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2007年参院選スレ

1とはずがたり:2004/07/15(木) 21:12
現時点で

民緑 52(比例19・選挙区33)
自民 49(比例14・選挙区35)
公明 11(比例8・選挙区3)
共産  4(比例4)
社民  2(比例2)
無所  3(秋田・新潟・沖縄)

今選挙区の定数是正がないとすると

北道 民自   岩手 民
宮城 民自   福島 自民
茨城 自民   栃木 自民
群馬 自民   埼玉 自民公
東京 民民自公 千葉 民自
神奈 自民民(今回公明は自民へ・松に遠慮する事はない)
新潟 民自   富山 自
石川 自    福井 自
長野 民自   静岡 民自
愛知 自民民(神奈川に同じ)
岐阜 自民   三重 民
京都 民自   大阪 民公自
兵庫 民自   和歌 自
鳥取 自    島根 自
広島 自民   福岡 民自
鹿児 自

で決まりであろう。民25自27公3。

残りの選挙区は,青森・秋田・山形・山梨・滋賀・奈良・岡山・山口・徳島・香川・愛媛・高知・佐賀・長崎・大分・熊本・宮崎・沖縄の18選挙区。

比例は
民主 19〜21
自民 15〜13
公明 7〜8
共産 4〜5
社民 2

といったところか。民主20自民14公明8共産4社民2として結局

民主 20+25+52=97議席を固めた
自民 49+26+14=89議席は固い
公明 11+3+8=22は確定的
共産 4+4=8程度か
社民 2+2=4は死守したい
無諸 3+0(いずれも野党系無所属)

は3年後の参院選後は既に確定し居てるといって良い。自公で111民共社無で112。

従って上記の残り18選挙区が決戦場となる。風向きや定数是正でまだ大きく情勢が変わることも十分予想できるがここは残る18選挙区を今から取りに行きたい。

3413とはずがたり:2007/07/06(金) 16:27:43

議席ロックオン 参院選・各党の戦略
1.小選挙区中心の態勢 「動き鈍い」と批判も
【自民党】 埼玉
http://www.saitama-np.co.jp/main/rensai/kensei/07sanin/lockon/01.html

 十六日午後、県議で県連幹事長深井明が所有する会館に六百人を超す聴衆が集まった。自民党の参院選候補予定者古川俊治(44)の「決起集会」。テレビでおなじみの平沢勝栄衆院議員が、立錐の余地なく詰め掛けた聴衆を前に激励した。

 主催は衆院埼玉5区(さいたま市大宮区など)の牧原秀樹(北関東比例)。牧原が「本当は市民会館などを考えた」と言うと、深井は「幹事長の地元で集会をきちんと開けないと示しがつかない。私が号令をかけた」と補足した。

 現在、比例も含め県内の衆院十五小選挙区すべてに現職を擁している。「衆参同日選並みに」の党本部号令もあり、選挙戦は小選挙区を軸に組み立てる戦略だった。支部長を兼ねる衆院議員が陣頭指揮し、その下で県議ら地方議員や地域支部を動かすという構図だ。

 県連は衆参十九人に「千人規模の決起集会開催」を要請。公示直前まで二十七カ所で集会を開く。牧原主催の集会もその一つ。「宣伝カーの姿が見えない」の苦情に、県連は「小選挙区ごとで運行を」と指示も出した。

 しかし、県連はこの戦略を軌道修正しつつある。「動きが鈍い」との声に押されてだ。

 最近の国政選挙(比例)で八十万前後の得票実績から来る「一人は大丈夫」の楽観論。統一地方選の疲れ。県議選の大幅後退も微妙な影を落とす。かつてのように国会議員の号令一つで組織的な動きがつくられないのも要因の一つだ。

 古川は駅頭に立つより支援団体や企業回りを精力的にこなす。だが、比例候補を抱える団体や業界は、名前の混同を避けようと古川の名を出さない傾向がある。組織票固めを狙う古川には「つらい部分」だ。

 党本部が県連に求めた公明党への支援も頭の痛い課題。県連会長の大野松茂は「具体論は言えない」と言葉を濁したきり。

 幾多の課題を前に深井は「県議がしゃかりきにならないと選挙にならない」と話し、県議を主体にした態勢に切り替える姿勢を見せる。県議団が本格的に動きだすか。古川の議席確保、さらに順位に大きく影響するのは間違いない。

=文中敬称略=
(2007年6月22日掲載)

3414とはずがたり:2007/07/06(金) 16:28:07

>「自民党が本題に入ろうとしない」県議で県本部幹事長代行福永信之は渋面で吐露した。「本題」とは、高野博師(60)への支援体制のこと。
>党本部が県連に求めた公明党への支援も(自民党には)頭の痛い課題。県連会長の大野松茂は「具体論は言えない」と言葉を濁したきり。>>3413
>党の基礎票は「四十万前後」。福永は「衆院選では自民に三十万ぐらい出している。五万票はもらわなくては」と見返りを期待する。
>(公明)県議と市町議約二百二十人が五月から週二―三回、朝か夜に駅頭立ちを始めた。地方議員を挙げての組織的な支援は初の試みだ。
>六年前の高野の選挙では、元参院議員浜田卓二郎の支援が票の上積みに貢献した。それでも五十六万二千票止まり。西田が初当選した二〇〇四年選挙は約五十四万票だった。「西田の数字が、うちの最大票」と福永。県議団長山本晴造も「だからこその自民だ」と強調する。

