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ねこのあしあと

100ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/10(月) 19:41:39 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

 ▼100記念レス!

 1カ月も経たないうちに>>100までいくとは…(`・ω・´)!
 そして1カ月も経たないうちにゆうぐれカフェのレス数を半分以上超えてるっていう!

 あれもこれも皆さんの応援のお陰だなあと思います^^
 お礼といっていいのかわかりませんが番外編を書きたいなあとか。
 番外編といっても文章つらつら書くとメインの小説の方とごちゃごちゃになっちゃうので、いつも下の()内で書いてる台本みたいな(れん「どうすれば、」りの「どうしようね、」など)感じで書こうと考えています。

 まあ暇なときにパパッと書きますねv

 これからもよろしくおねがいします!

101:2011/10/10(月) 19:45:08 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
ねここ>>100レスおめでとん!!!!(^。^)y-.。o○

これからも読者として居させていただきます!!!!

102ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/11(火) 08:07:07 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

ありがとー!
これからも頑張りますヽ(*´∀`)ノ

103明優:2011/10/11(火) 11:34:25 HOST:i114-185-33-87.s41.a005.ap.plala.or.jp
100突破おめでとー♪
ってか早いねw
これからも更新頼みます♪

104ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/11(火) 18:00:31 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>明優

ありがとー!
前作とか前前作とかで鍛えられたんだなーって思うww
がんばりますノ

105ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/12(水) 09:10:19 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × ゆりside)

「……………ねえ黒くん」

 恥ずかしくて照れくさくて黒くんが話してるときにずっとにこにこしつつも緊張してた。
 でもふと思い浮かんだことがあってくい、と黒くんの袖をつまんで問い掛ける。

「その、るいちゃんたち怒ってた、よね……?」

 あんな直球に迷惑って言うほどだもん、怒ってるに決まってる。
 少しマイナス思考に考えると黒くんがぽん、とわたしの頭を手で何度か叩くように撫でた。

「……怒ってないって言ったら嘘になる。けど心配してる気持ちが強いかもな」

 遠回しに発言してくれたけど時間が経てば怒ってるんだと理解してしまう。
 けど心配してるって聞いて罪悪感が渦巻いてきた。

「……………ごめんね」

 何故か謝ってしまった。
 こんなこと突然言われても困るに決まってるのに……。
 でも、黒くんはそれでもわたしに微笑んでくれた。

「大丈夫、気にしなくていいから」

 そんな甘い声で言われたら気にしたくても気にせないじゃない、馬鹿。
 このときわたしは気づいた。

 ―――わたしってもしかして海のこと好きじゃないかも……?―――

 そうだよ、わたしは黒くんが好きなんだよ。
 ……海を振ってよかったと今思う。

 そうじゃなきゃ、黒くんを好きになって本当の「好き」を理解できてなかった。

   (つづく)

106スズラン:2011/10/12(水) 18:54:57 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
久しぶりに顔出しました!

100突破おめでとうデス!

これからも頑張ってください!

107ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/12(水) 19:09:19 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

 一方その頃れんたち。

「………もう放課後、かあ」
「そうだねえ……結局あのあと海もゆりちゃんも黒くんもこなかったしねえ」

 まだ誰もきていない部室で僕がぽつりと呟くと、りのがこくりと数回頷き反応した。
 暫く溜息を吐きながら待つと、勢いよく部室のドアが開き走ってきたのか息切れしつつも海が登場する。

「う、わあ、海。吃驚し「これ見て!」

 りのが吃驚したと発言しかけたところで海が自分の携帯をずいっと差し出してきた。
 え?!と思って二人で争うように覗き込むとそこにはゆりからのメールの本文が書かれていた。

 ―――――

 朝はごめんね、海。

 気持ちの整理がついたので放課後そちらへ向かいます。

 ―――――

 気持ちの整理がついた………?
 好きか嫌いかはっきりしたってことだよな。
 
 ついに付き合うか、とすごくわくわくした様子を見せる。
 りのも海も何処か嬉しそうな雰囲気を漂わせていた。

 海につづいて芽衣部長とるいさんもくる。
 そしてさっきのメールを見せた。

「………は?馬路で言ってんの?ゆり」
「何よ今更……嫌いだわ、あんな子」

 芽衣部長もるいさんももうゆりのことをよく思っていないようで驚いてはいたが関係無いという表情を浮かべる。
 けどタイミングがいいのか悪いのか、ゆりが何故か世瀬木といっしょにきた。

「………こんに、ちは」

 明らかに緊張している様子のゆりの頭を落ち着けというように撫でたのは―――世瀬木だった。
 ちょい待ち、二人できたことも何か気になるし何なの?
 ………まあ、きっと偶然だよな。

   (つづく)

108:2011/10/12(水) 19:11:04 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
やっぱ黒様・・・タイプじゃねーわw

めっちゃドSだし・・・。

私にはあの人が居てくれればいいんだw

109ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/12(水) 19:34:07 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「……あの、ね。朝は迷惑、掛けちゃったけど……わたし、よく考えてみて本当の気持ちを理解しました」

 僕とりのと海はわくわくしつつも何処か緊張気味に、芽衣部長とるい部長はふん、と顔を逸らし、だけどちょっと気にしてる。世瀬木は無表情。
 誰もがゆりの話しのつづきを気にして期待する中、ゆりは笑顔で最悪なことを言い放った。

「わたしの好きな人は海じゃないみたい」

 この言葉にるかさんと芽衣部長の怒りが爆発した。
 海も固まって、世瀬木以外皆有り得ないといった表情を浮かべる。あれ、でも世瀬木も驚いてはいるようだ。

「ゆり…アンタまだ自分の気持ちに嘘吐く気?!」
「………見損なったわ。朝からこれだけの長い時間考えた結論がこれ?ふざけないで頂戴」

 芽衣部長とるいさんは今にも手を出しそうで、少し怯えながらゆりが対抗する。
 僕とりのは何も口出しすることないし、海はまだ現実を理解できていない。

「……だ、だってわたし、本当に他に好きな人がっ………!!
 それにわたしにもいろいろあって!」

「アンタの事情なんて知らないわ!
 無理矢理別の男作ったんでしょ?さいってー!!!」

 めずらしくるいさんの怒りが頂点に達し、ついにゆりに近づき手を振りかざした。
 そのとき、僕も止めに入ろうとしたけどそれより先に世瀬木の手がるいさんの手を掴む。

「………ふざけてんのはお前らじゃねえの?人の話しも聞かないでうだうだうだうだ、うるせえんだよ」

 世瀬木に恋するるいさんが世瀬木にこんなこと言われてショックだったと思う。
 けどゆりのことが許せない気持ちが強いのか掴まれた手を振り払って言い放った。

「わたし、ふざけてなんかないわ!それに貴方に何の関係があるの?!」

 この質問はなかったことにしてほしいと後悔した。
 だって、世瀬木の答えが最悪だったから。

「お前らが人殺ししようとしたのを防いだ」

 最初は何の関係があるのかも何の意味かもわからなかった。
 世瀬木の詳しい説明を聞くまでは、ね。

「朝のことがあってショックだったのかゆりが自殺しようとしたんだよ、屋上から飛び降りて、な。そこを俺がちょうど良くサボりにきたもんだから止めたってわけ。

 危なかったよなあ、お前ら。俺がゆりを止めてなきゃお前らがゆりを精神的に追い詰めて自殺させたことになってたよな?」

 ……あのゆりが?


 ―――自殺?―――

   (つづく)

110ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/12(水) 19:36:35 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>スズランさん

ありがとうございます^^
お互いがんばりましょうね(`・ω・´)!

>燐

そっすかw
元々ドSの設定だったから燐に合わなかったのかもね

111スズラン:2011/10/12(水) 20:12:27 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
はい!
あと、よびタメOKですよw

112ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/13(木) 16:00:31 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>スズランさん

急にタメに変えるのって大変ですよね(∀)
といいつつもタメ口にさせていただきます…!

呼び方はスズランって呼び捨てで大丈夫かな?

そしてスズランさんもタメ口でどうぞノ
気軽にねここって呼んでね(・ω・`*)ネー

113:2011/10/13(木) 16:07:29 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
ねここ>>そか・・w

ま、そうだよな・・。

てかスズランは私の妹やw

仲良くしてあげてなw

114ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/13(木) 17:21:05 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

そうですね(∀)

うは、一生大事にします!((ryry
じゃなくいいなあ可愛い妹さん…(´・ω・)ジトー

115ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/13(木) 17:34:11 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「……で、でも!自殺してしまうような原因を作ったのはわたしたちじゃないもの!」

 るいさんが大好き大好きとうるさく言っていた世瀬木に対して反抗しているのを見ると何だか凄い違和感がある。
 けどるいさんの言っていることが間違っているような…とは感じられる。

「………確かに、自殺しちゃうような原因を作ったのはわたしだよね、海を振ったんだもん。
 でも、わたしの人生なんだからわたしが好き勝手決めていいじゃない。別に海と付き合わなくたって迷惑にはならないでしょ?ていうか後々考えてみたらるいちゃんはわたしを迷惑って言ってたけど何が迷惑なのかなあ?海を振っただけで。
 間違ったことを当たり前のように言って人を自殺させようとする……何かかっこ悪いね、るいちゃん。間違ったこと言ってるのに、あーあ、自殺しようとしたわたしも馬鹿みたいだったなあ」

 ゆりが本音をぶちまける。
 世瀬木がよく言ったという表情で見ていたから仕組んでるっていうかアドバイスしたことはわかるけど…

 ここまで変わるものなのか?

 ゆりと世瀬木の仲は疑問だらけだ。
 ぜったい自殺を助けただけじゃないはず―――……

 と、そこで、またるいさんが反論する。

「………っま、間違ったことなんて言ってないわよ!
 それに……迷惑なのよ!ゆりの存在自体が!!!」

 嗚呼、嵐の予感がする。

   (つづく)

116:2011/10/13(木) 17:49:22 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
ねここ>>にゃはははww

うんww

可愛い?

にゃははww

めっちゃ頑固な妹やでw

117ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/13(木) 18:50:48 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「……なら、それならわたしが自殺して死んでればよかったねっ………!!」

 ついにゆりの瞳からは涙がこぼれ落ちる。
 これにはるいも焦ったようで少しおどおどするが、すぐに世瀬木がゆりを慰めるいさんに反抗した。

「ゆり……俺がついてるから、な?
 ………あとそこの三年女子さ、間違ったことだらけ言ってて聞いてて餓鬼くせえわ。ゆりの正論に間違いまくりの意見出したって聞いてる側は不愉快なだけなんだけど?」

 確かに僕も、これは世瀬木とゆりが正論だな、と思った。
 そこできりがないと判断した芽衣部長が厳しい表情で言い放つ。


「部長命令。いろいろ部を消す」


 ………消すって、廃部ってこと?
 遠回しに表現したんだろうけど下手だな芽衣部長。

 ……それより廃部ってどうすれば、
 突然の事態にどうしようと考えるが、芽衣部長から他にも部長命令があるようだ。

「それと、三年生の言うことは聞くこと。でも部長命令が最優先ね。
 いろいろ部は廃部することになるけど、わたしたちはまだ部長と部員関係になってるから困ったときはまた部活のときみたいに助け合おうね!
 ばいばい………っ!」

 やだ、嫌だよそんなの絶対。
 なあ、誰か嫌だって言ってよ!

「嫌だ………」

 思いが通じたのか突然りのが口を開く。
 そして半泣きになりつつも告げた。

「やだよっ……廃部なんて寂しいよおっ………それに正直言って今回のことはるいさんが悪いんじゃないの……?認めようよっ、ゆりちゃんが自殺しそうになるほど追い詰めるのはいくらなんでもやりすぎだよっ……」

「り、りの………」

 りのの名前を聞いて軽く動揺したのはるいさん。
 それにつづけて僕も言った。

「そうだよ……るいさんさえ認めてくれればこんな大事にならなくてすんだんじゃないのかな……」
「れんまでっ………」

 りのと僕につづいたように突然海が発言しだした。

「るい!もうゆりを傷つけるのはやめてよ……
 僕、ゆりのこと大好きだけど無理に付き合ったりしたくないよ!」

 ゆりが驚いた表情をし、るいさんが有り得ないといった表情をした。
 そしてふるふると首を左右に振るとるいさんが話し出す。

「うそ……うそよ、うそよね?わたしが間違うはずないじゃない……
 うそだああああああああっっっ!!!」

 るいさんが絶叫する。
 何とか、何とかならないの?

   (つづく)

118:2011/10/14(金) 16:45:25 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
何かよく分からない展開なんだが・・・。

てか、鈍感で理解不能な私の意見やから気にせんといてなw

119ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/15(土) 19:27:47 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

うわあああ、ごめんね(´;ω;`)!
気にするなと言われても気にするよorz

正直今書いてるところ苦手です(´・ω・)
……早く抜け出さねば!

120ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/15(土) 20:06:28 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「今お前の目の前で起こっていることは嘘なんかじゃなく現実。お前のせいでこんな状況になっていると言っても間違いではない。
 ―――そしてもう一つ、わかっていることがある。それはお前が心からの謝罪を述べればそれで済むということ。」

 いろいろ部を消すという言葉を聞いても冷静な世瀬木が冷たく言い放った。
 けれど言葉はまるでるいさんに救いの手を差し伸べているようで、これじゃあますまするいさんは世瀬木の虜になってしまうではないかと思った。

 世瀬木の言葉を聞いて数秒黙ったが、決心がついたのかるいさんが涙でぐしゃぐしゃな顔を隠して小さい声で告げる。

「ごめんなさい………っ!」

 小さくても周りがしいんとしている為綺麗に響き渡るるいさんの言葉には確りと気持ちがこもっていて心から謝っているんだと理解できた。
 ゆりがるいさんに驚きの目線を向けたが、すぐにふっと微笑み泣き崩れていたるいさんにしゃがんで手を差し伸べた。

「………うん、わたしこそごめんね。」

 るいさんがパッと顔を上げると、相変わらず涙でぐしゃりとしているが驚いて有り得ないというような表情だった。
 けどまだ疑っているのかゆりの手にるいさんが自分の手を重ね、握らずにそっと問い掛けた。

「そ、の……本当に、許してくれる、の………?」

 僕らは皆にっこりと笑顔を浮かべていた。
 海はちょっと切なそうな表情もしていたし、りのは心配で半泣きだったけど、それでも笑顔を浮かべる。

「当たり前じゃん!」

 ゆりが満面の笑みを浮かべると、るいさんの顔にも笑顔が浮かんだ。
 これで一件落着、かな。

「よかったあ!」

     ×

「……で、ね?るいとかの問題とは別に、ゆりは何でまた海を振ったのかなあ?その理由を聞かせて?
 ね、今男子いないんだし…………れんくんはいるけど。」

 いろいろ部の部室内、放課後のこっそりガールズ(+男子一名)トーク。
 ゆりと海の問題について情報聴取だそう。

「……い、いいよ。全部教えるよ………れんくんならいてもいいしね。」

 僕は女子の中に一人混じっていても気づかれないというか問題ないのか、と嬉しく、でも少し寂しく思うと苦笑を浮かべる。
 そしてついにゆりが本当のことを話し始めた。

「あのね、わたしが自殺しようとしたとき、屋上から落ちかけたところを黒くんが助けてくれたの。それですっごく優しくって…何かね、そのときからドキドキしてたのかも。授業中は二人で遊んでて……わかったの、わたし黒くんが好きなんだなあって。」

 ほんのりと頬を赤らめて話すゆりに一瞬どきんとした。
 そのあとりのを見たら、楽しそうに無邪気な笑顔を浮かべてて更にズッキュンときた。
 芽衣部長とるいさんも楽しげに聞いてて、まあ女子は皆こうなんだろうけど……餓鬼だなあとか思った。

 でもゆりが世瀬木のことを好きになっていたのは予想外。
 ちょくちょく目で合図したり仲悪くないのはわかってたけどまさかそんな出来事があったとはね……
 たまには放課後残ってみるものだよ、と少し楽しそうな笑みを浮かべてみた。

 そして本物のガールズトークが始まる。

「馬路で?!世瀬木くん……良いとこあんじゃない!」
「ゆりまで世瀬木くんを?!……まあ、ライバルだけど仲良くしましょうね。」
「な、なんか……そんなことがあったらゆりちゃんが海のこと好きにはなれないよねえ……」

 芽衣部長、るいさん、りのが一気に騒ぎ出す。
 そしてついに僕に話しは振られた。

「ねえねえ、れんくんはどう?!最近モテ期きてるっぽいけどもしれんくんが世瀬木くんだとしてこの状況でゆりに告られたら付き合っちゃう?」

 め、芽衣部長め………!
 なんて思いながら戸惑った表情を浮かべて首を傾げる。

「わ、わからない、か「えええっ、つまんない!じゃあ実践してみよーよ、れん!」

 まあ女子っていうのは楽しくなると話しを遮るもんで。
 りのが座っていたソファから立ち上がると勢いよく言い放った。

 と、いうことで、しぶしぶと屋上へ向かう。

     @ 本文長すぎエラーが出たので次レスにつづく!

121ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/15(土) 20:06:44 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

「はいはーい、台本作ったからそのとーりにお願いね!」

 こういう時だけ思考回路が働き出すんだもんな、芽衣部長は。
 そして台本作りとか行動早いし……

 まあ、女子の為っていうかりのの為だと思い台本を片手に実践しようとする。が、

「……っえ、えええええええぇぇぇえぇえっ?!
 しょ、初っ端から抱きしめるとか無理だよ!!!!!」

 屋上から落ちるシーンは危ないからカットということで…台本の先の方に目を遣るとはっきりと大きな字で「世瀬木がゆりを抱きしめる」と書いてあった。
 片手に台本を持ったまま両手をぶんぶん振ると断固拒否しようと必死に無理だと叫ぶ。
 けれどもりのは可愛かった。

「えー……、れんりののこと抱きしめられない?りの寂しいなあ……黒くんはできるのにれんができないって、れん黒くんに負けてることになっちゃうのになあ……」

 わかってる、僕を陥れる罠だと!
 だけど可愛いものには弱いもので、デレデレしつつも首を縦に振る。

「や、やるやるやるってば!!!抱きしめるくらい余裕だよ!」

 さあ、もう一度。
 恥ずかしさ紛れにそっとりのを抱きしめる。
 りのはノリノリだから随分と上手くて、僕も釣られて自然と手がりのの頭に動いていた。

「大丈夫、だから………」

 台本通りに小声で言うと、りのが僕の腕にしがみつくようにくっつき泣いて可愛い。
 泣き真似上手いなあと心の中で思いつつもそっとりのの頭を撫でた。

「ううん、ラブラブね………ゆり、こんな感じだった?」
「う、ん。たぶん……何か自分がこういうことしてたって思うとすっごい恥ずかしいかも……」

 こそこそと話す芽衣部長とゆりの声。
 そしてそれにるいさんも加わった。

「ちょっとゆり……先輩のわたしを差し置いて世瀬木くんとこんなことするなんていけない子……」

 ふざけ半分のるいさんの言葉に内心驚いた。
 るいさんもこんなふざけるんだなーって。

 そしてトントン、と腕を叩かれたので下を向いてみた。
 するとりのが顔をあげて微笑んでいて、ちょっと嬉しくなる。

 「こういうのもいいよね」なんて呟かないでほしい。
 キスしたくなっちゃうじゃん。

 ガールズトーク中の芽衣部長たちに気づかれないようにこそっと唇と重ねた。

「りの、今幸せ。」

 こそりとりのが告げる。
 それにつづいて僕も告げた。

「うん、僕も幸せ。」

 学校のチャイムが街いっぱいに響き渡る。
 それはまるで僕らを祝福しているように思えた。

   (芽衣、るい、海「リア充め、爆発しろ……」
   れん、りの、ゆり「え?!」

   世瀬木「……………哀れだな。」)

122:2011/10/15(土) 20:08:10 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
ねここ>>結構気にする方なんかw

意外な一面発見や(p_-)

今日はねここの小説読まれないから明日読むわ^m^

123ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/16(日) 10:41:16 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

え、だって折角見てくれてんのに内容わかりにくかったら嫌じゃんか(´・ω・)
うあ、読んでくれるならいつでも嬉しいです、ありがとう!

124ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/16(日) 11:50:12 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「ちょ、ちょっとストップストップ!
 れんくんとりのったら、何勝手にキスしてんのさー!」

 芽衣部長から大声でストップを掛けられ、咄嗟にりのから離れる。
 どうしよう!と少し焦るけどりのは嬉しそうな表情を浮かべていて、僕も素直に微笑んだ。本当は嬉しかったから。

「何だかりのちゃんとれんくんが演じるとすごくリアルだね。」

 ゆりがあはは、と楽しそうに微笑むがこんな甘いことやってたのかと思うと世瀬木も大胆な奴だなあ、と思う。
 愛してるよとか好きだよとかそんな言葉伝えなくたって両思いなんじゃないか?と思った。

「……で、まあ。れんくんはどう思った?
 これでゆりに告白されたら付き合う?」

 ここはまあ、ゆりを安心させる為にも僕の心に罪悪感が残らない為にも、ちゃんと本当のことを言うべきだね。

「こんなことあったらもう付き合うしかないじゃん。」

 くすりと微笑みを浮かべるとゆりの強ばっていた表情も緩み満面の笑みが浮かび上がった。
 良い仕事したなーとか思うと鞄を片手にりのに言う。

「りのー、帰るよ!」
「はあい!またね、みんなっ!」

   (つづく)

125ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/18(火) 17:03:29 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

 ▼ねここの頭を整理しようの会。

 ※注意※
 ここから先はネタバレを含む可能性があります。
 それでもいいよ!という方のみご覧ください。



     ×

 よくわからない展開になりかけたときの為に軽く整理。
 そしてこのキャラクターが相手のことをどう思っているか等書きたいと思います。

   <付き合ってる、または片思い(付き合ってるなら○○ × □○等、片思いなら○○←×(×の方が○○を好きになっている)>

 れん×りの 黒←ゆり、るい ゆり←海 れん←芽衣
 黒は誰かに恋をしているようなしてないような……書くとかなりのネタバレになるので書きません><

   <ぼくの心>

 れんの心…りの「かわいい、愛してるよ」、ゆり「頼りになる優しいお姉さん」、海「黙れ海。いや、ゆりに振られたのはドンマイ」、るい「……ちょっと恐いイメージが。でもふざけるのは意外だなあ」、芽衣部長「………僕のことまだ好きなのかな」、世瀬木「嫌いだ!頼りになる、けど……」、舞衣「僕のいちばんの友達、だよ」
 りのの心…れん「大好き!」、ゆりちゃん「かわいーお姉ちゃん」、るいさん「まとも……だったのになあ」、芽衣部長「れんのこと、まだ好きなのかなあ……」、海「れんがごめんね、キツいこと言って。でも本当のことだからね」、黒くん「……えと、頼りになる、よ!」、舞衣ちゃん「………なんかね、れんをとられそうで不安……」
 ゆりの心…りのちゃん「かわいい妹!」、れんくん「かわいい弟!」、るいちゃん「ごめんね……っ」、芽衣ちゃん「おもしろいおねーさん!」、海「………大好き、だったよ」、黒くん「すごいドキドキするっ……」、舞衣ちゃん「れんくんとりのちゃんの仲を引き裂かないで、ください」
 芽衣の心…りの「れんくんと別れてくれればわたしがれんくんと付き合えるかなあ」、れんくん「まだ大好きなのに……」、るい「たまーに狂うわよね、アンタ」、海「あは、氏ね★ry」、世瀬木くん「少しはるいも見てやってねー」、舞衣「舞衣……アンタも中々狂うわよね……でも振られ仲間だよ!」
 るいの心…りの「可愛い妹よ」、れんくん「恋愛のアドバイザー、かしら?いや、そんなことないわね」、ゆり「………負けないわよ」、芽衣「わたしのいちばんのお友達よ」、海「海のスペシャル★タイム、あれ意味ないんじゃないの?」、世瀬木くん「かっこいいわ!本当にっ!」、舞衣さん「………お願いだからあの子たちの恋の邪魔はしないで頂戴」
 海の心…れんくん「弟、かな〜」、りのちゃん「可愛い妹さ!」、ゆり「振られた今でも大好き、だよ」、るいさん「……恐い、恐いよ!」、芽衣部長「ジュースだけは飲みたくないでーす」、世瀬木くん「………あんまり好きじゃない……」、舞衣ちゃん「……マネージャーっであんまり好きじゃないんだよねえ」
 黒の心…れん「中々面白い奴」、りの「―――(ネタバレなので書きません)」、ゆり「―――」、三年女子「うるさい奴、苦手だな」、部長「騒がしい、」、二年男子「好きではない」、舞衣「愛してほしいんなら猫かぶって愛してくれる奴探せよ、本性じゃ誰も好きになってくれねえよ」
 舞衣の心…れん「おとも、だち?」、りの「きらい!アンタなんかだいっきらい!」、ゆり「……隠し扉から出るタイミング、間違ってたわよ」、海「ゆりと同じく」、黒「アンタは中々気に入ったわ」、るい「……だれそれ?」、芽衣「……部長とれんが付き合ってなかったなんて…!」

 ……な、長かった!
 こんなもんだと思います、

 黒は隠してる場所がおおいですが、ストーリーに深く関わりそうなところなので^^;

 それではっ、お疲れ様でした!←

126:2011/10/18(火) 17:30:24 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
ねここ>>エエよエエよww

にゃはははww

たまには私の小説にもコメくれw

127ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/18(火) 20:26:55 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

コメしときましたノ
がんばってね!

128ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/18(火) 20:40:59 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「ね、れんれん!ちょっときて、」
「んー、おはよーりの、何ー?」

 朝のおはようの挨拶も無しにりのが僕を呼んできた。
 さり気無く挨拶をしつつもりのに近寄ると、りの独特の甘い香りがする。

「んとね、昨日芽衣部長とるいちゃんとメールした結果、黒くんに好きな人誰か聞いてみようってことになって…それでね、れんに許可をもらいたいんだ!」

 あれ、何だか嫌な予感……
 心の中でぽつりとそう呟くと、作り笑顔を浮かべて問い掛ける。

「許可って何のかな?」
「あのね、黒くんと何があるかわからないから……キスは流石にしないけどぎゅーとかするかもしれないの、いい?」

 嫉妬深い僕に突然何を聞き出すんだと思えばりのったらまたそういうことに好奇心を持ち出して……
 ここはガツンと言ってやらなくては。

「いけません!そーいう奴と絡んじゃダメッ!」

 僕の言葉にりのがえー、と軽くブーイングを起こした。
 何だかどうしような気持ちになってくる。

「………ぎゅ、ぎゅーだけ、なら…そのあと僕にもやってくれんならいいよ、」

 少し恥ずかしげにぼそりと呟くと、それをバッチリ聞き取ったりのが微笑んだ。

「本当?!やったあ!ありがと、れん!」
「…………っ!」

 許可してよかったと今実感する。
 僕の頬に触れたりのの唇はとても暖かかった。ちなみに甘い香りがふんわりしたよ!(れん後日談)

   (りの「許可もらいましたあ!」
   芽衣「よっしゃあ、じゃありの行くんだっ!」
   るい「待ってるわよ!………ゆりに見つからないようにね。」
   りの「らじゃっ!」

   ガールズトークの一部を切り取ったもの。)

129ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/18(火) 20:58:47 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

 りのが廊下をパタパタと走って部室に入る。
 世瀬木とりのを二人にするのは何か嫌だからこそっとついていくことにした。

「………あの、黒くんは好きな人とかいないの?」

 りのがさり気無く世瀬木に問い掛ける。
 まだ部員がきてないという設定らしく、本当に自然に聞こえる。

「……好きな奴…か。いるけど……知りたい?」
「うんっ、知りたい知りたい!」

 何故この作戦にりのを使ったか今理解した。
 りのと世瀬木は仲良いんだっけ、ああそうですか。

 けど、世瀬木がまんまと罠に掛かってりのに知りたいかと問い掛ける。
 次の瞬間、世瀬木がりのと答えるかゆりと答えるかずっと気になっていた、のに。

「………教えてやらない。」
「ええっ………」

「何かヤバイことでも?」

 教えないと答えた世瀬木に思わず声を漏らすりの。
 その反応に気づいていたのか世瀬木がりので遊び始めた。
 にやにたしながら問い掛ける。

「………うう、なんでもない、よ……」

 しゅんと落ち込むりのに可愛いとちょっとドキンとした。
 そして世瀬木を見ると世瀬木の頬も薄く桜色に染まってた。
 この野郎…と思っていると、世瀬木の手がりのの頭にのっかりそっと叩くように撫でた。

「俺はりのが好きだよ。」

 まだ好きなんだ……と少しガッカリしたそのとき、世瀬木がついに本当のことを言い始める。

「………でもさ、ゆりが好きなのかもしれないし……よくわかんねえ……」
「そ、か……ねえ、黒くんはゆりちゃんに幸せになってほしい?」

 りのがふと、思ったことを問いかけ出した。
 何の質問だろうと思ったけど、それはあれだけガールズトークをしてただけあるな、という内容だった。

「幸せに、なってほしい。」
「なら黒くんが幸せにしてあげればいいんだよ。りのは……れんがいるしそれに、れんがいなくなっても一人でがんばるって決めたから……ね?」

 ……一人でがんばる?
 それに僕いなくなったりしないよ!

「………れんのこと、芽衣部長とか舞衣ちゃんにとられちゃうかもしれないもんっ………こわいよ、でも……れんの気持ちが芽衣部長とか舞衣ちゃんの方にいってるならそれは仕方な、」
「それなら俺が幸せにするってのはダメ?」

「「え………」」

 りのがえ、と声を漏らすのにつれて僕も思わず声を漏らした。
 ヤバイと口を塞ぐけれどアイツらには聞こえてなかったようでほっとする。

 世瀬木がりのを幸せに………?

「………幸せ、に……してくれる、の……かあ……」

 ダメだよ、ダメだってば!
 そう思ったとき、後ろから芽衣部長とるいさんがやってきた。

「………やったね、作戦成功、」

 どういうこと………?

130ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/19(水) 16:52:04 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

 芽衣部長とるいさんのにこにこした不気味な笑みに一瞬何が何だかわからなくなる。
 けどすぐ気づく。罠にかかったのは世瀬木ではなくりのなんだと。

「……っなんで、何でこんなこと!」

 部室の中にはりのと世瀬木がいるにも関わらず、大声で怒鳴った。
 すると芽衣部長がにこりと至極嬉しそうに口角を釣り上げる。

「だって、そろそろわたしの番かなって思ったんだもん。」

 芽衣部長の番………?どういうこと?
 この状況は理解できたものの言っている意味がわからずに首を傾げると、相変わらず可愛らしく微笑んだまま芽衣部長が告げた。

「あのときりのはわたしかられんくんをとったでしょ?だからそろそろ…今度はわたしが奪う番かなあって!ねえ、れんくんとりのはもう別れちゃうかもねっ!」
「嫌だ!お前なんかと付き合いたくないっ……!」

 自然と涙が溢れてきた。
 もういろいろ部なんて廃部してしまえって思った。

 そして部室のドアを乱暴に開けると体が勝手に動きりのに抱きついていた。

「りのっ……僕とりのは別れないよねっ………?!」

 りのが驚いた表情をしているのがわかった。
 そして思い出す、さっきりのは幸せにしてくれるといった世瀬木の方にいってしまうかもしれないということを。

 けれどりのは惑わされず、はっきりと告げた。

「うん、別れたりしないよ。
 ―――ごめんね、黒くん。りのはれんしか愛せないの、りのを幸せにするのもれんがいるから……辛くなったら、頼っちゃうかもしれないけど……その、

 自分勝手でごめんねっ…………」

 そんなこと、気にしなくていいのに。
 僕が世瀬木だったらぜったいそう言う。
 そして世瀬木もきっとそう言うよな。

 少し嬉しいような、寂しいような曖昧な表情を浮かべると廊下にいる芽衣部長とるいさんに言い放った。

「引き離そうとするならもういいです。話しかけないでください。」

 もうこの部活はおわりだ………そう、思った、のに。
 この部活から離れることが寂しくて辛くてどうすればいいかなんて全然わからない。

「………皆が幸せになるっていう方法はないのかなあ。」

 りのがぽつりと呟いた。
 その言葉はまるで僕を助けてくれたみたいで、それをヒントに一生懸命考えた。

 ………一つだけ、一つだけ思い浮かぶことがある。

「芽衣部長、るいさん!」

   (つづく)

131ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/20(木) 20:25:53 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「幸せになりましょう」

 僕の声だけが廊下に響き渡り、りのたちはえ?と首を傾げていた。
 でも、でもね?僕らは皆で幸せになりたいんだから、

「自分は幸せになれるって思ってないとまず幸せになんかなれるわけない」

 それに自分を信じたら他人を憎むようなこともなくなるはずだ、と微笑む。
 そしてりのの微笑む姿を見て安心して、芽衣部長とるいさんに向かって告げた。

「幸せはくるのを待つもんじゃないし他人のをとるわけでもない。
 努力したから幸せがくるなんて綺麗事言ったってそうはならない。
 全ては運命なんだよ。
 そしてその他人の運命を壊すような人間が幸せになんかなれるはずない」

 苦しい目に遭って辛くて死にたくて、だけど最後には幸せが訪れる。
 なんて、そんな綺麗事は結局うそなんだよ。と残酷なことを告げるけど最もだと思った。

 芽衣部長もるいさんも納得してくれそう―――――だったのに、
 世瀬木の一言で全てを台無しにされた。

「場合によっては一生幸せがこなかったりするかもな。
 運命なんだから、」

 違う、違うのに。
 別に芽衣部長たちに幸せがこないなんて一言も、

 …………あ、でも幸せがくるっても言ってない。
 それなら今言おうじゃないか。

「皆幸せがくるよ、僕が保証する」
「りのも!みんな幸せになるって決めたんだもん、幸せがくるに決まってるよ!」

 僕の言葉につづきりのがにこりと可愛らしく口角を釣り上げて告げた。
 どうやら一件落着したらしく、ほっと安心すると共にあることに気づいた。

「あ、あの、ゆりと海は……?」
「嗚呼、だいじょーうぶ。ただね、ゆりが具合悪いらしくて保健室行ったから後でお見舞い行っておきな!」

 芽衣部長がにこにこしながら言う。
 相変わらず、立ち直り早いなあ……と思っているうちに、世瀬木の姿が消えてることに気づいた。

「…………?あ、」

 そうか、ゆりだからか。
 一人で納得するとりのの方を向いてなんとなく、にこりと微笑んだ。


 早く芽衣部長とるいさんと世瀬木たちが、幸せを感じられるといいな。

   (つづくー)

132ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/22(土) 16:21:57 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「ねえれん、ゆりちゃん大丈夫かなあ……」
「大丈夫だよ、世瀬木もいるしね」

 りのの不安そうな声に僕もちょっと心配になってきたけれど、大丈夫だと自分に言い聞かせて頷いた。
 そんな僕の様子を見てりのも安心したのかにこりといつもの可愛らしい笑みを浮かべる。

「あのね、りのはれんがいくら違う子を好きになっても、芽衣部長とか舞衣ちゃんと付き合っちゃっても止めないよ。だけど、」

 何処かで聞いたことのある台詞にん?と首を傾げる。
 ああ、そうか。これは世瀬木に対して言ってた言葉か……りのは僕が盗聴してたって知らないんだっけ。

 そんなことを考えているうちにりのの言葉がピタリと止まった。
 不思議に思って突然俯いたりのの顔を覗くと涙が溢れているのがわかり、何か声を掛けようとするがりのはそのまま告げた。

「りの、は……ずっとれんを、好きでいるっ、から………!」

 何だ、そんなことか。




 そんな、嬉しいこと。

「……僕だって違う人を好きにならない、りのをずっと愛してるよ!」

 ぎゅうっとりのに抱きつくと、ほんのりのりのの頬が赤くなったのかわかった。
 そして僕はこのとき、りのを永遠に愛すと誓ったのだった。

   (芽衣「はあ、リア充……」
    るい「本当、リア充……」

   れん、りの「………え、」)

133:2011/10/23(日) 09:57:17 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
コメするぜぃw

最近はねここの小説が読まれない・・(>_<)

暇な時がない・・・。

でもクリスマス前やったら読めるかもw←遠ww

134ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/23(日) 10:46:15 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

 10月31日、ハロウィンの日は毎年学校で大ハロウィンパーティーが行われる。
 参加者は必ず仮装ということで僕も芽衣部長に無理矢理仮装させられてる。

「……あのさ、これ仮装っていえなくね?」

 僕が着せられたのは犬の耳つきの茶色いパーカーに膝までのズボン。
 尻尾もつけられてなんかしっくりこない服装になる。

「いーじゃんいーじゃん!何かさあ、れんくんの髪金色だから合うよねこういうのー」

 むっと表情を歪めつつもパーカーのフードを被り犬の耳を引っ張る。
 すると何処からやってきたのか仮装したりのがぴょこんと現れて僕に手を差し出した。

「トリックオアトリート!
 お菓子くれなきゃ悪戯しちゃうぞ!」

 にこにこと無邪気な笑みを浮かべるりのの表情と服装がドストライクでした。
 魔女のとんがり帽子に10月に半袖の魔女ワンピース……可愛い。
 オレンジと黒の組み合わせはやっぱハロウィンがいちばん想像できるけど可愛いから平日でもクリスマスになっても着ててほしいと思いました。

「………れん、れーんっ、
 お菓子集めいっしょに行こうよー」

 りのに見惚れてぼおっとしてる僕にりのがねえねえと話しかけた。
 それでやっと我に返りこくこくとあわてて数回頷く。

「う、うん、行こうか………
 それより仮装、可愛いね」

 にこりと微笑むとりのが恥ずかしそうに頷いた。

「ありがと。魔女の仮装似合うかどうかわかんなくて恥ずかしかったけどれんが可愛いって言ってくれるならそれでいいや!」


 ハロウィンはまだまだ始まったばかり。
 今年はどんなハロウィンになるでしょうか?

   (芽衣「トリックオアトリート!
      お菓子くれなきゃ殴……うそうそ、悪戯、するよ………?」

   れん「め、芽衣部長にお菓子あげなかったら絶対悪戯どころじゃなくなるよな……」)


 最初クリスマスイブ編書いてて投稿しようと思ったのですが…
 どうしてもれんがりのにずっきゅんしてるところを書きたくてクリスマスイブは全部消してハロウィンに笑

 りのにトリックオアトリート、お菓子くれなきゃ悪戯しちゃうぞ!って言わせたかっただけっていうのはないしょだよ(´・ω・`)!

135ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/23(日) 10:51:30 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

ゆっくりでいーよノ
読んでくれるの気長に待ちます(`・ω・´)←

ていうかねここの文章が読んでくれること前提っていうw
ごめんねー

136:2011/10/23(日) 11:03:28 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
ねここ>>ありがとう(^_-)-☆

結構マイペースに読んでいきます

137ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/23(日) 13:13:41 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

小説は読みたいときに読むのがいちばんなので(*´ω`*)

138ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/24(月) 17:35:04 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside) ハロウィン編まだまだつづくよー!

「はいはーいっ!いろいろ部の皆注目ー!
 今からわたし、るい、海チームとゆり、世瀬木チームとれんくん、りのチームに別れてどのグループがいちばんおおくお菓子を集められるか、名付けてハロウィンゲームを始めまーす!
 制限時間は放課後の部活の始まる時間の四時半ね!それじゃ、スタート!」

 随分と楽しそうな無邪気な笑顔で振る舞う芽衣部長の言葉にハロウィンゲームとかネーミングセンスないなと軽くツッコミをいれつつも話しを聞いていた。
 そしてふと思ったことがあるのだけれどカップル成立してるところは二人組にして、海は自分たちのグループにいれてあげたんだなってこと。

「……何だかんだ言って優しいよな」

 ぽつりと呟きかぼちゃの帽子をかぶる芽衣部長を見つめくすりと微笑む。
 するとりのがむうっと表情を歪ませた。

「………れん、また芽衣部長の方いったりしないでね」

 魔女の帽子でちょっと顔が隠れて、だけど上目遣いで可愛いと心から感じた。
 このまま四時半まで僕の精神が持つかどうかはわからないけれどとりあえず顔を真っ赤にさせながら微笑む。

「だ、だいじょうぶだよ。それよりさ、お菓子集めよ?」

 まあ、後輩だからって芽衣部長たちに負けるつもりはないから!
 二人で手分けしてお菓子を集めて、時が過ぎていった。

     ×

 ―――――四時半、部室にて。

「なんでかな……三年生だからかお菓子くれなかったっていうか先生が渡す側に回れ!って言ってきたよ」

 芽衣部長が少ないお菓子を机に並べて残念そうにぐてえっと顔を伏せる。
 その数はキャンディー三個にクッキー一個。可哀想に……

「わたしと黒はいっぱいもらったよ!
 黒が女の子からたくさん集めててね、すごかったー!」

 にこにこと嬉しそうな無邪気な笑みを浮かべるのはゆり。
 キャンディー二十個にクッキー五個、マシュマロが十個という好記録。
 それに対し芽衣部長がうだうだと話し始めた。

「おーおーいーですね若いってのは。
 ……ん?ていうかゆり世瀬木くんのこと黒って呼んだ?また進展したのかな?」

「え、あ………うん、黒って呼ぶことに、なりました……」

 そういえば、と芽衣部長に言われて僕も気づいた。
 初々しいカレカノな様子にまるで親のように見守る僕等。
 ……人の恋愛ってハラハラするもんだな。

 一方僕等のチームといえばりのの格好が男ウケよくて萌えるということでたくさんゲット。
 僕はまあ……犬のフードかぶっていい子ぶってがんばりました!

 キャンディー三十個にクッキー十個、マシュマロ五個にグミが二十個だった。

「はい、皆お疲れ様。
 総合成績は芽衣、わたし、海チームが四ポイントでゆり、世瀬木くんチームが三十五ポイント、れんくん、りのチームは六十五ポイント!
 結果はれんくん、りのチームが優勝よ!」

 るいさんがにこにこと微笑みながら告げる。
 優勝と聞いてこんなくだらないことなのに嬉しさが込み上げてきて、自然に笑みが溢れた。

「優勝者にはクリスマスにリア充させてやるよ券をプレゼントしまあーっす!」

 芽衣部長の機嫌が直ったのか、それとももうやけくそになったのかあははーと適当な笑みを浮かべながら紙きれを渡す。
 上から目線の内容にむっとするがまあいいかと心の中で小さく呟いた。

「トリックオアトリート、お菓子をくれなきゃ悪戯しちゃうぞー!」

 部室の中、皆で声を揃えて告げる。
 今年のハロウィンも良い感じになりました。

   (ハロウィン編しゅーりょー、かな?)

 実はれんの犬耳パーカーお気に入りだったりしますえへへ!
 こっから一旦日常挟もうかそれとも挟まないでクリスマス編突入しようか迷ってます。
 予定としては一旦日常挟んで整理整頓して、そしてクリスマスに入るつもり……

 実は芽衣とるいと世瀬木受験生なんだよね(´・ω・`)
 その三人いなくなったらいろいろ部どうするとか全く考えてないや(´;ω;`)

139:2011/10/24(月) 17:48:22 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
後半の話はあんま読んでないけど・・。

黒様とゆりの恋は実ったんかな?

140ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/24(月) 20:51:25 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

お陰様で無事実りましたよノ
いやあ、長かった←

141:2011/10/24(月) 20:59:08 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
ねここ>>良かった良かったw

ま、一件落着かw

で、どっちから告ったん?

142ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/25(火) 16:33:14 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

(ねここの中の)設定では世瀬木から告ったつもりですが。
ご想像にお任せしますry

143:2011/10/25(火) 16:48:06 HOST:zaqd37c5e4d.zaq.ne.jp
ねここ>>やっぱ男が告らんと話なりたたんw

うんw←

てか、黒様ってさ・・りのが好きじゃなかったっけ?

辞めたんかw←気分ややなw

144ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/26(水) 20:04:32 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

あー、でも草食系男子が多いので(∀)
小説読めば大体わかるよ、流れが。

145ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/26(水) 20:24:31 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「てゆうかさ芽衣部長…クリスマスにリア充させてやるよ券を僕等が持ってるってことは、僕等はクリスマスいちゃいちゃしていいんだよね?」

 ふと疑問に感じたことを思い浮かべれば芽衣部長に問い掛ける。
 すると芽衣部長がふにゃあっと表情を緩ませながら答えた。

「えー、ああ、うん。そーだよお?」
「じゃあゆりと世瀬木はいちゃいちゃしちゃダメなんですか?」

 ここはストレートにいこうかと考えにこりと笑顔を浮かべながらまた問い掛けた。
 それに対し少し戸惑う芽衣部長を予想していたがあまりにもさらりと答えてしまった。

「そうだよ?」
「え、ええっ?!折角のクリスマスなのに?!」
「うん」

 相変わらず即答な芽衣部長に反論するのは諦め、仕方無いと俯いた。
 けれどもう一つ疑問が生まれる。

「じゃあ芽衣部長のグループが優勝してたらどうなったんですか?」

 きょとん。
 きょととん。
 きょとととん。
 きょととととん。

 芽衣部長の目が真ん丸になったあと、数秒後にこおっと微笑んで軽くスルーされた。

「さあってと、りのといちゃいちゃする計画立てときなね!
 学校ってクリスマスイブの12時に鐘なるわよね?そんときクリスマスツリーの前でキスしなさい!」

 スルーされた上に公開キスしろと宣言されこの人頭おかしいんじゃないかと思った。
 けど、その計画は実行するつもりでいる。から、

「芽衣部長たち、協力頼んだ……」

 あまり頼りたくなかった芽衣部長に頼んだと言うのはぎこちない気もしたがまあいいかと立ち直り、ぼそりと呟くように言う。
 楽しいクリスマスになりそうだな。

   (次、クリスマス編入りまーす!)

 ジングルベール!
 れんたちはひと足先にクリスマスを迎えます!

