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自民党スレ

2347チバQ:2017/07/31(月) 18:10:47
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170727/soc1707270005-n1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsRelated
内閣改造に“隠し玉” 外相に「反安倍」急先鋒の石破氏起用か、拒否すれば「倒閣に舵」 (1/3ページ)
2017.7.27
 安倍晋三首相は、衆参予算委員会での閉会中審査を終え、8月3日に断行する内閣改造・自民党役員人事に本格的に着手した。内閣支持率が30%未満の「危険水域」に突入するなか、挙党態勢を築き、緊迫する東アジア情勢に対応する人選が注目される。お友達人事を排し、「重厚な内閣」を立ち上げるため、「ポスト安倍」を狙う石破茂元幹事長に重要閣僚での起用を打診する案が浮上している。石破氏は、自民党や日本のために火中のクリを拾うのか。

安倍内閣
 「そう遠くない日に必ず選挙がある。立ち遅れは許されない」

 自民党の二階俊博幹事長は25日、大阪市で開いた二階派研修会の講演で、こう語った。今年秋の「電撃解散」を示唆したのか。安倍首相と緊密に連絡を取り合っている党重鎮の言葉だけに、意味深長だ。

 安倍首相は今回の内閣改造について、誰が見ても文句が付けられない「重厚な内閣」を目指している。党役員人事も含めて、国民が「やはり、政権を担えるのは自民党しかない」と納得するような布陣を敷き、局面打開の解散も模索しているとされる。ただ、現状の内閣支持率は厳しい。

 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が22、23両日に実施した合同世論調査で、支持率は34・7%(前回比12・9ポイント減)、不支持率は56・1%(同13・2ポイント増)となり、2012年12月の第2次安倍内閣発足後、支持は最低、不支持は最高を記録した。

 安倍首相は、内閣支持率の下落について、「国民の声であると真摯(しんし)に受け止めたい」と語っているが、この世論調査の中に党勢回復のヒントがあった。

 「いま首相にふさわしい人物」を聞いたところ、1位は安倍政権にメディアで苦言を呈している石破氏で20・4%。安倍首相は19・7%で2位だったのだ。

 永田町関係者は「石破氏を重要閣僚で起用する案が浮上している」といい、続けた。

 「『反安倍』の急先鋒(せんぽう)である石破氏を入閣させられれば、『お友達』色は払拭できるうえ、国民に『安倍首相は変わった。苦言にも耳を傾ける』と印象付けることができる。昨年8月の内閣改造の際、石破氏は『財務相か外相なら受ける』と語ったという。当時、ロシア外交もあり、麻生太郎副総理兼財務相と岸田文雄外相は外せなかったが、岸田氏は今回、党務復帰も希望している。石破氏が『自民党の危機』に立ち上がって内閣支持率が上がれば、『ポスト安倍』の最右翼に躍り出る。石破氏の外相起用はあり得るのではないか」

 森喜朗元首相も「安倍首相にアドバイスするとすれば、嫌いな人、縁遠い人ほど近くに置くべきだと言いたい。遠い人を入れれば、遠い人の周辺にいる人も味方に引き込めるからだ」と語り、石破氏にも入閣要請すべきだと指摘する。

 石破氏は衆院当選10回、党幹事長や政調会長、農水相、防衛相、地方創生相などを歴任してきた。ただ、財務相や外相、経産相などの重要閣僚は経験していない。

 田中角栄元首相はかつて、「首相になる条件」として、党三役に加えて、「外務、通産(現経産)、大蔵(現財務)の3つの大臣ポストで成功すること」と語った。厳しい国際環境で政権運営をするには、3閣僚の経験は重要といえる。石破氏にとって、角栄氏は「政治の師」である。

 安倍首相にとっては、悲願である憲法改正や、拉致問題の解決を成し遂げるため、石破氏に党勢回復の起爆剤を期待することになる。

 ただ、安倍首相の入閣打診を、石破氏が断る可能性もある。

2348チバQ:2017/07/31(月) 18:11:19
 前出の永田町関係者は「党の危機に、重要閣僚を打診されて入閣拒否すれば、党内は『石破氏は倒閣に舵を切った』と受け止める。『また自民党を飛び出して、小池百合子都知事と救国政権でもつくる気ではないか』と疑う向きも出てくるかもしれない。現在、細田派(96人)を筆頭に、麻生派(59人)、額賀派(55人)、岸田派(45人)、二階派(44人)が『安倍首相支持』を打ち出している。石破派(19人)だけが反対に回れば、石破氏の『ポスト安倍』狙いは難しくなる」と語った。

 安倍首相は、石破氏とは距離を置いているが、石破氏の最側近、山本有二衆院議員を農水相に起用するなど、石破派を突き放してはいない。

 石破氏を重要閣僚で起用する案を、永田町の識者はどう考えるか。

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏は「石破氏にとって『入閣=取り込まれる』だ。来年秋の党総裁に出馬するために、石破氏は派閥を立ち上げ、閣外に去ったはずだ」といい、続けた。

 「安倍首相の意を受け入れて入閣したら、派閥の領袖としての資質が問われる。もし入閣要請が来たら、自身ではなく、派閥の若手に譲るべきだ。そのうえで、自身は外から政権に苦言を呈し、もの申すスタンスに徹すべきではないか」

 違う意見もある。

 政治評論家の森田実氏は「今は『安倍政権の危機』というより、『自民党の危機』だ。安倍首相は石破氏に協力を要請し、石破氏も素直に応じ、懐の深さを示すべきだ」といい、解説した。

 「『加計問題』などで、安倍首相や自民党に批判が集中している。この事態を甘く見てはいけない。石破氏は次期党総裁選をにらみ、閣外に留まろうとするかもしれない。だが、そうした私利私欲を捨てて、愛党精神で『党の団結』に一肌脱ごうとすれば、男の株が上がる。今は党内抗争をするタイミングではない。結束が大事だ」

 安倍首相と石破氏は連携できるのか。

2349チバQ:2017/08/01(火) 09:22:27
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170801-00000061-san-pol

茂木・小野寺氏を重要閣僚に 3日内閣改造 参院から松山氏


8/1(火) 7:55配信

産経新聞







茂木・小野寺氏を重要閣僚に 3日内閣改造 参院から松山氏


茂木敏充氏(写真:産経新聞)


 3日の内閣改造・自民党役員人事を控え、安倍晋三首相は31日、茂木敏充政調会長と小野寺五典元防衛相を重要ポストで入閣させる方針を固めた。麻生太郎副総理兼財務相、岸田文雄外相、菅義偉官房長官、世耕弘成経済産業相は留任する見通し。二階俊博幹事長、竹下亘国対委員長にも留任を求める。公明党の石井啓一国土交通相は留任が内定した。

 参院からは世耕氏のほか、松山政司参院自民党国対委員長が入閣するとみられる。

 加計(かけ)学園問題などによる内閣支持率急落を受け、首相は一時大幅改造を検討したが、政権の安定運営には、内閣の「骨格」を維持させねばならないと考え直したという。

 麻生氏は引き続き日米経済対話を、世耕氏は日露交渉の実務をそれぞれ担当する。

 首相は当面の課題としてアベノミクスのさらなる加速を掲げており、着実に成果を出すためベテラン勢の総動員を検討している。このため「閣僚待機組」の初入閣は少数にとどめ、閣僚経験者の再入閣が増える見通し。「身内びいき」批判を避けるため、出身派閥の細田派(清和政策研究会)からの入閣は最小限となるとみられる。

 焦点となるのは文部科学相と防衛相。文部科学省は加計学園問題で内部文書流出が続いただけに、閣僚や党要職を歴任した大物議員の起用を検討している。「日報」問題で揺れた防衛省も、安保・防衛問題に造詣の深い人を起用し、体制の立て直しを図る。

 党役員では政調会長、総務会長の人事が焦点となる。首相は秋以降に憲法改正論議を加速させる方針を崩しておらず、党内の意見集約に技量が問われるポストとなる。

 一方、首相は31日午後、公明党の山口那津男代表と首相官邸で会談した。山口氏が石井国交相の留任を求めると、首相は「承りました」と応じた。首相が「骨格を変えないで人心一新を図りたい」と述べると、山口氏は「改造を機に内閣支持率を回復させ、国民の信頼を取り戻せるように頑張りましょう」と応じ、自公両党の結束を確認した。
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2350チバQ:2017/08/01(火) 09:47:59
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170801-00528219-shincho-pol

内閣改造でどうなる? 「岸田」「甘利」「小泉」の処遇


8/1(火) 8:00配信

デイリー新潮







内閣改造でどうなる? 「岸田」「甘利」「小泉」の処遇


岸田文雄外相


 8月3日に予定されている安倍内閣改造では、2人の重鎮の処遇もポイントの一つである。

 政治部デスクによると、

「そのうちの1人は、岸田文雄外相です。ポスト安倍の最右翼ですが、ここで一気に舵を切って来年9月の総裁選で安倍総理に挑むような思い切った行動に出るタイプではない。だから、外相留任の可能性もまだ残っていますが、周囲には“長くやればいいってもんじゃないよね”と閣外に出る意向を示している。なおかつ、所属する派閥からも安倍総理と距離を置き、総裁選に備えるべきという声が上がってきています」
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 もし、留任を断られても、安倍総理は岸田外相に反旗を翻されないようにするため、政調会長に取り立てることを検討しているという。

「代わりに、茂木敏充政調会長が外相ポストに就くと予想されている。茂木さん自身、やる気満々。ただ、東大卒業後、米ハーバード大にも留学した超エリートですが、霞が関での評判がすこぶる悪い。経産大臣のときには、しばしば役人を怒鳴りつける声が大臣室に響いた。外務副大臣時代も同じようにパワハラ体質だったから外務省の役人からも嫌われているのです」(同)
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内閣改造でどうなる? 「岸田」「甘利」「小泉」の処遇


甘利前経済再生相、稲田前防衛相


甘利前経済再生相、稲田前防衛相

 もう1人は、安倍政権の屋台骨を支えるキーマンだったものの、スキャンダルで失脚した甘利明前経済再生相である。

「都議選で惨敗を喫した7月2日の夜、四谷のフレンチレストランで、安倍、菅、麻生、甘利の4人でテーブルを囲んでいる。安倍さんが4人の協力体制の立て直しのために開いた会でした。スキャンダルのほとぼりも冷めてきたし、甘利さんを再び要職にという意見もあったのですが、さすがに大臣や党三役への起用は見送られたようです。今後、加計問題で追及を受ける下村博文幹事長代行の後任という見方が有力です」(同)

 一方、女性初の総理候補と持て囃された稲田前防衛相だが、見る影もなくその座を追われた。

「同僚議員に“閣僚はお休みだね。でも、党でもやる仕事がない”と、落ち込んだ様子で話していたそうです。党務ではすでに政調会長を経験しているから残るは幹事長か総務会長しかない。稲田さんにそんな大役がまわってくるはずもないので、しばらくは無役。後任は、中谷元前防衛相の公算が大です。都議選惨敗の要因を“THIS IS 敗因”と表現し、政権批判を繰り返す彼を閣内に取り込み、“お友だち内閣”との批難をかわすとともに、中谷さんの口を封じたいという安倍総理の思惑も見え隠れしています」(同)

小泉進次郎の起用は

 それともう1人、忘れてはいけない人物がいる。内閣改造のたびにその名が取り沙汰されるのが、自民党人気ナンバーワンの小泉進次郎衆院議員だが、その起用はあり得るのか。

 ノンフィクションライターの常井健一氏に聞くと、

「6月25日に投開票の行われた横須賀市長選で、進次郎さんが推したタレントの上地雄輔の実父が大差で現職を退けました。この際、地方選としては異例なことに党本部の全面バックアップ体制が取られた。そのため、進次郎さんは党本部に借りができ、入閣の打診があったら断れないのではないかという憶測が流れました」

 しかし、都議選の応援に駆け付けたことで、借りをチャラにしたという。

「アベノミクスの効果や安保法制の審議の仕方も疑問視していた進次郎さんは、安倍総理とは政治的な立ち位置が異っています。それに比べ、石破茂前地方創生相とは気脈の通じているところがある。安倍さんと石破さんが争った前々回の総裁選で、進次郎さんが1票を投じたのは石破さんでした。次の総裁選に石破さんの出馬が確実視されるなか、安倍さんからの入閣要請には応えないのではないでしょうか」(同)

 つまり、安倍総理は政権浮揚の最大の起爆剤を手に入れられないようなのである。

 だとしても、内閣支持率急落の元凶は、安倍総理その人に向けられた不信感にほかならない。いくら小手先の人事で国民の目を誤魔化しても、ハリボテ内閣に変わりはないのだ。

「週刊新潮」2017年7月27日号 掲載

2351チバQ:2017/08/01(火) 10:09:43
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170801-00000002-pseven-soci

首相が反主流派に大臣手形バラ撒き 政権失った10年前酷似


8/1(火) 7:00配信

NEWS ポストセブン







首相が反主流派に大臣手形バラ撒き 政権失った10年前酷似


政権維持のためにはなりふり構わず?


「溺れる者は藁をもつかむ」というが、安倍晋三首相は政権維持のためになりふり構わぬ“抱きつき作戦”に出た、という情報が永田町を駆け巡っている。
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 安倍批判の急先鋒の村上誠一郎・元規制改革相をはじめ、中谷元・元防衛相など反主流派の有力議員に様々なルートで「入閣候補に挙げられている」との情報が伝えられ、“大臣手形”がバラ撒かれているというのである。
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 村上氏といえば首相の人事を「お友だちか、同じ思想を持っている人か、イエスマンの3パターンしかない」と批判し、中谷氏は首相の加計疑惑対応を「権力者は『あいうえお』だ。焦らず、威張らず、浮かれず、えこひいきせず、驕らず、それを戒めないと信頼を得られない」とこき下ろして反主流派の“喝采”を浴びた人物だ。
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「いくら倒閣の芽を摘みたいからといっても、これでは反主流派総活躍内閣じゃないか」
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 見え見えの懐柔策に、党内からはそんな声が挙がっている。
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 安倍首相が「一強」と呼ばれてイエスマンしか入閣させなかった時は歯牙にもかけなかった顔ぶれだけに、入閣候補に名前が上がること自体、首相の尻に火が付いていることを物語っている。しかし、入閣情報で目先の党内の反乱は防げたとしても、“空手形”に終われば反主流派の不満は倍増して政権にはね返る。
.

 まさに改造人事の失敗から政権を失った10年前とそっくりな道だ。第1次安倍政権は、閣僚の失言が原因で支持率が急落して参院選に大敗。党内から退陣要求があがると、安倍首相は、「改革を前に進めるために続投する」と退陣を拒否して内閣改造に取りかかった。
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 目玉は官僚を掌握できずに「官邸崩壊の原因」とされた当時の塩崎恭久・官房長官を交代させ、後任に菅義偉・総務相を据える人事構想だった。ところが、改造前日、菅氏の事務所費問題が報道され、官房長官就任は土壇場で白紙になった。
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「安倍政権の凋落は霞が関の反乱から始まる。加計疑惑は文科省の文書流出で火が付き、稲田(朋美)防衛相が辞任に追い込まれたので防衛省・自衛隊が震源地だ。10年前の菅スキャンダルも官僚に批判的だった菅さんを政権中枢から外すための霞が関のリークだった」(閣僚経験者)


 人事構想が狂った安倍首相は官房長官に与謝野馨氏(故人)を起用し、閣僚に伊吹文明氏、額賀福志郎氏など、首相に批判的だった派閥領袖級の重鎮を並べて総主流派体制を敷いた(8月27日)。
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 その結果、改造直後こそ“ご祝儀相場”で支持率が一時的に回復(NNN調査は16.2ポイントアップ)したものの、閣内の統制を失ってわずか30日後の9月26日に退陣を表明したのである。
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 霞が関を統制できず、人事にも失敗して党内を掌握できず、国家の統治能力を失ったのが原因だ。まさに今の安倍政権が置かれている状況と重なるではないか。
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「内閣改造をするほど総理の権力は下がり、解散するほど上がる」
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 そう語ったのは安倍首相の大叔父で、戦後最長の首相在任記録を持つ故・佐藤栄作首相だった。「人事の佐藤」と呼ばれ、党内の不満を見事に沈静化させる人事の妙で、内閣改造のたびに政権の求心力を盛り返して見せた人物だからこその言葉だろう。
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 安倍首相は大叔父とは真逆の改造人事で文字通り政権の命運を尽き果たそうとしている。安倍政権の崩壊前夜、最後の“悪あがき”は実に見苦しい。
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※週刊ポスト2017年8月11日号

2352チバQ:2017/08/01(火) 10:35:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170801-00000010-mai-pol

<内閣改造>防衛相に経験者検討 首相、国交相留任を了承


8/1(火) 6:30配信

毎日新聞







<内閣改造>防衛相に経験者検討 首相、国交相留任を了承


石井啓一氏=川田雅浩撮影


 安倍晋三首相は8月3日に予定している内閣改造・自民党役員人事で、南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報問題に揺れる防衛省のトップに、過去の防衛相経験者を充てる検討に入った。経験不足を露呈した稲田朋美前防衛相の後任は即戦力が望ましいとの判断があるとみられる。また首相は31日、官邸で公明党の山口那津男代表と約30分間会談し、同党の石井啓一国土交通相の留任を受け入れる意向を示した。人事は8月3日と明言した。

【表でわかりやすく】問題視された稲田防衛相の主な行動、発言

 山口氏は会談の中で防衛相人事に言及。「北朝鮮のミサイル発射の事態も受け、防衛を任せられる適材をお願いしたい」と求め、首相も「当然それは考えている」と答えた。防衛省では前事務次官が辞任し、陸上幕僚長も8月8日付で辞任する。新任の防衛相が不手際を示せば政権への打撃が深まる。自民党幹部は「最近の経験者が無難だ」と語り、党内では小野寺五典▽林芳正▽浜田靖一▽中谷元の各氏の名前が出ている。

 首相は山口氏との会談で、人事方針として「骨格を替えないで、人心一新を図りたい」と述べた。麻生太郎副総理兼財務相らを留任させ、新鮮さをアピールできる陣容を検討する。山口氏は「内閣支持率を回復し、国民の信頼を取り戻せるよう頑張ろう」と応じた。【高橋恵子、高橋克哉】

2353チバQ:2017/08/01(火) 12:36:28
>>2349
外務、財務、経産留任で重要閣僚とは?
防衛、厚労あたりをイメージ?

2354チバQ:2017/08/01(火) 14:37:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170801-00000048-asahi-pol

茂木敏充氏、入閣へ 河井克行補佐官の起用も検討


8/1(火) 13:35配信

朝日新聞デジタル







茂木敏充氏、入閣へ 河井克行補佐官の起用も検討


茂木敏充氏


 安倍晋三首相は3日の内閣改造で、茂木敏充・自民党政調会長を入閣させる意向を固めた。内閣支持率が急落するなか、党内で政策の意見集約を担い閣僚経験もある茂木氏を起用し、政権基盤を安定させたい考えだ。また首相は、河井克行首相補佐官を初入閣させる方向で検討に入った。

 茂木氏は沖縄北方相や金融・行革相などを経て、2012年末からの第2次安倍内閣で経済産業相を務めた。経済政策に明るく、茂木氏の起用で重要政策を着実に進める姿勢を示す。河井氏は昨秋、トランプ米大統領の当選を受け政権移行チームから情報収集を行うなど、外交面で首相を支えた。当選6回の54歳で、首相が掲げる「若手」登用の方針にも合う格好だ。

 首相は麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官、岸田文雄外相の留任を固め、政権の「骨格」を維持。公明党の石井啓一国土交通相も続投させる。

2355チバQ:2017/08/01(火) 16:35:13
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-170801X798.html
茂木、小野寺氏、入閣の方向=安倍首相、一任取り付け―内閣改造
11:54時事通信

安倍首相、一任取り付け
安倍晋三首相(自民党総裁)は1日午前の党役員会で、3日に内閣改造・自民党役員人事を行うと言明、一任を取り付けた。写真は役員会に臨む安倍首相(中央)、高村正彦副総裁(中央右)、二階俊博幹事長(同左)ら。【時事通信社】
(時事通信)
 安倍晋三首相(自民党総裁)は1日午前の党役員会で、3日に内閣改造・自民党役員人事を行うと言明、一任を取り付けた。内閣改造では、茂木敏充政調会長(61)と小野寺五典政調会長代理(57)が入閣する方向となった。首相は内閣支持率が下落する中、体制を刷新して政権の立て直しにつなげたい考えだ。一方、党運営の要の二階俊博幹事長(78)の続投が内定した。

 首相は党役員会で「人心一新を図り、3日に内閣改造と自民党役員人事を行いたい」と表明。この後の閣僚懇談会でも「新しい布陣の下、国民とともに各般の政策をさらに力強く前に進めたい」と語った。

 首相は政権の骨格を維持し、内閣では麻生太郎副総理兼財務相(76)と菅義偉官房長官(68)を留任させる考え。二階氏は1日の記者会見で、首相から続投の打診があったことを明らかにし、応じる考えを示した。高村正彦副総裁(75)も留任の見通しだ。焦点の岸田文雄外相兼防衛相(60)は党三役への起用を調整している。

 党内では、茂木氏のポストについて経済閣僚が取り沙汰されている。防衛相経験者の小野寺氏には、「日報」問題で混乱した防衛省の立て直しを期待する声がある。

 改造ではこれまでに、公明党から入閣している石井啓一国土交通相(59)の留任が内定。金田勝年法相、高市早苗総務相は交代する方向となっている。

2356チバQ:2017/08/01(火) 16:44:48
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1708010022.html
【内閣改造】二階俊博幹事長に続投打診 安倍晋三首相「人心一新を図りたい」3日の内閣改造・党役員人事実施を正式表明 
11:54産経新聞

 安倍晋三首相(自民党総裁)は1日の党役員会で、「現在の役員の態勢となって一年を迎える。人心一新を図り、内閣改造と党役員人事を行いたい。人事については一任をお願いしたい」と述べ、今月3日に内閣改造・党役員人事を行うと正式表明した。二階俊博幹事長は「人事については総裁に一任したい」と了承した。高村正彦副総裁も「適材適所で思い切った人事をやっていただきたい」と賛同した。

 二階氏は役員会後の記者会見で、首相から幹事長続投の打診があったことを明らかにした。

 今後の党運営については「さらに緊張感を持って対応していくことが大事だ」と強調。公明党との連立体制強化の必要性も指摘した。

 また、二階氏は衆院の解散・総選挙について「首相の判断に従いたい。常在戦場という言葉だけではなく、選挙に勝てる態勢をつくっていくことが党として最大の重要事項だ」と語った。

2357チバQ:2017/08/01(火) 17:26:55
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201708/CK2017080102000255.html
3日に内閣改造 二階幹事長、高村副総裁続投

2017年8月1日 夕刊


 安倍晋三首相は一日の自民党役員会で「三日に内閣改造と党役員人事を行う」と明言し、人事について一任を取り付けた。二階俊博幹事長はその後の記者会見で、首相から幹事長続投の打診を受けたと明らかにし、続投が確実となった。高村正彦副総裁も続投する方針。
 首相は閣僚懇談会でも三日に内閣改造を行うとした上で「新たな布陣の下、国民と共に各般の政策をさらに力強く前に進めていく」と述べた。東京都議選の惨敗や内閣支持率急落を受け、「人心一新」(首相)で政権浮揚を図る。首相は役員会後、岸田文雄外相と官邸で会談した。
 首相は政権の「骨格」を維持する考えを示しており、麻生太郎副総理兼財務相や菅義偉(すがよしひで)官房長官を留任させる考えを示している。連立を組む公明党から入閣している石井啓一国土交通相も、山口那津男代表の要請を受けて続投させる。
 防衛相は、南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報隠蔽(いんぺい)問題で稲田朋美氏が辞任し、岸田外相が兼任している。政府・与党内には、混乱した防衛省・自衛隊を統括するため、次期防衛相には、防衛相経験者ら防衛政策に詳しい人物の起用を求める声が強い。
 金田勝年法相は、交代させる方向だ。

2358チバQ:2017/08/01(火) 17:27:43
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170801/soc1708010008-n1.html
党内実力者がズラリ!永田町に流れる内閣改造「脱お友達・重厚閣僚候補」リスト (1/3ページ)
2017.8.1
 安倍晋三首相は8月3日に断行する内閣改造・自民党役員人事で、「脱お友達」を決断した。30%未満の「危険水域」前後まで下落した内閣支持率に歯止めをかけ、悲願の憲法改正や拉致問題解決に前進するためにも、「重厚な布陣」を目指している。北朝鮮が2回目のICBM(大陸間弾道ミサイル)発射を強行したことを受け、次期防衛相には、朝鮮半島有事に対応でき、日報隠蔽問題で混乱した防衛省・自衛隊を立て直せる能力と人望のある防衛相経験者の起用を固めた。夕刊フジでは、永田町関係者への取材を通じて「脱お友達」の閣僚候補と、その起用ポストを予想した。

都議選
 「自公推薦の現職候補が圧倒的な差をつけて勝利する状況にホッとしている」

 菅義偉官房長官は7月30日夜、地元・横浜市の市長選で、自民、公明両党が推薦する現職の林文子氏が3選を確実にし、東京都議選、仙台市長選の連敗をストップさせたことを受け、記者団にこう語った。局面転換を目指す内閣改造の追い風も期待したようだ。

 安倍首相は同日、公邸にこもって人事構想を練った。今回の人事では、「脱お友達」が重要なポイントとなる。

 南スーダンのPKO(国連平和維持活動)の日報隠蔽問題で、防衛省・自衛隊を混乱させた稲田朋美前防衛相や、「加計問題」で名前が挙がった萩生田光一官房副長官らは、安倍首相に近い。国民の信頼を取り戻すには、安倍首相にも苦言を呈する、閣僚経験者や党重鎮の起用が不可欠だ。

 永田町に流れる「脱お友達・重厚閣僚候補」は別表の通り。党内実力者がズラリと並んでいる。

 まず注目は、伊吹文明元衆院議長だ。衆院当選11回という重鎮中の重鎮で、所属する二階俊博幹事長率いる二階派でも重きをなす。

 伊吹氏は先月25日の派閥研修会で、「テレビのバラエティー番組が国会の中に入ってきたような気がしてならない」「国民のために、やらなければならないものが山積している。そこに力を注がなければいけない」と、後輩議員に活を入れた。

 前川喜平前文科事務次官に代表されるように、文科省は現在、岩盤規制や天下りを守る側となり、倒閣目的と思える情報がだだ漏れしている。

 政治評論家の森田実氏は「伊吹氏が文科相を受けてくれれば、今のガタガタした空気は一瞬で変わるだろう」と太鼓判を押し、「重鎮を口説くには、安倍首相が三顧の礼を尽くすべきだ」とアドバイスした。

2359チバQ:2017/08/01(火) 17:28:06
 稲田氏は28日、日報問題に関する特別防衛監察の結果を公表し、防衛省・自衛隊混乱の責任を取って辞任した。稲田氏に反発した自衛隊から「手書きメモ」などが流出した可能性が指摘される。

 安倍首相は、朝鮮半島有事が現実味を帯びるなか、自衛隊のシビリアンコントロール(文民統制)が効かなくなっている危険性を重視し、次期防衛相には混乱を収拾し、未曾有の事態に対応できる防衛相経験者を起用する方針を固めた。

 林芳正参院議員や、中谷元(げん)衆院議員、小野寺五典衆院議員らが有力視されている。

 森田氏は「次期防衛相には、安定感のある人物が必要だ。背広組、自衛官の気持ちが分かる人物が来れば、すぐに防衛省・自衛隊の規律・統制は整うだろう」と語った。

 「反安倍」の急先鋒(せんぽう)である石破茂元幹事長を、重要閣僚で起用するとの情報もある。石破氏を入閣させられれば「お友達」色を払拭できるうえ、国民に「安倍首相は変わった」と印象付けることができる。

 森喜朗元首相も、産経新聞7月27日朝刊掲載のインタビューで、「石破さんは、こういう政局になると後ろから弓を引くような発言ばかりして愚かだなと思うけど、安倍首相はこれを逆手に取って『大変な状況なので、ぜひ入閣してほしい』と国民に見えるように頭を下げたらいいんだよ。それでも『受けない』と言うならば大っぴらに批判すればいい。『あの人は国のことより自分のことが優先なんですね』とね」と語っている。

 石破氏は同日昼の派閥会合で、「巷間(こうかん)言われる人事についても、何のために、何をやるべくして人事をやるのか、国民にはっきり示すことが大事だ。今は本当にわが党は危機的な状況だ。二階幹事長がグループの研修会で『選挙は間近だ』という話をしたが、それはまったく、その通りだ」と語った。

 このほか、重厚閣僚候補には、ひと癖もふた癖もあるが、永田町にも霞が関にもにらみが利く面々が挙がっている。

 森田氏は「今、霞が関が大きく揺れている。この動揺を抑えるには、安定感・存在感のある重鎮が必要だ」といい、続けた。

 「私は、年内に衆院解散・総選挙があると思っている。安倍首相はこの戦いに勝ち、悲願の憲法改正や拉致問題解決を成し遂げようとするだろう。自身の政治生命や、日本の命運をかけた大勝負となる。今回の人事のポイントは、選挙に耐え得る態勢を築けるかどうかだ。党の重鎮を要所要所に配置し、誰にも文句が言えない陣容が整えられるかどうかだ」

2360チバQ:2017/08/01(火) 18:32:03
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/210534
安定感重視は表向き 8・3改造“ベテラン起用”本当の狙い
2017年7月31日
 稲田前防衛相の辞任でますますボロボロの安倍政権。8月3日に迫った内閣改造は苦境がにじみ出る陣容となりそうだ。森友・加計疑惑によるイメージダウンからの局面打開とされた当初の目的はすっかり吹っ飛び、今や「これ以上、支持率が下がらないための安定感」を重視。そのため、閣僚経験者が多めに登用されそうなのだ。

