したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

農業総合スレ

1とはずがたり:2003/08/06(水) 19:22
農業問題一般。土地制度その他

武部農相よ、農協を解体しよう!
http://kaba.2ch.net/giin/kako/993/993748216.html

武部農水相について語る・・・
http://kaba.2ch.net/giin/kako/1009/10090/1009030603.html

721とはずがたり:2009/06/04(木) 13:12:32

横手市山内で牛の放牧始まる 半年ぶりの大地でのびのび
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090603e

 横手市山内黒沢の鍋ケ沢牧場で2日、牛の放牧が始まり、山内和牛生産改良組合(橋本一志組合長)の組合員が飼育する黒毛和種の繁殖牛28頭と子牛1頭が牧草地に放された=写真。放牧は10月末まで、計約80頭の繁殖牛を入れ替えながら続く。

 トラックで運ばれてきた牛たちは、畜舎で計量などを済ませると、組合員の掛け声に従って約25ヘクタールの広々とした牧草地に飛び出した。青々と茂った草をはんだり、群れになって駆け回ったりし、半年ぶりの大地の感触を満喫している様子だった。

 牧場は1966年に旧山内村が設立。2005年の市町村合併後は横手市に引き継がれた。村営時代から同組合に運営を委託している。
(2009/06/03 10:13 更新)

722とはずがたり:2009/06/04(木) 13:16:48
>>719
俺も女房に雑穀ご飯を喰わされる事が多いけど此処で頼んでみようかね。。

岩手県川井村の雑穀について
http://www.isobe.net/zk/zbrend.htm

岩手県川井村の農家25戸が「かわい雑穀産直生産組合」を結成して、この地方で昔から作ってきた雑穀の生産を再開しました。 荒廃する山里の畑を守り、何千年も受け継がれてきた、雑穀の栽培技術を継承しています。
 組合員はほとんどが70才代ですが、雑穀で育った元気な現役のお百姓さんです。この地方で作られてきた雑穀には、大豆などの豆類、麦、はとむぎ、ひえ、あわ、きび、そばなど、いろいろなものがあります。雑穀はスーパー穀物と呼ばれるように、たんぱく質、食物繊維、ミネラルなど大切な栄養素がタップリ含まれており、また、最近の研究で動脈硬化、肥満防止などに有効な成分が見つかっています。雑穀は農薬なしで作れますから、消費者にも生産者にも安全な食品なのです。

嵯峨農園 代表 嵯峨 均 
■■嵯峨さんのプロフィール■■
http://www.isobe.net/zk/saganouenn.htm
1965 歯磨きトップの企業ライオン入社、アロエエキスなど植物の持つ潜在パワーや バイオテクノロジー等の研究に27年間携わる。

1990 当時住んでいた小田原郊外に仲間3家族と共同で300坪の畑を借り 野菜などを栽培。農業の最先端バイオテクノロジーの現場から行き着く先への漠と した不安を感じ始めたのもこの頃、「このままサラリーマンを続けていいものか」との疑問を抱く。

1994 日本女子大家政学科出身で研究所仲間でもあった良子婦人と岩手県川井村に新規就農 無農薬の野菜や米、地飼いの卵などを売れば何とか食っていけるだろうとの考えがいかに甘かったかを思い知る。 地元中学校臨時職員の職を得た妻の給料で借金の穴埋め。

1997 地元で細々と続いていた雑穀生産に注目する。

1998 農家27戸に呼びかけ「かわい雑穀産直生産組合」を立ち上げる。組合員の平均年齢は70代半ば、「もうやめたら?」と子供や孫達からやっかいがられていたヒエやあわが、飽食の時代に生き返る事となり、思いがけないお小遣いも・・・お年よりがぜん張り切る

1999 「雑穀ブレンド」が財団法人・食品産業センターから優秀賞受賞

2001 FARM ISOBE(北海道)とフレンドリーファームの関係を結ぶ

724とはずがたり:2009/06/05(金) 00:32:07
へぇ〜。山羊は本来猛獣に襲われたりする虞がない場所に棲んでいたのかね?
>ヤギは人間や動物をじっと見つめた後、積極的に近づく習性がある。

サル食害封じ込め 新兵器「ヤギ」実証実験中 仙台
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090602t15052.htm

佐藤さんが飼い始めたヤギ。持ち前の人懐っこさでサルを追い払う作戦だ

 ニホンザルによる農作物の食害が続く仙台市太白区秋保町で、サル撃退の「新兵器」としてヤギの活用が試みられている。人懐っこいヤギの習性が、サルにとっては苦手らしい。効果が実証できれば、ほかの被害地域にも飼育を勧め、サルの追い込みにつなげたい考えだ。

 実証実験に取り組むのは、太白区秋保町地区で町内会長を務める元市職員佐藤龍夫さん(69)。約10年前から、自宅の家庭菜園や付近の田畑で食害を目の当たりにしてきた佐藤さんは最近、知人を通じてヤギの飼育によるサル撃退法を知った。

 ヤギは人間や動物をじっと見つめた後、積極的に近づく習性がある。サルはこの動きを警戒し、ヤギの居場所に近づかなくなるという。
 佐藤さんは早速、趣味でヤギを飼う泉区の知人から雄1匹を譲り受け、自宅の家庭菜園脇に縦10メートル、横2メートル、高さ1メートルほどの柵で囲った飼育ゾーンを設け、5月10日から飼育を始めた。

 佐藤さんは「かわいいヤギを世話するだけで被害を封じ込めるなら、この上ない話だ」と期待する。
 農作物が成長し、被害が多発する6〜11月を中心にサルの反応を観察。効果が確認されれば行政などにも協力を求め、飼育範囲を広げて被害を抑え込むようにしたい考えだ。

 住民らはこれまで市や地元猟友会などとともに、打ち上げ花火や銃声で追い払うなどの対策を講じてきた。しかしどの方法も被害を抑え込めずにいた上、最近はサルが牙をむいて人間を威嚇するなど、身の危険も感じていたという。

 ヤギを使ったサル撃退法に詳しい滋賀県農業技術振興センター栽培研究部の山中成元さん(44)は「飼育場所がサルから農地を守る緩衝帯となり、頭数を増やせば効果も上がる。餌の雑草は種類を問わないので、耕作放棄地の利用法としても有効」と太鼓判を押している。

2009年06月02日火曜日

725とはずがたり:2009/06/05(金) 00:54:46

くろさき茶豆:銀座のビル屋上で苗植え 8月収穫、クラブやバーに提供 /東京
http://mainichi.jp/area/tokyo/archive/news/2009/06/02/20090602ddlk13040344000c.html
都心のビル屋上で苗植えをする「銀座ミツバチプロジェクト」のメンバーら=東京都中央区で2009年6月1日午後3時18分、松谷譲二撮影

 新潟市の一部でのみ栽培されてきた枝豆「くろさき茶豆」の苗植えが1日、中央区銀座7の銀座医院屋上で行われた。銀座のビル屋上の緑化に取り組むNPO法人「銀座ミツバチプロジェクト」(高安和夫理事長)のメンバーらが、新潟の農家の協力を得て行った。

 同プロジェクトは、06年春から、ビル屋上に養蜂園をつくり、首都圏でミツバチが飛び回れる環境づくりを進める。現在7カ所で野菜や米など20種近くを栽培し、地産地消に力を入れている。

 この日は、約80人が参加。屋上につくられた50平方メートルほどの畑に、5センチほどの苗約100本を植えていった。くろさき茶豆は、8月中旬ごろに収穫された後、クラブやバーなどで提供されるという。

 くろさき茶豆は出荷量が少なく、首都圏では入手が難しいという。上京して指導にあたった新潟市西区の茶豆農家、大野吉平さん(45)は「甘み、うまみ、香りのバランスが抜群にいい」とPRしていた。

 苗植えをしたクラブ経営の白坂亜紀さん(42)は「話題性もあり、サプライズとしてお客さんに提供したい。新たな“銀座ブランド”に育ってくれればうれしい」と話していた。【松谷譲二】

くろさき茶豆:新潟特産から銀座ブランド…栽培はママさん
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090530k0000e040076000c.html

 新潟市の限られた地域だけで栽培されてきた枝豆「くろさき茶豆」が6月1日、東京・銀座へ「のれん分け」される。銀座のビル屋上で、クラブのママたちに栽培してもらい、取れたてを味わってもらおうと、農家の人らが準備を進めている。

 甘みや香りが豊かなくろさき茶豆は出荷量が少なく、首都圏では入手困難。もとは新潟市西区(旧黒埼町)から山形県鶴岡市に嫁いだ姉妹が1921年ごろ、里帰りの時に「だだちゃ豆」の種を持ち帰ったのがルーツとされる。品種改良を重ねて黒埼独自のものとなった。

 今回の企画を考えたのは、銀座のビル屋上に養蜂園を作り、ミツバチのための屋上緑化を進める東京のNPO「銀座ミツバチプロジェクト」。新潟の農家と交流するうち、話が持ち上がった。

 銀座7丁目のビル屋上に小さな畑を設け、1日に約120本の苗を植える。ママたちに育て方を指導する新潟の茶豆農家、大野吉平さん(45)は「消費者も土に触ることで命を育てる尊さを知ってほしい」と意気込む。実がなる8月中旬までアドバイスする予定だ。

 一方、本場と銀座産の食べ比べや、銀座のハチミツとくろさき茶豆を使った洋菓子「マカロン」作りなどの企画も持ち上がっている。

 栽培に加わるママの一人、白坂亜紀さん(42)は「お客さんも『収穫が楽しみ』と期待している」と話し、新潟市で準備を進めるNPO「Made in 越後」代表の真島一さん(58)は「くろさき茶豆はきっかけ。消費者と生産者が行き来する関係を築きたい」と夢を膨らませている。【黒田阿紗子】

726とはずがたり:2009/06/05(金) 03:41:30

中国産野菜:輸入が2年7カ月ぶりに増加 安さに魅力で
http://mainichi.jp/select/today/news/20090605k0000m020155000c.html
2009年6月5日 2時30分 更新:6月5日 2時30分

中国産野菜の輸入検査実績
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/food/20090605k0000m020159000p_size5.jpg

 中国産野菜の輸入が今年3月、06年8月以来2年7カ月ぶりに前年同月比で増加に転じたことが、農林水産省がまとめた輸入検査実績(速報値)でわかった。3月は10%増、4月は5%増と2カ月連続で増え、回復傾向が鮮明になっている。残留農薬の規制強化や中国製冷凍ギョーザによる農薬中毒事件の影響で減少傾向をたどってきたが、景気悪化などを背景に、安価な食材として需要が再び高まっているようだ。

 3月の検査実績は2万7867トン、4月は3万910トンだった。厚生労働省は06年5月、食品への残留基準を設ける農薬を限定し、それ以外には一律0.01ppmという厳しい基準を課す「ポジティブリスト制」を導入。その影響で中国産野菜の輸入は同年9月から減り始め、08年1月30日に発覚したギョーザ事件も加わって、同年2〜5月は32〜50%の落ち込みを見せた。

 しかし、昨年秋以降の世界的な景気悪化で消費が低迷し、外食産業や食品メーカーもコスト削減のため安価な食材の調達を重視する傾向を強めている。果実・野菜輸入大手のローヤル(京都市)は「ギョーザ事件を契機に中国もトレーサビリティー(生産流通履歴の追跡可能性)を強化している。消費者のマイナスイメージも薄まっており、中国産野菜の人気は当分、続くのではないか」と話している。

 輸入検査実績は、国内にない病害虫の侵入などを防ぐため農水省が植物検疫を行った数量。野菜はすべて対象になるが、検疫の結果、輸入が認められない場合もあり、実際の輸入量とは必ずしも一致しない。【太田圭介】

727とはずがたり:2009/06/09(火) 19:36:52
「自給」吉賀町の挑戦 有機農業で地域活性化 /島根
http://mainichi.jp/area/shimane/expansion/news/20090423ddlk32040652000c.html
 ◇30年以上の旧村の経験取り入れ−−県内外の視察相次ぐ

 自給できる農業を取り戻し、有機農業で地域を元気にする−−。05年に旧六日市町と旧柿木村が合併して誕生した吉賀町は現在、町ぐるみで有機農業に取り組んでいる。昨年には有機農業推進法に基づき、有機農業推進の核となる国の「モデルタウン」に中国地方で唯一指定され、県内外からの視察が相次いだ。30年以上前から村ぐるみで有機農業に取り組んできた旧柿木村の経験を取り入れた吉賀町の新たな挑戦を取材した。【上村里花】

 吉賀町は07年策定の町づくり計画で農林業の振興を掲げ、農業の中心に有機農業の推進を据えた。現在、取り組んでいるのは旧六日市町地域への有機農業の普及だ。旧柿木村は30年前から「地域の自給」をテーマに有機農業に村ぐるみで取り組んできた。一方、旧柿木村より規模も大きい旧六日市町では従来の慣行農業が中心となっている。

 「もともと旧六日市町は兼業農家が多く、旧柿木村とは事情が違う。いきなり有機農業に切り替えるのは難しい。だから、できるところからできる範囲でやっていく」とJA西いわみ六日市支所の大井将貴さん(39)は話す。吉賀町産業課の坂田浩明課長(53)も「町の農家約1050戸のうち、ある程度の規模を持った農家は100戸程度。残りの大多数の小規模農家をいかに元気にするかが課題。それが有機農業による自給と交流の取り組み」と言う。

 そんな中で誕生したのが旧六日市町地域のJA女性部が中心となった出荷グループ「吉賀町旬菜倶楽部(くらぶ)」(永安俊二会長)だ。会員のほとんどが60〜70代の主婦で、自宅の畑で採れた野菜などの余剰分を販売する。「おすそ分け」の感覚だ。現在、広島県内のスーパー4店舗に「吉賀町の畑から」のコーナーを設置。さらに各店舗で月1回は会員やJA職員らが出向いて店頭販売し、消費者と顔の見える関係を築いている。70代の会員は「今までは残ったら腐らせてしまったりで、もったいなかった。でも今は、倶楽部で売ることもでき、張り合いになっている」と話す。出荷する野菜は、減農薬のものがほとんどだが、今月からはより分かりやすくするため、農薬使用の有無などで色分けする独自基準を設定。07年の発足時には30人だった会員も102人まで増え、昨年は年間売り上げも目標の1000万円に達し、活動は軌道に乗りつつある。

 「人と人とのつながりを重視し、生産者と消費者それぞれが交流の中で元気になるのがポイント。高く売れるから有機農業というのでは結局、市場に左右され、続かない」と坂田課長は話す。30年前、旧柿木村で有機農業への取り組みを提案した元町職員、福原圧史さん(60)は「有機農業は生き方、暮らし方の問題。都会ではなく、村で生活することを選択した時、都会生活には無い山村生活の豊かさを考えていく中で行き着いたのが有機農業による自給生活だった」と振り返る。しかし、旧柿木村も現在の姿になるのに30年かかった。坂田課長も、大井さんも「少しずつ理解を広げていくしかない。息の長い取り組みになる」と口をそろえる。吉賀町の取り組みは始まったばかりだ。

毎日新聞 2009年4月23日 地方版

728とはずがたり:2009/06/12(金) 20:58:08
こっちにも転載。

(#1) 農業危機  働くほどに増える赤字
2008年10月16日 11:40
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/556

 酪農は危機にある。
 輸入飼料が2年前から急騰。月々の餌代が650万円から950万円に上がった。飼料を運んだり混ぜたりする重機の燃料もはね上がった。
 牛乳1キロの生産費は、当時の70円から100円に膨らんだ。メーカーの買値は88円。生産すればするだけ損をする。年間2000万円の赤字だ。牛の購入や設備投資で重ねた借金は1億円を超え、廃業すら許されない。副業にも乗り出した。農家から稲や麦のわらを回収する仕事だ。わらを乾燥させ、機械でロールにして飼料として売る。焼却に伴う二酸化炭素排出を抑えられるとして、国の補助金も出る。
 わらを探し筑後一円の農家を回る。同業者も増えている。都心でアルミ缶を集めるホームレスのように、それぞれに縄張りがある。どこも生き残りに懸命だ。
 市内の酪農仲間が先月、廃業した。出荷量は県内3位。今村のライバルであり、良き相談相手だった。
   ◇    ◇
 今村は14日、久留米市であった福岡6区農業危機突破大会に参加した。自民党総裁選のさなか。農政連の盟友500人で満員の会場に、むしろ旗が立っていた。
 生産者代表でマイクを握った山口祐司(44)。久留米市宮ノ陣町で米と麦を作っている。地元に同世代の担い手は少ない。営農組合や消防団、農協青年部…。地域の役職を指折り数えると、両手でも足りない。
 外米を輸入し、減反を迫る矛盾。後継者は減る一方なのに、国は食料自給率50%を目標に掲げる。「これが政治とわれわれの間のギャップだ」と山口は声を震わせた。

 酪農代表の今村も窮状を訴えた。「あちこちで、あそこの酪農家がやむるげなといううわさを耳にします」。牧場では中国人研修生に時給663円を支払っている。その最低賃金は10月5日から12円も上がる。膨らむ赤字は、親子3人の収入を削って穴埋めするしかない。
 米農家の労働報酬は時給178円という数字がある。

729とはずがたり:2009/06/17(水) 15:37:27

改正農地法が成立=農地の貸借自由化
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009061700054

 17日の参院本会議で、農地の効率的利用を目指す改正農地法が可決、成立した。農地の貸借を原則自由化し、賃借期間を最長20年から50年に延長。また、農業に参入した企業の農業生産法人に対する出資制限を、10%から25%に緩和した。年内に施行の見通し。
 今回の改正は、耕作放棄地拡大の現実を踏まえ、農地の集約などを通じて農業活性化を図るのが目的。ただ、企業による農地取得がなし崩し的に進む懸念が指摘されたため、衆院での審議段階で土地所有に関する条文を一部修正した。 (2009/06/17-10:35)

730とはずがたり:2009/06/17(水) 21:20:12

豊田通商に宮城県の取り合わせにパプリカってどんな自動車部品?って一瞬思いますた♪( ´∀`)てへ

パプリカの国内最大生産拠点 栗原に豊田通商が建設
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090617t12032.htm

 トヨタ自動車グループの豊田通商(名古屋市)が、宮城県栗原市高清水に国内最大規模となるパプリカの生産拠点を建設する方針を決め、地元などと調整を進めていることが16日、分かった。施設は年間720トンの生産能力を持ち、来月にも着工の予定。同市などでは、パプリカ生産施設の稼働と計画が相次いでおり、宮城県は国内トップのパプリカ生産地になる見通しだ。

 建設予定地は、栗原市南部の高清水北甚六原地区。生産は豊田通商の100%子会社、豊通食料(東京)と地元生産者6人でつくる農業生産法人「ベジ・ドリーム栗原」(栗原市)が担う。

 同法人が約6ヘクタールの農地を取得し、約4ヘクタールの温室を整備する。総事業費約22億円のうち、半分の11億円を農林水産省の「強い農業づくり交付金」で賄う予定。

 計画では、来月から用地の造成を始め、来年3月ごろの施設完成を目指す。生産は培養土を使わない養液栽培で行い、同6月ごろから収穫できる見通し。販売目標額は年間4億円で、新規に50人程度の雇用を見込んでいる。

 消費が拡大している西洋野菜のパプリカは現在、国内流通分の大半を、韓国などからの輸入に頼っている。国内では九州、四国など温暖な地域が主産地となっているが、豊田通商は栗原市の冷涼な気候と温室を活用した端境期の出荷を目指すという。

 栗原市内では、高清水福塚で地元の農業生産法人「リッチフィールド」が06年に、その隣接地で「ベジ・ドリーム栗原」が今年3月にそれぞれパプリカの栽培を始めた。

 さらに宮城県内では10年に、果実、野菜の生産・販売で世界最大手の「ドール」日本法人が登米市迫町の温室で栽培を開始する計画。

 宮城県などの試算によると、これらの施設で生産が本格化すると、県内のパプリカ生産量は年間約1200トンに達し、国内トップの熊本県(06年実績で635トン)を大幅に超える。


2009年06月17日水曜日

731とはずがたり:2009/06/18(木) 17:35:18
ホンダらしい商品ですな〜。

【不況でも売れるヒット商品のヒ・ミ・ツ】ホンダのミニ耕耘機「ピアンタ」 (1/2ページ)
2009.5.6 18:00
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090506/biz0905061801003-n1.htm
ホンダの耕運機 「ピアンタ FV200」