議席ロックオン 参院選・各党の戦略
2.60万票へ見返り期待 逆風に地方議員も総出
【公明党】 埼玉
http://www.saitama-np.co.jp/main/rensai/kensei/07sanin/lockon/02.html

 「自民党が本題に入ろうとしない」
 県議で県本部幹事長代行福永信之は渋面で吐露した。「本題」とは、高野博師(60)への支援体制のこと。「自民衆院議員に会っても古川(俊治)の話ばかり。うちには受動的だ」と気をもむ。

 党にとって埼玉は東京、神奈川、愛知、大阪と並ぶ最重点区。自民党とは愛知、千葉と併せて「与党協力区」に位置付け、連携強化で合意した。「三つの議席を与党で二つ」。埼玉ではその一つに、三選を目指す高野を座らせることが大命題だ。党の基礎票は「四十万前後」。福永は「衆院選では自民に三十万ぐらい出している。五万票はもらわなくては」と見返りを期待する。

 過剰なまでの自民への期待は、与党ゆえの不安とも背中合わせだ。主因は年金記録の不備問題。選対本部長に就く参院議員西田実仁は「連立の一角を担う以上、責任がないとは言えない」と率直。過去とは比較にならない逆風を感じる、と加える。「落とすなら最激戦区の愛知か埼玉」。党本部内からは、そんな悲観すら漏れ聞こえてくる。

 県議と市町議約二百二十人が五月から週二―三回、朝か夜に駅頭立ちを始めた。「高野博師です」。名前を連呼しながら通勤客にチラシを配る。地方議員を挙げての組織的な支援は初の試みだ。

 当の高野は街頭で、年金問題に敏感な壮年層を意識。国会のない週末には駅前でマイクを握り、一人一人と握手を交わしては名刺を配る。「奇策も妙策もない」と西田は説く。

 陣営では目標得票数を、歴代党候補者も未踏の六十万票と設定した。六年前の高野の選挙では、元参院議員浜田卓二郎の支援が票の上積みに貢献した。それでも五十六万二千票止まり。西田が初当選した二〇〇四年選挙は約五十四万票だった。「西田の数字が、うちの最大票」と福永。県議団長山本晴造も「だからこその自民だ」と強調する。

 西田や山本は自民県連と交渉を重ねている。だが、具体的な支援策への言及は今のところない。「選挙日程も延びた。体制づくりはこれからだ」。山本は言うが、「高野に万一のことがあれば、今後の(自民の)小選挙区の応援だって分からない」(県本部関係者)とのけん制も広がりつつある。

=文中敬称略=
(2007年6月23日掲載)

3415とはずがたり:2007/07/06(金) 16:28:35

> しかし、党内にも「組織の強い公明や共産とは違う。きっちり分けることなんてできるわけない」との見方は根強い。その上、「あっちは重点地区に関係なく活動している」「ポスターをはがせと言われた」と両陣営にギクシャクした雰囲気も漂う。
> 「二人が競い合う中で票を掘り起こす」(武正)ことも戦略の一つだが、両陣営からは「地区割りしても人は割れない。むしろ全県的に活動しないと他党に後れをとる」と懸念する声も漏れ始めている。追い風を受け、当選ラインに届くように民主票をうまく二分できるか、それが最大の課題だ。


議席ロックオン 参院選・各党の戦略
3.つかめ年金の追い風 地区割りで2議席狙う
【民主党】 埼玉
http://www.saitama-np.co.jp/main/rensai/kensei/07sanin/lockon/03.html

「自民、公明党の政治にピリオドを打たなければ」。民主党県連幹事長武正公一が十九日の国政報告会で呼び掛けると、会場に集まった人は深くうなずいた。

 政権交代をうかがう民主党は、埼玉選挙区で現職の山根隆治(59)と元電通社員で新人の行田(こうだ)邦子(41)を擁立し、二議席獲得を狙う。「消えた年金」問題が急浮上し、安倍政権の支持率がダウン。参院選のマニフェストでは保険料納付履歴を記載した「年金通帳」交付を掲げ、「追い風」をつかもうと攻勢を懸ける。

 「消えた年金」が明らかになる前から年金改革を訴えてきたという山根は、差別化を図るため“サプライズ”政策を検討中。もう一人の予定候補の行田は、女性が働きやすい環境づくりの政策に加え、最近は「まず一番に年金を訴える」という。

 前回の二〇〇四年参院選、県連はやはり二人を擁立。しかし党本部との“確執”もあり、「二人目」の支援態勢が整わないまま選挙戦に突入。島田智哉子は八十二万票でトップ当選したが、党本部が推薦した弓削勇人は三十七万票で次点に泣いた。

 今回は反省を生かし、川越に拠点がある山根は県西部(衆院の七選挙区)、行田は県東部(五選挙区)に活動エリアを分け、大票田のさいたま市は自由エリアに設定。連合埼玉から推薦を受ける山根が「組織型」で支援団体回りをこなし、行田は駅頭、選挙カーを中心に完全な「空中戦」で浮動票を狙う。