「稲田さんを筆頭に金田法相もそうですが、『シロウト大臣ではダメだ』というのが厳しい世論の見方です。それを払拭するためには、経験者にやってもらうのが一番いい。もっとも、それは表向きの理由で、ベテラン起用の本当の狙いは、党内の“反乱分子”の封じ込めのようです」(自民党関係者)

 安倍首相は「ポスト安倍」のひとり、岸田外相を早々に取り込んだ。2人きりで会談し、留任や閣内横滑り、もしくは党三役就任で話がついたとされる。岸田派の議員をポストに就けるなどの要望も聞き入れるとみられる。

 問題は「ポスト安倍」のもうひとり、石破茂氏だ。安倍首相は政権批判を強めている石破氏を何としても取り込みたいと考えているらしい。

「入閣要請を受けたら、石破さんに『次』の目はなくなる。しかし、安倍首相から『党再生のために頼む』などと言われたら、もともと『党人派』の石破さんのことですから、断りにくいでしょう。断ったら、党員からも『党の危機に石破は自分のことしか考えていない』と批判されかねませんしね。外相や防衛相などの重要ポストを打診されたら、受けてしまいかねません」(石破氏に近い自民党議員)

 反乱分子としては他に、野田聖子氏や中谷元氏の入閣も検討されているという。女性の適任者がいないとされる中で、野田氏ならちょうどいいというわけだ。

「とにかく今回の改造は、挙党体制の演出がカギになってきている。各派閥にも最大限の配慮をして、派閥推薦の入閣待機組も受け入れざるを得なくなるんじゃないか」(前出の自民党関係者)

 封じ込め作戦は成功するのかどうか。“天敵”取り込みに失敗すれば、安倍首相はますます追い詰められることになる。

2361チバQ:2017/08/01(火) 18:47:04
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20170801-00000990-fnn-pol
伊吹元議長が文科相就任を固辞
8/1(火) 16:03配信
8月3日に行われる内閣改造をめぐり、安倍首相が7月31日、伊吹元衆議院議長に対して、文部科学相への就任を打診し、伊吹氏が固辞したことが、FNNの取材でわかった。
関係者によると、安倍首相と伊吹元議長は31日、首相公邸で非公式に会談し、安倍首相は伊吹氏に対して、文部科学相への就任を打診した。
これに対して、伊吹氏は、衆議院議長を務めたことを理由に、固辞した。
文部科学相の人事をめぐっては、松野大臣は交代する方向で調整が進められていたが、伊吹氏が就任を固辞したことで、今後の調整が難航する可能性もある。

最終更新:8/1(火) 16:03

2362チバQ:2017/08/01(火) 19:35:51
https://mainichi.jp/articles/20170801/k00/00e/010/276000c
内閣改造

茂木・小野寺氏入閣へ 参院・松山氏も起用検討

毎日新聞2017年8月1日 11時29分(最終更新 8月1日 12時52分)
 安倍晋三首相は3日に行う内閣改造で、茂木敏充政調会長(61)と小野寺五典元防衛相(57)を入閣させる方針を固めた。茂木氏は調整力に定評があり、小野寺氏も安定した答弁に党内の評価が高いことから、それぞれ重要閣僚で処遇する考えだ。また参院自民党が入閣を求めている松山政司参院国対委員長(58)の起用を検討している。一方、自民党の二階俊博幹事長(78)は1日午前の記者会見で、首相から続投を打診されたと明らかにした。

 首相は1日午前の自民党役員会と閣議後の閣僚懇談会で、3日に内閣改造・党役員人事を行うと正式に表明。「(昨年8月の改造から)1年がたつので人心を一新したい。人事は一任してほしい」と伝え、了承された。

 首相は政権の「骨格」を維持する考えを既に示しており、麻生太郎副総理兼財務相(76)と菅義偉官房長官(68)、自民党の二階氏、高村正彦副総裁(75)を続投させる方針を固めている。公明党の山口那津男代表の要請を受け、石井啓一国土交通相(59)の留任も了承。世耕弘成経済産業相(54)も留任させるとみられる。

 一方、首相が政調会長などで抜てきしてきた稲田朋美前防衛相の失言や、学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設計画への批判などから、内閣支持率は低下。自民党は先月2日の東京都議選で惨敗した。首相は党内外に「お友達優遇」と反発が高まっていることを踏まえ、自身に近い高市早苗総務相と第1次政権で官房長官に起用した塩崎恭久厚生労働相、下村博文幹事長代行は交代させる意向だ。

 加計学園問題を担当する松野博一文部科学相と山本幸三地方創生担当相の交代も検討。通常国会で不安定な答弁が目立った金田勝年法相と「参院枠」の鶴保庸介沖縄・北方担当相は交代させる。【村尾哲、遠藤修平】

2363チバQ:2017/08/01(火) 19:36:52
岸田文雄外相は
>>2349産経:留任 >>2355時事:党三役への起用を調整
 >>2354朝日:留任
で割れてますね

岸田留任なら、茂木は経済財政相あたり?
岸田が三役転出なら、茂木か(大穴で石破)が外務
防衛は小野寺五典▽林芳正▽浜田靖一▽中谷元の各氏の名前 >>2352
ってところですかね

2364とはずがたり:2017/08/01(火) 22:34:34
内部告発問題で激震の“ヤンキー先生”義家弘介文部科学副大臣、過去の「ツッコミどころ」が噴出する!?
日刊サイゾー 2017年6月20日 23時30分 (2017年6月22日 07時00分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170620/Cyzo_201706_post_21963.html

 加計学園の獣医学部新設計画を巡る内部文書について、ヤンキー先生こと義家弘介文部科学副大臣が「職員が内部告発した場合、国家公務員法(守秘義務)違反に問われる可能性がある」と述べたことで、大きな反発を買っている。

 これには、法解釈の専門家からも「違反に該当しない」「告発者への圧力だ」とする反論が噴出、世間からも「すっかり政権の犬になってしまった」と落胆の声も多い。オカルト系タレントの江原啓之には「正義を貫く義家先生の姿にかえっていただきたい」とまで言われてしまっている。

 この状況で一部では「ヤンキー先生」にあったネガティブな話が蒸し返されるのではないか、ともささやかれる。義家副大臣は「言動の矛盾」や「問題発言」が多く指摘されていた過去があるからだ。

「交際していた女生徒に注意した担任の頭に火をつけて燃やした」

「高校時代の野球部で監督を殴って中退になった」

 本人が過去に語ったとされる、こういった不良だったエピソードは事実であればトンデモない話だが、さらに「教師時代に高校1年生の女子生徒と交際、妊娠となり結婚したと言っていたが、教育委員になると『女子生徒が学校を中退してから交際を始めた』と発言に変化した」とか、「貧しい生徒のために基金を設立したとするが、学校にそんな基金があったという話が見当たらない」などといった発言の信ぴょう性を疑う声が多数あった。

「著書で母が会いにきた話を書いているが、雑誌では当時、すでに母が死んでいた話をしている」

「父に復讐するため、空手を10年習ったというが、流派や写真ひとつ公表していない」

「殴りかかってきた生徒を退学させないために先に殴った、という話をする一方で、ほかでは『生徒を殴るわけにはいかないから机を殴って手を骨折した』と話している」

「教え子がくれたネクタイピンを常に身に着けているという話をしていたが、ほかではそれが金のネックレスになっていた」

「ノストラダムスの大予言は携帯でネットができるようになって子どもが大人を信用しなくなったことだとしながら、自身は有料の携帯サイトを教師時代から運営していた」

「横浜市教育委員であるのに、家庭教師派遣業者のCMに出演していた」

 こういった疑いの数々を個別に検証はしていないが、議員になる前は「元不良の教師」というキャラを強調してメディア出演を増やしていた人物でもあり、いくらか誇張があったとしてもおかしくはないかもしれない。ある政治記者は「そもそも義家に期待する方がおかしい」とまで言っている。

「義家を担ぎ出したのは、2007年の参院選候補にした第一次の安倍自民党で、だから最近になって“安倍政権の犬”になったわけではなく、最初から安倍(晋三)首相に飼われた犬だったんですよ。安倍首相は教育改革を大義名分とした教育のビジネス化を進めていたから。その後の学園問題も、その延長線上にあるわけです。義家はもともと政治家になりたくて仕方なかった人物で、日本テレビの情報番組に出ていたときに共演の政治学者、福岡政行に『誰でもいいから政治家を紹介してください』としつこく頼んでいましたよ」(同)

 議員になってからの義家副大臣は、週刊誌に高級風俗店通いや元共産党員の経歴を報じられ、兼業禁止の公設秘書に芸能プロ幹部を使っていたという話もあったから、江原の言うような「正義を貫く先生」という話自体も疑わしくなる。

「怪しい経歴や言動に突っ込みどころがたくさんありそうな人物だから、今回の問題で世間を敵に回すと掘り起こされちゃうかもしれませんよ。本人は大臣のイスまであと一歩と思ってやっているんでしょうけど、下手すれば次の選挙が危ないのでは」(同)

 過去の発言問題は横に置いても、ネット上では「政治家になってからのヤンキー先生の人相がどんどん悪くなっている」というようなアンチが増えつつあり、そのイメージダウンは決して小さくはなさそうだ。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

2365とはずがたり:2017/08/01(火) 22:36:05
中川議員の不倫謝罪会見にくらたま激怒!「頭丸めて涙流して、そこでそんな嘘つく?」 キャリコネ 2017年8月1日 18時44分 (2017年8月1日 22時31分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170801/Careerconnection_6813.html

不倫問題で自民党を離党した中川俊直衆議院議員が7月29日、謝罪会見を行った。31日放送の「ばらいろダンディ」(TOKYO MX)ではこの謝罪会見を受け、「不倫で辞職すべき?しなくていい?」というテーマでの討論が行われ、漫画家の倉田真由美さんが「毎回辞職すべき、とは思っていないが、この人は辞職した方がいい」と主張した。

■「芸能人の不倫会見とはワケが違う。嘘としか思えないから責任取れ」


中川議員は今年4月、週刊誌で「ハワイでの重婚ウェディング」などが報じられ、経済産業政務官を辞任し自民党を離党。以来公式な発言はなかったが、3か月以上の沈黙を破り、頭を丸めた姿で会見に現れた。

会見では謝罪後、涙ながらに「生き恥を晒してでも郷土のために役に立ちたい」と今後も政治活動を続けることを表明した。

倉田さんは「頭丸めて涙流して『心機一転頑張ります!』って言って、ああそっかって思ったけど、でもさもう一個の不倫疑惑に関しては全く口をつぐんだよね」

中川議員は「重婚ウェディング」の相手以外にも、前川恵衆議院議員との不倫疑惑が出ていた。会見では否定したものの、倉田さんは信ぴょう性がないといい「もし本当に違うのであれば、訴えるべき。それくらいして身の潔白を晴らさないといけない」と熱弁をふるい、


「芸能人の不倫会見とはワケが違うんですよ。議員の言葉っていうのは例え不倫だろうがなんだろうが、公で話す議員の言葉はめちゃくちゃ重い。頭丸めて涙流して、でもそこでそんな嘘つく?って思っちゃう。嘘としか思えないから『お前ちょっと責任取れよ』って思う」

とヒートアップ。不倫そのものより中川議員の対応に信用がならない、と感じているのだろう。

■今井絵理子参院議員に対しても「『一線を超えてません』って誰が信じるっていう話」

スタジオの鈴木淳也弁護士も概ね同意見で、「弁解が不合理。そういったところに国会議員としての資質が見いだせないから『辞めるべきだ』という人が多いのでは」と分析したが、倉田さんの怒りは収まらなかった。

「本当の事全部晒したのなら、ちょっとかもしれないけど『一から頑張れば?』って応援してくれる人もいると思うんですよ。絶対信じられないもの」

同じく不倫報道の出た今井絵理子参院議員に関しても「なんでそこで一点だけしょうもない嘘つくの? 全部話しますって顔して『一線を超えてません』って誰が信じるっていう話」と最後まで語調を荒げて発言をしていた。

2366とはずがたり:2017/08/01(火) 22:36:46
「ハゲ暴言」豊田真由子が新たに政策秘書を雇い議員を辞める気ナシ!の裏事情
アサ芸プラス 2017年7月31日 17時58分 (2017年8月1日 22時30分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/politics_g/20170731/Asagei_85887.html

「このハゲー!」と自身の秘書を罵倒し、その暴力行為が暴露され、世間から猛バッシングを浴びた豊田真由子衆院議員。一連の問題言動が6月22日、「週刊新潮」に報じられた同日、自民党に離党届を提出した。以来、“精神的に不安定”を理由に、入院。以来、1カ月以上が経過しても、いまだに雲隠れを決め込んでいる。
“政界に戻るのはムリ”と、有権者のほとんどは思っていたに違いない。
 しかし、ここにきて日刊ゲンダイは「辞職の意向なし」と報じた。その理由として、衆院議員の公設秘書の経験がある現職の地方議員の男性が、豊田氏の政策秘書に内定したからという。
 これに対し有権者からは「政治家には品格も必要だから早く議員辞職して欲しい。この瞬間にも多額の歳費が払われてると思ったら嫌になる」「どのツラ下げて公の場に出るの?」「即刻、議員辞職」「まずは、会見しろ!」など、厳しい意見が殺到した。
 政治部の記者は「豊田議員については離党届を出したとはいえ、けじめをつけさせないと、防衛大臣を辞任するにいたった稲田朋美議員の問題以上に、自民党の痛手になるでしょうね」
 としたうえでこう話す。
「永田町筋によると、豊田氏の離党届は保留のまま。もし議員辞職して補欠選挙になれば、自民党は勝てる候補を出せず、議席数を減らしたくないとの理由から離党させるのをためらっているんです。もしかするとそういう党の状況を見越して、豊田氏は、議員は続けられると踏んで新たに政策秘書を雇ったのでは?と勘ぐりたくなるほどです。でもこのまま放置しておくほうがダメージは大きいですよ。それにしても安倍総理は、稲田、豊田、今井絵理子議員といい、つくづく女縁が悪いというか、見る目がないとしか言えません」
 もはや安倍政権には、豊田氏に、国民が納得するような「身の処し方」を決めさせる力も残っていないようだ。

2367とはずがたり:2017/08/01(火) 22:40:40
(i)
リテラ > 社会 > 政治 > 萩生田の答弁は嘘、安倍、加計とBBQ
萩生田官房副長官が集中審議で「安倍首相と加計氏の友人関係、最近知った」! でもブログに3人仲良くバーベキューの写真
http://lite-ra.com/2017/06/post-3251.html
2017.06.16

2368チバQ:2017/08/02(水) 02:23:54
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20170801-00000077-nnn-pol
内閣改造 防衛相に小野寺元防衛相が内定
8/1(火) 22:28配信
 内閣改造を3日に控え調整が本格化している。日報問題で混乱した防衛省の立て直しに向けて小野寺元防衛相の防衛相への起用が内定した。

 防衛省は南スーダンに派遣されていた自衛隊の日報問題をめぐり隠蔽(いんぺい)体質が指摘されたほか、情報の内部リークが相次ぐなど閣僚によるシビリアンコントロールが利いているのか疑われる事態に陥っていた。そうした状態から組織を立て直すため安倍首相は第二次安倍内閣で防衛相を勤めた小野寺元防衛相を再び防衛相に起用する方針を固めた。

 また、安倍首相はこれまでに茂木政調会長を重要閣僚で起用する方針を固めている。

 一方、挙党態勢を構築するため、前回の総裁選挙で出馬を目指すなど安倍首相と距離を置いてきた野田聖子元総務会長の起用も検討している。また、参議院の松山国会対策委員長の入閣も固まった。吉野復興担当相は留任する方向。

http://www.news24.jp/articles/2017/08/01/04368564.html
サプライズある?“内閣改造”注目の3人は
2017年8月1日 18:58

 支持率回復に向けてサプライズ人事はあるのか。3日に行われる内閣改造に向けた調整が本格化している。起用が注目されている議員たちを追った。


■小泉進次郎氏 要職への抜てきあるか?

 2009年に衆議院議員に初当選した小泉議員は、現在当選3回。今回の人事では先輩議員を飛び越して、要職への抜てきはあるのだろうか。

 先週、東京大学で行われたイベントに参加していた小泉議員。中学生や高校生に交じってスマートフォンのアプリを作るためのプログラミングを学んでいた。

 小泉議員「みんなね、大人になってからも『さ・し・す・せ・そ』は大事だよ」

 小泉議員が口にした「さ・し・す・せ・そ」は、モテるための会話テクニックのこと。「さすが!」「知らなかった!」「すごい!」「センスいい!」「そうなんだ!」という5つの言葉をかけることが、人から愛されるために大事だという。

 小泉議員「先輩と話すでしょ、国会で。『さすがですね!』(小泉君これはこうなっているんだよ。知ってる?)『知らなかった!』」「もうね、あの『さ・し・す・せ・そ』があれば生きていける(会場大爆笑)」

 まずは先輩を立てるのが大事だと語った小泉議員。本人はどう感じているのか。

 小泉議員「(Q:内閣改造が近いですが)もうね…」「メディアの皆さんはこういう質問をしなければいけないプログラム、アルゴリズムがありますから…」

 プログラミングイベントにかけて、質問をうまくかわした。


■野田聖子氏 打診あれば応じる構えも

 元総務会長の野田聖子議員の処遇も注目されている。野田議員は3年前に総務会長を辞任して以来、閣僚や党役員の職からは遠ざかっている。

 野田議員は2年前、安倍首相に対抗して総裁選の出馬を目指すなど、安倍政権とは距離を置いてきた。しかし安倍政権がこれまでいわゆる“お友達”を優遇してきたとの批判をかわすため、今回は安倍首相の「トモダチ」ではない野田議員を“あえて”起用することも検討されている。安倍首相からオファーはないのだろうか。

 野田議員「(Q:ぶっちゃけ打診は)ないです。噂だけ」「(Q:もし打診があったら)本当答えようがなくて、答えはない。ただ(自民党に逆風の)こういう時だから、みんなで力を合わせなきゃいけないなって」

 仮に打診があった場合には応じる可能性も示唆した。一方で、もし安倍内閣のメンバーになった場合、ポスト安倍を目指す上で障害にならないのか聞くと―

 野田議員「(Q:入閣と次の総裁選出馬は矛盾しないか)しないでしょ。むしろフェアじゃない。突然、寝返ったり裏切ったりするわけじゃないから」


■岸田外相 “ポスト安倍”見据えた次の一手は?

 “総理大臣”の座を目指す岸田外相の処遇も焦点だ。稲田前防衛相の辞任で、外相・防衛相を兼務しているが、1日、安倍首相と会談した後には―

 岸田外相「(Q:総理からは)いろいろと、はい。『引き続きがんばってくれ』と」「(Q:引き続きというのは外相留任ですか?)ちがうちがう(笑)。少なくとも、きょう明日は引き続きこの兼務をがんばります」

 4年にわたって続けた外相のポストに留まることになるのか。岸田氏に近いベテラン議員は「ポスト安倍を見据えて自民党の要職について欲しい」と、今回は外相を退いて、自民党内に足場を築く方が将来のためになると語った。

     ◇

 内閣改造に向けて、水面下では様々な思惑が飛び交っている。

2369チバQ:2017/08/02(水) 02:24:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170801-00000115-mai-pol
<内閣改造>初の「守り」に 「安定」「人心一新」に腐心
8/1(火) 22:12配信 毎日新聞
 安倍内閣の支持率が急落する中、安倍晋三首相は3日の内閣改造で「守り」の人事を強いられている。これまで入閣待機組を積極的に登用して求心力を高めてきたが、今回は閣僚経験者を手堅く要所に配するのではないかという見方が大勢だ。2007年参院選の惨敗を受けた第1次内閣の改造時と状況が似ており、首相は政権再浮揚へ「安定」と「人心一新」の両立に腐心している。

 菅義偉官房長官は1日の記者会見で「引き続き経済再生を最優先に、国民の安全と平和な暮らしに万全を期す。安倍政権の政策を前に進める内閣だ」と改造の狙いを説明した。首相は政権のバランスを崩さないよう内閣の骨格を維持する方針で、菅氏と麻生太郎副総理兼財務相を留任させる。

 現内閣では、初入閣だった今村雅弘前復興相が失言で辞任し、金田勝年法相は国会答弁で不安を露呈した。改造後も不祥事や失言が続けば、人事刷新効果どころか、政権は窮地に陥る。首相が自民党の茂木敏充政調会長や小野寺五典元防衛相らを重要閣僚で処遇するのは「安全運転」の象徴といえる。

 ただ、組織的な天下りあっせん問題や学校法人「加計学園」の問題を抱える文部科学相の人事は難航している。自民党関係者によると、首相は第1次内閣で文科相を務めた伊吹文明元衆院議長に就任を打診したが、同氏は固辞したという。

 再入閣が増えれば、その分、入閣待機組の処遇は難しくなる。自民党で衆院当選5回以上、参院当選3回以上の待機組は約60人。こうした議員が「冷遇」されると各派閥の不満が募り、挙党態勢がほころぶ可能性がある。「女性活躍」を掲げる首相が積極的に進めてきた女性議員の起用も、今回は人選の余裕がないのが実情だ。

 一方、首相は出身派閥の自民党細田派からの入閣を控える方針。稲田朋美前防衛相は辞任に追い込まれ、萩生田光一官房副長官や同党の下村博文幹事長代行は加計学園問題で野党から追及された。特に「秘蔵っ子」の稲田氏をかばい続けた首相には党内外から批判の矛先が向けられており、同派幹部は「今回は自粛だ」と明言する。

 毎日新聞の7月の全国世論調査で内閣支持率は26%。第1次内閣の改造前も22%だった。当時、首相は主要閣僚を大幅に入れ替えたが、それでも支持率は33%止まり。しかも初入閣の閣僚に「政治とカネ」の問題が相次ぎ、改造から約2週間後に首相は辞任を表明した。今回、首相が慎重になっている背景には、こうした事情がある。【小山由宇】

2370チバQ:2017/08/02(水) 02:25:02
https://mainichi.jp/articles/20170802/k00/00m/010/062000c?inb=ys
岸田氏
奔走の外相・防衛相 兼務で済むポストなのか

毎日新聞2017年8月1日 20時24分(最終更新 8月1日 23時44分)
外相と防衛相は「分刻みのスケジュールで動く多忙なポスト」
 北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射した問題で、岸田文雄外相兼防衛相が対応に奔走している。「地球儀俯瞰(ふかん)外交」を掲げる安倍晋三首相は外交・安全保障を重視してきたが、兼務で済むほど防衛相は軽いポストなのか。【佐藤丈一、加藤明子】

 岸田氏は稲田朋美前防衛相の「日報」問題での辞任を受け、7月28日昼に防衛相に就任。同日深夜のミサイル発射で29日午前0時半過ぎに首相官邸に駆け付け、そのまま防衛省で軌道など分析結果の報告を受けた。ようやく外務省に入ったのは午前3時20分ごろ。外務省幹部は「それまで省内で待機せざるを得なかった」と語る。


北朝鮮のICBMを巡る岸田外相兼防衛相の発言
 外相と防衛相はもともと「分刻みのスケジュールで動く多忙なポスト」(政府関係者)だ。岸田氏は両省の秘書官を伴い、5キロ以上離れた東京・霞が関の外務省と市谷の防衛省を何度も車で行き来している。場面に合わせて大臣車も乗り換えている。

 29日は議員宿舎に午前4時ごろ帰り、午前9時半ごろに外務省で米国のティラーソン国務長官と電話で協議。その後に防衛省に向かった。外相としての他国との協議は外務省内の専用電話を使う必要があるためで、同省幹部は「さすがに大変そうだ」と気遣う。

 一方、防衛省内は歓迎一色だ。前任の稲田氏と違い、岸田氏の手堅さは閣僚でも折り紙付きで、幹部は「やっと記者会見の質疑がかみ合うようになった」と喜ぶ。3日の内閣改造に向けても「防衛相で残ってくれないか」と留任への待望論まで出ている。

    ◇

 岸田氏は2012年末の第2次政権発足時に外相に就任し、13年12月にスタートした国家安全保障会議(NSC)でも安全保障政策に密接に関わってきた。岸田氏の兼務は、首相官邸の「経緯を熟知した岸田氏がふさわしい」(幹部)という判断が働いた。

 ただ、多国間の協力態勢を作る外交と、実力組織の自衛隊を動かす防衛の機能はあくまで別だ。兼務も内閣改造で解消されることが確実視される。

 岸田氏は1日の記者会見で外相として「米韓と協力しながら中国に責任ある行動を働きかける」と外交努力を続ける考えを強調。同時に、防衛相としては7月30日に行った日米の軍用機による朝鮮半島沖での共同訓練を巡り「今後の具体的な対応は手の内を明かすことになる」と圧力を強める考えを示した。

 こうした現状について、東大の牧原出教授(行政学)は「対外的に緊急対応が必要な場合、相手国とは外相、防衛相それぞれのチャンネルで話し合う。兼務は非常に難しいのではないか」とみる。実際、1日には東シナ海の日中中間線付近で中国がガス田開発の新たな試掘を行っている可能性も浮上した。

 安倍内閣は「万全の危機管理」をうたってきたが、稲田氏の辞任が決まった27日時点で北朝鮮のミサイル発射の兆候が出ていた。牧原教授は「そもそも日報問題を抱えた稲田氏を改造直前まで引っ張ったことが問題」と指摘。「危機管理より党内事情を優先したのは否定しがたいのではないか」と批判した。

2371とはずがたり:2017/08/02(水) 07:22:03

また力率が出てきたよ(;´Д`)
節電にはならないけど電気代は節約出来るのか!
スマートメーターとかでも?