燃料はカセットボンベ

 “癒し”と“節約”を求め、家庭菜園がブームとなる中、人気を集めているのが、ホンダが3月発売したミニ耕運機「ピアンタ FV200」(10万4790円)だ。

 燃料は何とカセットコンロのボンベ。従来のガソリン燃料とは違い、ワンタッチでセットするだけで、手も汚れない。その手軽さで購入者のすそ野が広がり、発売から約1カ月で年間目標6000台の半分を上回る3500台の売り上げを記録した。

 「ミニ耕運機を買うお客さんといえば、これまで50〜60歳代の男性が中心。ところが、『ピアンタ』は女性の購入が多く、夫婦の来店客も増えた」と話すのは、汎用営業部事業企画ブロックの安井真さん。

 「ピアンタ」は、イタリア語で「植物」「草木」を意味する言葉。「種をまく」が語源だという。候補はほかにも挙がったが、「ピアンタ」は畑を耕すイメージにぴったりで、アルファベットでも読みやすいつづりになることなどから選ばれた。

 開発コンセプトは「親しみやすい耕運機」だ。

 “新機軸”として採用したのが、家庭用のカセットボンベ。プラスチックケースに入れ、本体に取り付けるだけで、初心者にも簡単に扱える。

 手が汚れないという「清潔感」に加え、ガソリンのように、スタンドに出かけて購入し、専用容器に入れて持ち帰らなければならないという面倒もない。

 ガソリンに比べて劣化の心配も少なく、しかも排気もクリーンで、“エコ”もアピールできるというまさに打って付けの燃料だ。

 250グラムのボンベ一本で、30坪程度の家庭菜園を耕すのに必要な標準的な作業時間である約1時間稼働する。

アシモにそっくり

 操作も簡単。ハンドルについたスロットルレバーを握るだけで、本体下部に取り付けられた「耕運爪」が回転し畑の土を撹拌(かくはん)する。軟らかく耕すことで、「土が十分な空気を取り込み、野菜も大きくおいしく育つ」(安井さん)という。

 移動には、タイヤ付きのキャリースタンドを取り付け、押して動かせるほか、ハンドルは折りたたむことができ、車のトランクに収容可能。耕運爪にかぶせるキャリーボックスもあり、土が落ちて汚れる心配もなく、至れり尽くせりの配りが行き届いている。

 開発でもめたのが。ボディーカラー。「親しみやすさ」から「白」を選んだが、従来はホンダのイメージカラーでもある「赤」が定番だったため、「他社製品と間違われる」と、変更を求める強い声が出たという。

 結局、白で押し切り、丸みを帯びたデザインを採用。安井さんは「二足歩行ロボット『ASIMO(アシモ)』に雰囲気が似ているという声も多い」と、してやったりの表情をみせた。(山口暢彦)

732とはずがたり:2009/06/19(金) 12:29:46
本県を米粉用米の生産基地に」 佐竹知事、出荷体制整備へ意欲
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090619b

 6月定例県議会は18日、一般質問を行った。佐竹敬久知事は、需要拡大が見込まれる米粉用米に関して、「大手食品メーカーと提携し、(本県は)米粉用米の生産基地としての地位を確立したい」と述べ、生産出荷体制の整備に意欲を示した。工藤嘉範氏(自民)の質問に答えた。

 佐竹知事は「米粉は本県の強みを発揮できる分野」とした上で、「本県がこれまで培ってきた米文化の厚みを背景に、米粉を活用した多様な加工食品の開発を促進し、新たな食文化として育て、全国に発信したい」と述べた。

 また、水田を最大限に活用して食料の安定供給の確保を目指す「米穀の新用途への利用の促進に関する法律」が今年4月に成立したことについて、「国が米の新用途(米粉や飼料など)の利用促進に取り組むことを定めたのは画期的なこと。今後の施策の展開に期待している」とした。
(2009/06/19 08:41 更新)

733とはずがたり:2009/06/19(金) 17:15:08
コメ調査虚偽報告で56人処分 謝礼流用も、農水省
06/19 16:52
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/national_pol/2009061901000417.htm

 農林水産省は19日、減反の基礎データになるコメの在庫量調査の虚偽報告問題で、他省への転籍者らを含めた職員56人を国家公務員法に基づき処分したと発表した。調査に協力した農家に渡す図書カードなどの謝礼品を私的流用したケースもあり、うち5人を最大1年間の停職、24人を減給処分とした。
 虚偽報告は16の農政局や農政事務所などに広がっており、農水省の地方出先機関で不正行為が常態化していたことが浮き彫りになった。このほかの処分の内訳は、戒告が4人で、管理監督を怠ったとして直属の上司23人も訓告処分を受けた。
 農水省は不正の温床となったコメや麦の調査について見直しを実施。現在の7種類の調査のうち1件を廃止、残りを三つに集約する。職員が謝礼を直接渡す方法をやめて、一括して郵送するなどの再発防止策も決めた。

738とはずがたり:2009/06/24(水) 13:08:20

赤字垂れ流しの林野庁事業ははっきり云って国鉄みたいなもんだ。国鉄と違って現代ではもうけが出にくいのが難点。
無駄な税金無尽蔵に喰らう虞有り。とっとと民営化せいや。

国有林野事業の独法化凍結へ 自民で議員立法模索
http://www.asahi.com/politics/update/0623/TKY200906230421.html
2009年6月24日7時20分

 自民党は23日、10年4月に予定する国有林野事業の林野庁から独立行政法人(独法)への移行を一時凍結する方向で検討に入った。木材価格の下落を招くと同党農林族が反発しているためで、議員立法などによる凍結措置を模索している。ただ、国有林野事業の独法化は小泉改革の一環で、これを凍結すれば、小泉路線からの転換を印象づけることになる。

 23日の自民党農林部会などの合同会議では、国有林野事業の独法化を一時凍結すべきだと決議。経済危機に伴う需要の落ち込みで木材価格が急落している現状を問題視し、独法任せでは伐採が進んでさらに木材価格が下がるとし、国が管理して木材の流通を抑えることが必要との意見で一致した。

 これを受け、同党の農林族幹部が協議し、すでに今国会に議員立法で提出している「木材利用推進法案」を修正し、一時凍結との文言を盛り込む方向で党内調整に入った。総選挙を前に、木材価格の下落で林業関係者からの支持を失うことへの懸念が背景にあるとみられる。

 約4兆円の累積債務を抱えていた国有林野事業の独法化は、小泉政権による行政改革の柱の一つ。06年5月に成立した行政改革推進法では、国有林野事業特別会計の一般会計への統合を決定。同年6月には、同事業のうち人工林の整備や木材販売業務などを独法に移行し、人員も削減することが閣議決定された。(餌取稔也、安川嘉泰)

739とはずがたり:2009/06/24(水) 23:40:40
カボチャでカンボジア支援 松戸市が『松戸白』復活プロジェクト
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20090622/CK2009062202000073.html
2009年6月22日

 松戸市は「松戸白」という品種のカボチャを半世紀ぶりに復活させ、カンボジアのカボチャと交配、松戸ブランドの新品種を開発する取り組みを始めた。交流が続く同国への教育支援が目的で、イベントを開いて新品種のカボチャを販売したり、食材として調理した料理を提供し、売り上げの一部を同国に寄贈する計画だ。

 現在、国内では甘みの強い西洋カボチャが主流になっている。松戸白は早生(わせ)の和カボチャで一九五六年に市内の日本園芸生産研究所が開発。名前通り果皮が白っぽく「果実に粘り気があって美味」という。市内で栽培されたが、間もなく姿を消した。西洋カボチャの普及が原因といわれる。

 松戸白の遺伝子が、独立行政法人農業生物資源研究所の「農業生物資源ジーンバンク」(茨城県つくば市)に保存されていることが分かり、これを譲り受け日本園芸生産研究所に松戸白を復活してもらう予定。さらに松戸白とカンボジアから贈られた品種を交配し新品種を誕生させる。

 市は「松戸白かぼちゃ復活支援プロジェクト」のチームを発足させた。作業が順調に進めば、今秋にはカンボジア産と交配、年内に新品種の種ができる見込み。新品種が定着するには少なくとも五〜六年が必要という。

 カンボジアとの交流は規格変更で不用になった小中学校の机、いすを同国に贈ったのがきっかけ。市は新品種を特産品として売り込めば、資金的にも継続性のあるカンボジア支援ができると期待している。 (川田栄)

740とはずがたり:2009/06/25(木) 20:00:07

減反、衆院選前の見直し断念=議論先送り−農政特命チーム
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200906/2009062401009&rel=j&g=pol

 農業政策の抜本的な見直しを検討する政府の農政改革特命チームは24日、約2カ月ぶりに議論を再開した。焦点の主食用米の生産調整(減反)見直しについては、当面議論する項目から外し、次期衆院選の前に方向性を示すことを事実上断念した。
 特命チームは8月中旬までに中間取りまとめを行う予定だったが、同日の会合ではメンバーの一人が「(選挙前の)微妙な時期にまとめるのか」と、政治状況に配慮する必要性を指摘。これを受け、チーム長の針原寿朗農水省総括審議官が取りまとめ時期を9月に先延ばしする方針を示唆した。 
 減反見直しをめぐっては、農村票離れを懸念した自民党農林族が強硬に反対。政府が23日に閣議決定した「経済財政改革の基本方針(骨太の方針)2009」では、「コメ政策・水田農業の在り方について検討を進める」との表現にとどまった。この影響で、チームの議論も後退した形だ。
 今後の会合では、農業所得の増大や食料自給率問題などのテーマを優先する。(2009/06/24-21:29)

741とはずがたり:2009/06/25(木) 20:01:00

農政改革なら選挙で結果=石破農水相
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200906/2009061200362&rel=j&g=eco
 石破茂農水相は12日の閣議後会見で、次期総選挙に向けた自民党の政権公約(マニフェスト)に関連して「(国民の間で農業の実態を)変えてほしいという声が強い」とした上で、「国民の意向に反したマニフェストをつくれば、(選挙で)それなりの結果が出る」と指摘した。農政改革を盛り込まなければ、総選挙で自民党は敗北するとの認識を強調した発言だ。
 さらに、同相は「混乱、動揺があるので今回は当たり障りなくとなれば、来年も間違いなくそうなる。選挙がない年は、ほとんどない」として、国政選挙への影響を懸念した改革の先送りは許されないとの考えを示した。(2009/06/12-11:26)

減反の維持・強化は「取り得ない」=農水相
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200905/2009051200316&rel=j&g=eco

 石破茂農水相は12日の閣議後会見で、農政改革の焦点である主食用米の生産調整(減反)について、「(減反の維持や強化策は)取り得ない」と述べ、廃止もしくは緩和の方向で見直すべきだとの立場を改めて表明した。同相はまた、「選挙に勝ちさえすれば何でもいいんだということが農政不信を招いている」と指摘し、次期総選挙でコメ政策の在り方を与党として提示すべきだとの考えを示した。(2009/05/12-11:22)

742とはずがたり:2009/06/27(土) 02:30:12
こういうバカな農政が自民党である。ええかげんにせぇやヽ(`Д´)ノ

【岐阜】
増えるレジャー利用に疑問の声 農道空港「飛騨エアパーク」
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20090620/CK2009062002000025.html?ref=lcrk
2009年6月20日

 高山市丹生川町の農道空港「飛騨エアパーク」。稼働から14年になるが、当初目的の地元農産物の大都市への空輸は減り、レジャー目的の利用が大半を占める。一方、2年続きで事故も発生。付近には農作物のハウスや畑が並び、農家は不安を募らせている。現状と課題を見てみた。

 4月上旬、離陸時に風にあおられたモーターグライダーが滑走路脇にあるトマト栽培のハウスに突っ込む事故が起きた。昨年5月にはモーターグライダーが滑走路先の山林に墜落、乗っていた2人がけがする事故が発生。数年前には無線操縦の模型飛行機がハウスの天井を破って落ちたこともあった。

 いずれも農家の人にけがはなかったが、近くでトマトやホウレンソウを作る農家は憤る。「採算が合わないなら廃止にすればいい。犠牲者が出てからでは遅い」

 エアパークは、農業の底上げを狙って農林水産省の補助事業として県が建設。高山、下呂、飛騨各市、白川村、JAひだなどでつくる飛騨エアパーク協会が県の委託で管理、運営にあたっている。

 完成後、農道空港の有効利用を図るため農水省が多目的利用の見解を提示。1998年からグライダーや超軽量飛行機、無線操縦飛行機などレジャー利用が急激に増えた。

 昨年1年間の使用回数は966回で、9割がレジャー利用。一方、農産物の空輸は11回と、ピークの2000年の66回の6分の1となっている。県からの空輸補助金も1995年度の260万円から徐々に減り、2007年度からは30万円に。それでも「当初送っていた東京でのPR効果はあった」とその役割を県の担当者は話す。だが、エアパークに対する地元農家との考えに温度差があるのは否めない。

 別の農家は騒音の悩みも訴える。最近は、滑走路を使い直線400メートルを車で走ってタイムを競うレースなども開催。「本来の目的での騒音なら我慢できるが、遊びでは…」とまゆをひそめる。複数の地元農家は口をそろえて言う。「自分たちは乗鞍岳を望む土地でただ静かに百姓をしたいだけ」

 飛騨エアパークについて、県農地整備課は「騒音の苦情は受けている。利用者には、ラジコン(無線操縦の飛行機)はエアパーク上空のみを飛ぶように口頭で注意を続けている。今年の事故後は風向きが分かりやすいように吹き流しを3カ所新たに設置した」と説明。また今後、農家、協会と3者で意見交換をする場を設ける準備を進めているという。

 (並木智子)

 【飛騨エアパーク】 1995年、大都市へ農産物を空輸するため開設。ヘリポートや駐機場もある。滑走路は長さ800メートル、幅25メートル。「飛行場」でなく、離着陸ごとに国土交通省の認可が必要な場外離着陸場。管制塔はなく、飛行の判断や責任は利用者が持つ。農産物では、飛騨地方で栽培が盛んなトマトやホウレンソウなどの出荷時期に合わせ、現在は主に名古屋、大阪へ空輸している。

743とはずがたり:2009/06/28(日) 01:04:35

あの濃い香りが百合なのにねー。

ユリの濃い香り、控えめに…薬品処理で8分の1
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090628-OYT1T00042.htm?from=navr

 薬品を水に混ぜて与えるだけで、ユリの濃厚な香りを抑え込む手法を、農業・食品産業技術総合研究機構花き研究所(茨城県つくば市)の研究グループが開発した。

 敬遠されがちだった狭い部屋やレストランにも置きやすくなり、ユリの人気拡大に貢献しそうだ。

 この薬品は、草花の鮮度保持剤として既に用いられているアミノオキシ酢酸ヘミ塩酸塩(AOA)。水1リットルにAOA10ミリ・グラムの割合で溶かし、つぼみの状態のユリを生けると、ユリの香り成分が約8分の1に減少した。人間が特にきついと感じる芳香族化合物も減り、鼻を近づけるとわずかに香る程度になった。この薬品処理は、開花してからでは効果が薄く、つぼみで流通している段階が望ましいという。
(2009年6月28日00時31分 読売新聞)

744荷主研究者:2009/06/28(日) 22:43:19

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090605t72011.htm
2009年06月05日金曜日 河北新報
北日本JA畜産 遠野に養豚場計画 来年完成目指す

 全農グループの畜産生産会社「北日本JA畜産」(宮城県石巻市)が、遠野市に養豚拠点の整備を計画していることが4日、分かった。岩手県内のグループの基幹養豚農場として年間2万7800頭の繁殖や肥育に取り組む計画で、2010年5月の完成を目指す。市が同日明らかにした。

 同社や市によると、市内の大洞地区に繁殖農場(13.8ヘクタール)、飯豊地区に肥育農場(2.2ヘクタール)を整備する。このほか花巻市内にも肥育農場をつくる予定。今月中にも着工し、事業費は約17億円を見込んでいる。

 農場では、JAグループが独自開発したSPF(特定病原菌不在)豚を生産する。繁殖農場で子豚を半年間育て、肥育農場で約100日間飼養して出荷する。販売額は9億4000万円を見込む。無排水システムなど環境対応も完備する。

 同社は、北日本くみあい飼料(石巻市)と岩手畜産流通センター(岩手県紫波町)、全農の3者が出資して07年に設立した。畜産農家の高齢化や相次ぐ廃業を踏まえ、自ら生産拠点を確保して安定供給につなげる。新規採用は13人程度の予定。

 佐藤忠社長は「岩手県内で手掛ける全農の養豚農場は初めて。いわてブランド豚の生産販売を強化する」と話している。

745とはずがたり:2009/06/30(火) 18:52:36

ゴムの木…新しい葉っぱが次々と出始めている

マングローブ…遂に芽が出てきた。根っこも順調らしい。

三つ葉…種が出来てるけど今日葉っぱ喰う

ミント…すげえ元気。。

馬鈴薯…2種類生えてきてる

里芋…2本生えてきてる。ちっこい。

人参…2種類(白花と黄花)生えてきてる。ニンジンの花は一般的に白い筈なのに黄色とは何なんだろう。。

青梗菜…零れ種から芽が出ている。

746とはずがたり:2009/07/03(金) 11:55:41

本来稲は熱帯の植物なんだけど。。

高温強い稲開発 県総合農業試験場
2009年07月03日
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=18424&catid=74

 温暖化が進む中、高温に強い普通期水稲の新品種「南海166号」の開発に、県総合農業試験場が成功した。

 外観が良く、味も本県の主流「ヒノヒカリ」と同等の最高級。稲の全長が短く、強風による倒伏も防げるという優れものだ。

 本年度末に県の指定を受ければ、2011年度にも食卓に上ることになりそう。同試験場は「他県の注目も集まっている。県の認定をもらい、普及に力を入れたい」と話している。

【写真】高温耐性を持つ南海166号。温暖化対策で他県からも注目を集める

747とはずがたり:2009/07/03(金) 11:55:53
宮崎ネオアグリファンド設立、農業生産法人など投資へ
2009年07月01日
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=18424&catid=74

 宮崎銀行や宮崎太陽銀行をはじめとした地域金融機関など県内9社が計5億5000万円を出資して1日、「宮崎ネオアグリ投資事業有限責任組合(ファンド)」を設立した。

 投資という形で県内の農業生産法人や食品関連企業などへ長期安定的な資金を供給し、「農」を核とした産業を活性化、地域経済の底上げにつなげたい考えだ。

 複数の地域金融機関が農業支援を目的に連携し、ファンドを立ち上げるのは全国で初の取り組み。

(詳細は2日付朝刊で)

748とはずがたり:2009/07/03(金) 14:17:54
2009年07月03日(金)
耕作放棄地解消 雇用と連動
知事が表明、建設業者に作業委託
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2009/07/03/7.html

 6月定例山梨県議会は2日、本会議を再開し、4人が一般質問した。横内正明知事は耕作放棄地対策について、「早急に解消が必要な場所は、建設業者に委託し再生整備を実施する」と述べ、国の緊急雇用創出事業を活用しながら、耕作放棄地の解消に取り組む方針を明らかにした。耕作放棄地対策を雇用対策と連動させることで、荒れた農地の回復を推進する狙いだ。耕作放棄地を示した電子地図の作成や所有者の意識調査も行い、実態把握にも努める。
 県農村振興課によると、耕作放棄地の再整備は、建設業者らでつくる土地改良協会が業務を請け負う予定で、7月中の開始を目指す。県内4農務事務所が耕作放棄地の開墾を求める住民らの申し出を受け付け、同協会を通じて建設業者に伐採や開墾などの作業を要請。各業者は、失業者ら新規雇用した従業員を現地に派遣し作業に当たる。再整備後は、地域住民や新たな担い手が農地を管理することを再整備の条件とする。
 県は新規雇用者の人件費と作業に用いる重機の経費などを負担。耕作放棄地対策と雇用対策を一体的に行うことで、約20ヘクタールの耕作放棄地解消と、延べ約3千人の新規雇用を目指す。
 また県は、県土地改良事業団体連合会が作成を進めている県内農地の電子データ「水土里(みどり)ネット」を活用し、耕作放棄地の電子地図を製作。耕作放棄地の所有者に今後の活用方針を聞き、それぞれの意向をデータに反映させる。
 県などが昨年度実施した調査では県内農地の7353ヘクタールが、現状では農地としての使用が困難とされ、このうち約六割は森林・原野化が進み、回復が不可能と判断されている。
 一方、県は、5月に成立した消費者安全法で各市町村への消費者相談窓口設置が義務付けられることを受け、年度内に全市町村に窓口を開設することを明らかにした。
 窓口の開設はこれまで、甲府市や富士吉田市、市川三郷町など7市町村にとどまっていたため、県は各市町村に早期開設を要望。今後は国の地方消費者行政活性化基金を活用し、市町村の窓口業務を担当する相談員向けの研修会を開催する。
 相談の手順や対応ポイントなどをまとめたマニュアルも作成する。県と市町村の消費者行政に関する方針や施策などをまとめた計画を策定する方針。
 また横内知事は、国が緊急経済対策の一環として地方に交付する地域医療再生臨時特例交付金について「県の医療体制の質を飛躍的に高める千載一遇のチャンス」との認識を示し、交付金獲得を目指す考えを示した。
 県医務課によると、同交付金は国全体で3100億円。県医療審議会と協議しながら、地域医療の課題解決策を盛り込んだ地域医療再生計画を2次医療圏ごとにまとめ、10月までに交付手続きを取る。
 この日は望月勝氏(自由民主党、南巨摩)、中込博文氏(自民党輝真会、南アルプス)、安本美紀氏(公明党、甲府)、仁ノ平尚子氏(市民21、甲府)が一般質問した

749とはずがたり:2009/07/03(金) 19:38:35
人参…一本抜いてみたが3cm位の根っこが付いているのみ。花が咲きすぎだろうと云う事で鋏でじょきじょき剪ったったヽ(゚∀゚)ノ 黄アゲハの幼虫とおぼしき青虫が付いているがそれはスルー。カメムシみたいな虫は駆除。

紫蘇…今年は赤紫蘇が強い?