 年金問題で投票率が上がると想定し、県連は〇四年参院選の得票実績を二十万上回る百四十万票を目標に設定。きっちり七十万ずつ獲得し、二人当選というシナリオを描く。

 しかし、党内にも「組織の強い公明や共産とは違う。きっちり分けることなんてできるわけない」との見方は根強い。その上、「あっちは重点地区に関係なく活動している」「ポスターをはがせと言われた」と両陣営にギクシャクした雰囲気も漂う。

 「二人が競い合う中で票を掘り起こす」(武正)ことも戦略の一つだが、両陣営からは「地区割りしても人は割れない。むしろ全県的に活動しないと他党に後れをとる」と懸念する声も漏れ始めている。追い風を受け、当選ラインに届くように民主票をうまく二分できるか、それが最大の課題だ。

=文中敬称略=
(2007年6月24日掲載)

3416とはずがたり:2007/07/06(金) 16:28:52

議席ロックオン 参院選・各党の戦略
4.悲願の「回復」目指す 課題は選挙運動の強化
【共産党】 埼玉
http://www.saitama-np.co.jp/main/rensai/kensei/07sanin/lockon/04.html

 「蕨市長選で(共産党籍の)頼高さんが勝った。『まさか』が起こる激動の時代。頑張れば前進できる選挙だ」。十五日、さいたまスーパーアリーナに約八千人を集めた集会で、埼玉選挙区に出馬する新人、綾部澄子(48)の応援に駆け付けた共産党委員長の志位和夫は埼玉選挙区でも議席獲得は可能だと強調した。

 他党に先駆けて出馬表明した綾部は早くから街頭演説やミニ集会を行っている。二〇〇四年参院選で現職富樫練三が引退して以降、議席がない。今回、まさに“悲願”の議席回復を目指し、「貧困・格差の是正」と「憲法改正反対」を二大テーマに据えた。また子ども医療費無料化、最低賃金の時給千円以上への引き上げなど、綾部を紹介するパンフレット二百二十万部を全戸配布するなど、知名度アップを図っている。

 だが、県内での共産党の退潮ぶりは著しい。県議会でみると一九九九年は十人と公明党県議団と並んで第二会派だったのが、〇三年は四人、四月の県議選では一人に減り、会派も組めない状況に。一方の民主党は議席を倍増し、公認・推薦の二十一人が当選した。県委員会副委員長の並木武雄は「自民批判票の受け皿になれず、民主に票が流れた」と悔しがる。
 しかし、何よりの課題は「負けぐせがつき、運動が弱い」(並木)こと。県内の党員約二万人、また二十万人といわれる後援会員をいかにやる気にさせるかにかかっている、としている。

=文中敬称略=
(2007年6月26日掲載)

5.立党の幹 護憲主張 自民票取り込みに奔走
【社民党 国民新党】
http://www.saitama-np.co.jp/main/rensai/kensei/07sanin/lockon/05.html

 松沢の擁立は四月のことだ。自治労県本部女性部長など通算三十五年の労働運動の経歴を買い、「党として本気で戦う姿勢を示した」(県連)。だが他党に比べ出遅れ感は否めない。短い準備期間を補うため、五月の連休明けからは県域を四ブロックに分け、一週間単位で巡回。朝の駅立ちをほぼ毎日、昼から夜にかけては五十―百人程度のミニ集会や労組回りをこなす。

 四月の県議選では、佐藤征治郎(さいたま市岩槻区)が九年ぶりに党の議席を奪還、内部に刺激をもたらした。中島は「県議選の勢いを借りたい」と語る。
◆   ◆
 十八日午前九時二十分すぎ、JR大宮駅西口で声を張り上げて政策ビラを配布する沢田哲夫(43)。さいたま市議経験がある沢田だが、全県での認知度はまだまだ。駅前など人込みを狙い、知名度アップに奔走する毎日が四月から続く。

 全国一律年金の実施、郵便局の地域社会センター化、病院配置の見直しなど、弱者と地方の格差是正などを掲げ、自公連立政権打倒を目指す同党。ターゲットは自民票だ。「民主は候補が二人。票の取り込みは厳しいが、国民新党は保守色の強い野党。年金問題など政府の不手際に付け込み、“今まで自民だったが、民主はちょっと”という有権者を取り込みたい」と選対幹部は話す。

 しかし、全県選挙区の戦い方を熟知している他党と違い、二〇〇五年八月に結党した同党は、県内で参院候補を出すのは初めて。ポスター張りを除く実働部隊は十数人と、組織力で厳しい現実に直面している。「参院選が一週間延びた分だけ活動できる」。“積み重ね”で票の上積みを狙う選対幹部の言葉に実感がこもる。
(おわり)
=文中敬称略=
(2007年6月27日掲載)

3417とはずがたり:2007/07/06(金) 16:34:25

>古川は駅頭に立つより支援団体や企業回りを精力的にこなす。だが、比例候補を抱える団体や業界は、名前の混同を避けようと古川の名を出さない傾向がある。組織票固めを狙う古川には「つらい部分」だ。>>3413

>「空席が目立つので、スタッフの人も中に入ってください」。開会直前のロビーに響く関係者の声に、受付担当者の半数が駆け足でホール内へ消えていく。6月上旬から、県内各地で開催されている古川氏の大会でよく見られる光景だ。
> しかし、席の埋まらない集会は少なくない。