第14回:高級なDCモーター扇風機と、安いACモーター扇風機の違いは何?
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/fujilabo/548667.html

2372チバQ:2017/08/02(水) 09:41:21
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170802-00000007-mai-pol
<内閣改造>防衛相に小野寺氏 丸川五輪相は交代へ 


8/2(水) 8:00配信

 安倍晋三首相は3日の内閣改造で、岸田文雄外相(60)が兼務する防衛相に小野寺五典元防衛相(57)を起用する方針を固めた。環境相を含めて2015年から閣内にいる丸川珠代五輪担当相は交代させる方針。自民党役員人事では、竹下亘国対委員長(70)の総務会長か選対委員長への起用を検討している。

 南スーダン国連平和維持活動(PKO)派遣部隊の日報問題や東京都議選中の失言で稲田朋美前防衛相が辞任したため、首相は防衛相経験者から人選を進めていた。小野寺氏は第2次安倍内閣で12年12月から14年9月まで防衛相を務めた。

 さらに首相は挙党態勢を築くため、政権と距離を置く自民党の野田聖子元総務会長(56)の起用を探っている。

 ロシアとの経済分野の交渉を担う世耕弘成経済産業相(54)、今村雅弘前復興相の失言による辞任を受けて4月末に就任したばかりの吉野正芳復興相(68)、公明党の石井啓一国土交通相(59)は留任の方向。自民党の茂木敏充政調会長(61)を重要閣僚として処遇する方針だ。松山政司参院国対委員長(58)の起用も検討している。岸田氏の処遇が今後の焦点になる。

 自民党役員人事では、二階俊博幹事長(78)と高村正彦副総裁(75)の留任がすでに固まった。竹下氏の後任の国対委員長には森山裕元農相(72)や浜田靖一元防衛相(61)が浮上している。

 一方、首相は自身に近い高市早苗総務相や塩崎恭久厚生労働相らを交代させ、「人心一新」を図る。学校法人「加計学園」の問題で注目された国家戦略特区を担当する山本幸三地方創生担当相、「共謀罪」法を巡って不安定な国会答弁が目立った金田勝年法相、「参院枠」の鶴保庸介沖縄・北方担当相も交代の方向だ。

 首相は3日午前に自民党役員人事を行い、与党党首会談を経て、同日午後に内閣を改造する。【水脇友輔、田中裕之】


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170802-00000079-san-pol

伊吹氏、文科相就任を固辞 切り札失い首相痛手


8/2(水) 7:55配信

産経新聞



 内閣支持率の急落に苦しむ安倍晋三首相にとって、伊吹文明元衆院議長の文部科学相起用は内閣改造の目玉であり、切り札でもあった。これを固辞された打撃は大きく、人事構想はギリギリの段階で大幅な修正を迫られた。

 首相が、伊吹氏という大ベテランに白羽の矢を立てたのは、政権の求心力を回復するには、加計学園の獣医学部新設をめぐり、首相官邸に対する「反乱軍」と化した文科省の「平定」が急務だと考えたからだ。もし文科相人事に失敗すれば、官邸への反乱が他省庁に飛び火することもあり得る。

 伊吹氏は旧大蔵省出身で官僚機構に精通している上、第1次安倍政権で文科相を務めるなど文部行政にも明るい。党幹事長なども歴任し、党内の不満を押さえ込む実力を有する。それだけに首相の後見役である森喜朗元首相も、伊吹氏の起用を首相に助言していた。だが、伊吹氏は首を縦に振らなかった。国権の最高機関の長である衆院議長経験者が、行政府の閣僚を務めるのは「筋が通らない」と考えたようだ。

 ただ、参院議長を務めた江田五月氏が、民主党政権で法相に就任するなど前例がないわけではない。閣内に入れば政治資金などの問題を野党・メディアに細かく詮索され、晩節を汚すリスクを負いかねないという計算も働いたとみられる。

 切り札を失ったことで内閣改造は新味に欠けることになる公算は大きい。裏を返せば自民党の人材不足が深刻化していることの証左ともいえる。(酒井充)

2373チバQ:2017/08/02(水) 09:42:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170802-00000078-san-pol

あす内閣改造 防衛相に小野寺氏 経済再生相は茂木氏
8/2(水) 7:55配信

産経新聞

 内閣改造・自民党役員人事を3日に控え、安倍晋三首相は1日、茂木敏充政調会長を経済再生担当相に、小野寺五典元防衛相を防衛相にそれぞれ起用する方向で最終調整に入った。学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設問題を受け、党幹事長や文部科学相などを歴任した伊吹文明元衆院議長に文科相就任を打診したが、伊吹氏は固辞した。

 麻生太郎副総理兼財務相、岸田文雄外相、菅義偉官房長官、世耕弘成経済産業相、石井啓一国土交通相は留任の方向で固まった。二階俊博幹事長も留任を承諾し、政権の骨格は維持されることになった。

 首相は1日の党役員会で「人心一新したい」と述べ、3日に行う内閣改造・党役員人事の一任を取り付けた。その後の閣僚懇談会では「新たな布陣の下、国民の皆さまとともに各般の政策をさらに力強く前に進めていく」と述べた。

 菅氏は1日の記者会見で、新内閣の布陣について「引き続き経済再生を最優先に国民の安全と平和な暮らしに万全を期すなど、政権の掲げる政策を前に進める内閣になる」と語った。

 首相は政権の信頼回復に向け、閣僚経験者を多数起用し、閣僚待機組の初入閣は少数に抑える意向だ。

2374チバQ:2017/08/02(水) 11:56:24
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20170802-00000023-nnn-pol
 内閣改造を3日に控え、顔ぶれが徐々に固まってきている。焦点だった防衛相に小野寺元防衛相を再び起用することが内定した。

 安倍首相は、これまでに第二次安倍内閣で防衛相を務めた小野寺元防衛相を再び防衛相に起用する方針を固めた。稲田前防衛相の辞任を受けた防衛相を巡っては、自衛隊の日報問題を巡り防衛省自衛隊内の確執が取りざたされるなど混乱した状態を立て直すため防衛相経験者から人選を進めていた。また、安倍首相は茂木政調会長を重要閣僚で起用する方針を固めている。

 一方、挙党態勢を構築するため、前回の総裁選挙で出馬を目指すなど安倍首相と距離を置いてきた野田聖子元総務会長の重要閣僚での抜てきを検討している。また、参議院の松山国会対策委員長の入閣も固まった。吉野復興担当相は留任する方向。

2375チバQ:2017/08/02(水) 12:33:12
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170802-00000050-jij-pol
政調・岸田氏、総務・竹下氏=安倍首相、自民三役を内定―野田聖子、松山氏入閣へ


8/2(水) 11:34配信
 安倍晋三首相は、内閣改造・自民党役員人事を3日に控え、党政調会長に岸田文雄外相兼防衛相(60)、党総務会長に竹下亘国対委員長(70)の起用を固めた。


 世耕弘成経済産業相(54)、吉野正芳復興相(68)は留任の方向。松山政司参院国対委員長(58)の初入閣が固まり、野田聖子元総務会長(56)も入閣を調整している。

 岸田氏は2012年12月の第2次安倍政権発足時から外相を務め、党三役入りは岸田氏の意向だった。岸田派内にもかねて「ポスト安倍」レースに備えるため、いったん閣外に出るのが望ましいとの声があり、首相も岸田氏に配慮した。

 安倍政権と距離を置く野田氏の起用方針には、内閣支持率が下がって求心力が弱まる中、挙党態勢を築く姿勢を示す狙いがあるとみられる。

 ロシア経済分野協力担当を兼ねる世耕氏と、4月に就任したばかりの吉野氏は、外交・復興行政の継続性を重視する形だ。

 閣僚ポストでは、防衛相に経験者の小野寺五典政調会長代理(57)の再起用が有力。南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報問題で揺れる防衛省の立て直しが急務で、この分野に精通する人物でなければ務まらないとの見方が強い。茂木敏充政調会長(61)の入閣も固まり、経済再生担当相への起用が取り沙汰されている。丸川珠代五輪担当相は交代の方向となった。

 党役員人事では、二階俊博幹事長(78)と高村正彦副総裁(75)の留任が既に内定している。 

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20170802-00000029-nnn-pol
内閣改造 石破氏、小泉氏は入閣見送りへ


8/2(水) 11:55配信
 内閣改造を3日に控え、顔ぶれが徐々に固まってきている。焦点だった防衛相に小野寺元防衛相を再び起用することが内定した。

 日報問題をめぐって混乱した防衛省を立て直すため、安倍首相は防衛相経験者で安定した国会答弁で評価が高い小野寺氏を再び起用することを決断した。3日の改造について、安倍首相は政権の骨格は変えないことを明言しており、政権の要である麻生財務相や菅官房長官のほか、自民党の二階幹事長と高村副総裁を留任させる方針を固めている。

 また稲田前防衛相の辞任で焦点だった防衛相に経験者である小野寺元防衛相をあてることを内定したほか、加計学園の問題などへの対応に当たる文部科学相にベテランの起用を検討するなど、安定感を重視した顔ぶれになる見通し。

 一方、挙党態勢をアピールするため前回の総裁選挙で出馬を目指すなど政権と距離を置いてきた野田聖子元総務会長の重要閣僚での抜てきを検討している。ただ、石破前地方創生担当相や小泉進次郎農林部会長は入閣しない見通し。

 閣議政権幹部は、「すごく良い体制ができる」と自信をのぞかせている。しかし、自民党内からも安定感を重視するあまり目新しさに欠けるのではとの声が出ていて、政権浮揚につながるかは不透明。

2376チバQ:2017/08/02(水) 12:39:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170802-00000034-asahi-pol

岸田氏、自民党政調会長に起用へ 外相続投方針を変更


8/2(水) 12:16配信

朝日新聞デジタル







岸田氏、自民党政調会長に起用へ 外相続投方針を変更


岸田文雄氏


 安倍晋三首相は3日に行う内閣改造と自民党役員人事で、岸田文雄外相を党政務調査会長に起用する方針を固めた。

 首相は当初、岸田氏の安定感などを評価し、外相として続投させる方針だった。だが、岸田氏が党務に関わることを強く望んだことなどを踏まえ、政調会長に起用することにした。
.
朝日新聞社
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170802/k10011084421000.html


自民党役員人事 政調会長に岸田氏 総務会長に竹下氏

8月2日 12時04分



安倍総理大臣は、内閣改造に合わせて3日に行う自民党の役員人事で、新たに政務調査会長に岸田文雄外務大臣を、総務会長に竹下亘国会対策委員長を起用することを内定しました。




安倍総理大臣は3日に第3次安倍内閣が発足してから3回目となる内閣改造とともに、自民党の役員人事を行う方針で、調整を本格化させています。

こうした中、安倍総理大臣は新たに自民党の茂木政務調査会長の後任に、岸田外務大臣を充てることを内定しました。岸田氏は、衆議院広島1区選出の当選8回で、60歳。銀行員などを経て、平成5年の衆議院選挙で初当選しました。その後、沖縄・北方担当大臣や、党の国会対策委員長などを歴任し、第2次安倍政権発足以降、4年半余りにわたって、外務大臣を務めてきました。

また、細田総務会長の後任には、竹下国会対策委員長を起用することを内定しました。竹下氏は、衆議院島根2区選出の当選6回で、70歳。竹下登・元総理大臣の弟で、NHKの記者を経て、平成12年の衆議院選挙で初当選しました。第2次安倍改造内閣で復興大臣として初入閣し、東日本大震災で被災した人たちの生活再建など、復興の加速化に尽力しました。そして、去年8月の党役員人事で党の国会対策委員長に起用され、「共謀罪」の構成要件を改めて「テロ等準備罪」を新設する改正組織犯罪処罰法などの成立に向けて、野党側との調整にあたりました。

自民党の役員人事をめぐって、安倍総理大臣はすでに党運営の要となる二階幹事長に加えて、高村副総裁を続投させる方針を固めていて、安倍総理大臣は今後、内閣改造に向けて最終的な調整を進めるものと見られます。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170802/k10011084451000.html?utm_int=all_contents_just-in_001


内閣改造 経済再生相に茂木敏充氏 人づくり革命も担当

8月2日 12時28分



3日行われる内閣改造で、経済再生担当大臣に自民党の政務調査会長で、額賀派の茂木敏充氏の起用が内定しました。また、茂木氏は、安倍総理大臣が重視する人づくり革命も担当することになりました。

2377名無しさん:2017/08/02(水) 15:27:05
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20170802-00000030-ann-pol

内閣改造 文部科学大臣に林芳正元農水大臣が内定


8/2(水) 14:57配信

テレ朝 news






All Nippon NewsNetwork(ANN)

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 内閣改造を3日に控え、文部科学大臣には元農林水産大臣の林芳正氏が内定しました。

2378名無しさん:2017/08/02(水) 16:07:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170802-00000040-asahi-pol

塩谷・元文科相、選対委員長に起用へ 自民党役員人事


8/2(水) 14:17配信

朝日新聞デジタル







塩谷・元文科相、選対委員長に起用へ 自民党役員人事


塩谷立氏


 安倍晋三首相は3日に行う自民党役員人事で、塩谷立・元文部科学相を選挙対策委員長に起用する方針を決めた。

2379片言丸:2017/08/02(水) 18:47:56
総理大臣 安倍晋 【留任
財務金融 麻生太 【留任(麻生)
総務大臣 高市早→
法務大臣 金田勝→
外務大臣 岸田文→
文科大臣 松野博→林芳正(岸田)
厚労大臣 塩崎恭→
農水大臣 山本有
経産大臣 世耕弘 【留任(細田)
国交大臣 石井啓 【留任
環境大臣 山本公
防衛大臣 稲/岸→小野寺(岸田)
官房長官 菅義偉 【留任(無)
復興大臣 吉野正 【留任(細田)
公安消費 松本純
科技北沖 鶴保庸→江崎鉄(二階)
経済財政 石原伸→茂木敏(額賀)
一億男女 加藤勝
地方創生 山本幸→
五輪大臣 丸川珠→

官房副長 萩生田→西村康(細田)
官房副長 野上浩 【留任

幹事長  二階俊 【留任(二階)
総務会長 細田博→竹下亘(額賀)
政調会長 茂木敏→岸田文(岸田)
選対委長 古屋圭→塩谷立(細田)
国対委長 竹下亘→森山裕(石原)
幹事代行 下村博→萩生田(細田)

◎ 松山政(岸田)、中川雅(細田)
◯ 野田聖(無)、田中和(麻生)

§予想§
松山政→
中川雅→五輪?
野田聖→
田中和→環境?

2380チバQ:2017/08/02(水) 18:55:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170802-00000052-mai-pol

<内閣改造>自民政調会長に岸田氏 野田聖子氏の入閣検討


8/2(水) 15:00配信

毎日新聞







<内閣改造>自民政調会長に岸田氏 野田聖子氏の入閣検討


岸田文雄氏=川田雅浩撮影


 安倍晋三首相は3日の内閣改造・自民党役員人事で、政調会長に岸田文雄外相(60)を起用することを決めた。総務会長には竹下亘国対委員長(70)が内定した。また、首相は自身と距離のある野田聖子元総務会長(56)と林芳正元農相(56)の入閣を検討している。最近の野田氏は政権と距離を置き、来年9月の党総裁選への出馬の意欲を示すが、野田氏起用が挙党態勢構築に役立つとみているようだ。世耕弘成経済産業相(54)は続投させる。【田中裕之、水脇友輔】

 ◇総務会長は竹下氏

 岸田氏は2012年末の第2次安倍内閣発足から4年7カ月にわたり外相を務め続けていた。「ポスト安倍」の一人と目され、岸田派内では、党三役に移って力を蓄えるべきだとの意見が強かった。

 首相の出身派閥・細田派会長の細田博之総務会長は交代させ、他派閥に譲って配慮を示す。国対委員長には森山裕前農相(72)らの名前があがっている。首相は新たに田中和徳・党国際局長(68)の初入閣も検討している。

 野田氏は郵政相、消費者行政担当相などを歴任。7月末の毎日新聞のインタビューで「来年9月(の総裁選)に向かっているつもり」と語る一方、党内にある野田氏入閣論について「そう言ってもらえればうれしいが、それこそ首相の腹一つだ」と述べ、応じる可能性も示していた。

 内閣支持率低下に苦しむ首相は「身内優遇」と受け取られかねない人事を行わない方針だ。細田派の丸川珠代五輪担当相は15年に環境相に抜てきされ、昨年の改造で五輪担当相に横滑りしたが、今回は交代させる。一方、側近の世耕氏は「ロシア経済分野協力担当相」を兼務しており、首相が重視する日露関係の推進のため留任させる。

 岸田氏が兼務中の防衛相の後任には、小野寺五典元防衛相(57)を再登板させる。失言した今村雅弘前復興相の辞任で4月末に就任したばかりの吉野正芳復興相(68)は留任の方向だ。

 首相は政権の「骨格」として、麻生太郎副総理兼財務相(76)、菅義偉官房長官(68)、自民党の二階俊博幹事長(78)、高村正彦副総裁(75)を続投させる考え。公明党出身の石井啓一国土交通相(59)の留任も了承した。入閣する茂木敏充政調会長(61)は経済再生担当相での起用を検討している。

 首相は3日午前の自民党臨時総務会で新役員を正式に決める。その後の臨時閣議で閣僚の辞表をとりまとめたうえで組閣し、同日中に改造内閣を発足させる。

2381チバQ:2017/08/02(水) 19:43:28
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170802/k10011084561000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_022
自民党役員人事 国対委員長に森山裕氏が内定
8月2日 14時40分
自民党の国会対策委員長に、前の農林水産大臣で石原派の森山裕氏の起用が内定しました。
森山氏は、衆議院鹿児島5区選出の当選5回で、72歳。鹿児島市議会議員などを経て、平成10年の参議院選挙で当選して、参議院議員を1期務め、平成16年の衆議院鹿児島5区の補欠選挙で当選しました。平成17年の衆議院選挙では、郵政民営化関連法の成立に反対したため、自民党の公認を得られず、無所属で立候補して当選し、翌年、自民党に復党しました。

森山氏は、農林水産大臣や衆議院農林水産委員長などを歴任するなど、農業政策に詳しいことで知られています。また、衆議院予算委員会の筆頭理事など国会対策の経験も豊富で、与野党に幅広い人脈を持つことから、国会対策委員長への起用が決まりました。

自民党の役員人事をめぐっては、二階幹事長と高村副総裁が再任され、新たな政務調査会長に岸田外務大臣、総務会長に竹下国会対策委員長、選挙対策委員長に塩谷元文部科学大臣が起用されることが固まっています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170802/k10011084531000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_024
自民党役員人事 選対委員長に塩谷立氏が内定
8月2日 13時54分
自民党の選挙対策委員長に、元文部科学大臣で細田派の塩谷立氏の起用が内定しました。
塩谷氏は、衆議院静岡8区選出の当選8回で67歳。財団法人で青少年の国際交流に携わった後、衆議院議員だった父親の後継として平成2年の衆議院選挙に立候補して初当選しました。これまでに文部科学大臣や官房副長官、それに党の総務会長などを歴任しています。

安倍総理大臣としては、塩谷氏の閣僚や党幹部を務めた豊富な政治経験を評価するとともに、党内最大派閥の細田派幹部の塩谷氏を起用することで、政権基盤を安定させる狙いもあるものと見られます。

これによって、自民党の役員人事は、二階幹事長が再任されるほか、新たな政務調査会長に岸田外務大臣、総務会長に竹下国会対策委員長、それに選挙対策委員長に塩谷氏が起用されることになり、党4役の顔ぶれが固まりました。



http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170802/k10011084421000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_023
自民党役員人事 政調会長に岸田氏 総務会長に竹下氏
8月2日 13時57分
安倍総理大臣は、内閣改造に合わせて3日に行う自民党の役員人事で、新たに政務調査会長に岸田文雄外務大臣を、総務会長に竹下亘国会対策委員長を起用することを内定しました。
安倍総理大臣は3日に第3次安倍内閣が発足してから3回目となる内閣改造とともに、自民党の役員人事を行う方針で、調整を本格化させています。

こうした中、安倍総理大臣は新たに自民党の茂木政務調査会長の後任に、岸田外務大臣を充てることを内定しました。岸田氏は、衆議院広島1区選出の当選8回で、60歳。銀行員などを経て、平成5年の衆議院選挙で初当選しました。その後、沖縄・北方担当大臣や、党の国会対策委員長などを歴任し、第2次安倍政権発足以降、4年半余りにわたって、外務大臣を務めてきました。

また、細田総務会長の後任には、竹下国会対策委員長を起用することを内定しました。竹下氏は、衆議院島根2区選出の当選6回で、70歳。竹下登・元総理大臣の弟で、NHKの記者を経て、平成12年の衆議院選挙で初当選しました。第2次安倍改造内閣で復興大臣として初入閣し、東日本大震災で被災した人たちの生活再建など、復興の加速化に尽力しました。そして、去年8月の党役員人事で党の国会対策委員長に起用され、「共謀罪」の構成要件を改めて「テロ等準備罪」を新設する改正組織犯罪処罰法などの成立に向けて、野党側との調整にあたりました。

自民党の役員人事をめぐって、安倍総理大臣はすでに党運営の要となる二階幹事長に加えて、高村副総裁を続投させる方針を固めていて、安倍総理大臣は今後、内閣改造に向けて最終的な調整を進めるものと見られます。
岸田氏「正式発表待ちたい」
岸田外務大臣は防衛省で記者団に対し、「報道は承知しているが、人事に関しては正式な発表がある前に私のほうから何か申し上げるのは控えさせて頂いている。引き続き正式な発表を待ちたい」と述べました。

2382チバQ:2017/08/02(水) 19:44:47
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170802/k10011085071000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_007
内閣改造 河野太郎氏の入閣内定
8月2日 18時49分
3日に行われる内閣改造で、前の国家公安委員長で自民党麻生派の河野太郎氏の入閣が内定しました。
河野氏は、衆議院神奈川15区選出の当選7回で54歳。元衆議院議長で自民党総裁を務めた河野洋平氏の長男で、民間企業での勤務を経て、平成8年の衆議院選挙で初当選しました。平成21年に自民党が野党に転じた後の総裁選挙に立候補したほか、おととしの内閣改造で、国家公安委員長兼行政改革担当大臣、防災担当大臣として初入閣しました。

河野氏は、党の行政改革推進本部長として、国の予算にむだがないか厳しく検証してきた実績もあり、安倍総理大臣としては、知名度が高く発信力のある河野氏を再び閣僚に起用することで、行政改革などに取り組む姿勢をアピールする狙いもあるものと見られます。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170802/k10011084721000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_001
あす内閣改造 文科相に林氏 防衛相に小野寺氏など内定
8月2日 19時15分
安倍総理大臣は3日に行う内閣改造で、自民党の元総務会長で、無派閥の野田聖子氏の入閣を内定しました。また新しい文部科学大臣に林芳正元農林水産大臣、防衛大臣に自民党の小野寺五典政務調査会長代理、経済再生担当大臣に茂木敏充政務調査会長の起用を内定しました。
安倍総理大臣は3日午前、自民党役員人事を行った後、臨時閣議を開き、閣僚の辞表を取りまとめたうえで、午後、組閣本部を設置し、内閣改造を行うことにしています。

こうした中、安倍総理大臣は内閣改造で、新しい文部科学大臣に林芳正元農林水産大臣の起用を内定しました。安倍総理大臣は、閣僚経験が豊富な林氏を文部科学大臣に起用することで、天下り問題で幹部が処分され、国家戦略特区での獣医学部の新設をめぐって組織内が混乱した文部科学省の立て直しを図る狙いがあるものと見られます。
また、防衛大臣には、元防衛大臣で自民党の小野寺五典政務調査会長代理の起用が内定しました。安倍総理大臣としては、PKO部隊の日報問題をめぐって大臣や事務次官らが辞任する事態となった防衛省の体制を早期に立て直すためには、安全保障政策に精通している小野寺氏の手腕が必要だと判断したものと見られます。
さらに、経済再生担当大臣に自民党の茂木敏充政務調査会長の起用が内定しました。茂木氏は、安倍総理大臣が重視する人づくり革命も担当します。安倍総理大臣としては、幅広い政策に精通し、実務能力にもたけた茂木氏を、経済再生担当大臣とともに、人づくり革命の担当に起用することで、政策推進の姿勢をアピールする狙いもあるものと見られます。
また、世耕弘成・経済産業大臣の留任が内定し、世耕氏は兼務してきたロシア経済分野協力担当大臣も引き続き務めることになりました。安倍総理大臣としては、みずからに近い世耕氏を経済産業大臣に留任させ、引き続きロシア経済分野協力担当大臣も兼務させることで、重視する対ロシア外交を推進する狙いがあるものと見られます。
そして、沖縄・北方担当大臣に江崎鉄磨元国土交通副大臣の起用が内定しました。安倍総理大臣としては、二階幹事長に近い江崎氏を起用することで、政権基盤の強化につなげる狙いもあるものと見られます。
さらに吉野正芳復興大臣の留任が固まりました。安倍総理大臣としては、福島県選出の吉野氏を留任させることで、東日本大震災からの復興に全力で取り組む姿勢を示す狙いがあるものと見られます。
また安倍総理大臣は、政権と距離を置いてきた自民党の野田聖子元総務会長の入閣を内定しました。さらに、齋藤健農林水産副大臣、上川陽子元法務大臣、河野太郎前国家公安委員長、鈴木俊一元環境大臣、松山政司参議院国会対策委員長、中川雅治・参議院議員副会長の入閣が内定しました。
このほか、党の幹事長代行に起用される萩生田官房副長官の後任に、党の総裁特別補佐を務める西村康稔・元内閣府副大臣が内定しました。

安倍総理大臣は、第2次安倍内閣発足当初から政権を支えてきた麻生副総理兼財務大臣、菅官房長官の2人を留任させ、政権の骨格は維持することにしています。
首相「しっかり考える」
安倍総理大臣は2日夜、総理大臣官邸を出る際に、記者団が内閣改造に向けた決意を質問したのに対し、「しっかり考えていきたいと思います」と述べました。

2383チバQ:2017/08/02(水) 19:53:52
野田聖子と河野太郎になにやらせる?
野田聖子外務とか!?

2384片言丸:2017/08/02(水) 21:30:51
総理大臣 安倍晋 【留任
財務金融 麻生太 【留任(麻生)
総務大臣 高市早→
法務大臣 金田勝→
外務大臣 岸田文→
文科大臣 松野博→林芳正(岸田)
厚労大臣 塩崎恭→
農水大臣 山本有→
経産大臣 世耕弘 【留任(細田)
国交大臣 石井啓 【留任
環境大臣 山本公→
防衛大臣 稲/岸→小野寺(岸田)
官房長官 菅義偉 【留任(無)
復興大臣 吉野正 【留任(細田)
公安消費 松本純→小此木(無)
科技北沖 鶴保庸→江崎鉄(二階)
経済財政 石原伸→茂木敏(額賀)
一億男女 加藤勝 【留任(額賀)
地方創生 山本幸→
五輪大臣 丸川珠→

官房副長 萩生田→西村康(細田)
官房副長 野上浩 【留任

幹事長  二階俊 【留任(二階)
総務会長 細田博→竹下亘(額賀)
政調会長 茂木敏→岸田文(岸田)
選対委長 古屋圭→塩谷立(細田)
国対委長 竹下亘→森山裕(石原)
幹事代行 下村博→萩生田(細田)

◎ 松山政(岸田)、中川雅(細田)、野田聖(無)、齋藤健(石破)、河野太(麻生)、梶山弘(無)、上川陽(岸田)、鈴木俊(麻生)

§勝手な予想§
松山政→農水
中川雅→五輪
野田聖→厚労
齋藤健→環境
河野太→法務
梶山弘→地方
上川陽→総務
鈴木俊→外務

2385名無しさん:2017/08/03(木) 06:11:28
【総理】安倍晋三
【副総理・財務】麻生太郎(留・麻生派)
【総務】 野田聖子(無派閥)
【法務】上川陽子(岸田派)
【外務】河野太郎(麻生派)
【文科】林芳正(参・岸田派)
【厚労】加藤勝信(額賀派)
【農水】斎藤健(初・石破派)
【経産】世耕弘成(留・参・細田派)
【国交】石井啓一(留・公明党)
【環境】中川雅治(初・参・細田派)
【防衛】小野寺五典(岸田派)
【官房】菅義偉(留・無派閥)
【復興】吉野正芳(留・細田派)
【公安】小此木八郎(初・無派閥)
【沖北】江崎鐵磨(初・二階派)
【経済】茂木敏充(額賀派)
【一億】松山政司(初・参・岸田派)
【地方】梶山弘志(初・無派閥)
【五輪】鈴木俊一(麻生派)
【官房副長官】西村康稔(細田派)野上浩太郎(参・細田派)

党役員
【副総裁】高村正彦(麻生派)
【幹事長】二階俊博(二階派)
【政調会長】岸田文雄(岸田派)
【総務会長】竹下亘(額賀派)
【選対委員長】塩谷立(細田派)
【国対委員長】森山裕(石原派)
【幹事長代行】萩生田光一(細田派)

2386名無しさん:2017/08/03(木) 06:18:47
内閣発足時の大臣+党役員(四役+副総裁+国会対策委員長)
細田派 4+1=5→3+1=4
麻生派 2+1=3→3+1=4
額賀派 2+2=4→2+1=3
岸田派 2+0=2→4+1=5
二階派 2+1=3→1+1=2
石破派 1+0=1→1+0=1
石原派 1+0=1→0+1=1
谷垣団 1+0=1→0+0=0
無派閥 3+1=4→4+0=4

2387チバQ:2017/08/03(木) 12:39:53
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170803-00000005-mai-pol
内閣改造>岸田氏 高まる存在感 「ポスト安倍」へ足場

8/3(木) 8:30配信��
1252

岸田外相の主な発言

 3日に行われる内閣改造・自民党役員人事では、岸田文雄外相が希望していた党三役ポストを手にし、閣僚ポストも岸田派が要所を押さえる。加計学園問題などで内閣支持率の急落した安倍晋三首相が政権維持のため岸田派の協力を必要とした結果、政権内で岸田氏の存在感が急上昇し、「ポスト安倍」へ向け足場を築く形になった。首相の出身派閥・細田派は自重し、他派閥を立てることによって挙党態勢づくりに腐心した「脱1強」人事と言えそうだ。

【疑惑隠し?】国会での証言が実現していない人たち

 自民党政調会長に内定した岸田氏は2日、首相官邸で記者団に「宏池会(岸田派)として政権を支える」と述べ、安倍首相を支える主流派閥としての存在感をアピールした。

 2012年末の第2次安倍内閣発足当初から外相を務める岸田氏は、オバマ前米大統領の広島訪問実現など成果を上げる一方、首相の掲げる「地球儀俯瞰(ふかん)外交」の黒衣役に埋没しがちでもあった。岸田派内には不満も募り、岸田氏自身も「党要職を経験して力をつけたい」と漏らしていた。

 東京都議選(7月2日投開票)での自民党惨敗が状況を一変させた。それまでは、来年9月の自民党総裁選で安倍首相が21年までの総裁任期を得るのが当然視され、岸田氏はその後の「禅譲」を狙う戦略とみられていた。その見通しが急速に流動化し、岸田派内からは「『安倍首相のあとは安倍』と言われていたが、状況がガラリと変わった。次の首相に一番近いのは岸田外相だ」(盛山正仁副法相)との主戦論も飛び出すようになった。

 首相側には「外相も重要な政権の骨格であり、閣内で首相を支えてほしい」(政府高官)と外相続投への期待感が強かった。だが、昨年の内閣改造で入閣を拒んだ石破茂前地方創生担当相のように、閣外に去った岸田氏が「反安倍」に転じれば、政権の先行きがさらに不安定になりかねない。

 首相は7月20日に東京都内で岸田氏と約2時間会談するなど、政権運営への協力を強く求めた。その代償として、岸田氏の望む党三役ポストへの起用を受け入れ、ポスト安倍候補としての足場づくりを容認せざるを得なくなった。岸田派幹部は「今の政権の体力では、岸田氏を無役にするのには耐えられなかったのだろう」とほくそ笑む。

 首相は内閣改造でも岸田派に大きく配慮することになった。改造前の同派の閣僚ポストは岸田氏と山本幸三地方創生担当相の2人だったが、今回は林芳正、小野寺五典、上川陽子、松山政司の4氏が入閣する。

 「保守本流」を自任する岸田派には実績のある閣僚経験者も多く、閣僚の不祥事や失言の相次いだ政権の立て直しへ向け「岸田派頼み」の側面も否めない。特に林氏には加計学園問題で内部文書の流出が続いた文部科学省、小野寺氏には南スーダン国連平和維持活動(PKO)派遣部隊の日報問題で揺れた防衛省の混乱収拾へ期待がかかる。

 ただ、岸田氏が安倍後継への動きを強めれば、首相の政権運営の障害にもなり得る。岸田氏は最近の講演で、首相が意欲を示す憲法改正について「今は9条の改正は考えない」と急がない立場を表明した。アベノミクスに対しても「今の経済政策における格差といった負の側面に適切に対応することが重要だ」と語るなど、独自色を鮮明にし始めている。【高橋恵子、加藤明子】

2388チバQ:2017/08/03(木) 12:46:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170803-00000519-san-pol
内閣改造 自民党四役、正式に決定 岸田氏は政策立案の要・政調会長に 第3次安倍第3次改造内閣、今夕発足
8/3(木) 11:33配信 産経新聞
 安倍晋三首相(自民党総裁)は3日午前、党本部で臨時総務会を開き、新たな党四役を正式に決定した。党運営を仕切る二階俊博幹事長を続投させて、処遇が注目された岸田文雄外相兼防衛相を政策立案の要となる政調会長に起用した。同日午後には第3次安倍第3次改造内閣が発足する。麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官を留任させるなど骨格を維持し、外相に河野太郎前行政改革担当相を起用する。

 首相は臨時総務会の冒頭、急落する内閣支持率を念頭に「内閣と自民党に対し、国民の厳しい目が注がれている。私自身深く反省している。新たな気持ちで結果を出していくことで、国民の信頼を勝ち得て責任を果たしたい」と強調し、人心一新で信頼回復に努める考えを示した。