里芋…残った芋が種芋に成ってはえてきてるけど小さい。。

蕃果…同じく零れ種から一本だけ苗が生えてきたが何時枯れても可怪しくないひょろっちい感じで実が成る迄には行かないかなぁ。。

750千葉9区:2009/07/04(土) 10:22:07
http://kyushu.yomiuri.co.jp/keizai/detail/20090630-OYS1T00219.htm
九州農業 基盤揺らぐ、農家・耕地面積ともに漸減

 九州農政局は29日、2008年度の「九州食料・農業・農村情勢報告」(九州農業白書)を発表した。九州の07年の農業産出額は、前年比2・4%増の1兆6256億円と2年ぶりに増えたが、担い手不足などで基盤は揺らいでいる。白書は、農商工連携や地産地消といった取り組みから広がる「ネットワーク」が、今後の農業と農村を支える力になると期待している。

 産出額の主な内訳は、コメや野菜などの「耕種」が2・2%増の9500億円、「畜産」が3・0%増の6566億円だった。前年のコメ不作の反動、食肉価格の上昇などから増加した。

 一方、農村の活力は失われつつある。販売農家数は3・3%減の26万2000戸(08年2月)、耕地面積は0・5%減の56万3800ヘクタール(同7月)と漸減している。

 白書は、異分野との交流、消費者や住民との連携が、新商品開発と販路開拓などにつながると指摘。「食」と「農」を巡る関係者の協力が、農村地域を活性化へと導く可能性を展望した。

(2009年6月30日 読売新聞)

751とはずがたり:2009/07/04(土) 22:17:52
保存版だっ(`・ω・´)

楽しむナビ:残り野菜を育てたい。
http://mainichi.jp/life/housing/news/20090704ddm013100153000c.html
 ◆残り野菜を育てたい。
 ◇水少なめ、毎日替えて 気楽に「ちょっと得」目指して

左からダイコン(栽培を始めて6日ほど)、ニンジン(2週間目)、万能ネギ(10日目)=ベターホーム協会の栽培例

 ダイコンやネギの根元、キャベツの芯−−。日ごろ捨ててしまう野菜の端切れを、水につけるだけで育てられると知り、挑戦した。手軽に栽培でき、食卓の足しにもなる!と期待に胸をふくらませた。

 参考にしたのはベターホーム協会が6月に出版した冊子「今日から育てる キッチン菜園読本」。「残り野菜から育てる」の章で、15種の野菜の栽培法が紹介されており、本を片手に始めた。

 まずはカブ、ニンジン、ダイコンの根菜類。普段食べる野菜は根の部分だが、葉の部分を育てる。切り落とした根元を、葉を上向きにして皿に置き、水にひたすだけ。毎日水を替え、芽が出るのを待った。

 しかし、カブは水が濁り、腐臭もたち始めた。ニンジンもなかなか芽が出ず、数日後には葉の生え際がグニャグニャに。ダイコンだけは周りの古い葉が落ちていき、真ん中から新しい葉が出てきた。しかし5日目には枯れ始め、葉を食べる機会を失ってしまった。

 成長したのは長ネギ。根元の部分を水にさしておくと、青い部分が少しずつ伸び、1週間で約5センチ伸びた。根元がやや黒ずみ、青みの先が干からびてはいたが、うれしかった。

記者が育てたトウミョウ(6日目)

 一番うまくいったのは、グリーンピースの若芽であるトウミョウだ。芽を食べて、残った根の部分を水につけると、2日目には早くも伸び始め、毎日の成長を見るのが楽しみだった。
    *
 園芸経験ゼロの私には思ったよりも難しく、アドバイスを聞きに、ベターホーム協会を訪ねた。講師の越川藤乃さん(50)は「今まで捨てていたものを利用し、ちょっと得するくらいの気持ちで楽しめばいいんです」と笑顔で迎えてくれた。

 越川さんによると、根菜類の失敗は、水の量が多すぎたことが原因。「ひたひたで、少し水がついていればいいくらい。多すぎると腐る原因になる」という。長ネギは黒ずみや干からびがあっても、「成長具合はそれぞれ。とけたりしない限りは様子をみて」とのアドバイス。いずれも水を替えるとき、容器も洗うとよいという。
    *
 栽培できたトウミョウは、越川さんお薦めのチャーハンにした。はさみで2〜3センチに切り、ご飯、卵とともに炒め、塩、コショウ、しょうゆで味付け。買ってきたトウミョウより軟らかく食べやすい。自ら栽培・収穫しただけに、みずみずしく、見た目も青みが鮮やか。トウミョウはカロテンが豊富で、体にも良いという。

 残り野菜を台所で育てておけば、料理にちょっとした青みを加えたい時に便利だ。みそ汁の具、サラダのトッピング、薬味など用途は広い。越川さんは「新しく野菜を買うと、量が多くて使い切るのも大変。残りを捨てずに育てておくと、少しずつ料理にプラスできます」と話す。【柴田真理子】
=============
 ◆残り野菜の栽培法
 ▽長ネギ・万能ネギ(約7日で収穫)
<1>根元(長ネギ5センチ、万能ネギ3〜4センチ)を切る。
<2>水にさす。根元5ミリがつかる程度。
<3>緑の部分が伸びてくる。根元の白い部分を残して収穫すると、再び緑の部分がのびて何度か収穫できる。

 ▽キャベツ(収穫まで3週間〜)
キャベツの栽培例
<1>キャベツの芯を切り取り、水につける。底の5ミリがつかる程度。
<2>数日して芯の底が茶色くなっても大丈夫。ぬるぬるしたら、芯の底と器を水でさっとこすり洗いする。
<3>2週間ほどで濃い緑の葉が育つ。大きく育った葉からはさみなどで収穫する。小さな葉を残しておく、次々に育つ。

 ※ともに、窓辺など風通しのよい明るい場所で育てる。水は毎日替える。ある程度成長した後で土に植えると、長期間にわたり収穫できる。
   ×   ×
 「今日から育てる キッチン菜園読本」(A5判、48ページ)は、300円分の切手をベターホーム協会に郵送すると購入できる。住所、氏名を明記し、「〒150−8363東京都渋谷区渋谷1の15の12、財団法人ベターホーム協会・キッチン菜園読本係」へ。問い合わせは同協会(電話03・3407・0471)。

毎日新聞 2009年7月4日 東京朝刊

752とはずがたり:2009/07/05(日) 16:11:15
>>749
苺…二粒ほど成り食す♪

芹…結構伸びてる。

ミント…一部移植

蓬…一部移植

753とはずがたり:2009/07/05(日) 16:13:15

「水田フル活用」米粉・エサ用へ転作、政府目標の1割
http://www.asahi.com/politics/update/0704/TKY200907040002.html
2009年7月4日16時21分

 コメの生産調整(減反)の切り札として今年度から始まった「水田フル活用」政策で、焦点の米粉・エサ用のコメへの転作が現時点で約5千ヘクタール弱と、政府目標(約5万ヘクタール)の10分の1にとどまっていることがわかった。水田フル活用は、民主党の農家への戸別所得補償に対抗する与党の目玉だっただけに、総選挙での農政論議に影響しそうだ。

 全国的に今年の田植えがほぼ終わった6月末時点で、47都道府県に取材した。概数も判明していない四つの自治体を除いて、米粉用への転作は約1900ヘクタール、エサ米用は約2800ヘクタールだった。政府目標に少しでも近づけようと、JAなどが主食用のコメを米粉用やエサ米用に変更するよう農家に働きかけており、最終的には数百ヘクタール増えそうだが、それでも5千ヘクタール前後にとどまる可能性が高い。

 各自治体や農林水産省などによると、作付けが進まなかったのは、制度が複雑で、採算が合うかどうかを農家が判断しにくかったからだという。主食用に売れば10アールあたり12万〜13万円になるコメが米粉用コメなどだと4万〜2万円程度。その差額を埋めるために10アールあたり5.5万円と2.5万円の2種類の交付金が用意された。地域によっては別の交付金もあるうえ、3種類の交付金の支給条件が異なるという複雑さだ。

 5.5万円の交付金などの原資は09年度当初予算(約2千億円)に、2.5万円の交付金の原資は09年度補正予算(約1千億円)に計上されたが、補正予算が成立したのは5月末。「農家が判断するには遅すぎるし、補正予算では来年以降も継続するかどうか不安視する農家も多かった」(新潟のJA幹部)

 5.5万円の交付金は、昨年に比べて新たに減反した分しか対象にならない。「減反に参加している人はすでにめいっぱい減反しており拡大は厳しい」(自治体の担当者)

 減反政策をめぐっては政府与党内で激しい対立がある。民主党を意識した石破農水相は、減反を見直す代わりに農家への所得補償の検討を表明。しかし自民党の農水系議員は減反を緩和すると米価が下がるとして、「水田フル活用」を看板政策と位置づけている。(小山田研慈)

     ◇

 ■水田フル活用 めんやパンに使う米粉用やエサ用のコメへの転作を促し、農家に水田を活用してもらいながら主食用のコメの生産を抑えようという新たな減反政策。これまでは大豆や麦への転作を進めてきたが、水田では土壌が合わないこともあり、減反への反対が強い一因になっていた。

754とはずがたり:2009/07/07(火) 14:39:17

トラフグ:稚魚4万匹、宇和海側に初放流−−県水産研究センターなど /愛媛
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20090704ddlk38040603000c.html

 県水産研究センター栽培資源研究所(伊予市)と県栽培漁業基金(松山市)は3日、宇和島市の宇和島湾にトラフグの稚魚約4万匹を放流した。01年度から毎年、西条市沖などの瀬戸内海側に放流しているが宇和海側に放したのは初めて。

 同研究所などは漁獲量の減少が著しいため、放流魚の効果の確認とモニタリング調査を実施している。4月にふ化したトラフグの稚魚は体長7センチほどで、宇和島市築地町2の岸壁に止めた活魚運搬車からホースやバケツを使って湾内に放流された。1年半から2年で約30センチに育つという。背中には焼き印の標識が付けられている。【川上展弘】

毎日新聞 2009年7月4日 地方版

755とはずがたり:2009/07/10(金) 16:54:26

苦難の先に/希望の海、挑戦は続く
http://blog.kahoku.co.jp/maguro/2009/06/post-70.html#more

 <気仙沼を出港して1カ月半、怒られっぱなしの毎日で迷惑をかけてばかりです。つらいことは多いですが、必ず乗り越えていきます>
 気仙沼市の遠洋マグロ漁業会社「臼福本店」に15日、オーストラリアのフリーマントル沖で操業中の「第8昭福丸」(409トン)から電子メールが届いた。
 送り主は初航海に挑んでいる今原隼人さん(23)=宮崎県出身=。派遣社員として働いていた自動車工場で雇い止めに遭い、マグロ船を志した。
 「悩みや焦りも多いだろうが、頑張ってほしい」。専務の臼井壮太朗さん(37)は1万キロ離れた海に思いをはせた。

 未経験の若者が乗船するのは数年ぶり。国際減船などの困難に直面する地域で、久しぶりの明るい話題だった。昭福丸は4月27日、大勢の人に見送られ、港を出た。
 「この地域のマグロ漁業への期待をあらためて実感した」と臼井さん。航海の長期化や操業拠点の海外移転などで急速に薄れた地域との結び付きを、取り戻したいと考え始めている。
 お年寄りから子どもまで、地域の人が見送る「出船」の光景はかつて、日常だった。「乗組員の士気が高まるし、新たな観光資源にもなるはず」。臼井さんは入出港情報を事前にPRする仕掛けを関係機関に働き掛けている。

 鹿児島県いちき串木野市の新洋水産は、マグロの一部を商社から買い戻して、地元から九州一円に出荷している。
 商品ごとに漁場や漁獲日など、消費者からの質問に答えられる仕組みづくりを進め、携帯電話でも確認できるシステムの実用化を目指す。マグロ産地から、消費者との関係を再構築する狙いだ。
 「魚価安を嘆くだけでは何も解決しない。漁労現場の情報を消費者に発信できるのは、漁業者だけだ」。高校卒業後の約20年間、マグロ船に乗った社長の松元要さん(65)は力を込める。
 1999年の2割減船から今回の「国際減船」までの10年間、日本のマグロ船団は競争力を大きく落とし、漁業者は外国船や蓄養(養殖)産地との闘いに追いやられてきた。

 マグロ漁業の再生への「航路」は漁業者が連帯し、地域の消費者や関連産業とのつながりを回復していくことから、見えてくるのかもしれない。
 世界的なマグロ資源の減少と水産物需要の高まり。本当の海の豊かさを知る者ほど、持続可能な漁業への希求は強い。
 宮城県北部鰹鮪漁業組合(気仙沼市)は本年度、一部の所属船が実践していた「洋上授精放流」の実施を全国の漁業者に呼び掛けていくという。
 近畿大水産研究所(和歌山県白浜町)の指導を受け、産卵期に漁獲したマグロの卵に洋上で授精、放流し、資源回復を目指す取り組みだ。
 今のところ、効果は「データがないので定量的には言えないが、何もしないよりは確実に受精率が高まる」(同研究所)という程度。それでも、三陸の漁業者は、切実な願いを託す。

 漁場よ 消えるな。

写真:長い航海で傷んだ船体の補修が進む遠洋マグロ船。地域の「痛み」を乗り越え、持続可能な漁業を目指す新たな航海が始まる=気仙沼市


◆連載「漁場が消える―三陸・マグロ危機」は今回で終わります。(マグロ危機取材班=報道部・昆野勝栄、沼田雅佳、坂井直人、気仙沼総局・大友庸一、東京支社・山崎敦、写真部・門田勲、川村公俊)
(2009/06/22)

756千葉9区:2009/07/11(土) 00:49:34
http://www.asahi.com/business/update/0707/TKY200907070317.html
減反見直し、評価分かれる 農水省が農家アンケート
2009年7月7日22時41分

 生産調整(減反)の是非をめぐり、農林水産省が農家にアンケートを行ったところ、減反の縮小と廃止を合わせた「見直し派」が51.8%、現状維持と強化を合わせた「推進派」が45.9%と、意見が割れた。減反見直しを検討している農水省にとって、今後の政策のかじ取りが難しい結果となった。

 農水省が7日発表した。5月下旬から6月中旬にかけて実施。自治体の農業担当者や消費者の意見も聞いた。

 1万810人の農家に聞き、74.7%から回答を得た。現在の減反については、「農家の自主性や経営の自由度を高めるように見直す」との意見が最も多い38.7%。次いで「現在のまま」(25.4%)、「確実に実施されるように強化」(20.5%)、「やめるべきだ」(13.1%)の順だった。

 それぞれの回答者に、自分の選択した政策が実施された場合の10年後の稲作の姿を聞いたところ、四つすべてで「発展していない」と「わからない」の合計が6割を超えた。農家が稲作の将来に期待が持てないでいる状況がうかがえる。

 自治体の農業担当者へのアンケートでは、都道府県の55.3%、市町村の50%が減反を縮小する方向で見直すべきだと答えた。自治体も減反政策に行き詰まりを感じている現状が見える。

 消費者には、インターネットなどを通じアンケートをした。2万9253人に聞き、12.2%から回答があった。減反については「麦などへの転作対策を講じた上で廃止」が35.4%、「今後も必要」が32.8%で、消費者の意見も割れた。ただ、過半数は「少々米価が高くても国産品を買い支え、税負担は維持縮小すべきだ」とし、国内農業の支援を容認する傾向が出た。(安川嘉泰)

758とはずがたり:2009/07/11(土) 12:41:48

3区内に支部がないのは何故だ??

青森県農政連、次期衆院選は自主投票 自民候補推薦せず
2009年7月10日21時9分
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/1329

 青森県の農協組合員でつくる「青森県農業者政治連盟」(角浜光昭委員長、1541人)は10日、次期衆院選で県内4選挙区を自主投票にすると決めた、と発表した。96年の小選挙区制度の導入以降、自民党の公認候補を推薦しないのは初めて。

 県農政連によると、推薦願が出ていた立候補予定者は、青森1〜4区の自民党現職4人のほか、4区の民主党新顔、1区の無所属の新顔の計6人。

全選挙区で自主投票 青森県農政連、自民に不信感
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/1357

 青森1、2、4区にある県農政連の計6支部は、それぞれ数カ月の協議を重ねた結果、10日までに自主投票の方針を決定。3区に支部はないが、6支部の意見を考慮し、同日の役員会で自主投票を決めた。

 役員会後、記者会見した県農政連の角浜光昭委員長は「いずれの支部も(自民党現職を)推薦できないという以上、本部としても自主投票とするしかない」と説明した。

 松本淳司幹事長は「ころころ変わる農業政策や、自民党を長年支援してきても所得が減少していることに、農家の不満や不信が限界に達した」と指摘。「民主党が政権を獲得すると、農政が変わるかもしれないとの期待感もある」と語った。

 支部の下部組織には、民主党候補を推薦すべきだとの意見もあったという。
 自主投票の決定について、自民党県連の幹部は「農政を頑張ってきたのは自民だとの思いがあったので残念だ。今の自民に対する逆風の象徴だろう」と話した。

選挙:衆院選 県農政連が自主投票 自民候補推薦せず 「これが農家の叫び」 /青森
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/1361

 ◇全6支部が協議で一致
 県農政連は県農協政治連盟として70年に設立され、名称を3回変更したが89年の参院選で農業者代表として無所属の三上隆雄氏=現・県議=を推薦したほかは自民を推薦してきた。会員は現在1541人。

 鳴海清彦・副委員長は役員会後の会見で「この40年間、一貫性のない農業政策で『負け組』にされてきた。国の政策で所得が落ちてきている現実があり、これが農家の叫びではないか」と、農政への不満を述べた。

 松本淳司幹事長は「(県農政連の持つ農政への不満は)県内農家7〜8万人の意思の表れ。自主投票イコール自民を支持しないという単純な問題ではないが、政権交代になるのではとの思いもある」とし、「この選択が政権を変える引き金になったら、自民には目を覚ましてもらいたい。民主への期待もある」と述べた。

 全国農業者農政運動組織連盟(全国農政連)によると、農業者で作る政治団体は47都道府県にあり、自民を推薦しないケースは珍しいという。

759荷主研究者:2009/07/12(日) 19:10:09

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090609t72029.htm
2009年06月09日火曜日 河北新報
サクランボ市場に異変 湯沢台頭に「王国」警戒感

収穫最盛期を迎える山形県産のサクランボ園。お隣の秋田県産の台頭にさらなる品質向上を目指す=寒河江市内

 山形県のシンボルといわれ、生産量日本一を誇るサクランボの市場で、県境を挟んで隣り合う湯沢市産が台頭してきた。「王国・山形に学べ」と品質を磨いた湯沢市産は、今や首都圏の市場で山形県産に匹敵する高値が付く。新興産地の勢いに、山形県内の関係者は「ブランドに安住はできない」と警戒している。