 そしてねここのテンションモ上がりつつありますヽ(*´∀`)ノ

146:2011/10/26(水) 20:26:38 HOST:zaqd37c5e4d.zaq.ne.jp
ねここ>>草食系男子は完全Mやw

ま、私はSの分類に入るけどww←関係ないやろw

肉食系男子はオラオラ系やしなw

苦労すんでw

147ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/27(木) 17:25:26 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

うあ、確かにMが多いかもね(´・ω・`)
でも中にはMじゃない人もいるかも。

ねここもよくSだと言われます、そんなことないのに(`・ω・´)!ryry
うそですSですorz


てゆかそろそろこの小説と関係ない内容になってきたから一応返レスはしとくけどできるだけ関係ない話しとか控えてね;
ごめんなさいm(_ _)m

148:2011/10/27(木) 17:29:16 HOST:zaqd37c5e4d.zaq.ne.jp
ねここ>>やろw

ま、Sな女は社交的って言うか・・積極的って言うか・・。

とにかくエエ付き合いが出来る証拠やでw

うんw

そやなwチャット化しとるなw

じゃ、これで去るわw

バイ(p_-)

149ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/27(木) 17:47:08 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「雪だあ………!」

 ――――12月24日、クリスマスイブ。
 時刻はまだお昼時だというのに雪がちらほらとちらつき始めている。

「初雪だねー!」

 隣でにこりと無邪気で可愛らしい笑顔を浮かべるりの。
 そして僕はまだ昼だというのにクリスマスツリーの前での公開キスのことを考えてドキドキしてた。

「あーもう!ちょっとれん、れんくん!きて!!」

 芽衣部長に呼び出しが掛かりそんなにダメだったかと頭を抱えたあと、りのに待っててと呟いて芽衣部長の元へ走った。

「あのねえれんくん!せーっかくこのわたしがリア充を許可してあげてるってのにそれはないでしょ!
 てゆか何で部室前廊下から動こうとしないのよ!ほら、どっかでちゅープリコンテストとかあったよね?うろつくならそこらへんうろつけこの馬鹿っ!!」

 長い一方的なお説教にあの、その……と口を挟もうとするがそれは許されず、話しがおわった途端にポーイッと芽衣部長たちの控える部室から投げ出された。
 大体ちゅープリって何処で撮ってんだよ!と聞こうとしたが部室のドアは思いっ切りしめられ、結局とぼとぼとりのの元へ戻っていった。

「……ごめん、りの。待たせて………」

 さっきとは別人のようにボロッとした僕を見て、りのが苦笑しながら尋ねる。

「だ、だいじょーぶ?」
「あー、う、うん……」

 りのの心配そうな問い掛けに大丈夫と答えようとするが実はこれからのことを考えると大丈夫じゃない気がしてきて、自信なさげに頷いた。
 でもりのは僕の心を見抜いたかのようにむっと可愛らしく僕に告げる。

「あのね、りのはれんを困らせる為に付き合ってるんじゃないの!
 確かにりののことでいろいろ考えてくれてるのはうれしいけど、……そんなにうれしいことされてもりのうれしくてたまんなくなっちゃうから、今日は控えめでいい、よ……」

 後にいくにつれてりのの恥ずかしそうな声が聞こえて心臓がドックドクし始める。
 可愛いなコイツとか思いながらもにこにこと微笑んで言った。

「でも僕はりのに幸せになってほしいからさ!
 うれしくてたまんなくなるようなことなんて何回あってもいいだろうし、ね?」

 嗚呼神様、どうか一生この幸せな関係でいられるようにしてください。

 クリスマスイブだし神様も聞いてるかも、とか思いながら心の中でそっと願う。
 そしてそのあと、例のちゅープリの場所へ行こうとした。

 りのと僕の手が触れたり離れたり、でもまたくっついたりして焦れったい。
 そしてやっと指先が絡み合い手を繋いだ。

 これが所謂恋人繋ぎって奴か、結構恥ずかしいんだなあ。

   (芽衣「このっ、リア充め……!でも今日は我慢しなきゃ、このこのおっ……!」
   るい「…………はあ。」
   海「…………はあ。」

   ゆり「……わ、わたしたちもラブラブしたかった……」
   世瀬木「あとでこっそり抜け出そうか?」
   ゆり「あ、う……うん、ぜひ……」

   馬鹿な芽衣部長とそれに対し冷静に溜息を吐くるいと海。
   そして困り果てたゆりと世瀬木であった。)

150:2011/10/29(土) 17:04:41 HOST:zaqd37c5e4d.zaq.ne.jp
一気に読んだ・・けど。

まだ分からない点が。。。

って言ってもパラパラ読みだが。。

いつかじっくり読むぞw

151ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/29(土) 17:13:59 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「ところでりの、ちゅープリって何?」

 ……………
 暫く沈黙が続く。

「え、えとね。その……き、キスしながらプリクラ撮る、ことかな……」

 りのもうろ覚えなのかぎこちない表情を浮かべて説明する。
 その説明のおかげというか説明のせいであまり知りたくなかったちゅープリとやらの行動を理解してしまった。

 つまりキスしているところを写真に撮るということだろう?
 オッケー、分かった。

「りの、やめようか!」

 繋いでいた手を思わずパッと放すと俯きながら叫ぶように言い放つ。
 驚いた顔で振り向くりのには申し訳ないけれど、ね。

「そ、の……僕まだキスしてるところを写真に撮られるのとかは嫌で……ごめん」

 何度も頭を下げて謝罪を述べる。
 けれどりのの顔には可愛らしい笑顔が浮かんでいた。

「いーよいーよ、れんが嫌なら撮らくていい!」

 優しさのこもった暖かい言葉。
 なのに可愛らしい笑みにはこんなにも冷たい寂しさが混じっていて、心から申し訳無いなと思った。

   (芽衣「れんくんの馬鹿、馬鹿馬鹿馬鹿ー!」
   海「おいおい……れん、ちゅープリ撮れよ……」
   ゆり「りのちゃん……寂しいだろうなあ…」
   世瀬木「俺とゆりは後で行こうか」
   るい「あら?ゆりと世瀬木くんは今日リア充禁止のはずよね……?」
   ゆり、世瀬木「う………」

   れんとりのを見守るいろいろ部の部員たち)

152ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/29(土) 17:22:12 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

 一度放した手はもう戻らない、とは言うもので。
 さっき思わず放してしまったりのの右手はぽつんと何処か寂しげに見える。

 りのの右手を握っていた僕の左手も、何だか寂しくて切ないと感じている。

 まだ残ってる、じんわりとしたりのの手の暖かさが更に僕を寂しい気持ちにさせた。
 繋いだ手を放してしまったら、もう手に入らないような気がしてならない。

「……………あ、あのさりの。」

 何も用事なんてないけれどこの気まずい雰囲気が嫌で思わず声を掛ける。
 泣き虫なりのの表情は何故か明るく楽しそうなものだったけれど。

「なーに?」
「なんでも、ない……」

 寂しいと感じているのは僕だけ?
 切ないと感じているのは僕だけ?

 こんなに本気になってりのを愛しているのは僕だけ?

 ああ、ダメダメ。
 たまにこんな消極的な考えになってしまう。

 でも僕もそれほどりのを愛せるようになったかと、大人への成長に少し嬉しくなり微笑む。
 するとりのがそっと、僕の左手に触れてきた。

「その、手繋ぎたい、です………」

 強気だけと寂しがりやで泣き虫なりのがこんなに勇気を出して言ってくれた言葉。
 それにすごく嬉しく感じて、大きく頷くとぎゅっとりのの右手を握った。

「僕も繋ぎたいなって思ってた!」

 無事メリークリスマスを迎えられそうです。

153ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/30(日) 16:53:46 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

うわわ、ごめんね!
見逃してた><

ありがとー、
まあじっくり読めばわかると思うよノ

154:2011/10/30(日) 21:29:42 HOST:zaqd37c5e4d.zaq.ne.jp
ねここ>>見逃してしまって結構です。

にゃはw←

じっくり読んだ。←一応だけど・・。

何かエエ展開やな・・って関心してたw

155ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/01(火) 16:29:36 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

大切なコメントを見逃したままにするわけないじゃないか(`・ω・´)

その良い展開がいつ終わるかねryry
嘘です、この先はよく考えてない;
パソコンと睨めっこして必死に考えてますノ

156:2011/11/01(火) 16:35:35 HOST:zaq7a66fee5.zaq.ne.jp
ねここ>>あれ?下書きとかしないの?

私の場合・・ノートに結構書き込んでいる。

めっちゃネタバレ有りやけどwww

そかそかww(p_-)

それは良かったw

157ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/01(火) 16:49:49 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside/クリスマス編)

「(もう日が沈んできてる……)」

 廊下の窓から見える外は雪が積もり、暗くなってきた。
 そして真っ白い校庭に輝くクリスマスツリー

「……12時って夜のだよね?」

 ふと、思い浮かんだ疑問をりのに尋ねる。
 「12時にクリスマスツリーの前でキスをする」と芽衣部長は言っていたけれど……

「……午前の、正午じゃない方の、です…」

 りのに何の話しのことかを説明しようとすると、俯くりのがぽそりと告げた。
 りのもキスを楽しみにしていたようで、少し嬉しくなる。

「………キス、しようね」

 にこりと微笑むと、りのも顔を上げて微笑んでくれた。
 そして突然、頬に暖かく柔らかいものがあたる。

「………クリスマスプレゼントのおまけ、」

 プレゼントの箱とともに渡されたキス。
 背伸びをするりのが可愛くて、一気に暑くなってくる。

「ふ、冬なのに暑いね……」
「そ、だね……」

 二人顔を真っ赤にする、バカップルのクリスマスはまだまだ続きそうです。

   (芽衣「こんのバカップルめ!!爆発しろっっ!!!クリスマスとともに爆発してしまえ!!!!!」
   ゆり「め、芽衣ちゃん!落ち着いて!」
   るい「芽衣!落ち着きなさい!!」
   海「芽衣、早まるな!!!」

   世瀬木「あほらし………」

   芽衣の暴走を必死に止める部員とアホらしいと見つめる三年男子一名)

158:2011/11/01(火) 16:52:05 HOST:zaq7a66fee5.zaq.ne.jp
何かロマンチックな展開やわぁ・・(*^_^*)

こんな展開好きだぜぃ(p_-)

159ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/01(火) 16:52:42 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

ねここ下書きとかあんましないタイプなんだよね。
でも、頭の中でアニメみたいに想像してるからそれをそのまんま言葉にしてる、かなw

パソコンに向かわないと良いっていうかまだましな文章が書けないんだよね。
ノートだと落書きが始まるし適当に書きすぎるww

160ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/01(火) 16:53:29 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

再びコメントありがと!
ねここの頭がロマンチックな頭ですから←
(別に妄想ばっかしてるわけじゃないよ!←)

161ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/01(火) 16:56:25 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

 ▼嬉しいお知らせ!

 なんと、今確認してみたらゆうぐれカフェのレス数を軽々しく超えているではないかヽ(*´∀`)ノ
 ねこのあしあとはイベントだらけで本題という本題に入っていないような気もする。

 最終的にれんに手を差し伸べた人は誰かを書かなきゃいけないのですがクリスマス編おわってからかなあ^^;

 これからもがんばりますね!

162:2011/11/01(火) 16:57:08 HOST:zaq7a66fee5.zaq.ne.jp
ねここ>>私は結構妄想してるほうw

アニメで好きなキャラを妄想中です←殴

そうなんやw下書きなしだとどっか絶対間違えるからさ。

ま・・下書きって言っても細かい文章やセリフを入れるだけやけど・・。

ま、この調子で頑張れ!!

163ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/01(火) 17:29:25 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside/クリスマス編)

 23時55分、クリスマスツリーにて

 雪がだんだん強くなって銀色世界になった頃。
 僕とりのは冷えた手をお互い暖めるように絡める。

「永遠の愛を誓います」

 ふいに僕が呟いた言葉は結婚式の誓いの言葉のようだった。
 そしてりのも僕につづけて誓う。

「りのも、永遠の愛を誓います」

 11時59分、10秒
 30秒……
 50秒………



 12時00分00秒

「「メリークリスマス」」

 僕の唇とりのの唇が重なる
 そして街いっぱいにベルの音が鳴り響いた

 まるで僕たちを祝福するかのように

   (.。.:*・゚Merry-X'mas:*・゚。:.*)

164ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/01(火) 17:32:25 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

ロマンチックでいっぱいなところに訂正を……(´;ω;`)

>>163の、23時55分は11時55分に変換しといてください;
意味は同じなのでどちらでも良いのですかなんとなく。

芽衣は今頃爆発しろと叫びまくっているだろうなと思う。

165ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/01(火) 17:42:07 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   <クリスマス編おまけ>

   (ねこのあしあと番外編/クリスマス後日談、れんの日記)

 12月24、25日 ○曜日

 今日はりのと一緒に学校でクリスマスを祝った
 24日から25日への変わり目の瞬間キスした
 すごく嬉しくて幸せな気持ちでいっぱいだったけど、どこからか「爆発しろー!!!!!」と聞こえてきた
 あれは一体誰の声だったのだろうか
 聞いたことのあるような、ないような……

   (ねこのあしあと番外編/芽衣後日談、日記)

 12月24、25日 ○曜日

 きょうはくりすますがありました
 きぶんはさいあくでした
 れんくんとりのにくりすますにりあじゅうさせてやるよけんなんてあげなきゃよかった

 ばくはつしろばくはつしろばくはつしろ
 りあじゅうばくはつしろ
 くりすますとともにとんでけばくはつしろこのやろう

 にじゅうよんにちとにじゅうごにちのさかいめにれんくんとりのはきすしてるだろうな
 だからばくはつしろーとさけんでやりました

 るいによなかにきんじょめいわくだとおこられました
 るいはどうせわたしのきもちなんてわからないんだ
 
 ゆりはおちついてよってわたしをとめてきました
 りあじゅうになにがわかる

 かいははやまるなとかいってきました
 しつれんしたかっこわるいやつがくちだしするな

 せせらぎくんがあほらしいといっていました
 りあじゅうめ
 それにあほらしくてもいいんだりあじゅうばくはつしろ

 みんなばくはつしろ

 ―― ―

 うああああああああああっ!!!!((ry
 書きたくて書きました、ごめんなさい!

 芽衣の日記が平仮名だらけなのはやる気がなかったからですねw
 ばくはつワードが多いですが気にしないで!

166:2011/11/01(火) 17:49:01 HOST:zaq7a66fee5.zaq.ne.jp
おお!!!更新されとるやんかw

日記編っすか?

これは・・・。

167ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/02(水) 15:17:02 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

おまけみたいなものだよ(`・ω・´)
番外編w

168:2011/11/02(水) 15:35:30 HOST:zaq7a66fee5.zaq.ne.jp
ねここ>>そかそかw

めっちゃ更新するのを楽しみにしてんぜw

169ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/02(水) 15:42:59 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside/クリスマス後日常編)

「今日転入生来るんだってー!」
「え、馬路で?」

 クリスマスが終わりカップルが突然増え出すこの時期、変なタイミングで転入生が来るらしく正直驚いている。
 かなり騒ぎになっていたのに僕はりのに言われてやっと気づき、情報力ないな僕と少し反省する中、一人見覚えのある少女が入ってきた。

「芽衣部長!」

 何故芽衣部長が1−Aの教室に?と疑問を抱く。
 とにかく自分の席から立ち上がるとりのと一緒に芽衣部長の元へ駆け寄った。

「れんくんとりのちゃんに嬉しいお知らせだよ!
 あのね、このクラスにくる転入生、いろいろ部に入るんだって!」

「「え………」」

 突然寒気がしたのは気のせいかな。
 嫌な予感がする、何かが起こるような感じが。

「………あの、名前とか知らないんですか?」

 芽衣部長にそう尋ねると、さっぱりとした顔で頷いた。

「うん、知らない」

 ……………
 暫く沈黙が続く。

 そしてやっと芽衣部長が口を開いた。

「ま、そういうことだから!じゃねー!」

 明るく1−Aを去っていく芽衣部長。
 この人はどこまで能天気なんだろうと感じた。

「……転入生、か」

     ×

「転入生を紹介しまーっす!」

 このクラスの担任はこんなにも馬鹿だったかと悲しく思う中、何故か心の中がざわめいているような気がした。
 そしてじっとクラスのドアを見つめると、そこから入ってきたのは、

「舞衣です、よろしくお願いします」
「ま、い………?」

 そう、幼馴染で僕の一番の親友である舞衣だった。
 実際会ったのは何ヶ月か前だとしてもその日からメールはかなりしてる。

 それも舞衣からの一方的なメールばかり。
 「やっぱ彼女になりたい」とか「りのなんか嫌い別れろ」……とか。

「れん………会いたかったわ」
「…………………僕は会いたくなかった」

 舞衣に声を掛けられると無視しようかと悩むがぼそりと返事をした。
 それが舞衣を挑発させる行為になるとは思わなくてね。

「……わたしもねえ、今日からいろいろ部の仲間なの。
 仲良くして、ね?」
「い、」

「ダメッッ!!!!!」

 仲良くしてと言われ嫌だと返事をしようと思った瞬間、りのの声が教室中に響いた。
 そして強気な態度でキッパリと告げる。

「れんはりのと付き合ってて、お互いちゃんと好きって気持ちがこめられてて……
 それを引き裂いたりしないで!