 党役員人事は二階、岸田両氏に加え、今後の憲法改正論議で中心的な役割を担う高村正彦副総裁が続投し、党の意思決定機関を束ねる総務会長には竹下亘国対委員長が就任した。10月の愛媛3区と青森4区の衆院補欠選挙や次期衆院選を指揮する選対委員長には塩谷立元文部科学相が就いた。国会運営を仕切る国対委員長に森山裕前農林水産相、幹事長代行には首相に近い萩生田光一官房副長官を充てた。

 内閣改造では閣僚経験者を多く起用し「安定」を重視した。外相に内定している河野氏のほか、総務相兼女性活躍担当相に郵政相を務めた野田聖子元総務会長、文部科学相には林芳正元防衛相を起用する。

 首相は3日昼過ぎ、公明党の山口那津男代表と官邸で会談し、組閣本部を立ち上げる。皇居での認証式を経て同日夕、第3次安倍第3次改造内閣が発足する運びだ。

2389チバQ:2017/08/03(木) 12:47:21
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170803-00050023-yom-pol
筆頭副幹事長に小泉進次郎氏、補佐官に薗浦氏
8/3(木) 10:15配信 読売新聞
筆頭副幹事長に小泉進次郎氏、補佐官に薗浦氏
小泉進次郎氏
 安倍首相は、3日の内閣改造・自民党役員人事に合わせ、萩生田光一官房副長官(53)の後任に西村康稔・自民党総裁特別補佐(54)を起用する方針を決めた。

 野上浩太郎官房副長官(50)、杉田和博官房副長官(76)は留任する。

 また、首相補佐官には、宮腰光寛・元農林水産副大臣(66)、薗浦健太郎外務副大臣(45)をそれぞれ起用する。宮腰氏は農政、薗浦氏は安全保障政策を中心に担当する。

 一方、自民党役員人事では、萩生田氏が幹事長代行、小泉進次郎衆院議員(36)が筆頭副幹事長、柴山昌彦首相補佐官(51)が総裁特別補佐と筆頭副幹事長を兼務する。

 また、衆院議院運営委員長には古屋圭司・自民党選挙対策委員長(64)、衆院予算委員長には河村建夫・元官房長官(74)の起用が固まった。

2390チバQ:2017/08/03(木) 12:47:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170803-00000009-mai-pol
<内閣改造>「脱1強」細田派は自重し挙党体制狙う
8/3(木) 9:30配信 毎日新聞
 内閣改造・自民党役員人事では、岸田文雄外相が党三役ポストを手にし、閣僚ポストも岸田派が要所を押さえる。他方、首相の出身派閥・細田派は自重し、他派閥を立てることによって挙党態勢づくりに腐心した「脱1強」人事と言えそうだ。

         ◇

 「今回は交代をお願いします」。安倍首相は1日午前、自民党本部で開いた役員会で人事の一任を取り付けた後、出身派閥・細田派会長の細田博之総務会長を呼び止めて交代を伝えた。

 2012年末の第2次安倍内閣発足以降、党内最大派閥の細田派は常に党三役(幹事長・総務会長・政調会長)の一角を占めてきた。しかし、首相は今回の党役員人事で同派からの党三役起用をあえて見送ることにより「安倍1強」の強権イメージを薄め、挙党態勢の構築を優先した。

 細田派の関係では、防衛省の日報問題で辞任した稲田朋美前防衛相の言動や、豊田真由子氏の秘書への暴言・暴行などの問題が自民党の都議選惨敗と内閣支持率急落につながったとの批判が党内にある。同派からは事務総長の塩谷立氏を党選対委員長、首相側近の萩生田光一官房副長官を幹事長代行に配したが、派内には「なぜ派閥全体で自粛しないといけないのか」(若手)との不満もくすぶる。

 党三役で一人続投するのが二階俊博幹事長だ。1日の記者会見で「首相の方針を素直に、率直にお聞きした」と続投要請を受けたことを明かした。

 党の政治資金を握り、自身の派閥拡大に熱心な二階氏には、高齢もあって「幹事長が二階氏のままでは次期衆院選は戦えない」との声も上がる。それでも留任させる理由を党中堅議員は「重用しているわけではなく、支持率が急落する中、来年の総裁選を見据えて二階氏を抱え込む必要があるからだ」と分析する。

 首相の配慮は総務会長に額賀派の竹下亘国対委員長を起用する人事にも表れた。党内第3派閥の同派には総裁選へ向けた有力な候補がいない。一方で同派は歴史的に参院自民党の中枢を握り、吉田博美参院幹事長らを中心に党運営に強い影響力を持つ。揺らぐ政権基盤を安定させ、総裁選の3選戦略を描くうえで同派の協力は欠かせない。

 内閣改造では麻生派から河野太郎氏を外相に起用し、政権ナンバー2の麻生太郎副総理兼財務相にも気を配る。首相に批判的な野田聖子氏ら無派閥議員や、石破派からも斎藤健氏を閣内に取り込み、挙党態勢づくりに腐心していることをうかがわせた。【西田進一郎、村尾哲】

2391チバQ:2017/08/03(木) 12:48:20
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170803-00000076-san-pol
改造内閣きょう発足 外相に河野太郎氏 総務相・野田氏 文科相・林氏
8/3(木) 7:55配信 産経新聞
 ■法相・上川氏 五輪相・鈴木氏

 安倍晋三首相(自民党総裁)は3日に発足させる第3次安倍第3次改造内閣の閣僚19人全員の陣容を固めた。外相に河野太郎前行政改革担当相を起用する。文部科学相に林芳正元防衛相、総務相兼女性活躍担当相に野田聖子元総務会長、厚生労働相兼拉致問題担当相に加藤勝信1億総活躍担当相を内定した。茂木敏充政調会長は経済再生担当相と人づくり革命担当相を兼務する。党役員人事では政調会長に岸田文雄外相、総務会長に竹下亘国対委員長を内定した。内閣支持率の急落を受けて首相は幅広く人材を登用し、挙党態勢の構築を図る。

 首相は内閣改造で安定を重視し、平成24年に発足した第2次安倍内閣で閣内にいた林、茂木両氏、防衛相に就く小野寺五典政調会長代理を再登用する。学校法人「加計学園」問題で揺れる文科省と、南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報問題で混乱する防衛省の立て直しには閣僚経験者が適任と判断した。

 首相は「お友達内閣」といった批判を避けるため、自身と距離を置く勢力からも起用を検討してきた。27年9月の党総裁選で首相の対抗馬として立候補を模索した野田氏の総務相での再入閣は、挙党態勢をアピールする狙いがあるとみられる。

 鈴木俊一元環境相は五輪相で再入閣する。上川陽子元法相を再起用し、吉野正芳復興相は留任する。

 初入閣では、斎藤健農林水産副大臣を農水相、江崎鉄磨元国土交通副大臣を沖縄北方担当相、小此木八郎国対委員長代理を国家公安委員長兼防災担当相、梶山弘志元国交副大臣を地方創生担当相にそれぞれ充てる。参院側では、松山政司参院国対委員長が1億総活躍担当相、中川雅治参院議員副会長が環境相に内定した。

 衆院の官房副長官には西村康稔党総裁特別補佐を起用し、参院の野上浩太郎官房副長官は続投する。

 首相は今回の内閣改造で「安定感と改革突破力を備えた態勢の整備」を目指した。麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官の留任を早々と決め、世耕弘成経済産業相、公明党の石井啓一国交相の続投も固めた。

 首相は3日昼過ぎ、公明党の山口那津男代表と党首会談を行い、組閣本部を設置。皇居での認証式を経て同日夕、第3次安倍第3次改造内閣が発足する。その後、首相は記者会見で新内閣の狙いなどを説明する。

2392チバQ:2017/08/03(木) 12:50:59
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017080200605&g=pol
外相に河野太郎氏=文科・林氏、防衛・小野寺氏-全陣容固まる・3日に内閣改造


文部科学相に内定した林芳正氏
 安倍晋三首相は3日、内閣改造・自民党役員人事を行う。岸田文雄外相兼防衛相(60)の党政調会長内定に伴い、焦点となっていた外相ポストに河野太郎前行政改革担当相(54)を起用。文部科学相に林芳正元農林水産相(56)、防衛相に経験者の小野寺五典政調会長代理(57)をそれぞれ内定した。世耕弘成経済産業相(54)は留任。首相と距離を置いてきた野田聖子元総務会長(56)の総務相での入閣も決まった。19ポストすべての陣容が固まった。
〔写真特集〕宰相の系譜〜明治・大正から現在〜

 内閣支持率の急落を受け、首相は今回の人事で党内の実力者や政策通の閣僚経験者を起用し、安定感のある布陣で態勢立て直しを図る考えだ。
 外相に抜てきされた河野氏は、情報発信力や改革姿勢が評価されている。外相や衆院議長を歴任した父洋平氏はハト派で知られ、首相は太郎氏起用で中韓両国との関係改善を図るメッセージとする狙いもありそうだ。
 林氏は学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画をめぐる混乱の収拾に当たる。第2次安倍内閣で防衛相を務めた小野寺氏は、南スーダン国連平和維持活動(PKO)日報問題の国会対応や北朝鮮核・ミサイルへの警戒が課題となる。
 政権の骨格である麻生太郎副総理兼財務相(76)と菅義偉官房長官(68)は留任。4月に就任した吉野正芳復興相(68)、公明党の石井啓一国土交通相(59)も続投する。経済再生担当相には茂木敏充政調会長(61)を充て、新たな看板政策「人づくり革命」も担当させる。

防衛相に内定した小野寺五典氏
 沖縄・北方担当相に江崎鉄磨元国交副大臣(73)、国家公安委員長兼防災担当相に小此木八郎自民党国対委員長代理(52)、環境相に中川雅治参院議員(70)、1億総活躍担当相に松山政司参院国対委員長(58)、農水相に斎藤健農水副大臣(58)が内定。上川陽子元法相(64)を法相に再起用し、加藤勝信1億総活躍担当相(61)は厚生労働相として閣内に残留する。
 また、地方創生担当相に梶山弘志元国交副大臣(61)、五輪担当相に鈴木俊一元環境相(64)が内定した。初入閣は江崎、小此木、中川、松山、斎藤、梶山各氏の6人。女性閣僚は野田、上川両氏の2人。
 自民党人事では、総務会長に竹下亘国対委員長(70)、政調会長に岸田氏、選対委員長に塩谷立元文科相(67)、国対委員長に森山裕前農水相(72)、幹事長代行に萩生田光一官房副長官(53)が内定した。高村正彦副総裁(75)と二階俊博幹事長(78)は留任する。衆院予算委員長には河村建夫元官房長官(74)、衆院議院運営委員長に古屋圭司選対委員長(64)が内定した。
 萩生田氏の後任となる官房副長官に西村康稔自民党総裁特別補佐(54)、西村氏の後任に柴山昌彦首相補佐官(51)が内定した。(2017/08/03-00:53) 関連ニュース

2393チバQ:2017/08/03(木) 12:51:41
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017080300142&g=pol
外相に河野氏、総務は野田氏=安倍首相「国民の信頼勝ち得る」-改造内閣が今夕発足


 第3次安倍第3次改造内閣が3日夕、発足する。安倍晋三首相は、麻生太郎副総理兼財務相(76)と菅義偉官房長官(68)を留任させるなど政権の骨格を維持する一方、外相に河野太郎前行政改革担当相(54)を抜てき、政権と距離を置いてきた野田聖子元総務会長(56)も総務相として入閣させ、挙党態勢の構築を図る。処遇が注目された岸田文雄外相兼防衛相(60)は自民党政調会長に就任。内閣支持率が下落する中、閣僚経験者を手堅く配置し、政権の再浮揚を目指す。
【図解】内閣支持率の推移

 自民党は3日午前の臨時総務会で新執行部人事を正式決定。首相はあいさつで「反省すべき点は反省しながら、新たな気持ちで結果を残し、国民の信頼を勝ち得る。そのことで責任を果たしていきたい」と強調した。
 内閣改造では、防衛相に小野寺五典政調会長代理(57)、文部科学相には林芳正元農林水産相(56)を起用。それぞれ南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報問題、学校法人「加計学園」の問題で揺れた組織の立て直しに当たる。
 経済再生担当相には茂木敏充政調会長(61)が就く。加藤勝信1億総活躍担当相(61)は厚生労働相に横滑りし、世耕弘成経済産業相(54)、吉野正芳復興相(68)、公明党の石井啓一国土交通相(59)は続投。上川陽子元法相(64)は法相に再登板する。五輪担当相には鈴木俊一元環境相(64)が起用される。
 初入閣は6人で、農水相に斎藤健農水副大臣(58)、環境相に中川雅治参院議員(70)、国家公安委員長兼防災担当相に小此木八郎自民党国対委員長代理(52)、沖縄・北方担当相に江崎鉄磨元国交副大臣(73)、1億総活躍担当相に松山政司参院国対委員長(58)、地方創生担当相に梶山弘志元国交副大臣(61)が内定した。
 首相は午前11時半からの臨時閣議で辞表を取りまとめた上で、公明党の山口那津男代表との与党党首会談を開催。その後、組閣本部を設置し、菅長官が閣僚名簿を発表。皇居での認証式を経て、第3次安倍第3次改造内閣が発足する。首相は3日夜、首相官邸で記者会見に臨み、今後の政権運営方針について説明する。
 自民党役員人事で、高村正彦副総裁(75)と二階俊博幹事長(78)は留任。政調会長に岸田氏、総務会長に竹下亘国対委員長(70)、選対委員長に塩谷立元文科相(67)が就任した。(2017/08/03-10:57)

2394チバQ:2017/08/03(木) 16:27:38
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-170803X143.html
官房副長官に西村氏=首相補佐官に薗浦、宮腰両氏
16:12時事通信

 安倍晋三首相は3日の内閣改造に伴い、政務担当の衆院の官房副長官に自民党総裁特別補佐を務めた西村康稔氏を起用した。参院の野上浩太郎官房副長官と事務担当の杉田和博官房副長官、横畠裕介内閣法制局長官は続投する。

 首相補佐官には、薗浦健太郎前外務副大臣と宮腰光寛元農林水産副大臣が新たに就任。衛藤晟一、和泉洋人、長谷川栄一の3補佐官は留任した。 

https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1708030047.html
【内閣発足】「大臣の名称に革命とは…」「人造人間?」人づくり革命担当大臣にツイッター民が動揺
15:39産経新聞

 第3次安倍改造内閣が発足した3日、新大臣の顔ぶれが明らかになると、ツイッター上では新設された「人づくり革命担当大臣」の名称が話題となった。

 耳慣れない言葉に違和感を指摘する有識者がいる一方、「何をするの?」「なんて英訳されるんだろ?」と動揺する声や、漫画に登場する人造人間を連想する人もいた。

 政治学者の岩田温さんは「多くの人は創価学会の池田大作氏の『人間革命』を想像したのではないだろうか」と指摘。「僕は大臣の名称に『革命』が付くことに反対だ。『行政』が『革命』をするのは、恐ろしいことだと思う。」とツイートした。

 芥川賞作家の平野啓一郎さんも「『維新』とか、『革命』とか、政治家がよく平気で使うよな。(中略)言葉の意味、知ってるのかな?」とし、「本当にrevolutionとか翻訳されるのかな」と不快感を示した。

 聞き慣れない言葉に「なんて英訳されるんだろ?」「略すときはぜひ革命相でいってほしい」といった声があったほか、「何するの?」「全ての大臣を一から教育し直しする大臣なのかな?」などと担当業務の分かりにくさを指摘する声もあった。

 このほか、ネーミングのインパクトから、漫画に登場する人造人間やクローンを連想してイラストを投稿する人なども相次いだ。

 人づくり革命は、働き方改革とともに政府が来年度の看板政策と位置づけているもの。幼児教育などの無償化や大学改革、社会人の学び直しなどを推進するとしている。

 安倍晋三首相は通常国会閉会を受けた6月の会見で「人づくりこそ次なる時代を切り開く原動力であります。これまでの画一的な発想にとらわれない人づくり革命を断行し、日本が誰にでもチャンスがあふれる国に変えていく」としている。

                         (WEB編集チーム)

2395チバQ:2017/08/03(木) 16:29:08
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASK823SPMK82UTFK00X.html
首相の「お友達」どうなった? 塩崎氏、高市氏は…
13:59朝日新聞

首相の「お友達」どうなった? 塩崎氏、高市氏は…
塩崎恭久氏
(朝日新聞)
 稲田朋美防衛相、塩崎恭久厚生労働相、高市早苗総務相、世耕弘成経済産業相、加藤勝信1億総活躍担当相、萩生田光一官房副長官、古屋圭司・自民党選対委員長、下村博文・党幹事長代行――。内閣支持率が急落して安倍晋三首相の「1強」体制が揺らぎ、自民党内では首相に近い人がずらりと並ぶ陣容に「お友達優遇だ」との批判もくすぶっていた。今回の内閣改造・党役員人事でどうなったのか。

 首相が「将来のリーダー候補」として第2次安倍政権発足以降、一貫して重用してきた稲田氏。南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報問題の「監督責任」をとり、改造直前の7月末に辞任した。今回の人事で閣僚に起用されることはなく、党要職にも入らなかった。

 党総裁特別補佐や官房副長官といった、首相の側近中の側近ポストを歴任してきた萩生田氏。学校法人「加計学園」の獣医学部新設をめぐる問題で関与が取りざたされる中、今回の人事では首相官邸を離れる。今後は党幹事長代行として、党側から首相を支える役回りを担う格好だ。

 塩崎氏や高市氏ら首相に近い閣僚も、閣外に去る。古屋、下村両氏も交代することになった。ただ第2次安倍政権発足直後、官房副長官として首相を近くから支えた加藤、世耕両氏は、重要閣僚として引き続き閣内に残った

2396チバQ:2017/08/03(木) 19:42:56
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170803-00000542-san-pol
内閣改造 革命政党が「人づくり革命」に不快感!?「軽々しく使わないでほしい」
8/3(木) 17:17配信 産経新聞
内閣改造 革命政党が「人づくり革命」に不快感!?「軽々しく使わないでほしい」
共産党の小池晃書記局長(斎藤良雄撮影)(写真:産経新聞)
 共産党の小池晃書記局長は3日の記者会見で、第3次安倍第3次改造内閣が新設した「人づくり革命」担当相について「『革命』という言葉を軽々しく使わないでほしい」と不快感を示した。「『革命』とは、ある階級からある階級に政治権力が変わるような、社会科学の用語としても重い言葉だ」とも強調した。

 綱領に「革命」を掲げる共産党としては、政権のキャッチフレーズに用いられることが腹に据えかねたようだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170803-00000079-jij-pol
3次改造内閣、平均年齢61.6歳=経験重視、岸田派最多
8/3(木) 16:52配信 時事通信
 第3次安倍第3次改造内閣の閣僚の平均年齢は安倍晋三首相を含め61.6歳で、第3次安倍再改造内閣発足時の60.8歳を約1歳上回った。

 最年長は麻生太郎副総理兼財務相の76歳、最年少は小此木八郎国家公安委員長の52歳だった。

 閣僚19人のうち、横滑りした加藤勝信厚生労働相を含め14人が入れ替わる大幅改造。ただ、初入閣は6人にとどまり、第2次安倍内閣以降の改造では最少だった。経験重視の人事となり、上川陽子法相と小野寺五典防衛相は、同じポストでの再入閣。初入閣組でも斎藤健農林水産相は副大臣からの昇格、中川雅治環境相は元環境事務次官だ。民間からの登用はなかった。

 自民党の派閥別に見ると、最多は岸田派と無派閥の各4人。岸田派は改造前の2人から倍増しており、同派への配慮がうかがえる。次いで首相の出身派閥の細田派と麻生派が3人ずつ、額賀派2人、二階派1人の順。首相と距離を置く石破茂元幹事長率いる石破派からも斎藤氏を抜てきした。石原派と谷垣グループはともにゼロとなった。 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170803-00000529-san-pol
岸田政調会長「宏池会が高く評価された」
8/3(木) 14:38配信 産経新聞
 自民党政調会長に就任した岸田派(宏池会)の岸田文雄会長は3日の派閥会合で、今回の内閣改造で同派から4人が入閣したことについて「宏池会が全体として高く評価されたと感じている」と「戦果」を誇ってみせた。

 岸田氏は「安倍(晋三)政権をしっかり支えていこうというわれわれの思いを首相もしっかりと受け止めてくれ、人事でいろいろと考えてくれた」と評価した。その上で「安倍政権や自民党は大変厳しい批判の中にある。大事なときだからこそ、心を一つにして努力を続けたい」と派の結束を呼び掛けた。

 岸田派からは林芳正氏が文部科学相、小野寺五典氏が防衛相、上川陽子氏が法相、松山政司氏が1億総活躍担当相としてそれぞれ入閣した。

2397チバQ:2017/08/03(木) 21:35:07
http://www.sankei.com/politics/news/170803/plt1708030062-n1.html
2017.8.3 18:10
【内閣改造】
塩崎恭久氏が厚労相外れて受動喫煙対策進展か 自民主導なら骨抜きも
 厚生労働省と自民党との調整が付かずに足踏み状態だった受動喫煙対策は、原則屋内禁煙にこだわり党と対立した塩崎恭久氏が厚労相から退いたことで進展する可能性が出てきた。一方で、党主導で調整が進めば規制が骨抜きになるとみられる。

 安倍晋三首相は1月の施政方針演説で「受動喫煙対策の徹底」を明言した。外国人旅行客が増える2020年東京五輪・パラリンピックまでに規制を強化するため、政府は秋に想定する臨時国会で健康増進法の改正を目指す。

 最大の焦点は飲食店の取り扱いだ。原則屋内禁煙を掲げた厚労省に対し、党側は分煙や喫煙の選択も認めるべきだと主張。最終的には一部の店舗で喫煙を認めるところまで歩み寄ったが、対象店舗の面積で折り合わず交渉は決裂した。今後の調整でも面積基準が主要な論点になる。

 受動喫煙が原因とみられる死者は年間1万5千人に上る。がん患者の団体や医療界からは厚労省案を支持する意見が強く、塩崎氏留任を求める声も出ていた。

http://www.sankei.com/politics/news/170803/plt1708030064-n1.html
2017.8.3 18:19
【内閣改造】
五輪相はスポーツになじみが薄い鈴木俊一氏 新国立や警備など課題山積で大丈夫か

 開催まで約3年の東京五輪・パラリンピックに向け、五輪相は司令塔的な役割を求められる。鈴木俊一氏はスポーツになじみが薄く、東京都の小池百合子知事や大会組織委員会の森喜朗会長との連携が鍵を握る。新国立競技場の後利用計画、テロなどの警備、輸送問題、暑さ対策や公共施設のバリアフリー化など本格化する大会運営の準備で課題は山積する。

 開閉会式や陸上競技の舞台となる新国立競技場は、大会後に約8万人収容の球技専用競技場に生まれ変わる見通しだが、年間24億円と試算される維持管理費を確保する方法など決まっていない部分も多い。酷暑が予想される大会では選手だけでなく、9万人以上を想定するボランティアや、暑さに慣れていない外国人の観客に対する熱中症の救急医療体制を整備しなければならない。

 パラリンピックでは特にホテルの客室でバリアフリー化の必要性を指摘されている。ドーピング取り締まりのための法整備も重要となる。

2398チバQ:2017/08/03(木) 21:37:37
http://www.sankei.com/politics/news/170803/plt1708030079-n1.html
2017.8.3 20:09
【内閣改造】
江崎鉄磨沖縄北方相、一度は入閣を固辞も…激怒した二階俊博幹事長が説得
 3日の内閣改造で初入閣した江崎鉄磨沖縄北方担当相(73)が、安倍晋三首相から改造前日の2日に入閣を打診され、一度固辞したことが分かった。江崎氏が所属する二階派会長の二階俊博幹事長が経過を知り、激怒した二階氏が翻意を強く促した。二階派関係者が明らかにした。

 江崎氏は3日の二階派会合で、高齢を理由に「私は『その任にあらず』と二階氏に話したら、叱られた」と明かした。二階氏からは「君は俺より4つも若いじゃないか」と強く説得されたという。

http://www.sankei.com/politics/news/170803/plt1708030086-n1.html
2017.8.3 20:13
【内閣改造】
「石破茂氏は露骨にはじかれた。総裁選にらみ思惑も」と政治評論家の小林吉弥氏
政治評論家の小林吉弥氏の話

 「挙党一致で『守り』を重視するため、それなりの経験者や実力者を登用したが、結果的に自民党の人材不足を露呈した形だ。サプライズは特になく、屋台骨が麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官のままではイメージ刷新には程遠い。支持率の回復は期待できないとみる。新閣僚や党執行部の顔触れで特徴的なのは、安倍晋三首相にとって総裁選の対抗馬とみられる岸田文雄氏を取り込み、石破茂氏が露骨にはじかれたことだ。これが今回改造人事の『本筋』で、来年9月の総裁選3選をにらんだ思惑が見えてくる」

http://www.sankei.com/politics/news/170803/plt1708030091-n1.html
2017.8.3 21:19
【内閣改造】
“古巣”に復帰の野田聖子総務相 情報通信進展、新たな課題も山積、問われる手腕

 野田聖子氏の総務相就任は、平成11年に郵政相を退任して以来、18年ぶりの“古巣”への復帰となる。当時を知る旧郵政省系の総務省幹部らは「情報通信や郵政の分野に詳しく、安定感があった」と歓迎する。しかし、この間に郵政は民営化され、情報通信は進展、マイナンバー制度も導入され、新たな課題も多い。

 野田氏は郵政相時代、学校のインターネット環境整備や地上デジタル放送の整備に注力した。当時、課長補佐として支えた幹部は「若かったが、安定感があった。今後も社会的弱者への配慮を意識した情報通信政策を打ち出すのでは」と期待する。

 郵政分野の幹部は「全国一律の提供を義務付けられた『ユニバーサルサービス』の確保に力を入れるのでは」と指摘。高市早苗前総務相も3日の記者会見で「ユニバーサルサービス維持」を引き継ぎ事項に挙げた。自民党の郵政関係議員も「郵政行政を立て直してほしい。現状では民営化の方向性が中途半端だ」と注文を付ける。

 ただ、総務省は旧郵政省だけでなく、旧自治省、旧総務庁を統合しており、郵政相時代には縁のなかった地方行財政なども担当することになる。今回は、マイナンバー制度担当相としても、伸び悩むマイナンバーカードの普及などにも取り組まなければならない。

 野田氏には、古巣といってあぐらをかくことは許されず、その手腕に注目が集まることは間違いない。

(大坪玲央)

2399チバQ:2017/08/03(木) 21:40:11
http://www.excite.co.jp/News/politics_g/20170803/Gendai_406851.html
ネタは岸田派への“過剰配慮”のみ 目玉不足にメディア困惑 日刊ゲンダイDIGITAL 2017年8月3日 14時59分 (2017年8月3日 21時30分 更新)


宏池会を語る会での様子(C)日刊ゲンダイ
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 朝刊の締め切りまでに改造人事の顔触れは出そろったが、斬新な若手議員の抜擢はなし。女性議員の登用も少なめで、民間から意外な人物を引っ張ってもこれない……。「目玉」ゼロの布陣に大新聞各社も特に書くことがないのだろう。党政調会長に転出する岸田文雄外相に対する安倍首相の厚遇ぶりばかり伝えている。

 ポスト安倍を狙う岸田氏が率いる「宏池会」は、党内第4派閥に過ぎないが、所属議員4人の入閣が固まり、無派閥と並んで最も多い。その伏線を「ブリュッセルの誓い」と報じたのは、3日の読売新聞。それによると、先月5、6日の欧州EPA交渉の際、宿泊先のベルギーのホテルで安倍首相と向き合った岸田氏は「どのような立場になっても、安倍政権を支えていきます」と誓ったという。

 帰国後の同20日には赤坂の日本料理店で再び安倍首相と会食し、「外相は外してほしい」と暗に党三役を求めた。安倍首相が希望を受け入れたのは、岸田氏の離反を恐れたから。岸田氏が閣外に出て政権批判の受け皿になれば一気に党内は流動化し、「安倍おろし」に動きかねない。

 大新聞が伝える政権の内幕もすべて「永田町の論理」。国民目線が欠けた内向き人事では、政権浮揚は望めっこない。

2401チバQ:2017/08/03(木) 21:41:33
http://news.livedoor.com/article/detail/13423218/
岸田氏“ポスト安倍”準備 政調会長内定、外相続投より党要職

2017年8月3日 7時0分 スポニチアネックス
 内閣支持率の下落が続く安倍晋三首相(自民党総裁)は、3日に内閣改造・党役員人事を実施し、同日午後に第3次安倍第3次改造内閣を発足させる。焦点となっていた岸田文雄外相兼防衛相の扱いは、党の政策立案を取り仕切る政調会長に充てる方針。閣外に出ることを望んでいた岸田氏は「ポスト安倍」レースに備えて党内で求心力を高めていくことになる。

 岸田氏は一時、外相続投が有力視されたが、党要職を自ら望んだとされる。今後は、「ポスト安倍」の有力候補として来秋の総裁選への準備を進めるために政調会長の立場で存在感を発揮したい考え。2日、記者団に心境を問われると「宏池会として政権を支えていく」と繰り返した。

 支持率回復で政権立て直しを図る首相は、挙党態勢を構築するために同氏の意向を最大限に尊重。これまで「ポスト安倍」候補を閣内に封じ込め、政敵の力をそぐ従来の戦略を転換させた。

 93年の衆院初当選同期であり、共に直近に父を亡くし、跡を継いだ。岸田氏との縁は深いとはいえ、信頼関係だけで希望をかなえたわけではなさそうだ。岸田氏側の要求に折れた背景には、支持率下落による「安倍1強」の陰りが透ける。

 岸田氏は石破茂元幹事長らと並び、衆目の一致するポスト安倍候補だ。閣僚の場合、首相と異なる姿勢を示せば「閣内不一致」と批判されるため言動が制限される。首相が岸田氏を4年半にわたって外相に据え、石破氏を14年9月から約2年間、地方創生担当相に置いたのも、ライバルの勢力拡大を阻む狙いがあったからだ。

 支持率急落の憂き目に遭う首相に、かつての余裕はない。この局面で首相を支えてきた岸田氏が反旗を翻せば、政局は一気に流動化しかねない。

 岸田派からは林芳正元農相が文部科学相に内定。小野寺五典政調会長代理が防衛相に再登板する。いずれも前任者は首相の出身派閥で最大の細田派だった。岸田派からは前回改造から倍増となる4人が入閣し、優遇したのは明らか。首相は岸田氏や岸田派を取り込んで政権の安定化を図る狙いがあるとみられるが、閣僚経験者は「党内力学は確実に変化する。首相にとってプラスかマイナスかを見極めるのはこれからだ」と語った。

2402チバQ:2017/08/03(木) 21:42:52
https://www.houdoukyoku.jp/posts/16078
第3次安倍「再々改造内閣」に見られる、5つの特徴
第3次安倍内閣の特徴を分析
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6 hours ago by Yamamoto Shu Reporter
3 Lines Summary

・自民党総裁選出馬経験者が多数
・1993年総選挙初当選組も多く、同期の絆が?
・留学経験者を揃え、国際性の強さも
政権立て直しのための内閣改造。ちょっと変わった角度から内閣・党5役人事を分析してみると…。

(1)実力者の証?自民党総裁選に出馬した経験がある人たち
安倍晋三首相、麻生太郎副総理は当然として、ほかに河野太郎外相、林芳正文科相、西村康稔官房副長官、高村正彦副総裁が総裁選出馬経験がある。さらに野田聖子総務相は前回総裁選で手を挙げかけた。
(2)同期の絆?安倍総理と同じ1993年総選挙での初当選組は5人
野田聖子総務相、小此木八郎国家公安委員長、江崎鉄磨沖縄北方相(新生党で当選)、石井啓一国交相(公明党)、岸田文雄政調会長。

(3)ウエットな関係?安倍政権の「骨格」と関係が深い人たち
鈴木俊一五輪相は麻生太郎副総理と義兄弟(麻生氏の妻は鈴木氏の姉)。小此木、梶山両氏は菅官房長官がかつて世話になった政治家の息子たち。小此木氏は菅氏が秘書として仕えた故小此木彦三郎元通産相の三男。梶山氏は、菅長官が『政治の師』としている故梶山静六元幹事長の長男。

なお、加藤勝信厚労相の義父である故加藤六月元政調会長は、安倍首相の父・故安倍晋太郎氏を支えた「四天王」のひとりだった。

(4)国際派?「米ハーバード大学大学院」留学経験者が多い
上川陽子法相、林芳正文科相、斎藤健農水相、茂木敏充経済再生相の4人。なお河野太郎外相は「米ジョージタウン大」卒業。

(5)実の親子での外相就任は初めて
河野太郎外相は河野洋平元外相の長男。義父も外相(岸信介氏と安倍晋太郎氏)、祖父も外相(吉田茂氏と麻生太郎氏)という例はある。

なお、親族に政治家が「いない」人は数少ない。また官僚出身の大臣が19閣僚中4人と比較的少ないように感じるが、最近の傾向ではある。

前の内閣では思わぬ人が失言したり、答弁が滅茶苦茶だったりしたが、奇を衒わすに、地道に仕事をしてほしい。

2403チバQ:2017/08/03(木) 23:12:35
ポスト安倍は
本命 岸田60歳(8)
対抗 石破60歳(10)
になった感じですね

ポストポスト安倍は
額賀派 茂木敏充61(8)
岸田派 林芳正56(参4) 
無派閥 野田聖子56(8)
大穴で石原伸晃60(9)  小渕優子43(6)
ってところかな?

