員の派閥離脱は極めて異例。

 関係者によると、金田氏は退会を慰留されたが、周囲に「いったん自由な立場で活動し自分を見つめ直したい」と話している。

 金田氏は、旧大蔵官僚時代の蔵相だった竹下登元首相らに政界入りを勧められ、平成7年の参院選秋田選挙区で初当選、後に衆院にくら替えした。竹下登氏が創設した同派を長年支えてきた古参メンバーだ。

 一方、二階派(志帥会、46人)を率いる二階俊博幹事長の下で幹事長代理を2年余り務めており、二階氏の信任が厚い。自身と同じ秋田県出身の菅義偉(すが・よしひで)官房長官とも近い関係にある。竹下派では会長代行の茂木敏充外相らが「ポスト安倍」候補とみられているが、次期総裁選に向けて金田氏退会は痛手となりそうだ。

3886チバQ:2019/10/03(木) 10:24:01
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191003-00014402-bunshun-pol
安倍新内閣 “イニシャルT”の3閣僚がヤバすぎる……武田、田中、竹本の実像
10/3(木) 5:30配信文春オンライン
安倍新内閣 “イニシャルT”の3閣僚がヤバすぎる……武田、田中、竹本の実像
武田国家公安委員長
「安定と挑戦」を掲げ、9月11日にスタートを切った第四次安倍再改造内閣。だが、その掛け声とは裏腹に、早くも「イニシャルTの三閣僚が危ない」(自民党関係者)と醜聞や失言を懸念する声が噴出している。

【写真】この記事の写真を見る(4枚)

◆◆◆

 最初のTこと、武田良太衆院議員(51)に「国家公安委員長兼防災相」内定の吉報が届いたのは組閣前夜のことだった。

「安倍氏からの電話を受けた武田氏は、お酒が入っていた勢いもあって、総理に『一回、飲みに連れて行って下さい』とかましたそうです。そして、その場にいた記者らを前に、『俺が国家公安委員長、これは大きいよ』と何度も繰り返していました」(政治部デスク)

 福岡県出身で、早大卒業後、亀井静香元衆院議員の秘書を経て1993年に初出馬。3度の落選を経て、2003年に初当選を果した武田氏はその後、めきめきと頭角を現した。安倍政権を支える重鎮、二階俊博幹事長の最側近であり、将来の二階派後継者とも目されている。

 亀井氏が振り返る。

「私のところに来たのは、警察官僚時代の先輩にあたる山田英雄元警察庁長官の紹介でした。良太の父親が福岡で経営していたゴルフ場の理事長を務めていたのが山田氏で、当時の良太はまだ被選挙権もないのに『選挙に出たい』と言ってきてね。彼はまだ若いですが、このまま努力すれば総理大臣を狙える男ですよ」

 武田氏は日頃から着流し姿で福岡の繁華街や東京・赤坂界隈を飲み歩き、カラオケでは矢沢永吉が十八番。その豪快さと羽振りのよさはつとに知られる。だが一方で、彼を取り巻く人脈の“危うさ”をかねてから指摘する声があった。

「90年代に彼の父親が経営していたゴルフ場を巡って、地元の指定暴力団『工藤会』の関係者らが法外な値段で会員権を販売。警察庁元長官が理事長を務めているゴルフ場が舞台になっていたことから、警察内部でも当時問題になっていました。暴力団が幅を利かせる土地柄でもあり、武田氏の周辺にも、とかく反社会的勢力の影がチラついていたのです」(警察関係者)

 さらに看過できないのは、武田氏が熾烈な選挙戦のなかで、自陣営から逮捕者を出す“選挙違反”を繰り返していることだ。

「96年の衆院選では、武田氏を支援していた右翼団体幹部が、選挙区内の飲食店の店長を、『武田良太に入れんと、店の営業ができんごとするぞ』などと脅し、公職選挙法違反(選挙の自由妨害)で逮捕。その後、略式起訴され、30万円の罰金を科せられています」(福岡県警関係者)

「勘違いしている」と麻生太郎氏
 00年には武田氏を支援する建設会社社員が居酒屋で16人を供応接待、03年には武田陣営の運動員が「田川から地域に役立つ本物の“若い”政治家を」などと書かれた武田氏の写真入り文書を頒布し、いずれも略式起訴され、罰金刑に処せられている。

「その後の選挙でも福岡県警は武田陣営を徹底マークしていた。その武田氏が警察行政を管理する立場にある国家公安委員長になったことで各方面に波紋が広がっています」(同前)

 武田氏は大臣就任が決まった際の前述の酒席で、「地元の(自民党福岡)県議団が相当ビビっとるらしいな」と口走ったという。

「この発言を伝え聞き、敏感に反応したのが、地元で対立関係にある麻生太郎財務相です。氏は自身と近い県議団を牽制しての発言と受け取り、『武田は国家公安委員長を取ったと21回も言ったらしいが、勘違いしている。国家公安委員長に警察権はないんだ』などと周囲に語っています。警察行政が“政争の具”にされかねない危険を孕んだ人事です」(県政関係者)

3887チバQ:2019/10/03(木) 10:24:21
“2番目のT”はソープランド街の仕切り役と親密
 2番目のT、復興大臣の田中和徳氏(70)は川崎市議、神奈川県議から96年に国政に転じ、8選の末、悲願の初入閣を果たした。

「16年の内閣改造でも入閣が取り沙汰されましたが、“身体検査”で引っ掛かり、選から漏れたと言われました。彼は財務副大臣在任中の06年の政治資金パーティーで、指定暴力団『稲川会』系の組長が取締役を務めるB社に40万円分のパーティー券を販売していた疑惑を、暴排条例が施行された11年に報じられました」(別の政治部デスク)

 この時は政治資金収支報告書の記載ミスと釈明して難を逃れたものの、実は、田中氏と稲川会との関係はこれだけではなかった。

 田中氏の事務所関係者が明かす。

「かつて川崎のソープランド街を仕切り、『堀之内の帝王』と呼ばれた稲川会系の組長がいました。田中氏はこの組長と国会議員になる前から親密な付き合いで、初当選後、彼の長男を秘書として雇っていました。しかし、選挙区内でブランド物のスリッパを配ったとして問題になり、結局半年ほどで事務所を辞めました」

 責任を息子一人に押し付けられたと感じ、釈然としない組長側と田中氏はその後、疎遠になった。

「街頭演説などに組関係者などが姿をみせることもあり、田中氏はかなり警戒していました」(同前)

 田中氏の選挙地盤には稲川会の中枢を担う別の二次団体の事務所があり、稲川会との関係は避けては通れない部分もあったという。

「系列組織の組長の娘の結婚式に出席したり、田中氏がかかわる日韓の親睦団体で、稲川会系幹部の親族の帰化などの相談を受けることもあった」(地元関係者)

“3番目のT”はIT担当相なのに自身のHPが閲覧不能
 一方、本当に「適材適所」なのか疑問符が付くのが3番目のT。IT担当相に任命された直後、自身のHPが閲覧不能になっていると指摘された竹本直一氏(78)である。

「元建設官僚で、大阪選出の竹本氏は、大阪万博誘致のために中南米など世界中を回った論功もあって入閣。ただ本人は、スマホは使っているものの、パソコンは苦手で、副大臣に就任した平将明衆院議員に『ITは任せた』と話しています。HPが閲覧不能になっているのは、長く事務所を預かって来た女性秘書が今春地方議員に転身した上、ブログの更新などを任せていた学生インターンがこの春卒業したことが一因のようです」(自民党関係者)

 竹本氏には昨年3月の自身の「新春賀詞交歓会」に山口組元幹部が参加し、その場にいた派閥の長である岸田文雄政調会長とのツーショットが「フライデー」で報じられるなど、脇の甘さを指摘する声もある。

「さらに竹本氏には舌禍の心配もある。今年3月に地元の富田林市長選の決起集会で、昨年の富田林署管内の容疑者逃亡事件に触れ、『富田林の知名度が上がった』と発言し、失笑を買っていました」(政治部記者)

 三閣僚はそれぞれ、事務所を通じてこう回答した。

「国家公安委員長の立場で選挙違反取締りを利用するかのような発言をしたことは一切ありません」(武田事務所)

「(当該の秘書は)職安を通じて採用した後、2カ月ほど公設秘書を務めましたが、海外留学を機に退職しました。親族については承知していません」(田中事務所)

「(パソコンが使えない)事実はありません。平副大臣はIT関係をよく勉強されているそうなので、その手腕発揮に期待を込めたところです。逃走事件を肯定するような趣旨の発言はしていません」(竹本事務所)

 この新内閣、「安定」とは程遠い。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年9月26日号

3888チバQ:2019/10/03(木) 11:12:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191002-00000053-asahi-pol
自民・下村氏、改憲項目に「同性婚」提示 党内から反発
10/2(水) 19:40配信朝日新聞デジタル
自民・下村氏、改憲項目に「同性婚」提示 党内から反発
下村博文氏
 自民党の下村博文選挙対策委員長が憲法改正の対象となり得る議論のテーマとして同性婚を挙げた。9条への自衛隊明記など同党の「改憲4項目」以外のテーマを提示し、野党側を改憲論議に呼び込む狙いがあったと見られるが、同性婚に否定的な議員も多い同党内から批判が出ている。

 下村氏は安倍晋三首相の側近で、前党憲法改正推進本部長。関係者によると、下村氏は9月21日にあった党富山県連主催の改憲勉強会で、「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立」と定める憲法24条に言及。同性婚の議論をめぐり、「両性の合意」を「両者の合意」と書き換える案を示したという。憲法学者の間では、現行憲法は同性婚を禁じていないとの説が有力とされるが、政界の一部には改憲項目と見る向きもあり、下村氏として検討対象の例に挙げた形だ。

 今月1日に開かれた党総務会では、この発言への反発が出た。古屋圭司・元拉致問題担当相は「自民党として改憲4項目をすでに出しており、24条はまったく議論していない」「憲法を改正し同性婚を認めるなどと、軽々しく言うべきではない」と指摘したという。(別宮潤一)

朝日新聞社

3889チバQ:2019/10/04(金) 14:35:00
https://digital.asahi.com/articles/ASMB34W08MB3UTFK00D.html?rm=322
石破氏、確執目立つ幹事長と会食 側近公認巡り直談判か
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河合達郎、石井潤一郎 2019年10月4日08時00分

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写真・図版自民党の二階俊博幹事長との会食を終え、ホテルを出る石破茂・元幹事長(中央)=2019年10月3日、東京・永田町、鬼原民幸撮影

写真・図版
写真・図版
 自民党の二階俊博幹事長は3日夜、石破茂元幹事長と都内で会食した。かつては田中角栄元首相に師事し、自民党離党後も一時、行動を共にした間柄だが、復党後は距離が広がり、安倍政権では確執が目立っていた。会食は二階氏の呼びかけで実現したものの、狙い通り党内融和につながるかは見通せない。

自民に絶望「国が壊れる」 25年の沈黙破った男の独白
「俺を野に放つと…」 幹事長交代、首相は危険を感じた
 会食には、石破派の山本有二・元農林水産相と二階派の林幹雄幹事長代理というそれぞれの側近が同席した。比例四国で復活当選した山本氏は衆院高知2区が地盤。ところが8月に尾﨑正直・高知県知事が次期衆院選高知2区から自民党公認で立候補をめざす考えを表明。その尾﨑氏を二階派が9月の派閥研修会で講師で招いたことから、石破派には「けんかを売っているようなもの」と警戒感が強い。

 ログイン前の続き石破氏は周囲に「はいそうですか、という話ではない」と憤り、この日の会合でも引き続き山本氏を公認するよう二階氏に直談判したものとみられる。

 一方の二階氏は「各派の意見を伺っておくということが大事だ」として、臨時国会開会を前に各派閥の会長と会食を重ねている。幹事長ポストを巡りせめぎあった岸田文雄政調会長との9月25日の会食では、「(ポスト安倍に向けて)一気に駆け上がれ」と岸田氏を激励する場面もあったという。だが、2日に竹下派退会を表明した金田勝年幹事長代理が、いずれ二階派に入るとみられるなど、幹事長派閥の「拡大」に対する党内の警戒感は根強く、融和の実現は簡単ではなさそうだ。(河合達郎、石井潤一郎)

3890chibaQ@Korea:2019/10/06(日) 08:40:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=自公連立20年 進む相互依存 公明、安保で妥協も
10/5(土) 17:42配信産経新聞
 自民、公明両党が平成11年10月に連立政権を組んでから5日で20年を迎えた。非自民勢力から与党に転じた公明は自民との協議を通じ安全保障などで妥協した一方、低所得者ら弱者のニーズをつかみ政策を実行してきた。(清宮真一)

 「安定的な議席を選挙協力で確保し、幅広い国民の声を受け止め、合意にして実行する。確かな与党としての経験を積んできた」

 公明の山口那津男代表は4日の党会合でこう連立の意義を強調した。公明が連立に加わった契機は10年参院選での自民の惨敗だった。小渕恵三首相は国会の多数派形成のため公明に協力を要請した。

 公明も政治の安定を重視し、「反自民」路線から転換した。党代表だった神崎武法常任顧問は「当初は閣外協力を考えていたが、小渕氏から閣内での協力を強く求められた」と明かす。11年1月に自民、自由両党が連立を組んだ後、同年10月に自自公連立が発足。15年11月以降は2党の連立が続き、野党に転落した21〜24年も連携を維持した。

 宗教団体の創価学会を支持母体とする公明にとって選挙の勝利は政策実行の上で「絶対的使命」(党関係者)といえる。森喜朗首相の「神の国」発言などで13年に政権が失速すると、直後の参院選への影響を懸念し「森おろし」に動いた。神崎氏は語る。

 「選挙で負けて政治が不安定になったら、何のための連立かとなる。森氏が辞めなければ、こちらが辞めるしかないと思っていた」

 そうして培った選挙協力はすっかり定着した。衆参の多数の選挙区で公明・学会が自民を支援する見返りに、比例代表と一部選挙区で自民が公明を後押しする。自民の二階俊博幹事長は連立について「政治の安定の象徴といえ、今後もこの関係をもとに国民の期待に応えたい」と語る。

 とはいえ、困難もあった。公明は自衛隊のイラク派遣、集団的自衛権の行使を一部容認した安全保障関連法をめぐり、反対する支持者を説得しながら連立を維持する難しい対応を強いられた。何より腐心したのは「平和の党」として、憲法9条との整合性を確保することだった。

 消費税増税に合わせた生活必需品への軽減税率導入など、家計に直結する政策は自民を押し切ってでも実現してきたが、安倍晋三首相が目指す憲法9条への自衛隊明記などをめぐっては自公最大の局面が訪れる可能性もある。(肩書は当時)20191005-00000537-san-pol

3891chibaQ@Korea:2019/10/06(日) 08:40:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191005-00000538-san-pol
自公連立20年、合意政策実現に濃淡 政治とカネ、地方外国人参政権は
10/5(土) 17:52配信産経新聞
自公連立20年、合意政策実現に濃淡 政治とカネ、地方外国人参政権は
与党党首会談を前に握手を交わす公明党・山口那津男代表(左)と安倍晋三首相=9月11日、首相官邸(春名中撮影) 
 自民、公明両党は政権発足ごとに政策課題の合意書を交わしてきた。主要政策をめぐり、どのような攻防があったのか。

 小渕恵三政権は政治とカネの問題をめぐる国民の信頼回復に向け平成11年に政治資金規正法を改正、政治家個人への企業・団体献金を禁じた。12年に衆院比例代表の定数を20削減する改正公職選挙法も成立した。

 一方実現していない課題もある。公明は永住外国人が地方税を納めているとして、地方参政権付与を容認する立場だ。議員立法で関連法案を提出したが、自民が慎重姿勢を崩さず成立していない。

 「聖域なき構造改革」を掲げる小泉純一郎首相は財政健全化策として新規国債発行額30兆円以下の目標を立てた。公明などは積極的な財政出動による景気の下支えを重視して反対したが、14年度予算で押し切られた。

 教育基本法の改正をめぐっては「愛国心」を盛り込むことに公明が「国家主義の復活」と反発し、連立離脱の危機ともいわれた。18年の与党協議で「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできたわが国と郷土を愛する」との表現で合意し、改正法を成立させた。

 24年の第2次安倍晋三政権発足時に交わした合意書は「憲法改正に向けた国民的な議論を深める」と明記した。今国会で立憲民主党などに議論を促し、合意内容を実行できるかどうかが問われるが、公明内にさえ、自民がまとめた9条への自衛隊明記案への慎重論が根強い。(肩書は当時)

3892chibaQ@Korea:2019/10/06(日) 08:41:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191005-00000035-jij-pol
安倍首相、改憲へ正念場=党総裁任期、2年切る-野党は対決姿勢〔深層探訪〕
10/5(土) 8:32配信時事通信
安倍首相、改憲へ正念場=党総裁任期、2年切る-野党は対決姿勢〔深層探訪〕
野党の新会派代議士会であいさつする立憲民主党の枝野幸男代表(中央左)=4日午前、国会内
 4日開会した臨時国会で、安倍晋三首相は憲法改正への強い意欲を重ねて表明した。2021年9月までの自らの自民党総裁任期は2年を切り、焦りもにじむ。今国会でどこまで前進を図れるか正念場を迎えており、「安倍改憲に反対」を掲げる主要野党との攻防は激しくなりそうだ。

 ◇シナリオに狂いも
 「国民への責任を果たそう」。首相は23分間の所信表明演説の締めくくりで改憲を取り上げ、国会で議論を進めるよう呼び掛けた。

 改憲を争点に掲げた先の参院選で与党が勝利したとして、首相は踏み込んだ表現を用いたようだが、立憲民主党など主要野党はこれに反発。議場内には野党議員の激しいヤジが飛び交い、騒然とした空気に包まれた。

 国会開会の冒頭から対決色が強まった一幕だったが、自民党は今国会で、憲法改正国民投票の利便性を高める国民投票法改正案の成立に全力を挙げる方針だ。同改正案は18年の通常国会に提出された後に継続審議を繰り返しており、今国会で結論を出す展開を描く。

 自民党が今国会にこだわるのは今後のシナリオに影響しかねないためだ。首相は20年の改正憲法施行を掲げるが、国民投票法改正案が来年の通常国会に持ち越されると、処理は各種法案と同様に20年度予算成立後の来春以降となる。その場合、同年中の国会発議、国民投票は時間的に困難だ。

 そうした状況を見越してか、首相は野党との折衝も担う党の改憲布陣を「ソフト路線」に刷新。党改憲推進本部長は温厚な人柄で知られる細田博之元幹事長を再登板させ、野党に不評なタカ派の下村博文氏を外した。

 衆院憲法審査会長には、国対委員長の経験が長く、立憲の安住淳国対委員長とのパイプを持つ佐藤勉元総務相を起用。首相は国会で改憲論議開始へ環境整備を進めたい考えだ。

 佐藤氏は4日、記者団に「野党の皆さんの発言を真摯(しんし)に受け止めて運営するのが私の仕事だ」と述べ、丁寧な国会運営に努める意向を示した。

 今年11月に首相は通算在職日数が歴代最長となる。「戦後外交の総決算」を掲げて進めた北方領土交渉、北朝鮮による日本人拉致問題は暗礁に乗り上げているだけに、改憲を「レガシー(政治的遺産)」としたい考えだ。

 ◇結束に不安
 「それぞれの持ち場で全力を発揮し、国民の負託と期待に応えていこう」。立憲の枝野幸男代表は、国民民主党などと結成した新会派の4日の合同会合でこう語り、結束を呼び掛けた。

 安住氏は「与党はたぶん憲法、憲法、憲法と言ってくるだろう。しかし、私はあえて言う。関電、関電、関電だ」と述べ、国会では憲法論議より関西電力幹部の金品受領問題の追及を優先する考えを強調した。新会派は基本的に「安倍改憲」に反対の立場で政権と対峙(たいじ)する構えだ。

 一方、国民民主は国民投票法改正案の対案を提出済みで、同党の玉木雄一郎代表は4日、記者団に「しっかり議論して成立させたい」と述べた。与党の出方によっては野党が分断される可能性もある。