 こまち農協(湯沢市)によると、昨年の管内の収穫量は約200トン。半数を首都圏の市場に出荷、主力銘柄「佐藤錦」500グラムの箱入りで3000〜4000円の卸値だった。山形県産佐藤錦の卸値は「3000〜5000円」(全農山形県本部調べ)。湯沢産の健闘ぶりが光る。

 湯沢のサクランボは西側斜面の扇状地で育ち、水はけのよさと寒暖の差が独特の光沢を生み出すという。佐藤錦の収穫最盛期が山形県産より1週間ほど後ろにずれることも高値の理由の一つだ。

 秋田県全体の生産量は年間約300トン(2006年)。山形県産は1万2000トン(08年)とその差は歴然だが、市場関係者は「秋田県産は着実に実力をつけている」とみる。

 湯沢産の品質について山形県農協中央会の今田裕幸農業農政部長は「ここ数年で、粒の大きさや糖度も含めて品質が高く、安定しているという評判を耳にするようになった」と話す。

 「先輩格」の高評価に、こまち農協の前桜桃部会長の遠藤宏さん(56)は「山形県産の佐藤錦を目標に頑張ってきた。『先生』からほめられるのはうれしい」と控えめに胸を張る。

 湯沢市のサクランボ栽培は戦後間もなく始まった。その後、地元農協に桜桃部会ができ、現在は約200人が加わる。先進的な技術を身に付けようと部会員は山形県を毎年訪れ、勉強している。今月10日にも同県の主産地、寒河江市の県農業総合研究センターなどを視察するという。

 3年連続の不作が見込まれる山形県産を尻目に、湯沢市産は昨年に続いて豊作の見通し。遠藤さんは「山形とは切磋琢磨(せっさたくま)する関係でありたい」と共存共栄を願う。

 山形県側も手をこまぬいてはいない。日本一の誇りをかけ県農協中央会は昨年11月、新興産地に対抗する各種施策への協力を県に要請。品質向上、販路拡大の長期戦略の策定にも着手する。

 今田部長は「山形の佐藤錦は80年代に輸入解禁となった外国産に勝ち抜き、全国に広まった。当時のように結束する時だ」と力を込める。

760千葉9区:2009/07/13(月) 00:44:54
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090712ddm001010049000c.html
選択の手引:’09衆院選 コメ安値(その1) 消費者歓迎、農家は悲鳴
 ◇自民、減反支援強化 助成金引き上げ/民主、戸別所得補償 農畜産物幅広く
 「あきたこまち」が5キロ1580円、10キロで2980円−−。東京都昭島市のスーパー「エコス中神店」は今月に入り、系列店の開店1周年を記念し、特別セールを実施した。目玉商品の一つが、日本の食卓に欠かせないコメだ。

 6月の売値と比べ、10キロで1000円もの大幅値下げ。来店した40代の主婦は「安くなるのを待っていた。高校、中学の子供たちがよく食べるのでありがたい」。62歳の主婦も「年金生活だから、ちょっとでも安い方がいい」と大歓迎だ。

 セール期間中(3日間)の「あきたこまち10キロ」の販売量は、6月の1カ月分の約8倍に達した。中神店の山口芳和店長(48)は「お客さんから『特売はいつ?』と聞かれることが多い。少しでも安いコメを求める消費者の動きが定着した」と指摘する。

 だが、安いコメは生産者には死活問題となる。

 「高校を卒業して農業を始めたころは毎年米価が上がったのに、今は毎年下がる。所得が減りきつい」

 福島県会津地方の専業農家(63)は肩を落とす。ミニトマトやソバの栽培でコメの減収を補うが、90年ごろに500万円あった農業所得が最近は300万円ほどに減った。「農業は大変だな」と漏らした長男(40)は東京に出て商社に。後継者は定まらず「元気なうちは農業を続けたい。先祖代々の土地だから」とのつぶやきにコメ農家の将来が重なる。

 農林水産省の調査(05年)では稲作を中心とした農家で、労働力の主力となる「基幹的農業従事者」のうち、60歳以上が84%。日本の農業をどう立て直すのか。

 民主党は07年参院選に続き、「農業者戸別所得補償」を主張する。出荷価格が生産コスト(全国平均)を下回った場合、その差額(赤字分)を農家に直接支払う政策だ。コメだけでなく、麦、牛乳、肉など幅広い農畜産物を対象とする。

 これに対し、自民党はコメの生産調整(減反)に協力する農家への支援策を強化する。09年度補正予算では、減反の一環で飼料用・米粉用のコメを作る農家への助成金を10アール当たり5万5000円から8万円へ引き上げた。

 新たな戸別補償政策で経営不安の緩和を目指す民主と、減反への支援積み増しで経営底上げを図る自民−−。生産者、消費者双方を視野に置く抜本的な農業政策は見えず、日本農業は行き詰まり感を深めるばかりだ。

==============

 ■ことば

 ◇コメの価格低下
 総務省の家計調査(2人以上世帯)によると、08年のコメ購入価格は1キロ353円。20年前の478円から26%下落し、05年以降400円割れが続く。一方、年間購入量は88年の132キロから08年には89キロと3割以上も減少した。少子高齢化や食生活の変化などが要因で、「コメ余り」の価格への影響が浮き彫りになっている。

毎日新聞 2009年7月12日 東京朝刊

761千葉9区:2009/07/13(月) 00:45:43
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090712ddm003010137000c.html
選択の手引:’09衆院選 コメ安値(その2止) 農村票狙いバラマキ合戦
 <1面からつづく>

 07年参院選で民主党が大勝した要因の一つは、同党が今も掲げる「農業者戸別所得補償」政策とされる。農村を金城湯池としてきた自民党は「農村票を奪われた」と危機感を強め、衆院選に向け09年度補正予算では1兆円もの大規模な農林水産業対策を盛り込んだ。減反に伴う助成金の増額や農地の貸手に交付金を出すことが柱だが、自民、民主両党とも農家の歓心を買うバラマキ的発想が目立っている。【行友弥、谷川貴史、太田圭介】

 ◇水田を「フル活用」−−自民
 政府・与党が09年度に新たに打ち出したのが、「水田フル活用」政策だ。麦や大豆だけでなく、家畜の飼料や米粉(こめこ)用のコメに転作する際の助成金を拡充したのが特徴。水田の有効利用で、農業所得の向上を図る狙いがある。

 「同じコメ(への転作)なら農家の抵抗感は薄い。輸入依存度が高い飼料穀物や製粉用小麦を国産米で代替すれば、食料自給率の向上にも貢献できる」。自民党の谷津義男・総合農政調査会長は強調する。フル活用策には09年度当初予算で2889億円、補正予算でも1168億円が計上された。

 転作支援の拡充とともに、補正に盛り込まれたのが「農地集積加速化事業」(2979億円)だ。意欲のある農家が借地で経営規模を拡大できるよう、農地を貸し出す農家に交付金を支給する。

 高齢化などで耕し手を失った耕作放棄地は05年段階で約39万ヘクタールに上り、農地の集約・有効利用は急務。ただ、「条件の悪い農地を引き受ける借り手が困っている。貸手の小規模農家にカネを出し、優遇するのはおかしい」との批判も出る。

 政府・与党が次々と新政策を出すのは、危機感の裏返しでもある。民主党に農村票を奪われた自民党は、米価下落が激しかった07年10月、農水省に政府備蓄米の買い増しを要求。当時67万トンだった備蓄を100万トンに積み増しさせ、事実上、国によるコメの買い支えを行った。

 一定規模以上の農家に限定していた「品目横断的経営安定対策」でも07年末、補助金の対象農家選定を市町村に委ねる新制度の導入を決定した。面積要件を事実上撤廃し、小規模農家に配慮した。農村票を意識するあまり、民主党の政策への接近もうかがえる。

 ◇小規模農家に配慮−−民主
 民主党の戸別所得補償政策の最大の特徴は農産物(野菜、果樹を除く)の販売実績があるすべての農家を対象とし、小規模農家に配慮したことだ。

 一方、農林水産省が07年にコメ、麦、大豆など5品目について導入した「品目横断的経営安定対策」は、補助対象を「経営面積4ヘクタール(北海道は10ヘクタール)以上」に限定した。農業関係者から「小規模農家切り捨て」との批判が噴出し、農村票が民主党へ流れる背景にもなった。

 参院で第1党になった民主党は07年の臨時国会に「農業者戸別所得補償法案」を提出し、参院で可決した。与党が多数を占める衆院で否決され、廃案となったが、今年1月には所得補償と、農家が農産物の加工・販売業に進出する際の支援策などを組み合わせた「農林漁業再生改革法案」を改めて提出した。

 民主党の矢継ぎ早の政策には「零細経営を温存し、農業の構造改革につながらない」との批判も根強い。また、所得補償に必要な額として提示する1兆円は積算根拠や財源が不明確で、政府負担が膨らむ懸念がある。

 同党ネクストキャビネット(次の内閣)の筒井信隆農水担当は「所得補償は全国平均の生産コストが基準。個々の農家が経営努力で(全国平均より)コストを減らせば手取りが増え、規模拡大の意欲もわく」と反論。財源も「既存の補助金をやめれば、かなりの部分確保できる」と強調する。

 ただ、戸別補償は01年に同党が打ち出した段階では、対象を3・7ヘクタール以上の農家に限定し規模拡大を促す内容だった。同年に廃止方針を示した減反(コメの生産調整)政策も今では「将来的に廃止」(筒井氏)とぶれを感じさせ、政府・与党からは「一体、何が本当か」(石破茂農相)との批判が出ている。

762名無しさん:2009/07/13(月) 00:45:56
 ◇輸入農産物と競争激化 構造改革への視点希薄
 農業の苦境が続くのは、安い輸入農産物の攻勢にさらされているためだ。貿易の自由化を促進する世界貿易機関(WTO)のドーハ・ラウンド(多角的貿易交渉)で日本は関税引き下げを迫られている。農産物価格の下落を前提にした農業経営の安定・強化なくして展望は開けない。

 コメの場合、日本は778%もの高関税を課す一方、ミニマム・アクセス(MA、最低輸入義務)として毎年約77万トンを輸入している。昨年9月に食用への不正転用が発覚した「汚染米」も、実はMA米の一部だ。

 石破農相は直後の会見で「高い関税を設定して消費者に負担させる考え方」から「納税者が負担する考え方」へ移行する必要性を指摘した。高関税や減反で海外より高い米価を維持して消費者に負担を強いるのをやめ、農家への直接的な所得補償へ政策を転換すべきだという認識だ。

 欧米は既に「納税者負担型」に転換している。欧州共同体(現・欧州連合)は92年に農家の所得に着目した「直接支払い制度」を導入。米国は96年にいったん廃止した「不足払い制度」(農家の生産コストを補償する政策)を、02年に復活させた。

 ただ、小規模農家が多く高齢化も進む日本では、民主党が掲げる一律の所得補償ではなく、規模拡大を促す政策が必要だ。一方で石破農相は納税者負担型への転換に向けた道筋を示しておらず、自民党は農家の喜ぶメニューを総花的に並べただけだ。貿易自由化の流れが不可避な中で、両党とも農業の構造改革につなげる視点が希薄と言わざるを得ない。

 ◇次代への農地引き継ぎ急務−−生源寺(しょうげんじ)真一・東京大農学部長
 日本の農業は二つの意味で危機に直面している。

 第一は、農業者の高齢化と後継者不足を背景に稲作を中心とする「土地利用型農業」が崩壊し始めていることだ。40年にわたるコメの生産調整(減反)が農家の意欲をそぎ、農業に飛び込んでくる若年層がほとんどいない。減反に協力する農家と、独自の販売ルートを持ち減反に応じない農家との不毛な対立を見せつけられては、夢が描けない。

 第二は、消費者の食に対する姿勢の変化だ。多様な食料を大量に輸入して日本人の食生活は豊かになったが、国内の生産体制は貧弱なまま。生産と消費のバランスが崩れる現象は韓国や台湾、中国沿海部など経済発展を遂げた東アジア各地でも起きている。世界的な食料需給の逼迫(ひっぱく)で、食料輸入が急きょストップする懸念がある。

 二つの危機に対処するには、減反の見直しでやる気の持てるコメ政策へ転換しながら、引退する農家の農地を次代の担い手に引き継がせることが急務となる。今国会で成立した改正農地法では農地貸借や企業参入をめぐる規制が緩和され、おぜん立てはできた。ただ、点在する小規模な農地を「面」としてまとめ、意欲ある農業者の下に集める具体的な仕組みづくりはまさにこれからだ。

 自民党も、民主党も対応は不十分。これを怠ると日本農業は衰退の一途をたどる。農村票目当ての「バラマキ政策」ではなく、長期的視野に立った農政改革が必要だ。(談)

763とはずがたり:2009/07/13(月) 20:14:07
掛川
島オクラと蓮を購入して母に託す。ちゃんと育てよ〜。

764とはずがたり:2009/07/13(月) 20:30:10
パンが安いのは今年が最後?
ニューズウィーク日本版7月13日(月) 12時30分配信 / 経済 - 経済総合
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090713-00000302-newsweek-bus_all

 昨年の今頃は食糧価格が高騰し、世界中でパン騒動が起こったことは記憶に新しい。だが今年はその心配はないらしい。国連食糧農業機関(FAO)が6月に発表した最新報告によると、2年連続となる穀物の大豊作と経済危機がもたらした需要減のおかげで、今年の食糧価格はこのまま安定し続けるという。

 昨年6月のピーク時に比べてFAOの食糧価格指数は3分の2になっており、各国は昨年に比べて食料輸入を2260億ドルも節約できる。最も需要が減ったのは肉と牛乳、魚。この不景気で、消費者が贅沢品の購入を控えるようになったからだ。

 さらに専門家は、今年は穀物が史上2番目の豊作になると予想している(08年が史上最高だった)。世界の穀物備蓄が増えれば、貧しい国が食糧不足に不安を覚える必要はなくなる。豊作はブラジルのような穀物生産国の経済にとってもプラスだ。

 短期的には良いニュースだが、報告書は牛肉と豚肉を除く農産品価格が、今後10年間で97〜06年の平均に比べて1〜2割上昇するとも指摘している。景気とともに回復した購買力と台頭するバイオ燃料市場によって、農産品価格は08年に匹敵するか、あるいはそれ以上の水準にまで跳ね上がるかもしれない。

 食糧価格は原油とエネルギー価格にますます連動しており、途上国の需要増や資源の枯渇が原因で長期的に上昇すると予想されている。今年は安心して安い値段のパンが食べられる最後の年なのかもしれない。
最終更新:7月13日(月) 12時30分

765とはずがたり:2009/07/14(火) 18:34:19

ひでぇぞ,クソ自民にクソ官僚だ。
>鶏卵生産者でつくる「日本鶏卵生産者協会」が昨年2月、生産者大会に来賓として民主党議員を招待したところ、自民党農水族議員の意向に配慮した農林水産省の幹部から大会を中止するよう繰り返し要請されていたことが朝日新聞の調べでわかった。
> 協会の梅原宏保・前会長らの説明によると、大会に先立ち、協会は来賓として従来の自民党議員に加えて、前年の参院選挙で勢力を伸ばした民主党議員らにも配慮する形で招待状を送っていた。内訳は自民4人、民主3人、国民新1人とした。
>大会には、予定していた国会議員のほとんどが出席した。しかし、大会から1週間後に開かれた自民党の畜産振興議員連盟の会合でも、協会幹部は「民主党を呼んだのは許し難い」などと叱責(しっせき)され、退出させられたという。

農水幹部、民主議員招いた鶏卵大会中止求める 昨年2月
http://www.asahi.com/politics/update/0714/TKY200907140232.html
2009年7月14日15時4分

 鶏卵生産者でつくる「日本鶏卵生産者協会」が昨年2月、生産者大会に来賓として民主党議員を招待したところ、自民党農水族議員の意向に配慮した農林水産省の幹部から大会を中止するよう繰り返し要請されていたことが朝日新聞の調べでわかった。農水幹部は「自民党が怒っている。中止しないなら卵価予算(補助金)を切らざるを得ない」とまで発言していた。

 自民党議員の怒りの背景には、農業関連の票田である鶏卵団体に野党が手を伸ばしてきたという警戒感があったとみられる。農水省側は「協会と自民党の関係を悪化させないために動いた」としているが、こうした過剰反応は、政党活動に対する行政側の支援とも受け取れ、業界団体の自由な活動を阻害する圧力となっていた。

 大会は08年2月12日に東京都千代田区で臨時に開かれた「養鶏危機突破緊急全国大会」。約400人の養鶏業者が集まった。飼料高騰の影響を受け、経営難に苦しむ養鶏業者への緊急対策の実現を目指す目的だった。卵価交渉を翌月に控え、基準価格の引き上げなどを政府や国会議員に要望した。

 協会の梅原宏保・前会長らの説明によると、大会に先立ち、協会は来賓として従来の自民党議員に加えて、前年の参院選挙で勢力を伸ばした民主党議員らにも配慮する形で招待状を送っていた。内訳は自民4人、民主3人、国民新1人とした。

 大会1週間前の同月6日、農水省生産局畜産部の課長や課長補佐から協会の複数の幹部あてに突然、「大会に何人の議員を呼んでいるのか」「大会を中止してほしい」との連絡が相次いで入った。

 中止要請はその日から3日間にわたり断続的にあった。やり取りの中で農水省側から「大会に野党議員を呼んだため、自民党議員が怒っている」「中止しない場合は(1週間後に控える)牛、豚肉など他の畜産物価格の交渉にも影響する」「大会を中止しなければ卵価予算も切る」などの発言があり、協会幹部が言い返す場面もあったという。

 協会幹部は緊急の幹部会議を開いて大会開催について検討。一部の幹部は「農水省に従ってもいいのでは」との意見だったが、大半の幹部は「生産者の大会なのに役所の圧力に屈するのはおかしい」と主張。予定通り大会を開くことになった。

 大会には、予定していた国会議員のほとんどが出席した。しかし、大会から1週間後に開かれた自民党の畜産振興議員連盟の会合でも、協会幹部は「民主党を呼んだのは許し難い」などと叱責(しっせき)され、退出させられたという。

 農水省側はこうした中止要請の事実を認めたうえで、協会と自民党の関係が決定的に悪化しかねない事態を懸念していた事情を説明。当時の本川一善畜産部長(現・生産局長)は「3月に予定されていた卵価交渉で自民党議員の了承が得られないという事態になれば、協会のためにもならないと判断した」としている。

 交渉で卵価予算が切られることはなかった。「卵価予算を切る」と発言したとされる当時の課長補佐は「そういうふうになりかねないと言ったかもしれない。強く受け止められたかもしれない」と話した。

 日本鶏卵生産者協会は、全国の鶏卵生産者約600人で構成され、生産量の7割弱を占める。

766とはずがたり:2009/07/14(火) 18:35:25
>>765-766

農水族「利敵行為」「軽く見ている」 鶏卵大会中止要請
http://www.asahi.com/politics/update/0714/TKY200907140243.html
2009年7月14日17時30分

 自らの権益にしがみつく族議員、その顔色をうかがう官僚、振り回される業界。「日本鶏卵生産者協会」の生産者大会が昨年2月、農林水産省幹部によって再三の中止要請を受けた問題は、そんな3者の、いかにも古めかしい構図を浮かび上がらせる。

 事の発端は「誤解」からだった。

 大会の1週間前にあたる昨年2月6日午前。自民党本部で畜産・酪農対策小委員会が開かれていた。

 「養鶏の団体が開く大会に野党議員だけが呼ばれる」。中堅議員が指摘した。「それは問題だ」。批判は農水省幹部にも向けられた。

 これを受け、農水省の課長補佐は協会に対し、出席要請している議員を照会した。協会から送られてきた名簿には、自民や民主など議員数十人の氏名が羅列されており、大会への出席依頼者の氏名の横には丸印が付けられていた。自民4人、民主3人、国民新1人。農水幹部は複数の自民党議員に名簿を見せ、「自民党議員も招待されている」と党側の誤解を解こうとしたという。

 しかし、これが火に油を注ぐ結果に。羅列されている議員名は、大会後に協会から個別に協力を依頼する要請先の名簿だったが、これがまだ作成過程のものだったため、自民党議員の要請先が未完成で、民主党議員よりはるかに少ない数だったという。自民党議員からは「与党を軽く見ている」などとさらなる批判が出て収拾がつかなくなった。