>県議は選挙で実働部隊として働く。自民は4月の県議選で、議長経験者5人を含む現職19人落選という惨敗を喫した。その総括を巡って会派分裂騒動まで起こした、現職県議たちの「士気」の低下は深刻だ。

>古川氏や医師会への不満もくすぶる。これまで自民の参院候補は県議経験者から選ばれていた。しかし、古川氏は公募に準じた方式で選考されたものの、医師会が強く県連に推薦しており、党本部主導で決めた経緯がある。あるベテラン議員は「今までは身内だからみんなで支えた。古川氏は中央が決めた人。国会議員が支えるのが筋だし、業界の代表なら比例で出るべきだ」と突き放す。

風の行方:07参院選さいたま/上 自民 尾を引く県議選敗北 /埼玉
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/saitama/news/20070703ddlk11010490000c.html

 直近に県西部で開かれた自民党新人、古川俊治氏(44)の総決起大会。「空席が目立つので、スタッフの人も中に入ってください」。開会直前のロビーに響く関係者の声に、受付担当者の半数が駆け足でホール内へ消えていく。6月上旬から、県内各地で開催されている古川氏の大会でよく見られる光景だ。

 自民党は、引退する医師出身の現職、佐藤泰三氏(83)の後継として、同じ医師の古川氏を擁立。古川氏は駅頭演説などを最低限にとどめて業界・団体などをくまなく回る、従来型の組織選挙を展開している。医師や弁護士の資格を持ち、テレビ出演もある華やかな経歴の持ち主だが、県内での知名度は「まだ全域に行き渡っていない」(大野松茂・県連会長)。県連は、全15衆院小選挙区にいる衆院議員に、500〜1000人規模の集会をそれぞれ開催するよう号令をかけた。古川氏は集会から集会へとび回る日々だ。

 しかし、席の埋まらない集会は少なくない。ある県連幹部は「統一選の敗北が組織の体力低下につながっている」と嘆息する。県議は選挙で実働部隊として働く。自民は4月の県議選で、議長経験者5人を含む現職19人落選という惨敗を喫した。その総括を巡って会派分裂騒動まで起こした、現職県議たちの「士気」の低下は深刻だ。

 さらに、古川氏や医師会への不満もくすぶる。これまで自民の参院候補は県議経験者から選ばれていた。しかし、古川氏は公募に準じた方式で選考されたものの、医師会が強く県連に推薦しており、党本部主導で決めた経緯がある。あるベテラン議員は「今までは身内だからみんなで支えた。古川氏は中央が決めた人。国会議員が支えるのが筋だし、業界の代表なら比例で出るべきだ」と突き放す。

 今回の参院候補の人選など、党本部や県連執行部への不信感は募る。別の県議は「自民は個人店主の集まる『商店会連合会』。中央の号令ですぐに動く組織じゃない」と説明した。

 年金記録漏れ問題、松岡利勝・前農相が自殺に至った政治とカネにまつわる問題などで逆風は強まる一方で、安倍晋三内閣の支持率低下に歯止めがかからない。さらに、古川氏の足元を支える県議団の弱体化が追い打ちをかける。

 さすがに6月下旬ごろ、危機感を強めた県議団内から「一致団結すべきだ」の声が上がり始めた。大野県連会長は「2人を擁立した民主になめられてはいけない」と、必死に組織を引き締める。

 自民党本部の選対幹部は「参院選を支えるのは県議ら地方議員だ」と語る。古川氏は1日夜、坂戸市内の総決起集会で「親身になって応援してくださる」と県議たちを持ち上げた。彼らの結束が本物になるのか、結果は約4週間後に明らかになる。
   ×   ×
 12日公示、29日に投開票される参院選が目前に迫った。3議席を目指してしのぎを削る各党の情勢を紹介する。

毎日新聞 2007年7月3日

3418とはずがたり:2007/07/06(金) 16:35:14
>>3415
>本来、組織票を固めるはずの山根陣営は「連合の票だけではとうてい無理」と開き直り、街頭活動で無党派層の獲得に躍起だ。一方、落下傘候補で地盤も組織もない行田陣営は「山根氏はまずは組織固めが先なのでは」と、やんわり山根陣営を批判する。

風の行方:07参院選さいたま/中 民主 年金バネに二兎追う /埼玉
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/saitama/archive/news/2007/07/04/20070704ddlk11010424000c.html

 6月26日、民主党の集会が開かれたふじみ野市内の多目的ホールは、支援者約200人で埋まった。「東京、埼玉、神奈川、千葉、愛知の1都4県で2人当選できるかどうかで、過半数を取れるかが決まる。どうか支援していただきたい」。小沢一郎代表は与野党逆転への決意を力説した。

 3議席を争う埼玉選挙区で民主党県連は2月、現職の山根隆治氏(59)に加え、公募で選ばれた行田邦子氏(41)の擁立を決めた。そのシナリオは、04年参院選で党公認2候補が集めた計約120万票を上回る140万票を獲得し、均等割して60万票以上の当選圏入りを目指す「二兎(と)を追う」ものだ。そのために、県連は重点地区として山根氏に県の西部と南部、行田氏に北部と東部を割り当て、大票田のさいたま市は相乗り区とした。また、山根氏に連合の組織票を、行田氏に浮動票の取り込みを狙わせ、明確なすみ分けをした。