 また、新会派の参院側は立憲と国民民主が対立し、早くも足並みの乱れが露呈している。結束とは程遠い雰囲気で、野党側が団結を維持できるかは見通せない。

 ◇憲法改正をめぐる予定
【2019年】
10月 4日 臨時国会召集
       安倍晋三首相が所信表明演説で改憲論議呼び掛け
11月20日 首相の通算在職日数が桂太郎超え歴代1位
12月 9日 臨時国会会期末
【20年】
 1月〜   通常国会
 夏     東京都知事選
 7〜9月  東京五輪・パラリンピック
 秋     臨時国会? 
【21年】
 1月〜   通常国会
 9月30日 首相の自民党総裁任期満了
10月21日 衆院議員の任期満了

3893chibaQ@Korea:2019/10/06(日) 09:15:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191002-00010005-chibatopi-l12
<公用車テスラ問題>市長問責決議を否決 市川市議会に波紋
10/2(水) 12:06配信千葉日報オンライン
<公用車テスラ問題>市長問責決議を否決 市川市議会に波紋
電気自動車テスラ
 市川市議会は9月定例会最終日の1日、村越祐民市長らの公用車として米・電気自動車大手テスラを導入した経緯を巡り、市政に対する市民の信頼を失墜させたとして、市長に対する問責決議案を議員発議で提出した。問責決議は否決されたものの、リース契約の早期解除を求める決議や、新庁舎への追加工事に慎重な姿勢を求める決議は可決。いずれも法的拘束力はないが、テスラ問題は市議会にも波紋を広げ、村越市長は今後の市政運営に課題を残した形だ。

 問責決議案は無所属の会の議員が提出。市民や議会に対し説明なく車両1台を入札したことや、導入見直しを求める決議が可決されたにもかかわらず導入に踏み切ったことが市政を混乱させたと指摘し「市政に対する市民の信頼を失墜させ、本市ブランドを大きく傷つけた市長の責任は厳しく問われるべき」と非難した。

<公用車テスラ問題>市長問責決議を否決 市川市議会に波紋
テスラ導入に関する発議案が出された市川市議会=1日、市川市
 一方、保守系議員らが、既に導入した車両のリース契約の早期解除を求める決議を提出。また、新第一庁舎に中央階段を追加する工事に伴い、供用開始が5カ月遅れ、追加工事費用として約1億5千万円が見込まれることから慎重な判断を求める決議も提出され、いずれも可決した。

 市長は環境に配慮する市政方針から、7月にテスラ車1台を導入。2台目の導入も検討していたが市民らの反対を考慮して保留し、1台目は国産車のリース額との差額を市長自身の給与で負担する考えに転換したが、市議会からの反発を受けて契約解除を表明していた。

 定例議会は、17億7567万円を追加する一般会計補正予算案など15議案を可決し閉会した。

3894チバQ:2019/10/06(日) 21:19:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191006-00010005-jij-pol
【点描・永田町】「安定と挑戦」新体制の『落とし穴』
10/6(日) 19:02配信時事通信
【点描・永田町】「安定と挑戦」新体制の『落とし穴』
第4次安倍再改造内閣が発足し、記者会見する安倍晋三首相=9月11日、首相官邸
政治ジャーナリスト・泉 宏
 安倍晋三首相が9月11日に断行した内閣改造・自民党役員人事により、残り2年の任期をにらんだ安倍新体制がスタートした。

〔写真特集〕小泉進次郎氏〜結婚発表、初入閣、外交デビュー〜

 「安定と挑戦」を旗印とした新布陣は、麻生太郎副総理・財務相、二階俊博幹事長ら政権の3本柱が留・再任する一方、横滑りも含めて17人の閣僚が交代。

 その中で首相は、岸田文雄政調会長(再任)ら、石破茂元幹事長を除く6人の「ポスト安倍候補」を党・内閣に並べて「後継者育成」(首相側近)に力を注ぎながら、いわゆる『アベ友』と呼ばれる側近も要所に配することで、安倍1強体制の堅持に腐心したのが特徴だ。

 2021年9月に自民党総裁としての任期が終わる首相にとって、「今回は最後の本格的人事」(自民幹部)とみられている。

【点描・永田町】「安定と挑戦」新体制の『落とし穴』
初閣議を終え、記念撮影に臨む第4次安倍再改造内閣の閣僚ら=9月11日、首相官邸
 首相サイドは、悲願の憲法改正実現やアベノミクス完結に向けての「適材適所の陣容」(官邸筋)と位置付けるが、政界やマスコミの一部からは「側近だらけの閉店セール内閣」とも揶揄されている。

 確かに、新人閣僚の中には『滞貨』と呼ばれる多選・高齢議員や、首相への忠誠ばかりが際立つ『アベ友議員』が数多く含まれており、国会での野党の追及など「今後の政権運営の火種になる」(自民長老)との不安も拭えない。

 そもそも、今回の人事での最大の注目点は二階氏の処遇だった。幹事長の在任記録を更新中だが、80歳という高齢による体調不安と、野党系議員の取り込みを含む強引な二階派拡大の手法には党内の批判が強いため、首相も副総裁昇格などを模索した。

 しかし、二階氏サイドが「交代させれば政権が揺らぐ」(二階派幹部)と凄み、二階氏と気脈を通じる菅官房長官の働き掛けもあって、当初「岸田幹事長」を念頭に置いていた首相も、最終的に幹事長交代を断念したとされる。

【点描・永田町】「安定と挑戦」新体制の『落とし穴』
自民党石破派の研修会であいさつする会長の石破茂元幹事長=9月1日、神奈川県小田原市
『石破外し人事』も逆効果?
 その一方で、ポスト安倍レースをにらんでの露骨な『石破外し』も際立った。昨秋の自民総裁選で首相と対決し、45%の地方票を獲得した石破氏は首相にとって「目の上のたん瘤」(側近)でもある。

 もし、ポスト安倍の総裁選で石破氏が当選すれば、「安倍政治が否定されて院政どころではなくなる」(同)だけに、今回の人事で石破氏はもとより、石破派からの閣僚起用も見送ることで「次期総裁の芽を摘もうとした」(閣僚経験者)とみられている。

 そうした「安倍流人事」の『暗部』を覆い隠そうとしたのが、国民的人気者の小泉進次郎氏の環境相抜擢だ。

 8月上旬、わざわざ首相官邸に出向いて滝川クリステルさんとの結婚報告をした小泉氏だが、2年前の人事の際に官房副長官への就任を断り、昨年の自民党総裁選でも前回に続いて石破氏に投票したこともあって、首相は当初、閣僚抜擢には慎重だったとされる。

 しかし、小泉氏とのパイプを持つ菅氏の仲介もあって人事直前に環境相起用を決断、小泉氏も快諾した。これにより、人事をめぐるメデイアの報道も『小泉一色』となり、その後も続く『進次郎劇場』で、新人閣僚の抱えるスキャンダル報道などは覆い隠された。

 まさに、「首相の思惑通りの展開」(細田派幹部)となり、『小泉効果』で内閣支持率も上昇。ただ、その一方で各種世論調査での「次の首相にふさわしい政治家」では、これまでトップを独走してきた小泉氏への支持が減り、石破氏への支持が増えるなど、「首相の軍門に下った小泉氏への失望が、石破氏への期待につながる」(世論調査専門家)との『逆効果』も生んだ。

 人事直前に関東地方を直撃し、千葉県を中心に甚大な被害をもたらした台風15号への対応の遅れも批判されており、一連の人事劇が結果的に1強政権の『落とし穴』となる可能性もある。

(時事通信社「地方行政」9月30日号より)

3895チバQ:2019/10/07(月) 17:28:08
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/543334/
【福岡コンフィデンシャル】武田氏入閣の衝撃 反目の自民県連、警戒 内閣改造
2019/9/15 6:00 (2019/9/15 9:22 更新)
西日本新聞 一面
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 11日に発足した第4次安倍再改造内閣の入閣情報が駆け巡った10日夜の東京・赤坂。国家公安委員長の内定を得ていた武田良太(衆院福岡11区)は、祝宴の席で上機嫌でうそぶいた。「地元の(自民党)県議団が相当びびっとるらしいな」

 国家公安委員長は警察行政をつかさどり、情報を掌握するポスト。武田は「俺が国家公安委員長、これは大きいよ」と十数回繰り返したという。

 首相安倍晋三の盟友で、政権の屋台骨を支えてきた副総理兼財務相の麻生太郎(同8区)と、地元・福岡を舞台に対立を繰り返してきた武田。ここ数年は、麻生と歩調を合わせる県議団主導の県連執行部とも反目し合ってきた。武田が麻生と同じ内閣に顔を並べることは、派閥として武田を閣僚に推した二階派幹部でさえ難しいと踏んでいた。

 福岡県政界にとっても、武田の初入閣は想像もしなかったサプライズ。自民県連幹部は「何か仕掛けてくるかもしれない。傾向と対策を考えないと」。自民重鎮も「武田の時代が来るだろう」と警戒する。

   ◇    ◇

 同じ筑豊地区を地盤とし、親子ほどの年齢差の2人には浅からぬ因縁がある。

 2007年党総裁選で武田は麻生の推薦人に名を連ねたが、次の総裁選では推薦人から離脱。武田が県連会長になると党公認候補の選出を巡ってことごとく対立する。12年衆院選では、福岡1区で県連が公認申請した候補とは別の候補を麻生がねじ込み、勝利。16年衆院福岡6区補選では、麻生が選対本部長を務めた県連推薦候補を、武田が支援した鳩山二郎が破った。

 今年4月の福岡県知事選は、麻生が擁立した自民党推薦候補と、武田が推す現職小川洋とが「代理戦争」を展開。武田は麻生に向け「あんたが代われよ」と言い放つなど対抗心を隠さなかった。結果は約95万票の大差で小川が勝利した。

 麻生と武田は選挙のたびに周囲を巻き込んだ「覇権争い」を繰り返し、亀裂を深めてきた。

   ◇    ◇

 9日午前の首相官邸。「武田を入閣させて、麻生さんは大丈夫ですか」。そう尋ねる二階派幹部に、安倍は「それは関係ありませんから」と地方でのいさかいを持ち込まない考えを示した。安倍の判断を聞いた麻生は周囲に「仕方ないな。(兼務する)防災担当相として汗をかけばいい」と漏らした。

 武田の入閣を受け入れた麻生。2人の関係は改善に向かうのか-。

 知事選前後、武田は「麻生と話がしたい」と二階派幹部を通じて麻生に働き掛けている。だが麻生はかたくなに拒否。二階派幹部が将来的な派閥連携を見据えて議員リストを持っていった際には、武田の名前を見つけた麻生が、指ではねのけるしぐさをしたという。

 ある自民県議は「麻生が武田と手を組むことはあり得ない。それができれば麻生にこんなに多くの敵はいない」。別の県議は「あえて武田を閣内に入れることで自由な動きや発言を封じ、つぶそうとしているのかも」といぶかる。

 2人が同時に閣内にいることで、県議団も含めたパワーバランスがどう変化するのかは、まだ見えない。

 13日夜、福岡市内のホテルで開かれた自民福岡県連会長、原口剣生の就任祝賀パーティー。マイクを握った関係者らは、出席した麻生の再入閣や参院政審会長に就いた松山政司への祝意も表した一方で、そこにいなかった武田の入閣には誰ひとり触れることはなかった。 (敬称略)

3896チバQ:2019/10/07(月) 18:29:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191004-00000550-san-pol
出畑氏が二階派入りへ 岸田派を抜いて単独第4派閥に
10/4(金) 13:21配信産経新聞
 自民党の宮川典子衆院議員の死去に伴って繰り上がり当選した出畑実氏が4日、国会内で二階俊博幹事長と面会し、二階派(志帥会、46人)に入会する意向を伝えた。10日の派閥会合で正式に入会する見通し。出畑氏の加入により、同派は岸田派(宏池会、46人)を抜いて単独第4派閥となる。

3897とはずがたり:2019/10/10(木) 09:40:40

長谷川岳総務副大臣 旭川空港に「与党として支援できない」発言でトラブル
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191009-00014599-bunshun-pol
10/9(水) 16:00配信
文春オンライン

 長谷川岳総務副大臣(48)が、旭川空港ビルに対して「与党として支援できない」「説明に来い」などと発言し、トラブルになっていることが、「週刊文春」の取材で分かった。

 長谷川氏は2010年の参議院選挙で北海道選挙区から出馬し、現在は二期目。今年9月の内閣改造で総務副大臣に就任した。また自民党北海道支部連合会会長代行も務めている。

 今年8月、長谷川氏から、旭川空港ビル社長も務める西川将人旭川市長に、長谷川氏の知人が空港に出店しているスイーツ専門店について、相談に乗るよう要望があった。空港ビルの専務らがイーツ専門店オーナーと専門店オーナーが協議した結果、9月末での閉店が決定し、8、9月分のテナント料免除が決まった。

 だが、9月3日、また長谷川氏から西川市長に「専務から連絡がほしい」と電話が入った。そこで佐々木専務が電話をすると、長谷川氏は、テナントに全く協力していないのは大問題などと言ったあと、こう叱責したという。

「空港民営化が始まるのに、空港ビルの姿勢に問題があるならば、旭川空港に対して支援できない。与党自民党の議員としてはっきり言っておく」

 長谷川議員から電話を受けた専務は、「週刊文春」の事実確認に対し、次のように回答した。

「民営化を支援しないという発言は、議員からの圧力だと感じ、社長の西川らに相談しました」

 旭川空港ビルは、長谷川氏へ弁護士を通じて事実確認の申し入れを行っている。

 長谷川議員は、「週刊文春」の取材に、次のように回答した。

「地元の農業者や飲食店を応援しなければいけない行政が、芽を摘み取ることをしている空港側の姿勢はどうなのかと思った」

――それで専務を叱責したのか。

「その通りです。(「支援できない」と言ったかについては)申し訳ないが、『言った、言わない』の話になるとあれなので。ただ私の言った趣旨としてはそういうこと」

 政治評論家の伊藤達美氏が話す。

「政治家が地元住民の相談に乗るのは当然ですが、与党自民党の看板を背景に、威圧するような発言をしたのは問題がある」

 市関係者によれば「長谷川氏が専務とやりとりした音声もある」という。

 10月10日(木)発売の「週刊文春」では、長谷川氏と旭川空港ビルとのやりとりの詳細、長谷川氏の人物像などについて詳しく報じる。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年10月17日号
【関連記事】

3898チバQ:2019/10/10(木) 15:58:06
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191009-00000650-san-pol
岸田氏「ポスト安倍」へ「禅譲ありえぬ」
10/9(水) 23:35配信産経新聞
岸田氏「ポスト安倍」へ「禅譲ありえぬ」
自民党・人生100年時代戦略本部で挨拶する岸田文雄政調会長(中央)=9日午前、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)
 自民党の岸田文雄政調会長は9日夜、都内で記者団に対し「ポスト安倍」について「(自民党)総裁選という制度がある以上、“禅譲”なんてありえない。闘わなければいけない」と述べた。安倍晋三首相からの禅譲を狙っているとの見方を否定し、あらためて次期総裁選に出馬する考えを示した形だ。BS11番組に出演後、記者団の取材に応じた。

 岸田氏は番組で「ポスト安倍ということになると、その人のもとでどんな時代がくるのか、どんな社会にしたいかを発信しなくてはいけない」と指摘。「自国第一主義、分断、格差…息苦しさを感じる世の中なので、日本だけは自由や個性、多様性を尊重する『ほっとできる国』でありたい」と自身の目指す国家像を説明した。

3899チバQ:2019/10/14(月) 18:26:48
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191014-00000037-mai-pol
菅官房長官「すご腕」に見えるほころび
10/14(月) 16:00配信毎日新聞
菅官房長官「すご腕」に見えるほころび
菅義偉官房長官=藤井達也撮影
 9月に行われた内閣改造・自民党役員人事を経て、同党内に「ポスト安倍」をにらんだ権力闘争の銅鑼(どら)の音が高らかに響き渡った。2021年9月の自民党総裁選に向け、激しい争いが始まった。【編集編成局編集委員・中川佳昭】

 今回の改造劇では、小泉進次郎氏の環境相就任を強く推し、自らに近い無派閥議員を経済産業相(菅原一秀氏)、法相(河井克行氏)などの要職に押し込んだ菅義偉官房長官の「すご腕」が目を引いた。

 安倍晋三首相が交代を検討していた二階俊博幹事長の続投を強く求め、二階氏に恩を売った。二階氏は80歳、就任3年を迎え、強引な手法による自派閥の拡大には岸田派、麻生派、細田派などの党内各派から強い反発が寄せられていた。

 そんな中で「進次郎氏を事実上自分の派閥のシンボルマークにし、二階氏を用心棒にした」(自民党幹部)菅氏の権力が確立したかのように見える。

 しかし、あまりの満額回答にはどこかほころびが出ようと言うもの。目を凝らしてみると、「権力の促成栽培」の危うさが見える。

 まず次期総裁有力候補の岸田文雄自民党政調会長を「潰そう」とする動きが露骨すぎたことだ。岸田氏は今回の人事で幹事長就任への強い意欲を示していたし、安倍首相も二階交代→岸田新幹事長を検討していた時期がある。

 しかし、菅氏は「岸田幹事長」を強く拒絶した。岸田氏がこの時点で幹事長に就けば、ポスト安倍は事実上、岸田氏で固まると言ってよい。ワンポイントリリーフでの自らの政権担当、あるいは小泉進次郎首相という名のもとの「菅政権」を目指しているとみられる菅氏にとっては、「安倍→岸田」への禅譲の流れだけは何としても阻止したいのだ。

 これは菅氏の岸田氏へのあいくち(短刀)というより、安倍首相に向けられたものと言っていいだろう。

3900名無しさん:2019/10/14(月) 18:27:01
 ◇「つくしの坊や」

 こうした中、菅氏はある人物に援軍を申し出る。本来、岸田氏の後見人であるはずの岸田派(宏池会)名誉会長・古賀誠氏だ。

 古賀氏は後輩の岸田氏のことが好きになれないらしく、8月20日のBSフジの番組で「(岸田氏は)『ポスト安倍』であることは間違いないが、修羅場や政治センスという意味で一苦労、二苦労してもいい。いくら禅譲と言っても『つくしの坊や』じゃないが、ポキッと折れたら何もない」と酷評した。そのうえで菅氏については「私と同じ土の匂いがする。政権を担ってもらいたい」と最大限持ち上げた。

 岸田氏には総裁候補の資格なしと天下に触れ回ったようなもの。古賀氏の「つくしの坊や」発言を聞いた岸田氏は怒りをあらわにしたという。

 派閥会長が天下盗(と)りに臨もうとしている時に、名誉会長が後ろから袈裟懸(けさが)けに切りつける。よく言えばすごみがあるが、悪く言えば覇道である。

 古賀氏という政治家は、故野中広務元自民党幹事長に愛され、野中氏の後任の幹事長にもなった。かつて野中氏と交友のあった公明党の古老がこう言ったことがある。

「京都の『野』の字(野中氏のこと)は古賀誠のことをほんとうに信用して買っているが、私にはどうしても古賀のことをそう思えない。古賀は人の背後に回って柱の陰から狙撃するようなところがある」

 古賀氏の側に立って考えると、自分を政界の実力者に取り立ててくれた野中氏を首相にできなかった悔恨があるのかもしれない。小泉純一郎元首相が地滑り的勝利を収めた01年自民党総裁選には結局出馬できなかったが、この総裁選のもう1人の主役は「土の匂い」のする野中氏だった。あれから20年近くたち、今は亡き野中氏に代わって、菅氏を天下人に押し立てたい――。01年総裁選の勝者であり、野中氏の天敵だった小泉純一郎元首相の息子である進次郎氏は、今や菅氏の軍門に降っている。

 「土の匂い」と言えば、言葉はよいが、手段を選ばないどう猛さが通奏低音になっているのも事実だ。一種の派内クーデターに近い古賀氏との提携は菅氏にとってマイナスが多いのではなかろうか。

 古賀氏は9月28日に「憲法九条は世界遺産」と題する自著を出版した。

 一読すると「戦争未亡人を再び生み出さないための平和国家の創造」「少しでも9条改正につながるようなことは針の穴程度でもやってはダメ。憲法9条は一切改正してはダメだ」と強調している。世の中で共感する声は多いと思うが、時節柄、額面通り受け取られず、権力闘争のツールになってしまうのではないか。近ごろ、安倍首相の改憲姿勢に同調している岸田氏との溝はますます深まっていくだろう。

 9月21日、岸田氏は訪問先のシンガポールで記者団に、「党を挙げて憲法改正を動かしていきたい」と語った。9条への自衛権明記など4項目の改憲案の実現を目指す意向を鮮明にしたといえる。