 舞衣ちゃんはただ幸せになりたいだけなんでしょ?
 幸せは人のをとるものじゃないって前れんが言ってたよ、」

 何処かで聞いたことのあるような台詞……
 そうか、それは舞衣に言っても通用する、舞衣も同じような行動をしようとしているんだ、あのときの芽衣部長と。

「……他人の幸せ、ねえ………正直そんなのどうでもいいわ。
 わたしはね?れんが欲しいの、他の人じゃダメ。
 ねえ、これって恋愛感情よね……?
 いくられんとりのが付き合っていたとしても、それを引き裂く引き裂かないはわたしの自由じゃないかしら?」

 舞衣はかなり強くなってる。
 言葉だけじゃもう負けないようだ。

 でも、負けじとりのも言い返した。

「れんとりのが別れたら悲しむ人も少なからずいるんだよ……なのに無責任に別れるなんてできないよ!
 それにね、好きって気持ちがお互いあるなら他にどんな理由があっても別れる必要はないんだって。
 でも逆に考えて、どっちか片方に好きって気持ちがなかったら?それは別れた方はいいと思う」

「でも、」

 舞衣が言い返そうとした、そのとき。
 僕が席から立ち上がり、舞衣ににこりと作り笑顔を浮かべた。

「ねえ、僕等って友達でしょ?」

 舞衣にとって凄く残酷な言葉だったと思う。
 けど、こう言わなきゃ止められないとわかっていた。

 ……ごめんね、舞衣。
 僕には愛すべき人がいる。


 永遠の愛を誓った、ね。

   (芽衣「ふんふーん(鼻歌)」

    新入部員が舞衣だと知らないのんきな芽衣)

170:2011/11/02(水) 15:46:45 HOST:zaq7a66fee5.zaq.ne.jp
舞衣の登場か!!?

これはヤバイで・・;;

171ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/02(水) 16:14:43 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

舞衣登場させなきゃ悪役がいないんだよおお(´;ω;`)
……うん、急展開ですね、w

172ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/02(水) 16:31:25 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside/急展開※狂ってます、ちょっとだけ。)

 ――――放課後、1−Aの教室

 僕とりのと舞衣だけが部活に行かないで残っていた。
 時刻は午後4時20分、部活まであと10分ある。

「………りの、行こう」
「うん……」

 りのの手を強引に引くとりのも頷きながらついてくる。
 勿論、今日からいろいろ部に入る舞衣も……

「ねえれん、いろいろ部の部室ってどこ?教えてくれなきゃわたし分からないわ」

 くすりと意地悪な笑みを浮かべながら、舞衣が僕の肩に触れる。
 嫌だと心の中で吐き捨てると、無視してりのと部室へ向かった。

「………逃げるものほど、遠い存在のものほど手に入れたくなるものなのよ?れん……」

     ×

 午後4時30分、部室にて

「嫌だ!新入部員なんていらない!!!」

 新入部員が来ると聞いて楽しそうに微笑む僕とりの以外の部員。
 何も知らないくせに、とついつい怒鳴ってしまった。

「……はあ?れんどうしたんだよ」
「だって新入部員は舞衣なんだってば!!!」

 海に頭可笑しいのか?と問い掛けるような様子で突っ込まれた為本当のことを大声で言った。
 最初は僕を疑った皆。けど、部室のドアが開いた瞬間、それが本当なんだと更に実感した。

「こんにちは!今日からいろいろ部に入る舞衣です、よろしくね」

 まず最初に口を開いたのは舞衣だった。
 そして黙り込む部員たちを守るように世瀬木が言い放つ。

「俺たちはまだお前を仲間と認めていない」

 こくこくと頷く部員全員。
 それに対して舞衣はにこりと微笑んで言い返す。

「ふうん…残念だなっ!」

 無邪気な笑みだった。それまではね、
 けど次の瞬間、それは不敵な気味の悪い笑みに変わった。

「………まあいいわ、れんはわたしの親友だし……
 仲良くしましょ?れん、」
「っ………やだ」

 舞衣が僕の傍に歩みよって肩に触れてきた。
 触れられたところがカタカタと小さく震える。

「……親友っていうのはとても仲の良い友達同士のことを言うのよ?
 わたしはれんが大好き。勿論れんも、わたしが大好きでしょう?」

 嫌いなんて言えない。
 それに親友になるって決めてた。前はね。

 今は違うんだ、
 舞衣を親友となんか思ってないのにっ…!

「……ねえれん、
 わたしのこと、好きなの?嫌いなの?」

 黙り込む僕にずいっと顔を近づけてキスする直前まできた。
 勿論嫌いと答えたらキスされるだろう。ここは嘘でもいいから好きというしかない。

「……っす、き」

 声が震えた。
 嘘のことなんて、言いたくなかった。

「そう、ならキスしても構わないのね」
「え?……や、それは」

「好きなんでしょう?わたしのこと」

 ああ、ダメだ。
 舞衣はもう完全に狂ってる。

   (芽衣「舞衣がいる?ん?幻覚?違う違う。ってか舞衣ってこんな子だったっけ?ん?会ったのっていつだっけ?先月?もっと前か?ん?」

   混乱状態の芽衣)

173:2011/11/02(水) 16:38:15 HOST:zaq7a66fee5.zaq.ne.jp
芽衣〜!!!!

部長なんやからしっかりしろ!!!

幻覚ちゃうでw現実やw

悪役かww

困るなw

一番KYなヤツが入って来ると・・厄介やw←スルーしてくれw

174ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/03(木) 22:50:35 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

芽衣よりれんのがしっかりしてるよw
れんはまともだけど芽衣は…正常じゃないです(`・ω・´)(((

175ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/05(土) 16:08:19 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「ダメだよ舞衣ちゃん、そんな無理矢理な恋しちゃ」

 こんなにシリアスな状況だというのに一人にこにこしている人
 不思議に思いくるりと声の主のほうを向くと、ゆりの姿があった

「折角舞衣ちゃんかわいーのに、台無しだよ?
 てゆーか選びたい放題じゃん、舞衣ちゃんなんか」

 ゆりの言葉に、舞衣の余裕な表情が強ばってきた
 きっとゆりを睨みつけ反抗する

「何よっ……アンタは好きな人と両思いだし邪魔されてないからそんなこと言えるのよ!」

 ゆりの恋愛講座的なものは本当に凄いと思う
 ただ自分の恋愛に関して不器用なんだけど

「わかるよ、舞衣ちゃんの気持ち。
 大好きでたまらないのに自分のほうを向いてくれなくて、でも諦められないんだよね。
 邪魔しないでとかそういうことも思っちゃうよね、でも

 大好きな人の幸せそうな笑顔見たらどうでもよくならない?」

 ゆりの言葉はかなりの説得力があった
 そしてそれは僕にも当てはまることで、僕だって何か悩みがあってもりのの笑顔を見るとどうでもよくなるから

「………れん、の…幸せそうな顔……
 わたし、自分のことばっかり考えてれんが困ってるのも気づけなかった」

 舞衣の表情が緩くなって優しい笑顔が灯る
 そして今まで見た中でいちばん綺麗で明るい表情で告げた

「でもね、ゆりちゃんに言われてわかったよ。
 いちばん大切なのはれんの気持ち、だから……れんがわたしを好きになってくれる日まで待ってる!」

 舞衣との問題は解決、かな
 よかった、

   (芽衣「青春だねえ!」
   海「………ゆり」
   るい「あら?海はまたゆりに惚れちゃったかしら?」
   海「ば、馬鹿!違うっていうとうそになるけど馬鹿!」
   るい「先輩に馬鹿なんて言っていいのかなー?」
   海「ご、ごめんなさ、い……」

   れん「平和だなー」)

176:2011/11/05(土) 16:21:23 HOST:zaqdb739e91.zaq.ne.jp
ねここ>>異常やなw

見た目からwww

更新楽しみにしとくw

177ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/06(日) 14:48:45 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside/あけましておめでとう!)

「れーんくーんっ、あけおめことよろーっ!……といってもあと何ヶ月かでお別れだけどね!」

 なんだかなあ、
 時が過ぎるのは早いものでもう新年を迎え芽衣部長の言葉どおり三年はもう時期引退することになっている

「あけましておめでとうございます、芽衣部長」

 最後くらい優しくしてやるかと思い寂しそうな芽衣部長に対し微笑んでやった
 学校は休みだというのに新年早々いろいろ部の部室に集まらせるのはどうかと思うけどね

「あ、れんくんもきたー!
 あけましておめでとう、今年もよろしくね!」

 部室内でにこりと微笑み雰囲気を一気に和ませたのはゆり
 今年三年になるからか少し大人っぽくなったか?と軽く疑問符を浮かべ挨拶を交わした

「あけましておめでとう、」

 そして次、新年早々会いたくないがぽつりと呟く

「あけおめ、世瀬木」

 案外優しく挨拶を返すのかと思いきやふいっと無視されプツンと僕の中の何かの糸が切れた
 そしてにこにこと作り笑顔を浮かべると毒を吐く

「世瀬木とあと数ヶ月で会わなくなると思うと嬉しいよ、今年は良い年になりそうでね」
「……本当は寂しいんじゃねえのか?餓鬼」

 認めたくないけど口では世瀬木に勝てないようです
 まあ、恋愛では勝ったけどね

 次、今年も相変わらず馬鹿な海

「れんくーん、あけおめことよろー!」
「はいはいよろしくねー」

 適当な返事を返すと海がオーバーにがっかりした様子を見せつけてくる
 うぜえと思いながら振り向くとそこにはるいさんが、

「あけましておめでとう、あと数ヶ月だけど…今年もよろしくね、れんくん」

 るいさんも何だかんだいって癒やし系だよなあ、
 相変わらず大人びた雰囲気のるいさんにペコリと軽くお辞儀をすると挨拶を交わす

「あ、あけましておめでとうございます!今年っていうか残り数ヶ月、よろしくおねがいします!」

 そして次は、

「よ、舞衣!あけおめことよろー」

 無邪気な雰囲気で微笑む舞衣
 軽く挨拶をすると、嬉しそうに笑った

「あけおめ、れん!今年もよろしくねー」


 そしてそして、やっと最後の一人

「あけましておめでとう、りの」
「ん、あけましておめでと!今年もよろしくね、」

 新年を迎えてまた一段と可愛くなったなとは恥ずかしくて言えなくて
 ただただ頬が赤く染まりつつあるのを隠すことしかできなかった


「えーっとお、良い雰囲気のとこ悪いけど説明させてもらうよ。

 今日新年早々此処に集まったのは他でもない!
 初夢を語れ!大会をやるからでーす!あと冬に相応しい遊びとか、エトセトラ(笑)」

 芽衣部長が何故エトセトラといったのかも、ましてや何故(笑)をつけたのかはわからない
 けれどまあ今月いっぱい我侭聞いてやるか、とか思ったり、思わなかったり、エトセトラ(笑)

 とにかく今年もがんばろう!

   (つづく)

 あとがき

 行き成りハッピーニューイヤー!
 今回の見どころはエトセトラ(笑)ですry

 そこで豆知識(いらないけど)
 etc...ってたまに書いてあるのはエトセトラの略なんだよということ!

 うわあ、知ってるしコイツ馬鹿じゃねえの?とかそういうことは心の中で呟いてください。


 ねこのあしあともラストスパートを迎えそうな、でもそんなことはなかったりあったりエンドレス(笑)
 ……エトセトラの次はエンドレスっていうね←

178ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/06(日) 16:12:19 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「はいはーい、じゃあまずわたしから!
 わたしはねえ、お餅いっぱい食べる夢見たよ!あれはおいしかったなあ〜」

 勝手に呼び出しといて勝手に企画考えて勝手に語り出す芽衣部長
 お餅いっぱい食べるとか芽衣部長らしいな、と苦笑を浮かべるとまたもや勝手に話しを進めていった

「次、ゆりは?どんな夢見た?!」
「ごめんね、覚えてな「うそつき、どーせ世瀬木くんとラブラブした夢でも見たんだ」

 無邪気な芽衣部長の表情が一気に曇った
 けれどゆりの真っ赤な顔を見ると世瀬木とラブラブした夢を見たのは本当らしい

「……ふーんだ、次。海、」
「僕は世瀬木を倒してゆりとラブラブになった夢を見たよ!」

 妄想大爆発の海の夢に正直引いた
 けどまあ幸せそうで何よりだ

「へー、海も結構夢見がちね!次っ、るい!」

 段々楽しくなってきたのか芽衣部長がにこにこと微笑み出した
 そしてるいが相変わらず落ち着いて語る

「わたしは愛猫が喋れるようになった夢を見たわ」

 おお、ファンタジー系だ
 その愛猫が何て喋ったのか気になるけれど芽衣部長が強制的に次に進めたため世瀬木が語った

「ゆりと同じく」

 さ、さらりと何ラブいこといってんだコイツ。
 ムカツクと思いつつも幸せそうなゆりの顔を見てまあいいかと思った。

「次は舞衣っ!」
「舞衣はれんと付き合うことになった夢かな、やっぱり!」

 ああ、うん。
 そうですかとしか言いようがない夢を見たな。

「次、りの!」

「りの、は……れんと別れる夢見ちゃって、……だかられん、別れないでね!」
「し、新年早々不吉な夢を見たようだけど僕はりのと別れるつもりないから、」

 りのの夢に対しドンマイと軽く呟きながら励ました
 そして芽衣部長が笑顔でさらりと不吉なことを言うと僕に語らせる

「あー、りのに関しては正夢にならないことを祈ったり祈わなかったり祈ってあげてもよかったりエンドレス(笑)
 で、れんくんは?どんな夢見た?」

「いやだからエンドレスとかエトセトラとか(笑)とか何なんだよお前、」
「いーから夢語る」


 え、まさかの強制ですか
 嫌そうな表情を浮かべるけどちょっと意味深な夢だったから協力してもらおうと思って語った

「あの、ねこのあしあとを追い掛ける夢でさ……僕、昔誰か女の子とねこのあしあと追い掛けて、その女の子を探してるんだけど、」

   (芽衣「……意味深ねー」
   るい「芽衣、意味深の読み方わかってる?」
   芽衣「え?いみふか、じゃないの?」
   るい「いみしん、よ?」
   芽衣「ほえっ!」)

出て来ちゃったよエンドレス(笑)ww
これからも出てくるかもしれない、えへへ!