 勝算はある。

 まず、年金記録漏れ問題だ。「党の対策案を書いたビラやチラシは、どこで配ってもすぐになくなる」と、県連幹部は人気ぶりにニンマリだ。

 さらに、今春の統一地方選での躍進がある。7から21議席と3倍に伸びた県議をはじめ、さいたま市議選で全10区で当選者を出すなど、22市町で49人の議員が誕生した(改選前は31人)。大島敦県連選対委員長は「(組織の)足腰が強くなった」と鼻息が荒い。「民主への期待は大きい」と、武正公一県連幹事長は強い追い風を感じている。

 ただ、山根、行田の2陣営ともその追い風をしっかりつかみきれるかは、不確定要素が多い。

 本来、組織票を固めるはずの山根陣営は「連合の票だけではとうてい無理」と開き直り、街頭活動で無党派層の獲得に躍起だ。一方、落下傘候補で地盤も組織もない行田陣営は「山根氏はまずは組織固めが先なのでは」と、やんわり山根陣営を批判する。

 地方議員にも困惑は広がっている。相乗り区となったさいたま市のある市議は「行田さんは浮動票で当選できるから全地区を山根氏に回すべきだ」と不満を訴える。別のさいたま市選出の県議は「後援会からどっちを応援していいのかとせっつかれて困る」と話す。さまざまな意見や疑問に対し、枝野幸男県連代表の答えは「投票日時点で弱い方に入れてください」と、なんとも心もとない。

 2候補を立てた前回04年は、1人が82万票で当選し、もう1人が37万票で落選した。両陣営は「ライバルは自公。保守票をどう切り崩すか」と口をそろえるが、双方70万票獲得は「現実には難しい」(県連幹部)というのが本音だろう。政権交代のための夢は、バランスの悪かった前回の再来という悪夢に変わる恐れも秘めている。

毎日新聞 2007年7月4日

3419とはずがたり:2007/07/06(金) 16:35:40

>公明党の太田昭宏代表の言葉に、会場は静まり返った。6月25日夜、さいたま市内のホテルで開かれた現職、高野博師氏(60)の事務所開きの席上だ。「正直に申し上げて、このままいくと落選します」。

>「現段階は50万〜55万票」というのが高野陣営の読み。過去の実績から自民党が60万票以上取り、04年参院選で獲得した計120万票以上を目指す民主党が票を均等に分け合えば、高野氏は当選圏から吹き飛ばされてしまう。

>松沢氏は私鉄労組回りや、朝の駅立ちなどをマメにこなして出遅れの挽回(ばんかい)を図る。

風の行方:07参院選さいたま/下 公明 共産 社民 国民新 なりふり… /埼玉
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/saitama/archive/news/2007/07/05/20070705ddlk11010318000c.html

 ◇なりふり構わぬ防戦

 公明党の太田昭宏代表の言葉に、会場は静まり返った。6月25日夜、さいたま市内のホテルで開かれた現職、高野博師氏(60)の事務所開きの席上だ。「正直に申し上げて、このままいくと落選します」。選対事務局長の福永信之県議は「組織の引き締めなどではなく率直な現状認識」と、重く受け止める。

 過去2回の選挙では強固な組織にのって安定した戦いぶりを見せた高野氏だが、今回は「かつてなく厳しい選挙」と話す。年金記録漏れ問題などで与党の一角として批判にさらされる中、追い風に乗る民主党が2候補を擁立したことが最大の脅威となった。「現段階は50万〜55万票」というのが高野陣営の読み。過去の実績から自民党が60万票以上取り、04年参院選で獲得した計120万票以上を目指す民主党が票を均等に分け合えば、高野氏は当選圏から吹き飛ばされてしまう。

 中央で連立政権を組む自民党と公明党は、愛知県とともに埼玉県を「自民党が公明党に協力する」選挙区に指定した。高野氏陣営は5万票の支援を期待しているが、逆風をまともに受ける自民党新人の古川俊治氏(44)陣営では「こちらも余裕がなく、とんでもない話」という幹部もいる。

 生き残りをかけ、高野氏陣営は新たな支持層の開拓に懸命だ。6月16日には県本部として初の「農業政策集」を発表。本来は自民支持層の北部、西部の農家やJAに浸透を図る。一方、南部では「環境保護政策」をアピールするビラを大量に配り、無党派層に訴えている。また、一部の鉄道系労組にも支援を要請している。

 太田代表は6月30日にも、JR浦和駅前で「どうしても埼玉で勝たなくてはならない」と声をからした。全党挙げたなりふり構わぬ防衛戦は続く。
   ◇   ◇
 2児の母でもある共産党の新人、綾部澄子氏(48)は、子育て環境や暮らしの充実を訴える。6月15日にさいたま市内で開いた集会では、志位和夫委員長が「蕨市長選で(党籍のある)頼高英雄さんが勝った。頑張れば前進できる」と鼓舞。4月の県議選では4から1に議席を減らすなど低落傾向は続くが、3年ぶりの議席奪還を狙う。

 護憲を前面に出す社民党の新人、松沢悦子氏(58)には6月中旬、土井たか子元党首が応援に駆け付け、「今の憲法を大事にしないとダメ」など「おたか節」で激励した。松沢氏は私鉄労組回りや、朝の駅立ちなどをマメにこなして出遅れの挽回(ばんかい)を図る。