 こうなると岸田派46人は岸田支持30、古賀支持15〜16程度に割れるのは必至だ。もはや岸田、古賀両氏の関係修復は無理と見た方がよい。岸田氏の天下盗りの選択肢は、麻生派、谷垣グループとの合流による「大宏池会」構想を実現させ、その代表選手として安倍首相の支持を得ることしかありえない。

 古賀氏が菅氏の陣営に参入した場合、古賀氏が憲法改正にノーの立場を貫けば、菅氏と首相の間もぎくしゃくしかねない。菅氏の権力が意外と脆弱(ぜいじゃく)なのはこのあたりにある。

3901チバQ:2019/10/14(月) 18:27:26
 ◇二階氏の焦り

 さて、菅氏との二人三脚を強める二階氏はどうか。

 二階氏は9月27日BSテレ東番組で、安倍首相の総裁選連続4選が有力との見方を強調した。「今の展望は『安倍さんの後は安倍さん』という状況だ。おのずとそういう声が出てくる」と語った。

 二階氏は総裁3選の党則改正を主導し、安倍3選の原動力となっただけに、「4選」主張に対し、またさらなる二階マジックかとの声が出て来よう。

 しかし、当の首相は二階氏の4選論に冷淡だと思われる。

 首相の胸中は「11月には在任期間は桂太郎を抜き1位になる。佐藤栄作、吉田茂らも抜いた。東京五輪が終わっても首相の座にいても意味はない。憲法改正に道筋をつけて、余力を持って退陣し、院政を敷きたい。実際憲法改正にあたるのは岸田さんでいい」というところではないだろうか。

 首相の胸中には同じ長州の大先輩宰相である山県有朋らの生き様があるのだろう。首相退任後も長く、現役首相への影響力(寺内正毅、原敬ら)を保持した山県らに対し、安倍氏に抜かれるまで戦後最長の7年8カ月、首相を務めた佐藤栄作は、無理に無理を重ねた結果、首相退任からわずか3年でこの世を去った。政界への影響力も薄れ、「過去の人」になるのは超スピードだった。安倍首相はこの大叔父宰相の轍(てつ)は踏みたくないはずだ。二階氏はこのあたりの透視力が失われていると思われる。

 今年80歳の二階氏は明らかに焦りがある。今回の人事でも幹事長の椅子を絶対手放そうとしなかった。副総裁への横滑りを頑としてはねつけた。二階サイドの本音はこうだ。「幹事長から外れたら権力から取り残されてしまう」

 無理もない面はある。二階氏が若き日に所属した田中派、竹下派から出た副総裁の末路が凄惨(せいさん)なものだったからだ。

 1人は二階堂進氏。田中角栄元首相の名代として田中派会長と自民党幹事長を長く務めた後、副総裁となったが、竹下登元首相、金丸信元副総理のコンビによって権力の中枢から外された。金丸氏は幹事長、副総理を務め、竹下派会長兼副総裁となったが、東京佐川事件で失脚、逮捕・起訴の憂き目にあっている。

 しかし、二階氏ほどの「自民党随一の政治技術を持った政治家」(安倍首相)が故事を気にする必要はない。今回副総裁になり、岸田氏に幹事長を譲っていれば、岸田氏に恩を売り、ポスト安倍政局で二階氏は隠然たる力を発揮できたのだが……。尾羽うち枯らすどころか、門前市を成す状況が生まれただろう。

3902チバQ:2019/10/15(火) 10:52:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191015-00000011-mai-pol
首相、二階氏の台風「まずまず」発言に「コメント控える」 参院予算委
10/15(火) 10:10配信毎日新聞
首相、二階氏の台風「まずまず」発言に「コメント控える」 参院予算委
参院予算委員会の冒頭、台風19号による犠牲者を追悼し黙とうする安倍晋三首相(前列左端)と閣僚たち=国会内で2019年10月15日午前9時11分、川田雅浩撮影
 安倍晋三首相(自民党総裁)は15日午前の参院予算委員会で、二階俊博党幹事長が台風19号対応で開いた党本部での緊急役員会で「予測に比べると、まずまずに収まった感じ」と発言したことについて「発言の全体を承知していないので、政府としてコメントをすることを控える」と述べた。立憲民主党の杉尾秀哉氏への答弁。

 首相は「私自身、発言を確かめてもいない。それよりも私たちは一人でも多くの人たちに一日も早く不安のない生活を取り戻すことができるように全力を尽くすことが使命だ。この程度であればよかった、ということは全くない」と述べた。【佐藤慶】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191015-00000510-san-pol
台風19号 「『この程度で良かった』はない」 自民幹事長発言で首相 参院予算委
10/15(火) 10:12配信産経新聞
台風19号 「『この程度で良かった』はない」 自民幹事長発言で首相 参院予算委
参院予算委員会で政府として、台風19号での人的被害、河川被害等の現状を報告する安倍晋三首相(中央)=15日午前、国会・参院第一委員会室(春名中撮影)
 安倍晋三首相は15日午前の参院予算委員会で、自民党の二階俊博幹事長が台風19号の被害について「まずまずに収まった」と発言したことについて「発言の全体を承知していないので、コメントは控える」と述べた上で「私たち政府は、この程度で良かったということは全くない」と語った。

 首相は「1人でも多くの命を救うため全力の対応をしている。(被災者が)一日も早く不安のない生活を取り戻せるよう全力を尽くすのが使命だ」と訴えた。

 立憲民主党の杉尾秀哉氏に対する答弁。

3903チバQ:2019/10/17(木) 14:23:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191016-00000636-san-pol
河野防衛相、次期総裁選出馬を明言
10/16(水) 23:25配信産経新聞
河野防衛相、次期総裁選出馬を明言
河野太郎防衛相(春名中撮影)
 河野太郎防衛相は16日夜のBSフジ番組で、次期総裁選に立候補する考えを示した。総裁選に名乗りを上げるかと問われ「上げたい」と明言した。

 掲げる主要政策については「社会保障とエネルギー」とし、「(公的年金などの)負担と給付のバランスが取れていなければ持続可能性がないことは(国民に)理解していただく」と述べた。

3904チバQ:2019/10/18(金) 11:53:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191017-00000613-san-pol
自民・二階氏、被災地を視察 「まずまず」発言挽回に奔走
10/17(木) 20:41配信産経新聞
 自民党の二階俊博幹事長は17日、広範囲に甚大な被害をもたらした台風19号の被災地を視察した。台風被害をめぐる自身の“失言”を挽回すべく、災害に強い国づくりを目指す「国土強靱(きょうじん)化」の必要性を改めて強調した。9月の党役員人事では、自身の幹事長続投を疑問視する声もあっただけに、二階氏は党内各派との会食も重ねるなど、足場固めに余念がない。

 「災害復旧は先手先手で対応していく努力を進めていかないといけない」

 二階氏は同日、雨水を貯留し下流の利根川で大きな氾濫を防ぐのに役立ったとされる八ツ場(やんば)ダム(群馬県)を視察後、福島県の福島空港で記者団にこう強調した。

 台風19号の被害をめぐり、二階氏は13日の党緊急役員会で「まずまずに収まった」と述べ、野党から厳しい批判を受けた。二階氏は発言の撤回に追い込まれたが、土木事業を中心とした「国土強靱化」は二階氏の政治信条でもある。いち早く被災地に出向くことで、防災・減災に取り組む姿勢をアピールする狙いがある。

 二階氏は9月以降、岸田(宏池会)、石破(水月会)、麻生(志公会)の各派の幹部と会食を重ねた。「謙虚な党運営」(二階氏)を目的としているが、旧民進党出身議員らを自身が率いる二階派(志帥会)に入会させる「拡大路線」への警戒を和らげる狙いもありそうだ。(広池慶一)

3905チバQ:2019/10/18(金) 13:40:43
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191018-00067760-gendaibiz-pol
首相のイスは見えた…菅官房長官がふるう「圧倒的権力」の全貌
10/18(金) 8:31配信現代ビジネス
首相のイスは見えた…菅官房長官がふるう「圧倒的権力」の全貌
写真:現代ビジネス
 (戸坂弘毅・ジャーナリスト、文中一部敬称略)

「安倍首相は空虚である」自民党を徹底分析して見えた「実像」

首相のイスは見えた…菅官房長官がふるう「圧倒的権力」の全貌
古賀誠(Photo by gettyimages)
ある大物との接近
 今年4月、元自民党幹事長で岸田派名誉顧問の古賀誠がテレビ番組に出演し、自らが派閥の後継者に指名した岸田について「ポスト安倍でなくてもよい」とし、さらに次期総裁候補として、なんと菅の名前を挙げた。

 この突然の発言に岸田は衝撃を受けた。背後には、何があったのか──。

 安倍政権にとって古賀は敵だ。野中広務や加藤紘一とともに自民党内ハト派の代表格であり、建設族のドンだった古賀を、安倍は以前から毛嫌いしてきた。「古賀さんは悪い自民党の代表格だ」と漏らす安倍の言葉を、多くの永田町関係者が耳にしている。

 その古賀は、2012年に政界を引退した後、日本共産党の「赤旗」にまで登場し、集団的自衛権の行使容認などに関する安倍政権の姿勢を批判。「反安倍」の姿勢を鮮明にしてきた。

 ところが、安倍政権の大番頭である菅がここ数年、その古賀と急接近しているのだ。

 古賀は引退後も自民党本部近くの砂防会館に個人事務所を構え、政治資金を岸田派の若手に配ることで政治的影響力を保持している。 

 今春、その古賀事務所を久しぶりに訪れたある後援会関係者は、驚いた。室内に、古賀の孫を抱いた菅が、笑顔で古賀と並んでいる写真が掲げられていたからだ。

 古賀をよく知る永田町関係者は「10年前に菅が古賀派を脱会してから2人は疎遠になっていた時期もあったが、現在は蜜月関係にある。古賀は福岡県で長年、麻生と主導権争いを繰り広げてきたので、2人は『反麻生』で利害が一致するんだ」と解説する。

 具体的には、古賀の政治資金集めに菅が全面協力しているという。前出の永田町関係者は「古賀は岸田派への影響力を維持しようと今も資金集めに余念がないが、引退して7年も経てば苦しくなってくる。その古賀の金集めを、菅が助けている」と話す。

首相のイスは見えた…菅官房長官がふるう「圧倒的権力」の全貌
岸田文雄(Photo by gettyimages)
ギブ・アンド・テイク
 その典型的なケースが、福岡空港の民営化に伴う運営権の入札だったという。昨年、九州電力や西日本鉄道など地元の有力企業グループが、中央の有力な企業連合を押しのけて落札したが、「今の古賀にそんな力はないのに、菅は『古賀さんのおかげで落札できた』という“神話”を福岡財界に広め、古賀が政治資金を集めやすいようにした」(同前)というのだ。

 その結果、菅の思惑通り、今春の福岡県知事選で古賀は菅と水面下で連携。医師会や農政連など各種団体や地元企業に小川支持を働きかけ、小川圧勝を裏で支えた。

 さらには「岸田はポスト安倍でなくてもよい」との発言まで引き出し、岸田に打撃を与えることもできた。古賀を支援することで、菅は十分すぎるほどの見返りを得ているのだ。

 だが、安倍政権批判を繰り返す古賀と蜜月関係を築き、盟友・麻生の足を引っ張っていることについて、安倍が不快に思っていない筈はない。

 菅は今夏の参院選で、岸田文雄の力を削ぐために力を注いだ。その際、威力を発揮したのが、菅が太いパイプを築いている創価学会だった。

 改選2の広島選挙区の自民党現職は、岸田派最高顧問の溝手顕正だった。菅は「広島では自民党が2議席独占できる」として、2人擁立を主張した。自民党選対に働きかけ、自らに近い広島3区選出の衆院議員・河井克行(現法相)の妻で、県議会議員の河井案里を2人目の候補として擁立したのだ。

 これには、岸田系が大多数を占める広島県連が猛反発。自民党系県議のほとんどが溝手陣営についた。

 菅は事態打開のため、この6年で太いパイプを築いてきた、創価学会の選対責任者である副会長の佐藤浩に河井の支援を要請。佐藤は広島の学会及び公明党に、河井を支援するよう指示を出した。

 当初、公明党の地方議員の中には「河井夫妻は地元で評判が悪い」として、佐藤の指示に抵抗を示す者もいた。だが佐藤は、そうした地方議員にまで個別に電話をかけ、河井を全面的に支援するよう説得。

 「今回の参院選で、公明党は兵庫選挙区で大変な苦戦を強いられている。そこでは菅さんの支援が不可欠なのだから、河井案里がどんな候補者かなど関係ない。広島では、菅さんの要請通りやるしかないんだ」とまくし立てたという。

3906チバQ:2019/10/18(金) 13:40:59
「岸田の芽はなくなった」
 結局、広島の創価学会は票を河井に集中させた上、河井の街頭演説に地元の公明党県議や市議を同行させるなど全面協力。報道各社の期日前出口調査によれば、公明党支持者の70〜80%が河井に投票した。これが河井当選の決定打となった。

 溝手陣営は投票日の数日前になって、岸田や元県議会議長らが創価学会の総広島長・塩出大作に「溝手にも半分は票を回してほしい」と懇願したが、手遅れだった。菅は大手ゼネコンなど広島県内に支店を持つ大手企業にも「溝手は安泰だから、河井に票を回してほしい」と要請し、多くの大手企業が河井を支援した。

 菅による2名擁立作戦の狙いは、まさしく「岸田潰し」にほかならなかった。溝手は落選し、選挙後には広島県連内でも「これでもう岸田の(首相の)芽はなくなった」との声が広がった。

 一方、公明党・創価学会は、全国の学会員に兵庫入りを指示するなど極めて異例の態勢で兵庫の公明候補の支援に力を注いだが、威力を発揮したのはやはり菅の応援だった。

 菅は公示前後に3回も神戸入りしたほか、本来は自民党支持である住宅や運輸・港湾関連の業界団体票を公明党に回した。その結果、公明候補は2位当選を果たす。

 だが、その余波で自民候補は最下位の3位当選。肝を冷やした自民党の兵庫県連内からは、「菅長官は自分の利益のために党を公明党に売り渡した。長官を処分してもらいたいくらいだ」といった菅批判の声が沸き起こった。

 菅の工作は、自民党内にとどまらなかった。定数2の静岡選挙区では、国民民主党の現職・榛葉賀津也(しんば・かつや)と立憲民主党の新人・徳川家広が2位争いを繰り広げ、榛葉が自民党に次ぐ2位で当選を果たした。

 当初は自民党を支援していた自動車メーカースズキの会長・鈴木修が、途中で榛葉支援を打ち出したことが決定打となったが、これも菅が鈴木に依頼したといわれる。落選の危機にあった党幹部を助けてもらったことで、国民民主党は菅の意向を無碍にはできなくなった。

 さらに菅は、神奈川選挙区でも当落線上だった維新の松沢成文に県内の企業票を回して支援し、当選させたと囁かれる(松沢は最下位の4位で当選)。

 菅と維新代表の松井一郎は長年の盟友関係だ。これまでも菅は、大阪における維新と公明党の仲介役を務めるなど維新に対して大きな影響力を持っていたが、先の参院選で多大な恩を売ったことで、その影響力は格段に強化されることになる。

3907チバQ:2019/10/18(金) 13:41:39
安倍に「禅譲」を迫るのか
 保利茂、後藤田正晴、福田康夫ら名官房長官と言われた先輩たちの在任記録を塗り替え、官房長官在任の過去最長記録を更新する菅。新元号「令和」の発表で国民的人気まで獲得したことで、最有力の「ポスト安倍」候補に躍り出たと言っても過言ではない。

 菅自身は、「首相を目指すのか」と問われれば今も「全く考えていない」と繰り返す。だが、安倍周辺は「長官は『令和おじさん』人気ですっかり舞い上がっている。安倍首相の任期切れ前に、自らへの禅譲を迫りかねない」とまで警戒する。

 先述のように安倍は、第二次政権の発足直後から、岸田を自らの後継者にしたいと考えてきた。だが、仮に菅が総裁選に名乗りを上げる意向を固めて安倍に支援を求めた場合、安倍がそれを拒否して岸田を支援することなどできるのか。

 菅が安倍長期政権の最大の功労者であることは否定できない。いくら安倍でも、菅の意向を無碍にはできないだろう、というのが多くの永田町関係者の見立てだ。

 幹事長の二階と菅は良好な関係にあるため、菅が立候補すれば二階派も同調する可能性が高い。そうなれば、細田派=安倍派と二階派、それに無派閥の菅グループ40〜50人が菅を支援する枠組みが、即座に構築される可能性がある。岸田が麻生派などの支援を得てこれに対抗しても、菅を上回るのは容易ではない。

 それでは、菅は日本国民の代表に相応しい政治家なのか? 後編では、その足跡から見えてくる菅の人物像を見極めよう。

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後編【次の首相に最も近い男・菅官房長官、哀しいまでの「中身のなさ」】につづく
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戸坂 弘毅

3908チバQ:2019/10/18(金) 13:47:27
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191018-00000010-mai-pol
「みんなで靖国神社に参拝する会」の98議員が参拝 加藤副農相と政務官5人も
10/18(金) 8:58配信毎日新聞
「みんなで靖国神社に参拝する会」の98議員が参拝 加藤副農相と政務官5人も
靖国神社の秋季例大祭に合わせて参拝した超党派議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の尾辻秀久会長(手前右)ら=東京都千代田区で2019年10月18日午前8時6分、佐々木順一撮影
 超党派の国会議員でつくる「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・尾辻秀久元参院副議長)は18日午前、東京・九段北の靖国神社を秋季例大祭に合わせて参拝した。古屋圭司元拉致問題担当相や山本順三前国家公安委員長、原田義昭前環境相ら衆参国会議員計98人が参加。政府からは加藤寛治副農相と、政務官5人が参拝した。

 秋季例大祭が始まった17日には、衛藤晟一沖縄・北方担当相が参拝。安倍晋三首相は同日、真榊(まさかき)と呼ばれる供え物を奉納し、参拝は見送った。尾辻氏は参拝後の記者会見で、首相の参拝見送りについて、「台風19号被害の復旧作業を優先しなさいというのが、ご英霊のお気持ちではないか」と述べた。【古川宗】

3909名無しさん:2019/10/20(日) 20:57:06
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191019-00000503-san-pol
「煮え切らない」脱却の岸田氏 ポスト安倍へ憲法シフト明確
10/19(土) 18:00配信産経新聞
「煮え切らない」脱却の岸田氏 ポスト安倍へ憲法シフト明確
統合型リゾート施設(IR)内の水族館でスタッフから説明を受ける自民党の岸田文雄政調会長(右)=9月21日、シンガポール南部のセントーサ島(田村龍彦撮影)
 自民党の岸田文雄政調会長が次期総裁選への出馬を見据え、発信を強めている。安倍晋三首相が宿願とする憲法改正の機運を盛り上げようと憲法をテーマにした地方政調会を初めて開くほか、年明けには書籍を出版する予定だ。記者会見の曜日の変更など“伝わり方”にも気を配る。先の党人事では幹事長の座を逃し、「ポスト安倍」のライバルたちも台頭しているだけに、あらためて存在感を高める狙いがありそうだ。

 ■「多様性」「ほっとできる国」

 「その人の元でどんな時代が来るのか、そういうことをしっかり示さないと国民も選びようがない。政策やどんな社会にしたいか発信しなくてはいけない」

 岸田氏は9日のBS11番組で「ポスト安倍」に向け、自身の考えを積極的に発信する考えを示した。キャスターが「奥ゆかしく、あまり自分を出すことをしなかった」と評すると、岸田氏は「ポスト安倍時代はいつか必ず来る。その時代は誰かが担わなくてはいけない」と応じた。

 番組では「自由や個性、多様性を尊重できる社会」や「ほっとできる国」など、自身の目指す国家像や社会に言及した。年明けには、自身の考えをまとめた書籍を出版する計画も進めている。

 出演後には、記者団に「(自民党)総裁選という制度がある以上、禅譲なんてありえない。闘わなければいけない」と述べ、首相からの禅譲頼みとの見方にクギを刺した。

 翌10日に衆院予算委員会で質問に立った際には、北朝鮮の弾道ミサイル発射をめぐる政府の対応に関し、「歯がゆさを感じている。発射のたびに『米国と連携して対応する』との説明だけでは国民の不安が募る」と苦言を呈した。