179:2011/11/06(日) 16:29:36 HOST:zaqdb739e91.zaq.ne.jp
エンドレスってこれじゃね?→etc

まさか小説にetcが出てくるとはな・・;;

180ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/06(日) 16:59:20 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

ねここはetcはエトセトラかと思ってたんだけど(´・ω・`)
てゆか調べてみてもエトセトラって出てくる、

芽衣部長の趣味というか口癖というかw
とにかく(笑)をつけるのが芽衣部長流(`・ω・´)

181:2011/11/06(日) 17:00:24 HOST:zaqdb739e91.zaq.ne.jp
ねここ>>etcは便利さw

口癖だと!?\(゜ロ\)(/ロ゜)/

あんなもんが・・・。

うーん・・(-_-;)

考えられん(-_-;)(-_-;)

182ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/06(日) 17:33:38 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「……でさ、その女の子が僕にブレスレットを渡してきたんだよ。高校生になったら取りにきてって言って」

 どうせ高校生になるまでに無くすだろうと思いつづけて、でもずっと持っていたブレスレット
 するとそれを興味深そうに芽衣部長が見つめた

「ふうん……ねえ、その女の子れんくんに恋しちゃったんじゃない?だからりのか舞衣、とか」

 芽衣部長も心当たりはないようでじっとブレスレットを見つめたまま予想する
 一応確認してみようと思い、僕はりのと舞衣に尋ねた

「このブレスレットとか、ねこのあしあとに心当たりない?」
「ごめんね、ない、っぽい……」

 ふるふると左右に首を振るりの
 それに対し舞衣は、うーんと首を捻って答えた

「なあんか見たことあるんだよなあ、そのブレスレット…」

 これで長年悩みつづけていた女の子がわかるかもしれない
 そう思った瞬間ちょっとうれしくなって思い出せ思い出せと念じる

 そのとき、舞衣が急に声をあげた

「あっ!!!思い出した!!!」

 え、まさかまさかの?
 本当に?

「それ、りのの携帯についてたヤツだ!」

 は?
 りの、の?

 不思議に思いりのの携帯を見ると、

「本当だ………」

 え?じゃあ女の子ってのはりののこと?
 で、でも、りの本人が違うって、

「こ、これはるいちゃんからもらっ「言わないで!」

 え、此処でるいさん?
 きょとんとした表情でるいさんを見ると、突然部室を飛び出してしまった

「なありの、その話しもっと詳しく!」
「え、でもるいちゃんが言うなって……」
「いいから!……ていうかさっきブレスレットのこと知らないかってりのに聞いたとき、何で知らないって言ったの?」

 じっと真剣な表情でりのを見つめた
 するとりのが俯きながら答える

「だって、るいちゃんのこと言ったられんはるいちゃんが好きになっちゃうかもって不安だったんだもん……」

 りのの気持ちがわかるようなわからないような気がしてちょっと驚いた
 けどできるだけりのを安心させるようにと抱きしめて告げる

「僕は何があってもりのをずっと好きでいるから。だから話して?」

   (つづく)

183ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/07(月) 11:29:13 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「クリスマスが終わってからるいちゃんと会ったの。そのときに、るいちゃんがわたしにはもう必要ないものだからりのにあげるって渡してくれたもので、」

 まだ少し不安なのかきゅ、と両手で携帯を握り締めて話すりの
 けれどりのも何故ブレスレットを渡されたかはわからないらしく、そのときはただ疑問符を浮かべることしかできなかったらしい

「そっか……でも何でクリスマス後なんだろう」

 別にクリスマスの前でもよかったんじゃ、と疑問を抱く
 すると芽衣部長がふふんと自慢気に微笑み答えた

「クリスマスのときれんくんとりのは永遠の愛を誓ったんでしょ?だからだよ、」

 きょとん
 僕とりのと舞衣とゆりと海が一斉に目をぱちくりさせた
 世瀬木は理解していたようだけど

「………つまりは?」

 僕たちにでもわかるように説明してくれと言わんばかりに芽衣部長に尋ねた
 そして芽衣部長が理解力ねえなあと呟きながら説明する

「だーかーらっ!るいがもし永遠の愛を誓わないうちにりのにブレスレットあげてたら?れんくんとりのは別れるかもしれない。でもるいはれんと将来結婚するであろう人にブレスレットを渡したかったんだかられんくんと付き合ってないりのがブレスレット持ってても意味ないじゃない!永遠の愛を誓った二人ならもう別れないと思ってブレスレットをあげたんだとおもうよ?」

 理解しがたい……
 けど、るいさんの大親友である芽衣部長が言うならそれは正しいだろうと思い頷いた

 確認したいのはるいさんが本当にねこのあしあとを追い掛けた女の子なのか
 それだけなのだけれど……僕自身何故だかわからないが、今このタイミングで聞くのはやめようと思った

「………冬休み明けにでも聞くかな」

 ぽつりとそう呟くと、芽衣部長がまた勝手に事を進めていった

「さ!るいは後でわたしが何とかしとくから次のコーナーいくよ!
 冬に相応しい遊びとか、エトセトラ(笑)でーす!」

「だからエトセトラとか(笑)とかなんなんだよむぐ、」
「れんくん?何か文句あるかな?」

 ツッコミをいれると怒られる僕って一体、
 ははは…、と苦笑するとなんでもないですとぶんぶん首を振った


 楽しいようで楽しくないような、でもやっぱ楽しくて、エンドレス(笑)な恐怖のお正月はまだまだつづくようです

   (芽衣「あー、あー、れんんんんんんん、りのののののののののの、るいいいいいいいいいい、海いいいいいいい、世瀬木いいいいいいい、舞衣いいいいいいいい、ゆりいいいいいいいい、芽衣いいいいいいいいい……」
   れん「えちょ、何?!」
   芽衣「え?発生(ぁ/誤字)練習(笑)」
   れん「いやいや人の名前で練習すんなよ、つうか発生練習てwww」
   芽衣「発声練習っていったよね?」
   れん「え、発生練習って、」
   芽衣「発声練習!」
   れん「……いやどちらにせよ人の名前で練習はどうかと、」
   芽衣「なにかいったかな?」
   れん「………何も、」
   芽衣「よろしい」)

184ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/09(水) 18:54:49 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   <息抜き一言←>

 うあ、しあんいろに集中しすぎてました;
 ということで下がってきたねこのあしあとですが、

 いざ投稿!となるとネタが思い浮かばなくなってきたので^^;
 少し息抜きとかしてみたり。


 まさかまさかのれんとるいさん編ですが……
 これはねここも吃驚です、れんとるいさんて合わないよねww

 いやでも新しい組み合わせ、気に入っていただけたでしょうか?
 
 ここからちょいとネタバレ!





 今れん×りの、ゆり×世瀬木で、るいはストーリーに大きく関わるから内緒で、海はまだゆりが好きで、舞衣はれんが好きで芽衣部長はもう吹っ切れたのかな?ww

 とにかく!これからも楽しみにしていてください^^

185:2011/11/09(水) 19:29:48 HOST:zaqdb739e91.zaq.ne.jp
吹っ切れただと!?

芽衣しっかりせぇよ!!?

186ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/11(金) 19:15:29 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

まあ芽衣は新しい恋を探すよきっと。
……………大学で←

187:2011/11/11(金) 22:01:13 HOST:zaqdb739e91.zaq.ne.jp
ねここ>>そっかw←納得すんなw

てか、何で大学??

188ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/12(土) 16:23:53 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

いやいやこんなんで理解してくれる燐が好きだよ!←
芽衣部長は年上の人を探す為に大学で恋をすることにしました(`・ω・´)←

189:2011/11/12(土) 16:33:59 HOST:zaqdb739e91.zaq.ne.jp
ねここ>>まさかの年上が好きなんか!?\(゜ロ\)(/ロ゜)/

私は絶対年下!!ww

だって初恋は去年なんサww←殴

で、今、好きな人は1個下w

でも告れない・・。

それは超次元の人間だからさw

おお!!!

何が「好きだよ!」って言っちゃってるんだ!!?

私が男やったら完全に告白だぞこれww←

190ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/14(月) 15:05:46 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

芽衣部長はどっちでもいいんじゃないかしら←
ねここは絶対同い年か年上で(キリ)

こーくーれーよーryry

いや大丈夫燐は女だから←え

191:2011/11/14(月) 16:02:30 HOST:zaq7a66c1fa.zaq.ne.jp
ねここ>>年上かw

私は絶対年下なんサw

年下だといじめがいがあるw←Sだろぉぉぉww

誰に告るねんw←\(゜ロ\)(/ロ゜)/

告りたいけど・・相手が超次元の人間と言う・・。

いやこの場合、2次元だなw

アニメだからなw←黙

192ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/14(月) 17:29:58 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside/メインキャラしかいなかったねこのあしあとですがサブキャラ登場ですよ!)

「はいはーい、わたし雪合戦やりたーい!」

 冬でも元気な芽衣部長は残念ながら寒そうに雪が積もる校庭を指差し大声で言う
 嫌だと頭の中で連呼するけれど逆らえないとは理解しているので皆渋々と部室を出ていった

     ×

「んじゃ、チーム発表ね!第一回戦はわたし、れんくん、りの、舞衣チームと世瀬木くん、ゆり、海……って、人数合わないな」

 雪が降り積もり凍え死にそうだ。

 心の中はその言葉でいっぱいで、なのに校庭に出てきては絶対に今考えたであろうチームが発表される
 人数が合わないと僕的に嬉しいことだけれど頭を悩ませる芽衣部長
 そんなところに、ある一人の双子さんらしき人たちが現れた

「雪合戦ですか?」
「俺たちも混ぜてくださいよ、」

 雪が降っているっていうのにその影響か茶髪の髪がより一層輝かしく見える奴ら
 にこりと微笑む君たちの輝きがある意味微笑ましいよ

「申し遅れました!わたしっ、リコっていいます!」
「俺はロアっていいます」

 どうやら見た目と第一印象的に、
 リコっていう女の子のほうは明るくでも程良い優しさがありそうな子
 ロアっていう男の子は結構しっかりものかと思いきやふざけたりする子、だ

「おおー!人数合わせのお二人さんさんきゅう!じゃ、世瀬木くんチームに二人……ってえぇええぇええぇぇえぇ?!」

 急に叫び出す芽衣部長
 リコは耳を塞ぎロアは苦笑を浮かべた

「いやいやいや二人世瀬木くんチームに入ったらこっち不利だろうがこんにゃろおおおおっ!!!!!
 ちょっとこっちの勝利をおさめるためにやってんだからしっかりしろよ!!!!!!!!!!!!」

「え?!いやお前こそしっかりしろよ、」

 素早く芽衣部長に突っ込むと睨まれた、こえー。
 と、そこでロアが苦笑を浮かべたまま話す

「だから部長さん、俺は審判やりますよ
 公平な判断をするのに部長さんが審査したらかなり不公平になりそうですし、」

「……………なら、いい。
 わたしがやるとふこーへーになりそうってのはきにいらないけど」

 拗ねたのかぼそりと話す芽衣部長
 部長に口で勝つ人を初めて見た僕等はかなり驚いていた


 これはまた不思議な奴らが現れたものだ

   (リコ「えとえとっ、サブキャラとしてメインの皆さんがより一層輝かしく華やかに見られるようにご協力させていただきますっ、リコと申します!」
   ロア「メインの方々の特に部長さんが起こす反乱を少しでも抑えるつもりでいるサブのロアです、よろしくね」
   リコ「わたしたち、双子なんですよ!ロアはわたしのおにーちゃんっ!」
   ロア「リコは妹です、」

   Q、双子愛とかありますか?(○○県Nさんからの質問)

   リコ「えええっ、ない、ですよ〜」
   ロア「いやでも案外俺がリコを好きとか」
   リコ「冗談でしょ?」
   ロア「勿論、」
   リコ「ううっ、それはそれで傷つくよ〜」

   A、多分ないと思うよ!

   リコ「あわわ……サブキャラの分際でこんなに話してしまいました…ごめんなさい!」
   ロア「リコは何でも気使いすぎなんだよ」
   リコ「そ、そっかな……まあいいや!それでは、本編でもちょこっとずつですが登場させていただきます!」
   ロア「お楽しみにね、」)


 あとがき

 サブキャラ登場だよ!
 リコちゃんもロアくんもねここの好み全開キャラ(笑)

 因みにQ&Aのところに(○○県Nさんからの質問)と書いてありましたがNさんとは誰だかわかりましたか?

193ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/14(月) 17:53:10 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

まだ年下好きになったことないなあ、!
出た、S燐←

よし、超次元でも二次元でもいいから今思いを込めて叫ぶんだ!
「好きだー」って!←

194:2011/11/14(月) 17:58:23 HOST:zaq7a66c1fa.zaq.ne.jp
ねここ>>ww

二次元はな・・エエでw

行ってみたいけどなw

195ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/17(木) 13:18:43 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside/雪合戦だよ!)

「じゃ……始め!」

 ロアの声と共に始まった恐怖の雪合戦
 あんな冷たい雪が体に、況してや顔面になんて当たったら流石に凍え死ぬだろう

「はっはっはっ、余所見してると当てちゃうよ!」

 芽衣部長の至極楽しそうに輝く瞳を見て苦笑を浮かべる

 因みにルール的には、一度当たったら抜けなければならないらしい
 当たったかどうかは審判であるロアが判断することになっている

「きゃっ、!」

 リコの小さな悲鳴に皆が動きを止めた
 当たったか当たってないか、それが気になるのであろう

「いてえっ!!!」

 皆が余所見している間に海を狙って雪玉を投げた
 見事に顔面に命中、自分で言うのもあれだけどナイスコントロールだな

「リコ、海脱落!」

 ロア審判の判定は海だけ
 リコは芽衣部長の雪玉が足首に当たったらしく冷たさに泣いている

「……せ、折角仲間に入れていただけたのに…お役に立てなくてすみません、ぐす」

 泣き始めるリコを見て芽衣部長は罪悪感どころかニヤリと不敵な笑みを浮かべていた
 そして海は気絶、すまん悪気はなかったんだ。けど謝らない

「……ようし、こっちかなり有利よ!いーい?とにかく投げるのよ!!!」

 芽衣部長の掛け声と共に雪合戦が再開される
 すると相手チームも本気を出したのか世瀬木が不敵に微笑み雪玉を投げつけた

「うぎゃっ、」
「舞衣さん脱落!」

 舞衣に命中した雪玉
 これで3:2になる

 ……でもこっちは3人だ

 女2人と男1人なのだけれど……
 芽衣部長が男3人分くらいのパワーを持っているのでいいとしよう

   ( 〜脱落者たち〜

   リコ「ううっ、お役にっ、立てな、かっ、た……ぐす」
   海「顔、顔があああああああああああああっ!!!」
   舞衣「くそー…悔しいなあ」)

196ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/17(木) 21:02:07 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

う わ あ あ あ あ あ っ ! ! ! ! ! ! ! 

>>195なのですが、ロア審判の判定は海だけと書いてしまいました!
違うよ、海だけじゃなくってリコも脱落だよ!

……最初リコが生き残る予定で書いて、でも変更したから消すのわすれてた(´;ω;`)

そこらへん脳内変換よろしくですorz

197ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/20(日) 11:40:30 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「きゃっ!」

 ゆりの小さな悲鳴に世瀬木が振り向いた
 雪玉に当たってしまったらしくダウンに雪がついている

「やったねっ!」

 そしてこっちのチームでは嬉しそうなりのの顔
 恐らくりのが当てたものだろう

「ゆり脱落!」

 審判の判定により相手チームは世瀬木一人になった
 3:1か………

「いってえ!」

 え?と声の主のほうを向くと芽衣部長が、
 当て、られた……?

「ちょ、芽衣部長!あんなにやりたいやりたい言っといて何で僕たちより先に、」
「ええいうっさい!やめだやめ!はいはい雪合戦おわりー!!!!!!!」

 相変わらず負けず嫌いな芽衣部長でした

   ×

「ところでさ、るいは?」

 突然芽衣部長が首を傾げた
 るい、さんは?るいさん?……るい、さ

「ってああっ!!!!!るいさん探しにいかなきゃ!!!!!」
「何かあったんですか?」

 あわてる僕にリコがきょとんと問い掛けた

「何かあったもなにも、探しにいかなきゃいけない雰囲気のところで遊んでるって僕たち最低じゃんか!」
「だあってー、れんくんの問題じゃーん?」

 芽衣部長のそのだるそうな態度むかつくなおい

 とにかく探しにいかなきゃ!