 国民新党の新人、沢田哲夫氏(43)は、市議だったさいたま市以外で知名度は高いと言えない。組織力もない沢田陣営は、大票田の県南部を中心に「政治とカネ問題」を訴え、名前の売り込みに懸命だ。
   ×   ×
 この企画は高本耕太、和田憲二、稲田佳代、鷲頭彰子が担当しました。

毎日新聞 2007年7月5日

3420とはずがたり:2007/07/06(金) 16:48:20

>党本部が5月に実施した世論調査で、党公認の新人古川俊治の支持率が、各党候補を抑えてトップ。公明党現職の高野博師を大きく上回っていたという。過去参院選で自民党が議席を得られなかったのは、2人擁立して共倒れした1998年だけ。本来なら負ける勝負ではないという見方が関係者の共通認識だ。にもかかわらず、県連幹部らの危機感は強い。

>6月18日夜、浦和区内の県民健康センターで開かれた古川の総決起大会には、医師会をはじめとする自民党支持の団体幹部ら約600人が詰めかけた。…この場に姿を見せた「落選県議」はたった1人。田島敏包・前県会議長は「(議員)バッジのないヤツがでしゃばるべきではないでしょう」と仲間をかばった。が、ある県会議長経験者は「自民党の威光がきかずに敗れた。何もフォローしてくれない党のために参院選で汗をかく気はしない」と吐き捨てるように落選者の声を代弁する。

凄い逆風♪
>6月上旬以降、古川が駅頭に立って頭を下げる回数が増えた。「自民はダメだね」「民主から出れば良かったのに」「年金泥棒!」。通りかかる人から浴びせられる言葉は厳しいものばかりだ。
> 今月2日朝、約1時間の街頭活動で訴える内容の大半は年金問題だ。それでも足を止める人も少なければ、スタッフが手渡すビラを受け取る人も少ない。50歳代の会社員男性は、「今の自民党に入れる気がする? ビラなんて受け取る気もしないね」と嫌な顔を見せる。

07参院選 決戦の構図
≪1≫ 自民 逆風「引き算だらけ」(2007年7月5日) 讀賣埼玉
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/kikaku/056/1.htm

 自民党が公明党と連立を組んで3回目となる参院選。両者は選挙を重ねるごとに関係を深めてきた。

 6月23日、さいたま市浦和区内で、自民党県連の大野松茂会長と深井明幹事長は、公明党県本部の西田実仁幹事長、山本晴造副代表らと向き合っていた。「少なくとも5万票分は協力を。(これまでの選挙での)“貸し”を返していただきたい」。西田らの言葉に大野は黙ってうなずいた。関係者は「協力はイコール後援会などの確実な名簿を渡すということだ」と解説する。

 この「協力」の動きが自民党県連に伝えられたのは6月6日のことだった。東京・永田町の自民党本部に呼び出された深井は中川秀直幹事長から「公明党には大人の対応をしてください」と要請された。具体的な話は無かったが、深井は即座に「公明党に票を回す」ことだと理解した。大野も中川からの電話で同じ話を聞かされていた。表面化すれば候補者や支持者らの反発は必至だ。2人はひそかに「協力」を進めるつもりだった。

 約1週間後、埼玉と愛知などで自民党と公明党が協力するとした与党協力区に関する「覚書」が明らかになった。県連幹部や支持者の間には「自分の選挙より公明党のほうが大事なのか」という不満が渦巻き、深井の懸念は的中する。

 党本部が5月に実施した世論調査で、党公認の新人古川俊治の支持率が、各党候補を抑えてトップ。公明党現職の高野博師を大きく上回っていたという。過去参院選で自民党が議席を得られなかったのは、2人擁立して共倒れした1998年だけ。本来なら負ける勝負ではないという見方が関係者の共通認識だ。にもかかわらず、県連幹部らの危機感は強い。

 埼玉では長年保守王国として県議会の3分の2近くの議席を維持してきた。しかし4月の県議選で改選前議席を11も下回る41議席しか獲得出来ず、議長経験者5人を含む現職19人が落選。強固な基盤は民主党支持層の侵食にさらされている。

3421とはずがたり:2007/07/06(金) 16:49:00
>>3420-3421

 6月18日夜、浦和区内の県民健康センターで開かれた古川の総決起大会には、医師会をはじめとする自民党支持の団体幹部ら約600人が詰めかけた。大野は「極めて厳しい戦いだ。連立与党として高野さんと古川の2人を当選させないといけない」と声を張り上げて、危機感をあおった。

 この場に姿を見せた「落選県議」はたった1人。田島敏包・前県会議長は「(議員)バッジのないヤツがでしゃばるべきではないでしょう」と仲間をかばった。が、ある県会議長経験者は「自民党の威光がきかずに敗れた。何もフォローしてくれない党のために参院選で汗をかく気はしない」と吐き捨てるように落選者の声を代弁する。

 「これ以上いじめないでください」
 さいたま市中央区の与野産業文化センターで6月19日、武部勤・前幹事長は古川への応援演説の最後で訴えた。約5000万件にのぼる年金納付の記録漏れ、松岡利勝農相(当時)の自殺――。有権者の自民党に対する目は厳しく、内閣支持率は下降の一途をたどっている。