 自分の主張や手柄を喧伝する政治家が多い永田町で、岸田氏は自分の実績などを語りたがらないタイプだ。政調会長としても自身の主張を押し通すのではなく、党内の意見に耳を傾け、結論をまとめるケースが多い。

 前回の平成29年衆院選で、官邸が消費税の使途を変更して幼児教育・保育の無償化を打ち出した際には党内で批判が噴出した。当時、岸田氏は族議員の重鎮を細かく説得に回り、党内の反発を鎮めた。だが、根回しをあからさまに語ることはない。

 一方で、こうした岸田氏の姿勢は周囲から「何をしたいかわからない」「決断できない」などの批判を招いてきた。昨年の党総裁選では自らが率いる岸田派(宏池会)内に主戦論もある中、最終的に自身の不出馬と首相支持を表明したが、「煮え切らない」と揶揄(やゆ)された。

 ■「決めたことはやりぬく」

 ただ、ある岸田派幹部は岸田氏について「頑固なまでに1度決めたことは絶対にやりぬく性格だ」と評する。岸田氏と安倍首相は平成5年の初当選同期で関係も近く、「岸田氏の頭には最初から首相と闘う選択肢はなかったのではないか」(幹部)とみる。

 そんな岸田氏に“変化”が見えたのは9月の党人事で政調会長留任が決まってからだ。首相は一時、岸田氏の幹事長就任も検討し、本人も意欲を示していたが、最終的に二階俊博幹事長を続投させた。

 岸田氏は留任が決まった直後の9月21日、出張先のシンガポールで、憲法改正を推進するため、改憲をテーマにした地方政調会を開催する考えを表明し、“憲法シフト”を鮮明にした。10月28日の埼玉を皮切りに、地元の広島や福島で順次実施する。

 名誉会長の古賀誠元幹事長が「憲法九条は世界遺産」と題した著作を出版するなど派内には9条改正に慎重な意見もある。ただ、岸田氏は「平和主義という大原則は変わらない」として、改憲に挙党態勢で臨む首相と歩調を合わせる。

 テレビだけでなく、10日発売の月刊誌「文芸春秋」のインタビューでも「(次期総裁選に)立つ」とこれまでにない表現でポスト安倍への意欲を語った。

 岸田派の会合では、関西電力の役員らが多額の金品を受領していた問題を強く批判。政調会長として北朝鮮問題や災害に関する党の会合を積極的に開いており、二階氏への対抗意識も見える。

 10月から定例記者会見をこれまでの水曜から月曜に変更したのも発信強化の一環だ。月曜は党幹部や閣僚らが記者会見する機会が少なく、メディアに取り上げられやすいことを踏まえた。

 「首相は岸田氏を後継の1人として持ち上げようとしているが、いったん首相になれば、野党も党内の反対派も降ろそう降ろそうとする。岸田氏はそれに耐えられるのか」

 こうした党内の声をはね返すためにも、岸田氏の試行錯誤は続く。(政治部 田村龍彦)

3910チバQ:2019/10/21(月) 15:33:26
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191021-00023738-gonline-biz
岸田政調会長が号砲を鳴らす「ポスト安倍」レース
10/21(月) 5:00配信幻冬舎ゴールドオンライン
ピクテ投信投資顧問株式会社が、日々のマーケット情報を分析・解説します。※本連載は、ピクテ投信投資顧問株式会社が提供するマーケット情報・ヘッドラインを転載したものです。

岸田自民党政調会長が次期自民党総裁選の立候補へ強い意欲を見せた。これを契機に、自民党内では「ポスト安倍」へ向け後継者争いが本格化する可能性がある。安倍首相にとり、石破茂元自民党幹事長と小泉進次郎環境相の連携は好ましくないシナリオではないか。それを念頭に入れつつ、衆院解散と自らの去就を考えることになろう。

岸田政調会長が号砲を鳴らす「ポスト安倍」レース
[図表]「ポスト安倍」有力候補 出所:朝日新聞、産経新聞、各氏のホームページなどからピクテ投信投資顧問作成
岸田氏が口火を切ったポスト安倍レース:有力候補は7名と言われるが…
10月10日発売の『文芸春秋』でインタビューに答えた岸田文雄政調会長は、次の自民党総裁選挙へ立候補する強い意欲を示した。これまで、2回、総裁選で安倍晋三首相と戦った石破茂元自民党幹事長が常に再挑戦を掲げていることを除けば、「ポスト安倍」へ向け明確な意思表示をしたのは岸田氏が最初だろう。

現在、一般に次期自民党総裁、即ち内閣総理大臣の候補者とされているのは岸田、石破両氏に加え、菅義偉官房長官、茂木敏充外相、河野太郎防衛相、小泉進次郎環境相の7名だ(図表)。このうち、派閥を率いているのは、岸田氏と石破氏の2人に止まる。

自民党総裁選挙は、支える国会議員の数と結束の両方が必要だ。2001年4月の総裁選で「一匹狼」と言われていた小泉純一郎元首相が不利な下馬評を覆して橋本龍太郎元首相を破った際にも、実は清和会(森派:現在の細田派)が全面的にバックアップしていた。

従って、7月の参議院選挙で派閥に属する4名の現職を失った岸田氏だが、次期総裁への可能性が消えたわけではない。むしろ、いずれの派閥にも属していない菅官房長官、小泉環境相は、この点でハンディキャップがある。また、河野防衛相も、所属する志公会(麻生派)の支持は得難いと見られ、ハードルは高いだろう。




安倍首相周辺が恐るシナリオ:石破・小泉2位、3位連合
2018年9月の総裁選は、安倍首相と石破元幹事長の一騎討ちだった。石破氏は、国会議員の投票で73票と安倍首相の224票に遠く及ばなかったが、党員投票では44.7%を得て善戦した。

次の総裁選挙が同様に自民党所属国会議員と党員投票で行われる場合、例えば石破氏と小泉環境相が共に立候補して決選投票で2、3位連合を組めば、それは大きな力になり得る。この2人は政治哲学・政策の両面で安倍首相とは距離があるだけに、同首相としては、そうしたシナリオは避けたいところではないか。

従って、国会議員投票のみで総裁選を行うことができる安倍首相の任期途中での退任シナリオが浮上する。その場合、安倍首相との関係が強い岸田政調会長は、最も有力な候補の1人となるだろう。ただし、参議院選挙での失点を取り返すためには、岸田氏は強いリーダーとしての印象を再構築する必要がある。それが、文芸春秋のインタビューの背景と言えそうだ。

後継者争いは本格化へ:安倍首相が見極める解散のタイミング、自らの去就
第2次安倍政権が7年近く続き、政界においても「ポスト安倍時代」を想像するのは難しいようだ。しかし、岸田氏が口火を切ったことで、今後、後継レースは本格化する可能性がある。安倍首相は、その流れを見極めながら、次の解散・総選挙のタイミング、そして自らの去就を慎重に検討することになるだろう。

当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『岸田政調会長が号砲を鳴らす「ポスト安倍」レース』を参照)。

(2019年10月18日)


市川 眞一

ピクテ投信投資顧問株式会社
シニア・フェロー

市川 眞一,ピクテ投信投資顧問株式会社

3911チバQ:2019/10/23(水) 13:05:10
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191023-00000002-pseven-soci
菅原一秀経産相 疑惑が報じられる度に吹き飛ぶ強運の歴史
10/23(水) 7:00配信NEWS ポストセブン
菅原一秀経産相 疑惑が報じられる度に吹き飛ぶ強運の歴史
運も政治家には必要?(時事通信フォト)
「あの人ほど悪運の強い人はいない」──永田町の住人の間でそう囁かれているのは、9月の内閣改造で初入閣を果たすやいなやスキャンダルが噴出した菅原一秀・経産相だ。

 10月10日発売の『週刊文春』で「『秘書給与ピンハネ』『有権者買収』を告発する」との記事が報じられ、野党も記事にある贈答品リストを入手し追及する構えを見せていたが、その翌々日、台風19号が上陸し永田町も台風対策一色に。その後も国会では追及が続いているものの、盛り上がりに欠けている感は否めない。自民党関係者が語る。

「彼には過去にも今回と同じようなスキャンダルが報じられてきましたが、その直後になぜか大きな出来事が起きているんです。世の関心は一議員の醜聞どころではなくなり、菅原さんは追及を逃れてきた」

 2009年8月には、菅原氏が選挙区の支持者らに1個約2000円の高級メロンを贈っていた疑惑が新聞で報じられたが、同月末の衆院選で民主党が圧勝し、政権が交代。“一野党議員”となった菅原氏への注目は一気に薄れた。

 2016年3月末には、菅原氏が愛人に、「子供を産んだら女じゃない」「25歳以上は女じゃない」などと女性蔑視発言を浴びせていたことがスッパ抜かれたが、4月に「熊本地震」が起き、この醜聞もウヤムヤに。

「これまで疑惑が多かった菅原さんが今回入閣できたのは、菅義偉・官房長官の側近だからだと言われています。今回の疑惑を乗り切れるかどうかは菅さんの今後も左右することです」(大手紙政治部記者)

 菅原氏は疑惑を全面否定。善くも悪くも「運」は政治家の資質かもしれないが……。

※週刊ポスト2019年11月1日号

3912チバQ:2019/10/24(木) 00:17:39
https://news.goo.ne.jp/article/bunshun/politics/bunshun-14904.html
有権者に香典や供花 菅原一秀経産相の新たな公選法違反疑惑をスクープ撮
2019/10/23 16:00文春オンライン

 菅原一秀経産相(57)が、選挙区の住民に対しメロンやカニなどを贈っていた「有権者買収疑惑」。「週刊文春」がこの疑惑を報じ、国会で追及を受ける最中、有権者に対し、公職選挙法で禁じられた香典や供花・枕花を贈っていたことがわかった。

 10月17日午後6時過ぎ、菅原氏の選挙区である東京都練馬区内にある斎場に姿を見せたのは、公設第一秘書のA氏。A氏はエントランスを進むと、香典袋を取り出し、恭しい様子で受付に手渡した。

 斎場関係者が明かす。

「この日、斎場で行われたのは菅原氏の支援者である地元町会の元会長の通夜でした。菅原氏の代理として参列したのが、公設第一秘書のA氏だったのです。香典袋の中には2万円が入っていました」

 菅原氏と関係が深い後援会関係者は、「秘書たちは後援会関係者が亡くなると、必ず菅原氏に報告をあげ、金額のお伺いを立てています」と説明する。

 神戸学院大学法学部の上脇博之教授が解説する。

「議員の名前が書かれた香典袋を秘書が代理で持参した場合、公職選挙法で定められた『寄附の禁止』に抵触する可能性がある。冠婚葬祭について議員本人が出席することは認められていますが、秘書が議員の代わりに香典を配ることができれば、法律が骨抜きになってしまうからです。罰則規定は50万円以下の罰金。最長5年間の公民権停止となり、当選も無効となります」

 菅原事務所は、「週刊文春」の取材に対して、次のように回答。公設秘書が香典を渡したかどうかについては明言しなかった。

「故人は、後援会関係者であり、日ごろからお付き合いのある秘書が通夜に参列しました。菅原は翌日の葬儀に駆け付けその場で弔問し、香典をお渡ししました。香典は菅原個人からの支出です。お供え用の花は送っていません。(過去にも)選挙区内の葬儀に花は出していません」

 だが「週刊文春」は、公設秘書が香典を手渡す瞬間の写真を撮影していた。また、菅原事務所が、今回の葬儀に際して、お供えの花を花屋に発注したファックスを入手している。

 さらに、今年に入って、有権者の葬儀に際して、お供えの花を贈っていたことも判明。贈られた複数の遺族が、「週刊文春」の取材に対して、菅原氏からの花を受け取ったことを認めた。この公職選挙法違反の時効は成立していない。

 菅原大臣が、メロンやカニにとどまらず、有権者に対して、金品を常習的かつ組織的に贈っていたことになり、説明を求める声が高まりそうだ。

 10月24日(木)発売の「週刊文春」では、菅原氏が選挙区内の有権者に対し、香典、供花・枕花にとどまらず、胡蝶蘭や「令和りんご」などを贈ってきた新たな「有権者買収」疑惑を証言や文書に基づいて詳報している。また、「 週刊文春デジタル 」では、《完全版》動画を公開中だ。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年10月31日号)

3913チバQ:2019/10/25(金) 10:37:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191025-00000012-asahi-pol
菅原一秀経産相が辞表提出 寄付・香典めぐる疑惑指摘
10/25(金) 8:47配信朝日新聞デジタル
菅原一秀経産相が辞表提出 寄付・香典めぐる疑惑指摘
首相官邸に入る菅原一秀経産相=2019年10月25日午前7時50分、岩下毅撮影
 公職選挙法が禁じる選挙区内での寄付行為に関する疑惑が指摘されていた菅原一秀経済産業相(57)は25日午前、首相官邸を訪れ、安倍晋三首相に辞表を提出した。菅原氏側が過去にカニなどを選挙区内の有権者に贈っていた疑惑に加え、週刊文春(電子版)が23日、菅原氏の公設秘書が有権者に香典を渡していたとする記事を掲載していた。

 菅原氏の後任には梶山弘志・元地方創生相(64)が就く。

 菅原氏は国会内で記者団に対し、「様々な懸案が山積している中、自らの問題によって経済産業行政、あるいは政府全体の審議が止まってしまうことは本意ではない。このことを重く受け止め、さきほど安倍総理に辞表を提出した。任期途中で経済産業大臣の職を辞することは慚愧(ざんき)に堪えない。おわびを申し上げたい」と話した。

 安倍首相は25日午前、記者団に対し、菅原氏からの辞表を受理したと明かし、「任命責任は私にあり、こうした事態になってしまったことに対し、国民の皆様に深くおわびを申し上げます」と謝罪した。菅原氏からは辞表提出の理由について、「大切な国会審議の時間が自らの問題に割かれる事態となってしまった」との説明があったという。

 菅原氏は衆院東京9区選出で当選6回。自民党国会対策委員会の筆頭副委員長、財務副大臣などを経て、9月11日の内閣改造で初入閣した。無派閥だが、菅義偉官房長官に近いことでも知られる。

 第2次安倍政権での閣僚の辞任は19年4月の桜田義孝五輪相以来で、9人目となる。野党側は25日に開かれる衆院経済産業委員会で疑惑を追及する構えだった。

 菅原氏の疑惑をめぐっては、2006〜07年に菅原氏側がカニやメロン、ミカンなどを選挙区内の有権者らに贈っていたとされるリストをもとに野党側が追及していた。菅原氏の指示でリストを作成したとする元秘書の証言を音声でも公開。菅原氏は18日、閣議後の記者会見で「元秘書がどなたかわからず、その証言も見ていない。現状ではコメントできない」と述べていた。

 週刊文春は23日、ウェブサイトで、10月17日に菅原氏の選挙区内の斎場で秘書が香典を受付に手渡した様子を写真とともに24日発売号で掲載すると予告した。公職選挙法は、政治家本人が葬式などに自ら出席して渡す場合を除き、香典を出すことを禁じている。自民党や官邸からは「厳しい」との声が出ていた。

 朝日新聞は23日、菅原氏の事務所に、週刊文春の報道について事実関係を問い合わせる質問状を送付したが、25日午前8時現在で回答はない。


■菅原一秀氏をめぐる主な疑惑と反論

●衆院予算委員会(10日)

 野党議員「有権者に金品を渡したことはないか」

 菅原氏「そのようなことはございません」

●衆院予算委(11日)

 野党議員「秘書の給与を寄付しろとお願いをしたら秘書給与法違反になる。そのようなことをされたことはないか」

 菅原氏「秘書に対して寄付の勧誘、要求といったことはございません」

●参院予算委(15日)

 野党議員「(菅原氏の指示で元秘書がつくったとされる贈答品と贈り先のリストについて)確認はできたか」

 菅原氏「資料そのものはない。従ってリスト作成を命じたこともない」

 野党議員「有権者にメロンやカニを配ったのか」

 菅原氏「いま確認している。金品と言えば、通常は現金とかそういったものかなと思って、それはありませんと答えた」

●閣議後会見(18日)

 (菅原氏の指示で贈答品と贈り先のリストをつくったとする元秘書の証言音声を野党議員が公開したことを受け)「元秘書がどなたかわからず、その証言も見ていない。現状ではコメントできない。(リストは)事務所を探したが、全く見当たらない。データもない」

朝日新聞社

3914チバQ:2019/10/25(金) 10:37:53
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191025-00000519-san-pol
菅原一秀経産相が辞表を提出 安倍首相「任命責任は私にある」
10/25(金) 9:21配信産経新聞
 菅原一秀経済産業相(57)=衆院東京9区=が25日午前、地元有力者の通夜で公設秘書が香典袋や供花を渡したと週刊誌で報じられたことを受け、安倍晋三首相に辞表を提出した。菅原氏は国会内で定例の閣議後会見に臨み、「懸案山積の中で任期途中で職を辞するのはざんきに堪えない。おわび申し上げる」と謝罪した。

 一方、安倍首相は菅原氏の後任に梶山弘志元地方創生担当相を充てる人事を決めた。梶山氏は受諾した。

 安倍首相は首相官邸で記者団に「任命責任は私にあり、国民に深くおわび申し上げる」と述べた。

 ただ、9月11日の第4次安倍再改造内閣発足からわずか1カ月あまりで閣僚が「政治とカネ」の問題で辞任に追い込まれ、政権への打撃は避けられない。

3915チバQ:2019/10/25(金) 10:56:40
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191025-00000532-san-pol
菅原経産相スピード辞任に擁護の声聞かれず 週刊誌報道で早くから「アウトだ」
10/25(金) 10:47配信産経新聞
菅原経産相スピード辞任に擁護の声聞かれず 週刊誌報道で早くから「アウトだ」
閣議で辞表を提出したことを表明し、記者団の質問に答える菅原一秀経産相=25日午前、国会内(春名中撮影)
 菅原一秀経済産業相が25日午前、安倍晋三首相に辞表を提出した。9月11日の第4次安倍再改造内閣発足後わずか1カ月あまりで重要閣僚が事実上の更迭に追い込まれたことは、政権にとって大きな痛手だ。野党は首相の任命責任を追及する構えで、閣僚の辞任が続く「辞任ドミノ」を狙っている。

 菅原氏は25日、国会内での記者会見で「自らの問題によって経産行政、政府全体の審議の課題が止まるのは本意ではない」と述べた。公設秘書が選挙区内で香典や供花を渡したとする週刊文春の報道については「翌日の葬儀に私が自ら出席した」と説明した。

 公職選挙法では議員本人が持参するものを除き、選挙区内での香典は寄付行為に当たるとして禁じている。報道が事実であれば、買収行為とみなされて公選法に違反する可能性がある。

 菅原氏は当初、25日の衆院経産委員会で説明する意向を示したが、野党の追及に耐えられないと判断したとみられる。

 週刊文春の発売翌日にスピード決着した背景には、国会が空転することへの政府・与党の懸念があった。菅原氏を擁護する声はほとんど聞かれなかった。政府高官は、週刊文春が発売される前日の23日「事実ならアウトだ」と早くも危機感をあらわにしていた。

 後半国会は日米貿易協定案や憲法改正の手続きを定める国民投票法改正案など、重要課題が控えている。首相の外遊も予定されており日程はタイトだ。政府・与党は菅原氏が辞任しなければ、国会運営に支障をきたすとの判断に傾いたようだ。

 首相は菅原氏の後任に梶山弘志元地方創生担当相を充てる。閣僚経験者を起用することで、新たな問題が発覚するのを避ける狙いがあるとみられる。

 一方、野党は勢いづき、北村誠吾地方創生担当相らを「次の標的」と定めている。北村氏は23日の衆院内閣委員会で、国民民主党の森裕子参院議員の質問通告をめぐり、内閣府から漏洩(ろうえい)があった場合は「責任を取る」と明言した。

3916とはずがたり:2019/10/25(金) 15:06:04
滋賀選出かあ。今回,野党が久々に勝利して自民が落とした滋賀だけど,それ以上に現職いっぱい落とした岸田派に入るとはどんな力学?

元内閣参事官だそうで岸田派に官僚出身者枠的なもの未だ残ってるのかね??