   (るい「………あれ?ここは普通れんくんが追い掛けてくるところじゃない?」)

198ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/21(月) 19:33:02 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

 るいさんが何処へ行ったかなんて知らない
 けれど、僕はまるで吸い寄せられるように森の奥へと進んでいった

「え?此処って………」

 昔ねこのあしあとを辿って着いた家
 前、舞衣と久し振りに再会した場所の目の前で足が止まった

「………るい、さん?」

 軽くノックをしてからドアノブに手を掛ける
 すると、中には待ち遠しそうな表情を浮かべたるいさんがいた

「もう!遅いじゃなっ………あ!きっ、気にしないで頂戴?」

 ついつい怒ってしまいそうなるいさんだが、自分で遅いじゃないかと怒るくらいなら何故さっきあの場から立ち去ったのかと言われることに気づいたのかふいっと顔を逸らす
 くすっと苦笑するとゆっくりとるいさんの傍に歩み寄った

「ごめんなさい、待たせてしまって……」
「本当……ずっと待ってたのよ?何してたのよ、一体」

 るいさんがしゅんとした様子で目に涙を浮かべる
 そっと頭を撫でながら、本当のことを話した

「め、芽衣部長の提案で……雪合戦、とか」
「え………そ、その、雪合戦、とか?」

 きっと芽衣部長がるいさん元気出して作戦でも立ててるのかと期待しているんだな、と可哀想な目でるいさんを見たあと言いづらそうに呟いた

「ゆ、雪合戦とか……雪合戦、とか……えと、せ、とら(わら、い)?」

 あああああああああっ、るいさんの目に炎が見える!

「馬鹿なこと言ってんじゃないわよこの馬鹿れん!!!!!!!!
 あのねえ?此処はもっとロマンチーックな展開を造り上げるところでしょ?!」

 迫り来るるいさんの顔にびくびくと怯えながら尋ねた

「え、えと……ロマンチックなって、た、例えば?」

 すると更にるいさんを怒らせたのか炎が大きくなる

「わたしが立ち去ったらすぐれんくんは追っかける!
 そして真実が明かされるのよ〜っ!」

 あ、ああ。妄想が繰り広げられている……

   (きります;)

199ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/23(水) 17:08:34 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「お、落ち着いてくださいるいさん!ロマンチックな展開にならなかったことは謝りますから!」

 がしっとるいさんの肩を掴むと、突然しんとるいさんが大人しくなった
 そして本来の目的であるねこのあしあとについて聞く

「あの……僕に手を差し出してくれた人はるいさんなんですか?」

 どきん
 心臓が一定のリズムを刻む



「そうよ」

 謎は全て明かされた

   (つづく)

200ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/24(木) 20:29:45 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

 ▼うぬぬ、

 ねこのあしあとももう少しで終わりを迎えそうな、そうじゃないような。
 そして次に書きたいと思うお話が無いっていう……
 いや、部活系かアリスとかのファンタジー系か悩んでるんです書く気はあるんです!←

 でも正直今のねここに今までで一番良い作品を作れるとは思えない…
 もうちょっと修行してがんばりますorz

 よろしくお願いします!

201ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/24(木) 20:30:35 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

う、上レスで無駄なこと書いてたら200レス達成してしまった!
改めてがんばりますっ、

202:2011/11/25(金) 15:55:57 HOST:zaq7a66c1fa.zaq.ne.jp
ねここぉぉぉぉ!!!

ごめん・・・小説見れなくて・・・。

テストも近々あるんであんまり読めないかも・・。

203ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/27(日) 10:59:45 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

いや大丈夫ですノ
テストがんばれ!

204ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/27(日) 11:34:47 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「………ずっと、隠してたんですか?」

 違う、違う!
 るいさんが悪いわけじゃなくて、そういうんじゃないけど何故か責めようとしている自分がいる

「……隠してたわけじゃないわ………!」
「じゃあっ、じゃあ何で言ってくれなかったんですか?!」

 別に、ねこのあしあとのことがそんなに大事だったわけじゃないし
 また会おうねなんて約束したような気がするけど、小さい頃は真剣だったわりに今は軽い気持ちでしかないし、!

「…………ごめんなさい、」

 るいさんが静かに頭を下げた
 僕に、手を差し出してくれた人が、

「……本当にごめんなさい……わたし、正直世瀬木くんが好きになったっていうのは嘘だったわ……、」

 え?と、暫くもやもやした疑問が心に残った
 るいさんは世瀬木くんが好きで、え?

「……わたし、ずっとれんくんが好きだったわ……!
 だから芽衣やりのと付き合ったとき、凄く嫉妬してた……!」

 るいさんの本音はとても心を動かした
 けどね、けど………

「僕にはりのがいるから、」


 この言葉しか、話すことはできなかったよ

   (つづく)

205ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/29(火) 17:13:40 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

▼ 終わり、ってなにそれ?←

終わりが見えてきた!




なーんて良い報告をしようとおもったわけではなくてw
るいさんが手を差し伸べた女の子っていうのはとてもとてもとっても急展開だったので驚きですね!

うーん、結局は海くんをどうにか動かしたいところ……
そして舞衣も何かさせたいですよねw

なんてことを考えてます。
リクエストなどあればぜひお願いしますねノ

206:2011/11/29(火) 18:18:33 HOST:zaq7a66c1fa.zaq.ne.jp
久しぶりに見たけど・・・凄い展開になってない!?

るいが・・・・まさかれんを好きだったとはww←

黒様の立場はどうなるねん!!

207:2011/11/29(火) 18:44:54 HOST:zaq7a66c1fa.zaq.ne.jp
てか、もっと更新してくれ!!!←come on!!

続きが気になってしゃーないからww

208ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/10(土) 21:14:34 HOST:w0109-49-135-207-48.uqwimax.jp

 ▼復活!

さてさてこんなにも下がってしまっているのはどうしてでしょうか←
決してさぼったりとか飽きたりとかじゃないんだよ?
ただパソコンが壊れただけなんだよ?

ということでめちゃくちゃ更新できなかったのですが……



ねここ復活!

209ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/10(土) 21:36:10 HOST:w0109-49-135-207-48.uqwimax.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「………そう、よね
 わかってる、わかってるの……に、覚悟してたのにっ………、」

 るいさんがにこりとぎこちない笑みを浮かべた
 そして小さく頷いた、けれど――――


 瞳には透き通った涙、。


「………りのと結ばれたれんくんならきっと幸せになると思ってた
 本当に、今のれんくんは幸せそうだもの……でも!」

 俯いたまま独り言のように、それでも僕に語ってくれるるいさんにしっかりと頷き乍ら真剣な目線を向けた
 此処で逃げちゃ駄目なんだって、受け止めてあげなきゃ自分の為にもるいさんの為にもならないんだって、わかってたから

「………でも、手放すとなると寂しくて怖くて仕方無かった………っ!」

 泣き崩れるるいさんを見て黙ってられなくて、ぎゅうっと抱きしめる
 驚くるいさんの顔を見て頬を紅く染めるとフイッと顔を逸らす

「……っ今日だけ、ですよ、」

 横目越しに、だけど……
 るいさんが笑顔を浮かべたような気がして良かったよ

「ん、………今日だけ、ね」

   (つづくー!)

210ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/11(日) 18:51:37 HOST:w0109-49-133-132-225.uqwimax.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「………るいさん、帰ろう?芽衣部長たちが待ってるよ、」

 泣いて泣いて、気が済むまで思う存分泣きじゃくったるいさん
 そして其れを受け止めるように抱きしめる僕

 この状態を続けてもう15分以上経過しただろうか
 そろそろ戻らなきゃ暗くなってしまうと思い乍ら立ち上がり、るいさんに手を差し伸べた

「………うん、」

 ふいに昔の僕とるいさんの姿が頭に浮かぶ
 「だいじょーぶ、いっしょに行こうよ!」と言いながら僕に手を差し出するいさん

 そして今は、



 「いっしょに帰ろうよ」とるいさんに手を差し出す僕


「………お互い手を差し伸べ合って……ふふっ、素敵ね!」

 さっきまであんなに泣いていたるいさんに満面の笑顔が浮かぶ
 


「るいさん。るいさんは今、幸せですか?」
「ええ、とっても幸せよ」


 夕日で赤く染まった帰り道
 幼い頃に戻ったかのように懐かしく二人手を繋いで歩いていくのでした


   (るいさん編おわりー)


 あとがき

 久し振りの更新とついでにるいさん編おわり!
 そして新しい小説の内容も決まってきました!

 早ければねこのあしあとが終わる前に作るかもしれません。

 楽しみだなー
 学校物です!

 簡単な内容とかはまた今度!

211:2011/12/11(日) 20:23:30 HOST:zaq7a66c1fa.zaq.ne.jp
ねここ>>PC故障してたんか!!?

それは災難やったな・・・(p_-)

小説は明日見るぞよw←

212:2011/12/11(日) 20:56:18 HOST:zaq7a66c1fa.zaq.ne.jp
まさかの最終回!!?

早すぎだよ・・・(p_-)

てか、新作は学校もんかw

ん・・・考えとくw←何を

213ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/12(月) 17:48:16 HOST:w0109-49-133-129-28.uqwimax.jp

>燐

不意打ちで故障してきて吃驚した。←

最終回はあとちょっとだよー
とりあえず、るいさんとのゴタゴタは解決(笑)

214:2011/12/12(月) 17:57:35 HOST:zaq7a66c1fa.zaq.ne.jp
ねここ>>そかw

ま、一件落着かw

トラブルもないよなw←この先(p_-)

215ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/12(月) 18:47:54 HOST:w0109-49-133-129-28.uqwimax.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「―――――っおかえりるい〜〜〜っ!」

 るいさんの帰りを待ちくたびれていたのか芽衣部長はかなり嬉しそう
 そしてかなり、


 …………騒がしい、というか


 これでも自分なりに精一杯オブラートに包んだわけで
 あたふたと考える必要なくないかと整理ができたあとにこりと苦笑を浮かべた

「じゃ、じゃあ……僕帰りますね
 いくよりの、………って何?!」

 くるりと振り返りりのに微笑み掛けたそのとき、るいさんと芽衣部長とゆりがにやにやしながら僕を見た
 びくんと肩を揺らし反応すると芽衣部長が悪戯っ子のような様子で笑う

「残念でしたあーっ!今日はガールズトークの日だよっ、何なられんくんもどお?」
「………くそ、」

 ぼそりと呟くといやいやと胸の前で手を振り苦笑を浮かべる

「いやいやいいですよー、ガールズトークなんだから女子だけで、」
「やっ、今日はれんも一緒!ね?帰り遅くなって一人で帰るのこわいもん……」

 断固拒否するけれどりのの誘いは断れないのでした。


     ×

「今日の内容はね、恋愛はまあおいといて重大な発表からします………」

 雑用を任されてお茶を淹れることになった僕が不機嫌そうな表情でお茶を運ぶなか、芽衣部長の声が響いた
 重大な発表?なんだよそれ、なんて思いながら

「あのですねえ………驚くことに今は年明け!ということでわたしとるいと世瀬木くんには引退の危機が迫っているのです!」

 ガチャンッ!


 コップの割れた不快な音
 食器同士がぶつかった様な効果音だけが部室に響いた


 引退の危機、なんて考えてもみなかったし
 そういえば僕も二年生になるんだし

「………なんか、整理できないよ………」

 ぽつんとゆりが呟いた
 この状況で整理なんてできるわけがない

「だからねえ、先輩として心配なのよ!
 三年はゆりはまだしも海もいるわけでしょ?!二年はれんくんとりのと舞衣………ああもう、心配ったらありゃしない!」

 ぶんぶんと首を振る芽衣
 何だかそう言われると心配になってきたような、

「ところで芽衣部長?」

 ちょい待てよ、何か違和感を感じる……
 というか落ち着きすぎだ、この感覚……懐かしい?
 違うよ、懐かしくなっちゃダメなんだよ、何か物足りないだろう?

「舞衣は?!」

 お気づきでしょうか、舞衣がいないことに
 あれ?今日いたよな、あれ?あれあれ?

「………じ、じつはあ〜〜〜、」

 芽衣部長の目線が泳ぐ、なんなんだ。

「あの、ね………部活の買い出し…っていうかお菓子買ってきてもらったっきり帰ってこないんだよねえ〜……」

 舞衣が?
 方向音痴ではないはずだし、!

「………っ探しに行く!」
「れんっ……!」

 虚しく響いたりのの呼び声に反応する間もなく部室を飛び出した

   (つづくよ!ラストスパートでありたい!←)

216ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/12(月) 19:20:12 HOST:w0109-49-133-129-28.uqwimax.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「舞衣っ、舞衣っ………!」

 夜の街を走り出す僕は人の目線を浴びているのも気にせずにいた
 気にしたくてもそんな余裕がなかったという表現の方が正しいかもしれない

「………あれ、れん……?………ごめんね、皆に迷惑掛けちゃった、」

 どうやら無事そう、だけど頬が紅く染まっている
 額に手を当てると熱さが感じられ、少し焦った

「………熱ある、帰ろう?舞衣!」

 僕の腕にしがみつくような様子の舞衣を支えると一歩前に進んだ
 家までなら歩けそうだから大丈夫かと思い、そのままゆっくりと歩いていった

     ×

 次の日の朝、舞衣は予想通り休んでしまった

「………わたしたちがいれるのも残り少ないっていうのに、寂しいねえー……」

 最初は入部をあんなに反対されていた舞衣も、今では立派な仲間だからかな
 一人いないだけでとっても静かな部室に少し動揺してる

「時間は止まったりしないの。誰がいなくても、嫌な例えだけどこの中の誰かが死んだとしても時は進んでいくのよ。
 ………わたしたちはいなくなっちゃうけど、それでもこんなに沈黙の続く部活なんかにしないで盛り上げてよ?」

 るいさんの重みのある言葉
 そう、きっと僕が死んだとしても時はすぎていくんだ

「………でもつまんないよ、」

 ぽつん

 虚しく響く、僕の一言


     ×

「いっやあー、ご迷惑おかけしましたあー!
 ………そろそろ部長さんたちも引退しちゃうし、早めに復活できてよかったよ、」

 一週間後、舞衣が復活した
 ハイテンションで挨拶したと思ったら何処か遠くを見るような感じで呟く

「………そうだよ!あと少ししかないんだから、いっぱい思い出つくろう!」

 芽衣部長が突然大声で言った
 と、いいますと? そんな感じのノリで見つめる

「皆で遊園地に行こうー!」

   (つづく)

217ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/12(月) 19:20:28 HOST:w0109-49-133-129-28.uqwimax.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「舞衣っ、舞衣っ………!」

 夜の街を走り出す僕は人の目線を浴びているのも気にせずにいた
 気にしたくてもそんな余裕がなかったという表現の方が正しいかもしれない

「………あれ、れん……?………ごめんね、皆に迷惑掛けちゃった、」

 どうやら無事そう、だけど頬が紅く染まっている
 額に手を当てると熱さが感じられ、少し焦った

「………熱ある、帰ろう?舞衣!」

 僕の腕にしがみつくような様子の舞衣を支えると一歩前に進んだ
 家までなら歩けそうだから大丈夫かと思い、そのままゆっくりと歩いていった

     ×

 次の日の朝、舞衣は予想通り休んでしまった

「………わたしたちがいれるのも残り少ないっていうのに、寂しいねえー……」

 最初は入部をあんなに反対されていた舞衣も、今では立派な仲間だからかな
 一人いないだけでとっても静かな部室に少し動揺してる

「時間は止まったりしないの。誰がいなくても、嫌な例えだけどこの中の誰かが死んだとしても時は進んでいくのよ。
 ………わたしたちはいなくなっちゃうけど、それでもこんなに沈黙の続く部活なんかにしないで盛り上げてよ?」