 自民の怒りを受けて農水幹部は一転、大会中止要請へとかじを切った。協会幹部は党の畜産振興議員連盟会長の谷津義男元農水相や同じ農水族の西川公也議員を訪ねるなど理解を求めて奔走した。

 農水省からの度重なる要請を退けて開催した大会から1週間後の19日。自民の怒りは鎮まっていなかった。

 自民党本部で開かれた畜産振興議連の会合。協会から数人の幹部が出席した。

 各畜産団体からの要請が一通り読み上げられたあと、突然、関西選出の議員が発言した。

 「養鶏の協会は先日の大会で民主党議員に出席要請した。利敵行為で許し難い」。非難は続く。「民主党にお願いしている団体がこの場にいるのはけしからん」「大会の招待状が一部の議員にしか出ていない」。若手の議員からも次々と罵声(ばせい)が上がった。「会長、事務局長の監督がなっていない。何とかしろ」。議連幹部の責任を追及する声まであがり、協会幹部は退出を余儀なくされた。

 その後も、協会幹部は自民党議員との関係修復に向けて動き、畜産振興議連に「政権与党を機軸とする農政活動の姿勢にはいささかも変更はありません」とする文書を提出(会長の谷津氏は受け取りを否定)。大物議員から「事態収拾のために各地で自民党の先生を応援するなど、早めに具体的行動を起こすべきだ」との忠告も受けたという。

 大会の中止要請について、谷津氏は「農水省にそんなことを言うわけがない。もし、農水省が団体に大会中止を迫ったとしたら、とんでもないことだ」と話す。

767千葉9区:2009/07/14(火) 19:31:57
http://www.asahi.com/politics/update/0714/TKY200907140243.html
農水族「利敵行為」「軽く見ている」 鶏卵大会中止要請(1/2ページ)
2009年7月14日17時30分
印刷
ソーシャルブックマーク
 自らの権益にしがみつく族議員、その顔色をうかがう官僚、振り回される業界。「日本鶏卵生産者協会」の生産者大会が昨年2月、農林水産省幹部によって再三の中止要請を受けた問題は、そんな3者の、いかにも古めかしい構図を浮かび上がらせる。

 事の発端は「誤解」からだった。

 大会の1週間前にあたる昨年2月6日午前。自民党本部で畜産・酪農対策小委員会が開かれていた。

 「養鶏の団体が開く大会に野党議員だけが呼ばれる」。中堅議員が指摘した。「それは問題だ」。批判は農水省幹部にも向けられた。

 これを受け、農水省の課長補佐は協会に対し、出席要請している議員を照会した。協会から送られてきた名簿には、自民や民主など議員数十人の氏名が羅列されており、大会への出席依頼者の氏名の横には丸印が付けられていた。自民4人、民主3人、国民新1人。農水幹部は複数の自民党議員に名簿を見せ、「自民党議員も招待されている」と党側の誤解を解こうとしたという。

 しかし、これが火に油を注ぐ結果に。羅列されている議員名は、大会後に協会から個別に協力を依頼する要請先の名簿だったが、これがまだ作成過程のものだったため、自民党議員の要請先が未完成で、民主党議員よりはるかに少ない数だったという。自民党議員からは「与党を軽く見ている」などとさらなる批判が出て収拾がつかなくなった。

 自民の怒りを受けて農水幹部は一転、大会中止要請へとかじを切った。協会幹部は党の畜産振興議員連盟会長の谷津義男元農水相や同じ農水族の西川公也議員を訪ねるなど理解を求めて奔走した。

 農水省からの度重なる要請を退けて開催した大会から1週間後の19日。自民の怒りは鎮まっていなかった。

 自民党本部で開かれた畜産振興議連の会合。協会から数人の幹部が出席した。

 各畜産団体からの要請が一通り読み上げられたあと、突然、関西選出の議員が発言した。

 「養鶏の協会は先日の大会で民主党議員に出席要請した。利敵行為で許し難い」。非難は続く。「民主党にお願いしている団体がこの場にいるのはけしからん」「大会の招待状が一部の議員にしか出ていない」。若手の議員からも次々と罵声(ばせい)が上がった。「会長、事務局長の監督がなっていない。何とかしろ」。議連幹部の責任を追及する声まであがり、協会幹部は退出を余儀なくされた。

 その後も、協会幹部は自民党議員との関係修復に向けて動き、畜産振興議連に「政権与党を機軸とする農政活動の姿勢にはいささかも変更はありません」とする文書を提出(会長の谷津氏は受け取りを否定)。大物議員から「事態収拾のために各地で自民党の先生を応援するなど、早めに具体的行動を起こすべきだ」との忠告も受けたという。

 大会の中止要請について、谷津氏は「農水省にそんなことを言うわけがない。もし、農水省が団体に大会中止を迫ったとしたら、とんでもないことだ」と話す。

768名無しさん:2009/07/14(火) 22:28:19
誰だよ
関西選出の議員、とか大物議員とか若手の議員って
誰か特定できる内部関係者いない?

家の地元ではないと信じたい

というか
こんな話議員と、協会関係者しか知るはずもないし
この時期のリークといい、記事内での民主への傾倒といい
日本鶏卵生産者協会とやらは完璧に民主に乗り換えた、と見ていいのか?

家は米農家@茨城なんだが
いつもどおり自民支持としか聞いてないぞ?
まあ、今さらいきなり乗りかえとか言われてもアレだが
どう動くべきなんだ?
農協はなんていってるんだ?

769とはずがたり:2009/07/14(火) 22:48:24
酷い記事っすよね。
農水族って括りで見ると或る程度絞られる様な気がするんですけど,関西の農水族って誰でしょうかね??

記事だと
>畜産振興議員連盟会長の谷津義男元農水相や同じ農水族の西川公也議員
の2人が挙がってますね。

あとは中川昭一とかあの赤城とか素行不良議員が多いっすね。
死んだ松岡利勝や,落選繰り返して力失った玉沢なんかは農水族でしたね。
落選中だと三浦一水も農水族。関西はあんま居ない印象ですが。

770とはずがたり:2009/07/14(火) 22:52:06
こんな記事もありました。
>Foresightは、「谷津義男総合農政調査会長、加藤紘一総合農政調査会最高顧問、宮腰光寛農林部会長、そして西川公也氏」を農水族四人組と評している。
http://blog.goo.ne.jp/ikkan_2005/e/d1a88d6347e95d8c000b9e40c4d86e14

771名無しさん:2009/07/14(火) 23:32:13
>>769
いや、まあ酷いは酷いと思うが

そんなことよりも正直
どうやら一番先に乗り換えをしたらしい卵だけが民主政権で優遇されて
米とか他のが冷や飯食わされたら、と思うと不安でしょうがない

あと赤城さんは選挙区は違うがなんどか見たことはあるんだよなー
そんなに悪い人には見えなかったが、人物、という感じでもなかった
まあお坊ちゃんだから脇が甘いのも金にだらしないのもしょうがない(笑)
どうせ八月で落選するだろうし、「若手」でも「大物」でもないからこの記事と直接は関係ないと思う

772とはずがたり:2009/07/14(火) 23:48:20
農家は参院選民主躍進の影の立役者なんでそれ程切り捨てられはしないんですね。
戸別所得補償でどの程度現況の農政コストを下げれるのかって所が焦点になろうかと思うんですけど,土地改良とか農道とか此迄の土建農政はそれ程必要なくなってきたんじゃないでしょうかね?

ご実家筑西の方っすか?
私実は筑波在住っすけど,あの辺はやっぱり赤城と云う感じなんではないでしょうかね?
水戸市内は結構民主に入りそうではありますけど,水戸も古い街でそれなりに自民が強そうです。

773とはずがたり:2009/07/15(水) 21:41:14
>>758の青森に続いて山形2区でも。

【09衆院選】山形2区は自主投票
2009.7.15 18:44
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090715/stt0907151846014-n1.htm

 山形県農協政治連盟(山形市)は15日の会合で、次期衆院選山形2区に立候補予定の自民党新人鈴木啓功氏(42)を推薦せず、自主投票にすることを決めた。自民党の有力支持団体の県農政連が、党公認に内定した候補者を推薦しないのは異例。

 県農政連の今田正夫会長は会合後、「鈴木氏は現職ではなく、推薦に至らなかった」と説明した。決定の背景には鈴木氏の知名度不足に加え、政府与党の農業政策への不満から県内農家に自民党離れが進んでいる現状があるとみられる。

 県農政連は山形県の農協の政治運動組織。山形1、3区については昨年10月、自民党現職の推薦を決めていたが、2区だけは保留していた。

 山形2区には鈴木氏のほか、民主党現職の近藤洋介衆院議員(44)らが出馬予定。鈴木氏は県農政連の対応について「今は話す時期ではない」と述べた。

774とはずがたり:2009/07/19(日) 02:07:54
静岡漁協、清水漁協に事業譲渡 負債10億
07/17 07:51
http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20090717000000000008.htm

 駿河湾の用宗漁港を拠点としたシラス漁で知られる静岡漁協(静岡市駿河区)の経営が主要取引先の撤退などを理由に行き詰まり、今月1日から不採算部門を除くすべての組合事業を隣接する清水漁協(同市清水区)に譲渡していたことが、16日までに分かった。負債額は約10億円。静岡漁協は組合活動を事実上停止し、「清水漁協用宗支所」に組織変更した。漁業権の名義変更が終わり次第、解散整理の手続きに入るとみられる。
 漁業活動は従来通り行われ、特産の「用宗しらす」をはじめとする市場流通は維持される見通し。静岡漁協の組合員は既に清水漁協に加入した。不採算部門の冷蔵庫と加工施設の運用については今後、協議を進める。漁業権の名義変更には知事の認可が必要で、約1年を要するとみられる。
 静岡漁協は1975年ごろ、遠洋漁業を手掛ける地元企業の倒産に伴って多額の不良債権や借入金を抱えた。冷蔵庫や加工施設を活用して経営再建に取り組んできた。2007年に主要取引先の水産会社が撤退したことで、再び経営が悪化し、資金繰りが行き詰まっていた。
 経営不振漁協対策として県内4地区漁協合併構想に取り組む県漁連は、県や関係機関でつくる「県漁協系統組織再編強化委員会」(会長・橋ケ谷善生県漁連会長)で、静岡漁協問題の対策を協議してきた。漁協合併による再編も検討したが、多額の負債と繰越欠損金解消のめどが立たないことを理由に、関係漁協が拒否の姿勢を示した。
 このため、貸出先である系統金融機関の県信漁連は静岡漁協の求めに応じて任意整理に乗り出した。同漁協は清水漁協に、組合員の受け入れと既存事業の継承を要請していた。
 今回の事業譲渡を受けて、静岡市が指定していた公共マリーナ「用宗フィッシャリーナ」(駿河区)の管理者は今月8日、静岡漁協から清水漁協に移った。

775荷主研究者:2009/07/20(月) 23:05:46

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200906160237.html
'09/6/16 中国新聞
低温貯蔵レモンの出荷が3倍
--------------------------------------------------------------------------------
 JA広島ゆたか(呉市)は、露地物とハウス物の端境期を埋める低温貯蔵の大長レモンの出荷を今年は昨年の3倍に増やす。関東と広島地区に加えて今年は関西にも初めて出荷し、8月中旬までに計約150トンを卸す予定。17日、広島県大崎上島町の選果場で出荷作業を始める。

 食品の安全に対する関心の高まりで国産需要が伸びているのに対応する。出荷は首都圏向けが8割を占め、広島市中央卸売市場(西区)と大阪市の市場にも約1割ずつを卸す。

 JA広島果実連(竹原市)などによると、大長レモンは広島県大崎上島町や呉市豊町、豊浜町で農家約500戸が栽培。8―9月出荷のハウス物と10月―5月の露地物を合わせて年間約2千トンを出荷し、国産レモン全体の約3割を占める。低温貯蔵レモンは2年前に始め、昨年は約45トンを出荷した。

【写真説明】特殊なフィルム包装で鮮度を保つ低温貯蔵用の大長レモン

776とはずがたり:2009/07/23(木) 04:19:20

民主公約、農家補償「11年度から」 1年前倒し方針
http://www.asahi.com/politics/update/0723/TKY200907220487.html
2009年7月23日3時2分

 民主党は衆院選マニフェスト(政権公約)に盛り込む農業者戸別所得補償制度の実施時期を、原案の「12年度」から「11年度」に前倒しする方針を決めた。鳩山代表と小沢一郎代表代行の強い意向を受けて、来年夏の参院選で勝つためには先送りは得策ではないと判断した。

 同制度は07年参院選で当時の小沢代表の主導で公約に明記し、農村部の支持を集めて地方の1人区の圧勝をもたらした。民主党は8月の総選挙で仮に単独過半数をとったとしても、参院では過半数に届かないため、政権は安定しない。このため、10年の参院選を重視しており、再び同制度の実現を掲げて参院選を戦うことになりそうだ。

 戸別所得補償はコメや麦など基幹農産物の市場価格が生産経費を下回った場合、差額を政府が直接補償する制度。必要財源は1兆円を見込み、農業土木予算の見直しなどで確保するという。制度設計に時間がかかるため、党マニフェスト準備検討委員会がまとめた原案では「12年度」の実施が決まっていた。

 ところが、今月15日に党本部で幹部らが協議した際、鳩山、小沢両氏らが「国民の期待が高い」と早期実施を主張。11年度まで半額支給の方向だった子ども手当の11年度からの全額支給とあわせ、前倒し実施を公約に明記することが決まった。

 民主党は、政権をとった場合、来年度に高速道路無料化や高校無償化といった生活に直結する政策を実施し、「政権交代」の果実を速やかに国民に実感してもらう戦略を描いている。戸別所得補償制度と子ども手当を10年の参院選の翌年度に位置づけることで、有権者の期待をつなげる狙いがあるとみられる。

 ただ、公約では4年間かけて段階的に財源を確保する方針を掲げている。前倒し実施によって11年度の必要財源がふくらむのは必至だ。また、農地の利用状況や農家の生産実態を把握する全国的な調査が必要で、制度設計には一定の時間がかかる。このため、実際はモデル地域での先行実施や、品目限定といった対応になる可能性もある。

777とはずがたり:2009/07/23(木) 17:32:21
零れ種と云うよりはぐれ種芋から生長したジャガイモを収穫。
収穫時期をちょい遅れたかもしれないけど粉ふきいもにした。美味しくでけた♪

778とはずがたり:2009/07/23(木) 18:23:14
茗荷の収穫でけた♪
既に花咲いちゃったのが2個。恰度良い大きさのものが2個。未だもうちょいなのが2個。計6個発見!
恰度良い大きさのもの2個を収穫した。
ご褒美として肥料追加して周囲の蔦も引っこ抜いてあげた☆

779とはずがたり:2009/07/23(木) 18:34:00
もう二つ三つ花みつけた。大量や。
掛川の実家ではなかなか収穫できなかったようであるが,掛川のは水場の隣で湿気てたけどあんま湿気てない方が良いのかねぇ?

780とはずがたり:2009/07/25(土) 23:51:49

県内最大級の農業参入 小国町で雑穀卸会社
2009年07月25日
ttp://kumanichi.com/news/local/main/20090725002.shtml

 雑穀卸大手のベストアメニティ(久留米市)が、自治体から農地を借りる「農地リース方式」で、小国町に雑穀やニンニクを栽培する自社農場を設けることが24日、分かった。借地面積は17ヘクタールで10月から作付けする。県によると、企業の農業参入としては牧草地を除き県内最大級となる。

 同社は全国約1500人の農家と栽培契約を結び、白米にまぜて食べる雑穀のブレンド商品などを製造・販売している。農場設置は自社生産を増やし原料調達コストの引き下げと低価格商品の販売を強化するのが狙い。8月に小国町と農業参入協定を結ぶ。

 自社農場は久留米市に続き2カ所目。子会社が小国町に事業所を開設。キビ、アワ、ヒエなどの雑穀やニンニク、葉物野菜などを栽培する。従業員はパートを含め約10人を現地雇用する。

 2年目以降は段階的に農地を30ヘクタールにまで増やす。地元農家との契約栽培も含め計100ヘクタール程度まで規模を拡大する方針。加工食品の現地製造も進める。

 ベストアメニティは1990年創業。雑穀類の販売とレストラン、旅館事業などを手掛ける。2009年3月期の売上高は約70億円。内田弘社長は「温泉観光で有名な小国町を雑穀、ニンニクの一大生産拠点としたい」、小国町は「経済振興に加え、耕作放棄地解消につながる」と話している。

 農地リース方式は05年にスタート。市町村が区域設定した遊休農地などに限り、農業生産法人以外の法人でも農地を取得できる。(蔵原博康、糸田季佳)

781千葉9区:2009/07/26(日) 11:17:23
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news1/20090725-OYT1T00045.htm
民主が減反選択制へ、参加農家に所得補償
 民主党は24日、政権を獲得した場合、現行のコメの生産調整(減反)を抜本的に見直し、参加するかどうかの判断を農家に任せる「選択制」を導入する方針を固めた。

 政府が農家に農産品の生産費と販売価格の差額を穴埋めする「戸別所得補償制度」と組み合わせ、農家ごとに設けるコメの生産量の上限に従った農家に限って所得補償の対象とする考えだ。減反を事実上継続することで、コメの過剰供給による米価暴落を防ぎつつ、農家の経営判断を尊重する仕組みを整える狙いだ。2011年度の導入を目指す。

 民主党は、衆院選の政権公約(マニフェスト)の基になる政策集で「現行のコメの生産調整は廃止する」との方針を掲げ、将来的には減反全廃を目指す考えだ。

 しかし、現時点で減反を廃止すれば米価急落が避けられず、農家の打撃も大きい。「減反廃止に向けた過渡的措置」(民主党幹部)を検討した結果、政策集では所得補償の対象を「数量目標に即した生産を行った農家」として、具体的には一定の生産抑制効果が期待できる選択制の導入が妥当と判断した。

 現行の減反制度は、すべてのコメ農家が参加することになっているが、実際には約3割の農家が応じておらず、コメの安定需給を確保するうえでも制度の見直しが課題となっていた。選択制が導入されると、農家は生産上限を守って所得補償を受けるか、補償を受けずに自由にコメを作るかを選べるようになる。

 選択制で設定するコメの総生産量の上限は、国内消費量に見合う800万トン程度となる見通しだ。現行の減反目標と同水準のため、個々の農家に割り振られる生産量の上限は現在と変わらない可能性が高い。

 民主党が掲げる戸別所得補償制度では、麦や大豆などの基幹農産物の生産量についても目標を設定する。主食用米以外の農産物は国内生産量が不足しているため、コメとは逆に目標を超えて生産量を増やすほど厚く補償が受けられる仕組みにする。

 27日に発表するマニフェストでは「過渡的措置」との位置付けから選択制導入は明記しないものの、導入に向けた考え方を盛り込む方向で検討している。

(2009年7月25日03時14分 読売新聞)

782名無しさん:2009/07/27(月) 02:39:30
>>781
米とのFTAを考慮に入れないと大変な事になるぞ。
減反廃止はしたが農家全滅の可能性もある。

783とはずがたり:2009/07/29(水) 00:37:25
>>758 >>773
<秋田県>

県農政連が推薦の3氏を激励 衆院選
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090718c

 県農協政治連盟(木村一男会長)が衆院選で推薦を決めた候補を励ます会が17日、秋田市の秋田ビューホテルで開かれ、秋田1区から出馬を予定している二田孝治氏(71)、2区の金田勝年氏(59)、3区の御法川信英氏(45)の自民党3氏の必勝を期した。

 農政連は昨年10月に3氏の推薦を決めていた。励ます会には県内各JAから約170人が出席。木村会長が「農政は継続性が大切。自民党にとって厳しい状況が続いているが、農業や地域医療の振興に活躍できるのは、この3氏しかいない」とあいさつし、それぞれ推薦状を手渡した。

 二田氏は「農村が発展しなければ日本の未来はない。農政の転換に向けて基盤を固める時だ」、金田氏は「選挙区を回り、農家の苦しみを実感した。現場の声を国政に伝える」、御法川氏は「農家所得を上げることを重点課題として頑張っていく」とあいさつ。最後に壇上で「必勝コール」を行い気勢を上げた。
(2009/07/18 10:23 更新)