小鑓氏が岸田派入りへ=自民
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019102500780&g=pol
2019年10月25日14時51分

 自民党の小鑓隆史参院議員が近く岸田派に入ることが分かった。関係者が25日、明らかにした。所属国会議員は47人となり、二階派と並び第4派閥となる。

3917とはずがたり:2019/10/27(日) 20:19:43
世耕弘成氏、名誉毀損と提訴 青学教授のツイッター投稿
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019102501001710.html
2019年10月25日 13時22分


 ツイッターへの投稿内容が名誉毀損だとして、自民党の世耕弘成参院幹事長が、青山学院大の中野昌宏教授に150万円の損害賠償と謝罪文の掲載などを求めて東京地裁に提訴した。25日の第1回口頭弁論で、中野教授は請求棄却を求めた。

 中野教授は昨年2月と今年7月、世耕氏が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体に所属していたと投稿。世耕氏は「所属したことはなく、投稿内容は虚偽だ」としている。

 弁論で中野教授は「インターネット上のうわさについて言及しただけ」と反論した。政権に批判的な言論を抑圧する意図で起こした「スラップ」訴訟だとして取り下げるよう求めた。

(共同)

3918チバQ:2019/10/28(月) 07:52:53
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-191026X242.html
吉田博美氏が死去=自民党前参院幹事長、70歳
2019/10/26 21:33時事通信

吉田博美氏が死去

自民党前参院幹事長の吉田博美(よしだ・ひろみ)氏が26日午後、東京都内の病院で死去した。党関係者が明らかにした。70歳だった。【時事通信社】

(時事通信)

 自民党前参院幹事長の吉田博美(よしだ・ひろみ)氏が26日午後、東京都内の病院で死去した。党関係者が明らかにした。70歳だった。脳腫瘍が見つかったことを今年4月に公表し、改選を迎えた7月の参院選に出馬せず、政界を引退。療養を続けていた。山口県出身。

 故金丸信衆院議員の秘書や長野県議会議長を経て、2001年参院選長野選挙区で自民党から初当選。連続当選3回。「参院のドン」と呼ばれた青木幹雄元参院議員会長の側近として頭角を現し、参院国対委員長など参院の党要職を歴任した。国土交通政務官や参院国交委員長も務めた。

 安全保障関連法など重要案件の処理に尽力し、安倍晋三首相の強い信頼を得た。18年の党総裁選で石破茂元幹事長の支持に回ったが、首相との良好な関係は続き、引退後に総裁特別補佐に起用されていた。

3919チバQ:2019/10/28(月) 08:04:13
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-191026X168.html
問われる安倍首相の任命責任=経産相辞任、菅官房長官の求心力に影響も
2019/10/26 10:03時事通信

 地元での金品贈与疑惑が次々と浮上した菅原一秀経済産業相が辞任に追い込まれた。就任からわずか1カ月半の失態。政権へのダメージは必至で、安倍晋三首相の任命責任が厳しく問われそうだ。菅原氏の入閣は菅義偉官房長官の推薦だったとされ、自民党内では菅氏の求心力に影響が及ぶとの見方も広がっている。

 ◇お祝いムードに水

 菅原氏は25日朝の定例閣議後、首相執務室に入り、菅氏同席の下で辞表を提出。首相はこの後、記者団に「任命責任は私にあり、国民の皆さまに深くおわびを申し上げる」と述べた。天皇陛下が即位を宣明されてから3日しかたっておらず、お祝いムードに水を差した形だ。

 菅原氏をめぐる疑惑を最初に報じたのは、10日発売の週刊文春。菅原氏が自身の選挙区でメロンやカニを配っていたと指摘。野党は公職選挙法が禁じる寄付行為に当たる可能性があるとして国会で追及した。この時点で政府高官は「記事の内容は10年以上も前の話だ」として、「時効」を盾に擁護する姿勢を示していた。

 潮目が変わったのは23日だ。週刊文春(電子版)が続報で、菅原氏の公設秘書が今月17日に地元選挙区での通夜で2万円の香典を渡したとの記事を掲載したのだ。

 事実なら「時効」で逃げ切るのは難しく、菅氏が24日に菅原氏から事情を聴取。与党内では既に「守り切れない」との声が広がっており、政権は「更迭」を決断せざるを得なかった。

 この後、菅原氏の辞任と後任の選定は一気に進められた。後任の梶山弘志氏が首相と面会したのは菅原氏の辞表提出の9分後だったことから、人選は水面下で綿密に進められたことがうかがえる。菅原氏は25日朝まで同日の衆院経産委員会に出席する意向だったが、首相官邸から引導を渡され、国会で説明をすることはなかった。

 ◇身体検査すり抜け

 菅原氏は菅氏を囲む勉強会「令和の会」を発足させるなど、菅氏と関係が近いことで知られていた。一方、菅原氏の言動には以前から問題を指摘する声が出ていた。結果的に、スキャンダルの有無などを事前に調べる「身体検査」のずさんさが浮き彫りとなったとも言える。

 菅氏は25日の記者会見で「任命前にチェックできていたのか」と問われたが「詳細について発言することは控える」と述べるにとどまった。

 菅氏へのダメージは避けられない情勢だ。自民党関係者は「梶山氏も菅銘柄。首相も菅氏に配慮したのではないか」と見る。だが、首相周辺は「今回の辞任は菅氏の責任。身内への甘さが出た」と憤る。菅氏が入閣を後押しした小泉進次郎環境相も「セクシー」発言などで批判を浴びており、政権内で菅氏への不満は尾を引く可能性がある。

 天皇陛下の即位の礼が続くさなかの閣僚交代。梶山氏の皇居での認証式は祝宴「饗宴(きょうえん)の儀」がお開きになってほどなくという異例のタイミングとなった。通常使用される「松の間」には玉座「高御座(たかみくら)」などが据えられているため、会場は「竹の間」に変更された。国民民主党幹部は「慶事に影響を与えた。菅原氏は議員辞職ものだ」と厳しく批判した。

3920チバQ:2019/10/28(月) 08:14:47
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1910250047.html
甘かった側近人事 与党は辞任ドミノ警戒 菅原氏辞任
2019/10/25 20:59産経新聞

甘かった側近人事 与党は辞任ドミノ警戒 菅原氏辞任

閣議で辞表を提出したことを表明し、記者団の質問に答える菅原一秀経産相=25日午前、国会内(春名中撮影)

(産経新聞)

 菅原一秀前経済産業相が25日、自らの公職選挙法違反疑惑を報じた週刊誌の発売翌日の「スピード辞任」に至ったのは、安倍晋三首相の意向による事実上の更迭劇といえる。政権に与える打撃を最小限にする狙いだが、菅義偉官房長官が菅原氏の入閣を働きかけた経緯があり、与党内には「側近人事が甘かった」との批判がくすぶっている。閣僚の辞任が続く「辞任ドミノ」への警戒もある。

 「重要な行政、政策立案分野において一刻の停滞も遅滞も許されない」。首相は25日、菅原氏の辞任を受け、官邸で記者団に厳しい表情で語った。

 菅原氏は24日深夜に更新したブログで「明日、国会でお話をする」明記し、25日の衆院経産委員会で説明する意向を示していた。

 しかし、菅原氏はその前に官邸で首相に辞表を提出した。首相はその後10分とたたないうちに後任の梶山弘志経産相を官邸に呼んで就任を打診。午後には皇居での認証式に臨んだ。

 首相周辺によると菅原氏の辞任が事実上固まったのは24日夜だったという。「首相は報道が出る前から判断していた。総合的に考えた」と説明した。

 外堀は早くから埋まっていた。野党は24日の段階で菅原氏の説明がない限り一切の国会審議に応じない姿勢を示していた。後半国会は日米貿易協定案や憲法改正の手続きを定める国民投票法改正案など、重要課題が控えている。首相の外遊も予定されており日程はタイトだ。菅原氏が野党の追及で立ち往生したり、市民団体などが菅原氏の刑事告発すれば、野党がますます硬化するのは確実で、内閣支持率にも影響しかねなかった。政府・与党内には菅原氏の辞任やむなしの空気が広がった。国対経験が長い菅原氏も事情を察し、苦渋の決断をした。

 首相はもちろん、菅氏にとっても痛手といえる。菅原氏の入閣には慎重な首相側近の意見がある一方で、首相が菅氏の進言を受け入れた経緯があるためだ。野党は勢い付き、北村誠吾地方創生担当相らを「次の標的」と定めている。北村氏は岸田文雄政調会長率いる岸田派の希望で入閣した。自民党ベテラン議員は「首相側近がねじこんだ閣僚が政権のリスクになっている」と語った。

 第2次内閣以降では、閣僚の辞任は菅原氏で9人目だ。「政治とカネ」問題で重要閣僚が就任後早々に辞任に追い込まれたことで、第1次内閣で閣僚の辞任が相次いだ「悪夢」もよぎる。(沢田大典、永原慎吾)

3921チバQ:2019/10/28(月) 08:21:10
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20191025k0000m010080000c.html
首相、菅原経産相の辞表を受理 改造から1カ月余、政権への打撃に
2019/10/25 11:07毎日新聞

首相、菅原経産相の辞表を受理 改造から1カ月余、政権への打撃に

安倍晋三首相に辞表を提出したことを記者団に話し頭を下げる菅原一秀経済産業相=国会内で2019年10月25日午前8時39分、川田雅浩撮影

(毎日新聞)

 地元有権者に秘書が香典を渡したなどの金品配布疑惑が週刊誌に報じられていた菅原一秀経済産業相(57)=衆院東京9区=は25日午前、安倍晋三首相に辞表を提出した。首相はこれを受理し、後任に梶山弘志・元地方創生担当相(64)=衆院茨城4区=を起用した。9月の第4次安倍再改造内閣発足から1カ月あまりでの閣僚辞任は、政権運営への打撃となりそうだ。

 菅原氏は同日の閣議後、国会内で記者団に「自らの問題で経済産業行政、政府全体の審議が止まってしまうのは本意ではない。先ほど首相に辞表を提出した」と述べた。首相も記者団の取材に応じ、「任命責任は私にあり、こうした事態になったことを深くおわび申し上げる」と述べた。経産省は今国会で、関西電力幹部らの金品受領問題などを抱えているほか、日米貿易協定の国会承認にも関わる。首相はこの点を念頭に「政策立案に一刻の停滞も許されない」とし、後任に梶山氏を充てることを明らかにした。梶山氏は同日午後の認証式を経て就任する。

 菅原氏を巡っては、十数年前に地元有権者にメロンやすじこなどを配った疑惑が取り沙汰され、24日には週刊誌「週刊文春」が、公設秘書が今月17日、公職選挙法に反し、選挙区内の通夜で香典2万円を渡したと報道した。菅原氏は24日には、25日の衆院経済産業委員会で自身の疑惑について説明する考えを示していたが、野党の追及をかわしきれないと判断した模様だ。辞任を受けて同委は流会となる見通し。

 菅原氏は6期目。無派閥だが菅義偉官房長官に近く、9月の内閣改造で初入閣したばかりだった。梶山氏は菅氏が「政治の師」と仰ぐ故梶山静六元官房長官の長男で2017年に地方創生担当相として初入閣した。

 自民党の森山裕国対委員長は25日、記者団に「辞任は極めて遺憾。ただ、このことが国会運営全体に影響を与えないようにしなければならない」と述べた。これに対し、立憲民主党の安住淳国対委員長は「まず国民に事実関係を説明することが先だ。国会に迷惑をかけるから辞めるというのは筋違いもいいところだ。首相の任命責任も重い」と指摘。森山氏に衆院予算委での集中審議開催を求めた。

 12年の第2次安倍内閣発足後で閣僚辞任は9人目。政治とカネの問題では、14年10月、自身の関連政治団体による不明朗な会計問題が発覚した小渕優子経済産業相と、選挙区内で「うちわ」を配った松島みどり法相がダブル辞任。さらに15年2月には西川公也農相が国の補助金を受ける会社から献金を受けていた問題で、甘利明経済再生担当相も16年1月に建設会社からの金銭授受問題で辞任している。最近では今年4月、「復興より議員が大事」と発言した桜田義孝五輪担当相が辞任している。【堀和彦、野間口陽、松本尚也】

3922チバQ:2019/10/28(月) 08:41:53
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1910260018.html
【評伝】繊細でシャイな「参院のドン」 吉田博美・前自民党参院幹事長逝く
2019/10/26 20:29産経新聞

【評伝】繊細でシャイな「参院のドン」 吉田博美・前自民党参院幹事長逝く

吉田博美氏

(産経新聞)

 「けんかは勝たなきゃ意味がないからね」

 平成30年1月25日の昼過ぎ、国会内の自民党参院幹事長室で吉田博美氏と2人きりになり、独特の甲高い声でたんかを切られた。政治家が勝負をかけた時の迫力を感じた。

 この時間、別の場所では自民党の名門派閥「平成研究会」(現・竹下派)の会合が開かれていたが、吉田氏は平成研の参院メンバー21人全員を欠席させた。派閥の会長交代を狙って政局を仕掛けたときである。用意周到に会長交代劇を進め、翌月、狙い通りの結果となった。

 この騒動の最中、国会内を歩く吉田氏に話しかけたら「ついてこないでくれ」と言われた。後で聞けば、医務室で点滴を受けに行くところだったという。見られたくなかったのだろう。派閥を再興したいとの思いから威勢良く拳を振り上げた裏で1人で悩み、心労をため、体調を崩していた。

 政局に強く「参院のドン」と呼ばれた吉田氏をおそれる議員もいたが、実は繊細で、シャイで、他人に気を使い過ぎる人だった。

 批判的な記事を書いた私に「もう俺のところに来るな」と激怒したことがある。売り言葉に買い言葉で「もう行きません」と応じた。1週間くらいたって吉田氏の側近に「『あいつ今日も来ないな』と毎日気にしているよ」と耳打ちされた。

 昨年9月の総裁選では、強い信頼関係で結ばれていた安倍晋三首相(党総裁)を支援しなかった。この時は「申し訳ない。俺はユダ(裏切り者)だ」とこぼしていた。

 引退を表明したのは今年4月。側近議員に対してでさえ、脳腫瘍だと伝えたのは記者会見の1時間ほど前だった。哀れまれたくない、動揺させたくない、という美学だった。

 6月、入院先からの一時外出が許され、車いすで自民党本部に来訪した。「記事を書いてくれてありがとう」。弱々しい声でそう言ってもらい、うれしかったが寂しく感じた。魅力的な「古いタイプの政治家」だった。もう少し取材させていただきたかった。合掌。(田中一世)

3923チバQ:2019/10/28(月) 08:55:02
https://news.goo.ne.jp/article/bunshun/politics/bunshun-14920.html
「日本会議の人に“裏切り者”って言われるんよ……」稲田朋美氏が“変身”した理由は“野心”!?
2019/10/25 06:00文春オンライン


弁護士の夫との間に一男一女 ©文藝春秋
 臨時国会で野党が追及する関西電力幹部による金品受け取り問題。自民党関係者は言う。「一番、ほっとしているのは稲田朋美幹事長代行(60)だ」。福井県高浜町の元助役(故人)が役員を務める会社からの献金が発覚したばかりではない。「20万円以下」という表に出にくい形で関電を含む電力8社等から計112万円分のパーティー券を購入してもらっていた問題を共産党が国会で蒸し返した。稲田氏が閣僚なら野党追及の最大の的だったことは確実だ。日報問題で防衛相を辞任後、「閣僚失格」の烙印を押され、閣内にいなかったことが皮肉にも幸いした。

 その稲田氏と最近面会した人が口々に言うのは「稲田氏は変わった」。2005年の郵政選挙で安倍晋三幹事長代理(当時)に見出され、政界入りして以降、最強硬の保守派と見られてきたが、近頃は「勉強したんや。夫婦別姓や同性婚は認めんといかん」と熱く語る。

 以前から、性的少数者であるLGBTのイベントに参加してはいたものの、周囲には「LGBTにも自民党支持者はいる。野党の専売特許にさせてはいけない」と語り、あくまでも選挙対策といわんばかりだった。だが、「最近の夫婦別姓や同性婚への賛同は熱が入っている」(政治部デスク)。

 稲田氏はこんな愚痴もこぼす。「日本会議の人に『裏切り者』って言われるんよ」。戦前回帰色の強い日本会議からみれば「夫婦別姓や同性婚を認めるなんて、あり得ない」というわけだ。

変身の理由は“野心”?
 変身の理由はさらなる高みを目指す野心だ。今春、議員連盟「女性議員飛躍の会」を結成し、共同代表に。「政治は男のものという意識を変えたい」と語り、女性議員を増やす活動を進めている。後ろ盾は二階俊博幹事長。稲田氏は「二階さんって理解があるんよ」とべた褒めし、二階氏の母親が当時としては希少な女医で、働く女性に理解が深いことをしばしば強調する。

 稲田氏が座る幹事長代行のイスは9月まで萩生田光一文科相のものだった。安倍首相の腹心中の腹心で、「二階氏が変な動きをしないかどうかの見張り役」(政治部記者)。萩生田氏の入閣にともなって、首相の出身派閥である細田派幹部の松野博一元文科相が後任に内定していたが、二階氏が稲田氏を一本釣りした。同記者は「二階氏は『稲田氏の方が御しやすい』と考えたんだろう」とみる。

 台風19号の被害をめぐり「まずまずに収まった」と発言、非難を浴びた二階氏。稲田氏は周囲に「あの発言はダメやなあ」と語ったが、二階氏にはだんまり。「変わった」と評判の稲田氏だが、二階氏に諫言できるほど“強い政治家”への変身はまだまだ先のようだ。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年10月31日号)

3924チバQ:2019/10/28(月) 14:25:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191028-00000030-asahi-soci
萩生田文科相「身の丈に合わせて」発言を謝罪 英語試験
10/28(月) 12:30配信朝日新聞デジタル
萩生田文科相「身の丈に合わせて」発言を謝罪 英語試験
記者会見する萩生田光一文科相=2019年9月11日、首相官邸、仙波理撮影
 2020年度から始まる大学入学共通テストで活用される英語の民間試験について、萩生田光一文部科学相がニュース番組で「身の丈に合わせて」と発言したことについて、批判が相次いでいる。萩生田氏は28日、報道陣の取材に対し、「受験生に不安や不快な思いを与える説明不足な発言だった」と謝罪した。

【写真】取材に応じる萩生田光一文部科学相=28日午前、東京都千代田区の文部科学省

 発言は24日夜のBSフジ「プライムニュース」でのもの。英検などの民間試験の利用で、受験生の経済状況や地理的条件によって不公平が生じないかと問われ、「それを言ったら『あいつ予備校通っていてずるいよな』というのと同じ」と反論。「裕福な家庭の子が回数受けてウォーミングアップできるみたいなことがもしかしたらあるのかもしれない」と述べた。試験本番では、高3で受けた2回までの成績が大学に提供されることを踏まえ、「自分の身の丈に合わせて、2回をきちんと選んで勝負して頑張ってもらえれば」と答えた。

 萩生田氏は28日、不公平を容認しているとの指摘に対し、「どんなに裕福でも2回しか結果は提出できないので、試験の条件は平等な制度」と強調。「民間試験なので、全ての人が(本番の)2回しか受けてはいけないというルールにはなかなかできない」などと述べた。

 英語民間試験は「読む・聞く・話す・書く」の4技能を測るため導入される。受験生は英検など7種類から受ける試験を選び、原則として高3の4〜12月に受けた2回までの成績が大学に提供される仕組み。

 菅義偉官房長官は28日午前の記者会見で、萩生田氏について「適材適所だと思う」と述べた。(宮崎亮)

3925チバQ:2019/10/29(火) 13:53:17
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191029-00000003-pseven-soci
小池百合子氏vs橋本聖子氏の謀略戦 マラソン札幌開催の次は
10/29(火) 7:00配信NEWS ポストセブン
小池百合子氏vs橋本聖子氏の謀略戦 マラソン札幌開催の次は
急転直下の変更だった(AFP=時事)
 急転直下で札幌への「移転」がIOCから発表された東京五輪のマラソン開催地。開幕まで300日を切ったタイミングでの発表は、小池百合子・東京都知事をはじめ、多くの人には唐突な印象を与えた。しかし、橋本聖子・五輪担当相にとっては突然ではなかった。開催地変更の内幕を探ると、「1年後」を見据えた“2人の女政治家の闘い”の構図が浮かび上がってきた。

【写真】コーツ委員長から言及された橋本聖子・五輪担当相

◆「小池には知らせるな」

 オリンピックの最終日に行なわれる男子マラソンは「五輪の花」と呼ばれる。その花形競技のマラソンと競歩の開催地変更が国際オリンピック連盟(IOC)から通告されると、「マラソンがない東京五輪なんて、東京の五輪じゃない」(元キャスターの木村太郎氏)という声があがった。

