日本の「保守」は社会主義
2009年10月19日 The JOURNAL
鳩山政権が誕生して1ヶ月が過ぎた。この1ヶ月で最も感じた事は日本の政治には「勘違い」が多すぎるという事である。初めての政権交代だから仕方がないと言えばそれまでだが、民主主義の名の下に一党支配が長く続いてきたため、日本人には政治を「考える力」がなくなり、妙な宣伝に乗せられてしまっているのではないかという気がする。
その点、European Political Ideologies Selectorは2×2のマトリックスではなく、記述的なカテゴリー(ファシストや社会民主主義など)との近さをランキング方式で判定することで、各自の考え方が既存のどのイデオロギーと親和的かを分かりやすく把握することができます。このため「ポリティカルコンパス」や「政治ポジションテスト」では「リベラル左派」に括られてしまう社会民主主義・古典的社会主義・共産主義はそれぞれ区別されますし、ファシズムやアナーキズムなど通常のテスト結果では表現されない極端な政治的立場も反映されます。また、(「社会主義」と「自由主義」といった)一見相容れないと思われるイデオロギー陣営も実は(「社会民主主義」と「社会的リベラル」のように)特定の下位カテゴリーにおいては非常に近しい、というような思想的近接性もテスト結果に反映されます。
このように、European Political Ideologies Selectorは従来の政治テストを補完する玄人好みの特徴を持っていますが、元が英文ということもあって日本では全く知られていません。このまま埋もれさせておくのには勿体ない代物なので、ここで和訳を付けて紹介することにしました。