 るいさんの重みのある言葉
 そう、きっと僕が死んだとしても時はすぎていくんだ

「………でもつまんないよ、」

 ぽつん

 虚しく響く、僕の一言


     ×

「いっやあー、ご迷惑おかけしましたあー!
 ………そろそろ部長さんたちも引退しちゃうし、早めに復活できてよかったよ、」

 一週間後、舞衣が復活した
 ハイテンションで挨拶したと思ったら何処か遠くを見るような感じで呟く

「………そうだよ!あと少ししかないんだから、いっぱい思い出つくろう!」

 芽衣部長が突然大声で言った
 と、いいますと? そんな感じのノリで見つめる

「皆で遊園地に行こうー!」

   (つづく)

218ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/12(月) 19:20:51 HOST:w0109-49-133-129-28.uqwimax.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「舞衣っ、舞衣っ………!」

 夜の街を走り出す僕は人の目線を浴びているのも気にせずにいた
 気にしたくてもそんな余裕がなかったという表現の方が正しいかもしれない

「………あれ、れん……?………ごめんね、皆に迷惑掛けちゃった、」

 どうやら無事そう、だけど頬が紅く染まっている
 額に手を当てると熱さが感じられ、少し焦った

「………熱ある、帰ろう?舞衣!」

 僕の腕にしがみつくような様子の舞衣を支えると一歩前に進んだ
 家までなら歩けそうだから大丈夫かと思い、そのままゆっくりと歩いていった

     ×

 次の日の朝、舞衣は予想通り休んでしまった

「………わたしたちがいれるのも残り少ないっていうのに、寂しいねえー……」

 最初は入部をあんなに反対されていた舞衣も、今では立派な仲間だからかな
 一人いないだけでとっても静かな部室に少し動揺してる

「時間は止まったりしないの。誰がいなくても、嫌な例えだけどこの中の誰かが死んだとしても時は進んでいくのよ。
 ………わたしたちはいなくなっちゃうけど、それでもこんなに沈黙の続く部活なんかにしないで盛り上げてよ?」

 るいさんの重みのある言葉
 そう、きっと僕が死んだとしても時はすぎていくんだ

「………でもつまんないよ、」

 ぽつん

 虚しく響く、僕の一言


     ×

「いっやあー、ご迷惑おかけしましたあー!
 ………そろそろ部長さんたちも引退しちゃうし、早めに復活できてよかったよ、」

 一週間後、舞衣が復活した
 ハイテンションで挨拶したと思ったら何処か遠くを見るような感じで呟く

「………そうだよ!あと少ししかないんだから、いっぱい思い出つくろう!」

 芽衣部長が突然大声で言った
 と、いいますと? そんな感じのノリで見つめる

「皆で遊園地に行こうー!」

   (つづく)

219ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/12(月) 19:21:26 HOST:w0109-49-133-129-28.uqwimax.jp

え、ちょ、やべえw

三回も書き込みしちまったよ
すみません!

220ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/12(月) 20:05:38 HOST:w0109-49-133-129-28.uqwimax.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

 東京都にいた筈が結構近めの千葉県へ移動
 某有名遊園地へ行くことになりました、四拍五日のリゾートで!

「計画的には一日目がランド、二日目はシーに全員で行くことになってるわ
 でも三日目と四日目は自由行動よ、楽しみね!」

 恐らく急すぎて状況がよく理解できてないであろう部員たちにふふっと笑いかけるるいさん
 そうしているうちにも時は流れていて、場所はランド内

「舞衣あれ乗るー!」

 あれと言いながら舞衣が指差すのは勢い良く降りたら降りたでびしょ濡れになるのでは?で有名なスプラッシュマ○ンテン
 ジェットコースターにときめくのもわかるけど後ろの空気が重たいな……と思い振り返ると、

「せ、世瀬木?!もしかしてお前っ、」
「ジェットコースターには乗らない」

 まさかの世瀬木の欠点がジェットコースター嫌いとは……
 やべえ笑いが止まらないどうしよう

「っぶ!じぇ、ジェットコースター無理ってお前……っ餓鬼かよ!」

 初めて見た世瀬木の紅く染まった顔
 それでもゆりがはしゃいでるのを見て頑張ろうとしてんのかな、ってあれ?

「世瀬木、わたしたちは待ってよ?」

 ゆりが世瀬木に対し笑みを浮かべる
 え?何で?世瀬木が弱みを見せたのか?

「……わたしたちね、実は二人で此処に来たことあるんだよ!冬休み中、」

 くすりと無邪気に微笑むゆりに驚いた
 え、馬路でか?!そんなにお金が?

「………まあ、いい……
 ジェットコースターに乗れない哀れな世瀬木くん、じゃあな」

 そう吐き捨てて、人混みの中へ入っていくのであった


     ×

「………っくしゅん!」

 寒い、よ?
 ジェットコースターで一番前になっちゃってりのに大波が襲いかかろうとしたのを庇ったりしたからな
 冬にびしょ濡れはキツい……… (※絶対に真似してはいけません)

 それでも、いい思い出ができたからいいか


 そのあとも散々ランド中を歩き回ったのでした

   (つづく)

221ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/12(月) 20:23:24 HOST:w0109-49-133-129-28.uqwimax.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

 き、キツい………
 昨日散々歩き回ってしかも夜は枕投げだぞ?

 しかもシーは緩い山になってる道がたくさんあるから更にキツい!

「ってことで早速レイジング・スピ○ッツだよー!」

 レイジング・スピ○ッツとは、360°回転してしまう僕の好きなジェットコースター
 勿論待機組は世瀬木とゆり……可哀想だな

「いってきまーす」

 態とらしく世瀬木に告げるとにやりと微笑んだ

     ×

 それからもジェットコースターとかたくさん回って更に疲れが増した
 今日は枕投げしないで寝ようと心に誓った



 三日目、自由行動!
 もちろんりのと二人っきり、にしたいところだったのに

「三日目くらいはいっしょにいようよれんー!
 ね?明日は二人っきりにしてあげるからさあー!」

 ままま舞衣が急接近してくる!
 妬いてるりのにさり気無くボディータッチしたあと三人で回った

 ランド、で。

   (つづく)

222ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/12(月) 20:51:44 HOST:w0109-49-133-129-28.uqwimax.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

 四日目、自由行動最後の日

 りのと二人っきりでシーに行くことにした
 午前中適当にそこらへん回ってファストパスとかとって午後からが本番かな

 暫く二人楽しんだあと、時刻は午後8時

「ホテル、いつ戻ろうか?」

 僕はりのに尋ねると、りのは頬を赤らめて呟いた

「………まだいやっ、」

 可愛い、可愛すぎる
 ということで、シーで有名なあのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめたままりのが首を振った
 できれば立場をぬいぐるみと交換したい気分だ

「………僕さ、りののこと大好きだよ」
「……ん、りのも大好き」

 二人でぬいぐるみに触れて、少しずつ距離が深まって



 魔法の、キス


 これで時間が止まってしまえばいいのに
 なんて思ったりした

 でも無理なのはわかっているから、苦笑して離れる
 そして手を繋いだまま呟いた

「………そろそろ帰ろうか?」
「……うん、いこっか」

 お互いに、手を差し伸べ合って―――――


     ×


「りのっ、れんくん!おっそーい!」

 ホテルの部屋に戻ると芽衣部長が待ちくたびれていた
 ゆりと世瀬木でさえ戻ってる……

「あは、は……すみません」

 苦笑を浮かべて謝ると、疲れが溜まっていたのでベッドにダイブした

「……さあ!最後に一人ずつ、いろいろ部での感想言わなきゃ!」

 ぼふぼふしている僕も急にピタリと止まった
 最後、って?どういうことだろう?

「………わたしたちがこうやって笑い合えるの、最後かもしれないじゃない?
 これから忙しいし、受験は終わったけど………さ、もう一カ月もないんだよ!」

 芽衣部長に言われて初めて実感した、別れのこと
 辛くて寂しくてたまらなかったけど、まず海が言う

「今年の一年はたくさんのことがあったなあ……
 ゆりに振られたり、振られたり、振られたり………
 楽しかったよ、手放したくないくらい!」

 いつも能天気な海の瞳にも薄らと涙が溜まっていたのがわかった
 そして次はもう泣いているゆり

「………っわたし、黒たちと離れるって覚悟してたのにな……やっぱりさみしいよ!
 離れても、たまには遊びに来てよね……?黒はまたデートしようね?」

 次は、世瀬木

「………そーだな、ゆりとはまた会えるからいいけど……
 お前らみたいな愉快な奴と離れるのは惜しいよ、」

 にこりと微笑む世瀬木には正直ドキッとした
 これからも頑張ってほしいなと心の何処かで思っている自分が何か嫌だ
 次はりの

「………芽衣部長の特製ジュースとか、不味いけどもう飲めなくなるのはちょっと寂しいかも
 ……離れるの、さみしいね」

 涙を隠そうと必死に話すりの
 そして次はるいさん

「とても楽しいいろいろ部の活動だったわ
 大学に行っても貴方たちのこと、絶対に忘れない!」

 涙を浮かべながらも微笑むるいさん
 そして次は舞衣

「途中から短い間だったけど、ありがとう!
 楽しかったよ!」

 そして次、僕

「芽衣部長たちと離れるなんて正直実感わかないけど……今までありがとう
 これからも頑張ってください」

 最後は芽衣部長

「今まで、いろんなことがあったよね
 狂ったりして、嫌なこともあったりして、それでもそれを乗り越えてきたのはやっぱり皆がいたからだと思う
 わたし、皆のこと大好き!大学に行っても頑張るから、皆もそれぞれの道を歩ん、でっ………」

 もう少しで終わるそのときに、突然泣き出してしまった芽衣部長
 それに釣られて世瀬木以外の全員が泣き出す

「………っ離れたくない!離れたくないよおっ!…やだ、よっ……」

 そんなの皆同じ気持ち、だよ!
 やだやだ、でもいくら嫌だって言ったって駄目なんだよ!

「………っみんなで、がんばろう!
 みんなつながってる、からっ………!」

 涙ぐんだ口調で僕が言う
 お互い大好きだと抱きしめ合うと、涙で溢れていたこの部屋が一気に明るくなった


「あははっ、あは………れんくんもクサイこと言うよね!」
「なっ、芽衣部長だって!泣いてたくせに……」
「泣いてたのは皆同じですうー」

 笑い声が響く、幸せな空間

   (つづく)

223ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/12(月) 21:22:52 HOST:w0109-49-133-129-28.uqwimax.jp

   (ねこのあしあと × れんside / 最終話)

 今日は芽衣部長とるいさんと世瀬木、三年生の卒業式

 それ以外の人は学校が休みだけど、いろいろ部の部員は全員部室に集合してる
 何故か引き寄せられるように此処にいたから

「……………いなくなる、のか」

 ぽつんと海が呟いた
 何だか寂しい、物足りないこの感覚

「……これからは此のメンバーで活動してくんだよ」

 ゆりが何か決心したように呟いた
 笑顔の絶えないゆりでも今日は涙ぐんでいる

「………部長、どっち?」

 僕がゆりと海に尋ねた
 今後の部長はどうなるのかとか考えとかなきゃな

「………よし、海には任せらんない!わたしがやる!」

 ゆりが立ち上がった
 ということで、次期部長も決まったところで矢張り何か物足りない

「あのさ、三人が戻ってきたら何かプレゼントしたいよね、」
「うん、それは同感」

 ゆりの提案に僕が頷く
 皆も賛成のようで、プレゼントの内容を考えた

「………ただね、言葉だけでもいいと思うの
 それだけでも意味がこもってればいいでしょ?」

 ゆりが全体を仕切るように話すとそれはまとまりがよく珍しい感じだった
 芽衣部長のときは当てずっぽうとかだったから……

「……言葉でも十分伝わるよ、それで決まり」

 海の代わりに何気に僕も仕切る
 そして一人一人、言葉を考えた

 時が、過ぎる


     ×

「失礼しまー……ってあれ?みんなあ!」
「あら、皆いたのね!」
「………予想はしていたが、」

 見事に全員吸い寄せられたらしい
 くすりと微笑むと、ゆりの合図で僕ら全員が立ち上がった

「わたしたちね、黒たちがいなくなっても頑張るよ!」
「芽衣部長に負けないくらい元気にがんばっちゃうんだから!」
「だから、皆も元気でね!」
「また来てねー、部活」
「また皆会える日を楽しみに待ってます」

 ゆり、舞衣、りの、海、僕の順番で話した
 そのあと芽衣部長が大声で言う



「いろいろ部は永遠不滅だあーっ!!!!!」





     ×

 最後、僕の我侭で皆で行った場所があった
 ねこのあしあとの思い出の家だ

「いつか此処に集まりたいよね!」

 ゆりが微笑むと、皆賛成した

「お互いのメアド知ってるんだし、ちゃんとメールしてよねっ!」

 芽衣部長もにこりと微笑む


 空を見ると、もう星が散りばめ始めていた

「あ、一番星ー」
「んー、二番星も!」
「さんばーん!」
「よーん!」
「五番星っ!」
「六番星ー」
「七番ぼーし!」
「はーちっ!」

 皆の人数分の数

「………この星みたいに皆いつでも一緒だからね」

 芽衣部長の言葉に皆頷いた


 そして、別れの時が来る


「じゃあ、ばいばい」


 さようなら、さようならと
 寂しい道を歩んでいく

 だけどね、一人じゃないんだよ
 いつでも振り返れば僕らがいるから
 大丈夫だから

 それぞれの道を歩んでいこう


   (end...)


 あとがきはまた別に!

224:2011/12/13(火) 18:15:30 HOST:zaq7a66c1fa.zaq.ne.jp
まさかの最終回かよwww

それはお疲れ様でした!!!

225ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/13(火) 20:20:18 HOST:w0109-49-133-128-176.uqwimax.jp



 ▼あとがき

 半ば無理矢理で最終話を迎えましたが愉快な芽衣たちなので番外編も書いていくつもりです
 一応は終わり、ということで…!

 何故急に終わらせたかというと、早く新しいお話を書きたかったからです←
 それでも、最後自分で書いてきて感動しました!

 芽衣が永遠不滅だあ!って言ったところが好きw
 それと最後の振り返れば僕らがいるから、あたりかなー

 とにかく、今までありがとうございました!
 ゆうぐれカフェは学校とかファンタジー、戦闘系でねこのあしあとが学校もの、次のお話も学校ものです!
 簡単に話すと、ヒロインの女の子の彼氏が事故死してしまった暗いところから始まります

 うまく書けるか不安ですが、応援してやってください!

226ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/14(水) 17:05:05 HOST:e0109-49-132-1-112.uqwimax.jp

   (ねこのあしあと × れんside / 番外編 久しぶりの再会!)

「おーひさーっ!!!」

 あれから数ヶ月後、何やかんやあって落ち着いてから再会しようと決めた僕たち
 ということで、いろいろ部の部室に集まってます!

 早速、芽衣部長のパワフルな挨拶が響いた

「お久しぶりです、芽衣部長!」
「ちょっとー、もう部長じゃないんだから!」

 にこにこと微笑んで挨拶をし返すと、芽衣部長に指摘された
 それはそうかと思うとうーんと頭の中で考える

「……じゃあなんと呼べば?」
「ん?芽衣さま!」

 ………大学生でこんなに馬鹿な人っているんだー
 あははと適当な感じで笑うと棒読みで言った

「はいはい芽衣さまー、早くお座りくださいなー」
「むう、棒読みは気に入らないけどまあいいや……」

 こんな感じで、愉快な一日が始まるのでした

   (つづく!←)


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