 それでもIOCのバッハ会長は「札幌に移すことを決めた」と発言し、開催地変更は既成事実化しつつある。明暗を分けたのは2人の女性政治家だ。

 IOCから“事後通告”を受けた小池百合子・都知事は「東京は最後に知らされたんじゃないか。まさに青天の霹靂だ」と地団駄を踏み、東京からマラソンを奪い取った形の“道産子大臣”橋本聖子・五輪担当相は“してやったり”とばかりにこう凱歌を上げた。

「北海道がさらに大きな舞台となっていくのは非常に喜ばしい」

 地元の北海道で開催したい聖子と東京開催を譲れない百合子──“重量級”の女性政治家2人のバトルの緒戦は橋本氏の“完勝”に見える。

 とはいえ、小池氏も競技の開催地変更でバッハ会長と渡り合い、都知事選と都議選では自民党を手玉に取った海千山千の女性政治家だ。出し抜かれたまま引き下がる性格ではない。

 10月30日からはIOC調整委員会が開かれ、開催地変更問題が話し合われる。

「五輪開催都市の知事として、(札幌開催を)認めるとは言えないわ」。小池氏は周辺に強い口調でそう語り、巻き返しをうかがっている。

 マラソンと競歩の開催地変更はいわば“密室”で決められた。きっかけは中東のドーハで開催された世界陸上の女子マラソン(9月28日)で暑さのため選手の4割以上が棄権したことだった。バッハ会長とIOC調整委員会のコーツ委員長が東京でのマラソン開催見直しに傾き、東京五輪組織委員会会長の森喜朗・元首相に札幌開催を打診する。森氏は橋本五輪相に伝えた―─と報じられている。

 コーツ委員長も10月16日に、「先週には北海道出身の(橋本)五輪相が前向きであることも知った」(共同通信)と語った。橋本氏が早い段階で情報を聞かされていたことをうかがわせる証言だ。

 橋本氏は森氏の“秘蔵っ子”として政界で出世してきた。念願の五輪相に就任すると森氏のもとに挨拶に出向いて「森会長は私を政界に導いてくれた、父みたいな存在」と持ち上げ、森氏も、「パーティとかで私が演壇に向かうと、いつも手を取って助けてくれていた」と相好を崩したほどだ。

 対照的に、小池氏と森氏は“犬猿の関係”である。

「小池にはマラソン札幌開催をギリギリまで知らせるなというのが森会長周辺の暗黙の了解だった」

 組織委員会関係者は“小池外し”が最初からの作戦だったと語った。森氏と橋本氏は秘密裏に札幌開催へ国内での根回しに動いた。10月8日に組織委員会は五輪チケットの第2次申し込み受付の延期を決め、翌9日には森氏が首相官邸で安倍首相と会談、10日には森氏と橋本氏が一緒に札幌市長と会談した。

「小池知事はチケット販売延期の理由を『関係者の調整がついていない』と聞かされていたし、森会長の札幌行きも全く知らなかった」(都庁幹部)

 小池氏が札幌開催案を組織委員から聞かされたのは、IOCの発表前日の10月15日。森氏に対し、「どうして私に電話を下さらなかったのか」と食ってかかったが、その時にはすでに外堀は埋められていた。

3926チバQ:2019/10/29(火) 13:53:35
◆「2030年札幌五輪」の思惑

「灼熱の8月に東京でのマラソン開催は選手に死者が出かねない」。それがIOCの開催地変更の理由だ。

 だが、変更の経緯には不自然に映る点がある。ドーハの世界陸上の女子マラソンが見直しのきっかけだったのなら、IOCがマラソン開催地の見直しを検討する際、世界陸上を主催する国際陸連の意見を聞くのが自然な流れのはずだ。

 しかし、IOCが国際陸連に伝えたのは発表当日だった。「IOCに札幌開催を働きかけたのは日本側」と見るのは組織委員会関係者だ。

「札幌市は2030年の冬季五輪招致を準備しており、それに合わせて新幹線を札幌まで延ばし、千歳空港の近くには大規模なカジノ付きリゾートを開設する構想がある。札幌五輪とカジノ招致の旗振り役が橋本五輪相で、官邸も熱心だ。マラソン開催でIOCに札幌をアピールし、東京五輪の後、一気に2回目の札幌冬季五輪の招致まで決めてしまいたい」

 北海道では今年1月、各国のカジノ業者が参加して「第1回北海道IRショーケース」が開催され、挨拶に立った橋本氏は「私はIR議連のメンバー。北海道は、素晴らしい魅力をどこよりも持ち合わせる。道民に素晴らしさを理解いただき、IR誘致のウェーブを」とぶち上げていた。

 それに対して都庁内には、マラソンの札幌開催を阻止するため、「震災復興五輪を掲げているのだから、東京より気温の低い都市を選ぶなら、マラソンと競歩を札幌ではなく東北で開催する選択もある」との“橋本潰し”の対案が浮上している。

◆都知事選が「五輪の顔」争奪戦に

 東京五輪の開会式(来年7月24日)では、安倍首相や小池都知事、橋本五輪相が列席する中、組織委員会会長である森氏とバッハIOC会長の挨拶の後、天皇が開会宣言する。

 開催都市の東京都知事は期間中、セレモニーなどで招待者のホスト役を務め、閉会式(8月9日)では次の開催地・パリの市長に五輪旗を手渡す大役を務める。

 ただし、小池知事は五輪期間中の7月30日に任期を迎える。公選法では知事選は「任期満了の前の日から30日以内に実施する」と決められており、五輪直前か期間中に都知事選が行なわれることになる。

 その都知事選が五輪の顔をめぐる“女の戦い”の最終決戦になりそうだ。自民党東京都連は小池氏に対立候補をぶつける方針で、候補には橋本氏自身や、妹分の丸川珠代・元五輪相らの名前があがっている。

 都知事選には2人の因縁もある。自民党都連関係者が語る。

「前回の都知事選でも党内には橋本擁立論があった。出馬はしなかったが、その後の都議選では参院議員会長だった橋本さんが小池氏率いる都民ファーストの会と闘うために、参院自民党の女性議員を率いて街頭演説に立った。都連はその恩を忘れていないし、小池氏に勝てる都知事候補として待望論も根強い」

 小池氏の初当選は1992年の参院選で、総理・総裁候補として自民党総裁選にも出馬。橋本氏は1995年初当選でいまや参院当選5回の長老、次の参院議長候補だ。五輪出場(7回)のメダリストでもあり、「聖子」の名は1964年の東京五輪の聖火にちなんでいることも因縁の深さを感じさせる。

 政治キャリアも近い2人が「五輪の顔」を賭けて都知事選で戦う日が来るのか。

※週刊ポスト2019年11月8・15日号

3927チバQ:2019/10/30(水) 03:37:17
https://www.excite.co.jp/news/article/President_30457/
「次の経産相も菅派」で響く安倍内閣の不協和音
プレジデントオンライン2019年10月28日 15:15


「次の経産相も菅派」で響く安倍内閣の不協和音

■ダメージが大きいのは安倍首相よりも菅官房長官
菅原一秀経済産業大臣が10月25日、安倍晋三首相に辞表を提出した。公設秘書が支援者の通夜で香典を渡したことで公職選挙法違反が指摘されたのを受けた引責辞任だ。
第4次安倍再改造内閣の発足から1カ月あまりでの閣僚辞任は、安倍政権にとっては打撃となる。ただし、ダメージを負ったのは安倍首相だけではない。菅原氏の後見人だった菅義偉官房長官のほうが、はるかにダメージは大きい。「菅原辞任劇」は、菅氏の今後の政治人生にも影響を及ぼしかねない。
■メロン、カニ、香典をせっせと配る「日本のタマネギ男」
「ただいま、安倍総理に辞表を提出してまいりました。私の問題に関して国会が停滞するということは、私の本意ではありません。懸案山積にも関わらず職を辞するのは慚愧に堪えない」
25日朝、国会内で菅原氏は記者団にこう語った。
菅原大臣をめぐっては、地元有権者へのメロンやカニなどの贈答、そして支援者の葬儀に秘書が香典を持参していたことを「週刊文春」が報じていた。疑惑が次々と出てくることから、韓国で法相辞任に追い込まれた曺国(チョグク)氏に擬せられ「日本のタマネギ男」などと呼ばれていた。
菅原氏は24日深夜まで25日の衆院経済産業委員会で答弁に立つ準備をしていた。親しい同僚議員に「明日はきちんと説明する」と語っている。
わずか半日あまりでの状況の変化。菅原氏は「一晩考えたが、今朝、自ら決意した」と説明する。しかし、辞任発表からわずか数十分で後任の経済産業相に梶山弘志氏が就任することが発表されたことを考えると、首相官邸側が背後で外堀を埋めた、事実上の更迭劇だったと考えるのが自然だ。

■「任命責任」を認めながら、責任を取るそぶりもみせない
それにしても「過去何度も見た光景」だった。後援会の観劇費用を一部負担していたと指摘されて経産相を辞任した小渕優子氏、名前入りの「うちわ」を有権者らに配布して法相を辞任した松島みどり氏……。「政治とカネ」で辞任した閣僚は後を絶たない。
その多くは、疑惑そのものに対する説明責任を果たさず「国会が停滞する責任」を理由に辞任。安倍氏は「任命責任」を認めながら、具体的な責任を取るそぶりもみせない。この手法が政権へのダメージが一番少ないというのが、長い政権運営の下で導き出された結論なのだ。今回も、従来通りのシナリオに沿って辞任劇は進んだ。

3928チバQ:2019/10/30(水) 03:37:44
■菅原氏の辞任で「菅バブル」がはじけた
更迭された菅原氏は、どういう人物なのか。その件に関しては内閣改造直後の9月15日の記事「次の首相の最有力が『令和おじさん』である根拠」を参照いただきたい。
9月に発足した内閣には、無派閥の閣僚が6人いる。その中の1人は菅義偉官房長官だが、他の5人も大部分が事実上の「菅派」であることを紹介した。そして、代表的な「菅派」議員が菅原氏だった。
菅原氏は、菅氏の親衛隊的な役割の勉強会「令和の会」の中心メンバーで、尊敬する政治家は菅氏であると言ってはばからない。9月の内閣改造での入閣も、菅氏の力添えがあったことは間違いないだろう。
その菅原氏がスキャンダルで失脚した。その事実は菅氏にとってもダメージとなる。菅氏は、記者会見で新元号「令和」を発表以来、知名度が急上昇し「ポスト安倍」の有力候補として注目されるようになったが、菅原氏の辞任で「菅バブル」がはじけたといえるかもしれない。
■菅氏に対する「やっかみ」が党内に充満していた
今回、野党から集中砲火を浴びる菅原氏に対し自民党内からも「完全にアウトだ」などという冷ややかな声が多かった。次々に疑惑が露呈したことで、守り切れない状況だったのも事実だが、根底には菅氏に対するやっかみのようなものが党内に充満していたように思われる。
官房長官として霞が関を掌握し、党内でも50人近い「隠れ菅派」を持つといわれる菅氏に対し、党内では警戒感が強まっている。その警戒感が、菅氏の側近を自任する菅原氏にも向けられていたのだ。そう考えると、菅原氏の辞任劇は、自民党内で「反菅」勢力が増幅してきたことを示しているのかもしれない。
今回、菅原氏の更迭を最終判断したのは菅氏だったと言われる。守り切れないと見切れば、側近とはいえ早いうちに対応する。鮮やかで冷徹なリスクマネジメントと言えよう。ただしその後の対応には首をかしげざるを得ない。
■「菅派」の後にまた「菅派」を許した背景
菅原氏の後任の梶山氏の父は官房長官などを歴任した故・梶山静六氏。故・橋本龍太郎氏、故・小渕恵三氏や小沢一郎氏らとともに「竹下派七奉行」と呼ばれた剛腕政治家だった。菅氏は、梶山氏を政治の師とあおいでおり、静六氏の死後は、弘志氏をかわいがっている。
失敗した「菅派」・菅原氏の後に、やはり「菅派」の梶山氏が就任する。菅氏に対するジェラシーはますます強くなる懸念がある。今回の人事に当たり、菅氏が梶山氏を強引にねじ込んだという事実はない。しかし、自身の側近の不祥事で自民党に多大な迷惑をかけたことを鑑みれば、後継には菅派とみられる人物は起用しないように安倍氏に進言するのが本来の姿ではなかったか。
苦労人である菅氏は、「気配りの人」として現在の地位を気づいてきた。しかし、今年に入り求心力が高まったことと平仄(ひょうそく)を合わせるように「人が変わった」というような批判の声も聞こえ始めている。その批判に対し、どう答えるか。
(プレジデントオンライン編集部)

3929チバQ:2019/10/30(水) 03:39:51
https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12122-450530/
菅原経産相の電撃辞任の裏でうごめく「ポスト安倍」をめぐる”権力者たちの暗闘”


2019年10月29日 00時00分 日刊サイゾー

菅原経産相の電撃辞任の裏でうごめく「ポスト安倍」をめぐる”権力者たちの暗闘”
安倍晋三首相

 有権者への「寄付行為」などを追及されていた菅原一秀経済産業相が、就任からわずか一カ月余りで辞任した。

 10月上旬より「週刊文春」(文藝春秋)が、選挙区の有権者らにカニやメロンなどを贈っていた疑惑を、証拠となるリストと共に報道。

 さらには秘書へのパワハラや秘書給与ピンハネ疑惑など、多くのスキャンダルを2週にわたって掲載した。極めつきは同誌の10月24日発売号で、菅原氏の公設秘書が選挙区内の有権者に香典2万円を渡す様子を写真付きで掲載した記事。それまで国会での追及をのらりくらりかわしていた菅原氏も、この写真によってトドメを刺された格好になった。

「カニやメロンの贈答は、リストがあるとはいえ、10年以上前の話。菅原氏も菅義偉官房長官に『昔のことなので問題ありません』と説明していた。しかし、香典は国会で追及されているさなかの10月17日に渡している。しかも、写真という動かぬ証拠を押さえられた。24日時点で、自民党や公明党の幹部からも『これではもう持たない』との声が上がりはじめ、菅氏もかばいきれなくなった。外堀が埋まり、25日には急転直下で辞任せざるを得なくなった」(政治部記者)

 安倍政権の強気な答弁姿勢もあり、週刊誌が閣僚の不祥事を報じても辞任にまで追い込まれるケースはかつてよりは少なくなっている。だが、菅原氏のケースでは「逃げ切る」時間も作らせず、週刊文春の記事が回を重ねるごとに詳細、確信的になっていったことで、辞任にまで追い込んだ。週刊文春の関係者は、その実情をこう語る。

3930名無しさん:2019/10/30(水) 03:40:06
「菅原氏に、とにかく人望がないんですよ。文春チームは公設、私設秘書を含めて30人くらいに取材をしていますが、ほとんどの人が取材に応じて、菅原氏のやり方に対して悪しざまに言う。ウチの記事を見た関係者も義憤にかられたようで、だんだんと菅原氏に『近い』人物からも情報提供が来るようになった。それが香典の現場写真へとつながったのです」

 閣僚が、それも1カ月で辞任となれば、安倍首相はその任命責任を問われることになる。25日朝、安倍首相は沈痛な面持ちで「任命責任は私にあり、こうした事態になってしまったことに対して国民に深くお詫びしたい」と記者団に語ったが、今後は国会で野党から厳しい追及を受けることになる。

 自分を窮地に追い込んだ菅原氏の軽率な行動に安倍首相は怒り心頭のはず、と思いきや意外にも安倍首相の顔に悲壮感はみられないという。その理由を、自民党関係者はこう解説する。

「菅原さんの入閣を安倍首相に薦めたのは、菅官房長官です。菅原さんは、今春に菅さんを囲む中堅議員による『令和の会』を発足させるなど、如実に菅さんにすり寄っていた。安倍さんとしては『菅さんがそこまで推すなら』という体で菅原さんの入閣を受けいれた経緯がある。官房長官による『身体検査』もクリアしたとされていたので、身辺はキレイにしたのだろうと安倍さんも考えていたはずです。それがこんな事態になったのだから、安倍さんとしては『菅さんがお墨付きを与えたのに話が違う』という姿勢でいられる。外から見れば任命責任は自分にあるが、自民党内部では『菅さんの責任』となっているのです。事実、自民党内部からは菅さんへ批判の声が上がっています。内心、安倍さんは菅さんがどうリカバリーするのか冷静に見ていると思います」

 とはいえ、安倍首相にとって菅官房長官は大事な右腕であり、政権の屋台骨のはず。菅原氏の任命責任を菅官房長官に“押し付ける”ような態度を取るのは、いったい何故なのか。そこには「ポスト安倍」をめぐる水面下での駆け引きがあるようだ。

「政権運営の手腕において安倍さんが菅さんを評価していることは確かだが菅官房長官、『ポスト安倍』となると話は別です。安倍さんの本音は『俺の次は俺』と思っていて、自民党総裁4選の可能性はまだまだ捨てていない。菅さんは『令和おじさん』としてお茶の間でも知名度が上がり、最近では女性誌などの取材も受けるなど露出を増やしている。政治的にも裏方から表舞台に出ることが多くなり、5月には官房長官としては異例の“外交デビュー”を果たし、北朝鮮による日本人拉致問題などを巡って米政府高官らと会談しました。こうした動きに対して安倍さんは敏感になっており、菅さんが政権内で目立った行動をすることは快く思ってない節があります。そこにきて『菅案件』ともいえる今回の菅原さんの入閣をめぐる失態は、安倍さんにとっては自民党内での立場をより盤石にすることにもつながった。だから安倍さんは涼しい顔をしていられるわけです」(前出・自民党関係者)

 菅原氏の辞任の裏には、権力者たちの「暗闘」が見え隠れする。

3931名無しさん:2019/10/30(水) 03:50:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191029-00000616-san-pol
相次ぐ閣僚の失言 野党攻勢、与党は警戒
10/29(火) 21:14配信産経新聞
相次ぐ閣僚の失言 野党攻勢、与党は警戒
萩生田文部科学相と河野防衛相の発言と謝罪
 閣僚の不用意な発言や疑惑が相次いでいる。大学入学共通テストへの英語民間検定試験の導入をめぐる萩生田光一文部科学相の「身の丈」発言の直後、河野太郎防衛相が台風被害に関し「私は雨男」と軽口をたたいた。菅原一秀前経済産業相の香典配布問題に続き、7月の参院選で初当選した河井克行法相の妻の選挙運動をめぐる公職選挙法違反疑惑を近く週刊誌が報じるとの話もあり、野党は国会で厳しく追及する構えだ。

 「閣僚の発言でいろいろ心配をかけて申し訳ない。これから引き締めて真摯(しんし)に取り組む」

 安倍晋三首相は29日、公明党の山口那津男代表と官邸で会談し、陳謝した。山口氏は会談後、記者団に「国民から不快感や非難を受ける発言は慎むべきだ。撤回すべきものであれば速やかに撤回する謙虚な姿勢が必要だ」と強調した。

 萩生田氏自身も29日の記者会見で「受験生に不安を与えてしまった」と述べ、発言を撤回した。

 一方、河野氏は28日に東京都内で開かれた自身の政治資金パーティーで、災害派遣の任務にあたる自衛隊員の処遇改善に言及するくだりで「私は地元で雨男といわれ、防衛相になってすでに台風が3つ」と発言した。甚大な被害が出る中、批判を浴び、29日の参院外交防衛委員会で「不快な思いをされた方におわびを申し上げたい」と陳謝した。

 これに対し、野党は攻勢を強めている。立憲民主党の枝野幸男代表は29日の党会合で萩生田氏の発言について「(受験生の)機会の均等が確保されないことについて文科相も十分認識があることが証明された」と批判した。

 同党の安住淳国対委員長は河野氏について、国会内で記者団に「閣僚を辞めたほうがいい。被災地や自衛隊に失礼だ」と非難した。

 国会は、菅原氏の辞任をめぐり、25日に予定された衆院の委員会が流会してから正常化したばかりで、与党は危機感を強めている。

 なかでも今国会の焦点の一つになっている日米貿易協定の承認案について、政府・与党は11月上旬の衆院通過を目指しており、これ以上の審議日程の遅れは避けたいところだ。

 自民党の森山裕国対委員長は29日の記者会見で「国民から批判を受けるような発言には気をつけてほしい」と苦言を呈した。(中村智隆、大橋拓史)