2404チバQ:2017/08/04(金) 08:43:13
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170804-00000006-asahi-pol

本命に断られ…文科相「なんで俺?」 内閣人事の舞台裏


8/4(金) 1:55配信

朝日新聞デジタル







本命に断られ…文科相「なんで俺?」 内閣人事の舞台裏


改造内閣の特徴は……


 安倍晋三首相が政権浮揚をかけた内閣改造・自民党役員人事。自ら「結果本位の仕事人内閣」と称した閣僚名簿だが、悩み苦しんだ末の跡がにじむ。問題を抱えるポストにはことごとく経験者を起用。来年の総裁選への思惑も絡み、局面打開とはほど遠いものとなった。

【動画】新内閣は「結果本位の仕事人内閣」と語る安倍首相


 「閣僚として入ってもらいたい。ポストは後で伝える」

 2日夕、自民党の河野太郎衆院議員に安倍晋三首相から電話が入った。報道各社が内定した閣僚の顔ぶれを次々と伝え始めていた時間帯だった。結局、「外相」の連絡を受けたのは深夜だった。

 当初想定していた岸田文雄氏の留任構想が狂い、外相選びは最後まで難航し、首相側近の加藤勝信氏の起用説も飛び交った。閣僚経験のあるベテランは「外相なんて一番最初に決まっていないといけない。珍しい改造の流れだな」と首をひねった。

 加計学園問題をめぐって国会で追及を受け続けた末、東京都議選で惨敗。南スーダンの国連平和維持活動(PKO)をめぐる日報問題では稲田朋美氏が防衛相を辞任。政権にとっては下落が続く支持率を下げ止め、「落ち着かせる」(首相周辺)のが当座の目標。首相にとって失敗できない人事だった。ところが、水面下の調整は首相の思惑通りには進まず、「遠心力」を印象づけるものだった。

 加計学園の獣医学部新設を認可するかを審査する文部科学相は、人事の焦点の一つ。そこで首相は7月31日、大臣経験者の伊吹文明・元衆院議長とひそかに会談し、就任を打診。だが、固辞された。

 理論派でならしてきた79歳の伊吹氏。「三権の長」経験者として首相の「下僚」である一閣僚に座ることなど我慢がならなかったようだ。2日のBS番組に出演した伊吹氏は、打診について最後まで明かさなかったが、「非常に危機的だから、安倍さんにはどんなことでもしてあげたい。だが、もし頼まれても、『ちょっとできないな』と答えるだろう」と語った。

 結局、2年前に「政治とカネ」の問題で農林水産相を辞任した西川公也氏に代わり、「緊急登板」させたことのある林芳正氏を今回も起用した。

 林氏が所属する岸田派の若手は「困ったときの林大臣。大本命に断られて時間がない中で、ふさわしい人がいなかったのだろう」と解説。林氏本人も周囲に「なんで俺なんだろう」と漏らしたという。党幹部の一人はこの経緯について、「断るような人のところに要請してはいけない。内閣の威厳にかかわる」と苦言を呈する。
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朝日新聞社

2405チバQ:2017/08/04(金) 08:43:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170804-00000005-mai-pol

<内閣改造>「1強」崩れ安定優先 ポスト安倍、動き加速


8/4(金) 7:30配信

毎日新聞



 安倍晋三首相は3日の内閣改造・自民党役員人事を、国民に向けて「反省」を示し、安倍政権として「経済最優先」の原点に戻る機会と位置付けた。首相への異論を抑え込んできた「安倍1強」体制が崩れ、党内有力派閥に配慮した安定重視の布陣には、来年9月の党総裁選で連続3選を狙う首相の思惑もにじむ。岸田文雄政調会長は政権中枢で足場を固め、石破茂元幹事長は非主流派の立場から「ポスト安倍」をうかがう構図で、3者の駆け引きが加速している。【高山祐、高橋恵子、小田中大】

 ◇首相、「反省」迫られ

 「まず改めて深く反省し、おわび申し上げたい」

 安倍首相は3日の内閣改造後の記者会見冒頭、こう述べてから約8秒間、頭を下げた。2012年末の第2次内閣発足から4年半を経た長期政権はそのおごりと緩みが批判を浴び、内閣支持率の急落によって政権構造の抜本的な立て直しを迫られることになった。

 第3次安倍第3次改造内閣では、「骨格」とされる麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官を含む5人が留任した。そのほか、8ポストで閣僚経験者を登用。従来の組閣・改造では10人近く初入閣者をそろえて清新さをアピールするケースが多かったが、今回の初入閣は6人にとどまった。

 「ベテランから若手まで幅広い人材を登用し、結果重視、仕事第一、実力本位の布陣を整えた」として首相が名付けた「仕事人内閣」。その背景には、未知数の人材を登用して失敗する余裕のなくなった政権の窮状がある。

 改造前は首相が重用してきた稲田朋美元防衛相の言動が政権の足を引っ張った。森友学園への国有地売却や加計学園の獣医学部新設問題では「首相の意向」をそんたくする政府・与党内の「1強」ムードが疑惑に拍車をかけた。新たな陣容は「お友だち」優遇の色合いが薄まり、首相が党内融和重視へとかじを切ったことをうかがわせた。

 特に際立つのは麻生、額賀、岸田3派への配慮だ。麻生派からは麻生氏留任のほか河野太郎元国家公安委員長を外相に起用。額賀派からは茂木敏充前政調会長を経済再生担当相、加藤勝信前1億総活躍担当相を厚生労働相に抜てきした。岸田派は首相と距離のある林芳正元農相を含む4人が入閣。岸田派幹部は「首相一人で政権運営ができるわけではない」と語った。

 首相が守勢に回ったのは自民党が東京都議選で惨敗を喫した7月2日からだ。首相は同日夜、麻生、菅両氏と都内で会談し、政権運営への協力継続の確約を得た。「安倍降ろし」を警戒する首相はさらに同日、額賀、岸田派に影響力を持つ重鎮の青木幹雄元参院議員会長、古賀誠元幹事長にも周辺を通じてひそかに接触し、協力を求めた。

 翌3日の党役員会では、青木氏に近い吉田博美参院幹事長が「結束」を呼びかけ、岸田氏も記者団に「国民の信頼回復に向け努力する」と首相を支える考えを表明した。首相が「耳の痛いことも直言してくれる」と評価した野田聖子総務相も古賀氏に近い。3派の協力に対する「返礼」の側面も否めない人事となった。

 首相は今後、「人づくり革命」や働き方改革などで成果を上げ、内閣支持率を回復軌道に乗せたい考えだ。菅氏に近い小此木八郎、梶山弘志両氏の初入閣も実現。求心力の低下する中で身内にも細心の注意を払い、総裁3選への道筋をつけようと腐心している。

 「謙虚に丁寧に国民の負託に応える」。首相は会見でそう強調したが、憲法改正など「安倍カラー」を薄める方向で妥協すれば、保守層の離反を招きかねないジレンマも抱える。

2406チバQ:2017/08/04(金) 08:44:57
 ◇岸田氏、党務で備え

 「将来の日本を中心で背負っていく人材でもある。党の政策責任者として政策を前に進めてもらいたいと期待している」

 安倍首相は3日の記者会見で、4年半にわたり外相として安倍外交を支えてくれた岸田氏に「感謝している」と述べたうえで、岸田政調会長に対する評価と期待を強調してみせた。

 「議院内閣制で内閣と与党は車の両輪だ。もう一つの車輪である与党でしっかり仕事をし、安倍内閣をしっかり支えていく」

 岸田氏も同日、就任後初の記者会見で安倍政権を支える姿勢を鮮明にした。

 首相と岸田氏は今後、政権の立て直しに手を携えていく蜜月関係にある。ただ、それだけであれば、首相側の望んでいた外相留任の選択でも良かった。

 岸田氏があえて党の要職を選んだのは、来年9月の自民党総裁選へ向けた準備に入るためだ。岸田派(宏池会)内には「外交だけでは幅が広がらない」との不満も募っていた。総裁選で勝つには全国の国会議員、地方議員、党員からの幅広い支持が必要となる。

 内閣改造で4人が入閣し、岸田氏の求心力が高まった派内には「総裁選に出ない選択肢はない」(中堅)との主戦論も広がる。

 岸田氏は総裁選で首相と対決する覚悟なのか。周辺には「(昨年の内閣改造で閣外に出て首相に批判的な立場を取る)石破氏の二番煎じでは意味がない」と漏らす。首相からの「禅譲」を期待しつつ、安倍後継への布石を進める戦略だ。岸田派議員の一人は「これからの1年、岸田氏自身の力が試される」と語り、期待と不安をのぞかせた。

 ◇石破氏、「受け皿」狙う

 「私どものグループは、自民党が野党の時の気持ちをもう一度思い出して、党が信頼を取り戻すことができるように、自己満足ではなくやっていきたい」

 石破氏は3日昼、内閣改造の動きを尻目に石破派の会合を開き、派閥としての政策作りを進める考えを示した。直接的な批判は避けたが、謙虚さを欠き、支持率急落に直面する安倍首相をけん制する発言だった。

 今回の人事に当たり、挙党態勢を目指す首相周辺と、独自色を強める石破派との間で神経戦が繰り広げられた。支持率をV字回復させる秘策として石破氏に入閣を求め「オール自民党」を演出する案が首相周辺にくすぶっていたからだ。

 石破氏は総裁選まで首相と距離を置き、政権批判の「受け皿」となる戦略を描く。仮に首相から入閣を打診された場合、どう対応するかに頭を悩ませていた。「断れば『自民党の危機に協力しないなんてひどい』と言われかねない」(同派議員)との懸念もあった。

 2日夜、「石破抜き」の改造人事が固まり、石破氏は「ほっとした」と漏らした。石破派から斎藤健農相が起用されたことには同派の切り崩しとの見方もある。石破氏と親しい小此木氏らも入閣し、同派のある議員は「(石破氏を孤立させたい首相の)意図がよく分かるな」とつぶやいた。

 「人事のさまざまな過程については、発言は控えさせていただきたい」

 首相は会見で、石破氏を要職に起用しなかった理由を問われ、言葉を濁した。

2407チバQ:2017/08/04(金) 09:10:07
http://www.sankei.com/economy/news/170803/ecn1708030027-n1.html
2017.8.3 20:33
【内閣改造】
目玉閣僚なく期待外れ 市場、立て直し求める声


 改造内閣の顔ぶれに、市場では安心できる堅実な陣容だという見方の一方、「イメージを一新する目玉閣僚がいない」(ニッセイ基礎研究所の櫨浩一専務理事)と辛口の評価が目立ち、期待感は乏しい。新内閣には政権運営を一刻も早く立て直すよう求める声が聞かれた。

 3日の東京株式市場は小動きで、日経平均株価の終値は前日比50円安。

 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘投資情報部長は「内閣改造の市場へのインパクトは弱かった」と説明。「閣僚が不規則発言をしたり国会の答弁につまったりして内閣支持率が一段と下がるリスクは減ったが、政策への期待は薄い」と語った。今後、支持率を回復できないままでは安倍晋三首相の求心力が低下して政権運営が滞り、株価にも悪影響が及ぶ恐れがあるとした。

 小野寺五典防衛相の再登板に対し、藤戸氏は「北朝鮮情勢が緊迫する中、信頼感があり、安全保障の面でプラスだ」と評価した。

2408チバQ:2017/08/04(金) 09:58:49
https://mainichi.jp/articles/20170804/k00/00m/010/125000c
内閣改造

河野外相に自民驚き 麻生派の総裁候補の芽も

毎日新聞2017年8月3日 21時46分(最終更新 8月4日 00時41分)
 内閣改造の狙いを「人心一新」と繰り返してきた安倍晋三首相は、言葉と裏腹の守りの人事を強いられ、いかに新味を出すかに腐心した。その答えが、自民党内で「異端児」と呼ばれてきた河野太郎氏の外相への抜てきと、「ポスト安倍」をうかがう野田聖子氏の入閣だった。

 岸田文雄前外相の交代が固まった時点で、外相ポストは内閣改造の大きな焦点になった。自民党内では加藤勝信氏や茂木敏充氏の名前が取りざたされたが、安倍首相が選んだのは、これまで行政改革で売ってきた河野太郎氏。これが今回の人事の「サプライズ」になった。

 河野氏は3日の就任記者会見で「外務省の組織の中で仕事をするのは初めて。岸田氏の後を引き継ぐことになり、気合を入れて頑張る」と切り出した。

 しかし、河野氏がこれまで外交に無縁だったわけではない。米ジョージタウン大出身で米国内に独自の人脈を持っており、首相は3日の記者会見で「再三、米国に出かけて友人を作り、議員交流もしている。日米同盟を強固にするという認識で職に当たってくれる」と期待をかけた。

 しかも父の洋平氏は外相や自民党総裁、衆院議長を歴任した「ハト派」の代表格だ。このため外務省内では「中国や韓国の受けはいいのではないか」という見方が出ている。

 ただ、河野氏の政治姿勢は必ずしも父と重ならない。洋平氏は官房長官時代の1993年、慰安婦問題で旧日本軍の関与を認めた「河野談話」を発表したが、会見で評価を問われた河野氏は「わが国の立場は安倍内閣の戦後70年談話と日韓合意に尽きる」と無難にかわし、2015年合意の着実な履行を韓国に促した。

 野党時代に自民党の長老議員を批判するなど歯に衣(きぬ)着せない物言いが身上の河野氏だが、安倍内閣の行革担当相在任中は持論の「脱原発」を封印するなど、柔軟な面もある。こうしたことから、首相は外相起用に支障はないと判断したようだ。

 それでも、河野氏の発信力は安倍政権にとって両刃の剣といえる。南スーダン国連平和維持活動(PKO)に派遣された部隊の日報問題では、防衛省が「廃棄済み」を理由に不開示決定した日報を捜すよう迫り、同省が存在を認める発端になった。

 外務省に対しても、政府開発援助(ODA)のあり方を巡ってブログで「害務省」と糾弾するなど、厳しく追及してきた経緯がある。外相就任が決まると河野氏は周囲に「自分がダメ出ししたものに自分で対応することになるとは思ってもみなかった」と語った。

 3日の会見ではODAについて「省内でしっかり議論していきたい。納税者の理解をきちんと得ることが大事だ」と表明。同省幹部は「無駄削減など予算面で厳しく指摘されるかもしれない」と戦々恐々だ。

 河野氏の外相就任は自民党内にも波紋を広げている。「花形」ポストに就いたことで、河野氏は同党麻生派の総裁候補と目される可能性が出てきた。会長の麻生太郎副総理兼財務相は76歳で、後継は固まっていない。岸田派を含む「大宏池会構想」のめどが立っていないことも「河野氏後継」説を後押しする。

 ぎりぎりまで調整が続いた外相人事。2日深夜、「河野氏が外相」の情報が流れると、閣僚経験者は「それは大変だ」と驚きを隠さなかった。【加藤明子、梅田啓祐】

2409チバQ:2017/08/04(金) 10:01:09
http://www.sankei.com/politics/news/170803/plt1708030108-n1.html
2017.8.3 22:05
【内閣改造】
茂木敏充氏入閣「次は総理」 地元に期待の声、「地方の課題、手腕を」


プッシュ通知 (1/2ページ)【内閣改造】
会見する茂木敏充経済再生相=3日午後、首相官邸(佐藤徳昭撮影)
会見する茂木敏充経済再生相=3日午後、首相官邸(佐藤徳昭撮影)
 第3次安倍第3次改造内閣で経済再生担当相兼人づくり革命担当相として入閣した茂木敏充氏(61)=衆院栃木5区=の地元で3日、支持者や関係者から期待の声が上がった。栃木県政界でも経済政策への手腕に期待する声が大きいが、野党側は「小手先の改造」と、学校法人加計学園をめぐる問題などを引き合いに安倍晋三首相への批判を強めている。

 茂木氏の地元、栃木県足利市などの関係者からは今後の活躍に期待を寄せる声が相次いだ。足利商工会議所の早川慶治郎会頭は「経済再生、地方創生など地方に直結する課題解決に向け、大臣就任を機にさらなる活躍を期待したい」と述べ、足利市の和泉聡市長は「地元の市長として非常に心強く思っている。市の取り組むまちづくりに大きな弾みとなる。活躍を期待したい」とコメント。隣接する同県佐野市の岡部正英市長も「初代の人づくり革命担当相として、これまでの経験と政治的手腕、高い見識を生かし、リーダーシップを振るってほしい」とした。

 茂木氏の後援会婦人部長の堀江サトさん(85)は「地方はまだ経済が停滞しているだけに地元・足利、栃木県のために思いきり頑張ってほしい。実績を積み重ねて、ゆくゆくは首相を狙ってもらいたい」と夢を膨らませた。

 県政界からは、政権の信頼回復に向けて閣僚経験者を多数起用したことに「安定感のある内閣」と評価する声が上がる。自民党県連の木村好文幹事長は、茂木氏の起用に期待感を示した上で「各分野で経験、実力を備えた安定感のある内閣だ。経済・外交・社会保障など一つ一つ成果を挙げ、国民の期待に応えてもらいたい」とコメント。公明党県本部の山口恒夫代表も政権の安定性を重視した上で「一つ一つの課題に結果を出し、丁寧な説明責任を果たしていくため適材適所な内閣だ」と政治課題の着実な遂行を求めた。

 一方で野党側は、加計学園問題や南スーダン国連平和維持活動(PKO)日報問題などを「隠蔽」する目的の内閣改造だと批判を展開。民進党県連の福田昭夫代表は「一連の疑惑で不都合な真実を隠蔽(いんぺい)するための姑息(こそく)な自己防衛手段にすぎない」と批判。共産党県委員会の小林年治委員長は「(安倍首相の)強引な政治手法では、国民の信頼と支持を取り戻すことではできない」と改造の効果に否定的な見解を示した。

 福田富一栃木県知事は3日、茂木氏について、「経済・財政政策の司令塔として、地方創生に重要な人づくり政策の推進役として、活躍を期待する」とコメント。改造内閣については「地域を担う人材の育成・確保が急務であり、地方と連携・協力して実効ある施策を講じ、地方創生のさらなる深化につながることを期待する」とした。

2410チバQ:2017/08/04(金) 10:04:00
http://www.sankei.com/politics/news/170803/plt1708030125-n1.html
2017.8.3 23:59
【内閣改造】
稲田朋美氏とここが違う 防衛相再起用の小野寺五典氏の省内評は?
 南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報問題をめぐる混乱で稲田朋美元防衛相が辞任に追い込まれたことを受け、防衛相に再起用された小野寺五典氏。省内では「安定感のある実務家タイプで、失言の恐れも少ない」と歓迎する声が多い。

 日報問題では内局の背広組と陸上自衛隊の制服組との根深い対立が浮き彫りになるなど、シビリアン・コントロール(文民統制)やガバナンス(統治)への不安を露呈。文科省同様に組織の立て直しが急務で、小野寺氏は3日夜の会見で「隊員の士気を低下させかねない。抜本的な対策を講じたい」と語った。

 背広組幹部は「防衛相に何より求められているのは職員が安心して仕事に取り組むことができる環境づくりで、(小野寺氏は)適任だ」と話す。弁護士としての自負が強い稲田氏は法律論で職員を批判することが多かったのに対し、小野寺氏はじっくり耳を傾けるタイプで、「風通しの良い組織に戻してほしい」(背広組幹部)と期待される。

 小野寺氏が初めて防衛相を務め、平成26年9月の離任式で感極まり涙を流したことを鮮明に記憶している職員も多い。制服組幹部は「全力で大臣職を務めた達成感と、緊張状態からの解放感があったのだろう」と指摘し、国民と自衛官の命を預かる重責を十分に理解していると信頼を寄せる。

 土日返上で部隊を視察することも多く、「自衛官は準備に追われたが、うれしい悲鳴だった」といい、北朝鮮が弾道ミサイル発射を繰り返す中、その経験を生かした適切な判断も求められる。

 ただ、前回の在任中はいわば平時で、今回は日報問題で稲田氏に加え事務次官と陸上幕僚長も辞任するという有事にあたる。政治家としての力量が試されそうだ。

2411チバQ:2017/08/04(金) 10:07:06
http://www.sankei.com/economy/news/170803/ecn1708030042-n1.html
2017.8.3 22:16
【内閣改造】
通商 経産省OBの斎藤健農水相、日欧EPAなど市場開放に競争力強化


プッシュ通知
会見する斎藤健農水相=3日午後、首相官邸(佐藤徳昭撮影)
会見する斎藤健農水相=3日午後、首相官邸(佐藤徳昭撮影)
 改造内閣の通商政策は、多国間の巨大自由貿易協定(メガFTA)の機運が高まる中での“攻めの農政”への転換が課題だ。市場開放を求める海外勢と戦える農業を目指すには、生産性を向上させ、経営感覚を持った農家を増やすことで、国内農業の競争力を強化する必要がある。経済産業省出身の斎藤健農林水産相の手腕への期待は大きい。

 7月に大枠合意をした欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)では、今秋にも影響試算がまとめられる。安価で質の高い豚肉やチーズが流入し、打撃を受ける畜産農家、酪農家を中心に国内対策の具体化が急務となる。

 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)では、政府は離脱を表明した米国を除く11カ国で早期に合意し、米国の復帰を待つシナリオを描く。一方で、米国は2国間での自由貿易協定(FTA)に意欲をみせる。米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は「農業の市場拡大は日本が第一の標的」とTPP以上の譲歩を迫る懸念があり、農業をめぐって厳しい駆け引きが続く可能性も高い。

 海外からの市場開放の要求に対抗するには、国外に販路を求め、攻めに転じるしかない。政府は平成31年までに農林水産物・食品の輸出額を1兆円にまで増やす目標を掲げる。ただ、28年は約7500億円と過去最高を更新したものの、伸びは鈍化している。輸出増に向けたてこ入れ策が、日本の農業が生き残るカギとなるだろう。(高木克聡)

2412チバQ:2017/08/04(金) 15:24:04
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170804-00528728-shincho-pol
自民党政調会長って外務大臣よりもエラいの? いまさら聞けない肩書の基礎知識
8/4(金) 13:10配信 デイリー新潮
自民党政調会長って外務大臣よりもエラいの? いまさら聞けない肩書の基礎知識
自民党政調会長に就任した岸田文雄氏(右)
 安倍首相にとって正念場とも言える内閣改造と党人事の刷新が行なわれた。

 今回の人事で大きな注目を集めたのが、「ポスト安倍」の1人とされる岸田外務大臣の処遇である。朝日新聞などは早い段階で「外相留任」と報じたのだが、結果的には誤報になってしまった。岸田氏は自民党政調会長に就任することとなったからだ。これは本人の強い希望によるもの、と伝えられている。

 一般的に外務大臣と言えば、内閣の最重要ポスト。

 それを蹴ってまで党の役職を求めたということだとすると、こんな疑問がわく方もいるのではないか。

「政調会長ってそんなに偉いの?」

 政党以外では聞かない肩書だけに、なかなか一般には馴染みがない。しかし、いまさら「政調会長ってナニ?」というのも気後れする――という方のために、基礎知識をおさらいしておこう。テキストとするのは、政官財の肩書を網羅的に解説した『出世と肩書』(藤澤志穂子・著)だ。(以下、同書より抜粋、引用)

 ***

自民党政調会長って外務大臣よりもエラいの? いまさら聞けない肩書の基礎知識
政、官、民、外資から勲章まで網羅した肩書入門完全版。社長とCEO、どっちが偉い?etc…  『出世と肩書』藤澤志穂子[著]
多くの首相が経験
「政務調査会」は政策の調査研究と企画立案を担当し、傘下に国会議員をはじめとする党員や有識者、学識者で構成する部会、調査会、特別委員会を束ねる。その会長が「政調会長」だ。

 後の首相経験者ではこれまでに福田赳夫氏、田中角栄氏、三木武夫氏、大平正芳氏、森喜朗氏、麻生太郎氏らが在任。

 2012年に初の女性会長に高市早苗氏が就任、後任の稲田朋美氏が2014年から16年にかけて会長の座にあり、2代続けて女性が登用された。

 部会は「総務」「法務」「外交」「財務金融」「国土交通」「農林」など衆参両院の委員会に準ずる内容で置かれている。調査会では「税制」「金融」「司法制度」「情報通信戦略」「資源・エネルギー戦略」など個別テーマに分かれ、特別委員会では「超伝導リニア鉄道」「外国人労働者」「捕鯨対策」「人口減少社会対策」などさらに細分化され随時、東京・永田町の自民党本部ほかで会合を行なっている。

 部会は公明党や民進党など他党も設けているが、自民党の数は圧倒的に多く、与党の中枢にある以上、権限も大きい。

党三役はエラい
 要は自民党が与党である限り、政府の政策立案にも強い影響力を持つのが政調会長ということになる。

 この政調会長に加えて、選挙対策など全ての実務を仕切る幹事長、議決機関である総務会の会長の3つのポストを総称して「自民党三役」という。

 これらポストは、ある意味で大臣よりも重要だと見られている。

 なかでも幹事長(今回は二階氏が留任)の権限は絶大だ。かつて小泉純一郎政権で幹事長を務めた武部勤氏は、首相執務室にいるときに「官房長官室に行ってきます」と言ったところ、「幹事長が行くものではない。いまここに呼ぶ」と言われたという。少なくとも、その頃までは官房長官よりも幹事長のほうが格上だったということだ。

今回はまったく蚊帳の外だったとはいえ、「ポスト安倍」の対抗馬、石破茂代議士は、幹事長や政調会長をすでに経験している。それだけに岸田氏としては、三役を今のうちに経験したいと考えたのだろうか。

デイリー新潮編集部

2017年8月4日 掲載

2413チバQ:2017/08/04(金) 18:52:03
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20170804-567-OYT1T50062.html
河野外相、次期総裁選出馬に含み…野田氏も意欲
18:24読売新聞

 河野外相は4日の閣議後の記者会見で、来年9月に予定される自民党総裁選について、「一歩一歩、歩きながら考えていきたい」と語り、出馬に含みを持たせた。

 河野氏は内閣改造の「目玉人事」として外相に抜てきされた。外交で存在感を示すことができれば、「『ポスト安倍』レースに出場できる有資格者となる」(自民党幹部)との見方も出ている。