784とはずがたり:2009/07/29(水) 00:38:32
>>782
確かにその辺の政策的整合性を取らないとダメですね。
小沢は自由競争しつつ自給率100%だか向上だかが持論だったような気がしますが,現実にはなかなか難しいでしょうし。

785とはずがたり:2009/07/29(水) 02:08:53
’09衆院選くまもと:県農政連、3区自主投票 公認・推薦候補決める /熊本
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/2445

農政連、3区自主投票 意見割れ窮余の策 坂本、三浦両氏で分裂
2009年7月28日 01:09
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/111608

 県農業者政治連盟(農政連、園田俊宏委員長)は27日、次期衆院選の熊本3区を自主投票と決めた。3区は自民公認の坂本哲志氏と、農政連系で元自民参院議員の無所属新人三浦一水氏の保守分裂選挙となる見通し。窮余の措置として両氏とも推薦を見送った格好だ。

 熊本市内であった農政連委員会では、3区の3総支部のうち、鹿本、菊池が三浦氏、阿蘇が坂本氏の推薦を決めたことを報告。「総支部の決定が割れ、1つにまとめることはできない」(園田委員長)として、全会一致で自主投票を決めた。

 「総支部の判断を尊重する」ことも確認。事実上の分裂選挙を容認した。4、5区の自民前職は公認、1、2区の自民前職と比例に回る野田毅氏は推薦する。

 3区では、農政連公認の松岡利勝氏(自民)が2007年に死去。過去2回の衆院選では無所属で松岡氏と争った坂本氏が補選で当選し、今回は初めて自民公認として立候補を予定する。

 だが、07年の参院選熊本選挙区で自民公認で落選した三浦氏も、3区に無所属での立候補を表明。自民との協力を重視する意見と、これまで農政連が公認し、農水副大臣も務めた三浦氏を推す意見に割れていた。

 農政連が衆院選小選挙区の自民候補を推薦・公認しないのは、00年の5区以来。園田委員長は「1人に絞りたかったが、ここ10年来の特殊な選挙状況があり、集約できなかった」と説明した。

 三浦氏は「自主投票を決めてもらい、ありがたい」と評価。坂本氏は「私自身の農政への努力が認知されておらず残念だ」と述べた。

 3区では民主新人の後藤英友氏と政治団体「幸福実現党」新人の松井栄治氏も立候補を予定。

=2009/07/28付 西日本新聞朝刊=

786とはずがたり:2009/07/29(水) 04:01:47
民主の日米FTA公約を批判=農業、農村社会の崩壊導く−自民
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2009072900021

 自民党は28日、民主党の衆院選マニフェスト(政権公約)に米国との自由貿易協定(FTA)締結が盛り込まれたことに対し、「日本の農業・農村社会を崩壊に導くものであり、断固反対する」との声明を出した。
 声明は、FTA締結により米国から膨大な農産物が輸入され、農産物市場に数兆円規模の影響が出ると指摘。「わが党は民主党がいかに政権担当能力を持たない危険な政党であるかを全国の農家・国民に訴える」としている。
 記者会見した加藤紘一元幹事長は、「食料自給率の向上とまったく逆の動きに急激に入る。看過できない問題だ」と強調した。(2009/07/29-01:04)

787千葉9区:2009/07/29(水) 06:57:38
>>786
アメリカとのFTAかあ
どうせ、大豆にしろ小麦にしろ国産なんて壊滅的なんだから、あんま影響ないんじゃん?

しかし、野党自民党による与党民主党批判はたいてい「お前が言うな」だが、その際たるものだなあ
食料自給率を40%割ったことに責任を感じないのかね。

788とはずがたり:2009/07/29(水) 11:25:03
結局米以外の農産物を切り捨てて来た日本農政ですので,安くて美味いカリフォルニア米などの流入で日本の米作が崩壊しないかどうか,の1点であろうかと思います。

高い米を国民に喰わせて需要を米から小麦などに流れさせてきた無策でもありますので,貿易自由化と所得補償(実際は生産費用と市場価格の差額)でどの程度の予算が必要になるかでしょうな。

789とはずがたり:2009/07/29(水) 17:45:59
民主・細野政調副会長が釈明、「自由化前提ではない」
掲載日:09-07-29
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin/article.php?storyid=2897

 民主党の細野豪志・政調筆頭副会長は28日、日本農業新聞の取材に対し、政権公約(マニフェスト)に日米FTAの締結を盛り込んだことについて「日米関係を安全保障だけでなく、経済などを含めた重層的な外交をしなければいけないという観点からも盛り込んだものであり、農産物貿易自由化が前提ではない」と釈明した。

同氏は、民主党が日米FTAと表裏一体で1兆円の戸別所得補償を実施するのではとの見方が出ていることについて「戸別所得補償は農業再生のための国内政策であり、自由化をするための手段ではない」と否定し、日米FTA交渉は「日本農業への影響を回避することが条件になる」と述べた。

790とはずがたり:2009/07/29(水) 17:47:03

なんかよく解らないけど重油を節約できるならいいことである。

トマト「ぶっ倒し栽培」脚光 重油高で再び注目/千葉県の若梅健司さん【関東】
掲載日:08-10-18
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin8/article.php?storyid=7369

 重油価格が高騰する中、30年以上も前に考案されたトマトの無加温栽培法が再び注目されている。支柱ごと一気に株を倒してトンネル掛けにすることから、「ぶっ倒し栽培」として親しまれる方法だ。収穫期間は2カ月ほど延び、品質も良好。倒したあと一時的に収量が足踏みするものの、しばらくすれば順調に育つ。

 この方法の考案者は、千葉県横芝光町の精農家・若梅健司さん(79)。地元周辺ではすでに定着している。ところが最近は、暖房コストを下げようとする県外の農家にも注目されてきた。

 若梅さんは逆U字型のパイプ支柱に茎をはわせ、1畝に2列植える複条Uターン仕立てで栽培する。支柱の上部は一つおきぐらいに針金でつながるため、支柱の根元を浮かせておけばドミノ式に容易に倒せる。倒したあとは支柱を抜き、トンネルにしたり、不織布をべた掛けにしたりする。

 現在は11アールのハウスで12畝(1列45メートル)約2000株を栽培するが、支柱を浮かせる準備作業も含めて、1時間かけずにハウス内の全株が倒せるという。1列15〜20秒のスピード作業だ。

 若梅さんの抑制トマトの場合、年内いっぱいはこの方法で無理なく出荷できる。ぶっ倒しをしないと、降霜が早い年には11月初めに出荷できなくなる。

 倒す前には、果実がぬれたり病気にならないようにするための摘葉をする。下葉はかき取り、上から4、5枚を残して取り除く。果実は2、3段分を残す。ぶっ倒し後に株が勢いを取り戻せば、その後の収量は茎を立てたままの2倍になるともいう。

 若梅さんは「地温がトマトを保護し、同化作用でトマトが地温を確保する」と考え方の基本を説明。作業が短時間で済むため、「天気予報と相談しながら、夜になって急に寒波が来た時にも対応できる」などと話している。

791千葉9区:2009/07/29(水) 21:44:46
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20090729-OYT8T00165.htm
【田んぼから・夏】減反論議 見えぬ光明

 矢巾町土橋の農業細川浩光さん(47)の田んぼの隣には、深緑色のネギ畑が広がる。今年からネギの栽培を始めた細川さんは、28日には病気を防ぐための薬剤散布に精を出した。

 この畑も、かつては水田だったが、米の生産調整(減反)で稲作をやめ、ネギの前には牧草を育てていた。細川さんが5年前に専業農家となり、時間的余裕ができたことに加え、ビニールハウスを新設したことで、冬の間に育苗ができるようになり、収入増を狙って今年からネギに切り替えた。

 減反は、米の需給のバランスを調整するための制度。米の消費量が減少しているため、生産量を抑えて価格を一定に保つ狙いがある。減反に応じて転作すれば、国から農家に補助金が出る。矢巾町の場合、稲作をやめて小麦を作れば、10アールあたり5000〜5万2000円が出る。

 一方で、減反が、農家の生産意欲を損なうという側面もある。土橋地区周辺に10ヘクタールの田んぼを所有する大規模農家の戸塚重右エ門さん(70)は、3分の1で小麦を作る。「本当はもっと米を作りたいけど、『作るな』と言われるんだから」と渋い表情だ。

 ところが、農林水産省が今年5〜6月、農家を対象に行ったアンケートでは、大規模農家ほど、減反制度の継続を望んでいた。減反をやめれば、米価が急落し、規模が大きい農家ほど影響を受ける恐れがあるためだ。

 政府の農政改革特命チームは今年4月、減反を廃止すれば、米価は、07年産米の1万5075円(60キロ)から、1年目にほぼ半額の7506円に下落するとの試算を公表した。その後はやや持ち直すが、10年目で9721円と予測する。

 「かつては60キロで2万円の時代もあった。その頃の感覚のまま、農機を購入していたら収支は合わなくなる」と細川さんは話す。農作業に機械は欠かせないが、購入には多額の費用がかかる。そこに米価下落による収入減がのしかかる。細川さんの父・光一さん(74)も「米の値段が上がることはないだろう。日本人が米を食べなくなってきたんだから」とあきらめ顔だ。

 米農家を覆う先行きの不安感。野菜栽培などで収入を補うにも、労力とある程度の資金が必要となる。高齢化が進み、働き手のいない農家ではそれも難しい。

 「仮に減反をやめて収穫量を増やしたとしても、もうけは期待できない。かといって、野菜を作るのも大変。だから、手のかからない麦を作るという流れになる」。細川さんは、米農家が置かれた現状をそう代弁する。

 八方ふさがりに陥りつつある米作り。与野党ともに、抜本的な改革の道筋を示せてはいない。

■小昼

 細川さんの田んぼで、追肥(ついひ)の作業を手伝った。通常は散布機で行うが、細川さんは田んぼの一部を、昔ながらの手作業で行っている。

 肩にかけたかごから粒状の肥料を手でつかみ、歩きながら左右にまいていく。田んぼから水を抜く「中干し」をした後だったが、足はひざ下まで沈み込んでいく。「かかとから抜くといい」と教えられたが、そう簡単にはいかない。四苦八苦の20分ほどの作業で、額には大粒の汗が浮かんだ。(帯津智昭)

(2009年7月29日 読売新聞)

792とはずがたり:2009/07/30(木) 21:44:00
衆院選の投票先、民主が自民を逆転〜農村部でも自民逆風/麻生内閣支持率25%
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/2570

 調査は、麻生太郎首相が衆院を解散した7月21日、本紙読者1000人を対象に質問書を郵送。29
日までに850人が回答した。

 次の衆院選の投票先を聞いたところ、比例区では民主党が35・6%(前回29・8%)と、自民党の
29・2%(35・5%)を上回り、トップに躍り出た。共産党が3・8%(2・9%)、公明党が2・8%(1・5%)
、国民新党が1・9%(2・1%)、社民党が1・5%(1・8%)と続く。「まだ決めていない」は23・1%。
選挙区でも、民主党の34・5%に対し、自民党が33・9%で競り負けている。

793とはずがたり:2009/07/31(金) 03:03:48
>団体では県農業者政治連盟が民主党候補で唯一、玄葉の推薦を決めるなど実戦に向け周辺環境も整いつつある。

ふくしま衆院選最新情勢(3) 3区、民主、地盤固めを徹底
自民は態勢整備急ぐ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/2624

 民主に追い風が吹くと言われる中、解散前から玄葉は「後援会組織の拡大を図ってきた。風には、絶対頼らない」と宣言してきた。
(中略)
 団体では県農業者政治連盟が民主党候補で唯一、玄葉の推薦を決めるなど実戦に向け周辺環境も整いつつある。

794とはずがたり:2009/07/31(金) 03:19:34
<福井県>
自民3人に支援も自民党とのつきあいは距離
>5日の自民党県連大会で、複数の出席者が異変に気づいた。来賓で招いた県農政連会長、山田俊臣の姿がない。19日の県連福井市支部の総会にも姿を見せなかった。23日には農政連が推薦する自民公認3人の立候補予定者を「励ます会」があった。山田はあいさつで支援の理由を「党よりも人」と強調。自民県連会長、山崎正昭の来場を断ってさえいた。

与野党の戦略<下> 民主の「風」強まるか
2009年7月29日
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/2592

 「もうどこでも、やみくもに出しましょうよ」。解散を翌週に控えた民主党県連で、幹事長の玉村和夫を囲んだスタッフから笑いが起きていた。自民党を長年支える団体に民主への推薦依頼状を一斉に出すための準備。18日の幹事会で正式方針になった。

 「どうせ駄目と思ってほとんどやってこなかった。数カ所回ったが、受け取らないところはない」と玉村。「政権交代があり得るからこそ、どの団体も動きづらい。さらにプレッシャーをかければ金縛りにできるかな」。別の県連幹部もいたずらっぽく笑った。

 政権交代の風が全国で吹き荒れている。民主公認で立候補を予定する3人も有権者から「一度は民主に政権を」の声をたびたび聞くが、戦場は3回連続で小選挙区3議席を自民が独占する保守王国。風任せだけでは心もとない。

 「あれっ」。5日の自民党県連大会で、複数の出席者が異変に気づいた。来賓で招いた県農政連会長、山田俊臣の姿がない。19日の県連福井市支部の総会にも姿を見せなかった。23日には農政連が推薦する自民公認3人の立候補予定者を「励ます会」があった。山田はあいさつで支援の理由を「党よりも人」と強調。自民県連会長、山崎正昭の来場を断ってさえいた。

 「われわれが必要なのは自民党じゃない。政権党だ」。農政連幹部は声を潜め、自民と一定の距離感を保つ理由を説明した。風の中で揺れる王国のほころびが見え始めている。

795とはずがたり:2009/07/31(金) 04:34:26
<静岡県>
>昨年10月の時点でも1〜6区については自民前職の推薦を決定し、今年6月にも再確認済み。各地の個別の農協の多くも、自民候補を支援する構えだ。
>自主投票の7、8区にしても、別の政党に傾いたわけではない。複数の農協が合併して設立された経緯から「肩入れすればしこりを残す」といった判断があるため。

【09総選挙 静岡ニュース】
『集票マシン』そろり始動  農対協は基本的に自民支援、郵政研は民主を
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/shizuoka/CK2009072902000258.html
2009年7月29日
郵政民営化で構図様変わり

 来月18日の衆院選公示に向け、各種団体の政党や候補支援に向けた準備が着々と進んでいる。昨秋に政局が緊迫した時点でおおまかな方針を決めた団体は多かったが、いよいよ戦いの日程が定まっただけに、推薦方針の再確認や、支援態勢の整備などを徹底している。

 自民陣営では、長年にわたり「集票マシン」とされてきた農協関連の政治団体が頼りになる支えの一つ。今回の衆院選でも、県農政対策協議会(農対協)は基本的に自民支持だ。

 昨年10月の時点でも1〜6区については自民前職の推薦を決定し、今年6月にも再確認済み。各地の個別の農協の多くも、自民候補を支援する構えだ。

 自主投票の7、8区にしても、別の政党に傾いたわけではない。複数の農協が合併して設立された経緯から「肩入れすればしこりを残す」といった判断があるため。

 ただ、自民には楽観できない事情もある。農対協関係者からは「ひと昔前の自民一辺倒の雰囲気はない」「最近は選挙の色を見せると、事業運営に支障が出る」といった声が漏れ、陣営の努力次第といった様相だ。

 一方、民主には郵便局長やそのOBらでつくる政治団体、郵政政策研究会(郵政研)が味方となっている。

 郵政民営化問題に端を発した4年前の解散総選挙後、民営化を進めた自民と決別し、昨秋以降、県内でも原則的に民主の立候補予定者を推薦する構えとなっている。

 7区だけは、無所属候補だが、これは民営化法案に反対票を投じて自民を離党した経緯があるため。遠州地方の郵便局長OBでつくる共助ネットワーク研究会も同じ方針で、義理堅さを見せる。「既に選対にメンバーを入れている」との声も。

 メンバーの一人は、支援をめぐる様変わりぶりをこう話す。「前回の衆院選の時、会員は自民党員や自民支援者ばかりだったが、今は自民党を支援する人がほとんどいない」

796とはずがたり:2009/08/01(土) 02:46:18
<熊本県>

農政連、3区自主投票 意見割れ窮余の策 坂本、三浦両氏で分裂
http://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/region/20090728_local_KU_002-nnp.html?C=S
2009年7月28日(火)10:30

 県農業者政治連盟(農政連、園田俊宏委員長)は27日、次期衆院選の熊本3区を自主投票と決めた。3区は自民公認の坂本哲志氏と、農政連系で元自民参院議員の無所属新人三浦一水氏の保守分裂選挙となる見通し。窮余の措置として両氏とも推薦を見送った格好だ。

 熊本市内であった農政連委員会では、3区の3総支部のうち、鹿本、菊池が三浦氏、阿蘇が坂本氏の推薦を決めたことを報告。「総支部の決定が割れ、1つにまとめることはできない」(園田委員長)として、全会一致で自主投票を決めた。

 「総支部の判断を尊重する」ことも確認。事実上の分裂選挙を容認した。4、5区の自民前職は公認、1、2区の自民前職と比例に回る野田毅氏は推薦する。

 3区では、農政連公認の松岡利勝氏(自民)が2007年に死去。過去2回の衆院選では無所属で松岡氏と争った坂本氏が補選で当選し、今回は初めて自民公認として立候補を予定する。

 だが、07年の参院選熊本選挙区で自民公認で落選した三浦氏も、3区に無所属での立候補を表明。自民との協力を重視する意見と、これまで農政連が公認し、農水副大臣も務めた三浦氏を推す意見に割れていた。

 農政連が衆院選小選挙区の自民候補を推薦・公認しないのは、00年の5区以来。園田委員長は「1人に絞りたかったが、ここ10年来の特殊な選挙状況があり、集約できなかった」と説明した。

 三浦氏は「自主投票を決めてもらい、ありがたい」と評価。坂本氏は「私自身の農政への努力が認知されておらず残念だ」と述べた。

 3区では民主新人の後藤英友氏と政治団体「幸福実現党」新人の松井栄治氏も立候補を予定。

=2009/07/28付 西日本新聞朝刊=

797千葉9区:2009/08/02(日) 19:07:03
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20090802/02.shtml
赤潮でハマチ大量死200トン超 雲仙市、対策本部設置へ


 有明海と橘湾で赤潮が発生し、ハマチなどの養殖魚が大量死する漁業被害が、雲仙市千々石町沖にも広がっていることが1日分かった。これまでに、同市千々石、小浜、南串山町、南島原市口之津町沖で回収した死魚は計200トンを超えるという。事態を重く見た雲仙市は3日、対策本部を設置し、養殖業者の支援策などを協議する。

 千々石町沖では1日、南串山町沖などと同じように、出荷を目前に控えた3年ものや2年ものなど約2〜5キロの養殖ハマチが、赤潮によりほぼ全滅となった。

 橘湾東部漁協(雲仙市)は、同日から本格的に死魚の回収作業に着手、漁業者が養殖いけすの海面にびっしりと浮かぶハマチをすくい、陸揚げ。市外の一般廃棄物の処理業者に運ぶため、トラックに積み込んだ。

 南串山町で養殖業をしている井上幸宣さん(54)は「ほぼ全滅。売る魚がなくなった。魚価が低迷するなど経営体力が落ちていた中、新たに育てる魚を仕入れる資金はない。支援がなければ、廃業せざるを得ない。仲間も同じような状況だ」と険しい表情で話した。

 奥村雲仙市長や同市議らは、南串山町沖の死魚が浮かぶいけすを視察。奥村市長は「厳しい現状。まず大量の魚を回収し、焼却処分することが第一。処分経費の半分程度を補助する方向で検討している。厳しい不況の中、頑張ってきた漁業者が希望を捨てないよう、国や県と一体となって行政としてできるかぎり支援していきたい」と話した。

 また、南島原市も週明けに対策会議を開く予定。

798とはずがたり:2009/08/02(日) 19:28:05
>>797
諫早湾の干拓の愚挙のせいではないかヽ(`Д´)ノ

799千葉9区:2009/08/02(日) 19:52:25
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090731/biz0907311910006-n1.htm
農業9団体が民主党マニフェストに抗議声明 8月には緊急集会
2009.7.31 19:06

 民主党がマニフェスト(政権公約)に日米の自由貿易協定(FTA)締結を盛り込んだことについて、全国農業協同組合中央会(JA全中)やJAグループの政治団体、全国農業者農政運動組織連盟(全国農政連)など農業関連9団体は31日、抗議する声明を発表した。8月7日には、東京都内で全国代表者緊急集会を開催する方針だ。