3932チバQ:2019/10/30(水) 16:49:32
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191030-00015073-bunshun-pol
河井克行法相 妻の参院選に公選法違反の疑い
10/30(水) 16:00配信文春オンライン
河井克行法相 妻の参院選に公選法違反の疑い
「菅派」で知られる河井法相 ©共同通信社
 河井克行法務大臣(56)と妻の案里・自民党参院議員(46)が、7月の参院選で、ウグイス嬢に違法な報酬を払う「運動員買収」に関与した疑いのあることが「週刊文春」の取材でわかった。

 今年7月の参院選では、河井氏は、妻の案里氏を参院選広島選挙区(改選2)に出馬させ、自民党現職と野党候補との間で、熾烈な選挙戦となった。結局、菅義偉官房長官や公明党などの支援を受けた案里氏が、自民党現職を振り切り、初当選。夫の克行氏は、9月の内閣改造で、法務大臣として待望の初入閣を果たした。

 選挙でのウグイス嬢の報酬は、公職選挙法で上限額が1日1万5000円と定められている。だが、「週刊文春」がウグイス嬢や河井氏の後援会関係者、広島県連関係者などを取材すると、案里氏の事務所はウグイス嬢13人に対し、法定額の倍の1日3万円を支払っていた疑いがあることがわかった。さらに、ウグイス嬢の領収書や支払いを記した“裏帳簿“を入手。こうした文書によれば、案里氏の事務所は、選挙期間中には、1日1万5000円を支払ったことにして領収書をウグイス嬢に書かせ、残りの額は、公示(7月4日)前の7月1日付で、選挙が始まる前の「人件費」で支払った形にしていた。なお、取材に応じたウグイス嬢9人は、選挙前には活動を行っていなかったと証言している。

 こうした支払い方法の指示やウグイス嬢との連絡は、克行氏の元公設秘書で、当時は案里氏の秘書を務めていた男性が行っており、支払いなどの実務は経理担当の女性秘書が行っていたという。案里氏は、当選するまで事務所を克行氏の事務所に置いており、克行氏が案里氏の参院選を仕切っていた。

 公選法に詳しい上脇博之・神戸学院大法学部教授はこう解説する。

「これは公選法が禁じる典型的な運動員買収です。買収した人もされた人も、3年以下の懲役・禁固又は50万円以下の罰金に問われます。候補者本人が与り知らない場合であっても、秘書や出納責任者など一定の立場の人による買収が確定すれば、連座制が適用され、当選無効となります」

 河井法相と案里氏に、1日3万円の日当を支払っていた事実があるか、確認を求めると「選挙運動は、法令に従って行っております」と回答した。ただ、選挙の経理を担当した女性秘書は、「週刊文春」の直撃取材に対して、複数の領収書を準備して、1日3万円の日当を支払ったことを認めている。

 法務行政のトップに立ち、特捜部などの捜査に対し指揮権を持つ法務大臣夫妻に、公選法違反の疑いが生じたことで、河井氏は国会などで丁寧な説明を求められることになりそうだ。

 10月31日発売の「週刊文春」では、菅原一秀前経産相に続く「疑惑のデパート」とも言われる河井法相の、有権者へのジャガイモ贈与疑惑、秘書の残業代不払いの実態、本来なら免許停止となるスピード違反などのさまざまな疑惑を詳報する。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年11月7日号

3933チバQ:2019/10/31(木) 09:19:35
文春すげえな


https://www.sankei.com/politics/news/191031/plt1910310007-n1.html
河井法相の後任に森雅子氏
2019.10.31 08:53
 安倍晋三首相は31日、辞表を提出した河井克行法相の後任に森雅子元少子化担当相(55)を充てる人事を決めた。森氏は参院福島選挙区選出。当選3回。

https://www.sankei.com/affairs/news/191031/afr1910310007-n1.html
「妻と相談し決断」「説明責任果たす」 法相辞任の河井氏
2019.10.31 08:46社会事件・疑惑
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安倍晋三首相へ辞表を提出し、記者団の質問に答える河井克行法務相=31日午前、首相官邸(春名中撮影)
安倍晋三首相へ辞表を提出し、記者団の質問に答える河井克行法務相=31日午前、首相官邸(春名中撮影)
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 河井克行法相は31日午前、首相官邸で記者団に「(安倍晋三首相に)辞表を提出し了解してもらった。国民の法務行政への信頼が停止してしまうと考え、妻と相談の上、今朝決断した」と述べた。

 河井氏をめぐっては、妻の案里参院議員=参院広島選挙区=が7月の参院選で運動員に法定の上限額を超える報酬を渡していたとされる公職選挙法疑惑が週刊誌で報じられていた。

 疑惑について河井氏は「今後調査して説明責任を果たしていく」と語った。

3934チバQ:2019/10/31(木) 09:21:38
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20191031-OYT1T50095/
河井法相が辞任…妻の選挙巡る問題で引責
2019/10/31 08:48
 河井克行法相(56)(衆院広島3区、当選7回)は31日午前、7月の参院選広島選挙区で初当選した妻の河井案里参院議員の陣営が運動員に法定限度額を超える報酬を支払ったとする問題の責任を取り、安倍首相に辞表を提出し、受理された。事実上の更迭となる。

 31日発売の週刊文春は、案里氏の陣営が選挙運動を行うウグイス嬢に対し、公職選挙法で上限額と定められた1日あたり1万5000円の倍にあたる3万円を支払っていたと報じた。河井法相の元公設秘書の関与も指摘していた。

 河井氏は首相官邸で記者団に、「今回の一件は私も妻も全くあずかり知らないところだ」と疑惑を否定した上で、「その確認、調査を行う間、国民の皆さまの法務行政への信頼は停止してしまう。妻と相談し、今朝(辞任を)決断した」と語った。

3935チバQ:2019/10/31(木) 18:11:49
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191031-00000032-asahi-pol
また「菅人事」で失敗 辞任ドミノ、ポスト安倍に影響も
10/31(木) 11:27配信朝日新聞デジタル
また「菅人事」で失敗 辞任ドミノ、ポスト安倍に影響も
今年8月、菅義偉官房長官を囲む河井克行氏(後列左)、案里氏(前列左から2人目)ら自民党若手・中堅議員による「向日葵(ひまわり)会」のメンバー=河井克行法相のフェイスブックから
 河井克行法相が31日、辞任した。公職選挙法違反疑惑が報じられた菅原一秀・前経産相の辞任からわずか1週間。内閣改造から2カ月足らずで閣僚2人が去るという事態となった。河井、菅原両氏は菅義偉官房長官の側近でもあり、「ポスト安倍」の後継レースにも影響を与えることになる。


 第1次安倍政権の約1年間では、閣僚5人が閣外に追われ、最後は安倍首相自らも退陣に追い込まれた経緯がある。今回辞任した河井、菅原両氏の起用は「菅人事」とされる。「辞任ドミノ」は安倍政権全体への打撃となるだけでなく、「令和おじさん」として知名度が上がり、「ポスト安倍」にも浮上している菅氏の求心力にも影を落とす。

 法相を辞任した河井氏は安倍首相とも近く、外交担当の首相補佐官や党総裁外交特別補佐官として「安倍外交」を側面支援してきた。一方で菅氏を慕う若手、中堅議員で構成する「向日葵(ひまわり)会」を主宰。今年8月には、自らのフェイスブックで妻の河井案里参院議員も入会したことを紹介し、夫妻で菅氏を囲む写真を掲載していた。

朝日新聞社

https://www.asahi.com/articles/ASMB03SN0MB0UTIL00M.html?ref=yahoo
河井法相辞任「政権はツーアウト」 与党からも批判の声
有料記事

2019年10月31日13時39分
 法に対する国民の信頼を損ないかねない疑義が生じた――。河井克行法相は辞任理由をそう述べる一方で、疑惑については関与を否定した。「追及逃れだ」「任命責任は」。菅原一秀前経済産業相に続き、2週連続で閣僚が辞める異例の事態に、政官界からも驚きや批判の声があがった。

 妻の選挙での公職選挙法違反疑惑をめぐる週刊文春の記事を受け、河井克行法相が辞任した。相次ぐ閣僚辞任に野党は安倍晋三首相の任命責任を追及する構えだ。与党内からも厳しい声が上がる。

 河井氏の辞任を受け、野党は31日朝、国会対策委員長会談を開いて対応を協議。会談後、立憲民主党の安住淳・国対委員長は記者団に「毎週閣僚辞任という本当に情けない状況だ。首相の任命責任が焦点だ」と述べ、予算委員会の開催を求めていく考えを示した。

 河井氏が出席する予定だった参院法務委員会をはじめ、この日予定されていた委員会審議はストップし、本会議開催の見通しも立っていない。

 自民党の森山裕国対委員長は野…

3936チバQ:2019/10/31(木) 18:15:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191031-00000089-jij-pol
河井法相辞任、自民各派幹部が危機感=石破氏、人選を疑問視
10/31(木) 16:12配信時事通信
 菅原一秀前経済産業相に続く河井克行氏の法相辞任を受け、自民党内では31日、派閥例会などで危機感を示す発言が相次いだ。

 石破派の石破茂元幹事長は閣僚の人選に疑問を呈し、石原派の石原伸晃元幹事長は長期政権による緩みを指摘した。

 麻生派の麻生太郎副総理兼財務相は「常に緊張感をもって事に当たっていかなければならない」と強調。岸田派の岸田文雄政調会長は「この国会も重要課題が山積している。国民から負託された責任をしっかり果たしていきたい」と語った。竹下派会長代行の茂木敏充外相は記者団に「内閣として反省し、重く受け止めなければならない」と述べた。

 石破氏は「適材適所というのは一体何なのか」と指摘し、「国民の信頼が政権から離れることのないよう今後も努力していきたい」と強調。石原氏は「長期政権の緩みを認めざるを得ないような非常事態ではないか」と語った。

3937チバQ:2019/10/31(木) 20:42:55
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191031-00000166-jij-pol
河井法相辞任、政権に打撃=後任に森元少子化相
10/31(木) 20:33配信時事通信
 河井克行法相(56)=自民、衆院広島3区=は31日、妻の陣営による選挙違反疑惑を週刊文春で報じられたことを受け、辞任した。

 安倍晋三首相による事実上の更迭。後任に森雅子元少子化担当相(55)=同、参院福島選挙区=が就いた。閣僚辞任は9月の内閣改造後2人目で、25日に菅原一秀前経済産業相が政治とカネの問題で辞任に追い込まれたばかり。2週連続の閣僚交代は異例で、政権に大きな打撃となる。

 河井氏は辞任理由を記者団に「疑義が生じたこと自体、法の番人として国民の信頼に耐え得るものではない」と説明。首相は「責任を痛感している。国民に深く心からおわび申し上げたい」と記者団に語った。

 法相辞任の影響で、31日に予定されていた衆院本会議や参院各委員会などは取りやめになった。野党は首相の任命責任を徹底追及していく構えだ。

 河井氏の妻の案里氏は、7月の参院選広島選挙区に自民党から出馬し、初当選した。週刊文春によると、案里氏陣営は車上でマイクを握るウグイス嬢と呼ばれる運動員に法定上限の倍の3万円の日当を支払った疑い。克行氏が選挙戦を「仕切っていた」とも報じた。

 克行氏は「私も妻も全くあずかり知らない」と疑惑を否定。案里氏は「法令順守の方針の下、信頼できるスタッフにお願いしていた」とのコメントを出した。 

最終更新:10/31(木) 20:33

3938チバQ:2019/10/31(木) 20:45:27
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191030-00000588-san-pol
梶山弘志氏、経産相就任で問われる真価
10/30(水) 20:17配信産経新聞
梶山弘志氏、経産相就任で問われる真価
首長らから被災状況を聞く梶山弘志経済産業相(中央)=30日午後、茨城県常陸太田市役所(永井大輔撮影)
 公選法違反疑惑で経済産業相を辞任した菅原一秀氏の後任に、自民党茨城県連会長の梶山弘志氏(衆院茨城4区)が就いた。台風19号で甚大な被害を受けた同県北部を地盤とする梶山氏の就任に、地元には復旧の牽引(けんいん)役を期待する声が根強い。地方創生担当相などを経て当選7回で初めて主要閣僚に名を連ねた梶山氏にとって、真価を問われる局面を迎える。

 梶山氏は30日、台風19号で被災した同県常陸太田市を訪れ、被災企業の視察や地元首長との意見交換に臨んだ。

 「視察」とはいっても、常陸太田市は梶山氏の出生地。意見を交わした大久保太一市長、大井川和彦知事らとは勝手知ったる仲だ。

 「中小企業政策に責任を持つ経産相として、被災事業者が事業継続できるかどうかの観点での支援に力を入れる」

 自身も中小企業経営者の経験を持つ梶山氏は、記者団にこう強調した。

 災害復旧が喫緊の課題として突きつけられる中、地元選出の梶山氏が関係閣僚に就いたことへの期待は大きい。梶山氏の元秘書は「経産相は以前から梶山氏が望んでいたポストだった」と明かす。

 党県連の束ね役としての梶山氏は、組織運営に大きな失点はなく、所属地方議員らの信頼も厚い。

 今夏の参院選茨城選挙区(改選数2)の人選をめぐっては、党本部側で浮上した「2人目擁立論」を押し切り、現職候補1人に絞る決断を主導した。支持者の奪い合いが過熱することによる党組織の亀裂を避けた判断は「勇気をもらえる英断」(県連関係者)と肯定的に受け止められた。

 大井川氏が初当選した平成29年の知事選で、菅義偉官房長官や自民党幹部を応援に呼び込んだ力も評価されている。

 ただ、実直な仕事ぶりには定評がある半面、突出した存在感や実績が不足していることも否めない。

 地元では、菅氏も「政治の師」と仰いだ父の梶山静六元官房長官の残像がなお鮮烈だ。ある支援者は「静六氏と比べると存在感が足りない」と率直に語る。

 自らの地盤が未曾有の災害に襲われたタイミングで就いた経産相の在任中は、静六氏と肩を並べる政治家に脱皮できるかを問われる正念場になりそうだ。

(永井大輔)

3939チバQ:2019/11/01(金) 10:31:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191101-00000018-jij-pol
「菅人事」次々と裏目=ポスト安倍に影響も-河井法相辞任
11/1(金) 7:12配信時事通信
 初入閣から2カ月足らずで辞任に追い込まれた河井克行法相は、先に更迭された菅原一秀前経済産業相と並ぶ菅義偉官房長官の側近だ。

 自民党内では、2人の入閣を後押ししたとされる菅氏への風当たりが強まりつつある。安倍晋三首相の後継レースにも影響を与えそうだ。

 「厳しい批判をきちんと受け止める必要がある。一層身を引き締めて行政の責任を果たしたい」。菅氏は31日の記者会見で、辞任した2人が自身と近いことについて問われたが、正面から答えなかった。

 菅、河井両氏は1996年衆院選の初当選同期で、いずれも無派閥だ。2012年党総裁選で、ともに首相を支援したことをきっかけに距離を縮め、河井氏は菅氏を「菅ちゃん」と呼んで慕ってきたという。最近は党若手・中堅議員の会「向日葵(ひまわり)会」を結成し、菅氏を支えてきた。

 7月の参院選で、ウグイス嬢の買収疑惑が持ち上がった河井氏の妻案里氏が初当選した背景にも、菅氏の存在がある。首相官邸は広島選挙区の2議席独占を狙い、党重鎮と競合する案里氏の擁立を主導。菅氏は選挙期間中、2度にわたって現地入りするなど、案里氏を全面支援した。

 河井氏をめぐっては、過去にパワハラ・セクハラ疑惑が週刊誌で報じられており、メロンやカニの贈答疑惑が取り沙汰された菅原氏と同様、入閣を不安視する声が党内では根強かった。それでも、2人が念願の初入閣を果たせたのは、菅氏の後押しが大きかったとみられている。

 自民党内からは「『菅銘柄』は全員駄目」「危なっかしいのを閣僚にした菅氏のミス」との批判が広がっている。「令和おじさん」として知名度を上げ、「ポスト安倍」の有力候補と目される菅氏だが、一連の辞任劇により求心力が揺らぐ可能性もある。

3940チバQ:2019/11/07(木) 13:21:56
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191106-00000008-sasahi-pol
“お友達”閣僚ドミノ辞任 次の標的は…萩生田文科相、北村地方創生相?〈週刊朝日〉
11/7(木) 11:30配信AERA dot.
“お友達”閣僚ドミノ辞任 次の標的は…萩生田文科相、北村地方創生相?〈週刊朝日〉
萩生田文科相 (c)朝日新聞社
 9月の内閣改造で、菅義偉官房長官が推薦して大臣にしたとされる菅原一秀経済産業相と河井克行法務相が、週刊文春の報道をきっかけに辞任した。一連の動きは自民党内での「菅潰し」なのか?

【写真】河井案里氏

「特に菅グループが狙われたわけではないです。結果として2人がダメだったというだけ。菅グループを見渡しても人材がいないんですよ。他に入閣適齢期がいなくて、菅さんがこの2人を押し込んだらこうなった」(政治部記者)

 河井氏については、7月の参院選挙(広島選挙区)で、妻の案里氏陣営がウグイス嬢に対し、法律で定められている一日につき上限1万5千円を上回る3万円の報酬を支払っていたのではないかという疑惑が持ち上がっている。

 広島県の地元議員によると、この話は選挙直後から出ていたという。

「ウグイスは地元の人で、あそこの陣営はいくら出したとか噂(うわさ)になる。案里氏の事務所は3万円だったという話は広がっていた。事実、ウグイスは『案里氏のところは景気がいい』と言っていた」

 選挙後、案里氏はこの議員のところにあいさつにきたという。

「いかにも安倍さんのお墨付きで通ったという横柄な態度だったね。やっぱり夫婦で衆参の席をとるというのはハレーションがあるよ。おまけに夫はすぐに大臣。官邸の威光をかさに着て、との批判は強かったからね」

 河井氏と安倍首相の関係も親密だったようだ。

「河井さんは菅さんの側近と言われていますが、本当は安倍首相の『お友達』でもあるんです。2012年の総裁選の時、自民党の派閥横断勉強会『きさらぎ会』で鳩山邦夫元総務相を説得し、安倍支持でまとめたのが河井さんでした。それ以来、安倍首相は河井さんのことを大事にしてきたんです」(前出の政治部記者)

 河井氏は安倍首相の補佐官を務めた後、自民党の党総裁外交特別補佐という初めてできたポストに就き、安倍首相を支えた。

 それにしては、あっさりと河井氏を辞めさせたのはなぜなのか。内閣官房関係者はこう言う。

「参院選では、安倍事務所の秘書らが案里さんの陣営に入っている。安倍さんの許可なく選挙の応援には行けませんから、当然、安倍さんも知っていた。菅さんも応援に入ったし、官邸まる抱えの選挙だった。だから今回は菅さんだけではなく、安倍さんの失敗にもつながりかねないので、すぐに辞めさせたのではないか、との見方が出ています」

 2閣僚の辞任は次期総理をめぐる動きにも影響しそうだ。

「参院選では、広島で案里さんが勝ち、岸田派の溝手(顕正)さんが落選。岸田派は山形などでも落とした。菅さんは次の総理を意識したのか、自身に近い人を内閣に入れて岸田(文雄)さんを潰す魂胆だったんだろうけど、やりすぎたんだよ。今回の辞任は菅さんには大きなダメージ。これで岸田さんも一気に復活するからね」(自民党幹部)

 気になるのは今後だ。「辞任ドミノ」はまだ続くのか。次の「標的」に挙げられているのは萩生田光一文部科学相。英語の民間試験を巡る「身の丈」発言が火ダネになった。政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう言う。

「英語試験の『検討・準備グループ』の議事録は非公開だから出さないと文科省は言ってますが、これが出てくるようだとさらにスキャンダルが広がる可能性がある。試験は延期となりましたが、受験の準備をしていた生徒たちはどうなるのか。萩生田氏の責任を追及する動きは続くでしょう」

 北村誠吾地方創生担当相にも、国民民主党の森ゆうこ参院議員の国会での質問通告が、事前に所管の内閣府から漏れていたのでは、との問題が浮上した。

「北村さんは、内閣府からの漏洩(ろうえい)だった場合、『責任を取る』と言っていたが、その後、『あれは一般論です』と逃げ始めた。それでも、十分、追及はできますよ」(角谷氏)