 6月上旬以降、古川が駅頭に立って頭を下げる回数が増えた。「自民はダメだね」「民主から出れば良かったのに」「年金泥棒!」。通りかかる人から浴びせられる言葉は厳しいものばかりだ。

 今月2日朝、古川は今にも雨が降りそうな西武線所沢駅前で声をあげた。「抜本的な年金改革に取り組んでいます」。約1時間の街頭活動で訴える内容の大半は年金問題だ。それでも足を止める人も少なければ、スタッフが手渡すビラを受け取る人も少ない。50歳代の会社員男性は、「今の自民党に入れる気がする? ビラなんて受け取る気もしないね」と嫌な顔を見せる。3日には久間章生防衛相が「原爆投下」をめぐる発言で辞任。政権与党への逆風は強まるばかりだ。

 「今回の選挙は『引き算』だらけだな」。深井の言葉が自民党のジレンマを象徴している。(敬称略)

3422とはずがたり:2007/07/06(金) 16:49:29
> 「正直申し上げて、このままいくと落選する」「このまま1か月過ぎたら高野博師は勝てない」
> 6月25日夕、さいたま市浦和区のホテルで開かれた「高野博師事務所開き」。公明党の太田昭宏代表の絶叫がホールに響き渡ると、出席者の多くは威圧され、静まりかえった。
>太田の視線の先にいた自民党県連の大野松茂会長や深井明幹事長ら幹部も同様だった。
>「このまま」自民党の協力が無ければ「勝てない」――。関係者は太田の言葉をこう解き明かす。
>高野が前回2001年に得たのは約56万票。新進党(当時)で戦った初当選時より大きく減らしたものの、学会の基礎票に10万票余、上乗せしている。今回、公明党の照準はさらに上がり、目標は60万票。基礎票から約15万をどう上乗せするかが、勝敗の分かれ目だと判断している。
> 公明党の狙いは自民党だけではない。5月中旬、公明党の畠山清彦県議や田口邦雄・前さいたま市議らは、さいたま市役所で相川宗一市長と会い、2年前の市長選で公明党が推薦したことを引き合いに出し、選挙協力を依頼。その直後、市長の後援会「相川会」幹部に、「5000人分の名簿」提供を求めている。

≪2≫ 公明 推薦見返り 名簿要求(2007年7月6日)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/kikaku/056/2.htm

 「正直申し上げて、このままいくと落選する」「このまま1か月過ぎたら高野博師は勝てない」

 6月25日夕、さいたま市浦和区のホテルで開かれた「高野博師事務所開き」。公明党の太田昭宏代表の絶叫がホールに響き渡ると、出席者の多くは威圧され、静まりかえった。太田の視線の先にいた自民党県連の大野松茂会長や深井明幹事長ら幹部も同様だった。

 「このまま」自民党の協力が無ければ「勝てない」――。関係者は太田の言葉をこう解き明かす。会場で公明党市議は「自民にあそこまであからさまに圧力かけるのはどうかなぁ。でも、代表があそこまでやるのは珍しいよ」と苦笑した。

 公明党が過去10年間、国政選挙の比例選で獲得した県内の票は約41万〜47万。これが創価学会の集票力だと見られている。高野が前回2001年に得たのは約56万票。新進党(当時)で戦った初当選時より大きく減らしたものの、学会の基礎票に10万票余、上乗せしている。今回、公明党の照準はさらに上がり、目標は60万票。基礎票から約15万をどう上乗せするかが、勝敗の分かれ目だと判断している。

 「名簿3000人分をお願いします」
 6月15日、公明党の山本晴造県本部副代表は、自民党の金子善次郎衆院議員(比例北関東)の陣営幹部に電話ではっきりと選挙協力を迫った。金子陣営は3か月前から選挙区の埼玉1区(浦和区、緑区など)などの支持者の名前や電話番号が書かれた2000人分の名簿を準備。幹部の1人は「予想以上だったが、しっかり集めたから3500はあるんじゃないか」と語る。

 公明党の狙いは自民党だけではない。
 5月中旬、公明党の畠山清彦県議や田口邦雄・前さいたま市議らは、さいたま市役所で相川宗一市長と会い、2年前の市長選で公明党が推薦したことを引き合いに出し、選挙協力を依頼。その直後、市長の後援会「相川会」幹部に、「5000人分の名簿」提供を求めている。

 こうした公明党の動きに「まるでヤミ金の取り立てだ」と批判も強い。しかし、高野の選対本部長を務める公明党県本部の西田実仁幹事長はこう反発する。「次の選挙でうちが支援するかどうかの査定の意味もある。いつまでもこちらが協力するだけではない」。過去の選挙協力に対する“返礼”が無ければ、次回の選挙では支援できないというわけだ。

 創価学会の動きもいつも以上に激しい。6月26日、さいたま市桜区の埼玉文化会館。埼玉地区の創価学会会合に姿を見せた原田稔会長は「3000人収容のホールがいっぱい」(学会幹部)になるほど集まった学会員らを前に「勝利を決するのは自分だ」などと参院選での高野支援を鼓舞した。今春の統一地方選後、原田が県内に入るのは2回目。創価学会県事務局の幹部は「それだけ参院選は厳しいということだ」と説明する。