 一方、野田総務相も記者会見で、「(首相と初当選)同期だが、この25年の国会議員としての歩みは全く違う。おのずと政策の違いも出てくる。(総裁選で)そういったものをお示しできればいい」と述べ、総裁選出馬に改めて意欲を示した。

 安倍首相は4日の日本テレビの番組で、野田氏の出馬意欲について「そういう志を持っていることをはっきりと示したことは、むしろ党内の活性化には良いのではないか」と述べ、理解を示した。

https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-soc1708040013.html
主要ポスト断った!?進次郎氏、評価ガタ落ち危機 永田町関係者「突出するのを嫌ったよう」
17:05夕刊フジ

主要ポスト断った!?進次郎氏、評価ガタ落ち危機 永田町関係者「突出するのを嫌ったよう」
小泉進次郎農林部会長
(夕刊フジ)
 自民党は2日、小泉進次郎農林部会長と、柴山昌彦首相補佐官の2人を筆頭副幹事長に充てる人事を内定した。安倍晋三首相は今回の内閣改造・党役員人事で、局面転換を狙っている。目玉の1つが、進次郎氏を「官房副長官」など、内閣の主要ポストで起用することだった。党内では、進次郎氏が引き受けるのをためらったとの“噂”も飛び交っている。

 「進次郎氏は突出するのを嫌ったようだ。主要ポストで失敗した場合、自身のキャリアに傷が付いてしまう。そこを恐れたのではないか」

 永田町関係者は語った。

 安倍首相は今回、閣僚に経験者を配置して安定感を示すとともに、「目玉」として進次郎氏の官房副長官での起用なども検討していたようだ。

 官房副長官は、中堅・若手政治家の登竜門とされ、重要政策に関する省庁間の調整や、首相の外遊同行など幅広い役割が期待されている。

 安倍首相は当選3回で、小泉純一郎元首相に抜擢され、その後、頭角を現した。進次郎氏も当選3回。官房副長官ポストが打診されたか否かは不明だが、事前に「突出したくない」との声が官邸に届いていたのは間違いない。

 自民党の危機に、泥を被るのを嫌ったとすれば、進次郎氏の評価はガタ落ちしかねない。

 ただ、官邸に近い若手議員は「進次郎氏は幼児教育・保育の早期無償化に関し、『こども保険』案を掲げた際、財務省がすり寄ってきた。官僚に取り込まれる可能性を懸念したのかもしれない」との分析もある。

 新たな陣容が整ったことで解散総選挙も近づいてきたとの見方もある。進次郎氏は「演説の名手」として知られるが、街頭演説などで党内評価を挽回できるか。

2414チバQ:2017/08/04(金) 18:52:26
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-soc1708040012.html
朝鮮半島緊迫…再登板の小野寺氏、防衛省立て直しへ 研究家「ここ十数年で最も評判のいい大臣」
17:05夕刊フジ

朝鮮半島緊迫…再登板の小野寺氏、防衛省立て直しへ 研究家「ここ十数年で最も評判のいい大臣」
前回の防衛相時には省内の評判もよかったという小野寺氏=2014年4月
(夕刊フジ)
 安倍晋三首相は、内閣改造の焦点の1つだった新防衛相に、小野寺五典元防衛相の起用を決断した。南スーダンのPKO(国連平和維持活動)の日報問題をめぐり、防衛省・自衛隊は「戦後最大の危機」に直面した。朝鮮半島情勢が再び緊迫度を増すなか、小野寺氏は、国民の生命と財産を守る「実力組織」を立て直せるのか。

 「日本はここまで厳しい安全保障環境を経験したことがない。万が一のときは同盟国を巻き込んで力を借りないと、日本の領土と国民を守れない」

 小野寺氏は1日、千葉市のホテルで講演し、こう語った。北朝鮮が2回目のICBM(大陸間弾道ミサイル)を発射し、ドナルド・トランプ米大統領が戦争の可能性を示唆するなか、外交・安保政策に精通する小野寺氏らしい現状認識といえる。

 今回の改造人事では、指揮管理能力の欠如が指摘された稲田朋美前防衛相と対立し、シビリアン・コントロール(文民統制)への不安が露呈した防衛省・自衛隊の立て直しは急務だ。

 安倍首相が熟慮して決断した人事を専門家はどう見るか。

 防衛問題研究家の桜林美佐氏は「小野寺氏の防衛相復帰に、防衛省・自衛隊は安心し、歓迎していると思う。ここ十数年の間で、小野寺氏は最も評判のいい大臣だった」といい、続けた。

 「自民党が政権奪還した2012年12月、小野寺氏は初めて防衛相に就任した。その後、土日などを利用して全国各地の部隊を視察して回った。通常は回らない、僻地(へきち)のレーダーサイトまで足を運んだ。迎える自衛隊は大変だったが、自衛官の士気は上がった。そうした信頼関係は残っている。防衛省・自衛隊の士気はまた高まるのではないか」

 小野寺氏が回った自衛隊の現場は150カ所以上とされる。民主党政権が壊した「日米同盟の絆」を修復するため、米軍関係者ともほぼ毎日連絡を取り合い、信頼を勝ち得たという。

 東日本大震災時の陸幕長だった火箱芳文(ひばこ・よしふみ)氏は当時、被災地・宮城選出の小野寺氏とも連絡を取り合い、対応に当たった。

 今回の抜擢(ばってき)について、「一連の問題で『制服組』と『背広組』、防衛省・自衛隊の現場が混乱したが、小野寺氏は現場にも中央にも精通しており、しっかり立て直してくれるだろう。PKOについても本質的な議論を再度、提起してほしい。朝鮮半島情勢が緊迫している。一瞬の隙も許されない。小野寺氏の手腕に期待したい」と語った。

2415チバQ:2017/08/04(金) 18:52:54
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-soc1708040008.html
「仕事師」ズラリ!“改造暗闘”舞台裏 中韓懐柔で河野外相起用、「石破潰し」へ側近入閣で“分断”
17:05夕刊フジ

「仕事師」ズラリ!“改造暗闘”舞台裏 中韓懐柔で河野外相起用、「石破潰し」へ側近入閣で“分断”
初閣議後の記念撮影に臨む安倍首相と閣僚=3日午後、首相官邸(酒巻俊介撮影)
(夕刊フジ)
 安倍晋三首相が3日に第3次安倍第3次改造内閣を発足させた。内閣支持率が下落するなか、閣僚19人のうち入閣経験者11人で安定感と改革断行の姿勢を示し、自身と距離のある河野太郎前行革担当相を外相、野田聖子元総務会長を総務相兼女性活躍担当相、林芳正元防衛相を文科相に起用するなど「脱お友達」で挙党一致を目指した。「ポスト安倍」では、岸田文雄外相兼防衛相を自民党政調会長に抜擢(ばってき)して重用する一方、「反安倍」の急先鋒(せんぽう)である石破茂元幹事長の側近・周辺議員を閣内に取り込むなど、「石破潰し」ともいえる側面も見せた。

 「内閣と自民党に対し、国民の厳しい目が注がれている。私自身深く反省している。新たな気持ちで結果を出していくことによって、国民の信頼を勝ち得て、責任を果たしていきたい」

 安倍首相(自民党総裁)は3日午前、臨時総務会を党本部で開き、新体制で信頼回復に全力を挙げる考えを示した。確かに、今回の改造人事には、首相の「絶対に失敗できない」という危機感が現れていた。

 支持率下落の原因は、強引な国会運営や、未熟な閣僚による答弁がもたらした政治不信だ。閣僚の半分以上を経験者で固めたうえ、混乱が続く防衛省や文科省には、小野寺五典元防衛相や林氏といった、霞が関での評価の高い「仕事師」を置いた。6人を初入閣させ、60人を超えていた「入閣待機組」の不満も吸収した。検討された、大物民間人の起用は見送った。

 失言や暴言で自民党に多大なダメージを与えた、稲田朋美前防衛相や豊田真由子衆院議員の反省を示すため、安倍首相の出身派閥でもある細田派からの閣僚起用は極力控え、岸田派や麻生派にポストを振り分けた。

 「政権の骨格」となる麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官は続投する。

 こうしたなか、巧妙な人事手腕も見せている。

 河野氏の外相起用は、今回の内閣改造で最大のサプライズといえる。

 英語が堪能で、衆院外務委員長も経験し、議員外交にも熱心な河野氏は有資格者といえる。ただ、河野氏は「党内左派の首相候補」とみられており、保守の安倍首相とは政治理念で距離があった。

 河野氏を重要閣僚に抜擢した理由について、官邸周辺は次のように分析する。

 「行革担当相時代、内閣の方針には従うなど、まず『政治家・河野太郎』を信頼している。後ろから鉄砲を撃つ石破氏とは違う。河野氏の父は『親中派』『親韓派』として有名な河野洋平元外相であり、東アジア情勢が緊迫化するなか、中国や韓国を懐柔し、党内左派も落ち着かせる効果がある。保守派は批判するだろうが、河野氏としては、中韓が仕掛ける『歴史戦』の最前線に立ち、日本の名誉を守る重い責任を負うことになる」

 河野氏は3日朝、「政権というのは国民の未来を明るくするためにしっかり頑張るものだ。支持率は、それができていればついてくる」と語った。河野氏が外相として実績を残せば、岸田氏の次の世代のホープに浮上する。石破氏には「世代交代」を感じさせる人事といえる。

 「反安倍の女性闘士」とみられた野田氏の起用も、巧妙だ。

 安倍首相と野田氏は1993年初当選の同期だが、「保守とリベラル」という政治理念の違いもあり、対立してきた。ただ、昨年11月、同期当選組が集まった席で、野田氏が「これからは『安倍・野田連合vs石破』でやっていこう」と、安倍首相に呼びかけたと伝えられる。

 「安倍首相としては、来年秋の党総裁選を見据えて、『反安倍』の石破-野田連合が構築されるのを防ぐ狙いもあったのでは。一種の分割統治ではないか」(官邸周辺)

 石破氏の側近・周辺議員も閣内に取り込んだ。

 農水相に決まった斎藤健農水副大臣は、石破氏率いる「水月会」の主要メンバー。国家公安委員長兼防災担当相の小此木八郎国対委員長代理と、地方創生担当相の梶山弘志元国交副大臣は、石破氏が立ち上げた「無派閥連絡会」に所属していた。

 安倍首相は追い込まれたなかでも、考え抜いた配置をしている。

 永田町関係者は「今回の内閣改造で、官邸は支持率が急上昇するとは思っていない。手堅く、一歩一歩、政策を実行していく構えだ。一方で、ドナルド・トランプ米大統領が北朝鮮攻撃も示唆するなか、日本は戦後最大の試練を迎える可能性がある。『政権の安定は不可欠』と考えており、幅広い人々に支持される人材を選んだ。『有事対応内閣』という側面もある」と語っている。

2416チバQ:2017/08/04(金) 18:54:05
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-183352.html
安倍改造内閣、「反対勢力分断」も「やぶ蛇」か 岸田氏重用、石破氏孤立も「総裁3選」不透明に
16:00東洋経済オンライン

安倍改造内閣、「反対勢力分断」も「やぶ蛇」か 岸田氏重用、石破氏孤立も「総裁3選」不透明に
安倍改造内閣、「反対勢力分断」も「やぶ蛇」か
(東洋経済オンライン)
「結果本位の仕事人内閣」をキャッチフレーズとする第3次安倍第3次改造内閣が3日午後、発足した。"1強"を背景とした独善的な政権運営を批判された安倍晋三首相が「初心に戻って」組み直した新布陣。いわゆる「お友達」を排除し、党内の批判勢力も取り込んだ、「"脱1強"による出直し」人事で、失った国民の信頼を取り戻そうというものだ。

首相は悲願の憲法改正への動きをギアダウンし、"道半ば"が常態化したアベノミクスの完遂を目指す。「経済最優先でデフレ脱却」に専念することで、態勢立て直しを狙う。その一方で党・内閣人事での「岸田氏重用」と「石破氏孤立化」でポスト安倍の構図を変容させたが、既定路線化していた「総裁3選」への道筋も不透明になったことは否めない。

「様々な問題が指摘され、国民から大きな不信を招く結果となった。改めて深く反省し、お詫び申し上げたい」

3日午後6時過ぎ、皇居での閣僚認証式を終えて記者会見した首相は、冒頭に神妙な表情で謝罪の言葉を述べた後、7〜8秒間じっと頭を垂れた。経営破たんや不祥事を起こした企業トップらの謝罪会見では見慣れた光景だが、一国のリーダーがテレビ中継を通じて国民に頭を下げるシーンは極めて異例で、自らの言動で追い詰められた首相の孤立感と焦燥感を際立たせた。国民の批判を意識して「高姿勢で不寛容」だった政治姿勢を「低姿勢で寛容」といった風に軌道修正してみせた首相。だが、人事工作の過程では「計算高く強かな権力者」(首相経験者)という実像も垣間見せた。

「いやがらせみたいな人事」と石破氏周辺
今回の人事の最大の焦点はポスト安倍の有力候補とされる岸田文雄外相の処遇だった。

党内タカ派の頂点にいる首相と、党内リベラル勢力の牙城とされる「宏池会(岸田派)」領袖の岸田氏。政治信条や政治家としての立ち位置は大きく異なるが、当選同期の友人として4年7か月余りを外相として安倍外交の黒子役に徹してきた岸田氏を、首相は自民党の政策決定の最高責任者となる政調会長に起用した。

岸田氏周辺は「これで(総理総裁への)最後のピースが埋まった」(側近)と喜び、首相周辺は「"安倍・岸田同盟"で総裁3選への道筋が固まった」(同)とほくそ笑む。

その一方で首相は、これまでポスト安倍の一番手とされてきた石破茂元地方創生担当相には入閣打診もせず、石破氏側近でまだ当選3回の斎藤健農林水産副大臣を"一本釣り"の形で農林水産相に昇格させた。加えて、石破親衛隊とみられながら2015年9月の石破派(水月会)旗揚げには参画しなかった小此木八郎・党国会対策委員長代理を国家公安委員長・防災担当相に抜擢した。石破氏周辺は「いやがらせみたいな人事」と顔をしかめる。

さらに首相は、石破氏と並んで反安倍勢力の中心人物と目されていた野田聖子元総務会長を、重要閣僚の総務相兼女性活躍相に起用した。野田氏は2015年秋の前回総裁選で出馬を模索し、首相サイドの切り崩しに悔し涙を流した経緯がある。今回、首相は「批判派を取り込む場合は当選同期で個人的には交流が深い野田氏しかいない」と入閣を打診。野田氏は「やりたいのは総務相」と注文を付け、首相もそれを受け入れたという。野田氏は「義をみてせざるは勇無きなり」と"男前"の気質をアピールする一方、首相の入閣要請を「君子豹変」と評し、就任会見で次期総裁選についても「次は必ず出る」と出馬宣言した。

野田氏は石破氏とも親密で、前回総裁選も石破氏擁立に動いたが、石破氏が出馬を断念したことで「代わりに挑戦しようとした」(周辺)とされ、石破氏は野田氏の入閣について周辺に「まさか受けるとは…」と苦笑したという。

「細田派抜き・新3役」の狙いは「反安倍勢力分断」
首相は自民党3役人事では岸田政調会長とともに、国会対策委員長として国会運営を仕切っていた竹下亘氏(額賀派)を総務会長に昇格させた。「政権の骨格」として続投する二階俊博幹事長も合わせた新3役体制であえて首相の出身派閥の細田派を外した背景には、「反安倍勢力の分断」(自民長老)の思惑があるとされる。

2417チバQ:2017/08/04(金) 18:54:34
竹下氏は額賀派の次期領袖候補で、「近い将来、派閥を受け継いで竹下派を再興する」(額賀派幹部)とみられている。宏池会のプリンスの岸田氏と旧田中派の流れをくむ竹下氏と、それに旧田中派で頭角を現した二階氏の新3役体制は「田中角栄内閣や大平正芳・鈴木善幸内閣をつくった"大角連合"パワー」(首相経験者)を想起させる。「保守本流の系譜」(同)であり、政治史からみれば、岸信介、福田赳夫両元首相(故人)の流れを汲む安倍首相にとっての対立勢力だ。その二階、岸田、竹下3氏が「首相支持」の立場を表明したことで「派閥単位でみれば、石破派の孤立」(自民幹部)が明確になった。

人事に当たって、首相と岸田氏が数回にわたり、「突っ込んだ話」(首相周辺)をした際「首相は『ポスト安倍での岸田氏支持』を、岸田氏は『安倍政権が続く限り首相支持』をそれぞれ確認し合った」(同)という。これが事実なら、ポスト安倍の構図は「本命石破、対抗岸田」から「禅譲路線で本命岸田」に塗り替わることになる。その陰には首相の盟友として岸田派も含めた「大宏池会」構想を進める麻生太郎副総理兼財務相の「キングメーカー戦略」も絡んでいることは間違いない。

その一方で首相は改造人事で「ポスト安倍以降」のリーダー候補も浮上させた。永田町的視点で「サプライズ人事」とされた河野太郎氏の外相抜擢だ。父親の河野洋平氏は外相、自民党総裁、衆院議長を務め、宏池会に所属したこともあるリベラル勢力の実力者だ。過去に首相が厳しく批判した従軍慰安婦に関する「河野談話」の当事者でもある。

しかも、河野太郎氏自身も「自他共に認める異端児」で原発反対など安倍政権の政策批判も展開してきた。ただ、安倍内閣の大番頭として留任した菅義偉官房長官はかねてから「河野氏は将来の総理総裁候補」と高く買っており、首相に河野氏入閣を勧めたのも菅氏とされる。

河野氏は持論を封印? 小泉氏は「弾よけ」役
河野氏は第2次安倍改造内閣で行革担当相に抜擢された時も話題になった。ただ、それまで自ら公式サイト「ごまめの歯ぎしり」に書き込んできた独自の政策論を封印し「内閣の方針尊重が閣僚の責務」という姿勢を堅持した。だからこそ首相も「河野氏は外相にしても私の方針を尊重する」と起用したのだ。

河野氏以上に「ポスト安倍以降」の総理総裁候補と目されている小泉進次郎氏については、首相は党農林部会長を卒業させ筆頭副幹事長に起用した。当選3回での筆頭への起用は異例だが「幹事長会見では必ず後ろに立つのが筆頭副幹事長」(党幹事長室)だけに「強面(こわもて)の二階幹事長の後ろに小泉氏が映れば、国民からの批判の弾よけになる」(自民幹部)との"小泉効果"を期待する向きが多い。

こうした首相の人事戦略は「低下した求心力を高め、来年の総裁3選を確実にするための権謀術数」(自民長老)に基づくものだ。ただ野田氏の「次期総裁選出馬宣言」が"安倍3選戦略"を不透明にした側面もある。首相が「挙党体制の象徴」として取り込んだ野田氏が現職閣僚でも総裁選に出馬する意思を明確にしたことで、岸田氏も「党3役なら次期総裁選出馬は問題ない」(側近)ということになる。

出馬が当然視される石破氏に加え、岸田、野田両氏が来年9月に名乗りをあげれば、「多数派工作が極めて流動化する」(自民幹部)ことは避けられない。さらに、総裁選出馬経験がありこれまでも出馬の意欲を隠さずに来た河野氏も推薦人確保に動く可能性がある。そうなれば「石破氏を孤立化させ、『安倍vs.石破』に持ち込んで圧勝する」(細田派幹部)という当初の戦略は破たんする。このため安倍陣営からは「野田氏や河野氏の起用は『藪(やぶ)をつついて蛇を出した』のでは」(同)との不安の声も出る。

支持率アップ難しく、改憲スケジュールも断念
そもそも今回の「出直し人事」は「危険水域」に入った内閣支持率の下落に歯止めをかけるのが主目的だったはずだ。その意味では骨格維持で経験者を優先起用した実務的布陣は「新味に欠け、支持率アップにはつながりにくい」(首相周辺)ことは間違いない。だからこそ首相も「結果を出すことで国民の信頼回復に結び付ける」と頭を下げたのだ。ただ、直前に辞任した稲田朋美元防衛相も含めて"問題閣僚"と"お友達閣僚"をほぼ一掃したことで「5割を超えて急上昇した内閣不支持率」をある程度低下させる効果は見込めそうだ。

首相は記者会見で憲法改正についても「日程ありきではない。これからは党でしっかり議論し、国会での議論が深まっていくことを期待する」と語った。これは、5月3日の憲法記念日に明言した「安倍改憲」のスケジュールの事実上の断念を意味する。改憲案の党内とりまとめを託されている高村正彦副総裁が「慎重論」を述べたこととも連動している。

2418チバQ:2017/08/04(金) 18:55:09
首相は衆院解散については「全く白紙だ」と述べた。これは首相の常套句だが、党内では「早期改憲実現のためには衆院での改憲勢力3分の2が前提となり、それが首相の解散権を縛る形になってきたが、その前提が変わればいつでも解散ができる」(自民幹部)との受け止めが大勢だ。

9月1日の代表選実施を決めた野党第1党の民進党も早期解散への怯えを隠さない。人事に当たっての自公党首会談で首相と協議した山口那津男公明党代表は「来年秋という相場観は変わった。常在戦場だ」と明言した。永田町では9月下旬に召集予定の臨時国会冒頭で解散し、衆院2補選が予定された10月22日を投開票日とするという「秋口解散説」もささやかれ、多くの衆院議員は「夏休み返上での田の草取り」に精を出す構えだ。

「秋口解散」は"疑惑"解明が大前提に
ただ、解散も含めて首相が1強としての政局の主導権を回復するためには、支持率急落の原因となった「森友・加計両学園の疑惑」や「南スーダンPKO日報隠蔽問題」にケリを付ける必要がある。

自民、民進両党は4日午前、PKO日報問題についての衆参両院での閉会中審査を10日に実施することで合意した。首相も出席して「丁寧に説明」することで批判をかわすのが目的だが、「当事者の稲田氏や辞職した防衛省最高幹部が出席してきちんと答弁しない限り、疑惑は晴れない」(民進党幹部)ことは間違いない。さらに「森友・加計両疑惑」も閉会中審査で「真正面から疑惑解明に取り組む姿勢を示す」(自民幹部)ことが必要だ。「うやむやにしたまま衆院解散ですべてをチャラにしようとすれば自民党は大敗し、首相も退陣に追い込まれる」(首相経験者)からだ。

人事から一夜明けた4日午前、首相は記者団に「今日から新しいスタートです。謙虚に丁寧に結果を出すことで国民の信頼を回復したい」と淡々とした表情で語った。今後の政局を左右する「8・3出直し人事」だったが、4日朝のワイドショーなどでは有名女優の不倫問題など芸能ニュースが優先された。かつてない政治不信の高まりの中で、1強を誇って政権運営を続けてきた首相が、人事を境にどう変身するのか。それが今後の政局を占う最大のポイントとなりそうだ。

2419チバQ:2017/08/04(金) 19:00:14
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-183271.html
安倍内閣に集まった寝首を掻きかねない面々 支持率浮揚を狙って異例の抜擢をしたが…
11:30東洋経済オンライン

安倍内閣に集まった寝首を掻きかねない面々 支持率浮揚を狙って異例の抜擢をしたが…
安倍内閣に集まった寝首を掻きかねない面々
(東洋経済オンライン)
「先の国会では森友学園への国有地売却の件、加計学園による獣医学部の新設、防衛省の日報問題など様々な問題が指摘され、国民の皆様から大きな不審を招く結果となった。そのことにつき、冒頭まず深く反省し、国民の皆様にお詫び申し上げたいと思う」

ここ最近の内閣支持率の下落など、やはり「政権最大の危機」と感じていたのだろうか。第3次安倍第3次改造内閣の閣僚名簿が発表された8月3日、安倍晋三首相は会見の冒頭で国民に謝罪した。

これまで口にしたくなかった「森友」と「加計」の名前。それをわざわざ言ってみせたのは、みずから「結果本位の仕事人内閣」と名付けた人事で支持率回復を図りたいためだ。

初入閣は6人
再起をかけて任命した19名の閣僚のうち、初入閣は齋藤健農林水産相、中川雅治環境相、小此木八郎国家公安委員長、江崎鉄磨沖縄及び北方領土担当相、松山政司一億総活躍等担当相と梶山弘志地方創生等担当相の6人だ。このうち斎藤大臣は当選3回の大抜擢だが、改造前の山本有二農水相と同じく、“石破派からの一本釣り”という意味もある。

特徴のひとつは宏池会(岸田派)からの抜擢だ。同派からは上川陽子法務相、林芳正文部科学相、小野寺五典防衛相と松山大臣の4人が選任され、改造前(岸田文雄外務相兼防衛相と山本幸三地方創生等担当相の2人)と比べて倍増したことになる。当初は「岸田派からは1人増加の3人」と言われていただけに、同派をおもんぱかる姿勢は明白だ。

岸田氏は今回、自民党政調会長に就任して党務に携わることになった。岸田派からの登用を手厚くしたのは、岸田氏への“禅譲”に安倍首相が過分なほど配慮したためだろう。

また菅義偉官房長官のほか、河野太郎外務相と小此木大臣の3人が自民党神奈川県連に所属している点も注目だ。菅長官は政治家になる前に小此木大臣の父である故・小此木彦三郎元通産相の秘書を務めていたという関係もある。

もっとも菅長官が国政に進出した時、小此木家は決して好意的ではなかったという。また河野大臣は菅長官の閣内ライバルである麻生太郎副総理兼財務相の“志公会”のメンバーだ。

しかしながら、一部ではこの人事は菅長官の意向が反映されたといわれている。それが本当なら菅長官も“ポスト安倍”を狙おうと、神奈川県連を固めるために置いた布石かもしれない。

野田氏は来年の総裁選出馬に意欲
総務相が高市早苗氏から野田聖子氏に代えられたのも興味深い。同学年の2人は互いに「ライバル」と見なされてきた。第2次安倍政権が発足した2012年12月、安倍首相は高市氏を政調会長、野田氏を総務会長に抜擢し、ある意味で2人を競わせている。

しかし2014年9月3日の内閣改造では、安倍首相に近い高市氏が総務相に抜擢された一方で、この日に54歳の誕生日を迎えた野田氏に安倍首相からバースディプレゼントは贈られなかった。

2420チバQ:2017/08/04(金) 19:00:28
「誰も来てくれないかと思った」

この時に開かれた政治資金パーティーで、野田氏は自虐的にこう述べている。

その奮起が2015年の総裁選出馬表明に繋がった。この時、野田氏は立候補に必要な20名の推薦人を集められなかったが、その原因は陰で猛烈な切り崩しがあったためだ。無風で2期目に入りたかった安倍首相にとって、野田氏は小さくない脅威となっていた。野田氏が昨年の東京都知事選で小池百合子都知事を応援したことも、懸念材料となったはずだ。

しかも総務相の仕事は、野田氏にとって初めてではない。37歳の時には史上最年少(当時)で郵政相に抜擢された。その郵政省が2001年の中央省庁再編で自治省、総務庁と統合されて誕生したのが総務省。今回の総務大臣就任は、いわば野田氏にとって“古巣”への回帰といえる。

そして総務大臣に就任早々、野田氏は来年の総裁選への出馬に意欲を見せている。

河野太郎元国家公安委員長の外相抜擢も、興味深い人事といえる。国際派のイメージの強い河野氏だが、外務三役の経験はない。しかも父親は河野洋平元衆議院議長で、宮沢政権の官房長官を務めた時に、いわゆる「河野談話」を発表している。

慰安婦問題を巡って必ず問題となるのが、この河野談話である。もともとは韓国政府からの依頼で作られたもので、強制連行を示す客観的な資料は発見できなかった。それでも日本側がこれを認めたのは、韓国側の「認めてくれたら二度と問題にはしない」という申し入れを信じたためだ。

外相就任直後に開かれた会見で、河野大臣に河野談話とこれからの慰安婦問題への取り組みについて聞いてみた。慰安婦問題については2015年12月、日韓両政府間で「最終的かつ不可逆的に解決する」と合意されたが、それが韓国政府によって反故されようとしている。河野大臣は「70年談話と日韓合意が着実に実行されることが望ましい」と述べるのみで、「河野談話」には触れることはなかった。

その河野大臣と「歴史認識は完全に一致している」と述べた安倍首相だが、安倍首相は2012年9月の自民党総裁選に出馬表明した時、「河野談話を見直したい」と明言している。

寝首も掻きかねない面々とどう渡り合うか
有名政治家を取りそろえた華やかな陣営。これで低落する支持率を反転させたいという安倍首相の思惑がある一方で、寝首も掻きかねない面々も見える。

間もなく5年になろうとする安倍政権の安定性にやや曇りが見えた今、安倍首相は解散総選挙の日程を「白紙状態」とした。

もともと政治は常在戦場が基本だが、今年の夏はいちだんと長く暑くなりそうである。

2421チバQ:2017/08/04(金) 19:00:48
https://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/mca170804010.html
改造内閣 経産省出身、斎藤農水相の手腕期待 市場開放要求に攻めの農政
06:07フジサンケイビジネスアイ

 第3次安倍第3次改造内閣の通商政策は、多国間の巨大自由貿易協定(メガFTA)の機運が高まる中、“攻めの農政”への転換が課題となる。市場開放を求める海外勢と戦える農業を目指すには、生産性を向上させ、経営感覚を持った農家を増やすことで、国内農業の競争力を強化する必要がある。経済産業省出身の斎藤健農林水産相の手腕への期待は大きい。

 7月に大枠合意をした欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)では、今秋にも影響試算がまとめられる。安価で質の高い豚肉やチーズが流入し、打撃を受ける畜産農家、酪農家を中心に国内対策の具体化が急務だ。