 もし3人目が辞めるようなことになると、政権運営は一気に厳しくなりそうだ。(本誌・上田耕司)

※週刊朝日  2019年11月15日号

3941チバQ:2019/11/12(火) 18:55:18
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191112-00000018-pseven-soci
安倍派vs菅派 菅氏が政権離脱ならダメージ被るのは安倍氏
11/12(火) 16:00配信NEWS ポストセブン
安倍派vs菅派 菅氏が政権離脱ならダメージ被るのは安倍氏
いよいよ逆襲開始か(時事通信フォト)
 安倍政権の閣僚が2人相次いで辞任に追い込まれた。菅原一秀・前経産相と河井克行・前法務相だ。こうしたスキャンダルのほかにも、小泉進次郎・環境相は妻・滝川クリステル氏の資産公開が炎上し、河野太郎・防衛相は「雨男」発言で謝罪に追い込まれるなど、菅義偉・官房長官に近い政治家が狙い撃ちされてきた。

 いまや自民党内は議員らが会合を持つたびに「次は誰か」が話題の中心になる。

 そんななか、11月初旬のある会合で、自民党の派閥領袖クラスの有力議員が親しい議員にこう囁いた。

「いよいよ菅さんの逆襲が始まるらしい。今度は安倍首相側近のものすごいスキャンダルが表に出る」

 旗色が悪く見えるとはいえ、菅氏は官房長官として足かけ7年間、政権の危機管理を担当して内閣情報調査室をはじめ各省庁の情報を一手に握ってきた。当然、閣僚候補の議員たちに対する“身体検査”の報告も受けている。

 安倍首相も菅サイドの出方に疑心暗鬼になっている。衆院予算員会(11月6日)で「これ以上の大臣辞任はないか?」と質問されると、「1人であればいい、2人であればいい、3人ではだめということではなくて……」と曖昧な答弁に終始し、“次はこっちに矢が飛んでくるかもしれない”との不安を隠せない様子だった。

 安倍vs菅、両陣営のスキャンダルの刺し合いがさらにエスカレートすればどうなるか。政治評論家の有馬晴海氏が指摘する。

「菅官房長官はこれまで安倍政権の手綱を引き締め、取り回してきた。アベノミクスの成長戦略から、カジノ解禁、外国人労働者の受け入れ拡大など政権の柱となる政策も主導したのは菅さんです。2人が決別し、もし菅さんが政権を離れるようなことになれば、政権は空洞化し、一番ダメージを受けるのは安倍首相自身でしょう」

 安倍首相は11月20日に首相在任期間が桂太郎氏を抜いて憲政史上最長となる。しかし、その超長期政権の屋台骨は大きくぐらついている。

※週刊ポスト2019年11月22日号

3942チバQ:2019/11/12(火) 18:55:55
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191112-00000010-pseven-soci
安倍派vs菅派 閣僚ドミノ辞任の裏で“醜聞紙爆弾”飛び交う
11/12(火) 7:00配信NEWS ポストセブン
安倍派vs菅派 閣僚ドミノ辞任の裏で“醜聞紙爆弾”飛び交う
倒れるのはどっち?(時事通信フォト)
 大権力者2人が本気で闘い始めたら、どちらか一方が倒れるまで終わらない。それが権力闘争の“定め”だろう。

 側近2人の辞任で“影の総理”菅義偉・官房長官は窮地に立たされ、“表の総理”の安倍首相はここぞとばかりに攻勢をかける。だが、このまま勝負がつくと考えるのは早すぎる。なりふり構わぬ闘争は「次の展開」を迎えた──。

◆法務省の職員が回収

 菅原一秀・経産相と河井克行・法相の辞任を大新聞はこぞってこう書き立てた。

〈また「菅人事」で失敗 辞任ドミノ、ポスト安倍に影響も〉(10月31日付、朝日新聞)
〈「側近閣僚」の相次ぐ引責辞任は、菅氏にとっても大きな打撃となりそうだ〉(10月31日付、読売新聞)

 極めつきは、自民党内に流れている安倍首相が漏らしたとされる一言だ。「これで菅も終わりだな」。

 そんな発言が伝わっていること自体、安倍首相と菅氏という権力者2人の関係が決定的に悪化していると永田町では受け止められていると物語っている。

 だが、現実の権力闘争は総理大臣と“影の総理”が正面切って弾を撃ち合うわけではなく、水面下のもっと隠微で複雑な動きとして進行している。菅原氏が選挙区にメロンやカニを配ったという公選法違反疑惑が国会で追及されていた10月中旬、国会議員会館に1通の“怪文書”が配られた。

 本誌・週刊ポストが入手した文書は、検察の機密費に関するもの。“稲田伸夫・検事総長と検察幹部の会話を録音した内容”として、次の発言が抜粋されていた。

〈稲田検事総長「今回やっと機会がめぐってきた。河井法務大臣は何も疑わなかったよ。凄いだろう、法務大臣から機密費を騙し取ったんだ。」〉

 文末には“文書の作成者”として、共産党の区議会議員の実名と顔写真、住所、電話番号が掲載されている。

 文書を受け取った国会議員によると、議員会館内の事務所の郵便受けに直接ポスティングされていたという。そのことから、議員会館に出入りできる政界関係者か役所関係者などがバラ撒いたと考えられる。配布先は法務行政に関係の深い議員の事務所が選ばれているともいう。

 永田町には日常的にこの手の文書が出回っている。特定議員のネガティブ情報を拡散させる意図で差出人不明の文書が全国会議員の事務所に郵送されることもあれば、実名の告発者から有力政治家の不正行為を分厚い証拠文書とともに野党幹部に郵送されたり、議員会館の事務所に持ち込まれることも珍しくない。

 ただし、本誌が“差出人”とされた区議に確認すると、「文書を作成したことはないし、内容も全く知らない」と全面的に否定した。裏を取ればすぐにバレる代物で、検事総長が法務大臣から機密費を騙し取るという内容そのものも荒唐無稽。ところが、法務省側はこの怪文書に過敏な反応をみせた。文書の配布先の1人である議員の事務所スタッフは、「法務省の職員が回収に来た」と証言するのだ。

 検察に係わる文書とあって法務省が情報収集に動くのは当然にしても、内容を見れば笑い飛ばしてもおかしくない程度のもの。そんな怪文書を役所がわざわざ回収に動くとは聞いたことがない(法務省広報室は回収の事実を否定)。

 実は、永田町住人の関心を集めた理由は内容ではなく、このタイミングで「検事総長の名前」が怪文書に記されていたことだった。

 折しも、政権内部には、次期検事総長人事をめぐる争いがあり、それが安倍首相と菅氏の権力闘争にも密接に絡んでいた。

3943チバQ:2019/11/12(火) 18:56:13
◆完成前に記事のコピーが流出

 法務・検察トップの検事総長は、オール検察の捜査の指揮監督権という強い権限を持つ。政界に汚職疑惑が浮上すれば、政治家にとって“最大の敵”となる。それだけに政治家は検事総長に親しい人物を据えて、検察ににらみを利かせたい。

 現在の稲田検事総長は来年8月に65歳の定年を迎え、後任の有力候補には、検察ナンバー2の黒川弘務・東京高検検事長と林真琴・名古屋高検検事長という2人がいる。法務・検察首脳部の本命は林氏の検事総長就任と目されている。そこに政治介入の動きがある。検察人事に詳しいジャーナリスト・伊藤博敏氏が語る。

「菅官房長官は官僚の人事権を握ることで現在のポジションを築いてきた。その菅さんの覚えめでたいのが黒川検事長です。黒川氏はかつて甘利明・元経済再生相の口利き疑惑の捜査では、特捜部ににらみを利かせて甘利氏を不起訴に持ち込んで政権を守ったとも検察内部で言われていた。菅さんにすれば、黒川氏を検事総長に据えて法務・検察を完全に掌握したい。しかし、それにはネックがある」

 高検検事長の定年は検事総長より2年早い63歳。黒川氏は来年2月に定年を迎え、退官しなければならない。総長への道を断たれてしまうのだ(林氏は黒川氏と同期入省だが、年齢は1歳下)。

「黒川氏を検事総長に据えるには、稲田現総長には定年前に退任してもらわなければならない。人事のタイムリミットは12月とされ、菅さんが腹心の河井氏を法務大臣に起用したのは、そうした検察人事の根回しのためという見方がなされていた」(同前)

 そのタイミングで怪文書が政界に流れた。法務行政関係者が神経を尖らせたのは、怪文書の背景に“稲田総長を早く交代させたい”との政治的意図を感じ取ったからではなかったか。

 しかし、逆に河井氏のスキャンダルが発覚し、辞任に追い込まれた。菅氏にすれば検察を掌握する有力な手駒を失ったかたちになる。

 奇しくも、その河井氏の辞任の決め手になったのも別の“怪文書”だった。河井氏は先の参院選で当選した妻の案里氏がウグイス嬢に違法な報酬を支払っていたという週刊文春の報道(10月31日発売号)で辞任したが、同誌の締め切り前に、完成前の記事のコピーが政界やマスコミに流出したのだ。政治アナリスト・伊藤惇夫氏も週刊文春発売の3日前に記事コピーを入手したと明かす。

「タイトルも写真もない本文だけの記事でした。こんなに早く出回るのは異例なことで、事実上、記事掲載号が発売される前に辞任が決まった」

 河井氏や菅原氏の疑惑は大臣辞任で終わりではない。いずれも公選法違反で刑事告発され、これから捜査が行なわれる可能性は高い。

 そうなると、菅陣営にとっては、検察を押さえることがこれまで以上に重要になる。ところが、安倍首相は河井氏の後任に、菅氏に近い人物ではなく、自身の出身派閥である細田派の森雅子氏を起用した。

「検事長人事の主導権を安倍首相側が握ったことで、黒川氏の検事総長就任は厳しくなったと見ることもできます。菅氏の法務・検察に対するコントロールが弱まるようなことになれば、菅原氏や河井夫妻の捜査の行方にも影響する可能性がある」(前出・伊藤博敏氏)

 安倍vs菅の戦いの第2ラウンドは検事総長人事、つまり菅側近議員の立件をめぐる綱引きとして始まった。

※週刊ポスト2019年11月22日号

3944チバQ:2019/11/12(火) 21:09:12
https://news.goo.ne.jp/article/dailysports/entertainment/20191112094.html
二階幹事長 「当然」発言が大炎上…トレンド入り「火に油」「二階からガソリン」
2019/11/12 17:23デイリースポーツ

二階幹事長 「当然」発言が大炎上…トレンド入り「火に油」「二階からガソリン」

安倍晋三首相

(デイリースポーツ)

 自民党の二階俊博幹事長の名前が12日午後、ツイッターのトレンド上位に浮上した。

 安倍晋三首相主催の「桜を見る会」に首相の地元後援会員が多く招待された問題について、二階幹事長は同日、「誰でも議員は選挙区の皆さんに機会あるごとに何かできるだけのことを呼びかけて、ご参加いただくことに配慮するのは当然のことではないかと思います」と述べた。これが広く報じられると、ネット上は二階氏関連の投稿が殺到。

 「だめだこりゃ」「大炎上」「これはさすがにアウト」「一番ひどいのキタ」「暴走してる」「びっくりした」「大変な事になりそうな感じ」と驚く投稿が相次いだ。

 問題を拡大しかねない発言に、「火に油」「二階からガソリン」「二階強えぇぇぇwww」と揶揄するコメントも集まっている。

3945チバQ:2019/11/14(木) 18:28:28
https://www.jiji.com/jc/v4?id=201911tnc350001
【点描・永田町】「側近連続辞任」で菅氏に逆風

政治ジャーナリスト・泉 宏
記者会見する菅義偉官房長官=2019年11月8日、首相官邸【時事通信社】
記者会見する菅義偉官房長官=2019年11月8日、首相官邸【時事通信社】

 菅原一秀経済産業相と河井克行法相の連続辞任で、菅義偉官房長官に逆風が吹いている。「政治とカネ」絡みで閣僚辞任に追い込まれた菅原、河井両氏が菅氏の側近だからだ。

 新元号発表で「令和おじさん」として人気が急上昇し、ポスト安倍の有力候補に躍り出た菅氏だけに、今回の側近の不祥事に「出る杭(くい)は打たれる」との格言通り、野党だけでなく自民党内からの風圧も強まりつつある。

 2019年7月の参院選での与党勝利を受けて、9月11日に発足したのが第4次安倍再改造内閣。安倍晋三首相が掲げた「安定と挑戦」のうちの“挑戦”を託された13人の初入閣組の中で、“菅人事”と注目されたのが菅原、河井両氏の主要閣僚への抜擢(ばってき)だった。

 両氏は無派閥ながら、それぞれが「菅グループ」のまとめ役で、永田町では「菅氏の強い推しで入閣した」(閣僚経験者)との見方が支配的だった。

 菅原氏は財務、経産両省副大臣など、河井氏は自民党総裁外交特別補佐、文化外交担当首相補佐官などをそれぞれ務めた実力派中堅議員で、菅氏も「仕事をしてきた人を閣僚に」と推薦し、首相も受け入れたという。

 ただ、両氏とも党内では“ヤリ手”と評される一方で、「秘書へのパワハラや政治資金などで“黒い噂(うわさ)”が絶えない政治家」(有力議員のベテラン秘書)としても知られていた。

安倍晋三首相に辞表提出後、記者団の質問に答える菅原一秀経済産業相(中央)=2019年10月25日、国会内【時事通信社】
安倍晋三首相に辞表提出後、記者団の質問に答える菅原一秀経済産業相(中央)=2019年10月25日、国会内【時事通信社】

 このため、当初からメディアなどの“危ない閣僚リスト”に名を連ね、「スキャンダル発覚は時間の問題」(閣僚経験者)と不安視される中で、いわゆる“文春砲”の標的となり、対応の拙劣さもあって閣僚就任からわずか1カ月半余での連続辞任となった。

3946チバQ:2019/11/18(月) 09:54:23
https://www.asahi.com/articles/ASMCK424CMCKPTJB005.html
自民・大岡氏、無料で飲食提供 政治資金パーティーで
新谷千布美 2019年11月17日17時20分

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 自民党の大岡敏孝衆院議員(47)=滋賀1区=が、自身の後援会が開いた政治資金パーティーで、選挙区内の自治連合会長らに無料で料理や酒などを提供していたことがわかった。公職選挙法は、政治家による選挙区内の人への飲食物の提供は寄付行為にあたるとして禁じている。17日に記者会見した大岡氏は「公職選挙法に抵触すると疑われる部分があった。来年以降、一切招待をやめる」と話した。

 大岡氏によると、パーティーは今月4日に大津市であり、約500人が参加。会費は1万円。無料で招かれて出席した来賓は知事や市長ら46人で、大津市内の自治連合会長21人も含まれていた。

 大岡氏によると、3年前に無料招待した場合に寄付行為にあたる金額を滋賀県選管に問い合わせ、飲食の実費が該当すると回答を得たという。実費は約3千円相当で、「地域の課題を参加者と意見交換してもらう、いわば『講師』の位置づけで招き、対価として飲食代を無償にするのは問題ない」と判断し、翌2017年から自治連合会長らの招待を始めた。ただ自治連合会長らには積極的に意見交換するよう十分に伝えていなかったという。

 大岡氏は12年に初当選し、現在3期目。(新谷千布美)

3947チバQ:2019/11/18(月) 09:55:39
https://www.asahi.com/articles/ASMCK424CMCKPTJB005.html
自民・大岡氏、無料で飲食提供 政治資金パーティーで
新谷千布美 2019年11月17日17時20分

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 自民党の大岡敏孝衆院議員(47)=滋賀1区=が、自身の後援会が開いた政治資金パーティーで、選挙区内の自治連合会長らに無料で料理や酒などを提供していたことがわかった。公職選挙法は、政治家による選挙区内の人への飲食物の提供は寄付行為にあたるとして禁じている。17日に記者会見した大岡氏は「公職選挙法に抵触すると疑われる部分があった。来年以降、一切招待をやめる」と話した。

 大岡氏によると、パーティーは今月4日に大津市であり、約500人が参加。会費は1万円。無料で招かれて出席した来賓は知事や市長ら46人で、大津市内の自治連合会長21人も含まれていた。

 大岡氏によると、3年前に無料招待した場合に寄付行為にあたる金額を滋賀県選管に問い合わせ、飲食の実費が該当すると回答を得たという。実費は約3千円相当で、「地域の課題を参加者と意見交換してもらう、いわば『講師』の位置づけで招き、対価として飲食代を無償にするのは問題ない」と判断し、翌2017年から自治連合会長らの招待を始めた。ただ自治連合会長らには積極的に意見交換するよう十分に伝えていなかったという。

 大岡氏は12年に初当選し、現在3期目。(新谷千布美)

3948チバQ:2019/11/18(月) 11:08:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191116-00010000-jij-pol
「菅失速」 政権内力学に異変
11/16(土) 17:10配信時事通信
「菅失速」 政権内力学に異変
新元号「令和」を発表する菅義偉官房長官=2019年4月1日 、首相官邸【時事通信社】
 時事通信社解説委員・山田 惠資
 9月の内閣改造からほんの2カ月足らずの間に、菅原一秀前経済産業相と河井克行前法相が、「政治とカネ」の問題で相次いで辞任したことは、異常事態と言うしかない。

 一方で、両氏とも菅義偉官房長官の側近とあって、このところ政権内で存在感を増しつつあった菅氏の失速は、ポスト安倍政局にも影響を与えそうだ。菅原氏の後ろ盾だった菅氏の影響力に少なからぬ影響を与える可能性があるからだ。

 ◆色めき立つ「隠れ反菅」
 「今回のことで党内の『隠れ反菅』の連中が色めき立っているな」。政界関係者の一人はこうつぶやいた。

 菅氏は麻生太郎副総理兼財務相、二階俊博自民党幹事長と共に、安倍政権の3本柱の一角。首相官邸から霞が関の官僚ににらみを利かせ、党内にも大きな影響力を発揮してきた。

 平成から令和への改元を機に「令和おじさん」の異名をとり、政治に無関心な若者の間の知名度も急上昇。

 また、4月の統一地方選では、与野党対決となった北海道知事選で菅氏が肩入れした新人候補が当選した他、大阪知事選・市長選でも支援した親しい維新の会の2候補が勝利。支援候補が敗北した麻生、二階両氏とは明暗を分ける形となった。

 こうした経緯から春以降、菅氏は「ポスト安倍」の有力候補の一人にも数えられるようになった。党内では「今や『菅一強』か」との声も聞かれた。その菅氏にとって、菅原氏はまさに「側近中の側近」だ。

「菅失速」 政権内力学に異変
左は菅原一秀前経済産業相、右は河井克行前法相【時事通信社】
 ◆菅氏を囲む会
 菅原氏は、東京都議を経て2003年衆院選で初当選。予算委員会の与党筆頭理事や財務副大臣を務めた。

 また、菅氏を囲む中堅議員の勉強会「令和の会」の発足(6月)では、中心的役割を果たした。菅原氏の経産相への起用を、菅氏は強く推したとされる。

 菅原氏に続いて法相を辞任した河井氏も、菅氏の側近。先の参院選で選挙違反疑惑が浮上した河井氏の妻、案里氏の初当選にも、菅氏の存在がある。

 広島選挙区の2議席独占を目指して、菅氏は自民党のベテラン議員と競合する形となる案里氏擁立を主導。選挙戦で案里氏を全面支援した。菅原、河井両氏が「菅銘柄」と呼ばれるゆえんだ。

 しかも、内閣改造の最大の目玉だった小泉進次郎環境相の初入閣も菅氏の後押しがあった。

 その小泉氏も気候変動問題をめぐる「セクシー発言」が波紋を広げるなど、期待された発信力がどこまで発揮できるかは、不透明となっている。

 ◆首相には悪くない展開
 そうした状況に党内からは「菅人事はうまくいっていない」との陰口も聞こえてくる。

 もっとも、安倍晋三首相にとって、菅氏への逆風は必ずしも悪い展開ではなかろう。

 仮に今後、菅氏の存在感が一段と増すことになれば、「ポスト安倍」時代に入っても、憲法改正の旗振り役として影響力を保持したい安倍氏にとって、望ましい状況とは言えないからだ。

 自民党関係者によると、安倍氏は周辺に「菅原さんは官房長官が連れてきた人だ」と語ったという。真偽のほどは定かではないが、さもありなんとみる。

 (時事通信社「金融財政ビジネス」より)


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