 関係者によれば、千葉など隣接県から多くの学会員が県内入りし、自民党から提供された名簿などを手に創価学会員以外の有権者を回る、いわゆる「F(フレンド)票」の獲得に躍起だという。

 “15万票”のハードルをどう越えるか。創価学会幹部はつぶやく。「うちは昔から会員が知り合いを回って支持を得てきた。その会員も今回は厳しいと実感している」(敬称略)

3423とはずがたり:2007/07/06(金) 17:05:41
埼玉特集>>3413-3423

いっつも疑問だが,自民後援会に載ってる名簿で公明から連絡が入ってはいじゃあ公明入れますなんて成らないと思うんだけど・・。それにしても公明党の埼玉での危機感は相当なもの。

>高野氏陣営は5万票の支援を期待しているが、逆風をまともに受ける自民党新人の古川陣営では「こちらも余裕がなく、とんでもない話」という幹部もいる。
>公明党の太田昭宏代表の言葉に、会場は静まり返った。6月25日夜、さいたま市内のホテルで開かれた現職、高野の事務所開きの席上だ。「正直に申し上げて、このまま(自民党の協力が無いままで)いくと落選します」。
> 6月23日、さいたま市浦和区内で、自民党県連の大野松茂会長と深井明幹事長は、公明党県本部の西田実仁幹事長、山本晴造副代表らと向き合っていた。「少なくとも5万票分は協力を。(これまでの選挙での)“貸し”を返していただきたい」。西田らの言葉に大野は黙ってうなずいた。関係者は「協力はイコール後援会などの確実な名簿を渡すということだ」と解説する。
> この「協力」の動きが自民党県連に伝えられたのは6月6日のことだった。東京・永田町の自民党本部に呼び出された深井は中川秀直幹事長から「公明党には大人の対応を」と要請された。深井は即座に「公明党に票を回す」ことだと理解した。大野も中川からの電話で同じ話を聞かされていた。表面化すれば候補者や支持者らの反発は必至だ。2人(大野会長と深井幹事長)はひそかに「協力」を進めるつもりだった。
> 約1週間後、埼玉と愛知などで自民党と公明党が協力するとした与党協力区に関する「覚書」が明らかになった。県連幹部や支持者の間には「自分の選挙より公明党のほうが大事なのか」という不満が渦巻き、深井の懸念は的中する。
> 「名簿3000人分をお願いします」 6月15日、公明党の山本晴造県本部副代表は、自民党の金子善次郎衆院議員の陣営幹部に電話ではっきりと選挙協力を迫った。金子陣営は3か月前から選挙区の埼玉1区(浦和区、緑区など)などの支持者の名前や電話番号が書かれた2000人分の名簿を準備。幹部の1人は「(公明党の要求は?)予想以上だったが、しっかり集めたから3500はあるんじゃないか」と語る。
> 公明党の狙いは自民党だけではない。5月中旬、公明党の畠山清彦県議や田口邦雄・前さいたま市議らは、さいたま市役所で相川宗一市長と会い、2年前の市長選で公明党が推薦したことを引き合いに出し、選挙協力を依頼。その直後、市長の後援会「相川会」幹部に、「5000人分の名簿」提供を求めている。
>こうした公明党の動きに「まるでヤミ金の取り立てだ」と批判も強い。

自民党の逆風や組織のがたがたぶりなどはなかなかのもの。
県議選に落選して拗ねる低俗で小せえ自民の政治屋も醜い。

>受付担当者の半数が駆け足でホール内へ消えていく。6月上旬から、県内各地で開催されている古川氏の大会でよく見られる光景だ。席の埋まらない集会は少なくない。

> 埼玉では長年保守王国として県議会の3分の2近くの議席を維持してきた。
>県議は選挙で実働部隊として働く。自民は4月の県議選で、議長経験者5人を含む現職19人落選という惨敗を喫した。その総括を巡って会派分裂騒動まで起こした、現職県議たちの「士気」の低下は深刻だ。

>古川氏や医師会への不満もくすぶる。これまで自民の参院候補は県議経験者から選ばれていた。しかし、古川氏は公募に準じた方式で選考されたものの、医師会が強く県連に推薦しており、党本部主導で決めた経緯がある。あるベテラン議員は「今までは身内だからみんなで支えた。古川氏は中央が決めた人。国会議員が支えるのが筋だし、業界の代表なら比例で出るべきだ」と突き放す。

>6月18日夜、浦和区内の県民健康センターで開かれた古川の総決起大会には、医師会をはじめとする自民党支持の団体幹部ら約600人が詰めかけた。…この場に姿を見せた「落選県議」はたった1人。田島敏包・前県会議長は仲間をかばったが、ある県会議長経験者は「自民党の威光がきかずに敗れた。何もフォローしてくれない党のために参院選で汗をかく気はしない」と吐き捨てるように落選者の声を代弁する。

>6月上旬以降、古川が駅頭に立って頭を下げる回数が増えた。「自民はダメだね」「民主から出れば良かったのに」「年金泥棒!」。
> 今月2日朝、約1時間の街頭活動で訴える内容の大半は年金問題だ。それでも足を止める人も少なければ、スタッフが手渡すビラを受け取る人も少ない。50歳代の会社員男性は、「今の自民党に入れる気がする? ビラなんて受け取る気もしないね」と嫌な顔を見せる。


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