 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)では、政府は離脱を表明した米国抜きの11カ国で早期に合意を図り、米国の復帰を促すシナリオを描く。一方で、米国は2国間での自由貿易協定(FTA)に意欲をみせる。米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は「農業の市場拡大は日本が第一の標的」とTPP以上の譲歩を迫る懸念があり、農業をめぐって厳しい駆け引きが続きそうだ。

 海外からの市場開放の要求に対抗するには、国外に販路を求め、攻めに転じるしかない。政府は2019年までに農林水産物・食品の輸出額を1兆円にまで増やす目標を掲げる。ただ、16年は約7500億円と過去最高を更新したものの、伸びは鈍化している。輸出増に向けたてこ入れ策が日本の農業が生き残るカギとなる。

2422チバQ:2017/08/04(金) 19:18:25
http://www.sankei.com/politics/news/170804/plt1708040024-n1.html
2017.8.4 07:06
【内閣改造】
自民党役員人事、憲法改正と衆院解散の両にらみ 首相、新執行部に託す「軌道修正」
 自民党は3日、臨時総務会で新執行部人事を正式に決めた。安倍晋三首相(党総裁)は党運営を仕切る二階俊博幹事長と、憲法改正論議の中核を担う高村正彦副総裁を再任した。岸田文雄前外相を政調会長に起用し、竹下亘前国対委員長は総務会長、塩谷立元文部科学相が選対委員長に就いた。新たな布陣からは憲法改正と衆院解散の両方をにらんだ首相の狙いが透けて見える。

■岸田氏は持論封印

 党内は今後、憲法改正推進本部を舞台に改憲論議がヤマ場を迎える。首相は9条を維持した上で自衛隊を明記し、党改憲案を秋の臨時国会に提出する方針だ。首相が早々と再任を決め、改憲論議の主導的な役割を期待する高村氏は3日の役員会で改憲論議について首相にこう求めた。

 「これからは党にお任せいただきたい。内閣は経済第一でやってほしい」

 首相は高村氏に対し「当然です」と応じた。

 「一任」を取りつけた高村氏は今後、丁寧に改憲論議を進める構えだ。ただ、意見集約には岸田氏との連携が不可欠だ。その岸田氏は首相の改憲案に対し「今は9条改正は考えない」と異論を唱えていたが、3日の新執行部就任の記者会見では持論を封印した。

 「私の考えは従来と変わっていないが、私の立場は私の考えを実現することではなく、活発な議論の環境をつくり結論を出すことだ」

 「ポスト安倍」の有力候補とされる岸田氏が率いる岸田派は、憲法改正に慎重な「党内ハト派」として知られ、岸田氏は持論と首相の意向との間でジレンマに陥るのは間違いない。岸田氏を政調会長に据え、党改憲案の取りまとめ役として責任の一端を負わせることで、来年の党総裁選で憲法改正を争点にしない-。首相にはこんな狙いがあるとされる。岸田氏周辺も「首相の意向には逆らえないだろう」と漏らす。

 とはいえ、首相が3日、改正憲法の2020年施行目標について「スケジュールありきではない」と柔軟姿勢を示すと、公明党の山口那津男代表は即座に「当然だ」と評価した。首相に近く幹事長代行に就任した萩生田光一前官房副長官でさえ「軌道修正した」との認識を示した。

 首相は改憲論議の行方を党に委ねるしかないもどかしさも抱えている。
■水面下でさや当て

 首相のもう一つの狙いは、選対委員長に塩谷氏、幹事長代行に萩生田氏を起用した布陣に象徴される。両氏とも首相の出身派閥の細田派で、次期衆院選の解散戦略を細田派が牛耳ることになる。官邸と党執行部の意思疎通を円滑にし、内閣支持率が回復すれば、いつでも衆院解散に踏み切れるよう環境を整備する思惑があるようだ。

 萩生田氏は官邸と党のパイプ役を担う。二階氏との関係も良好で、首相は「自分の分身としてやってほしい」と指示した。だが、選対委員長を細田派に奪われた二階氏は早速、選対委員長代理ポストを新設し、側近の林幹雄幹事長代理を兼務させる。塩谷氏らの動きににらみをきかせる狙いとみられ、水面下で激しいさや当てが始まっている。

2424チバQ:2017/08/04(金) 20:33:38
http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000106978.html
 「ポスト安倍」を巡る動きに変化が出てきました。まず、次の総裁選に「必ず出る」と意欲を示した野田総務大臣。さらに、岸田政調会長は初めての党三役入りで足場を固め、石破元幹事長は非主流派の立場から「ポスト安倍」をうかがっています。自民党本部前から報告です。

 (政治部・中丸徹記者報告)
 (Q.入閣していきなりの総裁選出馬表明。野田氏の狙いは?)
 これははっきりと宣言することで、今後、ポスト安倍が取り沙汰される時に必ず名前が上がるようにしたいという作戦です。派閥に所属せず、党内に基盤を持たない野田氏にとっては国民の人気が生命線です。今回、安倍総理に耳の痛い話もする存在として入閣したことをチャンスに政権にストレートな物言いで人気を高めたいということです。実は4日、同じように河野外務大臣も自ら総裁選への出馬に意欲をにじませてポスト安倍として自身を売り込みました。
 河野外務大臣:「まず自分の仕事をきちっとやるというのが大事だと思う。今、私の目の前にはASEAN(東南アジア諸国連合)の会合があるので、一歩一歩前に進んでいきたい」「(Q.その先にそういった考え(総裁選出馬)も見えてくる?)一歩一歩、歩きながら考えていきたいと思う」
 (Q.岸田氏と石破氏は今後、どういう戦略を描いている?)
 岸田氏は3日、安倍総理から「将来の日本を中心で背負っていく人材」と呼ばれました。事実上の後継指名を受けたともいえる位置に付けました。安倍総理を必死に支えることで総理の座を譲り受けるというのが戦略の軸です。一方、石破氏は徹底して安倍総理と距離を取り、安倍政権への批判の声を自分の支持に取り込んでいく考えでしたが、閣内で似たポジションを取る野田氏の登場で苦しくなります。アベノミクスに代わる経済政策など、独自の政権像を示す必要に迫られているといえます。

2426チバQ:2017/08/04(金) 20:38:10
https://news.nifty.com/article/item/neta/12111-35846/
石破茂、次期首相就任シナリオ…「官僚の反乱」で安倍政権潰し先鋭化、稲田防衛相辞任に成功
2017年08月01日 20時00分 ビジネスジャーナル
石破茂、次期首相就任シナリオ…「官僚の反乱」で安倍政権潰し先鋭化、稲田防衛相辞任に成功
自民党の石破茂衆議院議員(写真:Natsuki Sakai/アフロ)
 安倍晋三内閣の支持率が暴落を続けている。毎日新聞が7月22・23日に行った全国世論調査では、内閣支持率は26%で同社の前回6月調査より10ポイント減少した。一方、不支持率は12ポイント増の56%に達している。

 同調査で興味深いのは、「ポスト安倍」に関する質問が行われたことだろう。まず、「ポスト安倍は安倍」の是非が聞かれた。

 2018年9月、安倍首相の自民党総裁としての2期目の任期が終わる。それを踏まえ、「3選はOKか?」という旨の質問が行われた。「(3期目も)総裁を続けた方がよい」との回答は23%にとどまり、「代わった方がよい」は62%と6割を超えた。

 さらに「安倍1強」のイメージについても質問された。結果は「自民党から安倍首相に代わる人が出てきてほしい」が31%で最多。「野党から首相に対抗できる人が出てほしい」は25%で、「新しい政党や政治団体から首相に対抗できる人が出てきてほしい」は23%だった。

 また、自民党支持層では「自民党から安倍首相に代わる人が出てきてほしい」が51%となっており、すでにポスト安倍レースが激化している原因を雄弁に物語っている。

 言わずもがなとはいえ、野党に期待する有権者が25%しかいないことも浮き彫りになった。少なからぬ有権者が「自民党における内部抗争の激化」を期待していると見ることもできるだろう。安倍首相の敵は野党ではなく、身内の自民党というわけだ。

●「大穴」石破茂と「本命」岸田文雄の一騎打ちか

 なかでも、自民党の石破茂・衆議院議員(鳥取1区)と岸田文雄・外務大臣(広島1区)の2人が耳目が集めているのは、ご存じの通りだ。

 情報戦も激化している。石破氏に対しては、産経新聞が連載『加計学園 行政は歪められたのか』で『新設認めぬ「石破4条件」は獣医師会の政界工作の「成果」だった! 民主党政権でも献金攻勢…』という記事を7月18日付で掲載した。

 日本獣医師政治連盟が石破氏に100万円の政治献金を行い、それを受けて石破氏が「4条件」を作成したという内容だ。石破派の猛抗議も含めて、大きな話題となった。

 逆に、同じ産経・FNNが22、23の両日に行った世論調査で「いま首相にふさわしい人物」を聞いたところ、1位は石破氏で20.4%と、さすがの人気を見せつけた。ちなみに、2位は安倍首相で19.7%、3位は小泉進次郎・衆議院議員(神奈川11区)で9%という結果だった。

 一方の岸田外相は、4位の小池百合子・東京都知事(8.9%)に次ぐ5位で5.3%と、少なくとも世論的には石破氏のリードを許してしまっているようだ。しかし、ここ最近の注目度は相当なものがあり、「今後も安倍政権を支えるのかどうか」について報道が過熱している。

 何しろ、外相は閣僚でもトップクラスの激務。再任となれば、ポスト安倍レースに関する動きは制限されてしまう。本人は党三役を希望しているとの憶測記事も流れたが、それが実現すると「総理総裁の危機を見捨てた冷血漢」という批判が自民党内からも出かねない。

 石破氏も岸田外相もポスト安倍レースの“有力馬”とはいえ、そのポジショニングは異なる。世論調査ではトップといっても、やはり石破氏は“大穴”であり、岸田外相が“本命”というところなのではないか。

2427チバQ:2017/08/04(金) 20:38:25
●自民党結党以来の危機到来なら石破首相誕生か

 では、プロは現在の状況をどう見るか。政治アナリストの伊藤惇夫氏が解説する。

「石破さんが首相になるためには、たとえば度肝を抜くような巨大な新スキャンダルが発覚するといった緊急事態が勃発し、今以上に安倍政権や自民党の支持率が下落することが必須だといっていいでしょう。

 自民党が結党以来の危機を迎え、有権者や党員に人気の石破氏を担ぎ出すというシナリオです。何しろ石破派は19人、自民党に8つある派閥のうち数では6番目という規模です。近年の総裁選では党員票のウェイトが増えているとはいっても、まともに総裁選を戦っては勝てません」(伊藤氏)

 一方、岸田外相は「引く手あまた」の恍惚と不安を抱えている、といったところのようだ。

「以前からまことしやかに言われているのは、岸田さんが安倍さんを支えればポスト安倍として首相の座を禅譲されるという説です。しかしながら、少なくとも戦後の政治史において、首相の座が禅譲されたことは、ただの1度もありません。やはり、首相の座というのは自らが奪い取るものなんです」(同)

 岸田派は池田勇人、大平正芳、鈴木善幸、宮沢喜一と4人の首相を輩出した名門派閥・宏池会だ。いわゆる「保守本流」を自任。伝統的に政策通のイメージを持つが、半面、上品で荒事に弱い「お公家集団」と揶揄されてきた。派閥としての勝負弱さを物語る逸話として、2000年、森喜朗内閣の打倒を画策して失敗した故・加藤紘一氏の「加藤の乱」という“汚点”を残している。

「岸田さんが自力で総理総裁の座を目指すにしても、岸田派は43人。党内では細田派、麻生派、額賀派に次ぐ4番目の勢力にすぎません。となると、やはり麻生派との合併といった『大宏池会構想』のゆくえが焦点になってきます。

 閣内で政権を支えるにしても、閣外に出るにしても、麻生さんや安倍さんに手綱を握られてはダメです。岸田さん自らが政局をつくるという腰の強さが求められているのは間違いないでしょう」(同)

●蓮舫・野田のダブル辞任でも民進党危機は続く

 対して、最大野党の民進党は相次ぐ“敵失”の恩恵を受けているはずなのだが、支持率は伸び悩む。先日には、野田佳彦幹事長と蓮舫代表の辞任が発表された。伊藤氏が苦言を呈する。

「相変わらずの風頼みから、脱却できていません。党の人気がないと蓮舫さんを代える、野田幹事長を交代させる、という時点で、有権者があきれて当然でしょう。看板を代えれば支持率が復活すると本気で考えているのなら、あまりにも能天気といわざるを得ません」(同)

 有権者の「民進党アレルギー」は、旧民主党政権の体たらくが骨身に染みているからだ。ならば、民進党の解党的出直しはひとつしかない、と伊藤氏は指摘する。

「旧民主党政権に関与した政治家は、少なくとも表舞台から退場していただく。蓮舫さんや野田さんは言うに及ばず、細野豪志さんや前原誠司さんだって同じです。本当に人心一新をするには、思い切って若手を抜擢する。そして、若い新執行部が10年間、有権者に頭を下げ続けて、ようやく信頼できる野党としてのスタートラインに立てるのではないでしょうか」(同)

 先の毎日新聞の世論調査を例にすれば、「新しい政党や政治団体から首相に対抗できる人が出てきてほしい」(23%)という層と親和性が高いと考えられるが、野党再編に期待する有権者も一定数、存在する。

 複数のメディアが記事にしているが、東京都議会議員選挙で都民ファーストの会を支援した若狭勝・衆議院議員(東京10区)、長島昭久・衆議院議員(比例東京ブロック・復活当選)、渡辺喜美・参議院議員(比例区)、松沢成文・参議院議員(神奈川県選挙区)の4議員が、新党結成を模索しているという。

「ただ、率直に申し上げて、有権者に衝撃や期待を与えるだけの議員はいないといわざるを得ません。たとえ民進党の一部が割れて、それなりに知名度のある議員が合流したとしても、有権者の印象は変わらないでしょう。政権交代が視野に入るほどの野党再編劇を演出するなら、石破さんを引っ張ってくるぐらいの大技が必要です」(同)

2428チバQ:2017/08/04(金) 20:38:35
●安倍政権を追い詰める「官僚の反乱」

 毎日新聞の世論調査では約6割が反対とはいえ、安倍3選の可能性はあるのだろうか。政権中枢にパイプを持つ元官僚は「安倍首相がワンチャンスに賭けるしかないほど追い詰められているのは事実」と看破する。

「支持率より深刻なのは、『官僚の反乱』です。加計学園の問題では、元文部科学省事務次官の前川喜平氏が公然と反旗を翻し、南スーダンPKOの日報問題では、陸上自衛隊内部のリークが稲田朋美防衛相を窮地に追い込みました。

 宮仕えをしてきた私でさえ、脱官僚、政治主導の重要性は今も昔も変わっていないと思いますが、官僚側も必死です。この反乱がさらに広がっていけば、安倍政権の終焉は意外に早く訪れるかもしれません」(元官僚)

 28日、稲田防衛相はPKO日報問題の責任を取るかたちで辞任することを表明した。

 そんななか、安倍政権側の「ワンチャンス」となるのが衆院解散だ。8月の内閣改造後の解散が、アドバルーン的に報道されている。

「自民党総裁としての任期を迎える来年9月に近づけば近づくほど、安倍首相の政治的選択肢は減少していきます。打つ手がなくなり、レームダック化することだけは避けたいでしょうから、そうすると電撃解散の現実性は決して低くないと考えます。

 というより、秋や8月に解散が行われる可能性があると考えられていて、それを嫌がるグループがいるからこそ、マスコミにリークする動機が生まれるわけです」(同)

 都議選では、都民ファーストの会という絶好の受け皿が存在したが、国政レベルでは何の用意もされていない。小沢一郎・自由党代表は、既存野党が結集する「オリーブの木構想」を持論としているが、民進党以上に共産党が加わることに対する反発も少なくない。

「今、衆院を解散して選挙を行えば、自民党が勝つ可能性はきわめて高いでしょう。野党の準備がまったくできていませんからね。そうすれば、自民党内の安倍降ろしを封じることができる。有権者はドン引きかもしれませんが、勝てばポスト安倍への期待もしぼむでしょう」(同)

 すでに、先回りするかたちで「ご乱心解散」や「ちゃぶ台返し解散」などのニックネームも流布しつつある。「勝てば官軍」と居直っても、解散を選択せずに低姿勢に徹しても、安倍首相を待っているのは茨の道に違いない。
(文=編集部)

2430名無しさん:2017/08/05(土) 03:56:14
毎日新聞世論調査

 首相は自民党総裁として現在2期目で、来年9月に任期が切れる。緊急調査で後任の総裁について聞いたところ、
「石破茂元幹事長がふさわしい」が21%で、「安倍首相のままでよい」の20%と並んだ。
11%は自民党の岸田文雄政調会長を挙げ、この3人以外にふさわしい人がいると考える人も15%いた。「関心がない」は20%だった

2431チバQ:2017/08/05(土) 09:11:24
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/article/348289/
韓国、河野外相に期待感 安倍第3次改造内閣発足
2017年08月04日 06時00分

 【ソウル曽山茂志】安倍晋三首相の3日の内閣改造について、河野太郎氏を外相に起用したことに、韓国では歓迎ムードが広がった。日韓の最大の懸案である従軍慰安婦問題を巡り、1993年の官房長官談話で旧日本軍の関与と強制性を認めた父、河野洋平元衆院議長の精神を引き継いでいるとの期待があるようだ。

 韓国外務省報道官は3日の記者会見の冒頭で河野氏の外相就任に触れ、「韓日両国が未来志向的で成熟したパートナー関係を構築できるよう希望している」との康京和(カンギョンファ)外相のコメントを紹介した。

 聯合ニュースによると、康氏は同日ソウルで面会した長嶺安政大使にも河野氏の外相就任に対して祝辞を伝えたという。

 同ニュースは、河野氏が日韓議員連盟に所属し、安倍首相の靖国神社参拝に否定的な立場であることなどを紹介。「父親から受けた影響が今後の日韓協議にプラスに作用するとの期待がある」と伝えた。

=2017/08/04付 西日本新聞朝刊=

2432チバQ:2017/08/06(日) 13:45:36
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/170806/plt17080608000001-n1.html?utm_source=yahoo%20news%20feed&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
激変した「ポスト安倍」めぐる党内力学 岸田氏最右翼も、河野氏と野田氏が“乱入” 石破氏は無視
2017.8.6 08:00
 安倍晋三首相が3日に断行した、内閣改造・自民党役員人事の“老獪(ろうかい)さ”が注目されている。「ポスト安倍」を競う岸田文雄前外相と石破茂元幹事長のうち、岸田氏は希望通りに政調会長に据えたが、後ろから鉄砲を撃つような言動を繰り返した石破氏は無視したのだ。さらに、安倍政権に批判的だった野田聖子、河野太郎両衆院議員を、総務相と外相に抜擢(ばってき)して有力候補に押し上げた。「脱お友達」がキーワードとされる人事だが、「ポスト安倍」をめぐる党内力学は激変した。

 「引き続き、安倍内閣をしっかり支えていくことが、私にとって役割であり、その役割をしっかりと務めていきたい」

 岸田氏は3日、新政調会長として党本部で開かれた記者会見に臨み、こう宣言した。2012年12月の第2次安倍政権発足から4年8カ月、外相という大任を務め上げ、希望ポストに就任した表情は晴れやかだった。

 安倍首相は来年9月に予定される自民党総裁選での3選を目指しており、今回の改造人事で、政権への信頼を取り戻したい考えだ。首相は3日夕の記者会見で「政権を奪還したときの原点に立ち返り、謙虚に丁寧に国民の負託に応えるために全力を尽くす」と語った。

 新内閣の布陣とともに、「ポスト安倍」候補の処遇も注目された。

 最右翼に躍り出たのは岸田氏だ。安倍内閣は「森友、加計学園」問題などで支持率が急落したが、岸田氏は一貫して安倍首相を支持してきた。希望した党三役を射止めたうえ、岸田派から閣僚4人を輩出した。

 永田町関係者は「安倍首相は一時、岸田氏に外相と防衛相を兼務させた。通常はあり得ず、『絶対的信頼』を意味する。総裁3選に向けた勢力固めともいえるが、『次はあなただ』という意思表示だろう。岸田氏も安倍首相からの政権禅譲を狙っている」と分析する。

 野田氏と河野氏も、「ポスト安倍」候補として再浮上した印象が強い。

 特に、野田氏は重要閣僚である総務相への起用で、一気に息を吹き返す可能性がある。野田氏は一昨年9月の総裁選で「安倍一強」に対抗して出馬を模索したが、推薦人20人を確保できなかった。

 野田氏は3日夜、来年の総裁選について、「総裁選は権力闘争であると同時に、3年に一度だけは候補者がすべての政策を戦わせ、国民とつながる場面だ。よき習慣をなくしてはいけない。『次も必ず出る』ということは申し上げていく」と、官邸で記者団に語った。

2433チバQ:2017/08/06(日) 13:46:07
 まずは閣僚として成果を上げてからだろう。野田氏が、東京都の小池百合子知事と近いこともプラスになりそうだ。

 河野氏は長く、「党内左派の首相候補」と言われてきた。世代的には、岸田氏の次の世代だが、東アジア情勢が緊迫化するなか、外相として突出した存在感を発揮できれば「万が一」もあり得る。

 一方、石破氏率いる水月会(19人)は、斎藤健農水相以外はポストは回ってこなかった。政策通として知られ、当選3回の斎藤氏を大抜擢(ばってき)し、石破氏を牽制(けんせい)したという見方もできる。

 安倍首相は、石破氏に近かったが、水月会には参加しなかった2人(小此木八郎国家公安委員長、梶山弘志地方創生担当相)も入閣させた。

 一連の人事は、単なる「脱お友達」「仕事人」というだけでなく、よく考え抜かれた巧妙なものだ。「人事の佐藤」と呼ばれた、安倍首相の大叔父、佐藤栄作元首相の老獪な手腕を参考にした形跡もある。

 今回の人事で、「ポスト安倍」をめぐる党内力学はどう変わったのか。

 政治評論家の伊藤達美氏は「禅譲を期待する岸田氏と、『反安倍』を鮮明にした石破氏との争いになるだろう」といい、続けた。

 「野田、河野両氏の起用で、2人も『ポスト安倍』に名乗りを上げるだろうが、やはり中心となるのは岸田、石破両氏だ。安倍首相は総裁3選を目指しているが、内閣支持率次第で難しくなる。その場合、岸田、石破両氏の争いになる。野田氏も当然出るだろう」

 政治評論家の森田実氏は先月中旬、安倍首相と二階俊博幹事長と官邸で昼食をともにした。その際、吉田茂元首相と佐藤氏の例を引きながら、「長期政権の維持には人事をやりながら、常に『国民に信を問う』姿勢が大事だ」と助言したという。

 森田氏はやや違う視点で、「自民党は、フランスで起こった『マクロン現象』を警戒すべきだ」といい、解説した。

 「マクロン仏大統領は今年6月の国民議会選挙で新党を立ち上げて圧勝し、伝統的な左右政党は完敗した。自民党はこれまで2度下野したが、原因は『保守分裂』だ。安倍首相が、野田、河野両氏を閣内に取り込み、反安倍勢力を分断したことで、当面の危機は避けられた。来年の総裁選で党内にしこりが残った場合、反安倍グループと小池都知事が一緒になり、新党を結成し、勝負に出る可能性が大いにある」

2434チバQ:2017/08/06(日) 17:31:45
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1708060002.html
【始動 3×3安倍内閣】入閣待機組の悲哀 首相、「仕事人内閣」の思惑 派閥推薦よりリスク回避も江崎氏起用で二階氏に配慮
05:04産経新聞

【始動 3×3安倍内閣】入閣待機組の悲哀 首相、「仕事人内閣」の思惑 派閥推薦よりリスク回避も江崎氏起用で二階氏に配慮
改造内閣が発足し、記念撮影に臨む安倍晋三首相(手前中央)と新閣僚ら=3日、首相官邸(松本健吾撮影)
(産経新聞)
 首相の安倍晋三が内閣改造・自民党役員人事の構想を練っていた7月25、26両日、自民党志帥会(二階派)は、大阪市のホテルに総勢2千人を集めて研修会を開いた。「数の論理」を信奉する二階派会長で党幹事長の二階俊博らしい示威行動といえる。

 25日夜、ホテルの一室に、衆院当選7回の山本拓と平沢勝栄、同6回の桜田義孝と福井照の4人がひそかに集められた。いずれも適齢期ながら閣僚経験がない入閣待機組だ。

 奥には二階と、側近の幹事長代理の林幹雄が座っていた。林は「今回わが派からは4人を推薦しました。あとは首相の判断です」と告げた。

 4人は「お任せします」と頭を下げた。二階は無言で深くうなずいた。

 実は安倍には、派閥推薦の入閣待機組を受け入れる余裕はほとんどなかった。内閣支持率が急落する中での内閣改造。信頼を取り戻す「仕事人内閣」を発足させるには閣僚経験者が要職を占めるしかない。国会答弁などが未知数でリスク要因となる入閣待機組は最小限にとどめる算段だった。

 さらに安倍は、野党・メディアにつけ入る隙を与えぬよう内閣情報調査室に対し、閣僚候補の「身体検査」を徹底するよう命じていた。身体検査とは議員のカネや交遊関係、周囲とのトラブルなどの身辺調査を意味する。その証拠に6月下旬以降、内閣情報官の北村滋はほぼ毎日、首相の執務室に出入りしている。

 二階もこの状況を重々承知していたが、だからといって派閥推薦を遠慮するのは領袖の沽(こ)券(けん)にかかわる。派閥が動いたことを4人に伝える「気配り」でもあった。

   × × ×

 結果、4人は誰も入閣しなかった。

 安倍が狙ったのは意外な人物だった。二階派最高顧問で元衆院議長の伊吹文明。旧大蔵省出身で文部科学相などを歴任した重鎮に、加計学園問題で「反乱軍」となった文科省の「鎮圧」を任せようと考えたのだ。ところが、伊吹が固辞し、計画は頓挫した。

 二階派で安倍が白羽の矢を立てたのは、衆院当選6回で二階派事務総長の江崎鉄磨だった。

 「入閣しない」と公言してきた江崎にとっては青天の霹靂(へきれき)だった。安倍が電話で入閣候補者に電話をし続けた2日も、江崎は地元・愛知県におり不在だった。それでも江崎の事務所の電話が鳴った。

 安倍「もしもし、アベですが…」

 秘書「どちらのアベさんですか?」

 やむなく安倍は江崎の携帯に電話したが、江崎は「せっかくですが、お断りします」。安倍が二階に事情を説明すると、今度は二階が激怒した。

 「なんで断るんだ! これは派閥の総意だ!」

 安倍がそんな江崎を入閣させたのは、二階への気遣いからだった。

 江崎の父で元自治相の江崎真澄は、二階が秘書時代から世話になった人物だ。江崎鉄磨は、二階を「政治と人生の師」と仰ぎ、初当選以来政治行動をともにしてきた。しかも73歳。入閣待機組は誰も文句を言えない。二階は「江崎のせがれがやっと大臣になれた」と相好を崩した。

   × × ×

 蓋を開けてみれば、閣僚19人のうち、初入閣は6人。決して少ないわけではない。だが、その顔ぶれをみると安倍の思惑が透けてみえる。

 国家公安委員長の小此木八郎、地方創生担当相の梶山弘志、農林水産相の斎藤健はいずれも元幹事長の石破茂に近い人物。来年の総裁選の対抗馬となりえる石破から引きはがそうという算段なのだ。

 1億総活躍担当相の松山政司と、環境相の中川雅治は参院枠。安倍は国会審議などで参院幹事長の吉田博美に恩義を感じており、ポストで謝意を示した。

 宏池会(岸田派)は待機組の入閣はゼロだったが、会長の岸田文雄は政調会長となり、文科相の林芳正ら4人が起用されたので文句は言えまい。

 安倍の出身派閥である清和政策研究会(細田派)は「身内びいき」批判を払拭するため、衆院の新入閣はゼロだったが、もともと待機組が少なかった。

 割を食ったのは、平成研究会(額賀派)、近未来政治研究会(石原派)、有隣会(谷垣グループ)。この3つはもはや安倍の眼中にないようだ。3つからは不満が噴き出しているが、その矛先は領袖に向いている。これも安倍の狙い通りだといえる。=敬称略

(沢田大典、石鍋圭)

2435チバQ:2017/08/06(日) 17:33:03
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20170806k0000m010041000c.html
<首相>岸田氏に人事相談 改造1カ月前、ベルギーで
08月05日 21:13毎日新聞

<首相>岸田氏に人事相談 改造1カ月前、ベルギーで
岸田文雄氏=首相官邸で2017年8月1日、川田雅浩撮影
(毎日新聞)
 安倍晋三首相は5日の読売テレビの番組で、内閣改造・自民党役員人事で外相だった岸田文雄氏を党政調会長に起用したことに関し、7月上旬の欧州歴訪中から今後の政権運営や人事を岸田氏に相談していたと明かした。また秋の臨時国会に党の憲法改正案を提出するとしてきたことについて、「今後は党にお任せし、高村正彦副総裁と岸田氏に取りまとめへ汗を流してもらいたい」と述べ、党内や公明党、野党に配慮して慎重に進める姿勢を強調した。

 首相は7月5、6両日に日・欧州連合(EU)首脳会談などのためベルギーを訪れていた。外相として同行した岸田氏と「(宿泊先の)私の部屋でゆっくり一杯やりながら、お互いに胸襟を開いて『厳しい状況で自民党、政府をどうやって運営しようか』と話した。その後、話し合いを続け、最終的に党を支えてほしいとなった」と説明。「ポスト安倍」候補の岸田氏の協力を取り付けるために改造の1カ月前から協議し、党の要職を希望する同氏の意向を受け入れた経緯を明かした。

 さらに首相は、これまでの政権運営で「自分の中におごりが生じたのかもしれない」と反省をアピール。改憲については日程ありきでないと改めて訴え、「内閣は経済第一でやってほしい」と苦言を呈した高村氏と、9条改正に慎重な岸田氏らに今後の議論を委ねる考えを示した。