 民主党が7月27日に発表したマニフェストでは、「米国との間で自由貿易協定(FTA)を締結し、貿易・投資の自由化を進める」としている。

 これに対し声明では、「米国は自らの関心品目であるコメ、麦、豚肉、牛肉などの関税撤廃を求めてくることは必至で、わが国の農業に壊滅的な影響を与えることになる」と指摘。さらに「所得の増大を望む農家や、自給率向上を望む国民を裏切る公約だ。断じて認められない」と激しく非難している。

 JA全中の茂木守会長は同日、東京都内のホテルで開かれた全国農業協同組合連合会(JA全農)通常総代会で、「生産者は大変な驚きと憤りを感じている。全国の代表者のみなさんの結集をお願いしたい」と呼びかけた。

http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090729/elc0907290053000-n1.htm
【09衆院選】自民農林族「米とFTAで国内農業崩壊」
2009.7.29 00:52
 自民党総合農政調査会の谷津義男会長や加藤紘一最高顧問らが28日深夜、党本部で記者会見を開き、民主党のマニフェスト(政権公約)に「米国と自由貿易協定(FTA)を締結」とあることに「日本の農業を崩壊に導くもので断固反対する」との声明を発表した。

 FTA締結は「米国から膨大な農産物の輸入が見込まれ、国内農産物の市場を奪い、数兆円規模の影響が出る」としている。

 谷津氏は「民主党は主要農産物の完全自給を目指しているが、FTA締結はこれと自己矛盾する。民主党はいかに政権担当能力を持たない政党か、全国の農家に訴えたい」と述べた。

800千葉9区:2009/08/02(日) 20:39:17
>>791は2
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20090728-OYT8T00066.htm
【田んぼから 夏〈1〉】改革遅れ 集落は限界


 どんよりとした梅雨空が広がった27日、矢巾町土橋で農業を営む細川浩光さん(47)は、ビニールハウスの中でミニトマトの収穫に追われていた。「自民党が勝っても、民主党が政権を取ってもそんなに関心はない。自分たちがこの先どうやって生き残るかを考える方が大事」

 この日は民主党が衆院選での政権公約(マニフェスト)を発表した。同党は以前から掲げている戸別所得補償を盛り込んだが、米農家にとっては最大の関心事である減反制度の見直しについては、明確な方針は示さなかった。

 今回の選挙では、政権交代が現実味を帯びてきた。それでも、「所得補償の構想はいいけれど、財源はどうするのか。無駄をなくすと言っても、国にそんな金はあるのか」と、細川さんの父・光一さん(74)も冷ややかな視線を送る。

      *

 今回の衆院選では、農政改革が争点の一つ。背景には、米価低迷で農家の所得が上がらず、高齢化や担い手不足がより深刻化し、農業が限界まで達しているという現状がある。

 政府・与党は今年に入り、農政改革の検討を本格化させた。農林水産省などの幹部や有識者でつくる特命チームを設置し、これまで14回の会合を開き、担い手不足や農家の所得向上などについて議論を重ねてきた。今夏をめどに改革の基本方針を示すことになっていたが、衆院解散でそれもストップした。

 改革の先頭に立つべき農相も、不祥事続きで交代が相次いだ。2005年の前回衆院選以降、今の石破農相で9人目だ。永田町の事情で改革が先送りされる間も、農家の現状はさらに厳しさを増す。

      *

 細川さんはビニールハウスの前で、トマトの出荷方法などについて、種苗業者から聞いたアドバイスを書き留めたメモに見入っていた。今年は、皮が軟らかく、独特の食感と甘さが特長の新品種のミニトマトも栽培した。「市場にはまだあまり出回っていない珍しさもあり、普通のトマトより1パックで100円は高く売れる」と期待する。

 細川さんのような農家は、むしろ例外的だ。「農家が消費者を意識したり、経営について考えたりするのは、高齢者だけでは難しい」。そう言う細川さんがいる土橋地区でも、高齢化や後継者難の解決の見通しは立っていない。

      ◇

 農家の「目」で農業問題を見つめる「田んぼから」夏の部では、県内各地を訪ねる。

■小昼【夏の太陽待ち遠しい】

 田植えから2か月余り。細川さん方の田んぼの稲は、既に30センチ以上に伸びた。青田の上を風が吹き抜けると、「ザザー」と、波のような音とともに稲が一斉になびく。

 夏の作業は主に二つ。まずはカメムシ対策の草刈り。6月にも草刈りをしたが、あぜ道にはすぐに雑草が伸びてくる。そして、米の花が咲く8月10日前後に害虫駆除の農薬をまく。

 あとは天候。7月はぐずついた天気が続いた。細川さんは寒さに弱いササニシキを育てているだけに、「冷夏だったら困るな」とぽつり。夏の太陽がいつも以上に待ち遠しい。

(帯津智昭)

(2009年7月28日 読売新聞)

801千葉9区:2009/08/02(日) 20:39:49
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20090730-OYT8T00040.htm
【田んぼから 夏〈3〉】耕作維持に新作物

 川井村と花巻市に接する盛岡市砂子沢(いさござわ)地区。山あいの計約80アールの畑に、2メートルほどの背丈の木が密集して植えられている。北米原産のバラ科の植物アロニアだ。果実には、視力の回復効果があるとされるアントシアニンなどを豊富に含む健康食品として注目されている。

 「アロニアなんて名前は聞いたこともないし、舌をかむようだった」。5年前から栽培に取り組む藤原エキさん(67)は笑った。

 砂子沢地区は、130人余りが暮らす中山間地。住民の半数が60歳以上で、耕作面積も計48ヘクタールしかない。同地区の多くの農家も、後継者問題を抱え、農地が耕作放棄地となることが心配されていた。そこに盛岡農業改良普及センターがアロニア栽培を持ちかけた。

 寒さに強いアロニアは、山あいの冷涼な場所での栽培に適する。農作業は、枝の刈り込みや草刈り、薬剤散布くらいで、高齢者でも無理なく栽培できる。07年5月には農家17人でアロニアの生産組合を設立し、現在は約800本を育てている。昨年は1トンを収穫し、売り上げは70万円を超えた。果実はジャムやサプリメントとして販売されている。

 農林水産省の08年度調査によると、県内の耕作放棄地の総面積は全国13番目の計6952ヘクタール。矢巾町とほぼ同じ広さだ。このうち、草刈りや整地をすれば再び田畑として利用できるのが2246ヘクタールで、再び耕作するには用水路の整備や土地の改良などの大規模な改修が必要なのは2031ヘクタール。4割近くの2670ヘクタールは、すでに原野や荒れ地となり、もはや農地としては使えない状態となっている。

 県内では、山の中にあって農業機械が入れないなど、耕作条件が厳しい農地が多い、県北や沿岸の中山間地域に耕作放棄地が集中している。しかし、今は問題がないように見える農地でも、後継者がいなければ、やがて耕作放棄地となる恐れもある。農家の高齢化とともに、耕作放棄地の問題はさらに深刻化しつつある。

 これに対し、政府は今年度、耕作放棄地の再生を支援する補助制度を拡充させた。県も9月以降、市町村をまたぐ大規模な農地利用を後押しするため、調整役となる担当者10人を配置する。危機的状況に直面し、行政もようやく重い腰を上げた。

 「代々守ってきた農地を荒らしてはだめ。寒くても、狭くても、その土地なりの良さはあるし、そこに合った作物がある」。砂子沢地区の藤原さんは、果実の成熟具合を手で確かめながらそう話した。8月下旬にはアロニアの収穫が始まる。

      ◇

 「田んぼから」の春の部と番外編は、読売新聞のホームページ・ヨミウリオンライン岩手版で読めます。「小昼(こびる)」は、農作業の合間の軽食をとりながらの休憩時間。

■小昼【ミニトマト収穫体験】

 藤原さんのビニールハウスで、ミニトマトの収穫を体験させてもらった。「真っ赤になったのを取って。オレンジ色のものとは甘さが違う」と藤原さん。一房に10個ほどぶら下がっている実の中から、腰をかがめるようにして熟したトマトを探す。へたの部分が取れてしまうと、売り物にならないというので気を使った。

 晴れた日のハウス内はサウナ風呂のようになるという。この日は曇り空だったが、それでも外に出ると、涼しい風が心地よかった。

(帯津智昭)

(2009年7月30日 読売新聞)

802千葉9区:2009/08/02(日) 20:40:58
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/feature/morioka1248795838672_02/news/20090801-OYT8T00992.htm
田んぼから 夏 一覧

〈4〉企業参入 増す存在感

 観光客でにぎわう平泉町の中尊寺の町営駐車場の隣に昨年9月、地元産食材にこだわった食堂「平泉農家茶屋」がオープンした。自前の田んぼで有機栽培したひとめぼれの米粉で作った、コシの強いうどんが人気だ。

 食堂を経営しているのは、町内の建設会社「丸正建設」が設立した農業生産法人「峰岸ファーム」。公共工事の削減で、丸正建設の売上高は、1998年の11億7000万円から、01年には6億2000万円まで落ち込んだ。それを補う新規事業として選んだのが農業だった。

 「公共工事の発注が少なく、本業が忙しくない春から夏にかけてできる農業は、新規事業としてはまさにうってつけ」。同社の阿部正人会長(59)は農業参入を決めた理由をそう説明する。もともと、冬の農閑期に建設現場で働く農家の人も多く、建設業者と農家の関係は意外と近い。阿部さん自身も農家の生まれだ。

 農業への企業参入といっても、農作業の様子は農家と変わらない。田植えも、社員が手分けして田植え機で植えた。

 農地は、自社所有しているのは1ヘクタールのみで、ほかは阿部さん個人や定年退職した元従業員が所有する土地を借り、12ヘクタールで米、5・5ヘクタールで花、1ヘクタールで野菜をそれぞれ栽培している。

 売り上げは08年は5400万円、今年は7000万円を見込んでいる。2年後には1億円を目指す。阿部さんは「建設会社の競争も激しい。農業に参入しても、うまくいくかどうかは工夫次第」と語る。

 農地法により、農地は耕作する農家のものとして守られてきた。今年6月に改正農地法が成立し、企業による農地の借地制限が緩和され、企業が農業に参入しやすくなった。7月には大手流通イオンが茨城県で農場経営を始めると発表するなど、企業の動きは活発化している。

 農林水産省が、民間企業が農業参入している市町村に対して行ったアンケートでは、「新たな雇用の場が生まれた」「企業と連携した生産や販売をしている」など、好影響を挙げる市町村が6割に上った。

 一方で、企業に対する農家側のアレルギーは根強い。平泉町で農業委員を務め、12ヘクタールの田んぼを耕作する佐々木正さん(60)は「農家と企業が共存することは可能だとは思うが、企業が利益ばかりを優先し、利益が見込めない農地はすぐに放棄してしまうのではないかという不安はある」と話す。

 しかし、農村の高齢化が進み、耕作放棄地が拡大する中、新たな農業の担い手として、企業の存在感は増してきている。「農家の理解を得るためには、企業側が雇用などで農業者と連携していくことが大切」。峰岸ファームの阿部さんは自らの経験から、そう提案する。

■小昼 寄りたい無人直売所

 平泉町の県道沿いにある峰岸ファームの無人直売所で、阿部さんと立ち話をしていたら、目の前に車が止まった。「お花もらっていいかしら」。車の女性は、リンドウの切り花をひと束200円で買っていった。「意外と売れるんですよ」と阿部さん。人手も経費もかからない、なかなかの商売のようだ。

 県内では無人直売所をよく見かける。これまであまり利用してこなかったが、スーパーでは買えない掘り出し物があるかもしれない。次に見かけたら、立ち寄ってみよう。(帯津智昭)

(2009年7月31日 読売新聞)

803千葉9区:2009/08/02(日) 20:41:40
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/feature/morioka1248795838672_02/news/20090801-OYT8T01001.htm
田んぼから 夏

〈5〉集落営農で財産活用


 山際まで水田が広がる奥州市江刺区広瀬の見竹地区。24世帯でつくる「御嶽営農組合」の菅野輝亀(てるき)組合長(66)は、ビニールハウスを改修した倉庫に並んだ2台のトラクターを指さした。「これは組合で購入したものです」

 同組合は2006年2月、農協や市の指導を受け、集落の全農家が参加して発足した。保有する農地は集落のすべての農地の米21・6ヘクタール、小麦2・3ヘクタール。

 菅野さんは「どの農家も後継者がいなくて困っていた」と振り返る。菅野さん自身、6年前までは会社員だった。退職後、家業の農業を継いだ。

 とは言え、各農家は今も、自分の田んぼを耕し、見た目には従来と変わらない。組合が農家に水田の耕作を委託している形をとっているためだ。

 発足した年の暮れに、補助金を活用してビニールハウスを新設し、育苗も始めた。「苗を農協から買ってくるより安いし、作業も楽になった」と菅野さん。農家の収支を圧迫している農業機械の購入費も、組合単位で購入することで、負担は大幅に軽減されることになった。

 県農業振興課によると、県内の集落営農組織は、今年3月末時点で414団体。1年間で32団体増えた。農林水産省は農業の担い手確保のため、農地集約による農家の大規模化と、集落営農組織の法人化を進める。

 御嶽営農組合も、2年後の法人化を目指しているが、菅野さんの顔色はさえない。組合の会合などで法人化の話を持ち出しても、「それはまた後で」などと言われてしまう。後継者問題から集落営農までは受け入れても、法人化してさらに先に進むことには戸惑いを感じている組合員は多い。

 県が集落営農組織に対して行ったアンケートによると、組織化したことで、栽培作物を増やすことや農作物の加工・販売を予定している団体は、半数に上る。県農業研究センターの前山薫・主任専門研究員は、「農地を含めた地域の財産をうまく利用していくには、住民同士で集落の将来像を時間をかけて話し合い、共有化する必要がある」と指摘する。

 「土地を荒らすわけにはいかないことは、みんなわかっている。でも、そんなに簡単に、心の切り替えができないというのも無理はない」。菅野さんは、田んぼの上に広がる梅雨空を見上げた。

 農家もまた、先祖代々守ってきた土地を後世に伝えていくため、新たな道を模索している。(おわり)

■小昼 農業の未来をどう描く

 菅野さんは、自分と同じ定年を迎えた人たちが、営農組合の中心を担ってくれることを期待している。トラクターの運転も、書類作成のためのパソコン操作も、高齢者だけでは難しい。農村では、定年退職した60歳でも立派な「若手」だ。

 今回の取材で、農業の未来に不安を感じてない人はいなかった。「自分たちの地域を何とかしなくては」と真剣に考えている姿が印象的だった。政権選択が叫ばれる衆院選はもうすぐ。各党の候補者たちは、農業の未来をどう描こうとしているのか。農家の「目」となってじっくり見てみることにしよう。(帯津智昭)

(2009年8月1日 読売新聞)

804千葉9区:2009/08/02(日) 20:42:53
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2009072702000044.html
【社説】
09年衆院選 食と農の未来図示せ
2009年7月27日

 衆院選の争点として、「農」が脚光を浴びている。だからこそ、農家に対する補助金の積み増し合戦に終わらせず、この国の「食」をどうするかを生活者とともに考える転換点にするべきだ。

 民主は一昨年夏の参院選で、すべての農家を対象に収入不足を補てんする一兆円規模の「戸別所得補償制度」の創設を掲げ、自民の金城湯池の農村票に切り込んだ。

 対する自民は、補助金を一定規模以上の担い手農家に集中し、国際競争力を高めようという政府の方針が中小零細農家の離反を招き、大敗の一因になったとされる。懲りた与党は、今年年初、農政改革の目玉として打ち出した「減反の抜本的見直し」という大看板を衆院選前に撤回し、むしろ、その補強に乗り出した。減反廃止による米価の下落を懸念して、中小農家が再びそっぽを向くのを恐れたためだ。

 耕作放棄地解消、食料自給率向上への「水田フル活用」と銘打って米粉や飼料用米へも転作の範囲を広げたり、新たな減反奨励金を補正予算に盛り込んで、補助総額を昨年度の二倍にも引き上げた。

 民主の所得補償制度にしても、当初は対象を三・七ヘクタール以上の担い手に限定し、規模拡大を促す内容だった。ところが、政権交代が現実味を帯びてくるに連れ、補助金による農村票の奪い合いを、お互いにエスカレートさせてきた。

 本年度の農林水産省の補正予算は一兆三百億円と、補正としては過去最高だ。しかし、当初予算ベースになると、この十年で25%以上も減っている。

 両者が提案する補助制度はともに、急場しのぎに映る。年々、高齢化し、縮小する日本の農業を一体どう立て直し、農地の荒廃にどうやって歯止めをかけるか−。道筋や将来像は、補助金の額からは読み取れない。

 念を押せば、農業政策の注視者は、以前のように農家や農業団体だけではない。

 食の安全や自給率への不安が強まる中、食べ物を生み出し、健康をはぐくむ「農」は、都会の消費者にとっても、大きな関心事になってきた。経済危機による就職難で、雇用の受け皿として見守る若い世代も増えている。

 農政はもはや、農家や農協対策だけには収まらない。流通や消費者も巻き込んだ「食料行政」と考えて、食料、農業、農村の明確な未来図を示せねば、農業再生への光は見えてこないし、生活者の広範な支持も得られない。

805とはずがたり:2009/08/02(日) 22:46:30
<佐賀県>

本音「選挙したくない」 自民3氏推薦の農政協 減反見直し先送りは安堵
2009年6月18日 02:07
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/102993

 農協の政治組織「県農政協議会」(中野吉実会長、約6万人)は17日、佐賀市の県JA会館で本年度総会を開き、次期衆院選での推薦を決めているいずれも自民党公認の福岡資麿(1区)、今村雅弘(2区)、保利耕輔(3区)の3氏への支援を確認した。ただ、麻生太郎内閣の支持率が低迷しており、幹部からは「今、選挙はしたくない」との本音も漏れた。

 「昨年秋から総選挙の準備をしてきたが、いよいよ7月か8月に解散・総選挙があるのは間違いない。推薦した3人が当選するように運動したい」。野口好啓・農政協副会長は出席した幹部15人を見据え、次期衆院選への決意を示した。

 農業県・佐賀で文字通り“票田”となる農業関係者。その実動部隊となるのが農政協で、解散・総選挙が取りざたされた昨年10月に自民党3氏の推薦を決定していた。この日は近づく解散・総選挙に向けてあらためて結束を確認したのだ。

 総会前日の17日には県内農家の反発が強かった生産調整(減反)の見直しが、政府の経済政策指針「骨太の方針」原案に盛り込まれなかったことから農政協内部では「減反を見直されていたら選挙は戦えなかった」と安堵(あんど)感が広がった。

 しかし、日本郵政の社長人事をめぐり鳩山邦夫前総務相が辞任した影響で麻生内閣の支持率は10%台後半に急落。農政協幹部の1人は「このままでは(自民は)負ける」とこぼした。

=2009/06/18付 西日本新聞朝刊=

806とはずがたり:2009/08/02(日) 22:48:08
【茨城】
農政連は自主投票 『特定候補の推薦せず』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20090725/CK2009072502000088.html?ref=rank
2009年7月25日

 八月三十日投開票の知事選について、県内の農協関係組織の政治団体「県農協政治連盟」(農政連)は二十四日、立候補を予定している自民推薦で元国土交通省次官の小幡政人(64)、五選を目指す現職の橋本昌(63)の両氏とも「農業政策に理解を示している」とし、特定候補を推薦しないと発表した。衆院選では自民の公認候補を推薦するとしている。 (伊東浩一)

 県農政連の会員は約二千三百人。これまで六十年にわたり自民と太いきずなを結んできたが、農畜産物のブランド化など農業振興にともに取り組んできた橋本氏が出馬表明したことで、難しい対応を迫られた。事実上の自主投票となったことに、市野沢弘県農政連委員長は「苦渋の選択」と語った。

 ただし、各地域支部が出馬予定者から推薦を求められた場合は、判断を各支部に委ねるとしている。現在、支部の中では茨城みどり支部が橋本氏推薦を決めているという。

807とはずがたり:2009/08/02(日) 22:50:20
>>806
知事選ね

808とはずがたり:2009/08/02(日) 22:50:39
<鹿児島県>
自民5現職を推薦 農政連
2009年03月17日 14:31
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/kagoshima/20090317/20090317_0001.shtml

 農協組合員約6万人が加盟する政治団体「県農民政治連盟」(委員長・川井田幸一JA鹿児島中央会会長)の通常総会が16日、鹿児島市鴨池新町のJA県会館であり、次期衆院選では県内5小選挙区すべてで自民党の現職を推薦し、比例代表も自民党を推薦することが報告された。

 同連盟は昨年3月、同年内の衆院選を想定して自民現職5人と自民党の推薦を決めていた。解散が先送りとなったことから組織固めの意味を込め、2日の執行委員会であらためて推薦を決めた。

 通常総会は年1回開かれる。この日は各地の支部代表など約170人が出席。執行部が推薦決定を報告し、川井田委員長が「組織の総力を挙げた支援を」と呼び掛けた。小選挙区で推薦を受けた5人も1人ずつ演説し支持を求めた。

=2009/03/17付 西日本新聞朝刊=

809とはずがたり:2009/08/02(日) 23:17:45
<熊本県>
>>796

’09衆院選くまもと:県農政連、3区自主投票 公認・推薦候補決める
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20090728ddlk43010509000c.html

 県農政連(園田俊宏委員長)は27日、熊本市内で県委員会を開き、8月30日投開票の衆院選の公認・推薦候補を決めた。保守分裂が予想される熊本3区は、三つの総支部の対応が割れたことから異例の自主投票となった。

 3区は、阿蘇総支部が自民公認の前職、坂本哲志氏の推薦を求めたが、鹿本と菊池の総支部は無所属で出馬する元自民党参院議員の三浦一水氏を、副農相に就いた実績などを理由に推し、一本化できなかった。

 会見した園田委員長は「3区はここ10年、(保守分裂の)特殊事情があった。できれば一つにまとまってほしかったが、総支部ごとの決定を尊重することにした」と述べた。

 農政連は3区で4年前の前回衆院選までは、農政に明るい故松岡利勝元農相を公認。しかし坂本氏が保守系無所属で出馬し、故松岡氏に挑む激しい選挙が2回続いた。坂本氏は07年12月に自民党に入党したが、3区内では依然としてしこりが残っている。【笠井光俊】

 県農政連の公認・推薦候補は次の通り。(敬称略)

 【公認】4区=園田博之(自民前職)▽5区=金子恭之(同)【推薦】1区=木原稔(同)▽2区=林田彪(同)▽比例代表=野田毅(同)

毎日新聞 2009年7月28日 地方版

810とはずがたり:2009/08/02(日) 23:20:12
<長崎県>

今回は自民支援体制強化と云う訳か。長崎産の農作物くわへんぞヽ(`Д´)ノ何特産か知らんけえがw
>二〇〇五年の前回衆院選では、選挙区での対応を一本化できなかった長崎1区、3区については自民候補を推薦せず、各地区に対応を委ねるとして事実上の自主投票だった

■自民公認4氏を推薦 県農政連合同会議で決定
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/syuin/kiji/050.html

 県内農協グループの政治団体、県農政連盟(委員長・山中勝義県農協中央会会長)は十四日、支部長・本部役員合同会議を開き、次期衆院選について、いずれも自民公認で立候補予定の現職である長崎1区の冨岡勉氏、同2区の久間章生氏、同3区の谷川弥一氏、同4区の北村誠吾氏の四人を推薦することを決めた。

 県農政連の対応は、県内七つの農協に置いた支部からの推薦申請を受けて本部委員会で決定する仕組み。各支部は同日までにそれぞれ自民候補の推薦方針を決めて本部委員会に申請しており、この日の合同会議で了承された。

 民主党は農家への所得補償制度を打ち出すなど“農政票”の取り込みを図るが、山中委員長は「財源問題など実効性が不透明。燃油高騰など農業を取り巻く状況は非常に厳しく、自民党が政策を実現できる政権与党という点が判断材料の一つになった」と語った。

 県農政連は自民の支持団体だが、二〇〇五年の前回衆院選では、選挙区での対応を一本化できなかった長崎1区、3区については自民候補を推薦せず、各地区に対応を委ねるとして事実上の自主投票だった。

2008年10月15日長崎新聞掲載

811とはずがたり:2009/08/02(日) 23:33:45
>>810-811
前回05年の様子。

県農政連は自民候補推薦 2、4区
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089950050/1629
 1区は、長崎西彼支部が同日までに自民党公認の冨岡勉氏(57)を推薦する意向を固めて本部委員会に諮ったが、「農業分野への実績がない」などとして推薦を見送った。
 3区は、区内四支部のうち長崎県央、対馬両支部が自民前職の谷川弥一氏(64)を、ごとう支部が民主前職の山田正彦氏(63)をそれぞれ推薦。壱岐支部は谷川、山田両氏から推薦願が出されたが、両氏とも推薦しないことを決定。支部長による同日の調整会議でも一本化を見送り、本部委員会の了承を得た。

812とはずがたり:2009/08/02(日) 23:48:29
<05衆・岩手県>

県農政連が1、2区自民推薦
2005.8.27
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/2139
衆院選で1、2区は自民党公認候補を推薦し、3、4区は自主投票とすることを決めた。前回2003年の衆院選と同じ対応で、3、4区は各農協で個別の対応になるという。

813とはずがたり:2009/08/02(日) 23:51:50
<03衆・鹿児島県>

日本農業新聞
平成15年11月11日
衆院選 県農政連推薦候補5氏が当選 政策協定の実現へ期待 
http://www.ks-ja.or.jp/chuo/shinbun-57html.html

 
 第43回衆議院議員選挙は11月9日に投票が行われ、県民の審判が下った。県内では5選挙区(定数各一)に15人が立候補し、激しい選挙戦を展開。その結果、小選挙区で県農政連推薦候補(いずれも自民党公認)は4氏が当選したものの1氏が涙を飲んだ。また、比例区で推薦(自民党公認)の1氏は順当に当選した。農政連では推薦候補とは政策協定を結んでおり、当選議員にはその実現に大きな期待を寄せている。

 選挙戦で有利な戦いを進めていた3区の宮路和明氏(62)は5期目、4区の小里貞利氏(73)は9期目、5区の山中貞則(82)氏は17期目を決め、いずれも圧勝した。

 厳しい戦いが予想されていた1区の保岡興治氏(64)は、農政連など組織が燃え、前回に約9千票差だった民主党の川内博史氏(42)にその差を広げて抑え、10期目を果たした。
 
 しかし、2区の園田修光氏(46)は返り咲きを狙い善戦したものの、自由連合の徳田虎雄氏(65)に約6千500票差で一歩及ばす、前回の雪辱はならなかった。
 
 一方、比例区で2位にランクされた松下忠洋氏(64)は、順当に4期目を手にした。

 この中で、農政の重鎮である山中氏は9日夜に早々と当選確実。鹿屋市の選挙事務所前で、歓喜の大勢の支持者を前に「”出てくれ”と言われた時、”今度出たら死ぬよ”と言ったら、”命をわれわれに下さい、大隅半島に下さい”と要請され出馬した。この命は、皆さんの命。精いっぱいの働きをして、お互いが納得した人生にしたい」と当選の抱負を述べた。

 同氏は今回、勇退を決意していたが、全国各地から「山中先生を国会から失ったら、特に日本の畜産は壊滅する」との強い出馬要請があっての選挙戦で、同氏も”不惜身命”の決意で当選を期しただけに、農家の喜びもひとしお大きい。

 今回の選挙結果について川井田幸一農政連委員長(JA県中央会会長)は、園田氏の敗戦には「あと一歩力及ばす、まことに残念な結果」とし、当選議員に対しては「WTO(世界貿易機関)農業交渉やFTA(自由貿易協定)交渉など課題山積の中、政策協定の実現に向け、農業者、地方の代表として国政で大いに代弁してほしい」と期待している。

 各議員とは、①WTO農業交渉では、”日本提案”の実現、関税の削減や上限設定、ミニマムアクセスの大幅拡大を受け入れないよう、また、特別セーフガード(輸入制限措置)の継続②FTAでは、シンガポール方式を基本に、畜産やカンショ・でんぷん、サトウキビ、米などの基幹作目については関税撤廃の例外品目とする③食料自給率目標45%を堅持し、その実現を図る施策の充実・強化④地域の実態を踏まえた多様な担い手の確保・育成対策など8項目からなる政策協定を締結している。

814とはずがたり:2009/08/02(日) 23:59:35
>>794

2009年7月24日
推薦自民3氏必勝誓う
福井 県農政連が励ます会
http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/syugiin09/20090724b.html

 県農政連(山田俊臣会長)は二十三日、衆院選の県内選挙区で推薦する自民党前職の三人を集めた「励ます会」を、福井市のJA福井市大ホールで開いた。

 各立候補予定者とも自民党への逆風を踏まえ、1区の稲田朋美氏(50)は「党への信頼が揺らいでいる」、2区の山本拓氏(57)は「極力反省している」、3区の高木毅氏(53)は「党内のゴタゴタは誠に申し訳ない」と低姿勢の決意表明となった。

 山田会長は「農政連は政党を支持する団体でない。本人の力量、行動力、農愛する意気込みのある人を推薦する。私たちも一心同体で頑張る覚悟」とあいさつ。会場の約四百人の出席者と各立候補予定者が一緒にガンバローを三唱し、真夏の決戦での必勝を誓い合った。 (尾嶋隆宏)

815とはずがたり:2009/08/03(月) 00:09:12
<07鹿児島県議選>

[07県議選]20選挙区43人推薦決定/県農政連
3選挙区自主投票へ
(2007-02-15)
https://373news.com/_senkyo/07/touitusen/kengi/index.php?storyid=2851

 鹿児島県農民政治連盟(川井田幸一委員長、約6万5000人)は14日、4月に行われる県議会議員選挙で20選挙区の立候補予定者43人を推薦候補に決定したと発表した。
 全23選挙区の49人から推薦依頼があり、各支部が検討した上で同日開かれた執行委員会で決めた。23選挙区のうち曽於市区、志布志市・曽於郡区、垂水市区は自主投票となった。政党別には42人が自民、1人が無所属。川井田委員長は「推薦候補の全員当選を目指し全力で頑張りたい」と述べた。推薦候補とは今後、担い手の所得確保対策の充実・強化など農政連が抱える政策課題の実現に向けて、政策協定を締結する。
 推薦を決定した立候補予定者は次の通り。(敬称略)
 【鹿児島市・鹿児島郡区】増留貴朗、尾辻義、柴立鉄彦、吉野正二郎、武昭一、宇田隆光、永田憲太郎、大園清信、桑鶴勉、藤崎剛、寺田洋一、野田啓介、西洋介、長田康秀【指宿市・揖宿郡区】小園成美、松元一広【南さつま市区】本坊輝雄【枕崎市区】上野新作【川辺郡区】川原秀男【日置市区】前原尉、岩崎昌弘【いちき串木野市区】吉留厚宏【薩摩川内市区】外薗勝蔵、鶴薗真佐彦、田中良二【薩摩郡区】宮島孝男【阿久根市・出水郡区】中村真【出水市区】小幡兼興、通畠幸一【大口市・伊佐郡区】池畑憲一【霧島市区】田之上耕三、山田国治、高橋稔【姶良郡区】酒匂卓郎、岩下吉廣【鹿屋市区】山田宏之、吉永守夫【肝属郡区】鶴田志郎【西之表市区】松里保廣【熊毛郡区】日高滋【奄美市区】与力雄、永井章義【大島郡区】金子万寿夫

816とはずがたり:2009/08/03(月) 16:15:53
耕作放棄地を無償で整地、農機具メーカー 三種町※写真クリックで拡大表示します
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090724c

耕作放棄地で行われた大型トラクターによる整地作業

 大手農機具メーカー・クボタ(大阪市)は23日、自社の大型トラクター3台を使って三種町大口の耕作放棄地約1ヘクタールを無償で整地した。同社が全国展開する農業活性化プロジェクトの一環。県内での取り組みは初。整地作業により再生した農地には今後、地元の地域活性化NPO「一里塚」(清水昭徳理事長)がソバやブルーベリーを植える予定。

 同社はことし5月、本県での整地作業実施を県耕作放棄地対策協議会に打診。同対策協は、担い手対策が進んでいるとして同町を開催地に選んだ。この日は県や同社、土地改良区、地域対策協関係者ら約70人が作業を見学した。

 現場の畑地は町内農家がメロンなどを栽培していたが、高齢化や後継者不足のため約10年前から耕作放棄地に。同社の社員らが大型トラクターに専用の機械を取り付け、草刈り、耕起、整地を順番に行った。

 草が生い茂っていた土地は約40分で整地が終了。現場からは金属片や空き缶、鳥の死骸(しがい)も見つかり、荒廃した土地がごみ捨て場となっている現状も浮き彫りになった。

 見学に訪れた同町釜谷の農家牧野秀孝さん(62)は「荒れ放題では景観も悪く、やる気も出ない。こうして整地が進めば、何か植えてみたいと意欲を持つ人が出てくるのではないか」と話していた。

 同社の農業活性化プロジェクトは国内農業の就業者増などを目指す支援事業で、2008年度からスタート。耕作放棄地再生に向け、無償での整地作業を実施しているほか、小学校に出向いて稲作のこつなどを指導している。
(2009/07/24 08:57 更新)

817とはずがたり:2009/08/04(火) 12:22:30
自民鹿児島県連、民主との公約比較広報文を全戸配布へ
(2009 08/03 10:38)
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=18483

 自民党鹿児島県連(尾辻秀久会長)は2日、選挙対策常任委員会を鹿児島市で開き、衆院鹿児島1〜5区で立候補を予定する同党前職5人の全員当選を目指し、同党と民主党のマニフェスト(政権公約)を比較した広報文を全戸配布することなどを確認した。
 衆院選で同党県連が、両党のマニフェストを比較した、独自の広報文を全戸配布するのは初めて。有権者に、ガソリン税の暫定税率廃止など民主党が打ち出している政策と、自民側との相違点などをわかりやすく訴えるのが狙い。18日の公示前に配布し終える予定。
 また、尾辻会長や加治屋義人選対委員長らは会議後の会見で、民主党がマニフェストで「米国と自由貿易協定(FTA)を締結し、貿易・投資の自由化を進める」と明記したことについて、「鹿児島の農業が壊滅的な打撃を受ける」と厳しく批判した。
 さらに、「参院議員や県議、市議の個人後援会を全開にし、自民党支持団体にも働き掛ける」と強調。パートナー宣言を行った公明党との選挙協力を「もっと充実させる」とし、4日に自民前職5人が公明党から推薦状を受けることを明らかにした。

818とはずがたり:2009/08/04(火) 15:35:50

米との自由貿易協定、農畜産物除外の方針…民主
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news1/20090804-OYT1T00664.htm

 民主党の菅直人代表代行は4日、同党の政権公約(マニフェスト)にある米国との自由貿易協定(FTA)の締結について、農畜産物を除外する方針を盛り込む考えを明らかにした。

 同日、札幌市内のホテルで、北海道農民連盟の申し入れに答えた。

 道農民連は「道内の農業関係者には不信の声が広がっている。農業はもとより、地域経済に打撃を与える。農畜産物を除外するようマニフェストに明記してほしい」と要請。菅代表代行は「その趣旨で一文を加えたい」と答えた。

 民主党が7月27日に発表したマニフェストでは「米国との間でFTAを締結し、貿易・投資の自由化を進める」とされており、農業団体などから反発の声が上がっていた。
(2009年8月4日14時54分 読売新聞)

819千葉9区:2009/08/04(火) 22:21:08
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090805k0000m020057000c.html
農作物:冷夏で野菜高騰…ジャガイモ40%、トマト25%
 北日本を中心とする長雨と低温で、野菜や穀物の生育に影響が出始めている。東京都中央卸売市場ではジャガイモ、ニンジン、トマトなどが入荷量の減少で前年より2〜4割の高値となり、北海道では麦の収穫にも支障が出始めた。このまま冷夏が続けばコメも不作の懸念が強まるため、農林水産省は4日、冷害対策を検討する連絡会議を省内に設置した。【行友弥、太田圭介】

 同市場などによると、7月に同市場で取引された野菜の平均卸売価格は1キロ220円と、前年同月比で8.9%上昇。品目別では▽ジャガイモが40%▽トマトは25%▽ニンジンが20%−−などの高値となった。同市場は「北海道・東北地方の生育遅れで入荷量が減った。今後の価格動向は天候次第」と話す。ただ、群馬、長野両県を主産地とするレタスやキャベツは天候の影響をあまり受けておらず、ほぼ平年並みの価格で推移している。

 冷夏が続けば、コメや麦など穀物の不作も心配される。刈り入れの時期を迎えた北海道の麦は雨で収穫が遅れ気味。風雨で倒れた穂から発芽して商品価値がなくなる恐れもあり、農水省は収穫期を逃さないよう農家に呼びかけている。

 東北地方のコメは花粉が作られる7月下旬〜8月上旬に低温が続くと、もみにコメが入らない「不稔(ふねん)」の危険性が高まる。青森県農産園芸課は「(水田の水位を高めて稲を低温から守る)深水管理を徹底して」と注意を喚起。長雨で稲の収穫を激減させる「いもち病」も発生しやすくなるため、消毒を怠らないよう求めている。

 石破茂農相は4日「自治体とも連携し農家の経営安定と農産物の安定供給に万全を期す」と述べ、被害を受けた農家への共済金支払いなどが円滑に行われるよう関係団体に指示する考えを示した。

820千葉9区:2009/08/04(火) 22:22:12
http://www.asahi.com/national/update/0731/TKY200907310100.html
記録的日照不足、8月も冷夏の予感 エルニーニョ影響か(1/2ページ)
2009年7月31日13時29分
 列島に居座った梅雨前線の影響で、7月の日照時間は北日本や西日本の日本海側で観測史上最少となる見通しだ。7年ぶりに、夏に「エルニーニョ現象」が発生しており、8月もぐずついた天気が多く、北日本を中心に低温も予想される。すでにジャガイモやニンジンなどが高値となっているが、米作などへの影響も懸念されている。

 気象庁によると、30日までの7月の日照時間は、梅雨前線が停滞し、低気圧が通過したために雨や曇った日が多く、北日本の日本海側で平年比54%、西日本の日本海側で50%で、観測データが残る戦後では最も少なくなっている。東日本の日本海側49%(2位)、西日本の太平洋側66%(3位)も、いずれも記録的な少なさという。

 梅雨明けも遅れている。近畿は8月1日、東海は同2日がこれまでに最も遅い梅雨明けだったが、今年はさらに遅れる可能性も出てきた。

 気象庁が31日に発表した1カ月予報では、北日本から西日本にかけて日照時間が少なく、北日本を中心に気温が低くなる恐れがあるという。すでに北海道や東北では連日、低温注意報が出ている。

 例年ならこの時期、フィリピン付近で上空に上がった大気が列島の南で下降し、太平洋高気圧の勢力を強める。それが梅雨前線を北に押し上げ、夏空をもたらす。しかし、今年は、その対流活動が活発にならない。

 原因とみられているのが、世界的に異常気象をもたらす「エルニーニョ現象」の発生だ。ペルー沖から中部太平洋赤道域の海水温が上昇した影響で、太平洋西部の大気の対流活動が不活発になる。気象庁も「6月にエルニーニョ現象が発生したとみられ、冬まで続く可能性が高い」としており、日本が夏の時に発生するのは02年以来だ。

 同庁が過去30年の気象データを分析した結果、夏にエルニーニョが発生すると平均気温は低く、降水量は多く、日照時間は少なくなる傾向がある。気候情報課の渡辺典昭予報官は「しばらくぐずついた天気が続くので、梅雨明けの見通しはまだわからない。晴れ間が続くという夏にはなりにくいだろう。この時期の低温は米の発育に影響するので注意が必要だ」という。

 民間気象会社のウェザーニューズ社も30日、「8月はエルニーニョの影響で冷夏の可能性がある。太平洋高気圧が弱いと寒気が流入しやすくなるためゲリラ豪雨発生の可能性も高い」とする、今夏の天気傾向を発表した。(大久保泰)

    ◇

 ■エルニーニョ現象 ペルー沖から太平洋中部までの広い海域で海面水温が高い状態が続く現象。エルニーニョはスペイン語で「男の子」の意味。気象庁が今回確認すれば14回目の発生。97年春〜98年春が最大だったとされる。冬に発生していると暖冬になりやすい。「ラニーニャ(女の子の意味)現象」はこの海域の水温が低くなる現象。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板