 また「まずは(自民、公明の)与党で案を考える。同時に野党を含め、多数派を形成する努力は重ねなければならない」と与野党の理解を得る必要性を指摘。「皆で納得して進まないと(改憲の)国民投票で過半数を得るのは難しい」と理由も説明した。

 一方、改造で起用した河野太郎外相に対しては「ものおじせずに言いたいことを言い、発言ぶりは独特だが、外交・安全保障政策は大体、私と同じ考え方だ」と評価した。河野氏の父洋平氏は「ハト派」として中韓両国と良好な関係を築いたが、「(河野氏の)政策は独自のものだ」と述べ、日韓外交などで父とは一線を画すとの見方も示した。【竹内望】

2436チバQ:2017/08/06(日) 17:33:46
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1708050016.html
【内閣改造】安倍晋三首相 河野太郎外相、小泉進次郎筆頭副幹事長に「発信力」期待 岸田文雄政調会長には「憲法で汗流して
08月05日 17:59産経新聞

【内閣改造】安倍晋三首相 河野太郎外相、小泉進次郎筆頭副幹事長に「発信力」期待 岸田文雄政調会長には「憲法で汗流して
安倍晋三首相(代表撮影)
(産経新聞)
 安倍晋三首相は5日、読売テレビの番組で、3日の内閣改造・自民党役員人事で起用した主なメンバーへの期待を語った。

 「政界の異端児」とも呼ばれる河野太郎外相については「外交や安全保障政策はだいたい私と同じ考え方だ」と紹介した上で「表現ぶり、発言ぶりは独特のものを持っている。発信力、発言力とバイタリティー、創造性を生かし、『地球儀を俯(ふ)瞰(かん)する外交』を展開してほしい」と述べた。

 来年秋の自民党総裁選への出馬を明言した野田聖子総務相に対しては「内閣の一員として一緒に成果を上げていく。私も信頼を回復したいし、野田さんも評価を上げていく。その上で総裁選がどうなるかだ」と“エール”を送った。

 党筆頭副幹事長に就く小泉進次郎衆院議員に関しては「前々から党務で頑張りたいと言っていたので、発信力を生かして、国民の皆さまに自民党が向かう方向を分かりやすく語りかけてもらいたい」と、党幹部に起用した理由を語った。

 4年8カ月外相を務めた岸田文雄政調会長に対しては「将来の自民党、日本を担ってほしいと期待する」と述べた。同時に、憲法改正では「高村正彦副総裁とともに党のとりまとめに向けて汗を流してもらいたい」と求めた。

2437チバQ:2017/08/07(月) 07:44:25
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1708070003.html
【始動 3×3安倍内閣 劣化する自民党】「安倍1強」にあぐらをかき手練手管を失う 「魔の2回生」は勉強不足に選挙準備不足…
05:04産経新聞

【始動 3×3安倍内閣 劣化する自民党】「安倍1強」にあぐらをかき手練手管を失う 「魔の2回生」は勉強不足に選挙準備不足…
新体制で行われた3日の自民党役員会。各派閥の思惑が複雑に交錯する=東京・永田町の党本部(福島範和撮影) 
(産経新聞)
 「俺があいつの下か。参ったな…」

 3日の内閣改造・自民党役員人事を受け、幹事長の二階俊博側近の党幹事長代理、林幹雄は周囲にこうボヤいた。

 「あいつ」とは、幹事長に次ぐ地位の幹事長代行に就いた萩生田光一を指す。林は衆院当選8回で70歳、経済産業相や国家公安委員長などを歴任したベテランだ。対する萩生田は当選4回53歳。閣僚経験もない。

 なぜこのような逆転現象が起きたのか。

 幹事長代行は、野党時代の平成23年に新設されたポストだ。24年9月に安倍晋三が総裁に就任すると、幹事長に就いた石破茂の「お目付け役」として菅義偉を配し、その後も自らの出身派閥である清和政策研究会(細田派)の細田博之、下村博文という側近を登用した。萩生田も安倍の最側近で細田派に所属している。

 加えて安倍は、選対委員長も古屋圭司に代えて、細田派の塩谷立を起用した。来年暮れの衆院任期満了を見据え、臨戦態勢を敷いたといえる。

 これでは二階も面白くない。即座に選対委員長代理を新設し、腹心である林に兼務させた。党運営や解散戦略をめぐる二階、細田両派のさや当てはやがて先鋭化する可能性がある。

 × × × 

 なぜ幹事長室と選対委員長室が重要なのか。次期衆院選は過去2回と違い、自民党にとって厳しい選挙が確実視されている。そのため、選挙基盤の弱い議員の差し替えが最重要課題となっているからだ。

 特に自民党が政権を奪回した24年に初当選した2回生議員は「魔の2回生」と呼ばれる。選挙基盤が弱いのに、ろくに勉強もせず、女性関係や金銭トラブルなど不祥事を起こす議員が絶えないからだ。地元から公認差し替え要求を受けている議員も少なくない。

 「このハゲー」発言で波紋を広げた豊田真由子(埼玉4区)、不倫やストーカーが発覚した中川俊直(広島4区)とも2回生だ。離党届を出した2人の選挙区に対立候補を立てるかどうかも焦点となる。

 × × × 

 「国民から大きな不信を招く結果となった。改めて深く反省し、おわび申し上げたい」

 安倍は今月3日の記者会見の冒頭でこう語り、8秒間も頭を下げた。不信を招いた理由として森友学園や加計学園の問題を挙げた。

 官邸は当初、加計学園問題を「大したことはない」とたかをくくっていた。

 加計学園の獣医学部新設は愛媛県と今治市が19年から申請を続けており、これを日本獣医師会と文部科学省が岩盤規制で阻止するという構図だったため、「総理のご意向」など介在する余地がなかったからだ。

 ところが、安倍と加計学園理事長が旧知の間柄だったことから、野党とメディアは「加計ありき」とキャンペーンを張り、内閣支持率は急落した。

 問題は、政府が総攻撃を受けているのに、支えるべき自民党の動きが極めて乏しいことにある。

 かつての自民党は野党やメディアなど「外圧」への対応が極めて早かった。

 17年1月に朝日新聞が、慰安婦問題に関するNHK番組に、安倍と元財務相の故中川昭一が「圧力をかけた」と報じた。

 これに対し、古屋圭司ら自民党有志がすぐに検証チームを結成。1週間後には報道を否定する見解をまとめた。後に朝日新聞は「取材が十分であったとはいえない」と白旗を上げた。

 ところが、加計学園問題をめぐり、自民党は検証チームを作るどころか、参院議員の青山繁晴らごく少数が個人的に動いただけで、組織的な援護射撃はほとんどなかった。

 それどころか、森友学園問題では、総裁特別補佐だった西村康稔が、理事長だった籠池泰典らの「百万円寄付」発言の反証を集めて反撃しようとしたが、周囲は冷ややかだった。同僚議員からは「親衛隊が首相にゴマをすっている」という声さえ上がった。

2438チバQ:2017/08/07(月) 07:45:00
 × × × 

 自民党内の権力闘争もお粗末な状況になっている。

 首相が小泉純一郎だった17年6月、元幹事長の故加藤紘一が、首相の靖国神社参拝を政局に転化させようと議連「靖国問題勉強会」の発足に動くと、安倍は即座に「平和靖国議連」を立ち上げ、機先を制した。

 最近は権力闘争の武器としての議員連盟の活動に関し、沈滞ムードが漂う。

 先の党総裁選では、無投票再選阻止を目指す若手議員が「分厚い保守政治を目指す若手議員の会」を立ち上げると、安倍に近い議員が「文化芸術懇話会」を発足させて対抗した。ところが、会合で出席議員が「マスコミをこらしめる」などと不規則発言を連発させ、逆に安倍の再選支持派を困らせた。

 「安倍1強」にあぐらをかくうちに議員の劣化は確実に進んでいる。勉強不足、選挙の準備不足だけではない。時々の政権の原動力にもなった権力闘争の手練手管も失われつつある。こんな体たらくで憲法改正を発議することができるのか。安定した政権運営で国民の負託に応えることができるのか。=敬称略

 (沢田大典、石鍋圭)

2439チバQ:2017/08/07(月) 18:52:15
http://www.hochi.co.jp/topics/20170806-OHT1T50299.html
江崎沖縄北方相、内閣改造2日で失言1号「北方問題は素人」
2017年8月7日6時0分 スポーツ報知
江崎鉄磨沖縄北方相
江崎鉄磨沖縄北方相
 江崎鉄磨沖縄北方担当相(73)=愛知10区=が5日の地元の後援者を集めた会合後、「(北方領土問題は)素人」と自らの能力不足を認め、「役所の答弁書を朗読すればいい」などと国会軽視とも取れる発言をしていたことが6日、分かった。江崎氏サイドは軽視の意図はなかったとしたが、3日に発足したばかりの安倍改造内閣の閣僚による、さっそくの“失言”。支持率低下に歯止めをかけるために堅実なメンバーを集めたはずが、早くも足をすくわれかねない格好だ。

 安倍首相が自ら「仕事人内閣」と命名した改造内閣のメンバーの一人、江崎氏が「仕事人」ならぬ「無責任」な大臣とも取られかねない言葉を発した。

 5日、地元の愛知県一宮市で行われた就任祝賀会合後、今後の国会答弁について間違いを避け、スムーズな進行をするために「しっかりお役所の原稿を読ませていただく。立ち往生よりも答弁書を朗読かな」と発言。さらに、自らが中心となって解決を図らなければいけない重要任務の北方領土問題について「素人。皆さんの知恵で色をつけてもらう」とも口にし、「入閣は重荷だ」とも吐露した。

 知識不足を理由に官僚の言うがままとなり、担当閣僚としての責任を放棄することを“宣言”したかのような言葉。国権の最高機関である国会を軽視しているとみられてもおかしくない。

 国会軽視発言としては2010年11月、当時の民主党政権で法相だった柳田稔氏が「(答弁は)『個別の事案については答えを差し控える』『法と証拠に基づいて適切にやっている』の2つだけ覚えておけばいい」と地元の国政報告会で話したことが参院予算委員会などで問題とされた。柳田氏は発言から8日後に法相を辞任した。

 この日、江崎氏の事務所関係者は、スポーツ報知の取材に対し発言内容について説明。「『しっかり読む』というのは『答弁に備えて事前に読む』という意味。『答弁書の朗読』も、答弁がストップするよりは朗読した方がまだいいということだった」と話した。また、「素人発言」は「政策を進めていく上で、周囲の力を借りてやりたいと伝えたかった」とした。

 安倍首相から入閣を打診された際に一度は固辞。その後、派閥の長である二階俊博幹事長に説得され、就任を受けたという経緯もある江崎氏。6日夜、都内で「野党の質問に対し誤った答弁をしないようにするという意味だった。これからは言葉を選ばないといけない」と述べたが、野党から厳しい批判を受けることは必至だ。

 ◆江崎 鉄磨(えさき・てつま)1943年9月17日、愛知県一宮市生まれ。73歳。父は通産相、自治相などを歴任した江崎真澄氏。67年に立教大文学部を卒業。少林寺拳法の開祖・宗道臣氏、父の秘書などを経て、93年の衆院選に父の地盤を受け継ぎ新生党から初当選。2000年に落選も、03年に国政復帰。その後、自民党に入党。09年に再度落選し、12年の衆院選に当選。現在6期目。

2440チバQ:2017/08/07(月) 18:53:16
https://mainichi.jp/articles/20170808/k00/00m/010/037000c
改造内閣

副大臣と政務官の顔触れ

毎日新聞2017年8月7日 18時26分(最終更新 8月7日 18時29分)
 政府は7日の臨時閣議で、第3次安倍第3次改造内閣の副大臣・政務官人事を決定した。

【復興】

 土井  亨氏(どい・とおる)東北学院大。副国土交通相。58歳。宮城1区、衆院当選3回(細田派)

 長沢 広明氏(ながさわ・ひろあき)東洋大。党参院副幹事長。58歳。比例代表、参院当選2回、衆院当選1回(公明党)=留任

【内閣府】

 越智 隆雄氏(おち・たかお)東大院。内閣府政務官。53歳。東京6区、衆院当選3回(細田派)=留任

 福田 峰之氏(ふくだ・みねゆき)立教大。党国際局次長。53歳。比例代表南関東、衆院当選3回(麻生派)

 松本 文明氏(まつもと・ふみあき)明大。副内閣相。68歳。比例代表東京、衆院当選3回(細田派)

【総務】

 奥野 信亮氏(おくの・しんすけ)慶大。副法相。73歳。奈良3区、衆院当選4回(細田派)

【総務・内閣府】

 坂井  学氏(さかい・まなぶ)東大。副財務相。51歳。神奈川5区、衆院当選3回(無派閥)

【法務・内閣府】

 葉梨 康弘氏(はなし・やすひろ)東大。副法相。57歳。茨城3区、衆院当選4回(岸田派)

【外務】

 中根 一幸氏(なかね・かずゆき)専修大院。外務政務官。48歳。比例代表北関東、衆院当選3回(細田派)

 佐藤 正久氏(さとう・まさひさ)防衛大。防衛政務官。56歳。比例代表、参院当選2回(額賀派)

【財務】

 上野賢一郎氏(うえの・けんいちろう)京大。国交政務官。52歳。滋賀2区、衆院当選3回(石原派)

 木原  稔氏(きはら・みのる)早大。党青年局長。47歳。熊本1区、衆院当選3回(額賀派)=留任

【文部科学】

 丹羽 秀樹氏(にわ・ひでき)玉川大。副内閣相。44歳。愛知6区、衆院当選4回(麻生派)

【文部科学・内閣府】

 水落 敏栄氏(みずおち・としえい)新潟商業高。党文科部会長。74歳。比例代表、参院当選3回(岸田派)=留任

【厚生労働】

 高木美智代氏(たかぎ・みちよ)創価大。衆院経産委員長。64歳。比例代表東京、衆院当選5回(公明党)

 牧原 秀樹氏(まきはら・ひでき)東大。環境政務官。46歳。比例代表北関東、衆院当選3回(無派閥)

【農林水産】

 礒崎 陽輔氏(いそざき・ようすけ)東大。首相補佐官。59歳。大分選挙区、参院当選2回(細田派)=留任

 谷合 正明氏(たにあい・まさあき)京大院。党参院国対委員長。44歳。比例代表、参院当選3回(公明党)

【経済産業】

 西銘恒三郎氏(にしめ・こうさぶろう)上智大。副総務相。63歳。比例代表九州、衆院当選4回(額賀派)

【経済産業・内閣府】

 武藤 容治氏(むとう・ようじ)慶大。副外相。61歳。岐阜3区、衆院当選3回(麻生派)

【国土交通】

 牧野 京夫氏(まきの・たかお)早大。外務政務官。58歳。静岡選挙区、参院当選2回(額賀派)

【国土交通・内閣府・復興】

 秋元  司氏(あきもと・つかさ)大東文化大。衆院内閣委員長。45歳。比例代表東京、衆院当選2回、参院当選1回(二階派)

【環境】

 渡嘉敷奈緒美氏(とかしき・なおみ)昭和大。副厚労相。55歳。大阪7区、衆院当選3回(額賀派)

【環境・内閣府】

 伊藤 忠彦氏(いとう・ただひこ)早大。総務政務官。53歳。愛知8区、衆院当選3回(二階派)=留任

【防衛・内閣府】

 山本 朋広氏(やまもと・ともひろ)京大院。文科政務官。42歳。比例代表南関東、衆院当選3回(無派閥)

◇政務官

 内閣府=村井英樹、山下雄平(参)▽内閣府・復興=長坂康正※▽総務=小倉将信、山田修路(参)▽総務・内閣府=小林史明▽法務・内閣府=山下貴司▽外務=岡本三成(公)、堀井学、堀井巌(参)▽財務=今枝宗一郎、長峯誠(参)▽文部科学=宮川典子▽文部科学・内閣府・復興=新妻秀規(公・参)▽厚生労働=田畑裕明、大沼瑞穂(参)▽農林水産=野中厚、上月良祐(参)▽経済産業=大串正樹※▽経済産業・内閣府・復興=平木大作(公・参)▽国土交通=秋本真利、高橋克法(参)▽国土交通・内閣府=簗和生▽環境=笹川博義▽環境・内閣府=武部新▽防衛=大野敬太郎▽防衛・内閣府=福田達夫

略歴の見方
 長沢広明氏、高木美智代氏、谷合正明氏以外の副大臣は自民党。カッコ内は同党の派閥。政務官は敬称略。公は公明党、そのほかは自民党。参は参院議員。※は留任。(共同)

2441チバQ:2017/08/07(月) 18:56:55
https://mainichi.jp/articles/20170808/k00/00m/010/038000c
改造内閣

副大臣・政務官人事 各派閥のバランス優先

毎日新聞2017年8月7日 18時31分(最終更新 8月7日 18時31分)

 政府は7日の臨時閣議で、第3次安倍第3次改造内閣の副大臣・政務官人事を決定した。自民党岸田派を重視した閣僚人事と異なり、各派閥のバランスを優先した人事となった。

 安倍晋三首相は7日、首相官邸で開いた副大臣会議で「(政権交代した)5年前に国民に約束した時の強い使命感と緊張感を思い出し、しっかり結果を出す布陣だ」と強調。学校法人「加計(かけ)学園」の問題などを念頭に、「官僚との適切な信頼関係を築き、国政運営に当たっていただくようお願いする」とも語った。

 決定したのは副大臣25人、政務官27人。副外相には自衛隊出身の佐藤正久参院議員を起用、副文部科学相には自民党の丹羽秀樹衆院厚生労働委員長を再起用した。加計問題で混乱する文科省の立て直しを図る。副農相には首相に近い礒崎陽輔参院議員が留任し、7月に大枠合意した日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)などへの対応を急ぐ。

 閣僚を巡っては、東京都議選の惨敗で「安倍1強」が揺らいだことを受け、首相は岸田、麻生両派など有力派閥から重点的に登用した。一方、副大臣・政務官人事は前回2016年8月の内閣改造時と同様に、派閥均衡を優先。旧山東派と合併して人数が膨らんだ麻生派は副大臣、政務官のいずれも1人増となったが、他の派閥は多くが横ばいだった。閣僚数がゼロだった谷垣グループからも副大臣1人、政務官2人が入った。各派の意向を聞き入れ、不満を抑えることを重視した模様だ。

 菅義偉官房長官は7日の記者会見で「首相が適材適所の観点で人選されたと承知する。『仕事人内閣』として政権の政策課題をしっかりと推進できる体制が整った」と強調した。【小山由宇】

2442チバQ:2017/08/07(月) 20:10:55
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-soc1708070010.html
初の女宰相へ野田聖子氏が描く野望 小池氏巻き込み「ポスト安倍争い」
17:05夕刊フジ

初の女宰相へ野田聖子氏が描く野望 小池氏巻き込み「ポスト安倍争い」
総務相として入閣した野田氏。「ポスト安倍」の一人として存在感が高まっている
(夕刊フジ)
 女性闘士・野田聖子総務相の言動が注目されている。安倍晋三首相が立ち上げた「脱お友達」内閣のシンボルであるうえ、入閣当日、来年秋に予定されている自民党総裁選への出馬を宣言したからだ。安倍首相の「総裁3選」に挑戦する真意とは。東京都の小池百合子知事を巻き込んで、総裁選に殴り込みをかける作戦も指摘される。自民党政局の新たな“台風の目”になった野田氏の「野望」に迫った。

 「首相とは(当選)同期だが、歩みはだいぶ違う。政策の違いは出てくる」「よく対立軸といわれるが、多様性がこれから必要になる。人口減少の中で、多くの意見を吸収できる政権与党を作るのが国民への約束だ」

 野田氏は4日午前の記者会見で、来年秋の総裁選出馬について、こう語った。久しぶりに大臣の椅子に座った興奮が冷めやらない様子だった。

 安倍首相が「仕事人内閣」と命名した改造内閣の目玉は、やはり野田氏の総務相への起用だ。ズケズケとものを言う野田氏を閣内に迎え入れることで、批判勢力にも耳を傾ける謙虚な姿勢を示そうとしたのだ。

 確かに、安倍首相には、やや高圧的な面もあった。2012年12月に政権を奪還してから、党内の批判勢力を封じて「安倍一強」という政治情勢を作ってきた。だが、「森友、加計学園」問題などで支持率が下がるなか、国会内外から側近重用政治への批判・不満がわき起こった。

 野田氏にとっても、今回の入閣は好機だった。郵政相や内閣府特命担当相、総務会長などを歴任してきたが、最近はポストに恵まれずにいた。

 永田町関係者は「同じ女性政治家である小池氏や稲田朋美元防衛相らにスポットライトが当たるなか、野田氏は虎視眈々と反転攻勢の機会を狙っていた。今や『永田町の女性闘士』の異名を取り、再び総裁選候補(=ポスト安倍)として世間から認知され始めた」という。

 ただ、野田氏の総裁選出馬には、超えるべきハードルがある。

 野田氏は無派閥であり、一昨年の総裁選では推薦人20人を確保できず、出馬を断念した。総務相という重要閣僚には就いたものの、推薦人を集められるメドは立っていないのだ。

 こうしたなか、「安倍政権を支える党内主流派が、野田氏の総裁選出馬を後押しするのではないか」という見立てがある。

 現時点で、来年の総裁選は、安倍首相と石破茂元幹事長の出馬が有力視されている。ただ、「安倍vs石破」の一騎打ちになると、議論が先鋭化して党内にしこりが残る可能性が高いのだ。

 官邸周辺は「野田氏が出馬意欲を示したことで、総裁選は三つどもえになる可能性が出てきた。場合によっては、岸田文雄政調会長も出馬するかもしれない」といい、続けた。

2443チバQ:2017/08/07(月) 20:11:08
 「憲法改正を訴える安倍首相、その方法論に異を唱える石破氏と野田氏、ハト派の岸田氏が出馬すれば、政権与党としての自民党の人材の多彩さ、懐の深さを示すことができる。こうした奥行きは、民進党や小池氏率いる『都民ファーストの会』にはない。他党の代表選ではまねのできない『重厚な総裁選』を国民に見せることができる」

 野田氏としても、総裁候補として注目され続けることで、自身を支援してくれる派閥と連携したり、自身の足場となるグループの形成につながることもある。平成の世でも「政治は数、数は力」なのである。

 天下獲りへの「野望」を、野田氏はどう描いているのか。政治ジャーナリストの角谷浩一氏は「野田氏は宣言通り、総裁選に出馬するだろう。閣僚として政権に入っても、出られないことはない」といい、続けた。

 「野田氏は今回の入閣で『困っている安倍首相を助けた』という高評価を得た。一方、石破氏は『全員野球で党を立て直そう』という機運を読み違えて、男を下げた。野田氏は総務相として実績を上げれば、党内主流派などから『推薦人を出してやろう』という動きが出てくるはずだ。また、小池氏が応援する可能性もあり、そうなれば総裁選の構図そのものを大きく変える可能性がある」

 これと符合するのか、小池氏は4日の記者会見で、「今回、2人しか女性大臣はいないが、野田氏1人で10人分ぐらいの活躍をしていただきたい」とエールを送った。

 「ポスト安倍」レースが、にわかに面白くなってきた。

2444チバQ:2017/08/07(月) 20:13:34
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-soc1708070012.html
加藤氏、厚労省と拉致問題兼務で大丈夫か 西岡氏「事務方-首相ラインぶれなければ」
17:05夕刊フジ

加藤氏、厚労省と拉致問題兼務で大丈夫か 西岡氏「事務方-首相ラインぶれなければ」
激務の厚労相に拉致も兼務する加藤氏
(夕刊フジ)
 安倍晋三首相が断行した内閣改造で、政権の最優先課題である拉致問題については、厚生労働相に就任した加藤勝信氏が引き続き担当することになった。これまで官房長官や法相、国家公安委員長などとの兼務はあったが、厚労相は初めて。7月にジャーナリストの田原総一朗氏が安倍首相に提案した「政治生命を賭けた冒険」が北朝鮮絡みではとの見方もある中、重責を担えるのか。

 「最初に私が拉致問題担当大臣になったときも、1億総活躍などいろいろな兼務をしている中で『大丈夫か』という指摘をいただいた。私としてはできる限りの対応はさせていただいてきたつもりだ」

 4日に記者会見した加藤氏はそう述べ、被害者救出に今後も全力で取り組む考えを示した。

 たしかに、これまで加藤氏は無任所の大臣として、1億総活躍や働き方改革などの特命と拉致問題を兼務してきた。だが、厚労省は旧厚生省と旧労働省が合併して誕生した巨大官庁で、扱う分野も社会保障に雇用・労働、健康・医療など幅広い。本当に兼務が可能なのかが気にかかる。

 拉致被害者や家族を支援している「救う会」の西岡力会長は「忙しい職と兼任することには若干の心配はあるが、この間を担当大臣として安定した仕事をしてきた。最悪のケースが加藤大臣が替わって新しい人になることだったことからすると、ほっとしている」と話す。

 加藤氏がさらに多忙になることも予想される中、西岡氏が注目するのは拉致問題対策本部の石川正一郎事務局長の存在だ。石川氏は今年4月以降に限っても9回、首相官邸で安倍首相と面会し、内閣改造の前日にも官邸を訪れた。

 西岡氏は「実質、安倍首相-石川事務局長のラインで動かしているという感じもあるので、そこがぶれなければ大丈夫だろう。加藤大臣も首相と完全に一体だ。われわれは今年中の拉致問題解決を求めている。被害者救出のために命がけで頑張ってほしい」と訴える。

 一方、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない行方不明者について調べている「特定失踪者問題調査会」の荒木和博代表は「厚労相はめちゃくちゃ忙しい。拉致問題を担当するといっても、ときどき被害者家族と会ったり、集会で話をしたりするぐらいで、それ以上は無理だろう。可能であれば、若くてやる気のある人を副大臣にして、その人は拉致問題にだけ取り組むようにしてもらいたい」と求めた。

 4日の記者会見で、加藤氏に拉致問題専門の副大臣設置案について考えを聞くと、副大臣の新設は困難との認識を示し、「そうした懸念にも応えていけるよう、取り組んでいきたい」と語った。

 荒木氏は「北朝鮮向けラジオ放送を聞いた被害者が万が一、情報をこちらに出してくるようなことが起きれば、ショックで政府は動かざるを得ない。そうした状況を民間でつくらないといけない」と指摘した。

 何はともあれ、結果を出してほしい。

2445チバQ:2017/08/07(月) 20:32:43
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017080701036&g=pol
文科・丹羽氏ら再登板=手堅さ重視-副大臣人事



安倍晋三首相(前列左から3人目)と記念撮影する第3次安倍第3次改造内閣の副大臣ら=7日午後、首相官邸
 政府は7日の閣議で、副大臣・政務官人事を決定した。文部科学副大臣に丹羽秀樹前衆院厚生労働委員長、法務副大臣に葉梨康弘衆院議員を再起用。留任も6人で手堅い布陣となった。認証式は同日午前に皇居で行われた。
 派閥別で見ると、おおむね規模に応じて割り当てられた。ただ、昨年1人だった石破派からの起用は今年はゼロだった。
 新たに政務官27人も決定。自民党所属の衆院議員の政務官は全て、女性問題や失言などで役職辞任や離党が相次いだ「魔の2回生」と呼ばれる当選2回が占めた。(2017/08/07-19:42)

2446チバQ:2017/08/07(月) 21:48:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170807-00000075-mai-pol
<江崎担当相>「答弁書朗読」発言、政権アキレスけんにも
8/7(月) 20:11配信 毎日新聞
官邸に入る際、記者に囲まれる江崎鉄磨沖縄・北方担当相=首相官邸で2017年8月7日午前8時53分、中村藍撮影
 江崎鉄磨沖縄・北方担当相が5日、北方領土問題で「答弁書を朗読させていただく」と国会軽視と受け取られかねない発言をし、第3次安倍第3次改造内閣は出はなをくじかれる格好となった。野党は江崎氏の辞任を求めており、政権のアキレスけんになる可能性がある。


 江崎氏は3日の内閣改造で初入閣。わずか2日後の5日、地元の愛知県一宮市で記者団に「朗読」発言をし、北方領土問題は「素人」と語った。安倍晋三首相からの就任要請をいったん断ったことも明かし、「重荷だった」と説明した。7日、記者団に「軽率だった」と陳謝しながらも「(国会)軽視なんて一切していない」と反論した。

 「国会軽視」発言を巡っては民主党政権時の2010年11月、柳田稔法相(当時)が「法相は(国会答弁で)二つ覚えておけばいい」と発言し、引責辞任に追い込まれた。一川保夫防衛相(当時)は11年9月、「安全保障に関しては素人だ」と発言し、参院で問責決議を受けた末に内閣改造で交代した。江崎氏は続投に意欲を示しているが、資質を疑問視される発言だけに尾を引きそうだ。

 首相官邸幹部は「答弁書をしっかり読むというのは謙虚な姿勢から来ている」と江崎氏を擁護する一方、「彼はそういう人だと皆分かっている」と漏らした。江崎氏が担当する沖縄振興は、慎重さを求められる米軍基地問題とも絡むだけに、別の幹部は「言葉一つ誤ったら大変だ」と指摘した。

 江崎氏はこの日、内閣府で前任者の鶴保庸介氏から引き継ぎを受けた。その際、大臣の机の上には「『素人』ではなく、『国民目線で』と答えるように」などと書かれたペーパーが置いてあり、職員があわてて伏せる場面もあった。

 共産党の小池晃書記局長は7日の記者会見で「安倍政権の『丁寧な説明』とは役所の原稿を朗読すること」と皮肉った。民進党の野田佳彦幹事長は「もともとやる気がないなら早く辞めた方がご自身のためになる」と交代を求めた。【竹内望、真野敏幸】


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